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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が7名、人狼が1名、囁き狂人が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
村の更新日が延長されました。
「お集りのみっなさーーーーーんっ!」
[会場全体に放送が響き渡る]
「今回は、『Grow Universe』公式大会へのご足労、まことにありがとうございまーーーーっす!
色々あってオフイベは自粛しておりましたが、今回、各方面のご協力を得て、再び皆さんと直に向き合う場を設ける事ができましたー!」
「これも、ご愛顧いただいてる皆さんのおかげ、スタッフ一同感謝の念はつきません!
感謝の気持ちを込めてのイベント特別ボーナス……の話は、また後で、という事にしておいて。
今回の大会の、スペシャルゲストのご紹介でーすっ!」
[やたら威勢のいい司会のトークが途切れ、ステージの袖にスポットライトが当たる]
「統合宇宙軍リュフトヒェン基地所属の若きエースパイロット!
メレディス・カルディナールロート少尉こと『緋色の神拳』が、長き沈黙を破って復活してくれましたー!!!!」
― 公式大会会場・ステージ ―
……いやまて、その紹介死ぬほどはずい。
[全力の紹介に、いや確かに現役当時はそう名乗ってたけど、なんて思いながらも突っ込んだ]
『でも、大筋間違ってないのだわー』
[そこに、電脳兎が更なる突っ込みを重ねる]
だから、はずいんでしょーが、ったく……。
[ぶつぶつ文句を言いながら、ステージへ上がる。
こーゆーの、俺の専門じゃないんだけどなあ、なんて思いつつ]
どーも、ご紹介に預かりました、統合宇宙軍のメレディス・カルディナールロート少尉です。
こっちは、今回のマスコット役を仰せつかりました、ブラオン・ラヴィ。
『よろしく、なのよー』
[名乗ったのち、肩の上の兎を示して紹介する。
応じて、兎はちたちた、前脚を振った]
というか、えーと。
色々あって離れてたけど、また、『Grow Universe』に触れる機会を得られて。
なんていうか……ここまで、このゲームを盛り上げてきてくれて、ほんとにありがとうございます。
今回は、ウチの基地がイベントのスポンサーって事での、お仕事のでの参加だけど。
最後まで、盛り上がっていこーなーっ!
[ざわめく大人数を見ていたら、なんか逆に吹っ切れて。
気が付いたらほとんど素で喋っていたのはご愛敬、としておいてほしい。*]
「それでは、本日のメインイベントの方に移りたい思いまーす!」
「参戦各位は、チケット記載のIDと同じナンバーが記載されたマシンでログインしてくださーい」
[公式大会では、専用のVRマシンを使用することで特殊コード仕様のチート行為などの不正を抑止している。
この関係上、参加している間はほとんど動く事ができないのが、ある意味では欠点と言えた]
「あ、ログイン前にちゃんとお手洗いはすませましょーねー!」
[なんて、ネタのようで大事な注意が飛んだあと。
専用マシンでログインしたなら、目の前に広がるのはシンプルな草原]
「最初のステージは、皆さんおなじみファーストエリア、グラスランド!
まずは肩慣らし、シンプルなクリーチャーハントかせ参りましょー!」
☆第一ステージ:グラスランド
・フィールド
起伏が少なく、見通しのよい草原ステージ。
所々に低木の茂みや小川などが存在する。
・登場敵
獣型のクリーチャーが中心。容姿や能力は自由に設定してOK。
基本的に、数を頼みに攻めてくるタイプ。
・ボスキャラ
漆黒の鱗を持つアース・ドラゴン。
四つ足の西洋竜。翼はあるが体躯に比して小さく、ほとんど役に立たない。
爪や噛みつき、地面を踏み鳴らしてのアースウェーブなどで攻撃してくる。
本来はデバフ能力は持たないはずだが、何故か防御ダウンの能力を使ってくる。それ以外は自由設定OK
・判定方法
撃破描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
☆判定リミットは11/23 00:00です。
判定数値は各自メモに記載お願いします。
/*
燦然と輝く肩書き、Pure angel(
中の人的には敢えての肩書きですし、キャラ的には開発メンバーの悪ノリですw
― 『Grow Universe』公式大会会場 ―
……んー……少しは、マシな顔になってるかしらねぇ。
[ステージの上の甥の姿>>3にぽつり、零すのはこんな呟き]
ま、とりあえずは様子見だけど……ちょっと話はつけといた方がいいわねぇ。
『話?』
そ。
なんかあった時に、あの子と繋ぎ取れるように。
特務の連中がいるなら、その位は想定してるでしょ。
[さらり、と告げて向かうのは特務エンジニアたちの待機場。
なお、姿を見せた途端恐れ戦かれる事になるのは、リュフトヒェン基地ではお約束と言える事だったりする。**]
まあ……とりあえずは、ゲームの方に行きますか。
[本来の目的は終わったようなものだったが、手に入れた権利を手放す気はなく。
チケットを取り出して、記載の番号を探し歩き始める。
その先に何が待っているかなんて、当然、知ることもなく**]
[ ぽかんと、間抜け面を晒している男のデータは以下の通り ]
――――――――――
■氏名:レガート・ヒンメル
■年齢:24
■職業:医学生
■経歴:父は軍医、自分も医師を目指している。『Grow Universe』には10代の頃から参加。6年前の公式大会にも参加していた。
☆ゲーム内PCデータ
■タイプ:物理主体の近距離攻撃型
■メイン武器:『精霊刀』。属性魔法を纏わせることのできる刀剣タイプの剣。プレイヤーの残存生命力が減るほど威力が上がるという特徴を持つ。
■バディ:ワイバーンタイプの『メイス』飛竜の姿の幻獣。騎乗可能で速度も早いが力が弱い。最終レベルまで育っているので、ブレス攻撃が可能。
二つ名は「竜騎士」
いや、これは気合い入れないと。
[ ぱしぱしと、自分で両頬を叩いて、立ち上がり…歩き出そうとして、椅子に足をひっかけ、つんのめってこけた** ]
― 公式大会本部・出向スタッフ待機場 ―
ちょっと、お邪魔するわよ。
[物凄く自然な挙動で大会本部を訪れた女は、とても自然な動きで顔見知りの特務エンジニアに声をかけた]
「…………でえええええ!? なんでいるんですか、少佐!?」
……ちょっとお待ち、何その態度は。
「いやだって、来るって聞いてないですし……」
そりゃそうでしょ、誰にも言ってないし。
[恐れ戦くエンジニア相手に、さらりと言い放つ]
そんな事より、あんたたち、あの子……メレディス少尉に連絡とる方法、持ってるんでしょ?
アタシにもそれ、使わせなさい。
[絶句するエンジニアの様子は全く気にすることなく、ざくっと要件を切り出す]
あんたたちが何しに来てるかは一応知ってるわ。
だから、それを円滑に運ぶために、アタシも一枚噛ませろって言ってんの。
「……いやでも……」
腹黒鬼畜眼鏡には、後で筋通しとくわ。
……何もなきゃいいけど、何かあった時の技術面バックアップなら、アタシの方が上手でしょ。
あんたらは、あの子の『力』の方のサポートに集中して。
[畳みかけられたエンジニアに、論破する術はなく。
結局、メレディスの使用するマシン経由で直接連絡を取れる通信システム端末の一つは、女の手に渡る事となる]
さて、後は、モニタリングしながら様子見するとしましょうか。
『……『Meister』、いじめすぎじゃないのにゃー?』
え? どこが?
[白猫の突っ込みに悪びれた様子もなく返した後。
くるり、踵を返して向かうのは大会の状況を映し出すモニターの方。**]
おんや…あー、まあ、そうなるよな。
[ 本部の側で「取材」を続けていた男は、エンジニア達の方へ突撃していく上官の姿に苦笑を零す。 ]
ま、これも大概想定内でしょ。
[ こんな場所にメレディスを引っ張り出せば、当然こうなる。
件の腹黒鬼畜眼鏡、と、呼ばれた相手が、それを予測していないわけがない、と、男は結局、傍観に徹することにした。** ]
[メレディスとの会話の後は、端末を使い大会本部へと連絡を入れる。
原因不明の現象の正体については明かさず、ゲームと並行してプログラムの監視を行うことを告げた。
シェットラントの場合、身体を動かさずとも端末の操作が可能であるため、ゲームに参加しながら作業が可能だ]
随時データをそっちにも送るから、何か気付いたら教えて頂戴。
[とは言え、ゲームをしながら全てを見ることは難しいため、監視の一端を開発メンバーにも頼む。
大体がツールでの監視となるが、人の目で気付くこともあるだろう]
[いつものように蟀谷にシートを貼り、自分の視界に電脳世界を広げる。
ここにVR映像も重なるため、とても煩雑な視界になるが、もはや慣れたものだった。
状況に応じて視界の片隅に置いたりする操作も出来るため、常時不便というわけでもない]
監視ツール立ち上げ、同期、接続OK。
[電脳世界に現れたのは、シェットラントがいつも使用する電脳内のアバター『Unknown』。
男性とも女性ともつかない青いコートを纏ったそれに、監視ツールの役目を負わせた。
VR画面と同期してプログラムを可視化し、異常部分を探すと言う寸法だ。
これらの映像は開発メンバーの下にも送られることになる]
― グラスランド ―
[緑が広がる大草原に降り立ったのは、紛うことなき天使だった。
白を基調としたローブを纏い、背には純白の翼、頭上には淡く輝く光の輪が浮かんでいる。
傍らにはバディである真白のユニコーン。
ブルル、と鳴いて天使に擦り寄った]
うん、問題なし。
久し振りね、ヴァーチュ。
[擦り寄ってきたバディを撫でて、その背へと飛び乗る。
高く開けた視界には、低い茂みや小川も見えていた]
──── うん、VR映像単体で見ないと情緒も何も無いわね。
[現在、マリエッタことシェットラントの視界は広々とした草原に重なるように、映像プログラムを別の形で視覚化ものも移り込んでいた。
万一に備えてのものだったが、あまりに味気ないので、監視ツールが異常を発見するまでは片隅に追いやっておく]
さぁて、先ずは肩慣らし、だったわね。
支援は任せておきなさーい。
[回復からバフデバフまで、攻撃手段が少ない代わりに支援能力はかなり豊富だ。
万一があればバディによる蘇生も可能である。
好きに暴れなさい、と周りに示して、自分は後方に陣取った**]
―『Grow Universe』公式会場>>5>>6―
[思えば義理の姉が急に入った仕事のせいで来られなくなった時点で、
行くのをあっさりやめていても不思議ではなかった。
人見知りの自分は最初は誘われても渋っていたのだから。
だけど結局、自分のまだ知らない世界への興味が勝ってここにいる。
そのおかげでこうしてまさに今、かつてお世話になったプレイヤーの人に出会えたのだから、
勇気を出してみた甲斐もあったというものだ]
い、いえいえいえいえ!
お役に立てていたようで何より……なのです……。
[思いがけず褒められて照れた少女だったが、
やがてアナウンスが流れてまた神妙な顔つきになった]
(ゆっくりする暇もなさそうなのです……)
[それでもステージ付近へと頷いたのなら頷いて同行に応じた。
流れに流されるままそうしたわけではない]
あっそういえば!
おねえさん……じゃなくて連れの人ですけど。
なんか有名な人が来る「らしい」から写真に収めたいとか言ってたのです。
確か、『緋色の神拳』さんって言ってたような……
[移動する最中のことだったか、そう話を切り出したのは、
先程の提案を受けてのことだ。>>5
少女よりもずっと前からこのゲームをやってる古株の義姉は、
当然ながら少女よりいろんなことを知っている。
無論、オフ会に行けないとなった後はその人に会えないことを残念がっていた]
ほんとに来るのか謎ですけど……
でもお土産話を持って帰るのはいいアイデアだと思ったのです。
頑張ってみるのです。
あとは……本番のゲームで活躍できるといいのですけど……。
[戦闘スタイルは全く違うが師でもある義姉にちょっとでもいいから勝ちたかったのだ。密かに。
超えたい相手のいなくなってしまった今となっては、
「活躍」だなんて曖昧な言葉を使う他ないのだけれど**]
/*
薔薇下久しぶりだしグリードでもやるか(何)
一手ずつのんびりと
【 G 】【 R 】【 E 】【 E 】【 E 】【 R 】
―『Grow Universe』公式会場―
グラフィック綺麗なんだよなー。
作り物だとは思えねぇ。
[バディ達のパネルを写真に収めたり、
発表された新ステージに目を輝かせ、
実装された暁には是非遊びにいってみようと心に決めつつ。
あちこち回っていれば、放送の時間が近付き、ステージの見える位置に陣取る。]
[会場内に響き渡る威勢のいいアナウンス。
スペシャルゲストと聞けば、『神拳』なる人物が来るという噂もあったと思い出す。
さてどんな人かと好奇心を擽られ。
スポットライトに照らし出されたのは、]
め、メレディスさん?!
[それは先程顔を見た知り合いだった。
彼が『神拳』なのだという。]
[エースパイロットで、噂のプレイヤー。
何それ凄い。
同じゲームをしていたのなら、今度話が出来るかな、くらいに思っていた為、
6年前を知らない青年は彼のコメントをポカンと口を開けながら聞いていた。
盛り上がっていこう、という言葉に握った右拳を宙に向かって突き出したのは辛うじて。]
……お名前聞くの忘れちゃった。
後でまた質問とかしてみたかったのに。
[緊張してたり、恥ずかしかったりでウッカリ。相手は名乗ろうとしないこちらに合わせてくれていたのかもしれない。
ションボリと肩を落としたが]
あ、そだ。アバターで見つかるかな?
リアルに似せてる人も多いって言ってたし。
[そう思いついて、復活。
そうは現実甘くないと知らぬまま、見学しやすそうな場所を探すために歩き始めた**]
― イベント開始前 ―
そっか、奇遇だねぇ……。
俺は休止からの復帰組なんだけどね。
初期にやり込んだクチ。
[シェットラントと言葉を交わす前。
学生時代は、というエディ>>0:100に、軽く返して。
その後はお仕事も絡む話になったから、また後で、と別れた。
そんな年近い顔見知りとか、たまたま言葉交わした女性が、勢いのいい紹介に何を思ったか――というのは、幸いにして知ることはなく。
外部との通信機能を備えた専用マシンを使い、ログインする。
その通信機能を叔母が一つ掻っ攫っていった一幕があったりしたが、それも知る由ないまま。
なお、電脳兎は司会の所に残してきてある。
マスコットというわけで、こちらには合間合間のトーク要員というお仕事もあったりする]
― グラスランド ―
[緩やかな平原にふわり、と降り立つ。
装いは黒と蒼のシンプルなサバイバルジャケットと、緋色のバンダナ。
見た目がやや幼いのは、ゲーム全盛期の姿をトレスしているから。
そして、目に見える変化がもう一つ]
……んー、いま改めてみると、よく伸ばしてたなあ……。
[首筋に触れる感触に、こんな言葉がこぼれて落ちる。
リアルでは短く切っている銀の髪は、こちらでは腰近くまで長く伸ばされ、緋色の紐で一本に括られていた。
先日、勘を取り戻すためとデータを確認するためにログインするまでは、自分でも忘れていたのだが]
……っと。
[やっぱりモデルチェンジして切るべきかとか、そんな事を考えていたら、きゅーい、という声と共に空から影が飛来した。
蒼い翼のグリフォン――今現在の愛機と同じ名を持つ、バディのグライフ]
ん、よろしくな、相棒。
[厳つい見た目によらず、きゅーい、と可愛らしい声を上げてすり寄るバディを軽くなでて]
さーて、それじゃあ……。
[視線を周囲に巡らせる。
ユニコーンに乗った天使の姿>>17が目に入ると、あー、という短い声が上がった。
クローズドの頃からの古参には、彼の天使は色々と有名な存在。
開始前のやり取りと合わせれば、それが誰かはすぐに察しがついた]
……ま、後ろは安全、って事らしいし。
とりあえず、今の所は落ち着いているっぽいし……まずは、動くか!
[小さく独り言ちた後、愛用の武器を装着する。
拳で語るのはこの頃からの特性だった]
まずは、手堅いのがお相手、と……。
[前方に出現したのは、角の生えた狼を模したクリーチャーの群れ]
……行くぜ、相棒!
[傍らの相棒に呼びかけると同時、地を蹴る。
低い姿勢のダッシュから一気に狼の群れとの距離を詰めた]
っせい!
[掛け声とともに叩き込むのは拳の三連打。
それで目の前の一体を吹っ飛ばした所に、上空に舞った相棒が急降下からの強襲を仕掛けてもう一体、側面を突こうとしてきた狼を文字通り蹴散らす。
動きに合わせて長く伸びた銀髪と、それを括る緋色が跳ねた。*]
/*
うん。
休みだから昼間のうちに……と思ってたはずが、寒さとすいまーさんに負けた……!
それはさておき、無事に開始と相成りました、『電脳世界の挑戦者たち』。
……しょーじき、表人数ここまで集まってくれると思ってなかったよ……!
拡散手助けとか色々とありがとう……! と思いつつ。最後まで頑張って走り切ります。
― 公式大会会場・ステージ近辺 ―
[本部近辺で呟かれていた事>>+0には、幸いにして気づく事はなかった。
もっとも、肩の上の白猫は何かに気づいたのか、そちらの方をじぃぃ、っと見ていたりもしたのだが]
……今の所は、安定してるようねぇ。
[モニターに映る平原エリアの様子は、特におかしな要素もない]
『そうにゃー、ふつーのゲーム画面にゃー』
[肩の上の白猫が相槌を打って、尻尾をもふりと振る。
小声のお喋りは周囲の喧騒に紛れて、そう遠くまでは届かない様子。*]
― グラスランド ―
[ログインと同時に、馴染みのある鎧の重みが全身を覆う。
弓兵の適正装備は革鎧などの軽装だが、自身はしっかり目の鱗鎧を好んで使っていた。
兜の影から覗く顔は、現実よりもやや鋭さを増している。
中性的、というか"かっこいい寄り"に調整した結果の顔貌だった]
ブレネン。――いるね?
[低く呼び掛けると上空から、がる、と唸るような声がした。
炎に似た赤い羽持つ幻獣のガルーダが、頭上を舞っていた]
ああ。まだこっちは大丈夫だから、上空から警戒を続けておくれ。
近付かれる前に狩る。いつも通りの戦法だよ。
[了承を示すような相棒の声を聞きながら、鎧の背中から弓を外す。
鎧の色は鈍色基調に変えてしまったが、この得物だけは目を引く真っ赤な色をしていた。
『太陽の弓』、と銘がついていたのだったか]
――行くよ。
[ガルーダが声を上げると同時、草叢の影から大鼠が姿を現した。
鋭く細めた眼差しを敵へ向け、弓の弦を素早く引き絞る]
[弓の一撃は急所を過たず貫いた。
敵は群れで湧くタイプなのだろう、次々と同じスポットから同種のクリーチャーが出て来るが]
いいカモだよっ!
[狩人の眼差しは迷うことなく敵の急所へ向けられ、両手はそれと連動するかのように視線の先を撃ち抜いていく。
ガルーダが上空に控える中、一体の接近も許さぬまま最初の群れを捌き切った*]
緋色の神拳かぁ、なんか来るって噂出てたもんな。
確かにどんな人なのか見れるなら見たいのわかるわ。
俺はGUで見たことならあるけど、すっげぇ上手くてさぁ。
バディも恰好良いっつーかなんつーか、まぁ珍しいってのもあるけど幻想的っつーのかな。
神拳が本当に来てるならこの後でも見られるだろうし、楽しみにしときなよ。
[そんなことを言いながら、>>20頑張ってみるという彼女に笑いかけて]
そりゃ活躍できるに越したことないけどさ。
普段とやること変わんないんだし、そんな気負わなくて大丈夫だよ。
ゲームなんだから楽しんだもん勝ちでしょー。
[さっきと同じように手をヒラヒラ振りながら移動した先、ステージ上で噂の『緋色』が本当に来ていたと知ればあの人がそうなのかーとか思いつつ>>2>>3挨拶を聞いて]
エースパイロットかー。
ゲームもリアルもエリートってさすがだなぁ。
[この場に友人がいたら多分にめちゃくちゃ驚いていたのだろうけれど、自分自身は軍と関わりも無く面識も無い為、こんなありきたりな感想を抱くのみだった]
[壇上では恙なく挨拶を終えた『緋色』から司会へとマイクが戻り、第一ステージの案内に移行となって。
注意事項を聞きながら、同行していた深雪へと視線を移し]
君もこれ参加するんでしょ。
俺も参加するから、お互いに楽しもうなー。
/*
ガチ廃人のイングリッド・マイヤー(仮)の方が動かしやすいのは自明の理や
でもこう女子高生やりたかってん これも好き目だけどなかなか使えんかったチップやし
(かつてBBS系人狼騒動村で初めてクララを使ったとき念願の以下略宣言をしたのを思い出しつつ)
─ グラスランド ─
[さて、そんなこんなで諸々準備を済ませてログインした世界。
自分のアバターの見た目は等身も含めてリアルとほぼ変わらない。
設定した時にはリアルばれ防止を考慮してちょっと大人に見えるように、と思ってだったわけだがまさかここまでこのままに成長するとは自分でも思っていなかった。
その内気が向いたら今度は爺くらいにチェンジするかなーと思いつつ、装備の確認に移る。
背中に背負っているのは、ゲームの仕様内での改造を重ねた結果スコープを使用さえすればスナイパーライフルとも遜色無くなったアサルトライフル。
これに合わせた現代寄りの迷彩ジャケットにスコープ機能搭載のスナイパーゴーグル。
魔法充填用のマガジンと、実弾のマガジンの確認まで済ませてから]
お待たせマハト。
今日もたくさん遊ぼうなー。
[虚空に呼びかければ陽炎から現れた大きな狼が嬉し気な鳴き声で応じてくれる。
近接攻撃がメインのフェンリル型バディの顔を両手で挟むようにわしわしっと撫でた]
―『Grow Universe』公式会場―
[そういえばお礼を言われていなかったことなどあんまり気にしていなかった。>>33
あの時はほとんど無我夢中だった……と振り返るのもそこそこに移動の運びとなり。
道中、少しだけ『緋色の神拳』についての話を聞くことができた。>>34]
バディが珍しい……? いっいや、ネタバレは厳禁なのです、
楽しみにしておくのです。
[何せイベントが始まれば遅かれ早かれ会えるのだろうし]
さて、そんじゃまずは索敵だな。
いつも通り頼むぜ、マハト。
[目を合わせて声をかければ、狼はまた陽炎に溶けて消え。
ゴーグル越しに見る景色とバディの視界がリンクして、付近のターゲットの位置を示す。
巨大な野犬の群れ。距離は300、裸眼でも充分捉えられる為遮蔽物に隠れての狙撃を推奨。
そんな文章が頭の中に浮かぶのはバディの特性ではなく、コンラート自身の癖]
…初手であることを考えれば、MP温存が妥当。
実弾使用での殲滅を推奨。視界をスコープモードに変換。
[無意識、声にも思考を吐き出してライフルを構え。
マハトも気配を消して敵の至近距離に移動しているのを確認できれば戦闘開始となる]
[「楽しんだもん勝ち」とはまるで義姉のようなことを言う。
少女は真面目であった。その言葉を受け入れる前に色々考えてしまうくらいに。
だって勝った方がより楽しいじゃないか。
はてさてステージの方を見れば、
司会者の紹介に応じて一人の男の人が注目の的となっているところであった。>>2]
へえー、『緋色の神拳』さんって統合宇宙軍の人だったのですか。
……あれっウサギがしゃべってる!?
