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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
2人目、煌天の騎竜師 アイリ が参加しました。
煌天の騎竜師 アイリは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 半年前/ユウレン王宮・龍の島 ―
……リュウ? リュウシン、どうしたっ!
[空に向けて放たれたるぅぅぅぅぅ、という長い咆哮。
ただならぬ響きを帯びたそれに名を呼んだ直後に、白銀の龍は長い尾を振った。
とっさに飛びずさって直撃は避けるものの、普段は温厚な天龍の突然の行動は場にいた者たちに大きな衝撃を与えていた]
こら、リュウ!
ボクの声が聞こえないのか!
……リュウシンっ!
[苛立ち込めた声に返されるのは、こちらも酷く苛立ったような響きの咆哮がひとつ。
とはいえ、苛立ちのレベルでは多分、こっちが上だと思われる]
…………そんな聞き分けのない子に育てた覚えは。
[言いつつ、距離を測り呼吸を整える。
騒動を聞きつけて集まってきた兵は、手の一振りで下がらせた。
もっとも、この状況で手出しできそうなのは限られるし、そういうのは大抵、この姫騎竜師がここで手出しされるのを嫌う質だとわかっているからぎりぎりまで何もしない事が多い……というのは余談として]
ボクには、ないぞ!
[宣言とともに地を蹴る動き。
身にまとった、紅の衣の裾が翻る。
天龍が鳥を思わせる翼を大きく広げるが、その翼が風をとらえるよりも僅かに早く、空中でくるりと回転した姫騎竜師の踵落としが白銀の脳天に落ちた。
姫騎竜師はそのまま天龍の背に取り付き、衝撃にふらついた白銀の頭をがし、と抱え込む]
リュウ……リュウシン、落ち着け。
ここには、お前を害するわるいものはいない。
……だから、大丈夫。
大丈夫だよ。
[少しずつ、声音を和らげて呼びかけながら鬣を梳いてやる。
衝撃が大きかったのか呼びかけが届いたのか、天龍を取り巻く荒れた気配は徐々に鎮まりを見せて。
やがて、るー、と小さな小さな鳴き声が零れ落ちた]
……ほんとに、もう。
なんだっていうの……。
[相棒が落ち着いた、と判じた直後に零れたのは嘆息。
遠巻きにしていた面々の呼びかけには大丈夫、と応じて]
……リュウシン?
[北の方の空をじい、と見つめる天龍の様子に気づいて、そう、と名を呼ぶ。
それに鳴き声が返る事はなく。
ただ、不安げに尾が揺れるだけ。
――その仕種が何を意味していたのかを知るのは、それから半年たってから。**]
3人目、虹彩の精霊師 アルビン が参加しました。
虹彩の精霊師 アルビンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮 ―
はあ……半年前にそんな事が。
[相棒たる騎竜師とともに訪れた、初めての国外出張先。
そこで聞かされた話に最初に上がったのはこんな声だった。
視線が一瞬、傍らの薄藍の羽毛に包まれた仔竜へと向く]
ええ……時期的にも、この子の起こした事件と合致しています。
……それと同時に、風龍峡方面で精霊力の以上活性化が観測された、と。
確かに、それは何らかの関連を疑うべきですね。
[どこに何が影響してるんだろう、と思いつつ、ひとつ息を吐いて]
ええ、学長からは、全面的に協力するように、と言いつかっております。
ぼくたちで出来ることがあれば、お手伝いさせていただきます。
……叶うなら、この子に自分の産まれた場所を見せてあげたいですし。
[精霊師でありながら、竜と絆を結ぶもの。
『虹彩の精霊師』が口にするのはずっと叶わぬもの、と思っていた願い。
屈託なく告げられたそれに、横で話を聞いていた相棒がやれやれ、と言わんばかりにため息をついたのは、気づかなかったことにしておいた。**]
ナハティガル王立騎竜師養成学校で、精霊石から孵った虹竜とその絆の先が色々とやらかしていた頃。
東方四玉が一、『東』のユウレン王国にて異変が発生していた。
風龍峡の奥にある天輪湖周辺で異様な精霊力の増加が確認され、その天輪湖で見つかった卵から孵った天龍リュウシンが軽く暴走する、という事件。
暴走自体はすぐに鎮まったものの天輪湖の精霊力は収まらず。
ユウレン王家は関係の在りそうなもの――リュウシンの卵と共に発見された龍玉石から孵った虹竜に異変がなかったかを問い合わせ。
冬の学園祭で起きた事件との関連を調べるべく、虹竜シエルとその絆の主である虹彩の精霊師アルビンの協力を要請。
結果、騎竜師学校の教官コンビの派遣が決定され、リュウシンを相棒とする姫騎竜師を筆頭とする調査隊が風龍峡へ向けて出発する事となるのであった。
― 龍峡の村 ―
[風龍峡に最も近い事で知られる龍峡の村。
修行に向かう騎竜師や腕試しに向かう力自慢が準備のために立ち寄るそこは、辺境とは思えぬ賑わいに満ちている。
それでも、ここ数か月は奥地で突然発生した精霊力の異常活性化により立ち入り規制のため、やや寂れていたのだが]
……そんなに酷くはないみたい、かな。
[風龍峡へ調査隊派遣が決定され、有志の参加者が募られ始めてから、村はまた以前の賑わいを取り戻しているようで。
ここにきてからどこか落ち着かない天龍を調査隊の拠点と定めた宿屋に預けた姫騎竜師は、市場の様子を眺めつつ、お気に入りの甘味処へ向けてのんびりと歩いていた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
はあ……賑やかでしたね。
[宿屋の一階、食堂と酒場も兼ねる空間の一画に、疲れ果てている精霊師と薄藍の仔竜の姿があった]
まあ、なんというか。
あんなに喜んでもらえただけでも、来た甲斐はありましたけど。
[疲れ果てている原因は、今は市場を一人で歩いている姫騎竜師。
調査隊長として先に現地入りしていた彼女と顔を合わせたのが大体二時間ほど前の事。
それからつい先ほどまで、ふわふわの仔竜をもふもふと愛でたり、ナハティガル王国やこちらの勤め先である養成学校の事を聞きたがる彼女に付き合う事に時間を費やしていた]
……とりあえず、ここが調査隊の集合場所になっているようですし。
誰か来るまで、一休みしますか。
[本当は、初めて訪れた異郷の地を見て回りたくもあるのだが。
今は、精神的な疲労をどうにかしたい、という方がわずかに上回っていた。*]
4人目、炎狼の双剣士 コンラート が参加しました。
炎狼の双剣士 コンラートは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
――はい?
