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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
天上の苗床は、穏やかな陽光に包まれ、常に吹く風は柔らかなそよ風のみ、故にそこに育つ花苗は、冷たき風も闇夜の恐ろしさも知る事はない。
その穏やかな時の中、数千年を眠りの内に過ごす花苗がひとつ。
ある時、天の陽気が一際強く花苗に届き、長き眠りの終わりを促した。
ゆるりと目覚めの前の伸びをするように、花が蕾をもたげた、その、刹那
村の設定が変更されました。
****************
天地を治める天帝の座す天上宮。
その宮の花園には、常時、美しくまた珍しい天の花々が咲き乱れ、その香りの途切れる事は無い。
その花園に献上される花苗は、花仙と花守人によって天上宮に程近い清らかな苗床で育てられていたが、ある日、その苗床から天帝にひとつの奏上が為された。
「天星仙花に開花の兆し有り」
かくて、数千年に一度しか咲かぬ吉兆の花の開花に合わせ、祝宴と祭儀を執り行うとの報せが天上宮より四神四瑞を含む神仙の元へと届けられ、天の都は久方の祝祭の華やぎに包まれる。
しかし......
2人目、玄武神 リエヴル が参加しました。
玄武神 リエヴルは、瘴狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[天帝の招きに応じ、天上宮へと参じた玄武神は、腰を落ち着ける暇もなく天帝の座所へと呼び出され、意外な事実を知らされた。曰く、数刻前、天の苗床に、怪しい暴風が吹き荒れ、天星仙花の苗がその風に攫われ消えたという]
確かに、偶然とは思えぬ凶事ですが、何故、私に?
[問うのは、冬の神であり、不動の守護たる玄武神は、花の捜索には不向きであろうとの自覚がある故だったが]
『仙花は地上に落ちたとの八卦が出た』
『地上にて天の花が開花すれば、その香に人心は乱され、地に騒乱を招く事となろう』
[返された天帝の言葉に、僅かに眉根を寄せる]
...成る程、陽気を司る神仙が地に降りれば、開花が早まる...と、いうことですか。
[例えば陽気の極みである朱雀神、或いは花開く春の神でもある蒼龍神...彼らではなく、玄武神でなくてはならぬ理由はそこにあるのか、と]
『然り。それに地上の様子に詳しい者は、天に多くは無い』
[それもまた事実だ。地に降りて再び戻る事、それ自体にも、それなりの力を要し、長く地上に留まる神仙は、さらに稀。元より、地への転生を繰り返す玄武神こそが適任、と、告げられれば、漸くにして納得に至る]
御意...。
[確かに承ったと頭を下げた玄武神に頷き返し、天帝は言葉を継いだ]
『そなたのみでは、速やかな探索は成るまい。幸い天上宮には、祝祭のために力有る者が集っている。幾人か連れて参るが良かろう』
...お心遣い、痛み入ります。
[僅か、苦笑めいた表情が過ぎるのは、先に地上に転生した際、限界を超える程の力を妖魔討伐に使い果たし帰天したことを、暗に天帝に戒められていると感じ取ったため。
仙花の探索という、どちらかといえば大人しい任に、対極ほどの無茶はせぬ、と、ここで申し立てた所で意味はなかろうと、素直に受け入れて、謁見の場を辞する]
[やがて、天上宮に集った神仙とその眷属に、玄武神の指揮に従い、地上に落ちた仙花の苗を探索する任に就くものを募る伝令が巡る。
地上への探索行に志願する者あれば、翌朝、日の出と共に、天上宮の城門前へ向かうべし、と**]
蒼龍神 ジークムント が見物人として参加しました。
蒼龍神 ジークムントは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
[花の香漂う天上宮。
東方の領地より祝宴と祭儀のために参じた蒼龍は、天上宮の花園にてその一報を聞いた]
そうか……偶然とは思えぬが、仮にそうだとしても捨て置けぬ話だね。
[花の苗となれば気を辿るならば蒼龍が適任ではある。
だが捜索の任が自分ではなく朋友へと下された理由>>3には合点がいっていた]
玄武ならば地上にも慣れている。
任せておけば大事には至るまい。
[無論、天上で出来る支えはする心算でいる。
そのよに動くであろうことも、玄武ならば気付いていよう**]
/*
はい、と言うわけで参上仕った。
本当なら本参加もしたいのだけど、予定が重なってしまってね…。
顔出し出来る時で良いからと言ってくれたので天上でわいわいさせてもらうことにするよ。
と言うわけで玄武は何か振っといてくれ(ここじゃ届かない
朱雀神 ギィ が見物人として参加しました。
朱雀神 ギィは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
……やれ。
祝祭前の掃除は無事に済んだと思っていたのだがな。
[祝祭に合わせるように帰還した所に齎されたのは、天より零れた仙花探索の報]
指揮を執るのは玄の、か。
……確かに、私や蒼のでは差支えもする、か。
[呟きと共に零れ落ちるのは嘆息。
無論、主な理由は仙花の階下への危惧なのだろうが。
祝祭前に四罪、四凶と呼ばれるものたちの痕跡を辿り、妖魔討伐に赴いていた己を天上宮に繋ぎ止める意図もあろう事は察しが付く]
元より、荒事絡まぬならば私が出る必要も無き事。
それに……。
[小さく呟き、ふと、視線を空に転ずる。
瞳に宿るのは、思案の色]
……地上に降りる、か。
なれば、いとし子を向かわせるか。
玄のも、否やは言うまい。
[己が眷属にしていとし子たる者を地上へ向かう任へと就ける。
そこにある意図は、恐らく言わずとも察しが付くだろう、と思うが故に。
ゆるり、意識を向けるのは、共に帰還した己が眷属。**]
3人目、神将 レト が参加しました。
神将 レトは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮 ―
大将ー、お花さん捜索隊はいいんですけど、連れてくのは志願者だけなんですか?
