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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
2人目、天雷の騎竜師 ノトカー が参加しました。
天雷の騎竜師 ノトカーは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮 ―
……蓬莱海域で水軍の合同演習?
[ナハティガル王国から出向してきた先――ユウレン王国。
といえ、今回の出向のメインは相棒であり、自分は別の仕事をこっそりと言いつかっていたりして。
それを果たしている最中に、その話題は転がり出てきた。
聞けばユウレンと隣国シンシャ王国の水軍が合同で洋上演習をやるのだとか]
…………。
……もし、よろしければ。
私も、演習に同行させていただけませんでしょうか。
[突然の申し出は案内役を務めてくれていた宮廷精霊師長を戸惑わせたようだが。
こちらの思惑――この機に東方各国との繋がりを独自に作る、という裏目的を察したのか他に理由があるのか。
客分としての参加は承認され、そして]
と、いうわけで。
俺は、水軍の演習に客分として同行する事になった。
風龍峡の方は任せる。
[笑顔で告げた言葉に返されたのはジト目だった]
あ、なんだその顔は。
別に遊びに行くわけじゃないぞ、これも『仕事』の一環だ。
[実際、『仕事』の一環ではある。
それとわかっているから、相棒も不承不承という感じではあったが頷いて]
「……ノトカー」
なんだ、アル。
「……羽目の外しすぎに注意してくださいね。
オルヒデーエがいれば、大丈夫でしょうけれど……あなた、一人だとどっかこっか抜けるんですから」
[それから、真顔でこう言い切って。
その傍らで、ふわふわした羽毛に包まれた薄藍の仔竜がぴぃ、と鳴いた。**]
3人目、碧華の精霊師 キアラ が参加しました。
碧華の精霊師 キアラは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮 ―
はい?
風龍峡じゃなくて、水軍の演習に行け?
なにそれとーさま、どーゆーこと?
[思わず素が出た聞き方に、返されたのは拳骨だった。
ここでは精霊師長と呼びなさい、という突っ込みにはぁい、と返しながら事情を聞いて]
……えーと。
ナハティガルから来たお客人が水軍演習に参加するから、そのサポートに就け、ってコト?
まあ、確かに誰かがついてかなきゃまずいだろうけどそれ。
でも、イリィひとりで行かせていいの?
[一先ず聞いた事情を自分なりにかみ砕き。
それから、浮かんだ疑問をそのままぶつける。
イリィ――この国の第一王女である姫騎竜師のサポートを普段から務めるが故の疑問は]
え……?
コーちゃんが護衛に就くの?
…………じゃ、アタシいない方がいっか…………。
[別口から護衛が派遣されるとの話にあっさり解決していた]
了解しました、精霊師長。
『碧華の精霊師』キアラ・カマグィ、二国合同水軍演習にて、補佐の任務に就きます。
[居住まい正して命を受ける。
礼の仕種に合わせて、腰の帯にくくった鈴がちりん、と小さく音を立てた。*]
風龍峡で、ユウレンの姫騎竜師こと煌天の騎竜師アイリ率いる調査隊が、立て続けの予想外に遭遇している頃。
ユウレンの東に広がる蓬莱海では、ユウレンと隣国シンシャ王国の水軍による合同演習が行われていた。
ナハティガル王国より出向してきた『天雷の騎竜師』ノトカーを客分として迎えた水軍第一艦隊と、途中合流してきたシンシャ水軍が演習予定海域に差し掛かった時、海上に異変が生じる。
突然立ち込めてきた霧と、霧の中から現れた巨大な海産物。
思わぬ事態に困惑する暇もなく、洋上演習は全く違う方向へと進み始めていた。
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』上空 ―
しかし、まあ……なんというか……壮観だな。
[薄紫の鱗持つ相棒の背に跨り、上空から周囲を見回す。
内陸国家であるナハティガルには水軍の概念はなく、それ故に列を乱さず進む船団の様子は初めて見るものだらけだった]
これだけのものを管理維持するって、どれだけ予算と手間がかかってんだ……?
