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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
宇宙連邦歴XXXX年。
―――時は、宇宙開拓 盛んなスペース・フロンティア時代。
数多の異星種たちが、
ファーストコンタクトや血みどろの擾乱の果てに、
宇宙連邦に加盟し、交流している。
地球人類発祥の惑星”マザー・テラ”(地球)からは、遥か遠く―――…。
・
宇宙連邦の中心にほど近い宙域にある、
航路の最後の大型中継惑星” ネオ・ル=リエー”の大気圏外。
歓楽と冒涜の都と謳われる惑星らしく、
海に覆われた真っ青な星の周囲には、
キラキラと輝く客呼びホログラム映像を広げた人工衛星たちが
ひしめき合っている。
賑わう派手やかな光の渦から、
元気いっぱいの子羊のように意気揚々と飛び出したのは、
ころんと可愛らしい楕円球体型の航宙船、”Silver Mary号”。
惑星の重力圏からゆっくりと離れ、亜空間へのジャンプポイントへ向かう。
・
2人目、『キャプテン・メリー』 めりー が参加しました。
『キャプテン・メリー』 めりーは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
―― シルバー・メリー号 艦内 ――
[シルバー・メリー号のメイン・システム、『キャプテン・メリー』が、
歌い出しそうな陽気な声音で、乗客や乗員を迎えてくれます。]
”シルバー・メリー号へようこそ メェー !”
”シルバー・メリー号におかえりなさい メェ― !”
[船専用のナノ送受信機を、体内に摂取済みの貴方には。
実体と見紛う体感ホログラムの
船長服の上着と帽子を身に着けたモフモフの銀毛の羊が、
ニコニコと楽し気に笑うのが視えるでしょう。]
”初めましてのお客様は、
乗船者データへのご記入をお願いします メェ―”
”おかえりなさいのお客さまや、乗員も、
データに変更がないか、確認更新をお願いします メェ―”
”データのご記入と確認が済んだら、
体感ホログラムのデータベースの乗船者データ掲示板に
お貼りくださいメェ―!”
[朗らかに響く羊艦長の言葉と共に、
貴方の掌の上で、パラリ、乾いた紙の感触が踊ります。
体感ホログラムの、船内パンフレットと乗船者記録用紙です。
/*村建てメモに、
お知らせと入村メモのテンプレがありますのでご記入ください。]
”迷子になったら、
コンパニオン・ガイドシステム『ラヴィ』がいます、メェ―!
あやしい人や物を見かけたら、
ガーディアン・システム『スノウ』にご連絡ください メェ―!”
”亜空間ジャンプポイント到達まで、今暫くの間。
輝く星空や出会いや会話やショッピングをお楽しみになりながら
どうぞお寛ぎくださいませ メェ―”
[説明を終えたキャプテン・メリーは、船長帽をひょい と脱いで。]
”シルバー・メリー号は、貴方を心から歓迎しますメェー!”
”Bon Voyage!”
[にっこり、とても嬉しそうな笑顔で一礼し、ふわりと消えました。
/*入村開始まで、暫くお待ちください。]
村の設定が変更されました。
『キャプテン・メリー』 めりー が村を出ました。
2人目、『ガーディアン・システム』 スノウ が参加しました。
『ガーディアン・システム』 スノウは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
3人目、警備担当 クレメンス が参加しました。
警備担当 クレメンスは、霊媒師 を希望しました(他の人には見えません)。
―シルバー・メリー号のラウンジ→通路―
[ラウンジのテーブルの上] [陶器の丸い容器の中で]
[ふわふわの白い毛玉が] [くるりん。]
ふにゃぁ〜、極楽ごくらく。
このまあるいカーブのジャストフィット感といい、
窮屈寸前のホールド感といい、
にゃんとも猫心をそそるキャット・ベッドにゃ!
でもそろそろ、艦内パトロールの時間にゃね。
[容器から出た白い猫は] [ふわぁとあくびをひとつ]
[ぎゅーと背中を伸ばしてから]
[ラウンジを出て、艦内の通路をトコトコ歩き出す]
[微睡みを楽しんだ] [ホログラムの真白の猫は]
[ふわふわの尻尾をご機嫌に揺らして]
[大きな碧い瞳で周囲を見回す。]
にゃあにゃあ、あやしいヤツはいないかにゃーん?
[いい猫ベッドがあると] [教えてくれたのは]
[さて誰だったか]
[極楽気分で眠っていた丸い蓋つきベッドが]
[まさか…]
[地球では“お鍋”と呼ばれる調理器具だなんて]
[夢にも思わないまま**]
―第2エリア・カジノ―
[第2エリアのアミューズメント施設の1つであるカジノ。
テーブル一つ一つにライトアップがなされ、勝者の歓声と敗者の慟哭が入り混じるその場所の、片隅にあるポーカーテーブルの1つに座り、下手な手を打ちながらタバコを噴かす男が一人。]
お母さんの病気を治すため、お医者さまになるべく勉強中、と
そんなのがこんなところにいていいのかい?
[間延びした口調で隣の青年と話ながら、ポーカーをやる男は、へらへらと笑いながら紫煙をくゆらす。
少し大目にベッドしたのは誘うため。少しぐらいリスクがないと獲物は釣れない。]
勉強に行き詰まったから息抜き?
まあ、ずっと勉強は疲れちまうもんなあ
適度に気を抜いて、適度に遊ばねえとできそうなもんもできねえよなあ
普段得られねえ刺激を受けりゃあ、新しい視点で物事を見られるってこともあるしい
いいんじゃあないかい、息抜きはさあ
[もっとまじめにやれだとか。んな堅っ苦しいことを言う気なんざない。
何せこの男。パトロールの最中だってのに、こんな所で油を売ってるのだ。他人のことなんか言えやしない。]
[バレないと思ったのかねえ。
へらへらと笑っていたが、青年の手番になった途端、目つきを変えてその手を制止させた。
掴んだ手を捻り上げ、手の内から手札以外のカードがひらひらと情けなく散っていくのを見て、更に蒼くなるその顔が無様ったら。]
サーバーに不法アクセスして、カード追跡システムの無効化でもしたかあ?
パームの腕さえ磨きゃあ完璧だったなあ
[吸い殻を、煌びやかな場所に似つかわしいガラスの灰皿に押し付ける。
一周回って逆恨みに変わったのか、殴りそうな目で睨みつけてる青年に気付けば、笑いを噛み殺した。
怒りを顕わにするとは、まだまだ若いなあ。
相手をしてやってもいいが、さすがにここで暴れるつもりはない。あとでここのオーナーにこっぴどく叱られるだろうし。
常連ってほどではないが、たまにここで遊んでるのだ。自分まで出禁になっちゃ堪らない。]
稼いだ分置いてとっとと出ていけ
喧嘩したいならあとでいらっしゃい
小僧っ子の腕ぐらい、軽ぅく捻ってやるよ
[どうせこのままじゃあ、奴さんの気が晴れないだろうし。
運動するなら相手がいた方が楽でいいや、なんて。
売り言葉のない喧嘩に買い言葉。煽り文句と一緒に手を振って、連行される青年をお見送り。
さてポーカーを再開しようか。と席に着こうとしたら誰かに無言で肩を掴まれた。
どうやらいつもの堅物な監視員に見つかったらしい。勤務中だろって言いたいのが、見なくてもわかる程度にはサボってる。]
つれないこと言うなよお
いいじゃんかあ、ちょいと息抜きしたってさあ
[へらりと笑って見せるが、一向に離す素振りを見せない監視員。
真顔のはずなのに、睨み付けられてるように見えるのは何故なんだろうねえ。]
何でだよう チート挙げたんだから報酬代わりにもう一勝負させろってえ
ケチクセえ奴はモテねえ…ってわかったわかったわかった出て行く
出て行くからその通信機はしまえって
[一体全体何に怒ったのか。サボってることか、それともモテない発言か。
監視員の取り出した通信機器を見て慌て始めると、机に立て掛けてあった愛刀を持ってカジノを転がるように飛び出した。
あの通信機、きっと連絡先はこの船の酒場店主連中。
禁酒令なんか出された日にゃ、俺の人生が終わると豪語する程度の酒好きには効果覿面の強力な脅し。
結局、なぁんも悪いことしてないのに追い出された。
ま、あんだけ派手にイカサマ挙げてりゃあ、バレちまっても当然かあ。*]
/*
ちょっと今私は全力で死にたい
はい、どうも。フライングしかけて肝が冷えたあんもびうむでございます。未だに手に汗握ってます。
村建て様はお疲れさま&ありがとうございます。。
新年初ということでのんびり…できそうにありませんこのクソジジイのせいで(血涙)
とりあえず頑張るのでよろしくお願いします。。
4人目、管理部 ソマリ が参加しました。
管理部 ソマリは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―シルバー・メリー号 入口近辺―
やれやれ、祭りでもないのにごった返してるな。
[ 遠目からでも一際目立つ束ねた金髪をさらっと揺らし、溜息と共に船内を歩く。
小惑星暮らしに慣れたせいか、仕事故か。
銀羊号への乗船は数ヶ月ぶりだが、感慨深さより気怠さが先に出る辺り、既に若さは失われてしまったのだろうか。認めたくはないが。
歩き始めると間も無く、聞き慣れた音声が耳へと入り込み、
同時に愛らしい体感ホログラムの羊の姿が目の前に姿を現す>>1。]
久しぶりだな、メリー。
はいはい、書類は後で書いて提出しておくな。
[ 掌に落ちた紙の内容は見ずとも分かる。>>2。
船員は別に毎回書かなくても良いと思うのだが、
大事な事だ、と却下されるのは火を見るより明らかだろう。]
[ 銀羊号のクルーとなり、管理部に配属されたのは5年前のこと。
決して暇では無く、多忙な部署ではあるが
幸い周囲の人間関係には恵まれ、遣り甲斐も含め
骨を埋めても良いと思った程度には好条件の部署ではあった。
2年前、上司の唐突な退職により人事異動が発生。ここまでは良くあることだが、その余波で何故か自分が異星への出向を言い渡されることに。
しかもこの異星、連絡線も全然無い辺鄙な小惑星。
故郷に帰れるのも年に一度や二度あれば良い程に。
「独り身だから良いだろう?」
「特別手当と寮は用意するから引き受けてくれるよな?」
上司から笑顔で強権発動されれば、入社数年の若造が断れる筈も無く。
思えばパワハラで訴えれば勝てるんじゃないかと思いながらも、
現在の小惑星での生活、約束通りの厚遇は決して悪くは無い。 ]
[ そのような栄転?から早2年。今日は久々に銀羊号に戻る日。
と言っても、宇宙連邦総会の手伝いに召集されただけなのだが。
噂の総会やらがそれほどに大事なのか、若しくは余程人手が足りていないのか。
担当との打ち合わせ時間にはまだ余裕がある。
ならば休憩がてら懐かしの味を堪能しよう、と向かった先はレストラン。
懐かしい猫や兎に会いに行くのは休憩後で良いだろう。
どうせ逃げも隠れもしない奴らだ。
寧ろメリーのように不意打ちで姿を見せる可能性すらある。]
/*
ところでwikiだと占いなくて下手すると色が視られるの俺だけなんだが、これどう動けばいいんだろうなあ。
最後まで残るべきなのか、死ぬべきなのかがイマイチなあ。
―第2エリア・レストラン―
[ 船内勤務時代は此処の珈琲を良く飲んでいた。
同じように珈琲を飲みに来ていた船員仲間が居たと思うが、今はどうしているだろう。
普通に考えなくとも勤務時間中なのだが、既に男は長時間星間移動による時差ボケ中である。
馴染みの席に通され、注文を聞きに来たのは2年前にも居た馴染みの女性ウエイトレス。]
久しぶり、お姉さん。俺のこと覚えているかい?
相変わらず可愛いな。いや、少し綺麗になったんじゃないか?
[ これに色目とウインクを付与すれば、幾らかサービスが付くはず。
数分後にはウエイトレスが上機嫌で注文した珈琲と『ささやかなおまけ』の桃色のマカロンのセットを席に運んで来る。
品を確認し「ありがとう」とウインクをお礼に投げ、軽く手を振り笑顔で見送る。
2年前と何も変わらない日常の姿。
世の中とは常にギブアンドテイクで成り立つもの。
苦い珈琲と甘いマカロンを口に入れ、確認書類を記入し、今はささやかな休憩を楽しむとしよう。]
/*
独り言がどこにあるのか数秒探した…
村建てお疲れ様です! もう入村文の段階でどうみてもぬるこん以外の何者でもない状態だよやったね!
普通のRP村とか実は半年以上ぶりのブランクで騒動も前回のSSS1以来2回目…
希望直前まで変えようかと思い悩みながらも、結局智狼のまま入っちゃいました…
夜しか発言できないのに狼やっていいのかという不安が激しくありますが…怖いようぶるぶる。
/*
実は直前(というか今日)まで元船員設定予定だったのを、急遽現役の船員に変更したりしました。
王道の直前変更。ので書き溜めていたロルが使われないまま残っている…()
というか薔薇下久しぶり過ぎて使い方忘れてるうううう
色変えが大変だった! やばい!
ルビ振るのは楽なんだけれど。
5人目、考古学者 ロー・シェン が参加しました。
考古学者 ロー・シェンは、首無騎士 を希望しました(他の人には見えません)。
―シルバー・メリー号 通路―
この船がかわいいだって?
冗談じゃあないよ君、かわいいっていうのは
もっと…この船のガーディアンシステムだったか
あの白い猫みたいなもののことを言うんだ。
[ 宇宙を航行するシルバー・メリー号の通路の一角。
彼は乗船時に貰った"うぃきうぃき"という独特な名前の
パンフレットを片手に、船員らしき相手に文句をつけていた。 ]
丸っこい球体がかわいいと言うのなら
薬のカプセルでもかわいいということになるだろ。
楕円形でこの宇宙船そっくりなやつさ。…そうだろう?
…わからず屋だな君は、この船は例外だって?
そうか、じゃあ説明してもらおうじゃないか。
シルバー・メリー号のかわいさってやつを。
[ よく言えば好奇心旺盛、悪く言えば絡んでいるだけとも言える。
彼の名はロー・シェン。
宇宙連邦総会に出席すべく乗船した考古学者だった。 ]**
/*
スノウが早速鍋猫を拾ってくれていて>>5>>6
教えた身としては嬉しいね。
ただ触れると透ける可能性があるからタイミングは見計らいたいところだが、…まあ、様子見だな。
/*
うぃきうぃきは前村ネタだな
それにしても僕だけ入村文がシンプルじゃないか。>>16
いいんだ、明日になったら喋るから。うん。
警備担当 クレメンス が村を出ました。
5人目、警備部 クレメンス が参加しました。
警備部 クレメンスは、霊媒師 を希望しました(他の人には見えません)。
―→レストラン―
[さて、追い出されたのはいいものの。と新しくタバコに火を付けながら歩を進める。
優秀な仲間達やどこぞのガーディアンシステムもパトロールしてる>>5>>6し、俺がしなくてもいいと思う。正直言うとかったるい。
どっか時間潰せるといいんだけど…。]
普通に考えるとレストランかあ
[さすがにこの時間じゃあ、馴染みの酒場に入るとドヤされる。
一杯二杯じゃあ飲んだ内に入らない。
仕事に支障が出るわけでもないんだから、大目に見てほしいんだけど。中々どうして、見てもらえない。]
コーヒーよりコーヒーリキュールの方が好きなんだけどねえ
[飲めないんだから、似たような味の代替で済ますしかない。ってことで、いつもレストランでコーヒーをよく飲んでる一人だったりするわけだが。
タバコ噴かしつつ、レストランに向かってみれば、見覚えのあるような目立つ金髪>>14。]
…んー?
[こういうときに限って老眼鏡忘れたんだよなあ。
つってもあの一つ縛りの金髪、俺の知り合いじゃあ奴さんぐらいしかいないけど。
そのままつかつかと歩いて、目の前の椅子を引くと無遠慮に座った。]
相席失礼、っと もしかしてソマリかい?
[ま、知り合いだったとしても三年という僅かな間だし、部署も違うし。二年も離れてりゃあこっちの顔忘れてても仕方ないかもなあ。
そしたら今から知り合いになればいい。
本当に知り合いかどうかの確認? 違ったらスミマセンでしたって謝りゃ済む話。
そのまま何かの縁ってことで知り合いになりゃいいんだよ。**]
6人目、調合師 カサンドラ が参加しました。
調合師 カサンドラは、人犬 を希望しました(他の人には見えません)。
―シルバー・メリー号 第3エリア 花屋Florence―
ふふ、今日も綺麗に咲いてるわね。
[色鮮やかに咲く花を眺め、満足げに呟く。
そっと花びらを一撫でして、すうっと大きく息を吸い込んだ。
芳醇な花の香り、そして宇宙船に乗っているにも関わらず、土の匂いをかみしめる。
バイオ何とかかんとか、とかいう小難しい技術が応用されて、省スペースで花や、薬草を栽培することが出来るようになったのだから、技術力の進化には驚きだ。
棚状にならんだ土の上で、多種類の草花が芽や花を咲かせているのを見ながら、頬を緩めた。]
……っと、今日はこのくらいでいいかしら。
そろそろ、お腹が空いてきたわ。
ジョニー店番お願いね!
[朝の手入れを終えて、ぐぐっと伸び。
店舗を構え、花や、調合した薬を売っているが、あまり需要は多くない。
とはいえ、一定数の常連客はいるのだからありがたい話だ。
長い船旅には癒しも必要ということだろう。
それに、どこにでも漢方類の自然派薬品を好む人たちはいるのだ。
……意外とよく効くしね。
パチパチと数本、数種類の花を摘み、痛まないように処理を施す。
たまに要望があるので、何種類かのブーケも作って専用の斜め掛けバッグに入れた。
そして奥の栽培施設には鍵をかけ、ドロイド、ジョニー・デップ(ドロイドの名前だいけめんである)に店番を任せる。
さて、朝ごはんに出発だ。]
[出掛けるときには面倒だが支給品の制服を羽織る。
面倒だと何度も主張したのだが、頭の固いお偉方は規則だからの一点張りで主張を曲げないのだ。
仕方なしに自分が折れた。
その胸元には、階級を表すバッジが付いているのだが特に意にも介さず。
自称花屋の癖に、随分と高い階級であるのは、見るものが見れば分かるだろう。
一応籍は軍にある……いや、軍にしかないと言った方が正しいか。
そのくせ、仕事はなにもないのだから笑ってしまう。]
(……モルモットの経過観察、それが正しい表現よね。)
[その待遇に不満がある訳ではない。
それ以外の選択肢はなかったし、すでに引き返せないところまで来ているのだから。
それに、草花は好きだ。
好きなときに好きなだけ土を弄り、花を切り、薬を作って生きる。
だから、不満はないのだ。
……そう、言い聞かせる。]
……あー、本当にお腹すいたわ。
[色んな感情を飲み込んで、呟いた言葉。
向かった先はレストラン。
さてさて、何を食べようかな。**]
/*
あとは分かんないやー。
とりあえず、明日はスノウとラヴィをもふもふしたいと思います。(野望
おやすみなさい!!
/*
wikiのキャラ予約をちらっと見た感じだと、たぶん俺最年長でさっさと死ぬのがいいと思うのよね(何だかんだいつもそう言ってる)
…はい。うみねこさんに負担掛けないとかいいつつ、さっさと死んだ方がよさそうなキャラで入った阿呆は俺です。
仕方ないだろぉ、何かこのキャラやりたかったんだからぁ
/*
というかな?
初回吊り狙いでさっさと死のうとボロ雑巾選んだのに、蓋を開けたら占がいなくて「あれおかしいなこれ俺生きてた方がいいの?(困惑)」ってなったのが本当のところでな?
実際どうなんだろうねえ。
占なしの村って始めて見るからわからねえんだよねえ
/*
てか編成で呪狼がいる&役職好きに選べるって時点で占入らないかもしれないって思うべきだったんだよなあ。
そういう俺も占選ばなかったワケですが。銃殺の処理設定を考えるのがダルかったなんてそんな
7人目、獣医 マーティン が参加しました。
獣医 マーティンは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
[
男は何者かと、鬱蒼と生い茂った森林の中を進んでいた
両脇には剥製のように動かない多くの動物たちが並んでいるが、触れようとすると、それを拒むように砂に還ってしまう
頭上からは、天使の歌声のように美しい、鳥の囀りが響いていた
“お前に出来るのか?”
『大丈夫だって。心配すんなよ』
“ …賭けても良い、お前は迷う。”
『俺はもう迷わないから。
必ず俺はーーーーをーーーー………』
これは夢か現か
隣を歩く者を確認しようと顔を上げれば、警戒するように一際大きく鳥が囀る
…隣を歩いていたのは冷たく微笑む自分であった]
あぁ…
報告書書いてる間に寝ちまったか
たっく…夢の中でまで自分のツラなんざ拝みたくねえっつーの。
[嫌な夢を見た後の寝起きともなれば、口調も自ずと荒くなるというもの
立ち上がり、強ばった身体をそっと解すと、男のゴツゴツした無骨な手は、夢の残滓を振り払うように、その厳つい顔を乱暴に擦る
そして少し目が覚めたのならば必要以上に大きく伸びをするだろう
男の切れ長の細い瞳を濡らす熱い液体は、きっとそのせいなのだろう。
男は双子連星の副星であるユーフラテスで獣医として働いていた。
最近は、原因不明の奇病が各地で発生しており、病院に運び込まれる動物の数はうなぎ登りである
症状は様々。
治療法どころか原因すら分からないので、まさしくお手上げ状態だ。その対処に追われ寝る間も無い日々が続いていた
現在は、主星であるチグリスまで、報告書の提出に向かうところだ。
正直言えば、男にとって連邦総会も開催されるチグリスは、近づきたい類のものではない。
それに完全現場主義の男にとっては報告書の提出など苦痛でしかないのだが、人手が足りないのだから仕方あるまい。
]
ー客室ー
あぁ…
報告書書いてる間に寝ちまったか
たっく…夢の中でまで自分のツラなんざ拝みたくねえっつーの。
[
嫌な夢を見た後の寝起きともなれば、口調も自ずと荒くなるというもの
立ち上がり、強ばった身体をそっと解すと、男のゴツゴツした無骨な手は、夢の残滓を振り払うように、その厳つい顔を乱暴に擦る
そして少し目が覚めたのならば必要以上に大きく伸びをするだろう
男の切れ長の細い瞳を濡らす熱い液体は、きっとそのせいなのだろう。
男は双子連星の副星であるユーフラテスで獣医として働いていた。
最近は、原因不明の奇病が各地で発生しており、病院に運び込まれる動物の数はうなぎ登りである。
症状は様々。
治療法どころか原因すら分からないので、まさしくお手上げ状態だ。その対処に追われ寝る間も無い日々が続いていた
現在は、主星であるチグリスまで、報告書の提出に向かうところだ。
正直言えば、男にとって連邦総会も開催されるチグリスは、近づきたい類のものではない。
それに完全現場主義の男にとっては報告書の提出など苦痛でしかないのだが、人手が足りないのだから仕方あるまい。
]
8人目、研究員 アデル が参加しました。
研究員 アデルは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
ーシルバーメリー号・自室ー
[窓の外を見ると、いつも見ていた丹色の空の中に、今自分がいるのだと実感が湧かない。ただ暗い世界に、無数の星々が輝いている。]
[前にこの景色を見ていたのは、もう20年近くも前になるのか。あの時は不安と悲しみしかなかったが、今は違う。皆を救うためだ。それに……]
今回のプレゼン、俺 うまくやれるかな。
[有名な博士の助手っていうだけで、宇宙連邦総会に出られるのだ。周りは偉い人、有識者、政府関係者ばかり。それでも選ばれたのは、彼の熱い難病患者への想いがあったからだ。皆の期待の中、下手なプレゼンをするわけにはいかない。]
……ああー!
[…は欠伸をして体を伸ばすと、床に散らかった書類の上に倒れこんだ。]
/*
どうも1年以上ぶりの人狼になりますイブマサです。というかプロローグで緑ログが使えないことに今気がつきました\(^o^)/ 相変わらずな文章力だけど今回は物語に絡んでいくぞ〜!
♪〜♪♪
[
知らず険しい顔になっていた男の耳に優しい囀りが聞こえてくる。
夢の中でも聞こえていた囀りは、机の上に置かれたホログラムからだろう
ホログラムは、ピンク色の翼を持つ、愛らしい小鳥が飛び回る様を映し出していた。ピンクの小鳥が、魘されてる様子を見て悪い夢から引き戻してくれたのだろう]
ありがとな、シレネ。
[
『シレネ』
鳥にしては珍しい薄桃色の翼が、薄桃色の可愛らしい五弁花を咲かせるシレネという花によく似ていたため、そう名付けた。
確か調合部の女性>>19も小鳥の名付けに一役買ってくれていたような気がするが…
男はシレネをとても大切にしていた
最後を自分の目で看取ってからもう何年もたつのに、ホログラム上のシレネのふわふわした小さな頭をとても優しい笑顔で撫でる位には。
しばし感傷に浸る男であったが…
]
ぐぅ〜〜…
[男の腹が空腹を訴えた
そういえば、今日一日は報告書に気を取られ何も食べて居なかった
誰に聞かれたわけでもないが少々顔を赤らめ、報告書をほっぽり出しメイン・サロンへ向かうだろう
メイン・サロンの事を考えると、ぼんやりと誰かと約束をしていたような気もするのだが、特に考える事はなかった]
/*
マーティン死神かねえ。
マジで死神だった場合、企画人様方が考えてた危険指定生物の可能性が高いわけだが。
ソマリが狙ってた気がするからそちらに譲ろうかなあ、と思ってたわけだが。さてどうだか。
違ったとしても人狼だろうし、あんまり穏やかな役職じゃあない気がするねえ。
客室→メイン・サロン
久しぶりだなぁ
[メインサロン向かう道中、男の大きく骨張った手が、シルバー・メリー号の緩やかな曲線美を撫でる
“懐かしい”
そのどこか暖かく優しい感情が男の頬を緩め、生まれ持った厳つさを多少なりとも和らげていただろうか]
もう5年…か。
[思いがけない歳月の早さに思わず苦笑を漏らしつつも、シルバー・メリー号で働いていた頃を懐かしく思い出す
そう、男は以前はシルバー・メリーで警備員をしていた。五年前に管理部に金髪の男が配属されてきた>>12のとは、ほぼ入れ違いになってしまっただろうか
憧れて入ったシルバー・メリー号。
男は体力が取得だが、学力的な意味においては決して頭の良い方ではないし、人から好かれるような所謂いけめんでは無い
更にいえば、十分な身辺調査が行われていたのなら、申請した出身地が実は虚偽である事もわかってしまったかもしれないが、一介の職員に対してそこまで行われていたかまでは定かではない
『あー…、君はなんか強そうだから警備担当ね』
そんな、お使いを頼むような、極めて軽い調子で警備員に配属されたのだったか
配属された先に居たのはNo Liquor No Lifeとでも言い出しそうな男>>10
男は勤務態度がよろしいとはお世話にも言えなかったが、そのためか彼とは妙に気が合って、たまに一緒に飲んでたような記憶もあるのだが、どうだっただろうか**
/*
くっそう。ロル書き終わるほど時間ねえじゃんwww
昼に書きたいって思ったけど、多軸苦手かあ。
じゃあ返してもらえても返してもらえなくてもいいように落とすかあ。
村の設定が変更されました。
看護師 アリスバック が見物人として参加しました。
看護師 アリスバックは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
ー第2エリア・医務室ー
[医務室……それは、病院というよりはその前の簡易的な、学校で言うなら保健室的な役割を果たす。
医者に見せるまでもない軽い怪我を診たり、薬は出せないが体を温めたり冷やしたりして休めたり、ただ茶飲話の相手になったり。
そんな、シルバーメリー号の医務室に、このセシル・アリスバックは勤務していた。
本日ものんびり。
先ほど、お菓子を食べに若者が来た。
その前はお茶のついでにおばさまにお菓子を差し入れて頂いた。
基本的にここはのんびりと暇である。
ただし、風邪が流行ったりすると
「なんか喉が痛い〜」
「なんかだるい〜」
と、カゼかも〜と現れながらのど飴を求めに来る人たちで溢れる、こともあるが。
今日は比較的のんびりなものだから、医務室に貼る新たな掲示物を考えながらコーヒータイム]
………やっぱり予防、かな。
それとも、虫歯。
[最早牛乳の方が多そうな白っぽいコーヒーを飲みつつ、ネタに頭を悩ませるのだった]**
ー第2エリア・医務室ー
[医務室……それは、病院というよりはその前の簡易的な、学校で言うなら保健室的な役割を果たす。
医者に見せるまでもない軽い怪我を診たり、薬は出せないが体を温めたり冷やしたりして休めたり、ただ茶飲話の相手になったり。
そんな、シルバーメリー号の医務室に、このセシル・アリスバックは勤務していた。
本日ものんびり。
先ほど、お菓子を食べに若者が来た。
その前はお茶のついでにおばさまにお菓子を差し入れて頂いた。
基本的にここはのんびりと暇である。
ただし、風邪が流行ったりすると
「なんか喉が痛い〜」
「なんかだるい〜」
と、カゼかも〜と現れながらのど飴を求めに来る人たちで溢れる、こともあるが。
今日は比較的のんびりなものだから、医務室に貼る新たな掲示物を考えながらコーヒータイム]
………やっぱり予防、かな。
それとも、虫歯。
[最早牛乳の方が多そうな白っぽいコーヒーを飲みつつ、ネタに頭を悩ませるのだった]**
/*
初めての発言が消せるならと思いましたが、消せたので男の子で頑張ります。
なんとか解熱して体調回復しつつありますので再度COさせて頂きました。
どうぞよろしくお願いします。
ー第2エリア:レストランに向かう途中ー
[きゅうきゅうと切なく鳴るお腹持て余しながら、レストランに向かっていると、ふわふわの白い毛玉を発見する。
ちょっぴりご機嫌にも見える様子>>6にクスリと笑って、声を掛けることにした。
よもや猫鍋になる危機がスノウちゃんに降りかかっていただなんて、露知らず。]
スノウちゃん!ご機嫌いかが?
今日も可愛いね。
[どこぞの下手なナンパ野郎のようなセリフである。
しかしスノウちゃんの可愛さの前には無力なのだ。そう、白旗全面降伏である。
無意識にでれっと緩む頬をそのままに、嫌がられなければその柔らかい毛並みをそっと撫でる。]
あー……癒される。いつもながらいい毛並みね。
あ!そうだわ。
[専用バックから、ブーケに使用していた青い小さな花を一つ摘み。
スノウちゃんの耳元に上手に差し込む。
耳を使って落ちないように調整して、満足気分でにこりと笑った。
……ぐぅかわ、である。]
デルフィニウムっていう花なの。
スノウちゃんにもおすそ分け。
……耳がもぞもぞしたら、外してくれたらいいよ。
[暫くその毛並みを堪能させてもらっただろうか。
朝の労働を終えて空腹を訴えるお腹は、いよいよ限界を迎えていた。
スノウちゃんとの、つかの間の逢引を楽しんで、ようやくレストランへと足を向けたのであった。]
ー第2エリア・レストラン付近ー
[スノウちゃんと別れ、商業施設が建ち並ぶ区画をレストランに向かって歩いていると、メインサロンの方へと足を向ける一人の男の姿>>24 が目に入る。
10代前半からこの船にだらだらと乗っているから、知り合った人は多いはず。
……警備員として働いていた彼に似ているけれど……と、思いながら、声を掛けてみることにした。]
違ってたらごめんなさい。
もしかして……マーティン?
