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昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、楽天家 ゲルト がやってきました。
楽天家 ゲルトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
山中にある小さな村、"白銀の村"
村へ行くには、土地の人たちだけが知っているわずかな踏跡に過ぎない、壁のような崖の中ほどに道らしからぬ道を通らなければなりません。
足を滑らせたりしたら、渓流まで落ちてしまうでしょう。
この難渋なコースが白銀の村への道。
そして冬となればその道も雪に閉ざされ人は行き来が出来なくなってしまいます。
来春、雪が消えるまで。
けれども、山野や河川の産物が豊富で自給の食糧はほぼまかなえるので村に住む人々は穏やかでしょう。
特にこの季節は冬に備えて物資を蓄えているから村は豊かです。
長きに渡る冬の間に削られていく、悲しい富ではありますが。
それでも。
冬、雪に閉じ込められて交通が途絶してしまっても、ほそぼそとながら火をともして春を待っていました。
けれども、
人狼が現れて被害者が出てしまえば、
村は救いようのない暗い世界へと――。
.
----------------------
さて、導入は此処まで。
村建てから幾つかお報せがあります。
【舞台について】
舞台は、中世時代の欧州。山中にある孤村です。
人口の少ない、小さな村です。自然が豊かなので村の人々は自給自足で生活を賄っています。しかし山中にあるので冬になれば雪で完全に閉じ込められてしまいます。冬の間は村を離れる者もいるかもしれませんが、基本的には訪れるものも出て行くものもいません。
プロの終わりには山中の道は雪に遮断されてしまうでしょう。村に出るのは危険です。
1日目以降、村人達は村の中に閉じ込められてしまいます。
施設等の詳細は決まっていません。言ったもの勝ちです。
【入村について】
・入村は12/9 23:00までお待ち下さい。
23:00になり次第、パスワードをwikiに掲載致します。
・12/12の7:00に1日目開始予定です。
開始24時間前には全員入村をお願い致します。
(リアルトラブル発生時は村建てまでご連絡下さい。入村した際にはwikiの参加CO欄にある入村へのチェックをお願いします。)
また、この村は事前に参加者を募っています。
ですが、11/11の7時を過ぎても、入村確認が取れない場合、予約枠を一旦解消し、飛び入り参加者を受け入れる予定です。
【編成について】
現在、狼2C狂1占1霊1狩1を入れた編成を予定しています。けれども、参加人数の変動によっては編成内容を変更する場合も御座います。ご了承下さい。
【メモ用テンプレート】
入村後、このテンプレートを参考にメモを貼って下さい。
(項目の追加や削除はご自由に)
■現在地:PCが現在いる場所。
■接続:在席・退席等、PLの状態。
■コアタイム:21:00〜、など参加できそうな時間帯を記載下さい。
□名前:
□年齢:
□外見:
□設定:PCの設定を記載下さい。
□NG:自分のPCにされるとPLが非常に困る事柄。
もしくは、見るだけでも辛い事柄を記載下さい。
(されるのが駄目なのか、見るのが駄目なのか、
明確な記載をお願いします。)
【進行について】
・基本48H更新、1日目はコミット24H進行予定。
最終日は任意で24Hコミットも可です。
以下、大まかな流れです。(詳細はwikiにて)
プロ:人狼の噂が流れています。
村に残っているのは、本の少人数。その夜、大雪に見舞われます。
1d:NPCは全員居なくなり、村は完全に封鎖されます。
2d:ゲルト死亡、疑心暗鬼の戦いが始まります。
【進行について】
・基本48H更新、1日目はコミット24H進行予定。
最終日は任意で24Hコミットも可です。
以下、大まかな流れです。(詳細はwikiにて)
プロ:人狼の噂が流れています。
村に残っているのは、本の少人数。その夜、大雪に見舞われます。
1d:NPCは全員居なくなり、村は完全に封鎖されます。
2d:ゲルト死亡、疑心暗鬼の戦いが始まります。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
楽天家 ゲルト が見物人として参加しました。
楽天家 ゲルトは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
失礼致しました。
先程の村建て発言に間違えがありましたので、訂正させて頂きます。
【進行について】
全日、48H進行となります。
最終日は任意で24Hコミットも可です。
楽天家 ゲルトが村を出て行きました。
その他注意事項・詳細についてはwikiをご確認の上、
何か解らない事や質問意見等ありましたら、
村建てへのSNSメッセージ、wiki内コメント欄でご相談下さい。
それでは、お待たせ致しました。
開幕の時間です。
皆さんゆるりとお楽しみ下さい。
村の設定が変更されました。
2人目、少年 ペーター がやってきました。
少年 ペーターは、C国狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―宿屋―
こんにちはー。
[軽く声をかけながら、勝手知ったるとばかりに宿の玄関をくぐる。
手にした籠には、森から集めてきたのだろう果物が盛られている。
既に冬の気配が色濃くなったこともあり、
集めるのに苦労したのか、細い指先はすっかりと赤くなっていた。]
果物、とってきたよ。
もうすっかり木々も禿げてきているから、
今シーズンはこれが最後かも。
[厨房の台に籠を置きながら。
寒さにぶるりと身体を震わせれば、
纏わり付いた外気が周囲に漂った。]
3人目、神父 ジムゾン がやってきました。
神父 ジムゾンは、C国狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[生活の為にと、まだ幼いながらに
自分に出来る働きをと仕事に精を出す。
宿屋にも、仕事の一環として顔を出していた。]
何か用事があるなら、おつかい行ってくるよ。
お役に立てること、なぁい?
[宿の者にそう声をかけ、鼻を赤らませながら笑顔を浮かべた。]
4人目、少女 リーザ がやってきました。
少女 リーザは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[冬の夜空は暗く重く。
その裡には何者をも拒むかの如き凍てつく風が吹き荒び、木々を不吉にざわめかす。
けれど高くには、夜を往く小さき背中を見守るかのように冬の星座が輝き、瞬いては柔らかい星明りを降らせていた。
だが、少女は眸を伏せたまま歩き続ける。
どれほど希い願い焦がれようと、その手が星を掴むことなどないと知っていたから。
仰ぎ見る美しき宙は、きっと惨めなこの身を照らしてしまうに違いないから。
零れ落ちる光は少女の白い頬を滑り、さらさらと淡雪のように宵闇に溶けて消えていった]
5人目、農夫 ヤコブ がやってきました。
農夫 ヤコブは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[やがて少女は村の共用井戸に辿り着くと、
両手に抱えていた桶を降ろし、鎖を手繰って釣瓶を暗い井戸の底へと沈める。
水面に釣瓶が落ちる音を確かめてから。
手袋の上からでも凍み通る寒さにじっと耐えて、水を汲み上げる。
夜のしじまに、しゃらしゃらと鎖が鳴る音と微かな息遣いだけが聞こえていた。
桶を水で満たすと、少女は額に薄らと浮かんだ汗を手の甲で押さえ、ほう、と白い息を吐くが。
休むことなど考えもしないのだろう、重たくなった桶を抱えて、今来た道を足早に引き返す。
早く帰って暖炉に火を点し、これから目覚める家人を暖かな部屋で迎えなければならない。
少女のやるべきことは幾らだってあるのだ]
6人目、負傷兵 シモン がやってきました。
負傷兵 シモンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 薪小屋からの帰り道 ―
……サク、サク。
[綿のように真っ白な雪に覆われ、周囲が静まり返る中。
雪を踏む音だけが微かに響いていた。]
[リゼット・フラマリオンが白銀の村の住人となったのは、二年ほど昔のこと。
ちょうど今と同じ、冬を迎える少し前。
村へと続く崖の中程の道で、衰弱死しかけていたところを拾われたのだ。
どうして、こんな山奥に独りで? と看病されるかたわら、至極当然な問いを向けられ、商人である伯父たちや姉と旅をしていたが、事故に遭遇し皆とはぐれてしまったと――途切れ途切れに口にすると。
村人はリゼットにパンとスープを与え、戸惑い固辞する彼女を余所に姉や伯父たちの捜索を行ってくれた]
[だが、捜索の末に見つかったものは、獣に荒らされた姉の遺体だけ。
伯父たちに関しては手掛かりすら見つけられず、遭難したものと結論付けられた。
