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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
2人目、無限の紡ぎ手 シメオン が参加しました。
無限の紡ぎ手 シメオンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[零れた呟きに、傍らに沿う銀髪の女性がどうしました? と問うてくる。
その問いに『無限の紡ぎ手』と呼ばれる存在は、薄く、笑った]
……いや。
あそこに見える『鳥籠』に、『無限の欠片』を投げ込んでみたらどうなるかと。
そんな事を考えた。
[さらり返しつつ、指差す先。
異空を隔てたその向こうには、鳥籠を思わせる覆いに囲われた都市。
そこがただの都市でない事は、知る者は知る事実。
女性は指し示された場所を見、それから、緩く首を傾げつつ、『紡ぎ手』を見上げた]
ああ、知っている。
あの場所は、『神』を造ろうとするものたちの作った場所。
……だが、あの場所には、『渇望』が満ちている。
天穹を求めるものの声が溢れている。
そこに、『無限の欠片』を投げ込めば、きっと、大きな『流れ』が生じる。
[物問いたげな視線を向ける女性に、『紡ぎ手』は珍しくも楽しげな口調でこう言って。
それから、す、と女性に手を差し伸べた]
……此度は、私が出向く。
『死神』を我が手に、クローディア。
『……御主』
天を求める者を動かすならば、天自体が動かねばなるまいよ。
『悠久』なる流れは、干渉を厭う。
されど、流れが変わらぬわけではない。
[さらりと告げられた言葉に女性──クローディアは僅かに目を伏せた後。
そ、と『紡ぎ手』に向けて手を差し出す。
そこに浮かび上がるのは──大鎌を携えた死神を描いた一枚のカード。
『無限の欠片』──『インフィニティ・ピース』と呼ばれるものの一、『デス』のカード。
カードはその創り手の元へと移動した後、真紅の光をきらり、零した]
それでは、行ってくる。
[短く告げた後、響くのはばさり、という羽ばたきの音。
霞色の羽が一片、宙を舞い。
それは、クローディアの手の上へふわり、舞い降りた]
【とりかごの都市】と呼ばれるその町は。
様々な背景を持って生まれた有翼種を、『保護』の名目で捕らえる、文字通りの鳥籠だった。
籠の中で暮らす有翼種たちに、不自由はない。
けれど、翼あるものの性は堅牢なる籠越しの天穹へと彼らを引き寄せる。
焦がれても、届かない空を見上げる日々──そこに、一組のカードデッキが投げ込まれた。
『死神』のみを欠いた21枚のカードは、それぞれが囚われていた者たちと共鳴し。
『カード・マスター』となった彼らの元に、声が届く。
──『デッキ・クリエイター』、或いは『無限の紡ぎ手』と呼ばれるものの気まぐれは。
閉ざされた鳥籠に、何を齎す事となるのか。
3人目、翡水 ローレル が参加しました。
翡水 ローレルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 川の辺 ―
……ほんっと。
遠いよ、ねぇ……。
[そんなぼやきを落とすのは、幾度目か。
空との間を隔てる籠を見上げて呟いた後、ふぁさ、と淡いミントグリーンの翼を動かす。
籠の内側でも、飛ぶ事はできる。
けれど、どこまでも高く──は、行けない。
以前は、翼の力が弱くていけなかった。
今は──行きたくても、阻まれる。
逃げ出したいのに逃げ出せない──そんな状況への苛立ちを、小さなため息と共に吐き出した時]
……これ……。
[それが何か、の理解はすぐには及ばない。
ただ、それが自分の中の『何か』と共鳴しているのは、わかった]
……空を、目指すための、力。
君が、ボクに、くれる……の?
[小さな呟きに、舞い降りてきたもの──『スター』のカードは肯定するような煌きを零して]
[無意識、少女はカードを胸元に押し当てる。
そうする事で刻まれる『力』を、取り零す事のないように、と]
────────
■名前:ローレル・クリューソプラソス Laurel Chrysoprasos
■ソウルカード:『スター』
■武装:長弓『シュトローム』
■スタイル:中〜長距離の射撃がメインだが、弓を打撃武器に転用しての近距離戦も可能
■特殊能力:水の力との親和が強く、ある程度まで自在に操れる。氷に転ずる、などはできないが、硬度を変えて物理的な攻防効果を持たせる事は可能
■その他情報:幼い頃に両親を亡くし、途方に暮れていた所を拾われ、『とりかごの都市』に連れてこられた『新種』の少女。17歳。
水を操る能力を持ち、普段の居場所も水辺を好む。その辺りからついたのが『
潜在能力は高いものの、これまでそれが発現する機会はなかった。
────────
[やがて、カードに刻まれるのは、こんな情報。**]
4人目、鳴無 オズワルド が参加しました。
鳴無 オズワルドは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[滑り落ちることなく胸元へと重なったカードを手に取る。
描かれていたのは獣を宥めるが如くその頭部に手を当てている女性。
最初こそこのカードが何なのか理解出来なかったが、それを見詰めるにつれて無気力めいた瞳に光が宿った]
………いつまでも鳴かずに、とは行かないか。
[付けられた名に掛けた言葉を呟き、カードを胸ポケットへと仕舞いこむ。
光宿る瞳は木漏れ日で輝く枝の向こう───空へ]
[力が欲しくば来るが良い────]
[そんな口車に乗ってここへ来て、言われるままに生体改造を受けた。
それにより飛ぶための翼は得たものの、飛べるようになったが故に諦観は渇望へと転じてしまう。
けれど、この場所は渇望からは遠く離れた場所でもあった]
[渇望は再び諦観へ──]
[二つの想いは正逆の如く入れ替わり、そして再び想いは正しき位置へ]
[オズワルドが想いをカードに共鳴させたその時、カードには以下の情報が刻まれる**]
──────────────────
■名前:オズワルド・ラパシュエット Oswald Rapachouette
■ソウルカード:『ストレングス』
■武装:三日月斧『フォルヴォロンテ』
■スタイル:近〜中距離、消音飛行からの強襲
■特殊能力:部分的硬質化(消音飛行、超聴力)
■その他情報:梟の翼を持つ有翼種。23歳。『保護』されたのは6年前、当初は翼が小さく飛行が難しかったが、身体強化の生体改造実験を施されたことにより飛行可能な翼を得た。翼は消音機能を有しており、音を立てずに飛行することが可能。ただし、滑空飛行が主であるため、長時間の飛行は苦手としている。また、改造実験により遠い祖先が有していた超聴力を始めとした梟としての身体能力の一部が引き出されている。
二つ名の『
──────────────────
/*
うっかり寝てたんだよははは。
こんな時間ですが龍猫は元気です。
キャラが難産だったんだが、何とか纏まったかな。
翼を梟に!と言う天啓からグラは直ぐに嵌ったんだが、他の部分で設定が組みあがらなかったと言う。
影の人封印しただけでこんなにも苦労するとは思わなかった(
あ、尚、俺を口車に乗せたのは影の人です(
今は研究者として『獣神』に潜り込み中。
と言っても仕事ではなく、己の興味と模倣採集のためなんだけどな。
/*
ふと思い出して「アルカナ・ブレイカー」を覗いてきたんだが、あっちだと「力」はパワー呼びなんだな。
俺はストレングスの方が呼び慣れてたからそっちにしたんだが…まぁ、良い、か?
