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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が6名、人狼が1名、囁き狂人が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
/*
……く、04秒ずれた、か……!
[なにしてんの]
さて、無事に人狼確保、と。
気合入れて動かすかと言いつつ、あと20分で別所に意識を取られる予定の私である。
/*
無事囁きゲット(・∀・)
さぁ頑張ろうかー、と言いつつ。
明日出掛けるので何時に帰れるやら(
20時までには帰る!って主張する予定だけども。
― 天上宮・庭園付近 ―
…ここまで来た、はいい…が。
[庭園近くまでやって来たものの、入り口よりも手前の所で男はその足を止めた。
理由は二神の邪魔にならぬことが一つと、大きすぎる陰陽の気の均衡の妨げにならぬことが一つ。
考えてみれば、対極たる二神が共に討伐に出るなど余程のことだ。
となれば、玄武神は宮の護りを務められるのだろう。]
…成る程。
私に討伐隊の任が回ってくる訳だな。
[己が宿す金行の力は陽に近い陰の気。
水行とは相生にあるものだが、玄武神ならば己が力だけで充分──ともすれば邪魔になりかねない。
それよりは討伐隊に加わり悪しき陰気を宥める側に回す方が効率も良いだろう。
そんな事を考えている内に、庭園から出てくる朱雀神の姿を見止めることが出来るだろうか*]
[ 天上宮へと向かう道すがら、愉しげにクリフと言葉を交わしていた青年は、天上宮の門をくぐる瞬間に、僅かに緊張した面持ちを見せる ]
...だいじょうぶ、だよな...
[ 小さく呟いた声はクリフにも聞こえたろうか。
実際には、何事も無く、彼等は宮の内に足を踏み入れ、神将たる青年は、ほう、と小さく安堵の吐息を吐いた* ]
神将 レトが「時間を進める」を選択しました
― 天上宮・庭園付近 ―
…ここまでは来た、が…
[庭園近くまでやって来たものの、入り口よりも手前の所で男はその足を止めた。
理由は二神の邪魔にならぬことが一つと、大きすぎる陰陽の気の均衡の妨げにならぬことが一つ。
考えてみれば、対極たる二神が共に討伐に出るなど余程のことだ。
となれば、玄武神は宮の護りを務められるのだろう。
同じ陰の気を宿す己は宮に居るよりも討伐隊に加えた方が効率が良いと上官が判断したのだと察し、納得したところで朱雀神が庭園から離れるを見止められただろうか。
こちらに意識が向けられたならば挨拶なり頭を垂れるなりをして、玄武神とも目通りが叶ったならば同じ行動を取った*]
仙狸 マリエッタが「時間を進める」を選択しました
近衛官 バルタザールが「時間を進める」を選択しました
霊亀の次代 クリフが「時間を進める」を選択しました
― 天上宮・庭園付近 ―
…あの方が、朱雀神、か。
[庭園から出てきた人影>>5から伝わる陽の気に、容姿を知らずとも誰だか解る。
こちらに視線が向けられているのに気付くと先ず頭を垂れてから、足を進めた]
― 天上宮・庭園 ―
皆様にご迷惑をかけぬように。
周りの、特に朱雀様の指示はしっかりと聞きなさい。
それから――力に見合わぬ危険には飛び込まない、無理と思えばすぐ引き返すこと。
[庭園での別れ際。
青年は相変わらずの口調で、滔々と言い付けを述べていく。
ただし最後の一言だけは、深く実感の籠もった口調であった**]
― 天上宮・庭園 ―
[レトと連れ立って、集合場所である庭園へ辿り着いた後]
うん、じゃあ行ってくる。
わかってる、しっかりやるよ。
[出立に際し、天上宮周辺の警備のためこの地に残るノトカーと言葉を交わす。
説教くさい、いつも通りの調子だ。
けれどその瞳に一瞬、強い心配の色が滲む]
……大丈夫だって。
[ノトカーがこうなった理由は、なんとなく理解る。
だからその一言は、常の軽い調子でなく、しっかりとした頷きと共に伝えた**]
― 天上宮 ―
[準備、と言っても実際のところは大方済ませてある。
万一に備えての転移の陣>>0:93も作り為した。
蒼龍側からの一方通行の陣であるため、陣から呼び寄せることは出来ないのだが]
玄武ももう到着していたはずだね…。
居るとしたら、いつもの場所かな。
[あちらも準備に取り掛かっているならば、と居るであろう場所を推測する。
しかしそこに足を向けることは無く、蒼龍はふわりと風を生み出した]
───こちらは頼むよ、玄武
[言の葉を乗せた風は天上宮の庭園の奥へ。
信を寄せる故に伝える言葉は短い。
多くを語らず伝わるは朋友であるが故]
蒼龍神 ジークムントが「時間を進める」を選択しました
(人、じゃねえよなあ...どう見ても)
[ じいいいいいいいいい ]
[ 無遠慮な視線に、いずれマリエッタも気付いただろうか?気付かれたなら、にっかり笑って手を振ったりなどするのだが** ]
― 天上宮・庭園付近 ―
[歩を進め近付けば、強い陽の気宿す紅がより濃く瞳に映る。
眩しい訳ではないはずのそれに瞳細めるこちらに対し、こ向けられる視線はどこか面白げにも見えて内心何故かと首を傾げつつ投げられた問いにまずは頷き]
はい。
近衛が一、孔雀の姫付きの護衛を務めますバルタザールと申します。
先の孔雀の姫の代より任を受けました故、朱雀神には初にお目にかかります。
[軽い問いかけに対して生真面目な名乗りを返した後、再度頭を垂れた]
[手足の曲げ伸ばし程度の柔軟運動をしつつ、
軽く虚空に突きや蹴りを繰り出して。
術も応用という意味では便利だけれど、
咄嗟の時頼れるのは己の身体。
だからこそ、鈍っていないかは確かめておきたかった。]
・・・うん、無手は問題無しっと。
でも、戦うときはもうちょっと手足重いしなぁ・・・
[流石に、天上宮の中で土気を操るわけにも行かず、
誰かに声をかけられるまでは無手のまま慣らしを続けていた。**]
[ 伝わるのは、変わらぬ信と、力強さ ]
承知。そちらは任せたぞ。
[ 短き中に籠められた想いを確りと受け取り、天上宮を巡る水気を通して、同じ信を返した ]
― 天上宮・庭園付近 ―
えぇ。
御目覚めの際にも、孔雀の姫と共に帝の御傍に控えておりました故。
[垂れた頭の上から届いた呟き>>15に補足を加え。
続いて聞こえた吐息の後の言葉に上げた顔には、微かな迷いが残したもの、だったが]
― 天上宮・庭園付近 ―
…では、お言葉に甘えさせて頂きます。
性分もありますので、あまり砕けることは出来ませんが。
[苦笑を浮かべられる程度には気を緩め、笑みを返し。
二、三言ほど交わした後、男は一旦出立の準備をする為にこの場を辞した**]
……色々と、賑やかな事だ。
[賑やか、と称したのは、天上宮に集まる気配の多様さ故に。
どこか呑気と言えば呑気な呟きは、背を預けると定めた者──蒼龍へと向けたもの]
とはいえ、彼の陰気の事を思えば。
この賑やかさは心強くもあるが、な。
……さて。
余り、時を過ごしては陰気の増大を招くやも知れぬ。
今一度、方角を確かめたなら、すぐに出立する、か。
[僅かな空白を経て笑みは途絶え、浮かぶのは真摯な表情。
朱雀が集合場所へと姿を見せるのは、それからしばしの時を経た後。**]
― 天上宮・庭園 ―
[集合場所と定めた庭園に朱雀が姿を見せたのは、討伐隊の参加者が全員集った頃。
刹那、楽し気に目を細めたのは改めて感じた気の多様さ故]
……さて、何はなくとも、まずは集ってくれた事に感謝を。
[さらりと軽い口調で告げた後、流れるように礼をひとつ。
それから、表情を改めて]
此度の遠征については、大筋では聞いているかと思う。
異様な陰気の増大……四凶やら四罪やらほど大きくはないが、それに準ずる規模の『何か』が動いている。
我らが務めは、気脈の廻り辿り、彼の陰気を鎮める事。
それを為す事で、乱れし陰陽の理を正しく均す。
……相応、危険も伴う事となろうが、皆の働きに期待する。
[静かな口調で、改めて状況を説明した後、一つ、息を吐いて]
ああ、それと。
もし、何らかの事情で動けぬようになった場合は、問答無用でこちらに送り返すので、その心算でな。
[それは笑顔でいう事なのかと、突っ込みの飛びそうな事をさらりと告げて]
討伐の任である以上、危険と隣り合わせは必定……しかし、命を捨てられては私も困る。
皆、無茶しいに無茶をする、と言われぬよう、心がけてくれ。