[軍務総括であり、水軍頭領である父親の指示に、
その息子であるコンラートは、不思議そうに首をかしげる。]
いやまぁ、アイリ様が行かれるなら、護衛がいた方がいいのは分かりますけども。
……はぁ。分かりましたよ、行けばいいんでしょう?父上。
[アイリもそこそこ強いんだから、護衛なんて要らないだろ、と思わなくもないが、これで行かなければ問題があるため、承諾を返す。]
フレア、いくぞー。
『はぁい♪』
[幼い頃に契約した炎の精霊──ご先祖様と契約していたらしい──に声をかけて、龍峡の村へと向かった。*]
いやまぁ、アイリ様が行かれるなら、護衛がいた方がいいのは分かりますけども。
……はぁ。分かりましたよ、行けばいいんでしょう?父上。
[アイリもそこそこ強いんだから、護衛なんて要らないだろ、と思わなくもないが、これで行かなければ問題があるため、承諾を返す。]
フレア、いくぞー。
『はぁい♪』
[幼い頃に契約した炎の精霊──ご先祖様と契約していたらしい──に声をかけて、龍峡の村へと向かった。*]
5人目、水蛇の半妖 ロヴィン が参加しました。
水蛇の半妖 ロヴィンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 数日前・蛇妖の里 ―
――龍が、ざわめいている。
[木々の隙間から上空を見上げながら、少年のような姿をした半妖は呟いた。
この辺りは風龍峡でも外れに位置するが、天高く行き交う影はここからでも見ることができる。
少年が目を細めていると、するすると別の影がその隣に並んだ]
『やはり、異変か。
お前でも感じ取れるだろう』
精霊力が高まっている……。
[少年の答えに、隣の影――大蛇は然り、というように舌を出した]
[この集落に住まう者は、ほぼ全てが妖である。
本能的に人を害する者も多く、幾度かの諍いを経て、人と交わらぬことが互いのためと結論づけた。
以来森の奥深くにて、人との関わりを断ち密やかに暮らし続けてきた――ただ一度の例外を除いて、であるが]
『調査に向かうべきか?』
『しかし、あの辺りは龍の聖域……』
『我らが迂闊に関わることは……』
[周囲の妖らの間で囁きが交わされる。
龍と対話する術を持たない妖らにとって、それは依然として脅威であり続けた。
騎竜師なるものの存在を噂に聞くことはあったが、彼らとも友好的な関係が築けているとは言い難い]
『騎竜師が動くとなれば尚更。
人間たちと鉢合わせるわけにはいかぬ……』
[しばしそれらの声に耳を傾けていた少年は、つと顔を上げた]
……俺が、行く。
『ロヴィン……』
[妖たちに向けられた視線を、ロヴィンは静かに受け止める]
人間たちと関わることになるなら。
人に近い姿の俺が行く方がいい、と思う。
[里の中で唯一人の血を引く少年を、大蛇は見遣った]
『其方の意志ならば止めはせぬ――が』
[返される視線。
青白磁の中心には、蛇妖たる母と同じ縦長の瞳孔がある]
『人や、龍から見た其方が、近しい姿に見えるかはわからぬ。
それだけは、心するがよい――』
[吹き抜ける風を所々鱗の交じる肌で感じながら、ロヴィンはゆっくりと頷いた*]
/*
どうもどうも、りんねです。
……コンラートくんも半妖だろうがなんだろうが、どうでもいいだろ、と真顔で言うタイプと見た
/*
設定こんなものでいいかな。
結局、そこまで明確に敵視する感じではなくなったが。
それにしても、アイリ様結構な武闘派で…w
― 龍峡の村 ―
[それから、旅支度を整えたり諸々の訓練や講義を受けるのに数日を費やして。
半妖の少年は故郷の里を旅立つこととなった。
風龍峡の入り口付近に出入りの多い村があるから、人間の動向を探るならそこに向かってみるのもいいだろうと助言を受ける。
実際に彼らと関わりを持つかは、ロヴィンの意志に委ねる、とも]
[かくて、天沙河の支流の一つを下り回り込むようにして、半妖は件の村へと辿り着いたのだった]
……ここ、が。
[折しも村は、丁度賑わいを取り戻した頃合いで>>9。
予想外に二本脚のヒトの姿を見た少年は、村の入り口でしばし立ち尽くす*]
― 龍峡の村 ―
ん?
[とてとてと、進んでいた歩みが止まる。
視線の先にあるのは、何やら立ち尽くす少年の姿。>>18]
そこのきみー?
どうかしたのー?
[こてり、首をかしげて投げかけるのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村 ―
よっ、と。
[目的の村の数m手前にたどり着くと、馬代わりになっていたフレアから降りる。]
ありがとうな、フレア。
『いいのよー?フレア、小さくなるねー?』
うん、頼むよ。
[精霊とは言え、あまりに大きいと村が混乱すると判断し、
フレアが犬サイズまで小さくなるまで待つと、青年は村へと歩き出す。
入口に固まる少年>>18と、その少年に声をかける乳兄妹>>19に首を傾げた。*]
― 龍峡の村 ―
えっ。
[声を掛けられて>>19思わず固まった。
視線を向ければ、自分とそう年齢の変わらなそうな少女の姿があった。
人間の女の子と話すのは初めてだ]
ええと、ここは……。
[何を訊ねるべきだろうか。
迷うように一度言葉を切って]
何か、人が集まってたりとか……。
して、ないか。
[結局は、探りを入れるような曖昧な問い掛けを口に出した。
言うまでもないが、相手の身分など知らぬままでのことだ*]
― 龍峡の村 ―
人?
[迷うような様子で向けられた問いかけ。>>21
不思議そうに瞬くものの、その理由には心当たりがあった]
ああ、うん。
今、ここには人が集まってきてるよ。
風龍峡の異変を調査する、調査隊を募ってるんだ。
[さらり、問いに答えた後。
ふ、と覚えのある気配>>20を感じて視線を巡らせ]
あれ?
コー兄?
[なんでいるの? と言わんばかりの声と視線をそちらに向ける。
呼び方と口調が素になっていたのは無意識だ。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
それにしても……。
[思い返すのは、ここに来る直前のやり取り]
いや、確かに風龍峡に行きたい、というのはぼくの希望ではありましたけど。
全部丸投げして、自分は水軍の演習に同行するってどういう事ですか。
[共に出向してきた相棒も、当然の如く調査隊に参加するものと思っていた。
のだが、相棒は唐突に別行動を取ると言い出して。
自分は、洋上演習に出る水軍に同行させてもらうからこちらは任せた、と物凄くいい笑顔で言い切った]
そりゃまあ、海に行きたがってたのは知ってましたけど。
[にしたってなんかちょっとずるくないか、と。
零れて落ちたのは、そんな愚痴。*]
― 龍峡の村 ―
調査隊……。
[返された答え>>22にひとつ瞬く]
それは、湖の……。
精霊力が高まっている、ことについて、か?
[人間の側でも動きがあるのだろう、という推察はどうやら当たっていたようだ。
確認するように問い掛けていると、相手の視線が動いて>>23]
(……兄?)
[自身も釣られたようにその方向を振り向いた。
赤い髪の青年>>20が視界に入って]
――火の力?
[故郷にはない力の気配がした。
青年、というより傍らの精霊らしきものからか。
少し警戒するように見つつ、道を開けるように数歩横へずれる*]
― 龍峡の村 ―
(調査隊志願かな?
まあ、俺は責任者じゃないから、どうでもいいけど)
[自分より年若い青年に、確認する様に首を傾げつつ。 ]
なんで、ってこれから洋上演習行くぞー、って所で俺が護衛に決まったんだよ。
演習はいつでも予定組んで行けるからいいけどさ、あっちもあっちで楽しい気配がしてた。悲しい。
[無意識に素が出てるなー、と思いながら、窮屈な所じゃないから、まあいいか!と色々と大遠投かまして、乳兄妹>>23にこちらも飾らぬ返答を返した*]
― 龍峡の村 ―
うん、そうだよ。
天輪湖は、ユウレンにとって大事な場所だからね。
そこに何かあるのにほっとくわけにはいかないから。
[瞬きの後、更に重ねられた問い>>25に一つ頷く。
その後の動き>>26の意は知れず、不思議そうに瞬きひとつ]
護衛……って、アルビンさんの?
[なんで、という疑問に返された答え>>27に、どこまでも素で問いを重ねる。
自分に護衛が必要とか思っていないのはまあ、あちらにはよくわかっていてるだろうが]
でもまあ、兄なら腕も立つしねー、いてくれると心強いよ、うん。
[そもそも市中を歩くときは素が出るものだから、意識したとしても変わらない可能性が高い、というのは余談。*]
お?あたり。
と言ってもこっちの犬っぽい方──フレアっていうんだ──な。
[足元で、ブンブンと尻尾を振っているフレアが二パーー、と屈託なく少し警戒心を見せる青年>>26に笑いかけるのを見て苦笑する。]
まあ、悪い精霊じゃないし、熱さも加減できるから、後で構ってやってくれ。
うん、そういうと思った。
一応、お前の方だよ。
[アイリの反応>>29に知ってた、と言いたげに頷いて。]
まぁ、つゆ払いとか任せとけ。
アルビンさんは、宿か?
