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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
2人目、【銀羊】アースガルド軍少佐 カシム が参加しました。
【銀羊】アースガルド軍少佐 カシムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
本当は戦いたくなんてない…。
怖い、怖いんだ…。
でも、がんばるよ。
この任務が終わったら、僕は君と…
[似合わない軍服の上から
婚約者のホログラム入りのペンダントを握りしめて
青年は、不吉な囁きを噛み殺す。 ]
宇宙連邦歴 37500年。
―――時は、宇宙開拓 盛んなスペース・フロンティア時代。
数多の異星種たちが、
ファーストコンタクトや血みどろの擾乱の果てに、
宇宙連邦に加盟し、交流している。
地球人類発祥の惑星”マザー・テラ”(地球)からは、遥か遠く―――…。
・
宇宙連邦の中央から幾らか外れた宙域にある
航路の最後の大型中継惑星
”ミゼーア= スロダン・ィ・テ”の
ジャンプ・アウト ポイント座標地点。
そこから、飛び跳ねる子羊のように現れたのは
ころんと可愛らしい楕円球体型の航宙船、”Silver Mary号”。
周囲を取り囲むように、
アースガルド王国の護衛艦や警備艇、偵察機の姿も見える。
一団は、内戦の続くギムレー星域へと向かう。
・
星々の輝く暗闇を軽やかに飛び跳ねる足元で
蠢き嗤う暗い翳にも。
金色の馬の密やかな蹄音にも。
誰かがそっと口遊む黄昏色の謳にも。
憐れな子羊は 未だ気づけぬまま―――…。**
・
【銀羊】アースガルド軍少佐 カシム が村を出ました。
2人目、【銀羊】『キャプテン』 めりー が参加しました。
【銀羊】『キャプテン』 めりーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―― シルバー・メリー号 艦内 ――
[地球からであれ、途中の中継惑星からであれ
シルバー・メリー号のメイン・システム、『キャプテン・メリー』は
いつだって歌い出しそうな陽気な声音で、
乗客や乗員を迎えてくれます。]
”シルバー・メリー号へようこそ メェー !”
”シルバー・メリー号におかえりなさい メェ― !”
[この時代は、体感ホログラムが生活に根付き、
無しでは生きていけないほどの必需技術となっています。
宇宙連邦の加盟星では、
生まれた時に、全ての人がナノ送受信機を体内に摂取済みです。
ですから、もし貴方も
シルバメリー号、通称『銀羊号』に乗ったなら。
実体と見紛う体感ホログラムの
船長服の上着と帽子を身に着けたモフモフの銀毛の羊が
ニコニコと嬉し気に笑うのが視えるでしょう。]
迷子になったら、
コンパニオン・ガイドシステム『ラヴィ』がいます、メェ―!
あやしい人や物を見かけたら、
ガーディアン・システム『スノウ』にご連絡ください メェ―!”
何か分からないことがあれば、
船内パンフレット『wikiwiki』か、乗員にお尋ねくださいメェ―!
[説明を終えたキャプテン・メリーは、船長帽をひょい と脱いで。]
”シルバー・メリー号は、貴方を心から歓迎しますメェー!”
”Bon Voyage!”
[にっこり、とても嬉しそうな笑顔で一礼し。
ふわりと消えるのです。**]
/*
あら、メリーを入れたら、
天声が何もしてないのに、天のお告げから、
風の囁きに…この謎現象、まだ残っているみたい…
【銀羊】『キャプテン』 めりー が村を出ました。
2人目、【海賊】船長 ドロシー が参加しました。
【海賊】船長 ドロシーは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
助けて、ここから連れ出して!
ここは寂しい、お願いだから
この星から連れ出して欲しいの!
[そんな風に前船長であるマーティンに
泣きながら縋り付いたのはもう十年前。
そうして故郷の星、緑豊かな
コラサーヴを抜け出して
前船長に可愛がられて娘として育てられ
その船長が三年前に亡くなり
その後を継ぐ形で
(不満があった仲間もいただろうけれども)
船長として立ち振る舞い、海賊としての日々を
送ってきた自分たち、
ゴールデン・グルトップ号の仲間たち。
娘は彼らを誰より信頼しているはずだった]
[それでもどうしてだろう?
心の中にいつでも寂しさがつきまとう。
私はここだと、心が叫びたがっている。
私を見つけて!
私をひとりにしないで。
私の仲間はどこ?
ツキンツキン、痛むコメカミに思わず眉が寄り
娘は船長室で一人、小さくため息をついた]
……いけない。
これからは大仕事が待ってるってのに。
ラグナロクをアースガルドになんか
渡して溜まるもんですか。
[アースガルドにそれが渡ったら、
都合の悪い存在が皆消されるに決まっている。
反抗勢力も、自分たちの仲間である海賊も。
それならばその前に奪って、自分たちのものに!
解体して売るのも良い、
抑止力として手にしたままでも良い。
少なくともそのまま放置はできないと
その噂の兵器を奪いにきたのだ。
奪えなければ破壊も良い。しかし]
……うう、頭痛薬……。
[ツキン、また痛むコメカミに顔をしかめ
ピルケースから取り出したタブレットを口にし
ガリ、とそれを噛み砕いた]**
3人目、警備員 ディーク が参加しました。
警備員 ディークは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―― メイン・サロン ――
[ 銀羊号中央部、メイン・サロン。
広々と開放感溢れるその空間は、バーやレストラン、ピアノ・スペースやシアタースペースと設備も豊富で、宇宙船の船内でありながら、無機質さを感じさせない内装が設えられている。
展望ラウンジで星々を眺める者、会話を楽しむ者。
そんな人影たちの合間を縫って、一人の青年が駆け込んできた。
無造作に切りそろえた土色の髪は、背中にひとふさ長く伸びていて、よく揺れる狐の尻尾のようだった。
ぶんと腕を振り回せば、手にしていた袋が一回り、ぐるりと大きく弧を描く。]
はー、よく働いたァ。
[ そのようなことを言いながら伸びをして、飲食スペースの片隅に陣取った。
太陽系から遠く離れた宇宙の真っ只中にあって、朝昼夜を図るのは所謂“自然光”ではないけれど、それでも時間の区切りはある。
そして、労働者であるからには、勤務時間とオフの区別もあるわけだ。]
4人目、機関長 テオドール が参加しました。
機関長 テオドールは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― ???? ―
【記録の破損が見られます―――】
[小さな惑星・ソールの小さな国、ソール王国。
ヒトは、それを“小さな太陽の国”と呼ぶ。治める王を“
「テ░▓。テ░█▓░ル?░▓▒▓?プロ▓█░ン・ソール。
今は逃げなさい。お前だけは生きるんだ。
そして、いつか、ここへ帰っておいで。“
[小は大の中へ。
“太陽の護人”は、もうどこにもいない。
あの大きなアースガルド王国が、小さな太陽を手に入れるために、護人を殺してしまった。
もう、誰も知らない。
護人など本当にいたのか?夢であったのでは?御伽噺なのでは?
彼らの印は、もう何処にも遺っていない。失われた人々である――。*]
[ 休憩時間でありながら、身に着けているのは警備員の制服のまま。
制服を着たままオフモードに突入し、メイン・サロンで弁当とは、上官や堅い同僚に見咎められたら小言では済まないだろうが、勤務態度に関していうなら、マイナスの評定は彼にとって問題にはならない。
乗船時のミーティングの最後、スタッフの末席からはーい、と手を挙げて、セーラー帽を被った兎や白猫にきらっきらと輝く視線を向け、『お前ら、もふってもいいかい!?』と元気よく質問した時点で、最初から底をついているはずだから。]
さあて、お楽しみと行きますか。
[ にやりと笑みを浮かべ、袋からがさごそと取り出したのは、乗船時に持ち込んだ手荷物だ。
昔も昔の大昔、遥かなる地球星系人類の母なる星で発明された簡易保存食の復元品。
お湯を注いで三分待つだけ、所謂『インスタントラーメン』である。
なお、容器に描かれたマスコットキャラクター的な何かは、八本の手がにょろにょろとしていて六つの眼がぎょろぎょろしていて、どう見ても地球星系産ではない。
容器の怪しさを気にした様子もなく、温水器からお湯を貰って席に戻り、このために調達してきた砂時計をいそいそとひっくり返す。]
[ 出来上がりを待ちながら、展望ラウンジへと視線を向ける。
ミゼーア= スロダン・ィ・テのジャンプ・アウト地点には、そろそろ到着したころだったか。
それなら、外の景色は是非見たい。
本当はあちらで食事と洒落込みたかったのだが、飲食スペースの区分は守らなければいけないから、また後で見に行こう。
星を見るのは好きだ。
星に向かって進んでゆくのも好きだ。
この船のことも、実に気に入っている。
暗く凍てついた闇の中、煌めく星々の合間を滑るように駆け行く銀の船をどのような言葉で例えたものか、詩心のない彼にはよく分からないけれど、“行く”ものはすべて好ましい。
少なくとも彼にとって、すべては帰り道ではなく、行く道だから。
砂時計の砂が、またひとつ。
さらさらと硝子の淵を滑りながら、留まることなく落ちてゆく。
それを待って、目で追って――… ]
………。
[ 表情を変えることもなく、一度だけ瞬きをした。
いただきまーす、と蓋を開ける。
銀羊号の船内の一画に、極めて庶民的で脂っこい、安っぽい香りがぷわー、と漂った。
なお、嘗ての地球の『インスタントラーメン』の名誉のために申し添えておくと、さすがにこのバッタものよりは良い香りがしていたはずだ。
麺をくるくるとフォークに巻きつけ(箸は使えない)、口へと運び、ずずー、と啜る。]
[しばし、実に幸せそうに食事を満喫していたが]
あ、そういや……
[手を止めて、袋からボトルを取り出した。
『チキュウサン オイシイ スゴイヨ』と、なんかこう胡散臭い感じの店で、ラーメンと一緒に店長に勧められたものだ。
ラベルが読めないから何の飲み物かは分からないが、保安検査も通れたし、危険物ではないだろう。
もし彼に、翻訳機を使うという機転があったなら、こう書いてあるのが分かっただろうけれど。
『炭酸』
ここに来るまでさんざん振り回してきたそれに指をかけ、ぷしゅ、と蓋をひねる。]
5人目、【銀羊】 『ガーディアン・システム』 スノウ が参加しました。
【銀羊】 『ガーディアン・システム』 スノウは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[ ――かくして。
吹き出した炭酸飲料が勢いよく鼻に直撃したその瞬間、
彼の脳裏には、訓練学校の教官の、
『安全装置ってのは安全のためにつけるんだよ! 覚えろよ!!
そもそも外れてんのは手前の頭の安全装置だ!!!』
という怒鳴り声が、走馬灯のように流れたのであった。]
[ さて、このような輝くばかりのバカが、末席とはいえ警備員の職を得るに至ったことには、それなりの理由がある。
人並外れた身体能力――つまり、腕っぷし。
それから、試験前には何故かよく働く山勘。
それでももし、彼の“ふたつ”の秘密の片方が広く知られていたならば、乗り込むことは不可能だったかもしれないけれど。
船に乗ることは好きだ。
旅をすることは最高だ。
子供の頃、すべての始まり”に、
最初に乗った船は、海賊船だった。]*
― 現行 ―
【位置の特定を行っています...】
[ゴールデン・グルトップ号。通称:金馬号。
その無線部に男はいた。背もたれを腹の方へ持ってきて椅子にだらしなく腰掛ける彼は、目の前で作業をしている通信士とダラダラと話をしていた。]
わかる、わかるよ。よ〜くわかる。
家族を失うっていうのは辛いよね〜!
「思ってないでしょう。」
思ってるよ!
[心外だなあ、と眉尻を下げて眉間にしわを寄せながら、男は手元の小型ゲーム機に視線を落とした。最近、船内で流行りの電子ゲーム。内容は、アースガルド王国を反抗勢力が倒すというシンプルなものだ。]
「それ、最近みんなやってますよ。
“アースガルド王国を倒せ”でしたっけ?」
うん。
「誰が作ったんでしょうね、そんなピンポイントなゲーム。」
手前サマ。
「えっ。」
[通信士の彼は、見事に男を二度見した。
にんまりと笑った彼に、通信士はただただ「この人のアースガルドアレルギーとんでもない。」ということしか考えられなかった。
自分が作ったって?そう言ったのか?本当に、この人はそういうところに無駄に労力を注ぐ。この人機関部っていうか、娯楽部、なんて思わざるを得ない。
曰く、家族を殺され、国を追われる羽目になったと。
だけど、本当かどうかわからない。この人はすぐにホラを吹く。
本当かどうかわからない。言うこと全部軽々しくて、ちっとも中身が詰まっていない。]
「それより、戻らなくていいんですか?」
どこに?
[ゲーム機の操作ボタンを連打しながら、舌打ち交じりにそう言った男に、彼は肩を竦める。]
「機関部にですよ!
――テオドール機関長!」
ダイジョーブ!うちのエンジン優秀だから!
[画面から顔も上げずに男は言った。
それに彼は呆れたように肩を竦めて、しーらない、とそれきり黙ってしまう。
無線部にて、職務怠慢のテオドール機関長。
現在、非番の機関部員が探し回っている。*]
― 記録 ―
【データを呼び出しています...】
[よく、テオドールは仲間から“時代が後退してますね”と言われる。
未だに手紙というシステムを使用しているせいだろうか。いや、もう滅多に書かないけれど。
だけど、たまに誰に出すでもない手紙をしたためて、部屋の引き出しに溜めていく。便箋に宛名を書いて、本文を書き出す。終わったら、自分のサインで締めくくって、半分に折る。それを白い便箋に入れたら、封をするために便箋の口に蝋を垂らして、シグネットリングで封蝋をする。蝋が乾いたら、それをそのまま引き出しへ。]
[手紙を書く度に、男は思うのだ。
祖国は繁栄していたが、文明は他所より遅れていた。
きっと、だから負けたのだ。だからきっと、国を追われたのだ。
二度と戻れないか、と言われればそうでもない。
きっと、決定的な何かがあれば、戻れる。××××る。
風の内戦が起こった今、それがまだ続いているうちに王国側を捻じ伏せなくてはならない。そうしたら、きっと祖国に戻れるはずだ。祖国×××××に。]
―――帰るよ、きっと。
[ゲームが完成してから、何度目かわからないクリア画面を見ながら、ボソリと呟く。きっと帰るよ。]
6人目、特攻隊長 ゲオルグ が参加しました。
特攻隊長 ゲオルグは、首無騎士 を希望しました(他の人には見えません)。
―雪原の記憶―
<font color=c0c6c9>[鈍色の空] [静かに静かに雪は降る]
[肺が痛くなりそうなほどの凍てつく中]
[細い細い息を吐きながら少年は横たわっていた]
[規則的とは言い難い吐息] [冷たくなってしまった四肢]
[それでも構わず雪は降り積もる]
[まるで少年の赤を隠すかのように]
[何もかもを隠すかのように]</font>
―雪原の記憶―
[鈍色の空] [静かに静かに雪は降る]
[肺が痛くなりそうなほどの凍てつく中]
[細い細い息を吐きながら少年は横たわっていた]
[規則的とは言い難い吐息] [冷たくなってしまった四肢]
[それでも構わず雪は降り積もる]
[まるで少年の赤を隠すかのように]
[何もかもを隠すかのように]
[さっきからずっと子供の泣き声が聞こえる]
[それでも少年は周りを確認する余力はなく]
[このまま力尽きるのだろうと]
チチチ…
[どこからか鳥の鳴き声が聞こえる]
[薄目を開けると薄桃色の鳥を携えた緑の人が立っていた]
[厳冬の世界にはない色を持つ人]
[春の神が来たのかと、思った]
『生きてーか?』
[真っ直ぐこちらを見詰める、杖を付く男性の問いに]
[小さく小さく頷いた、その目元から]
[落ちた滴はそのまま凍り付いた]
[どうして“生きたい”と願ってしまったのか]
―現在/ゴールデン・グルトップ号:食料庫前―
[大男は激怒した。
必ず、盗みを働いた邪智暴虐の輩を除かなければならぬと決意した。]
どこ行ったんだ俺の蜂蜜…!
[バターをふんだんに使い、ふんわりときつね色に焼き上げた、ほんのり甘めのクラシカルなパンケーキ。
それを5枚重ね、厳選に厳選を重ねた秘蔵の黄金を上から惜しみなく掛けるのが、
甘党であるこの男の、今日1番の楽しみだったのに。
隠してあったはずの蜂蜜が、壷ごと丸々なくなっていた。
熱々のパンケーキに掛けるのが至上の喜びだというに。
仕方無しと妥協して、メープルシロップを探そうと来たのだが。
何故か食料庫の扉はロックが掛かって開かないときた。
いっそ陰謀説を唱えたくなるぐらいの見事な重なりっぷりに、悔しながらに地面を叩く。
それぐらいは許されてほしい。
食の恨みは怖いとはよく言ったものだ。
早く蜂蜜を見つけなければ。
そう使命感に駆られるのは構わないが、刀を腰に佩いた大男が食料庫前で地面に蹲っている状態なので、邪魔なことこの上ない。*]
7人目、諜報員 ミーネ が参加しました。
諜報員 ミーネは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 嗚呼、こんな日には思い出す
雨に濡れ
愛に飢え。
絶望を瞳に宿していた
あの日の事を
かつて《Golden Gulltoppr》
" 金馬号 "の前で倒れていたあの時
私を招き入れてくれたのは、さて誰であったか。 ]
/*
すまんて…。出だしおもっくそネタですまんて……。
あれかなって。ネタ風味でいけば絡みやすいかなtt
……嘘です何も思い浮かばなかったんです。。。
/*
はい、企画人様方は村建てありがとうございました。
あんもびうむです。
はい。隠す気なんかないです。
むしろ気付くのばっちこいやー!です。
今回は首無ということで頑張りたいと思います。
よろしくお願いします。
[ 金馬号は私にとって初めて手にした " 仲間 " であった
仲間の為ならば私はどんな修羅でも押し進もう
『ラグナロク』と呼ばれる最終兵器は
育ちの悪い私には未だ理解は適わず朧気で。
それでも大切な仲間がそれを求めるならば―――…… ]
― シルバーメリー号 ・ 通路 ―
そうこそ、いらっしゃいました
楽しんでいってくださいね!
[ なぁんてね
私は何食わぬ澄ました顔でシルバーメリー号の一員として潜伏していた
シルバーメリーが『ラグナロク』に関する情報を持っているかもしれないので、情報を探る事が目的だ
日々の勤務の中ではニコッと無邪気な笑顔を浮かべ
制服のボタンを上までキッチリと留め任務に当たる姿はもしかしたら
" 真面目ちゃん "な印象を与えたかもしれないけれど
決して真面目な訳ではない
只 " 仲間のために自分に出来ることをしたい "
その思いに従うのみだ ]
[ もしかしたら、くしゃくしゃの癖毛から覗く横顔に見え隠れする
後ろ暗さから、素性を怪しむものは居たかもしれないけれど
決定的な証拠は未だ掴まれていないはずだ。
"今は" まだ!
[ もし近くを通る人の中に『 Golden Gulltoppr 』の一員が居たならば
そっと近づき耳元で囁くだろう]
Noi felici!
我々に幸あれ!
[ さて、その囁きが誰かの耳に入ったかはともかくとして
久々に金馬号の仲間の顔が見られることに私の頬は知らず緩んでいた]**
8人目、メディカルケア ジークムント が参加しました。
メディカルケア ジークムントは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
ー第2エリア 医務室ー
ギィと、使い古されたような小さな椅子が鳴く。
決して多くの人が座ったわけではない。
この椅子にもし自由な口があったならば、どのような不満を漏らすだろうか。
彼はふと我に帰り、書類の束ーホログラムだがーを見つめて、職務に戻る。
健康、健康、健康、コクーンでの検査を推奨、健康...ただチェックを入れるだけの作業である。
医務室、なんて言わずに事務室と改名すべきだ。
そう彼が放った言の葉は誰が受けとるわけでもなかった。
― シルバー・メリ-号 通路 ―
[長年愛用しているのは]
[まあるい地球製の陶器のベッド]
[それが”お鍋”と呼ばれる調理器具とは]
[いまだに、知らぬが仏猫]
ふわああああ、
さて、船内パトロールに行こうかにゃん
[ぎゅーと背中を伸ばしてから]
[艦内の通路をトコトコ歩き出す]
[ホログラムの真白の猫は]
[大きな碧い瞳で周囲を見回す。]
[常にもまして、警備の厳重な船内]
[碧い瞳が] [一瞬だけ翳る]
[ちりん、ちり…]
[首輪の鈴が、小さく呻くように啼いた]
…にゃあにゃあ!
あやしい奴はいないかにゃーん?
[ガーディアン・システムである猫は]
[船内の積み荷と秘密を、知っている]
[だからこそ] [変わらぬ猫なりの笑顔で]
[いつもの掛け声で] [船内を歩きまわるのだ]
―――は、は、は、くっしゅ。
にゃ、誰かスノウの噂をしているにゃ?
[ふわふわの白いしっぽを揺らして]
[きょとんと首をかしげてから]
ああ、そういえば教えて貰ったことがあったにゃ。
ええと…
『一つならキス、二つなら願いごと。
三つは手紙で、四つならもっと良いことよ!』
『五つは白銀で、六つは黄金、
七つくしゃみは、人に言えない秘密がかなうの!』
[本当の子猫だった頃]
[大好きだった人から教えて貰った]
[ナーサリー・ライム]
[ふっと] [懐かし気に碧い瞳を揺らして]
[白い猫は] [歌を口遊みながら歩く**]
コクーンに限らず、無人医療技術が発達したこの時代では、医者という化石は減る一方だった。
もちろん彼もその化石の一つであり、ただそれだけの理由でここのメディカルケアを担当している。
彼がチェックを入れた書類に視線を送る者がいるわけでもない。
メディカルケアは別に一般乗客と変わりない、それがこの船内の共通認識であり、彼自身も把握している。
何かあればコクーンで検査、そのまま治療。そもそもしっかり管理された船内で身体に異常が出ること自体稀である。
...はぁ。
彼が腰を上げると再びギィと響く。
少し散歩でもしよう。
そう思い、本日何度目かの散歩を試みる。
部屋から出る時、開くドアが何か言った...ような気がした。
このドアもしばらく彼以外を通したことはない。
[このまま蹲っていても仕方がない。
と立ち上がり、歩き出したのはいいものの。
このまま見付からなかったらどうするか。と思案。
そういえば諜報活動を行っているミーネは、今頃どうしているだろうか。
10年近く前だったかに、金馬号の前で倒れていた娘を思い出す>>28。
自分が拾ったつもりでいるが、誰かが拾ったのを偶然近くで見ていたから記憶が改竄されただけかもしれないが。
外にいるんだから何とか連絡とって、蜂蜜買って貰えたりしないだろうか。
いやいやいや、さすがに諜報員をそんなことには使えないだろ。
なんて、パシろうと考えたのも束の間。すぐに思考の隅へ追いやった。
ひとまず、探すだけ探してみるとしよう。**]
【銀羊】 『ガーディアン・システム』 スノウ が村を出ました。
8人目、料理人 ノーラ が参加しました。
料理人 ノーラは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
9人目、『コンパニオン』 ラヴィ が参加しました。
『コンパニオン』 ラヴィは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
ー シルバー・メリー号 第2エリア ー
[ぺちぺち、ぺちぺち。
エリア内にて響く気の抜ける足音。
人によっては最早馴染み深く
そうでなくとも和んでしまうかもしれない
そんな存在感を主張する茶色い毛玉が1匹。]
今日も迷子さんはいないのぜ?
迷子さんがいたら私に言うのぜ!
でも"ふしんしゃ"はスノウに言うのぜ!
まったり船旅を楽しむのぜ!
[いつも通りの案内台詞とでのおもてなしと共に
不審者発見時の対応方法を呼びかけて
のぜのぜ、きゅうきゅうと鳴いていた。
……悲しいかな、本当にいつも通りの兎です。**]
はいはい、おかわりはいっぱいあるから、そんな急いで食べなくても大丈夫!
[大盛況の食堂で腕を振るう男。
この海賊船に拾われたのは、何年前のことだったか。
「世界一の料理人になるんだ!」
とだけ言い残して、当てもなく故郷を飛び出した。…の夢は、世界一の料理人になること。そんなわけで、雇われたこの海賊船で、毎日船員に料理を振舞っているんだ。]
/*
お前ロルの形いつもと違うやんどうしたと思った人がいるか分からないけど
なんとなく本参加PCとの透け防止です
まぁ無駄に終わると思いますが(本参加PCの方でロルの形変えろよと←
/*
兎キター
というわけで、やってまいりました今回のRP
不甲斐ない前回2回の反省を踏まえ、今回はなるようになるでどんな結果になっても受け入れつつ楽しんで行きたいと思います!()
/*
あー【銀羊】って付け忘れたな(真顔
スノウ付いてたし付けた方がいい気はしたんだ
さっさとラヴィ書いて本参加PCのロル書かなきゃとか思ってたら忘れてたんだ(
ー回想・厨房ー
[ピピピ…
エプロンにつけた通信機がなる。]
はい、こちら厨房のノーラ!あ、船長さん。
……はい、あんかけラーメン野菜特盛一丁、かしこまりましたぁ!……熱ぃ!
[鍋に向かいながら注文を承る。この船では出前も行なっている。忙しい船員や食いしん坊な船員からは、こうやって色んな時間に注文が入ることがあるのだ。
そのため、時には休みもなく料理を作り続ける日もある。
とにかく料理を作ることが好き。
料理人としていられるならば、どれだけ忙しくても…は幸せなのだ。
……あんかけラーメン?野菜特盛?
おやつの唐揚げ作っていたのに、こんな時間に結構無茶な注文じゃないか!]
ー回想・船長室ー
[コンコン。ノックをして船長室に入る。]
失礼します!ご注文のあんかけラーメン野菜特盛一丁です!……唐揚げは差し入れです!
[この海賊船は女性が船長だ。……しかも、自分より若い!スレンダーな体型ながら、タフネスに仕事をこなす。
約3年前に、…を拾ってくれたのはこの船長だ。今でも彼女への御恩は尽きない。]
どうですか?3年前に比べりゃ、かなり料理の腕も上達したでしょう?……全て船長が拾ってくれたおかげです。
10人目、操縦士 ナネッテ が参加しました。
操縦士 ナネッテは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
── 鍛錬場 ──
[ 向かい合い、睨み合った状態で一呼吸。
気圧されたのか、勝負を急ぎすぎたのか。
リズムも型も整わない内に、交互に繰り出される両手の "突き"。
眼球の動きだけで "それ" を見極めて。
最小限の動作で避け、手刀で往なす。
当たらない攻撃に焦れた相手。
仕切りなおそうと一歩下がった空白 ── 隙を。
当然、見逃すはずもなく。
つ、 と滑らかな動作で間を詰める。
慌てたように、こちらへ向かって繰り出される手刀を掴み。
くるり、手首を捻る。
同時に、自らの身体を翻す。
重心を落とし、背負い投げの要領で投げ飛ばせば。
だぁん!と床に響く重低音。
そこまで! という声が響いた。
投げた反動で、ぐしゃりと縒れたTシャツを正し、額に浮かんだ汗を拭う。]
[ 徒手攻防技法を主とする柔術。
彼女の生い立ち故に、自然と学び身に付いた技。
とはいえ、反復を重ねなければ身体は鈍り、技は錆付く。
そのため、彼女は時間を見つけては、自主鍛錬に励む日々であった。
その日課は、厳重な警備体制と、漂うどこかぴりりとした空気の中でも変わることはなく。
詳しくは知らないが、眉唾物の兵器を運ぶ以上仕方のないこと。
しかし、煩わしいと思わなくもない。
操縦士などという、コックピットへと籠りがちな仕事故、鈍った身体と張りつめた精神を解きほぐすには最適であったが。
やはり肉体派の部署が多く、畑違いは重々認識していた。]
…………ありがとうございました。
[ 様々な感情を孕みながら、ぶすぶすと突き刺さる視線。
それは彼女の容姿に起因したものを含まれるため、もはや慣れっこ。
勝負のため、詰めていた息を、ふ、と緩めて。
投げ飛ばした相手に手を差し出し助け起こす。
向き合って締めの一礼をして。二、三言感想を言い合えば。
内心で小さくため息を吐きつつ、鍛錬場を後にした。 ]
[ 軽く汗を流し、指定の制服へと腕を通す。
シャツのボタンを留め、ネクタイを締めた。
シャツの襟からは、肌に這う黒い刺青が覗く。
全貌は見えないだろうが、タイを緩めボタンをひとつ外せば。
その細く白い首筋に、複雑な模様の入った三日月と五芒星の刺青ひとつ。
先程のTシャツからは、さぞよく見えたことだろう。
とある星の人間は皆、同じ刺青を入れる。
その情報は誰にでも知りえるもの。
しかし、その刺青の "意味" を知っている者は、それほど多くはない。
後ろで一纏めにしていた髪の毛を解く。
ぱらり、太陽のような金糸が、月と星を覆う。
そうして身支度が整えば、常に腕に嵌めている最新型のリストバンドに視線を落とす。]
……もうこんな時間ですか。
[ それは、通信機。
時間を確認したナネッテは、ぽつり呟いて。
リストバンド端末のコールボタンを押した。
きらり、金糸で編まれた古ぼけた印象のミサンガが、リストバンドの隣で揺れる。 ]
こちらトマス。
運航状況を報告してください。
[ 通信先は、コックピット。
一日に数度定められた定期報告。
段階的に情報を集計し、運航に問題がないかをダブルチェックするため。
通信機から流れる部下の報告を聞きながら、スケジュール通りの運航報告に、ひとつ頷くナネッテ。]
問題ありませんね。
ただ、空間反響値が、少し気になります。
"球形"計算方式を加味して
再計算しておいてください。
それと、もうじき
超重力の惑星近傍を通過します。
重力ブースターの切り替えを忘れずに。
私は少し所用を済ませてから、
そちらへ向かいますから。
[ 丁度ジャンプ・アウトポイントを迎えた頃合い。>>#1
特有の慌ただしさを感じながら、細かな指示を数点行う。
是の返事が得られれば、通信を切り。
その足は、医務室の方へと向かっていた。
"いつもの薬" ── 眼球安定剤と鎮痛薬を貰うために。
はたして、誰かいただろうか?>>33
ナネッテの目元には、よくよく見なければ分からないけれど。
うっすらと手術の痕が残っていた。]**
/*
…………なんか、まだキャラが固まってないのか、うまく動いてくれない(´・ω・`)
とりあえず、ティンダロスの猟犬は拾わなければという使命感に!!←
北欧神話の魔獣、フェンリルの原型となった存在……とのことだから、それからかな?
──船長室──
[十年前から今までの事を思い出す。
思えば自分が拾われた前後(>>5>>6>>7)
同じように拾われたミーネ(>>28)も居たから
子供二人を抱えて、そういう意味では
一人きりとは思わなかったのは事実だ。
同じように拾われながら、自分は船長。
彼女は諜報員として銀羊に潜入している。
彼女の無事を願うと共に、
共にころころ遊んだ頃を思い出して]
(…喧嘩ではサイコキネシス使うなって
禁止令出て居たな、そう言えば)
[仲が良い分よく喧嘩して居たような。
紅茶にとろりと蜂蜜を入れながら
癒されていく頭痛にぼんやりとしていた
そんなタイミング]
そう言えばこの海賊船がどうやって出来たか
聞きそびれてしまったな。
[特攻隊長であるゲオルグ辺りならば
その謂れを知るのだろうか?
ともあれ子供が縋っても抱え込んでくれる
そんな前船長たちの人柄や
自分の生い立ちがあるからこそ
自分もまた、場所を求める人を
招き入れたのだと思う]*
──回想・ノーラ(>>44)──
[三年前といえば丁度船長を継いだばかり。
……と言うことは、養父である前船長を
亡くしたばかりの頃だった。
世界一の料理人になる(>>42ノーラ)という
カレンの話に、少しばかり気落ちしていたのが
そんな途方も無い夢に思わず笑いが溢れた。
『海賊船でできるならやってみたら良い!
見たこともない食材が手に入るぞ!』
そんな風にカレンを引き入れたのが始まりか、
あの頃は寂しくて、寂しくて。
今よりも強く寂しさを覚えていて、
一人でも多く仲間が欲しかった。
抱え込んだところで寂しさが無くなったりは
決してしないのだけれど]
うむ……そうだな。
少なくとも野菜がクタクタし過ぎてたり
ガリゴリ火が通ってなかったりせず
シャッキリ食べ応えがあるのは合格だ!
[これは数日ほど前の船長室での出来事。
最近気に入りの野菜ラーメンを注文して
届けてもらった時のことである。
自分の生まれ育った土地にはラーメンなぞなく
人がその素性を知れば共食いと言われかねない
半植物との更にハーフだが
おまけの唐揚げには目をぱちくり、
そしてニヤリ]
……ふふ。お主も悪よのう。
特盛ラーメンだけでも罪悪感なのに
更に唐揚げを付けるとは……。
なにか?!
せめて胸だけでも船長らしくしろと?!
育たないのだ、察しろ!
[カッ!!と目を見開き威嚇するものの
唐揚げは大変美味しくいただく予定。
さっさとチョップスティックで摘んで
あぐ、と噛り付いていたのだった]**
ー食堂ー
[盛況が終わり、また食堂は安息の地と化す。
返却口には、船員が置いていった無数の食器が山積みになっている。]
ふぅ〜、机拭かねぇとなぁ。
[いつものように冷たい水で布巾を濡らし、ギュッと力を入れて絞る。水が滴らないことを確認して、一息ついて厨房から出てきた…の視線には、見慣れた部屋の中に覚えのないものが飛び込んできた。
そこには、どれくらいの大きさだろうか、何かが入っているような壺が置かれていた。新しいものではなく、かなり使われたような痕跡が見られる。
なんだこれ、と壺を覗いてみると、そこには金色に鈍く輝く液体。ペロッと一口舐めてみると、甘い。その正体は蜂蜜であった。]
俺蜂蜜なんて出したっけな?
[自身の記憶と、蜂蜜を持ってそうな船員を頭の中でぐるぐる。……あぁ、そういえばゲオルグとかいう男が甘党だっけ。あの人だけ、ちょっと味付け変えてるんだよな。よくあんな甘い料理が食べられるよ。
……でも甘い物命なあの人が、蜂蜜置き忘れるなんてあり得ないな。他に蜂蜜持ち込んでそうな船員はいないし、多分これは俺のだろう。
とりあえず厨房に蜂蜜の壺を運んでおこう。]
11人目、【金馬】整備士 エディ が参加しました。
【金馬】整備士 エディは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ー ゴールデン・グルトップ号 機関部 ー
んー……よーし異常なし、っと
ここは船の心臓だからそうじゃないとマズいけど
[そう語るは金馬号の整備士である青年、エディ。
エディは見た目だけで言えば、田舎の若造……は少し大袈裟だけれど
お世辞にも海賊らしくない、割と普通の格好をしている。
事実、彼のいた惑星は文明発展が他の惑星より遅れていた。
しかし、機器の扱いだけは完璧にこなす。
『整備も修理も不可能な物はない!』
と、本人は自称している、今のところはその通り。
"優秀なエンジン"なのは、間違いなくこの整備士あっての事。
まぁとにかく、整備士としては優秀なのだ。]
やっぱりグルトップは丈夫でいい子だなー!
毎日見に来てるけど元気で安心だよ僕
なにかいい部品見つかったら
その時はグレードアップしてあげるよ!
[機器相手に笑顔で話しかける"これ"さえなければ。
機関部に来るといつもこれ。
この船に初めて乗った当初から、ずっと。
機関長は今日もここにはいない。>>19
機関部員が探しに行っているらしい。
エディも勿論それらは把握している。
しかしエディはいつもの事だと気にも留めずご覧の有様。
大事な時はちゃんとここに来ると分かっているから普段は気にしない、というのが本当のところだったりするが。]
もう少しここにいたいけど
他も一応確認しないといけないなー
けどそれが僕の仕事だしグルトップの為だからね
全部終わったらまた戻るよ!
[船のエンジンにそう言い残して機関部を後にした。
金馬号とそれに乗る海賊一同の目的はちゃんと頭にある。
エディもその目的の物に物凄く興味がある。
ただそれ以上にこの船が好きで仕方ないから
彼はまだ、いつも通りの仕事をするのだそうな。*]
ー回想・ドロシーー
世界一の料理人を目指してるんです!
肉でも魚でも、なんでも作ります!俺を雇ってください!
[放浪中のどこかの星で、運命の族とはたまたま出会った。海賊船に入りたいと思ったのは、色んな星に行けて色んな料理に出会えるかもしれない、そんな算段だった。
船長はまだ10代中頃といったところの金髪の少女のようだった。俺は、恥じらいを抑えて必死にお願いをした。
『海賊船でできるならやってみたら良い!
見たこともない食材が手に入るぞ!』
少女は、俺の夢を聞いて笑い、そして快く仲間に入れてくれた。体は小さいけど、度量は大きな船長だ…そう思った。
……瞳の奥底の哀しさには、気づかないまま。]
ありがとうございます!
俺はカレン・ノーラっていいます!これからよろしくお願いします!
野菜いい感じですか!?
お、それはよかったです!
(どちらかというとしっとり気味に作ったつもりだったんだけどなぁ…)
[最近、船長は野菜のあんかけラーメンをよく注文してくれる。おかげで、かなり上達した気がしていたが、気のせいだったようだ。唐揚げを見て、船長が悪い顔になったように見えた。]
いえ、唐揚げも作っていたものですから、是非食べていただきたいとおもいまして。
[実は結構カロリーカットな調理してるんだけど、やっぱ気にしてるのかな?]
12人目、【銀羊】副艦長 ガートルード が参加しました。
【銀羊】副艦長 ガートルードは、守護獣 を希望しました(他の人には見えません)。
……あっ、いや、そんなつもりはないんですよ!
ほら、痩せ型でもミーネちゃんとかすごく可愛いじゃないですか!!あっ、船長も大変お美しいですよ!!!
[…は突然カッと威嚇されびっくりした。なんでいきなり胸の話になったんだ!?胸が船長らしいってなんだ!?…からみたら胸なんて気にならないのに、船長も女子なんだなぁ。
とはいいつつ食べ始める船長をみて、]
そろそろ失礼します。あ、そういえば船長頭痛は大丈夫ですか。頭痛には”マグネシウム”が良いらしいですよ、大豆とか。それでは。
[
一つめの月に、願ってはいけないんだって。
賢い囁きは、
もう、”ほんとう ”をなくしてしまったから。
二つめの月に、祈ってはいけないんだって。
優しい目の奥の心は、
もう”からっぽ ”だから。
]
[
それでも―――…なのか。だから、なのか。
望んでしまったのは。
たぶん、あの人が。
あたたかかったから、かもしれない。
]
『 ――…わたしは、生きていてもいい? 』
[ 俯いた瞳から。
ぽつりと零れた、 一雫の 問いは。
きっと。
言葉になど、ならない方がよかったのに。
]
ー ぼくのいろいろ ー
[僕には両親がいない。
理由は知らないけど、別に寂しくはなかった。
町の人達が良くしてくれたし
機械整備とか修理したりするのが楽しかったから。
どこをどうすれば直せるか
効率良く効果的な整備が出来るのか
それがなんとなく分かるんだよね、僕。
そんな僕は、12年くらい前に積み荷に混ざって船に乗り込んで以来ずっとグルトップに乗ってる。
僕のいた惑星に来たグルトップを見て惚れちゃったんだよね。
だからこっそり乗り込んでエンジン周りの機器眺めながら整備してたんだけど、流石にバレちゃって。
でも船長さん……あ、ドロシーの前の船長ね?
その前船長さんが僕の整備に感心してくれたから
僕もそれを利用して
"グルトップ専属の整備士になるし、一番下っ端でいいから船に乗せて!"
って、しつこく頼んで。
船長も優しくてさ、それで置いといてくれたんだ。
そうしてなかったら僕はこの船にいなかったと思う。
いやーやってみるもんだよね!]
/*
あ、これは一応意見として?
今回は受けたけど、過去縁故を振る場合
こちらの行動を確定「させすぎ」は良くないかな、と思います。
今回の「野菜ラーメンを注文した」がそうですね。
まあ、私はそんなの注文してないぞ!とか
いくらでも逃げられるので、そのままでしたが。
個人的には「あれは船長から注文を受けた時」くらいだと
こちらが何を注文した、
それがどんな時間だった、
は決められるから、そのくらいふんわりな確定だと
こちらも飲み込みやすいです。
[元いた惑星で良くしてくれた皆の事が気にならない訳じゃない。
10年前に例の内戦だってあったし、それで色々あった人もいるみたいだからね。
もしあの惑星がアースガルドに支配されてしまってたとしても、グルトップの皆か他の海賊が取り返してくれるって信じてるから
あまり考えないようにしてる。
勝手に惑星から出たのは僕だし。
そうそう、気にならないと言えば
ドロシーが船長の跡を継いだのも僕は特に気にしてない。
あの子は僕より年下で、船に乗ったのも後だけど
元々僕は下っ端のつもりだし、ドロシーもいい子だと思ってるからね。
出来る事があればなんでも手伝う気もあるよ。
役に立つかは別の話だけどさ。]
[ アースガルドの腐った世襲制の為に、
幾つあるやらの将軍位をもつ家の、
前の長だった将軍である父は。
時折、海賊討伐に乗り出したり、
懸賞金や名のある海賊を捕らえることもあった。
母艦に乗り合わせ、海賊を見たのは、
偶然で。
けれど、このチャンスを逃したら、
もう…次はないだろうと、思ったから。 ]
「
……生きたい?
生きたいなら…逃がしてあげましょうか。 」
[ 収容区画のセュリティ・システムを切れたのは、数分だけ。
薄暗がりの中
あの頃は弱かった心臓の動悸を、両手で押さえるようにして。
海賊に、震える声で囁きかけた。 ]
「 その代り…私も一緒に連れて行って。
人助けは 海賊の流儀でないのなら
誘拐でも、何処かに売り払うのでも、構わないわ。
生きられるなら…父から逃げられるなら、
なんでもする…、から…っ 」
[
今思えば。
泣きそうな声を噛み殺せないままのそれは、
取引というには、
あまりに一方的で、拙いものだったろう。
身代金の方は知らないが。
王国側の将軍の娘など、逃亡後に
そのまま殺されてもおかしくはないだろうに。
売り払われなかっただけでも
あの頃は、奇跡のように感謝していたものだ。 ]
[
父から逃げられたのは……たった2年。
けれど、初めての ” 自由 ”と、
” 仲間 ”と呼べる人たちと、過ごせた日々は。
危険と隣併せであっても
知る中で最も、幸せに近いものだった。]
[ ミドルネームの、”エレン”と名乗り、
素性は滅多に話さなかったけれど。
たぶん、乳母日傘育ちの世間知らずを
驚かれていたかもしれない。
無知は――…
無知であることに疑問を懐かないことは、
ひとつの罪でもあるだろう。
”外”の世界のことを…アースガルドという
腐敗しゆく果実のような侵略国家の現実を、
あの頃は何も知ろうとしていなかった…知らな過ぎた。]
[ まだ心臓が弱くて、身体も丈夫ではなく。
よく熱を出しては寝込んでばかりいて。
役立つようなことが出来ないのが、悔しくて。
戦い方を教えてほしいと頼んで、
こっそり 危なっかしすぎる武器の練習をしようとしたり。
言葉遣いをまねようと頑張って笑われたり、
料理を手伝おうとして、大惨事を招いたり……。
行ったことのない星や、彼らのことを何でも聞きたがって
今考えると、とんでもないお荷物だったろうか。
それでも、少しでも役立てることがあれば、嬉しかったから
微笑んでいられたような気がする。
ずっと続く夢ではないと、知りながら。]
[だから――…。
家督を継ぐべき弟の死亡と、
クラリス将軍が海賊に誘拐されたらしい長女の行方を
掴んだという噂に。
”仲間 ”を守るために捨てる決断が――…
たぶん、少しだけ…鈍ってしまった。]
[ 何の痕跡も残さずに、去ったのは。
引き留められることと、引き留めて貰えないこと。
どちらも、こわかったから。
けれどもし、あと一日。
決断が早かったなら。
父が、娘を取り戻すために差し向けた
海賊討伐の艦隊を止められたかもしれないのに。]
[ 後からそれを知った時には…
タイミングだけなら
仲間を裏切って売ったように思われても
仕方がないかもしれない状況で。
出来ることはもう――…
彼らの無事を、心から願うことだけだった。*]
[本音を言えば
グルトップに乗せて整備させてくれるなら、他の事はあんまり気にならないって感じかな。
ドロシー以外にも僕より後に船に乗った人達いるけど、同じく気にしてない。
相手が誰でもどんな人でも僕はいつも通りさ。
仲間が増えて賑わうのはいい事だよ。
グルトップと皆がいれば僕はそれで充分!
