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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が3名、人狼が1名、占い師が1名、狩人が1名、共鳴者が2名、智狼が1名、狂神官が1名、洗礼者が1名いるようだ。
新兵 カシムが「時間を進める」を選択しました
― 暁月夜/カシム個室 ―
激しい豪雨と暴雨のその向こう、藍色の夜空に淀む鈍色の雲が溶けていく。
太陽と月が同時に息衝くその瞬間、光にふれた吸血種達が儚く砂へと朽ちたであろう。
その死を悼むように、嘆くように。
Es達の身体に異変が起こる。
どれだけ水を得ようとも、食道が張り付きそうなまでに渇く喉。
拷問のような時間がどれだけ彼等を苦しめるのかは謎だった。
やがて、ある者は皮膚を裂けるほどに鋭く爪が伸び
ある者は皮膚を突き破るほどに鋭い牙が伸び。
壁へ穴を開けられるほどの豪腕に。
高い枝へ跳躍できるほど身体能力が高まるかもしれず。
双眸はあかく、血は煮え滾るほどに、あつく。
「……は、ぁ……っ、喉、が…」
カシムは渇きを感じ、喉元を掴んで床へ崩れ落ちた。
渇いた喉が欲しているのは、机上に置かれた水差しの水ではない。
「――…血、が…、」
血が、欲しかった。
ひとときの安堵にしかならぬと知りつつ、自分の手首へ牙を、落とした。
/*
Es達は一斉に吸血種として覚醒します。
身体、心の変化はご自由に。
役職も本日認知できますが、まだ王子の策略の全貌を知りません。
感づいても構いませんが、【本日は全潜伏でお願いします】
【占い師は本日はCOせず、自由占いでお願いします】
Es達は「ルージュを全て滅せば遊戯が終わる」ことをまだ知りません。
自分がブラン、ルージュである事は自覚していますが、それを誰かに語ろうとはしません。
知らぬまま、明日の更新後に全員がカシムの血を吸いに向かいます(カシム=処刑扱い)
暁月夜はEsが吸血種へ変化する頃には終わりと告げて
天候は時間の経過と共に回復していきます。
気儘な猫 カレルは、舞踊家 ソマリ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
あと前回狼で非常にイイ思いさせて頂いたので今回は自重した
誰も表出ないけど、寝ても平気かな?
ちょっと今村建て脳だからギィ出せない
質問とかないかな、大丈夫かな(ドキドキ
/*
あ、相方フェリクスだね。
縁故全くない場所にならなくて一安心だけど
あちらがどうかはわからんですねえ
でもほらオズは赤か狂希望っぽいしさ…(ちょうてきとう&ふるえごえ
― 私室→廊下 ―
[部屋を出ようと思い立った所で、ふと入口の前で足を留める。
ポケットの中にある傷薬の小瓶、それを使う場所は決まっている。
もう痛むことの無い古い傷のある場所へ。
雨の日は心なしか古い傷が疼くような気がする。
それは、そこに無いものがあるような錯覚をも伴って ――
薬を塗り終えたその深夜、男は人気のない廊下を歩いた。]
ええと、貯蔵庫の鍵はオズが管理してるんだっけか。
[その頃にはオズワルドは既に部屋の内に居たか>>0:667。
ノックをしようと拳を扉に向けて振り下ろしかけた所で――]
フェリ?
[ジェフロイの部屋の方へ向かうフェリクスの姿を目にし>>0:632、
特段何を思うわけもなく、扉を叩く寸前で拳は止まった*]
/*
ところで射精はできないんだよね?
あってるよね?
去勢されると性欲が撃退すると聞いたけど
アナルセックス常習の場合は普通にアレするんだろうか
だいたいの去勢RPしてるひとはそんな感じだったけど…謎い
[この夜更けにジェフロイの部屋に向かうという事は、
あまりよく知らないが、仲が良いのだろう。
数言程度の挨拶を交わしてから、別れるつもりでいる*]
/*
吸血鬼化しないと意思疎通できないんだよな、たぶん。
なので発言は無しでト書きだけ。
ト書きのみは返しにくいってひともいるし
あんまやりたくないけど、中身発言できないしご挨拶がてらかなぁ
ー回想・管理小屋付近ー
[薬草を摘み終えた後、そろそろ外出禁止時間であるというのに城への道すがら聞きなれた声がした。
何をしているのか、少しばかり足を早めれば、長い何かを運ぶギィとジェフロイと出会った。>>0:623]
必要な薬草は手に入れたから、帰るところだ。
外出禁止なのはあんた達だって同じだろう。
一体何を、……ああ。成る程。
[近くに寄り、彼らが運ぶものの正体を知った。
一発の破裂音、先程まで力強く空を切っていた翼が力を失い、空から堕ちる。
昔王子の狩猟に同行した時に見た見た光景が脳裏に蘇る。
自身がその恩恵を口にしていることは知っている。けれど、あの時見た、撃たれた獲物の光を失ったガラスのような目が忘れられない。
それはそのまま、射手のイメージとなり……
そこまで考えて、脳裏にこびりついた映像を振り払う。
自分は、同期を誰よりも労る彼の姿も知っている。]
/*
おっけ貼れた。
今日は喉消費を抑えるべく多角を避けつつでいきますよぃ
二度寝したいけど今寝たら死亡フラグ
なぜこんなはよおきてもうたんや…
手伝おう。
人手がある方がいいだろう?
[二人のうちどちらかから銃や弾丸を受け取り、地下へと向かう。
ギィの後ろに付き従うジェフロイの背を見て、5年前の惨劇を思い出す。
確か、声を掛けてきたのは彼の親友と言ってもいい人物だった。
そして、一時彼の姿が城内から、少なくとも自分が知る範囲では、消えていたのも知っている。
何がその間行われていたのか、具体的な内容は知らない。けれど、王子の日頃の行いを考えれば、ある程度の想像はつく。
多分、自分も彼と同じようになる可能性はあった。
というより、自分が本来は受けるべきものだった筈だ。
けれど、同期の立場、咄嗟に頭をめぐった自己保身の考えに足踏みし、彼だけに辛い立場をおしつけた。
罪悪感も何もかも、独りよがりであることは知っている。
けれど、次があるなら、卑怯者にはなりたくない。]
/*
しかしこれ間違いなく希望蹴ったよね…?
赤よりお手軽だから共鳴希望してるひと多そうなんだけどもん。
共鳴者でやりたいことがあった人はすまない。
白1500飴なしとか足りません(ふるえごえ
そしてガチる気皆無すぎてやばい
赤希望してもよかったんだけど、
土日完鳩で寡黙っちゃうから襲撃考えるとか含め相方に負担かけてしまいそうな予感がしてですね…
そして位置的に初日に占われる気も
/*
フェリクスのやりたそうな何かを見せてもらえれば
それにまるっと合わせるつもりではいるよね。
せめて初回打ち合わせだけ中人発言でさせて欲しいにゃー。
齟齬出るくらいなら…という気持ちはある。
ふみさんほどお互いのやりたい事エスパーできる相手なら、すり合わせいらないんだけどなぁん
/*よーし!キタコレ
占師ぃ!!
ワクワクする!!
誰の血を吸おうかな♪
ガチ村と違って、ガチ要素だけで占先選択しなくて済む。
どんなドラマになるか すごく楽しみだ。
ー現在・自室ー
[部屋には他に誰か居ただろうか。
薬を作る傍ら、何度も喉を潤すために席を立つ。
何回席を立っただろうか。
いくら水分を摂っても、喉の乾きが全く癒されていないことにようやく気付く。
欲しいのは、
トロリとした
赤い
そこまで考えてはっと、目を見開く。]
/*ソマリ居たんだごめんなさい……………
そして赤じゃなかったよかった!!!
共鳴洗礼占いは希望多いだろうと避けた。
後狩すきーである。
しかし確能なしか、辛いな。
/*
ジェフロイ洗礼者だったらどうしようか…
あの設定で洗礼者とか、さすがにCOまがいな予感も。
まあそうでないことを祈るまでですね
備品係 ジェフロイは、舞踊家 ソマリ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
あれ、守護獣から守護になってる。ですよねー
さすがに村側強くなりすぎるからなあ
所で、霊がいない分狼きついかもだなあ
初回黒引き以外でベグると初回GJの可能性高いし
必然的に初回は狩人狙いの襲撃になるという
私ならとりあえずギィ食っときますね(まがお
/*狩り希望の方はいたら御免なさい。
というか一番恐れたのが狂神官である。
今回智狼いるし窓陣営だから狼希望はいると思ったんだよね。
だから赤窓持ちにはならないと思っていた。
/*
えっいろまど使ったらあかんの…
中身相談不可なんだからロール落とすぶんには使っていいよね?常考なんだが…
そしてすでにつかっちまったCOすると、
この匿メモ投下までに発言してる私かクレスで鳴位置透けるんじゃね…
/*昨日のログを読み終えたい!
ソマリ本当お気遣い有難う。
多分噛み位置にはならないと思う。噛まれたくない。智狼いるから特に。
飛び出しに近い、このログ残しとさくっと覚醒から素村か狼にみられそう。
早めに吊られるならCOはしない。
偽装GJあったよね、ここ。
まぁ、明日の結果出し次第か。護衛は
/*
うわああああああああああ
弾かれるのはわかってたけど
よりにwwwwよってwwww
能力使う前に死にそうwwwwwww
ってか
「深く自傷する事で任意の相手を処理施設から呼び戻し、代わりに自分が仮死状態に陥る。」
だと なん だと
/*
うん、普通はそっちで考えるよね…
窓使用してはだめという縛りを設けるならば事前告知してしかるべきだと。
これ以上メモでのやり取りは透けに繋がるので割愛するが
見解待ちましょ
[じくり、傷痕が痛んだ気がして微睡みから目を覚ます。
その瞬間ー激痛]
あ"っ......!!
[足首でみしり、みしりと音をたてて何かが繋がろうとする感覚。苦しみにもがいた腕が壁を叩いたが隣の友は気づいただろうか
何故か酷く乾いた喉から掠れた悲鳴を絞り出す。決して大きくないそれはドアの前で耳をすまさねば聞こえなかっただろう]
/*
それにしても非建てがふるすっけになるので、
朝質問はやめたげてよぉ!と思うのだが、質問の内容が内容なだけに…仕方ないね。
せやかて工藤、1d48hを色窓つかったらあかんというのはないやろ…
会話職涙目やん?
朝更新はこういう不安があるよねぇん
/*
今日こそはジム行きたいなぁ
オズワルド遅コアっぽいから大丈夫だよね?
そして昨日のコンビニ感が嘘のようだ。
これなら昼寝できるので助かります
[体の変化と共に男の中で様々な感情が蠢く。そうして、ふと誰かの気配を感じた]
これ....は?
[これが吸血鬼へと成り果てたということなのだろうか。感じる気配はただ一つ。それが誰かと問うように]
― 自室 ―
[身体中が熱く、酷く喉が渇いて強制的に瞼が開く。
みしり。
みしり。
つくり変えられていく筋肉や骨、皮膚や血管。
そのまま起き上がることも出来ず、ベッドから床へ零れ落ちた]
[喉が、渇く。渇きすぎて首筋を掻き毟る。
長く伸びた爪が、喉元へ幾重もの赤い筋を、つくる。
爪に付着した血を舐め取ったのは半ば無意識のことだった。]
……ああ…、甘…い…、
[脳の芯がじん、と痺れるような陶酔感がそこにあった。
自分の血では足りない、そう感じた瞬間に、はっと我を取り戻す]
まさ、か……
[白を好んで着ていたのは、
黒髪の所為で暗い感情に囚われぬ為だった。
今も寝巻きに白いガウンを着ていたけれど――
鏡の中の自分の髪はもう、黒くはなかった。
燃えるような赤い髪へと変化していた。
目も、煌々と赤く、鋭く鏡の中の――吸血種を、見つめていた]
[吸血種になりたかった。
人として出来損ないな因子持ちのまま、
鳥籠の中で生を終えたくはなかったから。
けれど、本当に?
これは現実なのだろうか?
まだ渇く喉と重い身体を引き摺り、白い軍服へと着替え。
鏡の前へ佇んで、ホルスターから銃を抜き、そして…
銃口を蟀谷へ。赤い髪の男は、静かに引金を絞った。]
[
高らかな銃声と共に
生まれたばかりの吸血種の頭が左へ飛び
壁面に血飛沫がばしゃり、飛び散った。
男の身は床へ零れ落ちた。
人間であれば確実に即死であろう筈だった。
けれど、
]
……は、は…、夢ではない、みたいだな…、
[数刻後、男は起き上がる。
痛みを感じぬ訳では無いらしく、頭の奥が割れるように痛かった。
否、実際割ってみた訳だが――
死ねない、身体。
驚異的な回復力。
それらを維持するのは、血だ。
床へ四肢をつき、暫し獣のように
自分の血でできた血溜まりを舐めていた。
白い軍服は血塗れだったけれど、それを気にする余裕などなく。]
[そうして渇き、頭痛と格闘していたのはどのくらいの事だろう。
時間経過と共に身体の熱も、渇きも
少しは落ち着きを取り戻し始め。
不意に聞こえた壁を叩く音が、全神経をびり、と逆撫でる。
音が聞こえたのは――リエヴルの部屋に面した壁だった。
咄嗟に起き上がり、扉を開いて廊下へ向かう。
リエヴルの部屋のドアノブに手を掛け刹那、硬直した。
こんな姿を、友に見せられるか?
否、それよりも…… 今、彼の姿を見て、
血を啜りたいという欲望を、抑え切れるのか?
まだ鮮血の味の残る喉奥を、ごくりと鳴らす。]
他の誰かに、獲られるくらいなら、いっそ――
仄暗い思考が勝り、指の背で二度、扉をノックした。
反応を窺うのはせめてもの、僅かな良心の残滓なのだろう]
――リエヴル、どうした。
……入って良いか、開けるぞ。
[扉に耳を近づけ、中の反応を窺う。
何らかの反応を得ること叶えば、躊躇なく扉を開いてリエヴルの元へ。
血と硝煙の香を纏う赤く長い髪の吸血種の姿が、
同期の男の姿が近づくだろう**]
[痛みに悶えて、ベッドから転げるように落ちる。先程隣から銃声が聞こえた気がした、早く向かわなくてはと
そして腕を使って車椅子に這い上ろうとして、後ろ足が床を蹴った]
えっ........
[そう、床を、“蹴った”]
ぁ、うそ....だ......
[信じられないという瞳でその後ろ足を見つめる。未だ傷痕が残るそこは確かに自らの意思で動くようになっていて]
違う........ちがう
[動けたことをなかったことのように腕だけで車椅子へと乗ろうとするがバランスが取れず、倒れてしまう。無意識に下唇を噛む。鈍い痛みと甘い赤は暫くすると何もなかったようにもとに戻った。
ー動いてはならなかった。その足は、動いては]
......っ!
[>>18ノック音が響く。その声に先程の銃声は幻聴だったのかと安心して、その名を呼んだ
だが扉が開かれればその瞳を揺らす。赤い髪と紅い軍服。その酷く甘美な香りに目眩がして]
.....ギィ?
[今まで、何度も迎えたなんでもない朝と同じように
彼の部屋の前で、声を掛ける。
リエヴルの部屋へと滑り入り、車椅子の傍で崩れた彼へ近づいた]
……すまない、こんな姿で。
[蟀谷から零れた雫が肌を塗り替えていただろう。
未だ強い本能の勝る己は、床に倒れた同胞の首筋を見つめ
再びこくり、喉奥を鳴らして何かを堪え。
彼の傍へ膝をつき、その肩を抱いて起こそうとする。
未だ、リエヴルの身にも同じような覚醒が起きている事実を、知らず]
/*
皆さんの姿が着々と変わっているのと、ソマリさんに発見されてた把握…w
見た瞬間変な声出そうになったです。
そして同衾OK出てた…。(震え)
え、多分普通に寝るだけですよ?(ぷるぷる)
−昨日・中庭−
[後で…というオズワルドの言葉にぴくりと肩を震わせる。
しかし予想に反して続いたのは全く違う言葉。]
…?
後に回したら、この辺り一帯が目茶苦茶になるぞ。
[真実を知る瞬間を恐れて、何を言おうとしたか分からないふりをした。
彼と話をする心の準備が出来ていなかった故の逃げ。
その後は、目先の作業に集中する事に。*]
[雨風の強い夜は、大抵部屋に閉じこもる。
もしくは気のおけない誰かと酒盛りしながら長々と話をしたり、ジェフロイの元にふらりと姿を現したり。
入隊してから一年くらいは人頼りだったものの、それ以降は大抵自分の中で消化出来ていた。
こんなに感情が激しく暴れ回るのは久方ぶりで、男は困惑していた。
或いは男の中で起きる変化の前触れだったのかもしれない。
部屋でドールに持ってこさせた食事を取ったものの楽しめる状態ではなく、早々に切り上げた。]
[ 哀しい。
寂しい。
悔しい。
苦しい。
まるで過去に戻ったような生々しい感情。
心を激しく揺さぶられる感覚に、爪が食い込む程に拳を握り締めて耐えようとした。
けれど夜更けになると、耐え切れなくなった男は自室からふらり廊下へ出て、ジェフロイの部屋に。]
− 廊下 −
[ふらりと向かったジェフロイの部屋の前。
そこにソマーリュの声>>2がかかり。]
−…ソマーリュ。
お前こそオズワルドの部屋の前なんかでどうかしたのか?
[振り向いた顔に浮かんだ表情は、二人が出会った頃のそれに似ていたかもしれない。*]
[夜更けにジェフロイの部屋を訪れるのを誰かに見られたのは、今回が初めてだったろうか。
けれど彼は一体何の用があってオズワルドの部屋の前にいるのだろう。
不安に瞳が僅かに揺れる。*]
君も....そう、なのか
[抱き起こそうと近づいてきた腕にしがみつく。彼のその変化は容易に彼の身に起こったことをこちらに気づかせた
勿体ない、とその赤い髪を鋤く。あの黒髪はよく彼に映えていたのに]
じゃあ、先程の銃声は
[幻覚ではないのかとその血に濡れた体を見上げる。その匂いに耐えきれずそっと、彼のそれを舐めた]
− ジェフロイの部屋 −
[ソマーリュと言葉を交わした後にジェフロイの部屋の部屋の扉を薄く開ける。
彼は中にいただろうか。
これ以上他人に見られるのも…なので、するりと身体を滑り込ませ。]
……。
[部屋の主がいたなら、視線をゆっくりとジェフロイに向けながら近付き。]
…すまん。
今晩泊めてくれ。
[少し震えた声が、酔いが醒めて青ざめてきた頬が、今宵の訪いがかつてのように単に欲に突き動かされてのものでない事を伝えるだろう。]
− ジェフロイの部屋 −
[ソマーリュと言葉を交わした後にジェフロイの部屋の扉を薄く開ける。
彼は中にいただろうか。
これ以上他人に見られるのも…なので、するりと身体を滑り込ませ。]
……。
[部屋の主がいたなら、視線をゆっくりとジェフロイに向けながら近付き。]
…すまん。
今晩泊めてくれ。
[少し震えた声が、酔いが醒めて青ざめてきた頬が、今宵の訪いがかつてのように単に欲に突き動かされてのものでない事を伝えるだろう。]
[甘い。もっと、もっとと求める本能を理性で殺してその体を離した]
すま、ない....こんな...
[みっともないと首をふった。まるで友の誠実を裏切ってしまったようで申し訳なく、その瞳を反らして]
…宿代に、好きにしてくれて構わない。
−勿論、今晩でなくとも。
[ジェフロイの頬に右手を伸ばし、許されるならば輪郭を辿るように触れる。
示し合わせたわけではなく、押しかけたという思いから普段と違う切り口になる。
−本当は不穏な空気など意識外へと追いやられるくらいの刺激と、深い眠りを欲していたが。
嵐さえ乗り切れれば、きっと落ち着く。
男はそう考えていた。]
[果たしてジェフロイの答えはどうだったか。
ただ添い寝するだけを選ぶなら、それでも良い。
今の男は身を焦がす程に誰かの体温を欲していた。**]
[試しに目の前の存在に呼び掛けようとして、やめた。明らかに彼の気配は感じない
同じ吸血種でも何かが違うのだろうか。未だわからぬもう一人と目の前の彼、それ以外にも覚醒した者はいるのだろうかと思考を巡らせて]
君"も"?
……まさかリエヴル、お前もなのか。
[変化は己の身のみに起こったわけではなかったらしい。
白く長い指先へ絡むのはもう黒髪ではない。
けれど、彼の言葉が不思議と、少しだけ嬉しかった。]
ああ、……ここを、撃った。
けれど、死ねない身体になったようだ、
身を以って体感したよ。
[ここ、と自分の蟀谷へ銃を向ける仕草を。
微笑んでみたものの、不意にリエヴルに舐められ肌が震えた。]
喉が…、渇くな。
直に試してみるか…?
[彼の身を片腕で抱きかかえながら、もう一方の腕、手首をを彼の唇へと触れさせ**]
/*
フェリクスさんがえろかわいいかわいいかわいい
さて、吸血鬼変化どうしよう、かなー…
素に戻るのは、お酒飲んだときの楽しみがなくなるからやめておこうかないやそれもありか いやしかし
君"も"?
……まさかリエヴル、お前もなのか。
[変化は己の身のみに起こったわけではなかったらしい。
白く長い指先へ絡むのはもう黒髪ではない。
けれど、彼の言葉が不思議と、少しだけ嬉しかった。]
ああ、……ここを、撃った。
けれど、死ねない身体になったようだ、
身を以って体感したよ。
[ここ、と自分の蟀谷へ銃を向ける仕草を。
微笑んでみたものの、不意にリエヴルに舐められ肌が震えた。
けれど咄嗟に身を離して謝罪する彼の様子に、小さく笑った。]
水を欲するのと同じだろう、私だって同じだ。
直に試してみるか…?
少しだけ、……少しだけ、お互いに。
[彼の身を片腕で抱きかかえながら、もう一方の指先、
人差指をリエヴルの唇へ触れさせる。
これは、相手を侵食し貪る行為ではない。
そう自己を律しながらも、目の前の甘美な血を持つ存在に、
本能は呑まれつつあった**]
― 自室、闇の中 ―
……くっ は、…ぁ
[寝台の上、瞳を大きく見開き、息を殺していた。
シーツを握り締める手は奮え、熱は痛みとなり、押し殺した悲鳴が体中を熱となって駆け巡る。
怒鳴り声が聞こえ、昼間飲んだ紅茶のように、赤く色づいた瞳がぎょろりとそちらを向いた。
明り一つない、暗い部屋で、その赤だけが輝いていた]
撃ったって.....痛かっただろう
[その場所に触れようとして躊躇する。未だに痛むのかどうなのかわからなかったから]
試す?
[体を抱きかかえられその香りが増す。脳髄を溶かすようなきつく、それでいていつまででも感じていたいようなその感覚。唇に触れる人差し指を咬まないようにするので精一杯で]
あぁ....少し、だけなら
[彼の血が欲しかった。もう、耐えられない。**]
ぐ、……あ
[やがて響く銃声に、喉をひきつらせ
知らず強くなっていた力で脇腹を掴む。
身を起こしかけ、バランスを崩し、鈍い音を立てて床に崩れ落ちた]
は ……く、ぐぁ
[げぽ、と醜い音を立て
レトは、拳大ほどもある真っ赤な固まりをその場に吐き捨てた。
ひくりと震えるそれを
―――ビシャ
叩き潰せば、闇に紛れたこの部屋は緋色の部屋へ
全てが連続と思えた日々は、一夜にして途切れ
そして、皹はけして埋まらない]
[再び開かれた瞳に熱はなく
ただ静かに、待っていた]
………もう、いいか
[やがて静かに立ち上がると、ゆっくりと扉を開けた。
他に怒号は、悲鳴は、聞こえただろうか。
一歩、二歩進み足を止める。
二つ隣の扉。咽び泣いていた男の部屋から、もう咳は聞こえない]
おい カシム
[赤で重くなった黒い軍服で、扉を叩き暫し返事を*待つ*]
[返事はなく、水音が聞こえてきた。
喉を鳴らすような、どこか艶めいた音。
首を振り、視線を自室の方へめぐらせば]
……ソマーリュ、さん
[いつからだろう。
甘い匂いが、そこら中を満たしている。
それが血の匂いだとは、まだ気づかず
"いつも"の笑顔で、声を*かけた*]
まだ、遊び足りないの?
[――なんでもない会話だ、
あんまり夜更かしするとまた寝坊するよ、だとか。
日中の茶会の時についていた寝癖の辺りを示して、
いつものように茶化して別れるつもりだったのだけれど。]
あんまり遅くまで起きてると美容に悪いよ?
程々にね。
[近くまで寄れば、あの時の捨てられた子犬にも似た哀しげな瞳に気付いてしまう。
少しだけ自分よりも背の高い彼の額に唇を置いた。]
――よく眠れる、おまじない。*
それでも眠れなかったら、明日久しぶりに一緒に踊ろう?
[額から唇を離した所で発された聲。
存外クリアな音声はフェリクスの頭へ直接浸透したか。
体の中で巣くうなにかの存在には、まだ意識は及んでいない。
だから男のその言葉は、心の中だけで呟いた無意識の内の独り言だったのだ。*]
[フェリクスを見送った後、クレステッドのあげた大声を気にしつつも、悪夢でうなされているだけだろうかと暫く様子を伺い。
しかしどこかの部屋から響いた銃声やら、慌ただしい足音に扉の閉まる音…叫び聲までが響けばいよいよ何か異変が起こっている事に核心を寄せる。]
おい!!オズ開けるぞ!!
ねてんの?!城内がなんかおかしいよ!?
[オズワルドの部屋戸はしんと静まっている。眠っているのだろうか
彼を起こし、他の部屋の奇異を共に確認することを提案したくて。
利き手で腰に携えたレイピアを抜き、ドアノブをがちゃりと回した。
――それから、]
…あぁレトちゃん?
なんかおかしい事になって …、
[>>39先程から下半身に違和感がある。
それに背中も熱をもって疼く。
まさか乱心した王子がウィルスでも放り込んだのか?とぞっとしながら首を傾げつつも、聲のした方を見て……絶句、絶叫。]
う、わァああぁあっ?!
[柔らかい笑顔は廊下の暗がりで陰を潜めていた。
しかし、彼の表情はわからずとも明々と輝いた赤い瞳は、まるで電飾のようで―]
ば、――、っ、ばけもの!?
レト、お前そんな、どうして!
[手を預けていたドアノブを慌てて捻り、中へ入る。
鍵の閉まらない扉に背を預けて抑えながら。
してその頃、部屋内のオズワルドはどうしていたか。
男の手に握られたのは*抜き身の細剣*]
/*
暫定村建て予想枠のオズが普通にのってきてるからセーフかしら…
いや、村建て発言のタイミングとか更新時間までいるとか、そういう適当なあれなんだけど…
あと第2〜第4入村は村建てがよく混ざってる気する(てきとう
座ってお返事待ちなうしたいが、さぼりまくりんぐなジムがおれをよんでる!
― 自室 ―
[ソマーリュが踏み込んだ室内は、外の喧騒とは裏腹に、
シン――……と、静まり返っていた]
――…何か、ようか?
[ソマーリュの直ぐ側、暗がりの中からその声は聞こえ。
その姿は、一見いつも通りのようだったが……
手元が不自然に、隠されていて。
外の喧騒は聞こえているのだろうに、
まるで関心の無いような。そんな声色だった]
−暁月夜前 自室 −
[一仕事終えた後の心地よい疲労感。次の仕事の計画。そんな事で頭が埋まっている夜には、何も憂いを感じる事など無く。窓の外が嵐であろうと、全く気にする事なく。
就寝のために軍服を脱いでいる時だった。
>>29 静かに音も無く滑りこむように現れた人影に、顔を上げる。
…ああ。その表情には 覚えがある。
辛くて 苦しくて 一人ではいられない
そんな夜が彼の回りに訪れている。
嫌と言う程知っている。そんな夜が突然やって来る事を。
嵐のように 自分を押し潰す夜を。
そんな時に自分の部屋に来た事を、まだフェリクスに自分が必要とされている事を知る]
良く来た。
私の部屋の扉は、いつでもお前には開かれているさ。
遠慮は無用だ。
/*
わぁ、いつの間にかエロいこと、
じゃないえらい事になってやがる(小並感)
やー、にしてもリエヴルやギィはさすがだな!
ビフォアアフターを考慮してキャラを作っていたとは!
なんということでしょう!
そんなに黒髪が好きなのか!
よし、心の目で見る!とか思っててすみません!
そして一番人気っぽいリエヴルさんがちろーだよー
……あえて距離取ってたんだがな
恐れ多いぜ!
*/
[そう告げて自分からフェリクスに近づくと軽く両手を開いて迎え入れ、向き合う]
[>>31 フェリクスから手を伸ばされ、頬に触れられる。その指先がどこかためらっているようで。紡がれる言葉がいつになく弱気で。輪郭を辿る指先は戸惑いを含み。
心が弱っている事を如実に物語る。
「宿代に好きにして良い」と聞くとクスリと笑ってみせた]
じゃあ、好きにさせて貰う。
[そう言うとフェリクスの手を取って引き寄せる。身体が触れる距離になると両腕をフェリクスの肩に回して強く抱きしめる。
強く。ぎゅっと。服の上からでも体温を感じられるように身体を寄せて頭を抱えるように撫でる。存在を確かめるように。頭から背中にかけてしっかりとした触れかたで撫でる。頬を寄せあうように顔を近づけ、フェリクスの首を自分の肩に乗せて後頭部を撫でる。
そして静かなトーンで囁く]
来てくれて嬉しいよ。
肌のぬくもりが欲しかったとこだ。
…するか?
[返事を聞く前に、片手はフェリクスの腰を引き寄せ、既に片足で膝を割っているのだけれど]
/*
鳩からロール打ってみようと思ったがやっぱ無理
レス読みながらじゃないと書けないよう
はと使いの人尊敬するわ…
ああうう早くリエヴルにレス返したいのに!!(だむだむ
/*
ソリッドシチュエーションスリラーwwww
いいなwwww
あとなんかこうあれだ
レトってジェフさんとフェリクスさんのあれそれ、多分、知ってる
……一体何が起こった?
考えろ、考えるのを止めるな。
[渇きを訴える喉を押さえながら頭を動かす。
急にウィルスが暴走した?
そんな兆候はなかった。
現に昨日の夜も薬を飲まなければ動けないほどの激痛に……
そこまで考えて、はっと体を見下ろす。
もう、ウィルスの副作用による痛みで動けなくなってもいいのに、それがない。]
この渇きは吸血種になったことの証左だ。
不老不死の化け物には病気など罹らないという事か?
/* しっかし、ギィ、ほんと恰好良いな。
派手で豪華で読ませる。 すっげー…。
ソマリのストーリーティラーっぷりも脱帽。
何、あの回収力。そして面白い。超面白い
クレステッドの紡ぐ物語にも圧倒される。
薬師が自分を披検体に因子撲滅目論むとか、想像外だった。
5年前の事件も。
こんなワクワクする出来事が目の前で繰り広げられたら
もう…リンクしたくて仕方ない。
そして、目下フェリクスが腕の中にいて 超美味しいです。
レトとカレルがちょっと物語に上手に入りきれていない感じが心配ではあるけれど、ジェフロイ、そんなに器用じゃないから…
全員拾うとか、ちょっと難しい…
この先関われると良いんだけど…。*/
/*
俺は正気なら弟の所に行きたがるだろうが……
人間関係パズル的に、
ギィがリエヴル開放した後に
リエヴルの所にゴーしたがると思うんだよな
その邪魔をしちゃ悪い
もしかして:
どないしよ
*/
[レトは何か答えてくれただろうか?