てかパワーはどっから出てきたんだろう。
5人目、凍焔 ロヴィン が参加しました。
凍焔 ロヴィンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―上空/籠の前―
[無駄だ、なんてわかりきった事。
それでもどうしても、また此処へ来てしまう。
昨日は急熱と急冷を加え、一昨日は熱と打撃を、一昨々日は、その前は――。
この籠の中へ放り込まれてから3年、毎空を覆う籠の一点への攻撃を繰り返してきた。
結果は何時も失敗、傷一つどころか一切の痕跡さえ残せない。]
[格子から離れた手、その手にはいつの間にかカードが一枚握られていた。
コイツと、後の残りを全て。集めたなら――]
待ってろ、兄弟。
三年越しの再会だ。
[集める方法がどうであれ、集め切って、外へ。
そして、あいつらとの再会を。
半ば確信に近い自信をカードと共にズボンのポケットへ捩込んだ。]
[翼人の自分、獣人と龍人の義兄弟。
初めは偶然同じ日に産まれた三人の子供というだけの、ただの幼馴染みだった。
他の子供と同様に、各家庭で親の愛情を受けて育っていた、なのに。
――六歳の誕生日、その朝、全てが変わってしまった。
丁度永久歯が生えてくるかのように、翼が、牙が、鱗が、発現してしまったのだ。
…そして、無邪気で無知な自分達は、その証。自慢気に見せびらかしてしまったのだ。
するともう誕生日会が中止になるどころでは無く、大変な騒ぎになり。
たまたま『新種』との接触が無かった小さな田舎町は、自分達を『
……。
[今思えば、その場で殺されなかっただけ、ましかも知れないが。]
[そんな訳で、六歳にして路頭に迷う羽目になった自分達は、なるべく人目に付かない場所を転々とし続けた。
各自が持つ力を活かし、助け合い生きてきた。
長の元へ迷い無く突き出した両親達なんかよりもよっぽど信用の置ける、それこそ『兄弟』の様に。
しかしそんな生活にも慣れ、余裕が出てきた頃、再び悲劇は訪れた。
何処から話を聞き付けたのか、"有翼種の保護"の申し出があったのだ。
更々保護されるつもりなど無かった、外に出られないなんて御免だった。
しかし相手は有無を言わせず自分を『保護』した。
方法はわからないが、申し出の数日後、突然意識と記憶が途切れて次の瞬間には籠の中だった事だけを覚えている。]
<i>俺に何かあったら、きっと"とりかごの都市"だ。
もしそうなっても二人は追って来るな、絶対に。
どれだけ時間がかかったって、いつか戻る。</i>
[その捕まる前日に二人へそう告げたのは、今思えば虫の知らせだったのだろう。]
[そんな訳で、六歳にして路頭に迷う羽目になった自分達は、なるべく人目に付かない場所を転々とし続けた。
各自が持つ力を活かし、助け合い生きてきた。
長の元へ迷い無く突き出した両親達なんかよりもよっぽど信用の置ける、それこそ『兄弟』の様に。
しかしそんな生活にも慣れ、余裕が出てきた頃、再び悲劇は訪れた。
何処から話を聞き付けたのか、"有翼種の保護"の申し出があったのだ。
更々保護されるつもりなど無かった、外に出られないなんて御免だった。
しかし相手は有無を言わせず自分を『保護』した。
方法はわからないが、申し出の数日後、突然意識と記憶が途切れて次の瞬間には籠の中だった事だけを覚えている。]
俺に何かあったら、きっと"とりかごの都市"だ。
もしそうなっても二人は追って来るな、絶対に。
どれだけ時間がかかったって、いつか戻る。
[その捕まる前日に二人へそう告げたのは、今思えば虫の知らせだったのだろう。]
[記憶を辿り終え、カードを握り締めたその時、カードへもそれらが流れ込んだ。
同時に目を開くと町へと降りて行った。**]
――――――――
■名前:ローベルト・ヘルツェンヴァイン
Robert・Hölzenbein (通称ロヴィン)
■ソウルカード:『The Hanged Man』
■武装:メインで用いる武器
メイス『シュメルツェン』
グラディウス『フリーレン』
■スタイル:近距離特化。距離があるなら詰める。
■特殊能力:触れた個体液体に対する熱操作
(-40℃〜400℃、生木を凍らし燃やせる程度)
■その他情報:背丈ほどの鷲の翼を持つ『新種』。翼は一対で濃い藍色。19歳。
16歳の時に『とりかごの都市』へ連れてこられて以来、再び義兄弟に会う事だけを生き甲斐として脱出を図り続けている。(>>0:22>>0:23)鳥籠の頂点付近によく居る。
『
/*全般的に上手く動かない鳩め
誤字っつか打ち間違い多い!!
静かな顔して特攻っ子。口悪め。
武器破壊からのKO狙いになるかなー
飛んで火に入る夏の虫。気力と体力だけで動く若造君。
/*
ふみゅ。
現状、最年少なのに最古参という面白い事になっているね……!
などと呟きつつ。
色々ばたつきましたけど、村建てと相成りました、『バードケージ・ブレイカー』。
各所企画に賑わう時期だけにどれだけ集まるか、という不安はありますが、頑張ってまいります……!
/*
ちなみに、中身はオズワルドチップ大好きなので、見てるだけでにゃーん、となります。
[※大好きすぎて自分で使えないチップの筆頭がここなのである]
なんかなあ、懐きそうで今からこわいわ……w
― 川の辺 ―
……あ。
[見上げた空に、影ひとつ。>>19
三年前に連れてこられた、濃い藍色の翼の主]
今日も、かな。
[彼がそこで何をしているのか、問うた事はない。
聞いてはいけない、という、本能的な忌避感があるから。
以前、同じように毎日高い場所に登っていたひとがいた。
未だ幼い頃、そのひとに何をしているのか聞いて、答えてもらって。
……その一週間後、そのひとは都市からいなくなった。
世話をしてくれている女性──ここではシスター、と呼ばれている──に聞いたら、『神の使徒となった』と教えられた。
当時は、その意味は理解できなかった、けれど。
今は、何となく理解できているから]
……あのひとも、なのかな。
[胸ポケットにそっとしまったカードに軽く触れて呟く。
そうだったらやだなあ、と。
ちょっと思ってしまったのは、ずっと感じている苦手意識のせい。
なにがどう、というわけでもない。
強いて言うなら、水を操る自分と、熱を操るという彼との力的な相性のせい……かも知れないが。
とにかく、濃い藍色の翼は、遠い記憶とも相まって、近づきがたいものを少女に覚えさせていた。*]
/*
いきなり負縁故を振る試み。
……こういうバトル村では結構大事なんだよ、切欠になり得る負縁故は!
正縁故ばっかりだとバトれないからね!
― 川の辺 ―
[視線を下げて立ち上がり、川に沿ってゆるり、歩く。
水辺の散歩は『日課』のひとつ。
12年前にここに連れてこられてから、ずっと変わらないもの]
…………。
[歩きながら、川の水面に手を差し伸べる。
応じて跳ねる水は小さな魚の姿を形作り、ぱしゃり、ぱしゃりと跳ねて行く。
生まれつきの力を用いた一人遊び。
幼い頃にここに連れて来られ、力を用いる訓練ばかりの日々を送る中で見つけたささやかな楽しみが水で何かを模る事、だった]
― 公園 ―
[空へと向けていた瞳を下げ、瞼の裏に隠す。
その状態で上体を揺らせば、身体は地上へ向けて落下を始めた。
座っていた場所はそれなりの高さがある。
けれど、背の翼を開けば地上に激突することはなく。
音の無い羽ばたきを経て両足が地上へと着いた]
……そろそろ時間か。
[呟かれたのは定時の定期検診に対してのもの。
生体改造を受けてからと言うもの、幾月かに一度の検診が義務となっていて、それが今日行われることになっていた]
― 公園 ―
[ぱしゃり、ぱしゃり。
跳ねる魚は光を弾く。
その内、つられるように普通の魚も跳ね始める。
幾つも重なる音に楽し気に笑みながらしばらく歩いて]
/*
そいや、つらつらと考えてて「あ、」ってなったんだけど。
この子、アイリス(某天使の母)と同等の箱入りならぬ籠入り娘なんだよね、どう考えても……!
なんというか、境遇が似すぎている(
あ、でも、この子は某天使とか某奏者とは血縁ないよ!
