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戦いはいよいよ現実のものとなった。
吹き上がる戦火は、人々に選択を迫る。
自ら望んで戦いに身を投じるもの。
守るもののため、武器を手にするもの。
才覚一つで、戦乱の時を乗り越えようとするもの。
戦火に紛れ、己の目的を果たそうとするもの。
戦いを見守り、あるいは止めようとするもの。
己の思惑を果たせるのは誰か。
思いの剣が交錯する先へ、歴史は進む。
どうやらこの中には、村人が13名、人狼が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
■第1イベント
今夜は、ウェルカムディナー/パーティが用意されています。
主人の身支度を手伝い、会場へ向かいましょう。
使用人も乗客なので、一緒に食事することもできますし、別でも構いません。
両方の会場をはしごするのもOK
(イベント参加は任意です。ルームサービスで食事を済ませても、他の場所に行っても問題ありません)
・第一会場(大広間)
ドレスコード=フォーマル
フランス料理のフルコースが出ます。給仕は使用人がやってもよいし、船のスタッフに任せてもOK
来場したPC同士は近くに座ったことになります。知り合うチャンスですね。
大広間にはグランドピアノが置いてあります。腕に覚えがあれば演奏可能です。
食事の後で、カードルームに移動して歓談するのもいいでしょう。
・第二会場(甲板のプールサイド)
ドレスコード=仮装または水着
食事はバイキングスタイルです。プール内ではドリンクのみというルールになっています。
ご機嫌なダンスミュージックがかかっています。
併設のステージで芸を披露することもできます。出演すると船内で使える商品券がもらえるとのこと。
プール中央には、浮き舞台があり、水に落ちたら負け的なゲームが開催されています。誰が勝つか賭けている人もいるようです。(勝負したい人はランダムなどで判定どうぞ)
[タイミングは良かったようである>>0:235]
普段着ですか?
いえ…、買っておりません。
[買うつもりがなかったのも間違いではないが、そこまで気が回らなかったのも確かである。
まさか、ドレス一つに、あれだけ時間がかかるとは思いもよらなく、そして体力を使う事も思いもよらなかったためにである。
それを思い出してしまうから、げっそりとした表情になってしまうのであった。
それに気づかれるのか]
ありがとうございます。
[今回は素直に言葉に甘える事とし、向かい合って座るだけ…と思っていたが、珈琲も譲られる。>>0:236
いいのかと思うが、せっかくの好意を素直に受け取り、珈琲に口を付けるが、あとで買いに行くかと言われるとげんなりした表情を再び浮かべてしまう]
いえ、これがあります。
エプロンさえとれば、困る事もありませんので、そこまでしていただ無くてもよろしいです。
[遠慮を伝えるがたんに、またあんなに時間をかけたくない。それ一心だけであった]
[それだけではない。
買ったものと言う事で、ヌーブラと言うブラジャーと、黒のTバック。
それだけではない。
黒のベビードールと、サイドが紐のショーツを広げていく。
最後のは自分の趣味と言うよりかは、店の方が選んだものであるが。
一通り並べ終えると]
以上です。
…なんでしたら今、ここで、着てみましょうか?
[こちらなどとわざとベビードールを手にして、男の様子を見つめるのであった]
[短い距離を"渡り"、男たちの背後に現れて手を伸ばす。
触れた場所から彼らの服も体も黒く染まり、彫像のように固まった後、端からさらさらと崩れていった。
残ったのは、ごく小さな黒い灰の山ふたつだけだ。]
おまえのおかげだ。助かったよ。
大事は無いかい?
[救出に来てくれた愛しい子に手を伸ばす。
怪我など無いかと声を掛けた直後、自分の膝が崩れた。
未だ、麻痺の影響が残っていたらしい。*]
― トレーニングルーム ―
[ 実戦準拠だ、と不意打ちを仕掛けたが、当たりは軽い。
シグルドは無様な倒れ方はしなかった。
というより、これは間合いを詰める動きだろう。
衣服を巻き込む動きは流れるようだ。 ]
お…っ
[ やるな、という歓心が漏れる。]
──── "けっこん"なんてね、 僕みたいなのにとっては
地獄行きの宣告みたいなものさ。
……出来れば、帰りたくないものだよ。
[ 何時までも遊んでいたい、とか
何時までも、自由でいたい、とか
─── そんなのは只の、 我儘であれ、
部屋に人を招くのは、ただひとりで終わらせたいのだ。
…面倒な 男。 自覚はある。
30を越えてもこれじゃあ、先も思いやられるし、
父親だって強引に指輪を渡しもするだろう。]
君の "しあわせ"が 結婚"如き"でないことをいのるよ。
[ 君の"しあわせ"は何?とか そう 聞くではなく
曖昧に選択肢だけを広げた。 ]
[ 何せ、 現実逃避の"逃避行"だから、
元凶たる出来事はできる限り思い出したくない。
───"従者"たる彼女には、知らせていないが
止められは、したものの、
"此れ"が気晴らしなのさ、 と嘯いて、
彼女の"お洋服"を綺麗に収めてしまえば、
ふと、 一応 持ってきたメイド服と、
海と言えば水着だろう なんて安直なものを
ハンガーで並べて、
( 中々性癖の歪みそうな景色だ。
─── もう手遅れって? )]
[ シグルドにとって惜しむらくは、二人が着ているのが伸縮性にすぐれた素材であったこと。
引っ張られても少しばかりの余裕がある。
シグルドの背に乗せられる形を取りながら、腕を彼の首に絡め、後ろへ引いた。
倒せたならば、喉を踏み抜く寸止めで終わりにしようという目論見だ。
堪えるならば引き手を切って離れたいところ。
さもないと、組み打ちになってしまう。
力で負けるとは思わなかったが、手足の長いシグルドは器用そうだ。
投げられたわけでもないのに、足元がふわりと揺れて、ここが海上であることを思い出させた。* ]
──── そういえば、 プールがあったな。
[ ぽつり。
実は自分用は用意がなかったりもしているが。
・・
"景色"を楽しむ分には 良いかもしれない。
─── 何のための水着なのやら…**]
[カサンドラのげんなりとした顔に、買い物がどれだけ疲れるものだったか想像に難くない。>>2
遠慮の形をしているが、わずらわしく面倒だと顔に書いてあるのがおかしい]
君のためじゃないんだよ。
必要だから買うんだ。
船から降りた後に、一緒に歩く人がいつも黒のワンピースだと困るんだよな。
だから、我慢してくれ。
[今度は通常の買い物だから、それほど時間を取るわけではないだろう。
自分も社会に出るようになって、同僚や友人らの買い物に同行する機会があった。
店の方が来る方式ではなく自分が好みの店舗を選ぶという方法を面白く感じたものだ。
カサンドラの服は自分が見立ててやれば、かなり早く終わるのではないだろうか、と考えた]
[彼女に戦利品を並べさせて、頷きながら見ていく。>>3
これを彼女が?と疑わしくなるような華やかなデザインのものもあれば、シックなものもあって。
きっと店員と彼女の好みのせめぎあいがどこかであったのだろうと思えばおかしくなる。
しかし、それらは不思議と全て彼女と調和している。
さりげなく置かれた指輪を取り上げると]
これは、この先旅行中はずっとここにはめておきなさい。いいね。
[命じて彼女の左手をとって嵌めさせる。
彼女が何かを口にする前に、彼女が買ってきてくれたネクタイとネッカチーフを手に取った]
黒いドレスだったからどんなネクタイかと思ったけど、織と艶が綺麗だね。
どうもありがとう。
[そう労い、自分の方のドレッサーにしまうことにした]
……これはなんだい?
[肌色のぷるぷるしたものが置かれている。Tバックなどは下着とわかるが。
分類わけを見る限り、どうやらそれも下着の一種らしいが、縁がないものだからわからない。
冷やして目の上に置いたりすれば、気持ちよさそうだなぁなどと、その素材だけ見て考えた]
いや、今はいい。
後で着てもらうかもしれないけど。
[カサンドラが手にしたベビードールを見て、これをドレスの下に着るとしたら、上に響くのではないだろうか、と不思議に思う。
まさかこれが夜用で、寝間着に着るものとは知らないので、カサンドラが買ってきたものは全てフォーマルに関するものか、ないしは水辺に着るものと勘違いしていた。
本人いたって大真面目である]
そうだ、やはり買い物にはいかないといけないじゃないか。
水着の上に羽織るものを忘れているよ。
君は日光に弱いんだろう?
ナイトプールにしか行く予定はないけれど、プールからここまで往復する間、水着だけで歩くのはマナー違反だよ。
何より男どもに目の保養をさせる必要ないからね。
[大胆な三角ビキニを見て、彼女の裸を思わず想像する。
いつもシックでクラシカルなワンピースに包まれているが、彼女のスタイルは悪くないだろうこと容易に想定できる。
そんな美味しそうな肉体を持った女を隣に侍らせて連れまわすことに優越を感じるような趣味の悪さはない。
好みのタイプは清楚で上品な女性なのだから。
珈琲を飲み終わり、カサンドラの方を見つめる。
彼女は休息が取れただろうか*]
[ 窓際へ走る動きを止めんと男が動く気配があった。
それでいい。彼の人に手出しをされるくらいならば、この身を差し出す。
脇腹と肩を貫く痛みは、灰皿の砕ける音と重なった。
そして、部屋の空気が変わった。
船倉よりもっと深い場所の闇が不意に湧き出すかのよう。
そして、短い悲鳴の後に訪れた沈黙もまた深海と似ていた。]
[ 誘拐犯は、速やかに断罪され、永劫に姿を消していた。
天使がその魂を迎えにくることもない。
静寂を破って時を動かしたのは、感謝を伝える柔らかな声だった。
なによりの喜びに、膝を曲げてその手をとり、軽く唇を触れさせた。 ]
いつまでも。
[ お側にあると短く応え、崩れかかった身体を迎えるようにして抱え上げる。
こちらの身を気遣う言葉は微笑みで封じた。
投げナイフの傷は、いずれ手当が必要だが、今はいい。
一瞥したところ、ベッドは清潔なようだったので、そこへ主を運ぶ。*]
[ 首を 傾げた。
─── いい年齢なんだから、と、
"ソマリ様のお父様"は言っていた記憶があるし、
他の使用人だって其れはおんなじだ。
結婚は幸せに直結すると、
何時かのこどもは、…話だけとはいえ、
経験として あった、から。 ]
[ お金持ちに貰われることも、
けっこん することも、
誰かの"かわり"で ないことも、
"少女"を売るあの場所から 逃げ出すことも、
きっと周りのおんなのこが囀っていた、
しあわせ と、 ふしあわせ のすべて
あの時のこどもも、今の従者も、 わからない。 ]
[ ─── そこから並んだ自分の服を見た。
……"買われた"後からこうであること、
抑も、自分に常識があまり足りないこともあって、
光景に疑問は持たなかった。
主の言葉を聞きながら、
指先でツインテールの毛先を弄る。
…此れだって随分伸びた。
切れと言われれば切る、そういう頓着。なにもかも。
─── 嗚呼 でも、プールって! ]
─── ……ソマリ様、
わたし 泳げません。
きっと 見ていて、楽しくありませんので、
……やめた方が いいです。
[ それとも 不格好なところを楽しむのだろうか。
"見世物扱いはとっくに慣れていた"し、
湯を浴びれば刺されるような、
身体の"傷"も もうないのだし、
…其れは其れで、受け入れるほかないけれど、
だからと言ってそうしてしまえば、
他にも客の居るだろう船内のこと、
主人の顔に泥を塗るのでは?まで、飛んだ。 ]
いえ、でも、…
女の方を見たいのであれば、どうぞ。
ソマリ様のお父様には 言いませんので。
[ ぽつ、ぽつ、
拙くとも、此処まで本心で言い切るので、
立派に"ソマリ様"の従者だろう。
─── 知らないふりでなくて、
分かったうえでこう返している自覚は ある。
……どういう反応をされるか も、
予想はすれど どうだった やら** ]
参りました。
[降参の意思を示してから、当然のように手を伸ばす。
引き起こされるまでが、いつもの流れだ。]
また強くなられましたね。
昔なら投げが決まっていたでしょうに。
[悔しさと嬉しさを3:7くらいで笑みに乗せる。*]
/*
肩書き開けてただのユーリエにしてはいるんだけど
スペースじゃなくてもできたんだな…と…他見つつ
もう少し雑談村とかで見ておけば良かったかもしれない
〜 展望デッキ 〜
[適当にとことこと動き回っているだけだったが、そこは豪華客船、標識も一際親切なのだろう、見事「テッペン」にたどり着いて。]
うあーすっごい景色!
ツェーザル見て、他の船が模型みたい!!!
[こちらはむしろを身を乗り出さんとばかりにはしゃいで。
竦み上がっている(ように見える)彼を見やって、これはわざわざタマを取る必要もないのでは、とあきれるような目線を寄越す]
[そうこうしていると間近で鳴り響く汽笛に、びくりと体を震わせて。
動き出すであろうことを耳だけでなく体全体で察知すると、]
おーい!
[誰にするでもなく港に手を振りだす。
お約束が大事なのが任侠の世界だから。]
ね、この後どうする?
私としては一回ご飯食べたいかな、って思うんだけど。
[聞いてみたはいいものの、肯定が返ってくるであろうことはこちらもわかっている。し、よしんば別の提案が来たところでそれに従う気もないのだが。]
とりあえず、行こ。
エスコートは必要かしら?
[まだビビってるかもしれない従者に、そんな軽口を。]
[困ると言われれば、致し方ない。>>13
今回、ここにいるのは、彼の頼みである。だったらそれに従うものである]
解りました。ですが、今度こそ、坊ちゃまの見立てでお願いします。
店の方に任せたら、それこそどれほどの時間がかかるのか、解ったものではありません。
[ドレス一つにあれだけかかるのだ。
普段着でもと思ってしまうのはしかたないだろう。
いや、逆に一つを選ばなくてもいい分、まだ楽かもしれないが、先ほどの勢いを考えると、どうしてもしり込みしてしまうのである]
[げんなり顔で並べ終えたら、手を取られ指輪を嵌めるのいい。>>14
ただ場所だ……]
解りましたが……
[理由を聞こうとするが、それを遮るようにネクタイとチーフを手にしている。
聞かれたくないようなものだろうか。
一番ありそうなのが、カモフラージュだが、危険を冒してまで何を隠すと言うのだろうか。
やはり、連れ出された事も、指輪の真意も何一つわらいないのである]
お気に召していただいたようで、なによりです。
[ねぎらいの言葉を受ければ、頭を下げるが選んだのは自分ではないので軽く受け流している]
それはブラジャーですよ。
ドレスを着る時に下着の線が出ないように付けるものだそうです。
[店員から教えられたことをそのまま告げる。
まさか、アイマスクの代わりになりそうな度と考えているとは思わないのは、しかたないだろう]
かもではなく、あとで着ますよ。
これは夜着ですからね。
ルートヴィヒ様は、こういうのは、お嫌いですか?
[かもと言っていると言う事は、別のものだと思っているのだろう。
だからこれがどういうものかを告げて、エプロンの上から体にあてる。
黒と言っても透ける素材。下にしてるエプロンが見えるだろう。
それを実際身に付けたらどういう風になるのかと想像させながら、確認を取るのである]
[ シグルドの手が軸足を捉えていた。
後から気づいて、失点だな、と思う。
実戦であれば、危ういところ。
微笑のまま負けを認めたシグルドにはわかっていたか。
あえて確認はせず、彼を引き起こす。
彼のいるべき場所は、地べたではない。]
………。
本気でプールに行く気なのですか?
念のためだと思って、言われるまま購入しただけですので、羽織るものの事など考えておりませんでした。
[目の保養をさせる事は悪い事なのだろうか?>>15
見られたところで気にはしないが、マナー違反になるならしかたない。
それよりも、まさか本気でプールに行くつもりだったとは…。
日光に弱いのを解っているのなら、せめて夜にして欲しいと願うのは仕方がない事だろう。
ふぅっと、ため息を一つ落とすと男の視線と交わる。
いたわりを感じるが、まずはやる事が…広げたものを片付けていく。片付け終われば]
お待たせしました。
次はお付き合いいただけるのですよね?
[確認を取りながら、廊下へと通じる扉のノブに手をかけるのであった**]
[何かを思い出して一度振り返る]
水着姿は、ルートヴィヒ様の前だけにしますね。
[にっこりと笑みを向けるのであった]
"充分に"、強くなければ意味がない。
[ また強くなった、と感想を述べたシグルドに吐露する。
そう思うのは僻みではないだろう。
だが、その話を続ける気はないと、首を巡らせた。]
汽笛が鳴ってる。出航だな。
部屋に戻る。
[ シャワーを浴びて着替えよう。*]
〜 船内・どこか 〜
[あ、と思い立って。ツェーザルを一旦その場に待たせて、船員の誰かしらに声を掛ける。]
ね、男性用の紳士服、用意してないかしら。
恥ずかしい話なんだけど、「あの」通りだから。
[彼の一張羅を手で示して、ぽつり。
どうやらブティックがあるらしいことを告げられると一言」
ツェー、お買い物行くわよ!*
[手に触れる唇は渇いて心地よく、痺れとは違う甘い電流が手首から胸へと伝うよう。
短い親愛の言葉は幾百の美辞麗句を霞ませて心躍らせる。
背を受け止めた胸板は揺るぎなく、抱え上げる腕には労わりが満ちている。不安も不満もなにひとつなく身を委ね、ベッドに運ばれて横たわった。
柔らかな寝具がたわみ、体を包み込む。]
[体の下から抜かれる腕を引き止め、引き寄せる。
首元へ投げかけるように腕を伸ばし、さらに顔を引き下ろした。]
愛しい子──…
[啄むように唇を盗み、それから肩の傷の上に舌を伸ばした。
流れる血を舐めるうち、下肢の痺れも消え、彼の傷も塞がっていく。
脇腹の傷にも同じように唇と舌で触れ、吸い付いて血を舐め取り傷を癒す。]
[休息と安堵を得て、身体は幾分か回復している。
救出に来た子らと共に帰るのに、なんの障害もない。
だが、遠くで出航を告げる汽笛が鳴っていた。]
ああ。もう船が出るようだね。
シャングリラ号、と言っていたかな。
ずいぶんと大きな船のようだ。
[微かな揺れは船が岸壁を離れたことを示している。
このまま帰るのも惜しい、と思うと同時に、なにかを閃いた。]
港を出た船の上から人がふたり消えたとなれば騒ぎになるかな。
幸い、乗船券に顔写真などないだろうから。
[己の忠実な騎士に、いたずらな笑みを向ける。]
このまま一緒に船旅を楽むことにしよう。
きっとそれが一番いい。**
[みて、人がゴマのよう。
なんて高いんでしょう、港が、港の岸壁が遠ざかり……]
……いっすね……いきやしょ…
[レストランだろうがなんだろうが、とにかく行こう。
所詮三下にテッペンは無理だったのだ。地べたを進むのが一番いい]
だ、だいじょぶッス
ヒザガクガクなんてしてねッス
― 船内 ―
[ツェーザルは頭は悪いが、勘が良い、らしい。
生まれつき悪運の星がついてるとも言われたが、とにかく、もし変装していても人がカタギかそれ以外かはなんとなくわかる]
(何みてやがんだコラぁ)
[待てをくらって突っ立ってる間、お嬢が声をかけた相手はカタギだ。なので威嚇の鳴き声は口の中でもぐっと噛み締めた]
買い物ッスね!
うス!行きやしょう!
[てめェうちのお嬢に話しかけられたからって近づきすぎだコノヤロウ、というメンチを船員に向けつつ、尻尾ふりふり**]
〜 ブティック 〜
という訳で。
ツェーザル、服を選びなさい。
[どこに連れていくか、まして彼の衣装替えのためであることさえ伝えていなかったので、さて彼はどんな反応をするだろうか。
ちなみに、さっきのメンチも威嚇も、ミーネの耳には無論届いていないので、無邪気に店員におススメなど訊ねつつ。]
ね、こんなの、どうよ。
[ 西洋鎧 や 青いツナギ を手に取りながら]
[前者はこの煌びやかな空間では、お供というよりknightであって欲しい。
後者はきちんとした服装しないならトイレ掃除でもやってろという……冗談である**]
[ ようやく取り戻せた平穏を確かめようとするかのように、腕が回された。
唇を重ねる文字通りの接吻けの感触に、面映さと喜びとを同時に感じる。
乙女が恥じらうように目を瞬かせ、指の背で紅の髪にそっと触れた。
傷口へと移った舌に、わずかに身を硬くするも、したいようにさせておく。
癒しであると理解していた。 ]
もっと、
[ 足りなければ血を供するとのつもりで告げたが、それは欲する言葉にも通じる。 ]
[ 船が出航すると指摘されて、窓の方へと顔を向けた。
潜入に使ったゴムボートが安全圏に離れる時間はあったと思う。
このまま船旅を楽しむ、という声に視線を戻して、屈託無い笑みを認めた。
救出作戦をたてた"兄弟"が、解放した後のことは考えなくていいから、と言っていたのは、自由になった主がどうにかする、ということだったのだろう。 ]
お供いたします。
[ 自分の役目に変わりはない。
主の望みを叶えんと、実直に答えた。 ]
へぁ?
服…俺のスか?
[なんで男物の店入るんだろうなどと考えていたので、目を剥いた。
アロハは正装であるし、スカジャンは一張羅。持参した着替えも推して知るべし]
え、えぇ……?
あー、ヨロイ、カッコイイスネ、こーいうのアコガレテタッス……
[お客様こちらの甲冑はマネキンではなく、シャングリラのディスプレイつまり飾りでして、大変申し訳ございませんが非売品となっております]
お嬢……
[ちゃんとした服装をしろ、という要求に短い眉がぎゅーんと下がる。トイレ掃除ならむしろ毎日やってる。
ドレスコードが仮装ならもうチンピラの仮装ということでこれでよろしいのでは、という店員の視線も感じる]
っとぉ……お嬢はレストラン行きたいんスね…?
じゃえーとこのへんのスーツーーたっか!!
[フォーマルコードにおさまりつつ、売れないホストや悪質な客引きにも見えず、かつお財布に優しい衣装?
