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傭兵 クロイツ は、前哨狙撃兵 ダーフィト を模倣した。
公国軍大佐 トール は、公国軍大佐 トール と 帝国軍准将 リエヴル を愛の矢で結びつけた。
斥候部隊長 ソマリ は、斥候部隊長 ソマリ と 前哨狙撃兵 ダーフィト に死神の鎌を振るった。
隻眼の軍人 ノトカー は、技官 カサンドラ を支配した。
特務大佐 シロウ は、技官 カサンドラ と響鳴した。
技官 カサンドラ は、新兵 カシム を占った。
次の日の朝、新兵 カシム が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、技官 カサンドラ、特務大佐 シロウ、前哨狙撃兵 ダーフィト、傭兵 クロイツ、公国軍大佐 トール、隻眼の軍人 ノトカー、帝国軍准将 リエヴル、竜騎兵連隊長 ディーク、帝国軍大尉 カレル、斥候部隊長 ソマリ、帝国軍大佐 ジェフロイ、帝国軍少尉 ヴィンセント、少尉 フレデリカ、帝国軍少佐 ウェルシュ、公国軍大尉 レト、公国軍大尉 ベリアン、情報将校 ミヒャエルの17名。
竜騎兵連隊長 ディークは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
[>>1:1021斥候隊の補充の話を聞いた。
被害状況はそれなりだったし、補充できるなら御の字だ。
使いこなせるか、という不安はなかったが、新しい部下が自分の癖を
どう思うかはわからない]
……まあ、メルクーリオあたりに任せるか。
あいつもそろそろ指示出しうまくならんとな。
いまいち、言ってることが不明瞭でなぁ。
[自分の事を棚に上げつつ、空に向かって溜息ひとつ*]
公国軍大尉 ベリアンは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
[ ウェルシュの向こう側からソマリの姿が見えれば、
そこまで名残がいるとも思えない、との意見。>>1:1020 ]
――ふむ。
犬の体内に、通信機でも仕込まれていないか?
――ならばこの犬、叩き斬ってみますか。
[ すらり、と腰にあったフランベルジュを抜いた。 ]
/*
見事にまたいでしまった……
そしてあれかよ、俺仇敵かよ!!!ソマリとか!!!
憎み合うのか、そうか……。
ふむ。別にRPに反映させなくともいいと思うが、ちょとかんがえてみよう。
帝国軍大佐 ジェフロイは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
前哨狙撃兵 ダーフィトは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
[寄せ集め、という言葉にはクスリと笑って]
長く傭兵にやっておりますので、寄せ集めの団にはそこそこ慣れております。
特に、此度の傭兵団の多くは私と同じ草原の民です。
正規軍を指揮しろといわれるより、兵士の考えが読みやすいかもしれません。
― 帝国前線拠点・執務室 ―
御身周りを削られては、万一にヒヤリとさせられます。
まあ、私もあまり人のことは言えない行動をしては、ロスチャイルド大尉の苦言まで貰っておりますが。
[叱責ばかり貰っただったろう人に、少しだけの共感を示す。
自分の場合は親衛隊などというものではなく、半分監視者も含めた護衛が部隊に混ざっているというだけだが]
それと撤退戦の報告書です。
奪還戦につきましては、発想は一つ浮かんだのですがまだ抽象的すぎますので後ほど通信の方でお伝えします。
では、失礼致しました。
[申請書の内容変更を、書き直しでなく口頭で済ませてしまいたかっただけであったので、後は簡単に済ませて退出の礼を取った*]
少尉 フレデリカは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
/*
アンカ1000超えって、なんてわかめ…。
ほう。クロイツはダーフィトを模したっぽいな。
…あれ。
仇敵ってどうなんだっけ。
んーと、これは役職じゃなく人に掛かるから
関係ねえのかな。ほむ。
/*
ちょっと書きすぎて、これは大佐の仕事奪っちゃう!と消したり何だリしてました。失礼を。
ちなみに、通信で具体的にと言いつつ、そんなに詰めないでソマリ達と話してたのと大差なくするか、何か思いつけるようだったら白で思考まとめしながら、そこを出す予定ですと。
ソマリ、ダーフィト、心配になってたらごめんなさいですの。
公国軍大尉 レトは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
★今日から投票が発生します。
最初の24hで投票先をセットしてください。
(メモ等でのセット先の宣言は不要です。また、投票理由については開示しないでください)
処刑立候補はなるべく23h後、24時までにお願いいたします。
★1:00時点で最も多い投票先を、本日の処刑先として発表いたします。
★同票の場合、1時間後に再集計を行いますので、最も多く投票されている方の中の誰かに再投票をお願いします。1時間後の時点でも同票者がいた場合、村建てが1票を投じて決定します。
★処刑先を確認した時点でのキリング立候補は可とします。(襲撃立候補も可能ですが、セットを考え、狼に無理のない範囲の時間でお願いします)
★襲撃先・能力先はWiki記載の基準にて、ご自由にどうぞ。いつ襲撃されても泣かない。
――帝国前進拠点:執務室――
[ウェルシュの言葉>>4を聞けば、軽く苦笑いを浮かべる。]
なぁに、親衛隊はしっかり残しておくさ。
あれは、俺の手足だからな。
[公爵家から連れてきた手勢は、やはり他よりも指揮のしやすさが違う。
とはいえ、そちらも一個中隊のみだ。
先の竜騎兵連隊との戦に連れて行った小隊には損害も出ており、それほど多くは連れ回せない。]
……貴公も、なかなか色々ありそうだな。
[そう、軽く肩を竦めた。]
私も実はやったことがあるけれど。
……作戦には組み込みたくないかな。
[カレルの声>>*1:103とリエヴルの答え>>*1:104が聞こえると、援護するように一言添えておいた。
ソマリがいたら、きっと言わなかっただろう。そういう話だ]
[報告書を受け取る際の言葉>>5には、微かに視線を向ける。]
…………ほう。それは頼もしい。
草案程度でも構わぬ。後で聞かせてくれ。
[そう告げると、退出の礼を取るウェルシュに頷いた。]
傭兵 クロイツは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
特務大佐 シロウは、帝国軍大佐 ジェフロイ を投票先に選びました。
― 帝国前線拠点・執務室外 ―
いや、リオの説明がちょっと。
もう少し上に突っ込んでもいいと思うんだよなぁ……。
意図不明なまま伝達するな、とは言ってるんですけどね。
[>>7 そこはかとなく激しく省エネな回答に、
なるほどな、と頷きながら歩く]
――主席代理、聞こえますか。
聞こえたら返事を…。
[ 何度目かの語りかけをした。
もはや、寝る前の挨拶のようになっていた。
――その、何度目かの通信を試みた後、
カサンドラに渡していた”お守り”の中に仕込まれた
薄青色の石が、僅かながらに光ったのを。
彼女は気が付いただろうか――。* ]
― 少しだけ前/帝国前進拠点 ―
あるといえば、ある。
けれど同じ犬かどうかに自信は無い。
[もしかしたら別の名がついた犬かもしれない。というのは分からないが、感覚としてそんなもの。
ノトカー>>1:1032の言葉に僅か眉を顰めて答えた]
まあ、それも早いかもしれないが。
[泳がせて様子を見るのとどちらがいいか、など迷っている間に犬は逃げていってしまう>>1:1027のだろうか]
ふぅ……。
[執務室への来訪を終え、ようやく近習へと紅茶をいれるよう指示を出す。
やっと一息つけるかと、紅茶を待つ間に、そういえば……と懐に手を忍ばせた。]
これ、は――…、
[やはり、通信機に見える。
色は違えど、自分達が使っているものと、よく似通っている。
果たして、彼は何を考えてこれを自分に渡してきたのか。
互いの立場を考えれば、戸惑いが浮かぶけれど。]
……………………せん、ぱ……。
[声が掠れ、言葉にならない。
使ってはいけないという思いと。
彼の声を聞きたいという思いと。
相反する考えが混在し、心が張り裂けそうで。]
………………未練、だな……我ながら……。
[苦しげな、声が零れた。]
良く慣れた犬だね。
いつもこの辺りに?
[しどろもどろの兵たちを尻目に、
懐からもふ用おやつを取り出す。]
食べる?
それとも、やっぱり生肉がいいのかな。
[こんなものをつい常備してしまう辺り、
8年間というもふ好き教師の薫陶は大きい。]
………………今でも。
愛して、ます――…。
[その言葉が伝わるかどうかも、わからぬままに。
ごく小さな呟きが、唇の中で消えた。]
[じ。と、クロイツの様子を見つめていた>>2
その反応までが、判断の材料にもなる。
即応ではなく暫し考えた上、応じる様子にひとつ頷き返した]
分かった。では卿に竜騎兵第二特別分隊を預ける。
辞令は後ほど改めてにするが、中尉待遇として以後扱う。
これは傭兵隊の編成を任された俺の職分で行うことだが、
改めて司令に報告の上、また追って連絡をする。
[事務的に伝え、やがて落ちる笑みに目を細める]
…実際、君たちの上に正規の指揮官を据えても纏まらんだろう。
ならば有能な人材に働いて貰うのが、俺も楽でな。
では改めて、よろしく頼む。
発令後は指揮官として、面倒にも多少付き合って貰うことになると思うが。
まぁ、渡河も奇襲も、当たれば大きいが
リスクもかなりのものだからな……。
[会話にそう割り込みながらも、やばい、余計に何か言われそうだ。
さらに語気が弱くなった。]
― 入室前/帝国前線拠点・執務室近く ―
……。
[執務室に向かう途中で、ダーフィト>>1002とすれ違った。
敬礼に、軽く答礼しながらその前を通り過ぎる。
エルンストと名乗っていた候補生の所に軍事白書を借りにいった時であるとか、会話のない相手でもなかったが。
今は用事がなければただ、以前より更につかみどころなく感じられるだろう空気を纏って通り過ぎるだけだった*]
[ 犬に肉を与えていた雑兵Aが、
『あんまりうろうろするなよー』と犬に手を振って
その場を離れていく。
それと入れ替わりに、カレルがやってきて。>>13
抜いたフランベルジュはそのままに話しかける ]
ブラオクヴェレ大尉、
――その犬、どうも不自然な感じがするので
今この場で始末しようと思う。
鳩や馬も軍が使う。犬を使っていないとは言えない。
それにその犬は人に慣れているようで、随分と用心深い。
特定の人間に懐かないのも変だ。――つまり”飼い主”がいる。
― 公国拠点・中級将校執務室:少し前 ―
まだ覚えてたのか。
[ふ。と、ミヒャエルの言葉に笑う>>1:589
かつて手にしていたカードは、今はもう手元にないけど]
ああ、そうだ。
ベリアンのみが生き残った点を含め…?
……。そうだな、何か分かれば教えてくれ。
こちらからも何かあれば連絡をする。
あいつは確か…背後が同一ではないかと、言っていたか。
[何故だろうと、ふと思う。
戦いの痕跡>>1:596からは襲撃犯の同一を示すものは得られなかった。
それなのに何故、彼は背景を同じものと推測しえたか]
…ベリアン・アリー大尉もここに来ている。
あいつから直接話を聞くのも良いかも知れんな。
[あいつ、と。
親しさを感じさせる言葉でかつてのルームメイトを呼び、
続く彼の言葉>>1:593に少し、表情の色を変えた]
ステファンやシェットラントと…、そうか。
…ああ。君はノトカーと同室だったな。
……。
[ノトカーについては、先に受けた報告>>1:915もある。
彼の顔を見たまま、少しの間、物思うように沈黙した。
彼の立場であれば、既にかつての友の変貌も知っていようが]
…。全てが消えたわけでもないさ。
[ぽつとそれだけ、慰めにもならないことを口にした。
クロイツの齎した報告が真ならば、ノトカーは未だカサンドラに何らかの情を残していることになる。
敵となり変わってしまったかつての友といえども。
変わっていないものもあろうと、
それが慰めとなるか逆となるかは分からないことであるけど]
おう。楽しみにしている。
[良い茶葉が入ったら、と>>1:595
切り替えるようにして成された約束に、笑みを零した。
見交わした目は少しだけ、昔の景色に近く思えた*]
ああ。
貴官の部隊も大変優秀だったと聞いている。
貴官が助け出した彼女は、とても大切なひとだから。
本当に、助かった。
今後は、ベルンシュタイン大佐から何か聞いているだろうか。
そうであれば、彼の指示に従って欲しい。
以上だ。
[改めてクロイツに礼を述べた]
/*
ぐぬぬぬぬぬぬ
歩きながらウェルシュのわんこ話をソマリからきくと、ウェルシュと会った時にはその話ができない!!
くっそーー!!時間軸に阻まれたーー!!
/*
デフォはベリアンでした。と、メモ。
ダーフィトと絡むチャンスを自分から無為にしてる感じがとても悔しいです…!でもこういうRPもしたかったので葛藤に近いものがw
― 斥候兵待機所の外 ―
>>1:1033
覆面だったため素顔は見ていないが、直接対峙した。
馬の扱いはかなりの物だ。主席代理が馬から飛ばされた時、
瞬時に飛び込み拾い上げて、戻ってきた馬に再び乗った。
相当な手練れだな。
――その時は恥ずかしながら頭に血が上っていたので
あまりはっきりと確認はしていないのだけど…、
声、を聞いた。
――…ヒンメルの声に、似ていると思ったんだ。
………。
斥候部隊の救出が成ったのですから、
今回は効果的だったということですね。
閣下も、少佐も、ご無事でなによりでした。
[割り込むリエヴルへ、つい何かが零れる。
それ以上を言ってしまう前にと、結びの言葉を添えた。]
帝国軍少佐 ウェルシュは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
[ >>1:986
ダーフィトに話しかけられれば手を挙げて応えた。 ]
そういえば、ダーフィトはヒンメルと同室だったね…
ちょっと聞きたいのだけど、彼の眼鏡は伊達だった?
自分の見た傭兵は、裸眼だったので。
印象が違ったのもそのせいだと思うけど――
[ 軍に入ってから、あまり話す機会がなかったせいもあり
大分口調が学生時代のものに戻ってしまっていたが、
そこは所詮ノトカーであまり気にしていなかった。
見る人が見れば注意をしただろう。 ]
[突然背後から響く「先輩」の声に驚いて振り向くと、そこには軍馬を連れた金蜜色の髪の青年の姿が。>>+1:34
さっき海で会った時の顔からあどけなさが抜けて、青年らしい、だが柔和な雰囲気はそのままの]
ステファン……!
[”トライブクラフト少尉”と呼ぶべきだったが、やはり海からの印象を引きずって思わず名前を口にする。
一緒に居る馬も愛らしい瞳でこちらを見ている。生存中、まとわりつくバター臭のせいで、馬術授業の間カーク自身はまったく好かれることがなかったナハトフルーク号。
そうだ、あのエンデュランスの試験の時に、ステファンとこの牝馬のペアは非常に好成績を出して、教官に褒められていたような。]
――少し前の執務室にて――
いいんだよ。
やってる当人がスマートだからな。
[ソマリの言葉>>24に、訳のわからない理屈を返す。
リエヴルがこう言っている時は、大抵照れている時である。
最初の言葉は伝わらなかったようで、安堵したが。
続く言葉への反応を見れば>>26]
ええい、だから何でもないというのに!
[理不尽に声を荒げるのだった。]
[あほうとまで言われれば>>28、憮然とした表情を浮かべつつも。]
治ったら、せいぜいこき使ってやるから。
覚悟してろよ。
[そう言って、退室するソマリを見送るのだった。]
― 公国側拠点執務室 ―
>>1:1047
──、士官学校以来、ですね?
[久しぶり、の先をそう繋げる。
微かに語尾を上げて]
………俺は、 悪運が、強いようですから。
おかげさまで、今日まで生き延びていますよ。
[元気そうで、との言葉に軽く頭を下げた。視線を腰元辺りに投げるのは一瞬のこと、すぐに顔を上げてトルステンへと向きなおる。]
右脚? 俺の?
[言われて初めて気づく。靄がかかったように己の右脚が見えない。否、立っているのが不思議だが、まるで右脚がそこに存在しないようだ。]
あぁ……これは、たぶん、最期に失った。
いや、大丈夫、痛みはまったく感じていない。帝国軍の襲撃を受けた時に、な。
[おそるおそる尋ねる。トライブクラフト伯爵暗殺未遂事件については、幸か不幸か当時の彼の耳に届いていなかったらしい。**]
― 帝国拠点の調理場裏のわんこ ―
――わぅ!?
[カレルに甘えていたわんこが、殺気を振り撒きさらに抜き身のフランベルジュをもった男が近づいてきたら、びくぅっと逃げ腰になる。
きゅーん、とカレルの影に隠れるが、どうなることやら]
ああ、ありがとう。
[墓穴を掘ってく>>*4リエヴルに、呆れ混じりの溜息を吐きそうになったが。その前にカレル>>*5が結んでくれたので、素直に受け取る形を取って面目を潰さないようにした]
― 執務室・シロウと ―
……それは、変わっているというのでしょうか。
[シロウの言葉には>>0:928首を傾げる。
学生時代のリエヴルを思い出してみた。
自分以外になら平気で刺客を送り込めるような――
そんなところもあったような気がする]
ま、誰かにやらせるくらいなら、
自分が……といいそうではあるのは同感ですけれどね。
[答えながら内心では複雑な気持ちになる。
シロウは自分より今のリエヴルを知っているのだろう。
そのリエヴルが刺客を送り込むくらいならと、行動するのであれば。
まだ惚れられている、そう思ってもいいのだろうか。
それを喜ぶ状況ではないのはわかっているけれど]
帝国側に拠点移動の気配、ですか。
[移動の報告を済ませ、トールの口から狼からもたらされたのだという情報に軽く目を細めた。>>1:923 意見を求める声に、ゲオルグを見やってから頷いた。]
立案を募るのなら、会議室に士官を召集した方が早いかと
新規情報が入ったなら、
伝達の必要もありますから
[トルステンの許可が得られれば、廊下を行く部下を呼びとめ、士官たちに会議室に集まるように伝達を頼む。]
[>>31 ノトカーの、学生時代のような口調と雰囲気。
様々な事が彼を削り、鍛え上げられ、輝きを増した刃に
幼さが奇妙に入り混じる]
………、そう、でしたね。
[そうだな、と答えそうになり、ぎりぎりで口調を改める]
………。度は入っていたように思いますが、はっきりとは。
まあ、覆面で眼鏡をかけていたら、かなり目立つと思いますが。
[考え込みつつ。淀みなく答えを返す]
― 帝国前進拠点・執務室 ―
それを聞いて安心しました。
[リエヴルの苦笑>>4に対して浮かぶ笑顔は淡いもの]
……未だ磐石ではありませんから。
[家の立場か個人の立場か。
追及を避けるように軽く視線を外した]
はい、地図だけでも確認次第。
それでは。
[退室許可>>9を貰い執務室を出る直前、ああ、と振り向いて]
帝都のように機密の高い場所ではありませんから。
お声の大きさにはご注意を?
[ソマリとの会話がどこまで聞こえていたのかは言わない。
実際、この執務室は他の部屋よりそうしたことも考えられている部屋のはずだが。大きな声くらいは漏れなくもないだろう。
淡いままの笑顔で一言残して、執務室から出て行った*]
/* 矢とか矢とか占いとか、どの辺に行ったのかなーwktk
桃ログが寮長会長のところにとんだっぽいのははあくしますた!www
あ、あと、交信者がカサンドラせんせーだよね。
瘴狼や死神が気になります先生! */
― 斥候兵待機所の外 ―
馬術にすぐれた賊…
馬から飛ばされた…ということは、突発的な事故だったのですか。
[学生時代に垣間見た「カサンドラ教官」の運動能力を思い出す。残念すぎることに、説明>>30には納得をしてしまうしかなかった。]
……彼は……
[いいかけ、ダーフィトが現れたことに気づく。 >>1:986>>31
現在のノトカーの不安定さ、カサンドラと彼の妹に縁があることは知っていたので、あえてダーフィトの回答に任せる事にした。]
[ゲオルグのほうをちらりと見る。
どうやら一時の怒りは収まっているようで、ほっと息をつく。
とんでもない辞令を本国から預かってきて、
彼に謝罪もせずこの場所にいるけれど。
指揮官まで務めた高級将校と仲違いすることは割けねばならなかった]
ゲオルグ大佐。
先ほどは非礼をしてすまなかった。
本国の意志でこういうことになってしまったが
……これからもフェーダ公国の為に、力を尽くして欲しい。
[そうゲオルグに告げると、ベリアンに向き直った]
【見】公国軍中尉 カークは、栞を挟んだ。
――現在:帝国前進拠点執務室――
[ウェルシュの言葉>>41には、軽く手を上げて応えるのみ。
彼が立ち去った後、]
…………やはり、色々手を入れる必要がある、か。
[ふと、ノトカーとのやり取り>>0:822を思い出す。
ティーカップに唇をつければ、口の端に僅か雫が染みた。]
[ウェルシュの報告書をぱらぱらとめくりながら。]
まずは今回の反省、か。
情報漏洩の可能性もそうだが、此方からの情報取得も足りていないな。
竜騎兵連隊の存在。これが大きい。
先方はこちらの策を知っていて、そこにこちらが把握していない部隊を置いた。
そりゃ、窮地にも陥る。
まずは情報漏洩の対策。
そして敵情報の入手。
この二つが急な課題だ。
シロウが離反したとはいえ、その離反タイミングは作戦実行とそれほどずれてはいない。
別ルートでの情報漏洩を考える必要がある。
[と、苦々しい声で呟いた。]
[数秒間の沈黙を挟んで、ノトカーの目を見る。]
…… 一度だけ、
この件、私に預けてはいただけませんか?
これが”飼い犬”であるとすれば
殺せばどのみち露見したと相手に伝わるでしょう。
総数がわからないものを、警戒し続けるのは困難です。
もっと効果的な方法を考えてみます。
― 斥候兵待機所の外 ―
あぁ、ラムスドルフ少佐…個人的にお願いしたいことがあるのですが…
[ダーフィトをちらりと見た後、ノトカーの目の前に差し出したのは託されたばかりのコイン型通信機。]
これを、解析に回したいのですが事情があって壊されると困るのです。
私では階級が低すぎて効果がないので、破壊禁止の命令を代わりに出してはもらえないでしょうか。
……ある青年兵士が、前の戦いで戦死した傭兵の夫の形見として所持していたのですが…見ての通り、どうもきなくさい。所持していた者に間諜の疑いがあります。
帝国の為として、強引に引きあげさせてはもらったのですが、できたら、これを壊したくないとの強い要望がありまして。身寄りのないその兵の願いを、可能ならかなえてやりたいと思うのですよね。
図々しいお願いかもしれませんが、頼まれてくれませんか?
後は、此度の損害。
高級士官ではイェーガー隊長の負傷のみではあるが、技官を連れ去られている。
これに関してだが、連れ去られた際の状況なども子細報告を頼む。
あらかじめ拉致を計画していたならば、何処に誰が現われるかまで把握していたということになるからな。
その実行犯が具体的な目的を抱いて来ていたか、それとも交戦中に偶然拉致に及んだか。
それでもまた全然話が違ってくる。
これに関しては、ラムスドルフ少佐、手が空いたら報告を。
傭兵は正規軍とはまた違った規律を持つ集団です。
正規軍が支配による統制を軸にした軍規に従うのならば、傭兵は、調和、いや、平衡――でしょうか。
与える物と与えられる物の平衡が取れねば、彼らは動かない。
[低くそう呟くと、よろしく、との言葉に、再度深く礼をとった]
……仰せの侭に。ご命令なり、軍議なりとお呼び付けください。
― 帝国前線拠点・執務室外 ―
あれだけ俺にできるなら、他の事も突っ込めるでしょう。
俺にも、作戦立案時あたりに突っ込んできてくれると、色々と安心なんですが。
[>>43ソマリに対し、肩を竦めつつ。
>>7 ウェルシュ>>1:997 の懸念に、ふむ、と頷いた]
そういう事であれば。
……まあ、通信機の普及で、どこで話を聞かれているかわかりませんからね。
人やモノのみならず、動物にも注意しましょう。
[アヤシイモノ、という言葉に、苦笑する。
怪しそうなものなら既に手にし、ヴィンセントに渡している。
入手できた情報次第では、ソマリに語ろうと思ったが。……まだ、どうともつかない]
職業柄、アヤシイモノからしか、情報は得られませんからね。
取り扱いには注意します。
[そう言うに留め、歩みを進める**]
/*
ヴィンセントwwww
ノトカーにそれ振る面白い
ノトカーは、目の色を気にしているのかな?
それとも別の意図があるのかな?
そしてメル、出稼ぎか……ww
/*
・まさかの俺コピー
・まさかの俺仇持ち
このへんが今日の驚愕ダイジェスト
ソマリとは切り合った方がいいのかな
でもディークとやりたそうだし、つかソマリに刃を向けるという事は完全に俺うなぎりものになるわけで……
うなぎってもいいけど、タイミングがなぁ。
バランスが悪くなってきたらうなぎるとか、そういう感じ
ちなみに、メルとはうなぎらなくてもうなぎっても殺し合うんだろうからこのままでよい
特務大佐 シロウは、隻眼の軍人 ノトカー を投票先に選びました。
/*
通信機の解析は、ほぼ開戦前の情報しか得られないので、わりと安心して解析にまわしています。
戦況を決めないので
前哨狙撃兵 ダーフィトは、帝国軍大尉 カレル を投票先に選びました。
/*
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwww
時系列の把握の違いっぷりに
そろそろ 芝 はえてきたwwwww
やばいだろこれwwwwwwwww
[不意に通信機が光って、声が流れ始める。
その声にどくんと心臓の音が跳ね上がった。
そうだ――。
5年ぶりに再会して。
こうして、ただ。無性に声が聴きたいと。
思ってしまっていた]
[改めて、あの時。
どれほどまでに自身の理性がなくなっていたのだろうと、理解した。
決して許されない行為。
自分も彼も、一軍を預かる身なのだから]
― 帝国前線拠点・一室 ―
[地図確認のためもあり、一度割り当てられている部屋に戻る。
通信から流れてくるものを耳にしながら、思考を纏めるために口を開いた]
確かに、情報流出は確実にしていたはず。
竜騎士連隊長まで出てきていたのだから、かなりの精度で把握されていた。
[小さな机に地図を広げて、氷の橋をかけた場所(G-7?)を指でトントンと叩く]
― 帝国前線拠点・一室 ―
拠点移動先をどこに置くかにもよるが。
囮は学校跡地に置いたとして。
馬での渡河はリスクが高い上に場所も限られている。
今度は公国側に警戒もされているはず。
ならば他の手段で滑り込んでおかなければいけない。
……どうするのがいい?
[暫くの間地図と睨めっこしていた**]
……すまない。
お前にも迷惑、かけたな。
[彼もこうして話すことは、
理性を取り戻した自分のように、罪悪感を感じるかもしれないから]
/*
公国の皆さんは時系列整理が大変そうだな……。
こっちは、俺の部屋にどの順番で来るかというだけだ……よな。
そして、俺の殴られた顔を見て、皆が順に笑っていくんだよちくしょうw
そこは確実にありましょう。
こちらを完全包囲できる直前まで来ていましたから。
出撃規模の把握が出来ていなければ、あそこまでは集められない。
しかも隊長が自ら率いてです。
[リエヴルの呟き>>*8を追って思考>>60し通信機に語り掛ける]
シロウ・ファーイースト単独ではなく、他の可能性も考える必要はあります。ただ、こちらの部隊の動きを俯瞰状態で把握できる位置にいた者はそう多くないはず。
その意味でもあの男の処分も早めに考えなければいけないでしょう。暗殺は厳しいどころか、通常の襲撃にしても生半可では勤まらないと、私も重々承知しておりますが。
いっそ情報源として技官殿を……いえ。ありませんね。
技術の漏洩の方がより深刻かもしれない。
[通信機を開いたまま考えを口にする>>61こともあるから、それもまた相談内容と変わってゆくかもしれない**]
え――――……、
[むしろ、通じていることに、驚いた。
色々な考えが過ぎるが、ただ一つ迷わずに言えること。
トールは、こんな方法で自分から情報を聞き出すようなやり方は、好まない。
それだけはわかっているからこそ。
余計、戸惑いが胸に渦巻いた。]
どうし、て……?
[自然と、疑問が零れる。
彼はもう、自分を敵とみなしているのではなかったか。
そんな悲しみに、胸を締め付けられながら。
こうして指輪と通信機を渡されてしまえば、今でもまだ想って貰えているのかと、期待してしまいそうになる。]
[“………………苦しい”
そう思えど、言葉には乗らず。
ただ、ぎゅっと胸を自らの手で掴む。
そこに光る指輪が目に入れば、さらに、想いは募るばかりだった。]
[やがて歩みを進めれば、斥候部隊の天幕まで着き]
よし。そんじゃ部下への伝達は頼んだ。
…あちこち歩いたら、ちっと疲れちまってさ。
[いつもより顔色の悪い表情に、強がりを消した笑みを乗せる]
――ああ、そうそう。言い忘れていた。
[天幕に入ろうとした足を止め、ダーフィトを振り返る]
そう、だな……。
確かに、俺が到着した時点で、ほぼ包囲されていたように思う。
[ウェルシュの言葉>>*12に、当時を思い出して苦々しげに呟く。]
シロウはあれは長く放置するには厄介過ぎる。
なればこそ、早めに手は打ちたいが……。
[それもまた大変な相手であるのが困りどころ。]
[そして、ウェルシュの報告書にある竜騎兵連隊長の名を見れば。
やはり、そうか――……と、重苦しい溜息が零れた。]
……ひとまずは、報告と皆の意見を待とう。
[そして暫しのティータイム。]
世話、かけたな――…。
ケリは…ちゃんと。つけたから。
[出立前からカークの件で心配を掛けたダーフィトに、
感謝と報告を口にする]
どうしてって……。
……困るだろ。お前だって、敵将と通じてるとなれば。
俺たちはまず。
自分の気持ちより、真っ先に優先するべきものがあるはずだ。
技官 カサンドラは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
…………気の、迷い……です、か。
[トールの言葉>>@10を聞けば、ポタリ、涙が零れた。
やはり、想いなど期待してはいけないのだ。
そう、自分に言い聞かせ。]
……まったく、もう。
しっかりしてください。
いくら俺でも、使うから返せと言われて、
はいわかりましたと従うほど、お人好しではないですよ?
― 斥候部隊天幕前 ―
なんですか、その「頑張りません宣言」みたいな言い回しは…。
指揮も指示も教育も、仕方なくやってるんですからね、俺は。
[投げっぱなしのような発言>>62に、いやぁな顔をする]
……まあ、上は、やってるんだろうなとは。
読唇術で会話しますか。今後。
[後半の音を消しつつ、ぱくぱくと口を動かす。
会話に支障はないが、いちいち口元を見ないと伝わらないのが難である。
コインの話を暗に匂わせたが、返答は予想通りだった。
今はこの程度でよい、と思う。……あまり心労をかけたくもないし]
[>>63 伝達を頼まれると、素直に頷いた。
戦場から戻り、ろくに休みも取らぬうちからあちこち動き回っている。
……あんなに我を忘れたような彼を見たのは、始めてだ。
休まねば持つまい。――……俺はあと、半刻ほどなら]
承りました。
負傷の手当と、休息。よろしくお願いいたします。
――貴方の代わりはいないですから。
[そうして見送ろうとすると、彼が振り返った]
俺は、何もしては、………。
[何も、できなかった。見守る事しか。
俺ならどうしたいだろう、と。思っただけで。
あそこから帰ってくれた事に、心底安堵した。
……心は無事とは、言えなくても]
[続く言葉に、目を見開いた]
俺が言う前に言うか。
……変わらないな。
――…お前が戻ってきてくれて、良かった。
[手を伸ばして、彼の前髪をくしゃりと掻き混ぜて。
おやすみ、と囁いた**]
― 公国前進拠点・猫と狼顔合わせ ―
[カサンドラこと猫からの視線に咎めは感じた>>1:668
が、それには僅かに眉を上げたのみの涼しい顔が返る。
そこに続く言葉はなく、意図が語られることも今はない。
ただ、命を受けるに顎を引く頷きが返るばかりだ。
シロウに向ける視線をトールに見咎められ>>1:840ようと、
問われずば語らず、どちらにせよこの場で口を開くことはない。
ただ。視線はシロウへと遠慮なく据えられ続けた。
ただ今あるのは曖昧な不安、微妙な感覚のみ。
問い詰められる何かを持つわけでもなく、
だから彼自身を見極めんと見つめ続ける。……ただ、]
ええ。懐かしいでしょう。
[昔のようなシロウの笑顔>>1:597には、同じく笑みを向けた。
そう貴重な笑みとは知らず、ただ時を少し共有する。
トールの相槌>>1:841にも、同じく笑う。
これに何か咎めの視線が向けられようと、
やはり涼しい顔で黙って少し笑うのみであった**]
― 朝 ―
[沙かかった微かな音のみを、通信石が拾う]
『すぴぴー
すぴぴぴぴー にゃむみゃむ…
ひひ、また、かみーうすくなったなぁ じぇふろー』
[どうも寝言のようだった]
──公国側拠点、トルステン准将執務室──
>>45
[大柄のゲオルグは名を呼ばれて年下の上官へと視線を向ける。]
『将が易く頭を下げられるな。』
[憮然とした表情で、軍人然とした男は謝罪に口を曲げた。]
『貴方は国から命をお持ちになられただけだ。』
[命に従う軍人の気質が染み付いているのだろう。辞令については非礼などではないと首を振り]
『しかし。……マルシュナー大尉を引き抜かずとも、
私に、前線指揮に向えと、
そう命じて頂けばよろしかった。』
[不満と怒りは自分が目をかけた副官を引き抜かれた事に向いていたのだ、と言葉は示す。]
『我ら皆、国の為にここにいるのです。』
[頑固な軍人然として融通のきかなそうな真面目な大男は、トルステンの言葉に当然、と頷いた。]
[ゲオルグとトルステンの会話が終わってのち、来た視線を受け>>45。会議室に向う促しに頷く>>70、それからシロウへと向きなおった。]
>>47
危険な任務からのご帰還、
敵ったようでなによりです
──個人的に。お聞きしたい事も
ありましたからね
[シロウの声に、そう返す。小太刀と刀へ向けた視線はすぐに外しその場では問いを投げずに、会議室へと向う。]
お前は、俺がしっかりしないのを、
望む立場じゃないか?
[この状況で、その言葉を返すリエヴルに、
忍び笑いを漏らす]
返せといえないのはわかっている。
次に逢った時に、そんな悠長な会話をしているとも思えないしな。
[どうにかしてこの会話で一線を引いて、
金輪際使わないでいたほうがお互いの身のためだと思っていた
だが、通信機から鼻を啜るような音が聞こえると]
お前……。
泣いてる、のか?
[心配そうな声をあげてしまった**]
― 情報局からの辞令 ―
[猫が回収された明後日に、正式な辞令が書面で出た。
欠片ほど、技術部門への編入が出ないかと思ったが――忠誠心がそもそも疑われているような草にそのようなモノはやってこない。
表向きには、准将の下で働くように。もう一つは、拠点にて待機、後に新たな命を下す、というものだった]
『貴方の喜ぶオモチャを用意したから。楽しみに待っているのよ
カサンドラ=レフトオーキッド』
[命令書の裏の私信の意図がわからずに混乱するが。
一緒に送られてきたケースの中から、自分のサイズのあう公国軍服とタイ、そして……一丁のアンティークのようなピストルが出てきて、目を見開いた。
平和の訪れを願う『鐘』と、『女神』がグリップに描かれた銃。
レフトオーキッド工房で、本来ならば太子の誕生日祝いに献上されるものだった――父の最期の一丁。
ジャンにしてやられる日まで肌身離さず持ち歩いていたのに、一緒に盗られた唯一の財産――]
おかえり、
[愛しげにグリップから銃口を撫でた]
……俺にとっては、貴方は
今だってあこがれの人なんです。
[トールの言葉>>@15に、むぅ……と拗ねたように呟く。
が、次に逢った時と聞けば、どこか寂しげに息を吐いた。]
[だが、トールの心配そうな声を聞けば>>@16
複雑な感情が、揺れに揺らぎまくっていた。
いつものように、そんなことはないと見栄を張るべきなのだろうが。
こんなことしておいて、泣くなと言う方が無理だと言いたい気持ちもある。
増してや、指輪まで贈られて。
その上で、敵同士なのだからと言われては、一体自分はどうしたらいいのか。]
―国境付近―
……。
[目の前に倒れている自分を、じっと見つめていた。戦いが終わったのか、遠くから聞こえてきていた喧騒はもう聞こえない。
ただじっと自分の姿を見つめていた]
・・・・・・・?
[いくつかの馬蹄の音が聞こえ、顔を上げる。真っ先に目に入った、金髪の少女の姿に目を大きく見開いた>>1:488]
フレデリカ…・・・・・・。
[彼女が自分の遺体に近づき、認識票を外す様子を驚いた面持ちで見つめる]
『ようやくあえたのに…ね……』
………
[>>1:489 その言葉に、自嘲の笑みを浮かべる。フレデリカかもしれないという可能性を知っていたのに、会いに行かなかったのは…自分のほうだったから。]
…怖かったんだ。
もし君に会って…生きたいと思ってしまったらと…。
[誰にも聞こえない言い訳を呟く。
フレデリカが顔を上げれば、彼女の視線を追う。その横顔が何を思っているのかは解らないけれど]
………ヴィンセント先輩……。
[無意識に、口からその名前が零れた]
[>>1:502 トールが自分に黙祷を捧げるのを見つめる。こんな惨めな死を遂げた自分へ、大佐であるトールから祈りが捧げられることが酷く申し訳なくて目を伏せた。
そして>>1:505ベリアンの言葉が聞こえれば驚いてそちらを見る]
っ、…
[自分の胸に、ベリアンの曲刀の切っ先が触れる。そしてそれが心臓を刺し貫けば、もう何も感じないはずのそこが熱く痛んだ気がした]
、フレデリカ…何を、
[フレデリカが自分の手にナイフを握らせる。そしてその刃が彼女の腕を傷つけていくのを見れば、その意図が分かって泣きそうに顔をゆがめた]
…フレデリカ……、
君は、同じ味方じゃないか。それに、僕が君を傷つける、わけなんて………、
……、
すべて誤魔化しだと分かっている。
自分の死は、戦死でも名誉の死でもない、ただの病死だ。
それでも、彼らが与えてくれた真実ではない「真実」が嬉しくて]
、……、
…ありがとう。
ありがとう、ございます…、
[目を瞑ると、ぎゅ、っと胸元を握り締めた]
1日目0発言とか(ノノ)すみません…
追悼してもらえてとても嬉しかったです…ありがとうございます…!!
仕事でまだ起きていた…(しかし仕事場のPCは文字打ちに向かないので村は覗くだけ)
うーん、ずっと気になってた事があっていい加減に愚痴りたくなった…けど消し消し。
どうしても消化できなくなったらエピで言おう。
村終了する頃にはどうでもよくなってるかもしれないし。
つか仕事が本当にw、まずいので、初回つり立候補したほうがいいのかなあ…って思ってる。
日数が進んだらどさくさに死ねそうだけど、初回だとどうやって死んだらいいかなあ。旧友と殺しあう村だけど、特に誰とも殺し合いたくない俺が居るw(殺せないよお><。いう意味ではない)
てかこのノトカーが、誰でも殺せそうなキャラになってしまった。
どうしてこんな子に育ってしまったの…。
― 情報局からの辞令 ―
[猫が回収された明日に、正式な辞令が書面で出た。
欠片ほど、技術部門への編入が出ないかと思ったが――忠誠心がそもそも疑われているような草にそのようなモノはやってこない。
表向きには、准将の下で働くように。もう一つは、拠点にて待機、後に新たな命を下す、というものだった]
『貴方の喜ぶオモチャを用意したから。楽しみに待っているのよ
カサンドラ=レフトオーキッド』
[命令書の裏の私信の意図がわからずに混乱するが。
一緒に送られてきたケースの中から、自分のサイズのあう公国軍服とタイ、そして……一丁のアンティークのようなピストルが出てきて、目を見開いた。
平和の訪れを願う『鐘』と、『女神』がグリップに描かれた銃。
レフトオーキッド工房で、本来ならば太子の誕生日祝いに献上されるものだった――父の最期の作品。
ジャンにしてやられる日まで肌身離さず持ち歩いていたのに、一緒に盗られた唯一の財産――]
おかえり、
[愛しげにグリップから銃口を撫でた]
そういやB村でのNG書き忘れてたんで書いておく。
グロ表現はねー丸尾末広とか読む人なので本来は平気なんですがw、人狼で、自キャラが惨殺されたことがあって(キリングRPでね)、正直いって嫌な気分になったので。
NGとさせていただきました。
うーん…
死に方を思いついたら初回つり立候補しよう。
あとカサンドラかミヒャエルが落ちる事あるなら同時落ち希望すると。多分、俺が死ぬのってこの辺りでしょ。ミヒャエル前線に出て来てないし、カサンドラも戦闘するように思えないが…w
あっやっぱり死に方思いつかねえ
カサンドラ庇ってリエヴルに殺される方がまだありそう。
てか首無騎士に襲撃はされてみたいwwwww
あと強縁故あるのはヴィンセントだけど、帝国だしな…
でも、このノトカーぶっちゃけキ○○イなので、いよいよ頭おかしくなったらヴィンセントに撃ってもらうのもありかなーなんて
― 会議室にて ―
[召集に応じて会議室へと集まった時には、用意された公国軍の軍服を着用していた。]
[早速、准将より議題>>1:923 を聞き――]
――拠点移動、ですか。
そうですね。帝国側からしたら、ファーイースト大佐の存在は脅威でしょう。
こちらが使うかどうかは置いておいても「暗殺」というカードを切りやすくなっていますからね。
拠点移動するというのは高い情報だと思います。
[まず最初に情報の精度について考える。
これは裏返しにいえば、自分もまたシロウを軍に対して忠実という一点で疑っていることにも他ならない。
事実、リエヴルとはそれなりに信頼関係を築いていたように見えたのが一点。
次に、公国もまた一枚岩ではない。銃整備している時の兵士たちから昨今起こった事件について聞けばそれもあきらかになった。
その中で、雇い主個人に忠誠を誓うシロウは、時と場合によっては、雇い主の利益を国益以上に考えるだろう、と見ていた]
拠点候補としては、それなりに防御機能の高いところが選ばれるでしょうから――
すでにある建物を利用する、市街地や士官学校跡地
テントの張りやすい焼け野原や川岸などが挙げられるでしょうか。
どの道、暫く拠点候補選定と引越しに帝国軍は手勢を裂くことになるでしょう。恐らく担当するのは、ソマリ・イェーガー率いる斥候部隊。尤も、指揮官は更迭や降格の可能性もありましょうが――
[しかしこういうときに苦労を引き受けてしまう顔を一人思い浮かべ]
新たな戦果によって帳尻をあわせる方を取り、おそらく指揮官に変更はないでしょう。
死ぬ前にやっとくことメモ
・できればリエヴルに、通信石を平和利用に…って遺言
・ヴィンセントに、自分が死んだらラムスドルフの墓に入るので、ユーリエの墓の傍にせめてこれを…とかいってなんかわたす
・ウェルシュとの会話でステファンのこと触れておく?
はよ死のう(いろんな意味で
それをただ見ておくという必要もないですね。
兵力分散したところを各個撃破するか、選定候補地に予め毒や罠などをしかけておくのもよしといったところでしょうか。
[と、さらりと意見を述べて、周りの様子を伺った**]
技官 カサンドラは、公国軍大佐 トール を能力(占う)の対象に選びました。
― ??? ―
…この時間なのにずいぶん暗いね。
嵐が来るのかな。
[いつもの夜。いつもの寮の部屋。
金の髪の少女が不思議そうに首を傾げ、金の髪の少年がつられて窓の外を見る。
2人の手には暖かいカフェオレ。
真冬のはずなのに、部屋は妙に暖かい。]
今日は講義は休みだよね。
2人とも、外へは……
[振り返った瞬間、背後から花吹雪。
大きな目でこちらを見ていた少女の…フレデリカの姿は消えていた。
周囲は春の花畑。空気はとても暖かく、穏やかな風が吹いている。]
― ??? ―
[花畑で昼寝をしていたシェットラントが、まっすぐに此方を見て微笑んだ。]
先輩、あのね
フレデリカ、生きてるかもしれないんです。
だからまた3人で、先輩の入れたカフェオレ飲めますね。
あの部屋で。
また
3人で。
― ??? ―
[シェットラントは、血だまりの中仰向けに転がっていた。
彼の手首にはめていたブレスレットが、しゃらりと音をたてる。]
――――――!! ………っ! ――っっ
[声をあげたはずが、言葉として出てこない。]
…… ――っ!!