何処にも行き場がなく、憔悴しきった痩せっぽちの少女に村人は同情もあったのだろう。
このままリゼットを村で受け入れると言ってくれた。
だから、リゼットは懸命に働く。
決して豊かとは言いきれない山奥の孤村で身寄りのない少女を養う理由など、それくらいしかないと知っていたから。
役に立てることを示さなければ”また、棄てられてしまう”と知っていたから]
[こうして与えられたベッドの中で。
時折、昏い瞳で思い出すのは伯父の――あの男の最期。
それは誰にも知られてはいけない、リゼットだけの秘密だ]
7人目、仕立て屋 エルナ がやってきました。
仕立て屋 エルナは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
………さむっ。
[呟いた言葉に乗せて白い息が顔のまわりを舞った。
この村に移り住んでそれなりの時は経つというのに、
この寒さにはなかなか慣れない]
[――やがて夜の蒼き裳裾は光に解け、陽光が白銀の村を照らすだろう。
そうして、いつの間にか光と色の満ちる世界の中で。
リゼットの双眸だけが何のいろも浮かべぬままに、ゆらり揺れる暖炉の炎を映していた*]
[――やがて夜の蒼き裳裾は光に解け、陽光が白銀の村を照らすだろう。
そうして、いつの間にか光と色の満ちる世界の中で。
リゼットの双眸だけが何のいろも浮かべぬままに、ゆらり揺れる暖炉の炎を映していた*]
8人目、パン屋 オットー がやってきました。
パン屋 オットーは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―広場のパン屋―
[店内の暖を刺し殺すかのように、冷酷な殺気を帯びた風が入り込んでくる。そう。これは冬の息吹だ。これまでの季節を殺して、白銀の世界へと塗りつぶす。これは、冷徹な侵略者の、季節の足音だった]
ふむ……。今年もこれくらいで、蓄えは十分だろうか。
[呟いた声は行くあてもなく、隙間風に晒される。蓄えは十分だが、しかし、この隙間風は何とかしないといけない。きっとこの状態を、お客は望んでいない]
何か、隙間風を防げるようなものはあっただろうか。
[店内に並ぶパンに対して写真を眺めるかのような視線を向けると、店の奥へと入っていくのだった。今日もお客には「期待通り」を届けなければならない]
9人目、青年 ヨアヒム がやってきました。
青年 ヨアヒムは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―村の広場―
…寒ィ。
[青年の吐いた息は薄白く空気へ溶けて消えていく。
生まれ育ったこの村で、一度たりとも欠けることのない一年の一節を飾る景色だけれど。
それでも、見上げる空の色がもう少し晴れやかであったなら。]
――…また、機嫌の悪ィこって。
[独り言ち、口遊むのは何時か何処かで耳にしたメロディ。
誰に届いても届かなくても、舌先は拙く音程を辿る。]
10人目、村娘 パメラ がやってきました。
村娘 パメラは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
まあよくあることだけどリゼットって聞くとどうしてもおさげ眼鏡娘の方を思い浮かべr
最初のひとりごとがこんなんですどうも・∀・
余所者なので血縁縁故を拾いにくいスタイル! そして苗字の頭文字はC
―村の広場―
…寒ィ。
[青年の吐いた息は薄白く空気へ溶けて消えていく。
この村へやって来てからというもの、一度たりとも欠けることのない一年の一節を飾る景色だけれど。
それでも、見上げる空の色がもう少し晴れやかであったなら。]
――…また、機嫌の悪ィこって。
[独り言ち、口遊むのは何時か何処かで耳にしたメロディ。
誰に届いても届かなくても、舌先は拙く音程を辿る。]
[開けた広場には一面の真白の中に踏み固められたと思しき足跡が幾つか点在した。
男はその一つ一つをなぞるように足を落とす。
きし。きし。
新雪に靴が沈む。
――…ころり。
歩くうちに、青年の背負う袋から鮮やかな色の赤い物体がこぼれ落ちた。]
まーた、落ちやがった。 ……詰め過ぎか?
[身を屈めて、一つを手にすれば、また、 …ころり。]
…キリがねえや。冬将軍に抗う小さなお仲間にでもくれてやるかねえ。
[呟けば、落ちたものはそのままに袋の口を固く締め直す。
寒さを凌ぐのは人も動物も同じ。気紛れに落とした穀物が動物達の糧に変じるならまたそれもいいだろうと。
軽くない袋を担ぎ直せば、青年はもう一度不揃いな鼻歌を奏でる。
行き先は気の向くままに。途中で誰かを見つけたならお裾分けを。
先に何処かへ辿り着いたなら幾つかを転がしておく心算。]**
/*
これがエルナの変顔、だと……
えー今回のコンセプトは
表:エルナって(ナカノヒトが)あんまり見たことないからいっそ自分でやっちゃえよ
裏:己の正義に殉じる
となっております
/*
エルナ、パメラ、ヨアヒムと続けて第一声が寒いなので、ちょっと面白いです。
リアルも寒いですし、気持ちはよく分かります。
[白い息を吐き出して薪を背負いなおし、雪で足を滑らせないよう慎重に歩みを進める。
白銀の村より遠く離れた地で起きた激しい戦い。貧しい村の出身故に、食い扶持を減らし家族の負担を減らすべく、自ら志願して兵となった。だが今から五年前の春に左足を負傷して、戦線離脱する羽目となる。]
(結局俺は何処へ行っても役立たずか。)
[自嘲気味になっていたが、他に行く場所がないために仕方なく故郷へと戻る途中で、白銀の村を通りかかった。そこで怪我に良く効くという温泉があると知って、じっくり腰を落ち着けて療養することを決意した。
お陰で今では左足を少し引き摺る程度で、日常生活には全く支障はない。力仕事も成人男性としては遜色のない程度にはこなせるまでに回復していた。]
/*
少な!?独り言少な!?
間違えて入村発言を削除してしまったヨアヒムですこんばんは。
予想以上に他の参加者様の入村ペースが早くてビビってるところ…。
つい人狼騒動村と聞いてお邪魔してしまいました…!
今回の目標は…他人様と積極的にコミニケーションを取ること…。
青年、がんばる。
希望は狼で…。通るかな…どきどき。
[その店は広場から少し外れたところにある。
住人がいなくなって廃屋と化していた建物を、わりと安値で譲り受けたもの。
看板だって街の仕立て屋のような洒落たものとはいかず、
木板に店名を自分で書いて店の外にぶら下げた。
白銀の村唯一の仕立て屋、
その名は『Bleiche Mond am Morgen』。
その意味は――明け方まで空に残り蒼白く光る月]
/*
そうそう、中身はCO表11番でちょいお騒がせした者です。
rinariaと申します。
RP村への参加はここで三回目という…緊張する。
1000ptだからそう多くはお話は出来なさそうなのと、配分が難しそうなのとで今からぷるぷるしてる俺です。
ところで、広場付近に幾つ店あるんだ…
11人目、旅人 ニコラス がやってきました。
旅人 ニコラスは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[はあ。はあ。
吐き出される息は、まるで白い煙のよう。
雪に紛れてしまいそうなほどに白い肌の男は、この村の出身だった。
敬虔なる神の僕として普段は巡礼の旅に出ているが、毎年冬になれば故郷に戻り、雪に抱かれて春を待つ。
ブーツに包まれた足先が、雪の冷たさでじんと痛みを感じ始めていた]
……うん。こんなものか。
[店の補強を終えると、値踏みするように補強箇所へ目配せする。大方、お客の望みを損なわない程度には目立たなくできただろうか。風の殺気も既に肌では感じない。或いは、こういったことに敏いお客は気付くだろうか。それならそれで、また改修を施そう。お客が望むのなら、きっと自分は見逃さない]
さて、今日は誰か来るだろうか。
[常連の顔も、何人か思い浮かべる。期待以上は無理でも、期待してもらえるのなら、その期待分だけは答えてみせる。望まれれば望まれるほど、きっとこの店は良いものになる。進化だ。この店は生きている。そう思えばこそ、あまり感情を持たない自分でもこの店が可愛らしく思えてくるのだから不思議なものだ。もし客が訪ねてきたら「いらっしゃい。今日のお望みは?」と尋ねるだろう]
/*
倫理観のぶっ壊れた神の僕。
死は神から等しく与えられる愛であり救済。
他人を殺める事を悪いと思っていない、本来の意味での確信犯的な悪人。
穏やかで礼儀正しい。
下種ではないが外道。
あ、やっぱ寒い寒い。冷える。
[ぱたんと小さく開けた窓を閉めてふるりと寒さのせいで身震い。]
よし。
[冷気に当てられて、眠気も吹っ飛ぶものだ。
息を吐いてを手を温めると、ようやくベッドから抜け出すのだった]
神父様は、いらっしゃるだろうか。
[村に着いたら、まずは教会へ。
神に旅の無事の感謝を。そして、神父に旅の報告を。
さくさく、さくさく。
降り積もる新雪が歩行の自由を奪う。
年の近い友人たちは、今も変わらず元気にしているだろうか――。
荷物を背負いなおし、村に残る友人たちの事を思い出していた]
せっかく表情ありなのだから使わないともったいないぜ!
