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野良猫姫 アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が8名、人狼が1名、囁き狂人が1名いるようだ。
語り手 が「時間を進める」を選択しました
/*
お、囁きは他に飛んだか。
いちお、2IDだから希望するのは控えたんだが。
何せ墓下でイベント落としたり集計したりしなけりゃならんw
/*
アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
アイリ の役職希望が 人狼 に自動決定されました。
ごめんなさい、まじでごめんなさい。
― 八幡 統制室 ―
[船員が慌しく対処している中、私は統制室から出ずに通信機に耳を傾けていた。
船内に居るために嵐の影響を直接は受けないが、大きな揺れに体勢を崩しそうになる]
くっ…!
やはり近すぎたか…!
[嵐の直撃を避けることが出来た船はどれだけ居るだろう。
大半は荒れ狂う風と水に翻弄されることになったはずだ。
マストを畳み大きく煽られることは防いでも、高波に揺らされ、流されて。
船団の隊列を乱されるのは避けられなかった]
― 蛟 統制室 ―
[雨意外にも緊張による汗で髪や服を濡らしながら入室して、ガートルードの顔をみてほっとすると]
ちょっと遅れちゃった。はぁ…
[くてっと壁に寄り掛かる。緊張による疲労だがその後、鉄扇を開くと火の精霊に呼びかける]
大変だろうけど、みんなをお願いね。
[船を操ることはできない。ただ風雨にさらされ冷えた体は体力を容赦なく奪っていってしまうだろう。だから蛟の船員に体を冷やさないよう熱を与えてくれるように精霊たちにお願いをした]
突如生じた嵐。
それは開拓船団に容赦なく牙をむく。
荒れ狂う風と波は、何者かの咆哮の如く響き──。
幾許か、時を経て。
嵐が過ぎたか、それとも嵐の場から流されたか。
船団の周囲を包み込むのは、打って変わった静寂と、そして──幾許かの、異変。
異変の由縁を辿る内、近づく船影には誰が気づいたか。
シンシャ王国にとっては少なからぬ因縁のある旗──南東群島連合の、私掠艦隊の紋章を掲げたその船団に。
やって来た彼らが告げるのは、一方的な通告。
回りくどい口上はついていたものの、言わんとする所はただ一つ。
『領海侵犯罪につき、排除する』
こちらの話は聞く耳持たぬ、と言わんばかりの態度に突っ込み入れる暇もなく、なされたのは、開戦の宣言だった──。
☆1dイベント:南東群島諸国水軍との海戦
・フィールド
南東群島諸国近海の洋上。
・登場敵
南東群島諸国水軍。大型船主体で、船団の規模はそこそこ大き目。
※船舶同士の海戦でも、乗り移っての白兵戦でも、PCのスタイルにあわせてお好きにバトルして下さい。
・ボスキャラ
水軍の旗艦or司令官。
※どちらとのバトルになるかは、トップを取ったキャラのスタイル次第で決定してOK。
海戦でも乗り移っての個人戦でもどちらでもOKです。
・判定方法
戦闘描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
【判定のリミットは、7/3の23:30です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
─ 蛟 統制室 ─
[水の精霊と相性が良いとはいえ、旗艦全体を包む水の膜を作るのは容易ではない。
全ての神経を集中して精霊に呼びかけ続けていたが、手の空いている精霊師が手伝いに来てくれたお陰でようやく意識を周囲に回す余裕が出来て。
ウルズが統制室に入ってきている>>5のに気付けば、こちらも表情が緩んだが安堵ばかりもしていられず]
ウル。
嵐の真ん中突っ込むから、倒れないよう気をつけて。
[手短にそれだけ言うと、嵐から抜け切るまでは術の行使に意識を集中し続けた**]
/*
あー、でも脱落あるわけじゃないから、途中までやって後は間に合ったら、でも良いかな。
多分間に合わない気がするけど(
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[舵輪近辺から離れる事はないまま、各所から上がってくる報告と情報に、指示と一緒に突っ込み入れたり激飛ばしたり。
前線で指揮を飛ばしまくる姿は、後見人のそれと良く似たもの]
……て、いう、か。
なんだよ、これ……。
[ぎりぎりまで、嵐の只中にいたからか、それとも妖の血が反応したのか。
吹きすさぶ風の中、ナニカの声が聞こえたような気がした。
何か、力のある者が猛るような──コエ。
それは、身の内に何かしらの共振を起こして──]
……あれ。
[その光景に気づいたのは、風と波が静まってからの事。
目の前の、見慣れた光景とは違う何かが薄らぼんやり見えた気がして]
なに、コレ。
もしかして、幻影さんとか見えてたり?
[呟いて、意識を集中させれば、その光景はよりはっきりと見えるようになった。
明らかに、船上とは違う──どこか奇妙な、浜辺の光景]
― 八幡 甲板 ―
若は統制室か…ならば。
[水夫らが協力して帆を畳みおえた後、
男が向かうのは己が愛騎の元だった。
龍は嵐の予兆を感じて、龍社から出て
背の羽を小さく折り畳み、
船縁にある杭のようなものに尾の先を巻きつけていた。]
鳴丸、お主は一端空へ…
[男が言うと、不満げに髭を張る龍に苦笑する。]
行かぬか。強情な奴め。
ならばしっかりと掴まえておれよ。
[わしと鬣を撫でると、男は船室の方へと身を隠す。
嵐という災害に対して、これ以上の役には立たぬ事を、
己が一番理解していたからだ**]
クレステッドさんの捜索は、嵐が落ち着いてから!
今はこの嵐を越えるのが先です!
[そう指示を飛ばしてるうちに、問答無用で統制室に頬りこまれたとか**]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[ふるふる。
首を振った。
いつの間にか、周囲は穏やかになっていて。
あんまり見たくない損害もちらほら見える気がするけど、とりあえず、無事なのは確認できた、けど]
…………俺、もしかして寝ぼけてる?
[もう一つ見える、別の景色に。
口を突いたのは、こんな呟きだった]
― 海の中 ―
[渦を作り、巻き込むようにうねる水。
塩辛いなどと思う間も無く、クレステッドは生き物のような大海のうねりの中で為す術無く流された。
目を瞑っていたし、息を止めるのに必死だったためにどこをどう流されたなどは分かりやしない。
次第に限界が近付き、必死に閉じていた唇が緩んで、無数の泡を吐き出してしまった。
そこでクレステッドの意識は闇に落ちる]
― 南の入江 ―
─────………ぅ……げほっ!!
[意識が浮上すると共に息苦しさを感じてクレステッドは咳き込んだ。
海水を飲む前に意識が落ちたのが幸いしたのだろう、咳き込んで出てきた水は然程多くは無かった]
──っ、は…
………どこ、だ? ここ……
[全く見覚えの無い場所。
海に落ちたのだからどこかの島にでも流れ着いたのだろうか、と考える]
助かった……と言えば助かったんかな。
…うっわ、びっしょ濡れ。
着替え……はあるわけねーし、乾かさねぇとか。
[ひとまず起き上がり、地面に座り込んで周囲を見回す。
今居る場所は入江らしいと知り、海が続いているであろう方向に目を向けた]
───はぁ!? なんだよこれ!
[海との接点となるであろうはずの波打ち際が無い。
クレステッドは驚いて立ち上がり、海の方へと手を伸ばした。
ぺたり、壁の感覚が手に返る]
[固定されていない甲板に残っていた荷物の運び入れや、船内の荷物の固定などを手伝っていると、
何か聞こえたような気がした。
不思議な感覚を覚え、一瞬の間ぼーっとしていた]
…むぅ…?
[後は、空を見つめて短剣を握り]
請鎮定(落ち着いて)
請聽我的聲音(僕の声を聞いて)
請稍微放緩力量(少しだけその力を緩めて)
[風も無理に押さえつけたりはしないようにしながら、嵐の中、バランス取りの補助に注力した**]
― シュタイフェ・ブリーゼ 船内 ―
[固定されていない甲板に残っていた荷物の運び入れや、船内の荷物の固定などを手伝って。
あれこれと忙しく動き回り、ひと段落したところで何か聞こえたような気がした。
不思議な感覚を覚え、一瞬の間ぼーっとしてしまい]
…むぅ…?
[おぼろげに広がるかのような光景、意識すればそれは浜辺のように見え、
見覚えのあるようなないようなそんな不思議な感覚を覚える場所。
幻覚というにはやけにはっきりと、逆に現実というにはどこかはっきりとしない]
…むぅ…?
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[しばらく考えていたが、答えは出なかった。
なので、とりあえず、記憶をたどる方に全力をむけておく]
……えーと。
とりあえず、直撃は回避して、途中で止まって、うん。
結構流されたっぽいけど、他、どーなってんだろ……。
[とりあえず、目を向けるのは自分の現実にしておいて]
こちら、シュタイフェ・ブリーゼの白狼児。
聞こえたら、返事よろしくー。
シュタイフェ各員は、生きてたら点呼ー。
[念の輪を通じて、全方向に声を送った所で、それとは違う感触の声が聞こえて、ぱちくり、と瞬いた]
…………。
[なんか見えた。
声も聞こえた。>>+4
あれ、あの人誰だっけー、ってちょっと思ったのだが、それはさておき]
えーと。
……そこのひとー、聞こえてたら返事してー。
[とりあえず、見えているのが自分の幻覚なのかを確かめるべく、ぼそ、と声をかけてみた]
― 嵐通過後/八幡 統制室 ―
[私は嵐の通過を統制室で待つことになった。
嵐への対処は頼もしい船員達が行ってくれたし、何より八幡の艦長から「絶対出ないでください!」と言われたからだ。
私自身、自らの立場は理解していたから、何もしないもどかしさを抱えつつも統制室で大人しくしていた]
……だいぶ揺れは治まってきた、か…?
[あれだけ激しかった音も静かになったように思う。
統制室にある小窓から外を覗き込み、見える範囲で状況把握を試みる。
平行して船員に外の様子を確認させもした]
全艦、聞こえるか。
こちら八幡、嵐は過ぎ去ったと判断する。
八幡は船体にいくらか損傷を受けたが、航行に問題無い程度。
各船の状況を見てこのまま航行を続行するかの判断をしたい。
状況の報告を願う。
[統制室の通信機を介して、私は全艦に通信を入れた。
それぞれ返答がある中、いくつかの船からの通信が返らないことに気付く]
…通信可能圏外まで離れてしまったか?
仕方ない、精霊師に通達して探索を命じよ。
[『志那都』を始めとした船と逸れてしまったらしい。
逸れたとしてもそれぞれで連絡を取り合流するとは思うが、こちらとはどれだけ離れているのやら。
この広大な海で彼らを探し当てるには、恐らくかなりの時間を要するだろう。
いくつかの船と逸れてしまったと言うことは他の船にも通達しておいた]
― 嵐通過後/シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
……っと。
[何やら見えた不思議な世界に呼び掛けた直後、感じたのは人の気配]
あー、無事だったんだ。
[振り返った先に立つアイリの姿>>17に、手を振ろう──としたけど、すぐにへたった]
……たはぁ……さすがに、疲れたかも。
[ずっと最前線にいたようなものなんだから、当たり前と言えば当たり前だが。
この辺り、半妖だからこそできた、とも言うがそれはそれ]
ゆっくり寝たいけど、ちょっと無理っぽいなあ……うん。
だ、誰だー!!
現地の人ですか!!
俺怪しい者じゃないです海に落ちて流されてここに流れ着いたみたいで!
て言うかどこに居んの!?
[姿無き声にクレステッドは大いに取り乱していた]
−回想・嵐の前−
[さっそく送られた念の輪を通しての声に慣れない様子でいじりながら、大きく手を振り替えし]
「よろしく、リュカ!
私も飯抜きはいやだな
美味しいご飯がないと旅も味気なくなる!」
[いろいろの操作間違いで、『念の輪』もちの全員に声はとどくことになったかもしれない]
……あ、届いた。
ってか、こっちからそっち、見えてないの?
[こて、と首を傾げて問いを重ね]
って、とりあえず落ち着いて落ち着いて。
俺は、『つむじ風の白狼児』ゲルト・ラフィッカ。
[取り乱す様子>>+6に、まずは自分の名前を告げて]
んでねぇ、こっちからはそっちの様子が見えてはいるんだけど。
俺がいるの、船の上なんだよね……なんかむよくわかんないけど、一方的に見聞きだけできるっぽい?
で、そちらのおにーさん、お名前なんてーの?