………っ
[手を伸ばしたところで、全ての風景が闇の中に塗り込められた。
最後に目に焼き付いたのは、穏やかに微笑む姿と、止まる…呼吸。]
>>27
任務を遂行したまでの事です。
[深く俯いて、答える。
かつて直情的な西寮長であった男は、深く部下に礼を欠かさぬ指揮官へとなったらしい。
――意外だな、と思う。
確かに仲間を思う心は人一倍強いように思えたが、もっと、支配的な指揮官になるのでは、と思っていた。
今後、との言葉には顔を上げ、]
ベルンシュタイン大佐の靡下、隊長職を賜りました。
今後は閣下や大佐および、公国軍の作戦行動下にて身命を尽くす所存です。
軍議にも臨席せよとのご命令を頂きましたので、僭越な立場ながらそのようにさせていただこうかと。
[そう答えて、一通りの会話の末に、部屋を出ることになる*]
― 帝国前線拠点 ―
[気が付くと、普段寝ていたものより遥かに柔らかな寝台の感覚。]
[夢だと安堵するには、不安になるほど鮮やかに覚えていて、毛布を頭まで被り直しながら、戦いの記憶が思っていたより影響していたことに*深くため息をついた*]
[カサンドラ・シロウ両名との顔合わせの後、
トールへと近づき短い敬礼を向けた]
殿下。新たに編入した傭兵隊についてご報告が。
[その後はどれ程の話が出来ただろう。
編成は隠すものではないが為、止められずば全て報告としたであろうが、慌しくあれば後にもなったか]
彼らを改めて竜騎兵第二特別分隊として編入後、
スーリヤ・クロイツ・ウーツに隊を纏めるよう命じました。
よって彼を中尉待遇とする旨、ご許可願えませんでしょうか。
ご承認頂ければ、本人への通達並びに上への報告を行います。
…見たところ、使えそうな男です。
傭兵隊を纏めさせるには適任かと。
補給物資並びに先の戦闘の詳細については、
追って報告を取りまとめます。
…ま、向こうも中々いいところを狙ってきましたよ。
折角の超高性能弾薬>>0:580も、パアだ。
[口元に苦い笑みを閃かせる。
そうして再び、かちりとした敬礼を向け短い報告を締め括った*]
例えばおまえとかな。
だって代わりに働いてくれてるでショ。
[続く言葉には、意識的に冗談を滲ませて。
けらりと空っぽの声を響かせる]
[彼からの、迷いを絶つ言葉があったから、
自分はあの時動けたのだ。
それが、本当に幸いだったかどうかは……今はもう、考えない。
だから何もしてないなんてことはない。
でもそれを説明する必要はないと、黙ってダーフィトの顔を眺める]
【見】公国軍中尉 カークは、栞を挟んだ。
斥候部隊長 ソマリは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
/*
おやん。
簡易モードで見ると死神の説明欄がちっとおかしいな。
> あなたは死と殺戮に心を支配され、【 _TARGET_ 】と深く憎み合っています。
> 仇敵の絆を持つ者全てを滅ぼさない限り、あなたに勝利はありません。
> また、あなた自身が死を迎えた時、それはあなたの敗北を意味するでしょう。
名前に変換されてないんで、一応ご報告にぺたり。
公国軍大佐 トールは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
/*
本当に「無事で良かった」とか書いてたら先にソマリに言われていたという……
嘘みたいだろ、これ仇敵なんだぜ……
殺すの?こいつを。
― 調理場裏 ―
[ >>35 >>48
剣を抜けば犬も危険を察知したのか、カレルの後ろに隠れる。
じりじりと距離を詰めればきゅーん、と鳴き。 ]
>>49 預け…る?
……うーん……
[ 総数がわからない、という意見には、確かに、と納得し。
情けない顔で見上げてくる犬につられて、眉毛がハの字になる。
しばしの沈黙の後、ため息をついて、剣を仕舞った。 ]
効果的な方法か……。了解した。
元々、勘に近いものだし……、任せるよ。
何の罪もないあわれな犬かもしれないし。
[ ノトカーのこの手の勘は実はあまり外れないのだが、
氷の橋作戦の時に、カサンドラの事を疑ったものの
スパイはシロウであった事実を思い出し。
(実際はカサンドラもそうだったのだが)
勘はアテにならないかもしれない、と肩をすくめた。 ]
…ただし、その犬に何か少しでもおかしな事があれば、
ブラオクヴェレ大尉が責任を持って処分してほしい。
些細な情報の漏洩が全体を危険に晒す事もあるから…。
[ 殺気が鎮まれば、犬ものこのこと出てくるかもしれない。
あざとく上目遣いできゅーん?とでも鳴かれれば、苦笑するだろう* ]
― 斥候兵待機所の外 ―
>>39 >>42
俺の馬は女性を乗せると嫌がるアレなんで、それも悪かった
かもしれない。主席代理を乗せるうちにひどく暴れて、
俺の前に乗っていた彼女が失神したのか手綱を離した。
まさか腕からすり抜けて吹っ飛ばされるとはね…
[ 重々しく状況を説明する。
話しているうちにまた殺気が漲ってきてしまう。
度は入ってたように思う、との意見には考え込み。
しばし黙っていると、何かを差し出された。>>51 ]
……コイン?
通信機、なのか。これは。
[ 受け取り、物珍しさに裏返したり光に透かしたりする。
石ではないのだから、透けはしないのだが。
長年の癖だった。 ]
[ ヴィンセントから事情を聞くと、なるほど、と頷き。 ]
青年兵士の夫?傭兵の夫?
どっちも男なのに夫??
よく分からないけど、大切な物なんだな…了解した。
科学技術庁には顔が利くから、破壊せず解析するように
頼んでみるよ。
解析結果は直接ヴィンセントに報せてもらうよう手配する
のでいいんだろうか?
[ その場で神妙な顔をしているダーフィトにも
何となく、確認の目配せをして。 ]
内容次第では上層部に先に情報が行くと思うけど…。
その場合でもまず連絡は行くようにしよう。
[ そう告げて、コインを受け取れば麻布に大切に包み
後日、科学技術庁で解析に回してもらうだろう。* ]
/*
><やめて!!何度も言うのはやめて!!!<同性
(だってそこ突っ込み所じゃないですか
いや、草原の国ってすごいなぁと俺思う。多分きちんと結婚してるんですよこの人たち。
ノトカーって少佐なんだよなー。階級とかを気にして喋るのが果てしなくめんどいので、あからさまな上官以外にはもう普通に喋っている……(このへん中の人の性格とノトカーの性格が連動した)
てかみんなよく調べてちゃんとしてるよね。
架空設定だからって割と適当でごめんね。
本当は階級も設定しないくらいのつもりだったんだけど、思った以上に階級社会だったので結局設定した
そして伯爵家設定だったけど、貴族の社会を描くのが面倒で、家族全員死んでるのにラムスドルフ家には戻ってないというwwwww
通信石は緑のがギリアンによって作られた⇒その後その技術でピンクの子が新たに犠牲になってトールの元へ、という流れで良いのかしら。
仮面石がどういう通信石模倣したか考えとかないとねえ 現状齟齬おこしてるよねえ… 共鳴か赤コピった時の為に保険かけといたらいつの間にかダークな設定が付加されてたのだった
まあギリアンの技術で試作されたうちのひとつが鎖の国に流れてきてた、という事でいいかなあ
― 不意打ちは突然に ―
あーあー、通信機のテストです。
通信機のテストです。
こちらレイヴンウッドです。聞こえていますか?
― 斥候兵待機所内 ダーフィトの部屋―
[>>1:1017 1分待ってと言われ、大人しく待つ。
5分程度が経過した後、ようやくヴィンセントが話を再開させた。
確かに、学生時代はそんな気ではなかったから、
気づかないのも無理は……ないのか?]
……お、おう。
分解されてわかりません、じゃちょっとな。
―斥候兵待機所内前―
[>>97 ノトカーの殺気に、背中がざわりとするのを感じつつ。
拉致の状況について耳を傾ける]
……馬から飛ばされた、ですか。
状況を伺うに、そのまま落下したら死亡していたのでは?
賊の技量が高くて助かったかもしれないな……。
[ついつい思ったことをぽろっと口にしてしまいつつ、
遠い目をして殺気を受け流す。まともに受けたらダメージが入りそうだ]
拉致されたということは、彼女には利用価値があるのでしょう。
浚うくらいなら、殺害する方が遙かに容易い。奪還の余地はあるかと。
>>97 女性を乗せると嫌がるアレ……。
NNK-NG種の馬なのかな。
……馬を替えた方がいいかもしれませんね。
[NNKがNGであるらしい種の名前を口にする。
でも、ノトカーは乗れるのだから
NNK-OK種なのだろうか]
[>>51流れるようなヴィンセントの言葉に、
喉の奥が妙な音を立てそうになった。
案外胆力あるな、と思いつつ、すました顔で二人の会話を眺める]
ご配慮感謝いたします。
委細は存じ上げませんが、大切にしているものと伺っておりますので。
[委細存じ上げないのは嘘ではない。だからこそ調べるのであるが。
解析結果は直接ヴィンセントに知らせればよいか、という問いに]
構いません。
彼に伝えて頂ければ私にも伝わるでしょう。
[そう言って*微笑んだ*]
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
[誰かの声が聞こえた気がしたが。
とりあえず、他の人の反応を待とうと、紅茶を啜った。]
――帝国前進拠点:起床時――
[いつも睡眠が少ないのに慣れているとはいえ。
目覚めがいつもより悪かったのは、疲れのせいか、それとも思い悩んでいるせいか。
起き出し、身支度を調えながらも、思わず溜息が零れる。]
………………ふぅ。
[するとそれに重なるように深い溜息が聞こえてきて。>>87
思わずそちらへと声をかけた。]
おはよう、ヴィンセント。
お互い爽やかな朝とは言い難いようだな。
[その声音は、苦笑い混じりのもの。]
………………あぁ。
そういえば、フレデリカに出会ったぞ。
トール先輩の警護をしていた。
[そうとだけ言えば、敵として出会ったことは伝わるであろうか。
自分との関わりまでは説明せず、あえて淡々と。
……感情を殺しすぎた声は、逆に違和感を覚えたかもしれない。*]
――帝国前進拠点:執務室にて――
学校跡地、か。
[移転先の候補として聞いた瞬間、リエヴルの顔に浮かんだのは
“厄介な提案が来たな……”というもの。
暫し髪を掻き回した後、机の上に広げた地図を指し、説明を始めた。]
いくつか、面倒なことがある。
敵に、俺みたいんのがいなければいいんだが……。
[相変わらずなことを呟きつつ。
そこから先は、僅かに声を潜めた。]
まず、学校跡地は立地的に孤立しやすい。
囲みやすい、というのが大きな特徴だ。
川に囲まれているが為に、移動が橋に集中する。
そこを塞がれると痛い。
また橋を落とすことで、こちらの出撃を阻害することも出来る。
橋を塞がれれば、渡河を余儀なくされる。
そうなれば、先に言った通りに狙い放題だろう。
囲われてしまえば、物資の輸送も難しい。
一番面倒なのは……、
[トントン、と指で帝国国境砦を指し示し。]
我々が川の孤島で囲まれている間、
こちらに向かわれることだ。
[そう、溜息混じりに告げた。]
つまりは、攻めに転じている間はいい。
だが、一度軍を引いて周りを囲まれた時、今度こちらが身動きが取れなくなる可能性がある。
そういったリスクも踏まえ、それでもなお攻撃の利点をとってここに陣を構えるか?
それを選ぶなら、確実に――…
短期決戦で追い込む腹づもりで、だ。
[あえてリスクのみを打ち出した。
果たして、反応はどうだっただろうか。]
んと、まずあれだ。
鎖の国のスパイだとバレた場合のこと考えとかないとなあ…。
最悪帝国公国両方を敵に回して暴れ周り逃亡⇒死亡、の流れ、か。
ダーフィに殺されたいが、流れ次第になってしまうかな。
もし、公国軍が跡地に陣取ったなら。
俺なら目立たぬように工作兵とその護衛で渡河を試みて、公国領土側の橋をまず落とす。
そしてその後、そこに弓兵と銃兵を配置。
こちら側の橋は重装歩兵で固める。
……と、こんな感じで相手の動きを封じるやり方を考えるからな。
敵さんがそうしないとも限らないってこった。
[そうまで言って、一息つくと。
優雅にティーカップを傾けた。*]
>>*10
技官を攫われた時の状況ですが…
まず自分は馬で技官を探していて、氷乙女作戦中の橋の傍で
見つけましたので、そのまま確保。
自分の馬に乗せて移動中、馬が暴れた瞬間に主席が手綱を離して落馬しました。
[ これについては弁解の余地もない。
そのまま死亡していた可能性も高いのだから―― ]
…その時、後ろから凄い速さで追ってきていた馬から
飛び降りた賊が、主席を攫っていきました。
今にして思えば自分の馬の後をつけてきていたような
スピードでしたね…
一瞬の事だったので。
賊は自分との交戦を避けるように逃走していったので、
狙いは始めから主席代理だったと推測されます。
殺す気はなかったのでしょう。
と言うより…
かなり無理をして、主席代理を攫っている事から
殺してはマズい…という印象すら受けますね…
[ ――まるで大事な人物を奪還したような。
そんな印象も受けたが、そこには敢えて口をつぐんだ。 ]
余程、主席代理の持つ情報が欲しかったか――
それとも――…いや、何でもありません。
[ 覆面の男がエルンスト・ヒンメルに酷似しているという
話については、不確定情報なので、この場では控えた。
もしリエヴルに、男の情報について問いただされるなら
あっさりと答えるだろう――。 ]
― いつかの夜 ―
[それは、トールたちに挨拶をする前だったか、後だったか。
ザラメを焼いて固めただけの砂糖菓子を手に、カサンドラを訪れた]
よう、いまいい?
糖分足りてるかー?
[そう言って、砂糖菓子を渡そうと]
……オレみたいな人種と違って、親しくしてた連中裏切んのはつらかったろ。
[元同僚である以前に、彼女も元教え子の一人で。
子供を作れない体質の自分にとって、子供のように思っている一人だった]
― 斥候部隊天幕前 ―
[>>90ソマリに読んでみろ、と言われ、目を細め]
……ダーフィさん格好いい?
照れますね。
[文字数からして違うものをしれっと答えて。
口の形だけで「ばかだよー」とお伝えする]
[どこか困ったような顔の上官>>91に、苦笑する。]
俺だって他人を心配することくらいありますよ。
そんな顔をしないでくださ……
まあ、してもいいか。どのみち俺の勝手だし。
[確かに、敬語で彼を気遣うのは、ちょっと座りが悪かった。
はよ寝ろはよ、と言っている方が、自分の心に近い]
[>>91ふと伏せられた目に、
彼の抱えるものの一片が垣間見えたような気がした。
彼の心のうちは知らない。あえて訊ねる気もなかったが]
軍で替えのきかない役職があったら困るだろ。
出来を問わないなら、お前のやれることは俺もやれる。
……当然、逆もな。
[出来は問うべきだろ、と内心自分に突っ込みつつ]
俺にとって、お前の代わりがいないと言ってるだけだ。
[カークの事に触れることはなかった。慰めなど届くまい。
散会した後、彼が"公国側"へと向かったらしいことは、
准将が彼を拾い上げた場所から想像がつく。
できることとできないことの区別は、ついていた。
足は用意したが。
――……彼があそこに留まるなら、それも仕方ないと]
―――……。
[部屋へと消えるソマリを見送ってから。
しばらくその場でぼんやりと思考を巡らせる。
考えることは沢山あったが、あまり纏まりはしなかった。
……特に、あのコインの先にいそうな*人物については*]
―回想:鍛錬場にて―
[師匠ディークの特訓に根をあげて
鍛錬場の隅で休憩しながら、
よく、カレルとディークの手合せを眺めていた。
自分より何倍も厳しい基礎メニューをこなした後なのに、
二人とも元気が有り余っているという風で、
木刀同士がぶつかり合う軽快な響きが、
放課後の鍛錬場をしばしば彩ったものだ]
おー、がんばれー! 兄弟子サマー!
[こういう時。
応援する先は大抵カレルだった。
兄弟子サマと呼ぶと集中が削がれる云々言われたこともあるが、
集中力を鍛えるのも大事だろとか何とか言い返して、
結局からかい半分で、よく声援を投げていた]
[汗が飛び交い、飛沫が陽に反射する。
隙を伺うように、じりと動く足捌き。
急所を狙って、鋭く前へ突き出された木刀。
右に、左にと場所を入れ替え、攻守を交代し、
息の合った手合せが繰り返されて。
真剣で楽しげな師匠と兄弟子の模擬戦は、
何度見ても飽きない――…
大事な、士官学校時代の想い出のひとつだ**]
― ??? ―
[夜毎夢に見るのは、一番幸せだった頃のこと。
血の繋がりのある親兄弟とではなく。
かわいい教え子たちを見守り指導していた日々。
愛するもふたちを愛で、教え子や同僚たちと他愛ないやりとりをして。
屈託なく笑えた日々。
夢で思い起こす景色は、6年前のものだったり、10年前のものだったり、夏のものだったり、冬のものだったり。
いつも違う景色だった。
――けれど。
夢の終わりもいつも同じ]
[リエヴルやカレル、レト、トール、ジェフロイ、フレデリカ、ベリアン、ディーク、ウェルシュ、カーク、シェットラント、ヴァイス兄弟などなど。
教え子たちの死体の山と、血の海を前に。両手に血塗られた刀を握っている場面]
――……あ、は。は、はははハハハ……!
[子供が作れない体質の自分にとって、いつの頃からか教え子たち皆を子供のように思っていたのに。
そんな彼らの死体を前にしても、血の臭いに酔いしれ狂う。
夢だとわかっていても、そんな自分自身を嫌悪しながら、目を覚ます朝が。
ここ3年ほど、ずっと続いていた]
/*
順調に処刑票を集めてる。
少しずつ出すつもりだったいろいろを、駆け足で放出しておこう。
実は昨夜から風邪っぽいので、早々に墓落ちは好都合かもしれない。
/*
ナチュラルに俺がいないのは、なんか意味があるのであろうか
忘れられている……!?
ごごーん
絡みが少ないよぉっ!!;;
――回想:士官学校時代――
お、惜しかった、じゃ、ねぇ……。
[疲労の色を浮かべながら、カレル>>1:992に視線を向ける。
これから続けて今度はこいつを相手にするのだと思えば、自らの体力の無さを呪いたくもなる。]
ふん、この程度でお前らにやられてたまるか……。
[上っ面を取り繕う余力もなく、つい本音が零れる。
だが、木剣を構えれば、スゥ――と感情は引き。
その面は、いつものように冷静なものへと様変わりする。]
[何も考えず、ただ、目の前の相手に集中する。
その動きを見て、動く。
相手の動きにあわせ、自らの立ち位置を調整し、その剣筋をいなす。
それは全て、集中力と観察力の賜。
7年の終わりには、カレルに一撃を貰い、手痛い怪我もした。
だが、その怪我が完治してからはこうして実技を重ね、少しは体力もつけた。]
…………悪い、な。
[カレルの腕を打ち据えれば>>1:994、ふぅ……と息をついた。]
[二人がノートを見る姿を、横から眺めながら。
ふと視線を移し、シロウの姿を見つければ、こちらから声をかけた。]
教官、いらしたんですか。
…………今の、見てました?
[もし見ていたならば、意見を聞こうかと声をかける。
本来ならば、彼とも手合わせを頼みたいところではあるが、流石に今は体力がない。
ノートには、一応シロウの項目もある。
ただ、他の相手とは違い、彼ばかりはリエヴルにも観察出来ているという自信はあまり無かった。]
[何より――…彼の剣は、深い。
その深さは技なのか、それとも業なのか。
とにかく、未だ学生であったリエヴルにとっては、計り知れぬ相手であった。
恩師であろうと容赦なく視線を注ぐが。
普段の態度に、どこか、はぐらかされているような感もあった。]
[その頃に得た剣や知識、観察眼は、今のリエヴルの軸ともなっている。
ただ、それ以上に――…かけがえのない、思い出でもあった。
今もまだ、心の支えとなっている、懐かしい思い出。
たとえ、今はそれが崩れ去っているとしても。
心に残る温もりだけは、未だ消えずにいた――…。*]
――現在:執務室にて――
ふぅむ。主席代理を狙ってと推測される、か……。
[ノトカーの報告>>*18を聞いて、腕を組んで考え込む。]
作戦地の詳細から、そこに彼女が来ることまで。
全て漏れていたということ、か。
考えていた以上に、頭が痛いな……。
[言葉と裏腹に、紅茶を啜りつつも。]
…………それにしても。
賊とは言うが。
貴公が遅れを取るとは、相当な使い手なのだろうな。
交戦を避けるように動いていたならば、それも致し方ないのだろうが。
どんな相手だったのだ?
[ディークといい、その相手といい。
公国に揃った人材も、また面倒なものだ……と、小さくぼやいた。
さらり問えば、情報は得られただろうか。
ヒンメルに酷似していたと聞けば、ティーカップを傾ける表情が苦々しげに歪むことだろう。]
特務大佐 シロウは、公国軍大尉 ベリアン を投票先に選びました。
/*
メモ
・氷の橋作戦後処理(公国側損害・死者について)
ノトカー作死体の山目撃→ベリアン会話に繋げたい
・ウェルシュのことも話す
・ソマリについても思う(込回想)
・トールの散歩について聞く
→レトに何ぞ頼むか?
・竜騎兵隊について(カサンドラ1d)
― 回想・教官時代 ―
[もふーずを愛でるときと、教官室内でのデスクワークがあるとき、試験直前などで近付かないようにした時期以外。
生徒たちが校内にいる時間には、大概練武場にいて、放課後や空き時間に自主鍛練する生徒たちを見守っていた。
個別指導は基本的にはしないが、アドバイスを求められたりすれば、改善点の指摘くらいはしてやった。
どうしても赤点ラインな腕前の一部の生徒――カサンドラなど――には、補習としての課外授業もした]
ああ。大分体力ついてきたみたいだが、まだまだだなぁ。
[見てました?>>123と声をかけられて、そう笑いながら頭を撫でようとする。
逃げられても成功しても、その手はカレルとレトの頭にも伸びただろう]
/*
しかしソマリが嬉しそうに怪我しすぎてて噴く。
おまえwwwそんなに怪我しちゃったのwww
なんかどっかの赤い友人思い出す…(
カレルの脚力もだいぶついてきたし。
そろそろ、約束果たしてもいいかな。
[以前にカレルと部屋で交わした、自分の技を教えると言う話をきりだしたのは、この頃だったろう。
かわいい教え子たちに――子供のように思っている生徒たちに――血腥い、暗殺などの技を教えるつもりはないが。
それでも、希望者だけの特別授業では、東方由来の剣術や体術の一部を教えた。
一番熱心で、一番飲み込みがよかったのは、カレルだったろうか]
──作戦会議室──
[召集が各員に届くまでは口火を切らず控え、カサンドラが話しだすにあわせて頷く。]
>>78>>80
中央……士官学校跡地ですか。
[陸路を制されれば翼が生えたごとき早馬でなくとも、前線基地に兵を送り込めるようになる。]
河川上流から毒を流せば、
生活用水にしている地下水にも紛れ込むでしょうね
あそこなら。
[かつて使われていた汲み上げ式の井戸は放置されたまま残っている筈だ。停留地にするならば目を留められることもあるだろう。]
ただ、あそこは隊を居留させるには
厳しい立地だと思います。
何処に兵を向わせるにも引かせるにも、
どうしても河と橋のボトルネックが邪魔になる。
故に、中央地帯を拠点として選ぶ場合、
その場に長く留まる気はなく
そのまま公国側へ突破する狙いがあるのではと思います。
先日の衝突で動いた二点──
ファーイースト大佐とレイヴンウッド情報官のご帰還
特に、レイヴンウッド情報官の持つ帝国側知識と技術力の奪還は、
あちらにとっても、急務でしょう。
その為に、手早く公国側に仕掛けてくる可能性は高く思いますから。
― 帝国拠点調理場裏のわんこ ―
――くぅーーん…
[ノトカーの殺気が鎮まれば。
隠密わんこはカレルの影から覗かせていた顔を、もう少しだけ出して。
小さく鳴いて首を傾げながら見上げた。
庇ってくれたことを理解しているのか、それとも他に何か理由があるのか。
わんこは他の餌付けしてくれた雑兵たちより、カレルに懐いたそぶりを見せるだろう]
― 公国前進拠点・個人執務室 ―
[氷の乙女作戦より帰還後、
ディークは襲撃を受けた補給物資等の報告を取り纏めている。
机の上にはかわいらしい根付もマスコットもなく、
殺風景な机の上に蝋燭の明かりだけが揺れていた。
襲撃を受けた荷の状況は、芳しくない。
前線へ輸送されていた高性能火薬、弾丸。
火薬に火をつければ結果は自明のことであったし、
燃えてしまえば魔法なき国に消火を施す手もありはしない。
無論公国には他に補給隊のないではないが、
今回の襲撃による被害は、深刻なものと言えた]
…糧食も不足する、か。
[火薬の他、兵らを養うための糧食手配も深刻である。
公国は帝国に比べ、農耕地の面積が少ない>>0:174
ゆえに食料への打撃は、火薬以上に深刻なものとなり得た。
本国への報告と共に、補給の要望について書き置く]
それに、───…
[男の手元には、もうひとつ別の書類がある。
死傷者並びに捕虜の概要を取り纏め、後方へと送るべきものだ。
それを見下ろして、苦く息を落とした。
本来、死傷者の回収は報告よりも先にされるべきものだ。
だが……
未だ回収出来ずに置いてきてしまった者らがいる。
可能となれば置いてきた者らからの報告もあろう。
が、未だ報告を待つ男の瞼の裏に、
地獄絵図のような風景>>1:439が焼きついていた───]
― 回想 ―
[戦いの気配遠くなった払暁の闇の中、
死と硝煙の匂いが風に紛れ流れる。
川に架かっていた幻の橋は、今はすっかりその姿を消している。
遥かに見遣れれば、東の空が白みつつある。
未だ警戒を続ける帝国の兵らが影となって浮かび上がる手前、
川沿いに沿って地獄の風景が広がっていた。
ごろりごろりと人の首が転がっている>>1:436
ここにあるのは死に怪我人の呻きが交じるの常の風景ではなく、
ただしんとした徹底した死のみの広がりである。
徹底した殺戮だった。
その光景に、口元を押さえて堪えきれずに吐く者がいる。
未だ暗い水面に、ゆらと揺れて引っかかっている物がある。
ひとつふたつという数ではない。
恐らくは死んだ兵の身体であろうと、確かめずとも知れた]
……、…
[ディークもまた、凝然としてその風景を目にしていた。
何かが胸の奥からせり上がって来るのを、必死に堪える。
幾度も唾を飲み下した。喉が動く。
青ざめた顔が、未だ闇に隠れているのは幸いだろう]
兵を…、…
[回収は未だ出来そうにない。
帝国の敵兵>>1:867は未だ警戒をして残っていたし、
迂闊に近づけばボウガン>>1:468の矢が飛来しかねない。
だから抑えて、震えを押さえるように鞍上で拳を握った]
────。ここは後に回収する。
補給拠点の死傷者回収が済んだなら、一旦帰投だ。
[麾下の竜騎兵隊にも疲労の色が既に濃い。
兵らを休めるためにも、戻らなければならなかった]
― 公国前進拠点・個人執務室 ―
────…、
[思い出せば今も、濃い血の匂いがして来るようだ。
あれを成したのはいったい何者だ。
音に聞くラムスドルフ少佐か。他の誰かか。
あの中には歩兵も騎兵も混じっている。
恐らくはでティークの差し向けた者もいるだろう。
それも全て、死の闇の中に今は虚ろに横たわる。
成したのは、手に掛けた者であり、
向かわせた者でもあるのかも知れないが、]
……繰り返すか。
[このままでは一度きりの光景でも、ないのかも知れない]
ベリアン・アリー大尉に連絡を。
川沿いの帝国兵撤退の連絡が入り次第、
兵の遺体回収を…… 、いや。時間によるな。
[思う。彼も彼率いる騎兵隊もまた、寝てはいまい。
さりとてこれは公国軍全体にも言える話であろうから、
それのみをもって彼に命ずることを躊躇うものでもないが]
連絡を俺か、アリー大尉に入れよ。
状況が整い次第、すみやかに兵の遺体を回収する。
[そこまでの指示を終えて取り纏めた報告書を横にやり、
机に肘をつくと指で眉間を押さえて深い、息を落とした*]
川で分断したのは、まあ俺が状況把握苦手なんで戦闘ポイント搾りたかったんだが、良かったのか悪かったのか
戦国時代の将のように馬での渡河はごく少人数であれば可能、あとは船を造るかだねえと思ってた
【見】公国軍中尉 カークは、栞を挟んだ。
― 公国拠点・中級将校執務室 ―
[ 自分を見て仄かに微笑むカサンドラに苦笑する。>>1:1035続 ]
>>1:736
「共鳴」? そのような現象が……
《狼》についてはこちらに詳細はなかったが、貴官の履歴は拝見しております。
シュヴァルベ駐在ジャン局長の招聘により科学技術・魔器研究情報収集担当としての任に着かれていらしたと……士官学校教官職もその一環でしたか。……いえ。
つたなくて申し訳ない、シュヴァルベ支局も現在は閉鎖、私も着任したばかりで情報の整理が追いついておりません。
是非、貴官の力をお貸し頂きたい。
ナイジェル・ラムスドルフ氏の魔石研究は帝国内でも最高度の機密に次ぐとの話でしたが、帝国技術局主席代理職となれば……さすがですね。
シュヴァルベ在住時は、ナイジェル氏の自宅近くにジャン局長の本拠があったと……そちらでも個人的に情報収集をされていた?
── 未明・執務室 ──
[召集に応じ、作戦会議室に赴く。>>0:1005
入室してまず、居並ぶ面々を確認する。
名簿で死亡を確認した二人以外で、作戦に打って出たもののうち、尉官以上での知己は無事であったらしい。
笑みを向けることはないが、人知れず安堵の息を吐いた。
トールの労いに目礼で応え、状況周知にも耳を傾ける。]
ファロン少尉より報告を受けております。
大佐のご無事なお姿をここで再び見ることが出来たことが、何より。
[何も思わぬわけではないことは滲んだかもしれないが、
大佐の単独行動を通信機経由で傍受しておきながら、護衛を差し向けるが精一杯で止めることの出来なかった此方にも責任の一端が無いわけでもない。]
>>737
石同士の魔力……
引き合う、反発しあう石があるという話は耳にしております。
共鳴現象か……帝国の魔学技術は我が国とは全く違うもののようですね。
……魔力のない石でも影響が?
[ 思いがけない話に、思わず首元に手を当てた。
そこにあるマリガーネットのペンダントの存在を確かめるように、
あるいは、隠すように。 ]
>>738
魔法銃の威力が増す。そんなことが……
外務大臣暗殺未遂事件と、伯の代わりに負傷されたステファン・フォン・トライブクラフト氏については聞いておられますか。
では、ステファンは、もしやその魔法銃から発せられた魔石弾と同じ種類の貴石を身につけていたのか。
……調べ直す必要があるようだ、な。
>>738
色との関係。
……眼?
確かに、ステファン・フォン・トライブクラフトは外務大臣と同じ美しい緑の眼をしていましたが。
貴石だけではなく、その眼の色だけでもそんな効果が……。
それは、
……それはやはり、許されざる技術と言う他ない。
>>739
魔力を石から取り出す、注入する技術に関してはこれまで通りと言う事か。
石を身につけなければ……
確かに、それを将兵全てに強制するのは難しそうですね。
[ 首元に当てた掌を握り込む。 ]
魔石弾の効力を削ぐ手段は何か、他に考えられますか?
[ 兵たちにそれを命じることを最初から諦めたように、あるいは考えたくないとでもいうかのように話を続けた。 ]
[報告の場にシロウは控えていただろうか。
もし居るようならばその場では口を閉ざし、解散の声の後に。
そうでなければ「何もなければ」の声に片手を挙げ、大佐の執務机へと一歩踏み出す。]
…一点、お耳に入れたいことが。
今回の作戦時、『猫』の働きにより、我が軍は敵の動きを事前に知り備えることが出来ました。しかし敵兵の動きもまた、まるで我が軍の動きを察知しているかのようであった、と…何人かの部下からの報告を受けています。
フェーダが長くロストルムに特務員を潜伏させることが出来ていたよう、敵国側からの潜入員の可能性にも、今後は特に留意された方がよろしいかと。
戦線がここまでせり上がり、前線拠点同士はもはや距離にして精々20キロといったところ。論理的には、どのようにでも行き来が可能です。
[ その他の魔法技術についての講義も手元の書類に書きとめ、または時に質問して、しばらく彼女の時間を裂かせることになった。 ]
ありがとうございました。
いえ、貴官があちらで情報収集担当の任に当たっていたと知って、話をお聞きするのが楽しみでした。
また意見を伺う事があるかと思いますが、よろしくお願い致します。
[ 自らを平局員と称して、上官に対するような態度を崩さない彼女に笑みを浮かべ、そう返した。* ]
……帝国軍を離反したばかりの『狼』の件ですが。
狼をトルステン殿下の直属とされるということであれば、彼からの報告を取りまとめておられたニコラス中佐含め―――このような言い方は不敬かもしれませんが――― 一度身辺を洗ってからお傍に置かれるがよろしいかと思います。
[言葉を切って]
…無論、何も無くばこれほど心強いこともない。
[他ならぬ士官学校時代の教官だ。その実力も十分に知っている。
フレデリカに手渡された通信機を介し狼とニコラス中佐の声が此方に伝わっていることは、特殊任務部隊で使われていたという通信機の性質上、今は触れずにおいた。*]
― 公国拠点・作戦会議室 ―
[上位の士官たちが集まる会議に出席すれば、いくつもの疑いの視線を向けられる。
つい先日まで、帝国軍前線司令官の近くにいたのだ。
二重スパイかもしれないと疑われるくらいのことは当然と、それらの視線を気に留めることはしない。
そしてこの場では、誰かから求められない限り、意見や提案の類を出す気もない。
疑われている自分が何を言っても無駄――それどころか、下手をすれば逆効果になりかねない――とわかりきっているから。
だから、求めがない限り。着崩した軍服姿で腕組みをしたまま、黙って話を聞いているつもりでいる]
情報将校 ミヒャエルは、帝国軍大尉 カレル を投票先に選びました。
[カサンドラ>>80とベリアン>>129から、毒や罠を仕掛けるという話が出れば。
最初に司令官であるトールを。次にディークやゲオルグなどの上級士官たちへと視線を向ける。
破壊活動やトラップ敷設などは、暗殺・諜報・護衛とおなじく得意分野のひとつだ。
つい数年前まで、兄のジロウ・ファーイーストもそれらのスペシャリストとして公国に仕えていた事を知る者も、その顔ぶれの中にはいるだろう。
実行に移すならば、自分がその任務につこうか――とも思うが。
おそらくはそう言ったところで、疑われている自分にそれを任されるとも思えず。
ましてやトールの性格ならば、そんな手段には頼らないだろう――敵将がリエヴルだからなおさらに――と、状況を眺めた]
/*
くそー悩む…。
とりあえずフレデリカからの進言はきちんと上に伝えておきますからね……。
レト自身はこれ思うところがありすぎるな。
>>*22
そうですね。瞬時の判断と身体能力、相当な手練れかと。
あぁ…それと、主席代理は剣で脅されているようでした…。
ただの威嚇だったかもしれませんがそれ故に手が出せず。
[ どんな相手だったのだ?と聞かれれば。 ]
鋼色の髪に、黒い覆面。20代の男かと。
…顔は一瞬しか見えなかったのですが…
士官学校に居た、エルンスト・ヒンメルに似ていましたね。
不確定情報ですし眼鏡をしていなかったので、
他人の空似かもしれません。
[ 念の為付け加えて。
ヴィンセント、ダーフィトと話した内容については
この場では黙っていた。* ]
あっ
もしかしてステファンの生死が決まらないと階級決まらないのか
と二階級特進したシェットラントを見て思った
― 昨日:通信 >>0:=16 ―
ないな。ないない。
少なくとも記憶ン中のセンセには出来ないな。
堅苦しいオーラはともかく、真面目オーラは特に。
……今はどうか知らんけど。
[何気に失礼なことを言い、くくっと小さく笑う。]
……まー、でも。
先生の言葉借りんならガッチガチになっちまってるよ。
俺も、周囲の奴らもさ。
何もかも、時勢が悪いってこったな。
― 会議・承前 ―
は。
[トールの執務室に呼ばれ、
労わりの言葉>>1:1005相応の態度をもってぴしりと受ける。
犠牲を出したとはいえ、
出撃した将校らが無事戻ったのが慰めだった。
そこにある面々を眺め渡し、指揮官の話を聞くが]
───── は?
[初耳の報告>>1:1009には耳を疑った。
本当かと見返せば、どうやら本当らしい。
目を剥いた。
まじまじと無言のうちに、信じがたいとの空気が滲む]
[そこで、ふと思い出したように。]
そういやさ、話変わるけどセンセ、通信機どうしたんだ?
あ、どうやって渡されたんだってことな。
俺は貰ったばっかだから前までのことは知らねえけど、
最初の通信の時、戦闘中っつってたろ。
まさか、帝国に持ってってたわけじゃない…よな?
[流石にそれは無い、と思うものの。
何となく、手元にある通信機を見ての純粋な問いだった。**]
つまり。殿下は単独で陣を抜け、あとろうことかトゥーレーヌ准将率いる多数の親衛隊と接敵したと。
[確認は冷たいほどに平坦な音となる]
───…。
[元を糺せば、と。
フレデリカの発言>>58には軽く眉を上げるが、ただそれのみ。
リエヴルの件には黙って首を横に振り、沈黙した。
同じく返されるレナト>>143らの言葉も黙って聴く。ただ、]
……殿下。いま少し、お一人でよろしいか。
[会議の最後。これで終わると思うなよとばかりに、低い声がトールへと向けられることとなった*]
― 会議・承前 ―
[願いが聞き入れられ、
トールと二人きりになってもディークは暫し沈黙していた]
…………それで。満足したか?
[漸く向けた声は、冴え冴えとした怒りを含んで低い]
前線に、リエヴルとデートでもしに行ったか。
[話を聞けば偶然だ。
けれどそのように理解されること、他ならぬ自分にはそうも言われようこと、よもや理解できない彼であるまい]
お前は……
───馬鹿か!!!!!!
[ぐい。と、彼の襟首を掴んだ。
それを乱暴に引き寄せ、怒りを篭めて友の目を見る]
貴様の行動で、どれだけの人間が迷惑を蒙ると思う。
ここをどこだと思っている。
戦場だぞ!!!!?
[怒りを篭めて友を見つめ、乱暴に襟首をつき離す]
― 公国軍拠点:報告会議後 ―
………気が重い。
[トールの執務室を出て部屋に戻る途中、呟きが漏れた。
耳ざとく聞きつけ「どうしたのですか」と問う傍らの部下の声には、ひらひらと片手を振っておいた。
うっかりしたな、と内心で苦笑する。]
あーいや、単なる肉体的疲労だ。
俺がこまけぇこと気にする性質に見えるか?
[見えません、と即答する部下にはこんにゃろと思うが、
だろうと適当に応えて、兵舎の前で別れた。
目まぐるしく動いては消える何もかもに一喜一憂できる時代は疾うに過ぎた。守るべきものが明確に定まった今、何に迷うことはない。そのはずなのだが。]
お前が自己満足で生きようと死のうとそれは構わん。
だがな。それによって死を覚悟する者もある。
それによって命落とす者もある。
身分あることは権利じゃねえ。
これは義務と責務を共に負うってことだ。
貴様が知らねえとは言わせねえぞ、トール。
俺たちは下のもんを無駄死にさせる為にいるんじゃねえ。
少しでも死なせねえために、国を守って……
……少しでも意味ある死に方をさせるために、ここにいるんだ。
[声は唸りのように絞り出される]
トールとリエヴルがみんなに叱責されてて噴くw
そりゃそうなんだけどwww
ところで今日の墓落ちは誰になるかなあ
メインカプは終盤まで残される気がしています
自己満足の為に背負ったもん簡単に投げちまうなら、
さっさと国許へ帰って待ってろ。邪魔だ。
そうじゃないなら……、
……二度目はねえぞ。
[言葉遣いはいつしか、昔に戻っている。
苛立ちは期待の裏返しでもある。
酸鼻極めた死の中から帰還したばかり、
気が立っていた為でもあったろう。ひとつ息をついて、]
ったく…。
手間かけさせてんじゃねえよ、馬鹿。
[ぐしゃりと髪に手をやって、
かつての調子で困ったように
剣で脅され……。
[カサンドラの印象と、脅されている女性像というのが、いまいち結びつかないが。
やはり彼女も女性だったということか、と。
ノトカーの報告>>*23には、些か失礼なことを考えた。
が、続く情報には、顔を顰める。]
エルンスト・ヒンメル似、か……。
その名前だけでも胡散臭いというのに。
黒い覆面って……。
[胡散臭さが大爆発である。
記憶を辿れば、いくつか、浮かぶ記憶があった。]
/*
シロウに関するトールへの進言にあたり、フレデリカからの情報だけではちょっと弱かったので、帝国にいるシロウにニコラスが貴重な通信機をわんこにくくりつけて送るという一歩間違えば帝国の手に渡りかねない危ない手段を取ってたことを理由付けに利用できないかなと考え中、だったんだが………
一般的な通信機はともかく、フレデリカに渡された特殊任務用通信機(?)は公にしていいものか迷うのだった。
――帝国前進拠点:執務室にて――
[通信機の報告で、カサンドラを攫った男がエルンスト・ヒンメルに似ていたと聞けば、ティーカップの琥珀色が僅かに揺らいだ。
思い出すのは、あの血生臭い事件。
先代トゥーレーヌ公暗殺の実行犯を探している最中、あの男の名を聞くこととなった。
あれは本当に、ヒンメルの仕業だったのだろうか。
実行犯の素行を調べているうちに、辿り着いた性癖。
歳幼い少女の殺害など、むしろそちらの方が似つかわしく思える。]
[記憶の糸が、幾重にも絡む。
帝国からも公国からも気配を感じず、逃げおおせた暗殺犯。
殺人者の汚名を着せられ、そして死亡したとされるエルンスト・ヒンメル。
そして、カサンドラを攫った彼に似たという男。]
………………ふぅ。
[カップを持ち上げたまま、一つ、溜息が零れた。]
……後で、ダーフィトと話してみるかぁ。
[そう、結論付けながらも。]
[ティーカップを口元へと運べば、紅茶の中に砂糖がじゃりじゃりと入っているような錯覚に襲われて。]
…………やっぱり、あの男は許せん。
[理不尽な怒りを抱くのだった。*]
──作戦会議室──
─────。
[毒や罠。という言葉には上官のゲオルグ自体が渋い顔を見せた。軍
人気質の彼のこと、あまり賛同せぬ態で腕を組んでいる。紫眼が>>149 周囲を見回す特務大佐を見やるも、トルステンよりの指示なくば動かず、]
中央地帯への陣形成が見られる場合、経路としての確保なのでは、と推察しますが──だとすれば、こちらが寡兵で向えば突破の勢いによってそのまま網を破られる可能性もある。
まず、中央地帯から公国へ渡る橋前には、
重騎兵連隊を配備し、
確実な足止めが要と思います。
本来は、こちらからも攻め込み中央突破を狙いたいところですが──次手に供えて補給部隊が運んでいた高性能弾薬が失われ、中央地帯占領の為の決め手に欠けるのが現状ですからね。
ただ、先の「氷の橋」を用いての河川からの奇襲は
情報局からの報で早くに対応ができましたが、
防戦ばかりではこれ以後、厳しくなっていくでしょう。
──シュヴァルベ攻防戦での最終ラインである公国国境砦には、
公国技術の粋を集め建造された移動砲門が配備されていますが、
レイヴンウッド情報官が残してこられたという>>1:750「放熱」「風」──「炎」などとの相性は最悪と言える。
砲弾は火薬の塊ですからね。
万一、敵地に飛ばす前に引火してしまえば
一夜にして砦が瓦礫になりかねない。
いずれにせよ帝国本土への突破口を開くためにも、
シュヴァルべ占拠の為にも
こちらも、前陣を進めていく必要があるかとは。
[そう繋げてから顔を上げ、どうしますか。と、問うように指揮官であるトルステンへと視線を向けた。]
[元々は、クレメンス国務大臣から先代の虎との公国領内での連絡用にと渡された品だが。
どういう手段で誰が入手したものなのか、までは知らない。
帝国から諜報員の誰かがくすねてきたんだろうなー、と思っている程度である。
まさかソレが、我が子たちとも思っている教え子――ノトカーとカサンドラ――にとって大切な人の瞳から作られたものだとは、思ってもみなかった
……もしそれを知ったならば。
その時点で、国務大臣親子なり先代の虎なりを斬殺していた事だろう]
― 突然の不意打ち ―
[時間はいつだったろう。
帰還後暫くして就寝までの間か、それともその声が目覚まし代わりにでもなったか。
突然の声に、眼を見開いた]
通信機のテスト―――
ああ、そうか。
カサンドラセンセ、いや、猫、いや……
カサンドラ・レイヴンウッド殿に渡したって言ってたな。
二号機、通信良好です。どうぞ?
