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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が7名、人狼が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
ち……やっぱ、威力落ちるか!
[左の拳は狙った所に入ったものの、やはり、加速が乗っていない。
下がる真紅>>0:118を無理に追う事はせず、こちらも後退しながら態勢を立て直した]
……てーか、あの発想の無茶さ加減はさすがだよなぁ。
[そんな呟きを漏らしつつ、距離を測る。
一筋縄では絶対行かない相手、だからこそ、対していると楽しくなる。
それと共に積み上がるのは]
ま、だからこそ負けらんねぇんだが……!
[生来の負けず嫌いもあるが、それ以上に負けたくない、という思いは強く。
口にする事で戦意を奮い立たせた矢先]
……っ!?
ちょ、なに……時流波に、干渉っ!?
[スリープモードに移行させていたはずの『Chronus Drive』が、アラートを吐き出す。
直後に目の前を駆け抜けて行ったのは]
……ひ、ひつじ?
え、なに、メリーくん???
[鳴きながら駆け抜けていく羊の大群>>0:122に、惚けきった声があがった。*]
[ 叫びたかった、ものすごーく叫びたかったが自重した。ここで叫んでも何もならないのは明らかだったからだ ]
[ 代わりに入れたのは通信のスイッチ。
相手はゾフィヤだ ]
ゾフィヤ!くますけ、どうしてるか解るか?!
[ 原因があるとしたら、まずそこ、と、男は確信を持っていた* ]
─ バトルフィールド/観覧席 ─
[白熱するバトルに周囲からは何度も歓声が沸き起こる。
シェットラントはそれに混じりはしないものの、楽しげにバトルを見詰めていた]
動かすのにどんなプログラム使ってるのかしらねぇ。
[そちらに意識が向いてしまうのは職業柄已む無し。
茶兎もシェットラントの目を介してバトルを楽しんでいたようだが、唐突に耳をそばだてるように伸ばして辺りを窺う動きをした]
っ、はぁ!?
[元気な羊の声>>0:121。
それと共にバトルフィールドを横断する羊の大群>>0:122。
最前列から悲鳴が上がったような気がしたが、シェットラントは度肝を抜かれたような声が出た。
呆気に取られているうちに羊達は電磁網の辺りで消えて行き、辺りには妙な静寂が残る。
そんな光景に呆けているシェットラントを、籠の中から茶兎がてちてちと叩いて意識を戻させようとしていた]
……なんだったの、今の。
[意識を戻して零す声。
そんなシェットラントの視界に、電脳世界を介して茶兎からある訴えが飛び込んで来た。
曰く、『今一瞬本体と繋がったのよー!』とのこと]
(何ですって!?
全部切り離してるはずなのになんで…!)
[あり得ないことが起きている。
そう知覚するには十分な出来事だった]
(落ち着いてラヴ、今は繋がっていないのね?)
[確認すると茶兎から是が返って来る。
それには安堵を零し、遠隔シートで茶兎内のデータ検索を行い始めた]
(何か流れて来ていないか、出ていないか確認するわ。
流れてきたものがあったら整理してまとめておいて頂戴)
[厄介なことになったと思いながら、茶兎へと指示を出す。
ゾフィヤにも伝えておくべきね、と通信プログラムも立ち上げた]
ゾフィヤ、ちょっと拙いことになったかも知れない。
ラヴが、一瞬だけど本体と繋がったって言ってるの。
今は切れてるみたいだけど……何か異変がないか確かめているところよ。
一応報告しておくわね。
― 探査衛星展示ブース ―
わー、やっぱ純戦型リッターは動き違うわあ……。
[バトルフィールドで対する蒼と真紅、モニターに映るその動きに上がるのはこんな声]
『レルヒェ』とはそもの運用が違うんはわかってるけど。
……ここまで差ぁ出るんねぇ。
[思わずしみじみと呟いて。
それから、おっとお仕事お仕事、と意識をシステムへと向けた時]
……っ!?
[不意に感じたのは、強い思念波の乱れ。>>0:116
それがどこから感じられたのかは、すぐにわかった]
……え、なに……くまー、どしたん……!
[彼の精神生命体とは何度となく精神リンクを行っている。
だから、それがどこ発端かはシステムを介さなくてもすぐにわかった。
わかったのだが。
予想外にぶつけられた思念の衝撃をガードする余裕はなく、その場に座り込んだ。
『レルヒェ』とのリンクがぶれて、モニタの画像も乱れる]
……〜〜〜っ!
[そこに飛び込んできた通信>>5は、衝撃の抜けきらない意識にまた大きく響いて。
立て続けの衝撃に、なにかが飛んだ]
でっかい声、出さんといて!
うっかり逝くかと思ったやん!
[こちらも充分大声なのだが、そこまで気を回す余裕はなく。
呼吸を整えた後、改めてその気配をたどるが]
……ふぇ?
え、ちょ、なんで……!?
くまー…………辿れないって、どゆこと!?
[思念探査にも共鳴にも引っかかってこない。
恐らく、こんな事態は初めてだ]
ちょ、待ってて!
『レルヒェ』とリンクし直して、もっかい探してみる……!
[慌てて返した声はいつになく上擦っていた。*]
……はあ!?
ちま、うさとリンクしたのぉ!?
[なにこの予想外連続、と思ったのは一瞬]
こっちでも、ちょっと異常事態発生してるから、その影響かも……。
ん、うさの管理スタッフにはこっちから伝えとくわあ。
ちまの方はおにーさん、お願いねぇ。
もー、なんなの、なんなの。
大尉がいてん時に限ってこれってどうなん……。
[別口から飛びこんできた情報に、感じたのは頭痛(物理)]
……メレさんも今のは拾っとるよねぇ……システムの感知能力はあっちの方が高いし……。
あー、もう、『クロノス』は他と直のデータ共有ができんから、面倒なんよねぇ。
[基本構造こそ同じだが、あちらはブラックボックスの塊のような部分がある。
このため、他のシステムにデータを提供するには必ずワンクッションが必要となっていた]
とりあえず、『レルヒェ』と繋ぎ直さんと……。
[後は各所に連絡して、と。
やるべき事の手順を確かめつつ、まずは途切れたリンクを繋ぎ直す事に意識を向けた。*]
― バトルフィールド/スタッフ待機所 ―
[バトルフィールドに降り立つ紅と蒼の機体。
カークの乗る紅の機体は、彼の情熱を示すかのように鮮やかだった]
────……
[軍を離れていた彼が半年でパイロットへと返り咲いたのは相応の努力があってこそ。
諦めたくないという想いが体現した結果だ]
[バトルはどちらも引かず互角の様相を示す。
カークとメレディス、どちらも顔は見えないのに、生き生きしているだろう様子は機体の動きからも見て取れた。
そんな白熱した状態が一転したのは二つの機体が相互に距離を取った時]
えっ!?
[二機の間を元気に鳴きながら駆けて行く羊の群れ。
唐突に現れたそれに上がるのは驚きの声。
次いで、電磁網に溶けるように消えて行く様を見た。
それにより大群はホログラフであったと知る]
今のって───…
[なんだか半年前のようだ、と思うのも已む無しか。
周囲でも「おい誰か確認してこい!」だの「大尉に連絡!」などの声が飛び交っている]
私、来訪者の案内に回りますね。
[昼食はお預けかな、と眉を下げながら慌しくなった待機所から外へと足を向けた*]
[周囲を見回せば、程度の差こそあれ大体は自分と同じような顔してるのが目に入った。
この基地に常駐してるとやっぱトラブル慣れするんやろな、とかアレなこと思いつつスタッフの中に居た同期を捕まえて]
とりま、どうするにしろ模擬戦は一旦中断せんとならんやろ。
俺今手ぇ空いとるし、お客さんらの誘導手伝うわ。
その分確認やらプログラムの調整やらに手ぇ回しな。
[そう声をかければ、何時帰ってきたとも言われたが助かるという返事に笑いかけ]
ま、積もる話はこれが片付いた後に飯でも食いながらでいーやろ。
んじゃ俺あっち行っとくで、そっちも気張ってな。
[軽く肩を叩いた後、同期の側を離れた]
おい、マイクこっちに繋いでくれ。
[ どうしたらいいのか、とまどっているらしいイベント担当に通信して、会場に繋がるマイクと通信機をリンクさせる ]
『みなさーん、すみませーん、どうやら、羊のメリーがイベントに参加したくてデモ行進を始めたようです。
きっと新型機動兵器人気にやきもちやいちゃったんですねえ』
[ 軽い口調で、まるでこれが予定の寸劇でもあったかのように会場へと声を投げる ]
……ちょっとこれ、模擬戦どころじゃねーな。
[ああ、またトラブルか。
そんな事を考えつつ、『Chronus Drive』を起動する]
……時流波に干渉……波形は、過去のあれと同じ。
てことは、くま君かい?
[以前も未知存在として感知したもの、精神生命体の固有反応には、とため息が落ちる]
……とりあえず、データ抽出してゾフィちゃんに回すか……俺じゃ、追いきれないしな、これ。
[自分に感知できるのは、大きな揺れがあった、という事実のみ。
そこから先の精査は、他頼みだ]
……っかし、ここんとここんな干渉なかっただろ……何が起きたんだよ、一体……。
[はあ、とため息をつきながらシステムからのデータ抽出を開始しつつ]
にしても、なんで直接データ送れないかねぇ……。
[口をつくのは、そんなぼやき、ひとつ。*]
『「グライフ」と「フェニークス」で、これからメリーを宥めてきます。対決の続きは、また後で!整理券はそのまま有効です、待ち時間の間はその整理券で飲み物のサービスを受けられますので、楽しみにお待ち下さい』
[ 大人達には、何らかのトラブルが起きたと解ったかも知れない。だが、子供達へのフォローと、提供されるサービスで、動揺自体は収束を見せ始めることになる。
イベントを仕切る士官達も、男の意図を察して各所で動き始めている筈だった ]
/*
ちなみに、直接データを送れないのは、裏システム(『Aeon System』)のせいです。
下手にリンク構築すると、これに差し障るとか、いろいろあるというお話。
やっぱり何か起きてるのね。
えぇ、こちらは任せて。
何か分かればまた連絡するわ。
[ 『グライフ』への合図と、メレディスへの通信を送り『フェニークス』はドックへと引き上げていく ]
[ その途中、基地司令からの通信が、唐突に届いた ]
― バトルフィールド/観覧席 ―
[ゾフィヤとの連絡が一段落すると通信を切り、一旦周囲を見回す]
……模擬戦どころじゃないかしら。
一度離れた方が良いかしらね。
[パニック、とまではならないだろうが、これだけの人数が居ると不測の事態も起きやすい。
端末操作をしているのもあり、人の少ない方へ移動することに決め、観覧席の人混みを縫って集団の外へと出た]
(……今のところラヴへの影響は無さそう、かしら?
