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見物人達が村を立ち去りました。
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が7名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が1名、囁き狂人が1名いるようだ。
楽天家 ゲルトが「時間を進める」を選択しました
村長 ヴァルターは、村娘 パメラ を能力(占う)の対象に選びました。
村の更新日が延長されました。
/*
無事通ったし過去とか考えよう。
父親(人狼)は3.4才位の頃に行方不明になって(生死不明・詳細よく知らない)、その後この村に流れ着いて母と二人暮らししてた。
10歳くらいの時に血が騒いで母親をうっかり殺しちゃったとか何とかで、自分どっかおかしいんじゃねと思いつつ、そのことを封印して生きてきた。みたいな設定は考えてた。
軍に行こうと村を出る幼馴染ズに付いていかなかったのは、そんな血なまぐさい場所に行って血が騒ぐのが怖かったからです。
あと神様は真面目に信じてるよ!こんな自分でも神様は等しく愛してくれるんじゃねーかなみたいな期待を抱いてた的な。
神が何をしてくれるわけじゃないのは知ってるけど、ただ受け入れてくれることが救いになったりもするとかそんな感じー。
暫定こんな感じでいくつもり。詳細はおいおい。
―宿 ―
[ 村の誰かからアルビンが戻ったことを聞きつけ、今朝になって宿へとやってきた。もし会えたら街のショコラーデを仕入れてきてくれたか聞き出すつもりだ。
朝食に女将の料理と、オットーの配達したパンなど食べながら、宿の息子ゲルトと話している。 ]
ゲルト…あんた、レジーナに留守番任されたんでしょ?
寝てる暇があったら、ほら!暖炉の火をもっと強くしてよ!
寒いったら…! **
……ああ、リーザ。
お帰り。いつもありがとな。
[リーザの帰宅に重苦しい沈黙が溶け、少し、安心する。
ジムゾンの言葉に部屋を出たリーザを目で追いながら、ジムゾンに告げるのは、小さな感謝]
忙しいところ悪いな、助かる。
[彼の耳には届いただろうか。
口は悪いが、その根底にある人柄の良さは、やはり聖職者に向いているのだろうと思う。神父になった、と聞いたときこそ笑い話にしたものだが]
何だって?それは、気の毒に……
普通の死に方ではない?……氷漬け?
…………。
[伝承に殺された、人狼に殺されたんだとカタリナの母親は泣き喚く。悲痛な様子に、さすがに眉を寄せた。]
……心中、お察し致します。
少し待って頂けますか。
[壁にかけてあった防寒具を取ると、羽織って外へと出る。]
― カタリナの牧場 ―
…………。
[カタリナの父親は、立ちすくんだまま凍りついてしまった娘を、地面から引き剥がして雪の上に寝かせていたらしい。なるほど、母親が来たのはその為か、とやけに冷静な判断をしている自分に気づく。
「カタリナ、カタリナ」と娘の遺体に泣いてすがりつく母親の声だけが響いていた。]
カタリナは、何故外に?朝からですか?
[父親に会釈をして問いかければ、「わからない、朝寝床に起こしに行ったが、既にいなかった」という答えが返ってきた。]
……夜に、出ていったのか?
しかし……それにしては、凍りつき方が、異常だ。
[通常の凍死とは違い、まるで氷に包まれているかのような遺体に、独りごちた。]
……いや、それより。
暖炉の前に連れていきましょう。
溶かしてあげなければ、気の毒だ。
[涙を堪え、震えている父親の肩を叩いて、促した。
そうして、夫婦がカタリナの体を抱いて、家の中へと入るのを外で見送っていると。
「大変だー!!」と叫ぶ声が聞こえて。]
……今度は何だ。
[いささか不機嫌な顔で振り返れば、農夫の若者。
モーリッツが、屋外で凍りついて死んでいるのが見つかったのだという。聞けば聞くほど、その状況はカタリナと似ていた。]
―――。
[さすがに、絶句する。]
……ヤコブ。
鐘を鳴らしに行ってくれるか?
集会を開こう。場所はいつものように、レジーナの宿だ。
[火事やら大型の獣が出たやら、有事の際には、緊急用の鐘を鳴らして、人を集める仕組みになっている。ヤコブもそれを心得ているから、頷いて鐘のある方へ走っていった。
人を集めるのに適している広い場所…レジーナの宿の食堂部分が大抵会議には使われている。
一人になれば、チッと舌打ち一つ。]
[リーザはさほど時間もかからずに荷物をまとめたようだ>>0:39。6手馴れたものである。
二人分の荷物をソリに乗せるのを見れば、横から手伝ってやる。]
あー、このソリ俺がやったやつだろ?ちったぁ役に立ってんのか?
そろそろこれも小さくなってきたよなァ。
これやった頃はソリに引きずられてるみてぇだったのによ。
[けけ、と揶揄するような笑みを浮かべ。
リーザがもう少し大きくなれば、また新しくそれに見合ったソリをやっても良いな、と思った]
ほれ、行くぞシモン。よっこらせ、と。
[リーザの準備が出来たのを見れば、手を回しずっしりと重いその体を支える。
流石に軍人には劣るものの、そこまでヤワな体というわけでもない。それくらいの筋力はあった。
後をついてくるリーザをちらりと確認すると家を出て宿まで向かう。]
きっと、子供の頃はディーターがリーダーでいろいろ先導して、ジムゾンが泣かされて、俺が2人の間に立っていたんだろうな。
そして大人になって、お互いに妙な引け目を感じて疎遠になっていった俺とディーターの間に立つジムゾン。
いいな、このダチ!、って感じ。
― 宿の会議 ―
[宿に集まった大人は、どれほどいたか。
他に被害者がいないか、見回りに行った者も居たから、全員が集まったわけではないようだ。
話し合いは、話し合いと呼ぶには荒れていた。
怯える声、怒鳴る声、泣き声。
意見と共に入り混じり、まとまらない。
レジーナが居れば、一喝してくれたかもしれないが、生憎彼女は村の外へ出かけてしまっているようだった。>>1]
あー……皆さん、落ち着いて。
とりあえず……村から避難するのがいいでしょう。
念の為です。貴重品と必要最低限の物だけ持って、街まで降りましょう。馬を持っているなら、使った方が……、……、
[何とか出てきた意見を取りまとめれば、村から離れるという結論が導き出されて。ほとんどの村人は避難することとなった。]
― 朝・自宅 ―
[昨日は休憩時間中にカタリナを見つけることは出来ず。
仕事終わりにも少し村を回ったが彼女の姿を見ることはなかった。
最後は気にしすぎだだと、きっともう言えに帰ってる。
と、自分を抑えて帰宅したが。]
カタリナ、大丈夫だったかしらね。
[心配性は治らない。
朝食を作ろうとベッドを這い出た。]
[……ただ、その避難の途中に。
村の出入口で雪崩が発生し、避難出来た者、巻き込まれた者、分断され、取り残される者が出ようとは。
予知能力を持たぬ村長には、わからなかったのだ**]
こんにちは、レジーナさん。
シモンさんがこの雪で動けなくなりそうですので、少しの間避難部屋を貸して頂きに参りました。
どうかよろしくお願い致します。
[宿まで着けば、そこの主人に挨拶し事情を伝え、頭を下げた。他に宿には誰か居ただろうか?知人の姿があれば声をかけたかもしれない。
細かい手続きは慣れているリーザ>>0:397に任せて、シモンを部屋まで運ぶ。上手く動けない彼の代わりに何か頼まれ事があれば聞くだろう]
――こんなもんか。後は宿の連中に頼めば手ぇ貸してくれるだろ。
俺はそろそろ戻るわ。じゃあな。
[することが終われば二人に挨拶をし、軽く手を振る。
そのまま宿を出て、本来の仕事に戻るだろう*]
この鐘…。
なにかしら。
[打ち鳴らされる緊急用の鐘。
胸騒ぎがする。]
カタリナに関係してたり…?
[すぐにあの女の子が連想されたが。]
流石に考え過ぎね。
[ここまで来ると病気ね、なんて笑いながら。
本当に何があったのだろうか、と。
宿へと向かった。]
/*
自分メモ用にもぺたり。
【0ヨア<17パメ<19オト<31ディタ<40クラ<55シモ<60ペタ<64リザ<65ジム<68アル<75ニコ<87ヴァル】
― 宿の会議 ―
[聞かされた内容にひどく動揺する。]
カタリナにモーリッツお爺ちゃん…?
[あんなに可愛い子が、あんなにちっちゃい子が…。
変わった所はたくさんあって迷惑な部分もあったけど。
どこか暖かいお爺ちゃんが…。]
[昨日私がカタリナを見つけられていたら。
こんなことにはならなかったのだろうか。
今度パンを作る、と約束したのに。
私の責任だろうか。
最後、邪険にしないで優しくすればよかった。
なんとかしてあげれたんじゃないだろうか。
今度、じゃなくて今、作ればよかった。
頭のなかをぐるぐる回る。]
[そして思い出される伝承の一節。
生き物をそのまま凍りつかせるほどの氷に閉ざされた時、
銀色に輝く月に照らされた「人狼」がその血に目覚めると。
――その異形の化物の目覚めによって、村が滅びる。
寒気が身体を震わせた。]
―昨夜・自室―
[あれから何事もなく仕事が終わり、部屋に戻ってくる。]
――ああ、これだこれだ。
[がさりと棚を探せばやはり残っていた。シモン、ディーターと映っている昔の写真だ。
何となく出して机の上に置く。これを撮ったのはいつだろう。
母と二人でこの村に流れ着いたのはまだ物心ついたばかりの頃だったと記憶している。父は母が言うには随分昔に行方不明になったらしいが、詳しいことは聞かされなかった。
その母も暫くして亡くなり、教会に引き取られ――。
ディーターには一蹴されたものの、一応こんな体でも神の存在自体は真面目に信じているのだった。
あまり人に話したことはないが]
―――ふ。
[ふと窓から外を見上げる。視界に映ったのはどこか寒々しい満月だった。]**
[―――ぞく、と。
昔どこかで感じた悪寒が体を過ぎる。ざわざわと血が巡る。]
――何、気のせいだ。
[ぐっと拳を握り、その感覚を振り払うようにかぶりをふった]
―宿―
よう、レジーナ。
いつも悪いな、……ああ、動けなくなる前にって思ってな。
[ジムゾンの肩を借り>>19、たどり着いた宿で女将に挨拶。
大雨・大雪による避難は毎度の事だ。リーザもすっかり慣れた様子>>0:397で、手続きをしてくれる。
ジムゾンにもリーザにも、世話になりっぱなしだ]
ところで、その格好……出かけるのか?
[もっこもっこに服を着込んだ女将の姿は、元の恰幅のよさもあって、まるで雪だるまのよう。
顔に出たのか、じろりと睨まれた。
山間は日が落ちるのが早い。加えてこの天気だ]
まあ、気をつけてな。
冬眠しているから獣に襲われる心配はねぇが、雪も降りそうだし。
え、ゲルトに?
あいつに任せて大丈夫なのかよ……。
[後のことはゲルトに任せてある>>1、と聞いて、うへぇ、と大げさに息を漏らす。
近くに住む、資産家の青年だ。親の残した遺産で、自由気ままに暮らす楽天家。
男の一人暮らしである。腹が空けばオットーの店でパンを買い、カタリナの牧場で採れた燻製肉やヤコブの農場で採れた野菜を齧り、手料理が恋しくなればレジーナの宿に居座る。
レジーナもまた、そんなゲルトを息子のように可愛がり、溺愛していた。
だからこうして、彼女が出かけるときには留守番を任せたりもするのだが……。
根っからの遊び人である。上手く客の相手など出来るはずもなく、買い置きのパンを肴に酒を振舞って終わるのが常という有様だった。
はあ、とため息が漏れた]
[会議中、飛び交う声をどこか遠い出来事のように感じて。
頭に中を巡るのはモーリッツのこと、カタリナのこと。
それから、人狼のことだけ。
どっちみち私にはどうすることも出来なかった。
人狼なんてただの伝承だ。
そう考えようとするけれど、出来なくて。
静かにその場を後にした。]
― 図書館 ―
[ここが一番落ち着く私の場所。
人狼伝承の本を手に取ると、今日も読み始める。
村人が避難しようとしたのを知るのはもう少し後になったから。]
明るくて働き者でみんなのお母さんなレジーナを最初やろうとして、
なんか違う、と思って方向転換したのが今のじいちゃんである。
じいちゃんにしか出来ないことを、と思って疑いや知恵の種を蒔いたけど、うまいこと使って貰えたらええのお。
「みんなで協力して乗り越えよう」
じゃなく、
「誰も信じられない!俺以外全員死ね!」
という村が見たいお。
ハートフルぼっこ。
ー牧場ー
………は?
[それは村長と入れ違いだっただろうか、カタリナはこっぴどく叱られたようだったため日を改めて様子をみにきたのだった。が]
そんな馬鹿な…こと……
[いくら分厚い雪に包まれる村とは言え、凍え死ぬなんて状況はそう簡単に起こるわけがないのだ。実際カタリナに体温の低下に伴う症状が出ていた形跡もない。不可解だ。]
鐘の、音…
[集会を報せる合図、だが狼狽する二人を連れて行って何になるのか。話がまとまれば通達がくるだろうと思い、二人を連れて家の中へ。]
あとは俺がやりますから……。※※
―昨日・宿屋―
[宿にシモンを送っていきレジーナに挨拶をかわした後、横で彼らの話>>25を聞く。どうやら宿の女主人はこれから出かけるらしい。
幼馴染の顔にはありありと「雪だるまみてーだな」と書かれており、その様子に思わず吹き出しそうになった。
幸いレジーナはシモンを睨んでいたため、こちらに気づかれることはなかったけれど。]
ゲルトかー…あの極楽トンボなぁ…
[こちらも一応顔と名前は知っている。親の資産をよいことに好き放題遊び歩いている青年>>26。
気ままに振舞う彼をたまに見かけたこともあるが、お気楽能天気な浮かれ野郎、というのがジムゾンの評価だった]
お前、この宿が棺桶になるかもしれねぇなあ…… ま、頑張れよ。
[露骨にため息をつくシモンに小声で告げ、肩をぽむっと叩く。
まあいくら頼りにならない楽天家と言えど、一応宿の留守を任されているのだ。さすがになにか頼めば世話くらいはしてくれるだろう。
口で言うほど心配はしていなかった。リーザもいるし。]
―朝・自室―
[昔の夢を見た。
まだこの村に来たばかりの頃。
母は母で何かと忙しく、しかも女手一つの余所者ということで色々と気苦労もあったのだろう、こちらに手が回らないことも多かった。
そんな中でなかなか村に馴染めなかった自分を構ってくれたのが年の近い幼馴染達だった。
幼い頃は「泣き虫」とからかわれた少年も、年を重ねるに連れて立派な悪ガキに成長したものだ。
母が死にふさぎこんでいた時期も、彼らの存在は支えになったものだった。
尤も、人の罵り方や喧嘩のやり方なんて余計なことの大半も、彼らと遊ぶうちに教わったのだけれど。
…夢の中で若い頃のシモンとディーターの姿が交互に浮かぶ。
ああ、これはいつだったか、彼らがそれぞれ村を出て行った時のことだ。
――あの時、自分は何と言って見送っただろう。]
[まどろんでいると、何やら外から人の声が聞こえてくる。
何か懐かしい夢見たな…あんな写真見たからか…と思いつつゆっくりと目を開けた。]
……あー……何事だ?
[自分はいつも朝のミサがあるため早く起きるのだが、この時間にこんなに人の声がするのは珍しい。
何となく胸騒ぎがし、さっさと身支度を整える。教会に向かおうと家を出た。]**
[ 非常を報せる鐘(>>15)が高く鳴り響いて、やがてレジーナの宿は村人で溢れた。 ]
[ 世話焼きの年増女たちに促され、タオルを取ってきたり湯を沸かしたり…ゲルトでは気の回らないであろう作業を手伝わされている間に会議ははじまる。 ]
[ カタリナやモーリッツの訃報を聞いては「氷漬け」が文字通りなどと思うはずもなく…
気の毒に思い、悼みもしたが、この天気で外に出ればそりゃ凍死もするでしょうね…と思ったくらいだった。
昔飲んだくれた旅人が凍死したこともあったようななかったような。 ]
[ やがて言葉を挟む必要も間もなく、避難(>>16)との結論が出た。 ]
…何から逃げようっていうんだろ。
この天気じゃ、村から麓に行く前に遭難しちゃうと思うけど。
[ そうぽそっと言ったが、たぶん誰も聞いていなかっただろう。 ]
[ 乗り気はまったくしなかったのだが、ヴァルターに「村長」として避難の手伝いを命じられ、雪崩に遭うことになる。(>>18) ]
― 翌朝・自室 ―
[昨夜はモーリッツの言いつけ通り、厳重に施錠して早めに寝た。
自分は人狼に遭遇したことはないが、存在を信じている。幼い頃にモーリッツから教えて貰って以来、毎冬繰り返される「人狼が出る。」との警告も真面目に聞いていた。尤も両親に怒られて以来、表立って人狼がいると思うと口にしたことはなかったけれども。]
[…しかし人狼を信じた理由は、恐怖のためだけではなかった。]
”この世にいるというのなら――是非会ってみたいな。人狼様に。”
[むしろ憧れとか崇拝とか。
そんな単語で形容できる気持ちの方が勝っている。
生まれたときから、パン屋として村で生き村で死ぬ運命に満足している一方で、外の興味が捨てきれない理由は。偏に”冬になると人の行き来すら途絶えがちな村に閉じこもっているよりも、人狼に遭遇できる確率が上がるのではないか?”と期待していたからに他ならない。
例えるならばクリスマスイブの夜、サンタクロースが来るのを待っているときのような不思議な高揚感を感じながら、その晩は眠りについた。]
[今日はいつもより早く目を覚ましてパンを作り、朝食前に宿屋に届けた。
もしニコラスが来たときに、昨日みたいに配達していて行き違いになってしまったら申し訳ない。そう考えたのだ。]
あ、ゲルトさん。おはようございます。
[眠そうな顔をして出迎えてくれたのは、レジーナではなくゲルトだった。
レジーナから留守を任されたのだと聞いて、お疲れ様ですと頭を下げて、パン屋に戻った。]
― パン屋 ―
――あれは緊急を告げる鐘?一体何があったんだろう?
[村中に響く鐘の音を聞いて、気もそぞろに外出の準備を整え、店を閉める。”只今休業中”の看板を立てて宿屋に向かった。]
[ 避難の際、誰が居て、誰が居なかっただろうか。 ]
[ 助けの必要なものには手を貸しただろう。子連れや独居老人には声もかけた。 ]
[ その時。 ]
[ 狼の、低い低い咆哮にもにた轟きが。 ]
[ 白い煙を上げて。 ]
――――――……っ!!!!
[ それが雪崩だと知覚するよりも早く。 ]
[ 唸る白い悪魔は人を人を人を…! ]
[ 飲み込んだ。 ]**
/*
今気づいたけど喉やたら減ってね!?
そうだよね1000ptだもんね普段のRP村のノリでサクサク使ってたら普通になくなるね!?
―教会―
[向かった教会には人だかりが出来ていた。明らかにいつもの礼拝の空気ではない。ただならぬ空気にますます嫌な予感が強くなる]
おはようございます。一体何事でしょうか。
[側に居たシスターの一人にそう尋ねると、カタリナ>>9とモーリッツ>>10が遺体で発見されたという言葉が返ってきた。
さすがに小さな村だけあって情報が早い。]
………そうですか…
[目を見開き、昨日見かけた老人の姿を思い出す。それにカタリナ―――確か牧場の小さな子供だったか。
この寒さに外に出て事故にでもあったのだろうか。痛ましげに俯き、祈る仕草をする。
急な知らせとは言え、普通に人が亡くなったにしては明らかに周囲の空気がおかしいことに、まだジムゾンは気づいていない。]
…それで、お二人の…
[お体はどこに?と聞きかけた時――集会を知らせる鐘の音>>15が響いた]
―宿―
…何事だ、一体。
[ただならぬ様子に、ひとまず教会の収拾は他の人間に任せ一足先に宿に向かう。
中は集まってきた村人たちでごった返していた。誰か知人の姿を見つけたなら会話したかもしれない。
神父の姿を見つけるや否や不安にかられすがってくる人間も一人や二人ではなかった。
落ち着いて、大丈夫ですからとひたすら宥める役に回っていたため、ヴァルターの話>>16を落ち着いて聞く余裕はなかった。
会議は荒れつつどうやら村の外に避難するということで話はまとまったらしい。]
――すみません。一体何故ここまで混乱しているのです?