でもって、どこのひと?
― 南の入江 ―
俺の周りには誰も居ない!
見えない!
でも声がする!!
幽霊!?
[絶賛混乱中。
落ち着いて、と言われるも直ぐには落ち着けるはずも無く]
つむじ風!? 白狼児!?
野生児!?
[もうしばらくお待ちください]
[一頻り騒いで疲れたのが幸いして、ひとまず喚くのは収まった。
余分な力が抜けたために今度はきちんと相手の声を聞くことが出来た模様]
あーと、えーと、ゲルト、だっけ?
俺はクレステッド=フィダンテ。
ちょいと訳あってシンシャの開拓船団の船に乗ってたんだが…。
嵐に巻き込まれちまってさ。
その時に海に放り出されちまったんだよ。
そしたら何かここに居た。
[つまりクレステッド自身も良く分かっていないと言うのは伝わるだろう]
[思いっきり混乱している様子>>+7に、だいじょーぶかこのひと、とかちょっとだけ思いつつ、落ち着くのを待って。
ようやく、問いへの答えを得て、ひとつ、瞬いた。
まあ、向こうからは見えないわけだが]
……シンシャの開拓船団……って事は、お仲間さんかぁ。
ああ、俺、その船団に出向してるユウレン水軍ね。
[一応、そこは付け加えておいて]
嵐で海に落ちたら、いつの間にかそこにいた、って……。
落ちた弾みにどっかに入り込んだか引き込まれたか、って感じだねぇ。
[とりあえず憶測を延べつつ、こて、と首を傾ぐ。
見えている場所は全く知らぬ風景だけれど。
そこから感じる力は何だか、馴染み深いような、そんな気がしていた]
― 嵐通過後/八幡 統制室 ―
[返信のあった船とお互いの位置を確認して、再び隊列を作り直す。
とは言え、数が減ってしまっているため、かなり小規模の船団となってしまったが]
通信可能圏内から外れた船が居ると言うことは、予定していた航路から外れてしまっている可能性があるな。
先ずは大まかにでも現在地の特定をしなければ。
[精霊による探索、あるいは騎竜師に辺りを見てきてもらう、または遠眼鏡による目視。
いずれか、もしくは全ての手段を用いて調べている間はその場に留まることになるだろう。
そうした中で齎される異変。
それはどこかの船が近付いて来ていると言う報せだった]
― 嵐通過後/シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[不可思議空間に呼びかけつつ、各所から上がってくる報告をまとめていく]
……ん。
とりあえず、航行に支障がないレベル、か。
[それなら何とかなるかな、と思いつつ]
こちら、シュタイフェ・ブリーゼ。
船体損傷は軽微、航行は続行可能……なんだけど。
なんかちょっと、妙な事起こってるっぽい?
[状況報告を求める声>>20に、こう返し。
逸れた船が出た、という話に、あちゃー、と短く声を上げたりしつつ。
妙な事、に関する説明を求められれば、今見えている『もう一つの場所』の説明も大雑把に投げる事に**]
船だと?
……───っ、
あの紋章は……!!
[思わず低い声が出た。
南東群島連合、私掠艦隊───我がシンシャ王国とは因縁のある船だ]
面倒なことになったな…。
南西航路から大きく外れて南東に来ていたとは。
[数年前に御用船が彼の私掠艦隊に襲われて以来、我が国と南東群島連合の関係は悪化の一途を辿っている。
奴らが出てきたと言うことは、恐らく今回も──]
[予想通り、あちらから突きつけられたのは一方的な排除通告。
警告や話し合いなどと言う段階を取らない、横暴とも言えるもの]
武力行使しか頭に無い蛮族共め!
我がシンシャ王国の水軍の力、侮るなよ!
[通信を介して相手に伝えることはしなかった。
あちらはどうせ聞く耳を持たぬだろうし、無駄な労力を使う必要も無い]
全艦に告ぐ!
総員戦闘準備!
目標、南東群島連合私掠艦隊!
武力行使しか出来ぬ蛮族に遠慮は要らぬ。
我らの実力を見せ付けてやれ!
[通信機を介して告げるのは戦闘開始の号。
降り掛かる火の粉は払うが鉄則。
船団が縮小したとは言え、我らが卑劣な連中相手に遅れを取るなど、あるはずが無い**]
― 南の入江 ―
お仲間?
そうか、同じ開拓船団の奴だったのか!
あ、ユウレン。うん、分かる。
[艦長とまでは気付かないが、相手のことを知ってひとまずの安堵]
どっかに入り込んだ、か、引き込まれた?
……そういやこの壁の外、海だ……。
[まるで異空間を示すような言葉>>*4に、はた、と気付いてもう一度壁に手を当てる。
パッと見はただの壁のようにも見えるが、その奥に時折、魚や海の生き物が横切っていることに気付いたのだ。
しばらくは呆けるように壁の外を見詰める]
……俺これからどうすりゃ良いんだろう?
[異空間かも知れない訳の分からない場所。
声は聞こえるとは言え、ここに居るのはクレステッドだけであるため、不安が擡げてきたようだった**]
― 嵐通過後/シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
ああ、うん。
さすがにここで寝たら、袋叩きモノだからなー。
まあ、そのためにも早いとこ立て直さないと。
でないと、ゆっくり寝るのもできないし。
[艦長としてやるべき務めがある以上、悠長な事は言っていられないというのはわかっているから。
軽い口調で言った直後に、まだ寝る気なんかい、という突っ込みが横から入った。
それに、うるさいなー、と返しつつ、補修やら何やらの指示を出して]
……ところで、さ。
実は俺今、こことは違うふしーぎな場所がなんでか見えてたりするんだけど。
……そっちも、なんか見えてたりしない?
[指示出しが一段落した所で、アイリに向けて小声で問いかける。
『ここではないどこか』とのやり取りとの合間、彼女の声らしきものが微かに聞こえたから。
それに答えが返ればあー、とちょっと遠い目をして]
……なんなんだろな、これ。
なんとゆーか、馴染んでるような違うような、妙な感じの力、感じるし……。
[ぽつ、と独り言のように呟いた後、意識を改めて別空間へと向けて]
[どうやら、こちらの事は伝わったらいし様子>>+9に、ほっと一息。
例によって家名を名乗っていないから、艦長と気づかれないのも無理はないと言えるかもだが、気にした様子はない]
……うん、どーも海ん中っぽいね。
異空間……ってか、結界みたいな感じ?
俺も精霊師じゃないから、はっきりとはわかんないけど。
[見える風景>>+10に推測を返した後。
どうすりゃいいんだろう、という言葉>>+11に、むー、と短く唸った]
……こっちからは、なんにもできない状態だからなぁ。
とりあえず、入れた、って事は、出れる、って事だと思うし。
無理ない程度に、周囲探索してみるしかないんじゃないかなあ。
こっちでも、精霊師連中と相談して、探知とかしてみるけど。
[とはいえ、船団の立て直しが先だから、ちょっと手間取りそうだよね、というのは。
思っていても、口にはしなかった]
[ともあれ、今はできる事とやるべき事を、と。
補修やら何やらに動き回ろう……としたら、半強制的に艦長室に連行された]
……ひとが寝たい時には寝るなって言って、働こうとすると寝ろっていうし。
[なんて文句には、突っ込みの一つも飛んできたか。
ともあれ、休息が必要なのは理解しているから、一先ず現場は副長他の主だった面々に任せ。
残数の合わない小月餅に何事か思いつつも甘味分を補充して、休息を取り──]
……んぁ?
[その眠りを破ったのは、いつになく鋭い響きを帯びた号>>30の声。
一歩遅れて、艦内からの状況報告が届く]
……南東まで流されてきてたぁ?
というか、ここでそれと当たるって、ちょっと笑えないなあ……。
[そう、思ったのは、自艦に乗る旅人の事があるからこそ]
とはいえ、やんないわけには行かないしねぇ。
[船団の指揮官が応戦を選択している以上、自分たちだけ回避する訳にはいかないし。
……何より、どうやら一方的に喧嘩を売られたらしい、というのは見過ごせない]
『シュタイフェ各員、戦闘配備。
俺もすぐ上がるから』
[短い指示を投げた後、身支度を整え急ぎ、甲板に出る。
その両手首には、先ほどにはなかったもの──真紅の石をあしらった金色の腕輪がつけられていた]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[甲板に出たのはやや遅めのタイミング。
他の船はもう動いていたかも知れないが、それに対しては軽く、目を細めるに止め]
……シュタイフェは、他の船に比べると小柄だからなぁ……。
攪乱しつつ、離脱路確保が主体、ってとこかな。
あ、俺は直接あっちに『ご挨拶』に行くから、こっちの指揮は任せるよー。
[方針を問う副長に、さらり、とこう言うと、盛大に顔を顰められた。
頭領じゃないんかだから、という突っ込みもあったりしたが、けらっと笑って受け流し]
だーいじょぶ、だいじょぶ。
頭領みたいに、引き時外したりしないから。
[当人が聞いたらどつかれそうな事を笑いながら言って]
……てわけで、全速前進。
敵船と接近したら、俺、適当なタイミングで『ご挨拶』行くから。
迎え連絡したらまた、拾いに来てなー。
[なんだかそこらへんに散歩に行くみたいな口調で言った後、一つ息を吐いて、す、と表情を引き締める]
……んーじゃ、まあ。
[く、と、軽く左手を振る。
銀色の光がふわりと走り、その手に糸のようなものが巻き付いた。
完全やる気の状態に諦めたのか、副長は指示通りに船を走らせる。
ある程度、距離が近づいたところで、手に巻き付けた糸──妖力で操る鋼糸を、敵船に向けて投げた。
鋼糸は上手い具合に絡みつき、それと確かめると、軽く後ろを振り返り]
ちょいと、行ってくる!
[どこまでも軽く言いながら甲板を蹴り。
鋼糸を手繰るようにしつつ、敵船へと飛び込んだ。**]
― 嵐の前/「蛟」 ―
『キューィ』
[ 乗艦となる「蛟」の姿を…というか、その見張り台に居た艦長代理の姿>>0:136を先に見つけて、声を上げたのは騎竜の方だった。向こうでもこちらを見つけたのだろう、笑顔で手を振る姿にディークも手を振り返す ]
遅れてすまーん!...てか、ヤクモ、落ち着け!見張り台に居る人間にじゃれついたらあぶねーから!
[ しったぱったと長い尾を振って、ガートルードに擦り寄っていかんばかりの相棒を宥めつつ、甲板へと降り立つ。
陽竜とも呼ばれる名の通りに、明るく人なつこい気質のヤクモは、「蛟」の本来の艦長にも懐いていたが、その娘の方も殊の外お気に入りで、姿を見るだけではしゃいでしまうので、毎度こうして宥めるのも既に慣例となっていた ]
いまんとこ問題なさそうか?
[ 艦長代理の人柄に合わせて、普段は敬語を使わずにいるディークは、見張り台から降りたガートルードに常の如く艦の様子を確認したが、その脇で、なにやら毛布っぽいものから手足が生えているのを発見して、思わず一瞬固まった ]
な、なんだ?て、ウルズ?
[ ガートルードのかけた言葉>>0:138からそれが彼女の友人でもある精霊師だと知って、思わずヤクモと顔を見合わせた ]
『キュィ?』(このひと、大丈夫かな?)
…だいじょーぶには見えねーな。
『キュキュ』(見えないよね)
[ こそこそと小声と竜の鳴き声で交わされた「会話」は、余人には意味のとりにくいものだったろうが、誰の事を言っているのかは、状況から判ったかもしれない。
しかし、そんなやりとりも、統制室からの通信の内容>>0:132によって、中断する ]
了解!
[ 確認を指示するガートルードに>>0:152応答した時には、ディークは既に騎竜の背に戻っていた ]
一旦、先行する!光が見えなくなったら減速してくれ!
[ 光竜が身に帯びる輝きは、灯台の光のように船を導く。ディークが水軍の所属となった理由の一つがその騎竜の特性にある。
偵察の際も、艦艇と速度を合わせて先行するが、その光が見えなくなる時は突発事態が起きて速度を上げたか、天候のせいで視界不良となっているかのどちらかだから、減速或いは停船するのが常道だった ]
[ 間もなく「蛟」を飛び立った騎竜は、しかし、いくらも艦から離れぬうちに、進路の先に乱気流の気配を感じとる ]
『キューィ!』
判った、無理はしねえって。
[ それでも先行できるぎりぎりまで飛行して、嵐の規模を見極めようとしたが ]
…ち!これ、やべえ、かも。
[ 感知してから嵐の中心に遭遇するまでの時間が短かすぎる。これは回避不能だと判断せざるをえなかった ]
ヤクモ!