一応、挨拶しとかないと。
[所在を知ってるであろうアイリに確認をとれば、そのまま宿の方へと足を向け、歩き出した。**]
― 龍峡の村 ―
ユウレンにとって……。
[それはこの国の名前だ。
妖の里に引きこもっていた自分には、あまり実感のないことだが]
だから人間が、動いている、のか。
[少女の言葉>>28を受けて、少し考え込むように視線を伏せる。
そこに自分も踏み込んでいくべきなのか。
人間、と切り分けるように口にしたのは、無意識のことだった]
[演習やら護衛やらと、赤髪の青年は少し固いことを口にする>>27。
その辺りから彼の立場を類推するが、少女が兄と呼ぶ>>29ことに関しては言葉通りに受け取っていた]
フレア……。
[その青年に、犬のような精霊を紹介された>>30。
どうも笑っている、らしい。表情は作るのも読むのもあまり得意でないが]
構、う。
[水の妖に属するものが、触れてもよいものなのだろうか。
戸惑いはあったがそれは口に出せないまま]
……出来る範囲で。
[それだけを答えた*]
/*
やっぱ動きにくいな口下手系。
ここ2回くらいやろうとして違う方向に行ってたから、念願叶った形ではあるんだけどね。
― 龍峡の村 ―
一応……って。
大丈夫だって言ったのにー。
[自身の立ち位置をわかっているのかいないのか。
過保護なんだから、とかぶつぶつ文句を言う様子はいささか子供っぽいもの]
うん、アルビンさんとシエルは宿で休んでるって。
[ひとしきり文句を言った後、向けられた問いに答える]
ボクは出発までに時間があるから、ちょっと甘味屋さんに行ってくる。
しばらく、これなかったからねー。
[軽い調子で言って乳兄妹を見送った後。
改めて、少年の方へと向き直って]
人間だけじゃないよ。
龍も、精霊も、一緒に動いてくれてる。
妖のひとたちだって、気が向けば来てくれるんじゃないかな。
ユウレンとって大事な場所ってことは、ここに住むみんなに大事って事だしね。
[幼いころから龍はもとより精霊やら妖やらと接する機会の多かったから、当たり前のように口にして。
考え込むような様子に、んん? と首を傾いだ]
とりあえず……えーと。
きみも、異変の事が気になってここに来たの?
なら、一緒に行く?
[今までのやり取りから推察して投げかけるのはこんな問いかけ。
なお、少年の素性については全く気にしていない。*]
6人目、隠者 アレクシス が参加しました。
隠者 アレクシスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ 隠者と呼ばれる者は幾人もいる。俗世との関わりを断ち隠棲する者の内には高位の術者や、異能者も多い。
彼もまた、そのうちの一人、と、出会った者は認識する。
けれど、彼と何処で出会ったか、どんな人物で何を話したか、それを覚えていられる者は極く少ない。 ]
[ そんな、怪談めいた話が、大陸の各地に、昔から伝わっている。 ]
やはり、次は彼の地ですか...
駒はまだ、揃っていませんね。
ですが...間違いなく導かれて行くでしょう。
[ 紫紺の影が漆黒に混ざる空間で、隠者の白い指先が青灰色の結晶で竜を象った駒をそっと撫でると、淡い光がその内側に宿った。 ]
隠者 アレクシス が村を出ました。
龍も、精霊も。
[その言葉>>36に浮かぶ表情は、心強いというよりは、気後れしたものだった。
それだけ"善き力"が集っているところに、わざわざ自分が首を突っ込む必要があるのだろうか?
一歩引くように動かした足を、続く言葉で留める]
妖も……。
[当たり前のように口にされる言葉。
彼女が如何なる環境を生きてきたかはわからないが、少しだけ背を押されたような気がした]
俺、も……俺の里の人間にとっても、気になっている。
天沙河の水の力に影響を受けているから。
[人ならぬ者の立場から、今回の異変の影響を告げて]
――俺が加わってもいいのか?
[誘いの言葉に、少し視線を上げて問い返す。
その縦に割けた瞳の形を、彼女は既に目にしているだろうけれど**]
6人目、穿空の騎竜師 カレル が参加しました。
穿空の騎竜師 カレルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
あー、見えてきた!あそこが風龍峡の入り口の村かな?
うん、ちょっと騒がしい感じ?
でも大丈夫だよアーク、この空の風は凄く気持ちいいから。
[ 青灰色の騎竜の首元を宥めるように優しく叩くと、ぴゅるる、と、そこは同意するという聲が返る。 ]
さて、降りて宿を探さないと...
[ 舞い降りたその先で、一年前に卒業した騎竜師養成学校の教官と再会することになるとは、この時のカレルは、まだ知らない。** ]
― 龍峡の村 ―
[気後れするような表情と、引くような動き。>>40
どうかしたかと問うよりも、彼の事情が語られる方が早かった]
悪かったら言わないよ?
天沙河はユウレンの恵み、その源の異変が気になるのは誰だって同じだろうし。
[向けられる視線にこちらも視線を合わせれば、特徴的な瞳の様相は見て取れる。
だからと言って、そこを気にする必然はない]
同じ土地に暮らして、同じ思いを一つでも持ってるなら、拒む理由なんてないんだよー。
[それが、遠い先祖が決めたこの国の理だから、とまでは口にはしないが]
調査隊に参加するなら、宿屋に行くといいよ。
ボクに……『アイリに聞いた』っていえば、伝わるから。
一緒に行けば早いんだろうけど、ボク、ちょっと行きたいところがあるからねー。
それとも、きみも一緒に村の中歩いてみる?
[色々端折った説明の後、問いを一つ投げかけたのは。
何となく、人と接するのに不慣れな様子を感じたから。**]
7人目、情報屋 ウェルシュ が参加しました。
情報屋 ウェルシュは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
そう言えば……あっちでも妙な騒動が起きたって侍如傀が言ってたな。
時期も被ってるし…もしかするかな?
[中央以西を任せている配下からの連絡を思い出し、ふむ、と一つ唸る]
― 龍峡の村 ―
[そうして戻って来たのは数日前。
敢えてユウレン王宮には顔を出さず、直接問題の場所へと赴く]
やっほー、アイリん! 来たよ!