店員の目が使命感に燃え上がったかどうか**]
[主が零した言葉にはどこか鬱屈の色があった。
それを取り除きたく思えど、逸らされた視線が拒む。
あなたのことを必要ないとは、もう誰にも言わせません。
これからは誰もがあなたを認め、必要とするでしょう。
私が必ずそこへお連れします。
自負と決意を唇の内側に閉じ込めて、部屋に戻るという彼に頷き、荷物をまとめた。]
― 部屋 ―
[部屋に戻った後、主がトレーニングウェアを脱ぐのに手を貸した。
シャワーを浴びるのにも、当然のようについて行く。
彼の背を流すのも、いつも自分の仕事だった。
幼いころは、それこそ裸で泡など散らして一緒に遊んだものだ。
幸い、浴室は二人で入るのに十分な広さがある。
肌着一枚の姿で主の後に続いた。**]
/*
あー…眠たい目をこすりながらロルを書くものではないよな。
エプロン外すの忘れているから、メイドさんのまま出て行くことになる。
主よ、お願い気づいて。
シグルドとカークはお風呂で、あんな事やこんな事が起きるのかな?
わくわく
へー、こういうのがあるのか。
なかなかうまく作ってあるね。汗で貼りつくようにしてあるのか。
これを製品化した人は発想が優れているね。天才だ。
[マテリアルも修めている立場から見て感心しきりである。
女性ものの下着をしげしげと見つめる姿は傍目からは変態にしか見えないだろうけれど。]
なんだ、これを着て寝るのか。
俺?
そうだなぁ、好きじゃないな、こういうのは。
まず材質がざらざらしてるし、防寒の目的も達してないし。
これ着て寝ても安眠できそうにないしな。
たまに服のまま寝る俺だけど、寝る目的で着替えるならやはりパジャマだな。
[自分が着ることを想定して返事をしている。
彼女が着る場合というのは、部屋も違うし別に寝間着くらい好きにしたらいいんじゃない?くらいな感覚なので、まったくもって想定外であった]
……。
[>>33困ったように暗にプールに行きたくないと言われて、まさか彼女の服を買いに行く強い理由を作るためだとも言えなくてこちらも困る。
多分、日差しの中に行かされると思っているのだろうけれど、泳ぎたい理由もないので別に行かなくても構わない。
彼女が片付けを終えエプロンを外してドアノブに手をかけて、買い物に行こうと促される瞬間、ドアに手をかけて自分が扉を開ける。
そして彼女より先に外に出ると、腕を差し出した]
ああ、行こうか。
ブティックまで案内してくれるかい?
[彼女をエスコートしながら、歩いていく。
その姿はきっと傍目からは仲のいいカップルに見えたかもしれない]
[そして、彼女の言葉にはまた首を傾げるのだ]
水着を着るなら泳ぐ時だろう?
俺の前だけだったら泳げないじゃないか。
[どういうことだろう、と不思議そうに見返した]
→ブティック
[レディースとメンズが併設されているそのブティックは船の上という限定された場所ながら、なかなか品よい物が集められているようだ。
本日二度目の来店ということで、カサンドラは店員に顔を覚えられている。
隣に自分がいたせいか、先ほどの品物が気に入らなかったのかと顔が曇る店員にそうではない、と首を振った]
彼女に服をプレゼントしたくてね。
彼女のサイズの服を出してくれるか?
そうだな……ワンピースで。
[先ほどの会話の様子では、カサンドラがコーディネートを楽しむということはなさそうだ。
それならばワンピースの方が楽なのではないだろうかとの考えだった。
もし彼女がそういうのに興味を見せるようになったら、その時に買い与えればいい。
カサンドラを椅子に座らせて、ブティック中のワンピースを集めさせる。
これとこれとではどちらがいい?と二択で訊いて、彼女の好みを探って情報を収集していく。
その中から、彼女に似合いそうなデザインのものを……どうしても自分好みの華美ではなく清楚でシンプルなものになってしまうのだが……店員のアドバイスを受け入れて、それらに取り外しのできる飾り襟やリボンなどを加えていった]
じゃあ、この5着で。
カサンドラ、面倒だろうけれど着心地くらいは確認してもらえるか?
首回りの締め付けや袖丈、長さや重さが気に入らなかったら止めるから。
[ものの10分もかからずに服を選び終われば、カサンドラも文句はないだろう。
他にもついでにと彼女用に日差し避けの帽子やこまごまとしたものも、店員に勧められるままに買っていく。
当初の目的のはずだったパレオやビーチドレスなども、彼女が試着室に入っている間に包んでもらって。
先ほど買ったものに合わせて、と店員に伝えおすすめのものを買っただけなのだが。
彼女が最後に着たものは文句なしに似合っていると思ったので、着替えずにそのままの服でいるようにと命じ、着てきていた服の方を包んでもらうことにした]
じゃあ、部屋に運んでおいてくれ。
[先ほどと合わせて支払いをサインで済ませる。
そういえば、今日はウエルカムディナーがあるはずだ。
それまでまだ時間があるようだがカサンドラはどうするつもりなのだろう。
船の中を少し散歩してから帰ろうか迷いながら、隣に立つ彼女を見下ろした*]
/*
どういう事!?
お坊ちゃまとの設定は話しているけど、お坊ちゃまの思惑は聞いてないから、背後ごと戸惑うw
あれ…私が誘惑するんだったよね?
というか…初恋の相手だったと言うのは話し合ったけど、何がどうなっているんだwww
解らないからこそ楽しいw
― 部屋 ―
[ 先ほどと同じように、シグルドの介添えを受け入れて服を脱ぐ。
一人暮らしの間は、脱いだ服を洗濯機に放り込むまでが一連の動作だったが、シグルドの手にかかったとたんに、そういう無意識の動きも変わっている。
彼がいない間、自分は何かを得ようとして逆に失っていた状態なのかもしれない。
生まれたときからあったもうひとつの器官のようなものを。 ]
[ シャワーの温度調整は彼に任せて、バスルームに置かれたシャンプー類を手にとってみたが、見事に自分が最近使っている銘柄だった。 ]
ヒアシンスの香りだ。 知ってたか──
[ 言いさして、止める。
この香りはおまえを連想させたと、そんな、益体もないことは。 ]
[ シグルドがシャワーヘッドを握って体を洗い流してくれる。
その逆はない。
健康状態のチェックも彼の仕事のうちだとわかっている。
大丈夫、傷痕などは増やしていない。
まともに一人暮らしもできるんだぞ、と言ってやりたいくらいだが、むろん黙っていた。
いちいち言わなくても用の済む相手といると、言葉は減るものじゃないか? *]
………。
[機能の事について言われるとはまったくもって予想外。
だが、それはそれで興味があるのかしげしげと眺めている。
下着をしげしげ眺めていれば、いやらしさ的な事も感じるが、機能性のみを見ているせいでそれすら皆無である]
ルートヴィヒ様…何を勘違いしているのですか?
着るのは私です。
着たらどんな風なのか…後でたっぷりとお見せしますね。
[そう言えば、朴念仁だと言う噂を聞いていた。
これほどまでなのかと思いつつも、想定がないならないで、良いのかもしれないと前向きに考えるのであった]
[不思議そうな視線を受けるから顔を上げる]
お背中を流すときにでも思いましたが…。
そうですか、ルートヴィヒ様は裸が希望でしたか。
解りました。
[泳ぐとき限定にしなくても、使いどころはある。
はっと思いついた事を口にして、にっこりと見上げるのであった]
― →ブディック ―
[先ほどの事があるから、すべてはお任せ>>51
やり取りを聞いていると、先ほども一緒に来た方が良かったのではないかと思う。
のも一瞬。
集められたワンピースを見て、あまり変わらないのかもしれないと思ってしまう。
どちらがいいかと聞かれても、どちらでもいい…。がこういうのは答えないといけないだろう。
なので、少しでも気になる方を選んでいく。
ただ…シンプルなのはいい。が清楚なのは、彼が自分をどう見ているのかと言う証拠にも思える。
清楚などからほど遠いのだが、一時のものだと思いそれを受け入れるのであった。
気づけばその中から5着選ばれている。>>52
そんなにあってもと口にするより先に、試着するように言われてしまうから、素直にしたがいフィッテングルームに入り、一つずつ確認する。
どれも気になるところはなく、一応とばかりに一つ一つ、確認してもらう。
すとる最後のものは、そのまま着ているようにと言われるので、素直に従うのであった。
先ほどの今…疲れるものの認識の方が強いので、抵抗する気が起きなかっただけともいう]
ありがとうございます。
[スマートに終わらせるのはさすがお坊ちゃま。
慣れているからだろう。そして買っていただいたお礼を口にするのである。
見上げると何か言いたげな様子。
もしかしてどこか行きたいところがあるのかもしれない。
船に乗ってからずっと部屋に籠っていたから。]
いかがなさいましたか?
どこか行きたい場所があるのでしたら、お供させていただきます。
[いろんな施設があるのは案内板を見て把握している。
中に入らなくても、それらの場所を確認するぐらい良いだろう。
そして…いろんな事があったせいか、いつの間にか船が港を出ている事には気づいていなかった**]
/*
ああーん。カークとシグルド何もないの!?
お風呂であんなことがあるのではと期待したのに。バンバンバン。
そして坊ちゃまが朴念仁すぎて、がんばらないとw
お風呂、お風呂でお体洗いますしないとだよね♪
── 個室 ──
[個室は想像通りの立派な部屋であった。
ざっと入り口から確認し特に感動を示すことなく
振り返ってシメオンの手元に手を伸ばす。]
荷物。ありがとう
[スーツケースを受け取り礼を言い中へ。
タブレットを取り出しローテーブルの上に置いた。
シメオンに占ってもらった内容を
出来るだけ詳細に記録しておくためのものだ。
スーツのボタンを外してソファに腰を下ろした。]
まだ船に着いたばかりだ
休んでからで構わない
調子の良い時に仕事を頼むよ *
もう、冗談だっつーの
[甲冑にマジレスされると、やや頬を染めつつ。
でも仮装というならこれもありなのでは、とか。むしろ着てみたくもある]
ここに来る界隈としては作業着なんて仮装みたいなものじゃない?
というか私からしても仮装だよ。
[値段を見るや否や感嘆符の付きそうな声をあげるツェーザルにやれやれ、と思いながら値段を見やる。]
(たっか)
[と言ったのは心の中だけの話。
腐っても頭の娘、ここで値段に怯むのはメンツに関わるというものである。]
[じ、とツェーザルの顔と身体を見つめてから、その価格帯のスーツから適当に見繕う。
店員もわきわきと様子を伺っていただろうけど、お構い無しに]
ツェーザルは意外と体格しっかりしてるんだから、ちゃんとこういう服も着なさいよね。
[ちなみにもちろん自分の金ではない。おじき。]
[溢れる血潮はこの世のどんな銘酒よりも甘く滋味深く、口に含めば舌が歓喜に溶けるかのよう。
喉を下る流れに沿って身体が熱を帯び、指先にまで伝播していく。
我らにとって血は甘露そのもの。
愛する者の一部であればなおのこと。]
おまえの血が私を蘇らせるよ。私の愛しい子。
こうしておまえとの時間を過ごせるのだから、攫われるのも悪くない。
[だからやめられないのだ、とまでは言わないけれど。
寂しさが募れば出る悪癖だと、彼の"兄弟"は知っていることだろう。
でなければ、魔物専門の人身売買組織の調査に、直接乗り込んだりするものか。]
/*
大好きなツェーザルチップが
ものすごくツェーザルしてる……感動
ミーネちゃんとツェーザルくんのやりとり
面白くてめっっっっちゃかわいい 至福
[揺るぎない忠誠の眼差しがこちらに向けられている。
それが心地よく愛おしい。]
ではこのまま、
……ああ、おまえをここに寄越した子が外にいるね?
私から無事を知らせておこう。
あとのことも、あの子なら任せておけばいい。
[連絡は思念ひとつで事足りる。
短くも濃密な遣り取りのあと、おそらくは人知れずゴムボートは消えていくだろう。
攫われたあげく船旅で優雅に過ごす間の諸々の雑事も、きっとうまいこと処理しておいてくれるはずだ。
帰った後のことは考えないのが吉である。]
[必要なことを済ませてしまえば、これからのことに意識が向く。
そう、ウエルカムパーティーがあると言っていた。
仮装でもいいらしい。
これほど大きな船なのだから、あちらこちら見て回るのもいい。
その前に、手荒に扱われた痕を流してしまいたい。]
洗っておくれ。
彼らは私をあそこに放り出しておきながら、湯も使わせなかったのだよ。
[もはや体調は十分なほどに回復している。
それでも抱かれ運ばれるのを求めて、彼の首に両腕を投げかけた。]
[ 囁きに近い、 その言葉に、
…変わらないものだな、 と 僅か自嘲し
白糸の束をひとつ、手に取りながら、 ]
─── 君は随分"綺麗"になったし、
もう "ユーリエ"なのだから
ひとつくらいの"しあわせ"を 見付けてもよいと思うのだけどね。
[ きっと"前"よりは ずっと────、
…これは考えないようにしている点だ。
比較は してはいけない。
"ソマリ"は 彼女を "買った"男だ。 ]
──── 回想:世界の端っこ
[ 趣味の悪い服に身を包み、
ぎらついたサングラスに、各種の宝石類。
絵にかいたような"成金"を装って、 ]
「 "アビニシアン様" 此方へどうぞ。 」
「 もう"前金"はいただきましたからね、
後は好きな"娘"を選んでくださいよ。 」
「 "モノ"によっちゃあ …すこぅしばかり、
"色"をいただくかもしれませんが…… 」
[ 丁寧なようで、態度のなっちゃいない男の言葉を
適当に遮って、 "得意の"好色顔。 ]
" ────"使い倒せる"娘を探している "
" わかるな? "
[ …奥の部屋の娘たちには、きっと これだけが聞こえたろう。
それだけ、 近かった。
通されるまま "商品"部屋に入り
──── サングラスの向こう、色素の薄い碧眼を
刃物の如く、細めるが
サングラスを外してしまえば 殺意に近い色は失せていて、
" カメラつきのサングラス "で 指さすように
少女ひとりひとりを確認しながら ]
" この子は細いな、 "
" ちぃと若すぎる、 "
[ "選定"を 装い、]
[もっと、と告げられた言葉が耳の奥に滑り落ちる。
禁欲を課す子が自ら求めることなど無い、と理解していながら、その唇が紡いだ音は官能の熱を呼び覚ました。]
もっと ──?
[なぞった音の語尾を柔らかく上げる。
してもいい?と、して欲しい?と、両方の意味を絡み合わせ、殆ど引き倒すほどに彼の背を抱き寄せた。]
── 欲しい
[言葉の意味を帰着させ、彼の首筋に顔を伏せる。
髪の根本に舌を遊ばせ、耳朶を唇で食み、耳の下の窪みに口付けて、血の澪に牙を刺し込んだ。]
(64下に挿入おねがいします)
[ …… ある少女に ぴた、 と 指が止まった。
そのときばかりは"演技"も忘れて
"驚き"のような ……ある種の"一目惚れ"をしたように
碧を見開いて
…どうしました? と 背後で男が聞くから、 ]
" ……この子にするよ、 "
[ と、 声を絞り出したのだ。
"細く""若い" …条件には合わなそうな
白髪に 紅の瞳の " " ]
[ 後、 この"潜入捜査"によって
男たちは逮捕され、
少女たちは解放されているが、
──── 結局"そのこと"を
ユーリエに伝えたことはなく
未だ なぜだか"買われた"子として家に置いている。
…何故か? さあ。
"ほんとう"を言えない男だからかな。
…たぶんね。]
[ …勿論名前ばかりは偽名だったとは伝えたけれど
"あんなところ"に買いに行く奴等が
本名だったことの方が珍しいだろう。
"しあわせ"と"ふしあわせ"の行方を思いながら、
2着の服を 見詰めていた。*]
[ …そうして、可愛らしい水着を手に取りながら、
( produce by Somariである。
安心してほしい、へそはでないタイプだ。
…ちょっと背中は空くけれど。
白の水着は良いよね。レオタードのようだ。)
いつの間に見付けていたのか、今夜の"イベント"を知らせる用紙も同時に指し示し、 ]
"ナイトプール"。
知ってるかい? 水着の乙女たちがライトアップされたプールの上で
可愛らしい浮き輪に乗り、
" わたしたち かわいい! "と写真を撮るイベントさ。
──── たぶんね?
もう少し節度のあるイベントだろうけどね
こんな場所だし。
だから、 泳ぐ必要はないのだよ。
[ しかも飯も食える! と
…不純な動機を取りあえず隠すものの、
ちゃんと見抜かれてはいた。 水着の乙女天国とか行きたい。 行きたい。
それに水着のユーリエの写真を撮りまくりたい。
─── いや 親心みたいなものである。
親になったことはないけれど ]
[ 行くよね? ともはや強引に水着を押し付け
水着の上にワンピースを着ていけば良いよ、等と
退路さえ塞いで
─── 僕はどうしようかなあ、 と
また服をひっくり返しはじめてしまった。
途中 見付けたクラシックなカメラは、
忘れないように 机に置いて**]
/*
結局NCISにしたな!?!?
(しました)
(海軍っていう過去をつけちゃったから…)
海軍士官→海軍犯罪捜査課という感じで こう
きっと誘拐された海軍士官の子を探しに行ってたんだよ…
/*
ユーリエちゃんに こう
どこかのおとうさんみたいな感情を抱いている男 ソマリ
かわいい子の写真とか撮りまくりたいよね…
[スポンジで立てた泡を肌に乗せ、柔らかな布で軽くこする。
やや熱めに合わせたシャワーで首筋から洗い流していく。
泡が残らないよう、指の間まで丁寧に。]
ヒヤシンスがお好きだとは知りませんでした。
品のいい香りですね。
[言い掛けた言葉の先が何であれ、主に自分を誇るようなことはない。
言葉が減るのはこちらも同じこと。
多くの時間を共に過ごしてきたのだ。
口にせずとも意図は伝わるものだった。]
[最後に温度を下げたシャワーで肌を引き締め、柔らかなタオルで全身の水滴を拭う。
背後に回り、バスローブを着せかけた。]
ベッドでお待ちください。
[トレーニングとシャワーの後はマッサージと決まっている。
主を送り出したあと、自分も身を清めた。
こちらもバスローブ一枚の姿で、マッサージオイルを手に寝室へ向かう。**]
そりゃ、ヒョロヒョロじゃお嬢を守れねッスけど
……まだ俺には早いかなって
[アニキ達はだいたいジャケット常用してるので見慣れないわけじゃない。ネクタイを結べないのは確実としても]
着て、みます
[試着を促されてそわそわ。
なおツェーザルに軍資金は渡されていない。
帰ってから、金庫番にお前の使った分は"貸し"だからな。って言われる可能性も捨てきれない]
[試着してみると、意外と肩や胸周りがしっかりしているせいでサイズ選択に難渋したものの。
まあなんとか]
どッスか
カタギに見えます?
[何故かすっくと猫背矯正されたみたいになりながら首を傾げ。
水着のくだりには、ピュアに赤面する代わりに思いきり目を輝かせた]
ええーーーっ!お嬢ーーー!
まかせろくださいーーー!**
[ 白磁の牙が首筋を穿つ。
命を与える行為は、いつだって歓喜に満ちたものであった。
修道院時代に行っていた、束ねた縄で背を打つ行為にも似て、温かな法悦に身を任せる。
腕の中の主が満足して傷口を舐め、甘く濡れた唇で、攫われるのも悪くないなどと囁くのを聞けば、そっと腕に力を込めた。 ]
この身を役に立ててくださることをありがたく存じます。
けれど、御身が心配です。
[ 叱責でもなく懇願でもなく、ただ衷心から述べる。
容易に滅びることのない肉体であっても、痛めつけられた姿を見るたびに憐憫の情を覚えると。
それは最初に出会った時から変わりない反応であった。 ]
[ 予定外の船旅を楽しむことに決めた主は、すっかり寛いだ様子だった。
湯を使いたいという要望する声は玲瓏だ。 ]
少しお待ちください。 温めてまいります。
[ 中座して主の体をバスローブで包み、透明な障壁の向こうを確かめる。
スチームが働いているのか、空気は温かだった。
何やらネトリとしているバスタブだけ洗えばよい。
剣士であり、かつ奉仕者でもあった経験から、武装を外すと手際よく湯浴みの支度を整え、主を軽々と横抱きにして運び込む。
つま先に湯を流し、湯加減を問うた。 ]
[カップルなのだろうか。
きりっとしたような表情が印象的な若い娘と、どこか風変りな格好をした青年も店内で服を選んでいたのに気づいた。>>63>>64
彼女に尻に敷かれている微笑ましい関係なのだろうか、と彼女に服を見繕われているような様子に笑顔がこぼれてしまう。
向こうからは警戒されているなんて思いもしないで。>>82]
失礼、お嬢さん。
[ちょうど店を出る時に、水着を見ていた彼女たちとエリア的にぶつかってしまい、軽く会釈をして道を譲る。
エスコートしているカサンドラを先に通して、自らも店を後にした]
[>>61礼を言われて、首を振る。
渋る彼女にごり押しをして買わせたのは自分である。
彼女としては有難迷惑どころか、迷惑だけでしかなかったかもしれない]
いや、いい……。
君も疲れただろう?
[せっかくの船旅。甲板に併設されている喫茶室かバーで海を見ながら軽い酒でもと思ったが、先ほどからお使いや買い物で連れまわしているのだから、カサンドラは疲れただろう。
肉体的にはともかく、精神的には慣れてないことをさせているのだから]
酒だったら、後でも飲めるか。
シャワーでも浴びて、汗を流してディナーに備えよう。
[自分よりカサンドラの方が身支度に時間はかかるだろうし。
彼女には化粧や髪もセットさせなければいけないだろう。
すれ違う人の立ち居振る舞いを見ても、それなりに気を遣う相手が乗船しているようだ。
ここでへまをして自分を下げることもない]
→部屋
[船内の通路を歩いて客室に戻る。部屋に入るなり、大きくのびをした。
自分の方も少し疲れていたようだ]
俺も少し休むよ。
カサンドラも自由にしていてくれ。
ディナータイムの前に起こしてくれればいい。
[そういうと、トランクスーツが所せましと置いてある、続きの部屋の方に入ろうとした*]
[なんと、たった一晩で
騙し取られたと思っていた家賃3ヶ月分に
色を足した額を手にしてしまった。
早速、ちょっと良いモノでもと思ったけれど
足が向かうのは通い慣れた
24H営業の、便利で財布に優しいお店で
*ヴァイツェンブロート*と*バターロール*と
*ジャムパン*と*ピロシキ*と*サヴァラン*…と、牛乳。]
これ、ください。
はい〜、今日はたくさんです。
[抱えるほどに買い込んで、ほくほく顔。]
占い師、最高でふか?
最高でぇーーーふ!!
