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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、囁き狂人が1名、共鳴者が2名、賢者が1名、霊媒師が1名、首無騎士が2名、恋天使が1名、狙撃手が1名、死神が1名、睡狼が1名、人犬が1名、落胤が1名いるようだ。
新兵 カシムが「時間を進める」を選択しました
[新兵>>0がそんな悪夢に襲われていた頃。
事実、魔の手が及んだ人物がいた。
翌朝。いつもと同じように朝日が昇る。
だが、ヴィスマルク号艦内に、その長の姿は既に無い]
―本国からの通信―
貴艦からの被害報告を調査した結果。
ウッカー港での修繕は不可能、
また当地迄の航行も困難との結論に達した。
ひいては、ヴィスマルク号に総員退艦命令を発令する。
これから先は艦よりも乗員の安全を優先されたし。
港より、速やかに救助艇を向かわせる。
乗組員を直ちにヴィスマルク号より避難させよ。
[国境付近に差し掛かった頃。
突然、ヴィスマルク号に総員退艦命令>>#1が発令された。
それを裏付けるかのように機関室からは爆発音が響き、
通信機はその機能を停止させた]
―焼け落ちる前の極秘文書―
親愛なる同士諸君。
計画の時は近づいた。
進路変更の為の計画も既に整った。
国境付近に差し掛かった時点で、
通信室にいる我らが同士から、偽の総員退艦命令を打電する。
諸君らはそれにあわせ、内部から船の掌握をされたし。
掌握後、艦の航行に必要な人員は国境付近にて待機させる。
健闘を祈る。
/*
機関室の爆破と通信機の停止は、村建てからの赤への応援です。
NPC工作員によるものとお考え下さい。
イベント発生時間等はロール次第で前後させていただいて結構です。
(ただし、艦長は夜明けから行方不明です)
今後工作活動を行う場合は、PC側よりイベント発生させて下さい。
爆破及び故障の程度については、皆さんの描写にお任せします。
修繕を試みる場合も、ロールにて描写をお願いします。**
*/
/*
弾かれ恋天使、だと。
落胤で考えてたからなぁ、どうするか。
赤陣営でのリカバーまでは考えてたが、恋天使はさっぱりだ。
ちなみにリエヴルとオズワルドがデフォでした。
うーん、ううん。
パッションで決めればいいのかい。
―深夜の自室にて―
[寝付けぬままに、低い天井を見上げながら。]
………………いよいよ、か…。
[呟く声は、低く、昏い。]
/*
既に泣きたくなっている私。
えぇぇぇ……。
しょーがない。華々しく散ってやろう(真顔
あー…でもどうやって説明するかなぁ……。
向こうからやってくれないとちょっとこれ…。
/*
立場上、私は壊れた機関部を修理に行かなければならない。そして工作員からすれば、万が一にも機関部を直される訳にはいかないから、私を狙いに来るだろう。
…投票なら落胤回避もできるけど、襲撃はどうしようもない。
むう、序盤が頑張りどころかな…。
/*
おにーちゃぁぁぁん!!!wwww
お仲間様がたよろしくお願いします。
設定はこっそり便乗しようかな、と……(何も考えてなかったらしい
あれえwww
希望蹴られて共鳴者引いてるよwwwwww
相方はリエヴルさんか。
しかし見事にプロローグでは他人との接触、最低限だよあな。
いつものことだけど。
/*
ちょっと待って、これかなりつらくて逆に笑えてきたwww
まーとりあえず寝よう。見間違いかもしれないし(真顔
しかし弾かれるとは思わなかった……。
[――ずん、という。船底から震えるような衝撃。
それを感じて、思わず、寝台から跳ね起きる]
……なんだ!? 被雷か……!?
[そう、寝起きの混乱した思考のなか、思いながら。
脱ぎ散らかしていた上衣を肩に引っ掛けて、袖を通す間も惜しく、居室から飛び出した。
何はともあれ、第一に目指すのは、持ち場の電測室であるが――]
/*
折角投げて貰ってるし艦長殺害はなにかやりたいね
問題はどう殺すかだ。火の扱いに長けた者と人体構造把握してる者と不審者…ダメだ全員怪しい。さっくり殺ってそう
とりあえず朝になったら他殺艦長発見、みたいな?
*/
― ローレルの船室 ―
[楽しい食堂での時間を過ごした後、私は自分の部屋に戻っていた。日付はもう変わったみたいだが、何時間か前に仮眠をとっていたこともあり眠りにはつかず、自室で報告書の推敲をしていた。
そんな時――]
/*
>>*5
実は極秘の間諜育成組織だったりして。
>>*6
1d艦長、2dカシム君でしたね。
カシム君の方に関与したいなあ……誘い出しますよ!
[――轟音と、地震かと思うほどのすさまじい揺れ。]
っ!な、なに!?
[慌てて船室から飛び出す。他にも同じように船室から飛び出てくる人が見えるが、皆一様に状況がつかめていないらしい。]
[食事を済ませた後、当直の人間に持ち場を任せると自室で就寝した。
夜明け前に目を覚まし、着替えをすませると司令塔に向かう。
その途中で船底から鈍い衝撃が伝わってきた]
何が起こっている…?
[そうつぶやくと船底へと様子を見に行った。
途中で誰かに出会ったらついてくるように命じるであろう]
[多くの人は自分の持ち場へ向かったようだ。だが自分には持ち場がない、どうするべきか――]
…とりあえず、艦橋に行ってみよう!
[混乱しつつも、出来るだけ冷静な判断を試みる。
まずは状況の確認が第一だと思い、司令塔へ急ぎ向かおうとする。]
― →司令塔 ―
[艦内の主要な場所を巡りはしたが
結局、人探しの任務については成果を出せなかった。
報告がてら司令塔に戻るが副長の姿は見当たらず
代わりに其処に残っていた者から
航空兵と副長が既に会っていた事を聞いた。]
そうか。
[それなら、と踵を返そうとすれば、
アルトマルク港において火災が発生しウッカー港への進路変更があったと
そんな報告を受け、はたと瞬く。]
海図を。
[短く言えば広げられる海図。
現在地を確認するように白手袋の指先をのせた。]
[航路を辿る指先が、ふと止まる。
第三国との国境付近を通過することになると分かれば
表情は些か苦いものとなった。]
――――…。
[言葉なくあれば「どうしたんですか」と不安そうに尋ねられる。]
……いや。
突然の進路変更だったから少し気になって、ね。
火災なら仕方ないが、――…。
[軍医が居るとはいえ負傷者もあり被害もある状況。
不穏な噂がチラと頭を過り、小さな息が漏れた。
それから士官室へと立ち寄り空腹を紛らわすように酒を嗜み
自室に戻って身を清めてから寝台へと潜り込んだ。*]
/*
海にどーん→行方不明で良いと思います!
副長さん当たりが「あの人逃げたのか……?」とか
不振がってくれたら面白い、指揮系統混乱しないかなとチラ。
艦長襲撃は表で回すんですよね?
設定考えつつお休みなさい**
/*
なら、カシムの時はベリアンにお任せして(とどめが必要ならいくらでもry)
艦長の方は、俺かコンラートで行くか。
コンラート、どうする?
[艦橋へ向かおうとすると、副長と出会う。]
あ、副長!いったい何が――
[自分が副長に抱いていた苦手意識など今はどうでもいい。副長に状況を伺ってみるが、彼もまだよく分かっていないようだ。
副長は船底を見に行くとのことなので、技術士官として同行することになった。
ともかく、彼の後をついていこう。]
―船室→司令塔―
[結局自室へと戻ったのは、あの後大分経ってからであった。
浅い眠りの後、起き出しては身支度を調え――、]
………………なっ
[突然の衝撃に、思わず声を荒げた。
すぐさま体勢を整え、船室を出る。]
総員、警戒態勢につけ!
[混乱を生じているであろう兵達にそう声をかけながら、
司令塔へと走った。]
[――被雷か、でなければ座礁か。
おそらくどちらかだろうと、当たりをつけながら、慌しくごった返す艦内を駆けて]
――状況は! 報告、とっとと寄越せ!!
[電測室に入るなり、そう怒鳴る。
それで、浮き足立っていた部下たちは幾らか落ち着いたようだった。
もっとも、とうの自分も混乱しているのではあったが、それは表に出すわけにはいかない]
よし――艦橋と通信指揮室に連絡!
電測兵装に異常なし、電探逆探いずれも感なし!
別命あるまで電測班は警戒配置を維持す――だ!
/*
あ、表てそういうことなんです?!
匿名でロル回すんだと思ってた…僕ぼっちの未来ですね了解しましたベリたんのカシム襲撃とかすごくいけないにおいがする…
*/
― 甲板・日付前 ―
[ばん!
些か乱暴に扉を開けて甲板に出る。狭いところから開放され、安堵したように息を吐く]
……。
[中天にはいつの間にか月が出ていた。
周りを見回すと、今日は食堂に人が集っているためかいつもよりは少な目ではあるが、見張りの兵達の姿があちこちに見えた。
邪魔をしないようにそっと移動し、あまり邪魔にならない場所を見つけると足を伸ばしてぺたりと座り込む]
――。
[手に持っていたランプを近くに置き、殴り書き状態で数だけを乱暴に書き連ねた紙を開くと、改めて書類の形式に則って清書を始めた。
時折風が紙の端を持ち上げるのに苦労しながら、半分ほど書き連ねただろうか。頭の奥が疲れに似た何かに侵食され、とろりと瞼が落ちる]
……、
[紙が飛ばされないように伏せて置き。眠気に似た何かに逆らうことなく、意識が離れる寸前に思うのは
――風邪、引かないといいな…
それだけで。
朝日が登るまでは、誰にも邪魔されなければそのまま。明日からの喧騒も、まだ知らない*]
/*
あぁ、この村睡狼入ってるから、見つけて襲撃かけると仲間が一人増えるよw
匿名で回してもいいんだが、ま、他の連中も一人くらいは赤陣営わかってた方が動きをあわせやすいと思うんだ。
誘導もしやすいしな。
[目が覚めて身嗜みを整える。
消毒液の匂いが纏わるのは繰り返しそうしているから。
かさつき罅割れた手指はいくら消毒しても汚れている気がする。
進路変更による不安がストレスとなり症状を悪化させていた。]
……っ。
[擦りすぎたのか深く裂けた指からは血がじわりと滲む。
軍医からのハンドクリームを塗って白手袋をはめた所で
衝撃がはしり身体が傾ぐ。]
くっ。
[何かあったかは確かだが敵襲にしろ事故にしろ
これだけの揺れがあったのだから大事のはず。
急ぎ司令塔へと向かい、まずは状況の確認に努める。*]
/*
ベリアンの真の性格5(6x1)
1.変わらないよ!頭ぱーの無邪気な愉快犯(引っ掻き回したい)
2.クロトフに忠実な軍人(親がクロトフ人だった)
3.ファザコン(義父繋がりで間諜)
4.本当の両親を人質に取られている(悲壮モード)
5.孤児院繋がりの諜報機関(横の情愛)
6.らとてっぷ←ネタ
/*
参ったな。
噂が広まり過ぎて、見張りだの何だのという話になっていて、動きづらいぞw
当初の予定では、PC以外は知らないくらいのつもりだったんだ、が……w
ま、まぁいいか。
さてどうやって殺害しよう。
/*
ラ神はお兄ちゃん押しですかw
幼少期の教育の影響かつ、
軍人家庭に送り込んで内部崩壊を画策してたと……?
ベリアンはあれです。引き取られたは良い物の、
こいつは軍人向きじゃないって士官学校に行かせて貰えなくて
むりくり一般兵から乗り込んだからこの位の階級。
―深夜―
[連れ出したのは、見張りの手薄な時間帯。
そして、連れてきた場所は、警戒から外れがちな短艇甲板。]
やれやれ、工作員だの何だのという話を調べるってんだから、
それ相応の警戒は必要でしょうに……。
[苦笑い混じりの声が響く。
煙草を咥えたままなせいか、その言葉はどこかたどたどしい。
いつもシガーを手にしている手には、細いロープが握られ。
飾り物と揶揄された艦長の首を、容赦なく締め上げていた。]
名目上とはいえ、艦長であるからには
何かと邪魔になってくるんで、ね……!
[ロープを握る手に力を籠めれば、ガクリ、小太りの身体が傾く。
そのまま音もなく倒れ込んだ男――ダルメシアンは、
二度と自らの意思で動くことはなかった。]
[倒れた艦長の懐に手を差し入れ、鈍く光る鉄の欠片を手にすれば
握りしめた掌の向こうに、どこか空虚な笑みが浮かぶ。]
………………悪いな……。
[人一人の生命など、こんなにも呆気なく散ってしまう。
かつては友の血を浴びて慟哭していた男だが。
自らが奪った相手の亡骸を前に、今は涼しげに紫煙を吐くのみ。]
[深夜、僅かな水音をあげたのみで、
ヴィスマルク号艦長の姿は水底に沈んでいった。
同時に、小型の短艇もまた一艇、海へと消えていた――…。*]
― 機関室 ―
[艦底に向かって移動していると黒煙が流れてきた。
そちらの方…機関室へと向かっていく。
震動に気がついた乗組員が何人も彼の後をついてきている。
黒煙の出元である機関室の内部は一部に火が回り、
内部が炎上をはじめていた。]
これは…魚雷によるか!?
今ここで動ける者で消化活動を行うぞ、急げ!
[そう叫ぶと機関室の入り口にあった電話機に飛びつき司令塔に連絡を取ろうとした]
こちら機関室。司令塔、聞こえるか!!
…故障しているのか?こんな時に。
そこの二名、司令塔と戦闘艦橋に伝令を頼む。
総員戦闘配置、周囲への索敵をさせてくれ。
艦長には後で私から話す、その後持ち場に移動せよ、行け!
[若い兵士2名が慌てて上へと走り出した]
―現在:司令塔にて―
副長は此方には来ていないのか。
誰か状況の確認を!
[艦橋から指示を飛ばしつつ。
何かあればすぐ動けるようにと、自らは司令塔にて待機し、
報告を待つのだった。]
/*
さっくりCOはしているけど、俺の方が残るのでも行けるよーと一応。
ただ、睡狼さんは出来れば捕まえたいなーと思っている。
探してみよう。
とりあえず、艦長の遺体と一緒に短艇も一つ流してみた。
うそ・・・でしょ・・・?
[副長の後を追ってたどり着いた機関室は、炎上していた。
既に機関士や駆けつけた乗組員達は消火活動にあたっているが、火の勢いが強いのか中々消化できそうな気配はない。
そんな光景を見て私は、ただ呆然と突っ立っていることしか出来なかった――。**]
/*
ね、寝て…オズさん乙おつです仕事人お見事。
睡狼さん今回編成だと自分で分かってるだろうしなアピくるかな?それとも引っ込んだままかな。
とりあえず今宵は離脱、おやすみなさい
*/
[機関科の人間に聞くとどうやら機関長は機関室の中にいたらしい。
その場で消化作業の指揮をはじめる。
一緒に来ていたローレル少佐が内部構造に詳しい事を思い出した。
ローレルのほうに振り向くと周囲の喧噪に立ちすくんでいた]
少佐、被害を最小限に食い止めるぞ。
右舷側の機関室の様子を見てきてくれ。
…どうした、少佐?ローレル少佐!!
しっかりするんだ。
ダメージにも強いんだろう、この艦は。
こっちがダメでも反対側が生きていれば艦はまだ動く。
君が行って、自分の目で確認して報告を上げるんだ。
わかったら今すぐ行ってこい!
[ローレルは弾かれたかのように右舷機関室へと向かっていった]
[副長が船底部へと様子を見に行ったと聞けば、
部下に頷きながらも。]
艦長は、こんな時にもまだ来ていないのか……。
[苛立った表情で、舌打ちを一つ。
部下を一人、無人の艦長室へと走らせた。]
[機関科の人間に聞くとどうやら機関長は機関室の中にいたらしい。
その場で消化作業の指揮をはじめる。
一緒に来ていたローレル少佐が内部構造に詳しい事を思い出した。
ローレルのほうに振り向くと周囲の喧噪に呆然と突っ立っている]
少佐、被害を最小限に食い止めるぞ。
右舷側の機関室の様子を見てきてくれ。
…どうした、少佐?ローレル少佐!!
しっかりするんだ。
ダメージにも強いんだろう、この艦は。
こっちがダメでも反対側が生きていれば艦はまだ動く。
君が行って、自分の目で確認して報告を上げるんだ。
わかったら今すぐ行ってこい!
[その言葉にローレルは弾かれたかのように右舷機関室へと向かっていった]
[左舷機関室の消化を終えると、
被害報告と復旧の見込みを報告するよう、
その場の人員に指示を出すと、司令塔へと戻った。]
[司令塔でジャンが耳にしたのは、総員退艦命令だった…**]
[艦長室へと走らせた部下が不在を告げれば、
苛立たしげに声を荒げる。]
いない、だぁ!?
一体何をやっているんだ、あの人は!!
[わざと聞こえるように不満をぶちまけながら。
通信方より退艦命令が出たことを聞けば、
荒くなった息を落ち着かせながら、報を確認するのだった。**]
[懐かしの孤児院。
自分を引き取って育ててくれたのも。
料理を教えてくれたのも。
一人の年老いたシスターだった。
老いで視力を無くした彼女にかわり、
料理をしたり、子供達の面倒を見たり。
貧しくとも、楽しい日々がそこにはあった。]
[優秀な成績の為か、養子に引き取られた後も。
シスターには何度も便りを送った。
彼女の為に点字も覚え、近況を書き綴ったものである。
だが、そんなささやかな交流は、突然終わりを迎えた。
母のように慕っていたシスターが、亡くなったのである。]
[訃報を受けたのは、死後かなり経ってからで。
葬儀にすら参加することは出来なかった。
その時は、何故すぐに教えてくれなかったのかと
施設に残った者を恨んだものだが。
理由は、後で知ることとなった。]
[戦災孤児を引き取っていたシスターは、
常に平和のあり方を説いていた。
だからこそ、無惨にも殺されてしまったのだ。
――――自国の兵士の手によって。]
[平和を願ったシスターの想いと。
自らの資質を買い、優秀な軍人となるであろうと
自分を引き取ってくれた養父母と。
二つの理想に挟まれて、苦悩のままに軍人への道を歩み続けた。]
[それでも、戦場ながらに友を得て。
肩を並べて共に戦い、共に暮らす日々は、
そんな苦悩を忘れさせてくれた。
だが、その友も今はもう居ない。]
[虚ろな心を抱えた男には、
もはや守るべきものも、正義もなく。
自らに課せられた使命を淡々と果たすのみ。
――今はただ、己を引き取ってくれた養父の為にのみ働いていた。*]
/*
ざっとこんな裏設定にしてみた。暗ッ
ベリアン宛にもちょい投げてみる。
艦長SG計画はどうなるかなー。
成り行きを見守ろう。では、おやすみなさい。**
―医務室―
[医務室へ戻ると衛生兵たちが慌てていた。]
重傷患者を奥へ!!
[いつもの穏和な顔はなく、戦場にいるときそのものの顔でそう指示を飛ばす。]
司令塔でも通信室でもいい!!
誰でもいい!今、手が空いている奴!!行って状況を確認してこい!!
[ここは状況が渡りづらい。
そう思った男が衛生兵へ走るように命令すると、一人が扉の外へ飛び出していった。]
―通信指揮室―
[女子会の後、再び私は仕事場に戻りました。
本当なら非番なんですけど、今日の通信記録を確認しておきたかったものですから。
仕事熱心ですよねぇ。]
外部に不審な連絡を行った形跡はなし、と……
まぁ、所詮は噂って事ですかねぇ。
あるいは、奴さんの技術力がこちらよりも上なのか……
[そうだとしたら面倒ですねぇ。
そう思った頃でしたか、部下の一人が「本国から入電です!」と告げてきました。]
ちょっと?もしもし?
もしもーーし?
[受話器はそれっきり沈黙したままで、応答する事はありませんでした。
部下たちもどことなくざわめいて落ち着かない様子です。]
……はぁい、落ち着いてください。
ローゼス軍人は狼狽えない。
皆さんはそのまま仕事を続けましょうねぇ。
[ぱんと一つ手を叩き、部下にそう告げてから私は司令室への受話器を手に取りました。]
……もしもし、司令室ですかぁ?
本国からの通信です。
『貴艦からの被害報告を調査した結果。
ウッカー港での修繕は不可能、
また当地迄の航行も困難との結論に達した。
ひいては、ヴィスマルク号に総員退艦命令を発令する。
これから先は艦よりも乗員の安全を優先されたし。
港より、速やかに救助艇を向かわせる。
乗組員を直ちにヴィスマルク号より避難させよ』
だそうですよぉ。
[通信内容をそのまま述べ、通話を切ります。]
皆さんはそのままお仕事しててくださいねぇ……
あ、さっきの通信、一応伝声管で各場所に通達してください。
この時間にどれだけ起きてるかわかりませんけど。
[このような指示を飛ばしながら、私は立ち上がりました。
先程の音と、揺れ。何が起きたのか、きちんと把握しなければなりませんしね。
それと、通信科に被害があったかどうかも。]
通信長 カサンドラは、工作特務少尉 カーク と 航空兵 コンラート を能力(刈る)の対象に選びました。
/*
時系列を纏めるのが面倒だったから適当にぼかしたとかそんな(
「こんな時間」が仮に昼だろうと、私は夜寝てないのでこれから寝ようと思ったのにー的な意味で使えますしね(ずるい
[ローレルは、生クリームたっぷりのコーヒーということである>>0:481
コーヒーと紅茶、それにケーキを乗せたお皿をでっかいお盆にのせる。
ちらっと厨房の主の方を見ると、ちょうど背を向けていたので、ケーキのお皿をもう一つ。
カークに近づき]
これもどうぞ。
[厨房で食べるのだら、これくらいは良いだろうと差し出す。
そこでベリアンが出ていくというので]
ベリアルくんもがんばってね。
あ、先生にもよろしく。
[見送ってら、食堂の方へ。
食堂では、お酒が入っているのか楽しげな声があちらこちらから聞こえる。
羽目を外さない程度と言われていても、久しぶりのお酒では、気持ちが盛り上がるのだろうか?
その盛り上がりとは裏腹に、自身は警戒をしてしまう]]
食堂から出ると、膝に手を付き、はぁっと息を吐く。
慌てて顔をあげ]
助けてくれてありがとうございます。
もう大丈夫ですよー。えっとお兄さんが助けてくれたからです。
[その後の自己紹介。
ただこの後も、ちょくちょく間違える事になるベリアルはこの時、自分がとっさに思った事を言ったせいである。
そのために、いまだにベリアンとベリアルを間違えて呼ぶ時があるのだ。
そして間違えた後は、必ずと言っていいほど、弄る呼び方をされるのであった]
―前夜・自室―
[同室の子達はすでに眠りに落ちているだろう。
安らかな寝息が聞こえてくる。
明日も早いのに、いまだ眠れないでいる。
船が被弾した後から、寝つきが悪くなっているためである。
その為に、枕の下に隠している手紙を引っ張り出し暗闇の中手探りで中身を見つめる。
もちろん、手元の明かりをつけていないため、字など読めるはずもない。
それでも、そこに書かれている内容は、暗記するほど読んでいるために覚えてしまっている]
【あなたが乗る船である事件が起きます。
その時、我らに協力していただければ、あなたが知りたがっているあなたの兄の死の真相を教えましょう】
[それだけ書かれた手紙である。
事件とはなにか? 協力とは何をすればいいのか?
何一つ解らないでいる。
でも、事件と言うのは、被弾した事も関係があるのだろう。
そう思えて、眠れなくなっているのである。
軍人だった兄の死の真相は告げられていない。
勤務中の死亡だと言うが、戦闘中の死ならそう告げられるだろう。
でも、ぼかすような言い方。そこには外には洩らせない何かがあったのではと思ったのである。
それを知りたいがために、軍に入ったのだ。
その為に、手紙の内容は魅力的。でも、いまだどうするかは解らず、そして本当に知る事ができるのかと疑心もある。
どうするべきか…今日も考えながら、浅い眠りへと落ちて行った]
― 未明・船室 ―
[ 下士官用の四人部屋に居るのはワタシ一人。
二人は夜番で一人は医務室で療養……そう、医務室に行きたくないと駄々を捏ねてた海兵だった。
何時もより早く目覚め、時間を潰しあぐねて寝返りを打ったその時
――轟音>>#2 ]
―夜明け頃・厨房―
[朝食の支度のため、早起きをし厨房へと顔を出す。
朝からここは戦場である。
自分も所定の位置につき、野菜を切り始めたところで、船が揺れる]
え……っぅ……。
[揺れのために指を切ってしまい。痛みに顔をしかめるが、今の揺れは何か、厨房がざわめき始める。
すぐに厨房の主が、艦橋に何があったか確認をとる。
だが、まだ把握していないのか色よい返事は聞けなかったのか、すぐに通信は終わり。
つづいて、退艦の伝令が届く。
一瞬、ざわつくも、厨房の主が、作業を中止。直ちに退艦作業に移れと命令を下すと、各自作業の手を止め、廊下へと出ていくが、廊下も人で溢れている。
その為に、出ずに出れず、しばらく途方に暮れるのであった]
何ですか!?
[ 聞いたって誰も答えちゃくれません。
下っぱ鉄則。
緊急時は持ち場に戻って上官の指示を仰ぐ事。
瞬時に軍服に着替え、医務室へ!! ]
― →医務室 ―
[ 辿り着けば、医務室は喧騒の真っ只中。
中央では軍医殿が指揮を取っている。
状況を確認せよ>>33と指示が下されれば、立候補しようと手を上げかけ
同時に通信室から退艦令>>38>>39。
衛生兵が浮足だった不意をうち、一人の海兵が飛び出した。
傷そのものは深くはなかったが、貧血の疑いがあると安静処置を受けてた兵だ。
まさか見張り所、シュタインメッツ中尉の元へ行く気か?
無茶な! ]
ベリアン・ブルーム! 連れ戻してきます!
― 医務室→見張り所 ―
[ 人の流れと思った以上に相手の身のこなしが上手く、
きっと見張り兵だから目と空間の穴を見つける能力が良いのだろう、
ようやく、彼の腕を捕まえた時には見張り所の方まで来てしまっていた。
兵たちの様子はどうだったろうか。
シュタインメッツ中尉はまだそこにいただろうか?>>0:454
迂闊に引き回す訳にも行かず、中尉の指示を待つ** ]
/*
シュテラ君魔術師かな?
お兄さん拾いたいなー味方になってくれるほうこうで!
14-13>11>9>7>5>3>E
多少変動掛かるにしても七日間の七縄かー。
最終目的はどうしましょう。
/*
お早うございます。
オズにーちゃんありがとう! コンちゃんも通信機ありがとう!
シュテラ君が素敵に前降りしてくれているので、
拾いに行きたいのですが、素敵案求む。
……通信指揮室から? なんだって?
[伝声管にとりついていた兵が、あからさまに動揺した様子で、その内容(>>38,>>39)を報告する。
総員退艦命令――莫迦なと、吐き捨てる。
現場のトップである艦長の判断でなく、本国からの命令というのが、まず解せない。
損傷の状況を把握しているわけではないが、砲戦の被害もそう大きくないという印象だった。
大して浸水しているわけでもなく、速力も維持していて、航行に問題があるようには思えなかった。
よしんば総員退艦したとして、本艦はどうするのか。交戦状態にないとはいえ、他国の鼻先に最新鋭艦を置き去りにする気なのか。
せめて雷撃処分用の駆逐艦を急派するか、自沈命令が付随すべきではないのか――、大尉程度が考えることではないかもしれないが、しかし]
――くそ、どうなってる。
[例の噂が頭を過ぎる。が、それを伝声管では喋れない。
通信指揮室に向かって、通信長から艦の上層部にねじ込んでもらうべきか。
それとも自分で直接、艦橋に駆け込むか――艦長は兎も角、あの副長ならば聞く耳を持ってくれそうなものだが]
/*
一番スムーズに寝返ってくれそうなのがシュテラ兄寝返りなんですけど
齟齬りそうな気も。
ぼかしておいてすり合わせつつがいいかな。
――電測室より通信指揮室。
先の総員退艦命令は確かですか。
命令が変更されないかぎり、部下は、上甲板に出さざるを得ません。
[伝声管に自らとりついて、通信指揮室に訊ねた。
"部下は"と言ったことに、誰かが気付くかどうか]
― 深夜 ―
[ 固い寝台に横たわりながら、
極秘文章の内容>>#3を思い返していた。
胸元の通信機の感触を確かめながら、呟く ]
掌握、ね……
総員退艦命令で全員立ち去ってくれれば言う事はないんだけど。
[ 立ち去った者の末路は頭から追い出し、
滞りなく計画が遂行される事を願う。
艦内の権限が自分たちの物になった事を確認すれば、
後は通信機から外部に連絡して回収してもらうだけ。
――簡単でしょう? ]
/*
ウェルシュからの負縁故の話、実質2狼で狙撃手入りなので、睡狼引き込むまでは安定路線で行かざるを得ないと思って断ったのだが。
睡狼すぐ見つかったな……w
ウェルシュ、改めてすまん。ぐぐ……。
/*
まぁボロボロにしたの俺自身なんだけど。
一応、機体メッタメタにした風なこと言ったけどそれは外観だけで、いざって時は動かせるよってことにします。
当初は機体のない艦にいるつもりだった迷走のなれの果てがこれだよ。
そういえば、三人は示し合わせての工作兵三名、にする?それともそれぞれが別系統の指揮で動いてる個々の侵入者、にします?
*/
/*
任せるよー。
ベリアンとは話合わせるのは多分楽だし、
コンラートとはまだ艦内では顔をあわせてないので、いくらでもこれからねつ造出来る。
ある程度統一してあった方が、連携は取りやすそうだが。
/*
ありがとう! では頃合いを見計らって誘い出しつつ、
コンちゃんの所に誘導頑張りまーす。
通信機オズにいちゃんだった(てへ
艦長襲撃かっこいい!
