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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
東方四玉、『東』の黝簾王国と『南』の辰砂王国の二国による新規航路開拓が終わってから数か月後。
黝簾王国の体制が変わり10年目という節目の式典が行われることとなり、
同盟国の代表者たちが、その場に一堂に会した。
2人目、ヴァイスヴァルト王国女王 ツィスカ が参加しました。
ヴァイスヴァルト王国女王 ツィスカは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[女王になってから一年。
やっと姉がいる国に来ることができた。
あたしは様々な方に失礼のないように会話していた]
[女王になってから一年。
やっと姉がいる国に来ることができた。
あたしは様々な方に失礼のないように会話していた]
精霊師 ギィ が見物人として参加しました。
精霊師 ギィは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
[聞きなれた声>>3に苦笑しながら、姉の顔を見る]
お姉さま?
丁度人が離れた所でしたからよかったけれど、もう少し考えて行動してください。
[抱き着いてくるよりはマシなのだけれど、苦言も口にしたくなる。]
(何を言っているのだ、この姉は。)
[ユウレン国に居着いてから――いや、最愛を得た後の姉は甘い、甘すぎる。
幼い頃からその片鱗はあったな、と記憶していたけれど。]
お姉さまが来たのは、あたしと会話するためだけですか?
[同盟国の式典とはいえ。
色々と腹の探り合いが発生したりしてるから、つい半眼で姉に確認する。]
いや、どうせだから旦那にも引き合わせようと――。
[妹からの問いに、紅は否定をしたが。]
ねえ、ツィスカ。
[しごく、不思議そうに首を傾げた]
…………姉さま。
ちょーっと、まずいかもしれません。
[御付きとしてついてきた妖精族のツェーザルは、
能力はあるのだが悪戯好きなのが悪い癖、だ。
妖精族にはよくある事、と言ってしまえば御終いだが。]
あー、もー。
とりあえず上三人に話しつけてツェーザル探してくる。
ツィスカも見つけたら捕まえなよ!
[そう言い置いて、ユウレン国のトップに伝えに紅は駆け出した。*]
精霊師 ギィ が村を出ました。
御付き妖精 ツェーザル が見物人として参加しました。
御付き妖精 ツェーザルは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
あ。
…………お姉さま、あたしが王宮の奥まで入れないのを忘れていらっしゃる…………?
[迎賓館の内部は分かるものの、
王宮の最深部などは客人という立場で入れるわけもなく。
深くため息を吐いた。**]
[こちらがヴァイスヴァルト王国女王の御付きとしてついてきた妖精、ツェーザル。
人との違いは大きさと背中についた蝶々のような羽と――]
ずーっと同じ場所にいて飽きたから、オレが抜け出してもしょうがねーよなー!
[この飽きっぽさである。]
いやー、面白いことが起きればいても良かったんだけどなぁ。
女王から悪戯すんなって言われてたからなぁ……。
[中空に羽ばたきながら王宮内に割り当てられた部屋に向かう。
自国に帰らないのは、役目を完全に放棄するほどの度胸はなく、体力もなかったからだった。]
……しかし、このままで終わるのもオレとしてはつまらんのよなーぁ。
[うーん、と頭をひねったところで、ナニカがツェーザルの面白センサに引っかかり。]
……お、なんか面白そうな空間の歪みあるじゃーん!
[空間におかしな歪み――おそらく自然発生したものだろう――を見つけ。]
ししし、ここにいる間我慢してるんだからこれっくらいの悪戯は許されるよなー♪
[……とてもとても上機嫌に、術をかけていったのはいいのだが。]
… … … … あり?
[先ほどまで歪みにかけていた術は妖精の目論見通り、成功したのはいいけれど。
どうやら、色んな所に空間の歪みが出現したり、消えたりしはじめたようで……。]
御付き妖精 ツェーザル が村を出ました。
妖精は、その場から逃げて誤魔化そうとしたところで、突如飛来したバケツによって妖精は歪みに飲み込まれていって。
残されたのは、どこにつながるのか、いつ現れて消えるかもわからない空間の歪みと。
歪みの磁場と妖精の術の副次効果の影響で、付喪神が三度動き始めるという事態だった。
3人目、ユウレン王国陸軍新兵 ロスリン が参加しました。
ユウレン王国陸軍新兵 ロスリンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 王宮内 ―
ねぇねぇイー兄、私らは何すんの?
「式典前も後も警備」
えー、折角の式典なのにぃ?
「お前…俺らの仕事は何だと思ってるんだ?
つかイー兄呼ぶな、仕事中は隊長だろ」
良いじゃん、イー兄はイー兄でしょ。
それは今も昔も変わらないっ!
「公私混同してたら他に示しがつかないだろうが。
ただでさえお前、陸軍統括の姪ってことで目立ってるのに」
ちぇ、分かったよぅ。
[配置場所へと向かいながら、ロスリンは旧知の部隊長と気軽に言葉を交わす。
現在直属の上司である部隊長は、ロスリンの叔父がかつて小隊を率いていた時の部下。
幼い頃から見知っているため気心が知れている]
叔父さんは式典に参列?
「そーなるな。
って…叔父さんじゃなくて陸軍統括な」
こまかーい。
「細かくない」
[何度目になるか分からないやり取りをしながら、ロスリンと部隊長は王宮の廊下を進んで行った**]
4人目、雲外鏡の各務さん アリーセ が参加しました。
雲外鏡の各務さん アリーセは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン王宮宝物庫・最深部 ―
……あらあらあらあら。
ちょーっと寝てる間に、また何か起きたのかしらあ?
[かたかたかたた。
あちらこちらから立ち始める音と共に零れ落ちるのは、とても楽しげな笑い声。
声の源は、最深部の古い鏡台の上に置かれた、丸まる子猫を模した古い手鏡。
不意に、そこへと向けて光が集い──それが弾けた後、鏡台の前には柔らかな金の髪の少女が一人たたずんでいた]
まったく、困ったこたちねぇ。
今日は、晴れの日なんじゃなかったかしらぁ?
