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歴史のうねりが奔流となり、時代が戦乱へ押し流される。
避けえぬ戦火が人々を呑み込み始める。
大きな時の流れに巻きこまれ、翻弄されるものたち。
その中にあって、なお歴史を作る力と意思を持つもの。
激流の世に生きる人間達の物語が、始まる。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
2人目、鳥籠の支配人 が参加しました。
鳥籠の支配人 は、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
3人目、緋扇君 ギィ が参加しました。
緋扇君 ギィは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 「天使の鳥籠」 ―
[月の見えない夜だった。
低い雲が一面の空を覆っている。
星の光さえない闇。
深い夜の底から歩み出てきた者がいる。
黒い衣を纏い、夜色の布に包んだものを両腕で抱えて
「鳥籠」の門を潜り抜ける。その顔だけが白い。]
4人目、 ベリアン が参加しました。
ベリアンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ラーニー国第7王子ベリアン・スディーシュ・アヴァリは留学から戻る途中、海賊船に監禁された。
それは、19歳の前途有望な青年の未来を大きく書き換えることになる。]
5人目、元小間使い ユーリエ が参加しました。
元小間使い ユーリエは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[勤めていたお屋敷をクビになった。つい二月前に父の会社は倒産した。
お金が必要だからということで働けそうな人は皆働くということになって、私も一月前にお屋敷で小間使いをすることになった。
けれど、ついに失敗を10回やってしまってとうとうクビになってしまった]
どうしよう…。
[呟きながらトボトボ歩いていると、一枚のチラシに目が向いた]
ん?何かの募集なのかな?
[目に止まったチラシをよくみると何かの募集のようだった。]
あっ、しかも何気にお高い‼︎これはいいかもしれない。えっと場所は……「天使の鳥籠」?うーん、よくわからないけど、行ってみよう。
[募集の内容が擦れていたからかよく見えないまま鳥籠に向かった。
ここで何が行われているかは知りもせずにーーー]
6人目、跡継ぎ アレクシス が参加しました。
跡継ぎ アレクシスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ふぅ……そろそろ次の雛鳥を選ばなくちゃな。
また色々試してみたいこともできたし。
[自室のベッドに横たわり、そう独りごちた。
担当した「雛鳥」を人身売買組織に売り渡してから幾何か経った。
次の雛鳥も立派に育ててやり、早く親父に認められたい。そう願っていた。]
− 海賊船 (回想) −
[船が襲撃された際、ベリアンは果敢に戦い、何人かの海賊を海へ叩き込んでいた。
それでも殺されずに済んだのは身代金を期待されてのこと。
捕われの身になり、宝飾品や上等な衣服はもとより眼鏡までも取り上げられて監禁されたベリアンの待遇は決して快適なものではなかった。
枷が繋がれるやいなや、「体を開け」と迫られる。
「人を殺した後は滾るんだ」と牙を剥いた男は海賊船の船長に他ならない。
抵抗したベリアンは首を絞められ、力尽くで犯された。]
[初花を散し、存分に獣欲を満たした後、海賊船長は部下たちにもこの戦利品を分け与える。
女っ気のない航海のさなか、エキゾチックな褐色の肌をもつ虜囚は男たちにとって恰好の慰みものだ。
海賊たちは入れ替わり立ち替わりベリアンにのしかかり腰を振った。
船を動かさなければならないとはいえ、常に誰かしらは非番になるローテーションである。
輪姦はいつ果てるともなく続いた。]
[絶望に狂わずとも、せめて意識を手放してしまえば、海賊たちも弛緩した身体を投げ出して酒やカードといった別の楽しみに気を向けたかもしれない。
だが、ベリアンは身に降り掛かった理不尽に抗い、現実逃避を拒んだ。
この交わりを快楽と結びつける経験はベリアンの知識のうちに存在せず、頑なに萎えたままの雄を怯えの証と見て取った海賊たちは、残忍な優越感に陵辱をいっそう過熱させる。
痛みによって拓かれ、突き上げられる度に引き攣っていた後庭は繰り返し吐き出された欲望にぬめり、今や卑猥な水音を零しながら深々と男を咥え込んでいた。
絶え間ない媾合は痛みを鈍麻させ、若く柔軟な内奥を抉る質量に馴染ませてゆく。
いかな高邁な精神もそれを押しとどめることはできない。
身代金が届いて解放される未来を信じ、貴顕の矜持を支えに耐え忍ぶ端正な面差しは次第に消耗の色を濃くしていった。]
ー天使の鳥籠ー
[天使の鳥籠の門の前に辿り着くと、私の他にも女性がいた。
もしかして、あの募集を見てきたのだろうかと思うと、募集に受かるのだろうか?と少し心配になってきた。]
ー天使の鳥籠・門の前
[天使の鳥籠の門の前に辿り着くと、私の他にも女性がいた。
もしかして、あの募集を見てきたのだろうかと思うと、募集に受かるのだろうか?と少し心配になってきた。]
/*
プロローグ中に秘話するには「発言先」と「秘話チェック」の両方が必要で、
かつ「通常発言ですがよろしいですか?」確認がないので、誤爆怖くて仕方ないw
「通常発言ですがよろしいですか?」確認のことを考えたら、全員「背徳者」でもよかったかなと思い初めたよ。村の内容的にもw
7人目、元令嬢 エレオノーレ が参加しました。
元令嬢 エレオノーレは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 回想 ―
[「あの方に付いてゆきなさい。
言うことをよく聞いて。
―――そのうちに…迎えに行くから……。」]
わかりました
お父様、お母様……
[お元気で――その言葉は、口に出したら
もう、会えない予感がして
そっと飲み込み、最後に一度抱擁を交わした。
いつか必ず迎えに来てくれる
そう信じ、外で待つ男の元へ。]
[「ついてゆきなさい」
そう言われたのは家に度々出入りしていたよく知る男だった。
見知らぬ仲ではなかったし、何より親の言い付けだったため特別警戒することもなく言うことをきいた。
それは身売りだったが、エレオノーレにはお屋敷奉公と聞かされていた。
人並みに教育を受けて来たが、誰かに仕えたりしたことはなかった。
お屋敷奉公なんて自分に務まるのだろうか
一抹の不安を抱えつつ、制服のネクタイをぎゅ、と*掴んだ。*]
/*
あわわ…相方まだいない(入村してない)のに
相方:ファミル 消すの忘れてメモ落としてしまった
眠いとダメだ…(今ので目が覚めたけど^^;)
というわけでぱちです
RP村初めて参加させていただきます(どきどき)
力の限りがんばります(ぐっ)
―天使の鳥籠・門の前
[慎重に雛鳥候補を品定めする。
モーガン家の跡取りには「乙女」を見極める眼も必要なのだ。
一度選んだ「雛鳥」はきちんと育て上げればならないため、ここでの候補選びのミスは大きい。]
ちょっと、そこの御嬢さん。
[銀髪で淡桃色の瞳をした少女に話しかける。
これは男を知らなさそうな雰囲気だ。]
はっ、はい…‼︎
[>>11の髪を一つに束ね、眼鏡をかけた身なりのいい男性に話しかけられ、少し緊張する。
男性とはあまり接したことがないせいか、身体に力が入りガチガチに固まる。
そのせいか、声は少し上ずり変だったかもしれない]
君も「雛鳥」の候補かい?
[返事をする少女の声、態度を見て確信した。
こいつは男を知らないどころか、男とまともに接したことすらないのではないか。
できるだけ恐怖心を与えないように、優しい声色で続ける。]
よかったら、僕のパートナーにならないかな?
[庭師の中には無理やり「雛鳥」を連れて行こうとする者もいるが、僕は「雛鳥」の意思も尊重したい。理由はどうあれ、過酷な運命を歩むことになった者たち。せめてだれに「教育」を受けたいかは選ばせてやりたい。]
えっ、雛鳥?よくわからないけど、募集を見てきたんです。
[>>13の彼に少し疑問符を浮かべつつもここにきた経緯を話した。]
えっと、いいんですか?よろしくお願いします。
[ぺこりと一礼をし、彼の提案を受けた。この後に過酷な運命が待っているとも知らず、募集に受かったのではないかと内心喜びながら彼についていった。]
8人目、上級楼主 ファミル が参加しました。
上級楼主 ファミルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
つまらん…
[横になりながらとても不機嫌な顔で、呟く―
もはや自由にならないものなどないくらいな生活に飽き飽きとしていた。
この時は自分の心を揺らがす、存在は知る由もなかった]**
君は何処からきたのかな?
詳しく話が聞きたいな。
できれば君と二人っきりで…
いいかな?私の希望を叶えてもらって。
[そうそっと囁いた]
9人目、元軍人 ディーター が参加しました。
元軍人 ディーターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―回想・駐屯地―
<font color=red> ……どうせ殺すなら、その前に、な――――</red>
[薄暗い地下牢に、男の低い笑い声が響く。
その足元には、一人の少女の姿があった。
――――敵国の、軍服。
その口は、男の手で塞がれていて]
……脱がせるのも面倒だな……おい。
[言いながら軽く手を差し出せば、
後ろに立つもう一人の兵士が無骨なサバイバルナイフを彼へと渡した。
その男の顔にも獣じみたニヤニヤ笑いが張り付き、
組み伏せられた少女へと無遠慮な眼差しを向けている。
少女の黒いジャケットは既に剥ぎ取られ、
小柄な肩口や、シンプルなタンクトップが露わとなっていて――――…
その胸元に、男が逆手に持った凶器が押し当てられた。
ブツリ。
布地は容易く切り裂かれ。
少女の双丘が、転び出た。……続きはヒワブで!]