……さすがにそれは、『蒼神』が黙ってない。はず。
― 公園 ―
[長く鳥籠の内に囚われた少女は、ある意味ではこの場所に適応しているとも言える。
それ故に明るさを完全に失う事はなく、他者に比べれば、外を思って陰鬱になる事も少ない。
半面、年齢よりも遥かに幼い部分が残っている──端的に言えば、文字通りの『世間知らず』という欠点も持ち合わせてはいるのだが。
ともあれ、そんな無邪気さが、オズワルドに思わせる事には気づく事もなく]
うん、予定が空いたなら、ぐるっと回ってみるのもいいよ。
ボクは、反対側の池まで行ってみるから、また、後でね!
[歩いてみる、というオズワルド>>38に笑ってこう言った後。
自分もまた、一時中断した『散歩』を再開した。**]
/*
ここで一緒に行くと。
物凄い勢いで懐きそうなので、別行動……!
さて、各所で応援してもらってるし。
また、朝に広報頑張らないとなあ。
[そう言えば、と胸ポケットの上からカードに触れる。
”声”は外への誘いを宣していた。
全てのカードを、と言うからには、これ以外にもカードがあり、オズワルドと同様に手にした者が居る、と言うことなのだろうか]
………
[常々外へ出たがっている者が居ることは知っている。
彼らにもカードが渡っている可能性は、高い。
その上で集めろと言うのは───]
…己が手で掴め、ってか?
[脳裏に、以前聞いた言葉が過ぎった]
「未来や可能性は、自ら掴み取るものだよ?」
[翼を得たにも拘らず、外へ出ようとしないオズワルドに研究者が言った言葉。
反応を窺うような表情だったのを覚えている]
……その可能性が、一欠片も無ぇだろう、ここは。
「君がそう思うのなら、そうかもしれないね。
…でも、そう考えるなら、それまでになってしまうよ」
[研究者の言葉にオズワルドは瞳を細める。
この組織の研究者らしからぬ、脱出を嗾けるような言葉。
オズワルドは研究者の意図が理解出来ずにいた]
「ふふ、理解出来ないって顔をしているね。
戯言だと聞き流しても良いぞ?」
[研究者は揶揄うように笑う。
オズワルドにはそれが何かを期待するような顔に見えた]
……折角のチャンスだ。
やってやろうじゃねぇか。
[そこに可能性があるならば、みすみす手放す道理は無い。
胸ポケットの上からカードに触れていた手を、固く握り締めた]
― 公園 ―
[ぱたぱた、と木々の間を抜けて行く。
しばらくそうやって駆けた所で、ぴた、と足を止めた]
…………。
[手が触れるのは、胸ポケット。
そこにしまった、カードの感触を確かめて、それから]
……籠の外。
[小さく呟く。
幼い頃にここに連れて来られた少女には、籠の外の記憶は殆どない。
自分がどこから連れて来られたのかもわからない。
それでも]
……あの、覆いの向こうにあるもの。
見てみたい……よ、ね。
[ずっと、籠の中から空を見ていた。
高く、遠い先にあるものに焦がれるのは、翼持つ者の本能か。
いつからか、抱いていた渇望は、カードとの共鳴をより強固なものにする]
……上手く、できるか、わかんないけど。
[願いのために力を振るう事。
それへの躊躇いは、だいぶ薄れていた]
6人目、蟲鳥 グレートヒェン が参加しました。
蟲鳥 グレートヒェンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[空に焦がれる者。
外に焦がれる者。
物心ついてからの十数年、そうした者を目にすることは幾度となくあった。
しかし、眼の前にある彼らにこそ、少女は焦がれていた]
[少女の背には、花緑青の――蟷螂に似た翅が生えていた]
[かつて発作的に翅を毟ろうとした少女は、実験施設へと連行された。
単純な治療ではなく改造を、と持ち掛ける研究員に、痛みに朦朧とした意識の中で、強く美しい翼をと求め。
再び目が覚めた時には、花緑青に隠された後翅が、オーロラ紙に似た淡い輝きを放っていた]
違う、こんなんじゃない!
[施設には種々の翼持つ者が集められ、中には同じく虫の形状を持つ者もいただろう。
それでも、少女は受け入れることが出来なかった。
皆が当たり前のように持っているものが、どうして]
あたしも、鳥の翼が欲しいの!
[逃げるように施設を飛び出した少女は、その後も定期検診>>28に現れないなど、度々管理者に反抗的な態度を取るようになった。
自分が要注意人物になっていることも、時折いなくなる住人の噂>>25も聞いている。
それでも、そうなってもいいやという投げやりな気分のまま、日々を過ごして]
[そんな時――声>>6が聞こえた]
― 公園/草陰 ―
[検診を促すシスターから身を隠すように、草陰に潜んでいた少女にも、その声は届いていた]
籠の、外?
[幼い頃からこの都市にいる少女にとって、それは記憶にない場所。
自分が求めるものを持つ彼らのように、強く焦がれはしなかったのだけれど、――でも]
誰よりも高く翔ぶことが出来たら――何か、変わるのかな?
[地に近く低い場所から、遠く高い空に向け手を伸ばす。
美しい翼で宙を飛び交う彼らより、なお高い場所まで行けたなら。
その手にひらり、一枚の紙片が舞い降りる]
カード……?
[手に取り絵柄を見た少女は、唇の端を持ち上げる]
あははっ
[そこには翼持つ生き物が書かれていたのだ。
鳥の翼持つものが4隅に4つ――そして中心には、巨大な輪が描かれている。
世界の変転を司るかのように]
やってやるわ。
こんな翅でも翔べるってこと――見せつけてやる。
[決意と共にカードを握り締めた時、そこに情報が流れ込む**]
────────
■名前:グレートヒェン・アクスト Gretchen Axt
■ソウルカード:『ホイールオブフォーチュン』
■武装:鎖鎌『アプシュナイデン』
■スタイル:近〜中距離
■特殊能力:後翅を改造、エネルギー放出により加速や急激な方向転換を可能としている
■その他情報:蟷螂の翅を持つ有翼種。
花緑青の硬い前翅、淡く光る薄い後翅の2対を持つ。
物心つく頃から『とりかごの都市』に居るため外を知らない。
『蟲鳥(むしとり)』はかつて自らの翅を毟り取ろうとした事と、虫でありながらそれを拒絶し鳥に焦がれる所から。
/*
飛び込んでしまった。
使おうと思ってたキャラがやや被りだったため迷ってたんだけど、蟷螂の斧の意味を調べたら第二希望キャラの設定にすんなり嵌ったのでそのまま入村してしまいました。
しかし運命の輪、4人の天使が書かれてるのね…。なんともはや。
7人目、封責 ゾフィヤ が参加しました。
封責 ゾフィヤは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
き、れー
[声に応じるように掌に舞い降りたのは【太陽】
天に輝く何より大きく眩いもの。
神様がくれたんだ!と送り主を探して窓から身を乗り出した]
外に出れるの!?
わたし外に行きたい!
それで世界中の綺麗なものを集めてね、
パパみたいにお店を開きたい!
[カードのごとく天真爛漫に乞い願った。
自分と同じ境遇の者が他にも居るのだと、
まだ考え及ぶこともなく]
■名前:ゾフィヤ・ウェーバー Zofia Weeber
■ソウルカード:『SUN』
■武装:投げナイフ『シュヴァルツヴァルト』
■スタイル:近〜中距離
■特殊能力:精神系。責を、理性を封じ、対象を暴走状態にする。普段は能力を封じているが、それでも感覚が鋭い者は願望が暴かれるような気分に陥る。
■その他情報:鴉の翼を持つが戒めとして普段使われることはない。ここに来た当初は能力を制御出来ず色々騒動起こしたらしい。現在は生体改造手術を受け制御可能。
鴉の他聞に漏れず光り物好き。実はグレートヒェンの羽も対象。
封責は宝石に通じ、意図を操る者、紡績に通じる。
それにしてもカードってどこにあるんだろう?
[宝探しみたいに本の隙間だとか
探せば見つかるのだろうか?
唸れわたしの勘ー!と念じつつ辺りを見渡せば、
カード同士引き合わせられるように
誰か見つかっただろうか?**]
/*
カードが配布されると管理から離れる=シスターが来れない=検診が無くなった状態、なんだが……。
まぁ、こまけぇことはいいんだよ!!で良いか。
しかし精神系か…受ける時の塩梅が難しそうだな。
相手の出し方でも難易度変わるだろうが。
はーあ、あ。
…残り、誰が持ってんだ?