教会からすぐにこちらに向かったもので、いまいち状況を把握しておらず。
[会議がまとまったのを見計らい、こそこそとヴァルターに近づき詳細を尋ねる。
誰に聞いてもモーリッツとカタリナが凍死したこと以外、「伝承が」「雪が」と返ってくるだけでいまいち要領を得なかった。
彼ならきっと詳しいことを知っているのではないかと期待しつつ]**
― 宿の会議 ―
[モーリッツとカタリナが外で氷漬けになった姿で発見されたとの知らせに絶句する。昨日会ったときは二人とも元気そうだったのに、と。知人の身に起きたことが信じがたくて、ほとんど意見を言えなかった。
村から離れるとの結論>>16が出されてようやく我に返る。]
分かりました。麓の村まで行くなら食料を用意しなければ。必要な人はあとで僕の店に来てください。
[しかし現実は非情だ。感傷に浸る時間などなかった。搾り出すような声で告げたとき、ヴァルターに詳細を尋ねるジムゾンの姿が目に入る>>42。ショックで血の気の引いた顔で二人に近づき声をかけた。]
ヴァルターさん、お話聞かせてください。何が起きたのか、よく把握できなくて。**
― 宿 ―
[ふう、と溜息を人知れず吐いた。
伝承を迷信だと笑う者もいるが、総合的に見れば、信じている者の方がまだ多い。まして、モーリッツとカタリナが尋常でない死に方をしたのを目撃したり、話に聞いたりして、信じていなかった者も不安に駆られている様子だった。
「人狼が出る前に村を出よう」「閉じ込められる前に逃げよう」「怖ろしい、伝承通りだ」と口々に騒ぐ村人たち。祈る言葉も聞こえる。村を離れよう、という考えが集団に渦巻いているのを村長は感じていた。]
……ああ、神父さんか。
モーリッツ爺さんとカタリナが、氷漬けになった状態で発見されたんだ。伝承は覚えているか?……アレに言われている通りの姿でな。カタリナの状態はこの目で見たし、モーリッツの遺体を見た者も何人もいる。
だから、ここまで騒ぎになっているんだ。
[ジムゾンからの問いかけに、冷静に、なるべくわかりやすさを心がけて答えた。>>42]
「生きたまま凍る」
と、
「氷漬け」
……もまたちょっと雰囲気が違う気がするのお。
氷漬けだと窒息死してそうじゃ。
/*
あ!オットーのフィルタがオフになってたことに今気づいたごめん何でだ。
飴くれてるのに表示されないからおかしいと思ったよ!
そして同類臭(赤希望っぽい)するなと思ったらやっぱ赤だったよこの人!!
/*
ていうかオットーさん割と序盤に死ぬねんな!狂的においしい感じの位置で死ぬな!そしてやっぱ私LW濃厚ですね!ですよね!
ヴァルターさん、確かに伝承の通りです。焦るな落ち着け、と言っても無理でしょう。避難の際には単独行動を取らないよう徹底させた方がいいと思います。
[震える声を抑えて説明に返事をする。自分はずっと人狼がいると信じていると明言していないが、モーリッツの話を真剣に聞く態度から明白だろうと思っているから。]
お二人には申し訳ありませんがヴァルターさんの仰ることは尤もです。春まで待たせてしまいますが…仕方がありません。
[ヴァルターが暗に滲ませた言葉>>45に頷くと、ジムゾンは何を考えているだろうかとそちらに向き直った。現時点ヴァルターにこれ以上質問したいことはない。]
[最近年齢のせいか物忘れが酷くなったと感じるのに、自分をちゃんと認識してくれるモーリッツや、製品を仕入れている牧場の一人娘であるカタリナが亡くなったことは悲しい。
だが今はそれ以上に強く胸の中に響くのは、伝承の言葉。]
もし、銀色の月を見て人狼様が目覚められたのであれば。
僕の前に姿を現してくださらないだろうか?
[くつくつと笑う声は、どこか狂った響きを内包している。
自分が人には聞こえぬ声を使えているとは知らないまま。ずっと秘めていた願望を囁いた。]
僕は、あなたのために何もかも捧げ、心から尽くします。
/*よー考えてみたら、過去僕が参加した人狼騒動村では自分が村建てしたとこも含めて、ジムゾン・クララ・オットーの誰かが赤陣営や。(酷い確率。
……伝承の通り…
――と言うと…生き物が凍ったまま見つかるという、あの…
では、カタリナ嬢とモーリッツさんは…本当に「氷漬け」に…!?
[ヴァルターの言葉を聞いて息を飲んだ。にわかには信じられないが、彼はその状態のカタリナを実際に目で見たと言う>>44。ヴァルターはこの場でそんな冗談を言うような人物ではないと思っているし、何より周囲の村人たちが「伝承は本当だったんだ」と口々に言うのも合点がいった。]
…なら、まさか本当に人狼が…
[出るというのだろうか。険しい顔で押し黙る。
確かに伝承が本当だとするなら、一刻も早く村を出るべきなのかもしれない。
しかし今この雪の中村を離れるのは危険ではないのか。そもそも逃げきれるものなのだろうか。
ぐるぐると考えが渦巻くも、麓まで非難することが村の総意であり、村長の決定であると聞かされる。
青い顔のオットーからも意見を求めるようにこちらを見られ>>43>>47>>45]
――分かりました。
[静かに頷いた]
……伝承の通り…
――と言うと…生き物が凍ったまま見つかるという、あの…
では、カタリナ嬢とモーリッツさんは…本当に「氷漬け」に…!?
[ヴァルターの言葉を聞いて息を飲んだ。にわかには信じられないが、彼はその状態のカタリナを実際に目で見たと言う>>44。ヴァルターはこの場でそんな冗談を言うような人物ではないと思っているし、何より周囲の村人たちが「伝承は本当だったんだ」と口々に言うのも合点がいった。]
…なら、まさか本当に人狼が…
[出るというのだろうか。険しい顔で押し黙る。
確かに伝承が本当だとするなら、一刻も早く村を出るべきなのかもしれない。
しかし今この雪の中村を離れるのは危険ではないのか。そもそも逃げきれるものなのだろうか。
ぐるぐると考えが渦巻くも、麓まで非難することが村の総意であり、村長の決定であると聞かされる。
青い顔のオットーからも意見を求めるようにこちらを見られ>>43>>47>>]
――分かりました。
[静かに頷いた]
[朝から感じていた胸騒ぎ。それはどんどん大きくなっていく。
――そうだ。それは『いる』のだ。誰よりも自分が良く知っているはずではないか。
やめろ。やめろ。と頭ではそう思うのにざわざわとした感覚は一向に収まらない。
…そんな中、不意に向けられたオットーからの視線。『人』ならざる者の声で、ひっそりと呟かれた言葉。見知ったはずの青年が何故だか全く別人のように見えた。いや、そんなことよりも――]
……『人狼様』だと?
[昨日今日だけでも何度も何度も繰り返し聞いたはずの言葉。それが酷く懐かしい響きに思えた。
すとん、と何かが胸に収まるような感覚に襲われる]
[唐突に告げられた衝撃的な告白。
本来であれば近くにいるヴァルターに伝えるべきなのだろう。だが、何故かそうしようとは全く思わなかった。
こうして人ならぬ声で囁きを交わす度、じわりじわりと浸透するように、自分の中で何かが目覚めていくのを感じる。
――己の中に封印されていた『人狼』の血が騒ぐ。]
…お前の望みはなんなんだ。何故人の身で人狼に肩入れする?
[低い声でそう問いかけた]
そうですね…敢えていつと特定するならば。
モーリッツさんから人狼の伝承を初めて聞いた、あの幼い日にと言うべきでしょうね。
[敬虔な教徒である両親から生まれた癖に、何故このような狂った思考を持ってしまったのか。自分でも理由はよく分からない。けれどもただ一つ、確実に言えることは――……。]
危ないと言われる理由は百も承知しています。僕が人狼様について口にするたび、両親が必死になって止めようとしましたから。
けれども僕は、どうしようもなく人狼様に惹かれるんです。
ええ、頼りにしています。
村のことも、パンもね。
また明日。
[雪見に北国を回る理由は、結局話さなかった。
ここにいればいつか話すだろうかと、楽観的にパン屋を離れ。
宿につけばアプフェルブロートにかじりつく。
そこにはアルビン以外にも、見た顔見ない顔いただろうか。
求められれば挨拶も、酒の酌み交わしもしたし、旅の話も、したことだろう*]
――そして――
[旅疲れは思ったより深かったのか、とかくベッドに入るなりよく眠った。
夢を見たかも覚えていないほどだが、幾度も鳴るけたたましい鐘の音が、ついにその眠りを破る。]
っ……!?
[跳ねるように起きて、寝巻き代わりにしているぼろにケープとストールだけを羽織って駆け出た。
何が、と問いかけてもまだ混乱のさなかか、詳しくはわからず。]
[人が続々と集まること、それから村長らしきが現れたことで、ようやく"避難"という行動だけを理解する。
訃報を聞いても、どちらも顔が思い浮かびはしなかった。
少しだけ、旅人という立場を物悲しく思う。]
……俺がここの人たちより先に出るわけにいかないでしょう。
指示さえいただければ、誘導くらいは出来ます。
手伝わせてもらえますか。
[パメラが共に向かうことになった>>46だろうか。
混乱は訃報を受けてさらにひどくなったが、しかし避難誘導をはじめれば徐々に人間は動き出す。
――人が死んで、何から逃げるというのか。
その違和感の答えを、自分自身で出すよりも早く、目の前の大雪の山が――!>>40]
[――と、たちまち真面目な顔になり]
人狼つーのはそんな崇め奉るようなモンじゃねェ。
………人間から見りゃ、ヒトを喰らうただの化けモンだ。
お前だっていつ餌になってもおかしくねぇってのによ。
[少し昔を思い出すかのように、そんな言葉を吐く]
ま、…本能、か。
そう言われちまうとどうしようもねぇけどな。
[自分だって似たようなものなのだ。とまだ残る理性の部分が呟く]
いいか、この村はやがて雪と氷に覆われ、人狼の狩場になる。これは絶対的な運命だ。逃げられやしねェよ。
そん中でせいぜいお前がどう仕えるのか見せて貰おうじゃねぇか。
―――『人狼様』とやらにな?
[それだけ告げるとざわり、と獣じみた笑みを浮かべた。]**
[一度破顔したジムゾン>>*13が、真面目な顔で告げた言葉>>*14に”是”と頷く。]
もし人狼様が僕を喰いたいと仰るならば。僕はこの体を捧げても惜しいとは思いません。
[普段と変わらぬ口調で、淡々と答える。ジムゾンに言われたことに対する戸惑いは欠片も存在しない。
それから、どのくらい人狼についての知識があるか、問われた訳ではないが答えた。]
人狼様については、本当に残念なことに実際に遭遇したことが一度もないため、モーリッツさんに教えてもらった断片的な情報しかありません。
…もしかしてジムゾンさんは、人狼様について何かご存知なのでしょうか?
[ジムゾンの言葉は、単なる知識だけからきたものではないような気がして。わずかためらったものの、静かに問いかけた。]
― 翌朝、宿 ―
[ヨアヒムと別れた後、アルビンは宿屋へ帰った。結局教会へ行かなかったが明日時間ある時にでも行けば良い。夜はニコラスと食事をしただろうか。酒を酌み交わしながらでも。
翌朝、宿屋でゲルトの淹れたコーヒーをのんびり飲んでいるとパメラが宿屋へ顔を出した>>1。
初めて出会った時は年端も行かない少女だった。だが久しぶりに見るパメラは去年と比べてより一層美しくなっていた。
数度の瞬きをした後、久しぶりの再会にアルビンは唇に微笑を浮かべた。]
パメラ、久しぶりだな。ああ、街のショコラーデなら仕入れて来たよ。
小さい頃からパメラは甘いものが好きだもんな。荷物なら部屋にあるから後で持ってきてやるよ。
[街のショコラーデについて訊ねられればそう返事をする。
パメラにも席に座る様に勧めて、女将に自分と同じ料理を注文しただろう。甘党な彼女の為にミルクと砂糖がたっぷり入ったコーヒーを淹れてやった。
ゲルトがパメラにどやされるのをアルビンは笑って見ていた。
その間、昨夜宿屋へ戻る途中でパメラの肉親が死んだ事を小耳に挟んだが、アルビンはその事を口にはしなかった。]
[暴力的な白は、視界を染めて――残された自分はただ、そこに立ち尽くしていた。
現実に引き戻してくれたのは、誰か人を、と叫びだしたひとり。
そうだ。このままではどうしようもない。
ひとまず戻らなければと、宿への道を駆け戻る。
雪に埋もれた者の救助は、残された村人たちに任せた。
どこの誰なのか、どういった状態なのか、自分よりも詳しいのは明らかだからだ。]
――すみません、手を貸してください!
雪崩が! 巻き込まれた人もいます!
[宿の戸を力任せに開けるなり、そう叫んだ。]
[ 意識が戻ったとき、すぐにそうだと自分で分からなかった。
頭上も、足元も、周囲ぐるりぜんぶ…真っ白。奥行きのない、底の知れない白。 ]
ナニコレ…
[ 自分の声を耳で聞いて、記憶が蘇る。>>40
慌てて視線を巡らすと、唯一の緑が引っかかった。 ]
(鳥の羽…?)
[ 何故かそんな風に思った「それ」は布の端。手に取ると粉砂糖のように軽い白がはけて帽子が現れる。 ]
[ もう少し離れたところにようやく立ち尽くす帽子の主を見出した。>>56 ]
[ 何と声をかけたものか…やけにのろのろと帽子を手渡しながら]
誰か…人を、…呼んで来た方がいいのかな、これ。
[ やがてニコラスは宿への道を駆け戻るが、パメラはまだしばらく動けないでいた。 ]**
─ 村内 ─
[ 今日は気分がいい。
びっくりするほど体が軽いし、どこも痛くない。 ]
しかし、賑やかじゃの。
今日は祭りじゃったか?
[ ふと自分の体を見たら、一番いい服を着ていた。
一人娘が隣の村に嫁に行く時に来た礼服だ。 ]
ああ、
やっぱり祭りじゃったか。
[ 得心し、村の中を歩きだすその背は曲がっていないし、
髪も黒くふさふさとしている。髭はあったが清潔そうに刈り込まれていた。
年齢までも、60年前、娘の結婚式に出た時の姿であったが、何もおかしいとは思わなかった。 ]
─ 村内 ─
[ 今日は気分がいい。
びっくりするほど体が軽いし、どこも痛くない。 ]
しかし、賑やかじゃの。
今日は祭りじゃったか?
[ ふと自分の体を見たら、一番いい服を着ていた。
一人娘が隣の村に嫁に行く時に来た礼服だ。 ]
ああ、
やっぱり祭りじゃったか。
[ 得心し、村の中を歩きだすその背は曲がっていないし、
髪も黒くふさふさとしている。髭はあったが清潔そうに刈り込まれていた。
年齢までも、60年前、娘の結婚式に出た時の姿であったが、何もおかしいとは思わなかった。
祭りとはそういうものだ。 ]
[カタリナの両親に代わり、牧場の仕事を端から片付けていく。親父さんは最後まで仕事をすると言っていたが、こんな状態だからと引き受けた。]
――ん?あれは…
[外に出た時、多くの村人と…それと一緒に昨日の旅人ニコラスとパメラの姿も見えた。彼らがそこに居るという事は集会は終わったのかもしれないと思い、気は進まなかったが状況を聞こうとした――その時だった。]
……嘘、だろ?
[低く重い遠吠えの様な声と共に、目前に居た集団の姿が白に飲み込まれて、消えた。]
雪崩だ!二波があるかもしれない、早く避難を!!
[そうカタリナの両親に告げて…けれど見てしまったものを放ってはおけない、雪崩の起きた方角、パメラたちの姿を見た場所へ走り出した。]
/*
しかしあれか。もしかしてアルビンパメのこと好きだったりする?
ヨアのこと好きじゃないのは女の子巡ってドロドロ関係とかそういうあれだったりする?
― 村外 ―
[村の外は激しい吹雪だった。辺り一面白い雪に覆われている。息も凍るような空気。息を吸い込めば肺が軋んだ。
アルビンはまっさらな雪の上に足跡をつけていく。けれども直ぐに空から降る雪に足跡は消えていった。
モーリッツから人狼の話しを聞かされたせいか、伝承の一節がアルビンの頭から離れない。
生き物をそのまま凍りつかせるほどの氷に閉ざされた時、
銀色に輝く月に照らされた「人狼」がその血に目覚める。
どうして、氷に閉ざされた時に人狼は目覚めるのだろうか。
全てが凍り白に埋め尽くされる。そんな淋しい光景が何かを呼び起こすのだろうか。]
[アルビンの視線の先にはパメラが居る。吹雪の中でも彼女を見失わない様に注意深く進んでいる。
初めてパメラと出会ったのはアルビンが8歳の時、パメラは5歳の時だった。その時はアルビンは年端もいかない子供だったしパメラは赤ん坊とそう変わりない年齢だった。この村には珍しく外から余所者がやってきたな位の印象しか抱かなかった。
それから数年して、パメラが少女に成長した。今も器量が良いパメラだが少女の時も中々愛くるしい容姿をしていた。昔、両親が生きていた頃は街に住んでいたと聞かされて。成る程、確かに他の村娘より何処か華やかな容姿をしていると思ったものだ。それでも、村を出て行く15歳になってもアルビンは彼女の事を意識していなかった。出会えば亜麻色の髪を引っ張ったりしてからかって遊んでいた。要は子供だったのだ。
この村にパメラは相応らしくない、と思ったのはつい数年程前の話しである。
パメラの亜麻色の髪が吹雪に踊る。雪景色に少女は浮きだってアルビンの目には映った。]
[村を出て数年経ったある時。村に帰ってきたアルビンはパメラに訊いた。「昔の頃のように街で暮らしたいと思わないか?」パメラが村に来たのはたった5歳、街に居た頃の記憶なんてないだろうに。
パメラは何と答えただろう。直ぐさまアルビンは「何でも無い」と言って話しを中断したが。帽子で顔を隠して急いでその場を立ち去ったアルビンの耳が赤かったのにパメラは気付いていたか。
そして、パメラとヨアヒムが恋人となったと聞いたのは何時の事だったか。アルビンはヨアヒムの事が苦手だった。いや、子供の頃は一緒に遊んだり悪さをして、仲が良かった筈なのに。険のある態度を取り始めたのはその頃からだっただろう。
ヨアヒムとの距離を感じる様になった理由をどうしてかなんて。ヨアヒムから離れたのはアルビンの意思だった。]
/*
あ、やっぱそうだった。>アルビン
いいねーいいねー(わくわく
てかリーザに悪い純保護者って書かれてるのにいま気づいたw
[麓へ向う一行を巻き込む雪崩が起きた。それが雪崩だと近くするよりも早く。アルビンはパメラにその手を伸ばす事は出来なかった。
視界が全部白に染まってアルビンはパメラを見失った。どれ位の間であったか、アルビンは意識を失ってしまったらしい。意識を取り戻せばパメラの姿を見つけて>>57傍へと寄っただろう。「パメラ、大丈夫か。怪我は無いか。」と気遣おうとする。
しかし、遠くにヨアヒムの声を聞けばアルビンはパメラの傍から離れ村の方へ歩き出した。こちらへ向って来るヨアヒムとすれ違い様、]
俺は村へ言って雪崩の事を伝えて来る。
……パメラを宜しくな。
[そう言い残してその場を去った。**]
(…備蓄、持ってきてよかった。)
[先程買ってきた備蓄品を、ソリの一番底に入れてきていた。]]
あの、レジーナさんがいない時に少しキッチン使わせて貰ってもいいですか?