と言いつつ、脳内相談した結果、家にしました。
拾えてないのですよ。
設定はまだ実は適当にしか決まっておらず。
親がいないくらいかな。親殺しした過去を持つというのは設定してるけれど、役職がなぁ。
…ええ、珍しく外でゲルトを見かけたと思ったら、
花盛りの村が人狼に滅ぼされた、なんて言うんですよ。
そんな冗談を言っている暇があったら、野菜運ぶの手伝ってください。
[先程瞳ににじませた動揺の色はすっかり消えていた。
ややうんざりしたような目でシモンにあらましを説明すると、ゲルトに野菜の入った籠を押し付ける。]
シモンさん、少しお手伝いしましょうか?
その足でこの雪道は大変でしょう。
[シモンの引きずられた足を見ながら、薪を運ぶことを申し出る。
日常生活に支障はないとはいえ、この雪道では勝手が違うだろう。]
[暖炉に火を点しているうちに微睡んでしまったのか。
この家の主であるパメラが起き出す気配を感じ、慌てて立ち上がる]
おはようございます。
顔を洗ってきて下さいね。
……朝ご飯の用意、しちゃいますから。
[寒い寒いと言いながら、ベッドから抜け出してきた家主にタオルを渡して。自身は暖炉に掛けていた豆のスープの温まり具合をみる]
/*
ペーター:10歳前後
リーザ:13歳
エルナ:20代
パメラ:21歳
オットー:20代半ば
ヤコブ:20代半ば
ヨアヒム:20代半ば
シモン:20代後半
同世代多いな
― 教会 ―
[星も凍てつくような冬の夜。
白い石造りの、古い小さな教会。外観は簡素で冷たい印象を持たせた。
礼拝堂は冷たい空気で満ちていて、…が吐き出す息は白く染まった。
流れる聖歌も祈りの言葉もなく、
祭壇には蝋燭が点り、ひとり佇む…の姿が浮かび上がる。]
へー。人狼、ねぇ?
[ヤコブに対して”冗談じゃないって、本当なんだってば!”と子供のように頬を膨らませるゲルトに興味深々な視線を向ける。]
人狼ってアレだ、夜になると人を襲うとか、月を見て変身して仲間を呼ぶとかって奴だろ?
村一つ滅ぼした、なんて。物騒な話じゃないか。
[内容は一応ゲルトの言葉を無下に否定するものではないが、口調にはあまり緊迫感は滲まない。]
[その店内で簡素な朝食をとりながら、
エルナはなんどとなく欠伸をかみ殺していた。
昨夜、今冬のための厚手のズボン作りの依頼をようやっとこなし、
これでゆっくり眠れる! とまで思っていたのだが、
立てつけの悪い窓からの隙間風のせいで目が覚めた。現実はなかなか厳しいものである]
これで頼まれてた分は一通り済んだけど……ううん。
大丈夫かって言われると……あたしの、冬支度。
―――ちっとも大丈夫じゃなーい!
[暖炉の火があかあかと揺れる室内で吐くため息は白く凍らない――が。
先の言葉の通りまだ完璧とは言えない己の冬支度のことを思えば、
身も凍るような心地が僅かにする]
/*
<現在地>
宿屋:ペーター
村はずれの道:ゲルト・ヤコブ・シモン
パン屋:オットー・ヨアヒム
パメラの家:パメラ・リーザ
仕立て屋:エルナ
教会:ジムゾン
12人目、シスター フリーデル がやってきました。
シスター フリーデルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 教会 ―
[訪れる者の姿(>>26)を見れば。久しぶりに見るその顔に目を丸くし、普段沈みがちな表情を明るくして小走りでそちらへ近寄り。珍しく弾んだ声で彼に応える。]
……ニコラスさん!
無事に帰って来てくれて……よかったです!
[浮かべた表情は、表情に乏しい彼女にしてみれば珍しくも笑顔。
ニコラスは神父を探していることはすぐに解った。]
神父様に、旅の報告ですか?
ええ、いらっしゃいますよ。こちらに、どうぞ。
[ニコラスを神父の元へ(>>33)連れて歩き。その途中。
外を知っているニコラスならば、この話の真偽も知っているのかもしれない、そう思って]
……そういえば、最近村で不穏な噂が流れています。
人に化けた獣が人間を人知れず襲っているとか何とか……
外では……どうなんでしょうか。
[心配そうな表情(こういった表情をしていることのほうがはるかに多いのだが)でニコラスに問いかけ。
その答えが得られるかどうかはさておき。]
そういえばニコラスさん、長旅でお疲れではないですか?
温かいスープなど、お持ちしましょうか。
[ニコラスが望むのならば、急ぎ彼女は移動し、厳冬を乗り切るに相応しい、温かいスープを入れて戻ってくる。
彼女が二人の話に立ち会うか、それとも離れるかはニコラスとジムゾンの意向次第**]
/*
おおう年長者不在の悪寒
そして教会組揃ったわはー シスターとは仲良くしときたいねんナカノヒトの好み的に
ナカノヒトはペーターリーザニコラスまでは分かった
シモンがちょっとあやしいけどたぶんあってるよね
[この村に住む前の事は、ほとんど覚えていない。
おぼろげに、大きな町並みの記憶はあるが、それでもはっきりとした記憶が残る頃には母と2人でこの村に移り住んでいた。
母は、敬虔な信徒であったから、自然と男もそれに倣った。
教会へのミサは欠かさず出席をしていた。
しかしその母も男が10を過ぎた頃に亡くなり、男は孤児になった。――当時、村に赴任していた先代の神父にも、村の人たちにも、随分と世話になったものだ。
男はますます神の愛に感謝し、傾倒していった。
隣人を愛し、村の恵みに感謝し、誰かが助けを求めれば快くそれに応じた。
そうして、決して体格に恵まれているわけではないが、それでも成人する頃には旅に耐えるほどには逞しくなり、春になれば村を出て冬になれば戻るという巡礼者となった]
[パメラはどうして自分を家に置いてくれるのだろう?
