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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、狩人が1名、聖痕者が4名、共鳴者が1名、智狼が1名、賢者が1名、霊媒師が1名、洗礼者が1名いるようだ。
ひつじ めりーが「時間を進める」を選択しました
/*
洗wwww礼www者wwwwwww
おまかせ希望だったのに、神父で洗礼者wwwww
ラ神様ありがとうございます!www
村の更新日が延長されました。
おお、ゴリゴリ言うぞこれ!?
[>>0:161 先程ジムゾンが落として割った破片が床に散らばり、ニコラスに向かう最中で分厚い革靴の底で踏みつけるたびに音を立てる。
足を上げて箒を取ってこようかと顔を上げたとき、もう1人懐かしい人物を見つけた。]
あれ…シモン?
シ――、いや…おかえり、か?
[シモンにも声を元気だったかと声をかけそうになるが、身体に巻かれた包帯と松葉杖を見て言いかけた言葉を飲み込んだ。]
少なくとも。
おれは、人を襲う大きな狼が出た話は聞いたことありません。
[静かにゲルトに返事をしたあと、人狼の話題に付いて口火を切ったオットーの話に耳を傾けた。]
/*
始まりましたね。皆さん宜しくお願いいたします。
負縁故が無いと淋しくて死んじゃいそうなPLがこちらとなります。
オットーに負縁故を…、負縁故…。
[>>5薬に関しては、予備は当然ながら用意している。
ひとつくらいならば安く叩いても構わないだろうと。
足りなくなるようであれば、また薬草を練って調合すれば良い話。
父親の血を継いでいるからか、ある種特異な体質からか、
男の調合する薬は、同じ材料を用いても重宝されるもの。
戦場から傷つきながらも戻った兵士からは、
流石に大金を取り立てる気にならず。]
ああ、そこそこ効く筈だよ。
その足で遠い客室へ向かうのは大変だろう。
よかったら俺の借りた部屋と交換しようか?
[一階の食堂に一番近い部屋を借りてしまった事もあり。
彼がそれを望むのであれば、代わるつもりで。]
へへっ、いい男になったろ?
[驚いた様子のニコラスにニヤリと笑って答える。
昔からそうだったが年上のニコラスやシモンに対して敬語らしい敬語を使ったことはない。
そしていつも名前呼び捨てであった。]
この髭か? まー、いわゆる威厳ってヤツかな。
似合う? 似合うだろ?
[顎に手を当てて謎の決めポーズ。ウザイ。]
…――え、 ニコラス兄さん?
[ぽかんとした表情で、ニコラスと呼ばれた男>>1を見る。
対してもう一人は、ディーターと呼ばれたか。
9年も村を離れれば、人はこんなにも変わるものなのか。
オットーたち然り、ディーター然り。
ニコラスはと言えば――ゆうに18年ぶりだ。]
ニコラス兄さん、と、ディーター…?
ああ、久しぶり………ただいま。
[ディーターはともかく、
自分が幼い頃に村を出て行ってしまったニコラスにまで
再開できるだなんて思っていなかった。
よくよく見てみれば、二人ともかつての面影がある。
特にニコラスの方は、自分より年上だとは思えない程に、
若々しく見えるのだが。]
[少なくとも、僕はやってないんだけどなあ。]
[胸中で呟く。
自分のルーツを探る旅。
そして、居場所を一箇所におかず、
留まる先を点々と変えているのは。
自身が、人を食らう人狼だからだ。]
しまった髭とグラス間違えたわwwwwwwwwwwwwwwwww
削除まにあってよかったwwwwwwwwwwwwwwww
ねえ、誰かいるの?
仲間、いるのかい?
困るなあ、殺すなら遺体残らないよう、
もっとうまくやってよね。
あぶり出されるじゃんか。
[人狼同士の囁きを飛ばしてみる。
もし人狼のしわざなら、近くに応える者がいるかもしれないと。]
[>>0:177 ゲルトに人狼の話をすればヨアヒムも会話に入って来た。
「早く寝ないと人狼がくるぞー」幼い頃に自分も聞かされた事がある。悪い人狼が出てくる絵本を読み聞かされては大人が子供寝かす材料に使われた。実際に人狼を見た事が無い人達にとってはそんな存在だった。]
いや、うーん。まあ、そうだよね。お化けみたいなもんだよね。
見た事ない人にとってはお伽噺と同じだよね…。
ただ、人狼って…、図書館の資料で調べてみたんだけどさ。
人間を襲い、村を滅ぼす 存在… らしいよ?
[見た事ない人にとっては、と言う。
何故だか人狼について調べた事があるらしいオットーは何とも合間な言葉で説明するんだった。]
………
[三人が人狼の話をしているが、どうも思ったより深刻そうな雰囲気だ。死人も出たとか…
ふるっと肩を震わせた。
出掛けたばかりの姉の姿が脳裏を過ぎった。]
…僕は、見た事無いし…正直あんまり良く知らないな…
[どちらかと言えば、三人が何と無く微妙な雰囲気になっている方が居心地が悪くて、もそもそと喋った。]
もし人狼について、もっと詳しい話が聞きたいのでしたら、おれの祖父であるモーリッツじっちゃに聞けば分かると思いますよ。
[直接見たことはなくても、”わしゃ、若い頃人狼と対決したんじゃ!”と祖父のモーリッツから直接教わった青年は、御伽噺よりは現実味を帯びた存在だった。
ゲルトがモーリッツに話を聞いたことがあるかどうかは知らないし、また実際に話を聞く気になるかは不明だ。
今はふーむ?と返したゲルトに、モーリッツについて触れる程度に留めた。]
お! 美人発見!!
……まさか前のジジイが若返ったとかねぇよな?
[>>16 箒を取ってきた神父に気にするなと首を振る。
若い神父が赴任してきた事は聞いていたかどうか。聞いたことがあった気もするが思い出せない。
すくなくとも、実際に会うのは今が初めてなのは確かだった。]
んにゃ、気にするな。
ついでだ。
[ゴリゴリするのは楽しいが、いい加減にしないとレジーナがメデューサのごとき視線で睨んでくるだろう。
というかもう、飛んで来ている。
手渡された箒で、さっさと破片をかき集めた。]
ふ、不潔…!!
[ガーンっっ!! と効果音が出そうな勢いでショックを受けたように仰け反った。]
ええマジかよ…っ、て…これか?
……切られたんだよ…完全に避けきれなくて、このザマだ。
[右目に走っている傷跡を指摘されると、少しだけ間をおいて答えて肩をすくめた。]
ああ、美人さんの手がケガしちゃったらどうするよ?
俺に任せとけって。
[ジムゾンが片づけるのを見れば、そう声をかける。
が、彼がしたいなら無理に止める事はしなかった。]
[>>26声を上げたのがシモンでなかったのなら、
かつて村一番の別嬪と称されていたレジーナが、
でっぷりした脂肪を揺らして訝しむ事など無かったろうに。]
そうか?
荷物を置いただけで使っていないからな。
大変なら言えよ?
[おろおろとした体を見せながらも遠慮の言で返されれば、
部屋を空ける事などは造作もないので、
少しばかり心配を寄せた瞳で見上げて。]
ああ、後で部屋へ持っていこう。
足の方は塗るのを手伝った方がいいだろうか。
[余計な世話を焼きすぎるのは子供扱いのしすぎかと考えるも、
久しぶりに再会した弟分の不自由な様子に申し出るのは
男にとっては、ごくごく自然な厚意であり。]
[ヨアヒムの喋り方から、居心地が悪いのだろうと読み取った。
年上らしく、大丈夫と安心させるように軽く肩を叩こうとする。]
本当に重要な話なら、そのうち村長直々に教えてくれるんじゃないかな?
[ヨアヒムの姉がでかけたことはまだ聞いていなくとも、家族を心配する気持ちは分かっている。]
まだ人狼の仕業と決まったわけじゃないし。
[噂話が人の口から口へ伝わる内に、より大げさになった可能性にそっと言及した。]
そうか……、意外だなぁ。
とにかく、生きて帰って良かった。
[>>30包帯の巻かれた左目の塩梅は全く解らない。
後で傷口を見せてもらうべきか否かで悩む。
癒せる怪我と癒せない怪我がある。
未だその目がどうなったかを知らぬ男は、
浅い傷であってくれれば良いと思うばかり。]
だってなあ、生やすなら顎だけでも良いんじゃないか?
[>>32ショックを顔に出すディーターに苦笑を。
しかし、子供子供と思って居たがこんな顔つきに育ったのか。
切られたと聞けば、眉を一度下げ。]
……お前も兵役に?
ってナリではないよなあ。今何をしてるんだ?
[片付けをしているのは見て取れるが、
一体なんの職についているのかという意を籠めて。]
あ、そうか。宿に泊まろう、そうしよう!
[良い事思いついた、とばかりに目を輝かせる。
あそこなら一人じゃない。
お酒でも飲んで寝ちゃえばいい。
そう考えたら、少しだけ気が楽になった**]
ゲルトさん、モーリッツじっちゃは話を聞いてくれる人を歓迎します。
会ったときは、いつでも遠慮なく聞いてください。
お医者さんの診察を受けるとき以外は、退屈しているくらいですし。
[ゲルトがモーリッツの話に興味を持ったらしいと、補足説明を加える。
微妙な雰囲気を払拭するように、明るい口調で。]
[それから、しばらく何か会話を交わしただろうか?]
おれはそろそろ帰ります。
モーリッツじっちゃが家で待っているんで、お昼ご飯作らなくちゃ。
[区切りがいいところで、パン屋にいる人たちに声をかけて、その場を辞去して自宅に戻った。**]
― →自宅
髭以外…って、ひでぇ!
[ようは髭を除けば昔のガキのまま、と言うことか。
わざと傷ついたようなリアクションを返すが、傷ついていないことは容易に見て取れただろう。
むしろ、シモンの痛々しい様子に一瞬だけ眉をしかめたが、すぐにふっと微笑むと]
ま、生きて帰って来たんだ…。
それだけで充分じゃねぇか。
[それだけを口にする。
自分も似たような場所に身を置いてるが、シモンと違う部分は、志を持つ彼のように高潔ではなく。
村人達には言えないような、汚い事を山程こなして生きてると言うことだろう。]
生きて戻ってこれるだけでも幸せ者…かな。
[>>37>>44 友と呼んだ者が、自分よりも若い者が、
次々と命を落としていくなかで。
怪我を負ったとしても命が残っているのなら、
それで十分であると呟いた。
包帯の下、左目に負った傷は眼球まで到達し、
既に何も映さぬようになっている事など、口にはせず。]
………そういうところが、変わってない。
[ディーターのオーバーリアクションに、
くつり、珍しく笑いを漏らして。
村に帰ってきてから大して時間も経っていないのに、
兵士になってから硬くなった表情は、
どんどんやわらかくなっていく。故郷とは不思議なものだ。]
/*
役職持ちブラフ。
素村だよ。()
恋愛RP村なのでこの辺にしておきます。
時間軸ってどうなってるんだろう。
明日に移っても良いのかな、これ。うーん。
おやすみなさい。
― 回想・自宅前 ―
仕事ってか、練習。急ぎの仕事はないから、ちょっと私服作ってみてる。
……3歩進んだと思ったら2歩戻るから、中々進まないんだよなー…
[機械は苦手だ、とぼやきながら、ヤコブの横に並び立ち]
パンか、いいな。
オレ甘いパンでも探すかな−。今日は何焼いたんだろうな、オットー。
…あ、そうそう。ヤコブも“ナスの収穫前に仕事着がもう一着欲しい”とかあったら言えよ?
今なら割引するぜ。
[パンの話と互いの仕事の話、交互に進めながら歩いて行く]*
/*
連投連投。
宿屋組:ニコラス、ディーター、ジムゾン、シモン
パン屋組:オットー、ヨアヒム、ゲルト、エルナ
パン屋→自宅:ヤコブ
移動中?:アルビン
こうか。
― 回想・パン屋 ―
[ヤコブと共にオットーのパン屋に入ると、近頃は見なかった人影がひとつ。9年程前に別れたきりのシモンだった]
……帰ってきてたのか……?!
そうそう、エルナ。エリーアス。
久しぶり、シモン兄。まさか戻ってくるとは思ってなかった。
[村から殆ど出ない身では、村外の事を知る機会自体多くない。シモンの家族が亡くなってからというもの、シモンの動向を知るきっかけすらめっきり減ってしまっていた。
…そう、会えて嬉しい、生きているだけで儲け物なんだから、と考えてしまう位には]*
そっか…ついにジジイも引退か、そりゃそうだよな。
[>>36 掃除を任されつつ、前の神父が引退した聞けば、やはり懐かしい記憶を思い出す。]
昔はよく、教会の水盆におたまじゃくしを入れたっけなぁ…。
[しみじみと、とんでもない事を告白しつつも手を動かす。
他にも扉を開けたら頭上のバケツからカエルが降る仕掛けをしたり、女の子に後ろから近づいて背中に毛虫を入れたり、子供の頃一通りの悪戯はやったと思う。]
(そういやアイツ、どうしてるんだ…?)
[些細な事から口喧嘩をしたのは、いつだったか。遠い昔のような、それ程でもないような――。
村を出ては突然帰って来てフラフラしていると指摘されてから、オットーとは気まずい関係が続いていた。
ディーター自身はオットーを嫌っているわけではないが。会うたびに邪険な態度を取る彼に、何となくこちらも素直にはなれないでいる。]
―パン屋の前のベンチ―
あー……レーズンはいつもと同じ変わらぬ美味しさを秘めているよ。
そしてこの期間限定のチェリーパイ…
甘さ控えめで美味しいな。
幸せだー。
お腹いっぱいになりそうだ。
[ヨアヒムと並んでパンを食べながら、さっきの話は忘れたかのように楽天的な発言をしている]
ヨアヒム、パン食べたら一度家に戻って
泊まる準備してきたら?
ま、まだ昼だし、一人でも大丈夫だよね。
夜は宿で、一緒にお酒のもー。
[にぱっと笑いながら。
パンを食べ終われば、家に戻るヨアヒムを見送り。
しばらくベンチに腰掛けて休憩していた。**]
だってさぁ、顎だけだとそんなに印象変わんなくね? それにこれ、この形維持するの地味に大変なんだぜ?
[>>37顎だけでも良いと言う意見に、掌で口元を隠して顎髭だけを見えるようにする。]
仕事はまあ…、シモンと似たようなモンかな…?
[何をしているかと聞かれれば、少し困った。
似たような仕事と言うのは嘘ではない。けれども、本当はもっと汚い――金のためなら何でもする仕事だったから。
人の命を救うニコラスには、堂々と傭兵をしていますとは言い出せなかった。]
/*
オレのところに流れてる時の流れがなんか違うから という理由で*つけて回想締めてたんだが、まさか返事貰えるとは思わず机ガタン。
/*
何かの折に振って貰ったネタを生かしたい(単語を意図的に重複させるとか)…が…
シモンが洗礼者だと“奇跡”を見る機会がなさそうなんだよなー。
まぁオレも初日誰占うかっつー問題がもれなくついてきてるんだが。ははは。
…誰にしよう…
……………。
[うとうとと微睡みながら、
呼びかけてみても返事はなかった。]
……食事をするだけして去ったか、
狂った殺人鬼の仕業か、それとも…
狂犬病に侵された狼か。
[殺されたという遺体の傷を見れば下手人はわかるかもしれないが、そこまでして確認するつもりもなかった。
それよりも重要な問題は、今後の身の振り方をどうするか、だ。]
……潮時かなあ。
なかなかいい村だったんだけどねえ。
[正体を隠しながら生きていくには、なるべく一つの所にとどまらないこと。それが自己流長生きの秘訣だ。]
出ていく前に、家畜の一匹でももらってくかなあ…
[旅で長いこと食肉が出来ないのは、辛いものがある。森での狩りで餓えはある程度満たせても、小さな獣ではなかなか満腹にはならない。そもそも、狼は群れで狩りを行う生き物で、時には獲物を仕留められなかったりもするのだ。
それよりも、大きくて大人しい家畜や……、
人間を襲った方が、ずっと簡単なのだ。
後処理が非常に面倒なだけで。]
そりゃ青々として、つやっつやのカエルが…って、ガキん頃の話だからな!? 今はしてないぜ!
[>>60笑顔を見せたジムゾンに気をよくしつつ答えるが、今もそんな事してたら問題である。]
あーあ。
全く、迷惑な話だよ。
僕は注意に注意を重ねて狩りをしてきたってのに。
[少なくとも、この村の人間を殺したことも、死体を食らったこともない。]
レジーナに挨拶しなきゃだねえ。
飲み会、実に楽しかったなあ…
[ふと。
無邪気な青年の子供のような笑顔を思い出して。
二度と会えなくなることを考えて。
――ずきりと、胸が痛んだ気がした。]
洗礼されると何か変わる…のか?
[>>60ずれた反応を示す神父に苦笑を浮かべ。
怒った司祭の怒鳴り声を思い出し、額を抑え。
教会に持ってゆけと頼まれた貰い物のワインを届ける手前、
件の悪ガキを連れて来てしまった男も怒りのとばっちりを受けた。
彼は同じように青筋を立てないのかと、横目で見たが。]
そこまで印象を変える必要があるのか…?
大変なら剃り落としてしまえばいいのに。
[>>62髭を生やした事の無い男は、ディーターの拘りが解らず。
どれ、と掌で隠された髭を引っ張ってみようと下顎へ手を伸ばし。
その気になれば、なんなく阻まれる程度の速度で。]
へぇ、シモン以上に意外だなあ。
お国の役に立つような生業をしてるとは。 関心、関心。
[言の内に秘められた職へは察しまでつかず。
成長したのだと思い込んでは、ふ、と笑みを零し。]
― パン屋 ―
[暫く表情は薄かったが、宿に泊まろう、酒も呑もう、という提案>>40>>46が出たのを聞いて、ふと昔宿屋であった一件を思い出す。自然と頬が緩んだ]
あの時みたいに呑みすぎんなよ?
呑むとしても、女将に怒られない程度にしとけ。
[そうは言っても、ゲルト達が呑み始めたら止める気はない。全くない。
件の酒盛りの時はたまたま仕事が立て込んでいて、宿屋への作業着納品ついでに“酒は呑んでも呑まれんなよー”と適当な忠告をしただけで去ってしまっていたのだ]
[後から酒盛りの顛末を聞いて、仕事を放り投げて共に呑みに行けばよかったと後悔した。…そんな面白いものを見逃すとは、と歯噛みした記憶が蘇る]
剃ったら、それこそ昔と変わんないって…。
あー…。
[>>67 ニコラスに下顎髭を引っ張れ、ちょっと涙目になりつつも答えるが、濁した部分を良い方に誤解された様子にばつが悪くなり、何となく視線をそらした。]
レジーナぁ〜!
パンとスープと、ブルストな〜!
[やがてニコラスの手が離れたころ、思い出した空腹にオーダーを通す。頼んだものは全く野菜っけがなかった。**]
[食事の前である彼らの前で打ち明けるのを悩んでいたが。
ややあって、シモンの耳元で小声で告げる。]
死体の検分とか……
[黒死病やスペイン風邪が猛威を振るったのは、少し前のこと。
それでも、小さな集落では完全に消滅していない病であり。
欧州を旅して周り、不自然な病に伏した
遺体の状態を確認しては対策を与える。
不思議な事に、遺体を一見して見抜く特異の眼を持っていた。
良い事ではあるのだろうが、異質な体質を少し気味悪く思う。]
[エルナも帰ってしまえば店にはオットーひとりだった。
客を待ちながら、しんと静まり返った店内でぼんやりと考え事をする。]
(そういえば、あいつの姿を見てないな…。)
[ふと頭に思い浮かんだのはディーターの事だった。
何故ディーターの事を思い出したのかオットーは分からなかったが深い意味はない。多分窓から見えた赤い屋根のせいだろう。
そして見ていないのは当然だ。ディーターが店に訪れた覚えはなく、偶然会うぐらいで接点はない。]
(ぼくは、きらい、だし…。あいつも僕のこと嫌いな訳だから別に良いし…。)
[外より涼しいとはいえ、夏が近くて気温は高くオットーはめげてしまいそうだった。暑さにまいって気だるげに机に突っ伏す。
そんな風に緩やかに午后の時間は過ぎていくのだった。**]
[人狼騒動について思う所を尋ねられたならば]
んー…大した事じゃないんだがな、旅人が死んだ辺りから寝付きが悪くて。
[ふ、と目線を逸らす。曖昧な表現にしかならないのは自分でもよく分かっていないからだろうか、等と自己分析をしながら、空いた片手で小銭入れを弄った]
………そうか。
[なるほど、それは口ごもるものだ。
死体の検分と聞けば――、
各所で猛威を振るっていた病の被害者も、だろうか。
男の所属していた隊は何ら問題なかったのだが、
一部の隊が病にやられたと、そんな話も聞いた。]
その………ごめん。
[あまり話したくないことだったかもしれない。
そう気まずそうに、ぽつりと漏らす。]
[グラスの破片も片付け終わり、改めて椅子に座る。
紅茶を頼むニコラスに確認され、「お願いします」と頼んだ。>>68]
……。
[松葉杖をつきながら、椅子に向かうシモンに視線を向ける。
やはり似ている──けれど、全く別の人間だ。
名前を聞けば、それは更に認識できて。>>82]
……シモン、ですか。よろしく……。
私は、ジムゾンと申します。二年前から、この村の教会の神父をしております。
[名を名乗り、少しだけ頭を下げた。
死んだ者と似た姿の者が生きて動いている様子を見られるのは、どこか嬉しくて、そして辛い。
でも、ちゃんと見るなりして「違う」ということを認識しておかなければ、シモンに対してもユリウスに対しても失礼だろう。
おかしな幻想に囚われてはいけない。と思った。]
[ヤコブが去った後も、暫くパン屋に留まる。オットーにレモネードを作ってもらえたなら、それを飲んで一息ついていた]
[自宅に戻るのは、腹の虫が“早くその手に持っているものをよこせ”とばかりに鳴いてから]**
仕立て屋 エルナは、負傷兵 シモン を能力(占う)の対象に選びました。
/*
そういや一応足踏みミシンが100年ぐらい前からあることは確認してたんだが、黒死病とは2〜300年ぐらい開いてたな。
手回しにしときゃよかったか。
…まぁ深いことは気にせずいこう、うん
― 村の入口 ―
[額から流れる汗を袖で拭う。
ようやく付いたとひとつ呟いて、右耳のピアスに触れる]
………本部へ報告。
人狼が出たとの噂の村に到着。
これより調査に入ります。
[僕には二つの顔があった。
行商人としての姿とは違う、もう一つの顔。
人狼を駆逐するための機関、結社のエージェントとしての顔で僕は本部へ報告をすると、通話のピアスをまた元に戻し、何食わぬいつもと同じ顔で宿屋へと向かうのだった]
[もちろんその報告は、隣にいるディーターにはバレないように、小声で行われたもの。
きっと彼には僕が何か独り言をつぶやいたくらいにしか見えないだろう]
もうすぐ宿屋ですねー。
あなたが荷物を持ってくれるから、本当に大助かりでした。
[ありがとうございます、と営業スマイルでキュルンと笑う。
宿に付く直前、ディーターの耳元に顔を寄せて――]
もしよろしければ、後でお礼に伺ってもいいですか?
