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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、共鳴者が3名、銀狼が1名、落胤が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
んー、飲み物はー
お茶がいいな!お茶!
[冷えたやつで!と追加で頼み
辛めのご飯、残暑の季節
冷たい飲み物をがぶ飲みしたい時期だ
食後に余裕があったら
ミルク多めのカフェオレ頼むこととして]
あれだけ食べてどこに余裕が…?
[6人前の後で2人前追加
女子の私にはよくわからないが
美味しそうに食べているので食べっぷりにはニコニコ]
茹でたチンゲンサイ!
いいですね!
冬近くなったら、ニラとかも良いかもー
[ゆっくり食べ進め、減っていく器の中
閃いた事を伝えあえば
また次に坦々うどんが出る日が待ち遠しくなる]
[量も少ないので早く食べ終えても
会話のために席に残る事が多い私は
今日も残って、食後のひと時を]
私は片付けしてからー
また戻るかな?
1人でやりたいこともないし!
[さっき頼もうとしていたカフェオレをリクエストして
淹れるまでの時間の間にささっと
自室で荷物を片付けにいこうかなっと!]*
あはは、ありがとうございます。
相場以下は流石に無いと思いますけど
後で調べてみよっかなー……。
まあ、俺達が生活出来る分稼ぐのが目的だから
そう損した訳でも無いですし。
[ああ何だか良心が痛い!ごめん、ごめんねアイリさん!!
むしろ相場超えてるとか言い辛い!>>0:228
心配そうな顔と反応に罪悪感がハンパない!>>4
ピュアピュアしそうな感情や反応
そういうのに慣れてない俺は、この時ばかりは
妙に視線が逸れてしまったせいで
挙動不審に見えても仕方無いかもしれない。
「アイリさんピュアだ!ピュアすぎない!?」と
内心叫びたくなるような気持ちをぐっと堪えつつ思う。
聖女かな?聖女なのかな??]
[こうして話がスイーツに切り替わると
買うなら小遣いを渡してくれると言う。
ソマリ様も店の味とかで勉強したいんだろうな。
>>0:218>>0:235
秋菓子の品評会>>0:236を提案するソマリ様と
嬉しそうに茶もこだわって選んでみてと話すアイリさん。>>5
無邪気そうなアイリさんの様子が微笑ましくて
余程楽しみなのかな、何て思って。
(夢のまた夢のことは、未だ知らず)>>5]
じゃあ俺も買い出し係兼
リサーチ役として張り切りますか!
[そう言う自分も品評会そのものは楽しみだから
ノリノリでその話には乗った。
珈琲用意しようかと思ったけど、
この日ばかりは紅茶と一緒に楽しもうか。]
……言われてみればそうですね。
「そういうものか」と思ってましたけど、
普通に考えて金銀宝石生み出す吸血鬼って
やってること半端ねえや。
夢?あー、それを元手に一攫千金とか。
[アイリさんに言われて気付いたけど、そうだった。
金銀宝石を自在に生み出す能力って
人間からすれば垂涎ものだろう。]
あれ?もうそんな経ってましたっけ?
14年……あれ、あー。そうだ。
俺今32だから……そっか、14年か。
[俺が過ごした時期は奇しくも
アイリさんの人生の6割以上の時期。>>6
あと4年も経てば人として生きてた年数に追いつくんだな、
そう気付けば何だか感慨深くなる。]
[今日も最後に食べ終わるのはソマリ様のようだ。>>0:240
食後の過ごし方について聞かれれば]
俺は珈琲飲んで少し休んだら
自分の部屋戻って休もうかと。
あ、その前に風呂掃除……
まあいいや、珈琲飲んでからにしよっと。
[そう言って珈琲を用意しに立ち上がる。
アイリさんは先に片付けを済ませるらしい。>>8
ミルク多めのカフェオレは二つ返事で引き受けて>>2>>8
中煎りのブレンド豆を挽いて出そう。
戻って来た頃には白いマグカップに
ミルク多めのカフェオレを入れ、
グラニュー糖のシュガーポットとともに
本人の前へ差し出されることだろう。]**
─ 根城・夕 ─
[過去の生き様で味覚やら食べ物に関しての価値観が
大幅に変わるというのは人間だって同じで
当然理解もしている内容だが…
濃い味が好きそう(想像)なセオくんが
湯豆腐が嫌い…というのは言われたら頷いても
炒飯と言われたら意外だという顔を向けただろう!