[冗談めかした口調で言う、その言葉の意は容易くは伝わらぬかも知れないが。
ようは、
必要事項の伝達の後、幾つか言葉を交わす事もあったか。
ともあれ、それらが一段落した所で、少しずつ強まる陰気を辿り、出立する事となるのだが──]
陰気を辿り、進み始めて間もなく、視界を過るは真白き霧。
不自然に生じたそれの奥には怪しげな楼閣が揺らめいて見えた。
微か陰気感じるその佇まいに、調査すべきかと向かいかけたその刹那。
霧の内より、現れたのは──数多の妖魔。
それらは、真白の霧に身を隠しつつ、討伐隊へとその牙を向けてきた。
☆1dイベント:霧の平原
・フィールド
天上宮近くの平原地帯。起伏もあまりなく足場も悪くはないのだが、霧のおかげで見通しが悪い。
水行は強いが、火行はやや弱め。
・登場敵
瘴気に引かれて集まって来た妖魔。姿かたちは様々。
・ボスキャラ
蜃。相柳の放つ陰気の影響を受けてか、暴走しているらしい。
なお、ハマグリの方ではなく、蛟龍の方である。
・判定方法
基本は、妖魔へ向けてのfortune利用のアタック。判定手数は5回まで。
だが、蜃の吐き出す霧による妨害を避けられたかどうかを判定するべく、判定と同時にomikujiを引く。これは、一つのactにまとめてOK。
結果が吉系なら、惑わされずに攻撃成功。凶系の場合は攻撃失敗。その分の数値は加算されなくなる。
※まかり間違って誰の攻撃も通らなかった場合は、全員でfortuneを振ってその数値で順位を決めます。
【判定のリミットは、10/26の00時です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
― 天上近辺・平原 ―
[出立して間もなく、立ち込めた霧。
その不自然さに僅か、目が細められる]
……寝ている間に何があったか、全て把握などできてはいないが。
あんな場所に、楼閣が見える、というのは、いささか解せんな。
[進む先に揺らめき立つ影。
それに対し、零れたのはそんな呟き]
この妙な霧とも合わせて……一応、調べてみるべきか。
[低い呟きに返答が返るのと、霧の奥に気配が増えるのは果たしてどちらが先だったか。
朱雀の表情をそれまではなかったもの──険しさが掠め、左の手が何かを掴むような素振りを見せた後]
[振り抜いた左の手に、いつの間にか握られていたのは一振りの剣。
火気と陽気を確りと感じさせる刃は霧と共に、跳びかかって来た一角持つ一つ目の獣を斬り払う。
剣に宿る火気と陽気が、煌く光の粒子となって散った]
……陰気に惹かれて来たか、この霧が連れて来たか。
何れにせよ、捨て置けんな……まずは、この妖魔どもを滅する!
[宣の後、改めて手にした剣を構えて立つ。
出立前は抑えていたもの──苛烈なる火気が周囲にふわりと立ち込めた。**]
/*
うむ、初手が外れなかったのは何より。
……ここで外すと、さすがに締まらんからな。
にしても、あれだ。
こうしてPCとして動かすのは今回が初だというのに、すらすらと動く。
いつぞの黒いのやら黒いのやら以来だな、この現象は。
― 天上宮 ―
[クリフたちと別れた後、城下の数か所を巡り、あれこれと仕事を片付けて。
天上宮へと戻った頃には、既に討伐隊は出立していた]
……ま、我らが主であれば、案ずることもない、か。
蒼龍殿がついておられるのであれば、なおの事。
[二神の戦場での在り方は、様々な逸話にて聞き及んでいる。
故に、そこを案ずる必要はない、と判じていた]
こちらの護りには、要たる方も来られているようだし……一先ずは、警戒を怠らぬようにしておくべきか。
[遠き陰気とは異なる、天上宮近くにわき立った陰の気は感じてはいる。
なれば、そちらから流れ込むものを討つのが己が務めか、と。
そんな事を思いつつ、足を向けるは物見の楼閣。
空を、それに近く在れる場所を好むのは、幼い頃から変わらぬ気質。*]
[ 輝く太陽そのもののような南方守護神の傍には清涼なる薫風の如き涼やかな佇まいの西方守護神の姿も在る。
やがて出自も風体も様々な討伐隊は、二神に付き従う形で、天上宮を出立した ]
[ そうして都を出ていくらも行かぬうち、顕われたのは不審な霧 ]
[ 霧の中にまぎれるように襲い来たのは鋭く長い爪を持つ猿に似た妖異、双剣を交差させるように払った切っ先が、その片腕を斬り落とした ]
次はどいつだ?!
[ 地に伏した妖にとどめを刺して、瞬時も足を止める事なく、霧の中を駆ける。
その表情には、常とは違う酷薄さがわずかに浮かび始めていた** ]
―平原―
わー、霞んでるなぁ・・・
[そんな事を呟きながら、軽く地面に両手をついて。
そのまま土気を操って、手に纏うのは石の手甲。
硬さは鉄に劣るけど、壊れたならばまた作るだけで。]
そんじゃま、いっちょ行きますかねっ!
・・・よし、当たった!
[重さに任せて殴っているから、当たりさえすれば動きは鈍る。
棘の生えた鼠のような妖獣に、手甲を外し投げつけて止めを刺して。]
・・・せめてもうちょっと硬けりゃ、棘ごと殴れるんだけどなぁ。
ま、即席だしその辺は仕方ないけど。
[小さくぼやきをこぼしつつ、空いた手にまた手甲を作る。
周りの様子を見回して、次は何処だと身構えた。]
ふふ、愉しそうだね。
…そうそう、賑やかと言えば。
城下町で面白い者を見つけたよ。
気配から察するに妖獣だと思うのだけれど……良くないことが起こる気がすると、ここまで辿り着いたらしい。
解決のために動きたいようだったからね、討伐隊に誘っておいた。
陰気に呑み込まれないとも限らないけれど、意思は強そうだったからね。
他の者に対しても良い経験になるだろうさ。
[妖の類全てが敵対するものではないと言う良い例になろう。
陰気と悪意を感じ分ける訓練にもなるか。
尤も、彼女がそうと気付けば、の話ではあるが。
向けられた声>>*0に返しつつ、城下町であったことやその意図についてを朱雀へと伝えた]
― 集合時/天上宮・庭園 ―
[討伐隊の指揮官は朱雀とし、蒼龍はその補佐と言う立ち位置となる。
遠征内容の説明や務めについてなどを告げ>>23>>24、次いで容赦ない宣>>25をする様子に蒼龍は小さく苦笑した]
あまり脅かすものでもないけれど…朱雀の言うことも尤もだ。
動けぬ者を庇いながら進めるほど容易な任ではないからね。
これ以上は進めぬと思ったなら、自ら引くのも大切だよ。
己が力を見極め、先を見極めること。
力及ばず引くことは恥ではないよ。
引くのも勇気だ。
[補足するように紡いで、集まった者達を見回した。
それぞれの顔つきを見遣った後、出立と相成った]
― 天上近辺・平原 ―
[出立して然程時を置かず立ち込める霧。
その違和感は皆が感じていたことだろう。
蒼龍もまた霧を見通さんと瞳を細める]
かなり深いね…。
風で切り裂いてもあまり効果は無さそうだ。
[左手を持ち上げ軽く振ってみるが、霧を払い除けた傍から流れ込んできた]
流石にこの範囲では、気を均すのも焼け石に水だね。
慎重に進んで原因を───
[朱雀>>26へと向けた声が途切れる。
表情に険しさを見せる朱雀が左の手を動かしたと同時、蒼龍もまた右の手を動かした]
[右の手に握られた蒼い柄の薙刀が風を纏い、霧の奥に居た蔓のよに毛を伸ばし始めていた毛玉のよな妖魔を切り裂いた]
ここで放ってしまえば町に向かいかねないしね。
[宣>>27に返しつつ、己も薙刀を握り直して。
両手でくるりと薙刀を一回転させると、その切先を一度朱雀へと向ける]
[切先から風が巻き起こり、木気を含んだそれが朱雀へと添う。
この場は水行が強く現れているのは見て明らか。
この程度で気を減ずる朱雀ではなかろうが、互いの動きの確認も兼ねて補助を施した]
そう言えば、此度の討伐には玄のの眷属も加わるようだが。
……仔細は問わずにおいたが、こちらも色々と訳ありらしいな。
[もう一つ、伝えておくのは庭園奥のやり取りで知り得た事]
ま、あれの眷属であれば、余程の事がない限り間違いはなかろうが。
……気を乱すような事あれば、遠慮なく叩き出して構わんそうだ。
[実際にそうなるかは、今は読めぬものの。
そこは伝えておくべき、と判じていた]
― 天上宮・庭園 ―
[ノトカーと別れ、改めてその場に集まった面々を見回す。
自分に近い年頃の者もいるようだ。>>14
それが外見だけかもしれぬ、とは、未熟なる少年にはわからなかったが]
[朱雀神が口を開けば>>23>>24、皆と同様耳目をそちらへ向ける。
状況説明に真面目な顔で頷いたりもしていたが]
んん?