[口調もノリもわやわやなまま、返答を行った。]
帝国軍少尉 ヴィンセントは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
/*
>>=6
あーーーそっか。わんこのことはやっぱ言えんよな。
となれば、通信機のことは触れずにおいて良かった。
何か考えよう。
【見】公国軍中尉 カークは、栞を挟んだ。
― 公国前進拠点・トルステン准将執務室 ―
[作戦決行後翌日。
召集を受けて総指揮官の執務室に赴いた。>>70
シロウが帝国側の動きを察知し、それに対しての意見をということらしい。>>1:923 ]
拠点の移動を行うというのが、確かな情報だとしたら。
先日の作戦の結果も鑑みりゃ、まず兵を引く選択肢は無いだろうな。士気に関わる。
となればより、敵軍が肉薄するような布陣になると予想する―――が、
[そこで一度言葉を切って、発言者…カサンドラに視線が向く。>>79
後を引き継いだのはベリアン、彼の言葉もまた地図を睨みながら聴いた。>>129]
― 帝国前進拠点 ―
そうか。
まぁおおっぴらに言って兵の士気を下げるものでもないし、
斥候隊は作戦中だったからな。
[>>1:938ソマリの驚きように、知らずに当然かと返して。]
シロウ・ファーイースト大佐……元だが。
ファーイーストは、表向きは准将付きの護衛官だったんだが、
実際は色々やってたらしい。
[詳細については語らず、表向きかつ要点だけを語った。]
追跡時に手負いにしたから、
そう簡単に帝国側には戻っては来ないとおもうが、
警戒は怠るなよ。
腕は狂気じみている。……相変わらずな。
[シロウについての事には厳重注意を促して。]
― 帝国前進拠点 ―
そういう事だ。
[>>1:938額押さえる様にはやや同情の念を浮かべる。
気にするなと言っても聞きはしないだろうし、
また過ぎた事は仕方が無い。]
あそこが戦闘区域になった報告は殆ど聞かないからな。
…今後もそうかと言われれば、そうもいくまいが。
[>>1:939おそらくはあえて避けられていただろう場所。
だが思い出や感傷を泥を塗り、自国の勝利と兵士の生存が上がるのであればその方がずっと優先される事柄でもある。
>>1:941まぁな、と応じた。]
― 回想:最後の朝礼 ―
[>>1:942>>1:943茶化されると苦笑が出た。
変に言葉を遮るよりも、まずはソマリに語らせる。
初顔合わせになる寮生との対面は、
傍から見ても好感触なようだった。]
今までは西の人間だったが、
東寮に来たからには、もう東寮の人間だ。
お前ら、ソマリを手伝ってやれ。
レトも、頼むぞ。
[お前らならできるだろうと、
今まで自分がいた寮生と、そしてソマリを信じた。]
― 帝国前進拠点 ―
[>>1:969ウェルシュの笑みにも、頷く。
使えるものは使えばいい。それは同意だった。
>>1:997外に何かやる仕草には、一端目を移し、細める。]
シロウ・ファーイーストのか。
ああいうの好きだったからな…。
[間諜に動物を使う方法もある事くらい知っている。
手勢に使っている可能性を示唆されれば頷いた。]
警戒はさせよう。
場合によっては問答無用で殺して構わん。…所詮犬だ。
[人よりはマシだろうと。
グッバイ・ラヴィ事件以後、
より血に、責務に慣れてしまったいまの心に、
動物が切れないなどという甘さは残っていない。]
― 帝国前進拠点 ―
[>>1:946懐古する時間はほんの僅か。
相貌を見据え、返答にはかるくうなづいた。]
ああ、すまんな。
急務なんで俺でなくとも、准将に直接言ってもいい。
[そう言いその場を離れるソマリにひらと手を振り、後を見送る。
金色の尾に、昔との違いを思い僅か目を細めながら。
>>1:970ウェルシュの草案に暫し考え込むも、
具体的な案はまだこちらも出てこない。]
囮か…ふむ。
ならいっそ二手に…とも考えたが、
学校に篭るのに、半端な人数だと攻略されるな。
まぁもう少し考えよう。
[行き先については、ああ、と零す。
リエヴルの腫れた顔が随時公開されていくようだがそこに同情の念は沸かず、むしろ行って来いの勢いで敬礼を返し、送り出す**]
士官学校跡地っつーのはまた。
…大胆な予測だわな。
[土色の廃墟が心に過ぎり、知らず眉間に皺が寄った。
思考するついでにそこを指先で押して、ついでに口調も正す。]
ベリアン…アリー大尉の言うように、あそこは長期滞留には向かんでしょうね。小島を足がかり、取っ掛かりと考えて即座に突破行動に転じる心算なのであれば、話はまた変わりますが。
たとえば、レイヴンウッド情報官の奪還にとりわけ重きを置く場合。
そういう重要な付加要素が加わるなら、この場所も現実味を帯びてくる。
レイヴンウッド情報官は未だ、向こうでは拉致として扱われていて。
正体を怪しむような者は居ないと考えて良い……という理解で構わんのでしょう?
[カサンドラの予想地に対しての見解はベリアンと概ね同じ。
そして彼もまた、帝国側が早期にカサンドラ奪還を仕掛けると考えているらしい。…であれば。]
― 夜 公国拠点 ―
[>>110 控え室でうとうとしていたときに、声をかえられて瞬きをする。
しかし、控え室という名ばかりのテントで毛布がそこにあれば実にいい感じに寝るしかない姿勢であった]
ありがたく頂戴する。
[いただけるものは何だっていただける。
来たばかりの今なら兎も角、補給部隊が襲われた今、これからの食事情が悪化するのは火を見るよりも明らかだ]
残念ながら、そこまでセンチではない性分でな。
[ごしごしと目元をこすってから、ばりぼりといただきます]
しかし、シロウ先生こそ。
私は間接にしか絡まないことが殆どだが――貴方も教え子を手にかけるのはつらいだろう。
[表情は緩みこそするものの。
知りもしないで寄せられる同情ほど迷惑なものはないと暗に切り返す]
敵将リエヴル……は。
ハイリスクハイリターンも辞さぬ男だったでしょうか。
それとも、確実性の高い道筋を敷いてくる、……か。
俺の描けるリエヴル像はどちらかといえば後者なんですが。
[近しく在った者ならばまた印象は違うやもしれない。
自然、トールを伺うように視線を流すこととなった。*]
― 回想/4年前・ロスチャイルド邸 ―
[どこかぎこちない会話>>59は、よくステファンの珈琲を飲みに来ていたソマリらしくなく。
苦労してるのだろうな、という感想を覚える。
それでも触れ合う手の温もりはかつてと変わらず。ニコリと自然に笑みが深まる]
ソマリ殿はこう仰いますが。
長として寮生の意識を一つに纏める手腕は、実に見事なものでした。寮対抗戦の成績も、年度開始時には確実に劣勢とまで言われていたのを五分の勝負が出来るところまで引っ張っていただきましたし。個人的にも親しくさせていただいた間柄ですので、こうしてまたお付き合いさせていただけるのは嬉しいことです。
[当然、女伯も旧知であることを知った上で引き合わせただろう。
けれど直に体験してきた自分の評価も低く取られることはあるまいと、お世辞でない証拠に滔々と並べ立てておいた。
ソマリの背中やどこかが更に痒くなっていたかもしれないが、そのくらいは我慢してもらおう]
[その後も暫く歓談は続き。
辞去する段になるとソマリが外まで送ってくれることになった]
……ああ、助かった。
ここにお邪魔するのはなかなか緊張するんですよ、僕も。
でも今日は気が楽でした。あの方の視線に晒されるのが半分で済んだから。ソマリ先輩のおかげで。ありがとう。
[玄関の外まで出たところで、風を避けるような仕草でソマリとの距離を縮め。ほぼ同じ高さにあるアイスブルーを覗き込んで笑った]
何か困ることがあったら教えて下さい。
例えば、夜会での挨拶連鎖からの逃げ方とか。
8年間のブランクはあるけれど、多分ソマリ先輩よりは慣れてるから。あまり自由の効く身でもないけれど、折角のご縁ですし。
[ちなみに逃げ方にはバルコニーに出やすい位置の確保法なども含まれ。もしかしたら他の出会いにも繋がったかもしれない。
ルームメイトの淹れてくれた美味しい珈琲を飲みながら東寮の裏ルートを教えた時のように、クスリというよりはニンマリに近い口で囁いた*]
― 時は少し遡り ―
[トール召集の会議で、やはりチェックがあり、銃と魔器を預けることとなったのだが……]
昨日これはひっかからなかったぞ?
[ノトカーから貰ったお守り袋が今日は引っかかった。
疑問に思い、お守り袋から中身を取り出してみたら――、ちかちかと、弱弱しく光る石。
同じ動作をする石に心当たりもあり、すぐさまその石をお守り袋にしまいなおした]
これは、閣下に報告せねばならない案件だ。
私にこれをもたせたまま閣下にあわせられないなら、貴官か誰か1人、その石を持って来るといい。
[そういって、赤い初期型通信石の入ったお守りを持たせた]
[リエヴルは確かに慎重である。>176
戦術に長け、確実に勝利への道を目指す。
だが、同時に自信家でもあった。
確かに、腕も立ち、機転も利く。
それだからこそ、自らの行動においては、時として大胆な手を選ぶことも見られるのだった。
他者に対しては、ほどほどの動きでも確実に勝てる手を考え。
自身においては、自分の特性を最大限考えて動く。
どちらも使い分けて考える、そういった一面があった。]
―就寝前時間・誘拐犯について報告―
>>*10
この件に関しては、私も報告させて頂く内容があります。
交戦までは至らなかったものの、拉致犯の姿は目撃致しました。>>1:331
技官を連れた賊は、帝国内陣地中央を単騎で高速移動。
氷乙女の橋を経由して公国内へと脱出したのですが、その際、工兵隊と交戦中だった兵に向け
作戦成功、後方隊と合流する、という言葉と
「対象の保全を優先。」
との号令をかけ、それに合わせて一部の敵兵の撤退行動が見られました。
後、斥候隊の兵からの情報と照らし合わせての推論なのですが…相手は、外国…それも、大陸由来の傭兵である可能性が高いかもしれません。
詳細は現在調査中ですが、確定情報が入り次第追って報告させて*頂きます。*
― 糖分差し入れの夜 ―
そうか。
なら、余計なこと言ってすまん。
[そこまでセンチじゃない>>175と言われる。
そう頭を下げてから、自分もぼりっと欠片をかじる]
まあ…どっちに着いても教え子を斬らにゃならんことには変わりないし。他にやれることはねーし。
戦ってる間は、んな事かんがえないようにしてっからなぁ。
[反撃には、控え室の扉横の廊下の壁に寄りかかりながら答えた]
……オレの場合、子供作れない体質だから。
生徒全員が――お前さんも含めて、子供みたいに思ってるからな。
いちいち気にしてたら、なにもできなくなる。
[子供を作れない体質といっても、ナニが不能な訳ではない。
女相手でも男相手でも、上も下もできる程度には、男としての機能は備わっている。
ただ、種が体内で生成されないだけだ]
帝国側の通信石はなんで赤いんだ?
ノトカーの血?w
どっかに混ざろうと思いつつもほとんど寝てないので今日はダメかもしれn
― 執務室・クロイツと>>84 ―
ああ、これか?
部下の妻で、私にとっても学生時代の後輩からのプレゼントだ。
私は残念ながらこの年になっても独身なんでね。
[もちろん縁談は降るように来ていた。
ラウツェニング家の跡取り息子なのだから、
結婚は権利というより既に義務に近い。
それでも、頑なに全ての縁談を断っていた]
ああ、ベルンシュタイン大佐の直属の部下になるか。
あいつは本当に有能な男だから。
彼の下で思う存分に貴官の力を奮ってくれ給え
[結局、似ているということの疑問を解消することはせず、
新任の部下にするのと同じ態度で接して、
部屋を出るクロイツを見送った]
【見】公国軍中尉 カークは、しおりをはさむてすと
/*
うーん、カレルのは随分前すぎるからどっかで補完できるといいな。
問題はリエヴルの未来ロール(作戦関係)か。
どこでやるかなぁ……うーーん。
[ヴィンセントからの報告>>*25を聞けば、微かに目を細めた。]
対象の…………保護?
ふむ……。
[まず浮かぶのは、技官への疑惑。
そこではたと思い出し、ノトカーへと声をかけた。]
……そういえば、ラムスドルフ少佐。
貴公、俺が「教官に気を付けろ」と言ったら、主席代理の方を気に懸けていたよな。
何か、気になることがあってのことか?
[ふとノトカーの動き>>1:*1を思い出し、聞いてみるのだった。]
とある手段―――
[手段については伏せられてしまった。
大っぴらに吹聴して回って多くに知られてはその方法が機能しなくなるだろうから、当然のことやもしれぬが。]
なるほどな。
離反直前に渡った、ってことか。
いや効果範囲についてはさ、俺は門外漢なんでわからんすけど。
幾ら通信機が小さいと言っても、肉眼で余裕で見えるんだから、
流石に持ち歩かないよな。そうだよなー。
[疑問を残したまま、常の調子で返答をする。
フレデリカの進言を受けて、それが作戦報告後の上申に繋がることにもなるのだが。
ひとえに確証が欲しいゆえでもあった。
味方を知己を戦友を失い行く戦場で、
新たに増えた懐かしい顔が、確実に味方である、との。**]
………って、コールサイン?
うわ。早速俺の名乗りを無下にしやがった!
猫に虎に狼ねえ………
[なんかないか、と考え込む。]
さっきも…?
レナト……レナト…… レトか。
[ぽん、と手を打った気配]
たった1年の付き合いなのによく先生のことを覚えていてくれたな。嬉しいぞ。
[ただでさえ珍しい女性教官であった上に、士官学校裏歴史に燦然と輝くアヴェキモイラ事件で、授業を受けていない学生すらもみんな知っている有名人であることを棚に上げた]
[猫、虎、狼、ときたら、犬だろ、と思わなくもないも…
犬は好き嫌い分かれる名前だし、他にもいそうだからなぁ、という理由で積極的に進められない]
― 公国拠点・中級将校執務室 ―
>>139
士官学校の仕事は、任務ではない。
任務は帝国の技術情報を漏洩しろ、であったからね。いきなり帝国のアカデミーを卒業して無職していたところを、モーリッツ先生の紹介で…というのがあってな。
尤も、次の年の行き先が見つかったからこそ、教職を1年で辞したが。
[流石にそこまで遠大ではない、とばかりに小さく首を振り]
いや、私がジャン局長の下につく前から、ラムスドルフ氏……というよりも、ラムスドルフ家の皆さんと親交があってな。「ごきんじょさん」という間柄ですね。
彼の仕事内容については私も直接聞かされることはなかったが、聞き手がいると自然と科学者という人種は饒舌になるもので。お酒が入ればなおのこと。
[酒を嗜むようになってから、本当にあの気のいい「おじさん」のことがわかるようになってしまった。秘密裏の研究であればあるこそ、聴き手の存在は嬉しいものだっただろうと]
― 少し前・斥候兵待機所の外 ―
>>97
あぁ…あの子、まだ現役だしな………
[ノトカーの愛馬を思い出す。
優美、たおやかといった白毛馬の印象を覆すような筋肉質で力強い曲者馬。
能力は優れているのだが、とにかく人を選び…馬術が下手ではないはずのユーリエがことごとく振り落されては馬と一触即発になっていた。
「主人にしか懐かない馬はいるものだから、仕方ないよ」と慰めた瞬間、背後から鼻づらをすりよせられた上に首筋をべろんと舐められ、ものすごく気まずい思いをしたことも、ついでに記憶に蘇った。]
>>98
関係者どちらも男性です。
世の中の趣向は色々だから、それもまた一つの形なのかと。
[一瞬だけダーフィト>>102をちら見して、さらりと流す。先ほど5分固まっていたのと同じ人物とは思えないような落ち着きっぷりだった。]
…ありがとうございます。助かります。
そうですね。私が聞いて、有効な情報がありましたら斥候隊のダーフィトにも情報提供をすることにしましょう。
[>>102ダーフィトからも、同じような言葉を聞く。
ノトカーが通信機を受け取る様子を見ながら、少しだけほっとした様子を*見せた。*]
…それで。
俺はアリガトウゴザイマスとでも、言えばいいのか――?
[ぶっきらぼうな口調をその場に置いて、歩き出す。
突き放したかったのは、相手か。自分か。
駄目だ。
不調が自分でもよく分かる。
大事な螺旋が、ひとつ外れてしまった様な*]
魔法弾の効力を削ぐ手段……ですか。
難しいですが、魔法弾は何分威力は火薬の推進力に劣ります。
鉄板を叩くことや、鉄板に電気を流し行動不能にすることはできても――鉄板を貫通してその向こうにダメージを与えることは難しいでしょう。
ですが、これを個人に徹底させるということは、時代の逆行にも等しいでしょう。
あとは、魔法弾を使用できない状況にする――ということですね。
たとえば公国軍は、ある程度の濃度を持つ小麦粉などの可燃性粉塵の中や、アルコールの充満した空間では科器の使用はできません。「爆発」「引火」などの事故を引き起こしてしまうからです。
これと同じことを、魔法弾にも引き起こすことは可能です。
ただ、魔力のある石を粉末にして流すという必要がありますので――魔石を手にいれる必要があります。魔力の抽出や精製は必要なく、ただごりごりごりごりと砕いたもので結構ですが。
公国が帝国から鹵獲したモノがなければ、シュヴァルベにある鉱山を掘りにいかねばならないでしょう。
[そして、デンプヴォルフ大尉の質問が終われば]
お役に立てて何よりです。
表向きには帝国にも恩がある私が何かをいうよりも、貴官からの報告であれば説得力も出ましょう。
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
[好意には、好意的な笑みを返した*]
― 差し入れは何でも食べる ―
>>183
こちらこそあまり上品なものの言い方をしなかった。お互い様ですね。
[そう小さく首だけで頭を下げ]
……今、不思議なことをいいましたね。
[しかしその矛盾を指摘してどうなるのだろう。
子供みたい、と本当の子供の差はかくも大きなものなのだろうか]
子供を斬る親はいません。もしもそれが出来るのならば、それは血の繋がっただけの別の何かです。
気にする、気にしないではなしに。
なら、貴方は子供のようにはかわいがるけれど、子供ほど近しく思っていない。
適度な距離の取り方ですよ。何も気にすることはない。
― 昼時 ―
[一方的に、沙のかかったかのような音が届く。
向こうは他の遣り取りをうまく受信できていないようで]
『おなかすいた…… ひもじい……
シチューが食べたい……つけあわせのパンなんて贅沢いわない……お肉は入っていなくていい……たまねぎと牛乳だけでけっこうですよ……』
そりゃ覚えてますって。
たった6年前のことだぜ。
6年次はセンセのお陰で他の教科も軒並み座学の難易度上がるし、印象に残らないわけがない。
[生徒が寝ない授業、というのを聞きつけた他教官が、
間違った方向に熱意を向けた結果だった。]
あとアレだ、最終試験のキマイラ!
………犬はぜってーやだし。
[カサンドラの連想を読んだわけではないが、此処にはシロウがいる。
一頻りもふもふわしわしされた事を思い出して先回り。]
じゃ、狐でいいわ。
コールサイン使うんなら、そう呼んでくれ。
[妖猫、人狼、妖狐――と、昔見た絵物語。
虎は出てこなかったかもしれないが、まぁいい。]
……ま、きっと俺、
忘れてふつーに名前で呼ぶだろうけど。 *
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
[やっぱり、何か聞こえた気がする。>>*27
しかし、タマネギと牛乳だけって、それシチューと言えるのか?
育ちのいい男には、なんとも実感がわかなかった。]
ん?
気のせいかな…?
[ 飢えた欠食児童のような声が聞こえたが…、と
頭をひねりながらも、リエヴルからの通信に応える。 ]
たった六年か……たった、っていうとは、レトは達観しているな。精神的に老けるの早いぞ。
気をつけるといい。似たような老け方をして髪の毛が逢うたびにやばいのを一生懸命何とかしようとロン毛を保つような人もいる。
[具体的に誰か、というのはあったが。
それが誰かはご想像におまかせします]
― 帝国前線拠点・自室 ―
[ウェルシュ、ソマリと別れた後、
リエヴルに先ほどのリエヴルの案を報告せねばと思ったが、
身体が重い自覚があり一度一人になれる場所へと戻った。
その間にでも聞こえてくる声に、
時折口を挟んだり、微妙な顔をしたりとはしていたが。
部下を下がらせておいて本当に良かったと思う。]
>>1:*94
[河を渡った話については、既にしたし他の突込みがあるから、こちらは大概スルーしたのだが、一箇所だけ反応せざるをえない箇所があった。]
…は?
― 帝国前進拠点・一室 ―
こちらも手勢はそう多くない。
大佐の言う通り、完全分割はできないから……。
[会話>>171を思い出しながら、地図の上から下へと川にそってなぞってゆく]
陣を構える前に実行部隊を向こう側へと渡らせておくか?
警戒はされているだろうから、川沿いに一度南下してから目指すようにする。
奪還には少人数で時間を掛けない。厳しければ口封じして即撤退の可能な者を起用して。
[一先ず思考を纏めたところで、襟元に意識を向けた]
>>1:*94
(おい……トールのアホも何やってんだ。)
[つい零れそうになったが耐えた。
同じ部屋の奴らは同じ行動取るものなのか。
ああでも前線越えないだけこっちよりマシなのか。何なのか。
色んな事が過ぎったが。]
…………河を渡った危険を犯して、
敵将の首を討ち取れなかったのは残念ですが…。
准将の無事と引き換えであれば致し方ありません。
[そう言い、浮かんだ疑問もあれど胸に留めておいた。
多少、声色には乗っただろうが。]
[>>1:*94そして懐かしい名も聞いた。]
フレデリカ・ファロン。
[ついぞ聞かなかった名にはまた驚いた。
生きていたかという思いと、敵前線に居る事に、
通信機の向こう側でしばし瞑目する。
目を閉じれば思い出すのは、小柄な少女。
どこか小悪魔のようなダンスの後の笑み。
目を開けると、自然視線が胸元へといった。
そのポケットの内側には、
しまいっぱなしの
>>1:*95
公国の竜騎兵が出てきましたか。
[それには軽く目を開いて反応し―――
ただその他に関しては、意見が先に出ていたので
先ずはただ黙って耳に入れるのみ。]
………。
[だが口を開かなかった本当の理由は、
思考が鈍ってきていたからだ。]
…申し訳ありません、一端下がります。
ご報告ならびに意見はまた後に。
[そう言い、その後はまた無言。
通信機の向こうから、微かな寝息は聞こえるだろうか*]
>>*26
そうですね。今となっては勘違いだったと思うのですが…
主席代理を帝国前進拠点まで護衛してお送りした時に
いくつか違和感があったもので。
[ 勘に近いですが…、と念を押し。 ]
自分は前進拠点に来てからこそが危険だと認識していましたし
道中は呑気なものだったのですが、
主席代理はその逆で、最前線に赴く道では感傷的だったものの…
拠点に到着した途端に非常にホッとした笑顔を見せられて…、>>0:294
まるで、来るべきところに辿り着いたと言いますか
…長い使命を終えたような表情をされた気がして。
これから行う任務こそが危険なのに、何か変だ、逆だ、と。
…勘というより言い掛かりのようなものですが、
教官=スパイと聞いて、主席代理に思い至った理由です。
[ジェフロイの言葉>>*31には、僅かにビクビクとしながらも。
続く言葉もいくつか確認し、疲労の様子を見れば、]
……色々、疲れもたまってるだろう。
大佐はひとまずゆっくり休んでくれ。
[一番疲れさせたのは自分だとは、とても言えない。]
― 少し後の通信 ―
というものを考えてはみたのですが。
囮とするには結局、それなりの陣を置くことになってしまいますね。
[草案>>198を通信で出してはみたが、リスク>>106>>108を並べられると]
やはり、厳しいですか。
短期決戦は上の方々も望むところでしょうが、敵戦力もまだ充実している今、総力戦になりかねない流れはあまり上策ではないですね。
[自案は引く構えを見せた]
[士官学校の寮で同室だった時分、シロウが物を運ぶのに、
鞄に入れずに布に包んでいたことがあった。]
それ、なんですか?
そんな布で包んで、誰かへプレゼントでも?
[ラッピングの代わりかと思ったら、どうやら違ったらしい。
風呂敷、というもので、これで何でも包むし
なんなら帽子の代わりにもなると知って、
便利な物があるのだなぁと感心したものだ。]
[ノトカーの言葉>>*35に、ふむ……と頷く。]
感情の動きが気になった、か……。
技官が最前線でというのは、確かに不思議なものだな。
なるほど、元よりカサンドラ主席代理が向こうに攫われただけで、こちらの機密が漏れる可能性が十分にある。
奪還作戦を試みるか、あるいは――…、
[そこから先は、言葉を濁した。
未だ疑いの材料ははっきりとしている訳ではない。
だが、機密漏洩はそれだけでも厄介なものだ。
……もっとも、他の者はリエヴルほどに割り切れないだろうか。]
[犬が首に巻いている布も薄汚れてはいるが、
独特な模様はうっすらと確認できた。]
兵士の話では他に2,3匹は来ているようなので、
これを殺して単に相手に気付かれるよりは、
いっそ、誘き出しなりの策に使えないか、と。
[通信機より流れてくる音声に耳を傾けつつ、
どこか切ない表情で告げた。]
― 帝国前線拠点・一室 ―
[通信機からはまだ話し声が聞こえてくるが、
シロウとの戦闘や、リエヴルの頭の痛いことやら、
そもそも前日30分しか眠っていない事などもあり、
どっと出た疲れに身をまかせて寝台に落ちた。
耳には時折、雑音混じりの人の声。
戦術の話やらを子守唄がわりに、僅かな間でも身を休める。]
― 帝国前進拠点・一室 ―
准将の考えすぎ、とは思えません。
幸か不幸か、あちらの指揮官と竜騎兵隊長は知らない顔でありませんし。下手を打てば簡単に足を掬われましょう。
[ここまで、一方向に意識を向けて口にした後]
……彼も、公国に名前があった。
同じかそれ以上大胆な発想をした上で、対策してくるだろう。
敵に回ると、本当に厄介だ。
[残りは独り言のように呟いた。
思い浮かべるのは6年次の卒業試験で共闘した、紫の瞳の鋭さ]
― 夢の中 ―
[見覚えのある庭をふらりと歩いていた。
覚えのある場所なのに、景色が違う。
ああ目線が変わっているんだと、
気付けばこれは夢なのだとわかった。
遠くに聞こえる、一定のリズムの鐘の音。
ふと足元を見れば茶色い兎。
屈んで触れてみると、呼び声がきこえて振り返る。
つい最近まで見ていたはずなのに、懐かしくさえ思う顔。
幼く見えるのは、やはりこれが夢だったからだ。
その彼女が笑って何かを言った―――]
>>*15
…………だーれーがー
髪が薄くなっただこの 飼い葉あ!!!
[オレンジ色の髪の毛を、引っ張ったところで目が覚めた。
通信機を開きっぱなしにしていた弊害で、今度はこっちが恥じかくことになる。]
[ウェルシュの言葉>>*37には、暫し悩みを見せる。]
短期決戦も、悪くはないんだけどな。
今は、公国の補給を叩いた直後だ。
本国より増援物資が届くより先に、叩く。
これも一つの手ではある。
向こうの状況が詳しく探れるといんだがな。
竜騎兵連隊が到着したとあれば、急ぎで手勢がかなり増えたことにはなる。
そんな最中の、補給物資への損害だ。
[そう言ったっきり、沈黙が落ちる。
あれこれ考えている……ように見せかけて、やはり紅茶を飲んでいるが。
一応、思考も働いている。]
[堅苦しさの抜けた言葉と、同じ高さの薄茶色を。
己の其れに移し込んで――釣られるように口元を緩めた]
期待しておこう。
俺は、こういうことは苦手でねェ。
そのくせ、あの人が色々無茶を振ってくれやがるもんだから…。
[見覚えのある表情で囁く後輩に遠慮なくぼやいた。
挨拶連鎖って何それこわい。
なおバルコニーとんずら必勝法は早々に学んでおいた]
まァ、――これも何かの縁だ。
今後ともよろしくな。
[そう言って…先程女伯の前で行ったものとは異なる
堅苦しさのない昔通りの握手を、ウェルシュと交わしたのだった*]
そうか……。超高性能弾薬の損失は痛いな。
敵は初めからそれを狙っていたのか、それとも偶然なのか……。
いずれにせよ、新たな補給を本国に要請するとともに
補給ルートを考え直さなければならない、な。
[戦争で大事なのはまず補給。
それを考えると頭の痛い問題だった]
[ジェフロイの声>>*39に、思わずビクッとする。
この数日で、すっかり苦手意識が根付いてしまっている。
それでも自分宛では無さそうと気付けば、そこから先は
触らぬ神に祟りなし、である。]
っ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………失礼しました。
[通信機をつけっぱなしにしていた事に気付くと一転、
慌てて謝罪を入れて思わず通信を切った。
おかげでその時は、夢かとスルーしてしまったが、
>>*27二度目の通信は耳ざとく聞きつける。]
/*
さて、会議は全員集合だからちょっとまったほうがいいな。
どこかで通信石の話が入れられないか、でテキストだけ先つくっておくか。
[>>+1不思議そうに、右脚の場所を眺めるカーク。
続いた言葉から察するに、当人にも、それは見えていないようだった]
さいごに……?
[先ほどから、現実ではないようなものばかり見える。
何年も前のできごとだったはずの海水浴、知らないはずの戦場、童話の中のオオカミ。
このわけのわからない空間はどこなのか、考えることをせずにきたけれど]
……帝国軍の。
[カークの言葉を繰り返して、小さく、息を呑む。
何かを恐れるような表情。きっと自分の顔にも、同じものが浮かんでいる]
『ヴァルハラ』
[彼は確かに、ここをそう呼んだ]
[朝方の意味不明な通信>>*15は、意識が別に向いていたからかノイズとして聞き落としてしまったようだが]
……おはようございます、大佐?
[途中で挟まった声>>*39にはボソリと一言、覚醒を促すように挨拶の言葉を投げていた]
[だが。可笑しさの波は、直ぐに掻き消えてしまう。
曖昧な苦笑は通信機を介しては見えはしないが。]
………、
戦場でこういう聞き方もアレかも知れないが。
その、苦労しまくって髪がやばくてそのうち禿げるかもしれないロンゲの人、さ。
元気?
[意識したつもりだが、声のトーンはやや低いか。
敵国にある知己のことを話すときはいつもこうだ。
問いに余計な属性が付け足されたのは躊躇の結果だが、
重ねて、酷い後輩である。]
帝国軍准将 リエヴルは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
― 調理場裏 ―
[ >>199 その勘、間違いではない、と言われ
一瞬驚きとともに、反射的に剣に手をかける。
――シロウ・ファーイースト!?
やはり…!
だが、続くカレルの言葉を聞くうちに
ふたたび落ち着いて、剣を抜く事はせず。 ]
布、か……なるほど。
確かにあまり見かけない紋様だね。異文化圏のものか。
わかった…そこまで理解した上で言うのなら
犬についてはブラオクヴェレ大尉に全面的に任せるよ。
上官にも報告しておこう。
[ そう言うと忘れないうちに、全ての幹部に通信機で通達を。* ]
http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/645.html
わかめ書いててはまりすぎてないた
――帝国前進拠点:起床時――
[悪夢>>85を見ていたと自覚すると、普段の起床の{5}倍は気怠く感じる。
もう一度寝なおそうと、額の辺りまで毛布を引き寄せた辺りで苦笑まじりの声がかかった。>>103]
「 おはよう、ヴィンセント。
お互い爽やかな朝とは言い難いようだな。」
……そう、ですか。
やっぱり、そういう……。
……命を、
[自分の胸へ手を当てて、視線を落とす]
僕は……
自覚はないんですけど、たぶん、そう……なんでしょうね。
ここを、撃たれて。
…………あの、
[顔を上げ、思い詰めたような視線をカークへ向けた]
外務大臣が……トライブクラフト伯爵がどうなったか、ご存知ないでしょうか?
一緒にいた、ユリシーズ・フォン・ベルンシュタイン氏も……!
[自分は、父たちを護ることができたのか。
それだけは確かめておきたかった]
そんな連呼しなくても。
…ああ。
通信機の先は戦場っていう、
奇妙な縁だが、よろしく。
[元後輩と元教官二人の声を交え、通信機は鈍い光を放った。*]
同じく、ジェフロイの声>>*39に、思わずビクッとする。
ってリエヴルのコピペしようと思ったけど、
時系列おかしくなるからやめた
お…おはようございます!
リエヴル先ぱ…違う…リエヴル様…でもない……
とー…とー……
…トゥーーレーヌ准将!!!!!
起床されているとは気づかず、失礼いたしました!!!
[寝不足寝起き時の認識能力には、大変残念なものがあった。
素足に夜着姿で、ぴしりと固い軍人的な敬礼。
組み合わせが、とても合っていなかった。]
…………そうですか。
[残念ながら、カークは事件自体を知らないようだった>>+1]
でも、外務大臣が暗殺されたら情報ぐらい入るでしょうから……きっと、無事だと思うことにします。
とりあえずは、役に立てたんだと……
[苦笑して、ゆるりと頭を振った]
[>>*41リエヴルの向こう側の反応には気づかなかったが、
>>*42ウェルシュの声には目が覚めるような冷え冷えした響きがあった。通信機を切る前に、もう一度謝罪が入る。]
………すまん寝ぼけていた。
以後気をつける。
………フレデリカ?
それは…私の同室だった、フレデリカ・ファロンの事ですか?
[続く言葉には目を丸くする。]
…そう…ですか…今迄…無事で……
[先ほどの夢を思い出す。夢の中のシェットラントが、嬉しそうに行方不明だった彼女の消息をくちにしていた。]
――帝国前進拠点にて――
[作戦会議中。
ウェルシュの言葉>>204を聞けば、溜息が零れた。]
そう、か。
やはりあちらにもかなりの人材が揃ってはいるからな……。
[自分にとって、その最たる者が敵の総指揮官なことに間違いは無い。
どれほどに心酔した相手であるか。
その相手と、こうして敵対することとなったのだ。]
…………本当に。
厄介なものだ。
[もう、苦笑いしか浮かばない。]
[>>*27そして時間は昼頃。]
おい誰だ…というかその声、
というか言ってる内容からお前カッちゃんだろう。
聞こえてんなら返事しろ。
てか捕虜にでもなってんのか?
おいちゃんと食ってんのか?
[ノトカーがカサンドラに通信機を渡した事は耳に入れていた。
通じればいい――とは思っていたものの特に口を挟まなかったが。
なんか聞こえてくる声からは、元気なんだかそうでないんだか、よく分からずについ口調が崩れてしまった。
食の心配をまずしてしまうのは、条件反射のようなものだろう*]
トール先輩、ということは…公国陣地で逢ったのですね。
……予想はできていました。
彼女は私が卒業した年に、家の事情で中退して故郷に戻ったと聞いておりましたが、その後、全く彼女と思われる人物、貴族の家の情報が入ってこない事。
帝国貴族だとオーベルニュ前伯爵や、現役でもロスチャイルド伯爵のように、女性として爵位を継承する方々も普通に存在するのに、彼女の両親がかたくなに男性としての卒業に拘っていた事。
そのあたりから、恐らくは…と。
それでも、確定情報として聞いてしまうと……。
[顔を上げると、リエヴルの表情がどこか厳しかった。>>104
そのまま言葉を飲み込んで、改めて、主より遅く起きた*非礼をわびた。*]
[ その頃ノトカーは、大量に人を切ったフランベルジュの
手入れを丁寧にやっていた。
通信機を切ったため>>*45は聞こえておらず、
カサンドラとようやく通じた事に気が付くのは、もう少しだけ
後になるだろう――。** ]
少なくとも昨日までは元気だった。
シュヴァルベの東半分を焼け野原にした男が元気でなくてどうする。
尤も、トゥーレーヌ公が前線拠点入りしてからは苦労が耐えないな。
国許から着任早々、散歩に出られてそれはもうすごい形相で探しにいかせていたな…
[さらっと帝国軍の恥部を晒した]
いつだって真面目で貧乏くじを引く。彼はかわっていないさ。
……今でも兎入りシチューはなるだけ避けて通る程度には。
― 帝国前進拠点・一室 ―
あんにゃろ……。
[幸せな記憶を模した夢の目覚めは最悪だった。
笑いながら言われた事に思わず叫んでしまって
それが通信機越しに漏れたのだからとんだ恥だ。
気を取り直して、どれくらい寝たのかと立ち上がると、脛の辺りに痛みが走った。
シロウに傷つけられた足の痛みが戻ってきている。
痛み止めの効果が切れたのだろう。]
……苦痛が残らないのは、助かりますね。
カ……バウムガルテン中尉も、痛まないのなら、よかった。
[卒業して互いに仕官してから、カークとはほとんど会う機会がなかった。
だからどうしても、学生時代の呼び名の印象が強い。
短い沈黙の後、周囲を見回した]
……ここには、僕らだけなんでしょうか。
その方がいいんですけど。
ここが死後の世界《ヴァルハラ》なら、あまり知った顔にやって来られるのは困ります。
[こうなったらじたばたしても仕方がない。
落ち着いた口調で、そんなことを言った]
――起床時――
[ヴィンセントの様子に、頭の上に???と浮かべながらも。
挨拶を受ければ>>216、くすくすと笑った。]
そんな堅苦しくならなくていいってのに。
こっちから本来の任とは違うことを頼んでるわけだしな。
それに、流石に疲れているだろう。
[そう声をかけながらも。
ヴィンセントの格好を見れば、笑いを堪えることが出来なかった。]
[が、フレデリカの話となれば、自然、笑顔が消える。]
…………そう、か。
公国の特殊部隊に彼女らしき人物がいるとは掴んでいたんだが。
どうやら、本人だったようだ、な……。
[やはり暗い表情で呟き。
非礼に関しては、気にするなと告げた上で。
暫し、物思いに沈んでいた。*]
>>*39
[戦闘後なだけに、疲れている者も多いのだろうか。
誰かが寝ぼけた声が聞こえた。]
…うす毛には、海藻が聞くと聞いたことがあります。
帝国南部の海岸とかでよく乾燥したものが干されて販売されているので、お試しになるのも宜しいかと…
[遠慮がちに容赦のないアドバイスだった。]
/*
てめヴィンセントwwwwwwwwwwwwwww
なんで俺は蜜さん柚さんが居るときにハゲだのズラだののネタをやられるんだよwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
技官 カサンドラは、帝国軍大尉 カレル を投票先に選びました。
― 斥候部隊天幕前 ―
――――……?
[>>192 ソマリの言葉に、目を見開いて。
彼の顔をじっと見る。
――……振り返る事なく天幕に消えてゆく後姿]
しまったな。
どっかの地雷を踏んだか。
……とはいえ、なぁ。
[呆然と見送る後姿を見ながら、自分が何を失敗したのかを考えていた*]
隻眼の軍人 ノトカーは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
― 公国前進拠点・会議室 ―
[召集>>38を受ければ、程なくディークの姿も会議室にある。
それに先立って、クロイツへは正式に辞令が渡されている。
ゆえに会議の召集には、彼の名前も共に含まれることとなった。
それまでの話を掻い摘んで聞き、併せて場の意見に耳を傾ける]
士官学校跡地か……。
[地図を眺め遣りながら、思考する。
ただ途中、フォルテア大尉の指摘>>174に顔を上げた]
[あの人は、無事でいるのだろうか。
自分の胸へと緑の弾を撃ち込んだ人物のことを思う。
紛れもなく彼は「敵」なのだけれど、ここにいて欲しくはないと願ってしまう。
カークには、ただ微笑んで]
でもどうせなら、もっと景色が良ければ嬉しいですよね。
これからここで安らぐしかないわけですし……
ああ、そのことだが。
レイヴンウッド情報官が拉致されたとの認識のままの場合、
情報官には護衛をつける必要があるだろうな。
情報官が後方に下がったままであれば問題はないが、
可能であれば前線に居て頂いたほうが益多かろう。
作戦次第だが、
…ファロン少尉辺りが任に妥当かと思うが、どうか?
[彼女の上官たるレナトと、ついでトールへも目を向ける。
そうして続け、出された案>>129に口を開く]
[口にするうちに、周囲の空間がぼんやりと緑色を帯び始めた。
撃ち込まれた緑の閃光とは異なる、柔らかな緑]
……これは。
[現れたのは、若葉生い茂る木々。
その向こうに、見覚えのある建物]
……学校の、中庭……?
[足元には、瑞々しい芝生。
ご丁寧に、その上にテーブルと椅子が出現した]
……どうして。
どうして、ここ、が。
[戦場になったと知っている場所。
昔のままの光景を見せられるのは、かえって苦しかった]
毒を流す、というのに俺は反対だ。
ポイントは幾つかあるが、何より周辺への影響が大き過ぎる。
水の汚染は諸刃の剣だ。
安易に頼るべき手段とは、俺には思えん。
[士官学校時代、ディークは級友に比べ力劣るゆえに、
技と器用さによるフェイントを主な武器とした。
なれどそれが戦術に反映されることはなく、
ましてや謀略暗殺に至っては、既に嫌悪の域に達したといって良い。
ために、以前も出された暗殺案には反対した>>0:740
口に出すことはしなくとも、行動の規範は明確だ]
― 帝国前進拠点・一室 ―
[通信機を切る直前に聞こえた声には謝罪を口にしたが。
最後に聞こえたヴィンセントの声に、思わず貴重な通信機を壁に投げた。]
あいつも余計なお世話だっつーの…。
[一端立ち上がりかけたのに、
また腰を落として、額に手をあてため息をつく。
別にだから髪を伸ばしている訳じゃねぇんだぞとは、
おそらく誰にも聞こえないぼやきである。]
帝国軍大尉 カレルは、帝国軍大尉 カレル を投票先に選びました。
― 公国拠点・中級将校執務室 ―
[ 机に山と積まれた書類を二つの箱に別けて入れたり、また別の箱を引っぱり出したりと奮戦している。 ]
ああ、これだ、
軍務大臣暗殺事件……大臣及び護衛官の検死報告書。
[ 分厚い書類の束を取り出して、食い入るように読み始めた。 ]
マーティン・フォン・ミュラー軍務大臣は開戦派、もちろんご本人も若年の時から仕官されている。
護衛も多かったはずだが……。
使用された銃弾と銃器は我が国の火薬を使用する物。しかし、何故か、本命であるはずの軍務大臣の部屋周辺では弾痕は見つかっていない。
まあ、護衛と言えども大臣ご本人よりは武力で勝るだろうが……でなければ護衛にならんしな。
しかし、これはどうだ?
そして、大臣ご本人に残された刀傷。
唯一の生存者であるアリー大尉の証言では、サーベルよりも刀身の細い、東国で《カタナ》と呼ばれる刀剣に見えたと。
……刀剣はその種類により攻撃を与えた者に残す傷の形状が変わってくる。
サーベルとカタナはかなり似ているらしい、反った刀身の片刃。しかし一番違うのは柄と鍔、……護拳だ。大臣を切った覆面の男が持つ刀剣には護拳がなかった。
間近で刀身を切り結んだアリー大尉の証言だ。
これが一つ。
賊が侵入時に護衛官であったアリー大尉に投擲した小刀による切傷面、衣類の破損。
投擲に使われるナイフは両刃であることが多いのに対し、これは片刃。
《カタナ》と対で使われることの多い《コヅカ》に類似している、と。
……よほど使用武器に拘りのある賊のようだ。
[傍らに立っていた牝馬が、身をすり寄せてくる。
そのぬくもりに顔を上げ、ひとつため息をついた]
……座りましょうか、
[続く名の形に口を開きかけて、いったん止めて]
……カーク先輩。
[結局、彼をそう呼んだ**]
罠を仕掛けるのは構わんが。
仕掛けるならば早急にということになろうな。
その場合、進軍を妨げることが主たる目的になるだろうが…
…そう易々と仕掛けられるほど、甘いものでもなかろう。
[これについては案があればといった態で、
自らは罠について考える風はなく]
襲撃犯は「王太子殿下の仇、とらせてもらう」とぬかしたそうだが、希少である火薬弾の使い所、仇討ちという台詞とぶれる気がするな……。
暗殺行動に妙な表現かもしれないが、自分流を押し通す自信さえ感じる。大事な存在を失った焦燥や悔しさが憎しみとなっている感が薄いような。
……その後、更に他の護衛官や衛兵が駆けつけてくるも大声を上げて笑うその賊にたちまちのうちに斬りかかられ、腹部に柄で一撃を食らって半失神状態になったアリー護衛官以外全員が殺害された。か。
これについて、どう考えるかと言う事ですか>>0:581、ベルンシュタイン大佐。
背後が同一、はどうか……しかし偽装の匂いは感じるが……。銃弾の使われ方が。
ゆえに取るならば、先手を打つ。
取って足掛かりとし、即座に帝国側へ攻め入る足掛かりとする。
もしくは──…、見過ごした振りで黙って取らせる。
士官学校跡地を戦場とする場合、騎兵は大して役には立たん。
あの場所では狭すぎるからな。
黙って取らせた上で、上流から火を流す。
筏か何かでも組めばいいだろう。
これをもって、帝国側からの騎馬での渡河を妨害し、
もって士官学校跡地に篭る一軍を個別撃破する。
……ちょうどいい”燃え残り”が、今はそこそこ潤沢にあってな?