パラパラがダメならベチョベチョの炒飯ならいいのだろうか
ベチョベチョ炒飯は絶対まずいと思うが!]
[自分は紅茶もコーヒーも飲むから
ソマリの紅茶派と、セオくんの珈琲派
どちらの話にも入る事があって
朝にフレーバーティーの話をしたから
紅茶、とつい言ってしまったが]
セオくんは?
珈琲でなんかお菓子に合うやつ探す?
[豆の種類…などなどは全く詳しくないが
飲み方の種類ならわかる
ここらで新しく、豆の知識をつけるのも良いだろう]
そうそうー
宝石で自分を飾り立てたり
売って一獲千金も簡単だろうしー
でも売り過ぎたら値崩れするのかな
[宝石は希少だからこそ値が高いのもあるはずだ
大量に売ろうとしてもうまくいかなさそうだが…
まあともかく、悪用する人に
その能力がなくて良かったと思う]
我でも生み出せん宝が
目の前にあるのだからな。
[アイリにのみ通じる念話に切り替え
本人を見つめ、滔々と語る。]
その宝は初め、我の棺桶を殴ろうとしたり
我を壁殴り代行に引き入れようとしたりと
まあ、変わった宝ではあったな。
だが、ふとしたことから我が
「貴様が我にとって
かけがえのない者だと思わせるが良い」
そう口にしたら、
『唯一かけがえのない存在になるには
大きな壁が見える』
難しそうとも口にした記憶がある。
何故かその様子が変に自信が無さそうで
普段の元気度合いと妙に違うものだから
少しばかり気になった。
この時から、我はこの宝へさらなる興味を持った。
宝は自分の意見を忌憚なく述べる宝だった。
宝は自らの知見と観察力で周囲から
一定の信頼を得ているように見えた。
何せ初日に唯一「占いたい」という意見が
誰からも出ていなかったしな。
我もその意見には当時同感だった。
あの村で我は宝を一度も狼と思うたことは無い。
貴様は根底で大勢を信じているように見えた、
その姿勢が我にとっても十分信用に値すると思うた。
多くの者達が論議し、我が時折仲裁し
幾多の日々を経て────結果、騒動は終わった。
気付けば宝は、人間としてでなく
「宝」として大事な存在になっていた。
だが、我は吸血鬼だ。時の流れが違う。
────あの後、他の者が気を取られている隙に
我は一人去るつもりであった。
胸の思いも秘密にする心算であったのになあ。
普段は言える時に伝えるが信条でも
去り際に言うのは只のエゴにも思えた、それなのに。
[だが、出来なかった]
去る前に宝と言葉を話したのが迂闊であった。
話の流れで、我はついうっかり
「我は既に貴様へ惹かれている」と
宝の前で口にしてしまったのだからな。
両想いとは思わなかったから、
返事を聞いたときは内心驚いたが。
[それが恋だと理解したのは、周囲の反応。
式場立てられそうになったりとまあ、色々あった。
恥ずかしがるようなアイリの反応は非常に可愛かった。
ツンデレなるものの需要とはこのことか、とも。]
────眷属を得たり、
人間や他の魔と関わることはあれど、
いずれ奴らも彼方へと去って行く。
その度に悲しみが引き裂くように襲い
心は慟哭をを上げると言うのに
関わりを捨てられなかったのは、
何だかんだ命ある彼奴らそのものが
好きだったのやも知れぬな。
たとえ火で焼かれようが首を落とされようが
灰を川に流されようが
良き思い出も知っているからこそ
我は恨み切らなかったのであろうな
……そうか、ようやく分かった。
我は寂しかったのだな。
多くの者と関わっても、心のどこかで
限りある命と未来永劫への隔たりを感じ
どこか虚しさを覚えておったのだな。
[だからこそ、あの時の言葉が嬉しかった。]
我と共に見送る側に立つと、その側にいると。
その言葉がどんなに嬉しかったか。
何せ相手が我が唯一その死を考えたく無いと、
心が拒んだ相手であるぞ?
初めて己から血を分け与えたいと心から願った
ええい今のは忘れよ!!
(余計なこと口走ってしまったではないか!!)