……なのに、こんなに騒がしくしてぇ……。
[くすくすと笑いながら、少女はぐるり、周囲を見回す。
宝物庫に収められた品物の内の幾つかは、落ち着きなくかたかたとたとた、自らの意思で動き始めていた]
……まあ、いいわ。
せっかくの目出度い日なのだし。
各務さんも、じっとしてるの飽きたものねぇ。
久しぶりに、皆の顔も見たいし……。
というわけで。
遊びに行きたいこは、各務さんについてらっしゃいな。
外の子たちは、もう遊んでるみたいだし、みんなで一緒に遊んできましょ。
[にっこり笑って言い放つ。
その言葉に応じるように、宝物庫の中で動き出していたもの──古きを経て、付喪神と化した品々は一斉にかたかたことこと音を立て。
その返事に少女──ユウレン王宮で最も古く、かつ、恐ろしいと称される付喪神・雲外鏡の各務さんはとてもとても満足そうな笑い声を漏らした。**]
/*
陸軍統括の髪は金髪の可能性が高まりました。
なんてネタのためにこのキャラにしたとか何とか(
名前のスペル書くの忘れてメモが遅くなったwww
どうも、先にサブIDから入村の龍猫です。
メインIDのカナンは明日にするんだぜ…。
あっちはキャラの予約取ってるから後回しー。
よし寝る。
/*
そいやカナンの年齢どーすっかなwww
そのままでも1つ増えててもおかしくはないんだが。
折角だし誕生日来たことにするかなぁ。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
― 王宮内・廊下 ―
……さーてぇ、とぉ。
[足音を立てる事無く渡り廊下を進みつつ、各務さんは小さく呟いた]
あの子たちは、外回りの抑えに回るかしら。
……まあ、そこらに手を出す必要はないし……。
今回は、のーんびり羽を伸ばさせてもらおうかしらねー。
[それだけでも多分迷惑です、というのは。
きっと、言っても聞こえない。
後ろに付喪神になり切れていない古道具を引き連れつつ、のんびりのんびり、雲外鏡は歩いて行く]
うーん、やっぱり一人だと限界があるなぁ。
[と、ぼやきながら廊下を歩く。
姉以外でこの王宮内をある程度、歩き回れる人は知っているけれど。]
……フリスを呼んで探してもらおう。
[『フリス』は先祖が自国で荒れ狂う炎狼と氷狼を沈め、契約に至った精霊で。
炎狼である『フレア』は姉が。
氷狼である『フリス』は自分が契約したのだった。
……ちょっとしたアレソレもあるのだけど、割愛させていただくとして。
迎賓館の方へと足を向けて歩き出した。]
5人目、シンシャ王国第一王子 カナン が参加しました。
シンシャ王国第一王子 カナンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン到着時/王宮・謁見の間 ―
ご無沙汰しております、ユウレン王。
この度は式典へのお招き、誠にありがとうございます。
また、ユウレン新体制発足から10年の節目を迎えられたことを、心よりお慶び申し上げます。
[ユウレン王宮へ到着して早々、私は挨拶のためにユウレン王の下を訪れた。
ユウレン王とは、彼が我が祖国シンシャを訪れた際に何度か目通りが叶っている。
第一印象は、王と言う割には気さく、と言ったものだった]
ユウレンが同盟国、シンシャからは代表として私が。
それと……シンシャ女王より祝辞の文を預かっております。
お納めください。
[挨拶の後に懐から文を取り出し、ユウレン王へと差し出す。
文には口上したものよりも細かく書かれた祝辞と、今後も共に発展してゆかんと言った文章で締め括られていた]
いずれまた、合同事業や合同訓練等を行うことが出来たなら、と考えています。
ご検討頂けたら幸いです。
それではあまりお時間を頂くわけにもいきませんので、これにて失礼致します。
[交渉と言うわけではないが、そんなことを口にして。
私はユウレン王の御前を辞し、謁見の間を出た]
― 現在/渡り廊下 ―
初めて訪れたが……美しい場所だな。
[ここユウレンの王宮は桜月湖と呼ばれる湖の上に建てられており、それぞれの宮殿は渡り廊下によって結ばれている。
宮殿以外にも小島があり、それらもまた渡り廊下によって結ばれていた。
詰まる所、渡り廊下の下は澄んだ湖面が広がっているのである。
私はそのうちの一つの渡り廊下に立ち、眼前に広がる景色を眺めていた]
確か、騎竜が降り立つための島もあると言っていたか。
[恐らくはそこに竜舎があり、様々な竜が伸びやかに過ごしているのだろう]
竜か……。
[呟いて、私は僅かばかり眉尻を下げる。
私がこんな表情をする理由を知る者は限られた近親者のみ。
既に吹っ切れてはいるのだが、もし、と夢想してしまうのも事実だった]
…こんなことではいけないな。
[私はふるりと緩く首を横に振り、止めていた足を動かす。
もう少し王宮内を見て回ろうと、渡り廊下の先へと歩き出した]
/*
挨拶文が難産だったけど、ざくっと省略することで何とか書き上げた!
どうも、メイン龍猫IDになります。
ト書きが一人称なので忘れないようにしないと…。
ロスリンの方は三人称だしwwww
しかし人集め頑張らないとな。
最近忙しい人ばっかりだからなぁ…どうなるやら。
黒焔の剣士長 ヴェルナー が見物人として参加しました。
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 軍務総括執務室 ―
……で。
気づいてたのになんもしなかった挙げ句がこの状況か、おい。
[慌ただしさとは僅かに離れたその場所で、部屋の主がジト目を向ける先には漆黒の仔犬。
それは、焔思わせる尾を振りつつ、わふ、と欠伸をして見せた]
『……何かしろ、とも言われなんだからな』
そういう問題じゃねぇだろ。
ったく、この忙しい時分に、厄介な……!
[苛立ち帯びた声にも我関せず、漆黒の仔犬ははたり、と尾を振る。
その様子に、ユウレン王国軍務総括は式典のためにと整えられた頭を思いっきり、掻き毟った。
はっきりそれとわかる苛立ち帯びた様子に、仔犬はどこか満足げに喉を鳴らす]
『……そう、かっかとするな』
……せいでか。
『いずれにせよ、『外』と『内』、二方向から抑えねばなるまい?
あの異空、相当な遠方に繋がっておるとみて間違いないぞ』
ああ……だが、状況が状況だけに、手が足りん。
各国の要人が出て来てる状況で、国王や宰相が引っこんじまうわけには行かんし。
……『外』の方は、俺が動きがてら何とかできるが……『内』をどうするか。
[苛立ち帯びた声に、仔犬は思案するようにぱたり、と尾を振って]
『……なれば、『内』の支えは我が試みよう。
どうせ、式典とやらには我が出張るのは不都合なのだろう?』
[なんか言い出した]
……は?
いやまて、なんでそうなる?
『手が足りぬのであろう?
なれば、暇つぶしがてら、安定を図るくらいはしてやろう、というだけの事ぞ』
……って、あのな、お前。
『……それに。
遠方由来の力に、我が盟約領域を掻き回されるのは、面白くないのでな』
[入れかけた突っ込みは、さらりと返された言葉に途切れ。
軍務総括はは、と一つ、息を吐いた]
……ったく、仕方ねぇな。
たーだし、やり過ぎんなよ?
どうやら、付喪神も動いてるらしいし。
『……ああ、そのようだな。
案ずるな、我が自らあやつに関わる必然はない』
……お前になくても、向こうはわからんだろうが……。
[この突っ込みに、漆黒の仔犬は笑うような唸りと共に尾を揺らし。
それから、ふっ、と執務室から姿を消した。
……最愛たる紅より、事態の仔細が伝えられる>>14のは、その気配が完全に遠のいた後の事。**]
黒焔の剣士長 ヴェルナー が村を出ました。
6人目、黒焔狼 レト が参加しました。
黒焔狼 レトは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 軍務省への渡り廊下 ―
[とてとてとてとて、傍目呑気に歩いていた漆黒の仔犬。
その姿は、何の前触れもなく、とけてきえた。
直後にふわりと揺らめくのは漆黒の焔。
それは集い、人の形を作り出す]
……ふむ。
『ひと』の形をとるのは、どれだけぶりだったか。
元の形は忘れて久しいが故、どうなるかと思ったが……やはり、アレに似る、か。
[水面に映る姿を見やって独り言ちた後、それは大げさなため息を吐く]
まあ、いい。
ついでに、仮名代わりにアレの幼名を借り受けておこう。
……さて、それでは綻びとやらを辿るとする、か。
[一頻りぶつぶつと呟いた後、歩き出す。
その動きにあわせ、黒く煌く光の粒子が一度散って、消え失せた]
/*
と、いうわけで。
どうするか悩み悩み、結局ここに落ち着いた俺である。
……赤目でやんちゃっぽい、っていうのを前提で考えると、ここが一番近かったんだよなあ。
しかし、期せずしてダブル人外だな、これ。
[気づけ]
/*
とこ、ろで。
各務さんもそうになんだけど、『廊下』表記が多すぎて、どこに向かえばいいかで悩んでいるのだわ。
……ちなみに、今回は2ID漫才はしたくないのよ。
ちょっとこれは、おそろしすぎるわ……w
― 本殿に続く渡り廊下 ―
……あら。
[傍目賑やかな行進、その先頭の歩みがぴたり、と止まる]
珍しいのが、出て来たようね。
[呟きが零れたのは、別の場所で漆黒の焔が揺らめいた後。>>40]
まあ、おいたはしないでしょうけれど。
珍しいこともあるものだわー。
[妙にしみじみと呟いた後、また、かたかたことこと、賑やかな行進は再開される]
― 軍務省への渡り廊下 ―
……ん。
[しばらく歩いた所でぴたり、歩みが止まる。
紅の瞳がどこか気だるげに、湖上庭園の一つに向いた]
付喪神が出ている、とは聞いていたが。
……賑やかしい事だ。
[呟く視線の先には、ペタペタと音を立てて跳ねる、古びた草履が一組]
……さて、どうしたものかな?
