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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、夜兎が1名、狙撃手が2名、瘴狼が2名、誘惑者が1名、落胤が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
韋駝天 ヤコブは、影雷鉤 ノトカー を能力(支配)の対象に選びました。
日没と共に響いた音。
それは、編み上げられた結界が選んだ者以外をその周囲から遠ざける。
そうして、人の気配が絶えた頃。
捕らわれた者たちの頭上に声が響いた。
「ようこそ、新たなる『神』となり得る者たちよ」
「あなた方のその力は、『世界』より与えられし祝福」
「その祝福を行使しなさい」
「最も強き祝福を持つ者には、新たなる道が開く事でしょう」
「……さあ。
戦うのです。
さすれば、道は開けます」
陶酔したような声音が綴るのは、一方的な宣告。
その意を問おうにも、声の主の姿は見えない。
宣告の後、声は途絶えてしまうけれど。
ここにいる他者と戦う事が、スラム街から出るための手段である、と。
周囲に立ち込める異様な空気がそう、物語っているかのようだった。
/*
ふう、やっと独り言を使える余裕が。
あ、すみません、色々遅れ気味で。ふかふかしたなまものでございます。
連休直前で色々忙しかった+今日、職場の歓送迎でな...(遠い目
― スラム街・結界外 ―
……まったく。
相変わらず、世迷言をもっともらしく言う事には長けているな。
[口上を述べる『獣神』の信徒の酔ったような様子に、小さく吐き捨てる。
部下たちによる信徒兵の掃討は大分進んでいる。
後は、この指揮官を落とせば、一先ずなすべきは果たせる。
それとわかっているから、剣を抜き放つ事にためらいはなく]
だが、これ以上レディのいとし子に不埒を働く事は赦さぬ。
……墜ちるがいい。
[短い宣と共に駆け出し、手にした剣を振るう。
ここまで接近される事を想定していなかったのか、信徒は近づく騎士に目を見開くものの、己が武器を手にする前にその場に倒れ伏した]
やれやれ。
いや……『あの方』の守護竜ほどの実力者を求めてはならぬ、というのはわかっているが。
[文字通りの一瞬でついた決着に、ぼやくような呟きを落とした後、騎士は剣を収めて信徒の手にしていた球体を拾い上げる]
これが、触媒か。
さて、それでは、みせてもらうとするか。
……レディの、望むがままに。
[一転静かな声音で宣した後。
騎士は結界の奥へと目を向けた。**]
/*
ひとまずお仕事完了、と。
しかし、全くどこにも出していないものが元なので、訳のわからなさが半端ないな、こちらは。
いや、まあ。
書きたいとは思っているのだけれどね!
……厨二ですまないぶっ飛んだあれこれをどうすき直すか考えていたらオーバーヒートがな……w
[とは言え、結界が張られてしまうと”跳ぶ”ことも出来ない。
出るには”奴ら”の言う通りにするか、外部から解除してもらうより他ない。
”奴ら”のことだ、結界内に居る、なんてことは無いだろう]
『神』ねー……
[『神』と名の付くものに思うところはあれど、自らその位置になろうという想いはさらさら無い。
だから”奴ら”の思惑に乗る必要性はどこにも無い、のだが]
”お仕事”、しといても良いかもねぇ。
[仕方ないから乗ってやろう、と言う雰囲気で言った。
そんな独り言を零してから、立ち去ろうとしていた獣人の様子を見遣る*]
― スラム街 ―
迷子。……そうとも言うかな。
[本来帰り着くべき場所――
主のもとにすら帰り着いていないのだから二重の意味で、である。
まあ目の前の相手>>0:116に言っても分かるまいと思い、
心の中でつぶやくにとどめておく]
……え。それ困るんだけど。お店の手伝いできなくなるし。
[当分外には出られないだろう、という見立てに思わず反論めいた言葉が漏れる。
目の前の男に言ってもしょうがないのだが。
馬鹿共、という言葉に連想するのはスラム街をうろついていた“やつら”のことで。
こっそりあとを追って目論見を聞いておくべきだったかと今さらながらに思う。
隠れ潜んでの諜報は得意分野だ。
主のため、ひいては村のために、
周辺の村から情報を持ち帰ったことは何度もあった]
……ぉー……。
まぁた、やってくれんじゃん。
[一方的な宣告>>#1に、零れた声は低い。
彼の組織が人の話を全く聞かないのは思い知っているが、今回はまたやってくれたなぁ、と。
そんな事を考えていると、どうやら対する女性も似たような心境であるらしく。
先ほどゆらりと揺れていた尾は毛羽立ち、耳はピン、と立っていた。>>9]
ま、なんてかさ。
こーゆー横暴を、突然やらかしてくれる連中だよ、『獣神』ってのは。
なんだっけ、ケモノのカミサマだっけ。
とにかく、そーゆーのを作るために、俺らみたいな獣人を手当たり次第にとっ捕まえようとしてるんだわ。
……俺も、ガキの頃からしょっちゅう追い回されてんだよね。
[その悉くを撃退している、というのは口にはしないが。
吐き捨てるような物言いから、因縁浅からぬ事は伝わるか]
ま、とりあえず。
このままここでぼーっとしてても仕方ねぇんだけど、あいつらの言いなりになるってのは、やっぱ気に喰わねぇんだよな。
……ってわけで、俺は何とか抜ける方法ねぇか、ちょっと探ってみるわ。
[一番の早道は何となく見えているが、『獣神』の信徒の言いなりになるのはいただけない。
故に、ここで女性と事を構える気はない、という意思を示して]
そんなわけなんて、おねーさん。
できれば、落ち着いた状況で、また今度な。
[どこまでも軽い口調でそう言った後、とんっと地を蹴り近くの建物の屋根へと跳び上がる]
あ、一応名乗っとく。
俺は、ディーク・クレーエっての。
んじゃーな!
