情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
王立ラヴェンデル騎竜師養成学校。
騎竜師の名門として知られるラヴェンデル家の当主が学長と講師を務め、才ある者は生まれに関わりなく、騎竜師としての修行を積む事が出来る場所。
そこから巣立った若き騎竜師たちは、ある者は故郷の護り手となり、またある者は王国騎竜師団の一員として務めを果たしてゆく。
そんな、一見するとお堅い雰囲気と思われがちの養成学校だが。
『人と竜の絆を深めるため、定期的に催事を行う』というのが校風の一つであり、それに基づいて四季折々の祭りが定期的に行われていた。
そんな祭りのひとつ、冬の学園祭。
生徒たちが各々考えた催し物や屋台で盛り上がる祭りの最中、ひとつの異変が発生する。
突然空から降ってきた虹色の光を纏ったお菓子と、水晶細工を思わせる小さな魔法生物たち。
濃厚な精霊力を帯び、それを無作為にまき散らすそれらは養成学校のとある教官が世話をしている小さな竜の悪戯から生じたもの。
雲隠れしたその竜を見つけるため、そして、濃密な精霊力が過剰な干渉を引き起こすのを避けるため。
生徒たちに要請されたのはお菓子と魔法生物の回収だった。
2人目、虹彩の精霊師 アルビン が参加しました。
虹彩の精霊師 アルビンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 騎竜師学科棟・教官室 ―
さて……取りあえず、これで一段落……と。
結局、祭りまで食い込んじゃいましたねぇ……。
[はふ、と落ちるのは嘆息。
それに、対面に座る教官はそうだな、と息を吐いた]
ま、本番前には終わったわけですし、良しとしましょう。
……あーんな事の後始末、この短期間で終わっただけでも儲けものです。
[『あーんな事』と称されたもの。
今から半年前に起きたとある事件の事後処理のため、奔走していた……というのは、表向きにはなっていない。
ついでに、当事者たちにも知らせていない、というのはさておいて]
さて、終わった所でどうします?
ぼくは、祭りを見に行くつもりですが。
……ここ数日は、シエルの相手もちゃんとできていませんし、機嫌を損ねる前に遊びに連れ出さないと。
『……その、シエルだが。
未だに、成長の兆しは見えないのか?』
……ええ、全く。
同じ時期に孵った他の竜たちは、もう騎乗訓練も始まってるんですけどねぇ。
やっぱり、他の子たちとは何か違うのかも知れません。
[向けられた問いに、僅かに眉が下がる。
この返答に問いを向けた方もそうか、と息を吐いた]
龍玉石状態の卵から孵った、という例が、ほとんどありませんからね。
数少ない実例の資料の取り寄せは、神官長を通じてお願いしてありますから……まあ、年明け以降には。
『……無理はしなくていいぞ。
年明け早々、卒業試験の予定が入ってるだろそっちも』
そこはお互い様……というか。
もう、いっそ、合同でやりません?
騎竜師と精霊師の連携の実践にもなりますよ。
[軽い口調の提案に返るのは、考えておく、という言葉。
あ、結構乗り気だな、なんて思いつつ、それじゃあまた、と告げて教官室を出る]
さて、と。
まずはシエルを迎えに……。
[行きますか、と。
言いかけた言葉は廊下の窓の向こう。
ふわふわと楽し気に飛んでいく、虹色の光を散らす竜の姿を見た瞬間、途絶えた。*]
3人目、颯凪の騎竜師 ローランド が参加しました。
颯凪の騎竜師 ローランドは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 運動場 ―
[祭りで賑わう騎竜師養成学校の運動場の片隅。
白緑色の塊の上に、人が一人寝そべっていた]
……なんだいカルモ、おやつの催促かい?
[もそりと動く白緑色と、向けられる青緑色の瞳を見上げ、ローランドは小さく笑みを浮かべる。
就任3年目、自身を臨時教員と嘯く騎竜師学科の教官は、昔と変わらぬ母校の賑やかさに目を細めた]
もうおやつを欲しがる歳でもないだろうに。
……あいたた、突くなよ。分かった分かった。
買って来れば良いんだろう?
[歳など関係ない、とでも言うように騎竜は頭を反り返らせて、ローランドの頭をごつごつと突く。
器用な動きをする相棒に苦笑して、ローランドは騎竜の背を降りた]
/*
と、言うわけで。
土曜日まで切羽詰まってるけど参加したいので入りました、龍猫です。
飛天虹路も参加したかったけど、出来る状態じゃなかったんだよね…。
あとあの村に参加するためのキャラストックがオネェしかいなくてどうにもならなかった(
(尚、参加する場合は教官で参加予定だった模様)
まぁ今回の自分のパートナー精霊師をオネェにするんだけどな(
20年旅した仲間。
というところで今日のところは寝るんだ。お休み。
4人目、修練生 アイリ が参加しました。
修練生 アイリは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 中庭・綿菓子屋台 ―
いらっしゃいませー!
綿菓子はいかがですかー? 竜のおやつ用もありますよー!
[生徒たちの屋台が立ち並ぶ一角。
騎竜師の修練生である少女が、呼び込みの声を上げていた。
名を、アイリ・ダンプフェンという]
[学生としては下級である少女は、上級生の手伝いとして催しに参加していた。
その中でも綿菓子の店を選んだのは、ちょっとした理由があって]
わっ、ココン!
おやつの時間はもうちょっと後だよ。
大人しくしてて、ね?
[少女の足元で顔を上げ、服の裾をくわえて引っ張る幼竜。
半年前に卵から孵ったばかりの、将来の相棒は、綿菓子によく似た白く大きな翼を持っていた*]
― 騎竜師学科棟 ―
いや、確かにこの頃ほっとく事が多かったのは事実だけど……って、いや、今はそんな事言ってる場合じゃ……!
[とにかく捕まえないと、と意識を切り替えた直後に虹色を散らす仔竜がこちらを向いた。
大きな丸い目と視線が合い、直後に、ぴぃぃ、という鳴き声を上げて仔竜はぱたぱたと背の翼を動かした]
って、こら、シエル、待ちなさい……!
[さてどうするか、の逡巡は短いもの。
律儀に玄関まで行っていたらほぼ間違いなく見失う。
と、言うわけで次に取った行動は単純かつ端的で]
よっ、と!
[窓を開き、そのまま外へと飛び出した。
気づいた仔竜はぱたぱたと羽ばたいて中庭の方へと逃げていく]
[なお、開け放たれたままの窓に気づいたのは、遅れて廊下に出た教官で。
『あー……』という、呆れたような楽しんでいるような声が上がっていたのは、余談]
― 中庭 ―
[とっさに駆けだし追ったものの、スタートの差が出てか引き離され、結局、虹色の光を零す薄藍の仔竜の姿は視界から消える。
もしかしたら文字通り消えたのかも知れないが]
……まいったなぁ……。
ぁー……もう、悪いのは確かにぼくだけど……。
[さて、どうしたものか、と。
そんな事を思いつつ、賑わう中庭をぐるりと見回した。*]
5人目、騎竜師見習い ミヒャエル が参加しました。
騎竜師見習い ミヒャエルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―中庭―
[本日は学園祭。
中庭にはテントが並び、賑わいを見せている。
その中に、箱を抱えて歩いている青年と、彼の頭上を飛ぶ薄藍色の翼竜の姿があった。
彼は先輩に頼まれて屋台で必要な道具を運んでいた。
彼らの屋台では丸いカステラを売る予定だったが、器のストックを部屋に置き忘れたのだ。]
あれ程、足りないものはないですか、と聞いたのに。
[唇を尖らせる青年も、こう見えて祭りの喧騒で少しばかり浮ついていた。
翼竜もそわそわとしているように見える。]
イシュケ。
後で買ってあげるから今はいい子にしてなさい。
[>>9竜用のおやつの匂いに引かれて、翼竜は青年の進路から外れようとする。
青年はすかさずそれを窘めたのだが。]
って、こら……!
[翼竜は綿菓子の屋台へと飛んで行ってしまった。
青年の声が喧騒の中で響く。
残念ながら、青年と翼竜の間ではよくある事だった*]
― 綿菓子の屋台 ―
[修練を終えて訓練に参加できるようになったものの、手綱を握れていない事は青年にとっての頭痛の種だった。
青年の騎竜――イシュケはこだわりが強く、こうと決めれば梃子でも動かない。
本日も例外ではなく。]
……騎竜用のおやつを一つ。
[青年は肩を落とすと、騎竜の為の注文をした。]*
― 中庭 ―
[そろそろ付きっ切りのお世話は卒業する月齢になってきたけれど、それでも出来る限りは傍にいてあげたい時期だ。
先輩騎竜師もその辺りは理解があって、『いっそ宣伝マスコットにでもなってもらったら?』なんて快く屋台に連れてくることを許可してくれた。
それでも式典の間だけは施設に預かってもらっていたので、今は少しばかり甘えたな様子だ]
ほら、お客さんがきたから、お口放して。
[そう言いながら、服の裾を引っ張る。
ココンは少しばかり抵抗する様子を見せたものの、不意に口を開くと、そのまま何かを目で追うように横を向いた]
あれは――……精霊術のせんせい?