[桃色の珍しい翼をもつ小鳥。
可愛らしい花弁の鮮やかな色を持つシレネという花の名のを思い出しながら、そう尋ねる。
ふわふわな毛並みを撫でさせてもらった感触が蘇ってくるようだった。
もし、合っていたなら、久しぶりね、とにこりと笑い、昔話に花でも咲させただろうか。
彼に出会ったときは既に花屋……みたいな真似をしていたから、変わっていないなと思うかもしれない。
メインサロンに向かうようであれば、特に引き止めることはせず、またね!と、自分はレストランに向かうだろう。]
…それはかわいいのうちに入らないぞ君。
ぼかぁ君のセンスがほとほと心配だよ。
[ 一頻り丸っこい銀色の球体について
かわいい論争を繰り広げたあたりで ]
[ ロー・シェンは当(猫)が尻尾を揺らして
トコトコと歩いてくるのを目撃した。>>6 ]
噂をすれば影だな。
ほら見ろ、ああいうのをかわいいって言うんだ。
[ 何となく辟易した様子の相手は
じゃあもうそれでいいです…と
半ばやけくそのような言葉を落として去っていく ]
[ そんなことは気にせず、
ロー・シェンは愛らしい姿の猫に話しかけた。 ]
やあスノウ。誰かにプレゼントされたのかい?
随分洒落たものを着けているじゃあないか。
[ 白い毛玉の合間に見える青い花>>28
白描の瞳の色のようなそれはデルフィニウムと言ったような ]
( 花言葉は幸福を振りまく、だったか )
…… 言葉通りだな。
[ 誰が選んだものかは知らないが
きっとその誰かは花に詳しいのだろうと、そう思った。* ]
ーレストラン―
[もはや顔なじみとなった店内を慣れた調子で歩き、スタッフの一人に声を掛ける。
可愛らしい女の子>>14 だ。
そして、バックからブーケと数本の花を取り出していつものように手渡した。]
これ、いつもの。
ええと、ブーケがデルフィニウム中心で作ってあるわ。
あとはシャクヤク。何色か用意してみたの。
一輪挿しがおススメよ。
[花は手入れをすれば割と長く持つが、乾燥する船内ではどうしてもその寿命が早くなる。
そのため、レストランには定期的に花を差し入れるようにしていた.
……たまにデザートなんかオマケしてくれるから、ちょっと嬉しかったりする。
そんな会話をした後、席に座り、軽く注文を告げる。
*グリッシーニ*と*カンパーニュ*、それにコーヒーとサラダ。
料理を待っている間にぼんやりと周囲を観察すると、相席している男性達>>14 >>18を視界に入れ、おや?と首を傾げた。
確かどちらも船員で、……片方はサボリの常連様だった気もする。>>9]
(とはいえ、年中サボリの自分からすれば、良く働いている方……かもしれないな。)
[そんなことを思いながら、もし視線が合えばにこりと笑ってひらひらと手を振り。
注文していたものが届けば、舌鼓を打ったのである。**]
―回想:獣医になった男と―
[さてどのぐらい前だったか。
お世辞にも顔がいいとは言えない男が警備部に配属されたのは。
曰く、外見で警備に回されたとか何とか>>24。]
人事の奴さん、かぁなり適当な人だからなあ
ま、警備部はちょいと面倒な書類作成を除けば、ただ散歩…もといパトロールしてるだけだし
雑務覚えれば案外楽よ?
[仕事を教えてる時だったか、オフだったか。
自分も其程頭が回る方じゃあないので、妙に親近感が湧いたんだったっけね。
外見の話はかわしつつ、そんなことを言った記憶。
ちなみに人事部のことを悪く言っているが、他人のこと全く言えない程度には適当。自覚もある。]
ところでお前さん、イケる口?
[酒好きのサボり魔。
飲める奴がそこいれば、誘わずにはいられない。
歳が近かったことも拍車が掛かって、やたら気があったんだよなあ。
25年以上の付き合いならば、女房と娘が死んだときから煙草を吸い始めたのは知ってるかもね。
そうじゃなくても、それなりの仲なら他界してるのを、酒の席で話しているかも。
そんなだから、五年前に辞めるって聞いたときは寂しかったね。
何も言わずに送り出したけどさあ。*]
9人目、視察研修者 カレル が参加しました。
視察研修者 カレルは、貴族 を希望しました(他の人には見えません)。
― 夢の中 ―
[仄暗い鏡に映る少女の瞳は、太陽も月もない夜のように虚ろで。
見慣れた――…けれど見知らぬ感情を浮かべた瞳が、
微かな灯りに揺らめく。
髪飾りが外されれば、腰まで届く金糸が背を流れ落ちた。
月光を紡いだような柔らかに波打つ髪は、
まだ、べっとりと夥しい鮮血に濡れたまま。]
視察研修者 カレル が村を出ました。
9人目、警備部 カレル が参加しました。
警備部 カレルは、貴族 を希望しました(他の人には見えません)。
― 夢の中 ―
[仄暗い鏡に映る少女の瞳は、太陽も月もない夜のように虚ろで。
見慣れた――…けれど見知らぬ感情を浮かべた瞳が、
微かな灯りに揺らめく。
髪飾りが外されれば、腰まで届く金糸が背を流れ落ちた。
月光を紡いだような柔らかに波打つ髪は、
まだ、べっとりと夥しい鮮血に濡れたまま。]
― 夢の中 ―
[仄暗い鏡に映る少女の瞳は、太陽も月もない夜のように虚ろで。
見慣れた――…けれど見知らぬ感情を浮かべた瞳が、
微かな灯りに揺らめく。
髪飾りが外されれば、腰まで届く金糸が背を流れ落ちた。
月光を紡いだような柔らかに波打つ髪は、
まだ、べっとりと夥しい鮮血に濡れたまま。]
[掴みとられた赤混じりの金の一房に、
少女の瞳と同じ色の飾り石の嵌る、短剣の刃先があてがわれれば。
声にならない悲鳴にも似た、切断音が空気を震わせる。]
[切り落とされた髪は、
暗闇に溶けるように鏡面から消えかけ――……
足元に広がる血色の海から伸びる、無数の手に握り取られた。
怨嗟の呻きと共に少女の足首に縋るように巻き付いてくる、
幾本もの蒼ざめた冷たい手たち。
抗えない力で、ずるりと蠢く赤い闇に引き摺りこまれそうになる。
頬に伸びてくる、懐かしい血塗れの掌は―――…。]
―― 仮眠室 ――
[自らの悲鳴で目醒めて、
仮眠用のベッドから弾かれるように身を起した。
震える冷えきった手で、消せない恐怖に
早鐘をうつ心臓を、シャツの上からぎゅっと抑えつける。]
………またこの夢、か。
[荒い呼吸のまま呟いた声は、叫んだせいか掠れていて。
先程の、男性的とは言い難いだろう悲鳴を思い出す。
簡易カーテンで区切られただけの仮眠室に並ぶ、
他のベッドの気配を探った。]
[以前にも、悪夢に魘されて悲鳴をあげてしまった時には、
同室していた人に声をかけられ、
慌てて誤魔化そうとしたことがあった。
上手くいったかは、さだかではないけれど。
宿直中だから、いざという時に目覚めないようでは
警備担当者として使い物にならない。
常用している強い睡眠薬は飲めないが、
また魘されて素の声での悲鳴を誰かに訊かれたら、
まずい事態になるかもしれない…。]
……もう一度、彼女に頼んでみようかな。
[作用が穏やかで副作用も少ないだろう自然派の薬なら、
宿直中にも服用できないだろうか。
ふと、そう思いつく。]
[“男性”が大きな花束を買い求めると、
目立ってしまうかもしれないから。
仕事帰りに、いつも一輪だけをそっと求める。
すっかり常連客の一人のようになりながらも、
売上的には上客とは言えないだろうのが、申し訳ないが。
花屋としては高すぎるような階級バッジを、不思議に思いつつも。
芳醇な花々の香りの中で、彼女に話し掛ける仕事帰りの一時は、
常に気を張っている任務の中で、
ほんの僅か肩の力を抜ける時間だった。]
後でお店に寄ってみようかな。
……っと、総会関係の打ち合わせの時間に遅れる…!
[慌ててホログラムの時計の時刻を確かめ、シャワー室へ向かう。
たしか今日は宇宙連邦総会の担当や関係者との
打ち合わせがあった気がする(>>13)。
宇宙連邦総会の警備体制の視察という名目で派遣され、
数名の部下連れで地球からこの船に乗り込み、
警備部で視察研修をしている身である。
いくら、チグリスにつくまでの警備担当の上司の一人が、
さんざんっぱら口煩く言っても、
勤務中にカジノで油を売ったりするようなサボり魔であっても。
遅刻したなどという報告が伝わって、
総会に出席する前に、下手な不審を招くわけにはいかない。]
/*
カレルが回想落としてるから
便乗して早めから回想書こうかな
どうしようか
事故の話は先にしてもいいししなくてもいいが。ううむ
[仮眠室内のシャワー・ブースの鏡に映る水滴に濡れた顔は、
まだ微かに青ざめ、空色の瞳は昏い翳りを帯びている。
無表情だと、まるで
血の通わない作り物の様な、冷たい容貌にも見える。
“貴方”の顔が、そんな表情を浮かべるのには……耐えられない。]
―――……笑いなさい。
[命令のような懇願のような言葉を紡ぐ唇の端を持ち上げて、
ようやく微笑みの形を作る。
ほら、だいじょうぶ。まだ、ちゃんと笑っていられるから……]
[シャワーであたたまった身体で、手早く身支度を整えて。
常に外さないようにしている、左手の白い手袋を着ける。
用心から枕もとに置いておく癖のあるホルスターごと、
警備用の銃と、大切な短剣を身に纏った。
短剣に嵌っている澄んだ空色の石は、
ル・ウルタールという生まれ故郷の砂漠の星の、希少な鉱物。
通信機器も兼ねている小さなピアスを左耳につければ、
鏡に映るのは、
警備部の制服に包まれ中性的な青年のように見える、
いつもの視察研修者カレル・ソレイリューヌだ。]
……おはよう、だな!
[にっこりと、笑って見せる“貴方”の頭のてっぺんで、
撫でつけ切れなかった金色の柔らかな猫っ毛が、一房、
ぴょこんと飛び出した。]
このくせっ毛め! 急いでいるっていうのに…
[慌てて撫でつけなおしてから、仮眠室を出て艦内を歩き出す。
誰かを見かけたり声を掛けられたなら、
挨拶か言葉を交わそうとするだろう。
毎朝のような格闘むなしく、歩くうちに また前髪が、
言うことを聞かない猫のしっぽのように、
ふわりと飛び出して揺れているのには、気づかないまま*]
10人目、奇妙な乗客 ヴィクトリア が参加しました。
奇妙な乗客 ヴィクトリアは、奴隷 を希望しました(他の人には見えません)。
──── シルバー・メリー号 船内 ────
……………………。
[ 緊張した面持ちで足を踏み入れた"そこ"には
今まで見たことのない世界が広がっていた。
目の前に現れた綺麗な羊は>>1楽しげに
パンフレットと記録用紙を私に渡す。
………いや、渡されたわけではないか。
ふわりと消えた羊は>>4最後に
よくわからない言葉を残していった。
まぁいい。まずは…自室に向かおう。
ぱらりとパンフレットをめくり、船内の構造を見る。
文字を読むのは苦手だ。
パンフレットと睨めっこをするようにして
なんとか第2エリアへと向かう。
そこは一層煌びやかで、その雰囲気に圧倒される。
上から与えられた着慣れない服は
私の身と心を締め付けた。 ]
──── シルバー・メリー号 船内 ────
……………………。
[ 緊張した面持ちで足を踏み入れた"そこ"には
今まで見たことのない世界が広がっていた。
目の前に現れた綺麗な羊は>>1楽しげに
パンフレットと記録用紙を私に渡す。
………いや、渡されたわけではないか。
ふわりと消えた羊は>>4最後に
よくわからない言葉を残していった。
まぁいい。まずは…自室に向かおう。
ぱらりとパンフレットをめくり、船内の構造を見る。
文字を読むのは苦手だ。
パンフレットと睨めっこをするようにして
なんとか第2エリアへと向かう。
そこは一層煌びやかで、その雰囲気に圧倒される。
上から与えられた着慣れない服は
私の身と心を締め付けた。 ]
──── 自室 ────
………広い。
[ そして綺麗だ。
今開けたばかりの扉をそっと閉じ、通路に立ち尽くす。
何だこれは。新手の拷問か。
なるほど。あいつらは私に贅沢とらやを覚えさせ
それを奪うことで楽しもうとしているのだな?
本当に悪趣味な連中だ。
つまりここに、私の───はいない…?
仕方ない。落ち着く場所を探しに行こう。
その場に座りこんで先程もらった用紙を記入する。
記入する、というより写すといった方が正しいか。
真新しい、黒い肩掛けカバンから
くしゃくしゃの紙を取り出し、そこに書いてある文字を
一つ一つ写していく。
慣れない手つきでゆっくりと。
もしこの様を見ているものがいたなら
大人びた女が難しい顔して、
しかも地べたで文字を書いているという
何とも奇妙な光景だっただろう。
その後はようやく書き終えた用紙を手に
アテもなくメインサロンへ向かおうと。** ]
[ 白猫とはそれから幾らか話をしただろうか。
適当なところで話を切り上げたら、 ]
また世話になるよ。
前回の旅は、…快適だったとは言えなかったからね
今度は快適な旅を、期待している。
[ ひらひらと手を振って別れを告げた。 ]
さてと、約束の時間には……まだ早いか。
[ 時計を確認すれば待ち合わせの時間>>24はまだ先。
かつてシルバー・メリー号の警備担当>>25だった彼が
今は何をしているのだかは、この学者は知らない。
しかし奇遇にも彼もこの船に乗り合わせると耳にしたので
ぜひ会いたいと此方から連絡を入れたように記憶していた。 ]
― 昔の話 ―
船旅の途中で兄を亡くしたと言うと
同情や憐憫の視線が返されることが多い。
……事故。
アレは航行する時に起きた不運な事故だった
と、当時の調査書にも兄の死亡要因にも書かれている。
仕事に疲れた兄が弟を殺そうとしたとか。
金銭的に困っていたから弟に掛けた保険金が欲しかったとか。
当時は安っぽい動機が幾らかニュースの中で述べられたが
事実としては一つ。
「 兄が年の離れた弟を殺そうとしたが死んだのは兄の方だった。 」
それだけだ。
正当防衛だったかどうかも、
誰が兄を殺したのかさえも公表はされていない。
…あれは、すでに数年前の出来事で、
今と同じようにこの船に乗っていた――――。
…が、だ。
困ったことにメイン・サロンの場所を覚えていない。
一人で探していたら時間に遅れてしまいそうだ。
[ 足は進めながら、
誰か船のことを知っている人間がいないだろうかと
通路の先に人影を探していたら……居た。>>47
猫のような癖毛がふわりと揺れていた。 ]
君、ちょっといいかな。
メイン・サロンを探しているんだが。
[ 目的地を口にして尋ねる。
船員の制服らしい服装をしている
彼ならば知っているのではなかろうかと。* ]
/*
はぁあぁぁ
やばいやばい、無理だこれ
奴隷むずくないですか?!
設定決まってたから飛び込んだけど、むずいです!!!
/*
>カレルメモ
>履歴の性別欄は“男性”だが、中身は女性。
うん、あの悲鳴で男だったらどうしようかと思った。だよね。
/*
まだしっかりと読んでないけど!
サボり魔!多くないっすか( ˙◊˙ )
ドロイドだけで運行可能なら、こんなもんかねぇ笑
/*
そういえば
村建て様の御二方、この度は村建てありがとうございます!
また皆でRP村に入るのをとても楽しみにしてました(*^^*)
どうぞよろしくお願いします♪
*/
[ 振り向いた船員らしき彼は>>53
比較的高めの声の持ち主らしい。
特にそのことに違和感を感じるでもなく
相手の言葉を頷きながら聞いていた学者だったが ]
そうか、それなら案内してもらおうじゃないか。
知人曰く方向音痴らしくてね。
誰かと待ち合わせをしていても間に合った試しがないんだ。
[ 申し出てくれるならばと
メイン・サロンへの案内を頼んだ。
相手が歩き出すならそのままついて行く心算だ。 ]
それから、ミーティングルームのような場所はあるかな?
後で宇宙連邦総会の打ち合わせがあると聞いているんだが。
…後で行かなきゃあいけなくてね。
[ 聞きたいことは道中ででも尋ねよう。
一般人と間違われても困るので、念の為 ]
僕はロー・シェン。考古学の研究をしている。
総会には嫌々ながら出席させて貰う立場さ。
[ 簡潔に名乗って肩を竦める。
お偉方に呼ばれなければ、態々こうして
嫌なことを思い起こさせる船に乗ることもなかったのに。
言いはしなくとも、不本意であると確り顔には書いてあった。 ]
…………君は?
[ 物のついでだと相手に名を聞いたら、
返事を待つように口を噤んだ。* ]
/*
最初が適当でもどうせ話や回想してるうちにぶっちぎるのがわかってるから今回は設定をほとんど考えてないんだ
大枠だけ決めてある状態だね。
11人目、流浪人 ツェーザル が参加しました。
流浪人 ツェーザルは、死神 を希望しました(他の人には見えません)。
ーシルバー・メリー号、第2エリアー
[『宇宙連邦総会』が開かれる惑星チグリス。
そこへ向けて航行中の船内、乗客がお世話になる第2エリアの一角。
ベンチ的な物に腰掛け、アミューズメント施設で遊ぶ他の乗客を眺めて欠伸をする吊り目の男1人。]
いやー、この船はやっぱ気が抜けるよなぁ
[シルバー・メリー号のフォルム、羊のキャプテンに動物の姿をしたホログラムのガーディアンとコンパニオン。
他の船と比べたら穏やかな船旅になる理由は多いだろう。
様々な惑星で、小さなものから血生臭いものまで厄介事や事件を目撃したり巻き込まれたり、はたまた当事者になったりしてきた男にとっては尚の事。
少々視覚的な平和要素が多くて気が緩くなり過ぎてる感は否定しない。
ちなみに前回この船に乗ったのがいつ頃だったかは覚えていないが、長く生きていて時間の流れを細かく気にしなくなってしまった影響だから仕方ない。]
そろそろ、その辺ぶらっとするかね
いつまでも人見てたら退屈しちまうもんな?
[紐に通され首に下げられている一対の指輪、それにまるで人へ話しかけるように喋りながら指で突いて揺らす。
その後、うんしょっ、と言いながら腰を上げて
久々の第2エリア散策を始めるのだ。*]
/*
カレルについガタッとなった私ですこんばんは
ガタッとなったけどフィオンと違って実際の性別は隠してるのかな、ひひひ話したい(前村ネタ自重しなさい
そんな訳でどうも、村建て片割れのツナです
初めましての方は初めまして
お久しぶりの方は今回もよろしくですよ!
んでこいつの年齢ぶっ飛んでるけど普通の人間ですんで
理由書くと人外役職なの透けるから敢えて書いてないけどね
とりあえず今回は色々頑張ると誓った頑張る(真顔
12人目、『コンパニオン』 ラヴィ が参加しました。
『コンパニオン』 ラヴィは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
ーシルバー・メリー号 第2エリアー
[ぺちぺち、ぺちぺち
小さな一歩を踏み出す度に響く、可愛らしい足音。]
迷子は居ないのぜ?
迷子さんになったら私に言うのぜ!
[いつものように、昔から殆ど変わっていない案内台詞を口にして
担当である第2エリア内を歩く茶色い毛玉、もとい兎のホログラム一匹。]
到着するまでまったり楽しむのぜ!
”ふしんしゃ”を見付けたらスノウに言うのぜ!
[いつも通りの兎なりのおもてなしと共に
50年前のとある時期以降に追加された不審者発見の際の呼びかけをして
兎はのぜのぜ、きゅうきゅうと鳴いていた。*]
ー回想ー
モチロンよ!
[
ニカッと笑って答えたのだが、仮にも上司にも当たる人の誘い>>34には、初っ端からタメ口だった。
まぁ、その事について怒られたならその時だけは気をつけたかもしれないが、あまり効果は無かっただろう
彼からの誘いを断る事は殆ど無かったし、こちらからも誘っていた。
彼が妻と子供を亡くしたと酒の席で聞いた時には、目頭が熱くなって堪えるのに必死だったのは今でも内緒だ。
その時、彼の顔を見る事は出来なかったから、彼がどんな様子であったかは分からない。…けど、一番心を痛めているであろうのは彼なのだから、泣くのは堪えて、嫌がられなければ、そっと肩をぽんぽんと叩いたのだったか
その後煙草を嗜み始めた彼を見ても、
“心配だから” 止めろなんて口に出せず。
養生しろよな?早死にするぜ?
なんて声を掛けてたかもしれない
]
ー回想ー
[
家族の事を打ち明けてくれた彼だからこそ…
どうしても言えない、酒と一緒に飲み下す他ない事実がある事は、小さな棘のように心に刺さっていた
そして、寂しそうな顔をしながらも、自分の新たな旅立ちを何も言わず見送ってくれた彼にはとても感謝しているのだ]
[男の目からは制服が居心地悪そうに見え>>20]
制服脱がねえのか?
[聴きようによっては危ない事をサラッと言ってのけた
頭の堅いお偉方に規定されてる>>20とは知らず、或いは自分の時にも言われていたのかもしれないが、それは都合よく記憶から抹消され。
ふと制服のバッジに目が止まった。
階級にはそれほど詳しくないが、
これは軍のバッジか…?
花屋にしては…というミスマッチが微かな違和感として頭に残ったものの、追求する事は無かった。
(だって、誰にでも他人には話してない事の一つや二つあるだろ?着せられた服が脱げない時ぐらいあるさ)
その後何か話したか分からないが、レストランへ向かう彼女を右手をヒラヒラと振って見送ったのだったか]
―回想:華奢な後輩と―
[ある日人事部に呼ばれたから、仕方なく人事部担当の元へ向かった。
どうせ内容なんかわかってる。だから扉開けて開口一番言ってやった。]
管理職になれって話だろぉ 嫌だ
[どうやら人事部の連中は俺をどうしても管理職に就かせたいらしい。
こんなちゃらんぽらんが上司になったら、就いた部下が可哀想だし。
そもそも俺自身、そんな器とも思えない。]
俺は酒を飲むために仕事して、仕事するために酒飲んでるんだよぅ
管理職なんて、ただ机の上の書類と睨めっこしてるだけじゃん
管理職なんてのは能力がある奴がやりゃあいいんだよ
俺はそんな能力ないってのぉ
[要約すると『酒飲めないから嫌だ』と言いたいだけ。
それを知ってるせいで、余計就けたがってるんだろうけど。]
そんなに就けてえなら、俺と飲み比べでもするかあ?
俺が負けたら管理職受けてやるよぅ
[へらりと笑いながら出した案に、人事担当は真顔になった。
この人事担当、酒はすっげえ弱いんだよねえ。
それを知ってて条件出してる。つまり絶対勝てると確信して持ち出してるので勝負にならない。
前に一度飲み比べしたけど、潰して二日酔いにさせたんだよなあ。
その後、俺がザルなの知って憤慨してた。毎回そんな感じで逃れてる。
……のだが、どうしたんだか。今回は逃す気がないようで。]
どうしちゃったの 今回ヤケに粘るじゃねえの
あ? 宇宙連邦総会? ああ…なるほどね
尚のこと嫌だ
[嫌だよ、んな堅っ苦しいところ。そんなとこ行くぐらいなら早期退職した方がマシだ。
そのまま部屋から逃げようとしたら、上着の裾を掴まれて逃げられない。
それだけで今回本気なのがよくわかる。
ワケを話せとせっつかれ、やがて観念したように苦虫を噛みつぶした。]
俺は宇宙連邦が嫌いなの
それより何より嫌いなのが学者の連中なの
毎回毎回総会にゃあ学者がうようよしてんじゃんか
[民俗学やら考古学やら何やかや。
古くからある土着信仰を調べ上げられたかと思えば、神聖地とされる海岸にまで入ろうとして。
こっちはただ昔からの信仰を守ってるだけなのに、それを研究しようとか。
研究するなら別にいいさ。ただ、こっちの礼儀とか信仰心とか、人の気持ちを無視するのはどうかと思うよ。
学者の全部が全部、そういう連中じゃあないのは知ってるよ。
でも坊主憎けりゃ袈裟まで憎いじゃあないけど、学者全体にそんな色眼鏡が付いちまってる。]
学者と一緒にいるなんて、考えるだけで身の毛がよだつね
ってことで絶対嫌だ……っておい、聞いてるかい
全っ然聞いてねえな? 何勝手に承諾したことにしてんだよぉ、ん?
[この人事担当。馬の耳に念仏どころじゃねえ。全然話聞いてねえ。
破ってやろうと手を伸ばしたが、ひらりひらりと交わされて、あっという間に受理されてしまった。
そんなことで、晴れてある警備隊の隊長に。俺はヒラがいいのに、余計な肩書きが付いちまったと天を仰いだ。
それから気の合った元部下兼友人>>25や口うるさい部下>>44やらに合ったんだっけねえ。
元に戻せと嘆願書は書いているんだが、未だに受理されないところから、たぶん破棄されてるんだろうねえ。
その内、ウン十回目の殴り込みに行くかあ。*]
ちょっと息抜きでもしようか。
[…は脱衣所で一度顔を洗うと、目的もなく部屋を後にした。
船内の通路は必要最小限の標識しかなく、宿泊エリアはよく似た景色が続き、迷子になってしまいそうだ。
ー通路ー
ーーそれでもSFチックな雰囲気に心酔しながらフラフラ歩いていると、ある見通しの良い道で、会ったことはないが見聞きしたことはあるような男が、船員と話しているのが遠くに見えた。褐色の肌の金髪の男と、猫っ毛の小柄な船員だった(>>53、>>54)。]
……あの、もしかして、ロー・シェンさんですか?
[その男は、以前研究中にどこかで知った、同い年の考古学者にそっくりであった。男が人違いでなく、快く会話を受け入れてくれるなら、…は自己紹介をする。]
初めまして、俺はアデル。薬品の研究をしているんだ。以前古代植物について調べていた時に、君を聞いたことがあるんだ。……いや、特に用はないんだけど、同じ若手研究員として挨拶しようと思ってね。
[…は決してにこやかではないが、特に警戒心もなく話しかけた。男の反応を伺う。]
/*
ラヴィのメモ
■NG等:いじめたらやぁなのぜ
ピンポイントだなぁ……
ラヴィはいじめないよ、高確率で透けるから……(絡みに行かないとは言っていない)
[ 案内を受けている最中だっただろうか。
後ろから話しかけられて>>68振り向けば
何処かで見たような顔がそこにいた。 ]
いかにも、僕はそういう名前だがね。君は…
…学会か何処かで会ったことがあったかな?
どうも君の顔に見覚えがあるんだが。
…確か――そうだな、君くらいの年で
難病について研究を重ねている研究員…とか。
…なるほど、当たっていたようで何よりだ。
名前はアデル…と。失敬、忘れていたらしいね。
[ 話を聞けば、どうやら同業者のようだ。>>68
取り敢えずは名を忘れていた事を詫びてから
案内役の"彼"に口添えをしようかと口を開く。 ]
わからない話を始めてしまって済まないね。
どうやら彼は僕と面識があるらしい。
…とはいえ、どこの星にも学者や研究者は居るから
僕のほうが綺麗に忘れちまっていたんだが。
[ やれやれと首を振ってから、もしも興味があるようならば
自分の研究分野と彼の研究分野が被ったことがあるのだと
やや大雑把な説明をしてみるつもりでいる。* ]
/*
人外モロだしロールだけど、意外と隠れられるかな…(謎)
みんな、すんごい素敵な設定を出して来てるから壊したくないし
そうすると把握するのはかなり時間かかるぞー…
一回読むだけじゃ分からないもんね
しばらくROM専。
今回は、拉致ロールしたくないし、恋窓が恋天使対策室になったら泣くので死に急ぎ野郎になる予定。(初手吊りか、遅くても3dには吊られるようにフラグ建てていきたいな…)
それまでに不縁故で殺してくれる人作りたいけど、さすがに難しいかな〜…
*/
― 学者嫌いの船員 ―
[ あれは前回の乗船時の時のことだっただろうか。
当時のロー・シェンはまだ十と幾つしか年齢を重ねておらず
すでに兄の指南で研究をしたり論文を書いたりはしていたが、
精神的にはまだまだ
僕こそ、君のように頭の悪そうな船員と旅をするなんて
今から考えただけでゾッとするよ。
まったく、誰がこんな横暴な奴を採用したんだか。
[ 当時、乗船時にある船員と揉めた。
というのも、どうもその船員は学者嫌いだったらしく
それを隠そうともしないので>>66
ロー・シェンが腹に据え兼ねた、というのがコトの経緯だ。 ]
学者は人類の進歩を促す為に必要な人種なんだ
研究の価値をわからない輩は引っ込んでい給え
[ 売り言葉に買い言葉で応酬したのは記憶に新しい。
彼は今もこの船にいるのだろうか。
当時のことは思い出したくないが、もしも顔を突き合わせたら
再び子供じみた喧嘩が勃発するのは避けられない気がしていた* ]
[声を掛けられた乗客に、応え終わった直後だったろうか。
通路の向こうが、ざわりと騒がしくなる。
白地に金糸の豪奢な縫い取りのある、
たっぷりしたデザインの長袖の長衣を纏い、
足元まで届きそうな大きな頭布をひらめかせた男が。
いかつい出で立ちの護衛官達に周囲を囲まれるようにして、
通り過ぎていくのが見えた。
砂漠の星、ル・ウルタールの身分ある者の服装だ。
性別にかかわらず、神聖な身分にある者に限り、
顔を晒すことが禁忌とされる古めかしい風習の国。
黒いベールで被われた貌は、目元が見える程度で、
人相までは、はっきりとはわからないだろう。]
[ものものしい移動風景に、
周囲の乗員や乗客たちのざわつく声が微かに届く。
――― 何なんなの、あれ? 誰?
―――ル・ウルタールって星の、第一位王位継承者だってよ。
ほら、何かの議題の為に、連邦総会に出席するとかでさ。
――――へぇ。警備のしっかりした船内なのに、大げさねぇ…
――――あそこ、ドンパチの絶えない物騒な星だからなぁ。
漏れ聞こえる騒めきに、一瞬だけ瞳を伏せる。]
[砂漠の星、ル・ウルタール。
豊富な地下資源や、
特殊兵器の製造に欠かせない希少なレア・メタルに恵まれ、
宇宙連邦に加盟してからは、各星との軍事取引で巨万の富を得る。
幾つもの滅んだ文明の遺産である巨大な古代遺跡群や、
風光明媚な観光名所もあり、近年では観光や学術的な扉も、
次第に外に向かって開かれつつあるもの。
閉鎖的で旧態依然とした古い風習が色濃く残り、
未だに奴隷制度が存在し、女性の地位も低い。]
[現国王には継嗣がおらず、
臣下の貴族に嫁いだ、
国王の四人の姉妹の生んだ多数の子どもが、王位継承権を持つ。
数年前、ル・ウルタールでおぞましい“狼の呪い”が頻発した時期、
第一位王位継承者の双子の兄ソールの
妹のサーラが、命を落としたことは、
宇宙連邦ニュースの片隅に、小さく取り上げられたにすぎない。
王位争いの暗殺だの、“狼の呪い”のせいだの、
まことしやかな噂が流れる中、
周囲の人々は、死んだのが双子の妹の方でこれ幸いだったと、
胸をなでおろしたという。
――… 女では、王位を継ぐことはできないから。]
[過熱化する王位争いから保護するためか、
第一位王位継承者は友好星である地球に遊学中であるとされているが
情報には厳格な規制がなされている。
(あれだけ、派手に人目を引きつけてくれていれば、
こちらは大丈夫だろうか……)
[顔を晒すことが禁忌とされる身分の者が、
乗員として堂々と勤務しているとは、普通は考えにくいだろうか。
ベールの下に隠れているのが、本物ではないと気づける者は、
よほど観察力のある者か、
特殊な契約に基づく反応の有無を、感じられる者くらいかもしれない。]
[囮役として陽動の身代わりを務める護衛官の身に、
何事もなければよいが…と思う。
本来ならば、王位を継げない女である自分の為に、
誰かが命を懸ける必要などないのだから……。
そんな綺麗ごとなど、
今更言える身でないことは、痛いほど知りつつも。]
/*
1人だけベッタベタベトベターな星の名前で既に透けてる感あるんだが……自分ネット人狼してると頭の作りが2回りくらい劣っている気がして涙、いいすか?
