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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
この村は大きな騒動もなく、長く平穏を保っていた。
人々は自給自足で糧を得て、時折訪れる商人と取引をして必要な物を得る。
この平穏はこれまで通りに長く続くと、そう思われていた。
そんなある日のこと。
村に不穏な噂が齎された。
「村の外で旅人が獣に襲われたらしいぞ。でもこの辺りにそんな獣は…」
「最近他の村で人狼が出たって噂を聞いたぞ。もしかして……」
噂は瞬く間に広がり、村は不安に揺れる。
そして、間を置かず村でも人狼の被害者が出てしまった。
事態を重く見た村長は、村人達を集め決断を下す。
「この中に人狼が紛れ込んでいる可能性がある。
一刻も早く見つけ出さねば被害は増える一方になるだろう。
かと言って、この中から探し出すと言うのも至難の業。
そこでだ、被害を抑える意味も含め、いくつかの集団に分けて隔離しようと思う。
隔離された者達はお互い監視し合い、人狼を見つけた場合は──駆逐するのだ。
人狼の被害が無くなれば、駆逐されたと見做せよう。
よいな、躊躇うのではないぞ」
村長の言葉に眉を顰める村人達も居ただろう。
異を唱えたとしても、村長の意思は固く、村人達はいくつかのグループに分かれ互いを監視することになった。
そのうちの一つは、庭園がある大きめの屋敷に集められた。
家主は人狼の話をただの噂だと思っているらしい。
気楽に過ごすと良いよ、と家主は集められた者達を屋敷へと招き入れた───。
【ご案内】
参加する前に先ずは以下のWikiページをご覧ください。
http://jsfun525.gamedb.info/wiki/?%C2%BC%B4%EB%B2%E8%2F%A1%DARP%CE%FD%BD%AC%A1%DB%C4%ED%B1%E0%A4%A2%A4%EB%B4%DB%A4%CB%A4%C6%A1%DA%BF%CD%CF%B5%C1%FB%C6%B0%C2%BC%A1%DB
この村はRP練習をコンセプトとした人狼騒動村です。
長らく人狼から離れていた方が復帰できる場を、と考えて企画しました。
練習村ですので、参加する方は寛大な心でご対応願います☆
・人数
ダ込み9人まで、それ以上は増やしません。
滑り込み損ねた!となっても拡張は出来ませんのでご了承ください。
・日程
8/13の朝にエピ終了の予定で日程を組んでいます。
詳しい日程はWikiページに記載していますので、そちらでご確認ください。
・特殊ルール
1日目にactでfortuneを振ってもらい、数字の低い順から2日目以降の処刑対象へと割り当てます。
2・3・4日目の処刑ですので、数字の低い3人が順に対象となります。
対象者がどうしても日程の都合がつかない場合は、事前にメモで処刑日程交代、もしくは処刑対象以外との入れ替わりが可能です。
また、上記ルールを使用するため、襲撃は処刑対象者以外から選択してください。
詳細はWikiページに記載していますので、そちらでご確認ください。
以上、何か疑問点等ありましたら、メモにてご質問ください。
村建ては匿名メモにて対応します。
ただし、メモでの対応は2日目までとします(以降は表に居ない可能性もあるので)。
3日目以降どうしても判断を仰ぎたいことがある場合は、メモにご質問頂けましたら、村建て発言にて対応します(極力使わないようにしたいですが)。
それでは「【RP練習】庭園ある館にて【人狼騒動村】」開幕です☆
2人目、村長の息子 フランツ が参加しました。
村長の息子 フランツは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
ずっと平坦な日々だと思っていた。
でも、それがとても貴重なものだったと言うことは、崩れて初めて分かるんだと、今回のことで知った。
― ローゼンハイム宅 ―
[村長──父の決断はとても固く、家族ですら例外なく監視の下に置かれた。
フランツは今、割り当てられた屋敷の前に居る]
本当に噂なだけだったら良いんですけどね。
[気楽に、と言う家主に思わず苦笑が浮かんだ。
彼はもう村には人狼は居ないと思っているのだろうか。
それとも、被害に遭った村人は獣に襲われたのだと思っているのだろうか。
フランツ自身、実際に傷跡を見たわけではないから、人伝に「人狼が現れた」と聞いただけだったのだけれど。
家主ほど楽観的には考えられなかった]
部屋はどこをお借りしても?
……ありがとうございます。
広くて良いですね、うちはもう手狭で。
[宿泊の部屋は自由に選んで良いと言われ、礼を言う。
複数人を泊められる程の大きな家。
家族が住めば目一杯のフランツの家とは規模が違った。
村長の家と言えど、使用人を雇っているわけでもないし、普通の家と何ら変わらないのだ]
他の方はもういらっしゃいましたか?
[問いながら、家主に案内され広間へと向かった**]
/*
はい、と言うわけで薔薇の下国で遂に初村建て。
まさかこんな形で初村建てするとは思って無かったけれど、とにかく楽しんでもらえる村になると良いな。
さて、村建ちましたよ、をやってこないと。
/*
しかしこれ、どう見ても隠れて無いし、匿名メモで対応じゃなくても良かったかw
まぁでも3日目以降表に居ない可能性あるのはその通りなので、その場合は村建て発言で対応するしかないのだけど。
3人目、ならず者 ジェフロイ が参加しました。
ならず者 ジェフロイは、狩人 を希望しました(他の人には見えません)。
あぁん……?
[村長の言葉に、男は剣呑な雰囲気を纏い鼻先に向けて皺を寄せた]
つまりタダで衣食住を保障してくれるって訳かぃ。
そりゃぁ、有り難いことだな。
[その男は、存外にふっと表情を緩めた。
告げられた事項をそのように解釈した模様。
周りにいた誰かが、少し戸惑った後、恐る恐る男に1つ質問を向ける]
人狼が怖くないのかって?
はっ!人狼だろうがなんだろうが
俺様に喧嘩売ってくる奴は、全部ぶっとばしてやるぜ!!
[その質問に、ケケケと男はガラ悪く笑う。
胸前で右の握りこぶしを左の掌で受け
パァンっと心地よい音を奏でてみせたのだった]
― ローゼンハイム家 ―
[そんなこんなで、現在ジェフロイはローゼンハイム家に在る。
このような長閑な村には相応しくない、人狼騒動を置いても少々の厄介者のといってもいいだろうジェフロイを受け入れようとするグループ別れ先の家主が、人の良いローゼンハイムくらいしか居なかったのかもしれない。
通された広間に、先に他の人が在ったかなかったか。
どちらにしても村長の息子のフランツが、家主に案内されて来る頃には、我が物顔で広間にあったソファで転寝をしていることだろう**]
4人目、パン屋 オットー が参加しました。
パン屋 オットーは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[広間の窓際、椅子に座りぼんやりと外を眺めている。誰かが入って来ても自分から挨拶することは無く、視線も動かない。
パン屋を営む夫婦の息子は愛想が良い両親に似ず無愛想だ。彼らと違う家屋へ隔離されても尚**]
5人目、学生 コンスタンツェ が参加しました。
学生 コンスタンツェは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
6人目、神父 アルビン が参加しました。
神父 アルビンは、狩人 を希望しました(他の人には見えません)。
7人目、雑貨屋 ディルドレ が参加しました。
雑貨屋 ディルドレは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
………
なんだ、予約の客かと思えば。
[首を向ければ、見込み違いの姿が在った。
予約品をいつまで経っても取りに来ない客に業を煮やし
そろそろかと店に立ってみれば、当ては外れたようだ。
確かに、聞き慣れた音よりは幾らか控えめであったろうか、
品物を棚から下ろす手を一時、中断し]
珍しいじゃあないか。
あんたが此処に来るなんてさ。
今度はどんな用向きだい…
……人狼?
[服に付いた茶葉を払い落としながら、
注意深い視線を村長からの使者と名乗る男に向けた。]
そりゃあね。
……被害者が出たことは知ってるよ。
この店に来る客の話題も最近は“ソレ”ばかりだ。
痛ましいことだね。
[閑村の話題を悪い意味で攫って行った事件――
人狼の噂はこの耳にも届いている。狭い村のことだ。
他所の村からこの村へと恐慌は伝播し、
それゆえ対策を講じる動きがあることも、また同じく。]
ふん……なるほど。
結局、住人全部を隔離とは思い切ったね。
村長の意思といえど、反対者も多かったろ?
[大きな木机に頬杖付き、使者から召集の概要を聞く。
通達は村民全てに適用されると告げる青年の固い口振りとは対照的に、老いて尚衰えを感じさせぬ口許に浮かぶのは薄い笑み。]
…話は分かった。
期限までに荷物纏めて屋敷に向かえばいいんだね。
あぁ、あんたは帰っていいよ。ご苦労さん。
[一方的な通達にも渋る事なく諾を返し、会話を終える。
仕事を手早く済ませ各々に指示された館に向かうのは恐らくどの村人達の例にも漏れず、けれども小柄な老身を包む衣服だけはやや異端に映るかもしれなかった**]
/*
いかん、ディルドレさん何かカッコいい(*ノノ)
この時代で69歳はかなりの高齢だと思うけど、カッコいいから問題ない(キリッ
ところでアルビンさんはくろねこさんですか?(にぱ
8人目、旅人 ニコラス が参加しました。
旅人 ニコラスは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
Heathcliff, its me, Cathy come home
I'm so cold, let me in-a-your window
9人目、旅の作家 ローレル が参加しました。
旅の作家 ローレルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 広間 ―
あー、もう最悪ぅ。
[帰郷するのは一年に一度と決めて、もう三年。結局タイミングが合わず、その間一度も村には戻れなかった。
やっと時間が出来、久しぶりの故郷だ……と思った矢先に、これだ。
村に入ってすぐ、両親に会う暇もなくこの屋敷に閉じ込められた]
人狼なんてさぁ、本の世界じゃ無いんだから……。
[ぼやきながら、椅子に座って天井を見上げる]**
[目深に被った緑色の帽子のツバをさらに深く傾け、
ブロンドの髪を後ろに長く流す男がひとり。いや、女性なのかもしれない。]
…人狼?私も、ですか。
[全身を包む外套が身体の線を隠している。一見、男か女か分からぬ風貌をしていた。]
[宿屋の食堂で食事を取っている最中に村の者に声を掛けられた。近隣の村で人狼が出たという。
この村に滞在している間、人狼の噂は小耳に挟んでいた。村長は対策を講じ、村人達はいくつかのグループに分かれて互いを監視することになった。旅人も例外ではないらしい。
間の悪いタイミングで来てしまったものだ。溜め息は飲みこんで、微笑んで頷いた。**]
/*
予想外の縁故振り来たw
どう流れるか分からないけど、どう流れても楽しそうだな。
何も縁故希望が無かった場合は、ディルドレさんに「婆ちゃんになってくれ!(ねるとん風」ってやるつもりだったことを埋めておくw
[亡き母は、
かつてこの村に住んでいた。この村の人間という訳ではなく、自分と同様に旅人だった彼女はこの村へ流れ着き。一人の男と、恋に落ちた。]
― ローゼンハイム邸 ―
[柵にそって歩いていくと、大きな黒い門があった。ずいぶん広い庭のようだ。
黒く塗られた鉄製の柵の門はわずかに開いていた。旅人は中をそっと覗いてみる。
芝の植えられた広い庭園には光が溢れ、
手入れの行き届いた花壇には季節の花が咲き競っている。
美しい庭だ、亡き母もこの庭を見たのだろうか。]
【お知らせ】
皆様、お集まり頂きありがとうございます。
1日も経たずにフルメンバーが揃い、驚いている村建てです。
進行日程が決まっているため、前倒しで開始することは出来ませんが、その分開始までゆるりと関係性を構築してくださいませ。
さて、Wikiに記載し忘れていたことがありましたので、この場で補足させて頂こうと思います。
・処刑、襲撃描写について
今回処刑対象は事前に決まるため、更新前から対象とやり取りしながらの処刑が可能です。
誰が処刑するかは希望制、もしくは処刑対象の指名でどうぞ。
48h更新ですので、後半の24hで行うのが良いでしょう。
朝更新でもありますので、時間は取れるはず、です。
ただし、無理な夜更かしは禁物。無理せず進めましょう。
襲撃描写についてですが、白ログ優先の形を取りたいと思いますので、白ログでの発見描写を優先したいと思います。
つまり、白ログで発見描写→それを受けて赤ログで襲撃描写、と言う形です。
勿論、白ログで襲撃描写をする選択も出来ます。この辺りの判断はご自由に。
発見描写をしたい人はメモでその旨を申告しましょう。白ログで襲撃描写をする場合も同様です(発見として申告しても可)。
また、発見描写をする人は、極端な無茶振りになるような描写は避けましょう。
被襲撃者への配慮と同時に、襲撃者への配慮も大切です。
少々長くなりましたが、心の片隅にでも置いてもらえると幸いです。
開始は予定通り8/3(月)9時です。
それまでゆるりとプロローグをお楽しみください。
― 庭園>>7 ―
[ふくらむ嫌な妄想を、ためいきで追い出そうとしても、うまくいきません。
かたく閉ざしたつぼみに指でふれていると、聞き覚えのある声がかかりました。
「おにいちゃん」……いいえ、アルビン神父さまです。
こんなわたしも小さな時はそりゃあおてんばで、
オットーと一緒に構ってもらいに行ったり、血のつながりも無いのに兄呼ばわりしましたけれど、
今は分別があります。]
ご機嫌うるわしく。
神父さま、まで、こんなことに巻き込まれてしまって。
[うるわしくだなんて挨拶は、今はただの嫌みかしら。
神父さまの思わしくない表情に、気を悪くさせてしまったかとヒヤヒヤしつつも、
聖職者ですら人狼と疑われるのかしらんと、村長に非難のまなざしをやってしまいそう。
村長がここにいなくてよかったです。]
神父さまは、人狼がいると思いますか?
