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自称妖精 フェリクス の役職希望が 死神 に自動決定されました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、占い師が1名、呪狼が1名、悪戯妖精が1名、銀狼が1名、守護獣が1名、狂神官が1名、恋天使が1名、夢魔が1名、死神が1名、睡狼が1名、呪人が1名、貴族が1名、奴隷が1名いるようだ。
『あいつらの正体が解ったかもしれない…。
けれど、本当に…? もし間違っていたらと思うと、とても怖い。
一晩、様子を見よう。それからでもきっと遅くないわ…。』
学芸員 フレデリカが「時間を進める」を選択しました
/*
改めまして、よろしくお願いします。
1dは天声によるイベントはありません。
このままの流れでフリーに動いて他のPCと交流を深めてください。
2dになった直後あたりにイベントを落とす予定です。
天声イベントへの参加は自由です。
企画の主旨上、物語進行と吊り襲撃が連動しません。
また、カオス編成なので、いつ誰が落ちて、いつエピ入りするかわかりません。備えよう。
/*
なお、役職表示が「村人」になっている方、実は「睡狼」なので勝利条件をお間違えなく。
役職の詳細や勝敗条件は村の情報欄や企画wikiにリンクしてあります。
特殊役職満載なので、他陣営の勝利条件もちゃんと把握しておきましょう。
簡易メモなど薔薇の下国の仕様の細かなところも情報欄にリンク先を載せておきました。
それでは、守護天使たち、暗躍を開始してください。
[ジークムントの隣で、一言も発せずそこに居座る彼。
ジークムントと天使とのやり取りを咀嚼しながら、不穏な空気の正体を考えていた。]
良くない音は…すでに残っていないか。
[彼はその耳で何かを聞き分けていた。
耳はいいのだ、昔から。]
まぁ、私の知らない間に水も滴る良い男へと変貌を遂げていたのですね。
私もそんな貴方を見たかったなぁ…
ねえ、もう一度失敗してみません?
[やはり。
しかし想像の上を行く大失敗に吹き出してしまった。
彼をからかうように誘いをかける。勿論本心ではない。
他の、例えばジークムントには決して出来ぬ会話であり、故に彼の前では自分も聖女ではなく、一人の女性としての顔を出せていた。]
/*
おや、まあ、まあた勝ちにくい役職が。
[ そりゃ、おまかせですかr( ]
襲撃出るかどうかで狼同士だけは判るんだっけね?
あとは矢が刺さるかどうか、か。
寡黙吊りされそうな勢いだから、矢は来ないだろうなー
まぁ、私の知らない間に水も滴る良い男へと変貌を遂げていたのですね。
私もそんな貴方を見たかったなぁ…
ねえ、もう一度失敗してみません?
[やはり。
しかし想像の上を行く大失敗に吹き出してしまった。
彼をからかうように誘いをかける。勿論本心ではない。
他の、例えばジークムントには決して出来ぬ会話であり、故に彼の前では自分も聖女ではなく、一人の女性として振る舞えていた。]
/*死神wwwwww
確かにフェリクスにはぴったりだけどwww
そして刈る対象デフォルトがシェットラントとオクタヴィアwww神様ラブ組wwwまだ逢った事無いけどwww*/
[白い翼をゆっくりと仕舞いこむと、聖なる気が全身を包み込む。強すぎる、守りの祝福。
だからこそ、気付かない。
ウェルシュ自身に触れ得なかった地上の気が、その周りを密かに取り巻いている事を。
力ある者と、地上への縁を結ぼうとしている事を。]
/*
いえぇい。恋天使ゲットです。
…他にも希望者がいて弾かれるだろうなって郵貯に考えていたので、ちょっと驚いてます。
定番の勝利パターンは恋狼らしいのですが、カンで探すしかないですね。
ガチ村のログを漁ってきましょう…。
*/
/* /(・ω・)\<占い系の役職さんを溶かしちゃうのでRPっぽいことしたけど、設定上齟齬がでる可能性ありありなので、なんとなくRP的な扱いでおっけーなんだよ。
今日の僕にできること。
……村側占い師の心の琴線にひっかからない!これ大事!重要!!
/* /(・ω・)\<園芸天使は、もうすぐ水ちゃぷちゃぷ(お風呂)の時間なので、在籍表示赤にして灰でステルスしているのです。もう少ししたらいかなきゃ。
/*
とりあえず、狼だったときのために考えた作戦は、初回の吊り襲撃先を重ねる、なんだけどね。
敢えて呪狼吊りにいくのもアリだな。
後は、同じ人は出来るだけ吊りに行かない、と。
まあ、初回に吊られる確率の方が高いわけですが!
あ、おまけに三連チャン狼だーwwwwwwwww
「貴族」について。
村陣営で、奴隷がわたしからの解放を望んでいるけど、わたしは奴隷をどうこうする必要はなし。
うっかりランダムで自分が吊られないよう、初回投票はパッションで誰かに委任して票重ねですかね (←黒いw
わたしに投票した人が多分、奴隷なので、そこは人間とみなして吊らない。
初期作戦はそんなとこー
(そして、きっとそのまま精度があがらないw
さすがにそれはご容赦ください。
[ もう一度失敗したらそれこそ笑いものである。
誂われているのも分かってはいたが、つい真面目に返してしまうのである。 ]
どうせ水が滴るのでしたら水浴びのときに御覧くだされば……
[ とんでもないことを口走っているが、本人まったくもって自覚がない ]
/*
デフォで片方が自分でした。
自打ちは美味しくないのでナシですね。
とりあえず暫定で片方をジークムントにしておきましょう。
彼ならうまく立ち回ってくれそう。 */
世話係 オクタヴィアは、天使 エレオノーレ と 天使長 ジークムント を能力(結ぶ)の対象に選びました。
〜♪ 〜♪
[雲の階段でせっせと編み物をしながら、主の御業を喜ぶ曲を正確無比な音程で静謐な表情のままハミングしていた。**]
[いつだってマジメな彼をからかうのは楽しい、けれど。]
そ、そのようなはしたないことっ
女性になんて誘いをかけてるんですかっ
[突然の誘いの僅かに目許を染めて、眉尻を吊りあげる。きわめて声量を搾り怒りながら、ジークムントたちにばれないよう肘で脇腹を突いた。]
[偽りの眠りの中でひっそりと思う。
シメオンでも誰でも良いからここからユーリエを連れて逃げ出すチャンスをくれれば良いのに、と。]
[ 純白の翼を羽ばたかせて声無き天使に近付き、触れた指先を絡める>>0:192 ]
...神の愛は無限
[ ふたつの手を、ひとつのいのりの形に組み、謳うように唱えた ]
いっ…たっ、……も、申し訳ありません…
[ 何か怒らせてしまったようである。肘鉄をくらった痛みと、怒らせてしまった情けなさで、謝罪し、項垂れる ]
…セクハラじゃなくて素だったの?
[素直な謝罪に驚きと呆れと申し訳なさが入り混じり、なんとも言えない顏になった。]
…しょうがない御方。
[けれどもそんなところが好ましく感じられ、微笑みを零しながら突いた脇腹をそっと摩った。]
せく…はら…?
[セクハラってなんだろう、と頭に疑問符をうかべてオクタヴィアの顔を見た]
[誰も話す相手がいないと寂しい
フェリお兄様は寝てしまった。まだ誰かが来る気配もない]
誰か来ないかな
[そう思うようになったのはフェリお兄様が来てから
昔はただ生きているだけだった
でも外を知って、自由を知って変わった]
…あ……。
[ 脇腹を摩られて不思議な感覚に陥る。
こんな感覚は始めてだった。 ]
/*
あと一人どうしましょうか。
うまく動けそうな人、かつ放置していたら恋陣営殺しにきそうな人?
シメオンさんは立場上ロルに思考割きたい人かもしれないし、パスですね。
ゲルトさん、シェイさんかな…。
暫定でゲルトさんセット。
*/
世話係 オクタヴィアは、堕天使 ゲルト と 天使長 ジークムント を能力(結ぶ)の対象に選びました。
…変な声をあげて、どうしたんですか。
[それほど強く肘で突いた訳でもなく、強く撫でたつもりもなかったが、打ちどころが悪かったのだろうかと表情を曇らせた。]
あとで湿布持って行き見ますね。
[だとすれば放置するのは駄目だろう。
薬草を煮出した汁に付けた布を持っていく約束を一方的に取り付け、目の前の天使たち―
その中でも、ジークムントに見つめられている見慣れぬ天使に注目した。
まるで、何かに焦がれるかのように。**]
いのりの形
純白の翼へ眩しそうに蒼を細め、
謳うように唱えられる"言葉"には
微笑んだ あるいは少し哀しそうに
清らかな音立てて翅を鳴らす
無限とは無であり、無とはすべてである
この無垢なる御使いに 祝福があるように
[ 翅のたてる清らかな音>>8に薄水色の瞳は瞬く ]
綺麗な音
[ 全知全能の神の愛のみに満たされた天使は、満たされているが故に、無垢であり、全てに足りているが故に空虚だった。
美しいものに喜びを覚え、やがては悲しみや怒りも覚えるのだろう ]
[アレクシスへと問いかけた瞬間に、響き渡るは新たな声>>0:117
視線をゆるりとそちらに流せば、佇むのは二人の天使だ。>>0:119
銀と金。白と黒。
まるで対を成すような組み合わせに、束の間、面白がるように双眸を細めた。
けれど、その表情は優雅に腰を折る仕草に、すぐさま伏せられる。
一礼の後、彼らに向けた表情には、柔らかい微笑が浮かべられていた]
侵入者、ですか?