方向音痴…ふふ、そうなんですか?
……そういえば、俺の知る人も…、貴方に少し似て、
ちょっぴり方向音痴で。
よく、俺が案内したりしてました。
[太陽と月のようだった双子。
しっかり者のようでいながら、妹にだけは時折、
意外な一面も見せてくれた兄を想い、
”わたし“は思わず小さく微笑んだ。
目の前の彼にも兄のあったことは、今は知る術のないまま。
作り物ではない笑みが零れたことには、気づかずに。
此方ですよ、どうぞ、と掌で方向を示しながら
先に立ってメイン・サロンの方へ案内しようと、歩き出す。]
宇宙連邦総会の打ち合わせ、ですか。
あれ、それって…俺の聞いた打ち合わせと、同じものかな?
ああ、俺も連邦総会に警備の視察目的で参加するんです。
[場所は俺もまだ詳しく訊いてないですが、
ミーティングはミーティングルームや、メイン・サロンの一角でやることが多い気がしますね。
担当者に確認してみますよ、と頷いて。]
ロー・シェンさん…ですか…。
考古学の研究者さんなんて、素敵ですね。
俺も、遺跡や古代の文明は好きですよ。
[興味をひかれて尋ねてから、
その名>>55の響きにどこか聞き覚えがあるような気がした。
思い当る記憶は、
兄と一緒にル・ウルタールの古代遺跡の発掘を視察に訪れた際のことだったか、
それとも、数年前に故郷から地球へ留学するために、
この船に最初に乗った時に小耳に挟んだ噂話でだったろうか…]
嫌々って…それは大変ですね。
…何かあったんですか?
考古学の専門家として招集されたとか?
[記憶を探りながら、嫌々総会に出席するという言葉に、
何があったんだろう、と首を傾げる。
通りすがりの乗員にすぎない聴いてよいことかはわからないが、
本来の自分は、ある議題のために総会に出席する目的もあり、
気になって、少し遠慮がちに尋ねてみる。]
[やはり男はロー・ウェンだった、そして『薬品の研究』と言っただけで俺が難病について研究していることを知っていたのからして、やはり記憶のどこか遠くで面識があったのかもしれない。
ーー”お気になさらず(>>84)”とは言うものの、長々と話していては案内中であろう猫っ毛の船員に申し訳ないと思いつつ、今度は船員のほうにも話を振ってみた。]
まあ、そういうわけで俺も乗客でこの船のことはよくわからないんだ。差し支えがなかったらレストランの場所と、……君の名前も聞かせておくれよ。
[宇宙船内ではそれなりに長い時間を過ごすことになるだろうと、ただ船員の名前を聞いておこうと思ったのだが、果たして彼は教えてくれるだろうか。]
13人目、メカニック アリーセ が参加しました。
メカニック アリーセは、洗礼者 を希望しました(他の人には見えません)。
――第3エリア――
[第3エリア。
貨物や荷物、備蓄品などの倉庫が置かれている。
そのひとつ、客の荷物が運び込まれる場所では、
つい先ほど離れたばかりの中継地で運び込まれた荷物の整理をするためか、ドロイドやロボットがせわしなく動き回っていた。
その場所に一人の女がいた。
女はパッド型端末を手に、機械たちの様子を見、
そして、耳を傾ける。
女に技を教えてくれた人が言っていた。「音に耳を傾けることは機械をみるに当たって重要なことだ」と。
だから目と耳と、それから他の五感も使ってゆっくりとみて回っていた。
女はメカニック。Silver Mary号の機械関連の整備・点検などが仕事だった。
…と言っても、まだ身分は高くないし、運行中の船では大それたことはできなかったが。]
あー、その荷物はJ-6区画……うん、正常に稼働中っすねー
[整然と荷物を整理していくアームロボット。
ドロイドの動きを邪魔しない場所から、その行く末を見守ると、きちんと置かれるべき場所に荷物は置かれた。異音もない。
――先の中継地でそれなりの整備を受けているし、システム面でも異常の報告は受けていないから当然といえば当然であるのだが。
それでもこうして点検をしてしまうのは、メカニックとしての性か。
―――それとも、単純な日常を繰り返すだけの、惰性であるのか。]
[別になりたくて、この仕事についついたわけではなかった。
ただ、一番身近にあっただけ。
まだずっと幼い頃、初めてこの船に乗ったときからずっと
この船の中の世界だけで生きている。
行く場所も、帰る場所もないから。
だから生きるために、ここで仕事を選んだだけ
…しかし、今はそれなりに楽しんでいるのが救いかもしれなかった。
響く機械の音も、オイルのにおいも、嫌ではない。
仕事が好きだとは、言えないが。それなりに合ってはいるのだろう。
止まらずに単調に流れる日々の中、“生きている”と言えるのだ。
女をこの船に乗せてくれた人には、それなりに感謝している。
その人はもう、既に亡いが。
ここで“生きていられる”のは、その人のお陰、なのだろう。恐らく。
…どこか感情が薄いのは、その人が生きているうちに気づけなかったから、かもしれない。]
[珈琲とマカロンが運ばれた頃、見知った顔が前の席に腰掛ける。>>17
良く見知った顔だった。忘れることは無い。]
これはフォルヒャート殿。ご無沙汰しております。
警備の休憩時間でしょうか?
[笑顔で遠回しに「サボり中ですか?」と問い掛けたのも、
あえて敬語を使ったのも、懐かしい反応を見る為。
警備部のクレメンス・フォルヒャート。
そもそも管理と警備は切っても切り離せない間柄。
彼のサボリ癖は管理部の同僚、更には人事部所属の同期の友人から何度も聞いていた。
と言っても自身は彼に嫌悪感を抱いている訳でも無く、当時新米船員であった自分には器の大きさに緊張が解れていたものだが。]
連邦総会がこんなに大規模なものだったとは。
噂で聞くのと現場に居合わせるとでは全然違いますね。
これでは猫の手も借りたいと連れ戻されるのも納得でしたよ。
さぞかし警備部はお忙しいのでは?
[何しろ各星から学者や各々分野の権威が集まる会合である。
周辺を見渡せば一般客だけでなく、いかにも頭でっかちな学者や先生方の姿が少なからず視界に入る。]
[そんな考え事をして難しい顔をしていた。
自身のことを考えると、複雑な思いが過ぎってしまうのだ。
視界の端、自身のかなり近い場所で何かが動く。
それを切欠に、はっと思考に耽っていたことに気づけば、いつも通りの柔らかい表情に戻った]
あー、ごめんっす。
考えちゃうのは悪い癖っすね。
[そう独り言のように言った。
その相手がいるのは、女の肩。そこにいたのは…なんというべきか……クリーム色の、丸いもこもこであった。
女の背から登ってきたらしい両手のひらサイズの毛玉。目も耳もなく、ただ丸いだけの物体。
それが退屈そうにふわふわと毛を揺らしていた。]
退屈っすか?
我慢してっすよー。
[クリーム色のもこもこは喋らない。が、それを意にも介さず女は話しかけているようだった。
女の肩、もしくは腕や背や他の場所だったかもしれないが――そこには常にこのクリーム色の毛玉が乗っていた。
話すことはないが、動くことはできる、これでも一応生物であるらしい。ただ気難しく、あまり人間と共生しないと女が知ったのは出会ったあとの話だったが。
そんな退屈そうなもこもこには目もくれず、女は機械の点検を再開した。*]
[賑わうレストランの中、見えたのはまたしても見知った顔。>>32
運ばれて来た料理をいかにもな女子の食べ物だな、と横目で眺め腹は持つのかと自然な感想を抱くが口にはせずに。]
カサンドラじゃないか、久しぶり。
あんたも忙しかったりするのか?
[手を振られれば此方も振り返す。
女性にプレゼントする花を良く彼女の店で調達する為、いつの間にか顔見知りになっていた。
このような人に贈るのだがどのような色、種類の花が良い、等良く聞いていたものだと思い出す。
お陰で随分と花の種類には詳しくなったものだ。
今回の総会、単純に花の需要はあるだろう。
星によっては相当なお偉いさんも参加されるとか。
女手一つで切り盛りするのも大変だろう、等と軽く世間話をしていただろうか。]
/*
カサンドラめっちゃ人気だなww
というよりはなんだ、皆それぞれと接点繋げるの早い…w
乗員設定繋がりってのもあるんだろうけど、やっぱこの村に参加するメンツは動き早い(真顔
/*
てか今回乗員の人多くね?w
警備関係の人も2人いるしw
前回はクソ真面目系の警備担当1人だけだったのになんと賑やかな…w
もしかしたら君の知り合いも肌が褐色だったりしてね。
[ "彼"がその空色の瞳の奥>>79で何を考えているか
ロー・シェンには知ることは出来ない。
しかし何となくその瞳に動揺を見た心地がした。 ]
僕には君のような知り合いがいたよ
この方向音痴を案内してくれる人が。
今回の総会は…その人の代わりで来たようなものだ。
[ 暖かな色の金糸の髪の色は
記憶に残る兄のそれとは大分、違うけれど。 ]
そう、今の君のような仕方ないなって感じの笑顔で
迷っているといつも目的地へ連れて行ってくれる人だった。
[ 越えられない壁のように
どこまでも完璧だった兄。
時が経つにつれ、その顔を忘れていくようで
常々、寂しいと思っていたけれど
話をするうちに、懐かしい面影が朧に思い浮かんで
知らず知らずのうちに口元に笑みを浮かべていた。 ]
もしかして、君も参加するのかな?
それならまた後で顔を合わせることになりそうだ。
[ 話が打ち合わせのことに移り変わったなら、
警備の視察>>81との言葉に学者は瞳を瞬く。 ]
…若いのに随分と大役を任されるんだな
[ 疑問は口をついて出るが、自分も自分で年の割には
総会に招致されるなんて変わった経緯で此処へ来ているから
そうそう気にすることもなく、名前を名乗った。>>82 ]
…どうだか。
旧い遺跡や文明の研究を過去への冒涜とする奴もいるからね
好きだと言ってくれる人ばかりじゃない。
それでも僕は好きでやっているから気にしないけどさ。
[ 好きですよ。なんて。
素直に評価されることは少ない。
実際、過去にこの船でも経験があるし、
閉鎖的な星では門前払いされることだってある。
考古学というものはどうも
一般的に受け入れられにくい領域であるらしい。 ]
ル・ウルタール…
ああ、君が知っているかはわからないが
その古代遺跡で気楽に発掘を行っていた時が懐かしいね
そうさ、ぼかぁ専門家として呼ばれたんだ
最近の研究がどうやらお偉方の目に止まったようで
総会の議題の一つに研究結果を使わせてくれとさ。
[ "彼"の出自を知らないロー・シェンは
過去の記憶を引っ張り出して懐かしみながら
『嫌々』の理由について無難なことだけを説明する。 ]
[ …その端で、
どうも空色の瞳に覚えがあるように思って ]
カレルか…、
君、僕とどこかで会ったことがないか。
どうもね、君のその目。
どこかで見たような気がしてね。
[ 考え考え、聞いた。
彼が名乗るまで開いた数秒の間は
記憶を漁っていたために気づくことはなく。>>83
その直後のことだ。答えを聞く前か…後か。
アデルと名乗る同業者から声がかかったのは。 ]
君はレストランに行くのか。
……これから、食事を?
[ カレルに場所を聞いているところからして
恐らくはそうなのだろうとアタリをつけつつ
食事に行くのかどうかと尋ねてみた。>>86 ]
この船のレストランは品揃えが多くてお勧め出来るよ
そうだな…たとえば、*ホットドック*や*サヴァラン*とかね。
たどりつけたらぜひ食べてみるといい。
[ 食事以外の用で行くならば関係のない話だが、
数年前に得た知識をフル動員して
ロー・シェンは同業者にパンを勧めたのだった。
ミーティングの場所が奇しくもメインサロンであると
カレルによって知ることができた>>95のはもう少し後の話。* ]
/*
とりあえず、ボソボソ喋ってねえで動けって話になるんだが
多角怖い怖いで現段階で多角の心配ないところにこいつスポーンさせたのはいいけどそれはそれで回すロルに困ってる自分がいる(アカン
いやな、希望役職伏せながら動くの難しいねん
ソロル得意じゃないっぽいって最近自覚し始めたのもあり(アカン
ー第2エリア・医務室ー
[掲示物。ホログラムを使えば良いとの声もあるが、お年寄りには紙で出来たものもそこそこ人気、なのも事実だ。
あとで資料を探そうと決めてから、医務室の在庫をチェックする。
包帯、よし。絆創膏、よし。消毒液、よし。
湿布も足りてる……と、確認したところである物が無いのに気付いた。
視線の先にはインスタントコーヒーの瓶。
もう、底が見えている。]
後で、持ってこなくちゃな。
紅茶も………あー、レモンあったかな。
[医務室の冷蔵庫をあければ、薬……はそこには入っていない。
ひんやりお菓子と、コーヒー用の牛乳、氷枕などなどだ。
レモンの果汁が瓶にまだたっぷりと残っている。
珈琲と紅茶だけで良さそうかな、と確認しながら冷蔵庫の中に手を伸ばした。
その手が持っていたのは冷やされた一口ゼリーだ。]
休むより、おしゃべりしに来る人の方が多いからなあ。
[ぺりぺりセロハンを剥いては、つるりぱくり。
この仕事についてから少し太った気がしている。]
―回想:とある学者と>>72―
[極力嫌悪を出さないようにしていたのだが、十代のガキを「学者センセ」なんて呼んじまったのがいけなかったねあれは。
そのせいで喧嘩染みたものが勃発しちまったんだよなあ。]
おーお、お偉い学者殿でも礼儀は知らねえと見た
……年上は敬えって習わなかったのか
能書き放くしかできねえクソガキが
[売り言葉に買い言葉。嫌味には嫌味で返すに留めた。
それに、これでも一応子供は好きなのだ。可愛げのないガキは嫌いだけど。
暴力沙汰に発展はさせず、口喧嘩で俺が負けたと言う形で納まったんじゃあなかったか。
少々大人げない言動をしていても、子供相手に暴力で訴えるほど分別がないわけではない。
まあそれに。こっちは大人で本業。あっちは子供で殴り合いなぞやらぬ学者。
やったらどっちが勝つか、なんて馬鹿でもわかる。
お茶ばっか飲んでて暇げな先生>>26に何言われるかわからないしねえ。]
[“嫌だねえ、選民思想ってやつは
頭が悪い奴は選ばれし民に虐げられても文句言うなってかあ?
人権丸無視かい? それとも人権って言葉を知らないのかあ?
人の気持ちを無視するのが許されるほど、学者サマは偉いのかよ”
そう本音をもらさなかったのは相手が子供だから。
言っても、その小さな手じゃあ受け止め切れないだろうと思ってのこと。
学者の端くれの子供じゃあ、きっとどうにもならない。
だから、言わなかった。*]
14人目、配達屋《メッセンジャー》 オズワルド が参加しました。
配達屋《メッセンジャー》 オズワルドは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 第二エリア:シアタールーム ―
[――銀幕に映るのは、古いドキュメンタリー映像。ザラザラとしたノイズ音に混じり、初老の男性がインタビューを受けている。
『…それは謂わば、░劇上の仕掛けみた▓▒▓のです』
『ス░▓▒画なら、そ░は敵▓の機密書類になるだろう』
『なんだって良いんだ。機░▓類が爆弾▒▓█ッチに変わろうと』
『主人公がそれのために敵のアジトに潜▓░るのは変わらない』
『私░▓はそれを░▓▒▓█▓と呼ぶんだ――』
]
[レストランの場所(>>94)と、彼の名前(>>95)を教えてもらうと、…は笑顔で感謝の言葉を返しただろう。]
カレルか、いい名前だね。
[カレルと名乗る船員からネームカードを受け取り、何かお困りのことがあれば(>>95)という彼を、育ちの良さそうな人だと思い、うなずいた。
ーーロー・シェンからレストランへ行くのかと尋ねられれば、食事に誘おうかと思ったが、話しぶりと進行方向からあまりその気は無さそうなので、オススメのメニューを聞いた(>>100)。]
パン、か……。最近喉の乾く食べ物をあまり食べてないな。ありがとう、頼んでみるよ。
[ロー・シェンのオススメする料理を素直に食べたいと思いながら、”パン”で…は少し思い出した、昔人類と自然が共生してできた文明……そんなものがあっただろうか。科学の力だけでは解決できない難病も、自然の力で治癒することができると教えてくれたのはその文明だった。ロー・シェンがその研究に携わっていたのかはわからないが、やはり考古学と難病の治癒には切っても切れない関係があるのだろう。
ーー少し話した後、2人とは方向が違うので、別れを告げて、レストランへと向かった。]
/*
>>102>>103
あっそこまで小さかったことにしちゃう?
十代後半のつもりだったなどと
うーん、まあなんとかなるだろう!(
[今の時代、デジタル処理で映像も音声も限りなくクリアに修正出来るものを、敢えて殆ど修正せずに、アナログフィルムの味わいそのままを楽しむ、という趣旨の上映会らしい。
らしい、と言うのは、上映内容を確認せずに入ってしまったからだ。
しかし、]
なんだって良いさ…。
[そう、なんだって良かった。
暗くて人気の少なくて、それでいて僅かばかりのざわめきのある映画館は、昼寝をするにはちょうど良かった。
上映中の2時間弱の暗闇さえあれば、内容がロマンスだろうがサスペンスだろうがなんでも良かった。
ただし、派手なアクション映画や子供向け映画は、シアターが騒がしくなるので寝るには適さなかった。]
ん… あーあ、くそつまらん映画だった。
[上映が終わって、まばらに座っていた客が全員出払った頃。
一番最後に目を覚まし、シートに座ったままうんと背伸びをしてこう云うのが彼のお約束だった。]
――→第2エリアへ――
[さて、点検が一段落つけば、他を見て回ろうかと、ふらりと第2エリアの方へ向かう。
クリーム色の毛玉は女の左肩でその毛を揺らす。
窓の外に広がるのは、インクを垂らしたような紺色にきらきらと砂のような星をちりばめた景色。
こればかりは貨物や機関のエリアでは見ることは叶わない。
中継惑星の人工的な煌びやかさはもう遠く。ただ静かな海が広がっている。
女にとっては見慣れた景色だから、今は別段どうこうということはないが。
乗ったばかりの頃は目を輝かせて外を見ていたと思う。
あの頃は、感情の出し方が今よりももっと薄かったにも関わらず、だ。
と、目線の先に歩いてくる人影が見えた。
随分ご立腹であるらしいその人は、同じ整備士の同僚であった。
女は人の名前や顔を覚えるのが苦手だ。…というより周りのことに対して無関心であり無頓着であった。
乗員の名前もあまり把握できていないものの…
さすがに、同じ仕事の同僚ぐらいは把握できていた。
名前を呼んで声をかけると、同僚はぱっと顔を明るくして駆けてきた。]
おはようっす。
……何かあったんっすか?
[聞いてくれよ!とすごい勢いで手を握られる。それには動じず飄々と、半ばあきれも入りつつ、続きを促した。
聞けば、乗客とSilver Mary号が可愛いか可愛くないかで言い争いをしたらしい>>16>>30。
うわ、何をやっているんだこの人は…と呆れがだんだん大きくなっていく。
同僚も可愛くないと言われてつい熱くなってしまったらしいが。]
[それから「お前も可愛いと思うだろ!?」と言われれば]
そうっすねー。可愛いんじゃないっすか?
[と適当に受け流す。
実際は女には、可愛いか可愛くないかはよくわからず、そしてどうでも良かった。
可愛いと言われればそうかもな、と思うし、可愛くないと言われればそうかもな、と思う。その程度のものだ。
「だよな!」と止まらぬ勢いのまま言われ、
そして、「あの猫なんかより絶対可愛いよな!」などと、この船の“ガーディアン”>>5が聞いたらパンチでも繰り出しそうなことを同僚が言い出すのを、ただただ聞き流す。
“ガーディアン”・スノウに関しても可愛いか可愛くないかは正直同レベルに思うので、そうっすねーと。
その間も表情はいつものものと変わらない。呆れも何も、顔には出ず、へらりと柔らかな表情のまま。
クリーム色の毛玉が退屈そうにあくびをした、気がした。**]
―現在:レストラン―
[ひらひらと手を振ったら返してくれた>>35 ので、ちょっと嬉しくなってクスリと笑う。
やっぱり、サボリ中のようだったことにも気付いたから。
同時に名前も思い出し、そういえば、彼はいつから船に乗っているんだったか、とサラダを咀嚼しながらそんなことを思う。]
(少なくとも、5年以上は船に乗っているのは知ってるんだけれど……)
[自分が10年以上はこの船にいるから、……改まって考えたことはなかったけど、実は知らないうちに長い付き合いになっているのかもしれない。
酒好き、ギャンブル好き……なんて噂はどこからともなく、自然と耳に入ってきた訳だが、店に訪れて花を選ぶ彼の表情はとてもそんな風には見えなかったことを思い出す。
昔を懐かしむかのように、優しい指先で花を選ぶ。
それは決して派手な花ではなかったけれど、そっと寄り添うような柔らかい色の花。]
そういえば、もうすぐ……。
[いつも決まった日に訪れることを考えれば、おそらく何かの特別な日であることは推察出来て。
……彼の表情から、もしかしたら命日なのかな?と思ったこともあったが、結局それは聞くことができていたのだろうか。
そして、その日がもうすぐだなとポツリと声に出す。]
……ああしてる姿は、ただの話し好きの、だらけたおじさんなんだけどね。
[なーんて失礼なことも呟いて、彼が好みそうな花を脳裏に思い描いていることに苦笑した。
話しはまた後で……かな、と、偶然に彼と同じことを思いながら、口パクで「またね」と言ってにっこり。
そして、ぽりぽりとグリッシーニをかじっていたのである。]
―回想:あるときの花屋―
あら、いらっしゃい。
今日は何のお花にする?
[いつも店に訪れて花を一輪買っていってくれる常連の"男性"。>>43
たしか名前をカレルといったか。
名前を言うときにどこか居心地悪そうにしていたから、聞いちゃいけなかった?と思わず言ってしまったのは記憶に新しい。
それに、ピリピリとした気を張った顔でやってくるものだから、どうしてもつい構いたくなってしまうのが困りもの。
たまに上手くタイミングが合って、ハーブティーなんかをおすそ分けすると、目元を和らげてくれたような朧げな記憶があるが、どうだっただろうか。
そういった彼の独特の雰囲気に、こちらもどこかホッとしていたのは内緒。]
そうだ、今日はジャスミンを切ったの。
匂いが駄目じゃなかったら、これにしない?
[指さしたのはスッキリとした白い花弁の、独特な方向を持つ花。
ジャスミンの匂いは、自信を取り戻すのに役立つと何かの本で読んだことがあった。
自分には彼の心中は察することが出来ないけれど、少しでもリラックスできればいいなという思いがあった。
彼は果たして買ってくれたのだったか。]
―現在:レストラン―
うっわ、なんでそんな堅っ苦しいの
久々で緊張してんの? やめてよ俺まで緊張しちまう
[けらけらと笑って軽口を叩いた。
真面目な話、フォルヒャート“殿”なんてガラじゃあないから、呼び続けるようなら真面目に止めるけど。たぶん呼び続けないだろうと訂正はしない。
形式張ってるのは式典とかだけでいいとか考えてるから、基本的に合う奴は敬語辞めるように言っている。無論、初っ端タメ口などスルーした>>59。
昔、それじゃあ体面がとか何とか誰かに言われた気がするが、知ったこっちゃない。]
そう、自主的休憩中 年長者の特権よ?
[管理部や人事部の噂になる程度にサボってるから、どうやらお見通しらしく。全然気にしないけど。
話が総会の方に変われば>>90、あはは…と乾いた笑い。]
/*
ところでまだ全員入ってないっぽいかね…見学含めてあと3人かな?
普段入るの遅い+基本ぼっち勢の私から見ればまぁ大丈夫だと思いたいけど、あんま遅くなると周りの繋がりに入るの大変になるからファイトやで
しかし雪音さんには無理せずと言いたいこの心境
そして私も私で最低1人とは接触ないし接点持ちたいがなんか今回頭の調子がいつも以上に悪くて厳しい予感(真顔
―現在:レストラン―
……近いうちに、また来てくれるかしら?
[ごちそうさまでしたと、手を合わせて、そんなことを呟く。
確かそろそろ前の花が駄目になる時期だったなと思い出したときに、カレルの顔が浮かんだからだ。
それに……ジャスミンティーを試作してみたので、ぜひ試飲してもらいたいななんてこともぼんやりと思う。
グラスに残っていた水を飲みほして、ペロリと平らげたお皿を眺めながら一息ついた。
お腹は膨れた……けれど、もう一声というところ。
でも、ハラハチブンメがいいと言われたことがあったから、お昼までちょっと我慢することにする。
いかにもな女子の食べ物だな……とか、腹はもつのか……なんて思われている>>92 とは露も知らず。]
あ、やっぱりソマリ?
2年ぶり……かしら?久しぶりね。
ええ、相変わらずよ。
でも……上お得意様がいなくなって困っててね?
[くすくすと冗談めかして言ったのは、彼が女性にプレゼントするためによく買いに来てくれていたこと>>92 を思い出したから。
その姿は思いのほか熱心で、セリフも顔も軽いけれど、彼に口説かれる女性は幸せだなぁなんて思ったりもしていた。]
ーレストランへの道中ー
[2人と別れて暫く経っただろうか。レストランへ1人で向かっていると、反対側から男の人が歩いてきた。メガネをかけて髭を生やし、不潔な見た目に吊り合わない高貴なスーツとネクタイをしている、いかにも『立派な学者』の見た目をした男だ。]
「君は、若くて、大して知識も実績もないくせに、有識者ぶって総会に参加するのかい?」
[目も合わせてないのに、向こうから話しかけてくる。]
……うるさい、お前には関係のないことだ。
「ふん、ちょっと有名なのに目をつけられたからって、勘違いして威張ってる奴になんて出て欲しくないね。」
[男は嫌味を言うだけ言って、すぐに通り過ぎてしまった。……歳だけとって、嫌な奴だ。
偉い学者ってのは、あんなんじゃない。研究を必要としている人のために一生懸命向き合っている人が、本当に偉い学者なんだ。
ーー権威だけで金を稼いでいる学者に憎悪のおもいを巡らせながら再び道を進んでいくと、レストランらしき看板が見えた。]
あそこがそうかな。
[元々頭もよかったのか、最後の方には随分と詳しくなって、「あの子に挙げたいからこの色のこの花、ラッピングはあの色とあのリボンで」ってレベルで注文までしてくるようになってしまったのだったか。
細かく注文される面倒くささと、自分が丹精込めた花を好いてくれる嬉さ。
面倒くさくも、愛おしいってこういう事を言うのかもしれないとそのときは思ったものだ。]
ああ、でもこれで安心だわ。
どんなお花がお好みかしら?
[言外に、また御贔屓によろしくね?と伝えれば彼はどんな顔をしただろう。
今回の宇宙総会での花の需要は思ったよりも多く、専用スペースで今もなおぐんぐんと成長中だなんて雑談交じりに伝えてみる。]
女手ひとつといってもそれほど大規模じゃないからねー。
……だから、趣味みたいなものよ。楽しくやってるわ。
ソマリもあっちいきこっち行きで大変そうね?
[彼の仕事事情を尋ねつつ、邦総会の手伝いに召集された>>13と聞けたならば、ご愁傷様と、慰めようか。
でも会えてうれしいと、いう言葉も添えて。
もし彼が談笑に応じてくれるようであれば、しばしの時を楽しんだだろう。*]
― 第二エリア:フードコート ―
腹、減ったな…
[重い足取りでフードコートを歩く。
左手には、硬球程度の大きさの黒いキューブを手持ち無沙汰に片手で転がす。
重いまぶたをこすりもせず、ぼんやり辺りを見回している。]
[このだらしない風体の男は、金を貰って荷物を運ぶ、民間の配達屋《メッセンジャー》を生業としている。
と言っても、この男が自分で仕事を稼いでるわけでなく、『ボス』と呼ばれる人物の指示で所定の場所で荷物を貰って、所定の場所に届けるだけの仕事だ。
こんな天涯孤独のろくでなしを面倒見てくれるなんて、『ボス』はなんて物好きなんだろう。頭の片隅でそんなことを思いながらも、こんな自分に仕事をくれるボスには常々頭が下がる思いだった。
仕事の性質上、一処に留まらず、年中渡り鳥の生活だ。場合によっては、一つの仕事で海を越え空を渡り、数多の星々を股にかけることもある。
今回がまさにその最たる例だった。]
― 続・学者嫌いの船員 ―
僕は君のように年齢を振りかざして
威張り散らす粗野な人間じゃあないんでね。
年上だろうが年下だろうが敬意を払うべき人間には払うさ。
君が僕の敬意を受け取るに値しない人間ということだ。
因果応報って言葉を知ってるかい?
君が僕に無礼な態度を取ったから
ぼかぁ君に同じように無礼な態度で振舞っているんだぜ。
恥を知り給えよ、年寄りと子供は大事にするものだ。
[ 己を理屈っぽい性格だと、
…言ったのは誰だっただろう。 ]
[ ロー・シェンには嫌いなタイプの人間が二種類いる。
年齢を嵩に来て「年上は敬え」なんて抜かすタイプと、
嫌いな人間に直球で「嫌いだ」と言うタイプだ。
奇しくも、この彼はパーフェクト。>>102両方とも満たしていた。 ]
[ もしも。
船員の彼が思ったことを更に口に出していたならば>>103
ローの嫌いな人間のパターンが増えていたに違いない。
……つまり、この「名も知らぬ船員」というパターンだ。
選ばれた人間が選ばれた人間であるためには
何を捨ててもその地位にいたいのだというような
強い意思を持っていなければいけない。
…特に子供がその仲間入りをしようとするならば、尚更。 ]
[ ロー・シェンには親がいない。
事故で亡くなったと聞いていた。
物心ついてからは年の離れた兄に育ててもらったようなもので
それ故に、一般的な"子供"としての日常は送ってきていない。
もしも。
船員の彼が小さな学者に手を挙げていたらどうなっていたか。
…彼の身には、何も起きなかっただろう。
翌月、差し押さえの書類が送られて傷害の慰謝料が
彼の給料から天引きされるようになるくらいのもので。 ]
……喧嘩っぱやくなくて助かったね。
[ 船員の彼と別れる時に口にした言葉は
そういった意味も孕んでいたが、それ以来顔を見なかった相手に
明確にローの意図を察したかどうかはまるきり定かでなかった* ]
[女房は気が強い女だったからなあ。
気が強くて。勝ち気で。気取らず。娘想いで。
――何より海が好きだった。
ああだから。故郷の孤島へ連れて行った時、すごい喜んだんだよなあ。
“この綺麗な海に還れたなら”
それがあいつの口癖だった。
青い海によく映える、白い花が好きだった。
だから、彼女の店で選ぶのも。
カスミソウ、カーネーション、マーガレット
自然と白い花が多く。
たまに“ブルースター”だったか。
洒落た青も入れて。
花束を作ってもらうことが多くて。]
/*
>>119
これは理屈っぽいガキ
アデルへのお返事はカレルとまとめてしたいから待ってる
マーティンはどうしようか んー 書いとくか
[―――この船の乗員は皆家族のようなものだ。
そう、誰かが言っていただろうか。
しかし女には、とてもそうとは思えなかった。
それは普通のルートで就職していない後ろめたさからかもしれなかったし、
どこかに“帰る場所”があるものに対する、羨望のような何かかもしれなかった。
――まだあるかもしれない他の理由は、女自身も気づいていない。
だから、であるのか、他の乗員と関わるのはどうも苦手で。
特に客室乗務員や航海士なんかとは距離を置いてしまっていた。
華々しく見える彼らとは、住む世界が違うように見えて。
軍関係者ともなればなおさら、仕事上の付き合いだけだったかもしれない。
女の、人に対する“無関心”は、どうもそこに起因するらしかった。
だからそれは、同僚の彼の話がつまらないだとか、ただそれだけの理由ではないのだ。
もっと深く、女に根付いた処理回路のようなもの。]
教授 ダルメシアン が見物人として参加しました。
教授 ダルメシアンは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
……奇麗だなあ。
[今までの生涯で一度も母星を離れたことのないダルメシアンにとって、それはまさに壮観だった。
曲線的なデザインの窓、その外に美しく散りばめられた星々は美しく、ここに来るまでの様々なごたごた――必要な書類を家に置き忘れたり、それを取りに行っていたらゲートが閉まりそうになっていたこと――による疲れもすっかり消し飛ばし、田舎の教授の目を釘づけにするには、十分だったようだ。]
あ、そっか。秘書ちゃんにも、写真送ってあげようかな?