飢えた獣じゃなくて、人狼が……?
人狼なんて、本の世界じゃ無いんだから……。
[ぼんやりと呟いた言葉が、18のころに村を出て行ってしまった姉のローレルと同じ>>14 であると、知ることはできません。
ただ、続く言葉は]
どうせなら、
人狼じゃなくて、もっとステキな話がよかったのに。
[空想や伝承を否定はしたくない、という意味をはらんだものでした。*]
父さんは別の組に行ったよ。
勿論、母さんも。
家族は、大体分けられてるんじゃないかな。
[オットーの問い>>23に緩く首を横に振る。
勿論例外もあるだろうが、少なくともフランツの家族はバラバラだ。
近親者が居ると監視の目が緩むとでも考えたのだろうか。
村長一家が全て別たれたのは、体裁的な一面もあるのだろう]
人狼か……居ると思う?
[この中に、と続けそうになったが、一旦飲み込んだ。
わざわざ懐疑的な空気を作る必要は無い。
そのため、問いを存在するかどうかと言う意味に転換した]
……ふぅん。
[確かにそれは妥当な判断であり予想通りであったが、村長は自分の家族を例外とはしなかったのか。]
さあね。
僕がいないと思っていたら家に帰れるわけでもないのなら、考えなんてどうだっていいんじゃない?
[淡々とそう口にして、また外へ視線を滑らせた]
[少女と神父は何か言葉を交わしているようだ。昔の二人と姿が重なる
コンスタンツェとはもうあまり話すことはなくなったけれど、今も彼女はアルビンに懐いているのだろうか。]
……それに、どっちであろうと僕達には待つことしか出来ないよ。
[ぼそりと独り言のように付け加えた]
……うん、そうだね。
[考えても詮無きこと>>25、どうであろうと待つことしか出来ない>>26。
その二つの言葉に纏めて同意を返した。
現時点でどうこう言えるほど情報は無い。
ここで互いを監視し数日を過ごして、何事も無ければいずれ解放はされる]
ここで過ごすしかないんだもんな。
[確認するように言って、どこかに落ち着くのを止めて一度広間を出るべく踵を返す]
荷物置いてくるわ。
オットー達はもう部屋決めたのか?
[一つ違いであるため、オットーへの呼び名に敬称は付かず。
オットーともう一人、二つ上のローレルにも視線を向けて問いを投げた]
― ローゼンハイム邸・広間 ―
[人が増えた気配に、男は転寝から目覚める。
ふぁっと欠伸を1つでもしていれば、
村長の息子に挨拶の1つも向けられただろう]
誰もまだ死んでもねぇんだし、
今から監視し合うのも違うだろうしなぁ?
[そして、聞こえてきた会話に、合いの手に近い独り言]
かといって、何かあったら、
先に何かしておけばって思うんだろうが……。
[卵が先か、鳥が先か、詮無い考えが零れるが]
まぁ、何かが起こるって決まってる訳じゃねぇし、
まったり数日過ごしときゃいいんじゃね。
ってことで、酒とかねぇの、家主さん?
[しかし、考えを突き詰めるのは、早々に諦めて、
家主に酒を強請った]
……人狼ですか。
ぼくも、旅をしている時には幾度もその名を聞きました。
いるかいないか、という点でのみ考えるなら、完全な否定はできかねます。
[そう答えたのは、被害者の亡骸を目の当たりにする機会があったがため。
ただ、それを口にして不安を煽りたくはないから、触れる事はなく]
ええ、本当に。
もう少し、楽しい理由であればよかったのですが。
[人狼でなければ、と。
その点には大いに同意できるから、深く頷いた。*]
― 子ども時代のわたしとオットー ―
[幼い頃のわたしと来たら、遊び場は森・山・川・丘でしたし、昆虫のうねうねした類いにも平気でさわったものです。
むしろ、それらを掴んで大人の顔の前に突き出して、ぎょっとする様子に腹を抱えて笑っておりました。
ですが、だんだんと恥じらいを覚え、口数はやや減りました。
それでも、冗談を言われれば笑いますし、他者からあえて遠ざかることはありません。
オットーほど変わってはおりません。
オットーと歩幅がそろわなくなったのは、いつからでしょうか。
肩を並べてはしゃぎあうことは無くなり、会話をしなくなった年月が増えていくばかりになりました。
パンを買いにいく時に見かけるだけ、村の中ですれちがうだけ。
年を経るとは、そういうことなのでしょうか。
何か言ってやりたいけれど、誰に、何を言うつもり?
もやもやした思いを抱えながら、あといくつか寝て起きれば、わたしも齢18を迎えます。*]
[起きたジェフロイ>>28には挨拶を返し、独り言には苦笑を一つ。
ここではまだ誰も死んでは居ないが、村人が一人犠牲になっているのは確かだ。
合いの手のような言葉に同意は返せなかった]
あぁ、お酒。
食糧とかも十分あるんでしたよね?
[家主に酒を強請る>>29様子に合わせ、食糧についてを家主に問う。
どちらもあるよ、と返り、家主は一度姿を消すと、酒瓶を一つ持って戻って来た。
家主は琥珀色の酒瓶をジェフロイへと渡す]
父さん、食糧も集めたんだなぁ…。
[父が真剣に人狼に対する方策を取ろうとしていたことを改めて知る。
呟いた後、呆とするように開いた唇を引き締めるように閉じた]
― 庭園 ―
[「評価できます」なんて言ってのけた神父さま>>30、それはきっと本心なのね。
その様子にわたしは苦笑を浮かべます。
「特別扱いされたいって、思わない?」
ふと沸いた疑問を口に出すのも卑しい気がして、頭を振って消しやりました。
ずれた眼鏡を両手で直しながら、神父さまの続く言葉>>31>>32に耳を傾けます。
彼の立場であるならば、不思議な死体を見ることもあったのだろうと思います。
それにしても、「旅」。]
ねえ神父さま、旅の先では、人狼はやっぱり悪さをするものだったのですか?
狼のお話は、いつだって狼が悪者で終わるものばかりだから、気になって。
[わたしの知る人狼のお話は、いつも人間に対する警告で終わります。
ヒトにまぎれる奴らに気をつけろ、よそ者を簡単に信用してはならない、と。
神父さまの旅の話は、詳しく訊ねたことはありません。
人狼騒動が無ければ、こんなことを聞くきっかけも無かったのかと思うと、なかなかに皮肉なものですね。*]
ほんと、こっちは母さんのシチューを楽しみにして来たっていうのにさぁ。
[気付けば、昔なじみが隣に来ていた。無愛想な様子でも、なんだかんだ言って私を気遣ってくれる辺り、昔と変わらない]
んー、いやまだ、決めて無いけど。人狼が本当に居るのなら、誰かと一緒の部屋がいいなぁ。
[そう言って、二人の顔を少しの間見つめてから]
なんてね、まあ適当に決めとく。ここなら部屋なんて腐るほどあるし。
[笑いかけて、そう続けた]
[酒を欲すれば、気前よく出してくれる家主に
「アンタ判ってるねぇ」と上機嫌。
渡された琥珀の液体が、村長が集めたものであったか、
それとも家主の私物であるかは、男の関心にないことで]
パン屋の倅も飲むかい??
[気の良い家主は、つまみなども出してくれたため、
ならず者はウキウキとグラスに酒を注ぎつつ、
何か物言いたげなパン屋の倅にグラスを差し出してみた]
― 回想、教会にて ―
[村に来て、まず初めに教会を訪れた。その日は生憎の天気で朝から空には黒雲が覆っていた。村に着いた時には雨が降り出していたので、目に止まった教会に入って雨宿りすることにした。
聖堂は人気がなく、静かだった。緑色のマントから水が滴り床が濡れる。神父の姿を見つけて挨拶をした。]
すみません、雨宿りをさせて下さい。
私は旅人です。先程、この村に着いたところなんです。
[男とも女とも区別がつかない声が聖堂に響く。男にしては高すぎ、女としてはやや低い。
帽子のつばに隠れて目元は見えないが、口元は微笑を浮かべていた。 *]
名前は、ニコラス…と申します。
[旅人だった頃の話は、帰郷してから余りする事はなかった。
そも、『商人として身を立てる』と宣言して飛び出したはずが、何故に神職に就いて戻ってくる事となったのか。
その辺りの事は黙したまま語る事はない。
問われても、「いろいろあったんです」と。
昔から変わらぬ、惚けた笑みで誤魔化すばかり。*]
そっか。
[問いに返る短い答え>>35に諾のように頷いて。
人狼が本当に居るなら、と言葉を返してくるローレル>>38に何度か瞬く]
…誰かと一緒の部屋にするなら、女性にしておきなよ?
[少し生真面目に返す様は、他の村人には笑われたりもすること。
適当に、とも言葉が返れば、こちらにも諾のように頷いた]
じゃあ俺も適当な場所にするか。
また後で。
[広間に居る者にそう声をかけて広間を出る]
[酒を飲みつつ意識の端で、相部屋をするなら同性同士で、
という会話を拾い、そりゃそうだな……と言葉には出さず思う]
はぁ?それって、逆じゃねぇの。
確かに、ここの村人が1人死んだらしいが、
それが真実、人狼がやったもんかも怪しいし、
仮に人狼がやったとして、
そいつが『ここ』に紛れてるかはわかんねぇ。
何かあるって構えてる奴のがよっぽど怪しいだろ。
[そんな中、オットーに酒を断られたことに対しては、
取り立ててなにも思わない。
押し返されたグラスは、そのまま己のものとしつつ、
肩を竦めて返したのは棘のある言葉部分に]
― 回想・数日前の教会 ―
……あー……やっぱり、降ってきちゃったねぇ。
[聖堂へ続く廊下、その窓越しに見える雨。
朝からの天気で予想はしていたものの、実際に降るとため息が出る]
薬草摘みに出たかったんだけどなぁ……。
[ぼやくような言葉に、足元で尾を揺らす黒猫がにぃ、と鳴く。
その響きが『仕方ないよ』と言っているように思えて、またため息が出た。
しかし、ため息ばかりついていても、と気を取り直して聖堂へと向かう。
さすがに、今日は訪れる者もないだろう、と思いながらだったが、その予想は外れていた]
おや、旅の方ですか。
この降りでは、難儀なさったでしょう……雨が止むまで、ゆるりとどうぞ。
[旅の空、天気の変化は難儀なもの、というのは身に染みている。
だから、旅人の願いを拒む理由はなかった]
ニコラスさん、ですね。
ぼくは、この教会を預かる者で、アルビンと申します。
……この子は、ぼくの同居猫さんです。
[冗談めかした紹介に、黒猫はにぃ、と一鳴き]
今、身体を拭くものをお持ちしますね。
……着替え……も、必要ですか?
[濡れたままでは身体に悪いから、と問いかける。
なお、声から男女の別が判じ難かった事もあり、無理に着替えを押し付ける心算はなかった。*]
ああ、そう。そうかもね。
でも、……いや、もういい。
[酒を飲み出すのは度が過ぎてるだろ、そう言いかけるもこういう男なのだから仕方ないのだと思い至る
面倒になって立ち上がり荷物を手にし]
僕も荷物を置いてくる
[ローレルに向けてそう言って広間を出た*]
― →客間 ―
[広間を出て直ぐ、フランツは階段を上った。
一階は広間や台所などの居住空間、二階に寝室や客間が並んでいるらしい]
一番奥が寝室って言ってたっけ…。
ここで良いや。
[家主が言っていたことを思い出しながら、選んだのは階段傍の一室。
どこでも良かったから、一番近場にあった場所を選んだだけだった]
こんな風に皆と過ごすなんてこと、今まで無かったっけ…。
[大体は顔見知りでも、誰かの家に泊まる等はあまり無くて。
近くて遠い、どこか踏み込み辛さのようなものを感じる。
幼い頃に村に来るようになったジェフロイは口の悪さもあって、あまり近付くなと親に言われたこともあった。
オットーとは話こそするものの、年を追うごとに愛想が減り、話しても無関心そうな言葉が返る印象があり、昔ほど話も長く続かなくなった。
アルビンとは幼い記憶よりも神父として接した時の方が印象が濃く、祭祀について等で話すことも少なくないが、結局それだけで。
ローレルやコンスタンツェに至っては、思春期的なあれそれでやはり踏み込むことは少なかった。
村の外の話を聞いてみたいところもあるが、今年ようやく帰って来たローレルにその話題を問う機会は得られていない]
…話をしてみる良い機会になる、かな?