[一方的に名を告げる。
名乗りの返しがあるならば、それは確り聞き止めて。
とん、と足を踏み出すと同時、力を発動させる。
先ほどよりも距離の短い瞬間移動は無事に発動し、青年の姿はその場から消え失せた。**]
[黒髪の30歳ほどの男――に出会った記憶を辿っている最中、男は笑った。
何か含みを持たせているように感じて瞬きひとつ。
そうして告げられた言葉に分かりやすく口を尖らせた]
……どういう意味? わたしはただ思ったままを言っただけ。
というか、――やっぱり会ったことあるんだ。主のことを知ってるなら。
[でもどこで、とつぶやいて男をまじまじと見つめる。
陽が傾きかけている中、ふと思い出したのは、
漆黒の虎と琥珀色の狐の共闘。
3年前、主とおしのびで外に出て結局厄介事に巻き込まれた一幕。
だがあの時のことに思いを馳せている余裕はあまりなく]
―――っ
黒耀狼 ディークは、闇炎虎 タイガ を能力(支配)の対象に選びました。
[全身が総毛立つような感覚。
咄嗟に肩の後ろにある武器の握りの部分に右の手をかけて、
しかし抜かれることはなかった。男がクリーチャーを一刀両断にしてしまったから。>>0:119
見るもおぞましい光景に対し少女は多少眉をひそめるのみ。そして]
……悪いけど。どっちもお断りだよ。
[愉しげな声音で誘う男にばっさりと切り捨てるような返事を寄越す。
もし眼前の男と漆黒の虎がイコールだとしたら、
少女が肝心な共闘場面で隠れてばっかりだったことも、
しっかり、覚えられているのだろうか。
確かにあの時はまだ自分の身を守るので精一杯だったけれど]
……ここを出なければ主に会うこともできないなら、
わたしだって戦う。食われるなんてもってのほか。
/*
しばらく『獣神』に居たし、奴らの方針やら『神種』についてもいくらか知識にある、はず。
て言うかその辺探るためにあそこに居たとも言う。
第一は獣人人格確立のためだけどね。
ところで案の定ではあるけど、未熟系にはなりませんね。
うん、分かってた(
神ぃ?
一体何言ってんだ。
[陶酔した声に訝しげに返すが、それに答える声はない]
はあ。戦え、だとなぁ。
[溜息ひとつ吐きつつ、今は同じ高さにいる青年を一瞥する。
他の気配は消えたというのに、猫耳の姿は相変わらずそこにあった。
それはつまり、向こうも自分と同じ立場に置かれたということで。
周囲の気配は、ここで戦いが始まることを望んでいるようでもあるが]
――気に食わんな。
[相手の言いなりになるというのは、昔から好まなかった。
だから目の前に対戦相手となり得る存在が居るにも関わらず、その場を去ろうとして]
― スラム街 ―
そうか。
[ お断り、というアイリの宣言に>>19男は低く笑う。喰うのは何も食料としてばかりではない、との意は口にはしなかった ]
なら、俺からは、離れておけ。お前は、美味そうだからな。腹の減った虎は、見境が無くなるものだ。
[ 忠告めいた言葉を再び口にして、大蚯蚓の体液に濡れた刀を、ぶんと一閃して腰に提げた鞘に納める。...と、ほぼ同時に、響き渡る声と、訪れる静寂>>#1 >>#2 ]
始まったな。
[ く、と笑って男は再び歩き出す、そこここに感じる獣の気配、その中に、男の退屈をまぎらすに足る相手が居る事を願いながら** ]
― スラム街 ―
[視界の端で鳥の獣人が同じ高さへと飛び上がってくる>>20。
その所作に違和感めいたものを感じ取ったが、意識は声へと向いていたため、違和感の原因にまでは至れない。
宣言を聞いた鳥の獣人は不満そうな声>>21を上げていた。
まぁそうなるよねー、と密かに頷く]
『神』だのなんだのには全く興味ないけどね。
多分、内側から突破するする術はないんじゃないかなー。
結界解除するためのものを内側に置いておくほど馬鹿ではないから、あいつら。
[問い>>22にそう返しはするものの、直ぐに動く気配は見せない]
さっさと出るためには従う、ってのも一つの手段だよ?