[しかし、問題があるとするならば……]
あれ?あれれ?
失くしちゃったかな……?
[プレゼン用の原稿やらデータやらを詰め込んでいた携帯端末を、どこかに落としてしまったようだ]
どこかで誰か、拾ってないかなあ……
[今、左手に転がしてる黒いキューブ。
これが今回配達する『荷物』だ。
目的地はチグリス。そこで開かれる会議に出席する、なんとかという御仁に届けると聞いている。]
…こんな小さい箱、ほんとに要るのか?
[手に収まるサイズの、せいぜい彼女へ送るアクセサリー収納くらいにしか使い道がなさそうな箱だ。
しかし、箱の中を勝手に開ける事は職務違反である。]
あれか?「おれ、この会議終わったらプロポーズするんだ…」的なやつか?
[なので、こんな風に詮索をするのが常である。]
…良いご身分だなぁおい
[ゴミ箱にでも捨ててやろうかとも思ったが、これも一応仕事だと思いとどまった]
―回想:レストランに行く前の廊下―
ああやっぱり!マーティンだわ!!
久しぶりね。
へへん、どう?大人になったでしょう?
[眩しい笑顔で自分の名前が呼ばれたことに>>61、こちらも頬を緩めてそう返した。
5年前まで同じ船に乗っていたのだが、そのときのは20歳になるかならないかというガキンチョで。
越に両手を当てて、胸を張り、大げさにどやぁ……って顔をしたら、マーティンはどんな顔をしただろう。
子供に泣かれる現場を目撃した>>58 のは一度や二度ではなかったが、そのたびに肩を落とす様が気になって、声を掛けたのがきっかけだっただろうか。
外見とは裏腹に、優しく繊細な内面。
みるみる懐いてしまったのは、仕方がない事だろう。
自分が捻くれていると自覚していたからこそ、まっすぐなものに惹かれたのかもしれない。]
シレネは元気?
[小鳥がもう居ないのだと知らないなら>>61、そう聞いてしまうだろう。
知っていたならば、シレネとっても可愛かったわよね……と思い出話。]
……制服?
ああ、言ってなかったかしら?
私も面倒だから脱ぎたいんだけれど、お偉方が許してくれなくてね。
動きにくいったらありゃしないわ。
[昔馴染みだったからだろう。
マーティンの言葉>>62 には特に深読みなどせず、けろりと普通に答える。
バッジに視線がいったのには気付いたが、あいまいに首をすくめておいた。
勿論、高いのには理由があるが……再会を喜んでいるときに話すようなことではないだろう。
むろん、聞かれれば答えるつもりはあるけれど……。]
マーティンはどうしてまた船に?
……あ、もしかして復帰するの?
[そうであれば嬉しいなと思いながら、今は何をしてるんだっけ?と尋ねてみたりする。
彼がメイン・サロンに急ぐようであれば、またゆっくりご飯食べようねと、見送るつもりで。*]
― 少し後のメインサロン ―
[ 途中でレストランに行くというアデルを見送って>>105
カレルの案内に従ってメイン・サロンへ到着したら ]
やあ、久しぶりに見たが変わっていないな。
[ ロー・シェンは真っ先にそう言った。
数年ぶりにやって来たというのに
まるで当時と同じように思えるのは
それだけ内装の維持が確りとされているからだろう。
そして口にした言葉は眼前の彼>>85に向けたものでもあった。 ]
覚えているか分からないけど、
10年近く前に乗船したとき世話になったからね、君には。
今は元気にしているって言っておきたくてさ。
[ 当時、船の警備員>>25だった彼。 ]
[ 最終的な報告書>>51を書いてくれたのは彼…
だったような気がするが、実際は…どうだっただろう。* ]
──── 第2エリア 廊下 ────
[
"具合でも悪いのか?">>67
その声が自分に掛けられたものであると気づくまで
どれほどの時を要したか。
やっとの事で書き終えた書類を持って立ち上がり
キョロキョロと辺りを見渡して
男と自分の他に誰もいない事を確認してから
ようやく気づいた。 ]
わ たし…?
[ 身分が上の者に話しかけられる様なことは
よっぽどのことがない限りあり得ない。
ましてや自分の身を案じられるなど。
こういう時、謝るのが先か
大丈夫だと言うのが先かわからない。 ]
……大丈夫です。
気にかかる行動をしてしまい、
申し訳ありませんでした。
どうかお許しください…
[ 私は空気にならなくてはいけない。
貴族の目に触れてはいけない。
命じられた事を完璧に。
命じられない事も完璧に。
そうでなければ、罰が待っている。
一度立ち上がったものの
すぐに膝をついて土下座をする。
少し肩が震えている事はわかるかもしれない。 ]*
[一通り話し終えてすっきりしたらしい
第3エリアの方に向かうらしい彼と別れた女は、第2エリアを進む。
と、目線の先に乗客を見つける。
大人と子供。親子だろうか?立ち止まって何かをしている様子で、何か困っているようでもあった。子ども――女の子は泣いているようだ。
辺りには…当たり前だが乗員の姿は見えない。
客と関わるのも得意ではないが、仕方ない。声をかけることにした。]
……どうかしたっすかー?
[得意ではないが、そこは長年の経験。メカニックとはいえ、船に乗っていれば客と話す機会もそれなりにある。
昔よりも随分柔らかい表情を作れるようになった女は、営業スマイルというやつで、話しかけた。
話を聞けば、女の子が転んでしまい血が出たのだという。
医務室や病院は逆方向である。こちら側には第3エリアしかない。
まあしかし、転んだだけならば、自分でもなんとかなる。
本当は消毒なんかをした方がいいのかもしれないが、医務室まで歩かせるのもかわいそうだ。
腰に吊り下げた工具とバッグ。その中から取り出したのは、この船の“コンパニオン”によく似た兎の絵が描かれた絆創膏であった。
今時絆創膏なんて古臭いかもしれないが、これが子供に喜ばれることを女はよく知っていた。]
[周りを見渡せば、年配の船員と目が合った(>>127)。
どうかしたかい、と尋ねられれば、いきなり話しかけられて少しビクッとして]
いえ、意外と船員の方もこのレストランを利用するんだなと思ってですね。
[と、目を逸らしながら答えた。歳上の人と話すのは、無意識に抵抗があるのだろうか。
今回の総会の抜擢に不満を持つ研究者は少なくない。目上の者から冷たい目で見られるのは、決してさっき(>>116)のが初めてではないのだ。
しかし、ほのかにタバコの香りがするこの船員は、普通に考えれば仕事として話しかけてきただけだろう。…は少し様子を見て、特に何もなければ自己紹介をするだろう。]
俺は普段薬品の研究をしているアデル・フィルミストといいます。もしよければ貴方の名前を。
……えーい、っすー
[ぺたり、女の子の膝に貼る。
泣いていた女の子も、兎さんを見るとぱあっと顔を明るくさせたようだった。]
医務室はあっちっすよー
優しい看護師さんがいるから、寄ってみてもいいと思うっす。
[空中に展開させた地図で医務室の場所を伝えて。
困ったことがあったら“コンパニオン”を呼び出せば良いことも伝えておく。
ばいばい、と手を振る女の子に手を振り返して。
そんな女の表情は、いつもよりも随分柔らかいものだったかもしれない。
…それを、乗員にも向けられれば、良いのかもしれないが。]
[キューブをカバンにしまい込んで顔を上げると、]
…宇宙おでん、だと…?
[あまりのパワーフレーズっぷりに思わず声に出して読んでしまった。
屋台のドロイド曰く、銀河各地から集めた極上の食材で作ったおでんとのこと。壁にはおでんの具の名前がびっしりと飾られている]
へぇ、よくこれだけ具沢山に出来たもんだ…どれ。
[カウンターの真ん中に座り、具材を物色してみる。地球原産野菜などに混じって、明らかに異形の具種が鍋のあちこちに浮かんでいる。]
お、これはベテルギウス産の青ビーツだな。大根の代わりか?
こっちはタイタンでしか作ってないっていうマシュマロポテトか。
この煮玉子でかいな。アーケオンの食用バジリスク?なるほどな。
おっと、この独創的なゲソ、ひょっとして養殖クトルタコか?一度食べて見たかったんだ!
[仕事もロクにやろうとしないろくでなしも、こと美食に関しては熱心だった。
珍しい具はことごとく皿に取り、焼酎も頼んだのでこれからじっくり味わい尽くす予定だ。*]
― メインサロンへの道中 ―
…それからここの角を曲がればいいのかい?
[ 道案内を受けながらの道中、
カレルと言葉を交わしながら歩いていた学者は
通路の脇に通信端末が落ちているのを発見した。
画面には複雑なデータが表示されているが、
どうもザッと見た限りでは何かの原稿らしい。 ]
総会参加者の誰かが落としていったものかもしれないな
情報漏洩がどうだのとお偉方が五月蝿いっていうのに
こんなところに捨てておくなんて勇気があるね。…まったく。
[ 端末を拾い上げて中身をザッと眺める。
秘書ちゃん…とか何とも胡散臭いファイルもあるが
持ち主が特定できればいいので見ぬふりをした。 ]
なになに、ダルメシアン・ルマ…
総会に出席予定の教授じゃないか。
[ 呆れた声で呟く。
仮にも公演をしようというのに資料を落とすなんて。
本人に会ったら文句の一つでも言ってやろうかと
そう思いながら電源を切った端末を小脇に抱えたその時。 ]
[ 当人らしき恰幅のいい人物を見かける。>>126 ]
……ルマ教授ですか。
[ 嘆息して話しかけたロー・シェンの声は
やや呆れたような声色だったかもしれない。 ]
もし、端末をお探しなら通路に落ちていましたよ。ほら。
[ 探し物が違うものならば大変だけれど、
恐らくはこれだろうと通信端末を差し出す。
数年前に派手に口喧嘩をした船員がこの場にいたなら
「 これが敬うべき目上の人間への対応というやつだよ 」
なんて、笑顔でイヤミでも言ってやるところだが、
生憎と彼がまだこの船に居るかどうかもわからないもので。* ]
[毛玉は、その間女の肩でもそもそと動いていた。
女の子は興味を持ったようであったが、適当に、ペットみたなもんっす、と流しておいた。
親子を見送った女はそういえば、と思った。その優しい看護師さんはどうしているだろうか?
女にしては珍しく、新米の彼のことを認識していた。
女は医務室にたまに顔を出していた。船医に煩く言われているからだ。
実は、女は病気持ちであった。と言っても今は健康そのものであるし、検査でも異常はでないだろうが。]
……また休憩時間にでも行くかねぇ。
[関わり合いを苦手とする女でもつい長居してしまうことも多い。
それは医務室や彼の雰囲気がなせる業であろうか?**]
ー回想・数分〜数十分後・レストランー
[料理が運ばれる間に、お冷を取りに行ってから席に戻る途中、女性の船員の前を通りかかるとほのかに花の香りがした。
女性のほうをよくみてみると、Tシャツに制服を羽織い、ブーツは少し土で汚れているようだった。]
……ねえ、もしかして君、植物関係の仕事か何かしてるのかい?
[甘い、心地よい気分につられて、つい話しかけてしまった。]
/*
村名が愛はださめなのが気になるお年頃っす。でもつっこめない。
そんなあれで、お邪魔するっす。[平伏しながらぷるぷる]
RP村はリハビリ中で、何かと動き悪くて迷惑かける気がするっす。ごめんなさいっす……(先に謝る)
でも精いっぱい頑張るのでよろしくお願いするっすよ!!
/*
【悲報】もこもこの存在を忘れる
ごめんって……ごめんって……
基本的に持ってるものとかもすぐ存在消失しちゃうので常に持ってるものすら覚えてられない……
でも役職的なあれそれなのでカットできなかったん……
ほんとは呪狼さんいるから占い師希望の方が良かったのかもしれないっすけど、思い浮かんだのが洗礼者だったからそっちにしたっす……
洗礼者いるといつ蘇ってしまうかどきどきっすよね(ひとごと)
/*
皆さん動き軽くてすげー!すげー!しか思ってないっす。拾い方やばいっす。
腹に一物抱えてそうな人ばかりで面白いっすねー。楽しみっす。
自分の動き方反省しつつ……脳みそフル回転っすよ
[なーんか、見定められてるような気がするんだよねえ>>135。
と、笑顔を崩さずいたら、俺的地雷ワードが出てきて笑顔が凍り付いた。]
……へぇ、学者サマかい
[だから総会近くの船は嫌なんだ。
心の中でだけで舌打ち。表には出てなかったはず。
一応これでも少しは大人になったんだよ。少しは。
因果応報だの何だのと、言い切ったクソガキ>>119と顔を合わせたら、たぶん険悪な雰囲気になる気しかしないけど。
こちらから手を出さないようにしてること、あちらさんは知らないみたいだから、あんな捨て台詞吐いたんだろうけど。
刀使いには刀使いなりの美徳があるんだよ。]
俺はこの船の警備部のクレメンス・フォルヒャート
何か変なことがあったら俺と同じ制服着てる奴に声掛けりゃ対応するよ
[事務的に、マニュアルにそったことを砕けた口調で並べる。
声掛けるなら俺以外にしてくれよ、と口の中だけで付け加え。]
それで? 俺に何か用?
[学者と話をしてると息が詰まる。
偶然に目が合っただけなら、さっさと切り上げたいのだが。*]
/*
>>142
僕にしては珍しい負縁故なんだぜ、嬉しいだろ(クソガキ全開
何となくクレメンスとは対立しそうな気がするね
何となく。赤ではない気がする。
/*
あれだ!俺の文章に足りないのは、皮肉とかの間接的な表現と比喩だ!今回はそれを意識してやってみよう。といいつつ、時間がなくて今日はもうおやすみ…**
/*
そうそう
前回の乗船の時に寄生されたから
それからは鍛えてるんだよな
ハイジャック用に何か武器を考えておくか
[余談だが、もし目の前でクソガキが嫌味を言ってきたら>>139。
敬うっての知ってたんだなあ。
で意外そうな目をして軽く流して終わりである。
初っ端タメ口スルーとか、敬語辞めろって言ってるところ>>113でお察しだが、実は自分に対する敬意とかまるで興味ない。
むしろ尊敬してます! なぁんて言われる方が首を傾げる。
それなのに態々突っかかったのは…まあ。
“考古学”にちょっと過剰に反応したから、かねえ。
学者って言ってもあまり抵抗のないものもあるんだよ。
例えば数学者とか物理学者。机で計算してるだけだから人畜無害。
逆に鬼門なのが考古学、人間学、民俗学。
昔色々あったせいで、ここは本当に嫌いなんだよねえ。*]
/*
ログ浮遊中
恋愛対象から外れるために50歳にしてみたけど、実際50歳の言動が分からなくて困惑する人はこちら←
2dは恋人を二人とも愛して守るRPしたいけど、こっちが年齢的な意味で下手に恋愛対象圏内だと、恋人たちがやりにくいもんねぇ〜
初孫見たおじいちゃんの気持ちでロールすれば良いのかな(真顔
ただ中身の精神年齢が低i(ry
今のところ、恋矢を当てない人は
クレメンス(妻子亡くした)とオクタヴィア(心理描写を避けたそう)かなぁ
オクタヴィアさんは奴隷確定…>>133
ソマリは独身強調>>12だから、恋矢OKかな?
カサンドラは個人的に大好きで、NGサイン出されなければ、恋窓見てみたい…かも
でも→ソマリ>>92あるかも(?)だから様子見…
カレルは人狼>>38っぽい…?お相手が狼で無ければ…(><)
(2/3wが恋人化とか、スライディング土下座不可避)
他の人は、今のところ強い縁故・大きなNGサインは無さそうかな?
要するに全然決まってない…でも決めるのすごい楽しいのです
*/
―メイン・サロンに向かう途中―
そうですね…貴方のような褐色とまではいかなかったけれど、
近いような肌の色をしていました。
[兄も長衣と頭布、ベールをつけていたが、
人目のない時には外して、陽射しを浴びていたから。
ローの言葉に、懐かしい気持ちで小さく頷いた]
その人の代わりに総会に、ですか。
きっと、大切な人だったんですね…。
[代わりとして。迷っていると導いてくれた人、と聴けば。
何処か懐かしそうな様子の笑みに、
もしかして、自分にとっての兄の様な人だったのだろうかと、
察せられた。
“いたよ” “人だった”と過去形で語られる口調に、
恐らく、もう亡き人なのだろうか。
自分と同じように、彼も大切な誰かを失っているだろうか、と思う。]
―回想:数年前―
[当時はまだ、ラ・ウルタールの現国王の一人息子がいたから。
彼が王位を継ぐものと考えられていて。
兄も自分も、護衛つきとはいえ今よりは自由に外出もさせて貰えた。
考古学に造詣の深かった父親が
発掘中の古代遺跡の視察に赴いた際に、
兄と二人でくっついて行った時。
砂漠に影を落とす巨大な遺跡群に興味を持った双子は、
大人たちのやりとりを後目に、そうっと護衛を巻いて、
発掘現場に忍び込んだのだ。
大人たちに混じって、
自分達とあまり年の変わらなそうな姿を見つけて]
『こんにちは! ねぇ、貴方は何をしてるの?』
[白い頭布と黒いベールの間から、
好奇心に輝く空色の瞳をのぞかせて、弾んだ声で問いかけた。]
[双子がソールとサーラという名と、身分を名乗れば、
彼も名乗ってくれたのだったか。
或いは、違うかもしれないけれど、
彼の身内のようにも見えた気のする周囲の誰かが、
教えてくれたのだったか。
彼を気に入った双子は、ローの迷惑も顧みず、後をくっついて、
『ロー、ロウ、あれは何?』、
『ロー、あそこでは何をしているんだい?』と、
興味津々で、色々尋ねたり、足場の悪い遺跡で転びかけては、
彼に助けて貰ってばかりいた気がする。
礼儀正しかった“あなた”は、
ローの名を教えられたとおりに呼んでいたけれど。
“わたし”は、勝手にル・ウルタール風の呼びやすい発音で、
“ロウ”と呼びながら。]
[お別れするのがさみしくて、
去り際に、また遊びにくるから、遺跡の話を聞かせてね、
と、約束したような気がするけれど。
そのすぐあとに、国王の継嗣が亡くなり、
兄のソールが第一位王位継承者になると。
双子の外出の自由は減り、
叶わない約束になってしまったのだったか。]
―回想・了―
―回想・レストラン―
[様子見の為クレメンスに畏まった口調で話しかけてみれば>>113、反応は予想通り。
やはりあの時と変わっていない。]
冗談だって。寧ろクレメンスのが反応薄かったから、俺忘れられてたのかと勘繰ったくらいだ。
ボケてなかったようで何より。元気そうだな。
休憩は大事なことだからな、仕方ない。
優しい俺は何も見ていなかったことにしておくよ。
[二十以上歳の離れている年長者にタメ口など、本来有り得るはずがない。
当然、最初の方は敬語を止めろと言われても普通に敬語を使っていたのだが、いつの間にかこれである。
休憩の答え合わせは予想通り。警備部に突き出すつもりも無く、見て見ぬ振りを続けている自分もある種共犯なのだろうか。 ]
―現在―
……い、いいえ。
俺は…ラ・ウルタールなんて、知りません。
貴方とは、会ったことはないと思いますよ。
ロゥ…さん。
[思えば、あの遺跡で過ごした午後が、
最後の無邪気でいられた時間だったかもしれない。
こみあげてくる懐かしい記憶に、一瞬言葉に詰まりながらも、
慌ててそう返事を返す。
なにのしがらみもなく、再会を喜び合えたら、
どんなに良かっただろうと思わずにいられない。
時も運命も、もう変えられないことは分かり切っているのに。
思い出の影響だろうか、彼の名を口にした響きに、
かつて勝手に呼んでいた、ラ・ウルタール風の抑揚が、
ほんの僅かに加わってしまったような気がする。
他人には、気づけるか気づけないかの、微かなニュアンス。
ローの耳にはどう聴こえたか、分からないけれど。]
[しかし総会の話ともなれば、彼が面倒そうな様子を隠すことは無かった。>>114
この素直な反応が見ていて面白く、安心できるのだが、本人が聞くと怒るだろうから口に出すことは無い。
尤も、総会が面倒なのは心からの同意なので言にはうんうんと頷く。]
やっぱり警備部が一番大変そうだな。
部下持たされるのは年長者の定め、諦めるんだ。
言う事聞く真面目な部下なら良いな。
変な奴でなければ良いんだが。その場合仕事が余計増える。
[その部下が、間も無く打ち合せで会うことになる人物なのだから偶然とは面白い。]
どうせ数時間の話だ。
学者先生なんてはただの石ころだと思っておけばいいんだよ。
[ヒラに落とす頼みとか斬新だな、と笑いながら話を続け、
最後にはお互い頑張ろうな、と気休めの言葉を掛けて別れることに。
次に会うときも悲しそうな顔をしているだろう、と密かに賭けていたのは内緒のこと。*]
[顔見知りのカサンドラもどうやら変わっていない様子。>>115
上お得意様、とは誰のことかと思っていたが、くすくすと笑う様子を見れば察しがついた。
つられたようにふっと微笑み返してから]
そうだな、船に戻った時も大抵用件だけ済ませ即Uターンだった。
売り上げに貢献出来ていなくて済まないな?
花が要る時は現地の花屋を利用していたが、
今度から船に戻った時はなるべく利用するとしよう。
もちろん、上お得意様に多少の割引はしてくれるよな?
[花はただ贈るだけのものではない。
受け取る相手が一番喜び、似合う花を用意しなければ意味が無い。
その点、彼女の選定、ラッピングのチョイスはどれも納得のいくものばかりだった。>>117
だからこそ色々と頼っていたのだが。
実際、多くの花を買い贈っても懇意な女性が居たかといえばそうでも無かったのだが。
女性に花を贈るのは当然のこと、特別な事ではない、という認識だった故に。]
やっぱりカサンドラも忙しいのか。何処も大変そうだな。
俺はあまりに大変だから手伝え、って呼び戻されてな。
お陰さまというか一週間近くはこの船に滞在することにはなったが。
[慰めと再会を喜ぶ言葉を聞けば、笑顔で返し]
現地の星には見たこともない珍しい花が咲いてたのを思い出した。
今度戻って来た時、写真か現物を持って来ようか?
[夜にのみ咲く花、ランプのように薄い灯りを放つ花等が大量に咲き誇っていたのを思い出す。
どの種も普段見ることは出来ない圧巻の美しさ。
彼女が見ればきっと喜ぶだろう、と。
尤も総会が終わり、再び小惑星へと戻り再度銀羊号に乗る、ともなれば早くて数ヵ月後、遅くて翌年以降の話だろうが。
忘れないでおこう、と心に止め置き。
幾らか話した後、時刻を見れば打ち合わせの時間が近付いていた。
またな、と手を振りレストランを後にすることに。*]
ー第2エリア、アミューズメント施設ー
[他のエリアへ移動しようと歩き始めた筈の男だったが、その姿は何故か未だにアミューズメント施設付近にあった。
移動が面倒になった訳ではない、子供達に混ざって遊んでいる訳でもない。]
なぁちっこいの、なんで俺に付いて来るんだ?
[いつの間にか付いて来るように後ろを歩いていた子供に気付いて、下手に他のエリアへ移動出来なくなっていたのである。
子供がいるなら親だってそう遠くない所にいる筈なのだから。
そして5歳にも満たないと思われる幼いこの子供……少年は付いて来る理由を聞いても、男の顔をジーッと見つめるばかり。
見かねて男が口を開こうとした時、少年は男の顔を指差して『ぱっぱ』と言うのだ。]
おいおい、俺はお前のパパじゃないぞ?!
よく見てみろって、な?パパじゃないだろ?
[片膝をついて、少年の視線の高さに合わせた上で自分の顔を指差しよく見てみろと示してみせた。
少年は再び数秒程男の顔をジーッと見つめる。
そして、にぱーと笑って、再び口を開いて
『ぱっぱ!』と言った。
男が思わず項垂れたのは当然の反応だと思う。]
──── 数日前 ────
[ 貴族と話し、すぐに私の元へ来たそいつらは
貴族よりも身分が上に見えた。
数ヶ月前に"印"を入れられても
今いる場所を離れることは許されなかったのに
貴族は明らかに不機嫌そうな顔をして
"早くいっちまいな"の一言。
わけがわからず戸惑う私を黒い服の連中が連れていく。
そのまま豪邸に連れていかれ……
それからは酷かった。
だだっ広く蒸し蒸しした空間に入れられたと思ったら
服を脱がされ頭からお湯をかけられて。
そこから出たら熱風を頭にずっと当てられて。
薄くてスースーする服を着せられたと思ったら
体のサイズを測られて。
終いには黒服の男から、この船に乗ることを告げられた。 ]
"君にはわかりましたと言う以外の道はない"
[ そんなことはわかっている。
しかしもう少し説明が欲しい。
けれどそんな想いは口には出せず小さく頷いた。
すると黒服の男は大きく溜息をついた。
そして ]
"君と契約した主人が、それに乗る。"
[ そう、説明した。
聞けば今いる星とその船が向かう星は遠すぎるため
システムが発動しないと言うのだ。
何とも勝手な話だが、私の心に迷いはなかった。
尤も、選択肢など存在しないのだが。
────やっと、主人に会えるのだから。 ]**
[あのな…ともう一度説得しようとした所で、少年の後方から慌てた様子で駆け寄って来る女性の姿を視界に捉える。
きっと、この子供の母親だ。]
『まーくんダメじゃない1人で行っちゃ!
すみません、うちの子がご迷惑を……
ありがとうございました!』
いやいや、それは別にいいんだけど
ちゃんと父親の顔覚えさせな?
また1人でふらふら付いて行っても危ねぇし
[男の言葉に不思議そうな表情を浮かべた母親だったが、素直に受け止めた様子で頭を下げ
まーくんと呼ばれた少年も相変わらず男を見てぱっぱ ぱっぱと言っていたが、男に手を振って大人しく母親に連れられて行った。
それを見てホッとした男は申し訳程度に手を振り返してあげた、パパではないけど。]
父ちゃんがこんなんじゃ子供が可哀想だろ、ってな
そう思わねぇか、なぁ?
[ゆっくり立ち上がり、ゆらり揺れる指輪に1人問い掛ける。
当然答えが返ってくる事はない、只の一対の指輪だから。
それでも、手放せない大切な物だ。]
……さって、と
今度こそ移動するか
ここで仕事やるのもあれだし、見学と洒落込むさ
[営業許可を申請すれば仕事は出来るだろうけど、船の中でまで仕事をしなければならない程資金に困ってる事はない。
次にいつこの船に乗るか分からないから、現在のシルバー・メリー号を見ておくべく歩き出す。
とりあえず、どんなショップがあるか見学させてもらうとしようか。*]
/*
悩みすぎた影響なのか単純に腹痛が来たのか分からんけどそれで死んでた上にロル間違ってアボンして心臓止まるかと思ったとか(白目
あと薔薇下のカラーコードが改行に対応してないの忘れててなんで色ならんのや!?とか1人焦ってめっちゃ恥ずかった(しっかりしろ
― 少し前:シルバー・メリー号の通路 ―
―――…ふ、ふ、ふ、ふにゃっ!!
[乗客と整備士>>16>>30>>107が]
[白い猫やシルバー・メリー号の]
[かわいい論争を繰り広げていた頃]
[ホログラフの真白の猫は]
[髭を大きく揺らして] [くしゃみを3連発]
[誰かワタシの噂をしてるにゃ?]
ドラにゃん〜、ありがとうにゃ。
ドラにゃんも、今日も可愛いにゃ!
いい匂いがするにゃん。
[カサンドラの声>>27に] [白い猫は立ち止まり]
[褒め言葉に、ぽうっと耳元を赤くしてから]
[彼女の身体から香る] [微かな花の香りを楽しむ]
―回想―
中々ボケねえし病気にもなれなくてさぁ
早期退職できねえでいるよぅ
ジジイになっても現役からは抜け出せねえみたい
[冗談言ってる間はまだボケない気がしてる。
その内クソジジイと呼ばれる世代になるのかあ、と思うと感慨深い。よく今まで生きてきたよ。]
わぁ優しい おじさんありがたくて涙が出ちゃう
じゃあ思う存分羽延ばしとくわ
[20歳差? 何それ美味しいの? と言わんばかりである。
そういやこいつ、中々敬語抜けなくて何度か訂正したっけね。悪い事じゃない…むしろそれが普通というか、俺みたいな奴以外だとそうしないと出る杭になるから止めとけという事になる。
敬語抜けたのは、ソマリがここを出る一年前ぐらいだったっけ?