[見つけたら今すぐにでも奪ってやるのに、と。
ただ、自分がそう考える事、それはつまり他の者も同様の考えを持っているであろう事と同義だ。
それならそうで応戦する気ではある、しかし自分の得たカード『吊り男』の意味は]
自己犠牲、忍耐、我慢……もう十分だっつの。
[嫌味かよ、なんて悪態がこぼれた。]
/*
梟の視力を調べて、このグラが梟に嵌った理由にようやく気付いた。
目が細いのがそれらしく見えたんだなww
・フクロウは遠目が利くが、逆に数十センチ以内の近い範囲ははっきりと見ることができない。瞳孔が大きく、弱い光に敏感な桿体細胞が網膜に多いため、夜目がきく(ただしその代償として昼間は眩しすぎるため、目を細めていることが多い)
[そこまで考えて直ぐ、視線は別へと移る。
塔の別の窓に担当研究者の姿が見えた。
オズワルドが気付いたと知るや、研究者はにこやかな笑みをこちらに向けてくる]
………
[向こうも見えてんのかよ、と心の中で吐き、オズワルドは直ぐに研究者から視線を逸らした。
塔へ視線を向けるのはそれ切りにし、再び散策へと戻る]
― 研究者side ―
「おや、つれないな」
[オズワルドが視線を外すのを見て、研究者はくつくつと笑いを漏らした]
「それにしても……ここでまた遭うことになるとはね。
この手にカードがやって来ないのは残念だが」
[一度は手にしたことのある力の気配。
それを感じて遥か遠くへと視線をやる。
今、鳥篭を掌握せし強大なる力へと向けて**]
/*
診察じゃなくて検診ですね。
うっかり。
余りバトル向きでない能力ですが、戦術的にはチートですよね、これ。
TUEEしないように予め能力範囲決めておこう。
・対象の理性を封じ本能を剥き出しにする
・精神抵抗力が高い者は抗うことが出来る
・最大対象人数は5(6x1)人
・最大範囲は8(6x3)M
・制御装置の黒翼を展開することで上記能力値をx1(6x1)出来る
/*
オズワルドに拾われてますね、ありがとうございます!
ふふふ、狙って作りました故。
後、一倍が悲しいので二倍にしておきますね…
それとも制御は黒翼がしてると思い込んでるだけで
本当は自分で制御出来ている、とかかな。
8人目、 剛形 パメラ が参加しました。
剛形 パメラは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ ぎっ ぎっ ]
[そんな軋んだ音は、与えられた翼の羽の根から空気に滲むように響く。]
…
[散歩といえば聞こえが良いが、体を鈍らせないように動かしているだけである。
放っておけばじっとしたまま動こうとしない為、定期的に街を回るよう言われ素直にそのようにしている。
いつもと変わらない街を眺め、瞬きもしない瞳で青い空を見上げる様には、有るがままを受け止める。
瞬きのすくな瞳に、渇望は無いようにも見えるが…。]
■名前:パメラ・スプラトゥーン Pamera・Splatoon
■ソウルカード:『Chariot』(戦車)
■武装:ナックル『バイオドゴルド』
■スタイル:近距離。遠距離戦は物を投げる、跳んで近づく程度。
■特殊能力:剛腕。力が極端に強く、また腕の代わりに背の翼を使い周囲の物をなぎ倒したり掴み削ったりする。
■その他情報:
鳥かごの街で生まれた混血の改造種。両親は普通の有翼種で当人も目立つところのない有翼種だったが、改造後激変。
空も飛べず人形の様にぼんやりとする事が多くなった。
翼は鉄で出来たかのように硬い灰色で、空を飛ぶ能力も無いが腕のように動かせ、物を掴んだりする事も出来る。
剛形:鋼のように固い人形のような者、の意。
/*
うぇいキャラ選定と入村文に時間かかったー。
リアルの兼ね合いで省エネ予定の不思議ちゃんになりました。
男女比気にするほどキャラストックに余裕がなかったけどハーレムでもいいよねの心意気。
あ、t_nukeですこんにちは。
暫くの間よろしくお願いします。
― 公園/草陰 ―
今日は、あの子はいないわね。
大人しく検診にでも行っているのかしら。
[手に入れたカードを取られないようにと握りこみながら、周囲を見回す。
上ではなく水平へ視線を向けたのは、彼女が普段は翼を使うことなく歩くことを知っていたからだ]
[ゾフィヤ・ウェーバー。鴉の翼を持つ少女。
彼女とは出来るだけ顔を合わせたくないと思っていた。
収集物を狙う眼で翅を見られる、そのことも勿論であったが。
最大の理由は、彼女がまだこの都市に来たばかりのこと]
[厭いはしても自ら傷つけることだけはなかった翅を毟り取ろうとしたのは、彼女と接触した直後のことだった。
何故そんなことをと訊かれることは幾度となくあったが、前後の記憶が曖昧だったこともあり、何が一線を越えさせたかは自分自身でもわかっていなかった。
――未制御状態のゾフィアの能力により、理性を失っていたのだと知るのは、それから随分と時が経ってからのこと]
[今では彼女も改造手術を受け、当時のような騒動を起こすことはなくなったらしい。
しかし少女は今でも、彼女に近づくたび、胸の奥をざわざわと探るような不快感と共に、翅の付け根の古傷に痛みを覚えるのだった]
― 都市上空 ―
……ふむ。
[投げ込んだピースたちが、自らの
ひとの渇望はとりどり様々……とは。
知ってはいたが……ふむ。
……興味深いものではあるな。
[浮かぶのは薄い笑み。
本来、人の営みに興味を示す事はなく、関わりを持つ事も稀な『最も働かない神種』にしては、珍しきもの]
ここで起きし事象、それがどう作用するか……最後まで見続けるのも、悪くはない。
[く、と愉しげな笑い声が一つ、落ち。
直後に、短い嘆息が落ちた]
……それにしても。
本気で、あろうか。
[言いつつ、見やるは都市を管理する者たちが集う場所]
幾度叩き潰されても飽きる事無く、『我ら』に手を伸ばす……それ自体は、『世界』に流れを生じさせるために有効ではあるのだが。
[本当に、たどり着けるつもりでいるのだろうか、と。
零れ落ちたのは、そんな、疑問。**]
/*
さて、基本的に進んで交流しないタイプなのでどう動くかに悩むわけだ。
同じく散策しているパメラと遭遇するのも手だが、何を話せば良いやらw
もしくは公園に戻って草陰にちょっかいを掛けるか。
さてさて。
― 散策 ―
[ちり、と何かが呼ぶような感覚を覚えて。
顔を向けた方向には研究塔が聳え立っていた。
カードはあちらに行けと促しているようにも感じられたが]
行かないわよ。
[既に彼らからは目を付けられている身。
折角特別な何かを手に入れられたというのに、別の面倒事に巻き込まれたくはない。
だから窓辺の人物を確認することもなく歩き始めたのだが]
……ん?
[ふと、眼前の人物>>62が、同じく塔に視線を向けていたのに気付いた。
あちらに特別なものなどなかったはず――あの感覚を覗いては]
――何か、気になることでも?