[付喪神が動き回る事、それ自体は別に構わなかったりする。
『魔精霊』的には]
まあ、この形で動くのも、1000年近くやっておらぬしな……。
[そこまでできる状況になかった、というか、自分にそこまでさせても揺らがない盟約者がいなかったから、というかまあ、いろいろ事情はあるのだが。
久しぶりの『運動』もかねてちょっかいかけるかどうか。
渡り廊下の手摺に寄りかかりつつ思案する様子は、妙に楽しげなものだった。**]
― 王宮内廊下 ―
[配置場所へと辿り着く前。
廊下の分岐点へと足を踏み入れた時、ロスリンと部隊長は目の前を横切ったものに思わず足を止めた]
……イ…じゃない、隊長。
これってもしかして、噂に聞いてた、アレ?
「………なんっっっっっでこういう時に限って出るかな」
[目をぱちくりさせるロスリンとは対照的に、がっくりと項垂れる部隊長。
二人の目の前では手足の生えたタワシやら墨付きの筆やら硯やらがちっちゃな百鬼夜行をしていた]
「俺は上に伝えてくる。
お前はこいつら回収してから他にも動いてないか見回って来い」
えっ、私一人で!?
「この様子なら他でも同じこと起きてるから、他の連中と連携取れ。
…あ、各国の要人も来てるんだから、失礼のないようにな!」
りょ、りょうかい…。
[手短に指示を出して去っていく部隊長に対し、ロスリンは驚きの表情のまま承諾を返し見送った]
……うぅ、まさか噂に聞いてたのを目の当たりにするとは。
[付喪神が現れた事件に関しては叔父や部隊長達の愚痴大会を耳にしているので知っている。
仕官したからにはいずれ目にするだろうと思っていたが、まさか所属一年目から遭遇するとは思っていなかった]
でも負けるもんかっ。
これしきのこと乗り越えられないで居たらユウレン陸軍やってけないよ!
[ぐ、と握り拳を握り脇を締める。
その間も目の前を過ぎ行くぷち百鬼夜行。
ちょっとだけ物珍しくて近くにしゃがんで眺めてみた]
…………
[じぃぃぃぃ、と手足のついたタワシを見詰める。
タワシには一つ目が付いていて、見られていることに気付いたタワシがこちらを見上げた。
ロスリンはしばらくの間タワシと見詰め合う]
とったどー!
[どこかの漁師のような掛け声を上げて、ロスリンは片手で掴んだタワシを頭の上へと掲げた。
掴まれたタワシは、不意打ちとは卑怯なー、なんて言いたそうにジタバタ]
勝負とは無情なものだっ。
さぁて、と。
[タワシを掴んだまま、視線は他の付喪神へと移る。
それを見て足元の付喪神達は、ぴゃっ、と飛び上がった]
/*
くろーむでポップアップと表情差分見れるようになってるの忘れてたw
火狐で携帯版使ってたけど、今度からこっちにしよっと。
― 迎賓館・ツィスカに割り当てられた部屋 ―
フリス、力を貸してくれる?
[割り当てられた部屋に置かれた一振りのミスリル剣の近くに座る青い狼に声をかける。]
『ーー……いいよ。』
― 渡り廊下 ―
んー?
騒がしくなってきたかしら。
[相変わらず、当人は足音たてる事無く進みつつ。
かたかたことと、と言う音に紛れてもらすのは、楽しげな呟き]
まあ、仕方ないわよねぇ。
[何がどう仕方ないんですか、とか。
この存在を良く知る人物であれば即突っ込みが入りそうな呟きを漏らしつつ進んでいく。
その視界を過ったのは、何かに追われるようにきゃーあきゃーあと騒ぎながら駆けて行くぷち付喪神。
その内の幾つかは、こちらに気づくとたすけてー、と言わんばかりに駆けてくる]
あらあら、まあま。
[高位の付喪神でもある各務さんには、こんな感じで他の付喪神がよく懐く。
……その関係で、各務さんが起き出すと古道具の付喪神化が進行したりするのだが、まあ、それはそれとして]
なーにがあったのかしらー?
[駆けてきた付喪神を従う列に加えつつ、ちら、とそれらが駆けて来た方を見やる。
目に入ったのは、付喪神を追うようにかける姿>>53、ひとつ]
あら。
いつの間にか、かわいいこが増えたのねぇ。
[くすくす、と楽しげな笑い声と共にもらすのは、こんな呟き。
その背後では、付喪神たちがきゃーあきゃーあと大騒ぎしていた。*]
/*
やっぱり、こことは遭遇しておかないと、なのだわ。
[叔父上とも直接遭遇しましたものね]
さて、あちらはどう動かしましょね。
― 迎賓館・ツィスカに割り当てられた部屋 ―
フリス、力を貸してくれる?
[割り当てられた部屋に置かれた一振りのミスリル剣の近くに座る青い狼に声をかける。]
『こちらは構わない。』
[精霊の了承に、笑顔を浮かべ部屋の外へと共に出る。]
― 王宮内 ―
………あら?
[王宮内が何故か騒がしい。
自分の御付きがやらかしたことは、まだ一部しか知らないはずなのだが……。]
『何かが起こったようだな。
……まったく、騒がしいことだ。』
[ふん、と蒼狼は鼻を鳴らすのをみて苦笑が浮かんだが。]
『まずはアイツを探すのだろう?いくぞ。』
ええ、探しましょう。
[頷いて王宮内を歩き始めた。*]
― 渡り廊下 ―
まてぇーい!
[なかなか逃げ足早く捕まらない付喪神達。
ロスリンは捕まえようと手を伸ばしながら追いかけていく
握っているタワシの付喪神は諦めたのか手足を引っ込めていた]
捕まえるのって、こんなに、たいへんっ、 うわぁ!?
[壊してはいけないと言われているため、拳を揮うわけにもいかない。
場合によってはそうすることもあるが、この小さな付喪神達にやったら壊れるのは必定。
故に捕まえるのを念頭に置いていたのだが、彼らが逃げ込んだ先が何かに気付くと、驚いた声を上げて急停止した]
だっ、だれっ!?
[わたわたとするロスリン。
各務さんのことは話には聞いていても、目にするのは初めてであるためにそうとは気付けない。
その後ろに追いかけていた付喪神他多数が居ることに気付けば、うわわわわ、とまた慌てた]
― 渡り廊下 ―
[急停止して誰何の声を上げる様子>>59に、くす、と楽しげな笑みが零れる]
ふふふー、さぁて、誰でしょお?
[はぐらかすように言いつつ、こてり、と首を傾いでみせる。
身長的にはこちらが低いため、自然、見上げるような態になっていた]
お名前教えてくれたら、教えてあげてもいいんだけどー。
― 渡り廊下 ―
[付喪神が集まってくる様、楽しげな笑み>>60を見て、流石に人ではないだろうとロスリンは推測する。
相手の名を知るためにはこちらも名乗る必要があるらしい]
ろっ、ロスリン=チュアンだっ。
[見上げてくる相手を見下ろしながら、ひとまず自分の名を告げた。
尚、容姿もさることながら、女性にしては高い身長や少ない凹凸も性別を誤認させる原因となっていたりする]
― 渡り廊下 ―
はあい、よくできました。
[告げられる名前>>61に返すのは、間延びした声]
お名前を聞きたいなら、先に名乗らないと、めー、なのよ。
[からかうような口調で言った後、各務さんはひとつ、息を吐き]
さて、それじゃあ、ちゃんと聞かれた事に答えないとねぇ。
各務さんは、『雲外鏡の各務さん』というのよ。
……チュアン……という事は、あのこの縁者さんかしらー?