[笑顔で告げられた表情とそぐわぬ内容>>25に、微妙に何かを外されたような顔をする。
先の釘刺しもあり、言わんとしていることはわかるのだが、朱雀神の本質までは知らぬ故のこと。
蒼龍神の補足>>37も受け、しっかりと頷いた]
[霧の内、感じる気配は複数。
一つを追うか多くを捕えるか……そんな思案を巡らせつつ、力を凝らして剣に宿す]
……朱红的火炎勇猛,并且跳舞。
(……朱の焔、猛々しく舞え。)
對我們的去路阻止的東西,朱紅色來火炎的一擊。
(我が行く手阻むものに、朱き焔の一撃を。)
[言霊紡ぎ、剣を一閃。同時、放つは火焔の一撃。
霧の中舞う焔は、しかし、強き気配を感じて身を翻し、或いは霧を強く纏った妖魔を捉えきるには至らず]
……ふむ。
一筋縄では行かぬ……か。
[振るった剣を引き戻しつつ、呟く様子は、それでもどこか楽しげなものを帯びていた]
[妖魔の横へ回り込み、逆手へ持ちかえた短剣を、細い首を狙うように振るう。
しかし感じるはずの手応えはなく、振り下ろした勢いのまま後方へ体が傾ぐ]
え……うわ!
[妖魔の首の辺りに出来た霧の裂け目。
それが塞がるに合わせるように、妖魔の影は霧に紛れ消え失せた。
敵を見失い慌てたように、周囲を見回す]
/*
うむ、順調に目が伸びん。
龍海の時に走り過ぎた反動だな、これは。
まあ、今回は首取りなしでも問題ない仕様だから、構わんが。
君らしいね。
[出立前の会話、返る声>>*2に抱く想いを違わず言葉にする。
妖獣については少し考える間が空き]
…和を望むというよりは、漠然とした危機感から、と言った感じだったけれどね。
解決したいと言う想いは偽りではなかった。
[感じたものを口にした]
そう、玄武の眷属も。
込み入ったものがあると言うことか。
[次いで告げられたこと>>*3についてもしばし思案する間]
そうだね、彼の眷属は優秀だ。
余程がなければ問題無いと思うよ。
許可があるならば、その通りにするとしよう。
[事実そうなれば叩き出すか鎮めるかしか方法はない。
問題無いとは言いつつ気は配る心算で、声にそんな風に返しておいた]
では、私は地を受け持つとしよう。
[ 空の護りは任せたと、伝えることすらせぬままに ]
『水霊招来...』
[ 言の葉に乗せて放たれた神気に、元より清浄な天上宮の水気が応じてさざめく ]
『地脈同気...... 護法水陣......』
[ 地に遍く走る地脈の金気に沿うように、水の結界を張り巡らせる。それは、同じ天上宮の護りに霊亀神の護り手が残っている事も見越してのこと。
対なる二神の神気合わされば、地の護りは鉄壁。そして、地に集中した神気を感じれば、言葉では伝えなかった空の守護者への信は、自ずと伝わろうか* ]
― 霧の平原 ―
[少し離れた場所で、霧が朱く染まる。
焔は妖魔を捉えきれず、幾つかの気配が方向を変え散った。
しかしその動きが、こちらに体勢を立て直す暇を与えてくれた]
今度こそ……。
[霧を見透かすように目を細め、時機を見計らう。
そして再び接近する影へ向け、刃を構えた]
[霧に順応しているのか、視界の悪さを物ともせずに駆け回る影。
それが自身と交錯する一瞬を捉え、刃を振り抜く。
金気を纏った短剣が狙い過たず妖魔を斬り裂き、今度こそ確かな手応えが返る]
やったっ……ととっ。
[初めての戦果につい喜びの声を上げそうになるも、慌てて口を噤む。
短剣の血を払い金気を纏い直すと、再び気を引き締め周囲を警戒する]
[余計な事を考えていたせいだろうか?
気配があったと思った場所は何も居らず、
振るった拳はただ地面へと突き刺さる。
その結果にため息を吐き、再び辺りを見回した。]
うん。やっぱ考えるのは向いてないわ。
[もしかしたら、を考えても何も始まらない。
今自分はこうして、群れを滅する側に立っている。
それが現実なのだから、余計な事は考えない事にしよう。]
― 天上宮・楼閣 ―
[似た者主従、と思われている>>+5事など知る由もなく。
楼閣の上で空見上げつつ、巡らせる思いは数多。
それでも、今は己がなすべき事──天上宮の護りを第一に、と考えてはいるのだが]
……この鎮めが終われば、少しは、安定するか、ね。
[そうあってほしい、と願うのは、僅かばかりの時が欲しいから。
主の復活までは、と自らに戒めていた事をなすための]
……ん?
[そんな思考を途切れさせたのは、広がる水気。>>+6
金気に沿うよにかけるそれが意味するものは]
……地の護りは万全……と、なれば。
[己が務めは、と。
言葉として向けられずとも、そこに至るは容易い。
す、と翳した手に火気が集い、形作られるのは身の丈ほどの大太刀。
朱雀神が復活した後、その宝具たる剣は返還した。
今、手にしているのは朱雀神より新たに下賜されしもの。
それを手に、呼吸整えて]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
(朱の火炎、燃え盛れ。)
[言霊紡ぎ、掻き立てるのは内なる焔。
それに伴い強まる火気は、空へと向く。
空の護りは、己が太刀と翼で、と。
言葉にする事こそないものの、そこにあるのは北の護り手への強き信。*]
/*
・・・吉凶繰り返すのがはやってるんだろうか
(その理屈で行くと次自分が引くのは凶)
うん、ない・・・・・・・よね?