何度も問おうとして、けれど口にすることの出来ない言葉を飲み込んで、口にするのは別のこと]
いってらっしゃい。
もう、スープをよそっちゃいますね。
[そう言えば、彼女だけではなく、パン屋のオットーも行き場のないリゼットに自分のところに来ても良いと言ってくれた。
大人の男が怖かったから、パメラの元に置いてもらうことにしたが、
厚意を受け入れられず機嫌を損ねたオットーに酷い目に遭わされるのではないかと、最初は随分不安に思ったものだ。
――そんなことを考えていると]
そうですね。
宿屋の暖炉の火が消えるようなことがあっては、それこそ村のみんなが困る。
[シモンの言葉>>31に納得したようにうなずく。]
ならお持ちしましょう。
…いえ、僕の小屋の薪は充分にありますから。
[シモンは自分の申し出を断らなかった。
彼が背負った薪を受け取りながら、良かったら持って行くかとの言葉>>35には軽く首を振る。
遠慮ではなく、この冬を越せるだけの薪はすでに蓄えてある。]
では行きましょうか。
ちょうど宿屋にも野菜の配達を頼まれていたところです。
さあ、ゲルト。
[子供のように憮然とした様子のゲルト>>34にため息をつきながら促し、宿屋に向かって歩を進めた。]**
[―――が、それも本当に僅かな間のこと]
ま、……なんとかなるよね! 今年も!
[一人満面の笑みを浮かべるとスープの残りを飲みきった。
こうも自信満々になんとかなると言い切れるのには、
村の人達の助けを借りて、この村での厳しい冬を乗り切ってきた自負もあるが、
何よりエルナの性質ゆえのものであると述べた方が通りが良い。
彼女は実に楽観的な思考の持ち主なのだ。
それはもう、村に住む金髪の青年とは結構気が合うくらいには]
[やがてスープを飲み終えると食器を片付け]
ズボンを引き取りに来たらー、その後は……、
冬支度のために休みにしてもいいかな? いいよね?
[くすくすと笑いながら店を開ける準備に取り掛かる。
人狼の噂がエルナの耳に入るのは、もう少し先のこと**]
/*
<現在地>
宿屋:ペーター
村はずれの道:ゲルト・ヤコブ・シモン⇒宿屋へ
パン屋:オットー・ヨアヒム
パメラの家:パメラ・リーザ
仕立て屋:エルナ
教会:ジムゾン・フリーデル・ニコラス
・・・・・・、うん。
[ぱしゃりと冷たい水を顔に付けて、タオルで覆いながら、1人ごちに頷く。
自分の両親が他界してからしばらくは1人で暮らしていた。
その頃には大体はやれるようになっていたし。
そんな中、行き場のない彼女リゼットと、一緒に暮らしてからというものの――
色々とよく働いている。
起きたら暖炉には火がついてて、朝ごはんの準備があって]
なんか、うん。申し訳ないわね。
[彼女のしたいようにさせたいし、彼女がやりたいのであれば、させるが。
お礼はしたいところ。
何か喜ぶものがあればいいのだけれどもね、と心の中でそう思いながら、うーんと思案顔で戻ってくるだろう。]
いただきます
[今日はどこにいくか、色々と話かけたりしつつ、朝ごはんをいただこうか]
広場は行くとして・・・、リゼットはどこか行きたい場所ある?
[行く場所リクエストを聞くべく、そう問いかけて。
あれば「じゃぁ、そこも行こう」と、一緒にいくつもりであることを伝えたことだろう。**]
/*
<年代>
ペーター:10歳前後
リーザ:13歳
パメラ:21歳
フリーデル:20代前半
エルナ:20代
オットー:20代半ば
ヤコブ:20代半ば
ヨアヒム:20代半ば
ニコラス:20代半ば
シモン:20代後半
ジムゾン:20代後半
こんな感じ?
もうちょっとおじ様たち来るかと思ったけど若者の村になったね。
/*
極力にぱ〜☆を使う。使い倒す
あと一部面々を略して呼ぶ! 呼ぶよ! いちどやってみたかったん……
[BBSでも略して呼んだ覚えがない程度のあれ]
オプション01も使いたいなー温泉に入る時とかに。帽子着脱はロマン
/*
病に倒れた母親を、本人の望みでとどめを刺したのが最初の殺人。
その時の穏やかで幸せそうな死に顔を見て、死こそが救いであると確信に至る。
なぜ死にたくないと思うのかが不思議で仕方がない。
[薪を辞退するヤコブにお礼を言うと、ヤコブから籠を受け取って、少しふらつく風情のゲルトに苦笑を向けた。]
ゲルトもたまには体を動かさないと。食っちゃ寝食っちゃ寝していると、将来困るのはお前だぞ?さ、宿屋へ行こう。
[折角仕入れた噂への反応が想定以上に芳しくなかったことにゲルトはあからさまに不満を抱いていたが、宿屋と聞いた途端「他の人にも人狼の噂を聞いてもらう!」と気を取り直したらしく、ヤコブの促しに従って歩き始めた。
自分も二人の後に続く。]
― 宿屋→
― 宿屋 ―
[薪を指定の場所に仕舞う。宿屋の正面は、薪小屋に出かける前に雪かきをしたばかりだから、すっきりと片付いていた。]
「じゃあ僕、他の人探してくるね!」
[宿屋の玄関に辿り着いた途端、そわそわと落ち着かない様子になったゲルトにおうと返事を返した。]
慌てすぎて、廊下で滑って転んだりするなよ。……嗚、ヤコブから頼まれた野菜運びの仕事は最後までちゃんと終わらせるんだぞ。
[年長者らしく?釘を刺してから、ヤコブに向き直る。]
手伝ってくれて感謝する。お陰で助かった。
そろそろペーターが来る頃だろうから、俺は厨房に行ってみるわ。
[村中の店に顔を出している少年の顔を思い浮かべながら、ヤコブにお礼を行った。**]
[冷たい夜だった。窓から垂れ下がった帳から夜気が降りて来る。
…は腰を低くして両肘を祭壇の上につき、左右の手を組み合わせた。その手に自らの額を押し当てて瞼を閉じる。吐く息は白い。
ゆっくりと顔を上げ、遥かな高みに掲げられた十字架を仰ぎ、一言、小さく呟いた。
かみさま。
そう、…が囁いたところで、古めかしい扉がギイッと大きな音を立てる。風が吹き、祭壇の蝋燭が瞬いた。
姿勢を直して、胸の前で十字を切ると扉の方へと向き直る。]
[扉の向こうから姿を見せたのは、同じ職場で毎日顔を合わせているシスター。「フリーデルさん。」と呼び慣れた名を口にする。
次いで、…の視界に映ったのは、
昨年の春に旅に出て、それきり。]
…ニコラス、さん。
村へ戻られていたんですか。
[久しく顔を見ていなかったニコラスとの再会に…は名前を呼ぶのに躊躇った。
ぎこちないながらも、柔らかい笑みを浮かべて、]
おかえりなさい。
[そういえば、夕飯に頂いたフリーデルの作ったスープは美味しかった。
二人でテーブルを挟み食事をしたんだったか。ジムゾンは余り話そうとしなかったから、特に会話らしい会話はなかったが、スープは冷え切った身体をじんわり温めてくれた。**]
― 宿屋厨房 ―
おう、ペーター。そろそろ来る頃だと思っていた。こんにちは。
[厨房の暖炉に薪を追加していると、想定通りの人物に声をかけられた>>2。しゃがんだ姿勢のままゆっくり振り返り、口元を緩める。]
これだけ気温が下がったら、もう果物は無理だろうな。
お疲れ様。折角ペーターが取ってきてくれたんだ、味わって食べないとバチが当たるな。
[厨房の台に置かれた籠の中身に目を細め、いつも通り軽口を叩く。
冬の間はわずかに残った人々が細々と過ごす村では、余所者と言えども働かねば足手まといになってしまう。宿屋の温泉で療養を始めた頃こそほとんど手伝いらしい手伝いはできなかったが、今では宿屋で必要な大抵の仕事はこなせるまでに回復していた。]
そういえば――
[パンの、鼻腔を直接擽るような香に混ざり、冬の香をにわかに感じたことがきっかけか、或いは冬という言葉からそこはかとなく脳裏に焼き付く白色に当てられてか、巡礼の旅へ出ている友人の歩く姿が、アルバムのページをめくるかのように頭に浮かびあがるのだった]
――そうか、そろそろそんな時期にもなるのか。
[…は冬という季節がニコラスの帰還を意味する季節であることを思い起こすと、導かれるように店の扉へと視線を送る。彼は果たしてここを訪れるだろうか]
と言っても、初めに訪れるのは教会なのだろうけど。
[扉に向けて呟く言葉はどこか虚しさを帯びて凍りつき、消えて逝く。気まぐれに、溜め息をついて見せると首を二、三横に振る]
どのみち、僕ほど歓迎という言葉が似合わない男もいないだろう。
[彼が店にやって来るとしたら、何を望むだろうか。或いは、何も望まないということもあるかもしれない。そもそも訪れてこないということだって。いずれにせよ、ニコラスが店に訪れるのであればまるで1日ぶりに会ったかのように対応するだろう]
[ふと視線を下げると、経てきた時間の長さを物語るような古い砂時計が視界に入る。いつしかお客が小物でも置いたらどうかと提案してきたために倉庫から引っ張りだしてきたものであるが、これが手に持ってみるとなかなかに心地が良い。流れる時間がゆっくりと、手の先から背骨を伝って脳髄まで伝わるような、不思議な感覚に陥るのだ。それが、思いのほか母親にでも抱かれているような心地を覚える]
果たして、これはいつからあるものなのか……。
[そんなことを考えながら、或いは口に出しながら砂時計をひっくり返してみると、まるで図ったかのように扉を叩く音が聴覚に飛び込んできた>>32]
……ん。いらっしゃい。僕に用なら入って来てくれて構わないよ。
[今は閉店しているわけではないから用が無くても入って来てくれて構わないのだけれども。と、そのことについては敢えて口に出さずに応えるのだった]
/*
さてさて、RP村初参加のkatyabotyaです。ご迷惑おかけすることもあるかもしれませんがよろしくお願いします(ぺこり
オットーの設定ちゃんと扱い切れるかが心配。*/
/*
ニコラスは、会った時に拾えばいいかなっと思ってたけどオットーみたいな拾い方もあるんか。ふむふむ。
一応全員と少しお話はしておきたい所存。
林檎配りで結構回れるかな?