[歩き始めた男の前へ回り込むようにして、声を掛けた]
―回想 鳥籠に入る前の日―
[黒翼を発現し、両親から引き離されて間もない頃だった。
研究者が引き取りに訪れ、
両親が刃物すら持ち出して抵抗した時から。
焼かれた店から、欲望に目をぎらつかせた隣人が
金品を奪い取って行った時から]
――何かが、おかしい。
[理性の箍が外れた人たちを横目に、研究者たちは
これが君の力。こんな事態から君を保護してあげよう、
そう言った。
精神を強く持てば惑う事はない、そう告げるその人たちは
興味深い研究対象を前に怪しげな光を目に浮かべていたけれど]
― 散策中 ―
[しばし空を見上げた後、また歩き出す。
歩くに連れて揺れるのは、淡い色の翼。
ここに来た当初は飛ぶ事はできなかった。
自身は『新種』だが、両親は人間。
それでも、両親は自分を捨てる事無く育てて──育てようとして──]
……むー。
[記憶はいつも、そこで途切れる。
両親の死因がなんだったのかは、どうしても思い出せない。
ただ、気が付いたら二人とも倒れていて、もう動かないのだと言われて。
拒否する暇もなく、文字通り籠に詰め込まれてここに来た。
そうして、籠の中で、生きてきた。
身体的な強化は殆ど受けず、受けているのは能力的なものが主体。
一度、何かの切欠で大泣きして洪水をおこしかけ。
それ以来、能力制御の方に重点が置かれている、というのは知る者は知る話]
[父親も母親も普通の鳥翼の持ち主だった、らしい。
ただ翼の種は違っていた為、半端な娘には半端な羽しか宿らなかった。
それでもよたよたとながら、空を飛ぶことは出来――]
―――ローレル。
[いつのまにか、記憶の散策もしていたらしい。
>>78呼びかけられた声に意識は引き戻されて、ぎしりと羽を軋ませながら、手を差し出したままの恰好で、体ごと少女へと向き合う。
まだどこかぼんやりとした様子なのは、素の性格なのもあるが。]
うん、散歩。
貴女も、散歩?
[いつも彼女の明るい様子は、虚ろな目にも届いているようで。
おそらく散歩なのだろうと理解しながらも尋ねるのは、完全に他者を拒絶しない心の現れでもあったが。]
何か面白い物は見つかった?
[いつもは答えるばかりの口は、珍しく尋ねる言葉を落としていた。]
―回想 鳥籠に入った日―
[研究者たちは能力を解析するためと、
閉ざされた鳥籠にわたしを連れて行った。
そこで出会ったのは花緑青の女の子。
初めて見る、それでいてどこか懐かしいエメラルドグリーンに]
― 散策中 ―
眼に入った……ね。
ま、いいわ。
[カードや"気配"の話を、オズワルド>>79が口にすることはなかった。
どうやら視線の理由は、こちらが思ったものとは違っていたらしい。
それならそれで余計な事は言うまいと、後ろ手にカードを隠しつつ話題を変えた]
あんた、検診はいいの?
確か今日だったような気がするんだけど。
[正確に覚えてる訳ではないが、自身と重なる日が多かったことから当たりをつける]
あんたのことだから、シスターに呼ばれて真面目ーに受けているものだと思っていたわ。
[にた、と口の端を揶揄に歪めながら、相手の顔を見上げる]
……ふにぇ?
[珍しく、先に問いを向けられて、思わず惚けた声が出た。
瞬き数度、こて、と首を傾いで。
思わず、まじまじ、と見上げたのは僅かな時間]
うん、色々あったよ。
新しい水草の群れが出来てたり、小っちゃい魚が増えてたり。
西の池の花に、混じり色のが咲いてたんだ、多分、初めてのいろだよ。
[そんな風に、いつもと変わらぬ発見物の話をして、それから]
/*
ゾフィヤー!
なんだいい子じゃないか。一方的に嫌いになっててごめん。
そして直後に当人の発言がこんなんでごめん。
……パメラ、何か、あった?
[そう、問いかけたのは、何か変わり始めている現状を、薄らと感じているから。
肯定を得られたとして、どうするか、などは全く浮かんでいないけど]
/*
なんだろう、この子すっごいくるっくる表情変えたくなる……w
脳内出力とチップの表情が凄く重なり易い、っていうのもあるんだけど、うん。
そとへ、と声が聞こえた。
…貰った物があったけど、消えてしまった。
何処へ行ってしまったんだろう。
[続いた言葉はカードの事でもあり、そして違った物の意でもあった。]
― 散策中 ―
[声を返すと相手は直ぐに引き下がった>>84。
追求が無かったのは重きを置かない問いだったからなのか、察されているからなのかは判じ得ない。
それを探る心算もなく相手の表情を見ていると、更に問いが重ねられた]
…検診の迎えが来なかった。
予定が変わったんだろう。
[グレートヒェンが検診の日にいつもシスターから逃げているのは知っている。
故にそれを知らぬのだろうと、その事実を口にした]
事前に知らされなかった辺り、突発的に何かがあったんだろうと踏んでいる。
[それが何なのかまでは知り得ないのだが、推測も答えに付け足しておく。
何かがあった、その言葉にどんな反応をするかと、僅かな興味が沸いたため]
……こえ?
そとへ……って。
[とっさ、浮かんだのは自身も聞いた声。
他にも聞いたものがいる……という事実に、心臓が大きく脈打った]
貰ったもの……消えちゃった、の?
[消えた、という言葉に知らず、胸ポケットに手が伸びる。
布越し、感じるのは共鳴を深めるカードの存在。
それに、ほっとしたように息を吐いて]
― 散策中 ―
ふうん……?
珍しいこともあるものね。
[オズワルドの口にした事実>>92に、目を細める。
雨が降ろうが槍が降ろうが、予定を捻じ曲げることなどない連中だと思っていたが]
ま、あたしにとっちゃ好都合だわ。
あいつらに追い回される日が延びるならね。
[そんな風に言ってくす、と笑い、そこで会話を切ろうとして。
突発的な事態――と、オズワルドの言う言葉に引っ掛かりを覚え、前に出しかけた足を止める]
連中が検診より優先するような事態、ねぇ。
[ふと思い浮かんだのは、どこからともなく聞こえた声>>6のこと]
――籠の外。
なんて言葉が聞こえたら、連中でも混乱するのかしら?
[細めた視線を塔のある方向へ流す。
もしそうだとしたら、との想像に、愉快そうに口の端を歪めつつ]
ローレル、外はどんな所?
貴女は外に、 …帰りたい?
[視線をゆらと戻して、今度はこちらから。
自分とは違い、外から連れてこられたと聞いている彼女に、外の事を問いかけた。]
[ロヴィンといくらか会話した後の事、]
どーせ今日は呼び出しなさそーだし、帰らない?
ここつまんないんだもん。
ついでに下まで送迎引き受けてくれたら嬉しーな、なんて。
……冗談だよ、冗談。
[おどけて笑ってみせてから、ここから移動しようと促した。
降りる時も同行するかは彼次第のつもりで*]
― 散策中 ―
[珍しい、との言葉>>96には、そうだな、と短く返すのみにして。
続けられる言葉はそれぞれ聞くに留めることにする。
ただ一つ、籠の外>>97、と紡がれる声には、グレートヒェンも聞いたのだと言う推測を立てた]
── 一人だけ、面白がりそうな奴は居るが…。
自分達の意図しないものが働いているとするなら、慌てるかも知れないな。
[それは推測の域を出ないが、鳥篭の中に留め置こうとするのと逆の事象を起こそうとする者が居るのなら、それを防ごうとするのではないか。
それは容易に考えられることのはずだ]
聞いたのか、その言葉を。
[語尾こそ問いの形を取らなかったが、疑問を含めた声をグレートヒェンへと投げかける]
どんな所、かぁ……。
[ゆら、と戻った視線と共に向けられた問いかけ。
ほんの少し、困ったようないろが瞳に宿る]
よく、覚えてないんだよね。
ここに連れて来られたの、ちっちゃい時だったし。
ただ、ボクがいた場所は……空が近くて。
凄く、やさしい場所だった。
[言いながら、視線はつ、と空へ向く]
……帰りたい……っていうのは、なくはないけど。
元いたのがどこなのかとか、全然わかんないから、なんて言っていいのか、わかんない。
……でも。
[ここで一度、言葉を切って]
もっと、もっと、空に近い所には、行きたい。
……あの、籠よりも、高い所へ。
[ほろ、と零すのは、飛べるようになってからずっと抱いている変わらぬ想い]
― 散策中 ―
ふうん、そんなのもいるんだ。
[一人だけ、と言及された人物に意外そうな声を出すも、こちらから詳しく聞こうという気はなく。
続く推測には頷いて同意を示す。
相手はこちらほどその状況に痛快さを感じてはいないらしく、そこに少しだけ面白くなさそうな顔をして。
そこに投げ掛けられる疑問>>101]
聞いたわ。
[相手へ真っ直ぐと視線向け、肯定する]
でもね――あたしは、籠の外なんてどうだっていいの。
あんたたちと違ってね!