[どう見ても遊びに来た態度でウェルシュは現れた**]
/*
実はまだ本調子じゃないけど入っておけになった僕です(
0時過ぎまで寝てたんや……。
明日以降はちょっと頑張って動きたい。
― 龍峡の村・入り口 ―
……そうか。
[異変を気にするのは誰だって同じだと。
彼女>>43に言われて、少し胸のつかえがとれた気がした。
度量を示す彼女の言葉に頷いて]
アイリ……さん。
[教えられた名>>44を噛み締めるように口にする。
顔が利く人物なのか、とは思うが、それ以上の引っ掛かりは覚えず]
[申し出は有難くはあったが、そこまでは甘えられないと思い首を横に振った。
年の近い女性に対する見栄がなかったとは言えない]
いや。一人で……行ってみる。
俺も少し、一人で歩いてみたい、し。
[これもひとつの訓練だろうか。
細やかな決意と共にアイリに視線を返した後、その場を辞するように小さく頭を下げる。
そうして数歩歩いた後、思い出したように振り返って]
あの。
俺のことは、ロヴィン、と。
[後に顔を合わせるなら、こちらも名乗っておくべきだろうとそう口にする。
それから少し間を置いて]
――ありがとう。
[笑う、という表情をする者を、父以外に知らなかった。
だからその顔が上手く出来ていたかはわからない*]
8人目、風渡り クラリッサ が参加しました。
風渡り クラリッサは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 龍峡の村・宿屋 ―
やぁ、どうも。
そろそろって話を聞いたから、戻って来てみたよ。
[宿屋の主人が、おや、という顔をするのに笑って手をあげる]
前より随分と賑やかだね。
この方が僕は好きだ。
[数ヵ月前、ここを訪れたときには風龍峡は立ち入り規制が掛けられていて。そのうち調査隊が組まれるだろうとの話に、単身での調査よりそちらに混ぜてもらう方が良さそうだと一旦退いた。
そして何するでもなく過ごすよりは、とユウレン国内を巡って再度ここを訪れたのだ]
村の設定が変更されました。
― 龍峡の村 ―
[対する少年の心中>>49は知る由ないものの、何となく雰囲気が和らいだような気がして自然、笑みが浮かぶ]
そっか、じゃあまた後で、だね。
[申し出は断られた>>50ものの、強いて誘うことはせず、一人で歩いてみたい、という彼にこう告げて。
すぐには動かず見送るように佇んでいたら、数歩進んだところで少年が振り返った]
[告げられたのは、名と感謝の言葉。>>51
向けられた表情も、最初に比べればやわらかいと思えるもので]
んー、どういたしまして。
[告げられた礼が何に対するものかはわからないが、そのまま受け取っていた。*]
― 龍峡の村・少し前 ―
おー、それでいいよ。
どうせ自分から、人種問わずあちこち構われにいくだろうから。
[出来る範囲で>>33と口にした少年に、快活に笑いかけた。*]
/*
間が悪くて出遅れ兎猫、お邪魔します。
直前になってまた色々悩んだのですが、変更余裕なくてこのまま行かせていただくことに。属性被りとかごめんなさいです。
妖らしさというか、ロヴィン君とは別方向で人の世界に慣れてない感も出せるといいのですけれど。
出来るだけ頑張ります(ぐ。
無茶したら胃を痛める奴いるんだから、少しは考えてやれよ。
[自分の事を棚上げしながら、文句を言う相手>>34に軽く小言を落とし。]
― 龍峡の村 ―
[ロヴィンと別れた後、歩み向けるのは本来の目的地であるお気に入りの甘味処。
半年前の一件からしばらくは相棒に付きっきりで、その後は調査隊派遣の準備のために動き回っていたから、ここを訪れるのは本当に久しぶりで]
おばちゃん、元気にしてるかなー。
[馴染みの店主の事を考えながら急ぎ足で歩いていたところに、その声は響いた。>>48]
その呼び方は……しゅー兄かっ!
[独特の呼び方に、こちらも独特の呼び方で返す]
て、あれ?
しばらく姿見てなかった気がするんだけど、いつ戻ってきたのー?
[他にも色々突っ込みたいところはあるが、最初に口にをついたのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
こんにちはー!部屋空いてますか?
騎竜も居るんですけど。
[ 宿屋と思しき建物の近くに舞い降りて、にこやかに声をかけながら扉をくぐる。
学生時代は、こと日常生活では引っ込み思案と言っていい性格だったカレルだが、一年の放浪の間に、物怖じという言葉は、ほぼほぼ彼の辞書からは消えていた。 ]
[考えてやれ、の副音声が労わってやれ、だったのは置いておく。]
了解。
おー、できる間に思いっきり息抜きしとけ。
あと、美味しい甘味があれば後で教えてくれ、自分で買いに行くから。
[気楽に乳兄妹>>35に告げ、その場を離れた*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
ぇ……はい?
[呼びかける声>>53に、最初に上がったのは惚けた声。
傍らの仔竜がぴぃ、と鳴く]
あー……ええと。
はい、なんでしょうか。
[数度の瞬きの後、返したのはこんな問いかけ、ひとつ。*]
― →宿屋へ ―
[また後で、とのアイリの言葉>>54に頷く。
礼を告げた時にはきょとんとされた>>55かもしれないが、自分が言いたかっただけだからとそれ以上言葉は重ねず]
[快活に笑う青年>>56にも小さく頭を下げて]
[そうして彼らと別れ、村の中を一人で歩いていく。
外見の特徴や気配など殊更隠してはいないのだが、特に気にされない辺りは皆慣れっこなのだろうか。
ともかく、時折立ち止まって周囲を眺めたり、たどたどしくも道を訊ねたりしながら、宿屋へ辿り着いて]
……竜……!?
[その足が止まった。
折しも宿屋近くに、青灰色の竜が舞い降りたところであった>>60。
まったく心の準備が出来ていないまま、扉を潜る騎竜師の姿を遠巻きに眺めた*]
で、天輪湖がおかしいって?
遠くからでも分かるくらいに、いつもより精霊の気配が強いね。
[村の奥、風龍峡の方向へと視線を向けた後、アイリへと視線を戻す]
リュウシンが暴走しかけたって話も聞いたよ。
[実際は小蜘蛛からの映像を後から見た形だが、その辺りの事実は遠くへと投げ捨てて事実確認の様相で相手の反応を窺った*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
やっぱり騎竜でけえなぁ。
[宿屋前に舞い降りた騎竜と騎竜師>>60を、横目に宿屋の中へと入る。
もしかしたら、カレルと入店はほぼ同時だったかもしれないが。]
― 龍峡の村・宿屋 ―
はい、連れは騎竜だけです。何泊かは、ちょっとまだ...ええ、風龍峡に...え?立ち入り規制?
[ 一人旅と聞いて、風龍峡での修練目当ての騎竜師と見てとった宿の主人は、昨今の異常事態と、その措置、そして調査隊が募られていることまでを要領よくカレルに伝えてきた。 ]
うーん、そうですか。
[ 騎竜師としての修行なら調査隊に加わるのもいいのでは、という、ある意味巧みな勧誘に乗るにも、この国に来たばかりのカレルとしては迷いがある。 ]
(そもそも目的は修行じゃないしなー)
[ さて、どうしたものか、と、頭を巡らせた先で、見知らぬ人物>>53と会話する懐かしい顔>>62を見つけて、カレルは目を丸くした。 ]
ヒッツェシュライアー教官?*
― 龍峡の村 ―
そっかぁ……最近音沙汰なかったから、みー様がつまんなそうにしてたよー?
しばらく寝てる、って言ってたっけ。
[王家の鎮守のような存在(と勝手に思っている付喪神)の近況をさらりと告げて]
元気じゃないなんてボクらしくないじゃないか。
[笑み>>65にはこちらも笑みで返したものの。
続いた言葉>>66に、それは少し陰った]
あー……相変わらず、しゅー兄はお見通しか。
うん、天輪湖の様子がおかしくてねー……リュウも、その影響でちょっとあったのは確か。
今は、落ち着いてるけどね。
とりあえず、これから人を集めて調べに行くとこだよ。
[言いつつ、さて、どこまで掴んでるのかなあ、と。
そんな事を考えながら一つ息を吐いた。*]
― 龍峡の村・宿屋前 ―
[騎竜師が一時離れても、竜が突然襲ってくるなどということはない、ようだ。
じっと見ていれば目くらいは合うだろうか]
…………。
[当然ながら意思が交わせるわけではない。
視線を外せないままに、そろそろと宿屋の入り口へ向けて近付いていく格好となる*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[薄藍の仔竜はこてり、首を傾いで耳の動き>>68をじぃ、と追う。
仕種に合わせて虹色の光がぱっと散った]
こらこらシエル、失礼だよ。
[そんな仔竜を軽く諫めてから、改めて呼びかけてきた相手に視線を向けて]
ああ、有志の方ですね。
隊長殿は生憎と外しておりますが、希望者は拒む必要はないから、と言付かっておりますので。
お力を貸していただけるなら幸いです。
[慌てたような問いに笑って返す。
直後、仔竜がぴぃぃ、と高い声をあげた]
ああ、失礼……シエル、どうし……。
[どうしたの、と。
問おうとした声は、仔竜の視線の先に立つ者の姿に途切れ]
…………カレルくん?