いえ、私は存じ上げませんが……。
[そうおっとりと応じながら、視線を庭園のあちこちへと彷徨わせる。
そこにある風景が日常のそれだと、改めて確かめるかのように]
[数秒おいて、ジークムントとアレクシスの会話にようやく気付いたという風に、彼らへと向き直った。
アレクシスの口から語られる、彼が上の空になっていた理由>>0:121
そうして、それに対するジークムントの返答>>132>>133
それらに興味を惹かれて耳を傾ける風を演じながら、頭を働かせて状況の把握に務める。
銀の天使はジークムント。金の堕天使はゲルト。
ジークムントは天使長のひとりであり、人間には非干渉であるべきという主義主張のようだ。
うっかりものの天使、アレクシスは中立派なのだという。
――なるほど、やはり天界は今、意見をまとめ切れぬままに揺れているようだ。
改めてその様子を確認して、そっと静かに視線を俯けた。
天界の混乱を憂う風に装いながら、瞳の奥に揺れる悪意を伏す]
[やがてジークムントとアレクシスの応酬はひとまずの区切りを迎え、ジークムントの注意は再び侵入者へと舞い戻る>>0:163
最初のそれと重なるかのような問いに、緩く左右に首を振った]
いえ。
目撃してはならない場面を、目撃はしてしまいましたが……。
[アレクシスが噴水に突っ込んだ一件を上げて、ちらとアレクシスへと視線を流す。
ただし直視するのが躊躇われたので、微妙に視線は宙を泳いだ。
その視線が再びジークムントへ戻されたのは、投げかけられた問いゆえに。
彼の視線を真っ向から受け止めて、そっと口元に笑みを湛えた]
私はシメオンと申します。
長いこと、主命を受けて地上に舞い降り、人の営みを見守ってまいりました。
[丁寧に頭を垂れると、紡ぎ上げるのは偽りの素性。
僅かに躊躇う間をおいて、今まさに意を決したといわんばかりの様子で、覚悟を込めてジークムントを見つめた]
恐れながら申し上げます。
先ほどの話を聞かせていただいた限りでは、ジークムント様は人間の存在を侮りすぎているのではないでしょうか?
[間をおかずに口から飛び出すのは、まるで彼を非難するような言葉。
天界に身を置くものらしく、天界の行く末を憂うばかりに先走ってしまったかのような]
私は人の歴史を、彼らの側で見守り続けてきた者です。
人は決して、侮って良い存在などではない。
滅び行く人間を見限る事で、彼らが魔物と手を結び、神に反旗を翻す可能性も御座います。
なればこそ、彼らを導くべきか、滅ぼすべきか、天界は舵を定めねばなりますまい。
[彼の立場を知りながら、唱える意見はそれに反するもの。
一度言葉を区切ってから、再び口を開いた]
神の言葉を忠実に守り、善行を施し、弱気を助ける敬遠な信者もおります。
その一方で、黒魔術に傾倒し、道を踏み外す者もいる。
自分達が生き残るために、身寄りのない者を贄として悪魔に差し出す者達も。
人は――
[我々が考えるほどに無力ではない。
ジークムントを試すよう、紡ごうとした言葉は、突如上がった悲鳴に途切れる>>0:171
目を瞬かせて、そちらへと視線を向けた。
その瞬間、瞳に焼き付くのは小さな白い花の花冠]
[脳裏に過る残像は、遥か昔の、忘れ去られた過去の一場面。
平和な村。穏やかな日々。
村外れに咲き誇る花々の只中で、妹のように慈しんでいた少女に、花冠の作り方を教えた事があった。
そう、あれは丁度、こんな白く小さい可憐な花で。
――あぁ、なのに少女の面影を、どうしても思い出す事ができない。
ちくりと胸を刺す感情に、微かに目を瞠った]
[ けれど、今は、ただ無垢なる瞳で天地を見つめ、揺れる天使達の姿を見つめる ]
[ 神の声を内に秘めた天使の祝福を、透明な魂の上に受けて ]
[シメオンの言葉に耳を傾け、呟くように一言。
それは誰かに向けられた言葉ではなく、心からでた言葉。]
人は、人間は、強い生き物だ。
[そしてシメオンへと視線を移しながら口を開く。]
興味深い話だな、もう少し続きが聞きたい。
/*
シェイさんと、お話したかったので、すごく嬉しいのですが、このままだと二人だけ、物語の外でぱたぱたww
いや、企画的にはそれもアリなんだろうけどw
シェイさんに縁故振ってる方いるしね、なんとか離れよう。
[ぱさりと落ちた花冠を目で追って、束の間、吸い寄せられたようにそれを凝視した。
数秒の間を挟み、視線は花冠が飛んできた元を手繰る>>0:188]
……貴女、は。
[奇妙な既視感はあった。
けれど、それが何かは思い出せない。
訝しがるように口を噤んで、そっと首を傾けた]
どこかで、お会いした事があったでしょうか?
見たところ、貴女は天使ではないようですね。
私は長いこと地上におりましたから、どこかで姿を見たのかもしれませんが――
[そう言葉を継いだのは、彼女の側もこちらに見覚えがあるような素振りを示したからだ。
穏やかに語りかけながらも、その実、向けた言葉には先手を打って牽制するような意図も沈む。
この身が魔に落ちてから、彼女と関わった記憶はないはずなのだが、果たして――]**
/*
役職:夢魔
おまかせにしたら、何かそれらしいものが来ました。
ですが、このRPでは早々に占われて溶ける未来も見え隠れします(
思い残すことが無いように頑張るといたしましょう……!
そしてゲルトさん、お返事は明日に……っ。(申し訳なさにうなだれた)
ゆると首を傾げる
綺麗と言われれば、 褒められているのは神の造形
ハレルヤ、その全能のみわざのゆえに
笑みながら瞬けば、またアクアマリンの涙が天の空へ滑り落ちた
祈るものとは別に二本の腕を伸ばし、幼若に透き通る天使の頬へ触れる
包み込むように撫でて
指が解かれれば、
ゆらゆらと翅を震わせ 滑るように宙を漂い出した
天の地を見下ろす
其処此処に染みのように滲み視える、 負の心
/*
実はゲルトさんの過去設定を拾って色々やらかそうと思った私ですが、オクタヴィアさんからまさかの既知設定が振られたので嬉々として乗らせていただきました。
こうやって既知設定を振っていただけるのは、本当に有難いですね。
ですが、折角なのでゲルトさんの過去もちょっと絡めてみたい気が致します。
/*
そして忘れてしまいそうなのでメモメモ……!
・アレクシスさんに、「実際に地上に降りて、人と触れ合ってご覧なさい」って唆す。
・フェリクスさんの既知設定をロール上できちんと拾う。
この辺りをやりたいのです。
ですが今日は眠気に勝てないので、寝てまいります……。
[アレクシスと二言三言囁きを交わす。彼の失態について知れば呆れた表情を見せるも。
見知らぬ天使―シメオンと名乗る者>>12へと注ぐ視線は外れず。
アレクシスに拾って貰った花冠を握る手に力を込めた。ふわりと香る草の匂い。]
……、申し遅れました、シメオンさま。
私はオクタヴィアと申します。
主のお導きにより、天へと召され、今は捕虜たちの世話係として働かせて頂いておりあmす。
[口ごもる様子>>17にほんの一瞬。一瞬だけ瞳を輝かせた。
ロングスカートの端を持ち、腰を折り自己紹介をする。
せめて名前でも―。]
[けれどもオクタヴィアが思っていたのとは違ったようだ。
先程名を名乗る際も視察をしていたと言っていたではないか。
希望が落胆へと変わるが、穏やかな微笑みの裏に追いやった。]
そうでしたか、長い間お疲れ様でした。
地上に居る間は、迷える人々を導き、主の御心を説き、導くことを使命とし世界を廻っておりました。
道理で見覚えがあると。広い世界、どこかでお逢いしたのかもしれません。
[まるで牽制するかのように差し出された可能性。
けれども否定できる要素はないし、自らの記憶も勘違いである可能性がある。]
では、私はこれで失礼いたします。
[曖昧な笑みを浮かべ、凝視してしまった事への非礼を詫びると、天使たちの会話を邪魔しないよう、花冠を持って庭園から去った。
後でシメオンに話を聞きに行ってもいいかもしれない、そう考えながら。**]
[ 包み込むように優しく頬にも触れた指が離れ>>18、純白の翼は風を捉えて羽ばたく ]
神の安らぎが共に在ります様に
[ 祝福を返した天使の、薄い瞳のいろと似た、アクアマリンの涙が翼に触れて、仄かに青白く星となって、飛び去っていく。
やがては地上の夜に降る流星となるのだろう ]
[ 天の園に落ちる陰りを、悲しむ心すら、天使は持たない ]
[ 故に何ひとつ、疑うことも、恐れることもなく、空を翔る。
次に心惹かれて、近付くのは何者の元か** ]
[早くに父を亡くしたオクタヴィアは、母の女手ひとつで育てられた。
幸い村は人情味あふれる者が多く、服の修繕など縫物をすることで日々の暮らしの糧を得ることができていた。
しかしその分オクタヴィアにかける手は少なくなる。]
[忙しくも娘の為にと手を尽くす母親の背を見て育ったオクタヴィアは、決してわがままを言わなかった。
けれども、人恋しさと寂しさはどうしても拭えなかった。
村には自分と同年代の人間も少なく、居たとしても男子ばかりであった。
彼らは戦争ごっこと評してはそのへんに落ちている枝同士をぶつけたり、木に登ったりと活発に遊んだ。
オクタヴィアはついていけず、よくからかわれていた。
隣に住む子を除いて。]
「わぁ、きれい、すごい、おにいちゃんすごい!]