[仔竜の世話をしているとは聞いていたけれど、学科が違うためあまり縁のない教官だった。
どうしたのだろうと思いつつ、遠目に眺める]
は、はーい。おやつ用ですね。
[竜のためにざらめの配合を変えた、甘さ控えめの特別製綿菓子だ。
作り置きから一つを取って、青年へ手渡した*]
― 中庭 ―
[ともあれ、ため息ついていても仕方がない、と。
気持ちを切り替え、中庭にいる生徒たちに仔竜を見かけなかったかを聞いて歩く事にした……のだが]
おっと……何処も同じ……なのかなぁ。
[竜を諫めているらしき声>>15に、滲むのは苦笑。
その声に引かれたというわけでもないが、そちらへと足を向け]
あー……ちょっとごめんね。
シエル……薄藍の羽毛竜の仔、みかけなかったかなぁ。
[青年の買い物が終わる頃を見計らい、場にいる生徒たちに声をかけた。*]
6人目、修練生 ヴェルザンディ が参加しました。
修練生 ヴェルザンディは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[王立ラヴェンデル騎竜師養成学校は、
生まれに関わりなく才ある者へと門戸を広げている場所だ。
それ故年齢、出身、経歴なども様々な者が入り混ざった学び舎は、
多様な個性が学びの場においては更なる切磋琢磨へと繋がることも多い。
だが、今日に限っては切磋琢磨というよりも、
ともすればストッパーの外れた大騒ぎ、になる恐れも大きいのだ。
そう、例えばこの中庭の特設ステージなんて最たるものだろう]
― 中庭・特設ステージ ―
みんなーーーーー!!!
盛り上がってるーーーーーー!?
[ステージ上から手を大きく振って呼びかけると、
おおおおおおお!と大きな声が返ってくる。
その中には見覚えのある顔がいくつかあって、
しばらく活動できてなかったのに覚えててくれたんだなぁ、って
それだけでも嬉しくてにやけるけど
久しぶりのこの感覚に、やっぱり楽しい、と頬が緩む]
[とはいえ、にやけてる場合じゃないと頬をきゅっと引き締め]
元気よくてうれしいなぁ、
まだまだいくよ、ついてきてねーーーー!!
[振り上げた拳を合図に、私の横をぴょこぴょこしてる桃色が口をぱかっと開けて。
私の頭上で弾けた小さな火花のパチパチパチという音から始まる演奏に合わせて
次の曲を歌い始めた私と一緒に桃色もきゅうきゅう歌う。
私はこの桃色と出会うまでは、
こういった舞台で歌い踊る夢を持って邁進していた───
今は、歌って踊れる騎竜師を目指す──
修練生だ**]
― 中庭 ―
うん、そう。
きらきらしてる仔なんですけど……。
[もしかして、という言葉>>26に頷いて返す。
虹色の光を零す仔竜は、良くも悪くもこの学校では有名な存在。
故に、こちらと関わりなくても仔竜の事は知っている、という生徒の数はそれなりにいる]
そう……か。
いや、ありがとう、それだけわかれば十分ですよ。
[こちらに来ているのは間違いない、と。
それがわかるだけでも探しようはだいぶ広がる]
あの仔、甘いものが大好きなので、もしかしたら……と思ったんですが。
ああ、もしもシエルがつまみ食いとかしていったら、ちゃんとお代は払いますから、遠慮なく言ってくださいね。
[とりあえず、ここは被害にはあっていないな、と。
確認しつつ、口にするのは祭りの時にはすっかり定型句となった言葉。**]
/*
やあ。
思っていた以上に集まってくれてありがたい限り……!
あんまり人数少ないと寂しいから、2IDいれるかー、とか考えてましたからねぇ……。
― 中庭・特設ステージ前 ―
[旅路では背に負っていた双剣は相棒たる騎竜に預けたまま。
身軽な姿で催し物が集まる中庭を行く]
やぁ、賑やかだねぇ。
[出店を求めてやってきたが、まず目に入った、と言うよりは耳に届いたのが歌声と大きな声援>>24>>25だった。
ステージ上では生徒が慣れた様子で歌い、踊っている。
その相棒だろう竜もまた、一緒に歌うように鳴いていた]
「ほぉんと、元気よねぇ。若いって羨ましいわ」
おや、君も来たのかいメル。
[横から届いた聞きなれた声に、ローランドは視線をそちらへと向ける。
放浪の旅を共にしたもう一人の相棒、今はこの学校の精霊師学科で教鞭をとる精霊師。
おおよそ女性らしい服装とメイクをしているが、その身体に凹凸は無い。
が、見てくれだけは整っているため、大概の人は女性として認識する、そんな存在だ]
「ミスコンとミスターコンの受付が始まったって言うから来たのよぉ」
君、どっちも参加出来ないだろうに。
「参加者を見に来たのよ。
いい加減過去の話引きずるの止めてくれない?」
ははは、それはすまない。
諦めていないのかと思ってね。
[可笑しげに笑うローランドの横で、メルと呼ばれた精霊師は低く威嚇するように呻いた。
3年前の初任時にメルがやらかした笑い話である]
あの時は狼狽える生徒がとても可哀想だったよ。
「…大人げなかったとは思ってるわよ。
でも参加出来るならしたかったしぃ」
そんなに注目されたいなら教官陣の人気投票でもするかい?
「別にそういうわけじゃないけど……それも面白そうねぇ」
まぁ僕は遠慮させてもらうけれどね。
「なぁにぃ? 自信ないのぉ?」
慕われてないと分かったら寂しいじゃないか。
[だったら分からない方が良い、とローランドは笑う。
どう思われていても気にしない性質であるため、どちらかと言えば軽口に近い]
「……ねぇ、また旅に出る心算?」
その心算だけど?
[不意の問いかけにローランドは首を傾ぐ]
旅は飽きちゃったかい?
「そういうわけじゃないけど……私達もいい歳じゃない?
今の暮らしも悪くないし、そろそろ定住しても良いんじゃないかしら、って」
そうだねぇ……。
でも、僕はあちこち旅をしている方が性に合ってるかな。
「……そ。
まぁ、そうね、貴方ならそうかも」
[なんて話をしていると2人の間にロマンスを期待されることがあるのだが。
あるのは同性としての友情だけで全く何もないのがこの2人なのであった]
さて、僕は出店の方に行くよ。
カルモにおやつを強請られているんだ。
「あら、早く行かないと拗ねちゃうわね。
じゃあまた後で」
[しばしメルとステージを眺めてから、ローランドは目的を思い出して彼と別れる。
ステージの前は相変わらず盛況だ。
人の間を縫うようにして出店のある方へ**]
/*
ぶっ込みたいことぶっ込むだけぶっ込んで寝るって言うね(
明日と明後日は多分しんでるんだ…。
いや、明後日は場合によっては頑張れる、かも。
/*
ちなみにメルはメルヒオルイメージだったりする。
どっかで使う機会があれば良いんだけどなぁ。
[そんなにオネェしたいのか] [はい]
7人目、修練生 シメオン が参加しました。
修練生 シメオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―― 中庭 ――
「「うおおおおお!!」」
[歓声が間断なく聞こえている。
特設ステージの盛り上がりを感じながら、
少年は中庭のとある一角に、氷でできた竜の像を置くのを手伝っていた]
「よっしゃーーーー!!」
[竜の像が置かれた瞬間、周囲から叫び声があがる。
特設ステージの方には負けているが、
いくらか通行人の視線を奪ってはいる……みたいだ。
少年はというと、いっしょに叫ぶでもなくただ、
置かれた氷像の威光を眺めている。
きらきらしてるなあ、と思うことができたので、
ひとまず安心して一息をついた]
[氷でできた竜の像は、精霊術師の手によって、
祭がとどこおりなく済む間は溶けないような加護がかかっている。
ゆえに像の周囲はひんやりとした空気が漂っている。
少年はただ、その加護をかけた精霊術師のことも、
すごいなあと思いながら、佇んでいる像を眺めるだけだ。
ふいに、肩に提げている鞄から顔を出した幼き竜にこつんと腕をつつかれるまでは]
ん、……分かっているさ、ウンブラ。
この通り氷の像は所定の位置に収まったわけだし
もうすぐ自由時間になるのは予想に難くない。
[と、幼き竜の首に近い位置に指を絡ませながら告げる。
少年の目に見える幼き竜はというと、瞳のかがやき以外は黒一色だ。
まるで影のようだと思ったから、少年はウンブラという名前を付けたのだ]
[少年にとって、この冬の祭りは初めてではない。
しかし、将来の相棒となるだろう幼き竜を育てるようになってからは、
初めての祭りだ。
だから、これはやはり特別な祭り**]
― 綿菓子の屋台 ―
[>>20話し掛けられた翼竜といえば、問われてもクル、と喉を鳴らすだけで。
一心に綿菓子を見つめていて呼び掛ける青年に見向きもしない。
こんな事なら先輩に様子を見て貰っておけばよかったとは思ったものの、屋台のカステラを食べられても困る。
騎竜も食べられるように花蜜を使っているから害はないが、相棒は好むものはいくらでも食べるのだ。
試食で貰っただけ食べようとして止めるのが大変だったのが思い出される。
>>21青年が屋台の前に向かって注文すれば、店番をしている生徒が作り置きの綿菓子を出してくれた。]
ありがとう。
[青年は抱えていた荷物を片手で抱え直すと代金を支払う。
受け取った綿菓子を騎竜に与えれば、嬉しそうに食べ始めた。*]
―中庭―
あ、教官。
[>>22話しかけられて振り向けば、そこには精霊師学科の教官の姿。
それを目に収めると、青年は速やかに背筋を伸ばして一礼する。]
……薄藍の羽毛竜。
イシュケ、見たか?