[言いながら僕は彼の手を取り、その無骨な指の先に口付ける。
お礼という言葉に何を含むのか、言葉以上にモノを言う誘う瞳で見上げて]
サービスしちゃいますから。
[なんてやりとりがあったのは、二人だけの秘密です*]
[>>79こちらに歩む事を躊躇っている風に見えたが、来たのを見計らい、座りやすいように椅子を後ろへ引いておく。]
いや、……良いんだ。
飯時に良い話じゃないなと思っただけで…。
[半分は嘘だったが、気まずそうにしているシモンに、目を細めて笑う。]
昔よりも内気になったのか?
『にいさん』に気遣いするなよ。
[>>83紅茶に関して、是と受ければ陶器の湯呑みを傾け、注ぎ。]
レモンかミルクか…、何もいれないのか。
[平皿に用意された輪切りレモンと、小さなミルクポットを順繰りに指で示し。砂糖入れにはまだ手をつけず。]
そういえば、ユリウスというのは?
[盛大な勘違いの発端になった人物。
今も未だ神父の態度を違和感あるものに変えているユリウスとはどんな相手なのかと、空気を読まずに尋ねながら手を動かす**]
― 回想・エリーアスの自宅前→
エルナさん、なるほど。
その発想はなかったです。
[雨と晴れが交互に来たらいいと言うエリーアスの考えを聞いて、いいアイディアだと大きく頷いた。]
いつ雨が降るかと気を揉むことも、雨続きで仕事が滞ることもなくなりますし。
練習ですか。努力されているんですね。お疲れ様です。
苦手なものなら、目に見える成果が中々出ないのが普通ですよ。
[隣に並んで家で何をしていたかを説明するエリーアスに、内心それで気分転換に外に出たくなったのかと納得しつつ、慰める言葉をかけた。]
割引ですか?!
ありがとうございます、じゃあ、トマト収穫用に一枚注文します。
[割引と聞いて、尻尾を振る犬のように大喜びで注文を出した。
去年まではモーリッツが手伝ってくれたけれども、腰を痛めて休養中だ。最盛期には手伝いを雇うべきだろうけど、仕事の負担が増えることは間違いない。
それに備えて、作業着を増やしておくのはいいだろうと考えた。]
でも、トマトの収穫はまだ先ですから。急ぎじゃないくていいですよ。
[そんな話をかわして、パン屋へと向かった。*]
― 宿屋 ―
[先に借りた部屋へ入り、荷を下ろす。
大切な商売道具とはいえ、重いものはやはり重い。
軽くなった肩をぐるりと回し、コキコキと鳴らしながら]
それじゃさっそく噂の調査でもしようかね。
ただの噂であってくれればいいんだけど。
[自分と同じように人狼の噂の調査に向かい、そしてそのまま帰らぬ人となった同僚たちの顔を思い出しながら、僕の手は彼らの冥福を祈っていた。
神など信じてはいないけれど、やはり最後に人がすがるのはそう言った存在であることを、僕は何度かの騒ぎを経験して知っている]
そう言えば――……。
[神、と言えばこの村の神父は元気にしているだろうか。
淋しがりやの彼に請われて何度か褥を共にした事があった。
まあ、本当にただ共にしただけでそれ以上の行為はまだないのだけれど]
― 回想・パン屋 ―
[自分と同じく見たことはない、と言いつつも、オットーが図書館の資料を見たという話は初めて聞いた。
そうだったのかと幼馴染の横顔をつい眺めてしまう。
それでも、人狼の話が出てから、ヨアヒムは居心地悪そうにしているし、オットーも茶化すような言い方をし始めたし、これ以上自分から蒸し返さないと心に決めた。
かつて3人でよく遊んだ。だから、和んだ空気を壊したくなかった。
オットーと同じく、年齢を重ねてもヨアヒムは可愛い弟と思っている。
オットーが本心では自分を気遣ってくれることが分かっている。何をきっかけに人狼について調べたのか知らないが、大切な幼馴染が自分から言わないなら、無理に聞き出すつもりはない。
ただ、オットーから打ち明けられるならば、いつでも相談に乗ろうと思っている。]
― 回想・パン屋 ―
[自分と同じく見たことはない、と言いつつも、オットーが図書館の資料を見たという話は初めて聞いた。
そうだったのかと幼馴染の横顔をつい眺めてしまう。
それでも、人狼の話が出てから、ヨアヒムは居心地悪そうにしているし、オットーも茶化すような言い方をし始めたし、これ以上自分から蒸し返さないと心に決めた。
かつて3人でよく遊んだ。だから、和んだ空気を壊したくなかった。
オットーと同じく、年齢を重ねてもヨアヒムは可愛い弟と思っている。
オットーが本心では自分を気遣ってくれることが分かっている。何をきっかけに人狼について調べたのか知らないが、大切な幼馴染が自分から言わないなら、無理に聞き出すつもりはない。
ただ、オットーから打ち明けられるならば、いつでも相談に乗ろうと思っている。]
[それにこの場には、ゲルトとエリーアスもいる。
ゲルトは話を続ける気はなさそうだし、エリーアスは会話に加わらないものの、顔が暗くなっていることが見て取れた。
ここらへんが切り上げどきだなと判断して、お年寄りに話を聞くことはいいことだ、と告げるゲルトに向き直った。]
じっちゃは不思議に昔のことはよく覚えているんですよね。
ばっちゃに一目惚れしてプロポーズをしたあたりなんか、よくそこまで、と思うくらい詳細に話してくれますし。
嗚呼でも、一旦話を聞きに行ったら、数時間かかるのは覚悟した方がいいかもしれません。
人狼の話をピンポイントで聞きたいのでしたら、「モーリッツさんが苦労された経験を是非。人生の先輩の話を聞いて、勉強したいです。」と言うのが一番早道ですよ。
[なるべく和やかに聞こえるよう、微笑を浮かべて説明する。
エリーアスもモーリッツに話を聞こうと思っているとは知らないが、参考にはなるかもしれない。]
[それにこの場には、ゲルトとエリーアスもいる。
ゲルトは話を続ける気はなさそうだし、エリーアスは会話に加わらないものの、顔が暗くなっていることが見て取れた。
ここらへんが切り上げどきだなと判断して、お年寄りに話を聞くことはいいことだ、と告げるゲルトに向き直った。]
じっちゃは不思議に昔のことはよく覚えているんですよね。
ばっちゃに一目惚れしてプロポーズをしたあたりなんか、よくそこまで、と思うくらい詳細に話してくれますし。
嗚呼でも、一旦話を聞きに行ったら、数時間かかるのは覚悟した方がいいかもしれません。
人狼の話をピンポイントで聞きたいのでしたら、「モーリッツさんが苦労された経験を是非。人生の先輩の話を聞いて、勉強したいです。」と言うのが一番早道ですよ。
[なるべく和やかに聞こえるよう、落ち着いた口調で説明する。
エリーアスもモーリッツに話を聞こうと思っているとは知らないが、参考にはなるかもしれない。]
[気がつくと、ヨアヒムが宿に泊まると言い出して、ゲルトからお酒飲もうかと持ちかけられている。
飲みすぎるなと忠告するエリーアスの言葉で、あの酒盛りの顛末を、かくかくしかじか、まるまるさんかくと事細かに説明したのは自分だと思い出した。
面白いものを見逃したと歯噛みするエリーアスに、じゃあ次の機会があったら是非、と声をかけた。レジーナに超怒られた手前、さすがにあのときほど混沌状態にはならなくても、楽しい酒盛りにはなりそうだ。
だから、エリーアスに向かって頷く。]
ですね。
また一週間罰掃除とかさせられたら、大変ですから。
僕も一人寝はさびしーし、別にいいんだけどね。
[それでも少しだけ物足りないと思ってしまうのは、
欲深い人の業だ。
いつかあの神父を襲ってやったらどんな顔をするだろう。
それはとても愉快な想像で、僕はくつくつと笑みを零す]
さて、と。
荷解きも終わったし、なにか食べるかあ。
[んーと小さく伸びをし、部屋を出る。
朝、出立前に食べたきりで空腹の腹をさする。
まずは冷たいものを飲んで、それからレジーナの美味しい料理の相伴に合おうと、食堂へ向かうために階段をゆっくりと降りていった]
[店を出る前、オットーに振り返って仕事の話をする。]
そうそう。
この前、新玉ねぎ収穫したんだ。必要なら持ってくるけど、どうする?
[さてオットーは何と答えるだろうか?
店を出るとき、手を振ったエリーアスに手を振り返した。]
― 宿・食堂 ―
こんにちは、お久しぶりですー。
あれ? 皆さん、お集まりですね。
[男ばかりのメンツが揃う食堂の様子に、驚いたように瞳を数度瞬かせた。
その中に先ほど荷物を運ぶのを手伝ってくれたディーターがいるのを見て、はろはろーと片手を小さく振る]
なにか難しい相談でも?
僕、席を外したほうが良いですかね。
[なにやら真面目な話をしている様子に、とりあえず首をかしげながら尋ねた]
こんにちは。一ヶ月ぶりですね。
……い、いえ。別に難しい相談なんかじゃないですよ。
お昼を食べるところだったんじゃないですか?
[席を外した方が良いかと首を傾げるアルビンに、遠回しに、居てくれていいと答える。
淋しがりやな自分を十分に知られている相手なので少し迷ったが、話す部分を考えればいいだけだと思い直し。]
[ジムゾンがこちらに気づいたのを見て、僕はにっこりと笑う。
彼はいろんな意味でお得意様だ。
愛想は振りまいておいて損はない。
すすす、とそのそばへ移動する]
ええ、ひと月ぶりです。
ジムゾンも相変わらずお元気そうでなにより。
今回もとびきりいい商品を揃えてますから、どうぞご贔屓に。
[ほかの面々には見えないようにウィンクをばちん]
はい、朝食べたきりでお腹ぺこぺこなんですよ。
皆様が構わないならば、食事をいただいても構わないですか?
[>>87 引かれた椅子に、ありがとう、礼を告げ。
死体の傍で食べ物を口にする事も慣れてしまった男には、
食事中であれ、気になるような話でもない。
ただ、神父――ジムゾンと名乗った彼>>83の耳には入らない方が良い話か。
ディーターに関しては、自分と同じような事をしているのならば、
気にする必要もなさそうだ。]
……ニコラス兄さんが思ってる程子供じゃないぞ?
[彼の中では、自分はまだ子供の頃のままなのだろうか。
18年も経過すれば、遠慮やらなんやら、覚えるに決まっている。
苦笑をしながら、肩を竦め。
若干口調が崩れているあたり男なりに甘えているのだが、
昔と比べれば微々たる変化なため、ニコラスが気づけているのかは分からない。
レジーナにスープとサラダを頼むと、
野菜けのない注文をするディーター>>71に笑みを漏らす。]
[そう、確か――ひと月程前の事だ。
とある村に立ち寄った際に世話になった行商人。
彼からは旅に必要な道具を買ったのだったか。
あの時の男は、左足はまだ動かすことは出来たし、
左目にだって包帯は巻かれていなかった。
いまは持ち歩いていない、得物も持っていた頃だ。]
[男はその村でひとつの騒動に巻き込まれる。
それを知るのは男自身と、その騒動に立ちあった者のみ**]
[>>98レモンのみと所望されれば湯気立つ紅茶に浮かぶは輪切りのそれのみ。砂糖も入れない。
言葉を濁す様子と、生きていたのかという言葉を思い起こせば、帰らざる者なのかと今更見当がついてしまった。]
ああ、…なるほど。
[なので商人の来訪>>97で話が途切れても、気にする事はなく。
話の続きは促さずに。]
いや、俺が席を外そう。
[シモンが食事を終える頃まで散歩して過ごす事を考え、カップを空にして席を立つ。]
そうだな、お前もディーターも立派になった。
いつまでも子供扱いは割に合わないかもしれないな。
[>>101苦笑いには、同じように曖昧な笑みで返し。
行商人に軽く一礼だけして、宿屋を離れ表へと**]
[ジムゾンの側で食事の準備をしながら、僕はゆるりと食堂ないの面々を見回した。
その中にひとり、この村では見たことのない顔を見つけて]
…………あっ!
[思わず声を上げてしまう。
そう、彼を会ったはひと月ほど前のこと。
人狼事件の噂のある村で、共に命からがら生き延びた騒動でのことだ。
顔に包帯を巻きすっかり様変わりしているが、彼の空を写し取ったようなブルーアイズに代わりはなく。
ただ片方しかその瞳が見れないのは、少しだけ寂しいような気持ちになる]
[とりあえずシモンへ、人差し指を口元の前で立てて、
僕らのことは秘密だよ、とアイコンタクトを送る。
………うまく通じているといいのだけれど。
それからジムゾンの方へ向き直り]
勿論。
今回も素敵な商品を相談させていただきますよ。
[ふにゃりと子猫のような笑みを浮かべて、用意してくれた席へ座る]
ありがとうございます。
……っと、旅人さんはお出かけですか? 行ってらっしゃい。
[入れ違いに出ていく男へは、そう背中に声をかけた]
[無理はしなくても、と言ってくれるシモンには、「ありがとう。大丈夫です」と返して。
ふにゃりと小動物みたいな笑みを浮かべたアルビンを見ると、頭を撫でたくなって手を伸ばした。]
アルビンはいつも可愛いですねぇ。
[紅茶も飲み終えたニコラスが席を外すのを見送り、場が落ち着いたら話を再開した。]
それで……先程の話ですが。
ユリウスは、前にいた村の住人で……病で亡くなった人です。
ご家族が治療費を稼ぐ為に留守がちだったので、私は毎日のように訪れては看病をしたりお話をしたり……。
結局、17歳という若さで神に召されてしまったのですが。
[これだけ話せば説明としては十分だろう。そう思ったが、何故か言葉は止まらずに。]
…………死に目に、会えず。最期を、一人にさせてしまったので。ずっと心残りで……。
……だから、亡くなったと解っているのに。先程は似ている貴方を見て、つい「生きていたのだ」と思ってしまって……すみませんでした。シモン。
[どこか泣き出しそうな顔で、シモンに対して頭を下げた。]
[脳裏に、何度も何度も蘇る声。
『神父さまが来てくれるから……僕、さびしくないよ』
『苦しいし、外にも出られないけど……毎日幸せなんだ』
『……死ぬのなんて怖くないよ。だって……死ぬ時は、神父さまが一緒に、いてくれるでしょ……?』
握った手の細さ。弱々しい声。彼に残された人生が短いことは解っていたのに。
何故、たった一つの願いすら叶えてやれなかったのだろう。
それは深い後悔となって心に残り、いつまでもいつまでも離れないのだった。]
―パン屋の前のベンチ―
[オットーが差し入れてくれたレモネードは、
ひんやりとしていて、さっぱりして美味しい。]
ああー…生き返るー…
[堪能している。飲み終われば、パン屋の扉をちょっとだけ開けて、適当な台の上にお金を置いて。]
ごちそうさま!オットー、お金ここ置いてくから
忘れないでねー!
[オットーに大声で告げると、扉を閉めた。*]
[ジムゾンの手を見つめていたら、頭を撫でられた。
結構僕も、いい年なんだけどなあと思わなくもないけれど、彼の大きな手は嫌いじゃない。
むしろ好きな方なので、させるままにさせておく]
あはは、ありがとうございます。
でも僕よりもかわいこちゃんは、ほかにいると思いますよー。
[例えば、そう。淋しがりやの神父様なんてね。
心の中でそう付け加えて、テーブルのした、見えない位置で彼の手をそっと撫でる。
ジムゾンが喪った誰かの話をするのには口を挟まず、ただ黙々と湯気の上がる食事を口にしながら聞いていた。
時折辛そうな様子を見せるならば、その背を抱いてやるくらいはするつもりで]
―午后のパン屋―
[きっと、9年前にシモンに別れを告げられていたらオットーは泣いた。行かないでくれとねだったかもしれない。
(>>0:96)大きくなったとシモンは言ったけれどそんな事はないと思う。(>>0:113)だって彼が自分の頭を撫でてくれた時に涙が一粒零れ落ちて白いエプロンに小さな染みを作ったんだった。ちょうど顔を俯かせていたから泣いた事に気がついていないと良い、良い年して情けない。
自分を心配して大丈夫だと言った事は分かっていたけれど違うだろと反論する。]
そういう問題じゃないだろ…。治らない傷だってあるんだから。
[涙の訳は分からなかった。シモンに再び出会えた事を素直に喜べばいい。シモンがヤコブ達と会話する姿を見て満足すれば良い。
なのに長い間抱えていた不安は引かなかった。暫くの間とシモンは言ったから村を出て行ってしまうに違いない。
自分が子供でなかったなら…、大人をやれていたならシモンの抱えている事情を聞けたかもしれないのに。]
[あの時もそうだったと街で過ごした日々に思いを馳せる。
慕っていた人がいた。シモンには出来なかった事をしたもののオットーは置いていかれた。
その人の顔が思い浮かんだ所でぱちんと夢から覚めた。
どうやらうたた寝をしていたらしい。
頬を伝う汗が現実だと教えてくれる。]
―少し前のパン屋―
[モーリッツが人狼に詳しいなんて知らなかった。今まで友人や知人に人狼の話をした事がなかったので聞く機会がなかったのだ。
(>>92)人狼の話をしてる最中にヤコブの視線を感じたが気付いていない振りをしてしまう。ヤコブの心中まではオットーには分からない。
(>>96)ヤコブが店を出る前、ヤコブは振り返って仕事の話をした。季節の野菜は客に喜ばれるので是非持って来て欲しいと頼む。]
ああ、じゃあお願い。
ついでに小麦も頼んで良い?
[どうせ僕は店番をしてるから好きな時に来てくれと言い、目線だけでヤコブの事を見送った。]
―宿屋―
[昼食を終えれば、風と一緒に村の中を散歩して。
しばらくぶらぶらしながら、宿泊している宿屋にやってきた。]
おお。今日は千客万来だねー。
ディーター久しぶり。
あっ、アルビンだ。そうか、もうそんな季節か。
[アルビンを四季の風物詩扱いし。]
ねね、インク瓶持ってきてる?
あったら後でちょーだい。
[物書きだというのは特に自分からは率先して伝えてないけれど、聞かれたら答えるし、インクを求める頻度でバレているだろうか。]
ジムゾンもいるねー。
今日も元気にセクハラしてるの?
[KYだった。
なお、ゲルトはひらひらとジムゾンのセクハラを避けたり、万一セクハラを食らったら裏拳でびしっとやるくらいの反撃はする。]
[新たにやって来たゲルトへ手を小さく振る。
インク瓶があるかと聞かれれば頷いて]
もちろんあるよ。
インク瓶だけでいいのかい? 羽ペンもセットで買ってくれるなら、安くしておくけど。
………いいものを使うと、日記をつけるのもきっとはかどるよ。
[彼の職業がなんなのか薄々気づいてはいたけれど、それを口にするのは二流の商売人だ。
極力顧客が口にしないことはこちらも口にせず、
それでいてイイものを売るのだ。勿論多少勉強するのは覚悟の上だけれどね]
[歳なんて関係ない。少しの間だけ撫でた。]
そうですか?
[比較の問題ではなく、自分が可愛いと思ったら可愛いんです。と言おうかと思ったが、テーブルの下で手を撫でられれば黙って少し俯く。
撫でてくれる手をそっと握って。話を再開する頃には離した。]
そうですよ。
可愛いって言葉は二人きりのときに言うものだって、
えらい人が言ってました。
[クスクスと、冗談を口にする。
軽いようでいて変なところでまっすぐなこの神父が好ましいと思うのは、きっと情が写ってしまったからなのだろう]
[礼を言うジムゾンへどういたしましてと、微笑んで。
それからゲルトへ商談の話に映る。
ぺろりと唇を舐めて、まず原価を計算する。
原価があの値段なら、あそこまでなら値切られても大丈夫だと最低ラインを決めて]
羽ペンはいいものだよ。
珍しい白鳥の羽で出来た純白のペンでね。街じゃ今大はやり。
………ぐらいでどうだろう?
[と、提示した値段は定価の1割引。
勿論相手が値切ってくると予想してのもの]
/*
考えてた負縁故()
ヤコヨア:喧嘩友達
ディーター:お互い口が悪い。仲は険悪。
神父:セクハラに引いてる。
それとアルビンの客だと知ってる。
好きじゃない人と寝れる事が信じられない。
アルビン:商売の事を知ってる。
好きじゃry
負縁故LOVEです。
/*
シモンがもてもて。シモニコが良い雰囲気かな…?
是非とも応援したい。
アルジム?ゲルヨア?
ニコとエルもフラグ?
流れるままにー。
[ゲルトが提示した値段は、まあ最低ラインより少し上の値段だった。
その値段にしてもギリギリ儲けは出る。
だけど――]
んー、その値段じゃちょいと厳しいかなあ。
この辺でどうだろう?