『キュー!』
[ 名を呼ぶだけで意図を察した騎竜が大きく旋回して「蛟」へと帰投する進路をとる。騎竜が着艦したと同時に、ガートルードによる精霊術が船を水の膜に包み込み>>0:168、船団全体が嵐のただ中に突っ込んでいった ]
― 嵐の後 ―
[ ヤクモを竜舎に入れた後は、嵐の中で出来る事は、他の乗員と大差なく、精霊術の加護もあって、どうにか無事に風雨を抜けた、その先で… ]
うっわ、まじかよ?
[ 船団が分断されただけでも冗談ごとではなかったが、続いて現れた私掠艦隊と、為された宣戦布告に等しい通告に、思わずげんなりした顔になったのは仕方ないだろう ]
休む間もねーって?しゃーねえなあ…
[ それでも戦闘準備の号が発せられれば>>30、敬礼ひとつ ]
出るぜ。戻るまで、沈まないでくれよ?
[ 騎竜師として、敵にあたる、と、告げる声音は平時のままだったが、一瞬、視線はまっすぐにガートルードを見つめ、やがて、光の竜と騎竜師は、輝きながら空へと向かう ]
― 嵐通過後/八幡 甲板 ―
また随分とすっきりとしたものだ。
[己が国の船の大半は視界の中に見当たらない。
嵐の後、甲板に出て周囲を見回した男はそう渋い顔を作った。]
蛟に水夜……
ユウレンの船も在るか。
海に放り出された者がおるやもしれぬ。
少し周囲を見て来よう。
なに、鳴丸もあの嵐で燻っておる故、
気晴らしも兼ねてだ。
船の事はそちらに任せた。
[そう水夫の一人に言付けると
既に甲板へと身を移していた龍の背へ跨り、周囲を飛んだ。
海に人影を見つけたならば、船へと輸送したりと働いたものの、
行方知れずとなった船の位置までは、男には掴めなかった。]
[暫くの捜索の後に視界に見えるのは
船、ではあったが。
それは男が探している物ではなかった。]
南投軍諸島の飼い犬めが…。
こちらが嵐に遭うたのを知って
仕掛けて来おったか。
[排除通告に眉間に深い皺を寄せると、
男は一度八幡へと帰還する。]
若はどうされておる?
統制室に押し込めた、か
さて何処まで大人しくしておられるやら。
[男は弟子である若者が、
何時までも大人しく部屋に閉じ籠っているような
気性でない事も知っている。]
なれば若が痺れを切らして
敵艦へ乗り込む等言い出す前に、
某は露払いといこう。
若の事、頼んだぞ。
[そう踵を返し、再び騎龍の背に乗ると、
八幡に最も近い船へと飛ぶ。]
――――唸れ鳴丸!
『――――――――!!!』
[八幡に最接近している船へと定めて、
鳴丸が鬨の声を上げると同時に、
鰐のように長い口元に、微かな閃光が弾けた。]
― 嵐通過後/八幡 近海上空 ―
フン、なまくらでは無さそうだな。
[いまひとつ敵船への効果が薄かった事に、
黄土の龍は長い尾をゆらと不満気に揺らした。
もう一撃と命じる前に、男の視界の端に、
>>46空に太陽に似た輝きが入り視線はそちらへ向けられる。]
紅輝のか。
蛟はあれの守護があれば問題あるまい。
[男は同じ騎竜師相手には一定の信頼を置いていた。
また艦長代行は、カガチの息女の精霊師の他、
名のある精霊師が乗り込んでいるとも聞く。
――悪名の方だが。
男はウルズ当人については良く知らなかった。]
なれば――…と、
その前に目の前の有事だな。
鳴丸よ、援護任せたぞ。
[言うと同時に男は騎龍の背を蹴り飛び降りた。
着流しの袖を風にたなびかせながら、
敵船へと落下する最中、その手は腰の一振りに添えられる。]
─ 回想・嵐の前 ─
おー、元気元気。
んじゃ下に下りてちゃんとお出迎えしますかね。
[こちらの声掛けに返った鳴き声>>40としたぱた振れる長い尾に笑みを深めたまま、甲板へと下りる。
常のようにじゃれついてくるヤクモを正面から迎える形でわしゃわしゃ撫でつつディークから遅刻の謝罪を受けて]
ディーク殿が重役出勤なのはいつもの事だろ〜?
皆慣れてるって〜。なぁ、ヤクモ?
[竜の言葉は解せないが気に入られているのは態度で解る。
何より瞳が雄弁に語る竜はともすれば人より意思を汲み取りやすい程。
騎竜師に勝る絆は到底無理だが、友達だもんな?と呼びかけが届く位には通じ合えていると思う。
ヤクモの相棒たるディークからの問いかけ>>41には頷きを返し]
今んとこは、な。波がちょっと荒いけどそこも想定内。
[このすぐ後に状況が一転するとは知らず、見張り台から見たままを答えた]
─ 回想・嵐の前 ─
[それから毛布で蓑虫になってたウルズに気付いて謝るも、程無く届く報告に中断となる。
ディークとヤクモにも空から確認を頼み、統制室へと向かうこととなって]
着いて早々忙しくて悪ぃな。
万一嵐になるようなら水の精霊に艦全体護るように頼むから、早いとこ着艦よろしく。
[甲板から飛び立つ彼らにこのような声かけをしてから、見送ることなくこの場を離れた*]
─ 嵐通過後/蛟 統制室 ─
[突っ込んだ嵐の激しさは想定外で、自艦を護ることのみに集中せざるを得なかった。
水の精霊の作ってくれた膜は何とか綻ぶ事無く艦体を保護してくれたが、荒波による揺れは遮れなかった為に艦内から損傷の報告が幾らか届く。
それもあの嵐の規模を考えれば軽微と言って差し障り無いもので、航行についてはなんら問題ないと言えよう。
艦内から海上へと意識を向けかけた所で入った通信>>20に、八幡の無事を内心で安堵しいながら通信機を操作して]
八幡へ応答する、こちら蛟だ。
損傷は軽微、航行続行は可能だが単艦では厳しいだろう。
八幡の判断に従う。以上。
─ 嵐通過後/蛟 統制室 ─
[通信を介した報告の後、志那都など何隻かの船と逸れたとの通達も届いたせいで表情は険しくなる。
もしかしたら逸れたのはこちらかもしれないという考えが過ぎり、「すぐに現状の位置特定を」と指示を出して]
…ウル。マリのことは心配すんな。
水夜の連中なら大丈夫、何があろうとマリを危険に晒すわけ無ぇって。
[年下の友人を心配しているだろうウルズへと声をかけたのは、半分自分に言い聞かせようとしてだが。
ほとんどマリエッタ親衛隊と化しているあの面子なら、何をしてもマリエッタを護ってくれるだろうと信じてもいる。
友人の安否を確認出来るのと、その報せ>>26>>28が届くのはどちらが早かったか]
─ 嵐通過後/蛟 統制室 ─
は?船?
あー…めんどくさい時にめんどくさい連中が…
てか、やっぱこっちが航路逸れてた…
[南西航路を進んでいたはずが、南東群島連合の私掠艦隊と鉢合わせたというのが何よりの証拠。
そして今までのパターンで考えればこの後の展開も読めてくる。
然程の間もおかず、通信機から届いた予想通りの号>>30に、ため息を押し殺し]
こちら蛟、了解。
[端的に了承を示してから、艦内への通達に切り替える]
─ 嵐通過後/蛟 統制室 ─
つーわけなんで、総員戦闘配置についてくれるか。
嵐で艦内荒れてる中で戦うのはきついんで、接敵はさせない方向で行こう。
ただ念の為に怪我人とか戦えないと判断した者は船倉なりに避難しとくように。
[皆己よりも経験豊富な者ばかりだから、大まかな指示だけ飛ばして後は各自の判断に任せることにした]
─ 嵐通過後/蛟 統制室 ─
[ディークから敬礼と共に向けられた視線>>45には頷きを以って受け止めて]
この艦は預かりもんだぜ?
持ち主の預かり知らんところで沈ませらんねーよ。
[気をつけてなどと言う無粋はせず、統制室から出て行く彼らを見送った後。
おもむろに自分も統制室を出ようとしたところで、副艦長にどうするつもりかと各自の判断に任せ各自の判断に任せ問われたので悪戯な笑みを浮かべ]
義父上ならこんな時、どーする?
[この言葉にこちらが何をするつもりか察した副艦長から諦めの混ざった諌めが入る。
ソレに対して、俺の手本は義父上だからと押し通せば折れるのは副艦長の方となり]
─ 嵐通過後/蛟→敵船 ─
そんじゃ、ちょっくら行ってくるわ。
あ、ウル。
念の為光の精霊ヤクモんとこに飛ばしといてくれるか?
あと俺の傍にも居るように頼んどいて。
もしかしたらつーか、十中八九手伝ってもらうから。
[そう言うと、統制室を飛び出して廊下にかけてあった鉤縄を手に甲板へと出る。
そこから蛟に一番近い敵船へと掛けた鉤縄を伝い、乗り込んだ]
― 私掠艦隊 甲板 ―
はぁい、お邪魔〜♪
[死角を選んで鉤縄を掛けたというのもあるが、敵船員達はまさか女が一人で乗り込んでくるとは思っていなかったらしく揃って理解の追いつかない顔を浮かべていた。
が、それもほんの数刻。
すぐに我に返った船員の刃がこちらへと向かってくるのが見えた]
あらやだ、野蛮〜。
女一人に大人げないねぇ。
[軽口たたきつつ、間合いを測りながら甲板上を移動して]
[投げた苦無は船員の左肩に突き刺さる。
怯んだ隙に船員の腕を引き寄せて苦無の回収と無力化を済ませると、自分の周囲を囲む人垣へと船員の身体を蹴り飛ばし]
あのさぁ、あんたら。
敵が単独で乗り込んだ意味わかんない馬鹿な訳?
わざわざ話し合いに来てやったんだから、とっとと上まで面通しさせろよな。
[腰に据えた手甲鉤をいつでも嵌められるようにと手を添えながら、にぃ、と笑って首を傾げた*]
― 八幡付近 敵船上 ―
[甲板に男の足が着いた瞬間、
間近に居た水夫へ、抜刀と同時に斬りかかる。
袈裟がけの形に傷痕残すとすぐさま、
次に近い者へと走り込もうとして。]
ッ
[背中、肩の辺りに熱を感じ低く呻く。
飛び道具の気配は感じなかったが、
精霊の加護を受けた一撃に気づくのが遅れた男は、
追撃に身構えようとそちらを向いた。
だが追撃は来ず、荷の影に隠れていただろう影が、
悲鳴をあげてそこから倒れて転がっていた。]
すまん鳴丸!
[上空からの雷撃に助けられたと知り、
男が呼ぶと黄土の龍は被膜の羽をはためかせ
鳥に似た声で誇ったように鳴いた*]
[祭事のときは舞を舞う彼女の正装ではなかったが船員たちに効力はあったらしい。
後二割五分ぐらい成果が高ければマリエッタのような親衛隊ができていたかもしれない。
船の上とは思えぬほど流麗に舞姿は艶やかな色気と猛き勇舞は士気向上に役立ち、舞により研ぎ澄まされた集中力は、こちらに放たれた大砲の玉を灼熱が焼き落としていた**]
皆さん、お聞きの通りです。
出来るだけ、怪我ないように、お願いします。
[ マリエッタは お辞儀をした ! ]
[ 親衛隊の やる気は 100 上がった! ]
/*
おんや?
戻ってきて気付いたけど、>>59なんか余計な文章混ざってんな。
どんだけ各自の判断任せてんだ俺。
マウスの調子悪いの放置してたせいだな。(勝手にダブルクリックしてくれる)
[船員たちの後に続いて甲板に上がると、すでに戦いは始まっていたようで。]
あたしは、あたしができる精一杯を……!!