むぐむむむ…
ぎゅ、にゅぅぅ ぷ、はあ
[狭いくせに家賃はそこそこの部屋で
齧り付きながら
ひとりで掛け合って騒いで
たまに詰まらせたりもしながらお腹を満たし
明日からも ガンバるぞ!と
満面の笑みで、床に就いた…くらいなので。]
── 再び現在:船の通路 ──
[ドレスコードが水着と仮装だという
フランクなプールの催しは
(珍しい格好のディーク様が見られる…?!)
って思ってしまったら
ちょっと、ええ、ほんの少しだけ
気になるといえば
わりと、かなり気になってしまったけども。]
[いやいやいや。
どう考えても休養される方が先だと
幸せな重さを抱え直しながら
己をなんとか説得&納得させた。
豪奢な船内をあちらこちらと視線でなぞり
天井の美しい電灯を見上げながら]
仔細な装飾まで凝っていますね。
[感嘆の息を吐く。
それは、個室に辿り着くまで続いただろう。*]
/*
シメオンくん恋する乙女かな??
トランクを持ってもらってたのに
スーツケースに変わってしまった……
自分馬鹿ぁ……
[ 多分ずぅっと見つからないし、
……"自分"のしあわせの定義すら分からないまま
終わるのだと思う。
─── 否、
名前を与えられ 生まれ変わって、
R.I.P 何時かの"売り物"と祈って、
抑も、"自分"の定義すら曖昧だった。 ]
[ "ナイトプール"
…なんとも、縁の遠いイベントだと思う。
ので、そのまま声にした。
…手元に水着を押しつけられながら、 ]
………… そこに わたしが
いる意味は無いような 気が…?
[ だったら部屋の片付けをしている方が建設的だ。
今、まさに再び散らかっている部屋を見て 思う。
ただこうなった以上、
何を言っても聞き入れられ無いことは
買われて数年、分かっていたので、
─── 大人しく 自分の部屋に引っ込んだ。 ]
[ブディックを出た後――]
そうですね。慣れない事ばかりで、少し疲れているようです。
[そもそもこの旅自体が慣れない事である。
それなのに、服だなんだと…さらに慣れぬ事ばかり。
疲れていないと言えないだけの疲労を感じている。
ただいいのだろうかとすら思うのは、普段の扱いとの差だろう]
畏まりました。
お酒は部屋の方でしょうか?
[それならば手配をしないといけない。
シャワーを浴びると言うのなら、その準備も…。休むよりもそう言う方に意識は向いていた。
それが現実に引き戻されるのは、彼の背筋が伸びたような気がしたら。
これだけの船である。同じような家柄の人が多いのが理由だろうと納得するのであった]
─── プール にて ───
[ ─── そうして、プールサイドに居る訳で、
ポニーテイルに変えた毛先が
空いた背中を擽るから、
気分はというと …なんともむず痒い。
しかも浮き輪を借りる際、
歳の離れた 妹と、間違えられた話付き。
…まあ、年齢より幼く見られるのは何時ものことで、
主が、敢えて若く見せている節すら あるから。
それに文句などひとつも無いし、
多分歳を取らない方が良いのだろうと思うことも、
…時折ある。無理な話ではあれど。 ]
― →部屋 ―
[帰りも同じように腕を組んでいたが、部屋に入るなりそれは解かれる]
畏まりましたが…休まれるならそちらではなく、こちらでお休みください。
[彼が向かおうとするのは、トランクが置かれている部屋である。
それよりも休むならベッドルームで休むべきだと、腕をとり、そちらへと導くのであった]
[ 多分、おんなのこたち、の中では、
若い方 だった筈だ。 ]
─── 何時か:世界のどこか ───
[ どれ程 誰に、
どんな意味で"使い倒されようが"、
言ってしまえば、どうでも良かった。
隣で喋っていたあの子も、その子も。
何時死んでしまうか、……
明日かもしれない、今かもしれない、
たった今入ってきた"私たちを売る男"に、
気まぐれで遊び相手にされた挙げ句 なんて、
─── 散々見た話。 ]
/*
おぅ。挟んだ。終わったと思ったらごめんなさい。
そして、ミーネさんたちに反応できた。
主がしてくれたからのっかった。
美味しそうです。ええ食欲的にも性的にも。
お部屋に戻ったと言う事は、襲えと言う思し召しだよね。
がんばる
[ "売り物"だと自覚するまで
"記憶するようになってから" たった 数日。
…こどもだからか、元々からか、
その部分は聡かった。
サングラスの奥、碧色を見上げたところで、
─── "お客様"と反対に、
表情ひとつ変えやしなかった。
多分買われるんだろう と、それだけ。
死に先が決まった程度の "感想"。 ]
[ 只、自分が反応するより先に、
腕を抱いていた隣の少女が
──── 行かないで、と言わんばかりに、
力を強めたことと、
部屋から出る前、白髪の一束をかるぅく掴んだ、
"私たちを売る男"の、感触だけは、
きっと今でも忘れていない。 ]
" 好きな名前をおつけください "
" …名前が要らないのなら それで 問題ありません "
[ 買われた後の、車の前だ。
初めて出た外の世界、冷たい空気に、
─── 嗚呼薄着だったんだ、程度は思えど、
"お客様"との 初めまして、で、愛想を売った覚えは無い。
"モノ"としての自覚はあったし、
商品としての、自分の名前の有無もどうでもよかった。
呼ばれるだけなら"お前"で良い。経験済みのこと。
更に言うなら、"買った"相手が
アビシニアンでもソマリでも、
偽名でも本名でも、関係の無いことだ。
……"今"以上に 全てに興味がなさ過ぎた。 ]
─── もどって:水面の前で ───
[ ─── 海より近い、水面に映っているのは、
"ソマリ様のためユーリエ"で 合っている筈で、
別に水着の乙女を見たいわけでも無いので、
顔を確かめるみたいに、じぃっと 見ていた。
しあわせの話をしたからか、"以前"をどうも思い出す。
喧噪もまるで聞こえちゃいない。
… だから、ぼんやりと、でも、正しい。
水に触れる爪先は、もう割れていなくて、
外気に触れる肌も、真白に近く、
─── 望まれたいまのわたし は、こうなのか と、
思ったのがいけなかったのか、 ]
[メイドとしての意識からか、カサンドラは自分の休憩を優先させてくれる。
自分も休むが、カサンドラも休まないと休憩にならないだろうに。
今回の旅は他にメイドや執事がいなくて交代できないから、ある程度自分のことは自分でしようと決めていた]
いや、どこでもいいよ。
あっちの部屋にもベッドがあるんだし。
[寝ることができれば、エキストラベッドでも何でも構わない。
腕をとられてメインルームに戻されたが、それでは父の教えに背くことになる]
君がいる場所で寝るわけにいかないしな。
[自分が寝ていたら、カサンドラの気が休まらないことと。
カサンドラにいつ寝首をかかれるかわからないという不安。
だから寝るならば別室で鍵をかけるのは絶対である。
囁かれた内容には思わず彼女一流の冗談だと笑ってしまった]
膝枕か。それはとても魅力的な話だな。
いつかによろしくな。
[それは遠まわしな拒否。
先ほども、ナイトウエアを見せようか、などという冗談を言っていたし。
彼女の本当の年齢は知らないが、彼女からしたら子供のような年齢であろう自分である。
きっと父あたりから自分の噂をきいてからかっているに違いない。
それはいささか男としても情けないかもしれなかったが]
寝る前にシャワーくらいは浴びておこうか。
カサンドラ、悪いが着替えの準備を頼んでもいいか?
[そう、どこか手持無沙汰そうなメイドにお願いをした*]
── 個室 ──
……………。
[言葉を無くすとは、このことだろう。
船の中なのに
貴族が住んでるみたいな部屋がある。
ある程度は予想していたけども
自分の想像力の乏しさを実感した瞬間だった。
私を道端から拾い上げてくださった
この方にとっては
どうやら当たり前の景色だったようで
興味を向けること無く
さらりと、私の腕から重さを取り去って
早々に仕事の準備を始めている。]
[アイデアが生まれれば
機を逃すこと無く、形へと変えていく。
それは本当に妥協を知らないというか
睡眠や休息も後回しにされ、下手をしたら削られてしまうから
心配だったりもするのだが。
タイミングが大切だということは
共に事を成して来て
痛いほどに理解はしているつもりなので]
今すぐで構いませんよ。
視てみましょうか?
[主と向かい合わせのソファに荷物を開き
銀糸に縁取られた裾を払って、その横に腰掛ける。
また思考が乱れて、答えが浮かばないかもしれない
…という、不安はとりあえず押しやって
主の言葉を待つべく、口元をじっと見つめた。]
早いとかじゃないの。
持ってないからいつまで経っても時期が来ないの。
[尻込みしているように見えるツェーザルに、まじない程度の一言を。
位によって纏う衣装に差が出ているのは認知しているものの、元よりそういうのは下らないと思っている節がある]
うん、似合ってるじゃん。可愛い。
[それは似合ってると表現するに足る言葉かわからないけれど。]
[お金を持ってる奴は大体悪いことをしている、と教育されてきたし、大体その通りであることを目の当たりにしてきているので、少々複雑な思いを馳せながら]
多分あのカップル、えげつないことしてるんだろうなー
[ともすれば誤解されかねないような発言をツェーザルに向けてぽそり。]
[さて、ともあれお会計。結局、どんな水着を買ったのかは、お楽しみ。ついでにツェーザル向けに赤いネクタイを忍ばせてやってから]
さ、部屋もどったら着替えて、ご飯行きましょ。*
[父は富裕層向けに幾つも
事業を展開している名だたる実業家だ。
その息子として何不自由なく育てられた己には
高価な調度品も部屋も見慣れたもの。
素晴らしい、とは思うが其れ迄で。]
早速良いのか? では頼む
[卓の上、タブレットのロックを解除し
録音アプリを起動し録音を開始した。
占いが無事終わったあとは、
ルームサービスで飲み物を頼むとしよう。
時間によっては食事も一緒に。
今頼めば占いの最中にスタッフが来てしまって
彼の集中を欠いてしまうに違いない。
――そんなことを考えながら
今度はタブレットでメモアプリを起動して
彼の顔をじっと見つめる。*]
/*
や、ばい…、やばいですよ…
ディーク様ってば
めっちゃ録音とかメモとか取ろうとしてますよ。
中の人まで緊張するのは何故でしょう?!
イケメンに見つめられてるから?!
あああああ…(どきどきどきどき
ふぁっ
[チョップ]
えー水着……ビキニ……
[望み通りの水着を着てもらえるイベント、そんなものはなかった。
もしそんなことさせたのバレたら後でタマ潰されるかも知れなかったから良かったのかも]
んーじゃあ、近くにいるんで
[他の客がお嬢のいるコーナーに近づかないか見えるあたりに。
カタギぽいかどうか、くらいしかわからない野生の勘だけど、安全なはずのこの船に乗ってからもなんか微妙に首筋がムズムズするような嫌な感覚が続いていた]
え、えげつない?
……SM?
[やたら大きいベッドを思い出したりして]
ッス
[荷物を片腕で抱えて、ではいったん客室へ着替えに戻る。
廊下でお嬢の着替えを待ってる間も、
えげつないって、えげつないって?
と考え続けることになる*]
[ ベッドで待つよう促され、続き部屋の奥の方に入った。
バスローブのまま、ベッドに腰掛け、サイドテーブルの資料を手に取る。
継承の儀式に関するものではなく、この船の案内だった。
ウェルカムパーティがあるとか書いてある。
喪中であるからお祭り騒ぎは遠慮しようと思うが、会っておかねばならない人物がいるとか事情があるかもしれない。
その辺りはシグルドが把握しているはずだ。
ちょうど、彼が来たので、資料をテーブルに戻した。 ]
[ 彼の方もバスローブである。
存外にラフだな、と思った。
一人暮らしを始めた頃、風呂上がりに適当な格好をしていて風邪をひいたのを思い出す。
自分から暴露したりはしないけど。* ]
いけませんよ。お坊ちゃま。
[嗜めるようになってしまうのは、メイドとして。
他の目がないし、知られることがないので、別に構いはしないが念のためである]
そうでしょうね…。
ですが、一緒の部屋でと思ったのですが、違ったのですか?
[警戒するのは当たり前の事であるから、気にはしない>>110
ただ、そこに自分への気遣いがあるのは気づかない。
それは男の一族が自分に対してするものではないから。
一緒の部屋が気になるならと初めに言ったのはそちらだ>>0:85
気にしないと言ったのに、なのにいまさらと…そう言う事ではないのだろうが、わざとらしく口にする。
一緒の部屋で寝れることを楽しみにしていたのにと…ぽつりと漏らすのも忘れずに*]
――解りました。
[遠回しの否定と言う事は解る。
解るが、気づかぬまま、強引に男をベッドに連れて行き、そのままベッドへと押し倒す。
そのまま覆いかぶさるように、自身もベッドに上がり、至近距離からじっと見つめる]
お坊ちゃま…冗談では言いませんよ。
[左手を割り込ませて、薬指につけられている指輪を見せる]
パートナーとしてと言ったのは貴方ですわよ。
しかもこのようなものを付けてまで…。
ですから、それに見合った事をしようとしましたのに…そのように言われると寂しいですよ。
別に義務とかではありませんから、私がしたいから言ったのです。
[眼鏡に手を伸ばし、外すとベッドに投げ捨て、男の頭を胸元に抱えて、横になる]
それにこうしている方が疲れは取れるものですよ。
もっとも、一番とれる方法は別ですが…。
ねぇ、お坊ちゃま…。血は吸いませんから、お坊ちゃまを食べさせてくれませんか?
[抱きしめているので手が届かない。
膝を股間をつつき、ここを食べたいと教えるのであった]
/*
悩み過ぎて、こんな風になった。
うにゃうにゃ、これで良いんだろうか。
ぅぐぐぐぐぐ…
それよりSMってwwwww
になりました
[形の良い唇が動く。それにドキリとしながら]
例の件で宜しいのですよね?
では、まずは大枠で視ていきましょう。
[いつものように
録音とメモの準備をされている脇で
少しばかり緊張しながら
漆黒の布の上、左手でタロットを繰る。
これだ!と掴み取るところまでは、至極順調。]
出ました。 激しいセッ、 く……!!?
[開いたカードに視えた言葉を
そのまま口にしようとして、慌てて誤魔化した。]
せ、せせせ…
…戦車、のカードですね。
[強引な勝利・突進・情熱・争い・
旅行・逃避・緊急・打倒 などなどなど
このカードには
多くの意味がある筈なのに、なぜ今
“激しいセックス”が、頭に浮かぶのか???!!
今回は確かにボヤけず、ハッキリ視えた。
いや、視えた気がしただけで
これは私の願望だったりするのだろうか?
どぎまぎしながら、正面の顔をちらりと見やって
慌てて手元に視線を戻す。]
分かりにくいので
もう少し詳しく占ってみますね?
[誰と誰がスるのか?と
自棄っぱちで尋ねてみると
目の前の偉い人と、己だという答えが出て]
え、 いや……… それは、流石にッ
[カードに向かって
ひとりでツッコミを入れる。
一体こいつらは何を言いやがっているのか。]
[タロットがダメなのかもしれぬ、と
別の形でお伺いを立てるべく
今度は筮竹を引いてみた。
じゃらじゃらじゃら…と気合を入れて]
はァーーーーーッ!!
出ました。巽為風。
深く深く、丁寧に入り込むようにすれば
得られるものがあるでしょ…う、
[って、これもまた
もうソレとしか思えないんですが?!
どうなっているんだ? 今日の占いはッ。]
[と、そう思う気持ちとは裏腹に
それが良策だと申されるなら
完全無視というのも何だか怖い気がする。
何しろ、今までの的中率は100%。
当たりに当たって
ここまで駆け上がって来た自負があるので。
(ああ、ええと。
その……、疑似でも良いでしょうか?)
ぱっ!と思い浮かんでしまった
案を実行するべきかを尋ねてみれば
やらぬよりは、よほど良い。…との答え。]
すみません。
どうやら難しい案件らしくて。
ちょっと新しい方法を試してみたいので
その………、少しばかり
席を外してはいただけませんか?
準備ができましたら、お声をお掛けしますので。
[もう、こうなったら
ヤるしかない、と腹を括って願い出る。
気が付かれたかどうかは分からないが、
ほんの少しだけ
声が上ずってしまっていたかもしれない。*]
/*
あああ、ロル1つ抜かしてしまいました。
4つ目の「どうなっているんだ? 今日の占いはッ。」
>>>ここに次のが挿ります<<<
5つ目の「と、そう思う気持ちとは裏腹に」
どうか、上手く繋いで読んで下さい;;(合掌
[私は…、私は…
欲求不満なのでしょうか?
己の能力に気付かせてくださって
重用してくださっている
大恩人とも言える、大切なお方と
は…は、ははは、激しい░▓▒▓█▓░░▓▒なんて
とんでもない。
畏れ多くて無理すぎます。]
/*
最初はハグくらいのジャブがくるかな〜?
と思ってたら、いきなり激しいセックスwwww
シメオンくんに憑いてるの夢魔かなんかなのwwww
……?
[>>122どうして窘められているのかわからない。
自分と彼女の立場を彼女は理解しているだろうに。
それに、自分の彼女への警戒や隠された本音は、父に仕えていれば気づかれていてしかるべきだ。
一緒の部屋で寝られることを楽しみもないだろうに*]
……!?
[そのまま部屋に入ろうとしたら、メインルームのベッドに引っ張られてしまう。
大体、カサンドラの方が力が強いのだ。抵抗もできない。
それだけでなく、ベッドに押し倒され押さえつけられた]
なんの真似だ?
[怪訝な顔で自分に乗り上げているカサンドラを睨みつければ、指輪を見せられた]
……今回の旅行は会社の出張だけれど、あちらでは親善パーティーが催される予定がある。
そしてパーティは女性同伴が前提だ。
その指輪は君を守るためにつけさせているんだよ。
変な男に言い寄られたくないだろう?
だから別に俺の恋人を演じる必要はないよ。
もっとも、そう誤解される方が楽だとは思っているけれどね。
君は……責務を全うするために、そういう仕事をする必要なんてないよ。
義務とかではないというけれど、明らかに義務からだろう?
したいというのはおかしいしな……。
[困惑しながら彼女を見つめ返す。
もしカサンドラが自分を害してこようとするなら、すぐにでも彼女の動きを留める文言をつむげるようにはしているが、カサンドラが何か怒っているようなのが意外でそれもできない。
そうこうしていたら、眼鏡を奪われて顔をその豊満な胸に埋めさせられた]
……吸血鬼にも発情期があるとは知らなかったが……。
俺を食べる意味はないだろう?
俺は君を楽しませることなんかできないぞ?
[それこそ、血を吸いたいと言われる方がまだわかる。
自分は女性経験がない。
対してカサンドラは能力のこともあって、経験は豊富なはずで。
もし欲情しているとしたら催淫毒の力もあることだし、誰かを吸血し、その力でもってその相手と懇ろになっていればいいのだ。
性的欲求を主で済ませる理由もないし、疲れを取るといって自分に奉仕する理由はもっとない*]
〜 部屋 〜
[はためく白は、身体にまとわりつく黒へと替えて。
肩を大きく出したそれに、寒いかな?とか考えている。
ついでにさっき買った水着を自分の胸に宛がって。従者の消え入る呟き>>117は、多少の参考にしただろうか。]
[ちら、と見やれば、大きなベッドが2つ。えげつない、の意味を意図とは違う方向で捉えられてしまったが、言われてみれば、そういうえげつないこと、も考えられなくはない雰囲気?とか考えたり。
全裸の男が吊し上げられている姿は2回しか見たことがないので、ミーネには刺激が強すぎる。]
さ、ツェーザル、いいよ。
あとこれ、使いなさい。
[自分の身支度が終われば、件のネクタイを彼にプレゼント。まさか結び方を知らないなんて思わないので、忠犬の証、なんて、さっきのイメージに引っ張られながら。]
― 部屋 ―
[なんでベッドルーム以外にもリビングやらなんやらあるスイートルームなのに、わざわざ廊下にいるのか?それはもちろん下っ端だからである。
廊下のドアの前でヤンキー坐り、眉間に皺を寄せて待つことしばし]
ッッッス!失礼しゃす!――
……!
[可愛らしいヒラヒラの白から、艶ある黒に変幻してみせた色に、目を丸くして。
それから顔をちょっと斜め下の方に向けた]
[解りませんか?と首をかしげるのみ。
指輪の意味を言われると、怪訝そうな表情をこちらも浮かべてしまう]
でしたらなぜ私なのでしょうか?
私より、適任者いると思いますが。
……私を守るため?
意味が解りませんわ。寄ってきたら好きにしていいのでしょ?
それとも好きにする事が、困る事なのですか?
[それは、感覚の違いだろう。
普通の女性だったら、ありがたいと思う事かもしれない。
が、自分の場合は餌が向こうからやって来たの感覚だけである。
もしかしたら、飼われて時間のせいかもしれない。
好きに選べないからこそ、麻痺してしまったのかもしれない]
違いますし、発情期なんてありませんよ。
お坊ちゃん何を楽しみにと、気にしていましたよね。
――楽しみなんて一つだけ…。
屋敷の使用人の男なら、食べていいって…。それだけが楽しみですからね。
ああ、もちろん女の方もいただきますが、女の方の頂くときは、あいつらが楽しむためですけどね。
[食べるとは、もちろん血を吸う事でもあるが、そのまま身体を重ねる事でもある。
する事が好きと言うわけではなく、娯楽的なのがそれしかないからであるが…。]
どうしてそう思うのですか?
初めての人がその刺激に悶える姿…とても楽しいですわよ?
それこそ疲れなどなくなるくらいに…。
[くすくす笑い、胸元に抱きしめたままでは何もできないからと、開放する。
そのかわり、身体をずらして、器用にベルト、ズボンの止めを外して手を滑り込ませて、パンツの上より肉棒を触れば、反応するようである。
男色の気がと言う噂も聞いていたが、そうではないらしいのは反応からしてわかる。
どんな表情をするのか見上げて、手の中で大きくなっていくそれをさすっているのであった*]
[寝室に入れば、主がベッドに腰かけていた。
用意しておいた船内の案内が動いているから、読んでいたのだろうと推測がつく。
こちらを見た彼の内心までは推し量れなかったが、こちらもずいぶんと寛いでいるのは確かだった。]
お待たせしました。
退屈しませんでしたか?
[ベッドにいくつかクッションを置き、寝転がりやすいように整えてからバスローブを脱がせ、横になるよう促す。]
ディナーの案内はご覧になりましたか?