[彼が問うてきたのは、彼が世話をしているという仔竜の行方。
直接交流をした事はないが、きらきらとした粒子を纏っているので相棒が気にしているのは記憶にある。
けれど今日はその姿を見た記憶はなかった。
視線を上げて相棒に問うてみるも、否定が返ってくる。]
俺達は見ていないですね。
お役に立てず、すみません。
[かの虹色を纏った竜は、すくすくと育った相棒よりも成長が遅い。
まだ騎乗する大きさでもないのにひとりで動き回っているのは、育てている者としては不安だろう。
そんな想像をした青年の顔は僅かに曇る。]
見かけたら、教官にすぐお報せしますね。
俺の屋台も甘いものを扱っているので、来るかもしれませんし。
[少しくらいつまみ食いをしていたとしても、無事を確認できる方が良い。
青年は誠意を籠めて応じた。*]
/*
仔竜ちゃんが多い。
そして教官の仔竜ちゃんと色が被っt(白目)
またうっかりか…。
濃藍や藍色だとイメージより濃い。
水属性という事で水色にしようかと思ったんだけど迷ったんだよな…。
白みの強めの子は他にもいるので群青色くらいにチェンジしよう、か。
8人目、修練生 リーゼロッテ が参加しました。
修練生 リーゼロッテは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
今年もミスコン誰だと思う?
俺はステーシー先輩かな?とか言いたかった。
(そんなキャラではない)
後お二人。
カップルになった子達は一緒に出店を回ってたりするのかな。
>>31
3年前だったらグレーテはいると思うので
「まぁ、素敵です(^―^❀)」って言ってる気がする。
/*
こんな入り方&メモで中身割れしそうですねー。毎度出遅れ兎猫です。こんばんは。
モタモタしてる間に、捏ねてたイメージが色々被ってしまっていたという残念さ(苦笑)
でもそれだけ好きな方向に近いわけでもありまして。皆様どんな形で来るのかとても楽しみです!
よろしくお願いします(ぺこり)
[当座の客を見送って一息ついていると、特設ステージの方で賑やかな声が上がった>>24]
盛り上がってるなぁ。
[本物の歌い手を招いたのかと思うくらい、パワフルで引き込まれる歌声が届いてくる。
ヴェルザンディさんという騎竜師学科の先輩なのだと、屋台の先輩が教えてくれた]
へえ、そんな人が先輩にいたんですね。
すごいなぁ……。
[騎竜師を目指す修練生の出自は多種多様だ。
中には思わぬ特技や才能を持つ者もいる、ということだろう]
…………。
[曲のリズムに合わせているのか、体を揺らす幼竜を撫でつつ、しばし遠くの盛り上がりを聴いていた*]
― 中庭 ―
[翼竜を連れた青年からも、見かけていない、との言葉が返る。>>43
表情を曇らせる様子に、心配してくれてるのかな、なんて思いつつひとつ息を吐いて]
いや、あの子も大概神出鬼没なので、そんなに気にしないで。
甘いものを扱ってるなら、惹かれていくかも知れないから、その時はよろしくね。
食べすぎそうなら、遠慮なく叱ってくれていいから。
[基本的に小食なのでそんな被害は出ないだろうとは思いつつもこう言って]
ありがとう。
でも、きみたちが祭りを楽しむのも大事だから、シエルの事はついで程度に考えてくれて構わないからね。
[意気込んで答える様子>>46に感謝しつつ、話を聞いて動く年長者たちの様子にああ、慣れてるなあ、なんてしみじみと思ってしまったのは多分已む無し。*]
― 中庭・綿菓子の屋台 ―
[>>45翼竜は綿菓子に夢中で視線には気付いておらず。
青年が相棒のおやつを購入すれば、セット割の話がされ。]
セット割……あ、いや。
欲しくなったら後程買いに行かせて貰う。
[金色の瞳が束の間揺らぐ。
祭りの喧騒の中で漂う甘い香りはそれだけ魅力的だった。
頭上から、お揃い?という気配がしたが、誘惑を振り払うように首を横に振った。
今は屋台に戻って荷物を運ばなければ。
そう心に念じる。]
[>>48有益な情報を渡す事はできなかったが、教官は気にするなと言ってくれた。
それには一つ肯いて。]
ありがとうございます。
はい、その時には保護しておきます。
[体の小さな仔竜だ。
つまみ食いの被害は相棒程ではないだろうとは思っている。
>>46店番の彼女も協力する姿勢を見せた。
その奥で彼女達の先輩の方は慣れた様子で話をしている様子。
どうやら仔竜が菓子に惹かれるのはそれなりに有名な話らしいと知る。
>>49教官の、ついで程度に、との言葉には首肯を返しつつ。]
それでも、目は多い方がいいかと。
俺も知り合いや先輩方達に通しておきます。
[そう伝えて一礼すると、翼竜と共に屋台を後にしようと。*]
― 中庭の外れ ―
ほら、こんなに賑やかだよ。
一緒に参加できたらもっと楽しいよ。
[賑やかな声>>24を聞きながら、抱えた籠を優しく揺らして話しかける。
環境が一変してしまって数ヵ月。一緒に歌っている桃色やらおねだりしている白色やら、どうしても子竜に目がいってしまう]
楽しいと思う…んだけどなぁ。
[とはいえ基礎体力訓練等ではへばっていることが多い現状。行事への参加も恐る恐るの状態だったりするのだった]
─ 中庭・特設ステージ ─
[周囲では違う叫び声というか雄叫びというか>>36だったり
賑やかだねぇ元気よねぇなんて穏やかなやり取り>>29>>30だったり
迷い仔竜探し>>22だったりが起きているのだが
私の耳に入るのは自分と桃色の歌声とバックバンドの演奏と。
私の名前を呼んで、応援してくれる人たちの声だけだ。
中には私がステージに上がると知って
わざわざ足を運んでくれた人たちのものもあって]
『アイン!ツヴァイ!ドライ!ヴェルザンディ!!』
『えるおーぶいいーラブリーハンナーーー!!』
[息の合った掛け声は、動きも伴って
声援とはまた違う熱量がこちらにぶつけられてきて
懐かしい感覚に笑顔が濃く、深くなる]
[ヴェルザンディとハンナ、両方で応援されるのには理由もある。
ヴェルザンディって呼ぶ人は、
大体が王都近くのステージで私を知った人とか
クラスメイトとか先輩とか、この学校で知り合った人たち。
ハンナって呼ぶ人は、
子供の頃から私を知って、応援してくれてる人達。
私の住んでる地方は15歳まで幼名を使うことが多くて
私も多分に漏れず幼名のハンナで活動してたから。
私はどっちで呼ばれるのも慣れてきたし、
どっちで呼ばれたって応援してくれる気持ちは嬉しいんだけど
ひとつだけ、嬉しくないことがあって。
思い浮かべた矢先、その声が飛んできた]
『いいぞー、ハナコーーーーー!!!!』
[ビキ、とこめかみに力が入ったのと、
バックバンドの顔が引き攣ったのは同時。
私のことを昔から知ってる人は、
この後何が起きるかもお見通しだろう]
………あんなぁ、お父ちゃん。
ハナコって言うな言うてるやろがーーーー!!!!