[常日頃、天界のあちこちに妖魔の気配を追っている、未だ「新参」の自覚が抜けぬ神将は、珍しくもこの度は、玄武神の正規の供として天上宮に同行していた。
過日、朱雀神に率いられて妖魔討伐に向かった折の仲間や友に再会出来るかとの期待と、普段は近く事もない、朱雀神そのひとへの挨拶と、その他諸々、彼なりの目算や計画もあったのだが、それは一陣の邪風によって頓挫した形だ。
とはいえ、神将たる身に、天帝よりの命以上の優先事はあるはずもなく、主人たる玄武神に従うのも当然の道理だ。そこに否やは無かったが]
もしかしなくても、うっかり人が集まらなかったら、俺だけ連れて行こうとか思って......
[言いかけた言葉は、振り向いて口の端上げた玄武神の、その視線だけで封殺された]
...ま、いーですけど。
[はあ、と溜息混じりに肩を竦める。この主は、こういう神だ。それはとうに知っている。しかしそれを知る者は彼だけではないのもまた事実。それに本当に志願者が一人も居ない、とは、恐らく玄武神も考えてはいまい]
(地上、かあ...)
[己が生まれ、育った場所。そこを離れ天界へと引き上げられた経緯を思えば、思い出の地と呼ぶには余りに苦い記憶の残る場所ではあったが...懐かしくない、と言えば嘘になる。
もっとも、人としての彼が、そこに生きたのは、千年程も昔の話。
人から妖魔に変じ、玄武神の転生たる将に討ち取られた半妖の存在など、伝奇としてすら残ってはいないだろう**]
/*
今更気づいたけど、前回、前々回と、玄武とレトのIDころころ変わってるという事実。まあ仕方ないか。
さて、最終入村予定の妖魔の設定は、どうするかなあ...語り手アイコンにするか、PC充てるかすらまだ未定という...
まあ、開始までに考えよう、うん。
従者 ノトカー が見物人として参加しました。
従者 ノトカーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮 ―
[久方振りに訪れた天上宮は、祝宴の空気に沸いていた]
なんだか懐かしいですね……この雰囲気も。
[かつての祝祭――百年に一度の大祭の日を思い出す。
あの日の自身の心持ちは、祭りの華やぎとは遠く離れた所にあったのだけれど。
今回はそういった意味での気負いはなく、浮かれた空気にもありのまま向き合えていた]
[しかし、それ以上に――]
4人目、霊亀眷属 クリフ が参加しました。
霊亀眷属 クリフは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
はいはい。ここに来たのは祭儀のためでもあるんですから、忘れないでくださいね。
[釘刺すような口調で言い、溜息をつく]
しかし、まあ、それ以外は――
少しばかり羽目を外すくらいは、許しましょう。
[言いながら苦笑交じりに、従者は年若い主へ視線を向けた]
このところ、少しばかりお堅い儀式が続いてはいましたからね。
よっしゃ! そうこなくっちゃな!!
[無邪気に喜ぶこの少年。
外見にはまだ幼さが残り、実際、一族の歴史においても異例の若さではあるが――]
[霊亀眷属当主である**]
/*
久々だ――――!!
レトが居るなら絶対こいつで参戦しないとってなったよね。
しかし、一応復習したとはいえ、ちゃんと演じられるか不安ではある。
2IDも久々だし……。
/*
経歴欄に書くことが思いつかない……。
てか、他所は神様クラスが出て来てるのにうちんとこ眷属クラスしかいないじゃん!
5人目、朱雀のいとし子 カスパル が参加しました。
朱雀のいとし子 カスパルは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
……おっと。
[不意に響いた音色、それと共に伝わって来た声。
それに、いとし子と称される朱雀の眷属は一つ瞬いて歩みを止めた]
朱雀様?
……迷い仙花の捜索隊に……?
