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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、占い師が9名、呪狼が1名いるようだ。
薔薇園芸家 ローゼンハイムが「時間を進める」を選択しました
いつも通りに見せかけて始まった降雪は、夜が明ける頃にはやがていつもと違う様相を見せ始める。
いや、本当に明けたのだろうか。いつまでたっても暗い空。
窓枠が甲高い声を上げ、家がギシギシと揺れる。
何処か遠くで、巨人が歩き回ってるような音がする。
猛烈なブリザード。
冷えて行く。
冷えて行く。
ストーブの炎さえ凍りつくようだ、何枚着こんでも寒い。酷く寒い。
雪に閉ざされ、風に覆われ、やがて、人の生きられない世界へ……。
……これ。
[ どのタイミングだったろうか。
少女は、手の平を差し出す。
出された貴方の手に、あるいは出されなくてもやや強引気味に押しつけるのは、雪のように白い錠剤。 ]
寒さに耐えられる薬なの。
……夜寝る前に、飲んで。
でないとそのまま、「起きて」来れなくなる、から。
忘れないで。
就寝前に、一日一錠でいい。他の時間に飲んだり、たくさん飲んでも、効果はないわ。
信じて。
[門を抜けて入り口に到着したところだろうか。
よく知る車を見かければ隣に車をつけさせて中を覗き見る。いないとわかれば車を降りてクロイツとともに玄関へと迎えばディルドレの姿]
これはこれは、今夜も美しい。
急なお誘いにも関わらずなんたる麗しいドレス姿
さすがでありますな。
ささ、中は暖かな部屋に食事も出来てる頃故
先に入って遊び待たれるがよい。
すぐに準備しわしも向かおう。今宵は盛り上がろうぞ。
[上機嫌でディルドレを迎え玄関をあけさせれば従者にに着替えを持ってこさせ急いで正装する。何度も恥ずかしくないよう念入りに格好をチェックし、会食の主に相応しい姿を鏡でも確認する。
クロイツも所望すればその望みの服を従者に用意するよう指示を出すだろう。]
あのね、私は初手吊希望なのです。
本日は避難所へ行こうと思っています。
街の中には詳しくないので、
できれば誰か呼びに来てもらおうかと思っているのですが、
吊希望の旨はメモに具体的に書いても良いのでしょうか?
/*
始まったですよー。
2日あるし、避難タイミングは悩むところ。
出来れば避難所の惨劇後に行きたいですよね……ね……。がたがた。
警報が聞こえなくても扉があかなくても、牧師様がすーぱーぱわーで何とかしてくれるって信じてる。
[雪を蹴立てて止まる車が見えた。>>2]
[どうやらホストより先に来てしまったらしい。
これではまるで、ディルドレがいそいそ飛んで来たようじゃないか。
羞恥で赤くなるが、そこは流石の都人。ベルガマスコは気を回して歓待してくれた。田舎者には出来ない対応だと、ディルドレは内心で評価する]
御機嫌よう。お招き頂いて感謝しますわ。
ホホホ。
相変わらず、少将はお上手ですことね。
[褒められ、口元に手を当てて上品に笑う。ただし、その手には大きすぎる宝石が嵌った指輪が多すぎる]
[会食の場所へ行き、ひとまずは温めたワインを所望した。
今夜は実に冷える……]
[雪を蹴立てて止まる車が見えた。>>2]
[どうやらホストより先に来てしまったらしい。
これではまるで、ディルドレがいそいそ飛んで来たようじゃないか。
羞恥で赤くなるが、そこは流石の都人。ベルガマスコは気を回して歓待してくれた。田舎者には出来ない対応だと、ディルドレは内心で評価する]
御機嫌よう。お招き頂いて感謝しますわ。
ホホホ。
相変わらず、少将はお上手ですことね。
[褒められ、口元に手を当てて上品に笑う。ただし、その手には大きすぎる宝石が嵌った指輪が多すぎる]
[会食の場所へ行き、ひとまずは温めたワインを所望した。
今夜は実に冷える……]
[>>0:130なるほど。やはり黒幕は...このことは後々の役に立つだろう。]
はい、わかっております。
ところで閣下、実は私も閣下へお願いが。私を中央へと戻していただきたいのです。そのためなら、閣下のお役に立てると思います。
もちろん何のお役に立つかはわからない。ということになりましょうか。
[そのような話をしているうちに、大きな屋敷へとたどり着いた。>>2車が止まれば、ベルガマスコとともに車を降りる。近寄ってきた従者に向かい]
いえ、私は軍服のままで。あくまで公務でありますれば。
[そのまま付き従い屋敷へと入るが、私室へと行ったベルガマスコとは別れ、ホールへと向かう。]
――避難所・扉前――
……
ガチャガチャガチャッ
どういう事なんだ…
おい!開けてくれー!
[ 吹雪はどんどん強くなっている…]
くっ……
[ 寒さに顔を歪める…]
くそっ!
ガンッ…
[ 扉を蹴ると、その場に座り込んだ…]
はー……
[ 身体を擦り合わせ、必死に寒さを紛らわす…]
(さっきよりも急に冷え込んできた…
マズイ…
今でさえこの寒さ……、さらに悪化したら…
このままじゃ……)
/*
1dになってから避難所へ移動だけど…
わりと余裕ある感じ…??
1dから皆で籠ってワイワイ()かとばかり…
マレンマ君には仕方がない。
寒さを堪えてもらおう♪(普通に鬼←
2dのシスメを自分メモ。
1)イベント案内
2)吊り委任の誘導
3)薬を1つ減らす事
4)23時に薬所持がゼロの人の占い先設定
はい、構いませんよ。
ありがとうございます。
いちお、吊襲はないという事になっていますので(呪殺による自殺のみ)、
「ヴェルルのここ、薬ゼロですよ」
みたいに書いて頂けると分かりやすいかと思います。
エレ、ちゃん?
[森で出逢うのとは何処か雰囲気の違う友人。
気付けば、制服のまま眠ってしまったようで、屋敷は早くも電気が消え、静まり返っている。
窓を開ければ風が吹き込む。
眠い目を擦り、小石の先の少女を見つめた。]
『ついてきて。』
[ただその一言を言い、背を向けて行こうとする少女に、目を丸くする。
時間と言い、やり方と言い、友達を連れ出すには非常識過ぎる。
が、そんな非難も届かないうちに少女の姿が離れてゆくのに、慌てて椅子に掛けてあったコートを掴み、部屋履きのまま、窓から外へと出た。]
あ……マスク………
[痣を隠す為のマスクを忘れた。
しかし、友人はその言葉が聞こえないかのように、女の手を取り、引っ張ってゆく。
女も引かれるままに、少女について行く。
顔に吹き付ける風と雪が少しずつ強くなるのを感じながら。]
え……?
くす……り……?
[連れられ、ただついてゆく最中、強引に手に握らされた錠剤とその説明にきょとんとする。
───寒さ?
───何故寒さに耐える薬が必要なの?
浮かぶ凡ゆる疑問は、その後の『信じて』>>1と言う言葉に、全て飲み込まれる。]
…………うん、分かった。
[その手に錠剤をギュッと握り締め、こくりと頷く。
制服のポケットに入っていた、白いハンカチに包めば、そのままポケットへと押し込んだ。]
そういえば、今回村長役がいないですね。
当初計画どおり、決める側、の立場に慣れればよいのですが。
さて、誰を消すのがよろしいのでしょうかね。
このままの縁故だとこちらから少将閣下は切りにはいけそうに無いですが、少将閣下からだと余計な情報を握っているこちらは消したい相手となる可能性もありますね。
狙われれば帰り打ち、とするのが理想なのですが。
あとは正体を知らない状態でのコンスタンツェやカークなんかは比較的落としやすい相手でしょうかね。
自分がやられるようなヘマもおかしそうですが。本気のぶつけ合い、楽しませつつ楽しめれば良いのですが。
それにしても冷えるのう…
これ、暖房をもっとつけんか!
暖炉にも火を灯せ、全く…これだから田舎は…
[寒くなることは報告で聞いている。だが未だこれが破滅的な異常な現象の前触れであることはまだ理解はしていなかった。
ガンガンにかかった暖房設備は寒さを今はまだ跳ね返すほどの余力はあるようで今しばらくはその屋敷は暖かさを取り戻す。準備し終えて会食の場に出れば多くの麗人達の暖かな拍手に迎えられて、さっそく会食を始める。
少し寒くなればすぐに出力をあげ、それを、延々と限界までそれは屋敷の者達の努力によって繰り返されていく。]
よくぞ来てくれた。
では…今宵も大いに盛り上がろうぞ諸君。
[舞台は切って降ろされた。各々達の晩餐が今幕をあげる。]
[引かれるままに進めば、その先には"避難所"の文字。]
エレちゃん……
避難所って一体………
[その問いは、目に留めた人影>>6によって遮られる。
───マスクがないから会いたくないな…
コートの襟に顔を埋め、友人の小さな背中に隠れるようにして、避難所の扉前へと進んだ。]**
おっと、間違って薬剤師の娘を占うところでした。
さすがに初日から事故って死ぬのは避けたいところ。
とはいえ、まずは避難所へさえも行けない、とならないようにせねば。
場所は軍部なら知っている、でしょう。
[引かれるままに進めば、その先には"避難所"の文字。]
エレちゃん……
避難所って一体………
[その問いは、目に留めた人影>>6によって遮られる。
───マスクがないから会いたくないな…
友人の小さな背中に隠れるようにして、避難所の扉前へと進んだ。]**
軍事顧問 クロイツは、女子学生 シュテルン を能力(占う)の対象に選びました。
/*
血ベッタリで倒れている
→いったいナニが…、大丈夫デスカー!?
→生き…てる…、殺人鬼に追われて…、避難所へ逃げ込もうとしたら…
開かなくて…、どうやら逃げられたと思って諦めたらしい…
ほんと良かった……助かった…
うん!いけるね!(
軍事顧問 クロイツは、少将 ベルガマスコ を能力(占う)の対象に選びました。
シュテルン殿を占おうと思いましたが、気が変わったので閣下でも占っておきましょう。
占いは表ではどのように使えますかね。思いつかなければ使わないだけですが。
クロイツ、楽しんでおるかね?
先ほどの車での話。
もちろんわしが中央に戻れば君も連れて行くつもりだ。わしはまだまだやり残したこともあるからのう。
そのためにも君はまだまだわしを補佐せねばならん。
使えぬものでは連れて行くにも躊躇うからのう。
今宵はこれからの付き合いに乾杯じゃ。
[赤いグラスを差し出しそのグラスがチンと重なる音が鳴ったなら飲み干しディルドレの元へと向かう。]
ベルガ親父のアッピールに腹筋いたいwww
ええの? ディルドレただのごうつくババアよ?www
それとも後から裏切る伏線かしらww
なんにしてもいいキャラすぎるwww割と好きw
ディルドレ、今宵はわしの招待によく来てくれた。
やはりこういう会食の場には美しい者が必要でのう。
何か今の生活に不満があればいつでもわしに相談するんじゃぞ?
前の村長よりもわしはたくさん与えられる。
ほれ、そのグラスを飲みほしてみるといい
面白いものが入っておるぞ?
[ディルドレの前に新しく置かれた赤ワインのグラスにはサファイアの指輪を入れてある。飲まればわからぬその趣向の反応を楽しみにしながらじっとディルドレを見つめる**]
ついてきて。>>7
[ シュテルンの両親には何も告げず。彼女だけを連れ出す。
シュテルンだけを……。
白い世界。風の音がうるさい。
エレオノーレも一応はコートを羽織っているものの……全く寒そうにしていない。
風が髪をなぶっても、前だけを見る。 ]
信じて。
……風か?
[カークは風が建物を揺らす音で目を覚ました。
そういえば風音以外にも玄関のほうで何やら物音があったような気がしないでもなかったが、夢か現実かよくわからないままであった。
アルコールも抜けておらず意識が濁りかけたまま立ち上がって便所へと足を運ぶ。]
うぅ……随分と寒いな。
[用を足して広間へ戻ると暖房を強めるて、二つある仮眠室の片方へと入ると、まだ朝までは時間があるのを確認してベッドへ潜り込み、そのまま布団を被るようにして眠りについた。]
……風か?
[カークは風が建物を揺らす音で目を覚ました。
そういえば風音以外にも玄関のほうで何やら物音があったような気がしないでもなかったが、夢か現実かよくわからないままであった。
アルコールも抜けておらず意識が濁りかけたまま立ち上がって便所へと足を運ぶ。]
うぅ……随分と寒いな。
[用を足して広間へ戻ると暖房を強める。
普通なら充分暖まる強さだったが、これだけ冷えているのは寒さが厳しいせいかそれとも酒のせいか、半ば覚醒していないカークはわからないでいた。
やがて暖房が効き始めると二つある仮眠室の片方へと入っていき、時計を確認し朝まではまだ時間があるのを見て安心してベッドへ潜り込んで、そのまま布団を被るようにして眠りについた。]
[エレオノーレの後ろにくっついて、扉前に進み、ちらりと扉横に座り込む人影>>6に目を向ける。
それは見知った村の人ではあるものの、普段、村の外にいることの多い女は名前を思い出せなかった。
酷くぐったりとしている。
気付けば、随分と身体が冷えてきている。
コートの襟の中に首を縮めて、友人を見れば、友人はこの寒さを感じていないのか、平然とした様子で扉を叩いた。]
…………え?
[再び、人影に目を移して、思わず声を上げる。
電灯の灯りで、相手の服が赤く染まっているのが見て取れた。
思わず、エレオノーレのコートを裾を引っ張る。]
エ…….エレちゃん……!
あの人………血が………
怪我……?死んで……る……?
[頭の奥がくらりとする。
それは寒さの所為なのかどうなのか。]
[扉の向こうには灯はついているようで、しかし、中からの反応はない>>14。
寒さは増す一方で、吐き出す息の白が濃くなるにつれ、自らの身体の感覚も失われてゆく。
座り込んだ人影に動きはあっただろうか、あっても無くても、エレオノーレの袖を掴んだまま、女が動くことはなかっただろう。]
エレちゃん……
どうなってるの……?
[呟いた問いは風に流され、その言葉ごと凍りついた、そんな気がした。
エレオノーレが中からの反応を諦め、少女の手を引いて其処から離れたのはその暫く後だったか。]**
寒い…。
[真夜中に目が覚めた。]
ホットミルクを飲んで、準備万全にして眠ったハズなのに、
この寒さは何かしら?
[遮光カーテンを捲ると、窓が真っ白で何も見えない。]
あぁ、風向きで雪が吹き付けられているのね。
[反対側の窓を見ても同じ状態。]
何がどうなっているのかしら?
[時計を見ると夜明けはまだ遠い。
暖房を点け、部屋が暖まるまでにお湯を沸かそうと
キッチンの水道を捻ったが水は出てこない。]
/*
言ったもん勝ち、NPCだから、と言いつつ、こんなにべったりでいいのか不安になりつつ…
エレちゃんも完全NPCじゃないからドキドキする……
更新は36時間後だけど、この進行度合ならちょっと進めても大丈夫だよね……(震
ヤダ、凍結してる…。夕べ水を落とすのを忘れちゃった。
朝になって水道管が破裂していませんように…。
このままじゃ眠れそうもないし、
ちょっともったいないけどいいや。
[冷蔵庫からミネラルウォーターの瓶を取り出し、
カップ1杯分を温める。
少量のウィスキーとお湯をカップに注ぐと、凍えながら寝室へ戻る。]
…全然暖まってないわね。
サイドテーブルにカップを置くと、もそもそとベッドへ潜り込んだ。
――避難所・扉前――
[ じっと寒さを堪えていると…、足音が聞こえた]
(良かった…助かる…)
[ 寒さによりすでに"心"は落ち着いていた…
足音の方へ顔を上げると…、少し開いた距離に一人の少女…]
( ?…後ろに…も?)
[ 少女の後ろにもう一人誰か居るようだ…]
…エレオノーレさん?
それと…後ろに居るのは…
(ベルツさんの所の子だよな…?
広場にお店もある薬師の女の子に、裕福な御嬢様…
なぜこんな時間に…こんな少女二人が…
なぜ"ここ"に…??)
[ 吹雪の中…ぼんやりと見つめる…
エレオノーレさんは避難所の扉を開けようと試行錯誤しているようだったが…、まったく反応が無い…>>16
後ろの子…シュテルンさんは…自分を見て何か怯えている風だったが…
思えば…村で歩いている姿は見るものの、あまり他の人と一緒に居るところは見かけない…]
(人見知り…?男性恐怖症…とか?
……詮索は止そう…、今はそれどころではないし
彼女たち"も"訳ありなのだろう)
[ やがて諦めたのか、エレオノーレさんがシュテルンさんの手を引き、何処かへ行こうとする]
ま、待ってください!ぼくも行きます…
[ 少女らが振り返れば、「良いよ」という合図とし、少し開いた距離のまま、後ろを着いていくだろう。]
/*
マレンマ君は
表向きは若干ヘタレ入ってる感じで…
軽ーい二重人格の様な感じかな…?
モデル的に、死ぬ間際には自分の命を犠牲に誰かを助けるつもりだけど、まだシュテルンさんとは限らないぞー
独り言チェック。
おはようございますぅー。
すみません、吊襲はなかったですよね。
wikiに「システム上どうしても1日1人は死ななければいけない」とあったので、序盤で消えるつもりにしていました。
なぜならばエンディングを纏められる技量がない…(泣
本日配布されるお薬を1個貰うか、
ランダムで貰うかを迷ってます。
残数あって誰かに与えるかどうか…。
いえいえ、大丈夫ですよ。
お好きなタイミングで死ねるのがこの村の特徴ですので、その辺りはご都合の良いようにやっちゃってくださいな。
さてさて、その辺りは他の方との関係もありますね。
迷ってしまうのであれば、他の方とお話してみればどうでしょうか?