[あまり積極的に前に出るタイプではないため、今まで一歩引いて見て来たけれど。
切欠はなんであれ、今回こうして集まることが出来たのだから、少し話をしてみようと考え、小さく笑った]
― 回想、教会にて ―
[人は居ないものだと思っていたが。しんと静まり返った聖堂の中に靴音が聴こえて、音がする方へと振り返れば神父の姿があった>>50。
雨が止むまで教会で休む事を了承して貰えれば、微笑って感謝を述べ。]
有り難う御座います、神父様。
…同居、猫。
[そう言う、アルビンの足下には1匹の猫。紹介に応えるように黒猫が鳴いた。
くすくすと笑みを零す。ニコラスは屈んで目線を合わせると黒猫にもお願いをした。]
可愛い同居猫さんですね。
黒猫さん、ご主人様とのふたりきりの時間を邪魔してしまってごめんなさい。雨が止む暫くの間、私も仲間に入れさせてもらって良いですか?
[アルビンの問いかけには屈んだまま返事をした。
旅人が神父に告げた名前は男性名だった。だが、旅人は着替えの申し出は断った。*]
ああ、すみません。そこまで気を使って頂いて…。
ええ、身体を拭くものがあれば助かります。いえ、着替えは… 必要ありません。
[階段を上がり廊下を歩く
奥から二番目、家主の部屋の隣を選び荷物を置いて寝台に座った。どこでも構わないとは思ってはいたが出来る限り煩くない場所がいい。]
……。
[この館にいる限り他者と関わらずにはいられない。今更ながらそう自覚する
店の奥でパンを焼きたまに店番をするだけの生活が恋しい……面倒だ。]
じゃ、また後でねー。
[自分も早く部屋を決めなければ、いや先に妹に会っておこうか。なんて考えながら広間を出るオットーにそう声をかけると、先程まで彼と話していた男、ジェフロイに向き直る]
久しぶり。たまたまこの村に居る時にこんなことがあるなんて、あなたも不運ね。
[同年代でも、アルビンによく懐いていたオットーやコンスタンツェと違い、私は彼の所にいることが多かった。昔から乱暴者として名の通っていた彼だったが、流石に歳の離れた私にそう言った面を見せることはなく、むしろ村の外の話などを聞かせてくれたものだ。私が村を出ようと思ったきっかけでもある]
/*
ディルドレさんと遭遇したいんだが、居るとしたら朝かなぁ。
だとしたらちょっと難しいかな。
明日明後日は朝も覗けるんだけど。
[神父さまの、首を傾ぐ様子>>42 は、幼い頃に見た彼のしぐさと変わりません。
それでも神父さまの装いが、時の流れをわたしに見せつけています。
人狼は人を喰らうから悪。その言葉を口の中で繰り返しました。]
どうしてヒトを食べたがるのでしょうね。
わたしは、母さんに作ってもらうシチューの方が美味しいと思うけど。
滅ぼされた村なんて……。
おに、……神父さまは、そんなものまで見ていらしたのですね。
もっと良い景色を見る訳にはいかなかったのですか?
[詳しい事情は知りませんが、確か神父さまは本来、商人となるために村を出て行ったと聞きました。
お別れの日は、それはそれは悲しくて、彼の荷物からモノを取り上げこっそり隠したものでした。
時の壁があれど彼の浮かべる笑みの優しさは変わらなく思えて、
たとえ誤魔化しの笑みだって、流されてしまうのが常です。]
[どうやら、新たに見えた方がいるようで。>>40
緑のマントに、男とも女とも言い切れぬ風貌は、確か旅のお方です。
ニコラスさん、でしたでしょうか。
(村の噂のまわりは早いのです。)
わたしも頭を下げましたが、どうやら神父さまとあの方は、お知り合いであったご様子。>>48]
あのう……わたし、屋敷の中にもどりますので……。
[「もしお二人で話したいのなら、どうぞ。」
そう言外にふくめました。
若干の人見知りが、わたしの足を急き立てるのです。]
― 回想・数日前の教会 ―
いえいえ。
難儀していらっしゃる方に出来得る限りをするのは務めですし……突然の雨降りが辛いのも、身に染みていますからね。
[礼の言葉>>55に、返す口調はのんびりとしたもの。
黒猫は目線合わせる旅人を興味津々と言った態で見上げ、にぃ、と一鳴き。
そこに、拒絶の響きは伺えず]
わかりました、では、少々お待ちくださいね。
[問いへの答え>>56に少しだけ眉を寄せたのは、冷えを案じての事。
しかし、特に強いる事はなく一度奥へと向かう。
その後は、身体が冷えぬようにと温かいお茶を出したりしながら雨止みまでの時を過ごした。*]
[幼い頃のコンスタンツェは性差を感じさせない活発な少女で、よく一緒に野山を駆け回ったものだった。
虫を手にイタズラを仕掛け、笑って逃げる。随分二人で大人達を困らせてしまったものだ。
あれはいつの日だったか、子供だけで遅くまで遊んで迷子になってしまった時。見つけてくれたのは共に兄と慕っていたアルビンで
安堵から泣きじゃくりながら彼に手を引かれて帰ったのをよく覚えている。
彼女も自分も、彼が大好きだった。旅立つ日に協力して色んな物を隠してしまうぐらいには。
その後も寂しがるコンスタンツェの頭を撫でて、「お兄ちゃんが帰ってきたら、外のお話をしてもらおうね」なんて話して
けれど“神父様”へ自分が話をねだることは無かった*]
― 客間→玄関 ―
[家から持って来た荷物を部屋の片隅に置くと、フランツは扉の反対側にあった窓を開いた。
やや籠もっていた空気が発散され、新鮮な空気が外から入り込んでくる]
……ちょっと空気の入れ替えしとくか。
[別に取られるものも無いし、と窓は開け放したまま客間の外へ。
扉には使用している旨が書かれたプレートを掛けておいた]
[階段を下りて向かったのは、外へと向かうための玄関。
普段は畑仕事をしている身、何もせずと言うのはどうしても落ち着かない。
少し屋敷の周りを回ってみて、何かやれることがあればやらせてもらおうと考えたのだ。
外にも人が居たなぁ、なんて考えながら、ドアノブに手をかける]
― 庭園 ―
……どうして……でしょうね。
食によって命を繋げて行くのは、自然の営みではありますが……。
[コンスタンツェの疑問>>59には、答えを出す事はできない。
ただ、シチューの方が、というのは同意できるのでそうですよね、と頷きを返した]
ああ……別に、そういった場所ばかりを見てきたわけではないんですよ。
ここにはない、美しいものや素晴らしいものも見る機会はありました。
[遠方の景色、知らぬ地に根付くもの。
そう言ったものに触れた経験も、忘れがたきものとして刻まれている。
滅びた村の記憶は、そんな経験の中の一項。
それだけを切り捨てる事はできないもの]
/*
……この、年下たちの可愛さはっ……!
まあ、絆されすぎちゃダメなんですけどね、うん。
しかし、正負どちらにも転がれる縁故はとても美味しゅうございます。
殺す側でも殺される側でも上手く取り入れたいなぁ。
ふうん。まあまあじゃん
[広間に戻る気にもならず向かったのは一階のキッチン
見事な庭園の持ち主だけあって広いし煉瓦作りの大きなオーブンがある。しげしげと眺め回した
使う機会もあるかもしれない。]
[>>65 良きものを見る機会もあった、と神父さまの口から聞けば、ほっとする反面、本当に村の外はそんなに素晴らしいものかしらんと思いもします。
これは嫉妬でしょうか……何に対しての?
「ここにはない」、その言葉には少しむっとしましたが、小さな子どもではありませんので上手に押し隠します。(わたしはそのつもり)
>>66 そうして、迷子の同居猫を探すという神父さまに改めて向き直って姿勢を正します。]
猫さんが見つかったなら、今度こそ触らせてくださいませ。
旅の楽しいお話も、また、ぜひ。
[そういって鞄を抱えたわたしは、すたたた、と玄関の方へ向かうのでした。*]
[何かの作業をしている時間が一番落ち着く、嫌なことも忘れられるのだ
パンは作れるのだろうか。いや、流石に材料までは無いか?大きな屋敷に来たことなど初めてだからよくは分からずきょろきょろ見渡しては首を捻る。
そういえば、うちの店に来たあの旅人はどうしているだろう。村を出れただろうか。お節介な母親が買ったものより多くあの人に押し付けたパンの中に、自分が焼いたものもあった*]
― 庭園 ―
[庭には初夏の白薔薇が露に濡れている。
沢山の白い薔薇の中で、金色の長い髪が陽の光を照らして輝いていた。
ニコラスは穏やかに言葉を交わす男女から視線を外し、白い波のなかを泳いで屋敷へと向けられる。]
[そうして、玄関から一人の青年が見えたなら、
帽子が影になっていて目元は隠れたまま。嬉し気に細められたサファイアの双眼は青年から見える筈もなく、
紅を塗ってもいないのに赤い唇が蠱惑的な笑みを型どる。]
― 回想、教会にて ―
[身に染みている、という言い方に小首を傾げた。村の神父であればそんな苦労は無縁だろうに>>61。]
突然の雨宿りの辛さをご存知で…?
[ニコラスの懇願に黒猫はまた鳴いた。その声に拒絶の色はなく、安心した様に微笑む。
相手が拒まなければ、そのまま手を伸ばして。そっと頭を、撫で様か。]
有り難う、黒猫さん。
[奥から戻ってきたアルビンからタオルを受け取った。彼に背を向けて外套を脱ぐ。帽子を取れば長い金髪が零れ落ちる。
帽子を被っていても尚、髪は濡れていて。髪をかき上げる長い指の間からも水滴が落ちる。表面をタオルで撫ぜて水分を拭った。]
[アルビンから見える横顔は、化粧っけのないものの、
紅も塗っていないのに赤い唇。薄紅色に染まった頬は、いくら男装をしていても女である事実をはっきりと認識出来ただろう。
何故、性別を偽るのか。アルビンは不審に思っただろうか。けれども、かつで旅人の身であった者であれば。女性の一人旅は危険だから、体の線を隠すのも帽子で顔を隠すのも、偽名を使っているのも、恐らくその為だと察せられただろう。身体を脱げば再び帽子を被り直して旅人を装う。]
[その後は、アルビンの淹れたお茶を飲みながら。雨止みまでの僅かな時間を穏やかに過ごしたんだったか。*]
― 玄関 ―
きゃ。
ごめんなさい……
やだ。フランツさん。
[>>64 急いだせいで軽くぶつかった相手は、村長さんの息子さんです。
彼までも監視下にということでしょうか。
それとも、わたしたちを監視するために彼がいるのでしょうか?
そう思えば、つい軽く睨みつけてしまいます。
わざとらしく「さん」なんて付けて。]
― 玄関 ―
わっ、
[扉を開けて直ぐ、軽い衝撃>>75。
直後に返る謝罪に視線をやれば、コンスタンツェがそこに居た]
……あ、えーと。
[わざとらしく付いた敬称。
向けられる視線。
居心地悪く唇が歪む]
― 屋敷 ―
暫く厄介になるよ、ローゼンハイム。
知った相手の邸宅で良かったんだか悪かったんだか
分かりゃしないけどね。
[振り分けられた館は知己のものだった。
扉を開けてくれた家主には礼を示し、後に続いた。
召集の原因を避け、日々の他愛もない話を振る。]
あんたは相も変わらずの書斎篭りと聞くよ。
噂は噂でも……気をつけることだね。
[ローゼンハイムを伴いながら見事な庭園を抜けた。
途中、この館に集められた他の人間の姿でもあれば片手挙げて簡易な挨拶に替えただろう。]
[こちらの勢いに戸惑った様子のフランツ>>76を見れば、少しは胸がすっとします。
謝罪の言葉とともに道を譲られれば>>77、押しの弱い彼にまたむっとしてしまいます。]
早く終わらせて、わたしをお家に帰してちょうだい!
[そう言い捨てて、ぷい、と彼から視線をそらし、玄関から屋敷の中へと歩を早めます。
少し、強く当たりすぎたでしょうか。
ええ、八つ当たりです。
フランツに聞かれたら否と答えたでしょうけど、心の中では白状します。
だって、フランツって、なんだか八つ当たりしたくなる顔なんですもの。*]
― 庭園 ―
[そうしてその後は他愛もない事や、村の事を話して時間を過ごし。
雨止みの後に送り出した旅人と、この場所に居合わせる……というのは、何とも複雑なものもあるが]
……仕方ない、かなぁ。
[ぼやきは素の口調の独り言。
つい零れたそれに、いけないいけない、と呟いて]
……さて、いい加減みつけないと。
ほんとに、どこに紛れ込んだのやら……。
[今は、行方不明の同居猫を探す方が先、と歩き出す。**]
みぃくん、どこですかぁ?
/*
結局、自重しきれませんでした……。
[nがmに変わっただけやん]
[うん、まあ、やっぱりにぃくんは特別なんですよ]
[あの子、同村者さんに凄く可愛がってもらえたから……!]