[納得出来ないものがあることを知りながらも、笑いながらそんな風に告げた]
勿論、最後まで足掻くのも手だ。
ま、結界を内側からぶっ壊せたら、それはそれで”奴ら”に目ぇ付けられるだろうけどね。
[それだけの力を持つ者を放ってはおかないだろうから、と。
やはり楽しげに言って、立ち去る鳥の獣人を見送った]
さって、と。
俺が取り込まれたってことは……確実ディークもだろうなぁ。
[そんな確信があるのは色々な推測の上、だ。
彼もまた言われた通りにするのは癪だと思っているに違いない]
まぁ、あそこと戦う気はないけど。
[仕掛けて来るならその限りではないが、こちらから仕掛ける予定は今のところ無い**]
………申し訳ありません、主。
[それでも。
何もせず地に伏すよりは戦うことを選ぼう。
たとえそれを宣したのが主以外の何物かであったとしても]
[さて眼前の男はどうするのだろう――と見ればもう歩き出している。
先程の言葉を思い出して一歩を踏み出すのに躊躇したが、
(だって相変わらずわけわからないし)
一人になってしまうことへの心細さが瞬間的に勝ったし、
それに、男には訊きたいことがまだあった]
……ねえ! そういえば、あなた、名前は?
[男が止まってくれるとは限らない。そう考え、
距離をとって追いかけながら背中に向けて問いかけた**]
/*
わけわからない(危険が危ないのはわかる)
そういえばさっきからいっとき2222だの1234だのキリのいい数字に白ptがなってる
― スラム街 ―
[ アイリの零した言葉は>>28男の耳には届かなかった...いや、届いたとしても男は意に介さなかった。
元より、己の抱いた感覚を他者に理解されようとは、欠片も考えぬ性質なのだ。
ごく稀に、言葉以外の部分で通じ合う相手に巡り会う事も有りはしたが ]
.........
[ 一瞬、躊躇いを見せた娘が、それでも己の背を追って来た事に気付くと>>30僅かに口元に笑みが過る。
以前は、戦いの場で隠れるしか能の無い従者を連れていた狐に、何故そんなものを連れているのかと不思議に思ったものだが...どうやら、この娘も見た目ばかりではなく成長したらしい。
男に、その行動を「面白い」と感じさせるほどには ]
タイガ、だ。
[ 男が娘の求めた名を名乗ってやったのは、だから、その面白さへの駄賃のようなものだった。そして ]
お前は?
[ 足を止め、振り向いて問い返したのは、多分、とても珍しい気紛れのひとつ** ]
/*
この舞台設定だと見敵必殺キャラじゃないとバトルに動きにくいよね、という予想のもとに、この俺様キャラを採用したわけですが...正解だったね。
そしてこれ系だと、何故か妙に可愛い子に奇縁が出来るという謎仕様。(つまりアイリ可愛い)
ディーク、今どこらへんかなあ?外縁あたり?
既知の方が、ふっかけやすい感じがするから、なんぞ捏造するか。
― スラム街・屋根の上 ―
[とんっ、と軽い足音が屋根の上に響く。
一歩遅れて現れるのは、足音の主]
……っと。短い距離での移動ならいける、か。
[大体狙った辺りに出てこれたのを確かめて小さく呟く。
それから、ポケットから端末を取り出してみたものの]
あー……やっぱ、外には繋がらねぇか。
[街の外への連絡を試みるも、悉くつながらない。
つまり、外からのバックアップは望めそうにない、という事で]
跳んで抜けるのもできねーし、外からの手助けも見込みなし、と。
さって、どーすっかなぁ。
[と、なればやるしかないのだろうが。
どうにも、状況が面白くないのもまた事実だった]
ま、それはそれとして、だ。
ここから、どーすっかねぇ。
やらなきゃならねぇ、ってんなら、腹はくくらねーと、とは思うんだが……。
[は、と一つ息を吐きながら周囲を見回す。
右手は無意識、首にかけた銀の鎖の存在を確かめるようになぞっていた。*]
― スラム街 ―
[一人になったところで太めの尾を大きく一度揺らす。
その動きに合わせ、足元の影が小さく盛り上がり、数体の獣の姿を取った。
猫ほどの大きさで、耳の房毛が特徴的なそれ。
完全変化した時の自分の写しだ]
んー……やっぱ今はこれが限度か。
安定しないなぁ。
[自分にしか分からない内容の呟きを零し、写しを各地へと散らせる。
結界の範囲と、誰が取り込まれたかを把握するためのもの。
誰かと遭遇しても一定の距離を保ち、観察するように遠巻きに眺めるだけの存在だ]
同時発現は初めてだもんなぁ…。
使えるようになっただけでも進歩ではあるんだけど。
[掌でパチリと弾ける閃光。
揺らめきも多く、不安定さを示すそれを握り込んでノトカーは目を細めた。
影しか使えなかった自分が唯一引き出すに至れた能力]
いくら研究しても、『新種』が持つ能力は模倣出来ないんだよねぇ。
例外は、「彼の能力」だったこれだけ。
……影の取り込みだけ起きるものじゃなかったし、何が原因なのやら。
[傍で聞けば何を言っているのか分からないような内容だったことだろう。
ノトカーを形作るものの特性を知る者が居るならば、理解も出来ようが]