[天界の草原は、あの村の近くにあった草原とよく似ていた。
この季節一面に咲く白くて小さな花。可憐ながらも力強く天を向く花。二人でよく其処に遊びに行ったものだ。
…そうだ。母親とあまり遊んだ記憶がなく、周りも男子ばかりだった自分がどうして花冠の造り方を知っていたのか。
教えて貰ったからだ。]
「おにいちゃんは、ほかのこみたいにいじわるしないから、すき。
いっぱいいろんなことおしえてくれるから、すき。
ねえ、おっきくなったら、わたしがけっこんしてあげてもいーよ!」
[じゃれつきながら、笑いながら。おませな女の子は一方的にそんな戯言を紡ぐ。
けれども子どもなりに真剣だったのだ。
何も変わらぬ平凡な毎日が続き、大人になって、好きな人と一緒になるのだと。
炎が村を包むその時まで、根拠もなく信じていた。]
[庭園から去った後も、シメオンのまなざしが頭の中から消えない。
同時に脳裏を過ぎったセピア色の記憶が、歩を進める傍らついて回る。
いくら足音を立てて歩いても、離れてはくれない。]
……他人の…空似よ。
[呟く声は物悲しく、風に乗って消えた。
痛む胸を摩るしか、虚しさを和らげる方法を知らなかった。]
/*さて、死神の鎌をどこへ振るおうか。
一応裏はガチ村なんだよな、情報無しのパッションだけど。
…こう言うのはRP的に美味しいところかバファリンされそうなところなんて言うのが定番の俺には難しいです。いっそランダムで決めてやろうか(ぁ)
って事で一発やってみる。
死神の鎌の振るい先は<<御霊の声 シェイ>>と<<学芸員 フレデリカ>>だ!*/
/*ゲルトかー、まあ無難なとこ、かな?
(村内で)一番最初に触れた邪気の持ち主だし。シルキーとオクタヴィアだったらもっと良かったのに。
さて、本当にセットするかはまた後で考えるとして…とりあえずシェイの涙(宝石)関係のロールを一発落としたい。収容所にも現れたのならきっと落ちてるはず。
何にしよっかなー。*/
― 草原 ―
宮殿の楼閣を望む丘
誘うべき虫も鳥もいないこの天界で、花は可憐に苛烈に 咲き乱れる
誘われた虫のように 可憐で苛烈な花の上を漂った
ふと 何かに気付いたように蒼が止まる
手折られた花 その傷口から匂い立つ香
手折られた幸運の四葉 その祈り
ふるりと瞬く
摘まれ、捧げられることを歓びとした花へ、指を伸ばした**
/*メモの書ける範囲確認のため企画ページ見直したらランダム禁止だった件について。村の仕様なのかは知らないけど少なくとも俺の能力枠にはランダム枠自体無いけどな。
さて、どうしようか…。自打ちして生き残れる自信なんてないし…。*/
[眠りの無い天界において、彼はそれでも―否、だからこそ形ばかりの眠りを取る。
自分が天界の住人では無い事を固辞するように。
その枕元にひっそりと輝くラピスラズリの存在を知る者は一体どれほど居るだろうか?
―少なくともそれがかつて出会った『神の声』>>0:125の残した涙だと言う事は、流した本人にしか分からない事だろう。
彼はただ気付いたら落ちていた、だから拾っただけなのだから。
―それに意味が有るのか無いのか、それすらも知らずに。]
/*青系の宝石でサファイアの次に浮かぶのが瑠璃と言う辺りで趣味が分かられる気がしないでもない。
[←好きな種族:人狼・珠魅、なゲーム&漫画オタク(にわかレベル)]*/
湿布、でございますか?
…よろしくお願いします
[ そこまでの手当が必要か分からないが、オクタヴィアと話せる機会ができればと了承してしまった ]
[ 皆の話を黙って聞いて、皆の表情をつぶさに観察し ]
わたくしも、もう少し考えを整理いたします、 それでは失礼致します。
[ オクタヴィアがその場を離れたのを見て、自分も頭を下げてその場を後にした。 ]
/*
このカオス編成…
とりあえず絆持ちが皆落ちないと自分の勝ちはないと。
難しいわなぁそれも
さて、ご主人のところに行ってみるかぁ
(もちろん黙ってね)
いや…みんなより下みたいなRPそのままの役職でわらった。 */
/*
☆ジークムントさん
>シルキー・ジークムントと対立するもう一派の天使長の名前とチップ
NPCは村建て判断なしで必要に応じて出していただいてOKですよー
/*ちなみにぼんやりと宝石に強い?浄化効果がある事にしようか考え中です。いくら浄化しても回心しなさそうだけどな!
ガチ要素?少なくとも初日はパッションで矢を打たれて無さそうな所に行くしか無い。後は運試し。
奴隷になった時の戦術?しか考えて無かったし。*/
/*
こ、こう動きづらいな。
ガチ部分に頭がいきすぎて、RP部分が非常にふんわりにしか考えてなかったから……(めそらし)
……?
ジークムント様とゲルト様それに…
変な組み合わせ。
邪魔をしないように通り過ぎよう。
[それぞれ、別の場所で遭遇することはあっても一同に会するような共通点は思い浮かばない。気配を極力抑えに抑えて、足早に庭園を*横切った。*]
―→上級天使の執務室→―
[地上で主を敬う人間たちが、その成り立ちに深く関わったと謂われるカード。
遊びに用いる事で主の愛や素晴らしさを説く…などという大それた事はできないが、こうした身近な物にも主はおられ、主の愛や加護が存在するのだと教えることで、主を毛嫌いする捕虜たちも親しみを持ち、やがては心を改めるのではないか。]
ありがとうございます。
[と、収容施設と捕虜の管理を任されている上級天使に願い出ると、暫し迷う素振りを見せた後、木箱に入ったトランプを授けてくれた。
箱を開けて見ると何の変哲もない、ありふれている絵柄のものだ。
上級天使の執務室から出て、収容施設へと向かう。
その腕には花冠が通されている。]
―収容施設・ユーリエとフェリクスの牢の前―
ユーリエちゃん、起きてる?
[フェリクスに食事を届けた際には眠っているように見えた為声をかけなかった、その向かい側の牢の中にいる少女に話しかける。
彼女が此処にいる理由は、担当となった日に聞かされていた。
最初こそ純粋無垢な容姿と性格に本当に魔物かと途惑ったが―
主を信じ愛すれば牢から出してあげられるかもしれない。
そう考え直すことで、自らを奮い立たせていた。]
起きてるよーオクタヴィアさん
[声をかけてくれたお世話してくれる人に嬉しそうに笑う
幼い時のことは覚えていない
彼女が知っているのは天界でのことと
フェリクスやオクタヴィアとのお話]
ふふ、これを見て。
[純粋な笑顔に頬をほころばせて、腕に通していた花冠を檻の隙間から差し入れた。
小さな白い花で作られたそれは、丁度彼女の頭に乗る位の大きさ。]
花冠よ、綺麗でしょう。
ユーリエちゃんにあげるわ。
はなかんむり?
冠ってことはこうするのかな?
[冠って被る物だよね?と頭の上に乗せて一回転してみる]
こうかな?どうかな?
綺麗なものありがとう。オクタヴィアさん
今度、作り方を教えてあげるね。
とっても簡単よ。
[喜ぶ様子に目を細めると、ポケットの中から四葉のクローバーを出した。]
これ、なんだかわかる?
このお花の葉っぱよ。
この葉っぱはね、普段は三枚しかないんだけど、時々こうして四枚になる物が出るの。
これを見つけた人には、幸運が訪れると言われているわ。
それはね、十字架に似ているからなのよ。
主は、とても身近なところに居て、いつも私たちを見守り、そして幸運を授けてくださるのよ。
[これもあげる、とクローバーを檻の隙間から差し入れた。
首から下げられたロザリオのネックレスが揺れる。]、
このお花の葉っぱ?