[思わず漏らした呟きに、注目するのそこかい、と言わんばかりに相棒がぐるぅと鳴く]
……仕方ないだろ。
どーしても、最初に気になるんだよ、そこが。
[養成学校では経理の方にも噛んでいるからか。
ついつい、軍事費のあれそれが気になってしまうのはきっと性分。**]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
おー、海だ海だ、ひっさしぶりー♪
[甲板の上、舳先の近く。
はしゃぎ声と共に鈴の音が響く]
イリィと一緒だと、こっちに来ることって滅多にないもんねぇ。
[それ自体は別に問題ではない。
姫騎竜師とは幼い頃からの付き合いだし、彼女が騎竜師の道を選んだ時にそのサポートをするというのはごく自然に選択できていた。
ただ、自身と相性がいいのが水の精霊という事もあり、海に来るとついテンションが上がってはしゃいでしまう、というのが実情だった]
まー、イリィの事も心配ではあるけど。
コーちゃんが一緒なら、無茶はしても無理はしないから、だいじょーぶでしょ。
[護衛として選抜された、こちらも幼い頃から見知った青年。
彼がいるならば、姫騎竜師は無理をしない、という確信がある。
自分が無理をしたら、あちらの無理を怒れないから自重する、というブレーキがかかるのだ。
多分、当人無自覚だが]
……ホント、世話焼けるよねぇ……。
[誰が、とは言葉にしないまま、落ちるのは呆れを込めたため息、ひとつ。**]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』上空 ―
そういや、今回はシンシャ水軍との合同演習、だったか。
……『南の焔』か。
[ぽつ、と呟くのはナハティガルを中心とした中原での通称。
東方四玉それぞれに『東の風』『南の焔』『北の草原』『西の湖』という通称がつけられ、隠語のように使われていたりする]
四玉でも最大規模の水軍……一部とはいえ、目の当たりにできるのは大きい、よなぁ。
[言いつつ、視線を巡らせる。
見回すそれが止まった先には、こちらとは異なる紋章を掲げた船団――先に合流したシンシャ水軍が見える]
今回のを伝手に、あっちにも行ければいいんだがな。
[ぽつり、と呟く。
色々と裏思惑があるのは確かだが、今まで見る事ができなかった他国を見て回りたいという本音はしっかり滲んでいた。*]
4人目、技巧者 コリドラス が参加しました。
技巧者 コリドラスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[妖精族の胸元にあるリボンや、腕輪は分かる者が見れば、全てが封印具である事が分かる代物である。
妖精族の名は、コリドラス・アドルナート。
超越者の一人ではあるが、本人から吹聴する事はない。]
いやしかし、数手打ちおうただけで乗船が叶うとは、思わんかったがなぁ。
[中央より北や西を行くことが多い為、困惑するしかない爺であった*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[ため息ついてても仕方ない、と思考切り替え周囲を見回す。
今回の客分の一方は、旗艦の上空をゆくっりと旋回している]
とゆーか、そんなに珍しいのかなあ、水軍の船。
まー、中原じゃ水軍自体がないからなのかもだけど。
[出航前も出航後も、とにかく艦のクルーを捕まえてはあれこれ聞きまくっていた様子をふと思い出す。
なんというかその様子が好奇心できらきらしていたのは気のせいだったのか。
そこは気になるが、一応突っ込みは我慢しているところ]
んでっと、もうひとりの客分は……っと。
[呟いて、視線を甲板へ。
見回せば、鼻歌を歌う姿>>13はすぐに見て取れた]
と、いうか。
……なぁんで、水軍の連中って変なとこだけゆるいかなぁ……。
[もう一人の客分が今回同行している経緯を思い出して、はふ、と一つ息を吐く。
手合わせしたらとんでもない力量があったので気に入った、で乗せるとかどーなの、とか。
もうちょっと身元の裏取りなさいよとか言っても詮無い突っ込みは置いている。
ここらは色々が終わった後、宮廷精霊師長から軍務総括経由で突っ込みが行くだろう、と思うから]
にしてもあれ……あんなに着けてて、大丈夫なのかなぁ。
[突っ込みどころは置いといて。
気になるのは客分の装いの方。
身に着けた装飾品が単なる飾りではないのは気付いているが。
力を抑えるものを着けまくって大丈夫なのか、というのは。
初見時から抱いている素朴な疑問だった。*]
5人目、羅針の精霊師 ミヒャエル が参加しました。
羅針の精霊師 ミヒャエルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― シンシャ水軍旗艦・見張り台 ―
――進行方向、波と天候共に異常なし、と。
[シンシャ水軍旗艦、帆柱上の見張り台に、双眼鏡を構える青年の姿があった]
『針路は東。方位に大きなずれはなさそうだの』
[続けるように答えた声は、青年の左肩辺りから聞こえた。
そこには黒く、もさっとした印象のいきものが乗っていた。
遠目に見れば丸く毛深い小動物のように見えるだろうか]
順調に進んでいるみたいだね。
[下方の船員へ状況報告をしつつ、ふと双眼鏡を向けたのは今回の合同演習の相手――ユウレン水軍の艦隊だった]
上を飛んでいるのは騎竜師、と……ふむ。
[合同演習相手とはいえ、どこか偵察めいた気分で相手船団を眺める。
自身は身分としては航海士だが、戦闘ともなれば白兵戦をこなす要員でもある]
ま、今の船で"力"を活かす方法なんて、それくらいだしな――
[と、独り言ちたところで、見張り交代の合図が見えた]
了解、っと。テツ、頼むよ。
『おーよ』
[青年は帆柱へ足を着けると、そのまま垂直の柱を小走りに駆け下りた。
残り2mほどで足場を軽く蹴り、足を下へ向けながら甲板上へ着地する。
見た目よりも重い足音が響いた]
[海洋国家たるシンシャにて、水先案内人として船に関わり続ける一族がいた。
星が隠れ見えない夜でも、その一族の者は正確に方位を示すことが出来たという。
時代が下り、一族の能力は羅針盤に取って代わられたが――]
[それでもかつての縁により、船や水軍に関わる者は多いという*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
ふぇ?