[以前『獣神』へ潜り込んだのは、彼らの実態調査が主ではあったのだが、獣人人格形成のための情報収集や『神種』についてを知るためでもあった。
その際に自分自身について調査したこともある。
あそこは研究するためには持って来いの場所だった]
それでも能力の模倣に効果的な方法は見つからなかった。
模倣能力に関係ない何かが影響している、と考えざるを得ないけど…。
それが、分からない。
[雷撃の能力を手に入れた要因はきっと、元始の記憶が関わっているとは思う。
あの時の状況の再現には至れていない。
再現しようも無かった]
[自分自身があの時のようにはなれないから]
劣化版でも良いから模倣出来たらシャドウアタックも成功率が上がると思うんだけどねぇ。
[能力を模倣する方法を模索するのも、偏に『遊戯』を盛り上げるため。
それが、”影”の根底の在り方]
さぁってと、気を取り直して。
[握り込んだ手を広げ、両手を打ち鳴らして意識を切り替える]
何人いるかにもよるけど、他がどう動くか見とこうかな。
[そろそろ写しも何かしら見つける頃だろう。
民家の屋根を蹴り、高めの建物の上へと登ると、辺りを見回すように視線を巡らせた*]
/*
今回使えるの雷撃能力はSSでやり取りした内容が関わってるのでありまして。
本来”影”は影しか使えず、形態模倣しか出来ないので雷撃も使えなかったのですが、元始の記憶にある雷撃能力を持つ『遊戯』参加者が死の間際にある時にその人物の影の一部を取り込んだ、と言う過去があります。
その時のやり取りが”影”には印象的で、恐らくこれが一番”影”の行動理念に繋がっているかと。
その関係もあって、雷撃だけは不安定ながら発現可能な能力、となっております。
ただしその原理を”影”本人は気付いていませんw
影取り込んだのも無意識と言うか、取り込んだ理由すら理解してないのだよね。
/*
仮眠からやっとのことで起きたけどNE・MU・I
いやー昼まで惰眠を貪る予定がなくなってしまってたからなー それがなくても慢性的睡眠不足の気はあるが
― スラム街・屋根の上 ―
んー……。
[ふ、と飴色が上を見る。
陽が沈んだ後の空。
表通りであれば夜でもそれなりに明るいが、こちら側では明りのある所は限られている]
上、も。
閉まってんだろなぁ……。
ま、開いてても、俺じゃ届かねーだろーけど。
[ぽつ、とぼやくような呟き一つ。
跳躍力にもそれなり自信はあるが、確かめられるほど高く跳ぶのは無理だろうというのはわかっているから思考を切り換えて]
とりあえず、もうちょっと歩き回って……って、お?
[歩き回ってみるか、と周囲を見回した時、視界の隅を何かが掠めたような気がした]
今の……なんだ?
[猫っぽい何か>>36がいたような違うような。
とはいえ、見かけたそれはこちらに近づいてくる様子もなく]
……とりあえず、いいか。
[用事があるなら仕掛けてくるだろう、と割り切るのは早い。
『余計な手出しは時と場合に依る、ヤバい状況だと思ったら無視できるモンは無視しとけ』とは。
父からのありがたいんだか違うんだかよくわからないお言葉の一つだった。
なおこの辺り、瞬間移動と言う緊急回避ができるが故の理屈ではあるのは余談]
[ともあれ、ここで突っ立っていても仕方ない。
他に誰かいないか、探るためにも、と屋根伝いに走り出す]
……静かなもんなんだなあ……。
[人の気配が絶えた街、というのは。
『聖都市』から離れた場所では、誰も住んでいない廃墟などもあるらしいが。
そういう場所には今の所縁がない青年には、今ここにある静けさは不思議で、慣れないものだった。*]
/*
今回、このネタをやるに当たって漆黒ver.2をざくっと読み返したんだけど。
……ほんと、鴉ってば面倒事嫌いだったね!
って、しみじみと思った俺がいましたw
─ スラム街・路地 ─
[>>14私の身の上を聞いた男性の反応に、彼は血の繋がりのある家族と一緒に居るのだろうな、と思いつつ。
『獣神』についての答えを聞くより先に響いた音と、更に続いた宣告に意識を取られた。
憤りを感じたのは私だけではないらしいと解ったのは、>>15先程遮られた男性の答えからで]
…子供の頃から、って。
貴方、随分迷惑かけられてるのね。
[今のこの状況に巻き込まれているのも含めて、彼が『獣神』に負感情しか持っていない事は容易に分かる。
私は幸い新種に偏見の無い家族や村の皆に護られてきたから、これまでこんな状況になったことは無い。
けれど、>>16言いなりが気に食わないというのは彼と同意見だと頷きを返した]
─ スラム街・路地 ─
私の方も、ここから抜ける方法探してみるわ。
あまり役には立たないかもしれないけれど、何もしない訳にはいかないもの。
[避けられぬ戦いならば逃げるつもりは無いが、相手に戦意が無いのに仕掛けるつもりはこちらにも無い。
屋根へと跳び上がった男性を引き留める事もせず、見送る態、だったのだが]
─ スラム街・路地 ─
私はウルズ、ウルズ・ハッラよ。
今度会う時は、美味しいご飯でもご一緒しましょう?