憎む、愛する、羨む、等々、何かの感情が生まれるかもしれませんよ。
[エレオノーレに手を引かれ、人影を気にしつつもその場を離れようとしたその時───]
ひっ……………
[ ──しゃ、喋った……!!
死んでいるかもしれないと思った村の誰か>>20──考えたがやっぱり名前は思い出せない──は声を上げた。
反射的にエレオノーレの手をぎゅっと握り、寄り添った。
おずおずと其処から顔を覗けば、小さな声で答える。]
あの……だって、あなた……
怪我…………
[返り血だとは思わない女は、ほんの少し、男の身体を心配する。
あれが血だとして、あれだけの血だったら死んでしまうかも……医学的知識など持ち合わせない女にとって、服が染まるほどの血は死と直結していた。
が、その心配に反して、男の動作はそんな大怪我には見えなかった。
振り返ったことを同意と取ったのだろう、エレオノーレも其れを留めることなく、広場の方向へと足を向ける。]
[エレオノーレに手を引かれ、人影を気にしつつもその場を離れようとしたその時───]
ひっ……………
[ ──しゃ、喋った……!!
死んでいるかもしれないと思った村の誰か>>20──考えたがやっぱり名前は思い出せない──は声を上げた。
反射的にエレオノーレの手をぎゅっと握り、寄り添った。
おずおずと其処から顔を覗けば、小さな声で答える。]
あの……だって、あなた……
怪我…………
[返り血だとは思わない女は、ほんの少し、男の身体を心配する。
あれが血だとして、あれだけの血だったら死んでしまうかも……医学的知識など持ち合わせない女にとって、服が染まるほどの血は死と直結していた。
が、その心配に反して、男の動作はそんな大怪我には見えなかった。
振り返ったことを同意と取ったのだろう、エレオノーレも其れを留めることなく、広場の方向へと足を向ける。]
[エレオノーレに手を引かれ、人影を気にしつつもその場を離れようとしたその時───]
ひっ……………
[ ──しゃ、喋った……!!
死んでいるかもしれないと思った村の誰か>>20──考えたがやっぱり名前は思い出せない──は声を上げた。
反射的にエレオノーレの手をぎゅっと握り、寄り添った。
おずおずと其処から顔を覗けば、小さな声で答える。]
あの……だって……
怪我…………
[返り血だとは思わない女は、ほんの少し、男の身体を心配する。
あれが血だとして、あれだけの血だったら死んでしまうかも……医学的知識など持ち合わせない女にとって、服が染まるほどの血は死と直結していた。
が、その心配に反して、男の動作はそんな大怪我には見えなかった。
振り返ったことを同意と取ったのだろう、エレオノーレも其れを留めることなく、広場の方向へと足を向ける。]
エレちゃん……此処……
[辿り着いたのは、広場に面した場所に構えられた霊薬店。
エレオノーレの家である。
エレオノーレは黙ったまま、その扉を開け、奥へと進む。
少し離れた場所からマレンマもついてきていただろうか。
店に入るとエレオノーレは店の鍵を閉めた。
店の中は外とは違い、ほんのりと温かさが漂っている。
その温かさは心の緊張をほんの少し溶かすに足りるものだった。]
…………?
[更に奥へと進むエレオノーレ。
手を招かねれるがままに、奥へと進めば、倉庫のような部屋の真ん中の床板が外され、其処に地下へと潜る階段が見えていた。]
『此処。
此処から避難所に抜けられる。』
[階段の先はぼんやりと明るい。
店ほどではないものの、寒さも幾分か緩い。
後ろからマレンマがついてきていれば、気にしつつも声を掛けることは出来ずにいただろう。]
[ 声を掛けると、シュテルンさんはかなり驚いているようだった、一方で、エレオノーレさんは、なんだか心でも見透かされているような、無表情でこちらを見ていた…
すると、エレオノーレさんの後ろから顔を覗かせる少女の、小さな声が聞こえた>>21]
え?怪我…?
[ そこでマレンマは自分の身なりを確認する]
( しまった、血を浴びたままだった)
大丈夫…怪我はしていないんだ…
ただ…、いや、今はアイツから逃げるのが先だ…
[ そんなやり取りが終わるや否や、エレオノーレさんはシュテルンさんを連れ、何処かへ向かう…
その後ろをマレンマも着いていった]
[>>11グラスを打ち交わす]
はい閣下。今後ともよろしくお願いいたします。
[このような下衆に仕えるのは屈辱ではある。だが耐えねばならぬ。利用されようと最後に利用するのは自分であり、それまでの過程など意味の無いものなのだ。]
[だが、この空気は好きにはなれぬ。下衆の巣窟であるこのような場には、本来であれば一瞬たりとも留まりたいとは思うことさえない。
ベルガマスコが離れたあと、グラスを置き、外を見ようと窓へと近づこうとする。
このような人外魔境を見続けていると気がおかしくなる。人の闇を見続けるよりは、まだ夜の闇のほうが幾分マシというものであろう。
だが屋敷の中で、窓から離れていても身体の底から冷えるような寒さを感じる。外の雪は強くなっているようだ。]
――避難所から広場へ向かう道中――
(おいおい…冗談じゃないぞ…、こっちは広場へ戻ってる……)
[マレンマは 雪の中を歩きつつ、避難所へ戻りたいのに、広場へ向かっている事に、ものすごく歯噛みをしていた…]
(手遅れになる前に…戻らないと…)
[ マレンマの不安とは余所に、ずいずいと進んでいく少女二人…
不意に、エレオノーレさんが足を止めた…]
(なんだ?)
パチ…パチ……
「…はい」
[ エレオノーレさんは着ていたコートを、僕に向かって差し出していた…]
( 確かに寒いけど…、君の方が危ないだろう…僕ならまだ…)
[ 足が止まり、コートを受け取るのを待っている
吹雪の中だというのに、まるで平気そうな様子。
驚きはしたが…マレンマは、素直に従うことにした…
それは、寒さだけではなく、"もうひとつの意味"もあったのかもしれない。]
ありがとう…ございます…。
[ 少し小さいが、羽織る]
(暖かい……)
[ それからマレンマは…、何も考えずに二人の後を歩いていた…
やがて広場に着き、どこか屋内へ入った]
(ここは…エレオノーレさんのお店か?
まさか…ここで凌ぐつもりか…?
雪の重さに耐えられるはずが…)
[ そのまま奥へ進み、倉庫の様な部屋へ]
( …ふーん……、奥はこんな風になっているんだな…)
[ 呑気な事を思っていると、エレオノーレさんが床の一部を外した
その下には、階段が続いている…]
おわ…
(地下室か……なるほど……、だが、彼女たちがブリザードの事を知っているかは分からないが…、ここに居て助かっても…、今度は脱出できなくなるぞ…)
[そのまま外を見ていると、正門の前に車が止まり、中から軍服の人間が降りるのが見えた。
その人間は、そのまま走って屋敷の方へと向かってくる。
火急の用事かも知れない。その男と会うために屋敷の入り口のほうへ向かう。
数分後、案の定入り口で待たされていた軍服の男を見つけた。]
何かあったのか?このような時間に上官の私邸へ乗りつけるなどただ事ではあるまい。必要があれば小官から閣下へと取り次ごう、要件を言え。
[官姓名を告げ、声をかける。聞けば巡回中の兵士が壊れた放送スピーカー見つけたとのこと。それが風で落ちて壊れたもので無く、何か人為的な力で叩き壊されていたこと、などを報告してくる。]
この天気では放送が必要になるかも知れないから報告に来たと。
馬鹿者、その程度のことを指揮官殿のお耳に入れる必要などない。早急に練兵場に戻り、当直の者に人を集めさせろ。指揮は小官が取る。行け。
[言った内容をそのままに、一筆したためると伝令の下士官へと渡す。その下士官はそれを受け取ると、敬礼をして雪の中へ走って行った。]
[さて、あの醜悪な司令官殿はどちらへおいでであろうか。ここを辞す前に連絡はしておかねばなるまい。
屋敷の侍女を捕まえ、主の居場所を尋ねるもどうやら知らないらしい。侍女にはそのまま車の手配をさせる。
この天候の中歩いて戻るなど考えてもおらず、する必要もない。
そのまま会食会場へも向かってみたが、人が多く見つけることが出来ない。他人の家である、さすがに私室の場所までは知らぬ。]
このまま見つからなければ、言伝を残して出て行くことも辞さないが、どうしたものか・・・
[明け方までウトウトはするものの、やはり寒さで目が覚める。
いくら暖房を強くしても効果がないので、
ヨモギ蒸し用の鍋を部屋に持ち込んで加湿したが、
窓ガラスについた蒸気がシャーベット状になり、
時々パシャンと小さな音を立てて床に落ちる。]
あぁ、床を拭かないと…。面倒くさいわ…。
[しばらくして電話が鳴った。
こんな早朝にかけてくるのは母しか居ない。
手を伸ばし、子機を取ると布団で半分顔を覆いながら出る。]
もしもし、母さん?元気にしてる?
うん、うん、こっちはすごく寒いよ。
[家族とは仲が悪くて離れている訳じゃない。
でも、もう故郷を離れてから一度も会っていない。
最初は週1回位のペースで電話をしていた。
2週間になり、3週間になり、今では数ヶ月に1度連絡するかどうかだ。便りのないのは元気の証拠ってね。]
[ペースは6人目の恋人も同じだった。
最初の間は
「寂しいよ、早く戻ってきて」だったけど、
段々と疎遠になり、最後に電話した時は
他の女性と結婚が決まったと告白された。
まぁ、子供ができちゃったら仕方ないわよね。
そこでも辛いとか、悲しいとは全く感じなかったのだから、
縁がなかっただけなのよ。]
[母の話では大寒波で広域に避難勧告が出ているとニュースが流れているとか。
確かに随分な寒さではあるけれど、雪国育ちではない私が馴染めないだけなのかと思っていた。
テレビを点けると、どのチャンネルもそのニュースで持ちきりだ。
相変わらずのんきねぇ、と母は呆れた声で言うけれど、
そちらとこちらでは時差があって、まだ早朝の5時半よ?]
さっき水道が出なかったのよ。
流石にこのまま家に居るのは危ないそうだし、公共の避難所へ行くわ。
しばらく電話は使えないかも知れないけど、寒波だってそう長くは続かないでしょ。家に戻ったら連絡するね。
[そう言って電話を切った。]
さて、避難所ってどこにあったっけ?
誰かに聞こうにもこの早朝じゃぁ電話もできないし、
どうしたものかしら?
[地下道、避難所までに向かう道中に聞いたエレオノーレの話は次のようなものだった。
霊薬を作れるエレオノーレの一族には、小さい頃から聞かされる一つの伝承があったそうだ。
何百年、何千年(この辺りは話してくれる相手によって違い、正しくは本人も知らないらしい)に一度、大寒波がこの辺りを襲い、この土地を不毛の土地にしてゆくのだ、と。
花も動物も人間も、誰一人として生き残れないこの災害の中、何故か毎度数人が生き残り、寒波が去ったのちにまたこの土地を耕し出す、という。
その大寒波を凌ぐ為の薬の精製方法を継いでいることと、避難所までの秘密経路を持っていること。
またこの村には霊薬店同様に、避難所に繋がる地下道が他にまだあるらしいということ。]
『薬…さっき渡したのが、それ。』
[そう言われて私はポケットを探る。ハンカチに包まれた白い錠剤は3つ。
眠気に包まれていた頭はすっかり醒めていたものの、突然の色んな話に思考は大混乱を起こしている。
───えっと……
───この薬を寝る前に飲まなきゃ死んじゃう……
───それでも避難所まで辿りつかなきゃダメで………
───今、その避難所に向かってる……
───えっと……つまり。
.]
………その大災害が……くる…の……?
[エレオノーレは答えない。
───父さんは?
───家に来ていたメイドさんは?
───幼稚園の頃の同級生は?
───近所のおじいさんは?
───母さんは……? ]
エレ……ちゃん……
[頭の中で回る疑問は上手く言葉にならない。
エレオノーレは手を引いてどんどん先へと進む。
マレンマは地下道を見た時に驚いた様子を見せたもののエレオノーレのコートを羽織ったままついてくる。
エレオノーレの話自体には余り驚いているようには見えなかった。]
[そうして引かれるままに、一つの扉を潜る。
潜った先は一つの生活空間。
普段知る避難所の丁度真下に当たる場所───地下避難所だった。]
[数刻後、練兵場に防寒装備に身を包む6名の前。
そろそろ空が白んでくるはずの時間だが、以前周りは暗いままのようだ。吹雪は依然強さを増している。]
よし、これから巡回へと向かう。途中スピーカーを壊した暴漢と遭遇する可能性もあるため、各自警戒を怠らないようにせよ。
十中八九、避難所を寝倉にしている馬鹿共の仕業であろう。そのまま避難所のほうへ向かい確保、連行する予定である。
指揮官殿の命令は得ている。つまらぬ仕事だが励むように。以上、進め。
[6人を連れ、先頭に立ち行軍を始める。目指すは広場。壊されたスピーカーを確認に。]
もうちょっとあとで投下予定。
[スピーカーのあった広場へ到着する。だが数刻の時間の間にスピーカーの残骸は雪に埋もれたのか見つけることは出来ない。
ただスピーカーの設置されていた柱には捻じ曲がった残骸の金具が残っており、それだけでも普通でない状態になっていることは疑えた。]
総員止まれ。思ったより天候の状態が悪い。
お前とお前、二人は練兵場に戻り総員起こしをかけろ。そのあとは総員待機だ。誰か高級仕官が戻り次第その指示に従うように具申せよ。
残り4人はそのまま付いて来い。避難所のほうへ向かうぞ。進め。
[数時間前にマレンマが通ったのと同じ道を通り避難所へと向かう。位置は軍部でも管理しているため、道に迷うことは無いだろう。
途中、カークの仲間が惨殺された場所を通るが、やはり雪に埋もれているため気づくことはない。
そのまま避難所へとたどり着く。先に来ていた3人の足跡は消えており、周りは吹雪の風の音しかしない。]
予想はしていたが、やはり鍵が閉まっているようだな。
[合鍵を使い鍵を開ける。だが、チェーンでさらに施錠されているため扉を開けることが出来ない。]
あの馬鹿共め。チェーンなどかけて、おふざけのつもりか。
おい、こじ開けろ。何なら銃を使ってもかまわん。中に聞こえるように、せいぜい大きな音を立ててやれ。
[そう指示すると自分は様子を見守る。数分後、チェーンは切断され扉が開くだろうか。]
どうせ中には馬鹿共しかいないだろうし、そんな奥にもいないはずだ。探して連行して来い。何人いるかはわからんが、少なくても今日ここでたむろしているのは通告により明らかである。
リーダーのカークさえ連れてきて洗いざらい吐かせれば良い。
あの馬鹿の顔はわかるな?良し、総員かかれ。
[部下4人が奥に行くのを見届け、自分は入り口からすぐの部屋に落ち着く。
埃だらけで落ち着かない部屋だ。こんなところに閉じ込められるのは、出来れば御免こうむりたいところだ。]
[結局のところ、侍従に簡単な言伝―内容は伝えず、公務を行いに戻る、ということのみ―を頼み、ベルガマスコの私邸をあとにする。
――数刻後、練兵場に防寒装備に身を包む6名の前。
そろそろ空が白んでくるはずの時間だが、以前周りは暗いままのようだ。吹雪は依然強さを増している。]
よし、これから巡回へと向かう。途中スピーカーを壊した暴漢と遭遇する可能性もあるため、各自警戒を怠らないようにせよ。
とはいえ十中八九、避難所を寝倉にしている馬鹿共の仕業であろう。閣下のご意向(>>0:114)もある。そのまま避難所のほうへ向かい確保、連行する予定である。
つまらぬ仕事だが励むように。以上、進め。
[6人を連れ、先頭に立ち行軍を始める。目指すは広場。まずは壊されたスピーカーを確認に。]
― 晩餐会 ―
[趣向を凝らした食事、中央風の屋敷。顔ぶれは村の知識階級、
その雰囲気とそこに呼ばれる一人であるという事に、ディルドレは満足する]
このお料理と何と云うのかね?
そう、コアプロレッサとグラフィックボードのキャッシングメモリ添え。
そうだと思ったわ。
ではそれを頂こうかしら。
[久しぶりに着る赤いドレスは、腰のあたりが少しきつい。コルセットを新調すべきかしらと気にした。
そこへ、少将がやって来て>>12]
まあ、少将。
お招き頂いて、お礼を言うのはこちらの方ですわ。
[ディルドレは色っぽいと信じている流し目をする]
ええ、その時が来れば。
[少将の遠回しな申し出には、やはり遠回しに答える。
こういうものはすぐにハッキリした返事をせず、駆け引きそのものを楽しむものだ。
若い頃は、幾人もそうやって手玉に取って来た]
あら、何かしら?
[グラスを手に取る。
すわ酔わせる算段かと思ったが、傾ければ、中で何か液体ではない物が動いた振動があった]
……まあ!
[ワインを飲み、やがて中身が現れると、思わず感嘆の声があがった。
凝ったプレゼント方法に、うきうきとするのが止められない]
[シルクのハンカチを取り出し、残った指輪をそこへ転がり落とした。
残ったわずかなワインが、真っ赤な色を移した]
嬉しい。
頂いてよろしいの?