[レジーナがいるときには食事の支度を手伝うリーザからの頼み。レジーナは是と答える。]
ありがとうございます。
[笑顔で礼を言う。「火の元だけは気をつけるんだよ」の言葉と同時に、レジーナに頭をくしゃくしゃっと撫でられた。]
宿の部屋は1階の端。食堂では村の男たちの酒盛りが始まることもあるので、離れた場所が定位置となっていた。]
[撮ったのは、確かまだ10代の頃だ。兵に志願する少し前。新酒が出来たと聞けば飛びついていた。調子に乗って飲みすぎ、二日酔いに悩まされる事もあった。
しかし、志願兵になって以来、3人で杯を交わす事もないまま――]
また、あいつらと飲みてぇな。
[ぽつ、言葉が漏れた。
リーザが何の写真かと尋ねてくるならば答え、そうでないならば、再び懐にしまい込む*]
[オットーから人狼についてなにか知っているのか>>*16と問われれば、ふいに遠い目をする。]
あァ?俺はな―――
[死ぬ間際の母親から、一言呪詛のように告げられた言葉を思い出す。
『――お前には確かに人狼の血が流れているのだ。父親と同じ、人を喰らう異形の血が』
あの頃から自分の中に潜むその血をどこかで恐れ、神にすがったりもした。全ての生き物に等しく慈愛を向ける神様とやらなら、自分のことも救ってくれるのではないかと。
だがそのことには触れず、はぐらかすような笑みを浮かべる]
…知ってるんだよ、『人狼』のことをな。
ま、お前にもそのうち分かるさ。――そのうち、な。
[とだけ答えた。結局はっきりと自分の中に飼っている獣について告げることはしなかったものの、オットーは勘づいただろうか。いずれにせよ好きに解釈させておく。
どうせ早かれ遅かれ村が氷に包まれるのは、そう遠くない未来。*]
― 図書館 ―
[何故だろう。
何時もより村が静かな気がする。
本を読むには都合がいいはずなのに。
胸騒ぎがするのは。
何故だろう。]
了解いたしました。
[はぐらかすような笑みを浮かべるジムゾンに、たった一言だけ答える。けれども、先ほどよりも明らかに態度が改まっていた。]
では、またのちほど。失礼いたします。
[そのうち分かる、との言葉に、いやがおうにも期待が高まる。
丁寧にお辞儀をして、自宅のパン屋に向かう足取りは、場違いなほど軽快だった。*]
― パン屋 ―
[今朝の召集が意外と早かったためだろう、パン屋に来た人の中には朝食がまだの人も少なからずいた。]
はい、お待たせしました。どうぞ!
[店を手伝い始めて以来初めてと思うほどのてんてこ舞いの中、必死に接客する。
パンの棚がほぼ空になった頃、カウンターで大きく息をついた。そこでようやく気持ちが落ち着いたらしく、父が心配していた大雪について意識が向く。雪崩の可能性が頭に浮かんだものの、今から避難する人たちを追いかけても間に合うと思えなかった。
そこで新しい情報が入っていることを期待して、一旦宿屋に戻ることにした。]
―朝―
パメラと話すゲルトの横を抜け、レジーナの朝食と今朝のパン2人分を部屋に運ぶ。]
(シモンが起きたら一緒に食べよう。)
[暖かい部屋でゆっくり眠るシモンの邪魔にならないよう、本に目を落とす。]
――響き渡る鐘の音――
[シモンが目を覚ます。
鐘が鳴った時に集まるのは宿の食堂。
宿にいるリーザは部屋で待つことにする。
シモンは足を引きずりながら食堂へ行っただろうか?]
― 夢を見ている ―
[毎日、毎日。
擦り切れたシネマのように、赤茶けた色の夢を見る。
それは戦争の記憶。
軍に身を置いた年月は短くない。
上に言われるまま消耗品のように何度も戦地へ赴けば、
血や硝煙の匂いなど嫌でも覚えてしまう。
夢なのに、脳が勝手にそれを再現しているのだ。
日に日に激しさを増す戦況。
一体何のために戦っているのか男にはもう分からなくなっていた。
とある戦場で、男は昔から良く知る悪友と同じ隊を組む事になる。
幾度か顔を合わせた事があったが隊を同じくすることは始めてだった。
喜び、戸惑い、不安。
色々な感情が綯い交ぜになり実に複雑な思いをしたものだ。]
『──カンカンカン……』
[外で鳴る鐘の音は、男の夢にも響く>>15。
しかしそれは敵襲を知らせるものとして、再生された。
ある戦の事。
同じ様に鐘が鳴る町に攻め入れば、そこには民間人が残っていた。
そしてそれに混じった敵兵。
子供ですら爆弾を持ってるような、油断できないような場所。
今までとは勝手が違う、と感じた。
誰が敵で、誰が民間人か分からない。
だから。
ひたすら”味方ではない人間”に銃を向けていた。]
―村はずれの自宅―
かぁちゃん待ってよ、あと5分でいいからさぁ……。
[自室の粗末なベッドの上で、頭から布団を被ってもごもごと不明瞭なうわ言を零す。
窓から差し込む日差しは、悪天候のせいでおぼろげだ。
朝を告げる小鳥の囀りの代わりに響くのは、びゅんびゅんと唸る風の声。
ガタガタと窓を揺らすそれに、被った布団を更にぎゅっと引っ張った]
こんな天気なんだし、もうちょっとのんびりさせてくれよー。
[昨日はカタリナに一方的に不満をぶつけて、放り出して帰ってきてしまった。
その事を考えると妙に寝付かれず、おかげさまで今日は寝不足なのだ]
― 図書館 ―
クララさん!いらっしゃいますか?
[宿屋に戻る途中、ふと思いついて寄り道をする。
会議のときは人が大勢いたから、クララを見たかどうかはあまりよく覚えていなかった。人々が村の外に避難しようとしていることを知っているのか気になって、声をかけてみた。]
[「馬鹿言ってるんじゃありません! 吹雪くなら雪掻きもしなきゃ駄目だし、酷くなるようなら非難しなきゃいけないでしょう!」
対峙する母親はひどい剣幕で、一人息子の言い分など聞く耳持たず。
容赦なく布団を剥ぎ取ると、ペーターをベッドからぽいっとつまみ出した。
寒さで冷えた床の上に落とされて、痛みより冷たさに跳ね起きる]]
ちょっと母ちゃん、あんまりだって――
[問答無用にも程がある。
情けない抗議の声を絞り出して、母親を見上げた瞬間だった]
[統率の無くなった隊はめちゃくちゃになり、仲間も次々と減っていく。
そこでは自軍の軍服を身に着けていない人間全てが敵だった。
路地を抜ければ、仲間が敵と交戦している姿が見えた。
当然男もそこに加わり、敵を撃つ。撃つ。撃ち殺す。
女も、子供も関係ない。
一掃を終えた後、次の場所へと移動をしようとしたが、
仲間の一人がその場から動かなかった。
死体に縋りつく小さな子供。
あれは一体何をしているのか、死にたいのかと、声をかけようとすれば
物陰から爆弾を抱えた男が飛び出してきた。
その姿を見て、とっさに男は銃を向け、そして*]
[不吉を報せる鐘の音>>15が、村中に響き渡る。
思わず親子して顔を合わせ、ぱちぱちと目を瞬かせた。
数秒の間を挟んで、「集会の知らせだわ。朝食前でわるいけれど、ちょっと行ってくるわね」と母が部屋から飛び出してゆく。
妙な胸騒ぎを感じながらも、母が外出の支度を済ませる物音を呆然と聞いていた。
窓の外を眺めて、雪がひどくなりそうだから避難するようにという通達でも出るのだろうかと思案する。
数分後、すっかり防寒具で身を固めた母が、「何かあったら、ご近所の牧場に行ってなさいね」とペーターの部屋に顔をのぞかせた]
えぇー、ヤだよー。
オレ、昨日カタリナと喧嘩しちゃっt「だったらとっとと謝ってきなさい!」
[ごねる息子を有無を言わさぬ口調で黙らせ、母は慌ただしく家を出てゆく。
一人家の中に取り残されて、途方に暮れたよう溜息を吐いた*]
[にわかに宿が騒がしくなる。ジムゾンの声も聞こえる。
集会も騒々しい。集会に参加していた顔見知りのおじちゃんが「麓へ避難」と教えてくれた。
しかしこの雪ではシモンは自力では歩けない。シモンと離れるつもりはない。
シモンが避難しないなら、私も避難しない。シモンと一緒に行動する。
そう心に決めるまで、時間はかからなかった。
例えシモンや他の人が先に避難するように促したとしても、頑として首を縦には振らず、無理に連れて行こうとすれば泣きわめいてでも拒否しただろう。]
──ッ
[目を開ければ死体も何もない見慣れた景色。
魘されていたのか、凍えるように寒いのに汗をかいていた。]
ぅう゛……、
[相変わらず酔いによる頭痛がする。
腕の痛みも昨日よりも酷い。
鎮痛剤を、ともうない右手で探ろうとして舌打ち。
未だになくなったことに慣れることはない。]
/*
ぱっしょん
じんろー:パメラorアルビン(パメラが狼ならアルビン非狼)、ニコラス
占霊:ジム蔵
狩:シモンorリーザ
今日のポーカー
BJ
―宿・夜―
[しん、と静まり返った夜。
物音くらいはしたかもしれないが、降り積もった雪に吸われ、耳には届かない]
……、う
[嫌な夢を見た。
両親が死んだ時の夢だ。
両親は、他の村の者たちと一緒に麓の町に買出しに出ていた。
熱を出していた自分は村に残っていた。
熱にうなされている間、なにやら胸騒ぎがして、とても眠れたものではなかった。
朦朧とする意識の中、両親の声を聞いたような気がして――途端、糸が切れるように、ふつりと意識が途切れ、深い眠りについた]
[目を覚ました時、村長から告げられたのは、
買い物に出た者たちが山道の崩落に巻き込まれ、両親が、その下敷きになったという悲しい報せだった。
崩落の範囲は広く、土砂を掘り返す術はない。遺体のない空っぽの棺が、いくつかの遺品と共に村の墓地に埋葬された]
[そんな事が、身の回りで度々あった。
軍属に身を置いていた頃、戦死した仲間が何度夢枕に立ったか分からない。
そしてその時の、死んでいった仲間の声は
今も時々耳の奥に届き
そして――…]
[顔を出したクララを見て、行き違いにならなかったことにホッと胸を撫で下ろし、私に用事?との問いに頷く。]
はい。実は先ほどの会議で、早めに村の外に避難しようと話が纏まりました。宿屋にクララさんがいたかどうか記憶が怪しかったから、一応お知らせに来たんです。
― 村の一角 ―
よし、この辺りは誰もいないな。
[住民たちはあらかた逃げただろうか。
早く見回りを終えてしまおう、そう考えながら歩いていたが。
地が滑るような音が遠く聞こえて。]
……何だ?
まさか、雪崩?……まっさかなー。
ありえないありえない。
[嫌過ぎる予感にぼそぼそ呟いた。]
― 村中 ―
[ヨアヒムにパメラを預けてアルビンは村へと戻って来ていた。パメラの面倒を見るのは自分の仕事ではない気がしたのだ。
雪崩に巻き込まれてしまった為にアルビンは雪に塗れてしまっている。手で叩いて落とそうとしたが吹き付ける雪がそれを許してくれない。指先の感覚も薄れて始めた。アルビンはチッと舌打ちをした。
宿屋へ向う途中にジムゾンを見つける>>73。今朝の集会でもその姿を見かけた。神父様、と青くなった唇で呟く。だが小さな声は吹雪で掻き消されてしまう。アルビンはジムゾンに近づいた。]
……神父様。外を見回りされていたんでしたっけ。
俺は、避難する一行に加わっていたんですけど、
雪崩に巻き込まれてしまって村の外への避難は難しそうです。
[アルビンはジムゾンへ、
──村が閉ざされた氷雪の監獄になった事を告げる。]
モーリッツやカタリナが氷漬けになってしまって、
今度は村は雪に閉ざされてしまって、
今夜は満月だ。
まるで、これじゃあ……、 あの伝承をなぞってるみたいですね。
[笑えない冗談にふっと吐息の様な笑みを零した。]
/*
あ、シモン霊能者か。
だとしたら私の相方だわーい(゜∀゜*)←シモン好き
だが、相方嫌がられるくらい自己中占い師をやるつもりである。
ガチだと、村の決定無視して、独断ばかりやって村人から嫌われるタイプの。
/*
パメラにセクハラしたい(できればヨアルビンの近くで)
クララにセクハラしたい(できれば誰かが偶然立ち寄ってくれる範囲で)
[『人狼が目覚めた時、雪と氷が村を覆い尽くし村は人狼の狩場となる。』
あくまで伝承だ。だが、誰に言われたわけでもなくそれが事実であること、逃れられないことを感覚的に『知っていた』
どこかで雪崩の音を聞き、ぽつりと零す。]
…大丈夫なんだろうな。
――あんまりくたばってくれるなよ。オタノシミはまだ何も始まってねぇんだぜ。
[けけけ、と素の時とも違う、狂気を孕んだ笑みを浮かべる。
静かな雪道の中でその表情を見る者はいない*]
[避難の為に大半の村人が消えた村。残った村人も見回りに出ている様子。
最後に避難する人たちと一緒に避難するため、荷物はより小さくまとめている。]
――遠くから咆哮のような、轟音――
…何、今の…
[シモンがそこにいたならば、不安げにシモンの顔を見上げただろう]
外は吹雪で見えない。
不安の駆られる中、宿に緑の旅人が飛び込んできたその時。
再び、さらに大きな轟音が!
えっと、ありがとう。
でも、避難…?
どうして?
[カタリナとモーリッツの話は知っているが。
どうして避難を…?と不思議に思うが。
…そうか、人狼伝承が原因なのだろう。]
オットーも避難するの?
[尋ねる。]
/*
そういえば一応ディーターも孤児で幼いころは教会に預けられてたけど神父になるほどの信仰心芽生えずに俺軍さ行くだという流れになったとか考えていたけど、ロールがまとまらなくて裏設定になりそうです。
助かる見込みのない人を撃ち殺す銃撃に何か名前ついていたと思ったけど、気の所為だっけ。
[村長の言葉にオットーやジムゾンが慌しく宿を飛び出し、パメラが指示を受けて動くのを目で追う。
……嗚呼。
ぎゅ、と杖を掴む手に力が篭る。
避難するとなれば、自分は足手纏いにしかならない。ただ、邪魔なだけだ。
足を引きずりながら、部屋へと戻る。
だから、いざ、村を出る事になれば自分は残るつもりでいた。
自分ひとりの命を守る為に、他の人を危険に晒す訳にはいかない]
[避難について何故?と問うクララに、自分なりの見解を示す。]
モーリッツさんとカタリナ、二人が亡くなった状況と昨夜の満月があまりにも伝承通りなので、怖がっている人が多いせいだと思います。
僕もいずれ避難を、と思っていますが。まだ村に残っている人もいますし、諸々後片付けをしてから、と…。
[そのとき、何かが一際大きな音が遠くから響いてきた。]
――まさか、この大雪で雪崩が?!
[咄嗟に先ほどから懸念していたことが発生したのではないかと考えて、目を見開く。]
[アルビンがぽつりと呟いた言葉>>90には真剣な面持ちになる。今日一日で散々聞かされた話。『人狼の伝承』。
たかだか迷信だ、と笑い飛ばすにはどうにも今の状況は異常すぎた]
――そうですね…
アルビンさんは、本当だと思いますか?『人狼』などと。
[だからついそんな風に零し。らしくもないことを言ったなと頭をかいた。]
…とにかく。
このあたりにはもう人は残っていないようですし、一度宿屋に戻りませんか。あなたも随分と体が冷えているようだ。
[寒さに震えるアルビンの姿を案じ、そんな風に提案する。承諾されれば連れ立って宿屋に向かう道を歩き出すだろう]
――宿・雪崩の後に――
ああ――よかった。
[昨日、パン屋で見かけた少女>>91だ。
幼い彼女が無事だったことに胸を撫で下ろす。
また警戒されないだろうかと思いながらも、視線を合わせるためにしゃがみ込む。]
俺はニコラス。昨日はごめんね。
……村が、大変なんだ。大人の人を呼んでくれるか……いや、誰が無事か、教えて……
[万が一外に呼びに行っての二次災害は避けたい。
ここにいる、無事な人間を問う方がよさそうだと質問を切り替えた、その声を遮るように二度目の轟音!]
――! まず、い
[その音にはっと振り向く。
まさか。一度では済まないと――?]
[ジムゾンになら、リーザを託せる。
彼女がいくら嫌がろうとも、無理矢理にでも押し付けよう――。
リーザを死なせる訳にはいかない]
リーザ。
……悲しい話だけど、聞いてくれ。
カタリナと、モーリッツ老が氷漬けになって死んだようだ。
[リーザの顔つきから、彼女の耳にも届いていた>>82のだろうと察した。
次の言葉を紡ごうと、重い口を開こうとした時。
どこからか、激しい音が轟き――
思わず、不安げにこちらを見上げるリーザ>>91の小さな体を抱き寄せていた。
雪崩を告げる、どこかで聞いた事のある、しかし村の者ではない人物>>56の声を聞き。
直後、次の轟音が、辺りを揺らした。
リーザの肩を支える手に、力が篭る*]
/*
あ、拾ってもらえるとは思ってなかったけどPC的にも囁き筒抜けなんやな!
なんかちょっと独り言聞かれたっぽくて恥ずかしいな!ww
そっか。
なら、私も…。
[避難するべきなのだろう。
言葉を続けようとした時、遠くから聴こえる大きな音。]
雪崩…?
確かに不吉ね…。
[さっき感じた胸騒ぎも正しいのだろう。
胸のざわつきは収まらない。]
うん、私達もできるだけ早く避難しましょう。
[まさかその道が雪崩でふさがったとは思わない。]
― 雪崩のあとで ―
[ 何故か。走馬灯のように、今はまったく関係のないことが次々に頭を過ぎった。 ]
[ 幼少を過ごした街並み、父の顔、買い与えられた服、樵の家で飼われていた犬、今朝の甘いコーヒー(>>55)。 ]
[ ふと幾年か前のことが思い出された。 ]
[ 「昔の頃のように街で暮らしたいと思わないか?」と少し年上の彼に問われた時はビクリとした。
それは本当にはどういう意味だったのか。
…やんわりと「村から出て行け」と言われたように感じ、とても焦ってしまったのを覚えている。 ]
急に、なに? どういうこと?
[ しかし、アルビンはすぐに話を打ち切ってそそくさと席を立ってしまう。
時折、そんな反応を見せる人たちがいる。決まって視線を反らし、どこかへ行ってしまうのだ。 ]
[ 幼少期を街で過ごしてしまった自分は、村で明らかに浮いていたと思う。
村の子どもの遊びは、他の小さな子よりもずっと下手で。
そのためか、髪を引っ張られたり物を隠されたり、そんなからかいの対象によくなった。 ]
[ 子どもの域を出てからはそんなことはなくなったが、かわりに不思議な距離感が出来た。
アルビンの見せた反応のような。 ]
(きっと、ここに居てはいけないんだ。)
[ なんとなくずっとそう思っている。 ]
―うっすらと残る記憶。―
「ねぇママ。リーザのパパはどこにいるの?」
『パパはね、いろんなところでいろんなお仕事してるのよ』
「いろんなおしごと〜?」
『そうよ。…今はどこにいるのかしら。生きてるといいけど…』
「? ママ?」
『ん?…リーザもパパみたいに人を守れる心の強い女の子になるのよ。』
「うん、リーザつよいこになるよ!」
そうね。
[普段の様子で応える。
けれど、すぐにその表情は温度を失い。]
なんのつもり?
[冷たく言い放つ。
何故この男は、声を使えるのだろうか。
仲間の雰囲気も感じない。
オットーは人間のはず。
…面倒だ、いっそ。]
―1度目の雪崩の後―
[雪崩を告げる、緑の帽子を被った人物がこちらに近づいてくるのが見えた>>98。
どうやらリーザと面識があるらしく]
……あれ、お前
[いや、リーザだけではない。
自分もこの男を知っている。
たしかいつだかの遠征の時、どこだかの町で飲み交わした事がある。
寒いときは寒い所へ、暑いときは暑い所へ、という風変わりな旅人だったから、おぼろげながらも覚えている]
ああ、やっぱりニコラスか。
俺だよ、シモンだ。何年か前に、南の方の町で飲んだ兵士だよ。
[ニコラスは覚えていただろうか。
彼がリーザと目線を合わせて優しく語りかける様子に、リーザも落ち着いて来たか。
しかし再び、轟音が村を襲う*]
/*
年齢どうしよう。
あまり考えて無くてだな。
ジム蔵が28.9歳、シモン31歳。
ジム蔵が10代の時にサラダバーしてる且つ、入隊可能年齢となるとこの17くらいか?