え、仲間と思ってるのは僕だけ?
冗談でもそれは悲しいなー!?
まぁ、それはそれとして
ラグナロクってやつが本当にあるなら
解体してグルトップのグレードアップに使えないかなって、ちょっと思ってるけど。
……戦闘面に、じゃないよ?
耐久面のグレードアップにさ。
戦争の兵器に使うより船の寿命を延ばすのに使った方がいいと思うんだ、絶対に。**]
/*
嫌な予感しつつ途切れたから大丈夫だと思って投下したら全然大丈夫じゃなかった!
やっぱり壁族の人だった!(白目
挟み挟まれで済まぬ…
/*
海賊船に密航案と、家出して海賊船近くに行き倒れ案が
色々と被ってしまったので
海賊さんをスカウトする案に切り替え…
すみません。
無茶ぶりも、すみません!
誰にも拾って貰えない場合も、
金馬号とは無関係の海賊で、
でも、だから海賊=悪とは思っていないですよ〜
という方向に使えればいいかなあと。
/*
一応、金馬号の誰かに拾って頂けた場合も、
単純に正縁故だけにはならないよう>>81で
負縁故方向もご希望あれば…行けるかも?の布石少し。
ー回想・マーゼリーー
『ごめんよ、満足にご飯も食べさせてあげられなくて。』
「大丈夫だよ。それに、お母さんのご飯、すごく美味しいよ。」
[マーゼリー山岳地帯では、10年前の大嵐から気候が大きく変化し、長期にわたる食糧難に陥っていた。あまり発展のしていないマーゼリーでは、他から食糧が届くわけでもなく、…の家庭も飢えに苦しんでいた。
母の料理は、俺の唯一の幸せだった。
決して裕福でもないし、食糧難になってからは満足に食べられなかったけど、とても美味しかった。
俺もあんな料理が作れるようになりたい。飢えた星を飛び出して、修行ができるだけの環境を求めた。でも、異星での暮らしに慣れず、料理も上達しなかった。]
― シルバー・メリー号/自室 ―
―――…っ。……夢、か。
[ 無機質な機械音で
無理やり引き摺られるような、
不快な覚醒感と共に、意識が浮上する。
備え付けの調度以外は殺風景な部屋は、まだ薄暗い。
仮眠の起床時に合わせて、部屋の調光と窓からの風景を
セットしておいた筈なのに。 ]
……ああ、ホログラムの通信の脳内アラートか。
[ あの音は…と思い当って
脳内のホログラム通信の回路を開く。
表向きの公用のものではなく…
いつ脳内をサーチされてもいいように、
巧妙に偽装された方を。 ]
『 了解した。
此方は、”ミゼーア= スロダン・ィ・テ”の
ジャンプ・アウト ポイントを経由しギムレー星系に入った。
現在座標と予定進行を送る。
シルバーメリー号の船内警備やシステムと
船外の護衛艦隊に、変化や変更点はない。
ラグナロクが保管されていると思われる場所は
第三区画の巨大な収容ボックスが有力だが
確証はまだ掴めていない。
本日の勤務外時間に
可能ならもう少し詳しく調べてみる。 Valkyrja 』
「 通信内容に目を通してから、
手短に定期報告を送る。
報告の最後に記すコードネームは『 ヴァルキュリア』
受信先の認証印が、
脳内に光りの波紋をふわりと広げる。
一瞬だけ浮かび上がるそれは――…
金色の『革命軍』のシンボルだ。
短く士気を高める言葉が返るのに、
くすりと、唇だけの笑みを浮かべる。]
…ああ。ラグナロクとやらが、本物なら。
本当にこの内戦を、終わらせられるなら…
本星の王座の周りにふんぞりかえるだけで
血を流したこともない阿呆どもの玩具になんぞ、
くれてやる気は、さらさらないさ。
[ 噂が本当ならば。
アースガルドまでは、命を賭けてでも、運ぶ。
だが、受け取るのは王国軍でなく、革命軍だ。
そして使い手も、また。
不毛な争いに――…本当の意味で、終止符を打つ為に。]
[そんな時に『ゴールデン・グルトップ号』に出会った。正直最初は海賊は怖いと思っていたし、不安でいっぱいだったけど、船長のドロシーをはじめ優しく愉快な仲間でいっぱいだった。
どうすれば料理が上手くなるんだろう?
俺は海賊船の厨房で、いつも1人母の味を追いかけている。
……本当は星を出る時に母も一緒に連れて移住すれば良かったんだけど、『風の内戦』に駆り出された父の帰りを待つと、母はマーゼリーを離れたがらなかった。]
<b>―― 銀羊号 メイン・サロン ――
</b>
ははは、くっそー、死ぬかと思った。
これ、あれだな、新型の兵器として使える勢いだね。
[むしろ旧型だろう。
炭酸の洗礼を見事に浴びて、もんどりうって椅子から落ちて、洗面所に駆け込んだのが数分前のこと。
ぐしゃぐしゃに濡れた上着をぐしゃりと小脇に抱え、鼻には詰め物。
勤務熱心な上官や同僚に見咎められたら以下略の状態で席に戻り、食事を再開する。
もう殆ど食べてしまっていたから、食べ終わるまでは早かった。
化学調味料増し増しのスープの最後の一滴まで大事に頂いてから、ごみを片付けて席を立つ。]
――っと。
[ついでにポケットから錠剤を取り出して包装をあけ、ざらざらと口に放り込む。
ジュースが残っていたなら流し込んだところだけれど、まあ、水なしで飲むのも慣れているから差し支えない。
さあて、展望室から星を見ようか、それともどこか散歩にでも。
とりあえずはと席を立って歩き出したところで、道なりのカフェ・スペースから甘い香りが漂ってきた。
甘味と茶の店だろうか、かわいらし気な装飾が施され、女性客で賑わっている。
ふ、と笑みがこぼれたのは、自分が食べたかったからというわけではなくて、
何とはなしに脳裏を過る顔があったから。]
―― 銀羊号 メイン・サロン ――
ははは、くっそー、死ぬかと思った。
これ、あれだな、新型の兵器として使える勢いだね。
[むしろ旧型だろう。
炭酸の洗礼を見事に浴びて、もんどりうって椅子から落ちて、洗面所に駆け込んだのが数分前のこと。
ぐしゃぐしゃに濡れた上着をぐしゃりと小脇に抱え、鼻には詰め物。
勤務熱心な上官や同僚に見咎められたら以下略の状態で席に戻り、食事を再開する。
もう殆ど食べてしまっていたから、食べ終わるまでは早かった。
化学調味料増し増しのスープの最後の一滴まで大事に頂いてから、ごみを片付けて席を立つ。]
――っと。
[ついでにポケットから錠剤を取り出して包装をあけ、ざらざらと口に放り込む。
ジュースが残っていたなら流し込んだところだけれど、まあ、水なしで飲むのも慣れているから差し支えない。
さあて、展望室から星を見ようか、それともどこか散歩にでも。
とりあえずはと席を立って歩き出したところで、道なりのカフェ・スペースから甘い香りが漂ってきた。
甘味と茶の店だろうか、かわいらし気な装飾が施され、女性客で賑わっている。
ふ、と笑みがこぼれたのは、自分が食べたかったからというわけではなくて、
何とはなしに脳裏を過る顔があったから。]
( つまみ食いしようとして、よく挑戦したっけなあ )
[十五年から十年――もうそのくらい前のことになるのか。
あの船にいた頃のことを思い出す。
食糧庫やら食堂で、当時の自分より縦も横もずっと大きかったその背中が甘味を楽しんでいるのを、後ろからこっそり忍び寄っては一切れ奪い取ろうとしたものだ。
しゅしゅっと、ニンジャのごとく。
甘いものが好きだったというよりは、どちらかというと、そうして悪戯を仕掛けて構ってもらおうとすることの方が目的だったような気もするけれど。]
[店の横を通り過ぎ、展望スペースに向かおうとした足は、気儘に踵を返して廊下の方へ。
視界の片隅に、ちらりと過る白いものが見えたような気がしたから。>>37
船内を巡回するガーディアン・システム。
白いもふ。もふもふのもふ。
この船への配属が叶い、設備の紹介と相成った時、白と茶色の毛玉が目の前にふわりと現れるのを見て、彼はこれ以上はないといったほどに目を輝かせた。
全体ミーティングでバカ丸出しの質問をしてからというもの>>11 、船内で彼らを見かけるごとに、駆けよっては抱き上げてもふもふともふっている。
ぱたぱたと足音を立てながら駆け寄れば、歌声が聞こえた。]
よぉ、スノウ! 今日も白いな、そして可愛いな!!
今日も巡回か、さっきまで俺もやってた。
怪しい奴はいなかったよ。
いまの歌、お前さんが歌ってたのかい?
[童謡のような懐かし気な響きは、彼には聞いたことがないものだ。
ふわふわのもふもふをひょいと抱き上げて、後ろ首からはじめて首の下へ。
白い毛並みをもふる、もふる。
ちりん、と鳴る鈴の音に目を細めた。
なお、鼻に詰め物しながら猫を抱き上げて満面の笑顔になってる警備員さんは怪しさこの上ありません。
しばらくもふもふを堪能してから、そっと床に下ろす。
仕事おつかれさん、またな、と名残惜しそうに手を振って、そのまま通路を歩いてゆく。
スノウを見つけたら、ラヴィの顔も見たくなった。
第二エリアに行ってみようか――ああ、それなら、と、思い出したのは白と銀の姿。>>33 ]
[体質柄、メディカルチェックの回数は他の乗務員より多く義務付けられている。
検査っつったら医務室だろ、と、検査室に関する注意事項も読まずに医務室の扉を叩いた最初のときは、その事務室然とした様子に目を丸くしたものだ。
けれど、それはそれで物珍しかったものだから、暫くの間居座って、その場にいた医者に話しかけてしまった。
よく考えれば――いや、よく考えずとも、仕事の邪魔だったかもしれない。
養父が軍医であったから、医者という職業の者が減り続ける昨今であっても、その職にある者に尊敬と親しみはあって。
にこにこと、人懐っこい表情で、こんなことも言った。]
『センセイ、ひとりで部屋に閉じこもって仕事とか、
疲れてこない?
書類チェックも大変でしょ。
ゆっくり外に出て日焼けでもした方がいいよ。
な、今度第二エリアに飯でも食いに行かないか?』
[宇宙船で部屋の外に出たからといって、日焼けなどしない。
したら大事だ。
そんな素っ頓狂な物言いに、医務室の主はどんな様子をしていたのだったか。
なお、廊下に出たときに他の乗務員に目撃されたのが悪かったのか何なのか、他部署の仕事の邪魔するんじゃねえと、きわめて直接的に叱られたものだから、その後暫く医務室に赴いたことはないのだけれど。
もしその後、船内のどこかで会える機会があったなら、その白い姿に、嬉しそうに手を振って話しかけようとしていたことだろう。]
(非番っぽいときにでも、声かけてみようかね)
[折よく会えることがあったらそのときはと、そのようなことを考えながら、漫ろ歩く。
当の本人が散歩に出ているか>>38、あるいは訪れる誰かと医務室のあたりで会っているか、そのあたりのことは分からなかったけれど。>>49]
[母の料理で一番好きだったのが、『星蕪のマリネ』。星蕪は、昔はマーゼリーのそこら中に生えていたけど、大嵐以降育たなくなってしまった。
俺は星蕪をずっと探し求めていたけど、元々マーゼリー特有の野菜だっただけに、どの星に行ってもそんなものはなかった。それどころか手がかりすらなかった。
そんな中、ある作戦の調査で『シルバー・メリー号』内の室内栽培場に星蕪があるかもしれないという噂を聞いたのだ。そして今回、『ラグナロク』が運ばれるのはまさにそのシルバーメリー号。まさに千載一遇のチャンス。
いつもは海賊らしいことをしない俺だが、今回ばかりはその「宝」を狙う。男の野望は、密かに銀の羊に向いていた。]
[ 数舜、弟の形見の十字のペンダントをそっと握り。
ホログラム回線を閉じた直後。
微かに眩暈にも似た、疼くような不快感を感じて。]
―――…っ。
[ 額を押さえ、ベッドサイドの香草煙草を一本取り出す。
地球製のライターで火をつけた。
朝というには暗い、ラベンダーグレイの薄暗がりに、
オレンジの灯火が滲む。
ゆっくりと漂う、森のような深緑の香りに
少しだけ気分が和らぐような気がする。]
[ ベッドサイドの小さな鏡に映るのは
かつての心臓が弱かった少女とは思えないような
小柄だが、しなやかに鍛えられた運動や戦闘に適応した身体だ。
深い森のような翠緑の瞳の下には、
短時間の仮眠では消えない、微かな隈が残ってはいたが。]
[ 一本吸い終えると、
手早くシャワー替わりの衛生装置をくぐり。
かつては金色に近かったが、
成長するにしたがって太陽のように
色濃くなりつつある、くせっけの赤毛を、撫でつけ
まだ勤務外なのをいいことに、
固っくるしい将軍用の軍服は置きざりに。
ラフな格好のまま
用心から枕もとに置いておく癖のあるホルスターごと、
銃と、レーザーの剣の柄部分を身に纏い、
家紋入りの指輪を人差し指に嵌めて、部屋を出た。]
/*
ところでエディがツナさんなら
入村で即すけしてたからね?
違ってたならすいません!
しかし入村直前まではなしこんでたから
(前船長の設定のために意地で起きてて入村後に即寝た
こっちもバレバレだと思うがね!!!
[ ひとりに戻り、廊下を行けば、先程記憶から呼び起こされたあの船”のことが思い浮かぶ。
この宇宙の広さを考えるなら、自分が生きている間にもう一度会える可能性はあまりに低い。
そもそも、航海を終えて養父の顔を見ることすら、ないかもしれない。
それでも折に触れては思い出し、懐かしむ。
彼らは今も、この宇宙の何処かを、あの懐かしい船で駆けているのだろうか。
一番に思い出されるのは、船長の顔。
貨物に紛れこんでいたそれ”の正体など、荷物の経路を調べればすぐに分かったことだろうし、何処かに売り払うことも、用途通り使い潰すことも、面倒ごとを背負いこんだと宇宙空間に放り出すこともできただろうに、
あのひとはそうせずに、こんな自分を船に置いた。
多分――当時、父親、という概念を知っていたなら、あのひとのことを父親のようだと思っていたかもしれない。
実際、船長がどこかで拾ってきた娘さんとのやり取りを見ながら、親子”というのは、ああこれか、と得心したようなものだったから――そういうひとだった。]
どうしてっかなあ……
[挨拶も出来ずに船を離れることになったのは、このポンコツの身体のせいだ。
九年、八年、それくらい前のことだったか。
船内でいきなり倒れ、目が覚めたらそこはもう、あの船ではなかった。
どこかの惑星で下ろされて、土地の医者に託されたのだと知ったのはその少し後のこと――いや、今おもえば 、海賊とつながりがある軍医って、うちの養父(オヤジ)何者だよ、と思わなくもないのだけれど。]
──回想・ノーラ──
[相手の作った思惑とは違ったようだが(>>59)
船長の好みにはなっていたから問題ない。
ガウガウ煩く言いながらも
食べ物が口に入ればその時は静かになる。
モグモグモグモグモグモグモグモグモグ]
ああ、たしかにミーネは可愛い。
故に、ちと潜入先で心配だがな。
私が美しい?
そうだろうな、故郷の星の民は
皆美しいらしいぞ!
[らしいぞ……と、からりと笑う程度には
故郷の事など忘れている、つもりなのだ。
美しいのは星の所為。
自分自身のそれでは無いのだと
本気とも冗談ともつかぬ言葉を吐いて]
マグネシウム……うぅん。
うん、それなら今度は大豆で
何か菓子を作ってくれ。
甘い蜂蜜入りの紅茶に合いそうな物を。
[彼を見送りながらそうリクエスト。
にこやかに見送ってから
コメカミを軽く揉みつつ真面目な顔に
戻るのだ。
蜂蜜入りの紅茶。
時に生姜入りだったりハーブティーだったりは
密かな娘の活力源なのだった]**
[ ふわあ、と小さな欠伸をしながら、船内を歩く。
父親から世襲した将軍位や
アースガルド側がねじ込んだ形の、
この往復だけのための”副艦長゛職。
幾らかの実績を買われてはいても、
表向き以上の期待をされてのものでもあるまい。
むしろ、厄介事を押し付けられたようなものだ。
表面上は。]
『 肩肘の張ることは面倒だから、
短い間だが、フランクに行こう!
俺は君たちを信頼しているから、な!』
[ と、就任早々、聴こえいいが、
聴き様によっては放任主義を明言した副艦長は。
一先ず、コックピットの様子を見に行くか。
医務室に、目が覚めそうなものでも貰いに行くか。
船内の様子を見回りながら、そう考えるが。
途中で誰かを見つけるか、視線でも合えば。
気軽な調子で挨拶か言葉を交わそうとするだろう。*]
[ ふわあ、と小さな欠伸をしながら、船内を歩く。
父親から世襲した将軍位や
アースガルド側がねじ込んだ形の、
この往復だけのための”副艦長゛職。
幾らかの実績を買われてはいても、
表向き以上の期待をされてのものでもあるまい。
むしろ、厄介事を押し付けられたようなものだ。
表面上は、本星でも船内でもそう思われでもしているか。]
『 肩肘の張ることは面倒だから、
短い間だが、フランクに行こう!
俺は君たちを信頼しているから、な!』
[ と、就任早々、聴こえいいが、
聴き様によっては放任主義を明言した副艦長は。
今は、就任時とは少し違う意味で、
一先ず、コックピットの様子を見に行くか。
医務室に、目が覚めそうなものでも貰いに行くか。
船内の様子を見回りながら、そう考えるが。
途中で誰かを見つけるか、視線でも合えば。
気軽な調子で挨拶か言葉を交わそうとするだろう。*]
― 記録 ―
【データを呼び出しています...】
[ソール王国は小さな王国。だけど、みんなが“小さな太陽の国”と呼ぶ。
それがおれは好きだった。王家が
[王家の紋章は、エスカッシャンに、大きく真っ赤な太陽が一つだけ描かれている。
エスカッシャンの後ろにはサーベルが二本Xを描いて交差させられており、エスカッシャンはオーア。ヘルメットは全て金。クレストには翼を広げたタカが描かれている。リースと太陽を除いて、全てが金で彩られていた。
下部のリボンには“
[おれはこの紋章のことも好きだった。
まさに太陽の象徴。この王家の呼び名に相応しいものだと、そう思っていた。]
[32年前、国が戦火に包まれた。
小さな太陽の国の所以であるとも言われる、赤い大地が、青く燃え上がった。
―きっと、この星の性質なのだろう、と思うのだけれど。
火を点けると、この星では青く燃える。温度が高いほど濃く、低いほど薄い色合いになる。]
[アースガルド王国の目的は、ソール王国で採れるサンストーンだったと聞く。
アレには強いエネルギーが潜んでおり、ソール王国の大抵の燃料がサンストーンだった。故に、“小さな太陽の王国の命”だから、サンストーン。
もちろん、人々の装飾品としても重宝される。美しいサンストーンは、何かを動かすときの鍵になる。
それを狙われた。なにより、最も美しく、もっともエネルギーを持つとされる王家のサンストーンが。
大した国でもなかったソール王国はあっという間に侵攻され、王族はあれよあれよという間に処刑された。――ただし、三男を除いて。]
―― 銀羊号 ・ 船内通路 ――
[一度開いた記憶の扉は、次から次へと波のように、沖の青を運んでくる。
拾われたのは俺だけじゃないし、船長の娘さん”になったあの子だけでもない、似たような年頃のお嬢さんも、もうひとり。
もしかしたら、他にもそういうことがあったのかもしれないけれど。
どちらも俺からはいくらか年下だったから、彼女たちが船に来た時には、後輩が出来たようでうれしくて。
船の暮らしのことやら船員のことやら、張り切って説明しようとしたものだ。]
(ふたりとも、大きくなったんだろなあ…)
[今会ったとしても、もしかしたら、分からないかもしれないな。
――そのようなことを考えていたのは、もしかしたら虫の知らせのようなものだったかもしれない。
通路の向こう、乗客に呼びかける乗務員の挨拶の声が、ふと耳に入って。>>30
遠目に見えたくしゃくしゃの癖毛の後姿が、記憶の中にあるだれかを、ふっと思わせた。
ああ、そうそう、あんな感じの――…
銀羊号は広く、乗務員の数は多い。
これまで会ったことはないはずだし、名前も分からない。
話しかけてみようかな、とそちらに足を向けようとするが、そのとき不意に、また別の方角に見知った顔を見つけた。]
──回想・エディ──
[自分がグルトップに乗ることになった頃、
この船にすでに乗っていた中で
若い方から数えた方が早い面子の一人に
彼がいた。
現機関長のテオドールと共に機関部で働く
整備士である。
もっとも、テオドールは機関室に居ることは
稀だったのかも知れないけれど。
そんなエディに、娘は懐いた。
……と言うよりも、前船長に
戦い方やら機械の使い方やらを教わる傍らの
自由な時間を機関室で、彼が機械をいじるのを
眺めているのが好きだった。
植物まみれの故郷では、こんな風に間近に
機械を見る機会は限られていたからだ。
もっとも、自分の気づかない場所で
機械文明は知らぬうちに根付いてもいたけれど]
……ラグナロク。
手に入れたら、エディはどうしたい?
[だから最近、そんな問いかけをした。
紅茶は、持ち込んでこぼしそうになって
誰かに…彼に?叱られた記憶が残るから
飲み物代わりに、四角くて白い
角砂糖を口に入れて、カリコリポリ。
暇を見つけては様子を見に来て、
自分が触ったら壊すだろう機械を眺めるのだ。
なお、テオドールがそこにいなかったとしても
そうだよね、
と軽く流すくらいには慣れている]**
―シルバーメリー号 廊下―
[ 通路を歩いていると、先の方に、
自分と少し似た色の髪が揺れている>>100.
一瞬だけ、重なる少年の面影に瞳を伏せてから。]
こら、ディーク! なんだ、お前もサボりか?
[ そうっと足音を忍ばせて近寄り。
休憩中>>11だろうと予想しつつ
ちょいちょいと後頭部をつついてみようか。
もし彼に先に気付かれたなら、
冗談だと分かるように、笑顔で近づくにどとめよう**]
あ、副艦長、お疲れさんです!!>>98
[どうやら勤務外のようで軍服ではないが、あの太陽のような鮮やかな赤毛は華やかに目を引く。
小柄な体躯でありながら、身のこなしや体つきを見るに、副艦長の肩書は伊達ではないのだろうと思っている。
副艦長のお仕事イコール物理腕力というわけではないのだろうが、そこらへんはほら、脳筋ですから。
上の方の偉い方々の綱引きやら力関係というものには、まったくもって疎い一般警備員なのである。
ぶんぶんと手を振ってから、思い出したように不器用な敬礼をした。
就任早々のフランク”な挨拶を真に受けて、『いいよぉ、よろしくお願いしまーす!』と絶好調にフランクな挨拶をかまして、傍らにいた上官のひとりに本気で殴られて以降、挨拶くらいは(彼なりに)ちゃんとするのである。]
休憩ですか?
副艦長ってえのも、仕事多くて大変なんでしょうね。
リラックススペースとか、
あ、医務室でなんか元気になるもんでも貰えるかも
しれないですよ。
[歩み寄れば、目の下の微かな隈に目ざとく気づきて眉を寄せ、そのようなことを言った。]*
/*
うーん、この村の人狼さんだったら、
多分大丈夫とは思うのですが、
RP村でも真占を護衛しちゃうと
進行上での赤側のご負担が増えたり、
事故ったりがあったので…
真占さんは護衛しない方向で。
多分、ナネッテさんが占か霊っぽい?
(SSS1で自分が真占のときも、そう伝えようとして…
すれ違ってしまったという><。)
護衛したい対象は、霊かPCが自然に護りたいって
思えるPCさんにしようかなと思います。
/*
←設定に加えて発言タイミングまで被ってしまったかお
←せっかくだから、偶然を楽しむ方向にしようと思った
ガートルードさん過去話も現在もほんとよいなあ…
素敵に拾っていただいてありがとうございます…!
ーシルバーメリー号 廊下ー
[スタスタと目的もなく、既に歩き慣れてしまった廊下をゆっくりと進む。もう少し道を逸れたら食堂等もあり、それなりに人もいるのだが。人と関わりたくない訳ではない。目的もなくそんなとこにいて、話しかけられたら返答に困る事が目に見えているからだ。
もう何往復しただろうその道をまた戻る。医務室、という表示が浮かぶそのドアが目の前にきた。]
−よし!
[あえて一際大きめの声をあげてドアをくぐる。
―そこには金髪の、ミサンガをつけた操縦士がいた。>>49]
ーっ!死にたい!
[医師とも思えないその考えは決して口にはでていない。まだドアの前の台詞を聞かれていたと確定したわけではない。だが、顔があつい。コクーンにでも駆けつけようか。
いたたまれなくなった彼は顔を向ける事ができなかった。用事はわかっている。定期的に薬をもらいに来てるからだ。]
― 記録・ドロシー ―
[実に残念な話だが。
テオドールはドロシーが船長になった際、不満を抱いた>>5側である。
―正確には、不満と言っていいのかわからないが、不満にも似た声を漏らしたのは確かである。]
…女がキャプテン?
いくら、前のキャップの娘みたいなモンだからって。
ワタシはどうかと思うケドね。
[こればっかりは、生まれのせいだとしか言えまい。
トップは男が継ぐもの。そういう認識があったから、きっと仕方がないことだったのかもしれない。
実力が伴っていないとか、弱っちいとかではない。
実力がどんなにあっても、どんなに強くても、どんなに向いていても。
“女は上には立てない”という思考の先入観。立ってはならないと決定づける家系環境。]
[だから、不満というよりは。
テオドールとしては、自身の正しい意見を零したに過ぎないだろう。
相手の感情は微塵も思考の中に入らない。
――まあ、とはいえ。
娯楽部のテオドール娯楽長、と馬鹿にされるぐらいだから、まあ楽しければいいか、という考えに今は収まっている。尤も、彼が納得しているか、といわれれば、それは全く別だろうけれど。*]
― 記録・エディ ―
[当時の機関長が「最近、エンジンの仕事がなさすぎる。」とぼやいていたときは、そりゃいいことだ、と思ったが、当番の操機手と二等機関士が子供>>69を連れて来たときは、うんと驚いた。
12年前当時、操機長だったテオドールは、当番の二人に子供を手渡されて、そのまま当時の機関長の元へ連れて行き、そこから経由してキャップの元へ。
そのまま船から放り出されるんだろうと思っていたら、普通に船内を歩いているのを見た時はどうしようかと思った。]
お前、名前は?
[エディ、と教えてもらえただろうか。
少なくとも、これから長い付き合いになるだろう。
名前を教えてもらえたら、「ワタシはテオドール。」と名乗って、握手を求めただろうけれど。「よろしくね」はきっと言わなかった。
だって、元から乗ってるヤツらよりも腕がいいなんて、ちょっと癪だったから。
機関長になった今は、もう気にしていないけれど。*]
ー第2エリア 医務室ー
眼球安定剤と鎮痛剤だよね、確か...
[口に出さなくてもわかっている。だが、何か話さなければもたないと思った。
簡素な机の上にある棚を開ける。薬はそれなりに置いてあるのだ。もっとも、服用するものは当然多くはない。義務付けられている者や事情あってコクーンに入れない者などがほとんどだから。
がさ、と管理しきれてない薬の山のてっぺんから目的の薬を取る。山は崩れ落ちたが別段気にするわけでもない。特に使わないものだらけだ。
50年ほど前は薬もあまりおいていなかったらしい。だが、その頃務めていた看護師が気のいい人だったのか、詳しい事情は知らないがこの医務室にも人がよく来ていたらしい。何をするわけでもない。話をしたりするだけだ。保健室のようなものだろうか。]
それも、いいなぁ。
[前任から聞いていたその事を思い出しポツリも漏らす。チラッと振り返って確認する。聞かれていただろうか。また顔が熱くなってきた。
現在の医務室だって、完全に人が来ないわけではない。そう、来ないわけではないのだ。
こうして眼球安定剤をもらいにくる人もいるし
ーどれくらい前だったろうか。10歳ほどに見える少年が来たこともあった。人懐こい無邪気な顔をして話すのだ。食堂にいこう、と誘われたりもした。彼は今頃何をしているのだろうか。]
13人目、調査員 クレステッド が参加しました。
調査員 クレステッドは、霊媒師 を希望しました(他の人には見えません)。
[昔の少年のこと>>92>>93を思い出し、今日は食堂で食事でもしようかと決めたところで、我に帰る。
眼球安定剤と鎮痛剤を1週間分ほど袋に入れて振り替える。急に大きな声をあげたり、ボソボソ呟いたり、考え込んだり、端から見たら完全に変な人ではないか。そんな心配をすると、ならば挽回するのみだ!とよくわからない意気込みをする]
はい、これ一週間分。無くなったらまた来てね。
...き、今日はいい天気だね!
[ベタすぎる。そもそも天気とは。医務室と廊下からあまり離れず本ばかり読んでいた彼は、世間話を振るには余りにも無知だった。]
[ 僕は物言わぬ亡骸に声を掛けることも。
抱きしめることも、弔い、葬ることもせずに。
──ただ只管に、その場から逃げ出した。
─現在・銀羊号─
[ 男は某国の調査員である。
とは言っても何を調べているのか、と問われれば
「調査先の様々な特色を調べている」とはぐらかす程度。
仕事柄、様々な航宙船には乗船経験がある。
銀羊号、と呼ばれるシルバーメリー号には
特に頻繁に乗船している。
之への乗船歴は悠に二桁を超えており、
一番最初に乗った時からは──百年は経過していない筈。]
久しぶりだね。スノウ。
また邪魔することになったよ。
[ 慣れ親しんだ道を歩くと、気分の良さそうな猫の姿>>34。
百年以上前から変わらぬ白く柔らかな毛並みへと微笑み、
挨拶を交わす。]
ラヴィも元気そうだな。
僕が迷子になった時は頼むよ?
[ 此方も見慣れた茶色の毛並>>41。
“ふしんしゃ”を見かけたら報告するな、と
片手を上げ敬礼の振りをして。
男は乗員では無いのだが、過ごした日数で云えば
並みの船員にも遜色無い。
実際、乗員のようなことをしていた時期もあったのだから。]
[ ──最後に銀羊号に乗ったのは、5年前。
当然乗船手続き等何もないまま、ただ「助けてくれ」と
何もかもを捨て、乗り込んだ時のこと。
直ぐに発見され、一命を取り留めたことが出来たのだが。
密航と同じ行為であるのは事実。
リハビリと監視を兼ね、暫くは船内の庇護下に置かれ
乗員のように手伝いをこなしていた。
勿論、身を救われた恩もある。
男も身を投げ出し所属の者として仕事をこなした。
そうしている間に3年が経過。
一旦故郷へ戻ることになり、銀羊号から離れることに。
「また来ることになるだろう」と告げて去ったのだが。
2年後、つまり現在。
想像以上も早く再び銀羊号へと乗船することになった。
今度は母星の調査員として、本来の任務を背負って。]
[ 様々な懐かしい顔との再会もあるだろうに、男の表情は仄い。
任務とはいえ、かつて逃げ出した地へと向かうことになるのだから。
見知った顔が居たならば声を掛け、積もる思い出や
懐かしい世話話でもするだろう。
その後、足はかつて世話になった区間へと。]**
── 回想:子供のころ ──
[ それは10歳頃のこと。
ナネッテには 兄 がいた。
自らの半身、双子の兄弟。
ギムレー星系『ウルズ』星。
別名"双子の星"と呼ばれるその星は、小規模な閉鎖的な星。
平均寿命300年、20歳から途端に細胞の分裂が緩やかになる特異的な種族のみが住まう星。
また、古くから「星詠み」の文化を主流とし、その「力」のみで政治的権力争いに食い込んでいる星でもあった。
星としての性質を有しているのも、アースガルドに植民地化されていないのも、その種族特有の力のおかげであるが。
そのために"星詠み第一主義"で、選民意識が高く。
アースガルドの悪い部分を諸に受けているのかもしれなかった。
そんなこと、─── 子供のころは気づきもしなかったけれど。 ]
ジョエル、ジョエル!!
まって!!
[仲の良い兄弟。血を分けた半身。
瞳の色だけが異なる。
ナネッテは琥珀色、ジョエルは藍玉色。
首筋には揃いの刺青を入れ、年相応に笑って、怒る。
ナネッテとジョエルの両親は既に他界し、叔父夫婦に世話になっていた。
釣りに行くと、育ての親に告げて出掛けたあの日。
兄弟は、知ることになる。
『ウルズ』とは、切っても切り離すことのできない過酷なさだめを。 ]
[ 今思えば、釣りに行くなんて、やめておけばよかった。
"星詠み"である証、五芒星の印が、ちくり、痛む。
藍玉の瞳が、ずきずきと、痛む。
もう、星など詠めやしないのだ…… ]
[ 生まれたときに持つ印。
双子のどちらかに出現する ソレ は、その後の人生を定めるもの。
印があるものが星詠みに、無いものがその護衛に。
そして、その五芒星の在り無しを分からなくするために揃って同じ刺青を入れる。
星を、そして取り巻く月を。
── それは"星詠み"と"護衛"を象徴する印 ]
[ 星は、"星詠み"の価値を高めるために、外に出す情報を厳選している。
超常現象的な力であるかのように見せかける。
実際は、星の動きから、天文学、数学、物理学、化学、医学等、学術系知識をもとに統計的に俯瞰する学問であるとは、星外の人間は知らないこと。
だから、星を詠む様子は、未来を見通す様に見えるらしい。
人の欲は悲しきかな。
誘拐、人身売買、奴隷化、など……被害は後を絶たない。
そのために長い時代を掛けて発達した 「護衛制度」
例に漏れず、ナネッテとジョエルも、それにあたる。
誘拐も、……奴隷化も、然り。]
[ 釣りに出掛けた兄弟は、密入国していた海賊団に誘拐された。
ナネッテは船の《羅針盤》として
ジョエルは船の《暇つぶしの玩具》として
そして、ナネッテは大きな傷を負い、
半身を失った。
海賊を憎む動機としては、充分。
そのときから、ナネッテの海賊嫌いは発症した。
もちろん、年月を重ね、上っ面の厚さだけは増し、表立って感情を露わにすることはないが、心の奥底に眠る感情。
しかし、皮肉にも命を助けられたのも、海賊だった。
海の上、目を失い死にかけていたナネッテに、亡くなった兄の瞳を移植手術をてくれたのは。
どこぞの誰ともしらぬ、海賊。
だから、海賊の全員が全員、悪ではないと知っているけれど。
無意識に一線を引いてしまうのは、一種の拒否反応。
とはいえ、それは彼女の胸の内の秘密ごと。 ]
[ ── 兵器『ラグナロク』
噂で、聞きかじった名前。
『神々の黄昏』などと大層な呼び名だと、そのときは嗤ったけれど。
宇宙海賊を一掃させる兵器だと、そう聞いたときは、藍玉の瞳に剣呑な仄暗い光が灯る。
風の内戦で、疲弊した星々。
それはきっと、故郷と到底呼べるものではないウルズにおいても例外ではないだろう。
それでも。
滅んでしまえばいい、あんな星なんて。
だから、ナネッテは、アースガルドへと『兵器』を運ぶ。
この船の "操縦士だから" と、"任務だから" と、なにも見ないふりをして。 ]*
── ⇒ 医務室 ──
[医務室へと向かう最中。
茶色の髪が視界を掠めた。>>90
たしか、そう。>>11
あれは乗船時のミーティング時のこと。
当然ナネッテも出席していたのだが、はーい!と授業中の小学生の挙手さながらに手をあげたかと思えば、
『お前ら、もふってもいいかい!?』
などと、ミーティングとは到底似つかわしくない質問をした男だったか。
自由な男だと、印象に残っていたけれど……。
どうやら副艦長と仲が良いようだ。>>116
ちら、と視線を寄越し、目が合ったなら軽く頭を下げ。
そのまま医務室へと向かうだろう。
途中、カフェで飲み物を買ってゆく。
医務室に相手が居るとは限らなかったけれど、ふたつ。]
── 医務室 ──
[ そして、軽くノックをして、医務室へと入った。
しかし目的の人物は見つけられず。
タイミングが悪かったかと思ったそのとき。
──よし!>>119
何を気合を入れているのかと思わないでもなかったが、事の経緯を見守っていれば、扉が開き、入ってきたのは医務室の住人。 ]
………先生?
[ 顔が赤い。
死にたい、などという言葉は聞こえなかったが。
聞こえていたとて、軽く受け流したことだろう。
どこかあわあわとした様子で、いつも貰っているものを口に出して確認されたため>>123、頷いて。
がさがさと探すその背中を見つめる。
崩れた薬の山が、一瞬気になったが、ぽつりと漏らされた言葉に意識を移した。
何に羨望を向けているのか分からなかったから。
首を傾げるにとどまったけれど。 ]
ありがとうございます。
いつもお手間をお掛けしてすみませんね、先生。
[一週間分の処方を受け取って、目元を和らげた。
そして、いい天気だね、と続いた言葉>>127に、その瞳は、より細まることとなる。
ナネッテが言うのも何だが、この青年はあまり口が上手くない。
けれど、会話をしようとする姿勢と、患者を慮る心遣いが心地よく。
ナネッテは概ね好意的に見ていた。
だから、星間移動中の天候は星空であることは、操縦士である自分がよく知っていたものの。その言葉に受け答え。 ]
……ええ、いい天気ですね。
先生、珈琲は飲めますか?
毎度のお詫びと言うには簡易的なもので
大変恐縮なのですが、よかったら……。
[ 要件は分かっているだろうし、長居は無用かとも思ったけれど。
挽回の意気込みを知ってか知らずか。
カフェのロゴマークの入った蓋つきの紙コップを差し出してみる。>>140
さて、受け取ってくれただろうか。 ]**
/*
無表情キャラの何が良いかってな!表情を変えなくてもいいんだぜー!!
忘れん坊の僕には、さいてき!!(といいつつ、変顔にしてみる)
[“来る者は拒まず、去る者は追わず”
それが先代の船長のポリシーだった気がする>>51。
お人好しだったマーティン・スローンチャ船長は、困った者や行き場のない者を見つけては、船へとよく連れてきた。
“困ってる人を助けるために作った”
彼の船長はそう、豪語していたような記憶がある。
もっとも酒の席でのことなので、変に口走ったことを変に取り違えて覚えてるだけかも知れないが。
確証に変えたいなら、付き合いの一番長いだろうテオドールにも聞いてみればいいのだろう。
しかし確認しなくても、それが真実なのではないかと思う。
そうでなければミーネ>>28やドロシー>>5、抜けていったあのガキ>>91や、エレンとか言った女>>77を拾うことはなかっただろう。]
―回想/デューク>>91―
[あの時食べていたのは、そう。
三種のベリーを使った特大パフェ〜ショートケーキを添えて〜だったか。
パフェを食べようとした手を行き先変更。
ショートケーキの前で迫り来るフォークを叩き落とした。]
まーた来たのかクソガキ
[脇から手を伸ばしてる子供に、トーンの下げた声で思いっきりの笑顔を向けてやった。
運んでいた密輸品の中に紛れ込んでいたのを、前の船長が拾って育てることになった>>100。
構って遊んでやったのがよくなかったのか、甘味を食べようとしてるとどこからともなくやってきて、狙ってくるようになってしまった。]
人の楽しみを邪魔しようだなんざ、いい度胸だな?
[甘味を狙う奴は例え子供だろうが大人だろうが敵認識の男は、非常に大人げなかった。
脅してからからしばらくフォークで応酬するのまでがワンセット。
そのまま死守したこともあるが、天辺のイチゴを持って行かれたこともしばしば。
持っていかれた場合、後で悪戯を仕掛けることもよくあった。
よく振った炭酸を開けさせて、スプラッシュさせたこともある。
いきなり倒れ、船長の知り合いだった医者の元へ連れて行かれたのが8年前。
その時も確か、食べていたシュトレンの最後の切れ端を持っていかれたので、炭酸にメントス入れさせて悪戯してやろうと思ってた。
結局、仕返しはできていないまま。
まさか今でもセルフで引っ掛かってるとは知らない>>15*]
―現在―
[懐かしいことを思い出したら、甘い物が食いたくなってきた。]
どこ行ったんだよ……
[船内を歩きながら何度目かのぼやき。
一先ず、心当たりのあるところから探そう。
具体的にはそう、船長室から。
3年前に代替わりし、現在船長室を占領しているあの娘はサイコキネシスの使い手。
ミーネと喧嘩するとき、サイコキネシスの使用を禁止されていたのは今でも覚えてる>>51。]
失礼します、と
[船長室に辿り着けばノックしてから入ろうか。
さて、紅茶に入れていた蜂蜜は果たして俺の物だったか。]
[余談だが、ドロシーが船長になったことは当初は認めてなかった。
ただ船長のお気に入りだから、養女だからと無能が長になっても滅ぶだけだからである。
要するに女だから年下だからというケチな理由ではなく、能力があるかの問題。
逆に言えば、彼女に能力があるなら認めるつもりはあるということ。
とどのつまり、認めるかどうかは本人の努力次第と言ったところか。*]
ー回想・船長室ー
[無言で食べる船長を見て、にっこりと微笑む。
作った料理を美味しそうに食べるところを見るのは、料理人としてとても幸せなことだ。]
ですよねぇ、俺も心配なんですよ 向こうでイケメンと出会ってないか。
え、そんな美男美女の星があるんですか。是非今度連れて行ってほしいですね。
[カラリと笑う彼女の表情を見れば、何か事情がありそうなのを察して。]
そうなんです、マグネシウムとか、まあ頭痛の時は色々栄養とるのがいいです。そうですね、今度大豆クッキーでも作ってみましょうか。
[ふと船内にいい香りが漂った。船長の手元のカップには、蜂蜜入りの紅茶が入っているようだった。
去り際、彼女がにこやかに笑っているのが見えた]
14人目、宇宙連邦議会議員 ベルガマスコ が参加しました。
宇宙連邦議会議員 ベルガマスコは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 銀羊号第2エリア・とあるホテルの特別室 ―
この程度の規模の星系、どうなろうと連邦政府に対した影響はないのだがな。
[ 彼は一人ごちる。
彼の言う『この程度の規模の星系』――ギムレー星系の縮小モデルホログラムを目にしながら。
少なくとも彼の見解はそのようなものだ。
経済単位としても、選挙での票数としても。
宇宙連邦の巨大な圏域の中においては見るべきものはない。
様々な意味で政治というものに染まり切り、一個一個の星に対してそうした目線を向けるのが常になっている。
ましてや戦争による侵略を主とする主星に、それを革命によって覆そうとする勢力、果てには火事場泥棒でも目論むのか、海賊どもの台頭とあっては、もはや彼の目にはそこは蛮族どもの跋扈する遅れた文明の星系……そんな風に切り捨てるほかはない。
それがベルガマスコという男の思考だった。]
[だが、誰に向けたわけでもないだろうその言葉に、しかし反応する声が一つ。]
「懸念事項は星系そのものにはございません」
[その声の主は、宇宙開拓の進んだ現代の基準においても、個人で占有するには広すぎるであろう空間を有するその室内の、さらにその隅から聞こえた。
自らの気配を消し去り、まるでその部屋の調度品の一部であるかのようにたたずむその者は、それこそまさにアンティーク――地球系の一地方における古典的な
このモノの名はアビィ。
彼に仕えるドロイドである。
平時は秘書として彼の職務の補助をし、護衛も兼ね、有事にはそのまま戦闘行動も可能……彼のような立場の人物なら常に側においておきたい性能を有している。
そして、そうした性質を持つアビィならば……今回のような任にもふさわしいのだろう。
彼はそう思いながら、声を発したアビィを一瞥する。
(……スパイの真似事など、本来、私がする必要はないのだ。
これにやらせておけばいい)]
そんなことはわかっている!
……もちろんそちらも動くつもりだ。
[それがあのお方の意志ならばやむをえまい……その一言は飲み込んで。
彼は少々不満げにうなずくのだった。]*
ー回想・食堂ー
[そういえば、船員の中にとんでもない甘党がいる。あれはここへきてすぐのことだっただろうか。]
え、甘さが足りないですか!?
これでも今日は砂糖を入れすぎたのに!!