[義家族の営む店の場所も伝えようかとも思ったが、油断出来ぬ現状で声に出すのはためらわれて。
ただ、自分の足りぬ知識を少なからず補ってくれた相手とまた再会したいという気持ちを込めて、見送った]
― スラム街・路地 ―
[一瞬の内に男性が居たはずの屋根の上も無人となり、自分の周囲に人の気配は完全に消え失せた。
いつもは出さぬようにと気をつけている耳と尻尾を出しっぱなしなのは落ち着かないが]
何があるか、分かったものじゃないものね。
[つい先ほどまで言葉を交わしていたディークの様な人ばかりがこのスラムに取り残された訳ではないだろう。
早く抜け出したい人なら戦いを選んだ方が話は早いし、ただ戦う事が好きな人だって居るだろうから]
どんな人がいるかも、分かれば良いんだけど。
[少なくとも、此処で立ち止まっていてはいけないと、路地からスラムの中程へと足を進めた*]
[それきり静寂を保つつもりだったが、]
…… え、
[男が足を止めて振り向いたものだから、
驚く声とともに足音立ててこちらも止まる。
名前訊くだけなら歩きながらでもできるとは思うのだが。
足を止めた意味は分からず、ただ、
男の目を見返して答えることができる、という事実がある]
……わたしは、アイリ。
礼なら言う、あの時主を助けてくれたこと。
[だから、じ、と見返しながら名乗った後、
おもむろに頭を下げたのだった*]
― スラム街・高い建物の上 ―
[影は己。
写しが見聞きしたものはそのままノトカーへと届く]
結界の範囲はスラム全体…かな?
余程周到に準備したみたいだね。
ホント、よくやるよ。
[半笑いで鼻を鳴らしつつ、次いで取り込まれた者達の把握へ]
えーと、あれは豹……かな?
それから男女のペアと、さっきの鳥君か。
……予想はしてたけど、連中の姿はなし、と。
乗るしか無さそうだねー。
[結界に取り込まれた者の姿と位置を把握し、意識を一度写しから離した]
戦うのは良いんだけど、”奴ら”に捕まるのは御免なんだよなぁ。
…勝った方が捕まる気しかしないんだよね。
むしろ弱ったところを纏めて、かな?
めんどくさいな。
[そう呟きつつも、まぁなんとかなるだろう、と思考はそれきりに。
高いところから確認する必要がなくなったため、高所から一息に地面へと飛び降りた。
誰か居れば驚かれるかもしれないが、そんなことは知ったこっちゃない*]
― スラム街 ―
[猫耳男>>25の言葉に怪訝な顔はするも、一応は耳を傾ける]
はあ……面倒な。
[笑いながら告げられた、ここから出るための早道。
従うのは癪であっても、ここから出られない――村へと戻れないことの方が、こちらにとっては大問題であった。
何より]
――それは、よくねぇなぁ。
[目を付けられる、の一言>>26に表情を険しくする。
今暮らしている村は自分を受け入れてくれた、けれどそうではない場所が多いこともまた自分は知っている。
――逃げて、逃げて、彷徨った果てに見つけた安住の地。
またあの日々を繰り返すなんて考えたくもない]
[そういえば、と。
店主に持たされ今は服のポケットの中にある携帯端末の存在を思う。
こんな時間に戻ってこないとなると、
店主から連絡がどんどん寄越されていてもおかしくはないのだが、
こうしている今も着信音は鳴らない。おかしい。
――いや、結界が通信機能すら阻害すると考えれば何もおかしくはないのか。
今、己がこうして戦うことを――
“力”を振るうのをためらわないと決めたことを店主に気取られる心配はなさそうな点、
それから、只人たる店主を確実に巻き込まずに済む点。
それだけは“やつら”に感謝してやろう。だがそれだけだ]
これが、『世界』より与えられた祝福だと言うなら。
どうして“わたし達”はこれのために祝福されざる生き方をする羽目になったというの……
[うつむき、呟く声は小さく。
答えの出ない問いは身を斬るがごとく]
ただの獣……が紛れこんだ?
でも“やつら”、たいへん癪だけどこういうことにはぬかりないはず。
[無関係なただの獣1匹だけでも、
この中にとどめたままにしておくとは考えにくい]
……だったら他に閉じ込められた誰かの、手がかり?