[最後は恥ずかしくて少し噛んでしまった、おのれ。]
[宝石や金銀を語る娘に念話を飛ばし
思い出すは己の過去。
己と言う自我が目覚めた冬の凍てつく大地
命の価値を理解せず、黒髪の吸血鬼タイガと共に
己が力で人も魔も恐怖に陥れた金と黒の時。
始祖と呼ばれた吸血鬼とその同胞達により捕らえられ、
人の心と感情を知り己の過ちを悔やんだ償いの時。
己が与えた痛みに向き合えと吸血鬼達により
己が為した所業を全てこの身に与えられ、
永遠の封印を口にされても
己の罪だと拒まず受け入れた罰と鎖の時。]
[永遠の封印……不老不死故に滅びぬ我らは
一度閉まれば外から開けぬ限り
二度と出られぬ棺に閉じ込められる刑罰のこと。
深い眠りの中、世に彷徨うことを許されぬ
人であれば死刑に等しい最も重い刑罰である。
ほぼ誕生したばかりの若き吸血鬼であっても
罪は罪、我は封じるべき存在だと自らも悟っておった。
刑も言い渡されておらぬのに
自らその棺へ入ろうとしたその時。
我が手を止めて、人の世を見よと。
人の世から多くを学べ、眠りは許さんと
我を放ったのは始祖と呼ばれる吸血鬼。]
[ここから、世に放たれた我の旅は始まった。
吸血鬼退治が盛んな時代。
火炙りや処刑の憂き目に遭いながらも
影で苦しむものに手を差し伸べた影の時。
人や他の命に興味を示し、人に紛れ
旅人や傭兵・貴族など様々なものになりながら
その一生を見つめ、見送る旅の時。
己の存在意義を見出すために
定住してはまた他の地に向かい
眷属や愛する者と暮らす……今。]
……さて、掛け替えの無い存在になるには
大きな崖が見えると貴様は言うたな。
今の言葉を聞いても、
アイリ……貴様は同じことが言えるか?
しかし──目の前の宝は
是非とも飾り立ててみたいものよのう?
元々の美しさと価値を
我は十分思い知らされておるが、
飾り立てればどこまで美しくなるか、
それも実に興味深い。
まずは、手始めに
装身具とドレスの仕立てから考えようか。
[クックックと愉しげに笑う姿がどう映ろうとも
構わず「宝石が何が似合うであろうか」
「貴様が欲しいものは何だってやるぞ?」と
悪戯を企む子供のようにアイリの耳元で話しかける。]
[ いつかはアイリも吸血鬼達の同胞や
始祖と呼ばれる吸血鬼の前へ
顔を出す機会が訪れないとも限らない。
その際、己を守る美と財は大きな武器にもなろう。
さらに美しくなった彼奴を見てみたいというのが
一番の本音でもあるのだが。]
[セオが作るコーヒーの香りを横目に
アイリの言葉へ幾らか思いついたことを口に出す。>>16
正直今のままでも十分問題はないと思うておったが
皿洗いでも何でも、手伝いたいというなら拒む気は無い。]
まあ、出来そうなものから少しずつで構わぬぞ。
今は出来ずとも続けていれば
様になるかもしれんしな。
我も最初は料理を焦がしたり
味の加減に失敗したりと悲惨であった。
人間の食に対する価値観を
理解するのにまず苦労した。
練炭術師の此奴を我は笑えんよ。
[紅茶を一口飲みながら、勝てないというアイリに対し
己が失敗談を伝えて超える可能性を示唆してみせたが
果たして。]*
/*
『え?占い先希望7人居ない?
私だけ占い希望挙げられてないんですけどー!?
なんでー!やだー!占われたいよー!』
→あの位置で初手占するのは無理です先生!!www
あんなド白くて
自分の意見ハッキリ分かりやすく述べてて
喋れて他者への介入と仲裁出来て
自分から積極的に動ける灰を
初手から占おうとは思いません!!
自分が灰でもあれは希望出さないよ!!
占でも希望出さない、それどころか
独断で占ったりなぞしたら
即真切られる位置ですってアレは……。
(当時言いたくて言えなかったことを
今ここでエアリプ)
[食べっぷりをアイリさんに微笑ましそうに眺められ>>18
ソマリ様には呆れたような顔をされ>>23
ブラックホール発言には「そんなことないですー」と
軽口で返しご飯を食べる。
血縁としての繋がりは確かに無いけれど
俺自身も此処を第二の家族同然だと誇りに思う。
それには俺も胸を張って言えること。]
いいでしょー!鍋!
白菜とか小松菜とか沢山入れちゃって!
きのこ入れても美味しそうですよね!