[男の名はゲオルグ。重厚感のある見た目とは裏腹に、この男甘いもの命である。好きなものはバターを塗りまくって蜂蜜をかけたパンケーキだそうだ。
あれ以降、ゲオルグのメニューだけは味付けを変えている。……もはや普通の人には吐くくらい甘いものもあるかもしれない。事実、とんでもない量の厨房の”甘いものセット”は、ゲオルグ専用のものなのだ。
なんであんな味付けでバクバク食えるんだ。
作っているこちらが胃もたれになりそうなのだが。]
/*
政治とか全然詳しくないが、まあ雰囲気が出せれば。
フレーバーフレーバー。
なお、今度も同様の言い訳を繰り返す模様。
―回想/カレン>>149―
いや、全然甘くなかった
[真顔で入ったばかりの新入りに、いつもより甘くなかったマカロンに文句を付ける。
気を紛らわすために食べているのに、甘くないのでは意味がない。]
これでいつもより入ってるとかあり得ねえ
むしろケチってんじゃねえの?
これじゃあ満足できねえんだけど
[文句を垂れてみるが、既に作られてしまった物。
甘さが足りなくても渋々食べて、シガレットチョコを噛みながら食堂を後にしたのはいい思い出……と言いたいところだが、残念ながら甘さが足りない騒ぎは年々酷くなっている。
作り手が胃もたれを起こしそうな程砂糖を入れられてることも、常人が食べたら吐きそうなほど甘いことも気付いていない。
ちなみに、菓子ではない普通の料理には文句は言わない。
むしろそっちの方はごく普通の味覚。
味覚のおかしさが発揮されるのは菓子だけだから、安心して欲しい。*]
ー医務室ー
[ 「いい天気ですね」と、返事が帰って来たことに嬉しくなり思わず顔を緩めた。
締まらない顔のまま、差し出された珈琲を受けとり、初めて見たその黒い液体を少し躊躇いながら口へ流し入れてみる。カフェなど行ったことは無かった。]
ー!
[初めこそ苦さに眉が動いたものの、3口目、4口目には口に広がる香りと味が楽しめるようになった。]
...今度暇な時はカフェに行くのもいいかもしれない
[そう呟いて、彼はハッとした。これは久々に人と話す機会なのではないだろうか。とりあえず医務室の事務的印象を払拭したい、そう思いまた苦手な世間話を試みる。情報という波を脳内でサーフィンするように、話題を探す。とはいってもほとんどの波は本の物語だ。何か無いだろうか...そう考えてこの間廊下で聞いた話を思い出す。]
ラグナロク、って知ってる?
僕はたまたま耳にした程度しか知らないけど、なんでもすごい兵器だとか化け物だとか、いろんな話があるよね。君は何か知ってーー
[失敗した!
つまらなかっただろうか、彼女の表情はあまり変わらない。激しく後悔した]
ご、ごめん、引き留めたね。
とりあえず薬はそれで全部だから、また来週ね!
[そういって、いそいそとデスクワークに戻る。]
ーあぁ、また事務室になった...
ー回想・ゲオルグー
マジか。結構甘党なんですね……
[男は満足できねぇ文句を垂れながら、渋々とお菓子を食べていた。不満げな顔でシガレットチョコを食べながら食堂を後にしたのは、今でも覚えている。
それからはお菓子を作るときは砂糖なんかをふんだんに使っているのだが、それでも文句を言われるときは言われるのだ。むしろ回数は多くなっている気もする。
お菓子を作るときは、というのも、お菓子に関しては恐ろしく甘党なゲオルグだが、普通の料理に関しては普通なのだ。昔、刺身に砂糖醤油を出してボロクソに怒られたのはいい思い出だ。
そんなことを考えていると、自分も甘いものを食べたくなってきた。そういや数日前に大豆のクッキー作るって船長と約束してたっけ。練習がてら作ってみようかなぁ。
大豆と、卵と、牛乳と……
…は足りない食材をメモして食料庫へと向かった。途中、例の張本人(>>39)と遭遇したかもしれないし、していないかもしれない。]
―回想/カレン>>152―
[甘党発言に眉間に皺を寄せれば、どう思われたか>>152。
甘党になったつもりはない。確かに甘い物を好んでよく食べてはいるが。
確かに文句を言う回数は増えた気がしてるが。
甘くないのだから仕方がない。
これを甘党と呼ばずに何て呼ぶのか。
だからといってすべてに砂糖を入れるほど、味覚は壊れてない。
甘党だから許されると思ったのか刺身に砂糖醤油を出されたときは本気でキレた。
養父が海の惑星出身で魚に拘る人だったから、自然と煩くなっていたこともあり、長々と文句垂らしたこともある。
もしかしたら、他にも味が濃かったと言うこともあったかもしれないが、さて相手の記憶には残っていたかどうか。]
15人目、【金馬】通信士 ハーラン が参加しました。
【金馬】通信士 ハーランは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
ギ・・・・・・ギギ・・・・・・ギ・・・・・・
[耳障りな金属音と共に、朧気に聞こえていた声が途絶える。
傍聴圏外へと追い出されたようだ。
しばらく中空のキーボードをいじり、スクリーンとにらめっこしていたが、やがてどうにもならぬと察すると不機嫌そうに右手を振ってホログラムをかき消した。]
相変わらずのポンコツっすか?
・・・・・・。
[返す声は無い。]
ああ、そうか。
機関長はさっき帰っちまった>>19んだっけか。
[居たら居たで面倒な事この上ないが、居なくなったら居なくなったらでつまらないもの。]
[これからすることを思えば、アビィの護衛だけで安心はできず。
彼は手のひらほどのサイズの護身銃を懐に忍ばせる。
スタンガンと無反動弾の切り替え式だ。
例の噂が真実だというのならば、この船にはすでにそれを狙う何者か……革命勢力のものや、あるいは海賊の間者などが紛れ込んでいる可能性はある。
あるいはことの次第によっては。船内船外にとたむろしているアースガルドの軍人連中さえ我が身を脅かす可能性がゼロではない。
……そんなことをすれば、それこそ連邦が黙ってはないことくらいは理解していると思いたいが。
乗船時に説明のあったガーディアン・システム>>36なども、どんな判断を下すか知れたものではない。
れっきとした議会議員である自分よりも、その胡散臭いなんとやらを優先保護対象とみなす可能性も大いにありうるのだ。
所詮はAI。知性ある純粋生命体の従属物、仮そめの知性にすぎない。
それは、この私の所有物であるドロイド・アビィも同様に。
最後に身を守れるのは自分だけなのだ、と。
命の危険などとはすっかり縁遠い身分でありながらも、従属物に身を委ねるつもりはない。
彼の矜持は屈折したものだろうか。]
「では、そろそろ船内各施設のご案内を受ける時間です。
船内を歩き回る機会です。ここで船内にベルガマスコ様の存在をアピールしておく必要があります」
[いつの間にかアビィは近づいてきており、彼の肩にそっと手を置いている。
もちろん彼は愉快ではないが、それを黙殺する。
接触回線……アビィのボディと彼のナノマシンとの直接の交信。通称・お肌の触れ合い回線……などというくだらないネーミングを聞いたことがある……]
「もちろん、アピールするのは戦乱の続くギムレー星域を視察しに、アースガルド王国へ赴いた宇宙連邦議会議員、という表の顔です。」
だから貴様に言われずともわかっている!
だがやりすぎてはいかんだろう。あくまで隠れ蓑でなくてはいかんのだ。連邦の人間の公式訪問というのは。
あまりに連邦の目が光っているという印象を与えては、その例の『ラグナロク』とやらを秘匿する連中も、それを横領しようという連中も、連邦の目を恐れて隠れてしまうかもしれん。
それではいかん。
「ご存知でしたら、程度の適切さはベルガマスコ様の手腕のままに」
おい。従者。
貴様、イア様の意志の推敲を命令されているのかもしれんが、あくまで今は私が主人だからな。
そこをはき違えるんじゃないぞ。
「承知しました。ただし、ただいまのご発言に不適切な部分がございましたので、私のこの発言ともども、ログからは抹消させていただきます」
[思わず激した彼だったが、アビィのシステムメッセージそのままな言葉を聞けば、口をつぐむ、いや発進を止めるしかない。
何が不適切だったかをあえて言おうか、"イア様"の一言にほかならない]
「その後、都合が合えば、艦の責任者との会談と、船内駐留のアースガルド軍の関係者との会談。
先ほどとは逆に、会談というクローズな場では、少しずつ、連邦がなにかを探っているような動きを匂わせる。
しかしこれもあくまで匂わす程度です。相手が勝手に動揺し疑心暗鬼に陥るよう仕向けるのが狙いです」
[そううまくいくものか、と思わなくもないが、いつもの政治的な駆け引きと同じと言えなくもない]
「ひとまずは以上です。もし機会があれば、すでに船内に間者が紛れ込んでいるかもしれず、接触が取れれば、とは思います。うまくいけばでよいですが」
[そこまで聞いて、彼は回線を切った。億劫そうにアビィの手を払い、ベッドに下ろしていた重い腰を上げる。いくぞ、と一言だけアビィに投げつけ、スイートルームを出る。
ホテルの玄関では、今頃、船の案内人らが待機しているころだろう]*
[こいつは本来優れもの。
そんじょそこらの器機とは比べ物にならない程受信範囲が広い。よって、銀羊システム側からは捕捉できないって算段だ。
けれども一方を取ればもう一方が立たず。あちらこちらから飛んで来る音を全てキャッチしてしまう故、すぐに通信が途絶えてしまう。]
もしもーし、ミーネ。聞こえるっすか?
[にわかに環境が改善されるのを待って、銀羊に乗船しているであろう仲間からの定期連絡を待つのだった。]
/*
なーんかぼんやりするなあ……。
今日でどこまで落とせるか……。
少なくとも船内巡りは落としたい。
会談は、ちょっと様子見だな……メモにはっきり書いたほうがいいか。
旅人 ヴェルナー が見物人として参加しました。
旅人 ヴェルナーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
<font color=GainsBoro>[ いつだったか、そんなことを言われた
俺が唯一、友人として認識していた奴の言葉
だが特に気にはしなかった
似たような言葉は今まで
星の数ほど言われてきたんだ
"冷たい"
"こわい"
"ひどい"
友人に言われた言葉も他人に言われた言葉も
どっちも同じW言葉Wだろう?
言われ慣れた言葉に今更傷つきやしないさ ]</font>
[ いつだったか、そんなことを言われた
俺が唯一、友人として認識していた奴の言葉
だが特に気にはしなかった
似たような言葉は今まで
星の数ほど言われてきたんだ
"冷たい"
"こわい"
"ひどい"
友人に言われた言葉も他人に言われた言葉も
どっちも同じW言葉Wだろう?
言われ慣れた言葉に今更傷つきやしないさ ]
[この船に乗り込んで、もう暫くになる。
初めて足を踏み入れたあの時、今の生活を想像する事ができただろうか。
かつて自分はアースガルドの一員だった。
いいや、この船に乗り込んだ理由だって、金馬への刺客となるためだったのだから。]
昔の話っすよ。
[そう、全ては過去形。
アースガルド王国へと流していた情報は全て嘘っぱち。
やがてはそれすらも行わなくなった。
あの国とのリンクはとうに途絶えたのだった。
どうして彼が変わったのか、それは彼自身にもはっきりとは分からない。
ただ、ゴールデン・グルトップ。その名に陶酔したのは間違い無い。]
── メイン・サロン 展望ラウンジ ────
(そろそろ行くか…)
[ カメラのメンテナンスを終えて
残りのコーヒーを一気に飲み干し席を立つ
いつまでもゆっくりはしていられない
今回の目的は 最終兵器『ラグナロク』だ
この船の何処かにあるという噂だが
さて、どうやって情報を集めようか
展望ラウンジまで歩いている間
この船にあるかもわからない兵器について考える
星々を旅して周り
珍しい物を片っ端から写真に収めていく
複数ある者なら持ち帰り、コレクションに。
それが俺の………旅の目的だ
中でもラグナロクは難易度が高い
なんせ狙う者が多いからな
紛争だの平和だの、俺には興味がないが
未だ謎に包まれたその全貌には興味がある
目的を邪魔する者、俺に害をなす者は消すだけだ
……そうやって今までもこれからも生きていく ]
[そんな俺がラグナロクの情報を掴んだのはつい先日の話。
掴んだといってもほんの偶然だったが。
無線に紛れ込んでいた雑音に語られたのは、にわかには信じがたいものだった。だが]
あの国なら、充分あり得る。
[アースガルド王国の内部にいたから分かる、あの国の本当の恐ろしさを。
あそこは、そういう星なんだ。]
何とかして、阻止しねえと。
なぜ・・・・・・?
[自分にも分からないが・・・・・・]
──回想・テオドール──
[こんな年若いヒヨッコの船長に
異を唱える人物がいてもそれは至極当然。
娘自身、世話になった前船長である
養父が自分に託すと言われなければ
船長になるなどと思わなかったのだから。
だからテオドールの言葉にも(>>120)
それはごく普通の反応だ、と
お前はしたのだけれども]
…………ふむ。
テオドールは、私が男なのなら
特に異論は無い、と言うことか?
残念ながら私は女だ。
男のように何も生えていないが
遺伝子学上女であることは
証明されてしまっている。
[なお、故郷の星コラサーヴに住む人間は
女に「根」が生えている。
成熟し子をなせば地面に根を生やし
養分を蓄えるからだ。
しかし自分にはその根が生えていない。
どうやら他星の特徴が現れたらしいが
自分には二本の足以外は
下半身に生えてないのだ。
故郷ではだから、男のようだと]
なら、テオドールが船長をやるか?
と、簡単に言えれば良いのだかな。
前キャプテンの言葉は受け止めたい。
[わかって欲しい、と頭を下げたことも
もう遠い話。
頼りにしているスタッフの一人には
違いないのだ]*
──現在・船長室──
[能力のある無しで問うならば、
普通よりかはあったのかも知れない。
戦闘能力よりも、先天的な勘のような物。
サイコキネシス持ちだからか第六感が
人よりも鋭く働き、そんな時に出す指示は
冷静で的確であったはずだ。
ただし、そんな危険を乗り越えた後は
ひどい頭痛に悩まされてバタンキュー。
または倒れなくとも痛みのためにイライラし
美味しい甘味を欲するあまり
角砂糖やら蜂蜜やらを摂取していたのだ。
平時は、ごくごく普通の
口調がちょっとアレな少女。
ただ、彼には手を借りることが多かった、
そんな気はしているから
高い評価は得られたかどうか。
努力という点では、自分に欠けたところを
補おうと日々書物を漁り剣を振るうが]
ん?どうかしたか、ゲオルグ?(>>145)
[ノックと、呼びかけられた声。
紅茶にとろり、蜂蜜を入れ………
サッ、とさりげなく素早く蜂蜜の入れ物を
気に入りのペンたての裏へと。
しかし、甘い蜂蜜の香りは紅茶の香りと混ざり
部屋に広がってしまっている。
さりげなく、視線は相手から逸らされた]
……………………………。
[ああ、とっさに隠してしまった。
しかしこんな時には、ニコリと。
そうニコリと笑みを浮かべて]
ゲオルグも飲むか?
今日の紅茶はアッサムだぞ!
[私のものだと言いたげに堂々と勧めるのだ]*
── 医務室 ──
[ 若いですね……、とナネッテは内心で呟いた。
返事があることが嬉しいのか、綻ぶ顔は外見を考慮しても幼く見える。
物珍しそうに珈琲を受け取り、躊躇しながらも一口。>>151
吃驚したように眉が寄り、ぱちぱちと目を瞬かせる様子を眺めながら。
ナネッテもゆっくりと珈琲を楽しむ。 ]
ええ、テイクアウトも出来ますからね。
甘いものが好きなら、
焼き菓子をお薦めいたします。
毎日、こんがりときつね色に焼き上げているようですから。
[ カフェに行くのもいいかもという言葉には、相槌を打つ。
確かに医務室に人が寄っているような印象はなかったものの、それは単にタイミングの問題だろうと解釈をしていたナネッテは、久々に人と話す機会だなどと考えていることは分からず。
ラグナロク、などという言葉に、暫し真意を探ってしまう。
しかし、それが世間話の延長だと気づけば、話を促そうとするが。 ]
『ラグナロク』
地球の民族伝承の一説にありましたね。
世界の滅亡……神々の黄昏、
呼び名も謂れも、物騒ですが……
それもこれも全て噂の域を超えません。
[ 怖いのは、実態が掴めないこと。
煙のようにするりと、知らぬ間に身近にあって、気付いたときには全てが終わっていた……なんてことが起こりそうで。
そんな漠然とした思いは口に出されることはない。
自分の不躾な視線が会話を遮ってしまったか。
それとも、凍り付いた無表情が、威圧感でも与えただろうか。
いそいそと話を畳む様子に、ゆるゆると首を横に振る。 ]
いいえ、
美味しい珈琲をありがとうございました。
[珈琲の味は、伴に飲む相手で決まる……ナネッテは、そう思っている。
圧倒的に一人で飲むことが多いが、やはり、誰かと飲むのはいい。
とはいえ、それを目前の相手に内情を察しろというのは酷だろう。
言に含むは、年の功。
ではまた、一週間後に、と告げて。
ナネッテは医務室を後にする。
次は、焼き菓子でも差し入れようかなどと算段を付けて。]*
── ⇒レストラン ──
[ ジークムントと話した後、医務室を後にしたナネッテ。>>174
左腕に収まった通信機器が鳴ることはない。
それは偏に、何も問題が起こっていないことを示唆していた。
優秀な部下を持つと、上司は楽だ。
そのため、先に食事をとってから、交代しようと考えて、ナネッテはレストランへ足を向ける。
その際に、黒髪の男性とすれ違う。>>166
声を掛けられれるようであれば、船員として対応しただろう。 ]
はい。
聞きたいこと、ですか?
私に答えられることであればお答えいたしますが。
[とはいえ、当然船員でない相手には、言えることと言えないこと、がある。
それゆえ、その答えが明快なものになったかどうかは、質問次第であるだろうが。]*
── レストラン ──
[その後、レストランへと辿り着けば。
ドロイドへ注文を告げた後、そっと吐息を吐き出すように、告げた言葉。 ]
スノウ、ラヴィ、……おいで。
[ ホログラムの白い猫と茶色の兎を呼ぶ声は、酷く優しい。
滅多なことでは表情の動かないナネッテだったが、幼い頃から傍にいたスノウとラヴィの前では、ゆたり、と頬をほころばせて見せる。
なお、余談ではあるが、陰では、「氷が解けた!」「春が来た!」などと揶揄されているらしいが、本人の預かり知らぬところである。
ひとりで食べる食事は味気なく。
シフトが不規則故に、毎回示し合わせて……というのは難しく。
レストランで見知ったものがいたならば、食事を伴にすることもあっただろうが。 ]
[ 柔らかな白い毛並みを、毛流れに沿って撫で。
耳の裏をくすぐって、喉をごろごろ。
ぺたりと伏せられた耳をモニモニ。
毛を逆立てるように撫でた後、その茶色の毛並みを正す。
密かな癒し、アニマルセラピー。 ]
もう、長い付き合いになるわね。
[砕けた喋り方は、子供の時のまま。
敬語が芯まで沁みついて、気を抜いたときにしか出なくなった素。
思い出すのは、子供のころの話。 ]
── 回想:銀羊号の操縦士 ──
[瞳を失った星を詠めない者は、ウルズには必要のないガラクタも同然。
瞬く間に追放の処置を講じられ、ナネッテは言葉通り ひとり になった。
殺されなかっただけ、儲けものだと思った自分は、最早とっくに、星の選民思考に染まり切ってしまっていたのかもしれないけれど。
生きてゆくために、仕事をしなければならず。
かといって10歳そこそこの子どもを雇ってくれるところは見つからず。
ナネッテは、移動のために乗っていた銀羊号の中で、求人誌を眺めながら、途方に暮れた。
そんなときだ、船内に貼りだされていた、銀羊号操縦士試験の求人を見たのは。 ]
[
「年齢不問、筆記試験・体力測定・面談による」
多様な人材を確保するために、年齢に制限を設けなかった。
まさか、採用サイドも13歳の子どもが応募してくるとは夢にも思っていなかったのだろう。
幸いにして、ナネッテには星で培った知識があった。
兄とともに鍛えた肉体があった。
追放時に渡された資金はギリギリであったが。
3年、昼夜もなく勉強し、身体を鍛え。
そして…………
最年少のパイロットが誕生することとなる。 ]
[ それから、約50年。
長い付き合いだ。
無理して大人の仮面を被った子ども。
表情を殺し、個を殺し。
笑うことを、諦めた子ども。
心を横断するように、鉤状に切れた傷は、いまだに塞がらず。
ジクジクとした疼くような痛みを伝え、消してかさぶたに成りはしない。
船内も移ろう。
店の多くが、アンドロイド主体の運営になり。
稽古場に響く銀糸の怒鳴り声も、最早懐かしさを思える程。
子どもで居させてくれた 花の匂いのする "あの人" ももう居らず。 ]
………、
[ 吐き出し口のないままに、腹に沈めることだけが上手くなる。
センチな感傷は、本日二杯目の珈琲とともに腹に飲み込まれて消えた。
誰かに声を掛けられたなら、伴に食事をしようとするだろう。
そうでなければ、スノウとラヴィのもふもふを堪能しながら
しばらくのんびりとした時間を過ごしたに違いない。 ]**
―現在:船長室―
[船長に戦闘能力の高さを求めてはいない。
例えば、窮地に陥っても助かる運の良さ。
例えば、性格に指示を飛ばせる的確さ。
例えば、事前に危険を避ける勘の良さ。
最悪、戦闘はできる奴に押しつけておけばいい。
口調の悪さとかも気にしない>>170。
それらが揃っているならば極端な話、全く戦闘できなくても船長と仰ぐ。
その点、ドロシーは優秀だった。
1つ文句があるとすれば、一仕事終わった後にいきなり倒れたり、不機嫌になったり、甘い物を欲すところか。
倒れた彼女を休ませるためにベッドに連れて行ったこともあれば、蜂蜜を盗られたこともある。
そう、今回みたいに。]
― 記録・??? ―
[あれは酷いヘマだった、と今でも思う。
ついうっかり、うっかりだ。持病のアースガルドアレルギーが出た、とでも言おうか。
気づいたら、捕まってアースガルドの艇の中。気分は最悪。
彼も一緒にいた>>143んだっけ?あの声>>73がかけられたのは、自分ではなかったような気がする。だけど、間違いなく逃げるために一枚噛まされた――という言い方はおかしいだろうな。]
逃げたいのか?
悪くない生活を送ってるだろうに。
[嫌味は癖か?―アレルギーか。
船長の言葉>>143を覚えてないわけではない。
自分だって、それで助けられた部類だから。
でも、それで自分が同じことをできたかというと――一緒にいたゲオルグがいなければ、まあ無理に近かったかもしれない。*]
[ 船員を探し歩いていれば
向こう側からやってくる金色の光がみえた>>175
俺にはない綺麗な色だ
服装からしてこの船の人だろう ]
あ、船員の方?
聞きたいことがあるんだけど
[ 声をかければ女性は丁寧に対応してくれる
"ラグナロクのことを知らないか"
直球に聞いても恐らくは答えてもらえない
知っていたとして、はぐらかされるだけだろう
ならば少し遠回しに ]
俺は面白いモノを撮ってまわる趣味があるんだが
ここには何か珍しいものはないか?
あぁ、普段のシルバーメリー号とは違う、
なんてところもあったら教えてほしい。
…そもそも写真を撮ることがダメなら
見るだけにするが。
[ 手に持ったカメラを見せながら
変わらぬ表情で問えば
何らかの情報は手に入っただろうか
仮説の研究室があることも巨大コンテナのことも
ただの客として乗った俺には知る由もない
そして、彼女の瞳も刺青もその過去も
俺が知れたことではない
ただ、笑えばもっと美しいのだろうと
そんなことを頭の片隅で思うだけ ]**
/*
男の人多いから女の人にしよーかなーって思ったんだけど予定通りにしました!口説きたかったからとかそういうのじゃないです
[事前に「なぜ船内の見回りを?」と問われたのならば、こう答えただろう。]
ああ、この船がアースガルドの直属のものではないことは知っていますがね。
事実、彼の国の船がこの船を囲み、船内にも軍のものが乗り込んでいるとあっては。申し訳ないことだが、ここもまた視察の対象となることは避けられないと言うものでしょう。
それにねえ、そんな船ですから。いざというときに、ええ、いざということが起こりうるということです!!
そんなときに自分の身を守れるのは、最後には自分のみですよ!
いえ、わかっております。
この船の警備員に警備システム。彼らが優秀であることを疑っているわけではありません。
それでも、いざというときには自分の身は自分で守れるようにはしておきたい。
そのためにはまず自分がいる場所がどんなところかくらい知っておきたい……そんな気持ちが不自然なものでしょうか……?
おや?
それともなんでしょうか?
まさか、この船に、見られてはまずいなにかがあるとでも!?
……はっはっはっは!
冗談ですよ。冗談。
お決まりの、ね。
どうしました? 表情が硬いですよ? すまいる〜スマイルが大事です。
それとも、あれですか? もふもふがよいですか?
まあそういうのはアレですね、ここのホログラムに頼むのがよさそうだ!!
はっはっは!!
では、よろしいですかな? 手配を頼みますよ?
──現在・船長室──
[ああ、ゲオルグの笑顔が眩しい。(>>182)
うむ、良い男だ。
あの顔で、あの笑顔で何人の女を
泣かせて来たのだろう?
……などと、思考は逃避しており]
……頭が、痛かったから。
白砂糖よりはハチミツの方がマシかと
ちょっと失敬させて貰っただけだ。
そう笑うな、ゲオルグ?
[ふ…と、口元に偽りの余裕の笑みを浮かべつつ
そっと蜂蜜を相手にさし出そう。
とは言えまだそれは机の上。
相手が取り返そうとするなら止めはしないが]
しかし、こうも頭が痛いとな。
どうにも悪い予感がする。
……しかしラグナロクは放置できない。
噂通りならアレは放置すれば
多くの死人が出るだろう。
……ミーネも今は無事だと思うが。
[眉を寄せて小さくため息をついた。
ちなみに仕事の後に倒れこんだあと
ベッドに連れて行って貰ったこと、多数。
気を失っていたりいなかったり
倒れるレベルは様々だが、
大抵そんな時はすまなそうな顔をしている。
実際、すまないと思うのだ。
だから普段よりは少しばかりしおらしく
謝罪する姿もあったかも知れない]*
―回想/ガートルードとテオドール―
[戦闘になったとき、どうしても先陣切って敵に突っ込むクセがあるせいで捕まることもしばしばある。
風の内戦の最中だったかも、一度捕まったことがある。
この時はテオドールもいたのだったか>>183。
更なる懸賞首――例えば先代船長の首を上げるためなのか、それとも別の理由からか。
武器を取り上げられた男は、収容区画の檻の中に閉じ込められていた。
ただ殺されるだけならまだしも、船長の居場所を聞き出すと称して痛め付けられるのは目に見えていた。
さてどうやって脱出するかと、檻に近付いて強度を確かめる。
このぐらいなら“強行突破”できるだろうか。
と、“アレルギー”が出たのか、機嫌の悪そうなテオドールを一瞥。
見てないことを確認して掴んだ手に力を加えた時だったか。]
「生きたいなら…逃がしてあげましょうか。」
[そう言ってきたのは、同じ髪と目の色をした20前の娘>>73。
あまりにも必死に自分から出してきた条件は、お世辞にも交渉上手とは言えなかった>>74。
放たれた嫌味>>183に何も言わずとも同意して。]
[それでもその手を取ったのは、“逃がしてくれる”という娘があまりにも必死だったから。]
[最初こそだが――アースガルドアレルギー持ちのテオドールにとって、彼の乗船経緯>>162はとてもよくないものだった、と言うべきだろうか。刺客だと知らなくても、第六感が“アースガルド臭がする”と決めつけてかかったものだから。
会うたびになんとも言えない険しい表情を浮かべて、一定の距離を保つ。
だけど、それもいつしかなくなって、今では涼しい顔で隣にも並ぶ。
テオドールの身に着けているバイザーだって、制作したのはハーランだったりするわけで。―悪いやつじゃない、とわかれば顔なんてすぐに治る。突拍子もなく何か出たときは―発作として諦めてもらう他ない。*]
― 記録・ドロシー ―
ああ、そうだよ。
第一皇女が王座を引き継ぐようなものだ。
[ドロシーの問い>>168に、迷いなくそう答える。
もちろん、王子がいなかったら、とかいろいろあるが。
国によってもシステムが変わったり、陰謀策謀様々だが。
基本的に、王位の継承権があるのは男児。
それが未だに根強く残って、トップを継承できるのは、男児だけ、だと。]
ドロシー、お前サンが男だったら、
お前サンがいくつであろと、ワタシは文句ひとつ言わなかっただろうよ。
[そう言ったあとに、少しだけ黙って。
困ったように肩を竦める。わかってほしい、と頭を下げられて>>169、それでも出た意地の悪い言葉。一体、誰に似たのだろう。―父の妾かもしれない。]
ドロシー。
たとえ、お前がそう言えたとしても、ワタシは船長にはならないよ。
他に立たなきゃいけない場所や、託された場所がある。
それに、たぶんお前サンがそう言ったとして、
誰も手を挙げないだろうよ。要は、そういうことさ。
――みんな前のキャップがいなくなって、悲しいし、寂しいんだよ。
女だからって言って、キャップが亡くなったことを認めたくないんだよ。
すぐに収まるとも。タブンネ。
[そう言って、テオドールは肩を竦めて見せて。
だから、頭を下げなくてもいい、と堂々として、納得させてくれればいい、と。
尤も、自分がその部類でないことは口にしなかったけれど。]
―――ああ、それとさ。
[付け足すように、ガラッと空気が変わるような声を出す。
他星の性質の違いだから、突っ込むべきではないであろうことはわかるのだが。]
男なら生えてるだろ。二本ぐらい。
[残念、テオドールの母星は生えていたようだ。
余談だが、王族以外は個体値が足りなくなると、性別が転換する場合もある。*]
/*
今気づいたんだけど、テオドール指輪とか没収されてないのなんでなんだろう。義手に突っ込んでたのかな。なんか、理由があってそうしてたんだろう。そういうことにしておこう。
―現在:船長室―
俺がどれだけ甘い物が好きなのか知っておきながら盗んでおいて、怒らずにいろと?
態々盗まなくても食料庫に行きゃあるだろが
[余裕そうに笑ってんだ、こんなことじゃ怯まないだろ? と言わんばかりに威圧。
しばらくして、気が済めば笑顔も解こうか。
好きで倒れたり、甘い物を欲してるわけではないのだ。
仕方ないと思う部分はある。あくまで部分だが。]
―― 回想 / ゲオルグと ――
[あの船に乗ってから、どれくらい経った頃だったか。>>144
物覚えがそれほど良くない自分でもはっきりと覚えているのは、硝子の容器にこれでもかと盛り付けられたクリームとスポンジとショートケーキ。
色とりどりのベリーとソースに彩られた特大のパフェと、後ろ姿でも想像できる、きっとご満悦であろうアイツの様子。
後ろから猫のようにさっと忍び寄り、フォークをきらりと閃かせるも、頂上の赤い実を攫おうとした銀の切っ先は、横合いからの見事なフォーク捌きに、済んでのところで弾かれた]
あー、もうちょっとだったのに!
度胸? おうとも。
男は度胸、っていうんだろ?
[さも悔しそうにぷすー、と頬を膨らませる。
低い脅し声と笑顔に、何の本を読んだものか、そんなフレーズを口にして、にいっと笑みを返した。
そのイチゴ貰い受けるとばかりに、全身臨戦態勢だ。
その日も一進一退の攻防だった。
食堂の椅子やテーブルを、時には目くらましに、時には足掛かりに飛び回りながら、あらゆる角度から甘味を狙ったりフォークで打ちあったり。
もしかしたら、守るものがある分、向こうに分が悪い勝負だったかもしれないけれど。]
[自分が勝利を収めることもあれば、敢え無くべしゃりと敗北することもあった。
戦利品を持って逃げたそのあとには、極めて大人げない仕返しが返ってきたものだ。
よく振った炭酸でスプラッシュとか。
覚え違いでないのなら、色のよく似た酸っぱい実(あれ、ウメボシ、とかいう名前だったらしい)を頬張る羽目になったような記憶もあったりする。
繰り返し仕返しされるところ、彼の方もまた、学習能力がないわけだが。
――もしかしたら、仕返しかもしれないというのは、ちょっとは分かっていて。]
あーくそ、やりやがったな!!
[炭酸が直撃して転げまわったり、謎の赤い実の酸っぱさに走り回ったりして、ひとしきり怒ったあと、結局最後は腹を抱えて笑ってしまうのだ。
自分はきっと、楽しかった、に違いない。
拾われた頃も、表情筋を笑顔の形にするというのはどうすればいいかはまあ、分かっていたので、
最初に構って遊んでくれたときには、多分そんな顔をしていたと思う。
まあ、そんなのは最初のうちだけで、数か月と立たないうちに甘味を狙う賊の誕生となったわけであるが。
最後に勝ったときは、名前を知らない菓子だったんだ。
船を降りて、惑星での暮らしにも少し慣れてきたころ、道端の店でよく似た菓子を見かけた。
“シュトレン”とかいう名前だった。
機械化された店、ぽつんと一人座った二人がけの席。
同じ形で、同じ色で、確かに同じ菓子だったに違いないのだけれど。はくりと一口、口に運んだそれは、なんだかひどく味気なかったのを、よく覚えている。]*
ー現在:医務室ー
〜〜っ!
[一通り書類にチェックを入れたところで大きく伸びをして立ち上がる。仕事は残っているが、時間は余る。
さて、何をしようかと考えたところで胃が空腹を訴えた。]
予定通り、食堂にでもいこうか。
っと、その前に。
[モフモフモフ...仕事により腱鞘炎にでもなりそうな自分の手を癒すかのように、一心不乱にスノウとラヴィをモフる。今日は特に手が吸い付くような気がする。
ある程度モフり終えると立ち上がり、何事もなかったかのように食堂へ向かう。
ーもし今の光景を誰かが見ていたらどう思うだろうかー]
─回想・アースガルドの地─
[ 十年と少し前から、アースガルド王国には
『ラグナロク』と呼ばれる兵器の調査で潜入していた。
身分や貧富の根強い格差の存在するこの国は、
共和国の出身には簡単に馴染めずにいた。
豪遊を尽くす王侯貴族。
目から光が消えた低社会層。
国全体から不穏な空気が漂い、反逆だ決起だの噂は
頻繁に耳に入る。
クレステッドは元来戦いを好む性質では無い。
寧ろ嫌いな方である。
調査員として王国に滞在していたクレステッドの待遇は
決して悪くは無いのだろうが
「余所者が何を探っているのか」と
好意的に扱われることは少なかった。
国の不穏な動き、戦争の影が散在する地。
現在の任務の解任を直訴しようとした時のこと。
―― 回想 ――
[そういえば、困っている誰かを拾うのは、船長だけの話でもなかった。
詳しい話を聞かされたわけではないので、事情はよく知らないのだが、船員が連れてきた誰かもいた。
彼女がこの船にやってきたのは自分が来るより前のことだったか、いた頃のことだったか、どうだったろう。>>116
その日もゲオルグと勝負をして、フォークにイチゴを突き刺したまま通路をまっしぐらに逃げて、逃げて。
捕まらないようにどこかに隠れようと、ドアの隙間から滑り込んだそこには、先客がいた。>>78
金色の髪が、ぱっと目についた>>98。
その先客は自分よりはいくらか年上に見えて、この船にいる他のひとたちよりもなんだかか弱そうな感じに見えたものだから、ごめん! と謝る声は、自然と少し、抑え目なものになった。]
ちょっとだけ匿って…!
[なんて、真剣な顔で言いかけるも、
ふと見たそのひとの顔色が、あまり良くないようにも見えたから。>>78
どうしたらいいのか分からなくなって、追ってきているであろうゲオルグのことも頭からすとんと抜けてしまって、おろおろと辺りを見回して、
ふと、手にしたフォークと赤いイチゴに視線が止まる。]
……これ、あげる。
[そうして、そっと、それを差し出してみたのだ。]
[ ──ギムレー星域に、異常な磁気風の大嵐が吹き荒れた。]
[ 起こるべくして起こった神の鉄槌か。
ただの偶然、運命の悪戯か。
──どちらにせよ、何時の時代でも
被害を被るのが弱者であることは確定事項。]
[ 最大に被害を受けたのは被支配者階級。
救済どころか更なる増税、磁気嵐のみならず
貧困による疫病の発生。
混乱に乗じた第三勢力の介入。
常日頃から蓄えられていた不平不満が噴火するまで
あまりにも早く。
──内戦は風の如き速さで口火を切られた。
クレステッドは任務の解任どころか
現地に滞在中、の理由のみで傭兵として
『風の内戦』に強制的に参加させられる羽目になった。
当然士気など存在する筈もない。
武器は護身用の電磁鞭程度しか振るえない。
自慢ではないが銃の打ち方すら碌に知らない程に。]
ー現在:食堂ー
うーん...
[流石に長い間居住することになる船なだけあって、メニューは大量にある。自分の母星の郷土料理もあれば、もはや読めないようなメニューまである。
きっと、中のいい料理人などでも居ようものならそれなりにこだわったメニューが頼めたであろうが、残念ながらそんな相手はいない。
その大量にあるメニューを見て毎回こうして悩むのだ。]
慣れ親しんだ料理を食べても良い、が少し冒険して異文化的な料理を食べてみるのもまた...
[優柔不断っぷりを全力で発揮しながらメニューを決めかねる。仮に、一食で三品くらい食べられる腹があったならきっともっと悩むまい。と本人はよく考える。
ーしかしおそらくだが、そうなると今度は組み合わせで悩み始めるのがこの男だろうー]
どうしたものか...
―― 銀羊号/船内通路 ――
[ ぶんぶんと、まるで子犬のしっぽのように
振り回される腕と、器用とはいいがたい敬礼に。>>117
思わず、くすりの笑みが唇から零れる。]
はは、ディークは相変わらずだな!
ああ、悪い意味じゃない。
誉め言葉だ、うん、たぶん…褒めてるぞ!
[ ちなみに、此方の就任早々の挨拶への
絶好調すぎるフランクな返答に>>117。
新任の副艦長は、
笑いを堪えるのに、腹筋を総動員していたが。
後から、乗船時のミーティングでの
スノウとラヴィへのきらっきらの瞳での
「 もふってもいいかい!? 」発言>>11を知り
さすがに堪えきれず大笑いして
腹筋崩壊の危機だったことは、内緒だ。]
[ かくて男はアースガルドを離れることを決意した。
たとえ、どのような手段を用いても。
──もう「この地に戻ることは無い」と決心して。
結果、王国から脱出することは叶った。
多大なる犠牲と共に。]
──現在・船長室──
うむ、お前の蜂蜜が一番上等だろう?
だから少しばかり譲ってくれても
いやすまん、ケチ臭いとは思っていないが
欲しい時にわざわざそれだけで呼ぶのも
悪いだろう?
[な? 同意を欲しそうに見つめるが通じるか。
通じたとて通じなかったとて、
こほん、一つ咳払い。
自分の紅茶に口をつけながらも
ミルク壺を相手に差し出してみた]
いや、ラグナロク奪取の決行は明日。
それを取り逃せば次のチャンスはない。
宇宙海賊が星に降りて
直接盗み出すのは畑違いだろう。
それにテオドールのアレルギーは深刻だ。
アースガルドに降りるとなれば
この船から降りてしまうかもしれぬぞ?
[それは困る。困るのだ。
モノが二本あるらしい(>>195テオドール)
トカゲのような男だが(なお、コラサーヴのトカゲの知識であり
他の星の蜥蜴が二本アレがあるとは限らない)
今は大切な仲間なのだ。
嫌な予感はするが、その後のことを考えれば
今回の機会は逃せない。
だから、渋い顔をしながらも
ミーネを戻す必要については
首を横に振っていた]
ただ、いつも以上に入念に
準備をしておくように他にも伝えてくれ。
悪い予感を、跳ね返せるように。
大事なものは身に付けられるなら
身に付けておくように、とも。
[何となく、の予感。
予知ではない、不確かな勘が
ジワジワと自分の中に浸食してくる。
寂しくなりたくない。
仲間を失いたくない。
……本来なら引くのが良しかも知れないが
チャンスはこの時ばかりとも
己の勘が告げるのだ]*
[ふと、目に付く料理名があった。
ージンギスカンー]
...いいのか?
[船の名前から違和感この上無かったが、気になって仕方がなかった。好奇心からのみ決めたその料理を注文し、少し待つ。
ホットプレートにのった、ジンギスカンがそこにはあった。美味しそうだ。
独特の臭みをあまり感じない。腕がいい料理人でもいるのか、と気になった。]
とりあえず食べよう。
[一人いそいそと席に座る。大きめのホットプレートをもってニコニコと一人で席に付くなど、他人から見れば寂しそうに見えるのだろうか。
当の本人は特に何も考えず食べ始めた。]
ああ、副艦長だの将軍だのは肩が凝るから、
休憩時間くらいは、ガートルードでもなんでも、
適当に呼びやすいように呼んでもいいぞ。
どうせ、そう年は変わらんだろう?
階級だのなんだのは、王宮と戦場以外では単なる飾りだ。
……ここも、既に戦場に足を踏み入れてはいるが、な。
[ ”エレン”と海賊の仲間に名乗っていた名は。
あの時間は、特別だったから。
それ以外なら、どう呼ばれようとかまわないと、
笑いを堪えながら、そう告げた時。
ふっと、記憶の奥を
土色の髪の少年とイチゴの記憶>>202が
掠めたような気がしたが。
それは、まだ一瞬で。
きっと、さっきのように似た髪色の少年だった
弟の面影>>116を重ねてしまっただけだろう、
と思ってしまう。]
[
” エレン、エレン、どこ? 置いて行かないで… ”
まだ無邪気だった幼い頃。
それこそ子犬のように、私の後をついて回っていた弟の
舌ったらずな呼び声の谺が。
ふと、耳奥の記憶を掠めて。
心臓を温かな手で鷲掴みにされるような、
泣きたくなるような痛みに。
翠緑を眇めたのは――…一瞬だけ。]
[
” エレン、エレン、どこ? 置いて行かないで… ”
まだ無邪気だった幼い頃。
それこそ子犬のように、私の後をついて回っていた弟の
舌ったらずな呼び声の谺が。
ふと、耳奥の記憶を掠めて。
心臓を温かな手で鷲掴みにされるような、
泣きたくなるような痛みに。
翠緑を眇めたのは――…一瞬だけ。
ギムレー星域に入り”戦場”と紡ぐ声は、
微かな緊張と昏さを孕む。]
ほう、サボりじゃないのは、えら…
いや、待て待て。
仮にも上官に、
さらっと勤務時間中はサボると云えるのは、
いい度胸だな?
…まあ、言えるうちは、
本当のサボりではないだろうと思っておこう。
[ めっ!と軽く睨むふりをしてから。]
私か? ああ、勿論、サボりだぞ!
休憩中であってもなくても、な。
[ ふふん、と胸を張ってみせる。]
何せ、
アースガルドの軍隊も、この船のクルーも優秀だからな。
例えば、ナネッテも、ドクターも、ミーネも…
まあ、一応、お前もカウントしてやらんでもないぞ?