とりあえず最大5歳差としといてそーい 30+1(4x1)
[反応を返したクララに、普段よりもずっと丁重な口調で応じる。]
僕ですか?僕は、人狼様に仕える者。人狼様のために、人狼様がもたらす混乱と宴のために、自らの力と心と体を捧げる者。
普通の人から見れば、狂い人、と言える存在ですかね?
[冷たく言い放つ声に動じず、静かに自分の正体について説明する。
先ほどジムゾンと会話したときの様子から、薄々この言葉は普通の人間には聞こえも使えもしないらしい、と当たりをつけたからこその行動だった。]
[次第に刺すような寒さを自覚してしまえば、
痛みは耐えがたいものになる]
どこだ、どこに行った?
あぁああ、痛ェよクソが……!
[手の届く範囲で鎮痛剤を探るがどこにもない。
うつ伏せになって探せば、胃から競りあがるものを感じた。
冷静に考えれば、1ヶ月に1度仕入れるそれは、そろそろ補充が必要だった。
いつもなら薬が無くなる少し前に街に下りていたものだが、
この雪と寒さのため、先延ばしにしていたから予備を出すしかない。]
くそ、くそ…
[体を引きずるように壁の近くにある箪笥へ向かう。
引き出しを開ければ、5日分の鎮痛剤がある。
震える左手で取り出して、摂取すれば暫くの後、痛みはすぅと引いていく。]
[男の腕の中抱えられた少女は、またこちらを警戒したろうか。
傷を負っているらしい当の男に雪崩からの救出を頼むつもりは毛頭なかったが、他を探すよりも、第二波のほうが早かった。
舌打ちしたくなるのを抑え込み、改めて彼と少女へ向き直る。]
……お聞きのとおりです。巻き込まれた人もいる。
これ以上の被害は避けたい。無事なら、ここを離れないで。
[目の前の男は、すぐさまに思い出すには雰囲気が変わっていて、今この状況では既知とは思い至れない。
ただ、ひとりでも無事な人間として、頭の中に刷り込んだ。]
/*
自分の為の纏め。
オットー→幼馴染み。おっとりしててお人好し。アルビンはオットーの事を馬鹿にしてる。(でも、実は〜みたいな展開が出来たら良いなと狙っている。)
ヨアヒム→幼馴染み2。昔は仲良くしていたがヨアヒムとパメラと付き合い始めてから疎遠。目の敵にしてる?
パメラ→他の村娘と違い華やかな容姿をした娘。密かに恋心を寄せている。
ディーター→まあ仲良くやってるみたいだ。
[人心地について、箪笥に凭れればその衝撃によって写真立てが落ちてくる。
上を向いた写真には、ジムゾンと、シモンと、男の姿。
2人に両腕を回す男は今よりも若い姿で無邪気に笑ってる。
男は写真を無言で眺め、やがて写真を手に取りポケットに仕舞った。
ちょうどその時。
どこからとも無く轟音が男の家まで聞こえてきた。>>91
聞きなれてしまった爆発とはまた違う音。
窓から顔を覗かせれば、いつもなら人の往来のある道には誰もいない。]
……なんだってんだァ?
[尋常ではない雰囲気を男は感じ取った。]
シモン……?
[それから告げられた名前を、脳内から探す。
南町で飲んだ兵士。年単位で前というが、南というなら夏頃だ。こうした時系列の整理にもこの渡り鳥は悪くない。]
――ああ、あの。
[思い至ったのは、丁度当たりの進攻にと、一帯の地形、村や街の状況、気候の様子等々を、自身の見聞きでまとめたものを話した兵士。
それだけでなく旅話や愚痴や世間話などで、良い夜を過ごした記憶がある。]
無事、というわけではなさそうだが、無事だったのか。
こんなところで会うとは、再会をゆっくり喜べないのが残念だ。
落ち着いたら、また一杯やろう。
[そう言って笑むのは、一度だけ。]
んー。
そういうものかしら。
[雪崩に巻き込まれない内に、とも思ったが。
どのみち一人で避難したところで、行き先もない。
オットーの言うとおりだろう。]
でも、まぁ、そうね。
そうするわ。
皆が今何処にいるか知ってる?
目的?
[冷たい声のまま短く問うクララに、わずか困惑気味の口調で首を捻る。]
説明するのは大変難しいのですが。強いて言語化するならば、僕の本能…でしょうか。
人狼様に仕えたい。人狼様のためなら、何でもしたい。そんな思いが体の奥からあふれてくるのです。
…尤も、突然こんなことを言っても、胡散臭い奴と思われて仕方ないですよね。
[最後に付け加えた言葉には、微苦笑が混じっていた。]
[二回目の轟音。
今度は、現場に近づいていたためか、先程よりよく聞こえた。]
……冗談じゃない。
何だってこんなことに……
[頭をがりがりと掻いて、肩を落とした。
もし二度も雪崩が起きているなら、脱出はかなり難しい。取り残された者が一体何人いるやら。]
……まるで、逃がさないと言わんばかりじゃないか。
[言葉にしてみて、顔を顰めた。
残った者はきっと集まってくるだろうと思って、ひとまず宿屋へと向かった**]
―宿―
[アルビンと一緒に宿屋まで戻ってくれば、既に何人もの人が集まっている。
知人になにか聞かれれば知っていることを話したかもしれない。挨拶も早々にずかずかと内部に踏入り]
――おい、シモン、リーザ。いるのか?
[大きな声でそう声をかける。
二人が無事だと分かれば安心した様な表情を浮かべ、他の人物の話に耳を傾けるだろう]**
えぇ、胡散臭すぎて消したくなるわ。
…本当になんでもするの?
例えば私がお腹すいたって言えば身を捧げてくれる?
アイツを殺せって言えば殺してくれる?
死ねって言えば死ぬ?
[距離を詰めると、彼の手首を掴もうとする。
その力は女性の、いや、人間のものではなかった。]
─ 自宅→外 ─
[染み付いてしまった習性と言うべきか、
嫌に静かな村中を歩いていると戦場にいる気がしてしまう。
なるべく壁沿いを歩くのも、ふらつく体を支えるためだけではなかった。
ゆっくりと歩いていると、ある一角で人の気配>>117がしたから、
思わず息を止めて様子を見る。]
……なんだ、村長かよ。
妙に静かだけど、何かあったのかよ。
[たとえば、戦渦がこの村にまで迫ってきたのかと、
不吉な答えを予想してヴァルターに問うた]
― →宿屋 ―
[ジムゾンと一緒に宿屋に戻った。既に何人もの人が集まっていただろう。その中に一緒に村を出た筈だったニコラスの姿を見つけて無事だったかとほっと安堵の息を漏らす。
宿屋に集まった村人へとアルビンは伝えた。村が雪に閉ざされた事を。]
パメラ達と一緒に避難していたのですが、麓へ向う途中に雪崩にあいました。
雪崩に道は遮られ避難するのは無理でしょう。
先程、皆さんもお聞きしたでしょう。2度目雪崩があったようです。
救助へ向いたいでしょうが、またも雪崩が起きてしまうかもしれません。
村の外へ出ない様にして下さい。
ここが故郷なのか。それは……ずいぶんと暖かいところで会ったものだな。
ヘマをと言ったって、こうして故郷で娘と暮らす生活を手に入れたんなら、充分じゃないか。
[出会った頃と少女の年齢は釣り合わないが、娘を残し戦地に赴くこともあるだろうと推測する。
教会の神父も戻ってきたようなら、また安堵をひとつ胸に落とした。]
じゃあ、一緒に行きましょうか。
っと、少し準備してくるわね。
[ごめんね、と一度図書館に戻り。
準備を終えると。]
おまたせ。
[2人で宿へと向かって歩き始めた。]
メモでの返しがぶっきらぼうになってしまうなー。
まゆねこ臭ぷんぷんしてるから、メモで中身隠ししても無駄だよね☆って思ってはいるのだけどもねー。
な、なんだ今の……!
[位置的に、何が起こったのかは伺い知ることができなかった。
けれど吹き荒れる雪の中、街へ向かう道の方からざわめきが聞こえてくる気がする。
反射的に半歩後退して、そちら側をじっと見つめた]
ど、どうしよ。
……おばちゃん達に何が起きたのか聞いてこよう!
[迷ったのは、ほんの数秒。
ややおいて、意を決すると柵に足をかけて乗り越え、牧場の中へと駆け込む]
おばちゃん、カタリナ、いるのかー!?
何か今、向こうからすっごい音が……
[玄関まで踏み込んだところで、異様な空気に言葉を途切らせた]
そう、じゃあ。
[狂気に満ちた笑みを認めると。
ようやく表情を緩ませる。
そして。]
私、おなかすいちゃったの。
[明るく言ってみせた。]
― 今朝、まだ何も知らない頃…村の宿にて ―
[ 村の誰かからアルビンが戻ったことを聞きつけ、今朝になって宿へとやってきた。今日の朝食も摂るつもりで。 ]
[ 外套とブーツの雪を払って顔を上げると、寝ぼけ眼のゲルト。それから、驚いたように目を瞬かせているアルビン。 ]
おかえり、アルビン。
…相変わらず眠そうね、ゲルト。
[ ゲルトはレジーナに留守番を頼まれたらしい。なるほど、普段からぼやけた顔が一層ぼやけているのはそういうわけだ。 ]
ちょっとー。食べられるもの、出してよ?
レジーナの作り置きとオットーのパンがある?…なら大丈夫かあ。
ところでね!アルビン、覚えてるよね、約束。
この時期になると、不思議と食べたくなっちゃって。
[ アルビンは商売人だ。もちろん注文は忘れていなかった。 ]
[ 勧められるままカウンターの左隣へ座り、食事が出てくるのを待った。 ]
[ 食事を持ってくるのが早いか、ゲルトは寝ていいか、などと言い出す。>>0 ]
ゲルト…あんた、レジーナに留守番任されたんでしょ?
寝てる暇があったら、ほら!暖炉の火をもっと強くしてよ!
寒いったら…!
[ そんなやり取りを見、笑いながらアルビンの出してきたコーヒーはいつもよりずっと甘かった。>>55 ]
[2度目の雪崩の音を聞いた時に今直ぐ救助に向いたいと思ったのはアルビン自身だった。しかし自分が救助に向って被害にあっては元も子もない。駆けつけたい気持ちをアルビンは必死に抑えた。
宿屋に集まる面子を確かめた。パメラの伯父であるヴァルターを見つければ117、近寄って彼女の安否を伝えるだろう。伯父であるヴァルターがパメラを心配すると思って。]
一度目の雪崩の時、パメラは無事でした。
今はヨアヒムと一緒に居ます。安心して下さい。
[2度目の雪崩にも巻き込まれていないと良い。けれどもヨアヒムも一緒だから大丈夫だろうと自分自身に言い聞かせる。
ヴァルターはどう反応しただろうか。今もアルビンの顔色は優れず寒そうだ。ヴァルターに一言断ってから自室へ戻ろうとする。]
[2度目の雪崩の音を聞いた時に今直ぐ救助に向いたいと思ったのはアルビン自身だった。しかし自分が救助に向って被害にあっては元も子もない。駆けつけたい気持ちをアルビンは必死に抑えた。
宿屋に集まる面子を確かめた。パメラの伯父であるヴァルターを見つければ近寄って彼女の安否を伝えるだろう。ヴァルターがパメラを心配すると思って。]
一度目の雪崩の時、パメラは無事でした。
今はヨアヒムと一緒に居ます。安心して下さい。
[2度目の雪崩にも巻き込まれていないと良い。けれどもヨアヒムも一緒だから大丈夫だろうと自分自身に言い聞かせる。
ヴァルターはどう反応しただろうか。今もアルビンの顔色は優れず寒そうだ。ヴァルターに一言断ってから自室へ戻ろうとする。]
/*
あっ、ヴァルターさんわざわざ戻ってきてくれてありがとう…!
オフしたからのんびりよそ事しつつロール書いていたなどと(震え声)
まずは、宿屋に行って誰が残っているか確認します。
そのあと、誰が餌としてふさわしいか。僕も考えてみますから。
あと、クララさん以外にもこの声を使える方がこの村にいらっしゃいます。その人にも相談してみましょう。
[クララがジムゾンの問いに直接答えなかったから、存在を認識しているのか明確に分からず。今は慎重に行動しようと考えて、明言は避けた。]
[何人かが宿に戻ってくる。
アルビンが雪崩の状況と、村人の現状を伝えてくれたのはありがたかった。]
……君も、避難にあたってくれていたのか。
無事なのは、どれくらいいる?
ここを出ないにしても――巻き込まれた人たちはどうする。
[顔見知りと、昨日言葉を交わした相手と、緊急事態とが重なって、すっかりと他人行儀な敬語は抜けてしまった。
ただ現状に対する報告と見解を、端的に聞く。]
[周囲を見渡すヨアヒムの横顔を見、むっ…とする。
そんな場合ではないとよく分かっているのだが。
彼がそうするのは当たり前のことなのだが。]
(関係ない。関係ない。)
[ 面倒見のいいヨアヒムは嫌いだった。 ]
[ そんな思考の脱線は、行動の遅延を招いて。
見かねたヨアヒムに腕を引っ張られ、その場を後にする。 ]
いいって…
[ 振り払おうとしたその時、先の現場からそう遠くない場所を二度目の雪崩が通り過ぎて行った。 ]*
[>>131相変わらず優しくない態度だが男は特に気にした様子はない。
見知らぬ敵がいるのではないかと思っていたものだから
寧ろ安堵の方が大きい。]
聞くも何も、人っ子一人いねぇのに無茶言うな。
[くぁ、と欠伸をしながら返す男は今にも寝そうだ。
普段から酒を呑むだけの穀潰しに対し、
非常事態であろうともその身を心配して様子を伺いに来るような者は近所にはいない。]
ふぅん、緊急事態、ねぇ。平和そのものじゃねェか。
[宿へ、と言われても危機感のない男は帰って寝るか、
酒でも飲みたいと言ってそれを渋る。]
[しかし、かくかくしかじかと語られる内容を聞いて、
男は目を瞠ってヴァルターを見る]
モーリッツとカタリナ…あの嬢ちゃんか。
それが、氷漬けで死んでた?
なんだそれ最近流行の御伽噺かよ。
[突拍子もない内容に、引き攣りながらも笑い飛ばそうとするが、
至極真面目な態度に男は押し黙る。]
人狼って……んな馬鹿な。
[良い大人が素面で何を言うんだと、吐き捨てた。
あんなものは、モーリッツの与太話だろうと。
ヴァルターの話を聞いていれば、気がつけば宿へと到着していた。]
[借りている一室に戻ろうとした所でニコラスに呼び止められる>>136。寒さのせいか、ふるりと肩を震わせた。]
ニコラスさん。ええ、貴方もご無事で何よりです。
無事なのは正確な人数は分からない……けれど。大半の村人は脱出もしくは救助されていた様だった。
中には助からなかった者も居たかも知れないけれども。
ただ、救助に向って被害を拡大させてはいけないだろ。
[雪崩が起きた場所から村へと帰って来る前に見た様子>>130をニコラスへ教える。
ニコラスが敬語を使わないのに釣られてアルビンも砕けた口調になった。]
村の人を心配してくれるのは嬉しいけどさ。
― 図書館前 ―
目覚めた、というかたたき起こされ気分よ。
[折角ひっそりと生活してたのに。
肉だって羊の肉とかで我慢してたのに。
異常なまでの空腹に襲われる。
にんげんがたべたい。
平穏に暮らしていければそれでよかった。
けれど。
もう、仕方ない。
我慢なんて出来ない。]
(人狼伝承なんてお伽話だと思ってたんだけどね。)
[そもそもここにいるのだから目覚めるもなにもないだろう。
なんて笑っていたけれど。
…まさかこうなるとは、笑えない。]
それ、上手いこと言ったつもり?
なんでもって言ったでしょう。
[苛立ちを見せて冷たい声と表情に戻る。
そのままオットーの頬を平手で打とうと。
こいつは本当に信用していいのだろうか。
結局身を差し出そうともしない。
いや、こうなった以上自分以外の全員が敵だとみなすべきだろう。
少し考える。]
じゃあ、考える、じゃなくて。
全部、文字通り私の食事をお膳立てして。
もちろん、私が疑われないような状況、によ。
そうしたら信用してあげてもいいわ。
[どうせ裏切ってもすぐに殺せる。
誰かにバレてもそいつごと殺せばいいだろう。
そう考えて無茶な要求をする。]
/*
家は牧場側だからね…(
タイミング的にはペーターも今の雪崩の頃にはこっち側来ちゃってるんだよな…そのまま分断されれば悲劇は起きなry
[声が使える人を教えろと言われて、やはり声が聞こえていなかったのか、あるいは聞き逃したのか?と考えながら告げる。]
ジムゾンさんですよ。先ほど宿屋で会議をした直後、この声でお話しました。
ディーターさん。お帰りなさい。ちょうど紅茶が用意できたところです。良かったらどうですか?
[宿屋に着いたディーター>>128が部屋の中に入ってきたならば挨拶をして、温かいお茶を勧める。
ディーターが戦場から村に戻ってきた頃は分別がつく年齢になっていたから、何故怪我したのか等問うことはなかった。ディーターが村を出る前と変わりない態度で接している。
昨日は広場で遭遇する前に移動してしまって、ディーターが近くまで来ていることに気付けなかった。モーリッツと話をしているところを目撃された>>0:255ことも知らない。
ヴァルターに「温かい紅茶はどうですか?」と声をかけるのは、アルビンとの話が終わったあと>>128。]
―????―
…ん…んん…?
…あれ…
あたし…なんでこんなところに…
[気がついたのは、家の中だった。
いつもと変わらぬ朝。いつもと同じように目覚めた。
そう信じていた。
しかし、そこは自室ではなく暖炉のあるリビング。]
…パパ…?ママ…?
…ママ…なんで泣いてるの…?
[気持ちのいい音がなる。
反抗も反応もしないのもそれはそれで腹立たしい。]
期待してるわ。
[上辺だけの言葉。]
そう。
ジムゾンね。
[今まで彼に仲間の雰囲気は感じなかったけれど。
オットーと同じような存在なのか
それとも伝承通り、目覚めたのか。
他に理由があるのか…。
分からない。]
はぁ、取り敢えず宿に行くわよ。
[思わずため息をついて宿へと促した。**]
[>>139ヴァルターが作る趣味の良い話とはどんなものか気になったが、モーリッツの死体について言われれば、男は顔をしかめた]
生きてても死んでても爺さんの面を拝む気なんざさらさらねェよ。
[もともと歳もいっていたから、死んだ事自体に関して深い感慨は湧かなかった。
大往生だったと喜ぶべきだろうか。
逆に歳若いカタリナの死には閉口する。
ささくれた心にも、その死を悼む隙間はあったようだ。]
人狼は存在するのに、村にはいるかわからねェ。
なのに氷漬けにしたってか。
……それ、通りすがりの冬将軍か何かじゃねえの。
[曖昧な物言いに、男は呆れたように返した]
はっ、別に俺一人いなくても困らんだろうに。
寧ろ居ないほうが精々するやつのが多いだろ。
[大体、今まで寝ていた男が交換出来る情報など持ってない。
男にしてみれば宿に行く理由などないのに、眼前の宿屋を見て
ついヴァルターの言う通りに行動してしまった事が少しだけ面白くない*]
あれ、おっちゃんもいるんだ?
さっき、集会を報せる鐘が……。
[よく見知ったはずのカタリナの父親が、今まで見た事もないような沈鬱な表情をして押し黙っている。
隣に寄り添うカタリナの母親は、泣きはらした目を更に潤ませた]
……どしたの?
[急に、心臓を鷲掴みされたような不安がせり上がってくる。
いつもの口振りで、でも表情を強ばらせて、彼らにぎこちなく問いを投げた。
帰ってきた、答えは――]
[カタリナが、伝承と同様に氷漬けの状態で死んでいた、というもので]
……なに言ってんの?