10人目、俘虜 マリエッタ が参加しました。
俘虜 マリエッタは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天使の鳥籠・門前 ―
[連れられて来たのは厳重な門に閉ざされた立派な洋館だった。
馬車を降りると、銀髪の少女の姿が見えた。>>8
彼女もここで働くのだろうか
同じ年頃らしい少女の姿に些か安堵を覚えた。
話し掛けようか迷っていたが、男に急かされるようにし、屋敷の中へ。]
― 天使の鳥籠・玄関ホール ―
[着いてすぐに声を掛けられる。>>17
振り向くと、優しそうな笑顔を携えた中性的な雰囲気の男性がいた。
エレオノーレを連れて来た男は恭しくお辞儀をすると、彼女をファミルに引き渡した。]
初めまして
エレオノーレ・アルフォードと申します
今しがた到着したところです
どうぞよろしくお願いいたします
[男から何の説明もなかったため、男性が誰なのかわからない。
しかし、男の様子からして地位のある人物であろうことを察し、緊張しつつも失礼のないよう挨拶をした。]
[そっと囁かれれば、その近さにぱっと頬を染めたが、平静を装った。]
私はここより南にずっと下ったところにあります
小さな領地に住んでおりました
不束者ですがよろしくお願いします
二人…ですが あの…お仕事が……
[この屋敷のことも、屋敷勤めのことも何もわかっていなかった。
仕事はこの男性が教えてくれるのだろうか。
話をしていてもいいのだろうかと心配になった。]
実は、そうなんですよね。ん?お金?えっと、私はユーリエです。
[>>22の言葉を聞きまた疑問符を浮かべたが、気にせず微笑む彼にこちらも名乗った。
なんだか、よくわからないけど募集に受かったみたいでよかったとホッと胸を撫で下ろした]
ご苦労様です。
エレオノーレ、良い名ですね。
私はファミル。
よろしくお願いしますね。
[エレオノーレを連れてきた男には、金を掴ませを下に向けて軽く振った]
ここには私の部屋もあるのですよ。
お茶でも飲んで一息としましょう。
[エレオノーレについてくるように促す]
ふふ、そんな警戒しなくっても大丈夫ですよ。
それにもう仕事は始まってますから。
さあいらっしゃい。
いいことをしましょう。
[頬に手を当てて微笑むと、肩を軽く抱いて私室へと誘う―]
― アルフォード家 ―
[家は裕福だった。
10人兄弟の8番目として生を受けたエレオノーレは、幼い頃から何不自由なく暮らして来た。
――ある時、父親が事業で失敗をした。
再起を賭けて挑んだものも次々に失敗し、失意のどん底にいた時に甘い言葉に唆されるまま闇の世界に手を出した。
それこそが闇世界の罠とも知らず、背負わされるままに多額の借金を抱えた。
事業にことごとく失敗をした父に借金を返す手段は限られていた。
母親は最初反対したが、僅かに残る名家の名を失うことが出来ず
――娘一人と引き換えに、今までの生活が保たれる――
最終的には合意した。]
― 玄関ホール→ファミルの部屋 ―
ありがとうございます
ファミル…様
[名乗られれば>>26、覚えようと復唱した。
部屋でお茶と聞けば、給仕の仕事を思い描き
大丈夫
お茶くらい淹れられる
緊張した面持ちでファミルの後について行った。]
[緊張と、ほんの少しの警戒を気取られ、染まった頬に手を当てられれば慣れないことにどぎまぎした。
もう仕事は始まっているとの言葉には
やはりこの方が仕事を教えてくれるらしい
と、誘われるままにファミルの私室へ。]
確かに、そうなんですよね。
[>>28の彼に尋ねられれば、少し俯きながら応えた。]
えっと、わかりました。
[手を差し伸べられれば手を重ねた。ここがどういう場所なのか知りもせずに、これで家族を助けられると安堵しながら]
― 海賊船(回想) ―
[男がその船にいた経緯は省こう。
ただ、低く響く海鳴りと薄い板壁を通して、
確かにその声を聴いた。
海賊たちが上げる下卑た笑いと獣じみた雄叫び。
噛み殺された苦鳴と拒絶の声。
なにが行われているかは、想像せずともわかった。
は、と息を零し身を起こす。]
[天井に澱む影から衣が滲み出た。
木の床に素足を下ろして立ち上がる。
部屋の扉を指先で撫でれば、ひとりでに大きく開いた。
黒衣を靡かせて音の源へ歩み行く。
声はますます大きくなり、
肉のぶつかる音や枷が鳴る鈍い音も聞こえてくる。
迷うこともなく凌辱の場にたどり着き、
影の中に取り紛れるように、密やかに立った。]
[海賊たちの狂騒の原因は、ひと目でわかった。
褐色の肌もつ若者が、彼らの中心にいる。
端正な顔立ちは苦痛に歪み、
若者らしい瑞々しい身体は拓かれ圧し拉がれている。
その姿は酷く───そそった。]
楽しそうなことをしているね。
私も、混ぜてもらいたいものだ。
[声を発すれば、初めて男の存在に気づいた海賊たちが驚く。
なぜここに、だの、どうやって来た、だの
色めき立つ海賊たちの間をすり抜けて、若者に近づく。
貫かれて震える箇所を一瞥し、若者の顔の横に膝をついた。
重く濡れた黒い髪をかき上げ、覗きこむ。]
どうしいたしまして。
私についていけば間違えはありませんよ。
任せてください。
[緊張した顔を覗き込み微笑むと、自室の扉の閉まる音が廊下に響いていた]*
― 自室 ―
まずはよいとしましょう。
かけなさい。
[それだけ言って説明もないまま、赤い椅子に腰かける。
エレオノーレの様子をじっと観察するかのように見つめると、召使いがお茶をエレオノーレと主であるファミルに入れていた。
無言のまま手を振ると、召使いは一礼をして去っていった]
…………。
[お茶を飲みながら、エレオノーレの動作を食い入るように無言で見つめる。
静寂な世界が部屋を包み込む―
ファミル自身のみ終わると、立ち上がって窓の方に歩いて窓の先を見つめている]
…さて。
[しばらくするとようやく口を開いて、エレオノーレの方向を向いて歩いて近くで見下ろすと]
― ファミルの部屋 ―
[給仕をするのかと思っていた予想に反し、2人分のお茶が出て来た。
「かけなさい」
と言われれば、ファミルが腰かけたのを見てから対面にゆっくりと腰を下ろした。
馬車の長旅で疲れた体に柔らかなソファは心地よかった。
出されたお茶を]
いただきます…
[と小さく呟き口にすると、その芳香とあたたかさがじんわりと体中に拡がり、先程までの緊張も幾分ほぐれていくようだった。]
[――――――静寂――――――
ファミルに見られている気配を感じれば、視線を合わせることが出来ず、目は部屋の装飾やティーカップを往復していた。]
[近付いてきたファミルに言い放たれた言葉―――
一瞬理解出来ずに、反応が遅れた。]
え――……
あの…?
ん?聞こえなかったのですか?
脱ぐのですよ…すべてね。
商品はちゃんと見ないとわからないでしょう?
初々しさだけが、客を喜ばせるとは限りませんからね。
[エレオノーレの気持ちなどはお構いなしに、冷たい言葉と視線は浴びせ続けてた]
お前の私への呼び方と、頬への感触と恥じらいはよかったですよ。
後でご褒美をあげましょう。
楽しみにしていなさい。
だから私を失望させないで、さぁ言う通りにしなさい。
[動揺を隠せないエレオノーレに命令とばかりに言うと、ゆっくり腰掛けてまた強く見つめた]
[船は波涛を渡り、囚われのベリアンは肉の抽送に揺さぶられる。
それは酷く淫らな、背徳の光景だった。
「随分と抱き心地がよくなったじゃないか。
身代金をとるよか、男娼窟で競売にかけた方がいい値がつくかもしれんな」
まんざらでもない顔で下卑た揶揄の声を降らせるのは、ベリアンの”最初の男”である海賊船長だ。
「…は! 怒ったかよ。 キュッと締まったぜ。
いつまでそうしてお高く止まってるつもりだ? 現実を見ろ」
己が手に落ちた高貴な若者を蔑み苛むべく宣告し、これみよがしに肉銛を突き入れる。
「こんなに溢れさすまで掘られて、まだいけるんだろ?