でもどうやってリンクが発生したのかしら…。
チャンネルが繋がった形跡も無いし、不可思議だわ)
[ざっと調べたところ、繋がったのが一瞬だったのもあってか、茶兎には特に影響は出ていない模様。
ただ、その経緯が調べ切れず、首を傾げる羽目になった]
(……ゾフィヤの言葉もあるし、さっきの羊の大群と関係がありそう、かしら。
プログラムの暴走にしてはやけにあっさりしてたわよね。
…ひとまず、また繋がった時の対処はしておきましょ)
[茶兎内の検索を終えた後、データの行き来を監視するプログラムを立ち上げる。
それにガードプログラムも上乗せして、万一のアタックを防げるようにもしておいた]
さて、と。
……調べるにしても、今回は派手に動けないものねぇ。
[『シュヴェーアト事件』では緊急時と言うことで軍のシステムに介入したりもしたが、今回はそうも行かない。
請われれば手を貸しもするが、それも限られた範囲内で、と言うことになるだろう。
大尉が不在、と言うのは色んな意味で痛かった*]
司令?はい、そうです、くま...『シオウ』は今現在所在不明だと...はい?
や、ちょっと待って下さい、それ隊長には...はあ、了承済みです、か。
いや、保護者と言えばそうかもですけど...
― 探査衛星展示ブース ―
[頼む、という言葉にりょーかい、と短く返した後、改めてシステムとのリンクを試みる、が]
……ぅ……なんか、ノイズある?
[先ほどの衝撃の影響か、他に原因があるのかはわからないが、雑音のような違和感が付いて回る]
これ、直接『レルヒェ』と繋がないとダメかなぁ……。
[その方が精度は間違いなく上がるのだが、まずは全体を把握するのが先、と改めて『ロートケールヒェン』を起動させる]
……視認できる範囲にはいない……か。精神リンクも、拒否られてるっぽい?
[全方位レーダーにも、力の探知にもやっぱり引っかからない]
これちょっとどこじゃなく、まずいわぁ……。
[その場に座り込んだまま、はあ、と大きくため息をつく。
立ち上がる気力が回復するには、まだちょっと時間がかかりそうだった。*]
[ 結局、にこやかに有無を言わせぬ調子で通信は終了し ]
......また、丸投げかよ?
[ 大きな溜め息とともに、男はがくりと肩を落とした ]
[手伝う、とかかる声>>28。
見覚えの無い顔に訝しげにしていると、周囲から「そいつ特務部の派遣部隊」と説明が入った。
知らないのも道理、と納得して改めてその人物に向き直る]
ありがとうございます。
私は情報部広報課のミリアム・ジーベルと申します。
階級は伍長です。
先ずは観覧席へ向かいましょう。
放送は入りましたが、不安にしている方もいらっしゃるかも知れないので。
[初対面と言うことで自己紹介もして、彼だけでなく他の者達とも共に観覧席へ。
問い合わせやドリンクサービスの対応にしばらく追われることになる**]
[データ抽出をしている所に飛び込んできたのは、場を仕切る放送。>>24 >>27]
……こう言う所はさすがだよなぁ。
お祭り男、半端ねぇわ。
[想定外事態に強いのは素直に称賛している所。
そんな思いを乗せた所に飛び込んできた通信に、は、とひとつ息を吐いた]
了解しました。
……くま君に何かあったんでしょ?
なら、そっち優先しないとヤバいですからね。
[通信を返した後、蒼の機体をドッグに引き上げさせる。
その間にデータの抽出は完了していた]
……システムは、起こしといた方がいいか。
[何があるかわからない以上、その方が対処しやすいだろうから。
……それが自分に齎す影響は、とりあえず目を瞑る方向で。**]
[ やがて、ドックへと引き返し、機動兵器から降りた男は、とりあえず会場が落ち着くのを待ってから、士官達を呼び集める。
中には男の要請でやってきたメレディス、ミリアム、ゾフィヤの姿もあっただろう。
そして、何故かシェットラントとハンスにも、呼び出しがかかっていた ]
さっきの騒ぎだが、どうやら、くま...『シオウ』が原因で起こったプログラム異常らしい。『シオウ』は現在所在不明、基地司令の指揮でプログラムの修正と『スノウ』への深刻な影響阻止の対処はされてる。
で、俺達の仕事だが...
物理的な事態の収拾、具体的には『シオウ』の発見と捕獲が目標てことになる。
あー...ちなみに、この作戦の指揮官には俺が任命されたんで、よろしくな。
[ 軽い口調と苦笑混じりの表情は、周囲に何を思わせたか ]
...『シオウ』は、元々精神生命体だ、つまりその気になれば、誰か人間に憑依できてしまう。...或る程度波長が合う必要はあるけどな。
[ 半年前の自分のように、とは口にしなかったが ]
万一、来場客に乗り移って外に出られたら目もあてられん、当面、基地の出入り口は仮封鎖して、出入りを止める。
そして、イベント終了までの間に『シオウ』を見つけ出す。
捕獲には電磁フィールドを使う。位置が特定できれば、その周囲に網を張って動きを止められるはずだ。
もっとも、あいつは見た目によらずすばしっこいし、怯えるとどうなるかわからない。
発見したら、無理に捕獲せず、各自の端末から、発見地点のデータを送ってくれ。
最終的に、そのデータの集積で所在を特定して囲い込めるようにしたい。
よろしくな。
[ そうひととおりの作戦を告げてから、男はシェットラントとハンスの元へと近付いた ]
よう、えらいとこに居合わせちまって気の毒したな。
けど、出来れば二人には、このまま力を貸して欲しい。
...てのが、司令からの要請なんだ。
頼んでいいか?
[ 基地司令が絡んでいる段階で、これは明らかにシェットラントのハッカーとしての技能と、ハンスの能力をあてにしてのこと、とわかるだろう* ]
※くまぐるみ捕獲作戦
ポイント累積制でダイス目によって探索&捕獲作戦を展開します。RP上の方法は自由。相手は精神生命体なので、物理以外の方法も有効かも?
☆ルール
目標値10、actで1d20を振って6〜14の目が出たら探知成功で10ポイント獲得。
丁度10の場合はボーナスがついて15ポイント獲得、参加者全員の累積100ポイントで、くまぐるみを発見できます。発見者は100ポイント目を取った人。
回数制限はありません、2IDの人も両PCで実行してOK。
獲得したポイントは、その都度メモに残してください。(GMの集計用)
探索成功時は、くまを目撃する、触る、捕獲する等の動きをして構いません。ただし、100ポイントに達するまでは、一時捕獲してもすぐに逃げ出してしまいます。
また秘話による通信はくまに対しても通じます。が、話しかけて返事があるかどうかは保証の限りではありません。
[ドリンク配布に加え、子供達には飴玉などのちょっとしたおやつもサービスして。
ひとまずの落ち着きを確認した後、集合するよう呼び出しを受けた>>39]
えっ、くま君が所在不明?
[伝えられた内容に先ずは驚きが出る。
次いで対応>>40>>41が伝えられると、そうよね…、と指揮官任命の点で僅かに苦笑が零れた]
対応了解。
データ収集をメインに動くわ。
[了承を返して、早速くまを探しに行こうとして]
……あら?
[ハンスはともかく、シェットラントまでこの場に居ることに首を傾げていた**]
[さてどうしたものか、と思案を巡らせていると、広報課の人がシェットラントを見つけて声をかけてきた]
…え? アタシに呼び出し?
ケルナーさんから、ねぇ…。
[ラヴのことは知らないはずだけど、と思考の内で呟きながら、何事かあったのだろうと考え要請に応じる。
こういう時、自分に声がかかるとすれば……厄介事以外に考えられなかった]
[軍関係者が集まる中、シェットラントも緊急ミーティング>>39に顔を出す。
くま、や『シオウ』については何も知らなかったが、『スノウ』へ影響が出ていること知ると、あらまぁ、と小さく声が零れた]
精神生命体……
[『シオウ』を示す単語>>40に、もしかして、と胸中で思う。
コンピューターを介さずに干渉出来るとしたら、その手の異能ぐらいしか考えられないのだ]
……ふむ。
[その後、対応について>>41を聞き、納得するように小さく唸る。
捕まえるとなると難しい話だが、発見のみであればシェットラントにも分はある。
尤も、それには軍の協力も必要となってしまうが]
[改めてこちらへと声をかけてくるカーク>>42に苦笑めいた表情を返す]
司令から、ね。
[その一言で何を意味するかは容易に知れた。
次いで、司令からの要請となれば、諾も得やすいかと口を開く]
頼まれるのは構わないのだけど。
そのためにいくつか許可を得たいのだけど、良いかしら?
一つ目は、その「くま」って言われてるものの画像か動画を見せて欲しいわ。
出来れば全身が写ってるものを。
流石に初めて見るものを探すのは難しいですもの。
二つ目は、可能ならこの基地の”目”を貸して欲しいわね。
カメラはあちこちにあるはずでしょ?
それを使わせてもらえるなら、広く探査することも可能よ。
勿論、それ以外のシステムには干渉しないわ。
許可を得られないなら…カメラ付きの飛行ドロイドとか無いかしら。
それがあれば上空から探すことが出来るから。
……ひとまずこれくらいかしら。
アタシはあくまでコンピューター技能に強いだけだから、異能や精神生命体に関しては門外漢だわ。
それらを探知するプログラムなんて持ち合わせてないから、物理的に探すしかないと言うのは了承して頂戴ね。
[異能に触れたことがあるとは言え、そのデータは軍に返却し手元に残してはいない。
故に専用プログラムなんてものは無いし、地道に探すより他無かった]
[何でもない風で異能や精神生命体について触れるのは、かつて『シュヴェーアト事件』に関わったが故。
それを知らぬ者には疑問を抱かせるかも知れないが、ここに呼ばれた以上、隠してどうこうなるものでもない、とシェットラントが割り切るのは早かった]
それはそうと、久し振りねぇハンス。
元気にしてたかしら?
[その場で顔を合わせたハンスに声をかけ、嬉しげに笑いかける。
腕にある籠では茶兎が長い耳を揺らして籠の中からハンスを見上げていた**]
[座り込んでふにぃ、としつつ、大尉直属のシステムエンジニアに連絡を取る。
茶兎の異変を伝え、『ブラオン・ラヴィ』本体の状況の確認を依頼する事数分、不自然な外部リンクが生じた事が伝えられた]
ぁー……データ関係の諸々は、大丈夫なん?
『そっちは現在精査中だけど、今の所問題ない。
念のため『近衛槍兵』の増員と、あと、『ジャバオック』はスタンばってるよ』
そか……あ、ちまの方の保護者さんも、今こっち来てるん。
急ぎん時は、ウチ介さないで連絡とって。
直通、使えるんでしょ?