[耳にした情報を、真っ先に脳が拒絶した。
双眸を見開いて、意味の理解できない言葉の羅列として、カタリナの両親の話を聞く。
カタリナが、死んだ。
麻痺してまともに働かない頭の中に、受け入れがたい異物のようにその言葉が漂った。
急速に世界が色を失って、現実感が消えてゆく。
まるで、夢の中で自分を俯瞰しているかのようだった]
……嘘、だよ。
[理解、できない。したくない]
だってカタリナ、昨日は元気で……。
オレ、一緒にパン分けあって食べたりしたんだぜ。
それで、つまらないことで不貞腐れて、それっきりで……。
[声が惨めに震えて、目の前が滲む。
理解なんてしたくない。
そのはずなのに、喋りだすと悲しみが溢れ出してきて、抑えが効かなくなった]
だってオレ、カタリナにきちんと謝ってない……。
……っ、そんなの、嘘だ!
[弾けるように声を荒げて、カタリナの両親へ罵声を叩きつける]
カタリナが死ぬわけねーじゃん、タチの悪いジョーダンやめろよ!
オレ、カタリナに謝らなきゃいけねーんだよ!
謝って、また一緒にくだらないハナシとかして……!
[日常を、取り戻せるつもりだったのに。
一夜明けたら、当たり前だったはずのそれは、二度と手の届かない所に行ってしまった]
っ、そんなの、そんなの信じねーよ……っ。
頼むから、嘘だって言ってくれよ……!!
[気がつけば、涙を零しながらカタリナの父親に掴みかかっていた。
嗚咽が次第に慟哭に変わり、自分でも何を言っているのかわからなくなる。
彼の胸板を叩いていたはずが、いつしか服を鷲掴みにして、縋り付くように泣き叫んでいた]
絶対、絶対に信じねーよ!
なんで……っ。
[傍らで、カタリナの母親の嗚咽が高まるのを聞く。
その声が、他の何よりも明確に、カタリナが二度と帰ってこないことを告げていた。
殴られたような気分になって、歯を食いしばって項垂れる]
嘘だよ……。
[何度目になるのかわからないその言葉は、力なく掠れて、自分自身にも聞き取れない。
……あぁ、もう駄目だ、と胸の内で妙に冷静な声がした。
――もう無理だ。
本当にカタリナは死んだんだ、これ以上自分を騙しきれない]
― 宿 ―
[家に戻るつもりだったのに、宿へと着いてしまえば
諦めもついてヴァルターと共に扉を跨ぐ。
そこには既に避難してきた者──否、避難が出来なかった者たちが数人いるようだ。
アルビンがヴァルターを見つけ>>128状況を報告するのを近くで聞いた。
一度目の雪崩と聞いて、雪崩が二度あったことをそこで知る。
この調子だと話し合いに加わっても、男がいたところで何が出来るというわけでもない。
視線をめぐらせば談話スペースの隅の机に、誰かの置忘れだろうか、煙草を見つけた。
男は黙ってアルビンとヴァルターから離れて談話スペースの隅へ行く。]
ふぅー──……。
[勝手に拝借した煙草に火をつけて一服。
冷えた肺を煙草の煙で満たし、大きく息を吐いた。**]
[どれくらいそうしていただろうか。
唐突に二度目の轟音が響き渡り、家が小刻みに震える。
カタリナの父親がハッと顔を上げて、縋り付くペーターの肩を掴んだ。
「とにかく、ここは危ないから避難した方がいい。ペーターのお母さんは?」
問われて、初めて母がここに訪れる気配がないことに気付いた。
のろのろと顔を上げ、彼の顔をまじまじと見詰める]
……集会に行って、それっきり。
[いつもなら、とっくに迎えに来ていていい時間だ。
口元を押さえて、項垂れた。
頭の中がぐるぐるして、何もまともに考えられない。
カタリナが死んでしまって、母も戻らなくて、外からは遠く悲鳴や叫ぶ声が聞こえてくる。
――全部、たちの悪い悪夢だったらいいのに。
目を覚ませば皆無事で、何も起こってなくて、それで今度こそペーターはカタリナに謝るのだ。
昨日は勝手に怒って、置き去りにしてゴメン、と。
本当に、そうなれば良かったのに]
[放心したペーターに、家に帰るより宿に向かったほうがいい、とカタリナの父親は促した。
虚ろな目で彼を見つめて、機械的に首を縦に振る。
だってそれ以外に、どうしていいのかわからない。
送り出されるまま足を踏み出して、外の吹雪の中にまろび出た。
数歩だけ進んで、呼び声に振り返る。
玄関から飛び出してきたのはカタリナの母親で、その手に一冊の日記帳を持っていた。
これを預かっていて、と手渡されて、目を瞬かせる]
これ、何。
……誰の日記帳?
[問いかけながらも、答えはわかっているような気がした。
――カタリナのだ。
彼女の母親は答えを返さず、早く行きなさいと暖かい手で背中を押す。
逡巡の後に、こくんと頷いて唇を引き結んだ。
きっと、この日記帳は彼らにとっても大切なものだろうに。
そんな重要なものを預けてくれたのだから、ぼんやりなんてしていられない。
虚ろだった瞳に微かな光を取り戻して、カタリナの両親へ手を振った]
ありがと、大事に持ってる。
……おっちゃん、おばちゃん、また後でな!
[言って、今度こそ確かな足取りで雪の中を走り出した**]
─ 移動する前 ─
[アルビンの報告を聞き終わる前か、終わった直後か。
もう一人近づいてくる人物に声をかけられる>>143]
紅茶?
んなモンより酒はねぇのか、酒はよ。
[男が口にするものは、殆どが酒か良い覚ましの水だ。
紅茶という代物を最後に飲んだのはいつだったか、もう記憶に薄い。
乱暴な口調で返せば、オットーはどう反応しただろうか。
村を出る前の男であれば素直に紅茶を受け取っていた筈だ。
変わらずに接してくれるのが彼なりの気遣いだとわかる。
オットーの記憶に残るような好青年では考えつかない態度だろう。]
酒が無ェなら、何もいらねぇ。
[申し出てくれた紅茶は断って、男はオットーから背を向けた*]
[ただならぬ雰囲気。
父が見たこともない沈痛な表情をしている。
母はただ泣きじゃくるだけ。]
…どうしたの?何かあったの…?
[状況を確認しようと起き上がったその瞬間、言い表しようのない違和感を感じた。]
[何が起こったのかわからなかった。
まるで鏡でも見ているかのように、自分を、見下ろしている。
しかし、それが鏡でないのは明白だった。
驚き慌てる自分とは対照的に、目の前の人物は目を閉じたままピクリとも動かないから。]
え…どういうこと…
あたし…えと…夜…外に出て…それから…
[状況が把握できない。
昨夜の出来事を必死に思い出そうとするが記憶が混濁している。
一部分がまるで抜き取られたように思い出せない。]
[紅茶を飲みながら、宿屋に集まった人を気付かれないようにそっと観察する。
その視線は普段とは違い、どこか品定めをするような冷静なものだった。]
”人狼様に餌として捧げるには、この中の誰がいいだろうか?”
[先ほど秘密の声で会話した、自分が仕える人狼の顔を思い浮かべながら、静かに考えを巡らせている。**]
[そのうちに轟音が響き、父がペーターに避難するよう促した。>>154
送り出されたペーターを母が呼びとめる。>>156
その手にあったものを見て、カタリナは目を見開く。]
えっ!?
ちょっ…ちょちょちょっと待って…!
[なぜその日記帳を母親が持っているのか。
普段は引き出しの奥にしまっており、日記をつけていることすら話していないはずなのに…!
記憶が混濁しているせいで、昨夜それを机の上に置いたまま外に出てしまったことを思い出せずにいた。
しかし、それが他人に見られたくない内容であることだけはしっかりと記憶している。
母親がペーターにそれを手渡すのを見ながら、そんな場合ではないと知りつつ慌てふためく。
あんなものを読まれてしまっては、死んでも死にきれない。
特にペーターには…!
なんとしても阻止せねば。
幽体となった身でどうやって止めようというのか。
そんなことは考えもしない。
とにかく必死で、雪の中を走りだすペーターの後を追った。]**
[アルビンと一緒に宿屋まで戻ってくると、歩いてくるオットーとクララの顔が見えた。
結局先ほど「声」で話していたのは誰だったんだ、そう尋ねようとして。
クララに感じる違和感。常人には分からないだろう、獣のニオイを感じ取る。]
―――お前が?
[同胞なのか。と、そう暗に尋ねる。
まさか自分以外にもこの村に人狼が紛れ込んでいるとは思わなかった。自分の中での彼女は、本の好きなのんびりとした女性、というイメージだったが]
/*
おお、オットーさんが狂COしとる。
CO回りどうしようかなー。
さくっとPL視点ではCOしてPC視点でぎしあん楽しむのが良いかな。
つーか占い師誰やねん。
[宿につき、シモンやリーザの無事を確かめた後。改めてアルビン>>121から情報を聞く。
横でニコラス>>132>>141と会話しているのを聞き]
……閉じ込められた…!?
[どこか呆然とした表情で呟き、自分の置かれた状況を反芻する。
避難していたパメラが巻き込まれたのだと聞き、そういえばあの村娘の姿も見当たらないことに気づく。
彼らの言うとおり、ここで救助にいくのはあまり賢明とは思えない。…一体誰が無事で誰が無事ではないのだろう。
朝からもう一人の幼馴染の姿も見当たらないが、彼は大丈夫だろうか。ディーターの家はヴァルターが見回りに行った方向にあるため、どこかで拾ってくれているとは思いたいが。]
/* 蛇足な補足
超常現象的不可思議な雪崩(一瞬のうちに周囲を白に染め、視界が戻れば人の姿だけが忽然と刈り取られたように見えた…みたいな)の描写下書き中に、ニコラスの描写>>56で「なんか生存者いるっぽい」感じになったのとニコMEMOの「よろしく!」で動いた方がいいなこれはーってなり、書き換えた結果がこれ。>>57
雪崩でNPC全員行方不明でいけるかな、NPC救助ロールがあってもいけるかなくらいのつもりで。
ニコラスのとこまで歩いてるし話してるのでパメラ埋まってない。>>57
でもヨアヒムの描写だとなんか埋まってる!>>64
でも埋まってないつもりなので「軽く移動中に積もった雪を払ったもらった」感を出してみた。>>104
元々立ってるので、差し出された手>>113に「いい」>>125とお断り。
でもどうも立ってるのに立ち上がる必要があるっぽい>>130ということで、
立ってたけど、呆然としてる間によろけてへたり込み、その拍子に崩れた雪に足許が埋まった感じ?
齟齬のいいわけ〜いいわけ〜 */
……――ふう。
[重々しい表情でため息をつきポケットに手を入れると、紙ががさりと鳴る音がする。若い頃に幼馴染たちと撮った例の写真だ。朝家を出る時に机の上においたそれが目にとまり、何となく胸騒ぎがしたのもあって持ってきてしまったのだった。
そうしているうちにヴァルターとディーター>>153が宿に着く。姿を見れば、人知れず胸をなで下ろした。
早々に皆の輪から離れていく友人に]
……おう、生きてたのかロクデナシ。
一向に姿が見えねえからどっかでのたれ死んでんのかと思ったぜ。
[なんて安堵の裏返しに悪態をつく。
ついでに、側に居たオットー>>159には自分には紅茶を貰えるだろうかと頼んだ。彼から茶を受け取ればその周辺に腰掛け、一息つくだろう]**
/* 今は合流してヨアヒムと会話のありそうなペーターと、アルビンの発言に反応がありそうなヴァルター待ちです。
コアがずれているので後手に動かないと時系列がとっ散らかりますからね。 */
/*
あ、そうだよ。アルビンが村に帰ってきてたこと知らなかったんだっけ!
昨日の会話がおかしいことになってるね!?
いかん、若干処理速度が追い付いていない。ぐぬ。
―アルビンと宿まで戻る道中―
[無言で歩いているとどうしても思考が重い方向に行ってしまう。何となく横にいるアルビンの方を見た。
目の前の青年が何年か前までよく教会に来ていた、アルビンという少年だというのはすぐに一致した――元々人の顔と名前を覚えるのは苦手ではない――が、そういえばこうして話をするのは久しぶりなように思う。]
…そういえば、アルビンさんとお会いするのもお久しぶりですよね。昔はよく教会にいらしていましたが。
最近はあまり村で顔をお見かけしないように思いますが、今は何をなさっているのです?
[気を紛らわすかのように、あえてそんな話題を口にする。]**
/*
でもアルビン毎年冬になると戻ってくるわけだし、小さい教会なんだから顔合わせてないってこともない気もするし、商人やってるくらいは知ってそうよなー。
うーん。まあ相手に任せよう。
[いつだったかシモンに懺悔を打ち明けられた>>0:60時もそうだ。
リーザの母親を殺したのはもしかしたら自分かもしれないこと。未だリーザに負い目があること。
そんな懺悔を聞かされ、黙って話を終えたあと、ぽつりと苛立ちまぎれに零したことがある。]
―――中途半端なんだよ。
リーザの親を殺したのがお前だろうがそうでなかろうが、戦争っつーのはそういう場所だろう。
人と人とが殺し合う。お前もそれを承知で行ったんだろうが。
それでリーザの面倒見るっつーのは好きにすりゃいいがな。今更気にして何になる。
[決して神父としては正しくないだろう、そんな言葉。
だがついつい本音が口から零れ落ちた。言わずにはいられなかったのだ。あの時シモンはどう反応しただろうか]**
/*
微妙に伏線のようなそんなような。
なんかちまちま思考回路作りこんでたら
こちとら狼でもそれ隠して必死にやってるっつーのに人同士でいがみあってんじゃねーぞボケが
みたいな感じになったのでそんな方向で行きます(
口悪い悪役ロール楽しすぎて困る。
/*
なんつーか突発で事情とか知らずに振られた設定をいかに伏線として組み込むかみたいなことばっかり考えてるー
あとどう狼COするかとかどう襲撃するかとかどう(ry
ディーターと殴り合ったりリーザ嬲り殺してシモンに絶望されたりしたい。
私はものすごく楽しいけど独りよがりになりそうで怖いんだよな。うむーん。
/*
前村で子供の喧嘩みたいな言い合い書いてた時とか思ったけど
RPで悪口書くの楽しすぎるねん
自分でも生き生きしてるのがわかる…!
殺伐したコンセプト的に平気だとは思うけど万が一不快に思われたりしたらすまんね
─ 少し前・オットーと ─
使えなェな。
[>>159オットーが何を考えて常と同じ反応をしたのか知る由も無く
酒はないと申し訳なさそうな声を聞いて、男はチッ、と舌打ち。]
あんま待たせんなよ。
[酒を用意するというゲルトの声に返すと、その後ほどに>>162ジムゾンの嫌味が届いた。]
生きてる心配かそりゃ。
なんたって日頃の行いが良いからよ。
死んでなくて残念だったなァ。
[キシシと肩を揺らして嗤う。
昔から良く知る仲だ。
ジムゾンの遠回りな安堵とは気づいていたから、
いつもの調子で冗談染みた憎まれ口を返した。*]
/*
ジムゾンは何だかんだでこの村が好きなので正体隠して生きてたのでシモンとディーターが重傷おって帰ってきた時とかも人間ってほんと馬鹿!!って思ってたんだろうなと
でも仕事斡旋したり酒飲んだりしてるし何だかんだで二人に昔みたいに戻って欲しかったとかそんな憤り
微妙な空気の仲を取り持つ位置が狼ってのは普通に美味しいよなー
オットーさんもそんな雰囲気あるけど
─ 談話スペース隅 ─
[宿に足を踏み入れたときにシモンの姿を見かけてもそちらは見ない振りをした>>165。
話しかけたところで、何を言えばいいのか。
ぼんやりと煙を吐いているとそのうちにゲルトが酒を持ってやってきた。]
あ?
これだけしかねぇの?
[グラス1杯の酒にケチをつければ、その後ボトルごと持ってきてくれた。
煙草をテーブルの天板でもみ消して、グラスを呷る。
いつかの遠征先で出会ったシモンと酌み交わした酒は楽しく、
近況や、上官への愚痴、それから昔話など取り留めのない話題で盛り上がったものだ。
思い出した懐かしさに目を細め、過去の記憶を肴にして一人、酒を呑む。]
[そうしていれば、村に残った面々が宿に集い、
今度についての話し合いや情報交換がなされていただろう。
特に口出しはせず、ボトルが空になったのを見計らって立ち上がる]
そんじゃ、俺には用は無いし帰るわ。
あとはてめぇらでなんとかしろや。
[今問題になっているのは原因不明のモーリッツ、カタリナ両名の死因に始まり、雪崩に閉ざされた村、そして巻き込まれた人々をどうするかと言う事か。
そのどれにも関心はなく、ヴァルターの言う残された人間の確認(>>139)も済んだところで、男は帰宅する旨を誰にとも無く言い放った。]
[宿の玄関へと向かい、外に出ようとする姿に咎める声が上がったかも知れない。
男はそれらを無視するようにドアノブに手をかけて扉を開く。]
……うっ わ!!
[開けた途端に、凍るように冷たい風が宿へと舞い込んだ。
慌てて男は扉を閉める。]
おいおい、マジかよ……。
クソッ!
[苛立ちをぶつけるように、ドアを蹴る。
朝から吹雪いていたが、まだ歩けない程ではなかった。
しかし、押し返すような風と、数メートル先の確認もママなら無い今の天候ではそれも難しそうだ。
ひとまずは宿で待機する他なさそうだと判断して、
再び男は部屋の隅に戻った。]
/*
宿に閉じ込められるのは困るな…
夜辺りには自宅帰らないと、占い道具取りに行けん…
あるいは、占いのやり方変化させるしかねーか…
(かちかちかちかち…)
…あれ?
(かちかちかちかち…)
(かちかちかちかちかち…)
[ 早すぎる時刻みの音かと、しばらくは思っていた。 ]
(かちかちかちかち…)
[ 歯の根が合っていないのだと気付く。
寒さと、唸る雪崩の恐怖と、その後の静けさと、今ひとつ気付いた恐ろしい感情のせいで。 ]
(カタリナの死んだこと、もしかして少し、嬉しいんじゃない?)
(そんな、とんでもない!)
(…。)
(……。)
(………でも、何故かほっとしてない?)
[ 震えながら自分の身を抱いた。 ]**
/*
レッツグリード。
【 $ 】 【 $ 】 【 E 】 【 D 】 【 R 】 【 D 】
すごい、ステータスがあるのか!
STR:7(6x3) CON:17(6x3) DEX:11(6x3)
APP:9(6x3) POW:10(6x3) SIZ:12(6x2)+6
INT:6(6x2)+6 EDU:15(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
技能は 「考古学」 と 「ほかの言語」 と 「地質学」 を持ってる。
[暖かい紅茶をゆっくりと喉へ流す。
落ち着こう、今なすべきことから順番に考えよう。]
すぅー。
[深呼吸。
慌てていても始まらない。
気味が悪いことが重なっているだけ。
きっとだいじょうぶ。]
ジムゾンこそ。
…そうだったのね。
[感じる仲間の雰囲気。
仲間が居たことに、オットーのような存在じゃないことに。
少しホッとした。]
さぁ、どうしましょうか。
私お腹が空いて仕方ないの。
…ジムゾンも同じかしら?
/*
グリード:200
追加
【 $ 】【 R 】【 R 】【 D 】
STR(筋力):7
CON(頑健):17
DEX(敏捷性):11
APP(外見):9
POW(精神力):10
SIZ(体格):18
INT(知力):12
EDU(教育):18
SAN:50 LUC:50
HP:17 MP:10
DB:+1d4
アイデア:60 知識:90
職業技能:360 趣味技能:120
そこそこいいけど力がないなぁ
[まずは久しぶりにあったアルビンに挨拶しようか。
どんな所へ行ったのか、何を売っているのか気になるし。
そう、楽しいことを考えよう。]
こんにちは。
ニコラスは昨日ぶり。
アルビンは久しぶりね。
今回は何処周ってきたの?
[近くに居たニコラスにも挨拶をして。
努めて明るく声をかけた。]
……ああ、オットー。
俺にも紅茶を頼むわ。
[茶の支度を始めたオットーの背中に向けて声をかける。それは、誤魔化しのようにジムゾンには見えたかもしれない。
リーザの事を告解した後、神父としてではなくジムゾンの言葉で、「中途半端だ」と言った>>169。
――その通りだ。
何もかもが正しく、言葉ひとつ返せないまま、ただ、嗚咽する他なかった。
それから何が変わった?