ちゃんとした年数なんか覚えてねえや。]
部下は真面目な良い子だよぅ
俺の下に就いたのが運の尽きってぐらいかねえ
[金髪の部下を思い出して遠い目。なんであんな真面目なのを俺の下に置いたんだか。
どう考えても酒を飲ませまいとしている人事部の陰謀にしか思えない。
全然歯止めになってないけど。]
はっは! 違いねえなあ
でも学者サマを石ころと思えるほど、器広くねえみたい俺ぇ
[その数時間が長えんじゃん。と答えつつ。
……まあ、正直学者のご高説とか右から左なんでどうだっていいんだよ。
ただ、無性に息苦しくなるから嫌なだけで。
でもまあ、それも含めて頑張れよって事なんだろうね。
気休めの言葉を掛け合って、その場を後にした。
賭けられてるかどうかなんて知らないよ。*]
デルフィニウム? 綺麗なお花にゃ。
ありがとうにゃん! 大事にするにゃんね。
[耳元に] [小さな青い花を挿して貰えば]
[撫でてくれた優しい手に]
[嬉しそうに喉を鳴らしながら]
[ピンク色の鼻先で猫キスのお礼を]
[もし天文学者が居て、過去消滅したとある星のことを知っているのならば、聞きたくはあるのだが。
かつて船内の資料室でその資料を漁ったこともあった。
まず資料数が圧倒的に少ない。
その数少ない資料ですら、ほぼ教科書程度の記述しか無く。
今現在出向先の星に居心地の良さを感じているのも、きっとその星が似ているからなのだろう。
現在では消滅し、存在すら残っていない名も無き星――
自身の故郷であるトゥランタに。
そう、自分にはもう故郷は存在しない。
帰る場所も、何もかも。**]
ローにゃん! 久しぶりにゃんね…。
また乗ってるのは知ってたにゃんから、
会えるといいなと思っていたにゃよ。
お花は、ドラにゃん…カサンドラっていう
可愛いお花屋さんが、お裾分けしてくれたにゃんよ。
素敵なお花屋さんにゃ。お薦めにゃよ。
[ややあって]
[懐かしい乗客に声をかけられれば>>30]
[白い猫は、嬉しそうに] [足下にするりと身を寄せ]
[言葉通り>>31って何にゃ?と尋ねたなら]
[花言葉を聞けたのだったか]
……そうにゃんね。
前回のことはよく覚えてるにゃ。
今回は、快適な船旅を楽しんでほしいにゃんよ。
[ガーディアン・システムとして]
[船内の情報を把握する猫は]
[数年前に] [この船で起こった]
[ロー・シェンと兄のこと>>51のことも知っている]
[哀し気に碧い目を瞬かせながら]
[またにゃね、と] [白い尻尾をふわりと揺らして見送った]
/*
スノウちゃんもラヴィちゃんもかわいいいいもふもふもふもふ(前回のベルと違ってなでもふしまくるキャラじゃないので灰でもふもふ)
赤の時の人格をどうしようか実は未だに悩んでいる。
無意識系か二重人格系か素か…
ー回想ー
おぉ、別嬪さんになったもんだなぁ
[腰に手を当てドヤァと胸を張る彼女>>129を眩しそうに微笑ましく見守る
まるで、親戚が久しぶりに子供を見た時のような反応になってしまっていたのだが、親子程も年が離れているせいか、勝手に娘に対するような情を抱いていた事は否めない
男は彼女が捻くれていると思った事は無かった
ともすれば殺風景になりがちな船内に彩りを与えていたのは彼女の努力の賜物だろう
レストランに花を届けている姿も何度も見ており>>32、根の優しい気遣いの出来る女性だという印象を受けていた
その上自分に懐いてくれる>>129ともなれば、まるで娘のように可愛いと思うのも自然の成り行きだろう
]
ー回想ー
シレネは…あぁ、天国で元気に大空を舞ってると思うぜ。
[シレネについて聞かれれば>>129、言外に今は居ない事を匂わすが、その顔には哀しみではなく懐かしさが現れていただろうか]
ふはっ、そうだったか
そういや、制服をちゃんと着るように言われた事もあったなぁ。
俺は…
ここの制服はもう着ないだろうな
怪我した動物が、わんさか押し寄せてきてて、俺を待ってるんでな
[素直に制服についてぶっちゃける彼女>>130に思わず笑みが溢れた
チグリスへ、動物たちの間に広がる謎の奇病の報告書を届ける事は憂鬱な事だったのだが、何となく“悪くないな”と思い明るく答えた
またもし暇な時があれば、飯食いに行こうや、なんて誘ったかもしれないし、普通に見送ったかもしれない]
わっ
頼むから、顔を上げてくれ。…な?
何があったか分からないが
此処にはあんたを傷付けるような人は居ないから
[
出来るだけゆっくりと優しい声で。
怖がらせ無いように。
何かしら酷い目にあった事だけは推測出来るのだが
貴族が彼女に行った仕打ち>>160 は知る由もなく。
そう言って始めて彼女の名前も知らなかったと気付き、もし聞けるようであれば、自分の名前を名乗った後、彼女の名前を尋ねようとしたかもしれない
その肩が小刻みに揺れている事に気付き痛ましく思う。
もし受け取ってくれるのであれば、ポケットからチョコレートを渡そうとしたかもしれないが、どうだっただろうか。カカオには確か気持ちを落ち着かせる効果もあっただろうから。
]
/*
カサンドラさん、どうしてこんなに可愛い(´ε` )♡
本当はパラレルワールドなんか作らず、回想はすぐ切り上げるべきだったんだけど、楽しくてつい…
あと、ヴィクトリアさんはさっきの灰喉で名前を間違えて書いてしまって、ごめんなさい(><)
*/
[宇宙連邦総会へ向かう船内は]
[常にもまして慌ただしく]
[白い猫も警戒をしていたけれど]
[新しい乗客や乗員との出会いは勿論]
[以前の乗客たちや] [警備部にいたマーにゃんや]
[かつて大好きだったシレネ]
[総会の為に呼び出された、ソマにゃんのことも]
[忘れては、いない]
[懐かしい顔ぶれが] [再びこの船に集うことは、嬉しくもある]
[シルバー・メリー号が生まれて以来]
[話しかけてくれた、たくさんの声を]
[撫でてくれた] [あたたかな手を]
[ワタシは] [AIなりの愛で]
[ ” 愛する ” ]
[そう設計されたから]
[そして] [ワタシは] [”ガーディアン”だから]
[セーラー帽をかぶり] [青い花を耳元に飾った]
[白い猫は]
[シルバー・メリー号の船内を]
[今日も笑顔で、歩き見守る]
[ふわりと尻尾を揺らして]
[くるりと碧い瞳を瞬かせて]
[りぃんと涼やかな鈴の音を響かせて]
[真白の毛に隠された] [残酷な血色の爪と牙の力は]
[使わずに済むようにと] [*願いながら*]
― メイン・サロンに向かう途中 ―
[ カレルの言葉>>144を聞きながら
過去形であるということは
もう会えない誰かなのだろうか、と思う。
…ロー・シェンの兄のように。
奇しくも似たようなことを
相手も考えているとは気付かないまま。 ]
僕は元々肌の色が黒いし、
その上野ざらしの遺跡へ行ったりもするから
この通り浅黒い色ですっかり定着してしまったけど
君の知り合いも似たような理由なのか?
…さすがにそこまで似ているのだったら少し怖いな。
[ 更には、冗談めかして口にした
"自分と似ているらしい誰か"と
己に面識があるなど、思い至りもせずに ]
………ああ。僕とは比べ物にならないくらいに
素晴らしい才能を持っていた人だったよ。
それに大切だった、んだろうな。
会えなくなってからは暫く塞ぎ込んでいたからね。
[ 客観的に見れば学者の言い回しから事情を薄々
察するところがあったかもしれない。>>145
…少なくとも、今現在親交があるような言い回しを
ロー・シェンは一切しなかった。……むしろ、
遠い過去の話のように他人事めいた言い方をした。 ]
今でも、…僕の代わりに … が、
[ ぽそりと呟いた声の全ては
きっとカレルへ届くことはなかっただろう。
聞き返されたとしても、困り顔で何でもないと示すだけ。
その気まずい間を払うように新たな話題を口に登らせたら
―――― 空色の瞳に似た色の記憶が鮮明に呼び起こされた。 ]
― 空色の思い出 ―
[ それはまだ兄が生きていた頃。
ロー・シェンの書き上げた論文が世に認められ始めて、
一人で調査に行ってみないかと持ちかけられたのだった。
行き先は、ル・ウルタール。
近年、経済成長の目覚しい星だが
その反面、カビの生えたような風習が色濃く残され
今時滅多に耳にしないような"奴隷"という言葉も
当たり前のように使われているとか、なんとか。
そんな未開の地に行くのはどうも気が進まなかったが、
手つかずで残されている多くの遺跡があると聞けば話は別で
かの星へ出立する頃にはすっかり上機嫌になっていた。 ]
[ …今となっては懐かしい思い出の一つ。 ]
「 案外、現地の民に紛れて調査が出来るかもしれないな 」
[ そう言って笑っていた兄に、
土産話を楽しみにしておくんだねと言い残して母星を発った。 ]
[ 砂漠の星の国王は考古学に造詣が深いと聞いていたが、
ローの思った以上に遺跡の採掘作業は進んでいた。
蔦に覆われた人工物
砂に埋もれかけた地下迷宮
水面に浮かぶ古の城
中でも学者としての興味を唆ったのは
王宮のある街に近い砂漠にある遺跡群だった。 ]
兄貴にも見せてやりたかったな。これは…
[ 到着は夜で。
月の光が砂漠の中に佇む遺跡を煌々と照らしていた。
その光景を何時間も、…叶うなら何時までも見つめていたいと
決してロマンチストではないロー・シェンですら思うほど。 ]
[ 月明かりに浮かぶ遺跡の姿は美しかった。 ]
[ 到着したその時から、朝になるまで。 ]
[ 目にした光景を網膜に焼き付けようとするように
年若い考古学者は遺跡の前に立ち尽くしていた。 ]
[ 次の日からは過酷な採掘作業が始まった。
手伝うと気軽に志願したものの、
ジリジリと照りつける日差しの下で
遺物をああでもないこうでもないと鑑定したり
狭い遺跡の通路を奥まで入り込もうと試みたり
夜を待ってのんびりと遺跡を観察する余裕などなく。
夜になれば疲れから泥のように寝てしまう。
…それでも、遺跡の発掘作業は楽しいものだったから
毎日毎日砂や乾燥と戦いながらも遺跡は片時も離れなかった。 ]
[ 観光名所>>75に行くなど以ての外で、
ついに最後まで「観光」をすることはなかった。 ]
[ …そんな苦しくも充実したとある日のこと。 ]
『こんにちは! ねぇ、貴方は何をしてるの?』>>147
[ 発掘には不釣合いな白い服。
光を避けるのが目的と見える頭巾やベール。
明らかに、遺跡に携わる人間ではない見た目。
僅かに覗く瞳が好奇心の色でキラキラと輝いていた。 ]
発掘作業だよ。
見つけてきた遺物をより分けたり、新たに発掘する作業さ。
……君は?見た限り、
…シロウトさんのようだけど。
[ 相手を上から下まで不躾に眺め回してから
彼女と彼と。……それから、二人が着いてきたのであろう
現国王の姿をそこに至って漸く学者は視認した。 ]
王家の人間か。
見ているのは構わないが荒らさないでくれよ。
[ 最初はひどく突っ慳貪な態度で突き放したのだったが ]
[ あまりに賑やかな二人>>148に根負けして
名をそれぞれソールとサーラと聞いたなら、渋々 ]
……ロー。ロー・シェンだ。
[ 唇を尖らせて不機嫌を装いながら答えたのだった。
同年代の子供と関わることが殆どないまま生きてきた
ロー・シェンには彼らへの接し方がよくわからなかった。
その為、仕事の邪魔だと度々突っぱねはしたけれど、
直ぐに双子のペースに巻き込まれて
尋ねられたことを丁寧に答えてみせたり、
足場の悪い場所に踏み入ろうとするのを止めたり
転びかけたのを助け起こしたりさせられてしまうのだった。 ]
おいサーラ。ロウ、じゃない。 ロ・ー・だ。
[ 特にお転婆な妹のサーラには
愛称のように"ロウ"と呼ばれるから
その呼び名を聞くたびに頑なに訂正し続けていた。 ]
[ 彼らとは何時間一緒にいたのだろう。
日も落ち始めれば、必然的に別れはやってくる。
また遊びに来るから、遺跡の話を聞かせて欲しいという>>149
ソールも、サーラも、どちらとも寂しそうな顔をしていた。 ]
[ その顔を見ていたら、ただ見送るだけではいけないような気がして ]
…つ、次は遺跡のことをもっと勉強してからまた来なよ。
[ 強がりと一緒に、
その日発掘した鈍色の矢尻を二人へ手渡した。 ]
今度会うときには…その鏃の逸話でも色々と教えてやるからさ。
[ その時は。
再会まで直ぐだと思っていたから。
大切な研究資料の一部を渡してしまっても、…直ぐに会えると。 ]
[ その考えが浅はかだったと知るのは、
それから暫く時が経った後のこと。
国王の継嗣が亡くなったという噂は
街から離れた遺跡にも流れ着いて聞こえてきた。 ]
[ ……次の第一王位継承者になるソールの名前とともに。 ]
[ 発掘の合間にその報せを聞いたとき、
薄々、もう会えないのだろうと予感はしていた。
王の跡目がどれほど大切に扱われるか
それは歴史を見ても明らかで、
暗殺や奇襲を警戒して城の中に生涯
閉じ込められ続けていた例もあるのだ。
この旧態依然としたル・ウルタールで、
第一王位継承者となったのならばそうそう
気軽に外からやってきた考古学者と会える筈もない。 ]
鏃の話。しそびれてしまったな…
[ 後悔は先に立たず。…もしも"彼"が国王になって、
自分が宇宙連邦の総会に出られるくらい名の知れた
学者になったらそのときは――もしかしたら、また。 ]
[ …会えるかもしれないと、そう思って。
ロー・シェンは母性へ帰る宇宙船に乗り込んだのだった。 ]
[ …そんな大切な約束を
育ての親のように慕っていた兄を亡くしてから
……すっかり、忘れてしまっていた。* ]
― 現在 ―
[ 濁流のように流れた記憶は
脳を揺さぶって当時の感情を呼び起こさせた。 ]
……サ――…、
[ 出しかけた
どこか懐かしいと感じた顔立ちは…瞳は。
かつて遺跡で出会った"彼女"のものではなかっただろうか。
男にしては高い声は…どこかで、聞き覚えがなかっただろうか。
言いたいことも、聞きたいことも、山ほどあった。…けれど。 ]
……………………そう、か。知らないならいいんだ。
君の言うとおり、きっと僕と君とは初対面なんだろう。
ヘンなことを聞いてしまって済まないな…カレル。
[ 彼…彼女が"会ったことがない"と言っているのだから
ラ・ウルタールで聴き慣れた抑揚の特徴的な発音>>151も
確り聞こえたところでロー・シェンが咎めることはない。
何か、事情があるのだろう。
出会った時のように無邪気に再会を喜べたなら
それはとても素晴らしいことだ。
…しかし、あれから時間は大きく進んでしまったのだから
彼女も――ロー・シェンもあの時のままではすでにない。 ]
[ 懐かしさと同時に感じる
胸の奥の鈍い痛みに知らない振りをしながら
"彼女"のことも知らない振りを貫くと学者は心中で決めた。
話題が変わりそうになれば>>153寧ろ進んで変えただろう。 ]
……お偉方の相手は疲れるから。
それに、この船は僕の兄が死んだ場所でもあるからね。
嫌なんだ、兄の墓場に連れ込まれたみたいで。
チグリスまでの道のりが憂鬱で仕方ないよ。
[ 『嫌々』の理由を全ては言わず、
兄が以前に死んだという事実を伝えた。
それでカレルが納得したかどうか確認する暇はなかった。
顔見知りに声を掛けられた流れで、話が中断してしまった為に。 ]
[ それから、
同業者のアデルにレストランの話をして、
彼がレストランへ向かうならば見送り、
再びカレルと二人でメイン・サロンへ向かう途中。
総会に出席する予定の教授の通信端末を拾い>>138
彼と幾らか言葉を交わしたら、行き先がある旨を告げて
時間を確認し、今一度メインサロンへ歩き出しただろう。 ]
待ち合わせの相手は昔、警備担当をしていた人だから
もしかしたら君も顔くらいは知っているかもね。
[ 道中、カレル相手にそんな話を振ってみたりしながら。* ]
― しばらく前、白猫と ―
[ それはカレルに道を聞く前のことだった。 ]
ご無沙汰だったね。
勿論、この船に乗ったら君に会いに来るさ
なんたって、この船よりかわいい猫だからな、君は。
[ ころんと可愛い曲線美の最新式の宇宙船!と
派手な字体で書かれている"うぃきうぃき"を
これみよがしに手の中でひらひらと動かしながら ]
前に教えた鍋のベッドは試してみたかい
ぼかぁね、アレは猫に大ウケする自信があってね。
ぜひとも使ってみたなら感想を聞かせてくれ給え。
[ 以前、白猫に教えた"お鍋のベッド">>6の感想を聞いた。
見た目だけで言えばかなり物騒な寝床であるけれども
理論的に言えば鍋は猫の体にジャストフィットするはずだった。 ]
[ スノウの感想は聞けただろうか。
次いで、綺麗な青い花の出処を聞いたなら
ロー・シェンはぱちりと瞳を瞬いた。 ]
……カサンドラ。
なんだか名前を聞いた覚えはあるようなないような。
わかった、スノウがお勧めするなら後で尋ねてみよう。
チグリスまで長いだろ?暇を潰すにはちょうど良さそうだ。
[ 聞き覚えがある気がするのは前回の乗船時にも
スノウお勧めの花屋>>19があったから…かもしれなかった。
花にそう興味のないロー・シェンの記憶は曖昧だったので
はっきりと、あった!と断言できないのがむず痒い。 ]
幸福を振りまくっていう花言葉なのさ。デルフィニウムは。
[ 花言葉を尋ねられたら
思い出し半分ながらも確りと答えてみせよう。
研究の一環で植物の観察を行うことも稀にある。
その為、ある程度の草花の名前は記憶しているのだった。 ]
…いっそ忘れていて欲しかったくらいだ。
兄貴の件は…あれが、また起きるなんて思いたくもない。
まあ、せいぜい今回は楽しく過ごさせてもらうよ。
花を買ってみたりもしたいからね。…今度は。
[ 数年前の"事故"については、淡々と言葉を零して
気遣いありがとうの意を込めて白い毛皮を優しく撫でたら、 ]
[ ふわりと揺れる真っ白な尻尾>>172に
ひらりと手のひらを振って返して歩き出したのだったか。* ]**
/*
ロー・シェンとカレルの二人で発言数ぶっちぎってるから僕のことよく知らなくても即透け案件だなこれは……。
/*
おはようございます
この度は村建てありがとうございます!とても楽しみにしていました!
早速で申し訳ありませんが、
今回恋天使希望なので、村/村たての設定と齟齬が無いかどうか、幾つか確認させてください
@恋天使は“人間ではない種族”という扱いで良いですか?
(それでも人狼に寄生される可能性はあるという前提で)
それで良ければ、次代の恋天使を産むという設定上、男なのは見た目だけで本当の性別は中性という事にしようと思います…
高度な科学技術が発展してる中ですし、死神や洗礼者の設定では呪いや非科学的なものは△となっていたので、恋天使だけ神話生物的な扱いだと浮いてしまわないかな…と^^;
1と似ていますが
A恋天使の力は、呪いや非科学的なものでも大丈夫ですか?
他にも村建て様の方でNG・推奨があれば従いますし、
無ければ此方で考えた設定で後半ロールしていこうと思います
あと
B恋天使である事は、恋人以外の人間からでも冷凍睡眠送りのフラグとして成立しますか?
恋天使は危険種族ですが
勝敗的な意味では非狼なので、念のため…(><)
設定を使うのは主に2d以降になるので、回答はいつでも大丈夫です!
この村でもどうぞよろしくお願いします[もふもふ撫でながら]
*/
[愚痴に似た何かが聞こえれば小さく溜息を吐いた。
ああ、部下は愛想がいいからなあ。対応は優しいよ。
決まりが悪くなったってわけじゃあないが、大人げない自覚はあったので。謝っておこうか。]
……悪い、学者嫌いでさ つい八つ当たった
[全面的に俺が悪いので言い訳はしない。
これぐらいの余裕をあの時>>102見せられればよかったんだけどなあ。]
詫びじゃあないが、これ、俺の連絡先ね
俺、警備部隊の隊長やってるからさぁ
緊急事態には役に立つと思うぞぅ
……ま、こんなもの役に立たない方がいいんだけど
[名刺を差し出してできるだけいつも通りへらりと。
野郎から連絡先もらっても嬉しくないとは思うが、他に何もなかった。
ま、不測の事態の際には役に立つんじゃない?]
じゃ、良い旅を?
[最後にクエスチョンが付いたのは、学者なら総会に行くだろうに、良い旅も何もあるのかと思ったからで。でも他に掛ける言葉ないしなあ、で纏まった結果。
声を掛けられなければそのまま去った。
その後の名刺の行方なんて知らない。破り捨てられてても、気付けなければ見てないのと同じだしぃ。*]
―回想:獣医になった男と―
[まさか思わないじゃない?
警備員が子供に泣かれて、別の警備員派遣されるとか>>58。
指導役に当たってた俺に、初めて連絡が来たときはつい真顔になったよね。
俺も何度か行ったことあるけど、まあ子供が怖いと泣くこと泣くこと。いっそ同情する程度にはさあ。
収集付けるの結構大変なんだよねえ。今から思えばいい思い出っていうか平和で楽しかったけど。
そんなことを、楽しかったで済ますような適当な奴だからねえ。
不真面目な人間が下に配属されたら、どうなるか目に見えてるよなあ。]
よし、飲むかぁ
[尊敬やら畏怖やらが苦手だからねえ。
初っ端タメ口>>59は実は嬉しかったんだよねえ。
2人揃ってサボりの常連だったかはさておいて。
もし彼がサボりの常連入りしてたら、俺が最初にサボタージュに誘ったせいだろうけども。
あれ、それともサボってるところ見つけて乗っかったんだっけ? どっちにせよ、俺も一緒になってサボってた。
誘ったり誘われたりで、一緒によく酒を飲む仲に。]
[酒の席で女房と娘が死んだ事件の話をしたときは、静かに肩叩いて慰めてくれたっけね>>59。
上っ面だけの同情の言葉を掛けられるのは嫌いだからね。
何も言わずにいてくれたのが嬉しかったよね。
その後、煙草で茶化してくれるのとか。ありがたかったんだよ。
どいつもこいつも『辛かっただろ』『寂しいだろ』とか言ってくる奴等だったから。
黙って聞いててくれてる方が、よほど嬉しかった。
警備部辞めると聞いたときはさすがに驚いたよ。
何で? って理由を聞いたけど、答えてもらえたっけねえ。
答えてもらえなくとも、詮索はしないまま。
長く生きてりゃ、隠したいことが1つや2つはあるもんだから。
何か言えない理由があるんだろう。それだけで十分。
引き止めることなんてしない。説得なんてナンセンス。
だからそのまま、ね。]
[だけど。
家族のことを話した、数少ない相手だからこそ。
気を許せた相手だからこそ。
別れは本当に寂しかったのは、寂しかったね。*]
──── 第2エリア 廊下 ────
[ 頭上から聞こえる声は>>175
今まで聞いたことがないくらい優しい声色だった。
私に何か罰を与える訳でもない。
この人の感情は ────戸惑い?
顔を上げてくれ、という"命令"に従い>>176
恐る恐る上体だけを起こす。
声の主をはっきりと見たのはこの時が初めてだ。
光のない瞳で相手を捉える。
これまでのどんな貴族とも、違う。 ]
……お優しい、のですね。
[ 体の震えが少し収まる。
初めて触れたと言ってもいい優しさは
じんわりと体に染み渡っていった。 ]
マーティン・イーシフェル様。
ありがとうございます。
[ 名を教えてもらえたなら礼と共にまた頭を下げる。
けれど今度は頭を下げたままにはしなかった。
次に名を尋ねられれば 間。
名前など、今まで使ったことがなかった。
黒服の男たちに連れられて行き着いた豪邸で
自分がされたことがお風呂と採寸だったことも
わからないくらいの生活だったのだ。>>160
名前がある事すら知らなかった。
そこで思い出したのが、今手元にあるこの紙。
正座したまま写し終えたばかりの字を見る。 ]
確か…………ぁ、
ゔぃ、く…とりあ、しーせすたー…?
ヴィクトリア・シーセスターと申します。
[ 文字を読むのも書くのも苦手。
一度つっかえながら発した自分の名を
自分の心の中で発したと思い込んみ
相手からしたら聞くのは2度目となる私の名を
目を見てはっきりとそう告げた。
彼が差し出してくれた見知らぬもの
──チョコレートには目を丸くして
"これは何でしょうか…?"
と尋ねる。もちろん、知っているはずはない。
チョコレートだと言われても首を傾げ、
不思議そうに眺めただろう。 ]*
/*
カレル様メモで聞いてごめんなさい(;´・ω・)
砂漠と聞いて、もしかしたら同じ星だと不都合あるかもしれないと……
私も結構自分のいた場所について細かくないけど触れてちゃってるし…
ル・ウルタールにはそんな場所ないわいっ!!とか……
15人目、業務部 マリエッタ が参加しました。
業務部 マリエッタは、守護獣 を希望しました(他の人には見えません)。
── シルバー・メリー号 入口 ──
[様々な人でごった返す入り口付近に1人、
目をキラキラ輝せ、目の前に広がる船内を懐かしそうに眺めている女がいた。
中紅花色の長い髪を後ろの高い位置でひとつにまとめており、服装はどうにもきっちりとした制服姿。普通の一般客とはどうも違うということが伺える。
長い髪をふりふり尻尾のように動かしながら船内を見回しているうちに、どうやらこの船のメインシステム「キャプテン・メリー」が話を始めたようだった >>1 。]
わーかってるよ、キャプテン・メリー!
ふふ……懐かしいなぁ
[懐かしい記憶。
随分昔に何度も聞いた羊さんのセリフには、懐かしそうに目を細めて。
目の前に現れたホログラムをもふもふっとしてみれば、パラリ…と紙の感触が掌に。
どうやら乗船者記録の記入用紙のようだった。
それにざっと目を通せば、後で提出しておくね、と腰に下げたサイドポーチに丸めて押し込んだ。
そして、嬉しそうな笑顔で一礼をしたキャプテン・メリーには、こちらも満面の笑みで返し]
ただいま!シルバー・メリー号!
[と、船内全体に笑顔で挨拶をした。]
/*
>ツェーザルメモ
>とりあえず皆のフットワークにほぉっと言うしかない当方、頑張る(白目
ナンパしに行こうかな?(爽やかな笑顔
/*
>>ツェーザルさんメモ
ほんとそれ……ほんとそれな……ほぉっと言うしかない……
早くも設定をミスった感満載っす
乗員と親しい仲でない上に乗客にも積極的に話しかけるタイプじゃない。人と絡めないぞあれー……?
余計な設定が多いのかもしれない。余計なソロルも多いのかもしれない。
考えよう……
ー回想:レストランー
え?分かるの?
[植物関係の仕事を?と、声をかけられたのは、ソマリと話していたときだったか、それとも別れた後だったか。
人間、自分から発せられる匂いには得てして鈍いものだ。
例にも漏れず、全く気付いていなかった自分も、きょとんと首を傾げる。
ブーツが土で汚れているのは、もはや慣れ過ぎていて日常の一部となっていた。
長靴とか作業靴を使えばいいのは分かっているけれど、制服同様外に出るときに履き替えるのが面倒で、ブーツで作業するのが常だったのだ。
だから、目の前の青年は、なんていうか……するどい観察眼をもつ探偵のようにもみえたりして……。]
うん、そうなのよ。
レストランと同じ区画でね、花屋をやってるの。
植物関係は広く扱っているから、薬草なんかも揃えてるわよ。
[にっこりと営業用すまーいる。
お客様の獲得に、手は抜きません。]
みたところ……お客様かしら?
ようこそシルバー・メリー号へ。歓迎するわよ。
私はカサンドラ、貴方は?
[もしホットドッグが届いたならば、彼の食べている間に、少し食べたりなかった分でも補給しておこうかな。
コーヒーのおかわりを注文しよう。
船の外の話を聞くのが好きだから、食事の合間には会話に耳を傾けて。
話しに花が咲いたなら、自分は薬草を調合したり、花を育てたり、ハーブティーやお茶を作ったりしている……なんて他愛もない話を話すだろう。]
ー回想:昔馴染みとの再会 in 廊下ー
……、……。
[子どもさながらに、胸を張ってドヤ顔したのは自分だけれど、そうも屈託なく別嬪になったとか言われたら>>173、……ボンッと顔が破裂した気分。
かぁぁぁ……と顔に血が上り、ぷいっとそっぽを向く他出来ない。
見ようによっては態度悪いどころじゃないけれど、そんなことに気を留める余裕はなかったわけで。]
(ば、ばっかじゃないの……そういうとこが大好きなのよばかぁ!!)
[多分甘えも出ているのだろう。
両親を知らない自分にとって、彼にどこか気を許している部分があったのは紛れもない事実。
マーティンはそんなこと無いというけれど、……本当に昔の自分は捻くれていたものだ。
彼の太陽のような温かさの前では、そんな頑なささえ、自然とぐずぐずに溶けていたのかもしれないけれど。]
あ、ありがとう。
……マーティンはいつも優しいわね。
ふふ、シレネ……お転婆だったものね。
[ようやく言葉を絞り出し、……ふっと気を抜いてくすくすと笑う。
もし彼が娘に対する情を感じているのだと知れたとしたら、素直に嬉しいと顔を綻ばせる筈である。]
[そして、シレネの話を聞いたなら、少しだけ寂しそうな顔をして、そうなの……と懐かしむように思い出話をしただろう。
それは彼の顔に、哀しみではなく、追懐の情があらわれていたからかもしれない。]
そうなの……それは残念だけど……
そういうことなら仕方ないわね。
[もう制服は着ないと断言したこと>>174 に、一抹の寂しさはあったけれど、引き止めるだなんてことはしない。
だって、道は人によって向かう方向も、進む速さもちがうものだから。
その異なる道がほんの少しでも交わったことに、喜ばないでどうする。]
それなら、怪我した動物ちゃんたちのためにも、早く帰ってあげないとね。
[そう言って、にっこりと笑う。
もし、病気の症状のことまで聞けたとしたら、薬草関係も当ってみる旨を伝えるだろう。
あ、でもここに居る間は私も構って!!と主張しておくのも忘れずに。]
じゃあまたね!
あ、そうだ、これおすそ分け!
まだまだ船旅は長いからね……シレネの色―。
[がさごぞと専用バッグから取り出されたのは、ピンク色のシャクヤク。今は持ち合わせがないもので。
飯食いに行こうやという言葉には、シャクヤクの花言葉通り、はにかんだ笑みで返しておこう。
店にも来てね?と、ばいばいと手を振って、彼とは別れたのだったか。*]
―回想:白い花束―
(へぇ……真っ白。)
[何か遠くを思い出すかのような優しい手つきで、彼の手に一本一本納まる白い花。>>122
カスミソウにカーネーションに、マーガレット。
勿論何色か色も用意している中で、彼が手に取ったのは全て真っ白な花たちだった。
清らかな心、私の愛情は生きている、心に秘めた愛。
誰かを思う言葉をもつ花たちが、彼の手の中で一つに合わさる。
まだ店を開きたての頃だったので、ペラペラと花の本をめくりながら、彼の選ぶ花を眺めている。]
(……いいセンスしてるわね。)
[不躾にもジロジロとみてしまっただろうか。
それでも彼は白い花たちを差し出して、花束にと告げたのだった。]
……奥にも、まだ白い花あるわよ。
[ポツリと呟くように、彼にそう言ったのが、初めての会話だったかな。彼がどう答えたか、それは定かではない。
しかし以来、ついついその日、店に並ぶラインナップには白い花が多くなる。
彼がそれを望んでいようがいまいが、何となく店に出す花が淡い色になってしまうのだ。
そして、たまに……。
鮮烈な白の中に鮮やかに映える青色。
ブルースター。
花言葉は、信じあう心。……身を切る思い。]
/*
あ、しまった!!
彼の答えはあったのか、それは定かではない……って書こうとしたのに。なんか、ちょいちょい確定っぽくなって申し訳ない……。
ふにににに……DOGAZAAAAA!!