今を逃せば、多分白鳥の羽ペンなんて珍しいものは、
今値段じゃ買えなくなると思うんだよね。
[上目遣いにゲルトを見ながら、二割引の値段を口にした]
― 回想・パン屋 ―
[安心しろと言うようにヤコブに肩を叩かれ>>34、良い年して、とオットーに茶化され>>38、困ったように笑った。]
苦手なんだよね…いまだに。
[昔はよく、暗いところが怖いの一人が嫌だのめそめそしていた。
流石にこの年になってそんな事言うのは恥ずかしいけれど、怖いものは怖い。
エルナだって何だか暗い顔をしているし>>57。その顔をちらっと見て、ますます不安になる。
ヨアヒムにとって、エルナは大人の男、と言う感覚があった。年齢が上なのもあるが、職人と言う感じに憧れがあったのかもしれない。
だから、そんなエルナが暗い顔をしているのはなんだか落ち着かなかった。]
[どうやら二割引で相手は納得してくれたようだった]
毎度ありっ。
こちらもいい勉強させてもらったよ。
あとでゲルトの部屋に商品届けに行くね。
[揉み手をする勢いで営業スマイルをにっこり。
値切りバトルを見守るジムゾンへは、背中でこっそりピースサインを送る。
いい商売ができたと言うように]
[人狼の噂が広がり、実際に死体まで出たならば、なるべく早く離れた方が身の為だ。結社員がどこに潜んでいるかもわからないのだから。
こうして、アルビンから物を買うのも恐らくは最後となるだろう。
そう思えば、原価で買ってやれば良かったかな、とちょっとだけ思う。
新しい羽根ペンとインクは、持っていくつもりだ。]
― 回想・パン屋 ―
オットー、分かった。
じゃあ、めし食い終わったら持ってくる。
[新たまねぎと追加の小麦粉の注文を受けて、真面目な表情で頷いた。
先ほど見つめたとき、オットーは自分の視線に気づいたのか気づいてないのか、判断がつかなかった。
しかし気にしない。真実がどちらにせよ、相手が反応しない場合は、こちらから必要以上につっつかないことをモットーとしている。]
うん、お願いー。
[実際はアルビンの手の平の上に乗せられているが、値切れたからいい買い物出来たと思っているし、品質が悪かった事はないから、内心ニコニコである。お互いが幸せなので良い取引だろう。
ちなみに、ゲルトの部屋は1階の端の、物置部屋よりは広い程度の狭いお部屋である。]
[アルビンのピースサインを見て、おやおや、商売上手ですねえ。と思う。
でも顔には出さないよう頑張った。
彼が商売人であることを思えば、毎度添い寝を頼んでいることが少し申し訳ない気もする。
相手が違えばもっと稼げるはずの一晩を、お金のない自分に使わせてしまっているのだから。
後で聞いてみようか。と、少し思った。]
― 自宅 ―
[急いで帰ってくると、ちょうどモーリッツも到着したところだった。
ゆっくり歩いていたし、途中知人に会って話していたようだ。]
じっちゃ、おれ、すぐめし作る。
そのあとでオットーんとこに配達に行くつもり。
[すると、モーリッツは宿屋の温泉に入りたいから連れて行けと言い出した。]
いいよ、分かった。
でもめしのあと、すぐ風呂入るのは体に悪いから、休憩してからな。
[了承の返事をすると、昼食の準備をし始めた。]
― パン屋 ―
[昼食のあと、一輪車に小麦粉の袋と新玉ねぎ入りの籠を乗せてすぐパン屋に引き返した。]
オットー、配達に来たぞ。
これさ、どこに運んだらいい?
[オットーに尋ねたあと、ふと思い出したように告げた。]
嗚呼、そういやモーリッツじっちゃが宿屋の温泉入りたいって行ってる。
よかったら、オットーも一緒に来ないか?久しぶりにレジーナさんの焼いてくれるクッキー、一緒に食べよう。
[自分は一応今日の分の仕事は終わらせたが、オットーには店番とかあるかもと思って、控えめに聞いてみる。
レジーナが焼いてくれるクッキーは、子供の頃、遊んだあとによくご馳走になったものだ。オットーは覚えているだろうか?]
[前来た時と変わっていなければ、ゲルトの部屋は一階の端の部屋だろう。
まあ、違っていればその時はレジーナに聞けばいい。
ついでに他にも買ってくれるものがあるかもしれないから、なにか二三品見繕って持っていこうと頭の中で算段を付ける]
それじゃまた後で。
ジムゾンも……またいつでも、ね?
[と、囁きを残して。
食べ終えた食器を返しに、食堂を出て厨房へと向かった**]
/*
うっかり忘れそうなので、ジムゾンの思考設定をメモ。
・大事な人が居なくなって淋しいので触ったりする
・また大事な人ができれば淋しくなくなるかな?と思うものの、なんとなくユリウスに対する裏切り行為のような後ろめたさもあって、
恋がしたいと思いつつ、色んな人に可愛いとか言ったりセクハラもするという、恋人ができないような矛盾した行動に出てしまう。
/*
そしてジムゾンとユリウスは共依存関係だったと。
本音では病気治ってほしくないとかチラッと思ってたんだよねジムゾン。だから余計に後ろめたい。メモメモ。
[紅茶を飲み終わったので、カップや自分の食器を手にレジーナの元へ行き、割ったグラスの弁償代を含めた代金を払う。
アルビンの所に行こうかとも思ったが、彼は先にゲルトの部屋を訪ねるのではないかと思ったので、それは後にすることにして。]
……あ。そういえば。
[誰かの皿に乗っているパンを見て、ふと思い出し。]
皆さんは、ご存じでした?
遠い村で人狼が出たという話を。
旅人の……ああいや、彼は元々この村の方でしたね。……ニコラスという方が話してらしたんです。
[この村にとって、それどころではない事態が起きていたことは未だ知らず、そう口にした。]
…………
(何かあったら…僕だって…)
[思わずそれに手を伸ばしかけ、ふ、と躊躇う。]
『男なんだから、大事な人を守れる盾、にならないとダメなんだからね』
[何かとあればすぐにめそめそするヨアヒムに、姉は良く言っていた。]
盾かぁ…
[武器を持ったからと言って強くなれる訳じゃ無い気がして、ふぅ、と息を吐くとその手を引っ込めた。
それから、荷物を持ち直すと扉に手をかける。]
いってきまーす。
[応えの返ってこない家を後にして、真っ直ぐに宿を目指した*]
―回想:パン屋のベンチの所―
だよねー、あはは。
[大丈夫に決まっていると返されれば、笑った。>>144
村に来たばかりの頃、後ろをついて回られたことや、先のシモンに対する「遊ぼう」発言から、ヨアヒムのことは子供に見えて仕方ない。
でも、たまに子供扱いすると、ちょっとだけ強がりが返ってきて、それが面白かったりするのだった。が。]
……おおい、それ別の意味に取れるぞー。
[ヨアヒムの捨て台詞にかく、とコケかけた。
子供だと思ってたらこういうことを不意打ちで言うから、侮れない。でもヨアヒムのことだから、別の意味がある可能性はこれっぽっちも考えていなかった。*]
んー?
何か、人狼に襲われたっぽい死体が発見されたー…
とかいう話をオットーから聞いたよー…
[うとうとしながら、寝るの大好き楽天家は、ぼそぼそ呟いた。今にも寝そうである。**]
[厨房に運ぼうとしてヤコブからの誘いにぴたりと脚を止める。]
そういえば腰痛が辛いってお爺ちゃん言ってたな。
温泉は腰痛に効くって言うもんな。
[子供の頃に遊んだ後にご馳走になったクッキーを思い出しだして懐かしむ様に言う。]
クッキーか。懐かしいな…。
遊んだ後に良くご馳走になったね。
ヨアヒムががっつくものだから喉にクッキーを詰まらせたりして…、慌てたりしたなあ。
[クッキーを口一杯に頬張っていた小さなヨアヒム。クッキーはまだ山ほどあるのに焦って飲み込んでいた。
本当にまだ小さかったオットーはどうすれば良いか分からなくて「レジーナさん、ヨアヒムがしんじゃう!」って大慌てだった。その時からヤコブは冷静だった記憶があるが実際はどうだっただろう。]
僕も子供だったしどうすれば良いか分からなくて…。そういえばヨアヒムのそういうとこ変わってないな。
[(>>142)先ほどゲルト達にレモネードを差し入れした時もパンに夢中になって喉を詰まらせていた。
子供のヨアヒムと重なって見えて可笑しい気持ちになって、こっそりと先ほどのヨアヒムの様子をヤコブに悪びれた様子も無く告げ口した。]
…てことがあってさ。
そうだね、久しぶりに食べたい…な。
[昼時も過ぎている。客も来ないだろうから大丈夫だろう。
厨房に食材を運べば代金を支払い。店の扉に「CLOSE」の札を下げて、ヤコブと一緒に宿屋へと出掛けただろうか。]
……村長なら、きっと詳しくご存じですよね。気になるので、話を聞いてきます。
[そう言って、食堂を出て行こうとする。
出て行こうとしてヨアヒムとすれ違う際に、お尻を撫でようと手を伸ばし、ニッコリ笑いかけることは忘れなかった。**]
オットー、厨房に籠を運べばいいんだな?分かった。
[頼まれたことを反芻して、オットーが小麦の袋を持ち上げるよりも先に籠を持ち上げる。
オットーの言い回しに軽い違和感を覚えたが、原因が分からないため、表情にも出さなかった。]
うん、温泉に入ったあとは楽になるようだ。
モーリッツじっちゃも長年働いていたし、大切にしなくちゃって思ってる。
[ぴたりと足を止めたオットーに頷いた。
年寄り扱いするとモーリッツが怒るのはよく分かっているから、本人がいない場所でも年齢は話題にしない。]
そうそう、あのクッキー、ヨアヒムも一緒にご馳走になったっけな。
[オットーの思い出話に目を細める。
慌てて食べるヨアヒムは良く覚えていた。
モーリッツと一緒に暮らしていたせいだろうか、幼い頃から妙に冷静だった青年は、一緒に出されたミルクを差し出して、”おちついて。これをのんで。”とヨアヒムに言っていた。]
うん。ヨアヒム、今でも変わってないな。
そういうところが弟みたいだから、放っておけないんだけど。
[子供だったし、には直接返事をしないで、ヨアヒムの話に頷く。
もし小さい頃はしょうがないと思う、と考えを正直に言ったら、そうでなかった自分をオットーが思い出したときに藪蛇な気しかしない。一般的に見たら慌てるオットーが普通で、冷静だった青年が変わっていたと誰もが言うにしても、だ。]
ふふ。そんなことがあったんだ。
まーでも、あんまりからかうとヨアヒムが機嫌悪くするかもしれないから、おれは黙っているよ。
[オットーがヨアヒムの様子を聞いてくすりと笑う。悪気がないのは分かっているから。
多分ヨアヒムが可愛くて、3人遊んでいた思い出話からつい口にしてしまったのだろうと予測している。]
ああ、それじゃあ行こう。
[賛成してくれたオットーに微笑んで、厨房に食材を運んだあと、料金を受け取った。
パン屋を閉めるオットーと宿屋に行く途中でモーリッツと合流する。道中モーリッツは、若い頃村に大鹿が現れて畑を荒らした事件を話した。
人狼について言い出したらとはらはらしたが、結局その武勇伝を聞いている内に宿屋に到着した。]
あ、うん、そうだね。いってらっしゃ…
[表情を曇らせたジムゾンが村長の所へ行くと言うので見送ろうと思ったら]
ぅひゃぁ!もう!やめてってば!神父様のバカ!
[ちょっと心配したのに損した、と恥ずかしさを誤魔化すようにぷんすか喚いた**]
― 宿屋 ―
ジムゾンさん、ごきげんよう。
今日はモーリッツじっちゃが教会でお世話になりました。
[宿屋でどこかに出かけるらしいジムゾンを見つけて、丁寧にお辞儀をする。
日頃から、モーリッツには受けた恩は忘れるなと口を酸っぱくして言われている。今日は本人が一緒にいるから尚更だった。
モーリッツも”おや、また会いましたな。”とジムゾンに挨拶をしている。]
[(>>162) 幼い頃のオットーはヤコブへの対抗心をむき出していた。
慌てるオットーを余所にヤコブが冷静に対処して一難は過ぎ去った。苦しそうにするヨアヒムに??とパニックになっているオットーをレジーナは大丈夫だよと慰めヤコブを偉いねえと誉めた。
自分と違って妙に大人びたヤコブが面白くなかったのだろう。むすーっとむくれながらクッキーを食べた自分は子供ぽかったな…と思う。]
そうだな、ヨアヒムは可愛いよな。そういうとこ…。
怖がりなとこも変わらないし。
[いや、実際に子供だったんだし!こいつが子供の癖に冷静過ぎたんだ…。
ヨアヒムを弟のように愛おしむような発言をする裏腹、そんな事を考えていた。
勿論、ヤコブの気持ちなんて知らずに。もしかしたら、知らず知らず、ヤコブを見る視線も鋭くなっていたかもしれない。]
―→宿屋―
[途中モーリッツに捕まりながらも宿屋へとついた。
道中に話を聞かせてくれが、申し訳ないと思いながらもオットーはその殆どを聞き流した。というのも聞いた事がある話だったので。何度も経験からモーリッツの話に打つ相づちもお手の物である。]
あ、ジムゾン…。こんにちは。
[宿屋へ着くと何処か出かけるらしいジムゾンと鉢合わせして挨拶をする。]
―宿屋―
[どうせ宿にはパンを配達する予定だったのだ。
長居するつもりはない。]
本当にお前ら酒が好きだよな。
程々にしないと、またレジーナさんに怒られるよ。
[ゲルトとヨアヒムの姿を見つければ「また会ったな」と挨拶をして、彼等がパン屋で話していた内容を思い出して、
前に泥酔する程呑んでいた癖に自分自身の事は棚に上げて、呆れた様に笑っただろう。]
[>>117宿の出口へ向かう前に金髪の青年と。
>>154そしてしばし歩いた先に宿の方角へ向かう青年と通りすがる。
どちらも軽装から察するにこの村の住人だろうけど。宿無しの若者が多いのか、それとも食事や温泉が目を引いているのか。
千客万来の宿を一度振り返り薄く笑う。]
俺が宣伝するまでもないかな。
[風と砂を避ける為に羽織っている深緑のケープ付きマントが翻る。
ところで、男の装いは明かに旅人のそれ。
『近くで旅人が人狼の犠牲になった』と耳にした者にとって、このタイミングで来訪したいかにも旅人風な男をどう思うか。
人狼よりも幽霊の方が若者には馴染みがあるかもしれない。
そも近くで遺体が出たなど、男は未だ知らないから考えも及ばぬこと。
長い金糸は鍔広の帽子の下で、男の意に反して揺れ遊ぶ*]
[パン屋でオットーと話していたとき、青年が冷静すぎると突っ込まれていたとは気付けない。だがもし突っ込まれていたら、自分でもそう思うと返しただろう。
何故ならジムゾンに触られたとき、真面目な顔で「どうしてそんなことをするのですか?」と静かな口調で聞いてしまったから。我ながら可愛げがないが、疑問点があるとつい正直に質問してしまう性格なのだ。
オットーがヨアヒムとゲルトに”程々に。”と声をかけている姿を見つけて、モーリッツも早速”そうじゃ。何事も節度を知ってこそじゃぞ。”と言っている。]
じっちゃは相変わらずだなあ。
[それを見て思わず苦笑する。]
エルナにエンカしようかなーって思ったんだが
相当遅コアっぽいなというのと
縁故先とだけ絡むのはちょっとね…。
エルナと話すのは今日の深夜か明日かなー
[やがてモーリッツは同じ年頃の湯治仲間を見つけて、そちらに向った。当分は別行動になるだろう。
それを確認してから、レジーナに声をかけて、クッキーをもらえないかと声をかける。
”そろそろモーリッツさんを連れてくる頃だろうと、予め焼いといたよ。”という頼もしい返事を貰って顔をほころばせた。]
オットー、タイミングよかったな。
じゃあ、おれがお茶入れるから食堂で食べようか。
[籠を持ったときのオットーのお礼の言葉はよく覚えている。対抗心を抱かれても気にしなくても、嬉しいことには変わりなかった。いつもより声が柔らかい。
もし他の人が欲しいと言ったときに備えて、多目に紅茶を用意する。
特に苦手だとハッキリ言ったヨアヒムは気になっている。少しでも気分が晴れてくれたらいいなと祈りつつ、食堂に向った。
さて、そこには誰が残っているだろうか。]
― →宿屋・食堂
ていうか1時更新…か。
飴投げていいのかわからんな、いいのだろーか。
1500ptだからあんま投げまくると遅コアがわかめで死亡するかも。
私は要所しか読まない人なので気にしないけど
しかしエルナとジムゾン以外は全員食堂に…?
アルピンは不定期っぽいからどっかで再エンカかなあ。
日中のエンカは厳しいので週末を狙うか…
― 村内 ―
[村を歩いていればまた、懐かしい顔。
木こりのトーマスから人狼に襲われた旅人の話を聞き。]
路上で食い殺された………、そうか。
[被害者は、男の身なりに酷似していたらしく。
てっきり幽霊が迷い込んだと思ったと豪快に笑う髭のおっさんには、
ろくでも無い勘違いだと、片手を顔の前で振って苦笑い。]
実際に人狼だかそうじゃないかは怪しいな。
森から出て来た獣の仕業かも知れないだろ?
[その時は、斧で両断してやると勇ましい姿は頼もしくもあり。
そうして、木こりと別れ一人歩く間、神妙な面持ちになる。
遠方で人狼の話を聞き、リンチ被害者の遺体に触れた事があるが、
『どれ』が人狼で『どれ』がそうでは無いか――どころか。
その者がいったい『どんな力』を秘めていたかまで言い当てた。
遺体から人か狼かを見抜く力を秘めていた者は
その村にも居たらしいが、狂い人まで正確に示した時。
たいそう気味悪がられたので、あれはもう他人の前で謂うまいと。]
此処で、そんな力を使わずに済んだらいいな…
[近くで遺体が上がったのなら、可能性としてこの村に潜む可能性も。
否、すでに潜んでいる可能性も存在する。
不幸が不幸を呼ぶ事は想像に足りるので、
生まれ育ったこの村だけは、平穏が続くようにと祈るばかり**]
[>>108 どうやらアルビンとも顔見知りのようで、
やはり彼は行商人としてこの村に来たのかもしれない、
そう思うようになる。
男の視線は、再びジムゾンへ。
話を促すようなものではなく、彼の様子を伺うように。
大丈夫、口ではそう言っていても、
先ほどだって、彼の表情は浮かないままだったから。]
そうか………病か。
[>>109 17歳。自分とは一回りほど違う年齢。
亡くなっていた事は察しがついていたが、
その原因が病とまでは察する事は出来ず。
病というのは、突然に死を運ぶ。
本人も、周囲も、死を覚悟していたとしても、
死に目に会えぬことも多かろう。]
……… そこまでお前に想ってもらえるのなら、
そいつ…ユリウスも幸せだろうな。
[戦場では、人間が毎日のように死ぬ。
その中のどれだけが、死して尚想ってもらえているのだろう。
――もし自分が死んだとして。
誰かに想ってもらうことは、できたのだろうか。]
あー…、あまり気にするな。
辛い事を思い出させてしまってすまん、話してくれてありがとう。
[戦地でも稀にあったことで、
男の表情には戸惑いこそ浮かんでいるものの、
そこに非難の勘定など微塵もない。
左手を伸ばしてそっと彼の頭を撫でた後、
手早く食べ終えていた料理の皿を片付けるため、席を立った*]
― 宿屋・自室 ―
[一端荷物を部屋に置きに行くべきだろうと、
その場に居た者たちに声をかけてから、宛がわれた自室へと向かう。
松葉杖を右手に、
動かぬ左足を引きずりながら緩慢に歩く様子から、
足に負った怪我はかなりのものだと想像することが出来るだろう**]
/*聖痕者は 鏡の/剣の/盾の/仮面の まで出現しているんやっけ?
村人:めりー
共鳴者:アルビン
智狼:?
賢者:?
霊媒師:ニコラス
洗礼者:?
聖痕者:?(鏡)、ヤコブ(剣)、ヨアヒム(盾)、?(仮面)
灰:ジムゾン、ディーター、シモン、エルナ、ゲルト、オットー
羊が村人ってある意味シュール。(まがお。
/*
狼ブラフとニコラスとの縁故について色々練りつつ飯−。
それにしても、まさかおすすめで賢者を引くとは思ってなかった。
人数比から聖痕引くだろうと思ってて、模様を刺繍にしてサイン代わりに入れるつもりでいたんだよな。
……賢者、能動的に能力発動できる唯一の役職だぜ……?
/*
折角なので全力でブラフって遊んでみる。
……そういやオレ、またしても勘違いしてたんだが……
共鳴であって交信ではないので、緑ログがぼっち。
ぼっち。
結局困ったあげくに毎回ふみさんに絡みにいってるような…。
いや、BBSでシモンが一番すきとかいう理由とかまあ色々あるけど
しかしおっさんは暫くいいわと思ってたのに
結局おっさんになってしまった罠。。。
仕方ないんや…少年と青年の境目が18年前って
もうおっさんしか選択肢ないやん?
― 宿・食堂 ―
[ジムゾンを見送って>>164、ふと目線を移すと、部屋へ戻って行くシモンの後ろ姿が>>180見えた。
それから、それを助ける、見知らぬ旅人の姿。
彼がここにいた頃、ヨアヒムはわずか二歳。覚えているはずもなく。]
(…誰だろ。)
[考えて、あぁ、さっきすれ違った人だ>>171と気づく。
何だか、『お兄ちゃん』と離れていた年月を突きつけられた気がして、こてん、とテーブルに額をつけた。
ひんやりして気持ちがいい。]
(村の外で亡くなっていたの…旅人だって言ってたっけ。)
[あの人じゃなくて、良かったな。
シモンとその人の後ろ姿を眺めながら、何と無くそんな事を考えた。]
― 少し前 ―
[大したことをしていないと口にするジムゾンに、モーリッツが”いやいや、いつも年寄りの話に付き合って貰って、感謝しているんじゃよ。”と応じた。少なくとも昔の話ばかりする自覚はあるようだ。
それに合わせて、青年も頷く。]
お医者様にも、人と話すことが頭の体操になるからって勧められています。
ジムゾンさんがじっちゃの話を聞いてくださって、とても感謝しているんですよ。
[ジムゾンの答えのうち、可愛いには微妙な表情を浮かべたが、人肌恋しいには納得した顔を向けた覚えがある。
多分自分ではなく、他の人が可愛いからだろうなと推測してても、ジムゾンの真意は分かりかねたから。
でも最初尋ねたとき、キョトンとしたジムゾンは忘れられない。全ての行動には、当然理由と理屈があると無意識の内に思い込んでいて、深く考えないようにしていたなんて想定外だった。とはいえ、ジムゾンに理由を聞いたあとは、深く追及することはない。
そのため説明以上の真実、ジムゾンがこのような行動を取るようになったきっかけには全然考えが及ばない。]
そうだ。
ジムゾンさんはこれから教会に戻るのですか?
[ジムゾンは食堂から出てきたところだったから、そう問いかけた。]
―現在:宿―
[うとうとうと。
ガン。
舟を漕ぎすぎて倒れこみ、頭をぶつけた。]
あいた。……あれえ?
ヤコブ、いつの間に来てた?
[寝ぼけている。]
― 少し前・宿屋食堂 ―
[話し終え、シモンの言葉を聞く。>>178]
幸せ……。 そう、だと良いと思います。
[本当のところはどうなのか。死者の言葉を聞くことなど叶わないから、一生解らないままだけれど。
幸せであったなら良いとは思う。]
シモンが謝ることではないですよ。
話して少し楽になった気も、しますし。
[話して楽になったというのは、嘘ではない。
告解と似ている。罪を打ち明け神の赦しを請う。そうすれば人は神の赦しを得て、自らの罪を償うことができるのだ。]
──…!