愛しいと、守りたいという想いは増す一方なのに、関係は何も変わらない。ただの宿主と居候のままだ。
実の娘のように可愛がり、リーザにも気を使わせたくないのに。
その、たった一言が、言えない]
[リーザもディーターも、自分のせいで今の状況に追い込んでしまったかもしれないと思うと、とてもそんな事は言えなかった。
ジムゾンの言うように、人と人が命を奪い合う場所で、何時までも気にしてどうなるものでもない]
[そう、頭では分かっていても、言葉する事も行動に移す事もしないのは。
ただ、罪悪感を言い訳にして、自分が傷つかないように現実から狡く逃げているだけ**]
― 宿 ―
[ヴァルターと一緒に宿屋へ戻って来たのはディーターだった>>153。
いや、今朝の会議の際にディーターの姿を見ていなかった。目立つ容姿をしているので居れば気付きそうなものだがひょっとすれば参加していなかったのだろうか。
宿屋に集まる皆へと報告して程なくして、オットーが紅茶が勧めるのにディーターが酒が強請る声が聞こえた>>158。]
こんな時でも酒かよ。心配事はお前には無いのか。
昨日の酒も全部飲んじまったんじゃねーよな。
[村人が雪崩に巻き込まれたって言うのに。パメラを心配する余りにディーターへの言葉は刺々しかった。
彼を一瞥だけして、自分は受け取った紅茶をずずっと啜っていた。]
[クララの顔を見て手元にある一冊の本の事を思い出した。
アルビンは半ば冗談のつもりでクララに頼んだ。]
思いかけず手に入れた本があるんだけどよ、
各地方の知識が纏められた本なんだけど此れがつまんねー内容でさ。
お客さんの評判に悪いんだ。でも後学にはなるんじゃねえの。
この村の図書館の方で買い取ってくれないか?
[執筆者はニコラスっていう此れも無名なんだけど…、と其処まで話してニコラスを見る。
そういえば作家さんと同じ名前ですねえ、とニコラスがその作者だとは思わずに呑気にお喋りを続けている。]
―宿―
[降り積もる雪に足を取られ、風に行く手を遮られながらも宿に辿り付いたのは、日頃の倍以上の時間をかけてから。
芯まで身体を冷やす風雪に、指先の感覚などはとうに失ってしまった。
悴む手で苦心してノブを捻り、雪まみれのまま宿の中へと身を滑らせる]
母ちゃん、母ちゃんここに居んのかー!?
[突如吹き込んできた雪に、扉の周囲にいた者はいい顔をしなかった。
構わずに、宿の中へ向かって声を張る。
見知った顔、見知らぬ顔。
宿の中に集まる人々を順に見詰めたけれど、その中に母の姿を見る事はできなかった。
……返事も、戻ってこない]
[室内の暖かさで緩み始めた雪を、髪からぽたぽたと滴らせながら、ドアの前に佇んで床に視線を落とした。
たったひとりで取り残されてしまったみたいに、途方に暮れた気分になる。
けれどすぐさま首を振ると、パッと再び顔を上げた。
ペーターの乱入で一瞬静まった宿の中には、再び人々のざわめきが舞い戻ってきている。
『伝承と同じ』
『雪崩で分断』
『人 狼』
断片的に聞こえてくる話題は、少しも気分を明るくしてくれそうにはなかった]
―昔話―
[告解を聞いてつい辛辣な言葉を投げた後、泣き崩れるシモン>>180を憮然とした顔でただ見ていた覚えがある。
特にフォローしたりはしなかったから、シモンがどう受け止めたのかはよく分からない。
その日以降もシモンとは何事もなく友人として付き合い続けてはいるが、何となく自分からその話題には触れないままだった。]
[村を出る前。友人たちがどこまで気づいていたかは分からないが、元々彼らが戦争に行くということ自体、あまり気に入らなかったのだった。
双方が負傷して帰り、二人が疎遠になってからはますますその思いが強まった。]
(―――お前らはなんで、)
[何度も何度も胸の中に浮かんだ言葉。それを口にしたことは、まだ、無い。*]
―――お前らはなんで、そうして簡単に違い合うことが出来るんだ。
人同士だろう。本当は分かり合える癖に。
俺とは、違う癖に。
【見】羊飼い カタリナは、栞を挟んだ。
/*
なんかこうして見てると、やっぱり赤持ちだと視点が内に向くよなー。
ガチだと狼探してないって言われるアレ。実際言われるけど(村でも
【見】老人 モーリッツは、栞を挟んだ。
/*
>>191
役不足
[名・形動]
1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。
パメラにとって自分では釣り合わないのだろう、的な使い方をしたつもりなので間違ってはいないはず…!
村長の弟の娘≒実質的に後継者、そしてゲルトも村の名士であれば身分的なものの話も入ってくる訳で。
尤もヨアヒムの「役不足」は自分では彼女の不満を解消できない(≒満足させられない)という理由から来るものであって、身分的なものは然程気にしてなかった。
ただ、少なくとも破局の後にゲルト関連の噂を耳にした(更にゲルトの父が亡くなった時期を照らし合わせると交際中だった)ため、役不足の理由は身分や財産の方面だったのだろうと勘違いをすることになる。
そのため、パメラ(正確にはヴァルターも含めた権力者)に対しての少しの落胆とやりにくさ、ゲルトに対してもやっかみに近い感情を持つに至った。
ひっそりと練ってみた。
[飲み干してしまった紅茶のカップ。
そのカップの底を、じっと見つめている。
ざわつく声。声にはならなくとも、不安を感じているであろう空気。雪崩と、人が死んだかもしれない事実。閉じ込められた…]
(空気重。面倒な…)
[偽らざる本音はそれだ。
自分は村長の器ではない、とヴァルターは考えている。
役目をこなすように努めてはいるが、別に心からではない。
むしろ弟の方が出来は良かったし、しかも気も優しくて村人からも、両親からも愛されていた。次期村長は彼ではないかと、皆が噂しているのは知っていたし、気に食わないながらも、その方がいいとヴァルター自身思っていた。
なのに、結局弟は出ていって。知らない遠い場所で死んだ。
全く、馬鹿な奴だ。]
はい、シモンさん。どうぞ。
[シモン>>180に話しかけられて、笑顔でティーカップを差し出す。
戦場から戻ってきたシモンを、ディーターと共に父は心配していた。リーザが買い物に来た際は、必ず自分が作ったパンを渡すほどに。父は決して口にはしなかったけれど、村から戦場へと出て行った、子供の頃を知っている二人に降りかかった出来事に心を痛めていたのだろうと思っている。]
・・・。
[そして、幼馴染であるはずのシモンとディーターは、何故か互いに声をかけようとしない。
二人の間に何かがあったのか。元々年齢差もあり、詳しい事情を知る由もない自分には、推測すらできなかった。こんなときばかりは、子供の頃のようになぜなぜと無神経に尋ねる癖が直ったことがありがたい。]
――そういえば、シモンさん。
僕が宿屋を出たあと、シモンさんやゲルトのように宿屋に残っていた人は、リーザの他にいます?思った以上に人が少なくて、今驚いているのですが。
[宿屋に戻ってからは厨房と今いる談話スペースしか往復していないから、ひょっとしたら個室に誰かいるかもしれないと思いつつも、予想以上に人の気配が感じられないことに嫌な予感がして問いかけた。
アルビンは、「麓に向かう途中に雪崩にあった>>121。」と言った。どのくらいの人がこちらに戻ってくるか正確に分かるのは、ヨアヒムとパメラにも聞こうと考えている。何せ二度も雪崩が起きたあとなのだから。そこで、まずは宿屋にいる人を確認しようとした。
…実際は、今顔を合わせている人しか宿屋にいないのが事実だったが、そこまでの想像はできない。]
/*
人狼が目覚めて、氷漬けになると思っていたら
>>0:2氷漬けになるほど寒い日に、人狼が目覚める。
だった件につきまして。
THE☆勘違い
[とはいえ、この中での年長者は自分で。
やるべきことをやるしかない、らしい。
ヨアヒムとパメラが宿に来たのを見れば。]
……ああ、戻ったか。
無事で良かった。他には?
[一声かけて。他に誰も一緒でないのを確認すれば、
溜息を一つ吐いた。]
― ジムゾンと宿まで戻る道中 ―
[数年前まではアルビンは教会には足繁く通っていた。ジムゾンの事を神父様と呼び慕っていたようだった。
ジムゾンには村を出る事を伝えなかった。その必要が無かったからだ。ただ旅に出る直前に教会へと寄った。アルビンの背負っていた荷物の量を見てジムゾンは何か察しただろうか。
村に帰る度に教会には行ったが顔を合わすだけだった。こうして話しをするのは久しぶりなような気がした>>166。]
ちょっとね、旅にね。
…俺の母は元々行商人でした。その真似をする様に俺も行商人になったんですよ。
今年は南の方まで商売に行って来たところです。
神父様の方はお変わりなく?
[普段は口にしない母の話しを交えて近況を伝えた。こんな時だからこそ敢て他愛もない会話を続ける。気を紛らわせようとしたジムゾンの意思を汲取るように。**]
ペーター、遅かったな。体冷えてないか?風邪ひく前に紅茶どうぞ。
[昨日パン屋で別れて以来のペーター>>189を見て、ほっと息を吐き出しながらティーカップを差し出す。雪崩が発生した直後だから、無事な顔を確認しただけで安心した。]
『靴についた雪は、ちゃんと足拭きで拭ってから入りなさい。』
[昨日ペーターが自分の父親の真似をしたこと>>0:132を思い出して、実行してみた。
ペーターの気分を和ませたいだけではなく、宿屋に来てすぐに母親について尋ねるペーター>>187に、何と答えたらいいか咄嗟に思いつけなかった、というのも理由の一つだった。
母親については、先に答えたヴァルター>>196に同意というように軽く頷き、代わりにペーターに提案をする。]
ペーター、雪まみれじゃないか。外で軽く払ってから、暖炉にあたるといい。でないと乾くのに時間がかかって、余計冷えるよ。
そうね。
やっぱり若い女の子がいいわ。
あー、もう最期に食べたのは何時だったかしら。
[昔を思い返して溢れそうな涎を我慢する。]
けど、今は食べられればなんでもいい。
贅沢は言わないわ。
――とにかくお腹が空いてしかたないのよ。
[ぎりっと自らの唇を噛む。]
[ヴァルターが口にした藁>>203の一言に、はて?と内心首を傾げるものの。すぐにディーターと言い直したのを聞いて、尋ねることはしなかった。
避難せずに村の見回りすると言い出した村の長が、ディーターに「藁一本でもすがりたい。」>>192と告げたなど想像すらできない。]
それもそうですね。
分かりました。ヴァルターさんの提案に従います。
[軽く頷きつつも、全く違うこと――ヴァルターの言う通り、村の皆が避難したのだとしたら、一体どのくらいの人が宿屋に戻ってくるかを考える。]
ヴァルターさんも、お代わりが欲しくなったら遠慮なくどうぞ。
[この言葉で話を締めくくった。]
[やがて宿にたどり着く。途中で誰とも会わなかった事を考えると、雪崩の救助に充てるだけの人材はなかったのかも知れないなと…その場の者でどうにかなった事を考えると結果論としてはそれでよかったという事にもなるが。]
雪崩の話は聞いていますね?合計で二度。
一度目の被害状況は不明でしたが、動けるもので手分けして可能な限りの救助を。
二度目については被害はなかったと思いますが、俺たち二人を除いて反対側へ分断されてしまったので確認は不可能。また、横断も不可能と思われます。
[中へ入ればヴェルター>>201が出迎える。パメラには暖かい物が必要だろうし、パメラもしくはこの場に他の誰かが居れば積極的に動いただろう。その間にヴェルターへ状況を事務的に説明する。溜息は、聞かなかったことにした。]
[やがて宿にたどり着く。途中で誰とも会わなかった事を考えると、雪崩の救助に充てるだけの人材はなかったのかも知れないなと…その場の者でどうにかなった事を考えると結果論としてはそれでよかったという事にもなるが。]
雪崩の話は聞いていますね?合計で二度。
一度目の被害状況は不明でしたが、動けるもので手分けして可能な限りの救助を。
二度目については被害はなかったと思いますが、俺たち二人を除いて反対側へ分断されてしまったので確認は不可能。また、横断も不可能と思われます。
[中へ入ればヴァルター>>201が出迎えた。パメラには暖かい物が必要だろうから、パメラが自主的にもしくはこの場に他の誰かが居れば積極的に動いただろう。その間にヴァルターへ状況を事務的に説明する。溜息は、聞かなかったことにした。]
/*
ヴェルターってなんかヴェルタースオリジナルみたいな名前だよなーとか何故か思いながら投稿してた(
ヴァルターだもの、そりゃ違和感あるわな…気付いてよかった。
/*役職予想。
村人:ゲルト、?、?、?、?、?、?
人狼:ジムゾン、クララ
占い師:?
霊能者:シモン?
狩人:?
囁き狂人:オットー
未確定:ペーター、リーザ、ヨアヒム、ヴァルター、シモン、ディーター、パメラ、ニコラス
おいゲルト、もう1本持って来い。
[座っていても煙草を吸うくらいしかやることのない男は、
結局酒を注文する。
先ほどアルビンに言われたからと行って自重するような男ではない。>>183
棘のある言葉は、久しぶりに戻ってきたところにいきなり
災害に巻き込まれたことによる不安や焦りだと受け取った。
まだ会ってない人間も居るだろうから心配するのも無理はない。]
もっと美味い酒は置いてねェのかよ。
[ゲルトから受け取る2本目のボトルをあけながら一人ごちた。
この状況に於いて男にとっての気がかりは、酒が飲めなくなること。
それから、痛み止めがなくなりかけてること。
どちらも自分のことで、他の誰かを慮るような心算はなかった。
宿に来る道中で、ヴァルターはそれでも縋りたくなるものだと言ったか。
しかし、見るからに役立たずな事は誰の目にも明らかだ。
そんな人間であれば藁にすらなれないだろう。>>192
皮肉を込めた嫌味に聞こえた男は、内心でヴァルターの横柄な態度は厄介者に手を焼いているだけだと考えていた。*]
沢山の本があって、静かに本が読める。
はい、伝わった?
[ほら、素敵!と言わんばかりに。]
困ってるならいいじゃない。
喜んで引きとるわよ。
[蔵書を増やすチャンスに笑顔で。]
んーー、そうね。
美味しい物とかにも興味あるわ。
他にも珍しい変なのとかあったら見てみたいわね。
[若い女の子が食べたいと、想像すらしなかったことを口にしたクララ>>*45に瞠目する。
しかしクララも若い女性ではないか?との考えは、すぐに”年長者よりも若者、男よりも女性の方が肉が柔らかいし。”と思いついたから、口にはしなかった。
そこへジムゾン>>*46から声をかけられて、はっと顔を上げる。]
そう、ですね。
今後のことを考えたら、襲いやすさだけでななく、亡くなったときにお二人に疑いが向きにくい人物。そして真っ先に狙うなら、なるべくお二人を庇ってくれそうな人を避けた方がいいかと思います。
ジムゾンさんと昔から親交があるシモンさんとディーターさん。そして、ジムゾンさんを神父様と慕い、クララさんと和やかに話をしているアルビンは、そういった意味で今回は除外した方がいいのでは?と考えています。
[ひとつひとつ丁寧に考えながら、慎重に答えた。]
パメラが下敷き…。
生きて居て欲しいわ。
[雪崩の下敷きでは食べられないから。]
そうね、食べても疑われない人とか状況とか…。
何でただの食事なのに、
こんな面倒なことしなくちゃいけないのかしら。
パンみたいに何処かで売ってないかしらね。
[ため息をつくとジムゾンが視線を向けた先を見やって。
どんな返答をするのか、待つ。]
[二度目の雪崩が起こった後、徐々に人が集まりはじめる。]
[ニコラスがリーザをシモンの娘と思い違いをしている言葉>>111に、そうだったらいいのになと思うが、直後否定するシモンの言葉>>163に表情を曇らせる。
そんな気持ちが悟られないように、顔を隠してシモンにしがみついたかもしれない。]
[宿に入るなり自分達の無事を問うジムゾンの声が聞こえれば、それに答えるシモンと一緒にジムゾンに顔を向ける。
丁寧だったり荒々しかったりするけど、いつも気にかけてくれてる聞きなれた声に安心する。
一緒にいるアルビンにも、シモンと一緒にいる今は昨日ほどの警戒を頂かず。
周りの会話から「閉じ込められた」と耳にしてもさほど反応を見せなかったのは、この村の伝承を日々口にするモーリッツにも人見知りが強く、あまり近づこうとしなかったため、詳しくなかったからかもしれない。
故に「凍りついた」も、いわゆる凍死、つまり、「偶然2人が凍死した」としか受け止めてなかったのかもしれない。
――ただ、「人狼」という言葉には少し反応を見せただろうか。
オットーとクララが現れれば見慣れた顔が無事であることにホッとした表情を見せただろう。]
/*
過去について色々書いてみたけど、
なんかシモンくんに設定を色々押し付けるようになってしまって頭を抱えている。
ところでまゆねこさんが分かりません。
パッションでオットー?
[ヴァルターとディーターが現れた時にはどちらも普段顔を合わせないだけに、身を固くしただろう。
シモンの陰に隠れる。
シモンがオットーに紅茶を頼んだ>>180のを聞くと自分の分の紅茶は進んでオットーのところまで取りに行っただろうか。]
[雪まみれのペーターが飛び込んで来たところで、やっと「雪まみれ」の人が多いことに気付く。
外は吹雪いているし、雪崩から逃れた人もたくさん。
レジーナならすぐにたくさんの乾いた布を用意するだろう状況だが、留守を任されているゲルトにそんな気は回らないのか…いや、ディーターの酒の注文>>171にてんてこ舞いしてるだけだ。
それにゲルトより避難の為の長期滞在をするたびにレジーナの仕事を手伝ってる(それで宿賃が少し安くなってるのだが)自分の方がいろんなものの在り処がわかる。
シモンと並んで飲んでいた紅茶をサイドテーブルに置き、食堂横のレジーナの作業部屋に駆け込んでいった。]
[素敵!といわんばりのクララの様子とは相対的に。
アルビンはうんざりした様子で、]
静かに本を読まなくちゃ駄目なんて俺は勘弁だぞ。
おいおい、確かに困ってるけどタダで掻っ払うつもりか?
[クララの興味があるものを聞いて、]
美味しいものと珍しいものね。
街のお菓子を仕入れたがあれはパメ…、
本の虫のクララに流行の菓子とか値打ちとかあるのか?