[統合宇宙軍、といえば少女にとっては雲の上の存在とは言い切れない。
かれらが一般向けに開いたイベントにもひっそりと行ったことがある。
これもまた義姉について行っての形だが。
なんというか、軍といえど「良き隣人組織」という風情は感じている]
(おねえさんだったら別の言い方をしそうですけど……)
[義姉の職業は記者だ。
同僚とともに統合宇宙軍の周りを嗅ぎまわっていたらしいが企業秘密とか言われて詳細は未定。
ただ、彼女の趣味からすれば、
おおかた新兵器にまつわることを知りたがってたのだろう、と検討はつく。
彼女は自分の兄の妻で、記者で、
ゲーム好きで(特に好きなのが乗り物を操るゲームだ)、
自分と兄のマイヤー兄妹にも負けず劣らぬ機械オタクである]
…………。
(しかし……意外と親しみやすい人なのですね)
[堅苦しさなどなく、「盛り上がっていこーなー!」のセリフに合わせて、>>3
こっそり周りと同調して「おー」と声をあげてしまったくらいだ。
どうすれば盛り上がれるのか。
まあ、いつも通りやるのが何よりも吉ではあろう。
そうして、ひとまず目的の場所に移動しようと思ったところに、かかる声>>35>>36]
あっ、ええ、……頑張るのです。
それじゃあまたゲームの中でお会いしましょうなのです!
[束の間同行者となってくれた『狙撃手』に挨拶をかまして、
駆け出して行ったのは目的地であるトイレの方向だった。
注意事項もやっぱり真面目に聞いていたわけで。
背後でちらっと聞こえた『狙撃手』の声を置き去りにして。
そうして――]
― グラスランド ―
[先手必勝の強襲は常の事。
当たれば落ちるの軽装主義は、「やられる前にやれ」が信条。
故に、飛び込んだ後も動きを止める事はせず]
……いよ、っと!
[軽い掛け声とともに態勢を整える。
合わせるように、相棒が再び空へと舞った]
― グラスランド ―
[次々とログインする中に、少し幼さが残る容姿のメレディス>>26を見つけた。
こちらに気付いたようなら、バディの上から手を振っておく]
あらあら。
ブランクがあるとは思えない動きね。
流石だわ。
[早速ハントに向かう様子>>29を見れば、楽しげに言いながら手を叩いた]
[他方ではバディに警戒させながら弓で獲物を狙う姿>>31が見える。
スポットから現れるクリーチャーを近付かせることなく射抜いていく様は勇壮だ]
お見事!
狙いが正確ねぇ、凄いわ。
[後ろにいると活躍している様子や、苦戦している箇所なども良く見える。
開発者として、ゲームを如何に攻略し楽しんでいるかを見るのが楽しかった]
さぁ、アタシもお仕事しましょ。
[バディに乗ったまま、背の翼を大きく広げる]
脅威を前にする全ての者達へ
エンジェリック・プロテクション!
[光輪が輝き、光が翼へと伝播して。
それを基点に光が飛び散り、羽根の形となってプレイヤー達へと降り注いだ。
今回の出現クリーチャーが獣型が主であることを鑑み、物理防御力を上昇させようとする]
ほらよっと!
[掛け声と共に真っ向、拳を繰り出す。
ナックルに着けられたグリフォンのそれを模した爪が目の前の一角狼を貫き、それと合わせるように舞い上がった相棒が翼を羽ばたかせた。
それにより、巻き起こるのは広範囲に広がる突風。
風は一角狼の群れを切り裂き、消滅させていく
近接近距離特化仕様は、大物との一対一には強いがこういう群れるタイプには後れを取りやすい。
そこをどう埋めてダメージを減らすか、という思考錯誤の果ての連携攻撃。
目の前が開いた所で、こちらは更に前へと進み]
[天使の加護に分類されるマリエッタの魔法は範囲魔法であるものがほとんど。
一度に沢山のプレイヤーを支援出来るが、その効果値にランダム性が搭載されるようになっていた。
故に魔法の数値的効果はその時によって異なる。
今回は中々の効果といったところだろう]
皆ー、頑張ってー!
[後ろからの応援も古参の面々には人気だった、と言うのはここだけの話である*]
…まずは1。
[狙いは違わず一匹の野犬を穿った。
突然に命を奪われた仲間に、周囲の警戒を強める様子が見えて。
もう一発撃ったらこちらの位置が把握されるな、と思いながら新たに狙いを定め]
マハト。
次にHITしたら姿を出して襲撃開始だ。
[敵の付近で潜伏中のバディに合図を伝えた後]
― イベント開始前 ―
あ、はい、もう、大丈夫です。ご心配なく。
[ 後から声をかけてくれた青年にも手を上げて無事をアピールしつつ頭を掻く。 ]
お二人共、参加者の方ですよね?
あっちの僕は、こちらより動けるので。
[ 照れ笑いのまま、そんな挨拶を交わしてから、自分に充てがわれたマシンへと向かう。 ]
……よっと!
[群れの司令塔と思しき一回りほど大きな狼へ向け、拳を繰り出す……と見せかけ、直前、両手を地面に突く。
そのまま地を蹴り、逆立ちの態勢から倒れ込むようにして踵落としを叩き込む]
一撃じゃ崩れねぇのは、想定済み、ってな!
[そのまま、狼の背の上で立ち上がる、という無茶な曲芸機動から上へと跳んで]
―グラスランド―
…………、右よし、左よし、前方よーし。
[ログイン直後に見渡せる限りを確認するのはいつも通りだ。
のんびりとしたBGMでも流れてきそうなこの場所は、
初心者の頃には大変お世話になったものだ。
ついでに右手に持つ杖を一振りしてその感触を確かめてから]
…フロスト。
[短く呼びかける。その時虚空に雪の結晶が現れ、
それが薄桃色のカーバンクル型のバディの姿を形どって肩の上に乗る]
好調、……好調だね?
まあ電脳世界に好調も何もないけどさあ。
[ゲームの世界に顕現した『深雪』は丁寧な口調を使わない。
どこか達観したみたいな口調を装って、そうしてあちこちを見ている。
さっそくあちこちで戦闘を繰り広げている証の光が上がっている]
さて、……どこか助けに行くべきは、 むむっ!?
[突然、近くにあった茂みががさがさと動き、
そこから群れを成して飛び出したのは凶暴な野兎であった。
なんたることか、このグラスランドでは兎もこうしてプレイヤーを狩るのだ]
お、クリーン入った。
[狙った一匹だけでなく貫通した先のもう一匹も仕留められたのに、呟き一つ。
スナイパーモードで一匹づつ減らすつもりだったから、一度に二匹片付けられたのはラッキーだ。
一方、野犬からしてみれば3匹も仲間を倒された訳で警戒は完全な敵意に移行しており。
最初こそ不意打ちだったけれど、二度目の射線からこちらの位置を把握した群れが今にも駆け出してくると分かる。
つまりは今、コンラートに意識が集中しているということで。
相棒が姿を現すには絶好のタイミングともいえる]
[上空で相棒に一度捕まり、態勢を整えた後、急降下の勢いを乗せて拳を繰り出す。
攻撃は違わず狼の背にヒットし、相応、ダメージを与えた手応えが伝わってくる、が]
……て、ちょ。
[この一撃で落とせる計算だったのに、狼はまだ動ける様子。
これが噂の『影響』か、と思いつつ、勢いをつけて狼の上から飛びのいた]
― グラスランド ―
あら、コンラートもいるじゃない。
[会場では会わなかったけれど、見た目ほぼ本人な姿>>37を見つけたなら直ぐに気付いた。
ARにもこのゲームの端末はあるから、モニター越しに遊んでいるのも見たことがある。
シェットラントのアバターが天使であることを教えたことがあったかは忘れてしまったが]
[そうこうしていると、横合いにランダムスポットが現れ、クリーチャーを出現させてまた消滅して行く]
あらやだ、こっちに来たわ。
[後ろにいても油断出来ない。
スポットから現れたキツネは可愛らしいなんてことはなく、凶暴な表情で飛び掛ってきた]
ヴァーチュ!
[バディに声をかければ、心得たと言わんばかりに走り出す。
そのまま振り切ることもあるのだが、今回は途中で馬首を返した]
やっちゃいなさーい!
[ヒヒン!と嘶いた後、バディは突進し、キツネを蹄で踏みつけようとする]
……ふっ。
[笑える余裕がある。これはきっといいことだ]
じゃあまずは……、
(小手調べと行くのですよっ!)
吹雪の下で眠るがいい……!
[杖を一振りすれば自分の周りを吹雪が取り囲む。
直接多大なダメージを与える手段ではない。周りを囲もうとしているクリーチャーを弱らせるのに特化した術だ]
[放物線描いてばら撒かれた矢が、狼の群れへ向け降り注ぐ。
致死ダメージに至ったものは多くはないが、負傷によって群れ全体の勢いが鈍った。
そこを改めて、一頭一頭確実に仕留めていく。
中にはがむしゃらに向かって来るものもいるが]
別に弓で殴るなとは言われてないし、な!
[加護を受けているので、多少爪で引っ掛かれるくらいは怖くない]
[野犬の群れのすぐ後ろへと姿を現した相棒が咆哮する。
大気を震わせるそれは、敵対生物に対して身体能力低下効果を持つ。
ランダムで怯み、麻痺などの付属効果がつくこともあるが今回は残念ながら無理だった模様]
マハト、そのまま攻撃に移行。
体力低下したら離脱するように。
[労いは戦闘が終わった後にまとめてすることにしているから、今は指示を飛ばすのみ。
自分も新たな狙いに照準を定め引鉄に手をかけて]
……これ位なら、軽いっちゃ軽いけど。
[何れにせよ、放置していい事じゃない、と。
そんな事を考えていたら、ひらりはらりと零れる天使の羽。>>48
これなら、ちょっと突っ込んでも問題ないな、なんて思いつつ]
とりあえず、ここを抜くのが先決、と……!
[……いくらかはまともに吹雪の中で動けなくなったようだったが、
多くの野兎は寒さなどものともしないように進んでいく]
そんなっ……、この辺の野兎には寒さ耐性などなかったのでは……!?
[だが驚いている場合ではない。
魔法使いタイプは基本的に大勢に接近されればやられるばかりでしかない。
そうして傍らには機動力に優れるタイプのバディを持つ義姉はいないのだ]
(私の力でやるしか……)
― グラスランド ―
はあ…初っ端から、締まらないなあ。
[ ため息をつきつつ、慣れた手順でログインすると、上空から風が「落ちて」くる。 ]
メイス!
[ 草を巻き上げた風に乗るようにジャンプして、ほぼ直滑降で風の後を降りて来たワイバーンに飛び乗る。鈍く光る鋼色の体表で覆われた飛竜は、その間一度も速度を緩めず草原の地表すれすれを飛翔していく。 ]
よし、そのまま真っ直ぐだ。
[ 飛竜の背に乗る騎手は、黒いアンダースーツに銀の額当て胸当てと籠手、皮のブーツ、という、どちらかというと軽装備だ。 ]
うわ!?
…あ、これ天使の羽か。
緋色だけじゃなくて天使も来てたんだ。
[引鉄を引いたのと同時くらいに降り注いだ光の羽に驚きの声をあげるも、自身に起きた変化に気付けばすぐに誰が為したか理解ができた。
緋色と同じくらい古参で、天使と呼ばれるのも納得な可愛らしいアバターを使ってるプレイヤーだ。
この人もリアル見たことないけど、どんな人なのかなーとか思っている訳だが。
>>60リアルプレイヤーが誰かわかったら、またちょっと複雑な思いを抱くことになるかもしれないとは今はまだ知らない事だ。
そうこうしている間にも、スコープ越しに標的を射止める手は止めず。
近接攻撃を引き受けてくれている相棒も、それはまた同じこと]
……グライフ!
[呼びかけに応じ、相棒がきゅい! と鳴く。
全ての数値を限界値まで叩き上げた相棒とは以心伝心状態。
こちらが思考した通りの反応が即返る。
その声を聞きつつ、走り出す。
同時、上空の相棒が一角狼に向けて降下して]
……これで、決まれ!
[繰り出す拳と、効果から繰り出される蹴り。
二種の幻獣の爪が一角狼を貫き、一拍間を置いて、その身は低く唸るような音を立てて消滅した]
この辺は粗方片付いた、かな。
[一息ついて周囲を見回す。
ファーストエリアなだけあって、そこまで苦戦しているプレイヤーはいないように見えるが]
――ブレネン。おいで。
[上空警戒していたバディに呼び掛け、自分の眼前まで降りて来させる。
紅の大鳥は、羽に炎纏わす能力も持つが、騎乗時は普通に手触りのいい羽毛だ。
ひらりと背に飛び乗って、その感触を鎧越しに味わった後]
さ、飛んで……!
[一旦自ら上空に上がって、全体を俯瞰する心算だった]
[蹄は体躯に差のあるキツネを無慈悲に蹂躙していく。
物理攻撃力のないマリエッタの数少ない攻撃手段。
バディの存在なくしてマリエッタの身は護れない]
うん、良い当たり。
[数値的にも手応えがあった。
弱いクリーチャーなら一撃で消し飛ぶ程の威力だったはず]
[なのだが]
─── っ、監視ツールのアラーム?
[視界の隅で紅い薔薇が咲く。
監視ツールからの通知に画面を広げると、マリエッタが相手にしていたキツネと、メレディスが相手をしていた狼に数値の変化が現れていた。
確認出来たのはHPや防御力の数値に変化が現れている程度ではあるが、異変に違いない]
こんな序盤のエリアにも影響が出てるなんて…。
(介入の形跡がないか追跡開始)
[クラッカーによる介入であれば痕跡が残るため、見つけることは容易い、が、今回はあまり期待していなかった。
メレディスからの話でその可能性が低いと見ていたため]
それより、も。
[走り抜けた後ろを見遣れば、キツネがダメージを食らいながらも立ち上がり追いかけてきているのが見えた]
ヴァーチュ、もう一発。
[今度は馬首を返さぬまま停止し、勢いよく後足を蹴り上げた]
─グラスランド─
[そうした交流の後にゲームにログインすれば、そこには見慣れた大地が広がっていた。
ゲーム内の青年は一回り身長が低くなり、ポニーテールが動きに合わせてさらりと流れる。
首元にタリスマン。
髪の色に似たタートルネックに紺色のマントを羽織ったその姿は魔法職にも見えるが、握る武器の示す通り、その実は近接攻撃型である。]
ルングル。
お前は今日も美人だな。
[橙色と白の斑模様の相棒に青年は破顔して両手を伸ばす。
するすると腕に絡まってくるバディの頭部は大口を開ければ小型モンスターを丸呑みに出来るだろう。
青年の首に巻き付けば口元が隠れてしまう筈だ。]
よし、行くか。
[動きを馴染ませるように軽く身体を動かした後、
バディに声をかければ、虹蛇は長い舌を出して応じる。
見晴らしは良好。
他の参加者達も既に始めているようだ。
川の方へと歩いてゆけば、そこにイタチ型のモンスターを数体発見した。
此方に気付いて威嚇するように毛並を逆立てている。]
先ずは俺から!
[青年はバディに先んじてシャムシールを構える。]
[マハトの牙が食い込んだ野犬の動きが、徐々に緩慢なものに変わっていく。
完全に動かなくなるまで警戒を続け]
……ラスト、沈黙確認。
オールグリーン。
お疲れさまマハト、戻っておいで。
[この言葉を吐き出すと、表情を改めて]
[数値的な変化があったとは言え、チート的な変化ではなかったため、修正に走るよりは削り切った方が良い。
その判断は正しかったようで、バディの後足で蹴られたキツネは放物線を描いて飛び、消えてしまった]
ご苦労様、ヴァーチュ。
[一仕事終えたバディの首筋を撫でてやる。
バディは満足げに、ぶるる、と鳴いた]
[並べられた氷柱が野兎の一匹を貫いていったのが見えた]
続けて……いや、フロスト!
力を……力を貸すんだ!
[言うが早いか―――いやそれより野兎の一匹が近付いて腕を振るのが早い!
だがその時光の羽根が目の前へと降り、野兎の爪を水際にて防いでいた。>>48
これを好機とみて、ひるんだ野兎へと『深雪』は迫る]
さて、ファーストステージで消耗し過ぎるのは得策じゃないね。
[ 前方の草の中から飛び出して来た、大型のムササビのような姿のクリーチャーを視認すると、飛竜の上で中腰になり、腰に佩いた刀を抜く。 ]
風精招来!
[ 精霊を招くという形で刀に風の属性を纏わせる魔法を詠唱すると、刃の周りに小さく渦巻く風の視覚効果が現れ手元にも風の吹く感覚が触れた。 ]
たあぁぁぁぁ!
[横薙ぎの一閃は小柄なイタチのモンスターを捉え、二体が消滅する。
一体が飛び掛かってくるのを得物で防ぎ、振り返らないままバディに声をかける。]
ルングル!
[心得た様子で滑るように移動した虹蛇がモンスターに向かってゆく。]
[相手をしていた群れの消滅を確認して、は、と一つ息を吐く。
それから、ナックルの爪部分を格納して傍らに舞い降りた相棒を撫でてやった]
ん、お疲れ、相棒。
[労いの言葉に返るのは、きゅーい、という鳴き声。
甘えるように擦り寄る様子は、現役時代と変わらないもの。*]
[思わぬ手応えであった。
もしかして一撃で頭部を破壊してしまったのかもしれない。……えっやったじゃん!?
一瞬困惑したのもつかの間、上の方から声が降ってくる>>79]
えぇと、……もうちょっとしたら大丈夫になるから!
[あまりに言葉の足らない説明であった。
しかし足止めの意図が伝わったのか、氷柱が当たらなかった一匹が上からの一射を受ける。
ちらりと空を見上げた。弓を構える姿が見えたような]
うわ、なんだ?いつもより速くないか?
[ だいたい慣れたタイミングで刀を振った筈だが、掠っただけで終わってしまう。首を傾げながらも、戦闘状態に入ってしまったからには、ぼーっとはしていられない。 ]
[ハントというだけあって、クリーチャーはわさわさと出てくる]
天の威光に跪け
ヘヴンス・インフリューエンス!
[ここは動きを鈍らせるが得策、とクリーチャーが固まって居る箇所に対して鈍重の魔法を放った]
よし!
[ 今度はなんとかタイミングが合ったようだと息をつく。 ]
この調子でいくぞ、メイス!
[ 軽く足先で首を叩くと、それに応じて飛竜は旋回する。 ]
ま、ついでだ。
ブレネン、そこの鹿の群れ、やるよ!
[草食動物だが、凶暴性と跳躍力と角の一撃を足した鹿クリーチャーは侮れない強さを持っている。
ノーラが背にしっかりしがみつくと同時、ガルーダは鹿の一体狙い急降下する]
あっ、……ありがとう!
あとは自分で頑張るから!
[見えた姿に手を振った頃、フロストの詠唱が完了し、
自分の周囲5メートルばかりが氷じみた障壁で覆われた。
これでもはや逃げられはしまい]
……よーし。
[そうしてもうひとつフロストは自分の周りにも氷じみた障壁を張る。
直後、杖をもうひと振りすればさっきのように氷柱が現れた。
ただしこれはさっきのように飛んだら終わり、じゃない。
5メートル四方を囲む障壁に跳ね返り幾度かは囲んだ敵を狙いつくす。
その動きは完全にランダムだが、すでに自分の周りにも守りの障壁は囲んだ。
あとは力を解き放つだけだ]
[範囲攻撃であるデバフだが、当然プレイヤーにかかることはない。
何箇所かに魔法を撃てば、苦戦している者達もいくらか動きやすくなるだろう]
[ぐるりと巻き付いてモンスターの動きを制した虹蛇の躰が発光し、バチバチと音がすると共に周囲に小さな火花が舞う。
巻きつかれて電撃を全身に浴びたイタチ型モンスターは消滅した。]
よし、上出来だ。
[バディの頭を撫でると、その場を後にしようとしたが]
向こうから来てくれたみたいだ。
大歓迎だな。
[行く手を阻むように狼型のモンスターと遭遇。
その数は2体。]
行くぞ。
[青年は左側の狼に、バディは右側の狼に向かってゆく。]
[ 顔の側を、ムササビの爪が掠めたが、ダメージにはならない程度で、一つの群れを撃破した。が… ]
うーん、なんだか、時々ダメージの通りが悪いような?
[ 若干の違和感は拭えないままだ。** ]
[周辺に敵対反応が無いのをもう一度確認してから、ゴーグルを通常モードに戻す。
常にバディと視界をリンクさせてると疲れる…というか、情報量が多すぎて死ぬ。主に頭が。
そんな訳で、一人分に戻した視界で、頑張ってくれた相棒と今しがた倒した野犬の群れを見て]
しっかしこいつら、マハトのデバフ食らった後のがしぶとかった気がするな。
ゲームの仕様が変わったんかな。
[バディに向き直ると、しゃがんで顔を合わせ]
天使からバフもらったんだし俺も突っ込んだ方が良かったな。
ごめんなマハト。
[謝って更にわしわし撫でれば、バディからもふもふのお返しが返されて。
そんな事をしている間に他のプレイヤーの姿も見えるだろうか*]
[狼に振るった紫電の一撃は命中し、動きが鈍くなったところに追撃を振るった。
虹蛇の咢は狼の喉笛に食い込み、きつく締めあげる。
後に哀し気な遠吠えを残して2体の狼が電子に還れば、バディの頭を撫でてやり。]
おつかれ。
…うーん、こんなところ、か?
腕が鈍ったんなら、やばいな。
[まだ難易度の低いステージの筈だが、攻撃が通りにくい気がする。
自分の調子の所為か、或いは噂通りに何か起きているのかまでは判断が出来ず。]
[両翼のみを炎と化したガルーダが、鹿の群れを薙ぐように飛んでいく。
常ならば属性と質量差で押し切れる相手、なのだが]
うおっと!?
[突然、眼前まで跳躍してきた個体とぶつかりかけて、反射的に身を伏せる。
蹄が肩の辺りを掠ったが、まだバフの効果がありダメージは少なかった]
驚いたな……ブレネン、大丈夫かい?
[ぐる、と返ってくるのは、問題ない時の喉声。
安心したように頷くと、自らの弓を構え先の個体へ向き直る]
[ハントの最中、マリエッタもといシェットラントの視界には監視ツールからのアラートがひっきりなしに届いていた]
ここまでくると結構大事よねぇ…。
[思っていた以上に影響が出ている。
周りでも不思議に思っている人達がいるようだった]
(並行して正常値の上書きをする?)
(けどそれをやるならゲームからの離脱も考えないといけなくなるわね)
(流石にキャパシティ超えるわ)
[公式大会という場である以上、途中離脱というのもあまり体裁が良くない。
シェットラントが開発メンバーであることを知る者は知っているためだ。
何かしらのトラブルが疑われてしまうだろう]
(まぁ実際トラブルなのだけど)
(あまり大事にはしたくないわね)
[ひとまずは状況を大会本部に転送するだけにして、様子を見ることにした]
ふっ……もう魅せ技とは言わせないんだから……
[誰に言っているというのか。
主に心の中の義姉の幻影に対して、である。
ともあれ駄目押しまでも効いたのかクリーチャーの気配は薄れつつあった。
フロストも警戒じみた怖い顔をやめて肩の上でおとなしくしている]
と、いうことは……私たちの勝ちだね!
[するりとフロストの背中を撫でる。当然ながらゲームの中においてはその感触はリアルじみている。
最初に吹雪が通り難かったという違和感は棘のように残っていたが]
/*
数値振るいませんでした。残念。
バディと交互に振ろうと思ってたのにダブらせてしまうという()
制限越えなくって良かった。
/*
足し算合ってたよかった!
なるべく早めに始めておかないとまずいな。
描写ががたがただぁ。
出目が振るわなかったけど、マリエッタさんの援護も拾いたかった…くぅ。
[ある程度落ち着いた後、バディを走らせて他のプレイヤーの様子を見る。
大きなダメージを受けた者がいれば回復魔法をかける心算でいたが、皆序盤のエリアで梃子摺ることはなく、無事に突破出来ているようだった]
ダメージある人は言って頂戴ね。
回復するわ。
[それでも念のため、と声をかけて回る*]
[ともあれ、と、通信システムを起動する。
今感じた異変の事を特務スタッフに伝えるため]
こちら、メレディス。
今相手してた連中、噂になってた異変の影響受けてるっぽい。
そっちにも情報上がってるとは思うけど、色々警戒よろしく。
……『あの時』と同じなら、どっかで外と連動する可能性あるから。
[低い声で伝えるだけ伝えてた後、意識は再びゲームの方へ。*]
『……グゥルルルォォォォ!』
[ハントが一段落した後、草原に咆哮が響き渡る。
直後に漆黒の光が弾け、その中からのそり、と巨大な影が進み出た]
「グラスランドステージ、ハントが一段落したところで、ボスキャラの登場!