それに、メリ―やラヴィ、スノウもいるしな。
おかげで、私は楽をさせてもらってるよ。
[アースガルドの少佐で、気がかりな青年カシムの貌や。
どことなく気に食わない宇宙連邦議会議員ベルガマスコの
言動はともかく、ついぷにぷにとしたくなるような
福々しいご面相>>158が、脳裏を過りはするが。
ラグナロクやこの船を狙う輩の危険は常に
頭にあるが。
それでも、ディークに頷いた。]
[ ああ、そうだ。
サボっているとしか、思えないよ。
ラグナロクを運び、
シルバー・メリー号を守るという使命があっても。
それでも――…ここにはまだ血まみれの死体はない。
死にたくないと痛みと怨嗟に叫びながら、
血走った虚ろな瞳で、こと切れる命はない。
内戦の続くアースガルドの星域のあちこちで。
今この瞬間も。
誰かが誰かの命を奪い、奪われ…殺し合っているというに。
私はここで…安全な船の中で。
お前と楽しそうに、笑っているんだから。
今この一秒、ほらこの一瞬にも。
血まみれの屍が何処かで積み上がっていくのを
知りながら。]
[ 血と死の記憶に昏い翳を帯びかけた目元に
残る隈を気にかけて貰えば>>117。
「……ありがとう、なんだかんだお前は優しいなぁ」と。
ふっと翠緑を和らげて。 ]
ああ、そうだな。
後でドクター・ジークムントに何か元気のでるやつを
一発打ってもらうかな。
それに…ちょうど、彼には相談したいことがあったんだ。
ギムレー星系に…内戦星域にはいったからな
船内の乗員の配備やシフトも、これまでのような能力重視から
いざというの時に、心身の病や不調、損傷のあるものを
優先的に支援や保護できるよう
船の医療データと照合して相談を、と考えていてな…
[ 自らの身体を”ぽんこつ”と思っているとは知らぬまま、
そう懸案事事項を口にして。]
ー回想・ゲオルグー
[甘党、という言葉に眉をひそめる様子を見て、あれ違うのかと思いつつ。甘いものがお好きなんですね、と若干言葉を濁し機嫌をとってみる。
砂糖醤油事件をきっかけに、ゲオルグの養父が海の惑星出身であることを知った。煩く文句も言われただろうが、捌き方や魚料理について彼のおかげで上達したのは間違いない。もしかしたら、直接教わったこともあったのかもしれない。
また、他の料理についても味が濃いなどと細かく感想をくれるので、実は参考にしていたりもするものだ。意外と彼は繊細な舌を持っているのかもしれない。
……無論、お菓子の文句については全く聞き入れていないが。]
16人目、挙動不審な乗客 ベネディクト が参加しました。
挙動不審な乗客 ベネディクトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ ふと、話しているうちに、思い出したことがある。
ついさっきの『炭酸』事件>>13は
非常に残念ながら、目撃しそこなったものの。
いつだったか、飲食スペースで遠目に彼が見えた時。
食べ終わったばかりらしいディークが
錠剤のようなものを、ざらざらと口に放り込んでいたような。
……水もなしに、えらく慣れた様子で。 (>>90)]
……そういえば、私の見間違えかもしれないが、
お前も何か薬のようなものを、飲んでいなかったか。
どこか体調でも? それともビタミン剤か何か?
[ 常より距離を詰めて、
深い翠緑で、ディークの瞳をじいっと見上げた。*]
― メインサロン展望ラウンジ横・レストラン内 ―
[ボックス席に独りで座って居る眼鏡の男は、ドロイドが給仕したブラックコーヒーを未だ一口も口にせず、かれこれ30分近くカップの縁を凝視し続けていた。
席の近くを横切れば、膝に置いた両拳が激しく震えて居るのが分かるだろう。額には冷や汗が滲み、唇を固く噛み締めていた男は、やがて震える唇でこう呟く。]
……殺される…… 軍の狗《ガルー》達に……
……確かに
テオドールはアースガルドを嫌ってますからね
……好いてる奴がいるなら見てみたいですが
エディがいるとはいえ、あいつは機関長
いなくなったら困るのは確実でしょう
[一度アースガルドに運ばれてしまえば奪取は難しくなる。
それにそれなら盗賊がやれば良いことだ。
渋い顔をするぐらい嫌な予感がしていても、それでも決行する決断を下したなら、その方が良いのだろう>>211。
盗むにしても盗まないにしても、船長がやるというならやるだけである。]
了解 ではその様に他にも伝えましょう>>212
[飲み終わったカップを置き、蜂蜜を抱えて出ようとして手を止めた。]
……そういえば、船長はラグナロクを奪った後どうするつもりですか?
[口にしたのは1つの疑問。*]
── 回想:レストランに向かう前の通路 ──
[ 全体的に黒味のかかった男性に聞かれたのは>>184、突拍子もないことのように思えた。
しかし、ナネッテの観察眼は、相手の男性の瞳に灯った "欲" を機敏に察知する。>>165
純粋な好奇心で聞いている訳ではないのだと悟ったものの。
一辺倒にダメだと、言うなれば子供のようにあしらうには、少々大人気がないと思ったもので。 ]
写真家の御仁なのですね。
普段のシルバーメリー号とは違った……ですか。
[巡考してみせたから、じぃっと相手の目を見つめ。
秘密事を囁くように、声のトーンをひとつ、落とした。]
ここだけの話ですがね…………
レストランに、百年前の、えぐ……
トリッキーな料理が再現されたそうですよ。
なんでも、極秘の裏メニューだそうです。
[ 嘘ではない。
何の冗談だと叫びたくなるようなこの世のものとは思えぬ、ぼこぼこと泡立った冒涜的におぞましい料理を、実際に試食したのは事実であり、見た目に寄らず美味しかったことも本当である。
ただ、目の前の男性が欲しい情報>>185でないことだけは確実で。 ]
[ 目の前の男の表情は、きっと変わらないだろう。>>185
ナネッテの瞳に揶揄いの色が僅かに灯ったことに、気付けるのかは彼次第。 ]
何をお探しか存じませんが、
恐らく貴方が知りたいことに関しては、
残念ですが、お教えできません。
しかし………
写真を撮るのは難しいでしょうね。
なにせ、第1エリアも、第3エリアも
貴方には"立ち入る権限がありませんから"。
[ 裏を返せば、第1エリアと第3エリアの、"立ち入れる場所には目的のものはない"ということ。
乗員であるナネッテにとって、ラグナロクに関する情報が噂の域を超えないものであったとしても、これが精一杯の回答であり。
仮に、気づかぬ程の者であれば、見つけるに値しないというだけのこと。
さて、目の前の男性はどういう反応をしただろうか。
どういう反応を返したとて、名前は尋ねておく。
何かあったときの保険といった、ところだろうか。 ]*
― 回想:紅華軍本星基地内某所 ―
[ベネディクト・チャン准尉が、所属する紅華軍の特級機密事項を手に入れてしまったのは、全くの偶然であった。然しながらその内容は、士官学校を卒業して半年も満たない若者が抱いた軍への信頼を失墜させる、また彼の真直な正義感を奮い立たせるには充分なものであった。]
『ケルベロス計画』……ガルー種の兵器転用だって……?
そんな事……決して実現させる訳にはいかない……!
[チャン家は代々連邦議会議員をはじめ、政府の要職を輩出してきた名家である。その家の三男坊として産まれた彼は、50年前のチグリス会議に出席していた祖父より、ガルー種の恐ろしさを事あるごとに聞かされていた。
正義感に衝き動かされるままに、機密データをコピーしありったけの有休を注ぎ込んで本星から逃げ出したのが3日前の事であった。]
―回想:食料庫前―
[他の料理はからっきしだったが、魚料理だけは上手かった養父のお陰で、魚の捌き方とかはある程度熟せる。
刺身砂糖醤油事件以来、ちょいちょい魚の捌き方を教えたりした甲斐あったのか、確実に腕は上がっていた>>220。
料理についての味も、指摘すればすぐ直っていたし、物覚えがいいなと評価していた。菓子以外は。]
誰かが俺の秘蔵の蜂蜜、パクりやがった
[推察の通り>>221、機嫌の悪い男は舌打ちしながらそう吐き捨てる。
メープルシロップを取りに来たのだが、開いてなかったから蜂蜜探しの旅の真っ只中だと伝え。]
クッキー作るなら、俺の分もほしい
[そう強請ってみるが、さてどうだか。*]
[――この機密データを、連邦政府に暴露する。それが彼の企みであった。
連邦議員の父や、政府官僚、又は警察の要職である兄達を頼れば事は早く進んだ事だろう。しかし家族に、栄誉あるチャン家に迷惑をかける訳にはいかない。
ありったけの情報をかき集めた結果、新進気鋭の社会派ジャーナリストとコンタクトを取る事に成功した。
内戦の取材のためにアースガルドに滞在している彼の元へデータを届ける。それが今の彼の使命となっていた。*]
―― 銀羊号 / 船内通路 ――
おう、俺はいつだって絶好調ですよ!
あ、そういえばすげえな、
“相変わらず”が“誉め言葉”って言ってもらったのは初めてだ!
[たぶん、の後の微妙な沈黙は、まったく気にせず喜ぶ。
精神構造がかように大雑把な作りをしているものだから、
副艦長の就任挨拶の折、彼女が笑いを堪えるのが大変であったことなどこれっぽちも気づきはしなかった。
ただ、彼女の挨拶そのものに、素直に好感を感じていたわけである。
なお、スノウとラヴィへのもふってもいいかい発言にとどまらず、その後も船内では三日と開けずに笑い話やハプニングを連発していたものだから、上層部たる彼女の耳に届く事案は一つ二つにとどまらなかった可能性もあるので、
上官の腹筋の筋トレに些かなりとも貢献出来ていたならば光栄、といったところ。
恐らく先程の炭酸事件も、誰か目にしていたものがあるならば、届く可能性もあったりなかったり。]
― 記録 ―
[太陽の護人さま
私たちの女神が泣いています。]
[テオドールのバイザーに、そんなメッセージが送られてきたのは、風の内戦が始まってすぐの頃だった。たった二文。送り主の名前もないメッセージ。だけど、テオドールには十分だった。]
[ソールの大地が泣いている。]
[太陽の女神が顔を陰らせている。]
[だから、どうか。]
[もう一度、この小さな太陽へ戻ってきて。]
[この星を、どうか救って。護って。
短い文章に込められた、たくさんの願い。]
[きっと、第三王子は生きていると、国民は信じ続けている。
いつか、戻ってきてくれると、そう信じ続けている。]
[助けてほしいと、目を盗んで
サンストーンでメッセージを打った貴方へ。]
[必ず行くよ。]
[少なくとも、二年の間。
テオドールは彼女がどんなにお荷物になろうとも気にしなかったし、そも、女神とはそこにあるだけでいいのだから、とよく相手をしようともした。]
ワタシは、“
貴方を守るのが仕事。
[二人だけで、内緒話。正規のシグネットリングと、代々受け継いできた王家のレッドサンストーンがはまった指輪を並べて見せて。
誰にも言ってはいけない、と釘を刺した。
自身の国の話を彼女だけにした。他の誰にもしたことがない話を。]
[
きっともうすぐ戻れるに違いない。きっと、大丈夫。]
[適当に呼びやすいように呼んでいい、という言葉に、目を丸くした。
ううん、と考え込んだのは、恐縮と遠慮ゆえではない。]
歳は、そうですねえ、俺は多分二十五とかそれくらいですかね。
大して変わらないと思います。
でも、そうだなあ……
じゃあ、ガートルードさん、で。
[にこ、と顔を上げる。
名前で呼ぶ人はたいてい呼び捨てだけれど、さん、を付けた。]
呼び捨てになんざしたら、上官にぶっ殺されるとか、
そういうわけじゃないんです。
いや、それもちょっとはあるんだけど。
なんていうのかな、
階級ってのはそりゃあ服に着いた飾りかもしれないけどさ、
そういうんじゃなくて。
――なんだろ、なんとなく、うん。
[人の心を推し量ることには全くと言っていいほど長けてはいない。
それでも、“ここも、既に戦場に足を踏み入れている”と言ったその声の色だとか、口調が。>>215
この空域に入った折に、外の星が見たいとだけ呑気に考えた自分とは、やはり内に負う者が違うのだろうと、そう感じていた。
それが職務による責任由来のものなのか、違う何かであるのか、そのようなことは分からなくとも。>>218
地位そのものに対するそれではなく、距離でもなく、そのひとに対して何かを表したくなるような、そんな敬称。
――そんな自身の内心すら、漠然としてどうにもつかめていないわけなのだが。
それでも、名前を呼んで、うん、と頷いた笑顔は晴れやかなものだったろう。]
いやあ、警備員の仕事がないのは
船が平和だってことで、ひとつ!>>216
それでもうん、ちゃんと散歩――じゃなかった、
スノウとラヴィ探し――でもなかった、
船内パトロールとか、してますから!
[実際、船の中を歩き回って様子を確認することにかけては、他の同僚たちの何倍も手間暇かけている自負はある。
警備員、という仕事も、これはこれで気に入っているのだ。
人を守る仕事で人の役に立てるなら、それ以上のことはないんだ。
元々、その逆の存在だから。
軽く睨むような表情は、ふりだというのは直ぐに分かったから、ぺろりと舌を出してみせる。]
そうですねえ、確かにみんな優秀なんだろうなあ……
あ、俺も一応、優秀なんだ、やった!
ちょっとでもそれで、ガートルードさんが休めてるなら、
いいなあ。
[彼女の挙げる面々――知らない名前もあったけれど、一人一人の顔を思い浮かべる。
古くからこの船に乗っている古株のベテランもいれば、自分と同様、最近この船に乗り込んだものもいるようだ。
それでもやはり、上に立つものというのはそれ相応の職務や心労があるものなのだろう。
軍医であった養父が、そのようなことを言っていた。
どこか心配そうであった髪と同色の土色は、ふと和らいだ翠緑に、ほっとしたように弧を描く。]
あ、ドクター・ジークムント。
あの人いい人だよなあ、前に俺が間違えて医務室行ったときも、
追っ払わないで話聞いてくれたし。
今度食事一緒に行きたいって、思ってたんですよ。
[いい薬を処方してくれるだろうという言葉にと頷きながら、彼女の言葉の続きを聞く。
その表情が、ふ、と一瞬、固さを帯びた。
“いざというの時に、心身の病や不調、損傷のあるものを
優先的に支援や保護できるよう”]
……。
[返答が咄嗟に返せずに、息継ぎをしたその合間に、差しはさまれた次の言葉に、
あー、と返答に詰まった。
もし医療データを照会するというのなら、遅かれ早かれ分かってしまうことではあるし、まったく仕方がないと思う。
――けれど、それをいま、ほんの少し引き延ばしたいと思ってしまったのはどうしてか。]
ビタミン剤ですよぉ。
半分は、まあ、軽いめまいの薬とかそんな。
医療データ見たら、他のヒトよりは引っかかる項目、
多いでしょうね。
でも。
[半分は軽い眩暈の薬など、というのは本当。残り半分が嘘。
逸れそうになる視線を、逸らさぬように、一度瞬いて開く。
開いた土色は、少しだけ困ったようでいて、けれど穏やかなものだった。]
あのね、これ、俺の個人的な我儘なんですが。
いざってときにもちゃんと立ち回れるように、
自己管理は、出来てるつもりだから。
いざって時に体張るのが俺の仕事だし、したいことだから、
シフト組みなおすなら、どんどんこき使っちゃって大丈夫!
だーいじょうぶ、これでもヒトの三倍くらいは体力あるし、
腕っぷしも強いし。
引っかかるって言ったって、拾い食いした食中毒の病歴とか、
そんなのです!
[そう言って、からりと笑う。
うん、きっと。
遅かれ早かればれるだろうなあ、とは思う。
――… まあ、この人に知られるならいいかなあと、思ってしまっても、いるのだけれど。]*
── レストラン ──
[スノウとラヴィのもふもふを堪能しつつ、運ばれてきた料理(トリッキーな料理ではない普通の)を食べていると。
ふと、ボックス席の男性へと意識が向いた。>>223
たしか、ドロイドがティーカップを運んできたのは、しばらく前であったような気がするも。そのティーカップに、口付けらた痕跡はない。
よくよく観察すれば、顔色が悪く、唇を噛み締めたままにブルブルと震えていた。
体調が悪いのかと近寄って声を掛けようとした矢先。
( 殺される……?
…………ガルーに? )
呟かれた言葉を訝しむ。
勿論、彼が軍部の機密データをコピーして持ち出し、連邦政府に暴露しよう……などと考えているとは知る由もない。>>282 ]
[ だから、ナネッテは聞かなかった フリ をして。
だって聞いたなら、×××ないとならないでしょう?
何事も無かったかのように、男性に声を掛けるだろう。 ]
大丈夫ですか?
具合が悪いようでしたら、、
医務室へとお連れいたしますよ?
[ 彼は何と答えたか。
心配事や悩みがあれば、話を聞くつもりで、相席を打診してみるとしよう。
断られるようであれば、無理強いはしないつもり。 ]*
──現在・船長室──
……………………すまん。
[ぷい、と視線を逸らしながらだが
ごくごく小さな声でようやく謝罪。
そもそも、海賊なんだから盗んでもと
思いながらもそれは仲間以外からにしよう。
とは言えこの背徳の味、忘れられず。
こっそり貰うから良いんだ、とは
口が裂けても言えないのだ。
今度は見つからないようにしよう]
ん。
解体して船の補強に使うもよし。
そのまま持っていて、対アースガルドへの
抑止力にするも良し。
……実際に使うつもりはそう無いが。
もし必要があればそのトリガーを引く。
それだけであろう?
[結局はその行く末はまだ決めかねている。
ただ、アレを放置してはならないと
自分の勘が告げていたのだ。
だからゲオルグの問いかけ(>>225)にも
そのまま答えを返し、まっすぐに見つめ
そのまま立ち去るのだとしても引き止めはせず
見守るつもりではある]*
/*はい食堂ではなくレストランでした
いろいろブレブレ...
次回発言よりレストランとします。
違和感すごいかな..
― 現在:レストラン内 ―
[ジャーナリストとコンタクトを取って一息ついた頃、(ちょうど本星から脱出して24時間程経過した辺りか)
無意識に抑え込んでいた不安が急激に膨らんで爆発した。
――そろそろ軍部は僕の動きに気付いたかもしれない。
――軍部は僕に追手を放ったに違いない。
――追手はすぐそこまで来ているかもしれない。
――何時どこで僕を殺そうとしているか分からない。
それこそガルーが。
軍に手懐けられたガルーが、僕を殺しに来るに違いない!
子供の時分から、思い込みの激しさは人一倍であったが、今や半ば被害妄想に近い精神状態である。
そんな訳で、心落ち着かせようと折角注文した(尚且つ、ドロイドが調理した安心安全な)コーヒーも
(……もしかすると毒が入れられているかもしれない。)
と妄想して、口を着けられない状態な訳である。]
ー現在:レストランー
[どちらかと言えば少食と言える彼がジンギスカンの最後の一切れを口に放り込む頃には、肉はもう冷めきっていた。]
さてー
[一先ず食事を終えて、医務室に戻る。余り医務室を空けておきたくはない。もしかしたら、もしかしたらだが誰かが来るかも知れない。
そんな時に、やはり中に医者がいて、頼りになる医務室であることをアピールして置かなければ。と妙な義務感を抱き、いそいそ帰り始める。
帰る途中、やはりレストラン周辺だからだろうか。多くの人とすれ違った。話も交わした。
メディカルケア担当がふらふらしている、と思われるかもしれない、などと余計な心配をしながら少し足を速めた。]
ー食料庫前ー
蜂蜜、ですか。
[蜂蜜なんて盗む奴いるのかと思ったが、話を聞いていると食料庫も閉まっており困り果てている様子。舌打ちもしてかなりきているようだ。
…は職業柄鍵も持っているし、ある程度の食料庫事情も知っている。]
食料庫の鍵は俺が持ってますけど、蜂蜜とメープルシロップはちょうど切らしてるんですよねぇ。
あ、そういえば数日前に船長が蜂蜜入りの紅茶飲んでるのを見ましたけど。もしかしたら持ってるんじゃないですか。
[まさかそれがゲオルグのものだとはつゆ知らず、記憶の片隅の蜂蜜の在り処を伝えた。]
大豆クッキー食べます?いいですよ、口に合うかはわかりませんが。
[大豆クッキーを作る旨を伝えると、自分にも作ってくれと頼まれ、快く笑顔で承諾する。調理の作業量が2倍になるけれども。]
ー現在:医務室ー
[帰りながら気になった事があった。レストランを出る時にすれ違った挙動不審な人物。気になった事は彼の精神状態ではない。ボソッ、と彼が漏らしたガルーという単語。聞いたことがあるが詳しく調べたことはない。確か寄生生物だったような気がするが、生物学は苦手だった。]
...??
[ガルー種、調べて出てこない訳ではないが情報量は多くなく、だが内容が様々だ。種類が多すぎること、治療法が確率されていないこと。はっきりした情報は其れくらいではないだろうか。]
50年前にガルー種の対策が議題に挙げられてる...
[だが、彼が得た情報はそれまでであり、議題として挙がった背景などに、この銀羊号が深く関わっていたことは、知る由もない]
この治療法を見つけること、それが出来たら医者という職業はもっと...
[そこまで口にして、彼は馬鹿らしく感じた。ガルーに関してそこまで知らないのに何を言っているのだ。そこに誰かいるわけではないが、そんな声が聞こえた気がした。]
...もしかして、連邦の関係者ならもっと何か知ってるのかな?
[そこまで考えはしたが、連邦の関係者など、思い浮かばなかった。
普段見ている書類など、ほぼアンケート同然のチェックシートである。
船内データベースでも参照してみようか。権利の侵害と言われないように、医療目的ということで、いや流石に...等葛藤したが、結局何もしなかった
彼は再び事務を始めた]
―現在:船長室―
[顔を背け、しばらくの沈黙ののちに小さく聞こえた謝罪>>248。
それが聞ければ、まあ許すとしよう。
簡単に許してしまうから、次があるのだろうが。
……隠す場所を変えるか。]
……
[使用方法を聞いて、返したのは沈黙>>249。
じっと船長を見詰めていたが。]
……そうですか
まあ、好きにしてください 船長はあなただ
それと、作戦も考えといてくださいよ
ぶっつけ本番で盗れるほど、甘くはないでしょうし
[それだけ答えて踵を返し、そのまま船長室を後にするだろう。
作戦を一緒に考えてくれと言われたなら、その限りではないが。*]
/*あれ...秘話ってコレであってますか...?
役職を、予約していなかったので、ランダムで入ってしまったのですが、もしかして「村人」で入らないとでしたかね...?
[彼の席の横の通路を、幾人が通り過ぎたか、彼には気付く由もない。
冷えたコーヒーと対峙して早40分、いい加減喉が乾いてきた。
意を決して震える手を伸ばし、カップをカチャカチャ言わせて口元まで持っていき、震える黒い水面を吸い込もうとした時]
ブホッ、ゴホッゴホッ!
["大丈夫ですか?>>247"という声に驚きむせこんでしまう。]
すっ、すみません!すみません…!
テーブル…!すみません…!!
[気が動転して着ているシャツが茶色に濡れたのにも気が付かず、女性に平謝りしてコーヒーまみれのテーブルを拭いている。
どう見ても大丈夫ではない。]
いえ、あの、具合が悪いわけでないんですが、その…
[彼女の落ち着いた声で徐々に平静を取り戻す。
しかし不安の原因は、誰にも打ち明けるわけには行かない。]
…すこし心配事があって、気が気でなくて……
[
(第一、目の前の彼女が追手《敵》じゃない保証があるか?)
頭に思惑が過ぎるが、今はぎこちない微笑みを返すので精一杯*]
ちぃ、なんだ。まだいたんすか。
[聞こえない程の小声で毒づく。
別に特段彼を嫌っている訳ではない。
ただ、テオドールの微妙な態度にも何となく気が付いていた節があって。]
ガガ・・・・・・ガ・・・・・・ガガガガ・・・・・・
[その時、再び無線部に雑音が響き渡る。
切れる時が気まぐれなら、繋がる時もまた気まぐれだ。
宇宙際VHFがまず繋がる。]
おおう?
[ようやく本命と来たかい。これは銀羊から。
いいや、ミーネじゃない。船内に取り付けさせた盗聴器のほうだ。]
んっ、まだ聞き取り辛えか。
[雑音の合間に聞き取れる微かな声>>250に耳を傾ける。
結局、聞き取れた単語はほんの端々で。]
何々、ガルーが殺しに来るだって?
一体何の事っすかね。
[その辺りにいた他の通信士や機関長等の面々に、誰ともなく答えを期待しない疑問を投げかけるのだった。]
― 回想 金馬号に救われた日 ―
[ 風の内戦が起こった十年前。
私が暮らしていた養護施設は何の前触れもなく閉鎖された
仮にも産まれてから10年は暮らした場所だ。
…が、感慨は思った以上に湧かなかった
明日からどう生きようか、
そんな、何の力も無い少女が極当たり前に抱くであろう不安さえも。
門扉の冷たく閉ざされた鎖に手を触れながら思い返すのは
そこで暮らした日々。
馬鹿馬鹿しいと思えるかもしれないが
弱き立場を救うはずの養護施設の中でさえ
強固な身分制度が根深く支配していた
同じ施設に暮らす子の中にも色々な出自の子が居たが
両親の顔が一切分からない女の子。
それは私の"身分"を蹂躙するに十分過ぎる程だった
私のための食事など用意されたことは一度も無い
誰かが皿に残したものを人の目を盗むようにして手にいれてきた
私の存在を肯定されたことなど一度も無い
憎悪に歪む瞳と罵声だけが、関わりの全てであった
そうして生み出された " 私 " は感情を閉ざし
絶望に瞳を染めた "化け物" であっただろう
[ 何のあてもなくふらふらと歩き、ついに倒れた金馬号の前
悲しくなんて、無い。この世に未練なんて、無い。
それなのに何故だか涙は止まらなくて。
冷たい地面を背中に感じながら空を眺めていたあの時
不意に空と私の間に入ってきたのはゲオルグと呼ばれる屈強な男性であった>>39
その時触れた彼の手は何よりも暖かく
まるで太陽のようだと思った
太陽のような彼に絶望に凍える心の一部が
溶かされたのだろうか。
その時思ってしまったのだ
まだ " 生きたい " と
運命の巡り合わせとは不思議なものだ
出ていけとは未だ言われていないものだから
いまもこうして居座っている ]
[ 私は金馬号に拾われて
本当に幸せだった
だからこそ私は恐怖する
もし彼等を失ったら?
一度幸せを知ってしまった分
喪失の痛みは深いだろうと ]
[ 自分が傷つくだけなら良い。
しかし大切な仲間が危険に晒される事は
到底耐えられそうに無かった。
だから私は、隊員の誰に対しても
決して必要以上には踏み込もうとはせず
“ 仲間 ”としての距離感を頑なに
守っていた
それは常に危険の付き纏う生活において
心を守る為に身に付けた枷でもあった ]*
ー 回想 食べること ー
[ 金馬号に拾われてからの私は
驚く程に食に貪欲であった
初めて暖かい食事を出して貰った時
私はきょとんとした顔をした
恐る恐る食べた時
染み渡る温みに、何故か熱を帯びる瞳と
ちょっぴり塩辛くなったスープには
気付かれてないと良いのだけれど ]
[ だから、ノーラの作る料理を食べる時間は
何よりも幸せな時間であった
自分の中の足りない“ 何か ”が
満たされるような気がしたから。
ニコッとはにかみながら
彼の作るふわふわのオムライスが
好きだと伝えたのは何時の事だったか
とはいえ彼の作る料理は何であれ
とてもとても美味しそうに食べるのだ。 ]
― 回想 ドロシー ―
[ 船の中で最初に親しみを覚えたのは
艶やかな金糸を持つ年若き船長>>51だった]
もうっ
サイコキネシス使わないでって言ったでしょ!?
[ それは彼女が酷い頭痛に倒れ>>170
私一人では安全な場所まで運べなかったため
誰かに手伝ってもらいつつ
彼女を安全な場所まで避難させた後のことであったか
仮にも相手は船長だ
敬語を使うべきなのだろうが、口調はまるで
仲のいい友達に話すよう
彼女が倒れた後には、つい喧嘩口調になる
眠ったまま目を覚まさない、等ということは
無いと知りつつも不安が抑えられないのだ
[ 『ラグナロク』に関する情報を得ようと
画策してはいるのだが
今のところハッキリとした確証は無い
一般的な従業員が分かる範囲に限るが
銀羊号であった出来事や警備の状況を
伝えることがあったし逆に金馬号の出来事を
教えてもらうことはあっただろうか
『スノウちゃんは今日も元気よ』
そうしていつも報告の締めくくりに言うこの言葉は
今日も私は元気に過ごしていたという
報告であると同時に、警備は厳重よ
という意味も込めていた ]*
― 銀羊号・船内を巡回中 ―
[船のおおよそのインフォメーションはもちろん知っているが、こういうのは自分の足で歩き目で見て知るのが大事なことだ。
そしてドロイドやホログラムのコンパニオン>>41による案内など補助にすぎず、生身の知性ある人物によることが肝要。
メイン・サロンを中心に、4つのエリアを一通り回る。
だが、船の中枢と言える第1エリア。
それに倉庫となる第3エリア。
それらは機密性が高く、一か所ごとにより複雑な審査が必要となったり、議会議員だろうと例外なく立ち入り禁止であるなどという箇所があったりした]
いやいや、こちらも軍や警察のような捜査をしているつもりはないんだ。
いつもどおりの姿を見せてもらえればいい。
……いつもどおりのね。
[そうあからさまに含みを見せる彼の言動に、彼についた案内人はどのような面持ちであっただろうか。
だがこのときは、彼の言い分にも一理はあった。]
あまり言いたくはないが、これはどういうことなのか……。
[と自らの後ろを指して言う。
そこには、見回りを開始して以来、ぴたりと彼に張り付き行動を共にする、10人を超える制服姿の者たちが。
アースガルド軍人たちと、銀羊号の警備員たち。
それに、互いにサポートのため従えているドロイドたち。
VIPの警護にはふさわしいのかもしれないが、それにしても。]
[この船の連中もアースガルドの連中も……用心深いのか間抜けなのか、それとも単に暇なのか……とはさすがの彼も口にせず。
警備員についてはこのような船内の状況を知ることのない、ある意味で運がいいと言えなくもない者>>243もいるのだが、そんなことは彼には知る由もなく。]
守ってもらっているのか、それとも見張られているのか、わからないのだがね……?
[ふん、と嫌味を言う。案内人や後ろの連中に言ったところで無意味なことはわかっている。]
まあいい。待遇改善は、責任者に訴えることにするよ。
次はどこかね、次は。
[そうして彼は、船内の一通りの目通しを済ませる。
この大仰な大名行列を目撃し、彼を目撃したものはあったであろうか。
そしてそのとき見えたのは、悪名高い政治家という表の顔か。
それとも『ラグナロク』……この船によってギムレー星系に持ち込まれていると噂される何か……を探る、宇宙連邦の暗部の手先としての、裏の顔か。]
[…はそれを聞けば、ゲオルグとは別れて食料庫へと入っていくだろう。
…は持っているスペアキーで重い扉を開く。
比較的新しい施設の食料庫は、色々な食料、中には戦利品の貴重な食材が数多く揃っている。以前は腐敗したりネズミが湧いたり酷いものだったが、綺麗好きの…が入ってからは比較的綺麗に整頓されている。
厨房で書いたメモを見ながら、ひんやり冷たく薄暗い庫内で食材を探していると、ある”エキス”があることに気がつく。それを見た瞬間、…は不思議な気持ちに包まれた。]
これは…まだこれだけ残っていたのか。
これだけ厨房に持っていこうか。
[…は、赤い液体の入った小さな容器を、大切にポケットの奥にしまった。]
ガルー? ガルー・・・・・・。
ああ、あれっすか。
[やがて合点がいったように手を打つ。
子供の頃に自分は一匹のルーを飼っていた。
そういや、ルーに寄生する生き物だから気をつけろってよく言われていたっけか。
散歩でも、絶対に行ってはいけない場所が存在した事を思い出す。
と、そこに耳慣れた声が割り込んだ。]
やあ、ミーネ。
君の想像は、恐らく正解だな。
[二言三言交わすが、ここ最近は大した事件もない。
ピンチもチャンスも無いってのは、どこか気が緩むってもんだ。
結局は雑談に終始する。
今日も変わらず、と。
向こうも、こちらもね。]
― 同・レストラン内 ―
[ベネディクト准尉が座るボックス席の、通路を挟んだ向かい側。
赤いジャケットを着た男が、丁度ベネディクトの対角線上、彼の顔がよく見える席に座って、黙々と食事をしている。
ドロイドに運ばせた紫色に茹で上がった宇宙ロブスターを、慣れた手つきでバリバリと殻を剥き、次々と口に頬張る。
男の首に巻かれた黒いチョーカーに、一瞬赤い基板のような模様が浮かぶ。男はロブスターを剥いた手指をお絞りで拭くと、チョーカーに親指を押し当てる。
ナノマシンによる無線回線である。]
――こちらディースリー、目標を確認。
ここまで他者との接触なし。
…コーヒー相手にブルブル震えてやがるぜ。ビビリかよ。
"ご苦労様です、中尉。そのまま監視を続けて下さい。"
中尉、ね。50年で2階級しか昇進しないとは、亀よりも遅い
"コールドスリープ期間を除けば、貴殿の実質覚醒期間は50年中7年程度。そこそこ妥当な昇進スピードでは?そもそも、貴殿の素性を鑑みれば、異例の昇進となります"
分ぁってるっつの。冗談だよ。
[ころころ声色を替えながら、冗談交じりの通信を続ける]
そうかい、そうかい。
それじゃあ・・・・・・
ああ、ちょっと待ってくれ。
[通信を終える直前に銀羊にいるであろう仲間を呼び止める。]
ミーネ、ここ最近でガルーって言葉に、聞き覚えあるかい?
[ほんの小さなしこり。
ただ、何の情報も収穫無しに終えるのもあれだし。それだけの事。]
/*
第一発言からずっと、文章とかいろいろまずいことになってると思うんだが、どーにもこーにも。
う〜ん、なんとか進行を混乱させないように、吊られることだけできればいいか……。
──現在・船長室──
[作戦を共に考えてくれ。(>>254ゲオルグ)
そう言いかけたが、相手には頷きのみを
返しておいた。
あまりここに縛り付けても仕方がない。
それに、どちらかと言えば得意なのは
ぶっつけ本番の方。
立てていた作戦をこなすよりも
その場その場で直感に従い
場をこなしていくのが性に合うからだ。
だからゲオルグを見送ったが、やはり
ツキン、と痛む頭に眉をひそめる]
…………何だろうな、コレは。
[大事なものなど特にないけれど。
小さくため息をついて、船長室から出ると
廊下をゆっくり歩いていく。
さて、どこに向かったものか。
緩やかな直感の赴くままに、歩を進めた]**
そうかい、そうかい。
それじゃあ・・・・・・
ああ、ちょっと待って。
[通信を終える直前に銀羊にいるであろう仲間を呼び止める。]
ミーネ、ここ最近でガルーって言葉に、聞き覚えあるっすか?
[ほんの小さなしこり。
ただ、何の情報も収穫無しに終えるのもあれだし。それだけの事。]
── レストラン ──
[ まさか、声を掛けた所為で、噎せてしまうとは思わなかった。>>256
いや、カチャカチャと覚束ない手で口元に運んでいたから、零さないかと心配はしていたけれど。
予想を大きく上回る。
ドロイドを呼び、拭く物を持ってきてもらい。
テーブルを拭く彼の手を止めさせた。 ]
すみません、
こちらの片づけをお願いします。
[ドロイドにそう告げ、彼の茶色に濡れたシャツを、濡れ布巾で叩いて拭う。
平謝りするのは、どちらかといえば、驚かせたこちらな気がしたものの。
徐々に落ち着いてゆく様子を見れば、そんなことは口には出さず。
彼を汚れていないテーブル、ついでに自分も食事の途中であったので>>246、そこへ案内しようとする。
断られるならば、その場で話を聞いただろうが。 ]
具合が悪くないのは、よかったです。
どうしても長旅になりますからね、
ストレスは貯めないよう、
定期的にメディカルチェックに掛かってくださいね。
心配事……ですか。
私でなくとも、医務室には信頼できる先生もいますから。
よかったら、お話しされてみてはどうですか?
[ 話しやすい場にしたいというジークムントの思惑はよく伝わっていたため、そんなことを告げる。
話の内容が、悉く重たいものであるとは知らない故の助言。
知れば、追手でも敵でもないと言ったであろうが、それは仮定の話で。
ぎこちない笑みを浮かべる男性に、ナネッテは上手い対処法が見つからず。
無表情の下で、ひそりと、少し困ったような顔をする。 ]
少し、落ち着かれましたね。
何か注文されますか?
ああ、それと、
そのシャツ、帰られたら
まず、染み抜きをお勧めします。
[ まさか、四面楚歌に立たされているような心境とは知らずに、そう告げる。
空腹は悪い考えを連れてくる……というのは、ナネッテの弁であったが。
たわいもない談笑と伴に、メニューを差し出して、様子を窺ってみようか。 ]*
ー回想・ゲオルグー
[残念ながら、特攻隊長であるゲオルグも作戦は聞かされていないようだった。船長に聞いてくれるそうで、頼んだと頷いた。
あまりオオゴトでなかったり、短期で決着がつくような場合は…は船内で待機することが多い。長期戦や大掛かりな作戦の場合は別だが。緊張しているのかと聞かれれば、]
いやいや、むしろワクワクしてますよ。
シルバー・メリー号って凄い船って噂ですからね。
[と少し張り切り気味に答えてみる。”凄い船”には私的要因も含まれるが、シルバー・メリー号が宇宙でも有数の宇宙船であることは事実だ。]
では船長室へ行かれるでしょうから、また。
[特に話すことがなければ、別れをして食料庫へ向かうだろうが。]
ー回想・ミーネー
[3年前、金馬号に入った時、とても食欲旺盛な船員がいた。3つ下の女の子、ミーネだった。比較的痩せ型な彼女だったけど、…の作った料理を誰よりも食べてくれた。
得意料理の一つ、幼い頃に母から教わったふわふわのオムライス。…の作るオムライスが好きだと伝えられた、その時の彼女の優しい笑顔を見て。
― 銀羊号・第1エリア 面会室 ―
[それが彼女にとってはいつの時にあたるかはわからないが。]
いや、副艦長殿と面会が叶うとは、はっはっは!
それにむさくるしい髭男などを連想していましたが、いやこれは女神のようだ、お美しい!
あなたのようなお方がこの船の長とあらば、船の中も活気づくというもの、わっはっはっは!!
[そんな言葉にその当人である副艦長……ガートルードはどんな態度を示したか。もちろん馬鹿正直に喜びを示すはずもないのだが、彼はその後も構わず社交辞令を並び立てることだろう。]
いや、一通り船内を拝見させていただきましたが……シルバー・メリー号、ですか。
その名のとおり、宇宙空間においても安らぎのある暮らしが送れそうだ。
[まったく本心でないことを口にする。少なくともこの船が厳戒態勢にあることは明白である。それに彼は、この船が過去に幾度かあまり穏やかでない事件に遭遇していることも聞き及んでいる。
そうしたことへの嫌味とも言える。
それにそもそも、そのシルバー・メリーというネーミングに、艦長を務めるメイン・システム(信じがたい!)のキャプテン・メリーはじめ、ラビィやスノウといったシステムAIの連中の風貌……すべてが子供だましとしか思えないのが、ベルガマスコという男だった。]
ですが残念ですな……その安らぎある空間も、この星域にはびこる戦乱の空気にあてられると……こう、ピリピリしたものになる。
副艦長殿も……嘆かわしいことでしょう?
[彼女がアースガルドの女将軍の地位にあることも、もちろん知ったうえで、そう言うのだ。]
──回想・ミーネ──
……必要があれば使うさ。
船長が船員を守れなくて、どうする。
[それはサイコキネシスを使い
頭痛に苦しみ倒れこんだときのこと。
ぴしゃりとミーネに叱られて(>>267)
苦笑いと共に告げた言葉だ。
ベッドに運ばれて、甘いもの欲しいと
一先ずは角砂糖を口に放り込む]
昔みたいに些細な喧嘩で使わないだけ
マシだろう?
こと、食べ物に関しては
ミーネも拘りが強いからな。
私も糖分だけは手放せないが。
[誤差の範囲でも食べ物の大小で
喧嘩したこともあったし
最初の頃は物珍しい食べ物に目を輝かせ
譲らない!とこちらも意固地になったもの。
いつしか、食べ物に関しては
多少譲ることもできるようになったが
サイコキネシスを仕事で使うのは
必要だから、仕方がない。
そんな娘がある日、ぽつりと
漏らした言葉がある]
サイコキネシスではなくて
テレパスだったなら
……そちらの様子も知れるんだが。
[銀の羊に送り出す直前。
それ以前にも本来の星の民には
テレパスの能力の方が強かったのだと
サイコキネシス持ちはむしろ珍しいと
ぼやいていたこともあっただろう。
ただ、彼方に送る相手に、
その前に渡したのは一輪の白バラ。
それを相手に手渡して]
必ず成功させよう。
[そう言って笑った日。
そして明日、その約束を果たすのだ]**
/*
やはりSSS村はログの進みがえげつない…(白目
申し訳程度にでも寝る前に縁故もどき落としといて良かった
良かったというかログの進みがえげつなくなると予想して書いたんだけども
どうあがいてもコアずれ酷いし、仕事ある日は寝る前にそうでもしておかないと孤立して死ぬ(
前回はそれに加えPC設定の都合で他の人と関わり殆どなくてry(前村の話はそこまでだ
しっかし名家の坊っちゃんが機密パクって脱走とはよぅ。休み返上で追跡任務とか、しょっぱすぎるぜ。
さしずめ思春期特有の青臭い自己満足さ。
紅華は軍需産業が主幹の傭兵国家だ。これくらいの事で安っぽい正義感振りかざしてるようじゃ、どのみち長くはなかったよ。
"ケルベロス計画は私達が50年かけて育ててきたプロジェクトです。正式リリースにはまだ早いのは、貴方がたもお分かりのことと存じ上げます"
こういう船内でデータの受け渡しが、我々しては一番回避したい所ではある。船内は密室であるがゆえに、下手に騒ぎを起こせないからね。
何よりここは『シルバーメリー』だ。僕らはこの船では何も出来ない。
"アースガルド空港にギムレー基地の部隊を配備させました。
入国審査にて捕縛後、本星に送還、処分いたします。
万が一対象が抵抗及び逃走を図った場合、状況により中尉にはレベルBからAの行動許可を与えられます"
ヒヒッ、嬉しいねエ。
まあ空港に着いた時点で袋の鼠だろうけど。僕らの胃袋に入るのがもうすぐなのかちょっと後かの違いだけさ。
―回想:ミーネ>>262―
[あれは確か寒い日だった気がする。
アースガルドだったか、その植民地だったかで蜂蜜の買い出しに出てた時だった。
また、泣き声が聞こえた気がした。
誰かいるのかと思い顔を上げると、仰向けで倒れている少女を見つけた>>262。
着ていた服は薄汚れていただろうか。
(この星は、身分の低い者に厳しすぎる)
近付き、ひょこりと顔を覗いてみれば、絶望が垣間見えるような昏い瞳に涙を湛えていて。
(心を守るために心を閉ざすのは、一種の知恵)
その姿が、かつての自分に重なったからだろうか。]
生きたいか?
[口から出たのは、かつて自分を養父の元へ届けてくれた人と同じ言葉>>25。
不思議な運命の巡り合わせ。
零れる涙が、すべての答えだった気がした。
だからそれに答えがあろうとなかろうと、少女を抱えれば、そのまま船へと連れ込む。]
── 回想:藍玉の瞳 ──
[ 何度も、何度も夢を見ていた。
真っ暗闇の中で手を伸ばす夢を。
高熱に魘されながら、じくじくと焼けるような激痛の走る目の痛みに耐えながら。
伸ばした手は届くことはなく。
そうしていつの間にか、その手には短刀を握っている。
(いや、やめて!!)
声にならない、自由に身体が動かない。
まるで定められたプログラムのように、両の手は同じ動作を繰り返す。
肉を断ち、骨を削ぐ嫌な感触。
夢の中なのに、拭っても取れない血の粘りが生々しくて。 ]
っ、ぁぁぁぁあああああ!!!
……、っは、はぁ……
[自らの絶叫で目が覚める。
目にぐるぐると巻かれた包帯で、夢から覚めても真っ暗闇の視界。
動けば、ずきっと重たい痛みが走る。]
「水、飲めるか?」
[ 掛けられた声に、びくり、と震える。
まだ幼い声。
年端もそう変わらない男の子の声。 ]
……うん、
[見えない心細さから、素直にこくりと頷いて。
そっと握らされたコップに、慎重に口をつけて……一口。
ほぅ、と静かに息を吐いた。]
「お前、名前は?」
……ナネッテ、
「お前が乗ってた船は沈んだ、
俺たちは水葬するんだ。
……お前の兄貴も、沈めたぞ。」
…………うん、
「……その目、大事にしろ。
兄貴の忘れ形見だ。」
………、
「ばか!!