[ハンカチから指輪を摘みあげ、光に透かしてざっと金銭価値を目測した。
これはきっと、「本命」に違いない。
村の有力者たちは、今も変わらずディルドレ奥様は美しい、と口先では云う物の、村長が代替わりしてからめっきりと捧げ物がなくなったり渋くなったりした。
ところがどうだろう。ベルガマスコ少将はこれだけの価値をディルドレに感じている]
大事にしますわ。
[ゴテゴテに飾られた指から、一番安い指輪を一つ抜いてハンドバッグに仕舞い、代わりにサファイアの指輪を差し込む。
シャンデリアの光に、それぞれの指輪がそれぞれに光り、実に美しい]
>>40
>コアプロレッサとグラフィックボードのキャッシングメモリ添え
最初は、いかにもありそうだけどでも実は適当な言葉の料理名にしてたけど、こっちの方が面白い。うん。
どんな料理なのか全く想像つかないけどw
[スピーカーのあった広場へ到着する。だが数刻の時間の間にスピーカーの残骸は雪に埋もれたのか見つけることは出来ない。
ただスピーカーの設置されていた柱には捻じ曲がった金具の残骸が残っており、それだけでも異常であることは伺える。]
総員止まれ。思ったより天候の状態が悪い。
お前とお前、二人は練兵場に戻り総員起こしをかけろ。そのあとは総員待機だ。誰か高級仕官が戻り次第その指示に従うようにせよ。
残り4人はそのまま付いて来い。避難所のほうへ向かうぞ。進め。
[数時間前にマレンマが通ったのと同じ道を通り避難所へと向かう。位置は軍部でも管理しているため、道に迷うことは無いだろう。
途中、カークの仲間が惨殺された場所を通るが、やはり雪に埋もれているため気づくことはない。
そのまま避難所へとたどり着く。先に来ていた3人の足跡は消えており、周りは吹雪の風の音しかしない。]
予想はしていたが、やはり鍵が閉まっているようだな。幸いにも鍵を付け替えられているようなことは無いようだ。これなら持ってきた合鍵で開けられるだろう。
[合鍵を使い鍵を開ける。だが、チェーンでさらに止められているため扉を開けることが出来ない。]
あの馬鹿共め。チェーンなど勝手につけて、自分達のものだとでも言うつもりか。
おい、こじ開けろ。何なら銃を使ってもかまわん。中に聞こえるように、せいぜい大きな音を立ててやれ。
[そう指示すると自分は様子を見守る。数分後、チェーンは切断され扉が開くだろう。]
……でも困りましたわ。
こんなにいい物を頂いて、あたくし、どんなお礼をすればいいか分かりませんの。
何かあたくしに出来る事があればいいのだけど。
[上目遣いで見上げつつ、きつくなった腰回りの代わりに隙間が多くなった胸元を寄せる。
さっきまではもう少し駆け引きを……とは思っていたけれど、そろそろいい頃合いかもしれない。
今日は寒いし……帰り道は雪が降っているし。
しかし]
[それにしても、今夜は随分寒くはないだろうか。
まさか少将ともあろう方が、暖房費をケチっているということはなかろうが。
窓ガラスが不穏に鳴り、一瞬、電灯が瞬いた]
(……酷い雪だね。
離れが凍ってしまう)
[急に、コレクションを収めた倉庫の様子が心配になってきた。
今夜は帰りたくないの、と云うはずが、一度気に成り始めたら止まらなくなってソワソワし出した]
……でも、今夜は都合が悪いようですね。
残念だけど、帰らなければならないわ。
[ちらりと時計を確認する。まだぎりぎり執事は待機しているだろう。
居なければ屋敷の電話を借りるしかないか。携帯電話は、使ってなくても基本料金とかがかかるとかが気に入らなくて解除してしまった]
今夜はこれにて退席させて貰いますわ。
無礼をお許しになって下さいまし。
この埋め合わせは、後日必ず致しますわね。
[重ねて詫び、玄関へ向かった]**
[毛布に包まりながらブルっと身を震わせて目を覚ました。
時計を見ればまだ夜明け前。
だが窓の外を見ようとしても全く外の景色が見えない。
窓が凍り付いていた。]
寒すぎだろ、暖房効いてないのか??
[毛布をフード代わりに被って寝室から出る。
仲間たちと飲み食いして散らかしたままの広間は、暖房が効いているはずなのに異常な寒であった。
カークは暖房のパネルを確認するが正常に運転している。
つまり暖房の能力を超えて冷え込みが酷いということだった。]
……まじ?
[温度計はマイナスを示していた。]
[次の瞬間、甲高い音がしたと同時に更なる冷気が流れ込んできた。
さらにぐっと冷え込む広間に入り込んできたのは数人の軍人か。
カークは何が起きているのかわからないまま闖入者を見やった。]
なんだお前ら?!
別に俺は悪いことはしてないぞ?!
[マレンマにコートを貸す>>27
寒さに害される事のない、この体質には気づかれるかもしれないが]
[地下通路を開く。
そして明かす、一族の伝承>>35]
……。
[自分の代で霊薬を使うような事態になるとは]
殺意スケール
カーク>フランツ>マレンマ>ベルガマスコ>その他
ただし、死亡の可能性が示唆されてから。
好意スケール
子供たち>>>>コンスタンツェ≧その他
正直なし
危険視スケール
マレンマ>ベルガマスコ>>その他
心持ち似た雰囲気を感じている、という設定をいつどうやって表に出すか。
[マレンマにコートを貸す>>27
寒さに害される事のない、この体質には気づかれるかもしれないが]
[地下通路を開く。
そして明かす、一族の伝承>>35]
……。
[大災害。霊薬。……そして]
[カークを見つけたとの報告を聞き、部屋へと出向く。>>49状況を掴めずうろたえているカークに向かい]
お前が悪いことをしたかどうかなどは興味は無い。だが少なくない数の通報が来ているのは事実だ。虚偽か真実か知らぬ。だがお前の態度に周りは辟易しているのであろうな。親に泣きつくにせよ、一日は拘留させてもらう。諦めろ。
ここにはお前しかいないのか?お前らの仲間はどうした?
面倒をかけさせるな、さっさと答えろ、この屑が。
[一気にまくし立てる。まともな返答は期待していないが。]
どちらにせよ、この男は練兵場まで連れて行く必要がある。護送の準備をしろ。縄はかけずとも良い。ただし抵抗するようであれば容赦なくやれ。いいな?
30分の小休憩後出発する。それまでは見張っておけ。
[4人にそう指示を出すと、自分も椅子に腰掛けてカークを見張っている。]
は?ちょっちょっと待てよ、俺が何したっていうんだ。
ここは確かに村の避難所だけど、親父が提供してるだけでうちの土地と建物だぞ。
騒ごうが喚こうが文句言われる筋合いはないね!
あんたこそ、木っ端軍人のくせに勝手に押し入って来やがって何様のつもりだ。
親父があんたの上官に顔が効くのを忘れたわけじゃないだろうな。
またあの時みたいに泣きを見るのはあんたの方だぞ!
[つい数瞬前の困惑も何の、投げられた高圧的な言葉には売り言葉には買言葉か。
後先を考えろと詰めたカーク自身こそが後先を考えずにまくしたてていた。]
[その部屋は電灯で明るく、窓はなかった。
ただっ広い部屋の隅に積まれた段ボール箱、それ以外は一階の避難所とあまり変わらない。
数日間は生活が出来そうである。
部屋の奥にはもう一つ扉がある。
女の手は解放され、繋いでいた先の手はその扉へと向かった。
扉が開かれれば、流れてくる冷気。その先にある上り階段。]
エレちゃん、何処へ行くの…?
[上は良く知った避難所だろう、それは容易に想像出来た。
───外へ行こうとしてる……
霊薬店から此処まで、そう長くは掛からなかったけれど、避難所の前から霊薬店まで向かったあの間での天気の悪化を思えば、外の雪は酷いことになっているかもしれない。
階上へ向かおうとする友人を追おうとして、制される。]
『此処に、居て。』
[階段上から流れてくる冷たい空気と友人の言葉に足は止まる。
そのまま友人の背中を見送った。]
[階段の前の扉を閉めれば、部屋に流れ込んでくる冷気は止まった。
振り返れば、部屋にいるのは、男性と自分。
男性は小さなコートを羽織り>>27、其処から覗いた、既に黒くなりつつある沁みが、先程の会話を思い出させる。
───怪我は……してないって言ってた……
───えっと…逃げる…って言ってた……?
エレオノーレに手を引かれ、混乱の中にあったために、男性が何と言っていたのかよく思い出せないが、怪我がないと言っていたような気がして、安心する。
安心したせいか、少し頭が痛い。
その血が一体何なのか、までは到達する前に女の頭は思考することを辞めてしまった。]
…………………。
[男から距離を取り、扉の近くに座り込み、先に聞いた話を思い出す。
───大丈夫、きっとエレちゃんがみんなを助けてくれる………
父さんもメイドさんも昔のお友達も近所のおじいさんも…………母さんも。]
―教会―
……遅い……。
[時刻は深夜を回る少し前。いくら何でも、牧師様の帰りが遅すぎるのではないでしょうか。
外の雪は、少しずつ、本格的になってゆきます。]
[それでも教会のベンチで待っていると、酷い音を立てて、教会の戸が開かれました。]
……牧師様。お帰りなさいませ。
[酷い吹雪とともに、牧師様が教会へ転がり込むように入っていらっしゃいました。
牧師様は私の顔を見るなり、安堵したような、酷く焦ったような、恐怖を隠すような、何とも言えぬ表情になります。]
「コニー、良かった、無事だね? 今大変なことに……気象研究所の教授が……! い、いや、これは君が聞くべきことじゃない、ええと――」
落ち着いてください、牧師様。何があったのですか?
[牧師様がこのように冷静を欠いているところを、私はこの村へ来て、初めて目にしました。]
―教会―
[牧師様はそれでも何とか落ち着きを取り戻し、私の目をまっすぐに見て、お告げになったのです。]
「……いいかい、コニー。今から避難所に行きなさい。詳しいことを説明していられるだけの時間が無いんだ。来るんだよ……ブリザードが。」
ブリザード……?
[ブリザード。猛吹雪。
忘れもしないそれは、私とパパとママを永遠に引き裂いた、恐ろしい悪魔の名前。]
[その名に固まってしまう私に、牧師様はなお、衝撃的な言葉を繋げるのです。]
「それも、コニーがこの村に来た時のようなものじゃない。もっと規模が大きく、酷い……被害も、あの比では無いほど出るだろう。避難所だって気休めみたいなものだが、行かないよりは……。」
……牧師様、あなたは?
[牧師様は仰いました。「避難所に行きなさい」と。
……「今から一緒に行こう」、ではなく。]
―教会―
[牧師様は、微笑みました。いつものあの、穏やかな牧師様のお顔です。]
「……このことを知らない人が、まだたくさん居る。どれだけの人が従ってくれるか分からないけれど、私はこのことを、村の人達に伝えに行くよ。」
でしたら、私も……。
「コニー。」
[一緒に行こうとして、やんわりと止められてしまいました。この顔で名前を呼ばれてしまうと、私にはもう、何もできなくなるのです。
人を食べることも、愛しい家族に追い縋ろうとすることも。]
「……大丈夫、いよいよ危なくなったら、私もちゃんとそちらへ向かうよ。」
[駄々っ子をあやすように、牧師様は私を抱きしめ、仰いました。]
「コンスタンツェ、あなたには生きる義務がある。亡くなり、あなたの生命の礎となったご両親の分まで。あなたは、生きることを望まれたのだから。あなたのお母様と、お父様と……そしてこの、私に。
愛しているよ、コニー。私の愛しい娘。」
[その言葉を最後に、牧師様は、教会をまた出て行かれてしまわれました。]
―教会―
行ってらっしゃいませ……お父様……。
[私は、とうに牧師様の……お父様の行ってしまった教会の扉に、見送りの言葉を告げました。
聞こえないことは分かっていたけれど、最後に……どうしても、言っておくべきだと思ったのです。]
[私はその時、何となくですが、もうお父様にお会いすることはないのだろうと、半ば確信してそう思ったのです。
だってあの時のお父様は、死ぬ前のパパやママと、同じ顔をしていたのですから。]
[あの吹雪で凍ってしまったと思っていた私の涙が、本当に久しぶりに、溶けるのを感じました。]
―教会→避難所―
[どんなに悲しみに暮れたくても、行動だけは迅速に、起こさなければなりません。]
[手始めに、大きなリュックサックに、教会にあるだけの毛布を詰め込みます。保存の効く食料もかき集め、水……はいいでしょう。それよりも火です。
幼いころにブリザードを体験した私は、異常気象に関しては、備えすぎるということがない、ということを身をもって知っていました。]
[結局荷物は、リュックサックにボストンバッグの計2つ。避難時に重すぎて邪魔だと感じたら、その時捨てれば良いだけの話です。]
[シスター服の上から分厚いコートを羽織り、フードを目深に被って、私は夜の教会を……私にとっての2つ目の家を、離れました。]
[>>52カークがまくし立てる姿をじっと見ている。]
言いたいことはそれだけか。
いい歳した男が徒党を組んでフラフラしていれば、どこであろうと目に着く。ましては貴様は村の権力持ちの息子。周りからすれば厄介者でしかないだろう。
この避難所もそうだ。提供は確かに貴様の親かも知れぬ。だが、管理に村(>>0:55)も軍部(>>44上段)もかかわっている。そうそう好きに使われても困るというわけだ。
わかったなら静かにしろ。
父親に泣きつきたいなら好きにすれば良い。いつまでも親離れできないと自分で吹聴したいのならな。
[それだけ言うと時間を気にする。]
そろそろか。出立の準備を行え。
外の様子を確認してくる。その男の防寒体制もしっかりしてやれ。つまらないことでつまらないケチを付けられないようにしろ。
/*
調べてみたらコニーもコンスたんの愛称らしいということが発覚したので、牧師様にはそう呼ばせてみた。
パパとママがスタンツェルと呼んでいたのです。
あと、時系列迷子でやばい。今が何日の何時でブリザードがどのくらい酷くていつまでに避難しておけば良いのか一切わからない。
ので、避難決行。
[扉を開き、外を見る。
外は吹雪で視界が白く染まっている。]
これはどうしたことか。朝になれば少しは収まるだろうと思っていたのだが・・・
[天候は悪化の一途である。さすがに何かの異変か、とかんぐりたくはなるが。
頭を振りつまらぬ考えを排除する。所詮は吹雪だ。人間が負けるはずは無い。]
おい、カークの移送はなしだ。
4人はそれぞれ高級仕官の私邸を周って来い。現状を報告し、しかるべき対応をいただけるように具申しろ。必要があれば練兵場に総員待機しているはずだ。そのことも合わせて報告しておけ。
一番優先すべきは司令官殿の私邸だ。必ず最初に周るように。そのあとは別れて階級順に周れ。
復唱は不要。すぐ行け。
[矢継ぎ早に指示を出す。自分はカークを伴って再度避難所の中へ移動する。
大広間へ行くと、どこからか持ってきた椅子にすわり考え事を始める。]
/*
昼間の時点のは見たけど夕方チラ見した時にはシュテルンさん達は地下にいたんよね。
もう地上来てる?
よく分からない。
確定で殺害、はないと思ったんですが昨日の流れ見て念の為。
フランツ齧られるとは思ってないけどこちらも一応。
メモ雑談は苦手なので向けられない限りは入らないです。ごめんなさい。
へ、なんとでも言えよ。
あとで泣くのはあんただからな、なんなら次は5年ぐらい帰郷できなくしてやろうか?
[悪態をつき続けるカークを横に部下たちに何やら命令を下しているクロイツ。
偉そうにしているがこんな田舎に飛ばされてきた所詮下っ端だ、そうカークは彼を見下していた。]
って無視してんじゃねえよ!
あぁやってらんね。
こんなくっそ寒いとこになんかいられるかよ。
[そういって椅子に座ったクロイツを放って奥へ引っ込もうとする。
この避難所は二重構造になっていて本当の意味での防災機能は地下にある。]
/*
大遅刻か…な?
ログよーく読まないとな…
そして、これだけ残虐な事をしておきながら…
やはり私は、堕ちることの無い希望でありたいと思ってしま(カット
モデル的には、距離が近付けば近づくほど、大事な人になればなるほど、殺害の対象になるのだけど。
得意なのは裏切りと不意打ち…ですからね。
シュテルン殿は被虐待児ですからね。
親は許せません。それだけです。
でも、生きるためには食い物にします。
自分の子供>>>>他人の子供ですから。
― ディルドレの屋敷 ―
[執事の運転する車が、白いカーテンをかき分けるようにして前庭に止まる。
しかし、屋敷が見えた瞬間、ディルドレは金切り声をあげた]
ああ! あたくしの宝石が! コレクションが!!!
[離れは無残にも、雪に押しつぶされていた。
築年数的に耐久が心配だ、改築した方が良いと進められていたものを、ケチって放置していた当然の結果だった]
[車から飛び出し、雪の小山を素手で掘り起こそうとするが、一回で断念した]
ああぁぁ、
あおぉぉぁぁぁ!