― 幕間 ―
[とある、武芸に秀でた一族がある。
その家に生まれた子供は男女を問わず武を修めることになっている。
己に合う武具を手に取る歳を迎える前から、
カサンドラは書を手に取り知識を吸収し、
筆を手に取り領地に咲く花の名をある程度書き記せるようになっていた。
親などはこのまま、彼女の興味が勉学のみに向かうのではないかと気を揉みもしたが、
無事、杞憂に終わったというのはまた、別の話。
ともかく。
次にジークムントと会った少し前、周囲の面々に問うていたのは花の名ではなく蒼龍神の居所。>>0:175
水を得た種が花開く時は、もう、すぐそこ*]
― 霧の平原 ―
全くだね。
[朱雀の言葉>>40に頷いて、一度町のある方へと視線を向けた。
この霧のこと、取り逃す妖魔も居るかも知れないが、その数は極力減らすべき。
それが前を翔ける朱雀と蒼龍の役目でもある]
あちらにも無茶しいが居ることだしねぇ。
[クス、と零れる笑み。
他にも護り手が居るとは言え、陰気を引き受けるのは護りの要。
それが彼の役目としても、可能な限り抑えたいところ]
[ 間を置かず、揮われた右の剣は、妖魔の角を斬り飛ばし、そのまま霧に溶けるように、その姿は消え失せた ]
...あー、あいつは角が妖力の元、てわけか。
[ ニヤリと笑って、ふと顔を上げると、拳を揮うマリエッタの姿と、短剣を手に果敢に戦うクリフの姿が霧の間に見え隠れする ]
― 出立前・天上宮 ―
ああ、………。
[まだ慌てるような時間でない旨を耳にしていても、
実際、戻ってきて、穏やかな時間流れる天上宮の内に入れば、
思わずホッとするような心地に包まれるというもの。
準備を促すジークムントに然りと頷いて、>>0:196
マリエッタにもまた後で、と手を振ると自室へ足を運んだ]
[準備といっても、するべきことはそう、多くない。
髪を飾る野牡丹の花を外し、水たゆたう鉢の中へとそっと落とす。
その動きには僅かばかりの逡巡があったが、]
……せっかくジークムント様がくださったお花を、
万一にも陰気に晒すわけにはいきませんもの。
[そう、結論を口にしてしまえば迷いはなくなる。
部屋の隅に立てかけた槍を手に、集合場所へと向かった*]
― 天上近辺・平原 ―
[カサンドラの姿は隊の後方にあった。
朱雀神――ギィのお言葉>>23>>24>>25を拝聴している時から今に至るまで。
もともと己の武器が後衛向けなのもあるが、
討伐隊に志願した理由の一を鑑みても、無闇やたらと前に出て無茶を働くわけにはいかない。
これはいわば―――実地調査のようなものでもある。
対象は、書を紐解いて知ろうと試みても空白を埋め切れぬ、妖なるもの]
…………。
[霧の向こうで人ならざる影が揺れたように見え、慎重に一歩を踏み込む]
一角獣は角が弱点だ!狙ってみろ!!
[ 霧の水気に声を重ねて、周囲に広がるように言葉を発する。誰が放った声かは、知る者にしか判らぬだろうが、些少でも助けになれば御の字だ ]
― 霧の平原 ―
[右下へと流した薙刀の切先を左上へと振り上げる。
刃より放たれるは同じ形をした風の刃。
駆ける先に妖魔の影は無かったのだが]
[続く呪により風刃は分裂、四方の霧を切り裂きながらその奥に在る妖魔を捉えた。
霧の奥から二種の悲鳴が上がる]
─ 回想 ─
[天上宮、庭園付近にて。
朱雀神から返った声>>20には黙する事で応え。
続いてかけられた言葉にこちらが返した苦笑に向けられた笑み>>21は幼さすら感じられる楽しげなものだった。
それが滅多に見せられぬものだとは、初めて見えた男には解らない。
陽の気宿す方であるが故に不思議とも思わず、男も釣られて苦笑を柔らかなものに変じさせた後]
それでは、出立の準備をして参ります。
また後程に。
[礼を残し場を辞して。
己が言通り、出立の準備に真っ直ぐ向かった男は朱雀神が何を思うかも、笑み漏らしたことすら知る由は無かった。
その後準備を終えた男と同じく、庭園に集う討伐隊参加者の中に己の知己は居たかどうか。
知る者が居るならその場で軽く目礼を向けるだけで挨拶として。
朱雀神の宣>>23>>24>>25と蒼龍神の補足の言を聞き、了承の頷きを返して出立の運びとなった]
─ 天上近辺・平原 ─
…む?
[出立より程無く、男の眉は怪訝に寄った。
視界を白に染める程立ち込める霧もそうだが、その先に見える楼閣>>#0からは不自然さしか感じられず。
霧の中からの敵意が牙を向いたのは、男が感じた違和に対して声を上げるより早かった。]
───妖か!
[纏わりつくような霧の中、遠く近くからの戦いの気配に男も周囲の気を見ながら己が得物を手に取って]
[捉えた気配へ向けての一閃は空を切る。
ほう、と上がるのは感嘆の声]
……中々に、速い、な。
[それでもどこか愉しげなのは、性分か。
振るった剣は引き戻す事はなく、そのまま、手首を返し]
/*
今回もラ神はえらく荒ぶってますな…!
ダイス目0に現人神ですか。すげぇ。
そして俺はゾロ目の半凶とか今回も運無さそうだ。
[そして切っ先は、狙い通りの場所に当たりはしたが――]
うわあっ!
[跳ね上げる動きに対し突き込む力が足りず、短槍は角を傷付けることなく弾かれる。
金気により生み出された部分が変形し、芯となる短剣そのものに被害はなかったものの、握る右腕がじんと痺れる]
そう簡単にはいかない……か。
[逸りすぎた自分を省みるように、短剣を握り直しながら一度退いた]
[霧の中にあってよく通る声>>60。
水気を伝って届くそれが誰によるものなのかは直ぐ知れる。
この場に在って水行たるはただ一人]
腕は確か、周囲への気配りも申し分ない。
流石は玄武の眷属だね。
[気にかかるといえば、かの武神と同じ質を持つことか。
玄武からの話は朱雀を通じて聞き及んでいる。
今のところ問題無いと知れば、気を配るのみにし、意識は再び周囲へと]
今は、ね。
けれど、在り方はきっと変わらないだろうから。
[君と同じく、とまでは口にしないが、朱雀の言葉>>63にそう言って笑み返す]
―――はあっ!
[返る手応え、霧の向こうであがる、人ならざるものの叫び声。
しかし安心するにはまだ早い。
槍の一突きで仕留めた四つ足の獣の陰から、別の獣が飛びかかってくるのが見える]
[自身の右から左へと振り切った剣。
それを即、左から右へと切り返す動きは、さすがに妖魔の想定を超えていたか。
霧の中、振り抜きによって生じた隙を突かんと距離を詰めていた長い爪を持つ猿を思わす妖魔は、その爪を振り下ろす事無く、火気と陽気帯びし剣に両断されて塵と消える]
……そう、何度も外すわけにはいかんのでな。
[零れる声音は、どこか愉しげな響きを帯びるもの]
書の織り手 カサンドラが「時間を進める」を選択しました
/*
どうでもいいが、朱雀と蒼龍二人して、このカメが無茶しいと認定してるぽいのはどういうわけだ?
朱雀ほどじゃないぞ!
[薙刀は刀等に比べ間合いが長い。
霧に紛れる妖魔はその間合いを測り損ねたようで、跳躍と共に繰り出された刃により、二足の獣は胴を真っ二つに裂かれた]
手応えはあるから順当に減ってはいるのだろうけれど…。
[霧により散じられているのか、気配が多いようにも感じる。
実際どのくらい妖魔が潜んでいるのかが全く測れなかった]
朱雀神 ギィが「時間を進める」を選択しました
朱雀神 ギィが「時間を進める」を取り消しました
[・・・足音を聞けば、大きさや足の数などはある程度分かる。
後は、それを狙って拳を叩き込めば・・・]
・・・わー、大当たり。
[狙ったのは、四足で鹿程度の大きさの物。
それの頭目掛けて振るった拳は、
一角獣の角に横から叩き込まれた形となっていた。
角を折られた一角獣が消えるのを、若干呆然と見つめ・・・]
って、惚けてたら危ないかっ!
[首を振って姿勢を立て直し、群れてきた妖魔をとっさに作った石の脚甲で蹴り飛ばす。
歩くのにはやや不便だが、使ってすぐ脱ぎ捨てれば問題は無い。]
─ 霧の平原 ─
──っ!?
