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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が3名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が1名いるようだ。
薔薇園芸家 ローゼンハイムが「時間を進める」を選択しました
[夜の帳が下りた頃、寝台に座って月を見上げていた
昔は遊び回ることに夢中で、空を眺めることなんか無かった。こうなってしまったのはいつからだったか。
ああ、そうだ。あれはーー**]
[キッチンを調べた時一本くすねてきたナイフを手の中で弄ぶ]
誰から食べようかな……
[零れた独り言は例え誰が聞き耳をたてていても聞こえないもの。
そう、相手が人であれば**]
/*
ぶっwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いかん、狼の想定しかしとらんかったからこれは予想外wwwww
意外と希望者居たのかな。
とにかく設定考えんとwww
[帰郷後、神職に就いた理由を問うて来た者は少なくない。
お世辞にも信心深いとは言えなかった少年期を知るディルドレもその一人。
転向の理由は、両親にも心境の変化があってね、と言うだけで仔細は明かす事はしなかった。
けれど、何故か彼の人にだけは、その一端を零していた。
『……独りだけ、残っちゃったので』。
その言葉の意味を、彼女がどう捉えたかは知らない。
そして、自分もそれ以上の説明をする事はなく、今に至る]
[やがてその場は解散の流れとなり、青年も先に確保した部屋へと戻るべく席を立つ。
屋敷の主から、旅人が他へと移った、聞くとそうですか、と小さく息を吐いた]
……よかったのか、悪かったのか……。
[少なからぬ縁あった相手だけに、思う所は色々とあるが、それは一先ず飲み込んで。
ちょっとだけ残念そうな同居猫を一撫でした後、客間へと。**]
[身体に残る無数の傷跡は数年間ずっと己の血だけを頼りに飢えに耐え生きてきた証。
けれど嗚呼、一度覚えた人の味はもう忘れられそうにない。…あの旅人の血と肉はとても美味しかった。
喉を潤すのは紅茶の赤じゃなくて、もっと別のものがいい*]
/*
あら、狩人引けちゃった……。
(プロロのRP見てて希望者複数いそうだったから)
と、思ったらサイコロの出目の低さにワロタ。
こりゃ2dで落ちそうやねー(;ノノ)でへ
さくっとCOしとくのが吉かな。
/*
お。なかなかいい数字が出たね。
ばあちゃん処刑に当たるかしら。
実は騒動村系で処刑されたことがこれまでに
1度きりしかないので、これはwktkする…!
― 客室へ ―
[適度な頃合いで2階へと上がったジェフロイは、一度奥まで歩みを進め、扉にかかるプレートで埋まっている部屋を一通り確かめてから、真ん中よりの階段側に近い客室を選択した]
部屋のつくりは、なるほど……。
[部屋に身を滑り込ませると、キッチリと扉に鍵をかけた後、部屋の内部を検分していく。一つ頷いて、窓に近づくと開け放ち、そこからも周囲を確認する]
おう?ちょっと待ってくれ。
[検分途中でドアからノック音。
鍵を外し扉を開けると、対面する相手はこの屋敷の家主。
ここに身を寄せる者はずだった1人が、よそに移った旨を伝えに来てくれたようだ]
へぇ、そうなんだ。わざわざありがとよ。
此処より良い滞在先は、そうなさそうだから
そいつは残念だったな。
[そんな感想をヘラリとした顔で伝えると、家主はニコリと笑って去っていった]
[家主の背を見送ると、再びキチリと鍵をかけると、ジェフロイは少し思わしげな顔に変える]
……。
[何か独り語つけれど、それは誰にも届かぬもの。
何かを振り切るように首を横に振ると、
ジェフロイは開け放った窓に近寄る。
そこに腰掛けると物想いにふけるように、空を見上げたのだった**]
/*
お。
部屋並びやらなきゃかな、と思ってたらやったくれてた。ありがたい。
しかし全部横並びだと家が横長いなww
で、処刑が免れたわけだが、これは喰われるように頑張らないとか。
占い師は途中で狼見つけても、それが処刑対象じゃないと殺しにいけないと言う、すっごいマゾい立ち位置であることに気付いたwwwww
村長の息子 フランツは、ならず者 ジェフロイ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
仮設定ジェフロイにしたがちょっと待て。
初回処刑になる場合は占わない方が良いな。
うーん、元々持ってた能力にはし辛いので、今回で発現したことにしたいのだよね。
となると、初回は無意識になる可能性が高いわけで。
疑いやすいジェフロイは占わない方がおいしい。
処刑対象のうち1人は占っておきたいところか、白でも黒でも。
ディルドレさんも処刑確定か。
ここが良いかも。
村長の息子 フランツは、雑貨屋 ディルドレ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
想定としては、二番目に処刑される人を占うのが良いかな、と。
なので、まだ振ってないコンスタンツェが二番目に来るようならそっちに。
ジェフロイが二番目に来るようなら……その場合はディルドレさんかなぁ。
いや、その場合でもコンスタンツェで良いか。
白黒どっちでも行ける気がする。
/*
と、出揃ったか。
コンスタンツェが初回になるから…占いもコンスタンツェにしよう。
1回目は信じたいから、2回目からは疑う相手を、にしていきたいところ。
だ、が。
1回目の結果次第では……(何考えてる
村長の息子 フランツは、学生 コンスタンツェ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
そだった、プロロへのアンカーは0だった(;ノノ)
そしてコンスタンツェのランダ数……。
俺より下、だと……。
で、この感じだと狼勝っぽいねー。
オトさんは多分狼だと思うのよね。
プロロからそんな感じ。
(違ったらごめんよ!)
もう1人はどこかなぁ。
【処刑順発表】
皆様、お早い提出ありがとうございます。
結果は以下の通りです。
6 コンスタンツェ
15 ジェフロイ
31 ディルドレ
39 ローレル
49 フランツ
58 オットー
65 アルビン
《2日目処刑:コンスタンツェ》
《3日目処刑:ジェフロイ》
《4日目処刑:ディルドレ》
対象の方で日程の都合が合わない場合は、メモにて擦り合わせてください。
変更があった場合は、全員に分かるように明記をお願いします。
また、襲撃は処刑対象者以外から選んでくださいませ。
これ以降、村建てから指示することはほぼありません。
(何か気付いた場合の補足はあるかも)
投票設定は全員見ることが出来るようにしてありますので、設定忘れ等はお互いで確認してあげてください。
では、村建てはこの辺で……**
/*
[4日目処刑に当たったら、どうやって動こう的な意味で中身が死んでたかもしれない( ]
黒出しとかしたらどうなってたろう、とか思うとw
それでも周りが疑ってキリングしてくれただろうと信じたいw
最悪狼に挑んで返り討ちかな…。
…あっ、村人相手でも挑んで返り討ちでも良いのか!
[気付くの遅い]
[翌朝屋敷に集められた者達が広間を訪れた時には
籠に入れられたパンに野菜と肉を煮込んだスープ、ベーコンエッグが七人分テーブルへ用意されている。
それを作った本人は昨日と同じ席で既に食事を始めておりもし誰かが用意された朝食に気付いたようなら]
食べたくないなら食べなくていい。
暇だから作っただけだし。
[群青色の目を細め、妙に拗ねた様子でベーコンを噛み千切る*]
― 広間 ―
[求める者>>0:213には拒まず紅茶を提供し、フランツ自身も紅茶を口にしながらディルドレの返答>>0:221を聞いた]
勝負服、か。
[少しだけ、おかしげに笑う。
意味合いが少しだけ違うように感じたからだ。
けれど、村のことを想ってだというのは伝わって、表情は柔らかいまま維持された]
似合ってますよ。
[いつもは陳列棚の横に掛けられている軍服。
その所以>>0:222は家の手伝いをし始めた少年期に聞いたのを覚えている]
[まだ10を超えたばかりの少年に、その話は現実には想像し得ぬ、一つの物語のように感じた。
それが紛れもなくディルドレの歩んだ人生であると理解出来たのはもうしばらく経ってからのこと。
村の外では平穏とは程遠い現実があることを、彼女の軍服を通して知った]
[同じ後悔。
そう表現された言葉の意味を、終ぞ知ることは出来なかったが]
(人狼が居た場合を想定して…ってことなのかな)
[フランツはまだ半信半疑だ。
実際に居たとしても、この中に居るかなど分からない]
(見分ける術があれば、良いのに)
[願う声は心中のみに響く]
[徐々に人が解散する中、少し呆としていたところに届く声>>0:225。
それに反応するように顔を上げた]
既に使用している部屋はプレートがかかっているはずです。
空いている場所ならどこでも使って良いそうですよ。
[オットーが部屋の位置を伝える>>0:227のに合わせ、自分の部屋の場所も伝え。
その上で使用部屋の見分け方も伝えておいた]
[そろそろ自分も部屋に戻ろうと、空いたカップとティーポットを片付けていた時。
家主が現れ>>0:220、ニコラスが別の組に移ったことを告げていった]
あれ、そうなんですか?