んーん。知らなかったよ
こんな葉っぱしてるんだー
[オタクディアさんが見せてくれた葉っぱは茎に葉っぱが四つついてた
あんまりお花のことわからないからじっと見てた]
この葉っぱはね、普段は三枚しかないんだけど、時々こうして四枚になる物が出るの。
そしてこれを見つけた人には幸運が訪れるというわ。
なぜかというと…。
[首から下げているネックレスの先には、ロザリオが吊り下げられている。
それとクローバーをそれぞれの手に持ちながら、ゆっくり語りかけた。]
主が私達の罪を背負い、代わりに処刑された際に用いられたのが十字架なの。
けれども主はその三日後、死に打ち勝ち、蘇られた。
そこから十字架は、主の尊さと奇跡の象徴とされているのよ。
だから形が似ているクローバーにも主の慈悲と加護があると信じられているの。
これもユーリエちゃんにあげるわ。
貴女にも主の加護と幸運が訪れますように。
[クローバーを檻の隙間から差し入れた。]
[ 庭園を辞して目的もなく歩く。 ]
……何が最善なのでしょう
[ 今度は考え込みすぎて前後不覚にならないように注意しつつ、ゆったりと歩きつつ
結論の出ない問答を繰り返していた** ]
[素性を語るーーあるいは騙るーーシメオンの言葉(>>12)には、僅かな笑みを浮かべて頷き]
ほう、下界への永き遠征からの帰還であったか。それならば私が知らぬ顔であるのも無理はあるまい。
それは本当にご苦労だった。私もかつてはそのような任に着いていたこともあるが、天界を永きこと離れる苦労はわかっているつもりだ。よく帰って来てくれた。
[そして、その口から放たれる、非難の色すら滲む諌言(>>13)に対しては。最初こそ驚くものの、真剣な表情で聞いていた。
数秒その表情を見せるが、やがてそれは笑みへと変わり、穏やかな低い声で、堂々たる口調で話し始める]
まずは、貴重な意見を述べてくれたこと、感謝する。
しかしシメオンよ、心配は無用だ。私も矮小な人の子が、少しずつ、その力を伸ばしていることは聞いている。
然し。
この歓びに溢れる庭を見るがよい。威厳を崩さぬ宮廷を、堂々たる天界の戦士たちを見るがよい。
どんなに人の子風情が力を伸ばしたところで、奴らの力など我々の足元にも及ぶまい。
我々も研鑽を重ね、人の子らの手の届かぬところまで達すれば良いだけではないか。それに我々には神の加護があるのだ。何も恐れることなどないぞ。
成る程、魔の者共と結託して共に仇為す、と言うことはあるやも知れぬ。然しそんな話がすぐにまとまるはずもあるまい。不穏な動きがあると言うならば、その時こそ、我らに仇なす者共を打ち払えば良い。
我らに、それが出来ぬはずもなかろう。
[堂々たる口調で言い切ったが……
この言葉は半分は本音で、半分は虚勢であった。
実のところ、ジークムント本人の見たてでは、今の分裂状態の天界に人間と魔の者が結託して対立するようなことがあれば、恐らく旗色は悪いだろうと言うのが正直な予測である。
だからこそ、本来このような内部分裂は歓迎すべきでないし、なるべく早く天界を一つにまとめたい、と言うのが彼の意志である。
しかしそれを、忠実な部下である天使たちに見せるわけにもいかない。
だから堂々と、言い切ったのである**]
[幼子にはまだ難しい話だったかもしれない。>>45
けれど、気持ちという見えないものを感じ取り、感謝するその素直さがあれば、いつかきっと。
小さく頷いてみせて、そして再びポケットに手を入れた。]
じゃあ、さっそく幸運をあげるわ。
これ。
[先程上級天使より貰い受けた木箱の蓋を開け、中に入っているトランプを見せた。]
トランプ、知ってるかな。
わからなければ、フェリクスさんに教えて貰ってね。
[様々な絵や文字が書いてあるそれは眺めているだけでも暇つぶしになるだろう。
木箱ごと檻の隙間から差し入れた。]
他に何か欲しいものとか、してほしい事はある?
[立ちあがると、フェリクスに差し入れたトレイを回収する。
引き止めなければ、そのまま立ち去るつもりだ。]
んー今は大丈夫
また綺麗なもの見せてくれたらうれしいな
[またね、と手を振って
オクタヴィアさんが見えなくなるまで見送るったんだ]
んー今は大丈夫
また綺麗なもの見せてくれたらうれしいな
[またね、と手を振って
オクタヴィアさんが見えなくなるまで見送ったんだ]
御霊の声 シェイは、天使 エレオノーレ と 魔物? ユーリエ を能力(結ぶ)の対象に選びました。
摘まれた白い花の気配に誘われて
ゆらり ひらり
草原を離れ 堅い建物の方へ流れていく
四葉のクローバーが十字架に喩えられるように、
シャムロックもまた 三位一体の象徴
神の庭に相応しいその草花の、慎ましやかな蜜の香
― 収容施設 ―
漂い 留まり 風に吹かれながら
やがて、神の峻厳さを体現する頑健な門を潜る
トレイを手にした殉教者に出会えば
淡く空気へ紛れるように一度輪郭を薄れさせ、
また姿を見せた
ひら ひら 翅が揺らめく
躊躇うような緩い動きで少しだけ近付いて
大きく開いた双眸を瞬かせる
天使長 シルキーは、御霊の声 シェイ を能力(占う)の対象に選びました。
―私室―
……よし、後はこれだけですね。
[部屋にあった仕事はそう多くもなく、いつもより集中したおかげか残すは後一つ。
天使長になりたての頃は一つの仕事を片づけるのに随分時間がかかってしまったことを思い出し、可笑しくて小さく笑みが零れ落ちた。
さあ、早く片付けてしまおう。
そう思って紙を手に取ると、それは資料が必要なものだったようで。]
あら……
[面倒な仕事が一番最後に来てしまったらしい。
放置するわけにもいかず、しばし考えた後大きな窓を開いて翼を出すと窓から飛び降りた。
少しどころか大分はしたない行動だが、昔はよくやっていたものだ。
早く終わらせてしまおうと飛んで書庫の方へと向かっていく]
[トレイを持ち収容施設から出る。
どこか陰鬱な影が覆う建物内とは対照的に、いつでも日の光は照っていて、眩しさに足を止めた。]
…え?
[その時だった。
不思議、としか言い表しようのない存在が目の前へと。>>54
一度薄れた為、疲れ目かと自分の目を擦ったが、次の瞬間にははっきりと姿を現していた。
知っている天使は何がしか人間と似通った姿をしており、魔物もまたそうであるか、完全に異形の者ばかりであったが為。
人間の子のようで違い、薄い翅を震わせる存在に、瞳を見開き硬直した。]
…。
[けれども。]
…貴方は、天使さま?それとも妖精?
[一向にこちらに害を加える様子はなく、また纏う雰囲気も天使の清らかな物とは違う―
一度だけ謁見した主の、まばゆく太陽のようなオーラに近かった。
こちらへと寄ってくる所作は幼ささえ感じて、おずおずと近寄り話しかける。]
ここに用があるの?
[白い翼がなくても訳あって出さない者もいたことを思い出す。
また妖精は悪戯好きではあるが、悪事を働かないのであれば天界に遊びに来ることを許されている者もいた。
そのどちらかだろうと考え、そして自分が出てきたところに用があるのならばと、横へ足を踏み出し、路を開けた。]
/* みなさん、綺麗にまとめていらして、余計な描写がないのにしっかりと情景を浮かび上がらせていて、素敵です。
余計なものばかりつけやがってこの!この![自分のロルを布団叩きでべしべし] */
― 回想 過去の書庫 ―
[まだ、脆弱な翼しか持っていなかった頃、
思い出は、常に光と共に在った。]
探していた本、見つかった?
私が見ていたのは、これ。
地上に住まう人間の事について調べてた。
面白いよ。
100年にも満たない寿命しか持たないのに、その中で子を成し、代を重ね…進化を成し…
彼らの歴史は今、こんなにも積み上げられている。
私はね、シルキー。
人間という存在が大好きだ。
だから、もっと知りたい。
彼らの魂の輝きが、一体どこからきているのかを。
彼らが、何故、僅か数十年程で…我々天使に並び立つ聖者として迎えられるほどの光を持つことができるのかを。
まだ、伝えていなかったね。
季節が一巡したら、能天使として、お仕えできるようになるんだ。
悪魔を退け、人間を守る大切なお役目だ。
これで、地上に降り立つ事もできるようになる。
大丈夫だよ。危なくない。
私が入ることになるのは、天界の偉大なる軍師、
熾天使ゲルト様の隊だから。
神を信じ、誘惑に屈しない強い心を持ち続ければ…
絶対に悪魔には負けない。
だから、大丈夫。
神はいつも、私達を見守り、導いてくれるのだから。
― 書庫 ―
[数冊の書物…を横に積み、開いた本を枕にして居眠りをしている天使が一人。
開け放たれた窓からは天界の優しい風がそよぎ、そのまま追憶の世界を微睡んでいた。]
天使、と聞かれ
妖精、と尋ねられ
腕の一つで天の高くを示す
近寄ってくる人の子から、歩幅半歩分だけ身を退り
そろそろと首を伸ばすような仕草で顔を近付けた
ふす、と鼻を鳴らす
人の子の指から、捧げられた花の蜜の香がしていた
路を譲られた収容施設の扉と、人の子とを交互に見て瞬く
強い意志と信仰を抱く殉教者
彼女が動けば、怯えたように距離を取る
じっと動かぬならば、蜜の香する指へ鼻先を寄せて
愛おしげに目を細めた
この天使には等しく見える
清らかな身と血を捧げる生贄の子羊も
清らかな花と蜜を捧げるクローバーの花も
― 泉 ―
[ 気が付くといつもここにいる。泉のほとりの木の下で、考えを整理しようとして……
そのまま、眠ってしまっていた。 ]
―回想/過去の書庫―
[今より昔のこと、まだ自分が二対の小さな翼しか持ち得なかった頃。]
人間についての本?