[さくさくと指示を出す。
階級的にはあちらの方が上なのだが、大尉不在時にはこちらに色々が飛ぶ事が多かったりする]
ていうか、大尉、いつ戻りだっけぇ……。
『……あっちこっち回る必要あるって言ってたから……今日中は厳しいかもなぁ』
……そっかぁ……。
『まあ、ラヴィの方はまかしといて。
今は、シオウの方が大事みたいだし』
……そーね。
『あ、そうそう。
シオウ関係の対策チームが編成された。スズメちゃんもそっち回ってって』
…………あ、やっぱり。
[続けて伝えられた内容に、はあ、と息を吐く。
集合場所を問えばこれから行こうと思っていた場所で。
りょーかい、と返して通信を切った]
ま、『レルヒェ』の調整もいるし、。
さくさくいっとくかあ。
よっ、と。
[掛け声かけて立ち上がり、ブースの方を同僚に任せて、向かう先は機動兵器のドッグ]
[やって来たドッグで状況と今後の方針を聞く。>>39 >>40 >41
くまが所在不明とか、その辺りの事は先に感知していたから、話を聞いても驚きは少ない]
ん、確かにあの子ビビりだからねぇ……。
接し方間違ったらややこしくなりそうなのは、同意だわあ。
[過去に接触した時のあれこれから、色々と思い出してぽつりと呟き]
ん、りょーかい。
とりあえず、色んな方向から突っついてみるわぁ。
[言いつつ、視線を向けるのはドッグの隅に佇む細身の機体。
その場での話が終わるとそちらに向かう……前にちょっと進路変更して。
無言でハンスの後頭部を一発叩いてから、ぱたぱたと『レルヒェ』の方へと駆けて行った。**]
帰ってきてたんなら、一言連絡するくらいしなさいよ。
……そりゃあ、今日はいろいろ忙しかったけどさぁ。
[叩くのと同時に、ぽそ、と落としたのはこんな一言。
声音にははっきりそれとわかる不機嫌さが混じっていた。**]
[諸々が落ちつくまでの間、行うのは機体のシステムチェック。
『Chronus Drive』への干渉が余計な影響を出していないかのチェックは、何気に重要だった]
……取りあえず、大丈夫そう、かな。
[模擬戦に絡むあれこれには影響なし、と確認した所で機体から降りる。
やがて集められる士官の中、ゾフィヤを見つけたなら先ほど抽出したデータを保存したチップを渡しておいて]
……よーするに、くま君相手のかくれんぼと鬼ごっこ、と。
[なされた説明を一言でまとめるとそんな感じか。
それですませるには色々と大事なのはわかっているが]
了解、んじゃ、見回りがてら一巡りしてきます。
[能力的には、感知はできても、探査には向かない。
となれば、物理で歩き回るが吉だろう、と。
そんな判断に達するのは速かった]
[それじゃあ行くか、と歩き出そうとした所に目に入ったゾフィヤの動き]
……ぁー……。
[微笑ましいなあ、なんて。
ちょっとだけ思ったのは赦されろ。
それぞれ民間から『大事件』を経て引き抜かれた者同士、何気に接触する機会は多かったから。
ついつい、保護者視点で見てしまうのは已む無しだったりした。**]
[ そもそもの、くまの出自と、最初の騒ぎを知っている軍関係者の動きは素早い。
男の指示の意味を理解すると、各自が自分のやるべき事へ、と動き出した ]
一般の見学者に余計な不安を与えないようにも気をつけてな。
なんかあったら、これもびっくりイベントです、で、ごまかしとけ。
どうしても困ったら俺のとこへ連絡しろよ。
なんとかすっから。
[ 口八丁手八丁、緊急事態が起こっても、その緊急事態そのものを丸め込む才がある、とすら噂される男は、そう言って、笑顔で彼等を送り出す ]
[ そして、協力要請に応じてくれたシェットラントの要請事項を聞くと>>50 ]
ん、りょーかい。
アドレス教えてくれ、『シオウ』の動画とモニタリングデータを送る。
[ それは機密に属するデータのはずだったが、男に、ここで出し惜しみをするつもりはなかった ]
基地内のカメラな...個人的に使用許可ってのは無理だが情報部と連携協力しての探査使用なら問題ない筈だ。ミリアム・ジーベル伍長と、設定については相談してくれ。
[ カメラの使用についてもそう請け負って、ミリアムに視線を向ける ]
シェットは民間人だが優秀なプログラマーだ、もともと別件で軍に協力してくれているって事情もあるから信用していい。
[ その説明でミリアムは納得したかどうか。ともあれ、なりふり構っていられないのが現状ではあるのだ ]
丁度イベント撮影用の飛行機能つきカメラアイが用意できてるから、足りない分は、そっちも使ってもらって構わない。
[ そして、少し声を落として ]
......シュヴェーアト事件の時、俺は、何も手伝えなかったが、お前さん達の活躍については聞いてる。
また迷惑かける羽目になっちまって悪いんだが、今度は出来る限り俺も手を貸すから、助けてくれ。
[ そこまでを真顔で言ってから ]
[>>36声をかけた相手からはやはり訝しげな顔を向けられたが、周りから説明もあってすぐに受け入れてもらえた様だ。
笑顔になった女性にこちらも笑みを返し、改めて会釈をし]
俺…っと、自分はヨハン・ブロデリックです。
階級は軍曹ですが、今聞かれた通り派遣部隊所属で基地のことには疎いんで。
おおまかにでも指示してもらえっと助かります。
[階級だけみれば彼女より自分の方が上だが、基地内に関して詳しい相手に指示を受けた方が混乱は無かろうと申し出。
ミリアムや他スタッフ達と共に観客の誘導・ドリンクサービスの対応など手の足りぬ所を手伝った]
…っし。
これでなんとか一段落ついた、か?
と、そういや今何時…あ、やべ。
[観客席も捌け、ドリンクサービスの混雑もようやっと落ち着いてきて。
ふと時計を確認し忘れていたことに気付けば、部隊の集合時間が近付いていた。
あと2,3程出店回ってどこぞへの差し入れを買っておきたかったがまぁ仕方ない。
見ればミリアムはどこかに移動したようで見当たらなかったので、同期の友人に声をかけ]
そろそろ定時連絡の時間なんで、俺行くわ。
最後まで手伝えんで悪ぃな、ジーベル伍長にも伝えといてくれっか。
んじゃまた後で……ん?あ、はい。
ブロデリックはお…自分、ですけど。
──へ?
俺も呼ばれてるん、ですか?
や、それは構わんのですけど、上官から許可を得んとなのでちょい待ってもらえます?
[手伝い半ばで抜けることを友人に詫びていた所を呼び止められ、>>39告げられた内容に首を傾げた。
トラブル対応に召集かけられるのはともかく基地に常駐してる訳じゃない自分にお呼びがかかるのはどういう事だと疑問に思いつつ直属の上官に連絡を取ると然程置かず返信が届いた]
…と、早いな。
事態の収拾がつくまでケルナー少尉の指揮に従え、か。
すんません、お待たせしました。大丈夫、行けます。
[上官から了承が返ったのを確認した後、呼び出された先へと向かえばちらほらと見知った顔が居るのにまた目を丸くした]
[一方、ハンスからの連絡を受けた上官は文面に書かれた名に軽く目を細め。
通信機を立ち上げると、妹からも聞いたその名の相手に以下を送った]
久し振りだな、ケルナー。
こちらパーヴェル…あぁ、ルカーの方な。
折角の晴れ舞台に水差されちまって拍子抜けして…はねーか、お前だもんな。
と、この辺の話は追々落ち着いた後にするか。
何かうちの部下が世話になるって聞いたんで、よろしく頼むなっつーのが一つ。
それともう一つ、お前うちの妹と知り合いだったんだな。
妹がな、お前と知り合ったときに出来た”怖がりな友達”にナニかあったんじゃないかって心配しててな。
出来ることがあるなら、自分にも手伝わせてくれないかって言ってんだ。
で、うちの部下が世話になるのもその絡みなら、部下だけじゃなく俺らも含め使えるとこは使ってくれや。
用件は以上だ、忙しいとこ邪魔したな。
[厳密に言えば、驚いたのは民間人のシェットラントがいることに対してだけで、後はまぁ、基地に在駐している以上居て当然ではあるのだが。
約一名に対しては、若干というか、少しというか、割と気まずいというか。
何となくぐったりしてる様に見えるのも相まって何ともいえない心持ちになりつつ>>39>>40>>41カークから切り出された話を頭に叩き込んだ]
…そりゃ確かに、外出られたら厄介、やなぁ…
[『シオウ』というのがどういう役割を務めているか知らないが、基地プログラムやスノウにまで影響を与える程の力相応のものだろう。
尚且つ波長が合えば人に憑依できるなどと聞けば、確かに早急の確保が求められてしかるべきだろう。
電磁フィールドを使用して捕獲という所と>>42司令からの要請という言葉で、自分とシェットラントが呼ばれた理由も大体理解出来た]
俺は元々この基地…つーてもあんま居てないですけど、所属は此処ですし。
うちの隊長殿からもケルナー少尉の指揮に入れ言われてますから問題無しです。
で、俺もそのシオウ…くま?いうのがどんなんか知らんので見せてもらえませんか。
[呼び出しを受けた時の連絡で上官からは、むしろ積極的にカークに協力するように言われている。
ハンスは知らないことだが、上官の妹が半年前の騒動と似た空気を感じ、”友達”を案じたことがその理由。
その辺りはハンスからの連絡の後上官が発した通信を受けたカークの方が把握しているだろう。
それが無くとも、司令からの要請となれば断る選択肢自体多分最初から用意されてない。
>>49苦笑を浮かべたシェットラントも同様の考えだろう、>>5是を返した彼が許可を求めた項目の一つ目に自分も便乗させて貰い。
それからようやく、顔馴染みとの再会を喜ぶ段に入る事が出来た]
俺は元々この基地…つーてもあんま居てないですけど、所属は此処ですし。
うちの隊長殿からもケルナー少尉の指揮に入れ言われてますから問題無しです。
で、俺もそのシオウ…くま?いうのがどんなんか知らんので見せてもらえませんか。
[呼び出しを受けた時の連絡で上官からは、むしろ積極的にカークに協力するように言われている。
ハンスは知らないことだが、上官の妹が半年前の騒動と似た空気を感じ、”友達”を案じたことがその理由。
その辺りはハンスからの連絡の後上官が発した通信を受けたカークの方が把握しているだろう。
それが無くとも、司令からの要請となれば断る選択肢自体多分最初から用意されてない。
>>49苦笑を浮かべたシェットラントも同様の考えだろう、>>50是を返した彼が許可を求めた項目の一つ目に自分も便乗させて貰い。
それからようやく、顔馴染みとの再会を喜ぶ段に入る事が出来た]
……ってぇ!?