…俺にそんな権限は無いよ。
[吐き捨てるような言葉>>79に返すのは苦笑の混じる声。
村長の息子ではあれど、父の、村長の権限に相当するものなど持っていない。
今回のことで辛く当たられるのも仕方が無いと思えど、いざ面と向かって言われると心が痛んだ。
無意識に右手が胸元へと当てられる]
────〜〜〜っ
[屋敷内から玄関へ背を向け、コンスタンツェを見送る形になりながら、声を押し込めて表情を歪めた。
何度か深呼吸して平静へと戻していく]
[は、と短く息を零した後、ようやく玄関口にもう一人>>83居ることに気付き、振り返った]
あ、ディルドレ、さん。
[向けたのはぎくりとした表情。
深呼吸で押し込めたものを見られたかと思い、ぎこちなく頭を下げた。
ディルドレが中へ入るというなら、勿論道を開く心算]
/*
わーい、ディルドレさんだ。
と思いつつ、ニコラスにも気付きたい…っ。
玄関口に居る間はまだ気付けていないってのを入れ損ねたくそう。
!
なんだ、猫かよ……
[開け放たれた窓から黒い物体が飛び込んで来て驚きびくりと肩を跳ねさせた
そんなこちらの様子など気にすることもなく黒猫は擦り寄ってごろごろと喉を鳴らし金の目が見上げてくる]
お前、これが欲しいのか。
[キッチンを調べたまたま見つけたニシンの燻製。つまみ食いの趣味はないし戻そうとしていたところだったのだが]
んー……
[偉そうに酒飲みに文句をつけた後に勝手に猫に餌などやっていいものか。変わらない表情の下思考が巡る
その間も、猫は甘え頭を擦りつけてくる]
…仕方ないな。
[折れた。
燻製を食べる彼だか彼女だかを屈んで眺めている。さてこいつはどこから紛れ込んだのか]
わっ、良いんですか?有り難う御座います。
[僅かにはしゃいだ声でお礼を言った。紙袋の中を窺えば、美味しそうなパンが覗いて思わずにっこり。**]
大方、今回の招集のことだろうが…
余り気に病まないことだ。
お前さんも誰もかれも等しく嫌疑の対象、そうだろう?
[村長はそういう男だ、
否、そういう男だと“自分は”認識している。
血を分けた者もそうでない者も等しく、恐らく自分自身もどこかの屋敷や集会場に身を起き、噂の真偽を洗っているのだろう。]
……この手の事件に男手は必要だからね。
あんまりしょぼくれた顔してるんじゃないよ。
[青年が表情を歪めるのをみとめはしたが>>85
この場で深く追求することはせずに心に置き、
避けられなければ軽く肩を叩くようにするに留め、
邸内に歩を進めた。*]
/*
胸のあれそれは若干フラグ。
もし狼が来たらライカンスロープにする予定なので、それの伏線だったり。
来なかったら単に心が弱いだけに(
/*
しかし人狼騒動村なのにほんと若人ばっかりやね
浮いてる感半端ない…!
少人数だし無難なとこ行っておくべきだったかなあ。
コスプレばーちゃんのようですまぬ…すまぬ…(*ノノ)
[うちのパン屋は片田舎の村らしく小さな店だ、奥にいようと客が訪れればすぐに分かる。旅人が訪れた時も>>88同じだった
それならとあれもこれもとおまけをし、旅は大変でしょう?なんて母親のはしゃぐ声が聞こえる。またそうやってすぐ余計なお節介を焼くと呆れていたが
「これはね、うちの息子が焼いたのよ!」と話題に出され名前を呼ばれれば気乗りせずとも出ていくしかなくて]
……どうも。
[短く挨拶し、頭を下げる
声だけでは性別が判断出来なかったが、こうして姿を見ても分からない。別に探る程興味もなかった
ただ、嬉しそうな様子>>90は印象に残った。*]
[ディルドレには見抜かれていたようだ>>91。
かけられる言葉に、そぅと息を吐く]
…えぇ。
[眉を下げながら、ディルドレの言葉を肯定した。
方法は極端だったかも知れないけれど、父は家族ですら例外を作らない。
それ故にフランツはここに居る]
はい。
…ありがとうございます。
[軽く肩を叩いてくるのを避けはせず、言葉と共に受け止めて軽く頭を下げた。
フランツにとってディルドレは良き相談相手。
雑貨屋に入り浸ることも度々あった。
その都度、こうして励まされたり、発破をかけられたりなどされ、前へ向くよう叱咤された。
今回もまた、彼女に助けられたように思う]
― 庭園 ―
[屋敷の中へと入るディルドレを見送り、ようやく玄関の外へと出る。
先ず目をやるのは門を入って直ぐにある庭。
薔薇を好む家主が手入れを欠かさない、美しい庭園が広がっていた。
先程までそこにアルビンとコンスタンツェが居たはずだったのだが、コンスタンツェは屋敷の中へ。
アルビンは移動したらしく、代わりに旅装束に身を包む姿を見つけた]
あれ……あの人もなのか。
[その人物が自分を見て反応していた>>72など知らない。
それに関わる話も伝えられてなど居なかったから、旅人を見ても瞳を瞬かせるだけだった]
[ひとまず挨拶くらいは、と庭園へ近付き、旅人に声をかける]
どうも。
災難でしたね。
[父の方針に巻き込んでしまったことを暗に含め、申し訳無さそうな表情をした]
なあ、お前。どこから来たんだ?
[なんて問い掛けようとみぃと鳴くばかり。
誰かの飼い猫だろうか。どうするべきなのだろうか。首を捻るばかり**]
/*
ちゃんと手動開始にしてるよね?ね?
って何度も情報欄を見に行く(
間違えてボタンクリックしないかも不安である。
― 広間 ―
[取り敢えずは、と広間を見回す。
空いた椅子を見つけ腰を落ち着けることにする。
荷物を慎重に足元に置き、痩躯を背凭れに預け]
ふ〜…やれやれ。
確か邸内では自由にしていて良いってことだったっけね?
水か茶は出ないかい?
[監視場であるも構わず、適当に声を投げた。**]
[ある意味、オットーから仕掛けてきた喧嘩。
しかし、それを途中で引かれた形になり、肩すかしを喰らった]
なんでぇ、アイツ……。
[フランツについで、荷物を置いてくるという
オットーの背が見えなくなってから、
無精で伸ばしている髪が鬱陶しい頭を掻く]
ん、おお……久しぶりだな。
はは、俺は不運とは思ってねぇけどな。
だってよ、こうしてタダ酒飲めてる訳だし。
[頭を掻いていた手を落とすと、
声をかけてくれたローレルに改めて視線を向けた。
こうして彼女のように受け入れてくれるような人がいるから、
先ほどのように断られる可能性があっても、つい声をかけてしまう。
きっと先ほどのオットーも、そういう感じなのだろう。
つまり、相手にキチンと伝わると思ってなくとも、つい。
実際はどうであれ、そんな風に片づけてしまえば、
そこまで根に持つことでは男の中ではなく。
興味は案外と直ぐに別のところへ向かった]
ところで、此処に居るってこたぁ、
道中はそんなに危険なことは無かったんだろうが
最近の旅の具合はどんなだ?
[現在の興味の先は、ローレル。
女だてらに旅をするローレルの近状に話の水を向けた。
それこそこの時勢、性別を偽って女は旅をすることも多いのだ。
なんとなく、自分の言動が、彼女の今に影響を与えてしまった
という気も、男にはなくもない]
[男の性格上、ハッキリと心配していると見せることはないが、
そんな風にローレルに話を振っていると広間に見えるのは、
ディルドレの姿だ]
水なら、酒割る用のがあっけど。
あ、それとも、おっさんも酒飲むか?
[オットーの件で懲りたということはないらしい男は、
聞こえた言葉に、そう返すのだった**]
おや、気ィ利くね。
酒が出るなら、折角だ、そっちを貰おうか。
……しかし、ジェフロイだったか。
ときどき村で見かけるお前さんのことを
どうもアタシは誤解してたようだね。
[ひゅっ、と風を切る音を立てて、
男の耳元僅か数センチを短刀が飛び、背後の柱に突き刺さった。
刃渡りは短いものの、抜け落ちず床と垂直に留まる程度には深く埋まっていることからも、投擲に手を抜いていないことは明らかだ。]
人間の雄・雌の区別も付かぬ奴だったとは――、
[十数年程前からか、村に現れるようになったこの男は、
親の仕事の最中に子守に預かる子供や
悪戯をしでかし叱り付けた悪餓鬼共のように
自身の子や孫同然に注視して来た他所の子供とは少し違うが、
それなりに見知った相手ではあったのだった。
確かに、言葉交わしたのは両手指で足りる程度かも知れない。
だが、よもやその頃から誤解してたのかコイツは、と思えばナイフ位投げ付けたくなるというもの。]
…ったく。
さて、ローレルは久しぶりだね。
旅人が襲われる事件があってから、親御さんがひどく心配してたよ。
その様子だと元気そうで何より、だけどね。
[村を出ていたことは彼女の両親から聞いている。
その両親の姿がこの館の中に無いということは、
家族別々に召集をかけられたのだろうか。
だからというわけでもないが、二重の意味で憂慮を口にする。
ジェフロイをじろりと睨み付けつつも、
そちらの話が進むようなら耳を傾けつつも割って入る心算もなく、
しかし勧められた酒は確りと手にし、グラスに口を付けた。*]
んー、まあ、確かに危ない事も多いけど。
[そう、女の一人旅には危険が多い。勿論、あまりにも危ない所は通らないようにしたり用心棒を雇ったりするけれど、絶対に安全なことはない。だから、大抵はなにか護身の方法を備えているものだ。
私の場合、そういう事を一切考えずに村を飛び出してしまった。奇跡的に辿り着く事が出来た街の宿屋では酷く怒られ、そこでナイフを使った護身術を習ったことで、今でもこうして旅を続ける事が出来ている]
でも、自分の知らなかった事が沢山知れて、楽しいよ。この武器とかも、そうかな。
[荷物から、細長い鉄の塊を取り出す。作られた所ではマスケットと呼ばれているそうだが、その名前は忘れてしまっていた]
凄いんだよ、これ。筒の先にこの黒い粉と玉を詰めて、こっちの縄に火を付けてここを引くと、凄い速さで玉が飛び出して。ちょっとした鎧なら突き抜けちゃうんだから。
[まるで使った事があるかのように話しているが、実際にこれを使った事はない。準備に時間がかかり過ぎるうえ、中途半端な賊(これは全ての賊の中でも大部分を占めるのだが)に見せると、噂を聞いた事があるのか、すぐに逃げ出してしまうのだ]
/*
おっと。
これ、ローレルは狩希望かねえ。
ロール都合上希望変更しようと思っていたけど、
やめておいたほうがいいか。
村人でも弾かれ狼でも良いつもりだったから
このままでも問題はない。
[それにしても綺麗な猫だ。食事を終えたその子を撫でながらじっと見つめ、ふ、と気付く
……この金色の目に見覚えがある。もしかしたらあの人が帰ってきた日、傍にいたあの黒猫ではないか?
教会には出来るだけ訪れないようにしていたから、思い出すのに時間がかかってしまった。]
……
[深く深くため息をついて、猫を抱えキッチンを出る。
途中誰かとすれちがったとしても自分からは話しかけず外へと早足で向かうだろう。]
― 回想から現在軸へ ―
[ローレルに話を向ければ、見せられるのはマスケット銃だ。
ブツを確認して、男は若干困ったように眉根を寄せた]
奪われるかもって状況になったなら、
躊躇なくぶっぱなせよ?
[彼女の口調は、まるで使ったかのように聞こえるが、
『人間相手』に使ったことがあるようには、男視点では聞こえずにいた。
だから、大事が起きたなら躊躇するなとわざわざ伝えたのだ。
威嚇に見せて引いてくれる奴らばかりならいいが、
それを奪おうとする輩もいる……と、男は知っているから]
[そんな会話を交わしている時に現れたのがディルドレだ。
声をかければ飛んできたナイフに、瞬時に出たのは殺気。
同じことを返そうと腰辺りに手が伸びた辺りで、ふっと我に返る]
いきなりナイフなんぞ、投げんなよっ!
あぶねぇだろ。
とっさに投げ返しかけたぞ。
[返そうとしたナイフの代わりに、言の葉を投げる。
壁に刺さったナイフの様子から、投擲に手を抜いた様子は見えない。
つまり『致命箇所を避け』、威力は全力で投げた……ということだろう。腕に自信があるからこそ、といったところか。
溜息を吐くと「おっさん」呼びした訳を、素直に謝罪する代わりに告げた]
あー……軍服なんて着込んでるの見かけたことあったから、
男に扱われたい方かと思ってたんだわ。
[ローレルとの会話内容もあり、意識が渡り歩く際のものになっていたというのは否めない。旅の道中、性別不明の者にあったら表上は『男』と扱う方が、問題は少ない。たまにこんな風に、素で怒りをぶつけられることもあるが、それはそれ、これはこれ、である。
ふっと、記憶に掠めるのは、どこかで最近すれ違った。纏う緑と金髪が印象的な旅人のこと。その旅人がここに混じっているとは、まだ男は知らず]
[どうして「おっさん」呼びしたのか。
その理由を話したところで、相手がそれで納得したかはおいて、男はすっかり謝罪をした気になったよう]
マダム、つまみにチーズなどは如何か?