[人目も憚らず泣きわめく。いや、この雪では見て居る者が居たとしても、細部は見えないだろうが。
執事が、奥様と何度も呼びかけ、ついには強引に腕を引いて、屋敷に連れ戻す。
ホールでは数少ない召使たちが、不安そうに身を寄せ合っていた]
――地下避難所――
[ 地下通路を進む中で聞いた話は >>35
日常とはかけ離れていて…、しかし嘘とは思えない。
この地下通路…、霊薬…、"大寒波"…エレオノーレさんが代々この村を守ってきた一族で、その体は寒さに特殊な耐性を持っており…、さらにブリザードの寒さを耐えることのできる霊薬…]
( ブリザードの予報は本当だった…!!
教授…さすがですよ…
それにしても僕は、運がいいな。)
[ 話の後に、説明と一緒に【薬を3つ貰った】 >>1
どうやら、シュテルンさんも貰っているらしい]
( 信じて……か。
何にしろ、僕は助かったんだ、この霊薬があれば、万に1つも、寒さによって死ぬことはない…
3つくれたということは…3日でブリザードは去るのだろうか…?避難所なら、食料もあるだろう。)
[ 見れば、エレオノーレさんは階段を上がっていった
部屋には、シュテルンとマレンマが残された…]
―自室―
[少々酒気を帯びていたとはいえ、部屋には暖房器具が正常に稼働している事を確認して寝ていた。
けれど男が目を覚ました時には室内の温度はかなり下がっていた。]
……何時だ…?
[毛布をかき寄せて男は震える。
未明なのだろうかと思って時計を確認したが、もう明け方だ。
季節的に窓の向こうは未だ暗い。]
――と、
[玄関の呼び鈴が鳴る。
男は首を捻ったが、分厚い上着を羽織って階下に降りた。]
神父さん。
こんばんは。
[来訪者は教会の神父だった。
扉を開けると吹き込んできた冷たい風に顔を顰め、取り敢えず玄関に入って貰う。
普段の穏やかそうな顔には、安堵と焦りが見えた。]
…え、
[神父から告げられたのは、ブリザードの知らせ。
普段とは規模が違うのだという。]
それじゃ、俺も――
[神父だけでは大変だろうと申し出たが、避難所に向かうまでの道程程度でいいという。
せめて何か温かな飲み物を…と言う言葉は、また避難所でと断られる。
その様子を見るだけで、事態の深刻さが察せられた。
そうして控えめに研究所の教授が死亡した旨を伝えられる。
詳細は語られないが、神父の沈痛な面持ちからはそれが凍死ではない事が分かった。]
お気をつけて。
あの、これカイロです。持っていって下さい。
[カイロを押し付けた後に神父を見送り、男は自室に戻って手早く着替える。
水は一応出たが、水道が凍りそうな程に冷たかった。
お蔭で頭が確りと働いてくる。
途中で両親から電話がかかってきて、これから避難する旨を伝えた。]
…それじゃあ、またな。
ヴィア姉に宜しく。
[電話は其処で切る。
男は膝まで覆うスタッフジャンパーを取り出して袖を通した。
内側にボアの入った帽子と防寒用の手袋を身に着ける。
リュックサックの中にはアルミシートやラジオ。備蓄の食料とフリースの毛布などの非常用の道具が一通り入っている。
沸かしておいた湯で珈琲を淹れて一杯飲むと残りは魔法びんの水筒の中に入れた。
カイロを一つ開封してジャンパーのポケットの中に入れる。]
――よし、
[大きめのオレンジ色のリュックサックを背負い、防寒の長靴を履いて、玄関の扉を開ける。
吹き付ける風に目を細めると、男は外に出た。]
すいません、起きてますか!
ブリザードが近づいてるみたいなんです。
早く避難をして下さい!
[幾つかの扉を叩いて訴えたが、反応は殆どなかった。
昨日の昼間に訪れた老人の家を叩いたが、それも同じ。]
――…ッ。
[寒さで唇が戦慄く。
――このまま外に居たら自分まで凍死してしまう。
そんな不安が胸を過る。
男は数瞬の後にもう避難したものと判断し、避難所の方へと向かう。
懐中電灯で照らしながら歩く視界は悪い。
蛍光ブルーのジャンパー姿は道行く人に見えたかどうか分からない。]
[暖炉の前で茫然としていると、庭師のローゼンハイムが得意げにやって来た。
崩れた離れから、なんとか掘り出した物があると云う。
大きな布で包まれた何か]
お見せ!
[これだけ大きな包みなら、さぞたくさんの宝石が助かったろう!
生気を取り戻し、食いつくようにしてそう云うと、ローゼンハイムは布を解いた。
出て来たのは……、亡夫の肖像画だった]
こんな、一銭にもならない物なんかどうでも良い!
こんな物を持ちだす暇があったら、どうしてあたくしの宝石を持ちださなかったの!
この、この、大莫迦者め!!
[手にしていたバッグで、庭師を何度もぶつ。
執事が慌てて止めに入った]
お前など顔も見たくない!!
出て行け!!
何処かへ行っちまえ!!
[外は大雪で、と流石に執事が止めるが、ディルドレは髪を振り乱し、唾を飛ばして地団太踏んだ]
今すぐだ!!
あと一秒でも此処に居て見ろ!
……こいつでその顔を滅茶苦茶にしてやる!!
[暖炉の火かき棒を手にしたディルドレを見て、肖像画を投げ捨てローゼンハイムは慌てて逃げ出した。
玄関までその姿を追いかけ、白の中に消えて行ってやっと落ちついた]
扉を締めて鍵をおかけ!
戻って来ても絶対に入れるんじゃないよ!
[フーフーと肩で息をしながら、ドサリとソファに座った]
[ シー…ンと、重く暗い空間…>>54]
( ……この子は…いったい何を考えているのだろう…)
[ 先程とっさに言いかけた"嘘"を、話しても良いのだが…
ここは安全だ。怖がらせることも無いだろう。]
(……話かけない方が良いのかな…)
[ 悩んだマレンマだったが……
つい、いつもの癖が出てしまった]
コート、いる?
[ 座り込む少女…シュテルンへ、にっこりと微笑みかけた]
/*
いくらほのぼのしても、
雪が多いとこならある程度備蓄してるとは思うんだけど。
実際どうなんでしょう。
多分、避難が遅れて取り残された人が多いんだろうな。
/*
雪中行軍。
多分、距離的には乗り物に乗る程じゃないかなと。
調べ物したとこで頂いたんだけど、多分ベンチコート的なアレですね。>スタッフジャンパー
貴重品と、少しの施術道具。
あとは蜂蜜。
避難所の情況がわからないし、
食料があったとしても甘い物は期待できないから、
これがあれば多少の気晴らしになるかな。
[背中・お腹・靴底に使い捨てカイロを仕込み、
分厚いコートの上からマフラーをグルグル巻きにして、目深に帽子を被る。
バッグを抱えると勇気を出して極寒の外へ出た。]
[夜は明けたハズなのに、空を覆う真っ黒な雲で薄暗い。
そのくせに視界は驚くくらいに真っ白で、
明るいのか暗いのかわからない。
広場にある行き先案内板も雪で覆われている。
手袋をした手で叩き落としてはみるものの、
即座に叩きつけられる雪で文字を読む余裕がない。]
困ったわね…避難所の場所がわからないわ…。
[広場周辺の商店もすべて閉まっていて、
ゴウゴウと鳴る風の音しか聞こえない。
まるで誰も住んでいないみたいに人の気配が全くない。]
家に戻った方がマシかしら…?
[振り向いた時、吹雪の向こうに人影が見えた。]
幻、じゃないわよね?
…牧師様だわ!
[吹雪の中、身をすくめるようにして風に向かって歩いている牧師に駆け寄る。
牧師の黒いコートは雪に覆われ、すっかり白くなっていて、
顔を覆うマフラーの隙間から見える目だけでも疲弊の色が伺える。
一体どれだけの時間吹雪の中を歩いて来たのだろう?>>57]
おはようございます、牧師様。
こんな日にどちらへ向かわれますの?
[牧師は危険を知らせに家を回っているのだと言い、
私にも避難所の場所を教えてくれた。]
自分だけ何も持ってきてない・・・しゅん。
完全防備の寒冷装備なので、ブランケットや懐中電灯やチョコレート、それと携帯燃料とナイフ程度は持っているだろうけど。
うーん、しらべてみよ
―吹雪の道―
[降る雪が視界を白く塗りつぶし、行くべき道すら埋めてしまいました。それでも何とか方向だけは見失わぬよう、冷え切った体を励ましつつ前へ進むのです。]
[足元からはぎしぎしと、雪を踏む靴の音。もう爪先の感覚はありませんが、重い荷物を持った今に限っては、少し救いになるでしょうか。]
寒い……寒い……。
どうして、こんな……。コート、着ていないみたい……。
[閉じていると凍り付きそうな唇を、無為な独白によって動かし続ける。
瞳ももう、薄く開けているのが精一杯という状態です。]
―吹雪の道―
[歩いていて、何か、大きなものに躓きました。そのまま思い切り前につんのめって、転んでしまいます。雪についた手が、痛い。]
痛……一体、何が。
[手探りで辺りを探ると、薄く積もった雪の下に、人がおりました。その体温はすっかり冷たく、もう生きてはいないことが、私にも分かりました。]
ちゃんと防寒もせず、外へ出るから……。
それにしても、この包みは……?
[その人物が大切そうに抱えていた、四角い大きな包みに気を取られるも、そうこうしている間に私の体温も奪われつつあるのです。
常に首から下げている、パパとママの遺骨を加工して作られた十字架のペンダントを握り、軽く黙祷をして先を急ぐことに致しました。]
[いくら寒く、防寒がしっかりしていなかったとしても、こんな風に人が死んでしまうだなんて、どう考えても異常です。見るに彼も、家を出てそう時間は経過して居ないのでしょう。]
……急がなければ……。
>>40>>41>>42
[飲み干し気づくディルドレの喜ぶ顔を見れば釣られるように笑顔を見せて不敵に笑う。]
はっは!お気に召したようでわしも嬉しい。
やはり高貴な婦人こそこういうものは身に着けてもらわんとなあ。
[けして、ディルドレに気があるわけではない。しかし彼女の村の今の境遇を理解すれば
付け入るに易く手元においておいて損はない。
特に権力の蜜を知る女は金で釣るが一番。
必死にアピールするディルドレを心で嗤い、表で微笑んで気のある素振りで持たせておく。まずはしてやったりと言うところだろうか]
わしは来てくれてワインを頂けただけで満足じゃよ。
/*
牧師さんめ……これなら、村の住人たちを惨殺しておけば良かった…
今からじゃ…村人達がブリザードから逃げ遅れる直接の要因にはなれないな…
スピーカーによるサイレンが無かったために、
牧師さんが足で回り、注意勧告するも、間に合わなかった、となれば
やっぱりマレンマのせいに出来るか。
しかも、コンスタンツェさんにラインができる。(嬉々
― →避難所―
[時間的にはもう早朝だが、太陽が姿を現す気配はない。
ジャンパーの裏にはボアが着いているとはいえ、猛吹雪に晒されて体力が徐々に奪われていく。
足の悪い老人には、避難は困難なのではないか。
やはりもう少し待っていた方が良かったのではないか。
そんな考えが頭を過る。]
…ッ…。
[男は眉間に皺を寄せ、唇を噛みしめる。]
[牧師は彼方此方の家を回っていたようだった。
とっくに避難しているのかもしれない。
…だから避難所に行って確認してからにしよう。
そう考える事にして男は長靴で雪を踏みしめる。
老人が冷え切った家屋の中で命が潰えようとしているとも知らずに。*]
>>45>>46>>47
何を言うておる。
ほんのわしの気持ちじゃよ。お礼など何も要らぬ要らぬ。
だが心は嬉しい。ならばこの後二人で……
[夜の乾杯でも誘おうとするもディルドレは何やら他が気になるようで言いかけて口を閉ざす。]
そうか…今日は帰るかね…。残念だが仕方あるまい。
気をつけて帰るが良い。
[ちっ…と心の中で思いながらも冷える寒さがこれでは仕方ないかと今夜は諦める。暖房の効きが悪くなる一方の状態に一人また一人と帰っていくようだ。]
ち……これではせっかくのもてなしが台無しじゃ
なにをしておる!とっとと暖かくせんか!
[焦る使用人に不機嫌となって叱るも様子がおかしい。]
―避難所―
[避難所に灯りが付いているのを見て、男は安堵の息をつく。
手袋で覆われた手で扉をノックする。
施錠されていないようなら自分で扉を開けて、
されていないなら開けて貰うまで待つ。
中に入る事が出来れば、冷え切った身体は暖房の効いた部屋の温かみで弛緩し、
何より人がいる事にほっとする。]
…おはようございます。
吹雪が酷いから避難しろと牧師さんに言われて…。
[それだけ言うと、どっと疲れが出た気がして男は少し中に入ったところで床に座り込む。
人数が少ない事に気付く心のゆとりはなかった。**]
―避難所前―
[どれだけ歩いたか分かりません。今は夜なのでしょうか、それとも朝? 光の届かぬ白い世界で、時間を知る術を私は持ちません。]
やっと……。
[目の前にある避難所の扉……。扉の文字は雪で隠れかかっておりますが、それを手で払い、私は確信してその扉を開きます。]
[吹き付ける強い風が、少しだけ開いたつもりの扉を大きくこじ開けました。
あわてて中に入り、必死に扉を風に逆らわせ閉めます。]
どなたか、いらっしゃいますか……?
[コートと鞄の雪をほろい、私は室内を見まわしました。]
―避難所―
[どれだけ歩いたか分かりません。今は夜なのでしょうか、それとも朝? 光の届かぬ白い世界で、時間を知る術を私は持ちません。]
やっと……。
[目の前にある避難所の扉……。扉の文字は雪で隠れかかっておりますが、それを手で払い、私は確信してその扉を開きます。]
[吹き付ける強い風が、少しだけ開いたつもりの扉を大きくこじ開けました。
あわてて中に入り、必死に扉を風に逆らわせ閉めます。]
どなたか、いらっしゃいますか……?
[コートと鞄の雪をほろい、私は室内を見まわしました。
私のすぐ前に入った方もいらっしゃるようで、まだまだ寒そうにしてる方、もうしばらくはここに居るような方まで、ちらほら人の姿が見受けられました。]
ホッ、ポイント回復しましたね。
今日の23時までに誰が死ぬか決めなきゃいけませんか。
悩むところですかね。
ま、寝ましょう。そうしましょう。
もしかしたら初回は小官かも知れないわけですしね。
― ディルドレの屋敷 ―
[哀れなローゼンハイムの辿った結末>>83も知らぬまま、まんじりともしない夜を過ごした。
今にも誰かコソドロが、崩れた離れから大事な宝石を盗みだすのではないかと思うと、気が気でならなかった。
吹雪が止み次第、村長を叩き起こして人手を借り、離れを掘り起こさねば]
……おのれ、忌々しい雪め。
こんな筈ではなかったのに。
[こんな吹雪にならなければ、今夜は楽しく過ごせる筈だった。
それにしても寒い。毛皮のコートを3枚も重ね、暖炉では煌々と炎が燃えて居るのに、骨が軋むようだ]
扉を全部お閉め!
召使たちに回す薪も持って来て温めるんだよ!
[執事がやんわりと、それでは空気が悪くなってしまいますと嗜めた]
し、白い…。
[牧師に教えてもらった通りに歩いているのに、
視界はすべてが真っ白で、不安になってくる。
不思議なのは、他に避難していく人の姿が少ない事。
牧師が家を廻って勧告しているみたいだけど、
途中で誰の姿を見る事もない。]
すでに皆は避難を済ませているのかしら?
[目を開けているのも辛いほどの向かい風と戦いながら、
ようやく避難所にたどり着いた。
豪雪地特有の二重になった入り口の引き戸を引く。]
んぐ…開かないじゃないの…。
[中は灯りがついているし、人の気配はあるから、
吹き付ける雪でどうやら凍結しているらしい。
ガァン!ガァン!
2〜3発蹴り飛ばすとドアが揺れて氷の割れた気配があったので、思いっきり引くとようやく開いて、中に入る事ができた。]
[問い詰めれば暖房は調子が悪く使用人が慌てたように薪を取りに行く。
暖炉を目一杯に稼働をし、何とか暖かくなってきたものの、歯痒い思いで宴を切り上げ、集まった客達に帰宅を促す。
不機嫌そうな雰囲気を察してか
客人達が早々に去る
面白くない状況に使用人達はハラハラしているようだが、ふとクロイツの姿が見えぬことに気がつく]
あやつ…どこ行った…?
まさかわしに黙って帰ったわけではあるまいな…?
侍従に聞けばクロイツは屋敷を出たとのことで、詳しい内容までは聞いてないとのこと、一応は侍女から自分を探している様子だったことを聞くが怒りは収まらず。]
わしの会食より公務が大事だと!!?
わしをなんだと思っておる!!
けしからん!すぐに車をだせ!
[ディルドレに逃げられ満足いく宴も行えず断りなく去ったクロイツの行動にその感情を向けた。
[しかし、どうした事だろう。
時計を見るとすでに夜は明けて居る筈なのに、全く明るくならない。
風は激しさを増し、窓は張りついた雪で白く固まっている]
こんなに酷くなるなんて聞いてないよ。
気象予報の先生は何をしてるんだい?
スピーカーでの放送も誰かちょっとでも聞いたかい? 給料分も仕事も出来ないなんてふざけた先生だよ!
[ディルドレの屋敷の地下にある避難所に移動しようかと思ったところで、大変な事に気づく]
地下への入り口は離れじゃないか!
どうしてくれるんだい!
誰か行って、さっさと離れを掘り起こすんだよ!!