レトから目を離さないまま、先程の思考の続きに戻る。
耳に入ってきた声が示すのはギィとレトに何らかの変化が起こったということ。
ーーいや。
と考え直す。
少なくとも、カシムとリエヴルの部屋から聞こえるのは、あれは……。
頭に過った赤い映像を打ち消す。
ひとつ大きく呼吸をして、自信を落ち着けようと試みた。]
/* しかし、誰が狼で誰が囁きだろう。役職希望アリだからなー
メタ推理すると、ソマリ・ギィ辺りが狼希望出していて
リエヴルが洗礼者 レトとか神官っぽすぎて。
…そんな自分はお仕事大好き占師です。
うーん。メタはいかんが…どうやって初回占先決めようかな。
交流のあった人で、吸血してたらその人って事で…
だとフェリクスとかに落ち着きそうだけど…
覚醒後に「敵」を肌で感じるなら、多分フェリクスは除外する。
やっぱりギィかソマリでしょう…と。 */
ばけ、もの…??
[裡の変化には気づいても、瞳の色には気づけない。
不思議そうに首を傾げ、自らを見下ろして、小さく笑った。
やがて聞こえた声に顔をあげる]
クレス、さん
[右手で脇腹を摩る。凹んでいた其処に、もう新たな臓器が形成されつつあるのがわかった。その成長を推し止めるよう、強く、強く掴み
微かに首を振った]
なんもないよー?
[伏せられた睫は震えない。口元の笑みも、軽い口調も、いつもと同じに聞こえればいい]
俺、さーちょーっと汚れちゃったから
風呂行ってくんね
[ほら、と軽く両手を広げれば、染みこんだ血の匂いがさらに広まったかもしれない**]
なんもないよー?
[口元の笑みも、軽い口調も、いつもと同じに聞こえればいい]
クレスさんはクレスさんでしょ
……目?
[瞠れば更に赤は輝いて、数度の瞬きの後、睫の下に隠された]
俺、さーちょーっと汚れちゃったから
風呂行ってこようかなーって
[ほら、と軽く両手を広げれば、染みこんだ血の匂いがさらに広まったかもしれない**]
/* そして、レトが化け物扱いに…
これ、どーなるんだろう…。
クレスとソマリ…すごいな。
自分は何が起きているのか把握できなくて…
触りに行けない…。
レトは自分の物語をどういう方向に持って行きたいのかな。
― 前夜・廊下 ―
あぁ…、成程。
[>>40答えられればあっさりと納得する。
自分も夕食前にワインを空けたばかりだ。
―こんな夜に素面ではいられなかった。
先程の彼に向けた問い掛けは自分にも返って来るというのに気付いたのは発した後。
けれど詮索はされないのに安堵して。
薄暗い廊下。
けれど近くに歩み寄られれば、表情も何となく分かるだろうか。]
[質問への答えを聞いて、明らかに安堵したのは気付かれただろうか。
弱っている所為で神経も過敏になっているのだろう。
密かに口許に苦笑を浮かべるが、近付く相手には見えるだろうか。]
/*
いいなあホラー!!
みんなそれぞれ種類の違う?吸血鬼というのがこんなに楽しいとは…
そしてかなりバトル伏線張ったつもりだったけど、毒殺やら射殺やら王子を守れる気がしない…毒殺強いよ!
それ以前に普通に素手でやられそうだけど
/*
いや、明らかにいつもより早い時間に起きてるとか、匿名メモラッシュの時に覗いてるのとかで役職臭はんぱないとおもうん…
ニートっぽいロールもぶつけておかんと
赤誤認はまったく構わないし初回吊りこいこい!なんだけども緑透けするのはちょっとさあ…
/*
アカギレか!
褌はけして埋まらないって、何かと思った……
じゃなくて、仲間同士で赤の世界を共有する。って
どうしたらいいんだ
テレパシー?
前の村のログを必死で漁る作業中
心象風景みたいなものなのかな
*/
ん、あぁ…。
分かってる。
[>>41男とて、風雨の音が気にならないくらい深い深い眠りにつきたい。
おまじない、と称して額にソマーリュの唇が触れれば。]
―俺は子供じゃないぞ。
[口を尖らせつつも、少しだけいつもの表情に戻っただろうか。*]
―…?
[ソマリの声が聞こえたような気がして、男は緩く首を傾げる。
目の前の相手の口が動いた気配はなかった。
耳で拾うのよりももっと鮮明な、頭に直接届いたような聲。
まさか幻聴まで聞こえるようになったのか、と苦笑する。
―けれどその聲は、自分の中で暴れる感情の渦を僅かに癒してくれて。
男はそれが現実であればいいと思った。*]
/*そして、相変わらず吸血種変化を 全く決めていない。
ギィとか黒髪→赤 リエヴルは足が動かせるように
とか、仕込みすごいよ…
周囲と被りすぎないように…とか思っちゃうね。
自分は牙がちょっと伸びる。
一日に一度イドの姿になれる(これで占先を襲撃するのだ!)
それから、身体の傷は全部消えるな。うん。
後は指の爪が好きに刃に出来ると便利。
目とか髪の色は…強いて言えば目が赤にぐらいかな。
あまり変化しないタイプで。
占いは多分対象をイドの姿で血を吸って、夜が明けるとその人の正体が脳裏にデータとして届く感じで理解するんだろうな。
そして、覚醒すると…
人の血肉が欲しくなるから、5年前 勿体無い事した!
ってなる。そこの罪悪感は真逆に。自分の存在肯定で「吸血種が血を吸って何が悪い」ぐらいになる。
…でも仲間の血を吸うのは嫌。
エサよこせー(ガタガタ って感じか。
― 前夜・ジェフロイの部屋 ―
[>>45ジェフロイは就寝の支度をしているところだった。
そろそろだろうと思っていたので、彼が眠りについていなかった事に安堵した。
もし彼が寝ていたなら寝台の中に勝手に潜り込んで、伝わる体温を縁に夜を乗り切るつもりだった。
遠慮は無用、という言葉と迎えるように開かれた両手に背中を押され、男はジェフロイに手を伸ばす>>31。
ジェフロイの頬をなぞる手から彼の体温を感じて、欲しい、と彼の手の心地よさを知る本能が騒ぐのを感じた。]
なんだもう、起きてるじゃないの!
…お前低血圧だっけ、やけにテンション低いな
なにって表! ひどい騒ぎになってるっていうのにっ
[>>44電気の消えた部屋の寝台の上
そこにオズワルドは座っていた。
落ち着いた声が返ってくればほっとして。
とりあえずドアをぶち破られないようにと、
手近にあった椅子を重ね、ひっかかるようにしておく。
突破される可能性もあるが、一瞬の時間は稼げるか]
… ねぇ、ちょっとオズ?
気分でも悪いの?
[いつもの様子と変わらなく見えるものの、
俯き気味でどこか疲れた様子のままの彼の肩を揺さぶり、
片手を後ろへ置く様はまるで隠しているようで]
[そして紡がれた返事は了承。
自分を引き寄せる手に男は抵抗する事なく、ジェフロイの腕の中に収まる。
力強い抱擁。服越しに彼の体温が伝わってきて、じわりと涙が滲みそうになった。
―あぁ、やはりひどく弱っている。
ジェフロイの背中に両手を伸ばして近くに在る存在を辿り、撫でてくる彼の手の感触を味わう為に両目を閉じる。]
―ん…いいぞ。
好きにしていいと言ったからな。
[囁かれる言葉に翡翠の瞳を開き、ジェフロイの顔を映す。
気付けば腰を引き寄せられ、片足で膝を割られていた。
口元に淡く笑みを浮かべれば、了承の言葉と共に頬を寄せ合う程に近い彼の鼻先に唇を寄せた。**]
― 少し前 ―
だってそんな目で、そんな目っ …ひぃい、
[>>52もっと廊下が真っ暗であれば二平の発光する紅い球体が、
浮かび上がっているように見えたに違いない。
それに鉄錆の匂いを纏っているのに声はなんら普段のレトのまま。
少し捻た天使のようなレトはどこに行ってしまったのだと嘆き、
そして背後からかけられたクレステッドの声に一度振り向く>>49
怯えきって縋るような朱の混じりかけた琥珀の瞳は、凍りついた。
彼の目もまた、血のように真っ赤に染まっていたから。]
―――うヒぁああっ!!
[どいつもこいつもおかしくなってやがる!
―とっくに自分も「おかしく」なってる事など知らないで*]
[そこにまだレトは居ただろうか?
廊下に誰か出てきただろうか。
話しかけられれば答えるだろう。
ふと、自分の耳が声を拾わない人物がいることに気がついた。
単に部屋で眠っているだけならいいのだが。]
イド、カレルを探してきてくれ。
[あの気紛れな子供は大丈夫だろうか。
自分もまた探しに行こうと足を踏み出す。
ついてくると言う人物がいるなら共に行くだろう。**]
/*
死亡フラグ建設しすぎたわwwwwwwwwwwwwwwww
こじつけ黒塗りマジオッケーってメモに書きたいけど
明らかに村陣営透けするのでがまんするよ…
みんな黒塗材料に使うんや!
こいつだけ体内時計の進行遅いってことについて!!
……あァ、外がやたらと騒がしいのは耳にしてる
何かあったのか?
そんな、扉を封鎖して……
[寝台の上、寝ぼけた様な薄い笑みをソマリに向けて。
バリケードを作る様を、止めるでもなく眺めていた。
その静けさこそが、
”異常”である事にソマーリュが気付く、その前に――…]
……いや、なに、どうにも――……喉が乾いてなァ……!
[自らの肩を揺さぶるソマーリュの腕を、不意に掴む。
隠されていたその手には、
ヒトのものとは思えぬ、長い――爪が――……
元々の指の長さ程まであるソレを、ソマーリュの白い肌に食い込ませ]
――ソマリとの…――
[>>0:516懐かしさを覚える筈の彼の声で、呼ばれた昔の名にすらぴくりとも反応する事は無かった。
[問い掛ける声にも言葉の内容にも全く興味を示すでもなく、人見知りな猫は無愛想に、挨拶は済んだとばかりにすぐに踵を返して、ふらりその場を後にしただろう。
扉を潜るその前に、一度だけ振り返って彼へと向けた眼差しを、その時のソマーリュが、拒絶か黙認か、どちらの返事として受け取ったかは彼のみぞ知る処。
もし、彼が、後者と受け取っていたならば、今日までの間、気紛れに甘えて見せる事もあったかもしれないが――…]
他のEs…少なくともクレステッドとレトが!
もしかしたら俺たち以外皆 …、
[>>63チャーリィは無事なのだろうか。
それに彼の弟のリュークは! 簡易バリケードを築いた所で、
そういえばオズワルドがリュークの事を口に出さない事に気付く。
発砲音や叫び声はこの部屋まで届くだろうに、なぜこうも冷静なのか
可愛がっているようにしか見えない実弟への態度を思えばこそ―]
――っ
[それに気づいたのは長い抓に腕を切り裂かれたその時。
レイピアを持っていない方の腕に熱い痛みが奔る。
暖かい血液は吹き出し、彼の顔を血に染めた。だめだ、くるってる]
あ゛ぁあぁあ――っ!
[咄嗟の判断から細剣を器用に持ち直し、
オズワルドの頭上から振り下ろす!]
[剣をふりおそうとする一瞬前、
ふとフェリクスの顔が頭によぎった。
もしかして彼もこんな化物になってしまっているのか?
――それと、]
――ごめん、フェリクス、
[彼の同期、仲の良い友人に手をあげてしまう事を。
五年前の反乱で機械のように粛清へ回った男が
そう懺悔するのも、ひどく滑稽な話ではあるが]
――現在・自室――
[雷鳴がけたたましく耳を劈いて、ふと、我に返る。
閉じた扉の向こう、廊下から響く誰かの声にぼんやり視線を流しながら、ぐったりと倒れ込んだドールの長い髪を、床に座り込んだ膝の上で意味も無く撫で梳いた]
……――騒がしい…、ね?
[話し掛けた所で、壊れてしまった、…壊してしまった人形は反応を返さない]
…怒られちゃうかなぁ?
[掲げる様に持ち上げる軽いドールの頭を見上げて、首を捻る。持ち上げたのは首から上だけ、身体は斜めに乗り上げたベッドから、だらりと力なく腕を垂らしている。
乱暴に服を裂かれたドールの身体には幾つも噛み付かれ、噛み千切られた跡、ドールだった欠片が幾つも辺りに散らかっていた。生え変わった訳でもないのに形の変わった牙が疼いて、またかぷり、物言わぬ人形の頬に牙を埋めた]
……おなかすいた、な…。
[そういえば朝から碌に食べて居ない事を思い出す。
…――この咽喉の渇きが、飢えとは違う事くらい理解していたけれど、ぽつり、呟いた。多分、表現としては然程間違いはない]
――少し前・自室――
[歩く度にグチャグチャ鳴る靴を廊下に脱ぎ捨てて、雨を吸い過ぎて張り付く重たいシャツを脱ぎ捨てて、…床に放り投げた傍から、すぐ後ろを掃除するドールが拾う。
雨に濡れる事も泥に汚れる事も厭わない気儘な猫が、点々と泥交じりの小さな水溜りの足跡を点々残して歩くのはよくあることで、何時誰がドールに指示して始まったのかは忘れたが、そんな後ろをドールがすぐさま掃除して歩くのは何時もの光景だった]
[荒れ狂う雨風の所為だけじゃない、妙な胸騒ぎがする――…
そう気付いてガタガタ騒ぐ窓の外の空を見上げた瞬間、ぐらり、強い眩暈を覚え傾く身体。咄嗟に壁に手を付いたものの支えきれずその場にずるずると膝を付いた]
―暁夜前 自室―
ん…。
[>>60 答えなんて、聞くまでもなく分かっていたけれど。
すぐ目の前にフェリクスの翡翠の瞳が静かに自分を映す。
…まだ、大丈夫。
何もかも忘れるための激しい熱で無くても届く。
そう見て取ると寄せられる唇に自分の唇を重ねてゆっくりと味わうようなキスをする。手はフェリクの軍服の前を開き、シャツのボタンを外していく。隙間から手を差し込んでフェリクスの肌に直接触れる。その温度は自分の手より温かく。きっと、冷たいと感じているだろう。掌を動かさずにそのままフェリクスから熱を分けて貰い、久々の唇を味わった。
…ワインの味がする。舌を絡めてその残り香を慈しむように味わう]
[掌がフェリクスの体温と同化する頃に、ゆっくりと動かす。
それは煽るのでもなく、快感を与えるのでもなく。
そこに、存在している事を知るための触れ方で。
身体に刻まれた傷をそっと辿り掌で癒すように撫でる。
そっと唇を離すと言葉をかける]
フェリクス…
ここにいるな…。
[そうして間近な距離で微笑みを向けると、フェリクスの上着を脱がせ、自らも服を脱ぎ。素肌を絡めるように抱きしめる。
心地よい体温に思わず満足げなため息が漏れただろうか]
あー…。気持ちいいな…。
[そしてそのまま、抱え込んで運ぶように寝台へと移動すると毛布の中へ。服は邪魔だとばかりに剥ぎ取るとそっと身体を重ねた]
/*
なんかこう、フランシスとアントーニョを足して2で割ったような…
どう考えてもショタコンっぽいです本当にありがとうございます(ショタじゃないけど
……っ、……――かは、……、っ……ぐ、…
[咽喉の奥が焼ける様な、酷い乾きを唐突に覚え、思わず咽喉を抑えて、咽ぶ。
急激な身体の変化に驚いた胃がひっくり返って、堪える間もなくせり上がる侭に、無様に床に葡萄色交じりの胃液を撒き散らした。
ぜぇぜぇ喧しい呼吸の音を聞きながら幾つも疑問符を浮かべる。自分の身に何が起こったのか頭が上手くついて行かない。
不意に、掃除を指示されているドールが、一歩、距離を詰めた。上げた視線に映る、ドールの細い、首筋…
……――気が付いた時には、その腕を乱暴に引き、バランスを崩し倒れ込む身体を腰掻き抱いて傍のベッドの上に縫い止め、首筋に鋭い牙で噛み付いて居た。
けれど、作り物の人形に、この身が欲するものを満たす事は出来ず、肉を裂く為の形で無い牙で、欲望と満たされぬ苛立ちの侭に噛み付いた形に引き千切り――……]
――そして、現在へ戻る――
[切り裂かれた腕ソマーリュの腕から血潮が飛び散った。
彼の顔を、軍服を、赤が染め。
魅入られる様に、それを眺めていたが――…]
――…ッ、ア”ぁ…!
[振り下ろされたレイピアが、オズワルドの頭部を殴打した。
――元々が、刺突用の武器である。
致命傷こそ負わなかった無かったものの、ザクリと、額が裂け。
数歩、ソマーリュから距離を取った。顔の反面を朱に染めて]
――……ひでぇなァ、何しやがる。
ほぅ、みんながね?
俺の弟も……死神にでも魅入られてなきゃ良いが……
[暗闇で、金の瞳がギラギラと光り。
爪に着いたソマーリュの血を舐めとった]
……ううん、してないよ
[レトもゆっくり、首を振った。
特に目新しい怪我はしていないし、したとしてもすぐに治る。
今だってほら、痛みなんてもうなくなっている。
イドを放つクレステッドの顔を笑顔のままじぃ、と見つめ]
クレスさんこそ、さ
[間を一歩、詰める。
薫る血臭に感じる痺れは、何処か懐かしい]
どっか、痛い?
それとも……喉、渇いた?
[細い指をクレステッドの頬に伸ばして、顔を覗きこんだ]
ー回想・管理小屋付近ー
[>>3 ギィと銃火器を運んでいる最中にクレステッドに会う。何故と思えば薬草採取とか。この人も職務に熱心だ。
クレステッドとはあまり交流が無い。自分は身体の事はほぼリエヴルに相談してしまうのもあり、お互いに自分の仕事の範囲で活動しているのもあり。
それでも長年一緒にいる仲間として、>>4 こんな風に当たり前に手を貸したり、借りたりする。弾丸が以外と重量があり。遠慮なく持ってもらった。
歩きながら、時折クレステッドの視線を感じる。
それは、他の誰からの温度とも異なり。
決して不快では無いし、警戒心を呼ばれる事も無いのだが、どこか自分からクレステッドに目を向ける事を躊躇してしまう空気を持っていた。結界の様に…
お互い「触れられたくない」何かを持っている
そんな気がして。
だが、そんな話をする機会は今まで一度も無いまま、時を過ごしていた。
>>5 銃火器を運び追えると早々に姿を消した。通り一遍の社交的な会話以上は交わす事が無いため、道で受けた印象もすぐに霧散して、目の前の仕事に気を奪われた]
[>>62部屋を覗きに来たイドの微かな羽音に、顔を上げる]
…――そうだ、先生なら、直せるかな?
[ゆらり、立ち上がる片手には長い髪を指に絡めてぶら提げたドールの頭、もう一方の手でベッドから垂れるドールの足首を捕まえて。
揺れる頭をゆらゆら振り回し、首の無い身体を引き摺り扉の外へと…]
[…――途端、雨の匂いに混じる甘たるい血の匂いが、ふわり、鼻先を擽り、首を捻る。
辺りを見渡せば、其処彼処を赤く染めた「あの日」の光景が蘇る様な錯覚を覚え、懐かしさに目を細めた。
雷鳴のゴロゴロと地を這う重低音が、まるで飢えた自分の腹の虫の代わりみたいに空気を震わせ唸っている]
――自室→廊下へ――
くっ …このぉ……、俺は鳩じゃないっての、
[並とはいえど鳩パイは旨かった>>0:663。
しかし腕をもがれる対象が自分になってはかなわない。
焼けるような痛みを歯軋りする事で耐え、
彼が寝台から腰をあげ、距離を取るのと同時、
大きくステップを踏むように下がる。背後に重ねた椅子は崩れて。
背中が先程から無性に痛いのに、ぶつかった事で余計に軋んだ。]
っ――… このままじゃ殺される、
[朱色ではなく金色に輝く瞳は男の持つ色よりも遥かに毒々しい。
威嚇に怯えながら、窓の方へ逃げようと走り出す。]
…―!?
[出血の量を考えれば、土砂降りの中では余計に血が、
そう考えて腕を見ると、信じられない奇異を目の当たりにする。
傷口から蚯蚓のように皮膚が線状に伸びて破口を塞いでゆく。]
あ、ぁああ…、なにこれ、
[瞳の色が琥珀から血の色に変わっている事にも気づけずにいる。
ただでさえ白い顔面は、月光を浴びた雪のように蒼白、
自らの身に起こっている異変に驚愕し、平静を保てずに膝をついた。
――それは迎撃に及ぶには絶好の好機か。]
なんだ……これは……
[不意に拡がった緋の世界。
戸惑いがちに感覚を拡げていく]
――まさか。リエヴルか……?
[自分以外に、彼もまた、この世界を共有しているらしい。
いや、共有というよりもむしろ――]
あんたが、此処の……赤の、神……?
―― 幕間 ・回想――
[>>0:507…――生きている姿の兄を見つけて、喜び安堵したと同時、反面、酷い恐怖と絶望をを覚えた。
生きているのに、自分の元へと戻って来てくれなかったのは、つまり、そういう事なんだろうと。
ここまで追い掛けたなら、今更臆病風など吹かせず、兄の意思などお構いなしに攫ってしまえば良かったのに。
…それが、きっとチャールズの最初の過ちだった]
[屋敷に暮らす兄の姿に違和感を覚えるべきだったのだろう、しかし貴族の娯楽なんて自分にはとても理解出来ないものであると理解して居たし、着飾っていた兄はとても美しく、そして拒絶しているようには見えなかったから、詳しく調べるでもなかったのが、ふたつめ。
そう何度も屋敷の中に忍び込めるはずもなく。その後は、何処かへと連れ出される所を遠目に眺めていただけで、兄の身に降りかかった真実を知ろうともしなかったのが、みっつめ…]
[クレステッドが避けなければ、そのまま首筋にでも顔を埋めようか。
頬に触れられずとも、肩へと滑らせた手。指先に落とした視線の先――廊下の奥。雷だろうか。刹那明るくなった窓を背にカレルの金髪が輝くのが見えた]
おはよー
[ことさら間延びしたような声音で、ひらひらと手を振ってみせる]
[確認して、真実を知ってしまうのが怖かった。
兄と直接言葉を交わして、「けれど、もしかしたら…」なんて、その微かな可能性に縋る事が出来なくなるのが怖かった。はっきりと拒絶されてしまうのが何より恐ろしかった。探し続けた長い年月に積み重なった疲弊と、拒絶される事への恐怖心とが邪魔をして、あの頃のチャールズには、恐らく、まともな判断は出来ていなかったのだろう。自分本位に始まった兄を追い掛けるチャールズの旅の終焉は、そんな風に自分本位な侭に、
――そうして積み重ねた過ちの代償の様に、また兄を見失う朝が来る]
[独り残されたあの日の侭に、育つ事の無かった
「あれ」は八つ当たりでもあり、多分、きっと自害でもあった。
二人の
真実は、屋敷の主は捨てられたのではなく捨てた側だったなんて…屋敷の主の最大の不幸は、子供がそれを理解し得なかった事かもしれない]
[あの拳銃は今も己のベッドの下に隠してある。
「売り物」になった時に確かに一度手放した筈なのに、全く同じものが帰って来たのは王子に買われたすぐ後の事。
「お前のものだろう?」そう問われて、一発だけ減った弾数を確認してから頷いた。きっと、王子は自分が「あの事件」の犯人であることを正しく理解している。
なのに警察に突き出すでもなく、こうして匿う様に飼っている理由は興味も無いから知りもしない。
この身を抱く理由も、痛めつける理由も、等しく興味はない。
殺さぬ加減を心得ているのだから、行為の一環であると勝手に理解して納得している。
飼い主の趣味が何であろうと、愛で方が多少過激だろうと、飼われる猫が気にすべき事では無いのだから。
――また捨てられるんじゃなきゃ、なんでもいい*]
― 前夜・ジェフロイの部屋 ―
…ん…、ふ。
[>>70久々に交わす口付けに身を委ねつつ、服を脱がそうとする相手に協力するように男は身体を動かす。
シャツの隙間から己よりも冷たい掌が触れてこればふるり、と肩が震えた。
けれどそれから逃れようとはせず、触れた場所からじんわりと熱を分け与えるだろう。
食後に飲んだワインの味はジェフロイに伝わっただろうか。
咥内に分け入ってくれば男からも相手の舌を絡め取ろうとし、時折熱い吐息を零しながらもっと、と動作で強請る。]
――…どォした? ソマーリュ。
せっかく遊びに来てくれたってのに
お気に召さねェか、俺の部屋は?
[血の薫りが高揚を呼び。
狂気じみた笑顔で大笑する。
額の傷は、いつの間にかほんのかすり傷へと変化した。
乾いた血化粧は、顔にこびり着いたままだったけれど]
……ソマーリュ
あんたが鳩かどうか、俺が見てやるよ
[膝をつくソマーリュの後ろから、コツリ、コツリと靴音が迫る。
――もっと。
もっと血の色が見たい……
思考はただそれだけに支配されていた。
高々と異形の片手が振り上げられ――…
ザ クリ 。
上から、下へ。ソマーリュの背中ごと、深く軍服を切り裂いた。
雷鳴がとどろき、窓からの光が二人を照らす]
[>>71いつの間にかジェフロイの掌は自分の体温と同じくらいになっていた。
ゆっくりと動くそれは男を追い詰める性急なものではなく、まるでこれまで受けた傷に癒しを与えようとするかのようで。
心地よさに翡翠の瞳をゆるりと細める。
やがて唇が離されれば名残惜しげにその唇を目で追うが、彼の囁くような声には]
いる…
ちゃんと、ここに。
[素肌で抱き合えば、皮膚の向こう側から彼の鼓動が伝わってくる。
生きている。
そう実感させられて、ほぅ、と熱い息をついた。]
あぁ…。
[相手の「気持ちいい」という言葉への同意か、感嘆か。
境の分からぬ声を漏らしつつ、そのまま抱え込まれて寝台へと場所を移動する。
二人分の体重を受け止めた寝台は僅かに軋んだ。
まだ体温よりも温度の低い毛布の中に入れば、上背のある大の男を抱える事の出来るジェフロイの上腕を辿るように触れ。
重ねてくるジェフロイの身体を引き寄せようと腕を首に絡めた。]
[風呂に行きたいと言うが、レトがそちらに行く気配はなく、
むしろ近づかれ、問いかけられた。>>74]
痛みは、ないな。
[嘘ではない。
先程鋭い痛みを手のひらに感じたはずなのに、既に痛みは遠い。
もう一つ問いに、どう答えようか惑ううちに、レトは目の前に来ていた。>>80
雷に照らされてみえるのは細い指先の先にある鋭利な爪、開かれた口から覗く人では決してあり得ない牙。
それを正しく認識していたが避ける気はあまり起きなかった。イドが、目の前の彼が、子供の来訪を知らせるまでは。
その声に弾かれたように後ろを向く。
その際、爪や牙が頬を、頸を引っ掻いただろうか?]
そうだね
少し、残念だな…
[開いた口。雷に牙は輝いただろう。
挨拶の後、小さくカレルの声を呟けば
勢いよく振り返るクレステッドの、無防備に晒される首筋。
躊躇もなく、誘われるがまま
口付けのように柔らかく、そっと牙を突きたてた]
オズワルド....
[次第にその世界が広がる。明確な彼と私だけの世界。]
神、とは大袈裟だな。
[ただ、そこを支配しているのは自分であるのは確かに感じていた]
こうして話せるのはオズだけ、か。
[ディークは覚醒しているのだろうか。していた方がいいのかそうでない方がいいのかはわからなかったがこの場にいないのは確かであった。]
は ……、っ
[>>86革靴の床を叩く音が無情に近づく。
怖い、厭だ、来るな、喉が乾いた、
喉――… ? 喉が何故? ……血を流しすぎたから?
おかしい、おかしくて腹が痛い! ……何処がおかしい?
おかしいとも。血を流して何故喉が乾く。
トキソプラズマにおかされて平衡感覚を失った猫のように、
頭がぐらぐら揺れて、何も考えられなくなる。
オズワルドの額を視た。嗚、あいつの傷も塞がってやがる
俺もこいつもくるってるんだ、あぁあぁ、もう]
――あ゛、ァ!、 ぅぁあ、ァ
[ろくずっぽ脂のない背肉を抉られて高い悲鳴。
宵と明が口づけを交わした時は去り、光明が降り注ぐ。
背からは大量の血が溢れ出し、ごぽりと口腔からも朱が、 ―]
[ それを吐かず、――あろう事か、飲み込む。
――、一面に朱。薔薇の花びら]
[ ふわり、
゜゚
●゚。 ●
―男の身体は花びらを撒いたように一瞬のうちに崩れ果て、]
[一見花びらのように見えるその細かい霧は空気中に舞い、
やがて寝台の上に振り集まって、一人の少年の姿を形作る。
古来から吸血鬼、吸血種と呼ばれる類の者共は、
時に人の姿からまったく別のものに身を変化するという]
はぁっ……、 まだやるのか?
やるなら 此処で、 ――踊ろうよ
[十年ほど前のその姿、この城に連れてこられるより前。
自ら齢十六歳のソマリは破れた軍服を身に包み、
まだぱっくりと開いたままの傷口を背に咲かせてシーツを踏んだ。
剥げかけたシーツを引き上げて身に纏わらせ、
唇には半円をくっきりと刻んでいた。
あの飼われていた時と何が違うというのなら、
自らに吸血種だと自覚があるという事と、
女として育てられたが故に――去勢された筈のペニスが
今はきちんと生えているということだが]
[甘い血液を吸ったのはそも自分のもの。
ほんの一瞬、数秒の変貌を遂げた後、まだ血液が足りないと座り込む。
その時には、そこに居たのはソマリでは無くソマーリュで。]
……血、飲みたい。 ちょっとわけて
[恨みがましく一瞥。 お前の血も、よこせと。]
他には誰もいないみたいだな――……
[感覚を、研ぎ澄ませる。
リエヴルはまるで手を伸ばせば触れられそうな程近くに感じるのに、
それ以外の気配はこの世界に、皆無で。
そんな中、リエヴルの思考が伝わって来た]
これがもしや、吸血種の能力って奴なのか
不思議なモンだが、ディークがこの力に覚醒しなかったのは、
安心っちゃ、安心か……
あいつにはまだ、人の道を歩んで欲しくてな
[そんな願いを口にすると]
まァ、厄介になる
マイ・ロードとでも、お呼びした方が良いのかね……
[あふれ出る赤を、喉の渇いた動物のように、少しざらついた舌で舐め取った。ぴちゃり、と水音がし、嚥下の後甘い息を吐く]
ん、美味し……
[崩れ落ちそうになるクレステッドを片手で支えながら、顔をあげれば]
[―――ガン!!]
い ……ったぁ
[派手な音をたてて、生首とレトの頭が激突する。
膝をついたのは、レトのほうだった。
そのまま、駆け抜ける二人を目で追うこともせず]
痛い……ほうが、いいよねぇ
[赤くもならなかった額を、ゆっくりと撫でた]
/* ●が出るといいんだけど、護衛先に迷う。
というか両○でも迷うんだけどさぁぁ!!!
●が出たら○だしの占い護衛だよな。
バランス的に。
真の場合真噛まれになるが、その場合1wは吊れる。
偽黒の場合狼は真偽分かる。ここでまさかの狂人噛みとかしないよね。真噛みに行くよね?