ホフマン議員もご出席なさるそうです。
[口にしたのは、今勢いのある議員の名だった。
だが、主の家とは特に繋がりのない人物であるし、こういう場で人脈を結ばなければならないような相手でもない。
唐突な感じはするだろう。]
ッス、あ、
これえーと、はい
[赤いネクタイを受け取って、体ごと横向いてスーツのシャツの首回りをこねくり回すこと3分。
できあがりは……]
……。
[まったくもって無理だった。
ゴツい指輪(拳武器)を一つ外して、首にかけて垂れたネクタイの布をその輪っかにぎゅむっとねじ込む。
そのまま指輪を留め具がわりに襟元まで引き上げれば、真紅のリングタイっぽい何かが出来上がった]
[うつ伏せにした主の腰にタオルをかけ、掌にオイルを取って擦り合わせ温めてから主の背に摺り込んでいく。
体にくまなく触れ、ほぐしていくこの時間も、道違えたあの時以来だ。]
肩回りに筋肉がつきましたね。
腰のあたり少しバランスが崩れているようですから、修正していきましょう。
足のこのあたり、痛みは出ていませんか?
[一つ一つ確認しながら触れていく作業は、離れていた時間を埋めるようでもあった。隣にいない間彼が何をして、どんな暮らしをしていたのか、身体に直接触れて知る。]
あなたがちゃんと食事をとっていたようで安心しています。
変に痩せていたりしたらどうしようかと思っていましたよ。
[全身に及ぶ丁寧なマッサージの間、口にするのも主のここ数年間のことと、今のことばかりだった。*]
んー?
どぉ、セクシー?すぎ?
[視線の動きに気付けば肩を無意味にくねらせて。
小うるさい奴がいるときには着ないので、人にきちんと見せるのは初めてだったりする。]
[初めてと言えば、ネクタイである。たどたどしい、というかまどろっこしいとも言える悪戦苦闘の末に出来上がった彼の作品には]
何その謎技術……
ん、まあ、いいか。
何か、視線を感じたら私が結んであげるよ。
[真紅のリングタイ、一周回っておしゃれに思ってくれるかも知れない]
さ、じゃあ、会場に行きましょ*
/*
ぅぅぅ…あれでいいのかな?
大丈夫かな?
すごく怖いんだけど……
というか、しみじみ自分には攻めが無理だと理解した。
無理な理由も解ったから、それで良しとしよう
あざス!
ハラ減りましたね
こんなすげぇ船、どんな食い物でるんスかね
[ところで、話には聞いていたがスーツというのはスカジャンに比べて圧倒的に収納力が低い。
移動する前にポケットの中身を移し替えようとして困った。
携帯、小銭、サングラス、靴下、ライター、ガムテープ、釘、結束バンド、部屋からくすねたフォーク、、、]
はいンねぇのは置いてくか……
― 大広間 ―
[ウェルカムパーティーが開かれるという会場。
入った時、なんか首の後ろがザワザワした]
……
でけぇ。え、こんなに客乗ってんスね
[席に座るまで、お嬢のやや後ろの忠犬ポジション。赤い首輪はフォーマルのドレスコード的にどうかは不明ながら、似合ってはいた]
キラッキラーー
[自分の分の席も勧められて、クロスの上に二人分きっちり用意されたテーブルセットにやや怯みながら]
俺も、一緒に食っていい、んスよね?*
[待てと言われベッドの上に残されていた間、ころり転がってバスローブの感触を楽しんでいた。
戻ってきた彼に再び腕を投げかけ、身を委ねて運ばれる。
つま先に掛けられた湯を蹴って跳ね散らし、弾ける水滴に笑い声を立てる。]
気持ち良いよ。
とてもいい。
[溜められた湯の中に身を沈めれば、白い肌が淡く染まった。
おまえもと手を伸ばし、相手が着衣であることなどお構いなしに引き込もうと画策する。]
おまえを心配させるのは心苦しいな。
気を付けよう。
[案じる言葉は胸に刺さる。
その言葉が、心からの信愛の情から発せられていると知っているから、なおさらだ。
これからは少し手控えようと思う。たぶん。少しだけ。]
おまえの手で清めておくれ。
全身、くまなく。中も。
[世話を焼く手を求めて体を擦り付け、腰を上げて揺らす。
狼藉を受けた体は、奥にまだ違和感が残っていて気持ち悪い。
なにより、触って欲しくて疼いていた。*]
[ 言われるがまま、ベッドにバスローブを敷いて横臥する。
シグルドが口にしたお偉いさんの名は記憶に留めておいたが、この場でコメントはしなかった。
まだピースが足りない。
背に触れてきたシグルドの掌は湯上りの温かさで、汗のひいた肌に心地よい。
自分がいない間に整体でも学んだか、体から読み取ったことを饒舌に伝えてくる。
確かに、以前より的確だった。 ]
当たっている。
[ 猫が喉を鳴らすようなくぐもった声で端的に賞賛し、胸の奥から息を吐いた。 ]
[ さすがに、家を出た後、ずっと見張っていたわけではないらしい。
嬉々として情報を集めてゆく様子に、そんな推測を抱く。
この調子では、兄を悼む時間もくれまい。
眠いわけではなかったが、少し意識のレベルを落として沈思に耽る。* ]
〜 大広間 〜
[部屋を出てからは鼻息荒く、おうおうと言わんばかりに光らせていたサングラスであったが、道行く人々の余裕ある佇まいに恥ずかしくなってすぐ外した。]
うわー、すごいね。
[実はこういった格式高い大きな空間での食事会自体は、少なからず経験があるものの。これが船の中にあるのだから、驚きの声を上げずにはいられず。]
ね。探検してたときには気付かなかったけど。
みんな疲れてたのかな。
[あるいはえげつないことをしてたのかな、とか]
[案内されるがままに自分の席につくと、ツェーザルが何か意地らしいことを言っている]
バカね、いいに決まってるでしょ。
[さて、お隣はどんな団体だっただろうか**]
(激しい節句……戦車?)
[いつもと違って、
酷く動揺しているように見える。
うちの会社に――社員たちに
一体何が起きてしまうのだろうか。
気になって仕方ないが
邪魔をしないよう唇を結び
メモを取りながら見守った。]
[難しい案件、と聞き顔が僅か強張る。
無事乗り切ることは出来るだろうか?
シメオンの声は少し上ずっていた。
……望みはかなり薄いのかも知れない。
けれど、今は藁にでも縋ろう。]
新しい方法?
何でもいい、お前に任せる
……わかった
準備が出来たら呼んでくれ
[卓の上にタブレットを置いたまま
ソファから立ち上がり、廊下へ出た。]
父にも言ったが、君以外適任者がいないからだ。
その理由は直にわかるよ。
[カサンドラが適任である理由は今は言えない。
しかし彼女に指輪を与えてよかったとは思う。
寄ってきた人間を好きにされてしまったら、大騒ぎになってしまうかもしれなかったから]
選ぶ余地すらなかったんだな。
俺には双方の気持ちがわかるような気もするけど……。
こうしているせいかな、カサンドラに同情してしまうんだよな。
[自分でも甘いと思う。
力の大半を奪った相手、カサンドラ。
カサンドラは力が強い吸血鬼だったから、力を奪うのが精いっぱいだったという。
その後でカサンドラを殺したら、その力を失ってしまうため欲のためにカサンドラを始末することができなくなった。
そしてカサンドラは下手にストラ一族を殺したら自分の力を失ってしまうから殺せなくなった。
力をめぐる共生関係。
吸血鬼の能力を監視下におくためにカサンドラをメイドとして館に置き続けている。
牢に閉じ込めていないだけ自由で甘やかしていると父たちは思っているかもしれないが、
カサンドラを家畜のように扱うのは心情的にイヤであった。それは彼女が美しい容姿をしていて人に似て女性だからではない]
それは意趣返しかな。
君の力を奪った一族への報復。
もっとも俺以外に君に童貞を捧げるようなことをした当主やその息子はいなかったと思うけどね。
[さすがに慣れた手つきだと思うけれど、男の躰に触れる仕草はどこか作業的にも思えて。
それはきっと、彼女が何もしないでも相手が興奮して襲ってくるような状況でしかほとんど経験がないせいかもしれない]
屋敷の使用人は食べていい、か。
君自身はそれで満足させてもらえていたのかな?
催淫毒で発情しているような男相手だなんて、乱暴なだけだったんじゃないかい?
[されるがままになりながら、そう囁く。
彼女の指が気持ちいい。直接肉棒に触れて、それでこすって解放してくれればいいのに、と思いながらも下着越しで焦らすようにされるのがもどかしくて、いい。
自分でするより誰かにされる方がずっといいとは本当だと思った。
手持無沙汰な手は彼女の胸元に触れて、その大きな胸をこねくりまわして、柔らかさを楽しむことにした]
俺はこれでも古風な人間でね。
結婚しようと思った相手以外と体の関係を持つつもりはなかったんだよ。
童貞食いが趣味な君に初めてを捧げるのは癪に触るけど……正真正銘初めての俺が刺激に悶えるくらい、楽しませてくれるんだろう?
[彼女のワンピースの背中のファスナーを下ろしながら、挑発するように囁く。
手を背から腰へ、スカート越しの尻へと這わせて、彼女の曲線を確認していく]
口説くのだったらもっと上手い事言うんだね。
俺のパートナーならそれくらいしてもらわないと。
予想と違った、と後で文句言うなよ?
[唇を舐めながら、不適に笑った*]
── 部屋の廊下 ──
[占い師は準備をする、と言っていた。
それが終わるのを
個室から出て扉を背に立ち、待っている。
廊下に人が居なかったから――、
人目がないことを確認できたから、
俯かせた顔に不安が表出していく。
誰か来る気配を感じたなら、
すぐに表情を引き締めて顔を上げるが。]
(……シメオンがきっと、何とかしてくれる)
[出会ってから半年。
他の社員より関わった期間は短いものの
すっかり深い信頼を寄せるようになっていた。
それを自覚しながら、
中から声が掛かるまで独り立っていた。*]
/*
ディーク様がめちゃめちゃ
心配してくださってるのが……可愛いww
頼りにしてくださってるのも
すっごい嬉しすぎて〜〜〜〜〜〜〜><。
[ 主は湯浴みを心から楽しんでいる様子。
屈託無く弾ける笑い声に癒される思いだった。]
酔芙蓉のごとしです。
[ほのかに肌を色づかせた主に微笑む。
近頃の風呂は、熱湯を継ぎ足しせずとも冷めないらしいから、長湯も安心だ。
引き込まんとする動きに、驚きはしたが逆らいはせず、白の浄衣のままでご相伴した。
濡れた薄い布は筋肉を透かし、塑像めく。 ]
[ バスタブは二人が入っても広かったが、身を寄り添わせた。
いつでも手を差し伸べられるよう。
さらなる奉仕を要求されて、主の腰を太腿に乗せる。
中も、という意味を汲みかねて戸惑ったが、主は手に手を重ねて導いてくれた。
綻びた蕾。
主を捕らえていた男たちが、見慣れぬ武器を駆使したことを思えば、合点がいく。
自身は手にしたこともなかったが、そこを責める拷問器具があるという話は知っていた。あるいは拘束具だったか。
力を削ぐために薬を挿れられたのかもしれない。牙を恐れるならば、口よりも確実だと。
おいたわしい、と眉を寄せる。 ]
[ 特殊な武器や薬でない限り、傷自体はほどなく癒えるはずだ。
だが、つらいのは肉体ばかりではないことを、臨床奉仕に尽くしてきた経験から知っている。
あなたを、そしてこの身体を大切に思っています──
そのメッセージをこめて、優しい手つきで触診するように指を這わせた。 ]
[称賛されれば素直に嬉しいし、認められるのは喜びだ。
主と仰ぐ相手の言葉ならなおさらだ。
暫くは様々なことを話していたが、反応が薄くなってきたのを察して口を閉ざした。
思索の邪魔をしないよう、黙って体と向き合う。
触れながら思うのは、この数年の、思った以上の隔絶だった。
離れる前ならば、「あなたのことは全て知っております」と言えた。
またそれは、ほぼ事実に相違なかった。
今は、知らないことがある。
ある程度の調査はしていたとはいえ、全てではない。
自分の知らない彼がいるというのは不安でもあり驚きでもあり、楽しみでもあった。]
[隔絶の原因は、或いは彼の兄についての想いの違いだろうか。
ふとそこに思い至る。
惜しい方を亡くしたとは思うが、それ以上では無かった。
自分の父についても、同じだ。
使命のために命を懸け、全うして命を落とした。
ならばそれは自分にとって、称賛こそすれ嘆くことではない。
そうだ、ともうひとつ隔絶の理由に気づく。
主について、主の家について、自分は彼よりも多くのことを知っている。
代々かの家を輔佐する血筋に生まれ、その役割を継ぐものである自分は、主自身よりも彼が為すべきことを知っている。
伝えなければ。それもまた、自分の役割だ。]
[物思ううちにも手は動き、マッサージは全身に及ぶ。
十分に全身をケアしたところで、一歩引いた。]
終わりました。
[静かに声を掛けて、手を拭う。
着替えの用意は既に整っていた。*]
[ むやみと話しかけて邪魔をしない、それもまた優秀な侍者の資質だ。
触れていながら空気のように存在を希薄化させたシグルドとは、呼吸の長さも鼓動の速さも一緒である。
それはきっと特別なこと。
ここまで言い訳のひとつも聞いていないが、彼が自分と離れたことはさておこう。
むしろ、この先は父との対峙が待っていようから。
その覚悟を決めるのに、ここでの時間は役立った。
終わりました、という声を受けて身体を起こす。]
[ 軽く肩を回してみた。動きがとてもいい。 ]
だいぶ違う。
[ 告げたのは事実であると同時に、彼の仕事ぶりを認めるもの。
マッサージオイルは洗い流さずともいいタイプだったから、そのままシグルドが手渡す順に服を着た。
サイズはどれもぴったりだ。オーダーメイドしたと言われても信じられる。
いくつか用意しておいて、これと判断したものを出したのかもしれないが、そこはどうでもよかった。 ]
[ シグルドが身支度を整えている間に、スマートフォンを確認しておこうと思ったが、電源が入らなかった。
充電切れか? 仕方ない。*]
[席を外していただいた後、
少し躊躇いながらも鞄から取り出したのは
知る人ぞ知る“TENGU”である。
東の国の妖怪?の長い鼻を模したらしい
自分を慰める時用の
素晴らしく優秀な大人の玩具。
さらに付け加えるなら
SPECIALの名を冠する高級バージョンだったりする。
初めて占い師として貰ったお金で
手に入れました…とは]
ディーク様には、とても……言えない。
[言葉にすら出せない癖に
コレで自分は何てコトをさせようとしているのか。]
いやいやいや。
私の意思じゃなくて
占いの神様の思し召しですから。ね?
[と、最初のうちこそ
罪悪感に苛まれるような気持ちだったが
愛用の一本に
ぶちゅりと高粘度なローションを注ぎ込めば
期待の方が大きく膨らんでいく。
糸引きや液漏れを極力押さえられるので
船室を汚しにくい!という
この旅の為に用意した一品は
『ホールの刺激を極限まで引き出せる』との
煽り文句も光っていて
とろりとしたナカを覗き込んでは
こくり…、つい喉を鳴らしてしまった。]
── 個室 ──
[気を使って
室外にまで出てくださった社長に
携帯端末から連絡をする。]
大変… お待たせしました。
準備が整いましたのでお戻りください。
この、占いには
ディーク様のお力添え…が、必要となりますので。
[奇妙な間がところどころに入る
吐息混じりの音声は
それだけ告げると、あっさり切れた。*]
[素直に入ってきた体を水の中で受け止めた。
水しぶきが跳ねて、湯が溢れ出す。
鍛えられた肉体は、濡れればなお美しくあった。
張り付いた布が無自覚になまめかしい。
同じ湯に浸かりながら、彼に身を委ねて寛ぐ。
洗って欲しいところがあれば仕草で主張したし、必要なら彼の手を導きもした。
肌を洗い清める彼の手つきに荒々しいところはなく、看護に慣れた手さばきは絶妙で心地いい。
彼の奉仕を受けるうち、身も心も洗い流されたような心地になった。]
[中も、との要求に、愛し子はなにか物騒なことを思い浮かべたようだ。
眉を寄せたその表情でなにを思ったのか察したが、訂正はしなかった。
それに、さほど間違いでもない。
自分を攫った者たちは心を折るための手段として犯したのだろうし、貫かれている間は逃げる計画に思考を集中させることなどできないだろうから。]
[後ろから触れる指先はどこまでも優しい。
だからこそ心地好くて、蕩けてしまいそうで、自然と腰が動いた。]
そこ―――、いい …もっと ……
[彼の指を奥へと誘い、気持ちいいところを声で伝えた。
腰が砕けてしまいそうになって、彼の腕に縋る。]
[満足する頃になっても湯が冷めないのだから、最近の湯船は良いものだ。
すっかり満ち足りた気分で彼の腕の中に納まり、心地よくまどろんでいたが、どこか遠くで鳴った時を告げる音に目を開いた。]
そうか。パーティーがあるのだったね。
せっかくだ。覗いてみようか。
[気分が高揚している今、思い立ったら行動は早い。
放っておけば湯から出てそのまま歩いていきそうな勢いだった。*]
――そうですか。
[追及したところで、答える気はないようである。
だからこそ、こちらもそれ以上は聞かないが、やはり不思議であり、意味が解らないものである。]
お坊ちゃまはおかしな方ですね。
そう言う気持ちを持っているなんて、あいつらが知ったら何を言うか。
気でも狂ったのかと言われますよ。
[同情すると言うのなら、それに付け込めばいい。
それこそ意趣返しも簡単なものなのに…。
なのに付け入るどころか嗜めてしまう。
あの一族のものが、自分に同情するから勝手が違うように感じる。
それとも自分から仕向けるものと、勝手にされるものの違いなのかもしれない]
[お嬢がサングラスかけたから右にならったのに、すぐはずされてしまったので結局ポケットに入れた。
高価そうなジャケットのぽっけがパンパン]
ひょっとして船に慣れてると、飽きちゃっててもうのんびり過ごすンスかね
[果たして豪華客船の上客というのは鷹揚に過ごすものなのか、それともえげつないこt]
そうでもあり、そうではありませんよ。
つまみ食いはダメと言ったのは、お坊ちゃんではよ。
もともとそう言う覚悟はあると思っていましたが?
[そんな覚悟など、初めからないのは解っている。
そもそも、こうされる予想なんてなかっただろうから。]
あなた方一族の方でなくても、たくさんいるでしょ。
使用人が…その中に童貞や処女がいてもおかしくないでしょうに。
ああ、貴方様の御爺様は、処女の血を私に飲ませてそのあと、
私の毒でおかしくなっているメイドを抱くのが好きでしたよ。
[と聞きたくないだろう事をうっかりと言うように漏らす。
意地悪く笑いたいのに、怪訝そうな表情が浮かぶ]
満足するものですか?
それに乱暴する人ばかりではありませんよ。
耐えようとしてがんばる人も中にはいますから。
[する事に何か深い意味はない。
最終的に楽しめるから、それでいい…それだけのもの。
が、たまに抗おうとする人は興味を覚える楽しくなる。
それだけがひそかな楽しみになっていたのかもしれない。
血を吸わないから、だから吸わない場合はどう反応するのか…それは少し興味のあるところである。
下着越しに撫でていたが、滑り込ませて直接握る。優しく強くと強弱をつけて。
するとさらに固くなってくるから、あらあらと口元に笑みを浮かべる。
男の手が胸を楽しんでいるので、いかがかしらと感想を求めるように首をかしげる]
ずいぶんと古臭い考えですね。
今時そのような事を言う人がいるとは思いませんでしたよ。
それとも反面教師でしょうか。
[好き勝手、抱くようなものが傍に居るから、その]
趣味とは言ってませんよ。楽しいとは思いますが…。
それに止めてもいいですが…ここでやめられる方が苦しいでしょうから、諦めてください。
ええ…そこは、保証しますわよ?
[挑発を受け流し、ズボンを下ろそうとするが、背中からファスナーが下ろされる音が響く。
直に肌に触れられても、面白そうに笑うだけ]
…。
口説かれたいのですか?
それにそれは、保証できませんわよ。
そもそも私が、どういう予想をしていると思いですか?
[不敵な笑みを受けながら、身体を起こせばワンピースがはだける。
中途半端はやりにくいから、袖から腕を抜き、上半身は下着姿に。
それから、ズボンと下着を中途半端に下ろせば、固くなっている熱が顔を出す。
背を向けるようにまたがるのも良いが、手始めに横から先だけを咥えて、先端や首を弄び男の様子をうかがうのであった]
/*
ふぇぇぇぇぇん。やっと書けたorz
というか、攻めをする心がすでに折れているから、時間がかかるorz
そして書きながら、カサンドラって実は不感症ではと思い始めたorz
坊ちゃんは手ごわいが、こいつはこいつでめんどくさい気がする。いやめんどくさい。
折れても受け入れることが出来ない気がする。
ふぇぇぇぇん。どうなるんだろTT
[室内に戻られた主を
こちらへ、と元の席に案内する。
先程まではローテーブルを挟んでの
向かい合わせだったが
今は、肩を並べるように隣同士。
緩みそうになる顔を
キリリと引き締めながら説明を始めた。]
今から…行いますのは
歴史のある術、「亀甲占い」を
我流、にアレンジしたモノにござい…ます。
船内での火気使用は危険、ですので
摩擦…で、起こる熱を利用して占いますが
ティーグ様には その熱、を
作るお手伝いをお願い…しますね。
では、利き手を拝借……
[と促して、
その掌に掌を重ねると
私の腰付近から、足下までを覆い隠している
分厚く黒い布地の内側へと導いた。]
[そうして握らせたのは
パッケージに描かれている天狗の鼻よりかは
もう少し丸っこいフォルムで
外は強化プラスチック製の、独り遊びグッズ。
勿論、中には私の
“亀甲”ならぬ“亀頭”を頂点としたがアレが収まっていて
今か今かと刺激を待ち望んでいる。]
それ…を上下、に
動かしていただけ…ますか?