[指を放とうとした矢先、背後に突然気配が湧いた]
っ、くっ!
[咄嗟、番えていた矢を握り湧いた気配へと振り切り、同時に後方へと飛んで距離を取る。
己が狙っていた気配もこちらに敵意を向けてきているようで、軽く歯噛みしながら矢を改めて番え]
[その獣のガタイの大きさに一瞬、目をみはる。
誰かが霧の水気に乗せて叫んでいた一角獣では見たところ、ない。
つまり弱点がわからないまま、
半歩を引いて身体を後続の獣へと向ける。
槍を右から左へと、叩きつけるように振り抜いて]
― 天上宮 ―
『行ったか』
はい……。
[討伐隊が出立した後。
霊亀神と、それを身に宿す護り手は、天上宮にて言葉を交わしていた]
『心配そうだな。
あれが其方の手許を離れるのは初めてか』
ええ。
――しかし、共に在られる方々を思えば、よき初陣となることでしょう。
[その一言に、内より頷く気配がある]
『宮にほど近い所にも、陰気の高まりがある。
我らもまずは、この地の護りを固めねば。
……あれらが安心して帰還出来るようにするためにもな』
はい!
[大祭の後より今までの間、護り手の許にあった剣は、今は次代の手に渡されている。
故にかつて、護り手に任じられたばかりの頃手にしていた剣を抜き、地へ軽く突き立てる]
『――地脈霊起』
[宣と共に、地の奥にある金気が脈動し、妖魔にこの地へ近付くを厭わせる結界を生じさせる。
それに重なるは、同じく地の護りを受け持つ玄武神の水陣>>+6]
『天の護りへ向かうは……あの者か』
[高き場所より感じる焔の気>>+9に、先程言葉を交わした朱雀の護り手を思い出す。
次代の背を押すかのような言葉に、霊亀神も言葉を発することはなくとも、感謝の念を示した。
そして同時に湧き上がるのは、自らもそうであらねばという決意]
『さて、新たなる護り手の門出に、我らの手本。
示してやらねばな』
[静かだが力強き霊亀神の言葉に、護り手も頷き、金気帯びる剣を構えた*]
[ 水気に乗せて放った言霊は、なんとか届きはしたようだ。それを確かめると、再び彼は霧の中を走り始める ]
あの楼閣...どう見ても怪しいよなあ。
[ そちらへ向かって走ろうとすると、遮るように影が湧く ]
[カサンドラの一撃は外皮のようなものに阻まれ、
ろくな傷もつけられずに終わった。
左へと穂先の流れた槍を引いて、後方に跳ぶと同時に、
左手を一度、振り下ろす。
直後、獣とカサンドラとの間を風が横断した。
触れれば吹き飛ばされるくらいの力を持つ風の壁。
周囲、戦いの音が止む気配は、ない]
─ 霧の平原 ─
[放った矢は、己が力に馴染む金属の塊。
水の気が濃くあるこの地に置いては慎重に行使すべき力ではあるのだが]
狙い通り、出来たな。
[視線の先、己が矢に纏めて射抜かれ崩落ちる二匹の妖を見止め微か頷き。
未だ途絶えない敵意の源を探し周囲の白へと意識を向けた所に声>>60が届いた]
御助言感謝する!
[誰が発したか解らぬその声に多様な妖が潜んでいる事を教えられて。
霧も含めて厄介なことだと思いながら、発した相手へと礼を返したが届いたかどうか]
[それぞれがそれぞれの力を発揮し、妖魔を滅し行く。
しかしやはり霧の存在が目と感覚を狂わせるのは否めないようだ]
……他も居る以上、大きなものは使えないしねぇ。
[この場に在るのが朱雀と己だけならば、竜巻を起こして広範囲に妖魔を巻き込むのだが。
それが出来ぬとあっては一つ一つ捉えていくより他はない]
[薙刀の中心を握り、両手でくるりと回転させる。
巻き起こる風は回転の中心へと集まり、風の弾を一つ作り為した]
[薙刀を突き出すことで押し出された風弾はゆるりとした動きで霧を掻き分け進む。
緩やかな動きに妖魔も最初こそ走らせた警戒を緩めていて。
ゆらり、霧の中で影が動いたところを見計らい、蒼龍は口を開いた]
[漂っていた風弾が急激に圧縮し───破裂。
周囲の霧を瞬間的に吹き飛ばすと同時、傍に居た妖魔を巻き込み彼方へと吹き飛ばしていた]
― 霧の平原 ―
狙いは間違ってないんだ……。
[ならば足りぬのは膂力か、金気による得物の鋭さか。
後者を解決する方法なら、手許にありはするのだが]
…………。
[安易に頼ってはならない。
誰にそう言われた訳でもないが、ただ自らの内にある縛りが、それを躊躇わせていた]
大丈夫だ。次こそは!
[突くよりもやはり斬り裂く方が有効か。
しかし得物は短剣、刃の届く範囲は狭い。
刃を伸ばすのも、強度や扱う腕のことを思えば容易ではない]
ならやっぱり、速さだ!
[相手の接近を待つでなく、敢えて自ら迫ることで、相手の攻撃の時機を外しつつ間合いへ踏み込む]
[ 勢い任せに突き出した剣は、丁度飛び出してきた鳥に似た妖魔の首を刺し貫いた ]
たく、次から次へと...!
[ 妨害はその一度に留まらず、妖気がこちらに集まる気配 ]
─ 霧の平原 ─
ともかく、まずは数を減らさぬことにはな。
厄介などと泣き言を言っても仕方ない。
[先を進むついで、二匹の妖に刺さったままの矢を引き抜く。
いざとなれば術で作る事も出来るものだから無理に回収する必要はないのだが]
先が見えぬ内は、多少なりと温存しておきたいしな。
[視界だけでなく、何が待っているか解らぬ現状を思い、眉を寄せて]
ぐ……。
[やはり、硬い。
ここに来て、先の衝撃による腕の痺れも響く。
だが]
負ける……もんかぁ!
[空いていた左手も添わせ、柄を握る強さと共に、刃の纏う金気を増幅する。
そのまま引き下ろす動作で、強引に一角獣の角を斬り落とした。
霧に溶け消える妖魔を見ながら、詰めていた息を吐く]
……奥にいるのは、蛟の類……か?
[不自然な楼閣の像と霧。
二つの要素を重ね合わせば、この先にあるものの姿は多少、見える]
……と、なれば。
多少の荒療治も必要か。
[小さく呟き、一つ、息を吐いて。
改めて、左手の剣握る手に力を込める]
霧を晴らす、か……。
いくら払っても消えないのだから、どこかから供給されていると考えるのが妥当かな。
その原因を取り除くのが一番なのだけれど…。
…一時的に霧が晴れるかどうか、やるだけやってみるかい?
[朱雀>>80に、大掛かりな風を起こすと、暗に言う。
それをやれば己は風の維持に集中することになり、攻勢には出られなくなるのは承知の上]
どわあっ!
[ 顕われたのは小さな黒い蜂のような妖魔の群れ、雲霞のごとく押し寄せるそれは、剣で散らそうにもぶんぶんと飛び回って躱していく ]
す...水霊...散っ!
[ 漸く、周囲の水気を水の礫に変えて、散らすことで追い払うには成功したが、青息吐息だ* ]
ああ、これではらちがあかないんじゃないの……?
[晴れぬ霧に物憂げな表情を寄せたのは一瞬]
でも、やるしかないんだから……っ!
[風の壁に引っかかって上方に打ち上げられた獣。
それに向けて駆け出すと強く、地面を蹴った。
外皮の影響が薄そうな箇所をギリギリまで見定め]
─ 霧の平原 ─
…こういう事にも、対応しやすい。
[伝わる手応えは、真白に潜んでいた妖獣のもの。
突き立てた矢は眉間に深く刺さっており、相手が動かぬことを確認してから引き抜いて]
しかし、こんなことをしていては埒が明かないな。
[視界が開けぬ以上うかつな真似は出来ないが、いつまでもちまちま相手をしている訳にもいくまい。
せめて霧を払うことが出来ればと思うが、具体的な策は浮かばない。
こんなことで悩むくらいなら一体でも二体でも相手にしている方がマシかと、真白にまた視線を向けて]
……朱红的火炎勇猛,并且跳舞。
[静かに紡ぐは、火焔呼び起こす言霊。
応じて、左手の剣が焔を纏う]
猛烈來,有火焰,那顆獠牙,燒光我們的敵人……!