あ、アイリさんは鍋の締めお米派でした?
今日出てきたのがうどんだったから
その延長線上で考えちゃってました……。
[豆乳坦々うどんを鍋にした場合で考えてたので
米を締めにするという発想が
丸っと頭から抜けてしまっていた。>>18]
[別段損した訳じゃ無いと話せば
安心したのかアイリさんの表情が
ほっとしたようなものに変わった。>>19]
そうそう、仕入れは実質タダですしね。
アイリさんは優しいなあ……。
[「騙されてるのは嫌」という言葉に>>19
騙されること前提で物事を考えてこなくて良い、
そんな環境で生きてきたのかなと思い浮かぶも
すぐに頭から振り払い、穏やかに微笑む。
俺は最後、大きく裏切られた人生だったけど
アイリさんもまた誰かを失くした人なのだと
知っても知らずとも>>0:14>>0:15
当時の俺は願っていた。
アイリさん、あんたは知らないままでいい。
その心をどうか失わないでいて──と。]
―回想・俺が人間だった頃―
[時は遡ること2桁の時分。
父と身重の母二人、貧しいながらも
笑顔が絶えない幸せな時代を過ごしていた。
生まれてきた妹もそれはそれは可愛くて。
俺達家族3人、この平凡だけど幸せな生活が
ずっと続くと思ってたんだ。]
[その日々は、唐突に終わりを迎えた。
母の悲鳴と激しい物音、妹の鳴き声に飛び起きて
音の元へ向かった先には
血だらけで倒れ臥す父の骸。
骸に縋り泣き、何度も父の名を呼ぶ母の声。
ベッドで泣き喚く妹、見知らぬ大勢の男達。
その内の一人は下卑た笑みで父の骸を見下ろしていた。
その光景に足も竦み声も出なくて、
現実味のない光景を呆然と眺めていた刹那。
鈍い痛みとともに俺の意識は刈り取られた。]
[幼い俺が目を覚ますと、そこは独房のような場所。
そこで俺はあの下卑た男が昔から父を憎んでいたこと。
父に無実の罪を被せ、大勢を騙して父を殺させたこと。
今……その血を引いた幼い妹と母を殺すところだと。
当然俺は反抗した、何故二人を殺すんだって。
父と父の血が憎いなら俺だけ殺せばいいだろって。
妹もその血を引いてると分かっていても
当時の俺は男の気を二人から逸らすのに必死だった。
すると男は取引を持ちかける。
もし俺がこれから先、男の言う奴らを一定数殺せたら。
母と妹のことは自由にしてやると。
俺はそれに乗った、その選択が過ちであるとも知らずに。
いや……何れにせよ。
幼い俺に出来たことは、何も無かったのかもしれない。]
[それからは休む間も無く殺しの術を叩き込まれた。
俺は男が抱える組織に暗殺者として仕込まれた。
殺しの生々しさに初めは苦しみもした。
だが、回数を重ねていけばそれも無くなり
いつしか無の境地で人を殺せるようになる。
クソッタレな人生だとは思ったさ。
それでも二人のためならと必死に耐えた。
時折許される二人への面会日が何よりの希望だった。
他の暗殺者達が訓練の最中や実践のヘマで
次々に死んだり、処分されていく中で
俺は地道に生き延び、実績を重ねていった。
気付けば組織の中でもベテラン扱いだ。
時は過ぎ、俺が18になった時。
男に言われた規定の人数まで、あと二人。]
[次が最後だと、連れてこられた標的は
────解放されるはずの母と妹二人。
どういうことだと詰った。
二人は解放されるはずだ、約束が違うと。
男は『解放すると約束しただろ?』と笑う。
その瞬間、俺は即座に理解した。
・・・
生きて解放する気なんか、
最初から微塵も無かったんだと。
取り囲む暗殺者の面々を見て、即座に悟った。
俺は────俺達は、最初から裏切られていたんだ。]
[理解した瞬間、暗殺者としてのスイッチが入る。
囲まれた総勢40名の奴らを即座に始末して
二人を連れて逃げようと動いた。
だが、その時思わぬ反撃とその手際に焦った男の部下が
俺を撃とうとして────動揺のあまり手元が狂って、
5発のうちの3発が二人に命中してしまった。