[シモンの手が、自分の頭を撫でた。>>179
驚きにパチパチと目を瞬かせて顔を上げる。
撫でられた頭に手をやるその表情は、先程と違って少しばかり嬉しそうに微笑んでいた。]
― 宿屋食堂 ―
[クッキーとカップ、紅茶が入ったポットを乗せたお盆を持って食堂に入ったら、ゲルトが頭をぶつけていた。]
モーリッツじっちゃが温泉入りたい、って言うから、今来たところだ。
でも、ぶつけたところ大丈夫か?
[寝ぼけているゲルトにお茶を勧めるより先に、怪我の有無を心配した。]
[ヨアヒムの視線を感じた。すぐにその意味を理解して、お盆をテーブルに置く。]
ヨアヒム、レジーナさんが焼いてくれた、あのクッキーだ。ほら、昔3人でよく食べただろう。
さ、一緒に食べようか。紅茶も飲むか?
[クッキーの入ったお皿を差し出して、ヨアヒムに問いかけた。
他の人も食べたいと言い出したら、遠慮せずどうぞと勧めるつもり。クッキーも紅茶も十分ある。]
― 回想・パン屋 ―
[オットーからグラスを受け取る>>119と、レモンの香りが鼻孔をくすぐった。口の中で広がる甘酸っぱさに目を細める]
ん、美味い。
[心配そうな声が帰ってきた時>>120には、グラスの中身は殆ど無くなっていた]
悪い夢…っていうか、視界が段々赤くなってくんだ。
なんか良くないものに近づいてる感じというか…
まぁ自分でもよく分かって無くて、何ともしようがないんだがなー。
[苦笑すると、グラスの氷を揺らした]
[話が続く様なら、その後もぽつぽつと何か話したかもしれない。腹の虫が鳴いた所で、オットーにレモネード代を渡して店を出た]*
ゲルトさん、もし痛くて我慢できないなら、冷やすといいかもしれませんよ
[ゲルトの言葉から、ケガはなさそうだと判断しつつも、対処は一応考える。
無論ごろごろしたいと言われたら、止める気は全くない。昨夜夜更かしでもしたのだろうか?と推測した。
今モーリッツは湯治仲間と温泉に入っているが、ごろごろしているゲルトを見たら、”昼間から若いモンが!”と説教コースご案内なのは間違いないだろう。]
あ、どうぞどうぞ。
レジーナさんが作ってくださって、十分ありますから。
紅茶も淹れます?
[目ざとくクッキーを見つけて食べ出したゲルトに、ティーポットを指差して尋ねた。]
― 自宅 ―
[自室に戻ると机に向かい、レーズンパンを頬張りながら鉛筆を握る。片手で書き付けていくのは、ヤコブに頼まれた作業着のデザイン>>90。暇だから割引すると言っただけあり、作業に取りかかるのは早かった]
(夏場だから、邪魔にならない程度にゆとりを持たせて、風通しを良くして…)
(あー、後剪定鋏どっかに入れられる様にしないとなー)
[頭に浮かんだアイデアを片っ端から盛り込んで、デザイン画をごちゃごちゃさせていく。最初に書くデザイン画は線の塊。そこから一つ一つ削り落として全体のバランスを整えるのが、いつもの仕事手順だ]
[作業着のデザインが一段落すると、これまでに書いて寝かせていたデザイン画をぱらぱらと眺め、一部に修正を入れる。…圧倒的に女性物が多いのは、女性物の下着制作で初めて仕立てに携わった経歴からだろう]
[ずっと手縫いの腕を磨いていた為に、得意分野は曲線や装飾を多用した女性物。その関係上、部屋の主が男とは思えない程、あちこちに柄物の布地やレースが転がっていた]
[>>184シモンの部屋の扉を支えていると、
風通しの良さを優先する為なのか、
開いた食堂の扉から向けられている視線に気付く。
そういえば、あの娘の髪の色に似ているなと思いながら。
母は父親を手伝う合間に、産婆もしていた。
出産の間に相手をしてやれと、女の子を任された事がある。
後で彼に聞いてみようかと思って居た矢先。]
……シモン? ど、 どうかしたのか。
[>>197そんな莫迦なと苦笑するシモンを予想していただけに、
足を止めて呆然とした様に、目を見張り。]
ああ…いや、
というか今のお前が大丈夫なのか?
[シモンが動揺をしているのは、表情や態度からも明白であり。
細眉を下げ、閉めかけていた扉には指をかけたまま。]
― 自宅→宿屋 ―
[デザイン作業が一段落すると、“今日の仕事はこんなもんでいいだろ”と簡単に卓上を片付ける。そしてヨアヒム達の誘いに乗るべく、台所から酒瓶を引っ張り出してきた]
確かヨアヒムがワイン貰ったっつってたが、一本じゃ足りないだろうしな。
…ウイスキーでも持ってくか。
[呑みすぎるなよ、と言ったのが嘘の様な酒チョイスだった。
赤ワインとウィスキーの瓶を鞄に入れると、“今夜は宿で呑んでくる”と書き置きを残して家を出る]
― 少し前 ―
[モーリッツがジムゾンに、”では、仕事が暇なときにお願いしようかの。”と応じたのを確認してから、青年も再び頭を下げる。]
村長に用事?
なるほど、そうでしたか。
[ジムゾンの呟きは小さすぎて耳に届かなかったけれども、オットーから物騒な話を聞いたばかりだし、曇った顔からまさか・・・を考え付く。]
でしたら、ここで引き止めるのは悪いですね。
ジムゾンさん、いってらっしゃい。
[早く確認したいと思っているジムゾンの気持ちまでは読み取れなかったけれども、何も問いかけずに出かけるジムゾンを見送った。]
ああ、それなら良かったです。
[どうやらゲルトは大丈夫らしい。安堵しつつ、紅茶の希望に頷いた。]
分かりました。少々お待ちください。
[ゲルトさんはミルクだけ、と呟いて、手早く淹れた紅茶にミルクを注いで差し出した。]
さあ、どうぞ。
/*
あれ、喉増えた。
23時で増えるのかー
そして、パメラびっくりした…
最初、カタリナにしようかなーと思ったけど、パメラにしてみた。ちょっと気が強そうな感じ。
髪の色も同じだしね。
そう言えば、ヨアヒムは、金髪フェチなんじゃなかろーか、と思う今日この頃
ヨアヒム、そんなに慌てなくてもクッキーは逃げないから。
[何故かゲルトに対抗心を燃やしているらしいヨアヒムをなだめるように言うが、もう子供ではないと”喉につまったらどうする。”の一言を省いたら。]
はいはい。
熱いから気をつけて飲むんだぞ。
[かつてのように、ヨアヒムはクッキーを喉に詰まらせたようだ。
優しく声をかけて、紅茶の入ったティーカップを差し出した。]
………お前、まさか。
[>>209寝台に荷物を下ろす手は震えている。
居も知れぬ人狼などよりは、戦場に身を置いていた彼ならば、
もっと恐怖に戦くものは他にあるだろうにと。
だから、人狼に対して存在を否定しない様を見れば――
いや、思いすごしか?と生真面目な彼を思えば、
お伽話のような不穏を口にした男に対し真剣に捉えているのかとも。
そこで、『縫合のされていない傷口』の潜んでいる、
包帯に巻かれた片足に、目が向く。
まさか。]
…そうだな。
ああ、
…持ってくる薬をどれにするか考えないとならないから。
[傷口だけ先に診ようと進言しながら、
男の相貌は食い入るようにその足を見ていた。]
/*
宿屋人数多過ぎだなあと思って直ぐに離れる予定だったけど、うーんごめんなさい!
ニコラスとシモンが仲良しで嬉しい!
そして誰と絡めば良いのか分からないビョーキが。
ううんお邪魔じゃないかなと思ってレス返さなくても良いよー病気が。ヨアヒム可愛い…。(;;)
のろのろ頑張ろう。
[>>213 気付かれてしまっただろうか。
男は口を閉ざしたまま、眉尻を下げる。
ニコラスは、『人狼』の存在を信じているのだろうか。
それとも、ただのお伽話だと思っているのだろうか。
どちらにせよ、人狼が実在する――なんて、
簡単に口にできる事ではない。
下手に不安を植えつける事も、
彼に心配をかける事も、したくはないのだ。]
ん、ああ、そっか。傷を見ないと、薬も選べないからな。
[左足と左目の傷がじくりと痛んだような気がして、
眉をしかめながらもベッドへと腰を下ろす。
足に巻かれた包帯をゆっくりと解いていき、
暫くすれば見えてくるのは脹脛を抉ったような大きな傷跡。
大分塞がってきてはいるものの、
怪我を見慣れていないものが見れば、嫌悪を覚えるかもしれない。]
/*
ニコラス…霊媒師、ヨアヒム…盾の聖痕者、エルナ…人狼?、アルビン…共鳴者、シモン…狩人?
賢者さんどこかな。多分見落としてる気がする。
[紅茶を一通り配ってから、自分もクッキーと紅茶に口をつける。]
ゲルトさん、どういたしまして。
[お礼を言って食堂を出て行くゲルトに、一言だけ声をかけた。]
・・・。
[ゲルトが使用したティーカップを片付けがてら、ゲルトを悲しそうな顔で見送っているように見えるヨアヒムの頭を通りすがりにそっと撫でる。
何故ヨアヒムがゲルトを見ていたのか、理由は分からないし聞くつもりもないが、ヨアヒムが悲しいのだとしたら、慰めたいと思っているから。]
/*
ニコラスとシモンが風呂にいて
ゲルトが自室に戻って
ヨアヒムとヤコブ(もしかするとオットーも)が食堂にいて
アルビンが厨房に向かってて
ジムゾンが宿屋から役場に向かってて
ディーターが…宿屋のどこか?
― 村役場への道 ―
[他にも、村役場へ向かう者はいただろうか。
歩きながら、憂鬱そうな面持ちで考える。人狼のことを。
もしも人狼が、この村に居たら。何人もの死者が出るだろう。喰われてか、もしくは人狼と疑われての私刑でか。
──嗚呼。主のように、死しても復活できたら良いのに。
自分ではなく。他の、者が。]
― シモンの部屋 ―
[>>216閉口したシモンに言葉を促す事はなく。
ただ、この沈黙が落ち着きを与えることになれば良いと願うのみ。
寝台に腰掛けた負傷兵が包帯を取る様を見れば、
後ろ手に扉を閉めてから、歩を進め。
まず銃に撃たれた傷跡>>216が出てくる。
そうして、その傷がちっぽけであると錯覚してしまうほどに、
ひどく裂かれた怪我を見て、目を見張らせた。]
……これは…、 刀ではないな。
[刃物をどう下手に扱えばこれだけ傷を醜く歪ませるのか。
だから、もっと別のものに裂かれた怪我だ。]
獣………、狼?
[膝を床について傷を確認し、ちらりと視線をシモンの横顔へ。]
―宿屋・食堂―
[ヤコブがクッキーと紅茶をお盆に乗せて食堂へとやってきた。
(>>191)予想通りヨアヒムがクッキーに食い付いた。しかもゲルトと競う様にクッキーを口に入れ、その結果喉に詰まらせた。]
おいおい、クッキーは逃げたりしないのに。
そんな事でゲルトに悔しがってどうする。
[まさか傍目から見たらヤコブに対抗心を燃やす自分はこんな感じなんだろうか…。と内心自分を省みながらヨアヒムをからかう。
ヨアヒムに人の事言えないじゃないと突っ込まれても何も返せないだろう。
(>>215)お茶を飲んで熱いと訴えるヨアヒムは期待を外さず。そんなヨアヒムにまた「ばかだなー」と呆れるもののオットーの頬は緩んでいた。]
……医者を必要とするのは、健康な人間ではなく病人だと、主は言われました。
[聖書の内容はミサでいつも話しているから、それは、ふと口をついて出て。
医者を──主を必要としているのは、まさしく私。
本当に愚かなことだ。
そもそも神父になろうとしたのは、神父であれば結婚をする必要が無いからという、志など皆無な動機であったし。
例えば幼子に洗礼を施す度に、自分にそんな資格があるのだろうかと疑問を覚えるのだった。]
エルナさん、このクッキーは、レジーナさんが母親から教えてもらった、家に伝わる由緒あるレシピなのだそうですよ。
[ちょうど目の前にあるから、適当だろうと以前教えてもらったクッキーについて口にした。
パン屋でエリーアスが暗い顔をしていたことは覚えている。だから話題はしっかり考えたつもり。
相槌を打つエリーアスに気付かれないよう、もう大丈夫かと密かに心配そうな視線を向けた。]
/*
…自分でも忘れると何なので、メモを。
人狼の存在と賢者の能力に引きずられて、夜に人狼の視界を少しづつのぞき見ていく。
めりーが死んだところで“これは人狼の視界だ”と気づき、いつの間にか繋がっていた人狼から必死で逃げ出し、逃亡先にいた人の魂を見る…
そんな賢者(能力自覚無し)。
[先に食堂に向っていたオットーに笑顔でクッキーを、所望されたら紅茶も一緒に差し出す。]
はい、どうぞ。
甘いものは疲れを取るからな。おれも仕事のあとに、たまに食べるようにしているよ。
[配達のとき、オットーが眠そうな顔をしていたことを思い出して、付け加える。
だがさすがに、あのとき実は眠かっただろう?などと直接言及することはない。]
[エルナにもオットーにも、相変わらずだなだの、ばかだなーだの言われて、むすっとしながら紅茶を冷まそうと息を吹きかけた。]
…なんだよもー、みんなして
[オットーがヨアヒムを見て、自身を省みているとは露知らず。
自分の競争心が子供染みている事は分かっていたし、オットーがヤコブに向けているのは、もっと大人っぽい…うん、向上心みたいなものだと思っていた。]
[男性の身体に触れたり、からかったりすることも、本当は止めるべきだと思ってはいるのだが──。
淋しがりやなのは元々の性格だけれど、ユリウスが死んでから一層酷くなったように思う。
たった一人の大切に思える人が心にいるだけで、どれだけ救われるか……。
なのに、ユリウスに対する様々な後ろめたさがあって、ジムゾンは矛盾した行動を取ってしまう。
──誰かを愛したいのに、特定の誰かを作らないようにしていた。*]
[>>227獣が襲い来る状況といえば……。
森の中で、血の臭いを発して彷徨っていれば、
戦場を負傷して歩くのであれば、理解は出来る。
ただ、その獣がなんなのかを明かさないシモンに、
やはり懸念は拭えぬ侭であり。]
……判った。
縫合もしておいた方がいいかも知れない。
土壌病は問題無さそうではあるが、良く洗っておこうか。
この村まで、歩いて来たんだろう?
[土で汚れた杖を見て、首を傾げさせ。
再び包帯を蒔き直させるよりも、
このままにして、すぐに洗ってやった方がいいか。]
待っててくれ、用意してこよう。
[そうして一度シモンの部屋を出る。]
― →食堂 ―
[薬をこれから見繕うとして。
誰か手の空いている者はいないだろうか。
できれば大浴室から湯を汲んで貰いたい所だが。]
すまない、誰か食事を終えている者はいないか。
一人、手伝いが欲しい。
[少し慌てた様子で、食堂に居た者達に声をかけた*]
/*
ヨアヒムでもアリな気はするけど、エルナとのやり取りが見たいとか思ってしまった>お手伝い
みんなの、やり取りが、楽しくて、萌える。困る。
そうか。分かった。
[だいじょぶ。
ヨアヒムの返事に短く答える。
ヨアヒムが自分をどう見ているかは良く理解している。ならば、その印象のように振舞おうと考えていた。]
レジーナさんも、ヨアヒムがクッキー好きだから、張り切って焼いたって言ってた。
ちょうど宿に来るタイミングで、本当に良かったな。
― 自室 ―
[そうして部屋に戻り、練り薬を集めた瓶を漁る。
用途に分けて幾つかあるが。]
あ……、
[しまった、目の怪我を診ていない。
あれは、どんな傷なのか。
包帯に覆われていたから、想像だに出来ないが。
瞼を切ったか、眼球に怪我を負ったのか。
銃で瞼を掠らせたなら、火傷の薬の方がいいか。]
一応、粘膜に塗れるものとかも持っていくかな…。
[荷物から中身を出せば、床は薬瓶だらけ。]
[エリーアスは自分よりもクッキーに集中していると見て取ると、ほっと安堵した。]
実は以前、どんな作り方をするんです?って聞いても、教えてもらえませんでした。
家族にしか伝えない、秘密のコツがあるのだと思っていますが、真相はどうでしょうね?少し気になってます。
いずれにせよ、エルナさんが仰るように、代々伝えて大切にしてきた一品なのは間違いないでしょう。
[しかし気持ちは表に出さず、エリーアスの話に同感と頷くに留めた。]
………迷惑かけて、ごめん。ありがとう。
[彼だって、村を訪れたばかりだろうに。
このような手間をかけてしまうのが、忍びなく思う。
ニコラスが一端部屋を出て行ったのを見届けてから、
ふう、男は深いため息をついて、ベッドに倒れる。]
[紅茶も欲しいとねだるオットーにティーカップを差し出す。
もしかしたら、ミルクと砂糖も所望されたら入れたかもしれない。オットーに甘えられるのは悪い気はしないどころか、嬉しいと思っているくらいだから。
自分がオットーの役に立てるなら、何でもしたいと思ってはいる。まだオットーが考えていることは分からないから、伝えようがないけれども。
でも、最終的にはオットーの気持ちに任せるつもりだ。]
オットーの紅茶の好みは、このくらいだと思っているが、大丈夫だといいんだけど。
[感想を求めるとはではいかないが、珍しく、少しだけ心配そうに紅茶を飲むオットーを見つめた。]
[ヤコブの微笑みにつられてヨアヒムも笑みを零す。]
そっかー、レジーナさん優しいなぁ。
後でお礼言わなくちゃ。
[心底嬉しそうに、またクッキーを口に放り込む。
それから、ちらりとヤコブを見た。
いつも落ち着いてて、冷静で、自分とは全然違う。
彼はいつだって優しいけど…
んー、何か引っかかる。引っかかるけど、なんだろう。
考えは纏まらず、ふる、と小さく頭を振った。]
[食堂に居た者は誰かしら名乗りを上げてくれたか。
居たなら桶にぬるま湯の用意と、そしてタオルを所望した。
筒状の小さな物入れを開けて確認する。
外傷用の絹糸と、粘膜を縫う為のナイロン糸。
膿んで熱が出ている状態では無かったから、
絹糸さえあればいけるだろうな、と。
角針も入っているのを確認し、そして再び蓋を閉じる。
打つ為に麻酔の用意まではしてないが、
吸い込む形のものならばある。
麻酔として使用される薬草――
大麻とアルコールを嗅がせて、痛覚を落ち着かせよう。]
[食堂に居た者は誰かしら名乗りを上げてくれたか。
居たなら桶にぬるま湯の用意と、そしてタオルを所望した。
流石に縫合する所までは立ち会わせるつもりも無く。
筒状の小さな物入れを開けて確認する。
外傷用の絹糸と、粘膜を縫う為のナイロン糸。
膿んで熱が出ている状態では無かったから、
絹糸さえあればいけるだろうな、と。
角針も入っているのを確認し、そして再び蓋を閉じる。
打つ為に麻酔の用意まではしてないが、
吸い込む形のものならばある。
麻酔として使用される薬草――
大麻とアルコールを嗅がせて、痛覚を落ち着かせよう。]
[あの当時。ニコラスからの告白には首肯していた。
“恋人”とは何なのかがよく分かっていなかったのもあるが、慕っている相手に“好きだ”と言われて喜ばないはずがない]
[相手が自分の性別を勘違いしていた事に気付いたのは、彼が旅立った後…“ニコ、どうしてるかな”と思いを馳せ、彼からの告白について周囲に話した時。
当時は勘違いに驚いたが、成長してから考えると彼の勘違いも当然だった。女児用のワンピースを試着したまま外を歩いたり、“仕事、てつだってるんだ”と見せたのが女物のパンツだったり…勘違いされる要素ばかりだ]
[今でも男性らしからぬ部屋で暮らしている為、初恋…というか、初“恋人”の顛末として、時々話題にすることがあった]
[足を銃で打ち抜かれ、戦場に居られなくなった男は、
軍を抜けて故郷へと帰る事を選択する。
走る事は難しかったものの、左足はまだ動かす事が出来て。
遠い故郷を目指す男の旅の供は、
男がもっとも得意としていた狙撃銃。
もちろん、それ以外にも身を護る術はあったけれど。
故郷を目指す旅は、戦地に居た頃とは違い、
とても平和なものだったように思える。
大きな怪我をすることもなく、男はひとつの村にたどり着いた。]
ありがとう。
ぬるま湯の用意と、綺麗なタオルを数枚頼めるかな。
[名乗りを上げてくれた男>>242を見遣り。
流石に縫合する所までは立ち会わせるつもりも無いが。
準備をしている間に、手を貸して貰った方がやりやすい。
何処かで見覚えのある顔つきだが、
まさか女の子と思って居たエルナが彼であると思って居らず。
筒状の小さな物入れを開けて確認する。
外傷用の絹糸と、粘膜を縫う為のナイロン糸。
膿んで熱が出ている状態では無かったから、
絹糸さえあればいけるだろうな、と。
角針も入っているのを確認し、そして再び蓋を閉じる。
打つ為に麻酔の用意まではしてないが、
吸い込む形のものならばある。
麻酔として使用される薬草――
大麻とアルコールを嗅がせて、痛覚を落ち着かせよう。]
/*
今でもパンツ作ってるぜ。
端切れで装飾の練習とかした後、それをそのままパンツにしちまうんだ。
……アルビンに「勝負パンツ仕入れない?」って聞きに行きたいんだが、雰囲気クラッシャーすぎる。
[紅茶やクッキーを希望する人がいたら配ったり、空いたティーカップを片付けたりしていたら、手伝いを所望された。
さすがに18年前に村を出たニコラスは覚えていない。むこうがこちらを見たら思い出すかもしれないが。]
すいません。ちょっと今手が離せませんから。
[ティーポットを示しつつ、申し訳なさそうに答えた。**]
[そこで男は、人狼と呼ばれる存在に遭遇する。
閉じ込められた村の中で、疑心暗鬼に揉まれ。
それでも、誰かを人狼から護る事が出来たらと。
毎晩、銃を片手に目を光らせていた。
――その甲斐なく、何人もが人狼の犠牲になったあと。
男は、ようやく人狼の姿を目の当たりにした。]
[それからの事は、ひどく曖昧だ。
誰かを喰らおうとしている人狼を、狙撃銃で何度も撃ち、
そしてこちらへと向かってきた人狼に、左目と左足を裂かれ。
確かその時――朝日が昇ったのだと思う。
男の目が覚めた頃には、人狼は既に退治された後だった*]
― 移動中 ―
[70個はあろうかという瓶の中で佇むのは滑稽だ。
薬不足で苦しむ村を回っている途中だったことと、
大きな街で売るつもりだった事を考えれば、
けして少ない数では無かったのだけれども。
シモンの部屋へ向かう途中で、食堂の戸口に一度立ち寄り。
先程手伝いを頼んでしまった青年と、
談笑していた友人達だろう彼ら>>240>>247>>248に軽く辞儀を*]
すまなかったな、楽しんでいる所で借りてしまって。
[そう言葉を添えてから、シモンの部屋へと。
廊下を歩く途中で、先程の栗毛の青年が用意を済ませていれば、
手招きをして此方だと示した。]
― 回想・宿に着く前 ―
んあ?