(猛き火焔、その牙を持って我が敵を焼き尽くせ……!)
[更なる呪紡ぎつつ、振り上げた剣を一気に振り下ろす。
刃に灯っていた火焔が飛び立ち、複数の火焔弾となって霧の内へと降り注ぎ──霧に潜む妖魔の群れを一つ、焼き尽くした。
真白が刹那朱に染まり、大きく揺らぐものの。
火侮水の理に至るには、僅かに足りぬようだった]
[二本番えた矢の一方は、牽制かつ囮用。
滅多なことでは失敗などしないはず─だったのだが]
な…っ?
[突如降ってきた礫>>93を避ける為、矢を向けた先の妖が逃げていってしまった。
結果、己の放った矢は二本とも当を無くして地にむなしく突き刺さるのみに終わって]
…何が起きた。
[我ながら間の抜けた呟きを一つ落とし、矢を回収しに向かった]
承知した。
なれば後は皆に任せるよ。
[朱雀の言葉>>100に諾を返し、蒼龍は頷く。
握る薙刀の石突を地面へ向け、タン、と突き刺すよに地を叩いた]
[手応えは今度こそあった。
再度地面を踏みしめながら一息をつく]
前、……前へ、出ないと。
[どちらが前かはわからないわけではない。
霧の向こうに見えた楼閣、それが見える方角へと歩を進めていくが、
途中でなにかに躓いてもつれるように前へ倒れ込む。
なんだろうすごく、いやーな感じが]
[幸い二本の矢は近くに刺さっていた為、回収は容易だった。
地から引き抜き、矢筒へと戻そうとしたところで]
───っ!
[そこまで気付くことのなかった、間近の気配に咄嗟矢の切っ先を向けるも相手に傷一つつける事は出来なかった。]
虫…か!
[一体の妖と思われたのは、無数の羽虫が集ったものだった。
取り込まれぬよう、急ぎ身を引きこの場を離れた**]
[短剣で斬り追い払うは無理。
ならば――と。
顔に翅や脚の触れるちりちりとした痛みを無視するように、目を閉じ集中する。
短剣のみならず全身が、金気にて包まれた刹那]
――斬り裂け!
[刃、というより触れれば斬れる鋭き気を、周囲に生み出す。
実質的な攻撃力は強くはないが、敵が個々では力持たぬ蝶であるがために出来たこと*]
[しばし休んで息を整えて、
また音を頼りに大きさのあたりを付ける。
流石に二匹目の泥鰌は居ないだろうけど、
当たる確立はちょっとはましになるかと・・・]
・・・そこだっ!
[滑空していた翼もつ妖のものを偶然にも槍がとらえる。
しかし翼は折れずそいつはカサンドラに狙いを定めてきた。
鋭いクチバシが起き上がりざま回避を試みる彼女の腕を、足を掠め]
―――っ!
・・・よし、当たりっ!
[目に頼るより、音と気配に頼ったほうが命中率は上がるらしい。
もっとも、足音を立てない類の妖魔には効かないのだけど・・・
それらは仕方ないと割り切って、音を頼りに拳を振るう。]
うん…?
[羽虫達から離れる刹那。
どこからか感じる金の気>>105に微か目を見張った。
己と同じ金の気だからというのもあるが、一瞬大きく感じられた高まりに意識を引かれたのが最たる理由。]
…私も、気を引き締めねばな。
[力及ばず足手まといなどにならぬように、と微か息を吐きだして、矢筒の位置を直した**]
/*
あっ、数字に【】付け忘れてるorz
その作業をする心算が自分のログを書いてて忘れたなど…。
ついでにもう1手やってたら→96*半凶*
[槍に刻まれた蔦を模した意匠が、木気を受けて束の間、具象化する。
それは翼もつ妖のものを絡め取って動きを封じる。
蔦それ自体に攻撃力はないし、そう連発はできないが、]
………、よしっ。
[相手が動けなくなった隙に体制を整えれば、
あとはだいたい、こっちのものである**]
[握る薙刀が淡く光る。
薙刀は武器でありながら媒体。
気を込めれば増幅し、天へと向けた刃に風が巻き起こる]
[巻き起こる風は速度を増し、範囲を増し。
霧を跳ね除けんと渦巻いた。
けれど、それだけでは霧は他から再び立ち込めるだけで視界は開けない。
故に蒼龍はもう一つ、霧を除く手段を講じた]
[渦巻く風に無数の種子が現れる。
種子が芽吹くには水が必要。
水生木の理を利用した二段構えの消霧の陣。
風は霧を巻き込み種子へと水を与え、種子は芽吹き花を咲かせる。
咲いた花は種子を作り、零れ落ちた種子は風に乗り再び花咲く]
[巻き起こる神風と、その内に舞う花。
水生木の理に依りてなされる消霧の陣。
生じる木気の心地よさに目を細めたのは僅かな刹那]
……そこかっ!
[朱雀が見据えるのは、先に楼閣の見えた方。
今は視界の晴れたそこに感じ取るのは、強い陰気。
ばさり、と響く羽ばたきの音と共に広がりしは、焔思わす朱の翼。
煌く光を纏いしそれが大気を打ち、朱雀は天へと翔け、剣を翳す]
對我們的在內部擺動的陽的燦爛,劍聚集。
(我が内に揺らめく陽の煌き、剣に集え。)
[翳した剣に集うは陽の気]
躲在暗處的影,做,不由于者,那個光照出!
(陰の影に潜みし者、その光にて照らし出さん!)
[言霊紡ぎ、一気に振り下ろした剣から放たれた光は五芒の陣を描き。
その中央に、長い身体を持つ影が浮かび上がった]
……予想通り、か。
[見えた姿に小さく呟く。
一見すると、蛇に似た容姿。
だが、角と赤い髭と鬣が、それが龍の眷属である事を辛うじて物語る]
……蜃気楼、で気づくべきだったか……まさか、このような場所に蜃が現れていようとは、な。
[陽気の結界によって囚われしもの──蛟龍の一である蜃。
突然の霧の元凶を確かめた後、朱雀は地上へと意識を向け]
……今しばらくの間、あれは私が抑える!
その間に、討伐を!
[陽気の結界を解けば再び霧を吐かれるやも知れぬ。
故に、その動きは自身が抑える、という宣。
そこに、この先へ進む前に己が力を示せ、と。
そんな意思もある事に、気付く者はあったかどうか。*]
/*
うむ。
自分が突っ込まない理由付けで悩むのはあれだな、天龍降臨以来だな。
しかし、このくらいはやらんと、自分が先に行かぬ理由がつけられぬからなあ、私の場合。
蜃か。
[ 呟いて、一時考え込む顔になる。この場に着いた時から予感はしていたが、彼の妖魔の性は水気...そして強い陰気の影響下にあるのは必定 ]
俺程度の水気じゃ、逆に吸収されちまうな...となると。
[ 使えるのは剣だけ、それも消耗の大きい戦い方のつけで、あまり長くは保たないだろう ]
なら...
やれるとこまで、やるのみ...!
[ 恐らく元凶の元まで、自分の剣は届かない。だが、遠隔攻撃の手を持つ者も、余力を残す者も居る。
彼等の力を届かせるための露払い、それがやるべきこと、と見定めて ]
『陰霊...誘来!』
[ 双剣に纏うは、強い陰の気。ひとつでも多くの妖魔を、その陰気に引き寄せ、他から引き離そうとの目論みだった ]
[霧が晴れた先に見えた姿。
朱雀の陣へと囚われた姿は蒼龍の目にも入った]
妖魔の数が把握出来なくなるわけだね。
[目にしていた影は蜃気楼によるものだったこともあったはず。
それでは攻撃が当たるはずもなく、気配が察せ無いわけでもあった]
私も霧払いの維持をする。
討伐は頼んだよ。
[朱雀の宣>>121に続け、蒼龍もまたそう宣する。
新たな霧は生み出されずとも、既に立ち込めている霧が完全に消えたわけではない。
消えた先から流入する霧を、消霧の陣を維持することでその後の視界維持を継続した**]
[ 小物の妖魔の多くは、人には有り得ぬ...並みの妖より尚強いその陰気に惹かれ、或いは気を逸らされる ]
鬼さん、こーちら、と!