なら、各務さんの事は聞いてると思うんだけどー。
[いつぞも散々からかった相手の事を思い返しつつ、にこにこと笑いながら名を告げる。
見上げる瞳にあるのは、楽しげないろと、それに隠れた相手を見定めようとするようないろ。
なお、男女の別は特に気にしていないのが各務さんである。
何せ老若男女を問わず、他者を呼ぶ時はちゃんづけするくらいなので]
― 軍務省への渡り廊下 ―
……ん。
[ぺたぺたぱたぱたしている草履を眺めていたのはしばしの間。
とん、という軽い音と共に床板を蹴った。
捕まる捕まらない、よりも、今の自分がどれだけ動けるか、を確かめたい、という気持ちからの動き。
庭園まではそれなりの距離があるはずなのだが、特に気にした様子もなく欄干を飛び越え島へと向けて跳躍し]
[強すぎる力がまだ若い付喪神を事前にビビらせ気づかれたか、それとも単に目測を誤ったか。
理由は定かではないが、伸ばした手は付喪神に触れる事無く、草履はぺたぺたきゃーきゃーと逃げていく]
……む。
鈍ったか。
[ぽつ、と零れる呟きはやや、不機嫌なもの]
ま、逃げられたところで別に構わんが。
[物によっては、多分盟約者がうるさいのだが。
あれなら問題あるまい、と開き直った]
― 湖上庭園 ―
[少し歩いてみたくて、私は湖上庭園の一つへと足を踏み入れた。
庭園は整えられ、美しい花が咲き誇っている。
この王宮の庭園は、近くで見ても遠くで見ても調和が取れるように整えられているらしい]
………ん?
[そうして花を愛でながら時間を潰していると、私の背後を何かが通過して行く。
それも一度ではなく、二度三度。
バサバサと言う音は鳥の羽ばたきにも聞こえた。
鳥でも居るのかと振り返ると、視界に飛び込んできたのは大きな目]
うわぁ!?
[一時の沈黙の後、私は声を上げながら後退った。
目!? いやそれよりも、これは何だ? 傘!?
傘の柄が足になっているぞ!?
ちょっとしたパニックに陥っていると、こちらを覗きこんでいた傘のような何かは楽しそうにしながらケンケンと一本足で飛び跳ねながら離れて行った]
なん、なん、だ?
[何もせずに去っていく傘のような何かを呆気に取られながら見送る。
ユウレンにはアヤカシが居ると言う話は聞いていたものの、こんな風に遭遇するとは思っていなかったため、直ぐにはそれと直結出来ずに居た]
― 渡り廊下 ―
ぐぬ。
[名を聞きたいなら先に名乗りなさい、と緩い口調で窘められ>>62、ロスリンは唇をきゅ、と結んだ。
そう教えられて来たとは言え、この遭遇でそれが直ぐに出来るかと言われれば甚だ疑問だ。
相手の口調もあり、どこか納得行かないような表情を見せる]
[が、それも相手の名乗りで直ぐに驚きの色へと変化した]
へっ、各務さんー!?
[話に聞いていた相手が目の前に居ると知り、声も驚くものに。
散々苦汁を舐めさせられたことを聞いているため、引き気味の態度になったのは已む無し]
各務さんのことならおj…じゃない、陸軍統括や隊長達からも聞いてるよ。
いっつもいっつもやらかしてくれるって。
[陸軍統括との縁者であることは言い直した言葉からも知れよう。
各務さんの言葉>>63に答えながら、ロスリンはこくこくと首を縦に振った]
7人目、鋼の騎竜師 タクマ が参加しました。
鋼の騎竜師 タクマは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[自国とのパイプ役になって約2年。
なんでこんなことになってるんでしょーか。]
……最初はバカ妖精がやらかした、ってだけなはずなんだが。
[こちらに厄介となる原因の一端を見て、遠い目になった]
[自国とユウレンのパイプ役になって約2年。
なんでこんなことになってるんでしょーか。]
……最初はバカ妖精がやらかした、ってだけなはずなんだが。
[こちらに厄介となる原因の一端を見て、遠い目になった。]
― 渡り廊下 ―
[納得いかない、と言った風のロスリン>>69にまた、楽しげな笑みがもれる。
こちらの名を告げた後の反応>>70に、その笑いはより、深くなって]
あらあら。
相変わらず、酷い言い方してるのねぇ……今度会ったら、またらくがきしちゃおうかしら。
[やらかしてくれる、という物言いに最初に零れたのはこんな呟き。
それに応じるように、ぷち百鬼夜行に加わっていた筆がかたかた、と音を立てた]
まあ、いいわ。
各務さんが何か、聞いてるなら話は速いでしょうしー。
……で、ロスリン……リンちゃんは、このこたちをどーしたいのかしらあ?
[勝手な呼び名を付けつつ、首を傾いで問いかける]
このこたちはただ、遊びたいだけなのよー?
[各務さんの言葉をに同意するように、ぷち百鬼夜行はかたかたとんとん、自己主張をしている]
― 湖上庭園 ―
[あれもアヤカシか、それとも違う何かなのかと思案を巡らせていると、問う声>>72が聞こえて来る。
こちらを見ていると言うことは、私にかけた言葉なのだろう]
あ、あぁ、その。
今、傘に人の足が一本と大きな目が一つ付いた何かが、そこに。
[本当は鼻と口も付いていたが、私はそこまで気付けずに居た。
指差す場所には既に居ないが、何かが居たと言うことは伝わる…と思いたい]
― 渡り廊下 ―
相応のことされてるからだと思うけど…?
[またらくがきを、と言う各務さん>>73に思わずじと目。
かたかた動いた筆にも同じようにじと目が向いた]
どーしたい、って。
当然、悪戯しまくる前に回収するよ。
そっちは遊びたいだけでも、こっちにしてみれば迷惑なだけだもん。
[さも当然、と言った態で各務さんの問い>>74に答える。
同意するようにかたかた動く百鬼夜行には再びじと目]
式典があるんだから、あんまり大っぴらに動かれちゃ困るんだよ。
今は各国の要人だって来てるんだから。
[その人達に迷惑をかけられない、と。
言いはするが、既に被害が出ている>>68などロスリンは知る由もなかった]
― 渡り廊下 ―
[向けられたじと目>>76に、筆の方は怯んだようだが各務さんの笑みは崩れない]
ふふー、お仕事熱心なのねぇ。
[問いに返された答え>>77に、こんな感想を落として]
でもねぇ。
悪戯は、妖のお仕事の一つなのよー?
つまりぃ、このこたちも譲れない事なのだわー。
[人間側にしてみれば、知ったこっちゃない、という事になるのだろうが、各務さん的にはそれこそそんなの関係ねぇ、なわけで。
あっけらかん、とした口調で言い放った後]
それにぃ……このこたちが起きたのって。
その、他所からのお客様が関わってるみたいなんだけどー。
各務さんだって、それで起こされたんだし。
[さらっとなんか付け加えた]
― 湖上庭園 ―
[ぺたぺたと跳ねて行った草履を見送った後、ぐるり、周囲を見回す。
庭園に移動してきたのは、草履がいたから、というのもあるが自分がここにいる目的を果たすため、というのも一応、ある]
……さて、この辺りに綻びは……。
[などと呟く視界を横切って行くのは、妙に楽しげな白いぼろ布、もとい、白うねり]
…………こやつらにとっても、祭り、か。
[今回の式典、それが意味するもの。
諸々の事情から、それは魔精霊も理解している。
故に、大事にしたくない──という、盟約者側の事情もわかってはいるのだが]
……『当たり前』の式典など。
この地には、似つかわしくなかろうよ。
[そんな風に考えてしまうのは、遥か昔──それこそ、建国以前からのこの地を知るが故か]
そう言う意味では、今の状況は面白くはあるのだが……さすがに、捨て置けるものではないからな。
[どこへ繋がっているかの精査には至ってはいないものの、異なる場所への入り口が不自然に築かれている、というのは、魔精霊には容認できぬものだった]
……ここであれば、干渉も少なかろうし。
少し、辿ってみる、か。
[小さく呟き、緩く手を動かして宙に印のようなものを描き出す。
古い、古い時代に作られた術式による力の集中。
盟約者との約もあるから、そこは真面目にやらなければならない。
……もっとも、危険の度合い如何によっては、好き勝手に遊ぶ可能性は高い。
物凄く高い、のだが]
― 渡り廊下 ―
[妖側の言い分なぞそれこそ、知っちゃこっちゃねぇぇぇぇ!なのだが。
その辺りはお互い様な上に更にさらっと付け加えられたことに意識を取られ、その突っ込みは終ぞ出ることはなかった]
はぁ!?