[疑問の赴くままにじぃ、と見ていたら声をかけられて。>>20
つい、上がったのは惚けた声]
ぁー、ぇー……別にそういうわけじゃなくて。
[何か用事があるわけではないから、早口に言い放ち、それから]
えーと、コリドラスさん。
それ、そんなに着けてて辛くないんですかぁ?
[どうせだったら、そのまま疑問をぶつけてやれ、と問いを投げかける。
悩む前に動く、は基本の気質だった。*]
辛くはないが、面倒くさいなァ。
[素直に疑問を投げてきたので、正直に答えを返す。]
ただまあ、世の中にはの、制限かけておいた方が良いもんがあるんじゃよ。
儂みたいな、面白いからなんでも修めてやれ、みたいな阿呆にはな。
気にしてくれて、ありがとう、なんじゃよ。
[仕方ない、って奴じゃの!と苦笑いする様子に、相手はどう反応したか。]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
面倒?
[そっちなの? と、見開いた目に宿るのはそんな思い]
制限かけた方がいい……って、えーと、それってバランスとるために?
[強すぎるものには相応の枷がいる、というのは幼い頃から教えられているから、ごく自然に口をついたのはそんな言葉]
あ、えっと。
[苦笑いする様子に、どう返したらいいんだろ、となったのは短い時間]
きつくないなら、いーんです。
演習とはいえ、結構本気でやるから、ウチの水軍。
それで辛くなったらちょっとなー、って思っただけなんで。
ヘンな事聞いちゃってごめんなさい。
[疑問をぶつけたもう一つの理由を口にしつつ、ぺこり、と頭を下げた。*]
― シンシャ水軍旗艦・甲板 ―
[見張りの役目が終わり、現在は待機時間に当たる。
とはいえ体力的にはまだ余裕があるのもあり、意識は今回の演習相手である船団に向いた。
搭乗員としてユウレン相手の演習に参加するのは、自身にとっては初めてのことだ。
船乗りをやっている親戚筋から話を聞いたり、後はもちろん軍属としての知識はあるけれど]
――どんな戦いぶりなんだろうな?
[文化も属する民もいろいろ違う相手国へ、思いを馳せた*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
うわあ……面倒って、そういう……。
[それは確かに面倒そう……とかちょっと思いつつ。
笑みと共に向けられた言葉>>32にきょと、と瞬いた]
あ、はい。
それはだいじょーぶです。
道踏み外してるようなヒマなんてないくらい、ちゃんと見てないとダメなのが身近にいっぱいいるんで。
[幼馴染連中は心配すぎるし、何気に宰相府勤めの兄も天然が過ぎて手がかかる、という認識で。
だから、そんな暇なんてないのだ、とけらりと笑い]
[こちらの思いを受け取ってくれた様子に、ほっと一つ息を吐く。
和まれているとまでは気付けていないが]
……あー、そう言えば。
コリドラスさんって、どちらからいらしたんです?
[何気にその辺りの報告は上がっていないから、というのもあるが。
純粋に、自分の興味も込めて聞いてみた。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』上空 ―
さて……このままここで待機していてもいいんだが。
[上から見て取れる限りを大体把握した所で、ぽつり、呟く。
雷竜がぐるぅ、と短く声を上げた]
演習相手に面通ししておくのも、悪かないだろ。
正式な挨拶はまだしとらんしな。
[合流時の連絡で、客分が参加している旨は伝えられているらしいが、まだあちらの面々とは顔を合わせてはいない。
予定海域に到着するまでは自由行動で構わないとも言われているし、先に挨拶をしておくのも悪くはないだろう、と。
いうのは口実でシンシャの船を間近で見たいだけというのが本音なのだがそれはそれ]
[ふわりと降下して、操舵士の近くへと向かい、水軍に挨拶に行く旨を伝える。
操舵士は軽い調子で了解を返し、先方にも通信で伝えておく、と言ってくれた]
申し訳ない、それじゃあちょっと行ってくる。
[明らかにわくわくした声音でこう言うと、再び雷竜を舞い上がらせ。
向かうは、距離を保って進むシンシャ水軍の方。*]
6人目、暁の弓焔姫 アデル が参加しました。
暁の弓焔姫 アデルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― シンシャ水軍旗艦・統制室 ―
無理を言ってすまぬな、兄上。
一度演習をこの目で見ておきたかったのだ。
[合同演習の相手であるユウレン水軍と合流したシンシャ水軍の旗艦。
その統制室で護衛に囲まれながら、アデルは自国水軍の司令官である兄と言葉を交わしていた]
今でなければ自由が利かないからな。
[即位してしまえば演習への参加は叶わない。
国を守る者達の働きを目の当たりにする機会も減るだろう。
それ故に今回の演習への参加を熱望したのだ]
なに、指揮は兄上の領分。
私は大人しくしておるよ。
活躍を期待しているぞ。
[ふふ、と兄と笑い合い、アデルは護衛を引き連れ統制室を出て行った]
[次期女王であるアデルの演習参加は事前に通達されている。
緊張する者、意気を上げる者など、船員達の反応は様々。
外交的な意味合いも持つため、ユウレン側にもアデルの乗船は伝えられていた]
甲板はこちらだったか?