芋の煮転がしの方がお前さんの舌にはあったりしてな。
美味しいものなんて女将さんの料理で充分だろ。
まあ、女将さんが居なくてゲルトが作るから今夜は期待出来そうにないけどな。
[ゲルト一人に任せるなんておっかないと考えれば分かりそうなものだが。オットーが手伝うとは知らずにアルビンはそう付け加えた。**]
だな。
カタリナも凍っちまったからなあ。ジジイはともかく、あいつはなかなか柔らかそうだったが。
[もったいねえよなあ、とクララ>>*48の言葉を肯定し笑む。その表情には既に人らしい理性は見られなかった。
オットー>>*47から答えが返ってくれば、ふむと思考を巡らせる。
最初話を聞いた時こそイカれたやつだと思ったが、なかなか冷静に状況を考えているらしい。]
とすると、リーザも今は外したほうが良いか。シモンの目がな。機会がありゃともかく。
残りは…ヴァルター、ゲルト、ニコラスだろ…
[指を折って今いる人数を数える。そうこうしているうちにペーターやヨアヒム、パメラは宿に着いただろうか。生存を確認すれば、候補に加える]
/*
しかしこいつ的に人でありながら人を裏切るオットーはどう見えてんだろうなw
あんま考えてなかったが、設定詰めてくと真っ先に嫌悪してもおかしくなさそうな気がしなくもなく。うむん。
[パメラの生存を願うクララ>>*48に、意外に仲が良かったのだなと明後日の方向に思考を巡らせる。しかし、パンみたいにという言葉とこちらに向けられた視線には、どう反応したらよいか迷った結果、微苦笑のような微妙な表情が浮かんだ。]
・・・。
[けれどもカタリナが柔らかそうとジムゾンに言われても、顔色一つ変わらない。人狼が人を襲い食べることは当然と思っているから。例えその対象が自分になっても、特別な感情は浮かばない。]
リーザを外す意見に、僕も賛成します。
[短くジムゾンに同意と告げた。
今宿屋にいる村人を数えつつ、予想以上に人数が減ってしまったことは果たして今後有利なのか不利なのかを考えていた。]
[シモンのあとに紅茶を取りにきたリーザ>>218に、どうぞと差し出した。
リーザがシモンと一緒に宿屋に残ると言い出した経緯は見ていなかったが。避難して雪崩に巻き込まれても、無事麓の村にたどり着けたとしても、どちらにせよ少女には負担になっただろう。宿屋に残った選択は正しいと思っている。]
あ、雪を拭くものを持ってきてくれたのか。ありがとう、僕はそこまで気が回らなくて。
[布を抱えて戻ってきたリーザ>>221にお礼を言った。
食事の準備の手伝いをするとの申し出も、ありがたく受けた。ゲルトも明らかにほっとした表情を浮かべている。]
─ 村内 ─
[ 轟音にはっとした。
なぜかびっくりするほど早く走れた。
それを疑問には思わずに、村の入り口の方へ向って。 ]
……これはなんということじゃ。
[ 雪崩に塞がれた道に、息を呑んだ。
すでに下に何があったかもわからないほどになっているが、
残ったわずかな人々の様子を見れば、
何人か巻き込まれたのが分かった。 ]
いかん。
ああ、全く残念だ。テメェの悪運に感謝するんだな。
[ディーター>>170の憎まれ口にそう吐き捨てると、紅茶を手に取り席で少し休憩を取る。
これからどうするか――どうすべきなのか。思考を巡らせていると、
引き止めるまもなく彼>>173がさっさと宿を出て行こうとするのが見える。]
――おい、
[声をかけようとするも、ディーターが扉を開けた途端に強い風が舞い込む。
慌ててドアを閉めるのを見ると何やってんだ馬鹿、と呆れた顔を向け、小声で罵った。
部屋の隅に座り込んでくだをまく悪友のことは取り敢えず放置する。
どうやら本格的に宿から出られなくなったようだ、とため息をついた]
本当アルビンは人生損してるわね。
むしろなんで、アルビンが何で本なんか仕入れたのよ。
[やれやれ、と呆れた様子。]
失礼ね。
私ほど紅茶とお菓子が似合う女性なんて居ないわよ。
まぁ、芋の煮っころがしも好きだけど。
それより、ぱめ、がどうしたの?
[ニヤニヤしながら聞いてみる。]
そう…。
[ここで食事をする。
私もそのほうがいいだろう。
改めて非常事態をつきつけられたようで。
それ以上反応できなかった。]
……どうやら、ここにいる者が全部か?
[ひょっとしたらまだ合流する者がいるかもしれないが、それはさておいて。全員揃ったのを見計らって、口を開く。]
さて、どうやら私たちは取り残されてしまったらしい。
雪崩が起きるなど、不幸に見舞われてしまったが……
助けはきっと、来るだろう。
もし、天候などのせいで来れなくとも、春までの食料は充分にあるはずだ。そういった事で争わないようにしよう。
何かあったら、ここに集まるように。
それでは。
[簡単な注意だけはしておいた。]
カタリナねー。
[表情を曇らせる。]
…。
[オットーの話を黙って聞くと。
相変わらず弁が立つな、と。]
まぁ、何でもいいわ。
オットー、信じてるわよ?
待ってるから。
[わざとらしい笑みをオットーに向けた。]
はい、分かりました。
[クララ>>*51とジムゾン>>*52の、二人の人狼の視線を受けて短く返事をする。
二人の間に流れる空気と、自分に向けられるそれとの明らかな温度差に気付いていながら、決してそれをおくびにも出さない。
今のところ人狼に仕える本能以上に大切な気持ちはないから、二人を裏切る気は全くない。だから自分はどう思われようとも、裏切り者と勘ぐられて命を狙われなければ、それで十分だと思っている。自分の本心を180度間逆に解釈されて、疑われることこそ不本意。]
では、僕が獲物を選んだあと、おびき出すなり部屋に入り込むなりして段取りをつけたら。お二人のどちらが襲います?
[まるでパンのレシピを読み上げるように、今夜の襲撃について冷静な口調で尋ねた。]
/*
匿名メモ>
中段の死亡フラグワロタwwwwwwwwwww
人狼騒動って宿とか館とか密室で起きるものだと思ってたアカウントがこちらになります。
村の中全体が行動可能範囲になるとこの男、家に篭りきりになるという未来しか見えないのでどうすっぺなー。
/*
人の事を馬鹿にしてますがアルビンこそ馬鹿で駄目な奴ってのをやりたいのだよね。
人狼外れちゃったから人間臭い奴にしたいな。
…これでは今日モーリッツさんに会いに行くのは無理かな。
[誰にも聞こえないような小さな声で呟く。
天気が崩れて不本意なことはただひとつ。自宅にまだ安置されたままというモーリッツの顔を見られないことだけだ。
伝承の通りの姿で見つかったというモーリッツ。どんな思いで亡くなったのか分からないが、寒さで辛い状態でないといいのにと考えている。
子供の頃は説教もされたけれど、優しい人だった。だから、自分の名前をちゃんと呼んでくれることが嬉しかった。]
おじいちゃん――。
[まだ幼い頃に使っていた呼び方を久しぶりに声に出して、そっと壁に額をつける。その途端、何故か心が弱くなったのか、初めて胸を突き上げるような不安に襲われた。
それでも我慢して唇を噛み締めると、皆の方へ振り返った。]
/*
この動きの重さは狼要素である(
いやー襲撃ロルもうちょっとちゃんと考えないとなー
オットーさんに割と投げてて申し訳ねえ
あら、譲ってくれるの?
[嬉しそうな声を出す。]
じゃあ、私がいただくわ。
本当に貴方が準備出来たら、だけどね。
ふふっ。
[機嫌は戻り、笑顔になる。]
けど、ここまで期待させといて。
失敗した、じゃ。
わかってるわよね。
[ そして、自分の声が思ったよりずっと震えているのに気付いた。 ]
[ 体を温めなければ。 ]
[ 先ほどの会議の際に使われて放置されたままのタオルならそこかしこに散乱していたが、それを使う気にはなれず…しょうがない、留守番のゲルトにでも頼もうか…と目線を彷徨わせていると、リーザが布を差し出してきた。(>>221) ]
…。
[ 誰かが雪崩のことを聞いて来たような気がしたが、ヨアヒムが説明するのに任せ(>>211)、水気を拭っていると、オットーはティーカップを差し出してくれた。受け取りつつ、うなづいた。(>>213) ]
(…朝のコーヒーほど、おいしくないなあ…)>>55
[ ひとくちすすって、ぼんやりとそんなことを思った。 ]
[オットーの元へ向かう途中、呼び止められて足を止めた。
視線を移せば、村長であるヴァルターが母の事を問いかけてくる>>196]
……うん。
母ちゃん、集会に出かけてそれっきり……。
[何かあったら牧場で待っているように、と言い聞かされた事を思い出す。
もしかしたら、牧場に向かう途中に雪崩に巻き込まれたのかもしれない。
状況が状況だけに、込み上げてくる想像は暗いものばかりで、慌ててぶんぶんと首を振った]
カタリナのトコにオレを探しに行って、そのまま雪で動けなくなってるのかも……。
[まるで自分に言い聞かせるように、希望的観測を口にする。
ここで待っていなさいという言葉には、無言のまま首を縦に振った]
[そうしていると、オットーがティーカップを差し出してくれた>>205]
……ありがと。
[言葉少なに礼を言い、落とさないよう気をつけながら、冷えた手でティーカップを受け取る。
カップから指先に伝ってくる温かさだけは、こんな状況でも心を慰めてくれた。
――と、次いでオットーの口から飛び出してくるのは、彼自身の父親の口真似で]
…………。
[ぱちぱちと目を瞬かせた後で、強ばった表情をようやく崩す]
なんだよ、兄ちゃん全然似てないよー!
もっとこう、眉間にシワ寄せて怖いカオしないとさー!
[表情を実演してみせながら、いつものようにそんなおどけた言葉を返した]
[だが宿屋に残ったのは三人だけと聞くと、難しい顔で頷いた。]
分かりました。教えてくださってありがとうございます。
[鐘と雪崩の音で、未だ眠ったままだったり顔を出さずにいたりするとか人の存在は考えにくいと、奇しくもシモンと同じ結論に至ったとは知らないまま。結論は胸の中に仕舞いこんだ。]
[そんなたわいのないやり取りをしているはずなのに、目の端に滲むのは涙。
安堵で気持ちが緩んだのか、視界を歪ませるそれに慌てて目を擦って下を向いた]
ありがと、そうする。
母ちゃんが見つかるまで、オレもっとしっかりしなきゃ。
風邪ひいてらんないもん。
[ほんのすこし鼻声になった返事を投げて、暖炉の方へとティーカップを抱えて走り出す]
[暖炉の前までたどり着くと、座り込んでずずっと音を立てながら紅茶を一口。
お前にはまだ早いから、と母親はペーターに紅茶を飲ませてくれた事はなかった。
いつも、「独り占めズルいよ、すっごく美味しいんだろ!」と子供っぽく不貞腐れていたものだ]
……思ったより、ちょっと渋いや。
[これなら、いつもの林檎ジュースの方がずっと美味しい。
道理で、まだ早いとお預けをくうわけである。
……それでも、暖炉の炎も温かい紅茶も、冷え切った身体を温めてくれるものには違いない。
一口、また一口と飲みすすめる内に、あっという間にティーカップは空になった]
――宿――
[アルビンの言葉>>184はうまく聞き取れず。
聞き返そうにもクララの挨拶>>179があったので、ちらと視線を向けただけだった。
が、続く本の話>>186には、それはそれは紅茶を口に含んでいなかったことを神に感謝したことだった。]
はは……そうですねえ。
例えばですけど、その本、『ひとつなぎの空の下』とか『ジュブナイル考察』とか、そういうタイトルだったり、しません、よね。
[冷めていく紅茶はこの問いかけにNoが出ないとまだ飲めそうにない。
ちなみに前者は各地の地理や生活などの差を列記したもので、後者は民話や伝記、伝承の地方での変化を考察した一冊だ。]
[いくつかの会話が交わされるのを聞いていた。
自分はこの場において何ができるのかを、考えたりもしていた。
雪崩に巻き込まれたものもいた中、助かった部外者に怒りや憎しみを向けられずにいたことはありがたいと言えた。
人狼、氷漬け、死体。周りが口にする単語はどれも物騒だ。ああ、いや――本の話は、また別件だが。]
……おや。
[駆け込んできた小さな少年>>187もまた、雪崩のある種被害者だろうか。
親を探しているようだったが、しかし該当する人物はいないようだった。
軽く眉を寄せてから、唇を湿す。不甲斐なさを、覚えないでもなかった。]
―宿の備蓄庫―
[ヴァルター>>226とオットー>>228の食料不安を耳にし、食堂から離れ、備蓄の確認に移動した。
冬の低温貯蔵に適した環境になるよう作られているため、気温はずいぶんと低い。]
あ、やっぱり。
[レジーナなら雪の酷い時期には粉や芋を備蓄しているはず。干し肉とチーズもそれなりに。
―そう思って備蓄庫を確認に来たが、やはりいろいろあった。
雪で身動きが難しい時期に滞在し続けても、全く出かけずにいつもおいしい料理を作ってくれるんだから、あるとは思っていたが。]
――でも、何でこんなにヴルストが無いんだろう?
[昨夜、遅くまでゲルトが食堂で酒盛りをしていたことは知らない。
料理が出来ないゲルトが肴に持ち出したのだろうか。]
でも、これだけあれば2〜3日は何とかなるんじゃないかな…?
[呟いた頃、また遠くで咆哮のような音が聞こえたような。風鳴りだろうか。あるいは…]
[やれやれと呆れるクララにむきになるアルビン>>224。]
偶々手に入れたんだよ、ったく。お前こそ本ばっかで人生損してるぞ。
さあ、どうだが。芋の煮転がしの方がお似合いだぜ。
[けれども途切らせた名前の続きを指摘されれば、びくりと肩を揺らして、]
べ、別に何でもねえよ。
[先程からのアルビンのクララへの態度は酷いもので。決して、年上への態度ではなかったが。
アルビンよりも年上であるクララはもしかしたら何かに気付いているのかもしれなかった。
自身がからかわれている事に面白くなさそうな顔でふんと鼻を鳴らした。
宿での食事に触れるとクララは口を閉ざしてしまい、今が非常事態である事を思い出した。
罰悪そうにアルビンも黙ってしまう。]
[アルビンが言い淀む様子に]
そう、なんでもないのね。
ふふっ、何か会ったらお姉さんが聞いてあげますよ―。
[楽しそうにそう言った。
その後、アルビンまで静かにしてしまい。
自分が空気を重くしたようで申し訳なく。]
あっと、リーザの様子を見てくるわね。
怖がってないかなって心配で。
[そう言うと逃げるようにその場を後にした。]
[成功あるのみ、というオットー。
本当にできるのか、と内心怪しみながら。]
…残すよう善処するわ。
[残すように、と言うジムゾンには曖昧に返した。]
―アルビンと宿に戻る前―
ああ、村を出て行商人に…道理で。
毎年冬になると顔を見かけるな、とは思っていたのですが。では、この村には行商に来られたのでしょうか。
[アルビンの言葉>>204を聞き、納得する。
数年前―彼が村を出る前に一度、大きな荷物を背負って教会に訪ねて来たことがあった。
どこか長旅にでも出るのだろうかと解釈し深くは聞かなかったが、それは半分合っていて半分間違っていたということか。
村を訪れるたび教会に顔を出す彼と挨拶や軽く言葉を交わすくらいはしたかもしれないが、そこまでじっくりと境遇を聞いたことはなかった]
私の方は変わりありませんよ。
今冬も例年通り、つつがなく過ごすつもりだったのですが、―――
[そこまで言って言葉を一度切る。場を和ませるつもりで話し始めたのに、重い話になってしまっては元も子もない。
アルビンも自分の意を汲んでくれたのか、宿に着くまでたわい無い世間話に興じるだろう**]
[紅茶の味に不満を抱いているパメラには気付けない。
パメラが村にやってきた頃は既に店の手伝いを始めていた自分は、友人と遊ぶ時間は限られていて、パメラと話をした記憶はあまり残っていない。しかも木登りや追いかけっこや雪合戦など、激しく体を使う遊びが好きだったから、三つも年下の女の子が一緒に遊ぼうとするにはハード過ぎるだろう。
他の子供のように、パメラの髪をひっぱったりしたことは一度もないが、長じたパメラを見ても、特に何も感じなかった。元々パン作り以外のことには興味を示さない朴念仁だし。]
雪崩にあったなら、ゆっくり温まるといいよ。
[紅茶を受け取ったパメラ>>235に、返事は期待せずに一言だけ声をかけた。]
― 少し前 ―
[ヴァルターに名を呼ばれるが、聞こえない振り>>226。
そんまま宿から出ようとすれば視界の端で動く人影が見えた。
呼ばれたように思って視線を向ければシモンだった>>233。
相変わらず足は悪いままで、立ち上がろうとしたのかそのまま転倒する。]
シモン、
[助け起すべきかと迷っていれば、すぐに近くにいた見知らぬ男>>244が手を差し伸べていた。]
…………。
[そういえばいつもシモンと一緒にいたあの少女はどこに行っているのだろうか。
宿の準備のために離れたことを知らない男は、その姿を探るように辺りに視線をめぐらせたが、別に自分が心配するようなことでもないと、男は宿の扉を開けた。]
[クララが席を立つより>>250早かったか遅かったか、ヨアヒムとパメラが宿屋へと戻って来た。
パメラの顔>>234を見ると安堵した様に肩の力を抜く。そして無事に帰って来たらしいヨアヒムを見て…>>211、心底安心した様に表情を和らげた。
カップに残った紅茶を飲み干してしまうと今度こそ自室に戻ろうとした。
すると布を抱えたリーザがやって来て>>221、]
俺に布を持って来てくれたのか?
ええと、…有り難うな。
[昨日は警戒されてしまったが今日は其処まで酷くない様だ。怖がられない様ならリーザの頭をそっと撫でようとしただろう。
今度も逃げられたら困った様に笑ってヨアヒムとパメラの元へ駆け寄るリーザの背中を見送っただろうか。]
[誰の目から見ても分かる悪天候を前にすごすごと戻る。
その姿にヴァルターにザマァと思われたことに男はもちろん気づいて無い。]
夜にならなくても、こんなところ出て行くっつの。
メシが無ければ雪でも食ってればいいんじゃねえの。
[人が多く集まる宿に押し込められたままなんて、考えるだけで気が気じゃない。
概ねヴァルターに同意だが、素直に頷くのはなぜか悔しい。
視線を合わせないまま、元の場所へと戻った*]
[宿屋の食事を作る手伝いをするオットーに手伝いを申し出るリーザの声を耳にすれば、]
何だ。今夜はゲルトが作らずにオットーが作るのか。
リーザの料理楽しみにしてる。頑張れよ。
オットーも……期待しとくぜ?
[そう言い残して自室へと戻っただろう。*]
[やはり様子がおかしい。]
本当に?
無理しなくてもいいのよ?
[自分よりも動揺しているようなパメラを見ると。
自分の気持ちは落ち着いていく。
なにかずるいような気分で、少し罪悪感。]
[そうしているとヴァルター>>227の注意が耳に届く。思わず宿の中をぐるりと見渡した]
これで、全員か……。
[随分と少ないように思う。
他に宿にいる人間がいたとしてもさすがにこの騒ぎを聞きつければ顔くらい見せるだろう、と少し前のシモン>>200と同じことを考える。少なくとも自分たちはここに取り残されてしまったということだ。]
そうか、食料があるだけでもまだ幸いですね…。
[ヴァルターの言葉にぽつりと零す。さすがにこのまま宿の中に閉じ込められたりはしないだろう、と思いたい。
そういえば先ほどリーザ>>221がどこかに走っていったのを思い出す。食料を取りに行ったのだろうか。
子供の身では何かと大変だろう。重い腰をあげ彼女を探しにいく。
じっとしているよりは何かしていたほうが気が紛れる。そう考えたのもあった*]
――備蓄庫――
[探しに行けば、やはりそうだった。目に入るのは小さな少女>>252。倉庫の中で佇むリーザの後ろ姿に声をかけた]
おい、チビ。やっぱここか。
[ずかずかと近寄ると倉庫の中から人数分の食料を取り出すのを手伝う。
――どこかで何かが唸るような音>>245が聞こえたのは、そんな頃だったろうか。
先ほどふと、何か考え事をしているように見えた少女の後ろ姿を思い出し]
なにいっちょまえに悩んでんだ。
………人狼が、怖いか?
[まだ年端もいかない少女だ。この状況に対する不安は大きいのではないかと察し、そんな風に尋ねる。
彼女が気にかけているのがまた別のことだったとは知らない]**
/*
こう、あれだ、シモンとのやりとり見てるとおめーら女子じゃねーんだから川原で拳でガツンと語り合えYO!って我ながら思う。
そう?
[心配しすぎたかなと、思うけど。
大丈夫そうなら良かった、と。
ほっとする。]
お風呂いいわねー。
私も入りたいわ。
なんとかならないかしら。
ここのお風呂、どんなか知ってる?
[普段宿になんてこないから。
もし使えそうなら自分たちで準備するのもいいだろう。]
[ヴァルターへの報告を済ませ、オットーから暖かい紅茶を貰ってようやく一息つく事ができた。視界の端でパメラの様子も見た限り問題はなさそうだろう。]
…で、これで全員なのか?