そうだ。
……玄のが降りるのであれば、私は天帝の許に控えねばならぬ。
故に、お前に行ってもらいたい。
[戸惑い帯びて響く声、それに返す声音は軽やかなもの]
お前であれば、勝手知ったる場所もあろう。
……行っておいで。
……御意。
主命、しかと承りました。
[短い応えに返るのは、満足そうな響きの鈴の音。
それに、いとし子は小さく息を吐き]
まったく。
……我が主は、これだから。
[次いで、零れ落ちたのはぼやくような声、ひとつ]
ま、そういう事ならのんびりはしておれんな。
……市場への顔出し、早めに済ませておかんと。
[元より、主と離れて歩いていたのはそのためだった。
祝祭の賑わいを直に感じるの好むのは昔から。
地上へ向かうとなれば多くは回れないな、などと悠長に思いつつ、歩みが向かうは祭りの賑わい。*]
/*
わーい、戦友だー(しっぽぶんぶん)
そうか、もう後を継いだんだねえ。
霊亀神はノトカーから離れて地の護りに戻った感じかな?
[しかし、そこに齎される報せ]
はっ。
地上に……ですか?
[地上に落ちた仙花の探索。
それの志願者を募っているのだと、伝令は霊亀眷属とその従者に告げた。
浮かれている場合ではない大事ではあるが――常ならば当主を戒めることも多い従者が、この時は窺うように新任当主の顔を見た]
どうしますか。
天帝、そして玄武様よりの命。
ではありますが――ここは私が探索隊に加わる、という形でも構いませんよ。
[天を護る役目も必要であろうから――とは、口実。
本音では、祭りを楽しみにしていたであろう若き当主を、天界に留まらせようという気遣いからの提案であった]
[慣れない儀式の連続と、当主就任に伴う重圧。
そうしたものから一時でも解き放たれるのに、此度の祝宴は適任と考えていたのだが]
いーや、オレが行くよ。
[以外にも迷いない声で、答えが返された。
驚いた様子の従者へ、若き当主はニッと笑いかける]
だって、玄武様の呼び掛けなんだろ?
前にいろいろ世話になったって――まあ、それもあるんだけどさ。
会いたいやつがいるんだよね。
[彼の者が此度の玄武神の供をしているかは定かではなかったが。
天上宮に四神四瑞が集うと聞いた時から、もしかしたらという期待はあった]
まーいろいろ、報告しなきゃいけないことだってあるわけだし。
こういう時に引っ込んでて後から言うのも、なんか違うだろ。
……その通りですが。
[従者の反応はやや遅れる。
感心、を通り越してやや驚愕したような間]
まさかそこまで真っ当な理由が貴方の口から出て来るとは。
さすがに驚きました。
なんだよ、失礼な!
ノトカーこそオレのこと子供扱いしすぎなんだっての!
[初陣を踏んだ頃からあまり成長の見られない、幼く見られがちな外見は密かな悩みである――のは、余談として]
それに、花が咲いたっていうお祭りなんだから、花を見つけて帰ってきたら祭りが終わってた、なんてことはないはずだしな。
[祝祭を楽しむ意志もきっちり見せる辺りは、やはり年相応であった*]
/*
あれ? クリフ元から意外と硬めの口調で喋ることもあるな?
(←もう一回読み返してきた)
あんまり子供っぽさ出さなくても大丈夫か。
……中の人の手癖はともかくとして。
― 天上宮・城下 ―
[志願者が集う刻限は翌朝。
それまでは祭りを楽しんでも良いとノトカーの許しを得て、城下の賑わいへ足を踏み入れた。
祭りの出店や、天界中から集ったかのような市の品々に瞳を輝かせたりして、あちこちを巡る。
財布には限りがあるが、それでも見ているだけでも十分といえるほど、この場には様々なものが溢れていた]
[そんな中、視線が見覚えのある朱色に留まる>>19]
あれは……?
[かつてこの地を訪れた時に言葉交わした人物と、その姿はよく似て見えた。
美しい天上宮の光景と共に、次代の守護者となる自分を後押ししてくれた言葉。
その記憶を蘇らせながら、足をそちらへと向けた*]
玄武神妃 ローズマリー が見物人として参加しました。
玄武神妃 ローズマリーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮 ―
…結構久しぶり、かしら。
[そう一人ごちながら辺りを見回すと、近く控える祝宴と祭儀の準備に賑わう様子が目に入る。
己が孔雀を務めた先の大祭にも似た光景に懐かしさを感じつつ、来られて良かったという思いに瞼を伏せた]
[>>#3>>#4その報せを受けたのは、夫と共に『庭』に行こうとした矢先のことだった]
…まぁ、天星仙花が…