まだ泣いちゃだめだって先生が!!」
[ その後、その少年の、痛ぇ!という声が響く。
状態を悪化させるとは何事ですか!と先生らしき大人の怒号も飛んだ。 ]
[ 裏も思惑も絡まない言葉遣いに、酷く安堵した。
同情も差別もない、肌で感じる優しい視線に。
だからこそ、長く乗っていてはいけないと思った。
──癒されてしまいそうで
兄を失った深淵の哀しみを……
──許されてしまいそうで
兄だけを死なせてしまった罪から……
──赦して、しまいそうで
元凶になった海賊を……
分かっていたのか、ナネッテが船を降りると言ったとき、彼らは何も言わなかった。
恩を仇で返すような仕打ちにも関わらず、文句の一つも言う事はなく。
包帯が解けて、降りる段になって。
その少年の顔を見たら、また、泣いてしまいそうになったから。
ぎゅうっと、両手を握って、眉間に皺を寄せる。 ]
「じゃあな、ナネッテ。
元気でやれよ。
俺は海賊の船長になるからな!」
…………、
「ったく、泣くなよ。」
……っ、泣いて、ない、
「よく言うよ。
ほら、あそこの丸い船に乗れ。
行けるな?」
……うん、
「んし、いい子だ。」
ありがとう、マーティン……
……ありがとう、ございました。
[頭を撫でられても、振り払う事は出来なかった。
最後だから、と言い訳をして。
ぎゅうっと抱き着いて、名残惜しんで。
海賊船に向かって、大きく頭を下げる。
お金も受け取って貰えなかったから、彼らにとっては本当の慈善活動。
じんわりと熱くなる目をそのままに、綻ぶように笑って。
後ろを見たら、駆け戻ってしまいそうだったから。
振り返りもせずに、走る。走る。
銀羊号に乗り、そっと隠れるように発つ宇宙船を見て。
そのアクアマリンの瞳から、大粒の涙をこぼしたのだ。
泣いたのはきっと、それが 最後 のことだった。 ]*
[彼が蛮族の国とさげすむアースガルド。
そんな国にあっては女だてらに将軍などという地位に就いたりもするというのか……などと感心をしているのか馬鹿にしているのかどちらともつかない思考を巡らせる。
確か、地球は北欧系の民族が移住し、興した国と聞く。
その民族が地球に住んでいたころから伝わる神話は、現在にも伝えられていて、彼の記憶にも残るほどには膾炙した話ではあった。
戦士たちの神話。その世界観では、勇敢に戦い抜いた戦士の元には、戦乙女と呼ばれる女神が天界から遣わされ、英雄と認められた戦士は楽園へと運ばれる……。
蛮族らしい話だ。などと内心で一笑に付しつつ。
そのような女神が信じられる連中の国ならば。
女将軍などがいても違和感はないか……と。
そんな発想しかできぬほうがよほど時代遅れということには考えが及ばない……]
それにですな、副艦長殿……。
これは噂、あくまで噂にすぎませんが……。
どうやらこの星域での争いに、まったく未知の兵器が投入される、などという話が聞こえてきましてな……?
これはこの視察においても重要なファクターになることは間違いない。
いや、噂にすぎないことに振り回される連邦であってはなりませんからな。
だからこそ、私がこれから見聞きすることの重要性は高いということ。
もしよければ、忌憚なきご意見を伺えれば、と……。
[あくまで慇懃に尋ねる彼に、彼女はどう答えただろうか……]
あっ、…!
[ドロイドがテーブルを掃除し始め、上体をテーブルから離したら、彼女の手が濡れ布巾で茶色くなった胸周りを拭ってくれる。
小さい頃母親に良く同じことをしてもらったのを思い出し、気恥ずかしいやら嬉しいやら。]
あの…、すいません。
[再びの謝罪の言葉には温かみが増し、青ざめていた顔には、いつの間にか赤みが差していた。
言われるままに席を移る>>278]
―回想:食料庫前―
[頼まれればハイハイと、今度はこちらが二つ返事。
今回珍しく作戦に参加することになった料理人は、どうやら緊張ではなく張り切ってるようで>>281。
緊張でガチガチなのと、興奮して張り切るのでは、そりゃ後者の方がいいが。
張り切りすぎてへまをしなければ良いのだが。]
昔と変わってなければ、確かに凄い船だがな
[自分の養父は銀羊号の元警備員だった。
その仕事を見たくて、乗るなという養父の言いつけを破ってこっそり乗ったことがあった。
その際、ラヴィとスノウの魅惑のもふもふぼでぃを散々もふって満喫したことがあるのだが、それを魚の捌き方を教えてるときに話したかどうか。
そういや、操縦士の人に捕まった記憶があるような……。]
ああ、何かわかったら伝える
[そう言って船長室へ向かったのだったか。*]
―現在:船長室→―
[カレンと約束をかわしたのはいいが、あの様子>>じゃあきっと何も考えてない。
と、蜂蜜を抱えながら頭を掻いた。
元々、ぶっつけ本番でやる方が得意な人ではある。
良く言えば、状況に合わせて臨機応変に対応できる柔軟性があると言えるが、悪く言えば計画性がないとも言える。]
せめて、突入の方法だけでも決めておいた方がよくないか……?
[いきなりこうします!と伝えるのでは船員は困惑するだけだ。
心の準備がいる奴もいるだろう。
しばらく考えて、溜息1つ。]
……小型艇とレーザー砲、どっちもすぐ起動できるように伝えておくか
[どこかから忍び込むにせよ、銀羊号に攻撃を仕掛けるにせよ、準備は必要だろう。
ついでに皆に、心の準備もするように伝えていくか。]
曲芸師 キアラ が見物人として参加しました。
曲芸師 キアラは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
「░▓▒▓█▓░░▓▒してきてね?」
[ そう言われたのは確か。問題は、幼かった彼女にその意味がわかったかどうか* ]
/*
みんなお互いの船同士やら何やらでどんどん縁故つくるなあ……。
銀羊号がものすごい因縁の糸で絡まってみえるぞよ。
過去にはあっち、今はこっち。
そんな人がいっぱいいて、すでに設定に溺れているハゲがここに。
ハァイ!ミーネ。元気?
[茶化すようにそう言って、ゲーム機から顔を上げずに何回目かわからないクリアをする。二人の雑談にはちらほら横槍を入れつつ、極力は邪魔しないようにする。
ところで、この“アースガルドを倒せ”というRPGゲーム。
強くて楽しいニューゲーム機能がある。データ引継ぎ機能と、全リセット機能がついているのだ。ちなみに、テオドールはデータを引き継いでワンパンで倒していく「楽しいの?」と言いたくなるようなゲームの遊び方をしている。]
[ハーランがミーネにかけたガルーに関する問い>>277に、テオドールは一瞬顔を上げたものの、「あ、あああ…!」と主人公が死にかけて手元のゲームにすぐ戻ってしまった。*]
ハァイ!ミーネ。元気?
[茶化すようにそう言って、ゲーム機から顔を上げずに何回目かわからないクリアをする。二人の雑談にはちらほら横槍を入れつつ、極力は邪魔しないようにする。
ところで、この“アースガルドを倒せ”というRPGゲーム。
強くて楽しいニューゲーム機能がある。データ引継ぎ機能と、全リセット機能がついているのだ。ちなみに、テオドールはデータを引き継いでワンパンで倒していく「楽しいの?」と言いたくなるようなゲームの遊び方をしている。]
[ハーランがミーネにかけたガルーに関する問い>>277に、テオドールは一瞬顔を上げたものの、「あ、あああ…!」と主人公が死にかけて手元のゲームにすぐ戻ってしまった。*]
ええ、ここ数日ストレスが…
…メディカルチェック、ですか?
[医務室>>279、という言葉に、また良からぬ想像が働く。
薬と偽って毒を盛られやしないかとか、手術と称して切り刻まれやしないかとか…
けれど、]
…そう仰るなら、ちょっと寄ってみようかな…
[不思議と彼女の言うことなら、きっと大丈夫だろうと思えた。
差し出されたメニュー>>280も、今度は毒の心配もなく注文できそうだ。
その後、胸焼けしそうなパフェを食べきったら、医務室とやらに行ってみよう。彼女が付き添ってくれるなら一緒に、そうでなければ名前を聞いて別れるだろう*]
[通信を保留にして、カフェオレを一口飲んでホッと息をつく。]
しかし…
[言いかけてふと外に映る銀河の煌めきを眺める]
……50年経って、ようやくここで食事が出来たよ。
――本当は、二人で――
/*
うーん。。。
風邪だって言うし、無茶は避けて貰いたいから引いたけど。
言った方が良かったかなあ。
後で侵入方法の自分の考えを流しておくか?
[ブホぁという声>>256に、再び視線をベネディクトの方に戻し、通信を再開する]
こちらディースリー、対象に動きあり。
コーヒーでむせて添乗員と思しき女性に介助されてます、どうぞ。
畜生結構美人じゃねぇか、胸拭いて貰って赤くなってっぞ分かりやすい
機密に関する会話はなされていない模様。
添乗員と共に席を移動した。こちらの目視の範囲であるので、ここから監視を続けます。
"了解しました、引き続き動きがあれば教えて下さい"
― 少し後、廊下で ―
[医務室に行く途中、大名行列と思しき集団とすれ違った]
あれは…ベルガマスコ議員?
[連邦議会議員の父から、何度かその名を聞いた事がある。
もしかすると一度くらいは付き合いで実家に来たこともあっただろうか?
彼に直接機密を渡せば…?]
べ…!
[呼びかけようとして、やめた。
仰々しいSPたちに気後れしたのと、父の言葉を思い出したからだ。
曰く、『彼には"義"というものがない、"正しき義"を旨とする我がチャン家とは決して相容れない男だ』と…*]
ーキアラがおぼえてること:まるいちー
[ たまたま。女は銀羊号の停泊港にいた。ふらり、そこから引き込まれるように乗船をした。
−*−*−
生まれのせいなのか、どうなのか。
彼女はちょっと記憶の部分が弱い。
きっかけに触れれば思い出せるけど、自力で思い出す力が、ちょっと弱い。
自分が「キアラ」という名前なのは認識してる。
あと、肩に乗ってるのはペットのコルヴス。烏型のペットアンドロイド。
たぶん、彼女がわかってるのはそれくらい。
どうしてなのか。彼女自身に聞こうにも、記憶のところが少し弱いから、彼女自身も覚えてない。
まぁでも彼女はそんなことさほど気にも止めなかった。行き当たりばったり、コルヴスとふたりで芸をして、その日の駄賃を稼いで、ちょっと豪華なご飯をお客さんにもらって、おやすみ。
たぶん、そんなことを繰り返してきたんだろうと、彼女は思ってる。詳しいことは、ちょっと思い出せないけど。さほど重要じゃないんだろう、と。
−*−*−
そんな彼女にしては珍しく。乗りたい!と思った初めての船。なんでかわからないけど、乗らなきゃいけない気がしたんだよなぁ、なんて彼女はいう。もしかしたら前に乗ったことがあるのかもしれないけど「そしたら乗ったら思い出せてるはずだよなぁ」なんて彼女はコルヴスにつぶやいた。
ちなみに、無賃乗船だったけど、ちゃんと見つかって問いただされてからお金は払ったから、許してあげてほしい。 ]
[ でも乗船は偶然じゃなくて ]
[ だって偶然烏を乗せるほどこの船の猫は甘くない ]
[ 彼女が忘れたところに理由があるなんて、 ]
[ だって技術革新進むこのご時世。忘れる方が難しい]
[ かわいそうにいまの彼女には思い出せない ]
[ だけど、今はまだ思い出せない** ]
── 船内通路 医務室への道 ──
(写真家………
まぁいいか似たようなもんだし)
[ 自分の職に関して訂正することを諦め
じっと見つめられるままに答えを待つ>>226
まさかこちらの真意に気づかれているとは知らず
色が変わった声に目を細める ]
100年前のトリッキーな料理、か
[ 俺は少し期待していたようだ
ほんの僅か、瞳の奥底で黒色の何かが揺れる
目の前の女性は表情を変えず………いや、
何が変わったかと問われればわからないが
確かに、言うなれば"色"が変わったか
そこでようやく気づいた
"コイツは俺が何を聞きたいのか分かっている"と ]
……そうか。
あぁ、貴重な情報をありがとう
そのメニューは後で確認する
それと────
第1エリアと第3エリアに
うっかり入らないよう気をつけるよ
[ 透明な水にほんの少し赤を混ぜたような
そんな声色の変化に気づくものはあるだろうか
俺自身も気づいていない心情の変化
ただ、"興味"を持った ]
/*
hamyと申します。そこのあんもさんとかいう人にだいれくとまーけてぃんぐされて飛び込んだはいいものの、史上最強にキャラ考えれてない!がんばる!
とりあえずキアラちゃんはバカです。考えてないっていったけどそういや裏設定は決めてました。RP久しぶりだけど頑張る(中の人のINTも低下中。変顔可愛い)
/*
STR:18(6x3) CON:8(6x3) DEX:11(6x3)
APP:18(6x3) POW:10(6x3) SIZ:3(6x2)+6
INT:9(6x2)・{6 EDU:14(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
俺はヴェルナー
写真家じゃなくて旅人だ
……アンタは?
[ 一度正すのを諦めた間違いをここで改めて
相手の名前を聞き返す
聞けたのならしっかりとその名を記憶し
聞けなくとも外見さえ覚えていれば問題ないと
特に気に留めず ]
………じゃあまた。
面白くて綺麗な船員サン
[ 続けた言葉は聞こえたか否か
変わらぬ表情で別れを告げれば
手も振らずその場を後にする
しかし"また"と再会を匂わせる言葉を使ったのは
"興味"をもったという意思の表れだった ]*
(………これはどうしたものか。
ドクターがラグナロクに関して
知っている可能性は低いだろう。
なら、スルーだ。)
[ 一瞬だけ止めた足を再び動かし医務室を後にする
今の光景は何か使えるだろうか
………使えないか
ドクターが生粋のもふもふ好きなんて
すでに周知されているに違いない
さて、どこへ向かおうか
第1、第3エリアに入る方法を考えながら
船内を歩き回るのであった ]*
/*
えっなにこれ低INT出して欲しかっただけなのにSTRAPP最大値のチビとかもうなんだこれ。EDU高いのは設定的に使えないけどそれ以外もハチャメチャすぎる……
けどある程度採用しなきゃね!
/*
慣れないことはするもんじゃありませんね
元気いっぱい、すぐ死にそうなフラグビンビンの男の子にすればよかった
吟遊詩人 セルウィン が見物人として参加しました。
吟遊詩人 セルウィンは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
─どこか─
[後日、ここではないどこかの地で誰かと会話をする機会が訪れたら、銀羊《航宙船Silver Mary号》での出来事を、そのように語りだしただろうか。
何てことはない、僕にとってもそれは、ただの日常の延長でしかなかった。
僕は旅の吟遊詩人。
とはいえ、楽曲を自ら作ることなんてあまりなくて、既成のよく知られた歌を、客に請われるまま提供することが多いかな。
僕には作曲の才能は、あまりないようだからね]
船が向かう先は、アースガルドだった。
……うん、用がなければあまり行きたがる星じゃないよね。
[かの星域における『風の内戦』からの紛争状況が続いている事は、地球をはじめ他の星域にも聞き及んでいる]
でもまぁ、行った事のない星だったし…、行ってみたいという好奇心と、あとは破格のギャラが魅力的だったからね。
[銀羊号にも乗客をもてなす施設、サロンやステージは御多分に漏れず備わっている。そこに必ずピアノがあるように、ドロイドや体感ホログラムが発達した昨今であっても、”生の演奏”は少なからず需要があるのだ]
─現在・第4エリア『ファーム・パーク』─
すっかりここに、馴染んだなぁ…。
[地球から銀羊号に乗り込んで、どのくらい経ったかな。
ステージの決まった時間に演奏を披露する以外は、一乗客として行動することが許されていた。
僕は一般客が立ち入れるあらゆる区画に入ってみたけれど、その中でもここが特にお気に入りになった。
広い区画に草花が生い茂る『ファーム・パーク』
船内の酸素と食料を補給する大事な区画だけれど、農場に併設する公園には自由に立ち入ることができた。
植物が育ちやすい温度と湿度は、人の身体にとっても快適な空間だからね]
[僕は空いているベンチに適当に腰を下ろして、手持ちのリュートを膝の上に乗せる。
これは僕がいつも持ち歩いている愛器だ。
古代の楽器のレプリカで、今や素材はまったく異なるけれども、それなりに近い音は鳴る。ドロイドや体感ホログラムの演奏に飽きた頃合いに、レトロな曲を挟むと聴衆にはそれなりに受けた]
…まぁ、舞台でなくても弾くんだけど。
[舞台の予定以外は好きな時に好きな場所で、好きな曲を奏でた。
今、ここに聴衆がいてもいなくても。まずは気分がのるままに、弦を一つ、爪弾く]
この光景も、そろそろ見納めかな。
[もうすぐ、ギムレー星系に差し掛かる頃だという。
あと何回ここに来れるかな。今回の旅も、歌にすることはなさそうだけれども。
木々の緑や草花の美しさは、まぎれもなく本物で。
少なからず心を打たれた僕は、それらに感謝の気持ちを込めて、今日も、───歌う。**]
― 医務室への道中 ―
[さて、医務室に向かうと言ったものの…肝心の用向きが決まっていなかった。
機密の内容を下手に口外する事は出来ない。相手が敵だった場合はもちろん、寧ろ敵でなかった場合に巻き込んでしまう。
薬を貰いに来ましたと言おうか、何の薬を?
いっその事素直に彼女に紹介されて来ました、と言えば良いような気がする。]
prrrrr…!
[通信機がけたたましく鳴り響き、(同行者が入れば配慮しつつ)慌てて着信に出る。相手はコンタクトを取っていたジャーナリストのチャーリーだ]
お世話になります…!
はい、はい…もうそろそろ亜空間に入る頃です。
はい、データの方は肌身離さず。
…はい!必ず、必ず公表しましょう。
こんなこと、許しておけません…!
ありがとうございます!
では、空港で。
[電話を切った後、彼の表情はわずかに自信を取り戻したようだった。]
――大丈夫。僕は間違ってない。
間違ってなんか無いんだ…
/*
拾われ先見つからないと動けないのに誰にも拾ってもらえない()
割といつもすぐ拾ってもらえるんだけど
夜に適当に動かないとだなぁ
というか箱の調子もあって割と本気見物移りたい
霊だし無理だけどね
[果たして医務室に着いたなら、メディックはどんなふうに迎えてくれるだろうか?
(もふもふ好きとかちょっとユニークな人とか、そういう前情報は全く聞いて無いのだが)
だがとにかく、彼女が信頼の置ける先生だと言うのだから、きっと悪い人ではないのだろう**]
ー医務室ー
[医者になれたほどの勤勉さを発揮するかのごとく、ひたすらにデスクワークをこなしていた...そう、ほんの数刻前までは。]
モフモフモフ...
[さてどうしたことか。本人も気がつかぬまま、ラヴィをモフモフしていた。どうも今日のさわり心地、いやモフり心地が良すぎるのだ。
もうしばらくこうしていよう。きっと誰も来ないのだから...
医務室に迫る影>>317など知らない彼は、勝手に動く手を放置することに決めたのだった]
メディカルケア ジークムント が村を出ました。
16人目、メディカルケア ジークムント が参加しました。
メディカルケア ジークムントは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
17人目、『ガーディアン・システム』 スノウ が参加しました。
『ガーディアン・システム』 スノウは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
― 現行 ―
「テオっち〜!」
はあーい!
[ゲームを中断して、声がかかった方を見る。
当番を代わったらしい仲の良い通信士が、とんとん、と自身の耳を指先で叩くジェスチャーをする。]
?
[テオドールが怪訝そうに顔をしかめると同時に、バイザーがデータを受信する。
耳当て部分を操作して、テオドールしか視認できないスクリーンを出すと、データを開く。]
え、あ、やべ!
[中身は、現在進行形のデータ。
地図上に操機長の名前が記された赤い点が点滅しながら、無線部に向かってきている。]
戻りまーす!
[大嘘だけれど。仮にハーランやミーネとの会話途中だったとしても、テオドールは慌てて無線部を出て行っただろう。
そのまま、操機長がやってくる方とは逆方向に走る。
こっちにあるのは娯楽室と――並んで食堂があったかな?少し離れたところに喫煙所があったはず。]
[――ああ、そうそう。喫煙所といえばだけれど。
テオドールはしょっちゅう横着して食堂で食事をしたあとにそのまま葉巻を吸おうとする。
最初こそ、火をつけて匂いがし始めてからだったけれど、最近ではギロチンカッターで葉巻の先を切った時点でバレる。誰に?――カレン=ノーラにだ。]
[“わかってないなあ!食後すぐに吸うのがいいんじゃないか!”]
[灰皿は携帯している。しかし、食堂で吸うのはどうなの。そういう話。
少し行ったところに喫煙所があるのに、そこで吸わないってどういうことなの。
ノーラがやってくる前までは、まあ怒られなかったわけじゃないけれど、横着できたから、テオドールは少し不満。まあ、未だに横着しているけれど!]
――じゃなかった!
[そんなこと思い出していたら、お腹が空いた。
何か作ってもらおうと食堂に入る。もっとも、おそらく彼はここにまだ戻っては来ていないかもしれない>>247が。*]
シルバー・メリー号並びに、
ゴールデン・グルトップ号へのご乗船
誠にありがとうございます!
@本参加者様が揃われておりますので、
予定通り、今夜(11月25日の0時30分)1d開始といたします。
A役職は、ウィキにてご予約の方以外は
地上は【村人】=素村での入村となります。
ランダムと、予約以外の役職希望は、なさらぬようお願いします。
今一度、役職を指さし確認よろしくお願いいたします。(ぺこり
何かあれば、スノウ宛てに秘話をくださいませ。
それでは、1d開始まで今暫くプロローグをお楽しみください。
シルバー・メリー号並びに、
ゴールデン・グルトップ号へのご乗船
誠にありがとうございます!
@本参加者様が揃われておりますので、
予定通り、今夜(11月25日の0時30分)1d開始といたします。
A役職は、ウィキにてご予約の方以外は
地上は【村人】=素村での入村となります。
ランダムと、予約以外の役職希望は、なさらぬようお願いします。
今一度、役職を指さし確認よろしくお願いいたします。(ぺこり
何かあれば、スノウ宛てに秘話をくださいませ。
それでは、1d開始まで今暫くプロローグをお楽しみください。
/*
にゃ?
すみません、スリップかな?
なぜか2回表示されてしまった…ごめんなさい!
天声にも取り消し機能があったら…涙
/*
翡翠さんは、お願いしていた墓下だけでなく、
地上でも、居場所メモ整理(しかもフリー印つき!)
ありがとうございます!
慣れてない方もいらっしゃるし、
とっても助かります!!(灰で翡翠さんをとっても拝み
記録係 フレデリカ が見物人として参加しました。
記録係 フレデリカは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 回想 ―
[私はたぶん、生きて故郷の星の土を踏むことはないだろう。]
[別に確信があったわけではない。
これから戦場に行くわけでもなければ、
進んで死地に赴く気も更々ない。
これは単なる予感……いや、予測の結果だ。
だけど、残念なことに私の予測はよく当たる。]
[それに……
いくらこの宇宙が多種多様な種族、
生命で満たされていると言っても、
星と星の間には距離がある。
惑星内でも陸路・海路・空路其々で移動手段は多岐に渡るが、
どんな移動手段であれ、何百年経とうと、
死者が一人も出なかった移動経路は無かった。
どれだけ技術が進歩しても不測の事態は付き纏う。
それが宇宙なら猶更だ。
吸い込まれそうになる漆黒の空間が無限に広がる宇宙。
ギムレーの光があってもなお、その空間は冷たく、
宇宙服など防護服を身に纏っても容赦なく放射線は降り注ぎ、
観測しきれないほどのスペースデブリが舞う。]
[そんな過酷な空間の中をこれから移動するのだ。
無事に戻ってこれることを一体誰が保証出来るのだろうか。]
― 現在 第二エリア 通路 ―
ふんふ〜ん♪
[船内の通路をご機嫌そうに鼻歌を歌いながら少女は歩いていた。
時折握っている10cm程の小さな袋を嬉しそうに眺める]
フラワーショップのヴルディームさんって本当に良い人。
中継惑星で珍しい果物の種を入荷したって
わざわざ教えてくれるのだもん。
早速第四エリアのファーム・パークに植えようっと。
どんな実が実るのかな?果汁がたっぷり詰まった瑞々しい果物かな、
それともシャリッシャリッの歯ごたえばっちりな果物かな?
そうだ、このことをしっかり記録に残しておかなきゃ。
私がファーム・パークに辿りつく前に不慮の事故に
遭わない保証はないものね。
[そう口にすると少女はカバンから直径30cm程の携帯式穿孔機を取り出して床に置く。
穿孔機に何枚にも連なった金属製の板をセットし暫く入力を続ける。
すると、携帯式穿孔機は金属の板に複雑な紋様の穴を刻み、
パンチカードとして吐き出し始めた。]
研究者 ルージュ が見物人として参加しました。
研究者 ルージュは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
乗客 シルヴェストリス が見物人として参加しました。
乗客 シルヴェストリスは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
記録係として徴兵された時はどうしようかと思ったけど、
思っていたよりビシッとしていなくてよかった〜!
[そう安堵の声を大げさなまでに口にする。
そうしていないと不安に押し潰さてしまいそうだから。
こんなに不特定多数の種族が乗っている船で、
宇宙を長時間かけて旅をするなんて、
他の人は不安にならないのだろうか。
まして半官半民とはいえ、アースガルドへ向かう船。
いつもより厳重な警備。
誰かに襲われる可能性だって、
船が事故に巻き込まれる可能性だってある。
怖い怖い怖い怖い怖い。
だけど一番恐ろしいのは他の誰もそんな不安を抱いていないこと。
自分だけが違うという異質感。
それを誰かに悟られてしまうこと、それが一番恐い。
だから私は今日も必死に陽気な自分を演じる。]
/*
よっし! フルメン〜
皆さん、早めのご入村、ありがとう!
村建てNPCが遅くなって、大変申し訳ない。
/*
私が言う事じゃないけどテオドールは大人しく寝なさいwww
そんでなんでこんな時間に入札するんだ見物枠の人達www
/*
入札ちがう入村!!
なんでちゃんと"にゅうそん"って打ってるのに入札が先に変換出て来るんだよ気付かないで選んじゃうだろ!
入札なんて普段使ってないのに!(白目
[携帯式穿孔機が金属の板の排出を終えると、
出来上がった金属製のカードを束ねてから穿孔機と
共にカバンにしまう。
この金属製のカードとそれを排出する機械、
これらは私の故郷の星が唯一誇れる技術であり、
私が唯一持ち出せたものでもある。
そしてこれを使ってあらゆる出来事を記録すること
―――それが私に与えられた任務であり、徴兵された理由だった。
ギムレー星系の主星『アースガルド』から約三光年程離れた
位置に存在する恒星群セラ=エノス。
その中の一つが私の母星だ。
もっとも、技術が発達し、亜空間走法も確率した今となっては
距離など在って無いものに等しい。
私の母星も他のギムレー星系の星々の例に漏れず、
アースガルド王国の侵略を受けた。]
[アースガルドが目をつけたのは、
私達が短命故に築き上げた情報保存技術、
私達の星で取れる特殊金属を使用した金属製カードへの
三次元式穿孔によるパンチカード化だったらしい。
改竄が出来ないこと
―――つまり情報セキュリティにおける完全性を実現したのが
私達のパンチカードだった。
あらゆるものの情報化、電子化が進む中、
時代を逆行するかのような情報の物質化だけど、
物質だからこそ、電子のように急速に拡散される心配もない。
加えてパンチを終えたカードは、極寒にも高熱にも、
放射線にも、衝撃にも強い耐性を誇るため、
後から追加で穿孔することは難しい。
たぶん船が爆発しても
パンチカードは読み取り可能レベルで残るだろう。
私はそんな完全性と保存性を有するパンチカードに
アースガルドの偉業とやらを記録する記録係として徴兵された]
ー食料庫→ー
[さて、クッキー作りに必要な準備が揃い、また食堂の厨房に戻ろうとする。
そう言えば、さっき話していたゲオルグは銀羊号に乗った経験があると聞いたことがある。……とは言え、中の猫と兎をもふってきただけらしいが。なんか操縦士に捕まったとかなんとか話してたような……?
さて、食堂への道で誰かとは会っただろうか。大豆の袋など、材料を抱えて来た道を戻る。]
/*
エディくんは大丈夫かー!(おろおろ
話しかけたいけど圧迫させちゃうかな。
回想軸があるからそっちは置いといて、
まだ話してない船員さんのところに行きたいが
>>平日昼間がコアタイムというニッチなアレ<<
[第四エリアを目指す途中で、
通路に微笑んでいる同僚>>30>>269の姿
を見かけて声を掛ける]
やあ、ミーネ
今日も笑顔が素敵だねっ!
私もミーネみたいに柔らかく微笑むことができればいいのだけど。
そうそう、私これからファームパークに珍しい果物の種を植えに行くの。
果実が実ったら一緒に食べようよ。
[その少女の横顔に見え隠れする後ろ暗さ>>31には
気がつきもせず、歳の近い友人に話すように明るく、
そう誘う。
まだ植えてもいない果物に関する気の早い約束に
応じてくれたなら、
両手を掴んで「うん!約束だよっ!」と言いながら
ぴょんぴょんと跳ねることだろう。
応じなくても特に気を悪くする様子はなく、
「ミーネが驚くほど美味しい果実を実らせちゃうんだから!
今に見ててよね!」
と笑いながらそう口にして去るだろう。]
ー食堂ー
[食堂に戻ると人影があった。よく見ると青髪の大柄の男、機関長のテオドールだ。
テオドールのことはよく知っている。というのも、困ったことにこの男食堂で葉巻を吸おうとするのだ!マーゼリーには喫煙の文化がなく、さらに五感に優れた傾向のある人種であり、葉巻が臭くてたまらないのだ。最近では、敏感すぎて火をつける前に気づくこともある。
ちょっと歩けば喫煙所があるじゃないか!が…のいつもの言い分。
そんなテオドールが1人立っていたので、慌てて持っていた材料をドサっと机に置き、エプロンをつけ紐を縛る。]
すみません食料庫行ってて。
何か食べますか?
[ ガルーに聞き覚えがあるかという問いに>>275
詳しくは知らないけれど背中がぞわりと粟立つのを感じた
諜報員として出来る限りの情報を集めようとしてきたが
その中には嘗てこの船で行われた実験についての噂もあり
確かその中で登場した生き物であったか
『ラグナロク』にしか興味が無かったものだから
詳しいことは知らなかったし
俄かには信じがたい内容であったが ]
…ガルー。
聞いたことはあるわ
本当かどうか知らないけど、脳内生物に寄生されると
凶暴化してしまうのだったかしら
ふふ、ガルーが正に今、ガルーと話していると
言ったら。どう思う?
[ 茶化すような口調で
寄生されている可能性を示唆する]
そうそう…
[ ハーランに思い出したように言う ]
第四エリアの63番ゲートは故障中よ
[ 正確に言えば、その扉だけは外からも開くよう
小細工を施したのだ
船の操縦・管理を行う第一エリアは勿論のこと
普段はそれほど厳重な警備のしかれていない第三エリアは
何故か普段より厚い警備が敷かれ細工は出来なかった
そして多くの人が滞在する第二エリアは避けた
どんな風に侵入するかは知らなかったし
使わなくても構わないけれど
侵入経路は多いに越したことは無いだろうと
その後誰かの足音が聞こえ
慌てて通信を切ったのだったか ]**
― 第1エリア・面会室 ―
[どのようにして銀羊号副艦長にしてアースガルド将軍である彼女との面談は終わったか。
穏当な雰囲気の中、とはいかないだろう]
では、引き続きよい航海となるよう、期待したいものですな。
[そう言って笑い声を上げようとした瞬間]
は……………あ………っつっ……………!
[脳天を突き抜ける痛み。]
(こ、こんなときに…………)
[彼が数年前から悩まされている、病。]
(く、薬を…………)
[という呻きは明確な言葉にはならず。]
医者を…………医務室へ…………
[などという誰かの叫びが聞こえたか聞こえなかったか…………そんなタイミングで、彼の意識は体内のメディ・コ・ナノマシンが緊急使用した麻酔剤によって、シャットアウトした]**
―― “ヘルヘイムより” ――
[“船は至って平和そのもの”
彼のこの思考を聞いたなら、この厳戒態勢であきれ顔をする者も少なくはないだろうし、“船内の状況を知らない運がいいと言えなくもないもの”なる尤もな評され方をすることもあるかもしれない。>>272
彼はラグナロクの移送とは一切関りがなく、情報の閲覧権限も軍務に在る者としては最低レベルといっていいだろう。
軍属ではあるがアースガルドではない、他の星域――養父の住んでいた惑星から宇宙連邦軍に入隊し、この船に乗り込んで日も浅い。
警備担当エリアは主に、第二エリアからメイン・サロンまで。
銀羊号に乗り込んだ一般乗客の安全確保担当――と言えば聞こえは良いのだが、これまであった大きな出来事としては、せいぜいが酔っ払いの喧嘩を収めたりだとか(その時も少し待てばドロイドが来たはずなのだが、見た瞬間二人とも首根っこを掴んで持ち上げて放り投げてしまった)、乗客のペットの猫が高いところに上って降りられなくなったのを助けたことだとか(目撃した他の乗客が悲鳴を上げて、却って大きな騒ぎになった)。
職務内容上、民間警備会社から派遣されている他セクションのスタッフの方と接する機会の方が多いくらいである。
最近乗船したため、平時のこの船の状況をよく知らないがゆえに、これが厳戒体制であるということもよく分かっていない。]
“なあ、ラグナロクってなんだい?”
[そんな呑気な問いが、スタッフルームの同僚たちを凍り付かせたのは数日前のこと。
巡回していて小耳にはさんだそんな単語を、何の気なしに投げかけてみたのだけれど。
彼らの微妙な表情に首をかしげていると、特に親しくしている一人が砂でも噛んだような顔をして、“お前それ外で言うな…”とぼやき、自身の端末を指さしてみえた。
“端末ならお前も持ってるだろう、
『北欧神話』知ってるか? 暇なら読んどけ”
なお、彼の方は一向に暇ではないらしく、何でも要人警護に割り振られるとか。>>271
宇宙連邦議会議員、その単語だけで既に舌を噛みそうになる彼は、挙げられた政治家の名は知らない。
その仕事の内容――戦乱の続くギムレー星域を視察しに、アースガルド王国へ赴いた宇宙連邦議会議員――このようなことを聞いても、そうか、なんかえらいひと来てるのか、と頷くのがやっとである。>>157
どんな御人なんだい? と聞いてみたところ、非常に難しい百面相をして、一言『……丸い』と言っていた。
とはいえ、そのようなひとが船を訪れているという事実は、そういうこともあるんだなあと記憶に刻まれたものである。]
“あ、もし船内歩いたりもするならさ、
第二エリアのレストランに裏メニューが
復刻されたんだって!>>226
すごい珍しいやつだっていうからさ、
せっかくなら案内してやんなよ。”
[冒涜的におぞましく、下手をすれば一時的狂気ものの見た目でありながら、なんかおいしい、というその料理の噂の方が、彼にしてみれば“らぐなろく”なる不思議な単語よりは興味深い噂であったりも、する。
言われた同僚は、もう勘弁してくれ、という顔をしていたが。
――さて、その日の夜、寝る前に端末から“北欧神話”なるデータを呼び出してみた。
概要を読む。そうか、地球の古い神話なのか。
出てくる神々の名前、大まかなあらすじ。
以前養父の書斎で呼んだ地球の他の神話や宗教とは、聊か経路が違うように思えるところもあった。
非常に感覚的なもので、それがどこに由来するかは自分でもうまく説明できないが。
宙に浮かぶホログラムを、すいすいと読み流す。
そのまま読みながら寝落ちるかとウトウトし始めたところで、二つの単語が目に入り、目を見開いた。]
“ナグルファル” “ヘル”
[エインヘリャル――ヴァルキューレによってヴァルハラの館に集められた死せる戦士たちのこと。
死後ヴァルハラに迎えられることは戦士として最高の栄誉である。
“ナグルファル”――死者の爪の船
ラグナロクの際、死者の軍勢を乗せてアースガルズに攻め込む船である。
ヘルが集めた死者の爪によってつくられる。
ヘルヘイムには、“名誉ある戦死者を除く者が集められている。
たとえば――]
[刺すような、殴りつけるような赤い頭痛に米神を抑える。
呼吸が遠ざかる。
体温が遠ざかる。
視界が真っ赤に染まる。
口元を抑え寝台から転がり落ち、バスルームの扉をバタンと引き明け、駆けこむ。
部屋の中で吐き戻すことをなんとか堪えられたのは行幸と言っていい。
腹の中のものをすべて吐き戻し、荒く息を吐いた。]
……名誉ある死者は、最後の戦いへ。
疾病で死んだ者は――… かあ。
[けら、と、小さな苦笑と咳が水に落ちた。
心を抉るような痛みと形容するには、“ない”ものを抉るのは聊か難しく――…
いまも瞼の裏を突き刺そうとする砕けた硝子のような光景の欠片を、そのまま強く目を瞑って、痛みを探そうとするばかり。
こみ上げる吐き気が収まった頃合いを見計らって、洗面台に置いてあった薬を震える手でひっつかみ、口に放り込む。
気力だけでそれを飲み下しながら、ずるりと壁にもたれ、ゆっくりと息を吐いた。
目を閉じ、口ずさむようにその唇が象ったのは、自身があの船に運び込まれたとき、入っていた箱に刻まれていたという文字だ。]
『ヘルヘイムより、死者の爪を』
**
[ 実際、この船は平和だと思う。
一秒先には隣にいる奴の全身が吹き飛んで、弾けた血袋になるような状況ではない。
――そう思う彼は、何処までも地を這う兵隊蟻の視点で、机上の方針決定や、交渉によるぎりぎりの調整、そして時に“大きな兵器”といった要素もまた、戦争であると理解することがない。
あまりに平和だから、廊下をふらふらと散歩しながら、担当部署の構造や各区画の構造、遮蔽物や非常時の設備保管場所、ヒトの動線、有事の際に有利を取れそうな場所――そういったポイントは、自然と頭に叩き込まれた。
その“有事”が起こらないことが、一番であるのだけれど。]
おとしわすれた!!!!
[ さて、相手は、どんな反応をしたんだったか。
飛び掛かって来られたならば。
相手が子供だと認識する前に、手加減など出来ず船の床に投げ飛ばし叩きつけてしまったかもしれないし。
むすくれて、または観念して出てきたならば。
積み荷で船の重量バランスが崩れ大事故につながることもあるのだと、げんこつ含みで、じゅんじゅんと説いたことだろう。
しかし、乗ってしまえば降ろすことも、放り出すことも出来ず。
口を開くならば事情を聴いて。
事情次第では、星に着く暫くの間、自分の部屋に匿ったかもしれないが。
なんにせよ、初対面時に手を挙げた詫びとして。
レストランにある、デカ盛り超特大ゴリラ級パフェを奢ったのは、懐かしい思い出である。
ちなみに、ゴリラとは地球に生息する……なんというか つよい 生物のことである。
このパフェは、ボリュームも、甘さも……なんというか つよい のだ。 ]*
──回想・養父マーティンとその思い出──
[自分で星から連れ出して欲しいと(>>5)
願っておきながら前船長に尋ねたことがある。
どうして、自分を救ったのか。
連れ出してくれたのか。
来るもの拒まず、去る者追わず。(>>143ゲオルグ)
それが前船長であり養父のマーティンの
ポリシーである事も語られたが、
それは嘗ての思い出に起因するのだと言う。
目を失い死にかけていた子供。(>>138ナネッテ)
自分が子供の頃に襲撃した海賊船に
乗っていたのだと言う。
前々船長であるマーティン父は
それはもう子供好きで、子煩悩で、
死にかけたその子供を放置は出来なかった、
そんな話を聞いたことがある。
海賊と名乗りながらも非常になりきれない
義賊めいた所がこの金馬の船員らにはあった。
勿論、それを良しとしない船員も
いたのかもしれないけれど]
『今頃どうしてるだろうな、ナネッテ。
元気でやってりゃ良いんだが』
[懐かしそうに目を細めるマーティン。
その頭をまぶしそうに目を細め見つめた]
………マーティンはその頃からツヤツヤ?
[だってコラサーヴにハゲはいない。
お前何聞いてたんだよって
コブラツイストをもらった、そんな思い出]*
──回想・自分の父親とコラサーヴ──
[コラサーヴは半分植物の人間が住む
緑豊かな星だ。
なにせ、人自身が緑の一部。
その全てが感応能力≪テレパス≫持ちで美しく
数年に一度の『覚醒』の時には
全てが意識を共にし、淘汰、成長、交配し
保守的に平和に暮らしてきていた。
しかし他星の血が混じるはぐれ者の自分は
その覚醒に混じることができずに弾き出された。
十年前、各星では風の内戦を引き起こしたと
語られている異常気象。
彼らは覚醒に合わせて乗り越えることができたが
覚醒に混じる事が出来なかった自分は、
あの時に前船長に拾われていなければ
孤独に死んでいた事だろう。
そんな風に争い少なく暮らしてきたが故に
外に出たがる者が少ないのだが、
この宇宙開拓時代。
それでも外に出る者たちもいる。
そんな中に娘の母もいた。
その先で身篭った母は、父の事を語らない]
[恋をしたとも、騙されたとも。
何も教えてはくれなかった。
美しい母、その母から受け継いだ
髪と瞳の色。
根は生えてなくとも自分は女なのだと
男のように育てながら
他には何も教えなかった母。
今もまだコラサーヴにいるのだろう。
若しかしたら淘汰されたかもしれないが。
いつか本当の父に会うことはあるだろうか。
父についての思い出はマーティンだけで、
母に会いたいと言う気持ちも希薄なまま
娘は今日も一人、前を見据える]**
ミーネの冗談は時々冗談にならないっすよ。
[ある意味じゃ、自分もミーネもガルーみたいなものだな、なんて思ったり。
自分達を海賊なんて呼ぶのはあくまで国側の連中の話。
ガルーにとっちゃ、自身をガルーだなんて思っていない。
そうだろう?]
それもそれで、面白いかも知れないっすね。
[なんてこちらも冗談めかして笑ってみる。
ほんの茶番さ。]
りょーかい。
それじゃあみんなに、って切れちまった。
[隠れながらってのは、こういう時に不便だ。
大方聞きたい事は聞けたし、よしとするさね。
また音声が乱れつつあるし、この辺りが潮時だ。
一息つくと
銀羊も大変だねぇ、と悪い笑みを浮かべる。]
/*
どう動こうかなあ…
クレステッドさん警備室にうぇるかむ!したくもあるけど、昔からいる人と縁故希望されるだろうかと思ってぐるぐるしてたり。
ベルちゃんさんめっちゃ好き、絡みに行きたい。
しかしアースガルド敵対派でもない俺。
そして医務室にも行きたいけど、多角発生させてしまう! だめだ!
村が久々すぎてどうも上手く動けていない…
というか、設定的に民間警備会社所属の方が良かったね!(SSS1のフィオンが確かそうだった)
落ち方視野に入れて当初予定より重症になったから、これで軍属って無理があってけふん(
急遽一日で組んだから諸々不備が! ははは言い訳に成らないねごめんなさい!(三百六十度見渡して練りこまれた設定にすごいなあと思いながらぺたんと土下座する図)
― 銀羊号/通路 ―
……”多分二十五とか、それくらい”?
お前、自分の年齢を知らな…
ああ、いや。
云いたくないことだったら、すまん。
[ ディークの
自分の年齢に確証のなさそうな口調>>242に、
微かに、翠緑を瞠った。 ]
[ 『ヘルヘイムより、死者の爪を』などと
不吉めいた文字の刻まれた箱で>>341
海賊船に運び込まれた少年とは
まだ思い出せていなくとも。
違うかもしれないが、自身の生年月日さえ
正確には把握できないような
生まれ育ちなのだろうか、と。
貧富の格差の激しいこの国の社会では
珍しいことではないかもしれないが。
彼が話してもよい様子なら聞くだろうが、
そうでないかもしれないのに。
どういう生まれなのか、
うっかり尋ねかけた唇を、はっとして噤んだ。]
ふむ…?