[何度訂正しても直さないままに呼んでくる父に、
ムキになって猫被りも忘れ怒鳴り返す。
それは、子供の頃を知る人たちには馴染みの光景だが
学内の私のみを知っている人には、驚かせてしまうかも*]
― 中庭 ―
それもそう……か。
うん、じゃあ、頼んだよ。
[目が多い方>>51が、というのは確かにその通りなので頷いた。
何せ、精霊術で感知しようにも仔竜に宿る力は多彩すぎて特定できない、という問題があったりするのだ。
虹竜という存在の特性的なものもあるようだが、こういう時は頭が痛い]
うんうん、せっかくのお祭りなんだから。
[両手握り締める様子>>53に微笑ましいものを感じつつ。
まあ、加減は慣れた年長者がしてくれるだろうから。との思考は表には出さなかった]
それじゃあ、ぼくも自分の足で探しに行くとしようか。
屋台の方、頑張ってね。
[場にいる生徒たちにこう呼びかけた後、一礼して。
濃藍のローブの裾を翻して踵を返した。*]
9人目、精霊師 バルタザール が参加しました。
精霊師 バルタザールは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 中庭 ―
[賑わいには未だ慣れないが疎ましいわけでもない。
だが少し大きめの息が出る。
季節に合わせて都合四度もある祭りは相変わらず賑やかだ。
そう思ってしまうのは辺境伯の次男だからだろう。
国境沿いに領地をもつが故に他国との最前線ということを意味し、自国が平和であろうと他国が不安定であればその影響は流れる血に量によって守られる地では、発展したことによる華やかな賑わいよりも、武断さを必要とし、居住まいを正してゆったり動くことよりも、即応して動くことを由とする故である。
最初は慣れないながらも、人見知りな現修練士として心配な騎竜師の卵の妹についていく形で、精霊師として学ぶ傍ら...は自分なりに事前の準備からして楽しんでいた。]
[そして今日はとある成果を見せる日だ。]
妹よ。これでいいか?
[人見知りな妹は同じ趣味の学友とは意志疎通ができるようになった。そんな成長を眩しく思いながら手を貸したくなるのは兄として仕方ないこと。それが別にお祭りとは別種のことであったとしてもだ。この日のために連携の訓練もした彼らの成果を見守り共に味わおう。
となったのは少し前のこと、そして現在―――特設ステージの客席にて]
― 中庭 客席 ―
「「「「ほわああああああああああああ!!!!」」」」
[ステージからの呼びかける主役>>25にこたえるファンたちの悲鳴?歓声?
綺麗に波打つように『LOVE ラブリーハンナ(>>55)』と一文字ずつ書かれたパネルがあがっていき、名前とともに声を合わせてあげるのも、パネルを精霊の力を借りて色とりどりにライトアップするのも連携の賜物。
盛り上げると同時に応援する。そんな中に妹が混じって手持ちライトを振っていた。
人が集まり生み出される熱狂というのは素晴らしいものだ。
そして次の曲>>25がはじまれば、また新たな連携を妹含むファンたちがするのだろう。]
威勢のいい声だ
[驚いている人間やおなじみだと思っているファンたちの反応とは別に場違いな感想>>58を述べたりして]
動きがキレてるぞ!いい筋肉だ!!
[場違いな応援を発するようにして参加していた。
そんな男の近くで妹はというと
『ふわぁぁぁ!!推しのお叱りの声が聴けるなんて』
[はぁはぁしている妹がいるが、だいたい正常通りなので心配はしない兄。
なお、妹はファン会員でもあれば一桁台に乗りそうな筋金入りのファンでありその辺りも詳しかったらしい*]
10人目、星震の騎竜師 クリフ が参加しました。
星震の騎竜師 クリフは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 中庭の外れ ―
あの子は甘いものが好きなのかな。
ううん、あの子も、かな。
[>>58大声に目を丸くして、籠を抱きしめる。
落ち着かない気分でキョロキョロしていたら、クッキーを咥えて移動している薄藍色のふわふわが見えて、ほっこりした。なにか忘れている気もするのだが、思い出せない]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[そうして、群青色の相棒と共にカステラの屋台に行けば]
先輩が特設ステージに行ったって……?
[青年は深い溜め息をついた。
>>24推しのステージがあるからと颯爽と出かけてしまったのだと。
青年とは真逆の性質を持った先輩も来年には卒業試験を受ける年だ。
この養成学校での思い出も多く作っておきたいところだろう。
>>36青年とて休憩時間に屋台を見て回ったり、知己の作っている氷像を鑑賞しに行こうと思っている。
けれど青年が屋台を離れてすぐというのは確信犯を疑ってしまうではないか。]
もう、あの人は。
……後で飲み物でも奢って貰うとしよう。全員分。
[それくらいなら許されるだろう。
青年は手を洗って屋台の裏方に立つ。
カステラの生地を作るべく、薄力粉の袋に手を掛けた。]
……悪いものではなかったな。
[ぽつりと零す。
ステージの盛り上がり具合は、近くを通りかかった青年にも感じられた。
桃色の幼い竜とステージに立つ、歌って踊れる騎竜師≠目指す修練生。
その存在については先輩から熱く語られた事があった。
それは騎竜師といえば領地を守るか王国騎竜師団に入るか、という二択しか見えていなかった青年の常識を覆す出来事で。
先輩は好きだから良く見えているのだろうと思っていた。
けれど大勢の前で堂々とパフォーマンスする姿は尊敬に値するものだった。
時間が合えば、きちんと席についてパフォーマンスを見てみたいと思う程には。]
[幸か不幸か、鈴カステラの屋台はステージから離れていた為、
何やら盛り上がっているらしい事は窺えても>>58コール&レスポンスの事は知らないまま。**]
/*
縁故のないシメオンさんちらっしてみたけど、どうかなぁ。
シメオンさんはお手伝いのようだし、取り仕切ってる人が友人でもいいかなと思ってる。
[ 呟く青年が居るのは、運動場を見下ろす建物の屋根の上だ。屋根の尖塔に巻き付くようにとぐろを巻いている騎竜の上に座っているので安定感は抜群だし、眺めもいい。
ここでのんびり昼寝も悪くはないのだが。 ]
いい匂いもしてるし、ノア、降りて何か食べるか?
[ 問いかければ、騎竜の砂色の中に混じった銀の鱗が波打つように揺れた。 ]
はは、じゃあ、行こう。
[ 青年が、騎竜の頭のすぐ後ろに跨り、ほんの微かに空気を震わせるだけの小さな口笛を鳴らすと、するりと身を解いた砂色の龍が翡翠色のヒレを広げて空へと泳ぎ出す。
ゆっくりと下降していく騎竜が、風に流れる細長い凧のように身をくねらせれば、陽光を弾く銀の砂紋がちらちらときらめいた。** ]
― 中庭 ―
……さぁて、と。
あんまり大きな騒ぎになる前に捕まえておきたいんですけどねぇ……。
[虹色をまとう仔竜は、どうも精霊に近しい存在らしい、という事まではわかっている。
故に、騎竜師ではなく精霊師に惹かれる傾向にある……というのは、今は置いといて]
あの、無作為に力をまき散らすのさえなきゃ、もうちょっと放任してもいいんだけど……。
[はあ、と。
大きなため息と共に落ちた言葉は、特設ステージから響く様々な音と声にかき消された。**]
― 精霊師として ―
[人見知りの妹の付き添い。という形で入学をしたバルタザールであるが、新設された精霊師学科に通っている特定の精霊と盟約してその力を使うタイプの精霊師である。
ただそこは辺境の地ならでは、ともいうべき精霊だったというべきだろう。
世界最古といわれる言語を必要として扱える精霊なのだ。
術を使うとき彼は詠唱を必要としない。集中も多少は必要としても他よりも多くないだろう。
必要なのは鍛え上げられた体であり、修められた武術であり、唸る拳が振るわれる武具が、山を駆ける強靭な脚こそ精霊術を発動させるキーなのである。
人が声というものを覚えるよりも昔から存在した最古の言語《にくたいげんご》こそが術に繋がるのだ。
――――なんてちょっとばかり変わった術のせいで、色々悩ましいこと教師なんかはなったかもしれない*]
─ 中庭・特設ステージ ─
[父親と娘のこのやり取りは
昔からを知っている人たちにとっては慣れたものだ。
父も手慣れたもので、
声を掛けるのは決まって歌い終わったところだから
(一方的な)親子喧嘩のせいでステージが止まることは無い。
だからといって堪えが利かないのは良くないことで。
猫被りが外れるところが見られて悦んでるファンもいる>>63
なんて知る由もないので、すぐ我に返って猛省しつつ]
…ごめんね、
驚かせちゃったかな?