[ようやく見つかった本を抱えながら、彼が調べていたという人間を思い浮かべる。
まだその頃は、彼らに慈愛を向けていた。]
…不思議な存在ですね。
私たちよりもずっと弱いのに、それでも懸命に生きて歴史を紡ぎ続けているなんて。
[その姿を素晴らしいと思っていた。
支えて行くべきだと、ひたすら真っ直ぐに。]
……まあ、能天使として?
[初めて告げられた内容に驚いたように目を見開いた後、まるで自分のことのように嬉しそうに笑い]
おめでとうございます、ウェルシュならきっと素晴らしい存在になれます。
ゲルト様の隊は常に良い評判を聞きますし、それに貴方は主にとても忠実ですもの。
[人間と悪魔、その両方と触れ合う機会の多い能天使は堕天する確率が他より高いという。
しかし彼なら大丈夫だろうと、確かな根拠はないけれどそう思えた。
最後の言葉に同意を示すように頷いた後、苦笑を浮かべて]
……でも、何だか寂しいです。
ウェルシュが、どこか遠い存在になってしまったようで。
[なんて冗談混じりに言ってみせる。
窓からは暖かな光が降り注ぎ、二人が包まれるように照らされていた*]
―現在/書庫―
[書庫の扉の前で地面に足をつけ、翼をしまう。
誰にも呼び止められなかったから、どうやら見つからなかったようだ。
きっと見つかれば窘められてしまう。安堵して扉を開き中に入って、目当ての資料を探して少し歩いた時だった]
………ウェルシュ?
[見つけたのは、自分が何の役目も持たない天使だった頃仲良くしていた彼。
本を枕にして眠る姿をしばし見つめた後、ぽかんとしながら名前を呟いた]
[指示されたのは、天よりも高い―空。
太陽の恵みがさんさんと降り注ぐ。
そこにおわしますは、ただ唯一―…]
…えっまさか、
[けれども嘘をついているようには見えず、再び困惑する。
と、近づいた分だけ離れたが顔が近づく。どうしたのだろうかと動向を見守っていると、鼻をひくひくさせていた。
小動物を思わせる動きに呆気にとられる。]
[正体と意思を掴みかね、おそるおそるその肩に手を乗せようとすれば怯えられ、距離を取られた。
黙ってその手を下ろそうとすると、再び近づき、鼻先を寄せられる。
故郷で近所の人が飼っていた子犬を思い出し、僅かに笑みがこぼれた。]
わかったわ、貴方は蜂ね?
[嗅いでいるのはあの花の匂いか。
恐らくはあの草原から辿って来たのだろうと。
手は一対足りない上、色々とおかしな点はあるが、とてもしっくり来た。少なくとも今は。
彼が満足するまで、そうして手を差し出す。]
貴方にも、主のご加護があらんことを。
[けれどもいつまでもそうしている訳にはいかない。アレクシスに湿布を作ってやらねば。
その手で十字を切り、胸のロザリオに宛て恭しく礼をする。
相手が虫であれ何であれ、情と礼を以て接する。それが彼女の信条であった。
引き止められなければ再び一礼して、その場を*去って行った。*]
「ウェルシュが、どこか遠い存在になってしまったようで。」
[そう、心配された時は、冗談話の延長として笑って話を流した。
実際は、続く職務、地上との往復、無垢なる天使に穢れを移してはならないという規律の元、一般の天使であるシルキーとは距離を置く生活になってしまったのだが。
そして、時が過ぎ…能天使として遜色ない働きができるようになった頃には、友人だった彼女の背中には祝福の証、6枚の聖なる翼が輝いていた。]
…いえ、急に名前を呼んだ私にも非がありましたの。
此方こそ驚かせてしまってごめんなさい。
[名前を呟いてしまったのはほぼ無意識だった。
驚いたのか、彼の背中からは白い羽が揺れる。
かつてとは違う呼び名や態度。今の自分の階級を思えば彼の態度は正しいものなのだろう。
けれど]
……敬称なんてつけなくても構いませんのに。
[昔と今が違うと知っていても、そう言わずにはいられなかった。]
それも、この場で眠り込んでしまった私が原因ではないですか。
…立場上、そのような訳にはいきません。
以前ならともかく、私の立場で直接の名前呼びは、誰か見ているときに貴女が軽んじられていると誤解される可能性もありますから。
[あくまでも、恭しい態度は崩さない。表情にのみ、微かに嘗ての片鱗を覗かせた。]
何か、資料をお探しでしょうか。
お手伝い致しますが。
/*
昨晩のログを読み返したら、眠気で頭が死んでますね私……。
弱気ってなんでしょう>>14、弱者ですよ弱者……!
職場の懇親会+体調を崩した結果がこの始末。
ですが今日もやはり調子が微妙です。
言語能力が異空間に……。
……分かりました。
そう仰るなら、私も我儘は言えませんもの。
[態度は恭しいまま、表情には微かに片鱗を覗かせた>>76のを見て大人しく引き下がる。
彼を困らせたい訳ではない。
それに、彼の言っていることは正しいから。]
ええ。
今までの会議の記録を纏めた資料が必要になりましたの。
手伝い、ですか? ……では、お願いします。
[人類についての会議や、それ以前の会議の記録を纏めたものがどこにあるかは把握し切れていなかった。
故に申し出は有難く、甘えることにして]
…こうして話をするのも、随分久しぶりですね。
[少し間が空いた後、いつもの微笑を浮かべふとそんなことを言った]
会議の記録、ですか。
今お探しということは…あの、いつもの議題について…でしょうか。
[いつもの議題。ここ暫くの天界会議で常に話題になっている、人類について。]
この辺りは天使についての情報が纏められていますから、議事録は多分こちら…
あぁ、こちらは前々回の治水対策について。もう少し横かな。
[少し高い位置にあった綴りを取り出し、ぱらりと中を確かめる。]
…そうですね。昔はよく、ここに入り込んではお話をさせて頂いたものです。
あの頃は、未来の天使長様と会話を交わしているとは、思ってもみませんでした。
[昔を思い出し、懐かしそうに目を細める。
議事録を一冊見つけ出し、机の上に置いた。]
― 収容施設前 ―
天の御薗に虫はいない
だから、蜂という単語にも緩く瞬くだけ
見たこともなければ、知識を得たこともない
差し出された手の指先へ 鼻が触れる寸前の近さ
頭垂れて祈りを捧げるように、彼女が手を引き戻すまで
十字を切る仕草へゆらりと距離をとる
胸の前で指を組み、去る背を見た
十字架は、人の子が神に愛された証
かつて人の罪を負う為に、遣わされた神の子の徴
(──あの時もこの口は何も言わなかった)
ロザリオはきっと人である彼女の拠り所なのだろう**
その通りですの。
…ほとんど同じことしか話していませんけれど、ね。
[滅ぼすべきと主張する自分に、救済派のマレンマ。そして放置を説くジークムント。
人類の今後についての会議と言ってもこの三人が持論をぶつけ合うだけというのがほとんどだが、一応資料は見なければならない。
…彼の考えは、今も変わらないままなのだろうか。
机の上に置かれた議事録を見てお礼を言うと、懐かしそうに語る彼>>79を見つめ]
貴方が能天使として仕えることを知ったのもここでしたね。
立場も何も関係なく話せたのは、あれが最後だったでしょうか。
[そして、同じ思想を持って話をしたのも。
その一言は発されることなく、彼女の胸の奥へと沈んでいく。]
天使長様それぞれが、確固たる考えをお持ちですから…譲れないのも、仕方ないのでしょうね。
私は、どの結果になろうとも天命を果たすつもりではありますが。
[考えの是非について、ウェルシュ自身が会議で発言する事はない。
そもそも能天使達は、自軍を率いる最高位の天使、ジークムントの意向を反映するであろうと思われていて、アレクシスのように>>0:31個別判断を求められる事もなかった。]
そうですね。
あの頃は…お互いにただの天使で、見えない事が多い故に、理想を持って色々な話をすることもできました。
…シルキー様は、あの頃とは考えが、色々変わられました。
見えるものが増えた、ということでしょうか。
[思った事実をぽつりと付け足し、
過ぎた時が醸し出した事実に苦笑。
非難をする声色は全くない。]
[オクタヴィアが去った頃に不意に目を開ける。向かいの牢を見てみればトランプの入った木箱を前に嬉しそうなユーリエの姿。>>52]
俺が言うまでも無かったねー、遊び方教えてあげよっか?