妹は即死、母はかろうじて息があるものの
頭部を撃たれたせいで瀕死。
慌てる部下の声も、それをなじる男の声も聞こえない。
俺は慌てて二人の元へ駆け寄る。
『……生きて』と最期に呟き、母は静かに事切れた。]
[心は荒れ狂う暴風のようだった。
俺達を裏切り、最初から殺すつもりだった男と
それに加担した男の組織への怒り
己の甘さで二人を殺したことによる、自身への怒り。
俺は無言で男達に近寄った。
反射で振るったナイフは致命打にはならないものの
男の利き手を一時的に封じるには十分過ぎた。
男と部下に反撃の隙を与え、
己も腹部や肩に複数の傷を負いはした。
だが、途中で呼ばれた蟻のような応援へは多勢に無勢。
荒れ狂う大雨にも厭わず3階の窓から飛び降り
バルコニーや建物、木々の合間を飛び抜けて
俺はあの組織から逃走を図った。]
[けれどまあ、報いってもんは巡るらしい。
深夜の逃走劇はとうとう橋まで追い詰められて
両橋から袋の鼠。
橋伝いに逃げようにも大雨の影響で川は増水。
濁流となって激しく木々や土石を押し流す。
あの男に一矢報えないのが悔しかった。
何も出来ない自分が酷く悔しかった。
それでも、諦めるには往生際が悪過ぎて。
痛んだ傷と失血で目は霞み
雨で濡れた体は体力を確実に奪っていく。]
[それでも一縷の望みをかけて、俺は橋の手すりから
茶色く濁るへ濁流勢い良く飛び込んだ。
運が良ければ生き延びるだろう、
駄目なら怨霊にでもなって
あいつら祟っちまえばいいやと思い込んで。]
―根城・夕―
あー……俺どうしましょうね?
ソマリ様が気合い入れて茶葉探すなら、
偶にはお相伴しようかな、と思ったんですけど。
[アイリさんに俺は?と聞かれ>>20
最初は紅茶をお相伴しようかとも思ったけれど>>14
(ソマリ様も茶葉にこだわる気満々だし>>26)]
そうですね……珈琲に合うやつなんかも
あったら探してみましょうか。
そしたらアイリさんも珈琲飲みます?
飲むなら豆とか煎り具合だとか、
淹れ方変えたやつ幾らか用意しますけど。
何なら飲み方もお菓子に合わせて変えてみるとか。
[珈琲も紅茶も飲むアイリさんだ。>>20
それぞれの違いを味わいながら楽しむ趣向は
どうだろうかと思案して]
[宝石の話には黙って耳を傾ける。>>21>>27
その間に飛ばされた念話のことなど知る由もない。
出どころを嗅ぎ回る連中には頷いて、
今後も量は調整しようと心で誓った。>>31]
ソマリ様、アイリさんのドレス
まだ仕立ててなかったんですか!?
アクセサリーも!?えぇっ!?
[まさかの爆弾発言に思わず二人を振り返る。
その目は驚きで見開かれた。
耳元で囁くソマリ様の様子には>>32
「助け舟要ります?」と
アイリさんへ念話とともに目配せて。
吸血鬼の方々が集まる夜会や会合。>>33
回避することは出来ても本人が向き合おうとするなら
必要なものをまだ渡していないことに酷く驚いた。]
はいっ!?
なんですかそれ!
ああ命こそ宝ですーみたいな!?
[詳細に語られる出会いの時の物語
誤魔化そうとしたところでそれが
己のことを指しているのは明白で
念話を受け取り、照れ、動揺した姿
セオくんが見れば一発で
念話で何かあった、とわかるだろう]
う、あー……
言いましたよ。言いましたそれ
どんな流れだったかまでは覚えてないですけど
「あなたは今までに多くの人に会ってきただろうから
私の様な何も変わりのない人間が
唯一であると思わせるのは難しい」
……なんてことも言ったよーな気が?
そうやってー
めちゃくちゃに私を褒めていますけどもぉ
あの村だけでも興味深い様な人
私以外にたくさん居ましたしー?
[皆が濃い奴らだと言っていた様にね!]
ついでに言えばですよ?
私の様な小娘のことなんか
永い時の暇を潰す戯れになれど
それ以上の存在にはなれないと
勝手に思っていたと言いますか?