[酒に手を付けているディルドレをマダム呼びして、
懲りずにニヤニヤとするのだった**]
― 幼き日 ―
[幼い頃は野山を走り回るような子供ではなかった。
当時から村長を務めていた父の手前、『いいこ』で居ることを望まれ、コンスタンツェやオットーのように悪戯をするなんてことは以ての外。
家の手伝いをして、遊びに出るにしても村の中だけ、誰かの下。
そんな環境に居たため、コンスタンツェ達のことは羨ましくも思っていた。
一度彼らの後をついて行こうとして、両親に引き戻されたこともある。
彼らが歳近いアルビンに懐く中、フランツはそれよりも年上、両親やそれ以上歳を重ねた者達と接することの方が多く。
結果、彼らとはどこか壁が出来、ディルドレのような年長者と言葉を交わすことが多くなった]
[それでも文句は一つも言わなかった。
言えなかった]
[自分は、『いいこ』でなければいけなかったから*]
― 数日前 ―
[父の様子がおかしいと感じたのは、例の旅人が来てからのこと。
村を歩く旅人が視界に入ると、無意識に目で追っているようだった]
………父さん?
[声をかければハッとした表情で意識を戻し、何でもない、と告げてくる。
その様子にフランツは首を捻るが、父は、気にするな、とだけ言って視線を逸らしていた]
[視線を逸らした父に代わり、フランツは旅人へと視線を向ける。
帽子を被っているため分かり難いが、整った顔立ちをしていると思う。
中性的、とでも言うのだろうか。
世の中にはこんな人物も居るのかと、そんな感想を抱いたものだ]
美人と言えば、美人だよな。
[旅人であることも手伝い、目立つ存在だと思う。
美形、美人、男女どちらでも当て嵌まる言葉。
その中で女性に形容することが多い「美人」を口にしたのは、ほぼ無意識*]
/*
これやっとかんと、と思い出して父の反応。
ところでニコラスが男装の麗人の場合、俺は男装の麗人ニコラスと2度目の強縁故となるわけだがwwww
どんな確率だw
― 庭園 ―
まったく、どこに行っちゃったのやら。
迷子捜しなんて、もうする必要もないと思ってたのになぁ。
[色鮮やかな庭園を歩きながら、零れるのはこんなぼやき。
幼い頃は年下の子供たちの面倒を見る事も多く、取り分け兄呼びで慕ってくれる二人の世話はよく焼いた。
だから、二人が遊びに行ったまま帰ってこない、と知らされた時にも迷わず探しに行ったものだった]
― 回想・幼い頃 ―
[あの時二人を見つけられたのは、その少し前に連れて行った場所が近かったからだろう。
自分がもっと幼い頃に年上の子供たちから教えてもらった遊び場。
少し奥の方にあるから小さな子供たちだけで行くのは危険で、ごく自然に年上の子供が引率していく場所、となっていた。
だから、行く時は一緒にね、と念を押していたはずなのに、と。
そんな思いがあったから、ようやく二人を見つけるなり口を突いたのは]
オト、コンツェ!
なんで、二人だけでこっち来たの!
[普段声を荒げない自分にしては珍しい大声。
それに二人は驚いたかも知れないけれど、こちらはそれどころではなく]
……ほんとにもう……みんな、心配したんだよぉ?
大丈夫? 怪我とかしてない?
[身体を屈めて二人と目線を合わせ、怪我はないかと問う。
亜麻色の瞳に宿るのは一転、強い安堵の光。
無事を確かめるとほっとしたように息を吐いて]
……そうか……良かったぁ……。
[それぞれの頭に手を伸ばし、ぽふぽふと撫でた。
安堵からか、泣きだしてしまったのには少しだけ困ったように眉を下げたりしたものの]
もう、大丈夫だからね。
一緒に、帰ろう?
帰ったら、ちゃんとみんなにごめんなさいするんだよ?
[そんな風に言い聞かせて、飴玉を一つずつ渡して。
三人、手を繋いで帰途についた]
……ね、オト。
今は、ぼくがいるから泣いてもいいけど。
次は、オトがお兄ちゃんになる番だからね。
ちゃんと、みんなを守ってあげてね?
[帰り道、泣きじゃくる弟分にそっと告げた言葉。
この頃にはもう村を出て見聞を広める決意を固めていたから、後を託すような気持ちも少しだけ含んでいた。
遠い昔の、ささやかな想い出。
忘れ難いそれは、帰郷してからは少しだけ、辛いものに変わっていた]
― 庭園 ―
……あ。
[ふと沈んだ物思いを破ったのは、聞き慣れた同居猫の声]
みぃくん?
[声の方へと足を向ければ、駆けてくる黒猫の姿。
金目の同居猫は伸ばした手に迷う事無く飛びついてくる]
まったくもう、どこに行って……。
[行ってたの、という問いは途中で途切れた]
偶然見つけただけですから。
[敬いとも分別とも違う、あの日の迷い子はもういないのだと語るように拒絶の色を含めた他の者に向けるより硬い口調。]
それでは……
[もう用は済んだ、とかつての“兄”に背を向ける]
[数歩距離を離した後、立ち止まり振り返らないまま一言だけを残す]
……これから宜しくお願いします。
[今どんな顔をしているのか、己すらも知らぬまま。
何も無ければそのまま再び歩き出して屋敷の中へ戻るだろう。*]
(……まあ、仕方ないよね)
[最初に離れたのは、自分の方だ。
旅立ちの日に荷物の一部を隠す、という強硬手段まで取って来た彼らを置いて村を飛び出した。
だから、彼らが距離を取る事にとやかく言える立場ではない。
そう、割り切りをつけてはみても、どこかが軋む]
/*
……ヤバいですね。
負方向なんだけど、ここからどちらにも転がれる縁故が美味しすぎて中身が転がっています。
しかし、このキャラ動かし易いなあ……うん。
お久しぶりです、ディルドレさん。
[軍服を着た"彼女"のことはよく覚えている。オットーやコンスタンツェ、それに時々私も、悪戯をしては酷く叱られたものだ。小さい頃はとても恐ろしい存在だったけれど、今となってはいい思い出の一つになっている]
はい、なんとか元気でやってます。早く会いに行きたかったんですが、村に着いた途端にこんな所に入れられて、最悪ですよ、もう。
早く騒動が終わるといいんですけど。
[ここ最近の被害の事は、村長に話を聞いただけなので現実感がなく。村の人間からすると、その態度はとても呑気なものに見えたかもしれない]**
もう、私だってもう旅人の端くれなんだから、そのくらい分かってるよ。
[万一の時には躊躇するな、というジェフロイの言葉には、頬を膨らませて答える。
ただ、分かっているとは言っても。自分が本当にそれを出来る、という確信を抱けたことはない]
……うん、わかってると、思う。
[村中で見かけたあの人の隣には、青年の姿があった。
あの人の姿を見つけた瞬間に高鳴った心臓は青年の声を聞いた途端に静かになった。代わりに今度は眼の奥で血管が激しく脈打っていた。父さん、と呼ぶ声に二人の関係性は直ぐに察せられた。
その男の視線には直ぐに気が付いた。直ぐに逸らされてしまったが。次いで傍らの青年に視線を向けられればそちらに意識を寄せて。――泣きたいのか、喚きたいのか。ほんの少し前まで、綯い交ぜになった感情で目元を染めていたニコラスだったが。青年を見据えるニコラスの顔には、いまは帽子の下に激情を隠す仮面のような、とり澄ました静穏な笑みが浮かんでいた。]
[そう言えば、青年の口から「美人」と聞いた気がしたが。
男にも使うが、どちらかと言えば女性を形容することが多い言葉だろう。正体に勘づかれてしまっただろうか。青年は平然としていて、父親から自分の存在を聞いている様には見えなかったが。
けれど、ニコラスにとって気に病む事ではなかった。…もし、青年が気付いたとしても目的は変わらないのだから。*]
― 庭園 ―
[返ってきたのは人当たりの良い笑み>>133。
コンスタンツェの時のような反応じゃないことに密かに安堵した]
あぁ……父は別の組の方に。
例外は無く、村長であっても監視下に在るべきと考えたようで。
勿論、俺も。
[帽子を目深に被り直す様子に、微かに首を傾ぐ。
言葉こそ丁寧だが、仕草が拒絶されているようで。
そんな風に感じ取ったがために、軽く顎を引いて唇を引き結んだ。
表情には苦笑のような困惑のような、綯い交ぜになった色]
ニコラスさん…でしたっけ?
これからしばらくよろしくお願いしますね。
[周りの話で聞いた名前を思い出しながら、相手に確認を取る*]
― 玄関 ―
[フランツから返ってきたのは、全く彼らしく野暮で面白みの無くて真っ当で正しいお返事でした。>>84
どうせ彼のことだから、たとえみんなを従わせる権限を持ってたとしても、周囲の年長者の顔色をうかがって、取りやめにする度胸なんかないんだわ。]
いくじなし!
[去り際の視界に入ったフランツの姿は、すこし泣きそうなものに見えました。
――だから何だって言うの!]
[子どもの時からそうです。フランツは一歩も二歩も引いた向こうにいるのです。
一緒に遊びにいこう、と誘っても、断られるばかり。誘いにいく足もしだいに遠のいたものです。
そりゃあロクな遊びではなかったわ、大人を困らせるたぐいのものだったので。
そう、『いいこ』のフランツくんは、わたしたちのような『わるいこ』とは遊ばなかったのです。
その証拠に、彼がわたしたちの遊びに参加しようとしたことなんか、一度も無かったのですから。
彼から声をかけられたことなんか一度もありませんでした。>>112 *]
― バスルーム ―
はあ。
[感情的になっている自覚のあるわたしは、まず真っ先にバスルームへ行きました。
鏡の中の自分を見つめます。]
もう、18になるのよ、コンスタンツェ。
[眼鏡の位置を直しながら、鏡に呼びかけました。
姉であるローレルが、家を出た年になります。
もう一度ため息をついて、わたしは鏡から視線をそらしました。*]
― 幼い頃 ―
[オットーと二人してある遊び場で遊んでいたら、「おにいちゃん」のアルビンが後からやってきました。
一緒に遊んでくれるのかと思ったら、彼は険しい顔でわたしたちをどなったものです。>>116
自分のしたことが悪かったと気づいた訳じゃなく、アルビンの激高のあとの、こちらを心配するまなざしと撫でる手の優しさに、突然涙があふれてとまらなくなったものです。]
けが、ない、……ごめんなさぃ……
[そりゃあ行く道はすこし怖かったけど、楽しんでいたもの、オットーはわたしに謝ることなんかないわ。>>123
そんな言葉がすらすら出てくる訳も無く、口の中の飴玉>>118 を転がして、腫れたまぶたをしぱしぱと動かすだけの幼いわたし。
でも、すこしうれしかった。
『わるいこ』でも、心配してくれる人がいるということに。
――思えば、わたしはこの時から少しずつ、読書を姉から学ぶようになりました。言葉を覚えれば、自分の気持ちを正しく伝えられるのかと思って。
アルビンとオットーの約束も、ただ黙って聞いていました。>>119>>124>>128
飴玉の味は、もうすっかり思い出せません。*]
/*
…………ほんとになにこのこたちかわいい。
さて、まだ接触してないとことの縁はどうなるか。
ジェフさんとかローレルとは、こっちが避け気味になるかなぁ……。
ディルドレさんとフランツはあってみないとわかんない!
― 広間 ―
っ! 姉さん!
[広間に向かったわたしは、まず姉であるローレルの姿を見とがめて、まっさきに彼女に向かって駆け寄りました。
軍服を着たディルドレさんの姿も、ましてならず者のことも無視するかたちになりましたが、それは仕方の無いことです、ね?]
なんで、姉さんがここに!?
もしかして、呼び戻されたの!?
ああもう!父さんも母さんも心配していたわ!ばか!
せめて、もうちょっと頻繁に便りをよこしてちょうだい!
[久しぶりに見る彼女へと、言葉を矢のように繰り出します。……これくらいの文句はむしろ、よく口が回るねと褒めてくれてもいいんじゃなくて?
わたしに言葉と読書の楽しさを教えたのは、彼女ですもの。*]
― 庭園 ―
[立ち尽くしていた時間はどれ程か。
抱えた同居猫のにぃ、という声が思考を現実へと引き戻す]
……とと、いけないいけない。
いつまでも、突っ立ってちゃ……ね。
[他に集められているのが誰か、完全には把握できていない。
これからどうなるかはわからないけれど、挨拶はしておかないと、と思考を切り替える]
……あれ。
[ともあれ、屋敷の中に入ろう、と玄関の方へと歩き出し]
あれは……ニコラスさんに、フランツくん?