最初は ゆっくり。
徐々に、速く。
加熱を促すような感じ、で…
[お願いします、と合わせた視線には
欲がたっぷりと乗ってしまっていただろう。*]
[揺れ動く身体を抑え込むことなく、こちらが合わせるようにして触れる。
こんなに反応するようであれば、ちゃんと医師に診察してもらった方がいいのかもしれないとは頭を過ぎったが、対応できる医者が船内にいるとも思えない。
それに、今のところ、辛そうな声ではなかった。
癒してほしい場所を教えながら、むしろ、むず痒そうに笑っている。
多分に、戯れてもいそうだ。]
存分に──
[ 飽くことなく奉仕すると、濡れた髪のかかる耳元に告げる。 ]
[体の動きを確かめながらの主の言葉に、ありがとうございますと頭を下げる。
短い言葉ながら仕事ぶりを認めてくれる主はありがたい。
主のために用意した衣服は、要望通りの
タイもポケットチーフも黒。ジャケットもボトムも吸い込まれるような深い黒。
シャツだけはシンプルな白だ。
主の身支度を終えれば、自分の服を身に着ける。
こちらはオーソドックスな燕尾服に白手袋だった。
胸に喪章をつけたのは、主の心に寄り添う意思を形にしたもの。]
[ 湯の中で微睡みかける主を、抱え込むようにして支えていた。
厳しい鍛錬で身体を動かすのも好きだったが、こんな時間もいいと思う。
やがて、目を開いた主は、すぐさま次のお楽しみを見出したようだった。
体調が良さそうなのはいいが、身支度が二の次だ。]
お待ちいただけますか。
そのパーティは何処にて開催されるのでしょう。
[ 追いついて、バスタオルを着せかけながら確認する。
潜入の際にかかっていた不可知の術はもう効果が切れている。
帯剣で歩き回る許可がとれるか怪しかった。
それを主に認識させることで、ふさわしい格好というものに思考を向けてもらいたい。
虚飾の罪とならない範疇で。*]
……良かったッスね、おじきがこの旅許してくれて
[娘を死ぬほど溺愛しているあの父親が、自分の膝元から離す決断をするなんてそうあることじゃない]
― 回想 ―
今。おじきの組とその系列の連合がコトを構えてる相手は、なんかヤバい連中らしい
それがどんな組織でどうヤバいのかは知らんけど
『お前に話しても頭こんがらがるだけだろ』と
とにかく、スジが通じなくて、何を仕掛けてくるかわからない、って
お嬢がこの旅行のお供にツェーザルをご指名だ、って聞いた時
『お前もミーネ嬢さんもどうせシリアスは似合わないんだからバカ珍道中でも楽しんでろ』
『何も起こらんとは思うが念のためだ。お前はお得意の悪運とゴキブリ級の勘で、お嬢をみてろ』
若頭からの指示はそれだけ。で、>>0:77につづく去勢の危機**
[ 部屋から出てきたワンピース姿から、
既にカメラを向けていたことは、言うまでもない。 ]
──── 水際にて ─────
[ …たぶん、紛れ込んでいたのだと思う。
オレンジ色の派手なアロハシャツに、
パーティー用の眼鏡───ハート型をしている…───
を あたまに乗せて、
" ワイキキビーチにいる浮かれた日本人 "の仮装
…そう言い切ったら流石のプールの担当も苦笑いしていた。
首からカメラを下げているところも其れっぽいだろ?
ビーチサンダルだけはプール際でお買い上げして
ペタペタと足音を鳴らし、水際を歩いていた。 ]
[ 時折、"撮って欲しそう"な水着の乙女たちに
カメラを向けては片手でシャッターを切り、
良いね、 と 笑いかける。
きゃらきゃらとわらう女たちは、
くらい水の上でも眩しい。
幻想的なライトアップは不思議と
誰であれ 色白に写した。
喧騒のなかを すこぅし 離れて
ひとり、 水鏡を覗く真白の姿を視界の端に。]
?
[ 時折、"撮って欲しそう"な水着の乙女たちに
カメラを向けては片手でシャッターを切り、
良いね、 と 笑いかける。
きゃらきゃらとわらう女たちは、
くらい水の上でも眩しい。
幻想的なライトアップは不思議と
誰であれ 色白に写した。
喧騒のなかを すこぅし 離れて
ひとり、 水鏡を覗く真白の姿を視界の端に。]
[ "ユーリエ"という名前は、 思い付きに近かった。
姿は 思い描いた其れであれ、
"あれ"が、"誰"であるのか───── そう、
明らかに白色と紅色に 何かしらの"代わり"を求めこそしても
…一体 何 を投影しているのか、
本人でさえ 良く分かっていないのだ。
其れだから、 名前は別に、誰かから取ってきたわけではないし
もしかしたら "一夜"の女の名だったのかも知れず
──── 呼び名に 拘りは無かった。
あの時は。]
[ 只、 まるで彼女を妹のように───否、
"いつまでもこどものように"
洋服や髪型に"拘る"のは、周囲の不安さえ煽る。
─── 記憶の中の"彼女"が 一生大人にならないから。
( 白い髪に 紅色の瞳
未だあどけない少女の 、)
時の流れは 止められないとは 言え。
"モノ"とは 違うのだから。
勿論、 そんなことは重々 承知だ。
良い おとなだもの。 ]
[ シャッターを切った。 一枚、二枚、 もう一枚。
"昔とった杵柄"というやつで、ファインダーを覗かずとも
被写体を収める技術だけはあった。
ぶれない撮影も御手の物である。
ただし、 此処彼処から光の指すプールでは、どう写っているかは分からない。
ただでさえ、真白の水着は光を反射するし。]
[ 今度は、ファインダーを覗いてみる。
暗い水に写る顔までは、揺れる水面相手では難しいが、
空いた背中に光が降り立つように、
真白を 三原色が染めるので
構図まで確りと描いて、 シャッター音。
此処まで、そう時間は掛からなかった。
満足げに見上げるのも、 すぐの話。]
[ 遅れて 喧騒のうちに水音を認識し、
─── 此処からの行動だって早かった。
カメラだけは冷静に その場の誰かに押し付けて
何の躊躇いもなく …着衣のまま、
身体のわりに水音は随分と ちいさく、
くらい みずのそこ を しずむ
真白の体に 長い手を 伸ばし、 ]
" ユーリエ、 "
[ 水の中じゃあ 音にもならない。
今となっては、事あるごとに呼ぶ "少女の名前"を、]
[ ─── 暫くの後、 プールサイドのチェアに
ふたり 並んで寝そべっていた。
否、 彼女の意思に寄るものかは分からないが
プールの水を飲んでないかい、 と 尋ねつつ
buffetの担当が運んできたドリンクを差し出し ]
─── 泳ぎ方の授業はしていなかったね。
[ ハワイアンな装飾のドリンクの、
ストローに口をつけつつ。
実は 水泳はプロなんだよね、 と
"本当の事"を すこぅしだけ**]
[表情を引き締め室内に戻ると
先程己が掛けていたソファの隣に
シメオンが腰掛けていた。
促されるまま元の位置に腰を下ろし
隣に移動してきた彼を真っ直ぐに見た。
心なしか紅潮しているような気がする。
照明の所為か、熱でもあるのか、判断しかねた。]
オレに出来ることなんだな。任せろ
[相変わらず言葉を途切れさせがちな彼を
心配しつつこくりと頷いて見せる。
一人で会社を興したときはまだ
自分を犠牲にすることなど考えなかった。
けれど守るべきものが出来て、変わったのだ。
社員達とその家族の生活を守るためならば
オレは何だってしよう。]
[利き手たる左手が取られた。
腰から足下まですっぽり覆う黒布によって
隠された彼の下腹あたりに手が導かれる。
見えない位置で何か――丸みを帯びた硬い物に
指先が触れたのがわかり確と掴んだ。
何だろう、コレは。]
こんな感じ、だろうか……
[説明を頭で反芻しながら徐に動かし始めた。
勝手も事態もまるで解らないものだから
ゆ……っくりと、ごく小さな振れ幅で。
それはとても焦れったいものであっただろう。
自慰の道具が存在している事は知識としてある。
だが今まさに其れを握っているとは露とも思わず。
手に掴む道具の中に彼自身が在るとも思わず。]
[真っ直ぐに見つめる先の表情は熱っぽい。
……矢張り風邪でも引いてしまったのでは。
無理はさせたくないのだ。]
……今日はこれでやめにしないか?
[まだ明日も明後日もあるのだからと
ゆっくり動かしていた手を早めるどころか
完全に止めてしまい、気遣わしげに見つめる。
図らずも生殺しにした相手の反応や如何に。**]
/*
ああああああああ
めっちゃ無茶ぶって暴投したつもりあったけど
ディーク様、ほんと貴方は天才かッ?!
泣いた…。感涙…。ううう。
そして、主の名前を間違ってるとか
今すぐ腹を掻っ切ってお詫びを〜って
気分になってます。こっちも、ううううう…;;
ホントに、ね。
[溺愛しているからこそのことかと思えるが、少なくとも自分独り(ではないけど)での旅行なんて、初めてで。
何か訳があることは薄々察しているのだが、深く知ろうとしたところでどうせはぐらかされるだけだし。]
なんか、付き合わせちゃってごめんね。
[悪びれる想いがそこまであるわけでもないのに、口をついて出た言葉に自分でもやや驚きながら*]
[ シグルドも身支度を終えた。
彼の燕尾服姿は様になっているなどというレベルではなく、思わず見つめてしまうほどだ。
以前はあった、子供のおめかしという印象も今はまったくない。
彼を側におくだけで居住まいも変わるくらいだ。
胸の喪章にチラと視線をやって、頷いた。 ]
行くぞ。
[ 後は振り返らず、足を踏み出す。会場は大広間らしい。
どんな人間が乗り込んでいるのやら。
うっかり知り合いがいたら驚くよな。*]
[ ─── 引き上げられてからのことは、
……落ちる前とおんなじで。
ぼんやりしていた。きっと。
一瞬 漸く理解した
"消えそうな"感覚とか、
息の出来ない"苦しさ" とか。
…否 精神的には冷静なつもりでも、
身体の方は 泳げない故の反応を
確りと出していて、 ]
[ …………つまりは
プールサイドで暫く噎せていた。 ]
[ "買われた"時だって取らなかったのに、
落ち着くまで 長い手を離さないままで* ]
[ ……そうして、
大きなタオルを肩からかけた状態で、
主のとなり、座っている。
すこぅし、寝てはいたけれど 直ぐ起きた。
タオルの内側からは、
何時かの 洗われた後、より、
腕も脚もはみ出ていたから、
─── おとな に、なりつつあることを自覚して
紅を手元に逸らす。
両手は 飲んだこともないような
見たこともないような色のドリンクを持ち、
頬に垂れ落ちる水滴を 感じながら、
─── 水は 飲みました。先ずは一言。 ]
─── "ユーリエ" には、
必要 でしたか。
[ 其れならお願いするべきであった!等と
自分の曖昧な"わたし"は思う。
紅は隣の碧を見、
………後で服を頼まなくては、と
従者らしい予定を組みつつ、 ]
……ソマリ様のこと 初めて聞きました。
[ こどもがおとなに近付く 長い数年、
あまり 知らなかった と。ふと。
興味が無かったことも、…あったとはいえ** ]
えっ、なんで謝るんスか
[言った方より言われた方はもっと驚く]
お嬢だって、がっこうのダチとかと来たかったんでしょーに、俺みたいなんと──
[もぞ、椅子の上で尻を動かし]
……兄弟達ん中から、俺を選んでくれたって聞いて
なんつうか嬉しかったンスけど
/*
気を使ったのではなく指示通りにしたつもりなので
席を外してほしい、で期待されてた退避先がPLレベルでわからない(´・ω・`)
/*
なんか、動かして初めて解る事とか、動かして湧き上がる設定とかあるよね。あるよね。
いろいろ浮かんできて、ああ、そうなのかと思っているが、どうそれは組み入れるかとって感じに。
それより女の子たちの水着…全体白?
白の水着って、早々着れるものではねぇと思っているのでキャラにならと思った人がこちら。
[淫靡なこととは無縁でいながら、どうしてこの子はこんなにも胸疼かせるようなことを言うのだろう。
耳をくすぐる吐息に身をくねらせて笑う。
全てを委ねて悦びに溶けてしまいたいほどだ。
医者に、などと言われていたら、それこそ笑って彼を湯の中に押し倒していたかもしれない。自分に不調など無いと証立てするために。
彼との刺激的な時間を持てたことに、何だったら誘拐犯たちに感謝しても良い。]
[肩をバスタオルで包まれ、何処でと訊かれてはたと立ち止まる。
そういえば詳しいことは知らない。]
どこかに詳細があるのではないかな。
[連中が座っていたソファーに近づき、テーブルに散らかっている書類を一瞥し、それらしき案内を見つけて手に取った。]
ディナーとパーティー、両方開催されるようだよ。
プールは仮装でもいいらしい。
おまえはさっきのままでも仮装で通じるかな。
[帯剣した彼の姿は見慣れたものだが、時代錯誤だということも一応理解している。
からかうような口調だったが影は無い。]
しかし仮装となると何か身に付けなくてはならないね。
どうしたものだろう。
[少なくとも服を着る必要は理解した。
問題はそれをどこで手に入れるか、だが、基本的に衣服は誰かが用意するものなので、自分で調達するという発想が無い。
自分の術で手っ取り早く織り出す手もあったが、それよりは面白げなことを思いついた。]
そうだ。
彼らがなにか用意していないかな。
[わざわざ"商品"を豪華客船で運ぶのは、船の中か寄港先に取引相手がいるのだろう。ならば着飾らせるための服があってもおかしくない。
連中はなにを着せるつもりだったのだろう、という興味100%でクローゼットの扉を引き開けた。
そこで見つけたのは、 アランセーター と ゴスロリ 、そして ナイトガウン というラインナップだった。]
…なるほど。
[ナイトガウンだけを羽織ってみたが、傍らから懸念の視線が飛んできた。
セーターだけ、というのも同じだろう。
ならばこれを着てみようか。一式揃っているようだし。
手を借りて着つけた服は黒を基調としており、フリルとリボンの装飾がふんだんに為されていた。
スカート部分にもギャザーがたっぷりと寄せられ、パニエで膨らませれば重ねられた布地が綺麗な層となる。
首元は喉のあたりまでレース地で隠され、友布の手袋とガーターストッキングも身に付けれは、肌の露出はほとんど無い。
揃えて置かれていたレースアッブーツも、全てサイズは合っている。
誂えたようにぴったり、というかたぶん誂えたのだろう。]
連中が私をどういう目で見ていたのかが良くわかるな。
[あるいは買い主がか。
全てをきっちり身に着けた上で、納得の頷きをする。
ヒールのせいもあり、かなり背が高すぎる以外は恐ろしいほどに似合っていた。
髪も上げた方が良いのだろうが、どちらもそんな技術は無いから肩から流したままだ。
長いヴェールのついた帽子を合わせれば、それでも様になる。]
これでどうだい?
[くるり回って見せれば、ふんわりとスカートが広がった。*]
んー、いや。
家に居たかったかな、とかさ。
[もし何かしらの事情が家に合ったのなら、組員として残った方が何かと評価もされるだろうに。
反面、彼にとってはリスクしかないこの旅に、後付けながら申し訳なくなってくる]
あはは、がっこの友達なんかと来たらプールにも入れないよ。
[一応、大学に籍を置き、「普通の」生活には溶け込んでいる。]
家族なんだし、旅行行くこと自体は普通じゃない?
その中でなんでツェーザルかと言われれば……
[女の子の友達が欲しかったからとは言えない空気。はにかんで誤魔化した*]
[彼女の言葉に薄く笑ってしまった。
気ならとっくに狂ってると思われているだろう。
家業から抜けて世間に埋没して暮らしたいと言い出した時から。
もっともそのずっと前から狂ってはいるのだけれど]
もともと俺は、君がこういう体を重ねるようなことは嫌いで、極力したくないのかと思っていたよ。
吸血で起きる副作用みたいなものだと。
君が好んで行っているというのなら別だね。
ああ、違うよ。そういう意味ではない。
君と敵対関係のようである我が一族が、君に性の手解きを受けることがないはずないだろうなって思っただけだ。
へえ、おじいさまがね。
その時、君は一緒にその娘と楽しんだのかな。それともおじいさまに抱かれたのかな。
……いや、あの抜け目のない人のことだ。メイドを取り上げて君は放り出されたんじゃないかな。
[カサンドラの催淫毒に興味を覚えて、どうだったのだろうと彼女のほうをちらりと見た]
我慢している男を落とすことだけが楽しいというのなら、君は俺として楽しいと感じないような気がするんだけどな。
俺はもうすでに楽しむ気でいるんだから。
[上半身が下着だけになったカサンドラに、さりげなく体を浮かさせて服を脱がしてしまう。
買ったばかりの服を汚したり損なうのは気が引けるから……というより、単に彼女の裸が見たかっただけだ。
そして彼女の裸体は白く眩しく、想像以上にとても美しかった]
口でしてくれるの?
それはとても嬉しいけれど、噛まれる気がしてびくびくしてしまうから、しなくていいよ。
[彼女の唇が雄の先端を包む。しおらしい言葉とは裏腹に彼女の唇が触れた瞬間に固さが増して鈴口から我慢汁が溢れたのだが、それは無視する。
かといって、彼女の口や手を強引に振り払おうということはしないが。
彼女は横から咥えようとしているから、それならばとベッドに寝そべる彼女の足側に頭を向けて。
横向きになった体の上側の足を掴み持ち上げて、その間に顔を差し入れる。
太股に腕を巻き付けて、彼女の淫花を目の前にしてそっと指をはわせた。
彼女のほうが自分より力が強いのだから、本気で嫌がったら力ずくではねのけるだろう。
ここで彼女を従わせることのできる力を使うつもりはなかった]
俺はこういうことは初めてだから、これが初めて女性の大事なところを見たんだよ。
じっくり観察させてくれてもいいだろう?経験豊富な君が手解きしてくれるんだ。大事な最初の思い出を悪いものにさせないでくれな。
どのように触れたら感じるか、どのような味がするか、是非体でもって指導してくれると嬉しい。
[なに食わぬ顔をして呟くと、まず食感は……。とそこに顔を埋めて舐めた*]
――したくないと言って、しないものではありませんよ。
でしたら、楽しんだ方が良いだけですよ。
[何を当たり前のことをと…そもそもどうしてそんな風に思うのかが解らない。
確かにそんな風に思った事もあるが、それは昔の話。
割り切り、楽しむようになった今だから、不思議に思ってしまう]
そう言う事でしたら、ありませんよ。
恐いそうですからね…。我が身、身内は大事なのでしょ。
そこはご想像にお任せします。
[相手が真実を口にしているが、合えて誤魔化す。
そこまで教えてあげる義理もないし、それで同情でもされたらそれはそれで面白くないからである]
それはそれでいいと思いますわよ?
ですが、不思議なものですね……今まで迫られる事は多々あったと聞いていますが?
なぜ私とだけ、楽しむ気になっているのか…。
嫌でしたら、簡単に止める事が出来るのに。
[それは純粋なる疑問。
こういうお誘い的なのは、今まであったとうわさでは聞いているが、それをどれも袖にしていたと。
それと何か違うのか…。無理やりではあるが大した変わりはない。
服を脱がされてながら、疑問に首をかしげている]
そうです?
こちらは喜んでいますけど…さすがにここは噛みませんよ。
噛むとしたら……。
[さらに固くなり、溢れ出る汁を舐めとってから一度離す。
喜んでいるようですよと、微笑む。
そのまま、指を滑らせ、脚の付け根から、太ももをなでる]
この辺りを噛みますわよ。
この辺りを噛まれると、どうもより強く感じる錯覚を覚えるみたいですから。
[くすくす笑いながら、撫でた手を戻して、優しく握ると同時に足を取られる。
あらっと首をかげるが、それだけの反応。
男の指が、触れても大きな反応はないが、反応はなくてもじわりと蜜はあふれ始める]
ええ、どうぞ。
ですけど、結婚したい相手と仰っていましたが、その方が初心な方でしたら、見せてくれと言ったらそれだけで嫌われていたでしょうね。
その前にこうしてじっくり見る機会があって、良かったのでしょうね。
良いですが、どうして今まで断っていたのかが不思議ですね…。
[舌を這わせられると、男を惑わす甘い蜜が溢れはするが、反応はんっと、息を吐くだけのもの。
ただ、そう言う触れ合いに、あまり感じなくなって久しいのでどうするか…。
相手は初めてだと言うか、そこは演技でもばれはしないだろう。
それに…感じさせればいいだけの事…恐いと言うなら、手で擦り、握りと男の熱をさらに固く大きく育てながら、舐めるだけでなく触れてもどうですかと誘う*]
/*
んー…うっきー。
やっぱり不感症になっているだなぁってうむむ。
ちなみにここまで書いて、結婚したい人だから体を許したって言う事はちらっとも思わないのかと思いましたが、思わないんだろうな
[主に見つめられても、まさか自分の身なりについて感心されているとはわからず、喪章に視線がいった後頷かれたので、納得されたのだろうとだけ思う。
離れている間、他家で研鑽を積むこともあったから、かつてあった甘えが少しは取れていると思うのだけれど。
主の言葉に、はいと答え、大広間へと移動する。
堂々と歩む主の姿こそ、気楽な次男坊の色が薄れていた。
支えていきたい。
傍にいたい。
改めてそう思う。]
家にッスか?そりゃ──
[思い浮かべるのは暴力や抗争のことではなく、
毎日トイレ掃除に外回りに床掃除にイヌの世話に外回りにパシリに……
事務所にいればとにかく忙しいイメージ。
すごく開放感に満ちた笑顔になった]
[唐突ではあるが
私は“床オナ派”である。
で、
中でイけなくなるから止めたほうがいい、と
ネットのナニかの記事で読んで
矯正法として紹介されていた
“TENGU”を試すことにしたのが半年前。
(床、のが きもちい……
いや、ダメだ。後戻りしてはッ、)
確かに気持ちは良いのだが
この多大なる支持を集める玩具に
なんとな〜く物足りなさを感じていた。
────…筈、だったのに]
…………、っ! ん、ぁ…
[何故なんだろうか?
誤差の範囲と言ってもいいくらいの
こんな微妙な動きなのに
(き、もち……いい、)
ゾク、とした何かが背を抜けるような感覚に
顎が僅かに上がり、薄く開いた唇から
小さな喘ぎが漏れてしまう。
もっと、って
腰も揺らしてしまいたくなるのを
占いっぽさを保つために 必死に堪えて、
ただ与えてもらえる刺激を
ひたすら待つだけの、もどかしさに眉根が寄った。]
[それが苦し気に見えたとか
体調不良のように映っているかも…なんてことを
想像もつかない私は]
…………えっ? どうして、?!
[突然、止められてしまった手と
予想外の台詞に
戸惑いと焦燥の混じった声を返してしまう。
いや、理由なんか正直どうだっていい。
こんな中途半端な状態のままで
放り出されたくない。
ディーク様の手で
もっと、もっと、もっと激しく
私のモノを擦り立てて、イかせて欲しい…、]
[床には所詮 敵わない、と
諦めのような感想も抱いていたけれど、
そんな快感の上限を
軽く飛び超えてしまいそうな予感が、するのに!