もう少しお話してみたかったんだけどな…。
仕方ない。
[分かりました、と家主に返し、広間を辞するのを見送る。
ニコラスには引っ掛かるような反応が見えた時があった。
その疑問を解決したいと思っていたのだが、その機会は失われてしまったらしい]
― →客間 ―
[ティーセットとティーポットを片付けて、階段を上り借りた部屋へと入る。
開け放しだった窓からは月明かりが差し込んでいた]
しまった、開けたままだった。
[空気の入れ替えは十分なほど完了している。
すっかり忘れていた窓を閉めようと手を伸ばし、その状態で降り下りんばかりの星空を見上げた]
空から零れてきそうだな。
[注目するのは月よりも星。
数多あるそれに手を伸ばす。
当然、手に取れるはずも無いのだが、こうして夜空を見上げるのがフランツは好きだった。
夜闇に静かに輝く様に何故か惹かれた]
今日も気分良く寝れそうだ。
[寝る前の日課を為し、窓を閉めた後、眠る準備を始めるのだった*]
[娘らしくなったとディルドレさんに言われ、わたしはうやうやしく頭を下げたのでした。>>0:224]
ディルドレおばさまにほめていただけて、うれしいです。
小さい頃だって、ほんとはおしゃべりしたくてたまらなかったけれど
あんまり馬鹿で、言葉を知らなかっただけなんです。
今は読書をしている方が楽しいのですからね。
もう、野山を駆け回る体力なんか、すっかりありませんもの。ほんとうよ。
[笑みを殺しきれぬディルドレさんに、こちらは苦笑を返します。
幼い頃のわたしときたら、思い返して呆れるほどに野猿みたいだったのですから。]
[ニコラスさんが他の屋敷にうつると聞いて、お話をする前だったのを少し惜しむと同時に、この屋敷には知った人がほとんどだということに安堵しました。
ごめんなさい、ニコラスさん。
やがてわたしも空き部屋を探し、そこがローレル姉さんのお隣と知れば、うれしいようなくすぐったいような気持ちでいっぱいになります。。
本当は飛びついて、お帰りなさいと言いたかったのですから。でも人の目が恥ずかしく、わたしには到底出来ませんでした。
会えない間の時間とは、なんて長くて、
なんてあっという間だったのだろう。
はやく、家族一緒にお家に帰りたい。
わたしの願いはただそれだけです。]
[わたしは随分長く人の世にまぎれて生きてきました。
何年生きたのか数えるのもばからしいかしらん。
新しい土地を訪れるたび、同胞の血を呼び覚ましては、思うままに生けよ増えよとやってきました。
それでもね、衰えはあるのよ。
そりゃあ気持ちは若々しくとも、喰う欲がなくなっちまったらおしまいよ。]
[人の中で暮らしているうちに、人の食べ物を味わうことを覚えました。
初めはちっとも美味しくなかったのよ。
まずくて、まずくて、もう。
それが一体いつからかしらん。
人の肉なんかより、誰かの手料理の方が、よっぽど美味しいと思えるようになったのは。]
― 翌朝/広間 ―
[昨夜の予感通り、その日は良く眠れ、目覚めはとても良いものになった。
着替えて階下へと下りれば、香ばしい匂い>>9が漂ってくる]
えっ、これオットーが?
うわぁ、ありがとう。
俺作れないから誰かにお願いしなきゃって思ってたんだ。
[食べないと言う選択肢があるはずが無い。
拗ねるような様子での物言いにフランツは満面の笑みで返し、席についた。
食前の祈りを捧げ、先ずはスープを口に運ぶ]
ふふ、何か嬉しいな。
[口に広がる野菜と肉の旨みにどうしても顔が綻んだ。
ついでパンを口に含み、咀嚼嚥下した後にベーコンエッグを口に運ぶ。
朝食を食べる間はずっと嬉しげに笑っていた]
[小憎ったらしい若造には、こんなことを言われました。
「ずいぶん痴呆が進んだなババア」と。
そいつは殺してやったわ、乙女に向かって失礼な口を聞くのだもの。
いつのことだったかしらん。
随分遠くのこととも、つい最近のこととも思えます。
やだ、そんなことも思い出せないのね。ほんとうに痴呆かしらん。]
[ちょっと奥まったところにある、遊び場のような場所で、転げて死んでたコンスタンツェ。
人の体と記憶を奪う古い術をいつものように使って、わたしは「わたし」になりました。
その時に、この少女のばかさ加減を知って、ちょうど良いと思ったのです。
わたしは、人として生き直そう、そして人として死のうと。
同胞を増やすわたしの仕事も、もうおしまいにしちまおう、と。]
[その夜、わたしはなんとなく胸騒ぎがして、自室の窓をそっと開けました。
まさか突然、この窓に人狼が降りてきやしないでしょう。
物語の中ではままあることだけれど。]
どうか
[どうか、また家族一緒に、母さんの作ったシチューを食べられますように。
隣の部屋の姉さんと、どこかにいる両親へ、この祈りが届きますように。*]
オットー。
こうなりゃ仕方ない、お前はたんとおあがりなさい。
そして思うまま生きなさい。
わたしはどのみち老衰で死ぬ。
たとえ殺されようが、死が少し早まる程度さ。
ただ、わたしが生きているうちに
わたしの家族を喰うことは許さないよ。
― 翌朝 広間 ―
[良い香りに誘われるように広間へ向かったわたしは、オットーが作った朝食>>9 に、わあと歓声をあげました。]
すごい、美味しそう!
ありがとうオットー、いただきますね。
全員の分を一人で作るなんて、
ずいぶん早起きしたのではなくて?
[すでに食べ始めてたオットーに、目を向けて感謝を告げました。
別に彼のことを嫌っているのではないんだから、きっかけさえあれば普通に話しかけます。
そういうものです、よね?]
は……?
[まともに“声”を聞いたのは初めてだった。訳も分からず誰かがいるのかと暗い室内を慌てて見渡してしまったぐらい。]
誰だ、あんた。
どうしてぼくの名前を知っている……?
……あんたも人狼なのか?
[どこかで聞いた気がする声、雑貨屋の老婦人を思わせる口調。困惑の中質問ばかりを返す
知っている“同族”は五年前僕を襲った、あの男だけなのだから仕方ない]
“あの男”の仲間か……?
[妹のような少女の顔など浮かぶわけもない
ため息を独りの部屋で溢した後、こう続けた]
あんたは全部分かってるみたいだけどこっちは何にも分からないよ
[それにしても、朝から「暇だから」なんて。
わたしだったら、とても無理。いつもなら二度寝をしてしまうところですから。
枕が変わって眠れなかったとかではないかしらん。
そう思えば少し心配で、オットーの顔色をよく見ようと、ベーコンを切り分けつつ目を見張ります。]
[五年前のあの日、両親が用事で店を空け一人で店番することになった。
本当に大丈夫かい?なんて心配そうに聞いてくる母親に僕は呆れ顔になる。この人はいつまでも息子が子供のままだと思っているのだろうか。口数が減って笑うことが少なくなったのはそんな親への反抗からで。]
平気だよ。
僕だってもう、大人なんだ。
[“ぼくだってもうこんなに大きくなったんだ”そう思ってコンスタンツェを連れて行って危険な目に合わせたことを思い出して苦い気持ちになったけれど。
あの頃とは違うんだ、そう思って二人を見送った。]
― 翌朝:広間へ ―
[ジェフロイが広間へと降りて行けば、そこにはもう朝食の用意がされていて、フランツがそれを嬉しげに口に運んでいた。
会話を聴くにどうやらオットーが作った物らしい。
用意された数から、多分己も相伴に預かって良いものと判断し、空いている席に座った]
そういや、言い忘れてたんだが、
俺も一応、料理はできるぞ?
作るの持ち回りなら朝担当は外してもらえりゃ嬉しいが。
[そして、形ばかり神への祈りを捧げ、まずスープを口にしてからその場に居る者に話題を1つ振る。朝は避けて欲しいというのは、調子がよさそうなフランツとは真反対に無理やり起きてきました……とばかりの様子が物語っているやもしれない]
[こんな田舎の小さな店を訪れるのなんて馴染みの客ばかり、退屈だと感じてしまうのも仕方ない筈だ。
カウンターに肘をついてぼんやりしていた時、ドアが開く。]
……あんたかよ。
[数日前から宿屋に滞在している中年の男、そいつは昼間から酒の臭いをぷんぷんさせていて思わず顔をしかめてしまう。
金もない癖に、酒場で無理矢理つけにしてもらってる癖にうちのパンを買いにくるなんて]
[態度が気にくわなかったらしい、ずんずんと近寄ってきて顔を近付けがなりたててくる。
こんな餓鬼一人怯ませられると思っているのだろう、ついでに店の金を少々拝借出来れば上々というところか?