― 数年前の事故 ―
[ 近頃、黒い正方形のキューブに研究資料を密封して
メッセンジャー>>118に運ばせるのが流行っているらしい。
…というのを聞いたのは前回の乗船時。
学会の帰りに当たるシルバー・メリー号の船内だった。 ]
需要な資料の運搬を人任せにするなんて信じられないな。
[ 途中で誰かが開けようとするかも知れないのに>>128
そんな風に異論を唱えはしてみたけれど
複雑なパスワードを解かなければ開けられないのだと
そう言われたら、そういうものなのかと納得するしかない。
一見、アクセサリーでも入っていそうな黒い箱は
強い衝撃や爆発にも耐えうるものだとも聞いた。 ]
持ち運ぶには便利かもしれないが…僕は使わないだろうな
[ 自分で発掘した過去の異物は自分で回収し、
ラボまで持って帰る…というのが好ましいと。
時代に逆行するような意見を当時は兄に伝えたのだったが。 ]
[ まさか件の"黒い箱"が当時の船にも
持ち込まれていたとは気がつかなかった。
当時あれを運んでいた配達屋の顔すらもう覚えていないし
……いっそ、思い出さない方がいいのかもしれない。
黒い箱は多くの研究資料を中に入れることが出来る。
遺跡の中で見つけた石の欠片でも、草花の一部でも
…人に感染するような危険な寄生生物でも。
それそのものの機能を損なわずに持ち運ぶことが出来る。 ]
[ 数年前に起きた事故は、
配達屋の運んでいた黒い箱の中身が流出し
それに感染した兄が弟である自分を殺そうとした
…というのが記録に残されていない真相だった。 ]
[ 船の中でも特に限られた人間にしか通達されなかった話。
…未来のある学者が"兄を殺した"などと、
スキャンダラスな話題が流れては困るから。
不運な事故だった…として、処理をしてもらったのだった。 ]
[ 苦い記憶は配達屋への苦手意識に変わって未だに残っている* ]
/*
あぁ、カサンドラさんが好きすぎてツライ…
好きすぎて逆に恋矢打ちたくないぃぃぃ
娘の結婚を見守る親父の気分になりそう…
あ、でも守るためなら溶鉱炉にもサムズアップしたまま沈んでいけそうです(良い笑顔
なんだこの子は、天使か
天使だな
*/
ー第2エリア・医務室ー
[例えば喧嘩になったなら?>>102
怪我の程度にもよるが、くどくどくどくどお説教コースが待ち構えている。
喧嘩はやるなら口でやりなさい。
それも謝って笑える範囲でやりなさい。
本当に心を抉ったら同じ船にいるんだもの。
後々の船旅が気まずくなるだけのナンセンス。
怪我をさせるなんて言語道断。
くど、くど、くど、くど。
同じ事をやり返されても文句が言えないだとかやるなら倍返しを覚悟してやらないと、でも仕事が増えるんでやめてくださいと。
簡単な治療が終わってもお説教は続く。
セシル・アリスバック。
金髪の姉にやり込められた思い出から、弱き者の味方である。多分。
そしてやって来たのはお膝にうさぎ絆創膏を貼った女の子。>>136
怪我の手当てとしてはもう大丈夫そうだから、念のためにそれを剥がして状態を見てからぺたりと治癒シールを貼り、その上に別のウサちゃんのシールを貼っておいた。
何せ、可愛いの剥がさないでとぐずられたのだ。
それでも、絆創膏の持ち主の優しい気持ちもわかるから、ウサちゃんのシールを探してはったのだ。
その後、ホットミルクとクッキーで女の子の笑顔も戻る。
幾つか小包装のお菓子も渡して、またねと手を振った。]
さ、てとー。
ぽりらんぽりらん
ぽりらろらりぽりらん
[本日のお客のことをデータに残す。
どんな相手がどんな風に利用したのか、のんびり書くのもセシルの仕事なのだ。
珍妙な、メロディしか覚えていない曲を口ずさみながら、のんびり作業を、続けていく。]*
/*
今、役職COに絡めたローとの縁故回収っていうか辻褄合わせやってるんだけど、どうにもこうにも学者嫌いに持っていくのが辛いっていうか……
こっち軽ーいつもりでやったから、表で喧嘩になったの、ちょっとキツかったんだよなあ…とか
俺のロルの書き方が悪かったんだけどな
どう持っていくかねえ
/*
因みに、シレネの花言葉は
「偽りの愛・未練・しつこさ・欺瞞・わな・誘惑」
なので、良い意味はありません(´-`)b
偽りの愛を出すためだけに薄桃色にされた鳥さんなのでした
プロ中には、あと1.2人会えれば良いかなぁ
みんな動くの上手すぎて尊敬…
*/
[数年前に見かけた配達員の運ぶ黒いキューブ。]
なるほど、これは良い事を聞いた。
[そこらで拾ってきた木箱を黒く塗り潰して磨きあげれば、それらしい物が出来上がった。]
何も知らないお気楽ウサギ…
きっとお前は何一つ疑わないだろう…
/*
縁故を結ぶのと、エンカがとっても苦手。
RP村はいくつかやってるけど全然慣れないんだなあ……
できるようにならなきゃとは思っているのだけど……
勉強させてもらいます。[壁の向こうからすごいなーすごいなーと歓声を上げつつ|ω・)]
/*
にゃ?クレメンスは接触しようとしてくれてんのかね?
嬉しいけど…おたくさんどこにおるん?(真顔
第2エリア内?齟齬回避にパトロール(お散歩)かね
…とりあえず顔洗ったりなんだりしてからだ←
──── 独り言 ────
[ 黒服の男に連れていかれてから数日。
蒸し蒸しした部屋には入れられていない。
ここに来てから人には会うものの会話はなく
1日に1度運ばれる食事を口にしては
砂埃と蜘蛛の巣だらけの大きな倉庫を掃除する。
たまに倉庫の小窓から外の景色を眺めては
眩しそうに目を細め、そこに広がる砂の大地と
どこまでも続く青い空に目を輝かせた。
地面の下で暮らすことが多かったため
太陽の光すらまともに見たことがなかった私には
何もかもがキラキラとして見える。
ここの環境だってとてもいい。
食事がもらえない日はないし
理不尽な暴力もない。
ここに何があるのかわからないけど
気にしなければ十分に睡眠がとれる。
ずっとここにいられるのなら────
そんな想いは確かにあった。
けれど、ここにいられるのもあと僅かだろう。
船に、乗るのだから。
命令は絶対。
拒否することも反くことも許されない。 ]
―回想:25年前―
[娘の誕生日、故郷とは違う別の海で浜辺の散策をしていた。
母親に似たのか、海が好きだった娘。
母子で浜辺に転がる桜貝を拾って、小瓶の中に詰める。それを遠くで眺めてる。
そんないつもの光景で。
まさか次の日、いきなりなくなるとは、これっぽっちも思ってなかった。
娘の誕生日の次の日。
俺が仕事で不在の時に、家に強盗が押し入った。
金品は何も盗まれなかったが、
大事なモノを2つ、奪われた。
未だに犯人は捕まらず。未解決のまま。]
[最愛の女の《聲》も、娘の《聲》も聴けなかった
犯人が誰だったのかも
何を思っていたのかも判らず終い
あの時、俺が休んでいれば
大事なものを亡くさずに済んだのに
俺に残ったのは役立たずな―――。]
[大嫌いな煙草を吸うのも。不真面目になったのも。
確かにあの日を境にだった。
もう自分を責めることはしないけど。
未だに不真面目なのは板に付いたからだけではなく。
もしかしたら、無意識に恐れてるのかもな。]
―回想:花屋―
[視線>>212は気付いていたけれど、花を選んでいたからね。
ま、どうやらサボり魔だ何だって噂が流れてたみたいだし、そんな男が花選びとか意外だったのかもな程度>>109。
白い花がある。
初めての会話でそう言われたけど、首を横に振って短く返事。]
いやぁ、今回はこれで充分
……ああ、でも小振りの白い花があるなら、今度はそれを貰おうかね
[白百合みたいな大輪の花も。
ジャスミンみたいな香り高い花も。あいつには似合わない。
ぱっと見でわかるような華やかさなんかなくていい。
そばにいる奴が、華があることに気付ければいいような。
そんな女だったから。
注文したからかねえ。
それからやけに淡い色の花が並ぶようになったんだっけ。
わざわざ選びやすいようにやってくれたのかどうかは、定かじゃあないが。
淡い色の多い花屋の常連になるのは、道理だったんじゃあないかねえ。*]
―現在―
[さて不良顔の兄ちゃんとは何か話したかねえ。
そろそろ医務室に茶をしばきに行こうかなあ。
お説教コースは怖いけど、普通に接する分には別に。
まあ、サボりを受け入れてくれるかはわからないけどね。*]
――第2エリア――
[そういえば、だ。
第2エリアを、当てがあるわけでもなく歩く。
このエリアは宿泊・商業エリア。メカニックの手を借りる機械なんかはそう多くはないし、あっても個々人や他部署の管轄であることが多いかもしれない。
それでもすれ違うドロイドたちには異常がないか確認はする。乗客たちのざわめきの中で耳を傾ける。
第2エリアは乗客のエリア。当然第3エリアなんかとは違い、乗客たちで溢れている。
そこで気づいた。
そういえば、いつもよりも、警備が物々しい気がする。
護衛をつけている人も居れば、普段はあまり船に乗らないような格好の人が多い。
あとは記者や学者然とした人たちをよく見かける気がする。
そこでようやく思い出したのは、この船が今チグリスに向かっていることと、そのチグリスで『宇宙連邦総会』なんていう名前の会が開かれるらしいことを思い出した。]
あー…そういえば…?
[呆れ声が女の右肩から聞こえた、気がした。
相変わらず女から離れないクリーム色の毛玉は今は右肩にいる。]
……うるさいっすよー。
アタシには、あんまり関係ないっすから。
[そしてまた、独り言のように言った。]
[『宇宙連邦総会』だかなんだかよくは知らないが、あまり自身には関係のないこと、と女は思っていた。
だって自身の世界はこの船の中でしかない。宇宙連邦で何が決められようが、この船の運行が終わらない限りは何が起ころうが女の世界には大して関わりがない。
そして女には学がなかった。この宇宙の星々が『宇宙連邦』に加盟していることぐらいは知っているものの、
総会で何が決められるだとか、決まったとして何が起こるだとかは、あまり分かっていなかった。
ただ宇宙の海に浮かぶ小さな船の中、変わり映えのない日常を、送るだけ。
そんな会が開かれるにあたって、警備担当でも接客担当でもない女に影響があるといえば、
精々“お偉いさん方”に粗相をしないように気をつけることだろうか。
できればあまり関わり合いになりたくないなと女は思った。そんな“お偉いさん方”とは文字通り住む世界が違うし、感性も遠そうで面倒くさそうだ。
しかし女は知らなかった。
宇宙連邦総会、それが開かれるにこの船が向かっている、それゆえに
これから起こってしまう騒動のことを。]
ははは、そうっすねー。
アンタたちは困ったり、影響あったり、するかもしれないっすけどねぇ。
[まるで誰かに話しかけるような声色。
端から見ればひとりで話している変な人。
日常が壊れるなど思いもしない女は、さらりと『宇宙連邦総会』のことを受け流す。*]
/*
自分のロル内ですら軽率に齟齬るのに、wikiとか他の人のロルとなんて普通に齟齬ってそうで怖いっすよ……(´・ω・`)
/*
マーティンに恋矢は当てたくねえなあ。
いっぱいいっぱいみたいだし。
かといって他にいねえから、そのままだとマーティンカサンドラだよなあ…
/*
気付いたけど、俺カサンドラ以外女と絡んでねえのよな
そもそもそんなに女がいねえ……
いや、カレル女か
カレルのこれなあ。
部下って事なら力の弱さで気付いてそうなもんなんだが。
/*
皆さま、シルバー・メリー号へのご乗船、
まことにありがとうございます。
お一人ご乗船がまだの方がいらっしゃいます。
ご乗船済みの方は、
村建て宛てのTwitterDMかSNSメッセージ等で、
入村済みのご連絡を頂けますよう、お願い致します。
お手数をおかけして、申し訳ありませんにゃん。[白い猫がぺこり]
16人目、医学部生 セルウィン が参加しました。
医学部生 セルウィンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 第3エリア・バー ―
[適度に落とされた照明。客の会話の邪魔にならないよう配慮された音量で、奏者がピアノを奏でている。
大学近くのバーとは違って騒がしすぎず、でも上品すぎないゆるい雰囲気の中。
店の隅、人目につきにくいテーブルで、向かいに座る学友の話に、思わず食べかけのピザを取り落とした。]
はあ?イカサマがばれて連行されてた?
あれほど先生に「問題は起こすな」って言われてたのに、お前ってほんと…
[料理も美味いし良い店だなぁ、と上機嫌で飲んでいたら。
数時間前に別れた学友がぼろぼろの姿になって戻ってきた。しかもすっごい怒ってる。>>7、>>9
こいつカジノに行くって言ってなかったっけ?なんでこんな満身創痍なの?
聞けばカジノでイカサマがばれて連行された上、無実を訴えて暴れたとかなんとか。
警備員に取り押さえられて稼ぎも持って行かれたと。
何やってるんだ、と呆れた視線を向ければ、「あの男さえいなければバレなかったんだよ!」と憤慨して一気に酒を煽る。
いやいや、悪いのはお前だからね。反省しような?]
せめて今回だけは大人しくしておけよ…
先生の厚意で連邦総会に付き添いさせてもらうんだぞ?先生の顔に泥を塗る気か?
[ウイルス学の権威である「先生」が宇宙連邦総会に出席することになり、「勉強になるから君達もおいで」と声をかけてくれたのだ。著名な学者も多数参加するという。
滅多にない機会なのでぜひ、と手を挙げた。
「先生」の話を出すと気まずそうに眼をそらしたこの学友も同様に。]
…とにかく、その格好だと目立つから着替えと手当だな。ほら、行くぞ。
[勘定を済ませて客室に向かう。店内にあまり人がいなくて良かったな、と背中を叩けば「痛い!」と睨まれた。痛くしてるんだよバカヤロウ。]
― 第3エリア・客室→第2エリア・医務室 ―
[学友を客室まで見送った後、手当のための道具を借りに医務室へと足を進める。
反省させる意味でも自分で手当てをやらせよう。あんな奴でも一応医学部生だし。
道具借りてくるだけでも感謝しろよな。俺ってば優しい。
端末に映し出される地図によると、医務室はこの辺りのはず。
お、看板発見。]
あったあった。
すみません、誰かいますか?
[ノックと共に声をかければ、中から誰か出てくるだろうか。
人がいれば事情を話して道具を借して欲しいとお願いするだろう。
反応がなければ勝手にドアを開けて拝借するつもりである。*]
/*
色々やってるうちにクレメンスさようならしちゃってたぁぁ(白目
なんや、話して大丈夫なの?
私はいいけど大丈夫なのかこれ…(いつものチキン
/*
>セルウィンさん、いらっしゃいませ。
入村を急かせてしまったようで、此方こそ申し訳ありません。
どうぞお気になさらず、楽しまれてくださいね。
事前CO者さんが全員揃われましたので、
これ以降の入村済みご連絡は、なくて大丈夫です。
既にご連絡くださった方達、ご協力ありがとうございます。
◆開始一時間前までの本日23時で、飛び入りさんの締め切りと
役職の最終確定を行い、
24時(14日0:00分)1d開始となります。
それでは、ワープ開始まで今しばらく、
ごゆるりとお寛ぎくださいませ、にゃん。
/*
リンクテストもかねて
https://www.youtube.com/watch?v=L2MRWFEv9ug
ー第2エリア・医務室ー
はいはい、誰かいますよー。
あれ、どうしたんだいその怪我。
[何やらボロボロしている相手>>228を連れて来た青年>>230に呑気な声を返したが、ボロボロの連れの様子に声が剣呑となる。
眉を寄せながら、然しボロボロの彼の泣き言は軽く「ハイハイ」といなしつつ消毒を始めた。
治癒シールをぺたりぺたり。
血などで汚れたところは消毒液を浸した脱脂綿でさっさと綺麗にしていった。
そして軽い手当てが済むと、最後に用意したのは…牛乳だ。
マグに入れて、加熱器にセット。
ピッピッピ、とセットすれば直ぐにチンと温まる。
それに砂糖を入れて2人に差し出した。]
大丈夫かい?カルシウム、足りてるかな。
野菜もきちんと食べてる?
[にこりと笑って自分も甘いホットミルクを口にした。
さり気なく、真緑の怪しいクッキーの入った小皿を差し出して見る。
朝に、お喋り好きなおばさんが差し入れてくれたものだった。]*
/*
ど、どうしよう……これからどうしよう……
ツェーザルさん目撃しにかかろうと思ったけど、過去で絡むのはあれな気がするなあ……?
医務室も多角地帯になりそう。行ってもいいものか……
むむむ…むむむ……
ー第2エリア、放浪中ー
…………んー?
[適当なショップを見に行くべく歩いていたところ、前方に中年くらいの男性…男の記憶が正しければ警備員のものと思われる制服を着た人物が歩いているのが見えた。>>215
なんとなく見覚えがあるような気がして、この船での曖昧な記憶を辿って
少々歳を重ねた感はあるが、以前この船に乗った時にもいたような
そんな程度の記憶が浮かんできた。]
(まぁ、まだ居ても可笑しくはねぇか)
[なんて思いつつ、もう1人別に浮かんできたのは50年近く前にこの船で世話になったとある真面目な警備員。
ちょっとした誤解で世話になったのだけど、そちらは流石にもう老人だから今は船にいないだろう。
爺なのか婆なのか結局分からないままだったけど。
それはさておき、今は目の前の事だ。]
どうも警備員さん、パトロール中かね
ところでさ、前にもこの船で会った事ある?
それか、俺の顔に見覚えあったりしねぇかな?
[男の生活スタイルの都合上、以前顔を合わせた人物を再び目にする機会は殆どない。
だから、記憶に引っかかる人物と会えば大体こんな反応になる。
「あんまり同じ人と会えねぇからつい聞いちまうんだ、知ってる奴に会ったら嬉しいだろ?」
なんて言い分を加えつつ、男の反応に戸惑うなり気を悪くするなりしているようなら一言謝っただろう。*]
教授 ダルメシアン が村を出ました。
― それから ―
[ メイン・サロンでの待ち合わせは成功したのだったか
ある程度話に区切りがついたならば、ロー・シェンは ]
それじゃあ僕はこの辺で。
打ち合わせの前に色々と見ておかないとまた迷いそうだ。
[ とか何とか言ってその場を辞去しただろう。
なにせ、一人ではメイン・サロンの場所もわからない。
色々と、配置を確認しておいたほうがよさそうだと。 ]
[ ただ、別れる前にまだカレルの姿がその場にあったら
ちょいちょいと手の先で招いて、合図をしようか。 ]
要らなかったら捨ててくれて構わない
ただ…そうだな、
[ カレルが気付いてくれたなら、言葉を一度止めて
滑らかな手のひらの中に紙片を一枚滑り込ませる。
ローの名前と連絡先が記されたそれは、所謂名刺だった。 ]
[ そのまま彼女の手を引いて、
背後の誰か>>71や他の誰にも声が聞こえない距離まで。
もし、叶うのならば息の聞こえる間近まで近付いて…囁く。 ]
「また」、僕の話が聴きたくなった時は使ってくれ
[ それは一方的な約束で。
果たされるかどうかは分からないし、
果たされなくともそれはそれで仕方がない。 ]
[ それでも、
直接的な言葉にならなくても
それとなく伝えられればよかった。
再会出来て嬉しかった。と。 ]
[ 果たして返事があっても、なくても、
考古学者は然して言葉を待つこともなくその場を去った* ]
ー回想:レストラン ソマリと会話してた時ー
ふふ、ありがとう。
顔見せてくれるだけでも嬉しいのよ。
割引?……そうね……
[人好きのするような微笑みを返してくる様子に、目を細める。
こういう、何気ないやり取りをするのが好きだった。
彼が花屋としての自分の技量を認めてくれているのが分かってからはなおさら。]
じゃあそのときお茶に付き合ってくれるなら
上お得意様に、大サービスしちゃおうかしら。
[にっこり笑って一つウインク。
出来るだけここを使うようにすると言われ>>156、嬉しくならない店主がどこにいるだろう。
全く、喜ばせるのが上手いんだから。]
ああ、やっぱり大変なのね。
って、え?ほ、本当に?
いいの?それは、凄く嬉しい……
[彼の仕事事情を聴いていたら、やはり大変らしい。
何処も大忙しなんだなぁと頷きながら聞いていると、またもや嬉しいことを言う。
夜にのみ咲く花……ほんのりと淡い灯りが暗闇を柔らかく照らす幻想的な風景>>157 を想像し、うっとりと目を細めた。
いつだったか、この船からは降りられないからね、と愚痴のように零したことがあったんだっけ。
もしかしたら、それを覚えてくれていたのかもしれないが、純粋に珍しい花を見られるのは胸が躍る。]
写真でも実物でも、どっちでも嬉しいわ!
枯れちゃうと可哀想だから、写真の方がいいかしら?
……あ、でも育ててみたいわね……。
種とかあると嬉しい……
あ、でも気候条件とか、土壌……PHと石質と……
[おっといけない。
ついのめり込み過ぎて、ハッと我に返る。
彼は苦笑でもしていただろうか。
恐らく自分の目は過度な期待によるキラキラビームを放っていただろうし。
彼が時計を確認したので、何か約束事があるのだろう。
またな、と手を振られれば、ありがとうまたね!、と同様に手を振って、その姿を見送っただろう。*]
[学者嫌い(>>198)と聞くと、彼の反応に納得するのと同時に、よくできた学者(>>116)のことが脳裏によぎる。あれが世間の学者に対する一般的なイメージなのだと、落胆よりも怒りが込み上げてくる。
それでも、俺の連絡先ね、と自分に名刺を差し出してくれる彼に一言お礼を述べて、ありがたく受け取った。……これでも警備部隊の隊長をやっているのか。本気を出せば、すごい腕前の人なのかと想像しながら。]
名刺ありがとうございます。
……あと、吸いすぎは身体に良くないですよ?
[じゃ、いい旅を?と言い去っていく彼に、少し言い返しの意も込めて去り際に声をかけて、…はお冷を取りに行った。]
[奴さんが俺と一緒に思い出した人は、俺の先輩に当たる人だねえ>>232。
俺に警備員のいろはを教えてくれた人。
女のくせに男みたいにガッツあってさあ。みっちり仕込まれましたよ、ええ。警棒捌きがすごかったよ。
さすがに歳だったから、時計職人の親父さんと引退したけどね。]
そう、パトロール中
ああ、やっぱ俺の記憶あってるのかあ
あるよぅ、その顔 前に乗船したことあるだろう
[へらりと笑ってお返事。
記憶があるってことは何かあった気がするけど、何でだったか。
ただ、観察されたから声を掛けた気がするね。
観察されるのは好きじゃあないもんで。]
でもさあ? 結構前じゃあなかったっけ?
全然変わってねえ気がするのは気のせいかい?
[そんなすぐに顔変わるほど経ってなかったら、爺がボケたってことで。*]
/*
でもまあ、カレルがかわすだろうからそこは矢でも当たらない限り桃にはならねえだろうなあ
真面目に恋矢どうすっか。正直死神はもうどうでもいいや(
/*
一応最終日コース視野入りはしてるけど、逆に目を付けられて早期退場もあり得そうなんだよなあ。
マーティンが狼ならワンチャンある? か?
でもカサンドラとの縁故強そうだし、そうなるとやっぱ初回▼▲もあり得るんだよなぁ。
まあジジイなんて情報落とすだけ落として主役庇うようなポジがおいしいですからぁ?
全然それでも構わないんですけどねぇ!
/*
最初から最終日コース視野入りしてると、大抵早期退場するんだよなあ
しかし、真面目にどうするか。
推理の余地を出すなら、俺情報屋でやった方がいいよなあ。
その場合、アデルかローと共同戦線張る方向が望ましい。
二択だったらローかなあ。喧嘩しながら解決しましょ()
ー現在:レストラン→第2エリア通路ー
[それはソマリと話した後だったか、アデルと話した後だったか。
充実した会話とご飯に、お腹も満ち心も満ち、レストランを後にした自分は、次にどこに行くか考えあぐねていた。
店に戻ってもいいけど、今日の手入れは粗方終わっているから、あとはジョニーに任せておけばいいし……なんて考えながらぶらぶらと第2エリアを歩く。]
(こうして独りになって歩いてると、……昔を思い出すわね。)
[それは、まだ自分が10代前半だったときの話。
チビでガリガリに痩せていて……誰も信用しなかったころの話。]
へぇー、船内で花屋やってるんだ。
[不自然なほどに笑顔な彼女(>>207)は、カサンドラというらしい。人とあまり話すことが少なかった…は特に違和感を覚えることもなく、自分の名前を問われれば、]
俺はアデル・フィルミスト。難病患者向けの薬品を研究したりしているんだ。俺も仕事柄植物をよく扱っているから、自然が好きなんだ。
[デザートイーストやシーウェストにある植物のことなどを話しただろうか。好きなことを話す…は、ひまわりのように真っ直ぐな、そして素直な瞳が印象的だったかもしれない。話が盛り上がって、彼女からいろいろなことを聞かせてもらえたなら、ますます興味がわいてきて、]
また後で、お店に寄らせてもらうよ。
[彼女の思う壺ならそれはそれで構わない、花や薬品が気になった…は時間があればお店に行ってみようと思った。そう、時間があれば。
一度咲いた花に、そんな時間は残されてないんだよ。]
ー過去:捻くれた子どもー
……嫌よ。ぜんぶいや。
生きていくのが嫌なの。
[目に大粒の涙を溜めて、黒い石飾りの付いた鋭利な短刀を喉元に向ける少女。
その水の膜の張った目は、目の前の男 ー部下にあたるらしいー を睨み付けた。
部下の腰には、短刀の鞘だけがあった。
既に宇宙へと飛び立ったシルバー・メリー号の船内で。
生きていく理由も意味も分からず、死にたいと強く望んだ当時の私。]
[事の始まりは、軍が兵器を開発しようと計画したことからだった。
物理、化学、工学……そういった兵器は既に出回っていたから、次に軍が目を付けたのは生物学の分野であり……。
倫理、道徳、常識……などと、表では綺麗事を並べているものの、そんなものは化けの皮。裏ではどうでもいいことなのだ。
武力が落ちれば国力が落ちる、ならば強い国をつくるためだ……と、倫理や道徳は後回しにされる。それが必然。]
(……多分私の故郷は、そういった残骸の集まりだった。)
[……故郷と呼べるほどの記憶はないけれど。
銀河の果ての果て、クエーサー。
宇宙を漂うゴミが、惑星の引力の相互関係の元、どういう訳か集まるゴミの星。
でも、それは後からの教育で知ったこと。
当時の私は自分がいる星の名前すら知らない場所で生まれ、そうすることがごく自然であるかのように、宇宙に彷徨うゴミを集め、そこから僅かに使える物を選び、生きる。
多くが3歳を迎えられずに死に……多くが大人になれないまま死ぬ子どもの星。
年々人が少なくなってゆく、死にゆく星。]
……私は幸運……だったわ。
[ポツリとこぼした言葉……思わず言いよどんでしまったのは、それが本心の全てではなかったからか。
その星は無人の星になってしまう前に、沢山の大人たちがやってきた。
厳つい防具をつけた者、キッチリとした胸にバッジのついた制服を着た者。
そして子供たちに暖かいご飯と清潔な衣服、暖かい住居を与えてくれたのだ。
……そんな無償の、ボランティア精神がそもそもおかしいのだということに、当時の私達は気づく訳もなく……。]
[皆の警戒が解け、大人に懐いた頃……何故か一人ずつ医務室に呼ばれる。 ]
なぁに?この前検査したよ?
[定期的に健康診断は受けている。そう思って尋ねると、今日はまた別の検査をするのだと制服の男は言った。
勿論疑問が浮かぶはずもなく……注射を撃たれ、そのまま眠りに落ちる。
暗い、暗い……底なし穴に落ちてゆくかのような、深い眠り。]
[次に目が覚めると……身体中に酷い激痛が走る。
指先を少し動かすだけで、耐え難い痛みが全身を襲った。]
っ、ぁ……(ぁぁぁあ……!!!)
[叫んだつもりだったのに、小さくぐももった声しか出ないことに絶望した。
体の芯が煮えたぎるような、熱くなった鉄に押し付けられるような激痛。
自分の身体がボロボロと壊れていゆき、そして再び違うものとして再構成されるような感覚。
涙すら零れることはなく、大きく目を見開いたまま、ガクガクと震える。]
[しかしその小さな声で、大人は気づいたのだろう。
「おい!生きてるぞ!!」
「成功か?どのサンプルだ!!」
……何を言っているのか分からなかった。
しかし今ならその意味がわかる……私達子供は、実験台にされたのだ。
"ガルー"という寄生生物に侵された人間の脳を、子供の脳に直接移植し、間接的に感染させ、肉体的に強化を図るというのがこの実験の目的であったらしい。
人間でありながら、いざと言うときに"生物兵器"として使えるように。
多くの者が拒絶反応を起こして死んだ。
多くの者が凶暴化して殺された。
対象を子供にしたのは、単に凶暴化したときに殺しやすいということらしかった。ゴミの星の住人は、そこらへんのネズミと同じ。
ただのモルモット……人間としての権利はなかったのだ。]
[幸か不幸か……私の脳に住む"生物兵器"は、随分古代の、しかも亜種も亜種という、非常に弱い珍しいもので。
酷く大人しく……未だに何の兆候も訪れていない。
失敗だ、証拠は全て隠滅せよとの意見が多く提議されたらしいが、ある男がそれを留めた。
もしかしたら、成功例かもしれない……と。
年数経過に伴う経過を観察してもよいのではないかと主張して、今の私が存在する。
高い階級を与えることで、個人単位の監視レベルを強化して。
いつでも処分できるよう、船から降りることを禁止した。
多分船員には知らされていないことだが、"最悪"の場合シルバー・メリー号ごと証拠の隠滅を図るつもりのようだ。]
"嫌よ、ぜんぶいや。"
"生きているのがいやなの。"
[そう言って、短刀を喉元に向けた少女は、今もこうして生きている。
その後に何があったのかを思い出すには、少し肌寒くなってきたかもしれない。*]
ー現在:第2エリアー
[特に行くあてもなく、ぶらぶらと歩く。
何だか冷えてきたので暖まりたいような、食後のデザートに甘いものが食べたいような……ぼんやりしたいようなそんな気分だ。
……つまるところ、予定がない。]
……店に帰って、お茶でも淹れようかな。
[いろいろ思い出したし、ちょっとリラックスしたい。
ふぅっと、一息吐き出して、ゆっくりと自分の店に戻ろうと足を向けたのだった。
勿論、誰かと会ったなら、何か話をするかもしれないけれど。**]
[さっきとは違うウェイトレス(>>14)が注文した料理を運んできて、届いたホットドッグを一口食べると、なるほど、美味しい。少し微笑んだ…を見たウェイトレスは嬉しそうだった。パンを食べたのは、故郷の星で住んでいた時以来かもしれない。
美味しいけれど慣れないパサつきに、思わずヤシのジュースを流し込む。何度も飲んだ味……には少し及ばないけれど、宇宙船で飲む飲料としては十分な味だった。]
ー回想ー
[デザートイーストは、俺が生まれたシーウェストに比べるととても暑くて、乾燥した星だった。砂漠が広がっていて水が少なかったから、ヤシの果汁が貴重な飲料だったんだ。
2人で遊んでいた時、よくお前のカーチャンが、ヤシの果汁に砂糖とジェリー草を混ぜて作ってくれたジュースはとても美味しかったよ。俺も好きだったし、お前はもっと好きだったな。
ふと、ジュースを飲んだ時に昔の記憶が蘇る。
……なあ、今回の総会、俺らで一緒に絶対成功させような。]
[なんとも曖昧な記憶から当たりをつけて声をかけた男だったけど、相手の男性の言葉を聞くにどうやら記憶に間違いはなかったらしい。>>238]
あぁ乗ってた乗ってた
って事はやっぱり会った事ある人だったか!