[気張った表情をしてクロスボウを構え――]
― 敵船 甲板 ―
[飛び移ったら、後ろは振り返らない。
それは、周囲が敵ばかり、というのもあるが、何より、仲間を信じるが故の事。
『かえる場所』は、失われない。
そう、思い定めるからこそ飛び込んでいける、と。
そんな思考はとてもとても、後見人に似ているのだが、白狼児にその自覚は、ない]
……さーてぇ、とぉ。
[周囲を囲む敵兵に、向けるのは笑み。
着地後の低い姿勢のまま、くる、と返した左手に鋼糸を巻き付けて]
いっちょ、派手にやってみっか、なぁ……。
[呟きと同時、瞳の色が淡い金色に変わる。
普段は抑える、妖の力が目覚める兆し]
─ 私掠艦隊 甲板 ─
[敢えて話し合いを強調したのは、希望1割煽り9割といった所。
実際話し合いでどうにかなるというお気楽思考はなく、多少なりと頭に血が上って冷静さを奪う方に重点が置かれていて。
思惑通り、かっとなった船員達が文字通り押し寄せてきた]
やぁれやれ。
手間が省けるかと思ったけど仕方ない。
自力で探すことにすっか。
[かり、と頭を掻くと水の精霊とウルズに頼みついてきてもらった光の精霊>>69に呼びかける。
極々薄く張り巡らされた霧に、実体と変わらぬ女の姿が甲板のあちらこちらに映し出された]
― 敵船 甲板 ―
[右腕掲げた先にあるのは、振り下ろされた刃。
それは腕に触れる事無く、甲高い金属音と共に、跳ねる]
……もしかして、無手で飛び込んできたと思ったぁ?
[く、と。
声に笑み滲ませつつ、こてん、と首を傾いでみせる。
掲げた右腕には、紅い光をまとう金色の爪が煌いていた。
手甲と一体化した、一目で戦闘用、とわかる鋭い爪。
同じ色の瞳が、爪の隙間から斬りかかって来た兵士を見上げ]
……いよっ、とぉ!
[掛け声とともに右腕を跳ね上げ、直後、左足を軸にくるり、右へと身体を回す。
ちょうど半回転した所で一気に甲板を蹴り、駆けだす勢いに乗せて右手の爪を繰り出した。
唐突な反転奇襲は背後に立っていた兵士を捉え、紅の飛沫が散る。
倒れる敵兵を飛び越える形で跳躍した白狼児は船縁に飛び乗り、それから]
[精霊の力を借りて生み出した分身は、思いのほか敵船員達の動揺を誘えた様で。
目の前を遮る敵を、手甲鉤で掻き分けるように引き倒して開けた道を突き進み、艦内へと滑り込む。
目暗ましの分身も更に16(20x1)体程生み出し、同じように艦内を走りまわらせて]
― 紅は思い考える ―
……今だから思うんだけどさ。
リュカはリュカで兄貴分に似たけど、
ゲルトもゲルトで兄貴分の思考回路に似てるわよね……。
[呟きに返る声はあっても無くても、ただただ静かにため息を吐いた。]
[浮かぶ光景の先、最初に見たときには気付かなかったが、人の姿が見えた]
おお、お主、クレステッドか?
[自分の知る人物に見えた為、そう声をかけてから]
そこはどこだ?
なぜそんなところにいる?
なぜ私たちにそこが見える?
[再開の喜びをわかちあうよりも、むしろクレステッドの方が知りたいだろうことを矢継ぎ早に聞いていた。
以前よりも言葉は流暢になっていたが、与える印象はそう変わらなかったことだろう]
[向こうから返る言葉の中には、その場所に至るまでの敬意等やゲルトと話していた内容についても聴くことができただろう]
そうか、試しに私も海に飛び込んでみるか?
それともあの嵐の海に戻ってみるか?
[そのどちらも二人の賛同は得られなかったかもしれない]
ひとまず、このままで、私から今できそうなことはなさそうだ。
こういうのに詳しいものを探してみるのがいいかもしれないな。
[向こうからは見えていないだろうが笑顔で]
食べるのに困らなければひとまずはなんとかなるはずだ。
食料を確保しておくといい。
寂しくなったら声をかけるといい。
[自分では現状どうにもならないことがわかった後の判断は早かった]
― 回想・シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
ひとまず、詳しそうな者に心当たりがあるのならば、聞いてみるとよさそうだ。
[向こうとの会話をひとまず終えてから、ゲルトにそう告げて、
各所との報告に忙しそうに見えたため]
私も少し休む。
[なんだかんだで力仕事を中心に動き回っていたのもあり、部屋で一度休むことにした。
屈強な男達に比べ、明らかに線が細いのにそれ以上の力を発揮している姿はいろいろ思わせることがあったとかなかったとか]
― 敵船 甲板 ―
[表情と声と、その双方にいきり立つ敵兵を見つめる瞳は、どこか楽しげないろを宿す。
単身特攻するなら余裕は崩すな、とは、それを得意とする先達のとてもとてもありがたいお言葉である。
勿論、そうする事で発生するリスクもあるが──そこは、気にしても始まらない]
……とはいえ、長々遊んでらんないし……なっ!
旗艦なんざ大体同じ間取りだし、こっちで合ってるだろうけど。
いつでも海に飛び込めるようにはしとくかねぇ。
[指揮官は大体奥ででんと構えているものだと、統制室もしくは艦長室を探す。
頭さえ抑えれば大抵の雑魚は大人しくなるものだとの判断での突出は、義父が良く取る手だ。
単独で突っ込んできた自分のことは横に置き、まさかユウレンの艦長も同じようなことしてるとは思わず駆けていく。
当然敵船員はこちらを阻止しようとするわけで]
ったく…邪魔、すん、な!!!
[ウルズから寄越してもらった光の玉から目の前の船員達に向けて閃光を放たせた]
[左の手首に現れた鋼糸──念動鋼糸、と呼ばれるそれは、父親譲りの妖力でもって操るもの。
込める妖力を加減する事で、文字通りの鋼糸にもなれば、ちょっとしたロープ代わりにも、何気に釣り糸にも使える万能ツールである]
撕裂鋼的刃的舞!(鋼を引き裂く刃の舞を!)
[言霊ひとつ唱えて振るう鋼糸は刃の舞を引き起こす。
その舞を持って道を開いた白狼児は、鋼糸を引き戻しつつ一気に跳んで、敵船の中枢を目指して駆けた]
……はい、残念でしたまたどうぞっ!
[駆けるのを押し止めようとしてか、突然前から転がって来た樽。
とはいえ、そんなものをまともに相手をする気はなく。
止まった所を基点に一気に跳び上がって転がるそれを避けた。
……避けたそれが何か引き起こしたかも知らないが、そんなのは知らない、知らない。
跳躍の勢いのまま、樽を転がして来た敵兵を蹴倒して。
着地した白狼児は、再び、駆ける]
/*
ありがとうございます。
送り先はこっちで大丈夫ですよー。
こちらでも集計はしていくので、無理なしペースでお願いします。
/*
はい、無理ない程度でまとめていきます。
ついでにバージョンアップしてみました。
シロウ 【104】3/5[34]>>50[3][67]>>52
ガートルード【174】3/5[46]>>61[73]>>79[55]>>87
ウルズ 【181】3/5[75][41]>>70[65]>>71
マリエッタ 【116】3/5[33]>>75[33]>>78[50]>>85
ゲルト 【137】2/5[36]>>76[82]>>86[19]>>88
アイリ 【 】0/5
リュカ 【 】0/5
ディーク 【 】0/5
カナン 【 】0/5
/*
ところで、リミットまで大体あと1時間ですが。
みんな、だいじょーぶかしら。
……更新遅めだし、少しリミット伸ばしてもいいかなぁ……思ってた以上に、コアが遅めっぽい。
……いや、そもそも俺が遅いんだけど!
─ 私掠艦隊 内部 ─
[甲板艦内問わず走らせている分身よりも更に直接的な目暗ましを敵の集団にぶつける。
こちらは体勢を低くして駆け抜けながら、敵兵達の下肢を掻き切っていき]
悪ぃな。
こっちも我を通して来てる以上おめおめ殺られる訳にゃいかねんだよ。
[殺傷よりも足止めを目的とした攻撃の為、生死の確認をする必要もない。
ただ目的の場所にたどり着ければ良いと駆け抜ける中、こちらに向かう刃に気付くも足は緩めることなく向かっていって]
[刃に怯むこと無く向かう事は想定外だったのだろう、惑いが生じた敵兵の胴は隙だらけだった。
がら空きのそこへタックルをかけて押し倒すと、相手は頭を打ちつけたのか気を失われた]
…ふむ。
[刃を奪って通り抜けるだけのつもりだったが、これは割と好都合。
少し考えると近くの物陰に引き摺りこんで]
少しの間ごまかし効きゃ良いだけだしな。
[水と光の精霊に作ってもらっていた分身を全て消すと、気絶している敵兵から服を奪い上から着込んだ]
― 敵船 甲板 ―
[自分と同じように単身突撃している者がいるなんて、当然の如く思ってもいないわけだが。
聞いたら聞いたで、きっと素直に称賛するであろう事は間違いない。
多分、色々と間違った方向性でのものになるが]
っかし、まあ。
こいつらもどこで聞きつけて出て来たんかねぇ。
[ユウレンと南東群島の間に国交はない。
特に、今はシンシャと攻守同盟を結ぶ立場、尚更縁遠い存在で。
まあ、だからこそ、アイリを受け入れる口実はいくらでも作れたとかなんとか、そんな事情もあるらしいが、そこは白狼児には知る由もなく]
まー、何にしても、ここで止められる訳にはいかないんだ、し……!
[服を二重に着ている為動きにくくはあるが、ぱっと見体型がわかりにくいのがありがたい。
敵兵とすれ違うも、侵入者を探す様にというお言葉を頂くだけで疑われることは無かった。
お陰ですんなりと統制室へと辿りつくことが出来たの、だが]
─── はぁ ?
[指揮官はここにいないというその言葉に、思わず惚けた声を上げてしまった]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
うー。
僕も行きたいのにっ。
[だが、ダウンしてる間頑張ってくれていた精霊師の顔色が悪くて同じようには飛び出せず]
仕方ないなぁ。
吹跑!(吹き飛ばして!)
― 八幡付近 敵船上 ―
[背の一撃を喰らいながらも、
太刀持つ男の動きは軽妙変わらずではあった。
後顧の憂いを絶つべく、
あえて頭を取らず数を減らすべく立ち回る。]
破ッ!
[水夫が持つ曲刀を、身体に合わせた無銘の太刀で押し返し、
跳ねつけると同時に懐に飛び込み下からの一閃を見舞わせ、
男は甲板を朱に染めた。
多勢に無勢ではあるものの、そこは上空からの援護が大きく、
鳴丸は時折は甲板付近まで舞い降りて、
しなやかな蛇の体をうねらせ敵を弾き飛ばした。
上空を飛ぶ鳴丸を厄介と見た者らが、
矛先を鳴丸へと向け弓を向ける。
それを邪魔すべく男は懐に仕込んであった匕首を投げた。]
はいはい、どいたどいた、っと!
[口調だけは軽く言いつつ、立ちはだかる敵兵の中へと突っ込んで行く。
振り下ろされた刃を爪で払いのけ、そのままくるり、腕を後ろに回す事で下げた刃でもって一気に下から切り上げる。
斜めに振り上げた爪、その向きを頂点でくるりと変えつつ身体を左へ向け、そちらから踏み込んできた敵兵に真っ向から振り下ろした]
……っつーか。
おっせぇんだっての、あんたら。
[舞い散る紅を避けるために一歩、後ろに下がりつつ。
浮かべる笑みは、やはり楽しげなそれ]
― シュタイフェ・ブリーゼ 船内 ―
[自分が騒動を知ったのはゲルトの言葉>>36を聞き、騒がしさが増してからのこと。
直接告げに来る人がいなかったのは、どうみても南東群島出身の自分に、戦闘になりますと告げるのは憚られたからか、それとも情報を隠されたからか。
どちらにせよ言い出しにくいことではあるだろうと、それについて責めるつもりはなかった。
適当に捕まえた人の話を聞けば、南東の方向へと流されていたらしく、南東群島諸国のものであることを示す印を揚げた私掠艦隊と交戦状態にはいったらしいと、
領海侵犯をしたとして向こうは一方的に開戦してきたらしいとまで聞いたところで]
それでは海賊ではないか!
[憤りを隠さずに甲板へと飛び出していた]
[何でもこの船は別艦の副艦だったらしく、通信で指示を受けるに過ぎなかったらしい。
上のものが乗っているという思い込みがあった為に上がった声は作ることを忘れてしまった。
明らかに女の声だったのを訝しむ船員達を尻目に統制室を後にしようとしたところで、服を剥ぎ取った船員が仲間に見つかったらしく連れてこられた。
そちらに意識が向いた隙に、統制室から抜け出ると即服も脱ぎ捨てて]
あーもう、しくった!