/*
はた。入ってから灰使ってなかった。
wikiではずさーでしたが、村入りは一番乗りでした。
自分待ちわび過ぎーと思ったら、皆入村早かった!!
キャラや設定等被ってたらごめんなさい。(ぷるぷる)
設定的に霊能者かC狂か狼がいいのだけど、希望弾かれそうな気がするなー……(´・ω・`)
ま、まぁ弾かれたら弾かれたでいいか。うん。
がんばろう、おー……!
/*
いつもついつい狼ばかり希望してしまうので(狼好き過ぎである)
たまにはそれ以外がいいかな、とか……。
なーやーむー。
嗚呼、そうだな。
明日か明後日……いや、早ければ今夜にでも雪が降り出すかもしれん。そうなる前に冬支度は十分しないとな。さっき小屋から薪を補充してきて正解だったよ。
[ペーター>>65に返事しながらお湯を沸かす。
自分も小さい頃から大人に混じって故郷の漁港で働いていたから、村のあちこちの店に顔を出している勤労少年に対して親近感を持っていた。尤もペーターにはペーターなりの事情があるのだろうと思っているから、安易に”大変だな。”とか”頑張れよ。”とか言ったことは一度もないが。]
ところで、オットーのところには薪が十分あるか?
俺もあとで顔を出してみる予定だが、もし足りないようならいつでも薪小屋から持っていって構わないと伝えておいてくれよ。
[ペーターが身を寄せているパン屋では、仕事柄当たり前のことだが薪が欠かせない。
このあと新たに雪が降ったら大量の薪を持って移動するのは大変だろうと判断して、念のため声をかける。]
そうそう、この前ペーターが取ってきてくれたマルメロ。蜂蜜漬けにした奴がちょうど食べ頃になっている筈だ。
ちょっと待ってくれ、今取ってくる。
[暖炉で冷たくなった手を温めるペーター>>66に告げると、勝手口を出て備蓄小屋に向かい、蜂蜜漬けの瓶をひとつ抱えて戻ってきた。
かちっと音を立てて蓋を開け、匙にとろりとすくいとって珈琲カップに入れた黄金色の蜂蜜を、厨房にいる人数分お湯割にする。]
天気が崩れるときに体調を崩したら大変だ。これは喉の炎症に効き目があるから、風邪もばっちり防いでくれるぞ。
今日持ってきてくれた分はジャムにする予定だ。オットーの焼いたパンに合わせると、きっと美味しいだろうな。
[言外に”こういうときは遠慮なんてしなくていいからな。”との意味を含ませて、ペーターにカップを差し出した。]
ピシッ
[右肩に走った痛みに、思わず籠を取り落す。]
…っ!
[しばらく反対の手で右肩を覆っていたが、痛みは一瞬のことで、再び重い籠を持ち上げたときにはなんともなかったので、すぐにシモンのあとを追った。]
―宿屋厨房―
[厨房へ着くと、ちょうどシモンとペーターが話しているところだった。>>60>>61>>65>>66]
やあ、ペーター。
おつかいかい?
[声をかけながら、シモンが入れてくれた蜂蜜の湯割り>>68を手に取った。]
ちょうどよかった。
パン屋にも野菜の配達があるんだ。
少し手伝ってくれないか。
ゲルトは当てにならないからさ…
[これまでにもこの少年には何度か配達や農作業を手伝ってもらい、わずかな小遣いや食事を与えていた。
自身の生活も決して裕福とは言えないため、十分な見返りを与えることはできなかったが。
それでも文句ひとつ言わない幼い少年には、それなりの敬意を持っている。
苦笑しながら、カップに口をつけた。
酸味を含んだ優しい甘さが雪道で冷えた身体を温めてくれるようだった。]**
ん、ヨアヒムか。いらっしゃい。今日のお望みは?
[何やら袋を担ぐヨアヒムが店内に入ってくると>>64、冷気が再び熱を食らいに侵入してくるのだった]
ん……林檎?