勘違いじゃなくて良かったぜ
いやーあん時は見てただけとはいえ悪かったな
どうしても、色んな人いると見ちまうんだよなぁ
[チラッとでも知ってる人物と会えたからか、笑顔でベラベラと喋る喋る。
その流れで思い出した事まで軽い謝罪混ざりで更に喋る。
男性との初遭遇は男の人間観察がきっかけ
たまたま目に入った警備員を見ていたらそれがこの男性で、それに気付いてか話しかけてきた。
というそれだけの事だったのだけど、観察されるのは居心地が悪かったんだろうと当時察したとか。
そういう事があるから出来るなら観察は控えるべきだろうけど、やめられないからこればかりは仕方ない。
控えられなくなってしまってるから。]
[食事を済ませて、会計をするために、…は小さな財布を取り出した。
決して下っ端研究員にとってレストランの料理は安いとは言えない。普段自分は、師匠のお手伝いをする代わりに、師匠に面倒を見てもらっている。今回も僅かなお小遣いと交通費だけ貰ってきたのだ。
それでも、…は今の生活に不満はない。研究職は給料じゃない……
さて、会計を済ませたら、もうレストランに用はない。
まだ花屋に彼女は戻ってないだろうし、他に行きたいところもない。自室に戻ってもいいし、船内をブラブラするのも悪くない。]
ん?あー、前来たのいつだったか覚えてないけど
けど顔変わってないのは気のせいじゃねぇぞ
多分警備員さんが生きてきたより長い間ずぅっとこのまんまだし
[互いに顔を知ってる人物と会うと、以前会った時からの年月次第ではこんな事もある。
決して男性がボケている訳ではないから安心してほしい。
しかしそういう宿命に置かれたのは最近の事ではない、随分前からこうなる事も想定してるし動じるだけ無駄だ。]
警備員さんはちょっと老けたかね
それでもまだ元気そうに見えるからいいけどな
普通に年取れるの、羨ましいもんだ
[苦笑いでケラケラ、皮肉でも悪気があって言ってる訳でもないけど
聞く人が聞いたらいい気はしない事をぼそり。
不老というものに憧れる人もいるのかもしれないが、男にとっては必要のないもの、望んでいない体質である。]
あ、そういや警備員さんの名前聞いてねぇや
名前なんて言うんだ?
俺はツェーザルだ、ツェーザル・レジスト
色々星回って暮らしてる流れもんさ
[せっかくの再会だというのに、危うく最後まで警備員さん呼びでやりとりを済ませてしまうところだった。
軽い自己紹介を混ぜ込みつつ、男性に名前を聞いてみるのだ。*]
/*
クレメンスはあくべんすさんなんだろうか←
さり気なくフィオンの話を入れたつもりがそこまで回収してくれた上にノトカーらしき人物の事まで出してくれてるし…w
とりあえず前回も参加してた勢に間違いないのは確か(真顔
/*
この村のPCの過去が悲惨だったり壮絶だったりするのはあるあると言ってもいいような気がしてきた(真顔
えっ、ツェーザル?
死神らしくする為だからいいんです(尚死神本人ではない模様
/*
二重人格設定がキャラ崩壊の地雷になる気しかしない(^O^)/というか、既に普段書かないような文章の読み書きで脳のキャパシティ超えてる。
ー第2エリア・廊下ー
[目の前で蹲っていた女性が上体を上げてくれた事に>>203、とりあえずホッと安堵する]
俺は優しくは無いけどな
[なんて苦笑する男の目の裏には
自分の顔を見ると条件反射のように泣き出す子供たちの顔が浮かんでいた
それでも今目の前で震える彼女の身体が少しでも収まったのなら、チャラにしてくれるんじゃないかな
なんて、ふてぶてしく思う]
ヴィクトリア・シーセスター
…良い名前じゃねえか
[反芻するようにもう一度。
脳裏に咄嗟に思い浮かんだのは“勝利”victory
彼女の唇から紡がれる名前を、少々聞き取り損ねたせいもあり、男にはこれから勝利するという現れに聞こえた
まっすぐな彼女の瞳>>205を見て、思ったままを口に出した
クシャクシャの紙を見れば、何かしら曰く付きな事は分かったので、少しでもマイナスの表情を見せたなら謝るかもしれないが
]
チョコレート、知らないか?
美味いんだぜ?
[彼女が戸惑うなら、もう一つ取り出して自分の口に放り込みニカッと笑っただろうか
危なくないよ、と伝えるように
男はこれからメインサロンへ向かうところだが、
何処へ向かうか聞いて、同じようなら一緒に行こうと誘ったかもしれないし、違うようならお節介だとは思いつつ彼女の手助けをしてくれそうな人を伝えようとしたかもしれない
様子を見て大丈夫そうであれば、そのまま見送っただろう
]
ー回想・乗船直後ー
[シルバー・メリー号に乗って、懐かしい景色を堪能している頃
懐かしい白毛玉と茶毛玉ーもといスノウとラヴィーに会った]
久しぶりだな
スノウやラヴィも元気そうで何よりだ
[ どうやら自分の事を覚えていてくれたようで>>177思わず頬が緩んだのを覚えている
思わず慣れた手つきで抱き上げて、痛いところは無いかと探ろうとしてしまったのは、病気や怪我の動物を見慣れてしまった性か
許すようなら、二匹のふわふわの毛皮を堪能させてもらったかもしれないが、同時に血色の爪牙>>180の存在も微かに感じ、この先使わずに済むことを願ったのは、心の中でだけ。
往々にして、爪牙を振るう時は傷付ける時なのだから
…相手だけでなく己自身をも。]
[何か話したか話してないか分からないが、スノウとラヴィと別れた後、ホログラム上のみの存在となったシレネを思い出す
シレネは運命の転機とも言えるだろうか]
[運命の転機は7年ほど前。
航海の途中で寄ったユーフラテスで、狼に襲われ、酷い怪我を負い死にかけていた“シレネ”を保護した事
シレネは怪我で飛ぶことが出来なかった。
何とかしてシレネを治療する方法は無いかと模索する中で、傷付いた動物たちを救う施設、通称“ウィポ(Wildlife Protect Organization)”の存在を知った
男はウィポの職員に協力を求めつつ、シレネを必死に看病した。業務や訓練をサボっては看病に当たっていたのだったか
そうでなくとも指導員と一緒になってサボっていた>>200のだから、解雇されなかったのが不思議な程。
“楽しかったなぁ…”
なんてサボってつるんでた昔を思い出す
男はただ、シレネが再び空を舞う生き生きとした姿を見たかったのだ。いや、生きていてくれさえすれば…
ー回想ー
[
…
……
最後は安らかであったと思う、
そしてそう願う。
そして思ったのだ
ー傷付いた動物たちの助けになりたいー
男は警備員を続けながら、2年間ほど人が変わったように猛勉強し、その後ウィポで獣医としての道を歩み出した
警備部に居る頃、男の態度からは何か戸惑っているような諦めたような妙な倦怠感が見えたかもしれないし、そうでないかもしれないが
打ち込めるものを見つけた後はそれはもう一直線だった。
シルバー・メリーの同僚たちも、その年になっての再出発に驚いたり呆れたりした人も居たかもしれないが、何も言わず見送ってくれたのかもしれない]
―メイン・サロンに向かう途中―
[兄のことを過去形で語った意味に、
ローも気づいたとは知り得る由もないものの。>>181]
あ、すみません。大丈夫ですよ。
俺の……兄のことでした、から。
[ローの肌の色の理由に、なるほどと頷いてから。
“少し怖い”という感想に、
一瞬の躊躇いの後、安心してほしくて兄の事だと正直に口にし、
兄の肌の色の理由>>144を、説明した。
誰にだって、兄くらいはいるだろう。
身分の手がかりにはならないだろう、と。
この時は、ローがまさか
“わたし”のことに気づいてくれるとは、思ってもみず。
過去形で語られる兄の話を、
彼がどう考えるかなど考慮できぬまま。]
でも、俺は……
ロゥ…ローさんが、いて下さってうれしいです。
他の誰かではなく……貴方に、お会いできてよかった。
[遺跡での日も、今も。
“わたし”の気持ちを表に出すのは久しぶりすぎて。
ひどく拙いながら、存在を肯定する言葉を心から口にして、
ローの瞳をまっすぐ見上げ。
えへへ、と照れ笑いのふりに紛らせた。]
[ 言いながら兄の死の直後の記憶が、脳裏を過る。
両親はなぜ王位を継げない妹の方が生き残ったのかと、
悲嘆に暮れ。
事情を知らない周囲の人々は、
死んだのが双子の妹の方でこれ幸いと、胸をなでおろした。
頬に伸びる、血まみれの懐かしい手の感触が蘇る>>38
魂の半身を引き千切られた、恐怖と痛みと慟哭と
――…赤い絶望が。
“狼の呪い”>>76にかかったのが、“わたし”の方だったなら。
“わたし”が“あなた”を、殺さなくてもよかったなら。
“あなた”が“わたし”を――…殺してくれたなら。
“わたし”ではなく、“あなた”に、生きていてほしかった。
だから、“わたし”は、“あなた”にならなくては―――…]
……………い、いいえ。
いいんです。お気になさらないで、ください…。
[暫しの沈黙の後、
謝罪との言葉と共に呼ばれた、カレルという偽名。
安堵すべきなのに、胸の奥の一番深いところを、
鋭い刃物で突かれたような、冷たい落胆の痛みが奔る。
一瞬、心の何処かが、あまりにもあさましく、
サーラと、“わたし”を呼んでほしいと渇望してしまったから。
今はもう、誰にも呼んで貰えない名を。
誰にも、必要とされない存在を。
誰かに、ではなく――… “ロウ”に。]
獣医となって5年ほどがたつが
最近は、野生動物の間に流行している原因不明の奇病の関係で連邦に顔を出す機会も増えた
中にはウィポという名前を、耳にした事がある人も居るかもしれないが、何分元々が小さな組織なので分からない
奇病の症状は、突然の凶暴化/身体能力の向上/異常生殖/突然死など様々だ。その規模は決して大きくは無いのだが、規則性が見つからずお手上げ状態。
そんな中、この原因不明の奇病に関しては何故かは全く分からないが、連邦政府から援助の申し出があった。
―――…ロ、ロゥ? どうし……?
[手に触れて引かれれば、驚いた拍子にびくっと身体が震え、
思わずル・ウルタール訛りが微かに混じる。
性別を偽っている以上、自分から触れることはあっても、
誰かに触れさせることは、そうそうなかったけれど。
相手がローだからか、抗おうとはしないまま。]
[よく見れば男が持っているのは何かの資料だろう。
学会で発表をする研究者だろうか。
若いだろうに大したものだ、もしくは助手だろうかと考えを巡らせるが、初対面の、しかも船員相手にじろっと見られて気分の良い者など居ないだろう。
レストランも混み合う頃になってきた。
そう考え、足早に立ち去ろうとした時。
彼の意識が僅かに離れたこと、自身が足早に去ろうとした際の風圧で、男の手元から資料がひらりと舞い落ちる。>>239]
おっと、すま……
[床に落ちた資料を拾おうとした時、伸ばした手、謝罪の言葉と同時に止まる。
大半は一見何の数字か分からないデータだったが、一枚離れた場所に落ちた資料に、故郷の景色を思い起こさせるような画像が添付されているのが見えた。
過去の記憶も最早朧気。ただのイメージ画像かもしれない。
それでもこの写真が気になって仕方が無かった。
何か手がかりがあるかもしれない、と。]
[ウィポに対する援助の条件は報告書の提出と、遺体を送ること。
末端医療機関に対してなので、裏があるのでは?と考えない事もないが、男としてもウィポだけでは手に余る案件なので深く考える事はせず、せっせと報告書を書くのだ。
それに遺体を適切に処理してもらえることは、ある意味助かるのだ。
奇病の原因は今のところ全く分からないが、感染症の疑いもあるため、迂闊に埋葬すればパンデミックを引き起こす危険性さえあるのだから。**]
/*
死の鎌をカレルかローにブスリしたい欲←
いやな、使用先は過去に何かしらで大事な人亡くしてる人か現在も大事に思える相手がいる人に使うつもりでいるんよ
前者なら復讐心、後者なら大事な人を助けたい心に漬け込んであれやこれやでな
ただ詳細は前者か後者、そして鎌使う相手が誰かによって変わるかなぁってところ
だから接点ほしいんだけど…絡む隙がないっていうか、絡んでいいタイミングが分からないというか…(ログ迷子になりかけてる
失礼致しました。
すみません、この資料は貴方が用意されたものですか?
もしや総会で研究を発表されるのですか?
[頭を下げ、謝罪と共に資料を返し、同時に内容のことについて尋ねる。
先程とは違い、向ける視線には真剣さ、欲求と渇望を含ませて。
理由を問われれば、資料について聞きたいと素直に答えて。**]
[マシンガントークを始めた>>249にへらり。
まるで昔馴染みと話すような空気にちょっと楽しくなったとか。
じろじろ見られるのはちょっとねえ。
自分の育った環境に影響されてて嫌なんだよね。
初対面時は学者かなと疑って、警戒しながら声掛けた。
まあ結局、こちらの早とちりだったので謝って終わらせたが。]
俺も結構過剰に反応したからなあ
昔のことってことで水に流そうぜえ
[ボケてないって言った後なのに、知らないだけでボケてたのか、なんてことはなかったらしい。
素直によかったと思っておこう。]
あらら じゃあ俺より年上?
いいねえ、身体が年取らないって
[年上と知っても言動を改めることはせず。
年上を敬えと、どの口が言うのか。]
老けたよぅ 最近身体の節々が痛くてさあ
若い奴にはついて行けねえの
[なんて冗談になりそうにない冗談返して、一緒になって笑った>>251。
不老になんか興味ないから、最後に聞こえた言葉はにこにこしてるだけに留めた。
終わりがあるから救いになることがある。
終わりがあるから終わりに向かって歩けることもあるから。]
俺ぇ? 俺はクレメンス クレメンス・フォルヒャート
酒好きのしがない警備員よぉ
[さり気なく酒好きだと暴露したのは飲める相手なら連れ回そうと目論んだため。
飲める相手なら名刺を渡そう。都合のいいときに飲もうぜぇ、なんて言いながら。
名前も教えて貰ったし>>252、もう既に知り合いだろ。*]
──── 第2エリア 廊下 ────
[ 優しくはない、という彼の心中はわからない。>>253
けれど私の中では
"出会った中で一番優しい人"なわけで。 ]
いいえ、マーティン様はお優しいお方です。
[ 思うよりも先に口から溢れていた。
こんな事は初めてで、自分でも少し戸惑ってしまう。
けれどそれは顔に出なければいい。
…………ほら、名前を呼んでくれた。
名前にいいも悪いもあるのだろうかと思うが
きっと褒めてくれているのだと思う。
勿論"victory"なんて知っているわけもなく。
手にした紙を見て彼が表情を変えていても
文字を読むのに必死だった私には知る由もない。 ]
ちょこ、れえと……
[ 茶色い塊を口に運ぶ様をマジマジと見つめる。>>254
食べ物ならば、いや、食べ物でなくても
お腹を満たせるならば。
恐る恐る手を伸ばし、初めて見たちょこれえとを
口に入れる。────瞬間、
今まで感じたことのない程強烈な甘さが
口いっぱいに広がった。 ]
────っ?!
[ 目を大きく見開き、彼の顔を見る。
その時私には革命が起きていた。
こんなに美味しいものがあったなんて。
きっとこれは"幸せ"と言うのだろう。 ]
美味しいです…!
ありがとうございます。
[ 表情はいくらか緩んだだろう。
礼を言ってからまた頭を下げた。 ]
[ 何処へ向かうかと問われればええと、と言い淀む。]
用意していただいたお部屋は広すぎて
落ち着きませんので…その…
落ち着く場所を探しに行こうと思っておりました。
[ メインサロンと言われても
何処だかわからないため首を傾げる。
気遣ってくれるようなら慌てた様子で
"そこまで面倒を見ていただくわけにはいきません"
と言って再び頭を下げ、彼が立ち去るのを待つだろうが
さて、彼はなんと言っただろう。 ]*
[ 何処へ向かうかと問われればええと、と言い淀む。]
用意していただいたお部屋は広すぎて
落ち着きませんので…その…
落ち着く場所を探しに行こうと思っておりました。
[ メインサロンと言われても
何処だかわからないため首を傾げる。
気遣ってくれるようなら慌てた様子で
"そこまで面倒を見ていただくわけにはいきません"
と言って再び頭を下げ、彼が立ち去るのを待つだろうが
彼がそこで見送ってくれるのなら、
何度も会釈をしてその場を離れるだろう。 ]*
/*
いやまて、さっきの観点で考えるならクレメンスにブスリでもイケるのでは?
あぁんでも家族の事知る機会なさそう
でも改めて考えたらいい位置にいる気がするんだよなぁぁ
けどまぁ、2dまでの流れ次第かねー…(早く返事書け
すまない、資料を落としてしまって……
拾ってくれてありがとう。
[自分が謝罪と御礼を言い取りに行く前に、向こうから拾って渡してくれただろうか(>>279)。その男は、自分の落とした資料に随分と興味を持っているように見えた。
資料を受け取る際、彼は真剣な何か求めるような眼差しで尋ねてきただろうか。この資料は自分で用意したのか、発表で使うのか、と。]
いや、これは自分の研究のために、友人から借りた資料なんだ。だから、これは発表用ではないんだよ。
[折角資料を拾ってくれて、興味を持ってそうだったので何か力になれないのかと、よく見ると彼の視線は資料そのものではなく、1枚の画像に向いているようだった(>>277)。]
あの、どうかされました?
[天文学には詳しくないが、画像について問われれば記憶の片隅に何か引っかかりがあるかもしれない。]
── 入り口の奥:第2エリアの通路にて ──
[入り口を通り、船内の奥へと進む彼女の向かう先は、第1エリア。
そこに乗船員の居住スペースがあると聞いたから、とりあえず自分の休む場所を覚えておきたいと思ったのだ。]
いやぁ……それにしても。
まさかここにもう一度戻ってこれるとは思わなか
ったなぁ……
[彼女がまだ幼い頃。
ようやく少しずつ自分で物事を判断できるようになった5つの時に、母親の仕事が軌道に乗り始めた。
調査として様々な星の土地に赴き、その土地の歴史について調べることが、母の仕事であったのだが、最初のうちは女だからと馬鹿にするものばかりで、誰も母の功績を認めようとはしなかった。
さらに周りの視線は冷たいもので、シングルマザーな上にまだ幼い娘を現場につれて来ていたことも、不信感に拍車をかけた。
それでも母は諦めず、調査に懸命に取り組み、向き合い、ゆっくりと着実に信用を勝ち取っていったのだ。]
[そんなある日。
ちょうど、少女が10の誕生日を迎えた日。
母娘の生活は一変したのである。
ここでの暮らしがもう1年も経った頃。
貯めていた金も底をつき始め、明日に食べ物があるのかすら不安になった時。
そろそろ潮時だと、発掘現場から足を遠ざけようとした瞬間、見つけたのである。
その星で見つかっている生き物の中で、最も古い化石を。]
それからが早かったなぁ。
周りの手のひら返しには笑っちゃったもんね。
[くすくすと肩を揺らしながら笑う。
そう、その後すぐに現地メディアに取り上げられ、それはあっという間に星中を駆け巡り、政府の耳へと届いた。
冷たい視線はいなくなり、代わりに賞賛の拍手が贈られた。
それから母は、毎度の如く総会に呼ばれ、星の開拓の為に現地に赴き、考古学のなんたるかを未来を担う若者に教え込むという日々が続くようになる。
たったひとつの化石で、こうも人生が変わるものなのかと、幼い少女は驚いたものだが、隣で楽しそうに毎日を過ごす母を見れば、これで良かったのだと笑顔をこぼした。]
その頃の私は、いっつもママの後ろについて回ってたから……
[ちょこまかちょこまか後ろを走り回りながらも母の仕事を見るのが大好きだった彼女にとって、このシルバー・メリー号は懐かしの場所なのである。
総会へ赴く時は、いつもこの船に乗っていた。
それに、この船にはいろんな思い出も詰まっている。
総会に出席する人との交流や、乗組員とのお喋りだって、少女にとってはとても楽しい思い出のひとつ。
この広いようで狭い船の中。母が病に倒れるまでの長いようで短い5年間。
ここでの人々との一期一会は、とても刺激のあるものだったから。
それからさらに10年が経ち、もう一度乗る機会が得られた時。本当に嬉しかったのだ。]
― 第2エリア・医務室 ―
[「はいはい、誰かいますよー。」と軽い声と共に開かれたドアから出てきた青年。>>231
あ、なんか優しそうな人かも。良かった。
ほっとしたのもつかの間。
着替えたものの怪我だらけの学友を見て険しくなる表情に、中々にしっかりしてそうな人だぞ、と認識を改める。
道具を借りるつもりだったけれど、すぐに手当を始めてくれたのでありがたく見守ることにした。
…いい年の男がぐずぐず言いながら手当を受ける姿はなんて面白いんだろう。
にやにやしつつ、手当をしてくれている青年の手際の良さに感心する。手慣れているようだ。
手当がひと段落すると、彼はマグを差し出してくれる。>>231
お礼を言いながら受け取れば、中身はホットミルクのようで、甘い香りと手から伝わるじんわりした温かさにほっとする心地になる。
手当をしてくれた上にこんな気遣いまでしてくれるなんて、この青年いい人すぎる。]
本当にありがとうございます。
カルシウムと野菜…ちゃんとした食事を取りたいとは思うんですけどね。中々難しくて。
まぁ、ここに乗れた理由ってのが、人員不足で手が回らないから〜……は、ちょっとどうかと思うけどね。
[この船と全く関係の無い内勤の業務部が乗れたというのも、ただの人手不足。
乗れた気持ちは嬉しいが、これからどんな雑用をさせられるのかと考えれば、心はズーンと重くなる。
どこに配属されてどの仕事をするのかはまだ教えられてはいないのも、さらに心を重くさせた。
ただ、星の偉い人から博士やらが集まるこの総会。きっと護衛などが大変であろう警備部にだけは回されたくないと思う。]
それに、警備部の1人に考古学者が嫌いなおじさんがいるって聞いたことあるし……
[まぁ、ただの噂だからと心に言い聞かせる。世間話が好きな同僚の、ただの噂話。学者嫌いの警備部なんて >>198、そう深く考えることもないだろう。
それに、もしかしたらその頃に総会に居た人や、乗組員の人とも会えるかもしれないし!と楽しいことを考えることにする。]
[そうしてぐるぐる思考を回していれば、ふと足を止めた。
周りをキョロキョロ。頭をぐるぐる。
はたと、彼女の動きが止まった。]
どこだろう、ここ??
[第2エリアのとある通路。
どうやら彼女は迷子になったようだった。]
[男子学生の一人暮らしだと外食が多くなりがちだ。ついでに勉強が忙しくて食べなかったり適当なもので済ますことも多い。
この人はちゃんとしてるんだろうなぁ。
お茶請けにだろうか、出されたクッキーを食べようとして。]
ありがとうござ……
待ってください、これ食べて大丈夫ですか?
[んん?真緑だよ?何味かな?味するのかな?
思わず手に取り眺めてみる。緑であること以外は普通そうだけど…この緑が何なのかがわからないぞ。
問えば青年は答えてくれただろうか。
でもせっかく出してくれたものだし…死にはしないだろう。多分。]
あれ、意外と美味しい…
意を決して口に放り込めば見た目に反してバターの豊かな風味と甘さが広がる。つまり美味しい。
ホットミルクとクッキーをありがたくご馳走になりながら軽く自己紹介を。]
俺セルウィンって言います。
大学生なんですけど、宇宙連邦総会に行く途中。
お兄さんはずっとこの船に乗ってるんですか?
/*
みんな結構10年以上前に船に乗ったって人が多くてやっぱり設定ミスっている気しかしない……
とりあえず周りのログを拝んでおこう。は〜尊い……
/*
>>296
>報告書を書いたような書かなかったような事を思い出した
どっちやねーん
まあ話すための切っ掛け程度なのでどちらでも大丈夫なんだけどね
―回想:カレルに出会う前―
[ふーらふーらとのんびり歩く。
それこそが、時間に縛られない仕事の特権な訳で。]
(ええと、明日はあの子にご飯をあげて、
次の時期の種まきもそろそろね……)
[とはいえ、脳内は仕事モードだったりするから、いわば年中仕事をしているだけなのかもしれないけれど。
と、そんなことを考えていると、キョロキョロと周囲を見回している女性を発見。
ベニバナのような綺麗な中紅花色の髪を結いあげた女性>>206 は、船員であることを示す制服を着ているが、……どうやら迷っているらしかった。>>293]
ねぇ……もしかして迷ってるのかしら?
……、……あれ?
もしかして、小さい頃に船に乗ってた……かしら?
[十数年前に、自分が船に乗ったときに、ちらと見かけたような気もする。>>290
そのときはお話しできたのだったか、それともできていなかったのか。
しかし、その綺麗な髪に、見覚えがあるような気がうっすらとしており、ついそんな言葉がこぼれていた。
もし違っていれば、ごめんなさいねと謝って、どこに行きたいのかを尋ねるだろう。*]
― 回想・或いは夢の中: ―
――母さん、ベネット、元気ですか?
長かった学院生活も終わって、やっと故郷に帰ることが出来ます。
ここから母さんのところまでは何万光年も離れてるけど…
このシルバー・メリー号なら亜空間ジャンプでひとっ飛びさ!
[旅の土産で膨れ上がったカバンを抱え、息を弾ませ船の中をかけていく。]
[何かにぶつかる音がして、思わず尻もちをついた。顔を上げると、正面に同じように尻もちをついた男がいた]
す、すみません!大丈夫でしたか?
[駆け寄って謝ると、男は大丈夫だからといって、床に落ちた”黒い箱”>>214を拾った。
そのまま男はその場を立ち去り、僕もさほど気にも留めずに部屋へと急いだ。]
[やがて、何処かから金切り声が響き、ざわめきと怒号が船内を覆った。]
『なんだ喧嘩か?』『ちょっとやばいんじゃないか?』
『誰か止めて!』
『おい!危ないぞ!』
[不安と恐怖のざわめきの中に、か細い獣の咆哮が聴こえ]
[やがて視界が 紅く 歪む――]
ザザ…
『なんでも良いんです』
ザッザザ…
『単なる理由付け以上の理由はありません』
ザッ… ザー…
『私たちはそれを――』
―ある学者の娘と>>290―
[10年前だったから、まだ俺はヒラだったか。
ある総会の時、たまたま見つけたピンク髪の女の子。
迷子になってたんだっけ? それとも1人で座ってたからだっけ?
とにかく声を掛けた。
その子が死んだ娘に重なって、放置できなかったんだよな。
声を掛けて、おしゃべりして。
あとで学者の娘だったかと複雑になったのは内緒。
それ以来、会ってないから覚えてないかもね。
まあまさか、その子が船員として乗るなんて。
ましてや学者嫌いの噂が出回ってるとは思わないじゃん?
何? 噂が色々飛び交うほど俺ってばそんなに人気者なの?
――とりあえず、人事の奴には秘密を喋るのはもう止そう。*]
[昔の事を思い出した流れで当時の失礼を謝った男だったが、水に流そうと男性から言ってもらえた。>>280
それならこれ以上掘り下げるのは男性に失礼だろうと、「そうだな」なんてヘラッと軽く笑って返す。]
はは、そうなっちまうな
動き回る分には年取らないのも有難いけど
自分だけ若造のままってのも結構クルものあるぜ?
まぁ、周りに知り合いがいればの話だけどさ
[男性の言動がそのままでも気にせず。
男もここまでと同じ調子で、ケラケラ笑いながら世間話をしているように喋る。
周りに知り合いがいない状況を作る為に敢えて色んな星を点々と回っているなんて
そんな事は悟られなくてもいい、悟らせなくていい。]
そうなのか?元気そうに見えるけどなぁ?
なんならマッサージでもしようか?
まぁ、やった事ねぇけどさ
[相手の大体の年を予想すると本気に聞こえるけど、これでも冗談なんだろう。
そう考えて男もヘラヘラ笑って冗談を返した。
マッサージくらいやってもいいが、力の加減は保証出来ないから冗談として言うに留めたとか。
不老関係について何も言われなかったのはかえって助かったと男は思っていた。
年取れるのが羨ましいなんて言えば大体の人がそれに対して反論してくるか『またまた〜』なんて言って茶化してくるパターンばかり。
悪気はないんだろうと思うと苦笑いするしかなくて、正直疲れるから。]
クレメンスな、よしよし覚えた
さん付けは……しないでいいよな?お互いに
って、なんだ酒好きなのか
警備員なんてお堅い仕事やってるし、そういうのは全然かと思ったけど
それなら是非ご一緒したいもんだな
[警備員に対する偏見な気もするけど、これは例の真面目警備員の影響が強いのだ。
決して悪気ある言動ではないと察してもらえればいいが、してもらえずとも別に気にはしないから大丈夫。
連れ回しの目論み?>>281
一人酒ばかりだった男にとっては大歓迎である。
だから名刺を渡してもらいながら言われた事には勿論快く受け入れた事だろう。]
しかしなぁ、クレメンス
普段どんくらい飲んでんのか分かんないけど
酒好きだからって飲み過ぎないよう気を付けてるか?
その年なら家族いるんだろうし、それで体壊して泣かせちゃ元も子もないぜ?
[「まぁ俺は止めたりしないから気にしないで飲めばいいさ」と笑って追加した。
なんでお節介な事を言ったかと言えば、大分昔に知り合いだった酒好き旦那の家族を思い出したから。
今じゃその家族は誰も生きてないし、今話してる男性だってまだまだ親密な仲でもない自分が言う事でもないだろうと冗談風にして口に出したのだ。
男性の家族の事情を知っていたなら、事情を察せられる何かがあれば、こんな事言わなかっただろうけど。*]
―回想:レストランでのアデルとの話―
難病患者……向け?
あら、そうなの?植物はいいわよね。
まぁ、そんな植物もあるの?
うわぁ、見てみたいわ。
[名を名乗ってくれたなら、それを数度繰り返して、短い船旅の間だけど、改めてよろしくと伝える。
そして、彼の話に相槌を打ちつつ、にっこりと笑う。
難病患者……という部分で不自然になったことに気付かれていなければいいが。
自分のは病気ではないし、そもそも軍の監視が付いている時点で治療なんて頼めるはずもない。
治療法があるのであれば、とっくに試しているわけだし。
そんな思いは、続く植物の話で吹き飛んだ。
聞いているのも話すのもたのしくて、ついつい興味津々に身を乗り出してしまっていたかもしれない。]
ええ、待ってるわ。
栽培施設もあるから、アドバイスなんかもらえると嬉しい。
[あとで店に寄らせてもらうと聞けば、そう答える。
切ってしまった花のように、咲いてしまった花のように、彼にそれほど多くの時間が残されていなかったのだとしても。>>241
彼が席を立つならば、話の余韻に浸りつつ、その背を見送っただろう。*]
『お兄ちゃん、おかえり!』
『おかえりなさい、░▓▒▓█』
[故郷の我が家を、出迎えた家族を、夕刻の白い光が眩い程に照らし]
――ああ、ただいま。みんな。
そしてさよなら。
[やがて咲いた鮮やかな紅に、俺は醜く口元を歪めた*]
――第2エリア・アミューズメント施設――
[第2エリア・アミューズメント施設。
カジノなどの大人の遊びから、子供が遊べるちょっとした遊具やアトラクションなど、様々な遊びが楽しめる施設。
メカニックとしては、引かれるのはアトラクションのほうだろうか。女は根っからの機械好き、というわけでもないけれど。
機会がこすれる音に耳を傾ける。ここには専任の整備士がいるだろうから問題はないだろうが。
そういえば先ほど見かけた乗客がいた。
その人は幼い男の子と一緒にいた>>158。
男の子の方が「ぱっぱ」と呼んでいたから、最初は親子なのかと思った。
それだけならば、特に珍しい光景でもない。こんな場所だと特に。
だがその男性はどうも困っている様子で、言い聞かせるように「パパじゃない」と声が聞こえた。
とすると、迷子だろうか。
そういうことならば、応対するのは乗員の役目だ。…女の役目では決してないが。
だが“コンパニオン”を呼ぶ前にとりあえず声をかけようと、そうして近寄ろうとしたとき、その男性に、女性が駆け寄ってくるのが見えた。>>162
どうやら本当の親に会えたようだ。
良かったと思った。それは迷子が解決されたことと、自身が処理しなくても良かったという両面で。]
もうはぐれちゃだめっすよー。
[それは届かせる気もない程度の音量。
迷子の子供が、親と会えたことに対して良かったと思っているのは事実で。
―――帰る場所があるならば、そこに帰れた方が良いのだ。]
[ふ、と、自身の“親”のことを思い出す。
生きているのか死んでいるのかすら知らない。顔を合わせなくなってもう10年ぐらいだろうか?