おまえみたいな淫売、国元に戻ったところで皆、持て余すさ。
このまま性奴隷に墜ちて、はしたない声を垂れ流しながら足を開いてるのがお似合いなんだよ」
希望を打ち砕くように責め立てられ、あえかに首を振るベリアンの上に黒い影が落ちたのはその時のこと。]
[男は、ベリアンの生まれついての柔らかな褐色とも海賊たちの潮風に焼けた赤剥けた色ともまったく違う白い肌をしていた。
典雅な動きはむしろ暗く冷たい深海に棲む生き物を思わせる。
衣擦れの音を聞くだけで、その黒衣は上等な布地と知れた。
海賊たちとは明らかに資質を異にする相手だ。
だが、油断のならない気配を漂わせている。
招かれざる客は海賊たちなど眼中にないもののごとく傍若無人にベリアンに接近し、視線をくれた。
同時に、差し伸べられた指先が、汗に重く湿った額際へ滑り込む。
ひどく冷たい感触──だが、この男こそ、この地獄の船から逃れるの唯一の伝手だと直感した。
幸か不幸か、男が最前に口にした物騒な望みは耳に届いていない。]
我を、 庇護せよ。
[ひどく衰弱した憐憫を誘う姿でありながら、ベリアンは救いを請い願うのではなく、命じた。]
───…。
[摘み取られ散らされた花を思わせる姿態から
想像することもなかった言葉が発せられた。
見開いた目は、緩やかに笑みへと変わる。
驚き訝しんで伸ばされる海賊船長の腕をすると躱し、
水銀のように若者の身体の下へと滑りこんだ。]
これはおまえたちには過ぎたものだ。
私がもらっていこう。
[確として宣言し、若者の身体を抱え上げ引き抜く。
怒声とともに伸ばされた船長の手首を、片手で押さえた。]
この船も悪くはなかったよ。
けれども、もう終わりにしよう。
おまえたちに似つかわしい結末を、餞別に贈るよ。
[言葉と共に、掴んだ場所から船長の腕が黒く変色する。
驚愕の表情を張り付けたまま船長は黒い塊に変わり、
あっけなく塵と化して崩れ落ちた。
慄き慌てる船員たちへ片手を振るえば、黒い風が生まれる。
吹き付ける風は船員たちに船長と同じ運命を届けていった。]
では、行こうか。私の真珠。
[腕の中の若者に声を掛けて床板を蹴る。
風がごうと唸りをあげて身体を運び、
どこをどう通ったか、気づけば海と船を見下ろしていた。]
おまえを磨き上げ輝かせてみたい。
きっとおまえは私を満足させるだろう。
[闇より織り出した布で若者を包み、囁きかける。
眼下の海賊船では黒い颶風が吹き荒れていたが、
結末に興味を示すこともなく、その場から飛び去った。]
[「脱ぐのですよ…すべてね」
その口調は絶対的且つ威圧的だった。
ファミルを見上げるとガラス玉のようなブルーの瞳は感情を宿さず、
極めて冷静で冷徹に見えた。
ですが――…
と言いかけて、続いたファミルの言葉に絶句する。
―――商品…?客…?]
[家を出る時に両親に言われた言葉と、馬車の中で男に言われた言葉を思い出していた。
言うことをよく聞いて
庭師の命令は絶対
うっすらと自分の境遇を察し始めながら、心のどこかでそうではないことを願っていた。
先程の表情から一変し、かすかに口角を上げながら喋るファミルを見れば、きっと酷いことはされない――そんなことを祈るように思い
しかし決して笑っていないその口調にはぞくりと底知れぬ恐怖を感じながら
椅子から立ち上がった。]
………わかりました
[先程の声よりもさらに小さく、まるで自分に言い聞かせるようにそっと呟くと
震える手でネクタイを外し
制服―と言われて渡された服―のボタンを一つずつ外し始めた。
恥じらいから、ファミルに対面しないよう横を向き―
許されないのなら椅子に腰かけるファミルに正面し服を脱いでいっただろう。
下着を取るのは躊躇われた。
もたもたしていたら声を掛けられただろうか。
鋭い眼光に射すくめられ
誰にも見せたことのない一糸纏わぬ姿を晒すと、羞恥にうち震え、俯いて目を固く閉じた。
早摘みの果実のような体躯。
だが膨らみと曲線は確実に女性としての色を帯びていた。]
[ファミルの部屋へと向かって歩きながら
緊張から窓の外の景色を眺める余裕もなかった。
「任せてください」
の言葉には、はい、と短く答えた。
ファミルに優しく微笑まれれば、慣れない場所へ来た不安が薄れ、
促された部屋に入ると、背後で扉の閉まる音を聞いた。>>30]
(やれやれ……間に合ったか……)
[そんな内心を胸の内に押し隠し、
地下牢の床に押し倒された俘虜の少女へと歩み寄る。
彼女はタンクトップとさらしを切り裂かれ、
押し込まれていた果実を露わに晒してはいたが]
――――まだ、傷物にはされてない、か。
……おいお前ら、軍紀って知ってっか?
[突然の闖入者に、
呆気に取られている手前の兵士の肩を掻き分ける。
奥の一人は、急所を蹴り上げられ、言葉もなく悶絶していた。
下手人はこの娘だろうか?
だとすれば、なかなかのじゃじゃ馬らしい]
/*
屋敷のイメージ
屋敷のイメージ2
窓とかあるのか、鉄格子とかはまっているのか
すごく悩んだけど
「逃げても確定で連れ戻される」と言っているところから
脱走は可能なんだろうということで
外見は普通のお屋敷なんだと思いました
でもまあ、この辺はボカして進めるべきかにゃ〜
つーかなぁ……
偉いさんより先に味見して、許されるとでも?
そんなに最前線に送られたいとは、
若いって怖いねぇ。
おら、こういうのはな、順番があるんだよ。
[邪魔だ、とばかりに蹴りを入れて横に転がす。
噛み殺されそうな目で睨まれたが、
まぁ、こいつらも馬鹿じゃない。
高級将校達の"お気に入り"の納品元かつ整備士へと、
無駄に喧嘩をふっかける事はしないだろう。
そうなったとしても、別に――――…構わないのだが]
珍しい種類の捕虜が入荷したって聞いてな。
あぁ、この髪――――、間違いは無いか。
[少女の桜色の髪へと軽く指を触れ]
どーも、お嬢さん。
鳥籠の庭師です。
……名は、ディーターな。
[自己紹介にもなっていないような挨拶を交わした後、
しゃがみ込み、背を向けた]
ほら、選びな。
ここでこいつらの玩具になるか、
俺と来て、……生きるかを。
[死にたくなければ負ぶされと、男は言外に匂わせて。
壁の灯りが揺らめく地下牢の中。
外の明かりは、遥かに、遠く]
[ガラス玉の瞳は、エレオノーレを見つめた。
言葉は発せずじっと目の前の商品と呼ぶものを―
冷たい氷のように―
それでも威圧的な視線を浴びせて―
エレオノーレの悲しい顔も、絶望した顔も思いも、ファミルに取ってはいつもの情景でしかなかったから。
金も権力も、思い通りにならないことのない。
退屈な日々―]
[黒衣の男は命令に畏まるのではなく、笑った。
その笑みは相手を窒息させんほどに甘やかで強かなもの。
闖入者の恣意のもと、組み敷かれていたベリアンの身体はしなやかな腕に抱き起こされる。
皆にかしづかれてきた王子が命惜しさに媚び、よがり狂う瞬間を舌なめずりして待ち受けていた海賊は激昂し、この拉致を阻止せんとしたが、ベリアンを横取りした男は意に介さず決別の言葉を投げた。
自分を貫いていたものが萎えて抜けてゆく感触。
重い枷もまた脆く砕けて、ベリアンを正真正銘、一糸まとわぬ姿にする。
途方もない疲労と、”見てはいけない”と告げる本能からベリアンは男の胸に顔を伏せて体重を預けた。]
ここは、 任せおく。
[気丈を装うのも限界だ。
掠れた声で告げれば、二人の身体は周囲を薙ぎ払う風に囲まれ、どこか不穏な宣言とともに紡がれた闇がベリアンを覆い隠した。
それは男のまとう布と同じく緻密な、そして彼そのもののごとく逃げ場のない抱擁をもってベリアンを運ぶ。
故国へではなく、新たな檻へと。]
―回想・駐屯地―
[ぐにゃりとしか表現のしようのない、
背筋を粟立たせるいやな感触が靴を通して伝わった。
その痛みを知ることのないせいか、
悶絶する様子を横目に緩んだ拘束を振り払おうと身を捩る。
今なら逃げられる――そんな希望に縋ろうとして]
…………?
[>32聞こえてきた異国の言葉。
その響きに、呆れのような、安堵のような――…
少なくとも警戒心の緩む雰囲気を滲ませていることに、
近寄ってくる気配に茫然と見上げる事しかできないまま]
…いい子ですね。
[そうこの瞬間だ―
自分に屈服し最大の辱めを受け入れる、この一時がたまらない。
呟く声にはさすがに興味を示して、震える姿を手を椅子の上に置いて満足げに微笑んだ]
だめですよ、よく見せなさい。
[横を向きそうならエレオノーレに声をかけて、正面を向かせて早熟の果実の体を眺めて楽しんでいた]
悪くないですね。
具合はどうなのでしょうかね。
[すくっと立ち上がると、固く閉ざす瞳をそっと手でなぞり。
その指は背中へ移動すると、押し倒した。
長椅子にエレオノーレの体は、一層映えて]
久しぶりですよ、私が味見をしたくなるのは…
[洋服を脱ぎ捨てて、エレオノーレに覆いかぶさった]
― 「天使の鳥籠」 ―
[「鳥籠」の者に部屋を使うと言っておきながら、
足を向けたのは別の場所だった。
廊下を歩み行く途中、腕の中のものが身じろぐ。
布の奥からなされた主張に、笑みを向けた。]
しばらくそのままでいなさい。
まだ歩けないだろう?
[布越しに顔を寄せて囁く。]
― 浴室 ―
[訪れたのは、湯の香満ちる場所だった。
広々とした浴室には白い帳が幾重にも揺らぎ
湯を湛えた浴槽は大人ふたりが身体を伸ばしても
なお十分な余裕がある。
布に包んだ若者を抱えたまま浴槽に踏み込み、
自らも服を脱ぎもせず、湯に体を沈めた。
湯の面に黒衣が漂い広がる。]
まずは汚れを流してしまおうか。
[艶含んだ声で囁きかけ、布に指を掛けた。
立ちのぼる湯気がいっそう濃く揺蕩い、
二人の姿を白く押し包んでいく。]
[湯に浮かべた若者の布を解き肌を晒す。
濡れていっそう艶やかになった褐色の肌を
背中から掻き抱き腕の中に収めた。
手首に残る枷の跡を撫ぜ、肌に刻まれた陵虐の跡をなぞり、
本来の滑らかさを呼び覚ますよう掌で柔らかく擦る。]
久しぶりのRP村だから、言葉が足りないな…
ごめんなさい!