序盤でこれに泣かされた人も多いんじゃないかな、な、地竜アース・ドラゴン!
とはいえ、懐かし仕様のままじゃあないですよー!」
『懐かしくないなら、新しいのかしらー?』
[ステージでは司会が相変わらずのノリでボスキャラ紹介をして、電脳兎が天然な様子でこて、と首をかしいでいたりした。*]
/*
幻獣?という感じかもですが、元ネタは「ユルルングル」になります。
オーストラリア南部のアボリジニ、ムルンギンの神話に登場する銅の体を持つ蛇、という事で
一応、wikiの幻獣のリスト内にあったので大丈夫だと思いたい。
タイパンは虹蛇を指す名前だったので、種族名?はそこから。
調べた感じでは水属性、もしくは雷属性かなと。
虹蛇要素で身体が虹色案はやめときました。大技とかで、こう。(願望)
― グラスランド ―
[本来のお仕事をちょっとやった所で、改めて周囲を見回す]
さすがに、大怪我してるのはいない、か。
[不自然な底上げがされていたらしき敵相手に、さすがの立ち回り、と思いつつ]
うん、大丈夫。
さすがに、ここで大ぐらいはできないしね。
[やって来た天使の問い>>107に軽くこう返して、それから]
……今、やってて思ったんだけど。
結構、『食い込まれてる』、これ?
[声を潜めて短く問う。
言わんとする所は、多分、伝わるだろう、と思いつつ]
今の所は、そんなに大事にはなってないからいいんだけど……。
[ヤバいよね、とは。
これまた言わずとも通じるか。*]
へえ、さすが『神拳』ってとこですか。
[ 男は楽しげにゲーム内映像を観覧しつつ、会場をうろついている。途中、途中で、スタッフや見学者に取材して回っている風を装っているが、その実、それとなく挙動不審者や、違和感のあるスタッフが居ないかを探っていた。
実のところ、それは別に『任務』には入っていないのだが念のため、と言うやつだ。多分、この動きも、上司には想定内だろう。 ]
[続いた言葉>>110には表情を真剣なものにして]
ええ、監視ツールからもアラートがひっきりなしに届いたわ。
大きな変化ではないけど、かなり影響が出ていると見て間違いないわね。
[観測した状況を簡潔に告げた]
一応、クラッカーの痕跡が無いか探ってみたけど、やっぱりその類ではなさそうよ。
この先は気をつけないといけないかも知れないわね。
[どんな影響が出ているか分からない。
それを示すように言って注意を促した*]
/*
口調を
シェットラントのままにしているのだが
ここまで違和感がないとは思わなんだ(
まぁ元が女性口調なんだから当然と言えば当然なのだけど!
[序盤だもの、という言葉は全くその通りなので、だよね、と返し。>>111
続いた現状の話にひとつ、息を吐いた。>>112]
……あー……そうなると、外部からの介入も必要になるかもね。
それに備えて、特務のスタッフが来てるわけだけど。
[それどころじゃない大物も来てますが]
とにかく、こっちはこっちで、何事もないようにイベント進めないと、かな。
気を付けてくの、了解。
[こちら側からできる事はそう多くないな、と思いつつ、頷きを返す。
地竜の咆哮>>#4が響いたのは、それとほぼ同時。*]
[通信システムを介した声は、こちらにも届く。>>*4
その内容に、女はしばし、目を閉じた]
……まあ、連動しないわきゃないわよね。
あの子の時ほどがっつくかどうかは、読めないけど。
[甥の持つ異能は、生まれの特異さとも合わせて恐らく他に類を見ない。
6年前の騒動は、それ故に起きた強行手段だったと女は思っていた]
……ま、何にしてもほっとくわけにゃあ行かないわね。
『どうするのにゃー?』
まずは、特務に仕事させるわ。
アタシが介入できるよう、本部説得しろって。
[仮にできなかったら、直接乗り込むつもりではあるが。
一応、事を荒立てたくはない、という意識はある]
……あの子だって、できるなら楽しみたいだろうしねぇ。
なんでかんで、物凄くハマってたし、楽しんでたし……。
[ゲームに夢中になって寝食忘れて姉にとつとつと説教されていた姿を思い出しつつ、苦く笑う。
そんな追憶に浸る時間は、短いものだけれど。*]
あれ?
[ そんな中、見たことのある少女…もとい少年の姿を見つけた。>>+7 ]
ローレル?一人で来たのか?
[ 物慣れない様子に、ちょっと心配になって声をかける。
彼に出会ったのは、まだ軍復帰前だったし、普段は階級名で呼ばないでくれと言ってあるから、周囲から見ても不自然ではない筈だ。 ]
見学するなら、特等席に案内するぜ。
[ 事情を聞けば、そう請け負ってプレス専用のエリアへ誘う。
以前もトラブルに巻き込まれて難儀した少年を、万一の事態のために保護下に置いておこうという意識が働くのは、人情としては無理もなしといったところだ。** ]
…昔。
って事は、初期の頃の…?
俺、知らないんですよね。
メレディ…『神拳』さんのプレイヤー時代。
イベントに呼ばれるくらいだから、強かったんだろうな。
って事は、貴方も先輩プレイヤーなんですね。
[メレディスとの会話を思い出しながら、初期の頃だろうかと辺りを付ける。
『神拳』ではなく、普段呼んでいる名を口にしかけて言い直した。
この場で彼を呼ぶならば、それが正しいのだろう。** ]
あ、やっぱりそうなのね。
どこかで見かけた顔があると思ったの。
[カークとかカークとかカークとかその辺。
特務のスタッフの話>>115にはカークの名を出さずに思ったことだけを告げる。
更なる大物に関しては、知る由もないため話題には出なかった]
ええ、それしかないわね。
アタシも出来る限りのサポートをするわ。
[何とかやってきましょ、と頷き合ったところで、周囲の異変>>#4に気付いた]
来たわね、このステージのボス。
普段ならこれだけの人数がいれば楽勝、なのだけど。
[さてどう転ぶやら、とバディに乗ったままボスへと向き直った*]
/*
うまく現在軸に入れ込みたいけど難しい。
まだお名前聞いていないけど、
VR世界に入っていれば、ステータスとかに出ているのかな。
[見かけた顔って誰だろなー、と。>>120
こちらは、その存在に気づいていないので呑気なもの]
そもそも、今回のメインスポンサー、大尉だからね……。
[そんな内幕をぽろりと落とした後。
響く咆哮に意識をそちらへと向け直した]
/*
デバフ持ちになってるのは公式大会としての変更、ってことで良さそうかな。
大きな影響出るのは2日目からっぽいし。
……おう、懐かしいな。
[現れた漆黒の姿に、つい口を突いたのはこんな呟き]
確かに、これだけ揃ってれば楽勝だけど。
……色んな意味で、油断はできないかな。
[イベント用の仕様変更に、謎の介入が重なったらさてどうなるか。
そんな事を考えつつ、傍らの相棒をぽふ、と撫でて]
なんにしても、俺は近接するしかないし。
……タイミング図って、突っ込むから、援護よろしく。
[ボスへと向き直る天使向ける言葉はごくごく軽いもの。*]
[ガルーダは現在、低空を飛行しつつ待機している。
着地でも高空でもないのは、アース・ドラゴンの攻撃への対策だ。
今までのパターンなら、飛行系はそれなりに有利、なはず]
そっちへの対策されてたらわからないけど――
戦ってみなくちゃわからない、からね!
[先制、とばかりに放った一撃は、向かって右側の、翼の付け根を狙ったもの。
従来ならばその辺りに弱点が設定されていたはず]
さあ、どうだ!
[矢が過たずその位置へ飛んでいくのを見ながら、敵の反応を待った**]
ああ、なるほど……あの人ならやりかねないわね…。
[スポンサーの話>>122は全く聞いていなかったので初耳だったけれど、至極納得の表情をする]
ええ、援護は任せて。
景気よく倒しちゃって頂戴な。
[メレディスの言葉>>123に頷いて、バディを走らせ援護が最大限に行える位置へと移動した*]
[あ、やっぱり納得された。
見えた表情>>125に思ったのはそんな事]
天使様の加護いただいて勝てないなんてありえない、ってね。
[任せて、と請け負う天使>>126に返すのは、現役時代の仲間内で流行っていた言葉。
移動していくのを見送った後、アース・ドラゴンとの距離を測る。
位置取り的には、やや遠いか、という所。
さて、どう動くか、と思っていたら、先制の矢が飛んだ。>>124]
おー……正確だなあ。
[狙い過たず、アース・ドラゴンの弱点へと放たれる矢の軌道に上がるのは感嘆の声。
矢は的確にそこを射抜き、相応ダメージを与えたようだが]
……一応効いちゃいる……けど。
[弱点にヒットした時特有の派手な光輪――クリティカルエフェクトは見えなかった。
さすがに、対策されまくりの初期ボスそのまま出しはしないか、と。
そんな事を思いながら、格納していた爪部分を再び展開した。**]
[プレイヤー達の位置が最大限把握出来る位置にバディを止め、天使の翼を大きく広げる]
脅威を前にする全ての者達へ
エンジェリック・パワーズ!
[防御力の高い地竜に対して行える支援と言えば、大きく二つ。
味方の攻撃力を強化するか、地竜の防御力を下げるかだ。
弱点狙いをする者>>124がいることを見越して、先ずは攻撃力の強化を狙った。
攻撃力強化の効果を伴う天使の羽根が各プレイヤーへと降り注ぐ。
この加護は魔法タイプの者には魔力強化として発現する優れものである。
プレイヤーの持つ攻撃手段に呼応する、と表現するのが正しいだろう]
[次いで、狙いは相対する地竜へと向く]
天の裁きに萎縮せよ
ヘヴンズ・アトロフィ!
[羽根を矢のように放ち地竜に施すのは弱体化の魔法。
防御力だけでなく、攻撃力や他のパラメータも下げるもの。
出し惜しみなくデバフをかけたのは、未だ不明な『影響』を危惧してのものだった**]
[片が付いた後もう一度空を見上げたが、
空飛ぶバディに乗り弓を構えている人影は見えなかった。
とうにどこかに降りてしまったのかもしれない]
(うーん……近くにいるのでしょうか)
[思案している間に近付いてきた者といえば、天使のような人くらいであった。>>107
背に翻る純白の翼を見れば先程、
光の羽根が怪我するのを防いでくれたのを思い出さずにはいられなかった]
……私は大丈夫。
それよりさ、さっきの羽根は貴女のしわざ?
ありがとうすっごく良かったよ!
[そう、お礼を言って天使を見送った]
……よし、よしよし、
今日の私は昔の私と違ってやれるってことも分かったんだし、何か来るならちゃっちゃと……
[その時だった。
周囲のクリーチャーハントもひと段落付きひとまず静穏していた草原に、
竜の咆哮が響き渡ったのは>>#4]
……って本当に来たぁ!?
[だがここに出てくる竜つまりアースドラゴンのことなら対策は記憶している――と思いきや、
何やら仕様変更をにおわすアナウンスにやっぱりツッコミを仕掛けるがやめた]
何やらいろいろ考えてくるんですねえ……。
いやいや感心している場合じゃ、……行くよ。
[フロストに一声かけてアースドラゴンとじりじり接敵しつつ、少女も色々考える。
いくら懐かしいばかりじゃないとはいえ、弱点を攻めれば動きが鈍ることくらいは同じではなかろうか]
[やがて片翼に矢が飛ぶのが見えた。
おそらくは自分と似たようなことを考えてのこと。
狙いは的確のようだった。しかしクリティカルではない。
ヒットの様子が派手ではないところから見ても一目瞭然であった。>>129
ならば―――とまた考えてから声をあげる]
そこの……弓の人!
このアースドラゴン、私たちが知ってるのとは弱点が違っている可能性がある!
私がもう片方の翼を狙っている。
それでだめだったら後は別のところをどうか頼む……。
[言うが早いか杖を、未だ無傷な翼へと向ける。
神秘的なエフェクトを伴って氷塊が翼の上へと出現する。
野兎を相手取っていた時のものよりも上位の氷系統の術だ]
[降り注ぐ天使の羽根の力を受けて、>>129
氷塊はより大きさを増した。
これだけあれば連発しなくとも、一度でこっちの翼全域を巻き込めそうだ。
杖を振り下ろす。
その動きに合わせて、氷塊もドラゴンめがけて落ちていった**]
/*
攻撃<支援とはいったいなんだったんだ……なんだったんだ……?? アアアアア(セルフ発狂モード)
とりあえず落ち着こう
しばらくヘイト集めとくんで、集中切れる前に弱点看破よろー!
あと、属性の変更もされてるか確認してくれると助かるー!
[声量調整して全プレイヤーに声を投げると、ターゲットを自分に向けさせる為にフェンリルの脚力に任せた跳躍で地竜の視界に入る。
ターゲットが無事にこちらに向いた所で、後は四方八方に跳んで地竜の攻撃を避けながら時間稼ぎムーブである。
アサルトライフルのフルオートでの攻撃も含めてのヘイト稼ぎは、>>134>>135翼を狙う彼女に向かっただろうヘイトを多少なりと下げられただろう。
深雪の姿も見止めた所で、あの転んでた人と連れの人はどんなアバターなんだろなーとかちょっと思った**]
[周囲の様子を見つつ、さて、どうするか、と思考する]
弱点が変更されてる、となると、攻め方にも工夫がいるよな……。
[そうでなくても、運営の仕様変更を超えた何かが入っている可能性は高い。
序盤ではあるが、出し惜しみは禁物か……と思った所に降り注ぐ天使の羽。>>129
羽はアース・ドラゴンにも降り注ぎ、弱化を与えた。>>130]
……さすがの的確さ。
[現役時代にも世話になったよなー、なんて懐かしく思うは一瞬。
もう一方の翼を狙う動き>>135と、ヘイト稼ぎの動き>>138と。
それを視界に収めつつ、呼吸を整える]
[氷塊の一撃もクリーンヒットしたようだが、やはりエフェクトの光輪は開かず]
……これで逆鱗とか言ったら笑うんだけど。
[竜型クリーチャーには大体ついている逆さまの鱗。
場所は形態によって違うが、このタイプなら確か、首の付け根辺りにあったはず、と思い出しつつ]
えーと、とりあえず誰か、逆鱗つついてみて!
あと、ちょっとチャージかけるから、その間頼むね!
[周囲に向けて声をかけてから、自身は特殊攻撃のための準備に入る。
周囲を緋色の光輪がくるりと取り巻き、動きが止まった。*]
…は?
[クリティカルエフェクトは起きず、弾き出されたダメージ値も低い気がする。]
弱点も変わってるって事か?
[アナウンスの通り、懐かし仕様ではないらしい。
>>129>>130先程全員に声をかけていた少女によって味方に攻撃力アップのバフがかかり、敵には弱体化のデバフがかかる。
序盤から中々に手厚いなとは思ったが、これまでに戦ってきたドラゴンと様子の違う所為かもしれないと思い。
>>134次に動いたのはフェンリルに乗った現代寄りの服装に身を包んだ赤毛のプレイヤー。
迷彩ジャケットにスコープ機能搭載のスナイパーゴーグル、という見た目からして銃使いだろう。
彼はヘイトを引き付ける心算らしく、かけられた言葉には了解、と答えて。]
[>>134射手に声をかけているのは、銀髪を緩く三つ編みにし、温かそうなローブに身を包んだ魔法使い。
彼女のように、威勢のいいプレイヤーと野良プレイの時に遭遇したような記憶。
バフ効果を得て更に強度を増した氷塊が降る先は拡げられた翼。
その質量で翼を潰さんとする攻撃魔法は、確かにアースドラゴンの体力ゲージを削ってゆくが、やはりエフェクトは出ない。
バフの効果時間もあるが、さてどう攻めるか。
そう考えているところに>>140声が飛ぶ。
声の主は銀色の長髪をしている以外は、少し幼く見える知り合いの姿。]
分かりました!
ルングル、援護頼んだ。
[青年は了承の意を告げると、バディに声をかける。]
[逆鱗は、最も竜が触れられる事を嫌う場所。
攻撃に気付かれれば、その分抵抗も強いだろう。
けれど弱点が変わっている以上、試す価値はある。
バディの身体が淡い紫色に発光し、その光が椀曲した剣に移れば、傍目には倍の大きさに見えるだろう。
近距離攻撃の本領が発揮されるのは接近戦。
その攻撃力を強化し、射程範囲を拡張するものだ。]
でやあぁぁ!
[弾幕が当たらないタイミングを測って地面を蹴り、跳躍して
紫電の刃をドラゴンの逆鱗めがけて叩き込んだ。*]
/*
攻撃ロル作ってるタイミングで頂いたので拾わせて頂きました。
が、どうなるかな?
(この後にデバフ喰らうのもいいかなと思ってたりしました)
『グオオォォォォン!』
[逆鱗に当たった攻撃が光の輪が生じたか。
確かな手応えを感じたのも束の間、痛みに背を逸らしたドラゴンが青年を認識する。
重低音の呪詛めいた咆哮と共に、傍に着地した青年にデバフがかかる。
このドラゴンが持っている筈のないそれは防御力ダウン。]
何?!
ぐ…っ!
[先程矢の攻撃を受けた尻尾による薙ぎ払い。
それは最初のステージにしては大きなダメージを青年に与えた。]*
― 公式大会本部 ―
[特務スタッフの努力の成果――というかなんというか。
本部に手出しの了承を取れ、という無茶ぶりはどうにか通り、女は公式大会本部を訪れていた]
今の所見えてるのは、クリーチャーのステータス異常、ね。
いま、あっちに出てる奴はどーなの?
「ええと、イベント用に弱点の位置変更と、多少のステータス底上げはしてありますが……」
それ以外には手出ししてない、と。
……とりあえず、現状は様子見か。
[ゲームに参加している開発メンバーが送ってきたというモニタリングデータをチェックしつつ、開発チームに問う。
ついでに、ここまでに発見されてきた異常に関するデータの方の確認も並行して]
……にしてもまあ。
よくここまでがっつりと入り込んでこれたわねぇ。
[諸々確認の後、上がったのは呆れたような声]
クラッカーの痕跡はないんだっけ?
……てことは、正々堂々入り口からでも入って来たか。
[侵入された形跡はない、という話から当たりを付けて呟く。
どういうことですか? という問いに、軽く肩をすくめて]
……不正コード。
恐らく、チートしても勝ちたい連中相手に、クラッキングコード含めたチートコード使わせて、ばらまいたんでしょ。
そういうとこ、抜け目ないわよねぇ……。
[何が、とは言わない。
一応、そこらは軍事機密も一枚噛む事柄だから]
……とりあえず……スノウ、ここのシステムにちょっと間借りして。
あと、そこの入力端末貸して……そう、それ。
向こうから来るデータは随時、この子に送って。
修正必要個所も一緒に。
異常を可能な限り潰しつつ、大物の在りかを特定してくわ。
[きびきびと指示を出した後、女は席を立つ]
ん? ああ……ここより、ステージのモニターの方が良く見えるでしょ。
だから、あっちで見ながら作業するわ。
[さらり、とそう言いおいて、本部を後にする。
後に残されたのはぽかーんとしている本部スタッフと、遠い目している特務スタッフだったとか。*]
[バフに対して反応>>137があったなら、アイコンの笑顔やサムズアップを表示させる]
ヘイト集めね。
となると、回復は後回しの方が良さそうかしら。
[タイミングを間違うとコンラートに集まっているヘイトが外れかねないため、一旦選択から外しつつ。
バディと共に周りとの距離を測りながら位置の調整を行った]
[地竜の逆鱗へと吸い込まれた刃が光のエフェクトを発生させる。
読み通りの結果に喜色を浮かべたのも束の間、発生した味方へのデバフに驚いた]
防御力低下!?
そこにも手を加えてたのね!
[連撃の如く薙ぎ払われる尾への対処は間に合わない。
バフの選択を止めて、頭上の光輪に光を集めた]
我願う、癒しの御手を
エンジェル・ヒール!
[対象をダメージを受けた青年>>147へと定め、回復魔法を飛ばす。
ヘイトがこちらへ集まることはお構いなしだ*]
[見えないところで、叔母でもある上官が色々と動いているのは知る由もない。
大会運営本部にカチコミかけて、プログラムの異常チェックと修正の権限を分捕った……とか聞いたら、頭を抱えるのは必至なのだが。
幸いにして、その情報はまだこちらまで届いていなかった。
もっとも、内部データをモニタリングしている天使には、少しずつ修正されていくデータと共にある程度の情報は届くやも知れないが]
[投げた声に返る了承。>>145
視線を向けた先に見えたのは、見知ったものとは少し違う、けれどどこか覚えのある姿。
チャージ中なのもあって声は返せないが、代わりに、傍らの相棒がきゅきゅい、と鳴く。
響きから、『任せた』と言っているのは伝わるかどうか]
……ぉ。
[紫電まとった刃による、跳躍からの一撃が逆鱗に叩き込まれる。
展開するのは虹色の光輪――クリティカルエフェクト]
っしゃ、今ので大分削れたな……!
[これならいけるか、と思いつつ、チャージのゲージを確認する。
もうちょっとかかりそうだな、と思うのと、低音の咆哮が響くのはほぼと同時]
……は?
なんで、あいつそんなスキルないはず……!
[ないはずなのだが、発生したのはまごう事なき防御ダウンのエフェクト。>>147
それは、仕様変更によるものなのか違うのか。
こちら側からは判断のつけようがなかった。*]
[弱点を狙った攻撃は、狙い通りの場所にヒットする。
先立って、天使姿のプレイヤーが攻撃力強化>>129と弱体化>>130を撒いていたのだけれど]
クリティカルは出てない……。
つまりここは対策済、と。
[周囲の様子を見るべく一度構えを解いた所に声が飛んで来る>>134。
見れば先に見掛けた銀髪の魔法使いだった]
弓の人、って私のことかい?
そのようだね……わかったよ。
[氷塊>>135は同様に翼狙いのものだが、やはりクリティカルエフェクトは出ていない>>140。
そうしている間に、ヘイト稼ぎとして狙撃手が前衛に出た>>138]
/*
うん? これデバフどっちなんww
[大会で変更したのか、『影響』受けたのか]
[ただいま現実世界も確認中]
/*
デバフは異常っぽいのかなー。[天声見ると]
何故か、だもんね。
まぁ異常として出しても多分何とかなる、と思う(多分
[地竜の動きを注視しながら、モニタリングデータにも目を通す。
弱点位置とステータスの底上げは元々のデータと判断された。
のだが]
(あのデバフ、元々は搭載されてない技だわ…!)
[先程>>150は追加されていたものかと思ったが、監視ツールからの報告が上がっていた。
詰まりは、何かしら、または誰かしらが地竜のデータに手を加えたということになる]
[ボス戦前に観測された他の異常値は少しずつ修正されていることにも気付く。
外部、恐らくは特務の技術スタッフらの手が加わったのだろう。
並行して修正が入っていく様子に僅かに安堵する]
[その中で、本部へ送っていたデータが別の端末に転送されていることを知った]
(………なんか、見たことあるわね、この猫)
[転送先のアイコンにうっかりジト目になったのは仕方がないことだと思う*]
[>>152きゅきゅい、と鳴くグリフォンの声は見送ってくれるようで。
弾幕がドラゴンの注意を引き付けている間に繰り出した攻撃にクリティカルエフェクトが出た事に喜ぶのも束の間。
激しい抵抗は想定範囲内だったが、暗色のエフェクト──デバフ能力は予想外。
不味いと思ったその時には尻尾が迫っていた。
吹き飛ばされて尻もちをついた状態のまま横目に確認すれば、体力ゲージが予想以上に減っている。]
うっわ、マジか。
[遠距離系の攻撃手段がないのにやらかした。
一度受けたデバフの効果はいつまで続くだろうか。
>>156ドラゴンが此方に近付くのを阻むよう、矢を打ち込まれ。
>>150回復魔法が施されれば、体力ゲージは回復し]
大丈夫です!