[ややもすれば表情が僅か苦くなるのは、
燃え残りとはすなわち、先の作戦に消耗した物を含むが為に]
使用刀剣からも明らかなのは、賊が外来者であるということ。
まあ、俺も元は海を渡って来た海賊の子孫らしいが……アリー大尉は、一目で。異国の血を引く事が明らかだ。
知己であればすぐにわかっただろう。
大臣を含め全員が切傷で死亡しているのに彼だけが生存した。
そして《狼》か。
ニコラス中佐を通じて彼が帝国側の城砦配備の情報をこちらに寄越したのも、氷乙女のくちづけ作戦の折、帝国兵を少なからず倒したこともあるが、あまりに活動内容と本人の経歴が伏せられ過ぎている。
諜報部よりも権限の高いところから直接命を受けて動く事が多かったようだが……。
増援を絶った上で、我が方対岸よりの援護射撃を含め、
歩兵部隊をもって士官学校部隊を集中攻撃する。
つまり、あの土地を水に囲まれた檻に変えるってな発想だな。
向こうさんが、士官学校跡地を取りに来た場合の話じゃあるが。
備えとして考えておくのも、一案だろうな。
[そこまで言って、一旦口を閉ざした*]
[ ため息を一つついて、執務室の外に声を掛けた。
防諜部から連れてきた部下の一人と、歩兵の一人を室内に招き入れる。 ]
……先日帝国軍前線基地から潜伏作戦を終えて戻って来たシロウ・ファーイースト大佐についてだが。
トルステン殿下の直属で護衛にあたると言う話もあるが、少し気になる。後二名を交代要員として彼を監視しろ。
万が一の時には《盾》になれ。
非常時には一人が俺のところに戻るまで、守るんだ。何を、誰をとは言わない。
……わかるな?
[ そう言って部下を送り出した後、しばらく考え込んでいた。
作戦会議への招集があれば、表情をいつも通りに戻して参加しただろう。* ]
[踏んだ地雷の後味の悪さを噛みしめつつ、
部下に、必要な伝達を済ませ]
……そういえば、増員が来ると言ってたな。
とすると、そこそこの規模の作戦が実行されるということか。
[>>1023 一言。ドーベルニュ少佐の指示で、人数が増えそうだ、という以上の情報は、ソマリからは降りて来ていない。
突っつくのが良いとは今は思えない。
……こちらで処理するよりないだろう]
……代え……、ねえ。
きかなきゃいいってもんでも、ないんだが。
[ぼそりと呟きつつ、
じゃりじゃりと錠剤をかみ砕く。半刻では終わらなそうだ。
ソマリに指示を提示したらしい、ドーベルニュ少佐の部屋を訪ねる事とする]
―回想/鎖の国・出発前―
……これを模倣しろ、と?
構わないが、変わった魔石だな。
[使者が差し出した、細長い瓶の中に詰められたもの。
魔石――と称する其れは、寧ろ、黒砂の様に見えた。
瓶を持ち上げ、さらりと降り積もる砂を陽に透かせば、
ごく強い翠と、濃厚な緋が入り混じる。]
1時間前のできごと:ちょっと仮眠してお風呂入ったら目が覚めた今のうちに発言するぜいえー!と思ったら箱がネットに繋がらなかった
何か火狐がダメぽい
[それは海向こうで生まれた、失敗作、なのだという。
不完全な材料を試した際の副産物に、
音声記録用の石の魔力を抽出し、共振させたもの。
本来の生成には、もっと高精度の触媒が必要だが、
なかなか手に入らない希少な材料なのだと使者は語った。]
――よくわからないが、表沙汰には出来ないもの、か。
まあ、使える程度には復元してみよう。
[砂をさらりと敷き布の上に零せば、微かに蛋白質の焦げるような匂い。
何か、獣肉で出来たパーツを利用したものなのだろうと推測し、苦笑する。
――おそらくは、二本足の獣だ。]
[左手の指を折り、その甲、指輪に煌く石を黒砂に沈める。
瞳を閉じ、ゆるり、と息を吐く。
ゆるやかな共振。
二色のひかりが、瞬くように明滅する。
指輪に宿る魔石から、――首に下げた、大粒の仮面石から。
仮面石はその内部に光を閉じ込めて、あえかに表面に輝かせた]
――後は、こちらのものを使えばいいのだな?
[黒砂から指輪を離し、かるく砂を払う。
瓶の横に積み重ねられたふたつの薄い金属を取り上げ、懐にしまった。]
ああ、記録石の使い方は知っている。
別の種類の魔石を媒体として、情報を交換する、などという使い方は初めてだが。
謹んで拝受しよう。
[非常に高価なものであるとはいえ、大陸で記録石はさほど珍しいものではない。
魔力を使い尽くせば消えるため、情報の長期保存には向かないが、たとえば自鳴琴などにも使われている代物だった。
時折雑音に塗れる事もありながらも、通信石は今のところ、無事に部下の声を伝え続けていた。
――黒砂の出所は知れぬ。
恐らくは他国と繋がる誰かが、鎖の国に渡したものだろう。
それは帝国の機密であるかもしれぬし、公国の丈高い男が、『なにか』を媒介に、再度作り上げようとしたものであるかもしれなかった**]
― カサンドラと糖分補給 ―
[不思議なことを、と。子供を斬る親はいません、と告げるカサンドラ>>196に肩を竦めた]
ああ、普通はそうなんだろうけどな。
――親でも兄弟でも実の子でも。仕事ならば躊躇はするな、殺される前に殺せ。
なんてガキの頃から叩き込まれてるから、仕事になりゃ相手が誰だろうと身体が勝手に動く。
オレを育ててくれた兄貴たちも、それで相討ちになったしな。それに……
[幼い頃、血に酔っていたとは言え、大好きだった叔母を自分の手で殺した記憶が頭を過る。
もし実の子がいても。血に狂えば、そんなことは関係なくなるのだろう]
ま、オレは実の子なんていないし、生徒たちを子供みたいに――ってのも、そう勝手に思ってるだけで実際には違う感情かもだし。
[子供のように可愛がっていても子供のように近しく思ってはいない、といわれると]
そういうもんかな。それでも――できれば皆、こんな馬鹿馬鹿しい戦で命を落とすようなことはせず。
いつか、懐かしいシュヴァルベ≪平穏の地≫に帰ってほしいとは、思ってる。
[自分にはそこに辿り着くことはできないだろうし、その資格もないけれど]
/*
えーと、メモのは本当に個人的脳内整理なので。
そんなつもりじゃなかったのに……とかあったらごめんなさい、です。
混乱したままよりはと思って出してるのですが、やって良かったものなのか不安で。
特にカレル・ノトカー周辺。ちょっと分からなくて、自分と絡んでたタイミングからの類推になってるので。
― 帝国前進拠点・一室 ―
[腰を落としたまま、
眠る前の出来事を思い出して、暫し思考に耽る。
疲れた記憶が大半を占めたが、
ふとひとつ、引っかかった事があったのを思い出した。]
そういや、トールのアホと会ったとかも言ってたな…。
何であいつまで前に出て着てたんだ。
………偶然か?
[どちらかが、ならまだしも、どちらもは、
偶然にしてはあまりに出来すぎている。そう見える。]
………。
― 帝国前進拠点・一室 ―
……斥候隊隊員、カディーネ中尉です。
[音を立て、入ってもよろしいですか、と問う。
ウェルシュ・ドーベルニュ。
……かつて同室だったヒンメルの所へ、何かの本を借りに来ていたという記憶はあったが、
顔を突き合わせて、何かを語ったことはない。
それでも、いくつかの講義や食堂で行き合ったりはしていた。
知人だろうが友人だろうが、階級は階級。シンプルで厳然たるルール]
……増員と、それに伴う作戦等の具体的な指示を伺いに参りました。
[良い角度の敬礼と共に、滑らかにそう口にして。
携えてきた地図を、空いているテーブルに勝手に拡げはじめる*]
とにかく報告……の前に薬か。
[億劫そうに腰を浮かすと、
端際まで行き、投げつけた通信機を拾い上げ、
確認すると壊れてはいないようで少しほっとした。
部屋を出て、先ずは治療班のいる所へと向かっていく。]
贔屓目でなしに、彼女の腕は確かなもの。
必ずや情報官の元でも十二分な働きをしてくれるでしょう。
ただ「拉致されている」というシチュエーションを演出し続けるのであれば、余り警備が手薄でも敵に違和感を抱かせる。
少尉に任せた小隊はごく少数ゆえ、万全を期し、もう幾人かお貸しいただけるのであれば。
―――ファロン少尉。行けるか?
[傍らに控えていたフレデリカに、視線を流した。]
『 せんせいへ
可愛い子を使って覗き見するくらいなら、
ご自分で見に来てください。
待っています。』
[短い手紙の後に添えたのは、かつて寮にいた頃、
なぜかシュヴァルベもふMAPを作成しようという話になり
一晩掛けて作り上げた地図で使っていた位置記号だった。]
[手紙を書き付けた紙を細く畳み、
落ちないように犬の風呂敷に括り付ける。
終われば、大人しくしていたご褒美おやつを食べさせ、
わんこの頭をもふもふと撫でた。]
ほら、お前の飼い主のところにお帰り。
寄り道しないで、真っ直ぐ届けるんだぞ?
[言い聞かせたあと、もう一度頭を撫でて立ち上がる。
仮に犬の主がシロウでなかったら、
むやみに情報を流すだけになるだろう。
それでも、試してみる価値はあると思う。]
せんせい…。俺はあなたに聞きたいんです。
…いったい、何をしようとしているんですか──?
[届くはずの無い問いを、ぼんやりと宙に投げた*]
それから……ファーイースト大佐とニコラス中佐か。
[レナトの危惧もよくわかる。
帝国軍と交戦して左腕をやられたという証言と、
ニコラス中佐と旧知の中の様子から、
帝国軍の間諜がそのまま、という可能性は少ないように感じる。
だが――軍務大臣暗殺の折のベリアンの証言は、
ここまで届いていたから、
その点で引っかかるものがあるのも確かだった]
ならばいっそ、彼らの身元調査が終わるまで軟禁するか……?
尤も……調査で何か出てくるようなら、
既に網に掛かっているはずだがな。
とはいえ、フォルテア大尉の進言も理解出来る。
何事もなければこれほど有用な男もいないのだから、
側に置かない……とは言えないが、
これもデンプウォルフ大尉に再調査させよう。
― 帝国前進拠点・一室 ―
[ひとまずの保留。では次策は、と考えた所で眼の奥に痛みが走った。眉間を押さえていると、入室を求める声>>246がする]
どうぞ、中尉。
[摘まんだ眉間を軽く揉み解しながら許可を出す。
相手も地図を抱えていたので、筆記具などを自分の広げていた地図の上に引き上げた]
ああ。増員というよりは、欠員の統合だな。
補充を求めるには限界があるので、遊撃を一隊分減らして斥候に組み入れる。
……良くも悪くも、知らない顔じゃない連中を回す予定だ。
新兵よりはマシだろう?
[邪魔だと怒られたことの方が多いので、統制に多少の苦労はあるかもしれないが。軽く肩を竦めて、ダーフィトの反応を見る]
作戦は、まだ詳細が確定していない。
浚われたレイヴンウッド技官の奪回が第一となる予定だが。
[どの陣営に所属していようと、変えられない想いがある。
それは、食事情の悪いひもじい想い。
補給問題のある公国に来てから、満足するまで食べていない。その気持ちを、シチューたべたいという痛烈なまでに切実なメッセージにして呟く。
赤い通信石を口元に当てて流した。直後、突っ込みかのように赤い石がちかちかと輝いた。まるでオカンにちゃんとゴハンくわせてもらってないのか!と言われているかのように]
少しならばこちらからも言葉が送れましょうが……このように袋に包んでしまえば、通信機能は無になるほど微弱。相手の言葉を聞くことも適いません。
これを利用すれば、一方的に私がどこにいるのか、という情報を帝国に送ることが出来るでしょう。
さらに――使用していない赤石系魔法弾や、赤系の魔石――これは原石でもかまいません――これらがあれば、相手の言葉も受信可能となり、相手の遣り取りを傍受することが可能となります。
私を使っての誘き寄せなどを選択肢としてお考えの場合、御一考を。
[前線に出るどころか、それ以上の苛烈な役割でも問題ない、と暗に示した*]
―昨晩―
[報告会議も終わり、夜も遅く一度は解散となり、レナト大尉とも別れた後]
はい、わかりました。
[准将本人や、直属のレナトからの言及がなければ処罰も厳罰となることはなかったが]
温情に溢れた処分かと。
[寝ずの番につくように言い渡され、その任を受けていた]
今夜は寝れそうにないし、いいけどね。
[焚き火を前にして、自分もお供しますと意気込みながら、
今は寝息を立てるその姿の頭をなでて頬をむにーっとつついてやると、少しの間魘されていた]
川向こう、ちょっといったところなのに……
[とても遠い、世界の果てにあるのではないかと思うくらい。
先だってのリエヴルの様子を思い出し、苦笑を漏らし]
そりゃ、そうだよね、そうだけどさぁ……
[胸中によぎるものは多すぎて、痛い、苦しい、とても…
親しかったからこそ……、溢れそうなものをぎゅっと、抑えた]
お話中、失礼します。
[通信機に声を掛けたのは、カサンドラ奪還作戦の話が
しばらく、途切れた頃合い。]
シロウ・ファーイーストの件ですが、
彼の犬と思われるものと接触しました。
[言い淀むような間を置いて、言葉を続ける。]
うまくいけば、彼と接触できるかもしれません。
叶うならば、単独で───会ってみようと思います。
―朝・作戦会議―
[シロウが持ってきたという情報>>1:923を聞き、みなに意見が求められていた。
情報を疑うわけではない。シロウが確かに有能なのは、数年間敵側のスパイとして情報をもたらした事実が語っている。
問題は情報の生かし方かな、と胸中の呟き。
向こうが、こちらが察知していることを知らないのであれば、意表をつく形となる。
逆にあえて流された情報であれば……、誘われている。
いずれにせよ…、どこに移るかが……わかればとは思うものの。
そうすれば見えてくるものもあると。
と、自分の名前>>226が出るとディークとレナトの会話を静かにきき、問いかけの言葉>>249に]
はい、お任せください。
美女のエスコートとあれば、我が小隊員の心も躍ることでしょう。
[毒を流すという案には損得だけで考えてしまった自分に、ディークの言葉>>227は、
ディークだったからだろうか、少しばかり心に痛かった]
― 公国前進拠点・会議室 ―
ああ。俺も同じ見解だ。
分かった。では使えそうな兵を幾分回すよう手配しよう。
[奪還には少数で斬り込んでくるであろうと。
レナトの見解>>248に賛意を示して、
同じくフレデリカへと視線を流すものだが]
そうか。なら安心出来る。
[受諾の応え>>264に派手に何か口にすることはなく、
けれどレナト>>249と同じ信をもって彼女へと頷き返した]
……シロウ・ファーイーストの犬、だと?
[カレルの言葉>>*49に、ティーカップをカチャリと置いて反応する。]
ふむ。もふもふ好きとは知っていたが、そんな芸当まで出来るのか。
しかし……、
[続く言葉には、僅か眉間に皺を寄せた。]
単独でというのは、どうにも賛成しかねるが。
会って、どうするつもりなんだ。
ただ話をするなんて呑気なことは、考えておるまい。
[考えているなら、何か言ってやらねばとは思いつつ。]
……で、あれば。
一人で向かうということが何を意味するか、わかっているか。
あれに勝つ自信はあるのか?
[淡々と、カレルに問うた。]
― 帝国前進拠点・一室 ―
[>>257入室を許され、部屋に足を踏み入れると。
眉間に指を押し当て、むにむにと解している少佐が目に入る]
……お疲れですね。
[言いつつ、筆記用具が片づけられた机のスペースに、
地図を拡げさせてもらう]
欠員の統合。……部隊の再編制ですね。
新兵よりはマシですが、バタバタ動かれると参るかな、とは。
配置についてもお任せいただけるなら、適切な運用は可能です。
[作戦については、詳細が決まっていないと言う。
レイヴンウッド技官の奪回、と聞いて、僅かに眉を顰める]
奪回………ですか。
それは、どのような理由で?
[無意識に顎に手をあてつつ、口にする]
……まさか、さっきの?
[カレル>>*49の言葉に反応したのは、准将>>*50と前後したか。重なってしまうので、一度口を噤む]
───うん?
[カサンドラからの知らせ>>256
見守る間に運ばれてきた魔法石>>258と、
目前で交わされたなにやら切ないような滑稽なような一幕に、
思わずきょとりと瞬いた]
…、今のは、
[一瞬唖然となったが、今重要なのはシチューではない]
えっ……
[が、ふと教職員の時に得ていた彼女の個人情報……男装することとなった理由を思い出し]
ああ、家庭の事情の方か
[ぽん、と手を打った]
/*
PL知識は置いといて。
拉致られた場合は犯行声明を待つか、アタックするにしても特殊部隊をぶつけるのではなかろうかという気がしている。
助ける姿勢自体は見せないと士気にかかわるので、そのあたりの理由が来れば頷かざるを得ない。……ような気が
…、なるほど。
ではこれをもって、貴官が囮になることも可能ということか。
奪還に動くとなればラムスドルフ少佐辺りが動くか…
となれば、ファロン少尉の護衛のみでは手薄だが。
周辺に一軍を伏せて敵を叩くことは可能かも知れないな。
[彼女の言>>261を受けて、思考を進める。
それはあまりにも苛烈なる役回りだが]
いいのか。
[一旦の確認を、カサンドラへと置く]
彼に対して、兵で押し包んでも
いたずらに兵を失うばかりで倒しきれないでしょう。
戦場で討ち取るのも難しい。
罠を張っても、気配に気付かれてしまいます。
なら、自分が行くのが適任かと。
[もうひとつの問いには、事実と推論だけを並べた。]
[カレルの言葉に挟まる沈黙>>*53に、僅か眉を寄せながら。]
だから、聞いている。
倒せるのかと。
[零れた言葉は、溜息混じりだった。]
一人で敵に会いに行くなど、いらぬ疑いを招く行為なのだぞ。
[自分が疑われている>>245などとは思いもよらず、そう言葉を続ける。]
しかも、戻るよう説得してどうするのだ。
一度そのようなことになった相手を、再び信じて使えというのか?
あれに部下や同僚を殺された者達も、納得すまい。
ましてや、相手が相手。
倒せなければ、自分が死ぬことになる。
…………それでも行くのか?
[やれやれ……といった表情が、きっと声音にも表れていることだろう。]
技官 カサンドラは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
― 帝国前進拠点・一室 ―
昨日の今日だ。
疲れていない兵は少ないと思うよ?
[ダーフィトの言>>267に指を離して息を吐き、それから苦笑の表情を作る。作る直前の虚ろな表情は見えたかどうか]
ああ、勝手はするなと言っておく。
小隊の指揮権委譲と同じ形を取るから、後はそちらに任せるよ。
[つまりは、配置も自由にしてくれていいが、制御は斥候隊次第だという半分押し付けの形だった]
前哨狙撃兵 ダーフィトは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
― 帝国前進拠点・一室 ―
一つには公国の情報を得る為。
もう一つは技術漏洩の防止だね。
拉致されたということでもあり、前者も必要なところだから奪回作戦をという話になっていたが。
後者の方が重要なので、優先順位は変わるかもしれない。
もう一人、拉致ではなく公国に走った人間がいるから……。
[情報は得られるなら良い程度。漏洩防衛は必須。
質問>>268に答えながら、意識を他所に向ける仕草を挟み]
処分を優先させることになりそうかな。
技官についても平行させるなら、必要とあれば途中で作戦を切り替える提案をするつもりだ。
[漏洩させないだけなら、奪回よりも楽な方法が当然ある。
冷ややかな笑みを浮かべながら]
…相変わらずだな。ああ、必ずや。
俺からの口添えだけでなく、父に願うつもりでな。
侯爵家の名前、こんな時くらい有効にも使えるだろうよ。
[己の出自も道具の一つと言い切って笑う]
さて。通信の傍受については俺には詳しく分からんが…。
作戦の有無を問わず使えるものならば、使うべきだろうな。
が……問題は魔法石か。
在庫は確認する必要があるだろうが、
すぐには何とも言えんところだろうな。
早急に確認して、レイヴンウッド技官へ一旦回そう。
適性を見ておいて欲しい。
[それは石か人にか。
専門外の男の言葉は、やや曖昧なものともなるが]
あとは実行するならば、その場所…か。
[呟くようにして、再び地図へと視線を落とした]
さて。通信の傍受については俺には詳しく分からんが…。
作戦の有無を問わず使えるものならば、使うべきだろうな。
が……問題は魔法石か。
在庫は確認する必要があるだろうが、
すぐには何とも言えんところだろうな。
早急に確認して、レイヴンウッド技官へ一旦回すよう手配しよう。
適性を見ておいて欲しい。
[それは石か人にか。
専門外の男の言葉は、やや曖昧なものともなるが]
あとは実行するならば、その場所…か。
[呟くようにして、再び地図へと視線を落とした]
/*
>>*38 >>274
というわけで。割り切ってしまうのがここにもいるのでした。
襲撃事件がなければもう少しは躊躇しつつだったかもですが。
先の話ですが、って形で持っていけるといいなと思います。流石に全部の時間軸を混ぜながらは混乱するので、自分のペースに合わさせていただきたいのでした。
今夜そこまでは頑張りたい所存…!
―― 一方その頃の帝国軍――
[紅茶片手に各部隊から集まる報告書に目を通しつつ、]
シチュー食べたいんだが、そう伝えておいてくれるか?
[近習に対し、食事のメニューをリクエストする最高指揮官の姿が。]
/*
これカサンドラ奪還行きてぇ…!
カッちゃんとあわよくばフレデリカとも会えるとかいいな。
裏切りが判った時の対応にまだちょっと悩むが…。
― 執務室 ―
[その後、他のものを下がらせれば、ディークと二人だけになる。
事実を確認した時の冷えた声から、
彼の言いたいことは凡そ察せられた。
暫しの沈黙のあと、ディークが口を開く。
別にリエヴルに逢いにいったわけではなかった。
むしろ――逢いたくなかったのだが。
そんな弁解に何の意味があるとも思えない]
[胸ぐらを掴まれて、ディークの琥珀が突き刺さる。
それを避けることをせず、真っ直ぐに見返した。
避けてしまえば、指揮官であることも。
何よりも、彼の友人である資格すら失くなってしまう]
……わかってる。俺が馬鹿だった。
[ディークの言葉がひとつひとつ突き刺さる。
身分に伴う責務。
ずっと大事にしていたきて、それ故に逃げ出すことを選べなかったのに、
たった一度の過ちで全て瓦解してしまうところだったのだ。
それだけ自分のとった行動は罪深いのだ――]
お前の言うとおりだ。
俺には……なによりも護るべきものがある。
決して投げ出したりはしない。
もう二度とないと……誓う。
[強い口調でそう告げた]
ああ、その通りだ。
ファロン少尉に意見はあるか?
どちらにせよ、川の向こうはリスクが高すぎるだろう。
となると、この辺り…
市街地の残骸を伏兵の場所とするか。山も使えるかな。
[フレデリカの発言>>276に頷き、地図上を指で押さえる。
押さえたのはかつての市街地(E3)辺り、今は廃墟となる場所である]
もしくは南だが。
あまり前進拠点に近くても、さすがには来ないだろ。
― 糖分補給中 ―
[>>244 ただ、じっとシロウの独白を聞いていた。瞬きもせずに、じっとその顔を見つめていた]
馬鹿馬鹿しい、とだけは貴方はいっちゃだめだな。
教え子たちは、こういう時に無力で打ちひしがれる為ではなく――
自分の為、家族の為、愛するものを護る為、精一杯戦っているんだ。
その先に平穏があると信じている。
――そうでなければ、斬った子らも、浮かばれないだろう。
[瞬きをして、問いただす]
シロウ先生。貴方は何を諦めているんです?
どうして、自らの行く先に平穏がない、とまるで決めかかっているように聞こえる。
[通信の先で、彼がどんな顔をして
口にしないどんな思いを抱えているのかはわからない
ただ拗ねたような声は、変わらず可愛いと思ってしまう]
― 公国軍の会議室 ―
……ぶ、っ!!
[会議室では黙っているつもりだったのに。
シチューたべたい、というメッセージを聞いて、思わず吹き出した。
士官学校時代や帝国軍でのひもじい食事情は少しは知っていたから、コッチに来てから糖分の差し入れをしてみたのだが。
また差し入れしてやろうか――などと思った。自分の懐もあまり温かく無いが、ニコラスにたかろう。そうしよう]
えっ!
ほんとうですか?!
あれ、教えてもらえるんですか!!
やったぁぁ!
[約束どおりに技を教えてもらえると聞けば、
それこそ飛び上がって喜ぶ。
それからは熱心に、貪欲にシロウに教えを請い、
日々新しいことを身につけ、少しずつ自分のものにしていった。
授業が終わってから練武場に着くまでの時間が
どんどん短くなっていったのも、この頃だ。
ただ純粋に、強さを追い求めていられたころのお話───*]
竜騎兵連隊長 ディークは、公国軍大佐 トール を能力(守る)の対象に選びました。
[「ユーリエが亡くなったらしいの」と、アリーセが書簡を手に泣き腫らした眼を向けてきたのは確か、出産の直後のことだ。
その頃には両国の情勢が悪化の一途を辿るばかりであったから、直接の手紙は届くことなく、友人の手を回り回って届いた報せだ。
漸くノトカーの噂を耳にすることが出来たのは、近年のことだ。
「隻眼のラムスドルフ」――英雄として称え上げられる、彼のもう一つの名。*]
[カレルの言葉>>*57に、深い溜息をつく。]
倒す、か。
[カレルがシロウと懇意にしていたことは、己もよく知っている。
だからこそ、カレルがそう言い出したことも、ある程度は理解出来てはいるつもりだった。
だが、それを認めてしまえば、有能な将校を一人失う可能性が出てくる。
それはつまり、軍全体の指揮にも関わることなのだ。]
― 帝国前進拠点・一室 ―
……まあ、私も部下も疲労してはいますが。
[>>273一瞬よぎった何かを測りかね、僅かに目を細める]
そう指示頂けるとありがたいです。
組み込むなら、斥候隊のやり方に従って頂かないと、自陣に大穴があく事になりかねませんので。
[制御運営を一任されるのは、正直重いが。
練度の低い者を前線に配置されるのはもっと困る]
あぁ、ちょっと待ってくれ。
[シチューのリクエストを伝えに行こうとした近習に、慌てて声をかけ。
その場でさらさらと筆を走らせた。]
これを、ブラオクヴェレ大尉に届けてくれ。
他言無用でな。
[そう言って、小さな紙片を渡す。
そこには素っ気なく
“フラウ作戦で疲れたなら、一日くらいの休暇は認めてやる”
とだけ、書かれていた。]
― 自室 ―
[ローズクオーツの通信石がちかちかと光る。
それをぼんやりと眺めて。
寝台から起き上がると、机の中に仕舞いこんだ]
……情報を得るためと、技術漏洩の防止、ですか。
後者はわりと手遅れのような気もしますね。
情報漏洩については、シロウ教官が励んで下さっているでしょうし。
[軽く肩を竦める。
頭の痛いことばかりだが、零れた水がグラスに戻る訳でもない]
まあ、拉致がある程度兵の間に広まってしまっていれば、
奪還に動かないのは士気低下に繋がりますから、致し方なしとは思いますが。
――……奪回を誘われて動くのも癪ではあります。
[冷ややかな笑みに、微笑んで見せる。
途中で作戦を切り替える、というのも、随分と甘いな、と。
……もちろん、口にはしない]
申し上げるのが遅れましたが。
俺とファロン少尉、シロウ殿、カサンドラ技官の間にも通信手段が開いております。
[口にしてよいものか躊躇した。
ゆえに、念のため入手経路については省いて話す。
フレデリカの元の所属を知る上層部ならば思い当たるだろう、と。無論、問われれば隠すことなく話すが。]
何かあれば、こちらもご利用をお考えいただければ。
[なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう。
やはり、未だ彼に対しての想いは、断ち切ることが出来ていない。
胸がズキリと痛む。
自分は、何を求めているのか。
どうしたらいいのか。
答えを求めるように、ローズクォーツの光を見つめていれば。]
………。
[カレルとリエヴルの話は耳に入れていた。
今回はリエヴルに同意できる点が多い。当然無謀と思う。
シロウと斬り合わせたからこそわかる。
あの赤い目は、完全に理性を無くしたものの顔だった。
情に訴える事も、一人でねじ伏せる事もおそらく無理だろうと。
万一、一人でなければとは思ったが、リエヴルが不許可を出した為口に昇らせることはなかった。]
[それっきり、声をかけることもせず。
ただひたすらに、声を押し殺し。
止むことのない涙を、拭い続けていた――…。]
[レナト・デ・フォルテア大尉。
かつて士官学校時代には、彼とは直接というよりも弟子のカレルのルームメイトとしてあった彼との親交は、むしろ卒業後になって深まった。
同じ国、そしてあの懐かしい時代を共に分かち合ったという、
親しみの感情が随分と後押しをした。
付き合ってみれば、嫌味のない気持ちのいい男だ。
カレルが──真っ直ぐで素直な彼が親しくしていたのも頷ける。
フォルテア侯爵家の跡継ぎ騒動は軽く耳に入っていたけれど、
彼との間でそんな話が出ることは無論なく、
彼の結婚と続く子の出生にはかつての仲間として、
そして今の知己としての祝福を惜しみなく贈った]
[フレデリカ・ファロンの配属について聞かされたのは、
出撃するよりも前のこと。
───ああ、フレデリカから聞いてる。
フォルテア隊と聞いたんで、安心していた。
報告には以前フレデリカに告げた>>0:644と同じことをいい、
安心しろとの言葉>>1:776に笑顔を見せたものである]
フォルテア大尉にファロン少尉、
それに…ファーイースト特務大佐とレイヴンウッド技官に?
そうか。
[その彼から更なる報告>>298を聞いて、瞬いた。
順に顔を見て確認し、やがて情報として受け入れ頷く]
分かった。
敵が待ち構えているであろう場所に、
練度の低い兵を置く訳にはゆきませんが。
秘密裏に奪回が可能な状況とも思えません。
斥候部隊は隠密行動が本分ですし、威力偵察がせいぜいでしょう。瞬間的な火力に欠ける。
―――…奪回を目指すなら、特殊編成が必要かと。
[淡々とした口調で、そこまでを言いきってから。
……長い溜息を吐く]
……以上が、斥候部隊としての見解でありますが。
具体的な人員配置について、お聞かせいただけますか?
[机の上に手を軽く組んで、少し首を傾げて見せた*]
[何を諦めているんです、と。自分の行く先に平穏がないと決めかかってるように聞こえる、と。
それらの言葉に、遠い目をしていた視線をカサンドラに戻した]
オレが望むのは、平穏な頃のシュヴァルベを取り戻す事だけだ。
公国と帝国の2国のすべてをひとつにして、あの頃のシュヴァルベにしたい。
だがその目的の為に。オレはこの戦争の引き金のひとつを引いた。
平穏を完全にぶち壊すきっかけを作った。
オレの行為だけが原因だと思ってはいないが、それでも…………オレには平穏の中に戻る資格はない。
[なぜ、こんな事をカサンドラに吐露しているのか。自分でもよくわからない。
彼女が恩師の妻だった人だからか。子供のように思う教え子の一人だからか。
それとも……亡き母に、少し似ていたからか]
……まあ、仮に資格があったとしても。
オレは沢山殺して、沢山恨みを買い過ぎているからな。公国でも帝国でも。
平穏を取り戻す頃には、オレは生きちゃいない。
だからといって、そう簡単にくたばってやる気もないがな。
帝国軍大尉 カレルは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
/*
うわーーぐんたいうんようわかんねーーー
それっぽく見せてえええ それっぽくなってればいいなあああぎゃあああ
[一人執務室を出て、水場まで向かえば、冷たい水で顔を洗う。
濡れた髪で、表情を隠すように。
タオルを差し出す周囲に首を振り、どこか、覚束ない足取りで執務室へと戻る。
その後は、暫くの間、近習も警備も寄せ付けず。
紅茶を頼むことすら、止んだ。]
/*
げげっ 会話締まってた
奪回部隊はノトカー入るのかな、シロウ先生キリングの人も入るのかな!
とか思って、特殊部隊編成提案してみたけど締まってたよぉ しまってたよぉ…… すまそ……
― 作戦会議中 ―
[通信傍受が可能かもしれない、という話題には少し驚いたが。
魔法石の話になれば、ちらりと視線を雇い主親子の息子の方へと投げかけた。
『えー、アレだすのー?』
こちらの視線に気付いて、そんな表情をしてるニコラスに、尚も視線を向け続ければ]
『………魔法石なら、私もいくつかは持ってるよ。
そこの「狼」くんが帝国領に潜入してた時に、送ってもらったものだ。
普通の宝石よりキレイだから、アクセサリーに加工してたんだけど、まあもし使えるようなら…?』
[ニコラス中佐が挙手して、そう告げれば。
その反応はどのようなものだったろうか]
― 会議の席 ―
[会議の席では活発な議論がやり取りされている。
まず、議題にあがったのは帝国軍がどこを拠点にするかということ。
それと士官学校を拠点にした場合に、毒を流してはどうかということだった]
毒?
いいね……。
というわけがないだろう。
[確かにより効率的に殺すという点ではいいのかもしれないが。
あっさりきっぱりと否定した]
[ディークの示した地点>>285を地図の全体と見比べながら]
そうですね、もしくはこのあたり。
[地図の一箇所(F6)のあたりから学園へと続く道をなぞり]
向こうに一方的な情報を送れるのであれば、学園の跡地に実は秘密のものをと、そこに向かうそぶりというのもありかもしれません。
作戦に関わるようなお宝ともなれば、向こうも無視することはできないかと。
伏兵をいれるのであれば地形的に軽装の少数精鋭ものたちとなってしまいますが、シロウ大佐殿もこちらにはいますし、一考の価値はあるかと。
あわせて本隊を北へと向かわせ、敵の本陣をひきつけられれば…理想論とはなってしまいますが。
少数精鋭同士での戦いならばこちらに十分に分があると思っています。
[戦争で女に、という言葉がフレデリカから聞こえてくれば、一瞬えっ!?と思ったが。
すぐに、カサンドラ同様家庭の事情の意味だと気付いた。
さすがに男の自分がヘタな口を挟まないほうが良いだろうと、声にはしなかったが]
―公国拠点―
[昼刻。ディークが帰還する前後のこと。
部隊内の死亡者の名前を報告に、名簿を管理している中級将校執務室へと向かう。]
……失礼いたします。
[室内に、ミヒャエルは居ただろうか。
学生時代に見知った赤毛に、一瞬だけ、歩みは止まったかもしれない。
だがどちらにしろ、執務室の椅子に座る相手の前に立ち、淡々と告げるだろう]
……竜騎兵連隊第二特別分隊より、死亡者、負傷者名の報告に参りました。
名簿に、記載しても?
[死亡者名簿を受け取り、ぱらぱらと捲った。
――思ったより遥かに多い名前に、眉を顰める。]
(まだ、回収が済んだわけでもないだろうに)
[此度の奇襲は、想像以上の打撃を公国陣営に与えているようだ。
人的資産だけではない。
公国側の物資は著しく減退し、糧食のみならず主要火力までもが大量に焼失の憂き目を見た]
(奪還作戦は成功したが――
あれは、ノトカー・ラムスドルフ少佐の個人的な感情が関与した偶然に過ぎぬものだろう)
[運よく、直接的に情報を手に入れられる立場には潜り込めたが、さてどうするか。
よくよく逆縁だ、と内心苦笑しながら、イニシャルLの欄に死亡者の名前と出身を書き込む。
――ぱらりとページを捲って、ぎくりとした]
(――シェットラント・マルシュナー)
[戦死、と書き加えられたインクの痕をなぞる。]
(……いや)
[唇を軽く噛んだ。――己の知る後輩とは姓が違う。
士官学校で高位貴族の家名は伏せられるのが常だ。
それはわかっていたが、否定しようとする心の動きを抑えることは出来なかった。]
[続いて、カサンドラに対して護衛をつけるという
ディークの案に対しては]
そうだな。
ファロン少尉なら適任だろう。
人数もファロン少尉の必要なだけつける。
[こちらには反論もなく提案を承認した]
(まさか、……)
[ページを前に捲り、Cの欄をざっと辿る。
――理性的に考えれば、……もしあの声が彼ならば、ある筈のないこと。
……だが。
気づいた時には、冷えた汗が額を伝っていた。
――Cの欄に見知った名前がない事に、ひくく、安堵の息をつく。
しかし、更に前にページを捲った途端飛び込んできた名前に唇を引き締める]
(カーク・バウムガルデン。補給基地所属)
通信か。であれば話もまた少し変わってくるか。
レイヴンウッド技官の囮作戦を採用するなら、フォルテア大尉。
連携上、卿がもっとも伏兵の任に相応しく思える。
例の帝国軍の拠点移動作戦のこともあるから、
部隊はどのみち分けざるを得なくなろうな。
彼らが本当に士官学校跡地を目指すなら……
竜騎兵隊は狙撃の任につけるのが妥当か……
必要とあれば、
ボルドゥ中尉の第二特別分隊をつけることも可能だが。
[恐らくは対応力に優れていると思われる隊の名を挙げ、
レナト、クロイツの両名へと視線を向けた]
(いや、…カーク、と言う名前は確かそこそこ存在するものだ。シェットラントと同じく、彼と決まったわけでもない)
(それに、……ふたりとも、生きていたところで)
………。
[頭を振り、暫く考え込む。
机に座る相手に、名簿を渡しつつ、尋ねた]
ありがとう。
戦地と、補給基地で亡くなった兵の遺体の回収状況は?
― 帝国前進拠点・一室 ―
現時点での機密についてはその通り。
いつから励んで下さってたのかも分からないしね。
[肩をすくめるダーフィト>>297に軽く頷く]
一度こちらで保護していたのを奪われたらしい。
当然一般兵の間でももう噂になってるだろう。目立つ人だし。
……ああ、そこは確かに気をつけなければいけないな。
[微笑にも頷きつつ、ふぅと嘆息する。
内心を読めたわけではないが、最初から奪回よりもと出来れば楽だとは思うところ。出来ない理由も、あるのだが]
そうだな、奪回よりは強奪という方が正しいかもしれない。
別に全部を斥候部隊で受け持てとは言わないよ。
私の出した再編案は、あくまでもあちらの情報を得るのに必要な人員の確保のためだから。
[淡々とした口調で述べられた意見を取り込み、視線を中に彷徨わせるようにして暫し考え込む]
火力不足は遊撃だけでは補いきれない。
どこか他と共同作戦も考えるべきか……。
少し待って。
―国境付近―
[去っていくフレデリカ達の背中が見えなくなり、敬礼していた手を下ろす。
それを合図にしたかのように周囲の景色がゆがみ、立ちくらみのような感覚に教われる]
っ…、あ…
[目を閉じれば身体が傾ぎ、どことも解らない空間に身体が放り出される]
―回想・士官学校食堂―
…ルートヴィヒ先輩とヴィンセント先輩、ですか? …僕はあまり似てないと思ってるんです…だって、目とか全然違いますよね?
[ダーフィトから差し入れられた焼き菓子を齧りながら、目の前の話題に首を傾げる。>>1:972ヒンメルが魔法使いと喩えれば、言い得て妙だと感心したりしていた。
熱を測ってくれるときの手はとても気持いいし、彼が淹れてくれるカフェオレはいつもおいしいし、それは自分にとっては魔法みたいなものだったから。
自分と双子の兄とが間違われる事が納得いかないのか、>>1:681どこか不満げに焼き菓子を齧るヴィンセントの様子にくすくすと笑いながら、自分に話題が飛んでくれば]
僕とステファンが間違われるのは確かに納得いかないですけど。
金髪と…あと、身長もあるのかな…。
[男にしては小柄な身体を持ってしまった同士である、生徒会の仲間のことを思い出していた]
[そのうち眼鏡をみんなで掛け合ってみようという話になり、ヒンメルが自分の眼鏡を外すと]
…ヒンメル先輩って眼鏡がないと、少し違って見えますね。
なんか…精悍な感じがします。
ふふ、ダーフィト先輩は…真面目に見えます。えっ、褒めてるんですよ?
[眼鏡を外したり、掛けたりしている先輩たちに素直な感想を告げる。そして同じく眼鏡を掛けたヴィンセントを見れば]
…似てるような似てないような…。
何だろ、ヒンメル先輩の眼鏡のほうがフチが強いからかな…。
[真面目な顔で首を捻っていた]
[暫しの後。]
ドーベルニュ少佐をこれへ。
[近習に声をかけ、ウェルシュの元へと使いを出す。
彼が執務室に来たならば、ただ一言。]
なるほど。情報で惑わす、か。
向こうが士官学校跡地を本当に欲するなら、食いつくかな。
ただ北…、か。
拠点移動のタイミングもよるが…
[大規模な遭遇戦の様相を呈することにはならないか。
フレデリカの案>>311に唸るようにして、地図を眺めた]
言っていた奪還戦の策についてだがな。
――――――…生きたまま、取り返す必要はない。
疑わしきは、処断せよ。以上だ。
[カレルとの話の合間に見せた甘さは、微塵も見えず。
冷たい声で、そう言い放った。]
ラムスドルフ少佐は取り乱していたようだし、
ラウエンブルク大佐もこの件に関しては、頼りにならん。
貴公に立案を任せよう。
俺からも、何かあれば意見を出す。
必要とあらば、女史の置き土産を使って貰っても構わん。
―回想・6年前―
「それ」?
[>>1:855いつもの学食。会話の流れで読んでいる本の話になり、ヒンメルに今読んでいる本を紹介しようと鞄から取り出そうとした矢先。
何のことを言われているか一瞬わからず目を丸くするが、彼の視線がテーブルの上にあるのを見れば、ああ、と納得する。]
とても美味しかったし、咳が直ぐ止まるので重宝してます。先輩に教えて頂けて助かりました。
あれから、自分でも探して買い足してるんですよ。
[>>1:856そう伝えれば、嬉しそうに微笑まれて少し照れくさかった事を覚えている]
え、この缶のデザインって、二つあるんですか?
[>>1:857別の日、再びキャラメルの話題になった時、ヒンメルの口からでた言葉に、目を丸くした。この缶は綺麗な絵が描かれていることも気に入っていたけれど、まさか2種類あったなんて。
言われるままに缶をヒンメルに手渡し、彼が検分するのを見ようとしたら、隣に座っていたダーフィトが目の前にシュークリームの山を積み上げ始めた]
…ダーフィト先輩。シュークリーム食べるより積み上げる方が楽しくなってませんか?
そりゃ、ヒンメル先輩がいればいくつあっても足りないですけど…。
[苦笑しながら、彼の積み上げたシュークリームの一つを摘まんで口に運ぶ。美味しいですといえば、もっと食えと積み上げられて、こんなに食べれません、と笑った。
そうしているうちにヒンメルの手から缶は返却され、シュークリームの山は彼の胃袋に綺麗に収まっていったのだった。]
[夕食後、部屋で本を読んでいると、咳が出た。いつものことだから特に気にもせず、いつものようにキャラメルの缶を開けて]
……えっ?
な、何だこれ。
[中には、キャラメルと、色とりどりのドロップが缶いっぱいに詰まっていた。>>1:858
驚きに目を何度も瞬かせる。午前の授業の合間、食べたときはドロップは入っていなかったはず。
じゃあ、これはいつ…]
あっ。
ヒンメル先輩……!!