[名を呼ぶ声に、確かめるようにこちらも名を呼び返していた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
おーい、アルヴィンさんいるk……あとにするか。
[と宿屋に到着し、中にいるであろうアルヴィンに声をかけようとしたが、割といっぱいいっぱいの気配を察知した。]
― 龍峡の村・宿屋 ―
ああ、いや。
この国だと意外と平気そうだからって、出しちゃったんだけど。嫌じゃなかったら気にしないで。
[数ヵ月で人姿にも慣れたけれど、お国柄に緩んでもきた。
仔竜を諫める青年>>75に手を振って、シエルに微笑みを向ける。それから視線に向き直って]
隊長さんは別の人なんだね。
うん、ありがとう。こちらこそよろしくお願いするよ。
僕はクラリッサ。
それなりには動けると思うし、風を扱うのなら得意だから。
[そう言う間に、呼びかけ>>70が起こり]
知り合い?教官?
ああ、じゃあまた後で。
[思わず二人を見比べてから、カレルと呼ばれた>>75青年が来やすいように、一礼してテーブルから離れた*]
― 龍峡の村 ―
うん、ボクはあんまり会いに行けないから、行ってあげてー。
[王宮勤めの一部が聞いたらやめてー、と叫びそうなお願いをこれまたさらりとした後。
ケラっと笑って言われた言葉>>78にうん、と頷きかけてぴたりと止まり]
……まあ、そうだよねー。
[伊達にといわれればこう返すより他になく]
うん、このままほっとけないから……って。
しゅー兄も手伝ってくれるの?
[試したいことってなんだろ、と思いつつ。
その意を問うよりも前にも、という言葉>>79の方に意識はひかれていて]
前にもって……前にもあったの?
[遠い過去の話は、歴史の座学で聞いてはいたが。
すぐにそことは結び付かずにこんな問いを向けていた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[いっぱいいっぱいの気配を察知されている事>>80には気づいていなかった、が。
状況をのんびり傍観していて余裕だけはあった盟約精霊はそちらに気づいていた]
『ごめんなー、もうちょい待ってー』
[金糸雀色の光の瞬きと共に零れた声は、精霊の意を汲める者にはた容易く届くもの]
ああ、いえ。
嫌というわけではないのですけれど。
この子は好奇心が旺盛すぎて、何をやらかすかわからないので。
[直接触りたくて飛び掛かったりしかねないから、とはさすがに言えないが。
浮かべた笑みから何かしら察することはできるかも知れない]
ええ、用事を済ませたら戻られますから。
[用事の先が甘味処というのはさすがに触れずにこう言って]
クラリッサさん、ですね。
ぼくはアルビン・ヒッツェシュライアーと申します。
この子は虹竜のシエル。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
[紹介を受けた仔竜は、よろしくー、と言いたげにぴぃ、と一鳴き。
その後は思わぬ相手との再会の方に意識を取られ。
礼を返し、離れるのを見送るにとどまる事となった。*]
[アルヴィンたちの話が落ち着くまで暇なため、宿屋の方に軽食を頼んでいる時に視線>>85を感じ、首を傾げる。]
……えぇと、何か御用でしょうか?
[フレアはというと、おねえさん、構ってくれますか!!と期待に満ちた視線を送って、
コンラートから鉄拳を落とされていた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 会話の邪魔はすまいと、少し見守る体でいたカレルは、こちらに気づいた恩師の様子>>75を察したらしく、遠慮するように離れた相手に>>81軽く一礼する。 ]
すみません、お邪魔じゃなかったですか?
[ そちらの話は終わっているのだろうか?と、問いかけて、一段落しているのだと知れば改めてアルヴィンに笑顔を向ける。 ]
お久しぶりです、教官。
異変の調査にいらしたんですね。
[ さらりと告げる言葉の内に、それを不思議とは思っていないという気配があるのは伝わるだろう。* ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
おー、昔馴染みなんだろ?ゆっくり待つよ、気にせず。
[相手の盟約精霊>>88に、気にした様子もなく笑って答えた。*]
― 龍峡の村 ―
ちーがーいーまーすー。
[むぅ、とむくれて主張するものの、舌戦で勝てないのは理解している。
だから、ひとまずは気持ちを切り換えて]
[向けた疑問に返るのは頷きがふたつ]
そっか、ありがと、しゅー兄。
天輪湖に星が落ちて……っていうと。
もしかして、あれかな、翠龍王様の天龍鎮めの話。
……そんな頃からいたんだねぇ、しゅー兄ってば。
[目の前の存在が王家と長い付き合いを保っている、というのは聞いてはいたが。
こうやって話していて、改めてそれを実感していた。
なお、付喪神あれそれについては、一部には伝わっているが、正史上はさらっと流すにとどめられている、というのは余談としておいて]
あ、と。
なんか話し込んじゃったけど、このまま立ち話続けるのもなんだし。
ボク、ちょっとそこの甘味処まで行くんだけど、兄はどうする?
一応、集合場所は宿屋になってるから、そっち行ってもらっててもいいんだけど。
[つい話に興じてしまったが、ここにいる目的も忘れてはいないから。
甘味処の方を見やりつつ、投げかけるのはこんな問いかけ。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[半ば潜り込むといった体で入り込んだ宿屋は、思った以上に賑わっていた。
先の騎竜師以外にも、来訪者らしき姿がある。
それに、混じり合った様々な気配]
(蛇、じゃないな……獣?)
[正確な看破は出来ないが、己に近しい存在――すなわち鱗を持つ妖か否かはなんとなく見分けられる。今回は否、らしい。
なんとなくそれらしい存在を探すと、尖り耳の女性>>94に目が留まった*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[仔竜なら、という言葉と笑みに、気分を害してはいなかったか、とほっと安堵の息を吐く。
名前の確認>>94には、はい、と一つ頷いておいた]
はい、お久しぶりです。元気そうで何より。
[向けられた笑顔に気を取り直し、こちらも笑みを向け。
さらりと告げられた言葉に、ひとつ瞬いた]
……ええ、学長命令という形の出張で。
生憎、ノトカーは別件の方に行ってますけれど……。
[何気ない口調でここまで言って、それから]
驚かないんですねぇ、ぼくが国外にいる事。
[仔細は明かしていなかったが、自身がナハティガルから出られなかった、という事は養成学校では有名な話で。
それが解消したのは彼が卒業してからの事。
故に生じた疑問をわずかに首を傾げながら投げかけた。*]
ああ、甘味処に行く心算だったんだね。
行って来なよ、僕は適当にぶらぶらしてくるから。
[呼び止めたのは自分だが、その辺りは棚上げ。
堪能しておいで、と見送る態*]
/*
ちょっとだけ箱前来させてもらった!
と思ったら箱の動きが微妙とかやめて欲しい…。
普段使ってないからですかねぇ。
そして『*』が多すぎる気が少し。
その人宛はここまで、というつもりなのですが。使い方間違ってたりするかな…覚え間違いとか思い込みとか。
エピで確認させて貰えると嬉しいです。
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 去り際の女性の笑顔に>>94ちょっとどきりとしてしまったのは、恐らく免疫の無さ故だろう。思わずその後ろ姿を視線で追ったカレルは、特徴的な耳に気づいて目を瞬いた。 ]
(初めて見た...)