だけど僕はこんなならず者の男なんて怖くない。皆を守ると誓ったんだ]
…帰れよ。
[胸ぐらを掴む腕を振り払い、冷ややかにいい放ったその時
憎らしげに歪めた男の赤い顔が、貧相な体が]
[それから何が起こったのかおぼろ気にしか思い出せない]
[床に縫い付けられた身体、のしかかる獣の重さ、近くに感じるその息は酒の臭いに混じって血の香りがしていて
その牙が、僕の、]
いた い
た す …
て
― 広間 ―
いやぁ、俺はあんまり……。
[誰でも>>22と言われ、ナイフを離した右手で頬を掻いた。
声も徐々に小さくなり、語尾はもごもごとはっきりとした言葉ですらなくなる。
以前家で作ったこともあったが、それ以来台所に入るなと母に言われたのだ。
それぐらい、料理は壊滅的に不器用なのである]
紅茶くらいしか淹れられないんだ。
[恥ずかしそうに紡いだ言葉は、紛れも無い事実]
あれ、ジェフロイさん、昨日飲みすぎました?
[調子が悪そうな様子>>26に疑問を一つ]
料理は作れる人が分担して担当すれば良いんじゃないですかね…。
[料理に関しては自分が手伝えないので紡がれる声も消極的。
申し訳なささえ滲んでいる]
[若者のとまどう様子、その青さに目を細めます。]
お前は前々から、いつも血のにおいをさせるくせに、飢えていたからね。
よほどのもうろくじゃなけりゃ、同胞とわかるものよ。
時期に鼻の使い方も覚えるだろうから
わたしの正体もいずれわかるだろうさ。
[わたしはこの地で狩りも仕事もしていないので――痴呆が進んでおらず、記憶が正しければ――、若者が誰により目覚めたのかは知りません。
源流をたどれば、もしかしたらわたしのせいかも知れませんが。
責任なんて、これっぽちも感じません。
だってそれが役割だったのですから。]
元々、夜型なんだわ。
[>>28フランツの問いに、ふわっと生欠伸を噛み殺しながら返す]
ん、じゃあ、今晩のは俺が作るかな。
まぁ、旅人の男料理なんで、
ざっくりしたもんしか作れねぇけどな。
[1回くらい作っとけば体裁が整うだろうと、肩を竦めた。
と、その後、ふっと思い出したように、
村長の息子であるフランツに問いかける]
そういやさ、互いの監視って何事も無い状態なら
何日くらいやってりゃ無罪放免になるんかね?
いや、飲みすぎるほど飲んじゃいねぇよ。
元々、夜型なんだわ。
[>>28フランツの問いに、ふわっと生欠伸を噛み殺しながら返す]
ん、じゃあ、今晩のは俺が作るかな。
まぁ、旅人の男料理なんで、
ざっくりしたもんしか作れねぇけどな。
[1回くらい作っとけば体裁が整うだろうと、肩を竦めた。
と、その後、ふっと思い出したように、
村長の息子であるフランツに問いかける]
そういやさ、互いの監視って何事も無い状態なら
何日くらいやってりゃ無罪放免になるんかね?
[わたしはローレル姉さんとは違います。
人狼だもの。
せっかく得た家族を失うのが怖いから、旅に出る勇気もありません。
人の世は短くて、ちょっとでも目を離すと、お気に入りがすぐに消えてしまうのですから。]
わたしは人狼さ。
でも、わたしは人として死ぬんだ。
どんな目にあおうがね。
……鬱陶しい婆さんだな。
誰だか分からずにあんたの家族を食べないようにどう気を付ければいいんだよ
っ、あんた……知ってたのか。
[こちらの質問への返答に素直な感想を苛立ち紛れに、それもまたこの同族には青く感じられるなんて考えもせず。
声と話し方から老いた雌だとは分かったが、血の匂いまで知られているなんて、一体。
ディルドレに家族はいない筈だ、そもそも、人狼にとっての家族は人間と一緒なのか?]
…もういいよ。もう何も聞かない
[話す気がないのなら、時間の無駄でしかない]
[オットーからの視線を感じれば、喰っちゃ拙かったか?と言葉でなく、片方の眉を上げると言う表彰で返しつつ]
んー?
いや、そこまでカッチリ決めなくてもいいとは思うが。
料理できねぇ奴いるなら、やんわり位は……な。
できるのにやってねぇって言われるのも、なんだし。
[ただ単に自分が一応の体裁を整えたいだけなのだと、
料理持ち回りの件は暗に示す。
ちなみに彼の料理を表面上なんの躊躇いもなく食したのは、
元々、この人狼騒動には懐疑的という立場を示しているのと、
人狼云々関係なくとも、この状況で何かあったなら
オットーが何かした、と言うようなものだからだ。
流石に現状でそれはない……と思っていた]
はっ、そりゃあ素晴らしいことで。羨ましい限りだね。
[唯一口にしたのがそれか、人狼が人として死ぬことを望むなんて
若い狼にそれは理解が出来なかった]
婆さん。ひとつだけ言っておく。
ぼくをオットーと呼ぶな、ぼくにはラズワルドという人狼としての名前があるんだ。
[意識が朦朧とする中、せせら笑うあの男が僕の目を覗き込んでそう名付けて行った。
その言葉は郡青色の空を意味する、夜に生きる人狼には皮肉としか思えない名前だが。
こうして同族に人間として生まれ落ちた時に貰った名前を呼ばれることは苦痛だった]
― 広間 ―
[翌日の朝は、ほんの少しだけ寝過ごした。
色々と思う所があり過ぎて、中々寝付かれなかったからだ。
ともあれ、身支度を整え、朝の祈りを捧げた後、同居猫を伴い階下へと向かう]
おはようございます、皆さん。
[広間に入り、挨拶と共に一礼。
それから、用意されている食事にひとつ、ふたつと瞬いた]
やあ、起きて来て朝食が用意されている、なんて、何年ぶりでしょうか。
こちらは、何方が?
[帰郷してからはずっと自炊していた身としては、何となくそれだけで嬉しくて。
のほほん、とした笑顔でこう、問いかけていた]
あぁ、そうなんですか。
[夜型>>30と聞き、納得して頷く。
料理については、お願いします、と告げて。
問いを投げられると咀嚼していたものが口の中から無くなってから口を開いた]
確か、1週間くらいは様子を見る、と言う話だったはずです。
ちょっと長く感じるかもしれないですが、それだけの間に異変が無ければまず問題無いだろうから、と。
それから、監視期間内では宿泊場から離れるな、とのことです。
物理的な封鎖はしませんが、互いに監視下にあることを忘れるな、と、父…村長が。
[妙な真似をして疑われたくなければ大人しくしていろ、と。
脅すような意味が含まれた言葉を伝えて、眉を下げた]
ふぅん……仮に人狼が居るとしたら
1週間っていうのは妥当なところだろうな。
[自分が向けた質問に答えが返ってくれば、ベーコンエッグを切り分けつつ頷く。フランツの眉が下がった訳は、察することはできるのだが、できるからこそジェフロイはあえて触れずに]
オットーは、逆に嫁さんに作ってあげるってか。
オットーの嫁さんになる女は、家事が楽になって良いだろうな。
[料理が作れないという部分のフォローをしているらしいオットーの言に乗った]
あ、おはようございます。
[増えた顔>>33には挨拶一つ。
問い>>34が聞こえてオットーを見たが、彼は何も言わなかった>>40]
オットーが作ってくれたんですよ。
ありがたいですよね。
[他にも伝える声があったかもしれないけれど、そう答えて笑いかけた]
うん、まぁ。
それはそうなんだけど。
[嫁、と言われても>>37まだ実感は無いが、いずれはそうあれば良いと声を返して。
平坦な声であっても、こんな風に会話出来るのは少し嬉しかった]
オットーだって嫁さん貰うんだろ?
自分は違うみたいな言い方するなよ。
[嬉しさも相まって、そんなことも口に走らせる。
ジェフロイがオットーに向ける言葉>>39が聞こえれば、それも良いね、なんてことも呟いた]
そ、オットー作だ。
で、オットーの嫁になる女は、家事が楽になるな
って話してた訳だ。
[現れたアルビンに、フランツの後追いで答えていると]
はっ?俺??