今にも手が離されてしまいそうな気がして
切羽詰まったような声で言い募る。]
お願い、…しますっ
出したいッ、です。
あの、えっと、…結果、そう結果を!!
[出したい、っていう本音が
あまりにも強く響いてしまったのを
慌てて取り繕う声にも、必死さが乗っていただろう。]
どうか…、
続けてはいただけませんか?
[あざとい、なんて知らない。
意識してこんな表情になっている訳ではないが
涙がこぼれる手前の潤んだ瞳で
心配げな主君の顔をじっと見つめて
黒い布地の上から
止まったままの手を促すように、そっと触れた。*]
― 少し後 ―
[フルコースディナーとやら、献立表のメニューが、文字読めるのにまったく意味がわからない。あと料理と料理のあいだの間が長すぎる。一皿が少ないのに。待ってる間に腹が減る。
りんごジュースを注いでもらったグラスをぐいぐい行っていた頃]
、ぅぇ
[首筋の、ぞわぞわする感じ。
周囲に人が増えるにつれて少しずつ薄れていたけど、ちょっとまたゾクっとした。
顔を上げてキョロキョロすると、席に座っていないスタッフ?と視線が合って、目を細める>>183]
映画に出てくるしつじみたいな格好だ。すげぇこの船、映画。
何見てんだコノヤロウ、の表情を返そうとして、ぅーんと唸る]
お嬢、お嬢。あそこの真っ黒い服の奴とか、知り合いじゃないッスよね?
[テーブルの下でちょんちょんと気を引いて、小声*]
"君に" 必要なのだよ。
…例えば、 ひとりでも、 生きていけるように。
[ ストローを登ってくるドリンクは、
厭に酸っぱく感じられ、 …口に残る。
そういう話は、したくなかったんだ。
…ナイトテーブルに置いてきた、 ちぃさな箱を 思い出しつつ。
漸く握ったようなちぃさな掌を 同時に 、 ]
[ ストローの先が氷に触れたらしく、
ずず、と 行儀の悪い音。
気が付かなかった、 と 一旦口を離し、
首筋に貼り付く髪へ、 指を滑らせた。
…そういえばハート型パーティー眼鏡を
プールの底に置いてきたみたいだ。
特に感慨はないが…… ]
─── そう だったかな。
僕が大変なプレイボーイで老若男女に大人気だって話もしなかったかい?
あと映画俳優ばりに筆記体のサインがうまいって話も……
[ …けして 嘘をついているわけではない。
ぺらぺら、 薄っぺらい話を捲りながら。
ひとつ、 せのび。
かの少女は、…きっと興味がないのだろうけれど
"ソマリ様"の仕事について、とか
そもそも、何故、"ユーリエ"を買ったのか、とか
過去現在を掘り返さないから 有り難ささえある。
単に、此方の罪悪感とか
…わるいくせの、せいではあるが
時折、何者でもない男で有りたい時だってある。
──── それだって、 唯の我儘といえば そうだろう。]
[ それだから最終的に、
誤魔化しを口にしていた舌も方向転換して、]
…まあ "水泳"は
其れ以上にできるけれどね。
君に教えるとなったら 鬼教官ソマリの血が騒ぐなあ。
[ 過去に直結した"本当"を肯定した。
なお鬼教官と呼ばれた過去はない。これは明確に嘘だ。
只、この男の言う"水泳"は海軍直伝の奴である。
背伸びに使った長い手を
順繰りに、折り畳むように引き戻して、
その間、 遠くを見つめている。]
─── お腹すいたな。
buffetのメニューでも眺めに行こうか、
[ 薄い腹に貼り付いたアロハシャツを見下ろし、
飯が食える! と 言い放ったことを思い出した。
チェアからのそのそと起き上がり、
従者たる彼女にも手を伸ばして
(己の身を起こすための手助けを求めたものか、)
(彼女への紳士的な振る舞いだったのか、)
(…あまり、意図していなかったが、)
拍子、 くしゅん! と 衝動的な嚔をひとつ!]
[どうやら外の方がストレスが少なそうであることを表情から察すると、こいつもこいつで苦労してるんだなあ、と肩をぽむり]
[進む妄想にはとりあえず否定も肯定もせず、頷いた。こういうタイプは調子に乗らせて置いた方がいい、というバランス感覚は母譲り。
というか、そもそも強さの序列とか知らんし。]
ン……なんか、カタギみたいなんスけど、なんかちげぇってゆーか
[もしかして、それが"育ちのいいヒト"の特徴だったりしますか。
本日の魚のなんとかかんとかをスプーンで掬って、もぐもぐ]
船乗ってからなんかずっとぞわぞわするし、さっきの店でも変な感じしたし?
でも危ねェふいんきじゃないんで、お嬢は安心してて下さい
[あれー勘がにぶってんのかな、なんてぶつぶつ言いながら、首のリングタイに指をいれて少し緩めた]
― 大広間 ―
[ 一介の大学生には場違いな席であったが、気後れすることはなかった。
連れがいないため、やはりおひとりさまで来ていた老夫人の隣に案内されたが、幸い、夫人は抱きかかえた愛犬に夢中で、こちらに話し相手を求める気配はない。
シグルドのさりげない給仕を、気負いなく受けて、優雅な食事を楽しむ。量的には足りないけど!]
[ 主がクローゼットを堪能している間に、濡れた服を絞っておいた。
そもそも滞在する気で乗船したわけではないので替えはない。
喜捨されたわけでもない誘拐犯の持ち物に手を触れるつもりはなかった。
割れた灰皿で主が怪我をしないよう、片付けておく。]
[ そうしているうちに、ゴシックドレスをまとった主が戻ってくる。
着替えの介助を頼まれても自分の手には余るようなデザインだった。 ]
[ 自分の知識の中では、それが一番近い気がする。
露出を避けて貞淑であることを顕示するゆえに、かえって香り立つ誘引力。
主の生来の妖艶さと相待って、まさにレースの巣に隠れた致命的な毒をもつ蜘蛛のようだ。
テーブルにあった生け花のオリエンタルリリーを手折り、その胸元に添える。 ]
[ 剣を持っていってもよかろうとのことだったので、自分はいつもの出で立ちでと思っている。
主の黒いドレスの影となって引き立てるような服でないのは申し訳ないが、その分、純粋な肉体のみをもってお仕えせんと。 ]
邪な者は近づけさせません。
[ そっと指先を掬いあげるようにして保持した。* ]
失礼いたします。
[男性の側から近づいて声を掛け、軽く腰をかがめた。]
私の主からお嬢様へ、ぜひにと。
僭越ながら瞳の色に合わせてお作り致しました。
よろしければどうぞ。
[銀盆に乗っているのは淡い青のカクテルだった。
グレープフルーツジュースにライチのリキュールを少し垂らした、チャイナブルーと呼ばれる軽いもの。
拒否されなければ改めて女性の側に回り、彼女が取りやすいように盆を下げる。*]
そりゃ、兄弟たちといる時っスよ
[特に理由のない暴力がツェーザルを襲う!という現象もよく起こってるけど]
ふつーの奴らとはやっぱもう住む世界ちがうみてぇなトコあるし……
お嬢は家を離れてカタギになりたいとか思わなかったんスか?
う、そういう話は泣けるからやめれ
[単純に嬉しい。]
んー、特別ないかなあ。
そりゃあ、変な家に生まれたなーとかは思うけど。
別に家のこと黙ってれば友達もできるし。
家族が多い分賑やかで得だなあくらいにしか。
[家柄が原因で男にフラれでもしたらまた変わるのかなあ、とか、考えたりもするけど。]
……
[お嬢の顔を見て、しつじの手元を見て。
フォークを握ったままお嬢の反応を伺う。
吠えるな、と命じられたので口は閉じておく、番犬のマテ。
ひょっとして船常識的には、こういうのが乗客同士の軽い挨拶なんだろうか]
主さんというのは、あちらの?
[さっきの若い方の男をちらと見て。
所謂ナンパの類い?なんて考えが至れば、ウインクのひとつでも飛ばしてやるのが淑女である。多分違うけど。]
[なんだかうず、としているように見えるツェーザルに何かぽそ、と落としてから]
瞳の色は、あんなところじゃ見えないのではありませんこと?
[んこと?は言ってみたかった語尾ランキング2位]
まあ、普通の女なら、返すものでしょうけど。
鉄砲玉を寄越すだけっていうのは、気に入らないから。
[くす。]
[ シグルドが何を言ったかここからでは聞こえないけれど、うまいことやったのだろう、お嬢さんからウインクが飛んでくる。
隣の男の出方を見つつ、こういうスリリングさは嫌いじゃないと微笑んだ。 ]
そりゃ、金持ちの跡取り息子だから、モテないわけもないよ。
迫られることの大半はモテとは関係ないけどね。
お節介な親を持つと、息子のそういう教育も大事だと思うみたいだし。
たぶん、息子が歪んで育たないようにってことだろうね。
[催淫毒だなんてものが身近にある環境になるのだ。
それに囚われて道を踏み外すくらい、性欲に狂われたら困ると思っていたのだろう]
それと、俺が「楽しむ気になっている」のは、君と一緒の考え方じゃないか?
どうせなら楽しむほうがいい。
今まで俺に迫った人は、俺が丁重にご遠慮申し上げたらみんな帰ってくれたけれど、押し倒したのは君が最初だった。
[他にも理由はあるけれど、今は教えないでおこうと思う。
不思議そうな彼女にただ、にっこりと笑顔だけを返す]
どんな形でも噛みつくのはなし、だよ。
君の前で血を流したら俺が困ることは君は知ってるだろう?
そんな足の付け根には太い動脈が流れているのに、ますます恐ろしい。
[そんなことは言っているが、カサンドラが噛まないことは重々承知している。
そのまま彼女の淫花部分に口づけて、そのにじみ出てきた蜜を優しく吸う]
俺だって、言う相手を選ぶさ。
だいたい初めてだということを公言することだってないだろう?
君だから大丈夫だと思ったんだしな。
ん……?
不思議ってなにがだ……?
[カサンドラがわざとだろうか。自分のためにかあまり身動きしないでいてくれるので、それに勢いづいて舌使いが激しくなる。
彼女の許可が出たのでこれ幸いと、指を中へと触れさせていく。
どこか爽やかな香りで甘く感じるのは、やはり催淫毒を生み出す吸血鬼のせいだろうか。
薄い体臭をもっと嗅いでいたくて、鼻を陰部に埋めてしまう。
舌と指を同時に彼女の中に埋め込んで、もっと奥へ、もっと奥へ、と媚肉の中を掻き分けていった。
その締め付けに興奮して、彼女の手の中の剛直がますます熱を帯びて。
ルートヴィヒの体温がカサンドラの躰だけで上がっていっていることを、伝えてしまっていたことだろう*]
──── ひとりに されたら、
ひとりなりに、生きていくと 思います。
[ …どうかご安心ください、までは、言えた筈だ。
話に聞いただけの かぞく だなんて。
きっとずぅっと 手に入らないもの、だから。
其れは、…買われる前から悟っている。
テーブルの奥、内緒の"呪い"を思い起こし、
からん と、氷のぶつかる音を聞く。 ]
[ …自分でも、驚く程度には、
そう時間もかからずグラスが空になっていた。
─── "はじめてきいた"って、
そういうことじゃあありません。
主の 背伸びにつられ、
ポニーテイルにしていたゴムを取ろうと、
両腕を頭にまわし、
おにきょうかん、と 同時に聞いた。
…だからきっと、運が悪かったのだ。
ほんとう、を告げられた気がして、
"わたし"もほんとうを返そうとすると、
………一体何が でてくるのでしょう。
綺麗な"モノ"など なにひとつ、─── ]
[うちのお嬢にナンパたぁいい度胸だオモテ出ろやごるぁああ!
と暴れ出さないのは、半分は場の空気と慇懃な男の雰囲気に呑まれているからでもあった]
……変わってんな
[お嬢の対応と、ぽそと零された言葉に握っていたフォークをゆっくり離す]
その主サンがお嬢とダチにでもなりてぇって?
[ まるで何時か、"猫"がやってきた日、
遊び相手を無くした男が、
髪を手繰った其れによぅく似て、 ]
──── ソマリ様 も、
きっと 怒るのですね。
[ 冗談、の ような、ほんとう のような。
自分でも分からない言い回しで 髪を解く。
……でも、もし、ほんとうにそうだったとして。
其れでも自分 は表情ひとつ変えないのだろう。
……たぶんね* ]
[ ……きっと、遠くを、見ていてくれたから。
だから碧と再び合った時には、何時も通り だった。
─── 手を 取るべきか悩んだ。
手助けなら、取るべきで、
紳士的でも、……多分 取るべき、だったのだけれど。
綺麗じゃ無い"ほんとう"を纏わせた後じゃあ、
…どうにも。
─── だから嚔に安堵すらして!
ゆる、と 立ち上がったと同時、
着替えましょうとだけ告げた。
……両手は きっと、空いたまま* ]
─── "おいろなおし" の あと ───
[ それから、宣言通り。
ワンピースに着替え直し、
長い白髪は 全部おろしてしまった。
年齢なんて、其れこそ興味も無く。
"もうすぐ20になるらしい"程度の認識であれ、
幾分か"年齢相応"になった様子で
"buffet"
( ─── 主より発音は拙いが、 )
の、メニューを示し、 ]
わたしは…ソマリ様を 運べない、ので。
あまり、飲まないでくださいね。
[ 真面目な顔で言いつつ、
此を取れば良いですか、と
指先で示す料理は 大体、主の好みのものだと思う。
…自分は?と言われてしまえば、
どれが良いのだろう。
何年経っても自分の好みなんて分からなくて、
多分、何時までも主に任せてしまう気がする。
……今がまさにそうだろう。
あれ、とか これ、とか。
並んで選んでもらう中、 ふと、 ]
体調が優れないのではないのか……?
[能力の使用による疲労が激しいのか
先ほども喘ぎを漏らしていたし……。
何故こんなに必死に声を上げるのだろう。
彼が見た社の未来はそんなにも
酷いものだったのかと……、
数日の猶予すらも危ういのかと、焦燥が走る。
ある意味とても元気なのだろうが
そうは見えなかったために悩んでしまう。
その間自慰の道具に触れた手は止まったまま。]
……、……
[然し。結果を出したいと
彼の方から強く望まれてしまえば――、
もう止めようとは、言えなくなる。
こんなにも必死な彼は見たことがない。
それを一体どうして無碍に出来ようか。
己の会社の為に身を削ってまで
尽くさんとしてくれる姿に感動すら覚え。]
……、わかった
シメオン。お前を選んで本当に良かった
[右手の指を滑らせ、
目元に溜まっていた美しい雫を拭う。
彼はこの先も己の大切なひとであり続けよう。
占い師ではないがそんな未来が見えた気がした。]
─── ソマリ様が ご結婚、されたら、
…… 違いますね、
わたしが …何時かひとりになったら、
今日を 思い出そうと、思います。
食べるものを 自分で選べるように。
[ ぽつり と 落とした其れは、
…自分への言い聞かせのような色もあった気がして。
主があまり話さない ように。
何時か、を きちんと想像するのは、
本当は、自分にとって…難しいのかもしれない。
細いゆびさきが、迷いを隠しもせず、
彼方此方、メニューをたどる。 ]
[布越しに重ねられていた手を
右手で外させ確と握った。
もう止める気はないという意思表示だ。]
促すように……こう、だな?
[突然、大胆に玩具を上下に揺すり始めた。
真横に並んでいるからやや動かし辛い。
そのため意図せず捻じるような横の動きも追加し
内部の摩擦を増しながら激しく責め立てていく。
瞳は真っ直ぐ二つの緋色を見つめている。
その色は、初めて見た時からずっと気に入りだ。]
……どうだっ、出せそうっ、かっ?
[手の動きに合わせて声が跳ねる。
追い詰められているように見える彼の様子に
出来るだけ早く終わらせるべきと断じれば
一層激しく長いストロークで玩具を動かした。
腰元を覆う布は内側の動きによりずり落ちていき
徐々に手元を覗かせていった。
ぐちゅ、じゅぼ、と粘度の高い水音が
下から微かに響きはじめるが集中の余り気づかずに。]
[ 自分の手元においてあるのは白ワインによく似たストレート果汁だが、テーブル越しに乾杯の所作などしてみせる。
挑発ととられてもおかしくないことは計算のうち。
むしろ、赤い首輪(?)をした男が、「
さぁ出せっ 出して……楽になれ!
[――占いの結果を、であるが。
促しが効いたのか
或いは偶々タイミングが重なったか
彼は限界をその辺りで迎えたらしい。]
……あッ
[慣れない動きをしていた己の手もまた限界で。
掴んでいた筒状のものが
被さっていたものからすっぽ抜けた。]
[頬に ピチャッ と
生温いナニカがかかり、
栗の花の香りが広がった。]
……?、??
[それでようやく
彼の顔に貼り付けていた視線を
下に落としたのだが――、
漆黒のビロードのど真ん中を
横断する様に飛び散る白が確認出来ただろうか。
なんというか……まるで天の川のようで
コントラストが綺麗、だ。
――うん。混乱、している。]
[少しののち。
はっと慌てて彼の剥き出しの逸物を
極力見ないようにしながら
上からそっとビロードをかけて隠した。
掴んだままだった手も離す。]
えっと……、占い、出たか?
[照れ顔を逸らしながら尋ねた。
頬についた精液は拭うのを忘れている。
この様な占いもあるのだなぁ……、と
間違った(?)認識をそのままに受け入れていた。*]
[隣の男性の方から怒りを買ったらどうしようか、とは密やかにシミュレートしていたが、さすがに暴れられるのは想定外だった。
なので、場の雰囲気とお嬢には感謝してしかるべきだろう。]
よろしければ。
今宵、船の出会いの記念に。
[主の真意は、ちょっと声を掛けてみた、程度のものだろうと思っていたので、男性への返答は無難なものとなる。
背後で主がなにやらしているのは、ちょっと視界から外れていた。]
そう見えるかい?
[黒後家という評価に笑み浮かべる。
どこで調達したものやら、唇までほんのりと赤い。]
ならば連中のことも少し悼んでやるとしようか。
彼らがこの服を用意していたのも、予感があったからかもしれないね。
[なんて、自分の手で消し飛ばした連中に思いを馳せる。
ほんの一瞬だけ。]
そうだ。
仮装なのだから、名も変えよう。
この船にいる間は、ギィと名乗ることにするよ。
おまえのことはフィオンと呼ぼう。いいね?
[浮ついた口調で、唐突にそんなことも言い出す。
実のところ、それはこの部屋の乗船チケットに書かれている名前だった。
ここにいた連中が本名を名乗っていたとも思わないので、これは誰でもない名前だ。
非日常にもうひとつスパイスを振りかけて、機嫌よく彼に手を委ねる。
手折って差された花は華やかに香って、さらに心を酔わせた。]
■第2イベント(主人)
他の乗客から、あなたの使用人が気に入ったというオファーがあります。
「うちで雇いたい」「デートしたい」「絵/新作服のモデルになってもらいたい」「うちの使用人と一晩、交換してみないか」等、依頼される内容は自由に決めてください。
金払いは良さそうです。
■第2イベント(使用人)
あなたの主人の所有物が見当たらない、または正しく作動しないといった事態が発生します。
あなたが紛失した/壊したのかもしれないし、別の理由かもしれません。自由に決めてください。
任意のタイミングで解決できます。代わりの品を手にいれるのもありですし、解決できずにお仕置きされるのもありです。
あいつらがそんな愁傷な心がけをするとは思いませんけどね。
しいて言えば、私が迫っても靡かないようにぐらいしか思い浮かびませんよ。
[何も知らないからこそ、手籠めにされる可能性ぐらいだろう。
それとも、実際普通を知っていれば、人の毒にかかったものがどう違うのかを教える為もあるかもしれない。
そんな考えが過るからか、忌々しそうに顔をゆがめる]
そうですか。嬉しいですよ。
なんて情けない。そう言う事の為に、坊ちゃまのところに行ってるのでしょうに。
裸でベッドの上で待ち伏せなんてしてもできなければ、意味ない事ですしね。
それこそ押し倒す気がないのなら、どうして受けたのかと思います。
[嬉しいと言う言葉だけを口にする。にっこりと笑っているように…。
ただ実際どんな表情かは、見えていないだろう…。にこりともしていないその表情を――。
それにすぐにそれは消えて、今まで押し掛けた女たちを嘲ている]
そうでした?
解りませんね……。
それに噛みかたなんて調整しますよ。
[解っていても、あえてそう言う。
もしかしたら噛んでしまうかもと思わせるために――]
――ン…そうですが、ですが言わなくてもそんなにまじまじ見られたら嫌がられますよ。
舐められる事に抵抗を覚える人もいますしね。
ましてや、相手が初めてなら特に。
慣れていないと、させてもらえない事も多いですよ。
[男が古風な考えだからこそ、それは相手にも求めるのだろうと思っているから。
自分は慣れているからこそ、どんなのでも気にしないが、抵抗ある人も多いのは知っている]
普通になれた女なんて、今までいたはずなのにそれを断っていた事ですよ。
古風な考えは解りますが、どうなのかと知りたい欲求があるのでしたら、私より普通の女の方がよっぽど安全でしょうに…。
[時折、吐息を漏らし、小さく体が跳ねたりもしている。
反応としては少し薄いのかもしれない。
それでも、指が差し込まれるときは、身体が震えてしまう]
坊ちゃま…そんなに、がっつかなくても…。
[嗜めながらも、そこ良いと、ある場所に触れた時に教えたりしている。
手で擦っている剛直がさらに大きくなっている。怖がられるのは解っているから舌先でつついたり舐めたりするだけ]
坊ちゃま…私の中でもっと感じます?