…そうですね、他の二人も譲れないのでしょう。
天命――……
[他の天使は会議場に居れども、基本的に発言することはない。それはウェルシュも同じだった。
ジークムントが能天使を率いる最高位であることから、意思表明は能天使以外の者に行われる。
彼が天命と言ったのを聞き>>83、恐らく聞こえないだろう小さな声で反芻して]
…どうでしょうか。
案外、見えているものが狭くなってしまっただけかもしれませんね。
[非難の声色がないことに安堵しながら、目を伏せてそう返す。
人間というものを目の当たりにしてなお昔と同じように思える者の方が、見えているものが広い気がしていた]
でも、ウェルシュはあまり変わりがないようで私嬉しいんですの。
[天使長になったことで変わったものは数え切れない。
その中で、友人だった彼は態度こそ変わってしまえど人間を嫌っていないように見えていた。]
……そろそろ戻りますね、懐かしくてつい話し込んでしまいそうですから。
お手伝いありがとうございました。
[資料を手に持って彼に小さく会釈をすると、踵を返していつものように緩やかに歩き出した。]
……なるほど、それではやはり、どこかでお会いした事があるのでしょう。
[地上にいる間は、迷える人々を導く事を使命としていたというオクタヴィア>>21
その彼女が垣間見せた、どこか落胆した様子にゆっくりと目を瞬かせる。
やはりどうにも、彼女が自分と無関係とは思えない。
さりとて、穢れなく、志高い者を貶める事を悦びとするシメオンが、彼女のような者を覚えていない筈がないだろう。
胸の底にわだかまる違和感に、少しばかり表情を翳らせた。
ならば、導き出される答えはひとつだけだ。
まだ人として、地を這うように生きていた頃。
彼女はその頃の縁者、だったのかもしれない]
[断定せずに曖昧なまま濁すのは、シメオンにはその頃の記憶がほとんど残されていないから。
断片のような記憶はある。
欠片のようなそれらを拾い集めれば、仄かに香る感情も。
けれど、それらの全ては既に遠く、現実感に欠ける夢幻のようなものだ。
手にとって、色形を確かめてみたところで、それがかつてのシメオンのものだったのだという実感は乏しい。
だからこそ、オクタヴィアへ向く感情は、警戒心といびつな興味。
シメオンの正体が、彼女を通じて知れてしまうかもしれないというリスクと。
かつてのシメオンを知るのかもしれない彼女を、じわじわと弄び、傷つけてしまいたいという魔性の者らしい衝動と。
混ざり合うそれらを秘して、彼女へと微笑みかけた]
……貴女も、お勤めご苦労様です。
貴女の慈愛の心は、きっと捕虜の方々にも暖かい光を投げかける事でしょうね。
[柔らかくそう労いながら、去りゆく姿を見送る。
後でもう少し言葉を交わしてみるのも良いかもしれない。
偶然にも、彼女と似た事を思いつつ]
それじゃ、1人で遊べる奴からねー、まずは箱の中のカードを全部裏向きにして纏めて混ぜちゃおう!あ、こうかき回すんじゃなくてこう縦に混ぜるようにねー。
[場の4枚のAの上に同じスートのカードを重ねていく物、足して13になったカードを取り除いて行って全部のカードを取る事を目指す物、裏返しにしたカードを2枚ずつめくって同じ数字のカードを取って行く物…いろんな遊び方を教えていく。出来れば対戦もしたいけど自分の手元になければしょうがない。
―と、考えながらふと視線を上げたら、白い髪に飾られた白い花冠が目に入った。]
それも貰ったの?良く似合ってるよー。
……すみません、話が逸れてしまいましたね。
[ややおいて、ジークムントとゲルトの方へと向き直った。
興味深いと告げたゲルト>>16に、僅かな会釈を返す]
では、私が見てきたものについて、少しだけ。
かつて、悪魔とそれに扇動された者達によって、焼き滅ぼされた村がありました。
悪魔は甘い蜜のような言葉でもって、人々を誑かし、唆して、その村を襲わせたのです。
襲われた村は、まさに惨憺たる状況でした。
悲鳴と怒声が混じり合い、大量の血が流れ、数多の命が失われた。
けれど、村の人々の命を奪ったのは、襲撃者達の手だけではありません。
自らの命を繋ぐために、他者を押しのけて逃げた者がいました。
同じ村人を生贄に捧げて、自分達だけは助けてくれと懇願する者も。
[記憶を手繰るように語りながら、痛ましげにそっと瞳を伏せた。
浮かべる表情は偽りだが、語る内容は真実だ。
記憶の底に沈む断片。
遥か昔に、この目で見届けた惨事]
――犠牲者達は、おそらく神の救いが得られなかった事に絶望した事でしょう。
そうして、その一部は悪魔の僕として甦った。
[そう、例えばこのシメオンのように。
それ以上の言葉を継ぐ事を躊躇う素振りで、頭を垂れて項垂れる。
かつての自分は、最期の瞬間に何を思ったのだったろうか。
もはや思い出す事が叶わないそれに、束の間想いを馳せた]
……ですから、やはり私は、人を放置する事を、得策とは思えないのです。
[やがてそう話を締めくくり、ジークムントへ視線を移す。
自信有りげに断言する彼>>47に、申し訳なさそうに頭を下げた。
天使長にそこまで語らせたにも関わらず、懸念を追いやれない自らを恥じるかの如く]
ジークムント様が仰るように、私の杞憂であれば良いのですが……。
[そう言葉を足して、ゆるりと再び頭を下げた。
何にせよ、そろそろ頃合だろう。
このままここで彼らと言葉を交わしていては、思わぬ失策を犯す可能性だってある。
――それに、先程から意識の端に引っかかる、見知った悪魔の気配も気にかかる]
申し訳ありません、もう少し、この件についてじっくりと考えたく思います。
[彼らの前を辞す事を詫びて、ゆっくりと歩き出した。
やがてその姿は庭園の草木の向こうへと、静かに消えゆく事だろう]**
― 収容施設 ―
花の香は建物の内へも連なっていた
ゆら 匂いを辿って
指が触れる前に、扉は音立てずに開く
中へ滑り入れば陽光は白亜の壁に遮られ
淡い翅は薄緑の燐光を灯らせた
[シメオンの語る内容(>>94>>95)に思わず顔を歪ませる。
その表情は、悲痛とも、怒りとも取れるような…。
その内容は、まさに彼自信が堕天する原因となった惨状によく似たものを彷彿とさせたからだった。
だが……]
(だが、果たしてすべての人間がそうであろうか?
良くない者は確かにいる。けれども、それはほんの一握りなように感じられる。)
私は地上に堕ちた後、多くの人間を見てきた。
中には決して綺麗とは言えない心もあった。
だが、彼らの多くは環境が変われば美しき心を持てる者だった。
「恵まれぬものに救いの手を。」天使であるからこそ人間に手を貸すべきなのではないだろうか。
なにも何から何まで助けてやるわけじゃない。彼らは強い生き物だ。ほんの手がかりをやるだけでいいだろう。
きっかけがあれば、より良くできるさ。
[それは必要に応じて手を貸すということ。
ジークムントの無関心とも、シルキーの嫌悪とも、マレンマの慈愛ともまた違った、彼の価値観だった。]
[彼は少し、地上に感化され過ぎたのかもしれない。
純粋であり、忠実である熾天使だからこそ、堕天した先の変化は大きい。
信念が強いからこそ、間違っていると思ったときに走る勢いが強い。
既に彼は、神の近くに侍っていた頃とは、物の見方が大きく変わってしまっていた。]
>>87
狭くなった?
経験を積み、天使長にまでなったシルキー…様が?
[意図を汲めず、瞬きをしてシルキーの表情を不思議そうに伺う。]
…あ、お引止めしてしまい申し訳ございません。
資料は…万が一、足りないものがありましたらお申し付け下さい。
私の手の空いている時であれば、いつでもお持ちいたします。
そうですね。懐かしくてつい…
意識が、あの頃に戻りそうになってしまう。
[最後の部分は、聞こえるか聞こえないかの小さな小声。
丁寧に礼を返し、資料室の扉を開ける為に入り口までついていく。
金の髪が歩き去るのを確認し、再び書物を積んだ窓際の席まで*戻っていった。*]
[ それくらい眠っていただろう。 ]
………。
[ ゆるりと起き上がり、水面を眺めて思案する。
はじめはマレンマの慈悲の意見を支持していた。
しかし、人の歴史を紐解いていくうちに、慈悲だけでは人を御することは難しいのでは?
と思うようになった。
それをマレンマに伝えたところ
『汝の信ずるところを確かめなさい。
そうして、また戻ってくるのであれば、その時は喜んで迎え入れましょう』
と言われて。
そこから模索する日々である。
人は強いのだから放置せよ。とのジークムントの意見も一理ある。しかし人はそこまで強くなく、助けを与えなければ迷い、堕落するばかりである。
手遅れになってしまえば、シルキーの唱える滅ぼしたやすべきとの意見も尤も…ということになるが、そこまで放置していいのだろうか?
思考は、そこで堂々巡りをするばかりである。 ]
/*[調べ物をしているウェルシュの背後からぴょこり。]
/(・ω・)\シルキーさん、おつきあい頂きありがとうございます!
こんばんは。園芸天使だよ!
今日はもう、みんなの役割が決まったんだね。
どうやらこの中には、村人が1名:フレデリカ
占い師が1名、呪狼が1名、悪戯妖精が1名、銀狼が1名、守護獣が1名、狂神官が1名、恋天使が1名、夢魔が1名、死神が1名、睡狼が1名、呪人が1名、貴族が1名、奴隷が1名いるようだ。
[ どれくらい眠っていただろう。 ]
………。
[ ゆるりと起き上がり、水面を眺めて思案する。
はじめはマレンマの慈悲の意見を支持していた。
しかし、人の歴史を紐解いていくうちに、慈悲だけでは人を御することは難しいのでは?