もうエレオノーレが可愛すぎてだな//
今回は早々に恋に落ちないようにしようと思うんだけど、難しいなw
[ファミルは一体どんな顔をして自分を見ているのだろう―。
「よく見せなさい」
振ってきた声に、視姦されている様子を感じれば顔をまた朱に染めた。
続く言葉の理解に努めていると、瞼に何かが触れた。]
―――…!
[と思った瞬間、長椅子に横たえられ、
驚いて目を開けると、ファミルがこちらを見下ろし、服を脱いでいた。
声を上げることも忘れ、身動きも出来ずにいると、男の体重がエレオノーレの上にのしかかってきた。
はっと我に返り]
ファミル様…!
おやめください…!!
[ファミルの下で抵抗した。]
[片腕で彼女を支えながら、
床に投げ捨てられていた軍服のジャケットを拾い上げた]
………D、いや……、E、か。
悪くないな。
[そんな事をぼそりと呟き、背後の少女の肩に軍服を投げかける。
いくら庭師と言えど、
半裸の少女を背負って街中を歩くのは如何にも衆目を集め過ぎる。
軽くジャケットを羽織らせたくらいが、
逃亡防止にもちょうど良いだろう。
背後から感じる謎の殺気に気が付いて、
解け落ちていた彼女のネクタイをズボンのポケットを突っ込んだ。
下手に渡して、首を絞められてはたまらない。
そうして奇妙な二人組は、壮麗なる鳥籠へと歩み始めた*]
何をやめろというのか。
しかし安心しましたよ。
従順すぎるのもつまらないですからね。
[抵抗するエレオノーレに、動きを止めて見下ろして]
服を脱いだら、許されると思っているのですか?
甘いですね。
お前は知らなすぎです。
教えてあげましょう、たっぷりとね。
体にしっかりとね。
[差し出す手は首筋を擦って]
私にさからって、ここから逃げてみますか?
逆に不幸になるから、やめておきなさい。
お前だけではない、お前の家族さえ簡単に不幸にできる私を舐めてはいけませんよ。
それより私に身をゆだねなさい。
すぐに天国へ連れて行ってあげますから。
[首筋に唇を落として、熱く囁いた]
マリエッタと呼ぶといいです。
ホントの名前なんか教えてやらねーですよ、ふふん。
[また無駄に胸を張り、背から落ちそうになりながら。
どこかへ連れていかれる最中、
何度も脱走を試みるガッツを披露したのは言うまでもなく。
諦めという言葉を知らない娘は、
とうとう鳥籠にたどり着くまで数秒たりとも、
俘虜らしさのかけらもなく大人しくなどしていなかった]
[歩けないだろう、と示唆され、改めて我が身を顧みる。
手荒く捩じ伏せられた足腰はガクガクとしておそらく体重を支えきれまい。
その上、ベリアンは全裸で、海賊たちの欲望の名残をこびりつかせたままだ。
そんな姿を人前にさらすことは、できない。]
…う、
[おとなしく説得されかけたところで、布越しに耳朶を甘噛みされた。
相手が見えないまま、濡れた舌を感じさせる息づかいが肌を撫で上げて感覚を煽る。]
[気遣いを示したような答えが返ってきたが、こんなモゴモゴ動く包みを抱えて闊歩して不審がられない場所というのは、かなり、確実に、不穏だ。
どこへ連れ込まれたというのか。]
ここは、いったい──
[問ううちにも、温かな気配と水音が布越しに沁み入ってきて、厭が応にもベリアンの警戒心を掻き立てるのだった。]
[水の響きは海を、船での監禁を思い出させ、ベリアンの身を竦ませる。]
…──、
[拭い去れない陵辱の恐怖は、そこから救い出してくれた男に無意識に縋らせるのだった。]
[「何をやめろというのか。」
冷たい口調に凍りつきながらも、流石にこの状況には多少の知識があり、経験はなかったが、これから起こるだろうことを予測した。]
ファミル様…おやめ ください
なぜ……こんな…
[震える声で訴える。
服を脱いだら許されると思っていた―――
その期待は虚しく散り、自分を見下ろすガラス玉を見詰めた。
首筋を擦られれば、細い指先の感触にぞくりとしつつ、身を捩り、腕はファミルの体を押しのけようと力を入れた。]
[続く脅迫――口調、顔付き――
全てのものが一変したように見え、エレオノーレは小刻みに震えた。
首筋にキスをされ、耳に息を吹き込まれるように囁かれれば
どくん
と心臓が跳ねた。]
− 浴室 −
[硬直した黒い蓑虫状態のまま広い浴槽に入れられれ、驚愕のあまり、湯を跳ね散らかして暴れる。
そもそも年間を通じて気温の高いベリアンの郷里では温浴の習慣はない。]
何をする、 やめ──
[くぐもった悲鳴が響き渡った。]
[身体を包んでいた布は湯に滲むように失せ、白い腕に引き寄せられ、褐色の背が男の身体に密着する。
頬が上気するのは慣れぬ湯の熱さのせいか。]
待て…っ
きちんと名乗り、礼を言いたいのだから、放せ。
[かろうじて要求を伝える。]
―天使の鳥籠―
[一見、貴族の邸宅の様な、そんな格調高いお屋敷の入口で。
チンピラもどきの男と、
半裸の上にジャケットを羽織っただけの異国の少女が
何やら漫才を繰り広げていた]
おま……っ、何べん逃げ出そうとすりゃ気が済むんだよ……!
[敷地内に入り、ようやく彼女を地面へと下ろす。
ここに辿り着くまで、少女は何度も大脱出を試み、
その度に短くない距離の鬼ごっこを繰り広げていた]
お前なぁ、その格好で、一人でこの辺彷徨いて、
どうなるかとか判らんのか……!
[敵国の軍服、乱れた着衣、そして幼いながらも整った顔立ち――――
けして先程の兵士二人が特殊な訳では無い。
少女へと向き直ると、ポケットへと手を突っ込んだ]
マリエッタ……って、長いな。 マリーで良いか。
マリー、良い物をあげよう。
ちょい目ぇ瞑ってみ?
[再度の追いかけっこは御免だとばかりに、
片手は彼女の顎を捉え。
ほんの少し屈み込み、目線を合わせる。
満面の笑みをマリーへと向けて]
よぅし、良い子だ……
[彼女が瞳を閉じたのならば、その細い首筋へと――――…
レザーの首輪をプレゼントした。
光沢のある黒が、白い肌に映えて]
は、はい。
[>>52で手を取るように部屋へと促されれば、中へと入る。
鍵の閉まる音に疑問符が浮かぶが気にしないでおこうと思った。]
えっと、これですか?わかりました。
[薄手の白いローブを指差されればそれに従いローブに着替えた]
―天使の鳥籠―
[>>51ぷくーっと膨らんだ頬。
涙目交じりの大きな瞳に映るのは、
この館に連れてきたディタと名乗る男の姿。
両手で数えきれなくなったほどの脱走劇を終え、
とっ捕まっての押し問答中である。
非常に騒がしいのは言うまでもない]
う、うるさいですね!
逃げないなんて、バカのすることじゃねーですか!
[だが、さすがに疲れも重なって。
降ろされた場所で子供がふてくされたように
ぷいっと横を向くのが精々の反抗であり、唇を尖らせている]
じゃ……服をよこすといいです。
この国はレディの扱いがなってないのですよ……ふぁ?
お前は賢い子だね。賢明な判断ですよ。
やめてという割に、体は嘘をつきません。
私を存分に楽しませなさいね。
[手は下へ進み、膨らみを両手に包み込むと]
まだ緊張しているのですか?
震えていますね。
お前の鼓動が聞こえてきそうですよ。
[震える実りつつある果実のような胸を、口に含み味わう]
[湯に驚き暴れていた若者も、
抱きしめてやればいくらか落ち着きを取り戻す。
離せという要求に、すぐには応えず首筋を軽く啄んだ。]
礼など必要ないよ。
名乗らずとも構わない。
おまえは私が海で拾った真珠。
今はそれで十分だ。
[そう言いながらも抱きしめていた手を離し、
彼の後ろ首に手のひらを添えた。]
ずいぶんと酷くされていたようだからね。
腰を上げてごらん。
傷の具合を見てあげよう。
浴槽の縁に手をついて。膝立ちになるといい。
[相手の様子を意にも介さず指示を投げる。
添えた手に、有無を言わせぬ力を込めて。]
おやめ…くだ…
[涙がぱたぱたと零れた。
平凡に生まれ、平凡な結婚をし、平凡に生きていくと思っていた。
婚前交渉は御法度。
その教えを守り、躰を許す相手は生涯一人と思っていた。
逃げたい…ここから
帰りたい
しかし、自分のみならず家族にも不幸が――その言葉に縛られた。
――尤も、彼女に帰る場所などもうなかったが、そのことはまだ知らなかった。]
あッ――…んっ
[ファミルに胸を弄られ、口に含まれると、
今まで味わったことのない感覚に打ち震えた。
ファミルの顔を押しのけようとするも、腕に力がうまく入らなかった。**]
I can't believe it! You're the worst!
[首に巻かれた感触に、
それを確かめて零れた言葉は祖国のもので。
両手があがってどんどんとディタの胸板を叩き抗議の意を示す。
離せ、という意味も含めたそれは段々と力が籠り――]
ば、ばかー!