お客様が関わってるってどーゆーことさ!?
[てっきりまた勝手に起きてきたのだと思っていたのだが、各務さんが言う>>78にはそうではないらしい。
各務さんが嘘を言っている可能性もあったが、何となく、それは無いように感じた。
この短い間の会話にも、嘘を言ってはぐらかそうとする気配が無かったためだろう]
― 渡り廊下 ―
[平行線は承知の上。
更なる突っ込みがなかった事もあり、それ以上は触れず]
どーゆー……って。
言った通りの意味しかないわー。
[飛んできた疑問>>83に、どこまでも悠然と返す]
今回は、誰も無理してないみたいだから、各務さん、ふつーに寝てるつもりだったのよ?
そしたら、ユウレン由来の物とは違う力があちこちに働いて。
それが、このこたちを活性化させて、各務さんも起こされちゃったのよー。
……つまり、他所からきた何方かが、何かやった結果が今、なのだわ。
[言いながら、わかる? といわんばかりに首を傾いでみせる。
なお、各務さんが起きた事で更なる活性化が起きていたりするのだが、そこは気づいていても触れはしなかった。
止めろと言われて止められるものでもないし、その気もないので]
― 湖上庭園 ―
つくも、がみ?
それはアヤカシなのか?
[紡がれた言葉>>82に返したのは問い。
アヤカシにも様々あるのだろうとは思っていたが、器物も変じるとは思っていなかった]
そう言えば、ユウレンには半妖なるものも軍に属しているのであったな。
そう考えるならば、アヤカシが王宮を闊歩していてもおかしくは無い……のか?
[語尾が疑問を含んだのは、言いながら、それはどうなんだ、と思ってしまったため。
声をかけてくれた相手は事情を知っているようだが、答えを知っているのだろうか。
私は彼の姿をまじまじと見遣る。
ユウレン王国の軍服では無いようだ。
……うん? どこと無く人とは違うような…?]
― 渡り廊下 ―
ユウレン由来の物とは違う力…?
えーと…。
[元々叔父と同じ物理型。
各務さんの言葉>>84をどうにか噛み砕いて理解しようとするが、どうしても時間がかかる。
そのため、誰かが無理をしていたら起きる、と言う各務さんの行動基点を聞いていながら注視し損ねた]
妖とかそう言うのじゃない、別の何か?
そう言うのを持つ人って誰か来てたっけ…。
[考えても要人については誰が来ている、くらいの情報しかなく、どんな力を持つかまでは知らない。
とりあえず、何か別の原因がある、と言うのは理解出来た]
───てーか、
だからって各務さんまで外でて闊歩しなくて良いのに!
[もう一つの突っ込みどころは見逃すことなく突っ込んだ]
― 渡り廊下 ―
[考え込む様子>>87を見上げる各務さんの姿は、身長さ他の外見を除けばどこか見守るような雰囲気をまとう。
とはいえ、それは鋭い突っ込み>>88が来るのと同時に霧散して]
えー。
せっかく起きたんだもの、動きたくなるのは当然だと思うわー。
好きに歩き回れるわけじゃないんだものー。
[もしも国の首脳──特に、宰相が聞いたなら楽し気に笑いながら言わないでくれ、と怒鳴りそうな事をさらりと告げた。
一方、背後でかたかたしていたぷち百鬼夜行は突っ込みの勢いに驚いたのか、きゃーあきゃーあと騒ぎながらどこかへ散らばって行った]
それに、各務さんが何もしてないのにこんな楽しい事になってるのに。
眠り直すなんて、勿体ないわー♪
― 渡り廊下 ―
[考え込んでいたために各務さんが纏う雰囲気>>89には気付けず終い。
突っ込めばさっきと変わらぬあっけらかんとした態度を取られるものだから、更に気付く余地は無かった]
楽しくなーい!
事態収拾させんの誰だと思ってんだ!
[実地で動くのは自分達にしても、目覚めた付喪神達を鎮めるのは力を持つ者達。
つまり主に宰相が動くことになるわけで。
それはそれでロスリン達にしてみればこわいことこの上なかった。
あの人、静かにキレるから余計に]
あっ、逃げんな!!
[各務さんの後ろに居たぷち百鬼夜行達が散らばるのを見て、ロスリンは再び声を上げる]
各務さんも動き回らないで大人しくする!!
[びしぃ、と指差したその手にはタワシ。
各務さんが居るお陰で再び手足が出てジタバタしていた]
― 渡り廊下 ―
まあ、あのことかあのことかあのこでしょうねぇ。
[事後処理を誰がやるのか、とか、その余波がどこに行くのか。
各務さん的にはそこら、完全に織り込み済みである。
わかった上でやっているのがタチ悪い……のだが、当然の如く悪びれた様子などはない。
敢えて名は上げずにさらりと言って]
やーよ。
次にいつ動けるのかわかんないんだし、大人しくなんてできないわー。
[びしい、と指差されて>>91も、動じた様子などはない。
背後の付喪神たちは逃げんな、と言われて更に加速したようだが]
……そのタワシちゃんとか、ああいうちっちゃい子たちは、脅かすと余計に怯えて逃げちゃうわよー。
それに、怒ってばっかりだと、かわいい顔が台無しなのだわー。
いえ、普段彼らは深い眠りについていて、このように騒ぎ出すことは滅多にありません。
[これは事実だからはっきりと言える。]
……と、大変申し訳ございません。
申し遅れましたが私は遥か西、
ヴァイスヴァルト王国とユウレン国の情報交換などをしている鋼の騎竜師タクマ・ヴァインズと申します。
[恭しく礼をした際、黒い尻尾がゆらり、と揺れた。
……この国の猫好きな女性陣のキラキラ光線に負けて、
尻尾だけ残して置いたのを思い出せば、何とも言えない顔になってしまうが。]
― 渡り廊下 ―
怒らせてんのは誰だっての!
[飄々とした各務さんの態度>>93にロスリンは、むきぃ!とする。
ここを流せない辺りはまだまだ若いといったところだろう]
あーもー、叔父さんらが愚痴るのも分かる気がする!
[頭にきているせいで呼び方も普段のものに。
手にも力が籠もったものだから、タワシは逃げられずにジタバタするだけだった]
ふーんだ。
逃げても捕まえてやるもんね。
各務さんも覚悟しろ!
[言って各務さんを捕まえようと手を伸ばす。
勿論、タワシを掴んでいない方の手]
― 渡り廊下 ―
あらあら。
[真っ向うから受け止めて、感情の起伏を見せるロスリンの様子>>95に上がるのは楽しげな笑い声]
素直ねぇ……ふふ、どこかの黒いこが喜びそうだわー。
[どこかで何やらやっている存在の事を思いながら呟いて。
手が伸ばされると、身軽な動作でとん、と欄干の上へ飛び乗りそれを避けた。
ふわり、銀色の光の粒子が舞って、風に散る]
……でーも、ねぇ?
各務さんにかくごしろー、っていうなら、自分も相応の覚悟をしないとダメなのよー。
[くすくす、と零す笑い声は、妖のそれ]
各務さんだって、伊達に長年付喪神はやっていないのだわー。
[言いながら、再度欄干を蹴って跳び上がる。
妖力を帯びた跳躍でロスリンを飛び越し、着地するのはその背後]
だから、覚悟もなんにもないこには、捕まってあげられないのよー?
[くすくす笑いながら、音もなく走り出す。
向かうのは、ぷち百鬼夜行が逃げて行ったのとは、逆方向]
― 湖上庭園 ―
そうなのか。
王宮にクリーチャーでも現れたのかと思ってしまったよ。
[問いに返る答え>>92に、私は安堵するように短く息を吐く。
クリーチャーにしては何もせずに去って行ったのが解せなかったのだ。
アヤカシなのであれば闊歩していてもおかしくないのだろう、と思い直しかけた時、それを否定する言葉>>94が続いた]
普段は深い眠りについている…?