とっとと帰らんと服艦長から小言が増える!
[愚痴りながら甲板に向かって駆け出すも、船員達が待ち構えているのが見えて足を止めた]
― 敵船 甲板→ ―
[甲板に上ろうとすると、ゲルトが早速囲まれているのが見えて、
そして船べりからあがろうとする自分を落とそうとしている者に気付くと]
邪魔だ!
もーう、こちらは好きで入り込んだわけではないのですからいい加減にしてほしいです……!!
[若干、イラついてきているのは確かだが、
前線に出れる武器ではない為、ちまちまと雷精を付与した矢を放っていた、が。]
ちょっと危ないので離れてくださーい。
[自分の近くにいた親衛隊に声をかけ、離れさせると――]
あー…
流石に来た道そのままに戻らせちゃくんねーわな。
しゃーねぇ、ここまで働かせっぱなしで悪ぃけどもうちょい頑張ってもらうか。
[かりと頭を掻くと、ずっとついてきている光の玉に頬を寄せて]
そなたらの力、借り受けるぞ
[力増す光球に水を重ね、拡散させる。
そこに更に力を注ぎ込んで]
「舵をねらえー!やっこさんを動かせなくしてじっくりと料理してやるぞ!
「迎角調整!・・・撃て!!」
[終幕になれば応援の効果は切れていく。熱狂と冷静の間で怒声が響き、破裂音が轟く]
おにーさんたち勇ましくて素敵ね!あー、もうちょっとアタシもがんばりたかったけど、効果切れちゃった。
[嵐のときから継続的にかけていた補助術の効果は時間切れとなった。]
― 交戦開始時/「蛟」 ―
さっすが姐御。頼りにしてるぜ。
ウルズも、サンキュー!
[ 言わずもがなの、ディークの言葉に、当たり前とばかりに応じたガートルード>>59に、騎竜の上から笑いかけ、飛んできた光の球>>69を認めるとウルズの方へも軽く手を振って、そのまま一気に上空へと翔け上る。
年下の艦長代理を時折、「姐御」呼ばわりするのは、ディークにとっては信頼の証だ。ちなみに、彼女の父親に対する呼称は「親父さん」となる。
実の父親とは顔を合わせれば「石頭」「馬鹿息子」の応酬になることを思えば皮肉といえば皮肉だが、その親子喧嘩にしても、艦長親子…ひいては、この艦の乗員にも、ちょっと過激なスキンシップ程度に認識されているぽい、というのは余談 ]
よっしゃ、来たな。
[ 輝く竜は、船団と敵艦隊、両方を見下ろせる高度まで昇り詰める。その位置まで昇れば、弓矢は勿論、余程力の強い精霊師でなければ、直接術での攻撃を仕掛けるのも難しい筈だ。
それでも二つ目の太陽のように輝く騎竜を、敵が見逃すはずもなく、精霊師の命を受けた風や炎、雷といった精霊達が、後を追ってくる ]
いくぜ、ヤクモ!
『キューィ!』
[ 精霊達の放つ炎や水を避けながら、光竜は輝く皮膜翼を大きく広げ、降り注ぐ日の光を集めるように羽ばたく。翼の表面に集まった陽光は、精霊達の放った力まで、その輝きの中に飲み込んで ]
放て!
[光の拡散による目暗ましの間に、水を圧縮して作った塊で艦壁を破壊する。
衝撃は内よりも外へ向かう方が大きいが、何人かは巻き込まれたものも居ただろうか。
それに取り合う暇もつもりも無く、迷い無く急造の出入り口へと身を躍らせて]
んじゃ、長居しても悪ぃからお暇するな。
遊んでくれてありがと♪
[軽口の態は崩さず、投げキッスまでつけると海の波間に紛れ追っ手を封じた*]
[ 光の嵐は、さらにその先でいくつもの光球に別れて、精霊を放った術師に向かって飛んでいく。
精霊力が拮抗していれば、光球は、ただの眩しい光になるが、相手の力が低ければそれなりのダメージを与えるはずだ ]
『もう一度聞くぞ、率いている者はどこにいる』
[再度の質問は、片手で襟元を掴み吊るし上げるようにしながらのもので、
苦しそうにこちらの手を両手で掴みながら。
イリカイの国のものかとか、裏切りやがったかとか、大陸の犬になったかとか罵倒の言葉を返され…]
― 敵船 甲板 ―
……ってと。
帰り道の事も、ちょっとは考えないとなあ。
[家に帰るまでが遠足です、ならぬ、帰艦するまでが単身特攻です、が身についているのはそこがどっかに抜け落ちて怒られている先達が反面教師となっているからか。
なんて考えてたら、後ろが妙に騒がしくなってきていて、あれ? と思いつつ、視線を流し]
[ そしてダメージ以前に、その光の行く先は、精霊師達の配置を味方に教えるはずだった ]
[ 光に照らされた海上では、八幡、シュタイフェ・ブリーゼ、蛟、水夜といった各艦がそれぞれに交戦を始めた様子が見える。接舷を避ける艦が多いのは、嵐での損傷を考えて、だろうが、砲撃も若干控えめに見えるのは… ]
なんかこう…似た者同士の集まり、みたいな?
[ ガートルードは言うに及ばず、恐らく、他にも艦長級が、敵船に直接乗り込んでいったのだろうと、うっかり予測がついてしまって苦笑が漏れる ]
…………ぅぉぃ。
[見えた姿に、妙な声が上がったのは赦されろ。
なんて言葉が過ったのは一瞬。
どうやら、リュカは船に残っているようだから、まあ、それはそれでいいのだが。
そんな事をやっていれば、当然の如くそれは隙と見なされる……のだが]
[ そして、旗艦八幡を護るように飛ぶ雷龍の姿も、視界に捉えて ]
おっさんばかりに働かせるわけにゃ、いかねーってか?!
『キュキュ!』
[ それはちょっと失礼だよ、と言いたげなヤクモの鳴き声に、ディークは笑う ]
八幡はシロウ殿に任せれば問題ねえ。俺らは、出来るだけ撹乱するぜ、いいな?
『キュー!』
[ 了承の鳴き声と共に、昇った時とは逆に、一気に上空から敵艦隊の正面めがけて光竜は急降下を敢行する。まるで中央突破を狙うかのような竜の襲来に、慌てて攻撃がかけられるが、それにはかまわず、ディークは腰に差した刀を騎竜の上で抜き放った ]
右!あの船の後甲板!
[ ヤクモに指示するのは、上空で目星をつけた精霊師の中でも強い力を持つ者達が固まっていると思われる場所 ]
[ 当然のごとく術での防御を試みる相手に、ウルズから預けられた光精を刀身に纏わせ ]
いっけー!
……だーから、あんたらは遅いんだってば!
[近づく気配に視線を戻し、同時、身体を低くする。
勢いつけて甲板を甲板を蹴り、くるんと後ろに向けて一回転。
ついでに、斬りつけて来た敵兵の顎を蹴り上げ、吹っ飛ばす]
……やーれやれ。
なぁんか、いっつも相手してる連中と、かわんねぇなぁ。
[一緒にしたら
口を突くのは、そんな呟き]
[大砲の弾が着弾と同時に燃え上る船]
上手くいった。さすがアタシね
[ふふん。と自画自賛して胸を張る。胸が揺れる。
弾丸についた火は船を燃やすだけでは飽き足らず周囲に灼熱の粉をまき散らし、敵船員の肌を眼球を呼吸器官を焼き尽くす炎の制圧術。
本来もっと近くにいかねばできない術を飛距離を大砲の弾に任せてみたが、上手くいったようだ]
これで大丈夫かな。後はルーたちのほうだけど。
[蛟を囲もうとしていた敵船はもうそれどころじゃないだろう。徐々に退いていっている。その間、鉤縄をつかって飛び移っていったルーの船と、そして空へと向けた紅輝の騎竜師の援護に集中できるだろう。
他でも闘っている船たちや、もう一人の騎竜の姿も見れるかな?とようやく周囲に目を向ける余力もできはじめていた]
― 敵船 甲板 ―
『妾達は嵐に襲われて流されてきたのじゃぞ!
それに対して言葉を交わすのでもなく、攻撃にかかるなど野蛮なものがすることじゃ!
お主らは、そうやって野蛮だ、蛮族だと蔑まされてはずかしいとは思わぬのか!』
[言ってることと、今さきやってることは思いっきり矛盾しているがそれを突っ込める人はその場にはいなかっただろう。
言葉がわからないとか、その他の理由によって]
『リーダーに直接話をつけてやる、出すのじゃ!』
[強く締め上げすぎていた男はすでに意識がなかった。
しかたがなくそのまま甲板に落としたところで、何名かが叫びながら襲いかかってくるのを立って待ちながら]
― 敵船 甲板 ―
[引き寄せた者を殴りつけながら続けてきた相手の方へとそのままぶつからせ、
そのまま踏み込みと同時に続けてきた相手を殴り飛ばす]
『言ってわからぬのなら、体で理解してもらうぞ』
[そのまま囲んでいた一面に飛び込むようにし…]
/*
と、過去村でやらないでいたもんだから混乱を招いた事をやっといて。
ラ神、お前wwwwwwwwwwwww
最後の最後で、なんというwwwwwwwwww
/*
最終結果です。
シロウ 【140】5/5[34]>>50[3][67]>>52[34]>>97[2]>>119
ガートルード【279】5/5[46]>>61[73]>>79[55]>>87[35]>>91[70]>>103
ウルズ 【247】4/5[75][41]>>70[65]>>71[3]>>102[63]>>111
マリエッタ 【272】5/5[33]>>75[33]>>78[50]>>85[72]>>107[84]>>110
ゲルト 【177】5/5[36]>>76[82]>>86[19]>>88[36]>>93[4]>>116
アイリ 【328】5/5[88]>>101[60]>>106[13]>>113[77]>>124[90]>>126
リュカ 【157】3/5[55]>>95[73]>>109[29]>>125
ディーク 【283】5/5[69]>>111[26]>>113[31][93]>>118[64]>>119
カナン 【 】0/5放棄
[ 一気に離脱してから、戦果を確かめるように上空を旋回する。追撃が来ないところを見ると、ほとんどの精霊師が行動不能に陥ったようだ ]
よし、次行くぜ、ヤクモ。
[ 休む間などない、と刀を納めもせぬまま周囲を見渡すと ]
『キュキュー!』
[ 少しだけ心配そうな声をあげたヤクモに、小さく笑って、鬣を軽く撫でた ]
心配すんな、師匠との約束だ。命は大事にするって。
─ 海上 ─
[海中に飛び込むと、即座に水精が護りの膜を張ってくれた。
物心ついた時から水とは特に馴染み深く在り、水に恐れを抱くことはないのだが。
安心して身を任せることが出来ると解っているからというのも大きいだろう。
水精の作る膜が遮る為、飛んでくる弓矢に傷つけられることもなく海中から顔を出せば戦闘中の蛟に並び八幡と水夜の姿も見え。
同じく上空に舞う騎竜達の姿も認めると、彼らも大丈夫そうだなと笑みを浮かべたが]
しっかし。
一応年下なんだから、姐御呼ばわりはどうにかならんかなぁ。
[出立前のいつものやり取り>>106を思い返して、若干拗ねた口振りで似合わない愚痴を零し。
そろそろ蛟に戻らないと余計に副艦長に怒られるかと思い返し、海中に潜り直して蛟へと向かっていった。
上空から泳いでいるこちらを見止めることも出来ようか**]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
ん、よし。
[先にもダメージを受けていた精霊師は、それで後方に下がったようだ。敵船に乗っているのがあの一人だけとは限らないが。
そろそろ一隻だけを相手にしてばかりもいられなくなってきたようであり、帆に当たる風の調整に意識を向けた**]
― 八幡付近 敵船上 ―
[刺さった匕首は1本、残りは掠る程度だったが、
牽制にはなったらしく、その間に
鳴丸は長い尾で船員を弾き飛ばし海へと落とした。
周囲を見ればずいぶんと、遠巻きに敵影は見えるものの、
こちらに向かって来ようとする人数は減っていた。
怪我人が多いせいか、覇気も少ない。
更に精霊師の類は居るようだが。]
…頭にあたる者は居らんのか?