[最終的には、こんな拙い罵倒となった……けれど]
よし、いいね。じゃあ次は後ろを向いて。
[後ろを向いた少女に素早く首輪を付ける。]
さて、まずは口からだ。
[首輪についている綱を引っ張り、強引に唇を奪う。
舌を彼女の口内に捩じ込み、その小さな舌に自身の舌を絡ませる]
[確かめるように、時には強く解すように胸に触れて]
やはり私の見立てに狂いはないようですね。
吸い付くような肌だ…!
[そう言うもガラス玉の瞳は、生き物を見てない。
商品を見る目つきを向けては…
手をさらに下へ、一番敏感な所に触れる]
力を抜きなさい。
痛くはなりたくはないでしょう?
[自分の熱を取り出し、エレオノーレの秘部に押し当てた]
はい…。
[素直に後ろを向けば、首輪をつけられていた。驚く間も無く首輪の綱を引っ張られ強引に唇を奪われる。
舌が絡めあえば、変な感覚が躰を駆け巡る。それが嫌で彼の下唇に少しだけ噛み付いた]
はい…。
[素直に後ろを向けば、首輪をつけられていた。驚く間も無く首輪の綱を引っ張られ強引に唇を奪われる。]
んうぅ…⁉︎
[舌が絡めあえば、変な感覚が躰を駆け巡る。それが嫌で彼の下唇に少しだけ噛み付いた]
っ!…こらっ!
[反抗的な態度に少し小振りだが丸く女性的なお尻を力を込めてぺちんぺちんと2回強めに平手で叩く。]
自分でここに来たんだろう?
諦めなさい。
[更にもう一度、口内を蹂躙する。今度は口蓋を舌でさすったりもしてみた]
ひっ‼︎いっ…、いたっ…。
[お尻を強めにぺちんぺちんと2回強めに叩かれる。]
ここがどんなことかも知らないで来たのに…。んうぅ…⁉︎
[今度は口蓋を舌でさすったりされ、ビクリと震えた]
なに、そうだったのか…?
募集にもおそらく書いてあると思ったが…
[彼女の抵抗と告白に驚く]
ここは通称「天使の鳥籠」と言って、娼婦らや奴隷やらに育てるために、ご主人様や客への「ご奉仕の仕方」を仕込むところだ。
あー、前金はもう払われただろうな。もう諦めることだ。
[彼女への残酷な宣言をする。**]
そ、そんな……。
[彼の言葉にショックを隠せなかった。
光を失った瞳でフラフラと歩み、ベッドへと横になった。少しでも気持ちの整理をつけたくて**]
よい声で鳴く―
もっと聞かせなさい…もっと…
[弄んだ胸に喘ぐエレオノーレに、狩る意識を抑えられない衝動―]
今は泣くといい…
[涙を優しく拭うように、口で掬い取り―
帰ることのできないエレオノーレの境遇は、いくらでも見てきていて知っていた。
真実を知って一番辛いのは、帰れない少女達だったから。
少女が聞かなければ、ファミルは何も知らせぬまま情事にふけっていくだろう。
その先に待っているのは、ファミル自身に振りかかるのは知らずに]**
自由……?
[懐かしい言葉に、
強固だった壁が崩れたかのような素直な響き。
翡翠の大きな瞳を瞬いて、じっと抱かれるまま館を見つめながら]
……ホントーです?
[――問いかけはどんな響きを滲ませていただろうか。
とっても素直な、年相応よりは少し子供らしい――…]
[――と、思いきや。
内面の少女はこの上なく悪い顔をしていた]
(従ったフリをしとけば、逃げ出せるかもしれねーですね。
この男……たぶん、お人好しですぅ!)
[売られるなんて真っ平御免の上、
良い暮らしには惹かれるけれどそれは自国でなくては意味がなく。
自分たちの暮らしを壊した、
唯一だった家族たちを壊したこの国の人間の言うことなど、
聞いてたまるかの心情をありありと映した表情で]
……し、しかたねーですね。
生き延びる為ならなんだってしてやるです。
[ある意味素直な言葉で、ディーターへと応じた]
はいはい、えらいえらい。
じゃあまずは、……軽い身体検査からかね。
[少女の内心を知ってか知らずか、
するするとネクタイを彼女の手首から解き。
その先端を、首輪へと結び付けた。
反対の端を、手のひらに巻き付けながら握り締め]
…――――ほら、おいで?
[ぐい、と、子犬の散歩の様に引っ張った]
生き延びる為なら、なんだってやるんだろう?
[口元に笑みを浮かべ。
少女が大人しく着いてくるのであれば、
鳥籠の一室、己の部屋へと向かうだろう]
[>>68開放感と、さらなる解放を目指して、
内なる闘志を密やかに()燃やしかけたその時。
再び抱き寄せられ、零れかけた悲鳴を辛うじて飲み込むと]
……っく……セ、セクハ――…
[そんな文句はやっぱり祖国の言葉で打ち消され。
反芻するかのようにパクパクと唇が音もなく言葉を綴る。
自由に――本当に、自由に……自由に“してもらえる”?]
……なにしやがる、ですか。
[>>69自分なりの低い声に、尖った唇。
首輪へ伸びた指がネクタイを結びつけるのを冷やかに見つめ……
……冷やかと言い張るには、ぷるぷるとした震えてはいたけれど]
そう、何だってやってやるです!
たとえば…………
――――とーう!
[歩きはじめたその瞬間を狙って、
膝をかくんと折るように蹴りの一撃を。
そうしてディタが姿勢を崩せば、
その隙を突いて屋敷の外へと逃げだそうとして。
それでも手放そうとしてなかったらしいネクタイから、
首輪に負荷がかかって床へビターンするまで時間にして数秒。
それが、屋敷到達して初めての、
自由への逃亡チャレンジの結果であった]
―ディーターの部屋―
……お前さ、もーちょっと自分を大事にしような?
[転んだ時にできた擦り傷に、消毒液を塗りこみながら、
ディーターの説教はなおも続いていた……
鳥籠の二階にあるその部屋では、
大きめの窓から差し込む日差しが、
大量の書物や薬瓶の数々を照らし出している。
基本的には物の多過ぎる、雑然とした部屋であったが、
唯一、中央のベッド周囲だけは片付けられていて。
少女は今、その端に座らせられていた]
―ディーターの部屋―
うー。
[鼻の頭がひりひりする。
胸も思いっきり打って、痛いなんて話じゃない。
ついでに言えば足も捻ったか、腫れている気もする。
これが自由への挑戦の代償であり――
転がった身体を肩に担ぎあげられ、
マリーからすれば乱暴に部屋へと連れてこられて。
説教が始まって、もう1時間は経過しただろうか。
腫れていた足首には冷たい湿布が。
胸はどうしようもないので放置されたまま、
今は正面に座ったディタが、鼻の頭を治療している]
大事にしまくってますよ?
[拗ねて横を向くのができない上に、逃げ足は封じられている。
(※主に自分のせいで)
その上、部屋に担ぎ込まれての説教で、
頭の中が慣れない言語との戦いで疲弊しきってもいた。
(※主に自分のせいで)]
ところで、そんなことはどうでもいいです!
大事にするから服を寄越せ−なのです。
[埃にまみれた軍服はともかくとして、
下着がわりのさらしが切り裂かれたままだ。
抑えつけていないと動き難いみたいなそんな表情で、
逃げる気満々を隠しもせず]
風邪ひきたくねーですから!
[大事にしてるだろう、とドヤ顔で胸を張ってみせた]
……良いか?
お前は雛鳥。身体が資本だ。
無茶だけはしてくれるなよ?
[はい終了と、消毒液を染み込ませた脱脂綿を仕舞い込み、
おもむろに立ち上がる。
ネクタイこそは取り外したが、
革の首輪は未だ、マリーの喉を黒く縁取っていて。
内側から鍵をかけられるこの部屋の構造とともに、
ゆるやかに、しかし確実に彼女を拘束していた]
[>>76しかし、自分も多少は膝を擦り剥いたが、
何故この子はこんなにも満身創痍になっているのだろう……
全力過ぎるだろうおいというツッコミを心の中に仕舞い込み]
……ん? いや……
[服を寄越せと言うマリーの言葉に、首を振る。
胸を張る度に、ジャケットの奥に垣間見える胸元が、
魅力的に弾むことにこの子は気付いているのだろうか。
ベッドの端に腰を掛ける彼女へと手を伸ばし。
そのジャケットの後襟を、まるで猫の子をつまむ様に持ち上げた]
――――むしろ、脱ごうか。
身体検査するっつたろ?