[永遠を生きる吸血鬼だからこそ
人や他の生き物と触れた喪失感を避けるために
深く関わることを辞めたり等する者も居る
初めは私はあなたがそのタイプだと思っていた
「かけがえのない者だと思わせろ」
そう言われた時に、私に興味など本当はないのだと
遠回しな断り言葉だと感じた
だから自信のない回答を返した
もっと話したい。仲良くなりたい
友達になってみたら楽しそう
…初めはその気持ちのつもりで声をかけた
はずだったのに
ああ、思い返せば
なんだかあれもこれも…
自分の一目惚れだったかの様に思えてくる]
だから騒動終わりの時にはー
私、きっちりすっぱり諦めきってましたね
人が去って行ったりで大変でしたし
そもそも1人の人間なんて
やっぱどうでもいいのかなーって。あはは
[仕方ないや、と
そんな気持ちがあったからこそ
惹かれていると打ち明けられて嬉しかったから
私は……あの時をしっかり覚えている]
そうやって去り際に口にしてくれたから
私は気付けたと言いますか?
ああ、これって私も
貴方に惹かれてたんだなって
友情じゃなくて恋慕なんだなって?
やっぱ諦め切れないなって
[自分の観察力を以ってしてでも分析できなかったのだ
自分の感情がなんだったのか分からずにいて
ようやくそれを理解すれば
急に恥ずかしさがこみ上げてきたんだもの
だって自分でも恋とは思ってなかったから!
諦めていたのに、惹かれていると言われたから!]
あっははは!
寂しいんだって知らなかったんだ?
でもでも、それ仕方ないですよ
大事にしてたもの喪ったら
虚しくなるのも当然というか
私1人じゃ埋め切れないと思いますけど
いざ、つらいって時はちゃんと
私に言ってくださいね?
私も言うんで!
んー
これがどうかしたんですか?
[恐らくは過去に悪いことをしたから
私に恐れないか?と言いたいのだろうが
私の感想は皆の予想より淡白なものだっただろう]
間違いをひとつも犯さない人が
世の中どれだけいるかって話だしー
罪を犯した人間が
裁かれる必要性はあっても…
更生した後に受け入れられないは
あってはならないことでしょ
己の意志で、それを悪と知り
他者を貶めたならともかくとして
そもそも何も知らない、それしか知らない
そんな状態で為した事を
永らく反省して、それ以上の埋め合わせを
しようとずっと奔走している人を
責める必要性がどこにありますか?
貴方は知った。他者の痛みを
そして自分からその罪を受け入れた
私はソマリにとってはほんの短い期間しか
ソマリのことを見ていないだろうけれど
貴方はこれからも自分の罪を償うために
誰かに手を差し伸べはするけれど
意図して誰かを傷つける事はしない
……私にはその確信がある
[じ、と目の奥まで見つめて]
でも、よく言えたね
言うの、辛かったでしょ
教えてくれてありがとう
もっと…ソマリに近づけた気がする
[大きな崖なんて、あの村の時からとっくにないのだ
髪をそっと、撫でる。優しく、感謝を込めて]
[しんみり空気を吹き飛ばす為に
ぱ、と顔を上げて、声も明るいトーンに戻し]
まあまあ!
一歩違えば私が
罪人の立場だったかもですしー
ほら家系的に?
主である方が命じればなんでもしますから?
[世間的な価値観とは違う
人外たる主が命じれば…そう
殺しや嘘をついての騙しなどなど平気でするのも
狂人家系と呼ばれる所以でもあるので!]
[自分だけの時は手抜きするのは本人が納得しているならいいが
願うなら、一緒に楽しんで欲しいじゃない?
飲むものは違えど、囲む卓は同じなんだから!]
ん〜なら目玉焼きからとか?
流石に焦がしはしませんよ!
……卵割り失敗して
殻が混入するかもしれないですけどね!
[敵は年齢不詳の吸血鬼
果たして料理で勝てる日はくるのか!
流石に積み重ねた年が違いすぎる気がするぞ!]*
/*
私:アイリさああああん!!!
ソ:[ドサっとソマリが倒れる音]
私:ソマリが死んだああああ!!!!
ソマリいいいいいいいい!!!!!
/*
ロル書く時間が無いの惜しいけど
落とせるうちにこれだけ落としたいっ。
【3人の日常(特に食卓)で思い浮かんだシーンの曲】
キンモクセイ/さらば
【過去のソマリ(特に>>29>>30)】
I AM THE WIND
【アイリさんとの出会い後(>>55~>>61と秘話)】
いのちの名前/木村弓
[買い出しだけでは物足りないぐらい
ここでは充実した生活を送らせてもらえているから
手伝いたい!という気持ちが膨れ上がったのだ]
ふふふ。任せてよ!