[近くに居た誰かにそう尋ねる。]
カタリナ、ごめんな……。
[項垂れて、今さらのようにこぼすのは、もう二度と届けられない少女への謝罪。
唇を噛んで、日記帳の表紙に目を落とした。
……今はまだ、これを読む勇気が持てない。
ふるふると首を振って、挫けそうになる気持ちを追い払う]
[そのまま、二人が言葉を交わす様子をなんとなく観察した。
思い出したように濡れて重たくなった防寒具を脱いで、珍しくきちんとたたむ。
カタリナの日記は、畳んだ防寒具の中になんとなく隠した。
視線を移せば、見知らぬ旅人がうずくまるシモンに手を差し出している姿が目に入る>>224
その近くには、昨日ひと悶着あったディーターの姿>>256
彼が宿のドアを開く様子を見守って、あれじゃしばらく誰も避難してこないだろうな、となんとなく思った。
そんな内心の呟きと、それを裏打ちするように村長が口を開くのは同時>>227
先ほど姿を見た気がするリーザは、手伝いにでも行っているのか、今は見当たらない。
表面上は立派な神父なのに、堅苦しいだけでなくて口が悪い一面もあり、親しみが持てるジムゾン。
珍しい物を取り扱っているので、姿を見かけるたびにいつもまとわりついている相手のアルビンが、頃合を見計らったようにそれぞれ引き上げてゆく]
/*
このままサラダバーしようと思ったけどアレだ、
ゲルトの殺害容疑者から若干外れてしまう。
アルビンと酒盛りしたいー(_・ω・)_
[紅茶をもう一杯、今度は自分で入れて。
それを飲みながら、窓の外を眺める。
通り雪?とでも言えばいいのか、一時的な物のように思えた。]
……おさまったら、一度戻るか。
[紅茶で手を温めながら、呟いた。]
[なお、お風呂云々の遣り取りは聞こえている>>280
聞こえてはいるけれど、異性を気にし始めるお年頃なので、あえて口は挟まなかった。
……というか、慌てて視線をそらしてわざと聞こえないフリをした。
今は回りの様子を観察するのに忙しくて、姉ちゃん達の会話は聞こえてませんよ、という演技をする。
その仕草が実にわざとらしい事など、自分では気づかないのである。
なお、これが日頃なら、何か悪戯しーちゃお! となるところである。
流石に今はそんな気分になれないし、この状況で悪ふざけをするほどお馬鹿ではないけれど。
――日頃の罪状を知るパメラには、釘のひとつやふたつ、刺されても仕方ない状況ではあった**]
/*
このタイミングで変顔入れるのどうよ!
と、思ったけれど、一番ぴったりくる表情がこれだったんだよ、っていうな……!(
我ながら、ペーターも残念な子である……!
ふふっ。
もちろんいいよ。
楽しみだわ。
[パメラの嬉しい提案に思わず笑顔になる。]
洗いっこでもするかしら?
[近くで挙動不審なペーターが可愛くて、悪戯したくなったけれど。
我慢した。
お風呂の準備ができればパメラと一緒にいくつもり。]
[紅茶のカップが空になる頃、立ち上がって。]
……雪が小ぶりになったようだ。
私は今のうちに自宅に戻るよ。
宿の部屋の数も、限りがあるだろう。
ああ、パメラはここに泊まっていって構わないぞ。
どうせなら、意中の男にでも声かければどうだ。
遭難しかけた雪山では定番だろう?
[からかうように言うが、若干悪意が混ざっているのは否めない]
[パメラからの返事はあっても適当にあしらうような形で、
宿の外へと出た。
雪のおさまった空には満月が輝き、星もちらちらと瞬いている。]
人狼、か。
[雲が隠して、伝承の再来はならずだった…
というわけには行かないようだ。まったく。]
【見】羊飼い カタリナは、栞を挟んだ。
― 屋外 ―
何事もなければそれでいいんだがな。
人狼とか、面倒だし。
[村の長は、具体的な対策を求められる。
恐怖よりも、そちらの方が気になった。
村長という役目に積極的ではないが、案外責任感はあるのかもしれなかった。]
[ ただちょっと誰かと居たかったから提案してみただけなのだが、思いのほかすんなり乗り気なクララの返事で、ほっとしたりして。>>285 ]
でも、あ 洗いっこはちょっと…うーん…でもー
[ まあそれもいいかなあ、口に出しかけてクララの目線の先に気付く。 ]
[ ペーターが、何故か明後日の方向を向いている。心なしか、不自然に背筋まで伸びているように見える。(>>284) ]
…。
[ そこへタイミングよくヨアヒムがペーターに声をかけた(>>286)。 ]
えらいねーヨアヒムとオットーの手伝いをするんだ?
ついでに是非ゲルトが宿仕事サボらないよう、ちゃーんと見張っててねー。
[ …とダブルの釘をさしを忘れなかった。 ]
[自宅につけば、夕食を摂ったり、食料の量を確認したり。
やり残していた雑用を片付けたりしていたが。
色々やってしまえば、一息ついて。
ふと、村長の部屋の棚。
先代からずっと使われている其れが目について。]
……どうせ暇だしな。気晴らしにやるか。
[引き出しの中にしまっておいた古い望遠鏡や六分儀。
それに星図を引っ張りだして、庭へと出る。
星の観察。滅多にやらなくなっていたが、村長の隠されたささやかな趣味である。星の見方は、父親から習ったもの。]
…………。
[星を見ながら、その位置などのメモを取っていた。**]
[調理の最中に足りない調味料を備蓄庫に取りに行ったら、追いかけてきたゲルトに耳打ちされた。]
「オットーは人狼を信じているんだろ?」
[苦笑しつつもそうだよと同意すると、ゲルトがにやりと笑う。]
「実はうちに凄い本あったんだ!どっかで人狼が現れたとき、村人がどうやって危機を脱したかって奴。でも他の奴に話して取り上げられたら嫌だから黙っていた。今朝伝承通り氷漬けの人が二人も出たから、お前には特別に教えてやるよ。」
ふふっ、冗談よ。
[洗いっこは、と言い淀むパメラに笑顔で。]
もちろんパメラがしたいならいいけどね。
じゃあ、ちょっとリーザも探して声掛けてみるわ。
[沈み込みそうだったけれど。
こういう楽しみがあるなら雪崩も悪くないのかな、と。
人狼伝承なんてただの伝承だろうと。
そう思い込んで。
再びリーザを探し始めた。
…結局見つからず、ゲルトにお風呂の用意ができたと呼ばれる方が早いのだけど。]
本当に?!それはすごい。
[ゲルトの家は資産家だが、そんなものまであるとは。思わず感心して身を乗り出すとゲルトはふふんと鼻を高くする。]
「いやー、本当に興味深い内容だったな。これでいつ人狼が出ても全然怖くない。」
[自信満々に告げるゲルトを見て、目の中に暗い光が一瞬宿る。]
ゲルトさん。その本、僕もこっそり読ませてもらえませんか?
[二人きりだけど声を潜めて熱心に頼む。ゲルトは快く「いいよ!」と了解してくれた。ありがとうございます!と答えながらも、頭に浮かぶのは全く別のこと。
人狼の対策について知っているかもしれないゲルトに、この先邪魔をされたら凄くやっかいだ。おまけにゲルトは男性としては細身だし、不意をつけば十分取り押さえることが可能だろう。
パンを良く買ってくれるゲルトには恩義がある。しかし今は、人狼に仕える本能の方が勝っていた。]
/*
ヨアヒムについてソロル書きたいんだけど凄く・・・自分よがりな気がしてたなあ。
正直ヨアヒムのキャラが・・・。コチラへの感情が分からなくて・・・。うむむ、ううん、悩む。
― 自室に戻って ―
[借りた部屋に戻ってようやく生きた心地がした。いや、二人の安否を確かめて緊張していた身体の力が抜けたようだった。全身の血が凍るような冷たさを感じていたのは何も寒さだけではなかったのだろう。
リーザから渡された布に濡れた顔を埋める。宿屋に戻って来た頃の血の引いた唇をしていた顔色よりはずっとマシになっていた。
部屋に戻ろうとして談話室を抜ける直前に話しをしているクララとパメラの姿が目に入った。
パメラは怪我をしていなかった様だったが手当が必要だとしても異性の自分よりも女性のクララが適任だろう。パメラのフォローはクララに任せた方が良いと判断した。
非常事態には間違いないけれど後で頼まれたショコラーデを持っていてやろう。息抜きは必要だ。
実はクララにはああ>>219は言ったが彼女の分も忘れずに仕入れていた。それを渡す機会があるかは別だがその時が来たら売りつけてやろうと思っている。あくまでもクララから金は取る気は満々だった。]
[ヨアヒムには声を掛ける言葉は無かった。どうせ「へえ、無事だったのか。」だとか。心にもない言葉が口を突いて出て来てしまうだけだろう。幾ら何でも、ヨアヒムだけは雪崩に巻き込まれてしまえば良い、とは思っていない……筈だ。
だが、自室へ戻ってきてから二人一緒に帰ってきた姿を思い出してはどうしようもない気持ちになってしまう。
確かに宿屋に戻って来たヨアヒムを見て一番に感じたのは安堵だった>>257。それは自分自身で気が付いているのに良く分からなくなる。
ヨアヒムは忘れてしまったかもしれないけれども。村に来たばかりで村の子供達と馴染めなかったアルビンを初めに遊びに誘ってくれたのはヨアヒムだった。直ぐに他の子供達同様に生意気な悪ガキになってしまったけれども、
――母と一緒に前の村から逃げ出す様にこの村へ越して来たせいか、本当は怖がりの子供だったから。ほんの些細な出来事かもしれないけれども子供のアルビンはとても感謝していた。
だから村を出ると決めた時に一番真っ先にヨアヒムに話したのだ>>0:391。]
[姪の無事を伝えた時に安心した様に見えたヴァルター>>193。余り村に居ないアルビンはヴァルターとパメラが仲が悪い事は知らず疑う事は無かった。
ニコラスやクララと話しをしている最中に扉を開けたのは、ペーターだった>>236。吹き込んで来た冷たい風に思わず顔を顰めてしまった。母親を探していた様だったがヨアヒム達とは一緒に帰って来なかった。無事だといいが。
アルビンが帰って来ると持って来る商品を珍しがって纏わり付いてくるペーター>>278。アルビンは嫌々ながらも仕方ないといった感じで相手をしていただろう。
共に宿屋へ帰ってきたジムゾンは特に変わりないらしい。ジムゾンとシモンと話しをしているのを見て、そういえばディーターを含めた3人が幼馴染みだと聞いた事があったのをぼんやりとだが思い出す。
とはいえ、今でこそディーターとは親しくやってはいるがアルビンと彼等とは歳が離れている。仲が良かった彼等の幼馴染みの時代を知る訳もない。]
[身体を拭き着替えを済ますとニコラスの本を読もうとした。
ベッドに転がりながら『ジュブナイル考察』と表紙に書かれた本の頁を捲る。中身は民話や伝記が書かれていた。途中途中飛ばしつつも最後まで読もうとして……、途中でめげた。
全く頭に入って来なくなった文字の羅列を眺めて、うーんと唸る。
子供の頃から本は余り好きではなかった。どちらかと言えば木登りや追いかけっこ等、体を使って遊んでいた。
木登りになると誰が早く登れるか競争した。オットーよりも早く登ろうとして、先に天辺に登れた時はどうだと言わんばかりの満足げな笑顔を見せて。負けそうになった場合はオットーに負けるのはどうしても嫌だったから途中でやーめたと投げ出した。他の子供に狡いと言われたのを覚えている。多分、オットーにも。ごめんと中々言えなかったがオットーは許してくれたんだっけ。
雪合戦の時もオットーの頭に向けて雪玉を投げていたが、そちらの方はどうだっただろう。
…大分、昔の事だ。一緒に遊んでいた子供達の中にはヨアヒムも居た筈だったが、アルビンは思い出そうとしたが逆に遠のくようだった。]
/*
ああ、やってしまった。ヨアヒムのキャラや幼少期が分からんうちにロル回してしまったー。
というか、オットーに対しても大分無茶振りしてるんだよなあ。おっとりなオットーをのろま扱いしたり、馬鹿扱いしたり。
何か眠たいから2度寝しよ。
― お風呂 ―
[みんなで仲良くお風呂に入る。
今日の出来事を忘れて、しばしの和やかな時間。
雑談したり、巫山戯たり。
無理矢理にでも楽しんでみせる。
もしかしたら洗い会ったりもしたかもしれない。
上がる頃には身体はもちろん、心まで洗われたようで。
とても暖かい。]
ふふっ、また明日も一緒に入りましょう?
[明るい声で告げる。
明日にはこの騒ぎが止むのだろうか。
そんなことが頭を過ったけれど。
今は考えたくない、と頭の隅に追いやった。]
そう。
[興味の薄い返事。]
まぁ、全部終わったら呼びなさい。
[声とは裏腹に、こいつは使える人物ではないか。
本当に準備をするとは思わなかった。
今日はオットーを食べてしまえばいいと考えていたが。
認識を改めようか。
…いや、罠かもしれない。
簡単に信じるのは危うい。
一人、考えていた。]
[くあっ、とアルビンの口から欠伸が出る。
子供の頃はモーリッツに良く世話になった。人狼だと騒ぐモーリッツを馬鹿にしては叱られてばかりだった。優しいオットーは其れに加わらなかったと思うがそれがまた腹が立ったなあ、なんて。]
大往生だったとは思うけどねー。
色々と面倒な事を終えた後にでも供養に行ってやるか。
……つーか、ニコラスのこれ。名誉挽回の為に読もうと思ったけど無理だ。
頭に入ってこねー……、ふあーっ。
[その後は夕食までぐっすり。
オットーやリーザ達が作った料理を食べたり雑談をしたりして。部屋に戻れば眠りについただろう。**]
― 部屋の隅で ―
[>>227ヴァルターが村長らしく状況説明をする声を流し聞いていたが、春まで出られないとなると少々話は別だ。
もしそうなったならば、どうすべきなのか。
村から出るために雪の中を泳いででもいくべきか?
いや、無理だろ。
悶々と考え事をしていると、天気は次第に回復していたようだ。>>287
ヴァルターが出て行く姿を見て、男も宿から自宅へと戻った。**]
[――先ほどまで吹雪いていた空は、いつの間にか回復したようだ。
が、こうした土地柄であれば、いつまた吹雪いても可笑しくはないと思えた。
宿に部屋を取るものもいたようだが、ただ、自宅に戻りたいとする意思も理解できないではない。
なので止められはしなかった。何より、その吹雪は推測でしかなく、ここの村人の実体験には遠く及ばないものだったから、判断は彼らの経験に委ねた。]
――……。
[自室そのものがこの宿である。ある意味では他に行く場所もないな、と小さく息をつきながら、村長らしき男の言葉>>227を思い返す。
パメラと話していたことが、まさか本当に現実になるとは思わなかった。
雪解けまでいる、だなどと言ったが、今は胸のうちに言いようもない不安が淀むのを、止められなかった。]
[紅茶のカップを返して、ありがとうと一声告げると、自分も部屋に戻ることにした。
階段を軋ませ、上へ向かう。そろそろ開け慣れた部屋の扉に、鍵を差し込む。
自分の荷物がいくつか置かれた部屋は、この騒ぎの中でも平常を思わせた。
一息つけば、自分が想像以上に緊張していたことを思い知らされる。
そういえば、騒ぎもあって朝食を忘れてしまっていた。
昼食が出るなら、喜んで向かおう。
それまでは集中と鎮静も兼ねて、いつかまた本に載せようと、新雪に洗われた、村の姿を窓から黙々とスケッチしていた。
どこかの部屋ではその本が、アルビンの子守唄――いや、睡眠薬になっているだとかは、知らない**]
/*
寝ようと思ったけれど寝れないごろごろ日曜日の夜明け前。
相変わらず皮肉キャラばかりしてるけれども・・・、苦手な方は苦手ですよね、ごめんなさい。
オットーが大好きでつい罵っちゃうんだ。いや、本当。大好き。
嫌味、難しいね。うん、寝よう。
[ペーター(とゲルト)と共にオットーの食事作りを手伝い…一度オットーの後をゲルトが追って行ったのが気にはなったものの、些細な問題だろうとさて置くことにした。]
はははっ、どうだ!ウマいだろ!?
[そうして食事の時間となれば、料理の出来映え(殆どオットーのおかげ)を自慢したりと…人によっては必要以上に明るく振舞っているようにも見えたかも知れない。]
[夜も更けた頃、割り当てられた部屋へ入りベッドに寝転がる。]
……。
[一人になった途端、脳裏を過ぎるのは。アルビン、パメラ…昔の様には行かないとわかってるとはいえ……ペーター…皆無事だと……ゲルト…悪い奴ではないが……モーリッツ爺さん…結局殆ど返せ……伝承…。]
…あんなの、迷信に決まってるさ。
[モーリッツもカタリナと同じように亡くなっていた、という話と最期にモーリッツが話していたという伝承の話…人狼の話。そこで考えるのを止めて、目を閉じた。**]
[一人になった途端、脳裏を過ぎるのは。アルビン、パメラ…昔の様には行かないとわかってるとはいえ、どこでズレちまったんだろうな。変わったのは俺も、か。ペーター…皆無事だといいが。一人じゃ心細いだろうに、立派だよ。ゲルト…悪い奴ではないが少々任せるには心ぱ…何を考えてるんだ俺は。モーリッツ爺さん…結局殆ど返せなかったな、あんだけ世話になったのに…何も。伝承…。]
[備蓄庫でふと考え事をしていると、後ろから聞き慣れたジムゾンの声がした。
慌てて運び出すものを取り出して机に並べ始める。
ザワーグラウトの瓶を持ち上げようとすれば、「ほらチビ貸せよ」なんて言いながら手伝ってくれた。
芋と野菜と干し肉とチーズ。
箱にまとめたらすっかり重くなった。]
[言葉少なに黙々と作業するリーザにジムゾンが「………人狼が怖いか?」と問われれば]
人狼は怖くない…といったら嘘だけど、私は大丈夫。
それよりも私は………ううん、何でもないよ?
これ、運んでもらっていいですか?
[食料を厨房まで運ぶ。
――運んだのはジムゾンで、リーザは後ろからついて戻っただけなのだが]
はい。
[クララの関心の薄い声>>61に一言だけ返して話を終わらせる。
自分は胡散臭いと思われているという印象が強かったから、クララが内心考えていることは想像すらつかない。
尤も。面と向かって罠じゃないかとか簡単に信じられないと言われても、「成果を見て判断してください。」としか答えないだろう。
何故なら子供の頃から出会いを熱望していた人狼を裏切る気はなくとも、信用されるために言葉で説得するつもりもまたない。出会った直後こそ、自分の正体を説明する必要を感じていたけれども、既に狂い人と認識された今は言葉を絞って口にしていたし。]
――独り言――
――クソッ、
[皆とやりとりを終え一人になった後、胸をつかみ静かに呻いた。だんだんと正気に戻る時間が少なくなっている。
人狼としての思考回路――人間を餌として扱い、襲い食べることが自分の中で当たり前のように感じるのだ。
『声』で会話することにも、もうあまり違和感を感じない。
いや、本来はこちらが正気なのだ。知っている。
実の母親を食い殺したあの日から分かっていたはずだ。けれど。]
…クソ…!こんな、
[それでも、その本能を人知れず封印することを選んだ。村の人々を、友人を、人としての居場所を失いたくなかった。
今だって、その思いは消えていない、はずなのに]
[ふいに窓から外を見上げると、いつのまに天候は回復していたのだろう。目に入ったのは丸い丸い銀色の満月だった。
いっそ神々しく輝くそれをはっきりと目に焼き付けた瞬間、
―――男の中で完全に人狼の血が、目覚める。*]
[アルビン>>259に対して、香辛料のときと違う態度を取ってしまった原因。それは偏に、人狼の接触にあることを全く意識できていなかった。
どれだけ頼りにしている>>*39、楽しみにしている>>*52と言われても、所詮自分は人間。人狼とは根本的に違うものだと思っている。そのことについては、人狼についてモーリッツに詳しく教えられて以来、完全に割り切ってしまっていた。
けれども、向けられる視線に、態度に。明らかな温度差を感じても、本能が勝っている今、感情には何の変化も浮かばないとはいえ、感情そのものがなくなってしまった訳ではない。
だから友人として扱ってくれると感じたアルビンに対して、自分でも気付かない間に心が揺れてしまったのだろう。]
― 自室 ―
[夜はゲルトに頼んで用意してもらった部屋に引き上げた。
窓から見上げる空はすっかり晴れている。明日は絶対に出かけようと決心して、昼間の服装のまま、仮眠を取るためにベッドに横になった。早寝早起きだからずっと起きていられない。]
・・・。
[夜半過ぎに目を覚ますと、周囲の部屋の気配を慎重に探りながら、猫のように足音を忍ばせて、昼間雪を拭うためにリーザが用意した布をエプロンの後ろに隠して、ゲルトが眠る従業員部屋に向かった。]
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