[スパーン、という良い音とそれに相応しい痛みに思わず声をあげ。
一瞬何が起きたか解らなかったものの、耳に届いた声ですぐに理解は追いついた。
声を返そうと顔を向けるも、相手は既に自機へと向かって駆けていて背中しか見えず。
届かないだろうとは解りつつも、小さな声で返事を落とした**]
…無理するん解ってるんに、顔出せる訳無いやろ。
[力の行使が彼女の疲労に繋がることを知っている。
特にこういう人が集まる時、負担が増えるくせにそれを表に出すことも厭うのも。
そんな中自分が顔を見せて万一にも無理させるのは嫌だ、とは言えず。
ぶっきらぼうな短い声に感情を吐き出した**]
…………っ。
[声そのものは、すぐに離れたから届きはしない、けれど。
意識は向いていたから、声に込められたものは拾えてしまう。
それにまた、違う意味で怒鳴りたくなるのはぐっと堪えた]
― 『レルヒェ』コクピット ―
[白を基調に、黒と金のエングレームを細やかにあしらった細身の機体──RT-Gタイプ001『レルヒェ』のコクピットに飛びこみ、パイロットシートにぽすん、と落ちつく。
『レルヒェ』のコクピットには、操縦のためのグリップの類はなく、代わりに、幾つものタッチパネルが設置されていた]
……ばぁか。
[むくれた表情でぽそ、と呟いた後、深呼吸ひとつ。
気持ちを切り替え、両サイドのパネルに手を触れた]
……『Geist System』リンク。
『レルヒェ』再機動。
……シンクロレベル、3にシフト。
[意識を澄ませ、機体とのリンクを高めていく。
そうする事で、イベント会場全体の状況を把握できるように。
本来の使い方は戦場における広範囲索敵なのだが、物は使いよう、というやつである]
……さすがに、結構ざわついとるねぇ……ここに紛れられると、ちょっと厳しいなぁ……。
[人の流れや動き、そう言ったものを一通り確認して、ぽつり、と零すのはこんな呟き]
……とりあえず、直接リンクは拒否られてる感じだし。
さっきメレさんからもらった波形パターン、追跡してみるかあ。
[今できそうな方法の中で、一番成功の可能性の高いものを実行するか、と。
先にメレディスからもらったチップのデータを取り込み、『Chronus Drive』が感知した力の波形を『Geist System』で追跡してみる、が]
……んー、さすがに、警戒されてるかなぁ。
[それとも、自身のコンディションの乱れのせいか。
どちらかはわからないが、『ロートケールヒェン』に同一波形は引っかからず]
暴走したってなると、くまーも色々と落ちついてないんだろーし。
ちょっと、間ぁ開けてから呼んでみるかぁ。
[はふ、とため息一つ落とした後、パネルから離した手を組んで上へと伸ばし]
……ちょーどいいから、ちょっと、休も。
[はふ、とため息ひとつ落としてパイロットシートに埋もれた。**]
― イベント会場内 ―
さて……足で探すのはいいとして、と。
[ドッグを出て歩きつつ、手を回して後ろ頭を軽く掻く]
宛が全くないんだよなぁ……俺、あいつとはあんまり関わりないし……どーすっか。
[正直、姿形以外の情報は皆無。
ただ、その特性はある程度把握してはいる]
ほんとに。
そもそも、なんでいきなりいなくなったか、だよなぁ。
それがわかれば、探しようもあるんだけど。
[前の時はどーだったっけ、と。
歩きながらぼんやり、半年前の記憶を辿ってみた]
/*
ゾフィヤの方でいぢけスイッチが入ってしまったので、必然的にこっちがメインになるんだけど、しかし、探す手段がほんとに物理しかない俺じゃった……!
あー、いっそまだ開帳してない過去語りでもするかー。
引き抜かれた理由とか、まだちゃんと書いてないし。
[>>58ゾフィヤの一連の行動を何だかほのぼの見守ってる人がいるのは気付けなかった。
というよりも他にも何人か似たような目線がこちらに向いていたので個別認識出来なかったというのが正しいか。
遠ざかる背中を見送りながら、何か言いたげにもばつの悪い子供のようにも見える表情をハンスが浮かべたのはほんの一瞬。
>>55衝撃を受けた後頭部を何度かさすりながら、シェットラントとカークに改めて向き直ると頭を下げて]
話の途中っしたよね、すんません。
俺の方はさっきも言った通り問題無しなんで、気にせんと使って下さい。
足使うんは慣れてるんで、基地ん中見て回るくらい余裕ですし。
うちの部隊自体、「あの」お二人からのお願いには慣れてますから。
[>>61カークの小声は神妙な顔で聞いたものの、>>62続いた笑みには派遣部隊は文字通り各地への派遣が主な仕事だ。
情勢の調査やら何やら、活動は多岐に渡り中には「子供たち」の保護に動く事もある。
そういった意味でも想定外の仕事には慣れているとカークに笑ってみせた]
[『シオウ』のデータは>>60シェットラントと同様にこちらにも送られたろうか。
少なくとも容姿の確認だけは済ませてから、左手の手袋を外しつつミリアムに声をかけ]
ジーベル伍長、基地のカメラの位置データって頼めます?
その辺目ぇ届きにくいとこ重点的に回ってこよう思うてるんですけど。
[自分は精神生命体と面識が無い上、探索系の異能を持っていない。
故に機械や能力者の手が及びにくい所を探すのが良いだろうと考えた。
ミリアムからか他者からか、カメラの位置データを端末に入れた後]
ありがとうございます。
んじゃ、見つけられたら連絡入れますんでよろしゅう頼んます。
[そう言って、もう一度礼をした後ドックを後にした]
仲良いなあ。
[ その後に、笑いながら口にしたのはそんな台詞。
揶揄うというよりは、どこかほのぼのとした表情だったのは、メレディスと共通していた ]
[ 一応、その場での説明や指示が一段落すると、男自身も、動き出す。最初に向かうのは、セオリー通り犯行現場...もとい、くまぐるみが消えた「KUMAroom」 ]
[ その途中、受けたまま返事をしていなかったメールに返信を送った ]
……しっかし、しくった…
ってか、こーなる思てたら顔出してたんに…
[カーク達の側を離れ、一人になった所でもう一度頭に手をやって。
零したぼやきは、先程のやり取りについてのものだ。
>>78カークからは仲良いとか言われたが、こちらは何とも微妙な表情しか返せなかった。
言うべきことは他にもあるのに、何であのようにしか言えないものか。
生来の性格も勿論あるが、階級が違うとか、男の矜持とか、そういう青臭いもののせいとは自分でも自覚があるのだが]
…無理させたないだけ、なんだけどなぁ。
[上手く立ち回る、なんて柄じゃないと解ってはいるけれど。
自分の不器用さに溜息を一つ大きく吐いた後、意識を目下の目的に集中させようと頬を叩いた]
あらまぁ、大盤振る舞いね。
[>>60 要請にまさかモニタリングデータまで出てくるとは思わなかった。
目を円くしつつもアドレスを提示し、動画とデータを送ってもらう]
連携協力ね、分かったわ。
[カメラに関してを聞けば、視線は一度ミリアムへ。
カークがミリアムに説明するのを聞き、知ってたのね、と心の中で呟いた]
そうね…固定カメラだと死角もあるでしょうから、そっちも借りることにするわ。
ジーベルさん、お願いね。
[飛行カメラについても借りる旨を伝え、ミリアムに声をかける]
[次いで、声を落としての言葉>>61には]
あら、有名になっちゃったものねぇ。
迷惑についてはまぁ……今更じゃないかしら。
[同じように声を落として言い、クス、と笑う。
5年半前から密かに軍に関わっているのだ、本当に今更なのである]
大尉からたーっぷり甘味頂くことにするわ。
報酬はそれで十分よ。
協力は任せて頂戴。
[笑うカーク>>62にそう言って笑い返した*]
[ハンスとの邂逅時、彼も茶兎に気付いた>>68ようで]
今日だけの特別…だったんだけどねぇ。
[こちらも声を落としての返答。
タイミングが悪かった、と言うのは声質からも感じ取れるだろう]
[ハンスが茶兎を覗き込んだ直後、傍から良い音とハンスの悲鳴(?)が聞こえて>>69思わず噴出す]
あらあら、貴方達も相変わらずね。
[去っていくゾフィヤ>>55も視界に入れながら楽しげに笑った*]
>Re:
今日も可愛い妹の顔を真っ先に見に行ったみたいだな?このシスコンめ。
ブロデリック軍曹への配慮、感謝する。
サシャにも心配かけちまってすまないな。
今は、とりあえず、その友達を捜してるとこだ。万一見つけたら教えてくれるように伝えてくれ。
俺のアドレスは確か彼女には教えてねえから、伝えてくれると助かる。
アドレス知っても、口説きゃしないから安心しとけ(ーー)v
[基地内カメラの使用の件>>60を振られると、一瞬、え、と声が漏れる。
私の一存では、と思ったものの、指揮官であるカークが許可を出しているのだから拒む理由も無く。
シェットラントの事情も伝えられ、こちらを見るシェットラント>>82へミリアムも視線を転じた]
……分かったわ。
シェットラントさん、後で臨時のパスをお貸ししますので出入口の案内所までお願いします。
[カークが信じているならば疑う余地も無い。
飛行カメラの件も合わせ、シェットラントには案内所まで同行してもらうよう願った]
あ、はい。
位置データなら直ぐに出せます。
[ハンスからの要請>>76を受けて、ミリアムは端末を操作し彼の端末へと転送する]
分かりました。
そちらはお願いしますね。
[そうしてハンスを含め、探索に出る者達を見送った]
…初手は空振り、か。
此処結構広いしなぁ…焦らんと頑張ろ。
[機材の影になった死角を覗き込んだものの、そこには空間があっただけ。
軽く空を見上げるもすぐに気を取り直し、次に目星をつけた先へと足を向けた**]
― KUMAroom ―
[ 部屋では、くまをモニタリングしていた担当者と、技術系の士官が、沈黙してしまった端末を再起動出来ないかと奮闘中だった ]
直前のモニタリング画像は消失、と、音声データはどうだ?スタンドアローンの録音とってるはずだよな?