いや、俺は嫁もらう心算はねぇけど。
[オットーの去り際の言葉に少し瞬き、思わず素が出る]
嫁の枠1つって、足らねぇだろ?
[その後、少し取り繕っておどけてみせるが、その言葉はオットーに届いたかどうか……。彼の姿が完全になくなってから、その場にいる誰ともなくポツリ首を傾げながら尋ねる]
いやさ、俺が嫌われるのは、判るんだけどよ。
なんでオットーって、ああなんだ?何かあったりしたのか??
[妥当>>39と言う言葉には、えぇ、と短く返して、パンを一口含む。
ローレルの声>>43にも、うん、と返した]
皆に不自由強いて申し訳ないけど…そう、決まったから。
[浮かぶ表情は苦いもの]
[やがて食卓もにぎやかになります。
わたしはせっせとパンをちぎっては口の中に詰め込んでいました。]
じゃがいもの皮むきだったら、ん、うぐ
[パンをのどに詰まらせて、あわててミルクのピッチャーを手にとり、グラスになみなみ注いで飲みこみました。
いやだわ、ほんとうに。悪ガキのころの性分がたまに顔を出すんだから。
一人こっそり恥じらいながら、ふうと一息つきました。]
オットーの態度、ですか?
前から、と言えば前からなんですが…。
[幼少期はそうではなかったのは知っている。
けれど関わることが薄かった、出来なかったために変化の詳細は知らなくて。
視線はアルビンやコンスタンツェへと向いてしまう]
[オットーから返答>>29 があれば、いつぶりの会話かしらんと思いつつ、確かにパン屋は朝が早いですねと頷きかえします。]
いつも通りなら、良いんですけれどね。
[彼に比べてわたしの昨晩ときたら、両親と会えぬ心細さと胸騒ぎで、星空をいつもより長く見つめてからの眠りでした。
もう18になるのよ、コンスタンツェ。それにあとで会いにいけば良いんだわ。]
[ふとジェフロイさんとフランツの会話が耳に届きます。>>30>>36]
な、何よそれ!
[フォークが手から滑り落ち、皿を叩いてカンと鳴らします。
がた、と勢いよく立ち上がったわたしは、フランツをにらみつけました。]
父さん母さんにも会いにいっちゃあいけないの!?
そ、そんなの嫌よ!
[年寄りの朝は早い。
のだが、その日は何故だか深い眠りに落ちてしまい。
オットーが出て行くのと行き違いに食卓につくことになった。]
出来立ての朝食にありつけるとは嬉しいね。
[周囲の会話から作り手を察したなら]
オットーが作ったのかい?
そうか…… 会ったら礼のひとつも言っておかにゃね。
[既に食事の席に彼の姿は無かったために、
そう言って、パンを口に運んだ。]
[会話の中に響く音>>52。
切羽詰る声に驚いて、ベーコンを喉に詰まらせかけた]
んぐっ!
[慌てて両手からフォークとナイフを離し、グラスのミルクでどうにか流し込む]
…コンスタンツェ、これは決まったことなんだ。
他の皆だって家族に会うのを我慢してる。
1週間は、長い、けど……それが過ぎれば、会えるから。
[睨まれるのに眉を下げながら、コンスタンツェを宥めようと言葉を紡いだ]
いやまあ、少し残念だけど、フランツが悪いんじゃないよ。
仕方ないことだから。
[フランツの表情を見れば、慌ててそう取り繕った。別に誰が悪いというわけでもないのだから、彼にそういうことを言わせてしまったのは私のミスだ]
オットーのことは私もよく分からないんだよね……。よく一緒にいたのはかなり前だし。
アルビンが帰ってきたくらいから、あんな感じだったような。
/*
……なんだ、何が問題だったんだっ……!
え、神職クラスチェンジがまずかったりしたの?
え、えー?
[はい、中身ごとわかってません!(いばるな]
なんでこんなもの、美味しいって言えるんだろ……
[こみあげる吐き気に思わず呟く
人の味を知ってから人間の食べ物が不味いとしか感じられなくなって。今朝食事を作ったのは習慣と何かをして気を紛らわせたいという理由でしかなかった。
早く人間が食べたい。ああ、そうだ…今夜にしよう。けれど誰にするのか?それが問題だ]
/*
それはそれとして、さて。
襲撃もらえないと墓下に行けない位置ですよ……!
んー、赤組がどこにいるか、なんだよなぁ……。
設定的には、狂人化もいけちゃうんで、近い所に紅がいればエア赤もできるんだけど……現状、読めないからなあ。
あっちにもこっちにも良い女がいるのに
1つじゃ足らねぇだろ?
[オットーへ感じた疑問への返答を待ってる間
(その時くらいだろうかディルドレが現れたのは)、
妙なところに反応したフランツをニヤニヤ揶揄っていると、
>>52コンスタンツェの叫び声が聞こえて、目を見開く]
あー……まぁさ、何が起こるって決まってる訳じゃねぇし。
1週間後には皆あえるんじゃね?
[その後、ボソボソと責任の持てない慰めの言葉を向けるが、
この場合、どう考えても慰め役は自分でないだろうと、
他者に預けてからオットーに関する話を拾っていく]
[みんなが家族に会うのを我慢していると諭されても、それが正しくとも、わたしの気持ちは大きく荒れます。
フランツ>>55 に明らかな嫌悪感を向けました。]
ほんとうに、人狼がいて、それで……
わたしが殺されたらどうしてくれるの!
[だって、だって、もうすぐ、わたしの誕生日なのに!
一週間は長過ぎるわ、その間にわたしは18になってしまう。
なにも決意することも出来ず、ここで閉じ込められたままに――……]
[オットーからの返答は無かった>>58けれど、それは片付けに向かってしまったからと解釈して。
入れ違いに広間に来たディルドレ>>53には、おはようございます、と挨拶一つ。
仕方が無い、と言ってくれるローレル>>59に少しだけ笑みを浮かべた]
…ありがとう。
[自分が悪いんじゃない、と言われて少しは心が軽くなる。
けれど、村長の息子と言う肩書きはいつも以上に、重く。
申し訳無いと言う気持ちが完全に消えることは無かった]
[それ以上広間で過ごしているのがつくづく嫌になって、わたしは分別も忘れて広間から走り去ります。]
フランツなんかだいきらいよ!
[せめて捨て台詞で、彼の心を傷つけようとしながら。]
神父が返ってきてから、ね。
もしかして神父に懸想してるからとか……なんて、な。
[先ほどの嫁云々の話とか、各所の反応を繋ぎ合わせて、これまた責任の持てない適当なことを云う。
嫁1人じゃ足りないに、ジト目を向けてきたアルビンのことだから、こういう系統の冗談は更に冗談に取れないかもしれないと、思った時には、既に口から言葉は零れ落ちていた。後悔は先にたたないからこそ、後悔なのである]
[あちこちに魅力的な女性が居ることは否定しない。
ジェフロイ>>61が言いたいことは分かる。
けれど]
でも、その中で生涯の伴侶たる人は1人だと、俺は思いますよ。
[ニヤニヤされている理由は測れないが、問う声に真面目にそんなことを言った]
神父が帰ってきてから、ね。
もしかして神父に懸想してるからとか……なんて、な。
[先ほどの嫁云々の話とか、各所の反応を繋ぎ合わせて、これまた責任の持てない適当なことを云う。
嫁1人じゃ足りないに、ジト目を向けてきたアルビンのことだから、こういう系統の冗談は更に冗談に取れないかもしれないと、思った時には、既に口から言葉は零れ落ちていた。後悔は先にたたないからこそ、後悔なのである]
そういえば、フランツ。
言われた通り、部屋にプレートが掛かってたよ。
まるで何処かの宿みたいだね。
…何事もなければ一週間の小休暇のようなんだが。
[昨夜、オットーやフランツに
空き部屋の見分け方を聞いた件で、短い礼を告げる。
一週間という時間は特段自身には長いものと思えなかった。
家族が居る者には、気を揉む長い長い時間なのかも知れないけれども。]
…で、どこの召集所も一週間程度を目安とするのはいいが
仮に……仮に、だよ、
もしもその中の一つにでも人狼とやらが混ざっていた場合、
それを他所に伝える術はないのかい?
[完全な幽閉を前にして沸く疑念に、首を僅かに傾けた。
慎重な問いかけは何か探るようでもあり。]
― 庭園 ―
[玄関から外に飛び出して、そのまま館を囲う門へと手を伸ばしかけました。
ですがみんなが館の中にいることを思えば、一人だけで開け放つことなんか出来やしません。]
…………。
[「一人だけ逃げようとした、だからあいつは人狼だ。」
ばからしい考え方ですが、そうやって虚像を作り上げるのが人間というものです。
大声で泣きわめいて解決するのならそうします。
でも、解決しないことなんて分かっています。
村の人間は例外無くこうして監視しあって過ごさねばならないのですから。]
あ、ちょっとコンスタンツェ!