日光平気なことだけが今のところ取り柄!
皿洗い任せて!
そのぐらいなら寝る時間にも影響ないしね
[一人暮らしの時は全部自分でやっていたし
自由時間を少し削る程度でなんとかなる事
心配される顔に、任せて!と自分の胸を叩いた]*
違う違うそうではない。
[念話からは動揺したような、そんな声が聞こえてくる。
慌てるような照れたような反応もまた愛い。]
そのような反応もまた愛らしいがな?
[アイリの反応に追撃じみた本音もポツリ。
我のことを知るものであれば、
声色が愉快めいているのが分かるであろう。]
嗚呼、確かに我も覚えがある。
「あなたは今までに多くの人に会ってきただろうから
私の様な何も変わりのない人間が
唯一であると思わせるのは難しい」
[どうして自分が何も変わりのない人間だと
彼奴は思っていたのであろう。]
「吸血鬼兄さんは長生きだし、
いろんな人と会ってるだろうから
人を見る目が肥えてるだろうし」で、あったか?
[気のせいでありたいと願う記憶。
自身の記憶から、アイリの言葉をもう一つ思い返せば
自身が我の目に留まることを
最初から思いすらしないようにも聞こえる。]
何、事実であろうが。
我は言える時に伝えるが信条ぞ。
忘れたか?
確かにあの村は個性派大見本市のような
特色揃いの面々であった。
……貴様も相当であったが。
[なお我は筆頭扱いされておった、解せぬ。
だがそれも次の言葉で後頭部を殴られたかの様な
大きなショックが押し寄せて。]
アイリ……幾ら当時の心境とはいえ。
愛する者を卑下する様な言葉は
例え当人からであっても心が痛むな。
貴様にそう思わせた奴らと我を
全員殴りに行きたいと思う程には。
我は……貴様にそんなこと思わせていたのだな。
[確かに吸血鬼達同胞の中にも
喪失感の痛みから深い関わりを持たず
ひっそりと隠れ住む者達も中には居る。
だが、まさか我がそのように思われていたとは
露にも思わなかった。
元々アイリのなりや性格は嫌いではなかった。
完全に我が興味を示した決定的な一言は
「お兄さんの様な格好良いお兄さんに
いつか好きだーって言われて見たい」という
言葉の記憶。
面白い、であればいつかではなく『今』挑戦してみせよ。
貴様の存在が我にとって
どこまでかけがえのない存在になれるのか。
貴様の言葉、受けて立とうではないか!]
[「であれば貴様が我にとって
掛け替えのない者だと思わせる
人間になってみせるが良い!」
ここまで我の気をひくとは……面白い。
娘よ、我の想像を超えてみせよ。!
期待と我の興味を引いたことに対する最大級の賛辞。
彼奴の言葉に対する純粋な大声援。
まさか正反対の意味に捉えられていたとは
夢にも思うまい。
むしろ彼奴の言葉、反応、一挙手一投足に
何が来るのか期待すら抱いていたのだ。
そこに拒否の感情など、微塵も無かったのに。
伝え方のせいで悲しい誤解が生じたことなど
当時の我は気付きもしなかった。]
[突如うなだれ、目元を拭うと
拭わなかった方の手でアイリの頭を
ぽん、ぽんと優しく叩く。
セオには目の潤みを見抜かれても仕方あるまい。]
……フフ、フハハハ。
我らは互いにすれ違っておったのだなあ。
我は想いを伝えるのはエゴかと思い、
貴様は1人の人間なぞどうでもよいのかと。
互いに己が恋慕を自覚せぬまま
あやうく生き別れるところであったのやも
しれなかったのか。
[我の口下手は酷いなと自嘲すれば
そう思わせた己の不甲斐なさがやけに苦しい。]
……あの時、きちんと口にして良かった。
[アイリの言葉に、心から思う。
我が口にしたから彼奴は気付けたと、
諦め切れないと感じてくれていた。]
────嗚呼、知らなかった。
何せ我の感情も入り混じっていたからなあ。
寂しさから来るのだと、ようやく気付いた。
[我はいつの間にか心の奥底で封じていたらしい。
喪う虚しさと寂しさを「そう思ってはいけない」と。
初めは不老不死の身の思考としてと推測した。
……今思うと只耐えるための
言い訳に過ぎなかったやもしれん。]
────うむ。
[いざつらい時はちゃんと言えの言葉に
力強く頷く。その心強さに少しばかり微笑んだ。]
[そのことで油断したのであろう。
ついうっかり出てしまった言葉を忘れろ!と
言ったのだが、アイリまさかの拒否!]