[ 群がる妖魔を身軽に躱しながら、彼は陰気帯びた双剣を揮った。
その刃はほとんどの妖魔に傷をつけるだけで、一撃で倒すには至らないが、傷追った妖魔の瘴気が、また他の妖魔を呼ぶ。
もしも討伐隊の中に、彼の狙いに気付く者が居れば、構わず行け、と、促すだろう** ]
――――…… ふぅ…。
[地に墜ちた翼もつ妖のものに背を向け、零す吐息は、深く、長い。
ふ、と、膝をつきかけたところに感じられたのは、木気の高まり。
花の香りがここまで届いたように思えて、
咄嗟、高まる木気へと、ふらりと一歩を踏み出す。
水生木、その言葉が示すように、
撒かれた種子は水気を吸って花を咲かせ、―――花は種子を生み、流れは巡る。>>112
その、円の向こう側、晴れた霧の先を、朱雀神が照らせば、>>119
霧を生み出していたであろうものの正体が、見えた>>120]
─ 霧の平原 ─
[周囲から感じる力は、金気だけではない。
先に降った礫は誰かの水気によるものだろうし、土気の動く気配も伝わってくる。
強き火気、木気の主は言わずもがなだが、二神の他にも妖の気配断つ動きを感じられて]
…全く、情けないことだな。
視界が利かないのは私だけではないと言うのに。
[金気放っていた主の実情>>114は知る由がない、が男に余裕がある訳ではない。
護衛を務める手前、周りに意識を向けるに慣れているからに過ぎず。
周囲の働きに比べ芳しくない己に内心歯噛みしながら、一旦体勢を整えようと弓を背に回した。
木気の高まりを強く感じたのは、丁度その時>>112]
これは…
[渦巻く風に運ばれ、この地を覆う水気を吸って咲き誇り舞い降る花弁。
纏わり付くような真白の霧は、見る間にその勢いを失っていく。
それだけでも、感嘆に目を見張るものではあった、が。
開けた視界のその先、強い陰の気を照らす陽の光>>118。
それによって露になった影の姿>>119に、暢気に感嘆している場合ではないと気を取り直し]
二神の助力とは、贅沢だな。
これは本当に気合を入れ直さないと。
[朱雀神よりの檄>>121に了承を返しながら、狙う先へと視線を向けた]
…とは言うものの、蜃、か。
厄介だな。
[金生水。下手に触れば却ってこちらの力は相手に利用されてしまうだろう。
重ねて張られている朱雀神の結界近くで、相克の関係にある己の力は使わぬ方が無難。
となると、離れた所から補佐に回るが良策かと、視野が広く取れる位置を探し。
強き陰気を放つ双剣の使い手>>125を見つけ、その動き>>128に微か思案した、後]
……恐らくは、合っていると思うが。
[背に負っていた弓を持つと、矢を3(6x1)本番えて]
───集水、増幅
[放った矢は、青年を囲むように地へと突き刺さり。
その矢を媒介として作った簡易の結界は金の気満ちるもの。
使用されたなら、多少なりと水の気の補充になるはずだ。
不要と思われるなら術を解き、己は蜃の討伐に向かう者達の補佐に集中することとなるだろう**]
[剣に陰気を集め妖魔を引き寄せる姿>>128。
人が持つにしては強い陰気、そしてその使い方は彼の武神を想起させる]
判断は悪くないけれど…無茶をする。
[蒼龍が気にかけるのは”一人”で行っている部分。
剣を振り抜いても妖魔には傷がつくだけ、それが更に妖魔を呼び寄せてはいるが、逃げ回るにも限度があろう]
他者への援助は複数で当たる場合の利点ではあるけれど。
援助してもらうことも利点の一つだよ。
[その言葉が届くかは知らねど紡いで。
バルタザールの行動>>133を目にしてから他へと意識を向けた]
マリエッタ、遠隔の術は放てるかい?
近付かなければいけないのなら、周囲の霧に紛れると良い。
今なら妖魔はレトが引き受けてくれる。
[防壁を張っているマリエッタ>>117にかける声は柔らかに。
無理に木気の中へ飛び込めとは言わない。
最短距離を駆けるだけが方法ではないのだ]
[そして視線はカサンドラ>>130へ。
先程叫び声は聞こえていた。
既に陣の準備に入っていたため駆けつけることは出来なかったが]
カサンドラ、動けるかい?
消耗が激しいなら気を分けよう。
[蒼龍が維持する風──木気の中に身を置くだけでもそれは恐らく叶おう。
自ら水気を取り込み力とするならそれに任せた。
また、蜃に当たる際に気を重ね比和を為すかは当人次第だ**]
[ 自ら妖魔を引き寄せるようなやり様が、朱雀神に何を思わせているかは>>129露知らず、彼は剣を揮い続ける。
双剣に宿る陰気は、切り裂かれた妖魔の怨嗟を容易く吸い込み、その使い手に呪詛となって降り掛かる ]
だから、鬱陶しいんだ、よ!
[ 彼が身に帯びる水気は玄武神自らが分け与えた浄化の力を持つ。けれどそれも、限界はあるもので、小物とはいえ、数多の呪詛が重なれば、いずれ浄化は追いつかなくなる ]
『...引き時を見誤るな』
[ 以前、玄武神に釘刺すように言われた言葉が頭に浮かびはするものの ]
...けど、大将...引くに引けねー時ってのが、さ!
[ 重なる呪詛の力を、なんとか押し返そうと気合いを込めた、その時、清冽な金気が大気を裂く気配>>133 ]
すまん!助かった!!
[ 声あげると同時に、浮かんだのは、未だ争いの最中にあるにも関わらず、子供のように無邪気な嬉しげな笑顔だった** ]
オレ、レトさんの援護に行きます!
[助力は不要と思われるかもしれないが、今の状況と自分の実力を鑑みれば、一番役に立てる場所はそちらのはずと。
折しも、近衛官の放った金気持つ矢が、レトを囲むように突き刺さる。
その気の流れに乗るようにレトに向けて駆け出し、陰気に引かれ集う妖魔を、一体でも減らそうと短剣で斬り付けた*]
― 平原・上空 ―
[高き空へと陣取り、陽の結界で蜃の周囲の陰気を抑えつつ。
同時、緩く動かす翼より、陽気を散らして周囲の陰気を緩和させる。
完全に抑えきらぬのは、その場に陰の気に寄る者がいると知るが故に。
陰陽は対、何れか一方では成り立たぬもの。
過剰なる部分は抑えるが、滅するは本意ではない]
……ふ。
良く、動くものだ。
[気脈を均しながら視線を向けるは、平原にて思い思いに力を用いる者たち。
己が属と、身に着けた技と。
それらを用いて場を切り抜け、或いは他者を支えんとする様子に自然、口の端は笑みを象っていた]
……しかし、蜃がここまで陰気を引き寄せるとは。
気の乱れ、相応のもの、という事か……。
[小さく呟き、視線向けるのは更なる先──強き陰気の蟠る方]
迂闊に放置しておけば、アレの目覚めを呼び起こしかねんな……心せねば。
[ふ、と過るは己が仇敵と称すもの。
もっとも、その影はすぐさま振り払い、朱雀は意識を再び地上へ向けた。*]
― 天上宮・楼閣 ―
[水気に重なる金気。>>+11
二種の力が重なり織りなす強き力は、地の護りは万端、と重ねて伝えるが如く、心強いもの]
……これは益々、不覚を取るわけにはいかない、な……。
[く、と口の端掠めるは、笑み。
今は代行者としての任は解かれてはいるものの、長く神力を宿した身として無様な所は晒せぬ、と。
ふと、過るのはそんな思い]
……そうでなくとも、護りを託されたからには。
きっちり務め、果たさにゃならんから、な。
[そして何より、天の護りを託された、と言う自負もあるから。
空を見据える瞳には、惑う色は全くない。*]
[蒼龍の言葉を聞いて地に手をつくマリエッタ>>141。
地下を伝い放たれる術に蒼龍は笑みを向けた。
霧を散じさせる空間は木行に寄っているが、地下はそうではない。
また、蜃の周囲は未だ水行が濃く、食い止めるにはマリエッタの土行が適していた]
お見事。
[作り出された土の拘束に感嘆の声が零れる]
/*
そう言えば集計時、今回秘話が無いことに気付いて「あれ、どうやって伝えんべ」になっていたと言う。
直ぐにメモで全部出しちまえ、になったけどねw
― 霧の平原・地上 ―
わ、 は、はいっ!!