[ 基地のネットワーク自体に影響を及ぼす力を持つ生命体の記録をとるのに、ネットワーク依存では心許ない、と、進言したのは男自身だった。
その意見を容れて、音声記録は集音マイクを通して別室のポータブル録音機に保存される仕組みになっていた ]
『一応ありますけど、参考になるかどうか...』
聞いてみないと判んねえだろ、とりあえずデータ消失直前からの分聞かせてくれ。
[ 男の要請に従って、録音が再生される...そこに残っていた「声」は、たったひとつ ]
.........「怖い」か
― 案内所 ―
[シェットラントの話が終わった後、彼を伴い出入口の案内所までやってくる]
ちょっとごめん、そこ貸してくれるかな。
[システム直結の端末を借り、その日限りのカメラへの接続パスを作り上げ。
それをシェットラントへと渡す]
このパスでカメラへの接続が可能です。
ただし、ログアウトしてしまうと二度と使えなくなるので注意してください。
また、このパスの有効期限は今日中のみ、となってます。
…まぁ、悪用することは無いとは思いますが、規則ですので。
[最後の注意事項を伝える時には苦笑が少し滲んだ]
それから飛行カメラアイは単独で接続して使ってください。
操作方法はご存知ですか?
[複数あるカメラアイの内、一つを貸し出すという形でシェットラントに使ってもらうことに。
操作方法が不明な場合はそのレクチャーもする心算で問いかけた*]
[一方、ハンスの上官である男は、想定外のトラブルに妹を含めた新卒達がパニックにならぬようにと名目で派遣部隊を新卒たちの補佐に呼びつけていた。
そこに届いた通信を見れば、く、と口端をあげて笑い]
久方振りに妹に会えてんだ、これくらい大目に見ろや。
部下のことなら当然のこったから気にするこっちゃねぇよ。
サシャへの伝言は承った。
お前の話はちゃーんと俺んとこまで届いてっからそっちこそ心配すんなよ。
この騒ぎに片がついたらちゃんとノロケ聞かせろな、色男。
んじゃ、忙しいだろうし後はお互い始末が終わってからにしようぜ。
[楽しげな顔のまま打ち込み送信を済ませると、不思議そうな顔の妹にカークからの言を伝えた**]
[ それは、半年前、男が散々、聞いた言葉...そして、男の内に共鳴した言葉 ]
...あいつ、まーた、何にびびったんだか。
[ あの時の恐怖はもう解消されている筈、だとすれば、別の恐れをどこかに見いだして...また「逃げ出した」のに違いなかった ]
[あれやこれやと思考しながら歩く途中、『グライフ』のパイロットと気づいた子供たちに囲まれたりなんだり。
結構色々と足止めをくらう羽目に陥りながら歩いて行く]
……さすがに、人の多い所にはいない、か。
[やたらと怖がりで隠れたがり。
そんな印象が抜けないくまが、人の多いエリアにいるのはさすがにないかと思い。
足が向いたのは、休憩用に解放されている緑地エリアの方]
ここって、結構かくれんぼには向くんだけど……。
ゾフィヤ、くますけのやつ、どうやら本気で何かにびびって逃げ出したらしい。
つまり今は「怯えて、隠れてる」て状態なんだと思う。
...友達のことでも思い出してくれりゃいいんだがな。
……さすがに、そんなに安直じゃあない、か。
[ぼやきを一つ落とした後、後ろ頭掻く]
っかし、まあ。
なんでこんな騒ぎ起こしてるっていうか、何から逃げだしたんだか。
……ま。
不意にそういう気持ちに陥るの、わかんなくはない……けどな。
[自分も、力の存在を知ったばかりの頃、そして、それが周囲を巻き込む大騒動を引き起こした直後はそんな状態だったから。
勿論、自分とは状況も何も違うはず、とは、一応思うのだけれど。*]
[ とりあえず、一番広範囲の探査を行っているだろうゾフィヤには、判った事を通信で連絡して、男は一向に復帰する様子のない端末はひとまず諦めて、部屋を出た ]
さーて...意外と近くに隠れてる、なんてことは...
─ 案内所 ─
[ミリアムに連れられ>>92、案内所までやってくる。
パスが出来る間、そこに設置された機材を興味深げに見ていた]
ふぅん、流石軍の設備は違うわねぇ。
[シェットラント自身、端末の組み立て等も行うが、それにはやはり先立つものが必要なわけで。
軍にあるような機材は憧れに近い]
ありがとう。
今回限りなのも承知よ。
操作に関しては問題無いわ。
発見データはジーベルさんに転送する、で良いかしら?
[ざっと見た限り何とかなりそうだったため、時間を惜しみレクチャーは辞退して。
発見データの行き先を確認してから探索に向かおうとする*]
(ぽて)
あ?
(ぽてぽてぽてぽてぽてぽて)
...ちょ、ちょーまて!
[ 箱の中から落ちてきたのは、くまではなく、兎...それも大量に ]
のあああ!!
……ふぇ?
[色々と、物思いに耽っていたためか、うっかり変な声が出た。
それでも、どうにか気を取り直し]
あー……それで、拒絶モードに入っちゃってんですねぇ……。
何に怯えたか、が問題ですけど。
その辺り、反映させながら探してみますわあ。
― 案内所 ―
あ、はい。
私の方で構いません。
転送してくださったらこちらからケルナー少尉へと報告しておきます。
これが私のアドレスです。
[転送のためのアドレスをシェットラント>>100へと提示し]
それではよろしくお願いしますね。
[探索に出るらしい彼を見送った*]
[ 半年前、もふもふの山に埋もれた記憶が蘇る ]
またかーーーーっ!?
[ 思わず、叫んだのは仕方ないと思って欲しい、が ]
...と?
[ 箱から湧いた大量の兎は、次の瞬間に掻き消えた ]
はあ...さすがに修正早いな。
[ どうやら、くまの引き起こした異常は、前回の教訓を生かしたシステムの防衛強化によって、素早く修正をかけられているようだった ]
しっかしこりゃあ...本格的にイベント会場がやばいかも。
[ 修正がかかるとはいえ、箱を持ち上げた程度でこの状態では、人の多いイベント会場ではどうなることかと、改めて心配になる ]
一度様子見にいくか。
[ 人の多い場所に、くまがまぎれているという可能性も低くは無い、と、そう見積もって、男が次に向かう先は、イベント会場となっている『シュヴェーアト』のドック方面* ]
― 『レルヒェ』コクピット ―
[シートに半ば埋もれていた所に飛びこんできた通信。
それに返した所ではふ、と息を吐く]
……ほんっとに、ビビりな子ねぇ。
今度はいったい、何に怖がってんのやら。
[そこがわからなければ、見つけても解決はしないだろう、というのはわかる]
……呼んで、答えてくれるんなら、どーにかなるんだけど。
んー……。
[呟きながら意識を凝らそうとするものの、まだ少し、残る疲労が集中を上手く生かせない]
も、ちょい、休まんとダメか。
でも、探すときの篩いわけがし易くなったのは、助かるかなぁ。
─ イベント会場内 ─
[ミリアムからアドレスを受け取り案内所から離れ、人が少なめの落ち着いた場所へと腰を落ちつける]
先ずは探索対象の解析…全身のシルエットと色彩、動きの癖。
声は…ひとまず置いとこうかしらね。
これをプログラムに組み込んで、と。
基地カメラは自動検索で対応させときましょ。
それからカメラアイは、と。
[借りてきた飛行カメラアイに端末を繋ぎ、シェットラントの操作だけを受け付けるように設定する。
勿論これは返却時に解除する予定だ]
よし、行ってらっしゃい。
[設定を終え手を離すと、フォン、と言う音と共に飛行カメラアイが浮遊し始める。
近くに居た子供が、「すげー!」と見上げているのにはクスクスと笑っておいた]
さぁ、どんな映像が見れるかしらね。
[呟くと、意識を電脳世界へと移行させ、複数のカメラ画像を展開させる。
傍から見ればただベンチに座っているだけに見えるだろうが、シェットラントの瞳には基地内部のあちこちの画像が映し出されていた]
…んん。
(ちょっと人が多すぎるかしら。
動画を見た限りではそんなに大きくないみたいだし…。
モニタリングデータもリンクさせる必要あるかしらね)
[ざっと見た感じでは自動検知には引っ掛からない。
プログラムをもう一つ組む必要があるかと、電脳世界であれこれと作業を始めた*]
― 案内所 ―
さて、と。
私も探してみないと。
[折角案内所に来たのだし、と。
ミリアムはその場でカメラを利用して『シオウ』を探すことにした。
とは言え、シェットラントのようにプログラムを組んでと言うわけではなく、目視で行うことになるのだが]
精神感応のことを考えると、人の多そうなところには居ないかしら…。
ああでも、同調した場合は逆に安心するのだとしたら、むしろ人の居る場所に…?
うーん。
[あれこれと考えて、先ず覗いてみたのは人の多い出店の辺り]
[思念感応力を用いての探査は、特定の感情を目標として絞り込む事で精度を上げられる。
大抵はネガティブな感情を引っかける事が多いため、『Geist System』利用の全方位レーダーは諸刃の剣とも言われていた。
その辺りの遮断性や、コアとなるパイロットへの防御に関してのデータ収集が、『レルヒェ』の役割の一つでもある。
裏を返せば、現状での大規模探査の心理防御は自己責任なので。
今の精神状態は、何気によろしくないのだが]
……とはいえ、こーゆー時にこそ使ってなんぼ、だからねぇ、ウチの力は。
やれる事、しっかりやらんと……。
[こんな思考が心配かけている、と。
自覚はなくもないのだけれど。
強すぎる異能持ちの特徴とでも言えばいいのか、どうにもここは改まらなかった。*]
………うっ、人が多すぎる…。
[立ち止まる人も多いが、移動する人も多い場所。
あまりに人の流れが多くて目がついて行かない]
これカメラで見るより実際に見に行った方が探しやすいかも…。
[要は人が多い故に死角が多いのだ。
じーーっと見ていると動いた箇所全てを確認しなければいけないため、目が疲れてくる。
時折目頭を押さえてマッサージしながら、もう少し、と画面を見続けていた*]
― イベント会場 ―
[ 会場内に、今のところ異常事態は起こっていないらしい。
そして、現状、男の端末にくまの手がかりも届いてはいなかった ]
ま、そう簡単には見つからねえだろうけどな...
[ ぼやきつつ、自然に足が向くのはミリアムが居るはずの案内所 ]
─ イベント会場内 ─
(モニタリングデータは、と。
……あら、これもしかして対象の波形?