/*
お。ネタ楽しみ。
俺の方はわりと(立場的に)動きは取りやすいと思うんで、機会があればコンラートに鍵を渡してしまいたい。そのうちに。
[果たしてリヒャルトの反応はどうであったか。
カシムが広めた噂というのが、どうにもよろしくない。
下手に口止めなどしては怪しまれるかと思ったのだが、
予想以上に話が大きくなり、偽の命令を全員が信じてくれるか否か。
まったく、面倒な話だ。]
……ひとまず。命令は命令だ。
各自、指示に従って動け。
[部下達にはそう命じ。
砲術長はどうするのかと問われれば、苦々しげにシガーを咥えた。]
俺の心配はいい。
もう少しここに残って、状況を確認する。
なぁに、本当にやばそうなら俺も避難はするが……
俺が艦を降りる時は、ことの真偽と全員の無事を確認してからだ。
[そう告げて、部下を促すのだった。**]
― 回想 ある日の孤児院 ―
[ 褐色の肌にうねる黒髪を肩まで伸ばした少女のような少年が
泣いていた。しわだらけの顔を優しくゆるませた老女が
傍らで頭をよしよしと撫でている ]
わ、わたしまっくろベリーじゃないもん……うぇっ。
[ 黒鋼色の髪、褐色の肌。
一目でローゼス人の物でないと分かるその見た目。
それ故に無邪気で残酷な子供たちから虐められていたのだった ]
[ 老シスターはそうねえ……あの子に相談してみましょうかと
呟いた後、少年にこう誘いかけた ]
『おうた、歌いましょう?』
― 回想 ある日の孤児院2 ―
[ その日も黒い少年はうたを歌っていた。
奏でるは…………愛すべきシスターへの鎮魂歌 ]
『なあ、オレたち……どうなるんだろう』
[ 仲良くなった少年が泣いた顔を腫らしながら袖を引けば、
黒い少年は歌を止めて振り返ろうと
その時大きな大人たちがずかずかと入ってきた ]
『ここがシスター・*茉莉花*経営の孤児院かね?
……ああ、大丈夫。私達は君の味方だよ。
君たちの大事なシスターを奪ったローゼン兵が憎いだろう?』
[ ――その日から悪夢が始まった ]
― 回想 変わりゆく孤児院 ―
[ 愛するシスターから平和の教えを説かれた子供たちの多くは、
いかな身内が殺された>>*24としてもやり返す、
それも敵国のしもべとなる事に易々とは従わなかった。
けれど結局子供の抵抗。
逆らえば、所詮孤児の子供の命、塵の様に捨てられる。
互いの命を人質と取られ、逆らう気力すら捥がれていった ]
[ 時が立ち、シスターの死すらもクロトフの陰謀だと知った時には、
泣き虫だった少年は……
にこにこ笑いながら人を弑す立派な
そうして、スパイとして作り変えられた子供たちは
軍人家庭の中へ送り込まれて、内部の切り崩しを担う事になった ]
― 現在、深夜へ戻る ―
[ 軍人家庭に送られたは良い物の、
義父となった男が士官学校へ送らせたがらず、
戦況の激化を理由に一般兵として潜りこまざるを得なかった
のは想定外だった。
思いもかけず、オズにーちゃんと再会したのにも驚いたけれど、
孤児院の最後の希望、
その時はまだ彼がクロトフの手から逃れられたと信じていたから、
が息災だった事に胸をなで下ろした ]
そろそろ連絡来ますかね……
[ いずれ通信機(クロトフ最新鋭の技術で出来る限り小型化されている)から、懐かしい声が聞こえてくるであろうか。
もし、彼があの後の孤児院の実態を知らないと察すれば、
必死に隠そうとするだろう。どんな経路で工作員になったにせよ、
彼にはお気楽な弟分と思って貰いたかった ]
/*
我々の所属をクロトフに確定させましたー
ついでシスターの名前決めちゃいました。
ジャスミンかマリカの方が名前らしいかな……
つけたい名前があったらあだなって事で(ふるえ
ちょっとお昼離脱しますね!
―回想:昨晩の士官食堂にて―
[談論風発――というには、幾らか非生産的な喧騒。
大尉中尉といったところで、所詮は血の気が多い青年将校が大半である。
戦闘の興奮を引き摺っていたものが多かったためもあるだろうし、
どこかの兵科に属する人間はどこかの兵科を敵視するという、軍隊の悪しき伝統もあったろう。
それが罵りあいに発展しなかったのは、誰かの発した一言によった。
曰くが――『艦長の指揮が悪い』だった。
それで潮目が変わって、全員が口々に指揮をあげつらう。
速力を生かして敵の頭を押さえるべきだったとか、近距離砲戦を挑むべきだったとか。
最新鋭戦艦を擁しながら、腰の引けた――と、青年将校らには思えた――戦闘指揮について論評する。
そのとき、中の一人が副長(>>492)を認めて、輪に加わるように誘った。
つまるところ、愚痴と不満を、自分たちより上の人間に聞かせたかったのだろう]
――自分、本艦に乗り組む前は、通信関係の技研にいたんですがね。そこで――、
[電測班長であるリエヴルにも、先の戦闘とは別にちょっとした不満があったので、副長にぶちまけたのだった*]
―回想:副長への愚痴―
――いまの野戦通信機って、通信兵が背負って運ぶようなものでしょう。
それがね、軽量小型の――ま、といっても電話の受話器サイズで1kgくらいはありますが、技研で試作されてるんですよ。
当然、従来のよりカネがかかるし構造が複雑なんで、大量生産には向きませんがね。
――で、艦内の連絡って、伝令と艦内電話に伝声管でしょ。
伝令は即時性がないし、電話と伝声管は設置されてる場所しか使えない。
なので、自分は提案したんですよ。新型通信機を艦内連絡に採用しちゃどうかと。
あれなら、艦内のどこにいても直ぐ通じる。
せめて、各指揮官クラスとあちこち動く応急修理班用くらいには、ってね。
[が、まだ制式品ではないし予算の関係もあるしで、ダメだったと。そう文句を垂れて]
――でね、まあ。
本艦に乗り組みが決まったあと、艦内で試用してみろってことで。
技研の連中から、一組、預かってるんですよ。
あ、私物としての持込なんで、員数外の装備になってますが。
副長、あとでお届けしますから見てみてくださいよ。艦内で使えたら便利ですよ、ホント。
小型なんで、別の艦までとかなると、出力の関係でまだ難しいんですがね。
[副長くらいの立場の人間に興味を持ってもらえれば、制式採用の目もあるかもしれない。
運用実績が良ければ、提案者の自分の考課にもプラスになるに違いないとも思いつつ――、
――そのあと、こっそり副長に、試作の携帯無線機を届けたのは言うまでもない。
まあ、一組しかないので、自分の手元にある一台としか交信出来ないのだが――*]
/*
な、長くなった。
いつもの事か…(震え)
同室者がいなくなるので、一回寝る事にしますが、振られたものは拾う。
―前夜―
[上司に報告書を提出し、男は自分に割り当てられた士官寝室へと向かう。
緊張状態にあるので安眠は出来ないだろうが、休息を取らねば身体がもたない。
寝室には一足先に戻っていたらしい同室者の姿があった。
軽くシャワーを浴びて簡素な寝巻に着替え、二段ベッドの下の床に就く。
――そして、目を閉じた。]
スパイというか、スリーパーにしようかな
普段は普通にローゼスの一兵士として動きながら、使令が届くとクロトフの意に添って動く、と
前線配置されてる風にしちゃったから普段はクロトフ兵を殺す必要あるし。スパイってあんま本来の陣営側殺さないイメージあるんだよなぁ。諜報活動メインというか
普段は稀代のエースとしてクロトフ機ガンガン墜としまくってるけど実際はクロトフ側の人間。
だけど別にクロトフの一般兵士たちを“仲間”と思ってるわけではないから殺すことに躊躇いもなにもなく。
お仲間意識とまではいかなくとも(そも過度な馴れ合いしないと思うし)同志と思ってるのは自分と同じ侵入工作兵だけ、的な。
―夢の中―
俺、大きくなったら兄さんとマルセルと一緒に父さんの船の艦員になる!
[幼い頃、ライナーは父に肩車をしてもらうのが好きだった。視界が広がって、海がよく見えるから。
今は小さな弟がそこに収まっている。
実家は海が近くにあり、ライナーは海を遊び場所にして育った。
近所の子供らと海岸を駆け回っていて、気が付けば暗くなっており、叱られた事が何度もあった。
――どちらかといえば、家に大人しくしているよりも外に出るのが好きな子供だったのだ
父は殆ど家にいなかったから、泳ぎや潜りは兄に教わった。
それでも休暇で帰ってくる時には、三人の子供とよく遊んでくれる理想の父親だった。]
「そんな日が来ればいいな。」
[弟を担いだ父が笑う。
くるりと一度回って、弟の軽やかな歓声が上がる。]
きっと来るよ!
「じゃあ勉強の方も頑張らないとな?」
……頑張る。
「ははは、父さんも楽しみにしているぞ。」
[兄に言われてライナーは肩を竦め、大きな掌が自分の頭を撫でる感触に気付けばくすぐったそうに笑った。
ぼくもがんばるー、と弟がまだ学校に行く年でもないのにはしゃぐ。
そんな日が来ればいい。いや、必ず来るのだと。
ライナーは本気で思っていた。]
[懐かしい情景は陽炎のように揺らぐ。
次に目に飛び込んできたのは、それが永遠に叶わなくなった日の後の事。
憔悴した母は、一時期兄によく似た男の事を兄と誤認していた。
母の家は軍隊出身者が少なかったから、兄の遺体は衝撃が強かったのだろう。
葬儀の翌日、そう呼ばれた時には思わず否定をして真実を告げ、母の混乱を招いた。
母の中では自分は士官学校にいる事になっているらしい。
父と三人で相談し、医者に診てもらう事にした。
一時的なものでしょう。時間が解決してくれるものです。焦らずに見守ってあげて下さい、と母を診断した医者は言った。
そして男は
「エトヴィン。」
[母に声を掛けられて、男は僅かに肩を揺らした後に振り返った。
兄がよく浮かべていた笑みを顔に貼り付けて。]
――何だい、母さん。
「折角の休暇なのにライナーに会えなくて残念ね。」
仕方ないよ。あいつも頑張っているんだから。
「ねぇ、覚えてる?
あの子、貴方とマルセルと一緒にお父さんの艦に乗るんだって言ってた。」
[ずきりと胸が痛んだ。目の奥が熱くなるのを必死で堪えた。
覚えている。
叶わなくなってしまったその願いは、他ならぬ自分が口にしたのだ。]
あぁ、勿論。
「マルセルも士官学校に進むつもりらしいし、いつか叶うといいわね。」
――…そうだね。
[その期間は半年以上に及び、休暇の度に兄を演じる男の心は疲弊した。
艦内でも気遣われることが多く、それに応じるのにも疲れていた。
だから心を閉ざし、職務の事だけを考える事にした。
切り替えてしまえばその方が楽で。
淡々と仕事に臨んでいる時の方が気楽に感じる自分が堪らなく嫌だった。
ずっと母に付き添っていた弟によれば、ゆっくりと兄の死を受け入れていったのだという。
男が休暇の時に帰り、兄を演じていたのは、効果があったのか、なかったのかは分からない。]
―回想:試作通信機と若手将校―
なるほど、大尉の話には聞くべき点が多々あるな。
教練で持たされるが歩兵携行用の通信機はかさばるし重い。
面白いものを試作しはじめてるのだな。
一度使ってみよう。
二つでセットになってて、私と大尉で持っておこう。
後で私の部屋まで届くように手配しておく、有意義な時間だった。
[そういうと議論の輪から外れていった]
「ライナー。」
…っ…。
[気付けば、鏡写しのように兄が立っていた。
一時期兄を演じていた男には、目の前にいるのが兄なのか、兄を演じる自分なのか判断がつかない。]
「もうすぐ俺と同い年だね。」
兄さん、
[蒼褪めて戸惑う男に対し、兄は柔和な笑顔を浮かべていた。
男は縫い止められてしまったようにその場から動く事が出来ない。
違う。兄は死んだのだから。
だからこれはきっと夢なのだ。]
「ねぇ、ライナー。お前は俺を追い越して、置いて行ってしまうのかい。」
何言ってるんだ。追い越せるわけ、ないだろう。
[兄は優秀な士官だった。自分は努力を重ねて何とか彼に追いつこうとして。
けれどもう彼はいないから、何処まで行けば辿り着けるのか分からない。
兄が死んでから、男は平和な世を作る為に我武者羅に職務に努めてきた。
けれど平和な世になったら自分はどうするのか。
男にはよく分からない。]
「気の置けない友人を作って、部下に慕われて。
いつか素敵な女性と結婚して、子供を沢山作って幸せな家庭を築くのかな?
――もう、俺にはそうする事は出来ないのに。」
…っ、ごめんなさい。
俺が…
[男は両手で顔を覆う。
兄はこんな事は言わない。少なくとも、男の認識する兄は。
でも彼は死んでしまったから。本当はそう思っているのかもしれない。
兄を演じていた時期、実際には今でも。時々男はこう考えるのだ。]
――俺が兄さんの代わりに、 ばよかったのに。
―士官寝室―
…っ、が…っ。
[男は飛び起きて寝台の天井に頭をぶつけ、強打した額を抑えて呻いた。]
「どうしたんだい。」
[声の方を向けば同室者の顔があり、声にならぬ悲鳴を上げる。
それが自分と似た顔でなくて安堵しつつ、浅く息をつく男は頭を抱えた。
年に二、三度こんな夢を見る。
それは自分が未だに兄と変われるものならば…と思っている所為なのか。]
「驚かせてごめん。ねぇ、魘されていたようだけど。」
……何でもない。
「一度、カウンセリングを受けた方がいいんじゃないかい。だって君、この船に初めて入った夜も」
必要ない!
[つい声を荒げて、何より自分が驚いた。
同室者は怒るというよりは困ったように眉を下げている。男は彼から視線を逸らした。
以前の艦の同室者も最初は心配する素振りを見せたが、頑なにそれを拒む男に呆れ、やがて触れなくなった。]
「――ごめん、」
……。
[気まずい沈黙が二人部屋を満たす。その時。]
[轟音と共に船室が揺れる。]
…っ。
「敵襲か?」
[であれば、する事は決まっている。
男は素早く着替えると、上着を持って扉を開けた。]
「シュタインメッツ!」
――お前も急げ。
[振り返らずにそう言うと、男は廊下を駆けた。]
― →見張り所―
[艦内は混乱に満ちていた。ごった返す人の波を縫うように持ち場へと急ぐ。
一度だけの爆発音は、敵からの砲撃ではない事を認識させた。
水雷か、それとも内部で爆発が?
見張り所に着いた男は場にいる曹長らに向き直る。]
現在の状況は!
「まだ分かっておりません。目視では攻撃は予測出来ませんでした。」
…っ。どこで爆発が起きたかを確認させろ。
「はい!それと、先程通信室より…」
[部下から、本国からの総員退艦命令が出された旨を聞かされ、男は低く唸った。]
こんな状態で艦を下りろだと?!
[常にない男の様子に部下が震え上がる。
負傷した兵と衛生兵らが見張り所に来た>>51のはその頃合か。
頭に包帯を巻くその姿を認めると男は目を眇める。]
…お前は…。
――何をしている。
休息を取るようにと命じられていた筈だが。
[必要以上に鋭い視線を部下に向けたのは、起き抜けの悪夢が原因だったが、それを知らぬ兵は蒼褪めて何も言えず。
衛生兵が共にいるという事は、無理矢理こちらにやって来たのだろう。
今が平時ではないとはいえ、無茶な事をする。
現在は総員戦闘配置レベルの事態で、人手は必要ではあるが。]
…ブルーム曹長。
もしそいつに休息が必要ならば、この場からすぐに連れて行ってくれ。
[恐らくは部下に向けた視線を目にしただろう彼に、そう告げた。**]
主計少尉 ウェルシュは、参謀 リヒャルト を能力(占う)の対象に選びました。
[周囲の区画の被害を確認するため全速で走る。普段の運動不足が祟ったか、すぐに息が切れそうになるが気にしてる場合じゃない。
左舷、中央、右舷機械室異常なし。
機関操縦室異常なし。
第一から第六ボイラー室異常なし。
管制盤室異常な――]
…あれ?
[違和感を覚え、立ち止まり電気管制を確認する。…違和感の原因はすぐに分かった。]
一部だけど、通信室まで電気が通ってない…どういうこと?
発電機は正常…管制も正常…ということは物理的な断絶…?
[どこかで配線が切れているのかもしれない。…ただ、今それを確認している余裕はなかった。一応このことを覚えておくことにして、再び左舷機関室へ向かう。]
/*
うん。コンラート調査しようかと思ったけど、やっぱリヒャルトだな。
で、リヒャルト白なら上官として指示を仰ごう
*/
――なに? 間違いないのか?
[艦橋からの正式な命令がないため、部下はまだ動かしていなかった。
スコープを監視していた班員が、声を上げる。
自分でも確認して、確かに、ひどく小さな反応があることを確認する。
それが、艦載の短艇(>>22)とまでは判らないながら、頭のなかで報告すべき内容を纏める]
――電測室より、艦橋。
水上電探に感あり。方位と距離は――……、
[報告した内容が示しているのは、つまるところ、暫く前に通り過ぎた海域ということ。
そうして、反応のサイズについて、補足する]
反応は微弱。ひどく小型ですね。
精々がとこ沿岸用の漁船か、それより小さいくらいのものです。
[その反応が何を意味しているのかは、判らない。
それを判断するのは、電測員としての職責には含まれていない]
…えっ?
[一瞬、理解が追いつかない。そういんたいかん、ソウインタイカン、総員退艦?
やっと文字が浮かぶ。
ああ、総員退艦か。なるほど。]
― 見張り所 ―
[ なまくらの儀礼刀よりよほど鋭くよく切れそうな眼差し>>71を
震える海兵越しに見ながら、緊迫感のない笑みを向けました。
ぬけぬけとワタシは言います ]
はっ。恐れながらシュタインメッツ中尉。
この者どこへ連れていきましょう?
医務室へ送るのは構いませんが、総員退艦命令が通達されている以上
行き違いになって患者の体力を必要以上に消費させるのも
心苦しいので。
――冗談じゃない!
[本国からの命令らしいけど…こんなのいくらなんでもおかしい。
確かに機関部には大ダメージを受けたけど、あくまでそれだけだ。
浸水もほぼなかったし沈むわけじゃない。それなのに…]
退艦なんて、絶対にありえない…!
[とにかく司令塔へ急ごう。船長でも副長でも参謀でもいい、ちゃんと話をしないと…ヴィルマルクは、この程度じゃ沈まないんだから――
不条理な命令への怒りに身を任せ、今度は司令室へ走りだすのだった。]
[こんな自分を、かつての友が見ればどう思うであろうか。
空虚な心で、胸に秘めた理想もなく。
ただ、養父の求めるままに祖国を、そして仲間を裏切る。
共に酒を飲もうと声をかけてくれていた上司をも、
既にこの手にかけた。
あいつが生きていたら。
自分の生き方は、少しは変わっていたのだろうか――。]
………………なぁ、エトヴィン……。
[懐かしい名を、唇の中で形作る。
だが、浮かんだその姿は、かつての友の姿なのか。
それとも、よく似た弟のものなのか。
脳裏に浮かぶ幾重にもぶれた写真のような映像を、
数度頭を振って追い払った。]
[身よりのない孤児だった自分にとって、
彼から聞く家族の話は珍しくもあり、羨ましくもあり。
だが、楽しげな友の様子を見れば、
そんな話をするのも、また嬉しかったものだ。]
俺にだって、弟や妹のように思う相手がいたんだ。
[そういって負けじと口にしていたのは、
孤児院に残してきた子供達の話。
もう、長いこと会えないままだったけど。
ずっと、彼らの幸せを願っていた。]
[今となっては、生まれ育った孤児院もなく。
肩を並べ、心許せた友もいない。
残ったのは、友を殺した火薬と鉛の業に長けてしまった
人殺しの己だけ――…。]
……副長。
部下には退艦命令は伝えましたが。
俺は、ここに残ります。
この船を、今このままここに置いて行く訳にはいかない。
せめて、事態を把握するまでは。
― その頃 ―
[ 短艇甲板で1機、小型艦がない事という噂が広がり始めていた。
そして、近くに艦長の記章が落ちていたという事も ]
[ 各長がいかな事態を不審に思ったとしても、
長が真っ先に艦を捨てたという人々の不信の人心を
どれだけ押さえられただろう?
統率は知らぬ間に少しずつ乱れ始め、
一人が「俺達は捨てられたんだ! ……逃げるぞ」と叫んだのを
契機に、兵たちは避難挺へ押し寄せる* ]
[――潔癖の不安症。
慎重すぎる面があるせいで決断を遅らせる性質。
混乱をきたすこの状況で迷いを見せるのはそれもあろう。
上官はそれさえも見透かし経験をつめと配置したのだが。]
それにしてもこれだけ報告が集まるのに
艦長の消息が知れぬままなのは――…、妙だな。
[ぽつとごちるのは不安要素の一つ。]
[だからこそ、この艦でベリアンと再会した時も。
ただの偶然だと思っていた。
彼はごく普通の衛生兵として、この艦に乗り込んだのだろうと。
彼すら謀らねばならぬ自分に、僅か悩みもしたものだ。
だが――――。]
/*
シュテラは文字通り受け取ると狂だけど…睡の可能性もあるかな。
で、出てきたオズちゃんが狂でベリやんが首みたいな。
私としては工作員sにはちゃちゃっと出てきてもらって表でもバンバン工作してくれたほうが楽しかったりするんだけど、向こうからするとそれだと騙し合いの快感が無くなるんだよねえ。
あと、首の誰かと非工作員の誰かが恋で結ばれるのが、一番物語的に盛り上がるんだけど…っと。
[司令塔に着いたとき、総員退艦命令の話を聞き、
それを伝えてきたオズワルトのメモを確認する。
その他の報告を聞き終えて、周囲に問うた]
この命令は本国からのものなんだな?
誰か艦長を見たものはいないか?
わかった、現時点での指揮権は私にあるのだな。
ならばその権限において命令する。
参謀、今から言う事を正確に記録し、それを本国まで持ち帰れ。
本国からの機密通信に従い、総員退艦準備。
書類やデータ類は可能な限り廃棄処理。
退艦時に自沈させるための準備も並行して行う。
友軍の退去船が来たら即座に移乗できるように。
なおこの命令は副長である私が行ったものであり、
他の上級士官はその責を負うものではない。
記録はここまでだ、いいな?
/*
冷たい現実と書いてはいるが、俺は孤児院がどうなったかは全然知らない方向で!
コンラートにも絡みに行こう。わくわく。
― 総員退艦通信より5(6x1)時間後 ―
[ 友軍……実際はよく似せたクロトフ軍の退去艦がやって来るだろう。
副艦長の指揮>>93により次々退艦していく。
一部、事態を不審に思った者は残っていたかもしれない ]
[ カチリカチリと歯車は回り続ける……―― ]
[全速力で司令塔まで辿り着く。頭をフル回転させたので迷うことはない。]
船長か副長か…あーもう参謀でもいいから誰かいませんか!
[見渡すと副長は…いない。船長もいない。ただ参謀と…ええと…ああ、この人は知っている。確か砲術長のオズなんとか・グレなんとか中佐がいる。ちゃんと話したことはなかったが。まあ、とにかく今は機関室の状況を報告しないと。]
バルサミーナ少佐です!失礼ながら意見の具申をお許し下さい!
[別に許してもらわなくても言うつもりだが。]
機関室ですが、被害は甚大ですが修理は十分可能です!
他、船体に被害はなく退艦の必要はありません!
[私は兵科の士官じゃないし、軍艦運用の知識なんて無い。それでも、無事な船を見捨てるなんて正気の沙汰とは思えなかった。]
………………そうか。
俺も、あの退艦命令には腹を据えかねているところなんだ。
一般兵達は避難させたとしても、
ここに残って状況の把握、そして調査に努めたいと思っている。
君は、確か技術科のバルサミーナ少佐……だったか。
もしよければ、手を貸してもらえないだろうか。
[腕のいい技術者というのは、何にも代え難い情報となる。
浮かびそうになる笑みを押し殺し、
必死な様子の少佐へと声をかけるのだった。]
[一度自室に戻ると普段は事務仕事で使ってる机の引き出しから、
自動拳銃2つと予備弾倉を取り出した。
予備弾倉を胸ポケットに入れ、自動拳銃の遊底を引き、動作を確認する。
上着を脱いでガンホルダーを装着し、2丁の銃を吊るすと、
再び上着を着て来た道を戻っていった。
司令塔の近くを通りがかるとローレル少佐の大きな声が聞こえた来た]
[連絡があるときは電探室まで、と言葉を残した副長>>95に頷く。
書類やデータ類の廃棄処理をするならそれは己の役目だろう。
司令塔に残り、機密文書の保管棚の鍵をあけようとすれば
ローレルの声>>97が届き、手を止め振り向く。]
――、艦長は消息不明。副長は電探室に向かったはずだ。
[そんな言葉を返し、意見を聞いた。]
少佐、それは間違いないか?
確かキミは――…、着任当初にヴィスマルク号について語っていたか。
修理可能ならば話は変わってくる。
[彼女の顔をみて思い出した事>>0:186を紡ぎ
撤退準備を始めていた一人を呼び止めた。]
少佐の言葉は聞いていたな。
それを正確に、副長に伝えるんだ、急げ!
[そういって副長へと伝令を向かわせる。]
―厨房―
「何をしている。早くしろ」
[廊下のあわただしさに尻込みしていると、背後より厨房の主に怒鳴られる。
部下をおいていけないのか、自分が最後に出る腹積もりのようだ]
は、はい。
[返事だけ返し、廊下に飛び出るも行きかう人の流れに押しつぶされるように移動し始める。
……が、甲板には出ない。
はじかれるように、人けのない廊下に押し出されると、行きかう人の流れを見る。爆発や急な退艦命令のためか、こちらを気にする人はいないようである。
そろっと、人けのない廊下を進む]
えっと…。
[艦内の事は頭に叩き込んでいる。なのに、今いる場所がいまいち把握できないのは、状況の性だろ]
つぅ…。
[痛みに顔をしかめ、手を見下ろすと、赤く染まっている。
指を軽く切ったと思っていたが、思いのほか深かったのようだ。ぎゅうっと切った場所を握り、甲板への扉を探すように歩く。
迷子になっている…そう見せる為に。
退艦するわけにはいかない。答えはまだ出ていないために]
[砲術長の申し出>>100を受けて]
――もちろんです!
[一瞬考えたが、残って調査と修理にあたれるなら残りたいと思った。
よく、艦長は沈みゆく船と運命を共にする、と言うが…そういう訳じゃない。
私だって命は惜しい。もしこの船が沈むというなら素直に退艦しただろう。しかし、またヴィスマルクは生きている、だから、見捨ててはおけない。
そのまま参謀に向き直って詳細を伝える。]
はい!技術科、機関士を総動員すれば…一週間ほどで修理は完了すると思われます。
船を再び動かすだけなら、明後日までには一基のタービンだけでも修復可能です。
最初は5ノット程度しか出ないでしょうが…それでも、港へ向かうことは可能です、そのまま修理を続ければ、速度も回復します!
[――しかし、頼りにした技術科、機関士達が既に続々と退艦し始めていたことを、この時の彼女は知らなかった。]
[自沈処分という言葉を聞いて。]
そ、それに最悪、港まで辿りつけなくても…
工作艦の出動を頼むなり、曳航してもらうなりすれば、まだ…まだ…
[ここに来て疲れがどっと押し寄せてくる。それと同時に何故だが涙が溢れてきたのだった。]
/*
そこ共鳴かあああああああwwwwww
果てしなくめんどくせえええええwwwwww(超褒め言葉)
なるほど。
これは……気合い入れて工作していかないとだな……w
/*
よほどうまくやらないと、更に上手で返されそうな二人だからな。
うん。面白くなってきた。
しかし、この二人相手に工作していくのも大変そうだ……w
――ああ、副長。
どうなってるんですかね、あの命令は一体?
[電測室に現れた、上級士官の姿に安堵の色は隠せない]
……回収ですか?
手隙の要員に武装させて、短艇を出して調べさせては。
エンジンが生きてるなら、移乗して、持ってくることも出来るでしょう。
引き上げるのは、短艇の回収と同じ要領でやれるでしょう。
ただ、工作員の乗船なら、爆発物やなにかあるかもしれませんから、引き上げるならその辺を調べてからのが良いかと。
[とは、意見を述べておいた。
独創的というわけでもなく、士官なら大抵、同じようなことを考えるだろう程度のものだ]
ああ、アレ、届きましたか。
それなら、後で試しましょう。
[最後だけは、すこし表情を緩めて笑った]
[>>82衛生兵が笑みを浮かべるのを見て、男の視線は鋭さを削がれる。
その場には不釣り合いなそれは彼の性分なのだろうと考え。
彼の紡ぐ内容はもっともな事。
視線を僅かにあげて思案する。]
…そうだな。
此処で怪我人を使うつもりはない。
甲板の方へやってくれるか。
[退避命令は聞いたばかりで、まだ上司とは相談していない。納得はいっていない。何かの罠ではないのかとさえ思う。
けれど命令が来ている以上は本国から艦が向かっている筈で。
退避が実行に移された場合の事を考え、部下を甲板の方へ送る事を選ぶ。
蒼褪める兵に向ける視線は険の籠らぬもの。]
――お前の職務にかける情熱は評価している。
けれど命を落としては意味がない。
分かるな?
[頷く部下の顔に少し血の気が戻るのを確認すると、男はブルーム曹長に真っ直ぐに視線を向けた。]
…宜しく頼む。
参謀 リヒャルトは、参謀 リヒャルト と 砲術長 オズワルド を能力(結ぶ)の対象に選びました。
/*
自撃ちの用意だけはしとこうか、という。
相手はなあ……、なやましい。
恋天使に向くキャラではないんだよなぁ。
迷走している。
懐きやすいのは軍医殿ではあるがふつーにカウンセリングしてもらいそうで(
[幸い重傷者の数は少なく、すぐに治療は終わった。]
よし!運べ!!