でもPC的に噛みたくなければ?ぐーるぐる
― 少し前・書庫 ―
[しばらく辞書と格闘し、文字を読み上げながら、それでも段々独り言は少なくなる。この本は、面白い。
薄暗い書庫に廊下の光が差し込んだ。レトだ。>>0:583
気配が、見なくてもわかるようになった。
いや、そもそも少なくともこの時間にここを訪れる者は、自分とレトくらいしかいないのだが]
こんばんは
[目線を少し上げて、レトに静かに挨拶すると、また本に視線を戻した。
レトも、自分の読んでいた本を取り出し、机の向かい側に座った。
そのまま何を言うでもなく、静かに本を読んでいる。
2人の、本をめくる音と、たまに辞書をめくる音だけが響いた。
いや、今日は、風と、雨の音がする
遠くでがらんがらんと何かが転がる音がした。
レトが呟いた>>0:601]
[章の区切れまで読み、ふう、と顔を上げる。
レトが静かな顔で本を読んでいた。
確か、自分と前後するように、ここの生活に入ったはずだ。
そして、書庫で過ごすようになったのは、おそらく彼の方が先だろう。
書庫をみつけ、最初は部屋まで本を持ち帰っていた。
しかしある夜、たまたまレトと遭遇した。
最初は迷い込んでしまった、と言っていた彼だったが、次に書庫で会った時には、既に何冊かの本が机の上に積まれていた。
仲間がいたと喜ぶ自分に、全く感情のない冷たい顔で、帰れ。と言われたりしたものだ。
今は違う。
2人で静かに本を読み、時には今読んでいる本の感想を聞いたり、辞書でもよくわからない言葉の意味を聞いたりしている。
そんな時、彼はため息をつきながらも、静かに意味を教えてくれた。
/*
>ジェフロイさんメモ
無限に続くんです??
拙い私が相手ですぞ、そんな馬鹿な…!
と、灰に埋めておきますね。
どうやらこの力のない吸血種もいるようだけれどね
[感覚だけの世界で彼の方を向く。]
そんな仰々しい言い方はやめてほしい。いつもの通りでかまわない
[そうしてふと、見えろ、と願ってみれば現実とは違う世界。その中にオズの姿を見つけた]
どうなっているのかわからないがよろしく
[自らの姿は車椅子ではなく、簡素な椅子に腰かけた姿だったか。彼の方に腕を伸ばし握手を求めた]
戯曲、ですか
面白いんですか
[読んでみろ、と言うような視線だけを見せて、彼は再び自分の本に目を向ける。
再びぱらりと本を開いた。最初から、難解だ。
戯曲は1冊だけ読んだことがあったが、もう少し砕けた感じだった気がする。
もう一度彼を見るが、もうこちらに全く関心は向いていないように見えた]
ありがとうございます
[と言いながら、一旦その本を脇に置く。
先ほどまで読んでいた本をもう一度辞書を開きながら読み始めた。
しばらくし、レトが本をぱたりと閉じた。
静かに立ち上がり、廊下に出て行く姿を、本から顔を上げてじっと見送った]
[邪魔なドールの身体は適当に投げ捨てて、>>99崩れかけたクレステッドに手を伸ばしたが不要だった様だ、手を引き廊下を駆け抜けた。
…――さて、何処に逃げようか。クレステッドに視線で尋ねる序でに振返り確めた>>101レトが追い掛けて来る気配がない事を逆に警戒しつつも、ほんの少しだけ、クレステッドに合わせて駆ける足並みを緩めた]
[昔、兄を迎えに行ったのは、自分の寂しさを埋める為だけだった。
誰かを救おうと、或いは庇おうとした経験なんてこれまで一度も無かったから、如何していいか勝手がさっぱり判らない。
あぁ、そうか、幼い日のチャールズはこうすれば良かったんだ。少年にも満たないようなあの頃の小さな子供の身体では、こんな風に共に手を取り逃げ出す事は叶わなかっただろう。それでも、最初に連れ去られたあの瞬間に、抗えば良かったんだ。幼い日に出なかった答えが、今、やっとすとんと胸に落ちた]
― 暁月夜前・ジェフロイの部屋 ―
[>>90ジェフロイの体重を受け止め、彼の唇を啄む。
慣れた相手は男が快楽を得る場所を知り尽くしており、露わになった身体は次第に昂ぶっていく。
互いの身体が密着する形で行われる情交は、自分が体温を求める為か。
時にジェフロイに翻弄され、時に快楽を相手に与えつつ、溺れるように深く交わる。]
…ジェフ…っ。
[絶頂を迎えるのが近い事を感じれば、相手の名前を紡ぎながら強く抱きしめる。
そしてジェフロイと共に熱を解き放てば、くたりと寝台に身を横たえて。
彼の腕に抱かれれば、口元が弧を描くのみで何も言わない。
久々に隣にある温もりに擦り寄りながら、風雨の音に肩を震わせることなく眠りについた。
―このまま朝まで眠れればいい、と。
意識を手放す瞬間に、そう願っていた。*]
[稲光の中、ソマーリュの高い悲鳴が空気を震わせ。
こちらを見つめる彼の瞳もまた、血の色に濡れていた。
――空気に交じる、鉄の薫りが脳を溶かす。
そんな二対の人外の対面は、
ソマーリュの変異によって新たな局面を迎えた]
は。 はは、アはははは……!
[突如雲散霧消したソマーリュの身体が、
幻の様に美しい、まるで少女のような少年の姿へと再構築される。
そこに、かつての仲間の面影は残ってはいたが――]
ハ――ッ、良いねェ
……可愛い聲で、哭かせてやるよ
[爪に着いた布の切れ端を振り捨てて。獰猛な笑顔で”彼”を見た]
[やがて起き上がったレトは、二人が立ち去る時間をたっぷり与えてから、廊下を後にし、浴室へ向かった。
赤く染まった唇に触れる。
鋭く尖った牙に触れる。
伸びた爪――は、邪魔だから適当に折り取った]
……はは
[この、喉の渇きが示すのはただ一つ。
時が来たのだ。
――それだけのことだった]
ふむ、そうなのか……
[この力のない吸血種、というリエヴルの言葉に
ソマーリュへと思いを馳せる。
彼も確かに人成らざるモノであったが、此処にその姿は無い。
そういうものなのだろうと納得して]
っと……!
[不意に視界が晴れ、目の前にはリエヴルの姿があった。
現実世界と変わらぬ五感が感じられて]
――足、治ったんだな
それはなんつーか、おめでとうだ!
[赤の世界故の感覚共有か。
その姿が、仮初のものとはまた違うと理解した。
心底嬉しそうに微笑むと、握手を返し]
[>>104高い場所に逃げるのは余りいい案とは思えず逡巡したものの、階段に辿り着く方が早く、大人しく指示に従い辿り着いた談話室。部屋の中に異常がない事をざっと確認すれば、繋いだ手を離しソファーに座る様促しただろう。
締めた扉には暖炉の灰掻き棒を閂代わりに、傍の適当な家具をずらして、多少何か崩れたり壊れたりする音が鳴り響いてもお構いなしで、簡易のバリケードを築き、…やっと動きを止めた処へ掛かる彼の声に、ふらり、誘われる様彼の元へと戻ると有無を言わせぬ力強さで抱きしめた。
甘えるように擦り寄って顔を埋めた首筋、乾き掛けた血に唇を寄せて、舌で拭い取る。
口の中に広がる鉄錆に似た香りに普段以上の甘たさを覚え、渇いた咽喉が、身体が、「もっと」と求めたけれど、飢えや渇きを遣り過ごす術に幼い頃より慣れ親しんだ身体はその欲求を容易く抑え込んだ。自身の欲より彼の安否の方が重要だったから。
傷口が塞がっている事に疑問を覚えるよりも、深い傷が其処に無い事に安堵して、やっと力を緩めた]
何処か、痛む処は?
これ以外に、何もされていない…?
あー…………
あとな、普段通りで構わんのならリエヴルって呼ぶが――
俺、あんたに謝らんといけないかもしれない
なんつーか、相当好き勝手やってる
[其れこそ何の考え無しに、と。
気不味げに前髪を搔き上げた]
ただな、こうして欲しい、みたいなんがあれば遠慮無く言ってくれ
俺もなんかあれば言うから
― 翌日・目覚め ―
――く、ぁ…っ。
[全身に走る痛みで、心地よい眠りから意識を引きずり出されたのはいつの頃か。
深夜の営みで疲れていた故に、起きた変化への反応は遅かったかもしれない。
まるで身体がばらばらになるような感覚に、男はジェフロイの腕の中でもがく。
彼が手を離さなければ、背中に尖った爪を立てて。]
…は、ぁ…。
[喘ぐように酸素を求め。
王子に‘実験’という名目で痛みを与えられた事は幾度となくあるが、それとは比べ物にならなかった。]
…ちょっと、お前本当にオズなわけ?
良心をどっかに忘れてきちまったのかねぇ
[>>105一瞬の若返りを経たその後、シーツを手放す。
ばさりと投げ捨てた血塗れのヴェールは空を凪ぐ。
頭を冷やせとばかりに彼の頭めがけ放ったが、
鋭い跳躍>>106と共に、三つ傷となって裂けたか]
―― このガキ大将ッ
[どこの子供か、と血相を変える>>106。
急激に血が冷えていく感覚を覚えつつも、
舞曲を演じる為の小道具のように細剣をしゅん、と回す。
長い爪は生えているが、こちらの方が得意とばかりに]
もう二度と包丁が握れなくなっても知らないんだからねっ
[首筋に向いた二の腕目掛けて剣を突き刺す。
その筋を絶とうと刃を貫通させたままぐり、と持ち手を回す。
しかし、血を存分に得てない状態では力差があったか。]
[ジェフロイも苦しんでいれば其方に手を伸べようとしたが、自分も痛みに苛まれて虚空を掴むのみ。]
―…っ、…。
[彼の部屋から自分の声が聞こえれば、いらぬ詮索を生むかもしれない。
其処に考えが至れば、それ以上声を出さぬよう、歯を食い縛って耐える。
うっかり唇を噛んで傷つければ、口内に鉄の味が広がった。]
― 早朝 ―
[風雨が激しかったはずなのに、何故かとても深い眠りだった。
こんこんと、扉を叩く音で目を覚ました]
んー
[ベッドの上で寝返りを打つ。窓から薄明るい光が差し込んでいた]
嵐は過ぎたか…
[ぼんやりとしながら、簡単な上着だけ羽織ってドアを開ける。
王子の側近の侍者がいた]
…何かあったんですか
[目が覚めた。
少し緊張した声をかけると、侍者は、王子が自分を部屋に呼ばれているので、あと30分後きっかりにくること、と伝言を残して去っていった。
王子が、呼んでいる。
月一の定例報告にはまだ間がある。何があったのだろう。
あわただしく準備をすると、ふと気がついて、オズワルドのジャムが入った袋を手に持ち、王子の部屋へと向かった]
― 王子の部屋 ―
失礼します
[30分少し前に部屋の前につく。
扉の外にいた侍者に声をかけると、彼はノックをして、扉を開けた。
王子が椅子に座ってこちらを正面から見ていた。動悸が早くなる。
おはよう、と笑って声をかけられた]
おはようございます
[少し離れたところで、紙袋を持ったままだが体勢を整え、きっちりとしたお辞儀をした。
後ろで扉の閉まる音がする。
今回は、ちゃんと会話が出来るのだろうか。
いつも報告と、ご苦労、の一言だけで終わっている]
......?
[彼の言葉にはて、と首をかしげて]
あぁ、この世界では動くけれどね、現実では動かないよ
[本当は動く。それもわかっていて、理解していて、それでも尚その瞳は嘘をついてなどいないかのように純真な光を持っていた]
私の、足は、動かない。
[それは真実以上でも以下でもないとそう言い聞かせるように。
そうして彼の手のひらを握り返した。]
[今日は、報告があるんだ。と王子が言う]
何でしょうか
[配置換えだ。と言った。処理施設に行ってもらう。
詳しいことは前任に聞け。淡々とこちらを見ながら話した]
承知しました、王子
[以上だ。そういって、王子は椅子から立ち上がり、外出の準備なのか、上着を羽織りだした。
王子と話したい。前に言葉を教えてもらったこと。
色を教えてもらったこと、一緒に異国の木の葉を見て…]
[それが甘露の如く渇きを訴える喉を潤し始めた時には、身体の痛みはなくなっていた。]
…は…っ。
[荒い呼吸をしながら、寝台から起き上がる。
さらりと晒した背中を滑る金赤の髪は、腰に届くまで伸びていた。
それを確認する一対の瞳も真紅。―これに気付くのは、鏡を見るか誰かに指摘されてからだろう―]
―った…。
[身体の変化に慣れぬ故に、白い牙が舌を傷つける。
じわりと口内に滲んだ血液は酷く甘い。
加えて酩酊しているような心地になって、男はそれを振り払おうと頭を振った。]
王子は戯曲を、読んだりすることはありますか
[レトからもらった本のことを思い出し、とっさに言葉が出た。
王子は手を止めてこちらを振り返ると、笑って、読むよ、と言った。
良かった、笑ってくれた。
小さく息を吐く]
[オズワルドの変貌に息を卷くばかり。
何故こうも凶暴性が秀でてしまったのか
そう思えば、すれ違ったレトやクレステッドなどは温厚な部類に思えた]
( ッとうにもう ―― )
[せめて血液を補充できれば、という所ではあるが。
素直に飲ませてくれるとおも思えない。
つい昨日、あれだけ執事然と振舞っていたのが嘘のよう。]
あの、どんなものを読まれるんですか
私も、最近少し本を読んでいるんです
王子が心動かされるような本を私も…
[途中までいった言葉を、王子のぱたぱたと振る手でさえぎられた]
馬鹿に教える気はない
馬鹿で物知らずで頭のおかしいお前には、私の愛する話の一節も理解できないだろうよ
来た時も思ったが、本当に救いようないほど頭からっぽだよな、ベリアン
あつかましいとか、身の程知らずだとか、思わなかったのか?
[羞恥で顔が赤くなった
何をうかれていたんだろう]
…そうですね
申し訳ありませんでした
[俯いて謝罪すると、それでも一言加えた]
[そして舌に出来た傷はすぐに癒えていった。
怪我の直りは因子持ち故に元々早かったが、これはいつもの速度を超えている。]
っ…。
―まさか。
[今宵は‘暁月夜’。
その前に因子持ちの自分達を吸血種にする為の儀式を執り行うのだと、王子は狂気を伴った笑顔で自分に話した。
変化には個人差があると聞いていたが。]
気をつけてください
少し耳に挟んだのですが、Esの中で、王子の命を狙う者がいる…のかもしれません
そんなことは無い、とは信じたいのですが
[ギィの物言いがひっかかる。万一王子の身に何かあったらと思うと、まだ全く不確定な情報だが伝えておかなければ、と思った。
王子はまた、微笑んだ。
『お前はその目で一体何を見ているんだろうな。
よほど盲者の方がものが見えている気がするよ。
…心配ない。そのためにお前を配置換えしたのだから』
こちらに向かうと、立ち尽くす自分の肩にぽんと手を置いた。
そして、それはなんだ?と自分の持つ紙袋に目をやった]
この違いになんの意味があるのか、王子殿が何をたくらんでいるのかはわからないがここにいるEsの皆は敵ではないんだ
[そうして彼の頭をくしゃりと撫で]
何をしているのかは、どことなくわかるけれどあまりやりすぎないように。君が何か悪いように思われたらいけないのだから
[何かしてほしいことがあれば言うという彼にいつでもと微笑んで]
血が欲しいのなら私のを飲むかい?
[垣間見えたかれの行動。この世界で飲んで満たされるかはわからないがやってみるかと。]
…俺は、吸血種に‘なった’のか?
[男は現実と受け止めようとしつつも唖然として呟く。
時に友人のように接する事もある王子の宿願がいよいよ成ったのだ。
この事が知れれば、王子を大いに喜ばせる事だろう。
そしてそれを賀す立場にその身を置いている自覚はあるのに、男は素直に喜べない。]
これは、オズワルド様からです
王子への贈り物、ということです
[紙袋を手渡すと、彼は面白そうに中を見て言った。
『ジャムね、嬉しいよ、と伝えておいてくれ。
なに、配置が変わっても、きっとすぐ会えるさ。
ところでな』
王子が自分に顔を近づけて呟いた。
『下らん話をする前にさっさと渡せ、使えない奴だ』]
…申し訳、ありませんでした
[俯いた。本当だと思った。消えてしまいたいと思った。
部屋に侍者が入ってくる。王子はそのまま部屋を出て行き、自分も侍者につれられて、部屋を出た]
[気がついたら、自分の部屋で、ベッドで横になっていた。
そこまでの記憶があいまいだ]
私は――
かもめ
[唯一読んだことのある戯曲を思い出していた。
このあとは前任者との業務の引継ぎだ。
それが終わったら、湖に行こう。
腕を目の上に乗せるようにしながら、息を吐いた**]
/*
王子の言葉長い上に『つけてないのがあってややこしくなってしまった
そしてソマリさん灰使いすぎだーwww
囁き役職なのかな??そうだったら囁きもすごそうwww
[仲間はどうなったのだろう。
自分と同じように魔性に変化しただろうのか。
そこで先程まで傍らにいた男に視線を向けて。]
…ェフ、ジェフロイ。
―大丈夫か?
[彼がまだ其処にいたなら眉を下げながら彼に声を掛ける。
振り払われなければ、彼の背中に手を添えて擦ろうと。]
― 浴場 ―
[靴に流れこんだ血は固まらず、脱衣場に赤黒い足跡が残った。
血塗れた黒軍服はドールが回収するだろう。
大理石で出来た大きな浴槽にレトは全身を埋めた]
あ、っつ…
[傷ひとつない身体はお湯の下、白く輝く。
尖った爪で、胸に一筋、赤を刻んだ]
フェリクスっ…!
誰か 呼んでくれっ!
[そう叫び意識を手放す。
もっとも、
その時にはフェリクスに自分の声が届く状態ではなく>>112…
ジェフロイの声は虚空に響いたきり
― 夢うつつに 5年前に失った 親友に会った
笑って近づいて来ると、私の中に融合するかのように
触れた場所から光の粒になって私を包み込むように消えた ―
その身体はジェフロイの意識を遠ざけてゆっくり変化を遂げた。
無数に残る傷跡は 跡形もなく消え去り 犬歯は牙となる
その瞳は暗闇で紅く輝き 獲物を狩るときには爪は自在に刃となる
吸血種であれば備えているであろう身体特徴を一通りは持ちながらジェフロイの見た目はほとんど変わる事が無かった]
[>>108自分のしたい様に動いた事へ礼をされてもいまいち理解出来て居ない顔で首を傾げるのみ。そんな事より引っ掛かったのは、その後の言葉…]
…お前”も”?
[強調するように繰り返して首を捻る。そして不思議と、彼が、自分が、何を欲するのか本能で理解している事に気付く。
ぺたり、その場に膝を付けば、ポケットから取り出したのは、釣り具等の手入れに使う折畳みの小さなナイフ。
収納用の革袋を噛み締めれば、掌を返し逆手に持ち直し、己の腕に刃を突き立てた。前腕の中程から、戸惑いも無く深く、縦に手首迄]
……――っ、……は、……
[刃を引き抜くと弛緩した唇から歯型の残る革袋が床に落ちた。
詰めた息をゆっくりと吐き出しながら、伺う様に見上げる先へと傷つけた腕を差し出す。
吹き出し、溢れる体液がぼたぼたと滴り彼の膝を汚しただろう]
ぁア? 普段通りの俺だよ
ただ今はちょっとばかし――……喉が乾いちゃいるがね
[吸血種としての本能に翻弄されてはいたが、意識自体は明確で。
血塗れのシーツを切り裂きながら、ソマーリュへと肉薄した]
ッ――……ぐ、ァあァ――!
[次の瞬間、伸ばした二の腕をレイピアが貫通し。
ぐり、と抉られれば、獣のような咆哮があがる。
――、だが。
吸血種としての力技か。
腕の筋肉に力を込め、そのまま刃先を締め付けた。
痛みに耐えつつ、逆に相手の動きを拘束し]
……つーかまーえた
[痛みが無い訳では無く、それはただの痩せ我慢ではあったが……
微かに届く爪の先で、ソマーリュの顔を上向かせ。
伸びた犬歯で、彼の舌を穿とうと――……]
[昨夜に引き続き、不意にソマーリュの声が届いた。]
…ソマーリュ?
[何故謝るのだ。
そう問いかけるように、戸惑いを含んだ声で彼の名前を紡いで。
彼がオズワルドを害しようとしているとは露とも思わず。]
/*
時間軸が華麗に迷子です。
でも反応したかったんだ。[震え]
フェリは他者の血を吸ったらちょいと感覚を変化させようかと思いつつ、性格は割とこのままの予定。
正気に戻れ―って拳で殴りつけても
乾きばかりは潤せやしないからねぇ。
[>>123あは、と細く目を細めたるは、肉を相棒が食んだその時。
茨を伸ばしたかのように鋭い鋒は差し口をとうに通り過ぎ、
逆側の方に風穴をあかす形で貫いた。それはまるで肉串のように]
……おおう、旨そう。
肉はそんなに好きじゃなかったんだけどねぇ。
こうなっちまうともう、… 食の好みも糞もねぇな。
[ぽたりと滴る血だけでなく、その肉すらもおのが歯で抉りたい。
焼かずに、煮ずに食う肉など普段は考えられないが
今は生である方が濃厚な血の風味を獲れると深い欲が湧き上がる。]
/*
ジェフさんが落ち着いた感じで風呂に入りに行こうかなー。
その途中で誰かに捕まっても全然構わないけど、今はお暇そうな方がいなさそうー。
そして縁故振ったカレルくん構いに行きたいのですが、どうしよう。
― 前夜・自室―
[>>0:649 名を呼ぶ声を後にリエヴルの部屋を駆け出して、そのまま自室に逃げ込み戸を背中で預けて座り込む。
庭からリエヴルの部屋まで車椅子を押した時間も、彼に手当を受けている時間も、ずっと温かくて幸せで――。
そんな幸福な時間は、あっという間に終わりを告げる。
初めて見たとき、あの穏やかな瞳と優しい声に、まるで失くした父のようだと感じていた事は確かで。
でも――、だったらなぜ。
こんなに鼓動がうるさく胸を突くのか――……。
似ているけど、顔も違うし声も違う。髪の色も目の色も違う。
全然違う。
答えは1つだけ、"父のような人"なんかじゃない――。]
……――リエヴルさ…ん…っ
[名前を呼べば切なさが込み上げて――声もなく肩を振るわせる。
しばらくそうして、やっと落ち着いてから、兄の仕事を手伝いに行ったのだったか。*]
[ああ、あの覗いた筋! なんと張りが良いことか、
顔や下顎が朱に染まる粗相をしてもむしゃぶりついてしまいたい!]
――っ、
[だが、刃がそれ以上動かない。
仰向けの状態で床に引き倒されれば、開いた口に牙が迫る。]
この、 …
[そのまま絡め取られるように舌を貫かれるが早いか、
男の膝が容赦なくオズワルドの股間に突きたったが早いか。
鈍い感触を膝に感じながらも、吸血される痺れに肢体から力が抜ける]
[ 止血をしなければ。
包帯は、布を切り裂けば事足りる。
傷薬は……
頭は止血の手順を正確になぞるのに、体が動かない。
目の前に差し出された腕、それを染める赤から目が離せない。
ヤ メ ロ
そう理性は命令するのに、体は自然と傾ぎ、溢れる血に口づけていた。
甘美なるその味わいに、それを得たことに、身体が歓喜する。
背筋を、降りる痺れのようなナニか。
牙を突き立て、更なる甘露を望むあさましい体を何とか押し留め、流れる血だけを舐めとる。
いつしか、血は止まっていただろうか。
全てを舐めとった後、]
済まない、カレル。済まない。
[カレルの頭を抱き寄せ、ひたすら謝罪の言葉を繰り返した。]
は……、ひゃふぇ、ふ、ひ、ょひゃおう――
[やめろクソ野郎。
スラム譲りの汚いスラングはまともに発せられずに飲み込まれた。
開かされているが故に溢れる唾液と、舌から伝う血液は交ぜ合い、
どろりとした色を僅か薄めながら白いエナメル質を朱へ染め
だらしなく顎を流れて、首筋や隊服のシャツを濡らしてゆく。
痛みと熱、その中にある恐ろしい程の甘美な悦を感じ取り。
レイピアから手を離し、長い爪をオズワルドの背に立てた。
それが普段の男の爪であれば、縋る程度のものではあったが]
[ついに唇に添えられた人差し指を噛む。そっと牙が皮膚を貫けば甘いそれが溢れだし、ただひたすらに求めるようにその甘露を啜った
彼も指を噛んだのか、それとも首筋にその舌を滑らせたか、どちらにせよ血を啜られればびくりとその体をきつく抱きしめる]
ぁ....あぁっ......
[快楽ともまた違う、それでいて甘美な感覚。血管の中を指で優しく撫でられるような、その刺激に快楽を得ているような声を微かにあげた]
[傷は湯が染みる前に癒えていく。
胸を、腹を、臍を傷つけ
薄茶の茂みを通り過ぎ、最も弱い場所にたどり着く]
ふ……ぁ
[ナイフより尖った爪が、先を抉り
がらんどうな浴場に、啜り泣きのような声が響く。
透明な湯に赤が溶けていく]
い、た …く、ない
[「ばけもの」になってしまった。
王子の思う通りに、変化してしまった。
クレステッドの血を啜ったレトは、それでもなお、正気を失ってはいなかった。全て通常の意識のまま、幻の痛みに酔い]
― 覚醒直後・リエヴルの部屋 ―
[蟀谷に触ることを躊躇う指先を掴んで、右蟀谷へと引き寄せる。
そこは窪んではいるものの、傷口は完全に塞がり
奥にめり込んだ弾丸も、新たな細胞群に押し出され
自室の床に転がっているはずだった。
指先から血を啜れ、その意図で触れる彼の唇、
けれど彼が未だ血への欲望を堪えているのであれば
此方から、彼の腕へ頬擦りするよう唇を這わせ、]
そう、……少し、だけだ。
[自分に言い聞かせるような声音で彼の人差指でくちづけ
それを唇で食み――指腹を牙で裂いて血を啜ろうとし]
>>=9
…それは俺が知りたい。
[意識を失ったジェフロイを前に困惑しつつも、相手の聲に応じ。]
俺は昨晩もお前の声を聞いたような気がしたんだが…。
―ほら、ジェフロイの部屋の前で。
[今もいる、とは言えない。]
……ハ…っがはッ
[急激な身体の熱さに目を覚まし、上半身を起こそうとするものの。
強い目眩にバランスを崩してどさりと、床に落ちる。]
ふ…う……――あ"あ"あ"ッ!!
[熱い、熱い――。
文字通り身を引き裂かれるような痛みに、ゴロゴロと床を転げてのたうち回る。
脈動がヤケに煩く鼓膜を揺らし、その度に熱も上がっていくようで。焼け付くような喉の痛みに手だけで這いな
がらシャワールームに逃げ込む。洗面台の蛇口をひねり勢いよく流れる水を震える両手で掬い夢中で飲み下すけ
れど、どれだけ飲んでも渇きが癒されることなく。]
[見上げた鏡の中、暗がりに輝く金色の双眸とかち合う。
口の端から零れる水と、覗く白い牙――牙があった。]
[震える両手を見れば、女よりも細く長く、鋭く伸びている爪が目に入り――。]
あ…あ、ああああああああっ!
[己の変化の意味に気がつき、乾きの正体を知り。
絶望の嘆きが叫びに変わる。]
>>=10
っふ。
なんだよ、お前も知らないんじゃあ解らないな。
[雄武返しが戻ってくれば、笑みを零す。
どうやらこの聲、どんな状況下でもまともに話ができるらしい。
血を啜られ覗く悦などは露程にも露にせず。
もっとも露にした所でどうにもならない気がした。
此処にフェリクスを呼ぶことは、同時に彼の身も危険に晒す事。
その彼が今も尚ジェフロイの部屋で同衾しているとは、知らないが]
部屋の前で …
え?あ。 あ、… の独り言、聴いてたの
[昔の、あの楽しかったひと時を思い出してしまって漏れたとは
気恥ずかしさを覚えて、素直に打ち明けることはできず]
狡いな、俺の独り言だけ聞くなんて。
[>>126強い制止の言葉を聞いて居たが為に、伺う眼差しにほんの少しの怯えが滲む。先生は怒ったのだろうか?俺は何処かで間違えた?…俺を、嫌いになる?
少し派手にやり過ぎたのか失われる血の多さに眩暈を覚え、縺れた舌は結局一つとして言葉を紡がせてはくれなかったが、>>129程無くして彼の唇が傷口に触れた事を不正解では無かった証明と受け取り、一人安堵した]
[美味そうに這う舌が己の色に染まる、その得も言われぬ征服感に、ぞくり、背筋が震え、いつしか力が入らなくなった腰が砕けて、床に座り込む]
[謝罪の言葉も礼と同様、不思議な顔をするばかりで意味を理解する事は無い。抱き寄せらる侭その胸に頬を埋めつつ、綺麗に塞がった腕を横目に眺めて]
……――へぇ、便利。
[感嘆めいた声音でまるで場違いな呟きを一つ。のろのろ顔を上げれば、彼の頬を両手で包んで、尚も繰り返し謝罪の言葉を紡ぐその唇を、この唇で塞いでしまおうか。きっと砂糖菓子のように甘たるい味がするんだろう、なんて、想像に弧を描く唇が、血の色に染まった彼の唇へと近付き――……]
[リエヴルの血を喉奥へと嚥下する。
馨しい芳香と、上等なワインよりも芳醇な香にぐらり、
眩暈を覚えて瞼を深く瞑った。
自己の指先にも、ほんの少しだけ痛みが走る。
痛みというよりは、そう…甘い痺れにも似たような。
痺れは指先から、背筋を伝い腰へと集う。
傷口をちろちろと舌先で舐めながら、
彼の零す吐息に此方もまた、息を詰めた。]
……っ、………、
[何かを思考しなければ。
本能に流され、リエヴルの血に、その身に溺れてしまいかねなかった。
昨日――そう、昨日だ。
管理小屋から地下室への銃火器運びは、誰に手伝って貰った?