[広間から走り去って行く妹。三歳しか違わない私が言うのも変なものだが、まだ18の彼女には一週間という時間はとてつもなく長く感じられるのかもしれない]
ごめんね、フランツ。あなたは悪くないから。
[そう言い残せば、妹を追って庭園へ向かった]
……あの。
冗談でも、そういう事は言わないでいただけませんか。
[神職にある身、そう言った手合いの話題はどうしても忌避してしまう。
そも、色恋沙汰の一切を捨てる、という決意も込めてこの道に入ったのだから、という事情は口にはしないが。
向ける声は、自然と低いものになっていた。]
フランツは、それで良いんだよ。
[至極真面目に伴侶は1人と返すフランツに、ニヤニヤ笑いから真っ当な微笑にかえた表情でジェフロイは言う]
んで、将来の良い女候補が、どっかいっちまったが……。
追わなくていいんかい?
いや、慰めるのが別の奴のが適格なら、そいつが行くべきと思うが。
[それより放ってやっていた方がいいのか。
あまり付き合いが深くなければ判断が付かず、
フランツから回りに視線を巡らした。
そうすれば、ローレルが追いかけて行くので、
まぁ、そこが追いかけるなら一番だよな、と一人納得をした]
[向けられる嫌悪感>>62はフランツに困惑を齎す]
ちょっ……待って、コンスタンツェ、落ち着いて。
そんな風に不安になるのは、分かるけど…。
[まだ居るとも決まっていないのにそんな想定をするのも理解出来ず、まずは落ち着けようとして。
フランツも立ち上がりコンスタンツェに近寄ろうとした]
〜〜〜〜〜〜〜ッ
[走り去るコンスタンツェを追いかけることは出来ず。
よろめいて、左手でどこかの椅子の背凭れを掴み、右手で胸を押さえつけた]
[いたい] [いたい] [いたい]
[傷ついた。傷つけた。
上手く伝わらない。伝えられない。
もどかしい想いが胸を締め付ける。
呼吸を整えるのにはかなりの時間がかかりそうだった]
[もしかしたらその騒がしさはこの場所まで届いていたのかもしれない。
しかし考え事をしているせいで気付くこともなかった]
……。
[両の群青を伏せて服で隠れた首筋に触れる。]
んー、悪い。忘れてくれ。
[案の定、低い声音で返してくるアルビンに、
素直に謝罪して肩を竦めた。
アルビンの反応がこうであったからこそ、想像力逞しく、あれやこれやと考えてしまうが……それは今度は言葉には出さない。代わりに]
万が一、人狼が混じってた場合は……
そのグループで決着がつくまでグループで責任負え
ってことじゃねぇのかな?
[コンスタンツェの言葉に打ちひしがれているフランツが、
直ぐにディルトレの質問に返せそうにないのをみて、
代わりに現状を整理した結果、
そうだろうと思うことをディルトレに告げた]
/*
ちなみにコンスタンツェに恋愛感情があるかと言うと……現状では微妙なところ。
好かれてないと思っているところに懸想するほど単純でもないからなぁ…。
なあ。
[独り言ではない。明確に同胞へと語りかける
苛立っていた昨日よりは穏やかな声で]
ぼくにあんたが死ぬまで家族を殺すなって言うなら、そっちもさ、もし気が変わって人を食べたくなっても
…アルビンとコンスタンツェは食べないでくれよ。
[あの口ぶりからこの屋敷にいることは分かっている。もし人狼が昔読んだお伽噺のように姿を変えられるなら容姿は当てにならない。
だが、この二人ではない筈だ。そう信じていた。そして彼らを他の狼に食べられることは嫌だと今になっても思っている]
/*
昔は無理だったけど今なら、と言うことで仲良くなりたいというのはある。
そのために頑張ろうとはしてるけど、どうしても上手く行かない。
今回のことで輪をかけて嫌われてしまっていると感じて精神薄弱。
決別に近い言葉を頂いた←なぅ
うむ、ここから能力覚醒出来そうな気がする(爆
[やがて顔を上げ、広間へと戻ろうと踵を返す。他の面々も食べ終わってる筈だ]
おい、皿……
[あの姉妹がいない、フランツの様子がおかしい。思わず固まってから駆け寄る]
フランツ、どうした?何があった?
ラズワルドねえ。
[夜の闇を通して若者の狼としての名を知って、ああやっぱり青いのねとおかしく思いました。
わたしは生まれた時から獣であったので、せっかくの人間の名を持っているのにとなんだかもったいなく感じました。
それを言うと怒られそうなので言いませんが。]
さあて。
いろんな名で呼ばれたから、どれが本当の名なんだか。
[人の肉体を支配する術により、吐息<ヘヴェル>だとか魂<ネフェシュ>だとか、わたしはさまざまな名を伝承の中に残しておりました。
若者にあわせるならば、わたしも色の名を告げた方が良いかしら。]
― 庭園 ―
[視界いっぱいに広がる花々。妹はその一角で蹲っていた。
声はかけず、ただその隣に同じように座る。妹も、自分の行動の無意味さにはきっと気付いているのだ。だから、これ以上の行動は起こさない。
だから、声をかけずにただ隣に座っていることが。今、姉としてやるべきことなんだと思う]
/*
あっ、この流れだとコンスタンツェ占えないwwwwww
なんてことだwwwwww
そしてコンスタンツェは俺にキリングさせようとしてる?
いや無理だよ壊れないと!
参ったw
[常と違うフランツの様子に、双眸を細める。
問いを投げるには軽くタイミングが悪かったようだ。
気遣わしげな視線は向けるが、フォローは他が向けている。>>85
ふと別の方向からの意見を耳が拾い、首を其方に向けた。>>81]
ふむ。やっぱりそういうことになるのかねェ。
縁起でもない話ではあるけど、万一、
最悪の事態に陥るグループが一つでもあれば村としての騒動は終わらない。
また他の村民が危険に曝されるわけだろ。
……村長が逐次グループを分けた意図が…さ。
今になって少々気になっちまったんだよ。
もう始まっているから、考えても詮無いことだが。
[村民を小分けにすることが“どちらの”得になるのか。
気になる、を積み重ねた先が疑念となること
口に出しはしないものの、言外に含めた。
そも―――何も起きてはいないのだが。『まだ』。]
[何度も苦しげに深呼吸していたため、周りの言葉は意識に入らなくて。
ディルドレの問い>>68にも直ぐには答えられなかった。
ローレルの言葉>>72もどこか遠い]
………ぅ………
[深く、長く、深呼吸を繰り返す。
少しずつでも呼吸の乱れが戻ってくれば、周りの声も少しずつ入ってきた]
……だ、 じょ、ぶ……なん、 も、な ……
[オットーの声>>82に途切れ途切れに返す。
心配かけまいとしたが、呼吸の乱れはまだ治まらなかった]
ハイアオ、か
[意外にも名前だけは教えてくれた。初めて知った同胞の名前。繰り返して噛み締めてみる。]
あんたにぴったりの名前だ。
[ちっとも自分のことを教えてくれない、その癖こっちのことは全て知っているような口振り。何者なのかいつからこの村にいたのか、本当の色を見せない灰色。それがこの雌狼なのだろう。]
…一応言っておくよ、宜しく。
[どれぐらい話していただろう。今日は疲れてしまった、寝台に横たわり彼女の姿を目の裏に想像している内に眠りに落ちた*]
[ふと、ラズワルドの語りかけが耳を撫でます。
わたしは心の中でひっそりと笑みを浮かべながら、あいわかったと返事をすることにしました。]
わたしの気の変わることなんかあるものか。
だけど、良いよ。そいつらは決して食べないさ。
[彼がコンスタンツェと信じているものは、そもそもわたしには喰いようがありません。
それにしても、普段はアルビンに冷たく振る舞っているというのに、なんともまあ。
くすくす笑いをかみ殺します。
上手にかみ殺せたかしらん?ふふ。*]
よろしく、ラズワルド。
/*
うむ。
返答がなかったから昨夜は終わりかと思って翌朝話しかけたらまざったね。
ホモ塗りされたからお互い様ってことにしてくれ。
[彼がわたしをコンスタンツェと思っていないということは、彼はわたしの姉を、家族を喰う可能性があるということです。
でも、もしそうであるならば、人間のわたしにはどうしようもないことです。
(そう、わたしは人間、わたしは人間……。)
*願いとは、叶わぬものなのですから。*]
[深呼吸を繰り返す合間、声がもう一つ>>85届けられる]
……かん、じょ ……
────………は、い……
[一人で背負うな、と言われても、コンスタンツェから向けられた言葉は紛れも無く自分に向けられていて。
返事こそしたものの、それを今実行出来そうには無かった]
大丈夫じゃないだろ。…無理に喋るな
[背中をさすり、考える。過呼吸か、フランツのことだ理由は大体想像がつく]
部屋に戻って休むか?どうせやることもないんだし
[それなら連れて行くつもりだが]
/*
さて どう すっ か な!