[護衛に確認を取りながら、アデルは甲板へと出る。
扉を開くと、光と共に強い潮の匂いがアデルを包み込んだ]
/*
金髪で!女王になりそうな!気が強めの!女子!
と探しまくって選ばれたのがアデルです。
どうも、龍猫です。
シンシャ次期女王ってあり!?とくろねこさんに訊ねておっけー貰ったのでちょっぱやで練って参加しますたん。
精霊術使うけど肩書きが精霊師じゃないのは、正式な精霊師じゃないからです…(
ごめん、建国の女王の二つ名と合わせたかったんや…!
ところで「にぱー☆(口閉じ)」と「にぱー☆(照れ)」の差が分からないぞ…!?w
― シンシャ水軍旗艦近辺 ―
そういえば今回、シンシャ側は次期女王がいらしてる、って話だったな……。
[蒼と青の狭間を滑るように進みつつ、ふと思い出すのは出発前に聞かされた事]
ユウレンの姫騎竜師殿もだが……東の姫君ってのは、じっとしてないタイプが多いのか?
[実際の所はどうか知らないが。
あちらもこちらも次期女王が積極的に動いている、という状況にふとこんな疑問が零れてしまう。
ユウレンの姫騎竜師に関しては、あれは恐らく風の気質のまま動いているんだろう、という予想もついていたりするがそれはそれ]
[旗艦に近づいた所で、まずはぐるりと大きく旋回する。
挨拶に向かう旨は伝えてもらっているが、さすがにいきなり甲板に降りるわけには行かない。
何やら護衛らしきものを連れた姿が目に入ればなおの事。
というわけで、降りる許可を求めるように動きつつ、甲板からの反応を伺った。*]
[そうこうしているうちに、連絡を受けた船員が騎竜に向けて合図を送る。
同時、声の伝達を行う風の精霊術が放たれた。
降下の許可である]
[アデルは見上げた態勢のまま、目で騎竜の動きを追っていた*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[今回の演習は、一際士気と緊張感が高い。
まだ経験の浅いミヒャエルでさえそれを感じる程に。
その理由は明白で、作業の手が空いた者がつい統制室の方向へ意識を向けてしまうのは、致し方ないことだろう]
姫――いや、次期女王様か。
[正直なところ緊張の方が勝るもので、今も努めて意識しないように、統制室ではなく船前方へ意識を向けている。
が、甲板上のざわつきが一際大きくなり、ついで静まり返ったことで、否応にも振り向くことになった]
――アデル様。
[護衛を連れた姿に一礼を取る*]
― シンシャ水軍旗艦・甲板 ―
[待つ事しばし、甲板から合図と伝達が届く。>>47
指定された場所にふわり、雷竜を舞い降りさせ。
甲板に降り立つと、貴人とわかる女性に向けて一礼した]
降下のお許しをいただけましたこと、誠に感謝いたします。
縁あって今回の演習に参加させていただいております、『天雷の騎竜師』ノトカー・ラヴェンデルと申します。
[普段は養成学校に詰めているとはいえ、次期当主として色々な場面に顔を出す事は多々。
そんなわけで、名乗る口調は淀みないものだった。*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[と、上官への挨拶を優先したものの、『ヴィルベルヴィント』よりこちらへ近付く影>>44も意識には留めていた。
ユウレン側の騎竜師より挨拶があると、連絡を受けた船員より通達されたのは、その直後のこと。
運航のための作業は続けさせつつ、自身含め甲板上の余裕ある者は、上空の影を見上げ姿勢を正す]
[そうして降下する客人へ向けて、船員からの敬礼が送られた*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[楽し気な笑い声>>45には、こちらも笑顔で返したものの。
投げかけた問いへの反応>>48に、きょとん、と瞬いた]
……何百年も前に、って……。
そのぐらい長く生きる種族もいる、とは聞いてたけど、えー。
[西の方には長命の種族がいる、というのは聞いていたから、驚きはないものの]
妖以外でそんなに長く生きてる、なんて話、初めて聞いたなぁ……。
[ぽろ、と漏れるのは率直な感想。
それから、あ、と短く声を上げ]
あ、ごめんなさい!
アタシ、どーしてもイリィ……姫様の補佐に就くこと多いから、あんまり国の外の事って知らなくて。
他所から来た人から外の話とか聞けたらいーなー、っていうのがあって、つい……。
[眉を下げる様子に困らせた!? と思って。
誤りついでに早口で聞いた理由もばらしていた。*]
[騎竜が降下した方へと歩めば、甲板へと降りた騎竜師>>50がこちらへと一礼してきた]
縁あって、ということは、ユウレンが言っていた客人か。
シンシャ水軍旗艦『八幡』へようこそ、ラヴェンデル殿。
シンシャ女王が第二子、アデル・ユウゲツだ。
一応、次期女王ということになっている。
以後、見知りおき願う。
[丁寧な挨拶に名乗り返し、相手をじっと見遣る]
ラヴェンデルの名は聞いたことがあるな。
確か、騎竜師の養成学校がその名であったか?