本当についで、だからな。
[アルビンの荷物を軽々と持ち上げると、宿までの道を大股でずんずん歩く。
隣で何か言っていたようだが、興味がないので全く気がつかない。
やがて視界に宿屋の扉が見えてきた頃だったか――]
礼…? って――。
[べつにいらねぇよ と返そうとしたところで、耳元まで顔を寄せて来る距離感とディーターの指先に口づける仕草、アルビンの瞳を覗き込めば、その意味を理解した。]
(なるほど、そう言う事か…)
んじゃ、楽しみにしとくか。
ああ、言っとくが――
[女ほどではないが、男も抱いたことならある。実際、旅人がこうやって金を稼ぐ事も珍しくはないだろう。
最初から何かを期待してたわけじゃないが、相手からの誘いなら、ありがたく利用させてもらまでだ。]
…俺の部屋に入ったら、朝まで帰さねーぜ?
[お返しにアルビンの耳元へ低く囁き、小さく笑う。
アルビンがどこまで本気かわからないが、暗に"添い寝程度"じゃすまさないぞと含めて。
本気で来るなら部屋の鍵は開けておくけど と付け加えれば。さて、彼の反応はどうだったろうか。*]
あ、わりぃ
[>>68 言いつつも、ニコラスが用意してくれた椅子に当たり前のように座る。
>>75そのニコラスに野菜を食えと言われれば、不満げに]
え"ぇぇマジかよぉ…
[と口をとがらせて文句を言うが、ニコラスに逆らうことはしない。
しかもレジーナがまっ先にテーブルへ置いたのは、山盛りのサラダボールであり。
そこにニコラスとディーターに対する信頼度の違いが如実に現れている結果となった。]
ディーターだ、よろしく。
教会に行くほど信心深くねぇけど、アンタの顔見れるんなら、それもいいかもな。
[>>74 教会に来いと言うジムゾンに、いたずらっぽい笑みを向けて名乗ってから、いただきますをして山盛りのサラダをがつがつと食べ始める。
正直、野菜――特に生野菜が食べにくくて好きではないのだが。目の前に出されれば、それが何であれ食べた。食べられるときに腹に入れるのは傭兵家業に就いてからの癖だ。
ニコラスやシモン、ジムゾンの間に交わされる会話を流れて来るままに聞きながすうちに、山盛りのサラダがみるみる減っていく頃、荷物を起きてきたらしいアルビンが現れた。
ジムゾンと親しげな様子を見れば、先ほど宿の前でのアルビンを思い出す。
>>104 ジムゾンが口にする商品とは一体どちらの事だろうと、少しだけ考えるものの、必要以上に干渉する気はないため、そのまま食時を続けた。]
― 18年前のある日・花咲く丘で>>244 ―
俺は明日この村を離れなければならない。
だから、お前に伝えておきたい事があるんだ。
[白いワンピースを着た『少女』は、
何故青年が此処まで真面目払っているか、理解できていたのか?
用も無いのに仕立て屋の前をうろうろしたり、
暇そうに窓辺で頬杖をついている『少女』に声をかけて、
外に誘い出し、森の末、花の咲く丘へと連れ出したりもした。]
俺は、お前が好きなんだ。
離れていても、ずっとお前を想ってるよ。
[青臭く、少年と青年の境で未だ時を止めていた頃のニコラスは、
陳腐な台詞を、真剣にエルナに告げた。]
[首を縦に振ってくれた『少女』に、嬉しさを顔に滲ませて。]
いつかきっと、大人になったら会いにくるからな。
その時まで、俺の事を忘れないでくれ。
[ちっぽけな約束と共に、細い革紐の先にガラス玉をつけた、
安物のネックレスを、『少女』の首に下げて小指を結んだ*]
うわぁああああああ!! うそだあああ!!
[だから、現状におののいた。
エルナと呼ばれた彼を見れば、成程面影がある。
だが、肩幅も男性を示しているし、胸は平たい。
男だ。
男だろう。
男であるとしか思えない。
あの頃の自分を振り返れば、―――死にそうになる。]
ん、分かった。
[ぬるま湯とタオルね、と復唱すると、“ちょっと行ってくるぜ”とそれまで喋っていたヤコブ>>236やヨアヒム、挨拶してくれたオットー>>239に手を振った。そのまま浴場へ向かってタオルを拝借する。一緒にぬるま湯も持って行こうと思ったが、浴場に置いてある手桶は小さかったので、レジーナに声をかけてタライを借りた]
気にすんなって。
こんな準備が必要ってことは、それなりに大事なんだろ?
[湯を張ったタライと何枚かのバスタオルを抱え、緑の青年の後についていく。言葉と共に申し訳なさそうな青年>>250の肩を叩きたかったが、両手が完全に塞がっている為それはできなかった]
[辿り着いた部屋にシモンがいたのを見ると、足の手当だろうか、と想像を巡らせる]
― 村役場 ―
村長。村長はいらっしゃいますか。お尋ねしたいことがあるのですが。
[村役場に着けば村長の姿を探し、人狼の噂について詳しいことを尋ねる。]
遠くの村で人狼が出たという話と、村の外で、人狼に喰われたような旅人の遺体が発見されたと耳にしたのですが……事実なのですか?
…………俺、俺はぁ〜〜〜〜ッ
[そこでまた頭を抱える。
起き上がる所まではシモンに手を貸せたが、
そのまま床にしゃがみこんで悶絶した。]
[カップに注がれたミルクティーは自分の好みの丁度いい甘さだった。無意識のうちにオットーは満足げに笑った。
(>>241)ヤコブから声を掛けられれば彼の方を見返した。]
え…、おいし…。
ああ、うん、そうだね。悪くないんじゃないの。
[心配そうに見つめるヤコブが珍しくてあたふたとした。素直に美味しいと吐露してしまいそうになるものの、不味くはないとわざわざ言い直した。]
そういえば、…ヤコブの淹れてくれる紅茶っていつも。
[ヤコブの視線がくすぐったい。ミルクティーに視線を落とす。
そしてヤコブが淹れてくれる紅茶は不思議と自分の好みだったことを思い出した。不思議そうにミルクティーを見つめた。]
どこで知ったのかだなんて……噂ですよ。
では、やはり内密にされていたのですか。それだけ、疑わしい状況であると……?
[村長の話によると、旅人の遺体の様子からして、人狼に襲われた可能性は高いという。
しかしこの村に人狼が忍び込んだと決まった訳ではないし、皆が早まった真似をしないよう内密にした上で、結社に連絡をしたのだとか。]
そうなのですか……。ところで村長、旅人の遺体とやらがまだ埋葬されていないのでしたら、私が……あ、もう埋められたのですか。はい。
[放置しておける季節でもない。秘かに埋葬された後だったようだ。
せめてお祈りだけでもと頼み、村長と共に墓地へと向かった。]
よっ! ゲルト
[>>117 散歩に席を立つニコラスに手を振り、入れ違うように宿へ来たゲルトに返事をする頃にはパンやスープが届いていて、ブルストを突き刺したままのフォークを持ち上げて返事を返した。
>>118 ゲルトから聞こえたセクハラの言葉に、やはりジムゾンはそういう趣味の持ち主なのかと思う。]
人狼…ね…っ! げほげほげほっ!
[>>146 ゲルトとアルビンの値切り交渉を見守りつつも食事を終え、ストレートの紅茶を流し込んでいる時。
ふいにジムゾン『人狼』という言葉を発した瞬間、タイミング悪く飲んでいた紅茶が気管に入り思い切り咳き込んだ。
>>152 ゲルトから話を聞き、>>157ジムゾンが不安げに問いかける。
『人狼』――自分は実際に見たことはないが、あちこちで噂だけは聞いている。この村に帰って来る時も、そんな噂は聞いた。ゲルトの言う話はその噂と同じだろうか。
ただ、耳にするどれもが所詮"らしい"どまりの話ばかりで。ディーター自身はいまいち信じられていなかった。
実際に被害にあった死体か、あるいは生き残りから話を聞ければ認識も変わるだろうが。]
俺は見てないぜ。
[人狼に襲われたらしい、一体どこで?
>>157 考えたのと同じような事を、いまにも眠りそうなゲルトに聞き返すジムゾンに、少なくとも自分はその場所は知らないと告げる。
情報を得るため村長の元へ行こうとするジムゾンとちょうど入れ替わるように、ヨアヒムがまるで道場破りのごとく宿に入って来た。]
おう、ヨアヒム。
なんだ姉ちゃんいなくて、寂しいのか?
[からかい気味に声をかけてから、食器を片付けるために立ち上がる。食事も終えたし、人の出入りも激しくなってきた。>>163>>168邪魔にならないうちに外でもぶらっと散歩して来ようかと考えてると、ヤコブとモーリッツ、そしてオットーが姿を見せる。]
よお…、
ヤコブとじいさんは温泉か?
[最初のよおだけオットーに、後は気さくにヤコブとモーリッツへ声をかける。
ちらりと視界の端に、喧嘩したままの昔なじみを映すが、すぐに視線を戻した。
>>157 先ほどゲルトからオットーの名を聞いたのを思い出し、ひょっとしてこう言う話に詳しいのだろうか? などと考えたのがまずかったのか、]
うおっ!? っと……と! 危ねぇ…。
[危うく食器を落としかけた。
レジーナにどやされるのも、余計な代金を払うのも勘弁したい。ましてやここで食器を落とせば、オットーに馬鹿にされた視線を受けるのは目に見えている。]
― 墓地 ―
[自分が知らぬ間に増えていた墓。そこだと示されなければ分からないほどの、墓標も立っていない墓の前で、死者に対する祈りを捧げる。]
いつくしみ深い神よ
この世からあなたのもとにお召しになった
彼を心に留めてください
洗礼によってキリストの死に結ばれた者が
その復活にも結ばれることができますように
わたしたちの主によって Amen
[見ず知らずの、遺体すら目にしていない旅人。
彼は本当に、人狼に……?
そしてその人狼は。どこに、いるのだろう。*]
ごちそうさん。
[レジーナになんとか割らずに済んだ食器と食事の代金を支払いながら、さてこれからどうしようかと考える。
オットーと同じ空間にいるのはなんとなく、気まずい……。]
お前…そう言う所だけは見てんのな?
[>>280 さっきは返事もしなかった癖に、他人の失敗はしっかり見ている所に若干イラつきつつ、カウンターでレジーナに水を貰いオットーを振り返った。脳裏に浮かぶのは『人狼の噂』――、今ここでオットーに対し聞くべきかどうか。]
[もともと昼を食べに来ただけで、特にアテはない。
先程1人で村長の元へ向かったジムゾンはどうしているだろう。
もし村に人狼が入って来ているならば、昼間でも1人で出歩くのは危険かも知れない。
有るのか無いのか分からない可能性だが、ついて行ってやるべきだっただろうか?
それにシモンの負傷も気になる。
松葉杖をついて歩いてるとは言え、身のこなしは熟練の戦士そのものだ。
ケガをしていないシモンと対峙すれば、途中まで互角にやれたとしても恐らく勝てない気がする――。
そう思えるくらい、かなりの腕前だと感じた。
そんなシモンに、あれだけの傷を負わせる事が出来る存在――。
相手は相当な手練れの戦士か、それとも――……気になる。
気にはなるがオットーに話を聞くのは、なんとなく癪にさわる。]
なぁ、お前さ…
[自分が知らないことを、よりによってオットーに行くのは腹立つが。やはり知らない事は知らない以上、知ってる人間に聞くしかない。
思い切って口を開く――]
お! おかえり
[>>281 ジムゾンが入って来るのを見れば、安心した表情を浮かべて声をかけた。
無事に帰ってきた様子にどこか安堵を覚える。
が、すぐにオットーの方へ向けると。ばつがわるそうに頭を掻いてから口を開いた。]
人狼とか、詳しいのか……?
[まるで自分は何も知らないと言ってるみたいで、恥ずかしい質問の仕方をしてしまったと。口にしてから後悔するのに時間はかからなかった。**]
[(>>282)ディーターのおかえりという声に誰かが帰ってきた事を知る。
(>>281)振り返ると神父の姿を見つけた。ディーターとは別の意味で苦手とする人だけれども…、普段のセクハラやアルビンと仲が良い事から邪推してしまったせいで。
それ以外では神父の仕事振りも見ているので尊敬する気持ちもあって、どう接すれば良いか測りかねている。
日曜日のミサではジムゾンに失礼のないように接しているが、自分は隠し事をするのが苦手な質だから。また彼のセクハラに敏感な事から少しだけ距離を取っている理由も悟られているかもしれない。
機会と勇気があれば真相を確かめるべく質問したかもしれない。幸いと言うべきかその機会は訪れていない。]
[質問して来たという事は人狼の話しを聞きたいのだろう。オットーの問いにディーターはどんな反応を示したか。]
その口振りじゃ何も知らないみたいだね。
ほんと、長く生きといて何を学んできたんだか。
[少なくともディーターはオットーより色んな経験を積んでいるのだが、さておき。(口には出せない事だとか>>254)
どの様な返事を貰っても如何にも仕方ないなといった態度で人狼について説明するだろう。]
人狼は人を食う化け物だよ。
鋭い牙と爪を持っているんだ。人狼にとって人間なんて赤子の手をひねるようなもの。襲われたら、まず助からないね。
人狼は辺境な村に訪れる。村が滅亡するまで、1夜に1人ずつ襲ってく。
さっき言ったけど襲われたら武器を持ち出そうが抵抗は出来ないし、昼間は人に化けて隠れてるから質が悪い。
だから村人は―……
[人狼の話しをするオットーは長年付き合いのあるヤコブ辺りからは楽しげに映っただろう。
そこまで説明したところで口を噤む。ディーターが教えて欲しいというので調子に乗って話してしまったが、そもそもオットーが人狼について詳しいのか。それを疑問視されては溜まらない。]
まあ、あくまでも本で読んだ伝承の話しだけどね。
お伽噺に出て来る動物に本気にならないでよ。まさかディーター信じてるの?訊いて来るってことは怖い、とか?
[話しが途切れたのを誤摩化す様に話題をすり替える。
悪戯めいた笑みを浮かべてディーターを再び茶化したんだった。]
― 少し前・宿 ―
別にさみしくさないよ…
[からかわれるようにディーターに声をかけられ>>278、むすーっとした顔で答える。
早く帰って来てくれとは思ったが、寂しいとはまた違うのだ、と心の中で言い訳する。]
ディーター帰ってたんだね。
[昔こそ、年上を『お兄ちゃん』などと呼んでいた可愛らしい時期もあったのだが。
青年なりに、早く大人にならなければと思った頃から、名前を呼び捨てにするとか敬語を使わないとか、そう言った方向に間違った努力がなされたのだ。
モーリッツは会う度にその事に対して小言を言う。
姉は…お姉ちゃん、から、姉ちゃん、に呼び方が変わった時、ふんっと小さく鼻を鳴らしただけだった。]
/*
村人: めりー
狩人: シモン
鏡の聖痕者:
剣の聖痕者:
盾の聖痕者: ヨアヒム
仮面の聖痕者:
共鳴者: アルビン
智狼: エルナ?
賢者:
霊媒師: ニコラス
洗礼者: ジムゾン
賢者誰だ?オットー??
ゲルト、ヤコブ、ディーターは聖痕な気がする…
[>>271向けられた不安の視線を受ければ、口中で大丈夫と告げて頷き。
ショックから立ち直れているかと言えば、嘘。]
そ…うだよな、
[>>272男であると本人から補強を受ければ、乾いた笑いが。]
……ああ、そういう…。
重いだろ?そこに置いてくれ。
[>>273そう呼び始めた誰かも、ワンピースを着せた彼の両親にも、恨み言は言うまい。
タライを持った手元を見て、寝台のすぐ下を示す。妙な気遣いをしてしまうのも、エルナが男だと納得はできても、頭が未だ追いついていないせいだからか。]
そういえば、仕立の仕事をしてるのか?
[帽子とケープ付きマントを外せば、長い髪の毛を後ろで束ねつつ長袖のシャツを二の腕の手前まで捲り上げ。
タオルをぬるま湯で濡らし、包帯の内側に覆われていたシモンの足を、傷口の周りから先に、丁寧に拭う。**]
ああ。きっとレジーナさんも喜ぶぞ。
[お礼を言うと口にしたヨアヒムに、笑顔のまま頷いた。
再びヨアヒムを撫でると、会話を終わらせて自分の席に戻る。
だからそのあと、自分をちらりと見たヨアヒムに全然気づいてなかった。当然ヨアヒムが何か引っかかりを覚えていることも。
ただ、ヨアヒムが冷静だと考えていると知ったら。
や、でも若者らしくはないだろうと苦笑したかもしれない。]
[どうやらニコラスの手伝いはエリーアスが行くことに決まったようだ。
わざわざ声をかけてくれたエリーアスに、ぺこりと頭を下げる。]
分かりました。
では、そちらはよろしくお願いします。
[手伝いを申し出るくらいなのだから、エリーアスと見覚えのないニコラスは既に顔見知りなのだろうと考えている。それは当たらずといえども遠からず、ではあるが、真実には程遠い。
食堂のニコラスの前・・・というか他にも人がいる中、エリーアスを”エルナさん”と呼ばなかったことは、幸か不幸かなのかは、永遠に謎のままなのであった。]
[オットーから悪くないと感想を聞いて、ようやく安堵の笑みを浮かべる。おいし……と言いかけた言葉は耳に入ったものの、何故かオットーがあたふたしているような気がしたから指摘しない。
さすがに何故だろう?とはちらりと考えてはいるけれども。]
そうか。だったら良かった。
[珍しく心配そうにオットーを見てしまった理由は、自分でも良く分かってない。
冷静に考えれば、淹れた紅茶に注文をつけられた経験はほとんどないし、オットーの満足そうな笑みを見れば判断できそうなものであるのに。実に不思議だった。]
ん?
[紅茶に視線を落としたオットーに首を傾げる。途中で途切れた言葉の先は大体想像がついたものの、紅茶を見ないと言えない内容とは思えなかったから。]
ああ、オットーの様子を見て、今日はこのくらいかなって考えて淹れているから、かな?
[真顔でさらりと、しかしストレートに思いを口にする。]
― 少し前 ―
ディーターさん、ごきげんよう。
はい、モーリッツじっちゃを温泉につれてきました。腰痛に効果がありますから。
[ディーターに声をかけられて、同じく気さくな態度で返事をする。
その隣でモーリッツは少し難しい顔をして、”ディーターはそろそろ村に定住して、改めて仕事を見つけたらどうじゃ?”といつもの説教をかました。と言っても、ディーターを白い目で見ているのではなく、むしろ逆。村でディーターに後ろ指を差す村人がいると知っていて、心配しているのだ。]
まあまあ。ディーターさんもちゃんと考えているだろうから、さ。
[モーリッツをなだめつつ、ディーターに向かってぺこりと頭を下げる。モーリッツと同じく、ディーターを心配している。
モーリッツはすぐにその場を去ったから、ディーターが人狼についてオットーに問いかけた場面を見ていなかった。]
[いつの間にかお互いギクシャクしているらしいオットーとディーターとが言い合いを始めた。黙ったままやり取りを見守る。原因が分からない自分が下手に口を出すと、最悪火に油を注ぎかねないから。
だがディーターが声をかけたことで、ジムゾンが戻ったことを悟った。]
ジムゾンさん、おかえりなさい。
[挨拶をしたとき、ディーターの”人狼とか、詳しいのか……?”との声が耳に入って、色んな意味で吃驚して動きが止まった。]
[ディーターに人狼について説明するオットーは、楽しげな様子に見えた。でも今はまだ、”自主的に調べるくらいだし、元々興味があったんだろうな。”くらいにしか考えてない。
オットーは詳しいことを疑問視されないかと思っているようだが、それにすら全然気づいてなかった。
それよりオットーがディーターを茶化した方に意識が向いて、大丈夫か?とディーターに視線を向ける。**]
[オットーとヤコブとヨアヒムと、幼い頃から三人で括られる事が多かったけれど、ヨアヒムにとっては『ヤコブとオットー、そして自分』だった。
弟?みそっかす?
「あの二人は、あんたの事甘やかしすぎなのよ。」
自分と同じ月色の瞳で覗き込む姉の顔を思い出す。
栗色の長い髪を揺らし、頬を膨らませる。
「いつまで守ってもらうつもり?」
守ってもらおうと思ってる訳じゃない。
ただ、対等でありたいと背伸びすればする程、逆効果だった。
いつまで経っても変わらない、と笑われて。
可愛がられるのはくすぐったいけど、嬉しい。
でも、やっぱり誰かを守れる位になりたいよね。男だもの。
紅茶のカップを揺らしながら、その小さな波を眺めた**]
― 宿・自室2F ―
[初心そうな青年――オットーをからかったあと、ゲルトにお買い上げいただいた品を届けるために、一旦部屋へと戻る。
自室に入れば、後ろ手で鍵をかちりとかけて。
それから結社へ連絡するために、「通話のピアス」と呼ばれる、右耳につけた石に触れる]
……こちらアレンビー。
人狼が出たとの噂の村に潜入中。
引き続き操作を続行します。
……はい。極力住民の協力を得られるように、努力しますよ。
どんな手を使っても、ね。
[そう報告し、通話を切る。
さて。まずは人狼の噂を知る者に話を聞きに行くべきか。
丁度ゲルトに荷物を持っていくことになっているし、そのとき彼から何か聞ければいいなと思いつつ、
インクと白鳥の羽ペンを袋へと詰めていく]
― 少し前・宿 ―
あれ、アルビーン!