[数千年に一度の吉兆は妻たる己だけでなく、傍に控える眷属の目も輝かせるものだった。
それに合わせて祝宴と祭事が執り行われるとなれば、四神の一たる夫は参じるが当然で]
…あの、リエヴル様。
此度は私もお連れ頂けませんでしょうか。
[夫が宮へ向かう際は留守を預かることも多いのだが、この時ばかりは自分も行きたいという我儘が抑えられなかった]
[最も、それを抑えられなかったのは己だけでなく夫の眷属も同じで。
二人からの我儘に夫が何を思ったかは分からない、けれど返されたのは了だったから]
ありがとうございます、我が君。
[眷属と二人、楽しみねと微笑みながら夫に礼を言ったのは記憶にもまだ新しいこと]
― 天上宮 ―
[そんな経緯で相成った此度の来訪だが、夫は着くなり帝に呼ばれて座している。
話が終われば戻って来られるだろうと、近くの長椅子に座って待っているのだが]
…また何事が起きたのかしら。
[何か、ではなく既に起きているのだろうという前提の呟きは、共に控えていた夫の眷属にも届くものだった]
6人目、玄武の冬花 イングリッド が参加しました。
玄武の冬花 イングリッドは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮 ―
[傍らの呟きは、案じる想いが込もったもの。
己が主でもある玄武神に帝の声がかかるのは、天上を揺るがしかねない事案も少なくない。
妻として夫を想う気持ちも、天に住まう者全てを案じる想いもその中に込められていると分かるから]
大丈夫ですよ、姫様。
何か起きてたとしたって、主様にはうちらが付いてますし。
姫様も一緒に居てる主様に敵なんか居ませんから。
[少しでも不安を軽く出来る様にと、明るく笑えば主の妻たる彼女も仄かに赤らんだ頬にくすりと笑みを返されて。
そうしている内に己が主が直接か、もしくは使いの者から何が起きているかの報せが伝えられた]
― 天上宮・城下 ―
やあ、今回もいい出来みたいだな。
……うん、先代殿を追い越すのも、そう遠くないよ、これなら。
[光を弾いて煌めく飴細工の並んだ屋台の前、まだ若そうな店主に向けるのは穏やかな笑み]
いや、先代殿の真似をする必要はないよ。
君の細工は君にしかできない良さがあるからね.
[技術不足かと嘆く店主にそんな言葉を投げかけて。
色鮮やかな細工をのんびりと検分していると、ふと、覚えのある気配を感じて]
……おっと。
[振り返った先に見えた姿>>26もまた、覚えあるもので。
自然、口の端に浮かぶのは、笑み]
やあ、お久しぶり……かな。
[向ける言葉が軽いものなのは、ここが公式の場ではないから。
元より、自然体が基本というのもあるのだが。*]
苗が地上に…って、大ごとやないですか。
[>>2伝えられたそれに目を丸くするも、続いた言葉に表情を改める。
>>4地上に降りての探索と聞けば、傍らの神妃に一度視線を向けて]
姫様。
[この呼びかけだけで、主の妻は察したとばかり頷きを返された**]
えーっと、四神四瑞の眷属は、それぞれ八方の部屋割、だったよな…あー、でも、街に出てるかも。
[ 天帝との謁見の後、明朝までは供の用は無い、と半分追い払われるような形で、玄武神の側を離れた。
…それは、恐らく、時間のある内に、会いたい者の顔だけでも見ておけ、という、主なりの優しさ…だと、思う、事にして、天上宮の探索と相成ったのだが ]
…に、しても、前はあんまり良く見る暇なかったけど、広い上にややこしいな、天上宮ってやつは。
[ 方向を見誤る程、抜けてはいないから、迷子にこそなってはいなかったが、当ても無く、人を探すのは結構難儀だ ]
んー、気を辿れば、なんとか…なる、かな?
[ 探すのは、先に世話をかけた朱雀神、青龍神、そしてもう一人… ]
(…当主継いだって話だから、きっと来てる筈)
[ 戦友、と、互いを呼んだ無二の友に、祝いの一つも告げたいと、それは密かに、けれど大切に抱いている願いだった* ]
― 天上宮・城下 ―
[呼びかけに背筋伸ばす姿に目を細めたのは、ほんの僅かな時間。
主が楽し気に褒めてたっけなあ、なんて思考は隅に追いやって]
ん、いや、俺は朱雀様のお供で、討伐から戻った所だよ。
そのまま祝祭に、って予定だったんだが、色々と慌ただしくなったからね。
今の内に、少しでも祭りを楽しんでおくかな、と思った所さ。
[問い>>37に答える口調はさらりと軽く。
それから、伺うような視線に僅かに声を潜めて]
……その様子だと。
君も、俺と同じく……かな?