[ ユウレンは妖と人が共存する国...そうは聞いていたが、本当なのだと、カレルは改めて納得する。いちいち驚いていてはダメだろう、と、心中で自分を叱っておいた。 ]
/*
あと、過去設定引っ張りすぎだったらごめんなさい。
ロヴィンさんとか意味不明で困らせてないといいな。
ただ、フレアはそれなりに一緒に暮らしていた相手でもあるかと思ったら、つい。
でも同一存在じゃないんだから、対処に困らせてたらこちらも申し訳ない。です。
― 龍峡の村・宿屋 ―
[相手の呟いた言葉>>103の内容まではわからなかったが、確かに目が合った。
そして向こうからは、小さく手が振られる。
友好的と見ていいだろう、と、少しだけ安堵して。
小さく頭を下げた後、当初の目的を果たすべく、宿の受付の方へ視線を向け直した。
周囲の彼らもそうなんだろうか、となんとなく思いながら、調査隊に関することを訊ねて]
調査隊の、参加……というのは、ここでいい、のか?
――はい、アイリ……さんに聞いて。
[言われた通りに名前も出す。
それを聞いた受付係が、アイリ様、と復唱した後懇切に説明を始めたのが、少しだけ引っ掛かった**]
― 龍峡の村 ―
翠龍王様の先々代って……。
[それって何年前だっけ、と。
考えるのはすぐにやめた。
昔からいるのは知っていても、いつから、というのは考えた事もなかったのだが、ここまでとは思っていなくて]
……でも、妖さんって長生きさん多いっていうし、そのくらい当たり前なのかぁ。
[そんな風に納得しつつ。
行って来なよ、という言葉>>102にうん、と頷いた]
それじゃ、行ってくる。
また、後でねー。
[全開の笑顔で言って、ぱたぱたと走り出す。
そんな所は年相応の少女の態だった。**]
あ、それは、えーと、
[ そんな煩悩だか葛藤だかを処理している間に、アルビンから返された言葉に>>100僅かに視線を彷徨わせ、やがて少し困ったような笑みを浮かべた。 ]
半年前の事、色々教えてくれた人が居るんです。
ちょっとうっかり怪我をした時に助けて貰ったんですけど、随分いろんなことに詳しい人で。
卒業試験の時に折った剣にも応急処置をしてくれたんですよ。
[ ちょっとうっかりが、だいぶ大怪我だったのは、カレルとしては、実家に知られたくなかったので、その部分は早口になった。* ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
あぁ、こいつ先祖代々伝わる剣に宿ってる、というか。
うちの血縁で、気に入ったやつとしか盟約しないらしいんです。
[傍らにある剣のうち、星を抱いた紅玉が柄の中央にあしらわれたミスリル製ショートソードがそれなのだが、
コンラートに声高にそのことを言うつもりはない。]
ああ、そこのアルヴィンさんともう一人の護衛として参加させてもらおうと思っててな。
コンラートだ、こちらこそよろしくな。
[大事なこと、と思い、名乗りと挨拶を返した。
フレアはというと、女性の顔>>99をジィ、と時折首を傾げながら見つめ、昔の友人を思い出し、悲しげに耳と顔を伏せて、小さく一度、尻尾を振った。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
……半年前の事を?
[困ったような笑みと共に返された言葉>>108に、瞬き一つ。
あの一件はそれなりの情報規制がなされ、詳細は表に出ていなかったはず……なのだが]
……何者なんですか、その人。
[そちらへの驚きに意識が行っていたから、『ちょっとうっかり』の部分もその時はそのまま受け取って。
投げかけたのは、こんな問いかけ。**]
[伝説の翠龍王と呼ばれる王が統治した時代はウェルシュにとって一番楽しい時代だった。
揶揄い甲斐のある人達もたくさんいて、騒動も他の時代よりも多かったように思う。
腕利きの宰相が居たせいで色々と暗躍が多かったのもその時代だ]
さってと。
今回は何が起こるのかなー?
なんだか色んな気配もするし、楽しみだな。
[アイリを見送った方向からくるりと身体を半回転させ、軽い足取りで歩き出す。
ぷらりと街並みを眺めながら、足は集合場所でもある宿屋へと向いていた**]
/*
中身が丸見え過ぎる村だなと改めて思うwww
仕方ないね!皆関連モノやりたくなるもんね!
ロヴィンだけかなー、完全新規w
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 思わぬ情報漏えいに驚いた様子のアルビンに、ですよねー、と頷きたいのを抑えこむ。 ]
隠者だって、名乗ってましたけど...ええと、多分、普通の人間じゃない人な気がします。
ナハティガルには恩があるから、色々動向は見ているって...詳しい事は教えてもらえなかったんですけど、それは嘘じゃないと思います。
[ 口にしてから、これでは怪しいばかりで答えにならないかもしれないと気付いて、もう一言言い添える。 ]
アークが、彼を嫌っていなかったので。
[ 正確には少し怯えながらも信用していたという感じだったが、カレルの基準としては、嫌っていないのであれば十分なのだった。** ]
/*
ウェルシュから他の人に対する感想。
クラリッサ→知ってる気配がするなぁ
カレル→知ってる気配がするなぁ
アルビン→知ってる精霊がいるなぁ
コンラート→やっほーフレりん!
ロヴィン→蛇だ!
なんだこれwwww
― 龍境の村・宿屋 ―
へぇ。そんな形もあるのか。
気に入られたんだね。
[その在り方に多少興味を惹かれたが、どの剣か明言しない様子に、チラリと双剣を等しく見るだけで終わらせておく]
コンラートさんは護衛役なんだ。
アルビンさんと、もう一人……もしかして隊長さんの?
あ、僕はクラリッサだよ。
[名乗り返しつつ、軽く会話を続けて]
んー?
本当に不思議な子。
人の近くにいたなら、何か知ってたりするのかなぁ。
[会話が途切れた所で、悲しげに顔を伏せてしまった炎の子を不思議そうに見て、そっと頭を撫でてみようとした。
問いの形は答を求めるものではなく。今はその悲しみを少しでも散らせたらと思って、掌から風を送るのだった**]
― 龍境の村・宿屋 ―
ああ、稀にそういうことをする精霊もいるらしい。
ありがたいことにな。
[クラリッサの言葉>>116に少してれくさそうに笑う。]
あー、いや、
幼馴染というか、乳兄妹が護衛対象。
[そっち呼ばわりされた隊長には悪いが、ちゃんと訂正する]
『リューちゃん……』
[炎の精霊──フレアは撫でられる手に頭を押し付けながら、
ピスピスと悲しげに鼻を鳴らした。]
『んにゃーー』
[悲しみを優しく散らそうとする風に、小さくうれしげに尻尾が揺れるのは、たぶんきっとやむなし。**]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[宿の受付は慣れた調子で調査隊の概要を説明した後、特に素性を探るでもなく参加を了承してくれた。
特別な食事や支度がいるか、と訊いてくれた辺り、むしろ配慮すらしてくれたのかもしれない。
純血の妖ほどその辺の拘りはないので、ひとまずは大丈夫だと告げた]
[そうしたやり取りを終えた後、改めて来訪者の面々へ意識を向ける。
獣の気配を持つ女性>>117は、先にも見掛けた護衛青年>>119と言葉を交わしている。
彼の連れる精霊は女性のことを気にしているようだが、その内情まではわからなかった*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
隠者殿……ですか。
[カレルの説明>>113に、わずかに目を細める。
そう言った存在がいる、という噂は耳にした事があるのだが。
そんな存在と何故接触したのか、というのはちょっとだけ気にかかる所で]
(とはいえ……彼は『目立つ』子ですしねぇ)
[一年前に起きたとある事件。
目の前の彼は、表沙汰にはされていないその時に色々ととんでもない事をやらかしたと聞いているから。
『力あるもの』を寄せやすい部分があるのは確かな事で]
……色々と、思うところはありますが。
きみは真っ直ぐな気質ですし、竜が拒否していなかった、というならば、最低限の信は置ける、ということでしょうね。
[言い添えられた言葉>>114も併せて考えれば、そこは問題ないのだろう、とも思う。
とりあえず、国に帰ったら色々要確認だなあ、なんて思いつつ]
まあ、それはそれとしておいて。
きみは、何故ここに?