[馴染みの行商人の顔を見つけ、駆け寄った。]
来てたんだねー。なんか今日は色んな人に会うなぁ…
あ、ねぇねぇなんか変わった物ある?美味しい物とか。
[色気より食い気。アルビンのもう一つの商品についてはまだ知らない。疎いので、言葉の端ににじませかられた位では気づかなかった事もあったかもしれない。
いつも、珍しいお菓子やチーズに目を輝かせている*]
― 自室 ―
[ベッドでごろごろしながら、しかし寝てはいなかった。時折、小さく歌を口ずさんでいるようで。]
〜♪
[アルビンが扉をノックしたなら、ベッドに座り直しつつ、どうぞーと声を返しただろう。]
― ゲルトの部屋 ―
[こんこん、と控えめなノックの音を響かせる。
どうぞという声が聞こえ、それからがちゃりと扉を開き]
ふふ……きちゃった♪
[なんて、どこかで読んだ小説に出てくるヒロインのセリフなんかを口にする]
商品をお届けに上がりましたよー。
[インクと羽ペンを包んだ袋を見せて、にんまりと笑みを浮かべた]
― 少し前のこと ―
[駆け寄ってくる青年――ヨアヒムの声(>>306)に足を止める。
相変わらず色気より食い気なヨアヒムの言葉に、ぽんぽんと彼の頭を撫でて]
もちろんあるよ。
街で今大人気のチーズ味キャラメルとか、ヨアヒムが好きそうな焼き菓子とかね。
ああ、そうそう。これ、いつもお菓子を買ってくれるからサービスだよ。
[と、差し出すのは小さな小瓶に入った蜂蜜。
ナニに使うつもりだったのかは内緒だけれど、まだ封を切っていない新品だし、あげてもきっと支障はないはずだろう]
ああ、そうそう。
そういえば最近このへんで変わった噂とか聞かないかい?
商人仲間にうわさ好きがいてね、何か変わった噂があれば教えてくれってうるさいんだ。
[なんて、ちゃっかり情報収集をしてみたり]
来られちゃったー。
[オトメチックな台詞に、こちらもふざけて返した。]
はいはい、ごくろうさまでーす。
見せて見せてー。
[中身に興味を示した。]
はいさ。
見て驚けー! ばばばばーん!!
[袋をえいっと見せると、ゲルトへと渡す]
白鳥の羽ペン綺麗でしょ?
握りのところとか確かめてみて。大丈夫だとは思うけど。
[しかし、人狼の話になると真面目な顔つきになり。
オットーが、まさかディーター信じてるの?>>289と言ったのを聞いて口を開く。]
本当に存在するかは解りませんが、居ないと断定するのは危険だと思いますよ。
先程、村長に聞いてきました。旅人の遺体は人狼に食べられた可能性が高いと判断して、“結社”に連絡したと。
……でも、まだそうと決まった訳ではありませんから。
用心しつつ、専門の方が調べてくださるのを大人しく待つのが良いかと……。
[そこまで話すと、言葉を切った。
もし旅人の遺体について尋ねられたなら、すでに埋葬済みであることを話しただろう。]
じゃあ、キャラメルとー、焼き菓子はこれとこれとこれもね!
[抱える程のお菓子の山。贅沢しないように、などと思ったのも遥か彼方。アルビンがやって来た時にお菓子を買い込むのは、ヨアヒムの楽しみの一つ。
オットーのパンも、レジーナのクッキーも美味しいし大好きだけど、こう言う珍しい物には目が無い。]
えっ、いいの?!
ありがとうー
[小銭入れを引っ張り出した所で、小瓶を渡され、にぱーっと笑顔になる。]
これ、何?蜂蜜??
[小瓶の中の金色の液体は、瓶を傾けると、とろりと動いた。
アルビンがナニに使うつもりだったかなど…もちろん想像もつかない。]
パンに塗って食べよっと♪
[思わぬプレゼントにご満悦で代金を支払ったが、変わった噂、と言われてその顔が一瞬目に見えて曇った。]
あー、うん…そうだねー…みんな、人狼の噂ばっかりだよ。
僕は良く知らないけど…オットーとかは…何か知ってる、かも。
[切れ切れに言葉を紡いで、目線を外す。この話はしたくないのだ、と体中で訴えんばかり。きっとアルビンにも伝わった事だろう**]
[反応を見ようと周りを見回して、ふとディーターに視線が留まる。
さっき、どこかホッとしたような表情に見えた彼。
今日会ったばかりだったはずだが、自分は何かしただろうか。
美人と言われはしたが……。いや、そもそも考えてみれば、“普通”の男性は自分を見て美人とは言わないだろう。
神学校時代のせいか感覚が少し麻痺していたのかもしれない。
……後で、何かしてみようか。そう思いついたら少し楽しくなった。**]
― 少し前のこと ―
本当にヨアヒムはお菓子が好きだねえ。
いつもたくさん買ってくれるから、僕もこの村に来る甲斐があるよ。
[子供のようにはしゃぐヨアヒムを微笑ましそうに見つめる]
人狼の噂……?
[それを口にしたとき、ヨアヒムの顔が陰るのを僕は見逃さない。
だけどそれは顔に出さずに、ふぅんと流して]
オットーね。
ああ、それよりももっと楽しい話はないかい?
例えばエルナを女の子と間違えて玉砕した話なんてあったら面白いよねー。
[なんて、冗談を口にして笑った]
[羽ペンを眺めるゲルトに]
でしょー!
これ、手に入れるの大変だったんだよ。
是非ゲルトに買ってもらわなくっちゃって思って、仕入れ頑張ったんだぜ。
[硬貨を受け取り、その数を確かめて毎度ありっと財布にしまう]
ちなみにその羽ペンね。
文字を書く以外にも面白い使い方があるんだよー。
……試してみるかい?
そうかー、僕の為にねえ。
そんなら僕に買われて、よかったね。
[くすりと笑って、ペンを動かして羽根をパタパタ振った。]
ん?
何、掃除とか?
[興味を引かれたように、アルビンを見やる。
返事はしていないが、試してみようと目が語っている。]
ほんとほんと。
ゲルトが買ってくれてよかったよー。
[ぱたぱたと揺れる羽ペンを目で追いながら、軽い調子で頷いて]
掃除に使うにはもったいないよ。
ちょっと貸してくれるかい?
[試してみようと語るゲルトの瞳ににっこり微笑んで、
右手を差し出した]
うん、まあ確かに?
せっかく真っ白だもんね。
[しかしそれ以外の使い方は予想がつかないようで。
言われるままに、ほい、とアルビンの手に羽ペンを乗せた。]
― 少し前・食堂 ―
[慌てるオットーの姿が面白くて、ついついからかってしまう。
隠し事の下手な彼が僕のもう一つのお仕事に興味があるのは見え見えで。
だからこそ、その赤い耳元に顔を寄せて――]
一番のおすすめといったら、やっぱり……ね?
[わかるでしょう?とふぅっと耳に息を吹きかける]
夜は予約が入ってるから、お昼で良ければいつでもどうぞ?
[羽ペンを受け取り、それを逆手に握る。
ゲルトの方へ羽を近づけて]
それはね――……こうするんですよー。
[と、ゲルトの首筋あたりへ羽をこしょこしょと擽るように動かした]
ひぁっ…?!
ちょ、あっはっは、やめやめ、
僕首よわーい!
[一瞬甘く高い声が出たが、そのあとは普通に擽ったがって笑っている。]
[うりうりーっと擽り、ゲルトの反応を十分楽しんで手を止める。
不意に出た甘い声はもう一度聞きたいと思えるぐらい魅力的だったが、ここらへんで止めておくべきだろう]
……と、まあ。
こんなふうにいたずらにも使えるんですよ。
ヨアヒムやオットーあたりに使ったら、きっと面白そうですよね?
[悪戯の誘い水をそっと投げて、ゲルトの手に羽ペンを返した]
あははは………はぁ、笑い疲れた。
なぁるほどねえ。
いや、いいねこれ。
[目尻に滲んだ涙を指で拭って。]
ありがと、こっちの使い方もチャンスがあれば
試してみる。
[くすくすと、イタズラを企む子供の笑みを漏らして。]
特にオットーはこういういたずらに興味津々みたいですからね。
ぜひぜひ試してみてあげてください。
[くすくすっと同じように笑い、
それからそう言えばと言葉を続けて]
最近このへんで人狼が出たって噂があるみたいですけど、
ゲルトは何か聞いてますか?
へー、意外だなあ。
興味なさそうな顔してるのにね。
[受け取った羽ペンを、袋の中にしまい込み。]
…うん?人狼?
ああそっか、アルビンは行商で外を出歩くから、危険な話題は気になるよねえ。
うん、僕はオットーからちらっと聞いただけなんだけど、村の外で、遺体が見つかったんだって。普通じゃなくて、人狼に襲われたような遺体…?
[ひそひそと、ここだけのうわさ話ですが、みたいな口調でアルビンに話す。]
ああいうタイプほど、実は……ってパターンが多いんだよ。
分かりやすくて可愛いよねえ。
[先ほど話した時のオットーの様子を思い出し、
無意識のうちに唇を赤い舌が舐める]
……と、そうそう。
人狼が出たなんて言ったら、僕らの商売上がったりだからね。
そういう噂はいつも把握しておかないと、さ。
……ふぅん、オットーが、ね。
[先ほどヨアヒムが口に出したのも、オットーの名前だったことを思い出す。
これはひとつ、オットーと詳しくお話しないといけないなと思いながら]
しかし襲われた遺体、か。
少しばかり物騒な話になってきたねえ…。
[ゲルトが告げるヒソヒソ声に釣られたように、こちらもヒソヒソと耳打ちするような声で頷いた]
僕がその話聞いて、あんまり興味を示さなかったら、なんかがっかりしてたみたいだけど。
伝承としては興味あるけどさ、実際にいるかはあやふやだし、遺体が近くで見つかった…って聞いたらねえ。血生臭い伝承は伝承だから面白い。自分の身に降り掛かってきたらたまらないよ。
[肩を竦めて。]
あ、ヤコブはかなり信じてる風だったね。
なんでも、モーリッツ爺ちゃんが若いころに人狼に遭遇したんだって。
[本当かなー、と呟いて。]
アルビン、また村の外へ行く時は気をつけてね。
人狼かどうかなんてわからないけど、
旅人を襲った犯人はいるわけだし。
どこか遠くへ行っててくれてたらいいんだけどねえ。
[ちょっと真面目な顔をして。]
まあ、退屈な村にはちょっとしたエキサイティングな話だからねー。
でも……うん。
僕もこういう話は、物語の中で楽しむのが一番だと思うよ。
[これまでに何度か結社員として人狼と退治してきた過去を隠したまま、ゲルトに同意する。
あんな経験はできるならご遠慮願いたいものだった]
モーリッツのじいさんとヤコブね。
そういえば今回はまだヤコブに会ってないんだよね。
あとで野菜の種をもっていくときにでも聞いてみるよ。
[人狼が人間に、人狼に注意しろ、だなんて、
滑稽なのもいい所だ。
内心ではそんな風に思うものの、顔には出さない。
いつもこうして、人間のふりをして生きてきたのだから。
今までも、これからも。]
……アルビンは良い仕事してくれるから、
殺されてほしくないのは本心さ。
[こっそりと、独り言。]
[心配するようなゲルトの言葉には、
ぽんっと柔らかな金の髪を撫でて]
ありがと。
うん、気をつけるよー。
僕はもっとゲルトや神父さんや村のみんなといっぱい仲良くなりたいからねー。
[真面目な顔をまじまじと見つめて、
その鼻の頭をつんとつつこうと指を伸ばした]
あれー。
二番目に神父さんの名前出てくんの?
[鼻を突つかれながら、耳ざとく問いかけて。]
ふくく。
僕も、いい商人さんに死んでほしくはないしねえ。
神父さんはゲルトと一緒で、お得意様なんだよー。
[耳ざといゲルトの鼻をもう一度つん、とつつく]
憎まれっ子は世にはばかるって言うからね。
ゲルトこそ気を付けなよ。
[がうっと狼のマネをして。
ゲルトが避けなければ、ぺろりと彼のやわらかな唇を舐めるだろう]
―少し前・食堂―
[そう、興味がない事を否定出来ない。オットーは男色に関して良い顔をせず、どちらかと言えば世間一般と同じく排他的であった。
ただそうやって否定するのは。
街に居た頃に慕っていた人は男性だった。
彼に対する思いに尊敬の念以外の感情が入れ交じっていた事を否めない。
仲間思いの優しい人だった。その人は自分より随分と年上だったが可愛いかった事を覚えている。
7年前に街であった事件で参考重要人としてオットーは取り調べを受けた。
その際に結社の占い師に人間だという判定を受けていた。その報告は結社の資料としても残っているだろう。]
[(>>325)耳元で耳元で囁かれた言葉にオットーの灰色の瞳が揺れ動いた。
息を吹きかけられると思わずアルビンの肩を掴んで距離を取る。]
だから、ぼくは、そっちの興味はない。
……。
[頬を朱色にそめながらも強い語気で返した。まるで自分に言い聞かせるように聞こえただろうか。それこそが答えになっているとは知らずに。]
……ただ普通の方の商品なら。
それじゃあ、ね。
[自分からアルビンのもとに訪れることはしないだろうが、アルビンから誘いがあれば断りきれないだろう。
アルビンの前から立ち去る際に恨みがましくそちらを見つめた瞳。アルビンにそう確信を持たせただろうか。]
ふうん…?
教会のお金でたくさん買い物してるんじゃないだろうね。
[などと茶化しながらも。
アルビンのもう一つの仕事も、なんとなく耳に挟んだことはある。あまりお金に余裕はないので、買おうとしたことはないが。
と、アルビンの顔が近づいてきて。避けることはなく。]
こら、いたずらオオカミ。
僕の唇は高いんだからな?
[くっくと笑って。アルビンの額を指で押した。
男にこういうことをされても気にしてない辺り、偏見がないのはわかるだろう。]
ジムゾンも、…ディーターも。
しっかりと戸締まりを忘れない様にね。
[ジムゾンを心配するような眼差しを向け、
ちらりとディータの方も見て、逃げる様に食堂を後にした。**]
僕としては教会のお金でも神父さんのポケットマネーでも、
どちらでも構わないけどね。
[商売人にとってお金はお金であるだけで価値があるのだ。
その出処がどこであろうと気にする理由がなかった]
隙だらけだよ?
悪い狼さんに食べられないように気を付けなよ。
[押されたオデコをぽんっと叩いて、けらけらと笑う]
それじゃ僕はそろそろ行くね。
御馳走様でした。
[またよろしくねーと、自分の唇を指でつついてゲルトの部屋を後にする。
さて、次は誰から話を聞くべきか。
僕は腕を組み、ヤコブ(+じじい)とオットーのどちらが好みか考えていた*]
はいはい、気をつけますぅ。
じゃーね?
[ひらひらと片手を振って。
アルビンが部屋を出ていった後、袋から羽ペンを取り出し、羊皮紙で書き味を試していた。
うん、良い感じ。**]
[ジムゾンが、ディーターとオットーの会話に割って入ったことで、オットーは一旦ディーターに対する態度を変えたようだ。ジムゾンは意識してやったことなのかどうか分からなかったが、感謝の視線を向ける。さすが神父だと。]
ジムゾンさん、おれも同じ意見です。
推測の時点で無闇に騒ぐと、真実を見失いかねない。結社に連絡したなら、専門の知識を持った人がそのうち到着するでしょう。
[アルビンがその結社に関係する人物とは考えもせずに告げた。月一で村を訪れる知り合いがそうとの意識がなかったから。おまけに結社に所属する人の外見を、眼鏡をかけた、くそ真面目で頭が固そうな研究者っぽいのを想像しているし。]
オットー、お前も……。
家に帰ったら、ちゃんと戸締りするんだぞ?おれも気をつけるから。
[ジムゾンとディーターに、それぞれ意味の違う視線を向けるオットーに声をかける。ぶっきらぼうではあっても、嬉しそうに返事をしたさっきの姿を思い出しながら。
オットーは、確かに思いをそのまま口にすることは少ない。でも見ていると、何を考えているかはちゃんと伝わってくるし、自分も読み取ろうと努力している。]
お前に何かあったら、すっごく心配だからさ。
じゃあ、またな。
[何故だか逃げるように食堂を後にするオットーへ、気遣いの言葉と別れの挨拶を告げた。]
[オットーが使ったティーカップを片付けつつ、アルビンはそろそろ来る頃だろうか?と思考をめぐらせる。先月会ったときに秋用のレタスの種を注文したから、宿屋に来る前、もし会えた場合を想定して、料金はちゃんと持ってきてある。]
じっちゃもアルビンさんが外から持ってくる話、楽しみにしているしな。
[モーリッツは普段は話す専門だが、アルビンに対しては拝聴の姿勢を取る。やはり村の外の出来事は珍しいらしい。
片づけを終わらせると、食堂の椅子に腰を下ろして、紅茶をお代わりした。]
/*今回ヤコブは可愛げがってもんがなくなってしまった、と思うとる蕎麦や。
冷静すぎるほど冷静やし。
ある意味既に爺さんの域。(何。
ジムゾンに「何故そんなことするんですか?」って聞いた時点で、もうあれそれやったけどな。っていうか、お前本当に22歳?と言われても仕方ないわ。
― 宿屋・食堂 ―
…チッ
お前ほんっっっと! 可愛くねーのな。
[皮肉を返すオットーに不機嫌を隠さず眉を下げる。
確かに喧嘩はした、だがたった1回だ。
それなのにこう、いつまでも引きずらなければならないのは。オットーがこんな態度を取り続けるせいだと思う。
普段仲の良いヤコブやヨアヒムとだって、長い付き合いの中で喧嘩くらいそれなりにしてるだろうに。
なんで自分に対してだけ、こうも頑ななのか。ディーターにはさっぱり分からなかった。]
お? おう。ゲルトがお前の名前を出してたからな、詳しいんじゃないのか?
……っ、悪かったな…!
[>>287 しかしオットーが見せた一瞬の表情は戸惑いに揺れてるように見えて、怪訝に思うものの。
『何も知らない』だとか『長く生きといて何を学んできた』だのと続けられれば、それもすぐに吹き飛んだ。
>>288 『人狼』について語るオットーの口は滑らかだ。
途中で噛むこともなく、すらすらと語りが紡がれていく。オットー表情は気のせいか、嬉々として見えた。]
なるほど。辺境の村しか襲わず、1人ずつ食い殺すのか。
おまけに昼は正体を隠して、どんな武器を持っても普通の人間には太刀打ち出来ねぇ、と…。
銀の武器とか弱点はねぇのかよ?
[オットーの内容を声に出して確認しつつ、もしかして喜んでるのか? と思う。]
(案外、可愛いじゃねえか…)
だから村人は――……って、なんだよ?
怖いかって? お前じゃあるまいし、んなわけあるかッ!
大体、俺はお前らほど人狼の存在を信じちゃいねえ。そりゃ、いるのかも知れねぇが…。
[悪戯めいたオットーの茶化しに反撃する。
が、語尾が弱くなったのは否定仕切れない噂の数々と、なにより『見た』という者達を嘘つきにしたくない、という気持ちがあったからだが。
紅茶を咽せた事と言い、食器を落としそうになった事と言い、この弱い語尾と言い。
見ようによっては何か動揺しているように感じたかも知れなかった。]
この近くで人狼に食われたらしい死体が見つかったらしいって、話だろ?
ジムゾンも、それを確認しに村長んとこに行ったんじゃなかったか。
[>>311 そういってジムゾンを見る。思いの外子供っぽい返事がかえって来て少し驚きはするものの、悪い気はしない。
さっきはエルナが手伝いに席を立ったから見送ったが。
今ニコラスに手当を受けているシモン自身が、人狼に襲われて生き残った事など、知るよしもない。]
そ、可能性の問題だ…用心するに越したことはねぇ。
もし怖いなら……――、俺が守ってやってもいいんだぜ?
[>>313 >>343ジムゾンの報告を聞きながら、からかい半分にオットーを見る。
あくまでも『人狼に襲われた可能性が高い』であって、まだ断定出来てるわけではない。
それでも村に人狼が紛れているなら、守ってやりたいと言う気持ちも嘘ではなかった。]
お前こそ気をつけろよ!
…ったく、言ってるそばから1人行動かよ…。
[>>344 ジムゾンに心配を寄こした後、自分をちらりと見たオットーを意外と思いつつも。
オットーが消えた扉を見つめたまま、溜息をはくように呟いた。*]
[18年越し――いや、それ以上かもしれないニコラスの勘違いは、
エルナ本人>>272からも訂正が入った。
勘違いしてしまうのも、わからなくもない。
自分もエルナと初めて出会った時は、女の子だと勘違いしたから。
ニコラスとは違い、その誤解はすぐに解くことが出来たけれど。
かなりのショックを受けている様子>>292に、
そろそろ同情心まで芽生えてくる。
先ほど転んだときに打ち付けてしまった場所を気にしつつ、
男はベッドへと腰をかけた。]
…………………。
[表情の変化が乏しい顔が時折顰め面になるのは、
濡れたタオルが傷口を掠める時。
一人で居た頃は自分でやっていた事で、
傷口に湯や薬が沁みる覚悟もしやすいものだが。
他人の手を借りるのは久々すぎて、どうにも落ち着かなかった**]
ディーターさん、大丈夫です。
[食堂から出て行ったオットーを見て呟いたディーターを安心させるように声をかける。]
人狼は日のある間は、人間と同じ姿をしているから、恐ろしい力は使えないという話らしいですし。
[微妙な言い回しで、口にした内容は伝聞が元になっていると暗に仄めかす。]
もし強盗や殺人者の仕業だとしても、昼間から村の中に出てきて、悪さをしないと思いますよ。
[それから、食堂の出入り口に視線を向けた。]
尤も。さっきからどうもオットーの様子はおかしいから、おれも心配しているんですよね。
/*本家BBSでおれが遭遇した中で、意外なPC設定と言えば。
やはり残り湯やろ。(まがお。
人間どころか、生物ですらないよってな。
wikiの例には宇宙人や忍者が書いてあったが、まさか残り湯は誰も想像できないだろうと思うとる。
― 少し前・宿 ―
そうか、そりゃ悪かったな。
ああ、昨日戻ったばかりなんだよ。
[子供っぽいヨアヒムの返答に答えるが、ちっとも申し訳なさそうな気配はない。
ディーターが15歳で村を出るとき、まだ10歳にも満たなかった青年が呼び捨てする事に。
自分の悪影響が出ていることにも気がついていなかった。]
まあ、銃よりは扱い慣れてるからな。
それがどうした…?
[ディーターの得意とするのは、喧嘩崩れの自己流で身につけた戦闘術だ。
大体の知識はあるものの、正式に軍隊で訓練された兵士と違い銃器類の扱いは得意ではない。]
変なヤツ…。
[慌てて手を振るヨアヒムに怪訝そうな顔を向ける。
ヨアヒムが何を考えてそんな事を尋ねてきたのか、詳細は分からないまま。]
もし興味があるなら、シモンに聞いてみたらどうだ?