[上目遣いにあざとさのくわわった小首をかしげて見せて]
[落ち着かせるようにきゅう、と擦り寄る桃色に
自分からも顔を寄せながらこの場に集う皆へと改めて]
いつもとちがう私も見せちゃったところで、
そろそろ最後の曲……
いきまーっす!
[今さっきの剣幕がうそのような笑顔でごり押すのも
昔からのファンにはいつものことだった**]
『アイリちゃん、ステージが気になるならそろそろ休憩にしようか?』
[先輩から声を掛けられて、驚いた顔をしながら振り向く]
え!? いいんですか?
『そりゃあ、一番楽しめる時に楽しんでおかなきゃ』
『やっぱ、本気で祭りに飛び込んどく時間もないと、勿体ないって』
[そう言われて、遠慮するより先に目を輝かせてしまうのがアイリの性分だった。
仔竜もなになに?といった風に顔を上げる]
じゃあじゃあ、行ってきますね!
[自分とココン用に、綿菓子を一つずつ袋に包んで腰に下げ。
白い幼竜を抱きかかえると、弾んだ足取りで屋台を後にした**]
/*
アイリさんのこの反応も嬉しいなぁ
明日絶対お返ししよう、忘れないようにメモメモ。
あとバルタザールさんありがとうございますファン嬉しいい
バルタザールさん自身とはどういう繋がりになるかなぁ筋肉褒められてるのも忘れず触れておきたいw
― 中庭 客席 ―
『親娘のやり取り!尊い!眩しい…!』
『同志!傷は浅いでござるよ!』
[あの人見知りな妹が…というか普段はほとんど変化ない気がするが、それでも好きなことに対してはこんなに懸命になれる妹へと成長したことに涙を禁じ得ない。ぐすん]
『ひゃぁぁぁぁ!!眩しすぎるぅぅ目が潰れるぅぅ!!』
『ファンサ、助かるでござる…ぐふっ』
[小首をかしげ上目遣い>>73を見せるヴェルザンディへと発狂するような声が近場で響くが、概ね楽しそうであるが]
しっかりしろ!修練を見せるときだろう!
[トランスしかけていた妹とその同志たちは、我にかえる。騒がしい戦場でも届かせる声は彼らの心にも響いたのだ。
妹を含む彼らは、どのタイミングで合いの手をいれて、曲にあわせて掛け声をかけ、ライトの色を変えて振るのか。
血のにじむような努力とともに、今日を迎えたのだ。その成果を出さぬまま終わるなぞ、他の誰が許しても自分が許す気はない。
最後の曲>>74にむけて、鍛え上げられた連携により他の観客に邪魔にならないように桃色と栗色のライトを振りながら歌に合わせて輪を描くように踊るのである。
なお、人員の一人としてライトをもって踊る輪の中にはちゃんと手伝っていたバルタザールも混じっていた**]
― ファン心理(妹)―
[推しと出会えたことで多少なりとも順風満帆になったのだがそこで問題が生じた。
なんと、推しと同じ空気を吸えるのだ(同じクラスという意味である)]
『ふわ…ぁぁ。私めに話しかけていただけるなんて恐れおおいことでございますです』
[アイドルとの距離をしっかりと保つタイプのファンな妹はプライバシーのヴェルザンディに対して基本逃げ腰であった**]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
やぁ、鈴カステラ貰えるかい?
竜用のもあったっけ?
[鈴カステラを作っている出店に寄り、自分用にまず一袋買う。
騎竜用を作っているかは店によって違うため、確認しながらの買い物となった]
いやいや、そんなには要らないよ。
僕もカルモも、食べ過ぎは良くないからね。
[たくさん買ってー、と強請る生徒達に、若くはないから、なんて言っておどけて笑って。
楽しみながら屋台を動き回る生徒を微笑ましく見た]
祭りが終わればまた訓練だからね。
今のうちに楽しんでおいて。
[手加減しないよ、という言葉を含めるように、にっこりと笑った**]
『お前は無理しなくていいんだよ』
[幼少期身体が弱かったせいか、父はそう言って娘には精霊術の修行を課さなかった。
母は少し違って、得意属性の制御に磨きをかけることを勧めてくれたが、やはり強いることはなく。
早い内から才能溢れていた兄と比較して、何となく期待されていないように感じてしまった子供は、密やかに拗ねた。
やる気を起こせず、鳴かず飛ばずの状態で10年近く。本格的に将来を見据えなければいけなくなった時に聞いたのが、新設された騎竜師学校精霊師学科の話だった]
私、騎竜師学校に行きたい。
[父に言ったら、精霊師になるのは嫌だったのか、と落ち込まれた。
そういうわけではなかったので、焦って首をブンブンと横に振った]
そうじゃなくて。
新しい所で学んでみたいなって。
[母はとても喜んで、父の承諾をもぎ取ると即手続きをしてくれた。実家にも連絡して色々頼んでくれたらしい。アッという間に支度は整い、早速に送り出された。
嬉しいけれど少しだけ複雑な気分で新生活が始まった]
[新たな日々は刺激に満ちていた。
想像したこともなかった精霊術の使い方をする人>>72を見た時はカルチャーショックを受け、ウニャーという謎の鳴き声をあげてしまったりとか]
[極めつけが、浅緑色との出会い。
目が離せなくなって、精霊とは違う声が聞こえそうで聞き取れなくて、手を触れる。伝わってくる生命の波動に心を揺さぶられ、衝動的に抱きついてしまった。
そしてそのまま眠ってしまったのだ。無意識の内に精霊力を注ぎ込んで力尽きる前に止まった結果らしいのだが。良く覚えていない。
周囲はさぞ驚いたことだろう。思い出すと顔が赤くなる。
当の卵は、そんなことがあってもまだ殻を被ったまま、籠の中に居る**]
/*
ちまさん沈没したので、昨夜〜昼間ゴソゴソしていたものを投げ込んでしまうターン。
このまま眠り続けてくれるか分からない&やらなきゃいけないこともあるので離席にさせていただきつつ。
一つ思いつきを没ったら、アルビン先生と血縁である必要がなくなっている…す、すみません!
また何か上手く使えるといいのですが(汗
開始前にもう少し動けるよう祈りつつ。
頑張ろう。おー。
― 中庭・ステージ近辺 ―
……ん。
相変わらず、元気だなあ。
[盛り上がるステージ近くを通りかかれば、必然的に目に入るのは自分の担当するクラスの生徒。>>78
他に類を見ない言語による精霊との交信手段は自身の知るどのパターンとも異なっており、正直言って最初は度肝を抜かれた。
ていうか、どうやって指導すればいいんだ、と頭を抱えた、という方が正しいが]
……まあ、あれはあれで体系として正しく確立できてるから。
それが凄いんですよねぇ……。
[身体能力を主体とする精霊との語り合い。
交信の仕方がちょっと特殊なだけで、基本的な構成は他の精霊師と変わらない。
故に、最初の掴み以外は他の生徒と変わらない指導で問題ない、と気づくまでさほど時間はかからなかった。
現在は少しだけ精神鍛錬のカリキュラム内容が違う程度で、他と大差ない講義をしていたりする。
他の教官たちには良くそこに至れたな、なんて言われたりもしたが。*]
― 中庭 ―
[ステージの賑わいを遠目に歩いていけば、やがて目に入るのは籠を抱えた姿。>>66
元生徒で、それ以外にも色々と気に掛ける理由がある少女]
……おや、どーしました、こんな所で。
[呼びかける声は軽いもの。
ちら、と視線を向けた先、籠の中は相変わらず静かな様子だった]
[新設される精霊師学科に教官として招かれた後。
しばらく顔を合わせる機会のなかった叔母から連絡があった、との報せがあった。
聞けば、娘を精霊師学科に入れたい、との事で。
学ぶを望む者を受け入れる養成学校の流儀と叔母の熱意により、入学手続きはさくさくと滞りなく完了した。
血筋的には精霊師としての特性は十分、後は伸ばし方次第、と。
そんな事を考えていた矢先に、その事件は起きた]
[竜の卵との顔合わせ。
これは、学科を問わず全ての生徒が行うと定められている。
そうなったのは自身と虹色の仔竜のあれこれが根っこにあるのだが、それはさておき。
騎竜師学科の生徒たちが触れても反応を示さなかった浅緑色の卵が、唯一共鳴らしき反応をしたのがこの少女で]
え……え?