[思わず声に出ていた。缶を検めていた時、これを詰めたに違いなかった。もしかしたら、いつも以上に嬉々としてシュークリームの山を積み上げていたダーフィト先輩もグルなのかもしれない。
返してもらったとき少し重くなっていた気がしたことを、今更ながら思い出す]
……。
[こういうときどんな顔をすればいいんだろう。
こんな、胸のどこかがむずむずするような、くすぐったい悪戯を仕掛けられたのは生まれて初めてだった。
綺麗な、青色のドロップを一つ摘んで口に運ぶ。]
…甘い。
[喉がすうっと冷えるこの甘さは、先にヒンメルがくれたキャラメルと同じ効果を持っていることは直ぐにわかった。キャラメルをくれた時、咳き込んでいた自分に気づかないふりをしてくれていた彼のことだから、きっとこの飴も自分の喉を慮ってのことかもしれない。
その気遣いと優しさに泣きそうになりながら、缶に描かれた鈴蘭の絵を撫でた。]
[いつか四葉のクローバーが描かれた缶を手に入れたいと思った。そしてそこに、彼が好きな菓子を沢山詰めようと思う。
彼が驚くような悪戯をきっと思いついて、上手い仕返しをしてやるんだと、自分にしては珍しく好戦的なことを思ったりした]
[その「いつか」は、永遠にこなかったけれど。]
[どちらも、一部の兵のみしか回収は進んでいないとの返答。
そうか、と苦笑して頭を軽く下げ、退室する。
一部とは言えど、膨大な数の遺体の中から、いるかどうかもわからぬ彼らを見つけ出すだけの、時間はない。
それに、…意味もない。
彼らの屍は何の糧にもならない。
兵士が味方の死を、遺したものを、肉を喰らい礎として進むものだとしたら、――己には彼らの死は、なにひとつ意味の無いものでしかないのだ]
[意を決したように、遺体安置所となっている天幕の方向に踵を返す。
――ベリアンらの手により、いち早く本陣に回収されていたシェットラント・マルシュナーの遺体と再開を果たしたのは、半刻後のことだった*]
―回想・海―
[>>0:525 リエヴルの不満げな声に困ったように笑う]
僕も最初知った時は驚いたんですけど…飲む人が美味しいと感じるのが一番じゃないかなって思うようになったんです。
[砂糖入りアイスティーを作り終え、ヒンメルに差し出した]
実は僕は砂糖を入れただけなんですけどね。紅茶は、全部ステファンが淹れてくれて。
その分、味は間違いないです。
[ヒンメルがおいしそうにアイスティーを飲むのを見れば、嬉しそうに笑った]
『いきなり引っ繰り返るのは、あちらの図体のでかい男だけで沢山だからな。』
[彼が指す先には、ダーフィトがいる。言葉とは裏腹に視線は優しげで、ヒンメルが本当にダーフィトのことを大切に思っている事が分かって、目を細めた]
[ヒンメルの永久水晶の話を興味深く聞いたり、休憩を終えて再び泳ぎに行く友人達を見つめながら、自分もそろそろ泳いでこようかとテントから出ようとすると]
――…っ!?
[突然、頭上から眩しい光がふりそそぎ、思わず目を瞑った]
……え…・・・
皆…? どこに…
[先ほどまでの眩しい夏の海は消え、今度は懐かしい風景が広がっていた]
…ここは…学校…?
[呆然と呟く。気がつけば服装も先ほどまでの水着ではなく、軍服になっていた。
一体何が起きているんだろうと辺りを見回すと、中庭の方に人影が見え、そちらのほうへ歩いて行く。近づくにつれ、その人物の姿が明らかになっていき…]
──会議室──
>>227
だろうと思いました。
[ディークからの意見に変わりませんね。との意を、微かに声に潜ませて]
>>265
完全に、殺すなら別、か。
そうなる前には、止めにきて貰いたいが
何も嬉々としてやりたい訳じゃないからな。
汚れ仕事は士気が下がりやすいしな。
[レナトからの反対意見に、頷いて引き下がり、途中会議室の扉が開きカサンドラにお守りが手渡されるに視線を向けることになった。]
…っ、
[背の高い青年と、もう一人…
自分と同じ背格好の金髪の姿に、どきりと胸が鳴る]
……ステファン…。
何故、ここに…。
それに…バウムガルテン中尉?
補給の任についていたはずでは…
それに、その足…
[彼らの顔と、見えないカークの片足を交互に見比べる。
そして、自分が辿ってきた道程、自分の最期の瞬間を思い返して]
………まさか。
貴方達も…。
[今の状況を理解しながらも彼らが自分と同じだと認めたくなくて、複雑な表情を浮かべた]
──作戦会議室──
>>227
だろうと思いました。
[ディークからの意見に変わりませんね。との意を、微かに声に潜ませて]
>>265
完全に、殺すなら別、か。
そうなる前には、止めにきて貰いたいが
何も嬉々としてやりたい訳じゃないからな。
汚れ仕事は士気が下がりやすいしな。
[レナトからの反対意見に、頷いて引き下がり、途中会議室の扉が開きカサンドラにお守りが手渡されるに視線を向けることになった。]
>>261
赤石系魔法弾や、赤系の魔石。
[食事の心配をするようにも聞こえるような気がする点滅をする通信機を見ながら、傍受可能、という言葉に口元に手を当てる。]
──後で構造を教示願えますか。
[依頼を短く置いて、ディークとの会話の間は口出しを控える。]
[来るなら少数でというレナトの予測に頷く。元市街地(E3)を示すに思考を挟み]
公国本国への護送を狙うも
レイヴンウッド技官の抵抗に会い、
仕方なく市外跡地に駐留。
ぐらいの設定ですか
[隊をつけてのおびき出しにそう意見をおいた。]
― 少し前だろうきっと ―
人生80年とすりゃ、160年は生きられる計算か。
いいんだか悪いんだかだな。
っつーか。
その言い方、センセ相変わらず察しがいいのな。
[単なる例え話というよりは、
そういうことだろう?と見透かされているかのようだ。
近況をあっさりと説明してみせて。]
ま、そんなわけだ。
[余り家族のことで惚気るのも柄じゃない。
適当な説明で、軽く締めくくった。]
……そっか。
[東半分が焼け野原になっていると聞いて、眉が寄る。
思い出と語らうわけではないが、美しかったシュヴァルベが茶色く煤けてゆくのを平然と聞けるほどは冷静でいられる自信もない。
それでも、無事と異常のないことを聞けば、安堵するのもまた事実。]
相変わらず苦労人なのな。
冗談じゃなくホントに禿げるんじゃねえか。
[敵将の外出、には苦笑しか出ない。
こちらだって相当に肝を冷やしたのだ。]
で、見たとこウサギ好きも変わらず…と。
ん。……安心した。
聞けてよかったぜ。
[フレデリカが問うた、ヴィンセントのことも。
知己については聞きたいことが山とあり、キリがない。
カレルのことは―――必ず生きていると信じているから、問わずにおいた。]
― ある竜騎兵の話 ―
[三年前、ディークは竜騎兵隊に配属された。
程なく、ディークは竜騎兵隊の訓練に乗り出すことになる。
乗馬技術、それに射撃の技術を徹底した。
竜騎兵とはすなわち、
戦場に馬を駆り剣と銃をもって戦う部隊である。
特別隊に一部例外が見られるものの、正規にはそうであった。
竜騎兵は狙撃銃をベルトに固定して携帯し、
サーベルと短銃をも同じく携帯する。
火薬はごく貴重品であるから、多く使うことは出来ない。
だからとディークは、徹底して射撃の精度を上げることを求めた。
カサンドラがやって来た>>1:924のは、そんな竜騎兵隊の宿舎前である]
「女が───」
「帝国の──…」
[密やかな不安は、カサンドラの技量によって打ち破られる>>1:925
兵らは最初は恐る恐る、次第に並んで銃の整備を受けた。
その中に、少年といって良いほどの兵の顔もある。
カシムと名乗るその少年は、整備され返された銃を手に、
カサンドラの言葉>>1:927に目を輝かせて頷いた。
頬が喜びで紅潮している。
やがて彼は辞令>>266により、ファロン少尉付きとして、
カサンドラ護衛の任に着くこととなる。
その腰には誇らしげに、リボルバーがしかりと挿されてあった*]
[カサンドラの出した赤色の通信機を見れば、
僅かに目を瞬かせて、
シチュー食べたいという言葉にはうっと詰まった顔をする。
ああ、ちゃんとご飯食べさせてやれなくてごめん――。
そんな気持ちが内心渦巻いていた]
― 帝国前進拠点・斥候部隊天幕 ―
(――……生きてた、のか)
[シュラフに潜り込みながら、小さく呟いた。
喜びが胸に満ちると思ったのに、思いのほか心は凪いでいた。
不気味なくらいだ。
来るべき時を静かに待つような、――……穏やかな凪。
彼に会えた後の自分が、うまく想像できない。
その時何を思うのか。………どう、するのか]
(―――……どうする)
(――……俺は、どうしたい?)
[それは自分にとって、もっとも難しい問いの一つだった*]
ほんっと、上達が早いなオマエ。
最初の頃の希望者は、殆ど途中で諦めてったのに。
[シロウ教官の特別授業、という話を聞きつけてきた生徒たちに、基礎の体捌きから教えて。それが剣の持ち方などへと発展していく頃には、ひとり、またひとりと脱落していった。
実際に木刀を持って訓練を積み重ねていけば。数ヵ月後にまだ残っていたのは、カレルを含めて両手で数えられる人数になっていた]
遠隔での指令や連絡に使用するようにと、渡されたものですが。
ファロン少尉がレイヴンウッド技官の護衛につくとなれば、
いち早く敵兵の動きを知ることも出来ましょう。
[ディークの頷きに同じものを返し>>304]
伏兵ですか。
身を隠し、囮―――カサンドラ技官を護衛するファロン少尉一隊に加勢し、敵を討つ形、と。
こちらが適任ということであれば、参りましょう。
[ディークの提案には、必要であれば否やはないという姿勢。
要となる作戦実行地の吟味へと議論が向かえば、地図上を睨み、
その上をなぞる幾つかの指を追うように、視線は動く。**]
[ベリアンの言外の意>>329には、僅か視線が向けられる。
けれどそれ以上言葉はなく、続く意見>>332にのみ口を開いた]
そんなところになるか。
もしくは魔法石資源について、山に新たなる鉱脈を発見し、
その検証に……ま、理由はどうにでもつくだろう。
[ベリアンの言に頷いて応じる。
実際のところ、カサンドラを向こうが重要視しているならば、
理由はどうとでもつけてしまえば良い]
どのみち、何も考えずに潜り込んでくるほど、
考えなしには来ないだろうしな。
[必ずや警戒はしてくるだろうと付け加えて]
― 回想・教官時代の寮の自室 ―
そういや、前にオレがガキ作れない体質だって、話した事あったよな。
[それから更に月日が経ったある日の事。
寮の2人部屋で、唐突にそんな話題を切り出した。
自分の体質の事は、同僚や生徒たちとの雑談の中で自らばらした事も少なくない。
男としては機能するけど、種を体内で生成する機能だけが欠けている、と。
いい年をして独身で学生寮に居候していた身に、『家庭を持って、子供を作る気はないんですか?』とか『なんだったら、結婚相手探してる女性紹介しますよ』とかいう要らんお世話な話題の時にそれを告げれば、その相手から二度とその話題が振られる事がないので、曖昧に断るより確実だったからだ]
──公国作戦会議室──
[カサンドラにレナト隊をつけるというには頷き]
>>284
捕虜が腹を空かせているくらいに、
ひもじい軍ですからね
押し込まれないように、気を入れるしかないな
[レナトに対する言葉は、同じに口調が時折入り混じる。最初の再会のときには硬かった口調は、今では砕ける事の方が多い。]
ガンガン来る気で、奪還の意気も高そうだ。
回収の際に河川を見てきたがあちらの隻眼の猛将は、
…公国兵に、容赦なく見えたからな。
[気をつけろ。と、言外に含ませてかえす。]
/*
残りはソマリ回想
ソマリ&カレルとソマリ&ベリアン&カーク辺りか。
あとはベリアンとの会話がしたい。
あとは明日は陣形確定しないと、これ動かんぞ。
襲撃はどう来るだろうかな…。
―執務室―
>>184
ああ、成る程…。
戦地に手作りの菓子とは、その「部下」が奥方かと勘違いしてしまいました。
[残念ながら、という言葉に、肩を軽く竦め]
――閣下なら、引く手あまたでいらっしゃるでしょうに。想い人でもいらっしゃるのでしょう?
この状況だ。周囲は焦られるかもしれませんが、伴侶や子など、出来る時には出来ますよ。
私も、国に息子を置いてきておりますが…
相手とは結婚しておりませんしね。
[重婚になるから、とは言わず、そう答える。
もし彼のそれがリエヴルを思い続けたゆえの言葉なら、ラウツェニングの血筋の一端は、火種をひとつ抱え込むことになるだろう。
報告しておいた方が良いだろうか、と内心で首をひねりつつ、やがて一礼し、部屋を出た*]
オレには兄貴が2人いるが、どっちも年が離れててな。
他に身寄りはないし、今後増える事も有り得ない。
先に2人が逝ったら、オレに何かあった時に遺品を渡すような相手がいないんだ。
………だから、カレル。
オレに何かあったら、お前が遺品を貰ってくれないか?
[生徒たちは皆、子供のように可愛いと思っていて、誰か一人を贔屓する気はなかったけれど。
長い寮生活の中。学生時代に同室だったニコラスを除けば、たった一人の同室者で。さらに自分の技を伝授した愛弟子だからこそ。
先に兄たちが亡くなれば、自分が受け継ぐ事になるだろう二振りの刀を譲りたいと、そう思ったのだ]
カサンドラ。
お前、本当にそれで――。
[嘗ての同級生が危険な任務を自ら志願すると聞けば、
一度口を開きかけて]
いや……。
それでは、レイヴンウッド技官。お願いしよう。
心配するな。
御身には絶対に傷をつけさせることはしない。
[友人として心配するのではなくて、
自信をもって断言するのが、指揮官の役目だと思うから]
……ふむ。どちらにせよ相手の意によるか。
[フレデリカの案であれ、ディークの案であれ。
カサンドラ囮作戦も、帝国の拠点前進作戦も。
相手の意を読み違えれば、滑稽なことになるだろう]
そいつに聞けたらなあ。
[思わず、苦笑と共にぼやくような本音が、
カサンドラのお守り>>258へと向けられた。
無論、それをどうにかするのが士官の仕事とは分かっているけど**]
特務大佐 シロウは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
[いや、現に全て消えてしまっていたのかもしれない。
自らを慈しんでくれた養父母を失い。
大事な一時を過ごした学舎は既に戦火に焼かれ。
そして、5年の間思い続けていた人の心も、もう――…。]
[ぼんやりと、目の前の地図に目を向ける。
それまで抱いていた苦しみも、葛藤も。
全てを忘れてしまったかのように。
ただ、機械的に侵攻の為の策を考え、検討を重ねていくのだった。]
レナト大尉がついていただけるのなら百人力ですね。
[そして所思の交錯する意見を聞きながら]
やはりへたにはぐれるよりは近くのほうが安全そうでしょうか。
[と最初の話題の市街地(E3)のある場所に視線がいく。
学園の付近を自分で提示をしてみたものの、すぐにそこより他と意識がいったのは…、
どこか懐かしさの残るその場所を避ける思いがあったからかもしれない]
敵軍も狭い場所での魔方陣の展開は、暴発を危惧した場合はやりにくいはずですが…
中央を抑えられれば、あちらは高地。地の利は敵陣にある。
こちらの川向こうへの布陣の形態を見下ろした上で、攻撃方法を決められるのは厄介です。
橋は狭く、通常ならば梯隊の配置を取って一軍にて橋の強行突破を狙い、援護の兵を川縁と後方に張り付かせて攻めるのが常道であろうと思いますが…
のんびりと兵を布陣していては、隊形を読まれ、相手の兵器で一掃されかねない。
布陣にはそれ相当の速度が重要のようにも思います。
――伏兵、陽動は確かに利にかなっているかと。
/*
先輩からの言葉次第では、日中はずっと爽やか?方面で考えていたのだが。
一気にダーク路線に来たな。うむ。
せつない……!
ま、良いか。そろそろ伝える頃合だろ。
[ぼそっと呟き、トールに近づいて耳打ちをしようとすれば、監視に遣されたばかりの面々は慌てるだろうが、当然無視である]
トルステン殿下に、内密のお話があります。
ディーク大佐やミヒャエル大尉も臨席されていても構いませんが。
――できれば、ベリアンは抜きの方がありがたい。軍務大臣暗殺事件の話、だからな。
[その言葉には、一体どんな反応が返ってきて。誰が呼ばれるのだろうか]
/*
メモで聞いていいかをすごく迷う。
高低差かーーーーーーーー
これ一気に戦略変わる情報だったりするんでは。
ううん!
――…。
皆さんは、士官学校の出身であられるとか。
あの学校の一部の学生の間で、騎馬で浅瀬を伝い歩きするのが流行していたことは、ご存知ありませんか。
渡河の出来るポイントは、幾つかあるようです。
この季節は川の流れも落ち着かず、俺の知るのは二箇所のみですが… ここと、ここですね。
[地図の二箇所に×を書き込み、示す]
他にも無いとは限りませんが、周辺の警戒を強めても宜しいかと思います。
……威力偵察は行わない方がいいかと。
ただでさえ情報のアドバンテージを相手に取られているのに、ここで斥候隊の精度を更に欠くわけにはいかない。
[ダーフィトの顔に視線を戻して、小さく頷く]
むしろこちらから聞いてしまおう。
威力偵察はなしで、ブレイクポイントを作るため必要な情報を集めるのにはどういう手が足りなくなっている?
書類上の損害報告だけでは私には判断がつかないので。
[接触はあっても別部隊の把握まではしきれない。
自分の麾下なら2個小隊分までは割けるが、と伝えて。
要望は出来るだけ取り入れて動かすことを約束する]
他部隊との連携は、一旦白紙としておいて欲しい。
離反者潰しと平行してになる可能性が出てきた。そちらは個人的に接触を取れる手段を見つけたようだから、斥候隊の手は煩わせないはずだけれど。
[フゥと息を吐いた]
正式な指令と配置については追って連絡する形で。
私だけではここまでしか決められない。
[印をつけるためのペンを地図の上に横倒して置く]
どちらにしても、また纏めて働いてもらうことになるだろうから。中尉も決まるまでは身体だけでも休めて。
[ゆっくり休んでとは言わない。
時間があっても自分だってそんなことできやしないから**]
― トールたちに軍務大臣暗殺事件のおはなし ―
[前振りにトールは誰を呼んだだろう。
ディークやミヒャエルなどの他に、レトやゲオルグ、ニコラスなどもいたのだろうか。その辺りは、トールの判断次第だろう]
うちの雇い主から、前線で疑われて面倒になりそうなら、相手を選んでバラしていい…って許可もらってるんで、サクッと白状しとく。
とっくに疑ってるだろうけど、軍務大臣暗殺の実行犯。
あれ、オレだ。
[あっさりさっくりかるーい口調で自白しました]
帝国に潜入するにあたって、後ろ楯にもと教え子のリエヴル選んだんだが。
実力を示すのに、手土産も兼ねて、『公国の要人暗殺』の宿題がだされてなー。
で、まあそういう状況を見越してクレメンスのタヌキから名前が上がってたから、軍務大臣狙ったわけだ。
そんで準備してたら、タイミングよくというか、悪くというか。太子暗殺までおきてたし。
クレメンスから『そっちの暗殺犯が誰か知らんが、奴の可能性も皆無ではないし、見せしめも兼ねろ』って言われたから、王太子の仇ーってやったわけ。
そんときの武器がコレだったのも、もう調べてるんだろ。
[小太刀の方を、トールなりミヒャエルなりに見せる]
……で、なんでこのタイミングでゲロったかってーと………
帝国と戦争中に、国力を削ぐことになる国務大臣逮捕とかできねーだろ。……アンタラが訴えても、揉み消すけど。あのタヌキ。
それに、国内のことを理由にオレを更迭とかして、この前線で余計な騒ぎになって士気減退ーとかもマズイだろ。
だからこのタイミング。
まあ、オレもバラさずに済めばその方がよかったけど。
疑われて身動きとりにくい今の状況は、めんどくさくてなー。
あ、もちろんトールを暗殺するとか、少なくともオレはしない。
この状況で前線指揮官殺っても、オレにもクレメンスのオッサンにもメリットないし。軍務大臣殺ったのバラしてからそんなことする意味もない。
クレメンスとトール親戚だし、狙われる理由はないだろ。
[実際には、その親戚のである太子や大公の暗殺もしてるのだが、それはさすがにばらせません。
ちなみにクレメンスは開戦派ではなく融和派で、表向きは開戦に反対するスタンスを貫いていたこともあり、軍務大臣とは極めて不仲だった]
つーことで、どーする?
オレを使うも使わないも、トルステン殿下次第だけど。
[爆弾投下した暗殺者は、この場で斬りかかる奴がいるなら応戦するつもりで、右手を太刀にかけている**]
― 糖分補給中 ―
>>306
シロウ先生。貴方は……
[帝国と公国を戦わせともに疲弊させ一国体制を作り上げる。
それを彼の雇い主に吹き込まれ、彼は子供のようにそれを信じて戦っているのだろうか。
欺瞞を見つけて、そっと息をつく]
私が知っている、平穏なシュヴァルベには。
貴方が斬ったという先輩や後輩も。
そして貴方自身もいるものですから。
[壊すきっかけについては――彼の技量を持ってすれば行えたであろう、不可能と思えた暗殺事件のいくつかが脳裏をよぎる]
だから、最後まで諦めないでくださいね。
たとえ、下されても当然の罰であっても。
約束。
[子供っぽく小指を立てた]
― 作戦会議修了後 ―
>>330
[会議終了後に、改めて場を設け――]
一方的にこちらが相手の連絡を傍受できたら有利ですからね。
あまり過信するとあちらのダミー情報をつかまされて一杯くわされる羽目になるが――貴官なら問題はなさそうだな。
[さらさらと紙にペンで受信器の構造を描いてゆく。
とはいっても、赤い石に受信領域を拡大する兎の長耳のような針金のアンテナが2本生えただけのようなものだが、赤い石に周りに張り巡らされた針金細工は受信用魔法陣の容を描いており、手先が器用でないと作成できないのを想像させた]
今も鹵獲した魔法弾を解体すれば、1個くらいはできあがるだろう。
……解体作業とあわせれば、徹夜かな。
[全部1人でやる前提の作業時間を叩き出した]
― 会議室 ―
ああ、魔法弾のことがあったか…、…厄介だな。
しかしああも狭い土地で使うとなると、
例えば風など彼の方にも危険が生じるのでは?
[クロイツの言>>349に顔をあげ、カサンドラにも視線を流した]
ああ…、いや。
近くというならファロン少尉の案が確実だろう。
幸い、当方の前進拠点からも近いしな。
警戒して向こうが出てこないことも考えられんではないが、
その時はその時としても構わない……
[言いながらも、彼女の様子を見た。
或いは彼女の思いは、むしろ男にもある想いだったか。
それと自覚するまで思うことはなかったけれども]
些か戦場に近くなっては来るが。
手勢を割きやすいのは、むしろこちらだろうな。
[とん。と、彼女の提唱したF6付近を示しつつ]
但し恐らく事情は、向こうも共通。
その為にも伏兵の準備は万端進める必要があるが。
…どう考える?
[最後、決断を促すようにトールを見やる]
併せて士官学校跡地についての話だが。
要塞ならばいざ知らず、あれを占拠したとて
戦況が一気に変わるとは俺は思わん。
…ただ、視覚的効果と士気高揚に効果はあるかも知れんな…。
あの狭い土地、一旦取らせて叩くも良いと思うが、
既に述べた>>234通り奪取し、もって迅速なる突破を図るのも一案だ。
ただ弾薬については…本国に要請してはいるが、
補給はすぐには間に合わん。
[報告書に要請を書き記した>>133旨を告げ、
先の到着の見込みを併せて添えて、]
ただ、先のファロン少尉の案>>311を加味して、
陽動を兼ね大規模に軍を動かすのは良いと俺も考える。
拠点を取るにしろ取らんにしろ、くれてはやらんというやり方だな。
渡河については、こちらから仕掛けても構わんだろうが。
[まだこの土地に来たばかりのはずの、
クロイツの指摘>>354に少しの間目を向け、
けれどその時は黙って彼の指差す地点に目を向け頷いた]
警戒はしておこう。
―回想:シュヴァルベ集結前・帝国基地某所―
いや、だから俺はあの人の養子じゃありませんって。
[苦笑して後ろ頭を掻く。
訂正を入れるも、聞き届けられないことは分かっている。
いつものことだ。
ウェルシュは、己を階級付けで呼ぶ時は
決まってロスチャイルドの姓を使った>>1:33。
ソマリは書類上はファミル女伯と養子縁組はしていないが、
事実は似たようなものだからだろうか。
ファミル女伯の手駒となった者を称して、こう呼ぶ。
その多くは孤児で、彼女に拾われ生きる術と理由を得た]
[決定が下り次第、配置の詳細を詰めることになるだろう。
カサンドラ>>363へは短く、頼むと言い置いた。
やがて場は移り、]
― 会議終了後、シロウの話・承前 ―
…ベリアンを外せ?軍務大臣暗殺事件の話でか。
確かにそう言ったんだな?
[告白の場に呼ばれる前、
トールから告げられた言葉に男は軽く眉を上げた。
少し考え、彼を見返し密やかに告げる]
…。ならばベリアンを物陰に控えさせたい。
彼はあの事件、唯一の生存している関係者だ。
その彼を外せとは、いかにもきな臭い。
話を聞けるようにしておきたいが、どうだ?
[告げた提案、これは受け入れられたかどうだったか]
― 会議終了後、シロウの話 ―
────。
[呼ばれた告白の場>>357で、ディークはひとまず沈黙していた。
気安い口調の告白を聞き終え、右手添えられた太刀を見やる。
それに応じる形で、男もまた懐に手を忍ばせた。
懐にあるのは短銃である。
少なくともこの距離においては充分なる殺傷能力を持つ武器を手に、これもいつでも抜ける体勢でかつての師に対峙する]
太子暗殺は別の手の者にやらせたか。
それで…ベリアンを殺さなかったのは情か?
それとも他に何か理由が?
[クレメンスの名には、何気ない調子での問いを置く。
親戚だからとて狙わない理由があるなど、信じもしない。
ついで向けた問いは、理よりも情によるものだが]
……話は分かった…、が。
[口を閉ざす。今動くべきは己ではないだろう。
けれど。事あれば即座に撃つも辞さぬ構えで、
目はかつての師へと向けられ*続けた*]
― 公国前進拠点・個人執務室 ―
[それは作戦会議が行われるよりも前か。
ディークは個人執務室で、ひとつの指示を出していた]
ベリアン・アリー大尉に連絡を。
休憩の後、先の報告に来るようにと。
[先のと告げるのは、遺体回収>>138の後の話である。
報告という名目で、少し彼と話がしたかった。
鼻にこびりついた血の匂いを打ち消そうというように、
一時、紅茶の匂いがかつてのように部屋の中を漂っていた──*]
──作戦会議室──
>>234
中央は騎兵で向かうには瓦礫含め障害物が多く、
狭すぎるというのはそうでしょうね。
[士官学校の土地と、その外周。敷いている陣より少し広いか程度の広さだ。囮策にて陽動を行う案が可決の情勢を見せる中で地図中央へ目を戻して、]
>>351
河川に魔法陣を流す──か。確かに、
大規模な奴を持ってこられるとしたら厄介でしょうね
[クロイツの意見に、大規模魔法の厄介さを思う。]
取られれば危険だと言うなら、
囮の陽動が効いている間に、こちらから中央に
雪崩れ込んだ方が速そうな気はしますが
[騎馬で切り込むが常ではあるが、馬を失えば下りて戦う事も多い。白兵戦になるとしても、中央を抜け敵陣へと向かう気構えで、ゲオルグ、トルステンと見やった。]
── 中央へ隊を差し向けるなら、
先陣を頂いても宜しいですか
[大きく軍を動かすにしろ中央から帝国側へと切り込むにしろ、中央へ向かう役は請け負うと繋げて尋ねる。]
魔法石については──ニコラス中佐が
赤を持っていらっしゃるのでしたら。
[配置についての話しが区切れてから、挙手したニコラスには>>309魔法石の色の確認を頼み]
>>362
小細工を弄しておいた方が、奪還されたとしても、
あちらでの生存確立が上がるでしょうからね
[カサンドラへは打てる手は打っておいて損はないだろう、と言って続く話にはお願いします。と視線を向けた。]
橋に関しては、フラウの使用は出来ないでしょうか。
報告には太陽の光にで溶けると書いてありましたが、
出力や条件次第で昼に使えるのなら、その問題は解消できるかと。
これは、残っている技官らの報告を聞かねばなりませんが。
出来なくとも、夜だけでも自由に動ける
アドバンテージがこちらにはあります。
──会議後、通路──
ファーイースト大佐。
[会議室を出て、シロウの背中に声をかける。トルステンに彼が声をかけるより前のことか>>353]
個人的な質問で恐縮ですが、
ひとつお聞きしたい。
また学園跡を抜けられる場合ですが…
[と、後半の懸念には微妙な顔をする。]
正直なところ、『学校跡地を抜けられる状態』
というのをあまり想定できません。
こちらが見張りを置くのは当然の事。
敵影があれば、すぐに跡地から出撃し、陣を引けます。
公国軍に斥候隊などがあり、
隠密行動であれば、渡河し、突破可能かもしれませんが…
それでも、小隊レベルが関の山かと。
ならば国境に配備されている軍でも対応できますし、
こちらから追跡・挟み撃ちという手も取れるかと思います。
また囲まれる状況ですが…これは孤島をという事でしょうか。
孤島でしたら、周囲を河に取り囲まれている状態ですので、
銃弾にだけ注意していれば、さほど驚異的ではないでしょう。
また、帝国側へ軍が行く可能性は、
先ほどの説明どおりに難しいと考えている為、
囲まれるというよりは、
公国側に陣を敷かれた状態になるかと思います。
学校跡地を囲まれる状況、ということでしたら
…これも『学校跡地を抜けられる状態』と
同様の理由で想定できません。
ああ、篭城戦を想定しているならば、
どちらの可能性もありますが…
准将が仰っている通り、この布陣は短期決戦用のものです。
そうなるまえに、こちらが打って出る。
ならば問題は無いでしょう**
[前置きをひとつきりおいて、息を吐き出す。]
… 貴方が人を、切る理由をお聞かせ願えませんか。
[向けた問いへの応えはどうだったか。誤魔化されるとしても、答えが帰るまでは視線を向けたままだった。]
[>>109逆に公国が跡地を取った場合の話については。]
……ふむ。
まずは向こうが学校跡地を取りに来る可能性から…ですね。
補給部隊を叩いたので、すぐに陣を移すのは難しいかと思いますが…。
囮を置き、あえて学園跡地を奪還させるという方法もあります。
そちらの可能性の成功値は未知数ですね。
向こうがこの跡地をどれだけ重要視しているかが解りませんので**
/*
学校跡地に居て囲まれる状況ってのがよくわからんかった…。
さすがに見張りは置いてるだろうから
篭らない限りスルー出来ないよなぁ…?
― 作戦会議修了後 ―
>>364
敵軍の情報に踊らされないよう、
鋭意気をつけます。
[カサンドラの評価に微かに犬歯を見せて笑い、すらすらと迷うことなく手が受信機の構造を図面を引くのをまじまじと興味深そうに見る。]
相変わらず、魔法の作りは繊細ですね。
……共鳴現象を音声に分解してるのか。
送信に使う石が貴重であっても、
受信可能範囲が広がれば、
両国の通信技術も進歩しそうなんですが。
[じ、っと構造を分解しようと図面に視線を落としながら零す感想は、軍務とは関係ない感想だ。]
交戦より、交流を。
俺が言うより、真っ先にこれを開発した人間あたりが言いそうだなと思ってたんですが。
[ぽつ、と示すのはかつてのノトカー・ラムラスドルフへの感慨だった。]
……。
[昼、呼びかけたもののそれっきりで返事はなく。]
何やってんだあいつ。
[通信機の向こうで半目になった。
ノトカーとリエヴルが会話をしている最中、
私用があり口が出せずに、ただ聞くばかりではあったが。
カサンドラのスパイの可能性。
あの時はまさかと思ってあまり考えてはいなかったが。]
[ニコラス中佐の手元には赤石はなく、収容した敵兵からの魔法弾を使うことになっており、手元には魔力を込められた弾がひとつ転がる。銃を殆ど使うことがない身には、馴染みのないそれ。]
徹夜は貴女がですか、 俺が、ですか?
[手の中でころがしていた弾薬から顔を上げてカサンドラへ紫眼を流す。]
──七年に上がったとある士官候補生は、実利より知識欲と好奇心に負けて、結局、魔器を選択したんですよ
[軍の技術としては、使いませんでしたが。と、添えて]
手先はそれなりに器用な方だと思いますが、
少しは睡眠時間に寄与ができますか。
[作業時間短縮の可能性について、*そう尋ねた*。]
/*
さてやる事最低はやったぞ…。
向こうはディークが大体の事を請け負ってるけど、
こっちは自分とウェルシュとソマリあたりが兼任してる感じだな。
/*
あーカッちゃんの残した物を拾わんとなぁ…。
移動のタイミングじゃないとカサンドラの部屋にはいるロールは難しいんじゃとおもったが、部下(てか兵士)が何かやったでもいいのか。
後で考えよう。
/*
一応カサンドラのロール見たのだけど、現在フラウが使える状態かどうかってのが解んなかったのだよね…なので暈しです。
俺まだ使えるもんだと思ってたけど、そういう認識の人もいるよねーってことで確定しませんでした。
[ディークの促すような視線に目を遣ると、
うんとひとつ頷いて]
ファロン少尉の案を採用する。
[そう口にしながら、地図のF6付近を指した
― 糖分補給中 ―
[貴方は…と>>360中途で言葉を止められて。不思議そうに、自分より低い位置にある瞳を見つめた。
クレメンスとニコラスに聞かされた、新しいシュヴァルベの話。
それを信じ込んだのは、いい歳をしてその精神面が未成熟だったからに他ならない。
殺人や諜報、破壊活動などの術だけは兄たちをも超えるだけの技量をもちながら。
世間一般のことを殆ど知らない状態でシュヴァルベにやってきて。
当初はぎすぎすしていた空気が、年月とともに平穏そのものになっていくのを見ているうちに。
もし父の手で最後まで鍛えられ育てられていたなら。そんな理想を持つ事はなく。
ただ自らの腕を振るう世界と報酬だけを求め、何かを妄信する事もなく。
もっと違う存在になっていたのだろうけれど。
父の手から解放され、理想を得てしまった事で。
クレメンスの甘言にのせられ、ただそれだけを信じていた。
――けれど]
オレ…も?
[私が知っている平穏なシュヴァルベには――というカサンドラの言葉に、そう告げられて。
驚きを隠すこともできず、ただ呆然と呟いた]
そう簡単に、死ぬつもりもねーけど。
――オレもいて、良いの…か?
[最後まで諦めないで、と。約束、と。
それらの言葉に、確認するようにもう一度呟いてから。
立てられた小指に、自分の小指を絡めた]
― 会議後、通路 ―
……ん?
[呼び止める声に、立ち止まり振り返る。
見知った顔から、個人的な質問>>383といわれて。
てっきり軍務大臣暗殺事件の事を尋ねられると思っていたのに]
オレが人を、斬る理由?
[続けられた言葉>>387は予想外で、ふたつみっつ瞬いた。
驚いて、返答までに僅かな間が空いたが。この手の問いに対しては、この男に誤魔化すという選択肢は存在しない]
――自分の為だ。
平穏だった頃のシュヴァルベを、どれだけの時間が掛かっても取り戻す。
その為だけだ。
[雇い主の為ではなく。国のためでもなく。求めるのはただそれだけ]
ノトカーも子供ほしいな〜と思ってたんだけど、
A→B間のことでうゆきさんと話してて、ユーリエ死ぬ時期とか考えたら難しそうだねえということでやめたんだった
ヒンメルとレナトいいなー(何
──回想:氷の橋消失後、公国側河川近く──
[>>138 帰還したディークからの報を受け既に橋が落とされた河を望む位置に騎馬小隊と共に向かったは丁度彼が帰還したと入れ違いだったか。回収の為の手勢をつれ向かった先の川は戦の舞台となった時と反比例に不気味な程静かだった。]
…壮観だな
[突撃の意思はなく、敵陣の弓が届かぬ距離により河淵を望む。敵陣から撃ち落されたと思しき馬の背に川の流れがぶつかり渦を巻いているのが見えた。岩場に兜ごと首を跳ばされたと思しき身体のみがよりかかっている。死の河の如き光景だ。]
[帝国側の岸に兵の姿は見えない。或いは潜んでいるかで見えなかった。警戒する目は働いていただろうが、交戦が中断している事を示すように、矢が飛んでくる事は無かった。ただ、対岸に兵が残っていれば目立つ肌色は見ればそれと判別が出来ただろう。]
──水の中から引き上げられる奴は引き上げてやれ。
回収後は騎馬隊荷車に乗せ運ぶ。
[歩兵部隊にそう命を下し、騎馬隊が引く荷馬車に積めるだけを積んで帰す。水に浸かった躯の多くは、人相の判別ができる状態でもなかったが。]
[馬上から下り、指示を下す中で歩兵部隊の一人が回収中に肩を奮わせているのをみた。涙に赤く染まった目じりと反対に、表情は蒼褪めている。]
どうした。
[問えば、あの時、ここで殺されゆく仲間の姿を見たのだと言う。隻眼に白いコートを赤く赤く染めた将の名を、怯えながら口にする兵に、そうか。と短く息を吐いた。]
[ラムラスドルフを知ったのは、魔石技術を追いかける中でナイジェル・ラムラスドルフの姓として知ったのが先だった。その息子の名は最初、士官学校で聞き、その後戦場に屍の山を築く猛将の名として耳にする事になった。]
殺して、殺して、どこに行くんだかな
[まるで敵を求めるように殺していた、とそう言う兵にポツリと呟く。顔を上げる男にいや、と口を閉ざして作業に戻るように肩を叩いて、顔を流れへと向ける。ぶつかり、渦巻き、流れていく河の行きつく先を思う。]
[憎悪は強靭な牙となれど、それは「敵」を食い殺すだけのものだ。夫を奪われた女の怨嗟と同じもの。その牙は未来に、何かを生み出す為の剣ではない。]
…───。
[遠くシュヴァルべの対岸に視線を投げる。]
──回想:公国前進拠点・個人執務室 ―
[失礼します。と声を投げ、書類を持ち部屋を訪う手には糧食であるチョコレートを一枚手にして、]
──ベリアン・アリーです。
回収作業より帰還しました。
お呼びであるとの事でしたが。
[何の、とは自明ゆえ言わずに>>0:673 こつこつと二度続けて叩く速度は、意図せずもかつての窓への合図に似る。]
…
[一拍をおき、顔を見せぬままに僅かに苦笑する。]
"また"、熟睡でしめ出しですか
[そういう声は聞こえなくともいい。或いは聞こえない方がいいかという程度に小さかった。
互いに、寝ていないだろう事実もあり、寝ているなら──寝られているならそれでも良かったが、どちらにせよ、その場に立つまま、黙って長く、扉を見つめている*。]
[>>365風向き、との言葉に思案するように首をかしげる]
――私は魔道のことは良くわかりかねますが、通常の火計と同様と考えれば、風向き、天候にも左右はされるでしょう。
[どうなのだろう、とカサンドラのほうを見やり]
元より運よく雨が降ってくれれば、魔方陣は警戒せずともすむ。
ただ、神様の気まぐれを当てにはしてはおけないかと。
――向こうが動くなら、天候が崩れる前、とは言えるかもしれませんね。
気象官に、後ほどデータを提出させるよう手配いたします。
それと、川縁――渡河ポイント付近偵察のご許可をいただけますか。
私も聞きかじりですので、現在の状況を実際に把握し、ご報告したい所存です。
― 会議後、通路 ―
[シロウを呼びとめた後のこと、瞬きをする目を紫眼が見上げて帰される答えを聞き、]
>>396
──剣の先に平和を描く為の、その道筋は?
[語られる、理想の道行きへの問いを重ねた*。]
― 帝国前進拠点・一室 ―
[>>355目を細め、ウェルシュの言葉を咀嚼する]
これ以上の損耗は厳しいですからね。威力偵察は私としても気の進まないところです。
……まずは拠点移動からでしょうか。
なんにせよ、情報の確保が急務ですね。
[損害状況を勘案しながら、脳裏に各隊をざっと並べて見比べてみる。
各隊所属の隊員と、彼らの現状。帰ってこれたもの、……これなかったもの。
帰ってこれたものの中から、問題なく稼働できるものを選り分け、その上で
他部隊を纏めて統括できるものを選び出す]
隠密偵察に特化した部隊は、その特性から、先の戦闘では後方に回っておりました。
よって、そこまでの被害を受けてはおりません。若干の休息の後、すぐにでも稼働できると思われます。
損害が大きかったのは威力偵察型ですね。
入手した情報を迅速に伝達し、中継地点を確保するためにも、この部隊の損害を埋める必要があります。
もし2個小隊をお借りできるなら、通常部隊との相違が比較的少ない、この部隊に組み込むのがよいかと。
具体的な割り振りについては、こちらにお任せ頂けると助かります。
[そこまで言ってから。彼の形良い唇から吐かれた溜息と共に、小さく息を吐いた]
…・・と、イェーガー大尉もお考えになるかと思いますが、私には何も決められませんので。
至急確認して参ります。
その後に、少し休息を頂く事と致しますね。
[体調を気遣う言葉に、微笑みを返すと。
一礼してその場を後にする*]
本気で川越えるんならあれだ、対岸を火力で制圧してから橋頭堡を確保して進入するのが一番まっとうらしいんだ
なので渡河ポイントは一度見ておきたいけど、補給の関係で中央ライン超えさせて防衛線、っていう割とジリ貧な切捨て策とらざるを得ないのはつらいとこね
べリアンの絵がかわいいwww
ところで今更プロローグから見直してたんだけど
ヒンメル>>0:1〜からの流れがいいよねー
映画みたい。
― 糖分補給中 ―
そうだ。
貴方も、人殺しを生業にしているんじゃない。
もふもふをもふもふして、士官候補生らに心身鍛える武術を教えるのだ。
――素敵だろう?
[絡まれた小指。
古典的だが、指きりである]
[平穏な世界を本気で目指すのならば、彼は手段を違えている。公国と帝国が倒れることが、今の権力者の手の上なれば。首をすけかえただけで同じことが起こる――百年ほどの思考実験で出た結果を披露するなど悪趣味なことをする気にもならない。
しかしそんなことも承知の上で――彼は、平穏な世界を望みながらも屍を築いてゆくのだろう。
もしもそれを指摘できるものがいれば、その時彼は――]
ベルンシュタイン大佐の言うとおり、
こちらのほうが拠点に近い分、
柔軟に対処しやすいだろう。
また、士官学校跡地を制圧するにしても、
帝国側かあの地をどうするか、そしての行動に対処する為にも、
士官学校跡地に近いこの場所のほうが、作戦行動に有益だと判断した。
[その場にいる一同をぐるりと見渡す。
思い出の地の近くを選ぶことによる感傷は
不思議なほどなかった。
一番大事だったものは、
自らの手で壊してしまったのだから]
― 斥候隊天幕・隊長の部屋 ―
[足早に天幕に戻り、ソマリの部屋に向かうと。
食事を運んでいる隊員を追い抜きそうになった。
二人分の食事を受け取ると、そのまま部屋に入る]
――……入るぞ。飯。
[短く口にすると、テーブルにそれらを置き。
自らはとっととパンをかじり始める。
彼がもし眠っていれば、がしがしと揺らして起こしただろう。
損害状況についてと、人員の異動による斥候部隊の補充について
ウェルシュに語った見解>>407等を手早く語る。
特に異論や、ウェルシュへの追加報告がなければ、
食事を終えたらすぐに、再び報告へ戻るつもりだった]
……サボりすぎたなぁと。
[もぐもぐ、と口を動かし、パンを飲み込んでから。
独り言のようにぽつりと呟いた]
お前が好きな作戦遂行のペースとか、どのタイミングで打って出てたくなるかとか、手を伸ばした菓子をどういう速さで食うかとか、そういうのはわかるが。
それ以外の事が驚くほどわからんから、言葉を選べなくて。
……若干困ってる。
[必要な情報、そうでない情報。混ざったそれらは、観察からなる情報で構成されていて、その徹底っぷりに自分でも驚くほどだ。
ファミル女伯が後見であることは知っているが、彼女についての彼の見解を聞いたことはない]
俺も、お前に何か話した記憶がないからな。
隠したいというよりは、混ぜたくなかった……ような、気もするが。
[現実と夢を。不快なものと、そうではないものを。
とっとと食事を終えると、容器を重ねながら立ち上がる]
じゃあ報告行く。――……あ。そうだ。
お前には伝えておく。
[部屋を出る前に、思い出したように口を開く]
メルが生きていたかもしれない。
――……あちら側にいる。
[喜びとも哀しみとも違う、……少し途方に暮れたような声が出た。
そのまま、部屋を出て報告に*向かった*]
[その時にはすでに、
もうひとつの大規模に軍を動かす案の採用を決めていた。
採用するからこその、決定だったとも言える]
併せて本隊も出撃する。
可能であれば、士官学校の跡地を奪取、中央突破をーー。
アリー大尉。先陣を任せる。
志願に相応しい働きを期待している。
/*
とっとと偵察出て事態をまわした方が良いのだろうと思いつつ、軍隊の意思決定権限が俺に皆無!!