俺よりも、ちゃんとした知識を教えてくれるんじゃねぇか。
[実際にシモンが教えてくれるかは分からないが。下手に自己流の半端な知識を教えられるよりは、その方がマシだろうと思い。
そう声をかけたあと、肩をすくめた。*]
ん…まあ、お前がそう言うならいいんだけどよ…。
あと、その"ディーターさん"って言うのやめてくんね? なんか気持ち悪りぃんだわ…。
[>>354 ヤコブの方を見れば相変わらず落ち着き払っている。
なんだか余計な心配をしている自分が恥ずかしくなり、腕を組んでカウンターに背を預けてから改めてヤコブを見た。]
さっきから? って……そっか。
[ディーターは全然気がつかなかった。
やはり普段から一緒にいるヤコブだからこそ気がついたのだろうか。]
なら、安全なのは昼間だけだろ。
夜はどうすんだ? ついててやんのか?
[深い意味は無いが何となく、そうヤコブに問いかける。]
―食堂→?―
[(>>351)銀の武器とか弱点はねぇのかよ?と聞かれたら首を横に振る。]
狩人に守られている村人を人狼は襲う事は出来ないけれど、
狩人は人狼自体を殺せる訳じゃない。
だから村人は―…。
[だから村人はなんだと促される。オットーの唇に浮かんだ笑みは深くなった。
人狼に詳しい事情を気取られた様子もないし、ディーターに教える事にひそかな喜びを感じて続きを話そうとしたが、「お前じゃあるまいし」という声にその気はなくなる。]
って僕が怖がってるみたいに言うな!
お前が人狼について聞いて来たんだろう。お前の方こそ怖がってるんじゃないかと心配してあげたんだよ。
[怖がるお前が心配だと心にもない言葉が口を突いて出て来る。信じている信じていないの話題については触れない。
実際に見た事がある者からすれば信じざるを得なかったから。]
[もしディーターがもっと人狼について知りたいなら、改めてオットーに聞くか、他の人狼に詳しい人物に聞くか。
少なくともジムゾンの報告で話しは途切れその場でオットーが話すタイミングを失った。
宿を出て行く際に掛けられた言葉に顔が熱くなる。]
馬鹿にすんなよ。自分の身ぐらい自分で守れる。
怖がりのディーターこそ…、夜寝る時は誰かと一緒にお寝んねしてもらいなよ。精々寝首をかかれない様にね。
[最後まで皮肉を言う事を忘れない。
それでも一瞬と言え、食堂を出て行く時に心配そうな眼差しをディーターに向けるんだった。]
そうですか?
[ディーターから気持ち悪いとハッキリ言われてしまって、不思議そうに首を傾げた。]
モーリッツじっちゃから、年上の人は丁寧に呼ばないと駄目だ!って煩く言われているんで。
まあ、でも本人が嫌と言われるなら、無理強いする気はありません。
……なんて呼べばいいです?
[いきなり呼び捨てという発想は浮かばず、ザ・丸投げ。ディーターが指定した呼び方をしようと答えを待った。]
[しかし、”ついててやんのか?”とディーターに問われて、すっと表情を引き締めた。]
大丈夫です。オットーは何も考えずに行動する奴じゃないって信じてますから。
元々人狼が出たかもしれないという話をおれに教えてくれたのはオットーですし、ちゃんと用心していると思っています。
おれは、オットーを大切にしたいですけれども、でも本人の考えも尊重したいです。
オットーが、”子供じゃないから言われなくたって。”と言うなら……分かったと送り出すまでですよ。
[静かな口調で、自分の考えを淡々と説明する。]
[そこまで考えて、次に入ってきた衝撃的な言葉に目を丸くし、吹き出した。]
あはははははっ
エルナを女の子と間違え…いやいやいや、いくらなんでも無いでしょ!
確かに女物の服は良く仕立ててるけど…あ、だめ、エルナがあれ着てるの想像しちゃった…ふふふふっ
[ヨアヒムもエルナがワンピースを着せられていたのを見ていたかもしれない。しれないが、物心つくかつかないか…。
ヨアヒムの中では、エルナも『お兄ちゃん』の一人なのだった。
想像するだけでおかしくて、けらけらと声を上げて笑った。
実際にそんな悲劇が起きているなんて…知らない。もちろん*]
/*
誰に矢印向けよう!(今更)
端からだと、神父の矢印はどこを向いてるように見えるんだろう……。
動き方いろいろ失敗してる気がするるるるr
/*
信じてもらえないかもしれませんが、本当は、総攻めっぽい変態神父を演ろうとしてたんです……。
どうしてこうなった\(^o^)/
ええい、いいや。もうこの神父は、変な人なんです!真面目さと変態さが同居してる、変な人なんです!(ノ∀`)
ディーターでいい、呼び捨てでかまわねぇ。
"さん"付けされるようなタイプじゃねえだろ?
[じいさんには、文句言われるかもしれねーけどな と付け加えて。どこまでも丁寧な姿勢のヤコブに苦笑する。]
別に子供扱いしたわけじゃねぇんだけどな…。
でも、ま…そうだな。
お前が断言できるくらい、信じられるんだ。
俺が心配することじゃねぇな。
[表情を引き締めてはっきりと告げるヤコブに、うなづく。2人の強固な信頼を見れば、自分がこれ以上何かを言う必要もない。]
フン…寝首ねぇ…。
かかれるまえに落としてやるさ。
[すでにその姿は扉の向こうに消えたあとだったが、最期まで可愛げのない文句を叩きつけたオットーに呟いた。
>>317 ふと視線に気がつけば、ジムゾンがこちらを見ていることに気がつき、こちらも薄く笑みを浮かべる。
>>118ゲルトとの会話や>>160>>164ヨアヒムの尻に手を伸ばすあたり。
教会での禁欲生活で色々と溜まってるのかも知れない。]
[ゆっくりとジムゾンに歩み寄る。
ジムゾンがアルビンを買ってるのは事実のようだったし、この美しい神父が自分に誘いをかけてくるなら乗ってやるのも悪くないと思いながら。**]
/*
さっき、誰に矢印向けようと言ったが、それは半分ウソだ!
誰にとは書かないけど、内心ぐらぐらというか、うん、どうしようかな……!
分かった、聞いてみるよ。
ありがと、ディーター。やっぱり優しいんだね。
[なんだかほっとして、思ったことを素直に言ってしまった。
と、ディーターの顔の向こう側に行商人の姿を見つけたのはその時だった。]
あ、ごめん僕ちょっとアルビンのとこ行って来る。買う物あるんだ
じゃーねー、ありがとね!
[ぶんぶんと手を振ると、大量のお菓子を調達するためにアルビンの方へ駆け出したのだった**]
― 宿屋・食堂 ―
[特に助けようとしたというよりは「それは違う」と思ったから口を挟んだだけなので、ヤコブの視線の意味には気づかない。>>347
ただ、同じ意見だと言われれば頷いてみせた。
そして、オットーの去り際の言葉を聞いて>>344]
そうですね。ちゃんと鍵をかけることにします。
ありがとうオットー。
[少し微笑んで、そう返した。
自分に対して苦手意識を持っているようなオットーがこちらを心配するような様子を見せたので、嫌われている訳でもないのだろうか……と感じたが、真実は解らない。
まあ、こちらを苦手とするような反応もそれはそれで楽しいので、どちらでも構わないのだが。]
― 少し前 ―
[表面上では、皮肉を言ったり相手の態度にいらついたりしていても、オットーとディーターが人狼の噂を聞いて、お互いを心配しているのは見て取れたから、案外きっかけがあれば普通に話せるようになるかもな、と思いついた。
オットーがディーターに喧嘩を売るのは良く見ていたとはいえ、気になるものは気になるのだった。知人同士がギクシャクしていると、慌てて間に入ることはしないとはいえ、内心ハラハラしている。おれってちょっとお節介かな、とは考えるものの。]
うん。オットー、ありがとう。
[しかし、今は考えを表に出すことはなく。
笑みを返してくれたオットーに笑みを返して、嬉しそうにお礼を言うだけだった。]
あ、はい。ではディーターで。
[呼び捨てで構わないと言われて、今度も真面目に頷いた。]
でもモーリッツじっちゃの前では、さんをつけますよとは言っておきます。じっちゃは頑固な性格で、言いつけ守らないと機嫌悪くなりますし。
[苦笑と共に言われた文句言われるかもとの言葉を言外に肯定しつつ、予め注意を促す。]
ふふ。でもオットーを心配してくれて、ディーターも親切な方ですね。
ありがとうございます。
[心配することじゃねぇな、と口にしたディーターにお礼を告げた。
先ほどオットーの皮肉に対して不機嫌を隠さずに反応している姿を見ているから、尚更いい人だなと思っている。今のところ、本人に面と向って言う気はないが。]
嗚呼でも。ディーターこそ、何かありましたら話くらいは聞きますよ。
では、おれはカップを片づけてきますから、またのちほど。
[ジムゾンの方を向いているディーターに気付いて、そこで話を終わらせる。
お盆に空いたお皿とティーセットを乗せて、厨房に向った。]
― →厨房
…滲みるか?
[>>353険しく歪むシモンの顔に気付き、
傷口に近い部分を拭く前にと、
大麻を乾燥させたものを少量、木製の香炊きの上に開けて。
火を付けてからサイドボードへと置く。
ちらりとエルナの方を見上げ。]
もう大丈夫だ、ありがとう。
[少量といえど、この香りに慣れないエルナが嗅いだら、
具合が悪くなってはいけないと気を払って退出を促し。]
ああ、そうだエルナ。
あの茶髪の子に、
落ち着いたら見舞いにおいでと伝えてくれよ。
[>>184>>248そわそわと此方を見ていた事を思い起こし、
きっとシモンが心配だったのだろうと気を効かせたつもり]
[窓を開けているといえど、煙は宙を彷徨い浮かぶ。
そして自分も強く嗅がないように、俯き気味に。]
身体にいいもんじゃないし、
あんまり思い切り吸い込まないようにな。
[常習しなければ害にはならないが、
態と多く吸い込めば麻酔いくらいは起こしかねない。
注意を残して、効いてきたかと思った辺りで傷口の近くを拭く。
引き攣るような痛みをはじめこそ感じたとて、
次第にそれは、気にならなくなる筈だ。]
いいぜ…。
俺もアンタに聞きたいことがあんだ。
[ゆっくりと歩み寄るディーターに、ジムゾンは動揺するそぶりも見せない。チラリと扉に向けられた視線に、笑みは深くなる。]
………少しだけだから、大丈夫。
[>>375 昔と比べればかわいいものだ。
約半年、あの騒動の時以外は大きな傷を負う事もなくなったから、
かつてよりは痛みに弱くなっている気がしないでもないが。
ニコラスが焚いているのは薬草だろうか。
軍に居た頃も、薬草を麻酔として使う事があった。
あまり身体にはよくないと言われた記憶がある。]
あ…――エルナも、ありがとう。
[先ほど彼が手にしていたものを思い出し、
ニコラスの手伝いをしてくれたのだろうと礼を告げ。
エルナに向けられたニコラスの言葉、
茶髪というのは誰だろうか。
思い当たるのはヨアヒムくらいだが――]
じゃあ、出ましょうか……。
[ディーターの言葉に頷き、歩き出す。
まだ日も落ちていない内から宿の部屋というのは、さすがに人目につくような気がする。やはり外だろう。
食堂、そして宿屋の玄関から外に出れば問いかけた。]
そこの納屋と、教会。どちらがお好みですか?
[珈琲と紅茶、どちらが良い?とでもいう風な軽さで。]
/*
ディーターどこに住んでるか分かんないし、他の方が目撃しようと思えば目撃できそうな場所をチョイス。したつもり。
[促すジムゾンに続いて外に出る。人目など気にしない質のディーターは、まっ昼間の部屋に連れ込んでも構わなかったが。]
さっき、"いつでも教会にいらして来てください"って言ってたろ?
[>>381 納屋に連れ込んで押し倒すのもいいが、それでは味気ない。どちらかを聞くジムゾンにそう答えて、ウィンクすると。
ジムゾンさえ拒まなければ、さり気なく腰に手を回して歩き出そうとした。]
―自室―
[部屋でしばらく書き味を試していたら、だんだんと眠気が晴れてきて。]
温泉でも入ろうかなー。
[超がつくのんびり具合。
立ち上がり、廊下へ出た。]
―廊下―
!?
[しかし、そんなのんびり気分をぶっ飛ばしたのは、廊下で出会ったモーリッツの存在だった。目があった途端、ぎろりと光った気がした。]
ひ、ヒイイ……
[『こらお前はまた!ええ若いもんが働きもせんと、昼間から温泉など!』と説教を受け始める。]
[>>383 これくらいの痛みで音を上げる事もない。
むしろ音を上げてしまったら少し恥ずかしいと、
そんな事を思ってしまう。]
はは、馬鹿と煙は――…ってやつか。
[確かに、と笑みを漏らす。
その表情はといえば、これからの事を思って
少し硬くなっているのだけれど。]
……… ん。痛くない。
[ニコラスに問われてから、
肌をつねられていることに気付くほどには。
麻酔というのも不思議なものだと思う。
痛みを感じなくなるなんて。その分、副作用は強いのだろうが。
薬を塗られていく感覚は覚えど、
傷口を触れられても、大した痛みはない。
静かな空間に、瞳を閉じかけた――その時。]
[傷を見られてしまえば、隠し通すことも難しいか。
観念したように、男は口を開く。]
……… 人狼、に。
[その表情は、ひどく険しい。]
― 教会 ―
[それでもジムゾンが人目を気にするようなら、出来るだけ村人達の目につかないようなルートを選んで教会へ向かった。
重たい扉を開けば、昔懐かしい礼拝堂に目をやる。
古びた礼拝用の長椅子、正面の十字架、左奥には懺悔室。なにもかもが昔のままだった。]
[ガラリとした堂内には他に人気はなく、好都合か。
扉が閉まや否や、痛くない程度の力でジムゾンの手首を掴み自分の方へ引き寄せる。]
あんた…誰にでもこういうコトしてんのか?
[逃げようと思えば逃げられる程度の力でジムゾンの腰を抱くと、耳元で低く囁きながらカソックの上から尻を掴んで撫で上げた。]
あーはい……ええっ、そんなことが……
はあ、はあ。
大変でしたよねー…
[ねむいなあ、寝てていい?
なんてとてもじゃないが言える雰囲気じゃあ、ない。
モーリッツの話に適当に相槌を打ちながら。
終わる頃には夕方になっていた。]
[食事してるときに聞くとはなしに聞いていた会話で、ジムゾンがユリウスを大事に思っていたことも。
顔がそっくりなシモンを、彼と間違えてしまった事も聞いた。
シモンを見つめる瞳には、ディーターでさえ切なく感じたものだ。
だからこそ、誰彼かまわずにちょっかいを出してるらしいジムゾンに、少し疑問も湧いたのだ。]
欲求不満なら、抱いてやる…が――、いいのか?
[抱いてから泣かれるのは、まっぴらだ。
だが、服を脱がしてしまえば止められる自信はない。]
― 食堂→自室 ―
[陽も暮れて来たし、そろそろ飲んでも怒られない時間かなーなどと考えつつ]
一回、部屋に荷物置いてくるねー
[誰にともなく声をかけると立ち上がった。]
よっ、と。
[荷物と、両手いっぱいのお菓子を抱え、二階の階段近くの部屋を目指す。]
あれ?モーリッツのじいちゃんどうしたの?
[一階の廊下を塞ぐように立っているモーリッツの後姿が見え、思わず声をかけた。]
夕陽!?もうそんな時間なんだ!
え、ええ。
ありがとうございました!
参考にさせていただきます!
[びしっと綺麗な45度でお辞儀をし、モーリッツも時間と気を逸らされたのもあり、お説教をここで止めてくれる気になったようで。]
ごゆっくりー!
[風呂場の方へ去って行くモーリッツの後ろ姿を見送り、ぱたぱたとゲルトの方へ駆け寄った。]
ゲルト、大丈夫??
…キャラメル食べる?
[とりあえず労おうと思ったけど、キャラメルしか思いつかなかった。
いやでも、せっかく買ったお菓子をあげると言うのは、結構ヨアヒムの中では大変な事なのだ。その気持ちが通じるかは別として。]
た、助かった〜……
ヨアヒム、ありがと、ありがと!
ひいい、しびれたあ。
[モーリッツが去ってしまえば、すぐに立ち上がった。が、正座していた足が痺れて、よろめきながらヨアヒムに取りすがった。]
― 教会 ―
あっ…!
[中に入った途端、手首を掴んで引き寄せられ、小さく声が上がる。]
ん……っ、誰にでも……?
そうですね、誘いに乗ってくれる人、なら……誰でも。
[強引にされている上に耳元で良い声で囁かれるもんだからゾクゾクする。
ディーターの服の裾をギュッと握った。]
[>>394 自分の目には見えない足の傷は、
今、どうなっているだろう。
ニコラスの反応を見るに、
やはり医療に携わるものが見ても、酷いものなのか。
――彼が心を痛めている事など、男は気付かず。]
……… あ、ああ。
[>>395 こっち。左目の事かと気付き、表情を曇らせて。
また心配をかけてしまう、そう思いながらも、
解かれていく包帯を止めるようなことはしない。]
!! ニコラス兄さん、大丈夫か…っ!
[あの煙を、深く吸い込んでしまったのか。
ふらつくニコラスの身体を支えようと手を伸ばす。
ああ、やはり言わなければよかった――…、
後悔をしても、もう遅い。]
[しかし。
いいのか?と尋ねられると動きが止まり。ゆっくりと顔を上げて。]
…………どうして、そんなことを?
[僅かに震える手で、背中の布を掴むようにして抱きつき、顔を相手の胸に伏せた。]
こうしている間は……さびしくないんです。だから。
いいんです。
[そんな自分を相手にして、彼がどう思うのか。そこまでは考えられずに。]
ちょっ、ちょ、ダメ、待ってゲルト!
ぅわぁあぁあ!
[縋りつかれると思わなくて、ゲルトのそばにしゃがもうとした所をつかまえられたものだから…
お菓子が宙を舞い、それがスローモーションで飛んで行くのが見え、そしてヨアヒムは盛大にひっくり返った。もしかしたら、ゲルトも巻き添えにしてしまったかもしれない。]
シモンなら多分。俺と違って、ずっと村にいると思うぜ?
[実際にどうなるかは分からないが、あの怪我だ。すぐ復帰して外へ出て行くとは考えにくい。
言外に想いを伝えるなら時間は充分あるのだと含めるが、それがジムゾンに伝わるかどうかはわからなかった。
ジムゾンを壁に押しつけるようにして、背骨に沿うように指を這わせながら囁き、指は背から項へ。
耳の後ろを通って顎を掴むと、そっと上へ向かせジムゾンの瞳を覗き込み目を細める。
綺麗だ――――、そう思った。
ごくりと喉が鳴る。]
……… 変な話をして、ごめん。
[解けかけた左目の包帯が、落ちる。
そこには左目の上を通って、縦に裂かれた痕。
閉じられたままの左目、傷は眼球にまで到達してしまっている。
また、哀しそうな顔をさせてしまうのか。
そう思うと、こんな怪我を負ってしまう自分の未熟さが、
とても、いやになった。]
うー…あー、ごめんねゲルト…大丈夫?
[けれど幸いと言うかなんと言うか、ヨアヒムが下でその上にゲルト。]
うん、あげる…から、ちょっとどけて…?
[上目遣いのゲルトに、一瞬どきっとしてしまって少しだけ目を逸らすと、くっついたままのゲルトの腕をぽふ、と軽く叩いた。]
― 宿屋・厨房 ―
[お皿やティーセットを洗って片付けていたら、レジーナから”少し頼まれてくれないかねぇ。”と声をかけられた。
倉庫に届いた食材を厨房にまで運んで欲しいようだ。]
分かりました。
[レジーナには常日頃から世話になっているから、快く引き受けた。
倉庫と厨房を何度か往復している内に、気がついたら夕暮れになっていた。
レジーナが”お陰で助かったよ。ご苦労様”と労いの言葉を口にする。]
どういたしまして。
また何かありましたら、遠慮なくどうぞ。
―野外の何処か夕陽の見える場所―
[ディーターと絡むと何時もこうだった。後になって「僕は何をやってるんだ…」と後悔するが止められない。
殆ど自分のせいであるのだが事ある毎に自分に向けられる悪態を受け入れてしまっているわけではない。勿論、頭にきている。後になって「僕は何をやってるんだ…」と後悔するが止められない。
どきどきと高鳴る心臓を煩いと思いながら外に出た。
守ってやってもいいという言葉は本心ではないと思うけれど、妙な気持ちにさせられる。
けれども護れたいとは思わない。]
自分にそんな価値があるとは思わない。
あの人もいってくれたけれど。
「オットーは子どもだからね。
わたしが守ってあげるよ。」
「ぼくは、そんなの、いらないです」
「僕を代わりに吊って」
「出来ないなら連れて行って」
「それが無理なら 食べて 」
優しい人はだめよと笑って、
出来損ないぼくを最後までぼくを庇って、
そんな優しさなんか必要ないから、
強引にでも全てを奪って欲しかった。
[いつもの様に村の若者やお年寄りで賑やかだった宿屋。幼なじみのヤコブとヨアヒムは普段と変わらず笑っていたし、過去に親しくしていたシモンも帰ってきて。
熱気をはらんだ風がオットーの足をもたつかせ、風ひとつない空気はその熱を帯びたまま嫌な湿度を感じさせている。
夏はまだ遠いのに暑い。]
……あっはははははは!
[何が楽しいのか、ヨアヒムを押し倒して笑っている。ぎゅ、っとヨアヒムにしがみついて、ヨアヒムの頭を撫でた。]
いやいや、ごめんごめん。
僕も足が痺れてるって自覚してなかったね。
[そうして、ぴたっとくっついてから、ヨアヒムの上から退いた。]
[長い午後ののち、日は少しずつかたむき、空はばら色に染まった。
陽が出ている間は暑かったが夜風は幾分か涼しく感じる。
暑さに惑わされたのだと言い切るには自分の気持ちに区切りをつけれないでいた。*]
[震えている――、背中に伝わる感触に目を閉じる。
胸に顔を埋めるようにしているジムゾンを抱きしめ、伝わる体温を楽しむ。
確かに人と触れ合う温もりは、心地良いものだ。
早くカソックを暴いて犯してやりたい気持ちと、それでも目の前の綺麗な人を傷つけたくないという気持ちがせめぎ合ってぐるぐるする。]
[気がつけば手は、ジムゾンの髪を優しく撫でていた。]
[タオルを渡した後もしばらくシモンの部屋に留まっていたが、礼を告げた上で退出を促されると]
どういたしまして。
…オレは薬とか傷とかよくわかんないから、荷運びぐらいしかできないが…何かあったら遠慮無く使ってくれていいぜ。
茶髪…っつーとヨアヒムだよな多分。伝えとくよ。
…じゃあ、ニコ、シモン兄。また後でな。
折角会えたんだ。余裕があったら、ゆっくり話そうぜ。
[“次に手伝える事があるとしても後片付けぐらいだろう”という考えに基づきそう伝えると、施術の邪魔をしない様部屋を出ていった]
[しがみつかれて、頭を撫でられて、どぎまぎしてしまう。]
うぅん、大丈夫…
[なんだろう?なんでこんなにドキドキしているんだろう?