[これ…入りたいと言ってますよと、つんとつついて手を離すのであった*]
/*
ぅぅぅ…あーもうこれでいいの。いいのってなっている。
そして第二イベントが来たぁぁぁ。
え…坊ちゃまの持ち物壊すって仕事関係のだったらやばしwwwwww
なので、指輪を落とすぐらいですかね。
ええ。
坊ちゃまはどういうのを選ぶのでしょうね。
[ 誘拐犯らを悼んでやろうというのは、慈悲ではなく興なのだろうけれど、主の言葉に従って慎ましく黙祷した。
その直後に、彼らのチケットにある名を借りるとは不思議な感じがする。
ただ、祈ったことで見知らぬ名も清められた気がした。 ]
ギィ様
[ 了承した証に、声に出してみる。
慣れない響きだが、口に甘い。 ]
他の名で呼ぼうと、薔薇は薔薇とはよく言ったものです。
/*
というか、カサンドラは楽しんでいるけど、楽しんでいないだからなぁ。
ああああ、ごめんなさい。
どうしてこうなったのかと言う感じに。
喘ぎ声をしていないのは、感じる事が出来ないからと言う事です。
ぅぅぅ、ごめんよ。主。
[ 主をエスコートして廊下へ。
行き交う人たちの煌びやかさに、あまり感心の色は見せない。
と、店舗の前で足を止めた主は、ショーウィンドゥの西洋鎧を見ていた。 ]
あれは、自分ひとりでは着ることができません。
武装の強化をお望みであれば、盾を探してみましょう。
[ パーティの余興に猛獣でも出るのかと思案する。
見渡した仮装衣装の中に、天使の羽があるのを見て、わずかに息を呑んだ。* ]
ッス。出会いの記念ッスよね?
[お嬢としつじとに確認して。
スーツで猫背矯正されてるとはいえ、ガニ股気味の歩き方までは変わらないので因縁つけに行くようにしか見えないかもしれないが]
[急に男性の方が立ちあがる。
虚をつかれて振り返れば、主の少々挑発的な笑みが見えた。
なにをしているのですかと、多少の険が眉のあたりに出たかもしれない。]
気遣っていただきありがとうございます。
[謝罪のような言葉を愛ければ軽く頭を下げる。
険の名残が口元のあたりに淡く漂っていた]
ご自分のことですから、ご自分でどうにかなさるでしょう。
ご心配には及びません。
[自業自得、と主のことを評した口調は、どことなく意地の悪いものだったろう。
人に難題を押し付けた上に自分から問題を呼び込むような真似などなさるからです、とは心の声だ。*]
[誰ぞに引き止められることもなかったのであっさり、喪服の男のテーブルまで辿り着いてしまう]
おぅ……ニイさん
どこのどなたか知らねぇが、うちのお嬢が──
[喧嘩腰、ではなく、ふっつぅの仏頂面で]
『杯を交わしたいなら、
[と申しては、おりませんでしたが。
誘いの種類としては、遠隔じゃなくて直接乾杯しよう程度のもの。
お友達になって来いという指示にも逆らってはいないはず*]
じゃあ、それなんだろう。
君の方が俺の親たちとは付き合いが長いから、考え方知ってるだろうしな。
君が体を使って俺に迫る?
それって君に力を奪い返すために?
そんな浅はかな方法を君がとると思うなんて、もしそれが本当なら、君はどれだけ見くびられているんだろうね。
[ため息をついて肩を竦める]
裸でベッドで待ち伏せもあったねえ。
だけれど、そういう気配ってわかるだろ?
ベッドに入る前に煌々と明かりを点けて、君では勃たないんだ、とか鏡見て出直せとかいうと帰ってくれるよ。
うちのメイドの場合は、もう少しマイルドな言い方をするけどね。
[カサンドラとは対照的に、こちらはにっこりと笑っているが]
へえ、そうなんだね。
カサンドラも初めての時はそんな風に恥ずかしがったのかい?
まあいいや。俺が抱いているのは初めての子じゃなくて、慣れている君なんだしね。
君がイヤなことでなければいい。
でもさ、君はきっと自分で見たこととかあまりないんじゃないかな?
君のここは可愛いね。色も形も。
てらてらしてて不思議な感じなのに、指に吸い付いて離れない。
舐めるとひゅん、と閉じるのに、ふるると震えて待ってるようで。
素直なようで素直じゃない。君の心みたいだね。
[ずっとこうして舐めて触れていたいね、と言って恥骨の上あたりに口づけた]
俺が女の躰を知りたいと思うのは、性的欲求というより学術的欲求からだからね。
そんなことに自分の躰をダシにするつもりもないよ。
ヌードモデルもいるんだし、金を払えば見るだけということもできただろう。
つまりそこまで知りたいわけではないんだよ。普通の女の躰をね。
[男の太く長い指を入れ、彼女の弱い反応を見ながらその感じるところを汲んでいく。
まるでラジオの電波の受信調整をしているようだ。
指先のわずかな1ダイヤルでノイズがクリアになったり出たり。
微弱な反応だからこそ、その変化を見逃すまいとしている。
熱中して指の数を増やし、もっと奥へと乱暴にならない手つきで蜜壺に触れていたが、彼女が悪戯するかのように触れていた自分の分身から手を離されると、にやりと笑った]
ああ、もちろんだよ。
[そういうと、彼女においで、と手を差し出す。座り込むと彼女に自分にまたがるようにと促して]
君が主導権を取りやすい方法で入れてごらん?
[そう言いながらも焦れて、太いカリ部分を彼女の太腿に強請るように擦りつけた*]
[ 武張った歩き方で若い男が挨拶にくる。
用件を告げられて、ひとつ瞬いた。
え、お嬢とパシリなのか?
いやいや、パシリにしておくにはちょっともったいないタイプだこいつ。化けるよ。
なんて評価は内心にとどめておく。]
カークライルだ。よしなに。
[ まずは、どこのどなたか知らねぇが、の部分に丁重に答える。]
では、そちらの流儀に従おう。
お邪魔するよ。
[ 返事はすぐにしたが、実際に席を立つのはシグルドが戻ってきて椅子を引いてからだ。 *]
[ ペンギンは溺れ死んだりしねぇんだぞ、と
重たい軍服を身につけたまま 水に蹴り出される。
抑ペンギンとは身体の作りが違う! とか
…そういう正論よりも " 命 "の方がずぅっと大事だった。
泳げないことには、此れから先
死ぬよりキツいことは目に見えていたから。
…少しでも沈めば、ヘルメットごと頭を引かれ、
留め具が首を絞めるようで。]
[ 死なない為の "授業"を 幾つも渡ってきた。
…今となっては 想像もつかないようであるけれど。
只、"おにきょうかん"という言葉に 思い出は有れど、
─── 確かにだいぶ 怒られはしたが、
彼の教官は、普段は結構気の良い男だった、とも思うのだ。 ]
──── 君が生きるためなら、
怒ることだって 有るさ。
[ 彼女の顔は 見ないまま
言葉のうちを 知らぬまま
……たぶんね、 と 添えて。*]
── おいろなおし の うらばなし ──
[ プール近くの簡単な売店で、きっと、
このbuffetの"ドレスコード"のために、仮装の服が揃っていたのだろう。
びしょぬれになってしまったアロハシャツを着替えるため、
何かほかのものを…と 覗いたは良いものの
…何故やら店員の進めてくれる"仮装"はわりと際どかった。
" えっ これ 男用なの。 "……とか、
パーティションの向こうで呟く男の声があったとか…]
[ …そうして結果的に、白い帽子に白い服を着ている。
所謂 "コックさん"の 格好だ。
時々間違えられて料理の説明をもとめられたりしているが、
にこやかに、そつなくこなしてしまう辺り "主"とは 何なのやら。 ]
── buffet ──
[ つまりは、コック服の男が料理を指差し、
自分や彼女の皿に取り分けていく図になっている。
この男は 見た目と家柄のわりに、
(…軍人家系だ。
また、"男は女好き"っていうのも血筋である。)
ジャンクな食事を選ぶ節がある。
フライドポテトや、 がっつりめの肉が好き。
肉って赤身の方が美味いよね。
そんなわけで皿の上は割合茶色い。]
ユーリエに引き摺ってもらうのも良いけどなあ。
[ そう、嘯きつつ、
片手に拾ったのは、"ブルー・ハワイ"…ラムベースのトロピカルカクテルだ。
まだアロハシャツの余韻を残しているらしい。
たぶん、言うわりにそんなに飲まない。
どうにもアメリカンな皿とドリンクである。
ローストビーフを切り刻むおんなじような服の 男の前で
…偽コックの足はぴたりと止まった。 ]
──── 君は……、
[ "ひとりでも生きていけるかい。"
…愚問だった。そう 口にする前に噤む。
きっと 彼女の人生に"ソマリ"は必ずしも要るものじゃあない。……きっと。
そう "誰だって良かった"筈だ。
…彼女は 買われた身なのだから。]
[
幾度、 俺は買っちゃあいないんだと、 言おうと思ったろう。
幾度、 "君のともだち"は皆救われたのだと 話そうと思ったろう。
────何故? さあ。
本日二度目の問いだ。
"いまさら" ほんとうのことなんて
言えようはずも 無かった。 只、それだけ。]
カーク…ライ、ル……?
[意味深にゆっくり復唱したが、単に3文字以上の名前は覚えるのにちょっと時間がかかってるだけだ]
──ツェーザル
[これはお嬢の名前と自分の名前、どっちを伝えるのが正解かわからなかったやつ。
どうもムズムズする首を擦った]
流儀っつぅか。
こっちはフツーなのか、こういう奢り方よ
[なかなか立ち上がらない相手に、用だけ告げてさっさと戻るのもなんで、体重かける足を踏み替えた*]
…自分で選ぶなら、 僕の真似はしない方がいいよ。
[ 彷徨う指先をサラダバーの方に導いてやろうか、
…すこぅしだけ 悩んだ。
結果、男の方はローストビーフを切って貰うことにする。
珍しく、 "従者"のぶんを 共に頼むことは 無かった。]
…君も すこぅし 大人になったんだねえ。
[ 立席用のテーブルひとつに皿とドリンクを幾つか並べ、
髪を下ろした姿を 正面からしげしげ 眺め
ぽつり と 呟いた。
記憶の中の"彼女"は 恐らく
十にも満たない 少女だから、
変わったものだなあ、 と 思う
時が止まっているのは 一体 誰 なのだろうか。
…そんなのは 分かりきってさえ 居た。**]
[女性の手前、突き放してみたものの、やはり心配はある。
失礼、と彼女に断りを入れて、去っていく男性の後を追った。
よもや暴力沙汰にはならないだろう。
ならないといい。彼女の口添えもあったし。
なんて思いながら成り行きを見守っていたが、男の口から出たのはなかなかにまっとうな要求だった。
彼らの求めがそれならば主も応じるだろう、と考えるのと、お邪魔するという返答が聞こえたのはほぼ同時。
無言の求めに応じて椅子を引き、立つのを助けた。*]
そうなのかい?
それは残念だ。見てみたかったのだが。
盾も良いけれど、邪魔ではないかい?
[無理というなら仕方ない。
盾を携える姿も良いが、手を塞いでしまうのは困るだろう。
全身鎧もなかなかに動きの邪魔だろうというのは、既に思考の彼方だ。
そんな遣り取りの間に店員が用向きを伺いにくる。
彼のために服を見立てて欲しいと告げれば様々な服を携えてきた。
騎士風の仮装と理解したのだろう、それっぽい服が並べられる。
その中からシンプルなものをいくつか指差した。]
これなどどうだろう。
飾り立てないほうが、おまえの身体が引き立つからね。
[生成りのロングチュニックにサーコート風の布を被ってベルトで止めれば、それだけで様になるだろう。
彼の視線を追って白い翼に目が留まれば、暫し頭の中で想像する。]
あれは天使の羽のつもりかな。
あれもおまえに付けてみたいものだ。
[よく似合いそうだ、と想像の中で羽ばたかせてみたりもした。*]
/*
あとやっぱり、こいつは結局身売りされた子達のなんたるかは外からしかわかってないので
案外安易に綺麗事を言う。
めも。
でもあのときに捕まってた女の子たちの今の居場所は把握してそうなところがある。
過去売られた子たちも行方だけは追ってるよ…然しそっちは管轄外なので詳しくないのだ…(ソマリ事情)
カクさんでもいいけど。
[ 噛み砕きでもするかのように復唱されたので、提案してみる。]
ありがとう、ツェーザル。
[ 名乗り返してくれた彼に屈託無く礼を言った。
何やら首筋をこすっている様子を見守る。
やっぱりナニカ勘の良さそうな男だ。
自分らは彼らの用語の範疇ではカタギであるが、電話帳に載るようなまっとうな稼業でないのは事実。]
[ 奢り方については、肩をすくめてみせた。 ]
君たちがとても美味しそうに料理を平らげるものだから、何か秘訣のようなものがあるのかと思って、お近づきになりたかったんだよ。
[ 椅子を引きに戻ってきたシグルドに会釈をひとつ。まあ、詫びのようなものだ。
お嬢サマのところへ案内してもらって、盃をかわしたら軽くしゃべって引き上げるつもり。**]
カクさん?
[たぶんお嬢と近い世代だろう男の、遠目に挑発してきてた時よりも人好きする印象の言動にちょっと瞬いた]
メシは腹へってりゃウマいし、お嬢と食うメシなら最高
[後半は心の声が大声で漏れている]
そうでしょうか?
現に、今、私は身体を使って迫っていますが?
遠くに引き離していたのは、私が隙あらば迫らせないようにするためでしょうね。
その間に慣れてくれれば、追い払う事も出来るだろうと思っていたかもしれませんわよ。
実際は、追い払うどころか、楽しんでいますけどね。
[ねっと先に口づけをしている。気持ちいいでしょと言わんばかりに]
さぁ、私は体験したことがありませんので、解りません。
それはとても辛辣ですね。
そんな事を言われたら、罵倒する人もいたでしょうね。
[さすがにそれを聞かされたら、同情してしまうのは仕方ないだろう]
どうでしょうか?
昔すぎて覚えていませんね。
そうですね。いやって言う事もありませんよから、好きなだけお試しください。
それとももっと、こうしろああしろと言われたいですか?
自分のそこ…わざわざ見ようなんて思いませんよ。
ですから、感想を述べられましても、そうなのですねとしか返せませんね。
……――。
[しれっと口にしつつも、一瞬だけ言葉が途切れる。
ただの息継ぎともとれるくらいの短い間。
その後に、ずっと舐めてますと戯れを口にするのであった]
学術的興味と言われましても、そんな触れ方、見方をしている人に言われましても…。
ヌードモデルでしたら、お断りされそうですね。
受けるとしたら、よほどお金に困っている人でしょうね……。
…と言う事は、普通でない女の身体には興味があったと言う事ですか。
[とそう口にして、納得している。
中を探る指に甘い声を上げて、お腹に力を入れて締め付ける。
一つから二つ…指が増えて、確かめるように…。
それに合わせて、声をもらし足りしている]
せっかくの初めてなんですから、脚を開きますよ。
どこに入れるか開いて見せましたのに…ありがとうございます。
[促されるまま、またがると、早くと強請るように擦り付けられる。
まてと言わんばかりに手を添えて、自分のそこに擦りつける。
ここに入れるのですと言う教える為に。
視線を合わせてほほ笑むと、ゆっくり腰を下ろしていく。
顔を逸らし、甘い声を上げて、飲み込んでいく。
奥まで咥えこめば、添えていた手を首に回す。
そう言えば、自分は裸になったが、相手は、ズボンと下着をとっただけ。
上半身は服を着たまま]
まるで坊ちゃまに犯されているようですね。
[耳元で囁きかけて、足を動かしペタ座りのようにしてから、抱き着いて腰を振る。
動くたびにぐっと締め付け、ぁぁ…気持ちいいっと囁きかけるのであった**]
わたしの服など、お気遣いなさらぬよう。
[ 一応、言いはしたが、主が見立てを楽しんでいるようなので繰り返しはしない。
出されたサーコート風の布に綴られた紋章は知らないものだ。
目のさめるような色使いを見て、馬上試合用なのだろうと思った。
この船には馬場もあるのだろうか、と考えはしたが、口には出さない。
金に糸目をつけない主に、この上、馬まで贖ってもらうことになってはいけないと思ったからだ。]
[ 天使の羽を模したとおぼしき飾りを見ていたのを主に気づかれて、やはり、入手しようかなどどいう話になる。]
恐れ多い…
罪に問われてしまいます。
[ わりと真顔で言った。
どうか主がつつがなくパーティ会場に進む気になってくださいますように。*]
[仕えること/奉仕されることに慣れているらしい自然な動作には、映画かよという感想。
息があってないとできないだろう。自分がお嬢の椅子を引いたら……床に尻と後頭部を強打させてしまうところを想像した。エンコ1本は確実]
こちら、あらためてお嬢と誼を結びたいそうっス
カーク ──……、さん
[紹介はそんな感じで。
主同士の乾杯の後は、ご歓談、デザート、そしてウェルカムディナー終了の流れ、らしい。
だれかが大広間のピアノを弾きはじめる音がした**]
[ふたりの会話は荒事に発展する気配はなさそうで、まずは安堵する。
会釈してくる主には、こちらも一礼した。
あまり心配させないでくださいとの心の声は届いたかどうか。
この後は従者の分を守って、求められるまでは黙っているだろう**]
/*
うわぁぁぁぁん。
大丈夫かな?これで良いのかな?
いい?大丈夫?ずっとそんな感じだよ。
気分は小心者なのに派手な見た目のせいで誤解されるから、そのように振舞ってるけど、実際は怯えてる人。
いや、そのままなんだけどね。
ぅぅ、坊ちゃん、ごめんね。
カサンドラが不感症で。
[ たとえば、もし、
自分とおんなじ容姿の誰かがいたとして。
"買われた"理由が そうだったとして、
主の人生に必要なのは、その"誰か"で良かった筈だ。
"もしも"のおはなし、何時かのおはなし、
"白い髪に紅い瞳"が"わたし"だけで無かったとして、
それだったら誰だって良かったのでしょう?
自分で考えてみて、
そりゃあ 問い先も自分だったから
そうだね、って肯定するしか無くて、
だから 何時かの"買われた誰か"は
必ずしも要るものじゃあない。
……きっと。 ]
[ あの日の理由も、事実も、真相も。
結局あの世界の端がどうなったかも。
幾度思い起こしたところで、
ちぃさな舌に乗せ、声にしようとしたところで、
"いまさら"* ]
─── buffet ───
[ ─── …果して
今目の前に居るのは主なのだろうか。
変わった"主"に変わらない顔を向けたまま、
此ばっかりは考えることを放棄して、
手元をジャンクなもので埋めていた。
尚貰った飲み物は水である。
…飲む飲まないは置いておいて、引きずるとか止めたい。
主に酔うとは言うけれど
主の行動に面食らいそう、はあるかもしれない。 ]
[ 飲み込んだ先に つなげるように。
大皿の底を片手で支えて、主の 真似。
ちぃさな声で、場に相応しくない内容を、
しぃ って 人差し指を立てながら。
─── そう、ずぅっと真似していた。
…真似する他に、あの家で学べなかったので、
たとえば"ユーリエ"の筆跡も 主にそっくりな訳で、
単語の発音も 拙いながらによぅく似ていた訳で、
マナーだって、なんだって、
だから、 ]
─── ソマリ様を 見ていたのに?
[ …どうして真似をしてはいけないの?って
本当に不思議そうな 顔をして、
つられてローストビーフを貰っていた* ]
[ 軈て テーブルを挟んで。
おんなじ皿を完成させたものだから、
おんなじように、食べ物を取り、
─── 先に、思い出したみたいに、
伸びた髪を耳にかける。
最中 …碧の視線を感じたから、 ]
─── ソマリ様は"おや"ですか。
[ 慣れない言葉を返しつつ、紅を向けた。
"ふつう"の"わたし"だったら、どうしていたのか。
この年齢、ボーイフレンドでも出来ていたのだろうか。
"おや"が本当にいたとして、
其れを 嬉しそうに語っていたのだろうか。
…… ぜんぶ もしもの はなしだけれど。 ]
わたしが何時まで "ここ"に居るのか、
わからないですけれど、─── …
[ 水のグラスを傾ける。
……記憶の中の"わたしのような誰か"は、
もっと幼かったけれど、
既に"おとな" とはいえ、
あの時から 時が止まったみたいに、
主は変わってないところがあるから。 ]
何時までも 部屋の片付けが出来ないままは、
……やめた方が良いです。
そうじゃなくても、
もう 良い年齢だって …何度も言います、きっと。
…何時か ほんとうに居なくなったときに、
何も出来なくなりますから。
[ 良い年齢の お話は。受け売りだけれど。
"酔った"訳でもないのに 舌が回る。
─── 誰の "真似"だか** ]
おお。
[しっかり言いつけを守って物腰柔らかく(当家比)対応するツェーザルに感心しつつ。
当たり前のことと言われればそこまでだが、この業界、それが出来ない人間の方が多い。]
[とはいえ執事風の男が主の方へ向かったように、ハラハラする様子であるのも間違いなく。
しかし、ちろ、と手元の蒼に目を向けている間に事は収まったよう。
ツェーザルはチンピラには見えないが、それにしても急に向かってくる男への対応と考えると、相手方に感謝するべきなのかもしれない、と図らずも同じ事を考えながら]
カク……さん?
[ということはこの執事はスケさんなんだろうか、しかしそうすると判子見せる人は……とか。]
ミーネです。
わざわざ来ていただいて光栄ですわ。
[そう言うと頂き物の海の入った杯を傾けて。
ちなみに、ですわ、は3位。
会話はそこそこに離れていっただろう彼を見るに、社交会慣れしている印象を得たに違いない*]
/*
お疲れ様です。
素敵な村をありがとうございます。
質問失礼いたします。
エピまでずっと同じ日でしょうか?
見落としでしたら、
また予め確認しておらずすみません……。
お手すきの際によろしくお願い致します。
/*
んー、これでいいのかとびくびくし過ぎて、そればかりになっている。
相方のロルは素敵なの。
もうそれすら見えないくらいにびくびくしてしまっているの。ごめんね。
[果たして船に馬場はあるのだろうか。
あるならば、嬉々として己の騎士を馬に乗せるだろう。
躍動する彼を見るのはとても心躍ることなのだから。
そのためならば金などいくら費やしても構わない。
そもそも、金が大切なものという認識も薄かった。
そんなことを気にしていると知ったなら、笑って抱きしめたことだろう。
おまえの心が愛おしい。
おまえを喜ばせるならば、私は何をしても惜しくはないのだ。
なんて、言っていたはずだ。]
[天使の羽を固辞する表情は真剣だったから、重ねては勧めなかった。
ただ、言いようが気になって、彼の胸を指で突く。]
おまえを罪に問えるのは、私と、おまえ自身だけだよ。
[既存の倫理も信仰の戒律も知るものか。
例え神そのものからの断罪であれ、おまえを好きにさせたりはしない。
彼と出会い、己が元に迎えた時から変わらぬ自負だった。]
[ともあれ、彼を試着室へ追いやって着替えさせる。
いかにも騎士という装いになった彼に満足して、再びパーティー会場へ歩き出した。
さて、まだパーティーは続いているだろうか。**]
[本当に手解きしようとしているのだな、とカサンドラの動きを見て思う。
なにも律儀に教えずに、自らの快楽だけを追い求めればいいだけなのに。
それでも、我慢できずに腰を揺らした自分に、彼女は焦らすようにして、入り口付近を男のもので撫でるようにして腰を揺らめかしているのだけれど。
そうして、ようやく体を沈めていく。
奥の奥まで届いたのだろうか。
カサンドラは動きを止めると、どこか猫が甘える仕草を思わせるようにしながら、だきついてきた]
俺が君を?