ええい忘れろ!!
忘 れ ろ !!
嗚呼もう恥ずかしさの余り
棺桶の中で思い出し蓋ドンしたら
貴様一体どうしてくれる!!
[元はと言えば我のせいなのだが!!
くそう、アイリの声と表情が心なしか
ドヤ顔してる様な錯覚すら感じ始めた!!]
──辛かっ た
怖 かっ た
[髪を撫でる心地がひどく優しく感じて。
閉じ込めていた永い年月の感情の箍が溶け、
堪えていたものが次から次へと溢れ出しそうで。
それは、常の我なら決して言わなかった数々。
心が乱れるあまりアイリだけでなくセオにまで
念話が届いているとは未だ気付かない。]
終わりの無い旅路を 彷徨うかの ようだった。
我がしてきたことは、果たして 正しかったのか。
真に彼奴らの 友や仲間で在れたのか。
我が見たいと言うのもそうだが。
[再度、アイリのみへの念話に切り替え
変わらぬ態度で飄々と呟けば]
白いドレスを着た貴様の手を引いて
愛を宣言するのも悪く無いな?
[嗚呼、でも文化によっては違う色や
違う服装でもあったかと言い足して]
[そう言うと、先ほどの愉しげな声色を消した
真剣な声で彼奴に語りかける。]
貴様に、伝えたいのだ。
貴様は「ただの」人間でもなく
「何も無い」存在などでは決して無い。
貴様と言う存在はこの世界にたった一人だ。
世界をどれだけ探そうと貴様以上の女はいない。
我は貴様だから惹かれた。我は貴様が良いのだ。
あの村で出会った時から我は思うておった。
彼奴は何故ただの人間などと言うのであろうか?
先ほどの話で思うた。
己を主の手駒である様に思わせる、
家系の在り方が貴様にそう思わせているのかと。
[人間も人外も生まれや環境は選べない。
それは仕方のない部分ではある。]
ドレスやジュエリーなど、美の力を借りて
さらに美しくなった己を知れば
少しは自信がつくかと思ったのだが。
何度でも言うぞ、貴様は我の唯一で
替えが効かない掛け替えのない存在ぞ。
我は、貴様も我に惹かれてると知り嬉しかった。
どれだけ我が貴様に我が救われたと思うておる?
[────アイリ────]
何が貴様をそう思わせているかは知らん。
だが…………頼む。
頼むから、己の存在を。
路傍の石の様に扱ってくれるな。
路傍の石の様に言ってくれるな。
それとも何だ、貴様は我に
「我が愛したのは路傍の石だ」
とでも言わせたいのか?
[最後の言葉は半ば、懇願にも近かった。]
……すまぬ、意地の悪いことを言ったな。
長年の習慣や思考は
癖付いてしまえばなかなか抜けにくかろう。
それをいちいち責めたいわけでは微塵も無い。
いつか、貴様が自分に自信を持てるその時まで。
我が言葉と態度で嫌という程伝えてやる。
だから……待っておれ。
今までなんぞ比にないぐらい
貴様をたっぷり甘やかしてやるからな?
三度の飯におやつに我の褒め褒めタイム、
貴様の魅力再発見計画その他諸々。
ともすれば堕落とも呼べるそれらを駆使し
骨の髄までたっぷり溶かし尽くしてくれよう!
[まるで宣戦布告の様な物言いだが
頭では既に『アイリでろでろ甘やかし計画』が
しっかりちゃっかり綿密にスタートし始めている!]
まあでも、まずは一息つこうではないか。
[そう言って、ティーパックを蓋に避け
数度スプーンでかき混ぜてから紅茶を口に入れる。
先ほどは蓋を取ってパックも取り出さず飲むと言う
横着ぶりだから良いが取り出さずにいたままの茶は
色も濃く、味も渋みが強い。
念話や他の話に気を取られすぎたなと
内心で苦笑しながら渋みを和らげるため、
シュガーポットから砂糖を2杯追加し入れた。]
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ロルが確定祭り状態で埋まりたくなる(土下座)
あと主語が抜けてて口下手とト書き下手が
アクセル踏み込んだ勢いで加速してるな!?
家族関連の話完全に齟齬った気がするんだけどどうしよう
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