[最後の一人の治療を終えると同時に運ばせる。]
後何人残ってる?!
「先程で最後です!」
ではお前たちは退艦しろ!!
退艦の際にはデータとなるような者は全て破棄しろ!!
カルテもだ!!
[そう言いながら自らもカルテを破棄する。]
あ、ありがとうございます…
[リヒャルトから差し出されたハンカチを受け取り、涙を拭う。
…みっともないところを見せてしまった、と反省。
冷静さを取り戻し、今は一旦副長の判断を待つことにする。
待機しながらも、思考は働かせる。
――なぜ、機関室で火災が発生したのか。
まず雷撃ではない。そうだとしたらもっと酷く浸水しているはずだ。
また機関に不具合があって爆発したとも考えにくい。両舷のタービンが同時に炎上した説明がつかない。
だとしたら可能性は一つしかない。…人為的な要因だ。それも意図的に行われたことだろう。
そして同時に、船内に漂っていた噂を思い出す。
――もしかして…他国の工作…?
それなら、機関室に戻ったらもう少し原因を詳しく調査してみよう。なにか分かるかもしれない。
工作だという証拠を掴めれば、なんとかなるかもしれない。そう思ったのだった。]
……どこまで、ですか?
そこまでもここまでもありませんな。
その退艦命令にしたところで、通信指揮室からの転送です。
艦橋からは正式な命令はなにもなし、ですからね。堪ったもんじゃない。
部下の掌握にも限界がありますよ、この状況じゃあ。
[艦の指導部である副長のことも間接的に批判する内容になっているが、それには気付かず]
……偽、ですか。やはり、例の噂は、副長もご存知で?
[そのあと、溜息を吐いて]
……あの人も、なんだって艦内に連絡したんだか。
妙な噂があるってことは、昨日、報告しといたんだがな……。
[と、ぼやいた。
なお、リエヴルが"あの人"と口にする場合、大抵は通信長のことを指している]
[リエヴルの言葉を聞き、演技の可能性も考えてみたが反応が迂遠すぎる。
通信長に疑惑をつけ、司令部に混乱を与えるにしても、
この申告そのものが嘘の場合、逆に自分が疑われる。
で、あるなら通信指揮室の件は本当だな。
信用してよさそうだ。]
ああ、噂は聞いている。
その大元の人間を探す必要がありそうだな…。
しかし通信指揮室から直接艦内に連絡、か。
総員退艦命令は艦長か、不在時に限定して次席指揮官
の私しか出せないよう規定されているのだが。
その件に関しては後で調べる。
大尉はこの場を維持してくれ。
退艦を指示されたのなら、
留まる理由として私の名前を出してくれてかまわない。
私は短艇の回収をしてこよう。
そのまま監視を続けてくれ、よろしく頼む。
――了解。
クレマンソー大尉は持ち場を維持、電測班の指揮を継続します。
[艦内礼則に従った敬礼を、ジャンに送る。
明確な命令があれば、軍人は安心する。そういうものだった。
だが――実はこのとき、この段階までは比較的良好な士気と統制を保っていた電測室のモラル・ブレイクが始まっていた。
それは、リエヴルとジャンが話しているあいだに、その背後で静かに起こっていたのだった]
[やがて衛生兵たちは大体医務室を出たらしい。
一人やってきて、退去の報告を受ける。]
そうか。ではお前も退去しろ。
私はまだ残っている物を破棄しなければならない。
[手伝うと言われれば構わないと言い、すぐに退去させる。他に残ってはいないかを調べ、無いことを確認すると、男は机の引き出しに手を伸ばした。]
……これが最後、ですね。
[男は引き出しの中にある一冊の黒い本を取り出し、あるページを開いて止める。
そこに載っていたのは、かつて軍医学校で同級だった戦友の戦死記録。
つかの間懐かしそうな、哀しそうな目で眺めるが、すぐに元の表情に戻し本を破る。]
……念のため、です。
[今回の退艦令に何か違和感を感じる。どうしても解せない。だから男は何があったのかを知るために船に残るつもりだった。
工作員の噂があり残ると決めた以上、例え戦死者の記録であっても残す訳にはいかない。]
[破った後、しばし申し訳なさそうな顔をする。
……どうせ内容は全て覚えているのだ。
なくなったところで困りはしない。]
……さて、カシム君を探して話を聞いてみますかね。
[口調は戻ったが、顔は厳しいままの男は問診用の鞄を持つ。何時、いかなる時でも治療ができる様に。
男は医務室を出た。]
[本国からの通信内容が広まっていたとはいえ、正式な退艦命令は出ていない。
彼らの避退行動はほとんど逃亡・脱走に近い行為であったので、事情を知らない電測班員にとっては想像の埒外にあった。
だから、電子の目を通して見ている光景を、電測班員はこう解釈した。
即ち、退艦命令は既に発せられ、何かの手違いか機械故障の影響で、電測室には命令が届いていないのでは――と。
でないにしても、短艇がすべて発進してしまえば、あとは、まだ暗い海面を生身で漂うことになる。
その恐怖が、これまで無意識下に押し込めていた下士官兵の不安を一挙に拡大させた。
あと何かひとつの切欠があれば、士気の低下は崩壊に直結し、この場でもパニックが始まるだろう]
[そして彼らを見送れば、男は上司のいる艦橋の方へと移る。
退避命令は当然彼らの元にも届いていて。]
…それでは、命令に応じると言うのですか。
これは敵国の作戦かもしれません。
みすみす最新鋭の艦を敵に呉れてやる事になるかもしれないのです。
どうかお考え直しを…!
[艦の運航を司る部署が艦から下りるというのか。
上司に噛みつく男に、同室の航海士が宥めようと手を伸ばす。
男は咄嗟にそれを振り払った。
同僚の傷ついた顔には気付かないふりをして拳を固める。
この艦は最新の技術が集められた国防の為の希望だ。
今にも沈もうとしているのならともかく、それを捨てる事は、]
…納得出来ません。
[本国からの命令なのだ、と上司が聞き分けのよくない子供を諭すように告げる。
悔しかったらそれを教訓として本国で体勢を整え、再び戦いに臨むべきで。
これが敵国の作戦という確たる証拠でもあるのか、と。]
…っ、それは…。
[男は唇を噛みしめる。
艦を離れるのであれば、重要な機密書類などは処分しなければならない。
それらの準備なども考えれば不確かなカシムの話について議論する時間はなかった。
立ち尽くす男の目の前で、慌ただしく動き始める同僚達。
――航海科の離船が決定した瞬間だった。]
――ああ、例のアレ。
荷物じゃなければ持ち歩いていてくれませんかね。
こういう状況なんで、きちんとしてる上官と連絡が取れるってのは、こちらとしては助かるんですよ。
[と、短艇の回収をしてくるというジャンに、そう言った。
この場合の"きちんとしている"というのは、浮き足立っていないという意味だ]
― 見張り所 ―
[ 中尉から甲板へ移動させろ>>118との指示が下れば、
ワタシは陽気に畏まりました、お任せ下さいと
いまいち締まりきらない敬礼を返しました ]
[ 次いで部下へ向けられる言葉>>119は、
厳しさの一方労りに満ちていて。
その海兵は堪え切れないように肩を震わせてます ]
『中尉……中尉も、生きて下さい。
こんな時に変な事言ってすみません、……先に行って待ってます』
[ 口をはさむのは無粋だろうと思い、
海兵に肩を貸してそのまま立ち去りました* ]
[司令塔にある棚の鍵を開けて機密文書を整理する。
本国に持ち帰るよう副長に指示された記録は手許に残したまま
黙々と自身に与えられた仕事をこなしてゆく。]
――――…。
[こんな時に、否、こんな時だから、か。
潔癖症であるがゆえに消毒したい衝動にかられる。
それを我慢しようと、ぐ、と拳を握りしめれば
白い手袋には赤い血が薄く滲んだ。*]
― 甲板 ―
[ 退艦の準備は進んでいるのでしょうか。
ずらりと並んだ人の群れの中に、衛生科の同僚の姿を見つけて
話しかけました。サボりやがってと小突かれつつ、
姿の見えない軍医殿の行方を尋ねます。
機密文章破棄のためまだ残っているそうです>>129 ]
あーワタシも忘れ物思い出しました!
[ ちゃっかり海兵を同僚に押し付けながら、踵を返します。
後ろで怒鳴る声が聞こえましたが知りません ]
うん、私としてもここと直接連絡を取れるのは助かる。
使い方は覚え書きを見ればだいたいわかった。
本国に無事戻れたら採用されるよう後押ししよう。
本当に退艦させる気なら必ず迎えの輸送艦か何かが来るはずだ。
それらの艦船を敵の連絡より早く発見出来れば知らせて欲しい。
それにどのみち、この艦に搭載されている短艇の航続距離じゃ
陸地までたどり着けないし、そもそも1/3も乗れないからな…。
それでは行ってくる、後は頼む。
[そうリエヴルに伝えると甲板へと向かった]
こんな事なら衛生兵たちを逃がさねばよかったですねぇ……。
[自嘲気味に笑う。
クソ真面目に退艦令に従ってしまった己の判断ミス。
しかし今更悔いても仕方がない。
人混みの中、縫うように歩きながらカシムを探す。]
――ま、道理ですな。
乗員回収のついでに、曳航用の艦も寄越せという話ですが。
[軽口ついでに、頷いて]
了解。
艦艇の反応があれば、艦橋のほかに、副長にも直接お報せします。
――では、幸運を祈ります。
[と、その背を見送った]
―少し前・見張り所―
[>>135曹長の陽気な声色には混乱の最中でいっそ救われる思いがした。
男は黙って敬礼に応じ。
肩を震わす部下から向けられた言葉には僅かに瞠目し。]
……、あぁ。ありがとう。
また後で。
[言葉をすぐに継げなかったのは、悪夢で見た兄の姿が蘇ったから。
兄を失ってから、男は生きていたいと思った事はなかった。
――道半ばに倒れた兄の分も生きねば、と。そう思ってこれまで職務に励んでいた。
その心中を誰かに明かした事は一度としてない。
やがて曹長に支えられて甲板の方へと向かう部下の姿を、男は黙って見送った。*]
[まだ料理を習いたての、覚束ない手つきながら。
作り上げたのは、ブラックベリーを使ったパイと、ベリーの香る温かな紅茶。]
ほら、食べてみてよ。
[そう言いながら、片手で皿を差し出した。
……もう一方の手には、パイを焼いた時の火傷の痕が残っていて、
見せられなかったのだ。
自分の方が年上だから。
お兄ちゃんだから。
そんなかっこわるいところを見せてはいけないと、
幼心に自分に言い聞かせて。]
[その日以来、少年は彼を弟のように思い、接してきた。
彼が嫌がっていたブラックベリーも、一緒に食べながら。
時には、一緒に歌うこともあった。
どこか恥ずかしげに、紡ぐ音色は――…73点ほど。]
―見張り所―
[男は感情を殺して見張り所に戻り、出迎えてきた部下達に上司からの決定を告げた。
ざわつく見張り所内で眉間に皺を寄せる。]
――航海科は退艦する。
交代で警戒を続けつつ、早急に準備を進めろ。
いいな。
[指示を出して嘆息する。
中尉程度では決定は動かせない。そんな無力な自分が悔しかった。
気付けば、昨日倉庫でカシムからの伝言をしてくれた兵と同席した曹長が此方を見ていた。
ばたばたと動き回る部下達を尻目に彼らに近付き]
…俺は状況を確認する為に艦内に暫く残る。
[囁く声に二人の顔に驚きが浮かぶ。
ならば自分も、という二人に男は首を振った。]
お前達は無事に本国に戻り、体勢を整えて欲しい。
勝手を言ってすまないな。
[曹長は渋々頷いたが、若い兵の中尉、と自分を呼ぶ縋るような声色には困ったように眉を下げた。]
…大丈夫だ。俺も簡単には死なない。
いや、死ねない。
俺は平和の世を作る為にここにいる。
いざという時にはちゃんと離脱する。
[その時に離脱する方法が残されているのか。
それ以前に、生き残ろうとするという意思が自身にあるのかどうかも分からなかったが、彼らを安心させる為にそう言葉を紡いだ。**]
― 人気の失せた廊下 ―
[ ふんふんと鼻歌を歌いながら、
厨房付近から通路を巡る様にぐるりと歩きます。
時々通る人の気配を避けながら歩くのは探検ゲームのようで
中々楽しいです ]
……ああ。やっぱり居た。
お迎えに上がりましたよ、グレーテル。
[ 赤く染まった手を抑え、ふらりふらりと歩く
シュテラ君>>107の後ろ姿に声を掛けました。
最も救いの手は
ワタシが手紙>>44の差し出し主だと気づいて貰えたでしょうか ]
―現在:第二主砲塔にて―
I'm gonna dance with…
[通信機から微かに聞こえる音色は、
声変わりこそしたが、あの頃の少年を思わせるもの。
だが、その声音はどこか空疎に響く。
幾人もの人を殺めるであろう弾薬を前にしても、
表情一つ変えずに、艦を炎上させる為の準備を進めていた。*]
/*
コードネームもお任せしようかな。
何かつけるなら考える!
そして仕事速いwww
えーと、この分だと初回で睡狼襲撃いけるかな…?
/*
ふむ。色々と把握。
自分も一応ひっそり役職暗示しつつ。
でももう一人と紛らわしい気がするよ。
わはぁい。
NPCとの会話でごりごりpt削れていく。
でもベリアンさんはありがとう。
/*
ふおおおおおお(ごろごろごろ
まだ現在赤の返事も書いてないのに過去エピソード>>*51>>*52>>*53が素敵過ぎて召喚されました(悶え
/*
>>*54
一回くらい拒否されても良いと思いますね☆
まだ一日目の前半なんですよ……?(ふるえ
コードネームは通信入れる時に呼ぼうかなと思います。
何が良いですかね?
/*
あ、基本俺発言ペースがおかしいというか、多弁過ぎというか、好き放題喋る方なので、そんな返さなくてもいいぞw
割と自己満足です。はい。
コードネーム、せっかくだから揃えたいよな。
アイデア募集。
/*
ま、別にベリアン個人として話をつけておいて、実際に通信機を渡すのが襲撃時とかでもいい訳だし。
試しに何かさせてみる、とかでもいいかもしれないしなぁ。
割とノープランで動いております。
あ、俺への無茶ぶりはどんどん振ってくれて大丈夫。と一応。
/*
>>*57
縁故が強いと赤は楽出来ますからね!
頼りにしてますよー。
>>*58
一度シュテラ君が仲間になるのか試しを入れたいので
いい感じのミッションありませんかねえ。
>>145でCNもどきを進呈したので童話シリーズとか?
他にも案ゆるぼ。
/*
艦内の不安を煽ってNPC逃走に一役買って貰うのはどうだろう?
リエヴルがフラグ撒いてくれてたし。
まぁ、そこら辺はこっちで拾ってもいい部分かもしれないが。
一般兵の不安を煽る役なら、多分キャラ的にもシュテラが適任かな、と。
といいつつ、ちょい夜まで離席。**
―人気の失せた廊下―
[背後から声がかかる>>145
人気がない為、声をかけられると、びくって肩が跳ね動きが止まる。
恐る恐る振り返ると、そこに立っているのは、見知った顔なので安心する]
ベリアンくーん……。
[お迎えとはどう言う事か?
言葉から、二通りの事を想像する。
一つは、甲板で厨房組の中に自分の姿がなかったために、探しに来てくれたこと。ベリアンの性格なら十分あり得ると思う。
そしてもう一つは……]
お迎えって、もしかして厨房の誰かに私がいないと言われましたか?
人波にもまれて、迷子になってしまったんですよー。
[反応をミスったら致命的である。その為にあくまで迷子を主張]
それとも……。
[言葉を切り、相手の様子をうかがう。まだ、手紙の差出主とは気づかぬため]
艦内の混乱、焦燥、そして苛立ちを知覚する。
自分と同じく、いや自分の不自然さとは比べ物にならないくらいの自然さでこの艦に馴染んでる同志達の仕事の速さ頼もしさに感嘆していた。
自らの手で傷をつけたこの飛行機は、間違いなく己の相棒である。それでも心は冷えていた。巧妙に苛立ちの相貌を創りながら、哀しみは無く。
何の因果でこんなことをしているのかーそんなことを考えながら自嘲気味に笑った。
ー回想・出逢いとー
はじまりは、士官学生の時。
入学当初から徹底して誰も俺に関わるな、という空気を全身に纏っていたのに、しつこく絡んできた男がいた。
ディーデリヒ、そんな名前の気安い男。
ほぼ無視といっていい態度で最初は適当にあしらっていたが、しつこくて完全に無視するようになって。それなのに、懲りずに声を掛けてくるから。
ー思わず殴るまでの時間はそう長くなかった。
ー回想・変化ー
反射的に殴ってしまい、一緒「マズった」と思ったのに、相手は、ニヤッと笑って
(…は、何なんだ)
コイツ、といぶかしんだ時には殴り返されていて。
互いに立ち上がれなくなるまで殴り合いの喧嘩をした。
このことがきっかけで、自分の人生は変わった。変えられた、ともいう。
拳を交わしたことで友情が芽生えた、なんてことは断じてないが、ディーデリヒと関わることが増えた。しつこい声に返すようになっただけだが、これまでの自分を顧みればそれは大きな変化である。
最初は自分に怯えていただろう気弱な同室のフィリップはおずおずと声を掛けてくるようになったし、夢を語られるようになった。争いが嫌いで、弱くて、なんでこんな所にいるのかと問うと、「整備士になりたい」と言った。戦えないけれど戦う者の力になりたい、と笑って。
ディーデリヒと、フィリップ、そしてディーデリヒの同室・テオドール。いつしか四人で過ごす時間は当たり前となる。
ー回想・兵士としてー
しかし自分たちは単なる学生ではない。兵士だ。歩む道が分かれるのはすぐの事。
フィリップは整備士への道を進むし、同じく兵科に進んだ三人もその道はバラバラで。時折戦場で顔を合わせる程度の疎遠さへとなり。俺は何故か新設の航空隊に抜擢され。立派な整備工へと変貌を遂げたフィリップと航空機の進化を共に進めることとなる。
それが懐かしき日々の再来と、悪夢の幕開けだったとは知るよしもなくー。
[ こちらを窺う、警戒深い視線>>146を感じながら、
うんうん、良い反応ですねえと一人頷きます。
そしてにぱっと笑いました ]
迷子とは大変ですねえ。
そうそう、恋文読んでくれました?
お返事聞こうと思いまして。
[ ああ、その前に指の治療が先でしょうか。
彼女の了承が得られるなら、
人目につかないルートを選びながら医務室へ向かうでしょう ]
ベリアンくんの方は大丈夫ですか?
[恋文…それが何を指すのかすぐに理解する。
どうするか考えていた段階なので、体が強張ってしまう]
こんな時にですか?
もうちょっとムードと考えてほしいな。
[やだと口調だけは軽いものの、表情は硬いままである。
指のことを言われると、思い出したように痛みがぶり返し、手当てをしてくれるみたいなので、今はおとなしくついていく]
『お前さぁ、なんで軍医になろうと思ったん?』
[先程、医務室で彼の記述を見たからだろうか。
男は歩きながら昔を思い出していた。
あれはまだ軍医学校にいた頃。
必死に勉強に励んでいた時に掛けられた言葉。
そんなに必死に勉強しても、兵士はまた戦場へ向かうだけだ、と。
そんなに人を助けたいなら故郷で医者になればいい、と。
兵士たちを一人でも多く国に帰ってもらう為だ、と答えると友人は「ふーん……」とどうでも良さげな返事をした。]
『でもさぁ、時には割りきって人を殺すことも覚えた方がいいんじゃね?』
[絶対助けられない命も出てくるぞ?
楽にしてくれ、と言ってくる奴も出てくるだろし。
そう言われた自分は何て答えたのだっただろうか。]
(押し黙ってしまった気がしますねぇ……)
[あれから十数年。彼が死んだ今でさえ。
まだ回答は見付かっていない。*]
ワタシですか?
ぼちぼちですねえ。
[ まだまだ固い表情>>148を見ながら、
これはもう一押し二押し必要そうですねえと独り言ちます ]
ではもう少し静かな所に行きましょう。
……ドジっこさんの手当てもしておかないとですしね。
[ 昨日の事>>0:248を少年めいた悪戯な笑みでからかいました ]
― 通路→医務室 ―
[ 棄却された書類が無人の医務室に散らばっていました。
軍医殿>>130はもうここを出たのでしょう。
机の上の本、その黒い表紙を、白い断片が覆いつくしています。
過去もこんな風に塗りつぶせたらいいのに ]
適当な所に座って下さい。消毒液とガーゼ、包帯出しますから。
[ 8(10x1)分して、戻ってきたでしょう ]
― 司令塔 ―
[白手袋に赤が浮かぶのに気付き、手の力を抜く。
傷口が開いたのだろうとすぐに知れる痛みがあるが
小さく溜息を吐くのみで手当てする素振りは無かった。
部下から仕事を終えたとの報告があり労いを口にする。]
新たな指示はない、か。
では一先ず撤退の準備を。
[敬礼し立ち去る部下を見送り最後の文書を片付ける。]
― 甲板・夜明け前 ―
[どんっ!
船を揺るがす轟音と振動]
――っ?!
[ここはどこだろう。きょろきょろと見回し、ああそうか、あのまま眠ってしまったのだと理解した。どこか遠くでざわざわと人の声が大きくなりつつある]
何が…
[ここにいても何も分からない。情報の集る場所――まずは司令塔だが、今一番混乱しているであろう場所に行っても足手まといになるだけ。ならば次いで情報が集りそうな場所は。]
教えてくれるといいんだけど。
― 通信指揮室 ―
…おはようございまーす。
[とりあえず、ご挨拶。朝だから。
ここに来るまでの間にも既にあちこちで混乱が起きていた。怒鳴りあうような声から情報の端々は伝わってきたが、別々の内容であったり、あるいは信じられないような内容であったり。
一番信じられないのは『総員退艦命令』というやつだ。
カサンドラに聞けるなら彼女に、忙しそうであれば手近な人から>>#1の内容は聞けただろう]
…へぇ。本国からの通信と、その後に、爆音、ね…
[そんな呟き。普通、逆だよねぇなどとどこかのんびりとも思える口調。
新たに何か情報なり本国からの指示があるかと思ったけれど、通信機はなんの反応もしない]
お邪魔しましたー。
[ここで得られる情報がそれまでならば、新たに動くだけ]
しかし……、
まだ通信長との連絡はつかないのか。
[心配が6割3分、呆れが2割8分、残る9分は別の何かといった声色で、確認する。
通信指揮室に問い合わせても、あちらも混乱しているようで、ろくな返答が返ってこない。
向こうの次席は何をしているのか、目ぼしい下士官もいないのだろうか。
良くも悪くも、通信科は長たるカサンドラの個性と存在感が強いので、他があまり目立たない部分がある。
まあ、砲術や水雷といった花形とは違い、元々あまり目立つような兵科でもないのだけれども]
さてと。
[どこへ行くか。主計科は、きっとダメだ。あそこにいても新しい情報は入らない。書類の破棄?そんなものはきっと残った誰かがやってる。
聞こえてくる。誰かが逃げ出したとか、早く逃げなければとか。
周りはどんどん混乱を深くしていく]
……。
[カシムの見つけた燃え滓の文字。
不自然な退艦命令。
ありえない爆発のタイミング。
――だって、そんなもの嘘だろう。]
ぼちぼちって。
[どういうことなのかと思わず突っ込みをしてしまう。>>151]
ドジっ子ではないです。
これはさっきの揺れたので、私のせいではないですよ。
[ぷぅっと頬を膨らますのは、子供のしずく。
もしかしてと思いつつも、いつものやり取りに、少しだけ緊張が解かれているようであった]
―通路→医務室―
[医務室の惨状に驚く。
これはどういうことなのか。ここで何があったのか。再び表情が固まり、空いている椅子に座り改めて室内を見渡す。
不安に、表情が再びこわばり、ベリアンが戻ってくると、安堵したようなほっとした表情になる]
ベリアンくん、ここで何かあったのですか?
/*
違うんだ、朝に少し匿名メモ投げようとしてたらそのままになってていうかあれ鳩からなのにであれそれで、今中身は混乱しているがとりあえず
ぬぁぁぁぁぁぁぁあああああヽ(´Д`;)ノ
ちょっ、昨日の発言削除祭りとかどうしたの自分、疲れてる!
うん、うん。うん……(´・ω・`)
[ ツッコミ>>158が入ればあっはっはーと笑います。
ああ、本当にここだけ日常のまま切り離されたようです。
油断しているようなら頬をぷすっと突き刺そうとしたでしょう ]
ここですか?
総員退避命令が出たでしょう。
だからカルテだとか個人情報を消したんだと思いますよ。
[ シュレッダーに掛けられ、細分された紙片を手で掬い上げれば
紙吹雪のようにひらりひらり ]
さ、治療しましょうね、沁みますよー。
[ これは中々深く切りましたねえ。先に血を落としましょうと
消毒液を含ませた脱脂綿で拭います。
それから傷口にも消毒液を掛け、ガーゼで押さえ、包帯をぐるぐる ]
はい、出来上がり。じゃあ、ワタシたちも行きましょうか。
[ 手紙? 何の話でしょうといった態度で立ち上がろうと ]
― 司令塔 ―
おはようございます。名簿見せてもらいに来ました。
主計科、ウェルシュ=フィッシャー。入ります。
[結局考えてみたものの他に行く場所も思いつかず、司令塔へ。
幸いここに来る口実はもらってある――今がそんな場合ではないというのは置いておいて]
名簿、ここに置いてあった筈なんだけど。
[テーブルに置いてあった名簿は既に処分されてしまったのか、誰かが別の場所に運んだのか。そこには何もない。
まぁそこは本題ではない。止めにきたのか、あるいは退艦を促しにきたのか。近付いてきた誰かに、日常会話であるかのように話を振る]
今聞いてきたんですけど。通信指揮室で。
爆発と、本国からの連絡…何故かね、本国からの退艦命令がね、先だったそうなんです。
―電測室―
はぁい、皆さん。
キャシーおねーさんが様子を見に来ましたよぉ。
[機関室の様子を見に行った後、私は電測室へ寄ります。
まさかクレマンソー大尉に探され(?)ているとは露知らず。]
―弾薬庫―
[第二主砲塔と行き来をし、爆破の準備を進めながら。
左右のレッグホルスターにC96を装着し、
予備弾倉を内ポケットへ。
庫内にMP18やM1915手榴弾があるのも確認しつつ。
それらは手には持たず、弾薬庫に鍵をかけた。]
……こんなの使わずに済めば、それが一番いいんだが。
[ちらり弾薬庫に視線を残し、電側室へ。]
―電側室―
失礼。副長に、自分に連絡を取るならば
ここにと言われたのだが……。
[はて、この場からどう連絡を送るのだろう。
そんなことを思いながらも、リエヴルの姿を見れば
ツカツカと歩み寄る。]
副長に伝言を頼みたい。
……第二主砲塔、準備出来ましたと。
それだけ伝えて貰えばわかるはずだ。
[現在は3名の部下を見張りにつけ、
他の砲術科兵には退艦の指示を出してある。
だが、そこまではあえて口には出さず。]
……しかし、副長がここに居る訳ではないよなぁ。やはり。
ここから連絡を取れるのか?
[浮かんだ素朴な疑問を口にするのだった。]
通信長、無事でしたか……!!
[飄々と姿を現した上官に、思わず駆け寄って]
……心配しましたよ。
何やってたんですか、まったくもう。
工作員とかなんとかの話もあるんで、気をつけてください。
[どうやら五体満足らしいので、胸を撫で下ろす]
……あ。
あぁ、通信長もいたのか。
[カサンドラが電側室に居るならば、
なぜか表情が引きつった。
どうもこの女性は、調子が狂う。]
[と、そこに新たに現れたオズワルドに、首を傾げる。
電測室に用があるような人種には思えないのだが――と]
これは、砲術長。副長でありますか。
副長は先だってまで、こちらにおいででありましたが。
先刻、水上電探が小型の不明目標を後方に探知しまして。
副長は、短艇でこれの調査・回収にあたられるとの由で、今はおそらく上甲板に。
[ひとまず、そのように応じて]
……どうされました?
[オズワルドがなんだか固まってしまったので、カサンドラとオズワルドの顔を交互に見遣って、また首を傾げたあと]
……副長への連絡、ですか?
[正直、あれは軍規と軍機を幾つか無視した員数外の装備品である。
転属前の部署である技研の、科学発展最優先の体質が融通したものである。
昨晩だって、酒の勢いがなければ、大っぴらに副長に話したりはしなかっただろう]
……まあ、あの、可能ではあります。伝言は承りました、はい。
[と、歯切れ悪く、応じて]
……え、艦長がいらっしゃらない?
[それは初耳だった]
いや……どうでしょうかね。
あの口ぶりでは、ご自身で回収に出向かれるような感じも……。
……ええと、お止めしたほうが宜しいんで?
いや……心配しますよ、それは。
[調子狂うなあと、頭を掻いて]
……ですか。様子はどうでしたか。
被雷か何かじゃないかと、部下とは話してたんですが。
[様子を見に行ったというのを聞いて、被害状況を尋ねつつ]
……真昼間にしろ真夜中にしろ、気をつけてください。
なんのかんのいっても、あなた女性でしょう、通信長。
[と、溜息を]
─昨夜/食堂付近(>>0:442〜)─
[ローレルに声をかけようかと思い、もう一度食堂へと向かうべく身体を向け、けれどすぐに足を止めた。
厨房で会った彼女>>0:471は笑っていたし、通信長のカサンドラともご同伴。既に情報は耳に入った上で、笑っていたんだろう。
そう、推察して]
今更話蒸し返す事しても、仕方ねぇか。
[そう苦笑しながら、ローレルまで『かーくん』と呼んだ事を改めて思い出して、くすくすと笑っていた。
気落ちしたままの食事が美味く感じたのは砲術長殿の手料理と、ローレルやあの場にいた者達とのわずかな会話のおかげだろう]
仕事、すっかな。
[ほんとは寝たい、けど寝床がない。ならば働くかと思い、俺は注排水管制所へと向かった]
了解。
砲術長のご伝言は、副長にお伝えしておきます。
[そのあと、ぼそりと伝えられた感想には、苦笑を浮かべ]
……ご理解を得られて、通信科一同、感謝の極みであります。
まあ……あれが癖になるという者も、一部いないでもないですが。
─→注排水管制所─
[それから数刻。同僚が何かを察してくれたのか、持ち場で睡眠を取る事を許された。
ハンモックを吊るしていいと訊けば、調子に乗りすぎだと言われたので、大人しく管制所の隅っこですやすや。
そうして──……
管制所とそう遠くない機関部から、爆音が響き俺はすぐさまに目を覚ました]
慌てんな、取り合えず浸水の状況報告を待ってから排水ポンプ始動だ!