[……誰も動かなかった。
カッとなって火かき棒を手にした所で、執事が進み出た]
なんだって?
アルトベッカーの避難所?
あれは、一般庶民にも開放してる場所じゃないか。
あたくしが庶民と一緒に避難?!
……そんな屈辱、耐えられる訳がないだろう!!
[散々文句を垂れたが、背に腹は変えられない。
旅行鞄に、大事な物を詰め始めた。
ミンクのコート。シルクのガウン。ネックレスに腕環……あっという間に鞄は3つになり4つになった]
[外は吹雪で皆が躊躇うもののこうなってはもう止まらない
即座に車を出し、彼を追う。行き先を知るため何度も連絡を入れる。とらなければ他のものに連絡をいれ避難所にいることを突き詰めるだろう。]
あやつめ…
わしをなめおって。
/*
ふと思った。
知人が口を揃えて私のことを「食人ロールと放火ロールが大好きなリア狂」と言ってた時否定したけど、今回も食人キャラの上に燃料持ち込んでしまった……。
いざとなったら放火で避難所炎上エンドですねこれ(まがお
というか、外気の関係で油やアルコールの温度も下がるから、そもそも火が着かないか……?
ええい!もどかしい。
[車は豪雪にも耐えうる装備ではあるものの
積もる雪をかき分け進むにはかなりの難を要した。最大に暖房を入れてもなお寒い。厚い防寒コートを身に纏っても寒さがさらに襲い震えるも怒りの声は止まらない]
さっさと進まんか!!こんな雪如きになにをちんたら走っとる!!
[どこまで進んだか、車は豪雪の中で動かなくなり立ち往生を起こしたようだった。]
ええい…不甲斐ない…
貴様らなにをちんたらしておる車を押さんか!
護衛を外に追い出し車を押してノロノロと車は動きだす。
[外の寒さは酷くなる一方ではあるが、こうなってはもうそうするより他は無い。一人、また一人と押す者が減っていることも気づかずただ避難所を目差す。どの道そこに向かう他は手が無かったのだ。**]
――地下避難所――
[ 上から話し声やら物音がし始めた
>>61 >>62 >>88 >>89 >>92]
(……どう考えても…一人二人じゃないな…
避難警報は出なかったはずなのに…、ブリザードとは知らず、吹雪如きで避難所まで来たっていうのか?
いや、ブリザードを感じ取ったのがエレオノーレさんのみだったとは限らないか…、どこかのバカが、村の人たちへ伝えたか?避難所とはいえ、食料が充分あるとは限らない…ってのに…)
[ 声を掛けたは良いが、シュテルンさんはどうしていいのか迷っている様子だった
マレンマは迷わずコートを脱ぎ、シュテルンさんの側へ置いた]
僕は"普通の人"よりは寒さが得意なんだ。
さすがに雪に埋もれるのは、堪えるけどね。
[ ハハハ…っと笑うと階段の上へ視線を移す]
もっと明るいところへ行こう。
エレオノーレさんもなかなか来ないし…
僕が少し様子を見てくる。
[ マレンマは避難所へ続く梯子を昇った、恐らく床下…]
ガコ…
[ 板を外したものの、上は真っ暗なようだ]
(うーん…避難所の倉庫だろうか?
ん、すぐそこから人の声だ…)
[ 音をたてないように一室へ上がると、ドアの薄窓から身を隠しつつ、大広間の方をそっと覗いた…]
(あれ、昼間の…それに、カークさんも…
……はぁ…、何か揉めているようだけど…)
[ 他にも数人見えた様な気がするので、なんとかシュテルンさんを割り込めるか…等と考え、元の梯子へと引き返す]
[ 地下避難所へ戻ってくると、シュテルンさんへ上の様子を伝える]
軍の人が居るよ、安心だ。
暖房もついているようだった
それと、村の他の人たちもここへ来ているみたいだ
[ 少女の気を引く情報があったなら、何か反応があっただろうか…?]
僕はエレオノーレさんをここで待つよ
あまり遅いようなら、外へ見に行く。
まぁ、彼女なら寒さにやられることも無いだろう
[ マレンマはそれを告げると、一度ニコッと笑い、ダンボールの1つに腰掛けた] **
/*
中央政府の機密は、青雪の村の過去や、エレオノーレさんの一族に関わることにしよう。いわゆる、政府の闇の部分。的な。
†やりたいことリスト†
かき氷を食べる
真っ赤なシロップをかける
自分が死ぬときには薬をすべて処理する
優しさは本物
氷を凶器にして殺人
「ここからは、僕の時代だー!!」
陽気に歌を歌う(ジッパ・ディ・ドゥー・ダー)
大切な人に不意討ちをする
大切な人を裏切る
殺人行為を全員にばらす
えっ…………と、コート……
[突然話し掛けられ>>78、ビクリと肩が跳ねる。
眠ってはいなかったものの、随分とボンヤリしていたようだ。
顔を上げて男を見れば、男は此方にニコリと笑顔を向けている。
コートをいるか、と聞いた割には、コートは脱がれるわけではなく、その意図を上手く掴めずに、女は困ったように首を傾げた。]
コートは……
[もたもたと口を開こうとしていると、男はコートを脱いで女の側に置く>>99。
先よりも明るい場所でコートの下の服が目に入る。]
け、怪我、なさってないなら…
き……着替えたほうが………
[思い切って進言してみたが、通じただろうか。]
……………。
[男が階段を上っていってしまい、部屋にぽつんと一人になる。
いつかの森で感じたような、鼓膜を圧迫する無音。
その遠くに僅かな喧騒が聞こえるような気がする。
───此処は……新しい世界……?
いつもの妄想で、現実から逃れようとする。
しかし、それは───。]
………おかえり…なさい……
[戻ってきた先の男性>>101によって、逃げ切ることは叶わなかった。]
軍の人………
他の人も………
[避難が無事始まっていると知り、安心すると同時に何処か落ち着かない、何とも複雑な気分になる。
考えるように手を頬に触れ──其処がじわりと痛むのを感じ、マスクが無いことに気付いて、ハッとしたように男を見る。
男は気付いているだろうに、何も言わずにニコニコとしていた。
他に隠すものは、と視線を彷徨わせたものの、めぼしいものは目に留まらず、諦めて体育座りした膝に顔を半分埋める。]
上より此処の方が温かいのに……
[上から吹き込む冷気を思えば、此処に逃げ込んでくるべきなのだろう、とは思うのだが、此処へはまだ誰も降りては来ない。
でもきっとエレオノーレが階上へ向かったのだから、出会ったならみんなを更に此処へと避難させるだろう。
───父さん……
───母さん………も……
───上にいるのだろうか……
膝に当たる痣からの痛み。
自分の中に湧く感情が何なのか、自分でも図りかねていた。]
[避難所大広間。考え事をしている間にも時間は進む。そのうちに>>88>>89>>92入り口から人の気配がしていた。]
避難所に人が集まってきている・・・?
[予想より外はひどいのかも知れない。であれば、避難所から動かないのが上策か・・・
再び思案に暮れる。思い出すのは子供達のこと。]
そういえば手紙が来ていたな・・・。返事を心待ちにしているに違いない。フリッツ、ヒルデ、早くお前達に会いたい。
[そのためにも打てる手は打っておかねば。まずはこの避難所の構造と備蓄、不足しているものを把握する必要があるか。
椅子から立ち上がると部屋から出て奥へ。近い部屋から順番に部屋を覗いて行く。途中人がいれば話をするのだが・・・]
数百メートル進んだのち
いよいよ車が動かなくなり護衛の何人かが倒れたことを生き残りの護衛より聞けば
これ以上の車の移動は無理であることを悟る。
護衛の中でも特に忠実なパオラ、エスト、カチュアの三人の女兵士が車の横で待機し、肩を借りると一丸となって避難所へと歩き出す。
外はまだ暗く、厳しく突き刺さるような寒さに
ここに来て初めて安易に飛び出したことを後悔した。今はもう避難所に向かう目的はクロイツを追うではなく避難である。]
寒い……なんてことだ……
避難所まではあとどれくらいかかる…
[数百メートル進んだのち
いよいよ車が動かなくなり護衛の何人かが倒れたことを生き残りの護衛より聞けば
これ以上の車の移動は無理であることを悟る。
護衛の中でも特に忠実なパオラ、エスト、カチュアの三人の女兵士が車の横で待機し、肩を借りると一丸となって避難所へと歩き出す。
外はまだ暗く、厳しく突き刺さるような寒さに
ここに来て初めて安易に飛び出したことを後悔した。今はもう避難所に向かう目的はクロイツを追うではなく避難である。]
寒い……なんてことだ……
避難所まではあとどれくらいかかる…
エレ?なんでこんなとこに?
え?何?薬?なんの?
ブリザードが来るから飲めって、なんでだよ。
死ぬ?飲まないと?
は?意味わからないんだけど。
[エレとの要領を得ないやり取りに少し苛立つものの、この子が嘘をつく子ではないことをカークは知っている。だから困惑しながらも薬を3つ受け取るとそのうちの一つを飲み込んだ。]
うっわ、苦いな。
そっか、じゃあここしゃ凌げないのかもな。
広間の方にクロイツがいるからエレはクロイツにも薬と地下室の事を伝えてきてくれ。
俺は地下室に行ってるから。
[そう告げてエレが広間へ向かうとカークは地下室へ。
備蓄品は地下室にある。
といっても元々大した量はない上に食料の類は乾パン以外は大体カークたちの酒の肴になってしまっていた。]
もしかしてまずったかな?
[周りが白く目を開けられぬ…それでも護衛に引き連れられ、進むこと数十分、伝令の一人と遭遇する。
雪に体を半分埋めて凍死仕掛けているその伝令から、避難所が近いこととクロイツの報告を聞けば再び歩みだしひたすらに避難所を目指す。]
カチュアが倒れ、エストが倒れ、入り口の近くに辿り着いた頃にはパオラも力尽き、それでも自分は生きていた。
重厚な防寒コートは金を掛けて作られただけあり、命を繋いでくれた。
入り口の扉に手を掛けて中へと入れば壁に凭れて座りしばしの安堵の息を漏らす。
周りには誰かいるだろうか]
[部屋を出ると同時に、>>109新しく大柄な人影が入ってくる。その影がベルガマスコであることに気づいてしまった。内心ではこのまま来ないでくれれば、とあるいは思いはしていたが・・・]
司令官殿。ご無事でありましたか。
すぐに椅子と毛布を用意いたしましょう。
[ついでに今入り口にいる人の顔を確認する。少将を入れれば4人、雑貨屋と教会の娘と・・・それから?
人数を確認すると、人数分の毛布と椅子を一脚持ってくる。毛布は道すがら順次渡していく。]
司令官殿。間に合わせではございますが、こちらの椅子へ。それと毛布を持ってまいりました。
小休止を取られたら、奥のほうがまだマシでありますので・・・
[勝手に会食を辞し、声をかける自分にベルガマスコはどのようにするであろうか。]
[クロイツの姿を確認すると顔を真っ赤にして怒る。
自分の行動で護衛を失ったこと、目に掛けていた三人を失ったことをクロイツのせいだと言わんばかりに責める。]
クロイツ!!貴様わしに断りもいれずこんなところでなにをしておるのだ!!
公務ではなく避難しにきたのではないのか!
貴様のせいで大切な護衛がまだ雪の中じゃ…
すぐに救出の手配をせい…
[よろよろと体を起こし、椅子に腰掛けると毛布を纏い、その身を縮める。奥に行けば温かい飲み物でもあるのだろうか。
しばらくはここで休み体が温まれば奥に行こうかと**]
/*
あれ?私読み間違えたかな…
エレオノーレさんは避難所へ行ったと思ったけど、
良く見たら、避難所ではなく別の通路を使い外へ行った
と思ったらやっぱり避難所へ上がっていただけだった
のかな?
だとしたらマレンマの行動意味不明に(
いや!もう細かい事はいいんだ!(突進
――地下避難所・様子を見に行く前――
[ おずおずと口を開く少女にようやく安心した >>102]
それもそうだな…
[ 何かの感覚がずれているのか、血を全く気にしていない様子で、マレンマは返事を返す
ここは倉庫のようだが、辺りに衣服の類いは無く、たぶんあっても上の階なのだろう…]
後で見つけたら着替えておくよ、心配ありがとう。
[>>111ベルガマスコが落ち着くとすぐに開口一番罵声を浴びせられる。半ば予想していたこととは言え心中穏やかではないが、表情には出さずにじっと耐える。
避難しに来たといわれて内心ドキリとする。確かに4人を伝令に出し、自分が残ったことについて、思うところが無かったとは言わない。自分は子供達のためにも、死ぬわけには行かないのだ・・・
さらに救出の手配といわれると・・・]
閣下、それについては既に。
練兵場では、今頃ギィ閣下やシグルド閣下が動いてくれているでしょう。護衛の御三方もすでに救出されているやもしれませぬ。
少しの辛抱でございます。
[練兵場へは伝令は届いておらず、他の将官があいついで行方不明や凍死していることで混乱に陥っているとは露知らず。]
閣下さえご存命ならば、いくらでも体制を整えることは可能でございます。
そのためにも、まずは奥でお休みください。その後のことについては、小官に考えがございます。万事おまかせいただけないでしょうか。
――地下避難所・>>101後――
[ 腰掛けたマレンマは、少し考え事をしていた。
目の前の少女の事もそうだ。
暗くて見えなかったのか、見えないように隠していたのか、顔に…痣があった。
今もまた、その部分を隠すように顔を埋めている。]
(いつもマスクしていたのは、何かの病気かと思っていたけど…
学校でいじめられているとか…?
平和なふりして、裏じゃ何が起きてるか、分からないからな)
[ 上へ行かないのを確認すると、仕方ないので一緒にエレオノーレさんを待つことにした。
暫くすると、男…カークが降りてきただろうか >>108]
[避難所の中へ入ると、数人が毛布に包まり暖房のそばに座っている。]
あぁ、やはり中は暖かいわね。
[吐く息は白く、広間の室温は低いはずなのに、外との温度差で今だけは暖かく感じた。>>48
ひとまず自分の場所を確保しなくては。
周囲を見渡すと軍人が寄ってきて、毛布を手渡してくれた。>>110]
ありがとう。
思っていたより人が少ないのね。
[できれば暖房の近くに行きたかったけれども、
面倒くさそうな人が陣取っているので、>>111
少し離れた壁際に鞄を抱くようにして、座り込んだ。]
[ 先程上の様子を見た時の事を思い出す。
避難所に集まってきてる様子から、外はだいぶ酷いのだろう
人数が多くては、避難所の備蓄が足りるか不安だ
眠りについていた"冷鬼"が目を覚ます
寒さに強いマレンマですら、数時間前の外は寒さを感じるレベル。
ブリザードが本格化したら……、例の言い伝えの大寒波のように、人の魂すら、すべて凍りつかせる魔物と化すだろう…]
(教授の予測じゃ、夜明けだったか
今ならまだ、僕なら 殺 れる)
[ カークが降りてくると、何か会話をしただろう、その中で、「地下避難所の方が安全で、エレオノーレさんが地下へ行くように伝えている事」を耳にする… >>108
先程様子を見た時の事を思い出す。
避難所に人が集まってきてる様子から、外はだいぶ酷いのだろう
人数が多くては、避難所の備蓄が足りるか不安だ
マレンマの、眠りについていた"冷鬼"が目を覚ます。
寒さに強いマレンマですら、数時間前の外は寒さを感じるレベル。
ブリザードが本格化したら……、例の言い伝えの大寒波のように、人の魂すら、すべて凍りつかせる魔物と化すだろう…]
(教授の予測じゃ、夜明けだったか
今ならまだ、僕なら殺れる)
[ マレンマはシュテルンの顔へ視線を移すと、おもむろに立ち上がった。]
ごめん、ちょっと行ってくるよ。
[ そう言うと、三人で此所へ来たときに通った道…
霊薬店の地下室方面への通路へ入っていった]
( 少し急ぐか…)
[ 駆け足で霊薬店の方へ引き返す…
暖は無いが、地下は凍りついてもいなかった。
代々受け継いできたとされる程だ、何かしら対策が施されていても不思議ではないが。]
――――。
[ どれくらい走っただろうか、霊薬店の地下へ到着し、階段を上る…
そのまま隠し扉を開け、霊薬店の一室の床下へ出る。]
暗いな…
塗り薬……、塗り薬…
[ 外からはビュウウウ…という凄まじい風の音が聞こえる…
壁も天井も軋み、今にも倒壊しそう…]
…わざわざ何をやっているんだ…ぼくは…
/*
母が居ない、からの葛藤的なのがベースだけど、書ききれずに終わる、ってのは実際どうなんだろう、というのは一つある。
ただ、今死んだら話としても何もしてないよなw
あった…
[ マレンマにとっては、これは本来の目的ではない
なのになぜか、いつ倒壊するかも分からない建物で
必死に塗り薬を探していた…]
さてと…
[ ブリザードはあらゆる物を凍らせる。
猛吹雪に見舞われれば、たちまち体温を奪われ
死に至るだろう。]
例え何かしらの対策が施されていても…
冷気がただ漏れしては…、地下も終わりだろう。
っくく…。
[どれくらいが経っただろうか。
疲れと混乱で、自分が起きているのかすら、はっきりとしない。
奥の方で男性が誰かと話をしているような気がしたが>>115、定かでは無い。]
えっと………
何処……に……?