ならば何故、今このようなことに……。
[お陰で別の疑問が浮かび、一体何が起きているのだろうと思案する羽目になる]
[直後、相手から名乗りがあり、私は思考から我に返った]
あぁ、こちらこそ名乗らずに済まない。
私はユウレン王国より南にあるシンシャ王国の第一王子、カナン・ユウゲツと言う。
今回の式典にシンシャ王国代表としてユウレン王国へと参じた。
以後、見知りおき願う。
[名乗らずの非を詫び、名乗り返しながら私は相手へと握手を求める。
視線の先で揺れる黒い尾。
それを見て私は僅かに首を捻る]
君は……君も半妖なのか?
アヤカシと共生するのはユウレンのみと聞いていたのだが…。
[彼の属する国、ヴァイスヴァルトでもそうなのかと疑問を口にした]
― 渡り廊下 ―
[伸ばした腕は空しく空を切る>>96]
このっ 、
[先程からの態度もあって逃げられるのが悔しくて、欄干の上へと立った各務さんに思わず足が出た。
叔父仕込みの蹴りが欄干の上目掛けて宙を滑るも、それすらも躱され、各務さんはロスリンの背後へと着地する]
相応の覚悟、って。
[何のこと、と問う前に各務さんは駆け出していて。>>97
捕まえるにはもはや遠い彼方]
[場数も踏んでいない新米の兵には覚悟やら何やらはまだ現実味の薄いもの。
交流などに関してもまだまだ経験が浅すぎた]
絶対捕まえてやるんだからっ。
[さて、何年先になるやら]
― 王宮内 ―
[仮に、問い>>101が届いていても、各務さんがこの場で答えを出す事はなかった……というのはさておいて。
背後から聞こえる声>>102に、各務さんはふふ、と楽しげな声で笑う]
……受け継ぐ者は、育ち始めているようね。
それ自体は良い事、なのだけれど……。
[穏やかさを帯びた表情でそう呟いて。
直後、各務さんはぴたり、歩みを止める]
……に、しても。
ほんとーに、何がどうすれば、こんな状況になるのかしら。
感覚的には、妖精の力っぽいのだけれど。
……そちらとは疎遠になって久しいから、上手く掴めないのだわー。
[かつての各務さん──精霊に属していた頃であれば、原因を辿る事も出来たろうが。
すっかり妖に馴染んだ現状では、それも容易くはなく]
……まあ。
今回は、成り行きと、『護り手』に、任せるべきなのかも知れないわねー。
[小さく独り言ちた後、各務さんはまた、音もなく歩き出す。*]
― 渡り廊下 ―
[各務さんを相手にするのは色々めんどくさい。
叔父達が言っていたことは本当だったと実感する]
妖って皆ああなのかなっ。
[怒り冷めやらぬままに呟いて、進路は各務さんとは逆の方へ。
悔しいが、今の自分では各務さんに手も足も出ない。
捕まえられないのなら、次に向ける矛先は決まっている]
あいつらどこ逃げたかな。
[各務さんとは別方向へと逃げたぷち百鬼夜行へと狙いを定め、廊下を進んで行った]
これが原因、とはっきり言えるものではないのですが。
……ヴァイスヴァルト国女王の御付きとして来ていた者が“ナニカ”しでかしたようで……。
[恐らくはその余波ではないか、という所感を口にする。]
― 王宮内 ―
……なにこれ。
[半眼となった目の前にいるのは、琵琶に顔と手足が生えたモノ。
アヤカシとそれに類するものは初めてみたため、弦を掻き乱しながら去るのを見送った。]
……変なのって、いるもんね。
『それで済ますのも正直いかがなものか。』
[同じく半眼となった蒼狼のツッコミを受けながら、探し人捜索中**]
― 湖上庭園 ―
……ふむ。
取りあえず、火急にどうこう、という手合いの物ではない……か?
[人には読み解くも叶わぬ古い術式を用いた探査の後、魔精霊が漏らすのは小声の呟き]
放置すれば厄介だが、領域を揺るがすものではない…………か。
何か事あるようなら、理持って正せばよい、と。
……これならば。
[ここで一度言葉を切り、一つ、息を吐き出して]
……ちょっとばかし、羽目を外しても、問題ねぇな?
[く、と上がる口許に刻まれるのは楽しげな笑み。
零れた言葉は、それまでとは口調のがらりと変わったもの。
……いや、10代後半の青少年、と見える外見には、ある意味では似つかわしいものではあるのだが]
最近は騒動事も少なかったし……後始末引き受けりゃ、文句はいわれねーだろ。
[引き受けたって言われます、という突っ込みは。
残念なことに、どこからも飛んでは来なかった。**]
/*
そもそも、昨日無駄にてんしょんかっ飛ばしたせいで睡眠足りてねーんだから。
無理せず寝ろや、俺。
しかし、よーやくレヴィンモードのスイッチに至れた……ここまで持ってくれば、も少し動かし易くなる、はず。
しかし、この人数ですたーと、は厳しいと思うが。
そこら、どーなるやら。
― 湖上庭園 ―
彼”ら”……そうか、複数居るのだな。
[常ではないとは言え、このようなこと>>107が時折起こると言うことは、ユウレンの人達も苦労しているのだろうな。
しかし式典のあるこの時期にこの騒ぎとは、何者かの作為でもあるのだろうか。
そんなことを思考した刹那、その原因たる断片をタクマの口から聞いた>>108]
ヴァイスヴァルト王国の?
それはまた……
[何と言えば良いものやら。
ヴァイスヴァルトに属する者を前に非難するわけにも行くまい。
表情を見れば相手もその御付きがやらかしてしまったことを気にしているようであることは知れる]
収拾の目途はついているのかい?
[何はともあれそこだろう、と。
私はタクマに問いを再び投げた]
[姿形についての問いへ返った言葉>>110は、世界は広いと思わせるものだった]
なるほど、アヤカシではなく獣人と言う種族なのか。
ヴァイスヴァルト王国は様々な種が共生している国なのだな。
[人同士でも争うと言うのに、異種族でありながら数多くが国に属し成り立っているとは。
余程良く国を取り纏める者が上に立っているのだろう。
なかなか興味深いものがある]
― 王宮内廊下 ―
こらぁー! 筆共ー!!
神妙にお縄につけぇー!!
[壁に落書きをしている墨付き筆の一団を発見し、指差して一喝する。
各務さんが言った通り、小物である彼らはぴゃっと飛び上がったが、理由は声を荒げたからだけではなかった]
《男女》
《鬼の血族》
《嫁の貰い手ねーぞタコ》
[壁には何やら聞いたことのあるフレーズが並んでいる]
[笑顔で言い放つのが余計に怖かったらしい。
筆の一団は這う這うの体で逃げ出した。
鬼ごっこ第二ラウンド開始**]
― 湖上庭園 ―
ええ。
[確認のよな言葉に頷いたが]
……いえ。
アヤカシの方は、ある程度満足したら戻る気はしますが。
[自国の方がさっぱりだ、と告げる。]
ええ、それは折り紙つきです。
女王でしたらこの式典に参加されてますので、恐らくお会いすることもあるかと。
[自分の御付きがやらかしたから他の人に任せきり、という選択は選ばないだろう。
(選べないともいうが。)]
8人目、ユウレン王国王宮付女官 ヴェルザンディ が参加しました。
ユウレン王国王宮付女官 ヴェルザンディは、落胤 を希望しました(他の人には見えません)。
― 王宮内・廊下 ―
[女は異変が起きた場所から離れていた為に、まだ喧騒に気付いてはいなかった。
近くにいる女官達と声を掛け合いながら、式典が始まるまでに終わらせようと掃除に励んでいたせいもある、が]
よっし、これで掃除してない所は無いわよね?
さ、それじゃ皆お道具片付けて式典の護…
[手が回らないと泣きついてきた女官に掃除のし忘れがないか確認した後、式典の護衛の準備に入ろうと言いかけて。
何やら廊下の向こう側からざわめきが聞こえてきたように思えて、眉を寄せた]
/*
大変申し訳ありません、村建てです。
[ハリセン待機正座]
開始日を18日24時(19日0時)から19日24時(20日0時)にずらすか、この人数で開始するかのご意見をメモにて伺いたいです。
― 王宮内・廊下 ―
…私の気のせいなら良いんだけれど。
何か聞こえてこない?