そう、ジェフロイに声を掛け…
偶然出逢ったクレステッドにも手伝って貰ったのだった。
クレステッド、あの男… 王子の狩猟への同行の時
狩られた獲物を、何処か哀しげに見つめていたような覚えがあった。
銃に触れる事を嫌うのではと思ったが、嫌な顔ひとつせずに手伝ってくれた。
何処か影のある青年だが、薬師であることもあり大人びている。
もっと、色々話せば良かったのだが…、オズワルドとジェフロイのお陰で
銃や管理小屋の話に熱くなってしまっていた。
如何にも先輩失敗な行動だったかもしれない。
それから、…そう、昨日の夕食。
あのロブスターは何だか泥臭かった気がしたが、中々美味だった。]
[等と、ぐるぐる巡らせている間に
眩暈の底から理性という名の意識が浮上する。
少しだけ、多くの血を啜ってはいけない。
本能的に、これ以上は駄目だと悟り。
最後にちゅ、と音を立て、リエヴルの人差指を大気へ逃し]
……お前の血は、……旨いな。
いや、……私は「味覚ブス」らしいので、一般的か知らんが。
[昨日、皆にこぞって言われた言葉を思い出して、笑った]
[意識を失っていたジェフロイ>>121に男の振り払う余力はなく。
身体を揺すりながら声を掛けても、未だ意識は浮上しないままだったか。]
……。
[素肌を晒していたままだったので、適当に自分の衣服を身に着ける。
ジェフロイの身体を何とか寝台の上に寝かせれば、毛布を掛けて。
生まれ変わった身体に情交の名残はなかったが、気分的には一度風呂に入りたいとぼんやりと考えながら。
自分の血を含んで一時的に収まっていた渇きは、再び牙を向いて渇きを癒す為に血を啜れと騒ぎ始める。]
―…。
[――獲物なら、目の前にいるじゃないか。
頭に浮かんだ悪魔の囁きを振り払うように、寝台に横たわるジェフロイから目を逸らす。]
出来るわけない…。
[彼は弱った自分に安らぎを与えてくれた。
他の誰であっても、勝手に血を啜っていいわけがない。]
/*
なんか流れに全然ついていけてないな
すげー面白いんだけど…
リエヴルの時間も拘束しちゃってるぽくて申し訳ない
ギィさん闇堕ちマダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
[そんなキスともつかぬ蹂躙の最中にも、急所の痛みは休む事無く]
――……ッ、あ……ハァ、っ……
[ついに耐えかね――…、舌を解放した。
まさにその時に、掻き抱かれた背中を、鋭い痛みが走る。
弦を弾くように、
長い爪が背中へと何本もの筋を描いていた――……
ほんの僅か、ソマーリュへの拘束が緩み]
[なってしまった。覚醒してしまったのだ。因子持ちではなく、"真の吸血種"として。
自覚すればもう、欲しいのが何なのかわかる。
脳裏に浮かぶのは、あの人の顔――。
あの白い肌に牙を突き立てて、溢れる赤いものを飲み下せばきっと――……。
欲しい――。 欲しくない! 飲みたい――。 飲みたくない!
しないだけだ――。 そうじゃない!
"あの人の血が欲しい"]
>>=11
今まではこんな事はなかったぞ。
…吸血種に目覚めた所為で変な力が備わってしまったとか。
[知っていたらとっくに教えている、と暗に言いつつ。
ジェフロイの様子をちらりと目に収めながら、口を動かさずに使えるこの聲は、王子に知られれば格好の研究対象にされそうだとか思いながら。]
…独り言のつもりだったのか?てっきり俺に言ってくれてるものかと。
まぁ、あの時は幻聴か何かかと思ったんだが。
[独り言を聞いてしまった罰の悪さに男は眉を下げる。
相手が覚える気恥ずかしさには気付かない。]
…いつか、俺のも漏れるかもしれないだろ。
まぁ、俺に対してのものだから聞こえたのかもしれないしな。
[もしもジェフロイとの情交の最中の独り言などがうっかり漏れた日には、自分は憤死するだろう。]
[ぼう、とする頭で彼の人差し指に舌を這わせる。あぁ、彼の紅いそれに侵食される、そう思ったときに音をたてて彼が離れこちらもその指を離した]
私以外の血を吸ったことなどない癖に
[それでも自分も思った。彼の血は格別に旨いと。]
だが不味いと思われるよりは旨いと思われた方が嬉しいな
[そも血を吸ったり吸われたりして喜ぶこと自体おかしなことなのだが、それでも彼に喜んでもらえたなら嬉しかった]
/*
薔薇村っぽくなって参りましたね。
フェリから相手への矢印イマイチわかってないPLです。
一体、誰が一番なんだよ…。
フェリへは来ても友情しか来てないだろうがね!
友情美味しいです!
――ん゛、ぅっ …ふ、ぅ
[せめて腔内に自らの血液が入ればと、
喉を鳴らそうとするが、強く吸われてままならない。
血液と唾液を啜る音がやけに扇情的に聴覚を誘う。
流石に股間を蹴り抜かれては痛いようだ。
一度はペニスと共に睾丸を取り除かれたこの身。
その痛さを味わうことは、あの日以来二度とこなかったが。
――よぉ、タマも縮んだかね、執事殿。
悦の篭った笑みに、欲を孕んだ吐息に、聲なき聲を乗せて。
痛みを伴った快感に、ぞくりと身体の内に別の欲が浮き上がる。]
嫌だぁああああああああああああああッ!
[違う。]
違うッ
[俺はあの人を――穢したいんじゃないっっっ!]
[張り裂けそうな苦しみを悲しみの咆吼が廊下まで響いたかも知れない。]
/*
>>=11下段
…これ、本当に漏れたらひどい事になるよね。[震え]プライバシーなどなくなってしまう。
Es村1stでは、恋愛禁止でしたが、此処ではどうなのか。
や、ジェフフェリは身体だけなんですけども。
とか言いつつ、優しさにちょっとぐらっとなったPL()
[胸元から子供の声が聞こえる。>>138
その言葉の響きに、そうではないんだ、と伝えるように
更に強く抱きしめ、でも謝罪の言葉を繰り返す。
彼には届いただろうか。
どれくらい経ったのか、カレルが離れる気配を感じ、腕の力を緩める。
頬に、彼の手の暖かさを感じた。
その暖かさに、更に自分の犯した罪の重さを突きつけられ、泣きそうになる。
どんな断罪も受けるつもりだった。
だから、彼のしたいようにさせるつもりでその動向を見守っていたが、
ゆっくりと、口元に笑みを浮かべた顔を近付けられ、]
……え?
[子供が求めている事に気付く。
“それ”はこの特殊な状況が招く気の迷いだ。
そう訴えようとして、けれど、ほんの僅かしか顔を後ろにそらせなかった。
追い求められれば、すぐ追いつく。たったそれだけの微かな動き。]
[リエヴルに傷付けられた指の傷をじっと見つめる。
永遠に消えねばいい、無意識にそう感じた傷口は
すう、と繋がり、裂けていたことすら忘れたように
綺麗に塞がってしまった。
その指を、自分の唇へと運び]
あるさ。……自分の血なら、随分と啜った。
[濡れた痕を味わうように自分の指をちろりと舐める。
”嬉しい”と、その言葉へ小さく微笑んでから、
彼の身体を掬い上げるようにして立ち上がり、
車椅子へ乗せようと。足が治った事には未だ、気づけておらず]
外が、騒がしいな。
……他の隊員達も、こんな身体になったのかもしれない。
[して、取られた腕が緩んだ>>146
同時に貫かれた舌も動くようになり。
未だ焼けるような痛みこそ残ってはいるが]
握りつぶしてやらなかっただけ慈愛に溢れてるだろ?
[かつての自分と同じ目に遭わせるのも悪くないかもしれないな、
そう被虐的な色を秘めた瞳は細められて。
ただ、それはもう少し後にとっておいても良いかもしれないと]
ふ、
[余波の痛みに震えているオズワルドの首筋に歯を立てる。
その喉から血液を吸い、こくりと喉を鳴らしながら吸血する。
ああ、なんと甘い味。この味を知ってしまえば
今よりももっと、あたまがおかしくなるなぁ、と他人事。]
/*味覚ブスwwwwここでwwwww
しかし、三角関係か?あそこは。
はた目には美味しいんだけれど、
ちょっと出遅れたディーク頑張れ
[然程経たずに、姿は16歳の少年へと変化する。
蜜でも吸うように、甘く唇を動かしながらも牙は確実に沈んでいる
立てていた爪を引き抜き、その爪を短いものへと戻す。
紅いマニュキアが塗られた、細く白い指。
それはオズワルドの腰を艶かしく辿り、
もはや乱れてしまったスラックスの折り目を辿り、
そうして先程蹴り上げた膨らみの上へと。
強めに吸い上げ、一気に血を啜ってから口を離し。]
いたいのいたいのかわいそうだから、
僕が舐めてあげようか? おじさん。
[まだ幼さの残るあどけない笑みを携えて、チャックへと触れる。
薄布の感触越しに萎えている雄をやわく揉みしだきながら。
天使にも似た柔和な笑みは、
紅色の瞳も伴ってか、どことなく悪意と欲に満ち溢れている。]
皆、一斉に、か。
[車椅子に乗せようとしてくれるギィにありがとう、といって乗せてもらう。その時開いたドア、向かい側から叫び声が聞こえて]
ディーク?
[ギィの方を伺ってからディーク部屋の方へ向かおうと。
廊下に出れば濃い血の香りがあちこちからしてその異常さを感じた]
[立ち上がりシャワールームを飛び出せば、視界に入ったイドを掴み乱暴にベッドへと投げつける。
キィッ と抗議に鳴く蝙蝠にシーツを被せると、部屋の扉を乱暴に開いて、廊下へと飛び出す。
その時廊下にはすでにカレルやレト達の姿はなく。
今だ部屋のあちらこちらから、何か啜る音が否応なしに聴覚を刺激し、漂う甘い芳香に両耳を塞いで目を閉じて。]
[何もかもから逃げるように背を向けて、廊下を駆け出した。床を蹴る動作は一瞬で、まるで野うさぎのような瞬発力と脚力でEs達の居室が並ぶ廊下を駆け去った。]
[>>152黙らせるおまじないとしては十分な効果を発揮したらしい。毛並みを整え清める獣の様な色気と無縁の所作で唇に残る血の名残を舐め取れば、やはりその味は酷く甘ったるく渇き切った咽喉を焼いた。
泣き出しそうな彼の目尻にも、其処に未だ無い涙を吸い取る様な啄むだけの口付を、右に左に、ひとつずつ]
[覗き込んだ双眸に、戸惑いと、怯えと、…――僅かな期待が見えた気がしたのはきっと、自身の願望が見せる幻想だろう。
全部纏めて一緒くたに笑い飛ばす。そうして彼を欲する肉欲を律し、制御した。正しく「彼を」欲している訳ではないと、それ位の事は足りぬ頭でも理解出来たから。
きっと目の前に居るなら今の自身は誰であろうと求めただろう、そんな気の迷いで、彼を…――彼だけは汚したくなかったから]
[未だ年若い身体は精神に反し一向に落ち着く気配を見せないけれど、まぁその辺りは致し方ないだろうと割り切って。
――そんな折に、まるで見計らったように普段休ませ通しの自分のイドが戻って来て、各々の部屋を巡って集めた皆の様子を二人に開示しただろう]
……――さて、現状確認と行こうか、先生。
何か、…知ってる事はある?
[浅ましくもジェフロイの首筋に目が向かってしまう自分が憎らしい。
―彼らに首筋を見せてはならない。
王子に教えられた文献の一節が頭に浮かぶ。]
…すまない、ジェフロイ。
[意識を失った彼の事は心配だが、今の自分が側にいるのはよくない。
―気分を変えるついでに風呂にでも入りに行こう。
そう決めればジェフロイの前髪を一度梳き…立ち上がる。
そしてジェフロイの部屋を出ると、廊下を挟んで斜め向かいにある自室に向かう。
廊下に充満する血の香りに気付けば、誘惑に駆られないように首を振った。**]
…良い一撃、くれやがって……!
[急所からの痛みの波に、荒い吐息を吐き。
犬歯をむき出しにした憎々しげな笑顔を
眼前のソマーリュへと向けた。
口の端から、ツゥ――と、ソマーリュの血が、垂れてゆく]
…――膝蹴りの何処が自愛だ。
[そう、毒づいて。
その身から人工的に削り取られたという、
ソマーリュの悍ましい過去には思いも至らず、
細められた瞳を怪訝そうに見やっていたが……]
=12
…ってことはお前も吸血種になったのか。
そりゃドンマイ、残念だけど俺もなんだよねえ
[聲がどうのという事よりもフェリクスまでもが
吸血種になってしまったという事実に衝撃を隠せない。
甘い血液をすすりながらも、水音はそこに立たず。]
うん、いや … そうね、お前に直接言いたかったけど
あの頃は厭なこともあっただろうしさ
[その記憶を呼び起こそうと促進させる事になれば。
今の新たな生活をそう悪く思っていないきらいが
自分だけではなく、彼にもあったように伺えるのだ。]
うん、そうね。面白い独り言プリーズー
[と、軽く笑った所で]
― 廊下 ―
――或いは。
[静かに頷き、リエヴルを乗せた車椅子を押してドアの外へ。
先程よりもより一層濃くなった血の香が、予感の的中を強固なものとし。]
ディークか、……あれは、
[ディークの部屋は廊下を挟んで反対側だ、向かおうとした矢先、その部屋から驚くほどの素早さで廊下を駆け抜けていく彼の姿があり]
――ディーク!!
[咄嗟にその名を呼んだが、己の声に彼の足を留める効果があったのかは解らずに、どうする、とばかりリエヴルを見つめ。]
― 礼拝堂 ―
[皆の居室から遠く、遠くを目指して。
たどり着いたのは渡り廊下を越えた先の、小さな礼拝堂。
司祭などいない祭壇の影で、1人蹲る。]
ー廊下ー
ディーク!
[走り去る背にこえをかけたがどうだったか。>>161ギィの伺うような視線には辺りを見渡し]
イド
[珍しくそれを呼び周りの様子を伺う。そしてギィの方を見上げ]
どうやら漏れなく皆吸血種へと覚醒しているらしい...
あはは。
[>>160少年は天真爛漫に笑い、口端に跡を残した朱を舌で辿り。
戯れに唇を甘く舐めてから、棘のような牙を下唇に刺した。
この世のどんな調味料でも、この甘さは作れまい。
長くは吸わずに、意地の悪い笑みを口元は浮かべて]
俺の血、こぼさないでね。大事な血だから
[かつて男性器を排除され、排泄の為に人口穴を開けられた場所。
そこにはきちんと存在感が残っていた。
長年離れていた今となっては、むしろ違和感が大きいが。
だがカストラート紛いに育てるには、少し遅かった。
嗚、でも今のように低い聲が出るようになるまで
あそこでずっと飼われて居たら、声帯まで切除されたやも知れぬ*]
[リエヴルの呼び付けたイドの動きを暫し見つめ――
静かに頷いた。予感は当たっていたのだ]
だろうな、この血の甘い匂い……
雰囲気が一変している。
[だとすれば、先程走り去っていた新人は
自分の変化に深いショックを受けたのかもしれない。
試しにディークの部屋の前へ、無造作に扉を開くも
誰かが同席していたようには感じられなかった]
リエヴル、イドにディークを追わせろ。
私が其処まで、連れて行く。
[言うが早いか、ディークの去っていた方角へと車椅子を押していき]
――ダメだなァ、そんなお強請りじゃ
”舐めさせて下さい、お兄さん”だろ?
[ベッドの縁へと座り込み。腰の皮ベルトを外す。
ズボンまでは、脱が無いままで。
脱がせてみろと言わんばかりに少年を見下ろした]
あァ、言っとくがな――…変なマネしてみろ
自分の相棒の方で、貫かれる羽目になるからな?
[手にした彼のレイピアを、ソマリの首筋に突きつけた]
……どういう原理か分からないが、
俺が知っているだけでも、ギィ、レト、そして、多分リエヴル
俺とお前が吸血種として覚醒したようだ。
この分だと多分Es全員と考えた方がいいだろう。
原理は分からないが、原因は多分、
確実ではないが、十中八九と言ったところだ。
吸血種に関することは文献以上の事は分からない。
けれど、外見に変化が現れる場合があるようだ。レトの目や牙を見ただろう?
多分、吸血種に変わったからと考えて問題ない。
鏡を見ていないが、俺も変わっているかもしれない。
[言いながら、少し歯を舌で確認する。先ほどまであった筈の牙は
今は何処にもない。]
……が、ある程度意のままに操れるのかもな。
後は、……怪我の治りは早そうだ。
[先ほどの味を思い出し、少し詰まったが何でもないように続ける。]
いいのか?
[ディークとギィがそこまで関わったことのないことを知っている。だから彼がディークを追う理由はただ私がそうしたいからというだけになる。]
私のことを気にしているだけなのならそうしなくても....
[それで彼に置いていかれたら寂しい癖に唇は真逆の言葉を紡ぐ。
そうしながらも車椅子は彼に押されディークの元へと向かっていた]
/*
どんなバイオハザードだよ!
ていうかあれ?どうしてこうなった?
えーとえーと、レーティングとか、まだオッケーだよな?
怒られないよな?
というか美麗文章でバンバンお返ししてくれるのに、
こっちがほんとね、遅筆だしなんかしょぼいし、
申し訳なさ過ぎて泣けるっつーな……
*/
後、五感が研ぎ澄まされている感じがある。
お前はそういうのはないか?
[分かった事、体験したことを整理しながら生徒に問いかける。
その傍ら、頭の中で先ほど疑ったウィルスの暴走説をつきつめて考えてみる。
ただ、ウィルスの保管には気を付けていたし、そもそも体外ではある特殊な環境に置かない限り1秒と持たずに死ぬ。なのに、全員がほぼ同時に吸血種となった。
感染を理由にするには色々と無理がある。
やはり、因子持ちには害がないと知っているにも関わらず、
特別な暁月夜に外出を禁止した、王子が原因ではないだろうかと自分の中で結論付ける。
彼は、呪術が得意だったはずだ。
科学的と言えないそれに原因を求めるのは業腹だが、凝り固まった頭はそれしか思いつかない。
そんな事を考えながら、生徒の答えを待つだろう。**]
構わんさ、……乗り掛かった船だ。
[彼の感じた通り、"新人の同胞"というだけの間柄にすぎぬディーク。
けれど、昨日の今日でこの状況だ。
ディークを癒せるのは血縁らしきオズワルドと、
面倒見の良いリエヴルが適任であろうと。
微かに胸の奥に湧いた感情を、瞼を瞑る事で払拭し。
「どちらだ?」と尋ねつつ彼に導かれるまま、やがて車椅子はスロープを昇り礼拝堂の前へ。
重い扉を軋ませ大きく開けば、中に居る人物へも気配が伝うか]
……それとも、このまま?
[手で可愛がってあげようか、と視線で問う。
血に濡れた舌は既に痛みを覚えていないが、
血液を多分に含んだこともあり、
ねっとりと舌舐りするだけで、下唇は朱に染まる。
口元から覗く朱は、間違いなく彼を誘っていた。]
ふふ、……なめさせて? お、じ、さ、ん。
[オズワルドの腰掛けた寝台まで膝を擦りながら向かい。
ベルトが外れた股座の間、チャックの下ろされた下着越しで
先程よりも形が解るようになった膨らみへ鼻頭を擦り付け。]
此処が一番オズの匂いが強いのに、残念。
[すん、と鼻を一度鳴らして鼻腔へ体臭を招いた後に
冷えた感触を喉に宛てがわれ、惜しそうに眉を下げて微笑む。]
[ウエストの釦に指をかけて外し、スラックスの膝に手を置いてからずり下げ
下着のゴム部分に歯を寄せて器用に口でずらし、
露出した竿を目の当たりにして、上目に視線を預ける。]
あんまり使ってない? …ん。
[色味を見ての感想を述べた後、髪と同じ色の茂みを指で撫ぜながら、
根元から上に沿って唾液を含ませた舌を這い上がらせる。
括れを舌先で啄き回して嬲り、やがて頭頂部の膨らみを口へ含む。
長い横髪を耳裏にかけつつ、口端が痺れる程に大きく口を開き、
実に旨そうにくわえ込むと、そのまま幹まで一気に*腔内へ招く*]
[下手をすれば脱走を図ったとも捉えかねない状況で。
祭壇の後ろへ蹲り、からからに乾ききった喉はもうとっくに限界を超えていて。
制服の袖を乱暴にめくると、己の腕に牙を突き立てる。
ぶつりと皮膚を貫く痛みに顔を顰めるものの、すぐに広がる甘さを啜り。情けなさに涙が込み上げてくる。]
[すすり泣きながら自分の血を飲み込み、どれほど時間が経過したのか。実際はそれほど経っていないのかもしれない頃。
礼拝堂の扉が開く音が聞こえて、流れ込んでくるのは"2人分の気配"。]
[漂う気配は、あの人のもの――。
そしてもう1つは、森へと消えて行ったあの人の――。
リエヴルが、ギィに車椅子を押してもらって来たのだとわかる。
思えば大浴場の入り口で出会った時も、さっき廊下に出た時だって一緒にいたのだ。
後ろから聞こえた声が、2人が一緒にいた事を物語っていたではないかと。
そんな簡単な事にも気がつかない俺は、なんて馬鹿なんだろう。]
リエヴルさん……――
[姿は見せず、祭壇の裏に蹲ったまま。]
/*
とりあえず、薔薇の下国のレーティングを熟読してきた。
オーケージョニー、大丈夫だ
そして周りを参考にしたいんだが、なんか突っ走って締まった感
……どうしようじょにえもん
*/
どうして、ここに……――
[来たの? と続ける言葉は出てこない。
わかってる。きっと新入りの自分に"気を遣ってくれている"だけなのだと。]
/*
なんとなくベルサイユのばらっぽい綺麗な表現をしないといけないのかと思ったが、そんな事は無いっぽい?
まぁいいや、きっとなんとかなるだろう
*/
[開いた扉の奥でリエヴルの名を呼ぶ、
ちいさな、小さな声が聞こえた。
ディークの心境を推し量る事が出来るほど、
他者の心を理解出来る男ではなかったけれど。
ディークが心を痛めているのは
吸血種に変化してしまった事か、或いは
兄の変化――ここで出会ってしまった事も、
彼等にとっては不運だったわけで。
それらが原因だと思い込んでいた面もあった。
けれど、ディークがリエヴルの名を紡いだ今
はっきりと解った事がある。
ディークは心から、リエヴルを求めているのだ。
敬愛か、思慕か、それとも。
分類までは解らないけれど、
そこに確かな執着があるように思え――]
ここからは、一人で行けるな?
[スロープを昇りきった先に段差は存在しない。
背後から腰を折り、赤い髪を彼の頬へ滑らせるように身を寄せて
リエヴルの手を掴み、掌の中心へとキスを落とす。
何食わぬ顔で身を起こすと、
彼の肩口を小さく叩いて「行け」との意を送り。
男は礼拝堂を後にした*]
[思えばディークは昨日、己が逃げた中庭でも
リエヴルの傍に佇んでいた。
リエヴルが彼を気に掛けていたのは
新人故、面倒を見てやりたいという思いからであったのだろうと、
其処もまた、自分で思い込んでいたのかもしれない。]
……ああ、私は悪い"友"だな。
友人の気持ちも推し量れぬとは。
[苦く笑みを零す。
一緒に居ることが当り前すぎて、何も見えていなかったのだろう。
そして、彼を手放したくないという気持ちが強過ぎて
――掌へ、キスを残してしまった。]
[否、それよりも。
彼の血を口に含み、穢してしまった。]
[靴音は渡り廊下から城内へ、再び甘い芳香漂う建物の中へと響き渡る]
[優しい人。
優しくて、残酷な人――。]
[なんだ――、ちゃんと彼に手を伸ばして、支えてくれる人は傍にいて。
俺が馬鹿みたいに心配することなんか何もなくて。
俺なんて最初から必要なかったんだ…。]
[胸が苦しいのに。やっぱり来てくれたことが嬉しくて。]
[自分の血を飲んでも、ちっとも癒えなくて。早くあの人の血が欲しい――。]
[しかし、すでに遅くギィの姿は礼拝堂から離れていた後だったかもしれない。]
あっ!
く…そ…っ
[視界にリエヴルを認めれば、また慌てて祭壇へ身を隠し。
再び自分の腕に噛みついて耐えようとしたが、さほど癒えない欲求は強くなっていくばかり――**]
[城内へと、足が向いたその時だった。
礼拝堂で、気配だけを残し姿を見せなかった新人の
勇ましい叫び声を、人のそれよりも強くなった聴力が察知した。]
……生意気な奴だな…、
[くすくすと、声を上げて笑い零した。
けれど、新人に痛いところを突かれていたのは確かだった。]
格好くらいつけさせてくれよ、後輩…
[付き合いが長い故お互い、
常に一緒に居るのが当り前になってしまったけれど
リエヴルは自分のものではないし、彼も牙を持った今、
容易に潰される存在ではなくなったのだ。
それに、リエヴルにだって支えるものを選ぶ権利はある、と。
紡いだ言葉がディークやリエヴルに届いたかは定かではなく
そのまま、歩みを進めていき]
/*
置いていかれたら淋しい、っていうリエヴルの気持ちより
自分の自尊心を優先しているんだろうな、ギィは
でもって、この自尊心を取り払うきっかけが必要。
そうしたらヒャッハーもできそう。
でもちょっとまだ進行が気掛かりで、上手くギィを被れないという… 早く吊られたい。
っていう、なんか珍しくイタコからちょっと離れた思考が垣間見えた、今
/*
いや違うな、これこそイタコタイプだからこその感情汲み上げか。
こう、「うちの子」的な感じじゃなくて
仮面被るタイプ、って意味です(イタコ
あってるのかわかんないけど
だからPLの考えるゴールに進めない事が多い
[――ソマリの指は、吸い付くようで。
――ソマリの舌は、赤く、キメ細やかなビロードのようで。
触れられた肉杭が、その手の中で脈打って。
我慢しきれずに溢れ出た透明な液体が少年の唾液と混ざり]
――ッ、――、なかなか、上手いじゃねェ……か……
[想像を絶する快感に、直ぐにでもイキそうになるのを、
なんとか押しとどめる。
だが、暖かく湿った口腔内の感触が、最後の理性を失わせた。
男のモノを咥え込む少年の頭を、その両手で押さえつけ。
金髪が乱れるままに、数度、腰を打ち付けた。
血管の浮き出た肉杭が、少年の喉奥まで、貫いて]
[城内、エントランスで天井を見上げる。
既に何時もと変わらぬ静けさを取り戻し、
そこかしこから感じていた血の香も僅かに薄まっていたように思う。
ドールが血を清掃して回っているのだろう。
べっとりと血に濡れた制服を見下ろし、溜息をひとつ]
――もう、白は着れないな。
[どうせまた、血に濡れてしまうから。
傍らで清掃を続けるドールへ「大浴場まで"黒い軍服"を」そう命じ
身を清めるその場所へと、向かった]
――ァ、…ク……っ、出す、ぞ……!
[掠れた声でそう言うのが早いか――……
身を、震わせた。
大量の白濁液が、その口を犯し。
押さえつけられたその体制では、
息をするのさえ困難だったやも知れず]
[……男がようやく少年を解放したのは、余韻の後、
しばらくたってからだった。
その後も舌での清掃を強要すると]
……――フン、悪くは無かった。
もう良い。どっか行け。
[そのまま仰向けにベッドへと倒れこんだ。
すっきりとした顔で丸くなり。
やがて、寝息が聞こえてきた……**]
/*
うーむうーむ、こんなんで良かったのか!?
すいません、このチキンハートが
このままエロの最前線を走るのは
その、ちょっとばかし辛いし恥ずかしいかなとか!
というかこいつ最低だね!
*/
― 大浴場 ―
[湯に身体を浸して入る大きな風呂は、
この城での気に入りの場所ではあったけれど
醜い身体の傷を他者に見られたくなくて
人払いをしてから入った事がなかった。
尤も、この城に居るものは皆、多かれ少なかれ
その肌に傷を負っているのだけれど。
今はもう、そんな事を気にする心算もなかった。
傷を見られた程度が、何であろうか?
髪まで赤く、銃弾で抉った脳まで元通になったというのに]
[先客の気配も感じていた。
それに気を取られる事無く
髪や顔にこびり付いた血を洗い流し。
さっぱりとした身体を鏡へ映し出す。
腹部に幾つも残るケロイド状の古傷も
背中に押された逆十字の焼き鏝痕も
そのまま残っているのに
髪は赤く、爪も鋭く伸びたままだ]
……醒めない、のか。まだ。
[ひとりごち、浴槽の方へ歩いていく。
微か流れるような水音の奥で、子供のような泣き声が反響し
その声の主を辿り、やがてレトの居る浴槽に辿り着く。]
ウサギのような目になっているな。
ママが恋しくて、泣いていたのか?
["ママ"どころか淫猥なひとり遊びをしていた事に気づいておらず。
少し意地の悪い物言いで、湯船に身を浸していき**]
/*
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「俺はは お化け屋敷の脅かし役だと思ったら
いつのまにかえろいことしてた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも どうしてこうなったのか わからなかった…
さぁ寝よう。
*/
[彼の足許に跪いた侭に、彼の両手を、各々の手で掬い上げるよう繋ぎ、彼の目を真っ向から見詰める。それは何時も、何に対しても、然したる今日を見せない彼の生徒が始めて見せる真剣な眼差しだったかもしれない]
ねぇ、先生。必要ならどんな些細な事でも良い、俺に命令してくれ。
俺を指揮して、思う侭に使え。
俺は先生の、手となり、足となり、剣となり、盾となる、先生の駒になりたい。
何が起きても絶対に考える事を放棄するな、どんな汚い手を使ってでも生き延びろ。
…俺は貴方の為になら死んだって構わない。
[こんなに話すのは何時振りだろう。きっと「先生の知るカレル」は一度たりとも…、あぁ、「チャールズ」は随分と口達者で生意気で、泣いたり笑ったり些細な事で拗ねて怒ってみたり、騒がしく賑やかな子供だった気が、する]
[一瞬だけぼんやりと、考え込んだ様はきっと目の前の彼には言葉を択んでいる様にしか見えなかっただろう]
…――けど、先生が生きているなら、何度だって先生の元へ帰ってくる、絶対に生きて戻るから、…
[声が震え擦れそうになり一度深い呼吸を一つ、しかし呼吸を整える事は叶わず、頭を垂れて、彼の両手に顔を埋める。祈る様に、希う様に、みっともなく泣き出しそうな情けない声音の侭に、続きを――]
だから、……だからどうか、俺を独りにしないでくれ…っ、
[彼の掌を、ぎゅっときつく握り締める。丸めた背を震わせ顔を隠した侭に、じわり、滲んだ涙が彼の指の背を濡らした。
…――卑怯者。
心の内で冷静な自分が自分を蔑んだ]
[良心的で面倒見のいい彼が、自分を投げ出せる筈はないだろうなんて打算を込めて択ぶ言葉。こんなやり方で彼の心を縛ろうとするなんて本当に卑怯だと自覚位ある。
けれど自分が「どんな汚い手を使ってでも」彼に「生き延び」て欲しかった。彼がそれを望むかなんてこの際どうだって良かった。
先程レトの牙を見た時、ドールの首に何度も何度も噛み付いて引き千切った自分自身と重なった]
[レトがそんな事をする筈はないと思ったのか
レトにならどうされても構わないと思ったのか
きっと両方だろうと、思う。そんなのは絶対に許せない。
彼を傷つける者も、それを赦す彼も、自分自身も]
[傷の治りが速いとあの時の彼が既に知っていたとしても、首と胴が離れても「元の彼」に戻るなんて考えられないし、そんな彼を見て、自分が、自分の侭で居られる自信は無い。
これは「彼の生徒のカレル」で居る為、自分自身だけの為。
もう
[俯いたまま乱雑に目元を拭い、零した涙を恥じる様に、はにかみ笑いで顔を上げ]
…けど、今は、少しだけ眠らせて貰うよ。
流石に…――少し血が足りない。
膝を借りても良い?