[問い返しつつ、こて、と首を傾いで見せた。*]
― 天上宮 ―
待たせたな。
[ 供の神将を追い払った(?)後、玄武神が、まず向かったのは、到着して間も無く置き去りにするを余儀なくされた妻の元>>30 ]
…せっかくの祝祭、其方達も心置きなく楽しめればと思ったのだが、どうやら主役が不在らしい。
[ すでに、何事か起きたとは察していた風の、神妃と眷属に向けて、この神にしては、どこか軽い口調でそう告げる。
事の詳細を語れば、そうそう軽い話ではないとは、知れただろうが ]
私は些か地上に詳しい故、探索の指揮を執れとの天帝の勅命を賜った。
[ 故に、暫し天を離れると伝えても、神妃たる覚悟を忘れぬ妻は不安も寂しさも表情に乗せはしなかったが ]
村の設定が変更されました。
じゃあカスパルさんも――
あ、いや、お疲れの中大変ですよ、ね……。
[僅かに期待を込めた呟きを零し掛けたが、討伐を終えたばかりとの言葉を思い出し言い直す。
とはいえ彼と共に征くことを楽しみにするような、些か不謹慎な感情は漏れていたかもしれない*]
― 天上宮 ―
[こちらの不安に気付いたのだろう、供を務める夫の眷属の軽口めいた言葉は心を軽くしてくれた。
ただ、同時に気恥ずかしさも覚えるものだったから自然頬は赤くなり]
…もう、冬花まで白亜みたいな事言って。
[苦笑めいたそれを零した所で、待ち人の姿がこちらに近付いてくるのが見止められた]
― 天上宮・城下 ―
ま、いつもの事だよ。
我が主は、飛ぶと決めたらどこへでも行かれてしまうからね。
[労いの一礼>>41に、こちらも礼で返した後、冗談めかした口調で言ってゆるく肩を竦める。
潜めた問いへ頷きを返され、やっぱりか、と思いつつ。
零れた呟きと、言い直すような物言い。
それに、ひとつ、瞬いた]
……ああ、今回の勤めには、主に変わって俺が行く事になってる。
[言葉と共に向けるのは楽し気な笑み]
主を休ませるにはいい機会だし……俺も、地上には少なからぬ縁があるんでね。
君も一緒に行くなら、心強いな。
[言いながら、まあ、あの方は休みゃしないだろうけど、とも思いはすれど。
当然の如く、それは表に出てこない。*]
― 天上宮 ―
いいえ、冬花と共に在りましたので然程でも。
[>>39待たせたという声に頭を振って夫を迎える笑みを返す。
続けられた報せには、やはり何事かが起きていた事を教えられて]
…地上に、ですか。
[探索の指揮を執るという夫の言葉に、傍らの眷属へと視線を向ければ真っすぐな視線を返された]
分かってます、冬花。
[呼掛けに頷きを返した後、夫に視線を向けると微かな苦笑が見受けられて。
こちらも苦笑を浮かべるも、それは一瞬に隠した後]
冬花もですが、レトもリエヴル様も無理はなさらないで下さいませ。
私はこちらから、皆が息災で戻られる様祈りお待ちしております。
[夫の手を取って頬に当てると、案じ過ぎぬようにと微笑んだ**]
そうですか。
主を休ませるため……。
[彼ららしい口実につい笑みを零す。
カスパルが表に出さない実際の所までは、察するに至らなかったけれど]
はい。オレもカスパルさんが来てくれるなら、心強いって思って。
地上に下りるのは初めてのことだし――
[と、言い掛けたところではた、と]
カスパルさん、地上のことを知ってるんですか?
[実際の言い回しとは含みが違ったが、「縁がある」との言葉に興味を惹かれたように聞き返した**]
― 天上宮 ―
[その傍ら、>>40主から釘を刺された眷属は微笑ではなく破顔して]
だーいじょうぶですって!
それにほら、うちだって元は地上のもんですし。
地に根張ってたもん同士気配とか辿れる可能性もあるかもしれませんやん?
[気楽さを隠しもせず言い切れば、主にも同行の決意の程は伝わるだろうか**]
/*
にゃふーん。
玄武夫妻のいちゃつきには慣れっこだろうと思うのでこんな感じになったのだったw
ほんとはバルタん動かそうかとも思ったんだけど祝祭事に孔雀の側から離れるとか無いだろなーで却下なのだった。
3ID使う余裕もないからねぇ…でもバルタんもレトとクリフには会いたいだろうからエピででも動かせたら良いなー。
― 天上宮・城下 ―
[慌てて口を噤む様子>>48に、零れるのは楽し気な笑み。
そういう印象を持たれるのが常とわかっているから、特に気にする事はない。
常に先陣を切って飛ぶという事、それに込められた主の想いは軽々しく漏らすものではない、と知るから何か言う事もなく]
休めと言って休んでくださる方じゃないからね。
自然と休める状況を作るのが、俺たちにできる最善なんだよ。
[それは自分も思われていたりするのだが、それはそれとして]
そう、か。
まあ、中々降りる機会もないからね、あちらは。
[地上に降りるのは初めて、という言葉。>>49
彼に限らず、そういった者の方が多いのは理解しているからそう言って。
向けられた問いに、ひとつ、瞬いた]
ああ……幾度か、降りた事もある。
と言っても、まだほんの子供の頃の事だけどね。
あの頃とはだいぶ変わっちまってるだろうけど……全く知らない場所じゃない分、気は楽かな。
[地上との縁、その全ては往来で語れるものではないから、一部を告げるに留めておいて]
ま、それはそれとして、だ。
そういう事なら、今の内に楽しめる所は楽しんでおくべき、かな!
……というわけで、遠出に持っていけるような菓子を見て回るつもりなんだけど、君はどうする?