[その養成学校が中央にあることは、シンシャに属する騎竜師からも聞いたことがある。
向けるアデルの瞳に興味の色が宿っていることは見て取れるはずだ*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[返される名乗り>>55は予想通りのもの。
いきなり大物だなとの思考が半分、やっぱりこっち来て当たりだった、という思考が半分。
もっとも、過ったそれは表には出さないが]
こちらこそ、お見知りおきいただければ幸いです。
[返した後、こちらを見やる視線とそこに宿る色にひとつ瞬いて。
続けられた問いに微か、笑みを浮かべた]
はい、ナハティガル王立ラヴェンデル騎竜師養成学校にて、騎竜師学科の講師を勤めております。
[生徒の中には、東方からの留学生も少なくはない。
名を知られているのはその辺りからだろうかな、と辺りをつけつつ、返すのは肯定。*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[アデルの言葉>>54に、幾人かは我に返ったように作業へ戻っていく。
戸惑った様子で直立していた者も、彼女が歩みを進めるに連れて徐々に持ち場へ戻り。
自身はといえば、細々とした作業をしつつも、やや遠巻きに姫と客人>>50との会話を耳に入れていた]
(……ナハティガルからの客人か)
[内陸国であるため自分からすると縁遠い国だが、大まかな特色程度の知識はある。
かの騎竜師養成学校と、同じ姓を持つ客人であるらしい]
陸の人間が……水軍に用があるのか?
[事情は様々であろうし大物同士の会話に口を挟む気はないが、興味を持つ程度は許されるだろう*]
ナハティガルの要人が来訪していたとは僥倖。
これを機に交流を繋げられたならありがたい。
[ノトカーの目的は知らねど、思うところは同じ。
興味の瞳はこの想いに繋がっていた]
ナハティガルの者からすれば船は珍しかろう。
存分に見学していくと良い。
[見られては拙い部分は流石に遠慮願うが、それ以外ならば船員が案内もしよう。
案内を買って出ないのは、船内に詳しくないからに他ならない**]
/*
今更だが、精霊師って複数属性OKだったのか。
(元村であれこれ使ってるのは一応見た)
…なんでか単一だと思い込んでたんだよね。
/*
さて、今回の目標は『ノトカーに縁談を吹っ掛ける』なのだが、いけるかなw
四玉は大体血の楔が終わってるのではないかな、ということで、中央を狙っているわけです。
楔を濃くするのも手だとは思うけど、そろそろ外に目を向けそうかな、と。
なお、吹っ掛けるのは妹の縁談の予定。
成立するとは思ってないけどね!
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
今のままでは経験不足に過ぎる、とは当代の弁ですが。
[推測>>58に返すのは苦笑い。
続けられた感謝の言葉にその苦さは打ち消して]
人と竜の絆を持って天と地を繋げ、安定をもたらすは我がナハティガルの祖、始まりの騎竜師の願い。
……その願いを繋げるための学舎が、こちらにおいても多くの可能性を芽吹かせる一助となっておりますならば、これ程嬉しい事はありません。
[言い回しは仰々しいが、綴る言葉には紛れもない感謝が滲む。
帰ったら親父殿にもちゃんと伝えんとなあ、なんて考えはちょっと置いて]
東方と中原の間に良き絆が生じるのは、我が方も望む所。
この縁を良きものとできますよう、務めさせていただきます。
[ユウレン以外の四玉とは、中々縁を深める機会が巡っては来なかった。
なればこの期は逃せない……という、打算込みの思考は伏せたまま一礼し]
……え?
あ、はい、お許しいただけるのでしたら、是非に!
[見学の話>>60が出た瞬間、いろいろが崩れた。
先ほどまでとは一転、好奇心がはっきり表に出ている様子は歳よりも幼く見えるもの。
それが先方にどんな印象を与えるかまでは意識の外。※※]
7人目、裂閃の双剣士 ダーフィト が参加しました。
裂閃の双剣士 ダーフィトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
これで大丈夫。
事後報告になるとしても、戻ったら即出せるようにしとかなきゃ後で怒られますよって。
[お先に、と軽く手を上げながら甲板に出る]
んーっ。
[書類仕事で凝った体を大きく伸ばす。
姿勢を戻すと、突然増えた仕事の原因人物>>48が見えて肩を竦めた]
確かにハンパない腕ってか。
底知れない御仁ではあるが。
[慣れてきたとはいえ、この水軍式戦力増強法にはやはりまだ不安も覚えてしまう]
ここに坊がいなくて嬢がいるってのも、何だか不思議な気分だしねぇ。
[はてさてどんな演習になることやら、と内心で呟きながら帆柱に寄り掛かった**]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[アデルとノトカーの会談は一段落したらしい。
姫が見学の許しを出す>>60と、客人は好奇心を隠さぬ様子で顔を綻ばせた>>63。
先程までより幼く見える表情に、こちらも少しだけ肩の力を抜く。
船に対し純粋に興味を持ってもらえるのは、乗組員としても鼻が高くなるものだ。
そして船内の案内は姫に任せる訳にもいかず]
――失礼。
『八幡』で航海士を務めます、ミヒャエル・キタミです。
見学をご希望でしたら、私にお申し付け頂ければ。
[そう、一礼と共に名乗りつつ、役目を買って出る。
わざわざ自分から声を掛けた辺り、縁遠い異国からの客人に、興味がないとは言えなかった*]
いや、失礼。
あまりに先程と雰囲気が異なるのでな。
[笑いがどうにも堪えられず、こちらも表情は崩れたまま]
(堅苦しい性格かと思ったが)
(なるほど、経験不足と言われる所以か?)