[何となしバラバラにも見える動きに、男は眉を潜めた。]
[おそらく旗艦が全艦を統括しているのだろう。
そう知れば、ここでこれ以上、
小競り合いを続けるのは意味を持たないと判断した。]
行くぞ鳴神。
[ひらと背に乗る男を止める様子は無かった。
むしろ早く帰って欲しい程度遠巻きに
眺めている者らを一瞥すると、男と騎龍は空へと戻る。]
/*
ふうやれやれ、あ、今更ですが遅刻常習犯ふかふかでっす!
ちょっと昨日は体調不良で死んでたんですごめんなさい。
多分今日からはがんばれる、はず。
しかし悉くヤクモの攻撃の出目の方が大きいあたりwwさすがラ神というべきかwww
[去り際、船首に一撃雷を落とし破壊しておいた。
航行するには問題がない個所を壊しておけば、
容易に八幡には近づけまいと思った為でもあった*]
/*
集計お疲れ様!
そして、メモにもあるけど、今回は天声での描写は後ないんで、好きに動いて大丈夫ですよー。
― 敵船 甲板 ―
[10(20x1)人目を殴り倒したところで、あれはイリカイ国の野良猫姫じゃないかと周囲の者が気付き、
その名前で呼びかけたものに]
『誰が野良猫姫じゃ!』
[怒りのまま殴りとばされて、そのまま海に落ちていった犠牲者の姿を見て、周りのものは確信したとか。
あ、3年くらい前にどっかでみたことあるって感じで]
『妾をリーダーの元に案内するのじゃ!今すぐじゃ!』
[さすがに自分の正体を知った後ではその言葉を無下にできないと判断したのか向こうはしぶしぶ承諾し]
ゲルト、こいつらのリーダーの下に連れて行ってもらえることになった。
一緒に来るか?
[騒ぎが収まった船上で、現在では一応自分のリーダーに当たる相手にそう伺い、
ついていくるのなら一緒にいくことに、そうでないならば一人でいくことになるだろう]
― 敵船遭遇前/八幡 統制室 ―
[呼びかけに対し返る声>>27。
シュタイフェ・ブリーゼも被害はあるものの、問題は無いようで私は安堵の息を漏らした]
航行続行可能了解。
…妙なこと?
[伝えられたことに疑問を返すと、原因は分からないが、ここではないどこかが見えると言う話を聞かされる。
ファサン殿にだけ見えているのだろうか?
彼も詳しい説明は出来ないようだったので、そこがどんな場所なのか判断することは出来なかった]
海の中に結界が築かれているらしい、か。
船員が居るとなると、捨て置けぬ話になるが…。
[如何せん、そちらにまで人手を回す余裕があまりない。
不確定な場所の探査は、どうしても後回しになってしまっていた]
― 敵船遭遇後/八幡 統制室 ―
[ファサン殿が言っていた『奇妙な場所』も気になるところだが、海の中にあるらしいとなれば精霊を頼るより他無く。
何故それが見えるのかなどを時折協議したりもしたが、結論は見出せず、その最中に敵船からの襲撃を受けた。
応戦の指示を出した後、私は甲板へ出て現場での指示を出そうと思ったのだが]
何故だ!
私とて武人の端くれ、前線に出ずして何とする!
[八幡の艦長や統制室が持ち場の船員に阻まれ、統制室へと留められた。
抗議するも、「御身の立場を考えなされませ」と言われ、私は一度意気を失してしまう]
……私は確かに司令官の立場だ。
皆の力も信頼している。
何も不安、不満などは無い。
だが、だからと言ってただ胡坐を掻き見物に回るなど言語道断!
現場を見ずして指揮など取れぬ!
そこを退け!!
[轟と吼えるように上げた怒鳴り声に、艦長以下船員達は慄いたよう。
その隙を逃すことなく、私は扉の前に立ち塞がる者達を押し退け、勢い良く統制室から出て行った]
― 敵船 甲板 ―
……うわい。
[一段落して改めて振り返ったアイリの様子。
交わされる会話内容は掴めぬものの、殴られた勢いで海に落ちて行った者が、なんかを逆なでしたのは読めたから、つい、惚けた声が上がった]
……って、え?
あー、んじゃ、俺も行く。
[一緒に来るか、という問い>>134には、とっさにこう答えていた。
事情はわからぬものの、彼女に関しては気を配るように、とのお達しがされている。
さすがに、ほっとくわけには行かなかった]
― 敵船 甲板 ―
『おぬしらは何をしているのじゃ!同盟の恥と知るがいい!
此度の件、全て妾は聞いておるぞ。
退避勧告もなく、有無を言わせずの開戦だったそうじゃな?
しかも大陸の国との関係が微妙なのを知っての行動か?』
[怒りを隠さずにかける言葉に、向こうも自分達は職務を全うしただけだとか、領海に入るのが悪いとか言い訳を続けており、
自分の非を認める様子はなかった]
『そうか…、たしかにお主らのいうことにまったくの理が無いわけではない。
お主らが自分が正しいと思うのならば、ここはひとつ、古式の作法にのっとり決着をつけようではないか。
剣を抜くがよい、妾は寛大じゃ。お主にチャンスを一度やろう。
最初の一撃をよけないことを約束するぞ。』
[よけずに受ける、しかも武器の使用も認められて、女相手に逃げるのは相手のプライドが許されなかったのもあり、引き受ける旨の答えを受けた。
言葉のわからないゲルトには]
あやつと私とで決闘をして決着をつけることになった。
[勝手に決まってる話に、ゲルトにいろいろと思わせることは多かったかもしれない]
― 敵船 甲板 ―
[向けられる笑顔と、周囲の表情の落差になんだかなー、と思いつつ。
ともあれ、促されるままに別の船へと移動する]
……ぉー。
さすがに、旗艦クラスになると……。
[色々違うなぁ、と。
ある意味ずれた感想を抱きながら、言葉の通じない対話を見守り]
……はい?
いや……まあ、それならそれで、いいんだけど。
[これ、どーいう風に説明すりゃいいんだろ、とか。
そっちの方で頭が痛くなったりもしたが。
口を挟むのもどうかと思い、今は沈黙しつつ]
(……これ、メル様の事恨んでいいよね)
[なんて事も、ちょっとは考えていた]
あ、副艦長さん。ルー…いえ、ガートルードがそろそろ帰還するようだからその報告をと思って。
[と、具体的にどれぐらいで戻るのかを伝える。ちょっと青筋が立っている気もするのはこの際無視無視。
ちなみに同じ光の精霊に聞けばディークもガートルードの居場所はわかることだろう]
アタシ治療術もできるので、船倉にいこうとおもうのですが、いいですか?
[と副艦長の許可をもらって、けが人の治療へと向かった**]
[とは、いうものの。
今の状況を考えたなら、決闘で決着がつく、というのは悪い話ではなく。
まあ、いざとなったら、単独特攻してどーにかした、で一度まとめといて、後で事情確認してから色々動かせばいいか、とか。
そんな思考もきっちり巡る]
(なんにしても、隠し事抱えたまんまじゃ、この先厄介だろーからなぁ)
[ある意味では閉ざされた空間だからこそ、更に閉ざすのはいい結果にはならない、とは。
後見人に拾われてからの日々で学んだ事。
……そこらの反面教師が多かったというのはちょっとおいとけ、というのは、余談だが]
なに、何で俺のこと見えんの?
[矢継ぎ早の問いは聞いてるようなそうじゃないような。
同じようなことを問い返していることから、その点については分かっていないことは伝わるだろう]
[アイリと初めて出会ったのは1年ほど前のこと。
あの時のアイリは言葉の発し方が今より少し硬く、他国から来たと言うことが容易に察知出来る状態だった。
彼女の格好や肌の色なども、大陸ではあまり見ないものであったため、出身地の大まかな位置も予測出来て。
物珍しさもあっていつもの調子で声をかけたのだ。
ことあるごとにスキンシップを取ろうとする仕草が新手の物取りと勘違いされて退治されかけたのは、今となっては良い想い出]
ここがどこなのかとか、何で俺がここに居るかとかは俺が聞きてーよー。
[残りの問いにそんな風に返して、ゲルトにも言ったことをアイリに対しても告げる]
海に飛び込んでここに来れる保障はどこにもねーんじゃねーの?
俺案内なんて出来ねーぞ。
気付いたらここに居たんだからよ。
[アイリの提案>>*8には当然否定を返した]
結界?
とにかく外…海とは隔絶されてるってことだよな。
[ゲルトの言葉>>*5を聞いてもいまいちピンと来ない。
クレステッドも厳密には精霊師では無いため、これと言って感じるものが無かったのだ]
出れねーと困るっつーの。
俺捜さなきゃならねー人が居るし…。
んー、周囲探索か。
えーっと……。
[ゲルト>>*6に返しつつ、提案を受けて一度周囲を見渡す。
それから腰に手を当て、目的のものを落とさずに済んでいることを知ると一つ頷いた]
お、あったあった。
他の荷物は船に置きっぱだけど、これだけは肌身離さずだったからな。
ここでじっとしててもしょーがねーし、少し歩き回ってみるわ。
万一があっても、これがあれば身を護るのは出来るしよ。
[そう言って手に取ったのは、掌よりは少し大きい銃。
故郷で力を入れている錬金術、具現精霊武器作成の過程で出来た失敗作を有効活用するために開発された代物だ。
尤も、現在は価値の低い精霊石を利用して専用の弾を作るようになったのだが]
探知の方、頼むぜ?
[逸れた船があるとか、船団に関しての諸々は知る由もなかったため、クレステッドは気軽にその言葉を紡いでいた]
人居んのかな…。
[アイリの言葉>>*9に思うのはそんなこと。
少なくとも今居る入江に人の影は見当たらない。
遠くから人の話し声が聞こえる、なんてことも無かった。
聞こえているのはゲルトとアイリの声だけ]
先ずは食料確保か、そうだな。
食うもんが無けりゃ身体も持たん。
何かねーか探してみるわ。
寂しいのは寂しいが、声だけじゃ満足出来ねーよー。
[提案に返事しつつ、いつも通りの言葉を向けた**]
― 敵船 甲板 ―
[周りを囲む人たちの見る中敵船の抜き身の剣を構える司令官と対峙する。
ゲルトも見物人の一人になっているだろうか、決闘の開始の合図を行うものが掛け声とともに高くあげた手を振り下ろす。
合図とともに、司令官は剣をいかにもな大降り狙いの構えで間合いをつめ、その動きはそれなりの訓練を積んでいるであろうことがみてとれた。
避けないと分かっているためか、一撃で決めようと力任せの渾身の一撃が振り下ろされる。
その場から一歩も動くことなく、一撃を受け止めるべくその軌道上に身をかばうように腕を差し出し]
っ!!!
[剣は受け止めた腕の肉に食い込むが、骨に達したところで固いもの同士がぶつかる音を響かせる。
締められた筋肉と骨とで剣を受け止めた腕からは血を滴らせながら、もう片方の手は握られ振りかぶる。
司令官はあわてて引き抜こうとするも、その剣は抜くことができず]
『この、軟弱者がっ!!!!!!』
[強い踏み込みが甲板の床板にひびをはしらせ、の渾身の一撃を剣を持った片腕に叩き込む。
何かが砕けるいやな感じの音とともに司令官は悲鳴を上げて剣から腕を放してしまいその場に蹲った]
勝利だ!
[腕から流れる血はそのままで、どうだといわんばかりの様子でゲルトの方を見て]
あれだ。
「にくをきらせて、ほねをくだく」
というやつだ
[いろいろと突っ込みどころだらけだった]
/*
酒入った状態で状況把握して2キャラのレスはやっぱり時間がかかるな…!
何度か舟を漕いでいた(
後はこっち落として残りは明日にしよう…。
― 敵船 甲板 ―
[手出ししないと決めた以上は、見物するしかないわけで。
始まった勝負、初手がそのまま入る様子>>149に、さすがに目を瞠る、ものの]
……うわ、あれは痛いわ。
[床板に走ったヒビと、ナニカが砕ける音。>>150
いやこれちょっと半端ないんじゃね? なんて思いつつ]
……いや、勝利は勝利だけど。
あと、それを言うなら、『骨を断つ』だと思う。
[と、そこは最初に突っ込んで]
……んで。
一先ず大将は倒した、って事でいいんだけど、このままこちらさんたちに送ってもらっちゃったりすると、色々と面倒なんだよねぇ。
てわけで、帰りは自力で、になるけど、そこはいいよね?