しかしそれでも、両親の顔は焼き付いたように忘れられない。
最後に見た、女を捨てたときの顔を。
ああそう、だから、もう“親”とは呼べはしないのだ。
自身に親などいない。――拾ってくれた人のことも、親だと思ったことはない。
女にはここから帰る場所などもうどこにもない。…帰りたいと、思ったこともなかったけれど。
“今”ならば、帰れるのかもしれないけれど。
だからなのか、子供に、親子に対しては女は少し、優しいのかもしれない。
ただここに訪れただけの人。ここに来ては、帰る場所に帰る人。
文字通り住む世界が違う人、それは、高貴な身分でなくとも同じこと。
全く立場が違うのならば、後ろめたさも羨望も、感じることなどありはしない。
そんな“乗客”には、柔らかい表情を向けられるのかもしれなかった。]
[子どもが立ち去ると、男性の方は何かに話しかけるように独り問いかける>>163。
それは男性の胸に、向けられているような気がした。
何と話しているのだろう、内容まではわからないがその声色は何を映しているのだろう、と思ったけれど、それはすぐ、さらりと溶けていく。
わざわざ問いかけることもない。
ただ傍から見て、応えの返らぬものに話しかけているのは女も同じかもしれない。
そういう意味では、その行動は少し似ているかもしれない。]
ああ、うん。もちろん感謝してるんすよー。
……あのとき、アンタに会わなかったらどうなってたっすかねぇ。
[ほら、また。何かに話しかけるようにつぶやいて。
男性に背を向けて、その場を去る。
金糸と、クリーム色のもこもこを、揺らしながら。*]
/*
結局見かけちゃったけど不都合あったらごめんなさい……
うーん、もうひとつのチップで行くべきだったかなあ……まあ今更思ってもしょうがないことなんっすけど
「オズワルド。お気楽うさぎのオズワルド。」
「お前の親など居ない。兄妹など居た事もない。」
「学も無いお前に出来る仕事など何もない」
「俺の言うとおりにするんだ。そうすれば、何もかも、全て上手く行く――」
……わかったよ、ボス。俺にはあんたがついてる。
――第2エリア・ショップ地区――
[アミューズメント施設をぐるりと回った後は、ショップの集まるエリアへと。
この辺りは船の管轄の直営店や個人のお店、さらには乗客たちが商売をしている店があり活気に溢れている。
今回は特に、総会へ赴く人に対しての、乗客の出店が多い気がする。
見たこともない郷土品が色々と売られている。
このあたりにはドロイドぐらいしか機械はなく、
ドロイドへの注意は忘れないものの、仕事は一旦置いて、店先を見て回る。
普段目にすることのないものへの興味は、半ば無意識。興味があるのかと問われたならば「アタシには関係ないっすから」とつっぱねたかもしれない。
実際、船での生活では、他の星のことを知ることは必要がない。(案内業務ならば別かもしれないが)
と、女は思っているのだ。本心は、さておいておくとして。]
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一人遊びロルのつもりが見られてたwww
まぁ、一人遊びロルとはいえ全く無意味なロルかと言えばそんな事はないんだなぁ
指輪に何か潜んでる訳ではないけど、ツェーザルに潜んでる別の何かが1人で喋るツェーザルを笑ってるのは確か(え
[そうして見て回っていると、ふと、ある店の前で足が止まる。
『花屋Florence』――たくさんの淡い花が並ぶ店内にはどうやらドロイドしかいないようであった。(そのドロイドがイケメンかどうか、それは女にはよくわからなかった)
ここの店主は女よりも少し年上の女性である。
だが女がこの船に乗った時にはすでに彼女は船にいた。
自身と歳が近い人で、自身よりも長く船に乗っている人というのは、女にはあまり思い当たらない。
それもあったし、船に乗った当初は歳の近い子供は珍しかったこともあって、なんとなく、目で追うことも多かった。
どうしてあの歳で船に乗っていたのだろうと思うこともあった。
それに彼女は船から降りてどこかへ行くこともなかったから。
親近感、と呼んでいいものか――それはもっと昏い、仲間意識のようなものかもしれない――そんなものを、淡く抱いていたこともあった。
だが彼女が軍の所属と聞けば、苦手意識が湧いた。
彼女は恐らくちゃんとした経緯で就職をして、きっと厚遇を受けているのだろうと、そう思った。
住む世界の違う人。勝手にそう決めつけた。
彼女の仕事と身分証の不釣り合いや
彼女には帰る場所がないこと、この船から行くことを許されていないこと
生きているのがいやと言っていたことも
何もかも知ることはない。
それでも淡い“仲間意識”は、心の中にそっとあるまま
世間話ぐらいは、することがあったかもしれない。]
[生きているのがいや、と言って死のうとしたのが彼女ならば
生きる理由もないのに、生きたい、と願ったのが、女であった。**]
ー第2エリア・医務室ー
[手当ての手際が良い?だってプロだもの。
とは言えあんまり多い血を見たくなくて、こんな保健室的な場所に勤めを決めたのは内緒だ。
手術怖い。やれなくは無いが、やらないで仕事ができるなら美味しい。
薄給なのは仕方がないところだ。]
ちゃんと食べなきゃだめだよー。
朝にサラダか、野菜多めのスープでも取れば野菜取れるし、牛乳確り飲むとカルシウムも取れるからねー。
まあ、元気そうでよかったよかった。
[保健室、よりも井戸端会議の会場になることも多い医務室である。
良い人、と言うより、流れでお茶などを出さないとブーイングくらうようになった。
それだけ、暇人がよく集まる場所なのだ。]
常連さんがくれたクッキーだよー。
多分大丈夫。
なんかほうれん草入ってるらしいけど。
[ちなみに自分は食べていません。
たまにそんな野菜おやつが届けられるが、当たり外れが多いのが玉に瑕。
けれど今回は当たりだったようでホッとしながら、自分もパクリ。]
そうだねー、看護師になってからはずっとだよ。
本格的な病院だと、手術とかもあるからね。
ここでちょっとした手当てというか、井戸端会議と言うかちょっとしたお話どころって感じかな。
僕はセシル・アリスバック。
よろしくね、セルウィンくん。
[にこ、と笑いつつ牛乳を飲み干して、あっと気付いた。
珈琲がもう無かったと。
だから、彼らには悪いけれど]
ここ、暫くいても良いからね。
部屋の前に離席中の札を出しとくから。
ちょっと、資材とってくるねー。
[ひらひら、手を振って。
コーヒーと紅茶をゲットしに、廊下へと向かっていく。
そのまま1人で僕の個室へ。
買い足すのはあとで良いや、と、手抜きした結果どうなるのか、その時は*想像してもいなかった。]*
―現在―
[べらべらとよく喋っていたが、どうやらあっちもこれ以上は、と引いてくれたらしい>>302。
掘り返されずに済んだことに安堵少し。]
ははっ 俺にはわかんねえやその辛さ
でも置いて逝かれるのは辛いよなぁ
[知り合いを作らないようにしているっていう、相手の事情なんか知らないからねえ。
心中お察しします〜なんて無責任なことは言わない。
わからないものはわからないから。
だが付け足した言葉に、置いて逝かれた経験があると気付いたかもな。
何せ俺より年上、歴戦の猛者だろうし。何の? とかツッコんじゃあいけない。]
やったことねえなら止めてくれくれるぅ?
悪化したら目も当てられねえ
[冗談だろうと笑って返す。
もちろん、やられそうになったら逃げるよ。悪くなったら本気で洒落にならない。]
俺“さん”付けされるようなガラじゃあねえしぃ
ってかむしろそれ俺が聞かなきゃならないやつぅ
[お互いに、って言ってるから付けなくていいって事だろうと思いつつも軽口叩いて。]
― フードコート:宇宙おでん ―
うーん… うう?
[カウンターに張り付いた頬を持ち上げて、辺りを見回す。
首が変な方向に痛む。カウンターに突っ伏して眠っていたらしい。]
いってー…飲みすぎたかな。
まあ、それだけ美味かったって事か。
ごちそうさん、良いもん食わせて貰ったよ。
[ドロイドに代金を払い、ふらふらと屋台を経った。]
[さて、腹ごなしも済んだことだし、何をしよう?
チグリス到着まで、時間は有り余るほどある。]
そう言えば、あっちの方にラウンジがあるんだっけか。
[星なんか見ても全然おセンチになる年ではないが、メインサロンから見る景色は格別だ、と乗船時のパンプレットに書いてあったのを思い出した。隣にバーも併設されているという情報も。]
よし、食後のもう一杯と行きますか。
[酔いの抜け切らぬ千鳥足で、メインサロンに向かった。*]
俺、サボりの常習犯だもん そんな堅苦しくねえよぅ
じゃああとで飲もうぜぇ
[偏見は仕方ないんじゃあないかねえ。
先輩、本当にお堅かったし。一般的な警備員のイメージってそんなものだし。偏見あっても仕方ねえよ。
身体の心配をされれば]
― 回想 ―
[ 母星から遠く離れた星で開催された学会の帰り、
宇宙船、シルバー・メリー号に兄と乗ったその日のことだ。
確か学会の準備で徹夜続きだったので、昼間だというのに
兄弟二人で部屋の明かりを消して寝込んでいたのだったか。
…ふと。何かを引っ掻くような、
何かが壊れるような微かな音を聞いた気がして目が覚めた。
二人用の客室にしては広い、一等客室。
隣に寝ていた兄の姿がなく、ベッドルームに併設された
ドレッシングルームの方から薄暗い明かりが漏れていた。
まさか、強盗でも――と嫌な予感がロー・シェンの胸を過る。
セキュリティの確りした船を選んで、おまけに中でも
更にセキュリティの確りしたこの個室を予約したというのに。
仕事柄、発掘作業で鍛えられてはいるがそれは体力面だけのことで、もしも賊が武器でも持っていようものなら勝てる自信はない。
しかし兄がこの場にいないことがロー・シェンの足を
ドレッシングルームの方へと進ませた。
あの兄が書置きの類も残さずに部屋の外へ行くとも考えにくいし、
あれは兄本人が何か探し物でもしている音なのでは?
……それを確かめて安堵してしまいたかった。 ]
[ 薄暗がりの中をひた、ひた、と靴を履かずに進む。
ぼんやりと部屋の中を照らす仄かな明かりに導かれるように、
足音を極力殺しながらドレッシングルームの方へと歩いた。
一歩進むごとに聞こえていた音の詳細が聞き取れるようになってくる。
引っ掻くような音は何かを砕き割るような音に。
壊れるような音は抵抗する何かを無理やり引きちぎるような音に。
耳を塞いで蹲ってしまいたくなるようなおぞましい音に
足が小刻みに震えるのを堪えて、
ロー・シェンはついにその部屋の前へたどり着くと、
そぉっと部屋の扉を細く開けて、中を覗いてみた――――。 ]
[ 果たして部屋の中に居たのは
強盗と一言で済ませるような代物ではなく、
狼と人の間の子のような、酷くいびつな形をした生物だった。
ソレがドレッシングルームに置かれていた荷物を漁って
研究サンプルや資料の束を床に投げ出していた為に
あの騒がしい音は扉の外まで漏れていたのだった。
…サンプルの中には実験動物も何匹か混じっていた。
その、サンプルの残骸――としか形容できない何かが
床の上に転がって微かに震えているのを見て。
暖かな命の名残がそこにあるのを見て。
『 ――――――……ッ ! 』
自分の息を飲んだ音はやけに大きくその場に響いた。
咄嗟に手で口元を塞いだが…もう、遅い。
扉に背を向けていた異形の顔がこちらを振り向いた。
薄明かりの中で爛々と光る獣の瞳は、
半ば人の顔を留めているその顔立ちは確かに、兄のもの、だった。 ]
[ 兄貴、と呼んだ気がする。
どうしたんだよとかなんでそんな姿にとか声にならない言葉が
丸々吐息になって漏れていくようにひゅうひゅうと喉が鳴った。
"アレ"に自分の兄としての意識が残っているのだろうか。
考えただけで目の前が滲むけれど頭の中はどこか冷静だった。
「あれが人間の姿に見えるのは目が見えない奴か莫迦だけさ」
誰かが言ったような気がした。
…もしかしたら、聞こえた気がしただけだったのかもしれない。
そこからはどこか夢でも見ているように
獣の足が床を蹴って彼我の距離が縮まるのをぼんやりと見ていた。
兄の、金色の瞳。知性を感じさせる柔和な微笑みを浮かべていた、
自分と似ているようで似ていない瞳は今や見る影もなかった。
抵抗も出来ないまま押し倒されて、異形の口から溢れる唾液が
ローの顔を伝い落ちて床に染みを作っていく。
凄まじい力で握られた自分の腕から嫌な音が聞こえる。
振りほどくことは――出来そうもなかった。 ]
[ 人のものにしては鋭く長い爪が顔に押し当てられて、
ロー・シェンは、このまま自分は死ぬのだと思った。
たった十幾ばくの年で。母星から離れた宇宙空間の中で。
自分は惨めにも殺されなくてはいけないのか。それも、兄の手で。
兄の指はロー・シェンの眼球を抉り取ろうとでもいうのか、
瞼の上を伝って動いて――ぴたりと止まった。
鋭い爪が触れた場所は鋭利な刃物で撫でられでもしたように
ぬるりと生暖かい液体を開いた傷口から溢れさせている。
「 ………… 」
実はその時のことをはっきりとは覚えていない。
何か、自分が言ったような気がしたが
今に至るまで思い出せていなかった。
けれど、ロー・シェンの言葉を聞いた兄の力が僅かに緩んだので
無我夢中で手近にあったナイフを掴んで兄の背中に突き立てた。
何度も、何度も。
兄の体が命の温もりを失うまで、何度だって。
その時に眦を伝った暖かな液体は
決して兄やローの血液だけではなかったはずだ。 ]
[ ……兄の抵抗が止んで直ぐ、だっただろうか。
それとももう少し後のことだっただろうか。
何かしら異常を感じたのか、
その場に姿を表したガーディアンシステムに
ロー・シェンはぼそぼそと経緯を説明した。
もしかしたら、船員も何人かやって来ていたかもしれないが、
何分記憶が曖昧で確りとは覚えていない。 ]
[ それから、全ての事情が発覚するまでしばらく時間がかかった。
配達屋が運んでいた"黒い箱"を拾った兄>>299が
部屋に持ち帰った際、誤動作で開いてしまった箱の中から
危険な寄生生物が外部に出てしまった。
不運にもその場にいた兄は寄生生物に感染してしまったらしい…と。
そう大まかに説明はされたが、
実のところ事故が発生した経緯などどうでもよかった。
兄は死んでしまって、自分だけが生きているという事実だけが
ずっしり重りのように心にのしかかっていた。
どうも兄に寄生したのは『特定危険生物』という
カテゴリに属するものだったようで、
同室の自分も寄生されている恐れがあるとして
下船まで隔離されることになったが、それすらどうでもよかった。
むしろ自分から一人になりたいと頼み込むつもりだったくらいだ。
寄生生物について、
メディカルチェックでも発見できないという話は
風の噂で聞こえてきたし、長らく寝ていても起きていても
窓の外の星の海を眺めるだけの日々が続いた。 ]
[ 寄生されているのではないか、
という嫌疑が晴れたのはつまるところ
長らく続いた軟禁生活の日々の賜物ではなく。
寄生された宿主は同種の寄生生物が寄生した宿主を襲わない
そんな何処かの偉い学者の見識に基づいて下された判断だった。
学者が学者に殺されかけて、他の学者の研究で救われる。
何とも皮肉な結末だったが、ローに考古学を教えた兄が死んでしまってもロー・シェンはそれ以降も考古学に携わるのを辞めなかった。
むしろ以前よりも一層精力的に取り組むようになって、
いつの頃からだったか、総会に呼ばれる機会も増えてきた。
とある議題の折、取り上げられるのは
決まってローの発表したある寄生生物についての論文で、
多くの学者や研究者の憧れる総会に
この考古学者が『嫌々』出席する理由もそこにあった。* ]
/*皆さま、ご乗船まことにありがとうございます。
23時になりましたので、飛び入りさんを締め切り、
現時点での人数と役職で村を開始いたします。
>すみません、狂人役職をご希望の方
匿名メモで、
狂人の3役職で何をご希望なさっているか、教えて頂けますか?
村の設定が変更されました。
―回想・レストランでアデルと―
[礼には同じく礼を返し、相槌を打ちつつも視線は男の手元に返った資料を凝視する。
話を聞けば発表用ではないとのこと。]
そうでしたか。画像が俺の故郷によく似ていたもので、つい驚いてしまったのですよ。
……もう一つ良いでしょうか。
この画像は何処で入手されたのですか?
[彼の名も、研究員であることすら知らないので、自分よりも若そうな男に先生と問い掛ける。
故郷に似ている画像を見るだけで驚いた様子を見せてしまったが、普通に考えれば可笑しいことだろう。]
先生は、トゥランタという星をご存知でしょうか?
今から二十年くらい前に滅びたばかりの、惑星連盟にも加入していない、一般人にはほぼ存在を知られていない星です。
その星の景色に、よく似ていましてね。
[寂寞の色を瞳に浮かべ、ぽつりと語る。
自らの出自を人に語ることは基本無いのだが、資料を持っていた先生ならば何か知っているのではないかと語る。]
[しかし彼が食事中であること、場所が人通りの多いレストランであること、自身がもうすぐ打ち合せの時間であることを考慮し、話を一旦中断することに。]
……申し訳ございません、これから関係者の打ち合せが入っておりまして。
先生は参加されるのでしょうか?
どちらにしろ、もし何かご存知でしたら、後でお話を聞かせていただいても宜しいですか?
[連絡先は此方にどうぞ、と名刺を渡し、メイン・サロンの方へと足早に駆け出した。*]
―現在/メイン・サロン―
[ソファに腰掛けながら資料を読むこと数分。
ざわつきが耳に入り始める。どうやら人も徐々に増えてきたようだ。
声を掛けられれば資料から目を離し、線の細い担当者を見る>>271。]
よろしく。俺は管理部のソマリ・フォッシェルだ。
君が管理部のカレル君か。よろしく。
警備部は特に忙しくて大変だろう。
先程も警備部の人間がやっと休憩できた、と嘆いていた現場を見てきたところだったな。
[休憩中だった男のことを、嘘を吐いてはいないが一部台詞を改変して語る。
ふと、クレメンスが真面目な良い部下が居ると言っていたことを思い出す。>>168
もしや彼がそうなのかと思いながら、機会があれば問い掛けてみようと取り置き。]
……とはいっても、俺自身も今の船の内情や総会についてはほぼ素人でよく分かっていないんだがな。
むしろ色々教えて欲しい程に。
カレル君は、3年くらい前にはこの船に居たかい?
[見るからに若く、線も細い眼前の人間に警備が務まるのかと内心思いつつ、そういえば過去会ったことはあっただろうかと思い出し、問い掛ける。*]
―とある個室>>0:324近くの通路―
[通路を一人歩む整備員の制服に身を包んだ男は、
シルバー・メリー号にハッキングし、
いざという時には船をジャックするために
予め送り込まれていた事前工作員だ。
首尾は、上々と思われた。
憐れな銀羊号の電脳は、予定通り停止するだろうと ほくそ笑む。
後は艦内に潜む仲間に任せ、
臨時の整備艇でワープ前に脱出する手筈だった――…が。
一人歩きする獲物>>314が目に留まる。
抑えていた本能に火が付いた。]
[足音を消した足取りで、
内心で舌なめずりをしつつ、一歩、一歩、近づく――…憐れな獲物へと。
血走った瞳は、紅い光を帯びて
仄昏く宿るのは、脳内に宿る寄生生物に命じられた、
衝動的な“破壊の本能”のみ。
壊す、壊す、壊す。
殺す、殺す。殺す。
――――― 喰ラウ!]
[男は狼そのものの俊敏さで距離を詰め、
獲物が個室>>314へ入った瞬間、
叫び声を上げられる前に、片手で口を塞いで扉を閉めた。
そのまま室内に引きずり込み、
躊躇を覚える事も温情を与える事も無く、
獲物の左の肩口に、獣の腕と化した鋭い爪をひらめかせた。]
[噴き出す甘い血飛沫に酔い痴れるように
ニンゲンを”壊す”愉悦に満ちた獣じみた笑みが、
うっそりと深まる。
紅い舌を伸ばして、
待ちきれないように牙の伸びはじめた唇を舐め。
そのまま 喉笛に喰らいつこうとした瞬間―――…。]
[近づきつつある足音を聞きとった男は、
数瞬の破壊衝動との葛藤の後、
チッと、ひとつ舌打ちし、身に飛んだ血を隠す上着を羽織る。
個室の扉を施錠せぬまま閉じ、何食わぬ顔で歩き去った。
肩口から赤い命を垂れ流す、
既に意識を失っているようにも見えた獲物を、
血塗れの部屋の床に残して。]
[衝動的な狩の不始末と、男の逃亡。
そして、騒ぎになって警戒された場合は、
宇宙連邦総会の出席者の寄生化を諦め、
シルバー・メリー号をジャックしろという伝言は。
やがて、赤い『囁き』を通じて、仲間達に *響くだろう*]
― 第2エリア・医務室 ―
そうですよね、簡単なものでも取るように頑張ります。
[野菜スープと牛乳くらいなら何とか続けられるかもしれない。
アリスバックさんの言葉を胸にメモ。>>313
医者の不養生にならないようにしないとな。そこでさっきから呑気にホットミルクを飲んでる学友、おまえもだよ。
あれ、クッキー俺が美味しいって言ってから食べました?
俺が美味しいって言ったら手を伸ばした彼を思わず見つめる。美味しいから良かったんだけど、この感じだとハズレのクッキーもあるんだろうな。
看護師になってからはずっとこの艦にいると言う彼に、手術はしたくないのかな、と引っかかりを覚える。]
そうなんですか。
この艦大きいですしずっといても退屈しなさそうでいいですね。
それに、ここがお話どころになるのもわかる気がします。
[こんな優しいお兄さんがいれば、ついつい集まって話をしたくなる常連さんの気持ちもわかる。
俺もこの艦にずっといれば、きっと通いたくなるだろう。]
はーい、行ってらっしゃい。
[ホットミルクを飲み干して医務室を出て行くアリスバックさんを見送る。>>314
部屋の主がいなくなったし、手当もしてもらったし、俺達も医務室を出ましょうぞ。
またフラフラしてくると言う学友と別れて、飲み直すかなぁとレストランがある方へと足を向けた。]
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
/*
大変申し訳ありません。
狂人役職が3種類のうちのどれをご希望か不明のため、
村が開始できない状態です。
役職のお知らせがあり次第、手動でスタートいたします
(その場合は、1dのみ皆さまにコミットをお願いすることになります。申し訳ありません)。
/*
>★狂人系役職をご希望の方(役職希望最後のお一人)
どの役職を選択して入村なさっているか、
匿名メモでお伝えをお願いします。
村の設定が変更されました。
ー回想・レストランー
故郷、か……
[ふと、母星の海の景色と、水の音と共にあの頃の暮らしが思い出される。今は拠点を正反対の星に置き、懐かしむことしかできない、が。]
……失礼。この写真はもちろん自分が撮ったものではないから、詳しくはわからないんだ。
[トゥランタ、と聞いて、頭のどこかにあるような、そんな気がして、画像を見る。なお一層、頭のどこかが掻き立てられて、でも、はっきりと出てこず、知っているとは答えられない。20年前、星が消えたニュースで知ったのか、研究に出てきたのか、いや、もっと違うところで……]
うーん、何か引っかかりがあるんだが、出てこないというか。
[キリッとした寂寞色の瞳を見ると、出てこないもどかしさと、故郷を想う自分の気持ちと重なり合って、ものすごく重い気分になった。]
◆現時点で、16人:ダ+公2+村7+狼3+狂+死+恋です。
13人CO(ダミーとハム2抜き)の12名が役職確定ずみです。
霊媒師、主語獣、洗礼者、人犬、貴族、奴隷、
共鳴者(1名のみ)
恋天使、死神、智狼、呪狼、首なし騎士
以上の役職がうぃきにて確定ずみです。
★うぃきで役職希望をなさっていないお一人が選べるのは、
狂人か、狂神官か、狂信者の3種類からとなります。
3種類のどれを希望なさっているか、匿名メモでお知らせください。
/*
すみません、1役職1名村なので、
役職=人数じゃないと開始しないのでした…
狂人役職さん、早めにアナウンスしていなくて、
申し訳ありません><。
[辛さは分からないと言われたが、理解してもらおうとは思っていないから大丈夫だ。>>315
分からなくていい辛さだと思うから、後に続いた言葉だけでも有難く受け取っておく。
何も言わないでケラケラ笑うだけだけど。
しかし歴戦の猛者ではない、そんなに自分凄くない。]
いやー残念だなぁ
誠心誠意込めてマッサージしてやるつもりだったのにぃ
まぁ本当にやるとしても肩叩きぐらいにしとくから安心してくれや
[やる事が年寄り相手にする事のように思えるだろうが、男にそんな意図はない。
冗談の延長線で出てきた労いとノリの言葉というだけ。
冗談を言い合うなんて相当久しぶりな事だから、楽しんでいるのだ。
さん付けに関しても、お互いにという言葉の意図をしっかり受け止めてくれたようだ。
先程までと変わらない調子で返ってきた言葉に、またケラケラ笑っていた。]
おいおい、堅苦しくないのは全然いいけど
サボり常習犯はマズいんじゃねぇのクレメンスさんよぉ?
軽率に飲みに誘っちまうぞ?
ま、ちゃんとそっちの都合に合わせるけどな
[サボりの常習犯なんて例の真面目警備員が知ったら頭抱えそうだが、今は男と目の前の男性しかいないのだ。>>317
飲める機会は案外多そうだなと思えば、楽しみに考える気持ちも増し増しになるというもの。
だからそんな浮ついた気持ちのままにお節介な事を言っていたのだが……それによって一瞬の間が生まれた。>>318]
……そうかそうか、そりゃあ悪かったな
しかし俺もしがない独身だし
独り身同士、楽しく飲むとしようぜ
[一瞬の間の後に独身だと返ってきたが……多分嘘だ。>>319
家族がいたんだ、嘗ては。]
(聞くんじゃなかった……)
[詳細な事情までは、男には分からない。
それでも、同じく嘗て家族と呼べる相手がいた男は大まかに察した。
今は家族がおらず、良くない別れ方をしたんだろうと。
察する事が出来たのは、同じ匂いがしたからというだけではなく、男にとって忌々しいものの影響でもある。
聞いた事を後悔しているのは、それが要因だ。
相手に失礼だからとか、そんな理由じゃなくて
男性自身の為に、聞くべき事ではなかった。]
そんじゃあまた後でって事で一旦お開きにすっか
パトロール中の警備員さんをずっと足止めしてちゃ悪いしな?
[言葉通りの理由も勿論あったけど、これ以上余計な事を聞いてはいけないから
一旦別れて時間をおくべきだと思っての事。
「つまみになりそうなもん探しておくよ」と笑ってみせて、こちらの懸念を感じさせないよう振る舞いつつ
そのままお開きとしてくれるなら、男性の背中を見送った後ショップを回るつもりだった。*]
でも、俺も故郷の星は思い入れがあって、この引っかかりと、ソマリの故郷の星のことも気になるんだ。
[用事があるという彼に、それじゃあ、と話を中断すれば、自分も大切なことを思い出しただろう。]
関係者って、総会のことだよな。
……やべえ!全然スケジュール確認してなかった!
[また後でお話ししましょうという彼には(>>329)、もちろん肯定的な返事をしたが、彼は焦りで周りが見えていたかどうか。]
ああ、また後で話そう。俺の名前はアデル・フィルミスト。研究員をやっている。
[名前もまだ知らない彼(>>329)から名刺を受け取ると、自分も後を追って向かっていった。]
[ところで、スケジュール表は昨日の枕にでもなってるのかな?]
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ソロルばっかりでほんとにごめんなさい。プロで使った喉のほとんどをソロルで溶かしてしまって逆にすごい
アタシが初回落ちしてあとは皆さんに任せればいい気がしてきた。ロルねりねり
/*
大丈夫だアデル、落ち着くのだ(サムズアップ
そして思った以上にクレメンスと仲良しになっていたという
鎌の振るい先候補濃厚になってて震えてるけどやり取りはすんごい楽しかった←
村の設定が変更されました。
医学部生 セルウィン が村を出ました。
ああ、それなら魅力的だなあ
肩凝りって辛いのよねえ
[爺の扱いになってるけど気にしない>>333。
どうせ冗談だし。あと10年経てば60だし。もう爺目前だし。]
俺は軽率に誘われたら軽率に乗るけどねえ
でもサボりすぎてて怖ぁい酒場の店主連中に目ぇ付けられてるのよ
だから普通にゆっくり飲みてえなら仕事の後だなあ、残念ながら
[こちらの都合に合わせてくれる気はあるらしいので、仕事終わりに飲むことを伝えた。念のため。
本当は今からでも飲みに行きたいけど、行ったらさすがにドヤされる。
軽率に誘ってくれるようなやつなら、飲む機会多くなりそうだなあ、と同じ事を考えて。
先輩に見付かったら頭抱えそうだよねえ、確かに>>334。
ま、既に引退したから何か言われることはないけどね。]
あら、お前さんも?
いいよねぇ、独り身 気楽でさぁ
[家族がいたことがバレたのは、僅かに置かれた間でわかったよ。
でもこっちの嘘に乗ってくれるみたいだからねえ。甘えさせてもらおうか。
さすがに同じ境遇かどうかまでは上手く隠されちゃったのか、わからなかったけど。]
そうね さすがに戻らないと怒られそうだし
また夜にってことで
[あちらさんの懸念は気のせいで流せるような違和感を感じるだけで終わったかなあ。
こちらもあまり家族のことを突かれたくはないしねえ。
だからそう言って別れたんだったかね。*]
16人目、研究員 アレクシス が参加しました。
研究員 アレクシスは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
――ん……、ぁ。
[男は小さな欠伸と共に、自室の寝台から身体を起こす。
枕元のスイッチを叩き、一言二言、訊ねてみれば、未だ宇宙船の中と知って]
ああ、まだ着いていないのか……。
[船室でもう一度、大きな欠伸。早く起きたからには、研究資料の整理くらいはしておこうか――]
/*
ご連絡がありましたので、村開始できそうです。
また、飛び入り希望者さんからご連絡がありましたので、
村開始が伸びたこともあり、お一人お受けいたしました。
17人編成でのスタートとなります。
村の設定が変更されました。
/*
お疲れ様ですよー[動物さんたちもっふもふ]
あ、あ、あアレクシスじゃないか(※中の人が反応するキャラ)
あとポニテマリエッタがきてた! かわいい!
17人目、医学部生 セルウィン が参加しました。
医学部生 セルウィンは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
ー 第2エリア・廊下 ー
[アリスバックさんの話を思い出しながら、廊下をひたすらひたと歩く。
そうだ、自身が医者を目指すきっかけとなったのは…]
村の設定が変更されました。
/*
村建て様深夜の対応お疲れ様です。
初日〜に出てくる人狼などNPCが登場すると聞いています。
薔薇の下のイェンスを、実体のない、魂だけの友人としてアデルのRP内で登場させたいんですが大丈夫でしょうか。予約しておらず、現状未使用のキャラなのですが勝手に回すのはどうかと思いまして、確認のほどよろしくお願いします。アデルの身体の中から出ることはないので、アデルの裏人格以上の露出はありません。
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