ありがとう!
[二人に短いチャットを送りながら、一先ずはドラゴンから距離を取り。]
逆鱗が弱点ぽいですけど、
削り切れないとデバフかかるんで気を付けて下さい!
[攻撃が来た場合に備えて回避に意識を向けつつ、声を飛ばした。]*
[こちらがドラゴンを牽制するのと、回復魔法が飛ぶ>>150のはほぼ同時か。
大丈夫、と答えつつ距離を取る青年>>160に、OK、のチャットアイコンを表示させて]
デバフ、か。
こっちがヘイトとって引っ張り回すのも得策じゃないし、ねぇ。
[ソロで倒し切る場合ならともかく、多人数で一体を攻撃する時は、敵があまり動き回らないようにするのがセオリーだ。
しかし、現在ヘイトを取っているのは、先に回復を掛けた天使少女か]
前衛行けそうなのがいたら頼むよ。
私は敵の妨害に専念する。
[敵の攻撃動作に合わせて、その部位に矢を放つ算段だった。
ダメージそのものよりは、味方への被害を減らす方に意識を向ける*]
[予想外のデバフから大ダメージを受ける様子に一瞬ひやりとするものの。
援護>>156と回復>>150を受けて持ち直す姿>>160に、は、と息を吐いた]
一撃で削り切れなかったら、カウンターでデバフ、か……面倒ではあるけれど……。
[ぽつりと呟き、ぐ、と拳に力を入れる]
……それはそれで。
ある意味では、俺向き、って事か。
[現役時代にやらかした事は色々と、ある。
今回のアース・ドラゴンの如く、『一撃で落とさないとデバフ地獄』なボスキャラを単独で仕留めた、なんてのもその逸話の中には含まれていた。
当然というか、普通にやってたらできない。
それができたのはバディとの連携と、近接戦スキルマスターの肩書きあっての事だ]
あんまり、時間かけてらんないし、ね。
[ここに自分がいる、一番の理由を思えば、ここで時間を取りすぎるのは得策じゃない。
ならば、選択肢はほぼ、ひとつだ]
[チャージされたゲージの一部を消費して、スキルを幾つか発動させる。
クリティカル時の威力アップと、瞬間的な攻撃力増加の自己バフ。
緋色の光輪が数を増やしてくるくると舞った]
さーて、と。
[低く呟き、片膝を地に突く。
今消費したゲージが再度振り切るまで、もう少し。*]
/*
なんでさくさくやらないんですか?
→いや、まだ全員動いてないよなあ、ってなってて、こう……(^ ^;
― ステージ近辺 ―
[白猫アイコンが思わせる事なんて知る由もない。
当の白猫がデータの転送元が誰かを知れば、『にゃはー♪』とか惚けそうではあるけれど、それはそれとして]
……アレも、か。
とりあえず、撃破してからじゃないと想定外が起きそうね。
[ステージのモニターに映る地竜を眺めて独り言ちた後]
……にしてもまあ。
レディってば、生き生きしちゃって……。
[可愛いんだから、と。
そこまで言うのは自粛した。
呼び名がうっかりプライベート限定のものになってしまっているのは、モニターに映る姿が今だ幼さを残しているが故の無意識。*]
[回復した青年>>160から大丈夫と返れば、笑顔のアイコンを返して]
ヘイトが今こっちなら、何やったって変わらないわね。
[攻撃手段はなくとも、やれることはある、と。
こちらへ近付こうとする地竜へと向き直る。
この間に何かしらの攻撃が発生するなら、ヘイトは少しずつそちらに移るだろうけれど、それはそれで、とやることは変わらなかった]
天の光に眩め
ヘヴンズ・フラッシュ!
[ばさりと翼が輪を描き、地竜の顔目掛けて眩い光を放つ。
目晦ましの効果を持つそれは長くは持たないけれど、反撃の切欠にはなるだろう。
ヘイトが自分に集まったままでも、援護>>161もあるなら攻撃を回避しやすくはなった、はず*]
― 電脳世界 ―
[データの転送は”Unkwon”を介して行われている。
かつて電脳世界でドンパチした相手なのだから、白猫も見覚えがあるはずだ]
(にゃはー♪じゃないわよこのやろう)
[こんちくしょう、と思いはしたが、その感情までは転送されなかった**]
(やりたての頃はヘイトって何なのかイマイチわかってなかったのです……)
[嗚呼懐かしきあの頃。
だが今はちゃんと『狙撃手』の言わんとしていることはわかるし、>>138
わかるからこそ、自分でも多少前に出ても大丈夫だろうと思えていた。
それでも、氷塊を食らわせた後に地竜のまなざしがぎろっとこっちを向いた瞬間、
大変ひやひやしたものだが……]
た、助かったー、……のです。
[音量設定も気にせずの呟きは『狙撃手』に聞かせるでもない独り言。
お礼はやっぱり落ち着いてからにした方が良さそうだ]
[それにしても、自分が狙った翼も弱点ではない、とは。>>140
普通のエフェクトしか見えなかった瞬間、アバターの上にはフキダシつきで困り顔アイコンが出た]
手の内がわからないというのは……むずがゆいものだ。
[未踏の地を一人で行く時の感覚に似ている。
だから考える。結局考えすぎて沸騰するより先に他の者が答えを出した。>>141]
(銀髪の……うーんと?)
[知らないが何だか絶妙に既視感のある感じのその人はの要請に応じたのは金髪の人だ。>>145
この人も絶妙に既視感のある感じのいでたちだった。
蛇型のバディと連携しての攻撃をするのを見ればなおさらである。>>146]
クリティカル決まった!? ……ん?
[視線の動きに応じて金髪の人をターゲッティングした時、
ステータスウインドウにはデバフかかっていることを示すアイコンが映った。
その意味は分かる。防御力ダウンだ。>>147
まさしくさっきから未知のことばかり起こっている。
そのことについて、いくらか面白いと思う自分も確かにいる]
[コンラートのフルオート射撃が続いていたなら、ヘイトがそちらに移ることもあっただろう。
少なくとも、現在ヘイトは分散している状態になっているはずだ]
今なら命中率下がってるわ!
畳み掛けるなら今よ!
[大技を準備しているメレディスが削り切るポジションになるなら、それまでの削りは出来るだけしておいた方が良い。
振るわれる地竜の爪を、バディ任せで回避しながら、一斉攻撃を提案した*]
[吹き飛ばされた金髪の人が、しかし体力を削られきって(ゲーム上で)お陀仏することはなかった。
追撃を阻むような援護も、回復もとり行われていく。>>150>>156
少女にできたことといえば杖を両手持ちにしてあちこちを見回すことくらいだ。
視線を向けた方の声も多少は聞こえてきた。
削りきらなければデバフが飛ぶんだとか>>160]
!
[一撃のもとに削りきる力はない。
デバフを上書きするようにイイ感じにバフをかけることのできる保障もない。
で、あれば自分にできそうなことは妨害>>161、それに尽きる]
― 少し前 ―
[ 最初のクリーチャーを狩って、一息ついて周囲を見渡す。散っていた他のプレイヤーも、概ね問題なくプレイしているようだ。 ]
ありがとう、天使殿!
[ 最初に降った羽根の主が、有名な天使であることは判っていたから、一言礼のメッセージを飛ばす。 ]
あれ?さっきの人かな?
[ こちらを見て手を振る金髪のアバターは、先刻、声をかけてくれた青年の面影に似ている気がして、軽く手を挙げて、挨拶を返した。>>118
「先輩プレイヤー」なんて言われて、「いや、ただのロートルだよ。最近はあまりアクセス出来てないし」と慌てて首を振ったのは、実際、自分が並程度のプレイヤーだという自覚があるからだ。
それでも、6年前は『神拳』の記録に憧れて、相手が撃破数の記録を持つなら、最大ダメージの記録を塗り替えてやろう、なんて、意気込んだこともあったけれど。 ]
若かったよなあ……
[ 文字通り寝食忘れる勢いで、ダメージ計算やデータ解析を駆使し、何度か期間ランキング一位にはなったものの、結局記録に残る程の数値は叩き出せず終いだった。
あんな無茶は、さすがに10代の勢いがないと出来ないな、と少しばかり遠い目になった。 ]
仕様変更あり、か、でもさすがに属性は変わってないだろ。
[ そもそも、ここが地龍のフィールドだから風精を召喚したのだ。
そういう意味では準備は万端……とはいえ、チーム戦に近い状況では、自分の必殺技ともいうべき手段は使いづらいので、わりと地味な体力削りに徹することになりそうだった。 ]
よし、頼むぞメイス!
[ つまりは、飛竜の急降下と急旋回可能という特性を生かした一撃離脱の繰り返し。
その合間に、周囲で試される弱点狙いの攻撃や、属性攻撃の効果は、計算していく。 ]
イベント序盤にしちゃ…やりすぎじゃないか?
[ しかし、逆鱗を攻めたプレイヤーが吹っ飛ばされ、予想外の全体デバフ攻撃が繰り出されるに至って>>159ここはプレイヤーのモチベーションのためにも、もっと楽にボス撃破させる場面なのでは?と、ちょっと運営の方針を疑う気分が、うっかり呟きに漏れた。 ]
[チャージ中の格闘家キャラに、自己バフを示す光輪が増える>>164。
攻撃に移るまではもう少しといった所か]
[天使キャラは視線を引き付けた地竜の顔向け、目くらましの光を放つ>>165。
ヘイトがあちこちへ移っているのか、地竜の攻撃が分散する>>169のをこちらも確認して]
了解した。
それなら――ブレネン、"あれ"を!
[上方へ向けて右手を伸ばせば、バディの羽から生成された炎の矢が落ちてくる。
弓自体の効果も合わせて、属性と攻撃力が上乗せされた武器となる]
こいつを喰らいな!
[一斉攻撃とタイミングを合わせて、竜の足を縫い付ける位置を狙い矢を放った*]
[地竜みたいなボス系相手に銃での単純ダメ―ジは決め手に欠ける。
なので率先してヘイトを稼ぎ、フリーになった他プレイヤーに討伐してもらうのがいつもの動き。
周囲の反応見るに、今回もこの動きで行けそうだなと思いながら自分を乗せて跳び跳ねる相棒の頭に片手を置いて]
マハト、ちっときついけど頑張って避けてくれよー。
俺の装甲だと掠っただけでもちょいきつい!
[そんな事を言いながら、器用に片手だけで支えたライフルを地竜の顔に向けてフルオート射撃をぶちかます。
攻撃というよりいやがらせに近い所業だが、こういうちまっちましたのが意外とヘイトを稼げるのだ。
例えるなら夏の夜に飛ぶ蚊に似た不快感とかだろう]
[そんな感じで結構綱渡りなヘイト集めは、>>166深雪の助けになれたようだし弱点看破くらいの時間も稼げたらしい。
>>141緋色の声を受けて逆鱗に叩き込まれた>>146>>147攻撃が虹色の光輪を生んだ、それに喜んだのも束の間の話]
っ、
[呪詛めいた咆哮に鋭く振り切られた尻尾に弾き飛ばされるアバターに息を飲む。
それは弾き飛ばされた当人を案じるものでもあったが、地竜がそのデバフを使うなんて聞いたことも無かったから]
ちょっと初手でコレはやりすぎじゃないか!?
[事情を知らない一般プレイヤーからすれば公式の設定ミスとしか思えなくてつい愚痴が表に出てしまった]
[>>150地竜の尻尾の直撃を受けたPLに回復飛ばした為に、コンラートよりも天使の方へとヘイトが偏ってしまったが流石にこれは仕方ない。
このタイミングにマガジン交換を済ませてもう一回ヘイト稼ぐかなーとか思ってたら>>160デバフについての注意が聞こえて]
あー、じゃああの辺避けて撃たなきゃだなぁ。
[魔力込めた弾をフルオートならともかく、実弾での攻撃で削り切れる訳も無い。
回避に頼った立ち回り中にデバフ食らう訳にもいかないので、やっぱりヘイト稼ぎつつチクチク細かいダメージ入れてくしかねーなーと。
でっかいダメージなら時間稼げば緋色が入れてくれるだろーという楽観的思考でガシャコっとライフルのチャージを終わらせたのは。
>>169天使の号令にも似た提案が耳に届くと同じく*]
ルングル!
[バディと共に妨害行動を行う彼女達の邪魔にならない場所から肉薄すると、虹蛇はドラゴンの翼の付け根に絡みつき。]
うっらあぁぁ!
[青年は翼の付け根にシャムシールで切りつけ、
虹蛇は電撃を浴びさせた。*]
/*
[攻撃手段が無いので周りにお願いするしかないのです( ]
いや、一応攻撃魔法はなくもないんだけど、ね。
レイス系特攻ですともw
/*
コンスタンツェさんは、さらっと書いたの拾って下さりありがとうございます。
今回の防御力ダウンのデバフに、
ヒンメルさんのHP削れる程強くなる、は中々相性が良さそうとか思ったりしました。
[チャージMAXを待つ間にも、周囲は動いていく。
見知らぬ、あるいは知った誰かと、色々なものを超えてその瞬間を共有できる空間。
ここでなら、リアルの余計な事は一切気にしなくていいから。
だから、少年時代の――
あの頃は、別の理由で自分が異端である、という認識を手放せずにいたから]
(……ま、だから、なんだけどね。)
[その場所を、自分の存在が壊してしまったような罪悪感。
唐突な『力』の覚醒と共に、あの頃の自分を苛んでいたもの。
それは、今でも棘の如く刺さったまま、ではあるけれど]
……ま。
いつまでも、そこに引っかかってちゃいらんない、ってね……!
[天使の号令の下に始まる一斉攻撃。
この隙を生かさずどうするか。
イベントをイベントとして、恙なく終わらせるという『任務』のためにも、ここはきっちり決めねばなるまい、と思い定めて]
……行くぜ、相棒!
[傍らで同じくチャージモードに入っていた相棒に呼びかけ、地を蹴る。
緋色の紐とそれに括られた銀髪が緩くうねった。
呼ばれた相棒はきゅい! と鳴いて蒼い翼を広げ、宙に舞う。
多方面から攻撃を受けた地竜の注意は、こちらには全くと言っていいほど向いていない]
……グライフ、ブラスト!
[ある程度距離が詰まった所で、相棒が地竜の目の前に急降下を仕掛ける。
直後、その口から甲高い咆哮が響き渡った。
至近距離から放つブラスト・ヴォイス――ステータスダウンと、スタン効果を与えるデバフ攻撃。
ちなみにこれ、距離が近ければそれだけ高い効果を発揮する、という変則効果がついていた。
それを仕掛ける相棒の背を足場にしつつ、当人は高く、高く跳んで]
……乾坤一擲……。
[発動ワードに応じるように、右の拳を緋色に揺らめく炎のようなものが包み込む。
一見すると火属性のように見えるが、その実、宿すそれは天属性]
……煌焔爆砕!
[気合いと共に、首筋の逆鱗へと向けて拳を叩き込む。
爪が竜鱗を切り裂き、奥へと緋色の焔を叩き込む。
効果アップを意味する派手な光輪が舞い散り、そして。
一際大きな咆哮の後、漆黒の竜の巨体はブゥン、という音を残してその場から消滅した。*]
/*
やあ。
ここまで自分で自分盛るのは珍しいわw
……以降はちょっと大人しくしたい俺がいます(
[全振りしなきゃいいんじゃないですか]
[いや、それもどうなのというかなんというか]
[まあ、いつものラ神ならこの後落ちるからきっと大丈夫]
[図体がデカいからと言って的もデカいとは限らない、
それがドラゴンだ。
だが誰かが攻撃を引きつけたり動きを止めたりしている間隙に編んだ術、これはなかなか当てやすい。
もっとも今回ばかりは、削りきれなかった時のことを考えると慎重にならざるを得なかったけれど。
機会はやがて訪れた]
ならば、これでどうだ!
[天使がラッパを吹き鳴らすのにも似て彼女が告げた、>>169
その直後、詠唱待機時間の短い術を可能な限り連続して発動し続けた。
銃使いのフルオートにはなかなか及ばない速度での吹雪の連打。
それは地竜の全身を覆うには及ばないが、
他の者の攻撃の手が及ばない部分を弱らせるように吹き荒れていったのだ]
――しかし。
[最後の一撃を決めたプレイヤーに視線を送りつつ、ふう、と溜息をつく。
見覚えのある銀色の髪に、緋色を纏う攻撃やエフェクト]
あれが『緋色の神拳』、で間違いないようだねぇ。
[記録映像は別として、ゲーム内の動きを実際に目にしたのはこれが初めてのことだ。
戦闘タイプこそ違うが、溜息つきたくなるほどの実力者ということは理解出来る。
憧れたり、真似する人間が出て来るのも無理はないだろう]
もっと若い頃にこのゲームと出会ってなくて良かった、というべきかねぇ。
[もし自分が若ければ、そんな存在に対し張り合って熱くなってしまうのは目に見えていたから。
程々に楽しめる年齢で良かった、と、過去の事件を知らない人間は呑気に思うのだった*]
[地竜の消滅を確認した後、は、と一つ息を吐く。
緋色のエフェクトがふわりと拡散し、銀色の髪がゆるり、と流れた。
直後、相棒がきゅい! と鳴いて擦り寄ってくる]
ん、お疲れ、相棒。
[爪部分を格納し、ぽふぽふと撫でてやる。
一見すると元気そうだが、今の大技、色々なステータスを一時低下させる代わりに大ダメージを叩き出すという諸刃の剣だったりする。
その辺りの事情を知っていれば、今の状態が空元気なのはすぐに悟れるだろうが。
こういう時に弱った所を見せないのは、リアルの仕事で身についたあれこれの影響が強かったりするのは、余談。*]
……やー。
やっぱ恰好良いな、緋色もバディも。
[6年前の事件の時は友人たち共々補修を受けてて参加出来なかったから何が起きたのかも良く知らず。
昔遠くから見ていたと同じように、純粋な憧れと嬉しさが滲んだ瞳と声を緋色へと向けた*]
[発した提案を基点として、地竜に対する一斉攻撃が始まった。
炎の矢が地竜の足を縫いつけ、地竜の翼の付け根では雷撃が迸る。
一方では吹雪が吹き荒れ地竜を弱らせ、空中では急降下する飛竜から風の刃が放たれた。
マリエッタからは見えない位置では、フルオートの着弾音が響いていた。
攻撃手段を持たないマリエッタは、一斉攻撃が始まると同時に地竜とのエンゲージを離脱する。
近くにいると逆に邪魔になると言う判断からだ。
地竜の意識はマリエッタはおろか、メレディスにも向いていない。
その絶好の機会を逃すメレディスではなかった]
[チャージを終えたメレディスがバディと共に地竜へと肉薄する。
至近距離から放たれるバディのブラスト。
その背を踏み台に高く跳び上がったメレディスが放った一撃は、違わず地竜の逆鱗へと叩き込まれた。
弱点を突いたそれは派手な光輪を放ち]
エクセレント!
[地竜は咆哮を残し、その巨体を消した。
それぞれの連携や見事に削り切ったメレディスに対し、マリエッタは声を上げて、自作した祝いのマクロを連発した。
周囲にカラフルな光粒が舞い散り、消えていく。
そうして喜びのモーションを行った後、バディから降りて地面へぺたりと座り込んだ。
消耗分の回復のためである*]
/*
なお、リアル仕事のあれこれとは。
『イベントの時は、かっこいいおにーさんスタイルを崩しちゃだめ。』
という、リュフトヒェン基地くおりてぃなあれこれです。
[※なんでかんで、宣伝塔の役割もあるえーすぱいろっと]
[攻撃が成功したのを見届けると、先程の二の舞にならないようにドラゴンから軽く距離を取る。
各所より様々な攻撃を受けるドラゴンの体力ゲージは確実に削れていた。
チャージの溜まった『神拳』が動く。
蒼いグリフォンと共に大地を離れ、ドラゴンの上空に位置取りするが、相手は其方に意識は向いていない。
グリフォンの鳴き声が響き、ステータスダウンとデバフがかかったのが分かった。
バディの背中から降りた『神拳』の拳が逆鱗に沈んでゆく。
煌めく炎は正しく緋色。
そうして、光の輪のエフェクトが生じると共にドラゴンは消滅した。]
うわ、やっば。
すっげ。マジでかっこいーわ…。
[零れたのはそんな感想。
宥めるように寄り添ってくるバディの仕草に我に返り]
お疲れ様でしたー!
[青年は『神拳』共に戦った参加者達に笑顔を向けた。]*
/*
ステータスダウンと引き換えの大技はロマン
ディープスノーたんにも(持ち出す構想が)あったりなんだりするけど
[相棒をもふっている所に降り注ぐ光粒。>>193
それに、あ、キメのモーション忘れてた、なんてちょっと思ったのは余談として]
……みんな、お疲れ!
とりあえず、ファーストステージ、突破だね!
[全員に届くように呼び掛ける。
改めて見回すと、覚えのある姿もあるようで。
あれ、意外と知り合い多いかも、と今更のように思ったりした。*]
/*
(興奮する青年を)宥めるように〜
『神拳』(や)共に戦った参加者達に〜
でした。
語彙力が低下する姿を表現する心算が、すぽっとロル内の言葉が抜けるという…。
(それにしても誰が……こいつを削りきると?)
[天使の号令に合わせほぼすべてのプレイヤーがおのおの持てる手段を地竜へと繰り出していた。
あまりの一斉攻撃ぶりにすべてを目で追うことはかなわない。
主催者の方でゲーム映像記録しているのいいのだけれど。だって気になる]
[ 風の刃を叩きつけた後は、急上昇して地竜からの攻撃の射程外に出る。上空を旋回しながら、緋色の光が、天から地へと叩きつけられるのを見届ける。>> 184]
お見事!
[ 派手な光輪が舞い散り、咆哮が仮想空間の空気を揺らす中、括った銀髪を靡かせた英雄に向けて、短くボイスメッセージを送る。
次いで、ゆっくりと降下し、笑顔を見せる金髪の剣士の傍に降りる。>>195 ]
お疲れ様、踏ん張ってたねえ。
でも大丈夫かい?さっき、だいぶ派手に吹っ飛ばされてたけど。
[ リアルより少し気安い口調になってしまうのは、相手のアバターが年下っぽい外見のせいだろう。* ]
あ、あれは……!
[やがて上空を舞う蒼い影に一瞬視線がくぎ付けになる。>>183
急降下を仕掛けながらそれは、ハルピュイアとはまた違う感じの鳴き声を地竜に浴びせかける]
ん、 ――効いてるのです!
[デバフ込みの代物か、地竜が明らかにその動きを止めたように見えた。
直後、地竜に浴びせかけられたのは緋色に揺らめく焔だ!>>184
それは、先程蒼い幻獣の背を蹴って跳んだ銀髪の人の拳から発せられていた]
[会場モニターで見られることは見られるのだが、小柄なため時々視線が通らなくなったり。知識不足もあってどこを見ると良いのかも分からず、フラフラしていると名前を呼ばれた>>+9]
あっ、カークさん!
[良いことも悪いこと(?)もよく教えてくれる相手の登場に、大喜びで駆け寄る]
うん。誘ってくれた子が今日になって来れなくなっちゃって。でもぼく、このゲームはまだ始めてなくて……
えっ?特等席!?
[ついでに仕事の邪魔にならない範囲で解説など貰えるたら、超特等席間違いなし。誘いに目を輝かせてコクコク頷き、素直に後をついて行った**]
まあ、格好いいのは確かなんだけど……。
[やれやれ、と思いつつ、通信回線を開いて]
序盤から飛ばしすぎてんじゃないわよ、レディ。
まだあと3ステージあるんだからね?
[ぼそ、と突っ込みを飛ばしておいた]
……え?
[不意に、通信システムから届いた声。
それに、引きつった声が上がる。
自分をレディ呼びする女性は、この世に二人しかいない。
一人は母で、もう一人は]
……トリアねえさん?