いやいやいや、ちょっとちょっと!
何してるんですか、そんなに力を込めたら……!
[竜の卵は精霊力に敏感に反応し、それを自身に馴染ませる。
その度が過ぎると精霊石化が発生し、卵としては死んでしまう事もある。
更にこの状況では、精霊力を供給している方も危険だった。
魔力が尽きたら今度は生命力を与えかねないから、と。
とっさに力の流れを遮断する術を編んで発動させ、供給自体は止める事ができたのだが。
この一件で、少女と卵の間には絆が結ばれて。
協議の結果、騎竜師学科に転科させて様子を見る、という事に落ち着き――今に、至る]
― 中庭の外れ ―
[精霊石化して龍玉石となった卵からも竜が孵る事はある。
その実例は過去にもあり、自身もシエルの誕生に立ち会った事で目の当たりにしているから。
浅緑色の卵から生命力が感知できている以上、生きた卵として扱うのは必然ではあるのだが]
(……中がどうなってるかは、わからないですからねぇ……)
[未だ孵らぬ卵。
その状態は気にかかるものの、今は相棒たる騎竜師学科の教官に任せているため、自身が口を出す事は滅多にない。*]
/*
フルメンヤッター!
そして普通にこっちがおにゃのこやってよかった比率 でもまあシメオン使いたくなる時もある……
村の設定が変更されました。
/*
受け持ったグループを最初から最後まで担当するパターンと、パートごとに受け持つパターンがありそうだが……まぁそこら辺は可変もあるだろうかな、と勝手に思っている(
担当変えはあるんだろうしね。
僕が得意なのは戦闘訓練と養育な気はする……。
うちの子、虹竜とは別の意味で成長が遅かっただろうからね(精霊の加護不足で)。
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[屋台の裏で相棒は日光浴をしている。
先程まで修練生の幼竜にじゃれられて尻尾で応対していたが、寄り集まるように竜の塊が出来ていた。
正面ではカステラを焼く甘い香りが漂っている。
ボウルに生地の材料を入れて混ぜていると>>80騎竜師学科の教官が屋台に顔を出した。
白緑の相棒もその傍らにあっただろうか。
青年は背筋を正して一礼する。]
あ、教官。こんにちは。
「教官、いらっしゃい!」
「竜用もありますよー。」
「ノーマルと、四色カステラセットもいかがですか?」
「種類もあるんで沢山買ってって下さい!」
ちょ、ちょっと待て。
[口々に生徒達が話しかけ、売り込みを始めるのに目を白黒とさせたが、教官は慣れた様子で応じている。]
[この屋台のメインは、花蜜を使ったノーマルの鈴カステラ。
それを竜用に味を調整したものが竜のおやつ用。
緑、オレンジ、黄色をしたカステラはそれぞれ野菜をペースト状にして入れたものだ。
野菜の味は強くないので、野菜を好まない人でも楽しめるだろう。
これらはノーマルと合わせて四色セット≠ニして売っている。]
[>>81祭りが終われば、という言葉への反応は様々だ。
嬉々として肯くもの。
残念そうに眉尻を垂らすもの。]
……はい!
[青年は前者の方だ。
祭りは一時だから楽しいのだ。
ここには騎竜師や精霊師となるべく通っているのだから当然、学力に励むべき。
ローランド・アヴァンサルという教官の名前を知ったのは兄からだ。
騎竜師を輩出する家出身で、前任者だった兄の後を引き継いだ形となった教官。
彼は長らく放浪の身だったらしい。
二歳年上の兄は熟練の腕を持つ教官を高く評価していたので、早く授業を受けられるようになりたいと思っていた。
臨時教官だと彼は称しているので、いずれはまた何処かへ旅立ってしまうのかもしれない。
晴れて訓練を受けられるようになった身としては、最後まで教えを受けたいとは思っているのだが。*]
/*
緑→ほうれん草
オレンジ→ニンジン
黄色→カボチャ
バリエーションあったら面白いかなって。
調べると栗とかさくらんぼとかもあるらしい。
花蜜提供はプルファー家を想定しています。
……訓練場によく来ている人だ。
[精霊師でありながら、体を鍛えることに重きを置いているという変わり者。
噂に聞いたのはそんな評判だった。
自分も筋トレ同好会的な先輩と一緒に鍛えていた時期があったので、なんとなく自主鍛錬に現れる顔触れとして覚えていたのだ]
あんな風に歌い手さんの応援するなんて……意外。
[実際の熱心なファンは彼ではなくその妹なのだが、その辺りの事情を汲み取ることは出来なかった。
一糸乱れぬキレのある動きを、ただただ感心しながら眺めていた*]
/*
だけどキャロットケーキも意外と黄色いんだなぁ。
ニンジンはカラーバリエーションがあるから、赤いニンジンと馴染みのあるオレンジのを混ぜたらカボチャと色合いを変えられそう。
[ローランドが主に担当するのは、騎竜がある程度成長してから始める訓練のパートだ。
これはローランド自身が長らく放浪していたという経験に起因する。
基礎鍛錬や講義もやろうと思えば出来るのだろうが……やはり騎竜と共に行う訓練の方が得意だった。
時折、騎竜の養育に関してヘルプに入ることもある。
これは自身の騎竜の成長が遅く、養育に苦労した経験があるためだ。
卵から孵す時から大変だったのだが、それはまた今度話すとしよう]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[さて、ローランドが訪れた鈴カステラ屋は自身が担当する生徒がいる屋台だった。
元気な声>>91がいくつも返って来る]
やぁミヒャエル、君はいつも礼儀正しいね。
[姿勢正しく一礼してくるミヒャエルの姿は、他の生徒に比べればやや堅苦しくも見るが礼儀正しく心地よいもの。
王国騎竜師団という高みを目指す意思がそこに見え隠れしているように見えた]
おや、色とりどりだね。
四色の方を貰おうかな。
竜用も同じので。
[ローランドに売り込みを始める他の生徒達にミヒャエルは狼狽えたようだが、商魂逞しい商人に比べれば可愛いものだ。
カラフルな四色カステラセットを購入し、代金を支払う]
美味しそうだね、これならカルモも喜ぶ。
[名を出した当の相棒は、未だに運動場の片隅に佇んでいた。
今頃じゃれついてくる若い竜達の相手でもしているのだろう]
[訓練についてを口にした時に返って来た様々な反応>>93を見て小さく笑う]
うん、良い返事だ。
それぞれに合ったメニューを考えておくから、お楽しみに。
[生徒を思っての言葉だったが、きっと悲鳴も上がるのだろう*]
/*
参加者様が全員揃ったのでNPC。
カスパル:兄。二歳年上。ミヒャエルの時よりも早く卵が孵った。兄が身近なお手本なので、兄のようにならないと、と思いがち。
ダーフィト:例の先輩。噛みついてるけど、嫌いというわけではない。一種のコミュニケーション。
剣術同好会とかでもいいかな。
― 精霊師として ―
[妹の付き添いでという形で入学したというものの、バルタザールにも問題はないわけではなかった。
それは当人の性格とは別種のことで、最古の言語《にくたいげんご》を操ることで使用する精霊というのは、ちょっと…ほとんど…いや、まったく…周りにいなかったのだ。
その件については将来入学を果たした先でも周り>>84に驚かれてしまったりする点からみても解消されることはなかったがそれはそれ。
入学前、当人は気にせずに鍛錬に励み相応の成長をみせていたので大きな問題ではなかったが、それでも一応一度勉学にいってこい。という思惑という名の丸投げが込められてもいたのだ。
そんな事情とはバルタザール当人も露知らずに入学を果たし、見事丸投げ先とされたヒッツェシュライアー教官>>86の苦悩したことだろうが、この頃のバルタザールは気づくことはできなかった。それは自身に伸び悩みを感じていたからだ。
強さ、速さは鍛え上げられる。
だが細かい制御が伸び悩み、応用がきかなさは改善できる目途もたっていなかったからだ]
[その頃違う意味で頭を抱えていたヒッツェシュライアー教官はバルタザールの教育に一つの答えを導き出していたようだ。
それが他の精霊師の生徒たちが瞑想をしているときに行われる筋トレであり滝行である。基礎を疎かにした覚えはないが、同時に深く見つめあうほど根を詰めてもいなかった。
見つめるべきは己自身。
精神を落ち着かせ盟約した精霊と向き合い、最古の言語を発するには如何にすべきかを知り語りかける時間。―――筋肉から答えがかえってきた。
そうか、これを教官は知っていたのか!