[目があったマレンマがじっと自分の顔を見た気がした。時間にしたらそう長くは無い筈なのに。
呼び掛けようとして、まだ名前をちゃんと知らないことに気付き、戸惑っているうちにマレンマは地下避難所から──自分がいる側とは違う──扉を抜けて行ってしまう。
一人になった部屋で、また膝に顔を伏せる。
静かになった部屋と一人になった安心感からか、そのまま意識は闇へと落ちていった。]
――霊薬店地下通路→地下避難所――
タッタッタッタ…
[ 地下室への扉を全開にしたまま、地下避難所へと駆け足で戻っていく。
マレンマは一種のトラップを仕掛けた。
夜明けと共にブリザードが本格化し、冷気が地上を覆い尽くし、やがて通常の室内は凍りつき、それが開いたままの地下室へ流れ込んでくる。
時間とともに通路を通り、地下避難所までも凍りつくだろう…
後は簡単…、自分は避難所から地下への床を封鎖してしまえば良い
地下避難所へ冷気が回る頃には、さすがのエレオノーレさんも、外と同じ気温の通路を歩くことなんて不可能だろう。
別の通路へ逃げても…外へも出れず、寒さに追い詰められるだけ]
/*
あれ?
エレちゃんはクロさまのとこに行ってるものだと思ってたんだけど……
それともエレちゃんが地下道を通るときってことかな?
/*
強引だけど…こんな感じかな…?
とりあえず、避難所のみでドロドロしたい。
白ログ正義ということで、どんどん絶望的にしていきたいなぁ
地下避難所無くなったら…
カークさん達が減らした食料分しかないとか、燃料やらもかなり失うとか。
一気に絶望化進むよね…?(首こてり
しかも、移動範囲も狭くなるし。(にっこり
[>>111ベルガマスコが落ち着くとすぐに開口一番罵声を浴びせられる。半ば予想していたこととは言え心中穏やかではないが、表情には出さずにじっと耐える。
避難しに来たといわれて内心ドキリとする。確かに4人を伝令に出し、自分が残ったことについて、思うところが無かったとは言わない。自分は子供達のためにも、死ぬわけには行かないのだ・・・
さらに救出の手配といわれると・・・]
閣下、それについては既に。
練兵場では、今頃ギィ閣下やシグルド閣下が動いてくれているでしょう。護衛の御三方もすでに救出されているやもしれませぬ。
少しの辛抱でございます。
[練兵場へは伝令は届いておらず、他の将官があいついで行方不明や凍死していることで混乱に陥っているとは露知らず。]
閣下さえご存命ならば、いくらでも体制を整えることは可能でございます。
そのためにも、まずは奥でお休みください。
【独】 軍事顧問 クロイツ
[>>111ベルガマスコが落ち着くとすぐに開口一番罵声を浴びせられる。半ば予想していたこととは言え心中穏やかではないが、表情には出さずにじっと耐える。
避難しに来たといわれて内心ドキリとする。確かに4人を伝令に出し、自分が残ったことについて、思うところが無かったとは言わない。自分は子供達のためにも、死ぬわけには行かないのだ・・・
さらに救出の手配といわれると・・・]
閣下、それについては既に。
練兵場では、今頃ギィ閣下やシグルド閣下が動いてくれているでしょう。護衛の御三方もすでに救出されているやもしれませぬ。
少しの辛抱でございます。
[練兵場へは伝令は届いておらず、他の将官があいついで行方不明や凍死していることで混乱に陥っているとは露知らず。]
閣下さえご存命ならば、いくらでも体制を整えることは可能でございます。
そのためにも、まずは奥でお休みください。その後のことについては、小官に考えがございます。万事おまかせいただけないでしょうか。
[ 今頃エレオノーレさんは、避難所へ来た人たちに地下へ行くように教えているだろう
マレンマが地下避難所へ戻ってきた頃には、何人が集まっていただろう…?]**
[そのためにも、やはりこの中の状況は把握しなければ。
備蓄の量が最優先か。
今ここにいる6人が何日耐えられるのか。
ここに我らがいることは軍部へ伝わっているはずだ。が、最悪数日はここに閉じ込められる可能性もある。ここにベルガマスコがいることは誤算である。伝わっていれば救出も優先もされようか、そうでなければ後回しにされることは十分に考えられた。]
閣下、小官はこれから内部を確認し、備蓄や機構の確認をして参ります。
[また、周りを見回し]
ここにいる方々はこのまま大広間から動かないように。出来る限り一ヶ所に集まっている方が暖も取りやすく、また個々人の把握も容易となります。
すでに軍部へは連絡をしており、救出はすぐにでも来ます。その時にはぐれていたら取り残されることも考えられますので。
ご協力をよろしくお願いします。
[そう伝えると大広間をあとにし、他の部屋を確認しに向かう。]
[暫くして、気がついた時には何人が其処にいただろうか。
目を擦り、エレオノーレから聞いた話を一つ思い出す。
地下避難所が薬に耐え得る温度を保つ為には、地下避難所に通じる道を全て封鎖し、二重扉を閉じる必要がある、ということ───。
よく見れば、この部屋には幾つかの扉がある。
自分たちが通ってきた霊薬店に通じる扉、階上に繋がる扉、そして、何処に繋がるのか分からない扉が2つ………。
よろりと立ち上がって、まずは自分たちが通ってきた扉を開ける。
入ってきた時は気付かなかったが、確かに扉が二重になっていて重い。
その外側をロックし、部屋についている扉を閉めた───これで、エレオノーレは今持っている材料以上の霊薬は作れなくなる……が女は其処まで考えられることはなかった。
最も、其の先の扉がマレンマによって開け放たれているが為に、そこはもう誰も通れない通路と化しているのだが。]
………次………
[身体に力が上手く入らない。
誰か来るかもしれない。しれないけれど……
───母さんが此処に来ないうちに。]
/*
すいません、一つ気になったので。
マレンマさんのNGはあれで良いのでしょうか。
薬の強奪をNGできてしまうのは…と思うのですが……
[マレンマと挨拶を交すと彼はどこかしらに言ったのでそのまま地下室へと降りる。
元々防災避難所としての機能しかないのでブリザードに対してどこまで持つのかは不安だが、少なくとも地上階が吹き飛ばされても地下室は独立して機能するはずだった。]
あ、でも地下室って暖房ないな。
[非常用に小さな石油ストーブがあるが燃料は2・3日程度しか持たない。
それに換気をしっかりとしなければ地下室は一酸化炭素で満たされてしまうだろう。]
ま、どうせすぐ止むだろうし大丈夫か。
[カークは事態を楽観的に捉えていた。]
[いくつかの部屋を回る。調理室、仮眠室、小広間。
いくつかの部屋には酒瓶が転がりゴミが散乱している。カークと仲間達の仕業であろうか。あの馬鹿共め。>>108備蓄の食料にも手を出しているようであった。
そのうちにエレオノーレと出会うだろうか。]
君は薬剤師のところの...大寒波?薬?
[エレオノーレの説明を聞き、薬を2個貰う。正直半信半疑だが、相手は真剣である。聞き流していいものかは躊躇われた。それに薬を飲む程度で助かる可能性があるならもらっておくことに損はあるまい。毒を仕込んでいるようにも見えないし、する必要性も思い付かぬ。]
それより、君はいつどこからここに入った?君一人か?
その霊薬とやらの備蓄は?これから先補充は可能なのか?
[いくつかの質問を投げる。それについて満足な答えはあるだろうか。もし霊薬の補充がまだ出来るようであれば次のように告げるだろう。]
ご質問ありがとうございます。
企画側としては想定外ですが、ルール上は問題ないことになりますね。
ここは「自分の死にたいタイミングで死ねる」村ですので、逆に言うと、
「死ぬ気のないPCの意思を無視して殺すことは出来ない」村になります。
ただし、PCを殺す方法は薬切れだけではありません。
どうしても殺したいならば、何か死んでもおかしくない状況に持ち込んでみるのはアリでしょう。
それと、>>1の通り、薬を飲んで効果のあるタイミングは更新時となります。
カークさんは本日1つ減らされましたが、更新時にも更にもう1つ減らして頂く必要がありますので、ご了承下さい。
(どうしても困るということであれば、あれは更新時の時間軸であり、あの後すぐ就寝されたのだというロールを回して頂けるならギリギリ可能と致します)
ご質問ありがとうございます。
企画側としては想定外ですが、ルール上は問題ないことになりますね。
ここは「自分の死にたいタイミングで死ねる」村ですので、逆に言うと、
「死ぬ気のないPCの意思を無視して殺すことは出来ない」村になります。
ただし、PCを殺す方法は薬切れだけではありません。
どうしても殺したいならば、何か死んでもおかしくない状況に持ち込んでみるのはアリでしょう。
君の言うことが本当なら、この先、何日閉じ込められるかはわからないが、こういうものはしっかりと管理されねばいけない。
これを巡って争いなど起きる可能性もある。
だが軍部で責任をもって預かることは出来る。もし他意がなければ、補充分はすべて私のところへ持ってきてくれないか?
別に独り占めをすることはない。しっかりと全員に配分することは約束しよう。
[客観的に考えても、この村で直接的な力と言う点では軍部に敵うものはないだろう。それは個人で考えても同様と思う。純粋な腕力はともかく、装備と練度は他の追随を許さぬ。]
我らが持つことで争いになることは減るとは思うのだが。いまは非常時なのだ。ルールを明確にすることは大事であり必須である。どうか軍を信じてほしい。
[エレオノーレが悩みつつも頷くのを見ると、満足そうにその場を離れる。行き先は今の話で聞いた地下室と地下通路の確認。]
/*
表ログ的にはブリザードの直撃があと1時間程度かと思われますが、マレンマの教授でしたっけ?直撃が夜明け頃との予測だったと思いますので。
そういうことならどんなに寒さが厳しかったとして、薬を飲まなくても寝なければ死なないということですか?
今後は夜は大人の事情で一斉就寝ですか?
というか、wikiには薬の効果は1日程度と明記されていたと思いますけど、あくまでも寝るときじゃないと効果がないというのはNPCエレの認識でしかないですよね?
wikiが嘘で、NPCのセリフによって設定の変更が入ったってことですか?
だとしたらちゃんと村の設定に変更があったとアナウンスしたほうがいいですよ。
/*
同じようにブリザードの直撃も予測通りという確定情報ではないので、直撃=更新時間=就寝時間とするなら、それはそれでアナウンスが必要と思いますが。
説明不足で申し訳ありません。
仰る通り、エレオノーレの発言はPC認識です。
が、wikiの通り、
「更新日の23時に薬ゼロの人は死亡」
を満たすためには、先回りで薬摂取をしてあるとおかしくなる……ということですね。
23時にゼロ表記の方に吊りをセットしますので、「ゼロだけど先回りして飲んである」だと私が困るという事情です。
wikiの村の流れ項目がわかりやすいと思われますが、更新後に個数を減らして頂くのが助かります。
[
───寒い……
───酷く腕が痛い………
壁を擦るように次の扉へと向かう。
重く痛い腕を片手で支えながら上げる。
次の扉のノブに手を掛けると同時に、ガタン、と膝を折った。
呼吸が浅く、視線が定まらない。
制服とコートだけで雪の中を彷徨ったシュテルンの身体は、異常な熱を発していた。]**
予想はしていたけど…寒いわね。
[しばらく室内に居ると身体が慣れてきたのか、
本来の室温の低さが身に染みる。
温暖な地域出身なだけに、寒さにはあまり強くない方だ。]
毛布が余ってないか聞いてみよう。
[立ち上がると、頭から毛布を被り直し、
さきほど軍人が居た玄関へ向かうと、エレオノーレに出会った。]
良かった、貴女も居たのね。
…ねぇ、そんな格好で寒くないの?
[普段店で見るのと変わらぬ薄着な彼女に驚く。
するとエレオノーレの差し出された手には
2(3x1)つの白い錠剤が乗っている。]
[小さな声で用法・容量を説明すると、>>1
次があるからと、消えて行った。
信じるも何も、彼女が薄着で平然と歩いている姿を見ると、信じざるを得ない。
寝る前にとは言われたけれども、この寒さから逃れられるなら、今すぐ飲みたい。
誘惑をぐっと我慢し、施術道具の入ったケースに薬を閉まった。]
振り向くとさっきの軍人がエレオノーレと話しており、
どうやら同じ薬を受け取っているようだ。>>126
彼女の話が本当だとしても、夜まではこの寒さと戦わなくてはならない。]
あの…、軍人さん。
もう1枚毛布をお借りできないかしら?
寒くてたまらないの。
[立ち去ろうとしたところで後ろから声をかけられた>>130]
毛布ですか?そんなに枚数も残っていないようで人数分がほぼギリギリくらいの枚数しか・・・
[事実である。長い間放置されていたせいかはわからないが、穴が開いていたりズタズタになっているものもあった。
何より、エレオノーレに聞いた限りでは、少なくてもあと2人は地下にいるらしい。
少しの間考えていたが・・・]
わかりました。小官はまだ毛布を使用しませんので、小官の分をお貸ししましょう。
ただ、あとで戻ってきた際には返していただく約束でよろしいでしょうか?
[放置しておいて誰かに取られるよりは、キープしておいてもらうほうが良さそうだ、との算段もある。それに暖めておいてもらえるなら、とも。あるいは地下に毛布があるかもしれないし、恩を売るのも悪くない。
ヴェルザンディから承諾を得られるのであれば、自分の分の毛布を渡すが。]
[地下室に降りたカークの目に映ったのは少女が一人膝をついて苦しそうにしている姿だった。]
お、おい、シュテルンか?
大丈夫か?
熱っ、すごい熱だぞ。
[この寒さに既にやられたのか少女の息は荒く、軽くふれただけでわかるほどの高熱を発していた。]
おい、抱え上げるから今も後でも騒ぐなよ。
[膝裏に手を差し込んで背中と支えるようにして抱え上げる。
いわゆるお姫様だっこだが、女の子一人とはいえ脱力しているせいか妙に重い。
カークは日頃の不摂生を呪ったが今はどうしようもなく、情けないが女の子にそれが伝わらないことを祈りながら地下の寝室へと向かった。]
くっそ、運動しないとやばいな。
[寝室に2つしかないベッドの片側にシュテルンを横たえると毛布と布団をかける。
仲間たちと飲み明かしてはよく泊まっていたので埃っぽくはないはずだが、もしかすると酒臭さが移ってるのではないかとカークは心配したが、そんなこと考えてる場合ではなさそうだ。]
ちょっと待ってろよ、いま水をもってきてやるからな。
[聞こえてるのか聞こえていないのかわからないシュテルンにそう告げて、部屋を出ると扉を閉めずに備蓄庫へと向かった。]
ご理解いただきありがとうございます。
出来るだけカークさんのしたいようにして頂きたいのですが、時間軸違いくらいしか思いつかず。
白ログ矛盾が出ない、より良い方法がありましたら、ご提案頂けましたら検討いたします。
飲む時間にこだわるRP上の理由は全くないのよね。
完全にPL事情。
なら、お昼に飲んで、薬×〜個数は変動させずにおいたらいいのかな?
……しかし、そこに嘘があれば、簡易メモを参考に「〜個を奪った」ってRPをした時に矛盾が……。
薬×〜個数(内、使用済み〜個)では?
いける……かな?
入手と同時に服用。
手持ちは常に薬ゼロ個。入手イベントや強奪で1日1個だけ入手するのが一番賢いのか。
ハイリスクハイリターンだけど。
ふーむ。しかし、「白ログ先だしで、自分の未来を確定」って、これが出来たら相当強いわね……。
どんなに危険な事態に陥ったとしても、未来に助かることが確定してるんだもの。
今回は特殊だけど、あんまり乱発はしたくないな。
ちな、仕様変更前は、
「いかに殺すか」という村。
現在は、
「いかに死ぬか」という村なのね。
なので、死にたくないPCは向いてなかったりするわ。
……まあ、計算上、全員がフルで初回入手し、一つも無駄遣いしなかったとしても、ボロボロ死ぬのだけど。
―大広間―
[持ってきた荷物をドサリと置き、一息つきます。
昼間の軍人さんに差し出された毛布>>110は、自分のものがありますので、と丁寧に辞退し、少し外や他の部屋の様子が気になるも、続く指示>>123に私は部屋の隅で小さく座り込みました。]
[外から聞こえる音が酷い。お父様はご無事でしょうか。]
[じっとしていると、不安ばかりが募ります。]
――地下避難所――
[ 戻ってきたマレンマは、エレオノーレを探していた
どうやらシュテルンは眠っており >>119、部屋にはカークが居た。
マレンマは一旦階段を上がり避難所へ行くことにした。]
おかしい…地下にもっと来ても良いはずだろう…
このままじゃ計画が…
/*
色んなものが閉じたり開いたり無くなってたり何だりで状況が分からぬですが、現状お薬はクロさんが持っているということでファイナルアンサーなのだろうか。
いざとなったら(自主規制)してでも奪い取る覚悟だが、コンスたんはまだ薬の存在すら知らないという不都合。
/*
舞台は動かないものだなー……
というか二重扉先輩強すぎて私が絶望した(
マレンマの策略どれもこれも失敗続きで、用心深いはずなのに間抜けじゃないですかー(
/*
一旦状況を整理しましょう。
私:食人鬼
クロさん:軍の人
しゅーちゃん:おかん閉め出し
マー兄ぃ:殺人鬼(ステージW)
ヴェルさん:えーっと
カーク:カーク
ベルちゃん:おっちゃん
ディルちゃん:マダム
フランツ:一般人
……大丈夫、思ったよりマトモな人が多い。
9人中人殺しは3人だけだ、問題ない。
/*
要はシステムの更新時間軸で薬が効いてるかどうかですよね。
100個持ってても飲まなきゃ死ぬだけだし、0個でも他人から飲ませられれば生き残る。
で、進行役としてそれがわかればいいわけですよね。
なにも問題ありません。
/*
で、コンスたんがこれから何をすべきか。
優先順位第1位は、まず、お薬貰わないことには始まらないですよね。
ただ、主導権がNPCからPCに移った上、軍人にここを動かないよう指示されてる一般食人鬼としては、むやみに動けないのも実情。
こっから動く方法は、っと……。よしよし、問題ない、いくつかあるな。
で、薬のことも知らなきゃ要求出来ないからー……。
というか、私以外に貰ってない人も何人か居たよね? そこらへんも加味すると、えーっと……あと3時間半で全部何とかしないと……うむぅ……。
/*
現状避難してる人は、地上組と地下組に分かれてて……。
位置関係も一緒にまとめてみよう。コンスたん、やればできる子。
__場_薬
薬_下_-
学_下_所有(個数不明)
教_上_0
軍_他_2
笑_下_3
将_上_0
雑_上_0
自_上_2
前_外_0
息_下_3(-1)
これで最新のハズ。
分かりました。
カークさんを信じます。
進行中に長々と失礼しました。
どうぞこの先もよろしくお願い致します。
/*
読んでみるとクロさまに回るのは補充分ということで。
こっちにもエレさん来てもらった方が良いかしら?