今逃げても、この艦が沈めば同じことだ!
[咄嗟に逃げをうちかける奴を見つければそう鼓舞して、俺は眠い目をこするのも忘れて、指揮官の指示通りに非常時でも艦の安全な航海の維持に務めた]
[爆音の被害状況……つまりは、ビスマルクの状況を気にしながら*]
[甲板に上がるか、司令塔に戻るか少し悩んでいた。
職責で言えば司令塔に戻って全体指揮を執るべきなのは間違いない。
ただ、この状況で不自然に発見された短艇には何かがあるような気がしてならない。
そういうものを捜索するのに適した人材が誰か、という回答を持ち合わせてなかった。]
妙な噂……で、ありますか。
しかし、このような非常時に、艦長が所在不明というのは。
[由々しきことではあるし、信じがたいことでもある]
― 回想/数年前 ―
[人通りの多い街並みを完全防備でリヒャルトは歩いていた。
普段ならば人の少ない時間と道を選ぶのだが急ぎの用で渋々の外出だった。
前方から本を読みながら歩いてくる男が見えて避けようとしたが
相手も同じように、同じ方向に避けようとして運悪くぶつかってしまった。
その衝撃で後ろによろめき、そのまましりもちをつき、リヒャルトは涙目になる。
ふと差し出されるのは白い手袋を嵌めた男の手。
見上げれば本を片手に持つ、自分と同じ色の眸の男が手を貸そうとしていた。]
必要ない。
[憮然とした態度でリヒャルトは相手の厚意を突っぱねる。
自力で立とうとすると、男の手がリヒャルトの腕を掴み引き寄せた。]
〜〜〜っ!?
[勝手に触れるな、と怒鳴りたいが此処は街中と我慢する。
道についた手袋は汚れて布越しに擦り切れたのか血が滲んでいた。]
[それに気づいた男が腕を掴んだまま近くにある店に入る。
途惑うリヒャルトは手を振り払えぬままついていくしかなかった。
店で借りたのは洗面台で、男はリヒャルトの意思を汲まぬまま
汚れた手袋をすると脱がしてしまう。]
やめ、……っ
[止める言葉を咄嗟に向けるが流れる水が傷口に触れて痛みに声が途切れる。
男は手袋をしたまま応急処置を手早くこなす。
手当てされたのだと分かれば、リヒャルトは息を吐き]
ありがとう。
けれど勝手に触れないでくれないか。
同じ、なら、わかるだろう?
[言葉を濁し問えば相手の男は分からぬとばかりに首を傾げた。
小声で潔癖症、と付け足せば、男はからから笑って自分の手袋を外した。
男の素手がリヒャルトの頬に触れる。]
……ふふっ。
忠告、ありがとうございます。
これで、あとは私の事を「キャシー」って呼んでくれたら完璧なんですけどねぇ❤
[それからにこりと微笑み、冗談めかしてこう言いました。]
「ほら、触れる。」
[そんな言葉と共に自分がそうでない証明をする男が触れたのは
潔癖症と伝えたはずのリヒャルトで、声にならない悲鳴が漏れる。]
〜〜〜〜〜っ!!?
だから、勝手に触れるな!
[直接肌と肌が触れると気分が悪くなるのだがその時は何も起こらず]
「平気じゃないか。」
[と笑った同じ色の眸の男。
養子に出されたリヒャルトの血の繋がる兄だったと知ったのは
似たような偶然がもう一度起きた時の事だった。]
―回想 /了 ―
[迷ったが司令塔に行くことにした。
司令塔で臨時の分隊ないし小隊を編成して、
短艇の回収を行わせるのがおそらく最善だろう。
それに…甲板に向けて人が押し寄せているようだ。
下手に人の流れに巻き込まれると動けなくなるかもしれない]
[爆発の場所を見に行っていたらしい部下が戻ってくる。
どうやら爆発のあった現場は機関室だったようで。]
…機関室が?
[機関室は艦内でも重要な箇所の一つだ。
外からのたった一度の攻撃で簡単に破壊されるようでは困る。
そしてそんな箇所に被害が出るような攻撃ならば、艦の底に穴が開き、浸水が進んでいる筈だ。
――内部からなら話は別だが。
男にはやはり内部犯の犯行であるように思えて。]
― 司令室 ―
今戻った。
状況報告を頼む、あと艦長はまだ姿が見えないのか?
[周囲に問うも未だ行方不明という回答が得られなかった]
わかった、このまま私が指揮をとろう。
それと艦の航跡に電探にて微弱な反応を感知したらしい。
沿岸用の漁船くらいの大きさのものだ。
これを回収したい、誰か動けるものは…
[司令塔にいる人を見渡した]
─数刻後/甲板─
何か、騒がしくね?
[そうして安全な航海が可能だと判断出来るまで浸水被害を抑えた事が判り、管制所にいた者達と安堵の表情で甲板に出ればそこは兵達で溢れていた。
>#1退艦命令が機関部からの爆音が洩れる前に発令されたとか、既に救助艇が来ているとか、既に何名もの兵が退艦済みだとか。
めまぐるしく入ってくる情報は、管制所に閉じこもって懸命に仕事をしていた俺達には寝耳に水で、けれどもすぐに命令だからと同僚達は退艦準備へと向かっていく]
……何でだよ。ウッカー港で整備困難とか、そもそも始めから判ってた事だろ。
なっ……ああ、もう!!
[少年のように顔を赤らめ]
褒めてるんじゃなくて、一部は厭味ですからね!?
[ほんとにもう、この人は。などと思いつつ、ああえっと何をしなければいけないんだっけ。
そう、副長への連絡だ。通信機は――電測班長席、つまり自分の席に置いてある。
移動して手に取り、周囲の機器を操作しているふうを装ってから、連絡事項を喋り始めた]
[艦外での混乱は様子を見に行かせた部下から報告がある。
>>90短艇甲板で1機、小型艦がないという噂。
そして近くに落ちていたという艦長の記章。
艦長が一足先に逃げてしまったのではないか、という話にまで発展していると聞けば男は顔を顰める。]
――いくら何でも、艦長はそんな人物ではない筈だ。
[もしや、艦長は既に亡き者にされているのでは。
そんな嫌な考えが頭を過る。]
…ちょっと席を外す。
大丈夫だ。いなくなったりしない。
[不安げな部下達に背を向けて、男は見張り所を出た。]
[入ってきた情報の全てにきな臭さを感じて眉を顰めたその時、ビスマルクが自沈処分されるのではという言葉も耳に入り]
……っ、冗談……!!
[頭に血が上るままに吐き捨て、司令塔へと駆けていく。
そうして勢いよく上官ひしめくその場の扉をノックもなしに開けて、怒鳴り込んだ]
この艦が自沈処分されるって本当の事かよ!? 一応被害状況見て回ったが、そこまでの必要性は感じねーし、司令本部は我国の技術科の腕前を把握してねぇのか、あれくらい技術科が…他の連中が艦から降りたとしても俺がいればどうにかなるだろう!!
[感情のままに怒鳴り込んだのは、既にローレルがビスマルクの状況報告>>109を冷静且つ情熱的に言い終えた後だと言うことを俺は知らない]
――あー、あー。聞こえますか。
電測室より、副長。電測室より、副長。
砲術長より、第二砲塔の準備が出来た――とのこと。
それを伝えれば判る、とのことで。
それから、ですが。
艦長消息不明のため、代わって指揮をとられたしと。
なので、不明目標の調査・回収は他に任せて――まさか、もう艦を離れてたりしませんよね?
――以上、送れ。
[この場にいない相手へと喋り終えて。
自席に座ったまま、くるりと振り返ったら]
……あれ、砲術長。もう行っちゃったか。
たぶん、直ぐ、返事来るんだけどもな。
[と、呟いた。
まあ、どんな連絡手段か、言葉を濁したこちらの責任もあるかもしれない]
/*
>リっちゃん
あ、別に桃のお誘いとかじゃないんで気にしないでくださいね!
酔っ払い上司の絡み酒だと思ってください(駄
―上甲板―
[上甲板へと見に来てみたが、
どうやら副長は自ら回収に行くのは諦めたらしく、
彼が乗る短艇は出航はしていなかった。
それでもやはり上甲板はどこか落ち着きがなく、騒がしい。]
ええい、お前らそれでもローゼス軍人か!
退艦に際しても、規律正しく出来んのか。情けない。
[落ち着かない様子の兵士がいれば、そう叱咤しながらも。
何かおかしな様子はないかと、じっと様子を観察するのだった。]
可愛い子って歳じゃないんですがね!?
……確かに、一部は褒めましたけど!!
[どの部分かは言ってやらない。余裕の笑みが、何だか悔しいので]
/*
――……んー。んんー?
ローレル可愛いなと思ってたはずなんですが。
中の人のM属性が発動したのか、通信長との絡みが多いですね?
[見張り所を出た男は、艦内の混乱を肌で感じる事が出来た。
右往左往する恐慌状態の兵を叱咤しつつ、進む先は自分の士官寝室。]
……。
[退艦の準備をする同僚の姿を見つけて、もう少し後にすれば良かったかと後悔する。
携帯する武器の予備弾倉を今の内に取っておこうと思ったのだ。]
「――君も退避するんだろう。」
[男は無言で答えない。
部屋の奥へと進むと自分の机の抽斗に手をかけて予備の弾倉を取り出す。
二つの予備弾倉を制服のポケットに入れ、支給されている自動拳銃の動作を確かめて、装備したホルスターに入れ直す男に同室者は顔色を変えた。]
/*
共鳴関係に突っ込みに行ったのは結果解明出来ずだったけど、絡めてなかった二人と絡めて、あだ名も貰ったので満足。
「君、まさか…。」
フランツ・バーデン中尉。
君は何も見なかった事にしてくれ。
[同室者に向かってそれだけ。
彼が上司に何か言いつけたとしても、男はこの場に残る気でいた。
荷物は纏めるまでもなく。
ただ一つ、胸ポケットにロケット付のペンダントが入っている事だけを確かめると寝室から出ていった。]
別に、考課に傷つこうが気にしませんよぉ。
給料が下がろうが降格しようが、興味ありませんし。
仮にそうなったとしても、それは元々私が悪い訳ですから、貴方が気に病む必要など皆無でしょう。
優しいんですね。
ありがとう。
[申し訳ありませんと謝る彼に、私はゆるく首を振りながら微笑みました。]
─数刻前/注排水管制室─っていた時の事─
[管制室で眠りかける直前、俺はふと通信指揮室での事を思い出した>>0:95
敵国のスパイがいるのは噂なのか、それとも真実なのかと。カサンドラとローレルに言いながら、俺は内心ひっそりと己に苦笑してこう言っていたのだ]
──知っているだろう、敵国の者が当たり前に紛れていた事を──と。
[だがそれは、苦い記憶だ。
リヒャルトを見ると思い出す、友人と過ごした日々に眠る、苦い記憶]
─回想/数年前─
[潔癖症だと言いながらも、あの空を水面に映した綺麗な双眸を持つ友人は、随分と俺とフランクに話してくれた。
共に現場で実績を積みたいと望みながらも、上層部がそれを許さず、くさった気持ちを海辺で叫ぼうとした2人が偶然出会い、同じ悩みをぶつけようとした事で意気投合した仲だ]
『でもさ、こうも思うの。私たち若いから遠ざけられているんじゃなく、この国の軍部の特色っていうのかな。若い才能を大事にしてくれるって、そう思う。期待されてるって、そう感じない?』
[まっすぐに俺を見つめて言い終えて、後の友人はすぐにくしゃりと笑ってみせた。
自分を鼓舞する為に言っているのだと。今は、俺にくれてやる為だと
そんな友人に対する感情には恋情もあったが、それは俺の信条で友情に包み隠す事に決めた。
そうして付き合いが二年になった頃、ようやく俺にも乗艦命令が下り、家族よりも誰よりも先にその友人へと知らせに行こうとした時、俺は勝手に入った友人の部屋で広げられた資料を見てしまったのだ]
[彼女のデスクに広がっていたのは、俺の父、クレメンス・ファベルの死にまつまる噂とその検証の報告書。
正確な死因が解明されていない父の死には、敵国の謀殺とも、不慮の事故だとも囁かれていて。
報告書に並んでいる文字はどれも目新しさがないと思いながら、見た事もない言葉の羅列に俺はそのページを開いた]
……情報リークの疑いで、国に葬られた?
……そうですか。
[どこまで本音かは、判らない。
普段ののらりくらりを思えば、疑ってかかるべきかもしれない。
でも、自分のことを信頼してくれるというのは、部下として嬉しくないはずはなく]
……いえ。
であれば、自分は信頼に応えるべく、全霊を尽くしますよ。
[――それに、そのあとの。思ってもいなかった礼の言葉にも、いつものからかうような声色はなかったように、思えたので]
優しくはないですけど、フェアであろうとは思ってるんですよ。
自分にもあなたにもね、キャ……、……シ、……、……通信長。
[ちょっとだけ進歩したかもしれません]
[そのページには新造艦ビスマルク計画の設計チームの誰かが敵国に情報を漏洩した疑いがあり、政府によって父や他の計画に関わった者達が暗殺されたという文字が踊っていて、俺はたまらず息を飲んでいた。
記されていた情報には俺や家族が軍部から知らされていない当時の父さんの行動が仔細に出ていたし、同時期に父さんと同じ開発チームの人間が数名、詳細不明の死を遂げている事も記されていた。
ビスマルク計画がこの頃なかなか進まなかったのは一つはタービンの開発力不足と、もう一つはこの初期開発チームの不審死を恐れてというものがあった]
/*
COロルの下書き。うむ、リヒャルトさんに合わせるか、当初のまま片想いの彼女にしておくか……。
迷いつつ。
……さておいて。
[格好を付け損ねたのを誤魔化すように、話題を転じて]
その、結局――この先、どうすべきですか。
副長も十中八九は偽命令と言っておられましたし、自分もそう判断しますが。
下士官兵は、その辺を判断するような教育は受けてませんからね。
電測室は、一応、現状は自分が掌握してますが、不明な状況が続いたら、この先、どうかも判りません。
―廊下―
[当て所なく歩くには、艦内の様子は騒々し過ぎた。
それでも避難艇に乗ろうと、甲板の方には多くの兵らが詰めかけていたので廊下の方はまだ人は手薄で。]
…カシムに会えないだろうか。
[情報を得たという彼に直接会って話がしたい。
顔は把握しているが、この状況で探し出せるだろうか。
けれど出来れば自分の耳で彼の話を聞いて判断したいと思った。
自分が密偵であれば、この混乱を機に艦を掌握しようとするだろう。
技術の極みであるこの艦は沈めるには惜しい。
艦内で妙な動きをする者がいれば、密偵である可能性は高い。]
[室内には、ローレル、リヒャルト、それからウィルに、副長のジャンもいただろうか。
って、副長!?
その姿を改めて認識して、カッとなっていたのが一気に収まった。
リヒャルトの言葉>>220は、なんだか酔い覚ましの水を貰った気分だった]
……失礼しました。……ご存知の方もいるかも知れませんが、この艦は父が初期設計を行いました。俺にとっては、国にいる弟や妹達みたいな存在で。
だから、自沈なんてさせたくありません。
[まずは周囲の上官達に非礼を侘び、しかりと頭を下げた。
許されない覚悟はきちんとしてる。密かに垂らした両の拳が震えていたのは内緒]
[それからリヒャルトに向かって情けなく眉を下げて笑い、こっそりと呟いた。まぁ、他の人達にも聞こえるかもだけど]
実際はまぁ、バルサミーナ少佐のお見立て通りです。
けれど沈めさせたくないから、多少のでっかい無茶はしてやるつもりってコトで。
[軽く、けれども表情には本気の色を滲ませてリヒャルトを見て、それからローレルやジャンの顔、ウェルシュの顔も覗いただろうか**]
……。
[半ば挑発するつもりで投げつけた言葉>>161に、リヒャルトは難しい顔はしたものの、
前に話していた噂の出所が分かりました。
先日、カシムという名の新兵が甲板で燃えた紙片をみつけたそうで…ほとんど読めなかったそうですが、“船” “掌握”というのだけ、かろうじて読めたそうですよ。
実際にカシムから話を聞いた人物から聞いた話なので、作り話ではなさそうです。
[オズワルドから聞いた>>0:272を伝えた。彼がどんな判断をするかをおとなしく待つ間が勿体無くて]
名簿お借りしますね。ああ、それと身上書。全部残っていますか?
[さっさと調べものに取り掛かった。副長の>>202は聞こえたものの、自分が行って役に立つ分野でもなさそうなので名乗りはあげず]
[――後はこの混乱の最中に信頼出来る相手がいれば、尚いいのだが。]
……信頼、か。
[自分から線を引いておいて、よくもまぁ都合のいい事を。
男は自嘲ぎみに笑って顔を歪める。
あの人はどうするのだろう、と思い浮かべた顔は首を振ってすぐに打ち消した。*]
/*
リヒャルトさぁぁぁん>>228(*ノノ)
嬉しい拾い方してくれるから困る、とても困る。いや嬉しい。
落ち着け寝ろ。
えぇ、あれは偽の命令でしょうね。
でも、折角なので不穏分子の炙り出しに利用させて貰おうかなと。
……クレマンソー大尉。
あの命令が偽であると仮定して―――、
どうして、退艦命令を出したと思います?
私としては、後者二つのどちらかが目的だと思うんですよねぇ。
で、それらの為に人がいては邪魔になるでしょう?
偽の退艦命令は、その工作の為の人払い。
さっきの機関室の騒ぎも、もしかすると何等かの工作の為に人目を惹きつける役割があったのかも知れませんねぇ。
……なので、この現状で艦に残りたいと主張した人がいれば、その中に主な内通者がいるんじゃないかと思うんですよ。
ひとつめの目的の為であるならば、逃げる船員の中でやたらと不安を煽るような言動をしている者が怪しいと思いますねぇ。
[そこまで自分の考えを述べ、私は一度間を取り、再び口を開きました。]
逃げたい者はむしろ逃がしてしまいましょう。
ただし、その中に紛れているかも知れない工作員が逃げると困るので、逃げられないように複数人での監視体制を敷くのが良いでしょうかねぇ。
[最悪、全員が退避したとしても、私一人でこの船を港まで持って行くつもりでしたし……とは言いませんでしたが。]
[退艦命令が出るや否や我先にと逃げだす者達を横目に、自機を調べている]
あっさり逃げちゃう訳ね。乗艦に選ばれた誉れとか兵士としての覚悟もないのか。
−あぁ、真っ先に逃げたのは艦長だっけ?類は何とやらなわけ。
…通信室。何とかして何処かの基地にでも連絡出来ないものか聞いてみよう。出来たら工作員マヌケだけど。
[バタバタの逃げる様子の者達とすれ違いながら通信室のあるだろう方へ向かう]
通信長 カサンドラは、砲術長 オズワルド と 通信長 カサンドラ を能力(刈る)の対象に選びました。
/*
鎌を自打ちしたらどうなるんですかねぇ。
私が死神で仇敵になって、私だけが死亡したとして……
うーん?
ちょっと試してみましょうかねぇ。
ワルぴょん、済みませんが協力お願いしますね♥
工作特務少尉 カークは、栞を挟んだ。
通信長 カサンドラは、航空兵 コンラート と 工作特務少尉 カーク を能力(刈る)の対象に選びました。
偽命令として、どうして――ということ、ですか。
[一瞬、混乱する。普段は使わない思考回路であるからだ]
……えっ!? しかし、それでは、先の命令転送は――……!!
[思考している間に告げられた、カサンドラの見解(>>231)。
それでは、退艦命令の転送は、内通者の思う壺だったんじゃないかと。
そう訊ねようとして。
続いた言葉(>>232〜>>234)に、目を丸くした]
――まさか、敵の工作と承知で。それを、炙りだすために……?
[理解につれて、驚愕が意識を侵す。
自分の発想では、工作の懸念があれば、警戒を厳しくするだけで終えただろう]
……はは。どうも、敵わないな……。
[中空に、視線をやって]
― 一般兵居住区画―
[カシムの姿を探して、一般兵らの居住区画に足を踏み入れる。
普段は士官が其処に足を踏み入れる事はない。
退艦の支度を整えている最中らしい彼らは怪訝そうな顔をしたが、それに頓着している余裕はない。]
カシムが何処にいるか、知っている者は?
[顔を見合わせる者。
不審そうに男を見る者。
あいつ、何かやったのか?と首を捻る者。
遠巻きに見られるのは正直居心地が悪かった。]
どういたしまして。
[ 包帯を固定して出来上がりです。
くすくす笑いながらよく頑張りましたねーと撫でるふり。
見上げられれば>>198、にこっと笑って見つめ返します ]
ワタシはこのまま退艦してもいいんですけれどね?
間に合うなら。
[ あくまで選ぶ権利があるのは貴女なんですから。
ワタシはそれに従うだけです、と捉え所なく笑みます ]
[航海科に所属する者を見つけて問うてみたが、申し訳なさそうに首を振る者が殆どだった。]
……そうか。
[甲板にいるならば発見するのは難しそうだ、と男は嘆息する。
そろそろ移動すべきか。時間は有限だ。
そこへ一人の兵が此方にやって来る。
男がカシムを探している事を聞きつけたらしい。
居住区画の倉庫にいるかも、という情報を耳にして、男は活力を得る。]
ありがとう。
退避の準備は手早く済ませてくれ。
[男は兵に礼を言うと、居住区画付近の倉庫へと足を向ける。]
[艦長の失踪の噂やら何やらで、イマイチ状況が掴めない男は若干イライラしていた。]
カシム君を探すより、司令塔か通信室で話を聞いた方が良さそうですねぇ。
[男は小さく舌打ちしながら呟いた。
通信室と司令塔ではどちらが情報が集まるか。]
……副長がいる方が色々集まりそうですか。
[そうと決まれば即座に司令塔へ足を向ける。]
……………。
[捉えどころはなく、でもどこか楽しげに見える笑み。
それはまるで、答えを聞きましょと言っているようにも見えた。
選択の時間はとうに過ぎている。
ゆっくり瞳を伏せて、しばらく考えるそぶりをする。
選択など、初めから一つしかない]
退艦は……しない。
それで通じるかな?
―司令塔―
[普段は職業上、来ることがない司令塔。
その扉の前に立つとノックをし、合図を出されるのを待たずに中へ入る。]
失礼します。
軍医のアレクシス・エーデルシュタイン少尉であります。
[中には誰かいただろうか。]
― 司令室 ―
[副長が戻ってきたので、先ほど司令塔の人に伝えたようなことを再び報告する。
そして、ちょうど報告を終えたところにカークが司令塔に乗り込んでくる。
…どうやら、考えてることは私と同じみたいだ。自沈なんてさせたくない、と。
自分がいればどうにかなるとも言っていたが、言うまでもなく彼一人で全て直せる訳がない。
ただそれでも、それだけの心意気は頼もしいと思った。]
…私はもう一度機関室に行ってきます。
[副長は若干頭が固いが、優秀な人だ。きっと最終的には正しい判断を下すだろう。それなら私は早いところ火災の原因を調べなければいけない。]
あ、カーくん、もし他に仕事が無いならついてきて!
[現場なれした人がいれば調査も捗るかもしれない。そう思って彼にも同行を頼む。
返答を聞く前に司令塔から飛び出してしまったが、彼が承諾してくれていれば私の後ろをついてきていることだろう。]
― 司令室 ―
[副長が戻ってきたので、先ほど司令塔の人に伝えたようなことを再び報告する。
そして報告を終えたところにカークが司令塔に乗り込んできた。]
…どうやら、考えてることは私と同じみたいだ。自沈なんてさせたくない、と。
自分がいればどうにかなるとも言っていたが、言うまでもなく彼一人で全て直せる訳がない。
ただそれでも、それだけの心意気は頼もしいと思った。]
[それから付近の倉庫を回り、3(3x2)箇所目を巡った頃に隅で膝を抱えて座り込んでいる新兵の姿を見つけた。
声を掛けるとびくりと肩を震わせたカシムは追い詰められた小動物のようだった。
怖がらせないようにそれ以上は踏みださず、男は声を掛ける。]
――シュタインメッツ中尉だ。
昨夜は部下に言伝をくれたようだな。情報提供感謝する。
直接話が聞きたくて此処に来た。
[真摯な視線を向けると、カシムはおどおどと視線を彷徨わせた後に重い口を開いた。**]
……はは、どうも。
頼りには、あまり……思考の程度は、ご存知の通りなんで。
いざ、敵の工作員と遭ったとき、盾になるくらいは出来ますがね。
[構想を説明されれば、自分の思考のあまりの浅さに、苦笑しか浮かばなくて]
……ああ、そうだ。お伝えしておくことが。
[下士官兵らがこちらを見ていないのを確認したあとで、試作の小型通信機を示した]
――お話していたかどうか、判りませんが。
自分は本艦に乗り組む前、通信関連の軍研究所にいたんですよ――、
[と。既に副長には話したのと同じ事情を、かいつまんで話した。
端的にいえば、前職のコネで、新時代の艦内通信にと、携帯通信機の試用を先の同僚に頼まれて持ち込んでいた――ということになるだろうか。
一組だけ持ち込んだそれの一方を、副長に渡しているとも、伝えた]
……試作なので、あれこれ調整する必要はありますが。
自分は、副長と連絡がつきます。なので、必要なときは……。
/*
…おふる時間近いのと、多角除けたらNPCのとこしかなかった…。
色々と邪魔していたらごめんなさいですよ…。
/*
そうか。今日は別にカシム殺害以外、やることがないんだな。
カシム誘き出しはベリアンがやってくれると言っていたし。
考えてみたら、まだ1dじゃないかw
[叱咤を飛ばしはしたが、やはり兵達の不安は大きく。
こちらの立場を知らず、そして階級章も目に入らぬ者は、
容赦なく声を荒げる。]
無論、生命は大事だ。
だが、現時点で生命に関わるような事態には陥ってはいない。
現状の最たる危険は、場の混乱にある。
[混乱を招いた本人がそれを言うのもおかしな話ではあるが。
やはり、身についた性か。
軍規が乱れるのを看過出来なかった。]
[元より規模の大きい艦。
総員が退去するとなれば、人でごった返すのは当然でもあった。
騒然とした空気の中、
それでも声を張り上げ、兵を指揮する。
やがて――――…、]
……あぁ、そういえばそうでしたねぇ。
[彼が以前、通信関連の軍研究所にいたと言う事は、艦の乗組員全員の基本情報を確認した時にちらりと見た覚えがありました。
まさかそんな便利なものを持ちこんでいるとは知りませんでしたが、なるほど、これは使えそうです。]
[ウェルシュの続けた言葉>>226にリヒャルトは瞠目する。]
その話が本当なら船を掌握しようとする敵が紛れ込んでいるわけか。
カシムとその話をした人物が信用できるなら――。
[現状を考えれば、爆発が起きる前に噂を流し警戒させるメリットが浮かばない。
疑心暗鬼をうえつけるのが目的と考えても実際はそうなるに足りぬものだった。
考え込むような間を置いて]
辻褄はあう、か。
掌握が目的なら艦に残り対抗するしかあるまい。
[ひとりごちるように低く紡いだ。
名簿に関してはゆるく頷き]
ああ、身上書はその棚に。
[指さして、それを示しおく。]
……あぁ、そういえばそうでしたねぇ。
[彼が以前、通信関連の軍研究所にいたと言う事は、艦の乗組員名簿を確認した時にちらりと見た覚えがありました。
まさかそんな便利なものを持ちこんでいるとは知りませんでしたが、なるほど、これは使えそうです。]
副長にですか。
じゃあ、早速連絡を取って貰えませんか。
部下たちの退艦許可を出して欲しいのと……、あぁ、必要ならさっきの話、全部話してくれて問題ありませんよぉ。
[上の立場の人にすぐに連絡が取れるとは便利なものですねぇ。
私はさっそく、こう頼む事にしました。]
/*
>にーちゃん
44ってwww +赤ですよね?w
中々赤ロール回せずごめんねぇ。
ランダムからCNですかw
花、パン、アルファベット、カードなんでもありますね(まがお
−通信室にて−
どうもどうも、まぁ怪しいモノでしょうけど今はそれどころじゃないからね。
[トン、と襟章を示しながら部屋へと入り込み]
工作兵が本当なら、外部との通信系統も破壊済であろうけれど被害はどの程度なの。修復の余地も無いほどに?
例えばだけどさ、使ってないような旧式の機材を重苦しくも乗せていたりはしない?様式美、みたいな感じでさ。
自分達では分からない?じゃあ誰が分かるのさ。
[所在なげな素振りを見せる者たちに、そういえばこいつ等は逃げないのだろうか、それとも逃げようと思っているから修復を試みるとの発想に至らなかったのだろうか、そんなことを考えると部屋を後にし。]
これだけ状況が読めないんじゃ埒があかない。情報を拾いに行こうか。行き先は−4(4x1)
1.司令塔
2.甲板
3.食堂
4.機関部
/*
素じゃなくてRPなんだろうけど、やっぱり私は少尉と間違えられる運命なのね。
というか、年齢と出世を考えるとおそらく…
18歳 大学卒業。技術曹長。
19歳 技術准尉
20歳 技術少尉
21歳 技術中尉
22歳 技術大尉
23歳 技術少佐
っていうすさまじい出世スピードなんだよねえ。一年おきに昇進とか金髪の小僧なみだよ。このペースで行くと30歳で元帥になるよこれ。
うげっ間違って消したー!!!