[質問では無く確認の形の甘えた問い。恐らく彼には断らせない。
濡れた侭のスラックスだけ身に着けただけの格好で、この侭眠れば流石に寒かろうと乱暴に引っ剥がして来たカーテンを羽織り、彼の座るソファーに乗り上げた。
腹を減らした侭に自身の血の匂いを濃く染み込ませた彼の膝を借りて眠れば、盛大に涎を垂らしたかもしれない…**]
気儘な猫 カレルは、薬師 クレステッド を能力(占う)の対象に選びました。
[細い刃の鋒が、喉に朱を刻む>>189。
浅い孔から血液は流れ、鎖骨の窪みまで痕を辿った。
眉を顰め、くわえ込んだ侭上目でオズワルドを睨む。
口腔で扱く雄をきつめに吸い上げた]
ん、――く
[二つの朱は一度影を潜め、澄んだ空色を保つ。
頭部を拳で小突かれれば、眉を下げて苦く笑い。
その仕草もソマーリュの名残は無く、少年のそれ]
は、……、んっ、ふ
[>>191口腔で脈うち熱を孕み始めた怒張は、喉をおかす。
わざと奥まで当たるようにすればえづきかけるが
その刺激が好きだとも言うように透明の玉の浮いた顔を
恍惚に歪めながらひらけさせていた喉奥を締めるようにし]
ん゛っ、ん ――
[後頭部を押さえつける掌と指、律動が身を襲えば、
圧迫される苦しさに鼻で息を逃がしながら、呻きを漏らす。
自らの下肢はすでに熱を孕んでいて、
だぼついた感じの残る隊服の下、チャックを下げて
若い雄を取り出し握りこみ、苦しい律動に合わせ浅ましく揺する。
濡れ細った先端からはとろりと透明の蜜が零れ、
血に汚れた床に、色を伴わない雫を残した]
/*
2日続けてとかごめんなさい....
そしてナニコレ/(^q^)\フッジサーン
二人からの縁故がもう美味しすぎて私はどうしたら
――幕間―――
[夢を、見た
やせ細った小さな身体を丸めて、穏やかに眠る幼い子供。
そのぱさついた金の髪を撫でる暖かな掌の主が、
かつて恋焦れた兄のものだったのか、
現在想い慕う先生のものだったのか、
眠い目を擦ってその眼を開いて確認しようとしても、
ぐずる子供を宥める様に撫でるその掌の暖かさが、滲む優しさが瞼を更に重くさせて、ずるずると微睡の淵に引き戻されるから判らない。
けれど、どちらでも構わなかった。
安心しきって「彼」に身を委ね、甘えて深い眠りの淵に落ちて行く…]
[…そんな子供を腹を抱えてげらげら嘲う子供が、もう一人]
『……――裏切り者』
[泣き方を何処かに置き忘れた子供は、一瞬だけ、泣き出しそうに貌を歪めて、眠る子供を恨めしそうに睨みつけた。
絶対に赦しはしない、赦されはしない、その赤い双眸がそう語る]
[>>193口腔を蹂躙される悦楽に喉を震わせる。
傍らで自慰に耽る白い指は、上下に揺する勢いを早いものにし。
被虐される事で覚える、甘い欲。
透明の雫は堪えることを知らず、ぼたぼたと床を汚してゆき。
知らぬうちに白が混ざり始めたカウパーは、床に小さな水溜まりをつくった]
ん゛く、……ゥ、う、ふぅ―…
[更に喉を深くまで突かれてしまえば、切れた喉壁から鉄錆の香と、それよりも深層から生理的な吐瀉感が沸き上がるが、]
ん、は、っ あぁ、 ……は、
[喉や口腔に勢いよく放たれた欲。
解放を受けて開いた口>>194、朱い舌の上に独特の香りを放つ精をのせ、オズワルドに見せ付ける。
愉悦に瞳を細めてから、こくり喉を鳴らした。
自らの切れた喉から溢れる血と、温かい精液が雑じりあって]
―― おいしい、溜まってたでしょ?
ふふ、凄いオス臭くて健康的な味。
[涙の浮いた上目で、余韻に浸るオズワルドを見上げながら、くすくすと笑い。
言われずとも、と白い残骸を舐めとり、先端へ唇を押し付け、小さな孔を強く吸い上げる。出し惜しんだ体液があるのでは、と何処までも欲深く。]
……あ、
[摂取したオズワルドの血液を体内で循環し切った所で、ソマリは姿を潜めさせてしまう。
受けたものは当然共鳴しているようで、喉には痛みと痺れが残された侭。そして達せなかったもどかしさをも残されて]
……
[背中に生えた形ばかりの白い蝙蝠羽がばさばさ揺れる。
肩甲骨あたりから羽芯にまで筋は通っている為、これも害を受けたら痛いのだろう。]
お前、なに勝手に満足してるの?
覚醒の宴は未だ続いてるというのに
[舞台に立つ語りべのように演技感たっぷりでそう告げると、身を起こす。
眠たげなオズワルドの両手を彼自身が外した革ベルトに伸ばし、寝台のポールの一部と上にあげさせた手首とを拘束する。]
[――それからどれほど蹂躙したか、貪ったか。
未だ収まらぬ体内に満ちた熱を逃がすように白い喉の伸びる襟元を開けさせ。
廊下の床を叩くソマーリュの足音は、*酷く軽快なもの*]
[再び声を上げて嗤い出した子供は、積み重なった幾つもの無残な亡骸の上に、独りきり。
血に濡れた掌の内には、その小さな手には随分と大きな拳銃が。
…――鳴り響く銃声。
打ち抜いたのは
嗤う子供自身か、穏やかに眠る子供か、子供の求めるひとか――…はたまたそれ以外の誰かだったか、
見届ける事を恐れた臆病者の「カレル」は、目を閉じて耳を塞いだ]
『……――裏切り者』
[泣き出しそうな「誰か」の声が、いくら耳を塞いでも、頭の奥にこびり付いて離れない]
――幕間・了 ――
ー礼拝堂ー
....ありがとう
[>>174こうして付き合ってくれることが嬉しい。だから彼が何を考えていたかなど気づけず]
ディーク
[礼拝堂の中、自らを呼ぶ彼の声が聞こえ自然とこちらの声色も優しくなる。あぁ、彼までこんなことになってしまうなんて。そうして近寄ろうとして傍らの存在の言葉を聞いた>>181]
......
[彼の言葉に頷いて、その口づけを受けた手で彼の手をつかんで拒まれなければこちらからも口づけを]
ディーク、大丈夫かい?
[どうして、なんて決まっている。彼が心配だから、彼を救ってやりたいと思うから
ゆっくりと車椅子を漕いで彼に近づく]
我慢....血が欲しいのか?
[>>184叫びと共に立ち上がったその言葉に苦笑を溢す。]
初めから、彼には追い付けてなどないさ
[ぼそりと呟かれた言葉は誰に届くでもなく。そうして遂に祭壇の目の前、もう残り数10センチのところまでくるとその手を止め
血の臭いがする。自傷しているのか、とそれを啜る音に目を伏せて]
血をのみたくなどないのかもしれない。だが、昨日いっただろう?利用できるものはしなさいと。
[そうして遂にその祭壇を回り込もうとした]
辛いのなら私の血を飲みなさい。少しなら、分け与えてあげられるから。
[自らは先程ギィのそれを口にしたお陰でまだ渇きはそれほどでもないがその香りにやはり目眩がする。
彼を見ることが叶えばあぁ、やはり自らを傷つけていたと悲しんで代わりにと自らの腕を差し出す。彼が誰の血を飲みたくなくて我慢しているなど知らずに、ただ飲みなさい、とただ静かに促した]
― 大浴場 ―
[誰かの気配を感じても、一度堰を切ってしまった涙は容易には止まらず
止めようとすればするほど、喉から漏れる声は大きくなるし息もあがって]
……ばっかやろ
[悠々と身体を流す様子に小さく悪態をついた]
兎、ってなんだ……よ
[やけになって、そのまま湯で顔を洗う。
張り付いた前髪を後ろに撫ぜれば、より赤い瞳が見えやすくなるか。
広い場所で一人耽っていたことに、恥じらいを感じるでもなく]
これは……
いや、それにあんただって
[浴槽の縁に手をかけ、少しだけ身を乗り出した。
ギィの瞳も、少し赤く見える。
この男が泣いたとは、レトには到底思えなかった]
――…髪
[ぬれた赤い髪が流れる様に
見惚れた一瞬。
赤に狂った時を思い出させるようで、思い切り顔を*背けた*]
/*
ギィさんのかっこよさに俺の頭は爆発四散しそうであるうおああああああ
かっこいいいいいいいいいい
兎はりえヴるさんやろおおおおおおおお
ばかーーーーー
/*
オズワルドのちゅうにっぷりは泣かせたくなりますね。
私もちゅうになオズの影響でちゅうにったー
ご本人のロールは整理されてて綺麗なのでまずよみやすい。気遣いを感じるね。こういう優しさをさりげなく出す人はいいなぁ
あとはやっぱ、掘りたいね
プロから食う機会狙ってたが(毎回なにかにかけて口癖のようにオズオズゆってアピッてたけど、絶対伝わってなかった自信あるぜ…どやっ)流石にプロでいたしてしまうのはなぁ…。王子動かしのオナニープレイが関の山だわ
/*
全体と接触チャンスのあるプロで、お前ら二人でいつまでもしけこんでんじゃねーよ的なことはしたくないというか。
そういうのは秘話村でやれることだしなぁ
この人は誰々さんとどうこうしたからえろぐれない、桃や薔薇感共有したくないとか思われるのが一番いやだわ。まじで
セックスはスポーツだとおもうん
むしろ秘話ないんだから多角エロで酒池肉林しようず。全員けつ貸せ
/*
若返りは当初から考えてたなぁ。
だからプロではカレルやフェリクスとの回想に比重置きまくってたという
現行に活かせない過去回想は勿体ないしね…。
若い姿でカレルの心をえぐりたいけど、チャールズもう出してくれなさげかな
しかし姿変化を永続させると、カシムより先に狙われますしおすし。
なので一時変化に固定させました
>>=13
…あぁ。
―そうか…。
[お前も、という聲に頷きつつ、ソマーリュもやはり吸血種になったのかと嘆息する。
他人の血肉をまだ口にしていない男は、酷い渇きに襲われているが、こちらの聲にそれは窺わせぬよう隠し。]
そうだな、でも嫌な事ばかりではなかったさ。
あの家に行かなければ父上と暮らす事も、お前と過去に出会う事もなかっただろう?
[今の生活も決して楽しい事ばかりではないが、男は順応していた。
存在を望まれている此処での生活は自分にとって楽園でもある。]
はいはい、考えとくよ。
[ソマーリュのリクエストには、くっと喉を鳴らして笑った。]
>>=14
へぇ、羽までとはな…そんな変化もあるのか。
―それでもお前はお前だろう?
ダンスの相手として不足はないと思うが。
[どうやら身体の変化は自分よりも大きいらしい。
それには驚くが、こうして話す相手が得体のしれないものに変貌を遂げたとは思わない。
男自身もまた血肉に飢える吸血種なのだから。
―だから、男は気にしない。
笑みを含んだ聲であっさりと返し。]
/*
オズくんがソマーリュくんに食われた…だと。(ごくり)
もしフェリでバトル展開があったなら、幻術っぽく血の霧になったりしてみたい。(そわぁ)
さてどうしようか悩みつつ。**
[ぱしゃり。跳ねた湯の音がレトの涙をなかった事にしていくか。
傍へ寄ってみれば、兎のような赤目というより
金に近いような虹彩にも見え、珍しげにじっと見つめる。
指摘され、漸く自分も同じ双眸の色である事に気づいたか、
一度瞼を伏せればすう、と赤味が薄れ
双眸の色をコントロールさせた]
未だ赤いか、私の目も。
[湯の中を少しばかり移動して
レトとの距離を詰めていく。
短い単語での指摘とその仕草に
なにを拒絶されたか即座に理解でき]
髪の色は戻らないようだ。
強く、望んでしまった事への罰かもしれんな。
[彼の隣、肩が触れるくらいの距離まで近づき
大理石の浴槽に背を委ねて、笑った。]
[この密なる会話、使いようによっては――便利なのではないか。
オズワルドと仲の良い彼に伝えるべきか否か。
悩ましかったが口を開く]
お前にはその、言いにくい話だけど……、
オズワルドに襲われた。
その、ずっとあぁなのか解らないけど理性が薄かった。
まあ、俺も血をもらったから痛み分けだね。
…あの狂暴性は、 少し、警戒したいかな。
性格まで変わる場合がある、って噂はマジらしいねぇ
お前も会った時は一応、注意してね
あぁ。俺とお前がこの会話できることは、ぜったいに誰にも明かさないように。
これが王子君の実験なら内通者が居るかもだから。
[信用してる者にすら明かさない方がいい。
なにがきっかけで広まるものでもない。特異な性質に目をつけられて、酷い目に合わされるやも知れない。
イドの目に留まる場所では独り言すら漏らすまい*]
[勉強を教えているわけではないが、質問にあっさり分からないと返され>>198、苦笑が漏れる。]
こら、考えることをやめるな。
それに、頭は悪くないだろう。
……単に興味が薄い方面には食指を動かさないだけで。
[薬も名前はあまり覚えてくれなかったものの、効能、扱い方などは教えたまま吸収してくれた。
さて、どう議論しようかと考える。
生徒が考えていることなど、思いも寄らない。
とりあえず、カレルの身に起こったことを尋ねようとして、いつになく真剣な眼差し>>199とぶつかり、戸惑う。
カレル?
そう呼び掛けようとして、彼の口から出た言葉に目を見開いた。]
[普段、あまり口を開かない彼から怒濤のように言葉が溢れてくる。>>199 >>200
それを一つ一つ拾い上げて]
お前が俺を大切に思ってくれるのは嬉しい。
今の状況で確約することはできないが、最大限努力すると約束しよう。
だから、お前も約束してくれ。
死んでもいいと、軽々しく口にするんじゃない。まずは自分の身の安全を第一に動け。
許される限り、側にいるから。
[孤独になりたくないと叫ぶ子供に言い含めるように。
彼に自分の言葉は届いているだろうか?
不安定な面があるから、心配だ。
勿論自分とて死にたいわけでもないが、もし万が一何かあった時、彼を誰に託せばいいだろう。
指が濡れ、彼が涙を流しているのがわかる。
拭えないのが酷くもどかしかった。]
/*
クレステッド村側役職持ちかな
カレルも何か持って居そう。
というか素村ぽい人がリエヴルしかいない…
※素村はこの村にあと1名しかいません
/*
あ、イドって携帯電話イメージじゃないんだよな
盗撮カメラ・盗聴マイクなイメージだった。
そこも上手く説明できてなかったけどまあ、
各人使いたいように使ったらいいかな、と。
身体能力の飛躍とかは確かアドリブ設定。
プロの雰囲気から、その方が盛り上がりそう
+俺tueeeeeでもめそうな心配なさそうだったので。
村開始してみないと解らない部分が大きくて
それもまた面白い部分だったりします。
ひぎゃあ
賢者タイムの間に、うっかり半沢ソマーリュから、
10倍返しされていた
なんという事でしょう!
つか、そうか、男同士だもんな……
気をつけよう
というか、相手の中の人に、誘ってるのか?と悩ませてしまった予感
すんませんただ力尽きただけなんや……(震え声)
しかし、次何すれば良いかとか、すげー判りやすかった気がする
色々場慣れしたすごい人にお相手して頂いたっぽいよなァ
ありがたやありがたや
あの人はこのまま何人切りまで達成するのだろう……
[瞳の色を問われても、視線は波紋の先を追うように背けたまま。
響く水音にギィの動きを察し、迷うよう揺らぐ視線。
背けていたから見られずによかった。
結局は、逃げぬまま留まった。その結果だけが残るのだが]
望んだ、って ……何を?
[誰を、と聞くべきか。
レトはギィの事はよく知らぬ。それでも、リエヴルに向けられる視線を知っていた。それ以上は、知ろうとしなかった。
居心地悪そうに身動ぎして、未だ振り返らず、問いかけた]
>>=15
……お前、誰かに血貰った?
血液が枯れてくると力足りなくなるから気をつけてよ?
現に、それでオズにぼこぼこにされたんだから
[偽りはない。
調理番が仕事の中心であるオズワルドと、長時間の舞踊も熟さねばならない自分では、恐らく純粋な筋力ではこちらに分があったはず。
お互い吸血種として目覚めているのだから絶大な増強された力はイーブンのはずだ。
それでも彼の腕力が勝っていたのは、こちらが酷い貧血に陥っていた事に外ならないだろう。]
宛てがないなら、俺の血を分けるけども?
[そう重ねてから、昔話を思い出す。
あの豚に連れられて行った伯爵の家。
舞を見せたところで、彼の父親は純粋に自分の舞を褒めてくれたのだっけ。
金持ちの割に人格も清らかなのは珍しいこと。]
…ねぇ、フェリ。
お前のお父様はまだ、あの家に…?
[避けていたあの頃の話。
彼は、自分が訪問できなくなってから、どう過ごしてたのか]
[返らぬ返答の先は望まない。
瞳が何色になっていようとも、自分にはさしたる弊害も無いからだ。
両肘を縁へと委ね、湯の心地良さに溜息をひとつ逃す。
熱いのか温いのかは、昨日までと違い
肌で上手く感じ取れなかったけれど。]
――…吸血種になる事を、だ。
まさか本当に、こんな身体になるとは思っていなかったがな。
[背けたままのレトの背へと視軸が滑る。
誰を、と聞かれれば… レトの見解に相違は無かっただろうが。
リエヴルの傍に長く居たからこそ、レトのリエヴルに対する
仄かな刺々しさは、肌で感じていた。]
[――また、彼と踊りたい。
牢獄に入れられた捨て犬にも似た憂いに染まった横顔。
悲しくも可憐なフェリクスのその表情に、見惚れた。
その横顔が喜に染まれば一層豊かで美しい『色』になるに違いない。
身分違えど、否違うからなのか。手の届かない高嶺の花。
愛もなにも知らぬ人形になってから、初めて持った感動、感情。
卑しき身分に関わらず、伯爵のご子息をダンスに誘った少年の背を押した勇気とは――
そう。思えばあれは、少年にとっての初恋だったのだ**]
[リエヴルが何をしたわけでも、何を言われたわけでもない。
彼が自ら足を動かなくした。そう聞いたのは、あの悪趣味極まりない王子からだった。
それからだ。
外に出す表情と裡に篭っているだろう感情。
皆が慕う、彼の顔。
レトにはそれがわからなかった。
嘘をつくことに慣れすぎた人を思い出すから――嫌で嫌でたまらなかった。それが、緩やかな拒絶の原因。
言葉にもなりきれない、自分勝手な拒否だった]
へぇ、それをあんたは罰と呼ぶのか
[指を広げ、手のひらを見下ろす。溜息、ひとつ落とし
肩越しに振り返れば、目が合ったその瞳から赤が消えることを愛しむよう、少しだけ不満そうに唇を尖らせた]
望みが叶って嬉しい?
罰せられることを、望んでいた?
[ギィへの伸ばした指は、濡れそぼり、重くなった赤い髪に触れようと]
[漸く此方を振り返ったレトの不服そうな表情へ
口角を薄く引き上げ笑みを宿す刹那]
元々、狂った鳥籠だったんだ。
偽りの楽園を保つより、混沌の中で足掻く方が愉しいだろう?
[嬉しい、そう口には出さずとも伝わるか。
罪を含んで色濃い赤に触れる指先を、制することはない。
穢れが誰に移ろうとも既に、みな一様に穢れているのだ。
自傷するだけの何かを抱えたリエヴルを守らねばと、
純粋な思いで傍に立っていたあの日々と異なり
自分もリエヴルも、そして目前で言を紡ぐレトも
――一方的に傷付けられるだけの玩具ではない。]
さあ、どうだろうな。
ただ、この色は―― 嫌いでは無い。
>>=17
…は?
[ソマーリュの言葉を一瞬理解する事が出来なかった。
いや、すぐに理解したくなかったのだ。]
オズが?
そんな、まさか…。
[反射的に否定するような言葉を紡ぎつつも、性格が変わる場合もあるという事については王子から聞いており。
そしてソマーリュが偽りを言っているようにも思えない。
同期の身に生じたらしい変化に衝撃を受けながらも、受けた忠告には言葉少なに応じる。]
…ん…、用心するようにする。
>>-18
―分かった。
どうやらこの聲を交わせるのはお前と俺の間だけらしいからな。
[仲間の事は信用したいが、イドの事もある。
何処から王子に漏れるかもしれない。
自分だけならともかく、下手をすればソマーリュにまで害が及ぶだろう。]
…何か危ない目に遭ったら呼べよ?
偶然を装ってでも其方に向かう。
[自分達の身に起きた変化を機に、混乱が起きるかもしれない。
聲で繋がった、恩あるこの相手を損なう事は望まない。*]
>>=19
……まだ。
[此方を案じる言葉に、嘘を言っても仕方ないかと正直に答える。
吸血衝動に苛まれながらの身では、漂う血の香におかしくなりそうで。
相手の言葉に目を瞬かせ。]
…いや、でも。
お前も色々あって疲れているだろう?
[飢えに苛まれても尚、男は吸血に消極的だ。
含んだ自分の血は美酒のように快楽を男に覚えさせて。
他者の血肉を口にすれば、自分の中で何かが変わってしまうのではないかという恐れ。
それ故に踏み込めない。]
>>=20
[ソマーリュに問われて初めて、あれ以降の自分の話をしていなかったと気付いた。
あまり楽しい話でもないし、聞かれなければ話す事は無かった。]
…あぁ、亡くなったよ。
俺が十九の時に。
それからEsに入隊するまでは別荘で‘療養生活’だ。
[心優しい父は、兄と自分の不仲を嘆きながら逝ったという。
妾腹の男は死に目に立ち会う事を許されず、自分に良くしてくれていた執事や従僕達から聞いたのみ。
執事に預けられていた父の形見と、別荘で暮らすのに必要な金を与えられたが、父の死に立ち会えなかった事が全てをどうでも良くさせていた。
別荘での生活は表だって冷遇される事は無かったが、孤独に苛まれる時間も多かった。
友人は時折訪ねてくれたけれど、いつしかその訪いも少なくなって。
嵐の日などは酒を浴びるほど飲んで無理矢理眠りについた。
―我ながら酷い生活だ。*]
あんたの言葉、仰々しくて嫌い
[捉えた髪に指を絡ませ、思い切り引いた]
嫌いじゃないなら好きって言えばいいだろ!
はっきりしない男は、あのおっさんにだって嫌われるぞ
[痛みに耐える身体でも、湯によるのぼせは防ぎきれないようだ。
髪から手を離し、縁に手をかけた。
立ち上がろうとした所で、体勢を崩し脇腹を軽く大理石へと打ちつける]
………っ
[痛みは、ない。
唇を噛み締め、そのまま欲情を出ようと再び腕に力をこめた**]
>>=21
―それは残念だな。
[背中に羽が生えたソマーリュが空を飛ぶ姿はさぞかし美しいだろうなと想像しながら、それが不可能らしい事を惜しむ。]
…ん?当たり前だろう。
あの時よりは俺も上手くなったんだぞ。
[僅かに弾んだ声に、むしろ何故拒む必要がある、と。
ソマーリュの出会いは、父に関わる事以外は色のなかった生活の中できらりと輝く思い出。
癒しを与えてくれたあの邂逅がなければ、自分は父の死よりも前に押し潰されていたかもしれないのだ。**]
[目覚めたばかりの吸血鬼の本能を抑え付け血を欲する欲を抑え付けた身体は、精力を取り戻す為の休息では無く、生命を維持するための「休止」を求めていたようで、>>218膝を借りて目を閉じた瞬間一気に身体が重くなり、動けなくなった。
けれど、未だ、限界ではない。動ける筈だ。
自身の身体の限界を量る機会に否応なく恵まれた子供時代の勘で推し量れば、動かねばならぬ時の為に大人しく意識を手放した。
無防備な身体を預けるのは、相手が彼であるからに他ならない。
貴方になら、この身を奉げる事も厭わない。
けれど、彼はきっと受け取らないだろう事を理解していた
それを「寂しい」と感じてしまう自分はきっと何処かが壊れている]
/*
|ωー)あ、お返事来てると思って読んだら。
>>=22に
Σふぁーーー?!ってなりました。
まさかの振りにありがたくも動揺。
でも初恋だった、だから今は違う人が好きなんだと!
にしても長いな…。(自分のレスに茫然)
/*
[ぺたし]
フェリクスからの感情纏め。
オズ:親友くらいには思ってる。
ソマーリュ:恩人兼悪友?
レト:からかう相手。癒し。
ジェフロイ:自分の色々な一面を見せているから割と気を許してる。
カレル:時々構いたくなる。
リエヴル:Esの聖域。困らせちゃいけないと思ってる。
ギィ:ちょっと怖そうだが頼りになる先輩。
クレステッド:可もなく不可もなく?王子に楯突く態度を続けてる理由は気になってる。
ベリアン:王子を慕っているのは知ってる。からかいたかった()
ディーク:オズワルドの弟だから守ってやらなきゃ。
カシム:寝込んでる時に時々様子見に行っては、ふらりと出ていくとか(酷い)
「反発するから辛くなる。だから受け入れてしまえばいい」っていうのが三度居場所を変えたフェリなりの処世術なので。
反発してる人は、「その気持ちは分かるけど、茨の道だな」とか考えてる。
と貼って離脱。**
[…――暫しの眠りの後、うとうとと浅い微睡から意識が覚醒する僅かな時間。
未だ完全に目覚めるのは身体が渋っている。
未だ、先生が其処に居てくれる事を温もりで知ってしまったから]
[五感が如何のというのは、元より、他人より大分敏い方だったので基準が判らなかったけれど、そういえば「これ」が自身の一部であるかのように動かしやすくなったと、おもう。
寝惚けた眼を薄く開いたその一瞬の視線だけで正しい意図を送り、汲み取らせた自分のイドは、休めて居た翼を広げ飛び立った。あの人に――
…――ソマーリュに、自分の無事を伝える為と、彼の無事を改めて確かめる為に]
[目当ての主の元に辿り着けば、自身のイドは、彼の肩で翼を休めてみたりソマーリュの邪魔にならぬ範囲で傍に在ろうとした事だろう**]
[髪を引かれた痛みや驚きよりも
「嫌い」だと面と向かって告げられた驚きが勝る。
既視感。
先程のディークの叫びとレトの言葉は、同じ意味を持つのだ。
牙を持ち、肉を引き裂く爪を持つ。
以前とはもう違うのに、同じような抑制を続ける自分はとても、]
――滑稽だな。
そうだ、もう何に囚われる必要も、なかったのに。
[大きな水音が浴場へ拡がった。
立ち上がり、湯船から出ようとしたレトの自爆を眺める瞳に
彼の失態を哂う色は、一切なかった。
湯の温度を的確に感じられぬ男は立ち上がり、
彼の腰を抱えるよう腕を回す。
逃げられてしまわねばレトの身体ごと湯船から上がり
彼の身を、大理石の床へ転がす心算で]
そうだな、レト。
欲しいものは全て、撃ち落として良かったんだ。
手始めに、お前の血を貰う事にしよう。
[彼の身を床へ縫い止めようとする動きを見せるも、
薄く引き上げた口角の端で牙が歪んだ笑みを醸し出して]
/*
あ、「おじさん」に反応するの忘れた
ギィもいっこしか違わないから、ここはツッコんでおきたい()
カレルがなんか難しいな
村側は村側な気がするけどどうなんだろう。
というかやっぱりあれだな
PCはゆるゆる物語繋いで、PLが白ログ情報を頼りに
推理する村、でいい気がしてきた。
半ランダムよりこっちの方がPR村の面白さが出るかも。
[大きく踏み出した一歩は床に触れなかった。
触れられた手の熱さに、抵抗は遅れ
強く瞳を閉じる様は、怯えと捉えられたかもしれず]
い …った
[握り締めていた拳をそのまま振りかぶろうと、薄く目を開けた]
ば、かやろ
[拳はそのまま、床に縫いとめられる。
交じり合う視線はどちらも赤く、光る牙は欲望のまま]
正直になりゃいい、ってもんじゃねぇだろっ
[血を吸われるのが嫌だという気持ちは不思議となかった。
良い様に転がされたのだけは、どうしようもなく腹がたった]
[天高く、風の加護を受けて舞い飛ぶ鳥たち
それを狙う時と同じ、愉楽が今腕の中に在る。
怯える獲物を牙に掛ける――男の双眸は再び
褐色から紅茶色へと鮮やかさを増し。
大きく振りかぶったレトからの一撃を、頬で敢えて受け止める。
骨まで響く鈍い痛みを感じながら、頬を殴った腕を片手で掴み]
怖いか?
泣いてもいいんだぞ、さっきみたいに。
[掴んだ腕ごと、彼の身体へ馬乗りになろうと。
自重でその身を捕え、首筋――鎖骨の上辺りへ唇を寄せようと。
無防備な下肢が反撃されれば、逃げる猶予を与える破目になるかも知れず]
リエヴルさん…、リエヴルさ…ん
[うっとりと唇を寄せて。
振り解かれなければそのまま、血管の浮き出る手首を目がけて牙を突き立てようとしただろう。**]
怖く、なんてない!
[満面朱を注ぎ、逃れようと身をよじらせる。
肌に牙が触れた刹那、膝に力をいれて思い切り急所目掛けてたたきつけた。
腕を掴む手が緩まれば、ギィの首筋――項へと手を伸ばし引き寄せる。
奪われるくらいならば、奪ってやると
伸びた牙を食い込ませようと大きく口を開く]
/*
くそう反撃してやろうとおもったのに
ギィさんかっこよす よすぎ うわああああああああああ
削除発言残らなきゃいいのに(白目
[床に広がる彼の血に顔をしかめて、その姿に近寄ろうとした瞬間、ぐっと腕を引かれて車椅子から体が離れる]
あっ........!!
[彼の方にそのまま倒れ込めば慌てて動こうとした足を叱咤する。きっとその普通とは違う焦りに彼は気づかなかっただろう]
.....ディーク
[その幼子のような彼の頭を撫でるように抱きしめる。決して抵抗しようとはせず、勿体ないと床に広がった甘いそれを舐めた
自らの手首を彼の牙が貫けば熱いため息を吐いて、それでも先程のように喘ぎはしなかった。]
怖く、なんてない!
[満面朱を注ぎ、逃れようと身をよじらせる。
僅か仰向き、意思とは反対に首筋を晒すようになった、その一瞬]
――…ぃ あ …っ
[拳は今や、震えを押えようと握りこまれる。
一度赤が流れてしまえば、
あとはもう、身体を走り抜ける甘美な痛みを認めるか、どうか]
あぁそうだ、これを伝え忘れてた。
蜂蜜と…バージンオイルのエッセンスな、
[まだ吸血していない――ソマリは内側でほくそ笑む。
彼が今後誰かの血を啜るというのなら、
――吸血…禁忌を犯すという処女<<バージン>>が、欲しい
他人の血を啜る事に躊躇わなくなる前に、
薔薇香る自らの血で甘い毒の檻に閉じ込めたい]
あれ ……塗ってあげるよ。
ハーブも調合しといたんだよねぇ。
吸血できない苛立ちを、
少しは緩和させられるんじゃないかな
ねぇ、いま何処にいる?