でも集積端末が無いと…あぁでも、機器にも作用するなら、
それを利用して特定出来るかしら)
[要は近付けて異変が起きればそこに居る、と言うことになるのだが。
対象そのものの波形ではなく、機器に作用した場合の波形データを取り込み、プログラムに組み込んでおく。
これで異変があった場合の原因特定が可能となった…はず]
(なかなか厄介ねぇ、この追いかけっこ)
[小さく嘆息しながら瞳は依然電脳世界に展開される画像へと注がれる。
そちらへと意識が集中しているため、籠の中で茶兎がそわそわし始めたのにまだ気付けては居なかった*]
― 案内所 ―
[声と共に頭に手が乗せられる感覚>>115。
振り向けばカークが立っていた]
あ、うん…。
広い範囲が見られるから良いかな、と思ったんだけど、無謀だったわね。
[座ったままに苦笑を浮かべてカークを見上げ、素直に同意を返す]
でもシェットラントさんはカメラで何かしようとしてるのよね…。
まさか同じように目視でやろうとしてるんじゃ。
[大丈夫かしら、と浮かぶのは心配の色]
― 案内所 ―
[ そのままぽふぽふと、ミリアムの頭を撫でる。既に手が無意識にやってるという状態だが ]
シェットは、プログラムに関しては一流だからな、映像から対象抽出するプログラミングくらいは朝飯前だろう。
そのために、くますけのモニタリングデータも渡したんだし。
[ シェットラントの心配をする様子にはそう伝えて ]
目視でやるなら、騒ぎが起こってから、だな。
さっきのメリーの群れみたいなの、また起こるかもしれないぜ。
[ 続いて告げる内容は、けっこう笑えない憶測だった ]
― 案内所 ―
[撫でられて、肩肘張っていた緊張が解れていく]
そっか…じゃあそっちは任せた方が良いのかな。
…と言うか、それ全然笑えない…。
[確かに目安にはなるだろうけど、とは零すものの、楽観的には喜べなかった]
[ 溜め息をついたミリアムの言葉に、撫でていた手を止めて、かり、と自分の頭を掻く ]
怖いって、「声」が残ってた...
多分、何かに怯えて後先考えずに逃げ出したってとこだろうな。あいつ臆病な上に、おっちょこちょいだから。
本気で心配する連中がいるっての、忘れちまってるんだろうなあ...
[ くまを、友達と呼ぶ、ハンスの上官の妹でもあるサシャ、そして半年前に関わって以来、時折尋ねてくるキアラやローレル... ]
ま、最近は外宇宙への帰還計画が進んでて、あいつらに会う機会も減ってたしな...もしかするとその辺りも関係あるのかもしれねえけど。
― 緑地エリア ―
…………。
[進んでいた歩みがぴた、と止まる。
ふ、と視線を向けるのは賑わうイベント会場の方]
ほんと。
これ以上、でっかい騒ぎになんないでくれよー?
[つい、こんな言葉が口を突くのは半年前のあれこれもあるが。
それよりも前の事にも、記憶が飛んでしまうから。
最初に力の発現が見られた時の事は、まだ、笑い話にできるけれど。
その次──軍入りする事を決めるに至った事件の事は、あんまり思い出したくはない]
[『シュヴェーアト事件』から、半年ほど過ぎた頃。
市街地の一角で、爆発騒動が起きた。
表向きには事故となっていたが、実際には『グロリアスチャイルド』を欲したとある研究機関の引き起こしたもので。
その渦中にいたのは、他ならぬ自分だった。
その場は特務部隊の面々のおかけでどうにか切りぬけたものの──あの時に受けたあれこれは、未だに大きくて、だから]
……不本意な巻き込み覚醒とかは、くま君も起こしたくないだろうしね。
気合入れて、行くか。
[気合でどうにかなるかはさておき。
今は、それしか思いつかないのが現状だった。**]
[頭から離れ行く手を目で追う]
怖い……そうなんだ。
[らしいと言えばらしい。
言わば恐慌状態に陥ってる、と言うことなのだろう]
…もう直ぐ会えなくなっちゃうんだよね。
寂しいのかな。
[いずれは旅立たねばならないくま。
もしかしてそれも原因なのかな、とふと思う]
とにかく、今は見つけてあげないとね。
私も歩いて探してみるわ。
[もし寂しがっているのなら、探していると言う”声”を届けた方が良いかもと考えて。
カークに笑いかけながら立ち上がった**]
んー、寂しい、か。それもあるかも。
[ 男自身にも多少はそんな気分が無くもない。それを口にする事はなかったけれど ]
ああ、俺は他も見て来る。
[ 歩いて探す、と、立ち上がったミリアムに頷いて ]
それじゃあ私も行って来るね。
[案内所に居る同僚に声をかけると、「ごゆっくりー」なんて言葉が返って来た]
いや、別行動なんだけど…。
[任務中だということを伝えたが、にまにまとした笑みが返って来る。
これは何を言っても無駄だと判断し、じゃあね!と言って案内所を出て行った]
あっ、こんにちは。
展示ブースですか?
ここから真っ直ぐ行った右手に入口がありますよ。
どう致しまして、ごゆっくり!
[会場内に出ると見知った顔も多く、声をかけやすいのか何度か場所の案内を請われる]
ちょっと、これは予定外だったわね…。
あ、はい!
[探しながらではあるものの、声をかけられる頻度の方が多くて見落としもありそうだ。
それでもどうにか案内をしながら周囲に目を向けていく]
あちらの広場に休憩所を作ってありますので、そこでご休憩ください。
勿論出店の商品を持ち込み可能ですよ。
ごゆっくり!
[案内しながらちらちらと確認するも、特に何も見つけられず。
来訪者を笑顔で送り出した後、小さく溜息をついた*]
(カメラアイの低空飛行はちょっと難しいわよねぇ…。
と、そうだわ、上方視点のスキャンデータも組まないと)
[基地カメラは正面、側面、背面でのスキャンで賄われるが、上空からとなるとシルエットが変わる。
動画から切り出した3D画像で頭上面のスキャンデータを組み、カメラアイからの画像のスキャンプログラムを組み直した]
[試運転として最初は人が少なめの場所を飛行させる。
高度は中程度、歩行者も気付く者は気付く程度の高さを保った]
………あら?
[ピピ、とプログラムが検知の信号を発する。
画像に記されたマーカーから位置情報を取得し、ズーム機能で対象を拡大した]
────『シュヴェーアト』のドッグ裏!
[思わず上げた声を聞きとがめた者は居たかどうか。
画像を展開したまま駆けつけんと立ち上がろうとした]
えっ、
[腕には茶兎が居る籠。
その中で、ぽぽぽぽぽんっ、と一回り大きい茶兎が現れどんどん数が膨れ上がる]
ちょっ、待って、
[突っ込むも止まるわけもなく。
周囲にどんどん増える茶兎にリボン付の茶兎が、あわわわわ、な表情で辺りを見回していた]
[籠の中にみっちりと詰まった茶兎の群れ。
その中央で潰されかけているリボン付の茶兎を拾い上げる]
ラヴは貴女ね。
見分けつくようにしておいて良かったわ…。
…って、
[リボン付茶兎を救出して少しして、籠に詰まっていた茶兎は跡形も無く消えてしまう]
………なるほど?
異変が起きても直ぐに修復されるようになってるみたいね。
それにしても…今の、本体のサイズよねぇ…。
[ざっと見たところ、こちらの茶兎に影響が出た形跡は無い。
ホログラフだけ現れた可能性もあるか、と考えるものの、いつ影響が出るか分からない状況に小さく唸った*]
…ここも空振り、か。
あー…今更やけどやっぱ広いわ、此処。
[これでもう何度目か、変哲の無い空間を覗いて軽く溜息。
カメラの死角はあっても機械・人間共に警備で回っているから、永続的な死角は存在しない。
だから一箇所に隠れたまま長居はしないだろうと解ってはいるけれど、こうも空振りが続くと疲れてしまう。
ちょっと休憩するかと足を止めて、壁によりかかると上を見上げた]
しっかし、シオウいうん…なんでこんな騒ぎ起こしたんやろなぁ。
[疑問に浮かぶのは、この状況を作り上げたそのもの。
面識のある面々にもその理由は解ってなさそうだったから、自分が解る方がおかしいだろうが、それでも]
出来る限り大事にならんように、って対処されてるん考えると。
待遇に不満があるとかは思えへんし、なんか理由があるんやろうけど…
[内容を考えれば、基地内総出で捜索にあたってもおかしくないはずだ。
あの説明をしたカークが事態を軽く見ているとも思えないのに、捜索に呼ばれたのは総員とは程遠い人数。
しかも自分やシェットラントを除けば殆どシオウと面識があるようだった。
その辺りにもシオウへの配慮が伺える対応は、きっとシオウ自身に対しても変わらなかっただろう。
思考すればするほど、現状の起因が何なのかが解らなくなってきて]
…会うたことも無いのに考えてもしゃーない、か。
ともあれ見つけんことには始まらんし、そろそろ次行こ。
[どんな理由であれ、所在不明のままで良いはずが無い。
一人きりでどこに居て、何を思っているのかも解らないし]
何か抱えてるんやったら、尚更ほっとけんしな。
[自分に出来ることは少なくても、出来る限りをしようと]
ん?
なんか居…うわぁああああ!?
[ふ、と。
突然背後に気配を感じて振り返ると同時、視界が真っ白に染まって思わず叫んだ]
ちょ、これ何…スノウか!?
おまえら、一体どこから…っ
って、ぇ……ぁ?
きえ、た…?
[視界を埋める白と、もふもふした触感がなんなのか解り。
何とか前を開けようと手で掻き分けたところで、手が空を切って呆気にとられ]
…これもシオウの、影響ってやつ…?
[思い浮かぶ理由を、ぽつりと呟いた**]
[ ミリアムが同僚達に暖かく?見送られている頃、男は『シュヴェーアト』へと足を向けていた。イベントの間も、『シュヴェーアト』内部は一般客は立ち入り禁止、イベントに人手を割かれているため、警備以外はクルーの数も少ない ]
人目につかないって点では好都合なはず、なんだけどなあ。
[ 問題は、人間とは思考の方向性が違う『シオウ』が、同じ判断をするかどうか、だが ]
ん?
[ その途中で、端末がデータを受け取ったという警告音が聞こえた ]
これはシェットか、さすがだな。
[ 『シュヴェーアト』のドック裏に対象発見の表示 ]
はーん、俺の予想もそう的外れじゃなかったか。けど、一カ所に留まっちゃいないだろうなあ...
[ 思いつつ、目前まで近付いた『シュヴェーアト』を見上げる ]
...と、お?
[ 『シュヴェーアト』を支えるドックの鉄骨の上、ちらりと何かが動いた気がして、男は目を凝らした ]
くますけ?
[ 鉄骨の上を危ないバランスで歩いているくまぐるみの姿に、思わず声をあげる ]
おい...!
[ 危ないぞ、と言おうとして、相手は怪我をするような生命体ではないのだと気付いたが、くまの方にも気付かれてしまったらしい。
ピョンと跳ねたかと思うとぬいぐるみの姿は視界から消え ]
(ニャーン...ポフッ!!)
おわっ!
[ くまの消えた方へと駆け出そうとした男の頭の上に、降ってきたのは、白い猫 ]
...おまっ!スノウ...まさか本体じゃねえよな?