で、ベルちゃんディルちゃんは自分で薬は何とかすると思われるので、フランツさんかな、大変なのは。
というか、ディルちゃんがまず、避難所に到着できるのかどうかが問題。
/*
薬の量的に、現状、今日明日で争いが起きることは無さそう。
ってことは、私も2個以上持ってる方が得策なのかしら?
でも、3日目まで平和とかつまんないとかほざいてみる人食いJKコンスたん。
全てはラ神が導いてくれるはず。
――避難所――
[ 避難所へ上がれば、広間へ向かおうとする
が、どうやらドアの前に人が何やら立っている >>130 >>131
昼間に挨拶した軍人…クロイツさんと、村の外から来たマッサージ師の…ヴェルザンディさんだ。]
ガチャ
[ マレンマは血の付いた服装のまま、広間へ顔を出した]
―大広間―
[コートを脱ぐと、酷い冷気が体を刺すように感じられました。酷く寒い……私は大慌てで、持ってきた毛布に包まります。
本当はコートも脱ぎたくはなかったけれど、まだ表面に残った雪が、溶けたり固まってしまうと、より冷えてしまいます。]
[体力を消耗しないよう、ひたすらじっとしていました。
すると私の頭上から、聞き覚えのある声がしたのです。]
「コンスタンツェ」
……エレオノーラ……?
[それは時折教会に薬を届けに来てくれていた、私より幾分年下の薬剤師の少女。
何でも、牧師様と彼女の所の先代さんが懇意にしていたらしく、先代が亡くなってからも、彼女は度々教会に薬を卸して下さっておりました。]
良かった、エレオノーレ。貴女の所へも、神父様は、間に合ったのね……?
[その問いに、彼女は静かに首を横に振り、丸い粒が1(3x1)つ乗った手のひらを差し出しました。]
これは……?
貴方の毛布をですか…。
(ありがたいけど、申し訳ないような…。
でも、今は使わないって言ってるし、借りちゃおうっかな。
夜には返さなくちゃだけど、軍の援軍が来るなり情況が変わってるかも知れない。
それに、あの薬がエレオノーレの言う通りならば、効けば寒さ強くなれるみたいだし。とにかく今の寒さを乗り切らないと、先が見えないわ。)
[少し考えた後、クロイツの申し出を受ける事にした。>>131]
ありがとうございます。
皆の為に働いてくださる軍人さんの毛布を温めておきますね。
[差し出された毛布を受け取ると広間に戻る。
隅で座り込むコンスタンツェにエレオノーレが話しかけているのが見えた。
どうやら彼女にも薬を渡しているようだ]
………だ…れ……?
[呼ばれた気がする。ぼんやり目を開けても視界ははっきりしない。
背中に腕が触れる感覚。
手が触れる部分に鈍い痛みを感じて、思わず顔を顰める。]
と……びら………
……しめ……なきゃ……
[ ──エレちゃんが……言ってた……
うわ言のように呟きながら、ふかりとした温かさに包まれれば、何かを告げて、誰かが側から離れてゆく>>133のを感じる。]
―大広間―
[彼女はその薬について一通りの説明をすると、私の手を取って、その薬をしっかりと握らせました。]
……信じられないわ、エレオノーレ。そんな魔法みたいな薬……。
「それでも、信じて。ううん、信じなくても良いから……飲んで、お願い。」
……分かったわ、エレオノーレ。
貴女を、信じるわ。
[だって考えてみれば、知り合ってもう何年になるでしょう。そんな彼女が今まで、嘘を吐いたことなんて、たった1度きりしか無いのですから。]
―大広間―
[そして私は彼女の肩に、持ってきた毛布を1枚掛けるのでした。]
持って行って、寒いでしょう?
「でも、コンスタンツェ、あなただって……。」
薬を飲めば平気って、そう言ったのは貴女じゃない。
いいから、持って行って。何なら誰か、寒そうにしている人に譲ったっていいから……ね?
「……分かった。」
[そう言って彼女は、まだ薬を配らなくてはいけないから、と、私の所からも見える青年>>88の方へと向かってゆきました。]
[私はそれを見送り、自分のてのひらの、雪のように白い錠剤に視線を落とすのです。]
……1日分……ね。
[ブリザードがそんなに早く終わるだなんて、一体誰が、信じられるでしょう?]
/*
そしてナチュラルに最初、エレオノーレの名前をエレオノーラと間違えやがったコンスたんがこちらです。
だって、エレオノーラの方が美味しそうだもの。
グラノーラみたいで。
このまま行くと、コンスたん内で最も美味しそうなのは現状エレオノーレかなー、とか。
/*
さて、明日からだけどどうするよ?
@だます。
Aぬすむ。
Bころす。
Cわらう。
このくらいしかすることが思いつかぬでござる。
[ これが一族に伝わる大寒波だということは、もはや間違いないだろう。
手持ちの薬を出会った人々に渡して行く。
素直に受け取る人も、困惑する人も居た。
そして、質問して来る人も。 ]
補充は……出来るわ。>>126
たくさんは無理だけど……。
[ 続く提案には悩む。>>127
しかし、最終的には頷いた。 ]
/*
まずあれだ。そういうことしても罪悪感が湧かない相手を探すところからです。
出来れば殺しても、牧師様が悲しまないような……。
最悪、返り討ちで殺されたっていいんだよね。
ただ、薬切れで人知れず死んでゆくのだけは御免だ。
誰かを仲間に引き込むのもアリだけど、ここ、怖い人と群れるの苦手そうな人多いからなぁ……。
ただ、懇願で落とせそうな人がゼロなので、そこは切り捨てる方向で。
コンスたんのもぐもぐタイムが今、始まる……!
──冷てっ!
[備蓄庫に置いてあったビン詰めの水、それを手にとった瞬間刺すような痛みににた冷たさが手に伝わる。
無論、凍傷を負うほどの冷たさではないがまるで氷のような瓶の表面に地下室も既に相当温度が下がっていることが伺えた。]
その割に耐えられない程じゃないのはエレの薬のお陰ってわけか?
つうか効きすぎて危ないもんでも入ってるんじゃないかと心配になるな。
[そんな風に独り言を零しながら、冷たい瓶を毛布の端に包んで急いでシュテルンの元へと戻った。]
[ コンスタンツェに貰った毛布>>141を肩にかけてうろうろする。
思ったより、避難している人が少ない。
外に出て呼びに行った方が……? ]
/*
メモによるとヴェルさんが話しかけてくれているようだが、ログをさらってもどの部分か分からない……!
さてどうしよう。
おっと。そろそろ絶望的な落とし方も考えないといけないですかね。
うっかりハッピーエンドになってしまいますか。
とりあえず邪魔者は排除しなきゃですが。
マレンマとどう絡むか。悩みどころですかね。
あと地下に行きたいのに行けないとか。いやもたもたしてるのはこっちなんですがね。あんまり動きすぎてもアレかと。
「温度計の針が振りきれているほどの温度」
って書こうとしたけど、だいたい−30度くらいまで測れるみたい。
具体的すぎるからやめておこう。
[エレオノーレがコンスタンツェから離れるのを待って、近寄る。]
こんにちは。貴女はたしか教会に居るコンスタンツェさんよね?
お話するのは始めましてだけど、お名前だけは牧師様から聞いているの。
ここまでの道程を牧師様に教えていただいて辿りつけたのだけれども、
牧師様はどうなさっているの?
まだ街で家を廻っていらっしゃるのかしら?
―大広間―
[掛かった声に、驚きながら顔を上げた。]
ええと……ヴェルザンディ……さん……?
[彼女の言う通り、話すのは初めてだが、何度か教会の礼拝で姿を見かけたことがあった。
その時牧師様が、名前を教えて下さっておりました。]
牧師様は……恐らく、最後まで、町の方々に声がけをして回るおつもりなのだと、思います……。
私が同行を申し出ても、断られてしまいましたので……。
でも、貴女がここに来られて本当に良かった。
牧師様の……父のしたことは、無駄ではなかったのですね……。
[そう、微笑もうとして……駄目でした。
元々笑うことが苦手な性質と、牧師様のことが相まってしまって……今自分がどのような表情をしているのかすら、私には分かりません。]
マレンマ君絡みづらいな。
どうしようかな。警戒しか出来ない。
どうやったら、この男を信じられる?手を組むにしろ、自分が寝首を掻かれるというリスクをどうやったら消せる?
そうだったの…。
[コンスタンツェの沈鬱な表情を見て、>>146
こんな話をするべきではなかったと後悔した。]
牧師様は余所者の私にも親切にしてくださる、素敵な方だわ。
これから牧師様がこちらに来られるかも知れないし、
心を強く持って一緒に待ちましょうね!
[悪い予感を振り払い、過去形では言わないよう注意しながら、
クロイツに借りた毛布を重ねてコンスタンツェから少し離れた場所に座る。]
―大広間―
[帰ってくる励ましの言葉>>147に、小さく頷く。
この村の方々は……本当に、優しい人達。こんな状況下ですら、私のことをこうして気遣って下さるのですから。]
はい……ありがとうございます。
[そうお礼を言って、ふと思い立ち、鞄の中身を漁りました。
そして取り出した缶詰をひとつ、彼女に渡します。]
よろしければ、どうぞ。
ブリザードに閉ざされて本当に怖いのは、寒さでも暗闇でもなく……飢え、ですから。
[寒さはやがて、嫌だって慣れるのです。いずれ体の感覚が、全て無くなって。
空腹は無くなりません。無くならないのです。それが私が10年前に、学んだこと。]
[本当ならこの缶詰も、自分用に取っておくべきなのでしょう。]
[でも、牧師様……お父様が助けたこの方にも、私と同じように、生きる義務があるのです。
私は、彼女が私の傍を離れると、そっと顔を伏せました。]
――ッ。
ヴェルザンディさん、か。
[男が我に返ったのは、ヴェルザンティの立てた豪快な扉を開ける音。
彼女は何処かから越してきた人で、店の客の一人でもある。
美人だが、しっかりしている人だとは思っていたが、そんな一面もあるとは。
男は目を白黒させる。]
[室温は入った時よりも寒々しく感じた。
急速に温度が下がったというよりは、外があまりに寒かったのだろう。]
…これ、もつのか?
[蛍光ブルーのコートの肩を抱き締める。
避難所は地下施設もあるらしい、とは避難所が建てられた際の住民への説明の時に聞かされていた。
若い者が覚えておいた方が良いからと、父親に押し付けられたのだ。
見える範囲にはコンスタンツェやエレオノーレ、ヴェルザンディ達がいたか。
かなり少ないようだが、殆どの人間が地下の方に避難しているのだろうかと首を捻る。]
――エレン。
[エレオノーレが男の方に近付いてくる。
市販の薬よりもよく効くと、母親は彼女から薬を買っていた。
彼女の事は幼い頃から知っている。
男が成長するにつれ、昔のように話す事はなくなってしまったけれど大事な幼馴染だった。]
…?
俺、別に病気じゃないけど…。
[掌に乗っているものは薬のようだった。
具合が悪そうに見えたのだろうか。
男は大丈夫だと返したのだが、そうではないと首を振り、彼女は白い錠剤を渡してきた。
その数は2錠。]
[語られた言葉。
彼女の真剣な眼差しに男は目を細める。]
…エレンの話を、疑うわけないだろう。
貴重な薬をありがとう。
他の人にも配らないといけないんだろう。
俺は大丈夫だから行って来て。
何かあったらちゃんと相談しろよ。
[薬は有難く受け取る事にして彼女を送り出す。]
一方で地下に行ってカークと絡むのもな。
あっちはあっちできっかけが無く、シュテルンみたら間違いなく疑うしかないしな。
ううむ。面倒なキャラになってきた。
ほら、冷たいから一気に飲むなよ。
[シュテルンに口のあいた瓶を渡す。
たぶん瓶の冷たさから見て中の水は凍るほど冷たいだろう。]
とりあえず安心していい。
エレがブリザードとか言ってたけどこの地下室なら安全だ。
[地上はどうか疑わしいが。
辺鄙な村の避難所なんてものはたかが知れている。
実際にカークと仲間たちが騒いだ程度で苦情が寄せられるほどの機密性の低さだ。
もしもエレの言うブリザードが本当に来るのなら地上階は恐らく他の家々と同じく全く寒さに抵抗できないだろう。]
ま、それも本当にブリザードってのが来るならって話だけどな。
[彼女の背を見送って、掌の薬を見つめる。]
…2日か。
[これで2日もつのだろう。
男はエレオノーレの事を信じている。
けれど2日で家に帰られるのだろうか。
薬とて無限にあるわけではない。
薬の在庫が無くなってこのまま――]
[男は悪い想像を振り払うように首を振ると、ぎゅっと拳を握りしめた。
1日1回。就寝前に。
男は心の中で唱えると、それをリュックサックの中に入れていたジップロックの袋の中に入れてコートの内ポケットに仕舞った。]
全体的に地下に移動する必要はありそうかどうか。
地下は大丈夫なのか。
二重扉のおかげで地下は安全になったっぽいか。
であれば、確認のために地下に降りるほうが良さそうだな。っと。
何が幸いするかわからないもんだな。
[カークの父親がこの避難所をつくるときに、そもそも溜まり場に考えていたカークが地下室をつくらせた。
保存食や水、燃料の備蓄は地下にするべきだと。
カークの父は大いに納得して随分と立派な地下室を作ったようだが、結局この避難所はカークたちの占有するところとなっていた。
昨夜までは。]
そういや、お前はエレの薬貰ってないのか?
すげえいい薬でこんなんでも結構寒さを感じなくなるぞ。
― 道中 ―
[鞄をもう一つだけ置いて行ってと召使が泣いた。
そうしたらもう2人、いや、3人乗れるからと。
その召使たちの声を振り切って、ディルドレは執事と2人、車を走らせた]
おお、おお、なんという寒さだ……。
こんな雪になるなんて、聞いてないよ。
誰の責任なんだ。誰の!
[喚き声に、執事は答えなかった。
状態の悪い路面に、車は荒波に揉まれる船の様に揺れた。
舌を噛みかけて、やっとディルドレは黙った]
[ ちょうどヴェルザンディさんがクロイツさんから離れた所で、声を掛けた]
こんばんは、クロイツさんもこちらへ来ていたのですね
話はエレオノーレさんから。
吹雪、早く止むと良いですね。
[ おそらく、この人は一筋縄ではいかない。
いかにも軍人って感じで、面倒くさそうだ。
マレンマは普段村で目にするクロイツの真面目なイメージのまま、演じている姿とは思わなかった]
( 服装の血の事、聞かれるかな)
[雪の塊に乗り上げ、車がついに止まった]
何をしてるんだい?!
早く動かさないか!
車がなきゃトランクが運べないよ。
[執事は一度外に出てから、すぐに戻って来て首を振った]
……まさか。
嫌だ、嫌だ!
この中にはブランド物の服やドレスや下着だって入ってるんだよ。
このトランクを1つでも置いて行くくらいなら、あたくしもここに残った方がマシだよ!
[執事は冷たい目をして、ゆっくりと外へ出た]
……ま、待ちな。
本当において行く気じゃないだろうね?
こんな冷たい車の中に、あたくし一人だけ……。
お、お待ち。待ちなさい。
待って!
[一番大事なアクセサリーを入れたハンドバッグだけを持って、ついにディルドレも外に出た。
瞬間、風が壁の様に打ちつけてくる]
ていうかよ、ブリザードだかなんだか知らないけどさっさと通り過ぎてくれよな。
こんな寒いんじゃやってられねーよ。
[ブルっと身を震わせると毛布をもう一度頭からかぶるように纏った。
薬が効いていてもこの寒さなら、もし薬がなければ耐えられるものじゃなさそうだなとカークはエレに感謝した。]
[悲痛な悲鳴を上げた。
やみくもに伸ばした手が握られた。
何度も転びかけ、あちこちぶつけて、ディルドレは身も世もなく泣きわめいた。
どこをどう歩いたかは分からない。
執事に手を引かれ、ついに避難所に辿りついていた]
[ヴェルザンディと話している間に、>>136誰かが広間へと入っていくのが見えた。
だが、まずは地下室の把握が先だろう。もし何かあっても、広間にはある程度の人数もいる。問題はないだろう。
そうして、地下への扉を潜り、階段を下りていく。]
体感的には地下のほうが暖かいか・・・?