気になる。
[ぶつぶつ呟きつつ小さな、ネコに似た獣に近づいていく。
男――タイガの意見を聞かずの接近だが、
何せ彼は主でも保護者でもない。なるべくつかず離れず勝手に動く心づもりでいる**]
/*
祝福された生き方=“家族”に囲まれた暮らし
主はまあ姉みたいなくっつき方ではあるけどねー
幼少の頃から主認識だもの
― スラム街 ―
アイリ、か。
[ 男が足を止めた事に、娘が驚いたとは気付かず、名乗り返された名を反芻し、記憶する。>>48彼女を獲物と認識する確率は、これでぐっと下がったことになる ]
ああ?
[ だが、次いでアイリが口にした言葉には、怪訝そうに眉を寄せた ]
別に助けたつもりはないが...
[ 単に、同じ敵を追い払う為に手を組んだに過ぎない、と、言いかけて ]
...ああ、お前が主を助けたかったから、か。
[ あの時、隠れるばかりだった少女は、多分、自分が足手纏いであることを悔やんでいたのだろう、と、ふいに思い至って小さく笑った ]
― スラム街・屋根の上 ―
[身軽に駆けていた足がふ、と止まる。
相変わらず駆けてもかけても、風景は大きく動かない]
ほんっと、やることなす事うっとおしいよなぁ。
[ぽつ、と呟きつつ、思い返すのは先ほどのやり取り。
迷惑かけられてる、という言葉>>42には、苦笑を返すしかできなかった。
聞いた話、自分の家というのはやたら『獣神』に縁がある家系らしい。
自分もその関係で子供の頃から追い回され──まあ、そのおかげで色々鍛えられもしたが、正直、迷惑以外の何物でもなかった。
今回、自分がこうして巻き込まれたのが偶然か意図かはわからないが]
ほんっと、いい加減にしてほしーよなー。
[行きつくところは結局そこだった]
ま、何はともあれ。
[足を止めた位置で、ふ、と後ろを振り返る。
とはいえ、先ほどの場所が見えるはずもないのだが]
面倒事は、さっさと片づけねーとな。
[名乗り返しと共に受け取った、食事の誘い。>>45
『美人のお誘いは社交辞令も疑っとけ』、とはまあ、例によって父の弁だが。
『獣神』への苛立ちと憤りだけを抱えて動くよりは、後にお楽しみがある方が遥かにやりがいがあるし、気合の入れ方も変わるというもの。
だから移動の直前に、「楽しみにしとく」と短く是を返しておいた。
決して楽観できない状況だからこそ──青年は悲観的な思考にならぬように、自分を律する。
その辺りは、夜風の名を冠した糸の操り方を教えてくれた師匠に教えられたもの。**]
ん?
[ そして、再び踵を返して歩き出そうとした時、アイリ同様、小さな獣の姿に目を留める>>59 ]
ふん。偵察か。
[ 殺気も敵意も見せない、そして、どこか気配の薄い獣は、男の食指には触れず、アイリが近付いて行くのも放置する。
それでも、その場を立ち去らず、刀の柄に手をかけはしたのは、相手がどう出るかを見定める気だけはあったからだが ]
...狼の匂いがするな。
[ ふと、吹き抜けた風に顔を上げ、目を細めた。
以前、幾度か、狙う獲物が『被った』ことのある若いハンターの匂い...狼の獣人であるその相手を、男は、それなりに評価していた。
つまり、退屈しのぎの遊び相手になり得る存在として ]
ディーク、だったか......奴なら、悪く無いな。
[ 風の示す先へと歩き出しながら、愉しげに呟いた声は、或いは獣の耳にも届いたか。
アイリと獣は置き去りにするかの形だが、特に急ぐ歩調でもなく、どちらがついてきたとしても、構いはしなかった** ]
/*
トラブルは何とかなった。
大事になら無くて良かった…。
と、気が抜けたので今日はこのままフェードアウトにしよう…。
皆反応ありがとうありがとう。
”影”冥利に尽きる(
明日頑張って返すよ。
[更にもう一つの写し、男女のペアが居る方では、女性の方が写しに近付いて来ていた>>59。
本来であれば近付かれる前に逃げて距離を置くのだが、少し写しに介入して相手の出方を待ってみる。
一言、女性に反応するように写しは「ぴゃー」と鳴いた]
……ありゃ、「虎」まで居るのか。
[ノトカーの意識は写しから得た映像──男性の方>>64へ。
知り合いと言うわけではなく、こちらが一方的に知っているだけなのだが、あちらはどうだったか]
こりゃ早々に1戦始まりそうだね。
[人を探していると色々な人物の噂や話を聞く。
仕事は退屈しのぎだと言い切る虎──タイガのこと、現状すら暇潰しにしかならないだろう。
彼が動かないはずがない、という推測は容易に浮かぶ]
こっちに気付いてるのに他に行くってことは……来なそうだな。
何か獲物でも見つけたかね。
[誰がどこに行こうともノトカーには関係ないことではあるが、どう戦うかには興味があった。
こうして「目」を散らせるようになってからは、貪欲なまでに他者の戦いを見物してきている。
全ては己が糧にするため]
/*
バトルで分身しようと思ってたのに、小カラカル出しちゃったもんだから分身やれないんじゃないかって言う疑惑が浮上中(
影での攻撃不可、雷撃不安定率上昇、で個人的整合性は取れるかなどうかな…。
まぁやるなら決着直前の大技かな。
小カラカルを全部回収しちゃうなら普通に技で使える予定。
分身数減らすのも手か。