[林檎が出来すぎたから貰ってほしいと言う彼の背負う袋からは、成程確かに床におろすと、質量の籠った低音がくぐもるうめき声のように鳴り響くのだった。
彼が差し出す林檎の赤は小川の清流を思わせる鮮やかさを保ち、ヘタの端の瑞々しさと絡んでその新鮮さを厭味なく主張する。そんな果実を見て真っ先にパンの具材としてどのような役に成るだろうかと考えるのはパン屋としての性だろうか]
……うん。そういうことなら貰おうかな。
[つぶやくように告げながらヨアヒムの瞳を一瞬だけ窺うと、付け加えるように一言添える]
この林檎を使ってパンを作るから、もし良ければ後でまた来ると良い。代金はいらないから。
[言いながら、何を作るか思考を進める。ヨアヒムに希望があるようであるのなら、その期待通りのものへと仕上げるだろう]
ご近所さんにお裾分け、ってなぁ。
[諾と返事が返れば、早速袋から半分程を取り出し、積み上げる。
ひぃふぅ。数えるのはただの口遊び。
無造作だけれど、隙間なく袋の中に収まった果実が幾つかなんて、男にもわかっちゃいないから。]
…まーた読まれちまったか。
実は、頼もうと思ってたんだ。
[僅か交差した視線のあとに告げられる言葉には苦笑を。
このパン屋には言葉にしなくても考えが伝わることがあるようで、分かり易い顔なのかねえと頭を掻いた。]
でも、ま。ありがとな。
焼いてくれんならシュトーレンがいい。
[そろそろ、旅に出ていた昔馴染みが帰って来る頃だから、とは言わない。
ただ、焦がすなよーと付け足して戸へと手を掛け]
焼ける頃にはささやかなお裾分けも終わってるだろうさ。
…楽しみにしてる。
[残す言葉には期待を乗せて。
引き止める声が無ければひらりと振る手を最後に外へと。
誰かの姿が見えればすれ違いざまに挨拶くらいはして見せるだろう。]**
―少し前・パン屋―
シュトーレン、かな。
[巡礼の旅に出ている友人を思い起こした>>62後で、自身の記憶に確認を求めるように呟く。人の期待というものには半ば超人的に敏いという自信はある。おそらくきっと、彼はシュトーレンを望むだろう]
……ん。外れたら外れたでまた焼き直せば良いし、今のうちに用意しておこうか。
[材料は自家製のドライフルーツと軽く煎った木の実、あとはバターとアーモンドあたりか。ヤコブから届く野菜をアレンジして使ってみるのも面白いかもしれない。用意するといっても、この時期は無作為的にドライフルーツを切らさないようにしており、何を使うか考えるのみだった]
あとは……今日手に入るものがあれば加えていこうかな。
[考えを大方まとめると、特別に気合を入れるということもなく、普段通りのパン作りを始めるのだった。ヨアヒムから林檎を受け取れば、少し勿体なく思いつつもその一部をドライフルーツにして使っただろうか]
[シモンがお湯を沸かす様子を横目に眺めながら、>>67
ぱちぱちと暖炉の火が爆ぜる音を聞く。
未だ年若いとはいえ、この村で生まれ育ったペーターにとっては、
冬の驚異は肌に染みていた。
かつては平和な家庭で暮らしていた少年が、今は一人
村のパン屋に身を寄せているのも、
冬の猛威が全てを奪い去ったからなのだ。]
薪はどれだけあっても足りないですからね。
オットーさんに運ばせるのも申し訳ないですし、
足りないようなら、僕あとで取りに行きます。
[オットーの手は、パンを焼くための大事な手だ。
薪を運ぶなどの仕事は、なるべく自分がやった方がいいだろうと、
世話になっている彼の為、少年なりに気を遣っているのだった。
まだ雪が積もっていないこの時期ならば、
それほど力の無い自分でも、荷車を用いて薪を運ぶことが出来る。]
[マルメロの蜂蜜漬けが運ばれてくれば、自然と笑顔が零れる。
働くことは、少年にとって苦ではない。
むしろ、自分が働いたことがこうして村人達の生活に関わっていることを見ると、幼い自分でも役に立てているのだと嬉しくなる。]
ありがとうございます。
いただいていきます。
[熱々のお湯割りをシモンから受け取り、ふーと息を吹きかける。
ふわりと漂うマルメロの香り。
ジャムを作って貰ってオットーのパンとあわせて食べるのもいいが、
残った果物であとでパイを作って貰うのもいいな、などと
少年らしい食欲としばし葛藤していた。]
[甘い蜂蜜の風味と温かな湯割りが、冷えた身体を芯から温めてくれる。
シモンの優しさに感謝しながら、少しずつ口をつけていれば。]
あ。ヤコブさん、お疲れ様です。
[野菜を届けに来たらしいヤコブの姿が見えて>>71
笑顔で声をかける。
彼もまた、自分に仕事を与えてくれる恩人の一人だ。
幼い自分に出来る作業など、たかが知れている。
それでも生活に困らずにいれるのは、仕事をさせてくれる村の皆と
自分の身を預かってくれるオットーのおかげだった。]
はい、では店に戻る前にそちらによっていきます。
ゲルトさんは……そういえば、寒くなってきたからそろそろ冬眠の準備だーみたいなことを、少し前に言ってましたよ。
[ゲルトの名が出れば、くすくすと笑みが零れた。
冗談めいたことを言いながらも、
居眠り好きな青年が村の皆から愛されていることは、
少年もよく知っている。]
/*
そういえば入村と同時に宿の人に声をかけてしまったけど、
レジーナさんがいないだけでなく、宿関係の人元々いなかったんだよね……。
シモンさん、拾ってくれてありがとうございます……!
すっかり宿がメインになるものとばかり思い込んでいた、よ……!
[シモンやヤコブと話をしながら、そっと腰に提げた布袋に手を添える。
先ほど届けたのとは別に、今年採れるおそらく最後かもしれない
マルメロの実がそこには入っている。]
(あとで、オットーさんにパイを焼いてもらおう)
[日々働きに精を出していて、娯楽の少ない少年にとって
彼が焼いてくれる甘く温かなパイを食べるのが
小さな幸せとなっていた。]
[お世話になっているのだから、何かお手伝いをしようと
自分で焼いてみようと見様見真似で焼いてみたことはある。
だが、どうしてもうまくいかない。
結局手伝いは他のところで行って、パンやパイを焼いてもらうのは
オットーに任せるのが一番という結論に達しはしたのだが。
それ以来、少年の中では
美味しいパンを焼いてくれるオットーの手は、
魔法の手なのである。**]
まったく、ゲルトには困ったもんだな。
ペーターを見習ってほしいくらいだ…
[ペーターから告げられたゲルトの言葉を聞いて、ため息をひとつ。
再びカップに口をつけた。
とはいうものの、ヤコブもゲルトを嫌っているわけではない。
3年前、心身共に大きな傷を負って村に戻ってきたヤコブが、ようやく農作業を再開できるまでに回復したのは、以前と変わらぬ様子で接してくれたゲルトや友人たちのおかげなのだ。]
[――3年前、農場を知人に任せ、恋人と連れ立って旅に出ていたヤコブは、なぜか一人で戻ってきた。
肩に大きな傷を負い、瀕死の状態で倒れているのを村人に発見され、どうにか一命を取り留めた。
身体が回復した後も多くを語ろうとはしなかったため、彼に何があったのか知るものはいない。
友人たちも、無理に聞き出すことはなかった。
ゲルトをはじめ、友人たちの見舞いの甲斐あってか、抜け殻のようだったヤコブにも徐々に表情が戻ったが、その笑顔にはいつも、どこか哀愁が漂っていて、村人たちとも少し距離を置くようになっていた。]**
/*
名前:ヤコブ・ブレナン
年齢:20代半ば
一人称:僕
口調:年上には敬語、年下にはため口、同世代には敬語だったりため口だったり
以前はそれなりに人付き合いもあったが、3年前の“事件”以来、少し距離を置くようになり、心から笑うこともなくなった。
― 厨房 ―
[薪が足りない場合は、自分が運ぶと言うペーター>>79へ分かったと返事をしながら、自分の分のカップに口をつけた。寒い外に出たあとなので、温かい飲み物は体を温めてくれる。]
薪は十分ある。遠慮せず持っていってくれ。
[厳しい冬に備えて小屋一杯に薪を蓄えてあるが、さて教会や村に残った人の家は大丈夫だろうかと考えをめぐらせた。そこもあとで訪問してみようかと今後の予定に組み込む。]
いやいや。寒い中ペーターが頑張って集めてくれたお陰だ。遠慮することはない。
[お礼を言われて>>80、少し照れくさそうに空いた左手を上下に振る。
自給自足が原則の村では、互いの助け合いがなければ生活が成り立たない。
ペーターの労働に対する考えは知らなかったけれど、何かあったら遠慮なく頼ればいいと思っている。]
[…のぎこちえない笑みに返って来たのは、穏やかな笑みだった。>>73