この流れだと、手始めにコンスタンツェ、は出来ないw
しかしコンスタンツェが村人(少なくとも村側)だと言うのは分かった。
うーんうーん、初回ジェフロイはねーわー、なのだよなぁ、俺の中では。
占うとしても2日目。
疑い先、ってことで2日目占いは良いんだが、黒じゃないならキリングは行けない諸刃の険。ごふぅ。
なんかありそげな感じはするんだけどね、ジェフロイ。
安牌はアルビンかなぁ…(
[中身的な意味で]
……
そうだ、いないって分かれば帰れるんだ。
[途切れ途切れの言葉の意味を察すれば頷いて安心させる為に笑みを見せようとする
…やっぱり、駄目だった。形にはならず唇が歪んだだけ]
[アルビンの願いには、嗚呼と頷く。
騒動を駆けつけて、オットーの姿が見えれば、元より最早口に出す気はない]
一応、蓋を開けてみて、そこで何か起こったなら
そこのグループの残りを対処すれば良い話だからな。
駆逐するにせよ、二度と村に入れないようにするにせよ。
[代わりにディルトレへの返答を声を潜めて言う。
声を潜めたのは、一応フランツの様子を慮ってのことだ**]
だから、割と万が一を考え、多を取るなら
理に適っているとは思うがな。
……フランツ。
先ずは自分のコンディションを整えることを考えな。
[声を向けてしまったために、
余計なことかとは思いつつもフランツにはそう言い添える。
発作のように呼吸を繰り返すその表情は、
邸内に来て最初に顔をあわせた時に見たものと同じで、>>0:85>>0:86最初こそ病を疑ったものだが――当人が何も言わぬのであれば口を差し挟む余地はなく、視線を向けるに留めた。
口調こそ簡素だが、要は、『自分』をまず大事に考えろということだ。いつかも告げたことがある。
オットーが甲斐甲斐しく世話を焼く様に少々双眸を瞠ったが、
休息させるべきとは同意見であったので、特に何も言わず]
[背を擦る感覚>>90に呼吸の乱れが僅か和らぐ]
…ごめ ……そ す、る……
[部屋で休むことを勧めるのには大人しく頷き、一度だけ、引き攣るように大きく息を吸った。
それを境に呼吸はだいぶ落ち着いてくる]
フランツの部屋は何処だ?
[プレートがあれどどこが誰のかはローゼンハイムのものしか把握していない。
教えてもらえばドアを開き部屋の中まで連れて行き、寝台に座らせただろう*]
[口々に向けられる声>>93>>94にも頷いて見せた。
ディルドレからは前にも同じようなことを言われた記憶がある。
あの時は本当に熱があり、無理を押して仕事に出た時だった。
雑貨屋に必要な物を取りに行った時に見抜かれ、母に叱られベッドに放り込まれたのだったか]
うん、立て、る。
[オットーに肩を借りて>>96広間を出、ゆっくりと階段を上っていく]
…ごめん、オットー。
全部、食べ、切れな、かった。
[不意に零すのは、折角用意してくれた朝食を残してしまったことの謝罪。
申し訳なさが頭を擡げ、言葉を途切れさせながら紡いだ]
部屋、は、上がって、直ぐ。
[問いかけ>>97に答え、扉を開いてもらい、中にまで付き添ってもらう。
寝台へと腰を下ろすと、深く、長く息を吐いた]
バカ、そんなのどうだっていいんだよ。
[こんな時に、食事を残したことを謝るなんて。
どこまで他人のことばかり気にするのだろう、どれだけ自分を犠牲にして生きてきたのだろう。]
……
[ありがとう、だなんて。本気で言っているのだろう、この男は。
立ち去ることはなく腕を組んで座るフランツを見下ろす。彼と話す時に言葉を探して黙ってしまうのは前からだったが今日程考え込んだことはない
無表情でこんなことをされれば怖いかもしれない、だが仕方ないことだ。今から言おうとしているのはずっと前から、彼が背負うものの重さに気付いた時から思っていたこと]
フランツ、お前さ……
[言ってしまった。
五年間村人に必要以上近付かないように、踏み込まないように生きてきたというのに。
きっとこの言葉は自分に向けたものでもあるのだろう。フランツと僕は全く違うけれど、どこか重ねてしまっていたのかもしれない。]
悪い。僕が言うべきことじゃなかったな。
[緩く首を横に振って、力ない声で謝罪しそのまま退室しようと*]
……本当に。
早く、終わればいいんですけど。
[人と人が傷つけあうのは見たくない。
けれど、と思う……思ってしまうのは、ここに集められた理由が理由だから。
もし、本当に……ならば。
心だけでなく、現実的にも傷つけあう事にもなるだろう、と。
そんな予測が容易にできてしまうから。**]
[バカ、と言われて>>101苦笑気味に笑う。
言われてみればそれどころではない状態か。
自覚して、それ以上は何も言わず足を進める]
[ハイアオの返答に安堵する。
だが、他の狼に明け渡す気がないなら自分は彼らをどうしたいのだろう。今更二人だけは殺したくないだなんて、矛盾しているじゃないか。
それに僕はアルビンのことを憎んでいる、……その筈だ。
何にも気付くことはないまま、若い狼は己の心に悩まされる*]
[そうして辿り着いた部屋で寝台に座った後、フランツは立ち去ることの無いオットー>>102を見上げていた。
何か拙いことでもしたか、と不安が擡げるが、口を開いた彼から向けられた言葉>>103に目を丸くする]
………え?
[そんなことを問われるとは思っても居なかった。
だから、答えるにも思考がまともに働かず、真っ白で。
言葉に窮している間にオットーは謝罪>>104を口にして扉の方へ]
─── そんな風、に、って……
[声を紡げたのはオットーが部屋を出てからのこと。
動かない頭では何を示しての言葉だったのかが繋げず、思い当たることを片っ端から思い出そうとした。
けれど、精神にも肉体にも負担がかかった今ではだるさしか出て来ず。
ふら、と上体を揺らし倒れ込むように寝台へと横になった]
……………ッ
[考えようとしたらまた胸が痛んできた。
自分の生き方を否定されたような、そんな感覚が身を襲う。
身を縮め、両手で胸を押さえ込むようにし、きつく目を瞑って痛みをやり過ごそうとした**]
/*
ざくざくと刺されるのがおいしくて、つい(
この酷い擦れ違いっぷりよ…(お前の所業だ
ちょっと、覚醒の何かを考えようそうしよう。
明日の仕事中に(ぉぃ
[呆気に取られた様子、何を言われたかも分かっていないようだった。
自覚は無いのだろうか、彼の人生は“フランツ・アルトナー”ではなく“アルトナー村長の息子”のものとなってしまっていることに。
本来もっと喋りが上手く、優しくて、言葉をよく知っている大人が言ってあげるべきことだ。自分が言ったのは失敗だったか。
一応広間に戻って置いてきたことを伝えるべきか、しかしさっきのことは言えないな…そう考えながら階段を下っていった**]
/*
覚醒の何かをって思ったけど、無自覚からならコンスタンツェ占えるな。
片鱗だけ出して、はっきりした自覚は占った後が良いか。
日が変わったらコンスタンツェだけ捕まえて宣言すれば良いかな。
よし、これで行ってみよう。
/*
いやしかし、半演劇村だと守護者と占い師かなり悩むな。
占い師は処刑外狼見つけた場合の処刑しない理由付けが難しい。
縁故者なんだったら、何とか理由も付けられるんだけれど。
うーん……今回だと、躊躇うなって言われたけどやっぱり無理、の流れになってしまう。
処刑外占う勇気…w
[階段を降りて広間へ戻る。部屋にフランツを置いてきたことを簡潔に報告し]
それで、さ……コンスタンツェかローレルが何かフランツに言ったのか?
[椅子に腰を下ろし当事者がいない今、もう一度状況の説明を求める
姉妹の名前が出たのはただ二人がいなかったから、というだけだが]
/*
自分のログで村が止まってる時のはよ帰ってきて感
ところでここ看板詐欺ですなブランクも経験不足も感じさせない上級RPヤーしかいないな俺以外。まるでゆるガチに入ったらガチだったみたい
コンのト書きすき
/*
占おうかと思ったけど、コンスタンツェをキリング出来るようにしといた方が良いのかなぁ。
出来る人は他にも居るとは思うんだけど、フランツの行動理念的にどうなんだ。
・躊躇うな、と言われているのは守りたい。
・親しい相手でも可能性があるならば……
・見分けられるなら、人狼が居ないことを証明したい→人狼を探し出したい、へ変遷(予定)
占って白出ちゃうとキリングに行けない。
占わないならキリング行ける…?