[笑いながら問いかける口調と表情は、城下の祭りで名物扱いされる常連としてのものに変わっていた。**]
7人目、当代応龍 ラートリー が参加しました。
当代応龍 ラートリーは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮・応龍執務室 ―
やれ、間の悪いこと。
もう一巡り早くに起きていたなら、私がそのまま地上に残り、玄武殿の手を煩わせず済んだかもしれぬというのに。
[気だるげに筆を走らせ、バサリと退ける。
手伝っていた眷族は、やれやれと首を振った。そも、宴で呼ばれれば一巡り前でも戻ってきていただろうと]
それはそうかもしれないけれど。
今ほど動けなくはなかったはずだよ。
せめて君を手伝いに向かわせることくらいは出来たろう、とかもね。はぁ。
[手を止めたまま、ため息ひとつ。
実のところ、ぼやく一番の原因は理由関係なく自分が行かれないせいだが。
最前の地上では然程の働きを要する事案は無かっただけに、動き足りていない気分、というか]
…そんな目をしなくても、このまま仕事を放り出したりはしないから。
後での祭りを楽しむにも、後顧之憂は絶っておくに越したことはない。
[止まったままの手に軽くジト目を向けられ、肩を竦めて反論する。
心の中だけで、まだしばらくは余裕がありそうだし、と付け足しているのも事実だが。
最終的に何をどう優先させる気なのかは、まだ誰も知らぬこと]
さて、もう少し頑張るとしようか。
そういえば雫姫もいらっしゃっているとのこと。久方ぶりのご挨拶にも伺いたいしねぇ。
[フ、と微笑み、次の資料を手に取る。
今暫くは先代の頃と同じような流れが、この部屋を満たすようだ**]
/*
クリフが当主になっている…!
そして玄武が幸せそうで何よりだw
すっかり寝てしまってこんな時間に起きたので、その確認だけしてまた寝ます…w
当代応龍 ラートリー が村を出ました。
当代応龍 ラートリー が見物人として参加しました。
当代応龍 ラートリーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
[沈黙の内に執務をこなす姿勢は先代に似て。
時折掠める表情は初代のそれを思い出させるかのよう。
それらも含めて三代目らしさと感じられるようになるまでは、まだ暫しの時間が必要であろう]
― 天上宮・城下 ―
[輝く瞳>>60に、こんな所はまだ無邪気なのかな、なんて思ったのは一瞬。
頼もし気な視線はほんの少し、面映ゆくも思ったりしたけれど]
ん、じゃあ行くとするか。
手頃な大きさで味のいい飴玉を売る屋台が、祭りの時には必ず出てくるんだ。
[お菓子に興味を示す様子>>61、その明るさが生み出すものに僅かに目を細めつつ、お勧めの屋台を幾つか廻る。
携帯用のものの他にも、祭りならではのものも幾つか廻ったのは、少しでも楽しめるように、という気持ちから]
さて、それじゃあ俺は顔出ししないとまずい所があるんで、宮に戻るよ。
[祭りの賑わいに飲まれそうにはなるものの、そればかりというわけには行かないのも事実。
一通りお勧めを巡った後、やるべき事があるから、と]
じゃ、また、明朝に、な。
[出発までの別れを告げて、向かうのは領主としての事務仕事。*]
[ 天上宮の探索を初めてからしばらくの後、最初に行き着いたのは、天上において、最も強い陽気と火気を身に宿らせた神……ある意味、陰気に偏る半妖としてのレトにとっては、最も恐ろしい神であり、故にこそ、惹かれて止まない相手でもある ]
朱雀様。
[ 身内にある恐れはしかし、表には見せず、真っ直ぐに朱雀神に歩み寄り一礼する ]
先だっては、お世話になりました。同行させていただいたおかげで、俺も色々と学ばせて頂きました。
心より御礼申します。
[ 過日の妖魔退治では、天上宮に戻った後、朱雀神と玄武神は互いに同じ場に居合わすを避けていた。それは、互いの役目のために、双極たる二神が顔を合わせれば力の均衡が危うくなるという配慮のためだったが、そのとばっちりを受ける形で、レト自身、朱雀神への挨拶をせぬまま帰還することとなってしまっていたのだ ]
…で、あの、今回俺も大将に付いて地上に降りることになったんですけど、ひとつ御報告が。
[ 襟を正した礼の後、少しばかり口調が砕けたのは、朱雀神が基本的に形式ばった遣り取りを好まない神だと認識しているため ]
仙花の苗床に吹いたっていう怪しい暴風ですが、調べてみると、都の外れで、大きな鳥の影を見た者がいるようです。雲の上の高さに居たのに、大きいと感じるほどの大物だったとか。
[ いつのまに、そんな調べを済ませたのかと、もし問われれば、それが役目なんで、と、笑みを浮かべてみせるのだが ]
もしも、それが、苗床を襲った風と関わりあるとすれば……「大風」かもしれません。
[ 古来より、暴風によって家や建物を破壊すると知られる妖。天帝の威に守られた都に普段現れることはないはずの妖魔であったが ]
「大風」は、破壊の意志以外の目的を持たぬ妖ですが、それを利用した者が別に在るのかもしれない、と、大将も考えてるみたいで。
だとすれば、襲撃は一度とは限りません。
[ 声を潜めて伝えれば、最早それ以上の言葉は要らぬと、朱雀神には思われようか* ]
7人目、武官 ウルズ が参加しました。
武官 ウルズは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―天上宮・鍛錬場―
[鍛錬場の一角で対峙するのは二人の武官。
一方は男、もう一方は女。
身に着けた防具は簡素なものではあるが、そこには戦場さながらの静かな闘気が満ちていた。
淡藤色の短い髪をした女の、握っている長柄の先端に付いているのは瓜の実のような錘。
身長程もあるそれを振り回す度、風を切る音が鳴って。
中空に煌めく銀の線を描く。]
…そこだ!