[外交という点で気を張っていたのだろう、とあたりをつけたが、どうだったか。
可愛らしい面もあるではないか、という言葉は心の中にしまっておいた]
/*
昨日の独り言、いきなり縁談は拙いだろ、と自分の中でストップがかかりました(
現時点では繋がりを作るぐらいでよかろ。
母上には楔打ちの候補として報告しますけどね!(
調査やら何やらして、今代で縁談まで推し進めるかは母上が判断する。
まぁノトカーに許嫁いるなら次代にとなるのでしょうw
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[ノトカーの様子を受けてか、思わず吹き出した姫>>68に密やかな注目が集まったのは致し方ないことだった。
王族の屈託ない笑顔を見られるなど、早々あることではない。
とはいえ貴人の前で動揺しないのも仕事の内、とばかりに各々の作業へ意識が向け直され]
[そして、アデルの視線は名乗りを上げたこちらへ向けられる>>70]
はっ――はい!
[短い言葉ではあるが、そこには自身や一族への信頼が感じられた。
高揚を胸に秘めつつ、アデルへ向け敬礼を返した*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[吹き出す様子>>68にあ、と思ったがもう遅い。
向けられた言葉>>69的にも、取り繕うのは得策じゃないか、と思えたので浮かべるのは苦笑い]
失礼しました。
……何分、海に来るのがほぼ生まれて初めてといえる身でして。
[それで浮かれているのを抑えていた、というのは伝わるか。
ともあれ、気分を害した様子はないのにほっとしていたところに、案内を申し出る声>>66がかかり。
任せる、という姫の言葉>>70に、そちらへと向き直った]
申し出に感謝する、キタミ殿。
……この規模の船に接する機会は今までなかったのでね。
案内、よろしくお願いする。
[居住まい正して一礼するものの、浮き立っているのは一目瞭然。
そんな様子に、雷竜が呆れたようにぐぁぅる、と声を上げた。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[笑う様子に困らせたわけではない、と感じてほっと一息。
ついたのも束の間、続いた言葉>>71に表情が傍目にもそれとわかるほどにぱっと明るくなった]
ほんとーですかぁ!?
わぁぃ、ありがとうございます!
[しっかり覚えてイリィにも教えてあげないと、なんて思いつつ。
言葉と共に巡る視線を追い、帆柱に寄り掛かる姿>>65に、おつかれさまー、と呑気に手を振った。*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[ノトカー>>73の言葉に、ふむ、と一つ瞬く。
幼い頃から海を身近に育ってきた自分とは、今の光景の見え方もどこか違っているのだろうか。
未知を前にしての浮かれっぷりに少し表情を緩めつつ。
相手が居住まいを正すのを見れば>>74、こちらもそれに応じて]
こちらこそよろしくお願いします、ラヴェンデル様。
[挨拶しつつ、彼の相棒たる竜にもちらと視線を向ける]
『――オヌシ、今かっこいいとか羨ましいとか思っておらんだろうな?』
[肩の上で黒いもさもさが、やや呆れた声を出した]
[肩上の精霊には小さく咳払いしつつ、ノトカーへやや崩した表情を向ける]
それは案内のし甲斐がありそうですね。
――では、こちらへ。
[と、船内を片手で示しつつ案内する。
無論当たり障りのない見学コースであるが、ノトカーから質問があれば可能な限りは答える心算だ*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[雷竜の唸りは届いていたから黙ってろ、と言わんばかりの視線を投げかけて。
砕けた口調>>76にこちらも気を緩めつつ、何気なく視界に入ったもさもさに瞬きひとつ。
自身にとっての身近な精霊というのは、相方たる精霊師の盟約している鏡の精霊。
故に、それがなんであるかはピンと来なかった]
ナハティガル……というか、中原では川や湖を渡る船しか見ないのでね。
[海洋を渡り、戦闘にも対応するような船は初めて見るんだ、と笑う。
ちなみに『ヴィルベルヴィント』でも同じようにはしゃいで船内見学をさせてもらっていた、というのは余談。
軍船、それも旗艦ともなれば重要部は見せてもらえるものでもないとわかってはいるが、それでも未知に触れるのは楽しくて。
船内での生活の事やら荒れた時の対応やら船の素材の事やら、思いつくまま問いを投げつつ可能な範囲を一巡りして]
うん、良いものを見せてもらえた。
感謝する、キタミ殿……!
[見学終了時には、満面の笑みを浮かべて感謝の意を伝えていた。*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[ミヒャエルに案内され、移動していくノトカーを離れたところからちらりと見遣る]
……楔の候補にはなり得る、かな?