[一緒に掃除をしていた女官達に問いかけると、やはりあちら側が騒がしそうだと返される。
考えられる理由は式典の妨害でも起きたか、はたまた何かのトラブルか。
普通なら前者の可能性の方が高いのだろうけれど、ここユウレンの王宮では後者の可能性の方が大きく感じられるもので]
…ちょっと気をつけた方がいいみたい、ね?
私はあっちを見てくるから、お道具の片付けお願い。
何かあったら各自の判断で対処しましょう。
[長箒を同僚に渡し、後は任せてから自分は騒がしさを感じる方へと足を進めた*]
― 湖上庭園 ―
そうか…。
何か術があれば良いのだろうが…。
[タクマの話>>118を聞いて、私は小さく唸ってしまう。
怪異と呼べる類は門外漢、術を持つ者に頼らざるを得ない]
私は力になれそうにないな。
[私は済まなく思いながら軽く頭を掻いた]
そうだな、ご挨拶がてら話を聞いてみることにしよう。
[国について>>119はそう返し、頷く]
…そう言えば、どこかに行く途中だったのではないか?
時間を取らせてしまったな。
私のことは気にせず、すべきことを為してくれ。
― 王宮内廊下 ―
せぇえい!
[逃げる筆の一団を追いかけるロスリン。
タワシを手にしていた手を後ろへと引き上げた]
― 王宮内廊下 ―
[アンダースローで床スレスレを飛ぶように投げたタワシは途中で失速、床をバウンドして筆の一団から軌道を逸らした]
外したぁっ!?
[それたタワシは廊下の壁を跳ね返り、天井まで飛んで。
意志でもあるんじゃないかと言うように天井を跳ねてロスリンの頭に落ちてきた]
いだぁ!!
[タワシが当たった箇所を両手で押さえてしゃがみ込む。
その間に筆の一団はすたこらさっさと逃げて行った]
/*
それでは一日だけ開始日を延長し、19日24時(20日0時)に開始させていただきます。
ご意見ありがとうございました。[深々と礼]
― 湖上庭園 ―
そうですね……。
[怪異や術に関しては明るくないのは、こちらも同じだったから。
困ったように眉を下げた。]
― 湖上庭園 ―
さーて、と。
ここでじっとしてても仕方ねーし、どうするか、な。
[盟約者との約──『内』からの支えは、多分どうにかなる。
そう、割り切ったら強くなるのは本来の性質──つまり、騒動を好む魔精霊の本質。
盟約の事もあり、派手にやらかす事はできないものの、最近は盟約者が大人しかった事もあって、色々とたまっているらしい]
取りあえず、他んとこ移動して……っと。
[呟く視界を過るのは、さっきも通って行った白うねり]
……おせぇよ!
[白うねりが逃げ出すのと、魔精霊が地を蹴るのとはほぼ同時。
伸ばした手はひらひらと風に棚引くぼろ布の尻尾をがしっと掴む]
よっ、とと!
[掴んだ所で僅かにバランスが崩れ、足が水面に触れるものの。
瞬時に足元に力場を作り出してそれを蹴り、更に跳んだ。
ぱしゃん、と大きな水音が響く中、再度の跳躍で別の小島にたどり着く]
別に、お前らに恨みはねーけど。
ちょいとばかし、『力』はもらうぜ?
……この形、腹減り易いんだよ。
[にっこり笑って、掴んだ端から妖力を吸収する。
もっとも奪い尽くす事はなく、へろへろになった辺りで吸収自体は止めるのだが]
眼鏡をかけた女性で、もし傍に蒼い狼がいればその方が。
[ヴァイスヴァルト王国の女王陛下です、と目印になりそうなものをカナン王子に教えたのはいいけれど。]
……あ。そうでした。
申し訳ありませんが、お言葉に甘えさせていただきます。
[ヴァイスヴァルト式ではあるが、王族への礼をしてカナン王子の前を辞して。]
……態度、間違ってなかった、よな?
[自分の態度が他国の王子に失礼になっていなかったか、
少しばかり不安になったのは仕方がないかもしれない。*]
― 湖上庭園 ―
蒼い狼を連れた、眼鏡をかけた女性だな。
ありがとう。
あぁ、また機会があれば。
[ヴァイスヴァルト女王の特徴を聞いて>>133、私は辞するタクマを見送った。
二国間の伝達役を負っているだけあって、礼儀はきちんとしているようだ。
国によっての違いは目を瞑ることが出来るもの。
……握手が返されなかったのは少し残念だったが]
あちらでは握手は一般的では無いのかな。
[他国の文化もきちんと学ばねばならないと改めて思った]
/*
>>134みたいなことを書かれると突っ込みたくなるw
でもヴァイスヴァルトが西洋よりと考えると、この差はある意味合ってるw
― 湖面 ―
[へろへろになった白うねりは、近くの低木の枝に引っかけておく。
自然の気に晒しておけば、自然と回復してまた動き出すだろうから特に気にはしていない。
自身も広義分類では妖に属する存在だが、他のものに同類意識などはなかった。
……当然というか、付喪神の総元締めのような存在に対しても、慣れあい意識などはない。
いや、むしろあちらとは犬猿の仲と言えるだろう。
故に、その力を感じる方にはあまり行きたい、とは思わず、結果]
よ、と。
[王宮へと続く渡り廊下へ戻るのは避け、湖面に顔を出す岩から岩へと飛び移り、何かありそうな場所を探して移動開始]
― その頃、渡り廊下 ―
――ぷしゅん!!
[自身が噂されてるとは知らない女王は一つ、くしゃみをした。]
……タクマ、どこにいったろう。
[すれ違いが発生しているとは、分かってなかった]
― 王宮内廊下 ―
くっそー……また探し直しかっ。
[頭に落ちてきたタワシを拾い上げ、空いた手で何度か頭を撫でてから立ち上がる。
覚悟がないと捕まらない、と頭を過ぎったが、ふるふると首を横に振って霧散させた]
そんなもの無くても、捕まえられるっ。
[現に捕まえたタワシが一つ。
そうしてロスリンは再び付喪神を探すべく移動し始めた**]
― 湖上庭園 ―
それにしても…付喪神、と言ったか。
満足すれば大人しくなるとは言っていたが…。
[果たしてそれまで捨て置いて良いものなのかどうか。
だが勝手知らぬ私が動いて、事態収束の手助けが出来るのかどうか。
判断が難しいように思う]
下手に動いて迷惑をかけても、だしな。
[もっと詳しい者に指示を仰げたなら、と考えながら、ひとまずは湖上庭園に留まった**]
― どこか ―
『……主。』
……アレ。
ここどこ?
[ふと気がつくと、他国の王宮内で迷子になっていたようだ]
……どうしよう。
[慌てず騒がず。
けれどどうしよう、と悩みだした**]
― 王宮内廊下 ―
ちぇえぇいっ!!
[騒がしい原因その19は相も変わらず付喪神を見つけては鬼ごっこ中。
タワシも武器にしてみるが、付喪神が憑いているせいか精度は低い模様。
今は古下駄がカタカタ目の前を逃走中だった]
― 王宮内廊下 ―
《すかーん!!》
《───どごっ》
[スライディングにより蹴り飛ばされた古下駄は勢い良く壁に激突。
目を回して床の上に転がった]
ぃよっし。
[それを見てロスリンは満足げに笑う。
右手にタワシ、左手に古下駄一足を持って付喪神回収場所へと向かった]
― どこか ―
[とりあえず、分かる場所まで戻って見ようと、
先ほどまで歩いていた道を戻っていたのはいいけれど。]
……うーん。
これ、なに?
[目の前にはシャトランガの盤によく似た盤に、
手足が生えたもの。]
はっ
もしかしてこれがアヤカシ!?