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尚、影分身ではないので、本体以外は実体がなくて攻撃力がない、となります。
てかそもそも影で作ったやつらは基本的に攻撃力無いのだよな。
シャドウアタックの場合は自分が動けない代わりに一撃分だけの物理攻撃力を持たせてる。
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…影で作ってるのに影分身じゃないってややこしいなw
要は攻撃力を持たない影で、攻撃されたら直ぐ消える代物です。
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獲物と認識される確率がゼロになったわけではない
すばらしいな
アイリ「……(うろんなめ)」
・∀・「性癖ならダダ漏れだよ」
― スラム街 ―
[来た道を引き返す様子は獣の目にも映っているだろうが>>69、相変わらず付かず離れずの距離を保ったままで、特段妨害や警戒する様子はない。
もっともそれらはあくまで写しであろうから、本体の腹の内までは読めなかったが]
こうもはっきり見られてちゃあ、こっちの居場所は誤魔化しようがねぇわな。
[気配を消したり姿を隠すような能力は、生憎と持ち合わせていない。
つまり相手が本気で逃げに徹するなら、既に勝ち目は薄いわけで]
――ま、そん時はそん時か。
[勝負は持てる手札でするしかないし、最悪他の相手を探せばいい。
相手の出方を探るためにも、まずは接近すべく、地を蹴る足を速めた*]
― スラム街・屋根の上 ―
……ん。
[警戒に屋根の上を駆けていた足が幾度目か、止まる。
そう遠くない所に、他者の気配を感じたのだが]
なーんか、やな感じ?
[みょうにざわっとするようなそんな感覚は、大抵は相性のよろしくない相手がいる時のもの]
まーさか、あのおっさんいるんじゃねーだろーなー。
[ぽつ、と零れた呟きは、ちょっとだけ嫌そうな響きを帯びていた]
[クリーチャーハンター、というのは一つのターゲットを複数が追いかける事が良くある。
相手の規模によっては共闘して賞金山分け、などという事もあるが。
撃破実績はランキングにも絡むため、賞金首の奪い合いになる事が多い。
なので、ターゲット近辺で他のハンターと出くわしてやり合う、というのはわりと日常茶飯事だ]
……あのおっさん、強いのは間違いねぇんだよなぁ……。
[最初に出くわした時は、こちらの未熟さもあって、見事に先に獲られた。
次に出くわした時は、意地でこっちが先に獲った。
そんな事を繰り返しているから、相手の動きも目の当たりにしている。
理屈で飾る必要はないと思うくらいに、強い。
それが、素の感想で]
……ま。
どーしてもやんなきゃならねぇってんなら、ちょーどいいっちゃちょーどいい、か。
[実力者と見なす相手となら、遠慮なくやり合える。
こんな状況だからこそ、やるなら全力で、というのは強い。
そういう意味では、いい相手がいる──と言えなくもないのだ]
いっぺんぶん殴る、ってのは、決めてんだし。
そこ、通さねぇとならねぇしな。
[『殴ると決めたら絶対一発決めなさい』とは、これまたありがたいんだか違うんだかよくわからない、母の教えである。
それを通す機会になるなら、と。
ある意味物騒な思考を抱えつつ、とん、と跳んで、建物から建物へと飛び移る。
首からかけた銀の鎖が襟元から跳ねて、銀のロザリオが一瞬、光を弾いた。*]
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まあ、うん。
これとこれは絶対伝わってるよな、というナニカ。
一応、鴉と天使知らなくても通じるようには書いてるつもり……だけど、うん。
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ロザリオ発見w
かーさん天使ね、はいwwwww
[←絶対殴る、って言われたけど逃げた人]
さって、散らしてる小カラカルを縮小しなきゃなー。
― スラム街 ―
[散らばせた「目」は見つけた者達の観察をする分だけ残し、残りは影へと戻し行く。
やりあうことになるなら、力を分散させておくのは得策ではない]
鳥君の分も良いかな、こっち来るなら。
[結果、「目」はディークと豹と男女が居る場所に1体ずつ残るに至った。
それぞれ戦いが始まるなら、更に1体減ることになる]
[地を蹴って一跳び。
二歩目、三歩目は何もない所を――正確には、"固めた空気"を足場に蹴り飛ばして、数メートルの高さへ跳び上がる。
相手の頭上より高くを跳んだのは、僅かながらに抱いた対抗心からか。
そのまま同じ屋根の上に着地し、背負っていたスコップに似た武器を、ぐるりと回して切っ先を相手へ突き付ける]
どうせぶっ飛ばすなら、訳知り顔でにやにやしてる奴の方が気が晴れらぁ。
[そう真正面から宣言し、口角を上げた*]
― スラム街 ―
[別に助けたつもりはない、と告げていたタイガが、
何かに気付きそれを言葉にする。
何も訂正するところはなかったからただ、静かに頷く]
……何かおかしいことでも言った?