[騎竜師養成を担うナハティガルの要人。
中央との繋がりを得る、という点では申し分無いようには思う。
今代は無理でも次代、もしくはその先で。
血の楔を打つ必要があるかどうかは今後の精査次第だろう。
母上には奏上しておこう、と視線はすぐに別へと移る]
演習中も甲板に居ては駄目だろうか。
……分かった分かった、その時は統制室に居よう。
[思い付きで口にしたことは護衛にしっかり止められた。
それには直ぐに引き下がり、小さく息を吐いた。
演習を行う海域までは甲板にいることにし、護衛と共に船員達の仕事を見て回る*]
― 水軍旗艦『八幡』 ―
[肩上の精霊は相手に何を思わせたか>>80。
一族以外の盟約者がそういないことや、見た目と能力が一致しにくい類の精霊であることは承知しているが、その辺りは余談として。
今は船員としての役割、船内の紹介や質疑応答に意識を向ける]
なるほど……大海を渡る、或いは海戦をこなす船は初めて、と。
――俺は逆に、中原へと赴いたことがないものですから。
川や湖にも、その場なりの船が発達しているんですね。
[未知への興味に一定の理解を示しつつ。
はしゃいた様子の相手に、こちらも熱のこもる声で船内を紹介していく。
思い付くままの問いを受け止める時間は、こちらにとっても楽しいものだった]
そうか。
喜んでもらえて良かった……です。
[熱の籠った勢いのまま、時折口調が崩れてしまったのも許されるだろうか。
満面の笑みと感謝>>82を受け、こちらもつい顔を綻ばす。
シンシャの誇りたる水軍旗艦が、相手の関心を引けたのなら幸いであった*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[面白げな視線>>71を返されて片眉が上がってしまうが、旧知からの労い>>75に表情を緩めると身を起こして近づいてみる]
どうも。
居心地はどうですか?
[緊張は隠すようにしながら、数合しか打ち合えなかった相手にまずは声をかけた]
キアラも、不便してることはないかい。
[もう子供ではないと思いつつ、つい幼かった頃をだぶらせてキアラにも尋ねる]
― 水軍旗艦『八幡』 ―
[思うままの問いに丁寧な答え>>86が返ってくればテンションも上がる、というもので。
相方が見たら『まぁーた始まったなぁ』なんてぼやきそうな様子のまま、見学の時間は終わりを告げた]
案内役が丁寧だったから、こちらも楽しめた。
……キタミ殿のこの船への想いも、しっかりと感じさせてもらったよ。
[この船を誇りに思うが故の熱のようなものも、語り口からは感じられていて。
それは楽しさを高めたのも間違いない事だった]
見た感じ、船も素晴らしいが乗組員も統制がとれていてそこも素晴らしい。
演習とはいえ気を抜けない、と言われていた意味が改めてわかった気がする。
[『ヴィルベルヴィント』で、全力の誉め言葉として聞かされた言を思い出しつつ言った後]
……客分ではあるが、俺も全力で当たらせてもらうから。
本番でも、どうぞよろしく。
[さらりと告げる表情は不敵なもの。
口調がやや崩れているのは、相手を認めているが故に素が出ているから――というのは、伝わりにくいかも知れない。*]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
はーい、楽しみにしてまーす。
[そもそも、話を聞く事自体が好き、という事もあるから、書いて渡されるよりは話をしてもらう方が嬉しい派だった。>>88
文字の記録も嫌いではないから、それはそれで嬉しくはあるのだけれど。
なお、傍目のあれこれは多分、気にしない]
んー、大丈夫だよー。
こっちにはめったに来ないけど、アタシ、水場との相性は基本いいし。
……ていうか、ダフィさんは心配性に過ぎると思う。
[気を使ってもらえるのはありがたいが、なーんとなく、子ども扱いされているような気もしていて。
つい、こんな突っ込みがでてしまうのだった。*]
8人目、影斬の剣士 フィオン が参加しました。
影斬の剣士 フィオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[ 交流を温める王女と騎竜師から少し離れ、男はじっと佇んでいた。
周囲の状況が如何にあろうと、男の気配は限りなく薄く、敢えて目を向けなければ、そこに人が居ることも気付かれはしないだろう。 ]
/*
今気づいたが、術の発動のための呪文を全く考えていない(
術イメージは天照なのだけど、どうしたもんかなwww
あっ、もう一人増えたー。
― 水軍旗艦『八幡』 ―
ええ。
一族――いや、水軍に関わる全ての人にとって、誇りの船ですから。
[想い、に触れられる>>90のは照れくさくはあったものの、その言葉は胸を張って言い切れた。
そして船だけでなく、乗組員に向けてもお褒めの言葉を預かる>>91。
しかしそこには、演習で対する相手としての評価も含まれていた]
――それは光栄。
[不敵な表情に、こちらも同様の意志をもって返す。
出過ぎた態度では、との思いもよぎりはしたが、水軍の一員として矜持を持たねばどうする、とあえて振り切って]
/*
矢とか簡単なやつは短縮型でいくか…w
大掛かりなやつは使わずにいたいが、うっかりトップを取った時が問題だな。
まぁ何とかしよう。
無論、こちらも全力で行きますよ。
四玉一の水軍、そして海に生きる者として、ね。