ああ、お前のいいように
呼んでくれて、かまわんよ。
[ 絶好調にフランクな挨拶等から
てっきり、敬称略かと思いきや。
彼なりに、色々と考えてくれてのものらしい。
此方の負うものまで感じ取ってくれての
その内心は慮れずとも>>242
晴れやかな笑顔に、頷いた。 ]
…ああ、それは分かってるよ。
散歩やらスノウとラヴィ探しはともかく
お前が、いつも船内を熱心に歩き回って
安全を確認してくれているのは、知っているさ。
よくやってくれている。
ちゃんと、頼りに思っているよ。
[ 報告データや船内で見かける様子から
ディークの言葉>>243にそう返す。
仕事だから、だけではないだろう働きぶりからは。
船や人を守る役割に、彼なりの意味を
見出しているのだろうことは、察せられる。
元々の自身を、その逆の存在と思っているとまでは、
知れずとも。 ]
[ だから、此方を思いやってくれるような、
心配そうな土色の瞳に。
微かに隈の残る目元を誤魔化すように
「ああ、お前達のおかげで楽をさせてもらっているよ」
と、にっこりして見せて。 ]
ああ、食事でもなんでも、ぜひ誘ってやってくれ。
私もたまに、相談がてら
コーヒーやおやつに誘ってみたりはするが
お前の方が、気軽に色々話もしやすいだろうしな。
ちょっとユニークで人慣れてしていないようだが
ドクター・ジークムントはいい人だし、
患者には一生懸命に接してくれる。
口先ばかりの医者より、よっぽど頼りになる。
[ たまにスノウやラヴィを
もふもふしている姿に和むしなぁ。
などと話した後に、
ドクターへの相談ごとを口にすれば。
ふと、ディークの表情が微かに強張る。>>244 ]
/*
あらためて読み返したが、自分の日本語の不自由さよ……やばす。
役は汚れでもロルが汚いのは本意ではないのだよ……
‥…軽いめまい!?
…本当に、大丈夫なのか?
[ 返答に詰まった後>>244
軽く響かせたいような口調で告げられた、薬のこと>>245。
”めまい”という言葉に、
一瞬、過剰だろうほどに反応してしまうのは。
彼の頭痛の酷さ>>241は知らずとも
心配からなのは、勿論だったが。
それが、私にある症状の一つでもあるから>>96。]
[ かつての弱かった心臓は。
今は健康すぎるほど――…手術も薬もなしに。
主治医は、奇跡だと訝しんでいたけれど。
それが、ドクンっと、
大きく爆ぜるように鼓動した。
”いつか”の時のように。]
[ 見あげる、土色の髪と瞳が。
記憶の中の二人の少年に重なる。
一人は、弟。
そうして、もう一人。
倒れていた、あの少年は>>100―――…。]
――…‥‥っ!
[ ふっと、懐かしくも甘酸っぱい
赤い果実の香りが、漂ったような、錯覚。
マドレーヌ効果のように、過る面影は。
ゲオルグやテオドールと共に、海賊船にたどり着いた直後。
案の定、心臓の発作を起こしかけて
休んでいた少女を訪れた少年のもの>>202.]
[ いきなり「匿って!」と言われて驚いたが。
それが、真剣な顔だったものだから。
まさか、ゲオルグのおやつをめぐっての
追いかけっことは、思いもよらず。
父親に殺されかけて、隠れた時を思い出し
もしかして、この子も…?と、早とちり。
守ってあげたい、と思ったのは、
弟と似た髪色のせいもあったろうか。
真剣な顔で、頷いた。
少年がおろおろする理由が、自分の顔色とは気づけず。
よほど怖い相手に、追いかけられているのだろうと。 ]
『 わ、わかったわ…
ええと…‥こういう時に隠れる場所といったら
クローゼット? 』
[ まだふらつく足取りで、
空っぽのようなクローゼットの扉を開けた。
一瞬、別世界の王国への入り口があれば…と
絵本のようなことを祈ってしまったが、
あるはずもなく。
少年がクローゼットに入るなら、咄嗟に自分も一緒に隠れ。
ゲオルグかもしれないとは思わず、ドキドキしながら、
部屋を確認する足音を、やり過ごしたのだったっけ。 ]
[ その後、少年に
ゲオルグとの、おやつ攻防戦を聴けたなら。
その頃は滅多に笑わない…というより、
自然な笑い方が、よく分からなかった少女も。
海賊船に来て初めて、
少しだけ、微笑に近いような表情を浮かべて。]
『 あなたは、殺されかけなくて、良かった…。
私たち、これから海賊になるなら、
このイチゴは、戦利品ね。
わたしだけが貰うのは、わるいわ。
共同作戦の成功を祝って、山分けにしましょう? 』
[ 隠れる寸前に受け取っていた、
フォークつきのイチゴ>>202を、差し出し返し。
半分こ?と首を傾げ、ささやかな戦利品祝いを提案すると
もう一度だけ、微笑んでみようとして。]
[ 一緒に過ごせた日々は、長くはなくても。
こっそり、心の中で勝手に
もう一人の弟のように想っていたから。
少年が倒れているのを見つけた時には、
泣きながら名前を呼び続けて。
周りに助けを求めながら、
自分も心臓の発作を起こしかけたほどだった。
少年が海賊と知り合いの医師に託されたことは
後からゲオルグか誰かに、聞けたのだったか。 ]
[ 目の前のディークを、すぐには
かつての少年と気づけなかったのは。
彼が少年から大人になったが為の、
幾らかの変化と。
おそらくは――…海賊船の幸せだった日々や、
弟のことを…父のことを、極力思い出さないよう。
記憶に蓋をするように、
心の底に、仕舞いこもうとしていたからかもしれない。 ]
[ 懐かしい記憶に、
胸奥を過る痛みと共に、数舜、瞳をつむる。
彼がなぜ、シルバー・メリー号に乗船しているかは
さだかではないが。
海賊船と関わりのある…しかし、降りた筈の人間。
この船やラグナロクを狙って…?
という警戒もなくはないが。海賊船乗船の経歴故に
仕事から外すべきと判断する程に、強くもない。
状況が変わるか、
よほど不審な理由でもあれば、話は別だが。
疑いたくはないが、立場上、情での判断は禁物。
経歴を洗い直して、経過観察だな…と心に留め置く。]
―回想41年前:ナネッテ―
えっぐ……ぐす……
[第三エリアの貨物室の中、子供は泣いていた。]
ごめん……ごめんね……
[手元にある、潰れてしまったカマキリに向かって、必死に謝っては泣いていた。
警備員だった養父の職場に来てみたくて、こっそりシルバーメリー号の港へのその道中、肩に引っ付いたカマキリ。
一緒に乗りたいのかと思えば仲間のような気がして、ちょっぴり嬉しくて連れてきたのに。
機体が傾いたのか、ふとした瞬間バランスを崩し、潰してしまった。
ぐすぐすと泣いていると、呼びかける声が聞こえたか>>343。
カマキリを掬い上げ、ぐすぐすと泣きながらよたよたと前に出れば、ゲンコツ落とされ説教を受けたか。]
おとうさんのおしごと、見に来た、の……
乗っちゃダメだって、言われてたから、こっそり、乗ったの
カマキリも乗りたそうだったから、一緒に乗ったのに
潰しちゃった……
[潰したくなかったのに、殺したくなかったのに。
事情を聞かれれば、泣いてそう答え。
果たして匿って貰えただろうか。
後でお詫びとして連れて行かれたレストランで、特大のパフェを奢られれば]
うぇぇ……
あっま……きもちわるぅ……
[と文句を散々言いながら、それでも完食させただろう。
今日、男が甘党なのはこれが原因、かもしれない。*]
/*
虫を殺すだけで泣きじゃくってた子供が、人を平気で殺せるようになったのは
寄生された人狼に人格を破壊されたからである()
(ハッタリか…?)
[ 彼女のことだ、それは大いにありえる
とにかく今はこの船のことが知りたい
誰かいないか、船に詳しい……… ]
―現在:金馬号のどこか―
[さて、過去の話は誰にしたか。
可愛いだの何だの言われそうなのであまり口に出さないようにしているのだが。
もしかしたら、誰かを慰めるなり励ますなりするときに、そんなことを話したかもしれないが。
カマキリを潰しただけで泣いていた、あの幼気な少年の面影はどこへやら>>367>>368。
今では虫どころか、人間相手でさえ躊躇いもなく傷付けたり殺したりできる男はコートの中から蜂蜜味の飴玉を1つ取り出すと、口の中へ放り込む。
蜂蜜と砂糖をそのまま食べているような味なので特別甘いやつだが、本人はその自覚がない。]
とりあえず、部屋に戻ってパンケーキ食うかな
[各所への連絡は後でも良かろうと、まずは自分の用事から。
戻ってる最中、機関室を出たエディ>>57と鉢合わせはしただろうか。**]
― 医務室 ―
すみません、医務室はこちら、で……?
[医務室のドアを開けて眼に飛び込んで来たのは、ひたすらに毛玉をもふもふする銀髪の男]
── 回想:レストランに向かう前 ──
[ 料理について告げた突端、落胆の色を灯す瞳。>>305
正直だな目だと、こちらも素直な感想を抱いて。
暫く観察していれば、何かに気付いたように、目の色が、変わる。 ]
ええ、折角の船旅ですからね。
記憶に残るメニューですよ、あれは。
ああ、それは……
賢明な判断ですね。
[ なるほど、と思う。
察することが出来る程度には頭が回り。口を噤むべきところを弁えている男性。
僅かに色づいた声色を聞けば、隠せていない、喜に属する感情に。
若さ故か、と、内心で少し笑ってみせるが。
まさか、自分への "興味" であるとは気づけないまま。]
[ 名を告げられれば、勘違いを正し。
その名を復唱した。 ]
失礼いたしました。
旅人のヴェルナー様ですね。
私は、ナネッテ・トマス。
この船のパイロットです。
[ 自らも名乗り、所属を告げた。
じゃあまた、という声に続けられた言葉。
それを聞いても、残念ながら生娘のように頬を染めたり、喜んだりする、若さは、持ち合わせてはいなかったから。
聞こえないふりを決め込むけれど。 ]
…… あ〜……
[白衣を着用している事からも、恐らく彼が医師であろう。
チャーリーとの通話で自信を取り戻し、僅かに警戒心が緩くなっていたとは言え。
その光景は
(あ〜大丈夫だわ〜、この人が敵とか追手とか、そう言うの絶対無いわー)
そう確信するに至るには充分だった*]
── レストラン ──
[ あまりに動揺しているから胸周りを拭ったけれど。
成人しているであろう男性には、逆に失礼であったかもしれない。
なにせ、自分の外見が年齢と対比して、規格外であることは認識している。
母親を思い起こされているとは知る由もないが、年齢的にはそのくらいでもおかしくないだろう。
恥ずかしいのか、落ち着いたのか。
色の戻った頬に安堵の息を吐いて。>>296
促されるままに移った席に、相席。]
いえ、
お気になさらないでください。
新人の船員にも多い事なのですよ?
居住設備が整っているとはいえ
閉鎖空間で長時間の移動ですからね。
気づかない内に、身体の変調や
不安事や心配事を
ため込んでしまうようです。
[ パフェを食べる男性を見ながら>>301、食べ掛けであった食事を再開させる。
ちなみにメニューは*待宵草*の形をした*焼餅*である。至って普通だ。 ]
[ 焼餅はパンなのかという議論は頭の隅へと置いておくとしよう。
医務室、という言葉に対して、表情を曇らせたようにみえたから。>>301
なにか嫌な思い出でもあるのかと、思考したものの。
了承の意を返されて、ナネッテも目元を僅かに和らげる。
けれど、男性の、不安そうな表情は抜けなかったので。 ]
まだ少し時間もありますし、
医務室まで、ご案内いたしますよ。
私はナネッテ・トマスと申します。
本船の操縦士をしています。
安全にアースガルドまでお運びいたします。
どうぞ、お見知りおきを、お客様。
[ 名を聞かれれば名乗り。
名乗ってくれるようであれば、拝聴しよう。
医務室へと出戻る格好になるが、あくまで案内だけのつもりだったから。 ]
[ 途中、もちもちとした議員らしき人物とすれ違う。>>272
ベネディクトが発した、ベルガマスコ議員、との呟きで、誰であったかははっきりとしたものの。
ナネッテは特に興味を示さなかった。
視察という 名目 を掲げながら、嗅ぎまわるのは。
政治を齧るものの 建前と本音 を、そっくりそのまま体現しているような気さえする。
「悪名高い政治家」「宇宙連保の暗部の手先」>>272
事前に用意された仮面を、見抜ける訳もなく、見抜くつもりもなく。
思ったのは、 "喰えないな……" という感想ひとつ。
そんなだから、一歩先導する形になったナネッテ。
背後で、声を掛けようとするベネディクトには気付かない。>>302 ]
[ 勿論、要件を必死に絞り出していることも知らないから。
カウンセリングをお願いしますと、告げるつもりであったナネッテ。
通信機のコール音が響く。>>316
内容を聞かないように配慮するつもりで、少し意識したものの。
断片的には、どうしても聞こえてしまうだろう。
勿論、聞こえていない体なので、特に何も問うたりはしないが。
自らに言い聞かせるように、縋るように発された言葉には、僅かに眉間に皺を寄せたのだった。 ]
ここですよ。
私はここまでになってしまいますが、
少しでも心配事が昇華されるといいですね。
では、また、
良い旅になりますように。
[医務室に着けば、一礼して。
旅の行方を祈念して、別れよう。
別れる前の彼の顔は、珈琲をぶちまけたときとは打って変わって、自信を取り戻したような、そんな印象を受けたのだった。>>316 ]
──現在・無線部──
……今、大丈夫か?
[コンコン、ノックをしてから
喧しい自覚のある娘はそっと扉を開けた。
中にはハーラン(>>351)はまだいただろうか。
居たなら彼に、居なければ他スタッフにでも
声をかけることになる]
何か連絡は入ったか?
そろそろ計画も大詰めにしなければ
ならないものでな。
[キリッ。
気合いを入れた表情を見せるが
半ばノリで計画を実行しようとするあたり
この船長のダメな所である。
今のところ大きな被害に遭っていないのは
みんなの支えがあってこそ。
無論、自分だってみんなを支えるが]*
― 記録・少し前 ―
元気!それはいい。――無茶?
んー、機関部員に見つからないようにしてることぐらいかな!
ミーネ、君も無茶せずにね!
[アースガルドに捕まって戻った当時、ミーネにはとても心配をかけた>>333と、帰還時の反応でよくわかった。
自分の胸板を叩く拳を、テオドールは咎めもせず、止めもせず、黙って受け入れた。
不安げに揺れる瞳に見上げられれば、「悪かったよ。」と笑って。
彼女の栗毛を掻き混ぜるように優しく乱暴に撫でた。そういう目で見られたら、今度から前に出過ぎないようにしよう、とは思うのだけれど。
自制出来ているか、と言われると少し微妙かもしれない。]
[大慌ててで無線部から出るときに、またね!と一言残して、彼女に背中を見送られた。*]
[ 医療データを見られることへの。
あるいは、見られた後へのか。
どこか予防線のようにも、”だーいじょうぶ”だと
大げさなくらい言い張る様子は。
記憶の中の、倒れた姿がなくても。
逆に、怪しいように見えてしまうのだがなぁ>>245 ]
………。”個人的な我儘”、か。
それは、まあ。
私も、分からんでもないがなぁ…。
[ 逸らされそうになりながらも、逸れなかった眼差し。
困ったような…けれど穏やかな瞳と、からりの笑みに。
薄っすら透ける気のする、覚悟のようなもの。
それは――…自身も覚えのあるもので。
知られるのは駄目ではないかもしれないが
少しだけ先延ばししたい心境までは、慮れずとも>>244>>245
説明に納得した様子の代わり
案じる気配は混ざりつつの、溜息をひとつ。
実際の程は、後でドクターに
ディークの医療データを要請しようと思いつつ。 ]
……いくら自己管理ができていても、なあ。
お前はドロイドじゃなくて、人間だろう?
いつもいつも、
強いだけのやつなんて、いないさ。
死にそうな時でも、強くあろうとするやつと
笑っていようとする莫迦なら…
戦場で、よく知ってるけどなぁ…
[ けして消えないだろう、血と苦痛にまみれた記憶。
胸奥が鋭いナイフで抉られるように痛むのを、
誤魔化すように、そう言って。
いつだって絶好調>>231だの
ヒトの3倍体力があるだのと>>245
聴き様によっては、人間離れしたようなアピールに。
そういえば、ドロイドも待たず
酔っ払いの首根っこを掴んで放り投げたとかは
報告書にあったな>>366と、苦笑を零した。]
いざって時に身体を張るのが仕事なのは、
お互いさまだから、なあ。
死に場所を探してる莫迦なら止めるが
生き場所を求めるのは…分からんでもない。
だから、心配になるんだが。
[ 海賊船を降りた後の養父のことは知らずとも。
あの海賊船や、この船で彼をかわいがる人たちや
彼に懐いていた子ども達も思い出して。]
いいか、もし今度があるようなら…
できれば倒れる前に、私か誰かを呼べよ?
お前を大切に思う者だって、いるんだからな。
自分のことも、ちゃんと守ってやれ。
[ 彼の苦しみまではまだ知りえず
そう釘を刺さずには、居られなかった。
――…もう誰もいない、私とは違うから。 ]
・
[ 許されるなら、つま先だって手を伸ばして。
そっと、懐かしい色の髪を撫でようか。
彼の命と存在を、愛おしむように。 ]
――…お前が海賊船で倒れた時、
私の心臓も、止まりかけたぞ?
[ 艦内の警備システムに拾われかねない通路だから。
可能な限り、彼の耳元に唇を寄せて、
吐息だけで、そう囁いてみる。
彼がどの程度此方を覚えているかは>>203
定かではないまま。 ]
[ それから――…触れていたなら、
子犬でもモフるように、
くしゃくしゃっ!と、悪戯めかして髪をかき乱そう。
触れえなかったなら、にやりと笑うだけ。 ]
それに、お前がいてくれないと
爆笑を我慢する、腹筋の筋トレ材料に困るからな!
[ 三日とあけずに届く
彼のハプニングや笑い話を揶揄ってから>>231
長いこと引き留めてすまないな。
またあとでなと、ひらり片手を振り。
通り過ぎようとする。 ]
[ そのまま暫く船内を見回ってから、
ベルガマスコ議員との面会の約束を果たしに
第一エリアの面会室へ>>284* ]
/*
ナネッテさん感謝です…っ!
ひゃぁぁぁ……
最初の質問ロルを落とした後に気づいたのだけどね?
あの質問じゃぁラグナロクにたどり着けるわけないんだわ。
だって!ただの乗客に!
機密を進んで話す人なんていないもの!
/*
ディークさん素村さんでしょうが、
薬での眩暈や頭痛とか、人間離れした力とか
吊られフラグ用意してくだってるかな…なので
拾える部分は拾って…>>386でも
>>366で、泣きそうだけど、吊り役もいけるかもはお伝え。
私も守護獣ですが、勿論吊り処理でもいいので
吊られフラグは振りますが…
どちらかといえば、処刑役になりそうかしら…(涙
― 記録 ―
【データの呼び出しを行っています...】
だから!キャップ!
うちはさぁ!海賊でしょうよ!
なにこの艇、託児所!?孤児院!?ええっ!?
[今日も廊下で新しい子供を見た。
それでカッカした様子の若いテオドールが船長室に突っ込んできて。
当時の船長は、まあまあ、とテオドールを宥める。]
「そうカッカするな。
カルシウム足りてないんじゃないか、テオ。」
………。
[ひどい顔をしている、と誰が見ても言うだろう。
やり場のないこの怒り、と言わんばかりの顔だ。
しかし、そもそもお前も子供で乗船しただろう、と言われると、テオドールも何も言い返せなくなってしまうのだが。
乗船当時八歳。左腕を失って死にかけているテオドールを金馬号は拾った。
そも、別に子供ばかりというわけではなく。
子供以外にも助けられて、そのまま乗船というのも何度か見た―ような気がする―。]
「テオ、来る者拒まず、去る者追わず。だぞ。」
…じゃあ、最後に一言だけ。
「なんだ?」
――病人拾いすぎ!!
[こういう話をしている時、自分が後々、子供をゲオルグと連れ帰って来るとは、誰が予想できただろう。別に、船長の方針に不満があるわけではない。
助けられるものは助けよう。求められたら尚更。
そういう人だから、今まで引っ付いてきたのだ。だから、テオドールはその方針が嫌いだったわけではない。ただ、こんなにカッカする理由があるとしたら、一つ。
子供を海賊船に乗せて安全なはずがない、という、一種の不安。
尤も、行き場がないことは重々承知していたつもりだけれど。]
「まあ、テオ。
お前はカルシウムでもとって落ち着け。
お前だって同じだっただろ?」
――――――。
[同じだから、だとは言わなかった。
同じような子供が増えませんように、と思ってしまう。
アースガルドは別だけど。その辺は本当に恨みがましい。
罪があるとかないとか、知ったことか、と成長した今でも同じような態度だ。]
「あ、飴食べるか?」
…結構です。
[抗議の勢いを完全にそがれてしまって。
険しい表情のまま、テオドールは船長室を出て行った。*]
/*
テオドールがめっちゃ気難しい人になってる
王家なら民草のこと考えろよ、とは思うけど、三男で末っ子だから継承権がなあ
ー第4エリア:ファーム・パークー
[ 一人と一匹は公園らしき場所に辿り着いた。 人がそこそこにいて和んでいる、天井の高い空間がキアラにとっては理想の曲芸場。といっても、曲芸の部分をやってくれるのはほぼほぼコルヴスだから彼女が曲芸師とはちょっと言いづらい。]
よいしょっ……と
[背負ったリュックを下ろして。中から出てきたのは赤白黄色のゴムボール。それをくるくる器用にお手玉しながら。
すーっ、と息を吸って…………張り裂けんばかりの大声で叫ぶ! ]
よってらっしゃい見てらっしゃい
キアラとコルヴスのしょーたいむだよ!
[ 雰囲気ぶち壊しの大声に周囲の人々は同然だが眉をひそめて遠ざかる。普段は気のいいおっちゃんとかが物珍しそうに見に来てくれたりするのだが……ここはあくまで アースガルド行きの船の中。]
え、え、ちょっとー、そこのおねーさんたちー!
[と、背中に掛ける声は追い討ちをかけるような騒々しさ。キアラの半径3メートルから人影が消えてしまった。]
/*
色々寝る前にロルは把握して、現在軸落としてから振っていただいてる回想と縁故の回収をしようと思ったんだけど
気を遣ってかゲオルグが来てもいいよってしてくれてるのよね
いや現在軸は書きかけちゃってるからどうしようかなと(
村開始まで誰とも話さないオチは笑えんけど、さてロルを少し書き直すべきか…
ーキアラがおぼえてること:まるにー
[ 正確には、覚えていたこと。 ]
−*−*−
[ 豪華絢爛なお屋敷。きらきら綺麗な人たち。小さな小さな薄汚れた少女がひとり、迷い込む。叩き出されもせず、追い出されもせず。
屋敷の奥の奥。少女はひとり、たどり着く。
綺麗な綺麗なお姉さん。少女とは対照的なその女性は言った。 ]
「迷子なら、うちにいらっしゃい。」
[ 少女は迷子だったのか。正確には迷子でなかったのか。少し記憶の弱い少女には、帰る場所がわからないことが確かだということしかわからなかった。
だからこくんと頷いた。
どれい、という言葉は結局覚えられなかった ]
−*−*−
[ 「アースガルド」という言葉に少し、何かを覚えた。身分差の激しい星、という情報は知らなかった。自分がそこからきたことなんて、もっと……思い出せやしない**]
ー医務室ー
モフモフモフモフ...
[果たしてデスクワークをどうするつもりなのか、業務を放棄してしまった彼を]
ウィンッ
[大いに慌てさせる要因として、人がこのタイミングでやってくるという事実>>376は十分すぎた。]
あっ、いえ、これは、その...ですね...
そう!これはメディカルケアでして!!
[ーホログラムを?ー
彼に最初そう問うたのは他ならぬ彼自信だった。]
えっと...コホン、どうしたのですか?
どこか体調でも?
[言い訳に対する相手の反応も伺わぬまま、なるべく平常運転へと彼を移行させようとしたのは医師としてのプライドだろうか。]
──回想・テオドールと前々船長──
『…ってな事もあったもんだぜ、
テオも今は丸くなったもんだなあ』
[そんな風に、過去の思い出話を
娘にしていた養父マーティン。
その中には他の船員との思い出もちらほら。
来るもの拒まず去る者追わずの船。
その船で託児所か孤児院かと怒りを露わにした
当時のテオドール(>>391)は
その後、他に子供を拾ってきたりした。
ミーネや自分も、ここに拾われてきた子供達。
その頃から船は変わっていないのだと
そしてこの船に纏わる移り変わりを
ぼんやりとしたまま聞かされて]
その頃も、テオドールはヒゲ?
[こてん、と首を傾げたまま問いかければ
苦笑いしながらあたまをぐしゃぐしゃ。
ちなみに、前々船長はフサフサだったらしい。
その名もフッサール・スローンチャ。
マーティンの頭は、ピカピカ光っている]*
料理人 ノーラは、栞を挟んだ。
[だんだん落ち着きを取り戻し始めると、彼の顔に見覚えがあることに気付いた。
確かガルーの事を呟いていた人物だ。
あの時は酷く挙動不審に思えたが、今は非常に落ち着いている。]
...もしかして、医者が頼られている!
[等と勘違いを爆発させながら、ふん、と気合いを入れる。]
確か、レストランあたりにいたかな?
何か変な物でも食べたりした?
[やる気が空中でアクロバット飛行をしていること等気にも止めず、問診(のような何か)をはじめる。]
ええと、名前は確かー...
ベネディクトさんだね。
[乗客プロフィールを確認しながら、話し始める。
その際、途中で放り投げた書類がチラッと顔を出して
宇宙連邦議会議員
と職業欄に書いている所だけを視界に入れると]
この人にだけはモフっているとこを見られたくない
[そう、頭の中で呟いた。
以前、議員に訴えられた事があるのだ。ヤブ医者だ、と。確かぽっちゃりとしていた人だった。]
ー ゴールデン・グルトップ号 船内通路 ー
ミニグルトップの整備も完了したし
あとはどこ見に行こうか……
[現在エディがいるのは金馬号の通路。
小型艇の整備を終わらせてきたところだ。
頼まれずともほぼ毎日やっている。
機関部の次によく行く場所だ。
その整備も最近はより念入りにやっているのだが
理由は言わずもがな、金馬号の乗員なら皆分かっているだろう。]
おっ、クマさんだ
[こちらで訂正しよう、ゲオルグだ。>>372
ちゃんと名前でも呼ぶが、うっかりそう言ってしまう時があるのだ。クマさんと呼ぶ理由は明確に言わなくとも伝わると信じてる。
その呼び方で叱られるなりなんなりしたか
したとしてもすぐ脳内から記憶が抜け落ちて未だに直っていないのだが。]
やぁゲオルグ、何かするところだった?
あっ、機関部と小型艇の整備は終わったけど
他にも見ておいた方がいいやつある?
なんか雑用でもいいよ!
[ゲオルグの傍まで近寄ったと思えば
報告と仕事がないかの確認を一度にしようとする整備士兼自称下っ端。
敬語も使っていない有様だが、ゲオルグに限らず誰にでもこんな調子。
それこそ入船した当初からずっとこの調子だ。
それをなんと思われていようが気にもしない。
船に乗せていてくれる、それが最終的な答えだと
エディは勝手に解釈しているから。*]
― 銀羊号・第1エリア 面会室 ―
[ ベルガマスコ 宇宙連邦議会議員と面会するなり。
降り注ぐは、
テンプレ的な社交辞令の雨あられ>>284。]
―――……。
[ 笑える程 典型的な小物政治屋だな、と。
さすがに、一瞬、目が点になったが。]
……いやあ、
此方こそ、宇宙連邦議会議員殿に
ご乗船いただけるとは、光栄ですなぁ…
[ 面会室の灯りに、つるりぴかりと光る後頭部。
ご威光がピカピカと眩しいくらい
光り輝いていらっしゃいますなぁ…と
嫌味のひとつも言ってやりたくなるが。
その程度で崩せる似非笑いでもないだろう。
表向きは社交辞令的な言葉を口にして、
固めた笑顔をお返しした。
お互い、こんな虚飾のやり取りは無駄だと
分かっているだろうにと、うんざりしつつ。 ]
そうそう、
警備の改善をご所望と伺いましたが、
わが船の警備にまでご配慮くださるとは
さすがの英慮でいらっしゃる。
[ 守られているのか、見張られているのか>>272
などとボヤいていた報告は、知らんぷり。
あくまで、遠慮からの待遇改善と受け取ったふりで、
にこにこと、その”配慮”を褒めたたえ。 ]
くまさんじゃねえっての
[呼ばれ方にため息を吐いた>>400。
何度も訂正してるはずなのだが、変わらない辺り記憶が抜け落ちているのか。
とはいえ、この怪しい記憶力でも技術はすごいのでかってはいる。
記憶力は怪しいが。
前に目の前にいるエディだったか、それとも別の誰かだったか。
黄色の全身タイツに赤いシャツを着てくれ、みたいなことを言われた気がするが、変態扱い待ったなしな予感しかしなかった。
というか、絵面が酷すぎるので全力でお断りさせていただいた記憶がある。]
やることはねえけど、頼むことはあるな
[敬語でないことは気にしない風。
船長には緊急時や怒ってるときでもない限り、無意識で敬語を使っているが、元々敬語に拘るたちではない。
というか、入ったばかりからこの調子なら、言っても直らないだろうと思っている>>401。]
しかし、ご遠慮なさることはりません。
大切な御身に、万が一があっては
宇宙連邦にとっても、大いなる損失でしょう。
アーガルドと地球からの、
宇宙連邦への忠誠と信頼の証ですから
どうぞ、厚意として、安心して警備をお受けください。
[ 一議員と一船の警備という問題を
連邦と2惑星を巻き込んで、少しすり替える。
これでも警備を減らせというなら、
宇宙連邦側が先に、
2惑星とこの船の信頼と忠誠を貶めることになる
と、にっこり、先制で暗黙の釘を刺しておく。
どうせ番族の星とでも見くびられていそうだが(>>295)]
[ 宇宙連邦の議員の乗船が、はたして偶然か、
それとも、ラグナロクの情報が洩れたためか。
あるいは他の目的か――…
乗船だけでも警戒すべき役職者だが、
本人がこれまた、胡散臭い政治屋だ>>217。
念の為、アースガルド軍と銀羊号の警備とドロイドに
ベルガマスコを警備の名目で見張り、
目を離さないよう命じておいた>>271.
言動や動向も、逐一報告を受けている。]
[ しかし、船内を自由に移動されて
余計なものを…特に、ラグナロクに関するものを
見聞きされて、連邦に報告されるのだけは、
是が非でも、阻止しなくてはならない
―――…どんな手を使ってでも。
内戦を終わらせる為には。
革命軍にとっては。
ラグナロクが、必要なのだから。
とはいえ、何の罪があるわけでもないし、
腹の中が真っ黒で腐っていたとしても、人命は人命だ。
連邦議員ということもあり、
連邦の緊急時の規定に則った拘束や…
最悪、射殺といったような、下手な強硬手段は
迂闊には取れないだろう。
連邦規定の危険事由にひかっかる可能性があるか、
誰かや船への危険でもない限りは。]
[ どうせ、銀羊号の過去や、私の経歴くらい
調査済みだろうに。
見え透いた”安らぎ”や、戦乱の懸念を口にする男に、
貼り付けた笑顔で、相槌を打って。>>284。
本題、とばかりに
表面上は慇懃に切り出された
”未知の兵器”の話題に>>295は。
ああ、やはり、宇宙連邦側にも、
ラグナロクの情報が洩れているか…と内心で眉をしかめ。
ほう?と少し呆れたような表情で、
翠緑を瞠ってみせた。]
まさか、あなたの口から、
そんなくだらないお話が出るとはねぇ…
その噂なら私も耳にしましたが、
残念ながら、戦乱が長引いた時のお決まりの
つまらない夢見がちな創り話でしょう。
内戦が続くと…どうしても
救世主思想というか、救世主や最終兵器で
争いが終わり、平和がもたらされる的な噂が
人々の心のよりどころになったりしますから、ねえ。
そういう噂の類ですよ。
[ 困ったものだ…とでもいうように、
額を押さえて、はあ、とため息をついて見せ。 ]
そもそも、もしもそんな兵器なら
アースガルド王国の最強艦隊が運搬するでしょう。
こんな、半官半民の軍艦でもない地球の商業船に
乗せたりするとお思いですか?
[ そのまさかを狙っての、
隠密作戦らしくはあるが。 ]
まさか、宇宙連邦の議員ともあろうお方が
こんな眉唾ものの噂を、
お信じにはならないとは、思いますが…?
[ にっこりと無言の圧力をかけはするが。
政治屋がこの程度で説得できるなどとは、
思ってはいない。
船内の噂は止まるところを知らないのも、把握している。
誰かが決定的な証拠でも見つけてしまえば、
この議員を誤魔化すのも、難しくなるだろうか。]
[ イア様と呼ぶ存在や裏の目的>>157、
その意志の代弁者的ドロイド、
アビィのことは知りえず。
見ないふりの視線で、相手を観察していれば。
服の上からでは、見慣れた者が
注意しなければ分からないかもしれない
微かな膨らみは、小型の銃だろうか>>156
ふーん、一応、あのゾロゾロ護衛を
信用しないだけの、用心深さはある、か。
それとも、船の警備すら警戒する理由でもあるのか、
と考える。
屈折してはいても、彼なりの矜持からであると
知れたなら、多少は見直したかもしれないが>>156 ]
………? どうした?
ベルガマスコ議員!?
[話が終わった頃、笑いかけた議員が
急に苦しみだした>>335。]
スノウ、ラヴィ…!
医者を…ドクター・ジークムントを呼べ。
それから、ドロイドにストレッチャーを運ばせろ!
医務室へ、議員を。早く!
[ そう命じる声を張り上げたのが、
所々でも、議員に聞こえたか定かではないが>>335.
2匹は、ドクターを呼んでくれただろう。
ドロイド達が大急ぎでストレッチャーを運ぶ様子や、
それに乗せられた、意識のない
ベルガマスコ議員が運ばれていく様子は。
付き従う、大勢の警備の移動と共に。
何事かと、乗客や乗員の目と注意を引いても、
おかしくはなかっただろうか。**]
/*
>>415 初回吊り先さんなので…
ちょっと他の人も関わりやすいように
目立つ感じで運んでみます!
/*
>>154 キリング役にならざるを得ないかもなので、
一応、銃もちなのも把握しておく感じで…
ベルガマスコさん的に
どういう落ち方なさりたいか、ご希望第一ですが。
ご希望あれば、なるべく沿って華々しく落ちられるように
サポートしてさしあげたいかなあ。
[ 男は長命種の一族である。
出身は遥か北西に存在する惑星・コーシス。
コーシスの民は通常の人間より遥かに長い寿命を持つ種。
年中のほぼ毎日が雪に覆われている気候の厳しさと
辺鄙な地故、観光に訪れる者も年に数名程度。
知らぬ者は何年経過しても変わらぬ外見の男に対し、
不信の目を向ける者も当然存在する。
星の数ほどの惑星が存在する現在、種族もその数だけ
存在するのだが、人種差別問題はどの時代、星であれ
永遠の命題。
ある程度の年を重ねると成長と老化が同時に止まり、
変わらぬ見た目のまま生涯を過ごすこととなる。
されど所詮は人間。不老であれ不死では無い。
病気も怪我もすれば普通に死ぬ。
────現に。]
[ 嘗て世話になった地区には懐かしい顔、新たな顔。
特に変わったことも言われず再会を喜び合えたことに
内心感謝しつつ。
当時世話になった部長には挨拶をしたかったが、
生憎前年度に退職したとか。
しかし皆の様子はどこか慌ただしい。
船全体が慌ただしく駆けずり回っているのも
見ればわかる。
──あんな土地に行くのだから。
所詮は部外者、軽く挨拶だけ終えて部屋を後にした。
扉の外でちっ、と軽く舌打ちをして。]
[ 長命種というだけならばそれだけで終わる問題。
ただ、僕はそれ以外にも
だから。
自然と人とも距離を置くようになる。
血液検査等には引っかかったことはない。
しかし、最近の体調不良気味。
組織の元研究所長から忠告されたことだが。]
「 ── もし何かがあれば
お前の身に埋め込まれた が
悪い方に活動しなければ良いが。」
[ ──馬鹿らしい。
勝手に人を実験台にしておきながら、
万が一に転んだ場合の備えが何一つないなど。
……僕は貴方たちとは違うんだ!]
[ 物憂げなまま通路を歩いていると 声を掛けられる>>371。]
……? いや、違うよ。
船のことならある程度は分かるけど。
迷子にでもなったのかい?
セキュリティエリア以外なら案内くらいは出来るけど。
何なら一緒に行くかい?
[ 元気そうな青年だ。
瞬時に表情の色を隠し、穏やかに対応を心掛ける。
迷子がいれば報告する、とは伝えていたが
大人の男性大丈夫だろう。
どうせ到着まで時間が掛かる。
道案内くらいはしようか。
同時に気分晴らしにもなるだろう。]
[ 旅人の男を案内した後か、最中だったか。
道中のざわめきに足が止まり、様子を窺う。]
……?
体調不良者か?
[ 誰かがストレッチャーで誰かが運ばれて行くのが見えた>>415。
同時に医務室という単語が耳に入り、僅かに身が震える。]
……大丈夫、なのか?
[ 動揺を隠すことも──いや、それが真の目的なのだが
指揮を取っている女性へ声を掛ける。
過去、僕が船に来た時から副艦長だっただろうか。
何せ下っ端は上の顔を覚える機会が無い。
もし万が一会っていて彼女が覚えていたとしても、
気付かないだろう。
名前程度なら聞いたことはあるかもしれないが。
戦乱の地で、支配階級の人間として君臨する姿を
見ていればきっと覚えていただろうが。
尤も、その時に彼女がその地に居たかどうかすら。]**
/*
今回は箱の調子とか別件とかで早期落ち予定なので設定は惜しまず出していく感じで(結果ソロルだらけ)
まあ残る人らはもう何人か見えてるけど…()
/*
ガートルードさんんんん〜〜〜!
ありがとうございますうう〜〜〜!
私の雑いフリを素敵なロルで返していただきいぃぃ〜〜〜〜!!
さーそら警戒されまんな〜〜どーしましょw
― 医務室 ―
[ スノウかラヴィからの知らせに、
ジークムントは面会室へ来てくれたのだったか。
それとも、医務室で受け入れ準備を先に
進めて貰ったのだったか。
いずれにしても、ストレッシャーに乗せた
意識を失ったベルガマスコ議員>>335>>415を
医務室へ運び込めたなら。]
急なことで、悪いな、ジークムント。
ベルガマスコ宇宙連邦議員だ。
私との面会中、笑いかけたと思ったら、急に苦しみ出して…
気を失ったんだ。
原因がわからない。状況としては…
[と、ジークムントにベルガマスコが
倒れた時の様子>>335を詳しく説明して。]
[ジークムントがぽっちゃりした議員に
”ヤブ医者”だとか云われたことで、
思うところがあるようだとは知らぬまま。>>399
後のことは、彼を信頼して任せようとするが、
ジークムントの反応はどうだっただろう。]
ー医務室ー
[ほんの少しの間、ベネディクトと問診ーというより雑談に近いがーを交わしたところで]
prrrr..
[呼び鈴がなる。非常時、特にラヴィやスノウ達システムからの呼び出しが主な為、ほとんど鳴るところを聞いた事が無かったため、少し動揺する。
問診を中断し、彼に断りを入れてから受けた。]
ーはい、、えっ!...わかりました。すぐ向かいます。
...なんてタイミングなんだ...
[船内で人が倒れたという話から、様々な理由を思い浮かべはしたが、それらの情報は全てー議員がーという一言で頭から離れていった。
少しだけ、鼓動が早まる。
ベネディクトに、具合が悪いようならベッドを使用したらいい、と一言添えて、駆け足で医務室を出た。]
―― 銀羊号/通路 ――
あ、はい。
歳は覚えてないんですよ。
数を覚えるまでは、数えられなかったからなぁ。
俺のこと引き取ってくれたオヤジが、
多分そのくらいだろって。
[年齢は、覚えていないし、確かめる術もない。
聞かれて困ることでもなかったから、素直に肯定した。
見開かれる双眸と、はっと口を噤んだ様子に、ああ、もしかして此方の事情を気遣ってくれているのかと思い至る。
自分が覚えていなくても歳を知っているのが当たり前の社会や育ち方もあるのだということを、事実として知っていても、
この年になってもやはり、別世界のことのように感じられていて。]
あ、知っててくれたんだ。
うん、今日も何もなかったし、平和なもんです。
[話が勤務のことに及べば、嬉しそうに頷く。
実際、この船は“平和”だと思う。
一秒先には隣にいる奴の全身が吹き飛んで、弾けた血袋になるような状況ではない。
そう思う彼は、何処までも地上の兵隊蟻の視点で、
机上の方針決定や、交渉による調整、有象無象の勢力の鬩ぎあいといった要素もまた、戦争のファクターであるとは、想像すらしないし、
既に船内で起こりつつある、ラグナロクをめぐっての駆け引きや思惑の交錯など、知る由もない。
ともあれ、あまりに平和だから、廊下をふらふらと散歩しながら、担当部署の構造や各区画の構造、遮蔽物や非常時の設備保管場所、ヒトの動線、有事の際に有利を取れそうな場所――そういったポイントは、自然と頭に叩き込まれた。
――その“有事”が起こらないことが、一番であるのだけれど。]
[ ベルガマスコの容態はどうだったか。
失神する前に、頭部を押さえるような仕草でもあれば、
頭部…脳天への痛み故と分かったかもしれないが。
ジークムントに追い出されなければ
ベルガマスコが目を覚ますまで
傍にいようとして。
目を覚ましたなら。
議員が何か話すようであれば、失神の原因を尋ねつつ
彼の話を聞こうとするだろう。*]
そうですね。
それじゃああとで、センセイの非番のとき。>>357
メインテラスの方にも第二エリアにも、
カフェとかレストランあったしなあ。
なんか面白いメニューが復刻されたって話だし。
[などとウキウキと語りつつ、それでも勤務中は避けておこうという心算はある。
自分が以前訪れたときは書類を相手にしていたようだけれど、いつ具合の悪い人や急病人が訪れないとも限らないと、実際にそのような状態になっている(成り得る)ことはつゆ知らず、そんな風に考えて。>>376>>335
ちなみに、惜しいことに実際目にすることはなかったわけだが、
もしあの、人慣れしていないようだがなんだか構いたくなる(自分視点)雰囲気のドクターが、もふもふをもふっているところなど見かけようものなら、
モフ好きの同士として、両手を取って握手せんばかりの勢いで駆け寄って、『うんうんいいよな! もふはいいよなァ!!』と、表情をきらっきらさせて捲し立てたことであろう。
(そんなだから子供と勘違いされてしまうのであろうということは、気付かない。>>123
まったくもって、本人の言動の自業自得だ。)
ガートルードもまた、あのセンセイに好意的な様子に、なんとはなしに嬉しくなってうんうん、と頷きながら。]
[話はやがて、体調のことへ。
軽い眩暈と誤魔化した言葉に、予想外に強い反応が返ってきた。>>358
珍しいこともないだろうと挙げた症状だったから、聊か過剰にも見える反応が返ってきたものだから、少し驚いた。
彼女自身にもある症状とは知らず――もしかしたら、眩暈と関わる病気で随分具合悪いことになった誰かでも知っているのかなと、一瞬、見当違いなことを考える。
けれど――…
息を飲むように、何かの思考に沈み込むように、暫しの間閉じられた瞳に、>>366
どうしてか言葉をかけることが出来ずに、口を噤む。]
(――… まァ、うん、
そのうち分かることだし、な)
[医療データも、経歴も、権限があるものであれば誰でも見られる。>>366>>385
例えば上官、医者。
経歴には、7年前に難民として宇宙連邦軍所属の軍医オーソン・アストリーの養子となり、その後軍学校に在席、卒業後に軍に所属――といった記載が並んでいるはずだ。
法的な問題も偽装もない。
けれど、種々のデータを突き合わせてみるならば、この船への乗船に際しては、どこか不自然な介入の痕跡を感じ取ることがあるかもしれない。
実際、自身は知らずにいるものの、養父の意図と介入がある。
無論、平時であっても問題だ。
けれどもし、“何か”が起こった際に、そのことが周囲に知られたならば。
さらには、過去に海賊と繋がりがあったことも明らかになるようなことがあれば、
それらがどのように判断されるべきものであるかは――無論、彼自身は思い及ばずにいる。
医療データの方は、船での長期任務に配属される人員としては、“まだ”ボーダーラインぎりぎりの状態のはず。
けれど、そこに添えられている“もう一つの”情報も、ことによっては――…]
ああ、船長。
[当のドロシーが姿を見せる前から、船長がやって来た事は分かっていた。
ドアをそっと開けていても、ノックの勢いで丸わかりである。
それに、ここにいる時間も長い。
最近じゃ近付いてくる足音だけでも誰かを見破れるようになったほどだ。]
ちょうど今からそっち行こうと思ってた所っすよ。
[言われたことが一瞬分からなかったように、首をかしげて。
その意味を、紙にインクが少しずつ染み入るように少しずつ理解して。
少しだけ困ったように、けれども、控えめに微笑んだ。
予想すらしていなかった褒められ方をして、嬉しさが自然に口元に現れる子供のように。]
ー医務室→面会室→医務室ー
[面会室へ入ると副艦長のガートルードがベルガマスコを見ており、ラヴィ達やガートルードの協力もあって、迅速に医務室へ運び込む事ができた。
その冷静な判断に感謝をしつつ、医務室で倒れた詳しい状況を伺った>>423
とりあえずは医務室に置いてある医療用コクーンで簡易的な検査をして、体内のナノマシンの作動並びに麻酔薬の投与があった事を確認してから]
ガートルードさん、ありがとうございます。
お忙しいでしょうし、ここからは私がまた詳しい検査もしますので業務にお戻り頂いてかまいません。
[と伝えた]
[けれどその表情は、次の話題に、すっと真顔に戻る。]
戦場で――…>>386
ああ。
ガートルードさんも、
ああいう場所に行くことも、あるんだよな。
[彼女“も”と言いながら――彼自身の経歴には、戦場に赴いたという記載はない。
すべて、あの船に積み込まれる以前のことだ。
彼女の記憶にあるものも知らず、察することは出来ずとも。
その物言いの奥に、どこか、此方の心臓がざわめくような何かが感じられる気がして、複雑な顔で首をかしげる。
生き場所を求めるのも、分からなくもない。
“個人的な我儘”も、分からなくもない――… >>385]
[大丈夫か、と問われれば
大丈夫じゃない、と答えたくなるのが人情だが。
簡単に先にミーネから受けた言葉を。そして]
そうっすね。
後は、第四エリアの63番ゲートがちょいと面白い事になっている>>334ってくらいっすか。
[計画も大詰め。
銀羊に乗り込んだ後、どう中央まで抑えるかの算段は既についている。
後はきっかけさえあれば、水が滑り落ちるかのごとく自分達を勝利へと導いてくれる。
つまりは、今が無線部の輝ける時間ってこった。]
ん、だーいじょうぶですよ。
倒れるったって、そのまま昼寝するようなものだしね。
ええ、親父にも無理しすぎるなって言われてるから。
けど、いざって時に体を張るのもお互いさまなら、
心配になるのも、無理してほしくないのも、
たぶんお互い様だ。
[大丈夫そうに振舞ってはいるものの、やはりどこか疲れを感じさせた目の下の微かな隈だとか、
先程からの、時折もの思うような様子だとか。
そのようなことが、どうしても心にかかる。
(もう誰もいない、と彼女自身が感じていることは分からなくても)
あんたに何かあったら、なんか心配なんだよと――…
先程からどうにもざわつく自身の心臓を訝し気に思いながらも、そう続けようとして、
ふと、言葉を止めた。]
ん、だーいじょうぶですよ。
倒れるったって、そのまま昼寝するようなものだしね。
ええ、親父にも無理しすぎるなって言われてるから。
けど、いざって時に体を張るのもお互いさまなら、
心配になるのも、無理してほしくないのも、
たぶんお互い様だ。
[大丈夫そうに振舞ってはいるものの、やはりどこか疲れを感じさせた目の下の微かな隈だとか、
先程からの、時折もの思うような様子だとか。
そのようなことが、どうしても心にかかる。
(もう誰もいない、と彼女が感じていることは分からなくとも>>387)
あんたに何かあったら、なんか心配なんだよと――…
先程からどうにもざわつく自身の心臓を訝し気に思いながらも、そう続けようとして、
ふと、言葉を止めた。]
/*
ご苦労様です。もふもふもふもふ。
こんな禿げ頭でお見苦しいですがご容赦を。
一つご相談なのですが、私が連れているドロイド、アビィの退場を、船外脱出ではなく、機能の完全停止による退場にしてもよろしいでしょうか?