[直後、気難しげな表情でそう付け加えはしたが]
[尽きせぬ問いを口にはしたが、
明確な答えも慰めの言葉も期待していたわけではない。
ただ、そっけないと映る態度にちょっと首を傾げて、>>63]
あなたには、……幸せを心から願う相手はいないの。
[それからはたと瞬きして困ったように目をそらす。
恩はあるとはいえ――親しいわけではないし獲物認識まで受けてた相手に何を訊いているのかと]
……別に。いようがいまいがどっちでもいいけど。
[ここを――“いつも通り”でないことを強いられる空間を出てしまえば、
二度と会わなくなるかもしれない相手のことだし。
……どうやらこの街での、物騒なこともあるにはあるが、
案外穏やかな日常に思いの外馴染んでしまっているようだと、
気付くのは数秒遅れてのこと]
それにしても─────
君、変わった能力してるね。
名前と何の獣人か聞いていい?
俺はノトカー、見ての通りカラカルの獣人だよ。
[相手の名を問うた後、自分の耳を指し示しながら相手へと名乗った*]
─ スラム街・路地 ─
[建物の陰に移動したのは、潜む為、ではない。
視線の主が追いかけてきたならその姿を視認出来るだろうという思惑もあるが、一番は身動きを取りやすくする為だ。
宅配の品を運んできた大きな鞄の中は、今は受け取り伝票と注文票しか入っていない。
だが、これを持ったまま咄嗟の行動は流石に取り辛いから]
手を空けたい時にも困らない様に、って勧められたのを買っておいて良かったわ。
[一旦鞄の中身を出すと、何重かに折りたたみ裏返す。
出てきたベルトと四隅を伸ばし、ウエストポーチに変形させた鞄に中身を戻して腰に取り付け。
次いで、ふくらはぎに手を伸ばすと留め具を外し、フックに鎖の中間を引っかけ直す。
これで何が起きても咄嗟に反応できそうだと顔を上げると、小さな猫らしき生き物は目に入るだろうか。
入らずとも、>>74変わらず離れる気配の無い視線に眉を顰めたまま建物の陰に沿って路地を進んでいった**]
[その後小さな獣の姿を見止めて近付いてみたわけだが。
獣に逃げる様子はない。>>67
それどころか近付く少女に向けて猫っぽい鳴き声まであげてくる]
……案外友好的、って、言うのはちょっと違うかな。
関心は持たれてる?
あいにくと偵察されて困ることなんて、
わたしにはなんにも、ないけど。
[やはりタイガの呟いていた通り偵察要因なのだろうか。
だとしたら本人が直接出向くとは考えにくい。つまりは能力で造り出した分身と考えるが妥当か。
村で少女と同じような役目についていた者の中にも、
分身を造り出す能力を持つ者がいた。その者は確か煙を媒介にしていた。
この獣もああいう分身に近い系統だというなら、
ここで獣をぶっ潰してしまっても術者本人が傷つくことはなさそうという結論に至り]
丸腰相手にそれはないんじゃない?
[事前の準備など必要ない癖に軽く口を尖らせる]
せっかちだなぁ。
[相手の都合などお構いなし。
早く出たいなら戦えば良いなど言っておきながら、急ぐ必要が無いために性急な相手に非難めいた言葉を投げた]
小カラカルアターック!
[くねりと尾を動かすと、ノトカーの足元から影が盛り上がり、「目」として使っていた小カラカルが2体、ヤコブ目掛けて飛び出した。
攻撃力なんて備えていない、叩けばすぐ消えるような代物だ。
それでも小カラカルは噛み付こうとする仕草を見せる*]
― スラム街 ―
[ 狼の匂いに気を取られる前、どこまでも素直なアイリの物言いと、問いかけに>>80くつりと笑う ]
面白いな、お前は。
[ この世界に新種として産まれ、厄介な連中に追われる性を嘆きながらも、他者の幸福を願うなどと口にする娘。
恐らくあの狐にずっと護られてきたのだろう。
いや、或いは、だからこその従者か ]
生憎と、俺は自分の退屈しのぎを探すのに手一杯だ。他人のことにかまけてる暇はない。
[ 返した言葉は、矛盾だらけに聞こえたろう。けれど、男にとっては、紛れも無い真実だ。
その能力故に、この危険に満ちた世界に在りながら滅多に死ぬ事の無い男を、最後に殺すのは「退屈」だろうから ]
おねーさん、彼氏行っちゃうけど良いの?
[小カラカルから聞こえるのは青年の声。
驚かせるのを目的としたそれがどう作用するのか、「目」を通して覗き込む*]
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