[先も見かけた旅人と、村長の息子の姿にそれぞれの名を口にする。
声音に一抹、驚きの響きが混じったのは、フランツがここにいる事へのものだった。*]
えへへ、久しぶり、コンスタンツェ。
[割り込むようにして話しかけて来た大きな声に振り向くと、それは妹のコンスタンツェだった。
旅に出る前はあまり饒舌な方でなかった妹が発する言葉の嵐に、少し面食らう]
いや、別に呼び戻された訳じゃなくて。たまたま村に戻って来ただけなんだけど、そしたらこんなことになってたから、びっくりしたよ。
手紙は書こうと思ってたんだけど、時間が無くて。
[もしかすると、この三年で一番変わったのは妹かもしれない。昔は、本当に口数が少なくて……そのくせ、オットーと一緒に気が付いたら何処かに行ってしまっていたり、悪戯したりで、両親も私もハラハラさせられることが多かったのだ。
旅に出る一年ほど前から、私の影響か、よく本を読むようになっていたから、もしかするとその結果なのかもしれない]
うん、心配してるだろうから早く二人に会いたかったんだけどね。二人とも、元気?
[それでも。三年ぶりの肉親との再会に、私の顔は自然と綻んでいた]
……どうだかなぁ。
[ディルドレと一悶着あった後、自分が向けた言葉にふくれっ面を見せるローレルに苦笑いと共に肩を竦めて見せた。
膨らんだ頬の空気を突いて抜いてやろうかと伸ばしかけた手は、コンスタンツェの登場で、結局グラスへと向かう先をかえた]
なんだかんだで、姉妹ってぇ、よく似るもんだな。
[矢継ぎ早に姉へと詰め寄る妹の姿に、ポツリと零す。
脳裏に過ったのは……過去、自分に外のことを尋ねる姉の方の様子。男の記憶が間違いでなければ、多分良く今の妹に似ていた筈で。それでなくても、漏れ聞いた妹の武勇伝は、外に飛び出していった姉の行動とも被る。
そう思いを巡らせば、ジェフロイは苦笑いと共に琥珀の液体を嚥下するのだった**]
[いくじなし。
周りから見ればそう思われているのだろうか。
コンスタンツェが残していった言葉>>138に声を押し殺す時間が少し長引いた。
彼女が望むように直ぐに解放出来たらどんなに良いか。
けれど、父が考えることも理解出来るから、それに否は唱えられなくて。
結局、取り止めることは出来ないのだから、彼女にしてみればその通りに感じるのだろう]
[上手く伝えられないがために擦れ違う想い。
怒らせたいわけじゃないのに、上手く行かない。
そんな日々に溜息をついたのは、もう何度目のことだったか*]
― 庭園 ―
[ニコラスとの会話はどこか表面的なものとなったか。
深い付き合いでもないが故に在る壁が簡単に消えるはずも無く。
何か聞こうと口を開いたところで、名を呼ぶ声>>144が耳に入った]
アルビンさん。
どうも。
[そちらへと視線を向け、軽く会釈する。
神父として戻って来た彼を未だに名で呼ぶのは、そちらで呼び慣れているから。
彼が神父であることは受け入れているものの、今更神父様と呼ぶのもなんだかしっくりこなくて。
結局、以前のままで呼ぶことにしたのだ*]
[立ち並ぶ本棚にはぎっしりと書物が詰め込まれ、磨き上げられた高級そうな机の上もそれらが侵食している。
館の主に鉢合わせた時、ストレートに退屈であることを告げたところ書斎に入ってもいいと言われたのだ。
嫌な顔せず酒を出したことといい、人が好い男らしい。]
へえ……
[随分集めたものだ。一冊手にとりぺらぺらと捲ってみる]
……
[すぐそれを戻し、また別の本を手に取って、やはり戻した。
表情は変わらず無機質なままだが、何かを探すように幾度もその作業を繰り返す*]
― 庭園 ―
[帰郷してから、自分を名で呼ぶ者は大分減った。
已む無しと思いつつも肩書きで呼ばれる事が多い中、名前呼びを変えずにいられるのは逆に安心できるものがあった]
……あなたも、と言う事は。
本当に、村長さんは徹底しているのですね……。
[会釈>>149に礼で返した後、ほんの少し眉を下げて呟く]
状況的に已む無し……とはいえ。
[村のために、を第一とした選択肢は称賛に値するだろうが、心中の負担は如何ほどか。
想像する以外にないそれに思いを馳せるのは刹那]
ニコラスさんとも、まさかここでの再会になるとは、思いも寄りませんでしたよ。
[それから、視線はニコラスの方へ。
声音にあるのは、旅先で思わぬ事態に巻き込まれた旅人を慮る響き。*]
― 庭園 ―
はは……うちだけ除外するわけにはいかないでしょう。
[もう何度目だろうか、この話題>>152は。
ここに来る前にも驚かれもしたのだから、もはや数え切れないかもしれない。
父は己すら例外に置かないことで皆を強引に納得させた部分もあった。
それが褒められたことなのかは、良く分からないが]
それだけ村のことを想っていると、思ってやってください。
[治める者とは、時に個よりも多を重んじなければならない。
それは常々聞かされていたことでもあったから、フランツ自身は父の考えに反対することは無く。
大人しく監視の場へとやってきたのだ]
アルビンさん、そいつも連れてきたんですか?
[示すのは、アルビンが抱えている黒猫。
撫でようと手を伸ばすが、さて、反応はどうだったろう*]
― 庭園 ―
ええ……それは、わかっています。
辛い決断を、良くなさったと。
……一日も早く事態が解決して、皆の心に平穏が戻る事を願っておりますよ。
[村の為を思っての村長の判断は支持している。
だから、フランツにかける声音は柔らかなもの]
「えへへ」じゃない!
[悪びれないローレル姉さん>>145 がもどかしく、つい声が高くなります。
少々目を見張りながらも、にこにことうれしそうな姉の様子とは反比例するように、わたしのもどかしい気持ちは大きくなります。]
たまたま……って、なおさら悪い!
帰りの連絡くらい出してください!
手紙を書く時間はつくるものでしょう!
父さん母さんは元気だけど
……ずいぶん、さびしがってたんだから!
[とはいえ、やきもきしていたのはわたしと父で、母は「便りがないのは元気な証拠」とのほほんとしていましたけれど。
食卓から姉がいなくなったおかげで、わたしはずいぶんおしゃべりが巧くなりました。]
[よりによって、こんな時に帰ってこなくても。
姉に会えた安堵と、こんな時に帰ってきてしまった彼女の不運をなげく気持ちが、心の中でねじれていました。]
姉さんこそ、元気そうで……。
[ぽつりと呟いて一息ついたその時に、ふとジェフロイさんの言葉>>147 が耳に入りました。
じろりとそちらを見て、わたしは意識せず低い声で言い返していました。]
似てませんから。
[こんな時間からお酒を飲んで、いたりいなかったりする変な人に、気にしていることを言われてかちんと来てしまいました。
なんだか、ここに来てから怒ってばかりいるみたい。
わたしものどが乾いたような。お茶でももらいにいこうかしら。]
― 庭園 ―
ありがとうございます。
[数は少なくとも、理解者が居るのはありがたいもの。
声が柔らかい>>155のもあって、無意識、ホッと胸を撫で下ろしていた]
あぁ、それもそうですね。
お腹を空かせて彷徨わせるわけにもいかないし。
[黒猫を連れた理由>>156を聞き、納得の意思を示す。
伸ばした手は黒猫の耳の後ろを擽り、頭を撫でて離れた]
苦手な人はどうだったかな…。
居るようなら、極力近付けないようにするしか。
[懸念も致し方ない。
皆が皆、猫が平気とは限らないのだから*]
だって、急に帰ったほうが面白いじゃない。あなたも驚くかなーって。
[本当は、連絡するのを忘れていただけなのだが。それを正直に言うとまた怒られそうだったので、こういうことにしておく。
ううん、あんまり意味無いかも?]
いやいや、本当に忙しくて手紙なんて書く暇無いんだって。
あなたも一回旅をすれば分かるわ。
[これは本当だ。"本"なんてものは、確かに書く人があまり居ないから高値で売れるけれど、結局の所それ一冊を売ってしまったらそれっきり。それだけじゃ生活なんて出来ないから、他のことで生計を立てる必要がある。
私の場合、街と街の間の地形や風景、国の様子などをまとめておいて、それと引き換えに国や街の有力者に援助してもらっていた。本業の物語作りとは別にそういうこともしなくてはならなかったので、本当に暇が無かったのだ]
― 庭園 ―
(これは、相当気負ってたかな? 真面目な子だからなあ)
[礼の言葉>>159に、ふと、そんな事を思う。
幼い頃は距離を置いていたが、神父として接するようになってからの印象に基づく判断。
とはいえ踏み込む機会はないから、内に秘めたものまでは知る術もない]
自分で食べるものを探す事も、一応できるんですけど……やっぱり、心配ですから。
[撫でられごろごろと喉を鳴らす同居猫。
その様子に、呑気だなあ、なんて思いながら。*]
ええ、そこに気を付けるしかありませんね。
そうでなくても、屋敷の調度に傷つけたりしたら、大変ですから、しっかりと捕まえておかないと。
なになに、お姉ちゃんと似てるのがそんなに嫌なの?
寂しいなぁー。
[妹が、ジェフロイの言葉を強い口調で否定するものだから。ついそんなふうにからかってしまう]
三年の間にコンスタンツェに何が……しくしく。
[目に手をあてて、泣き真似なんてしてみたりして]
[今更こんなことをして何になるというのだろう。自分でも分かっているけれど手は止まらない。
何冊目かに開いた本は、旅をした国々の様子や風景、そこに暮らす人々について記したもの。今頃コンスタンツェにあれこれ言われているであろう彼女の姉が浮かぶ。
ローレルもこんな風に旅をして、色んなものを見て、人と関わって来たのだろうか。]
……
[自分にとって外の話などファンタジーと一緒だ。現実感を覚えることが出来ない。そしてファンタジーは趣味ではなかった、少し文字を追った後閉じてしまう。
少しの間背表紙に描かれた町並みを見つめた後、元の場所へと戻した]
― 庭園 ―
へぇ、自分でも。
ただの家猫じゃなかったんだな。
[アルビン>>161の言葉に、後半は喉を鳴らす黒猫に向けつつ、指先で黒猫の頭を軽く突いて]
あぁ、そこもありましたね。
大人しくしてるんだぞ?
[アルビンに同意を向けながら、黒猫に再び声を向けた]
と、そろそろ中へどうです?
泊まる部屋は自由に選んで良いそうですよ。
[このまま立ち話を続けるのも、と思い、アルビンとニコラスへ交互に視線を向けながら、中へ入らないかと勧める。
外へ出てきた当初の目的はまた次の機会にすることにし、フランツもまた屋敷へと戻る心算だ*]
おもしろい、って。
姉さん、お願い、つつしんで。
[そういう驚きはいらないわ姉さん。ああもう!>>160
姉の言葉は嘘も冗談も見分けがつかなくて、わたしは簡単に信じてしまいます。]
お仕事が本当に忙しかったのは、そりゃ仕方ないけれど。
わたしは、今のところ旅する予定はありません。
[本当はずっと迷っているのです。
姉は18に旅に出て、わたしは18に何をするべきか?
誰にも話したことの無い、誰にも内緒の秘密の悩み。
勢いで、つい予定は無い、なんて言ってしまったけど。]
おもしろい、って。
姉さん、お願い、つつしんで。
[そういう驚きはいらないわ姉さん。ああもう!>>160
姉の言葉は嘘も冗談も見分けがつかなくて、わたしは簡単に信じてしまいます。]
お仕事が本当に忙しかったのは、そりゃあ仕方ないけれど。
わたしは、今のところ旅する予定はありません。
ああ、理解できなくて悲しいわ。
[からかいの言葉とともに泣き真似をする姉>>162に向かって、わたしは姿勢を正します。]
わたしも成長したということです。
もう、泣き落としはききませんからね。
[きっぱり、はっきり。**]
うん……?