[ちょっとまってなんでいるのどうなってんの。
そんな困惑を込めて、『少佐』ではなくプライベートの方の呼び方を口にした。
なお、ねえさん呼びをしているのは、叔母さんと呼ぶと物理を行使されたからなのは、余談である]
そーよ。
ああ、なんでいるは以下略、時間が勿体ないからね。
とりあえず、そっちのデータ異変の修正しつつ、状況に応じて介入するから。
[とはいえ、甥が介入を是とするとは思ってもいないのだが。
一応の予定は、伝えておいて]
……無理するんじゃないわよ。
[ついでに、短い突っ込みも飛ばしておいた]
……以下略って、あのね。
[そこ、略していいの? とは思えども突っ込めない]
あー……うん、こっちからは手出しできないとこだから、そっちはお願いします。
……介入は、ぎりぎりまで控えてほしいんだけど。
[向こうの動き次第では已む無しだろうとは思うけれど。
でも、できればそれはやらないでほしい、と。
そんな、プレイヤーとしての矜持含みの言葉を返した後]
……ん、だいじょーぶ。
無理はしないし……逃げない、から。
[突っ込みに、ぽつりと返す。
声音は少し、穏やかだった。*]
お疲れ様よー。
次もあるから、休めるうちに休んどかないとね。
回復足りなかったら言ってねー。
[全員に届くように言って、声がかかるまでは自身の回復に努める。
魔法使用による消耗はアイテムか、時間をかけての自然治癒が必要だったから、戦いが終わってすぐに座り込みをした、と言う経緯がある。
毎度この流れは中々シュールだと思っているのだが、効率を考えると仕方がない。
アイテムは極力使わない主義だった]
どう致しまして。
支援はアタシのメインのお仕事だもの。
そこで遅れを取るわけにはいかないわ。
[こちらへと近付いてきてかけられた声>>200には、片目を瞑って笑いながら返した]
貴方も、あのターゲッティングは見事だったわ。
攻撃の妨害もありがとう、助かったわ。
[ヘイトを集めた時に、地竜の攻撃に対して放たれた矢に救われた場面もあった。
それを話題に出し、礼を言う。
にこりとした笑みも忘れなかった*]
[――地竜は斃れた。
正確には消滅した、と言うべきか。それはさておき]
す、すご、すごいのです……。
[長さは違えど、この電脳世界に降り立つ前にステージ上で話をしていた人を思い出す銀の髪。
それから見たことのないタイプの――つまりは珍しい幻獣。
これらを鑑みると地竜にとどめをさした彼が『緋色の神拳』で間違いあるまい]
かっこいいのです……。
[このアバターに胸の高鳴りがフィードバックされることはない。
ただ手は動いて何度も笑顔のアイコンをアバターの頭上に浮かべまくっている]
と、とりあえずみんなお疲れ様っ、
……こんな大人数のパーティーでフィールドに出たことなかったから今でもドキドキしちゃってるよ。
[だいたい一人か二人だったから。
ただ、このドキドキには、
ファーストステージでありながらなかなか歯ごたえがあったことへのドキドキも含まれていた。
果たしてこの先どうなってしまうのだろうか。
ついていけるのか、自分は。
そんなことを思いながら草原へと座り込んだ。
魔法の行使による消耗を回復するためである。
肩の上のフロストも耳をへしょんと下げて心なしか元気なさそうだ]
……てか、もう。
なんでいるの、ねえさん……。
[労いの言葉が飛び交う中、ちょっと違う方向からの突っ込みを受けてため息ひとつ]
……まあ……頼れるひと、だけど、さ……!
[そこは間違いない。
ないが故に思う所はあるが、今は飲み込んでおいて]
あ、そういえば……。
[とどめを刺した直後に届いた短い賛辞。>>198
その送信先を確認して、どこにいるかと見回せば、金髪の剣士と語らう姿が目に入る]
……多分、あの時の……だよなぁ。
[現役時代、狩場で一緒になった事のある竜騎士。>>172
ダメージ計算の的確さに純粋な賞賛を送った記憶がふと、蘇る]
結構、同期も残ってるって感じ、かぁ……。
[それもそれで嬉しい気がする。
古参の中にはいつぞの事件で離れたプレイヤーも、少なくはなかっただろうから、と。
そんな事を思っていたら、浮かびまくる笑顔アイコンが目に入り。>>204]
えーと……。
[あれは確か、氷魔法を的確に入れてた子か、と思いつつ]
お疲れさまだよ。
まだ先はあるから、しっかり回復してねー。
[座り込んで回復に走る姿>>206に、軽い調子で呼びかけて。
それから、自分も相棒をわし、と抱え込むようにして、しばし、休息モードに入っておく事にした。**]
[一方その頃のステージでは]
「グラスランド、ボス、沈黙!
さすがは『緋色の神拳』、ブランクを感じさせない鮮やかさ!」
「……ちなみにあのひと、ソロ狩りの時は本物の鬼神と化すんですよ。
マジで火が付く感じで」
『あら。火が付くと危ないのかしらー?』
「そう、色んな意味で周囲が真っ赤になります。
ひいろだけに」
『………………』
[沈黙が落ちた]
「と、それはともかく。
休息タイムが終了したら、第二ステージ、スタートですよ!」
『……誤魔化したのだわ』
「第二ステージは海岸エリア、アクアマリン!
リゾートステージとしても有名ですが、ステージ自体にギミックが仕込まれた難所としても知られております!
さて、ここではどんな立ち回りがみれるのでしょうかっ!」
[そんな司会の熱弁を経て。
休息終えた一同の前に広がるのは一見穏やかな南国風の浜辺。
打ち寄せる波は穏やかだが、その中には剣呑な気配が潜んでいた]
☆第二ステージ:アクアマリン
・フィールド
広がる砂浜と遠浅の海で構成された、南国風の海辺。
『海霧』と呼ばれる、行動を無効化するギミックが仕込まれている。
・登場敵
魚や甲殻類、藻類などの海産物系クリーチャーが中心。容姿や能力は自由に設定してOK。
・ボスキャラ
瑠璃の鱗を持つアクア・ドラゴン。
細長い身体を持つ、海竜タイプの竜。翼はなく、代わりにトビウオのようなヒレを持つ。
攻撃手段はアクアブレス(水鉄砲)、尻尾での打撃など。
本来は搭載されていないスタンブレスを使用してくる。
それ以外は自由設定OK
・判定方法
基本的には、撃破描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
だが、『海霧』ギミックの妨害を避けられたかどうかを判定するべく、判定と同時にomikujiを引く。これは、一つのactにまとめてOK。
結果が吉系なら行動成功。凶系の場合は行動失敗。その分の数値は加算されなくなる。
※まかり間違って誰の攻撃も通らなかった場合は、全員でfortuneを振ってその数値で順位を決めます。
☆判定リミットは11/25 00:00です。
判定数値は各自メモに記載お願いします。
[ピコ、と届いたチャット>>205に目を留める]
気にしなくて良いのよー。
コンラートもお疲れ様。
ヘイト集めありがとうね。
[さら、と相手の名前を入れてチャットを返した。
相手の反応を見るため、ではなく、単に教えたかを忘れてしまっているためのうっかりだったりする。
尤も、隠しているわけでもないため、特に失態と言うわけでもなかった。
天使をシェットラントに結び付けるには、まだ情報が足りない、かもしれない]
ふふ、ありがと。
[すごい、と言う言葉>>207には嬉しそうに笑う。
支援一本でゲームを進めてきた背景には、開発者として主観ではなく俯瞰で見るため等色々あるのだが、他の開発メンバーの悪ノリで天使にされたため、というのもあったりする。
詰まりは、開発メンバーの天使像がこのアバターに詰まっているわけだ。
支援役が苦手というわけではないため、気にせず使って今に至る、というわけである]
そうね、皆やり込んでるというのがよく分かるわ。
立ち回りのすごい人って意味では、貴方も含まれると思うわよ?
[恐らく他の人からも賛同を得られるだろう、と思う言葉を向けて、マリエッタは他へと視線を向ける]
……やり込んでもらえるほど、このゲームが愛されているということなのよね。
[そう呟いた表情は、嬉しさと慈愛のようなものを示していた*]
そうか、そりゃ心細くもなるなあ。
[ 初心者一人で、結構コアなこのイベント会場で過ごすのは、色々と疲れそうだと、ローレルの事情を聞けば、男も同情の視線になる。>>+11 ]
ゲームのことなら俺も少しは教えてやれるし、この席ならナンパ避けにもなるから丁度いいだろ。
[ ナンパされるのは、無論ローレル想定である。このオトコノコ可愛らしい外見が過ぎるのだ。 ]
ああ、俺も仕事は仕事なんだけどな、ま、本格的に働くのは、もうちょっと後だから。
[ 気にせず楽しもうぜ、と、お気楽に笑う。目の前では、丁度地竜が、緋の拳に沈んだ場面が映し出されている。 ]
おー。開始早々派手に暴れてんなー。
[ 楽しそうで何より、なんて、感想が、どこぞのお姉さまと、ほぼ同じなのはまあ、これも仕様と言ったところ。** ]
天使。あの人、『天使』さんなんですか?
わぁ、道理でバフやデバフも的確なわけだ…。
[>>209天使、の名は耳にした事があり、思わず桃色の髪のアバターに視線をやりつつ。
下手に踏ん張らず、吹っ飛んだ為に損害が少なかったのかもしれない。
生身で受けていたなら大事故だろう。]
ワイバーンに乗って、とか格好良かったです。
同じ近接攻撃系なら、色々お話し出来たら嬉しいなって…
え、良いんですか?こちらこそ、よろしくお願いします!
[フレンド申請には快諾し。
すぐに許可を出して「よろしくお願いします!」と短いメッセージを送ってみせた。
「竜騎士」というニックネームはストレートで分かりやすい。
青年のニックネームは「ドナー」だが、こちらも雷鳴というどストレートだった。*]
[そんな話をしながら、マリエッタはメレディスに秘匿チャットを飛ばす]
さっきのアースドラゴン、弱点位置の変更とステータスの底上げは大会の仕様だったけど、デバフは違ったわ。
恐らく『影響』が出てたのだと思う。
あと、進行に影響が少ないものの修正は外からしてもらえてるみたい。
[モニタリングデータから見えたことを伝え、最後の文章にはピースマークのアイコンを添えた]
ところで……ラヴィの他に、スノウもいるみたいなんだけど。
何か聞いてる?
[ウサギがマスコットとして大会に参加している理由は分かる。
特務部隊隊長の管轄だからだ。
けれど、白猫は確か違ったはず、と。
大丈夫なの?と言う疑問含みの問いかけをメレディスに飛ばした*]
/*
姪、とは言ってたけどね>スノウ
管轄どうだったか忘れたのと、そこまで聞かされてはないだろうな、と言うあれでそれ。
[ やがて、フレンド承認を受ければ『ドナー』というニックネームに、へえ、と瞬いた。 ]
なるほど……あ、そういえば次のステージ、海洋系だから、君の攻撃、通りが良さそうだね。
[ 頼りにさせてもらおうかな、と、悪戯めいた笑みを浮かべた。* ]
[少女の持ち物欄の中にはアイテムのストックは案外たんまりとある。
買ったり拾ったり交換したりなどしたものの、勿体なくて使うのは基本的に惜しんでいるのでなかなか減らない。
加えて守りを固める系の後衛であるので、
休める時に休めばどうにかなっていたのだが――
と、先のことを気にしだしていると、なんと先程胸ときめかせた『緋色の神拳』から声がかかったではないか>>211]
お、おおおお疲れさま……です。
[いけない、キャラがはがれてしまいそうだ。
自制するべくフロストのもふもふの身体をぎゅっと抱きしめればいくらか落ち着いた]
最初のステージをここにするなんて粋な計らいだったと思……います。
私にとってもここはいろいろ懐かしく……、て、はい。
[……本当はもっと色々伝えたいことがあったのだが、
かっこいい有名人を前に威勢のいい態度は取れそうにない。
もしも一緒に写真を撮ってもらった時には卒倒しちゃうんじゃないだろうか。
……結局その後、
ゲーム的にはいくらか回復できても心はどこか上の空のままであった**]
[ノーラとの会話>>218の後は休憩を続けて。
ステージの音声>>#5には、鬼神じゃなきゃあの記録は出せないわよねぇ、なんて思う。
だからこそ今まで記録を破られていないのだ。
誤魔化した、と突っ込むウサギ>>#6に同意しつつ、次のステージの説明を聞く]
次はアクアマリンね。
何も無い時に行きたいところではあるわねぇ。
[ハントに出ずにリゾート地で優雅に暮らす、なんて選択も出来る場所。
一度ハントエリアに出れば、説明があったギミックにより足止めを食らう、なんてこともあるため、攻略に疲れた人の溜まり場になっていることも少なくない場所だ]
じゃー行きますか。
[休憩を終えて立ち上がり、バディに飛び乗って次のエリアへと移動を待った]
[ノーラとの会話>>218の後は休憩を続けて。
ステージの音声>>#5には、鬼神じゃなきゃあの記録は出せないわよねぇ、なんて思う。
だからこそ今まで記録を破られていないのだ。
誤魔化した、と突っ込むウサギ>>#6に同意しつつ、次のステージの説明を聞く]
次はアクアマリンね。
何も無い時に行きたいところではあるわねぇ。
[ハントに出ずにリゾート地で優雅に暮らす、なんて選択も出来る場所。
一度ハントエリアに出れば、説明があったギミックにより足止めを食らう、なんてこともあるため、攻略に疲れた人の溜まり場になっていることも少なくない場所だ]
じゃー行きましょうか。
[休憩を終えて立ち上がり、バディに飛び乗って次のエリアへと移動を待った]
― アクアマリン ―
[いつ見ても穏やかな海岸エリア。
広がる砂浜と波打ち際が織り成す景色は紛うことなきリゾート地のそれだ。
ただ、伝わってくる気配はリゾート気分にはしてくれない]
あのギミック、運と度胸と機転で乗り切るしかないのよね。
[プログラマー的には運ではなく乱数の結果、なのだけれど。
正にプレイヤーの腕の見せ所、となるだろう。
支援スキルも無効化される場合があるので、本当に厄介なエリアなのである**]
[何気なくかけた声に返ってくるのは妙にどもった物言い。>>222
ありゃ? とは思うものの、その理由に思い至れない辺りは天然だった]
うん、それはあるねぇ。
俺がここ走り回ってたのって、もう8年くらい前の話なんだけど。
走ってて、懐かしいなあ、って思った。
……ここが残ってて、また来れて、よかったな、て。
[向こうの動揺の裏側など知る由もない天然は、妙にしみじみとした口調で本音を零していた。
ちなもに、写真とか言われたら、普通にOKが出たりする。
この辺り、何気にリアルお仕事でもやっているから抵抗はないのだった。**]
[そんな呑気なやり取りの裏で飛んでくる秘匿チャット。>>216 >>217
まあ、気づくよねぇ、と遠い目をしたのは一瞬の事]
……あー、やっぱりアレは『影響』だったんだ。
データ修正と、にゃんこの方は、さっき、聞いた。
[さて、これどこまで伝えていいんだろう、と思いつつ。
隠しても仕方ないだろうから、と素直に白状することにした]
俺も、今さっき本人から連絡があって初めて知ったんだけど。
にゃんこのマスター……つまり、オリジナルプログラム組んだひとがね、こっち来て、データ修正とか色々やってくれてるんだって……。
あのひと、大尉とは犬猿だから、多分今回のイベントの情報聞いて、独断で来たんだと思う。
[理由は以下略されたが、普段の様子からして協力要請があったとは思い難い。
と、なれば来る発端となったのは自分だろう、との予想はつく]
……ちょっと、暴走気味のとこはあるけど、技術者としての腕は確かだから。
後ろは任せて大丈夫だよ。
ねえさん、そういうの得意だから。
[普段は表に出ず、徹底的に裏方に回る気質なのは幼いころから見知っているから。
そこだけは間違いない、と言い切る事はできた。*]
……なにその評価。
[休息の最中、流れてきた放送>>#5にジト目で突っ込んだ]
いや、確かに、記録出した時は普段使わないような広範囲アタックも使ったけどさ……それ、鬼神モードとか名付けてたのそっちじゃん。
[そのモードを使いこなしたのが『神拳』の二つ名の由来なのは余談]
……てか、本気ではずいから勘弁して……。
[ぼそぼそと紡ぐ突っ込みは、届く事はないのだが。
次のステージの紹介には、あー、と短く声を上げ]
あそこ、面倒なんだよねぇ……。
[やられる前にやるスタイルとの相性は、正直よくない。
とはいえ、抜けられないわけではないし、と割り切りをつけて]
― アクアマリン ―
[休息を経て移動した先に広がるのは、リゾートビーチと言っても差し支えないような空間。
場所的にはわりと好きではあるのだが]
……こいつら出てくると、一気にギャグ風景になるのなんなんだろね。
[呟く視線の先には、派手な色の貝殻を背負い、紫色の鋏を振るヤドカリの集団]
普通に殴っても、通らないんだよなあ、こいつらっ!
[そういう意味でも、相性はよろしくない。
それでも、爪での斬撃よりは拳での打撃の方がまだ通る。
それでも、当たり所は選ばなくては、というわけで]
いよっ、と!
[接近の後、下から掬い上げるような蹴りを入れてヤドカリを浮かせ、比較的柔らかい部分に拳を叩き込む。
その一撃で完全に浮き上がった所に相棒が蹴りを入れてヤドカリを完全にひっくり返した。
ひっくり返されたヤドカリは後ろの仲間にぶつかり、ちょっとしたドミノ倒しを引き起こす。*]
[程無くして、警告の声がこちらへ届く。
見れば近付いて来たのは、テッポウウオを巨大化させたような魚の群れだった。
海中から海岸を一方的に攻撃してくる、厄介な相手だ]
よしよし、丁度いい獲物だ。
[水平に近い向きで弓を構える。
属性効果を抜きにしても、それなりの剛弓であることに変わりはない]
[放たれた矢は水面を滑るように飛んでいく。
幸い、海霧の妨害は発生しなかったが]
ちっ、浅いか!
[矢は鱗を削りはしたものの、敵を倒し切れはしなかったようだ。
直後、こちらに気付いたテッポウウオが攻撃を仕掛けて来た。
水鉄砲、というよりアクアカッター並の鋭さだ]
うおっと!
[咄嗟に横に転がって避ける。
肩の辺りにダメージ判定が出たが、軽微なものだ]
――狙われたのがこっちで助かったよ。
ブレネンじゃ流石に相性が悪すぎる。
[一撃で落とせなかったのは失敗だな、と思いつつ、弓を構え直した**]
―アクアマリン―
[そうして移った第二ステージ。
広がるのは海と砂浜。
波の動く姿を眺めるだけでも目の保養になるのだが、単なるリゾート地ではない。]
よぉし、行くぞ。ルングル。
[>>226ヒンメルは先程の風属性ではなく、地属性を操るらしい。
臨機応変に使う属性を変えるのは自分とはまた違った戦闘スタイルだ。
タイバンはその名前から天候──雨を降らせる能力があるとされている幻獣だ。
水属性も持ち合わせているが、ルンブルのスキルは雷属性に偏っている。
その為、タイバン遣いには水属性を操るプレイヤーもいる事だろう。
選択理由は、公式で紹介されていた雷を操るタイバン遣いが格好良かったからに他ならない。]
[ヤドカリ相手に『神拳』が戦闘を開始し、
先程助けてくれた弓使いも海に向かって矢を放ち始めた。
視界に入ったのは、蟹型の小規模な群れ。
色は毒々しささえ感じられる赤で、右側の鋏は胴体程の大きさをしていた。
威嚇するように陣を組むのに、青年はシャムシールを構える。]
いっくぞー!
[片刃に雷を奔らせると、その群れに突っ込んでいった。]
っとぉ?!
[振るった瞬間、雷はたちまち勢いを無くした。
早速、ギミックが発動したようだ。
蟹は華麗に攻撃を回避し、青年に向かって襲い掛かってくる。
小柄なだけにその動きは素早い。]
ルングル!
[その勢いを弱めようと、バディに指示を出す。
虹蛇は蟹に向かって鋭い牙を備えた口を開ける。]
[虹蛇の放った雷属性を纏ったブレスを吐くと、
数体の蟹は感電によるダメージで動かなくなった。]
ナイス、ルングル。
[青年はその間にバディと背中合わせになると、武器を構え直す。**]
― 秘匿チャット ―
はぁ、オリジナルプログラムを。
まぁ貴方がそう言うなら信じるわ。
ごめんなさいね、スノウが関わってると思うと、以前のことを思い出しちゃって。
[警戒した理由をチャット>>228に載せて、苦笑のアイコンを添えた。
5年前に巻き込まれ、ウサギの”分身”を預かるに至った出来事。
特務部隊の人間ならば知っているだろう事柄だ]
データ修正を請け負ってくれるならこちらとしても安心よ。
アタシ達はこっちで何とかしましょ。
[最後はまた笑顔のアイコンを添えて、チャット>>229を終了した*]
― アクアマリン ―
[白い砂浜をユニコーンに乗って優雅に走るというシャッターチャンスを作りつつ、戦闘を始めるプレイヤーの後方で翼を広げる]
雷属性はちゃんと効いてるみたいね。
その辺りの変更はなし、と。
あの弓の子は……少し戦い辛そうかしら。
[弓を海面に向ける女性の様子>>235を眺めて、頭上の光輪を光らせた]
脅威を前にする全ての者達へ
エンジェリック・イヴェイド!
[このエリアのクリーチャーは素早く鋭い攻撃をするものも少なくない。
行動が制限されるのであれば、長期戦になる可能性も否めない。
それならば元の回避力を上げて敵の攻撃を当たりにくくしようと]
[ギミックによる妨害も無く発動した魔法は、いつもよりも効果の高いものが得られたようだ]
ダメージ受けたら我慢せず言うのよー!
[全員へ向けて声を届けて、バディと共に少し前に出る。
援護のためと、何か異常が無いかを確かめるためだ**]
─ グラスランド ─
はぇ?
[変な声が出たのは>>212天使から返ってきたチャットのせいだ。
アバターの見た目からGU上で初対面であっても二つ名ではなくリアルネームで呼ばれるのはたまにある。
イコール現実の自分を知っている相手ということだが]
え、マジで?
誰?
[支援職だから神拳ほどの派手さは無いけれど、天使も古参の中ではかなりの有名PL。
リアルとゲームの混同はあんまりしたくないが自分の知っている人がそうだったと分かったら流石に誰か知りたくなる。
わけだが、答え合わせがあっても無くても今は深く追求する時間も無いし一旦話はここで止めるのだった]
─ アクアマリン ─
[さて、そんなこんなで平穏?な休息タイムを過ごした後。
>>#6司会が言っていた通り、第二ステージの開幕とあいなったわけだが]
…ここ嫌いなんだよなぁ…
[げんなりとした顔でこぼしたのはステージギミックの特性が本当に苦手だからだ。
海霧の無効化はランダム発動なので避けようが無くて、一撃必殺の狙撃が無効化されたりすると不意打ち失敗するわ居場所はバレるわでマイナスしかない。
マハトの陽炎による潜伏も無効にされたりするので本当にろくな記憶がない所だが]
つってぼやいてても仕方ない、やるかぁ。
[マハトに頑張ろうなーと声かけつつ、アサルトライフルのセーフティを外しながら戦いやすそうなポイント探して歩き始めた]
[潜伏しての狙撃は向かないので、アサルトライフルで数撃ちゃ当たる戦法とるつもりなのだが。
少しでも立ち回りが取りやすいよう、少しでも踏みしめやすい波打ち際を選んで歩く。
ザザー…と寄せては返す波の音はリアルと遜色無いもので。
ステージギミックさえ無ければほんと良いとこなんだけどなー、と遠い目して見るとも無しに見ていた海面上。
ぽこぽこと泡が湧いてくるのに気付けばすぐに戦闘準備に移行して。
現れたのは、目にも鮮やかな赤いボディと見事な二つの鋏を持った甲殻類]
うわー、よりによってお前かー…
[見た目は美味そうで大好きだが、殻は硬いわ吹く泡は厄介だわ鋏は鋭いわで相手にすると厄介な巨大蟹に顔と銃口を向けて]
/*
書式を合わせる。
小凶の後に大吉って我ながらジェットコースター。
確か、下は大凶で、
上は薔薇大吉を引いた気がします。
[至近距離での射撃は蟹の腹、柔らかな部分に全て撃ち込めて。
泡を吹く間も無く消滅した蟹の後を追うように、新たな鋏が海面に浮上する。
今度は折れ曲がった背中と長い髯を持つ、やっぱりこっちも味は美味しくて大好きなんだが]
お前までくんなよ、エビー!