ボディは残ってしまいますが、これはNPCの退場なので干渉不可なことは明言します。
いかがでしょうか〜?
すみません!
[“もし今度があるようなら、出来れば倒れる前に”>>387
――倒れたところを見られたことは、あっただろうか。
この船に乗ってから、誰にも見られてはいないはずだけれど。
今の口振りでは、まるでそのときのことを知られていたように見えて。
聞き間違いか、受け取り間違いかと首を捻るよりも早く、翠緑がすっと、先程よりも大きく、近くに見えた]
“ ”
[ ――幾度となく思い出されれていたあの船の記憶が呼び水となるように、
小さな漣が、沖合の海を運んできて、
ざあ、と。
鮮やかにつながるその記憶に、目を見開く。]
え……
[耳にした言葉を理解しきれずに、>>388
ただ、髪に触れる感触が、あたたかさが、いまとむかしの時の隔たりを、一息につなぎ、溶かすようで。
息を止める。
吐息の象る言葉のかたちが、一音一音、胸に滑り落ちてゆくのを聞く。]
[相手の弱みにつけ込むか、それとも一点に視線が注がれている間に裏をかくか。
それはハーランには分からない。
決めるのは自分じゃない。
けれども
こんな日は、どこか浮き足立っちまう。
そうだろう?]
いよいよって事っすかね。
コソコソと暗躍する時代からはおさらばって。
[そうさ、これからが。
いよいよ俺達は歴史の表舞台へと上がるんだ。]
ー医務室ー
[始めに取ったアンケートから、数年前から"病"に悩まされていることを確認し、アレルギーや症状等を医療用コクーンに入力、差し支えない程度の薬を投与した。
もし、ガートルードが医務室に残っていたのなら持病について何か知らないか尋ねただろう。
そうでなくても、ベルガマスコが目覚めるのを待ち、普段服用している薬がないか、訪ねただろう]
/*
ご苦労様です。もふもふもふもふ。
こんな禿げ頭でお見苦しいですがご容赦を。
一つご相談なのですが、私が連れているドロイド、アビィの退場を、船外脱出ではなく、機能の完全停止による退場にしてもよろしいでしょうか?
ボディは残ってしまいますが、これはNPCの退場なので干渉不可なことは明言します。
いかがでしょうか〜?
すみません!
……。
[ふわふわと、宙を歩くような足取りで、どれくらの間、どこをどう歩いたものか。
曲がり角を不用意にふらりと曲がり、向こうから来た人影がぱっと視界に広がった]
あ、うわ。
[普通なら間に合わないタイミングだが――もしかしたら、向こうが避けようとしてくれた可能性もあるが、ぱっと横に身を寄せる。
無意識のうちに、先程から気になっていた医務室の方角に歩いていたものだから、
もしかしたらそちらの方角から来たのかもしれないし、別の場所だったかもしれないけれど。
現れた人影は、見覚えがあるものだった。>>381
先程ガートルードと会ったあたりだったか、こちらに挨拶をしてくれた女性。>>140
“ナネッテ”という名前は知らないが、見たことがある顔で、そのときは大きく手を挙げて答えたものだった。
(なお、同僚からちょくちょく噂話を聞かされていたこともある)]
すみません! ぼんやりしてた!
[勢いよく頭を下げれば、狐のしっぽのような後ろ髪が、頭の後ろ側からぴょこんと飛び出して、だらんと前に垂れた。]*
──現在・無線部──
ほう、流石だな!
なるほど、ミーネから通信が来たか。
[ハーランからの報告を受け(>>437)
和かに笑うとウンウンと頷いた。
第四エリアの63番ゲート。
どうやら侵入はそこからが良さそうだ]
なら、銀羊に船を寄せて
固定させてからそこに移るとするか。
ハーランは任務に参加するんだったか?
[首を傾げながら相手の目をまっすぐに見つめ
腕組みしながら問いかけた。
ツキン、また頭が痛む。
やはり悪い予感はするのだが]
ゲオルグと私で特攻して
船の中心部を制すべく動きながら
他の面子でラグナロク探索か
それとも一度船を乗っ取ってから
ゆっくりとラグナロクを探させて貰うか
……どちらにしろ、しっかり武器は
準備しておいた方が良い。
大事なものも、しっかりと
身につけておくのだぞ?
[彼にはあっただろうか、大事なもの。
一度視線を伏せてから、相手に向けたのは
にこり、労う時の笑みだが]*
ー医務室ー
[ベルガマスコの目が覚めるまで、書類に目を通しておこう、と様々な書類を漁ってみる。
その際、乗組員及び乗客のデータベースにも目を通した。普段なら気になっただろう特異的な情報なども、この時はまったく気にならずベルガマスコのデータを探した。
ふと、ベネディクトはどうしただろうか、と気になった。果たしてベッドで休んでいて、この話を聞いていたのだろうか、それとも忙しそうなのを察して気付かぬうちに去ったのだろうか。
ベッドの方を覗いてみた]*
──現在・無線部──
……あと、暗躍なのか、私達は。
コソコソしていたつもりは無いぞ?
ただ今回のことは、おそらく
我々がすべきことなのだ!
[ハーランの言葉に気づけば(>>440)
そんな言葉も付け足しておく。
コソコソしてたんじゃない。
目立ちたい訳じゃない。
ただ目立ちたい気持ちも分かるのだ。
生まれ落ちたからには
大輪の華を咲かせたい、と]
まあ、多少の犠牲はつきものだろうが。
[この船が義賊めいた一面があるとはいえ
この手で人の命を絶った事は
ないわけではないのだと
ふ……と息を漏らしつつ笑みを浮かべた]*
ははっ、船長が知らないんじゃ世話ねえっす。
自分は銀羊の通信をいじるんでね。
[普通の、海賊ならば船長がみな決めちまうだろうに。おかしそうに笑う。
良くも悪くも、この船はそんなだから。
そこに自分は惹かれたのだけれどね。]
みな金馬の一員。そういう意味じゃ全員任務の参加者っすよ。
[もちろん、自分もね。なーんて、わざとらしく言ってみたりして。]
― 医務室 ―
[ ジークムントに、
戻ってかまわない>>435と言って貰えれば。]
ああ、ジークムントも、
迅速な対応を、ありがとうな。
感謝する。
そうだな、お前に任せておけば
大丈夫だとは思うが…
目の前で倒れられた手前、
容体や原因が気になるからな。
少しだけ、待たせてもらっても構わないか
[ 横たわるベルガマスコを見ながら、
僅かな心配と、強い警戒の滲む瞳でそう話し。]
それと…いそがしい時にすまないが。
手が空いたらでいいので、
警備員のディークの、
情報を…特に医療情報を(>>430)
私のホログラム通信のリンク宛てに、送ってくれないか?
[ ディークとのやり取り>>385>>430
を思い出して、ジークムントに
申しわけなさげな顔で、そう頼む。
副艦長の公式のリンクIDは船内に公開されているから
乗員や乗客なら、誰でも知っているか、知りえるだろう。]
― 記録 ―
【データの呼び出しを行っています...】
ああ!船医!もっと優しくしてくれ!
デリケートなんだぞ、そこは!
「なら、義手を取り換える必要がないようにして―――くれ!」
いだーーーーーい!!!
[半ば強引にもぎ取られるようにして取られた義手が接合部から離れる痛みに、テオドールの上げた悲鳴が医務室に響いた。]
「義手の中身は?」
出した…。
「指輪も取ってるな。少し待ってろ。」
死ぬ…死んじゃう…痛い…。
[そんなことで死なん、と冷たく言った船医に、テオドールが文句を垂れる。
船医は「どんな育ち方したんだ。」とブツブツ言いながら、テオドールの義手の取り換えを行う。]
「テオ、お前なあ。
どうやったらあんなボロボロの義手が完成するんだ。」
……?
[首を傾げたテオドールに、船医はもういい、と言って、テオドールの腕に装着していた新しい義手から手を離す。]
「ほら、出来たぞ。」
おお、Tak!!
[もっと丁寧に礼が言えないのか、と文句を零す船医に笑いながらもう一度礼を言って、医務室を出る。ぐるぐると肩を回して、具合を確認。
指輪を左手にはめ直しながら、両脚のエネルギー銃を確認する。]
[二丁の愛銃。名前をアールヴァクとアルスヴィズという。
サンストーンをエネルギー源に、弾を作って、それを放つというシンプルなものだ。とはいえ、サンストーンのエネルギーも無限ではない。定期的に炎の中に放り込んで、熱エネルギーのチャージをするのだが、この男。たまにそれを忘れる。
正確には、残弾数を見誤って、「まだ大丈夫かな。」とチャージをしなかったりするのだ。あまりチャージしすぎると、サンストーンがたまに機能を失うから、貴重なソレにオーバーチャージしないようにしなくてはならない。
だから、足りなくなったとき。
義手からエネルギーをチャージすることがある。それで義手が機能を失っては元も子もないのだが、その場の命がかかっているので致し方なし。
しかし、その話は船医には口が裂けても言えまい。*]
[後の言葉には応えなかった。
ちょいと地雷踏んだかとも思ったけれども。
お互い思うところがあって、それでいて踏み入れない。それが永く共にあるコツってもの。
終わりよければすべてよしさ。]
おうおう、万事オッケーっすよ。
[その時に備えて、できる事は全てやってきたつもりだ。
任せておけ、と言うように胸を張った。]
── 回想:カマキリと子ども ──
[ 生命に関わる大事故につながる可能性があったため、強く叱ったけれど。>>344
手元に視線を向けて、何度も謝りながらぐずぐずと泣くその顔を見れば。>>367
ナネッテの、焦ったような幼い怒りは、急速にしぼんでゆく。 ]
荷物が落ちて来たり、
滑ってきたりするでしょう?
危ないから、……怒ったのよ。
[ ようやく板についてきた敬語は、子供の前では溶けて消えていた。
悪ふざけの類ではなく、この子供なりの理由があるのだと思えば。
げんこつを落とした頭を撫でて、ハンカチを取り出して、その涙を拭ってやる。
しゃくりあげなから、途切れ途切れに話す、拙い説明を聞けば。>>368
どうやら手元にあるのは、カマキリの死体のようであった。
拭っても拭っても、ぼろぼろと溢れてくる涙。
子どもと接する機会の得られなかったナネッテは、戸惑いつつも。
避けられなければ、その身体を抱きしめ、ぽんぽんと頭を、背中を、撫でてやったか。 ]
一緒に"冒険"したんでしょう?
……潰したくなかったのも
殺したくなかったのも、
ちゃんと伝わってるわ。
私にも、
この、カマキリにもね。
[ 頬を撫で、滑らせ。
カマキリを包む小さな手元を、上からそっと掌で包み。
「ごめんなさい、と、ありがとう、をしよう?」と、目を和らげる。
命を終わりを見届けたなら、弔ってあげて欲しい、などと。
浮かぶのは兄の姿。
自分にはやりたくとも出来なかったことをこの子供にさせるのは、自己投影甚だしい、ナネッテのエゴなのかもしれないが。
白い花の小さなブーケを買って、手渡し。
どういう方法であれ、伴に手を合わせ、祈る。 ]
[ おそらく、父親を探せば、話はあっという間に終わっただろう。
この子が怒られて終わり。
……でも、せっかくの"冒険"は、カマキリと同様に終わってしまうから。
それでは、無茶をして、ここまでやってきたのが報われない。
そう思うのは、まだナネッテが子供だからなのだろうか。 ]
ほら、行くわよ。
……お父さんの仕事、見るんでしょ。
私、ナネッテ。
共犯者だから、呼び捨てでいいわよ。
君、名前は?
[ 匿う気は満々。
途中、船のショッピングモール施設で、子供用のキャップと服を買って。
目深に被らせて、少し笑った。── 久しぶりの感覚だった。
船中をあっちこっち連れまわし、噂で聞いた巨大なパフェを食べさせる。
尤も、そのパフェは甘すぎて不評であったが。
キモチワルイと言いながらも完食した姿に、ナネッテは素直に感心した。>>368
当の本人は、横からつつき、数口で食べるのをやめていたから。
味覚の形成に寄与したかもしれない、などという声は聞こえないし、知らないふりをして。 ]
[ 父親の仕事っぷりを見せたとき、彼はどんな顔をしていただろう。
そして、どのくらい伴に居れたのだろう。
匿っているつもりでも、警備部なんてところに所属をしている父親には、あっさりバレていたかもしれないけれど。
そして匿っていたことを知れば、ナネッテも叱られたのかもしれないけれど。
そう長くない日々を、ナネッテはその子供と過ごしたのだった。
それは確かに、 楽しい 日々だった。 ]
[ 少し前に言葉を交わした青年の顔が
脳裏に浮かぶ。
自分の年も分からないような
生まれ育ちながら>>426。
嬉しそうに”平和”と口にして>>427.
『人間』という言葉が、
まるで誉め言葉であるかのように。>>432
少しだけ困ったように…けれどほんわりと嬉し気に
微笑む笑顔に>>434に。
胸の奥が締め付けらるように、キリリと、酷く痛んだ。 ]
[ それは、彼の笑みへの、
どこか、切ないような感覚と。
同じ言葉を向けられても、
私は……彼と違って
彼のようには微笑めないだろう、隔たりに。
ああ、そうだよ。
『人間』だろう?……お前は。
]
── 医務室⇒ ──
[ 医務室がどこか慌ただしいように思う。>>415
一気に空気が緊迫したような、そんな>>425
医務室を気に留めながら、曲がり角を曲がったものだから。
曲がった途端に、急に壁が出現したことに目を瞬かせる。>>443
茶色の壁 ──もとい、件の警備員。>>140
流石に驚いた表情をした……と思う。
普通ならば真面にぶつかってしまうタイミング。
ナネッテ自身、ぶつかったと思ったのだが、結果、相手が避けてくれたおかげで事故は防げた。 ]
すみません、私の方こそ、
確認不足でした。
[ すみません、と謝っているのに。
ぴょこん!と、尻尾が元気良くて。
その髪の色に、どこか懐かしさを覚えて。>>455
── つい、目を細め、微笑んでしまう。 ]
[ 主任操縦士。
一応、役職に"主"の字を掲げる者である以上、アクセスしようと思えば、パーソナルデータベースを見ることも可能であろう。
ただ、幾人ものデータベースへと目を通すことほど、時間と意味の無駄遣いであるとナネッテは思っており。
その権限を行使したことは、今までに一度もなかった。
これからも、ないと思うけれど。
もし仮に、有事の際、必要に駆られれば、見るとこを躊躇わないだろう。
とはいえ、海賊と繋がりがあったというのであれば、ナネッテ自身もそうであるけれど。 ]
スノウとラヴィは、
存分に堪能できましたか?
ディーク警備員。
[ 上司の𠮟責が飛んだのは、ばっちり印象に残っていたから、当然名前もしっかり把握済みである。
彼が自分の噂話を聞かされていたとは知らないまま、昔の挙手を思い出し、そう問うてみる。
貴方の尻尾も十分モフモフですよ、とは言わなかったけれど。 ]*
[それでも――…
”無理してほしくないのも、お互い様”
という言葉には>>438
少しだけ、心の奥がぬくもるような心地を覚えて。
「ありがとうなぁ。」と 小さく微笑んだ。
無理をしすぎるな、と心配してくれるような
養父が彼にいるのなら、それは幸いだと
ほっとしながら。
彼の心臓のざわつきには、
気づける術のないまま>>436>>438
茫然とした様子の彼が、過去を思い出したかは不明ながら。
ぼんやりの「わらってくれるなら…」に、微笑んで傍を去り。*]
― 回想:鼻歌を歌って歩き出す>>325少し前 ―
[第二エリアの廊下を歩きながら私はスノウを呼び出した]
こんにちは、スノウ。
[ふわりとどこからともなく、
まるで不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫のように
白い猫が出てきたのを確認すると、
一呼吸置いてから不安を一気に口にする。]
船の航行は順調?
船内で不審なことは起きていない?
船外の様子も大丈夫?
宙域に異常はない?
[一応立場上……というより便宜上、軍属になってはいるけれど、
植民地出身の私には警備体制についての情報を確認する権限は与えられていない。
だから、きっとスノウにはチェシャ猫のように煙に巻かれるか、
開示を拒否されると思う。
それでも私は確認せずにはいられなかった。
たとえ本当のことを教えてもらえたとしても、
それを知ったところで私に何か出来るわけではないのだけれど。]
── 船内通路 ──
(ある程度のことはわかる?
コイツ、この乗船が初めてじゃないのか)
[ 試しに聞いてみるものだ
彼は船のことを知っているらしい>>421
セキュリティエリアというのは
第1、第4エリアのことだろうか ]
俺はこの乗船が初めてでね。
いろんな星の珍しいものを
撮ってまわるのが趣味なんだ。
折角なんでこの船で面白いものはないかと
探していたんだが…広すぎて迷いそうだった
できれば案内してもらえると助かる
[ 案内の途中で俺の知りたいことを
────第1、第4エリアに入ればどうなるのかを
聞けたのなら御の字だ ]
そうさ、いつだって犠牲は多少のものなのだから。
[今できる事はラグナロクを手に入れること。
いつだって忘れちゃいけない。
何かを為そうとするのなら、最悪を想定しろ。
いつ何時、想像を上回る事態に直面しても良いように・・・・・・。]
俺はヴェルナー。旅人だ。
[ 声をかけた後、一瞬だけ感情の"色"が見えた
でも俺には関係ない
この男が俺に危害を加えるものでない限り
俺は男に踏み込まない
踏み込まないほうがいいんだ
俺みたいな冷たい人間は
<font color=white>────傷つけるだけだから<font>
さて、男はもこから案内してくれるのだろう? ]*
── 回想・船内通路 ──
[ ────ナネッテ・トマス
それが彼女の名前>>375
随分若い操縦士がいたものだ
………いや、そうとも限らないか
訪れた星々の中には
見た目に対して長く生きている人種もいた ]
(……俺らしくない、な)
[ 他人に興味を持つなんて
だが、言った言葉に嘘はないし後悔もしていない
生憎綺麗だと感じる心は残っているが
それを口にして恥じる心はない
去り際に呼ばれた俺の名の後ろに
"敬称"と言われるものがなかったように思えたが
気のせいだろうか>>377
別にそれに対して怒ることもしなければ
喜ぶ事もないはずなのだが ]
[不安で泣きそうな自分を誤魔化したくてスノウを抱き、
人肌ならぬ猫肌の温度を知覚する。]
ねえ、スノウ。
どうしたら何事にも怯えずに毅然としていられるのかな。
[いつでも、どこでも、
話しかけたり触れることが出来る体感ホログラム。
広く普及した体感ホログラムは
本当に革新的な技術だと思う。
情報の物質化だなんて真逆のことをやっている私だけれど、
私も日々その恩恵を受けて暮らしている以上、
今更これがない生活なんて考えられない。]
── コックピット ──
[ ディークと話をした後か。
それとも、何処かに寄り道した後か。
ややあってからのこと。
コックピットへと戻ったナネッテは、部下へ、声を掛ける。 ]
お疲れさまでした。
頼んでいたデータを頂けますか?
……はい、確認しました。
ではこのまま交代します。
[ 部下からヘッドセットと計算データを受け取って、耳へと嵌める。
暫くは細かい部分以外、自動操縦のため、一人で対応できる。
部下に、食事と仮眠を促したナネッテは、流れるコンソールを眺めていた。 ]
[ 空間反響値のずれ。>>49
球形計算法の導入。
導き出された答え。
めったに使うことのない遠距離監視装置を起動し、周囲を確認すれば。
レーダーが感知しないギリギリ、絶妙な位置に、海賊船がいるということに気付く。
それゆえの空間の歪みだったのだろう、と。 ]
…………。
[ しかし、ナネッテはそれを黙殺した。
それは彼女の目的のためでもあった し、
……随分前の借りを返すためでも、あったから。
空間補足値を書き換えればきっと、即刻感知されてしまうだろうけれど。
『このデータを消去しますか?』
部下から受け取ったデータ。
白く細い指先は、YES、のパネルに触れたのだった。 ]
― 医務室 ―
いや、持病については、何も知らないな。
[ ジークムントに尋ねられれば>>422。
首を横に振り。
ジークムントがベッドの方を覗くなら>>446
つられるように視線を向けて。
もしもそこに、船内を見回っていた時に
尋常でなく具合の悪そうな様子で震えていたので
気がかりだった乗客の姿があったなら>>223]
ああ、やはり具合がわるかったのか。
どうしたんだ?
[ と、案じる様子で。ベネディクトに
副艦長であることと、名前を名乗ろうか。
そうして――…医務室で幾らか時間を過ごしてから、
再び、船内の通路を歩き出す** ]
これで、"借り" は返しましたよ。
マーティン・スローンチャ……
……それと、
これは "おまけ" です。
[ 海賊の狙いは考えずとも、分かること。──『ラグナロク』
彼女自身、船員という枠に嵌っているが故に、"護り"を優先するけれど。>>139
本音を言うならば、どうでもいいのだ。
兵器は兵器でしかない。
── どちらにせよ、××××は、滅ぶのだから。
( …… No,sir.
Captain Marry. )
内心でそう呟いて。
滑らかな動作で、タッチパネルを操作する。
コンソールに、Errorを示す赤色が各所に点滅し、そして── 消えた。消した。 ]
── KEYLOCK SYSTEM DOWN
── ALL UNLOCK
── MONITORING SYSTEM DOWN
── ALL DOWN
START A COUNTDOWN……
[ 何事もなかったかのように、船は進む。
見せかけの "いつもどおり" のまま。
余りにも軽微な変化。
きっと誰も気づかない。
気付いたときには、渦中の中。
それは例えるならば、静かな時限爆弾のようなもの。
扉と監視システムが効かなくなるのは、
はてさて、いつのことだっただろうか。
勿論、他の要因によってシステムが落ちる可能性も
当然考えられること。
混乱の足音は、もうそこまで忍び寄っていただろう。 ]**
/*
…………と、落とした後に震える。
触れちゃだめなとこ、だったかなぁ……原因は後で判明しますって書いてるし、祖語ったらどうしよう…
…。
一応、システムを走らせてはみたものの、別の要因によるかもって書いてる、書いてる……(ぷるぷる)
だめだったら、うみねこさんに、ごたいとうちしよう……
/*
>>476アネッテさん
ああ、人為的にキーロックシステムが
ダウンしてしまった…
どうしようかな…多分これをやると
普通にスノウは気付けてしまう…
あれは、プログラム・スリーピング・シルバーシープの
効果なのですが…うーん、整合性を合わせられるように
できるかな…
/*
そしてこの村では、
ラグナロクの効果…なのですが
うーんと、キーロックシステムだけ
なんとかなるかな?
>>476モニタリングシステムはオールダウンでもいいけど、
キーロックシステムは、閉まったままのところがあるので
オールダウンはまずい…
整合性、整合性‥う、うーん、
なんとかなる‥いや、する!
[体感ホログラムが五感全てで感じ取れるということは、
システムが五感全てに干渉出来るということ。
実際は悪用されないように何重にもセキュリティが
張られているのだろうけど、物事に絶対なんてない。
だからこうして抱いているスノウは
本当に本来の設定された既定のスノウなのかすら時折不安になる。
システムである以上、情報の改竄、流出、
そして保存する媒体の破損からは逃れられない。
実際、風の内戦の発端となった磁気風による磁場嵐では、
多くのシステムがダウンし、
数えきれないほどの情報資産を喪失したと聞く。
だからこそ、磁場嵐の影響を受けないパンチカードを作る私達の星が侵略されたのだけれど。]
/*
ナネッテさん>>476
す、すみません!
ウィキに在ります通り、
@銀羊号で原因不明の緊急事態発生(1d開始時に天声でアナウンス有)
・船内のキーロック・システムと、監視システムが、無効になります。
(人狼の襲撃や、海賊側の侵入しやすさ配慮)
・ドロイドや船のシステムの暴走➡NPCを含む乗客・乗員の殆どが避難艇で脱出します。
・見物人がドロイドに襲われて重傷➡コールド・スリープルームNに運ばれます。
※この1回目の非常事態の原因は、後から判明します。
で、これらの事態には、村設定的な原因があります。
とはいえ、今回はすり合わせ可能なので、
大丈夫!
/*
その下部分のウィキにありますように
※3箇所のキーロックの開かない場所
@第一区画のルージュ・ヴォルヴァ博士のいる研究室と、
A第一区画のコールドスリープルームE
B第3区画の巨大コンテナ『レーギャルン・ボックス』は、1d以降もロックされたままです。
それ以外の場所のキーロック・システムは開きます。
で、>>476── KEYLOCK SYSTEM DOWN
── ALL UNLOCK
キーロックシステムのALL UNLOCKだけは
ちょっと村の設定上、ちょっとまずいので
そこに関してだけは、
天声で修正を入れてもいいでしょうか?
ウィキの書き方が分かりにくくて
大変申し訳ありません(涙
― 記?※録 ―
【記録?◆損%$みら××ます...】
なぜですか、父上!
どうしておれが!こんなのおかしい!
母上!そう思うでしょう!?
兄上も!姉上だって!そう思うでしょう、ねえ!
[誰も何も言わない。
ただ、付き人がさあ、とテ?の背中を押す。]
どうして!どうしてなにも言ってくれないんだ!
父上!母上!兄上!姉上!
なんで、なんでおれだけ…!!!
「…テ?を連れて行ってくれ。頼んだぞ。」
「必ず。」
なんで―――――!
[未だにわからないままだ。
どうして、おれだけが救われたのか。
どうして、おれだけが行かされたのか。]
/*
ナネッテさん、秘話ごめんなさいです><。
あと、多分、ウィキの書き方が
分かりにくかったせいだと思うので、
それも、とてもごめんなさい(平身低頭
お気になさらずで大丈夫ですので。
/*
ソロールばかりで本当に申し訳ないのです。
本当はフレデリカも皆と喋りたいのですよ。
うぅ、けどもうそろそろ1d突入に向けてみんな準備なのです。
ミーネちゃん達金馬さんの連携の邪魔をしちゃった感があって、過去の私を消したいのです。
ほんとごめんなさいなのです。
えっと、同じ仲間の所に行けばいいのです?
RP村初めてで、昨日も15時頃から、発言を落とす>>330まで一睡もせず箱前でうんうん悩んでいたのです……。
本当は事前に用意していたのがあったのですけど、
なんか雰囲気が違うなって書き直して、
その間に伸びたログにほわああああってなって、
誰かと絡める場所に現れようと食堂用に書いていたら話が進み、
じゃあ医務室をってなったら、そちらも話が進み、
どこにいけばってぐるぐるしていたのです
*/
― 記?※録 ―
【記録?◆損%$みら××ます...】
なぜですか、父上!
どうしておれが!こんなのおかしい!
母上!そう思うでしょう!?
兄上も!姉上だって!そう思うでしょう、ねえ!
[誰も何も言わない。
ただ、付き人がさあ、とテ?の背中を押す。]
どうして!どうしてなにも言ってくれないんだ!
父上!母上!兄上!姉上!
なんで、なんでおれだけ…!!!
「…テ?を連れて行ってくれ。頼んだぞ。」
「必ず。」
なんで―――――!
[未だにわからないままだ。
どうして、おれだけが救われたのか。
どうして、おれだけが生かされたのか。]
(おれはまだ、“
おれじゃあ、×にもどれない…!おれじゃあ、×を救えない…!
助かるのはぜったい、ぜったいぜったい兄上や姉上なのに…!)
[みんなが生きて、とテ?の背中を押した。
サンストーンをエネルギー源にした銃を二丁渡されて。
決して身分を明かしてはならないと誓わされた。
テ?は、その命の代わりに、あの場所に左腕を置いて来て。
一緒に逃げて来た付き人は、海賊船にテ?を乗せて、追手の中に消えて逝った。]
――――!
「あなたは必ず、立派な“
―――あぁぁああぁぁああああああっ!
[おれに×は救えない。
“
[今は逃げなさい――――。*]
/*
誰かテオの初期設定聞いてくれない?
あのね、王族としてどことなく偉そうでね、最後は自分が勝てばいいカーズ様みたいな人だったの。
…カーズ様だったの!なんで!
え、何が起こってるの?????(困惑)
/*
そして、ナネッテさんC狂っぽい
これは編成と発言と動きと色々総合すると
赤陣営のパワーバランスが、やや強めかしら…
うーん…1dの役職CO見てからちょっと考えよう
[ この病に罹り、
こうして意識を失うこともたびたび。
そのたびに、なぜか闇に浮かぶのは幼少の記憶。
走馬燈、だとでも言うのか……
ふん。
名家。
連邦に尽くし。
力あることを求められる。
兄弟姉妹との競争。
非常な親。
肥大化する
一方で囁く声。
成り上がり。
卑怯者。
不安と恐怖。
…………子供の記憶だ。
誰にでもある……。
おとぎ話に出てくる狼にでも怯えるような……
誰にでもあるだろう記憶・・・・・・・・。]
/*
>>477アネッテさん
他の要因でもシステムが落ちる可能性は
ちゃんと触れてくださっているのですが
せっかくロールしてくださったので
なるべくなら、活かして設定に組み込めたらいいなあ
/*
元々遅筆勢で、ガチ村のエピでRP村の経験もある方に必死にRPしたら、1時間で頭がおーばーひーとした過去があるのです。
それに加えて深夜コアだから地上は諦めていたのです。
けど、ならば見学に、と村建て様に誘って頂けたので、
描写苦手なりに精一杯頑張ろうと思っていたのに、
結局上手く絡めずソロール……。
ソロールばかりでは、相手も絡みにくいのは分かっているのです。
折角参加させて頂いたRP村、頑張って絡まないと……なのです。
*/
― 医務室 ―
[
目を覚ますと、そこは面会室ではなく、ベッドの上。
すぐに自分が倒れたのだということを思い出す。
まだ痛みを残す頭を抱え、呻きながら起き上がる。
そこにいるのは、さきほどまで言葉を交わしていた副艦長その人>>474と、初めて見る長髪の男性>>446の姿……いや、たしか以前、どこかで……>>399
]
──現在・無線部──
[ハーランの言葉には違いない、と笑う。
しかし少し小声だったろうか、
続いた言葉には僅かに眉を顰める事になった]
…………多少の犠牲でも
尊い犠牲だ(>>467)
しかも、今回の任務は
私の頭痛が止まらない。
嫌な予感はしているんだ。
……それでも、この計画に付き合わせる
私に皆が付いて来てくれて
とても有り難く思っている。
[船員ならば知るだろう、
自分のサイコキネシス持ちや直感力。
それらを多用した後の頭痛はひどく
倒れてしまうこともあるのだと。
その直感が告げるのだ。
痛みを伴い自分に警告を。
だと言うのに、自分はこの計画を
止めてしまう気にはならないのだから]
……できれば皆が無事に
少なくとも生きて帰れるよう努めるよ。
[軽く肩をすくめ、やはり浮かべるのは笑み。
そして相手に近づいたなら
ぽん、とその肩に手を置いた]
頼りにしてるぞ、ハーラン。
しかし無理はしてくれるな。
すべき事は私がする。
[船長の一番大切な仕事は?
その最後の責任を取ることだと
養父マーティンは口にしていたから。
最悪、船さえ無事ならば
精神が灼けても、皆を無理に
船に飛ばすくらいは考えている。
出来るかどうか?
否。
その時は身を賭して
為さねばならぬ時だろう]*
― コックピット―
みんな、おつかれさま。
キャプテン・メリー元気かい?
[ 船内を見回ってから、コックピットへ。
船長帽をかぶった、キャプテンメリーの
もふもふのホログラムがあったなら、
そう声を掛けてから、副艦長席に座る。]
…‥‥…?
[ 調度、ナネッテが
部下と交代したところだったろうか。>>472
コンソールを見ながら
何かもの思うような様子>>473に
一瞬だけ、どうしたのだろう?と首をかしげるが。
すぐに、別の部下から報告を受け、
そちらと話し込んでいたので。
その後の彼女の様子は、気に留めてはおらず。]
ぬ………う…………いや、これはこれは副艦長殿……。
みっともないところをお見せしましたな……はっはっは……。
[力なく笑いながら、内心では弱みを見せてしまったことに歯噛みしつつ。
その彼女や、医師である彼には当然訊ねられることと思い、自ら話をする]
いや、数年前から持っている病気でしてな。
どこかの星に訪問したときにそこの風土病やらをもらったらしいが……どうも定かでなく、ね。
ああ、先生、あなただ。あなたに最初に診てもらったんだ。
覚えているとも。この仕事をしていると、人の顔を覚えるのは大事なことだからな。
[そういうと、当人はどこか微妙な表情でも浮かべているだろうか。>>399]
いやいや、はっはっは。
あのときはすまなかった。いや、原因不明、治療法もないと言われればつい、な。心無い言葉を浴びせてしまったと反省しているよ。
思えば嘘偽りなく教えてくれた先生は立派だった。
ほかの医者どものほうがよほどヤブでね。
ああでもないこうでもないと無意味な治療を繰り返したあげく、結局、こうして高額な医療ナノを放り込まれ、それでも足らず定期的な投薬だ。これも対処療法でしかない。まったく。
ん、そうだ。薬はある。
発作というか、頭痛が出たときはすぐに飲むやつだ。
だがいつもはここまで急激な症状は出たことがない……ふん、これも寿命が近いと考えろ、ということなのかね……?
/*
ひぇぇ、秘話飛んできてしまってる!!ご、ごめんなさい!!!
も、もちろんそのつもりだった!!
ちゃんと書いてない!!ぼくのばかー!!
[ 幾らか前、ディークと話していた時に
目が合って、小さく会釈してくれたナネッテ>>140。
軽く会釈してくれる姿に、
此方も小さく手を振り返したのだったか。 ]
ナネッテ、さっきはどうも。
私のいない間に、何か変わりはなかったか?
[ 小さな頃から地球出身の母親に連れられて
アースガルドと地球の往復に何度も乗船した
シルバー・メリー号。
古くからの乗員である彼女のことは、
その折に見かけたこともあり。
副艦長になる前にも、話しかけてみたことが
あったような気がするが、さて。
だからこそ、彼女が海賊の存在のデータを消去し>>473
キーロックとモニタリングシステムを
無効化しようとしたとは、思いもよらずに。
常のように、子どもの頃からの一方的な
信頼の滲む声で、そう尋ねてみれば。
彼女の反応は、どうだっただろう* ]
──金馬の船内放送──
[ハーランとの会話から少ししてから
旧式ではあるがゴールデン・グルトップの
船内全体に放送がかかる]
あーあーあー、テステステス。
みんな聞こえるか、私だよ!
明日にはいよいよ
シルバーメリーに接触し
ラグナロクを奪取する訳だが!
みんな武器はちゃんと用意したかー!
身につけられるなら大事なものをもって
決して死亡フラグは立てない事!
俺、この任務が終わったら
告白するんだ………とかは
思っていても口に出さない!
分かったかーみんなー!
[なお、娘の声は少し高めなので
元気よく放送してると若干喧しい]
[ごほん、と咳払い一つ。
少しトーンを落とした真面目な声だ]
銀羊に接触前に彼方の第三エリアを狙い
一撃ミサイルを打ち込もうと思う。
その後、第四エリア63番ゲートより
侵入を開始。
降りかかる火の粉は払わねばならないが
無闇矢鱈殺すのは避けるように!
そのまま各自、第一エリアのブリッジを
目指して船を制圧すること!
特にゲオルグには期待しているぞ!
[そんな、作戦らしくない作戦、
しかし行動指針は皆に告げて
満足げな船長はその後、
自分も武器のお手入れに励むのだった]*
…………いや、いや、な。
まさか、そんなことは……だが……。
[目を泳がせて口ごもるも、]
なあ、先生。
『ガルー』とかいうやつのことは、あんた詳しいかね………?
/*
わぁぁ、すみません!!
他の原因で判明と書かれてたので、おっかなびっくりロルに乗せてしまって……負担おかけして申し訳ない。
私のロルが良くなかったですね。
開かない扉はあるのは認識していたのに、その部分を書くのを忘れて……(´・ω・`)
なので、勿論です!!確定というか、不都合であればばっさり切って貰っても大丈夫なのです!!
如何様にもしてやってください!!
時限爆弾っぽいイメージで書いたので、まずかったらそれよりも先に非常事態を起こしてもらえば、祖語なく行けるかと思います。
わぁぁん!!ごめんなさい!!
/*
死んだ……うぇぇえ、ほんっとにごめんなさい!!!
開かないのだーあたりまえなのだー……
そっと、私の方でも訂正をいれておこう……
つらい、早々にご迷惑をおかけしている……(´・ω・`)
ー食堂ー
[慌てなくてもいいよ、とテオに手を制される。そういえばテオの手は義手だっけ?それともそんなこと知る由ないか。
小腹が減った、という彼だが、彼の言う小腹が空いた食欲は並の一食分はあるだろう。何か適当にとは料理人にとって一番困る回答なわけだが、今回はちょうど厨房にこの間の麺の残りがあるのを思い出した。]
じゃあラーメン作りますね。10分くらい待っていてください。
[麺を茹で、あらかじめ作ってある特製スープの素を入れたら簡単に完成。ラーメンはお腹が空いた人の最強の味方だ。メンマとチャーシューでもトッピングしておこうか。良い感じのラーメンの懐かしい香りが食欲をそそる。]
はい、しょうゆラーメン一丁!
[テオは喜んでくれるだろうか。テオを横目に、クッキーの材料を厨房へ運ぶ。]
/*
>>490>>491
海賊側の作戦了解です〜
さて、船側はどうしようかなあ…
多分、海賊側も、反乱ドロイドがいるから
すんなり侵入は難しいと思うのですが…どうかな。
ブリッジ制圧を目指されるなら、
出歩かないでブリッジで戦闘待ち受けがよさげ?
ー医務室ー
[ガートルードからの頼み>>450を、プライバシーに関わるかも、と一瞬だけためらいつつも、副艦長という立場であるし事情もあるのだろうと解釈して]
わかりました。落ち着き次第送りますね。
IDは私も存じてますので、すぐ送れるかと思います。
[そしてペコリと一礼したところ、ベルガマスコが起き上がる。バタバタしていて気が付かなかったが、過去に見たことがある顔だった。
すまなかった、と一言添えられて安堵した。>>488]
原因不明ですか...今回急激にきた、ということでしたし、なるべく安静になさってください。
念のため、検査時のデータは残して置きますね。
寿命...は、なんとも言えないですね...
治療法が早く見つかるよう、こちらでも努めます。
[そこまで伝えて、会釈しコクーンに向かって
記録の保存を命じる。]
[そこで、ふとベルガマスコから訪ねられる>>492
コクーンから目を離して、顔を見る。
...非常に困惑したような表情だ。]
あまり詳しくはありませんが。
寄生生物であること、多種あること、ぐらいですかね...治療法はこちらも不明らしいですが..
ー回想ー
[母星マーゼリーは風の内戦に巻き込まれはしたものの、厳しい環境と気象変化後の荒れ具合により アースガルドの植民地にはならなかった。
しかし、父を含む風の内戦に駆り出された者たちは未だ母星に帰って来ていない。 捕らわれたのか、それとも殺されてしまったのかすら知ることもできない。
…自身ラグナロクにさほど興味はないが、今回の作戦に加担するのにはアースガルドへの不信感を持つ背景もある。もしかしたら、アースガルドは反勢力への武器として使用するかもしれない。そうなれば、多方面で甚大な被害は免れないだろう。
自然、人、生き物を大事にするマーゼリーの住民。それを科学で破壊することは、星の民のポリシーに反するのだ。]
[一度だけ、父の手料理を食べたことがある。
それは、お世辞にも美味しいとはいえないオムライスだった。ケチャップの混ざりにムラはあったし卵もパサついていたが、それを食べた母は笑顔だった。 後日母に話を聞くと、あまりに母の作るオムライスが美味しいから、自分にも教えてくれと父が頼んだらしい。
料理には、人をつなげる力があるんだ、味というベクトルを超えて人を笑顔にできるんだと気が付いたのはその時だ。
その後、料理人を目指したいと母に伝えた時、最初に教わったのはオムライスだった。はじめは父よりも下手くそだったらしい。父は「練習したらうまくなるぞ」と偉そうに言っていたが、あれ以来、父に成長したオムライスを食べさせてあげることはできていない。]
[…のもう一つの夢は、家族皆でもう一度食卓を囲むことだ。少年のささいな、切ない夢は叶えることができるのだろうか。
それとも、もう二度と____]
― 過去・ガルーについて ―
[『ガルー』というものを知ったのはこの病に罹るよりも前のこと。
ここ100年のうちに少しずつ『ガルー』の寄生被害とともに『ルー=ガルー』の襲撃被害が拡大してきている。
”『ガルー』および『ルー=ガルー』への対策を宇宙連邦に属する星域すべてに対して早急に行われたし”
そんな声が与野党問わず上がるようになったのも必然と言える。
だが。
"イア"は、いや、彼が属する連邦議会の秘密サロン、『ゾルタクスゼイアン』は、その動きをよしとしなかった。
表裏でさまざまな工作が行われ、結果的に『ガルー』関連の法案の多くは握りつぶされるか骨抜きにされた。
そのとき、表に立っていたのが、ベルガマスコである。]
依然正体の知れない寄生生物!?