ここに来たということは、風龍峡辺りが目的地だとは思いますが。
もしそうなら、一緒に来ますか?
まあ、のんびりと物見遊山……とは、いかないでしょうけれど。
[話題を切り替え投げかけるのはこんな問いかけ。
養成学校を巣立った生徒がどこまで実力を伸ばしたのか、興味があるのはある意味已む無し。*]
― 龍峡の村 ―
[それなりに賑わう村の様子を眺め見る。
風龍峡が元々、騎竜師の訓練場所として活用されていることもあって、村という括りながら食事処や鍛冶屋など、街と変わらないくらい店が充実していた。
そのどれもが必要としないウェルシュにとっては、賑わいを感じるだけのものとなってしまっているが]
先行調査いるかなー、いらないかなー。
調べたところで出たとこ勝負だしなー。
[かつて風龍峡を調査した時に行った小蜘蛛派遣をするかどうか。
前回も先行調査したところで自分が把握するだけで報告はほぼしてなかったため、あまり意味を為さなかったとか。
結局、「まぁいっか!」ということになり、小蜘蛛派遣は無かったことに]
― 龍峡の村・宿屋前 ―
[そうして辿り着く、集合場所である宿屋。
宿屋の中からは気になる気配が漂ってきていたのだが、それよりも先に目についたものに駆け寄った]
あ、リュウシンだ。やっほー。
[手を振った先にはアイリの相棒である天龍が、なんだか落ち着かない雰囲気で居た。
天輪湖の異常を感じ取っている証拠だろう]
暴走しかけるくらいだから、余程の状況なんだろうな、天輪湖。
気をしっかり持てよー?
[また暴走しないように、なんて天龍に言って、ケラっと笑った]
お、もう一頭いる。
[天龍とは別に、宿屋に預けられた竜がもう一匹。
取り巻く気配は風精に似ていた]
君は風の竜かな?
風龍峡と相性良さそうだね。
[そう呟きながら、じーっと風竜を見ていると、ほんの少しだけ、覚えのある匂いが漂った]
んー…これは、アイツの関係者か?
[どうやらこの竜そのものからの匂いではないらしい。
関係があるとしたらこの竜の相棒 ─── 騎竜師の方だろう]
てことはナハティガル絡み、かな?
ナハティガルといえば、もう一人お客さんいたっけ。
[もう一人、の方は勿論、ユウレン王宮にいる小蜘蛛からの情報だ。
加えて、中央の方で起きた出来事の当事者であることは配下から聞いている。
同時期に離れた地で起きた2つの出来事に関連があるだろうことは、ここまで来れば流石に確信していた]
― 龍峡の村・宿屋 ―
調査隊の受付ここで合ってるよねー?
僕も参加するよー!
[宿屋の中がどんな雰囲気だったかはお構いなし。
賑やかしが1名追加された*]
/*
この出現の被りっぷりよwwww
[文章出来たー、落とすぞー(更新)、よしオッケー!]
[落としたら居たwwwww←いまここ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[賑やかな声と共に、調査隊に一名が加わった>>129。
思わず、といった風に声の主の方向を振り向いて]
…………え。
[背筋がざわつくような悪寒があった。
人のものではない、そしてそれ以上に底知れない気配。
故郷におけるある"伝説"を想起したのは偶然だっただろうか*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
シエル?
[不意に、仔竜がぴぃ、と鳴いた。
何事か、と思うのと、扉が盛大に開く>>128のとはほぼ同時]
…………ああ、はい。
風龍峡調査隊の受付は、こちらで間違いないです。
[賑やかな声>>129にやや気圧されつつ、条件反射のように口にする。
その背後でふわり、と金糸雀色の光が揺らめいた。
同時に零れた『うわー、なんかすごいのきた』という鏡の精霊の呟きは、例によって一部には聞き取れるもの。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[調査隊の受付に入る前、宿屋の主から声がかかる]
あ、部屋は要らないよー、泊まる心算はないからね。
ご飯もてきとーに済ますから要らなーい。
[宿泊客ではないことに宿屋の主は少しがっかりしていたようだが、必要ないのだから仕方がない。
全て”外”で賄えるのがウェルシュだった]
― 龍峡の村・甘味処 ―
[宿屋の賑わいなど知る由なく。
本来そこで参加有志を迎えるべき立場の姫騎竜師は久しぶりに味わう甘味のもたらすしあわせに浸っていた]
ふわあ……王都にも色々美味しいのあるけど。
餡蜜は、ここのお店のが一番美味しいよねぇ。
[なんて呑気に言いつつ、匙を動かす。
また、お上手なんですから、と笑う女将にお世辞じゃないよ! ときっぱり言い切ったりしつつ]
……そう言えば、女将さん。
風龍峡のあれこれの影響、大丈夫?
きつくなったとことかあったら、ちゃんと伝えてね?
こんな時に無理はだめだよー。
[匙休めの際には、こんな言葉を投げかける。
これでも一応……というと何だが、王位継承者の証たる神獣角の継承者。
異変が住民の暮らしに影を落としていないかどうかは気にかかる所だった。
真面目な問いに、女将はありがとうございます、と笑み返してくれて。
聞かせてもらった思う所は記憶の帳面にしっかりと書きつけてから、また甘味の幸せに浸りこみ]
それじゃ、調査終わったらまた来るねー♪
[満面の笑顔と共にこう言って甘味処を出る姫騎竜師の手には、金平糖の詰まった袋がひとつ。
あれこれ買いたい欲はあったが、これから赴く先を思えば携帯しやすいここに絞るより他にない]
さて、甘味分も補給できたし、そろそろ集合場所に行かないとねー。
[どこまでも呑気な口調で言いつつ、足を向けるのは色々と賑やかになっている宿屋の方。*]
あっ、その辺り良く分かってなくて。
早合点でごめん。
幼馴染みは幼い頃から親しい相手、だっけ。
どんな人なのかな。
[調査隊は有志だけで組まれるものではなかったとか、幾つかの勘違いには耳元を掻く。
乳兄弟も幼馴染みも言葉としては知っているが、身内ばかりで生まれ育つと実感が伴わない。曖昧に誤魔化しながら聞いたりしていた]
― 龍峡の村・宿屋 ―
『あれ?
ぼくの気配がわかるのっていうか、鏡の精霊が久々ってー……』
……モーント、今はそこ、置いといて。
[向けられた笑み>>134に、珍しく動揺したような鏡の精霊にぽそ、と突っ込みを飛ばして一時黙らせて]
ウェルシュ殿、ですね。
ぼくは、ナハティガルから出向してまいりました、アルビン・ヒッツェシュライアーと申します。
もう少しすれば、隊を率いる姫様もお戻りりなると思いますので、今はゆっくりしてくださいね。
[当の姫と顔見知りとかもう会ってるとかは知る由もないから。
向ける言葉は、当たり障りない歓迎の言葉。
その横では薄藍の仔竜が羽をぱたぱたさせて、虹色の光を散らしている。
目の前の存在への好奇心が、駄々洩れになっているのは一目瞭然。*]
― 龍境の村・宿屋 ―
まあ、俺も、そう詳しいことは知らないんだがな。
[相棒と呼べる存在がいるのは確かに良いことで。
よかったね>>138、と言われ、柔らかい笑みを浮かべた。]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[相手を凝視していたのは気取られていたか。
宿の主と話し終えたソレと目が合ってしまう>>133。
意識を向けていたからか、その呟きも耳が拾ってしまい]
…………!