[びょん、と不規則に跳ねる動きが読みづらくてやっぱり戦うのは苦手な相手にげんなりした]
― 秘匿チャット ―
まあ、普通はそんなん来るなんて思わないしね……。
むしろ、身内が無茶してて申し訳ない。
[『以前』と称されているのが何かはわかるから、それ以上は言わず。>>242
こちらも、苦笑のアイコンを添えてこう返す]
うん、そうだね。
俺たちは、こっちでやる事、やれる事を全力で。
[それ以外にないのだから、そこを迷わず進めばいい、と。
そんな割り切りをつけた宣に、こちらも笑顔アイコン一つ添えて、チャットを閉じた。**]
/*
片方だけ鋏が大きい蟹いたよなぁというぼんやりで出してみたけど、色が違ったー。(シオマネキで合ってる筈)
でも赤い個体もいるぽいのでセーフ。
白いのも綺麗。(オキナワハクセンシオマネキ)
― アクアマリン ―
[ドミノ倒しになったヤドカリの群れ。
そこに更に畳みかけようとしたところに、ふわりと羽が降り注ぐ。>>244 >>245]
っと、これ、一番ありがたい援護っ!
[近接物理攻撃と回避にほぼ全振りしている身には、回避上昇ほど助かる援護はない。
これなら、押し込めるか、と思いつつ、ぐ、と拳を握りしめ]
[幸いにというかなんというか、ひっくり返ったヤドカリは柔らかめの所が狙いやすい。
ならばと遠慮なく、爪の一撃を突き入れた。
そのまま追撃――と思う所に、きゅぃぃ! と相棒が甲高くなく。
危険を知らせる警戒音に、とっさに後ろに飛び退く回避機動を取った]
あっぶな……!
[直後、別のヤドカリの鋏がそれまでいた所に突きこまれる。
一先ず、ここは態勢を整えるのを優先するか、と更に後ろに飛び退いて]
さんきゅ、相棒!
[礼の言葉に返るのは、気を付けて、と言わんばかりのきゅきゅ、という鳴き声。
それにわかってる、と返しつつ、再度、ヤドカリたちのと距離を測った。*]
[海老に嫌な顔しつつ、攻撃に移行する為の手は止めない。
蟹に全弾撃ち込んだマガジンを捨てて新しい弾倉を填め込む時間ロスは、マハトが埋めてくれる。
飛びかかったフェンリルの大きく開かれた口、ぐわっと噛みついた牙が海老の殻の隙間に食い込んで動きを止める]
ナイス、マハト!
すぐに交換終わるから、もうちょっと頑張って…ぉ?
[>>244もう何度か降り注いだ羽根がまた頭上からキラキラと舞い散って。
ステータスから回避UPのバフを貰えたのが分かれば、流石支援慣れしてんなーと思いつつ]
バフ助かるありがとー、そっちもやばそうになったらすぐ離脱してなー!
[>>245届いた声にこちらからも返した所で弾倉交換も無事済んで]
[水鉄砲をチャージ中の一体を狙い矢を放つが、それに先んじて敵の攻撃が放たれた]
って、早いな!?
[矢は軌道を逸らされて深手は与えられず。
一方敵の攻撃が、再びこちらを掠めていく。
回避バフのお蔭か、攻撃が擦り抜けるような演出と共にノーダメージのサインが出た]
ったく、こんなとこで手こずりたくないのに……!
[焦っても仕方がないとは思うものの、他のプレイヤーに攻撃を通したりしたら狩人としての面目が立たない。
数本の矢を一気に番えると、三度目の正直とばかりに敵へ向けて放った]
―グラスランド―
[素っぽい様子だし妙にどもってしまった!>>227
が……特にツッコミもしなければぷぷっと吹きだしたりもしない目の前の『緋色の神拳』。
こちらといえばぷぷっと吹き出す義姉(のアバター)の姿が脳裏をよぎったというのに]
(お、大人だ……)
[彼自身のあずかり知らぬところで彼への憧れ度がまた上がっていく]
……。
[それにしても、だ。
しみじみ語る『緋色の神拳』をして「また来れてよかった」と言わしめる何かは、
6年前に起こったこと、であるのだろうか。
彼が一度ここを離れることになったきっかけが、>>2
義姉が「あれを機に離れる人もいた」と語るその出来事だとすれば……。
少女には想像することしかできない。それでも確かなことは一つ]
わ、私……昔のこととか全然知らないけど……、
でも、ここで遊べてよかったと、思って、ます。
[一プレイヤーと肩の上の相棒は揃ってうんうんと頷くポーズを取っている]
[……なお、リアルにおける『緋色の神拳』つまりカルディナルロート少尉が、
いつか行ったイベントで、それこそ記者じゃない一般の人相手との撮影にも応じていたことはすっかり忘れていた少女であった。
そうこうしているうちに陽気なアナウンスがまた流れ]
真っ赤……、
オニみたいになるのです?
[本で存在を知った東洋のデーモンみたいに……でもそれはそれで気になる……、>>#5
とか思っていたのも束の間、
次のステージがどこかを知れば今度は「げっ」という素の呟きが漏れた。>>#6
その声は独り言モードだったので無論どこにも届くことはなく――]
― 少し前 ―
[返って来たチャット>>246を見て目を点にする]
(あら? 言ってなかったかしら?)
[すっかり言った心算でいたが、コンラートには伝え損ねていたらしい。
ここで伝えても良かったが、メレディスへの報告事項もあって少し手が離せなくなり]
後で教えるわー。
[とだけ返してチャットを終了した。
後で、がいつになるかは不明のまま*]
今んとこ、おかしな感じはないけれど……。
[ここまでで吹っ飛ばしたヤドカリに、異常の気配は見えない。
叔母のデータ修正が追い付いているのか、たまたま異常のない個体とぶつかっているのか。
その辺りは今の所読めていないが]
ただでさえ面倒なステージなんだから、余計な事されてちゃ敵わないけど、なっ……!
[言いながら、右の拳に緋焔を纏う。
それと同時に、相棒がふわり、宙へと舞って]
マハト、離脱!
[相棒を退かせると同時、ひいた引鉄は海老の殻を撃ち砕く弾の雨を放ち。
ばらら、と落ちた殻が海面を乱すも、それらも痕を残すことなく消え失せる。
息つく間も無く海面に上がる泡たちにまた弾倉交換しないとだなーと思いつつ周囲の様子も探れば他PLの動きも見える。
今の所ギミックに困らされてるのは何人かいるようだが、大きなダメージを負っている人はいないようで]
緋色は流石だけど、ほかの皆も立ち回り上手いな。
[視線を向けた先、丁度>>258一気に何本も矢を放つアバターの姿が見えて。
地竜の元の弱点を射抜いたことと言い、良い腕だなぁとか思いながら自身の面前へと意識を戻した]
[こちらが突っ込み、同時に相棒が翼で強風を起こす連携攻撃。
一体多の時のお約束的な攻撃ではあるのだが]
……っと!
[白い霧が揺らめいた、と思った直後に羽ばたきが起こした強風はかき消される。
やられた、と思うより先、回避機動を選ぶのは反射行動。
踏み込みが深かったためヤドカリの鋏が目の前を過るが、天使の援護がぎりぎりで直撃を逸らしてくれた。
それでも僅かによけきれず、長く伸ばした髪の一部がはら、と風に散る]
んにゃろっ!
[現役当時だったらリアルに切られたわけじゃない、とわかっていてもキレていた可能性が高かった。
それを抑えられているだけマシ、なんて思考は短いもので]
…おぉ?
[がぶり、マハトが噛みついたのは海老の頭。
というか口の中にまるっと入れ込んで抑え込んだ形を作った相棒に、まずは驚いた]
こんな風になることあるんだなぁ…
じゃないや、マハトもうちょっと頑張ってくれなー。
[しっかり頭を押さえて固定してくれてるから数を撃つ必要も無い。
海老の殻と殻の合間に銃口を押し当てて、弾数を抑えて撃ちこみ止めを刺して。
消滅したところで自由になったマハトが駆け戻ってくる──と思いきや、その場に立ち止まったのは新たに浮上した蟹の甲羅に道を塞がれたから]
はあぁぁぁっ!
[蟹の群れの只中で雷を纏わせた一撃を繰り出せば、青年側の蟹は全て消滅する。
振り返れば、バディの方は飛び掛かってくる蟹を華麗に回避し、尻尾で吹き飛ばしていた。]
よっし、蟹は一掃出来た、な…っ?
[横合いから飛んできた鞭のような攻撃を、バフ効果で辛くも避ける。
踏鞴を踏んだ青年の視線の先には、海藻に足が付いたような形をした敵。
つぶらな目が愛らしいが、細長い身体を鞭のようにしならせて攻撃してくるので侮れない。]
…休憩は未だ先みたいだな。
ルングル、もうひと踏ん張りだ!
[敵は此方の行動を窺っているようだ。
先ずはあのしなる攻撃を封じるのが得策。
そうした攻撃に長ける相棒に先行させる。]
いよっ、と!
[右の拳に宿していた緋焔を、今掠めてきたヤドカリへと叩きつける。
いつもなら属性強化の基礎威力でぶち抜けるはず……なのだが]
……耐えた?
[与えたダメージは、想定よりもかなり低い]
属性耐性値、変わってる……?
[天属性自体、クリーンヒットする相手は限られている属性ではあるが、ここまで削られると、ちょっとそこらを疑いたくなるところ。*]
― アクアマリン ―
[各所から返る礼の言葉に笑顔アイコンを返しつつ。
前へと少し出た拍子に、ぬらっと敵影が目の前に現れた]
わっ、
………なんだ、ワカメちゃんじゃない。
[そこにいたのは、ゆらゆらと漂う如くに佇む海藻類のクリーチャー、通称・ワカメちゃん。
このクリーチャーに関しては、攻撃しないことには反撃もないため、目の前で休息を取ることもしばしばあった]
[今回も手は出さず漂うままにし、その隙に、とモニタリングデータに目を通す。
VR画面とデータを重ね合わせて異常を見ていると、バディが待機モーションをするのが見えた]
──── あら?
[鼻先を伸ばしてから引き戻し、首をぶるぶると震わせる動きをする、はずだったのだが、鼻先を伸ばした時点で異常が起きた。
それは数値として記録され、修正必要箇所として転送される]
[現れた異常とは、ワカメちゃんの当たり判定の部分。
通常、待機モーションは攻撃と見なされず、ワカメちゃんと馬の鼻先が重なっても何も起きないはずなのに、今回は攻撃として認識されてしまったのだ。
攻撃を認識したワカメちゃんが、ずもも、と伸びてマリエッタのバディを締め付けようとする]
きゃあ!
[攻撃を受けたバディが棹立ちになり、その背から天使が落ちた。
騎乗時に攻撃されると稀に落馬が起きるあれだ。
戦闘職ではない天使は落馬率が他より高いのである]
ヴァーチュ!
[拙い、と思った時には既にバディの首に海藻が巻き付いていた。
バディが外そうともがくも食い込むばかり]
んもう、こういう時不便なのよね!
[ワカメちゃんを倒してしまえば巻き付きも取れる、けれど。
攻撃手段を持たない天使ではどうにも出来ない。
バディが何とかするしかなかった]
[間近に居る相棒に狙いを定めたと分かると、すぐに狙いを定めて引鉄をひく。
振り下ろされる鋏の動き、それより速くヒットするよう撃ち放った弾丸は全てその大きな鋏を砕き壊し。
怯んだその隙、相棒が柔らかな腹に飛びかかって牙で噛み裂き爪で斬り開いた]
……サーチ、オールグリーン。
よし、今ので最後だ!
お疲れマハトー、今回はギミック発動無くてラッキーだったなー!
[今度こそ何にも邪魔されずこちらに駆け戻ってきた相棒を抱き止めてわしゃしゃっと撫でて労った*]
[ワカメちゃんが生える根元への踏みつけは成功したものの、近距離で締め付けられているのもあり、踏みつけに威力が乗らない。
もう一息で千切れそうではあるのだが、まだまだワカメちゃんは元気だった*]
―アクアマリン―
……さて、どーしましょうかねえ……、
[少女がこのステージを苦手とする理由は単純だ。
ここのギミックのせいでわりと運ゲーを強制されるのと、
ここに自分の苦手なタイプの見た目な敵がいて、
だいぶ精神耐久的な意味で辛酸を舐めさせられたせいであった。VRゲームの技術力すごい。
しばらくは穏やかに寄せては返す波を眺めていた。
やがてこの場所に移動しおのおの動き出すプレイヤーもターゲット可能になった頃]
ま、出し惜しみはいかんとは分かっているのです。
でしょう、フロスト……。
[言葉に応じるようにフロストの額に埋め込まれた石が光る]
範囲……全域、トリプルウォール!
[少女は心穏やかなうちに支援を飛ばす。
【物理攻撃の軽減】【魔法攻撃の軽減】【属性攻撃の反射】その三つの効果をまとめて付与する代物だ。
薄桃色の光がフィールドに敷衍する]
/*
そして藻類が思いの外人気である。
……アルガスフィア自重してよかったな、うん。
[海でマリモはやめて差し上げましょう]
[幸いにして海霧のギミックも発生せず、ばら撒き軌道の矢は今度こそテッポウウオを沈黙させた。
がるる、というバディの鳴き声も、どことなく嬉しそうだ]
うんうん、あいつ相手じゃお前の羽の炎も消されちゃうもんねぇ……
――って、あれ……?
[その行動を察知していたのか、虹蛇の行動は素早い身のこなしで避けられる。
頭を振って、鞭攻撃をする心算のようだ。
砂浜を鞭が叩き、幾つもの線を作らせる。]
ルングル、無理するな!
[深追いすれば、手痛い一撃を受けるだけ。
スタン状態に出来なかったのは辛いが、倒せない相手ではない。]
[とりあえず一段落がついたのでマハトを撫でつつこの後あるだろうボス戦に思考を飛ばす。
地竜が思った以上に強かったことを考えるとこのステージのボスもかなり強いのだろう。
そろそろこいつの出番かなーと、実弾から魔法充填用の弾倉に切り替えておく。
作業しながら周囲に視線を巡らせれば、まだ戦闘が続いているPLの方が多いようで]
あ。
[>>273なんでかワカメと戦ってる天使が見えて、声が出た。
流石にこの状況で、>>263後でっていつなんだろうとか気が付いたとかじゃない。
ワカメにわざわざちょっかい出すようなタイプに見えなかったけどなーと思ったからだが、ユニコーンが踏みつけてるのも見えたし、>>280弓使いの女性がサポートに入ってるのも見えたのでこちらはちょっと様子見することにした。
新しい何かが出たら自分もサポに入りにいくつもりだけど、>>278新しいバフも入ったしそこまでは不要そうか**]
おりゃあぁぁ!
[横薙ぎの一撃は、属性の乗った斬撃を少し離れた敵に飛ばす剣技。
青年の場合は雷属性を付与している為、紫色のオーラを纏った斬撃が敵を真っ二つに裂いた。]
ふー…。
[消滅を確認すると、青年は息を吐き出しながらシャムシールを下ろす。]
[ワカメちゃんに苦戦している時に届いた、薄桃色の光>>278。
自分とは異なるタイプの支援に、おお、となりつつ]
ありがとう!
[付与してくれた女性には笑顔アイコンと共に礼を届けた]
[得られた付与はバディのダメージ軽減にもなった模様。
それに乗じてバディがもう一度踏みつけようとした矢先、遠方から矢が飛来した>>283]
ヴァーチュ、今よ!
[ワカメちゃんの根元に矢がヒットしたのを見て、バディに指示を出す。
踏みつけ難いならば引き千切る。
それを体現するようにバディが身を後ろへと引いた]
ルングル、お疲れ。
[一先ずはバディを労う。
周囲を見れば、既に敵を倒し終えたプレイヤーの姿も見受けられた。
通常は此方から干渉しない限り無害と思われるワカメと戦っている天使と、それに助太刀した弓使いの姿などを目に収めつつ、何かあれば手助けに入る心算。*]
[砂を踏みつけ、海藻が撒きついた首を振るう。
千切れかけていた身体が引き千切る力に敵うはずもなく、ワカメちゃんは敢え無く千切れた。
バディの首から海藻が剥がれ落ち、掻き消える]
ありがとう、助かったわ!
[矢を射てくれた女性にチャットを飛ばし、笑顔のアイコンを添えた*]
/*
サハギンにしようかと思ったけど海藻にしようと思ったら被ったー?
天使さんのワカメとは違うクリーチャーって事に。(足を生やしている為)
[出だしは上々と言えた。
飛ぶ光の強度からすれば1回程度の攻撃じゃあ効果は消えないだろう。
体感的にはほぼ時を同じくしてか、自分がかけてないバフがこの身体には載っていた。
回避率が上がったことを示すアイコンを見て痒い所に手が届くのです、と思う。>>244
前衛でない自分にとっても保険くらいにはなるだろう。
続けて海からぞろぞろポップアップしてくる敵の姿を探すことしばし、]
……あ、あれ、なんで……、
おっと。
[さて、ここからどうするか、と思っていた所に降り注ぐ光。>>278]
複合バフ……あの子かな。
[エリア移動前に言葉交わした少女の事をふと思い返す。
ともあれ、残ったヤドカリはなんとかしないとなあ、と思いながら意識を前へと向けて]
[たまたま辺りを見回せば不可思議な光景が目に入った。
先のステージで天使のアバターが乗ってたバディが、
ここにしてはおとなしい敵のワカメに巻き付かれている。>>274
天使の方は騎乗状態ではない]
まさかあれに攻撃しちゃった……?
[だがあれは休息ポイント的な敵だ、というのがいっぱしの経験者の認識なはずで……、>>271
などと考えているばかりではまずい。このままだと彼女たちがあぶない。
自分が放ったバフが効いているとはいえ、
巻き付かれているというのを近場に見るのは精神的によろしくなかった]
わ、わわ……、
[どういたしまして、と文字つきの顔アイコンを天使の人に返信した直後。>>286
だがその時、ざばぁという音を立てて、
沖合に姿を現す存在があった。
それは……なんということだろう、明らかに普通のサイズをしていないイカであった。
それを見た少女はひゅっと背筋を凍らせる]
ちょ、こ―――……こっちくるなーーーー!!
[なぜならこのイカこそ少女にトラウマを植え付けた相手だったからだ!
ただ、未だイカのおそろしい巻き付き攻撃が届く範囲ではないし、
周りの状況を見やるだけの余裕があった。
天使とそのバディの方には“弓の人”が助けに入っているようだし、>>283
ならば本当にこっちに近付けさせないのが肝心だ。そういろんな意味で。
だから杖を向ける相手はイカの方であった。
空気が凍るエフェクトととともに氷柱が周囲に生まれる]
ヴァーチュ、大丈夫?
[締められた首筋を撫でてやる。
ダメージは受けたものの、動けないほどではないことが分かれば、ホッと息を零した]
後で回復してあげるから、もう少し頑張ってくれる?
[先程得た付与効果が残っているうちは支援を続けるべく、再びバディの上へと登る。
バディもまた、応じるように小さく嘶き、天使の指示を受けるべく前を向いた]
とりあえず、連中の目を潰してやりましょ。
[キラン、と。
嫌がらせを思いついた子供の如く、ちょっとだけ悪い顔をしてからバディを走らせる。
向かう先は砂地に現れているクリーチャー達の下]
いい加減、に……。
[防御バフが充足しているならば重畳、ここは突っ込んで蹴散らす所、との判断は早かった。
今は拘りないとはいえ、やっぱり髪を掠められたのは許し難いものがある]
……落ちやがれっ!
[宣と共に叩き込むのは、蹴りも交えた連撃。
そこに、ダメ押しの突風攻撃が上から叩き込まれる。
今度は海霧に巻かれる事なく発動した風の刃は残っていたヤドカリを吹き散らし、消滅させた。*]
[発生しかけた海霧のギミックを掻き消さんばかりの勢いで、バディが砂浜の砂を掻き揚げる。
砂そのものがクリーチャーの目を潰し、巻き上げた砂煙もまたそれらの視界を遮ることになるだろう。
角度さえ合えば、海側のクリーチャーにも飛び火した、かもしれない]
ま、あいつなら近付かなければ……って、うわ!
[落ち着いて弓を構えようとした所に、ぼんやりと黄色く光る球体が飛んで来た。
大玉転がしの玉くらいあるそれは攻撃範囲が広く、咄嗟の横跳びでは避け切れない。
バチッ、という音が間近でして、電撃のエフェクトが散った。
幸い、桃色の光の壁>>278が攻撃力を軽減し、更に敵に向けてダメージを反射した]
助かった……。
あの子にも後でお礼言わなきゃな。
[とはいえまずは目の前の脅威だった。
電気玉を飛ばすクラゲも確かに存在するが、もっと上級者向けのフィールドに出て来る"上位種"だったはずだ]
そう、思い込んで油断するのが、一番良くないのかもしれないけどね……。
[その呟きに同意するように、上空のガルーダが唸り声を出した。
上位の敵に対する警戒音だ]
うん、大丈夫。
やるよ!
[ぶにぶにした笠の中心点狙って、弓を構えた]
/*
最終日ボスでやるならー、って考えてるボス撃破ロールはあるのだけど。[ただし自分での撃破ではないあれでそれ]
2戦目だとまだやり辛いかなー。
キャラ的理由でパスにして2位の人に渡したいww
[先端のとがった氷柱はイカの足を1本引き裂くだけに終わった。
だがイカにはまだ足がたくさん……たくさんあるのだ。
少女にとっての恐怖はつまり終わりではない]
(やってしまったのです……
来るなと言われて来ない相手ではないと分かっていたのですが……)
とっとにかくそんなところを狙っても当たらないぞ私!
[このイカや、あるいは亜種のデカいタコ、それからクラゲもだったか……
このステージに出る軟体系のクリーチャーは、核を狙えば倒すことができる。
そういう核はだいたい身体の中心部にあるのだ]
もう一度……って、
[その時、イカが顔の真ん中っぽいところから黒々としたスミを飛ばしてきた。
嫌な予感しかしない]
うわぁ……っ!
[回避モーションを取り右へ。あれは確か反射ができなかったからだ。
直後、白い砂浜の一角を黒い墨が濡らしていった。
危なかった。これはきっと天使の人の載せてくれたバフが効いたのやも]
ともかく、……まだまだいくんだからっ
― アクアマリン ―
[ それぞれにビーチからクリーチャーの居るバトルエリアへ飛び出していくプレイヤー達に、軽く「健闘を祈る」というジェスチャーによるメッセージを贈り、自分はワイバーンに再び飛び乗ると、水面すれすれを滑空しながら沖を目指す。 ]
こういう面倒なとこは、イベント仕様でも弄ってないと思うんだが。
[ 探索支援のアイテムを使用して水中を探る、と、見覚えのある陰影のエフェクトが浮かび上がった。 ]
よし、当たり!
[ 見つけたのは、小さなクリーチャーが、大量に群をなして出現する、所謂湧きポイントだ。面倒なギミックの発動するこのエリアでは、こういう弱くても手数の多い攻撃を見逃すと結構痛い、というのが、経験則で、先に潰すのが吉、と思っている。 ]
[無事デバフをかけ終えたところで、物理的に砂を被って動きを鈍らせたクラゲ>>302が目に入った]
砂かけ、意外と使えるわね。
[普段は魔法での目晦ましを使うことが多いし、バディでの目晦ましをやる場合は土煙を使うことがほとんどだったのもあり、意外な効果に目をつける。
砂地ではバディにやらせた方が効果的かも、と考えが過ぎった]
[とは言え、攻撃手段がバディにしかない以上、目晦ましに逃亡補助がついたくらいのものだろう。
野良でうろつく時の手段の一つ、となろうか]
おっとと、
[バディでの移動の最中、目潰しされたクリーチャーが体当たりだったり鋏を振るったりしてくる。
けれど命中率はがた落ちしているし、回避力も上げているため当たることはほぼない。
仮に当たっても、ダメージ軽減の付与がまだ生きているため、深刻な状態になることはなかった。
ひょいひょいと避けながらクリーチャーとのエンゲージを抜けて行く*]
[ 地属性を纏った刀は、波を割るように切り裂き、水中に群れていた存在が、飛び出してくる。
それは、攻撃を受け、敵対色で真っ赤になっているせいで、可愛さ台無しの、手の平大のクリオネの集団だった。 ]
相変わらず、うざいよな、お前らっ!!