と思ったら削除ってログになったーなにこの機能ー!!!
ところで20秒以内って厳しいね、IJTの半分だね(誤爆常習犯)
―厨房―
[主計兵達は既に去り、
昨日訪れた時よりもガランとしていた。
これ幸いとばかりに飲み物を貰い。
暫し考えた後、袖をまくって再び調理に立った。]
……本来ならば、こういうのも利用するべきなんだろうが。
[生粋の工作員ならば、食料に毒や薬を入れたりなどは
よく使う手なのだろう。
だが、どうしてもそれをする気にはなれず。]
人が減るってことは、
食材もかなり余裕があるかな……。
[今は皆、食事どころではないかもしれないが。
それでも何かと、クラブハウスサンドをどっさりと作って、
主計で使っていた大型トレイに載せて司令塔へと運ぶのだった。]
……指揮官先頭も、時と場合によりけりですよ。
国家間の魑魅魍魎が蠢く情報戦なんて、自分には想像もつかない。
通信長、あなたみたいには、自分はやれませんから。
[そう、苦笑して]
それに、一般的にいってもですね。
……、通信長は、あれですよ。
うちの野郎どもに、盾になりたいと思わせる程度には、魅力的ですよ。
[とは、冗談めかして言ったものだった]
―司令塔―
ったく、ひでぇ有様だ……。
[道中の騒がしさをぼやき、
行儀悪く司令塔の扉を足蹴にして開けながら。
大量のサンドイッチを配達しに来た男が一人。
はい。砲術長です。]
−通信室にて−
どうもどうも、まぁ怪しいモノでしょうけど今はそれどころじゃないからね。
[トン、と襟章を示しながら部屋へと入り込み]
工作兵が本当なら、外部との通信系統も破壊済であろうけれど被害はどの程度なの。修復の余地も無いほどに?
例えばだけどさ、使ってないような旧式の機材を重苦しくも乗せていたりはしない?様式美、みたいな感じでさ。
自分達では分からない?じゃあ誰が分かるのさ。
[所在なげな素振りを見せる者たちに、そういえばこいつ等は逃げないのだろうか、それとも逃げようと思っているから修復を試みるとの発想に至らなかったのだろうか、そんなことを考えると部屋を後にし。]
これだけ状況が読めないんじゃ埒があかない。情報を拾いに行こうか。行き先は−1(4x1)
1.司令塔
2.甲板
3.食堂
4.機関部
[事実の確認>>258ね、それなら私よりここにいる誰かのほうが詳しいだろうと思い、それ以上は何も言わない。
さておき、これからどうするかを考えて――]
…私はもう一度機関室に行って、火災の原因を調査してきます。
[副長は若干頭が固いが、優秀な人だ。きっと最終的には正しい判断を下すだろう。それなら私は早いところ火災の原因を調べなければいけない。]
あ、カーくん、もし他に仕事が無いならついてきて!
[現場慣れした人がいれば調査も捗るかもしれない、そう思って彼にも同行を頼む。
返答を聞く前に司令塔から飛び出してしまったが、彼が承諾してくれていれば私の後ろをついてきていることだろう。]
[ざっとその場を見渡し、
この人数なら足りるかな? などと考えながら。
副長の姿があれば、]
あぁ、良かった。戻ってたか。
あんたが指揮を執らんでどうするんだ、本当に。
[ぼやきながらもトレイからサンドイッチをおろし。]
主計の連中も退避してるし、皆飯もろくに食ってないだろ。
ちゃんと喰っておけ。ほら。
[時と場合もわきまえず、少し嗄れた声を張り上げた。]
――部下の退艦許可、ですか?
しかし、それでは頭数が足りなくなりませんかね?
[首を傾げたあと、それでも]
――……ともかく、問い合わせます。
/*
コンラートが司令塔に来そうなのを見てまた行動保留。
これはアレですか。私に機関室へ様子を見に行かせない為の工作員の罠ですかそうですか。
とりあえず今のうちに顔合わせしないとね…。
素晴らしい!
ああ、でもね……
ちゃんとこちらについてくれると分かるまでは
仲間を教える事も、貴女の知りたい事を教えてあげる事も
出来ないんですよぉ。
だから、お互いを知るためにまずはデートしましょ?
[ 焦らすように目を伏せるシュテラ君>>245に手を差し出します。
さあ、
踊らされている>>243とも知らず、そう囁いたのでした ]
/*
オズと相討ちになるのもいいですかねぇ。
でもとりあえずはまだ黙っていましょうかね。
…全く。軍医と相討ちになりたい奴っているのだろうか(真顔
−司令塔・着−
ご無礼を承知で突然失礼致しますよ、事が事ですし。
[挨拶もそこそこに部屋へと入り、ジャン副長を見据えて]
とりあえず状況がまるで読めないヨソ者としては、おそらく現状を一番把握しているだろう貴方から情報を頂けないものかと思いまして参りました。
どうなっているのです?この艦は。…どうするおつもりで?
[眼差しを鋭くさせてそう問うた]
[司令塔に集まった全員に向かって、自分の言葉に注目するよう呼びかけた]
現状とこれからについて説明する。
質問などは全て最後にして、まずは話を最後まで聞け。
状況が進む中、現段階でも艦長の姿が見えない。
なので一時的に戦闘時行方不明として扱い、
軍規に基づき私がこの艦の指揮を行う。
それに伴い、副長代理をリヒャルト・レーデ中佐、
次席指揮官にカサンドラ・ゾンダーリング中佐、
それと機関長の死亡が先ほど報告があったので、
彼の職責は一時的にローレル少佐が引き継げ。
通信長への連絡は私が後で行っておく。
/*
まー現状だと最優先守護対象は副長ですよね。
次点で参謀か。
まー流れで何かと変えますけれども。
でもできれば誰かを庇って死にたいですよね。
更に欲をいえば相討ちですね。乗ってくれる人がいるか疑問ですけれども。
次に今後の方針だが、この艦を自沈させるつもりはないが、
自沈させる事が可能なように準備は行う。
自沈しない決断はいつでも出来るが、
自沈させる決断を行う場合は相応の準備が必要だ。
それ故の処置と思ってもらいたい。
破損箇所の修復については、
自沈させるための準備が済み次第、ローレル少佐指揮の下、
機関部の復旧作業を行うことを許可する。
次に短艇を使って脱出を計ろうとする一団についてだが、
これに関しては無秩序に周囲に広がらない限り放置する。
対処するには人手も時間も足らん。
ただし、一隻だけ次に述べる任務に必要なので確保する。
トランプならスートとかでもいいねぇ睡狼招けたら丁度四人になれるし。
と思ってドイツのスート調べてみたらハート鈴ドングリ木の葉だって。なにこの不揃い感。
カードといえばタロットとかもいいなぁ。
/*
さすが副長。しっかり艦内役職割り振ってるね。
…ただ気になるのは参謀かなー。普通、艦長→副長ときたら次は通信長。なので常識通りなら通信長が副長代理になるハズだけど…ここには参謀がいるからね。参謀を「個々の艦の運用には関与せず、あくまで参謀」と考えるなら通信長が副長代理で、次席指揮官は砲術長になる。
参謀が副長代理になる人事に対して、オズにゃんは何か意見するのかな?
― 移動中 ―
[ 道中、シュテラ君への説明は簡単に行いました。
「貴女は、ただの一般兵として
まだ艦内に居る人に噂を広めて下さい」
「艦内に爆発物が仕掛けられているかもしれないらしい」
「早く逃げないと」
「もう既に逃げた奴がいるらしい>>128>>131」
「短艇が足りない」
「母国からの救助艇はまだか」
もちろん、無理はしない範囲でお願いしますね ]
はは。
気合でどうにかならない、物理の範囲もあるんじゃないですかね。
[虫を炙り出したところで、潰しきれなければ意味がない。
あるいは、工作員が物理的な破壊行動に移ったら――]
……その辺は、どうでしょうね。
退艦する連中のなかでとなると、信用できる人手は流石に。
[応じながら、試作の携帯型通信機に向かって、言葉を紡ぐ]
――電測室より、副長。
通信長より意見具申。
退艦者のなかでも、信用できる者を選び、監視の必要があるとのこと。
[そう、端境で伝えることしか出来ない]
[オズワルトやコンラート、アレクシスと入って来たので、
オズワルトから軽食を受け取ると、
増えた人間にかくかくしかじかと説明した]
それと艦尾後方に微弱ながら電探に反応を示すモノがあった。
これの調査を行うのに短艇を一つ確保せよ。
その指揮は砲術長に一任する、人員は
エーレンブルグ大尉、エーデルシュタイン少尉、
あとそこの…主計課の…フィッシャー少尉だったか?
この3人を連れて行け。
拳銃の所持を許可するので砲術科の備品から提供してくれ。
使用については最新の注意を払うこと。
特に艦内で使用する場合、跳弾で被害が拡大する事もある。
/*
第一段階引き入れ成功しましたやったー(ばんざーい
CNタロットしますか?
ところでどのランダムか分かりません(
ああ、それと――、
[思い出したように、ひとつ]
あの、ちびっこ少佐殿……、
あれは、退艦させてやるわけにはいきませんか?
話す機会があったんですが、どうも――こんなとこで失うには惜しい。
[半分は嘘だった。逃がせという理由は、ほぼ、歳若いからで]
[オズワルドの言葉>>273を受けて]
…そうですね。じゃあ、ちょっとだけ頂きます。
[サンドイッチを手に取り一口だけ食べる。うん、おいしい。
…おいしいけど、やっぱり食欲はない。
と、そんな時にまた司令塔も入ってきた人>>269に対して、誰だろう?という疑問は浮かぶが、副長の指示が始まったためまずは彼の指示を聞くことにする。
新しい人事>>270を聞いて、自分が機関長の代理になることには少し驚く。機関長代理は本来なら機械部指揮官が務めるはずだけど。]
機関長代理の任、承りました。
[もしかして、機関士達ももう逃亡してるのだろうか。そうなれば修理する為の人手が足りなくなる可能性があるのだけど、と不安に思うのだった。]
/*
いやごめんタロットはランダムないよwトランプのスート、で思い至ったってだけ。
意味とかもあるし選ぶ幅が広くていいかも?と思って。
*/
――関連して。
[これは、カサンドラには命じられていないことだが]
陸戦装備を、通信科に配布願えませんか。
私も、通信長も、体力には自信がないほうですから。
[銃器の装備を許可してもらえるよう、副長に]
私はこれから通信指揮室に赴き、通信長と話をしてくる。
不在時の緊急事態については副長代理が判断せよ。
それとバルサミーナ少佐、ファベル特務少尉は艦底にて作業中に、
流言飛語により混乱をもたらす相手を発見した場合、
対象を拘束、空き部屋に一時的に監禁してくれ。
不安になった人間はここに来るか甲板に上がっている。
艦底で行動する人間は復旧作業を行う者か、敵の工作員の可能性が高い。
この件に関しては砲術長の指揮する班も同様の対処を行ってかまわない。
ただし、殺すなよ?生きている相手に価値があるのだから。
以上、質問等なければ解散、私は次の目的地へ行く。
なるほど…確かに自衛のために銃器は必要になるな。
先に通信指揮室に寄ってから人手を確保して、電測室へ向かう。
退艦者の中から信用出来るものを…というのは私の現状だと難しいな。
艦内に残っている者の対処でしばらく手がふさがる。
そちらは別の人間に任せられるか検討してみよう。
やれやれ……ったく、艦長よりも
この副長の方がよほど面倒臭い。
この俺に、軍医と主計と航空兵を率いての海上調査に行けと。
とんだ狸だな……。
[愚痴混じりにボヤきつつ。]
あぁ、あと。
艦底での行動や、言動なんかも気を遣った方がいい。
どうやら、楽に掌握なんざさせてはくれなさそうだ。
[しかし、そう報告する声は、どこか楽しげで。]
……えぇ、本当は退艦して欲しいんですけどねぇ。
[しかし、技術者の力が欲しいのもまた、現状です。
私は目を伏せながら、呟きました。]
/*
たぶん退艦したら陸地まで辿りつけずに死ぬか、敵国の捕虜にされるかの二択なんで結果的な判断としては残って正解だよね〜。
そういえば通信長に会う用事があるのだが、
今は通信指揮所に行けば会えるのだろうか。
それともそこに居たりするのかな?
もし出会ったのならその場に待機してもらってくれ。
私のほうから会いに行く、と伝えて欲しい。
[艦内の配置は把握している。
このあとは混乱に乗じて各所に細工と爆薬の設置、のつもりだったが]
チッ、やってくれるねあの人。行かなきゃよかった。
[舌打ちしながらもその表情は愉快そうで。]
犯人側の人間に調査しろって命令するのも皮肉なものだね。
電測室に―ーですか?
はい、了解しました。
今なら、通信長もいるので、是非に。
[フットワークが軽い上官だなと思いつつも、そう]
え、ああ、はい……、
[手元の通信機に、何事か喋ってから]
――通信長、伝言ですよ。
どこにもいかずにそこにいてくれ、今から会いに行く――とか。
[一部は曲解したが、割と指示通りである]
この後、混雑した中で俺達は優先的に短艇を確保して
海上に出る訳だ。
しかも、士官徽章持ちばかりがな。
事情を知らぬ奴等から見たら、どうだ。
艦長に続いて、今度は砲術長まで……とは、ならないか?
[声を押し殺しながらも。
浮かびそうになる笑みを、必死に隠す。]
艦を出る前に、混乱は起こせるな。
俺の身は少々危うくはなるかもしれんが……。
なぁに、それなりの覚えはある。
そこは、どうとでもなるだろうからな。
[どう思う?と、どこか楽しげな声で仲間に問うのだった。]
[各自が動き始めて退出するのを見届けてから、
司令塔に設置されてある武器庫からC96(自動拳銃)を3つ、
Kar98k(短銃身のライフル)を2つ取り出す。
中にはもう少し残ってはいるが、今は必要ない。
予備弾薬を2箱ほど持ち、小型の背嚢に入れて背負った。
そしてリヒャルトの前に拳銃と予備弾倉を一つづつ、それと武器庫の鍵を置く]
君にもわたしておこう。
使わずにすめばそれに越したことはないんだがな。
それでは行ってくる。
[そういうと電測室へとむかった]
[自身の手には書類を整理していた白手袋がはまる。
少し考えるようにして片方の手袋をはずしポケットに入れて
代わりに取り出すのは携帯用の消毒液。
既に渇ききってかさつく手を消毒してからサンドイッチを一切れつまむ。]
――…うん、安心した。
[噎せるオズワルドに形よく笑んで見せて
手にしたそれを口に運ぶ。]
おいしいよ。
[素直な感想を零し、口許を緩める。
ぺろりと一切れ食べきれば、空腹も紛れたようだった。]
/*
司令室にいなかったのは
破壊活動デートしてるベリやんシュテラ
通信室でデートしてるりっちゃんとサンちゃん
カシムとそれを見つけたライナー
…だね。デート組を除くと作業できるのは私、カーくん参謀さんと、カシムライナーの5人か。
[コンラートから挨拶を受ければ、
こちらも略式の敬礼を返す。]
当艦で砲術長をしている、オズワルド・グレーナーだ。
そうだな、航空隊とはいえ前線に出る立場ならば、
射撃の腕もそれなりにあるだろうか。
この後、砲術倉庫にて武器を用意する。
出立準備が整い次第、短艇を確保して出るぞ。
……ただまぁ、今はまだ大変な騒ぎだろうが。
[あの状態の中、短艇を確保して海に出るのかと思えば、
自然とため息が零れた。]
[ ザザ、とノイズ混じりの音が弾き出す愉悦>>*79>>*80 ]
なぁるほど。
ねえ、砲弾をちょっと拝借してもいいのなら行きますよぉ?
どこかで花火挙げて、みたいなあ。
[ くつと嗤い返した ]
― 司令塔→電測室 ―
[背嚢とライフル、それとサンドイッチの入ったバスケットという謎の装備をかかえたまま、
艦内を移動していく。
さすがにライフルは目立つのですれ違う人に問われるが、
「錯乱している兵が居るという連絡を受けたので護身のため」とごまかしておいた。
もっとも、あまり人と出会う事もなかったのだが。
そして電測室へと入っていった。]
クレマンソー大尉、待たせたな。
それと通信長はいるか?
[と、司令室から出ようとして思いとどまる。
…まずは指示をもらってから動こう。]
参謀、指示をお願いします。
自沈準備に取り掛かるなら、武器庫近くの倉庫に台車があったと思います。
あと、工具類は工作科か機関科の倉庫にも。
[自沈準備の指揮を誰がとるのかは分からないが、一番階級の高い参謀に指示を仰ぐべき、と判断した。]
ボツなそれ
[ 一瞬見せた、いつもと違う空気>>285に少し瞬いて、笑います ]
ワタシは成果を挙げる人には平等なつもりですよ?
ん、ちょっと待って下さいね。
[ …… ……… ………… ]
ちょっと予定が変わりました。
奴さんも頭が回るらしく、
簡単に切り崩しはさせてくれそうにないようです。
全てでなくて、一つに絞ってやりましょう。
そうですね……電測室。
あそこは見張り所と違って人数が少なくても管理できるのが厄介です。
そこを潰しましょうか。
外部の見張りはワタシがやります。貴女は攪乱を。
[ さてさて。彼ら彼女らの不安>>131は
如何ほどに高まっているでしょうか。 ]
そうだな。
砲弾よりも、言の葉が効くだろう。
艦長に続いて、また士官達が逃げ出した、と。
残り少ない短艇を自分達だけで使って、
艦を脱出するつもりだとな。
出立時に、混乱を起こせればそれでいい。
なぁに、乗り込む中で腕に覚えがある二人は、
こちら側の人間だからな。
[返ってきた嗤いに、
あぁ、お互いすっかり変わってしまったんだな……などと、
どこかぼんやり考えながら。]
俺達が出るより先に、
そんな噂を流しておいてくれると助かる。
後はまぁ、こちらの出方次第でもあるが……
ま、一瞬即発の空気とはなるだろうさ。
[そんな注文をベリアンに頼みつつ。]
砲弾も火薬も、必要とあらばこちらから出そう。
この指示のおかげで、すんなり武装させられるようになったのは、
むしろ有難い話かもしれんな。
好きなだけ、武器を持っていくといい。
[とは、ちらりコンラートを見ながらの言葉。]
/*
鍵、回収に行ってもいいですか?
上の人混みの中で回収出来たら、鍵かかっている所破壊工作できそうなあれそれ。
しかし、ワタシやシュテラ君の立ち位置に困りますねwww
残っているだけで怪しいw
それぞれの上司と合流出来たらなぁ
/*
あぁ、いいよー。
無事に海上に出るかどうかはわからないけど、
もし出た場合は艦から離れることにもなるし。
そもそも、俺は砲術科関係の鍵は普通に扱えたw
[ 一瞬見せた、いつもと違う空気>>285に少し瞬いて、笑います ]
ワタシは成果を挙げる人には平等なつもりですよ?
ん、ちょっと待って下さいね。
[ …… ……… ………… ]
ちょっと予定が変わりました。
奴さんも頭が回るらしく、
簡単に切り崩しはさせてくれそうにないようです。
全てでなくて、一つに絞ってやりましょう。
そうですね……木の葉は森に隠せ。甲板へ。
士官徽章持ちが短艇でお出かけらしいので
盛大にお見送り致しましょう?
まぁ、堂々と銃を所持出来るのは不幸中の幸い、とでもいいましょうか。
不審者に遭遇した際、咄嗟に抜ける銃がないのは心許ないというものですから。
[オズの言葉の真意を聞きながら武器をいくつも手に取ると、隠し持っていた自前の武器とを織り交ぜて武装する]
さーて、行きましょうか。“何”をしに?
[冷たい声でそう嗤った]
/*
僕は僕で、鍵を破壊して回ろうと問題ないしね、ある意味。
自然と入り込む必要あるのはベリたんの方だし二人艦離れるし不安煽りとかお任せするですよー。
*/
―回想:軍医学校時代―
「よぉ、“神様”!!」
[自分が呼ばれたと気付いた男は、一瞬だけ固まり不機嫌そうな顔で振り替える。
後ろにはよく知った友であるダーフィトが立っていた。]
……何度言ったらその呼び方を止めるんだ?
「えー、いいじゃん。“銃撃の神様”」
[我ながら上出来だと思うんだけどなぁ……と口を尖らせた彼に、男はこめかみに青筋を立てた。
自分は軍医になる為に、命を助ける為に此処へ来たのだ。
“銃撃の神様”等と呼ばれても嬉しくはない。]
……とりあえず、行くか。
軍医殿も腕に覚えがあるなら、有難い。
[喉のことは、さらりと流しつつ。]
砲術科倉庫にて、必要な武器を出す。
今回の調査だけでなく、その先も必要になるかもしれないが……
[果たしてそのまま持たせておいていいものだろうか、と
一瞬躊躇する表情を見せながら。]
ついてきてくれ。
武器と、あとは短艇の確保もしないといけない。
[そう告げて、三名を促すのだった。]
私は軍医の訓練生だ。
「でも銃の扱いは上手いじゃーん」
[銃の扱いを訓練する講義でのことを、は首を傾げる。
軍医とはいえ軍人。
なので一応彼らは銃の扱いを習う。
触ったことのない銃に戸惑う仲間たちの中、男は1つの穴を狙撃し、弾を通すという技を見せたのだ。]
「上手いんだからさぁ。陸軍とかに入りゃあいいのに」
[溜め息を吐かれる。
銃撃の講師にも同じことを言われ、先程入り直すのを拒んできたところだ。
何処がいいものか。
自分は人を殺す為にいる訳じゃない。助ける為に此処へ来た。
いいなぁ……とボヤくダーフィトを睨み付ける。]
私は軍医になるためにここにいるんだ。
銃を使う為じゃない。
[冷たくそう言うと、彼は理解できないような、不思議そうな顔をする。]
「軍医でも、軍人だろ?
銃を使えることの何が悪いんだ?」
[首を傾げながらは真っ直ぐな瞳を此方へ向けて続ける。]
「もしかしたら敵が攻めてきて、交戦するかもしれない。
その時、銃が下手だったら患者の命はおろか、自分の命すら守れねぇぞぉ?」
[男はぐっと押し黙る。
彼が言ってることは紛ごうことなき正論。
それはわかる。でも自分は父に命の大切さを学んだ。
失えば帰ってこないとわかっている命を、消すことはできない。
そのままずっと押し黙っているとやがて彼は腕を組み、んー……と唸り出した。]
「いやまぁ、自分が正しいと思うならそれはそれで別にいいとは思うけどさ。
でもいざって時はちゃんと割りきらねぇと。
一応俺らは軍人なんだしさ」
[んじゃ、俺は用事があるから!とダーフィトは走っていく。
彼の言うことはわかる。自分たちはただの医者ではない。軍に属した医者だ。
だからいざという時は、自らも戦わねばならない。]
……でも、もしかしたらそんな必要はないかもしれないじゃないか。
[事実と理想の間に挟まれた男は自分に言い聞かせるように呟き、その場に立ち尽くした。*]
「いやまぁ、自分が正しいと思うならそれはそれで別にいいとは思うけどさ。
でもいざって時はちゃんと割りきらねぇと。
一応俺らは軍人なんだしさ」
[んじゃ、俺は用事があるから!とダーフィトは走っていく。
彼の言うことはわかる。自分たちはただの医者ではない。軍に属した医者だ。
だからいざという時は、自らも戦わねばならない。]
……でも、もしかしたらそんな必要はないかもしれないじゃないか。
[事実と理想の間に挟まれた男は自分に言い聞かせるように呟き、その場に立ち尽くした。*]
[罅割れた手を消毒し、また白手袋をつける。
普段通りとなれば借り受けた拳銃と弾倉、鍵を取り]
――、と。
[忘れ物を思い出したように、声を漏らしオズワルドに顔を向ける。]
次はあたたかいものが食べたい。
[忙しくなるであろう状況で軽口めいたリクエストをのせて
リヒャルトは司令塔を出る。]
はいっ!
[参謀の指示を受け>>325、再び司令室を後にする。
向かう先は機械科、工作科の倉庫――
ではなく、自室。自室には工廠から持ち込んだ自分用の工具があるから、まずはそれを持っていこう、と考えた。
階段を下っている途中、ふともう一つの指示、「艦底で流言を放つ者を見つけたら拘束せよ」を思い出す。
言うまでもないが、自分はまともな白兵戦の訓練など受けたことがない。軍入りした時に最低限の射撃訓練を受けた程度だし、その射撃もまともに出来るとは思えない。
と言うかそもそも軍の制式拳銃は私の手には大きすぎて扱えない。
この程度で、もし工作員らしき人と遭遇したらどうすべきだろうか…。そんなことを考えていた。]
へ。
[護身の為に支給しておく、と言われて渡されたのはライフルと拳銃、それから予備弾薬。
口の中のサンドイッチを飲み込んでから、再び口を開きます。]
支給してくださるなら、ありがたく頂戴します。
[護身用なら拳銃だけで十分なのではと思いましたが、支給してくれると言うなら断る理由はありませんよね。
発砲には十分な注意を払うようにとの言葉にはこくりと頷きました。]
はいっ!
[参謀の指示を受け>>325、再び司令室を後にする。
向かう先は機械科、工作科の倉庫――
ではなく、自室。自室には工廠から持ち込んだ自分用の工具があるから、まずはそれを持っていこう、と考えた。
階段を下っている途中、ふともう一つの指示である「艦底で流言を放つ者を見つけたら拘束せよ」を思い出す。
言うまでもないが、自分はまともな白兵戦の訓練など受けたことがない。軍入りした時に最低限の射撃訓練を受けた程度だし、その射撃もまともに出来るとは思えない。
と言うかそもそも軍の制式拳銃は私の手には大きすぎて扱えない。
この程度で、もし工作員らしき人と遭遇しても…自分一人じゃ拘束は出来そうにない。それどころか反撃される可能性もある。どうすべきか…などと、そんなことを考えていた。**]
― 甲板 ―
[ まだ、救助艇は到着していないようです。
もう少ししたら到着するでしょうか……
所々で既にもめ事が起きているようでした。
下士官仲間でも噂好きでお喋りと有名な男に話しかけます ]
これはどういった騒ぎなんでしょう?
『何でも上官が短艇パクって逃げたんですよ!
下っ端は置き去りだなんて……』
それは酷いですよね、ワタシたちだってこんなに尽くしてきたのに。
『許せないですよね!』
貴方のお気持ちはよーく分かりますよぉ。
……そういえば、上級士官四名>>280が短艇を利用する予定だとか。
『はァ!? もう幾つも残ってないってのに! ……結局階級か』
まあまあ落ち着いて下さい。
彼らも人の子です。
真摯なお願いには耳を傾けてくれると思いますよ?
/*
軍医さん…やっぱり怖い人だったんだね…。
スナイパー軍医殿といい、フル武装副長にサンちゃん、白兵のが得意ならもう陸軍行けよって言いたくなるコンちゃんと、推理力が覚醒したウェルシュと、なんか強者が集まっててこのままだと工作員涙目になりかねないので戦闘力無いよアピール。
今後はずっと機関修理だろうから、おそらく一緒に作業してるであろうカークんの居ない時であれば、いつでも楽に私を殺害できることになるね。
[ちらり、サンドイッチの包に隠された鉄。
ヴィスマルク号の鍵である。]
こっちの包みは、俺の弟分にやってくれ。
俺にとっちゃ、同じ孤児院で育った相手なんだ。
[そんなことを、第二主砲塔で見張り中の部下の一人に言伝てるのだった。]
一応、一通りは揃っているはずだ。
使い方がわからないのがあれば、聞いてくれ。
[と、倉庫の中をぐるり見渡しながら、3人に声をかける。
もし武装に悩むようならば、選ぶ手伝いはしようかと。]
艦長から奪った鍵は、
第二主砲塔前にいる俺の部下が預かってくれているよ。
弟分が取りに来るから、と言ってある。
……もっとも、それが鍵ともわからんだろうがな。
[通信機に向け、微かに笑みを零す。]
[ 不思議そうな顔のシュテラ君>>330をちょいちょいと呼び寄せて
耳打ちします ]
この後、フィッシャー少尉やオズ君が短艇に
乗り込もうとやってきます。
……まあ、この喧噪では易々と乗れないでしょうけど。
それまでは、潰されないようにじっとしていて、
もし彼らが困っているようだったら助けてあげて欲しいんです。
勿論、貴女が怪我をするような事は避けて下さいね。
ワタシは少し出かけて来ますから。
[ そう言って、彼女とは一旦分かれました** ]
/*
何で一日目の前半終わったばかりなのにこんなに陰謀陰謀してるんですか!!!
ワタシの頭パァンしてしまいますよ!?
/*
あれこれ眺めていたが、自分にあうのが何かよくわからないw
正義(THE JUSTICE)とかかなぁ……。
うーん。悩む。
[ 何とも頼もしい。くすっと笑って通信>>*93にお返事 ]
ありがとうございます。
何かして欲しい事があれば遠慮なく言って下さいね?
……ああ、あの子にも『落とし前』つけて貰わなければですね?
[ ワタシ仕事は楽な方が好きなんですよぉと嘯きつつ、
カシム君殺害を持ち掛けたのでした ]
/*
初日から魑魅魍魎が跋扈する頭脳戦フィールドで
ポンコツ体育会系なワタシは震えるしかありません……(ぷるぷる
>審判
ジャージーたん了解♪
>おにーちゃん
吊られた男とかは?
/*
あぁ、それでもいいな。ふむ。
ベリアンはやっぱり悪魔にするのか?
頭脳戦は、確かに。
俺も頭から煙が上がりそうだ……。
あの副長が狸すぎるんだよ!
あれこれ対策を考えよう。うん。
寝床に入りつつ、ゆるりと見てる。
/*
悪魔もいいけれど、死神【Death】の方が合ってそうですかねえ。
正位置が崩壊、逆位置が再生デス♪
多分、村の15%が灰でどうしてこうなったって頭抱えてると思います(まがお
NPC追い出すまでが本番(何
副長さんは早々にやっちゃいたいですよねー。
通信機も厄介ですし。
お休みなさい(お布団ぱさり
/*
襲撃はしなくてもいいが、居ると頭使って大変そうだw
これはこれで楽しいが。本当煙上がる……。
俺としては、ライナーが死神なのか狙撃手なのか気になるな。
もし狙撃手なら、相打ちしたいなーとかあれこれ考える。
/*
>>*99
かっくいいです。おはようございます?