[朱雀神、蒼龍神の相次ぐ宣を耳にし、>>121>>127
反射的に是を示して声をあげるも、カサンドラの位置から霧の元凶――蜃までの距離はまだ、遠い。
遠隔攻撃の術を持たない己が身、
接近しきるまでにどれほどの小型の妖なるものを撃破する必要があるのか、
―――そもそも、蜃に到達しきる前に己の体力が尽きてしまわないか。
心配事を心に浮かべつつ巡らせた視線はジークムントとかち合った。>>137]
………動けない、ことはないですが、
思ったよりも消耗をきたしておりまして。……はしゃぎすぎましたか。
[こと蒼龍神相手では余計な見栄は張る必要はないとの心構えでいるが。
最後に付け足した言葉は余計だった気がしてきた。
気を取り直して蜃の方に目を向ける]
助かります。
[霧を消すための風、そこに満ちる木気を分けて貰えば小さく礼の言葉を口にし、戦局をうかがう。
どうも小型の妖のものは神将の放つ陰気に引き寄せられている模様。>>125
神将を援護するように、流れを作る金気と振るわれる武器がある。>>133>>144]
[肝心の蜃はというと、マリエッタの造りだした土の拘束により動きを鈍らせている。>>141]
あの妖獣、何か弱点らしきものはなかったっけじゃく、てん!
見た限り龍にも似ているから……。
[思案する素振りを見せつつ、既に蜃へと走り出すカサンドラの姿がある。
高まった木気をこめて、周囲の水気ごと斬り裂かん勢いで槍を振り下ろした]
[男が施した結界は、思惑通り相手の助けとなれたようだ。
レトから向けられた視線>>139と礼>>140に、こちらも微か笑みを返す。
それは、彼の声に聞き覚えもあった為]
いえ、こちらこそ。
先程の助言には助けて頂きました故。
[先の霧の中、一角獣の弱点を知らせてくれた事の礼を返した所で更なる声>>144が響いた。
見れば妖魔へと斬りかかる少年からも金の気を感じ]
その結界は、矢の均衡が保たれる限りは保つものに御座います。
邪魔になりましたら、一方を折るなりとして下さい。
[前に出るよりも後方に控えることが多い為、こういった補佐は慣れたもの。
水の気ならば相生、同じ金の気には比和とどちらも力になれるだろう術をそのままに残し、男は周囲へと意識を向けた]
あぁ、そちらは頼むよ。
[クリフの声>>144に頷いて、駆け行く姿を見送る。
その先に感じる、金気と水気が重なる気配>>139。
上がる声>>140に対しても蒼龍は笑みを深めた]
[見栄を張らず紡がれる言葉>>149。
はしゃぎすぎたとの言葉には小さく笑みを浮かべる]
慣れぬ状況であれば致し方ない。
けれど、今後は気をつけなければならないよ。
いつも分け与えられるわけでは無いからね。
[咎めの言葉は紡がぬが、忠告は口にして。
ペース配分には気をつけるよう示唆した。
そうして木気を得て駆け出すカサンドラ>>150を、陣を維持しながら見送った]
[男の立つ位置は周囲の見通しがしやすい。
小物の妖はレト達の陽動に掛かり、集まってきている。
邪魔はこれで入らぬだろう、肝心の蜃へと視線を向ければ土に纏わり付かれている>>141のが見えた。
重ねて、蜃へと向かい槍を振るう姿>>150も確認できて]
…土気を介してならば、私でも助けになれるか。
[己の金の気は蜃の水の気に直接触れるは避けるべきだし、何より今攻撃をしかけている彼女の木気に邪魔になりかねない。
だが、土気が在るならばそれを介して己の力をより引き出す事が可能となる。
蜃の胴を締め付ける土へと己が力を差し向けて]
───凝縮
[その中に混ざっている金属を集めて固め、拘束の強度並びに土の気の純度が上げようと術を紡いだ]
...どこまで似た者主従なのだかな...
[ 近くは、天上宮の空に煌めくごとくに燃え上がる火気、離れては、陰気の沸き上がった地に、その陰気を抑え込み更に灼き尽くさんばかりの火気。
相前後して伝わる対極の神気に、呆れたように呟きながら、玄武神は唇に笑みを佩く ]
[己の術は狙い通りの効果が出ただろうか。
悠長に確かめている暇もある訳が無く]
──申し訳ないが、後はお任せ致します。
[近づけば陰の気を増すゆえに、距離を取っての援護に徹するを詫び。
槍振るう彼女へと、届くか解らぬも後を託す言葉を紡いだ**]
[ 霧の平原で蜃と対峙している、その火気の主の一方と、同行している朋友が、己が神将の行動に、同じような感慨を抱いているなどとは、さすがに思ってもいなかった* ]
その力、借りるよ!
金気比和――浄銀生!
[矢の結界に金気を重ね、浄化の力を更に高める。
性質の変化に伴い、矢の色が白銀に変化する。
それにより、濃くなりつつある瘴気と呪詛が、多少なりとも緩和されればよい、と]
[全体の戦況に気を配るだけの余裕はない。
が、蜃を拘束する者や補助する者、そして直接討つべく駆け出した者がいることは垣間見た動きに察せられていた]
……もう少し……。
[結界を強化したとはいえ、瘴気が完全に消えた訳ではない。
レトに言われた通りの息苦しさをじわりと感じつつも、今は息を詰めるようにして耐える]
朱雀神 ギィが「時間を進める」を選択しました
[槍を振り下ろして一撃。返す動きで突き上げるようにもう一撃。
痛みを訴えるように蜃は叫び、拘束をものともせぬかのように暴れ出した。
これでは狙いがぶれるし、もし拘束が解けたら自身が危ない。
そう判断して間合いを取った時、再び蜃の動きが固まった。>>157
土気――がというより金気が増した拘束に阻まれ。
好機とばかりに再度踏み込んで突きの一撃を浴びせる]
任されました……!
[声の主の方見る余力はなくとも、そう、告げる。>>158]
[こちらを援護するような気の流れは、もうひとつ。>>156
高まる木気をすくいあげるように槍を回転させる。
周囲の風がどこか、心地よい。
とん、と地面を槍で突くと飛び上がる。
まるで足に翼でも生えたような気さえするほど実に調子がよい。
大上段からほぼ間隙なく二撃を浴びせる。うち一撃は蜃の角を折り砕いた。
弱点ではなさそうだがまあ、効きはしたものと思いたい]
[計五撃を浴びせたところで、蜃は地へと倒れ伏す。
もう起き上がってくるなと祈るような視線はやがて、地の戦場から天の蒼穹へと移る。
舞う朱翼を視界におさめて小さく笑う]
―――今です!
/*
(土下座中……)
結局バフデバフ両方ありって感じになってるなー木行の術
私カタカナ語なしプレイやったら詰むなって昨夜あたり思いました まる
……うむ。
見事だった。
[僅かな静寂を経て、ふわり、地へと舞い降りた後。
朱雀が浮かべたのは、満足、と言わんばかりの笑みだった。*]
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