[相手の得物は槍。
刺突の軌道を見切れば、それを長柄で弾き、
槍が中空を舞う。
女はそれを見送る事もなく、相手の顔に錘を突き付ける――]
お疲れ様。
[水の入った筒を相手に投げ寄越すと、女も栓を抜いて同じものを呷る。
褐色の肌には汗が浮いて、それを手拭いで拭きながら]
いやぁ、楽しかった。
また相手頼むよっ。
[そろそろ身なりを整えて向かわねば、時間に遅れてしまう。
にこやかに笑うと、女は片手を振ってその場を後にした。*]
―天上宮・武官詰め所―
[現在、天の都では吉兆の花の開花に合わせて祝宴と祭儀が行われる事になり、
その準備が着々と進められる中、都に駐在する武官達は浮きたつ都の巡回警備や、自己の鍛錬に明け暮れていた。
女の身分は天上宮を護る一武官。
各地の討伐に向かう事はあれど、未だ重要な役職には就いていない身。
そんな身で、仙花の苗を探索する任に就くものを募る伝令を上司より伝えられた。
多くの実力者の集う任務に行けば、必ず経験になるだろう、と。]
あ、あたしがですか?
[女の顔には歓喜が浮かぶ。]
――是非!
それでは、失礼致します。
[一礼すると、女は早速準備に取り掛かりに駆けて行った。
上司はそんな女の姿を微笑ましそうに眺めていた。
思い立ったら迅速に。
それは、女の座右の銘だった。*]
/*
取り敢えず、武官という事で。
(色々と迷走した結果)
討伐隊に加わっていたかもしれないのでそんな顔見知り程度の縁故があれば嬉しいかなぁ。
若めの子にしようかとも思ったんだけど、ウルズが目に留まって。
これはもうこのチップにするしかないと思いました。
……報告?
[礼の後、僅かに砕けた口調で告げられた言葉に僅か、首が傾ぐ]
確かに、あり得ぬ事象だとは思っていたが……なるほど、妖の所業、と見れば腑に落ちるな。
[花仙に護られし場所から仙花の苗を浚うなど、自然の風とは思い難かったのだが。
何者かの意思が介入しているというならば、合点も行く]
……わかった。
玄のが降りるならば、天帝の護りは残る我らが務め。
気を向けておくとしよう。
[静かな口調でそう告げた後、ふ、とひとつ息を吐いて]
しかし、短い時間によくぞそこまで調べたものだな?
[情報収集とそこからの分析、決して容易いものではなかろうに、と思いながら問えば、それが役目、と笑みが返る。
それに、なるほど、と呟いた後]
……ああ、そうだ。
此度の降臨、私の名代として我がいとし子……守護者一族が当主、カスパルを向かわせる。
あれは地上に縁ある子、探索の役には立とう。
[ふと、思い出したように、眷属の参加を伝えておいた。*]
/*
ウルズが、蒼さんだろうかね。ご参加ありがとうございます。
女子四人(二人は中の人一緒とはいえ)とか、自分主催の村、初で、は?
/*
薔薇の下国、懐かしい。
恒例の変顔。
お茶目な感じでかわいいです。
部隊長…とか思ったけど、実際には都にはどれだけいるんだろう。
でも部隊長が一人だけ行ってくるというのもなー。
自由な身の方が良いよね。
眷属も考えたけど、空いてる土行…と思うと、眷属の先が火か金に狭まってしまう(特殊設定がいる/考えれてない)ので、敢えてソロで。
女の武官と言うと、フィオンを思い出しますが、
今回は砕けた感じで。
はい、朱雀様にお伝えしておけば大丈夫と大将も、て、ああっと……しまった、これは言うなって言われてたんだった。
[ 天の護りを請け負う朱雀神の力強い言葉に>>73破顔して、うっかりという口調で零した言葉が、本当に「うっかり」だったのかはともかくとして、安堵したのはまぎれもない事実だ ]
カスパル殿がですか、それは心強い限りです。
[ 朱雀のいとし子と呼ばれる当主のことは、玄武神も時折口にしていた。
大体が「あの主に振り回されながら、良く勤めている」という手合いの褒め方だったが、本気でその人柄と実力を買っているのは傍目にも明らかだった ]
この間は別行動でしたから、今度は腕前を見せていただく機会も…と、あんまりそういう機会があるのも考えものですけどね。
[ けら、と笑って冗談めかすが、地上行きが、ただの迷子の花探しだけで終わるとは、実のところ信じてはいなかった ]
/*
金瓜錘は、中国の武器を見て面白そうだなと思ったからです。
殴る武器。
面白い形の武器が沢山ありますね。
次点は硬い鞭でした。太公b…()
光〇版封神演義とか西遊記とか、幻水とか、
土行のイメージ固めるのに久々に技名とか目当てで調べてみたんだけど懐かしいです。懐かし過ぎる。(やってたの何年前かとか考えちゃいけない)