巡礼の旅を終えたばかりという、ニコラス。今年の春、「主の大いなるご好意において、毎日無事に貴方がこの巡礼を歩き通すことができますように。」と祈りの言葉と共に見送った彼が目の前にいる。
旅の報告を聞けば、こくりと頷いて、]
今年も無事にニコラスさんが帰ってきて良かった。
巡礼の歩みを通して、心の整い、平和、祈り、そして主の愛を感じたことでしょう。
それによって、主と共なる楽園の光を感じることができますように。
[説明でもするように、淡々と話しを続ける。
…の緊張していた表情がわずかに綻んだ。]
[それから、…がそうしていたように、ニコラスは祭壇の前に跪き神へと祈りを捧げた。祈りのあとは他愛もない会話を交わし、一宿を勧める。
宛てがった部屋の鍵をニコラスへ渡す際、]
長旅でお疲れでしょう。
ゆっくり、おやすみなさい。
[1年前と変わらない、親しみさを込めた声で。
挨拶を済ませればフリーデルにも声を掛けて、その日は床に就いた。]
[ヤコブとペーターの会話を聞きながら、ゲルトが冬眠の準備と聞くと軽く噴出した。さすが楽天家とあだ名されるだけあると。
勤勉とは言いがたいが、村人に愛されているのも、大らかで明るく、誰にでも話しかける人懐こい性格の賜物だと思っている。因みに自分が始めて村を訪れたとき、宿屋まで案内してくれたのもゲルトだったなと五年前を懐かしく思い出した。]
……そういえば、ヤコブ。
[なるべくさりげない様子で、肩を軽く回しながら話しかける。]
最近冷えてきたせいか、力仕事をした直後は体の節々が調子悪くてね。俺も遂に年を取ったか?って結構ショックでかいんだが、レジーナさんに言わせると、近頃冬季に村を離れる人が増えてきたから、一人当たりの負担が増えているんじゃないか?だそうだ。
でも宿屋の温泉につかると、翌日凄く楽だ。あれは助かるぞ。
[三年前ヤコブの身に何が起きたか知る術はないし、本人も積極的に話そうとしない。故に極力それに結びつくような単語は口にしないよう気をつけながら、さりげなく肩を休める方法を口にした。
但し実際にどうするかは本人に任せなので、強要する気は全くない。]
[朝の支度を済ませた…は教会の裏庭へ居た。
庭には霜が降りていて、歩くたびにパキパキと硬質な音が足元で鳴った。
雪に埋もれる前にと、庭の草花は抜くものは抜き刈るものは刈って捨ててしまった。そうしないと春、雪が融けた後、倒伏した枯れ草がみっともなく、庭の立ち上がりそのものも遅くなると聞いたからだ。
だから現在、庭には何もなかった。裏庭に来てはみたものの特に何もする事はない。]
[草木ひとつ生えてない淋しい風景にぽつりと零す。]
…何か植えましょうかね。
今度、ヤコブさんに何が良いか聞いてみましょうか。
[今は何もないが、春夏にはパセリやセージ等のいくつものハーブが裏庭を飾っていた。
先代の神父は花を植えていたそうだが、…に花を愛でる趣味はなかった。この教会へ赴任して数年は放っておいた。
けれども、ずっと裏庭を放置しているのも…、とフリーデルと話しをして。花を植えるぐらいならば、使えるものを植えたもの方が効率が良いだろう。
そう考えて、ヤコブに相談したのがつい1年前の話し。
それからはヤコブからアドバイスを受けながら、村の少女のリーザと共に草木の世話をしている。]
[会話が区切りがついた頃を見計らって、飲み終えたカップをテーブルに置き、窓の外をちらりと見た。]
さて。俺は村に残っている人に、薪が十分あるかどうか聞きに行ってくる。さっきよりも随分雲が厚くなってきたようだ。天気が崩れる前に帰ってこられるといいんだか。
皆も気をつけてな。カップは俺があとで洗うから、そのままテーブルに置いてくれればいい。……それじゃ、行ってくる。
[三人に手を振ってから、厨房をあとにした。**]
― 厨房→
/*
2日めになってようやく設定が決まり始める私。
PL発言は変顔で行こうそうしよう。
とりあえずこの子の本性をなるだけ隠しつつ進めるのがセルフミッション。
そして土壇場で本性を明らかにすべし。
多分村人になるだろうが問題ない、というより人狼になってしまうと逆に困るのだ。
/* レジーナ取ろうか迷ったんですが私のRP引き出し的にレジーナで陰鬱RP出来る気がしなかったんで泣く泣く外したのです……申し訳ないれす
不安定なトコのない女性RPってほんっと苦手なんですよう。
え――…全滅って、それって……。
[いまいち事情が飲み込めていないかのように、
目を口をぱくぱくと開閉する。
その言葉の意味を知ってはいても。
村一つという少年にとっては大きな世界が滅びてしまうなど、
なかなか理解が追いつくものではなかった。]
[かつては双子として、自らと魂を分かち合った相手もいた。
だが、今はもういない。
少年にとって、“死”は無縁の存在ではないのだ。
だが、それも村一つとなれば、話は違う。
物語で見た“人狼”の存在と、ゲルトの言う実在する村での被害と。
両方が頭の中でぐるぐると駆け回る。]
……あとで、図書館で調べてみようかな……。
[幼い頃に読んだ本が、いまだ残っているかはわからないが。
他にこのぐるぐるを解く手がかりがある訳ではなく、
ぽつりと呟くのだった。]
―回想 昨夜、聖堂にて―
[コン、コン。
ゆっくりと聖堂の扉を二度叩き。]
神父様。ニコラスさんが、長旅から戻られました。
神父様にお会いしたいと。
[旅人の帰還を神父に告げて、扉を開き、祭壇に礼。そして神父に礼。>>57
この空気を感じると自然に背筋が伸び、表情も僅かに引き締まる。>>73
ニコラスの感謝の言葉を聞き終え、一晩の宿を提供するという貸出に頷いて。
その部屋はいつ誰が来ても良いように掃除もしてあるので、これ以上フリーデルにやることもなく。
ニコラスが聖堂を出たのを見届ければ>>59、自分も丁寧に礼をして席を外す。
その後は半ば自分のプライベートスペースと化している教会の一室へ。
平穏な一日を神に感謝して、その日は床についた。
外でも、やはり人に化けた獣の噂話があるというのは確かなようだが>>46、しかしこの村は大丈夫だろうという予測を、頭の中で蘇らせ、たまに頭を振りつつも。
そうしているうち、睡魔が訪れた]
[それからしばらくは厨房にきたゲルトとシモン、ペーターのやり取りを見守っていた。
相変わらず子供のような振る舞いのゲルトに軽く茶々をいれつつ、“人狼”という単語が出れば、ほんの少しだけ眉を顰め、理解しきれていない様子のペーター>>99>>100>>101には、ゲルトのいつものほら話だと、安心させるように肩に手を置いただろう。
やがて話がひと段落したころ]
さて、僕もそろそろ次の配達先へ行かないと。
ペーター、ちょっとだけいいかい?
[外に停めた荷車までペーターを連れて行き、パン屋に配達するはずだった野菜を籠ごと渡すと、「籠は次の配達のときか、農場に用のあるときでいいから」と告げ、そのまま次の配達先へと向かった。
先に教会向かおうか。
そろそろニコラスが戻ってきている頃だろう。
1年前、神父に相談を受けて庭に作ったハーブ畑の様子も見てみたい。
それともエルナの仕立て屋を先にしようか。
以前に頼んだ作業服ができているようなら、ついでに受け取りたい。
など、思案しながら。]**
―朝 教会 広間→裏庭→―
[ジムゾンと共に――あるいは、ジムゾンやニコラスと共に――朝の祈りを捧げ>>93。
朝の聖堂の掃除はジムゾンの仕事であり、朝の広間の掃除はフリーデルの仕事である。
ジムゾンに手伝いを断られたニコラスがこちらを手伝いたいというのであれば、こちらもまた、「申し出だけ、有難く頂戴します。」とやんわりと、しかし頑として断るだろう。
広間の掃除も色々と手順もあるものだし、それ以上に、旅から帰ってきたニコラスにはもっと、すべきことがあるはずだと。
さて掃除を終え、ここで彼女はふと気づく。
神父は恐らく裏庭に居るのだろうと踏み、裏庭に……かくして、探し人はそこに居た。]
神父様。エルナさんに頼んでいたもの、今日出来上がる日ではありませんでしたか?
広間の掃除が終わりましたので、私、取りに行ってきます。
[そのようにジムゾンに伝え。
冷たく新鮮な朝の空気を大きく深呼吸して、仕立屋『Bleiche Mond am Morgen』へ向かう]
―教会→仕立屋前―
[フリーデルが仕立屋『Bleiche Mond am Morgen』のすぐ近くまで訪れたその時。
店内から聞こえてくる、エルナの声。 >>37
――ちっとも大丈夫じゃなーい!――
エルナらしい声と言えばその通りだが、何かあったのだろうか、と。
心配な想像をするよりも先に、体は動き出していた。
彼女にしてはいささか乱暴に仕立屋のドアを開いて]
エルナさん!エルナさん!?何かありましたか!?