ま、安心しろ。測るもの測ったら、新しいさらしを用意してやるから。
[笑顔で告げるディーターの手には、
彼女を測る為のメジャーが握られていた……]
[ファミルの手がエレオノーレの一番敏感な部分に触れると、ビク、と躰が跳ね
あてがわれた熱の質感に戦慄が走る。
エレオノーレを見下ろすのは
獲物を追い詰め、狩を楽しむかのようなファミルの
冷たい氷のような目――。
心の準備もないままに弄ばれ、力を抜くよう言われれば相反して固くなってゆく躰。
あたたかいファミルの唇が頬に触れ、涙を優しく拭われれば]
どう…してですか
なぜ このようなお戯れを
他のことでしたらなんでもいたしますので
どうか……
[泣き濡れて哀願した。]
[しっとりした湯気と、礼など必要ないと告げる男の唇とが肌を濡らす。
初めて湯につかるベリアンにとっては、どちらもどこか非現実的な感覚に思われた。
「おまえは私が海で拾った真珠」と、男は囁く。]
詩人だな。
[ベリアンがよく知るのは美しくも歪な淡水真珠であるとはいえ、男の選んだ表現は艶やかだと受け入れる。
彼が実際に詩的感性に生きる相手であるならば、身分をどうこう言い立てるのは逆に親密な優しさを無にすることかもしれない。
少なくとも海賊たちと違って対話の成り立つ相手(のよう)だから、相手の意を尊重しようとベリアンは自分を納得させる。]
[ともあれ、再三言わずとも拘束の手は緩められた。
男の手は首の後ろに移り、傷を確かめようと申し出る。]
──…
[どこに触れるつもりかは明らかだったが、ベリアンが一瞬、声を詰まらせたのは、船での経験を呼び覚まされてのこと。]
海賊どもの手から救い出してくれたこと、 言葉には言い表せないほど…感謝している。
[礼は必要ないと言われても、はいそうですかと知らんぷりできる性格でもない。
ありきたりな表現だが、「言葉にできない」というのは実感を伴って紡がれた声だった。
そして、恩人たる男に促されるまま浴槽の縁に手をついて膝立ちの姿勢をとる。]
[どこに触れられるのか明瞭に理解していたが、自分では手当もままならないのだから彼に委ねる他ない。
理知的なベリアンは、道理をとおされれば素直に従う。
彼には、あの無残な光景を目撃されていた。
それゆえに、かえって躊躇は排される。
傷を調べ、身を清めよう、という提案にも拒否するべき点はなかった。
むしろ、ベリアンの好きにさせておいたら、皮膚が破れるまで海綿で擦り続けたかもしれない。
海賊たちの手脂が身体中にベタついているようで滅入る。
ましてや、不毛の胤を播かれ擦り込まれた場所は]
ノズルで奥まで洗い流せればいいのに。
[それは率直だが、この場で口にするにはいささか軽卒な言葉でもあった。]
戯れなどではない。
私は色を売るのを仕事としている。
私はお前を買い、客に喜んでもらえる商品にする。
それに…
[熱をエレオノーレの中に押し込んで]
こんな美味そうなものを、食べずになんとする。
観賞用を育てるつもりはありません!
泣くのはお前のプライドか…
汚されたと。
そうなんだろうね。
私が命令し裸体を晒し弄ぶ。
だがよくよく考えてみればいい。
もうここへきてから、お前の命運は決まっている。
プライドを守るより、もっと前を見据えて考えてみるのだ。
逆境はチャンスだと思いなさい。
…君は、もっと羽ばたける!
わかってないのは、君だ。
上質な顔立ち、吸い付く肌。
私には傅く男たちの未来が見える。
君ならきっと――…
今よりも大きな力を手に入れる―
[嫌がるのを見越して、エレオノーレの秘部を激しく弄る。
部屋にはエレオノーレの水音がこだまする]**
さあ、諦めて僕の調教を受けるんだ。
[大きく膨らんだ自分の分身を彼女の目の前に差し出す。]
僕はまず、口でのご奉仕を教え込むことにしいてね。
この技術は磨きやすい上に、ご奉仕させる側が征服感を得られやすいから取引相手も重視する技術なんだよ。
[起きろ、と言わんばかりに首輪の綱を引く]
色を…売る……仕事……
[混乱した頭にファミルの言葉が響いていた。
いやだ
そんな商品になどなりたくない
エレオノーレが躰を捩るよりも早く、ファミルの熱が拓かれていない部分に入ってくる。]
だめです ファミル様
それだけは―――…!
[ピリッとした浅い痛み。
それ以上侵入されまいと、脚を閉じ、ファミルを押しのけようとする。
己の命運と言われれば―しかしそれを受け入れることなど出来ずに―ただただ感情が頬を伝って流れおちた。]
力………
私はそのようなもの
欲しくなどありません……
[ただ、平凡に生き、愛する人の隣で―愛されながら―小さな幸せを感じられれば…。
愛されて求められるならまだしも、眼前の男は自分を商品としか思っていない。
その事実が――――――悲しかった。
零れ落ちる涙―哀しみとは裏腹に
ファミルに触れられ、ひらいてゆく花は
熱を帯び、粘性の蜜を滴らせ
怪しく水音を響かせていた。
それが耳に届けば羞恥心に全身を火照らせ
与えられる刺激―初めての感覚に震えた。]**
欲しくないと…
何もリスクを犯さず、手にいれられるものなど…
もう君にはないのだよ…無駄だ…
[抵抗する足は押さえつけ、さらに深く挿入して]
熱い…君の中はとても…
褒美だ!もっとよくしてやる!
[目をギラギラさせて、さらなる快感を与えるように揺さぶる]
逃がしはしない!
君はもう私のもの…!っ!
[突き破る感覚に、征服欲は頂点に達して快楽に身を震わせた]**
[若者が抱いた感想に目を細める。
詩的表現をそれと認識するには、
相応の教養と感性が必要だ。
彼がそれを持ち合わせていることに喜んだ。
良い身分の出だろうとも思うが、
彼の出自そのものにはさして興味はない。
磨かれ育まれてきた気高い精神をこそ愛でるのみ。]
[必要ないと言ったのに、感謝の言葉を告げられる。
素直に晒された背を前に、自らも膝をついて身体を起こす。
水を弾く褐色の肌に爪を立てたい衝動を押さえながら、
掌で彼の背筋をゆっくりと撫でおろした。]
私がしたいと思ったことなのだから、
おまえが恩義を感じることはないのだよ。
もちろん、
海賊がしたことよりずっと良い事を、
おまえに教えるつもりだけれども。
[両手を使って腰のまわりを円を描くように撫で、
少し力を加えて揉み解す。
慣れぬ蹂躙に強張った筋肉を緩めるよう。]
[腰の上から右手を双丘の狭間に回した。
暴かれ貫かれた門に指先で触れる。
若者の様子を見ながらぐるりと周囲を探り、
指先を浅く潜り込ませた。]
酷い傷にはなっていないよ。大丈夫だ。
おまえの肉が十分にしなやかで良かった。
[幾度か浅い抜き差しを繰り返しながら、
左腕を彼の腰の下に回し、軽く引き寄せる。]
[涙ながらに訴えても、その願いは聞き入れられることはなかった。
「無駄だ」
冷たく吐き捨てられるように言われると
脚を抑えつけられ
未開の地に分け入ってくる絶対的な質量。]
――――――ぁアッ!!!
[経験したことのない痛みが脳天を突き抜け、下肢は麻痺したような感覚に陥ると、冷たい汗が全身を覆った。
揺さぶられれば、激痛に指ひとつ動かすことも出来ず
ファミルが埋まった場所が ひくり と微動した。]
奥まで洗い流したいのだろう?
[彼が零した言葉を拾って返し、
浅く入れていた指を根本まで押し込んだ。]
力を抜くといい。身を任せて。
全て掻き出してあげよう。
[内奥を柔らかくかき混ぜながら身を乗り出し、
彼の背のくぼみに口づける。
溜まった水を掬うよう、ちろりと舌がひらめいた、]
―――ぅ………痛…い……です
[息も出来ず、弱々しく声を振り絞る。
成す術もなく
先程までとは様子を変え
雄の色を帯びたガラス玉に見下ろされ
エレオノーレの目にはまた涙が滲んだ。]
[エレオノーレの全てを支配しようとするファミルの言動。
心も体もプライドも傷付けられ
泣くことしか出来ない自分の無力さ、境遇を恨みながら
――この
……ぐっ‼︎
[首輪の綱を引かれ、起き上がる。すると目の前には熱く反り返る彼自身があった。
初めて見るソレに驚きぎゅうっと目を瞑った]
なんでディタに身体検査されなきゃいけないですか。
[ひょいっと摘まれた後襟に引きずられるように、
するりと脱げかけた上着の前身をぐわしっと掴みそれを阻止。
唐突な攻防に勝利して不審げに首を傾げると、
バンバンと膝を叩いて抗議の一言を放ちつつ――]
つーか、なんでさらしだけ?
服をくれやがれですよ!
服!
かわいいふーくー!!
あとおなかすいたです!
[さり気なく注文を付け足して、
まるで幼い子供のようにジタバタし始めた]
痛いか?
安心するがいい、すぐによくしてやる…!
…具合はまだきついか…ぁ!
しっかり受け止めなさい!さあ…!!
[泣くエレオノーレなど目に止めず熱を引き出すと、白き欲望は吐き出された]
久しぶりに楽しませてもらった。
…よかったぞ。
まだまだ学んでもらわないとだがな。
[そう吐き捨てると、ぱちんと手をならした。
召使いが入ってきてお辞儀をすると、ファミルにガウンを着せて水を渡した。
エレオノーレには、体を綺麗に拭くと去っていった]
[二人っきりになると、水を片手にゆっくりと飲むとエレオノーレに歩み寄る]
なぜそんなに泣くのです?