と思うようになった。
それをマレンマに伝えたところ
『汝の信ずるところを確かめなさい。
そうして、また戻ってくるのであれば、その時は喜んで迎え入れましょう』
と言われて。
そこから模索する日々である。
人は強いのだから放置せよ。とのジークムントの意見も一理ある。しかし人はそこまで強くなく、助けを与えなければ迷い、堕落するばかりである。
手遅れになってしまえば、シルキーの唱える滅ぼし絶やすべきとの意見も尤も…ということになるが、そこまで放置していいのだろうか?
思考は、そこから堂々巡りをするばかりである。 ]
ここには前にも来たことがある
最近のことか大昔のことか、 些細なこと
施設の守護者はこの天使を遮らなかった
時の概念は薄い
ゆらり ふわり 緩慢に漂いながら
並ぶ牢の間へ
囚われた魔物達の前を滑り抜けて
花の香りの強い檻に辿り着くと 中を覗きこんだ
白いモノ 済んだアンバー
中にある姿はかつて見たものと変わらない
ただその頭上に、花冠を戴いていた
凛、と翅を鳴らす
そうそう、覚えるの早いねー。
[自分が初めて知った時はどうだったっけ、ルールよりもむしろイカサマの手口の方に夢中だった気もする。]
わー、四葉のクローバーじゃん!幸運の印があっさり手に入るなんてさすが天界ってやつ?
[ちょっとずれた感想は門から収容所までの道のりと面会に来た天使との会話でしか天界の事を知らないから。基本的に彼の価値観は人間に近い方だ、一般的な天界のイメージも含め。
だから収容所の存在に驚いたのはまだ色褪せない記憶である。]
…少し、休みましょうか。
[あの頃に戻りたい。そんなことをふと思ってしまうような気分の中で仕事をしても、きっとミスをしてしまう。
そう考えてアテもなく歩いていると、いつの間にか雲で出来た階段のところまで来ていた。
――天使長になるために、自分には試験があった。
1人で人間界に行き、数日間留まって人間のことをより深く知ること。
一見すれば試験とは呼べない簡単なものかもしれないが、何せシルキーは無垢であり、そして無知だった。
無知故に理想しか持てなかった者がたった1人、欲望や穢さに塗れる世界に降りればどうなるか。
――人間の欲望の餌食になるだけだ。]
あら、……シグルド?
[聞こえてくるのは主の御業を喜ぶ歌のハミング。
吸い寄せられるように近付き、そこで何やら編み物をしている彼を見つけて名前を呼んだ]
えへへー覚えるのが好きなんだ
[もっといろいろ知れたら楽しそうだなぁ
お外のこともみんなのことも
できることならお父様やお母様のことも知りたい]
すごいんだよね?
私にも幸せくるかなぁ?
[今以上の幸せを望む気はまだないのだけれど]
村人:フレデリカ
占い師:― 守護獣:― 呪人:ウェルシュ
貴族:― 奴隷:―
呪狼:― 銀狼:― 睡狼:― 狂神官:―
悪戯妖精:―(溶かす必要在り)
恋天使:―(放置可。恋人は吊れ)
死神:―(放置可。仇敵は両方吊るか生かす)
夢魔:―(溶かす必要在り)
[シメオンとオクタヴィアのやりとり(>>21 >>89)を眺め、
オクタヴィアやアレクシスの挨拶には重々しい頷きを以って返して見送り(>>22 >>28)。
シメオンの「見てきたもの」(>>93)を、真剣な表情で聞く。
確かに、そういう者達が存在する事を、情報や報告として知っては居たが。こうして目の当たりにしてきた者から、直接聞いたのは初めてだったかもしれない。
僅かに目を伏せて、ゆっくり見開き。少なくとも、その言葉に嘘はなかろうと断じ。
続くゲルトの意見(>>98)にも耳を傾けてから]
シメオンよ……凄惨な体験を、してきたのだな。貴殿の意見、確かにこのジークムント、聞き届けたぞ。
そのような体験をし、さぞや疲れたであろう。存分に羽を休めるが良い。
ゲルトも、見てきたものを伝えてくれたこと、感謝する。
[うむ、と頷き、立ち去る彼(>>96)を見届け。
アレクシス、シメオン、ゲルトの考えを頭の中でまとめ――かけたところで、元々の目的を思い出し、周囲を見渡す。やはり、悪しき者の気配は、今はない]
……すまぬなゲルト、どうやら杞憂であったようだ。
[自身の警戒を解き、雰囲気を僅かに和らげて]
だが……
[しばし言葉を切り。それから淡い笑みを見せ]
……貴重な話を聞けたものだ。
やはり見てきた者達や、全員の意見を聞いたものの言葉は違う。
我々も、そろそろこの言い争いの無益さを、自覚するころなのやもしれぬな……
[独り言のように呟いた後にゲルトに向けた表情は、若干の自嘲を伴う笑みであった]
[―楽しい時間は不意に現れたモノ>>103によって終わる。]
―アンタ、また来たんだ?
[一気に機嫌が急降下する。
あんなモノが『妹』に近付く事も―異形ではあるが自分とは違ってはっきり見える翅も、何もかも気に食わない。]
/*シメオンが来るのは明日かなー。
そして刈るのはシメオンとシェットラントにしよう(ぁ)
[クレバーにパッションで考えた結果寡黙刈りである。両方落ちるんじゃないか?とか言うな。]*/
自称妖精 フェリクスは、天使を騙る者 シメオン と 天使 シェットラント を能力(刈る)の対象に選びました。
[仕事といっても、自分で何かを判断することはない。
上官でシルキーが決めた事柄を、実際に実行するための手続きなどが割り振られた仕事だった。
それらの仕事を淡々とこなしながらも、思考はつい先程シルキーが漏らした言葉に向かってしまう。
シルキーには人間を理解しようとしたと言うが、天界から地上を見下ろした、あるいは書物からの知識である。
勿論、人間から掬いあげられて天界にやってきた者たちもいるが、天使である自分が彼らから害されるはずもなく、嫌悪というよりは無関心を貫いていた。
下界との接触がほぼ限られているから、揺れることもないのだが、本人にはその自覚は全くなかった]
天使長 ジークムントは、天使 エレオノーレ を能力(占う)の対象に選びました。
くる、と首を傾げる
また来た。 そう、前にも来た
頷くように間を置いた。言葉はなく
向き合うのは白い魔物の檻
鉄格子に指を伸ばす
鉄格子の向こう、白い花冠へ
送る思念にも言葉はない
映像として送るのは、一面の花畑
慎ましやかに咲く小さな白い花々と清らかな香
小高い丘に降り注ぐ神の光
クローバーの花に遺された記憶を再現し
問うように、思念は余韻を置く
花畑に座り、花冠を編むユーリエの姿を映像へ重ねた
―ユーリエに触るなっ!!
[伸ばされた手>>112に、思わず怒鳴りつける。]
その子は俺の大事な『妹』なんだよ!
アンタみたいなお人形さんが勝手に触れるんじゃない!
[お前に何の権利があると、そう言われれば終りの子供の理論。それでも鉄格子の隙間から手を伸ばして必死に掴み掛ろうとする。]
[その映像は彼女が望んでいるもの
その映像の中だけでも自由になれた気がして
ただ純粋に彼女は笑う]
『───っ!』
鋭い息が漏れた
ぴり 指先に痺れがあり
それが相手にも痛みを与えたかはわからない
驚いたように輪郭を明滅させながら、
背後へ。 白い魔物の方へ後退さる
守りの白い光が指先に宿っていた
白い天使に分け与えられたそれを見下ろす
[物思いをしていたのが功を奏したのか、仕事は順調に進みようやく一段落ついた]
はーーっ。終わった。
[気持ちを切り替えるように声をだすと、すぐに竪琴を手にする。
暇さえあれば竪琴を弾いてるからか、たまに自分の本当の仕事はこちらなのではないかと自分で思ったりもする]
さてと、どこで弾こうかな……。
[シルキーとは約束したが、あちらの仕事が済んでいるかはわからない。
こちらから押しかけるのも失礼な気もするし、と迷いながら、部屋を後にして、長い回廊に向かった]
わっ?!
[ソレの腕の一本がこちらに伸ばされ、触れた瞬間ビリッと走る衝撃>>116に思わず手を引っ込める。]
ったー、なんなんだよ、一体…。
[見ればソレの指先に白い光。
どうやら天使お得意の護りの術に弾かれたらしい。そんな力も使えるのか。
―まあその衝撃で頭が冷えたのも確かだけれど。]
[しかしその光から感じるのが別の天使の気配だとは気付かないまま、とりあえず距離を取る。]
ひどく。 困ったように
眉を下げた
天使の守護の行使が、このように働くとは
初めての感覚 感情に漣が立つ
『………』
痺れた一本の腕を胸元へ抱き寄せ、
翅が揺れて、身を翻す
花冠の魔物の鉄格子へ、手を触れた
──カシィン
弾けるように金属の響く音
檻に掛けられた鍵 封印の魔力は、
天使シェイの体を通そうと効力を解いた
そのまま檻の扉が開けば、通路から牢の内へと滑り入って
花冠の魔物のすぐ傍ら
向かい側の檻の方を振り向く
[ユーリエの檻に逃げ込んだソレ>>122をただじっと睨みつける。
空を飛ぶ以外の力を持たない己にはたとえ封印が無くても何も出来ないと言う事実が悔しくて堪らなかった。]
睨まれている
ゆらゆらと首を揺らす
薄く涙の膜が張った瞳を幾度か瞬かせて
花冠の魔物へ、腕の一本を差し伸べた
頭上の花を指差した後 胸の高さへ降ろす
掌を上に 誘うように
魔物の害意に反応した守護の力は 今は沈黙している
[ 生まれたばかりの天使は、疲れを知らない ]
バサリ...