[似ているとの評価に、思いのほか妹の方から低い声で否定が返れば、酒を飲む手を止めて首を傾げた。
口を開きかけて、やめたのは、思ったのと大体似たようなことを、姉の方が先に口に出したからだ]
確かに、まるっと一緒って訳ではなさそうだな。
[暫く黙って2人の成り行きを見守っていたが、今のところ外に行く気はないという妹の方の言葉の部分には、そんな風に、一応は妹の言い分を肯定するだろう反応は示しておいた。
『今のところ』っていうのが、案外曲者なんだよなぁ……とは、心の中だけのボヤキ**]
― 庭園 ―
なるほど、元々野良だったんですね。
[黒猫と同居することになった経緯>>168を聞けば、手をかけずとも生きていけることに納得する。
フランツの言葉に返事をするような鳴き声が聞こえれば、思わず笑みが零れた]
気前が良いからこそ、場所も提供してくれたのだとは思うのですが…。
えぇ、まぁ。
[アルビンが言わんとすること>>169は何となく察しがつく。
気前が良いのも事実だが、危機感が無さそうと言うのはフランツも思ったことがある。
言葉は濁したものの、こちらも同じことを思っていると言うのは恐らく伝わるだろう]
[ニコラスがどうするかを聞いてから、フランツは屋敷へと戻るべく玄関へと向かう。
扉に最初に手をかけることになるが、開いた後は後続に先を譲り、最後に中へと入った]
客間は二階です。
使用中の部屋はプレートがかかってるはずなので、一目で分かるかと。
[客間についてを告げた後、先に部屋へと向かう者とは別れ、フランツは台所を目指す**]
"今の所"、ね。ふふ。
[ああ、やっぱり私達はよく似た姉妹だ。妹の言葉を聞いて、思う。
ジェフロイから村の外の話を聞いていて、私は旅に出るつもりは無いのか、と聞かれたことがある。その時私は、"今の所、そのつもりはない"とそう答えたのだ。
その二年後、私は見事に村を出ていた]
大丈夫、あなたももう少ししたら旅に出るわ、きっと。
[でもそうしたら、親だけを残すことになってしまう。そうしたら、その時は村に戻っていてあげよう]
そうだ、もう部屋って決めた?
[流石に、オットーやフランツの言葉通りに同じ部屋に泊まろうなどとは思っていない。狭いし。
大体、冗談のつもりで言ったのにあんなに真面目に返されるなんて。
……よく考えたら、あの二人に冗談を言った私が悪かったかも]**
【お知らせ】
皆様如何お過ごしでしょうか。
お待たせしました、いよいよ明日9時に開始です。
忘れないうちに開始後の作業についてお知らせしますね。
1)前半24h中にactにてfortuneのみを振る。
2)出た数字をメモに記載する。
この2点の作業をお願いします。
判定は必ずactを利用してください。発言で振った場合は無効とします。
また、万一2回以上判定してしまった場合は、一番最初の判定を有効とします。
全ての数字が出揃った後、各日程の処刑対象の発表をします。
発表以降は村建てで指示は出しませんので、各自で確認の上、投票の設定をお願いします。
BBS設定にしますので、開始は自動です。
それでは最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。
村の設定が変更されました。
[元々、野良猫だったという。フランツの愛撫を嫌がる素振りを見せず受け入れる様子を見て、「…良い子ね。」と小さく呟いた。
屋敷へ戻ると言うフランツ。アルビンに続き、自分のまた中へと。**]
― 少し前/庭園 ―
ありがとうございます。
[最初の一言>>176に僅かに引っ掛かりはあったものの、賛辞を向けられれば悪い気はしない。
旅人に言われれば父のことを誇らしく思え、謝辞が口を突いて出た。
穏やかな声に拒絶の色もやや薄らいだように思う]
俺はフランツ。
フランツ・アルトナーです。
[訊ね返されて、相手が自分を知っているのも知らずに名乗った]
― 現在/台所 ―
[その後ニコラスも屋敷へと入り>>178、アルビンとは別れて。
フランツは飲み物を何かもらおうと台所へ。
ニコラスがついて来るようなら拒みはしない]
他にも飲む人居るかな…。
[ひとまずお湯を沸かし、ティーセットをいくつか。
茶葉を蒸らして多めに紅茶を抽出すると、ティーポットへと移してトレイに乗せた。
それを手に広間へと移動する]
― 広間 ―
[広間にはどのくらいの人数が集まっていたか。
人がいるようならテーブルの隅にトレイを置いて声をかける]
紅茶飲む人、居ます?
[声が返るようなら自分の分を入れる前に希望者に提供して。
それが終わった後に自分の紅茶を淹れていくつかあるソファーの片隅に落ち着いた]
投げ返されても構わなかったけどね。
手並み拝見、ってなもんだ。
“危ない”ったって、アタシは誰にも当たらんように投げたし、
お前さんも同じ、だろう?
[危ないことなんかありゃしない、と
憎まれ口のように返しながらも、その声色は言葉よりもずっと軽い。
本気でやり合えば、それは文字通り『危険』だろうけれども。
その必要性が無い場面で、無差別に仕掛けてくる相手だとは感じていない、今のところ。]
好き好んでジジイ扱いをされたいババアなんて稀少だ。
……当時を忘れない為に着てんのさ。これはね。
[オッサン呼ばわりの理由には胡乱な視線を向けた。
"監視"などという物々しい宣言が成された以上、
現在の状況は有事であると認識している。
非日常は、かつての犠牲者を、死者を、
そして自らの過ちをも想起させるため、
繰り返さぬようにと打ち込む楔がこの軍服だ。
が、まぁ、過去の制服を後生大事に身に着けるという行動は
それはそれで他者から見れば奇妙なものかも知れず。
妥協半分、ジェフロイの解説を容れることにした。]
[ローレルに久方振りの挨拶を受けたなら、瞳を細める。
最後に見たのは、出奔の時だったろうか。
未だ少女と言える年頃の娘が一人で旅立つなど懸念したものだが、あの頃よりは随分と旅慣れて逞しく見えるから不思議なものだ。]
ああ、まだ会えてなかったのか。
何事もなく騒動が収束して村長から解除の令でもあれば
存分に家族の時間が持てるだろうから、暫くの辛抱だね。
まあ尤も――
[言いかけた言葉は、駆け寄る足音に遮られる>>142]
……尤も、妹が一緒のようだから、
ある意味では心強いのかもね?
[先刻、自身より先に邸内へと入って行った娘。
コンスタンツェにとっても恐らく、久々の肉親との再会であろう。
矢継ぎ早に姉に畳み掛ける声がかつてのローレルと重なり
その時ばかりは飲食の手を止め、まじまじと彼女らを見てしまう。]
ああ、ありがとうございます。
[扉が開かれ、先を譲られれば笑みと共に一礼し]
わかりました……他の皆さんは、広間ですかね?
まだご挨拶していない方もいらっしゃいますし、後ほど伺います。
[客間についての説明を受けると、広間には後で向かう旨を告げて二階へと歩みを向けた。*]
― 広間 ―
[ディルドレが酒を飲んでいたらしいことはグラスの並びで知れた。
けれど、紅茶を受け取る彼女>>187に酔った様子は見受けられない。
最初に酒を望んだジェフロイはどうだろう、と視線を流す。
様子が知れれば意識は直ぐに紅茶へと向いた]
ディルドレさん、その服着てきたんですね。
[玄関で会った時は動揺が強くて意識が回らなかったが、改めてディルドレの姿を見れば雑貨屋に居る時の服装ではなく。
幾度かは見たことのある服装を示し声をかけた。
彼女がこの服を着る理由については、聞いたことがあったかどうか]
― →客間 ―
[二階に上がり、まずはぐるりと一巡り。
一番手前と奥は既に埋まっているようなので、特に深く考える事なく、階段側から順に使う事にした]
……ふう……やれやれ、だね。
[客間に入り、決して多くない荷物と同居猫を下ろす。
黒猫はきょときょとと室内を見回した後、ぴょい、とベッドの上に飛び乗った]
みぃくん、部屋の中の物傷つけちゃダメだよ?
[これまでと違う環境にわくわくしているようにも見える姿に釘を刺した後、鞄の中から出した聖書をそ、とテーブルの上に置いた]
に、しても。
人狼……か。
まさか、ここで、こんな騒ぎが起きるなんて。
[は、と零れるため息は重いもの]
……あんな景色は……もう、二度と……。
[呟きと共に、首からかけた十字架を握り締める。
翻った記憶の映像、それを振り払うように緩く首を振った。
その仕種に、同居猫が案ずるようににぃぃ、と鳴く]
……ん。
大丈夫だよ、みぃくん。
さて、気持ちを切り替えたら、広間に行こうか。
[金目でじぃぃ、と見上げてくる猫に、殊更に明るい口調で告げる。
それから、軽く深呼吸して息を整え、窓に向けて跪いた。
捧げる祈りは、平穏を願うもの。
どうか何事もなく、という想いは、青年の中で何よりも強いものだった。*]
― 広間 ―
[祈り捧げ気を鎮めた後、足を向けるのは広間。
中にいる面々を見やった表情が僅かに引き攣った]
(……う、わぁ)
[声には出さなかったが、多分、そう言いたげな雰囲気は滲んでしまった事だろう。
自分が村を飛び出すより幾らか前に、村にやって来るようになった人物。
少年期に接した事は殆どなかったが、帰郷してからはなんというか……『合わない』タイプと認識している男の姿に亜麻色が少しだけ、険を帯びた]
[とはいえ、険が覗くのも僅かな時間。
一つ息を吐いて一礼する頃には、表情はいつもの如く穏やかなものを保っていた]
おや、お茶の時間でしたか。
それなら、何かお菓子を準備してからくるべきでしたね。
[用意された紅茶に、軽い口調で言いながら空いている席に腰を下ろす。
同居猫は大人しく、その足元に蹲った。*]
/*
[自分のptと発言数を見る]
[おやあ?]
まあ、回想とソロルがちょっと多かったからなぁ……。
出力自体は低めなんだけど、ね……。
― 広間 ―
[アルビンが広間にやってきたのに気付いたのは、常は見ない険が消えてからのこと>>195]
アルビンさんも如何です?
茶請けは…すみません、なにぶん、得意ではないもので。
[そこまでは用意出来なかったと、紡ぐのは謝罪。
料理なんて普段はしないため、作れても簡単なものぐらいで。
菓子などは逆立ちしたって出来やしなかった]
[やがて書斎を出て広間を再び訪れた時には自分以外が揃っていただろうか。
軍服を纏う老婦人には会釈し、もし旅人がそこにいれば無表情のまま目を瞬かせ]
ああ、
……あんた、出れなかったんだね。
[そう言って視線を逸らしただろう
騒動が起きる前に村を出ていれば巻き込まれなかっただろうに。僅かでも憐れみの気持ちを抱かずにはいられなかった]
[姉の笑みと予言のような言葉>>175 に、につい平常心を乱されます。]
な、な、何が大丈夫なのよ。
わたしは旅人にはならないわ、だって理由がないもの。
[これ以上その話題に触れたくない――
そんなわたしの表情に気づいたのか偶然か、話題は部屋割りへとうつったようです。]
部屋?
いいえ、まだだけれど。
[一人一部屋ではなく、相部屋ということになるのでしょうか。
監視という言葉が頭をよぎっていきます。
であれば、わたしも家族である姉と一緒の方がおちつきます。
もし人狼が本当にいるのなら……。]
[いやだ、わたしったら。
いかめしい格好をしたディルドレさんの視線>>186 にようやく気づき、ぎくりと肩をふるわせます。
軍服でお酒をたしなむ姿は板につきすぎていて格好いいわ。]
ディルドレさんも、こちらの館にいらしたのですね。
……あのう、いたずら、もうしていませんから。
[かつての悪ガキ時代に雷を落とされた経験から、わたしはついつい、彼女に会うたびこの台詞をいわずにはいられないのです。]
[紅茶を持ってきたフランツ>>181 に気づけば、わたしは先ほど暴言をぶつけたことなんか無かったふりをして平然とふるまいます。
少なくとも、わたしはそのつもりよ。別に不自然に視線をあわせないようになんか、しません。してませんよね……?]
ありがとうございます。いただきます。
[のどは渇いていたし、紅茶は紅茶です。
ソーサーごとカップを持ち上げて、適当なソファに腰掛けました。
カップの中にひろがる赤い水面をすこしにらんでから、そっと口をつけます。]
― 広間 ―
はは…お手間かけます。
[アルビンの菓子の腕>>198は疑うべくも無い。
引き受けてくれる様子に感謝を抱きながら、淹れた紅茶を差し出す。
コンスタンツェ>>201にも差し出したが、視線は合わなかった。
それが不自然とは思わなかったけれど、苦い想いを抱くのも致し方ないこと。
紅茶を受けてくれただけ良かったと思うことにした]
[何人集まるかなど知ってたわけもないが外に目をやれば陽が落ちてきているし広い屋敷とはいえ限度がある、せいぜいあと一人来るか来ないかか。]
……。
[アルビンを一瞥し人々から離れた場所で腰を落ち着ける
コンスタンツェのことは会話せずともいることは知っていた、それは自分にとって彼女に話しかける理由を失わせるに十分なものだ]
まあまあ、見てなさい。あなたが旅に出るのは、そうね……三年後くらいかしら。
[なんて、特になんの根拠があるわけでもないけれど。不思議と、あながち外れた年でも無いのかな、とか思ったりする]
まだ決めてないのね。いやまあ、ただ聞いてみただけ。
じゃあ、私もいい加減荷物を置いてこようかな。
[村に帰ってすぐのことで、私はまだ旅荷物のままだ。歩きに耐えられるよう出来るだけ小さくしてあるとはいえ、結構な大きさの荷物だし、早いところ何処かに置いて来たい]
そうそう、人狼が怖かったらお姉ちゃんの部屋に来てもいいんだよ?
[去り際、悪戯っぽい笑顔でそう言うことも忘れずに。そのまま二階へと向かった]
― 広間 ―
オットー、紅茶要る?