下書きしながら待つか……
―作戦会議後―
[作戦の方針が決まれば、その決に従い、自分からの異論はなく]
あっ、ディーク大佐、
後程お話があるので、お部屋によろしいでしょうか?
[尋ねる様子は、みんなには平時と変わらないように見えただろうが、微細な変化はディークには伝わったかもしれない。
そもそも自分から彼の元へと行くことは立場のこともありほとんどなかったのだから。
彼との初めてを交わしてから、数度だけ。
唯一弱味を見せてあまえる相手**]
― 帝国前進拠点・一室 ―
そう、下げた後での包囲だったのは不幸中の幸いかな。
なら軍学校跡地を中心に。今一番具体的に上がっている候補地だから。後は敵本体の動き次第。
少し余裕が出てきたら北の鉱山側も頼んでおきたい所なのだけれどね。
魔石を確保されるのも、二正面作戦を画策されるの困る。
市街地跡のある南よりも速度優先で来られるだろうから。
[ダーフィトの見解>>417を聞きながら、トン、トトンと地図の上を指してゆき]
分かった。そちらに回す者にもそう伝えておく。
元より幅広い活動が売りの遊撃だ。任せるので良いように使って欲しい。
中尉の決めた事なら大概はイェーガー大尉も了承するのではないかな、と思うのだけれどね。
[決められない>>408と返されて、苦笑の表情を作る]
ではよろしく。
[ダーフィトが出てゆくのを見送って、また地図に視線を落とした]
どの案をとるにしても、近い将来の渡河の可能性を考えれば、橋頭堡の確保をも視野に入れておかねばならない。そして、敵軍にとってもそれは同じです。
また、帝国の前進拠点が移動し、前線ラインが西側に塗り替えられれば、川縁の確認は今以上に困難になるでしょう。作戦の前の急務かと思われます。
――我が軍が利用することが無いのならば爆破等の処置も有り得るとは思いますが、現状の補給状況で作戦なしに前線を刺激することは避けるべきかと思いますしね。
[偵察を申請した理由をそう付け加える。
やがて>>410>>415トールの宣旨により、ひとまず、全体の方針は決定したようだった。]
― 会議室 ―
ん、……ああ。
[クロイツの相槌に微妙な違和感を感じて彼を見やれば、
カサンドラの置き土産>>1:748たる「風」「炎」「放熱」に説明はあったか]
大規模な魔法は仕掛けも大きい。
多用出来ん上に、土地も選ぶだろと思ってな。
…こちらのみがあの島に集まれば、
それこそまたとない機会にはなるのだろうが。
[それこそ撃ちこみ放題だろうと肩を竦め。
続く言葉に目を向け、やがて頷いた]
卿に任せよう。使えるものは使いたい。
[言葉には警戒だけでなく仕掛ける意図も滲ませて]
いずれ…、ここ。
採掘場の辺りも押さえたい。
魔法石の屑があれば、随分役に立ちそうだからな。
[カサンドラの語った魔法弾を使えなくする手段>>194
その為にも材料が必要だと、これは先の見通しとして、
トールを初めとする面々にその場で示した]
― 作戦会議終了後・シロウの話 ―
[護衛のはずのシロウが近づいてきた時に、
右手が右の腰のホルスターに伸びたのは、
レナトの忠告が頭に残っていたからだったが、
流石に抜くことはしない。
学生時代なら左の剣に手が伸びるところを、右に伸びたのは、
学校を卒業してからは、たびたびディークと銃の訓練をしていたからだった]
――
[短く返答する。
突破策は恐らく、最も死者の多い策だろう。
だが、最も短期的に決着の可能性のある策でもあった。
備蓄を奪われ、補給までの間を少ない弾薬で持ちこたえねばならない現状で、耐久戦はジリ貧になるだけだ]
(…妥当な判断か)
[尤も、『西寮長』がその判断を下したことは、聊か意外だったかもしれない]
…………!
[告げられた内容に、目つきは険しくなる。
3年前の軍務大臣暗殺事件については、
特徴ある刀傷など色々取り沙汰されていた。
だが、ベリアンを呼ばないとはどういうことか。
軍務大臣の護衛官であった彼こそ、真っ先に聞く権利があるはずだった。
が、その場でシロウに問いただすことはしなく]
そうだな。
貴官が聞かれても構わないといった、
ベルンシュタイン大佐とデンプヴォルフ大尉には同席してもらおう。
―回想:シュヴァルベ集結前・帝国基地某所―
『私が特に紹介されたのは貴官だけですから?』
[訂正されると良く出る一言も、この時>>369は出なかった。
彼は特別という既成事実を作るようなこの習慣は、やってるうちに半分条件反射のようになってしまったもので、悪気はなかったのだが。本人にとってはどうだったのだろう]
[ソマリの視線>>370が、優しくて、痛い]
……うん。自分で選んだ、道だから。
この手で消してしまった道の分も。往けるところまで。
[そう言いながらも、下がってしまった顔は上げられなかった。
未だに、どうして、と叫び続けている自分もいる。
辛うじて前に進んではいるけれど、迷路に嵌ったように先が見えないまま、ただ進んでいる状況]
[くしゃり、と髪をかき混ぜられて。>>372
グゥッと喉が鳴った。肩が震える]
……あり、がと。
[それでもこれより後、戦闘中の危うさだけは消えた。
何かを一つ覚悟できたかのように。
それは良いことなのか、悪いことなのか*]
まったくだな。
ましてや我が軍には、かの如き橋を架ける手段がない。
橋を使わず川を渡る現状の数少ない手段、尤もだと俺も考える。
[クロイツの言>>419を宜い、そのまま顔をトールへと向ける。
頷きを一つすれば、続いてディークは口を開いた]
ではレイヴンウッド技術官の護衛にファロン隊。
そのサポートにフォルテア隊をつける。
ポイントはここ。
[地図でF6付近に印をつける]
士官学校跡地正面、先陣にアリー隊。
その後方、射撃隊は竜騎兵隊が引き受けよう。
併せてラウツェニング准将にお出まし願えれば、
より帝国軍の耳目も引き付けられるものと考えられるが如何?
…残しておいて、戦場が気になられても困るんでな。
[最後、冗談の口で軽く笑いながら意を伺い、]
ファーイースト大佐はそのまま、准将の元に。
ボルドゥ隊は川辺の偵察・報告後、
そのまま渡河警戒の任に当たって貰いたい。
渡河を防ぐと同時に、広く警戒と連携…
これは竜騎兵本隊も当てにして貰って結構だが、
柔軟に対応を任せる。
デンプヴォルフ大尉には常の如く情報収集を任せるが…専門だ。
レイヴンウッド技術官囮任務のサポートも出来るなら任せたい。
[防諜諜報を旨とする彼ならば、
諜報の絡むこの囮作戦のサポートも適任だろうと目を向ける]
以上が配置案だが…どうか。
[ぐるりを見渡した視線は、最後准将へと向けられ止まった*]
――帝国前進拠点――
[ジェフロイの話を、苦い表情で聞きながら。]
フラウに関しては、使える状態で残っているか次第だろう。
ここは、急ぎ確認を取る。
……ただ、そうだな……。
[呟き、暫し考え込んだ後。]
……フラウ以外も、手元に置いておくとする、か。
[そう告げて、本国に置かれた平気>>1:750を手配することを考えるのだった。]
[続く話に、小さく、溜息をつく。]
…………わかった。
ならば、此度の跡地占領もあわせ、この短期で……、
[こつん、と地図を指で弾き。]
確実に、公国軍を叩く。
その方針で、進めるとしよう。
[そう告げれば、暫し地図に視線を落とした。]
……先陣はラウエンブルク隊、ラムスドルフ隊。
先駆けとして、まずは当地の確保。
そして橋の確保をして、敵及び周辺の警戒にあたれ。
[ドーベルニュ隊には、他に考えていることがある。
また、ブラオクヴェレ大尉のことも、あえて口には出さなかった。]
先の話で、警戒すべき点はわかっただろう。
[そう、ジェフロイに声をかける。]
また、その建物はごく普通の校舎跡だ。
砦とは違い、火を放たれると弱い。
[今の自分なら、迷わず思い出ごと燃やし尽くしたのだろうな、などとぼんやり考えながら。]
敵も、ただ手をこまねいている訳ではあるまい。
敵の取り得る策を考え、全てに布石を打て。
あらゆる可能性を検討しろ。
それが、第一だ。
…………もっとも、貴公に今更そのようなことを言うまでもないか。
[最後は軽く笑いながら。]
― 帝国前進拠点 ―
[リエヴルの返答はどうだったか。
とりあえすひと段落つけば、
一端カサンドラ以外の技官らの所へ赴いた。
フラウの使用についてを問う為だ。]
む。…そうか、あの一回きりの作戦だったのか。
[予定外の返答にはやや眉根を寄せる。
フラウが使えないとなると、跡地に移動した場合、
橋の防衛を強めなければならなくなる。
逆に言えば、あちら側に進軍する為には
学校跡地はより重要な拠点となったともいえるだろうが。
>>1:750そして、「放熱」「風」「炎」の話を聞いた。
こちらはまだ使用されてはいないらしい。]
陣を動くにせよ、技官のことにせよ。
今は、好機である。
補給物資を叩き、そして敵に新たに竜騎兵連隊が加わった。
物資が届かず隊のみが膨れあがった状態では、糧食も装備も心許ないだろう。
時間が経てば、本国から輸送も来るだろうが。
今ならば、絶好の機会だ。
[琥珀色の瞳が、怪しく揺らめく。]
[かくして、陣の移動に決定を出し、準備を進めると共に。
カサンドラ技官の奪還については、それと平行してウェルシュへと手配を出した。]
……もっとも。
敵を殲滅するなら、かわりはなし、か。
[などと、独りごちながら――…。]
― 作戦会議後 ―
おう、ファロン少尉。
[呼びかけに足を止めた>>416
公の場であれば一応は姓を呼ぶものの、
向ける瞳の色が和らぐのは見れば分かる様だろう]
分かった。…では後ほど。
[ただ。向けた瞳の先、ほんの僅かいつもと違う彼女の様子に、
視線はいつもより少しだけ長く留め置かれた。
けれど後の約束をすればそれもやがて外される。
今この場は未だ公の場であったから。
彼女を抱きしめる手を、今は持たない*]
[再び地図に視線を落とし、暫し考え込む。
声をかけ、部屋へと招いたのは、麾下の歩兵隊小隊長。]
貴公の隊に、少々特殊なことを頼みたい。
木材の伐採、だ。
[地図上で、いくつか森林となっている箇所を指さしながら。]
陣を移す先に、それを運んでしまう。
もし敵が渡河を試みるなら、それを放流する。
また、橋を塞がれた場合にも、色々と役に立とう。
[そんなもので筏を組んでなどと、考えたくはないけれど。]
[ただ、同時に懸念もある。
そんなものを持ち込めば、火への不安はより倍増する。
それを避ける為にも運び込み次第、必要な生木以外には水を吸わせる、またその置場に配慮するようにとの指示は出しはしたが。]
…………本当に、面倒なことだ……。
[跡地に陣を構えることのメリットも、そしてデメリットもどちらも思いつくがだけに。
苦々しい表情で、地図を見下ろすのだった。]
では、ファーイースト大佐。
この場でしばらく待機せよ。
すぐ戻るから、護衛はいらない。
それから……監視はおかせてもらう。
[いずれにせよ、碌な話にならないのは容易に想像がつく。
恐らく逃亡はしないだろうが、この場で必要と思われる処理をすると、
ミヒャエルは伝令に呼びにいかせ、自身はその足でディークの部屋に向かった]
― 帝国前進拠点・司令官執務室 ―
お呼びですか?
[リエヴルの呼び出し>>321が来た時には、完全に感傷を振り払ってから執務室に向かった。
もしかしたらの予感の通り、通信にはわざと乗せられなかった命>>323が降りる]
宜しいのですね?
あの人は両国の技術に通じている。
今後への寄与と天秤にかけても、それでも、と。
[軍事的には有効な一手。けれど、政治的には微妙なものを生むかもしれない優先順位。
けれど自分よりそれが響くだろうこの人の言うことならば]
いえ、作戦案は今のままに。
そういう御意図でしたら、作戦参加者の一部に抹殺の指令を出しておけば良いだけです。
始まる前からお二方に気づかれて、士気を下げてしまうこともないかと。
疑う要素は十分にあると自分も思います。
もしあちらに通じていて通信機に気づいたのなら、誘導に使う絶好の道具となりえましょう。
誘われて動くのは癪だと、斥候隊からも言われました。
指示の変更にも、特に反論は出ないかと。
……では、手配して参ります。
[頼んだ>>325の一言に、敬礼ではなく頭を下げた。
凍てつく空気に揺らぐことのない笑みを浮かべて**]
――帝国軍前進拠点:執務室――
[ウェルシュの言葉>>444には、くすくすと笑みが零れた。]
女史が敵の手にあっては、今後の寄与など望むべくもあるまい。
今後の寄与は、我が軍にあってこそ。
[そうまで告げて、琥珀色を僅かに細めた。]
技官の奪還を試みたが、公国軍の抵抗激しく、交戦中に不運にも彼女は命を落とした。
………………仕方あるまい。
[わざとらしく呟きながらも、口元が微かに弧を描く。]
[続く言葉には、ゆっくりと頷いて。]
何かあれば、俺のところに直接来てくれ。
面倒をかけるな。
[頭を下げるウェルシュの隠された表情に気付けば、
こちらもまた薄く笑みを返すのだった。*]
― 回想:公国前進拠点・個人執務室 ―
…、 …
[いつしか書類を手に、意識が闇に落ちかけていた。
安らかな眠りというには程遠く、ただ疲労の齎す意識の断絶。
それも、やわらかな二度の音>>402に遮られる。
この音が耳に響いていたとき。
疲労はいつも、心地良い眠りを連れてきてくれていた──]
― 回想:士官学校の頃/寮にて ―
[窓がこんこん…と微かに叩かれる>>1:709
机の配置の関係上、いつも窓近くにいるディークは、
いつものように腕を伸ばして窓を開けた。
窓の向こうでにんまり笑うのは、いっこ年下の弟子の青年。
まんじゅうの紙包みを貰って、やれやれと笑う]
ったーく。お前、食いすぎ。
[ソマリに軽い突っ込みを入れながらも、
そらと焼き菓子を代わりに放ってやる。
カークの分も当然に含んだ菓子の包みは、ベリアンと共に寮に大半居残るようになってから、家に送ってくれと願う量が格段に増えた。
それでも送ってくれる辺りが、甘い母と姉だ。
余談だが、ディークの髪が伸び始めたのも寮に居残りをはじめて間もなくだった]
隻眼の軍人 ノトカーは、帝国軍大尉 カレル を能力(襲う)の対象に選びました。
お前…それ殺されるぞ?
[シロウ教官を真似たソマリの変な顔>>1:711に、
くつくつと忍びやかな笑い声が夜風に零れた。
夜の穏やかな静けさを乱さぬよう、密やかな声で続けられるいつもの歓談。
奥では、ルームメイトが静かに何かしている>>1:958
話には加わらず顔見えずとも、その気配は決して拒絶ではなく、黙って受け入れられる気配が心地良い空間だった]
[そして。カレルとの手合わせが過ぎた日など、
ディークは時折ルームメイトを締め出してしまうことがあった。
翌朝に向けられる皮肉な笑顔は、もうお約束。
けれど彼の机に目ざとくチョコレート>>1:712の欠片を見つけて、
いいもんあるなと口にしてまた少し呆れられた。
伸び盛りなんだとでも返して笑ったか。
遠い日の、懐かしく慕わしい記憶の名残───]
― 回想:公国前進拠点・個人執務室 ―
… 、ああ。
[そして今。現実の音に、はっと意識が覚醒する。
今はあの当時より、格段に目覚めが良くなった。
眠りが浅くなったというのが正しかろうか。
カレルを初めとする皆との手合わせや遊びは、
今にして思えば人を──相手を殺すための鍛錬であったけど、
当時は競うこと、腕を磨くことがただ楽しかった。
眠りは平和で、容易に覚める必要も感じなかった。
今、戦地では眠りはほど浅い。
ことあらばすぐに応じられるよう、身体は既に順応している]
はい───、
[入れ、と。言いながらも自ら扉まで歩いて開いたのは、
やはりノックの音が妙に合図に似ていたからか。
ちょうど開けたとき、ごく小さな声>>403が聞こえた。
思わずじ。と、紫眼を見つめてしまう]
… 起きてる。
[妙に主張めいてしまったのは、
やはり懐かしい思い出の名残のためか。
招き入れた部屋には少し、冷めかけた紅茶の香りが漂っている*]
[気晴らしに執務室を出れば、そこで見かけたのは何度か目にしたことのある犬。]
…………おまえ、シロウ教官の犬だったのか。
[苦笑いを浮かべながら、そっと犬へと手を伸ばす。
犬にも、相手が犬好きとわかっているからだろうか。
逃げられることもなく。
抱きかかえ、紅茶を飲む間膝に置いて撫でたりなどは、するようになっていた。]
[元より、士官学校時代に「ラヴィとスノウ、どちらが好きなんだ」と聞かれ
「自分は犬派です」と迷わず応えていたリエヴルである。
その子犬がシロウの飼い犬とわかって、なお。
殺すのには躊躇いがあった。
――否。カレルに対し、けじめをつけるよう自ら暗に許可を出したからかもしれない。
その決着がつくまでは、待ってみようかと。]
……………………ふぅ。
[人に対して厳しくなれたかと思えば。
今度は、何故か犬に対して甘かった。
内心自分に苦笑いを浮かべながらも。]
今ここをうろうろすると、危ないかもしれないからな。
暫くは、ここに居るといい。
[そう声をかけ、その温もりを求めるかのように、そっと犬を抱き寄せた。
…………今は、もう。
他に求める温もりなど、ありはしないから。]
[それにしても。
道理でこの犬、どれだけブラッシングして綺麗にしても、すぐ薄汚れているはずだよ……と。
偵察犬とわかり、ようやく納得がいくのだった。*]
― 帝国前進拠点・執務室 ―
…気が進みませんか。
[>>433短くつかれた溜息にそう尋ねたが、
結局こちらの案が通れば、何か言う事もないのだが。]
はっ。ラウエンブルク隊、準備整い次第出撃します。
[リエヴルの命令が飛べば、
それらは部下に伝達され、基地全隊に移動の空気が流れる。]
― 帝国前進拠点 ―
[その間、一端カサンドラ以外の技官らの所へ赴いた。
フラウの使用についてを問う為だ。だが。]
…そうか、あの一回きりの作戦だったのか。
[予定外の返答にはやや眉根を寄せる。
フラウが使えないとなると、跡地に移動した場合、
橋の防衛を強めなければならなくなる。]
― 帝国前進拠点 ―
[逆に言えば、あちら側に進軍する為には
学校跡地はより重要な拠点となったともいえるだろうが。
>>1:750そして、「放熱」「風」「炎」の話を聞いた。
こちらはまだ使用されてはいないらしい。]
なるほど……報告と共に本国に打診してみよう。
[フラウの件は早めに報告せねばならなくなったなと、
ウェルシュとの会話を思い出してやや苦く笑った。
報告書と共に、それらの連絡はすぐさま本国へと送られる。]
『レイヴンウッド技官が居なければ、
到着はフラウのときより早くなるでしょう』
と技官に言われたときはつい苦笑してしまったが。]
― 学校跡地 ―
[移動前に本国への報告の便を飛ばしてから、
ラムスドルフ隊と平行して学校跡地へ赴く。]
到着早々すまないが、休む暇はないぞ。
まず公国側、帝国側双方の橋に見張りを置く。
それから他の奴らは、水の確保を。
半分程は確保しておいて、
残りでそこら辺の土と混ぜて泥水を作り、
寮と…それから校舎の外側の壁に塗っておけ。
それだけでも大分違うはずだ。
[>>434火に弱いとの話にまず水と泥を用意させる。
文字通り思い出に泥を塗るような形となり、外観はすっかり変わってしまったが、僅かに目を細めるだけだった。]
それらが済めば、休憩だ。
後続の部隊を待つことにしよう。
それから…そうだな。
工兵隊が到着したら、万一の為橋を落とす準備を打診してくれ。
公国側に気取られないように、
細工については慎重にしろよとも重ねて伝えておけ**
― トールたちの前で自白たいむ ―
りょーかい。
[待機>>442を命じられれば、おとなしくその場で待つ。監視の目など気にしない
話の場は、会議室かどこかに移されただろうか。それともトールの部屋でそのまま行われたか。
ベリアンが潜んでいたなら、気配でそれを察して。
こそこそせず、出てきて一緒に聞けばいいと声をかける]
さあ、そこまではオレにも。
……もしそうだったとしても、あのタヌキのする事だからおかしくはないが。そこは敢えて追及しなかったからな。
[実際には太子暗殺も実行したが、そこ>>375はすっとぼける。
続く問い――ベリアンを生かした理由――には。ふっ、と目を伏せた]
本当は、あの場で一緒に殺るつもりだった。
軍務大臣を殺った小太刀で、同じように刺してな。
――それなのに、気づいたら小太刀持ち変えて柄の方を叩き込んでた。
[小さく息を吐き出す。
この問いが来るのはわかっていた。
だからこそ、本当はベリアンも同席すべきだとわかっていながら、遠ざけたかったのだ]
……暗殺者にあるまじき情だ。
――同室になった頃のこと――
[初めての敗北から暫く経った後のこと。
その頃にはもう何度もトールという人物を観察していたから、彼に対しての怒りは幾分薄れていた。
だが、それでも受けた屈辱は消えはしない。
次に手合わせをする時には、負けはしないと。
じっと、彼を見続けていた。]
―作戦会議後―
[取り急ぎ隊に与えられた天幕に戻り、数名の傭兵を選抜する。
騎馬の技量に長け、弓や投擲武器を使える幾人かを選び出し、
目立たぬ軽装鎧に身を改めさせた。]
…確実に渡河が可能なポイントは、二箇所ある。
約12マイルの直線距離だが、川縁を進行することは避けたい。
まずは、辺りが明るいうちに遠方のポイント――X地点に向かう。
その後、一度川縁から距離をとって元市街区沿いに南下し、
補給部隊との交戦ポイントに程近い、Y地点へ。
[が、そんな相手と同室になるとあれば、戸惑いが浮かぶ。
元より性格に難があり、それまでは同室者もないままに一人で部屋を使っていたのだ。
だが、新たに人が来たことで、そうも言ってられなくなった。
という訳で、トールの元へと損な役回り(という第三者視点)が押しつけられたのだが。]
………………よろしく、お願い、します。
[纏めた荷と共にトールの部屋を訪れた時。
顔を赤らめながらも、どこか仏頂面でふて腐れたように挨拶したのだった。]
[リエヴルにとっては、屈辱を受けた相手であり、かつ盛大にくってかかった相手でもある。
その後に相手が好ましい人物と知ったとはいえ、すぐに素直になれる訳もなく。
幾分斜に構えた態度をとり続けるのだが。
それでも、己を負かすほどの腕の持ち主であること。
そして、その人柄を知ってしまったが故に。
トールへの態度は、どこか他の者に対するのとは違っていて。
彼をもっと見ていたいと、自然、その姿を目で追うのだった。]
……恐らく出現箇所から言って、敵伏兵はY地点を利用しただろう。
X地点からの進軍では、氷橋の架けられた箇所から誰にも見られずに斥候部隊への援護に駆けつけることは困難だ。
こちらと同じく、偵察部隊が出ている可能性もある。
なるべく夕闇に紛れ、目立たぬ行軍をしたいところだな。
[副隊長に任ぜられた傭兵と、地図をつき合わせて相談する。
行軍ルートは程なく纏まり、一行はそれぞれの騎馬に跨ると、静かに東へと疾駆していった*]
― 公国拠点・作戦会議室 ―
[伏兵の任に諾を返したのち、ディークがボルドゥ中尉と呼んだ男に視線を向ける。>>>317
士官学校時代によく見かけた顔――― 一級上の、エルンスト・ヒンメルと良く似た男。
記憶に残るヒンメルは眼鏡をかけ甘味を好んでいたはずだが、彼を特徴付けていた銀枠は目の前の中尉にはない。]
………、はい。
余り多くても潜伏が困難ですが、
大尉麾下の一隊ともあれば対応力に不安を抱くこともない。
ボルドゥ中尉でしたか、中尉が受けてくれるのであれば。
[ディークの提案に頷く。
個人的な問いを向けるべき場所ではないために、彼の出自をこの場で問うことはない。
けれど、知己と似たその男を見据える視線には、少しばかり疑問の色が揺らめいた。]
隻眼――か。
そんだけ容赦なく敵兵を…公国兵を殺してきたから、「英雄」なんだろ。
[言外の忠告には、瞳細めて口許を上げた。
あの頃のようなどこか不敵な笑みは、かつての友が近くにあるからこそ浮かぶものだ。
なるようにしかならんが、万策尽くす、と。]
― 糖分補給中 ―
……ああ、いいな。
リエヴル主催のお茶会に、トールやカレルたちもいて。
ディークとジェフがどたばたしてんの見ながら、カークの菓子をつまんで、茶をのんで、ラヴィとスノウをもふって…
[カサンドラ>>409に応じる声の後半は、震えていた。
逃げられなければ、指切りの後でカサンドラを抱き寄せて。その肩に顔を埋めようとするが。
もし避けられたら、苦笑しながら背を向けただろう。
懐かしい日々。二度と帰らぬ時間。
シュヴァルベを作り直したとしても、もうラヴィもスノウもいない。
シェットラントやカークも亡くなったと聞いた。
戦闘中に斬り倒した追っ手の騎兵の中にあった、幾人かの教え子の顔もはっきり覚えている]
……昔もいい女だったけど、さらにいい女になったな。
一晩だけでも、一緒に居たいっていったら怒るか?
[落ち着いたあとも、ただ人恋しくてそんな事を尋ねたが。無理強いをする気は、当然ない]
んー
カレルはシロウと心中希望
シロウはべリアンに襲われるの希望
べリアンは襲うの無理と表明
どこ襲撃したらいいん…?><
処刑理由は灰に落としちゃだめってあったから
襲撃理由も念のため、灰には落とさず決めるけど〜
どうしよ…w
あと、襲撃される人は死亡RPを地上で出来ないよねー
その辺は仕方ないのだろうか。
RP村の経験少ないのでちょっとまごつく。
― 公国拠点・作戦会議室 ―
補給についてなんだがな。
[シチューの波紋に苦笑して、口を開く]
本国より、第6と第9補給部隊が前線に向かっている。
併せてこれは第5補給部隊と連動してのことだが、
第3と第4補給部隊も、これは数日のうちに着く筈だ。
兵員の増強には、流石に補給も連動して増強している。
補給部隊停留地の一つやそこら潰れたくらいで、
武器弾薬尽きて飢えることはしないから、安心しろ。
[士官がこの有様>>470では、士気に関わる。
苦笑しながら、後に全軍の実態を調査しようと心に決めた。
魚介の買い上げ>>0:602も少し増やす必要があるかも知れぬ]
もうひとつ…大砲についてだが。
こいつの配備にはまだ暫くの時間がかかるだろうな。
[国境砦に配備されたと移動砲門>>165同様の、
公国独自の大砲についても言及する。
けれどこれも台数が限られる上、移動には時間がかかり、
未だ前線配備には至っていない]
向こうさんとの持ち込み勝負になるかどうか…。
大砲に「火」は見たくないけどなあ。
[カサンドラの置き土産>>1:750に言及して、
撃ち合いはご免蒙りたいとばかりに肩を竦めた]
/*
あるぇ…
今やっと午前中のわかめを巻き取ってるんだけど、
シロウ先生そのタイミングで暴露かー…
ううううううん
ちょっとこう、カレルが可哀想じゃないか……?
と思ったり こう いろいろ(´・ω・`)
/*
自陣営に殺されたいってのも希望は希望だし分からなくもないけれどもー……
暴露は暴露として、一緒に出撃して戦場で死にませんk
― 会議終了後、シロウの話 ―
……………。
[情、と。
問いに返された言葉>>466に、表情が和らぐことはない。
それよりも一層、ディークの表情は怒りに固くなった。
口を開くことがなかったのは、ディークが当事者ではないからだ。
責を問う立場でもないからだ。
ただ眼差しだけは、欺瞞を見つめて鋭く尖る。
かの暗殺で、命を落とした者は幾人いたか?]
/*
いまいちていこくのひみつへいき(←)の全容がよくわからんのだけど紙で出来た丸い弾を箱かなんかに入れて運んでる形でよいのだよね。だったら馬車でなくとも馬で運べるからと思ったのだけど…。
/*
そしてまだわかめ。
ディークが働きまくってくださっておる……。
まだ朝の話に目を通してる段だけど、ありがとう本当ありがとう。
とりま追い付けるようにせんとな。
―渡河ポイント X地点―
[市街区をぐるりと回って駈歩し、やがて一行は無事、広い川縁へと到着した。]
…此処だ。こちらに。
[ここまで敵の斥候と出会うことはなかったが、警戒しながら騎首を巡らせ、細かな石の敷き詰められた河原に降りた。
向こう岸まで30ヤードはあるだろうか。川の流れは緩やかだが、決して浅瀬には見えぬその場所に、背後で部下たちが面食らったように目を見交わしている。]
/*
補給はてけとに戦い継続可能ですくらいの、程ほど適当なところにしておきたいね……ふやっと。あんまない!ない!!ってのも、幾らでも使えますってのもなんだかねw
兵器は使いたくないねー。出ないといい…
見ていろ。
[苦笑して、騎馬のまま水辺へと歩み寄る。
ゆるやかに傾斜して見える河原の先は、しかし底知れぬ深い水を湛えて見えた。
――が]
[紫の眸を受ける]
大変助かる。
これはこちらとしてもしっかり成果を出さないとな。
[そうして、魔法の銃弾の安全な解体の仕方から、石の取り出し方など、課外講義が始まった。
その中には、弾を見ただけで用途を当てる方法というのもあった。撃ち手から見た弾の選び方法である――]
[力の必要な作業に捗る分、順調に終わり――日が暮れる頃には、目的のモノは出来上がった。受信状態も調整し、沙が入れどもなかなか明確な音声が通るようになったが――
しかし――カサンドラが持ってきた最初の一つは、未だに入力は出来ても、受信の音声は上手く受け取れなかった*]
[方針を伝えると、ディークがそれに沿って軍の配置案を述べる。
途中で軽く笑いながら自身に話が及ぶと]
うむ。どうやら俺は留守番には向いてないようだからな。
敵の目をひきつけるだけでいいんだろ?
[公の場では見せない軽口めいた言葉だが、
告げている内容は尤もなものだ。
だがもう謝罪はせずに、出撃の意だけを伝えた]
それで構わない。
では各自出撃の準備を。解散。
…この程度で通れるのは、この一帯だけだ。
だがあちらこちらに点在する石を伝っていけば、遥かに短時間で川を渡ることができる。
[踏み入った水は馬体を濡らすことなく、馬の足の関節をすぎたところで止まっている。
対岸を警戒しつつ、ひょいひょいと手綱を操って、馬を前後左右へと進めていった。
複雑なルートを危なげなく渡り、踊るように対岸へと降り立つ。
騎首を巡らせ、再び同じルートを辿って戻った]
……幾らか石が割れかけて危ない箇所もあったが、大勢は影響ないな。
後程、図を書こう。
お前たち、覚えられるか。
[北部の港でローと別れた際に、公国側に渡るために教えたのがこのルートだった。
誰もが真似できるとは限らない手段だが、騎馬の上で産湯を使うという遊牧の民ならば、無論容易い。]
とても大人数では取れない手段だが――
面倒なのは、浅瀬を軸にして馬筏を張られた場合だな。
まあ、事前に分かっていれば対処はとれよう。
[騎馬を降り、一度濡れた馬を労ってやりつつ、そう告げる。]
/*
あっっ
トールごめん!!!!>>209ルートねーーーー
すんごい適当なやっつけで補給の話終わらせたいが滲みすぎた、ごめんwwww
― 公国拠点執務室;軍務大臣暗殺事件暴露 ―
>>357>>358
[その身があるは部屋の外。扉の隙間より漏れ聞こえる中の会話を聞く。部屋内にいるシロウの背後に立ち、剣に手をかけども即座に切りかかることはないままにディークが問うた言葉への答えを待つ>>375。同僚を切られ、上官を殺された事実の確定に、苦く口端があがった。]
────…
[仕える主は、契約者は平和への理想の為に──仲間に見殺しにされたのか。と、思えば無性に笑えてもくる。]
[>>465 出てこい。と言われた声に、扉を押し開き、シロウの背後より姿を見せる。対面にいる将官らを紫眼で見止めるも切りかかるような事はなく]
… 笑っていらっしゃったお声が、
耳によく残っています。
ファーイースト大佐。
[>>512 あの日、血に酔ったような声で笑っていた男の背に声を投げる。]
……あの哄笑の中にも、平和への理想が
あったとは俺には感じられませんでした。
[理想の為だ。と言われた言葉を引いて、目を眇めた。]
人を切る理由は平和を導く為だと、
貴方は先程に仰られた。
…雇い主がそれを築かんとする為に動くのだとも。
国の要職に着かれ、平和への道を探す方が、
権力を持て同国人を見せしめと称し、
殺す事に加担されるのですか。
俺には、クレメンス卿の目指される世界がわからない。
[ゆる、と首を振り]
──戦地ですらなく、謀略により齎される暗殺とは、言ってみれば
個人の思惑で為されるただの殺人と変わりない。
秩序を打ち崩す闇討ちだ。
国務大臣だろうが、公王家の血に連なるものだろうが、
それに関わっていた事が証明されるなら、
当然に、司法の手で、裁かれてしかるべきでしょう。
情報将校 ミヒャエルは、特務大佐 シロウ を投票先に選びました。
― 帝国前進拠点 ―
[ >>434 リエヴルの命を受け、第1中隊に戻ると
部下を整列させて、出撃命令を出した。 ]
これよりラムスドルフ少佐ならびに第1中隊は、
シュヴァルベ中心部にある士官学校跡地へと向かう。
全隊員速やかに移動し、待機する事。
配置指示はラウエンブルク隊と合流した後、現地にて行う。
準備整い次第、出撃!
[ >>447 技官の奪還についての指示が出ていない事を
気にはしていたが、今は出撃命令だけを最優先した。
腰に剣を2本、銃を1本下げて。己の馬に跨る** ]
― 公国前進拠点・会議室 ―
観察眼………ええ、それはよく覚えがあります。
それを知る故に、確実性を取る印象であったのですが―――
[物問いたげな自分の視線を受けてか、トールが敵国准将の性質を説明してくれる。>>331
自分もそれなりに親しいとは言えたが、先輩後輩という立場もあり、全てを明け透けにとはゆかないように見えたから。
一番近しい人間ならば、別の顔も知っているだろうと。]
……あー。
自信の表れゆえに大胆不敵な行動を取る。か。
ぶれませんね。
[後ろ頭を掻き。]
なるほど、よく分かりました。
[問いを拾い上げてくれたことへの礼を口にして、
作戦の前提となる、敵軍の行動予測を再度組み立てなおすべく、再び思案に戻った。]
――帝国前進拠点――
[ジェフロイ達が出立すれば>>463、後続の出撃準備を整えながらも、斥候部隊の元へと向かった。]
どうだ。出撃は出来そうか。
[暗に、ソマリに怪我の調子を問う。
そしてダーフィトの姿を探し、ソマリとダーフィトに]
一つ、頼まれてくれないか。
渡河の警戒に、ウェルシュの隊に頼んでいたのだが。
ウェルシュには他にもあれこれと頼んでいてな。
フラウ作戦の後で未だ大変だろうが。
そちらからも、いくらか、人を遣れないだろうか。
[そう、ソマリとダーフィトに問うた。]
あちらサンにも士官学校卒の奴は多い。
浅瀬を利用しようとなれば、最適地の選出にそう時間はかからないはずだ。
敵将が渡っちまったのがこの二つとは限らないが、
川縁の兵配備を厚くすべきかと。
[渡河は熱心に遊んだが、ポイント探索に力を入れたわけでもないから、他の浅瀬の位置は思い当たる者がいれば指し示すだろうと任せた。]
あちらサンにも士官学校卒の奴は多い。
浅瀬を利用しようとなれば、最適地の選出にそう時間はかからないはずだ。
つい先日敵将が渡っちまったのがこの二つのどっちかとも限らないが、分かっている浅瀬近辺は、川縁の兵配備を厚くすべきかと。
[渡河は熱心に遊んだが、ポイント探索に力を入れたわけでもないから、他の浅瀬の位置は思い当たる者がいれば指し示すだろうと任せた。]
[ヒンメルのこと、そしてカサンドラを攫ったという敵兵のことを思い出せば、ダーフィトの方に一瞬物憂げな視線を向けるも。
人前でするような話ではないと、すぐに視線を逸らした。]
[ 出撃する直前、もう一回、とばかりに通信石に叫ぶ。
ジェフロイの寝言その他はたまたま聞いていなかったため、
既に通じている事にはまだ気付いていなかった。 ]
カサンドラ主席代理…っ!!
聞こえたら返事を――
どうか無事で帰ってきてください。
帝国に戻ってきたら…母直伝のシチュー作りますから!!
[ もう何回目かの語りかけだったので、だんだんヤケになっていた。
お守りの中に入った石が今どうなっているのかなんて
想像もついていなかった* ]
あとは、採掘場……ですか。
士官学校跡地を越えて、奥の奥。
大変な危険が伴いますが、それだけの価値はある。
[一撃で瓦解させられる可能性すらあるだから、魔法弾の脅威に対抗する手立ての考案は急務だ。
採掘場への潜入成功の可能性は現状では低いと思われるが、押し込まれてからでは遅い。
近いうち出撃の必要も出るだろう。]
公国の持たぬ資源だ。
敵軍も、予測していないわけではないでしょう。
幾らかは兵を配備しているかと思いますが――
これもまた、近く作戦検討の必要がありますね。
[採掘場のマークの上にとんと指を置いた。]
― 糖分補給中 ―
[傍に寄せる人のぬくもり。子供にするように、よしよしと癖のある髪の毛を撫でてさしあげる。
こうやって触れあえば孤独を溶かせることもあるというのに――]
・・
シロウ先生。
[ほっぺたをつねって差し上げる]
[目を覚ませ、とばかりににっこり笑い]
仕方がないので、司令官らが戻ってくるまで。
添い寝くらいは許してあげます。父上の代わりに、ね。
[わしゃわしゃー、とわんこのように頭を撫でて差し上げた]
[有用性の高い案として示された候補地は地図上のF6。>>366
それに、トールが最終的な採択を行った。>>393
全体の方針が定まり解散の声が出れば、それに応じ会議室を辞した。>>481
扉の向こうに控えていた分隊長へと視線を向ければ、彼もまたやや後ろに位置取って歩く。]
近く出撃となる。
フォルテア指揮下騎兵隊、第一と第二小隊について、現段階で出撃可能な人員の可視化を。すぐにだ。
ああ、ファロン少尉の小隊は彼女に任せてあるから、そちらは構わない。
軍馬の調子は?
こちらも後で執務室に人を寄越せ。
[頼んだ、と言い置いて足早に歩く。*]
『…………ノトカー?』
[潜む声。沙がかかっていた音にはかわりはないが]
『きこえた。
シチュー。シチュー。シチューシチュー』
『……ラムスドルフ少佐。
貴重な通信石を持たせてくれてありがとうございます。
私は無事です。
公国軍のトップ1とトップ3くらい? が幸いにも旧友で捕虜としてはまともな扱いを受けています』
?!?!!!?
[ 今のは聞こえた!!
と、馬に乗ったばかりだったが、ガタッと反応する。
すぐ横に居た部下が「いかがなされましたか!!」と
寄ってきたのをいいから、と手で制して、部隊から少し離れた。 ]
かっ、いや、――主席代理!?
准将、聞こえましたか今の!?
主席代理ですよ!!
[ とりあえずリエヴルか、他の誰かも聞いていないかと
確認しながら―― ]
主席代理…!よく無事で!!
今は公国のどの辺に居るのか分かりますか?
シチュー!!
これから、無事を知らせる時はシチューと言ってください!!
危ない時は、ビーフシチューで!!
[ 咄嗟にわけのわからない暗号を決めて、急ぎ伝える。 ]
『大変な失態を犯してしまいました。
誠に申し訳ございません。せっかく、貴方が助けに来てくださったのに』
[細い声は、枯れて震えて聞こえる]
『幸い、小官がいなくても時代の流れが止まらぬ程度に研究内容の書き置きは残しております。
帝国と貴重な兵の為、独りでも多く故郷に帰られる為の最善と信じる判断を。小官は、兵器を取り扱う仕事に就いてからずっと覚悟はできています
そう、准将にはお伝えください』
[ノトカー以外にも聞こえているとは知らず、そう述べ――また、沙が混じり、音は聞こえなくなった]
[だが、通信が切れる最後に聞こえた雑音は――
どう考えても空腹でお腹が鳴っている音だった]
ふむ。主席代理、無事な声が聞けて、何よりだ。
[内心はおくびにも出さず。
ノトカーの声>>*71に応えるように、静かに告げた。
あぁ、そういえばシチューとだけでどんなシチューにして欲しいかリクエストし忘れたな……などと、心は既にシチューに飛んでいる。]
― 帝国前進拠点 ―
――……採掘所にいくらか人員を割きたい。
掘った穴があちこちに拡がっているから、潜り込まれると厄介だ。
逆に、仮に制圧されてもゲリラ戦を挑めるが、消耗戦は不毛だ。
周囲を警戒するとともに、穴の場所などを詳しく調べろ。
とんだ場所に繋がってるとも限らん。
[斥候隊の各部隊長に対し、ウェルシュとの話を思い出しつつ
人員を振っていく。
偵察は学校跡付近が中心となるが、河沿いの警戒も必要だった。
ソマリとの打ち合わせの途中に、
>>490 リエヴルの姿が見えた]
……准将。いかがされましたか。
[渡河の警戒を依頼され、こくりと頷く]
もとより、そのつもりです。
河付近の警戒は範囲が広いですから、機動力を備えた少数の者をやりましょう。
……隊長は負傷されておりますし、私が参ります。
それでよろしいでしょうか?
[リエヴルとソマリに許可を求める。
追った指示がなければ、すぐに出発するつもりだった。
>>493准将の物言いたげな視線が気にはなったが、特段の指示がなかったので、気のせいだろうと*思いなおした*]
必ず近いうちに奪還に参ります。
どうか早まらずお待ちください――
[ 傍受される危険も念のため考慮して、
軍が学校跡地へ向かっている事は黙秘する。 ]
研究内容の書き置き…ですか。
[ リエヴルも同じ通信を受けている事を確認すると、>>*73
心から安堵の声を漏らした。 ]
了解しました。准将もこの通信を受けております。
本当によかった…!!
[ 馬を歩かせ話しているうちに、通信も切れるかもしれない。
切れた後も通信石をしばし眺め、握りしめて、奪還を誓うだろう* ]
[ダーフィトの言葉>>498に、ゆっくりと頷く。]
あぁ、頼んだ。
各所の警戒でもし手が足りないようなら、こちらにも声をかけてくれ。
敵がどう動くか、それが今一番知りたいからな……。
[ダーフィトが行くとあれば、]
貴公が行ってくれるならば、心強い。
[そう声をかけるのだった。
……やはり、聞きたいことは今は聞けそうにもない。
また日を改めてだな……などと考えながら。]
――出立――
[後続部隊の出立準備が整えば、全軍に号令を出し、進軍を開始した。
騎兵部隊と歩兵部隊で歩みは違うが、リエヴルもまた周囲を親衛隊に固め、指揮を執っていた。
かつての陣にも撤収の為、歩兵中隊を残してある。
作業が済み次第合流の予定ではあるが、今はまず、先発隊に合流しようと本隊を移動させた。]
[カークに椅子を勧めようとして、途中で何かに気付く]
……あっ、ちょっと待って下さい。
ただの幻影だといけない。
[椅子を引いて、手で座面を押さえてみる。
それから自分が座って、ちょっと揺すってみた]
大丈夫ですね。いきなり消えたりはしなさそうで……
[立ち上がって体の向きを変えたとき、中庭に誰かがやってきたのが見えた>>+32]
…………あれは。
[自分と同じくらいの背丈に、金の髪。
首都防衛隊の自分とは少しデザインが違うけれど、同じ公国の軍服。
出会ったことを素直に喜べない表情も、たぶんお揃いだ]
シェットラント。
……君も、来てしまったんだね。
僕は、父と一緒にいるときに、何者かに襲撃されて……
[襲撃者の正体は知っている。
間近に姿を見て、声を聞いている。
それでも、彼の名を、「襲撃者」として口にすることができなかった]
撃たれたんだ。
父が無事だといいんだけど……何か、知ってる?