[ 2対の翼は巧みに風を捉え、永遠に飛び続ける事も出来るだろう ]
[じっと様子を見て大丈夫なのかと思うけど]
こう、かな?
[誘われるままに手のひらをゆっくり動かした
少し怯えながらゆっくりと]
[雲の階段に腰を下ろして編み物をするシグルドに近づくたおやかな気配がひとつ。>>105
ハミングで辿った讃歌はちょうど、結句に差し掛かっていた。
名を呼ばれて視線を上げ、シルキーにも歌の最後を唱和してくれるよう願う。]
♪
/*
さて、どこに行こうかね。相手してくれる余裕のある人いらさるかなー?
ちなみに、天使長の意見対立は解決しないと踏んでいるよ。そもそも数千年単位で対立しっぱなしとかって気もw
その間に勝手に人類滅びそうよね。
それ以前に、意見調整終わる前に村終わるだろうし(ミもフタもない
/*
えーと、位置関係確認。
雲の階段:シグルド、シルキー
収容施設:フェリクス、ユーリエ、シェイ
庭園:ジークムント、ゲルト、アレクシス
書庫:ウェルシュ
回廊:エレオノーレ(シルキーを探してる?)
不明:オクタヴィア&シメオン(縁故擦り合わせ予定かも?)
ほむ、ウェルシュがフリーか?
目を丸くした
どうやら、想定していた行動とこの花冠の魔物の行動が一致せず
細く柔らかい手が、儚く細い手に重ねられる
たじろぐように体を揺らして
向かい側の檻を見た
こちらを睨む魔物
まるで怒鳴られるのを恐れるように
『………』
唇を開き、閉じて、全身の輪郭が薄れる
[天使長たるシルキーに問われ、シグルドはゆっくりと立ち上がると、手にしていた編み物をシルキーが確認できるように広げてみせた。]
奉納の品です。
続きを編んでみますか?
[ 古き智の香りに誘われて、書庫の開け放たれた窓を覗き込み、能天使の姿を見つけると>>100、中空に羽ばたきながら、薄水色の瞳でじっと見つめる ]
[ 或いは、彼の天使が先程出逢った美しい翅の天使に与えた祝福の光の気配を感じ取ったのかもしれない ]
[ 能天使は物思いに沈んでいたか、それとも覗き込む天使に気付いたか ]
[ 問われれば、何事も素直に答える生まれたての天使は不審を抱かれはしないだろうけれど ]
― 書庫 ―
…完全に近い記述、というものは見当たらないな。
探し方が悪いのだろうか。
しかし、現実に存在した天使である以上、類似の何かが発見できても…
[選んだ本は、今回もそれらしき記述は見当たらない。
息を一つつき、大きく背伸び。]
[シルキーの苦笑を見つめ、ぎこちなく真似てみる。]
それでは、あなたの得意なことを、わたしにご教授くださいませんか。
あ、あれ?違ってた?
[相手が目を丸くしたのを見て私も驚いた
慌てて手を離して]
ど、どうすればいいのかな?
[その後はなにかあるまでじっと相手を見ているの]
[ 能天使のことば>>138に、薄水色の瞳がはたりと瞬く ]
ここは...出入りする場所?
[ 神から与えられた知識とは違う故、不思議そうに、問いかけた ]
[暫く睨みつけていたが危害を加える気が無さそうと判断して視線を緩める>>125>>127>>131>>140
そうしてふと思った事を言ってみた。]
―ねぇ、ひょっとしてそれが欲しいの?
[それ、と指差したのはユーリエの花冠。
ついでそれともこっち?と指をクローバーに。]
確かに、ひとに伝授するのは簡単なことではないでしょう。
[先程、唱和したシルキーの透き通った声は、天賦の才で、誰にでも到達できるレベルとは思えない。
感じたままに、シルキーの言葉を解釈してうなずく。]
あなたは、どんな時に歌うのですか?
普通は、しない。
可能性は、ある。
[ 返った答えを>>144反芻するように口にして、再びの問いには少し首を傾げてから頷いた ]
私は、今日、あそこで、父なる御方の憂いの吐息より生まれた。
[ 指差すのは、天使長達が論争の場としていた神の御許 ]
開かれた檻の鉄格子はそのまま。
封を解くことはしても
封を施すことはしない、それはこの身の役目ではない
あるいは魔物を牢の外へ放ってはならない、ともこの身は命ざれてはいない
花冠を魔物の白く長い髪の上へ載せて
ひら、 翅を揺らした
薄れさせた輪郭は、今度は戻ることなく
そのまま最後まで空中のエーテルへ溶けて 去った**
[転がり落ちるサファイア>>146に少し驚く。]
えっ、それいったいどこから―ってひょっとして…。
[シーツの方を振り返る。いつもの場所に転がっているラピスラズリ>>27を手に取って。]
これも、アンタの?
[掌に載せたそれを差し出した。]
……あー。
[どうしよう、なんか凄く恥ずかしい。
視線を彷徨わせれば向かいの鍵が開いたままな事に気が付いて。]
あ……ユーリエ、そこ…開いてる。
…えぇ…と…
智天使の誰か天使長…マレンマ様とか
…それ以外でもシルキー様。場合によってはジークムント様でもいいけど…と、顔合わせをしたり…とかは、してるかい?
[何故生まれたての天使が無防備に飛んでいるのか。そんな疑問がいくつも頭の中を飛び交ったり。]
[しばしの思案を挟んで綴られるシルキーの言葉。
シグルドは頷き、シルキーとの距離をつめる。]
あなたの好きな風景──歌うにふさわしい場所に連れて行っていただけませんか。
あなたの喜びの源泉をわたしも見たい。
それとも、わたしには──もったいない?
見つからないに越したことは、ない。
[ 続いたことばに>>156こくりと頷く。とても納得した様子で ]
そう、今日。
[ 生まれた時と場所を告げたことに、相手が目を見開くのには、またぱちりと瞬いた ]
[手の中の宝石を握りしめて深呼吸。落ち着いたところで]
―出ないの?それとも出たくないの?
[ただ静かに問いかける。]
―それとも、出ちゃいけない、なんて思ってるの?
マレンマ様、シルキー様、ジークムント様...いいえ、天使長には会っていない。
[>>158答えはやはり、素直に返される。
天使長の論争に憂いを抱いた神の吐息から生まれた天使は、それ故に天使長達には預けられず、論争から離れるために、神自らによって空に放たれたのだ...とは、ウェルシュには伝わりきらぬだろうけれど ]
会わなければ、いけない?
[ 相手の口調に、そんな響きを感じ取って、困惑の表情を浮かべる ]
天使を騙る者 シメオンは、天使長 ジークムント を能力(手繰る)の対象に選びました。
>>162
えぇと…私のときはどうだっただろうか…気がついたら神の愛を持ちどこかに漂っていた気はするのだが…そこは神の庭で完全に安全も保障されていて…いや、ここが安全ではないとは思わないだが色々…出入りもあって完全ではなく…それとも私の記憶がそうなだけで天使というものは最初からあちこち漂っていてもいいものだろうか…
[自分が一般天使だった頃は、大天使シルキー様が友人シルキーだったほどの昔。
天使の中でも穢れに近づきまくり、世俗まみれに近い位置の能天使なだけに、それ以降生まれたての天使と接する機会はほとんどなく、色々と混乱。]
@10分で更新だ!
天声イベントを用意してみたけど、そういえば、次の更新でエピになる可能性も0ではないのだった。 (←
エピパターン
絆撃ち2者が、銀狼と呪狼およびその片方と、占う系2者or妖精系2者のいずれかに矢撃ちして、かつ、そこが呪殺/反呪殺されると連鎖落ちエピ。
確率的にどれくらいなんだろうね。
―丘の上―
[丘から見渡せるのは、綺麗な緑と空の青。
光の反射で時折きらきら輝く美しいそこは、彼女が昔から気に入っている場所だった]
――昔は、落ち込んだときここに来てよく歌ったものです。
優しい風に包まれると、神を身近に感じられる気もして。
[友人であるウェルシュを時折連れて来たこともあったか。]
[ぱちりと瞬く双眸は、願いを拒むことなく受け止めた。
放射状に広がるシルキーの輝ける六枚の翼は星の象徴のよう。
シグルドも一対の白翼を伸ばすと、その後に続いた。
シルキーが歌いたくなる「綺麗なもの」とは一体──]
そう……。
[開かない檻を睨みつける。
外に出る事さえ出来れば、ユーリエと一緒に出れるのに…。]
早く来いよ、シメオン…。
[外に居る筈の知り合いが偶然ここに来るのと、他の天使やオクタヴィアが来て再び施錠されるのと、どちらが早いのかと言う状況に、自分の無力さにただ唇を噛んだ。]
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