逆なのにね。
[本当は、自分のほうがカサンドラに犯されているのだから。
そして動き始める彼女は、声を漏らしているのだけれど……。
彼女のナカはひくひくとして男を求めるように蠢いて、締め付けられてはいるのだけれど、どこか生じる違和感があった]
質問確認しました。時間指定はありませんので、適宜進めて大丈夫です。ゆるふわ設定でご心配いただきすみません。
カサンドラ……。
[ちょっと待って、と動きを止めさせる。
これでは、先程彼女のナカを指で確認した時に、ここが好きだと言われた場所に届いていない気がする。
彼女の背中を抱き締めて、そしてぐいっと押し込むかのように強く突き上げて。
これでいい?と確認するように彼女に視線を合わせ、ついでとばかりに彼女の唇に自分の唇を触れさせた]
ファーストキスも君になるんだな。
[照れるというよりどこかくすぐったそうな顔をしながらも鼻で嗤ったのは自分にたいして。
それを誤魔化すように彼女にキスをしながら、何度も彼女の中を雄が出入りして圧迫し続けていた*]
/*
昨日は、えへへ育ちの良い人がからんでくれたーえへへー
ってなってたけど
よく考えたら男女ペアのテーブルに、他の男から女にだけカクテル贈ってくるとかチンピラじゃなくても喧嘩沙汰だよな!!!
[どこかのタイミング。
たぶん人目につくとこではないだろたぶん]
はぁー!おじきにも撫でられたことないのに!
[まあ俺だってナシをぶつのに、お上品に振る舞うくらいはできるんですよーえっへへへへへ。
おだてられてスクスク育つタイプ]
[解っている。自分の方が襲っているのは…。
だけどあえてそう口にしたのは、印象付ける為。
名前を呼ばれて、男の動きが止まる。
…気づかれたと…びくっと身体が跳ねる。
これだけ密着しているのだから、そのわずかな動きも男に伝えただろう。
が…ぐっと突き上げられるから体と声が跳ねてしまう。
それによってわずかな違和感ぐらいになっているかもしれない。
そのまま誤魔化すためにそれでいいと微笑むが、重なり合った唇に目を丸くしてしまう。
驚きを浮かべてしまう…笑おうとするのに、なぜと問うような表情になってしまう]
ファーストキスくらいは、とってあげようと思いましたのに…。
宜しかったのですか?と言ってもいまさらですよね。
でしたら――
[こちらも教えてあげると、両手で男の頬を包む。
唇を重ねられた後、舌で男の唇をこじ開けて滑り込ませる。
舌を絡め、離せば男の口の中で好き勝手している。
その間にも、突き上げられ続ける。
合わせるように揺れているが、ぐっときつく締め付けていく]
ぁぁっ…坊ちゃま……大丈夫ですから、中にください…。
[唇を離して、微笑む。
毒に狂う人が避妊なんて考えられるはずがない。
いままで、どれだけのものを飲み込んだことか…。
身体のつくり的には人と同じ。だけど何かが合わないのか、孕んだ事は一度もない。
だから、注がれても平気…それどころかくださいと強請り、激しくきつく動かすのであった*]
/*
ご回答ありがとうございます!
承知いたしました。
いえ、念のため確認したかっただけですので……!
とても楽しませていただいてます。
ステキなイベント等ありがとうございます(*´ω`*)
/*
見かけたから、お昼のうちにと…。
あわあわあわあわあわ。
これで良い?
大丈夫? ぅぐぐぐぐぐぐ。
そう言えば、初恋相手がカサンドラと話していたのを忘れていたと言うか…。
素でなんでと戸惑っていて、おいっと言われそうだ
[ おんなじ景色の皿に、
─── やっぱり野菜がいるかなあ? とか
少し、 思いはすれど、
己から取りに行くようなことは、結局 しないで、]
僕だって 全部を教えられるわけではないのだよ、ユーリエ。
例えば 食事のバランスだとか……
部屋を常にきれいにしておく方法とか。
[ 抑、"普通のおんなのこ"の生活にそんなに詳しくなかった。
…海軍士官の女性は "普通"じゃあないと思うので。
このくらいの年齢のおんなのこには、
彼氏がいたり 同年代の友達がいたり する のか、
もし、楽しそうに、嬉しそうに語られたときに、
"ソマリ様でない誰か"は 父親なのか、 兄なのか、
─── 嫉妬を隠しもせずにふくれっ面をする、 それだけは想像ができる。
はじまりが違えば きっと そう言う人生だって あったのに
─── 呪詛を掛けたのは誰か、 ]
[ ずぅっと昔の記憶
若き軍学校の少年に、 強く つよく疵を残した
" 初恋 "
白い髪に 紅色の瞳、
名もない少女の 肖像画 ]
[ ── 写真立ての向こうを思い、 ]
さあ、 僕は "何"だろうね。
君の成長が、 すこぅし 嬉しくて
…すこぅし 寂しい。 そういう者さ。
[ "おや"には もう 成れないし
きっと 唯の主人でもない。
コック服の襟を 片手で直して
ブルー・ハワイの 邪魔な傘飾りを 取り外した。]
[ "酔ったわけでもないのに"…良く回るものだ。
口から生まれたような男の 真似か、
…それもちょっと 良くない気がする。
怒られたように 視線を下げる。]
──── 彼女はね、 別の家を持とう、 と 言うんだよ。
[ …話の、流れで
"彼女"が "指輪の送り主"というのは 知れたろうか。
指先で傘を弄くりながら、 ぽつり "ほんとうのこと"。
抑、 別段親しい女でさえ無いことは …まあ、 "どうでも良い"が、父親に手を回せる"家"の女ではある。
軍人家系の"ソマリ"には 結構 良い話ではあった。
─── だから、 ただの 我儘なんだ。 ]
僕はあの "コレクション"を捨てる気にはなれないし
…綺麗にしておく のも "未だ" …やる気になれないのだよ。
君がいるなら良いけれどね。
[ …厳密には。
ユーリエが唯の"従者"であるなら、連れていくことも出来たけれど
─── 其の辺りにも "本日二度目の質問"は 響いてくるのだ。
髪を耳にかけた 目の前の 白髪の少女は
あくまで ソマリ家で"保護"している少女なので、]
…そうも いかないのだけど。
今回だってね、 ユーリエ。
返事をさきのばしにするための旅なのだよ。
帰る日さえ 知らせてない。
[ 邪魔を取り去ったグラスに
漸く 口をつけた。
理想郷の目的地の、 其の先。
─── そんなことは全く 考えちゃあいなかったんだ**]
パパが甘いのは私だけだもんねえ
[よしよし。
実際したっぱはみんな不憫だと思って見ている。
下積みをここで過ごす程の家だと、胸を張って言えればいいのだけど。]
ファーストキスは誰かのためにって?
変なところで律儀なんだな、君は。
[もっと自分を恨んでいて、踏みにじってもおかしくはないはずなのに。
大切にとっていたと彼女が思っているだろう自分の純潔を散らすと同時に唇の方も奪っていれば、一族への恨み事を重ねて自分への留飲が下がっただろうに。
そういうところを感じれば、カサンドラは優しい、と思ってしまう。
彼女が舌を差し入れて絡めてくる。
口腔内も犯されるように蠢いてくるから、自分もそれに応えるように舌を絡ませ、あふれ出る唾液をすすって嚥下した。
カサンドラが唇を離してねだってくる。
もう絶頂を迎えるというのだろうか。
でもこうして彼女と肌を重ねている時間を終わらせたくなくて、気づかないふりをして目の前に揺れる胸の頂きに吸い付いて。
毒に侵されていないから、まだ冷静に。
でも初めての感覚に慣れていない躰は素直に彼女の締め付けと搾り上げに音を上げたくて]
いいよ、中にあげるよ。
だけど、まだ終わらないからね。
それとも、一度休憩して仕切り直してから、俺に抱かれる?
[彼女の目の端に口づけながら囁く。
催淫毒に犯されてない理性ある人間に抱かれることはきっと限りなく少なかっただろうカサンドラ。
だからこそ、唯一の娯楽とカサンドラがいうベッドの中、彼女が心の底から感じるまで抱きたかった。]
ほら、もう一度キスして……?
[そう言いながら自分からキスを仕掛ける。
先ほどの口づけを真似して、カサンドラの舌を誘い出して絡めて吸って。
そう唇でも遊ぶようにしながら、前に体重をかけて彼女を押し倒す。
優しくベッドの上に彼女の背を沈めると足を大きく開かせ、膝裏を掴んで腰を打ち付ける。
心の赴くままにガツガツとではなく、できるだけゆっくりと、ゆったりと。
彼女がもどかしく思うくらいに、今度は自分が焦らして。
そして彼女が無意識に躰をよじらせれば、きっとそこが彼女の弱点。
手探りで彼女という存在を攻略していく。
きつく拍動するようだった締め付けが微弱に震えるようになってきたかもしれない。彼女がどう感じているかもわからないが、なんとなくその方が彼女が可愛らしく好ましく思えた]
いいね……カサンドラ。
可愛いね。
[感極まって、思わず抱きしめて囁く。
そのまま我慢しきれずに大きく腰を動かすと、彼女の中に脈動と共に熱い迸りを注ぎ込んだ*]
ここの料理も良かったけれど、
[ ミーネに近づいて、そっと耳打ちした。]
あなたが手料理を作ってあげたら、彼はきっと一生、忘れないと思いますよ。
[ 外連味たっぷりに、おせっかいを。
後はシグルドを呼んで、風とともに去りぬ、だ。*]
[そう言うつもりではない…ではどういうつもりかと聞かれたら、自分でも答えられるものではない。
だから何も言わず流すのである]
……ぁっ
[小さな吐息を漏らす。
不意をつかれたように、胸に吸い付かれるから。
快楽に流されているのかと、笑みを浮かべる]
――はい?
何を言っているのですか?
[感じていた表情が嘘だったように、思わず真顔で顔してしまう。
いけないと、慌てて取り繕う]
ディナーに…いけなくなりまかよ。
それとも……もっと溺れたいようですね。
[ふふっと笑い、仕方ないですねと口づけしようとするのに、先に重ねられている。
先ほどとは逆。たけどただではやられないと、絡めているのは隠そうとするため。
たんだんと、身体が斜めになり、ベッドの上へと落ちる。
膝裏を掴まれれば、誘うように一度足を揺らす。
激しく突き上げられるのかと思えばそうではない。
激しく突き上げられるばかりで、それに慣れて、合わせて腰を振るのに、そうではないから解らない。
じっくりゆっくり、探る動きは、じっくりと男の熱を感じるよう。
だからなのか、感じ方が薄くなっていたはずなのに、意識しないでも身体が跳ねてしまう。捩ってしまう。
自然と声も溢れてしまう。
忘れていた何かが、起こされるようで、戸惑ってしまう]
何…を、言ってるの…ですかっ…。
[目を丸くしてしまう。何を言っているのかと…。
ぐっと押し込まれ、注ぎ込まれるとくぐもった声を上げて身体を逸らしてしまう。
――なぜだろうか。いつもの違う、気持ちが湧き上がる。
でもそれを見ないように]
どうでしたか…初めては。
もっと溺れたいようでしたら…。
でもこれ以上続けたら、不意に噛んでしまうかもしれませんよ。
[まだ繋がっているからこそ、ぐっと締め付け反応を見る。
それなのに、これ以上はさせないかのように、この辺りと首元をなでているのであった*]
/*
あるじぃぃぃぃぃぃ。
ごめん。ごめん。
なんか絶対悩ます気がする。ごめんよ〜。
主好きだ。好きだが…どうしてが。うわぁぁぁぁん
[出会いは旅の醍醐味、良く聞く言葉ではあるが、同意できるほどの旅の経験はなく。小さく頷く程度の反応しかできなかった。]
[落とされた呟きには、ふふん、と鼻を鳴らせて]
そりゃあ、そうでしょう。
[思い起こされるのはバレンタインの時期。組の皆にもっともちやほやされる日と言っても過言ではない。
手垢のついたイベント事でもそうなのだから、手料理でも作ろうものなら……と、何やら検討違いな想像をしている]
グッドラック、ですわ。
[風とともに去っていく、彼らに。]
[ そこで着替えろということのようだったが、主が(悪癖を発揮して)どこかへ消えてしまわないかと案じて、しばしば顔を出して、主がそこにいるか確かめつつ新しい衣装を身につけた。]
整いました。
ありがとうございます。
[ 乾いた衣類はやはり心地がいい。いささか強度に不安はあるが、動きも楽である。
心からの感謝の笑みを主に向けた。]
― パーティ会場 ―
[ 甲板へ出て、音楽に近づくほどに、さまざまな扮装をした人が増えてきた。
海賊やら囚人やらといった反社会的な格好をしている者もあるが、雰囲気は総じて和やかである。
自分もあまり気張らないようにしようと思ったが、目立つのは避けられないようだった。
会場にはプールもあった。
海の上にプールを設けるのは無駄というか錯誤ではないのかと、清貧とを尊ぶ身は思う。
とりあえず、全身鎧を着用してこなくてよかった。さすがに沈んだら終わる。
水着ではしゃぐ娘らから慎ましく視線を外し、主のたっぷりしたフリルリボンの端を、そっと指に巻きつけた。*]
― 船内 ―
なーんか、もうちっと気軽に腹みたせるとこねーんスかね
[フルコースを残さず平らげた後のわりに、という風情でスーツの襟元を緩めた]
[さっきまで
『うちのお嬢の耳に息ふきかけるなんざあのヤロウ!バッドラックとダンスっちまえ!』
と、風と共に去った黒服ーズに憤慨していたが、なんやかんや機嫌をなおした模様]
[バレンタイン。
それは甘美なる宴。
若衆……特に自分のシノギも持たない部屋住みの下っ端にとって、お嬢からのお恵み以外にチョコを入手する機会は絶無である。
普段はジャージ姿で雑務に追われている部屋住みも、この日は一張羅にめかしこんで。
畳の間に整列・正座で、配られる小さな包みをおし頂くスペシャルイベント。
もちろんそこに至るまで一日中──なんなら一ヶ月前くらいからお嬢はコワモテのおっさんやチンピラ達からちやほやされまくることになる。
だってみんな少しでも他のヤツよりも
大きく、
甘く、
特別なチョコをもらいたいのだから*]
ー 船内 ー
ホントにね。
マ○ク食いてえ。
[修学旅行生みたいなことを言いつつ。でもさっきの青いお酒は、澄みきっていて本当に美味しかった。
まだまだ、お酒だけで1食を終えられるほど、年をとっていないけど]
[バッドラックじゃなくてハードラックだよ、なんて無粋な突っ込みをしていたのも昔、さて、これからどこへ向かおうか*]
こんだけデカい船なんだから、どっかにあるんじゃねッスか?バーガー
[適当言っている。
おそらく二人とも船内案内をちゃんと読んでいないバカ珍道中]
探検の続きします?
それとも、疲れたなら休みに戻りましょうか
[ほんというとスーツが着慣れなさすぎて肩凝って来たのと、お嬢の肩の露出が気になって気になって]
( 腕を引かれた、髪を掴まれた、
嗚呼此から人としての"わたし"が死ぬ、
── 等と、愚かにも、モノのくせに、 )
[ "買われる"前の 想起。 ]
[ 相手なんか、誰でも良かった。
誰だって どうせ、わたしは選べないのだから。
だから 誰かの"かわり"になればいい。
望まれるなら 愛を囁かれる相手になればいい。
その腕に 抱かれる者に、
そうすれば きっと、まだ、
"わたし"が望まれていないのなら、其れが、
──── 嗚呼、
あと どれだけ、呪いを重ねれば、 ]
──── ソマリ様は、…恵まれています。
その気に、ならないだけで ゆるされるのだから
[ 皮肉でも 嫌味でも 無かった。
"本当のこと"に対して、
─── "主"が"何"なのかの答えが出ず、
─── "未だ"捨てる気にも
綺麗にする気にもならないことに、
…どうして?が先に出てきて、紅が上がり、
( どうせこのいろだって かわりだ!
"そんなのわかりきっている" ) ]
…… わたしは その気にならなくたって
ぜんぶ ゆるされなかった のに、
[ ……今度は舌が回らない。
つっかえたみたいに途中で途切れて、
持ち上がった"誰か"の紅色を 皿へと戻した。
本当に、怒っている訳じゃあ無い、のに。
自我 とも 違うけれど、
……だから、わたし なんて、出すべきじゃあ無いのだ。
フォークを皿が擦って、細い、厭な音。
帰る日、が 重なるものだから 尚更、 ]
[ ……そりゃあ、
まるで"保護"でもされているみたいに、
世話になっているのだから、
帰る先だと 認識はしていて。
( ─── 今、漸く 気付いたけれど、 )
今回だって直ぐ帰ると思っていた故に、
荷物は最低限にも程があって、…… ]
……… そこで ソマリ様に
出て行けって言われたら、
んーありそうだけど、
すぐ見つからないバーガーならいらない。
[バーガー珍道中にはならないバカ珍道中。]
そうだなあ。
疲れてはないんだけど。
ちょっぴりほろ酔いだし、一回お部屋戻ろっか。
[なんとなく、窮屈そうなのは見てて分かるし。*]
[ ──── ひとりなりに生きていく、と、
言ったばかりだったことを、思い出し。
……抑も、よぅく考えなくたって、
そう必死にならなくても良いことだった筈で、
フォークを握りしめていたらしい手を見下ろし、
今度は 自分に、"どうして?"が降りてくる。 ]
…………… 、
なんでも ありません…
[ ……周りの こえ、が 遅れて聞こえた。
声が思ったより響いていなかったことが、
幸いだったと 思う。
"主"に倣って水を飲もうと したけれど、
握っている手を解くのが難しくて
……只 そのまま。 ]
そっシた、お嬢呑んでましたもんね
じゃあ戻りましょー
[やった、とコブシ握り]
そういえば部屋の風呂見ました?すげーでけぇの
家のはモロ和風っスもんね
[ジャグジーつきのバスタブを見てソープみたいと感想を述べた記憶]
もっと君を感じていたいんだけどね。
それこそ食事なんて無視して、君に溺れて。
でも、うっかりと君に噛まれてしまうのは困るな。
[彼女の言葉が遠まわしな拒絶なのだろうと類推して、しつこくするのはやめる。
彼女の中に入っている自分を彼女が意図的に意識させるから、思わず熱い吐息をこぼしてしまう。
彼女が本当に不意に噛んでしまうのなら、言わないで続けさせて油断させるだろう。
このような言い回しで、男を拒否する方法は、どこかエレガントだなと思った]
じゃあ、ディナーに出かけようか。
シャワーを浴びて身支度してかな。
……一緒に入るかい?
[水着どころか全裸で一緒に、という意味であるのは分かるだろう。
もっとも彼女とシャワーを浴びながら何をするというわけでもないのだが。今は。
自分の精液で汚れた彼女を汚れたままにしておくのは可哀想だし、彼女のことだから、主である自分を先にと言い出しそうだからの提案だ。
カサンドラを情人や愛人を通り越して恋人のように扱って面食らうのは、きっと当の本人だろう。
この船の上にはきっと自分らを監視する家の者はいないだろうし。
だからここでくらいはやりたいようにやってもいいだろう。
名残惜し気に彼女を抱きしめ、そして離れようとするが離れたくなくて、彼女の中から自分を引き出すのも骨が折れる。
どんな甘えん坊だと思われることだろう]
そうだ。大広間とプールサイド、どちらに行くかい?
ドレスも水着も両方用意してあるから、どちらにでも行ける。
[どちらの君もきっと素敵だろうね、と彼女の左手を持ち上げると、その薬指に口づけた*]
/*
ああああああああ、あるじぃぃいぃぃぃぃ。
甘い。とてつもなく甘い。
ふぇぇぇぇぇぇんとなる
恋人扱いとかがね…もうね。
カサンドラからしたら、どうしてとしかならないからね。
だからよけいふぇぇぇんって気持ちになる
[拳を握るのを見ると予想は当たっていたようで。]
見た見た。
なんか二人でも全然狭くないくらいの大きさだったね。
[家の風呂は、浴槽こそ改修しているものの……という代物である]
私、もうちょい酔い醒ましてるから、
部屋着いたら先入ってもいいよ。
[とか言ってるうちに着きそうだけど*]
――なっ……
………はい?
[何を言っているのかと、言いたいのに言葉が続かなかった。
それで良いのか…良くない事であるはずなのに…。
多分その顔は解っている。これ以上を自分が否定したこと。そしてそれをくみ取って貰えたのは嬉しいはずなのに、悲しくもあるのは
…なぜ?
そんな疑問が過るから、一緒に入ると問われてまた驚いてしまう。
主と従だったら、背中を流せと言うと思う。
なのに一緒にと言うから、違うものだと思えてしまう。
どうこたえるべきか…なかなか言葉が続かない。
離れたくないと言うような動きに、なぜどうしてと疑問しかわかない。
ここまでの一連の行動を垣間見ると、どうしても勘違いしそうになる。
だけどそれはない。絶対に――そう自分に言い聞かせ]
そうですね。お背中をお流しします。
[やっと絞り出しのは、事務的な答え。
そうするのがいいと思うのに、それをすぐに壊そうとしてくる]
……っ。
そうですね。お坊ちゃんのお付き合い的には、大広間の方がよろしいでしょうが、パートナーとしてでしたら、テーブルマナーが解りませんので
ご迷惑をかけると思います。
それでしたらまだプールの方が宜しいかと…。
[なにと動きが止まってしまう。指が熱い。
どうしてそんな口づけをと…。
しばらく止まっているが、頭を振るとすっと手を引く。
さっと動いてシャワーの用意をすればいいものの、そうすれば飲み込んだものがあふれ出すから、失礼と自分で処理をしてから、シャワーの準備をする。
そしてなに事もなく、シャワーは終わるのであった]
6人くらい詰め込んでもいけそうっスね
[スイートルームが並ぶフロアに、エレベーターが止まる]
いいんすか?あザっス!
風呂ーあちこちカチコチー
[バキボキ関節鳴らしながらお嬢の後ろを歩き始め──]
[白のビキニに、黒いレースのひざ丈ぐらいのビーチドレスを身にまとう。
男の腕をとり]
では、行きましょうか。
[と促すと部屋を後にするのであった*]
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