細かいことはともかく、筋肉には多くの可能性が隠されているのだと知ったのだ。
同時に、教官は肉体の神秘を知る人と認識され多大の誤解を抱くことになったり、そのせいで筋トレ同好会>>95なるものから顧問になってほしいという話がいったらしいが、大きい問題ではないだろう?*]
[アイリ当人は、そこまでの熱量には至っていなかったが]
精霊師であっても、肉体の鍛錬は怠らない……。
その姿勢は、見習わなければいけませんね!
[微妙にずれた方向性で、気合いを入れ直したのだった*]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[>>97鈴カステラの屋台を開いているグループは剣を得意とする生徒が多い。
他の獲物を振るう者もいるが、便宜上、剣術同好会、という形になっている。
青年と同じように王国騎竜師団を目指す者もいて、彼らとの交流はいい刺激となっていた。]
あ、ありがとうございます。
[ローランドに声を掛けられれば、青年の顔に仄かに喜色が浮かぶ。
そうしてまた一度頭を下げた。]
「はい、四色セットですね。」
「竜用も、ありがとうございます!」
「綺麗でしょう。今年から色が増えたんですよー。」
[>>98教官は生徒の売込みに対しても怯む事はなく。
手前にいた生徒達が手際よく袋に色とりどりのカステラを詰めていく。
竜用には目印として、袋に手製の竜のスタンプが押してある。
四色セット≠ヘ今年から始めたもの。
元々あったカボチャの黄色に加え、
今年から青菜の緑と、赤とオレンジの人参を使ったオレンジが増えた事から設定された。]
ありがとうございます。
カルモも気に入ってくれると嬉しいです。
[姿の見えない彼の相棒は、別の場所で教官を待っているのだろうか。
メンバーの騎竜に試食を頼んで、概ね好評だが、喜んで貰えたら嬉しい。
頭を過ったのは、綿菓子の屋台の売込み文句。
混乱を生むといけないので今回は様子を見るが、騎竜とセット割も来年度は考えても良いかもしれないと思う。]
[>>99教官からの応えに一部から悲鳴が上がる。
お手柔らかにお願いしますよーという声が出る中、青年は真面目に頷いた。]
はい、ありがとうございます。
[そこには気負いも僅かに乗っている。
イシュケは親族の竜の仔だが、孵化が少し遅れた。
その関係で青年は兄の時よりも養成学校に入った時期が遅れている。
更に、訓練に入ってからイシュケとの意思疎通が思うように取れていない。
──兄は比較的問題なく進んだというのに。
頭では竜との相性や、成長具合は違うと分かっている。
けれど幼い頃から身近な手本は兄だった青年にとって、兄と同じように進まない事は焦りを生んでいた。*]
/*
最古の言語≪にくたいげんご≫笑っちゃう。
同好会という単語も見えたので、もちらっと。
同じ場所を使うかもなので、バルタザールさんのお顔を知れるかもしれない、と仄かに。
こちらが一方的に、というのもありかな。
[ 飛ぶと言うよりは滑り降りるように砂色の騎竜が降り立ったのは運動場の片隅。ある程度の大きさがある騎竜は、大体、来場者や生徒の通行を妨げないように、この辺りに固まりがちだ。 ]
やあ、カルモ、子守のバイト?それともオヤツ待ちかな?
[ 若竜にじゃれつかれている見知った教官の騎竜に、軽く声をかけながら、青年は地上へと足を降ろした。
相棒はその場にとぐろを巻いて、もうじゃれるほど幼くないのだと主張するかのように頭をぴんともたげているが、その割にざわざわと落ち着かぬ様子で砂紋が揺れている。 ]
― 中庭 ―
ふぇっ、あ、先生。
[ぼんやりしている所に声>>87がかかり、ワタワタしながら顔上げる]
なんだか熱気に負けちゃって、ここから見学してました。
子竜かわいいなーとか。
― 回想 ―
[精霊師として身体を鍛えるのは至極当然のことである。
―――なんていうのは自分だけである。いや、そりゃ精霊師だって体力がいるからまったく無関係ではいられないが、前線で武技を振るうほどの力が必要かといえば否とこたえるものが多いだろう。
むしろ身体を鍛えるという傾向が強いのは騎竜師となるものが多いだろう。だから意外と繋がりは変わったものとなった。
その中では鍛錬の盟友とも言える、筋トレ同好会なるものも存在しており、鍛錬方法や食事についてなど熱く語りあったものだ。
筋肉の声を聞く。未だすべての言葉を介したことはないが、それが目指す究極点だ。とは筋トレ同好会の面々と見解の一致があったとか、その時にぽろっとヒッツェシュライアー教官について喋ってしまったが、一ミリの悪気もない。*]
[そしてそんな自分たちを見習わなければならない。といっていた妹と同世代であろう修練士>>102>>103の姿もあった]
私などまだまだだ。教官のように目指している先が見えているとは言い難い。
だが共に努力する朋輩がいれば苦労も少しは和らぐだろう。その先には昨日よりも強くなった自分が生まれる…。
だから良かったらもうワンセット。やってみないか?
[レディを誘うにはどうかな内容だが鍛錬の同志として声をかけたりしたような過去があったらしい*]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
そう言えば去年は二色だったっけね。
試行錯誤したんだろうから、きっと美味しいだろうね。
[普通の袋と竜のスタンプが押された袋を一つずつ。
受け取って左腕に二袋を抱え込んだ]
カルモにも感想を聞いておくよ。
[ミヒャエルの言葉>>105に、笑ってそう答えた]
[訓練メニューの話に返るそれぞれの声。
その中に、僅かに気負う声>106が混ざった。
そう言えば、ミヒャエルとその相棒たる竜との間には、どこかぎこちないものがあったか、と思い出す。
彼の兄と比較している、と言うことまでは気付けないが、そこに潜む焦りは感じ取れた]
…何事も地道に。
一つ一つ自分に合ったやり方を探して進めていくのが良いよ。
[焦るな、と言っても簡単には切り替えられないだろう。
だからその言葉は言わずに、別の言葉に変換して言葉を紡ぐ]
[二人で乗り越えるんだ、と言うように*]
― 回想 ―
[竜の卵との顔合わせは、学校生活の中でも大きな転機の一つだ。
ごく稀に精霊師学科の生徒が縁を結んで転科してくることもあり、そのような時はクラスを越えて噂が聞こえてきたりもする。
その稀なケース>>85が発生したのは、アイリと卵の頃のココンが出会ってから少し後のことだった]
精霊師から騎竜師に、か……。
[両方をこなせる人はまず居ないと言うから、その転向はきっと大変なことなのだろう。
初めから騎竜師を志した自分でも、卵の世話はわからないことや慌てることばかりなのだから。
だからその子が困っていることがあれば何かしら手を貸そう、なんて密かに思ったりもしていたのだった*]
[少年がミヒャエルと呼ぶ彼は、同い年であり、また、
少年と同じく騎竜師になるべく学びを重ねている。
マイペースなところがあるのがこの少年である。
ゆえに、騎竜師を目指すうえでの進み具合を周りと比べまくることはない。
しかし、自分がちょっと自信があることに関してはちょっと強引である。
それはたとえば、絵を描くことだとか。
中庭に飾られている氷像は、
少年が先輩の竜をスケッチしたものをもとになんやかやと作られたものである。
そういうわけでやっぱりいろんな人に見てもらいたいなあと思い、
ミヒャエルのことも誘っていたわけだが]
…………はっ。まさか。
屋台の方がとっても賑わっているんじゃなかろうか。
[真っ先に思いついたのがそれだった。
特設ステージでやっている、歌と踊りの白熱ライブを見ている可能性については……どうだろう。
彼も実は隠れたファンで、
いわゆるファンサというやつをするんだろうか……]
ま、何はともあれ行ってみようか、屋台。
[独り言めいた呟きを聞くのは肩掛け鞄から顔を覗かせる幼竜だけである。
そのウンブラはというと、おとなしくしながら一声鳴いたので、
少年は自分の選択に改めて自信を持つことにした*]
こんなに賑やかでも、出てこないですね。
でなきゃ、いい匂いに釣られてくれてもいいのに。
[抱えた籠を揺らして、不安を誤魔化すように笑ってみる。
直後、答えてくれたのは自分の腹の虫の方であった]
!!
[いつぞやの、年始挨拶の時を思い出す。
兄と並んでいたくなくて庭に逃げ、オヤツの匂いに戻るかどうするか迷っていた時に、この従兄と出会った。
同じように聞かれて、返事をする前にお腹が正直な返事をしてくれたのだった*]
ノアも、子守を手伝いなよ。
[ くすくすと笑いながら、相棒の鱗を撫で、青年はカルモの方へ、遊び相手をお願いするね、という視線を投げた。 ]
さて、食べ物屋台は...