[同盟国との演習とはいえ、そこは負けていられないという思いは、シンシャ水軍にとって共通したものだろう。
相手の素とまで見抜くことは出来なかったが、その態度は海の男にとって、好ましく映った*]
[ 王族の護衛の一人である男は、その特性故に、王族の最も近くを守る剣士だったが、ここまで航海を共にしてきた『八幡』の乗組員の中にすら、顔も名も覚えられていない事が多い。 ]
[ そんな男の、目下の悩みは、食堂でなかなか配膳係に気付いてもらえない事であった。** ]
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
そうですか。
いきなりのことだったので一応どうかなと。
[踊るような動き>>91につられかけ、頬がピクリとする。からかわれているのかとも思うが、泰然自若ではいられないのが未熟さか]
― 水軍旗艦『八幡』 ―
[こちらの宣に返る言葉は>>97は、心地よく響くもの。
ああ、やっぱり直接出向いてよかったな、との思いは内へひそりと落とすにとどめる]
では、お互いに全力で。
[これ以上の言葉は不要だろうと思うから、短く告げた後]
それでは、俺はこれで。
演習海域に入る前には戻れと言われているので。
……開始前に、シンシャの方々とお話しできてよかった。
[伝えるのは辞去の意と、本音を一かけら。
周囲にも礼を向けた後、雷竜に跨り、ふわりと舞い上がった。*]
/*
ぎりぎりずさりました、ふかふかしたなまものです。
間に合わないかと思ったわー!><
人外やりたい欲どうしよっかなー?と思いつつ、バランス的にこっちにしました。
まあ、どこぞの二人の子孫です多分。あんまり似てないけどね!
― 水軍旗艦『八幡』 ―
ええ、こちらもです。
――では、次は"戦場"にて。
[船を辞す様子のノトカー>>100>>101へ、こちらも短く言葉を返す。
そして雷竜に跨る姿を、可能な者たちは甲板より見送った。
敬礼を向け見上げる面持ちは、彼を旗艦に迎え入れた時とは少しばかり異なるもの*]
村の設定が変更されました。
― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
そうか。
俺は慣れるまで若干苦労もあったからつい。
[キアラの突っ込み>>94は穏やかな笑みで受け流して]
それに、ここの大雑把さは3年経っても驚かされるレベルだからなぁ。
[踊るコリドラスを視線で示す。
仲間になったら身内同然という空気も嫌いではないが。客人や精霊師長の娘がいるのに、とまだどうしても思ってしまうのだった]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[そうしてノトカーを見送り、再び演習前の待機時間となったのだが]
…………?
[たった今、誰か>>98と擦れ違ったような気がする――のだが、上手く認識できずきょろきょろと周囲を見回した。
何かと自己主張の激しい海の男の中で、彼のような存在はある意味特異であったかもしれない*]
― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[船団は演習予定海域を目指し順調に進む。
到着はもう間もなくと言ったところか。
風精が帆に向かってくるりと舞い、水精が船と共に海を泳いでいるのが見える]
精霊の協力があって、緻密な操船が可能になっている、と言っていたか。
[船自体の性能も日々進歩しているが、精霊師による操船の助けはいつになっても大きな力となっている。
水の適正は低く、風の適正も高いわけではないため、アデル自身は役に立てそうにはない]
キアラは確か、水との親和性が高かったか。
彼女が操船に加わるなら、手強いことになりそうだな。
[思い起こすのは、従妹の補佐を務める精霊師の少女。
ユウレンの宮廷精霊師長の娘というだけあって、その実力は折り紙付きだ]
…ふ、ここではあの子を怒らせないようにしないとな。
[怒ると津波が起きる、と噂されていることは、アデルの耳にも入っている*]
― 海域上空 ―
[『次は"戦場"にて』との言葉に微か口の端が上がったのは見えたかどうか。
辞去の挨拶をするようにぐぁぅるぅ、と鳴く雷竜の声を残して旗艦から飛び立つ]
いやあ、うん。
これは退屈せずに済みそうだな。
[笑いながらの呟きに、雷竜がほどほどにしろよ、と言わんばかりにぐる、と鳴く]
間違ったことは言ってないだろ?
それに、今回は初めてだらけの実践だ。
気を引き締める必要はあるが、余裕も持って行かんとまずい。
[何が起きても対処できるように、と。
そこは同意なのか、雷竜は今度は突っ込みを入れる事もなく。
薄紫の翼は、先に飛び立った『ヴィルベルヴィント』の方へ。*]
/*
開始前に中ご挨拶。
機種変更でワタついている兎猫です。
村建て日に調子崩して出遅れワタワタ。
今週なら平気と思ってたのに急遽お泊り予定が入って更更にワタワタワタ。
いつもに増して間が悪すぎ(汗
でも参加はしたいよう…と飛び込んでしまいました。
ゆるく浮かんでたキャラが微妙になって練り直し。
…ダフィは銀星の時に格好良い人が居たのに、ポロッと抜けてました、鈴音さんごめんなさーい。
でもどうせなら活かそうのココロで!
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