[風呂に向かうつもりだと聞ければ、共に偶然を装って*会おう、と望む*]
…ほう、強い子だ。
[引き裂いて流れる紅の香。
鉄錆にも似た生々しい香りが、男の本能を揺さぶり起こす。
牙を更に斜めに凪ぎ、白い肌へ深い傷を描き
其処から零れた甘露を舐め取った。]
泣かないのなら、私の下で…
痛みに喘いでいろ。
[首筋へ、深く噛み付いて今度は深く吸い付いた。
空き手でレトの脇腹を探り、腹の肉を鋭い爪で貫こうとするのは
獲物を逃がさぬ為だ。
致命的とまではいかぬけれど、先程リエヴルから得た血よりも
遙かに濃く、多い量の鮮血を嚥下して――
恍惚に濡れた眼差しでレトを見下ろし
吸え、とばかり、彼の唇へ二本の指を含ませようとしただろう**]
[裂かれた箇所が熱い。
触れる舌の感触が気持ち悪い。
命令するその声が耳障りで]
ふ、ぁ……っ
[ふざけるな。そう言いたいのに、上擦った声が漏れるだけ。
脇腹からの痛みに耐えようと、唇を噛み締めれば
牙は容易に突き破りまた新たな芳香を撒き散らす]
[首筋から上げられた頭を見る目は、どこか名残惜しげで
交わる赤に理性は蕩け、濡れた舌を覗かせて差し出された指を受けいれた。
惜しむよう、すぐに牙をつきたてず
飴でも含むかのよう、舌を滑らせ、そのまま引き抜いた。
わざとらしく音を響かせ、自由になった片手で捧げ持ち――
手首へと、牙を突き立てる]
[瞼を伏せ、喉を鳴らし
待ち望んでいた赤を、血を舐め取る。
腕を抱え込むようにすれば、ギィの身体も傾いだか
そのまま項を引き寄せ――自由になっているならば両手で――
お返しとばかりに首筋に唇を寄せる]
あ、まぁ…い
[瞳閉じたまま鼻先で、脈打つ血管を探る様は
動物めいて、血を欲する本能そのままに]
[容赦のない啜り方が力を削いだか、体勢を反転し上に乗り上げたまではよかった。
首筋から血を啜り、赤く染まった牙をむき出しに笑んだ――後、飲むより流れるが多かったが故に、全身の力が抜けギィの上へと倒れこむ]
ふは、は …これ、が
あんたの望みか
[やがて床に転がり、レトは言葉だけは威勢よく
しかし小さな声で嗤ってみせた]
― ラウンジ ―
[その後、いかにして身を整えたかは、別の話。
ギィの気まぐれがあったか、素直にドールの助けを借りたか。
どちらにしろ、珍しくもネクタイを外し、襟元を崩した格好で佇むレトの姿がラウンジにあった。
ドールが容易した紅茶はカップの中で冷め切っている。
昼も夜も分からぬ、暗い窓の外。
閉じられたカーテンの向こうを、ただひたすらに*睨みつけて*]
[腕を引き寄せた弾みで体勢が崩れてしまい、倒れ込むリエヴルの身体を受け止めようと手を伸ばす。
が、自分よりも遙かに上背のある男を完全に受け止めきる事は出来ずに。
せめてリエヴルが床にぶつからないよう、先に自分の背中と肩を床にぶつけるのが精々だった。
突き破った皮膚から溢れる深紅に、金色の瞳は歓喜が浮かぶ。
芳醇な香りのするそれはトロリと甘く喉を伝い、コクリと音を鳴らして飲み込む。
床に落ちた血を舐めるリエヴルに気がつけば、彼の口元に自分の指を差しだした。]
…ん、ふ…ンッ――
[時々唇を離しては、傷口を舐め。また吸い付く。
母猫のミルクを求める子猫のように、目蓋を閉じて飲み込んで。
やっと求めていた渇きが癒えるのを自覚した途端、ハッと顔を上げて身体を離そうとする。]
……あ…、あ…ごめんなさい…ッ、リエヴルさん!
お…れ、俺は……――なんてこと……――っ
ごめんなさい…! ごめんなさいッ!!
こんなことしたくなかったのに……、嫌だったのに…ッ
"貴方を穢したくなかったのに"俺…おれ――っ
最っ低だああああああああっ!!!
[後悔の嗚咽に涙を流しながら。
許されるならば、リエヴルの首元に顔を埋めて。
止まらない涙を押さえようと泣き縋っただろう。**]
[口元にその細い指が触れているのは感じるが決してそれは噛まずに溢れた血液のみ舐めとる。
そうして暫くしてくらりときはじめめた頃彼が驚いたように体を離したのを見てその体を抱きしめた]
いいんだ、大丈夫だから。そんなこと思わなくていい。
[ただ首もとにすがる彼を抱いてそっとその背を擦ってやる。]
傷はこうして塞がるし、死ぬこともない。ディーク、君がしたことは悪いことではないよ
[吸血種として覚醒してしまった今、しょうがないことなのだとその小さな体を抱きしめて**]
/*
しかしオズのふぇらされてるあたりのロール見返してきたんですけども。
これはほんまになかせたいな…ガクガクにしたい。やっぱりかわいいよのうー
…… フェリも、俺も。
此処を出るような事があったとしても…
もう、帰れる場所はないんだ、ね
[寂しげな声のそれは独り言のつもりだった。
だから、こんな身になっても尚王子から逃れたいと思わない。
もはや此処で暮らす友人達位しか自分を必要としてくれていない。
外の世界になにがあるのか。
なにがあろうが、なにも手に入らない。
ならばずっとずっと、彼と彼らと此処に居たい]
>>=27
完全に慣れてしまったら、もしかしたら飛べるようになるかもね?
できれば…お断りだけどさあ。
[ふふ、と柔らかな笑みを音にのせて。]
ほんとに ……?
ねぇもしかして、また俺と踊ってくれるつもりだった ?
[あの時よりも、という事は。
この城で彼が踊る姿を少なくとも男は見た試しがなく。
ならば、自己流だか他人に習うか――…したのだろうか。
それは自分とのダンスをきっかけにして
踊りへ興味を持ったか、自分に興味を持ってくれたまでは判断できないが。
――また是非、別れ際にそう誘った。
あの、たった一度踊った相手との口約束をご子息様は本気にしたのか?]
はは…
都合良く考えちゃうのも吸血種になった影響かなぁ …
[あれこれ考えた所で膨らんだ妄想を前にして我にかえる。
妄想を覗けないフェリクスにとってはなんのこっちゃだろうが。
逞しい妄想力には、やれやれ、と肩を竦めて*]
/*
薔薇っぽいロールって何書きゃええねんってぽちぽち打ってたらまたとんでもないポジティブ妄想キャラになっちまった件について。
ちげーよ勘違いすんなwwwwwお前のためじゃねえよとゆってやるんだフェリクス。こいつポジ脳マッハやぞ
/*
ギィ、リエ、でぃーくにも粘…得に着してた分ギィには絡みにいきたいけど
既にラブ先見えてるといきずらいんよねぇー
間男るかなぁ
/*
ようやく1000ptか、あんまり使えなかったなぁと思ったら
よく考えたら補充回復あったから緑2000pt消費してるくさい。
白1800pt+緑2000pt
あっふぉやな…この喉使いの粗さ
/*
あれ、鳩あらぶってるせいで灰の日本語おかしかった
まあいいや。
粘着してた分特にギィには〜ですな。
セットでなでにいくのもまたちょっと…。
というかお節介のタクシー失敗時あたりから、
嫌がられてる予感がしてちょっと申し訳ないというだな。
KYすぎて知らぬうちにまた何か怒らせてる気がしてならない。
/*
ソマリはよ矢印の方向決めれ、ってことなのかもしれん…。
偶数だもんね…三角関係一個あるからもうひとつ三角できるんじゃねと
やー流石にディークが他に移動するのもないかなあって思うし
あそこは三角関係のままの方がかわいくて良いなぁと超客観。
そんな私はあちこちとにゃんにゃんして最終的にあまる気満々ですよ。桃より世界観愉しみたいと考えてしまうあたりおわっとる
絶対私の吸血種像皆とずれてる気がするけど
彼岸島とサイレン好きだから仕方ないよね…
/*
あとオズへのえろぐを3パターンくらい考えてるけどどうしよっかな…
これも正直なとこ了承なかったら下げたいなぁとも。
気乗りしないのにえろぐ付き合わせるというのはねぇ…。
灰に落とすのもいいけど、うん。
個人的には擽るとか剃毛のお仕置きも有やとおもうん。
これならえろぐらないで済むしさぁ。
オズがどう思うかってとこだよね、私はあそこまでいったなら一発やるつもりではあったという。
流す〜は暗転でもOKよという意味だったけど切るって事に捉えられた…ならいいんだけど、これ以上厭だって意思表示だったらマジで申し訳ないんだが
無駄に仕事中に真面目に考えてたえろぐ
1.普通にレイプする+弟の口真似してゲスる
2.安定の食べ物プレイする。ヴルストをオズのけつにつっこんで、俺は上にまたがる。
3.腹かっさばいて内蔵にちんこ突っ込むグロプレイ
どれも乗り気じゃない相手にやろうぜと持ちかけるには重い。
/*
でもあれ寝たってことはこれ以上やだーって事っぽいよなあ…
今更伺い立てにくくてなんかどうしようかなという感じ…ではある。
ちょっと選択肢増やそう。
そして確認してみようかなぁ…オズ帰ってきたら
>>=28
え…?
そうなのか。悪いな。
[昨日中庭でしたエッセンスの事を話されれば目を瞬かせ。
もう少し後の話になると思っていたので、その心遣いに感謝する。
ドールよりも扱いに慣れた者にやって貰う方がきっといいだろう、と。
ソマリの内にある目論見など想像の範疇にない。]
俺、は…今から風呂に入ろうかと思って。
[こんな時に呑気だと思われるかもしれない。
気分転換にと思っての事。
落ち合おうと言われれば快く了承する。*]
>>=29
[吸血する事には抵抗を感じている。
一度踏み込めばきっともう後には戻れないと、そう思っているから。
ぎりぎりの瀬戸際で、男は迷っている。]
エネルギーね…。
精力剤か何かみたいだな。
[吸血した事による身体への影響は、まだ己の血しか口にした事のない男にはよく分からない。
自分の身を案じる言葉には苦笑して礼を言う。
飢えて死ぬつもりは一応ないが、このままではそうなるのだろうか。*]
…あぁ、ありがとう。
>>=30
病に罹ってな。
―多分心労もあっただろう。
あの家はそう上手くいっていたわけじゃないから。
[或いは男の存在がなければ、父は健やかに暮らせていたのだろうか。
今言っても栓ない話だが。
言葉をそのまま受け取ったらしいソマーリュには訂正を加え。]
…いや、それは名目というか…。
兄上に嫌われていたからな、俺。
[要は父がいなくなったのをいい事に、僻地に追いやられていたのだ。
そこで勘当されていてもおかしくないが、真面目な兄は父の遺言に従った。
屋敷で浮かべていた表情や、これまでの話を合わせれば、全てを言わずとも伝わるだろうか。*]
>>=31
……それは…。
[ソマーリュの受けた仕打ちに、男は目を伏せる。
距離がなければ背中を撫でてやりたいと思った。―彼には自分の慰めは必要ないかもしれないが。
その貴族が死んだ事は耳に挟んだ記憶はあるが、恐らくは兄との仲が険悪になっていた頃で。
まさか仲間の手によって惨殺されたとは思っていない。]
……。
[>>=32ソマーリュの独り言には男は答えない。
それは事実だからだ。
その事実を受け入れて、男は此処にいる。
帰る場所のあるオズワルドを羨ましいと思った事はあったが、半分血の繋がった家族は男の帰る場所にはなりえない。*]
/*
あ、すまんすまんそのまま受け取りました。
ロール読みしすぎると不快になるひともおるしな…
ちゃんとフェリクスの設定はわかってるぜ!
>>=33
もし出来るようになったら見せてくれよ。
[笑みを含んだ声で軽口を叩く。]
―機会があるなら、と思ってたぞ。
会えなくなってもう叶わないかと思っていたら、此処で再会するんだからな。
これも何かの縁か。
[あれから男は執事に乞うてダンスを教えて貰った。
かつてソマーリュと踊った曲を練習曲に、それ以外に踊れる曲も幾つかある。
忘れないよう、たまにドール相手に踊ったりもしているのだ。]
…?
[>>34最後の言葉はよく分からずに男は首を捻る。*]
― 自室 ―
[破れた上血まみれの軍服ジャケットをクズ箱へ放り込み、
同じく血染めのワイシャツも脱いだ所で]
この羽根があると、上に服が着れないんだけど…。
どうしよっかなあ。
[振り返り、背中に生えたコウモリ羽根に恨みがましい視線を向ける。
着るもの全ての背中の部分に二箇所穴を開けて
羽根が通るようにするしかないのだろうか。
それも自分だけでやるのは難しそうだと嘆息しつつ。]
あー …フェリに渡すって言ったアレ…
[バージンオイルと蜂蜜。
それにリラックス用のハーブの原油を混ぜ込んだ瓶。
それを手に取り、こんな時に渡すのもどうかと思いつつ]
/*
え、え…。マジですか。
喜んでー!(おい)
そろそろお風呂に行こうと思ってたんだけど、オズくんの部屋から出てくるソマーリュさん発見しようと思って()
他の候補は、カレルくんの部屋でドールの残骸発見!とかカシムくんの部屋でちょっと味見とか。
普段は好き勝手やってるフェリに葛藤させるの美味しいなぁって思ってたので、さて誰から頂こうかと思ってたのです。
意識ないジェフさんに勝手に…というのはね、最初は駄目だな。恩があるから。
― 廊下→自室 ―
[廊下は片付けられてはいたが、血の匂いは簡単には消えず。
男はむせ返るようなその芳香に眉間に皺を寄せる。
血肉を求める本能は嫌が応にも刺激され、口と鼻を手で覆いつつ、逃げるように自分の部屋に入った。
自分の隣りの部屋で行われていた行為など知る由もない。]
ぁ…。
[―あぁ、喉が渇く。
自室に入れば落ち着くかと思ったが、そうではないらしい。
試しに水差しの水を飲んでみたが、それで癒せるわけもなく。
自分は快楽に弱い。
それは自覚していた。
―だからきっと、一度他人の血を口にすれば…。]
― 自室→廊下 ―
これだけ皆が皆吸血種になってるとなると、
あいつも吸血種化してるんだろうから…それどころじゃないけど
[それでも ――こんな時だからこそ。
鎮静成分のあるハーブは役に立ちそうで、持ち物に加える。
会う事があれば渡そうかと思いつつ、鋏と着替えの私服を持ち]
誰も、居ないといいなぁ
[去勢されている部分を複数名の呼ばれる夜伽以外では
見られたくないので、風呂は人気の無い早朝に済ませるのが日課だ。
今何時だったっけ、と考える事すら忘れてしまっているけども。]
一人で入るのが、習慣になっちゃってるよねぇ
[誰ぞ浴場へ向かう男の背中を視た者はあったか*]
―…っ。
[男は振り切るように首を振った。
風呂に入って気分を変えよう。
何処かで仲間に会ったなら、その身に起きた変化を互いに確認すればいい。
既に仲間の間で死闘めいたやり取りが繰り広げられていたとは想像も出来ず。
男はそう決めると着替えを用意し始める。
クローゼットに掛かった蝦色のベストを見て血の色を連想し、その発想を頭の隅に追いやった。
暫くして選んだのは梔子色のシャツに紫黒のベスト、黒鳶色のスラックス。
少しでも気が晴れればと思い、明るい色を選択した。]
― 自室→廊下 ―
[他に必要なものを集めると、男はそれらを持って廊下に出る。
―そして。]
…ソマーリュ?
[見慣れた白金の長い髪をした人影が、大浴場の方へと向かうのが遠目に見えた。
背中に蝙蝠のような羽根があったような…。]
…っ…。
[誰かと入浴するのをソマーリュは避けていたように思うが…。
男は意を決してその後を追う。*]
[カレルの明るい金髪を漉きながら、イドに情報収集を命じる。
途中、彼のイドが羽ばたき去る音が聞こえたが、膝の上の彼が起き上がる気配はない。>>226
やはり消耗が激しいのだろうか。
あまりに起きないようなら血を飲ませるべきか。
そう決めてから、現状について考察していく。
アレが引き起こした事態だと言うのなら、何を望んでいるのだろうか。
人のままであろうアレと、伝説上は強靭な肉体を持ち不老不死とされる吸血種11人。
まさか心から慕われているとは思っていないだろう。自分など反抗をやめていないのだし。
一斉にとまではいかなくても、吸血種何人かが徒党を組んで反逆したらアレとてひとたまりもないだろう事は想像に易いし、その可能性を考えないほど暗愚とは思わない。]
反乱は起きないと確信できる何か、もしくは押さえ込める切り札を持っているのか?
[未だ元凶であろう彼に動きがないのが不安だ。]
……リエヴルさん…、ありがとうございました…。
俺…、あなたの事、好きです……――。
最初は父のようだと思ってました、もちろん人として尊敬もしてます。
けど…、それだけじゃなくて…その…、そう言う意味で――。
[きっと答えのわかりきった告白。脳裏に過ぎるのはギィの流れるような赤い髪。
リエヴルが何かを答える前に、首を左右に振って何も答えは欲しくないと示す。]
こんな事言っても、あなたを困らせるだけだって、分かってます。
だからお願いですから…何も言わないで下さい。
[大切なこの人を支える手の元に、早く還さなければ。]
……なんだって、チャーリィの使いで?
[情報を聞けば、驚いて目を丸めさせる。
使いをよこすという事は完全に疎まれているわけでも無いらしい。]
ふふふ…吸血種になったといえど、
今日こそお兄ちゃんって呼ばせてやるんだからねぇ
[拳を握り、無駄に燃えてからのよっしゃ。
今はそんな場合では無いし彼も自分も普通の人間では
無くなってしまったものの、彼からの最高級のデレ期到来に喜んだ]
…あ、 やぁ、おはよ、フェリ。 ……イメチェン?
[>>251こちらに駆けて来るフェリクスに気づき、振り返る。
上半身は裸という間抜けないで立ちではあるのだが。
やけに長くなった彼の後ろ髪を摘まみ上げ、苦笑を向けた。
吸血種に覚醒しているのは、お互い聞かずとも解る]
ただ、貴方を好きでいる勝手だけ――許していただけませんか?
[温かな手の温もりが。
自分はこの人にとって、俺は庇護するべき存在でしかないのだと。わかったから。]
さあ…、行きましょう先輩…――。
これからはもう必要ないかも知れないけど、今だけ…。
[果たしてリエヴルは、許してくれただろうか。
再び車椅子に座るのを手伝うために、手を伸ばして。]
…あの人が待ってます――。
[リエヴルを彼の自室か、あるいは希望する場所へ運ぼうとしただろう。**]
[>>256自分に気付いたらしい上半身裸のソマーリュが振りかえれば、少なくともいつもと変わらぬ彼の態度にそっと安堵した。
今も強い吸血衝動に襲われている男には目に毒だが、それは強い意志で抑え込む。]
おはよ…。
それはお前の方こそだろ。
[長くなった後ろ髪を摘まみ上げられれば、挨拶を返しつつ自分も苦笑を浮かべて。]
…なぁ、これって本物?
[好奇心を刺激されて、羽根に向かってそろそろと手を伸ばしてみる。]
ああ、そういや……。
[吸血種となった自分に薬は必要ない。別に自分のために作り続けていたわけではないが、今この場にいるもので薬を必要とする者はいないだろう。
いるとすれば、]
そういえば、べリアンはどうしたんだ?
[因子持ちでない彼が吸血種になったとは考えにくく。
いくら苦手と言っても、吸血種の只中に置いておくのは忍びない。
そう考えてできるだけ安全な場所に誘導しようとイドに探させるが、彼の気配は関知できない。]
予め、逃がした、か。
……ほんと酷いことになっちゃったよね。
[廊下に立ち込める血液の匂いに鼻は反応するものの、
オズワルドの血液を倍返しで摂取した故に、だいぶ落ち着いている。
それでも何かトリガーを外すきっかけがあれば、変貌の可能性はあるが
あのソマリ――自分であって自分で無い少年が恐ろしい。
それこそあいつが吸血種で自分はただの人だと思ってしまう位に、
好戦的且つ、常識のタガが外れた淫らな性分であると知れた。]
そろそろ飛べるんじゃないかなって思ってたら生えちゃったワケ。
生えたのはこれだけじゃ無いけど …‥ん?
[手を伸ばされると、背に意識は向く。
ばっさばっさと暫し音を立てて羽ばたかせた後再び動きは止み。
そのままフェリクスの伸ばした指に摘まれたか]
こんな羽根しょってお出かけする趣味ないっての。
…お前も今から風呂?
[手元の着替えを見て首を傾げさせ。]
いやに静かだよな、皆表に出てるのかね
[隣で羽根に触れるフェリクスを見やり、首を傾げる。
銃声の音も奇声も、もうなにも聞こえやしない]
/*
そして狼の位置がわかりませんという
<<備品係 ジェフロイ>>と<<狩猟師 ギィ>>でいいよもう…明日喧嘩ふっかけるよそのへんに
/*
うわっ狼ワンチャンあるでな場所にぶつかった件。
私は案外クレステッド狼ありそうな気もするんだけど
ここ狂人もあるかなあとおもいつつ
…あぁ…。
[>>261廊下の血の芳香に男の額には少し皺が寄る。
それはまるで人間が血を厭うかのような反応。―実際は、血の匂いに本能が刺激されているのだが。
隣の相手がオズワルドを撃退したとは思っていない。
冗談めいた言葉には薄く笑って。]
お前な…いくら何でもそれは。
[それ以外に一体何が生えたというのか、という疑問は置いておく。
不意に羽の動きが止まり、摘まむ事が可能になる。
以前、気まぐれにイドを触った時の感触に似ていた。
鳥とはまた違ったその手触りを楽しむように暫く撫でていたか。]
ん。あぁ、そうだ。
…お前も?
[問いかけには頷いてみせ、方向的にはそうだろうと思いながらも確認してみる。]
/*いつまでお一人様でいようか……というかキャラを練れば練るほどエロから遠くなるってどういう事。
いっそ誰か無理やり襲って(ry
…今日は一応外出禁止だろう?
もし皆吸血種になったのなら、そんな愚は起こさないだろう。
[ソマーリュの羽根を撫でながら答え。
―確かに、静かではある。
銃声の音や奇声には、身体の変化の最中だったので気付いていなかった。]
…何か変な感じだな。
先刻までもこの聲で話してたのに、会って喋ってるっていうのは。
― →大浴場の脱衣所 ―
……お前は、随分まともそうだな。安心したかも
[>>262思えばレトもクレステッドもまともだったのかも知れないが。
羽根を撫でられれば心地良さそうに笑う。そう、感覚があるのだ。]
そっか、じゃあ一緒に入る?
[普段であれば、それならやめておこうと引き返す所ではあるが。
フェリクスの返答を聞き、逆に誘いをかけた。
服の下に隠れた体躯に興味もある事だし]
あ、例のエッセンスオイル持ってきたよ。後で塗ってやろうか。
[そう告げて小瓶を手元に覗かせた後、大浴場へと向かう。
時間が経過しているが故に、レト>>243やギィの姿はそこに無かった]
―自室―
[ゆっくり意識が浮上する。
目が覚めた時には当たり前に知っていた。
自分が何者であるかを。
目を開けると見慣れた天上が薄暗い部屋の中で鮮明に見える。
身体を起こすとそれまで刻まれた傷跡が目に入る事は無く。
身体が軽い。指先を彩る爪は自分の意志で自由に形を変え、獲物を貫く。口に秘めた牙は必要な時だけ伸ばせば良い。
どう自分を操るのか、その術も心得ていた]
……無事 変化した、か…
[意識は変わっただろうか。分からない。
ただ、もう「人」では無い事を 静かに受入れて
生きるために前を見ている自分がいた]
/*
これソマリ喉不足でかわいそうだから
バファ噛みするか偽黒ぶつけて吊ろうぜとかあるのかな
うん、私は墓下にいきたいです…。
喉ストレスやばいね
― →大浴場の脱衣所 ―
俺はいつもまともだが。
……何かあったのか?
[>>263思わず突っ込んでしまったが、どうやら何かあったらしい事をその言葉から悟る。
まさか何かあったのか。
心地よさそうに笑うソマーリュの様子を見る限り、感覚はちゃんと繋がっているらしく。
やがてそろそろと手を離した。]
え、あぁ。お前が良いなら。
[誘いを掛けられた事に少し驚きつつも、小瓶を見せられれば顔が綻ぶ。]
あぁ、ありがとう。
それじゃあソマーリュに頼むかな。
[そして彼と並んで大浴場へ。
脱衣所にたどり着けば、棚の上に持ってきたものを置いて服を脱ぎ始める。]
[カレルを起こさぬよう、ゆっくりとソファの背もたれに体重を預け、天井を見上げる。
染み一つない。けれど、確実にここでも血は流された。
カレルのお陰で渇きが落ち着いた今、情報を整理するには持ってこいだが、イドから入ってくる情報を分析しても、これ以上の進展は今は望めなさそうだ。
大きなため息を静かな団欒室に落ちた。そしてぽつりと、]
血を、飲みたくないな……。
[正確に言えば“誰かを傷つけてまで血は飲みたくない”。
本当は、5年前のあの日に死んでおけばよかったのだ。
こうなったと気づいた瞬間を幸いに、絶望のまま炎の中に飛び込めば良かった。
けれど、許される限り側にいると約束してしまったから……。]
あー、そうか。
…何かいまいち感覚が分からないな。
[指差された脱衣所の窓に視線を向け、応じる。
風雨も収まっている事に安堵した。]
この聲は一生このままなのかね。
…まぁ、俺はいいけど。
[ジェフロイの意識がなくて戸惑っていた時も、一人で部屋にいた時にもソマーリュの聲が聞こえていたから、孤独を感じる事はない。]
あぁ…その可能性もあるかもな。
―廊下→厨房―
それにしても…喉が渇く。
忌々しいが…血が 必要か…
どうしたものかな…
[少なくとも仲間の血を求める心は生まれていない。
身体に血液が必要だと、理解して受入れているのみ。
とりあえず厨房を目指して身支度をすると外に出た。
一歩踏み出すと そこかしこに 甘い 血の 香り]
……ぅっ…
や、…ばいな…コレ…は…
魅惑的すぎる…
[しばし足を止め うっとりと芳香を楽しむ。
口の中が渇いて、欲しくて、抗い難い誘惑の 液体]
あー…他の事を考えよう…。
そうだ、フェリクスに寝台に運んでくれた礼を言わなくては。
[イド飛ばして、「自分の身体は問題無い、心配かけてすまなかった。運んでくれてありがとう」と伝えさせる]
どうして…こんな事になっているんだ?
[一番奥まった部屋から廊下を抜ける道すがら、そこかしこに血の臭い。何かが起きた痕跡が見える。厨房へ向かいながらイドを駆使して、何が起きていたのかを順に拾っていった]
……狂気の沙汰だな…
[血の饗宴に酔いしれる仲間の姿が、意識を持ったまま覚醒する困難を物語っていた。理性を凌駕する吸血種の本能の強さを見せつけられる。それは、人ごとでは無く。自分もそうなる危険性を強く意識させられ、思わず身震いした]
オズがねぇ、やんちゃな事してきたから。
吸血種になると性格変わる奴もいるし、その類かねぇ
そういやお前や俺みたいに赤眼じゃなくて金眼だったけど、
凶暴になる時は眼の色が金になったりすんのかね
[>>265彼に伝えるべきか暫し悩んだ後、事のあらましを語る。
一応、吸血された、したという辺りのみに留めたが。]
へぇ、結構鍛えてるんだなぁこうして見ると。
もやしっ子の御子息殿が随分立派になったもんだ。
[そう告げて昔に比べ張った肩や背をぽんぽんと軽く叩き。
そういえば二十歳すぎてから俺も身長伸びたっけ、と記憶を辿る。
今はそう離れた高低差では無いフェリクスの顔を眺め。
下衣を脱いでタオルを巻いた所で、ちらりと一瞥。
そう、伏せられた口元にあるであろう犬歯の方を。]
もう、飲んだのか?
[髪を上にまとめ上げ、浴室の方へ向かいながら小声で問う。]
― 処理施設 ―
[王子の部屋から戻った後、しばらくぼうっとしていたが、起き上がり、処理施設へ向かう準備を始めた。
初めて行くが、場所は知っていた。
広い外周庭園の隅、荒れた、忘れ去られた庭のさらに隅に入り口がある、半地下の施設だ]
……
[ぼうっとしたまま部屋を出ると、そのまま外へ向かう。
Esたちにも会うことはなかった]
[入り口には、前任者らしき人影があった。
声をかけると、こちらにも声をかけてくれた]
『よう、すぐわかったよ
目立つ肌色だな。出稼ぎか?
まぁいい、これがここの施設入口の鍵、牢屋の鍵。
全部組にしてある。失くすなよ』
[じゃらりと、輪でつながれた鍵束を渡された。
入り口は既に彼が開けていた様だ。
そのまま二人で地下へと向かう]
― 厨房への道 ―
[血抜きした獲物があれば、その血も利用するためにどこかにあるはずだ。日持ちはしないが、捨てられるにはまだ早い。それに、精肉に加工される前の獣もあるかもしれない。
厨房の鍵はオズワルドも持っているが、警備室にもある。備品係はあらゆる場所に入る術を知っている。城内を歩きながら、ドール以外の「人間」が居ない事に気づく。警備が全てドールに、厨房スタッフやそのた城務めの人がいたであろう場所に人の気配が無い]
……これは…。
[まるで、吸血種が現れる事を知っていたかのような城内]
クレステッドが…
王子の仕業と口にしていたな… >>171
あるやもしれん…
嫌な感じだな…。
…誰も居ませんね
[地下につくと周りを見渡した。
鉄格子をとりかこむように通路があり、片隅に、机と椅子がある。
牢の中にも家具。むしろ外より豪勢だ。
そして、牢の奥には赤い炎が燃え盛っていた。
頭上をみまわすと、下りてきた通路のほかにも換気口がたくさんある。
とりあえず、窒息することはなさそうだ]
この炎、いつも燃えているんですか
[前任者に問いかけた]
― 廊下 ―
[結局、その後はどうしたのか。
リエヴルを望めば彼を送って行き、彼と別れたその後。]
あれ…、ジェフさん…?
[厨房の方へと歩いていく、ジェフロイの後ろ姿を見かけて、声を掛けようかと歩み寄る。]
/*
ただ……ひぃいいいいいいいいいいい!?
少し目を話した隙に、
着々と恐ろしい何かが進行していた件について
え、ちょ、まだ1日目だよな!?
ホモ怖い薔薇怖いとか言ってる場合じゃなくて
どーする俺、考えろ
削ぎ落とされなかっただけマシだろう!
*/
『ああ… 不沈炎。不思議だろう。
俺もどうして炎が消えないのかわからない。
上の排気口から、たまに術者が何かを投げ入れているようだがな』
[確かに、覗き込むように焼却炉の上方を見上げると、大き目の排気口が見えた]
『ちなみに、今日は中を見せるためにあけておいたが、普段は扉が閉まってるんだよ。
試しに閉めてきてみな』
[そういって、自分の持っている鍵束を指差した。
頷くと、牢の出入り口に向かい、鍵を探す。
2個目が当たって、扉が開いた。
牢の中に入る。観音扉を開け放した状態だと、焼却炉の熱気がもろに牢に流れ込むようだ。
確かにこれは早く閉めたい、と思い、両側の扉を閉めていく。
扉が完全に閉まると、牢の中は急速に常温に戻ろうとしていた]
[どれほどそうしていただろうか。
膝が濡れている事に気付く。そっと覗きこめば]
……カレル、涎を垂らすな。
[文句を言いながらも、特に起こそうという意思はない。
微かな声で目を開けてしまったとしても、もう少し休んでいていいと言うだろう。
眠りに落ちているだろうその身を抱え上げ、狂乱の時間が過ぎ去った1階に戻る。
カレルを彼の部屋に寝かせ、何かあるなら呼べと枕元に手紙を置き、
そうして、静かに彼の部屋を出る。]
さて、どうするかな。
[血と涎がついた服を着替えたかったが、
口を漱ぎたいという欲求が勝る。
口に含んだ彼の血が、自分を誘うようで。
その誘惑に流されそうになる自分を振り払いたかった。
水を飲むために厨房へと向かえばジェフロイとディークに会えたか。>>270 >>271]
―団欒室→厨房近く―
おはよう、二人とも。
大丈夫か?