[ やがて、賑やかな方へと歩き出すと、同時、ちらりと視界の端に、虹色の光が過った気がして、振り向いた。 ]
んん?気のせいかな?
― 運動場・カルモside ―
[尻尾や翼を器用に動かして、カルモはじゃれついてくる若い竜をあやしていた。
時折、若竜の相棒が回収しに来て、また別の若竜がやってくる。
そんなループが続いている。
そこに立派に育った騎竜と共にクリフが空から滑り降りてきた>>107]
『クア』
[おやつ、と返す鳴き声だったが、同種たる彼の騎竜にしか分からないもの。
ノアから通訳が入るならクリフにも伝わるだろうが、何やらノアは落ち着かなさそうだ。
ピコピコと、カルモの尻尾の先がノアに向かって動く。
立派に成長したとはいえ、カルモにとって学校にいる騎竜はまだまだ若い部類だった。
クリフからの視線>>118には、また『クア』と鳴く。
諾の声を上げたのは、ノアを置いていく様子から、預けられたと察知したため*]
はっ。なるほど……。
[昨日よりも強く。
その言葉は父の微かな痕跡を辿っているだけの自分にも強く響いた]
やっ――やってみます!
私も自分の限界の先を見てみたい……!
[その時には大分同好会の熱にあてられていたか。
思わず瞳を輝かせながら、バルタザールの誘いに乗っていた*]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
「今年入ったメンバーで菓子作りが得意な奴がいて。」
「味は保証します!」
[>>111生徒達はわいわいと教官に話しかける。
剣術を好む者が集まる同好会故に、双剣を扱うローランドの事を慕っていた。]
はい、是非。
[彼の相棒にも感想を、と言われれば、青年は仄かに笑みを浮かべて肯いた。]
[>>112何事も地道に。
自分に合ったやり方、をという言葉にはっとした。
今の言葉の向けられた先は自身だと感じる。
孵化する前から面倒を見てきた故に、間違いなく情はある。
自分なりに原因を分析し、仲を深めようとなるべく共に過ごすようにもしてきたが、成果は上がらず。
悩みを教官に相談をした事はなかった。
けれど、青年と騎竜の様子を見ている教官の目は誤魔化せる筈がないのだ。
視線を真直ぐに教官に向ける。]
[ちらりと肩越しに群青色の竜に視線を送る。
どうかしたのか、と青褐色の瞳を向ける竜に仄かな笑みを向けた。]
はい、ありがとうございます。
[向き直って頷く青年の顔からは、気負いは消えていただろう。
これから先も迷うかもしれないが、教官の言葉を胸に刻んで頑張ろうと。*]
― 中庭 ―
[わたわたする様子はどこか微笑ましいもの。
それに柔らかな笑みが浮かんだのは無意識の事]
ああ……確かに、一部の熱気はすごいですからねぇ。
[熱気に負けて、という言葉>>108にちょっととおいめ。
まあ、色々と思う所はあるんです。
というのは横に置いといて]
でも、座ったままじゃ勿体ないですよ。
静かに見れるもの……竜の氷像なんかもありますから、ゆっくりでも見て回るといいんじゃないかな。
[そんな風に勧めつつ。
籠を揺らしながらの言葉>>117に、とりあえず返そうとした……のだが]
…………。
[遠いいつかを思わせる状況に、言おうとした言葉は途切れる。
代わりに口から出たのは]
少し、熱量摂っておくといいよ。
そのままだと、本当に動けなくなるから。
[微かに笑みの気配を帯びた言葉。
ローブのポケットに手を入れて、引っ張り出すのは小さな布の包み。
色とりどりの飴玉が入ったそれの口を開いて差し出す。
余談ながら、思い出されている過去にも全く同じことをしていたりする。
気分転換のための小さなお菓子を持ち歩くのは、子供の頃からの習慣のようなもの。*]
[ きょろきょろした視界に、盛り上がるステージ前でなんだかきらきら振り回される光の棒が目に入る。 ]
あの光、とも、違ったような?
ていうか、妙に迫力あるな。
あ、バルタザールが混ざってるのか。
[ 不思議な精霊術を使う上に、なんだか面白い同好会を立ち上げた男は、学科違いでも名を知る、ある意味有名人だった。 ]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[何だかんだで生徒達は自分を慕ってくれているらしい。
何となく雰囲気>>122で伝わってくるそれに、ローランドは心のどこかで嬉しく思っていた。
精霊師の相棒に見られていたら、後で揶揄われるだろうな、なんて思う。
味について力説する言葉には、「分かった分かった」なんて言って笑った]
[ミヒャエルへと向けた言葉は彼にきちんと届いた>>123>>124ようだ。
表情を見遣れば、先程とは変わり、すっきりしたような面持ちをしている]
うん、いい顔になった。
じゃあ僕はそろそろ戻るよ。
カルモが首を長くして待っているだろうからね。
[これなら大丈夫かな、と心の裡で呟いて、ローランドは調達した鈴カステラを手に屋台から離れていった*]
[ちなみに、ついついとおいめをしたくなるのは。
先に触れた熱気の一画と言うか中核な生徒のための特別カリキュラムが招いた誤解>>101に起因する。
……ぶっちゃけ、あのカリキュラムの直接的な発案者は自分ではなく相棒たる騎竜師学科教官ノトカー・ラヴェンデルだったりするのだが、そこはどういうわけか上手く伝わらず。
顧問に、という嘆願は既に別の同好会を預かっているから、という理由で逃げ回りつつ、なんとか相棒に押し付けるための算段をしている、というのが現状だったりした。*]
[卵に抱きついたまま目が覚めて、自分がしたことの危険性を教えられると顔面蒼白になった。
自分の命の危機よりも、卵への悪影響が怖くてパニックに陥り、落ち着くまで少し時間がかかったり。
あの時はそれを望まれているように感じたはずだが、どうしてかの説明は一切出来ず。何がどうなっているのかは、教官達にも分からなかったようだ>>90]
私、どうしたら。
[転向することになってからは、以前より必死に勉強して訓練にも励むようになった。
助けてくれる人もいる>>113のでなんとかついていける、といった状況だが。
特に体力面では、筋トレ同好会に顔を出せるレベルにはまだまだ遠そう、だった]
[ 熱気溢れるステージから、微妙に距離を取りながら、屋台の方へと歩いていけば、やがてローランドの姿を見つける。>>129 ]
ローランド教官!
[ ぱっと笑顔になって駆け寄りながら、その手にある包みへと視線を向ける。 ]
それ、カルモのおやつですか?どこで買ったんです?
[ 恩師と慕う相手に対して、礼は崩していないながら、あまり遠慮した様子もないのはいつもの事だ。* ]
─ 中庭・特設ステージ ─
[親子のやり取りに慣れてるだけじゃなく
歓喜しているファンまでいる>>78とは流石に思いもよらないけれど。
そろそろちょっときついかもしれないぶりっこポーズに
ひゃあああ、と叫んでくれる声があることはよく知っていた。
一番古い記憶は辺境のお祭りで歌と踊りを披露した後。
辺境伯の令嬢は大人しい方だから、と聞いていたから
おしゃべりとかはできないかな、と思いつつ挨拶に赴いて。
予想通りおしゃべりは出来なかったのだが
令嬢の様子が予想の範疇外だった]
『ふわぁあ……わざわざ私めにお声がけをぉ…!』
[私よりちょっと小さな女の子から、
私と同年代だろう男の子の背に隠れながら
ちらちら、というには熱すぎる眼差しで見つめられて。
そんな彼女の様子に呆気にとられながら挨拶をしたのが
私のファン一号とのファーストコンタクト。
あの時は、これから先も応援してくれるかな、とは思ったけれど
まさか、同じ学び舎で一緒に学ぶことになるとは思わなかったものだ]
[ペスカと一緒、ではあるけれど今までとはまったくの畑違いの場。
右も左もわからない場所で知っている顔が見えて。
一人じゃなかったという安心感から気軽に声をかけたのだが
とっても逃げ腰低姿勢な彼女の反応>>79に気が付いてしまったのだ。
ここに学びに来ている以上立場は同じ学生だけど。
彼女は、ここでもファンとして接してくれているのだと。
舞台に上がっていなくても、距離を保とうとしてくれてるのだと。
ほかにも色々と理由はあるかもしれないけれど、
ファンが望んでいる距離感を、私も守りたいって思ったから
舞台に上がっている時と同じように振る舞うことに決めた。
だから今初めて素を見たという学友もいるのは仕方ないことだ>>75]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新