そんなに私がいやなのでしょうか。
[水をテーブルに置くと、エレオノーレをお姫様抱っこをして顔を覗き込んだ。
ベットへと移動すると、横たえて毛布をかけた]
もう何もしませんから、ゆっくり整理して答えてください。
私には不思議で仕方ありません。
色々言いましたがその…
強制的に従えとは言いません。
君の気持ちが知りたいのです…
…………。
[自分でも言い出した言葉に驚いた。
無理やり奪った事実は変わらないのに。
エレオノーレは金の卵―
いくらでも金になるものを手に入れた満足感はない。
何かがいつもとは、狂い始めていた―
泣いていたエレオノーレの横に、自分の身を横たえて見つめた]
[無理矢理拓かれた躰
焼かれるような痛みに眩暈がした
これがよくなる日など来るのだろうか
エレオノーレの
白い欲望が早摘みの体躯に散らされ
純潔だった証が花の軸から零れた。
行為が終わり解放されたことに安堵しながら
メイドがやってきて機械的な作業をするのを放心状態で受けていた。
メイドが去るとまた涙が込み上げ
顔を隠すと肩を震わせて泣いた。]
[なぜ泣くのか聞かれても答えられなかった。
ふわ
と体を抱えられるとベッドへ横たえられ、優しく毛布を掛けられる。
今までの強引で威圧感のある態度はなくなっていた。
わたしの気持ち―――]
わかりません…
なぜこうなったのかも…
これからどうなるのかも…
私は―――
[自分がどうしたいか、などわからなかった。
10人兄弟の8番目で、特別目をかけられることも、期待されることもなく育ったエレオノーレ。
自分で取捨選択するよりも、敷かれたレールの上を歩くことばかりだった。
――――――ここに来たのも、そう―――。
隣に並ぶ気配を感じたが
泣き顔を見られるのが嫌で、顔を覆う両手はそのままにした。*]
ほら、まずはこれを舐めるんだ。
自分で言うのもなんだが、僕の容貌ならまだマシだろう?ハズレ庭師はもっと不潔なやつもいるぞ。
[ぐい、と綱を引き命令に従わせようとする]
それともお前を組み敷いて犯そうか?
[モーガン家のお家芸のこともあるため、もちろんただの脅しだ。]
そりゃ、自分が育てる雛鳥の体調その他諸々くらい、
ちゃんと管理しとかないとな?
[ベッドの上からジャケットごと摘み上げ。
目の高さに持ち上げると、ぷらんぷらんとマリーを揺らし]
さらしとタンクトップは新しいのを用意しよう。
ワイシャツはさっき拾っておいたから、それを着といてくれ。
マリーは…、――――可愛い服が着たいのか?
[まるで子どものように暴れる彼女の意外に乙女な一面に、笑みを零す。
とはいえ、己は庭師で彼女は雛鳥。
ここにいる間、その関係は維持しなくてはならない]
色々出来るようになったら、だな。
知りたいかそんな事が…
知ったところでその涙が枯れることはないと思いますが。
聞きたいなら教えてあげましょうか。
[指をパチンと鳴らした。人が来ると]
先ほどの男と、この子両親に報酬を。
額は好きなだけ取らしてやりなさい。
[手を振ると、召使いはお辞儀をして出ていく]
わかりますか?君は売られてきたんですよ。
金だけのためにね。
君の商品価値は、見るものが見れば上等だというのがわかるのでしょう。
連れてきた男の入れ知恵でもされたんじゃないですか。
/*
こんにちは
よろしくお願いします
実はメモの書き方が不案内です
打ち合わせなどにならないよう気を付けますが
「この使い方はだめだよ」
というようなことがあれば
宜しくご指摘ください
……身体検査が終わったら、飯にしよう。
[それは逆に言えば、終わるまでは断食という意味で。
ぱっと、手を離し。
二人分はゆうに眠れるサイズのベッドの上に、
少女を取り落とした]
さ、服を脱いで、両手をバンザイ、な?
[果たして何処を測るつもりなのか。
手にしたメジャーが弄びつつ、庭師は雛鳥に笑みを向け]
い、嫌…。そんなの、汚い…。
[彼自身から顔を背けながら応えた。]
そんなことしても、私はしないわよ。
[震える声で精一杯の抵抗を示した。内心は恐怖に震えているが、それを悟られたらダメな気がした]
これからどうなるのかは、君次第ですが。
私の元で教えを乞えば、裕福な暮らしを約束しましょう。
王宮の后、側室はもちろん。
大富豪と結婚した者も多い。
確かな客にエレオノーレ―
君を受け入れてもらう。
不誠実な客と判断したのなら、私は容赦はしない。
その身に罪を背負ってもらうことに、なるだろう。
だから――…
はぁ…仕方ないな。
[綱をベッドの足に結わえ、彼女を押し倒す。
彼女の太もものあたりに腰掛け、脚の動きを封じる。]
結局これも使うことになるのか。
[懐から麻縄を取り出す。手や足を縛るための短めのものだ。]
だから、もう泣くでない…
私が悪いことをしたみたいではないか…
[顔を隠すエレオノーレの手をどけようと、手を伸ばすが思いとどまり目を背けた]
…今日はゆっくりと休みなさい。
[何処かでファミル自身を嫌がられていないのに安堵して、眠りに落ちていった*]
きゃっ…⁉︎な、なにするの⁉︎
[脚を拘束され、ジタバタと暴れる。懐から姿を現した麻縄に驚きました彼に尋ねる。]
こうするんだ…よっと!
[抵抗する彼女の手を片手ずつ掴み、縄で縛りつけて柵状になっているベッドのヘッドボードに結わえる。
「調教用」にヘッドボードもフットボードも柵状になっている特注品だ。]
さあ、これでお前の手は封じられたよ。
なっ…⁉︎ほ、解いて‼︎
[縄で縛られ、ヘッドボードとフットボードにくくりつけられ、四肢を上下にジタバタさせた。
動きが封じられたと知ってはいても、次にされることが怖くて抵抗するのをやめない]
[男の掌が背を伝う。
薄荷のような清涼感が肌を緊張させ引き締めた。
「恩義を感じる必要はない」と、度量を示しながら男が続けた言葉は淀みなく流れる中にどこか訝しいものが散見するのだったが、確とした証拠は掴めない。
少なくとも賊たちのしたことはベリアンにとって決して「良い事」ではなかったと反発する気持ちは、わずかな困惑の後、前段である「傷の確認」と文脈を繋げて、身体に「良い事」すなわち治療行為であろうと自己完結する。
それを「教える」というならば、彼は詩人であるばかりでなく医師なのかもしれない。
医術に通じているならば、海賊たちと対立しながらも同船を許されていた理屈は通ると思った。
つれづれと巡る思考は、自分と共に在る男に対する期待に補正されている。
信じていたいのだ。]
[言われるままの姿勢をとったベリアンの腰のまわりを揉みほぐす指の加減は確かに巧みだった。
心地よさを感じて寛いだ息が零れる。
王子として、恭しく身体に触れられての奉仕には幼少のみぎりより慣れている。
こうして執拗に菊花を弄られるのは初めてではあるけれど、躊躇いは傷の程度を報告する声に呑み込まれた。
これは診察の一環だと受け入れる。
酷い傷にはなってないとの知らせにベリアンは深い安堵の息を吐いた。
烙印のように生涯消えない、人の目にも明らかな痕を残されたかもしれないと、内心、怖れていたのだ。]
[「良かった」と我がことのように言祝いでくれる男に微笑もうとしたベリアンはそのまま抱き寄せられる。
液体の浮力を借りた、優雅で、だが強かな捕獲。
釣り針を引っ掛けるかのごとく、指が身体の奥へと滑り込む。
反射的に身を堅くしたが、耳元で囁かれたとおり、それは確かに自分が望んだことでもあった。
やめよ、と言う機を逸したベリアンは男の導くままに身を委ねるべく浅い呼吸を繰り返す。]
[狼藉の残滓を掻き出すために潜り込んだ指は、隘路を拓き戦かせる凶暴な太さもなく、しなやかに動いてベリアンの硬直をほぐしてゆく。
時折、離れた場所に彼が施す舌の戯れがまた、意識を散らすのに一役買っていた。
酷い目にあわされた身体をきちんと清めてもらいたい。
そんなベリアンの真摯な願いを汲むように、彼の指は繰り返し震える肉をなぞってゆく。
しかし、いかんせん、熱り立ったものと比べて長さは足りなかった。
もっと奥まで送り込んでほしいと望んでしまうのは、際どい欲。]
大人しく教育される気になったらね。
足は…チビだな…フットボードに縄が届きそうもない。
[暴れる彼女の下を離れ、棚からあるものをとって懐にしまう。
それから彼女の元へ行き、覆い被さってのしかかる。体重をかけて少女の動きを封じる。]
痛いことはしないから、安心しなよ…?
[耳元で囁きながら、頬を撫でる。]
/*
朝の時間のない時に慌てて投下した文を見直すと、練られてなくてウググってなる。
ちなみにここまでで秘話900ptほど消費。
2000ptは日によってはあっさり食いつぶしそうだなw
/*
質問受諾しましたー
メモ打ち合せにならない=相手にああせいこうせいがなければ大丈夫ではないかと。
在席状態や現在位置については簡易メモも使えますし、秘話籠もりOKの村なので、周囲はあまり気にしなくてもいいと思いますよ。
のびのびどうぞ。
やっ…、怖い…。
[覆い被さってのしかかられ、怯えた表情で囁かれ撫でられている。
これからどうなるのかがわからなくて、恐怖のあまり目尻からは一筋の涙が伝っただろうか]
怖くなんてないさ。これからお前は売られるまで快楽漬けになるんだ。
…しかたない、特別メニューだ。
[彼女の右耳、その耳朶をそっと甘噛みする。]
どうだ?
[更に舌を這わせ、耳朶を愛撫して耳の穴の方へと舌を少しいれていく。]
ひゃ⁉︎ひゃあぁ……‼︎いやっ‼︎嫌ぁ…‼︎
[耳朶を甘噛みされれば、目を固く閉じてビクビクと小さく震える。
舌のザラリとした感覚が気持ち悪くて顔を横に背けようとする。
目から溢れた一筋の涙は更に溢れたベッドに幾つかシミを作っただろうか]
[内奥へ忍ばせた指をゆるゆると動かしながら、彼の反応を窺う。
拒絶は薄く、委ねられた身体は素直に開いた。
絡みつく肉の襞は時折震え締め付けてくる。
快楽を感じているわけではないらしいが、
どこか物足りなさも感じているようだ。
送り込む指を二本に増やし、
未だ拓かれぬ快楽の源泉をまさぐりながら
少しばかり思案する。]
もっと奥まで、 欲しいのかい?