[話しているかもしれない二人に、何が大丈夫かを明言せぬまま、近づく。
もしかしたら、血と涎がついた服に二人は驚くかもしれない。]
『そうそう、よくできました。
もうわかっただろ。こういう簡単なお仕事さ』
[牢の中から前任者の方を振り返った]
『完全なる閑職だな。
この城で働いててこんな牢にぶち込まれるような奴はいないよ。
少なくとも俺の任期には一人も居なかった。
気に入らないやつは王家の方々ってやつはもう即殺すか城の外に蹴り出すだけだからな。
…昨日、第二王子の侍者が急に俺のところに来た。
お前、何かやらかしたのか』
[その言葉に俯く]
…そうかもしれません
― 脱衣所 ―
オズが…?
[>>269驚いたように目を瞬かせた後、同期の身を案じるように瞳を揺らし。
彼の話をじっと黙って聞いていた。
凶暴、という不穏な単語に一体何があったのだろうと思ったが、詳しく聞く勇気はなかった。]
ん?まぁ、一応な。見目は良いのに越した事はないだろう?
…もやしっ子いうな。
[相手に指摘されてソマーリュと出会った時の事を思い出す。
確かに初めて会ったあの時は武芸の稽古があまり気が進まず、部屋に本を読んでいた。
素肌が露わになれば、腰にタオルを巻こうとして…]
…っ、まだだ。
[目の前でソマーリュの髪が上に纏め上げられる。
首筋が露わになれば、無意識にそれを目で追っていて。
自己嫌悪で眉を下げつつ、下を向いてタオルを巻いた。]
― 廊下・厨房へと続く道 ―
おはようございます、ジェフさん…。
あの…どうかされたんですか?
[時間的にはもう朝だったか。 厨房へと向かう様子のジェフロイに声を掛けて。]
もしかしてお腹空いたとか?…、兄ちゃん起こして来た方が良い?
[朝食の用意をするなら、その方が良いかと。]
[そして握手を通じて、暖かなぬくもりが伝わってきた。
同じシュの、仲間なのだとそのぬくもりが伝えてくれる]
っしゃ。
まずは、状況把握だな
みなが覚醒し、人間が消えている
ドールの奴らしかいやがらねぇ
俺はまずは弟と王子を探すつもりだ――…
[動けるようになったらだが、と、何処か悔しげにそう言った]
[ソマーリュの首筋から目を逸らしつつ、自分も長くなった髪を上に纏め上げて大浴場へと足を踏み入れる。
その時にジェフロイの言伝を預かったイド>>268が飛んで来たか。]
あぁ、分かった。
伝言ありがとう。
[イドをそっと撫でれば、返してやる。
「何だか物騒そうだから気を付けろ」と伝言を託して。
男はソマーリュから少し離れたところで腰のタオルを取り払い、身体を洗い始める。
彼の方を極力見ないようにしていたが、もしかしたらそれを不審に思われたかもしれない。]
[やがて髪も洗い終えれば、再び髪を纏めて広い湯船に浸かる。
いきなり長くなった髪は扱いが面倒だ。
吸血種になった事で、感覚は少し違っているのか。
湯をそう熱いとは感じないが湯に浸かっている、という感覚が男の心を癒した。]
は…。極楽…。
[吸血衝動は恐れているが、ソマーリュの事自体は警戒していない。
緩んだ顔で浴槽の壁面に背中を預けてだらりと足を伸ばす。**]
[彼の瞳を見つめたままただ、息も止まったかのようにその動きを止める。
耳鳴りが酷い。彼はなんといったか
どれだけそうしていたか。体を起こされようと差し出された彼の腕を掴んでぐっと押し倒す。そしてその瞳をじっとみつめて]
ディーク、君はここから出ることに望みを持っているか
君は.......もし私がそばにいてほしいと望んだら共にいてくれるか
[恐ろしいほど紅く燃える瞳でその姿を射る。ディークからしたら謎かけのように聞こえるだろうその言葉、どう答えるかを彼を床に縫い止めたままじっと待った。]
…っ…。
[>>=44ソマーリュの言葉に思わず息を飲む。
知っていたのか?と視線で問い。
腰を撫でられ、首筋に鼻を寄せられれば声を殺し、くすぐったさに僅かに身を捩る。
動揺していたのでソマーリュから似た匂いを嗅ぎ取る事は出来ず。]
そ…うぁっ…、ソマーリュ…?
[鼻の代わりに唇が当てられれば僅かに声が上がったか。
昨夜に情交を交わしたばかりの身体は弱い刺激でもそれを拾う。
―何かいつもと違う。
普段はからかってきてもこんな事は。]
…されて、ないっ…。
[首筋を辿る指先から逃れようとふるふると首を振った。]
[血は吸ってはみないのか、と少し残念そうに腕を引っ込めて]
君の弟なら覚醒した。私の血を飲んだよ
[そう呟き。欲しければイドでも手にはいるような情報だけ話した]
『…まぁ、そう落ち込むなよ。
ここもなんだかんだ悪くないさ。
自分の荷物でも持ち込むといい。
俺なんか、暇すぎてこんなに持ち込んじまったよ』
[前任者はいつの間にか抱えていた箱を叩いて笑った]
『それじゃ、俺の仕事はあと半日で終わりだな。
離れるとなると寂しいな。
結局そういうものなのさ』
[前任者は牢屋を見回すようにした]
『あと少し、仕事を教える。
そうしたら、今日はゆっくりするといい。
今日の夕方、もう一度来てくれ。
そうしたら本当に、鍵を任せるよ』
[牢屋から出て、少しの間、その他の雑務のやり方を聞くと、彼は片隅にあった椅子に座った]
/*
おかしいなー割と攻め顔だと思ってたんですが。
受け受けしい。
いや、フェリクスの顔で受けてるのもおいしいと思いますが()
(もしかして:中身スペック)**
なぁ、俺吸血種になってから少しおかしいんだ。
お前に会った頃くらいになるって言ったろ?
――あいつが、俺の頭を半分乗っ取ってる。
[この接触もあいつのせいなのか、
それとも、こうする事を望んでいながら、実行に移せなかったのを
あいつが背おししているから、なのだろうか。
どちらが正しいか測る事すら、
―――ままならない。]
『これ、おいてくよ。
俺の前任のやつが王子だか王だかの捨てたゴミを拾って直したんだ。
ここではそんなことをする時間もいっぱいあるんだ』
[机の上には古ぼけたレコードプレーヤーがおいてあった。
前任者がレコードをかける。
ちょっとだけ、ノイズが入った女性の歌声が流れ始めた。
半地下の牢屋では、とてもきれいに響く]
『素敵だろ、なぁ…』
[最後の勤務を惜しんでいるのだろうか。
音楽に聞き入る前任者に、小さく一声だけかけると、上り口から外へ向かった]
ディークがあんたの……そうか……
あいつもあんたを慕ってた
良かったのかも知れないな……
[此処に姿が見えんのは、ちと心配だが、と付け加え]
――いや、もらう
血を吸わない限りは
現れないと思ってたんだ、
[だんだんと侵食されていく感覚。
前者よりも後者であれ、と思う。
自分であって自分では無いものの毒牙にかからないで欲しい、と]
それとも、ずっとこうしたかったのかな―――
[鼻腔を擽る情交の香りにあてられてしまって、
脳は融けて、何を言っているかすらも分からなくなってゆく。
辛うじて自我を保っているのは伝わるかどうか知れない。
その首に牙を当てていない事こそが、己を見失っていない証拠だが]
―回想・礼拝堂 ―
あ…ッ
[>>279 てっきり差し出した手を取り、また何事のなかったように車椅子に座って。
きっと、あの人の所へ行くのだとばかり思い込んでいた。
だからまさか手を捕まれて、そのまま床に倒されるなんて思っても見なくて。
気がついたら目の前に、初めて見るリエヴルの真剣な――炎のように赤い瞳があった。]
……うん、ある。
[驚きの方が大きくて、答えるまでに少し時間がかかったかも知れない。
声が出るまで揺らめく炎のような赤に釘付けになっていた。
1つめの問いに答えたのは、やっと兄との約束を思い出したから。
すぐに答えることが出来た。]
じゃあ
[差し出された手の甲にこちらも噛みつく。ただ甘いだけで喉元で消えるかのようなそれに面白いなと笑みを浮かべて]
ん、ありがとう。これではここでできるのは話し合うことぐらいか
[こればっかりは自分の力でもどうにもならなそうだと]
[そして2つ目の問いの意味をやっと理解出来たとき、答える前に止めたはずの涙がまた頬を伝って。]
リエヴルさん…俺……、都合の良い夢みてるのかな…?
[先に出たのは。そんな言葉――]
だな。味も、飲み込む感覚もあるから、
もしかしたら現実世界でも"こう"なのかもしれんが……
[ぺろり、と。
リエヴルに吸われた跡を自ら舐めとる]
うん、自分のを飲んでるような、そんな感じがした
― 湖 ―
[処理施設から出た後、一度部屋に戻り、大きなバスタオルを持つと、また外に出る。
Esには一度も会わない。
今までは毎日会っていたのに、なんだか不思議な気がした]
最後の勤務…か
[何故か惜しい気にはならなかった。
すぐに、また会える。王子の言葉が頭を巡っていた]
[湖に着くと、まずは水に足をつけた]
うっ
思ったより冷たいぞ
[湖には他の者の姿も見えない。
もう、夏も終わりを迎えていた。
一度水から上がると、ぼうっと風景を眺める。
一匹の鳶が鳴きながら、湖の上を舞った]
…まぁいいか
[ごそごそと服を脱ぎだす。
来ている服を全部脱ぐと、湖にざぶざぶ入っていった。
段々からだが冷たさに慣れてくる。
夏は終わった。
しかし、日差しは依然強く、気温も今日はまだまだ上がるだろう]
本当に、あっという間に終わったな…
あんなにひどい嵐だったのに
[足の着かないあたりまでいくと、水に浮かんで上を見上げる。
身体の上に、太陽があった]
[イドに何かを伝言している様子には口を挟まない>>277
その間に考えを寄せて居たのはあの子供のこと。
血液の摂取量に比例して身体を奪われるけれども
彼の人格と自分のそれが次第に綯交ぜになっていく。
フェリクスの裸体を前にして何かが騒ぐのも、あれのせいなのか]
……
[少し離れた場所で身体を清めるフェリクスに不審は寄らない。
しかし、無理に顔を逸らす態度には意識が向いた。
何かを言いかけて、しかし口を閉ざす。洗う手に集中しながら。]
極楽 ?
[清め終えて湯船に浸かった所で、フェリクスの言葉を拾い。
鸚鵡返しに問うた後、湯をかき分けて彼に近寄る。
濡れたコウモリ型の羽根は、静静と濡れ細いで湯に浮かぶ]
ハ、 …まだ血も飲んでいないのに、極楽?
童貞臭い事言ってるんじゃないよ、最上も知らないで。
― 現在・厨房 ―
[「あやうい」と聞けば不安げな表情はするものの、血が飲めない苦しさは理解出来ている。]
クレスさんの言う通り、俺も"覚醒"しちゃったみたいです…。
あの、俺の…血。飲みますか?
少しだけなら……
[まだ飲んでないと聞けば、自分の手を差し出そうかと]
―あの時は人間だった。
それにジェフロイは気を失ってしまって…っ。
[>>=46ジェフロイと寝たと肯定したようなものだが、男は気付いていない。
その最中にソマーリュの舌が自身の首筋を伝えば、僅かに声が上ずったか。
どうしてこんな事に、と混乱する頭で考える。
いっそ牙を立てられて血を啜られた方がましかもしれない。]
[>>=47あいつ、とソマーリュは言った。
今喋っているのは自分の普段知っているソマーリュで、自分と出会った時のもう一つの人格が生まれたとでもいうのか。]
なら、お前が戻って来ればいいだろう…!
[>>=48言いながら、ソマーリュの肩に手を伸ばそうと。
もう一つの人格になど負けるな、とそう紡ごうとして。]
[クレステッド>>285 の言葉に にっこりと笑みで返す]
Yes
私は…最早「人」では無い。
………「因子」が目覚める日が来ると思った事は無かった。
むしろ目覚めない事を願っていた…
けれど それは 叶わぬ夢
まさか自分が吸血種になると想定した事は無かったな…
だからこそ、今からやらねばならない事が山積みなんですよ。
………すみません、続きの話は喉の渇きを癒してからお願いします。
[そう言うと警備室から持ちだした鍵で食料庫を開く。獣や肉の保管場所へ足を向け、物色する。毛をむしる前の鴨を数羽見つけて、その一つを取りだすと、自分の爪を鋭利に伸ばしてその首を落とす。簡単に鳥の頭は跳ね跳び、冷たい血が零れ始める。それを唇に零し貪るように飲み下す]
…っ…?
[深紅に染まった瞳を驚きで見開く。
ずっとこうしたかった?
―ソマーリュが?
彼の意識がもう一つの人格に移行しようとしているのまでは分からない。
だから男は己の知るソマーリュ自身からの言葉として受け止め。
肩に伸ばそうとした手が途中で止まる。]
[>>283ある、との頷きに瞳を揺らす。そうして待っていた二つ目の問いの答えには自嘲するかのような表情を浮かべ]
夢じゃない。ディーク、君に側にいてほしいんだ
[彼の涙を拭ってやりながらその首筋に顔を埋める。そうしてじわりじわりと歯をたてて甘いそれを今度は彼自身から啜った
彼は理解しているのだろうか。あの言葉の真の意味を。
私は彼に愛しているはいってやれる。まるで息子のように、弟のように愛してると
だが好きだとは言ってやれない。きっとその相手は別に.....]
“愛してるよ”、ディーク。
[残酷な仕打ちだ。知っていて、彼を手元に起きたくなった。
それはこの男の理性がもう崩壊していることを暗に示していた]
― ラウンジ ―
[機械的にドールが持ってきた簡単なサンドイッチは、一口だけ齧ってすぐに皿へ戻した。オズワルドが作ったものではない、というだけでは片付けられないほど、とてもじゃないが食べられなかった]
………血、か
[今はギィの血で腹が満たされている。
それでも、食欲がなくても欲しくなる。
必要なだけではなく、極上の嗜好品なのだ。あの、赤い毒は]
/*
3パターンのロールを用意しておこうかなって考えてたけど
使わなかった時にそれをどうしたらいいかわからなくて(震え
/*
なんかちょっといたたまれなくて
やりたいですかやりたくないですかって聞けないという…。
いや、長尺でおっぱじめるとオズワルドが他と遊べなくなるし…。
わりとさっくりにしようかと思ってるんだけど
まぁ、気分転換に使うぐらいしかできなそうだね
[そういって残念そうに笑った]
何かほしいものあったら願ったら出るんじゃないかな、多分。せっかく私たちだけが使えるのだから居心地をよくしよう
[そうして珍しく子供のような顔をして。未だその場所の意味も知らぬままオズワルドの前で、あっさり立ち上がってみせた]
/*
白ログ見えてふぁーー?!ってなったけど、メモの「特に理由のある暴力〜」に和んだ。
え、一日に二人もですか()
[>>287攻撃的な言葉を吐きながら、ただならぬ雰囲気を纏ったソマーリュが湯に入って男に近付いてくる。
それに気付けば緩んでいた身体に力が入った。]
…ソマーリュ?
[>>288嗤う表情は先刻廊下で話していたソマーリュとは違う性質のもののように見えた。
抵抗する間もなく、首筋に唇を押し付けられ。]
っ… ん。
―っっ。
[首筋をきつく吸われ、牙が穿たれる。
鈍い痛みが背筋を走り、声ならぬ声が漏れた。]
― 回想・礼拝堂 ―
…ん……あッ、
[涙を拭う指先を感じても、温度はよく分からなかった。
そんなことよりも、リエヴルの牙を受け入れるのに精一杯で。
首筋に突き立てられれば、噛まれた場所から赤が吸われれるたびに、甘い痺れが全身に駆けめぐり。
初めての快楽に、身体を小さく細く震るわせ。啜られていく感覚に翻弄される。]
い…る…――
[「側にいてほしい」――。
「愛していると」]――。
脳内に魔法の言葉が駆けめぐる。]
[鴨の血は幾分喉を潤した。尤も、その冷たい温度と風味に関しては大いに不満の声が体内から沸き起こるのを知らされた。
温かい とろりとした やわ肌の下を流れる 生命の水
それを欲する肉体の声がさらに大きくなった。
それでも「渇き」は幾分納まり。とりあえず身体の変化を支える程度には役立ったのだろう。落ち着くまでに吸いつくされ、血の気の失せた鴨は3〜4羽だったろうか。
やがて何食わぬ顔で厨房にいるクレステッドとディークの元に戻る]
お待たせしました。
…とりあえず物欲しそうな顔をせずに済む程度には。
[クレステッドの前に椅子を引くと腰を下ろし、ちらりとディークに目を向けてからかうような笑みを向ける]
うん。ディークが美味しそうに見えるから、私を誘惑しないでくれ。
>>=54
おかしくなったらって…。
[男は困惑で眉を下げる。
もしそうしたとして、残されたソマーリュはどうなるのだ。
―放っておけるわけないだろうが。
そう言葉を紡ごうとしたが。
視線を外すソマーリュを見て胸が痛み、言葉を紡げなくなる。
その間にソマーリュは小声を絞り出し。
男は黙って相手について大浴場へと入っていった。*]
本題に入ります。
……Es全員が「覚醒」している と見て良いでしょうね、これは。
………クレステッドさん。「エサ」が用意されていないんです。
ドール以外の人影が見当たりません。暁月夜の外出禁止の時から
城内の「人間」が私達から遠ざけられています。
吸血種は血を吸わないと渇きと飢えを感じる。
けれど「死なない」んです。
餌を与えられず…この人数が渇く。
そして……今獣の血を飲んできましたが
あれは「食事」ではありません。無いよりマシ程度です。
私達は もっと 新鮮で 柔らかい……
すみません…。「人」の血が必要なんです。
吸血種同士が血を求め合うなら…その先には何があると思いますか?
女子供の血は、最高に旨いんだって。
肉がまだ柔らかいから、なのかな。
ほら、 ――やり方わかったでしょう?フェリクスさん。
[無防備に筋の張っていない喉を曝しながら、
その肩を掴み、さも面白いものを見る瞳で彼を視る。
久しぶりの再会を喜ぶように、爛々とした朱い瞳で]
ずっと……、傍に…――
[まるで何かの儀式のように。
言葉を繰り返し、リエヴルの背に腕を回そうとするが。吸血の快感に溺れてどこか虚ろな状態では、それが出来たかどうかも、わからない。]
リエヴルさ…ん…、リエヴルさん…っ
[産湯に浸かる赤子が無意識に手を伸ばすように、リエヴルの髪に手を伸ばし。指の腹で頭皮掴むように]
あなたが望むなら…、……ズ…――――っと…
[神が見下ろす祭壇の下で、交わされるのは誓いの言葉。]
フェリクスさん、
ひさしぶりですね。
[本当にそれは彼の知る「ソマリ」のものなのか。
かつての初恋を胸に秘めた態度とは明らかに異なる。
指は艶かしく彼の肩から腕に流れ、そっと脇腹を摩る。
ジェフロイに愛撫を受けたであろう部分を、ひとつひとつ辿るように]
― 廊下 ―
[厨房の前を通り過ぎた。
幾つかの声が聞こえ耳をそばだてたが、覗き込むことはせず
昨日までならば、満面の笑みで声をかけたろうに。
今も勿論、出来る。
レトは何も変わっていない。
少なくとも、そう思い込んでいる。
溜息一つ置いて、結局向かうのは書庫だった。
あそこならきっと、血よりも紙の匂いが勝るだろうから]]
[最初の質問はそうしてしまう贖罪のため。私自身は王子が生きている限り生きようとは思わないかもしれないが、彼のことはどうしてでもいつか逃がしてやろうと]
ん.......
[必死にこちらに腕を伸ばしてずっと、ずっととそれと自らの名前しか知らぬように繰り返す姿にどうしようもない愛しさを覚えてそっと彼の体を抱き寄せる]
......ぁ、は
[吸いすぎないところでその首筋から唇をそっと離す。最後に傷口を舐めればすぐにそこはふさがり誓いは終わりを告げた]
[そんな事をつらつらと考えながら、他の可能性を模索する。
アレの趣味は何だろう、たとえば。
そこまで考えて]
もしくは、
残酷なゲームとか……?
.
ディーク >>310 …いや。
私は意識を保ったまま覚醒を迎えられる程 強く無かっただけだ…。
変化の時に目の前の血を啜らずにいられる自信は無い…。
クレステッド>>309 弱肉強食…
仲間内でそれをさせる程に悪趣味なのは知っている。
……だが、私は それに耐えられないんだ!
生きていたい。お互いに。生かしてやりたい…
そう思う相手が…いるだろうがっ…
…覚醒した吸血種がどの程度「飢え」に耐えられるのか…
それを知らねばならない。
「代用品」がどこまで有効なのか
「代用品」足るモノが何なのかも。
クレステッド…「人」の血を啜らなくても
吸血種は生きて 理性を保てるのだろうか?
どこまで? そして どうすれば?
[>>:303切り出された話題を聞けば、不安に顔を曇らせて]
「エサ」がない…?
どうしても「人」じゃなきゃダメなんですか……――?
[今いるEs部隊の人数を頭の中に描けば、昨夜よりももっと酷い事態に陥るのだろうかと。
不安そうにクレスとジェフロイを交互に見つめた。]
アイツって、あの変態王子のこと…?
あいつがこんな事を?
[城内の様子を掴んでいるらしい2人にたいして、自分は何も知らない。知らないことが多すぎた。]
/* ディークおバカだから、きっとリエヴルさんの言葉の真の意味を理解できてないと思もわれ。
むしろ1つ目の問いがあったからこそ、リエヴルさんも一緒に逃げてくれると思ってる。
[ジェフロイの慟哭にそっと目を伏せた。>>316
彼の気持ちは痛いほど分かる。
何か回避する方法がないかと、団欒室からずっと模索しているのに、
答えは霧の中だ。]
少なくとも、今すぐ出せる答えを俺は持っていない。
文献を当たれば、多少分かるかもしれないが、書庫に吸血種の文献などあっただろうか。調べてみる価値はあるが、アレがそんなヒントを与えるようなものを置いておくだろうか。
[少し考え込むが、答えは芳しくない。ただ、もしかしたら書庫に詳しい誰かはその本の在り処を知っているかもしれない。
が、ここで手をこまねいていても仕方ないとばかりにジェフロイに尋ねる。]
因みに、先ほどの代用品で、どれほど持つか、検討は付くか?
大体で良い。個人差もあるだろうから。
現実的に手に入れられる数なら、それで飢えをしのぐ間に他の代用品を探していくしかないだろうな。ただ、それが厳しいとなると……。
[そう尋ねれば何か答えはあっただろうか。]
─ァ……は、ぁ
[>>302初めて経験する、己の血を啜られる感覚。
背筋が甘く痺れ、開いた口から嬌声めいた音が零れ落ちる。
それは大浴場の中で反響しただろうか。]
…ソマー リュ
[牙が引き抜かれれば、熱い吐息を漏らしながらもソマーリュを瞳に収めようと。
けれど目の前でソマーリュの姿がかつて伯爵家で出会った頃のものに変化するのを見れば、真紅の瞳は見開かれて。]
…‘ソマリ’?
…っぁ、…。
[無防備に柔らかそうな喉を晒されてこくりと喉が鳴った。
吸血を経験していない上に血を吸われた所為でふらりと頭が揺れる。
肩を掴まれても振り払う事が出来ず。
―爛々とした少年の朱い瞳が、男の瞳を捉える。]
>>=54
…うぁ、…っ。
[艶めかしく、流れるように動く指が男の肩から腕に流れ、脇腹を摩られる。
少年から受ける愛撫が昨晩に受けた場所に重なれば、男はふるりと身体を震わせて。]
ソマリ、何で…っ。
[真紅の瞳に涙が浮かぶ。]
/*
お返事遅くなってごめんなさい。
[土下座。頭を地面に擦り付ける。]
Σというか、同期二人がソマーリュさんに食われてる…?!
ソマーリュさんハイスペックです。
/*
吸血種は血を飲みます
↓
吸血種は怪我しても自動的に治ります
↓
自分で自分の血を飲みます
↓
永久機関!
……ではなく、多分他人の血じゃないとダメで、
ルージュはブランの血しかだめなグルメな大食らいって事だなきっと!
*/
― 少し前・大浴場 ―
[拒絶の眼差しが酷く心地良かった。
これも吸血種としての変化なのか
元来の性質だったのかは解らない。
けれど、空気のような存在になるよりも
何の興味も持たれぬよりも格段に心地良い
レトの挑むような眼差しを、愉悦に光る双眸で受け止め。
与えた指から血を啜るかと思いきや
口淫でもされているような艶めいた舌腹の感触に
警戒も緩んでいたようだ。
手首――動脈に牙を立てられ鋭くも、甘美な痛みに
仄か背筋を震わせて。
抱き合い、絡まるように縺れ合い、首筋を唇でなぞられれば
此方もまた、伏目がちに脈動を探り――]
すまない、乗せて、くれるかい?
[体を離してその頬を撫で車椅子の方をちらりと見た。
そうして他にも会話をしたか、気分転換がしたいと外が見える中庭近くの廊下まで連れていってもらったか]
― 書庫 ―
まーそうだな、王子以外にない
でも、なぁ……
[飛び回るイドが先ほど通り過ぎた厨房の様子を伝えてくれる。
血なまぐさい場所で血なまぐさい話をしているのは、少し滑稽だった]
我慢 …しなきゃいーのに
[頁をめくる。
吸血種についての文献を改めて確認するため、机上に積み重ねられた本は大層な量となった。
暗い室内、ただひとつの明りで、目を細めることはもうない]
[首筋に立てられる牙。
じくじくとした痛みは快楽を生み出し
双眸は完全なる真紅へと変化を遂げた。
下腹部で息を潜めていたはずの欲塊も
痛みに歓喜するよう膨張し。
けれど、欲望のままに動くことも
レトを再度羽交い絞めようともしないのは
彼の挙動のひとつひとつに、興味を抱いたかもしれず。
床上へごろりと身を転がされながら、
己の首筋や胸元へぼたり、ぼたりと重く伝う血飛沫の軌道を追う。
生意気な小鬼のようにも見えるのに、
酷く美しく感じられたレトの身が
崩れ落ちれば、その身を強く、抱き締める
どこかもの哀しい笑気が、浴室へ響いた。]
――そうだ。
お前は望まなかったのか…?
[静寂を破る混沌を。
鳥籠の歪んだ持ち主の首をかき切れるかもしれぬ牙の存在を。
彼の腹部を傷つけ血塗れになった指先…
爪へ舌を這わせながら、天井の文様をじっと見つめた]
レト、……何故、泣いていた…?
[拒絶する勇気も、反撃する狡猾さも持っているのに。
"怖い""辛い"ではない涙の理由が浮かばずに、そう問うたけれど。
威勢の良いふりをしている相手がの気力が保てていたか。
返答を得ても得られなくとも、暫し互いの身を冷ましてから
肌を清め、脱衣所へ向かっただろう。
脳がやけに冴えてしまった所為か、熱を持ってしまった下肢も
その途中で常を取り戻し。
予め呼んでいたドールにレトの分の着替えも用意させ、
くたりとしていたかも知れぬ彼へ、衣服を着せる。
己も白ではなく、黒い軍服で身を包み
誰かが現れる前に大浴場を後にした*]
/*
くそっもったいないことした!
結局ぽれさんPCとは一回もやってないな・・・(みもふたもない
あっいやほらあれだ 前村のその後で(削除されました
レトはギィあんま好きじゃないけど(てかぶっちゃけどうでもいい
血に酔ったらえろくなるんです
どうでもいいこといってますね、ええ
動揺です、ええ
くっそかっこいい
/*
中身推理はしないってええええきめたのにいいいいい
違ったらはずかしいからああああ
ギィさんがかっこよすぎるのがいけない
最大限の努力はする。
済まない、今はこれしか言えない。
取り敢えず、書庫に行ってくる。
何かあったら知らせてくれ。
後、そうだ。狩りをした場合はどれくらい持つか、
他にも分かったことがあったら教えてくれ。
俺も伝える。
[そう言って、書庫へ向かおうとしただろうか。引き止められればまだ相談を続けようとしただろう。]
―厨房→書庫?―
……もしかして感じちゃった?
フェリクスさんって敏感なんですね。
[>>323悦を秘めた溜息と、嬌声めいた悲鳴。
少女とも少年ともつかぬ、また彼が会ったソマリとは似て非なり。
あの頃のように、貴族流の恭しい挨拶として頭を下げることもせずに]
ねぇ、お父さんもあなたを置いてしんで?
お義兄さんにも見下されて?
それにこんな化物になっちゃって?
…… くっくっく、
[愉快そうに嗤いながら、血に濡れた舌で唇を湿らす。
朱いルージュでも付けているように見えるか]
挙句の果てに化物として隔離されて
本当に化物になっちゃって、今、どんな気分ですかぁ?
[肩から頬へ掌を這わせ、こみ上げてくる愉悦に喉を鳴らす。
もう取り戻せないのだ、毒を仕込む計画も、弟分との新しい生活も。
こいつら金持ちのせいで、人を人と思わない俗物のせいで!]
――― 嗚、 ねえ。踊りましょ ?
[耳元に唇を寄せる。
甘い吐息ぞっとする程冷たい声音で、死刑宣告のように。
そのまま唇を合わせ、舌を伸ばす。
フェリクスの腔内に入り込む柔らかい舌。
伸ばした自分の舌根を――硬い前歯で噛み切った。]
/*
強気に見えて実は弱い、ってこのまえ(前村な)やったから!やったから!!
ひとなつっこくみえて実は他人に興味がない
……に見えて人恋しいって何段落ちだよ!!!!
[切れた箇所から吹き出す鮮血はそのままに。
断った舌は彼の口内に残されたまま。]
… ひゃ、ふぅ。 ひ、ひ。 …
[舌が無いのでうまくしゃべれない。
夥しく溢れる鮮血は垂れ、浴槽に張った湯を血に濡らす。
水面に混じった朱は、すぐに吸血種を誘う芳香へと。
浴室に鉄錆の匂いを充満させてゆく。
再び唇を合わせることで彼の口を塞いだ。さぁ、謝肉祭の始まり。]
―大浴場→個室前廊下―
[浴場に残った夥しい血潮の芳香がかき消える頃、
男は緩慢に廊下を歩んでいた。
特に行く宛なく、殊更ゆっくりと歩んでいたのは]
――…行け。
[情報を把握する為に、主に個室中心を
イドに探索させていたからで。
先のリエヴルからの情報にある通り、
Es全員が吸血種へ変化した事は確認していた。
男が求めていたのは、それ以上の情報だった。
どの部屋もドールにより、血痕は綺麗に清掃されていただろう。
けれど、そこかしこで血の香が伝う]
― 書庫 ―
『何故、泣いていた…?』
[その問いには答えなかった。
答えられなかった。
「ばけもの」になった己が怖いのだと
それでもなお受け入れていることが
意識は連続して、保っていることが
かえって恐ろしいのだと、言えるはずもなかった]
美味いもんは、美味いんだもん ……なーんて
[開いた本は、最初の頁から動かない。
聞く者のない軽口は空しいだけだった]
[床に転がって、荒い息をついていたことも
何も纏わぬ故、熱を持ってしまった中心も
腕で覆い隠さねば、淫蕩な視線を送ってしまっただろうことも
きっと、気づかれていただろうけれど。
着せ掛けられたままのジャケット、緩く開かれた襟元に手が伸びる。
跡一つない鎖骨の辺りを、そっと撫でた]
……ま、うん
やりますか、ね
[頭をひとつ振り、目の前の書物に取り掛かろうと
本に顔を近づけ、深く深く息を*吸った*]
でも、僕はもう大人になってしまったし、
巨額の財産を得る事にも失敗しました。
ふふっ、もう二度と会えないと思ってた …
[指はさらに下へ巡り、大腿の筋を艶かしく撫で回す。
血液を摂取する事による悦と、肉欲による悦を同時に与えようと]
[>>335 書庫へと立ち去るクレステッドを見送り。
さて、自分には今何が出来るだろうか? と思案する。]
俺、頭悪りぃから、本読んでも…な…――。
難しいこと言われても、さっぱりだけど…。
とりあえず俺のパーソナルでーた? とやらも、役に立てるなら使って欲しい。
あと出来ることと言ったら……、
狩りの手伝い…とか、かな――?