狙撃手って軍医殿かと思いました。神業?って設定出てきましたし
恋天使さんが打ち先に悩んでいる未来が見えました。
サンドラ×うさぎちゃん打ちが個人的オススメ。
共鳴も落ちて一石二鳥(黒
/*
ま、まだ初日だと役職もそんなにわからないよな。
じっくり探してみよう。
狙撃手ばかりはGJ起きると1狼落ちになるんで、護衛先など把握しておきたいところ。
ま、これは2d入ってからでいいか。護衛先はロルで出して貰うよう、頼もう。
というあたりで、そろそろ寝る。おやすみ。
−回想・猜疑無く−
そんな折、テオドールが自分の隊にやってきた。
彼は彼で、兵士に似つかわしくないくらい優しく穏やかな性質で。
電信兵のお前が何でこんな所に、と問うと「何処の基地にだって通信を担う者はいるだろう」と笑われた。それもそうだ。
三人を繋いだ張本人は居なかったが、懐かしい顔に朧気にも安寧を感じる―戦場に在りながらの、奇妙な矛盾。それでも悪い気はしなかった。
連日の出撃が、昨日も今日も、明日も変わらず続いていくと思っていた。そんなある日。
最新の武装機材を託された、と言ってフィリップが自分の元を訪れた。曰く、その性能を実際に把握したいとの要請で。
断る理由も特になかった。嬉しそうに事の経緯を語りながら自分の機体をカスタムしていく彼を眺めながら、彼の腕が認められたということならそれは良いことだ、なんてことを考えたりもした。
そんな淡い感情が打ち砕かれるのはすぐ、翌日の話。
−回想・昏睡と現実と−
翌日。出撃して、次に気付いた時には医務室だった。当然その状況が理解出来るはずもなく、意識を取り戻した自分へ駆け寄った衛生兵に掴みかかるようにして経緯を問う。告げられる二つの“死”。
テオドールと、フィリップと。
結論からいって、いっそ笑えるくらい俺達は容易く罠に引っ掛かったというわけだ。俺を妬んだのか、疎ましかったのか、そんなくだらない理由の所為で二人は死んだ。
主犯の少佐は、フィリップに爆発物を偽って渡せば必ず俺にそれを託すだろうと目論んで。フィリップはそれに騙されて。俺も疑うことなく受け入れて。
俺の突如の“自爆”に隊は狼狽え、乱れ、敵の進攻を許して基地は爆撃された。他者の避難ばかりを優先させたテオドールは、燃え盛る炎の中から終ぞ姿を現さなかったという。
からくりに気付いたフィリップは件の少佐に詰め寄り、軍規に背いたとしてあっけなく射殺されて。
―馬鹿野郎共。そう言い捨てると、重体なのに何を考えている!等と声を上げる医師達を振り切って佐官共の寝所へと向かい、クソッタレなソイツを半殺しにしてやった。
−回想・変化の兆し−
とにかく無我夢中だった。ひたすら殴って、殴って。色々と言葉も吐いたと思う。覚えていないけれど。
相手に銃を抜く暇も与えないくらいにとにかく殴った。殺しても構わなかった。こんな輩、生きている価値なんてあるもんか。
まもなく制止が入り、俺は暴れたけれど数に物言われてしまえば敵うはずもなく。「軍規違反だって殺してみろよ!なぁ?!」と吼えたことだけははっきりと覚えている。
軍法会議だ、処刑だって奴は騒いでいるらしいが、こんな馬鹿げた不祥事を表沙汰になど出来ないだろう。
ざまァみろ、そんなことを思いながら臨時転属していた基地の拘束室で数日を過ごしていると
「何やってんだかねェ、エースパイロットともあろう奴が」
からからと笑いを含ませた、懐かしい声がした。僅かに驚いて其方を見やると、果たしてそこにはディーデリヒが立っていた。
― ローゼスの軍服を身に纏いながらも、クロトフの人間として
/*
ダ:カシム
鳴:ジャン
鳴:リエヴル
死:
恋:
落:
犬:
狙:
賢:
霊:
睡:シュテラ
囁:ベリアン
首:オズワルド
首:コンラート
殆ど埋まってませんね
/*
ベリたん:死神-Death-
オズオズ:正義-Justice-
ぼく:審判-Judgement-
で決まりかな
*/
/*
>>*110
一応吊された男【The Hanged Man】も進呈したよー
よく考えなくても不吉かーそうかあ。
審判っつったらスミレでイル・ジュディツィオだなーってアルカナのwiki眺めてたらダンテ項
>過去の回想シーンでは普通に頭髪が生えていた。
まるで今が普通でないかのように言ってやるなよ
[棚のひとつを示されて>>255、迷わずそちらへ。分厚い名簿ときちんと整頓された身上書を取り出し…他にも身元を洗うのに役立ちそうなものがあれば、勝手にどんどん取り出してテーブルの一角を占領]
僕が話を聞いたのは、グレーナー中佐です。
口止めされていなかったようですから、他にもカシム本人から聞いたものもいるかもしれません。
[対抗するしかない。それを呟いたのは自分に向けた言葉ではなかったかもしれないが、既に名簿に目を落としたままに小さく頷き――
そんな時に飛び込んできたカークの>>206が聞こえただろうか]
……。
[船を、沈ませまいと。
そんな思いが伝わってくる。これが本心ならば、きっと彼は“違う”
淡々と事務的にそう思い。
心が、動かないのは。
所詮自分も、あの人の子でしかない…そう思うのは心が冷える]
…。
[少し冷静になったらしいカークの言葉>>224には興味を覚えずそのまま名簿に目を落とした]
[命令とあれば行かない訳にはいかない。
共にいくことになったらしいオズワルド、アレクシスと…あと一人はちらりと見かけた>>0:351程度。多分相手はこちらを認識していないだろう。
オズワルドの不安げな声>>287に
――どういう根拠の人選なんですかね。
同意の言葉が浮かぶが、声に出すのは面倒くさくて省略。
あっさりと了承したアレクシス>>291に微か首を傾げる。彼は軍に属しているとはいえ、医者である。急なこの命令に疑問はないのだろうか]
…主計科、ウェルシュ=フィッシャー。
[自分と同じく戸惑っているらしいコンラート>>297には一応自分の名は伝え。主計科と言えば自分の戦闘能力は知れるだろうと説明は省いた。
テーブルの上に広げきった本や書類をちらりと見遣る。
用が終われば帰ってきて続きをするつもりなので、片付けるのは二度手間になる。面倒さに眉を寄せるが、広げたまま席を外して折角の情報を握りつぶされては敵わない。
そのまま不機嫌さを隠さずに広げた名簿達をきちりと元の位置に戻し]
レーデさん、艦を降りずに残った者の名を後で教えて下さい。それとここにいなくても、どこかに誰か隠れている可能性もあります。全部を探し出すのは難しいかもしれませんが…分かる範囲で。
[まだ彼を信用してもいいのかの判別はつかないが、全員が降りた訳ではない。声に出しておけば、人目があるうちはそう簡単に動くことはできないだろう]
[うっかり洩らしたらしい>>300「料理ができる」というのは、元より知っていた為にさほど驚かず。>>303>>304
ああ、料理教わりにいこうとシュテラと話していたのに、それどころではなくなってしまった。そんなことをぼんやりと思う]
…ああ。昨日、一口いただきました。美味しかったですよ、ありがとうございます。
[ちくりとそんなことを述べてみたり]
[手袋を外した手がずいぶんと荒れている>>307
随分と痛そうに見えるが…続いて取り出された消毒液。痛そうなところに更に消毒を施すのを、痛くないんだろうかと眺めていたが]
…。
[ふいと視線を逸らす。痛かったとしても、本人が納得してやっていることならば特に口を出す気は起きなかった]
[不安げに洩らされた>>308には]
さぁ?
[無責任にも聞こえる一言。続いて突っ込まれた>>311にはあからさまに聞こえなかった振り。
甲板が混乱している様子>>322が聞ければ、眉を寄せてその混乱の中にこれから行くのかと思えば自然とため息が洩れる。
行きましょう>>320の言葉に移動が開始されると、諦めたように後をついて歩き始めた]
[料理はしないのかとオズワルドがこちらに視線を向ければ>>342]
…やれと言われるなら、やりましょう。嫌いではないですし。
――厨房に近付くだけで、包丁とかフライパン振り回されて泣きながら追い出されるレベルですけど。
[真顔である]
[倉庫に到着、三人が中に入っていくのを無言で見つめる。
入らない訳にもいかず、そろりと近付いて。そっと中を覗き込むと、予想よりは幾分明るいことに安堵した。
>>343使い方が分からなければと言われるものの]
どれもさっぱり分かりません。
というか、僕に銃なんて持たせても仕方ないと思うんですよね…
[言外に銃は扱えないことを含ませて。
どうしても選べと言われるなら一番小さくて軽く、邪魔にならなさそうなのを選ぶだろうが、銃の扱いについては説明されてもどこか上の空。
多少顔色は悪いかもしれないが、先程からの不機嫌の続きを装って*]
/*
村人1 ダミー
囁き狂人1 シュテラ
共鳴者2 リエヴル、ジャン
賢者1 ウェルシュ
霊媒師1 ?
首無騎士2 ベリアン、オズワルド
恋天使1 ?
狙撃手1 アレクシス?
死神1 ?
睡狼1 ?
人犬1 ?
落胤1 ?
不明 ローレル、リヒャルト、ライナー、カーク、コンラート、カサンドラ
*/
[自室で手に馴染んだ工具箱を手にすると、今度は機関科の倉庫へ。工作科の倉庫にはおそらくカークが向かっていることだろう。]
うん、大型の工作機械も揃ってる。
これなら修理には充分かな。
[自分の工具箱をひとまずここに置くと、自沈の準備に必要になるであろう物だけを幾つか持って、すぐさま武器庫へ。
武器庫の前では、既にリヒャルトが待っていた。]**
/*
おはよう。コンラートは力作お疲れ様!
ざっと時間軸経過について、メモで提案を落としてきた。
カシム襲撃はベリアンに任せることになりそうだが、いいかな。
ちなみに俺はウェルシュ賢者と思ってたな。
アレク狙撃はなるほど、と。単に設定としての銃上手の可能性もあるがw
あぁ、1d匿名メモでは過ぎない程度なら可とはあったが、wikiの発言ルールには
「赤ログでは襲撃先相談など最小限の打ち合わせのみ可能。」
となっているから、雑談はほどほどにな〜。と一応。
/*
あ。俺のCNは吊られた男だとフラグ過ぎるので、正義にしておくかなぁ。
こんな立場で正義というのも、皮肉だろうと。
[自らもまた銃の点検を行いながら。
仲間の声に、こちらも頼もしげに笑みを返す。]
そうだな……面倒な奴は始末してしまいたいが、
あまり表立って動くのも、まだ難しいか。
あぁ、ただあいつの口は塞いでしまえれば楽ではあるが……。
[暗にカシムのことを匂わせ。]
万事任せる。頼りにしているさ。
[艦内の喧噪を思えば、口元が軽く弧を描いた。]
[オズワルドが肩を竦める仕草が目に入るが、気付かなかった振り。大体自分にそんな役割を振る方が悪いのだ]
ええまぁ、主計科ですから、これでも。
ねぇ、オズくん。
[にっこりと。既に猫が剥がれきってる]
[料理の腕を重ねて問われると>>362]
………………………………………………………………
………………………………………………………………。
着水したてのヴィスマルクを、燃やしかけたくらいでしょうか…
[ぼそりと。視線はどこか違うところを向いていた]
いや、今なら止める人もいないし…
[オズくん、と言われれば、やはり浮かぶのはシュテラの姿。]
……おい。一応俺にも立場ってもんがだな……。
[知らずに言ってたシュテラはともかくとして。
俺の立場を知ってぬけぬけと言い放つとは、
いい態度してやがる、こいつ。とは、暗に目で訴える。]
[ふと思い出すのは、料理を習いたいと言っていたシュテラの姿。]
……あの子は、無事に退避出来ただろうか。
[艦内の混乱を思えば、どこか心配そうな声が零れた。
……当人がむしろ自分達の味方となって、
動いているとはいまだ知らず。]
[渡された拳銃をしぶしぶ受け取るが]
牽制にもなるかどうか。僕が敵に会った時点で死んでると思うんですよ。
[ぶちぶちと不満が洩れるのは、今本来自分がやらなければと思うことから引き離されているから。ふぅ、とひとつ息をつき]
…すいません。グレーナー中佐が悪いわけではありません。
八つ当たりを、致しました。
[覚束ない手つきで受け取った拳銃を、最低弾が撃てる程度にだけは説明を聞いて。ホルスターを服の下に隠すように収めた]
[ウェルシュの言葉には、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべる。]
そうそう当たれる相手ではないぞ。
[そんなことを言いながらも。]
……敵、とかそういうのでなしにな。
一般兵達も、随分気が立っているようだ。
無論、武器なんて使わずに済むならば、そちらの方がいいのだが。
持っているだけでも効果があるってケースも有り得るわけだからな。
[そう諭すように告げ。
着々と、準備を整えるのだった。]
[何か言いた気に向けられた視線>>366をしれっと無視すると、自分が料理をすると言った言葉>>367に]
それが無難でしょうね。どうせなら美味しいもの食べたいですし。
手伝いくらいなら、たぶん、なんとか…
[それすら危うそうな口調であった]
あの…この艦はどうなるのですか?
もしかして………
[沈む。朝の揺れと退艦命令。その事からよぎる事。
不安げに、顔を伏せながら言葉を切ると、声をかけた兵士は]
「そんな事はないよ」
そうですか?でも……
[大丈夫。大丈夫]
だが相手の声は少しこわばっているようにも聞こえるのは、沈むのではという不安があるからだろうか
本当ですか?
なら大丈夫ですよね。
急いで逃げなくても。
[少し安心した笑みを向けるが、話をした兵士の方は、沈む、逃げないとこの間とと思いが膨らんだのかもしれない。
それは億尾にも出さずに他の兵の所に戻っていくのを見つめているが、内心こう言うのをすればいいのだろうかと思うっている。
辺りを見渡し、言われた人が来るのをしばらく待とうとする。
一般の兵に話しかければ、その都度不安な顔で大丈夫かと聞いているとか**]
……。
[人に聞かせるともなく零れた声>>368に思い浮かんだのは、
偶然にも同じ少女の姿。もちろんそんなことは知らないが]
…退艦命令も早めに出ていますし、一応ここは戦艦です。
上の者もしっかりしていますよ。
[心がけて淡々とした声なのは自分に対して言っている言葉でもあるからで。
――そう、普通にしていれば問題なく退艦は実施されるだろう]
……、へえ。
[カサンドラが次席指揮官と聞いて、軽く驚く。
砲術長より先任(同階級の場合、先にその階級になった側が上扱いになる)だったのか、この人。
まあ、言動はともかく、有能な士官ではあるには間違いないから大丈夫だろう。
その他、説明を聞き終えて。一応、言っておこうかと]
――あの、ひとつ。
機関の修理中ってことですが、まず通信を復旧したほうが良くありませんかね?
そりゃま、機関が動くに越したことはありませんが……、
通信が回復すれば、曳航用の艦艇やら工作艦やら、呼べるでしょうし。
[自分が通信科だからというわけではないが、通信を優先したほうがいいような気もする。
まあ、音信不通が長ければ、本国のほうで疑問に思って捜索機なり飛ばしてくるかもしれないが]
[ニヤリ、と浮かべられたのは意地の悪い笑み。けれど当たられたことを怒るでもなく、逆に宥められた]
…相手が敵ではないなら、もっと持たない方がいいとは思うんですけどね。
味方の一般兵に発砲する訳にもいきません。
…持っていることで、余計興奮させることも、あるかもしれません。
[その場になってみないと分からないことだ。相手の言うことも理解できる。八つ当たりの名残で減らず口を返した]
――……さて、さっきの話は聞いてたな?
お前たちは退艦命令に従え。
この段階まで、任務を果たし続けた諸君を誇りに思う。
[ジャンが去ったあと、部下らに告げる。
麦の山。自分の部下に虫がいるとは思いたくないが]
ああ、上甲板に出る前に、サンドイッチをつまんでいけ。
暫く、まともなものは食べれんだろうからな。
[とは最後に付け足して。電測室から出て行く部下らを見送った]
はぁい。分かりましたよ、正義にーちゃん。
[ 通信機の向こう>>*119、頼りにしていると囁かれれば、
こんな時だと言うのに面映ゆくて、つい茶化してしまいました ]
……それでは、ご武運を。
[ 実働部隊と違ってワタシは支援担当です。
作戦の中核を補佐するのが仕事。
貴方方抜きでは作戦も進められません ]
セットで揃いのお人形、どうぞ壊れるその日まで
使い倒して下さいな
私はあなたのお人形、金色頭に茶色の眼、誰もが羨むお人形……
[ 通信を切って、そんな流行歌を呟いたのでした ]
……人がいなくなると、広いもんだ。
[部下が皆、出て行ったあと。小さく呟いて]
しかし――……銃、か。
[自分で要請しておきながら、忌まわしいものを眺めるように、拳銃とライフルを見遣った]
これが嫌で、海軍に入ったはずなんだがなぁ……、
[拳銃を手にとってみて。その金属質の重みに、溜息を吐く。
陸軍に入れば、よほどの上級士官にならないかぎり、己も銃を握ることになる。
徴兵されて、小銃を握って泥の中に這い蹲るのは論外だったし、
小隊だの中隊だのを指揮して、率先躬行をやらされるのも嫌だった。
撃ったり撃たれたりは御免だった。
どこかの戦場で、敵弾を浴びて苦しんで死ぬのは御免だった。
海軍なら、陸戦隊に配属されないかぎり、そんな機会はない。
通信科なら、上手くすれば、陸上配置という可能性だってある。
艦艇に配属されても、砲員や機銃員として危険な甲板上に配置されることもない。
電探を扱っていれば、敵も味方もただの光点でしかない。
戦争≪現実≫を目にしなくて済む。
だから、いまの道を選んだというのに――、
逃げ続け、目を逸らし続けていたものが。銃のカタチをして、手の中にあった]
/*
>>*117
軍医殿は初め非戦闘員狙いなのかなーと思った所で
いきなり銃設定きましたからw 飛ばされた可能性もあるかもと。
すり合わせはなるべくロルで頑張りますねー
ただ、赤だと結構SANが削れてるので、疲れたらむぎゅさせて下さい(´・ω・`)
― 甲板→ ―
[ 戸惑い含んだ言葉>>373を背に受けて、無言で立ち去ります。
ああ、色男って罪ですねぇなんて脳内軽口を叩きながら、
次すべき事を並列処理。
ああ、そういえば朝食べてないしお腹が空きましたねえ ]
― 砲術科倉庫 ―
[ お勤めご苦労様です、と砲台見張りの方に声を掛けました。
『サンドイッチ>>342』頂けますか?と言えば、
心得たと出して下さったでしょうか。
にっこり笑えば『この男そんなに腹が空いていたのか』と
思われたかもしれませんね ]
[ 包みの隙間から銀色の光が零れました ]
― 上甲板 ―
[外に出ると、視線が一斉にこちらに向けられた]
……。何…
[自体の把握。そんな余裕もないほど、切羽詰った声が人々の口から発せられる]
「艦長が真っ先に逃げたというのは本当か!」
「お前らも逃げるつもりなんだろう!自分達だけ!」
[そんな不満。説得を試みようにも、どんなに大声を出してもかき消される]
…っ、中佐!任務は、短艇の回収ですよね。
回収さえできれば四人全員がそちらに向かわなくても、問題ない!
[オズワルドの肩を力任せに引いて耳を近付け、精一杯声を張り上げる。聞こえたかどうかは知らないが。
向き不向きを考えれば、自分にできることはこちらだろう]
[幸い暴動まではいっていないようで、多少もみくちゃにされただけで他の三人と離れた短艇とは別の方向へと向かう。幸いと言うべきか、四人の中で自分が一際小柄で扱いやすそうに見える、であろうし。
人の波から押し出されてくるりと向きを変え]
主計科少尉、ウェルシュ=フィッシャー!伝令を持ってまいりました!
本国よりの救助艇が現在こちらに向かっている!救助艇には全員が乗れるだけの余裕がある!しばし救助を大人しく待て!
[余裕があるかなど知らないが。救助艇が向かっているのは確からしいし。>>#1
人々の群れの中に、少女>>375の姿は見えただろうか]
ああ、そういえば。
救助艇がそろそろ到着するらしいですよ。
[ 世間話として話題を提供します。
君は行かないのかと尋ねられれば、
ごみごみした所でご飯食べたくないですし、後から行きますよ
と笑いながら返しました。
彼らは上官から指示が入るまで待機するつもりのようですね ]
ありがとうございました。それでは失礼します。
あ、もう一つだけ。
[ 真剣その物の顔つきで尋ねたら、
兵も息を飲んだ表情で『何ですか』と聞き返してきます ]
お水ありませんか。
喉を詰まらせたら困ります。
[ 呆れた顔で水飲み袋が投げ渡されました。太っ腹ですね ]
― →弾薬庫 ―
[ 少し静かな所を探して行くと弾薬庫がありました。
新人らしき見張り兵が一人立っています。
ちょっといいですか、と言いながら、扉にもたれかかり、
サンドイッチの包みを開きます。
……見られてますねえ。思わず笑いが零れます ]
少し、如何ですか? ああ、お水>>388もありますよ。
[ 嬉しそうな顔で兵は食べ始めました。
……14(10x3)分後でしょうか、なんだかそわそわし始めますね。
縋るような表情で見られています ]
大丈夫ですよ。鍵が掛かっているんですよね?
見張るくらいならワタシにも出来ますって。
[ そう言って、奇妙な挙動をしながら立ち去る兵を見送りました。
……盛りすぎましたかねぇ ]
[何だかブランクの年数を間違えられた気がするが、ブランクがあることは事実なのでまあよしとする>>348
グレーナー中佐に武器の扱い方を教われば>>349]
嗚呼!そうでしたねぇ。すみませんねぇ。
最後に弄ったのが軍医学校での講義でしたし、あまり興味もなかったものですから……。
[ちなみに興味がなかったのは本当である。
フケたかったのに逃げ出す隙がなかった為、逃げられなかった。
サボろうとあれこれ策を講じるも、全て失敗に終わったのは今となってはいい思い出。
グレーナー中佐とフィッシャー少尉の話を何となく聞きながら、自分の手に一番馴染む小さくも大きくもない物を選ぶ。
腕に覚えがあると言ったから違和感を感じないとは思うが、実際はどうだろうか。]
[ チャリ、と錆びついた鉄を取り出し、開錠します。
余り持ち出せそうにはないですね。
M1915手榴弾>>165を二つ、軍服のズボンの中に隠しました。
……一歩間違えば足が吹き飛びますねえ。
まあ、だから何だという話なんですけれど ]
[ 目的を達成したら、後は何食わぬ顔で兵を待ちます。
サンドイッチ美味しいですねえ。水には手をつけませんが ]
[ 暫くして、げっそりした様子で兵が戻ってきました ]
大丈夫ですか?
体調が悪いなら生理食塩水を飲んだ方がいいのですが……
[ 心配そうな顔で尋ねれば、これ以上弱っている所を見せられない
といった表情で、大丈夫です、と断られました。
ああ、本当、オズにーちゃんは良い部下をお持ちのようです ]
では、ワタシは一足先に行ってますね。
貴方も無理せず。
[ さーて、どうしましょうかねえ。
すぐに使うのは何だか勿体ない気がします。ええ、凄く ]
そういえばカシム君は、元気でしょうか。
あの子怖い夢を見ると、すぐ暗くて狭い所に隠れたがって。
今回も、隠れてるかもしれませんねえ……
[ 軍医殿にケアを受けられたなら悪夢>>0を見る事も
なかったのでしょうが、そんな事は今誰も知りません。
ふらり、心当たりのある個所を探してみようと倉庫へ赴けば、
カシム君たどたどしい声とシュタインメッツ少尉の
張りのある声>>248が聞こえてきたでしょうか** ]
[おかしい。
そう気付いたのはすぐだった。自分の声>>386に一旦は静まった人々が、どこか一角から再び混乱をきたし始める>>392。すぐに思い出すのは副長の言葉>>288
――流言飛語により混乱をもたらす相手。
ここは艦底ではなく甲板ではあるが。そのような者がここにいないとは限らない]
本国は諸君の安全を一番に考えている!退艦命令はその為である!
速やかに各科に分かれ、それぞれの長からの指示を仰げ!時間はたっぷりある!
ヴィスマルクは一旦撤収をするが、すぐに本国からの調査団がやってくる!
繰り返す!速やかに各科に分かれ、それぞれの長から指示を受けよ!!
[普段大声など出さないせいで、それだけ叫ぶ間に時折咳が混じる。
叫びながら、なんとか先程混乱を起こした場所に向かって走った]
……。
[自分の不躾な挨拶に目上の相手であるコンラートがきちんと名乗りを返してくれた>>395
いくら不機嫌だったからといって、あまりに無愛想すぎたと後悔が過ぎるも今更名乗り直すのもおかしな話だ]
…銃は苦手ですが、刃物も扱えませんね。僕が刃物を持ったとして、それを敵に奪われる方が危険と判断します。いざとなったら見捨てて下さって問題ありません。
[話をざっくりと変えてみたものの、料理以外の、と言われると一転また憮然と]
…包丁は扱えないことはないですよっ。見目がどんっっなに悪くても、食べられますから!
―上甲板―
これはまた……
[予想以上の混乱に唖然とする。ここまで騒ぎになっているか。
聞こえる不満の声。
短艇の回収の話が渡っているらしい。]
一体何処から漏れたんですかねぇ!
[しかもこんな中途半端に。
副長は我々を指名する前に任務だと言っていたはずだ。
あそこにいた者なら聞いていたはず。]
どうやら本当にスパイがいるのかもしれませんねぇ。
[そう聞こえないように呟く。尤も、喧騒で聞こえないだろうが。]
やれやれ。俺ら二人で行かせるつもりか。
どうしたもんかね。これ。
[通信機に拾われる程度の小声で、呆れたように笑った。]
[果たしてコンラートはそのままついて来れただろうか。
途中、シュテラの姿を見かければ、保護をするかのように
自分についてくるようにと声をかけたことだろう。
やがて、短艇が並ぶ場へと着けば、]
砲術長のグレーナー中佐だ。
調査任務の為、一艇借り受ける。
[有無を言わさぬ口調で言い放った。]
[名乗らずとも幹部として自分の顔を知っている者も居るであろう。
短艇を確保しようとすれば、やはりというか非難めいた声が上がる。]
ええい、任務と言うのがわからんのか!
[嗄れた声を振り絞り、再び声を張り上げ。]
このグレーナー、保身の為に
逃げ出すような男と思われるのは勘弁ならん!
貴様らも栄えあるローゼス軍人なれば、
この程度で取り乱すな! 恥を知れ!!
[説得だの兵達を落ち着かせるだの、
そんな器用な真似は出来ず。
ただ正面からぶつかるのみ。]
[この混乱の中、コンラートはどのようにしているであろうか。
彼が何か動くならば、あえて止めるようなことはしない。
自分はただ単身でも調査に赴くのみ。]
恥を知れ、な……。
[そして、自分で張り上げた声に、
自分でつい苦笑いを零すのだった。]
[掻き分ける中、船員たちに逃げるだの、官僚だからだの、言われ男の堪忍袋は切れかけていた。]
「お前たちは俺らを捨てていくんだな!!」
[何処からかそんな声が聞こた。
この言葉が留目となり、男はついに怒鳴った。]
黙っていれば言いたい放題言いやがって!!
私は軍医だぞ?!人の命を救うのが仕事だ!!
お前たちの命を見捨てて軍医を名乗れるか!!
[普段温厚な顔で笑っているのが功をそうしたのか、一瞬しんとなる。]
各自長の指示に従え!!
こんなところで騒いでいたら助かるものも助からん!!
[これで少し黙っただろうか。その隙に更に奥へと進む。]
[混乱をさせる言葉が“不安”であるならば、落ち着かせる為に与えてやる言葉は“安心”“
大声を出しながら進む。慎重に言葉を選んで、今彼らがどんな言葉を欲しがっているのかを考える。大丈夫、そこは自分には最も得意な部分ではないか]
大丈夫です。すぐに本国に帰れますよ。
[にこりと笑みを浮かべて、“希望”を見せる。
兵達が少しずつ大人しくなっていくにつれて、扇動者が逃げたのではないかと逆の不安が出てくる。勿論表情に出したりはしないが。
オズワルド達が無事にたどり着けたかは分からないが、そちらに視線をやれば不安を与えてしまうかもしれない。今はこちらに集中しなければ]
シュテラ?!
[人ごみの向こうに、小柄な少女の姿が見えた>>407]
……外部との遮断、動力の破壊、混乱の誘発……と。
今のところ手際良くやられてますが、本国との通信さえ回復すれば、全部引っ繰り返せますからね。
[とはいえ、通信に関係する機器は数多い。
電力系統やアンテナ類などが、艦内のあちこちに散らばっている。
その、どこをやられているのかを探し出すのは、この混乱のなかでは難しいだろう。
正直、そういう作業の専門である工作科員は残しておいてほしかったものだ]
/*
更新後に出す天声での補足発言を作っていたが。
細かく説明しすぎかなー。悩むな……w
俺案外心配性なんだよな……。
いや、そんなのも今更ではあるが。うむ。
― 砲術科倉庫/少し前 ―
……。
[試し撃ちとの言葉>>398に眉を顰める。コンラートの不安は当然だろうが一応海経(海軍経理学校)でも銃の訓練が行われており…そこでの成績は散々だったのだ。初めて撃った時などは撃った瞬間後ろに吹っ飛ばされた。だからこそ銃を持つのは避けており…主計として働いている限り、それで問題はない筈だった。
だから気が進まない様子のオズワルド>>408に内心でほっとしつつ。アレクシスも望まない様子>>404をみせた]
「助かるってどういうことですか?