[ぴしゃーん、と未知との遭遇にうち震えたが]
『……主。
恐らく違うと思うが。』
ぇー。
[どこかズレた会話をしているうちに、目の前にいた付喪神は何処かへと逃げていった。]
……あ、あー……。
どんな感じか、触ってみたかったなぁ。
[ふわふわのもこもこではないのは見た目で分かってはいたが、
自身の知識欲に負けたのだった。]
……歩こう。
[はふり、とため息をはいて再び歩きだした。
歩きだした先は<<黒焔狼 レト>>がいる方向だった]
― 湖上 ―
……ん?
[てんてんとん。
岩から小島へ、小島から岩へ、身軽に跳ねていた動きが不意に止まる]
精霊……か?
にしても、この感じは……。
[知っているような、違うような。
不可解な感覚に、渡り廊下近くの小島に足を止め、緩く、首を傾いで思案の素振り]
― 湖上庭園 ―
[改めて周囲を見てみると、何かを抱えて渡り廊下を通過して行く者達が目に入る。
あれらも付喪神と言うものなのだろうか。
手馴れた様子で動く器物を確保していく様子も時折見かけた]
ヴァイスヴァルト王国のヴァインズ殿が慣れているくらいだ。
ユウレン王国の方々にとっては対処法も身についているのだろうな。
[私は行き交う者達をつぶさに見、どのように対処しているかを観察した。
術で縛る者も居れば、物理的に沈黙させている者も居るよう。
共通しているのは、極力傷を付けたり壊したりしないようにしている、と言ったところか]
小さな物から大きな物まで様々あるのか。
[付喪神が複数居ることは先の会話で知ったが、想像以上に多いようだ。
こうして眺めている間にも目の前をひらひらと………]
─ 王宮内・廊下 ─
…さて、騒いでるのは一体どなたなのかしら?
[同僚達と別れ、ざわめきの聞こえたと思われる方向へと歩く。
メイドに似た服装に身を包んでいる上、得物らしい得物を持っていない女は知らぬものが見れば非戦闘員と思われる可能性が高いだろう。
何より、女の腰に提げてあるものは戦いとは普通無縁のもの。
それに手をかけながら、歩く速度を徐々に早めて目的の場所に辿り着いた女が目にしたものは]
…………何てこと。
[>>115いたずら書きだらけの壁と、点々と墨が落ちている床、だった]
─ 王宮内・廊下 ─
…………………
[呆然と壁を見つめていたら、どこからかカタカタわきゃわきゃ音が近付いてくるのが耳に届いた。
ぎこちなくそちらへと視線を向ければ、筆の一団が固まって動いている。
動く筆、ご丁寧に墨付きとなれば、おのずとこの壁と床の原因なのだろうと導き出せて]
─ 王宮内・廊下 ─
………あ ん た 達 ……覚悟なさい!
[すちゃ、と腰に提げたもの──ハタキを手に取り筆の群れを指し示した]
― 湖上庭園 ―
[それまで追いかける態を全く見せていなかったためか、単にのんびりした付喪神だったのか。
伸ばした手で目の前を舞う古書をそっと摘む。
古書はパタタ、と軽く暴れはしたが、手から逃れるほどの衝撃ではなかった。
私は両手で開いていた古書を閉じてしまう]
……これで良いのだろうか。
[開かないようにしてしまえば再び飛ぶことも無いだろう。
まだもぞごそ動いているようだったが、何とか抑えられそうだった]
ユウレン王国の誰かに渡すのが一番か。
[そう判断して、私は人の行き交う廊下へと足を向けた]
― どこか ―
[ふい、と蒼き狼が足を止め湖上へ視線を投げる。]
……ん、フリスどうかした?
『……良くない感じのものが、湖上に。』
ふうん?
[あたしは低く唸る契約精霊に首をかしげながらも、きらり、と目を光らせる。]
……どんなのか知りたいから連れてってくれる?
『(好奇心旺盛と言うのは、いいことではあるが。
立場を理解しているのか?)』
[してないと思う。]
― 王宮内・廊下 ―
あらあら、あちらもこちらも賑やかねぇ。
[渡り廊下の欄干に腰を下ろして呟く様子は呑気そのもの。
周囲には相変わらず、ぷち付喪神が群れているが特に気にした様子もなく。
誰かに追いかけられて逃げてきた付喪神が懐いてくるのをよしよし宥める様子は、少女の外見に似ず、お母さんっぽい何かがあった。
まあ、本質考えれば、という話だが]
まあ、この位賑やかでちょうどいいわよねぇ。
[良くありません、と。
宰相辺りが聞いていたら、ほぼ確実に突っ込みが入った事だろう]
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村建てはこの人数でやる場合の編成等はちゃんと考えているんだろうか…。
この人数だと絆落ちやら呪殺は抜いた方が良いと思うんだが。
─ 王宮内・廊下 ─
[女の得物はハタキ──にしか見えないが一応鞭である。
父方の実家の先祖が他国の者から譲り受けた何たらと由来のある逸品らしいが詳しく知る人はもう居ないらしい。
父が母と駆け落ちする際持ち出し、王宮内のハウスメイドだった母がハタキの柄に丁度良いからとハタキに改造して以来このままの状態で用いている。
と、まぁ話は逸れたが人間相手なら見た目のインパクトで油断させた所を強打、確保という流れが大体上手く行く。
のだが、無機物にはどうも通用しなかった]
──しまっ、…!
[ハタキで纏めてなぎ払おうとした所を、筆達がジャンプでかわす。
失敗したと気付き、上に向けてハタキを翻すも時既に遅し。
一斉に四方へとばらばら散らばって逃げられてしまった]
─ 王宮内・廊下 ─
[王宮付女官を務めてまだ長くはないが、つい半年前にも騒ぎがあった為付喪神に驚く事は無い。
自由にさせてる時間の分だけ面倒なのもわかっているから、失敗した悔しさ焦りはかなりのもの。
しかも、取り逃がした筆の一本が最後にしてくれた事が更に悔しさを煽ってくれた]
ばらばら散らばる一瞬の間、顔の高さまでジャンプしたかと思うと]
きゃわ!?
[大きくバッテンを書かれてしまったのだった]
― 王宮内廊下 ―
[さて、ユウレンの人に、と思い立ち移動を始めたが、そこらに居る者が顔見知りと言うわけでもない。
預けて大丈夫な相手なのかも判断がつかず、しばらくは右往左往する羽目になった]
しまったな…ヴァインズ殿に聞いておくべきだった。
[空いた手で後頭部を掻く。
辺りを見回しながら進んでいくと、動く器物に囲まれた人物>>155を発見した]
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カナンさん>入村締め切りは45分ほどで締め切る予定です。
編成は
8:銀、占、霊媒、守護獣、呪人、人犬、悪戯妖精+ダ
9:銀2、占、霊媒、守護獣、呪人、人犬、悪戯妖精+ダ
10:銀2、占、霊媒、守護獣、呪人、人犬、村、悪戯妖精+ダ
で行こうと思っています。
― 王宮内・廊下 ―
……あら?
[不意に、かたかたことこと、と足元にいた硯が音を立てる]
どーおしたのかしらー?
[相変わらず呑気に言いつつ、視線を感じてそちらを振り返る。
目に入るのは、呆気に取られる見知らぬ青年の姿。>>159]
あらら?
他所からのお客様、かしらー?
[問いかける様子は、一見すると無邪気なもの]
─ 王宮内・廊下 ─
ん、っもう!
何するのよぉ!!!
[墨が目に入らないよう反射的に目を閉じた為に、わちゃっと逃げ出した筆達を完全に見失ってしまった。
流石にまた此処に戻ってくることは無いだろう。
鏡を見なくても大きな×がついてると解る顔を顰めて、大きく溜息を吐き出して]
…また各務さん、かしら。
[事態が収束したらまずここの壁紙の交換と床掃除手配しなくちゃ、と考えつつ。
自分は顔を洗ってこなくっちゃ、と水場を目指し歩き始めた**]
村の設定が変更されました。
/*
そこに全ヒットする可能性は高くないだろけど。
銀×占で呪人占うと速攻で終わる事に気づいた。
いや、それもそれでありだけど、いちお。
村の設定が変更されました。
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