[何が面倒なのかは省いたが、シンシャと南東群島の関係性を思えば、想像は容易いか]
と、いうわけで。
とりあえず、傷だけ縛って、全力で帰るよー。
[笑顔で無茶言いながら、意識は首の念の輪に向けて]
『リュカー、聞こえるかー。
色々あって、無事向こうの大将さん無力化成功した。
狼焔と風牙の波動辿れば、こっちの位置、大体掴めるよなー?
てわけで、迎えよろしくー。』
[通信相手をリュカだけに絞って、声を投げる。
今は腕輪の形に戻っている爪──狼焔と、普段はこれまた腕輪の中に納まっている鋼糸・風牙はそれぞれ精霊と妖の力を秘めている。
それを辿れば、自分の現在地を察知できるはずだから、とお気楽な口調で依頼して。
迎えが来るまではさて、どうしようか、とか。
考えるのは、そんな事。**]
……戻ったら、事情の説明はしてもらうかんねー。
隠したまんまだと、よけーないざこざのモトになるから。
[表はお気楽振る舞いつつ。
そこだけは譲れない事をアイリにぽそ、と囁くのは、忘れない。**]
― 八幡 甲板 ―
[統制室を飛び出した私を追う者が居たが、待てと言われて待つ馬鹿は居ない。
私は早足で船内を通過し、そのままの勢いで甲板へと出た]
っ!
おい、戦況報告!
[統制室でのやり取りの間、入って来ていなかった情報を手近な船員を捕まえ報告させる。
突然のことではあったが、皆良く判断し、動き、相手を押し返しているようだ]
ユウレンの船も善戦しているようだな。
だがこれ以上長引いて船体に必要以上の傷を負わせるわけには行かない。
我々の目的は争いではないからな。
敵船の”足”を削ぎつつ、隙を見て戦闘区域から離脱するぞ!
[本当ならば完膚なきまでに叩きのめしたいところだが、我々には優先すべきものがある。
元より今回の船に戦闘用の資材は然程多く積んでいるわけではない。
航路開拓が目的であるため、最低限の防衛が出来る分しか積んでいないのだ。
その上、ここが南東群島海域となると、資材の補充は困難を要する。
今回は引くが上策だろう]
統制室に指示を回せ。
『全艦、引き際を見誤るな』と。
[追いかけてきた船員を捕まえ伝達を命ずる。
反射的に命を受け入れ敬礼した船員は来た道を戻って行った]
精霊師に命ずる。
狙うは敵船メインマスト。
”足”となる風を削いでやれ!
[私の命を受け、近くに居た精霊師が近くに在る敵船のマスト目掛けて火の精霊を嗾けた**]
[続いた言葉に思考を少しめぐらせてから]
ああ、たしかに問題は残ったままか。
[自分や自分の国としては片付いても、ユウレンやシンシャとしての立場の問題は残ったままでもある]
すまない、私も熱くなりすぎた。
[素直な謝罪の言葉とともに、迎えがくるまでは先ほどまでとは打って変わって借りてきた猫のように大人しくなった。
その様子を見たその場にいた者達には、ゲルトは只者じゃないすごい人物だという印象を与えたかもしれない**]
わかった。
[囁かれた内容に小さく囁いて言葉を返してから]
ゲルト、もしこの件で迷惑をかけるようなことがあった場合には、私が責任を取る。
[どう取るかについては、ここで口にはしない。それは提示された内容を全て飲むという意味でもあった**]
−回想−
むぅ、私のことを猫扱いするな。
[一年前と変わらない呼ばれ方に、不服の声を上げながらも、
祖国でかけられるのとは少し違ったニュアンスがあるのだということは理解できていた。
それでも一年前、初めてであった時には過剰なスキンシップとその呼び方もあって一度殴り飛ばそうとしたのは良い思い出だった]
[ 光と翼と刀を駆使して、ヤクモとディークは、敵艦隊の間を飛び回り、ある時は囮役となり、ある時は先制のきっかけを作って一撃離脱を繰り返した ]
そーろそろ、落ち着いてきたか。
[ 元々あまり統制の取れた動きをしていなかった私掠艦隊が、明らかに迷走し始めたように見える ]
誰かが頭を叩いたかね?
[ 文字通り叩かれている>>150ことは知る由もなかったが、そろそろ引き際だと直感が告げていた ]
よしよし「蛟」は、無事、と...?
[ 一度上空へ高度を上げ、乗艦と友軍の安否を確認しようとしていた時、ウルズから送られていた光球が、ちかちかと何か言いたげに瞬いた。
精霊師ではないディークには、具体的な言葉としては聞こえなかったのだが ]
『キュィ!キューキュー』
ああ?ガートルードが、海に?
[ そこは同じ属性の強みか、ヤクモの通訳を受けて、光精がガートルードの居場所を教えようとしているのだと判る ]
戦闘海域を泳いで帰るってかあ?
親父さん譲りにしたって、ワイルドすぎるぜ、たく...!
[ 水の精霊の護りがあればこそとは判っていても、敵にも精霊師もいれば、海中には精霊では防げない危険がある可能性もある。
呆れたような物言いとは裏腹に、心配を表情に滲ませて]
『キュキュー』
大丈夫だ、無事じゃなきゃウルズからもなんか言ってくる筈だからな。
迎えに行くぜ。
[ こちらは声にも心配そうな響きが顕われるヤクモを、宥めるように撫で、光精の先導に従って進路を変える ]
[ やがて「蛟」を目指すガートルードの姿を見つければ、彼女を拾い上げて一旦、艦へと引き返すことになる。
「八幡」から、カナンの指示>>157が伝えられたのは、艦へ帰り着いた後だったろうか? ]
[ いずれにせよ、燃え上がる敵船のマストが>>158戦線離脱のタイミングである事を、はっきりと知らせていた** ]
― 敵船 甲板 ―
[こちらの言わんとする所が伝わった様子>>160に、そゆこと、と短く頷いて。
念の輪越し、届く安否確認にはだいじょーぶ、と気軽に返す]
……ま、
[そもそも単身特攻した時点で、あんまり大きな事は言えない白狼児である。
ともあれ、持ち歩いている包帯を引っ張り出してアイリの腕の傷に応急処置を施して]
……ま、そんなに気負わなくてもいいとは思うけど。
ウチの偉い人、そーゆーとこの根回しだけはとんでもないらしいし。
[手当をしつつ、やっぱりぽそり、と告げるのはこんな事]
あと、責任とかは基本、連帯だよ?
少なくとも、それがウチ流だからね。
[そんなやり取りをしている間に、輪を介して届くのは、そろそろ着く、と知らせる声。
ちら、と後ろを振り返れば、見慣れた小柄な船影が目に入る]
……さて、そんじゃぼちぼち。
[言いながら、くるり、左の手首を回す。
応じて生じる糸が微かな光に煌いた]
お暇すると、しましょーか!
[どこまでも軽い口調で言いつつ、アイリを引っ張って船縁に寄る。
タイミングよく距離を詰めて来たシュタイフェ・ブリーゼに向け、勢いよく左手の鋼糸を伸ばして]
んーじゃ、お邪魔様でした!
[それが支えを得ると、右腕でアイリを引き寄せ、抱えるようにしながら甲板を蹴った。
不安定な状態だが、元より、身体能力に優れた妖白狼の血脈。
そこに風精の援護も重なれば、無事の帰艦も容易く──はないが、そう難しい事ではなく]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
てわけで、たっだいまー、と。
あ、医療班出動よろしくー。
[シュタイフェ・ブリーゼの甲板に降り立つなり、上げるのはお気楽な声。
一斉に入る突っ込みを受け流している所に届くのは、八幡からの伝達。>>157]
シュタイフェ・ブリーゼ、了解!
これより、全力で戦闘海域を離脱する!
[必要事項を短く返し、医療班にアイリを任せると、向かうのは本来持ち場たる舵輪の所]
……ま、追撃は多分ないだろうけど……急ぐに越した事はなし!
精霊師各位、風、頼んだ!
[舵輪を握ると同時、精霊師たちにこう呼びかけつつ。
戦線離脱するべく、舵を切った。**]
─ 回想 ─
……あれ、知り合い?
[クレステッドに呼びかけるアイリの声>>*7に惚けた声を上げて]
……いや、いくらなんでもそれはなし、だから。
[飛び込んでみる、という提案>>*8は、こちらも即行却下した]
うん、なんでそうなってるかはわかんないけど、海の中に作られた隔絶領域なのは多分間違いないねー。
[わかるのはそれだけだから、見えないけれど頷きと共にクレステッド>>+16こう返し]
……捜さなきゃならないー、って……まあ、それは落ち着いてからでいいか。
こっちもちょっとばたばたしてるから、時間かかるかもしんないけど。
とにかく、気を付けてねー。
[そんな言葉を投げかけて。
その後のアイリとのやり取りには、ちょっとだけなまぬっくい気配を滲ませつつも、突っ込みは入れなかった。**]
/*
[左を見る]
[見る]
[……一人だけ、桁がおかしいのはきっときのせい]
しかし、なんというか、うん。
予想以上に、突撃するのが多かったwww
……さて、次からは対アヤカシ戦ですよ、と。
ある意味、この系列の本番開始ー。
……あ、今度は天声ださんとな。
― 南の入江 ―
えー、かーわいいじゃないかぁ。
[不服の声>>*10も可愛いと思うのがクレステッド。
仔猫ちゃん呼びを止めるつもりは毛頭無かった]
[が、ぴしゃりと突きつけられた言葉>>*11には分かりやすくしょんぼりする]
つれねーなああああああ。
心が凍えちまいそうだ。
[コロコロと変わる表情と発される声に嘘は無い]
知り合いも知り合い。
1年前に愛を語り合った仲さ!
[知り合いかと上がる疑問>>*12にそんなことを言った。
ただしクレステッドが一方的に投げていただけとも言う]
おぅ、俺と同い年で───って聞いてくんないの…?
[落ち着いてから、と言われて>>*13しょんぼりした。
言う気満々だったらしい]
バタバタしてる?
あぁそうか、嵐の後だししゃーないな。
分かった、少しずつ探索しとくわ。
何か分かったら呼ぶ。
[ゲルトにそう返して、びしょ濡れのままだったけれど空間の探索へと向かった。
棒とか燃やせるものがあれば良いな、何てことを考えている*]
『なんでそんなに奥にいるのさ!
分かったよ、すぐ行くっ』
[呆れ半分で了解を返すと、敵旗艦らしき船の位置を副長に伝えた。連絡を受け、戦火を潜って疾風は走る]
― 帰艦直後/シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[沈黙経て返された呆れ帯びた了解>>169 >>170には、ただ、笑うような気配だけを返して。
絶妙の接舷タイミングと風精の援護>>171を受けて、帰り着いた先で待っていたのは、いつもと同じ物理突っ込み。>>172]
って、痛いから、いたいからっ!
[言うほど痛くはないけれど、こう返すのはいつもの事]
……っても、いつもの遠征と違って本格的に撃ち合うよーな準備もなかったし、仕方ないだろー。
[砲撃戦に対応した準備をしているならば、小回りを生かして海上を駆け巡るのもありだったが。
今回の目的はあくまで開拓、武装は最低限に絞られているわけで]
それに、俺の場合、突っ込んだ方が早いし……いや、アイリも来たのはびっくりだったけど。
あと、お前の無茶はにぃの次くらいに心臓にいいから勘弁しろ。
なんかあったら、俺は何人にどつかれると思ってんだ。
[自重絡みの話には、そこだけ真剣な口調で突っ込んだ。
周りから見れば「またやってるよ」的なやり取りだが、初めて見た場合は一体何事、と思うかも知れないが、それはそれ。*]
― 八幡 甲板 ―
[敵船のメインマストに炎が燃え移る。
その光景は敵の動揺も誘い、接近状態から離脱するには十分な隙となった]
面舵!
精霊師は風と水を繰れ!
[私が飛ばす短い指示にも船員達は良く動いてくれた。
最初こそ緩やかな速度だが、精霊師の働きと、船員による舵取りや帆の操作で敵船との距離はどんどん離れていく]
─ 海上 ─
(さーて…どうすっかなぁ)
[敵艦の壁に開けた大穴から飛び込んだ海を泳ぎながら心の内で独りごちる。
副艦長に怒られるはほぼ確定事項だが、問題はいくつかの想定外だ。
降って湧いた様な嵐のせいで逸れた航路、まるで待ち受けるかの様に遭遇した私掠艦隊。
不運な偶然と片付けるのは簡単だが、引っかかる部分が多すぎる。
ともかく早く帰艦して報告なり相談なりして対策しないと、と考えた所で上から聞き慣れた声>>163が聞こえてきて]
─ 海上 ─
ディーク殿、ヤクモ!