[……狙いは良かったと思う、のだけど、イカの反応の方が精度がよかった。
イカの足が氷柱を振り払うように動く。それでもう一本は斬り飛ばすことはできたが]
(やっぱりひとりだとよくあるパターンにはいかない、ということですね……)
[少女がよく組んでいる義姉は機動性と手数に全力を注いでいるようなステータスをしている。
かつてのこの場所でもバディに乗って飛び回って少女を助けてくれた。
今この場所に彼女はいない。だが、]
え、ええっと。
……あいつけっこう手ごわいぞ!
動きを止めてもらえればなんとかできる……かもしれないけど。
今はとりあえず大きい術打つための時間が欲しいかな。
[その時、こちらを案ずる声がかかった。>>308
近付いてくるその人に素直に助けを求めることにする]
/*
このくらいなら暗算はできるつまり合計100
あとグリードつづきにゃん
【 R 】【 R 】【 E 】【 $ 】
/*
今のところの技
エディ
・雷を纏わせた剣撃「紫電」
・バディとの連携技「雷電」
・先刻のオーラ系横薙ぎ技「闘気斬・紫電」
ルングル
・噛みつき
・巻き付き
・電撃(一定確率でスタン)
・電撃ブレス
エディの方、もう少しパターン作りたい。
格好いい技名を作る能力が欲しい。
/*
それにしてもマリエッタが毎回数値高杉状態になってるのが、らしすぎる。(一回くらいとどめ役やってもいいのでは?て顔。)
― ステージ近辺 ―
……属性値異常に、モーション認識異常、後は出現位置異常……ってとこか。
さっきまでとはまたタイプが違うって事は……そーか、そゆこと。
……ったく、増殖進化型の侵食って、いっちばん面倒なんだけどねぇ……。
[送られてくるデータをチェックし、モニターで状況を目視し、修正箇所を手早く直していく。
入力用にと分捕ってきたタブレット端末の上を滑る指の動きは神業かというほどに鮮やかなもの。
早すぎて、他人が見ても何をやっているかはほぼわかるまい]
どっかに『巣』があるはずなんだけどねぇ……恐らくは、このイベントで使われる場所に。
……直接参加者に仕掛けるとしたら、その方が都合がいいだろうし。
(思えば、6年前もそれでやられたんだっけ)
[ふと思い返すのは、個人的にはとても苦い記憶。
大会終了後のフリープレイタイム。
知り合いのプレイヤーと対戦するためにログインした甥のマシンに、内側から仕掛けられた乗っ取り。
それで動けなくなった所に爆発テロが重なった。
あちらの思惑としては、その混乱に乗じてターゲットを連れ去る、という所だったらしいが]
……あれが、発端、だっけ。
[とにかく、動けない状況を何とかしよう、という甥が無意識に発動させた異能『巻き戻し』。
それによりマシンの異常が正され、強制ログアウトは成功。
思惑が外れた仕掛け側は強硬手段に訴え、それから――]
……ま、そこからあの子を助けてくれた事には、感謝してるんだけどねぇ。
[あの時は、こちらも色々と手が離せない事態が発生していて何もできなかった。
何だかんだで、甥が立ち直る切欠を与えてくれたのは、彼女が『腹黒鬼畜』と称する人物。
その事への感謝は尽きない反面、違う理由でのあれそれがあるから、反発する立ち位置が崩れる事はないのだが]
『……『Meister』?』
んー、なんでもないわ。
[肩の上の白猫が不思議そうに覗き込んでくるのに、短く返して、再びモニターを見る。
海辺での第一段階は、そろそろ終わりそうな気配だった。*]
/*
まあ、この辺りのネタばらしをリアタイで見たくてカーくんで入ったわけですけどね。
あとで、ねーさんに絡みたいなー。
[やっぱりここのステージに出てくるのもかつて色んなプレイヤーをてこずらせてきた敵ということだ。>>313
親近感を覚えつつ]
ありがとう! 強さはわかってるみたいだしやり方はお任せするよ!
[すでに海からの脅威は、近接攻撃が届くほどに近付いてきていた。
そうして、近接攻撃が届くということは……
巻きあがった砂煙の影響が及ぶ範囲にもまた届いていた、ということでもあった。>>298
斬撃と電撃、および目つぶしを受けて、イカは身体を大きくのけぞらせる]
大変いい感じよ……!
[イカは闇雲に残る足を振り回しているようだが、
電撃の影響か動きはぎこちない。
そうしてこっちは攻撃コマンドを完了させている。
杖を振る。まずは氷柱の連射をお見舞いする]
[海霧に阻まれることなく核には当たった、だが、攻撃の手は緩めない。
次に杖を振ればまず足元を包むように白銀の魔法陣が出現する。
魔法を使うときおなじみのエフェクトだがこれは先程のモノよりでかい]
[直後、動けないイカの身体の胴体の一部が小さく凍り付く。
最初は目に見えるかもあやしいくらい小さい基点から、やがて氷結されていく範囲は徐々に広がっていく。
数秒もたたないうちにイカの胴体には、
茨に包まれた花にも似た氷の結晶が突き立っていた。
決してイカを覆いつくすほどデカくはないそれだったが、
ちゃんと核の残りには突き刺さっていた。
やがて足の残りをのたうち回らせていたイカはエフェクトともに消滅した]
…………。
[緊迫の表情はやがて晴れた。
杖を降ろすと、笑顔のアイコンを頭上に表示させながら、
時間稼ぎに協力してくれた金髪の人へと手を振った]
ありがとう! おかげでなんとかなったよ!
キミは大丈夫?
[先のステージと同じでおそらくこの後ボス戦がある。
バフ付きとはいえあんまりにも消耗したままボスに臨むのもどうか、というものだ]
おぉ…。
[小さな基点から、広がっていく氷結。
胴体に咲いたのは茨を持つ花のような形をした氷の結晶。
それはまるで種を植え付けられたように烏賊の核に突き刺さっていた。
凍る事を拒むようにのたうっていた足もまた、烏賊の消滅と共に消えて。]
お疲れ様!
こっちは大丈夫。
[青年は此方に声をかけてくる少女に手を振りながら笑顔を向けた。]*
……大体、片付いた、か。
[周囲の状況を見回し、小さく呟く。
となれば、そろそろボス登場か、と思いつつ]
しかし、何が出てくるにしろ。
俺、ここだと動き難いんだよなあ……。
[水域のボスキャラは近接が難しいものが多い。
そういう意味でも、ここは苦手と言える場所だった。
とりあえず、今回は囮担当もありだなー、と思いつつ、相棒の蒼い翼を軽く、撫でた]
「アクアマリンステージ、ハントはそろそろ一段落かな?
てわけで、そろそろ、出てきますよー!」
『出てくるって、何が、かしらー?』
[ステージの司会が声を上げるのに合わせ、電脳兎がこきゅっと首を傾いでボケる。
それに応じるように、海域の一画で渦が生じた]
『ルォオオオオオンっ!』
[回転を速める渦の中から甲高い声が響く。
一拍間をおいて、渦の中から瑠璃色の海竜が跳ね上がり、砂浜へいる者たちへ向けて小規模な津波を叩き込んできた。*]
[勿論消耗は多少していたが、
勝利への喜びがそれを上回っていた。
頑張ってくれたバディには、ボス戦に向けて休ませてやりたいが。**]
今攻撃が外れたみたいに見えたけど、あれが『海霧』ってギミックの効果な。
ランダムで攻撃やスキルが無効化されるっていう面倒なやつ。
こういうのんびり綺麗そうな見た目のステージに、ああいう仕掛けがあるあたり、運営もいい性格してるよ。
[ ローレルにゲーム内の現象を説明しながら、皮肉っぽい意見もちくちくと混ぜるあたりが、この男である。 ]
でもま、簡単なだけより面白いよな。ほら、こういうステージだから、助け合っての連携プレイとか決まるとかっこいいだろ?
[ それでも初心者のやる気を削いではいけない、と、一応フォローもしておいた。* ]
そいつは何より。
……この調子で気を抜かずに行こう。
キミに、それにキミのアバターも。
雷属性の蛇は初めて見るなあ……。
[向けられる笑顔に今度はアバターの方でも笑顔を返す。>>321
金髪の人のアバターに興味深々にしてれば、
肩上のフロストが不満げな顔でこちらの肩を叩いている]
よし。じゃあ次はがんばれ。
[とはいえ自分の好みでフロストには、
一般的な支援スキルの他には、嫌がらせも同然のデバフ光線スキル二種しか覚えさせていない。
つまり攻撃で目立つことはできないが。それでも大事な相棒には変わりない]
やっぱり苦手タイプっぽいね、ここの敵は。
[あまり有効そうな攻撃手段がない。
とはいえ何もしないつもりでは勿論なく]
前と弱点変わってたりするのかね、ここのも。
[しばし、バディに肩を掴まれつつ敵の様子を観察した*]
出たな、トビウオ。
[ やがて現れた海竜は、その形状から一部プレイヤーには、そんな俗称で呼ばれていた。
以前に、一度、単独撃破したこともあるボスキャラではある、が ]
仕様変更はこいつにもある、と見ていいだろうな、データが欲しいとこだが。
[ 仕掛けた攻撃から解析可能だろうか?と、上空を旋回しながら思案する。 ]
[バディが発生させた砂煙は巨大な軟体動物へも襲い掛かった模様>>316。
それが相対する二人の助けとなったなら重畳だ]
核を的確に射抜いてるわね。
流石だわ。
[軟体動物を倒した二人へ拍手のモーションを贈る]
[目潰しを食らった雑魚クリーチャーはとっとと撤退したようで、ハントも粗方終了の目途がつく。
間も無くボスが現れることだろう。
その前にバディへ回復を施し、万全に動けるようにしておいた]
──── 来たわね。
[甲高い鳴き声>>#9が辺りに響く。
海面に浮かぶ渦から現れたのは、翼の代わりにヒレを備えた海竜、アクア・ドラゴンだった。
渦から跳び上がった海竜は、先制攻撃と言わんばかりに津波を発生させてくる]
[同時に海の上に出ていた竜騎士>>327から注意喚起が飛んできた。
そのお陰で先んじて回避行動へと移ることに成功する]
わわっ!
[小規模とは言え、その範囲は広い。
マリエッタはバディにしがみ付き、バディが逃げるに任せて砂浜に叩きつけられる津波から逃げる。
多少海水を被ってしまうのは仕方が無い、と割り切った]
この子も何か変更かかってるのかしらね。
[『影響』も出ているかもしれない、と思案し、プレイヤーが効果範囲に入る位置へと移動し、翼を広げた]
脅威を前にする全ての者達へ
エンジェリック・レストレイション!
[頭上の光輪が輝き、翼を通じて魔法を放つ。
一定時間HP再生を行う回復魔法、ダメージを負ったなら一定時間毎に一定量の回復を行うものだ。
回復の補助として使われる魔法を羽根を介してプレイヤー達に届け、天使は海竜へと意識を向ける。
海竜が映るVR画面にモニタリングデータを重ねて観測を始めた*]
うさっこ、楽しそうだな……。
[ステージから聞こえるやり取りに、届かぬ突っ込みが落ちる。
なんにしても、出るというなら備えなければ、と。
海に向き直った所で目に入ったのはそこに生じる渦]
あ、いやな予感……。
[がする、と言葉にするのを遮るように、渦の中から咆哮が響き渡った]
いや、だから。
……こーゆー予感は、当たんなくていいっての!
[咆哮の後、海中から躍り出た姿に思いっきり突っ込んだ。
瑠璃の鱗が日差しを反射する様は確かに綺麗なのだが、見とれている場合じゃない、色んな意味で]
……グライフ!
[迫る津波は、小規模とは言え立派に範囲攻撃。
まともに食らうと辛いもの。
故に取るのは、相棒に一時的に捕まる事での緊急回避。
波が引いた所で砂浜に降りて、は、と一つ息を吐く]
俺のスタイルだと、あいつに有効打ぶち込みにくいから、攻撃はみんなに任せる!
俺とグライフで引き付けるから、いろいろ、任せた!
[全員に向けて声を投げた後、加速と回避上昇の自己バフをかけて。
もう一つ発動させるのは敵のターゲッティングを引き寄せるスキル。
緋色の光がふわり、と舞った]
ん、じゃ、行くか……!
[呟いて、浅瀬を駆けてぎりぎりの位置まで近づく。
瑠璃の海竜の視線がこちらに向いた所で、上空から相棒が一撃離脱を仕掛け、そちらに意識が向いた所でぎりぎりの位置からちょっかいをかけて引き寄せる。
勿論というか、タイミングが合えば弱点探しの攻撃も仕掛けるつもりで。**]
[チャットメッセージが来ていたのに気付いたのはこの時だった。>>315]
『どういたしまして。無事で何より』
[慣れた調子で手を動かし返信する。
……さっき助けに入れなかった天使の人や弓の人も大丈夫なのが緩く巡らせた視線に映る。
彼女らの周りに敵の姿はなく海は穏やかな姿を取り戻していた。
だがそれも束の間のこと]
[ 索敵範囲ぎりぎりを旋回していた筈だが、尾で海面を叩いた海竜が、突如こちらへ頭を向け、口を開いてブレスを放ってきた。 ]
うわっ!メイスっ上昇!!
[ 元々、このボスが放ってくる筈のアクアブレスとは違う、見知らぬ攻撃に、慌ててバディに急上昇を指示するが、一瞬遅く、ブレスのエフェクトが半身を掠めた。 ]
なっ!?うわあっ!!
[ 途端に襲った麻痺効果に耐えきれず、飛竜と騎手は、諸共に海中へと落下した。
そのまま沈んでいったようで、名残のように麻痺のエフェクトがパチパチと海面を光らせている。** ]
[と、声を掛けた矢先、自身にとっても彼にとっても、予想外の事態が起こった>>338]
えっ、何!?
[未知の攻撃が竜騎士を打ち、それを受けた相手はバディ諸共海中へ落下した。
慌てて下を覗いてみれば、海面に光る麻痺のエフェクト。
ダメージではなく状態異常によって、行動を続けられなくなったらしい]
って、まずいよこれ……!
[すぐにでも助けに行きたかったが、ガルーダは水を被ったりすれば大幅に弱体化してしまう。
身一つで飛び込む手もないではないが、その状態で敵に狙われでもしたら共倒れだ]
だ、誰か救助を頼むよ!
飛べるやつか泳げるやつ!
[麻痺で動けない以上、事態は逼迫している。
大鳥の上で焦りつつ、誰か動ける人間を待った**]
[現時点で分かるのはステータス値。
底上げはやはり行われているようで、ここは特に書き換えが起こっている様子はなかった。
弱点に関しては、どこ、を探ることはせず、元のデータから書き換えが起こっていないかだけをチェックする。
ここで弱点を探って伝えるのは反則行為となってしまうため、その点は留意した。
ひとまず書き換えは起こっていないことだけを確かめ、モニタリングデータを一旦視界外へと追いやる]
[チェックしたことは口外せず、プレイヤーの動きを見ながらメレディスの声>>335を聞いた]
了解、そっちは任せたわ!
それならアタシがやるのは……
[バフはメレディス自身がかけたようだから、対象を未だ海にいる海竜へと合わせて]
天の裁きに萎縮せよ
ヘヴンズ・アトロフィ!
[地竜戦でも放った弱体化の魔法を放つ。
強敵相手にデバフは常套手段。
その手段を変えることなく行使して、次手を判断するために全体の動きを注視した]
[見えたのは、海竜が空中へ向けてブレスを放つ様>>338]
!?
あんなブレスは無かったはずよ!
[視認したと同時に視界に入る、監視ツールからのアラート。
報告内容を展開すると、先程のスタンブレスが対象となっていた]
(あれが『影響』を受けている部分ね!)
[データが本部へ、ひいては白猫へと転送される]
ヴァーチュ!
[声でバディを促せば、囮を引き受けるメレディスを迂回するような形で海竜を避けながら波打ち際へ。
麻痺のエフェクトが残る箇所>>338へと駆け込みながら、翼を広げた]
我願う、癒しの御手を
エンジェル・キュア!
[対象を麻痺エフェクトの下へと定め、状態異常回復の魔法を放つ。
そしてそのままバディと共に海の中へと入って行った。
道具の中から水中探索補助のアイテムを取り出し、自分とバディに使用する。
沈んだ竜騎士とそのバディに使うために更に二つ用意し、潜り続ける。
そうしてから全員に対してチャットを打った]
「助けてくるから引きつけておいて!」
[躊躇い無く潜って行ったのは、囮をしているメレディスや皆に対しての信頼があるため]
[沈んだ竜騎士の麻痺は魔法で解けているはずだが、彼はどうなっていただろう。
自力で浮かび上がれるならそれに越したことはないが、そうで無いならば天使とユニコーンが引き上げに行くことになる**]
/*
スタンは眩暈(1ターン行動不能)のイメージがあったけど、これはこれで。
[状態異常回復使えたやったぜ!な顔]
[ワカメであったりイカであったりクラゲだったりクリオネだったり。
他プレイヤーがそれぞれ戦闘続行中であるのは見えていたのだが、自分はそちらに手出しはしなかった。
お互いに連携が出来ていたり近接攻撃だったりで手出しし辛かったというのもあるのだが、ちょっと放っておけない気掛かりが相棒にあったからだ]
マハト、お前調子悪い?
[問いかけた理由はさっきの海老との戦闘時。
胴体はともかく、頭は結構柔らかいからフェンリル型ならば容易に噛み砕けていたはずだった。
マハトの様子からしっかり力は入れていたはずなのに皹の一つも入れられなかったのはおかしくて、知らない間に弱体化でも受けてただろうかと思い調べておくことにした。
が、現状調べられる限界まで調べてみても相棒に異常はなく。
となると海老に何らかの変更が入ったのだろうかと思うが、それもまた何だか違和感で]
はあああ!?
[海竜が口から放ったブレスに思わず声を上げたのは、見たことない攻撃だったから。
アクアブレスなら分かる、咆哮による怯みも分かる。
でも麻痺とか初めて見るっつーか、水ステージで麻痺とか下手すりゃ気絶に溺れてそのままロストとかひどい嵌め技になりかねない]
…っに考えてんだよ、さっきからバランスおかしいだろ!
[と言いながら、マハトに海竜目掛け走り出させて]
(まずった…ていうか、反則だろ、この仕様変更…ほんとに変更なのか?)
[ ぶくぶくという海中っぽい効果音と水中の景色が見える。動けないし、天使の支援効果が届く前に沈んだから>>332窒息のダメージがHPを減らしている。しかしリアルで溺れるのと違って、呼吸困難の苦しはない。
バディは、状態異常になると自動でプレイヤー追尾のみするから、はぐれる心配もなかった。]
(あー、心配かけてるな)
[ こちらからは動けないが、外部の情報は普通に入ってくるので、先刻声をかけてくれたノーラが焦って救助を願っているのも聞こえていた。>>341
やがて、その要請に応じてか、天使の回復魔法に麻痺を解かれる。>>345]
「ありがとう、天使殿、助かった。悪いがHP回復は後にしてくれるか?
[ チャットが送れるようになると、まず、マリエッタに礼と、要請を送る。他はともかく、回復するなという要望は、精霊刀の特性を知らなければ意味不明だったかもしれない。 ]
「すまなかった。こっちは無事だ。考えがあるんで、そのまま攻撃を続けてくれ」
[ 次いでノーラにも無事を知らせるチャットメッセージを送る。
他のプレイヤーからも何か来ていれば、それに返信しつつ、海竜へのダメージ量を計算し続けている。** ]
別にもったいぶらなくてもいいじゃない、って……、
早速のお姿拝見……?
[穏やかだった海の一角が渦巻き、
地竜とはまた違う色と特徴を持った竜が姿を現す。やがて]
フロスト、津波来てる対応して!
[緊急メッセージが届く中相棒の名前を呼ぶ。>>327
薄桃色の障壁が迫りくる津波の前に張られる。
直後そこに津波がぶつかって、砕け散る障壁と津波。
実に幻想的な光景の向こうにみる海竜もやはり幻想的に見える]
[支援を飛ばす者>>332、囮を自ら請け負う者>>335、
相棒に乗って上空から機をうかがう者。>>328>>339
各プレイヤーが動き出す中まずは考える]
(このドラゴンも弱点が変わってたり……、
やたら強かったりするのでしょうか。イベント的に)
[あんまり当たってほしくない類の予測。それはすぐにも的中した。
アクアブレスとは違う見知らぬブレス攻撃。>>337
救援に行った天使がステータス異常を治療する魔法>>345をかけている……ということはそういう効果付きなのだろう。
どんなバステがついたのかまではわからない、だが]
ちょ、ちょっとハードモード過ぎやしません……?
[毒とかならまだしも動けなくなるタイプの異常喰らって海に落ちたらどうなるのか。
最悪二度と上がってこれなくなるのではないか。アバターが]
『大丈夫?』
[さっき落ちていった人はチャットメッセージを送ってくれた人と同じだ。
受信履歴の一番上にある名前を選び案ずる言葉を送信。
その後杖を構え詠唱準備に入る]
(どうしましょう。ちくちく削るか一発に賭ける、か……)
[海の中の飛竜乗りに何か考えがあるらしい、ということは知らず、荒れる海を見据えている**]
ルングル!
[飛行能力のないバディに向かって鋭く叫ぶと、雷で出来た障壁をその場に作り出す。
上方向への回避が出来ないコンビの保険だ。]
わぶっ。
[波に足を取られる事は無かったが、
波の迫り来るとても迫力ある光景を目にする事となった。
そのリアルさたるや、思わず目を閉じてしまう程。
砕ける音と共に障壁は砕けて。]
…俺達は、俺達の仕事をするぞ。
[救助に向かった彼女の仕事ぶりを疑う筈もなく。
バディに言いながら青年はファムシールを構える。]
こーいうのは、苦手なんだけど、な!
[湾曲剣を振るって放つのは、ブーメランのような形をした雷のオーラ。
それは海竜の胴体や、尻尾を浅く傷つけてゆく。
クリーチャー狩りに使ったものよりも小さく、一度に幾つか飛ばす事の出来るその技は、遠くに飛ばせるように威力を調整している。]
それでも限界はあるけどな。
[距離が伸びる程に威力が下がり、使用後に待機時間が出来てしまうのが難点だ。
故に、クリーチャー狩りで乱戦になれば見事に使えない技なのである。
せめてもう少し浅瀬に来ればいいのだが。**]
[バディごと潜った先に竜騎士の姿はあった>>352。
麻痺は無事解除出来ているようで、ホッとした表情になる]
「ここから?
そう言えばさっきも潜ってたわね」
[要請には了承を示して、水中探索補助のアイテムが必要なら渡してから、竜騎士から離れるように泳いだ。
ダメージはあるはずなのに回復を後回しにする理由は、武器特性を知らないために分からなかったけれど、無茶はしないだろうと信じておいた]
[全員のチャットには「無事!」とだけ打って、バディと共に海中に漂う。
その中で一度、メレディスに対してチャットを飛ばした]
「スタンブレス、『影響』の結果だったわ。
これ、流石に不審に思われるんじゃないかしら。
あまりにもバランスが良くないもの」
[開発者視点、ではなくとも分かるだろう場にそぐわないスキルの搭載。
これも難易度アップのため、と押し切れるものでは無いように思えた**]
って、上がって来ないつもりかい……?