[背に唇をつけて囁きかけ、指を引き抜いた。
咥えるものを失くして震える花門に、掌をあてがう。
注ぎ込んだのは、質量を備えた闇だった。
うねりのたくる闇が後孔を満たし内壁を擦りあげ、
指では届かぬ奥まで広げて脈動する。
最初は、水を流し込まれたと錯覚するかもしれない。
温度を持たない闇は、すぐに体温と馴染むだろう。]
これが気持ちいいことなのだと、
おまえの身体も理解し始めているようだよ。
わかるだろう?
きっとおまえは喜ぶようになる。
おまえの身体は、感じる素質を持っているのだから。
[内側を満たすのは闇に任せて、指を若い雄芯へ差し向けた。
海賊に犯されている間、一度として頭を上げることのなかったそれを、根元から柔らかく揉みしだく。]
今回中身予想がまったくわからないなw
大丈夫かな。俺…
ファミルを熱くさせないように→うまく言葉がはまってこない
ピンチ!
エレオノーレが可愛すぎるからさ//
そこで冷たくできない。
でもキャラだから(葛藤!
だー!どうすればいいんだ!!
俺が一番めんどくさwwww
[「売られてきた」と言われれば、がば、と跳ね起きた。]
うそです!
[起き上がったはずみで下腹部が痛む。
毛布が肌蹴、膨らみが露わになればあわてて毛布を引き寄せ、頭から被った。]
私は…お屋敷奉公に……
父も母も 迎えに…来ると……
(まさか そんな
信じない
信じたくない)
[結婚と聞けば
結婚…なんて出来るのだろうか
こんな なんの取り柄もなく
……破瓜の私に――…
いつか故郷に帰ったら
親の決めた相手と結婚をするのだろうと思っていた――
また傷が疼くと、たまらず横になった。]
[「私が悪いことをしたみたいではないか」
悪びれることなく平然とそんなことを言うファミルが信じられなかったが
それが彼で、これが彼の仕事なのだろう、と理解に努め
しかし、口調がどこか淋しげに聞こえたのが気になった。]
[彼女が声をあげれば、その大きく開かれた口に猿轡をねじ込む。
大きくリング状に穴が開いている。それは開口具といってもいいだろう。]
…っよし。ほれ、そんなに泣くなよ。諦めな。
ここにきてしまった己の愚かさを呪うんだな。
[再び、彼女の太もものあたりに腰掛けて動きを封じる。
ローブをはだけさせ、双丘を露わにする。かなり小ぶりの丘の先を触れるか触れないかの指遣いで撫でる。]
[暫くしてそっと覗くと、ファミルは寝息を立てていた。
エレオノーレも、心身共に疲れ切っていたので眠りに落ちそうになりながら
逃げるなら――今…
幸い、拘束具は何もついていない。
ベッドからそっと抜け出すと、両足の間に違和感を覚えながら
ふらつく足取りで先程脱いで置いておいた服の場所へと。*]
/*
お返事ありがとうございます
相手に指示だしのようなことがなければ大丈夫という感じなのですね
在席状態と、簡易メモの現在位置(←思いつかなかったです^^;)
も活用していきたいと思います。
在席状態はたまに変え忘れて寝てしまうので(昨日も><)
気を付けます
(みなさんとも絡みたいなと思いつつ、表に出て来られません^^;)
はい、マイペースで楽しませていただいています
ありがとうございます
だいたいですね、
管理される気がねーですよ?
[抵抗虚しく持ち上げられてぷらぷらしながら。
その力に吃驚した表情を押し隠すべく、
無理矢理に虚勢を張るようにして頬を膨らませる。
そして、不意の問いかけには]
でぃたが言ったですよ?
軍服で逃げると目立つって――…
[逃げる気満々の返答を、何故かドヤ顔で]
んんぅ!?んっ!
[猿轡をねじ込まれ大きな声を上げる。ローブがはだけ双丘を指で触れられビクリと小さく震えた。
とにかくやめて欲しくて顔を左右に振った]
[服の元にエレオノーレ行く様子を、召使いがじっと見つめている。
そして寝息を立てた、主にそっと起こした。
久しぶりの達した快感に、体力が持っていかれて油断していた。
召使いは要領よく飼いならされていたのですべてはお見通しだったのだ。
けだるそうに起き上がると]
へえ、君は案外タフなんだね。
心配して損しましたね。
まだ逃げる余裕があるなんてね。
やりがいがありますよ。
/*
そういえば中世ヨーロッパでは16歳でもう結婚適齢期だよね
エレオノーレの年齢どうしよう…と悩んだけど
R18村で18歳以下設定はちょっと…だったししかもエロオンリーだと入ってからしtt(げふごふ)
そういえば初夜権なんていう都市伝説(?)もあったんだよね
それを考えたら破瓜だなんだと
騒ぎ立てることもないのかな^^;
それに僕らしくない方が、
おまえも油断するだろーなのです!
[えへんと胸を張る。
何もかも間違っている主張に恐らく気づいてない様子で、
尚も言葉を重ねようと――…]
えっ――ごは……んぎゃっ!
[レディ扱いがなってないだの、
可愛い服だの、そんな主張はどこへいったやら。
ベッドに落とされ思わず零れた悲鳴は、
レディを投げっぱなしジャーマンしたもので。
捻った足首を庇うようにして、猫のように丸まりながら]
くっ……
ごはんとか……釣られるわけねーですし。
あっ、でも当然、デザートがつくわけですか?
[それでいて、噛みつく寸前の犬のような、
そんな眼差しだったのが思い付きの言葉に緩んで消える。
身を起こして確認するようにディタを見上げて]
私が君を裸体のままにするのは、拘束するためではありません。
単純に"見ていたいから"です。
エレオノーレ、君の姿はとても美しいですよ。
[歩み寄ると腕を引っ張り、大きな鏡の前に立たせた]
ほら、君もちゃんと自分で見てみなさい。
美しいでしょう?
[エレオノーレの後ろに回り立つと、首筋に舌を這わせた]
観念しなさい。
[首輪に繋がっている綱をほどいて、手で握る。
手を縛っていた縄をほどいて手を自由にしてやる。]
さあ、体を起こしなさい。ヘッドボードにもたれるように座りなさい。
[首輪につながる綱を引く。何度も引かれて苦しいだろうが、抵抗するからこうなるのだ。]
村の設定が変更されました。
この状況になっても、君は両親を信じているのですか。
私が嘘をついていると?
先ほどの言葉が聞こえたでしょう。
時期に君の両親は、大喜びでしょうね。
エレオノーレ、君を売ってよかったと。
これだけが現実です。
君はもっと自分を知り、学ばなければなりません。
どうして連れてこられたのか、私が今。
エレオノーレ、今現実を君に教えるのか。
考えなさい。
そして私にもっと伝えなさい。
私は君に興味がとてもありますのでね。
[ふと、後ろで声がして ビク とした。
寝ていたはずのファミルが起きてこちらを見ている。
傍らにはどこから出て来たのか、召使いが立っていた。
腕を掴まれ、鏡の前に立たされると
あられもない姿の自分が映し出された。]
ひぁっ……
ファ…ファミル様っ…!
[首筋を這う生温かい舌の感触に思わず声を上げた。]
[ショーケースへ向かい、石を取り出すと対面してエレオノーレに見せて]
これがなんだかわかりますか?
サファイヤの原石です。
原石とはこのままで何もしなければ、なんの価値もありません。
そして私は思うのです。
この石自体を掘り出さなければ、その価値にすら気づかない。
誰にも見えてないただの石ころ以下。
だから私は――…
感謝してますよ。君の両親にね。
原石を掘り出して、その価値に気付かされてくれたことにね。
うぐっ…‼︎
[綱を引かれ、流石に疲れてきた。彼の指示に従うのは嫌だが、ベッドボードにもたれかかった。]
[効率を良くせんとしてか門を潜る指が増やされる感触にビクと背を反らし、首を振る。
海賊たちに繰り返し蹂躙されたそこは複数の指をとっぷりと呑み込むまでに拓かれているけれど、理性の戻った今は恐怖がたち勝るのだった。
ベリアンに施術せんとする男は、その機微も察したらしい。
異物を押し戻そうと蠕動する内襞に抗わず指が抜かれる。]
すまない、 自分でもどうにもならないんだ──
[癒されたい、けれども辛い。
潤んだ眼差しで正直に告げれば、包み込む質量を失った後庭が第三の切なさを点す。]
うそです…
だって そんなこと……
なぜ そのようなうそをつくのです?
私の心も体も支配するためですか?
私…私は…
帰りたい
帰りたいです
帰してください
[両親が自分を売ったなんて信じたくない、そう思い
冷ややかに見下してくるガラス玉を睨んだ。]
[ベリアンの背を抱く男は、そんなベリアンに失望した様子もなく、褐色の膚に接吻けを落した。
止めるとも我慢しろとも言ず、指の代わりに何か柔軟なものを押し込む。
瞬く間に隘路を遡及し、微弱に震えて汚濁を削ぎ落とすそれは粘性の強い水──あるいは薬だろうか。
悩む間もなく、男の囁きが思いがけない効用と診たてを示唆する。
気持ちいい、というのは、体調が良くなるというだけの意味ではあるまい。
注ぎ込まれたものが脈動する感触は媾合に似て、それでいて身体の芯を疼かせる。]
── あ、!
[動揺の混じった声が喉をつき、ベリアンは浴槽の縁に上体を預けて喘ぐ。]
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