[問うてから、相手の顔を、少し不思議そうに眺めた]
― 補完:公国拠点・作戦会議室 ―
[ディークの口から補給との言葉が出て、ぴくりと眉を動かした。
いかん、こいつはまだ食い気ばかりだと思われたか――と、すこし気まずげな顔を向ける。>>473
部下を持ち少なくない数の兵の命を預かる今、部下らの前で空腹を顕わにすることはない。
不着や遅配などで兵糧の配給が滞ることあれば、一定の階級以下の兵たちがまず腹を空かせるのだから。
もっとも、燃費が悪いのは相変わらずであったが。]
それを聞いて安心しました。
前線に赴く兵に持たせる応急手当の小袋も、
ストックが大分減っているようで。
補給部隊の到着は、こちらの補充も期待出来るでしょうか。
[ディークの苦笑は出来るだけ見ぬように、
至極真っ当な、指揮官としての感想だけ返した。
具体的には口にしないものの、食糧面も「安心」したことは言うまでもない。]
― 糖分補給タイム ―
[もふもふたち以外のぬくもりを、触れ合って感じるのは何年ぶりだろう。
頭を撫でられる手の感触が心地よくて、癒されていくのを感じる]
……ひふぁいあ(いたいな)。
[頬をつねられ、微笑まれて。
自分がわんこたちにするようにわしゃわしゃされた]
ありがとう、な。ほんとに。
[心からの感謝の言葉を告げた顔に、笑みが浮かぶ。
もふ絡み以外では久しぶりに、ほんとうに穏やかな心地だった]
― 自白たいむ ―
[暗殺事件の笑い声が耳に残っているという声>>485。
平和への理想があったとは感じられなかった、と言われて。肩を竦め自嘲の笑みを浮かべた]
あったんだよ。あれでも。
少なくとも、軍務大臣を仕留めた時点ではまだ。
曽祖父さんに似たらしいが、血に酔いやすい体質でな。
………一度箍が外れると、護衛対象や仲間以外に動く者が視界からいなくなるか、何らかの衝撃で理性を取り戻すまで、笑いながら殺し続ける。
だから、実際に手掛けた暗殺任務はそう多くない。
悪目立ちするからな。
[自分自身、嫌悪している性癖。
正確には、「護衛対象」として自己暗示で植え付けた相手以外は、友軍だろうがなんだろうが皆殺しにするのだが。
先日の戦場では、『公国軍の軍服を着ている者全てが護衛対象』として認識しておいたので、同士討ちだけは避けられた。
大公暗殺事件の時に、大公だけを最後に残して先に護衛そのほかを皆殺しにしたのは、最初に大公を護衛対象として一度自己暗示をかけておき、正気に戻ったところでその自己暗示を解いたからだ]
― シロウの話 ―
[ごく少人数を集めた中で、
シロウの話はその凄惨さと裏腹に
極めて軽い口調だった。
クレメンスの名が出ればさっと顔色が変わる。
こうまで確証が出ないとなれば、バックに大物がいるのは当然だろう。
だが、まさか身内の犯行だとは。
裏切られた思いで、ぎりと唇を噛んだ]
……それだけ、か?
たったそれだけの……
帝国に……リエヴルに信用されるためだけに?
暗殺の実行犯かもしれないから?
クレメンスの大叔父上と敵対していたから?
[低い声で吐き捨てる。
問い糺しているのか問い詰めているのかもわからない]
先生……。
俺は、訴えますよ。
逮捕すれば国力を削ぐ?
なら、大叔父上のされていることはなんなのですか。
公国の人間を暗殺することが国力を上げることになるんですか。
身内の恥は、身内で責任をとりますよ。
それとね、先生。
俺の父は開戦派で、軍務大臣とは親しくしてましたし、
大叔父上を大層煙たがっていましてね。
報告すれば喜んで調査に乗り出してくれると思いますよ。
それに大叔父上の血筋はもう古いし、高齢です。
より現大公に近い俺や俺の父より彼を選ぶ義理はもうないでしょう。
[シロウに向けて投げた言葉だが、
実質、この言葉はクレメンスに向けられていた]
ああそうだ。その為と言われれば、殺しでも何でもする。
……オレには、自分の目的を果たす手段をそれしか知らないからな。
[人を斬る理由。雇い主の為に働く理由。
それらについて改めて問われても>>486、動じることなくそう応えた。
雇い主が
けれど、それとクレメンスに忠誠を誓っているか否かとは別問題で]
確かに、司法の手で裁かれるべきだろうな。
だが、それはこの戦争が終わってからでいい。
今騒ぎ立てれば、国内で混乱が生じて帝国に利するだけだ。
[秩序を打ち崩す闇討ち、とまで言うベリアン>>487に応じてからトールへと視線を向ければ。
今白状しているものとは別の2件の暗殺事件の被害者の孫であり甥である彼は、どんな様子だっただろうか]
― 河の付近・南方面 ―
[落ちないで下さいよ、とメルクーリオが笑う。
黙って周囲を警戒していやがれ、と返しつつ、馬を駆る。
彼は自分専属の部下ではないが、(※朝を除く)碌に寝ていない上に、馬上での任務であるため、念のために彼が付けられていた。
北方面にも数人の斥候兵をやっている。
こちらは南側の探索を行っている所だった。
――…河縁を辿り、河原へと降りてゆく。
ところどころに低い枯れた木と、水を含んだ砂利が拡がっていた。
向こう岸までは約30ヤードといった所だろう]
…!
[ノトカーの呼びかけに応える様には、
別段おかしな所はない。…最後の腹の虫が聞こえたがさておいて。]
レイヴンウッド技術局主席代理。
……無事なようで何よりだ。
[もう通信は途絶えただろうが、安堵の声がおちた。
無事な理由がトールのおかげかと思えば内心は若干複雑でもあったが。]
[学校跡の南方面を辿り、馬を走らせる。
目を凝らし、耳を澄ませて対岸の様子を伺っていると。
人影のようなものが見えた気がして、目を見開いた。
……人影自体を見るのはそう珍しいことではないが。
河の中央から僅かに公国側。”河の中”に、それが見えた事に驚愕したのだ]
(……中尉、あそこ………)
(……静かに)
[咄嗟に身を隠す場所を探しつつ、目を凝らして人影を見つめる]
[斥候隊の部下に、河を渡れという指示は出していない。
斥候部隊が知っている渡河ルートを、他の者が知っているという事になる]
……面倒くさい事になったな。
[ぼそり、と呟きつつ、彼らの様子を伺った。
馬を降り、河原を上がって。じっと伏せたまま様子を伺う。
人影は豆粒くらいの大きさで視認できているのみであり、顔などはわからない。
少しずつ大きくなってゆく人影を見ながら。
……何故だろう。どこか、ひどく懐かしいような感触に囚われた]
/*
トールのキャラがすごいぶれてる気しかしないんだが、どうだろうね。
というかB村に入ってからがちょっとおかしくて、
今のだとだいぶA村のキャラに戻ってきているかなという感じ。
…ちゃんと助けに行くからもう少し待ってろ。
[彼女の真の望みなど知らぬまま。
まだ作戦案も出ていないため詳細は語れなかったが、
ノトカーと似たような事を口にして、一路学校跡地へと向かった**]
[…………懐かしいような、ではない。
正しく、懐かしかった。自分が間違うはずがない。
馬上の姿を見れば、それが彼だと知れた。
――……生きていて、くれたのだと]
(……中尉……?)
[声が聞こえたような気がしたが、何も耳に入らなかった。
まずいぞ、とどこかで声がした。……それは、何に対してだったのか。
人影は徐々に近づいて、――……距離はおよそ40ヤード]
(……よかった)
(………生きて)
(……………また、会え―――……)
――――……メル!
[湧き上がったのは喜びだった。はずなのに]
―北部渡河ポイント―
余裕があれば、誰かに実際に渡ってもらってもいいのだが…。
――…。
[ふ、と声を途切らせて振り返る。
対岸、風に乗って,僅かに馬の嘶きが聞こえた気がしたのだ。]
余り、長居はせぬ方がよさそうだな。
時間も押している。日の暮れる頃には間に合うように、もう一方のポイントにもたどり着きたい。
それだけだ。
リエヴルに信用され、帝国に確実にもぐりこむ為に。
太子暗殺の主犯の可能性があるから。
クレメンスのタヌキと対立していたから。
……たったそれだけの理由での暗殺だ。
[驚いていたトールが、次第に怒りをあらわにしていく様子>>508>>509に、思わず小さな笑みが零れた。
訴える、と。身内の恥は身内で責任をとる、と。
その言葉に思わず『変わらんな』と呟いた]
………トールは、戦争の先に何を望む?
[自分たちよりクレメンスを選ぶ義理はもうないでしょう、と言うトールに問いかける。
それは、クレメンスの使いとして現れたニコラスに、最初に尋ねたのとおなじもの。
あの時、ニコラスは『私が在学していた頃のシュヴァルベを再びつくること』と応えた。
だからニコラスとクレメンスに雇われる事にしたのだ]
[……目の前にふと、銀色の輝きが見えた。
肩から腕、手首、指先が一直線に並び、
その先に愛しい重さ。銃口の煌めき。
……羽根のように軽いトリガー。
―――――――タァン!!
[魔法弾が放たれる際の閃光が、目の端を焼いた]
[――――――…ふいに。
後ろから強く引かれ、かくんと腰が落ちる。
引きずられるまま身を伏せ、呆然と目を見開いた]
(―――何やってんですかアンタは!!)
[小声の、強い叱責。――…部下の声。
それを振り払って、立て続けにトリガーを引く]
――……遠いな。
[狙いは正確だったが、今マガジンに入っているのは
軽めの空気弾のようなものだ。飛距離にどうしても難がある。
向こうの弓は、ここまで届くかもしれないな、と。
どこか他人事のように思いつつ、対岸の彼を見下ろした*]
/*
開幕ぶっぱ
こうなるよなあ。理由は俺も知らんけど
こうなるんだよ。ダーフィーだもの
メル!!!こまらしてたらごめん!!
感動の再会が() 運動会開始状態に
俺……ですか?
[自分の質問に対して全て肯定するシロウを、
怒りを顕にして睨みつけていたが、
ここでされるとは思ってもみなかった問いを突きつけられると、
若干の戸惑いを浮かべた]
俺は……。
シュヴァルベのように、
公国も帝国も関係なく交わり合うことが出来ること。
そしてシュヴァルベだけじゃなくて、
公国の首都でも帝国の首都でも。
シュヴァルベと同じように人が行き来して、
他愛なくわらっていられること。
ずっとそれが望みであり、
今もそれは変わっていません。
/*
なんかやばい……?
やだこの人……どんびき……?
ぎゃあああごめんなさい。゚(゚´Д`゚)゚。アアアア
(後から後悔が来るタイプ)(後ですから)
―渡河ポイント・Y地点へ―
[河原から上がり、川縁から距離をとってもう一点のポイントへと奔る。
元士官学校を拠点とするだろうという推測が正しいのなら、川縁至近を走るのは自殺行為だ。
途中で短い休憩を何度か入れた後は、一気に南側へと駆け抜けた。
辿り着いたのは、夕闇が迫る頃。
流石に大分疲弊したらしき部下に苦笑して、広大な川岸に目を落とす。
幾らかの朽ちた木と、骨の様に白い石の敷き詰められた河原。
こちらもまた、30ヤード程の距離に対岸が広がっている。
……僅かに向こう岸はこちらよりも土手が高く、あちこちに茂みも見られる。
開けたこちら側とは違い、明らかに見通しが悪く、伏兵を置きやすい環境に見えた]
……俺は。
シュヴァルベで2つの国の技術や文化を学べて、
それぞれに特色があるから素晴らしいんだと思っていました。
同じ一つの国になってしまえば、
もっと簡単じゃないかって意見があるのもわかる。
だけど、2つの国が違うから、あそこは楽しい場所であって。
国が一つでは、あそこまで楽しい場所ではなくなってしまうと思うから。
警戒、怠るなよ。
――カイとテッドは対岸を見張っていてくれ。
他はついて来い。
[音を立てずに土手を降りられる、やわらかい赤土の箇所を探し、騎馬のまま河原へと降り立った。
ゆるりと炎のような夕焼けが彼らの背に射し、逆光が、一隊を照らす。
未だ、対岸に敵兵の姿はないように――見える]
―回想:過去のこと―
[飯を食べたら対価を払う――…
それと同じ原理で、命を拾われたから対価を払う。
簡単な等価交換だ。
…任務の合間にロスチャイルド邸に戻る。
『こないだは誰々が帝国を護る為に立派に散った』
そんな話を聞く頻度が、開戦から月日を重ねる程に増えた。
自分以外の子供たち。
彼女の手駒。
『空いた穴をサポートしてこい』
軍務はそう…代わりがきくから。
幾度かは後任として現地に赴いた]
[無駄死には赦されない。
投資分は返さねばならない。
軍に身命を賭し、最大効率を稼げる場面で其の命を使うこと。
帝国の平和の礎となること。
其れを当たり前のことと教育される。
一種の洗脳に近いかもしれない。
逃げてもいいぞ、と涼やかに笑って彼女は言う。
でも逃げる場所を持っている者は、最初から此処にいない]
[ぼんやりと、馬に跨がりながら。
遠くに見えるかつての学舎に、軍を向ける。
そのことに、なんら感慨はない。
既にその姿に心を動かされることすらなく。
――――胸に抱くは、如何に敵を屠るかのみ。]
[ソマリは子供たちの中でも、格段に幸運に恵まれた方だろう。
本来ならば貴族の嫡男ばかりが集まる士官学校――
其処への入学を命じられたのだから。
彼女の真意は分からない。
けれど入ったからには、成果を残す必要があった。
使えなければ廃棄される。それだけのこと。
東寮長を務め、上々と言える成績を修め。
使える手駒と判断されてからは、
斥候部隊として各地の偵察に派遣されたり、
貴族との歓談の護衛に呼ばれたり、
社交パーティに放り込まれたりと、色々だった]
[かつての友も。大事な人も。
全てが幻であったかのように、遠くに感じていた。
カチャリ――…馬上の揺れで、腰のレイピアが小さく音をたてる。
柄頭の
[斥候部隊は消耗が早い為、兵の補充が頻繁にある。
いつしか部隊を纏める役職に着くようになっていたソマリの元へ、
ある日配属された男。
かつての同期――ダーフィト・カディーネ。
士官学校卒業の日、これからヒンメルと暮らすのだと
微笑んでいたのが最後の記憶。
…再会した彼の隣に、もう一人の馴染みの姿は無く。
感情を奥に隠した横顔は、冬空のように澄んで冷たい。
変わっていないと彼は言う。
変われないだけかもしれないと俺は応える。
野外でふと交わした言の葉を彼は覚えているだろうか。
眠気覚ましのささやかな戯れめいた、感覚に頼る会話。
続きはどちらからも無く、ただ夜が更けてゆく。
眼前の焚火がジジ…と震えた]
[彼の眠り癖は軍でも相変わらず…いや一層酷くなっていたが、
自薦してきたメルクーリオに起床関連はすべて任せた。
部隊長に、起こす暇など無かったというのもある。
かつて『彼』が起こしていた位置に、
踏み入りたくなかったというのもある。
ダーフィトが抱えているものについて、
敢えて問うたことは一度も無い。
ヒンメルの行方についても、此方で勝手に調べただけだ。
聞いていない。…聞けなかった。
…――曖昧な距離を保った侭だ。昔も今も、ずっと*]
―現在:斥候隊天幕・自室―
(…その癖、甘えている)
[束の間の眠りに見た夢は、過去と自嘲を混ぜ込んだもの]
(頼ってばかりで。面倒かけて)
― 帝国前進拠点→学校跡地へ向かう道 ―
[ ノトカーを中心に数列の騎兵を四角く配置した陣形で
道を進みながら、斥候兵待機所内前にて、ヴィンセント、
ダーフィトと話していた内容を思い出していた。
>>100
――拉致されたということは、彼女には利用価値があるのでしょう。
――浚うくらいなら、殺害する方が遙かに容易い。 ]
……
確かに主席代理程の技術者を、ただ殺害するのは惜しいだろう。
しばらくは無事と見ていいかもしれない。
…ただ、
生かされると言う事は、情報・技術が漏れる可能性が
上がるという事でもある…な。
[ 既に通信機にて、彼女の安全は確認していた。
しかし――。 ]
そうか。
[トールの答え>>522に、教官として生徒を見守っていた頃と同じ表情が浮かぶ。
懐に手を入れれば回りの面々から警戒されるかもしれないが、構わずにタバコケースを取りだした]
なら、これをつかえ。
戦後に出すつもりだった証拠品の隠し場所がかいてある。
――クレメンス直筆のサインと家紋が入った契約書。トゥーレーヌ公を巻き込む際に暗殺依頼があった時のための対象リスト。暗殺その他もろもろの指示書。ついでに、リエヴルから貰ったトゥーレーヌの家紋入り懐中時計。
指示書は破棄するように言われてたが、きっちり全部保管してある。
おまけに、タヌキ直筆の指示書の1枚には、端っこに軍務大臣の血がついた紋章入りボタンで押印もしといた。
[実際に隠してあるのは、それらの他に王太子と大公の暗殺命令に関する証拠もあるのだが、それは今は伏せておいた。
肉親の暗殺の詳細まで伝えれば、トールが動揺するだろうから。
指揮官が動揺すれば、それは軍の末端まで影響しかねないから]
こちらは、通常の渡河に利用できる場所、だな。
……曲芸のような真似をせずとも川を渡れるポイントだ。
無論、渡河中を狙われたり、力尽きて流されねば――の話だが。
但し、流れは北側よりは若干速いし、見ての通り向こう側よりかなり水位も深い。
北側と違い、途中で騎首を転じる程度の広さはあるが…
……ああ、そうだな。此処だ。
[辺りを探索した部下が、川縁に馬の蹄の痕を確認する。
乱暴に踏み荒らされたような其れを追って、慎重に水の中に馬を進める]
[水の中に、鐙の底が沈む。
ざぶり、と水を掻き分けて一歩歩いてみせた]
この通り、大分動きづらい。
機敏な動きは難しいだろ――…
――………!
[ぞわりと、首筋の毛が逆立つような感覚。
咄嗟に手綱を取り、馬を巡らせようとした。
ぱん、と、軽い破裂音。
『隊長、敵影が!』
その叫び声。
どちらが先だったかはわからない。
銃弾の狙いは正確で――だが、威力に欠いていた。
がくりと弾道を落として己の頬を掠め、背後、河原へと突き刺さる]
[ もし帝国の情報を彼女が漏らしたら…?既に漏らしていたら?
彼女は、こちらに帰って来れるのか?
――どんな顔をして?
考えても考えても、行き止まりにぶち当たる。
もしかしたら彼女を救う方法はもう――…。
思考を振り払って、ダーフィトとの会話を思い出す。
彼の言ってた馬の話も気になっていた。 ]
>>101 NNK-NG種の馬…。
俺の馬がそうだっていうのか? それは一体……
[ 新種のウイルスか何かだろうか…?と真面目顔で聞いても
彼は答えてくれなかった。 ]
/*
>>542
ノンケはNGです!!<NNK-NG
でもノトカー乗せてるからノンケもOKです!!
(どうでもいいよ
ううー、メルを困らせている気がする
ごめんなさい……ここで開戦とかしたりする気はないんだよ。距離が届かない空砲をうってるみたいなもので……
('A`)どうしようどうしよう
[二重底になったタバコケースから取り出したメモに書かれているのは、公国領内でもシュヴァルベにほど近いとある場所が記載されている]
オレはあのタヌキが、二つの国を一つのシュヴァルベにすると言うから、それを手伝おうとした。
だが、あのタヌキ自身に忠誠を誓ってる訳じゃない。
/*
Σソマリかわいいな
ソマリとカークの組み合わせが俺は一番幸せだと思っていたよ……。゚(゚´Д`゚)゚。
あんた幸せになるべき男だよ……
女伯はたしかにめんどーみてくれたかもしれないけどさーー、もうそんな女捨てちゃっていいんだYOOO!!<俺は誰視点なのよ <お茶の間のおばちゃん視点だよ
― 会議が終わって ―
私は情報官などやってはいたが、実戦に関してはほぼ経験がない。
年長者だとか教官だったとかそういうのは置いといて、容赦なく扱いていただきたい。
やはり、捕虜っぽく見えるためには、食事制限は必要だろうか。
ファーイースト大佐。
現時点で私の護衛を解き、遊撃任務についてもらう。
信用していないわけではなくて、
元々護衛は拠点内のみで、戦闘中は暴れてもらうつもりだった。
……貴官の殺人については、
この戦闘が終わってから改めて処遇を検討する。
私からは、以上だ。
[他にまだ言うべきものがいるかと、視線を巡らせた]
― 出撃前に ―
[徹夜が免除になった故、余裕ができた。
その為、夜の拠点を、魔力感知器を持ってうろつく]
ここの波長域を絞ってやると、やはり魔石の周波数にあうのだな。
[その魔力感知器には、>>480 先ほどの成果が組み込まれていた。
ただし、先ほどは帝国の通信を傍受する為の波長を探していたが、今度はそれ以外の波長を探している。
何のことはない――自分たちが帝国の通信を傍受しているのと同様、公国の通信が傍受されるかもしれない。
その為に先手を打って、通信にノイズを意図的に入れられないか、自然界にあるノイズの元を探しているのだが――]
元々細身なんだし、食事制限なんかしたら倒れんじゃねえか…。
[カサンドラの話は差し支えない程度のことだけ同室者から聞いていたから、彼女と食べ物絡みのことには慎重にならざるを得ない。]
ちっこいから、あんまり年長って気もしないし。
や、元教官だって意識はあるけどさ……
[シロウはちっこくないし年も離れているから、一応敬う態ではあるつもり。つもり。]
むむ。……たしかに学生時代に数度あった欠席の理由は、おなかがすいて動けなかったという不名誉な事情もあったりしたが……
[極限まで食べるものをきりつめては、同級生や先輩におこぼれをいただいていました カサンドラ物乞い伝説]
そうか。そうだな……
子供もいいところのちいささ、だものな。
流石に怖いから影武者をお願いしようかと思ったが、私と同じ背格好のものが部隊にいたら国許に帰させる勢いだよな……。
あ、まった。
タバコケースごとじゃなく、その中のメモな。
つーかその中に犬笛入ってるから、それだけは返してくれ。
柴太郎たちがオレ死んだと勘違いする。
[24時間以上、犬笛が途切れたときには、常に準備している遺書を各所にとどけるよう教育してるので、
タバコケースごとうっかりミヒャエルに渡って焦った]
[ >>190
ヴィンセントの『関係者どちらも男性です』発言には、
そうか…
まぁ…軍にいると、たまにはそういう話もあるもんな。
と、物分かりのいい感じの返答をしておいた。
その手の話にだけは若干鈍いので、ヴィンセントが向けたダーフィトへの視線には気付いておらず。
当然ながらリエヴルとトールの関係も、いまだに知らない。 ]
ち、……
[一拍置き、次の破裂音。
敵は対岸から、魔法弾を連射している。
状況を把握すると舌打ちし、手綱を大きく引く。
距離があり、弾丸の精度は低い。だが、腕は悪くない――寧ろ良い。
騎馬は嘶きと共に水面から前足を持ち上げ、いつもよりは鈍重に――
しかし可能な限りの迅速さを持って、河原へと駆け上がる。]
伏兵か。面倒なことになったな。
弓、番えろ!
敵は距離がある。強行して渡河を行えば矢の的になる。
簡単には――
[馬首を巡らせ、対岸に目を向ける。
こちらに真っ直ぐに狙いをつけている狙撃者の影が、見えて。
言葉を、失った]
う……。
だったら、メモだけ渡せばいいのに……。
[ぶつくさいいながらもメモだけ抜き取ってミヒャエルに渡し
タバコケースはシロウに返した]
……どうしてだろう、あの時、撃たれてから何も聞こえなくなったのに。
どこかで君の声を聞いたような気がするよ、シェットラント。
……それに。
ディーク先輩や、トール先輩の声も……
勝てよ、って。
また一緒に紅茶を飲みたいって……
あれは……
[どこで耳にしたのか、覚えていない。
ただその暖かな声を思い出せば、胸が締め付けられた]
捕虜っぽく見せるだけなら、手錠でもしとけばいんじゃね?
[聞こえてきた声に口を挟んだのはいつのことだろう]
カサンドラせんせが食事制限はまずいだろう。
もともと体力ねーんだから。
東方秘伝の栄養剤でも飲むか?
マムシとかイモリとかが材料だけど。
/*
南のここは普通に渡れる川なのか
じゃあダフィはこっちを渡ったのかな。北側は馬の扱いが尋常じゃないスキルいりそう
いつおへんじしよう なにをいえばいいの
うん、理由わかんないって言ったけど
理由判ってる。<開幕ぶっぱなし
でも多分ダフィーはわかってない
んで、オレの処遇については了解。
遊撃でトールの道を切り開けばいいんだな。
……正直、甘すぎる処遇だとは思うが。りょーかい。
戦場で敵相手に血祭りしながら笑い声挙げてる奴がいても引くなよ。
[血に酔う性質については先に述べていたので、そう応じて。
トール以外の面子をみる]
[懐かしい薄茶色の髪が、夕日の朱に染まっている。
襟元に光をうけているのは、帝国の徽章だろうか。
パールグレイの瞳までが――まざまざと、見えて。]
――……。ダー、…
[乾いた声が、喉から絞り出される。
言葉を喪失したのは、恐らく、ほんの一瞬だった。]
腹が減ると筆記具ひとつ動かせなくものな。
欠席するほどってーと、想像以上の状況だったんだな……。
[想像以上というか、想像しただけで辛くなる。
燃費の悪い自分の身体なら、空腹に耐えられずとっくにこの世を去っているのではとさえ思う。]
影武者―――か。
曲がりなりにも軍人の集団だ。
前線配備の女性兵士はそもそも少ないし、大体後方部隊に居る。彼女らでは、満足に影武者が務まるとも思えない。
フレデリカは別だが、護衛官を影武者にするわけには行かないし な?
[いや、策としてはアリなのかもしれない。
ふと、フレデリカの反応を伺うように言葉を切るけれども]
ああ……逆に、男性兵士ならどうだ?
若くて背の低い奴なら、そこらへんに沢山―――
[ディークの辞令>>334によって、少年兵がフレデリカの元に編入されたことは知る由も無いが。適任はいないものかと、脳内の部下の顔を思い浮かべている。]
手錠じゃいざって時にもっと動けねえって!
[突飛な案に、思わず突っ込みを入れる。]
マムシとかイモリ………。
東方由来の………?
確かに栄養剤だけど、それって、
[少し前に家を訪れた客が、珍しい土産として置いていった飲み物を思い浮かべた。思いっきり精力剤と書いてあり、あの時ばかりは兄とふたり、引き攣った。
十数年ぶりに兄弟の思いが一致した瞬間であった。]
……あんま、女性に勧めるもんじゃないかもな。
そうだな、手錠だな。いかにも拘束されている感じがよいな。
銃も隠しておけるならそうしたいが――
私が持っていて万が一『奪還』された場合は大変なことになるな。
手錠で大丈夫なのか……?
先生は馬も苦手なんだろ。
最悪、緊急時に自分の足で撤退しなくちゃならんケースを考えると、四肢はある程度自由になったほうがいい気はしたが………。
拘束前提なら、せめて、綱にしないか。
それなら、手にしてる兵が命令ですっぱり切れるだろ?
マムシとかは滋養強壮にはよい。実際うまい。だが、酒としては認めるがエキスは認めん。
[断固とした主張]
たしかに。身動きもできないところを攫われてきた経緯を考えると……な。
[だが動けても何とかなったとも思えない運動オンチの身であった]
― 公国拠点・中級将校執務室 ―
>>185
なるほど……アカデミーを飛び級で卒業されたとお聞きしましたが。そのような事情があったのですね。
あなたの授業を受けられたのは得難い経験でした。一年だけとなった今では幸運だったとも。他にもそう思っていた学友は多いでしょう。
科学者同士にしか通じ合えない悩みや、研究の上での喜びといったものでしょうか。
その当時は情報局とは関わりなかった、と……。
しかし貴官のその能力や研究者ゆえの知識が、ジャン局長に重用されることになったんですね。
ご苦労も多かったと推察しますが、学生時代と同様、我が国にとっては幸運でした。
>>193
鉄板ですか。なまじな厚さでは無為ですかね。
重騎兵の装備よりも……となると格段に機動力が落ちますし。
鉄盾を携行させるか、大型の盾を軽騎兵の数班に支給して、いざという時には周囲の物を背後に隠すようにして対処させるか……この辺りは技術局にも相談したいところです。
………。
[きり、と唇を噛み締める。
銃撃は止んだが、彼はまだ、銃を構えている。
――対岸、30ヤード。
その銃にこめられているのは、恐らくは、弱めの空気弾だ。
飛空距離を満たさぬ其れは、威嚇のためか]
(それとも、……)
>>194
小麦粉……民衆が正規軍に対して反撥行動に使った粉塵爆発の作戦などですね。
魔石でも可能なのか……。
面白いですが、確かに時間と、何より資材が無くては始まらない。
鉱山……というと採掘場跡地ですか。
あちらは帝国側だが。
しかし、魔法弾を放置しておくわけにもいきません。こちらも検討すべきです。
ありがとうございました。
お教え頂いた情報は後ほど報告書にまとめて、トルステン殿下とベルンシュタイン大佐に提出いたします。大佐の方から他の将校、各部隊の長へと回して頂ける筈ですので。*
手錠は鍵を外す手間があるが、縄だと刃物で切れるか。
なるほどなるほど。
勉強になる。
[この手のことは素人故、頷くことが多い]
― シロウの告白 ―
…────俺は、
[眺め渡すトールの視線>>546に応えて口を開く]
証拠と共に、実行犯を拘束すべきと考えるが。
[それはシロウの処断への反対を明確にして]
法で裁くに、犯人を戦場に解き放ちましたではおかしいだろう。
これは軍における失態ではない。
功で罪を贖えるものではない。
無論、分かった上での処遇と思うが。
[射抜くような視線はシロウ、そしてトールへと向けられる]
―数刻前 起床時 ―
いえ、いくら貴方を模した影武者とはいえ、准将が起床した後も延々と眠ってしまうとは…
[予想できない範囲ではなかったが、当たって欲しくない予感だった。]
……もう、起きて動かれますか?
それなら、私も着替えて昼間までは通常警護に入ります。
眠るのなら、このまま就寝の振りをして待機させていただきます。
[質問をした時、驚異的な睡眠時間の短さであったことを思い出す。
起きると言われれば着替えをして待機しながら居眠り、眠ると言われれば熟睡してしまいそうな疲労具合ではあったが、真面目にこなそうという気力だけはあった。]
…やっぱりそう、か。
…君も…。
[>>+34ステファンの言葉に、眉根を寄せる。彼が、彼自身の顛末を言葉にすれば>>+35]
…一報を聞いたときは驚いたよ。まさか君が、って。信じられなかった。
君は何となく…一番、こういうことから縁遠いように思ってたから…。
…お父上はご無事だよ。同乗されていたベルンシュタイン大佐の兄上も…軽傷を負われたようだけれど、ご無事だった。
[ステファンの視線に、罪悪感から目を伏せる。
戦場での死を望み、戦争が激化すれば良いと思っていた自分は、彼の父親の死を願った事があったから。]
― 公国拠点執務室;軍務大臣暗殺事件暴露 ―
[投げた言葉への返答を聞く間、ぎしりと奥歯が鳴った。]
>>506
──そうですか。ならば、クレメンス卿の理想のため
俺の同輩らは殺されたのですね。
…良かった。
血に酔った酔漢に切り殺されたのでは、
あまりに、あまりに、
…同輩らが、浮かばれない。
[ふつ、と沸く感情を押し殺す。]
実は同じ同室であったシェットラントも、公国人であることを聞いています。
シュヴァルベは貴重な地であったと、今になって改めて思い知りました。
…勿論、知り合いに遭遇しても手心を加えるつもりはありませんので…ご安心…ください。
国の為…民の為……全力を尽くします。
准将の場合は、その指輪の対の方の為…でもありますね。
[ふと目にした左手を見て付け加えた。
同じ日に、それは指から外されてしまう>>308ことはまだ*知らない*]
― 高級士官用宿舎前 ―
[それこそ指揮官クラスの寝泊りしているところで、反応があって、首を傾げた。
あの部屋は確か――]
……どういうことだ?
[トールの部屋だったはずだ。首を傾げる。
その時、声をかけられた]
[──即座に個人感情のみで喉を噛み切る気はおきなかった。そも自分を外すように言ったというのなら、行動の怨嗟をその身に受けようという心算でもないのだろう。動きやすくなる為の、と言うのならまだこの場で動く気なのか。]
──俺は。シロウ・ファーイースト大佐の身柄を拘束、
軍務大臣暗殺事件の実行犯として、
本国司法局へ引き渡し、
法の下での、処断を求めます。
[ゆっくりと息を吐きながら、向ける処罰の求めはトルステンへ向けての物だ。]
…声?
…見舞いに行ったからかな…?
トールせ…、ラウツェニング准将は分からないけれど。ベルンシュタイン大佐は来られていたようだよ。君のお母上が仰っていたし、それに…枕元に、カードが置いてあった。多分、大佐が君を思って置いていかれたんだと思う。
[>>+36彼の言葉に、目を伏せたまま答えた]
ああ、竜騎兵のそう、カシムだ。
それは憶えるさ。お客様は神様だ、というしな――ああ、忘れてくれ。
それほど深い意味があるわけではない。
見張りか? ――そうか、眠れない、か。
明日は頼むぞ。
[使っている道具を見れば信用してよい相手かどうかはある程度わかるようになった。
彼は――家宝ともいえるような一品を持ち出し従軍するほど、真っ直ぐに公国の未来を信じた少年だから。
なるべくなら生きてかえって欲しいと願った。
しかし神はその願いを――*]
……。ただ。
この場での裁定権は、ラウツェニング准将にある。
だから俺からこれ以上申し上げることはない。
但し、ニコラス中佐。
彼の身柄は、このまま拘束をさせて頂く。
その”証拠品”と同じく、証人となって頂く必要があるだろう。
[或いは、そのまま罪人として]
そう、切れるからまだ良いかと。
……まあ、そういう最悪のケースを避けられるよう動くのが俺らやクロイツ中尉の伏兵組、そしてフレデリカではあるんだが。
名実共に『囮』だからな………
危険度は最も高い位置だと思う。
だから、演出には一応綱を準備しておくぜ。
影武者の方も、必要なら手配を急ぐが。
なんの反論もない。
――軍人としての最低限のラインが遙か上であることを、留年2で退学処分となっていることが証明しているな……
…。もっともだな。
[低い呟きは、アリーの発言>>568へと向け。
出撃命令は、いわば過去への温情だろうとディークは思う。
法によって処刑されることはなく、
戦場にて戦い死なせるための出撃だろう。
ただ。情に歪んだ苦さは、胸に隠しようもない]
……戦闘が始まるまでは待つ。
それまでに来なければ、無駄だったと諦める。
[川の向こう、士官学校があった小島の方を見て、
自分に言い聞かせるよう、声に出して言った。*]
……ご挨拶だな、ダーフィ。
もう、俺の体には飽きたか?
[掠れた低い声は、周りの部下には聞こえなかっただろう。
揶揄するような、自嘲を含んだような薄い笑みとともに、ゆっくりと、声のない息が吐かれる。
落ち着け、と、言い聞かせる。
ここでやることは、決まっている。
誰が相手でも、其れは同じだ。]
――……全隊、土手まで後退せよ!
敵は魔法弾を所持。近接するのはうまくない。
高所より敵の動向を見極めた上で、撤退すれば良し。
せねば渡河中を狙い、撃ち落す。
……ここで全てを台無しにするわけにはいかない。
[最後は低く――押し殺したような小声。
それは部下には、作戦開始を前にした交戦を厭う言葉にも聞こえただろうか。]
ま、ディークとベリアンの言うのも当然だな。
オレはどっちでもいい。
もともと、半端に疑われたままだと拠点内でも戦場でもほとんどうごけねーから白状したんだし、その時点で拘束も覚悟はしてたし。
クレメンスよりトールを選んだ以上、ニコラスの捕縛も文句はない。
[肩を竦め、様子を見る]
その若さで二国を跨いだ学校の教官だのやったり、技術の中枢に携わったりしてんのに、なんかやっぱ、ちょっと変なとこズレてるよな。先生………
[素人とか以前の問題ではなかろうかと、嘆息した。]
――起床時――
[ヴィンセントの声>>564に、苦笑いを浮かべる。]
俺の睡眠時間に付き合う必要はないさ。
どうせ、ここで書類に目を通しているだけだ。
眠っていて、問題ないぞ。
[そう声をかけながらも。
続く言葉>>566を聞けば、そうか……と小さく溜息をついた。]
[矢筒に手をかけ、弓を取る。
地上を走れば十数秒のその距離。
………ずっと望んでいたものが。
触れたいと焦がれてきたものが、ある場所へ。
キリ、と弓弦を絞り、狙いをつけた。
あらん限りの、威嚇をこめて。*]
シェットラントも、か……。
………………ん、そうだな。
いざ刃を交えるのは辛いが、だからといって、
どうすることも出来ん……。
[そうとまで告げた後で。
指輪のことに触れられれば、僅かに琥珀色が揺らいだ。
この時はまだ、指摘されたことへの戸惑いだけではあったのだが。
その日のうちに、その心までも
崩れ落ちてしまうとは、今はまだ知らぬままに――……。*]
……ご無事で。
[勢い込むノトカーと、安堵の深いジェフロイの声を聞きながら。
淡々と、助けるためではない準備を進めていた。
あるいはそれとなく撤回があるならとリエヴルの声にも注意を払っていたが、その気配は感じられなかった]
おそらく、軍人というものが私に向いていないのがそのズレの根本だと思う。
何故私も軍人になろうと思ったのか時々わからなくなるな。制服がかっこよいから、くらいのどうでもいい理由だったが。
え、手錠の鎖だっていざとなれば切れるだろ。
[武器によります]
それか、手錠だって別に鍵しないでおいて、カサンドラに針金持たせて、『手先器用だから頑張ってピッキングしました』ってことにするとか。
― 渡河ポイント・Y地点 ―
[>>574 伝わったような気がする言葉。
口元を笑みの形に歪め、彼を見た。
メルクーリオが、何故か右足をぎゅうっと抱くように掴んでいる。
わかっているのだろう。俺が常軌を逸している事に。
……できた部下だな、阿呆だけど。ぼんやりと、そんな事を思う]
……挨拶だって伝わってるなら、そんな言葉は出ないだろ。
飽きるほど堪能してねェよ。お前もそうだろ?
う、うーん。。。
ちょっとこれカレルかわいそうじゃね…?
縁故あるキリング立候補相手いるのに、作戦行動前に自白して逮捕ってなにやりたかったんですかシロウせんせい
シロウ教官。
人間工学的に無理なことをいってはいけない。
第一手錠をされているときに手錠の鍵穴にねじこめる針金の確度がだな(略)
wwwwwwwwwwwちょwwwwwwwwww
きこえてたwwwwwwwwwwwwwww
余りに余りな言葉だから聞こえないことにしといたのにwwwwwwwwwwww
[にこーっと笑ってみせる。
彼の言葉はほとんど聞こえない。
唇の動きが、僅かに見える気がするだけだ。
……きっと、こちらの声も届いてはいまい]
ここで大事にする気はない。
どうせ、河を渡ろうとすれば互いに負傷するだけだ。
[そう言いつつ、魔方陣を張る装具を、
メルクーリオががさがさしているのを知覚している。
この距離では大した効果はあるまい。……阿呆なのか、全部わかっているのか]
/*
いかん、戦術を考えていたらまたながくなtt
シロウが出てきた場合ーは書いたけど
竜騎兵隊が出てきた場合ーはどうしようかね。
そこまではもう現場に任せていいかね…。
― 回想 ―
[通信機をどうやって復活させたか>>*66を聞いたら、詳しく思い出したかもしれない。
6年次の授業の後、どうしても不調の直らない魔法銃を挟んでヴィンセントと議論していたら、ふいに手が伸びてきた]
あっ。
[そして目の前で、45度にグリップを机に、ゴン。
装填した状態でやったら自殺行為なのは当然として、そうではない時もそれでいいのかと目が点になったものだ]
繊細かつ大胆にって、これは言葉通りすぎませんか?
[ただ、今でも時々おまじないのようにやることがある。
装填する前の銃のグリップを、軽くではあるがトントンと]
[シロウから実際の剣技を教わりはじめてしばらくすると、
盾を持つスタイルと両立することも、独自に研究し始める。]
やっぱり、せんせいみたいに銃弾弾くのは、
俺にはまだまだ難しくて。
いつかはやってみたいんだけと。
[理由を問われれば、照れたように笑った。]
― 帝国拠点・作戦会議室 ―
[ 会議が始まるとの連絡は受けていたが、前線経験の少ない自分に的確な立案ができるとも思われず。
提出を急ぐ必要がある筈の魔法弾対策についての報告書、《狼》についての書類を作成してから会議室に向かう。 ]
失礼致します。
……遅くなりました。
[ カサンドラ>>261提案の、帝国側から持たされていた魔石通信機を利用しての囮作戦についての意見が交わされるのを見守った。
ディーク>>431からカサンドラの任務補佐を命じられ、頷いた。 ]
了解いたしました。
レイブンウッド技官を奪還に動くなると、帝国側は……
ラムスドルフ辺りが飛び出してくるでしょうか。
[ 最後は誰にともなく、そう呟いた。
前線から生還した兵士たちが一様に恐怖の表情を浮かべて口にしていた、かつての同室者の名前。* ]
[ディークには恐らく真意を見ぬかれているのだろう。
法のもとで罪人として裁かれるのではなく、
戦死をさせるという、いわば甘い処断であった。
それに対してディークからもベリアンからも反対の声があがる。
この場は――自分を試されている場所なのかもしれない。
不意にそう思った]
― 学校跡地 ―
休憩は交代制だ。
[見回りと監視の指示を、自分とノトカーの隊に出しながら、
使える部屋の確認や内部状況を、自ら見て回る。
無いとは思うが、公国が何か仕掛けている可能性も、
まったくのゼロとは言い難い。
が、大よその通り特に何ごともなく。
所々が少し壊れた、古い校舎と寮なだけであった。]
[古ぼけた寮。概観に泥が塗られたが、
中身はあの時とあまり変わりがない。]
………。
[卒業してから一度として訪れなかった場所。
懐かしい、と思わない方がおかしかった。]
……ん、そうだね。
我ながら、まさかあんなことになるとは……。
[>>+37縁遠い、との言葉に、どこかしみじみと呟く。
軍人になった以上、戦いで命を落とす覚悟はできていた。
ただ、仕官してすぐ首都防衛隊に配属されたこともあり、本当に具体的に覚悟できていたのかは、怪しい]
父も、ユリシーズさんも……無事なんだね。
よかった、ありがとう……!
[それでも、あの時躊躇いなく父の身代わりになることを選べた。
そして、大切な人々を護ることができた。
目を伏せるのは、自分と彼自身の死を悔いるものだとしか思わずに。
知らされた事実に、明るい声で応えた]
(でもだから、何なんだ)
[懐かしいから―――それで?