[その言葉を捨てるように言って、少女はその場を立ち去ろうとする。
外への渇望。美しき翼持つ者の、純粋なる憧れ]
[しかし――自身も自身の渇望のために手にした力のことは、今はまだ口にしないままだった**]
9人目、妖鳥 アリーセ が参加しました。
妖鳥 アリーセは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[どんなに手を伸ばしても届くことはない。どんなに翼を広げても届くこともない。
だから、今日も私は海辺にて、ウタう。]
どうして、いけないの?
[海面から突き出る岩に腰掛け1人海へと呟く。それは、自由を欲し、渇望するかのような声色だった。]
/*
ロヴィンくんの反応がまだなのであれですが、私も限界が近いので……。
今日なら、色々と余裕あるんですよ早出早終いなので。
1dはいろいろやらないとなりませんからね……NPC戦とか。
[※一戦くらいは、こっちでもやる気でいます]
ありがとう。
[他に誰かに会えたら、同じことを聞いてみよう。
そんな事を初めて思いながら、一度ローレルのそばを離れて、直ぐ近くにあった木の根元へ歩く。
腕より長い羽を、ぎしぎしと音を立てて伸ばすと、その木に鳴った果実をひとつふたつと器用にもぎ取り、いくつかを手に取ると。]
あげる。お礼。
[赤くて丸い熟した実をひとつ、ローレルへと差し出した。]
[少し遠い家路を歩く。普段行き来しなれているせいか、そんなに苦に感じることはなく、むしろいい散歩ができていいと思う。]
うーん、今日のご飯はどうしよう…。
[あの時の渇望するかのような声色とは打って変わって、単純に何にしようかと悩んでいるようだった。]
……えと、よくわかんない、けど。
ボクの話が、役に立ったなら、よかった……のかな。
[今のやり取りがパメラにどんな影響を齎したのはわからないけれど。
何かの役に立てたならよかった、と思いつつ]
えと、ボクも、ありがと。
ずっと歩いてて、お腹空いてたんだ。
[受け取った果実を両手で持って、にこり、無邪気に笑って見せた。**]
………
[表情に出ていた?
そんなことはないはずだ。
そう思考する間にもグレートヒェンの姿は遠くなって行く]
…外に興味がないのなら。
[カードは手にしていないのだろうか。
思考のみに零れた推測は、真実と掛け違って意識に残る]
良く分からねぇ奴だ。
[翅と翼の違いに思うところがないために、グレートヒェンの想いに気付くことすら出来なかった]
/*
今日は二度寝できないから、寝ないとりあるが危険なんだ……!
ともあれ、最低人数まであと一人。
まねきくろねこ、がんばる……!
[そして、家に帰れば家にあるあり合わせの食糧で食事の支度をする。
室内は至ってシンプルで、生活に必要な物以外は何もなかった。]
あれ?なんだろ?
[食事をテーブルの上に用意しながら一枚のとあるカードを見てみる]
/*
俺─正→ローレル
─負→ゾフィヤ
─?→ロヴィン、パメラ、アリーセ、グレートヒェン
これ、?の人にほぼ興味無いってことじゃないだろうか(
ただまぁ、これはこれで仕掛けやすくはあるな。
対ローレルは……まぁ、出来ないことは無いが、仕掛けるとしたらお互い最後に残ったら、だろうなぁ。
グレートヒェンの設定は誰にでも行ける形なのでお見事の一言。
/*
そう言えば、ストレングスとっておきながらカード能力を全く考えていないアカウントはこちらです(
対ゾフィヤの場合は己を律するのに使えそうなんだが。
もちっとイメージ沸かせよう。
■名前:アリーセ・ボーデン
■ソウルカード:『ラ・テンペランツァ』
■武装:手斧『ブラッディ・レディ』
弓『デーヴァ』
■スタイル:近・遠距離戦
■特殊能力:唄声にて人間を魅了し、油断させる
■その他情報:『大鷲』の身の丈以上の大きさの翼を持つ。生まれながらにとりかごの都市にいるため不満に思うことは少なかった。ただ、生まれつき人を魅了する唄声と空を自由に飛べないことに疑問を抱いている。
[と書かれていた。どうにもおかしいと思ったものの、特徴が似ていたために、とりあえず所持しておこうと単純な結論に至った]
/*
女の戦いになる予感がした…
ゾフィヤかイェンスどっち使おうか迷ってたのですが、
こっちの方が可愛いよねーという理由で女の子選択したのですよね。
比率的に男子の方が良かったかな?
バトル村なのだし。。。
過ぎた物は仕方ない、この子が紡ぐ物語を楽しみましょう。
…またね。
[ローレルと別れて、ぎしと翼を揺らして歩いて暫くした所でポケットの中にある物に気づく。
取り出して、先程なくしたと思っていたカードが戻ってきたのには、不思議そうに首をかしげていた**]
■名前:アリーセ・ボーデンAlic・borden
■ソウルカード:『ラ・テンペランツァ』
■武装:手斧『ブラッディ・レディ』
弓『デーヴァ』
■スタイル:近・遠距離戦
■特殊能力:唄声にて人間を魅了し、油断させる
■その他情報:『妖鳥』セイレーンのように魅力的な唄声と大鷲の身の丈以上の大きさの翼を持つことから由来。
生まれながらにとりかごの都市にいるため不満に思うことは少なかった。ただ、生まれつき人を魅了する唄声と空を自由に飛べないことに疑問を抱いている。
― 散策中 ―
[グレートヒェンとの会話で分かったことは、彼女が”声”を聞いたと言うことと、研究塔の連中を心底嫌っていると言うこと。
望んでここへ来たのではないのなら、研究塔の連中を嫌うのも道理だろう]
…………
[それから最後の態度についてを考えてみたが、あんな風に言われる理由がやはり見えない。
しばしの思考の後、緩く頭を振って思考を頭の隅へと押しやった。
分からないことを考えても仕方が無い、と思うが故]
[散策を再開した足はやがて都市の西にある池の辺、花畑へと差し掛かる。
普段は滅多に来ない場所。
ローレルが言っていたのはこれか、としばし眺めやった]
───……
[過ぎるのは、外に居た時もこんな場所を訪れたことは無かったな、と言う思考。
そもそも花に興味が無かったのもそうだが、自然溢れる集落等ではなく、市街地で生まれ育ったのが主な原因だった]
…本当に諦めていれば、こんなことにはなってなかったんだろうな。
[可能性に縋ってしまったが故に今ここに在る。
やはり奥底では大空を飛ぶことを望んでいたのだと、改めて突きつけられていた**]
/*
アリーセ、名前のスペル足りない、と突っ込んで良いものか悩んだので独り言に。
通じるとは思うけども。
あと何故にイタリア語でカード名書いてるのやらw
「ラ・テンペランツァ」で検索かけたらアルカナ・ファミリアなるものが出てきた。
これだろうか。
10人目、狂刃 ギィ が参加しました。
狂刃 ギィは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[目覚めは常に苦痛を伴う。今日もまた、己の左手の鉤爪が、右腕に食い込み、紅い毒を寝台に吸わせている。触れれば全ての者に苦痛を与える毒は、その持ち主にさえ平等に痛みを与えた]
…いっそ殺せばいいものを。
[己を幽閉から救ったと称するこのトリカゴの支配者達と、己をこのように造った者達との間に差異は無い。恐らく、最終目的は違うのだろうが、そんなことはどうでもいいことだった。
鎖に繋がれ、暗闇に幽閉されるのも、閉ざされた空の下に飼われるのも、大差は無い。むしろ、魔術師達の狂気の方が、判りやすかっただけマシに思える程だ]
外へと誘う…?