[チャットの文章は冷静だし、考えがあるというのは本当なのだろう]
「了解した。気を付けて」
[結局はそう短い文章を返して、意識を海竜へ向ける]
よし、いくよ。
最初はあの、ヒレの辺りだ!
[トビウオのヒレは、上手く落とせば部位破壊扱いになり移動力を落とせる部分だ。
仕様変更があればわからないが、ダメージが通れば御の字と、胸ビレや尾ヒレの狙えそうな部分を狙っていく*]
て、ちょっ……!
[こちらが駆け出すより僅か先、空舞う竜騎士へ向けて放たれたブレス。
それが齎した効果に、さすがに唖然とした声が上がった。>>338]
いや、それないだろっ!
[これが仕様変更とは思い難い。となれば思い当たる節は一つ、と思いつつ、救助に向かうという天使>>345に、了解、と短く返しつつ、相棒と連携して海竜の意識をこちらへと引き付ける]
もうちょっと、寄せた方が、やり易くはあるんだよな……。
[雷のオーラによる遠距離戦を仕掛ける様子>>363に、近接型は攻め切れねぇよなあ、としみじみ思う。
部位破壊狙いとわかる上空からの射撃。>>370
仕様変更がどうなっているかは二重の意味でわからないが、浅瀬に寄せておいた方がいいだろう、というのは感じていた。
浅瀬でヒットすれば、動きを大幅に鈍らせることもできるし、何より]
……深い所で沈むのは、ちょっとシャレになんないし……!
[そうと決まれば、やる事はひとつ]
……せぇの、っとお!
[気合いと共に距離を詰め、浅瀬判定ぎりぎりの位置から跳躍する。
海竜の目の前、スレスレの位置から鼻面に蹴りを一発叩き込んだ後、おまけで挑発のモーションひとつ。
ターゲット集中スキルとこれを組み合わせて敵をまとめた後、広範囲の上級技で一気に殲滅する、というのがソロで多数を狩る時のパターンの一つだったりしたのは余談としておいて]
悔しかったら食いついてきな!
[浅瀬の方へと落ちながら、どこか楽し気な声を上げる。
落ちる間は無防備になるが、そのタイムラグは背に張り付いた狙撃手>>354が埋めてくれるだろう、という信があった]
……てか、単純なのは変わってねぇな。
[こちらのスキル構成もあるのは確かだが。
挑発に乗って浅瀬へ進んでくる海竜の様子に、ぼそ、と小さな突っ込みが落ちた。*]
……そか、無事か。
[浅瀬に着地した所で、飛んできていた短いチャットに安堵する。
上がってこないのは、何か考えがあるんだろう、と追及はしない。
いや、してる場合じゃない、ともいうが]
……ま、みんな相応のランクだしね。
バランスがおかしいのくらい、気づいてると思うよ。
[飛んできたもう一つのチャットの内容に、だよなあ、と思いつつ。>>366
同時、ここにいるプレイヤーであれば状況の異常さを悟るのは難しくないだろう、というのもわかっていたから]
下手に隠し立てするより、異常が起きてる事を伝えた方がいいかもね。
ここで潰さないことには、修正もできないし……そうなると、話せる範囲で話して、手、貸してもらった方がいいと思う。
[どこまで話せるか、というのは微妙ではあるが。
それでも、このままでは切り抜けられるものも切り抜けられないと思うから。*]
[背中に上がって至近距離で魔力弾を海竜に当てていく。
皮膚を守る鱗はそこそこの防御力だが、角度を変えれば剥がれやすくなっていて。
ある程度鱗をを剝いでいけばダメージの通りも上がっていく仕様な訳だが]
無事か、良かった!
[>>366天使からのチャットに安堵の声を返す。
麻痺を食らった当人に送らなかったのは名前を聞くの忘れてたから。
というか今この場にいる人半分くらい名前知らないな、とは今更の話だ。
だからといって、この状況で名前聞ける訳もなく]
言うまでもないだろーけど、スタン食らわないように気を付けてなー!
[自分はある意味ブレスは食らう心配がない安地から、オープンで全員に届くように声を投げた。
>>370ヒレを狙って動いているガルーダ型バディの相棒とかは特に狙われやすかろう。
>>363ブーメランのように雷を操る青年も、ちくちくとしたダメージが海竜のストレスを増しているようで]
…やっぱ海上だと飛べないのは不利だよなー…
なんとか足つくとこに乗り上げさせたいんだけど…お?
[悩んでいたら>>373緋色の神拳が先に動いた。
背中に乗っているから海竜が反応したのにもいち早く気がついて]
さっすが、痒いところが分かってるぅ。
それじゃ俺も仕事しないとなー。
[緋色の動きが海竜を誘導しようとしてのものとは分かりやすかったから。
挑発に応じた海竜が動き始めるのに合わせ、背を辿り頭まで駆け上がりながらガシャっと弾倉を押し込んでいつでも発砲できる準備をしておく。
予想通り浅瀬に向かって落ちていく緋色を狙って海竜がブレスの予備動作に入った、その顔目掛けて純粋な魔力だけを込めた全弾フルオートで撃ち放つ]
[これでブレスはキャンセルが入りこちらにターゲットが向くことになるが、無防備状態が解除された緋色がまた挑発モーションか何かでターゲットを奪ってくれるだろう。
それまでの間、頭から背中を行ったり来たり走り回ることで何とか時間を凌ぎつつ]
そうだ!
なぁ深雪!
さっきの津波凍らせたヤツ、強度高められる?
こいつの後ろの海水凍らせて持ち上げて、壁作ってほしいんだけどー!
[こちらも>>353海中に落ちたままの青年が何か思惑あるとは知らず。
>>357様子見してるっぽい銀白のアバターの術を使って浅瀬への誘導を確実に出来ないかと呼びかけた*]
― 海中 ―
[ マリエッタからは、有り難く水中探索用アイテムを受け取り、離れて行く様子に軽く手を振った。>>365 ]
「こっちは無事だ、心配しないで、遠慮なく攻撃してくれ。」
[ 同時に案ずるメッセージを送ってくれた、コンスタンツェとエディ>>357,>>362,には返信しておく。
その間にもHPは減少していくが、そこは冷静にカウントしていた。 ]
(残り25パーセント、そろそろだな。)
[ 抜き身のまま握っていた精霊刀に、淡い光のエフェクトがかかっているのが見える。同時に寄り添っていたワイバーンが、「グルゥ…」と鳴いて水面へと頭を向けた。
見れば、海竜が、浅瀬に向かって動き始めている。>>374 ]
(「神拳」か。)
[ 彼が最初から挑発役に回っていたのは知っている。
さすがの状況判断だと、感心しつつ、傍の相棒に合図を送った。 ]
(残り15パーセント……これならいける。)
[ 合図に従って水中を進むワイバーンの翼に掴まり、光を強める精霊刀を胸元に引き寄せた。
目指すのは、浅瀬に向かって進む海竜の、腹の下だ。* ]
でも、こんな楽しそうな大会でもお仕事かあ。
ご苦労様です。
[改めて一度、ペコリと頭を下げて。
『楽しもうぜ』との言葉に『うん!』と頷いて観戦する。
様々なエフェクトを伴った多彩な攻撃に歓声をあげ、皆を支える天使に見惚れたりetc......
見事地竜が倒された時には、少々興奮気味に拍手を送った]
あ、うん。それは確かに。
綺麗につながると、見てても楽しいし、PLさんたちも気持ちよさそう!
[そんな顔もフォローが入ればすぐに消えるが。
コロコロ表情を変えながら、ワクワク ハラハラ ドキドキ とモニターを見つめている**]
[そう呟きつつ見下ろした視線の先、尾ヒレが水面を叩くのが見えた。
先程までは波間に見え隠れしていたが、浅瀬に上がって来たことで、空気に晒される時間が長くなっている]
ブレネン、後ろへ回り込むよ!
[囮役とは反対側、ブレスを吐くにしてもかなり首を曲げる必要のある位置に移動する。
尾の跳ね上げ攻撃には警戒が必要だが、まさにその部位を狙うのだから予備動作を見て回避すればいい]
よし、そのまま滞空……!
[相棒に指示を出しながら、自身は弓を構える。
速度重視の攻撃ではなく、チャージを経て威力を上げた一撃だ。
羽ばたきによる上下動と動き続ける的、両者が噛み合う瞬間を見極める]
そこっ!
[そうして放たれた一矢は、尾ヒレを縫い止め、敵の速さを多少なりとも奪うだろうか*]
[落ちるこちらに向け、海竜が口を開く。
スタンが来るかアクアが来るか、どちらにしろブレスがくればきつい状況、なのだが]
……おう、通じてる!
[それを阻むように撃ち込まれる魔力弾。>>377
ブレスがキャンセルされ、ターゲットがこちらから外れる。
そのおかげで、着地から体勢を立て直すまでの時間は確保できた]
さんきゅ、助かった!
ナイスアシスト!
[天使に向けて返した後、狙撃手へ短く礼を投げ。
再び、挑発と軽い攻撃を繋げてターゲットを引き寄せる]
ここなら、こっちも動き易いしな……!
[言いつつ、ちら、と海の方へと視線を向ける]
あれ、そーいえば……。
[今は海中にある竜騎士の武器は、なんか特殊な性能がついてたような、と。
そんな事を思いつつ、銀と緋色を揺らめかせながら浅瀬を駆けた。*]
[技の継ぎ目に考えてしまう。
こうしたゲームではバランスを整える為にデータを修正する事がある。
強すぎる新規スキルの下方修正、後発のゲームキャラに合わせた上方修正。
これまでに幾つかゲームを遊んできたが、それは大体が納得できる内容だった。
弱点の箇所が変わっている事はまだ分かる。
攻略され尽くされた敵を相手にするのは、大会としては盛り上がらない。
けれど、先程のデバフや今回のスタン攻撃。
これには違和感があった。
GUの運営がこんな修正をするだろうか。
そうでないなら、何が起きている?
漠然と、そんな考えが頭に浮かんでいた。]
[さて、海竜が襲来する前のことである。>>358]
へえーそうだったのか。
私は……、魔法使いタイプと相性がいいタイプがカーバンクルだから……って聞いて。
[少女を最初にこのゲームに引き込んだ義姉の言葉を思い出しつつ応える。
実際にゲームの世界を動き回ってしみじみ思うのだが、
攻撃と支援をおおむね並列してできるのは便利だ。
もちろん見た目に惹かれたから……という理由もある。
もふもふの感触もけっこうリアリティに溢れているし]
だそうだよ、よかったじゃん。
[かっこかわいい系と称されたフロストは、
現金にも尻尾を振り肩の上からは落ちないようにぴょんぴょん飛び上がってみせた。
付き合いはそう短いわけじゃない、そういうやつであるのはよく知っている]
[しかし、この金髪の人に感じた既視感はなんだったのか。
たとえば、自分がオフ会会場のすみっこ(壁際)にいた時、
見える範囲で見かけたのをなんとなく覚えていたのか……。
結局謎解きにかけている時間はなかったわけだが]
ルングル。
[足首まで海水に浸かる場所に位置取った青年の傍らには黄色い光を帯びたバディの姿。
雷の色は黄色から紫に変化し、片刃に移る。]
おりゃあ!
[一閃。止まらずにもう一閃。
十字型の斬撃が海竜の顎を狙って飛んでいった。*]
…………ええっと。
さっきから海に落ちたままあがってこないんだけど、
……いや、なんらかの理由があるならいいとして……、
[誰を案じているのか?
もちろん謎のブレスを喰らった飛竜乗りのことである。
雷の蛇と共にある人は「竜騎士」と呼んでいた。>>362
ようやっとその画面を開いた、
ターゲッティング可能なアイコン一覧には確かにその名前がある。
とりあえず天使の人によれば無事らしいが、>>366
さっさと海中からあがってこないのは少しは謎だった。
いくら水中で行動可能なアイテムの存在があるとはいえ……おっと?]
[メレディスの返答>>375に、そうよねぇ、と独り言つ]
「そうね……用心のためを思えば、
異常が起きていることだけは伝えた方が良いかもしれないわね。
原因は現在並行して調査中、で良いと思うわ。
実際そうなのだし」
[どこまで話せるか、は、ほぼ話せないも同義だとは思うけれど。
何かが起きていることを知っているのと知らないのとでは全然違う]
「クラッカーが潜り込んでる、って説明でも良いんじゃないかしら。
手段が違うだけで似たようなものでしょ」
[文面の最後の苦笑のアイコンも沿えておいた*]
(遠慮なく、と言われましてもねえ……)
[返信には安堵した。>>380
しかしちょっとした問題はどうしようもない。
すなわち氷属性は確か海竜には効きが悪かったはず、という問題である。
単純な話、雷属性の方が効く、とは知っているのだが、
肝心のその属性を使う人は慣れぬ遠距離戦を強いられいている。>>363>>364
どうにかしてより砂浜の方に引きつければあの人もやりやすかろう。
おそらくは海中にいたままの『竜騎士』も。
そう、それなら弱点を突いてクリティカルなダメージを与えることを考えなくてもやりようがある]
[ 水中では音や光、ついでに武器の攻撃力にも減衰がかかる。それでも海竜の上で弾ける魔力弾の音や>>377尾ヒレに狙い澄ました一矢が命中した瞬間のクリティカルのエフェクトは感じ取れた。>>382 ]
(イベント仕様で体力底上げされてるとしても、さっきの地竜と、そう大きくは違わない筈……とすると、そろそろ総ダメージ30パーセントは超える。あと、ひと押し…)
『ドナー、頼みがある。合図したら何でもいい、雷撃攻撃を海中に叩き込んでくれるか?』
[ フレンド登録した相手にだけ届くボイスメッセージを、エディに送る。チャットよりも、タイミング合わせにはこちらの方がいい、とは、相手にも伝わるだろう。 ]
[ヒンメルはダメージを受けながらも浅瀬へと引き寄せられた海竜を追って移動して行く。
その様子にHPを減らすことに意味があるのだろうと悟り、一度海面へと出ることにした。
バディの頭とマリエッタの頭が海面へと持ち上がる]
ぷはっ。
ヴァーチュ、砂浜に戻るわよ。
[指示を出せば、バディはマリエッタを乗せたまま海面を泳ぎ出した。
海竜がいる方には近付かず、迂回するようにして浜辺へと向かい。
砂浜へと上がる前にバディから一度下りた。
バディは砂浜へと上がると、ブルブルと身震いをする。
マリエッタも顔をプルプルと振って水を飛ばすと、直ぐにまたバディへと乗った。
海から上がった時や水を被った時に発生する特殊モーション。
ゲームの中なので、服や髪は直ぐにいつもの乾いたものへを変わっていた*]
こっちこそー
挑発ありがとー!
[>>384緋色からの礼を受けて、こちらもお礼を返しておく。
背中を走り回ってやり過ごしてはいたが、尾だったり爪だったりが掠めそうな状況が続くのは厳しかったし。
海竜の身体を動き回る自分にターゲットされてる限り、海竜自身も足を止めてしまうのもよろしくなかったのでターゲットを取り返してくれたのは本当に助かった。
そうして、先よりも浅瀬に移動が叶えば海中に隠れていた海竜の体躯も随分と露わになって。
>>382狙いやすくなった尾ヒレに放たれた矢が地へと穿たれ、滑るように海面を動く竜の動作をぎこちなくさせる。
それと同じくか、少しのタイムラグを置いてか。頭の方から背に居る自分たちにまで伝わった衝撃に視線を向ければ顎を上にあげて痛々しげに目を瞑る竜の表情が見えた。
雷のエフェクトが残っているところを見ると、虹蛇のバディを持つ青年の攻撃を受けたのだろう]
ナイス!
結構ダメ入ってる!!
[そんな感じに声をかけながら、まだちょっと決定打が足りないなぁ、とは心の中だけで呟いた*]
[技の待ち時間の合間にボイスメッセージが入る。
現在、この場にいる中でフレンド申請した相手は『竜騎士』のみ。]
…っ…!
『了解!』
[断る理由などない。
短く応答すると、先程と同じ紫電を放つ準備を始めた。]
/*
ヒンメルさんの戦い方、頭脳派なんですよね。
格好いい。
みんな格好いいけど!
そしてカーバンクルとてもかわいいです。
うん……何が起きてるかわかんない、っていうのは、一番きついからね。
[天使の同意に、返すのはこんな言葉とため息アイコン。>>392
そう思うのは、以前の自分がそうだったから]
まあ、クラッカーどころか、テロリストなんだけど。
……さすがに、それは言えないからなぁ……。
[しかも、下手すりゃ軍閥公認のテロ集団。
そんな危険な話を広げるわけにはいかない]
ほんと、面倒な事になってて。
なんていうか……申し訳ない。
[自分に責があるわけではないけれど。
このゲームが目をつけられた切欠くらいの位置にはいるから。
短い謝罪と共に、苦笑のマークを送っておいた。*]
[海竜と戦う皆の下へと移動しながら、メレディス>>399にチャットを返す]
テロリストは、流石にねぇ。
[一度関わっている身としては、やはりそれは公言出来ないと思えた]
あら、貴方が謝ることじゃあないわ?
悪いのは面倒しでかしてくれてる方よ。
あの手の言い分なんて、碌なもんじゃないのだから。
丸めてポイよ。
あまり気にしすぎないことね。
[チャットに届いた謝罪に対してはそんな風に文章を送って。
最後にはウィンクのアイコンを添えて送った*]
[礼を返してくれた狙撃手>>396に、駆けまわりながら軽く手を振る。
浅瀬まで引きずり出した事で攻撃手段は増え、的確な部位狙いが動きを鈍らせ、先ほどよりも強力な一撃が叩き込まれる様子に口の端が上がった]
面倒な事になってるけど……。
[これならいけそうか、と思う]
しっかし、この悪条件でここまでできるんだから……。
[ほんとにみんな、ランク高いな、なんてふと思う。
単純なレベルや熟練度の話ではなく。
とっさの機転や能力の使い方の的確さなど、そういう所が強いな、と]
……ったく。
こんなん、仕事じゃなく、普通に参加したかったっての。
[任務だからこそ、復帰するのも已む無し、と思ったのは事実だけれど。
こうして実際に動いていると、仕事抜きで来たかった、という気持ちも少なからず浮かんでいた。*]
(残り5パーセント…)
[ バディのブレスのダメージはプレイヤーには通らない。しかし、その圧で加速することは出来る。
加えて無属性ブレスの有効範囲内では、あらゆる地形の減衰効果が無効化される。
つまり、水中からの攻撃でも空中同様のダメージを与えられる、ということだ。 ]
『必殺必中……!』
[ 加えて、残りHP1パーセントを切ったプレイヤーが揮う精霊刀は、必ずクリティカルを出すという特性がある。当然、「海霧」の効果も無視される。
ここに、海竜の苦手属性である雷撃の攻撃が被れば… ]
オーバーキル可能!な、筈だっ!
[ 計算が外れれば、海竜の反撃で死亡判定になる可能性もある、が、十分過ぎるフォローがある。
負ける気はしない。 ]
落ちろよっ!!
[ 最後の気合い一閃、海竜の腹が一文字に裂けた。 ]
「ルォーンッ!」
[ 海竜の腹が裂けると同時に、一声鳴いたワイバーンが竜騎士を首に乗せて水中から飛び出す。 ]
え、えいちぴー残量………1………
すれっすれだ…
[ スキル発動後の硬直状態のまま、思わずため息ついたその背後で、海竜が、一度大きくのたうってから、瑠璃色のやたらに綺麗なエフェクトと共に消滅していった** ]
……ん、まあ、そうなんだけど。
[謝る事じゃない、と言われると、反論のしようもない。>>402
それでも気にしてしまうのが性分なのだが]
……うん。
ありがと。
[とはいえ、ここで繰り言を言ってもというのはわかっているから。
最後に送ったのは、短い感謝の言葉だった。*]
[海竜に雷属性の攻撃>>400が放たれたとほぼ同時。
海中を走るム属性ブレスのエフェクトに押し上げられた影が海竜の腹部へと襲い掛かる。
一閃した精霊刀>>406によりクリティカルを示すエフェクトが発生し、大ダメージが与えたられたことを示した。
それが決定打となり、海竜は最後に大きく吼えてのたうち、瑠璃色のエフェクトと共に消えて行く]
お見事!
[カラフルな光粒を放つマクロを連発し、声を上げて、拍手するモーションを送った]
だ け ど
[前言撤回、と心で呟き、バディに乗ったまま竜騎士の方へと駆け寄る]
いくら計算してるといっても無茶しすぎでしょー!?
[HP残量を見て突っ込み一つ。
ばっさばっさと翼を羽ばたかせ、早々に竜騎士を回復するのだった*]
[波打ち際から電撃が放たれた直後
下から極限まで性能を引き出された精霊刀による攻撃が海竜を襲い、巨体は苦悶にのたうつ。
皆中から飛び出したワイバーンの首には竜騎士の姿があり。]
やった、…って、竜騎士さん?!
天使さーん、回復お願いします…!
[慌ててワイバーンの方へと駆ける青年の視界の端で、
瑠璃色のエフェクトが光って巨体が消滅した。*]
は、はい!
さっきの、壁っ!?
[その時狙撃手の声にすかさず返事をする。>>378
先程津波を防いだ瞬間は、
フロストの張った障壁と津波がぶつかった結果津波が凍ってバラバラになったように見えた、それゆえの言葉だろう。
相棒ではなく自分が大規模な術を使えばレベルいかんでは地形としての海にすらも影響を及ぼすことができる。確かに]
……や、やってみる。
[返す言葉の威勢は良くなかったが動きは考える限りの最善を尽くす。
『緋色の神拳』の挑発>>373>>374に乗って動き出してた海竜の後ろに狙いを定め、選ぶのは大規模な術の方だった。
優れたる氷属性使いは一発にて海を凍らせると聞いたことがあるが、
自分はその域までは及ばない。
ただ、海竜が波打たせた一帯が凍り付いたなら、
少しは退路を断つ助けにはなっただろうか]
どう致しまして。
[短くとも想いが籠もっているだろう感謝の言葉>>408を受け取り、笑顔アイコンと共に文章を返す。
その辺りで丁度、海竜も撃破されたか。
チャットはそこで途切れたのだった*]
[瑠璃色のエフェクトと共に海竜が消滅するのを見届けて、バディを促し地上に戻る。
ダウン寸前の竜騎士は様子を見守りはするものの、回復自体は他に任せるしかない]
よっ、と。
とりあえず、みんな、お疲れ。
どうにか全員で切り抜けられて良かったよ。
[バディの背から下りつつ、海岸側で戦っていた面々へも声を掛ける。
もう危険はないとわかっているが、竜騎士が無事に陸まで帰還すれば、それへもあからさまに安堵の表情を見せた*]
……いや、俺も大概無茶するけどねぇ。
[海に叩き込まれる電撃と、海中からの一閃。
二つの連携が海竜を瑠璃の光へと散らす様子に、ぽつ、と呟きが落ちる]
……あそこまで削るのは、さすがにやんない……てか、できない。
[今回は、バックアップがあるからできる、と踏んだのだろうが。
突っ込みながら回復する天使の姿>>410に、まあ怒られるよなあ、なんて思いつつ、上空を待っていた相棒を呼ぶ]
さて……どう、説明したもんかなぁ。
[このままでは先に進むのも辛い。
わかっているけど、どこまでどう話せばいいのやら、と。
考えると、感じるはずのない頭痛がするような心地がした。*]
[ともあれ数々の攻撃が海竜を誘いあるいは押しとどめ。
最終的に決まったのは海中から来た一撃であった>>406]
(お、オーバーキルでは……?)
[雷使いの人が放った雷撃も効いていただろうし。>>400
とりあえずチャットでも送ろうかとウインドウを開いたら、
まさにチャットを送ろうとしていた人のHPだけやたらと削れていて驚いてしまった>>407]
ええっ窒息寸前まで動いてたの!?
もしかして……
[噂には聞いていた、HP残量が少ないほど効果のある攻撃使いなのだろうか。
思わずため込んでるアイテムを投げそうになったが、
ばっさばっさはためく翼を見て寸止め。>>410
その後改めて「お疲れさまナイスファイト!」というメッセージを送っておいた*]
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