[ 以前の騒ぎの時にも似たようなことがあった、と思い出し、頭にどっかりのっかった白いもふもふに手を伸ばしたが ]
(ニャーン♪)
いてっ!
[ とん、と軽やかに男の頭を蹴って、白猫は空中へと消えた ]
はあ...やっぱそう簡単にはいかねえか...
[ 頭をぽりと掻いて、端末に情報をうちこみ ]
ま、チリも積もれば、だな。
[ やれやれ、と吐息をついた* ]
― 『レルヒェ』コクピット ―
んー……そろそろ、いーかな。
[パイロットシートに埋もれてころころして、狭い空間でもできるストレッチをして身体を解し。
気を取り直して再びシステムとのリンクを深める]
怖がってた……か。
まあ、最近は検査とか調査とか、そういうのばっかで普段会わないよーな技師さんらと顔つきわせてる時間長かったからなあ……。
懐くとほんとなつっこいけど、人見知りだしねぇ、くまー。
ストレス、大きかったんかなあ。
[それもそれでわからなくないけど、と。
呟きながら、パネルを操作する]
……んー……ダメ、か。
まあ、ある意味一番弾きやすいんが、ウチの波形だからなあ……。
『ロートケールヒェン』展開した状態で、歩いて探すんがはやいかなぁ。
[それもそれで疲れるけれど、ここにこもっているよりは効率いいか、と割り切って。
システムのリンク係数とセンサー範囲の固定を設定した上で機体から降りる]
さあ、て。
どっから見て回るかなあ。
[降りたはいいが、宛はないわけで]
……先に、ちょっと甘いもの補給した方がいいかも。
結構、連続運転だしなぁ。
[そっちに意識が行ったのは、多分、已む無し。*]
あれ、今何か…?
[進む先、左右に分かれる通路の一方に走る影を見つけ。
もしかしたらと、駆け足で追ってみたがやはり今度も空振りだった]
…今度はお前か、メリー。
[ふり、とお尻を振って歩くその姿に思わず情けない声が出る。
猫の次は羊か、と顔を覆うこちらを見てか見ずにか。
「めー」と気の抜けた鳴き声を残してメリーは消えていって]
…あー………ほんと、どこ行ってん、シオウ…
[残されたこちらといえば脱力したまま、その場にしゃがみ込んでぼやきを落とすことになった**]
― 緑地エリア ―
んー、さてさて……この基地内でかくれんぼに適したとこって、後どこがあったっけ。
[歩き回る内、思考はいつの間にかそっちに向かっていた。
何となく、なんとなくだが。
『逃げたから捕まえる』という方向で動くと、自分も疲れるだけな気がしていた……のは、多分、最初にくまと遭遇した時のあれこれから。
あの時は色々と気ぃ張って疲れたしなあ、なんて考えつつ]
― 出店ブース ―
うぅ、くま君どこー?
[控えめに声をかけながら人の合間を縫っていく。
向けられる挨拶には、にこやかに挨拶を返して。
先程カメラで確認していた出店のブースまでやってくる]
あのっ、この辺りで何か異変があったりしませんでした!?
[慌てすぎて少し突拍子もないことを出店の担当者に問いかけた]
……お?
[見回す視界にぴょい、と跳ねたのは、茶色の影。
あれ、と思ってそちらに近づくとその足元を茶色の流れが駆け抜けて]
てて、ちょ、まっ……。
[慌てて立ち止まり、踏鞴を踏む。
態勢を整えようとするも構わず、その場に尻餅をついた]
……ぉぃ、お前ら。
なに、なちゅらるに増殖してんの……。
[転んだ自分の周囲を取り巻いた茶色のもふもふ──兎の群れに突っ込みひとつ。
兎たちは一斉に同じ方向に首を傾げた後、ふい、と消え失せた]
― 出店ブース ―
[視線が鉄板に落ちている最中、「異変ってもなー………あ」と言う声が聞こえ視線を上げる]
え?
[出店の担当者を見遣れば、視線がミリアムを通り越して別の出店へと向いていた。
それを辿った先に垣間見えるくまの後姿]
あっ、くま君!
[追いかけようとするとあちらも気付いたのか、振り返った後にぴょい、とどこかへと跳ねていく]
待って!
皆心配して────
きゃーーーーー!
[一歩踏み出して直ぐ、近くにあった綿飴屋から小型の羊がぽーん!と複数飛び出してきた。
まるで綿飴機が爆発したように見えて、思わず悲鳴を上げてしまう]
び、びっくりした……。
[「いや俺らの方がびっくりしたわ」、と出店担当者に突っ込まれ、注目を浴びていることに赤くなった]
お、お騒がせしました…!
[くまも見失ってしまい、居た堪れなくなって出店ブースから駆け出して行く*]
[気を取り直して立ち上がり、あちらこちらを巡り歩いて行く。
その途中、ふと目に入ったのは]
……あれ?
[さがすくま……ではなく、何やらしゃがみ込んでぼやく姿>>151、ひとつ。
何があったのか、は、まあ何となくわかるのだが]
おーい、だいじょーぶかーい。
[わかるからこそ、ほっとくのはどうか、と思って呼びかけた]
そっちも、くま君に振られ続け、かな、その様子だと。
あ、俺はメレディス。
メレディス・カルディナールロート。
[よろしく、と。
いつもの懐こい様子で名を名乗り]
こうやって、直接話すのは初めて……だよ、ね。
君の話そのものは、ちょくちょく聞かされてるけど。
[誰に、とは言わずにさらりと告げる。
もっとも、話す宛など一人しかいないのだがそれはそれ。*]
─ イベント会場内 ─
[発見データはミリアムへ、と言う話になっていたが、カークへ纏めるらしいことからそちらへ直接送ることにし。
位置データを取得した場合は自動的に転送するようにプログラムしておいた]
離れててもこう言う異変が起きるなら、近付かない方が無難かしらね。
[そう考えて、移動はせずにカメラでの探索を続けることにする。
尤も、あちらから近付いて来た場合は避けようも無くなるわけだが]
― イベント会場内 ―
……んん?
[機動兵器ドッグを出て、ぽてぽて、と歩いて向かうのは出店ブースの方。
その向かう先は、何やら賑わっていた]
なんか、あったんかしらぁ。
[実際あったのだが、そこは知る由もなく]
─ イベント会場内 ─
《ビーーーッ》
っ!?
[電脳世界で鳴り響く警告音。
それと同時、腕の中で茶兎が異変を知らせるようにちたちたシェットラントの腕を叩く]
(やられた!
データが流出してるわ!!)
[それもまた一瞬だったようだが、監視プログラムは見逃さなかった]
[相変わらずネットワークからの侵入は無く、ガードプログラムにも異常は無い。
これはやはり例のくまが原因か、と結論付けた時、端末に通信が入った]
はい?
……あぁ、ご無沙汰してます。
えぇ、……あー、そちらに出ましたか。
[連絡して来たのは特務部隊隊長の部下で、茶兎の本体の管理に携わっている者。
本体にデータが流入してきた、と言われて流出先を瞬時に悟った]
こちらから出たのは学習データの一部ですね。
そちらでも確認して頂けますか?
…プロテクトは最高にしてあるんですけどね。
そんなのはお構いなしみたいで。
えぇ、はい。
分かりました、こちらへの流入があった場合は、なるべく切り分けるよう対処します。
はい、ではまた。
……ってー!
[甘いものを探して移ろった視界が、とまる。
見開かれた瞳の先にいたのは、見覚えのありすぎるくまぐるみ]
くまー、ちょ、お待ちっ!
[見つけた瞬間、とっさに地を蹴っていた。
このままだとまた逃げられる、と思ったら後はそうするしかできなくて。
とっさに伸ばした手でくまぐるみを引っ掴み、ぎゅう、と抱え込んで]
……なに、やってんの、くまー!
こわい言うて逃げ回られるだけじゃ、ウチらにはなーんもわからんの!
何かこわいんなら、ちゃんとそれ、言うて!
でないと、ウチらどうする事もしてあげられんの!
……っ!
[強引に精神をリンクさせ、とにかく言いたかった言葉を送り込む。
が、『Geist System』とのシンクロを深めている最中だったのがまずかったのか、そちらから軽いバックファイアが飛んできて、リンクの維持は長くはできず。
ついでに手からも力が抜けて、するり、とくまぐるみは離れて行った]
……あー、もう。
せっかく、捕まえたとおもったのにぃ……。
[衝撃が過ぎた後、その場に座り込んだままはあ、と息を吐く。
周囲からなんだなんだ、と言わんばかりの視線が向けられているが、すぐには反応できなかった。*]
― イベント会場内 ―
うぅ……恥ずかしい…。
[立ち去った出店ブースにまだくまが居たとは露知らず。
ブースから離れて両手で頬を覆った]
……そうだ、カークに連絡しないと。
[次いで、端末を取り出し出店ブースで目撃した旨を位置データと共に転送する]
意外と、人の居る場所に居たわね、くま君。
やっぱり寂しいのかしら。
[首を捻り推測を口にしながら、もう一度探すべく歩みを進めた**]
[いつまでも座り込んでたらまずいなあ、と思いながら、取りあえずさっきの衝撃でブレたリンクを正していた所に聞こえた声。>>171]
あー……カークさん。
ん、へーきですよぉ。
くまーにちょっと強引にリンクしかけたら、『ガイスト』の方から逆流来ちゃっただけですからぁ。
[説明する口調は軽いが、同じ系列の機体の使い手相手ではシステムからの思念の逆流がきつい、というのは隠しようもないのはわかっているから。
自然、表情は情けないものになってしまうのだが。*]
[苦笑と共に向けられた言葉>>175に、ふにゃりと眉が下がる。
あー、やっぱり誤魔化せない―、なんて思いはため息と一緒に吐き出して]
ん、なんとか。
いつまでも座り込んでると、邪魔ですしー?
[軽い口調で言いつつ、手を借りて立ち上がり。
その後の勧めにきょとん、と瞬いた]
えー、いいんですかぁ?
ウチに甘いもの奢ると、大変なことになりますよぉ?
[甘いもの、特に出店の甘味には色々とうるさい上によく食べる、というのは軍属する前から変わらない。
その特性故に、『シュヴェーアト事件』の時には屋台のお菓子で非常食カバンと言えるだけのものができたくらいなのだから、どれだけ食べるかは推して知るべし]
まあ、あんまり食べ過ぎても動けなくなりますから、無茶は言いませんけど。
せっかくなんで、お言葉に甘えますわぁ。
[にっこり笑ってそう言って。
視線が向くのは、わりと近場のクレープ屋台だった。**]
そうっすね、初めてお目にかかります。
自分はヨハン・ブロデリック…ハンスって良ぅ呼ばれてます。
メレディス…カルディナールロート…少尉っすよね?