[思わず呟きを漏らしたと同時、目前に舞い降りる一枚のカード]
これが、力、だと?
[王冠を掲げた塔を、神の怒りを表わすかの如くに、雷が打ち壊し、人は為す術も無く堕ちていく]
全てのカード…そうか…
[恐らく他の誰よりも理解は速かった。それが、己の望みと重なる故に]
集めればいいんだな。全てを、この手に。
[己の血に濡れた手にカードを握り、また嗤った**]
[カードには、以下の情報が刻まれた]
*****
■名前:ギィ・マカラ 25歳位
■ソウルカード:『The Tower』
■武装:シャムシール『ギフトファング』
■スタイル:近〜中距離
■特殊能力:血液が空気に触れると強い神経毒となる。飲まない限り致死性は無いが、皮膚についただけでも激しい痛みを与える。ただし与えるのは苦痛のみで傷の悪化等はしない。
■その他情報:黒い蝙蝠の羽根、左手に獣のような鉤爪を持つ。
10年程前に、どこからか彷徨い込んだ亜人。それ以前の記憶は、ほぼ失われていて出自も判らないが、ある程度の生活知識は持っていた。
獣神とは別の魔術結社に捕らえられ魔術実験により、毒の子としての力を与えられたが、術者をその毒によって殺したために幽閉されていた。
5年前、獣神によって保護され、更に生体改造を受けた。以前は、全ての体液や息も毒であったが、現在は血液のみが毒性を持つ。
「狂刃」は毒の苦痛によって人を狂乱させる者であり、凶器としての凶刃であり、更に自らも狂える者であることを示す。
/*
まいどおそくなりましたふかふかしたなまものです。
この顔今回表ではぜってー使わないなww
なんかまた体調不良だったわけですよ。
まあ、そんなこんなで、さくっとバトってさくっと堕ちる方向でひとつ頑張ります。
[ とりあえず今回も見敵必殺なわけだ** ]
妖鳥 アリーセ が村を出ました。
ー研究塔 真下ー
良い天気。
こんな日は良いことありそうな気がするね!
[天蓋に遮られ、見えないながらも陽光は届く。
思いっきり伸びをしたら、くぅとお腹がなった]
お昼まだだったなぁ。
どこか食べる場所……
[研究塔に戻っても食べれるだろうけど、余り戻る気はせず。
知り合いの所でタカろうかと思案]
決めた! アリーセの所!
[決めれば後は早いと、意気揚々と移動しようと]
ー研究塔 真下ー
良い天気。
こんな日は良いことありそうな気がするね!
[天蓋に遮られ、見えないながらも陽光は届く。
思いっきり伸びをしたら、くぅとお腹がなった]
お昼まだだったなぁ。
どこか食べる場所……
[研究塔に戻っても食べれるだろうけど、余り戻る気はせず。
適当な所で調達しよう]
おにくーやさいーおにくーやさいー
[道端の*薔薇*で花占いしながらスキップ踏んで。
最後の一枚は――4(6x1)
(12肉類 34野菜 56間をとって果物)]
野菜!
[そう言えば普段世話しているトマト畑が
丁度近くにあった気がする。
水牛飼いからチーズを貰えたらなお最高だろう。
目的地を決め、跳ねるように地を駆けた]
そーいえば。あの人ちゃんと食べてるのかな?
[わたしより長い月日を生きるという赤毛の人。
蝙蝠羽のその人はなんというか浮世離れしていて
日光の下で生活営むイメージが余りない]
うん、後で持っていってあげよう。
[余計な世話と怒られるかもしれないけど、
生憎鴉は疎まれるのに慣れていて、
ちょっとした脅し程度なら怖くないのだ]
ちょーしに乗って取りすぎた……。
絶対食べきれないだろうし、
他のみんなにもお裾分けしようかな?
[籠に78個のトマトを詰めつつ、呟いた。
居場所も分からない人を探しに
トマトを頬張りながら、ふらり、散策へ。
道中他の人に会ったらトマトを押しつ…あげるつもり*]
/*
む。
アリーセの退村は、自分抜いて最低人数届いたと見てのものかな。
だが、ダミー+シメオン以外で8人なんだよなぁ…。
[詰まり現状だと1人足りない]
/*
唐突に、ツェーザル辺りでゲスいキャラやるのも面白そうだったな、と思った(
周りから疎まれてる人が疎むくらいゲスいの。
出来るかは……[やってみないと分からない]
― →都市東/池の辺 ―
[もらった果実を抱えてとてとて、歩いて行く。
と言っても、微妙に足は地についていない。
ふわ、ふわと動く翼が揚力を生み出しているのは、見ればすぐにわかる事。
それが考え事をしている時によく現れる状態──というのは、長くここにいる者ならば知り得る事]
……んー。
[あれこれと思考は浮かぶけれど、今一つまとまらない。
結局、最後は巡るあれこれを振り払うようにふる、と首を横に振って]
……ん。
こっちも、綺麗に咲いてるね。
[ふる、と首を振った後、目に入った風景に、表情を和ませた。
池の辺と、水面にも広がる鮮やかないろ。
そこにあるのは、変わる事ない都市の『日常』で。
『日常』を認識するのと同時、じわじわと広がり始めている変化の事を思い。
小さく息を吐いて幾度目か、ポケットのカードに手を触れた]
― 散策中 ―
[こちらの言葉にオズワルド>>114が何を思ったか、確かめもしないままその場を去る。
表情や心を読んだ訳ではない。
ただ、有翼種なら誰もが心に抱くという羨望を、当たり前のように彼も持っているのだろうと思っただけのこと。
思い込みの一言が齎した掛け違い>>115に気付くことも、今はない]
ずるいのよ。
[誰もいない空間向け、ぽつりと呟く]
願いに手を差し伸べてもらえるなんて。
[持てる者の贅沢だと思っても、自らの願いに比べ美しく純粋に見えて腹が立っても。
絶対に叶わぬものだと思っていたから、冷笑混じりに見ていられた。
しかし、試練の果てのたった一人でも、叶える権利が与えられるというのなら]
――許さない。
/*
現時点の空カード めも
・フール
・マジシャン
・ハイプリエステス
・エンプレス
・エンペラー
・ハイエロファント
・ラヴァーズ
・ハーミット
・ジャスティス
・テンパランス
・デビル
・ムーン
・ジャッジメント
・ワールド
トマト、トマト。太陽の果実。
わたしの果実。
[籠を抱えながらへんてこな歌を歌う。
くるり、ターンを決めれば石に蹴つまづいて転んだ。
籠からこぼれ落ちた二三がぐしゃりと潰れて、
泣きそうな顔に]
あーあぁ。勿体ない……
[もっと控えめに入れていれば落ちるのを免れただろうか。
座り込んだまま、不相応に手を伸ばされた結果を拾い上げた]
……イカロスも墜ちてしまったね。
わたしもいつか落ちるのかな……?
[太陽に手伸ばすことに寸分の迷いを覚えつつ、
それでも潰れた赤いそれを咀嚼した]
薬が切れていたか...
[ 毎日のように新しく出来る傷の手当は必要と考えれば自身で施していた。
他者が毒の血に触れることを気遣って...いるわけではなく、毒を恐れて怖々と治療されることが苛立たしいからだ。
己の傷に血止めの薬剤は不可欠だったから、薬が切れれば調達に出かけるしかない ]
/*
しかし、奇数進行か……色々と、面倒なのだよな、これ。
できれば、後一枠なんとか、と思うのだが難しいか……。
7>5>3、までは問題なかろうが。
3から2、1へどう持っていくか……いざとなったら、三つ巴も視野に入れるべきか。
/*
風呂入ってたら、空以外に抱く無意識の願い、が浮かんだんだが、どうするかな。
無意識の願い→他のシュエットと同じになりたい
ただし、手が加えられているために既に同種にはなり得なくなっている。
→主武器が重武器なのが証拠。シュエットは暗殺武器。
軽く絶望を覚える予定なんだが…。
立ち直るための切欠が見えないんで足踏みしているところ。
一枚目のカードを手に入れる時にやって、対戦相手に襲われるのが良いかね。
― 都市東/池の辺 ―
[蟷螂の飛行は跳躍の延長線だ。
以前は放物線を少し伸ばした程度にしか飛べなかったのだけれど、改造を受けてからというもの、体力が続く限りは地に足着くことなく飛び続けることが可能となった。
オズワルドと別れ気紛れに散策していた少女は、ふわふわと半ば浮かんで歩く獲物>>133を発見し、その機能を発揮させた]
なあーにしてるのかしら?