>>62を捻じ曲げて解釈する必要は出てくる。
が、フランツの思考的に捻じ曲がらない気しかしない。
ぐぬ。
/*
うーんと、コンスタンツェが村人だとすると、村勝利はジェフロイディルドレが狼だった場合しか無いので…。
狼勝ち想定で動いた方が良いだろうか。
てか、そもそも狼に当たる確率って2/7なので、村側が処刑対象に上がる確率の方が高いw
ざっくり予想ではジェフロイとオットーなんだけど、どうだろう。
/*
初回:ディルドレ
次回:ジェフロイ
にして、途中喰われ狙えないかな…w
いや、ホント残る人占うには配置見えてないと無理ww
狼当てても処刑に行けないんだからwww
もしくはあれか。
父さんの言い成りにならずに、狼を逃がすような動きにする…?
オットーが狼ならこっちに向かえる。
でも初回で占う人じゃないわwww
/*
役職関連で悩むと独り言増えるね…。
初回はディルドレで良いかもしれん。
4日目まで生き延びても動き自体は何とかなる…はず。
ジェフロイは多分占わなくてもキリング行ける。
2日目か3日目でオットー占ってはみたいかな…。
……ディルドレで狼出たらどうしよ(
あれか、また理解してないロールに行くしかないか。
[少人数で占い師になるとよく鬼引きする]
村長の息子 フランツは、雑貨屋 ディルドレ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
占い師:(・ω・)ノ
霊能者:(ローレル)
守護者:(ディルドレ)
人狼:(オットー)(ジェフロイ)
村人:(アルビン)(コンスタンツェ)
ざっくり予想(
アルビンが霊能守護どっちもあり得るんだけど(中身的に)、動き的に敢えてこっち。
発言見る限りはアルビン狼は多分無い。
村長が家族を各所グループに割った……っていうのも、
リスク分散の為もあるんじゃねぇかな。
[ディルドレの内心を読んだ訳ではないが、
例えば村長に万が一があった時用に、
家族にのみグループの掌握をする方法を残しておく
そんなリスク分散の方法を思いついて口にする。
それもまた、村長の家族が『人狼でない』ことが前提ではあるが]
人の感情は弱視定規にはいかねぇしな。
[ディルトレのつぶやきに肩を竦めたりしている裡に、
オットーがフランツを運び、そして戻ってきていた]
― 庭園 ―
姉さん……
[ローレル姉さんがわたしの隣にやってきて、同じように座ってくれています。>>83
姉はなんだかんだと、賢明な女なのです。
こういう時には言葉をかけるのではなく、ただ隣にいることが大事だと知っているのですから。
わたしの心に影を落とした、通り魔のような恐ろしい予感たち。
それらが過ぎ去るのを、わたしは嗚咽をかみ殺しながら待っていました。]
[座り込む妹を見れば、昔を思い出す。悪戯をしたり言いつけを破ったりして母さんや、ディルドレに怒られたりした日の夜。妹はいつも私の部屋に来て、この体勢になっていた。
久しぶりに会ったときは随分変わったように思ったけれど、こうしていると、やっぱり昔のままなんだなあ、と思いながら。
無言のまま、蹲る妹の頭を撫でた]
― 客間 ―
[どれくらい蹲っていたか。
少し眠ってもいたらしく、胸を押さえつけていた手は離れ、寝台の上に投げ出されていた]
……………
[ぼんやりした様子で緩く瞬く。
胸の痛みはひとまず治まったらしい。
緩い動作で身を起こすと、寝台の端に腰掛けた]
情けないな……。
[自分は浮かれすぎていたのだろうか。
ここでしばらく過ごせば、距離が縮まるだろうかと期待していた。
朝食時の他愛ない会話が嬉しかった。
この調子なら、と思っていたのだけれど、逆の状況しか生み出せていないように思う。
上手く伝わらない。伝えられない。
倒れてしまったことと、もどかしい状況。
両方に小さく言葉を零し、右手で前髪をくしゃりと握った]
[症状が落ち着いたことで、思考も少し冷静になる。
オットーはどう言う意味であんなことを言ったのだろうか。
そんな風に、がかかるものがいまいちピンと来ない]
…そんな風に生きていて、楽しいか?
[自問してみる。
自分の生き方と言えば、畑仕事をして、父や母の手伝いをして…。
たまに、村人に頼まれたことを手伝うくらいか。
それはフランツにとって”当たり前”であるため、おかしいとは特段思わない。
オットーが思うこと>>101>>111は自分では気付けない部分]
……楽しいか、か。
[少なくとも、この村での暮らしは嫌いじゃない。
ただ、楽しいか、と言われると、返答に窮する。
かと言って楽しくないわけでもない]
難しいこと聞くなぁ。
[結局、上手く思考が纏まらなくて小さく息を吐いた]
[そうだ、何も起きなければあの子は両親と姉と幸せな18歳の誕生日を迎えていたんだ。]
ごめんな。
あんたは人として生きたいのに、…ぼくのせいで。
[同胞へ声を向けるが未だ正体には気付いていない。
あの少女を巻き込んだようにハイアオの人としての生の邪魔をしてしまった。そうやっと理解したことからだった。]
[幼い頃のいたずらで、怒られた日の夜は、姉のそばにいるのが一番良かったのです。
遊ぶのは「おにいちゃん」のアルビンや、オットーと一緒の方が心強いけれど
怒られたあとに彼らに顔を合わせるのは、気まずいものがあったのですから。
わたしは知っています。
泣きつかれてやがて眠くなったとき、姉の体に寄りかかった時のあたたかさを。
頭を撫でてもらって感じるなぐさみを。
しばらく会えずにいたとて、その優しさが変わるものではなく
やはり姉の手は心地よいものでした。>>117]
……もう、大丈夫、です。
[ひ、とするどく息を吸い込みながら、わたしは顔を上げます。
眼鏡を外してうるんだ目元をこすりました。]
そう。
[顔を上げた妹の目元は、昔と同じように赤く染まっている。その正面に回り込むと、同じ目線で笑いかける]
じゃあ、戻ろう。
フランツにも、謝らないといけないしね。
[広間を出る直前に見た彼の顔は、まさに茫然自失という状態だった。彼も、色々と心労が積もっていたようだし、ひどくショックを受けたのかもしれない]
それとも、部屋に戻る?
[言ってはみたものの、妹ならきっと彼に謝ることを選ぶだろう、と思いながら]
[昨日の勢いはどこへやら、ラズワルドの申し訳なさそうなささやきが聞こえてきます。
この世はわたしのものではありませんし、若者が食欲を満たそうとすることの何が悪いことなのでしょうか。]
あら、ずいぶんと殊勝な声色だねえ。
くっくっく。
そんな風に言われたら、わたしの気が変わって
ラズワルドの獲物を横取りしたくなっちまうじゃあないの。
[どんなことになったとて、わたしはコンスタンツェとして最期まで生きるだけです。
どんなことになったとて。
理性で、本性を押さえ込んでみせましょう。
それがわたしの最期の闘争となるでしょう。]
― 客間→ ―
[朝食を終えたら草むしりでもやらせてもらおうと思っていたのだが、そんな気分にもなれないし、と諦めることにした。
書斎にある本でも借りて過ごそうか、とゆっくり立ち上がる。
客間の扉を開き廊下に出たところで、家主に遭遇して声をかけられた]
…今夜、ですか?
深夜に咲く薔薇ですか…。
興味はあるんですが……すみません。
ちょっと調子が良くないので、遠慮させてください。
[家主自慢の薔薇観覧を断るのは心苦しかったが、調子が良くないのも事実。
一番はやはり、そんな気分になれないから、だった]
今夜咲いたら、しばらく咲いてはいますよね?
明日起きてから拝見します。
[明日になれば少しは良くなってるだろう。
そんな推測の上でそう約束をしておいた]
あ、と。
それと…書斎にある本をお借りしても良いですか?