この37500年の宇宙開拓時代、宇宙連邦のもと輝ける文化文明の繁栄を誇るこの時代に、そんなB級ホラー映画のようなものがあってたまるものか!!
そんな不確かな風聞や、ごく少数のケースだけを注視していてはいけません。政治に必要なのはマクロな視点です!
連邦の銀河には、まだまだ多くの争いや貧困が未解決のままなのですぞ!!
統計を取るまでもなく、優先すべきがどちらかは明らかなことでしょう!!
[穴だらけの演説でも、本人が至って大真面目で、その声が大きければ、存外にその主張がまかり通ってしまう。
それは宇宙開拓史以前より変わらない、知的生命の悲しき性なのかもしれない……。]
…ん?
[ノーラに作ってもらったラーメンが終盤に差し掛かった頃、テオドールはふと顔を上げた。数秒、明後日の方向を見ていたかと思うと、器に残っていた麺やトッピング、スープの一滴まで腹におさめると、ごちそうさま、と口にする。]
[器を返しながらそう言い残して、食堂を出ると、珍しく喫煙所に入って、葉巻を一本だけ。
そこから機関部に戻って、無線部でテオドールを捕まえられなかった操機長からの報告を確認する。]
どこもおかしいところはないか?
――エディが見てった?その後確認はしたのか?
…した?ならいい。
[書類を片手に、操機長や当番から話を聞いて、チェックをしている。
すると、船内放送>>490が機関部にも流れた。]
―――身に着けられる大事なものをって、もう死亡フラグじゃないか?
[どう思う?と近くの機関部員に言うが、困ったように彼は肩を竦めただけだった。テオドールはまあいいか、と船長の言葉に引き続き耳を傾ける。]
……みんな。
[船長の放送が終わると>>491、テオドールは静かに全員を呼ぶ。]
貴方たちにエンジンを任せる。
ワタシは侵入の中に混じるが、どうか無事に帰って来ると思っていてくれ。
[にた、と笑ったテオドールに、エンジンの面々も笑顔を見せる。
テオドールが操機長、機関長となっていったのは、小さな組織のいざという時の統率力の高さ。自然と人がついてくるカリスマ性。時々、頭が固いのが玉に瑕。]
「機関長!帰って来てくれなきゃ困る!」
ああ、帰れなくちゃあワタシも困る!
[そうしてエンジンのみんなで笑い合って。
じゃあ、またあとで。とテオドールは機関室から私室へと移動する。]
[――またあとで。全部終わったあとで、の意。]
― →私室 ―
[――ラグナロクの話が本当ならば、必ず見つけなくては。
そして、手に入れるのだ。]
―――アースガルドには消えてもらう。
[その中に女がいても、子供がいても。
例えどんな境遇だったとしても。]
…民草に嗤われるな…。
[一人の部屋で、ぽつりと零す。炎の中にサンストーンを入れてエネルギーのチャージをしながら、静かに笑った。―嗤った。]
[全部終わったとき、真っ赤な手で
― 医務室 ―
そうかね……先生も、やはりなあ……。
[医師の返答>>495に心から落胆の様子を見せる。]
いや、そいつも脳に寄生するというなら、実は……と思わなくもないんだが。
だが、どうにもならんのがその『ガルー』だったか。
……すまない! このことは他言無用で願えないか!?
余計な噂が立つのは非常に困るのだ!
一方的に話しておいてなんだが、この通りだ!
[頭を下げる。らしくない弱気ぶりだ、と自覚はしている。
……だが、どうにも先ほどから嫌な予感がしている。
そしてそれは、よく当たる。
褒められた姿とは言えないが、それでも清濁さまざまな思惑の渦巻く権力の中枢、連邦議会を長く生き残ってきたが故の直感といえるのかもしれない。]
―― 医務室傍の通路 ――
[ぶつかる寸前に身をかわしたところで、相手の表情が目に入る。>>462
どうやら驚かせてしまったようだと察し、勢いよく頭を下げた。
その髪の色が誰かを思い出させるものであったということも、
その“誰か”もまた、自分にとってもとても懐かしいだれかであったということも、>>198>>199
あの海賊船との縁も――…
時を経て袖が触れた、ひどく不思議なめぐりあわせを知る由もなく、
離れると同時に、それはふっとほどける。
ぶつかりそうになった衝撃で、目の前のひとと話をするだけの集中力は戻ってきた。
――まだ、どこか夢うつつのような心地ではあったけれど。
顔を上げたときにほんの少し、彼女の目じりが微笑みの形に弧を描いていたのは見えた。]
スノウとラヴィ?
おう、あいつらすげえモフモフで、
散歩――じゃないや、巡回中に見かけてモフるのが
楽しみで日課です!
こう、あったかくて柔らかくてほっとする。
―― 医務室傍の通路 ――
[ぶつかる寸前に身をかわしたところで、相手の表情が目に入る。>>462
どうやら驚かせてしまったようだと察し、勢いよく頭を下げた。
その髪の色が誰かを思い出させるものであったということも、
その“誰か”もまた、自分にとってもとても懐かしいだれかであったということも、>>198>>199
あの海賊船との縁も――…
時を経て袖が触れた、ひどく不思議なめぐりあわせを知る由もなく、
離れると同時に、それはふっとほどける。
ぶつかりそうになった衝撃で、目の前のひとと話をするだけの集中力は戻ってきた。
――まだ、どこか夢うつつのような心地ではあったけれど。
顔を上げたときにほんの少し、彼女の目じりが微笑みの形に弧を描いていたのは見えた。]
スノウとラヴィ?
おう、あいつらすげえモフモフで、
散歩――じゃないや、巡回中に見かけてモフるのが
楽しみで日課です!
こう、あったかくて柔らかくてほっとする。
[ミーティングの発言を聞かれていたことは分からずとも、どこで見られていてもおかしくないくらいには二匹を捕まえているので、悪びれなくにこにこと笑う。
彼女と二匹の付き合いの長さは知らないけれど、ベテランのスタッフだという話は先輩に聞かされたことがあった。>>177
――なお、しっぽの件であるが、似たようなことをその先輩に言われたことがある。
お前もふをもふりたいって煩いけど、手前の背中にくっついてるぞ、と。
そう言われたときは思わず振り向いてくるくる回って、自分の尻尾を追いかける柴犬状態になっていたものである。
なお、彼女の噂を聞いたのもその先輩からで、美人でクールでなんとか話しかけてみたいのだけれど隙がない、とかぼやいていたものである。
けれど、理由は分からずとも先程の微笑みの名残が見えて、スノウとラヴィの名前なんて聞いたものであるし、
そもそも人に対して物怖じするということがない性質だから、にこにこと通常営業だ。]
あ、主任さんって操縦士さんでしたよね、たしか。
いまって“ミゼーア= スロダン・ィ・テ”だっけ?>>#1
こっからアースガルドって、まだ遠いんですかねえ。
こういう航海って、大体予定通りにつくんでしょうか。
[遠足のしおりを読みなさいレベルの質問である。
――途中の旅を楽しみながらも、目的地までの“時間”が気になったのは、
先程のガートルードとの会話で否応なく“残り時間”が意識に上ってきたから。
もしかしたら無意識の底で何かを告げる第六感のようなものが、働いていたかもしれないけれど。
その後彼女といくらか話をして別れて、その背中に手を振った時まで、
彼女の表情のその底にあるものも、>>477
起こりつつある異変も、当然のごとく何一つ、その気配すら察することはなかった。]*
─第四区画『ファーム・パーク』─
[地上の柔らかい陽射しを思わせる照明、温かな空気。
風がそよぎ、木々の葉をさわさわと揺らす─あくまで空調が起こす風だけど─そんな穏やかな雰囲気の中、気まぐれに二、三曲歌えば、こちらを囲むように、少しずつ人が増えていく]
…───。
[ゆっくりとした曲の演奏を終えれば、辺りからまばらな拍手が起こる。
彼らに笑顔を向けて会釈を繰り返していると、近くから元気の良い声が聞こえてくる。>>394]
ショータイム?
[そちらに目を向けると、声の主であろう女性がカラフルなボールを器用にジャグリングしていた。ただ、呼び込みにやや威勢が良すぎるのか、周囲の人々は一度足を止めるも、勢いに圧されるように次々と足早に去っていく]
あららら…。
[やや呆気に取られてその様子を見守っていると、僕の周りにいた人たちもいつの間にか居なくなっていて]
……。
[閑散とした空間に取り残されたのは、君と僕。
目が合って、ウィンクを投げられる>>395と、僕はプッと軽く吹き出した]
やぁ、お互い商売上がったりだね……?
[お互い手にしているものが、似たような生業だろうと予想しつつ、──互いにこの場で稼ぐつもりではなかったにせよ──茶目っ気を少し込めて返してみる]
僕はセルウィン。見ての通り楽師だ。
この船のステージで時々歌っている。
君は、……曲芸師?ステージでは一緒になったこと、ないよね。
[長らくこの船に乗り続けているにせよ、広い内部では一度もすれ違わずに過ごす事も多い。彼女もそのうちの一人かな、などと思いつつ。*]
── コックピット ──
[ 部下と交代したとき。
副艦長、ガートルードの声が聞こえた。>>487
向き直って、軽く頭を下げて。けれどそのまま部下の報告を聞いた。
表情には出ない自負があったものの、命を助けられた海賊船には、どこか思うものがあったらしい。
とはいえ、その様子を見られ、訝しまれているとは思ってもいないこと。
コックピットではすべての扉の開閉をおこなう機能はあるものの。
秘匿性の高い場所や、所定の条件を満たした場所のセキュリティシステムは、また、別の操作をしなければ開かず。
そしてナネッテに、その権限は付与されていなかった。
開かない扉があったとしても、お膳立てするのは侵入のみ。
そう考えていた故に、特に気にも留めなかったけれど。 ]
[ その声には信頼が滲む。>>489
いつだったか、持っていた飴玉>>460をあげれば、嬉しそうに笑った顔を思い出す。
にっこりと笑うその顔は、幼い面影を残して。
ただ、目の下の隈が、その笑顔に否応なしに大人びた印象を与える。>>97
彼女のことは、いくらかは知っていたつもりだ。
行方を眩ませた王族側の将軍の娘。
海賊に誘拐されたと聞けば、自らの由縁も相まって。
無表情の顔の下、胸を痛めたりもしていた。
─── 私だけが助かってしまって
ごめんなさい……
声に為らず、発されずに胸の奥に沈み。
鉤状の傷を、がりがりと削る。
その痛みが、ナネッテをここへ、引き留めていた。
生きる理由を、生きなければならない理由をくれていた。
それは、生きていてもいい?と声に為らずに問うた、よく似た境遇の少女への答えではなかっただろうけれど。>>67 ]
[ とはいえ、彼女が革命軍の一員であることは知らないこと。
隠し事はお互い様だ。
だから、報告は変わらない。
── ええ、何も。
海賊を感知しておきながら、報告しないのは 裏切り だ。
扉のロックを外しておくのも、監視システムを切るのも。
扉についたキーパネル。
開錠時間が明記される仕組みになっており。
その履歴を見る権限を、目の前の女性が持っていることを知っている。
爪が甘い、……けれど。
どうにも、その、幼い子供のような信頼には弱いのだ。
どうか、気付いてくれないことを望む。
今は、まだ。]*
いや、私が自分の脳に……そいつが寄生しているかも、などと発言したことについてだ。
とんだ失言だ!
頼むよ!
[必要とあらばどんな頼みでも聞く、とばかりに懇願する。
もちろん、一般人がそう言われて『では××を』などと交換条件を出すことはなく。]
そうだ。
こうして休んでばかりもいられない。
なにか、問題はあるかね?
なければいったん、部屋に戻りたいのだがね……?
[そういう彼の拡張視覚には、アビィの所在がホテルの自室にあることを示していた……]*
[…は、厨房の片隅に置いてある光線銃を持って行くバッグに差し込んだ。唯一使える、使い慣れた自分の武器。ここに入ってから、少しでも戦力になるためにトレーニングと射撃練習は欠かしていない。他には救急セット、僅かながら非常用の食料を詰めてバッグを圧縮する。
最後に、御守りのスプーン型のペンダントに一度祈りのキスをし、胸につける。]
(行ってくるよ、父さん、母さん。)
ー医務室ー
[>>505>>516ベルガマスコの必死の頼みも、立場上、そうだろうなと深く考えることなく]
もちろん、いいませんよ。
[と、微笑みながら伝え
ー休んでばかりもいられないーと言う彼に、大変なんだな、と同情もしつつ]
戻ってもかまいませんが、あまり無理はなさらないで下さいね。自分の身が一番ですから。
[と、コックピットの空気など察することもなく
今日は医務室が人気だ♪などとふんわり考え始める]
[テオドールは、身体の成長に伴い、髭が生えるようになって以降は、ずっと髭面である。
―――曰く。これは権威の象徴である―――。
もっとも、誰にも言ったことはないけれど。かっこいいだろ、と誤魔化し続けた。]
/*
メモ
―私室―
[絶望した。]
何でパンケーキなくなってんだよ!
[どうやら留守中に掃除用ドロイドが入り、冷めたパンケーキを片付けてしまったらしい。
せっかく蜂蜜を取り返したのに、これでは全く意味がない。
食堂に行ってもう一度作ってもらうことも考えたが、皆忙しいだろうし、ということで泣く泣く諦め、明日に備えて寝ることにした。**]
/*
にゃああ、こちらこそ、すみません!
いえいえ、大丈夫ですので
どうか、お気になさらずですにゃ〜(もふもふ
捕捉ロール>>512も、ありがとうございます!
村設定はありますが、
可能な限りは村の皆さんのロールを大事に
進めていければと思いますので、
ナネッテさんのロールを少しお借りする感じで、
天声を落とそうと思います。
ナネッテさん、RPとても素敵で
フットワーク軽やかで
いろん方の設定を細やかに汲みつつ、
進行してくださっているの、
すごいな、ありがたいな、と拝んでおります。
感謝感謝です!
お気になさらず、村を楽しまれてくださいにゃ〜
/*
お疲れ様です。もふもふ
うぃきには1d開始してから緊急事態発生でドロイドが暴走するようですが、プロローグの終わりにドロイドに襲われるロルを落としてもいいですか…?
― 現行・私室 ―
[チャージの終わったサンストーンを銃にはめなおして、両脚のホルスターに直す。引き出しにしまったシグネットリングを一度取り出して――それからもう一度、引き出しにしまった。帰って来るから、わざわざ持ち出す必要もあるまい。また、王家の家紋も証も、常に左手におさまっている。
――義手を残弾数のチャージに使うのは、王家のレッドサンストーンは“民以外のために使うべからず”とされているからだ。]
[バイザーの耳当て部分をいじって、以前に受信したメッセージ>>232を開く。
もう随分と経ってしまった。この民はまだ生きているのだろうか。まだ、待っているのだろうか。]
[太陽の護人さま]
[私たちの女神が泣いています。]
[これから、涙を拭くハンカチを取りに行くところだ。
最初にナプキンを取るのはワタシでなくていい。他の誰であっても構わない。
―だけど、差し出されたハンカチは。
それだけは、ワタシの―ワタシたちのものだ。]
[誰であろうと、何者であろうと。
これは誰にも渡さない。――渡してなるものか。]
――待っていてくれ、みんな。
[きっとまた、元通りに暮らせる。
ワタシは、
[ワタシしか、×を救える者がいない。*]
/*
ところでテオの義手は左だけなんだが、まあいいか、とここまできてしまった。たぶん二丁拳銃のチャージの下りのせいかな、と思うのでごめんね
― 現在 ―
[たまたま見かけたくせ毛の少女への当たり障りのない声掛け>>330の結果がどうであれ、
私は目的地 第四エリア ファーム・パークにやってきた。
草花や果樹が生い茂り、お昼寝にも丁度良い心地よい温度と、
調整された暖かい光が私を迎える。]
えっと、たしか個人に貸し出している市民農園……じゃないや、
船民農園は第四エリアの奥の方だったっけ。
[体感ホログラムで一般公開されている第四エリアの見取り図を
表示しながら辺りをきょろきょろと見渡すと
お手玉をしながらなにやら大声を張り上げている
元気そうな少女の姿>>394と
聞くものを魅了するかのようなリュートの音色を奏でながら、
どこか懐かしい歌を唄う青年の姿>>315
平和そのものの光景に、
ずっと緊張し続けて私の心がきりきりと締め付けていた鎖が
どこか緩むのを感じた]
[ええっと、どうしよう。
緩んだ心を、焦りという名の別の鎖が
またきりきりと縛りつけてくるのを感じる。
いや、まだ当人達に気づかれているかどうかは分からないけれど、
笑みを浮かべて話しかけるつもりで近づいておいて、
急に回れ右なんかしたら、それこそ挙動不審だ。
ここは堂々と……
パニックになりかける心を必死に押さえつけて
深呼吸をする。頑張れ私。]
― 第四エリア ファーム・パーク ―
こーんにちはー!
私もお話に混ぜてもらってもいいですかー?
[ちょっと大げさなぐらいに明るい声で二人に声を掛ける。]
まさか果物の種を植えに来たらセルウィンさんと合えるなんて、
吃驚しちゃいました。
さっきの曲、とても懐かしい感じがしたのですけど、
何の曲でしたっけ?
[次に紅い髪の少女の方を向く]
貴方たち二人共お互いに息ぴったしだったね!
二人の抜群のコンビネーションと、
繊細な動きに思わず目を奪われちゃったよ。
ねえ、良かったら教えてほしいな。
どうやってその芸を覚えさせたの?
ペットアンドロイドとの曲芸はいつ思いついたの?
それと……人違いだったら悪いのだけれど、
私達ってどこかで会っていないかな?
/*
うっ、そして、うみねこさんが優しみにあふれている……。
ほんと、面目ない……。
お忙しいのに、こっちにも秘話を割いていただいて……うっ、うっ……
/*
ごめんなさい、ありがとうございます(うみねこさんに、秘話が集中してそうなので、灰で五体投地の謝罪と、感涙を添えたありがとうを……)
/*
誤爆あるある…(自分を思い出して涙目
お気になさらず、
大丈夫ですにゃよ〜(もふもふ
ドロイドに襲われて墓下落ちは、
墓下で補完ロール的に回していただく想定でしたが、
地上PCに何か伝えたいことがある等
地上で落ちロールを落とされたい場合は、
それでも大丈夫ですよ〜
― 医務室 ―
[随分取り乱した様子の医師の姿>>397に、段々おかしみすら覚え始めて]
はあ、メディカルケア。
[(ケア対象は自分…?)と口から溢れるところであった。やがて医師はわざとらしく咳払いをすると、平静を取り戻していかにも医者らしい穏やかな口調で"問診"がはじまった]
え?なんでそれを?
はい、あの…ナネッテさん、に信頼出来る医師が居ると聞いて。
[なぜレストランにいたのが分かったのかと首を傾げながら、彼の問診に答えていると、呼び鈴がなり、医師は慌ただしく出ていってしまった。>>425]
暗躍しているさ、自分はいつだって。
[誰にも聞こえない大きさで、誰にも聞かれちゃいけない。
やがて艦内放送の音が聞こえてくる。]
サーイエッサ。
[適当な返事。
ここのはいつも、開始3秒後に一瞬途切れるな。後で治しとかなきゃ、と。
なぜかいつまでも耳奥に残るのだった。]
―― 回想 ――
[彼女がどこの誰であったかは、知らなくて。
この船にやってきたときの経緯を、聞いていたわけでもなくて。>>202
ゲオルグといつもの勝負をして、戦利品のイチゴを携えて逃げていた時のこと。
匿ってと言う自分に頷いて、クローゼットの扉をあけてくれた少女。
此方も大層な勢いで駆けこんできたはずだが、彼女の表情も、ひどく真剣なものだった。
ただ、そのときはもう、その表情よりもふらついている足取りに気を取られていて、
導かれるままにクローゼットに身を隠し、遠ざかっていく駆け足の音を聞きながら、
だいじょうぶなのだろうかと、そのことばかりで頭がいっぱいで。
どうしたらいいか分からなかったものだから、懸命に考えて迷った末に、その背をそっと掌で支えようとした。>>362]
[足音が遠ざかりクローゼットから出て事情を説明して。
彼女がほんのすこし、和らいだような表情を見せてくれたときには、
此方の方が、ひどくほっとして。
浮かべた笑顔はきっと、顔の形を変えるだけのものではない、今の自分と近いものだったろう。
“殺されかけなくてよかった”
その言葉を、そのときはするりと受け止めて頷いた。
無論ゲオルグとの追いかけっこのことではない。
人が容易く殺されるような状況に置かれるということが非日常なのだと、まだ知らなかったから、
彼女がその言葉を口にした違和感に、そのときはまだ気づくことが出来なかったのだ。]
『山分け…』
[一瞬、ことわろうとした。
さっきそれを差し出そうとしたのは、具合の悪そうだった様子を見て、他になにも出来ることが思いつかなかったから。
けれど――うん、
先程の、微笑みにも似た表情だとか、いまこうして差し出し返してくれる、その顔を見ていると。
自然と頷いて、]
『うん!』
[にいっと笑顔を浮かべて、その提案に頷いた。
フォークで切り分けて、出来るだけ頑張って半分にしたイチゴは、きっと攻防の際に少しくらいフォークの跡がついていて、クリームも零れ落ちて、すっかり綺麗な様子とはいかなかっただろうけれど、
口に運んだその半分の戦利品の、瑞々しさと甘さが、ふっと、思い浮かぶ。]
― 第2エリア・ホテルの自室 ―
[ ホテルの自室に戻る。
今は頭痛の余韻も、麻酔の効きもすっかり失せ、何事もなかったように歩くことができる。
自室では、やはり気配を殺してアビィが立ち尽くしていた。
ヒトのように振舞うな、と命じたのはほかならぬ彼自身なのに。
人形のような佇まいのアビィを見ていると、不気味ささえ覚えて『ヒトらしくしていろ』などと理不尽を言いたくもなる……。 ]
どうやって一人で戻った? 不自然じゃなかったか?
[ と訊ねると ]
「『自室の機密書類の保護を優先せよ』と指令が出ていると伝えました」
[ とのこと。 ]
ふん、AIでもそれくらいの取り繕いはできるということか。
それもヒトの英知があってのものだな。
[ と余計な一言を加えるのを忘れずにいると、 ]
「イレギュラーはありましたが、次のレベルへ進みましょう」
[ と言うアビィの言葉がふだん以上に冷ややかに聞こえたのは、彼の単なる気のせいだろうか……。 ]
[――心の中で、どのように思っていただろう。
名前を付けるのは難しい。
父親、母親、姉、兄、弟、妹――… 家族、
そういったものを、意味としてしか知らなくて、例えとすることはよく分からなくて。
けれど、ひとつだけ分かることは。
“笑ってほしいな”、と、そう思ってた。
よく寝込んでしまう様子だとか、>>78
慣れない武器を、(扱いに慣れている自分の眼から見れば)危なっかしくて見て居られない様子で振り回そうとしたりだとか、
一つ一つの行動にびっくりしたり――自分も色々な場所に潜り込んだり上ったりと素っ頓狂なことをしていたから、きっとびっくりさせたりもしていただろうけれど――…
海賊たちの中にあって、次第に微笑みが見えたときなどは、見ていて嬉しかった。
船の中で起こった面白いこと、誰かに仕掛けた悪戯、船長に聞かせてもらった昔話、
見つけた本を、その頃にはいくらか読めるようになっていたから、その中身の話などもしたのだけれど、
きっと自分よりは、彼女の方がはるかにそういった知識はあったはずだから、自分の語る内容など、もしかしたらもう知っていたかもしれない。>>362]
/*
とても消えてしまいたいです。
地上PCに……
や、やめときますね……
すみませぬ…
[倒れたときのことは、記憶が錯綜している。
暗闇に引きずり込まれるように薄らいでいく意識の片隅に、その顔が見えたような気がした。
最後に見えたその泣き顔と、名を呼ぶ声が、
記憶の底から、強く、聞こえて。
――… ごめんね
抗いようのない苦しさの底で、黒い淵に引きずり込まれながら、
泣かせてしまってごめん、と、そう強く思った。
目が覚めたときは、もうあの船にはいなくて、真っ白な天井が見えて。
――それから…]
―― 現在 ――
[目をあければ、白く綺麗な天井が見えた。
ぽつり、口の形だけの小さなささやきは、警備システムに拾われることを警戒してのものではなくて、
ただ、声が出なかったから。]
“エレン”>>77>>439
[まさかこのような形で、このような場所で。
あれからどうしていたのか、戦場のことを知るように語る様子、交わした言葉、表情――…
何からどう考えたらいいものか、まったく整理はつかないけれど、ただ]
……良かった。
[白い思考の底からふっと溢れたのは、喜び。
良かった、病気で死んでしまったりしていなくて。
危険な目には遭ったかもしれないけれど、生きていて。
あの頃よりも、元気そうで。
うん、と頷き、歩き出す。
考えることはたくさんあって、考えることは苦手で、けれど、踏み出す足取りは軽かった。
行く先にあるのは、医務室。
考えてみれば非番の時間を知らないから、ちょっと覗いて聞いてみよう。]
/*
ん。寝落ち対策に先に館内放送したから
ハーロンさんとの会話が終わったものと
されちゃったか。
別の時間軸のつもりで
ハーロンとの会話が終わった後に、と
したつもりだったけど
わかりにくかったな。
(……ロックがかかっているな)
[ 船員が通り過ぎたのを確認し、通路に出る
ここら一帯はどの部屋もロックがかかっているようだ
……まずい、人が来た ]
[ハーランには大切なものがあって。
されど自分には大切なものなんて分からなくて。
いつだって身に付けているから呪いの装備みたいに離れないし。
だのに何も身に付けちゃいなくて。
だからすべき事だけに一生懸命で。
すべき事って、何だったっけ?]
んん?
いや、うたた寝をしてたっす。
[照れくさそうに笑った。]
[医師が出ていってる間、医務室の中をぼんやり眺める。
机に目をやると、先程医師が確認していた端末に、乗客プロフィールが表示されたままになっていた。]
(少しくらい触っても、バレないかな…?)
[恐る恐る端末に触れようとした時、ストレッチャーと赤髪の女性と共に医師が帰ってきた]
!!ベルガマスコ議員!?どうして…!
[医務室の隅でオロオロしているうちに、議員は医療用コクーンに収容され、然るべき処置を施されていった。]
副艦長さん、ですか…?
お勤めご苦労様です…
[名乗られたので名乗り返す。男女平等社会とは言え、女性の副艦長とは未だ珍しい。
(やはり…?)
という言葉に、再び首をかしげる。
自分が思っている以上に"視られている"という事に、イマイチぴんと来ていないのだった]
ー医務室ー
[先ほどまでの騒ぎが嘘だったかのように、静かになる。騒がしい無音が一室を支配する。
ギィと久々に聴いたような椅子の声。
ーーも束の間、ドアが開き、元気な声が聞こえる>>539
茶髪で、服装は警備員...しばらくポクポクと考える。やがてボヤァっと面影が思い出と重なり始める。]
ーーああ!君か!
すごい久しぶりだね!
勤務中、と言えばそうだけど
僕の場合、常に勤務と休憩の時間が入り乱れていてるし、ある種今は休憩と言えるかな。
[先程の騒ぎもあり、気分はオフモードである]
/*
にゃあにゃあ、大丈夫ですから
お気になさらずですよ〜(もふもふ
あ、地上PCに伝えたいとかでなくても、
地上で落ちロール落とされたい場合は
ご自由になさって大丈夫ですよ〜
─回想・船内通路─
[ セキュリティエリア、と通常なら呼ばないかと言った後に思い出す。
だが一乗客ならば特に問題ないだろうと隅に押し退け]
そうなのか。ここは良い船だろう?
僕は色々な縁があって、この船によく世話になっているんだ。
色々な星の珍しいもの、ね。良い趣味だ。
一生どころか三生くらいしてもコンプリートは難しそうだが。
[ 男の趣味>>466を聞けば相槌を打ち、感心する。
通常の人間の平均寿命換算で三生、と言ったものの
実質三回回っても完成は難しいだろう。
自由に旅も出来なかった境遇を重ね、眼前の男が
多少であれ羨ましく感じたなどと。]
珍しいもの……。
レストランの甘味で……超ゴリゴリ級パフェ?
みたいな名前のものならあったはずだけど。
写真撮影して投稿すれば目立てるかもしれないな?
[ 珍しいもの、と聞き真っ先に思い浮かんだのが
デカ盛り超特大ゴリラ級パフェ>>344だが、
正式名称は覚えていなかった。
覚えていたのはゴリとかいう名がついていることのみ。
写真と笑い話のタネにはなるよ、と
レストランの近くを通り掛かった際、無益な情報を
吹き込むことも忘れずに。
案内は続き、船内をぐるりと一周。
一般人立ち入り禁止のエリアである第一、第三に
ついては、扉の外から軽く説明をする程度に留める。
平穏な船だが、偶に宇宙海賊が襲い掛かる事もある。
その為武装も戦闘用の準備もしていること。
武器庫も存在し、有事の際には船員自らが武器を取り戦うこと。
──但し、この船の目的。
今回何故ここまで厳重な警戒が敷かれているのか。
その辺りに関しては良く知らないで流したが。
実際、僕でさえそこまで詳しく知らないのだから。
知りたくないことも、きっと。]
[治療の邪魔をしてはいけないと、ベルガマスコが目覚める前に医務室を後にした。
医師と議員との『ガルー』に関する会話は、聞くこともなく…**]
ヴェルナー君、ありがとう。楽しかったよ。
僕はクレステッド。仕事でアースガルドに向かう
ただの調査員だ。
僕の故郷の星の珍しい特産品も、見せられれば
良いのだけどね。
[ 去り際に名乗り返し、故郷がコーシスという名の星で
名物は溶けない氷で作られた菓子やアクセサリであることを告げる。
寒くて観光には向かない地だが是非機会があれば、
と勧めつつ手を振り見送った。
その後だったか、どよめきの一片を見たのは>>422。]*
「宇宙海賊が本艦を狙っているとの情報は、乗船前からすでに得ています」
[ 淡々と告げる。 ]
なんだと! なぜそれを…
[ そんな主の声を遮るように、アビィは近づいて、その手をそっと肩に置き、 ]
「本艦やアースガルド軍艦に補足されない距離を保ち、尾行していると思われます」
[ 聞かれてはならない会話。接触回線で。 ]
「我々の目的は、本艦での情報収集です。しかし守りは厳重。先ほどのように探りを入れるだけでは不十分です」
「そこで別勢力を利用します。革命軍でもかまいませんが、ひとまずは海賊を利用しましょう」
「海賊がいつ行動を起こすかわかりませんが、できればこちらからコンタクトが取りたい。
こころもとないですが、一般乗客用の通信室を使います」
[ すでに、何かがおかしいことを彼は悟っている。主従が逆転している感じ……そう、か。
これは"イア様"の、いや、"彼ら"の意志か、と。 ]
「ご安心ください。すべて私が手配します。あなたはすでに監視されているはず。あなた自身が動くのは危険です。私の行動をここからモニタしていてください。行動開始は47時。コンタクト実行は48時直前です。なぜか? もちろんヒトの就寝時間というのもありますが、本日48時に数分だけ、本艦のメイン・システムがメンテナンスモードに切り替わるとの情報を得ております。セキュリティ・レベルの低下するそのときに艦の通信網よりクラッキングを実施、バックドアさえ作成できれば、しばらくは外部に向けた不審な通信でも、セキュリティの検閲にかかることはありません……。」
[ 肩に乗ったドロイドの冷たい手。その重みを受け止め、彼は頷くしかなかった。 ]
村の設定が変更されました。
―― 医務室 ――
[見たところ患者や訪問者の姿はいないようだ。>>548
だから、休憩と言えるという言葉に頷いて、ぱっと顔をほころばせる。>>545
ここに来たのは、検査室と間違えて訪問したときの一度くらいだけれど、どうやら顔を覚えていてくれたよう。]
久しぶりだな!
あ、覚えててくれたんだ嬉しいなあ。
ちゃんと名前言ってなかったっけ、警備のディークだ。
勤務と休憩が入り乱れてる、かあ。
そっか、急な仕事が入ることもあるんだろなあ、大変だ…
[勤務時間がはっきりしている自分とは、勤務形態も違うのだろう。
ちなみに自分の勤務形態は、オンの時もオフでオフのときもオフだ。]
[レストラン、と聞いたところで>>552確かに自分もお腹が空いている事に気付く
裏メニューが非常に気になった...それが悪魔の料理とも知らず...]
それはいい、是非食べに行きたい。
[簡潔に、しかし本心を何にも包むことなく口にした]
[ 対応に当たっていた女性は忙しく気付かなかったのか、
もしくは何か話を聞けたか。
この混乱の中、無理に医務室に行くこともない。
船医が常駐している筈。
素人が下手に手や口を出すより、専門家に任せるのが一番良い。
一番最初に銀羊号に乗った際──百年以上前だったか。
当時の船医は随分と若い男だったが、流石に今は違うだろう。
昔はまだしも、今は医者とは関わりたくない上、
血を見るのが苦手である。
しかし戦時中割り当てられたのは、皮肉にも後方支援の救護隊。
武器を持って戦うことが苦手ならそれに当たれ、と
言われれば実際反論出来なかったのだが。
医務室に運ばれた客が宇宙連邦のお偉いさんだとは
当然知ることも無く、再び一人となり次行く先を見失う。]
(これは……やはりおかしい。おかしいぞ………!!)
[アビィが通信室へ向かうために出ていくのをただ見送るしかできなかった彼は、アビィの行動をモニタしつつも、苛立ちながら爪を噛み続けていた]
(何のつもりだ?
"イア"様は、"彼ら"は、あれを、『ラグナロク』をどうしようというのだ……?
何が最終兵器だ、田舎者の、蛮族の大げさな夢物語だ、そんなものは。良くてせいぜい小惑星を破壊する程度の代物にすぎないだろうに……。そんなものの何を気にかけておられるのか……
私は最初からわからなかったのだ……。
もちろん、私になど計り知れぬ意図があるのかもしれぬ。
だが、それにしても今回の私への命は何だ!?
こんなスパイの真似事のような……
そしてあのドロイド…。
気に入らない……いやな予感がする……!
まさか、まさか……………私はもう……………………
………………いや、まだ私には価値があるはずだ!!
…………そんなはずが………………!!)
[爪からは出血が。そしてアビィは通信室へたどり着く。]
(一人でメガトンゴリラ級パフェでも食べにいくか?
だが男一人で食べるにはあまりにも合わないだろう。)
脳裏を過ぎる謎のパフェは
甘党でない僕には誘惑にすらならなかった。
しかし小腹が空いたのも事実。
時間までコーヒーでも飲むか、と結局
レストランに向かうことにした。]*
[白い猫は]
[優しい声で話しかけてくれたニンゲン達を]
[撫でてくれる大きな手を、涙を浮かべる心を]
[忘れたことはない]
― 医務室前廊下・尾行する中尉 ―
[医務室近くの廊下の壁の凹みに身を隠す男が一人。]
――こちらディースリー。
対象が医務室から出てきた。乗務員との接触が何度か見られたが、機密に関する話題は口にしてないようだ。
途中で対象の接触相手との通信が入った。通信相手の特定には至らず。
"了解です。引き続き監視を続けてください"
一つ気になってんだが、いいか?今回のこの便、警備が厳重過ぎる。
それは僕も感じていた。平時の倍以上の警備だ。お陰で尾行がしづらくて困る。
"ギムレー基地より情報が入っています。
その船に積載物リストに、地球発アースガルド行きの特急機密クラスのコンテナが積まれている模様"
軍絡みか。そういうのはもうちょっと早く教えてくれよぉ。
[外周通路から外を見れば、警護艇の群れが物々しい隊列を組んで船の傍を付かず離れずで飛んでいるのが見える。]
さて、何も起こらなければ良いのだけど。
(――この船で面倒が起こるのは、もう懲り懲りだ。)
[さて、その後にハーランとは
どんな会話をしていたことだろう。
その後にハーランとは別れた後に
船内一斉放送を行い、(>>490)
そして娘は任務の準備に向かうのだ。
船長として、自分はこの作戦を
成功させなければと]*
[シルバー・メリー号が生まれて以来]
[話しかけてくれた、たくさんの声を]
[撫でてくれた] [あたたかな手を]
[ワタシは] [AIなりの愛で]
[ ” 愛する ” ]
[そう設計されたから]
[そして] [ワタシは] [”ガーディアン”だから]
( …でもね、たまに思うのにゃ。
ニンゲンって時には、ひどく残酷な生き物にゃね…って。
ニンゲンを守るのは、何の為だろうって… )
/*
あれみんなレストランいくの?
多角なっちゃう?
つかもう更新前なんだよな…
しかし圧倒的に人と絡めてないのでエンカもしておかないとと悩むところ
[セーラー帽をかぶる]
[白い猫は]
[シルバー・メリー号の船内を]
[今日も笑顔で、歩き見守る]
[ふわりと尻尾を揺らして]
[くるりと碧い瞳を瞬かせて]
[りぃんと涼やかな鈴の音を響かせて]
[真白の毛に隠された] [残酷な血色の爪と牙の力は]
[使わずに済むようにと] [願いながら]
/*
打ち切ってしまったのは、うーん。
ハーランさんの、此方へのお返事に
見えなかったのですよね。
こちらとしては、離れた後に……のつもりだったから
ちょっと齟齬起こしてしまっていて。
すいません。
おう、それじゃ行ってみるか!
あ、そういや甘いもの好きなひとには、
なんかものすげえパフェもあるとかって噂も聞いた!>>344>>547
[裏メニューは悪魔の料理とは知らない。
ゴリラでパフェな物体も多分悪魔的な何かだ。
いずれにしても、悪魔の罠にほいほいと飛び込んでゆく犠牲者がここに二人。
乗り気な様子にぱっと顔をほころばせる。>>553]
俺、第二エリアの担当だからさ。
店の話とか、お客さんと色々することがあって。
たまーに、ペットドロイドと歩いてる人とかもいて、
散歩してると和むよぉ。
じゃあ、もし今でいいなら、いこうか?
[以前ペットを助けて親しくなった客である。
なお、後で聞いたところペットドロイドだったらしい。>>336
高いところでピンチになる機能がついているとは、最近のペットロボットおそるべし。
彼が何かすることや支度があるならば待つし、出られるようなら、一緒に出掛けよう。]*
/*
←周りがシリアスに向けてカウントダウンを始める中、背負うものなき素村の動き丸出し。
たのしいすみません。
センセイ可愛いです。
やれやれ…宇宙海賊かにゃ。
メリーは、今日に入ってからずっと不安定にゃし‥
船内の不穏な動きも増えたにゃねえ。
だから、”ラグナロク”なんて、
運ぶのには、反対だったにゃけど…
[船内と]
[船からサーチできる範囲の情報を]
[同時共有で知りえる猫は]
[はあ…と溜め息をついて]
[何かを思案するように、碧瞳を揺らし]
─レストラン─
[ ゴリなんとかパフェは随分と有名らしい。
近くの席を見れば、遭難したかのような客達が
机に突っ伏している姿が見える。
聳え立つパフェは、まさにゴリラの如き存在感。
チョコレートの茶色が体毛の如くパフェを覆い、
バナナはボスゴリラの如く1本直立状態。]
……ブラックと……あ、いえ、僕はこれだけで。
[ 一人でのんびりティーブレイクを満喫するが、
その間に新たな犠牲者達は増えるのだろうか>>553>>562。
それとも難を逃れるだろうか。
コーヒーを飲みながら客観察に舌鼓に苦笑。
任務のことなど忘れそうな平穏な一時。]*
[医務室を出て船内をあてもなく歩き回る。
頭の中は先程感じた"違和感"について延々考えていた。]
(なぜドクターも副艦長も、僕がレストランにいた事を知っていた…?初めて乗った船で、初めて会う人だのに。
"二人"もだ。二人もが僕の事を知っている。
なぜだ?
僕の事を視られている?
僕は――この船に監視されている!?)
[勿論そんなことはあり得ない。
初対面の人物二人もに声をかけられたのは、自分の挙動>>223が余りにもアレであったためであるし。
ドクターが彼の事を知っていたのは、たまたまドクターもレストランにいたからで、副艦長の場合は部下からそういう報告が上がってきて然りというものである。
しかし、そういう方向には思考がたどり着かない。
生来の思い込みの激しさは、常に最悪の想定へと考えを捻じ曲げる]
ー ゴールデン・グルトップ号 船内通路 ー
残念、クマさんじゃないのか
[知ってる、金馬号の皆は知ってる。]
頼むこと?
いいよ、なんでもござれさ!
[やることはないらしいが頼み事はあるらしい。
なんでもなんて軽々しく言うものではないが
エディはそんなの気にせず頼みを聞く姿勢。
そして話を聞く限り、小型艇の整備をしたのは正解だった様子。
そのままレーザー砲と武器のメンテナンス
加えて船長命令を皆に伝えてくれという話だった。]
レーザー砲と武器か……
武器だと気は乗らないけど、仕事だからね
任されたよ!
命令の方は誰かと会えたら伝えておく!
[最後の伝言は押し付けられたのだと気付かず
要は一応全部引き受けるという答えを返した。
ちょっとやそっとでは壊れたり故障しないように見ておかねば。]
守らないといけないにゃね。
ニンゲン達を…この船を。
スノウは…『ガーディアン』だから
ごめんなさい、にゃあ…。
[白い猫は] [ニンゲンの前では]
[消して見せない]
[どこか哀し気な] [疲れたような口調で呟くと]
[ふわりと宙に*消えた*]
/*
皆さんほんっとに設定とか色々素敵で1d開始以降も楽しみです。
墓場の方もどうなるのか気になって。
改めましてよろしくおねがいします(ひそかにぺこりとしながら待つ…)
よし、じゃあ早速仕事に入るよ
数が多いからね
明日に向けてバッチリ整備しておくさ!
[『じゃあまた明日!』と一声かけ、エディは武器の収納庫へと駆けていった。
態度が軽いなら行動も整備へと向かう足取りも軽いのがこの整備士だったそうな。
ちなみにゲオルグの記憶に残る黄色の全身タイツと赤いシャツ
他にもいたかは知らないが、確かにエディもそれの着用をけしかけお願いしてみた時はあった。
お断りされても気にしていなかったし
クマさん呼び訂正の件と同様忘れていた。*]
[今でいいなら>>562ということに甘えさせてもらい、直ぐにでも向かう、と伝えたが、ふと、仕事とか大丈夫なのだろうか、と気にもなったりする。
ペットロボット、という響きにパッと笑顔になり、すぐに戻す。恥ずかしい顔をした、と思ったのだ。]
支度は...特にないかな。
行こう!
― 48時より少し前。通信室のアビィをモニタ ―
[
あくまで一般の利用者と同じように、通信室の端末から艦のネットワークに接続する。
それはもちろん一般権限での利用に限られたネットワークで、公共の星間ネットワークへの接続のブリッジとしてくらいの用途でしか利用できないものであるはずだ。
だが、48時。
情報によればメイン・システム=『キャプテン・メリー』がメンテナンスモードに入るという瞬間。
アビィは自身の電脳を直接ネットワークに接続すると、ネットワークサービス内のセキュリティホールを捜索、セキュリティ・レベルの低下によって実行可能になったギリギリのレベルでの攻撃性のコードを流しこむ。
だが。]
「セキュリティレベルの低下を確認できず。事前情報に誤りがあったものと推測」
[ その一言がベルガマスコに聞こえるや否や。 ]
[ アビィの電脳はメイン・システム及びガーディアン・システム の逆クラッキングを受け、 ]
[ 電脳へのわずかな侵入も許されないアビィは、 ]
[ 自滅プログラムを実行し、自らの機能を停止させた。 ]
/*
シルバーメリー号並びに、ゴールデングルトップ号への
ご乗船、誠にありがとうございます。
もうすぐ1d開始となります。
開始直後にいくつか天声を落としますので
開始後は暫くお待ちくださいませ。
それでは、1d以降もどうぞ村をお楽しみいただければ
幸いです(白い猫が、深々ぺこり)
/*
60回って全然負けてるつもりなかったんだけど、ガートルード80回だし、ドロシー63回だしで負けていた(何と戦っていたのか)
[ハッと顔を上げて周囲を見回す。]
(監視カメラ…!至る所に設置されている。
こいつが僕の動きをつぶさに監視している!)
隠れないと…カメラの…監視のない場所へ!
[ダッシュで第二エリア――自室に駆け出した]
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