離れて行く体温が名残惜しくて思わず手を伸ばしそうになった。
でも途中でそんな自分に気づくと、誤魔化すように辺りに散らばったお菓子をかき集めた。
何やってんだ僕…]
アルビンがね、持って来てくれたんだ。
[かき集めたお菓子の山から、キャラメルを探し当て、包みを剥く。]
はいっ
[そのまま、一粒、ゲルトの口に押し付けた。]
…………シモンは、ユリウスではない……です。
[ディーターが、どうしてそんなことを言うのか解らない。
少し考えてから、見当違いの方向に思い至り。]
ああ……シモンの方が、あ、ふっ……長く一緒に居てくれ…んっ、 かも……と?
[背中に指を這わされると、熱い吐息と共に小さく声が漏れる。
壁にへばりつくような体勢のまま、その手に任せ。
どうされても構わないと思いながら、言葉の続きが口をついて出た。]
でも、彼は私を必要としない……きっと。
そして 貴方も、でしょう?
[妖しげな笑みを浮かべると、ディーターの後頭部に手を伸ばし。ぐいと引き寄せて口付けよう。]
/*
Q:罵られて喜ぶなんてMなんですか?
A:はい。オットーはマゾ。
うそ、PLの趣味ry
本当にありがとう。
仲が悪い関係が大好き。ディーターともっと話したいけど我慢//
過去を匂わす様な事を言ったけど設定なんてなかry
今回は見切り発車です。子どもぽくなったのは大体ヤコブのせry
アルオトはいけないお兄さんと可愛い年下攻だよねb
可愛いのはゲルヨアとディタだと思う。ほんと、ゲルヨア可愛い!!
― 宿・移動中 ―
[シモンの部屋を出てから、宿屋内にいるアルビン>>345とすれ違う事があったら]
あ、アルビン。久しぶりだな。
……ちょい、こっちこっち
[適当に、他者に話を聞かれなさそうな所へ彼を呼んで]
……あのさー。
パンツ仕入れる気、ない?
[暇なときに作るから溜まってきててさ、と相談を持ちかける。
新しい布やレースを試し縫いした後は大体パンツに加工している為、普段穿くにしては少々気合いの入ったひらひらパンツ(女物)がどんどん増えていくのだった]
[“手広く商売をする”彼なら、ひらひらパンツの需要がある所も知っているだろうという思考]
/*
今なら 出せるッ!!!
エリーアス部屋の引き出しは布(かわいい)と布(きれい)とレースと女物のパンツで埋まってる。
本人の服は大した量じゃないから、引き出しに入れてない。
仕立て屋 エルナは、ならず者 ディーター を能力(占う)の対象に選びました。
/*
占い先をディーターに変更っと。
理由は単純。
夢の中とはいえ、人狼から逃げてる最中に
「…っ、手を、貸せ!!」
って腕をひっつかめそうなのがディーターだから。
[心を寄せすぎてはいけない。
自分は、人間ではないのだから。
情を移してはいけない。
自分は、やがて離れて流れていく存在なのだから。
だから、人との間には壁を置く。
置かなければいけないのだ。
けれど本当は、彼と、もっと―――……]
…あ、アルビンの持ってくるお菓子は、なんでも美味しいんだよっ
[怒ってる訳では決して無いのだけど、ちょっと怒ったような口調になってしまって、あぁもうと思いつつ、ちらっとゲルトを見た。]
…何か、くれるの?
[お返し、と言う言葉に期待の眼差し。]
それは、わからないぜ?
[シモンもディーター自身さえも、自分のことなど必要としないと宣言する、ジムゾンの魅力的な唇に口づけて。
どちらとも取れる返事をする。
シモンがどう思うかはわからないが、少なくとも自分はジムゾンを綺麗だとは思っているし。
今も乱暴にしたいのと、大事に扱いたい気持ちでごっちゃになるくらいなのだから。]
少なくとも俺は、アンタを綺麗だと思ってる――。
[自分の気持ちを正直に伝える。
もっと上手い表現があるかも知れないが、ディーターにはこれが精一杯だった。
必要とされるか、されないか――それはジムゾン自身の問題な気がするのだが。
ちらりと走らせる視線は演壇と懺悔室へ。]
神様の前と懺悔室と、どっちがいい?
[今度はこちらが尋ねる番だ。もうどうなっても構わない。]
―パン屋―
[今の日常が続けば良いと思う、
あの時の自分はどうにかしていたのだと思いたい。
店に戻って夕げのパンを買いに来た客の対応をして。
朝に下準備を済ませていたパン生地が竃のなかで出来上がるのを待っている。
店番用の椅子に腰を降ろし濃いコーヒーを飲みながら。
なんら変わらない日常だった。**]
人狼……、お前は『生きてる』人狼を見たんだな。
[ふ、と瞼を腫れ物を触るように優しく触れた。
撫でるのは、痛みを和らげることにあらず。
彼の痛みを更に増させるだけで。
麻酔が効いて居たとしても、無遠慮に触られるのは厭だろう。]
こっちも、同じ薬で良さそうだな。
[生傷用の薬を塗り、そして瞼を微かに持ち上げてみる。
焦点の合わない瞳が覗けば、ああ見えていないのだと。]
ん…… っ、そう、でしょうか……。
[離した唇に吐息ひとつ。今のキスをもう一度味わうかのように唇を舐めた。]
……ありがとうございます。
貴方も、とても魅力的ですよ。……そうでなければ、誘いませんし。
[その精悍な顔に手を伸ばし、耳の下から頬の辺りを撫でた。
そして問いには。]
──……主の御許で。
[より罪深いと思った方を、選んだ。]
[欲しいものはあるか、と問われ、考え込むようにゲルトの目を見つめた。
それから、少しだけ辺りを気にするように視線を泳がせて。
ゲルトの柔らかい唇にキスをした。
甘い味がして、くらくらした。]
………っ!
[はっと我に返った時にはすでに手遅れ。
湯気が出る程、頬を紅潮させ、荷物を全部床に放ったまま、二階の部屋へ駆け込んで行った。]
ありがとう。
此処に居る間は、エルナに手伝って貰った方がいいかな
[>>419遠慮なく頼めと進言してくれたかつての初恋の青年に
漸く少し慣れて来たのか、ぎこちない笑みも返せた。]
ヨアヒム……、あ。
[やはりあの時の赤ん坊かもしれない。
名前の一致を知れば、後で声をかけてみる事にした。
もっとも、男が最後に見たのは赤ん坊である彼と、
彼が生まれた事を喜ぶその母親に、姉のパメラ。
幸せそうで微笑ましい出産の立ち会いを思えば、
きっと良い環境で育ったのだろうなとひとりごち。]
うん、夕飯でも後で一緒にしようか。
[その時はもう少し、自然な笑顔を浮かべられたら良い*]
18年も経てば変わるさ。
[>>429 大きいと思っていた『兄』は、
今では、簡単に支えられるほどになってしまった。
そのことに驚きを覚えつつ、小さく笑う。]
ニコラス兄さんだって………いや、あまり変わらないか。
俺よりも若く見える。
[右目が、ニコラスを見る。
記憶の中の彼よりは成長しているものの、まだ若々しく見える。
自分よりも年上のはずなのに、だ。]
ああ ……爪に、やられた。
[かつての男ならば、避けられる程のものだった。
けれどその頃には戦地を離れ――…、
数ヶ月平和な日々を過ごしてきて、少し鈍っていたのと。
怪我を負って思うように動かなくなっていた足が、
攻撃を避ける事を許さなかった。]
―――!?
[さすがに、これには驚いた。
子供だと思っていたヨアヒムからの、柔らかい、口づけ。キャラメル味のキスかあ――等と一瞬思考が現実から飛びかけて。]
………ちょ、
[手を伸ばすものの、ヨアヒムは駆けていってしまった。驚いたせいで、追いかけられずにいて。ゆるりと伸ばした手を下げた。]
この目で――…目の前で、見た。
[赤い瞳に、鋭い牙。大きな体躯に長い爪。
思い出すだけでも恐ろしい、獣の姿。
男の右目に少しだけ恐怖の色が宿った事に、
ニコラスが気付くことはできただろうか。]
ん、ありがとう。
[左目の傷へと塗られていく薬。
瞼を持ち上げられたとて、その奥の瞳は何も映さない。
時折ふわりとした感覚を覚えるのは、麻酔のためか。
体内に取り込み過ぎないように気をつけてはいるが、
こればかりはどうしようもなさそうだ。]
……僕のキスはキャラメル一粒と同価値か?
[口元に手をやりながら、不満を言う。
きっと今の自分は、耳まで赤いんだろう。]
どうしようねえ……
どうすんだ、これ……
[酒飲みの約束が、気まずいじゃあないか。]
そうさ…。
で、神様の前だな…わかった。
[短く答えるとジムゾンの身体を抱き上げて、強引に唇を重ねた――。
甘い味に脳髄まで痺れるようだ。]
[十字架の前、演壇上にジムゾンの身体を乗せると。
まるで生け贄のようだと、内心思う。
ジムゾンの上に自分も身体を重ねて、深く口づけならカソックの襟元に指をかけた。]
そうだな、 変わらないものは無いかも知れない。
[>>436町並みは何一つ変わらないのに、
子供だ子供だと思って居た弟分やディーター、エルナは、
すっかり身長も伸びて、其々大人に為っていた。
それは喜ばしいけれど、何処か寂しい所もあり。]
親父に勧められて漢方を飲んでる。だからなのかな。
[>>436特別な呼吸法が出来るわけでも吸血鬼でも無い男は、
恐ろしい量の漢方薬を飲んでいる。
それが幸いして今の外見を保っているかは、はっきりしないが。]
でも、男だから年相応に見られたいかもなー…。
[女性なら若く見られて喜ぶのだろうけれども。]
そうか…。
[痛ましい爪痕は、薬草を使った軟膏で濡れたように光っている。]
…っ…ふ…ぅ…
[駆け込んだ部屋の扉をばたんと閉めて。そのままずるずるとしゃがみこんだ。]
……ぅわぁあぁぁぁ…
[恥ずかしさに頭を抱える。頬が熱いし、胸は異様にドキドキ言ってる。]
(えっ、何?僕、ゲルト好きなの??)
[どうしよう、もう顔合わせられない…と思春期の男子よろしく、がんっと扉に頭をぶつけてみたが、夢じゃないので覚めなかった。
どうしよう。]
ばかヨアヒム……
ばーかばーか。
[居ない者にぼそりと毒づいて、
散らばったお菓子を拾い始めた。
…嬉しいなんて、認めるものか。]
― 少し前 ―
[ニコラスとエルナの会話>>417を、男は静かに耳にする。
自分が村を発ったときには、
彼の裁縫の腕はなかなかのものだった。
何れは彼もそういった仕事に就くのだろう、
そう思っていたが、やはり裁縫の仕事を請けているらしい。
ミシンという便利な物もあると耳にしたが、
彼はそれを使いこなす事は出来るのだろうか。]
ああ、また。皆で話せたらいいな。
[>>419 エルナや、あの時はちびっこだった三人。
悪ガキだったディーターに、18年越しに再開したニコラス。
懐かしい顔を続々と見ることができて、
彼らの話をゆっくり聞いてみたいと、楽しみに思った*]
[ああ、もう行かなくちゃ。
これ以上、心通わせてしまう前に。
彼の存在が、自分の中でもっともっと大きくなってしまう前に。
もともと、村を出るつもりではあったけど。
急がなきゃ、いけなくなった。]
[アルビンとの話を終えた後、食堂に戻ろうとした時だっただろうか。モーリッツとゲルト、ヨアヒムの姿を見かける>>393>>397>>398]
[ヤコブからの情報を思い出し、人狼騒動について尋ねてみようかと思ったが]
(ゲルトのあの様子……つまり相当時間かかるって事だよな……)
[ゲルトが足のしびれに襲われているらしいのをなんとなく感じ取る。アタリをつけていない状態でそれだけの時間を費やす気にはなれず、通りがかるときに挨拶だけして身を引いた]
[助けに入ったものの状況を悪化させた経験があることから、ヨアヒム>>399の様に挑戦はしない]
(すまんなゲルト…)
― 宿屋・廊下 ―
あれ、ゲルトさん。
手伝いましょうか?
[レジーナからアルビンが来ていると言われて探していると、何故かお菓子を拾い集めているゲルトを発見した。
何を呟いているかまでは聞こえなかったが、声をかける。]
邪魔だな、これ…
[首から下がるロザリオが指に引っかかり、悪態をついてから少々乱暴に外した。
引きちぎらなかった分だけ、せめてもか。]
本当…綺麗だな、あんた…。
たまんねぇ……。
[今度こそカソックを脱がせながら、あらわになった肌に舌を這わせ、胸の小さな突起を舌先で潰してから軽く噛んだ。
片方の手のひらでもう1つの突起を嬲りながら。
もう片方の手は下半身に息づくジムゾン自身に伸ばされる。]
悪いのは全部、俺だ…。
だから何もかも捨てちまえ…。
[神父であるジムゾンに何も罪はないと、耳元で囁いて。唇はだんだんと下へ向かって、ジムゾンの白い肌に紅い印を刻んでいった。*]
護るなんて言えるほど、強い兄さんじゃないけどな。
[それでも、きっと。
この気味悪い死者を弄ぶ力は、人の役には立てるはず。
もしこの村で、彼が襲われることがあったとしたら、
自らの異能を餌にして、盾くらいにはなれるだろうと。]
もう、――― お前が、傷つくことは無いよ。
[そう告げて、薬のついていない方の手でシモンの頭を撫でる。]
す、すいません。
[どういう訳か、ゲルトは思い切りびくっとした。
驚かせるつもりはなかったけれど、申し訳ないからすぐ謝る。]
ヨアヒムが?
分かりました、じゃああとで届けます。
[何故ヨアヒムがお菓子を落としていったのか理解できないが、深く詮索せずにお菓子を拾い集める。]
確かに、若く見られてもあまり嬉しくないか…。
[女性ならばとも思うが。
同じ男としては、彼の思う事は分かる。
とはいえ、どう見てもニコラスは三十代には見えない。
下手をすれば、オットーやヤコブと同じくらいに
見られてしまうのではないかと思うほど。]
ああ………人の姿を模しているときは――、
ほんとうに、ただの人間、なんだ。
獣だなんて、思えないほど……、
[>>447 男が人狼と対峙し、意識を失い、目を覚まして。
そうして聞かされたのは――…
人と信じていた者が人狼であるという事実だった。
人間の姿をしているときは、まるで人間そのもの。
人間と言ってしまってもいいのかもしれない。]
どういたしまして。
[お礼を言うゲルトに答えて、腕にどさっと流した分のお菓子も持っていたタオルに包む。
そのとき、ゲルトがぼそっと呟いた言葉が耳に入った。]
体の具合でも悪いんですか?でしたら無理しない方が。
[パン屋でヨアヒムやエルナと飲む約束していたなあと思いつつ、問いかける。
神ならぬ身、ヨアヒムとお菓子と飲み会のキーワードで真実を見抜ける訳などない。大げさなのである。]
まだ成長するのか?
それは…困ったな、今のお前は俺よりも
身長高いんじゃないのか?
[>>451冗句なのだろうけれども。
もしかしたら、本気でこれ以上大きくなってしまうかも、
嘘を本当と捉えてしまうのは、18年の年月の間に、
少年がすっかり青年になってしまったからか。
片足を引きずっている状態では此方の方が背は越すが、
きちんと直立されてしまえば、
交わす視線は別れた時と逆へ向き合わされるかも知れない。]
そう、東洋の薬な。
内蔵の病にも効くから、試しに練ってみたけど。
……お前、胃とかは平気か?
[細かい生傷があるだろう腹部へ、つうと指を下ろす。]
いや、身体は大丈夫なんだけどねー…
ちょっとさ、ヨアヒムと……
あー、ケンカじゃないけど、気まずいことになっちゃってね?
[さすがに、ちゅーされました、とは言えない。]
ケンカとは違うから、謝られるのも何か違うしねえ。
どうしようかなあって。
[思わずヤコブに相談してしまった。]
/*
……村の面々が酒いけるかどうかもメモしときゃよかった……
「お前は呑むな」って父親から言われてる奴が誰かいたはずなんだが、探し出せない…っ
/*
一人で食堂待機する予定なんだが、さて、どうしたもんかな…
酒飲めるかとか飲むタイプかとかを把握せんことには書きにくい…という…
自業自得。
[別れるならば、最後に皆と飲んでおきたい。
そう思う程には、この村に馴染んでいた自分を自覚する。
ここに来た二年間は楽しかった。とても。
本当は、そんなことしている場合じゃないと、わかっていても。]
ヨアヒムと気まずい?
[何があったかはまでは分からなくても、ゲルトの一言で”それでお菓子をヨアヒムに返してくれと頼んだのか。”と事情を察した。]
んーそうですね。
[いきなり相談されるとは思わなかったが、喧嘩じゃなくても他人と気まずいと聞くと、何とかしたくなる性分。真面目に考える。]
……あ、そうだ!
なるべくヨアヒムだけを意識しないように、酒盛りに他の人を呼んだらどうでしょうかね?
そのときは、おれも手伝いますよ。
[ゲルトがどう思うかは分からないが、思い付きを口にしてみる。]
元々喧嘩じゃないなら、知り合いを介して話をしていれば、その内普通に話せるようになるんじゃないかなと。
― 宿・食堂 ―
[こちらからモーリッツに話を振ることもなく、食堂に戻ってくる。その時分、食堂に誰かいただろうか]
[持参した酒瓶を卓上に出しておく。
シモンは傷を縫った直後だし、ゲルトとヨアヒムは与り知らぬ所で不思議な空気になっているし>>433>>437>>439、意外と瓶の中身が減らない(というか呑む相手がいない)かもしれないが…それならそれで、無理強いするつもりもなく]
…なんかつまみ持ってくれば良かったな。
女将に頼むか
[後で赤ワインとウイスキーに合うつまみを作ってくれないか、と女将に頼みに行ったりしながら、夕食の時分までのんびり過ごしている]
あ、そうだねー……
うん、いいかも。また皆で騒ごうか。
[無理矢理スルーするのも、何事もなかったかのように振る舞うのも、不自然すぎて。]
……よし、じゃあ食堂で、みんなで飲もうかー。
今度は朝まではやめとくよ、レジーナに怒られたら大変。
[ね。とくすくす笑って。]
[重ねられた唇を吸い、その感触と熱を楽しむ。
徐々に、思考は熱に浮かされたようにぼんやりとし始めて。]
──…あぁ。
[演壇の上で首を反らせば、壁にかかった十字架が視界に入り。
酷いことをしていると思いながらも、却ってそれが興奮を呼ぶのだからどうしようもない。]
[深い口づけに舌を絡ませて応じていたが。彼がロザリオを外してカソックを脱がせる時になって、ハッと気づく。
いつも首から提げているロケットを、外していない──。
ズキリと胸が痛んだ。
どうして今日は忘れていたのか。その中には絵姿などではなく金の髪が入っているから、もし見られたら興醒めにも程があるのではないかと思い、焦る。
慌てて首に手をやり鎖の留め金を外し、あくまでもさり気なさを装いながらロケットを演壇の隅に寄せた。]
ひぁ。 ん、ふ……ぁ、あ……。
[ディーターが気に留めていないといいと思いながら、自分の肌に舌を這わせる彼の赤毛に指を差し入れる。
頭皮の、耳の周りを重点的に撫でながら、与えられる快感に震えた。]
気持ちいい……で、す。
もっと。もっ、と……ください……っ。
[捨てろという声に、もっと欲しいとねだりながら。脳は快楽に冒されていった。*]
ニコラス兄さんの帽子を超えるくらいに、なるかもしれないな。
[>>457 ともすれば、かなりの大男である。
当然の事ながら嘘だ。もう背は伸びないだろう。]
身長は…最近測っていないから分からないけど。
最後に測ったときは…180は越していた。
[成長も終わり、軍に入った頃だから、
あれから大して変わっていないはず。
ただ、随分と前の事だから、記憶は曖昧だ。]
胃はまあ、丈夫なほうだとは…思う?
けど、漢方というものは結構気になる。
[何せ食料が届かなかった事もある。
その時は生えている草だって食べたものだ。
腹部へと下ろされる指に、少しくすぐったいと笑う。]
[予想以上に提案をあっさり受け入れたなとは思っても、ゲルトが大真面目に飲みたいと言った以上、あれが凄い本音だったんだなと考えて、表情には出さない。]
分かりました。
じゃあおれ、他の人適当に呼んできますね。
集合場所は食堂ということで。どうでしょう?
[てきぱきと話を纏めようとした。]
うん、なるべくたくさん、ね。
呼ぼうねー。
怒られない程度に騒ごう。
[かくして、最初の想定以上の飲み会が、
また開催されることになったのだった。]
そりゃ、トーマスさんよりも大柄になってしまうな。
頭を撫でられなくなるのは…困るなー…
[>>469大体いつも半裸で過ごしている木こりを思い出し。
冬も半裸だったが、あの人の生態どうなってるんだ。
可愛げの欠片も無く成長してしまうシモンを思い浮かべ、
やはりこの辺りで成長が止まって欲しいと願ってしまう。]
漢方興味あるか?
粉だけど一回飲む量は結構なものだし、苦いぞ。
健康を保つ分には、それなりに効果があると思うけど。
[腹筋が確りとついた感触を指先で触れると、
成程、兵士らしい肉付きになったものだと。
口元が笑いに緩んでいるのを見て、
突くのをやめる代わりに成長を確かめるが如く掌で撫で。]
[ゲルトの提案にこくりと頷いてから。]
誰を呼ぶかの担当は……そうですね、まずヨアヒムはおれが呼んできます。
[さりげなく自分がヨアヒムに声をかけると提案する。]
あと、オットーは店に戻っているかな?こちらにも声をかけてみましょう。
ゲルトさんも、宿屋で誰か見かけたら、お願いしますね。
じゃあおれ、早速行ってきます。
[お菓子の入ったタオルを持ち直すと、ゲルトに頭を下げて、その場を離れようとした。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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