[ぎゅん、と足先を池の水面すれすれに滑らせて、花緑青は翡翠>>134の前に姿を現した。
水面は波立ち、花は幾らか散って乱れただろうが、無論意図的だ]
随分と楽しそうねぇ。
[実際には考え事をしていたのだろう、と、彼女より住人歴の長い少女は察していた。
しかしわざと揶揄うように表現をずらして、眼差しは彼女が抱えた果実の方へ]
美味しそうなの持ってるわね。もらってもいい?
[とりかごの都市で、衣食住に困ることはない。
しかし投げやりな問題児は、敢えてそれらを奪うことを日常としていた]
…………お腹、空いてるの?
[逆に投げ返したのは、こんな問いかけと]
でも、これはダメ。
ボクがもらったんだから。
[ささやかなささやかな、自己主張、ひとつ]
いらん、帰れ。
[ なにやら大量に抱え込まれたトマトを一瞥する事すら無く、拒絶の言葉のみを投げ返して、背を向け...かけて、ふと、動きを止めた ]
― 都市西/池の辺 ―
[こうであったなら、と過去を題材に仮定を夢想するのは直ぐに止めた。
それを続けたことで過去は変えられず、現在を変えることは出来ない。
必要なのは、これからどうするか、だ]
……集めろっても、話し合いでどうにかなるもんじゃねぇんだろうな。
[オズワルド以外にも”声”を聞いた者が居ることが判明した。
グレートヒェン以外にもオズワルドと同様の状況に在る者が居ると考えるのが妥当だろう。
だとすると、”声”を聞いた者がカードを所持している可能性が高い。
また、外を願う者が、カードを寄越せと言われて簡単に手放すとは思えない]
なまじ、力在る者が集まってるしな。
[この先に待ち受けるものを想像しながら、花咲く池の辺を後にした]
.........
[ 値踏みするかの如く、感情を乗せぬ琥珀色の瞳が、娘と、その背の鴉の羽根を見つめる。
何度追い返しても、懲りずに声をかけて来る、ある意味強かな娘...一度も飛ぶ姿を見た事の無い黒の翼 ]
[ 彼女が、外へと誘う声に耳を傾ける事はあるだろうか?
答えは、これまで彼女自身を知ろうともしなかった己の中には無く ]
勝手にしろ。
[ 再び背を向けながら、しかし、無視でも拒絶でもない言葉を、吐いたのは初めてのことだったろう。それは娘に何を思わせたか ]
― 都市東/池の辺 ―
そうね。
[控え目な問い>>144に肯定を返す]
もしそうじゃなくても、あんたみたいなのを見たら勝手にお腹が空くけどね。
[そんな無茶苦茶な論理も付け加える。
そこに返されたのは、ささやかな自己主張。
ふ、と見下ろす視線で笑みを浮かべて]
ふーん……そう。
なら次はあたしがもらうわ。
[もらう、に至る経緯などまるで無視したように。
上体を倒すと、後翅に加速の力籠めて急速に接近し、ローレルの持つ赤色へ右手を伸ばす。
力の残滓が、光の粉撒くように空中へ散った]
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可愛い子に、ほだされずに縁故受けるのは難しいねっ!
いや、自業自得なんだけど。
まあバトル相手候補そのいちでもあるか。
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時間的に負縁故組んで貰ったグレーテルとオズワルドは
明日以降かな。
オズワルドとバトルがしたい…!(野望)
能力は対オズワルド意識してるんだよね。
熱と水で既に対が居たから。
/*
そういえば、男にばかり話しかけ過ぎじゃないか、この鴉←
ローレルとパメラにも接触……(話しかけたい人が多すぎる)
― 都市東/池の辺 ―
……勝手に、お腹空かれても困るんだけど。
[無茶苦茶な理論に、普段はほわほわしている少女もさすがに表情を変える。
大体、この後に来るのは……と、思いつつ、果実抱える腕に力を込めた]
[一頻り騒ぎ立てた所で、疑念のような問い>>158が向けられて。
これはますます珍しい日だぞ、と認識を改めた]
いいこと!
…あ、でも内緒だよ。誰にも言わないからね。
ギィにもだよ。
[しつこく話しかけた結果、何かの拍子で聞き知った
彼の名前を呼んで、念を押した。
それと同時に思う事は、声は全てのカードを集めた者を>>6と
言っていた事。
カードが二枚組でもなければそれを叶えられるのはただ一人で、
もし叶えた日には籠の何もかも置いていくと言う意味。
惜しむ人は居ないだろうが、少し寂しさを感じて
むにむにと喜びと寂寥の中間の変な表情を作った]
― 都市東/池の辺 ―
[手を伸ばすこちらの前で紡がれる宣>>156]
そんな手品が通用すると思って?
[水を操る彼女がその力で奪取を防ごうとすることは、これまでも幾度となくあった。
しかし大抵その立ち上がりは遅く、改造翅で加速したこちらの速度には間に合わない。
今回もそのはずと、高を括っていた、のだが]
うわっぷ!?
[勢いよくせり上がった障壁が右手を弾く。
反応が遅れた少女はそのまま障壁に体当たりする形になり、跳ねた飛沫で全身が濡れた]
な、なによ今の。
[思わず問いを投げたけれど、一番驚いているのはローレル自身だったか>>157。
隙だらけの姿を見て、フン、と呆れ混じりに息を漏らし。
右手を伸ばして、彼女の額をピンと弾いた]
なんか、冷めちゃったわ。
その果物も、もういーらない。
[一方的に手を出しておきながら、もう飽きたというように、彼女へ背を向け去ろうとする。
しかしふと、動きを止めて振り返り]
あんたさ、今の力。練習や改造で強化したって訳でもないんでしょう?
[過去に接触した時から考えて、そのような間はないはずと判断する]
なんか変なもの――手に入れたりしたんじゃないの?
[にや、と、眼差しを細め相手を見る]
.........
[ 内緒、という言葉に、再び娘の方を振り返る。
やはり、確信は無く、確証も掴めぬまま。
しかし、胸のポケットに入れたカードが何かを教えるように、ざわめく感覚を伝えていた ]
村の設定が変更されました。
― 上空 ―
[背の翼を広げ、音も無く地上から飛び立つ。
大きく広がった翼は滑空の態を取り、オズワルドは宙を滑るようにして都市の中心部へと進路を取った]
───── ?
[何度目かの羽ばたきによって高度を取った時、視界の端に自分と同じく都市の上空に在る姿を見た。
その背に霞色の翼を持っていることから、都市の住人である可能性はあるのだが]
…誰だ?
[呟くような声。
視界に在る姿に見覚えは無い。
疑問を抱けど、ホバリングはあまり得意ではなかったため、公園のお気に入りの樹の上まで滑空し、枝に止まってから改めてその姿を見遣った。
注視するにつれ、胸ポケットに仕舞いこんだカードが何か訴えるような感覚を覚える]
/*
協力はしても断られてもどっちでもいいように。
(一番協力に非協力的そうな人に頼むという)
実際タッグ戦もありだと思うんだよね!
2vs2とか
― 都市東/池の辺 ―
[額への一発の後に聞こえた、気の抜けた声>>165。
少しだけ溜飲が下がった様子でにたりとする]
[問いに問いを返しながら>>166、向けられたのは険しい視線]
さあ?
知らないのなら教えない。
[面倒が増えるし、と小声で付け加え]
心当たりがあるなら――ま、覚悟くらいはしておくのね。
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