丁度良かった、俺も一緒に連れて帰ってくれるか?
泳いで帰るにゃちょいと時間が惜しくてさ。
[元より迎えに来てくれたとは知らず、頭上の彼らに頼み手を伸ばす。
引き上げ乗せられた陽竜の背の上、時間が惜しい理由について問われただろうか。
問われずとも、出来る限り急いでくれと頼み戻った蛟の統制室まで共に来ればどうしたって聞くことになっただろう]
─ 蛟 統制室 ─
副艦長、心配かけて悪かったな。
お叱りは後でまとめて受けるんで、今はこの海域からの離脱を優先してくれ。
八幡や水夜、ユウレン側にも通信繋げて早めに引くように伝えてくれるか。
[統制室の扉を開けると開口一番早口で指示を出す。
ウルズの報告>>147から青筋立ちっぱなしだった副艦長の表情は部下のそれに変わり、船員達も即座対応に動き出し。
それを見て張り詰めていた息を少し吐き出した女に、副艦長から指示の理由を問われ眉を顰めた]
俺が乗り込んだ艦な、指揮官が乗ってなかったんだよ。
もっと小型の船にだって船長位乗ってるのに、あの規模の船に乗ってねーなんてありえねーだろ。
─ 蛟 統制室 ─
─── でも、はなっからやる事が決まってる時は別だ。
[これだけで副艦長はこちらの危惧を理解した様で、表情を険しくさせた。
通信機に手を伸ばしながら、「ま、そういうこった」と頷き]
恐らく連中は俺らがここに来ることを解って待ってたんだ。
あの嵐も計算の内か、もしくは連中が故意に起こしたか。
前者でも充分きっついが後者なら尚最悪だ、万全の態勢に加えてあんな嵐起こせる程の手を持ってるってこったからな。
ただでさえこっちゃ装備すくねんだし、そんな連中とガチでやりあってられっかよ。
連中の頭がどの艦に乗ってるかはわかんねー以上、とっとと逃げて振り切るのが得策だろ。
─ 蛟 統制室 ─
[頭云々については空から状況を見ていたディーク>>161からも補足があっただろうか。
自分の考えは全て推測ではあるが、事実でなくても此処から離脱する利の方が大きいはずだと八幡へ進言しようとした矢先、届いた伝達>>157に軽く口端を上げて]
…さっすがあの王子様。
ただのお飾りじゃないなぁ。
こちら蛟、了解。
てことで、皆ちゃんと聞いてたな?
総員配置!全速離脱するぞ、急げ!
[小さく独りごちた後、通信越しに了承を返し。
敵船のマストが燃える>>158を合図に、戦闘海域からの離脱をはかった**]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[リュカの送る風を捉え、
大将が相当なダメージを受けた事もあってか、追撃らしき追撃はないようだった]
……さて、落ち着いたら、あっちもどうにかしないとだよねぇ。
[やれやれ、とため息ついて、目を細める。
意識をずらせば目に入る、『ここではないどこか』の風景。
とりあえず、そこに一人で放り込まれた者──クレステッドからの連絡は、探索に向かうのを見送ってからはないわけだが]
なーんで見えるのか、っていうのが、まず問題だよねぇ。
[先にこの件について報告した時は状況的に精査もできなかったが、見えるのが自分だけではない、というのも色々と気にかかる。
……なお、自分の身に異変が起きている、という自覚はなかった。
半妖という出自や、身近に自分よりも力ある妖や半妖が多かった事が重なり、そういうものに『慣れて』いるせいか。
嵐の只中に共鳴した存在には未だ、気付いていなかった]
/*
自分より力のある妖→蜘蛛さんとか各務さんとかクロとか
自分より力のある半妖→言わずもがなの黒わんこ
ちなみに、気付けていない最大の理由は、ラスボスさんがラスボスさんだからです。
……慣れちゃってんだよねぇ……w
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
……そもそも、あの嵐自体も不自然だったよなぁ……。
[突発的に嵐が発生する事、それ自体は珍しいとも思わないが]
なんかこう。
今思うと、ものすげー、不機嫌だったし、あの波。
なーんか、怒ってたりしてんのかなぁ。
[海域には、強大な力持つ者が多く住まう。
ただ、それらは大抵、人とは住まう領域の間に一線を引いているはずで。
こんな形で干渉してくるのはよほど機嫌を損ねている場合なのだが]
「……つーか、遊んでんなっての」
[そこにタイミングよく突っ込みを入れてきたのは、副長だった]
えー、遊んでないだろ、思考整理だよ。
……んで、被害状況は?
[それにさらりと返しつつ、状況を聞く。
大きくぶつかるのを避けていた事もあり、さほど大きなダメージは受けていないようで。
むしろ、嵐を凌いだ時の影響の方が根深いようだった]
……そーなると、早目にここら抜けて落ち着かないとヤバいなぁ。
泊まれるとこが見つかればいいんだけど……。
[なんてため息つきつつ、一先ず出すのは応急処置の指示。
それにいつもの返事を返した副長を見送った直後]
……あれ?
[何か、波間から聞こえたような気がした。
何かが唸るような、低いおと。
確かめる間もなく、それは波の音にまぎれて行って]
…………。
[やっぱ、なんかいたりする? とか。
そんな疑問が浮かんで消えた]
[ 光精を頼りに姿を見つけ出してみれば、あまりにもいつも通りのガートルードの様子>>179に、肩をすくめ ]
時間が惜しいってのは...まあいいや、急げばいいんだな?
[ しかし、彼女の言葉の中に、常とは違う意志を感じて、すぐにガートルードを自分の後ろに引き上げる ]
ヤクモ!
『キュー!』
[ 名を呼べば、心得たとばかりに応じた騎竜は、海上に光の軌跡を残しながら、最速で「蛟」目指して飛ぶ ]
― 「蛟」艦上 ―
[ そして、戻った艦ではウルズも待ちわびていたろうが、艦長代理としてのガートルードの言葉に>>180乗員達の動きは一変する ]
こーゆーとこも親父さん譲りだよなあ。
[ 養子であることは知っている、けれど、彼女の言動の端々に、そう感じずには居られない...と、ぼそり呟いた ]
[ こうなると、ディーク自身は口を差し挟む権限も必要も無い。一体となって動く「蛟」の乗員の一人として、艦長の指示に従うだけなのだが ]
そういや、さっきからあちらさんの動きが急におかしくなってんだよな。
もしかすると、どっかに隠れてた「頭」を叩いた奴がいるんじゃねーかと思ったんだが。
[ 自分の目で見た事の報告は必要と判断して、それだけは告げておいた ]
― 南の入江 ―
[探索は先ず今居る場所から始まった。
入江となっているこの場所は、奥から清涼な水が流れて来ており、よくよく見れば海と繋がっているようにも見えた]
ここから出られたりしねーの?
[ずぶ濡れついでだし、と水の中に飛び込み外を目指してみる。
が、砂浜にある壁と同じものが水中にもあり、どこからも出ることは出来なかった。
ただ、入江の中にも魚が居るため、これを獲れば食料に困ると言うことは無さそうである]
ぷは!
くっそー、繋がってねーのかよ。
…まぁ、魚が居るのが分かったからよしとするか。
[砂浜へと上がり、衣服を絞って水気を落とす。
身体を拭く物も無いため結局は濡れ鼠なのだが、クレステッドは気にせず壁沿いに進んでみることにした]
[ 間もなく「八幡」からカナンの通信が全軍へと届き、それに従って船団あげて全力での離脱が試みられ...>>182 ]
うーん
[ 戦闘海域を離れたと判断できた所で、小さく唸って頭を掻いた ]
なんつーかこう...今度は簡単にいきすぎっつーか。
[ まさか、これも罠とか言わないよな?と、少し心配になったのだが...異変はその時、既に始まっていた>>188 ]
/*
ところで、>>181まわりどーなんですか?
→そこまで考えてるわけないじゃないか、大げさだなぁ。
まあ、マジレスすると、嵐はあくまでラスボスさんが起こしたもので、南東群島の皆さまとは無関係です。
なんで艦隊がいたのか、も、本来お仕事に出ようとしてたら、なんかおいしそうなのが見えたんで食いついた、程度d(
― →東の森近く ―
[壁を右手に進んでいくと、砂浜の内側に森が広がり始める。
その中で目に付くのは実をつけた果樹がいくつか。
瑞々しいそれらの果物を見つけ、クレステッドはテンションを上げた]
おぉー! 果物あんじゃん!
これで食料には事欠かねーな。
[折角なので一つもぎ取って皮もそのままに齧りつく。
適正気候が異なる物もあったが、何ら問題なく結実し、どれもが食べ頃となっていた。
尚、野草に関しては知識が無いために食料として目が向いていない]
[果物を咀嚼しながら先へと進んで、森が深くなってきた頃]
……んん?
[不意に感じる視線。
ゲルト達ではないことは何となく分かった。
先ほど話していて彼らの視線は何故か感じることが無かったし、何より向けられる気配が不穏なものに感じる]
うええええ、絶対なんか居る!!
[触らぬ神に祟り無し。
クレステッドは180度反転して脱兎の如く駆け出した]
― 水夜・甲板 ―
それにしても……クレステッドさん、大丈夫でしょうか……。
[海へと落ちた後、『ここではないどこか』に行ったとは知らない。
カナンには嵐の後の報告で名も一緒にあげていたが。
困ったように眉を下げながら、他の精霊師たちと共に捜索をしている。]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
[戦闘海域から離脱した所で、速度を落として船体の応急処置にあたる。
舵から離れないのは、急を要する事態に対応するためだが。
そうする事で、波の感触を受け取る事ができるから、というのが一番の理由]
……やっぱ、ここらの波、妙だ。
[嵐に接する直前にも感じた違和をまた感じて、小さく呟く。
断定するには至らないが、海の中の異空間の光景とも相まって、海自体に何かがある、という推測は十分に立つ]
……問題は、何がどーしてどーなってんのか、が全くわかんない事だよなあ。
[そもの原因や切欠は何なのか。
そこがわからないから、見えるもの同士が繋がらない]
とはいえ……この、妙な感覚は、ちゃんと伝えといた方がいい、か。
[杞憂で済めば儲けものだが、そうでない可能性も高いから、と片手を舵から離して、首の輪に触れた]
シュタイフェ・ブリーゼより、八幡へ。
具体的に説明するの難しいんだけど、また、妙な感じがする。
さっき報告した、妙な現象で見える先が海の中なのと合わせて考えると、ここらの海域自体に何かある可能性も高いかも。
できるなら、海上だけじゃなくて、海中にも警戒広げてほしい。
[口調はいつもと変わらぬものの、声音は僅か、真面目さを帯びる]
あ、あと、さっきの艦隊の頭、叩いといたから。
よっぽどのことがない限り、追撃はないと思う……多分。
[合わせて、かなり端折った報告と予測も告げておく。
あちらに向ける労力を、異変に向けてほしい、というのがあったから]
/*
ところで、今気が付いたんだけど。
……語り手さんしか食えないんだ、今回も(何
いや、いいんだけどね!
[なんとなく、言ってみたかった]
― 八幡 甲板 ―
[敵艦隊との距離が十分離れ、船の速度は離脱時よりも減速する]
追撃は無しか?
……随分と諦めが良すぎるな。
[部下からの報告に私は首を捻った。
いつもしつこく突きに来る私掠艦隊。
離脱が功を奏した、と考えるにはあまりにも順調すぎた。
それが逆に違和を与えてくる]
彼が、ファサン殿がそう言うのならば手を割いた方が良いだろう。
追撃の件も、承知した、と。
そちらへの手を減らせるならば海中の警戒も増やせる。
[シュタイフェ・ブリーゼへの返信を連絡員へと伝え、船員には指示の変更を命じる。
甲板は変わらず慌しい様相を呈していた]
あぁ、それから。
敵司令官の撃破、感謝する、と。
お陰で離脱も思いの外容易に出来た。
[その言葉を伝えると、連絡員は敬礼し統制室へと。
シュタイフェ・ブリーゼへの返信と共に各船にも海中も警戒するよう指示を出した]
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