[看破された、らしい。
向こうからすれば何気ないことかもしれないが、こちらの内心は戦々恐々としていた]
[大蛇の妖とは、本質的には人を喰らい妖力と為すものだ。
しかしある時から、そうした人に害を為す妖が、妖力を吸われる事態が発生するようになった。
実際故郷の里の中にも、動けなくなるまで力を吸われ保護された者がいた]
[彼らいわく、ソレは吸妖の力を持つ蜘蛛なのだと。
悪事を見逃さぬ目を持つだとか、神出鬼没でどこにでも現れるだとか――
一部は尾ひれなのだろうが、実際に力を奪われた者がいる以上存在するのは間違いないようだ。
それは人との諍いを避けるという村の方針の大きな後押しとなった]
[その出来事が
ロヴィンが生まれる頃には既に村の在り様は定まっていたものの、その"伝説"は依然として、当事者を含め語り続けられていた。
その手の本能が薄いロヴィンさえ、恐るべき相手として記憶するほどに――]
[幸い、その当人は興味をこちらから別の人物に移してくれたようだ>>134。
精霊を目にすることは叶わないが、その人物と傍らの仔竜>>131を少しだけ視界に留めた*]
あー、いや、こっちも勘違いしてる可能性もあるから、
あとで確認取るよ。
[後で確認取って、コンラートの勘違いが発覚するのだが、それはそれとして。]
うん?うん、そうだよ。
家同士が昔から仲良くてさ。
すぐ無茶するけど、眩しくて優しい子だよ。
[一個しか年齢が離れてないのは、放り投げている。]
『んぅ?フレアはフレアだよ?』
[名を聞かれた>>140炎狼は、へら、と笑みを浮かべ──といってもわかる人にはわかる表情ではあるが──答えた。
少しずつ調子が戻ってきているらしい。
昔から知っている知人>>129の声が届けば、ピンと耳や尻尾が立ってお出迎えテンションまで上がっていた。
(今代の盟約者は、若干遠い目になった事をここに記す。)*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
……どうかしました?
[己が名乗りが思わせた事など知る由もないから、なるほど、という言葉>>145に緩く首を傾ぐ。
それでも、よろしくという言葉にはこちらこそ、と返して]
あー……お知り合いでしたか。
[言いつつ、ちょっと思ったのが姫様とんでもないな、だったのは鏡の精霊以外は知れぬこと。
話題が仔竜の事に移ればはい、とひとつ頷いて]
縁あって、絆を結んでおりまして……虹竜のシエル、といいます。
[名を告げられた仔竜はよろしくー、とでも言いたげにぴぃ、と鳴いて。
鼻先をつつかれると、ぴゃ、と短く鳴いてぱちくり、と瞬いた。*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[宿に戻って最初に向かったのは己が相棒の所。
少しは落ち着いたか、と思っていたが、あんまり変わらない……というか。
なんかちょっと凹んでいるようにも見えた。
暴走の話をされて>>125、ちょっとしょげた……とは、さすがに知る由もないが]
リューぅ、ほら、甘いの。
……大丈夫だよ。
シエルと一緒に、天輪湖に行くんだろ?
[買ってきた金平糖を食べさせ、鬣を梳いてやったら少しは落ち着いたのか、るぅぅ、と小さな鳴き声が返った。
それによし、と言ってぽふぽふと撫でてやってからその傍を離れ]
へぇー、精霊師で竜と絆を結ぶって結構珍しいよね?
流石の僕もあんまり聞かないよ、そう言うの。
そっかー、シエルって言うんだー。
よろしくねー。
[鼻先を突いた反応を見れば、ケタケタと笑った]
かーわいい。
― 龍峡の村・宿屋 ―
はい、最低限、僕には害を為さないという誓約も頂いたので、大丈夫です。
[ 何となく微妙ながらも、取り敢えず納得はした、という様子の恩師に>>122カレルは屈託の無い笑顔を向けて、そう言い放った。人間では無いかもしれない相手からの誓約を、気軽に受け取るのはどうなのか?と、更に突っ込まれそうな所だが、そこは全く気にしないのがデフォルトである。 ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[こちらがあれこれを思い返している間に、人ならぬ存在は仔竜をつついていた>>145。
仔竜の方も拒絶するでもない様子>>150に少しだけ驚く。
そうしている内に、宿屋に増えるもう一つの影>>152]
…………あ。
[未だその正体は知らぬまま、見知った少女の姿に少しだけ息を吐いた*]
[ 続いて為された提案に>>122カレルは青空色の瞳を、僅かに細めた。そんな思案気な表情は、学生時代には見せなかったものだ。 ]
そう、ですね。確かに僕も風龍峡には、用がありますし、教官のお手伝いも出来るなら、同行させてもらいたいです。
一年前の御恩返し...というわけでもないですけど。
[ 一年前、カレルと、同窓生数人は、卒業試験で、とある大冒険に引き込まれた。その時引率の教官だったアルヴィンには、散々に心配と迷惑をかけたという自覚があったから、最後の声音は殊更真摯な響きを帯びた。* ]
ありがとう。
僕はクラリッサ。
フレアもよろしくね。
[笑みが浮かんで名前を教えてくれたフレアから手を離して少し。宿屋は賑やかさを増していた*]
『しゅーちゃーん♪ひーさーしーぶーりー!!』
[きゃーぅ、と楽しげに両手を広げた相手>>155に駆けていき、怪我しない勢いで突進しにいく。]
ご鎮守さんといい、妖と仲いいんだよなぁ、
[無邪気だからか?と不思議そうに首を傾げるコンラートであった。]
― 龍峡の村・宿屋 ―
名前が懐かしい……ですか。
[そう言われれば、思い当たる節が一つ。
自身とユウレン王家を繋ぐ切欠となった、星と盟約した精霊師の事]
『…………シュテルンとあいつのマスターの事、知ってるって事ねー』
[浮かんだそれを鏡の精霊がぽそ、と言葉に変える]
なるほど、そういうご縁でしたか。
……情報屋さん、となれば、いずれお世話になる機会もあるやもですねぇ。
[今はともかく、家督を継げばそういう伝手は必要になるから、との思いは沈めてそれだけを返し]
ええ、そうですね。
滅多にない……というか。
前例のない事案だと、よく言われます。
[仔竜との絆についてはその通りなので首肯を一つ。
突かれた仔竜はぷるぷるぷるっと首を数度振った後、びっくりしたー、と言いたげにぴぃぃ、と鳴いてまた虹色の光を散らした。*]
村の設定が変更されました。
― 龍峡の村・宿屋 ―
[賑やかな宿屋の一階には、見知った顔もあれば知らぬ顔もある。
そんな中、つい先ほど知り合った少年の姿>>157を認めると、やほー、と手を振った]
無事につけたんだねー、よかったー。
[向ける口調はごくお気楽なもの。*]
そうそう。
それもあるし、立場的にも必要だったからな。
[仕方ないね、というやつだ、と変な納得をしつつ。]
そこは保証する。
[に、とクラリッサ>>158に笑みを向けた*]
― 龍峡の村・宿屋 ―
………………。
[『きみ、超越存在への警戒緩すぎでしょう』。
向けられた笑顔と言葉>>156に浮かんだ突っ込みはそっとしまっておいた。
なんかもう、今更過ぎて意味がない気がしたから……というのは余談として]
[こちらの提案に覗く表情。>>159
以前は見えなかったものに、わずかに目を細めつつ]
では、そのように。
……そんな風に思わなくてもいいんですけどねぇ。
[ご恩返しという言葉には、ほんの少し苦笑を滲ませるものの。
真摯な声音にこもるものはしっかり受け止めていた。*]
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