やはりこの船は沈むのですか?」
[掻き分けていると声が聞こえてきた。
先程の怒鳴り声>>417にそんか言葉が混ざってしまっていたらしい。
苛立って言葉を発するものではないな。]
大丈夫、この船は沈みませんよ。
[少なからず副長は沈ませるつもりはないと言っていたことを伝える>>274。
すると幾らか静かになっただろうか。]
だからみなさんは落ち着いて持ち場に戻り、指示に従ってください。
こんなところで騒いだせいで死者が出てしまっては、ローゼン軍人として恥でしょう?
[にっこり笑ってそう言えば、いくらか沈静してくる。]
― 司令塔・少し前 ―
[こちらに向けられた視線>>401に瞬間戸惑いがみえたような。理由を考えて、そういえば呼び方を間違えたかと思う。けれどこの混乱状態の中だ、どうせロクに聞かれちゃいないだろう。本人も戸惑ったくらいで文句をつけられることもなかったし。]
……。
もし、敵が入り込んでいるなら。ここに残りたがった中の誰かである可能性が高いです。
それと、手際が良すぎる。偽の伝令を装うのも、一般兵では困難です。
[敵か味方かは分からないが。味方であるなら、必要と思われる進言はしておく。敵であったとしても、言って困るほどのことはない筈。せいぜい自分が邪魔に思われる程度だ*]
しかし……小銃なんて触るの、士官学校の射撃訓練以来ですよ。
まあ、成績のほうは、可もなく不可もなくでしたが……。
[ジャンが置いていった騎兵銃を、掲げるようにして眺める。
銃身の短い騎兵銃とはいえ、やはり、それなりの長さはある。
狭い艦内では、取り回しに不便なことがあるかもしれない。
こういうものは、大方、乗員から陸戦隊を編成するようなときに使用されるものだろうし。
もし実際に使うとなれば、拳銃のほうが便利かもしれない。艦内では、射程の優位もなにもあったものではないだろうし]
……うーん。
故障箇所を探すにしても……これ、携行しますか?
[4kgほどの重さもある騎兵銃を背負って、場所によっては垂直ラッタルもある艦内を動き回るのはぞっとしない。
とはいえ、銃器を無造作においておくわけにいかないのも確かではある。それこそ、工作員に回収されでもしたら、大変なことになってしまう。
置いていくなら置いていくで、どこかに隠匿するか施錠できる場所に封印するかしなければいけないだろう]
― 上甲板・現在 ―
[見知った少女の姿を見つけて近寄ると、こちらに気付いた彼女がいかにも不安そうに声をあげる。
内心舌打ちしそうになり、それを押し留めた]
シュテラ。大丈夫、落ち着いて。
主計長と、主計の皆は?
[努めて普段通りの声を返す。不安や恐怖は伝染するものだ。
ざわりざわりと、周りの声を落ち着かせるように。
どうして彼女は一人でここにいるのだろう。単にはぐれただけ?
手に巻かれた包帯は、いつ怪我をした?そしていつ手当てをされた?
聞きたいことはあるが、一触即発の人々の中では聞けないものばかりだ]
― 電測室→第二応急指揮所 ―
[艦内の指揮機能は本来艦長がいる戦闘艦橋に集中される。
現在不在のため、副長の持ち場である司令塔(兼第一応急指揮所)に集中させている。
そのため、第二応急指揮所は使用されておらず不在であった。
(司令塔よりさらに下部・より装甲強度の高い所にある、司令塔が機能不全時に使う場所)
ここの鍵は艦長のマスターキー、応急総指揮官である自分しか持っていない。
鍵をあけ、通信機能に電源を入れた]
ここは緊急時にしか使わず、艦内の通信機能とは独自の回線が引いてある。
ここから本国へ届けば…やはりダメか。
内部の機械的故障だけじゃなく、周囲には電波妨害も行われているな。
これで状況は確定したな…敵性勢力が周囲に存在している。
電探に引っかかってないという事は相応に距離を開けて展開している。
総数としてはさほど多くはないか。
問題はこの件が敵国の工作か、自国内の争いか、だが…まあいい。
この状況であればより多くの兵士を生き残らせる事を最優先だ。
艦はまた作ればいい。
[確認するとリエヴルに無線に関しては電波妨害のため、通信復旧が困難である事を伝えた]
― 艇所・喧噪の中で ―
冷たい眼差しで混沌の兵達を一瞥する。そこには侮蔑の色が浮かんでいて。
「ヨソ者が口出してんじゃねぇよ!」
そんな声が浴びせられる。あぁまぁそうだろう。僕は他所者だ。
だが、だったらお前らは何だ。正規の乗艦員だろう。この艦の、乗組員だろう。そんな奴等が易々と我が身可愛さに艦を見捨て、命を惜しみ逃げだそうとする。それまで護られていた事も忘れて。
― 苛々する。戦えよ。早々に諦めて放棄して。それでも軍人か。
叫びたくなるのをぐっと堪え、内心で吐き捨てる。が。
「だいたいテメェがやったんじゃねーのか?!」
という声に。もう嗤うしか、なかった。
あーもう!
[瞳を閉ざすと左手で口許を覆い、何かを呟いて己を落ちつかせるように]
中佐殿、小型艇の操縦はご自身で可能で?
不可能ならば僕が担いますが、もし可能だというのならこの先はお任せしたい。
一度戻って状況の把握と情報の取捨選択に努めておこうかと思い立ちまして。
[そうは言うが、瞳には怒りと苛立ちの色がはっきりと映っていた。
あーもう!
[そう言うと、左手に隠し持った通信機へ素早く囁き]
1-1で分かれるならともかく、俺達二人が行動する事に大きな利があるようには思わない。別行動を取らせて貰いたい―いいかい、Justice?
― 目の前にいながらこうして言葉を交わすのも一興というものだ。隠れた口許だけで薄く嗤った。
そうか…
[周りを見回すが、見知った主計の人たちは近くに見当たらない。不安そうに瞳を伏せる姿に彼女をここに一人で置いておけないと判断する。
今も不安そうな彼女をちらちらと見遣り、同じく不安そうにイライラと足踏みする兵の姿が目に入った。と、そこに名を呼ばれる>>430]
…アレクシスさん。
[彼もこっちにきてしまったらしい]
/*
こういう状態って、何をするのがベストなんですかねぇ…。
つーかさ、中の人が邪魔するのにガチすぎて困ってます。
/*
しゃないよね。うん、しゃあない。だって狙撃手だよ?
邪魔するための役職みたいなもんじゃん。
そりゃ本気で邪魔しに行くって(責任転嫁
――……?
あ、はい。電波妨害……?
[ジャンからの連絡を受けて、カサンドラに報告する]
……なんでも、電波妨害が行われているとかで、通信の復旧は困難と。
機械故障だけならまだしも、妨害電波とは……。
勿論だとも、Judgement。
[通信機から聞こえた言葉に、ニヤリと笑みを浮かべる。]
いい具合に混乱しているようだからな。
好きに工作してくれ。
俺はその間、のんびり海を眺めてくるさ。
[自沈準備も一区切りついた頃だろうか。
普段やらないような力仕事をしたので体のあちこちが悲鳴を上げているが、まだ大丈夫だ。]
最後の火薬類の運び入れ、終わりました!
これでこっちは準備完了です!
[一緒に作業していたであろうリヒャルトにそう伝える。
それじゃあ次は機関室に…
いや、その前に副長に報告しておくべきだろう。それに、もう一つ気がかりなこともあった。]
私は一度司令室に戻ります。参謀はどうされますか?
[もしリヒャルトも司令室に戻るつもりだったならば、それに同行したことだろう。]
/*
説明を入れると、第二主砲塔前には自沈準備としての爆破準備がしてあります。
爆破物は運び込んであるけど、そのままドカンとやると船ごと危ない量になってるよーとこっそり。
― 第二応急指揮室→司令塔 ―
[必要な事を終え、司令塔へ戻ってきた。
不在時に航海長から司令塔に連絡があり、
リヒャルトが甲板での指揮統率を依頼した、という報告があった。
現在航行不能なので妥当な判断である。]
― 第二応急指揮室→司令塔 ―
[必要な事を終え、司令塔へ戻ってきた。
不在時に航海長から司令塔に連絡があり、
自分のデスクの上に、
「航海長から連絡があり、甲板での指揮統率を依頼した」
という報告があった。
誰が行ったのか不明だが、現在航行不能なので妥当な判断である。]
[しかし…仮にも戦艦一隻に対する命令から操作できるとは。
相当大がかりな計画に巻き込まれたとみるべきか。
現状の問題点は…航行が不能になっている事。
ゆえに退艦命令に一定の説得力が生じてしまったこと。
この流れを止めるには、早期に航行可能にするか、
わかりやすい援軍が必要になる。
いっそ救援に来るという艦を、それが味方であっても強奪して撤退、艦は自沈させてしまうか…?
決行した場合、私1人の首では住まないことになってしまうが。]
……どうします、通信長。
外部から妨害されているなら、どうにもなりません。
もしかしたら、艦内に妨害機器があるのかもしれませんが……、
[あるかもしれない、というのに賭けて捜索するかどうか。
それとも、より建設的な選択肢があるのかどうか]
[グレーナー中佐の元へ行く前に、航海長の元へ。]
航海長!私、軍医のアレクシス・エーデルシュタイン少尉であります。
突然の発言の無礼をお許しください。
この中には火災により重症を負った者たちがいます。
それらの者から退艦させてもらえないでしょうか。
[一息にそこまで言うと、周りに聞こえないように小さく付け加える。]
それに、その重傷患者の中に機関長がおります。
[最後に運び込まれた重体患者。それが機関長だった。
どうやら爆発に巻き込まれたらしい。彼が一番危険な状態だった。
この情報が海兵たちに伝われば、また不安に駆られてしまうだろう。そう思って小声で報告した。]
それらの者たちの対処は衛生兵に全て任せてあります。
どうか彼らから収容してください。
[言いたいことだけ言い終えると敬礼し、グレーナー中佐の元へ。後ろから声が聞こえた気がしたが、走る男の耳には届かなかった。]
[混乱に乗じて何か騒ぎでも起きればと思ったが、
そこまで見過ごしてはくれなさそうだ。
だが、兵達の動揺は既に大きく広がっている。
もはやこの艦に残りたいと思うものは、ごく少数であろう。
司令塔で見かけた顔ぶれを思い描きながら。
他にもまだ自主的に艦に残っている者もいるかもしれない。
はて、どう動くか――…
薄く広がる煙ごしに、ぼんやりとヴィスマルク号を見上げた。]
[養父マーティンはローゼス海軍でも名将と言われる人であった。
だが、旗艦への被弾で自らの負傷と共に一人息子を亡くし。
以来、軍の表舞台からは姿を消している。
それでも名門の名は絶やせぬと、
養子に迎えられたのがオズワルドである。
だが、全てはその時から狂っていた。]
[軍内部での政争で己が命が狙われ、
最愛の息子の命まで奪われたと知った老将が選んだ道。
それは、敵国・クロトフと通じることであった。
新たに得た息子は、祖国への復讐の為の駒として。
……家族として、親愛の情など受けたことはなかった。
だが、それでも育てられた恩義は忘れられるものではない。]
―少し前―
[自分を探しにいったのではないかというのに、難しい顔をする。
彼の性格ならそれは大いにありえそうだ。
一回浮上した>>448のに、また落ち込んだような声>>449に変わり、目尻を下げる。]
……もし、ブルーム曹長を見掛けたら、退艦するようにと言っていたことを伝えてください。
私はまだやることがありますので探す必要はないですよ、と。
[落ち込んだ様子のタラクト一等兵を見て自嘲気味に笑う。]
こんな時に人の不安を払拭できないなんて、私はダメな軍医ですねぇ。
でも大丈夫ですよ。船は沈みません。
だから貴方も落ち着いて退艦しましょうね?
[そう言うと優しく頭を撫でた。]
[歩きながら取り出すのはカフス。
一つを袖口につけ、もう一つを取り出そうとして]
――…あれ。
[いくら探ってももう一つは見つからない。
あるのは携帯用の消毒液だけ。
ハンカチが無いのは貸したからだと覚えているが
対であるはずのものは見当たらず眉間に皺が寄る。]
落したか……?
[何処で、と考えて自室と司令塔が浮かんだ。
着替えた時か、それとも――。
リヒャルトは急ぎ足で自室へと戻っていった。]
[混乱の中に航海長の姿が見え、目に見えて兵達の間に安堵が広がった。
オズワルドの所に戻ろうと言うアレクシス>>444に一旦は頷きかけたものの]
……。
[相変わらず不安げなシュテラに視線が止まる。気丈に微笑んでみせるが、やはり連れていくのはこちらも不安で。
アレクシスの銃の腕前は知らないが、自分もシュテラも戦闘に関しては素人も同然。何かがあった場合、オズワルド一人で三人を抱えては動けないだろう。
と、離れていくコンラートの姿がみえ>>433]
アレクシスさん、そちらの任務は任せました!シュテラ、どうする。僕と一緒に来る?
[聞くと同時にコンラートの向かう方へと向かう。彼女が心配でもあるが、同時に騒ぎの元近くに彼女がいたことは気になる。
それにコンラートも、この艦で彼が自由に動き回るのはこちらにもあちらにも不都合が多そうに感じられた]
さ、て。
[小さな揺れ、大きな動揺、統制を失った人の群れ。
言葉が言葉を呼び不安を煽る。理性を無くし、それは衝動へ。]
揶揄する言葉を投げる者は少なくない。流石に鋏を投げつけられるとまでは思わなくて咄嗟の一歩が遅れ、左頬には血が滲んだが、関係ない。一発入れて黙らせればいいだけだ。
― ったく、殴る方も痛いんだぞ…
拳を解いた掌を擦り、ある人物を目掛けて歩き出す。噂の始まりの少年を探し出すために。果たして何処にいるのやら…。
危ない!
[とめる間も、警告をあげる間もなかった。気がついた時には赤い髪の青年に向かって鋏が飛び、血が広がる]
大丈夫ですか!
[間髪いれずにコンラートが殴り返し、鋏を投げた狼藉者は廊下へと倒れる。今度はとめる間はあったけれど、とめる気は起こらなかった。
そのまま歩き去ろうとする背に慌てて追いつく]
不可じゃないなら大丈夫じゃないですかねぇ。
自信がないなら、実際に発砲するような時は私がやりますよ。
[拳銃の方を軽く触って検分した後、視線は騎兵銃へ。
やっぱり持ち歩くには邪魔ですよねぇ、これ。]
そうですねぇ……無造作に置いておくわけにはいきませんし。
私の部屋にでも置いていきます?
幸いにして一人部屋ですし、鍵もありますよぉ。
[携行しますか?との問い(>>426)ですが、正直はいとは言いたくありません。邪魔ですし。
なので、私の部屋を使う事を提案しました。
ほとんど使ってない部屋ですから、物置には丁度いいかと思いましてね。]
― 自室 ―
[探すのは弟から貰ったものだった。
弟といっても二卵性の双子で誕生日は同じだった。
鏡のように瓜二つで未だに養父母でさえ間違える。
――といっても身長や体重などの差異は少しばかりあるのだが]
ふむ。
[元々整理された部屋でさがす場所も限られている。
寝台の下まで見てみたが目当てのカフスは見つからない。]
無いな。
[腕を組み、小さく唸る。]
― 倉庫前 通信 ―
ああ、誰か一緒に居るみたいですねえ。
困りましたね。
[ 全く困っていないと分かる温度で笑い声が入る ]
暗殺の手段は何でも良し、でしたっけ。ねぇ。
/*
ただいまです。
誰か一緒に?
[ベリアンの声が聞こえれば、何をそんなことで、と笑みを零す。]
そうだな。
手段は選ばず、だ。
[個人的な正義として是と出来るもの、出来ないものはありはする。
だが、それはあくまで自分の考えでしかない。
人にまで己がやり方を説く気はさらさらないのであった。
最も、その一緒に居るのが親友の弟であると知れば、
流石に顔色を変えたかもしれないが――。]
……自信云々というか、どうも苦手で。
[合法的な暴力組織である軍隊に所属しながら、暴力の象徴たる銃が苦手というのも何だが]
……通信長の部屋ですか?
個室なら、確かに……工作員が、そんなところまで調べるとは思えませんしね。
[安全ではあるだろうと、同意した]
[名前を呼ぶ時に戸惑ったような。そもそも自分が名乗ったのは名前と主計科ということ。名乗ってもいない官位で呼ぶのはきっと覚えていないのだろうと判断した]
ウェルシュです。エーレンブルグ大尉。
[呼んでみたけれど思ったよりも呼びにくかった。いっそカサンドラのように愛称をつけてしまえば楽なのだろうけれど、さすがにそれは拒否されるだろう]
…手よりも顔の方が痛そうに見えるのですけどね。
[自分の軍服の袖で勝手に流れる血をぐいぐい拭い]
―倉庫―
[付近に>>399人が来たのには気付かず。
物音を立てるか、中に入らなければカシムと自分の会話は扉越しから漏れ聞こえるだろう。
内容は一度耳に入れているが、直接聞くカシムの話は臨場感に満ちていて、とても嘘を言っているようには思えない。
これが演技であるなら大したものだ。]
「信じて頂けますか。」
――勿論だ。
[大きく頷いてやると、不安げなカシムの表情が少しだけ明るくなる。
自分が見つけた不穏な紙の切れ端の内容が本物であるかのような今の状況が恐ろしくてならないのだという。
彼がそっと軍服の胸ポケットを摩るのを見て、男は首を傾げる。]
「砲術長から頂いたんです。」
[察したカシムが出して見せてきたのは、>>0:13数本のシガー。
自分は吸わないので、お守り代わりに持ち歩いているのだという。]
……まあ、ですかね。
[妨害電波については、同意して]
……虫を捕まえる、ですか。
しかし……、これだけの準備をしている連中を……となると。
[声には、不安が滲んでしまったろうが]
――子供の頃の、夏の休みみたいに。
虫取り網を振り回して――というほど、楽ではないんでしょうな。
[どうにか、引き攣った笑みを浮かべてみせた]
― 回想 艦長襲撃後 ―
[ そのまま船室で物思いにふけっていると通信>>*47が入ります。
オズワルド、の名に目を見開き息を飲みました。
何故、どうして、逃げられたのではなかったのですか。
疑問は渦巻けど、今そんな事を尋ねている時間もありません。
早急に用件だけ告げます ]
こちらDeath。
表では衛生科曹長 ベリアン・ブルームと通しています。
……確か、Justice。任務ご苦労。
これより作戦コードB開始します。
― 司令塔 ―
[司令塔に詰めていた人員も、作業があらかた終了して、
甲板に移動を開始している。
司令塔に残っているのはジャンだけだった]
ここで報告を待つのが私の仕事、だろうな。
いっそ艦長が敵側に寝返った、のほうが構図としてはわかりやすい。
だがそれだと行方不明にならずに、
自らの手で退艦命令を出すだろう。
艦長自身の命令であれば、私の立場でも覆せないからな。
それがなされていない以上、もうすでに…だろうな。
砲術長が探しにいったものに手がかりがあるといいんだが。
――そうか。
[少しだけ男の顔が綻ぶのに、本人は気付かないまま。
宜しければ一本、と勧めてくるカシムには首を振って丁重に辞退した。]
俺も煙草は吸わないんだ。
気持ちだけ受け取っておこう。
[いつの間にかカシムとの物理的距離は縮まっていた。
彼が心を開いてくれた事に少しだけほっとする。
自分にも、やろうと思えば出来るのか。少しだけ救われた思いになった。
爆発が起きてからずっと倉庫に引き籠っていた彼には、退艦指示は耳に入っていなかったらしく。
それを明かした上で問い掛ける。]
…カシム。これからどうしたい?
「情けないと思われるでしょうが、早く故郷に帰りたいです。」
/*
いや本当はライナーんとこ行きたい超行きたい。
でも行くのも勿体ない気もしてこう。あれそれ。
まだ喋ってない相手とこんだけ縁故あるってのも凄いよなw
そう、ですね。
つまらない事を聞きました。
[ くすと、嗤いました ]
事故死と他殺、どちらが効果的と思われます?
/*
どうしようかなあwwwww
まだ怪しまれたくないけれど襲撃に行く手段が思いつかないいいw
[退艦指示が出ている以上、一般兵にはどうするもないのに。
自分の意思を知らずに裡に込めてしまっていたらしい。
幸いにもそれに気付いた様子はなく、懐かしい陸地を想い、カシムの金色の瞳が潤む。]
――そうだな。
[顎を引いて頷く。
自分よりもずっと若いこの新兵を無事に家に帰してやりたいと思った。
しかしカシムは密書と思われる紙片を見て、他の艦員に漏らしてしまった。
それに気づいた密偵達の口封じに遭わないとも限らない。
かといって、艦に乗らない自分がずっと護衛しているわけにはいかず。]
……作戦コードB開始、了解した。
よろしく頼む…………Death。
[かつては無邪気に名を呼んだ相手を、
今は淡々と――…裏切りの為の同士の名として。]
他殺だろう、それも目を見張るような、ね
[クッと喉を鳴らして笑いながら声を吹き込む。]
余計なことしてくれた彼にはたっぷりと“お礼”、しなくちゃ…ねぇ?
/*
おかえりですよー。
うん。じゃあ、こっち。
[一緒に行くかとの問いに慌ててついてきたシュテラを少し待つ。おかげでコンラートとの距離が余計開いたかもしれないが、向かう方向は確かめていたから迷うことはなかった。
シュテラが裾を握ろうとするなら、少し歩くペースを落としたものの。先程叫んだあと急ぎ足になったせいで、手は離れかけたかもしれない]
―現在―
そうだなぁ……この状況で事故死なんて、
誰も信じちゃくれないとは思うが。
どちらでも、そう変わらない気はするな。
[そして、今。
こうして人の死すら、笑い話とするようになっている。]
/*
まぁカシムだから向こうからの反応とか気にしなくていいし、
ライナーが離れた隙に……でいいんじゃないかなぁ。
[結局、彼の身柄を甲板まで送り届ける事にした。
身支度を整えると言うカシムを取り敢えず部屋まで行こうと扉に近づいて]
…ブルーム曹長?
[扉を開ければ彼の姿を見とめ、男は褐色を瞬かせる。
話を聞かれていたとは気付かずに。]
命令は聞いていないのか?
早く退避の準備を済ませた方がいい。
[そう言いながらも廊下からの光が差し込めば、男は何の準備もしていないどころか武装しているのが分かるだろうか。]
あはっ。
そう来なくては!
景気よく一発花火挙げてみましょうかねぇ?
[ Judgementの含み笑いに同じく笑って返しました ]
─司令室にて─
[俺の感情のままの言葉に対して副長からのお咎めはなく>>259、密かに安堵した。
司令室に出入りしていたり、この場にいる者達のやり取りで何となくだが俺自身もきちんと現状が飲み込める様になってきた]
[リヒャルトの自沈させたくない>>228という言葉を耳にすればわずかに拳の震えが止まるが、その言葉をくれた人が困った様に眉を下げていたのには気づかなかった。
次いで言われた言葉>>236の消え入る響きが気になり首を傾げつつも、倒れられると言われれば苦笑を向けて応えた]
実家に家族がいるんで、倒れない程度には。
[無茶しないと現状はどうにもならなさそうだからと言外に含ませて、そう答えた]
/*
動き方を思案中。
カシムくん見送って、自分の職場確認したい。でもそうするとまた一人っぽくてですね…orz
一度指令室に顔見せた方がいいのか、うーむ。
[そうして暫くして、ローレルのトイプードルという発言>>250に非常時なのについ和んでいるとアレクシスが姿を現す>>246。
こちらは認識されていないと理解しながらも、彼に内心を救われて以来(>>0:381)、どうにもアレクシスに対して好意的な気持ちを持っているのもあり、頭を下げながら「お疲れ様です」なんて少しばかり優等生ぶった事をしてしまう。
艦長が逃げたとか行方不明という噂は、ここに来る前の甲板で耳にした情報のひとつで、俺としても真実が気になるところだった]
……。
[ウェルと呼ばれると少しだけ止まる。>>479
けれど上官でもあるし自分の名が呼びにくい自覚もあるので訂正はせずに]
…軍服なんて汚れてなんぼですよ。洗えば問題ないです。
[取られた手はそのままに。一旦拭った血が再び頬を流れるのを見て]
包帯なんてありませんしね。
/*
あ、反応窺ってたら気づかれたw
後で離れた隙見計らえば大丈夫……!
(ライナー君もどう反応すべきか困らせてしまいましたね!
[そんな折り、副長ジャンからの注目の声>>270がかかれば、軍属経験の条件反射でぴっと背筋が伸びて、ジャンの方へと身体が向いた。
各部門の現状に合った指揮系統の変更を聞かされ、ひとつずつそれを頭に叩き込んでいく]
了解しました、副長。いえ、艦長。
[>>274自沈させる気はないという言葉が出ただけでも良しとして、自沈準備の命令を殺しきれない苦い気持ちで受け入れた]
あ、グレーナー中佐。昨夜の食堂で手料理いただきました、凄く美味しかったです。
[差し入れを持ってきてくれた砲術長殿>>265に挨拶をしたのは、副長こと現ビスマルク艦長ジャンの話が終わった後くらい。
自沈準備という言葉に食欲は失せてはいたが、これから働く事を考えれば、食わなきゃと。差し入れをいただく事にした。
どうせなら気分のいい時に食いたかったなと思ったのは、咀嚼している美味そうなクラブハウスサンドの味がよく判らなかったせい]
……もっと大変な仕事、ですね。
[差し入れを飲み込んだ頃に、ふとリヒャルトの視線に気がついた>>281。
それにはにこりと笑い、いつか彼が言った言葉>>0:399を借りて、そう告げた。
そこの声に自分の事の様に喜んだ音が乗ったのは、リヒャルトを重ねた友人が認められた様な錯覚をしてしまったからだ。
……ほんの一瞬の事だけど]
[そうして通信指揮室へと向かうジャン>>288が自分を呼べば再び姿勢を正して、その言葉に耳を傾ける]
了解しました。
[幸い腕力には自信がある。取っ組み合いの喧嘩くらいならなんとかなるくらい。
そんな事を考えながらしかりとジャンに頷き、ローレルの方へと歩み寄る]
じゃ、俺はバルサミーナ少佐の仮直属の部下って事でいいですかね。
[そうしてそれぞれの方針が決まれば俺はローレルに向き直り、そうして彼女と行動を共にする事にした。
リヒャルトの指示を仰ぐ姿>>315に倣い、そうしてリヒャルトの指示である自沈準備>>325をする事に]
……スペアキー?
ああ、まあ、そうですね。
施錠後、通信長と別行動中に、もし小銃が必要になったときには確かに。
[そう、応じたあとで。はたと]
……ん?
[私室の鍵を預かるというのは、えっと]
や、いや、あの……!
……あの、自分は現在の状況から、そのほうがと判断しただけですよ!?
[言わずもがな]
[一旦自室へと戻り愛用の工具セットを抱え、その足で事前に話していた通り工作科の倉庫へ]
これくらいか、必要なの。何か足りなかったら、また走ればいいか。
[自沈準備に必要そうなものと、修理に必要そうなものを取り合えず分別して纏めてみて、後者の近くに工具セットも置いて。
武器庫へと向かい、ローレルとリヒャルトの作業へと加わった]
司令室に向かうなら俺がエスコートしますよ、少佐。
[そうして作業もひと段落した頃、司令室を目指すローレル>>439とリヒャルトの目的地>>440が違う事を知り俺はそう申し出た。
ちなみに身体は筋骨隆々の船大工の祖父に鍛えられて、丈夫さには自信があるので俺はピンビンしています]
[自沈準備が終えた箇所には、出来るだけ視線を向けない様にしなが少佐を見下ろしていた]
― 倉庫前 ―
[ こほん、と咳払いして、
倉庫から現れたシュタインメッツ少尉とカシム君に
目を開いて驚きます ]
少尉……どうしてこんな所に。
カシム君も探してたんですよ? 姿が見えないって。
今避難艇への誘導作業が始まっているはずです。
行きましょう。
[ 片方だけ固い腿を触りながら、二人に移動を促しました ]
― その時 ―
[ 居住用倉庫から直接甲板へ上がる階段は一つしかない。
こんな事態で利用する人間などおらず、
足元にピンと張られたピアノ線は静かに出番を待っていた―― ]
やれやれ……
トラップだと誘導してるのがあからさまで
なるべく使いたくなかったんですけどねえ。
[ 二人に聞かれないよう、小さく嘆息したのでした ]
[一人で行くならば、適当に都合よく報告しようとも考えていたが。
随行者がいるならば、ありのままに伝えるつもりだ。
……自身の立場を危うくしてまで、情報を隠そうとは思わない。
電探が反応した地点へと漕ぎ進めながらも。
ふと過ぎった疑問に、唇を開いた。]
なぁ、軍医殿。
なんであんたは軍人ではなく軍医の道を選んだんだ。
……実は拳銃を使うの、お手の物だろう?
[専門家の目はごまかせないぞとばかりに、じっと見詰めるのだった。]
……いや、しかし、でもですね……、
[ごにょごにょと言ったが――ああ、なにか色々と見透かされている気がする。
それでも、差し出されたキーを受け取ってしまうのは――なんというか、なんだろうね?]
こ……この騒動が終わったら、ちゃんとお返ししますから!
[一応、それは言っておくべきだと思った]
―倉庫前―
[>>495瞠目する曹長に、どうして此処に、と聞かれれば、話の内容は明かさずにカシムに目配せをして。]
あぁ、少し話をしていた。
[誘導作業が始まっている、と聞けば、もうそんなに時間が立っているのかと思いつつ。]
そうか…。
何か持っていきたいものはないか。
[自分の腿に触れている曹長の手にちらりと視線を走らせた後、カシムに問い掛け。
殆ど身一つで来たので、特にないと答える―恐らくは彼にとって家に帰る事が最優先なのだろう―彼に頷けば、甲板へと向かおうとする。]
/*
メモでもてもてのオズワルドにもう一つの矢もささると面白いのに、とか思ってる。
カークとの友情もしたかったが、というか、他撃ちすべきか、いや、いや。
とりあえず恋天使きついですむずかしいですー><
うん、それじゃあ、お願いします。
[司令室まで連れてってくれるとの申し出>>492を受ける。
万が一迷ったら目も当てられないし、道中工作員に襲われるかもしれない。出来るだけ一緒に行動した方がいい、と判断したのだった。
――司令塔にたどり着くと、既に副長しかいなかった。]
副長、自沈準備を完了しました。
…それと一つお聞きしたいことがあるのですが、通信設備はどうなっていますか?