今日は、ゆっくり過ごしたいので。
[許可を願えば二つ返事で了承が返って来た。
ここの家主は懐深い人だと思う]
ありがとうございます。
それじゃあ早速。
[礼を言い、そこで家主と別れ、家主の寝室傍にある書斎へと足を向けた]
……そう、ですね。
祈るしかできない……それは、否定しません。
[そこは否定すべくもないから、静かにこう返した。
オットーの内にある苛立ち、所以の掴めぬそれにどう対すればいいのかわからないから。
自然、表情も情けないものになってしまう。
そんな、困ったような表情は少年の頃とほとんど変わらぬもの]
……他に……自分を赦せる術がありませんでしたからね。
[ぽつりと零れた極小の呟きは届いたか。
足元で同居猫がにぃ、と鳴いて尾を揺らす]
……さて、と。
ここでぼんやりとしている、というのも何ですし……ちょっと、散歩してきますね。
[にこりと笑って立ち上がる。
足元の同居猫がまた鳴いたが、拾い上げて抱え込む事で黙らせた]
それでは、また後ほど。
[丁寧な一礼の後、広間を離れる様子は、少しだけ、慌ただしいものに見えたやも。**]
/*
早出早上がりな日の上に、諸事情あっていつもより早く出ないとならぬのですよね……!
まあ、更新前後に少し見る余裕もあるはずですが……スマホさん、なれないんですよね、まだ……。
しかし、オトくんにはどこから斬り込んで行ったもんか。
わかりあえないまま襲撃引き寄せたい衝動が物凄いんですけど、今(
[ローレル姉さんの微笑み>>125 に、自分の幼稚さへの苦い思いが胸の内にシミを作ります。
いつものことです、ささやかな劣等感は。
ささやかに、細かく、胸の内にふりつもるそれら。
フランツに謝罪を、と促されます。
集団の中でやっていくには必要なことですから。
そう、そうです。それは全く正しいことです。]
顔が赤くなっているでしょう?
泣いたって知られるのが恥ずかしいので
もう少し冷ましてから、戻るわ。
[言外に、先に戻っていて欲しいと、私は姉にそう言いました。*]
[呟きが聞こえてもその意味は分からない。分かろうとも思ってはいない。
去ろうとする背に、絞り出したように掠れ小さな声を投げる]
[ハイアオの笑う声が届く、長く生きた彼女には愚かに見えるのだろうか、他者を遠ざけ突き放してそれでもまだ人間としての想いが捨てられない僕が。]
…それは、駄目だ。
分かった、分かったよ。変なことを言って悪かった。若者を虐めるものじゃないぜ、婆さん。
[“獲物”その言葉が頭に残る
そうだ。もう戻れないのなら、断ち切らなければいけない。]
[だからこそ]
今はまだ分からないみたいだけど
絶対ハイアオを見つけてやるからな。その時は、あんたのことちゃんと教えろよ。
[彼女に会ってみたい、そう思った]
[今フランツに会ったって、何について謝罪したら良いのかと思うのです。
だって、わたしはやっぱり、悪かったなんて思ってないのですから。
決まったことだからと、みんなだって我慢してるのだと言って、わたしの焦燥を知ろうともしないのはフランツです。
他のみんなって誰よ、名前で指して言ってご覧なさいよ、そして本当にその人たちが、この状況に納得しているのか教えてちょうだいよ。
今ならずいぶん詰め寄ってしまえそうで、わたしはその衝動をひたすら押しつぶします。
――我慢しなくてはいけないの、それは何のために?]
[告解したい、誰かに胸の内の、積もりに積もったちりあくたの話を聞いて欲しい。
そんなことを願えども、教会に行くことは出来ません。
館を囲む壁たちは、わたしたちを閉じ込める檻なのです。
美しい花々が咲いているさまを、
わたしは憂鬱な思いを抱いて眺めていました。**]
……だから嫌なんだよあんたは。
[アルビンが立ち去った後の広間、膝の上拳を握り独り呟く。言葉にしないと何処にも行けない感情が胸を満たして、溢れてしまいそうだった。
ああ本当にどうしてこんな割り当てになってしまったのだろう。こうなるのが分かっていたから離れていたかったのに**]
あんたはまだまだ、
随分あまちゃんな坊やだねえ。
人の一人や二人喰った程度で、
わたしのことが分かるかどうかも、疑わしいねえ。
[初めは絶命の瞬間に、彼にのみ聞こえる遠吠えでもしようかと思っておりました。
しかし、だんだんとラズワルドのことを気に入り始めた私は、
やはり、最期まで正体を言うこと無く、上手に人間として死んでみようと思い始めておりました。
さて、方法をよく考えてみることにします。**]
見つけられたんなら、
昔話をいくらでも聞かせてやるさ。
わかった。じゃあ、先に戻っておくね。
[こんな状態の妹を一人残しておくのは少し気がかりだけれど、本人が言うのならば仕方がない。立ち上がって妹に背を向ける]
待ってるから、落ち着いてから戻ってね。
[結局、自分は殆ど何もしてやれなかった。昔からそうだ。ただ傍にいて、少し頭を撫でたりしても、それ以上のことをしてやれたことは無かった。
それもそのはずだ。大きくなってから、私が妹と一緒に居た時間は本当に短い。特に、村の外に興味を持ち始めてからは全然だ。
……旅に出たのは、間違いだったのだろうか。自分は妹と、もっと一緒に居てやるべきだったのか。
惑う心を抑えながら、広間に戻った]
またそうやってぼくをバカにする。本当に意地の悪い婆さんだ。
……もう一人は食べたんだ。きっともう少し食べれば分かるようになるよ。
[扱いへの不満は隠そうともしない。こんなに喋って、感情を素直に出せたのはとても久しぶりに思える。
どうして彼女を見つけられないのだろう。
狼となってから五年間人を食べなかったことが悪いのか、仲間に出会ったのが初めてだからなのか…まだ完全になれてはいないというのか。
こんなに鼻を使って、皆の様子を気にして、探しているのに。]
ああ、楽しみにしてる。今度ははぐらかすのは無しだぞ?
[考えたって何も知らない若狼には分かるわけがない。
ハイアオに会ったらまず何から聞こう、それを考えたほうが有意義だ。
…残された時間が短いらしいということを思い出して少しだけ淋しくなったなんて絶対本人には言えないなと心中ぼやく。
教えるつもりなんてからっきし無いなんて、思いもせずに**]
― 書斎 ―
[書斎に入り、フランツは短く息を吐いた。
夜に薔薇を、そう言った家主は本当にいつも通りだと。
それが羨ましいような、異質のような、両方の想いがフランツに宿っている]
いつも通り……で居ちゃ、ダメなのかな。
[コンスタンツェが残していった叫び>>62が理解出来ないわけじゃない。
ただ、それを脅かす存在が実在するかの確信が無く、いまいち実感が無いために横においてあるだけだ]
はぁ……。
[知れず、溜息が零れ落ちる]
[沈んだ気分のまま、書斎にある本の背に目を向け、興味の惹かれるものを探す]
……天体の本……あ、あった。
[気を晴らせそうなのは、やはり夜空を彩る星が書かれているもの。
どちらかと言えば図鑑に近いか。
とある天体学者が記録したものを書籍化したものらしい]
これにしよう。
[好むものを見つけたことで、少しだけ気分も浮かんだ。
それを手に借り受けた客間へと戻り、その日1日は食事以外の時間は客間で過ごすことになる**]
[そして、今度は再びになるか、
オットーとアルビンの間に微妙な空気が流れる]
あー……、久々に手の込んだ料理でもしてみっかねぇ。
[彼らのやり取りは聞こえていたが、あえて聞こえない振りで、
ぼそっと一人呟いて席を立ったのは、アルビンとほぼ同時。
台所に向かおうとして、オットーとすれ違う間際、
ほんの一瞬、ひょいと片眉を上げたのは>>137独り言を拾ったから。
何か言おうと口を開きかけて、結果としてはやめた]
― 台所 ―
[この調子で皆が夕飯をきちんととるのかは、
甚だ謎ではあったが、有言実行とジェフロイは台所に立つ。
取りあえず作って置いておけばいいだろう理論だ]
猫の晩飯も用意しといた方がいいんかな。
[人間様の食事を用意しながら、ふと思いだすのは
アルビンの足元で鳴いていた猫の存在]
ササミ茹でとけばいいか。
食わなかったらサラダに乗っけて喰えばいいし。
[一人で結論を出すと、ふんふん鼻唄を歌いながら、
割とご機嫌に夕飯の準備に取り掛かったのだった**]
あれ、フランツは?
[妹が戻る前に一声かけておこうと広間に来たのだが、そこに彼の姿は無かった。その場にいた誰かにいきさつを聞く]
そう、そんなに……。
[自分が思っていたよりも彼がショックを受けていることを聞けば、申し訳ないと眉をひそめる。
彼の心労は私の想像していたものを遥かに超えていた。それもそうだ。私はいなかったけれど、騒動が始まってからずっと村の人から突き上げられてきたのだろう]
ちょっと探してくる。
[広間に残る人にそう言い残すと、あてもなく彼を探し回り始めた]**
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