俺、銃なんて使ったことないけど…。
[下手したら、いや下手をしなくても正直邪魔にしかならないアイデアだった。]
沢山、生きてる血が必要なら魚でも捕ってくるとか――?
[普段使わない頭をうんうん言わせて、とりあえず自室で考えようか、あるいは兄の元へ行こうかと*]
ー中庭近くの廊下ー
[日には当たらないようにするがそれでも空気がぴりぴりと少し肌を焼く
それでもそこから離れず昨日茶会を開いたその場所を見つめていた]
......はっ、
[あんなことをするなんてと、そう思う心はあれど後悔はない。昨日の自分と微かに違う、長年その体を絞めてきた理性が溶ける感覚
いや、理性などこの足を動けなくしたときからとうに無いのかもしれない。]
/*
私のロールは大体最近食べたもので構築されている
パスタ→みみずぷれい
牛タン→べろ
レバー食うプレイとかしたいけど
流石に薔薇下でやったらドン引かれそうだからやらない
……っ…。
[>>336心の傷を抉られる痛みに男は顔を顰める。
ソマリから掛けられる言葉は刃物のように鋭く、身体を切り刻まれるようで。
全身がずたずたにされ、血が流れているような錯覚を感じた。]
…お前は、ずっとそんな風に思っていたのか?
[けれどその言葉そのものよりも、ソマーリュにそう思われていた、という事が男に衝撃を与えていた。
―あぁ、信じてきた世界がひび割れて、壊れていく。]
[>>337―死刑宣告を耳元で告げられる。
滲んだ涙が珠となり、湯船に零れ落ちた。]
ーっ…。
[―彼と、もう一度踊りたいと思っていた。
ソマリとの出会いは男にとって救いだった。
あの邂逅がなければ、男は父の死よりも前に押し潰されていたかもしれなかったから。
呆然としている内に二人の唇が合わさり、ソマリの柔らかい舌が男の口の中に入り込んで。]
[>>338男の口内に傷口から鮮血と‘何か’が残り。
それがソマリの舌の根だという事に気付いた男は咄嗟に吐き出そうとするが…再び口を塞がれてそれは叶わない。]
…っ…。
[逃れようと男は少年の肩を押して身を捩るが、ソマリの流した鮮血の匂いは男の鼻を擽り、絡め取る。]
頼んだ。
[ジェフロイにそう短く告げて、席を立った。書庫に行く道すがら、自分たちの部屋が視界に入る。
カレルはもう起きただろうか。]
……イド、伝言を。
[少しでも動けるようなら血を摂るように。
俺の部屋の冷蔵庫に実験用に冷凍保存しておいた血液がある。
今日使うつもりだったから解凍してある。必要なら飲め、と。
もしそれで、渇きがそれなりに癒せるなら代用品としての価値はある。
ついでに、吸血種に増血剤が効くのなら、大分楽になるが、どうだろう。
そんな事を考えながら書庫に向かえば、本を読むレトの姿が目に入っただろうか。>>342 先ほどこの身を襲った行為を思い出したが>>91、逃げるわけにもいかず。
集中しているようなのでこちらからは声を掛けないまま、
書架に残されている文献を読み漁った。
もし、話しかけられれば答えるだろう。**]
―書庫―
っ …すばらしい、すばらしいよこれ!
[振り動かされた足首を開放する代わりに、
腹部の切れ目に指を突き入れて真横に開く。
甘い芳香が鼻へ届けば、うっとりと顔を紅潮させた。]
はは、これだよこれ。
俺の追い求めていた色は!
[一番美しい薔薇は純粋な赤よりも深い赤。
――――ああ、この生暖かくて美しい色の中で果てたい。
少しも冷めやまぬことのない自らの下肢は欲望に隆起したまま。
そのまま臓器を引き出さんと、指を向かわせようとする*]
[不法侵入にも同じだ。
年長者として当り前だがこれまで、
鍵が掛からないとはいえ同胞の部屋へ
勝手に侵入したり、イドで覗いたりなんて事は
したことは無かった。
呪術の研究に熱心な王子のこと、
どうせ今回の件だって、あの歪んだ王子の所為だと踏んではいたが。
その先、王子が何を企んでいるのかは
少しばかり興味を惹かれる部分でもあった。
さして面白い情報は得られない。
己の部屋で脱ぎ捨てた白絹が赤黒い絹に変化した
ガウンも、もう無かった。
けれど。
ピィ、とかギィ、とか忌まわしげな声でイドが反応を兆す。
その部屋の主は、カレルだ。
部屋の主は眠っていただろうか。]
[イドが何故それに気づいたのかは理解出来た。
香をつけぬ男の唯一の匂いが、仄かな硝煙の香なのだ。
身を清めれば落ちるけれど、狩りに出ればまた付着する香。
恐らくはそれに反応したのだろう、
イドはカレルのベッド下へ潜り込んだ。
包みか何かに覆われているか、或いは。
解らずも、イドの目を通して見えた銃把の刻印、
某社で直ぐに製造中止になった自動拳銃。
そもそも、王国の刻印入りの拳銃は、リボルバーしか存在しない。]
――…、……どこかで…、
[この銃を見た気がするし、自分のものだった気もする。
というか、こうして忘れている事柄が、他にもあったような気さえした。
思案する男の思考を余所に、カレルの部屋の男のイドは
クレステッドのイドとかち合うか。
先程と同じように、「ピィ」とか「ギィ」とか声を発し
男のイドはカレルの部屋を後にした。]
クレスさん、やっほー
[やがて現れた人影に屈託のない笑みで手を振ってみせる。
読んでいた本はすぐに平積みの上へ。わざとらしく咳をしてみせて]
さっき、厨房でなんか話してたでしょ
必要になるかなーって
……ごめん、ね
[本を示して見せ、謝罪だけ残して去ろうとする。
話したくないだろうから。
また、狂いたくないから**]
[>>=56もがく男の脳裏にソマリの声が届く。]
ジェフロイと…?
[問われたその内容に目を瞠り。
一体いつの話だ。…少なくとも、自分の入隊してからの話ではない筈。
これでもイドを使って情報は集めているつもりだ。
酸素を吸う事を赦されず、昴としてきた頭を必死で動かすが、ジェフロイ本人に聞いたかもしれないし、聞いていないかもしれない。]
いいわけないだろう…!
[何とか逃れようと抗うが、このまま口を塞がれていたらやがて呑み込む事になるだろう。]
[再びあけた視界の先にフェリクスの苦しげな顔が飛び込む。
ああ、今何をしてたんだっけ ―― 、]
………あ゛ 、
[記憶は継承されており、寸前視た断片をたぐりよせ、
―――そしてぞっとした。
涙を浮かべているフェリクスを、目の当たりにして]
フェリ、ごめん。
俺、ほんと最悪だね ………、
俺、……、もう、 もう ……ははは、終わってる。
[額から目元にかけてを、掌で覆う。
友人を傷つける事を言った舌は、間違いなく自分でなくて自分のもの。
――いっそ、死んでしまいたい、自らの血に、毒を籠めて。]
[好きだから、という言葉を信じる事が出来ない。
好きという思いは、こんな行為を介して告げられるものではないと。]
…うそ、だ。
俺が憎いんだろう?
だからこんな事を…。
[傷付けられた心が悲鳴を上げている。
これ以上、傷つけないでくれと血を流して叫ぶ。]
…っ?
や、め…。
[>>=57指が更に下へと動き、至ったのは男の大腿筋。
其処を撫で回されれば、男は快楽に震えて身じろぐ。]
[個室に存在していた者も他に居たかもしれない。
白い毛玉のような男のイドは、気づかれ捕えられようとすれば
51kmくらいのスピードで逃げただろう。
脱兎の如く。耳は無いが。
ぐるりと巡回して最後の一室、カシムの部屋に辿り着く。
自分の手首に噛み付き、血を得ていた彼は
その後、どうしていただろう?
ベッドに転がりがたがたと震えていただろうか?
蹲って泣いていただろうか?
解らずも、その光景を見つめ思い出すのは
先程、美酒を馳走して貰った後輩の事。
己の上へ馬乗りになった妖艶なその姿は
一番最初、カシムと同じように涙し
殻に閉じ篭る子供のようだったのだ。]
[震える筋肉の筋に少年のなだらかな掌は触れて、
さらにその中心にある、雄の先端をやさしく撫ぜた。]
…… ねぇ
[膨らみに指を這わせ、括れの辺りに親指の腹を押し当てる。
欲を孕んだ唇をフェリクスの首筋へ押し当て、舌でラインをなぞり
中心の上部を握り込んだ手は次第に下へと降りて竿をしっかり握る
求めろ、狂え。 情欲で濡れた視線を下から彼の顔へと送りながら]
俺のこと、見てくれなくてもいいから
気持ちいいこと、しようよ。
フェリクスさん?
[この狂った*血の芳香のなかで*]
――…啜りたかったな、アレを。
[ふと、思考が横道にそれて夢想する。
腹部から突き破り"それ"を引っ張り出してしまったら
流石に、殺してしまうかもしれない、そんな気がし。
口端から赤い舌を覗かせ舌舐め擦りをひとつ零して
再び思考は、カシムの部屋へ。
弱々しくも、部屋から出ようとしない後輩の血。
次はこれにしようと、まるで今夜のディナーを決めるかのように
ごく自然に、巡らせていた。]
[>>355ソマリの舌は急激に再生する。
そしてまた紡がれる言の葉。]
―構わない。
お前がそう思っていたのなら…言いたいだけ言えばいい。
[男は青ざめた顔で首を振って少年の顔を映す。
華やかな笑みと歪んだ光が酷くアンバランスだ。
一方の男は二人が出会った時と同じ光の宿らぬ瞳をしていた。
男の心はひび割れて悲鳴を上げている。
やがて男は酸素を求めて肉塊を食み、飲みこむ。
喉を通ったそれは、酷く甘かった。
そしてソマリがソマーリュの姿に戻っていくのを、男は昴として見ていた。]
[>>357目の前で掌で目元を覆う彼の、先程のソマリとは違う反応に瞳を揺らす。
謝る彼は悔いているように見える。
嘘を言っているようには思えなくて。]
ソマーリュ…。
俺は大丈夫だから…。
[震える手を彼に伸ばす。
可能なら彼を抱き締めようと。]
/*
ソマリくんは絶望病なんだよ!!
ナ、ナンダッテー
しかしフェリクス大丈夫か
このまま裏も楽しみたいけど健康と精神力大丈夫か
鳩っぽいけどすごい頑張って追ってくれてて申し訳ないね…
しかし少なくともこれでガッチガチにはならんはずや
あの、俺…兄ちゃんに相談してみます。
一緒に狩りに行ってもいいかどうか…――、あっ!
兄ちゃんおはよ。いまジェフさんとクレスさんもさっきまではいて、色々相談してたんだ。
昨日は色々あったけど……――、兄ちゃんは酷い目に遭わなかった?
[やって来た兄へ向ける挨拶はいつも通りのもの。
尋ねられれば、覚醒してから自室を後にして礼拝堂でリエヴルに血を分けてもらった事までは、話しただろう。
リエヴルと交わした誓いだけは――言えなかったが。**]
[個室探索を終えたイドは城内をぐるりと巡る。
とりわけ面白かったのは厨房で繰り広げられていた会話か。
王子の陰謀説や城内はEsとドールのみ、行方不明のベリアンなど
確かに引っ掛りを覚える部分ばかりであったが]
同胞の血を啜らぬ為に、狩りに出る?
――何の為に、そんな無意味な行動を。
[今や、食事など摂る必要を感じぬほどに
吸血種の血の味に魅せられていた。
生命維持にも必要であり、極上の嗜好品、
それを自ら手に入れる事に、何の躊躇いも感じなかった。
自分が歪んでいることに、気づけていなかった。
イドはやがて、中庭を臨む廊下で、友の姿を見つけた]
[自我を失い、幼き獣に成り果てた眼で最後に視た映像>>36。
記憶に残るフェリクスの蒼白な顔も、涙を張った瞳も。
そして舌を食んで飲み込む瞬間も。
全ては余さず男の記憶にあり、
そしてそうさせたのが自分であると自覚している。]
…………、完全に「ああ」なってしまったら、皆を傷つける。
もう…―――、俺。
[誰の腹から生まれたやも解らないな悍ましい化物。
これ以上フェリクスをきずつけたくない、そう願い震える。]
…… 、だめだよ。お前まで俺みたいにおかしくなる、
俺と一緒に居たら、
[>>362いっそ死ねと突き放してくれればいいのに。
優しく伸ばされた手を跳ね除けようとするが、できない。
哀しみと良心の呵責の波に飲まれながら、抱擁を交わす。]
――…、……。
[リエヴルが何を思案しているのかは解らずに、けれど
その横顔を、イドの目を通して見つめる。
ややあって、廊下を目指して歩み出す。
暫し後、リエヴルの耳に聞き慣れた足音が伝うか]
― 中庭近くの廊下 ―
…っ。
そん、な…。
[>>=60告げられた内容は余りに凄惨で、男は青ざめる。
大きな瞳には感情と呼べるものが映っていない。
少年の人形のような眼に、男は身を竦ませる。]
お前の事を忘れた事は一度もない。
俺はソマリに、お前に会いたかった…っ。
俺を救ってくれた恩人を、自分の事をそんな風に言うな…!
[>>=61ゴミ虫、と自分を表する言葉に我慢が出来なくなって男は声を荒げる。
好きだった、という言葉を信じる事は出来ないが、自分で自分を侮辱するような言葉を聞く事には耐えられない。]
ッざけんなこらァ!
[バンッ、と両腕を拘束していた革ベルトがようやく弾け飛んだ。
その勢いのまま、身体をしならせる。
臓器を引き出そうとするソマリの手を、自由となった両手で掴み。
ガプリ。
肩口に噛み付いた。
ソマーリュの指は、未だ己の腹部に埋没したままだったけれど*]
/*
ああ…
返ロルもうしないって言ったのに
レトへ思い出しロルしちゃったね
なんというか、(ごろんごろん だったので。ええ。
ツンデレじゃなくてツンエロ?
みたいなのツボで… しかもレトだし。
あれこれまた最低男ルート辿って、る…?
舵が取れないんだよなー…
[>>=62少年の手は更に動き、男の雄に触れた。]
…っぁ…。
[ソマリに触れられるのは酷く倒錯的で。
やめさせなければと思い、身を捩る。
けれどひび割れた心を宿し、浴室に漂う血の香に酔った身体は上手く動いてはくれない。
唇と舌から逃れるように首を振るが、それは弱い抵抗にしかならなかっただろう。]
いや、だ。
やめてくれ…。
[>>=62直接与えられる刺激、ソマリの情欲に滲み視線は昂ぶった男の欲を刺激するが。
男はなけなしの理性で泣きながら懸命に言葉を紡ぐ。**]
― 中庭近くの廊下 ―
[コツリ、靴音は車椅子の数歩手前で一度停滞し
やがて傍へと歩み出す]
リエヴル、……あの、生意気な後輩の様子はどうだった?
[黒い軍服に着替えた男は常より棘のある物言いで
友の隣へ片膝をつき、薄く微笑む。
自己も騒動の最中に居た為、イドを飛ばす事も出来ず
彼らが何を語ったのか、知らずにいた。]
[…――身体が休眠した侭でも、嫌が応にも頭に流れ込んでくる幾つもの、音、音、音。
知っている言語では無い、けれど、確かに意味を理解出来た。昨日まではその「鳴き声」を聞きとる事すら殆ど出来なかったのに、感覚の何処かで拾っているのは、其処彼処を行きかう、音の、波]
………――うるさい。
[擦れる声音で低く、不機嫌に唸れば、>>354イドが一匹ベッドの下から慌てて逃げて行った。あれはギィのイドか。そう理解したのは何故だっただろう?
傍で待つもう一匹、クレステッドのイドが、伝言を、ひとが理解出来る言語で伝えようとするのを視線で制した。聞こえて居たから良い、と。声にせずとも伝わった様子で、>>349クレステッドのイドは、主から言い渡された要件が済めば何処かへと飛んでゆくだろうか]
[>>366ソマーリュは罪を犯す事を恐れ、震えていた。
その身体に手を伸ばし、強く抱きしめて。
羽根の生えた背中をあやすように撫でた。]
―大丈夫だ。
何かあっても、俺が支えるから。
俺はお前を失いたくない。
だから、いなくなろうなんて考えるなよ?
[―もしお前といる事で、自分が壊れたとしても構わない。
声にしない決意。もしそうなれば、それがどんなにソマーリュを傷つける事になるかも知らず。
互いの額をぴたりと付けて、安心させるように笑ってみせる。]
[足音が聞こえた。ふとそちらをみれば変わって尚目立つ髪色が]
ギィ
[少しだけ、彼から目を背け、その問いにゆっくりと口を開いた]
好きだ、といわれた。だから側にいてほしいと、愛していると返した。
[心のなかで未だにあれを是としない感情があったからかもしれない。彼になんと言われても傷つくような気がしたがその言葉はするりと出ていた]
[―そして男はいつものように笑う。
普通でないこの状況での変わらぬ態度は、不自然に思われるかもしれないが。]
ソマーリュ、そろそろ風呂から出ようか。
それとももう少し浸かっていたい?
―あぁ、そういえばその羽根は服に通るのか?
[緩く首を傾げながら問いかける。
出ると言うならば、手を引いて彼を外に連れて行くだろう。**]
― 回想・王子と ―
[Esに入隊した男は、その日の夜に王子に夜伽を命じられた。
寝所で生まれて初めて己の身体を開かれ、声が枯れるまで啼かされ。
その翌日、呼び出された男は何食わぬ顔で王子に面会した。
心の中は実家の事で荒れていたが、王子の前では余所行きの笑顔を張り付けて。]
『昨日は散々泣いていたものだが、それにしては元気そうだな。』
身体の節々は痛みますが、王子のご用命とあれば馳せ参じないわけがないでしょう。
『―今宵も来いと言えば?』
勿論、参りましょう。
[それから数日夜伽が続いたが、男はそれを受け入れた。
検査や実験と称されて身体が傷つけられて痛苦を味あわせられても、翌日には何事もなかったかのように振る舞う男を王子は‘おかしな男だ’と笑っていた。]
『お前は此処を出たいとは思わないのか。』
[入隊してひと月が経った頃、久々の夜伽の後に王子にこう聞かれた。
恐らくはイドにでも、様子を見させていたのだろう。]
いいえ、思いません。
[笑顔で首を振る男に、王子はさらに問いを投げ掛ける。]
『自由になりたいとは思わないと?』
王子、人には色々な思いがあるように、それぞれに信じるところがあります。
ですから俺が此処を‘楽園’と思うなら、俺にとってはそれが真実ではないかと。
少なくとも前の別荘よりは快適かと。
―それに、俺にはもう此処以外に居場所はないのですよ?
住まう場所に慣れる事に何の不都合がありましょう。
[男はゆるりと首を傾げて見せ、王子は笑った。
「慣れる」事は、これまでに父母を失い、家を失い、そして帰る家も失った男にとって生きる為の処世術だった。]
『ここが最後の場所だとよいな。』
はい、元よりそのつもりです。
貴方の為にこの身をお使い下さい。
[それ以降、時折王子に私的に呼び出されるようになった。
その際に彼から研究の話などや王子の宿願について語られる事もあっただろうか。
国外の遠征にも命じられれば欠かさず参加し、つき従う姿はまるで従者の如く。
新たな仲間が入隊し、或いは失い。
王子の思いついた無理な実験を強いられても、男はそれらに淡々と順応していった。*]
[膝を折り、リエヴルを真っ直ぐ見据える。
何処か憂いを帯びて見える彼の表情に違和感を得たが
その唇から紡がれた言葉は想定外だったらしく
驚きに、双眸を瞠らせ凍り付いていただろう]
そ、うか…、いや、驚いた。
あいつに、そんな告白が出来る度胸があったとは。
それに、……お前が男に、そんな言葉を紡ぐとは意外だったよ。
[告げる言葉に感情が上手く重ならなかった。
今、リエヴルの事を、そしてディークの事を、
二人の事を考えることが出来ないほどに、動転していて、
口に出す事を禁忌としていた言を、咄嗟に発し]
……結婚経験があるしな、お前は。
――自室――
[暗い室内を見渡して、其処が自室であると認識する。
彼が傍に居ない事を少しだけ残念思ったけれど、無事であることは誰かのイドを通じて理解していたから、我儘な落胆には気付かぬ振りをした。
自分は吸血鬼ではなく蝙蝠の仲間入りでもしたのだろうか、溜息を零す間にもイドが運び行き交う情報は頭に流れ込んでくる。小指で耳をほじってみても聞こえる筈の無い遣り取りは変わらず頭に流れ込んでくるから、耳で聞いて居るのではないのかもしれない。
其処彼処で喧しいお蔭で頭が割れそうに痛い]
……――――、違うな。貧血、か。
[偏頭痛の正しい原因に思い当たって、独り納得する。
だからといって、血を摂れと言われても余り食指は動かない。
未だ、片っ端から何にでも喰らい付く飢えた獣の様には理性は欠落していないらしい。
けれど、それも時間の問題だろうか…]
.....なんで.....どうして知ってる
[結婚歴があると知っているのは王子やその周りの人物だけ。王子が漏らしたのだと気づいて唇を噛んだ]
ディークは、そういうのじゃない。息子のように、家族のように愛している。
.....なのに私は側にいてほしいと縛り付けたんだ
[自らの体を抱き込むようにして俯く。]
軽蔑するか、こんな私を。
[水浸しにした靴と衣服の代わりが用意されている事に気付き、のそり、重い身体を起こせば着替えを済ませる。
支給品のスラックスにタイを結ばず幾つか釦を開けたYシャツ、邪魔な袖を幾つか捲った、寝癖も気にせぬ普段通りの出で立ち。
血の気が薄く酷い顔色なのを除けば、恐らくは、総て普段通り]
……――みず。
[血を欲する餓えに似た渇きだけではなく、純粋に咽喉が乾いて居る事に気付けば、ふらり、歩き出し水場へと向かう。
多分しっかり歩けるけれど、脈打つように絶え間ない痛みを覚える頭痛に足腰ではなく気分の方を挫かれて、壁伝いにのろのろと、部屋を後にし…]
――自室→厨房――
――…察しろ。
詳しくは、聞いてはいない。
[悪趣味な王子のこと、男がリエヴルと同期と知るが故、
反応を窺うか、面白がってリエヴルへ詰め寄り
詳しく聞くことを望んだか。
けれどそれを耳にしても、彼に直接尋ねたことはなかった。
唇を噛む様子に微か眉根を寄せて]
――お前…、奴の気持ちを知っているんだろう?
何故、そんな事を。
[彼の考えていることが、わからない。
友は、なにを目論んでいる?
思案しても答えは出ずに、ただ静かに彼を、見据え]
軽蔑するどころか、…私には、お前がわからないよ。
何故、か。
[漂う瞳は彼の赤髪を映し更に赤く輝き]
皆は言う。私は優しいと。だが違う、結局のところ私のエゴだ
妻であった女性が病で死んだと聞かされた時、守ってやれなかったことを悔やんで、救えなかったことを悔やんで、それでもこの鳥籠から出られなかったことに絶望して私は本当は死にたかったんだ
[ぽつりぽつりと溢れていく言葉は彼の語ったことのない内側を見せるもので]
それでも私は出来なかったんだ。本当は彼女を失ってしまったことにそこまでの喪失感を覚えていなかったから
ただ一人、共にいてほしい人がいればなんでもいいという傲慢な心に気づいてしまったから
だから私は翼を折った。飛べぬからここにいる、そういう理由がほしかったから。そうしてわたしは生きるのを止めた
[足首をゆるりと擦る。激情のままそこにナイフを突き刺した日から数日は熱に魘されたものだ]
誰かを助けるのもそう。妻を助けることが出来なかったからそうしたいだけ。ディークが、彼が私が側にいれば救われると言うのなら私は彼に好きはあげられないが愛は与えよう。
[そうして広げた手は彼のもとに伸びる。]
私はそれに満たされ、彼らはそれに癒される。ただ、それだけの話だよ
...ここまで聞いて尚、私は庇護すべき存在かな?皆にあのようにすかれるべき存在、なのだろうか
[答えは否だと思っている。それでも私はそうでないと今ここにいられないから]
――→厨房――
[>>216「考えることをやめるな」と、先生は言った。
けれど、別に考える事を放棄した訳では無い。自分の頭ではいくら考えてみても、同じ回答しか出てこないだけで]
[大事な大事なペットたちに壊れない細工を施して、欲望の欲するままに喰らい合う泥仕合でもさせる心算だろう。
そうして一番最後に残った一匹を待ち受けるのは、あのひとのご褒美か、それともただの絶望か…]
[器が壊れなくたって、元は只の人間だ。中身も壊れないとは限らない。それが、自分にとってもっとも恐ろしい事でもあり、…観客であるあのひとから見れば最高のスパイスになるだろう]
[…そんな夢も希望も無い仮説、仮説の侭であって欲しいから、クレステッドには話さなかっただけだ]
[…ぼんやり思考を巡らせながら辿り着いた扉を開ける。其処に居る面々を興味無さ気に見渡しながら合間をすり抜け水道迄]
城中に血の匂いが満ちてる
本当に――……色々あったみたいだな
あァ、兄ちゃんはその……大丈夫だ
[ソマーリュとの事を話すわけにもいかず、曖昧に濁した。
そしてぽんぽん、とゆっくりディークの頭を撫で]
しかしリエヴルには随分と世話になったみたいだな……
何処と無く父さんに似た人だとは思っていたが
あとで、俺からも礼を言わなくちゃな
[赤い瞳を、真っ直ぐに見つめ返す。
聞き慣れた友の声が、これまで押し留めていたのであろう
心情を紡いでゆく。
妻と引き離され、妻の死が彼の裡に昏い影を落としたのだろう。
それでも、以前の自分であれば彼の行動を
"仕方が無い"と、易々と受け入れてられていたかもしれない。
本能を戒める枷がまたひとつ、今 砕け落ちた]
――くだらない。
後を追って死ねたから本当に好きだ?
死ねないから好きじゃない?
――誰でもいいから、道連れが欲しかった?
[誰に対しても等しく優しい、面倒見のよい男だと思っていた。
誰よりも彼を理解し、理解されていると感じていた。
聖人君子のようだ、などとは思わなかったし
誰しもそうした暗い部分は持っているだろう、けれど――
『私はそれに満たされ、彼らはそれに癒される。』
その言葉が酷く、神経に障る。]
見返りの為の仮面だった、ということか。
――リエヴル、お前…、歪んでいるよ。
[彼のことをそんな風に、非難出来る自分ではないと
解っていたけれど。
本当の彼を受け入れ難いのは、そう――
自分もまた、リエヴルを"守る"ことで、優越を覚えていたのだ。
庇護する事で、庇護欲を満たしていたのだ。
その事実に、気づいてしまったからで]
それでも、皆はお前に手を差し伸べる。
それはお前が望む、望まぬに関わらず、だ。
[伸ばされた指先を、そっと掬い上げ、握ろうと]
[皆が賑わい話して居ても今迄、自主的に会話に混ざろうとした事は数える程度、あるかないかだったけれど…、今くらいは参加しておくべきかと、グラスに水を汲みながら、>>383オズワルドの話に口を挟み]
「治る」だけで、何処かから補われる訳じゃない。
「治す」エネルギーだって身体の内から消費されている筈だ。
飲まれた血がそっくりそのまま飲んだ者の血になるか?恐らく違う。
食事と同じ、総てが都合よく望んだエネルギーとして還元される訳じゃない。
つまり、餌同志、喰らい合っても、皆が皆、平等に飢えるだけの話だ…――と、俺は考えるんだが、違うだろうか?
― 回想・ソマーリュと別れた直後の自室 ―
……――ッ、血、が。 血が、足りない……っ!
[ソマーリュから受けたキズは、吸血種の超回復能力により
その大半が癒えようとしていた。
だがその反動として、ひりつくような乾きが襲い来て]
誰か、近くに……
この反応、カシムか……
[イドが、カシムの所在を告げる。
ふらりと立ち上がり、彼の部屋の扉の前へ――…]
[血の気の足りぬ顔色の侭に、虚ろな眼で振り返り、>>389彼の開いた唇から覗く牙をぼんやり眺め見る。…そういえば、自分の牙は何処へ行ったんだろう?伸びたり縮んだり可笑しな仕組みだと気付いて、一人感慨深げに舌で口の中をもごもご探った]
血は要らない、未だ――…
[渇きを覚えない訳ではないと、含ませることで返答に代えて、グラスの水を一気に煽って流し込む]
……っ、ごほ、……――ぅ、……ッぐ、
[空っぽの胃が驚いて、逆流しかけたものを、口元を掌で塞いで堪えた。どうせもう吐く物は入っていないけれど、嘔吐すれば只でさえ足りぬ体力が削られるだろう。幾つか咳払いをして、呼吸を落ち着ければ、今度は、少しずつ、二杯目の水を口に含み]
[くだらない、その言葉に瞼を閉じる。本当は誰でもいいわけじゃない。いつだって共にいてほしいのはたった一人。でもその心さえ自ら偽って]
歪んでいるか、そう.......だな。その通りだ。私はこうなるずいぶん前から歪んでいた
[見返りが第一と言うわけではない。この男の性分として黙っておけなかった部分も多々あるのだろう。だがそれも全てエゴだと言い切って]
君も手をさしのべてくれるのか?
くだらないのだろう?歪んでいるのだろう?
そんな私など捨て置けばいい。
[ゆるり、彼のその指から離れるように手を払う。]
[あのとき死ねなかった本当の理由は目の前の存在がいたから。
全て見抜かれていて王子に言われた。外出許可をくれと泣きわめくがお前は結局外に出たくないのだろうと。お前がいなくなればあの男はどうなるとも知れないと。
それだけはさせてはならぬと思った。これは見返りなど求めない、ただ彼に知られぬように知られぬようにと努力した王子との誓い。
知られなくていい、想い]
[そうして――…
同意を得られれば、その場にいた者達と共に
カシムの部屋を訪れただろう。
途中出逢った者がいれば、
恐らくその者へも声をかけて。
不死身の吸血種同士の血の交換。
それは画期的なアイディアであるように、その時の男には思えた。
まさか。
吸血による高揚が、陶酔が。
あんな結果をもたらすとは――…
気付けば、カシムは――……]
[彼の真意を読み取れてはいかなった。
真意どころか、此処まで自分が見てきた
リエヴル・ウィンスレイという男の何処が本当の彼であったのか――
脳裏にいくつもの、共に過ごしてきた残像が走る]
[リエヴルの枷が自分だった事は知らず、
自身の生命を絶つことを彼が本当に実行していたら
王子の言う通り、己も後を追っただろう。
あの頃の自分は彼がいないこの城に、未練などなかった。
彼が自ら翼をもぎ取る以前から、己は彼に依存していたのだ。
嵐の夜が平穏な日常を連れ去り、血の雨に塗り替えた事で
小さな罅が、大きな歪となって男の心を抉る。]
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