機関室が炎上した際に電気管制室を確認したのですが、発電機から通信室に一部ですが電気が通っていませんでした。おそらく、工作員が配電線を切断などしたのではないかと思うのですが。
[もちろん、それだけではないだろうが。単に電線が切れてるだけなら通信室でも気づくし復旧も容易。これだけの用意周到な作戦で、そんな安直な手を打ってくるとは思えなかった。]
いえ、呼びやすいように呼んで下さって大丈夫ですよ。
…シューぽんって呼ばれるより名前に聞こえますし。
[内心どこかの通信長の姿が浮かんだり。目の前の彼は彼女のことをきっと知らないから、たぶん理解できないだろうが。礼を言われるのには小さく口の中で、いえと返し]
ところで大尉の名前も呼びにくいんで、コンラートさんでいいですか。ていうかどこに向かうんですか。
[行き先によっては案内するべく、先に立とうと歩き出す。シュテラは三人の間にいるのが一番安全であろうと裾は握らせたまま]
Justiceは海へ、
Deathは今頃カシムを見つけただろうか
自分は、というと―
取り敢えずはもう少し泳ぐか…
これ以上騒ぎを大きくする必要もなさそうだし、な
己が為すべきはまだ先、と思いつつも下準備は余念なく。
随所に忍ばせた武器の位置をもう一度反芻して。
― 倉庫→甲板 ―
ふぅん……
[ 何の話をしていたんでしょうね?
まあ、詳しくは聞きませんけど。と顔で語りながら頷きました ]
では、行きましょう。
[ そう大きな物は入っていない倉庫への道ですから
並んで歩くには狭いのです。階級順に並ぼうとして、
もしくはカシム君が少尉と離れることを嫌がったのなら
ワタシが先頭で歩き始めました ]
いや……自分が持ってたら、色々とまずいでしょう!?
[なにが良いのか構わないのか。
判らないし理解できないし、しちゃいけない気がする。
けれど、約束と。
この状況で、そう口にされた意味を察せないほどには、愚鈍でないつもりだった]
……ええ、約束です。
必ず、返しますんで……必ず、直に受け取ってくださいよ。
[幾らか緊張を孕みながら、そう]
― その頃の甲板 ―
[ 到着した救助艇が甲板に集まる人々を誘導していきます。
助かる、という安心感からか先ほどより喧噪は落ち着いて
スムーズに人員が移されていくことでしょう。
甲板に居る責任者の方々にも早く移って下さいと
呼びかけられたでしょうか ]
/*
キャーキャーサンちゃんとリっちゃんがイチャイチャしてるー!
電測室行こうと思ったけどやめとこーっと、この甘い甘い二人だけの空間を破壊するのは気が引ける…!
気分的にはこの二人が恋で結ばれると楽しいんだけどねー、りっちゃん共鳴みたいだし。
ただ物語的に面白いのはオズにゃんと誰かかなあ。私が恋なら自打ちせずにオズにゃんと副長とか、そんな所に打つかもしれない。あ、シュテラとカークもしくはウェルとかもアリアリ。
/*
兎さんと預言者さん、爆発させたいですねえ(洒落にならない
本題。
偽装救助艇も爆破したいなぁ。はは、逃がすとお思いでしたか?
そして是非船上組にその光景を見て欲しいです。
SUNチェックの時間ですよ☆
―回想:少年時代―
[男がまだ1(12x1)歳だったある日の昼下がり、暖炉の上にあった写真を見ていた。]
母さん、父さんは軍人さんだったの?
[飾ってある写真には、知らない男性達とまだ若い母オクタヴィア、そして軍服姿の父トーマスが引き締めた顔で敬礼をして写真に映っていた。
だが少年の知っているトーマスは村の医者。
よくわからなかった彼は首をこてん、と傾けてオクタヴィアに尋ねた。
昼食を作っていたオクタヴィアは手を止めて、にっこりと笑った。]
「ええ、そうよ。
アレクが産まれる前にね、お父さんは軍人さんを辞めたのよ」
どうして?
[軍人さんはかっこいいではないか。
そう言うと、オクタヴィアは哀しそうな顔で少年の頭を優しく撫でる。]
「……お父さんはね、命の大切さを知ったのよ」
「お父さんはね、陸軍の軍人さんだったの。
お父さんは立派な軍人になるために、毎日毎日厳しい訓練をしていたんだって。
でも、何年前かな。
初めてお父さんが戦争に出た時、気付いたんだって。
――戦争は人を殺すということに」
[そう話す母の顔からは段々と笑みが消え、いつの間にか涙を流していた。
母の泣く姿を初めて見た少年は黙って聞いている。
子供の自分でも母に哀しい記憶を甦らせているのがわかって。でも尋ねてしまった手前、止めることはできなくて。
黙って聞いているしか術がなかった。]
「お父さん、強かったけど心が弱かったのね。
人を殺すことに耐えきれなくなって、軍を辞めて医者になったの。
『人を殺すのは簡単だ。
でも殺してしまった命を取り戻すことはできない。
なら、できるだけ沢山の命を救いたい』
これがお父さんの口癖だったわ」
[それから必死になって勉強したのよ。と母ら悲しそうに笑った。
その顔が悲痛だったのを今でも覚えている。
オクタヴィアは立ち上がると少年に微笑んだ。]
「……さ、お話はこれで終わり。
もうご飯できるから、お父さんを呼んできて」
[少年は小さく頷くと父がいるだろう診療所の方へ向かった。
診療所を覗くと思った通り、父は座ってアルコールの消毒液を手にかけて何度も何度も擦っていた。
まるで人を手にかけたという罪を落とすかの様に。]
―倉庫→甲板―
[>>509頷きつつも、彼が何を話していたのか疑問に感じた事は気付いていた。
もし聞かれても、ホームシックの相談に乗っていただとか無難な事を答えただろう。
彼がそれを信じるかどうかは分からないが。]
そうだな。
[狭い廊下で一列に歩く際、カシムの前の後ろのどちらを行くべきかを一瞬考えたが、カシムは男の傍を歩きたがった。
結局、戦闘を歩くベリアンの後をカシム、殿を男が務める形で廊下を歩いていく。]
[それを確認した少年は、しばし立ち尽くす。
大きくて頼りになって。――いつも哀しそうな白い背中。
それがどうしていつも悲しく見えるかがわかって。
少年はなるべく普段通りに、いつもやるように背中に飛び付いた。]
父さーん。母さん呼んでたよー。
ご飯にしよー?
[えへへーと笑いながら顔を見る。
いつもならそこに笑顔があるはずだ。
しかし見えたのは眉を下げている父の顔。
自分は何かをしただろうか。
そう思い顔を強張らせると、頭に大きな手が乗った。]
「……わかった。すぐ行く」
[そう言った父の顔はいつも通りの笑顔で。
気のせいだったのかなぁ……?等と思っていると、声を掛けられた。]
「……アレクシス、お前は人を殺すなよ」
[少年は目を見開き父を見るが、調度死角になっていたため見えなくて。
先程の話を聞いたばかりの少年には、その言葉は絶対に聞こえて。
それ言いつけだけはちゃんと守らなくちゃ、と思った少年は小さく頷いた。]
…割と人に通じないので、やめておいた方が。
[自分も呼ぼうかというのにはそう返す。どうしても止めようとまでは思わないが実際自分でも彼女に呼ばれても自分が呼ばれたとはなかなか理解できなかったし]
さすがに僕の立場でコウさんとかは言いにくいですよ。そう呼ばれたいのであれば別ですけど。
[苦笑。この艦の人たちも大概だが、軍隊というのは規律が大事ではなかったのか。もっとも自分もいえたものではないが]
通信に一番詳しいのはカサ…キャシー中佐ですけど、どこにいるんでしょう…その辺の通信を使っちゃっていいのかな。
、……。
[ぴたり、足が止まる。言われてみれば自分は戦闘能力がまったくなかった。
困ったように振り向いて見上げてみるが]
…………。お願いします。
[おとなしく後ろに下がって、殿を]
……ああ。
通信指揮室にも、明確に退艦命令を発した方がいいんじゃ?
自分が先に話したときは、かなり不安そうでしたよ、あっちは。
[何かを誤魔化すように、そう言って]
ですよ、そうしましょう。
通信指揮室の連中を上甲板にやって、それから、その。
あの、通信長の私室に小銃を置いて……、で、どうでしょう。
[ ホームシックと言われれば、ああ、と納得したように声を上げました。
後ろからではワタシの表情など見えなかったでしょうけれど ]
良かったですねえ、カシム君。
もう寂しい夜にワタシの下手くそな歌聞かなくて済みますよぉ。
[ 実は前の事>>0:113、根に持ってました。
からかう様に声をかけると後ろで慌てた気配がしたでしょうか。
件の出入り口に足を掛けました。
――ピアノ線がワタシの足を捉えます。
話しながら歩いてたために、受け身も録に取れず、
甲板側へ転がり込むように躓きました ]
[ からくり仕掛けのようにシュッと紐を抜かれた手榴弾は……
列の真ん中に居たカシム君へ
爆破まで後2(6x1)秒前 ]
[司令塔までの道のりをつい下を向いて歩いてしまう。
念のためではあるがカフスが落ちていないか、と
そんな思いから足取りはゆっくりになってしまった。
ローレルとカークの二人から遅れて司令塔に戻れば
ジャンの姿も見えて]
戻りました。
[報告は彼女らがしているだろうと短くそれだけを言い
リヒャルトはサンドイッチを食べた個所に行き身体を屈めた。]
あぁ、そうですねぇ……
そろそろ指示あげないと心配になっちゃいますよねぇ。
じゃ、指揮室の方に行きましょうかぁ。
[あふ、と小さく欠伸をしながら私は歩き出しました。]
[ 後方で爆破音。
爆風に煽られて、甲板を滑る様に飛ばされました。
右肩、打ち付けましたかね。痛いです。痛いのは嫌いです。
少し、痛みに呆然と呻いて、
それからはっと気づいたように後ろを振り向きました ]
カシム君!! 少尉!!
[ 煙で様子が全く見えません。
それでも、血と火薬の匂いが煙に混じってこちらにも届きました。
先ほどまで落ち着いていた人々もまた、喧噪を取り戻した事でしょう ]
[養父の復讐の為に、軍人として厳格な教育を受けてきた。
海軍砲術学校に進み、火薬の扱いにも人一倍慣れ。
鉄砲屋と揶揄されるほどに、銃器の扱いにも長けた。
初陣以降、砲撃でも、銃撃戦でも、幾人もの敵兵を屠ってきた。
だが、男は知らなかったのだ。
……否、忘れていたのかもしれない。
人の“死”というものを。]
[孤児院で世話になった老シスターが
亡くなったと聞いた時には、あれほど悲しんだというのに。
その悲しみすら、日々の英才教育の中、薄れていった。
それを思い出させたのは、あの、友の死だった。
大事な者を失う慟哭を味わった時には、もう
自らの手は血に塗れていて。
どれだけ悔いたとて、亡くした命は戻ってはこない。]
[煙草に逃れたとて、心など癒える訳がないのだ。
そんなこと、わかっているのに。
どうしても、逃れてしまう。
……そんな男の精神状況を一番理解知るのは、
目の前のこの軍医だろうか。]
…………あんたと一緒に来るんじゃなかった。
サボって一服、とは出来ないじゃないか。
[つい、本音が零れた。]
物置とか、そういう問題じゃないんですよ……、
[溜息を吐きながら]
……ですよ。
[通信指揮室の状況は、想像するに余りある。
騒動が始まった頃から、指揮官の姿は見えなくて。
彼らの職務たる通信は死んでいるし、何の情報も入らないしとくれば]
……ああ、待ってくださいって。
[二丁の小銃を抱えながら、上官のあとを追った]
[>>527幸いにも納得して貰えたらしい。
からかうような言葉にカシムは慌てて「すみません」と謝って。]
――そうなのか?
[後ろを歩く男は一度聞いてみたいものだ、などと考えていた。
甲板に繋がる出入り口。
>>496罠があるとも知らず、曹長に続いて階段を上がるカシムの足は軽やかで。]
急いでこけるなよ。
…っ、おい。
[などと、カシムの様子を微笑ましく思いながらそう声を掛けたが。
不意に、何かに躓いた曹長の姿が甲板の方へ傾ぐ。
階段の下方にいた男は其方に意識がそれて、何かがカシムの方へ飛んでいくのに気付くのが遅れた。]
…これは推測なんですけど。
機関室には爆薬か何かが仕掛けられていたんだと思います。そして、偽の退艦命令を発令した瞬間に爆発させ、同時に配線を切断。
それにより一時的に通信不能にさせて、機関室のことで混乱している最中に電波妨害を完成させる…と、こんな流れだったんじゃないでしょうか。
こう考えると、艦内には少なくとも3人から4人の工作員がいたことになります。
[あくまで推測であって確証はない。爆薬についてもまだ調査していないし、電波妨害についてもどんな種のものかは分からない。妨害については専門である通信科に聞くのが正確だろうが。]
電波妨害の原因までは分かりませんが…
これを踏まえて通信科の人に意見を伺うべきかと思います。
もし原因が艦内にあるのなら、すぐに通信復旧が出来るかもしれません。
艦外ならば、機関を回復させ妨害の範囲外へ脱出すればいいはずです。
― 司令塔 ―
[ふと、一つの伝声管から声が聞こえた。
確かあれは甲板に出る出口に設置されていた伝声管からだ。]
こちら司令塔、副長だ。航海長、何かあったか?
うん…うん…大型の輸送船を双眼鏡で発見した?
よし、わかった、そちらの船への移乗準備をしてくれ。
[同室者に向き直る]
輸送船が近くに来ているらしい。
甲板では移乗準備を始めさせたところだ。
――…っ。
[――爆発音。
熱を孕んだ爆風と爆発による衝撃で入口は歪み、カシムの後ろにいた男の身体は爆風で傾ぎ、廊下の壁に肩を強かに打ち付ける。
近距離の爆発に晒されて耳がよく聞こえない。
痛みに顔を顰め、目を擦った男は状況を確認しようとして。]
…ぁ、
[床や天井、自分の軍服までに飛び散った紅。
”つい先刻までカシムだったもの”が床に無造作に転がっていた。]
はい、了解しました。一応俺が当座の少佐の手足になるんで、極力一緒に事に当たる方が効率はいいかもですが。
……むさくるしくなったら、通信指揮室で息抜きしてくださいね。
[申し出を受けたローレル>>507にそう軽い調子で笑いかけたのは、先程までの作業を少しでも忘れたい為だ。
そうして司令室へと戻れば、そこには副長ただ一人>>524]
電波妨害とか、改めて計画的な手順を踏まれている感じがして嫌ですね。
[と眉を顰めてみた所で、参謀殿が司令室へと辿りついただろうか]
高声電話機ですよね、俺あれいじり慣れてないんで、指示してくれる人がいるなら直せるかと。
[なんて言った直後、ローレルの推察>>543を聞いてなるほどとひとつ頷く。
ならば通信指揮室へと赴くべきかと思った直後、輸送船の到着が知らされた>>544]
―通信指揮室―
はぁい、皆さん調子はどうですかぁ?
寂しがったりしてませんかぁ?
[通信指揮室はざわざわと落ち着かない様子でした。
こんな風に声をかけながら入室すれば、視線がこちらへ集中します。]
これから皆さんには退艦準備をして貰いますよぉ。
そうですねぇ……五人組を作って、はぐれないように行動すること。
準備が出来次第、上甲板で待機。
普段と違う時こそ、規律をきちんと守りましょうねぇ。
[ぱんとひとつ手を叩いてそう告げれば、部下たちは一斉に動き始めました。]
「あの、サンちゃん通信長はどうされるんですか?」
私ですかぁ?
私は、みんながちゃんと退艦したのを確認してから行きますよぉ。
[部下のうちの一人がそう訊ねてきましたが、私は笑ってそう答えました。
程なくして、通信指揮室から部下の姿は綺麗さっぱり消え去った事でしょう。]
/*
伝声管なの、電話機なのと迷ってとまってました。
あとCOロルとか、ロルとか。
てか賢者どこなの、どこなの。どこセットする気なの……。
/*
退艦完了した後に何故かカシムの射殺遺体が発見されるとかそういうのだと思ってたらカシムくんバラバラじゃないですか。足元で手榴弾爆発したら「遺体」と呼べるものなんて残りませんよねぇ…パーツが飛び散ってるのが確認できるくらいでしょうか。南無南無。
[その間、声を出す事を忘れていた喉がひゅうと音を立てて、やがて。]
…、…っ、
う、ぁ
うああああああああっ!!
[男は両手で顔を覆い、自制を失ったような大声で叫ぶ。
声の出る限り続くその声は甲板にも届いたかもしれない。]
―通信指揮室:下士官兵の退室後―
……いや、通信長って有能なんだなと、今更ながらに思いましたね。
[あっという間に、部下の全員に秩序を失わせずに――なんてことは、自分には無理だったろう]
しかし……、サンちゃん?
[兵のひとりが口にしていた愛称らしきものを呟いて、首を傾げた]
ああ…………
―――綺麗ですね
[ 不謹慎でしょう。狂ってるのでしょう。
カシム君の飛び散った血痕は赤い紅い花のようで、
思わず手を伸ばしてしまいました。
今更怖いものなど何もありませんが、
死ぬ時は、あのように、花となりたい―― ]
[>>525 通じない呼び方って何なんだろう、そんな疑問を抱きつつ]
そうなの。じゃあウェルにしとくよ。
名前で言いにくいならエレンはどうだい?姓だから抵抗も減るだろう?
[そう言うと―かつて自分をそう呼んだ者を思い出して目を細め]
空の男は自由奔放が信条だからねー
[あははと声で笑ってみせながら]
…うん、だよね。それが賢明かなって僕も思った。
先頭行くから行き先指示してくれる?とりあえず通信室へ。収穫なければ副長殿か参謀殿の居そうな場所へ目的地変更する。
[拳銃と、ナイフと。抜きこそしないものの在処を確かめる様に懐を数か所叩く。流れていた頬の血は少しずつ乾き、止まろうとしていた]
―部下退室後・通信指揮室―
ほら、私、親しみやすい中佐で通ってますからねぇ。
こういった人心掌握も処世術の一つですよぉ。
[自分で言うのも何ですが、部下からの信頼は厚い方だと思うんですよねぇ。
だからこそ、こういった時でも素直に指示に従ってくれてるんだと……思いたいです。
私も、かわいい部下の事は信頼していますし。]
あぁ、私がそう呼んでって言ったんですよねぇ。
サンちゃんかドラりんか、好きな方でーって。
別の呼び名でもかわゆければ可にしますーとも。
かわいいでしょ?
[サンちゃんの呼び名に首を傾げた大尉(>>566)には、そう告げました。]
あ、そういや。
[独りごちるリヒャルト>>548に目を向け、俺は苦い記憶の蓋を開ける。
彼と似た雰囲気のある、友人だった……クロトフのスパイだった友人と過ごした記憶を]
過去に一度、クロトフの工作員と接触した事があります。
[そう言いながら、軍服の上着の内ポケットにしまっていたカフスボタンを取り出した。
それはローゼスの軍人に支給される軍服の第二カフスで、友人との最後を迎える際に渡されたものだった]
……工作員のカフスは二重構造に細工してあり、カフスの中にクロトフの国旗のエンブレムが仕込まれています。
[言いながら俺は爪の先で器用にカフスの合わせを開き、少しばかり錆びたエンブレムをその場にいた者達に見せた]
艦内にスパイが紛れ込んでいるのなら、間違いなくこれは目印になるかと。
ですが………。………生きた相手からは、カフス奪い取るの難しいだろうなぁ。
[艦内に残る者達の数や所属の正確は把握していない。
力には自信があるにせよ、工作兵と現場にいる軍人との対峙を考えて。ぼそりと、誰にも聞こえない様に独り言を呟いた]
[本体の中を開いて――]
…うん、これなら直せそうです。
おそらくですが、こっちは工作員とは関係無さそうです。
爆発の衝撃か何かで接触不良起こしているだけみたいですから。
ただ、多分ここだけじゃなくて他の場所の設備も同じようになってる可能性があります。
[中身を見たのは始めてだけど原理は知っていた。修理も簡単なようだけど…それにしても、この程度の振動で接触不良起こすなんて、もうちょっと改良したほうがいいんじゃないのかと思ってしまう。
とはいえ、カークの方を向き]
直し方を教えるから、他の場所で同じように壊れてるのを見つけたら、その都度直していて貰えるかな?
/*
…喜んで、割と派手にトラウマを刺激されてしまったけど。
これ、ライナー、使い物になるんでしょうか。
うっかり輸送する艦に乗せられてしまうんじゃないかな。ドナドナ…。
や、何とかリカバーするけども。
一応、自分でカシムが引っ掛かるバージョンも考えてました。
喜び勇んで階段を駆け上がって引っ掛かっちゃうので…アレです。
今のでよかった。(震え)
………………ん。
あれか……?
ヴィスマルクに積んでる短艇と近いものに見えるが……。
[アレクシスが指し示す方向に目を凝らし、
そちらへと短艇を寄せて行く。
電探によって察知されたものの正体を一番よく知るのは、
それを流した自分ではある。
だが、そんなことはおくびにも出さず、
眉を寄せてじっと少しずつ近づく物体を凝視するのだった。]
……いやまあ。
通信長が親しみ易いのは、否定しませんが。
[――サンちゃんか、ドラりん。
そう呼べと言われて、通信指揮室の下士官兵らは、そう呼んでいるのか]
いや……まあ、そうですね。
可愛いかどうかは、まあ、知りませんけど。
[そう、曖昧に応じて]
ただまあ……もし自分が呼ぶなら、やはり。
あー……キャシーと、そう呼ばせていただきたいですね。
/*
自打ちするべきですかねぇ。
私的にオイシイのはカーくんとコンちゃんなんですけど、負担になっちゃうと申し訳ないですしぃ。
悩みますねぇ……
[通信機から聞こえる声に、
誰かの血が流れたのだろうと、苦笑いが零れる。
……浮かびそうになる友の姿は、
今は掻き消して。
再び、心を凍らせて任にあたるのみ。]
[エレン。エーレンブルグで、エレン。口の中で呟くと、たしかに随分呼びやすくなった。目を細める様子に、何か思い出したのか単に笑っただけなのかの判別はつかなかったけれど、本人がそれを希望するなら特に反対する理由もなく]
では、エレンさんで?
[そう呼んでみた。快活に笑ってみせる様子に]
…自由奔放すぎますよ…
[呆れたように呟くが、コンラートが真面目な顔に戻ると自分も表情を改めた]
通信室ですね。たぶん、彼女のことだから撤退なんてしていないと思うんですけど。
副長かレーデさんなら、司令塔にいるかと思いますが…
[持ち物を確かめるようにあちこち触るのを横目に、行き先を示した]
/*
あとリヒャルトさん、ネタかぶりすまねぇ、本当にごめんなさいと震え土下座しています……。
でもタイミング的には面白いのではないかと(
嫌だったら言ってくださいね?(´・ω・`)
/*
もう一人はそこ?なのかな。
まだ全部把握し切れてないけど、何とか2/3ほど分かった。
死神どこなんでしょう。
どこに矢が飛ぶんでしょう。(わくわく)
/*
カサンドラとリエヴルを結びたい。
が、結んだらによが隠れてしまうかもなんだよなぁ。
とにもかくにも、役職みえるたびに沈みたくなる。
恋天使……????? みたいな感じで眉間に皺。
うん。
[知っている人と一緒ということは、わずかながら声にほっとしたものが混じってしまう。
ほぼ連れられるように、コンラートの後を追い、二人のやり取りを見つめているのであった。
なにか包帯の代わりになるものを、軍服を触って探していたとか]
―少し前―
私が言わなくてもそうですよ。
[元気づけるためなの、にこっと笑いかける]
はい。ウェルシュくんについていくので無茶はしません。
え…それは…解りました。
[逃げる事は、おいていくことになるような気がして、少し声が沈んでしまう。
もしかしてと思って待つ辛さを知っているためである]
ん、わかりました。その時はちゃんと逃げます。
[今度は明るく言い直すのであった]
先生も、無理したらだめですからね?
/*
…www
違ったwドヤ顔恥ずかしいw
あの人があれで、カークさんはそれですね!!
そして最下段はライナー宛?(首こてん)
……いや、その。
かわゆいかどうかは、ともかくですが……、
[別に、キャシーというのに、拘りがあるわけではない。
ただ、自分の場合は。
そう呼べと言われたのが、サンちゃんだのドラりんだのじゃなく、偶々自分が例えに出した、それだっただけで]
[そんな折、輸送船が到着したとの報告が耳に入る。
作業を一瞬だけ中断して、そちらの方に目をやる。
…少しだけ、自分もあの船に乗って退艦すべきなのだろうか、と考えてしまう。
本来この任務が終わったらしばらく休暇を貰えることになっており、故郷の街に戻って久しぶりに両親と会うつもりだった。
…貧乏ながらに、しっかり自分を育ててくれたお母さん。学費を出すのも大変だっただろうに、必死で働いて高等学校まで進学させてくれたお父さん。久しぶりに会いたかった。]
そ、か。工作員と関係なしなら、安心ですね。
[不安だった機械修理だが、本体の中を見て淀みなく言うローレル>>563に頷きを返した]
爆発の衝撃に強い構造とかに出来ないんですかね、これ。
はい、了解しました。
すみません、紙とペン借りてもいいでしょうか?
[修理の手順を覚えろと言われれば軍令をするノリで言い、そうして司令室の住人達へと借り物を要請した。
無事に借りられれば、少佐の言葉をメモしながら修理の手順を覚えていっただろう]
[ 煙の向こうから、少尉の叫び声>>555。
はっと我に返ります ]
誰か…衛生兵、軍医殿ォ!!
[ 慌てるばかりで誰もこちらに近寄ろうとはしません。
左腕を使って起き上がろうとすれば、
右肩に鋭い痛みが襲って呻きました。
これは、外れたばかりかヒビも入っている気がします ]
…………ッ
[ 首のタイを外し、咥えます。
舌を噛んで死にたくはありませんからね。
そのままゴキュと無理やりにでも肩を嵌めて、
立ち上がります。――ああもう、痛いなぁ ]
[ じり、と熱で歪んだ>>546入り口に近づきます。
毒ガスが発生しているかもしれないから、呼吸は止めて ]
[ 爆心地に居たカシム君を確認。
全身の火傷、開放骨折、眼と耳からの出血――黒タッグ。
口のタイは食んだまま、全身の痛みに顔をしかめたまま、
叫ぶシュタインメッツ少尉の元へ。
ああ、そんなに叫んだら一酸化炭素中毒になるじゃないですか ]
―甲板―
「何だ?爆発?」
「…叫び声が聞こえないか。」
「嫌だ、死にたくない…!」
[甲板で整然と並び、避難しようとしていた艦員達は動揺に揺れる。
一度落ち着いた所為で感情の波は大きく振れた。
その中には爆発した先の状況を把握しようとする者はおらず。
特に一般兵は一刻も早く艦に避難しようと列を乱し、避難艇の方へと押し寄せる。]
[本当は、高等学校を卒業したら父親の仕事…修理工を手伝って働くつもりだった。大学には行きたかったけど、あんな高い学費自分の家庭が出せるわけがない。そう思っていたのに…両親は大学へ行くべきだ、と言った。
確かに、大学でもっと工学を学びたいとは思っていたけど…それほどまでに迷惑をかけるわけにはいかない。そこで様々な組織が行っている奨学金を手当たり次第に受けることにした。もしダメだったら諦めよう、そう考えていた。
そして…軍の奨学金を受けて大学に行けることになった時、親は本当に喜んでくれた。この奨学金は、卒業後に軍関係の仕事に付くことが条件だったが…それでもよかった。]
─回想/司令室にて─
[軍医殿は有能で忙しい、だから俺のことなんて認識していないだろうと思っていたが、彼の反応は予想外のものだった>>505]
いや……、はい。怪我してませんよ。忙しい軍医殿の手をわずらせちゃならんなって、そう思ってますんで。
[にこりと笑いかけられて、何だか気恥ずかしい気持ちで答えていた]
[料理に礼を告げる事が出来たオズワルドの反応>>510には、何だか意外な一面を見た気がして微笑ましい気持ちになった]
また食えたら幸いです。
[味をきちんと確かめられる状態で。そう願いながら、小さく笑ってみせた*]
………………それにしても。
無人の短艇、か……。
……軍医殿は、艦内で言われていた噂をご存知で?
[作業をしながらも、聞いてみた。]
これを知るのは当の工作員と此処に居る者、か。
[二重構造のカフスを見詰め、悩ましげに息を吐く。
この情報は文字としては残さぬことにした。]
[卒業後、そのまま規定にしたがって軍工廠への就職が決まる。他の仕事もあったのだが、これが一番決まるのが早く、かつ給料が良かったのだ。
私が卒業する数カ月前に、父親は仕事中の事故により大怪我を負い、働くことができなくなった。その為、一刻も早く就職して仕送りをする必要があったのだ。
――そして今、私は少佐にまで上り詰めた。給料も昔よりだいぶ上がった。
両親は、私の昇進をきっと喜んでくれるだろう。そう思うと、早く帰りたい気持ちに襲われるのだった。]
――べふっ!?
[咳き込んだ。完膚なきまでに咳き込んだ]
げ、けふっ……、
そ、それは――百歩譲ってんですかね!?
むしろ百歩踏み込んでませんかね、それっ!?
[たぶん掌で転がされてる]
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あとは厨房の回想を……灰に、埋める、か。
表に出すか……。
く、く……。
ところでライナーさんが睡狼な予感なのですが。
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