気功術…とか思ったけど強化系くらいかな。
そのレベルなら、皆出来てそう。
天上界で働いているという事は、一応仙人という感じで良い、のかな。
ま、前村の方々のをチラ見してこようか。
内庭の水鏡を地上と繋げる算段だそうですから、地上で何か掴めば、またお知らせします。
[ 何かあれば、水鏡より生じた水の蛇が報せに向かうだろうと、そう伝えて、再び一礼する ]
では、失礼します。次は宴にてお会いしたく。
[ 繰り延べとなった祝宴で、必ず、と、微笑んだ* ]
[破顔しながらもれた言葉には、く、と低い笑い声を落とすのみで何も言う事はなく]
……確かに、そのような機会がある、というのも考え物だが。
あれは、良く舞うぞ。
[冗談かめかした言葉に返すのは、こちらも軽い言葉。
仙花が落ちたとなれば、寄せられるものもいるはず。
荒事が全く必要ないとはこちらも思ってはいなかった]
……わかった、こちらも何かあれば報せよう。
[水鏡の話に頷きを返す。
実際に伝えるのは、他者の役目になるような気がしなくもないが、それはさておいて]
ああ……そうだな。
次は、祝宴にて。
地上の土産話を楽しみにしておく。
[礼に礼を返して告げたのは、自身は地上に降りる事の殆どないが故の、偽りなき思い。*]
8人目、天星仙花 が参加しました。
天星仙花 は、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 柔らかな花弁を固く閉ざし、緑の茎としなやかな葉はくるりと丸まって蕾を包む。
根から滲み出た水気がその上を覆い、水球はやがて凍りついて、うっすらと緑の透ける乳白の氷の珠となる ]
[ 天の花を内に宿した煌めく氷の宝玉が、ころりと、転がり落ちたのは……天の苗床には程遠い、乾いた赤土に覆われた荒地の上 ]
[ 氷は未だ溶けず、固く閉じた蕾も眠ったまま…朝日にきらめく薄緑の珠に、引き寄せられるように一羽の野兎が近づいてくる ]
[ ふんふん、と鼻を寄せて珠の匂いを探る野兎の目前で、ふいに、珠は消え失せ…同時に、茶色かった野兎の毛色が緑がかった乳白色に変わる ]
[ 兎はきょろきょろと物珍し気に辺りを見回すと、跳ね方を忘れたように、のそのそと乾いた土の上を歩き出した** ]
―天上宮・城下―
[非番の女は装備の確認をした後に、
甘味を買い求めに、ふらりと城下へと繰り出す。
青色を基調とした男と変わらぬ身なり。
髪が短い上に背丈もそこそこある為、身体の線に気付かなければ男に見えるだろう。]
あ、おばちゃん。
こんにちは。
干し桃ある?
部屋に置いてあるのが切れちゃって。
おばちゃんのところのが一番美味しいからさっ。
[そう言うと、にぃ、と笑ってみせた。*]
― 天上宮 ―
[北の地ならともかく宮の一角で抱き寄せられれば頬の赤みは増すも、夫に寄り添うに否やは無い。
傍ら、夫の眷属もいつものことと涼しい顔で微笑むだけで気にも留めていないよう。
仮に苦言を言えるとすれば夫と同じ四神位だろうかとは思うが、それはさておき。
>>51妻が夫の笑みに返すのは、頷きと温かな笑み]
ご心配なさらずとも。
そう簡単に萎れる様な花は、この天には御座いません。
[頬に当てたままの手に己の手を重ねると、一度柔らかに目を伏せた後]
それに、此処にいらっしゃる方々は皆、頼もしい方ばかり。
何があろうと、手折られる事も御座いません。
[この宮に置いて天帝を護る為の布陣の盤石さ。
それは夫に輿入れする以前、孔雀として勤めていた自分をも護られていたが故に知っている事実。
この言葉で、夫も先の騒動において交流があった近衛官などを思い浮かべるだろうか]
村の設定が変更されました。
ですから、こちらは御心配なさらずに。
久しくお会いしていない方々にご挨拶でも行って参りますから。
[そう言って浮かぶのは、応龍の当代やら妹の夫君でもある蒼龍神やら。
そういえば妹は一緒に来ているかしら、なんて思考が他所道に逸れた所で夫の視線は自分から眷属へと移っていって]
はぁい、ご期待に沿えるよう頑張りますよー。
姫様にもお土産話たくさん持って帰ってきますからね。
[神妃を抱き寄せたままで主の顔を見せる玄武神は傍目からはツッコミもあったかもしれないが。
見慣れた光景である眷属は、変わらぬ調子で手をひらりと振ってみせた。
伝達が済めば退散するのも、いつもと変わらぬ事だったり**]
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