直接風を受けない影響か。
[そう思いながらも階段を降りきる。そこは一つの部屋になっており、4つの扉が壁についていた。一つは自分が今くぐってきた扉。つまり階上への出入り口。
別の扉を開けると、すぐにまた扉があり、鍵がロックされている。開けようとしたが扉は開かなかった。]
2〜3回ぶつかれば開きそうな気配もあるが、そこまでやることもあるまい。
[そう思うと、再度鍵を閉め、扉を閉じる。扉は残り2つ。]
/*
さらっと死んでいましたが。
ローゼンハイムさんはてっきり忠告を無視して、薬を飲まずに死亡する見せしめかとばっかり…。
それで霊薬の重要さを全員が理解し
こう、お互いの顔を見合い、気まずい空気が流れる…
みたいな。
私、もっと絶望サイドとして動くべきかな…?
引っ掻き回しが尽く不発過ぎる…。
― 避難所 ―
[ディルドレと執事はほうほうの体で逃げ込んだ。
何か暖かい物を貰って来ると云う執事を見送り、ディルドレはブランド物の毛皮のコートから必死で雪をこそげおとす。
そこへ、少女が話しかけてきた。
歯をガタガタ鳴らしながら、空気の読めない少女を睨みつける]
あたくしは今忙しいんだよ!
え? 薬?
[ビタミンなどの美容や健康の薬はよく貰っている。
少女の薬ならたぶん聞くだろう。
ディルドレと執事と、合わせて2つ]
……分かった、貰っておいてやるよ。
[2つともを、ハンドバッグに仕舞いこんだ。執事にやるつもりなど毛頭なかった]
[ヴェルザンディと話が済んだ後、>>159マレンマから話しかけられた。
地下へ行こうと思っていたが、マレンマの格好と雰囲気から思いなおし、マレンマと話をする。]
君は、たしか気象研究所の助手だったな。
ずいぶんすごい格好をしているが、一体何があったのか説明してもらえるかな?
話しづらければ、隣の部屋で聞くのでも良いが。
[マレンマの服の血のあとには当然気づく。かなりの広範囲にわたって染みがついている。自分の血・・・であれば倒れるほどの重傷であるはずだが。なら他人の血か?
だが、血のあとは乾いている。少なくても数分の間についたものではなさそうだ。地下でつけたものではあるまい。
いずれにせよ、この落ち着きには何かある、と感じた。]
先に言っておくが、こちらには武器がある。もし危害を加えるつもりなら相応の反撃は覚悟しておいたほうが良い。
[言葉で牽制しつつも、相手の出方を伺う。]
/*
ディルたんキタ―――(`・ω・´)―――!!!
何となくディルたんが可愛く見えて仕方のない私は、何らかの病気に罹患しているのだろうと思われる。
[暫くして、出て行った誰かが戻ってきたようだ>>143。
少し横になったことで落ち着いたのか、目の前の人物を捉えることが出来た。]
カーク…さん……
[それは街の資産家の家のお兄さん。
いつも四人くらいで大きな声で街を歩いていたし、母にも近付いちゃいけないと言われていたこともあって、交流はない。表向きは。]
ありがとう…ございます……
[受け取った瓶は冷えていて、受け取った指先の感覚が奪われていく。
ゆっくりと流し込んだ水が、火照った身体に心地よかった。]
みんなが来ないってことは……
大したこと、ないんでしょうか……
[瓶をそっと頬に当てると気持ちがいい。
そうしながら、おずおずと聞いてみる。
此処なら安全だ>>154との言葉に、安堵の表情を浮かべ、しかし、此処に居ない人たちを思う。]
エレちゃんの……薬……
[一瞬何のことか分からずに、きょとんとする。
───……あっ。
ポケットを探り、白いハンカチを取り出して広げれば、その白に埋もれるように、白い錠剤が3つ。]
これ……?
でも、エレちゃんが、寝る前に、って……
[段々と語尾が弱々しくなりながら、寒さを感じなくなる、と得意げに話すその様子を覗き見る。]
もう…飲んでも大丈夫……?
[おそるおそる聞く。
熱の上がった頭ではなかなか上手く思考できないけれど。
頷かれれば、冷えた水と共に錠剤を喉へと流し込んだだろう。]
あ……
あの……扉、を……しめなきゃ……
[自分は先までそれをしようとしていたのだ。
ベッドから起き上がろうとして、ふらつく。]
霊薬店……からの通路は……
閉めたんです……
でも多分……あと2つ………
[そう説明するも、そもそも自身の持ち物で、自分の進言によって出来たこの地下室のこと、伝え聞きの女よりずっと男の方が詳しいだろう。
閉めなきゃ…と呟きながら、止められなければ、扉のある部屋へ向かおうとするだろう。]
いいって寝てろよ。
俺が行ってくるからさ。
[さっき触れたときの高熱ぶりから考えても決してフラフラと歩き回っていい状態ではないだろう。
カークは起きあがろうとするシュテルンを制止して立ち上がると寝室を出て扉へと向かった。]
[牧師の事についてコンスタンツェらが話しているのを聞いて男は目を伏せる。
水筒を取り出して、紙コップに注ぐ。
まだ温かいので湯気が立つ。]
――あの、珈琲ありますけど誰かいる人はいますか?
[そんな風に呼びかける。
欲しいという人間がいれば分けるだろう。
容量は500mlではあるが。]
[温かな珈琲を飲んで男は一息つく。
改めてリュックサックの中身を確認する。
リュックサックの中にはアルミシートや電池・手回し式のラジオ(ライト付き)。
片手で食べられる栄養バーと缶詰を中心とした2人が5日越せるだけの食料。(手分けして持っていく事を前提としていたのでもう1セットは家の中である)
ペットボトル入りの水が2本。
フリースの毛布。タオル。
救急セットやウェットティッシュ。
筆記用具とガムテープ。紙製の食器。
ジップロック付きのビニール袋などが入っていた。]
[爪やすりや、缶切り、栓抜きなどが付いているツールナイフ。
非常用の道具のセットを購入した際に付いていたそれに指先が触れてどきりとする。
小さいとはいえ、刃物だ。
男は無言でそれを奥にしまい込む。
その顔は少しだけ蒼褪めていたかもしれない。
ナイフを使う機会なんて、そうそう訪れない。
特に一瞬考えてしまったような事には――。
男は自分に言い聞かせ、周囲に視線を巡らせる。]
――…!
[地下から上がって来たマレンマの姿には目を剥き、研究所で教授が死んだ事を思い出す。
まさか、と思う。
彼の普段の様子からはそんな恐ろしい事に関わっているなど想像も出来ない。
信じたくなかった。]
…あ、あの。
食糧なんか確認しておいた方が良いんじゃないでしょうか。
皆さんまだ何も食べていないでしょう?
[この場合、取り纏めるのは軍の人間だろうか。
その時、ディルドレは未だ到着していなかったので単純にそう考える。
ベルガマスコの機嫌はどうなっていたか。
遠慮がちに何か仕事があれば手伝うと口にした。
何か他の事に意識を移していたかった。]
[一つ目の扉は開け放たれていたがその先の通路は無く壁になっていた。
どこかにつなげようとしてそのまま頓挫したのか何なのか。
二つ目の扉は既に閉まっていた。
それでもしっかり閉まっているのか確かめようとしたがドアノブすら全く回らない。
勿論、扉そのものも微動だにせず戸締りを心配する必要はなさそうだ。]
そりゃこれだけ寒ければ扉周りも凍るよな。
[あまりの寒さに凍り付いた扉はその機構をまったく動かすことはなかった。
そういえば上の窓もガチガチに凍り付いていたなとカークは思い返すと同時に、目の前の凍りつきかけている扉を見てふと気づく。]
あ……。
[カークは急ぎ足で地上階との通路へと向かった。]
………あ…………
…………はい。
[制されれば>>169、素直に毛布の中に戻る。
さっき飲んだ薬のおかげか、寒さ自体はマシになったような気がするものの、関節は痛み、どこかふわふわしたような感じがする。
真っ白な天井を見つめ、この上は今、どうなっているのだろう、とぼんやり思う。
水瓶をおでこに乗せる。
そこだけ熱が奪われ、なんだかホッとする。
ハンカチの中にはお薬が2つ……。
───父さんと、母さんの分。
戯れに胸の内に呟きながら、そうはならないことを感じる。
それは残酷な考えなのに、悲しいとか寂しいとかそんな感情は湧いてこない。
───熱で、何処か壊れちゃったのかなぁ…
何処か他人事のように淡々と思う自分がそこに居た。]
ありがとう、でもそんなつもりでは…。
[申し訳なく思いながらも、この情況ではまともな食事は期待できなさそうだし、
なにより彼女の方がブリザードにはずっと慣れているようなので、
コンスタンツェの助言はありがたく缶詰と共に受け取った>>148]
/*
探した感じ、ツールナイフは割とセットで付いてるっぽい?
積極的にバトルする心算はないです。
小市民だし。
むしろ鬱ルート進んで自殺しに行くかも。
[執事が戻って来た。
素知らぬ顔で礼を言う。
執事が驚いた顔をしたが、流石にこの状況なら感謝のひとつもされるかと納得したらしい]
ちょっと通しておくれ。
おお、寒い、寒い。
もっと火を焚いたらどうなのかね?
避難所なんだから、燃料くらいたくさん用意してあるだろう。
冷たっ!痛っ!
[地上階への扉、そのドアノブを掴んだ瞬間に皮膚が金属にくっつくような感じがした。
手をすぐに引っ込めはしたもののベタリとした感触が気持ち悪い。
皮膚がはがれたりなどはしなかったがドアノブはもはや氷よりも冷たい。]
くっそ!やっぱりか!
[つまり地上階と地下室を隔てているこの扉を開けられないということ。
ノブは凍り付き、おそらく扉自体もさっきのと同じように大分凍り付いている。]
うわー、閉じ込められちまったよ。
大丈夫かなこれ、寒さが引いたら開くのかな?
何日も地下に閉じ込められっぱなしとかは勘弁だぞ。
[扉に向かってそんな悪態をつく。
が、どうせ少し温かくなれば開くだろうと早々に諦めて備蓄庫へと向かった。]
[夜になり、寒さはますます深刻になってきた。
クロイツから借りた毛布を重ねても、
耐えられる室温ではない。]
…も、もう薬を飲んでも良いわよね?
どの道このままでは寒くて眠れないし、
眠れた所で明日が迎えられるとも限らないもの。
[バッグからケースを取り出し、1錠を口に放り込む。]
うわっ、苦い…。
[錠剤を飲み込むのが苦手なので、
つい舌の上でで転がしてしまい、
口の中が悲惨な事になった。]
あぁ、蜂蜜を持ってきて良かったわ。
[瓶の淵から蜂蜜を指で掬い上げて舐めた。]
[>>165 どこか冷めたように、落ち着いて応答する]
実は……
ぼくが此所へたどり着けたのは偶然で…
夕方…買い出しから研究所へ戻ると、顔を隠した
不審な男が居て、教授が………
[そこでマレンマは目を伏せた…]
教授は最期の間際、僕に鞄を投げ
持って逃げろ…と。
その後、そいつに追われながら、がむしゃらに
逃げていたら、途中で村の西に住むフェリクスさん
ライナーさん、ツェーザルさんに会って…
[…――カークの仲間達の名前――…]
―大広間―
[コーヒーがある、と言う青年>>170に、貰っておこうと思い立ち上がりました。
この寒さの中で熟睡してしまうのは余りに危険でしょう。これだけ疲れている中、眠りを少しでも浅くする為、青年に近づきます。]
すみません……コーヒー、頂けますか?
[少しぼやけた視界では分かりませんでしたが、近寄るとそれは、知った方。
そう、雑貨屋さんで、昔はエレオノーレと良く一緒に居た……。]
フランツ……さん……?
[まだお若い頃は時折エレオノーレと共に教会に来て、私にも良くして下さったことを、覚えております。]
カークさん閉じ込めるの(閉じ込められるの)好きね・・・
引きこもり体質か。
わざわざ世界を狭くされるとやりづらいな・・・先に地下室行っておくべきだったか。
まあ、ぶち破れるんだろうけど。
この先に避難所がある。
と言われここへ来たんです…
…三人は殺人鬼に向かいましたが……
[ そこでマレンマはもう一度口をつむぐ…]
これは…その時に浴びた血で……
[ まるで事情聴取の様に、事細かく話しをする
表情は、目を閉じ…悔しそうに。]
その後、ここへ来たら扉が開かなかったのです…
もうだめだ…と思ったら
エレオノーレさんと、村のベルツさんの所の娘さんに
会って…
その後は、広場の霊薬店から、地下通路を通って
今に至ります。
[思ったより多くの庶民が居るようだ。
貧乏くさくてならない。
そんな中、知った顔を見つけた]
少将!
少将じゃありませんの!
偶然ですわね。貴方も此処に?
[しまった。風になぶられて髪はぐしゃぐしゃ、服も見た目より機能優先だ。
己を恥ずかしく思った]
……あまり言いたくはありませんが…
もしかすると…その殺人鬼は、ここへ来ているかも
知れません…
[ そう言うと、肩に駆けた鞄へ視線を落とす。]
んー。
マレンマ君やエレオノーレ君が通ってから、瞬時に凍るってパターンも考えづらいんだよなぁ。多分記載的にはマレンマ君と追っ手からそんなに時間たってなさそうだし。
それとも、数時間誰も降りてこない確定?
いろいろと投げっぱなし感だな。
求む説明、なんて考えちゃう自分は向いてないのだろうか。
……。
[ フランツに渡し、最後にディルドラ達にあげた分で、手持ちの薬は尽きてしまった。
後は新しく作るしかないだろう……。
大量に作れる物ではないから、甚だ不安ではあるが……。 ]
[>>181珈琲を所望する声に顔を向ける。
昨日公園でも会ったコンスタンツェだった。]
あぁ、コンスタンツェ。
…どうぞ。
零さないようにな。
[紙コップを取り出して、彼女の分を注いで手渡す。
砂糖の入っていないブラックだ。]
――牧師さん、まだ外に?
[窓の方に視線を遣りながら問いかける。]
ま、カークさんには同じようなことしたし、あんまり良くないか。
どうにかしよう。男3人もいれば誰かぶち破れるだろう。
ただ、引き戸だろうから蹴破るのは面倒そうだな・・・
―大広間―
[段々うとうととして来た。これ以上はまずいでしょう。
フランツさんにコーヒーを頂けていればそれで、無ければ口の中にそのまま錠剤を放り込んで嚥下した。]
……苦。
[その強く感じる味がまだ、私は生きているのだと、痛感させるようでした。]
…俺も、牧師さんに声を掛けられなかったらここまで避難出来なかっただろうからさ。
本当に感謝しているんだ。
[吹雪は収まる気配がない。
数件の家を回って歩いた男でさえ凍えそうだったのだから、カイロを渡したとはいえ牧師が無事である保証はない。]
[ 所々に真実を織り交ぜ話を作る…
元はシュテルンとエレオノーレへ聞かれた時用のものだったが。
ちょうどその時だろうか…、一段と冷え込み、ゾクッとした…]
すみません、失礼します。
ゴクン。
[ 危機を感じたマレンマは、3つある霊薬の内、1つを口に放り込み、飲み込んだ。]
クロイツさんも、飲んだ方が良いですよ。
薬はありますか?
―大広間―
[渡されるコーヒーを手のひらで包み、温かさを少しでも得るように瞳を閉じました。]
ありがとうございます……。
[ふと思い出し、エレオノーレに貰った薬をコーヒーで飲み干します。……これで、全部。明日までの分。]
[続く問いかけには、コーヒーの水面に映る自分の顔を凝視しながら、小さく頷きました。]
はい……。
まだ、こちらへは……。
えーっと、明日の朝と昼と………ひーふーみー、二人なら余裕だろ。
[備蓄庫も食料と水をざっと確認する。
大した量はないしそのうちほとんどが乾パン──ほかのフリーズドライなんかは仲間と食べてしまったせいで余りなかったが、それでも二人なら一週間程度は余裕で持ちそうなぐらいはあった。
美味しいご飯というわけにはいかないが腹が減って困ることはなさそうだとカークは楽観的に考えていた。]
さて一眠りするかな。
[水と食べ物をいくつかもってシュテンがのいるはずの寝室へと戻った。]
―大広間―
[感謝している、という言葉>>187に、自分の心を慰めます。
……お父様のしていることは、したことは。決して無駄ではないのだと。]
……ありがとう、ございます……。
[そう言って再び、頭を下げました。]
/*
あれ、広間で会ったっけ……?>>186
とか考えてる、物忘れ系JK。
この年齢になると、物忘れが激しくていけねぇや。
[風が直接打ちつけないと云うことがこんなに有難いなんて。
ふと見回して、教会の子が居る事に気づく]
あら、あの子だけ?
牧師さんはどうしたのかしら。
―大広間―
[あらぬ方向から聞こえてきた牧師、という単語>>192に、ビクリと震える。
恐る恐る振り返ると……あぁ、やっぱり。想像した通りの人物がおりました。]
[前村長の奥様で、いつもミサに、教会に似つかわしくない派手な衣装でいらしていたことを、良く覚えております。]
[どう声をかけたものかと思い、私はとりあえず、おずおずと頭を下げました。]
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