懐かしいから手を足を止める理由にはならない。
過去に囚われて、今を放棄してはならない。
守りたいものがある。
帝国を、家を、領民を、
その為に礎になると誓ったのだから。]
……ファーイースト大佐。
どちらでも構わないんだな。
[念を押すように確認すると]
では……。
改めて処遇を下す。
ファーイースト大佐を逮捕。
本国へ送還しその罪を明らかにせよ。
[甘いだけでは、良い指揮官とはいえない。
罪人にはそれに相応しい処遇を与えなければならない。
それが最終決断だった]
見舞いに……そうか。
[>>+38なるほど、と納得したように頷く]
じゃあ僕は、あれからすぐにここに来たわけじゃなさそうだね。
……ありがとう。心配かけて、ごめん。
カード……とても大切にしてた、あれを。
そっか……。
…………。
[ここへ来てしまったことは、仕方ないと思えていた。
でも、回復を祈ってくれた彼らを、悲しませてしまったことが辛い]
……ごめん、
[そしてこの事実は、
自分を撃ったあの人に、きっと深い傷となって残るのだろう。
軍服の袖で、目元をぐいと拭った]
[8年間、何も知らずに幸せで。
兄の犠牲の上に自らの幸せがあった事をしり、
己の無知を知り、兄を幸せを望んで今の道を選んだ。
まだ6年しか経っていない。少なくとも、あと2年。]
[>>580 正確な狙いで飛翔してきた矢が、
僅かに躱した頬を抉り、後ろの樹に突き刺さる。
これで相子だな、と口の中だけで呟いて。
くるりと踵を返す]
(……中尉、敵兵は……)
[狼狽えたようなメルクーリオの声。
これで狼狽えているというのだから、叶わない。
本人に自覚はないだろうが――……]
― 回想 ―
魔力というものはそもそもどこから来るものか、というのは諸説あるが今のところどれもはっきりとした証拠がない。
第一に、死した生き物の魂の化石である説
第二に、鉱石が結晶化し安定な構造をとるときに余剰に生まれたエネルギーの貯蓄
第三に、未だ我らが知覚し得ない次元より毀れ落ちてきたエネルギー
他にもいろいろあるが――
魔力の通りの悪くなったモノに物理的・そして気合を込めた刺激を込めたら直る、という経験則は一番目の仮説に当て嵌まるとは思わないか?
[>>*79 そう今の段階では理屈では説明できない現象に、そんなろくでもない真理の近似を語ったこともあった]
……そういや、カサンドラせんせは蛇平気なんだっけか?
[さきほどのマムシの話題を思いだし]
栄養剤にする前の、マムシとイモリの干物ならいくつかあるから、食うなら分けるぞ。
[東寮の食堂についた。当然食料の類は無い。
あったとしても、既に食べられないほど干からびていたものばかり。
乾燥物や調味料の類はあるものの、安全を考えれば使用しない方が賢明だろう。
あちこちを確認しながら、いつも立っていた場所に立った。]
………。
[いただきます、と、
そんな声が聞こえた気がして、また目を細めた*]
[互いの部下たちは、どうしたらいいのか迷っているのだろう。
同情する。……酷い話だが。
彼らの警戒のおかげで。結果、何事も起こさずに済むのだろう。
……河を挟んで。
越えがたい距離を間にして。お互いがここにいる。
――……微笑みと共に、手を振って。
その場所を*後にした*]
[トルステンが遊撃舞台に組み込むという処置については、冷えた目を向けて、たぬき、と呼ばわれる卿に向けて、息を吐いた。たぬき、と呼び現されるクレメンス卿は、このかつての師に何を見せたのだろう。今も飄々とした風を崩さない男に視線を向け、]
ファーイースト大佐。
──偽りなく、全ての事実を言ったと誓えますか。
全ての事柄を、余すところなく伝えたと?
[シロウへ向けて問う。]
偽りや誤魔化しが残るなら。
俺は貴方を信用する事はできない。
― 学校跡地 ―
[本体が来れば敬礼で出迎えて。
早速考えておいた配置図を提出する。]
東西の寮の1階を中心に、
各部屋を使用できるように最低限の物を配置してあります。
寮の内部経路は殆どの者が把握しているかと思いますが、
念のため、出口の位置を複数確認出来るよう、
入り口に見取り図を張ってあります。
入寮の際に確認するよう各位には通達済みです。
それから防火対策は外側を泥を塗る事と、
また各所に水を配置している事で軽減されているかと。
公国側、帝国側両側の橋には警備と、見張りを置いてあります。
また工兵に橋の破壊の準備をさせてあります。
万一、帝国軍に甚大な被害が及んだ場合、
ここを破壊させることで時間を稼ぐことが出来るかと。
この周囲で戦闘が開始された場合、
河岸を挟んでのにらみ合いになるかと思われます。
あるいは――公国側の橋を出て河を背に、
扇方の布陣を敷く形になるかと。
[そう地図を見せて、河の向こう側に扇型を指でなぞる。]
河岸を挟んだ場合は基本的に遠距離の攻撃が主体となりますので、
矢や魔法弾の消耗が激しくなりますが、防衛には適しています。
橋を渡った場合は、近接戦が主体に。
短期決戦を狙うのであればこちらでしょうか。
問題はシロウ・ファーイーストが出てきた場合ですが…。
何名か、近接攻撃が出来るものをぶつけている間、
長距離攻撃の出来る者で囲み四方から銃弾か矢を打ち込む
というのが一番安全かつ確実かと。
[そして銃弾をいくつか取り出して見せた。]
ここに特殊弾が十発あります。
シロウ・ファーイーストは剣戟で弾を切り落とす芸当が出来ますが、
この弾は剣に触れ切り落とそうとも、
身体に直接あたろうとも効果を発揮します。
水には弱いので注意が必要ですし、
また十発しかありませんので、これを外すと残りはありませんが。
銃が得意な者を選別して、1発ずつ渡しておくつもりです。
[本当は一ダース分あったのだが、一発は使用済み。
もう一発、提出した以外に自分が持っていた。
よくわからない、もしも、の為に*]
― 補完:公国前進拠点・会議室 ―
異を唱える理由は此方にはない。
伏兵の任、俺の右側は中尉に任せたい。
[物問うような自分の視線へのクロイツの反応は、ごく自然なものだった。>>504
不思議そうな顔に、別人か、と口中で呟いてから、首を振る。]
ああ、済まない。
少し、知人に似ていると思った。
[自分は、ヒンメルの眼鏡を取った顔を知らない。
顔の印象にはパーツが重要なのだとは分かっていても、実際に見比べてみなければ確証は持てないものだ。]
ひょっとしたらもう――何人もに同じ事を問われてうんざりしているかも知れないが。
エルンスト・ヒンメルという男だ。
[しばしの後]
……また、誰か来た?
[視線を感じて、きょろきょろと首を動かす。
けれど、新しい人影は見えない]
何だろう、すごく大勢の人に、見られてるような。
『…………』
『…………す』
『……士官学……』
何か……聞こえないか?
[不安げに、ふたりの顔をみつめた]
へえ。同郷に士官学校に居た者が。
士官学校時代の仲間内の細かい思い出まで話すとは、
余程近しい間柄なんだな。
[もっともらしい言葉に納得しつつも、心の何処かに引っかかるものが残る。見た目も、纏う雰囲気も記憶の中のヒンメルその人とは重ならないのに、だ。
しかし、それは今は内に沈めて。
他のルートがあるかも知れないというのにも、同意を示す。
浅瀬を探して果敢に川を渡り、道を切り開いていた学生時代とは違い、今そのようなことを行えば対岸の敵兵の手で蜂の巣だ。現状、浅瀬と知り得る範囲に警戒網を敷く他はなく、それは敵軍としても同じであろう。**]
/*
魔方陣って何ですかやだ――
読み違えた死にたい
眠いのか俺は……(そう
眠れないよね、村におると。ついわかめ食っちゃうよね……('A`)
なにを、今にも死ぬみたいなこと言ってるんですか。
せんせいが年取って動けなくなって、
もふもふに囲まれて亡くなるようなことになったら、
遺品整理してもふたちの面倒を見るくらいのことはしますよ、
任せてください。
[冗談めいて将来の絵を語り、胸を叩く。]
/*
なんか作戦とかあれそればっかり考えて、
その他のロールが思いつかないくらいに疲弊度高いな…。
疲れてるんだ。うん。
『現在、士官学校跡地は双方の軍の停留が見られぬ緩衝地帯になっています』
『けれど実に効果的だ』
『河川上流から毒を流せば』
『士官学校跡地に篭る一軍を個別撃破する』
[どこか遠くから聞こえる、いくつもの声]
……知ってる、声だ。
[かつて同じ学び舎にあった者たちが、帝国と公国に分かれ、それぞれの国のために戦っている。
それを知ってはいるけれど、まだ、目の当たりにしたことはない]
ここで、戦おうとしてる……。
[声が震えた。
昔のままに見えるこの「学校」と、現実の「士官学校跡地」は、重なっているのだろうか**]
なるほど。
実際引き金の重さが変わりましたし。
[魔力の起原には諸説あり、どれが優勢というものでもなかった気がする。けれど、教官の口から滔々と語られると>>*80いかにもそれらしく聞こえるものだった。
相手を尊敬していれば、なお]
そういうことなら、必ずしも不調ではなくとも。
より循環を良くするかもしれませんよね?
[教官に問い返しながら、どう思う?とヴィンセントの意見も聞いた。絶対的なものではないと、その時から思っているけれど]
[手錠の話。それから干物がどうのとか。
時折通信から流れる教官同士の掛け合いに応対しつつ、時に聞き流しつつ、作戦に向けた手配を進めている。
恐らく会議後から、シロウの告白までの短い間のことだったのだろう。]
― 作戦会議終了後 シロウの話承前 ―
>>352
[ 部下達に監視命令・万が一の時に盾となれとの指示は与えてあった。
指示外での状況に置いては、己で判断するようにと常に命じてある。
交代要員であることをシロウに伝えれば、「誰が命令した?」と返ってくる。
ミヒャエルからの指示であることを伝えても、所属部署は違っても諜報の一席に座るシロウに対してその手配は何ら不自然なものではない筈だ。
しかし。
トールに耳打ちするシロウを目にして「誰を守るべきか」の指示を思い彼らは泡を食った。
その後、トールからの呼び出しを受けて彼の執務室へと向かう上官を見送りながら、情報部員たちは自らの判断に誤りがあったのか、不安に駆られて顔を見合わせあっていた。 * ]
― 泉のほとり ―
[あの頃は、死がすぐ側にあるなど想像もしていなかった。
馬に水を飲ませ、自由に草をはませておいて、
自分は木の幹に寄りかかって、遠い日のことを思う。]
…もしまだ同じことを考えているのでしたら、
───遺品は、俺が …
[呟きの先を、葉擦れがかき消した*]
>>*81
目の付け所がよいな、ウェルシュ。
物理的刺激は魔力の流れがよくなる。
だが――尤も魔力の流れのよい状態、というのは石の中に在る状態ではない。
石から開放されてゆく状態、だな。
魔力の巡りをよりよくしようと思えば、それは破壊を伴う場合が多いのだ。
興味があるなら放課後私の部屋に来るといい。
魔石屑をハンマーで潰す実験をしよう。
[放課後破壊クラブの誘い。
魔石愛好家や売り物としてのそれらを扱っている人はどう思っただろうか――]
[今も昔も、カサンドラは変わらない。
求められた科学知識について、口を封じるということはたとえ相手が誰であってもしないという点については]
― 帝国前進拠点 近衛師団工兵聯隊本部―
本日付で小隊の副長を務めることになりました、ヴィンセント・アイゼンシュタイン少尉です。
元所属地は、北部第五工兵小隊。
隊長補佐の位置ではありますが、諸事情あって、トゥーレーヌ准将の護衛官も兼任しておりますので、私の不在の時間帯は、他の副長三人の誰かが代理に立ってもらうようになります。
専門は、魔器整備及び技術系列ですが、戦闘工兵としての活動も可能です。
[昨夜の氷橋を巡る戦いは、予想以上の激戦になった。
最前線で防衛任務に当たった工兵隊も、戦闘工兵を中心に損耗率が非常に高く工兵隊全体での再編作業が行われていた。]
…さすがに、先ほどの戦いで顔を合わせた方も多いですね。
中央から来た方々にはお疲れの所早々で申し訳ないのですが、我々の隊は元第五小隊の兵力を丸ごと吸収していることからもわかる通り、近衛師団ではありますが、シュワルベ北部隊の穴埋め部隊でもあります。
現在我が隊で受けている任務>>464は、最前線・シュヴァルベ元士官学校ポイントでの橋の破壊準備及びその偽装工作。
最前線での作業になりますので、急ごしらえの隊ではありますが、各自連携を守った上で、速やかな作戦行動をお願い致します。
…事実を言ったまでだ。礼なんか…
[>>+40ステファンの明るい声に眉根を寄せ、ぎゅ、と唇を噛んで首を振る。
が、彼が目元を拭うのに気付けば驚いて顔を上げる]
何故謝るんだ。
君が謝る事なんて何も…。
[ごめん、に込められた意味が理解出来ずに顔を歪める]
[薬特有の苦味が、喉奥に洗い流される。
手の甲で口元を拭い]
…俺も、そうかもしれねェな。
混ぜなくて済むなら――…純度が高いもんは、キレイだから。
[静かに双眸を伏せる]
…謝るのは、僕のほう、で…。
……君の報せを聞いたとき…君が無事だったら良かったのにって思ったんだ。
…君ではなく、君のお父上が…撃たれていればと…。
[苦しげに心情を吐露し]
…ごめん。
こんな事、今更謝るのも…卑怯だな…。
[言葉を失っているうちに、ダーフィトは部屋を出てしまう]
あいつ… 生きてたのか……?
ダーフィト ――…おまえは…、
[どうするのか。
…立ち去った背中は、何も応えてくれない*]
少なくともオレは呆れてないから大丈夫だ。
むしろそれでこそカサンドラ、的な。
[即答よりも、少しあきれたろう、というセリフの方に笑みがこぼれた]
大丈夫だ、塩コショウがあれば酒のつまみにはなった。
[試したことがあるらしい]
[出立前、ダーフィトとすれ違う余裕があれば一言だけ]
優先順位、変わったよ。
[伝わっても伝わらなくてもいい。
あの話をした彼なら、作戦の邪魔はしないだろう]
― 士官学校跡地・帝国側入口付近 ―
[銃のグリップを小石でトントンと叩く。
それから魔法弾を装填し直した。一発目は射程を優先したがゆえに命を奪うには弱すぎる通常弾。二発目は。]
予定変更なし。目標はレイヴンウッド技官。
ラムスドルフ少佐が突出しやすいだろうから要注意。
ラウエンブルク大佐は、現地での戦闘中ならそこまで取り乱さないだろうと思う。けれど気を付けはするように。
一般兵の説得も出来ないような状態にはなりたくない。
[隊長クラスを集めて指示の確定をする。
まずは乱戦に持ち込んでしまうことが必要>>447だった。
茶番劇。そんな言葉は浮かんでしまう前に飲み込んだ。
初めてのことでは、ないのだから]
― 学校跡地 ―
[ ラウスブルグ隊とラムスドルフ隊の到着の少し後に
本隊が到着し、教室の一室を使って会議を行う。 ]
>>598 橋の破壊の準備は第1中隊で行っています。
破壊ですが爆発性魔石を数個、橋の各所に配置。
スイッチで爆発しますが橋が落ちるには3〜4秒程度
かかりますので、その点のみ念頭に置いてください。
[ 火薬不足の帝国ではダイナマイトを用意できないため、
爆破も魔石で行う。
地図を見ながらジェフロイの話に再び補足して。>>599
士官学校の、元・東寮跡地を指さした。 ]
食糧はここに保管してあります。
……、そうか。
[トールの処断>>591が変わったを聞けば、
鋭い視線は緩むことをしないまま、
何かを飲み込むように一度黙って目を伏せた]
ではシロウ・ファーイースト。武器を……
[置け、と。続くはずの言葉は飲み込まれる。
近寄るシロウへ目を細め、その言葉>>605を聞いた]
……。シロウ・ファーイースト。
卿は何か、勘違いをしていないか。
[かつて教官であった男につける敬称は、今はない]
卿がすべきは、犯した罪を明らかにすることだ。
それに他の要素が絡むことはない。
そして指揮官とは…責務負う者とは。
そのようにあるべきもので、
そのようにあるかを案じられるべきものではないだろう。
[冷えた声色は変わらず潜められることもないままに、
同じく冷えたままの視線がシロウへと据えられる]
あ…… そういうことか。
なんだ。
部下に指示出しながらだったから、聞き間違った。
あー、よかった。
[謝罪を入れながらも、ほっとしたような声色は隠せない。
教官がたをどんな目で見ているのか、という話だ。]
― シロウの話 ―
>>357
[ 呼び出されて赴いた室内の空気に微かに眉をひそめる。
トール、ディーク、そしてシロウ。 ]
さて、どうして俺に召集が掛かったのか……
あまり良い話ではないようだ。
[ 小声で呟いて、入口近くに控える。 ]
………
[ シロウの飄々とした告白内容>>357には、さほど驚きはしない。
ディークの指摘で調べなおした軍務大臣襲撃事件の報告書で半ば予想はしていたことだ。
何か意見を求められるまで口にする立場ではない。
後ろ手に組んだ左手に腰の拳銃嚢、長鞭を納めた嚢を右手で確認だけをしている。 ]
安定状態から解放状態へのエネルギー移動?
そうか、だから火薬ほどは威力が出ないけれど、エネルギー形態の変遷が起きて副次効果が生まれることもある。
奥が深いなあ。
それは勿論喜んで。
[お誘い>>*82には二つ返事で参加させてもらった。
ちょっとした壊したい放題。ヴィンセントも一緒だったなら、途中眉を顰めることもあったのかもしれない]
しばらく見ない間に、立派な軍人になったなー。
なら、この場で他の暗殺についても白状しとくか。
[ディークの反応に、こわいこわい、と両手を挙げて見せる]
王太子と大公も、クレメンスの指示でオレがやった。
さっきのメモの場所に、その証拠も隠してる。
太子ん時はわざと手口変えてるけど。
詳しい手口の説明は、必要か?
[あらためてトールを見た]
今後の策についても、案があれば報告を。
[そう伝えながらも。
自らもまた手配した事項>>440>>441などを伝えるのだった。]
…決定に、感謝します。
[トルステンの最終判断については、そう短く頭を下げた。]
>>597
──、まだ、あるんですか。
[別件。という言葉に、何人殺されたのだろうと思う。ディークに耳打ちする様子に視線を注ぐも言葉は読み取れず、]
…
[耳打ちされた上官の様子を見て、シロウへと視線を向けた。]
尚、橋での作業は工兵隊メインで進めているので
何か疑問点などあればアイゼンシュタイン少尉にお願いします。
[ >>600 シロウ・ファーイーストの話が出て、
魔法弾を渡されそうになればそれを手で制した。 ]
自分は魔法弾を持っておりますので、他の部隊長にお渡し下さい。
[ 腰に下げた魔法銃用の魔法弾のひとつには、
緋色の宝石が仕込まれていた。
シロウの眼、赤銅色に通用するだろうか――* ]
― 同室になった頃のこと ―
[同居人が卒業して一人で部屋を使っていたある日のこと。
下級生がその空いた場所にやってくると寮監から話があった]
あああああーーーーーー!
リエヴル・フェルセンってあの有名人の!
ん?ええ、いいですよ?
俺、あいつのこと結構気に入ってるし!
[そんなこんなでリエヴルを受け入れることになった]
よろしくな!
えーっと、俺の名前はトール・ベルゲルード。
って覚えてるよな?
前、学年合同練習の時に手合わせしたの。
[リエヴルはどことなく不貞腐れた顔だったが、
当時は元々そんな顔のヤツなんだろうと思っていたので、
それを気に止めてもいなかった]
俺、あの時すっげえ楽しかったからさ。
お前と一緒の部屋になるの、わくわくしてるんだ!
[一気に捲し立てると手を差し出して握手を求めた]
― 学校跡地・一時合流後 ―
[>>600 ジェフロイが持っていた特殊弾を、
受け取ってポケットに入れる。
眠くない限りにおいては、そこそこ狙いは定まるだろう]
剣で切り落としても、効果を発揮するってのは、すごいな。
―――…とにかく、近接しているものに効果を及ぼすって事か。
[ポケットから再び取り出して、まじまじと眺める。
鈍い輝きの魔法弾。見た事のない型だった。
取説を聞きながらほんの少し、首を傾げる]
結末がどうであれ、近接戦闘で決着をつけたいんだろうが。危険すぎて、敵なら野放しにもできないしな。
……惜しいが。
[それに失敗すれば、特殊弾で始末する。
……これは、そういう意思の表れだ。
ホルスターに収まった銃に手を伸ばし、そのラインを指でなぞった*]
/*
すっごいねむいけどジェフロイの素敵トスにうっひょおおおっとのりたかった
勝手に弾丸を頂いてしまった俺でした
ほういした!
あとはせいぜい、帝国のブラウンシュヴァイク侯とリヒテンラーデ侯、ミルヒシュトラーセ伯くらいだ。
あまり件数こなせてないってさっきいったろ。
[まだあるんですか、というベリアンの言葉には、なおも両手を挙げたままで]
…師の薫陶の賜物ですよ。
[シロウの背>>622へ低く呟き、]
…………。
[彼が改めて自らの罪を告白するに及び、ぎりと奥歯を強くかみ締めた]
――深追いはするな。俺たちの任務は索敵ではなく、偵察だ。
一度、陣に戻るぞ。このことを報告し、次の作戦行動の準備をせねばならん。
[そう告げると、軽く首を振る。
……ぼんやりと、紡ぐ言葉に現実感がない]
………全隊、無事か。
[部下を振り返ると、労いの言葉をかける。
怪我がないことを確認すると、やがて小さく頷き、告げた]
――深追いはするな。俺たちの任務は索敵ではなく、偵察だ。
一度、陣に戻るぞ。このことを報告し、次の作戦行動の準備をせねばならん。
[そう告げると、軽く首を振る。
……ぼんやりと、紡ぐ言葉に現実感がない]
[――頬を切った傷口を拭い、ぬるりとした感触に眉を顰める。
対岸に目を戻せば、夕闇。
彼の姿は、もう、どこにもなかった。**]
イェーガー先輩、やめてくださいよー。
気が散るというか、すごく、こう、ええと、
……やっぱり気が散るんです!
[苦情を言いもしたけれど、
集中力を鍛えるのも大事と言われれば、
うっ、と反論の言葉に詰まる。
理由はなんであれ、試合最中に気を逸らすのは不可だ。
おまけにその理由が、
あまりにも照れくさくて床を転がり回りたくなるから、
……などとあっては。]
今度は先輩も一緒にやりましょうよ!
ええと、ほら、兄弟子の言うことは聞かないと。
休んでる暇があったら、一に実践、二に実践ですよ!
[時にはそうやってソマリを試合に誘う。
屈託無く笑い合えていたあの頃のことは、
今となっては、眩しすぎる思い出だった*]
/*
なんかとても跡地使いたくないわーやれやれな感じが出てるのだけど、そんなまずい場所だろうか…?
んと、中身的にってわけではなく、RP的にね。
…………。
[>>+46苦しげに絞り出されるような言葉に、じっと耳を傾けた]
……そう思ってたのは、君だけじゃない。
父やベルンシュタイン侯を邪魔だと思ってた人は、多かったと思う。
売国奴なんて呼ばれたことも、一度や二度じゃ無いし。
……僕だって、戦争を始めようとする人たちがいなくなればいいのにって……考えてしまったことは、ある。
でも彼らは彼らで目指すものがあって、それはたまたま、僕が願うものとは違ってた。
……君には、叶えたい望みがあっただけ。
卑怯なんかじゃないよ。
[強張って見える肩に、そっと手を置いた**]
/*
貴族の名字は主に銀英伝からとってます。
調べたりせずともさらっと出てくる名前で。
どっかでかぶってたらごめんなさい。
さらっと出てくるドイツ語圏風の銀英伝キャラの中で、ミッターマイヤーとか主要キャラの名前は、もったいなさすぎて使えなかった。
― 軍学校敷地内 ―
[一時合流時間にも、副官を行かせて戻らなかった。
折角の魔法弾を受け取れないのは残念だが仕方ない]
(カサンドラ教官)
[建物の影で空を見上げる]
(あなたは帝国も公国も差別したりしませんよね)
[スパイを疑うだけではなく]
(でもそれでは困るのです)
[こんな時代でなければと、いつか思える日は来るだろうか。
命を当然と受け入れてしまうくらい、今はそうした感覚が遠い]
帝国軍少佐 ウェルシュは、技官 カサンドラ を能力(襲う)の対象に選びました。
>>*83
副次効果の制御についての研究も進んでいてな。
これは魔法陣と同じ要領で、単一の効果を発揮することもぼちぼち可能になってきている。
もう光だけがやたらと派手だが威力のない魔法弾とは言わせない。
[そうして実際魔石屑を潰す時に、魔法陣を描いているものとそうでないものなどいろいろなバリエーションを試して実験を行った。
実際に魔法陣加工を行うのに、平坦ではない屑石で真円を描く様は職人のようで。だがやっていることは雷の火花を散らすマッドであった。
これが後の食生活に響くのはいうまでもない――
しかし本人は、食堂のお塩おいしいです状態になっても、悔やむことはなかったという…**]
……それは、本当、なのか?
[人間、呆然とすると意味のない言葉を
つい口にしてしまうのかもしれない。
ややあって低い笑い声が漏れた。
だって笑うしかないだろう?
ならば、この戦争を引き起こしたのは――。
クレメンスとその命令を実行した目の前の男なのだ]
帝国軍准将 リエヴルは、技官 カサンドラ を能力(襲う)の対象に選びました。
[ 王太子暗殺についても追及するディーク>>375 それに対するシロウ>>465のやり取りを見て、確たる証拠は見つからないまでも、疑念が当たっているのだろうと考えた。 ]
>>466
……情、ですか。
[ 入室後に他人に聞こえるような声で呟いたのはこれが初めてだった。 ]
あなたのような方でも、そうやって情のために負けてしまうのか。
[ それはこの場に相応しい発言だっただろうか。
室外から姿を見せたべリアンやディーク、トールがシロウを糾弾するのを黙して見守る。
しかし、彼が懐に手を入れたのを見た瞬間は両腕がぴくりと反応した。
シロウが差し出したタバコケースをそのままトールが自分に託そうとするのに、進み出て受け取ろうと。>>545 ]
[怒りに満ちた目でシロウを見る。
震える右手で銃を掴むと、その銃口をシロウに向け。
自らの右手を制するように、左手で右手を押しとどめる]
それも本国で報告するがいい。
後でじっくりとどんな手を使ったか確認してやる。
何をしている……さっさと連れてゆけ。
>>546
遊撃任務は、いかがなものかと。
前線で名誉の戦死を遂げられた後では、軍務大臣事件及び、いまだ解明されていない国内の暗殺事件がこのまま闇に葬られてしまう可能性があるように思います。
[ そうして、ディークの進言>>562 べリアンの要求>>568を容れてトールが最終的な処断>>591を下すのを聞く。 ]
了解いたしました。
― 軍学校敷地内 ―
[ 久しぶりに来た士官学校は、当時の面影を残すものの
ジェフロイ曰くまさに”思い出に泥を塗った状態”で。
警備の配置を確認しながら、中庭や寮を歩いた。
懐かしい筈の学校と寮。
感傷にひたる余裕すらもない。
いつの間に、何て遠いところに自分は来てしまったの
だろうか――。 ]
― 学校跡地・教室 ―
そうか、なら新たに頼む必要は無いな。
[>>616ノトカーからの声が入ると、
橋についてはそのまま任せる事にした。]
ではスイッチの方は、トゥーレーヌ准将へ。
[東寮の食料については軽く頷いて。]
― 学校跡地・教室 ―
[>>621斥候隊、ウェルシュ隊が出ていると聞けば
特に疑問も持たずに頷いた。偵察任務は不自然ではない。
>>623今後の策――は、具体的にどれを指していたか不明だったので]
まず公国軍の動きを探るための偵察。
そして棚上げになっていました、
レイヴンウッド技官の救出でしょうか。
[案を出す前にまずは問いかけた。
木材の調達に関しては、特に言う事も無く。]
― 学校跡地・教室 ―
[そういえば、ノトカーは魔石に関して造詣深いんだったかとは、
うすぼんやりと思い出していた。
>>625ノトカーが魔法弾を拒否するならば、
無理には渡さず別の物へと渡る。]
そうか。それなら…
[>>626そのうちの一人がダーフィトだった。]
レイヴンウッド技官の置き土産だ。
触れれば雷のような衝撃をくらったように痺れる。
何度か使ってみたが、水にぬらさない限り、
暴発の危険性は薄い。
もうこれだけしかないが…有用に使ってくれ。
[>>626近接戦闘での決着には、やや眉を潜める。
不快というよりは不思議そうにだ。
そのあたりの感覚はよくわからないのは、軍人故だろう。
よく分からないが、野放しに出来ないのはその通りで
惜しいという言葉には、別な意味の惜しみがあったのだが。]
……、
[ふ。と、ごく微かな息を吐く。
そうして表情は変えぬまま、シロウの傍らへと歩み寄った]
武器を。
[罪人に武器を預け置くわけにはいかぬと要求をする。
そうしてミヒャエルへと目配せをし、
兵にシロウの身柄を委ねようと場を譲った]
― 学校跡 ―
[>>649 ぼそりと呟いた独り言をジェフロイに不思議がられ、
男はちょっと慌てた]
……あ、いや。本人は、という話です。
かつ、本人のファンは……、かな。
[この状況に似つかわしくない単語を口にしつつ、
首を傾げてみせる]
―――……必要になった時は、躊躇いなく使います。
ありがとうございます。*
>>622
… 自分のやったことが、
どういう意味をもつのかわかってたのか?
[軽い調子で語られる言葉に、苦いものを噛殺す。交戦のきっかけとなったものが、いまここにある。]
…
[きつくきつく、目を閉じた。]
…縄を持て。
[逃がすだの温情だのとも、言えなくなった。
息を吐き出しながら声を張った。]
殿下の命により、シロウ・ファーイーストを拘束する。
[受け取った縄で縛り上げて、見張りの為の兵を呼んだ*。]
― 学校跡地 ―
[隊長が泉のほとりで”休暇”を堪能している間、
ブラオクヴェレ隊はリエヴルの本隊と共に>621
学校跡地に構築されつつある拠点へと到着した。
隊長がいない間を任された副長は
ひと息入れ次第、拠点の構築と防衛に動く。
隊長が居らずとも働く隊ではあったが、
普段は掲げる旗───青地に三羽の銀鷺舞う
ブラオクヴェレ家の紋章旗は、今は仕舞われている。]
>★瘴さんと呪さんへ
わらたwwwwwwww
そういえば呪狼が誰なのかわかってない俺。
カサンドラに石を渡してるから、ノトカー=瘴狼 はバレバレだと思うけど。
>>605
[ トールの最終決定の後にもまだ何やらディークに内緒話をしたがる様子のシロウに、眉をひそめ、その唇の動きを読んで息を飲んだ。 ]
……王太子も、なのか。
やはり。
[ 息声でやっと吐き出したところ、ディークに促され更にシロウがぶちまけた告白>>622に眼を剥いた。 ]
……大公殿下……!
[ 激昂して銃を抜くトールとシロウとを交互に見た。
トールは銃を構えた手をやっとの事で自制している様子だ。
ディークに促されて歩み出る。 ]
……
シロウ・ファーイスト、武装解除せよ。
本国での裁判までその身柄を軍警察に拘留する。
[ べリアンが呼んだ兵士に加えて、更に情報部の部下へ軍警察への連絡を命じた。* ]
/*
カレルがなー。まちぼうけなのがやっぱり…ちょっと…。
シロウもうちょっと…うまいこと出来なかったのかと。
カレルと会ってベリアンにその場で殺されるとか
出来ればよかったんだが…。
/*
>リエヴルメモ
了解ですー!とここで。
でも、セットはしたけど、実はまだ悩んでいたりもしますが。
これほど判断難しいとは予想できていなかった…。
― 学校跡地 ―
ああ。
[>>651ファンと聞いて、成る程と、苦笑する。
士官学校時代に交流もあっただろうし、
ダーフィトだけではなく、シロウは身体を動かすのが好きな学生にはわりと人気があった。確か、カレルもだったかとはふと思い。]
…いや、そうだな。
単純にあの力がこちら側にあればとは、
[あるいは、もっと違った形で使う事は出来なかったのか
――こちらは胸にしまったまま。]
…思わなくない。
が、それも過ぎた事だ。…期待している*
[怒りに満ちたトールの瞳>>643を正面から受ける。
ただ、視線は銃口と引き金にかけられた指だけを見た。
この距離で撃たれれば、回避しきることはできないだろう。
だが、致命傷だけは避けなければならない。
たったひとつだけ、やらなくてはならないことが残っているから。
けれど、連れて行けという言葉に少しだけ安堵の吐息を零した。
己の目的が果たせるならば、例えその為に命を失おうとも構いはしない。
クレメンスよりトールの方が己の理想を果たせるならば、と思ってクレメンスを売ったのだ。
その3件の事件を解決した功績でトールの発言力が強まれば、その分己の理想も近づく。
――この2件を知ったことで、トールの心に闇が生まれる事がなければ、だが]
――同室になった頃のこと――
ど、どうも……。
[元気な挨拶が返ってくれば>>@37
複雑な表情で応えてしまう。
なんでこんなに嬉しそうなんだろう。
自分と同室なんて、貧乏くじを押しつけられたようなものなのに。
が、予想外の言葉が聞こえれば、むしろ驚いて面食らうのだった。]
わくわく……?
え、俺と同室になることが……?
[何を言ってるんだ、この人は……と、まじまじ相手の顔を見つめてしまった。]
― 回想 士官学校6年時―
うーん…これ、芯が壊れているんじゃないかな。位置がずれていて、装填してもまともに反応しないのだと思うのだけど…
[ウェルシュと共に、不調続きの魔法銃を囲んで考え込む>>*79。2人で思い浮かぶ限りの整備方法を試してみたのだが、ぷすりとも動かない。]
カサンドラ教官…これ………
[言いかけて、目の前で起こった大胆な修理方法(物理)に絶句。]
[今まで出会った上級生といえば、生意気だと言われたり、どん引きしてたり。
そんな相手ばかりだった。
喧嘩を売られれば、力ずくでねじ伏せ。
相手が避けるようになれば、ふふんと鼻で笑いながらその横を優雅に通り過ぎる。
そんなやり取りが日常だったというのに。
こんな風に喜ばれ、そして手まで差し出されると、どう反応していいのかわからなくなる。]
………………こ、こちらこそ。
あの時は、どうも……。
[ありがとうございました、と言うのも癪で。
でも、それ以外にどう言ったらいいのか。
結局、言葉を濁してしまった。]
[少しだけ悔しさが滲みはしたが。
この人はこういう人なんだろうな、とか。
悪気なんてのは欠片も見られないな、とか。
それより、なんで俺と同室になってこんなに嬉しそうにしているんだろう、とか。
そんな想いが色々と浮かんで。]
……………………。
[少しだけ、表情が綻んだ。]
[リエヴルが部屋に持ち込んだ手荷物は、大半が本でしめられていた。
壁際に本棚を置き、そこに戦術書や歴史書、学術書が並ぶ。
なるほど、彼の得意がよくわかる状況であった。
そして、何よりも紅茶である。
共に過ごす部屋は、小難しい本に囲まれながらも
ほんのり優しい紅茶の香りが漂うこととなった。]
>>*80
…魔力って…目詰まりを起こした灰みたいなものなのでしょうか…
[何かが違う。イメージしていた魔力とはものすごく違う。
しかし、目の前の結果は事実。微妙な表情で魔法銃を眺める。
ちなみに、自分が実家で学んだときは鉱石結晶化による第二説が有力だと教えられていた。]
…え、本当なのか!?
治って…いる……??
[>>*81 引き金の重さが変わったという友人の言葉にまじまじと、カサンドラと銃を交互に見た。]
―――そうか…既説にとらわれ過ぎていた。
魂の…化石、の可能性…か…
そうだね。銃に油を差して手入れをするように、物理刺激が平常時においても魔力における油の代わりを成すということは充分に考えられる。
[中身の入っていない引き金を引く。明らかに軽く、扱いやすく…45度の衝撃が効果的であったことを物語っていた。]
[放課後破壊クラブ>>*82。この超物騒な名前の集いと魔石屑の粉砕実験。
名前を聞いた瞬間、まず目を大きく見開いて…
実験の日には超きらきらとしたいい笑顔の同じ顔が二人。
兄のルートヴィヒまで話を聞いて参加していた…]
>>*82
……すごい…な……あれを、丸く描いた…。
火花の散り方が違う…ね。
[途中、この石高いぞ値段大丈夫か…と元の値段を大体知っているだけに眉を顰めることもあったかもしれないが、好奇心が優先されたのは仕方のないことだった。**]
[握り返した手の温かさは、今も忘れることはない。
誰かにそんな風に求められることも、受け入れられることも。
養父母以外では、初めてのことだった。]
― 回想・士官学校での思い出 ―
え?レトとアリーセが?まじで?
[ そんな話を聞いたのは、ユーリエの口からだったか。
女の子と言うものは他人の恋模様の話題が大好きな生き物だ。
だから、そういった寮内恋愛事情はユーリエを通して
たびたび流れてきていた。
割と鈍いノトカーは、聞くたびに驚いてばかりだった。 ]
へぇー…アリーセってユーリエ仲良かったよなぁ。
今度4人で遊んでみる?
俺もレトとは個人的に遊んだ事ないし、この機会に!
[ 気安く誘ってみれば、おそらくユーリエの事だ。
あっという間に企画を立てて、次の休みには何処かに
お出かけでもしただろう。 ]
そういえばジェフロイが言ってたんだけど、レトは
うさぎ食うんだって!?
[ 何かが間違って伝わっているが、そう笑いながら言って
レトの背中をバシバシ叩いた。
女子二人は、二人きりの時に何を話していただろうか。
アリーセはノトカーと同級だったため、
交流を持つようになってからはクラスでも親しくなった。
レトの惚気話もいくつかは聞いただろうか。
夕暮れ近い時刻に、4人で草原まで馬を走らせたことも。
眺めた夕焼けはとても綺麗で――
――…そんな過去の光景を、なんだか思い出していた。
ここには、思い出がありすぎる。* ]
――学校跡地・教室――
[ジェフロイの言葉>>647にゆっくりと頷く。]
あぁ。偵察については、現在出ている隊が戻るのを待とう。
追加でどこかに派遣するなら、任せる。
[そう告げて。
続く策についても、表情を変えることなく応えた。]
そうだ。技官の救出、並びに本格的に交戦の準備を整える必要がある。
[懐かしの地に、淡々とした言葉が冷たく響いた。]
…っ、!
[武器が窓の外に投げ捨てられる>>661
止める間はなかった。
兵らが慌てて、シロウの身柄を今度こそ拘束する]
― 帝国拠点の准将さんのひざの上の隠密わんこ ―
[ブラッシングされたり撫でられたり、甘やかしてくれるひとのひざの上。
隠密わんこたちの中で一番年少でまだ子犬に近い柴十郎が、のんびりとくつろいでいたが。
人間には聞こえない音をその耳が拾い、ぴくりと頭をあげた。
リエヴルを振り切り走り去る先は、公国の拠点。
………ただし、一番年少で一番足が遅い為、柴十郎がたどり着く前に用事を済ましていた他の隠密わんこに回収されたのだが]
……君は、どうしてそんなに優しいんだ……。
[>>+47ステファンの紡ぐ言葉に、自嘲の笑みを浮かべる]
…やっぱり、僕は卑怯者だよ。
僕の望みは…国の為だとか、理想だとか…そういうものではなかったから。
今だって、こうなれたことに…どこかほっとしてもいるんだ。
…軍人失格なんだよ。
[肩に置かれた手に、少し困ったように笑った]
[>>+43 誰か、という言葉に胸が冷えた。もしあの人が死んでいたら、ここにいる可能性があるのだということに思い至ったから。
会いたかったけれど、ここでは会いたくない。矛盾した思いと不安を抱きながら辺りを見回すが、人影は見えず]
……何だろう。誰かが…話し合ってるような…。
…もしかして、現実のシュヴァルベの…? だとしたら…なんでここは昔のままなんだろう。
[首を傾げ、傍にあった木に手を触れてみた。すると木の根元の草むらががさがさと動く]
…?
わっ。
ラヴィとスノウ?
[草むらを覗き込むと、ラヴィに良く似たウサギと、スノウに良く似た猫がぴょんと飛び出し、駆けて行った**]
平和を求めて平和を壊したか。
… 愚かなことを。
[シロウの言葉>>662には拳を握り締め、吐き捨てるような言葉ひとつ]
……ファーイースト大佐。
戦争は、何も生み出さない。
ただ……破壊するだけだ。
[ベリアンに向けられた言葉にぽつりと言葉を返した]
あ――――…、
[わんこが逃げる様子>>669に、一瞬だけ寂しげな表情を浮かべる。
一目散に走り去る様子に、もしや飼い主になにかあったのだろうか……と考えを巡らせるも。
公国拠点での出来事など、今はまだ知る由も無い。]
>>662
[ ガラスを破った二本の刀が窓の遠くへと弧を描いて飛んで行く。
兵士たちがシロウへと殺到した。
窓辺に近づいて彼が投げた品の行方を眼で追うと、草むらの中に駆け去っていく犬達の背中と尾が微かに見えた。 ]
証拠品の隠滅……ではないのだろうが、そう取られても仕方のない行動ですね。
[ >>667
技官の救出、との言葉にぴくりと反応し。
普段であれば自分が、と名乗り出るところだが、前回
奪還された責任のある手前、今回は黙っていた。
誰に命が下っても、意見することはないだろう。* ]
[そう――戦争さえなければ、
あんなことを言わなくても済んだのに。
だが、シロウと繋がりがあった彼も――。
また、この戦争の引き金を引いたのではないか。
遣る瀬無い思いが押し寄せる]
[胸に去来するのはひとつの疑問。
抱いてはいけない疑問だ。
戦場では持ってはならない疑問であろう。
だから封じて、自分なりの理由をもってきたというのに。
──── 何故、何のために戦うのか、と。
戦争を引き起こした男を前に、
明かされたあまりにも独り善がりな陰謀を前に思う]
――現在:学校跡地・西寮――
[懐かしの地は、だが思い出の中よりずっと汚れていた。
使われていなかった上に、戦火の中では当たり前である。
だが、思い出となるものは、いくつも残っている。
――――――その、いずれにも目を向けることはなく。
ただ、淡々と歩を進める。]
[ただ。トールと過ごした懐かしの部屋の前を歩けば、一瞬だけ、視線が向けられた。
だが、琥珀色には何の感情も移すことはなく。
静かに、通り過ぎるのみ。]
[“ソマリには、気付かれたか……。”
そんなことを、内心で考えながら。>>632
もう、いいのだ。
自分には、あの指輪をつける資格など、
もう無いのだから――――……。]
― 朝・報告に向かう前 ―
ん……?
[3頭の報告を受けて、報告に向かう直前に帰ってきた、1頭の隠密わんこ。
よほどのことがなければ、呼ぶ前に帰ってくることはないのに、どうしたのだろう――と抱えあげると、後ろ足に怪我をして手当てをされた痕跡。そして……]
………ああ、バレちまったか。
[よく見慣れた文字で書かれた手紙>>251を見て苦笑をして。シュヴァルベもふMAPを徹夜で作り上げた思い出が過ぎる]
しかし、行けるかどうか……
[これから報告する内容を考えれば、正直難しい。
少し考えてから、懐から紙とペンと地図、予備の犬笛を取り出した。
返事の手紙を書き、先ほど寄越された手紙と同様に風呂敷にくくりつけて。
地図を犬に見せ、現在地と目的地を教え込み、カレルの指定してきた場所へと向かわせた]
『できるだけ行けるようにするが、行けなかった場合は次の手紙を出す。
どこに居ても届けさせるから、3時間後にこの笛を吹いてくれ』
理想を求めて既存の平和を否定するのは、
これまでも歴史にある。戦を起こしてきた人々が必ず口にすることだ。
己の理想以外を認めないのは、狂信でしかない。
[ 小さく呟いた後、兵士たちにシロウが連行されれば見送って、ディークの側へと近付いた。 ]
この件、一般兵士たちにどのように通達しますか。
……大公を暗殺された報復のため、雪辱の戦いという大義が失われては、彼らの士気にも関わる……。
いえ、それだけでなく。
迷ってしまうでしょう。
己の、心の闇に。*
>>662
……それが、貴方が信じたクレメンス卿の
お考えだったということですか。
[短く帰る答えに、視線を送る。]
漸く貴方の理由を、きちんと聞けた気がしますよ。
[──納得はできずとも、他人の信じた道など各々違うものだ。手段が正しかったとも思わず、その理想に殺された人数を思えばシロウが責められる事は免れまいが、それは一人の手負いきれることでもないだろう。]
[足の怪我の具合を考えれば、たどり着くのは約束の時間ぎりぎりだっただろう。
そして、3時間後にカレルが笛を吹いたなら。
シロウが帝国軍に居た時にも下げていた二振りの刀と、何かあった時のために常に用意してあった遺書が、カレルのもとへ届けられる]
『士官学校の寮で約束した通り、遺品ともふの世話を頼む。
当面の餌代は、左耳がちょっとたれ気味の奴の風呂敷に入ってる。
追伸。
うちの犬、全部で10頭いるからよろしく。
名前は柴太郎、柴次郎、柴三郎……柴十郎だ。呼べばそれぞれ返事する。
追伸の追伸。
リエヴルも犬好きだし、なんだったら他の奴らにも、犬たちをわけてくれてもかまわん。』
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