[人を避けるようにして腰を落ち着けるオットー>>203にも声はかける。
無理に話そうと言う心算はなく、単に必要かどうかだけの確認。
こうして集まったのだから、と考えたはずなのに、いざその時となるとなかなか話題が浮かばない]
[こちらの気も知らずに年数まで予言してくれるローレル姉さん>>104 を恨めしげに見つめて、わたしは口をへの字にします。]
勝手に決めないでちょうだい。
わたし、姉さんが思ってるほど子どもじゃないんだから。
姉さんこそ、人狼話が怖くて眠れないことになっても、知らないんだから!
[二回への去り際に調子の良い台詞を残していく姉の背に、わたしはなんとか切り返します。
絶対に行かないわ、もう一人で眠れるんですもの!]
[「まるっと一緒って訳ではない」>>170 ――そうですよ、ジェフロイさん。
わたしは姉とは違います。
姉と違って、旅立つ理由も、決意も、持ってやしないんだから。
彼の方をちらと見て、再び視線を手元のカップに移します。]
[オットーが広間にやって来たとき>>197 には、視線が合えばゆるく微笑みますが、会話はたちません。
そんなものです。
一緒に遊び回った時間よりも、話さなくなってしまった時間の方が、ずいぶん長くなってしまったので。
そんなものです、きっと、時間が経つということは。
神父さまは、猫さんを無事に見つけられたようです。
結局ニコラスさんとはどんな関係だったのかしら。
あとで聞いてみようか聞くまいか、それはすごく悩める事柄です。**]
― 広間 ―
そっか、分かった。
[理由つきで遠慮が返れば>>208頷いて見せる。
気を使われた、とは気付けないが、想像していたよりも柔らかい言葉で返ってきたことに、フランツは自然と笑みを浮かべていた。
流石に紅茶の要る要らないだけで一喜一憂するほど、感情の起伏は激しくない…はず**]
/*
最近いやに眠い…。
理由は何となく分かっては居るんだけど、どうにか出来るものじゃないのがw
さぁ明日から開始だぞ、頑張ろう。
― 広間 ―
[言葉を交わす事のないオットーとコンスタンツェの様子に、ほんの少し、眉が下がる。
距離が空いたのは自分だけではない、というのを目の当たりにして思う所は多々あるが]
(……何か言える立場でもないしなぁ)
[そんな思いがあるから、口を出す事はなく。
亜麻色の瞳が向くのは、カップに揺れる茜色。**]
[>>175自分の内心を読んだように、ローレルがコンスタンツェに『今のところは』という部分に突っ込んだのを聞いて、思わず咽た。
思いだすのは、つい熱心に聞いてくれるからと話過ぎて、やがて熱心すぎて外に出ると言いだすのではないか?と少々恐ろしくなった過去のこと。
外に出たいと言ってくれるなという意味合いで、旅にでるつもりはないのか?と尋ねて、『今の所、そのつもりはない』と返ってきて安心したところで、見事にその安堵を裏切られた形が現状である]
……すまん、俺にも1杯くれ。
[更に妹の旅立ちの時期まで予見する様子に、若干の頭痛を覚えたのは酒の所為ではないけれど、>>181現れたフランツが紅茶をくれるようならば、ディルドレの後に1杯求めた]
[コンスタンツェにもフランツにも彼らに笑みを返すことは無いけれど
どちらに対しても他の大多数の村人達と同じように接してるつもり、意図的に冷たくする理由は見つからない。本人達がどう思ってるかは知らないが。]
……ご苦労さん。
[ぼそりと呟いた言葉は元々声が大きくない中更に小さく
聞こえたかどうか分からない。聞こえてないならそれでもよかった*]
[コンスタンツェにもフランツにも笑みを返すことは無いけれど
どちらに対しても他の大多数の村人達と同じように接してるつもり、意図的に冷たくする理由は見つからない。本人達がどう思ってるかは知らないが。]
……ご苦労さん。
[ぼそりと呟いた言葉は元々声が大きくない中更に小さく
聞こえたかどうか分からない。聞こえてないならそれでもよかった*]
[フランツが紅茶を淹れてくれるを待つ間に、それぞれの会話を聴くとはなしに耳にする。フランツがディルドレに向けた軍服を着る理由は、先ほど聴いたので直ぐに意識は他の所に飛ぶ。
その過程で、ふっと、何かに気が付いて、その気が付いた元を確かめる]
あー……。
[意識が向かった先は、現れた神父。
かしっと頭を掻いたのは、彼の発した一瞬の険に気が付いたからだ。
とはいえ、こちらはそのような感情を向けられるのは慣れている。
あちらに向ける感情は、あまり接点がないが故に、職業的にあまり得意ではない位なもので、喧嘩を吹っ掛けるには色々足りてなかった]
[小さな時の思い出の登場人物は大抵コンスタンツェ、ローレル、そしてアルビンだが
歳の近い同性のフランツを遊びに誘ったことだって一度や二度じゃ無かった。けれど彼が頷いてくれたことは、一度も。
家の手伝いがある。最初はそれで納得した、しかし何度誘ったって断られれば不満も抱く。
友達になりたかった自分は何でなのかと聞いたこともあったけれど、その時のフランツの表情がとても寂しそうに見えて。それから誘うことは無くなったのだった。
彼が何を背負っているか理解するにはまだ幼かった頃の記憶。*]
/*
別に紅茶を断ればフランツが泣くとは思ってない。
ただ色々と理解してるから言い方ぐらい考えて返すべきだとオットーは思っただけ。
[ゆらっと視線をめぐらせれば、もしかすれば緑を纏った金髪の旅人の姿も増えていたりしたのだろうか。
さらに視線を彷徨わせば、オットーが再び姿を見せたのが視界に入る]
あー、俺もそろそろ部屋決めに行こうかね。
[丁度、会話が切りあがったらしい姉妹の、姉の方が2階に上がるらしいのを見とめてポツリと独り語つのは、流石にメンツ的に少しも居た堪れなさを感じない訳ではないからで。更に自分が預かり知らぬ人間関係の部分で、少々不穏な空気を感じない訳でもない。
しかし、直ぐに2階へ向かわないのは、ローレルの後を直ぐ追う不自然さと、フランツの淹れてくれた紅茶に対する礼儀もあった。
>>209コンスタンツェの視線に気が付けば、なんだ?と片方の眉を器用に持ち上げたりしつつ、紅茶を1杯飲み切れば、頃合いを見て広間を後にする心算だ**]
[屋敷に入り台所へ向かうフランツ。]
先に私も荷物を置いてきますね。
[一言断ってから青年と別れて二階へと向かった。空いてる客室を借りようとした。
屋敷の主に呼び止められる。どうやら他のグループの人数合わせに自分が呼びだされたようだった。]
悪い事を考えた…せい、かしら。
[ローゼンハイムは怪訝な顔をするのに微笑って首を振った。皆へと挨拶する暇も無く、荷物を持って他の会場へと移ったんだった。**]
旅人 ニコラス が村を出ました。
/*
まだ起きてて良かった…のかな。
折角楽しげな縁故もらったのだけど、体調崩したなら仕方ない。
参加の意思を示してくれてありがとう。
どこかでまた会えると良いな。
/*
で、目下の問題は…。
明日開始だから、明日の更新前まではこのままで、直前に人数変更するしかない、かな。
参加あぶれた人は居るんだが…今からだとちょっと連絡が難しい、かも。
とりあえず打診だけしておいて、飛び入りもあるか待っておく…か?
個人的には8人だとGJ出ると1日延びる可能性があるので、現時点で〆てしまうのも手だと思っていr
[ジェフロイが席を辞そうとしても、そちらを見ることもない。昔は彼へも普通に接していたが今は明確に合わないことを自覚している。それが誰かと同じだとまでは考えもしないが。
だからといってこれからのことを思えば先程のように無闇に喧嘩を売ることは良くない。どういう男なのか、それは念頭に置いて言葉を発するべきだ。]
[彼と入れ替わりだったか、出ていく前だったか。広間へと屋敷の主が現れ一人会場を移動したことを教えられた。
庭園で見かけてはいたのだけれど早く用事を済ませたくて会釈すらしなかったことを思い出す。]
……そう。
[発したのは淡白な相槌。
あの旅人にとってこれは幸運だったのか、不運だったのか、はたまた何も変わらないのか……。
そんなことを一人考えていた*]
/*
あ、ちょっと待て。
明日の予定考えると8時前しか変更する時間無いな。
とりあえずその時間までは枠空けるとして…。
打診したところで多分難しそう、か。
ぐぬ。
【お知らせ】
1枠空きましたので、明日の開始までは募集と言う形で空けておくことにします。
ただ、村建ての明日のスケジュールの都合で、8時前までに参加が無い場合は現状の人数で開始となります。
ご了承ください。
[商品でもなしに陳列棚の横に常に掛けてある軍服の所以は、
フランツがまだ子供と呼べる時分だったか、それとも
少年期に差し掛かる頃であったか、何かの折に話したことがあった。
数十年も昔、まだうら若き娘であった頃、
隣国との国境のとある街に出稼ぎに出ていたこと。
ある年に勃発した戦争に巻き込まれる形で参戦したこと。
其処で結婚し子を成して、しかし戦乱の渦中で彼らを喪ったこと。
生まれ育った村に戻り、家業を継いで定住していること。
二度と同じ後悔をせぬようにとの戒めとして
当時のままに軍服を保存しているのだ、ということ――。
この地に長く住めば、村の人間の人生背景は自ずと知れる。
身の上話には口が固い方だが、話したことのいくらかは、
既に住人には広く知られている身上話だ。
……ただひとつ、
近しい者を喪うに至った直接の原因については
未だ口を閉ざしているけれども。]
……おや。
庭園散策からお帰りだね、アルビン。
[アルビンが既に部屋を決めたことは知らず、
遅れて現れた姿に声を投げた。>>195
両親の墓参以外では教会に赴く機会も少なく、
実のところ彼の神父姿は未だ見慣れない。
彼の少年期も当然見知っている、が、だからこそ
神父として戻ったのを見た時には多少の驚きがあったものだ。
帰郷した彼にそれとなく転向の理由を問うた際も、
たしか、確とした返答を得ることは出来ず、
だから以後は触れることなく『神父』として相対している。
触れたくない過去は誰にでもある、自身も同じことだ。
足元の黒猫に視線を落とし、それから手元のカップへと移した。]
[俄かに活気を増した広間で、娘たちの高い声が一際姦しい。
ふと、コンスタンツェが此方に気づいたかのように肩を震わせ
弁解を口にするのを聞けば、噛み殺した笑みが漏れた。]
く、くっ。
分かってるさ、コンスタンツェ。
アンタは昔と比べると随分大人しく……
いや、娘らしくなったと言うべきかね。
口は年々回るようになっているみたいだが。
[一方で、年々愛想が削げ落ち寡黙になってゆくオットーを見ると
単純に成長によるものと捉えてよいのか迷いどころではあった。
短い会釈>>197に同じものを返したが、悪ガキの一人であった
少年時代の彼ならばもっと溌溂とした挨拶が貰えたものだ。
雷を落とした時も、そうでない時も、
オットーとコンスタンツェは同時に見かけることが多かったためか、
ついつい今でも二人をまとめて見てしまう癖が抜けぬのだった。]
[広間からひとり、ふたりと人が消え、
話に区切りがついたところを見計らい、
酒のグラスと瓶、それにカップを下げる。]
さあて、それじゃアタシも部屋で休むかねェ。
年の割に身体は動く心算だけど、
いかんせん荷物が重いわ距離はあるわで一寸疲れたみたいだ。
もう先客のある部屋はどこだい?
空いているところを適当に使っていいんだろ?
[念のため、周囲の人間に部屋の割り当てを問い、
それらを参考に、空き部屋を探して収まることになったろう。
途中で出会ったローゼンハイムには、
旅人が一人監視場を移ったことを聞かされもしたが、
挨拶をしそびれた、との感想ひとつ置いて、就寝を告げた。**]
[二階に上がれば、廊下の両側に扉が並んでいる。真ん中あたりの適当な一室が開いていたので部屋はそこに決めた]
ふう。
本当に帰って来たんだなあ、わたし。
[窓から見える村の景色に、ついついそんな言葉が口に出る。
思えば、長いようであっという間の三年間だった。自分が凄く変わった気もするし、何も変わってないような感じもする。
ただ一つ、旅をして分かったことがあるとすれば、それは]
ああ、故郷っていいなあ。
[昔馴染みや、妹と話していた時も。そんな素振りは見せないようにしていたが、本当は懐かしくて泣きそうだった。たった三年会っていなかっただけでも、とても遠い存在になってしまっていたから]
それにしても、早く母さんと父さんに会いたい。
[三年だけでもこうなのだ。それより長いアルビンや、ディルドレ
はどんな気分だったんだろうか、なんて考えながら、しばらく村をぼんやりと眺めていた]
【お知らせ】
おはようございます。
時間となりましたので、人数を締め切らせて頂きます。
ご参加の皆様は開始しましたら>>#7の作業をお願いしますね。
それでは、「【RP練習】庭園ある館にて【人狼騒動村】」の世界をお楽しみくださいませ。
村の設定が変更されました。
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