俺もパーヴェル中尉から伺うてます。
純粋な技能だけでなく気の持ち方とかも手本に出来る、良いパイロットやて。
[彼の指導をしたことがあるという、上官の兄から聞いた話を彼に伝える。
サシャもその場で同席して聞いていたとは余談だが、それはさておき]
…そちらが話聞いてるいうんは、やっぱゾフィ…
シュペルリング准尉から、っすよね?
[どんな話を聞かされてるやら、と内心呟きつつ確かめ半分確信半分な声を向けた**]
物凄い怖がりというか、臆病というか……だからねぇ、くま君。
懐けば素直なんだけど。
[苦笑と共に向けられた言葉>>178に、こちらも浮かべるのは苦い笑み]
うん、そう……って、あれ、なんで。
[こちらの事を知っているらしき言葉>>179に瞬いたのも束の間。
告げられた名前にがじ、と頭を掻いた]
ぁー……もう、あの人も。
持ち上げすぎだってのに。
[早口に言い放つ言葉は照れ隠し。
どうにも、こういう評価はこそばゆくていけなかった]
ああ、うん、そう。
あの子とは、色々と関わる機会も多くてね。
今は、特務に半分出向してるようなもんだから、余計に。
[問いかけ>>180はその通りなのであっさりと頷いて]
まあ、最初は大体、愚痴から始まるんだけどね。
でもまあ、あの子があんな風に話す相手って、俺が知る限りは他にいないから。
どんな奴なのかなー、ってちょっと思ってたんだ。
[にっこり笑って告げるのは、声をかけた一番の理由。*]
俺が此処の所属や言うたらそう話してくれたんすよ。
「おんなじ」やから、いつか悩んだりした時に教授願うと良いとも。
[詳細は勿論話されてはいないが、力に目覚め民間から軍に入った点では同じだから、と聞いていた。
持ち上げすぎだと称された当人が聞いていれば、正当な評価しかしていないけれどね、と笑っただろう。
ちなみにもう一人、目標にすると良いと言われた相手はその時軍を離れ民間に戻っていたために名前は教えられなかった、とはさて置き]
さっきのアレも、まぁ…いつも悪いな、とは思てるんですけど。
[視線は気付かなかったけれど、交友があるなら先程のゾフィヤとのあれそれも見ていただろう。
相変わらずと称される程度にいつものやり取りになっている。
特に最近怒らせてばかりだと自覚があるが、繰り返してしまう理由もあって。
気まずさとばつの悪さは変わらないのだが**]
[ そして、ゾフィヤ希望のクレープ屋台で、言葉通りに彼女の気が済むまでクレープを選ばせ、自分も、プレーンにハチミツをかけたものを選んでコーヒーと一緒に購入する ]
そういや他の連中の休憩も考えねえと、だな。
くますけ絡みなんかになると、自分の事二の次にして突っ走る奴ら多いから。
[ お前さんみたいに、と、ゾフィヤに視線を送って笑う ]
文字通り、メンタルしかないからね……最初にここに来た時も、それで大騒動になったわけだし。
[思えば、アレのおかげで封印とけたんだよなあ、と。
遠い目をしたのはほんの一瞬]
あー……そっか、君も、だっけね。
まあ、俺の経験は参考にし難い気もするけど……。
[最初に強烈なのに遭遇している分のあれこれはあるかも知れないけれど、とは口にはせずに、微かに笑って]
なんかあったら、遠慮なく言ってくれていいよ。
できるだけの事はするから。
[同じであるが故の悩みであれば、幾つか超えているから、とそう告げる]
まあ、最初はちょっと驚くけどね。
でも、決して悪い話じゃなかったよ?
……詳細を俺から言っちゃうと、後で怖い目にあいそうだから、ここでは割愛させてもらうけど。
[実際に聞いているのは、同級生時代の事や、『シュヴェーアト事件』での事。
きつい物言いも多いけれど、少なくとも、自分が聞いたのは信頼に基づくとわかるものばかり……なのだが。
まあ、そこは外野が言う事じゃないな、と触れる事はせず]
大体見たまんま、って。
いや、俺もそれ、良く言うけど。
[自分で自分を説明するのが難しいのはわかるから、冗談めかした口調で言って。
続いた言葉>>186に、あー、と短く声を上げた]
思ってても、どうにもなんない?
それだとますます……。
[口調や表情から、そこらの自覚はあるんだろうな、というのはわかる。
だから、続けた言葉は一先ず飲み込んで]
……あのさ。
多分、難しく考えなくていいと思うんだ。
あの子が怒ってる理由って、俺が見た限りは物凄く単純で、簡単だから。
[直接理由は聞いた事はないけれど、愚痴から始まる一連の話の最後がいつも同じ言葉──『人の気も知らないで』で終わる辺りから、大体の察しはつく。
その時の、思いっきり落ち込んだ表情も、そこらの推測を裏付けていた]
余計な事考えないで、自然体で接してあげた方がいいんじゃないかな。
……その方が、嬉しいと思うんだ。
最近は特に、大尉の代理とか補佐で矢面たって。
周りにおべっかだの余計な気づかいされて、イラついてるからね。
……ま、あんまり言うとほんとに後が怖いから、そろそろお節介は終わっとくね。
あ、こんな話してた、てのは一応内密でよろしく。
[冗談めかした口調で言った後、ぽん、と軽く肩を叩いて]
口止め料っていうとなんだけど、金平糖食べる?
甘いの食べると、気持ちほぐれるからね。
[言いつつ、引っ張り出すのは手縫いと人目でわかる巾着袋、ひとつ。*]
[ クレープ屋台の前に設置されたテーブルに腰を落ち着けると、
全員適宜休憩をとるよう...休憩時には連絡を自分に入れること、という条件をつけて、捜索に関わっている全員にメールを一斉送信しておく。
連絡を義務付けたのは、人員の動きの把握という意味もあったが、もし、いつまでも休憩を取らない者がいたら、強制的に休ませるためでもあった ]
『シュヴェーアト』周辺から、こっち、と...動き的には内から外へ、にも見えるか。
[ そういう男本人はクレープを口にしながらも、端末からくまの動きを辿ったりしているわけで、若干ちゃんと休憩しているかどうか怪しい ]
経費はいいけど、あんまり使いすぎると、ボーナス削られますよぉ?
[なんとも微妙な物言い>>187に、けらっと笑って突っ込み一つ。
それでも、きっちりお言葉に甘えて、モカバナナとイチゴメインのフルーツロール、二種類とアイスティを注文して]
そーですね、休憩なしで突っ走ってるんは確かですし……ってー。
……んなこといったって、目の前にいて、手ぇ届いたんですもん。
[言われた言葉>>188に、つい、むう、となる]
あのタイミング逃したら、言いたい事も言うてやれんと思ったから……。
[まあ、それで衝撃受けたわけなので、あんまり強くは言えないのだが。
ほんの少しむくれた表情でクレープにかみつく様子は、軍服を着ていなければとても軍属とは思い難いものだった。*]
─ イベント会場内 ─
あら?
[茶兎のチェックをしながらプログラムの検知待ちをしていると、カークからメール>>194が届いた]
あぁ、そうねぇ。
アタシは基本的にプログラム任せだけど、他の人は足で探してるのだしね。
[他人事のように言うが、シェットラントの方法とて疲労はする。
後で出店でも行こうかしら、なんて思いながら茶兎を撫でた]
─ イベント会場内 ─
[視線は勿論出店ブースの方角。
ドーナツとー、コーヒーとー、などと考えていると、目の前をとことこ歩いて行く何かが視界をちらついた]
……………
[膝の上では茶兎がその何かを、目を点にしながらガン見している]
……『シオウ』?
[視線を転じ、コードネームを口にすると、その何か──くまのぬいぐるみが振り向いた]
[お見合いすること数秒]
ちょ、待って !
[籠と茶兎を拾い上げながら立ち上がり、くまを追いかけようとすると、向こうは飛び上がって逃げ出す。
茶兎を籠に入れ、それを抱えながら追い縋るが、ちいさなくまの足は速かった。
見る間に人混みへと消えて行ってしまう]
っ、はぁ、はぁ、……素早っ。
[肩で息をしながら呟いて、電脳世界に展開している基地地図から現在地を割り出し、位置データ──広場付近で目撃した旨をカークへと転送した*]
― イベント会場内 ―
[うろうろと、何かを探す体で辺りを見回していれば、顔見知りには不思議そうに声をかけられる頻度も増えるわけで]
あ、いえ、ちょっと探しものを。
……え?
いえそんな!
折角来て頂いたのに探しものに時間を割くだなんて。
お気持ちだけ頂いておきます。
はい、ありがとうございます。
[手伝おうか?と言う申し出もそれなりにあり、それには丁重に断りを入れていった。
探す対象が対象だけに今回はお願いするわけにもいかない]
[ そこへ、シェットラントからの二つ目のデータが届く ]
お、やっぱ優秀だな。広場の方、か...
人ごみに紛れる方に動いてるのか?
[ だとすると、少々面倒だな、と、ちらり頭を過る。出来るだけイベント自体に影響の無い範囲で事を収めたいと、男は思っている...くま自身のためにも ]
ん?
[ 別のメールが届いたことに気付いて開いてみると、それはKUMAroomを調査していた技術班からの報告だった ]
.........なるほど、なあ。
[ その報告を読んだカークは、目の前のゾフィヤの顔を、多少複雑そうな面持ちで、じっと見つめた* ]
/*
ところで、二日目の早い段階でくまが補足できたら、さっさと捕獲して、後は対話と交流に使うつもりです。一日目につかまえても全然構わないつもりだったのにラ神が無駄に空気読むからwwww
……う、それは……。
[そもそも、拒絶されているような状況で、強引にリンクをしかけたわけで。
故に、そこは否定できずにもごもご、と口ごもる]
……そりゃまあ、わかってますけど……。
[ぽそぽそとした呟きは途中まで。
良い笑顔と共に告げられた名前に、一先ず鎮まっていた何かがむくり、と起きた]
……人の気も知らん奴の事は、こっちも知りませんっ!
[あ、拗ねた、と。
一目でわかる変化と共に言い放ち、はく、とクレープに噛みつく。
そんな状態だったから、向けられた複雑そうな面持ち>>203にはすぐに気づけず。
フルーツロールの方を平らげた所で、ようやく違和感を覚えて首を傾げた。*]
……お、メール?
[金平糖を勧めている所に飛んできたメール>>194に、瞬き一つ]
……休憩、ね。
そういや、確かに休みなしで動き回ってるなあ。
[これはちょっとまずいかなあ、と。
思いながら端末をしまって]
ま、確かに腹が減っては、とも言うし。
俺は熱量補給に行くけど、どうする?
[何せ、この騒動が終わってもやる事は山積みなのだから、と。
軽い口調への問いかけへの答えがどうであれ、青年が向かうのは賑わいの方。*]
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