[とかなり慌てた様子で店内に入り、息をするたびに軽く肩を揺らして、顔を上げ。
エルナの顔を眺めれば……当の本人は涼しい顔でスープを飲み終えたところ。>>48]
[数秒、ぽかんと口を開けて。
何もなかった、ということを理解し切って]
……何もなかったようで、良かったです。
……おはようございます、エルナさん。
[少々ばつの悪そうな表情を浮かべて、先ほど乱暴に開いたドアを丁寧に閉める。]
教会からの注文の品を受け取りに参りました。……出来てますか?
……。
……いえ、何でもありません。
[だけども、声を掛けておきながら口を噤んでしまう。
「頼んでいたズボン、宜しくお願いします。」と言って今度こそ見送った。]
/*
このリデルかわいいな! わはああー
移住時期をいつにしようか迷いつつ潜伏していた まだ未定でもいいかなプロは長いし
・∀・{なう ろーでぃんぐ ……
― 宿屋→
[再び雪を踏みながら、ゲルトがペーターに噂を話したときのことを思い返す。
ペーターの様子>>100を驚いていると解釈したのか、ゲルトは満足げだった。
しかし違う思いを抱いたらしいヤコブは、いつものほら話だ>>104と付け足した。人狼で全滅した村をあまり信じていないだけでなく、おそらくペーターをフォローする意味もあったのだろうと感じている。]
図書館か。
俺は本とかあんまり興味ないけど、古い資料が保管されているらしいし、行ってみる価値はあると思うぞ。
[ペーターの呟きを肯定するような言葉をかけておいたが、やっぱりいきなり全滅と聞いても、いまひとつ実感が湧かない。
因みにゲルトはじゃあ他の人のとこにも行ってくると、ヤコブとほぼ同時に何処かへ姿を消した。]
― →教会
よう。ジムゾン、いるか?
[何処に行こうか悩んだ結果、まず先に教会を訪れた。
数年前に赴任してきたジムゾンは、年齢が近いこともあり、自分では友人だと思っている。尤も自分は酒が全く飲めないので、他愛もない話をするときはお茶にお菓子がお供だが。
春夏には庭で育てているハーブを、宿屋に出す料理に使うために分けてもらうこともあった。その代わりに、レジーナの指導の元作ったセージ入りソーセージやハーブティを提供している。]
[この季節になるとどうしても「死」という言葉が脳裏に過る。昔から、体の芯を直接伝うような冷気には、不吉さというものがどうにも纏わりついて切り離せない。不快感を抱いてしまうのが常だ。
だからと言って、別段不安になるだとか、そういった小動物のような愛らしい理由から抱く不快感ではない。空虚なのだ。この季節は、この上なく。そしてそれが――]
――僕に似ている。
[それは紛れもない同族嫌悪だった。勝手に同族だと思われて嫌われるなんて、冬という季節もたまったものじゃないだろう、などと考えはするものの、不快感は拭い去れないのだ]
……そろそろパイでも焼いておこうか。
[これまでの思考を薙ぎ払うように言葉を紡ぎだす。頭に浮かぶのはこの店に身を寄せるペーターの姿だった。
どうにも彼は村人の役に立っていると実感できることが嬉しいらしい。かく言う自身も、彼からの気遣いを感じることは少なくない。
ただ、それでいいのだろうかと考えることはある。別に彼が働き者であることは悪いことではないし、むしろ素晴らしいことだろう。しかし、子供というものはもっと遊ぶべきではないのだろうか、と。
子供が娯楽に興じるというのは、「そうした方が良い」だとかそういった仮言的ものではなく、「そうあるべきだ」という完全な当為的なものであるはずなのだ。
そう考えはするものの、結論は常に決まっている。自身にはどうすることもできない。他人の願いを聞き、それに応えることしかできない自身には、彼に「どうしてほしい」といった願いを持つこともできず、ただ彼の望みに応えることしかできないのだ。
だからこそ、彼にはやりたいように仕事をしてもらっているし、自身の焼くパイは彼の期待に応えることができているのだろう。自身には、これ以上のことはできないし、何より現状、この生活が気に入っていたりする]
ペーターが何か果実を抱えてくるかもしれないけれども……それならそれで追加で焼けば良いか。
[呟くと、ペーターの笑顔を思い浮かべる。今日も満足してもらえるようにと、自身でも気が付かないような願いを込めて]
/*
そういえば薔薇下利用はハロウィン時期付近以来なのですが、
現在ptを計上する機能がここにもついたか……! 拍手ー
[わたしは今、幸せなんだろうな――とリゼットはどこか他人事のように思った。
毎日食事を取れて、暖かい寝床だってある。
庇護してくれる優しい大人と、罵倒も暴力もない心穏やかな日々。
けれど、伯父と姉がいなくなった二年前のあの日から、リゼットは幸せを享受することが出来なくなっていた。
いつか自分のしたことの報いがくるのだと、心のどこかでいつも思っていたから]
……風、出てきましたね。
出かけるなら、パメラさんのマフラー出さないと。
[そう、パメラのことは恩人以上に感じている。
だから心配などかけぬよう――心の裡は表に決して出さぬよう、笑んでみせるのだ]
[そもそも「先代の神父は花を植えていた。」という話しは他の村人から聞いただけで実際どうだったか、…は知らない。フリーデルが教会に住んでいた頃にも裏庭に花が咲いていたかなんて分からない。彼女から昔の話しを聞いていたかどうか。
ニコラスも前任の神父と親しかったらしい。彼も、もしかしたら。以前と変わってしまった庭を見て悲しんだかもしれない。
なんて。一年前、そんな事は全く考慮せず、「実用的ではないから。」と神父らしかぬ意見で早々にハーブを植える事を…は決めてしまったのだけど。]
[5年前に村に来たシモン。…も3、4年前に村に来たばかりであった事。また年が近い事もあり、シモンとはよく会って話しをした。
裏庭で育てたハーブを使ったソーセージやハーブティを片手に教会へ訪れて来れる。人付き合いの苦手な…にとって、この村で友人と呼べる唯一の存在と言っても良かった。
教会の前に立つシモンを見つければ、小さく笑って、]
今日は如何なされましたか?
―宿屋→パン屋―
[冬の外気に晒されれば、暖まった身体もすぐに冷えてしまいそうで。
籠を抱え、身体を小さくして小走りでパン屋へと向かう。
店の前につけば、芳ばしい香りが漂っていて、自然と表情が綻ぶ。]
ただいま、もどりましたーっ
[扉を開けながら、声をかける。
オットーの姿を目で探しながら、見かけたなら笑顔を浮かべ。]
ヤコブさんから、野菜を預かってきたんです。
保冷庫に入れておきますね。
[まずはお仕事とばかりに、ヤコブから預かった野菜を片付け。
何かお手伝いすることはあるだろうかと、再びオットーの元へ。]
嗚、いたか。良かった。
[ジムゾンが赴任してきた頃には、温泉での療養のお陰で左足の怪我も大分回復していた。なので教会に人手が必要な場合は、遠慮なく頼るようにと最初から告げてある。
左の手の平を厚い雲がかかる空に向けて、安堵したように白い息を吐き出した。陽が陰った分、今日は外気温が低い。]
大した用件じゃないんだ。
どうやら近々本格的に天気が崩れそうなんでな。その前に薪が十分あるか、聞いて回っているところだ。教会は大丈夫か?
[笑みを見せるジムゾンへ笑い返しながら、単刀直入に尋ねた。]
あ、あと少しですがまだ森でマルメロの実が採れたんです。
もし使えるようなら、使ってください。
[今は何か作っているようなので、パイは後でお願いしようかな……などと考えながら。]
[遠回りにはなるが、行きがけにヤコブの農場に足を向ける。
墓参りには独りで行くつもりだったから、パメラの家に近いところで別れた方が良いだろうと考えたのだ。
農場にヤコブの姿はあっただろうか。
もし彼が不在でも、この時期にリゼットが姉たちの墓に詣でることをヤコブも知っていたから、花は用意されているはずだ。
わざわざ農場で花を買わなくても、パメラの家で花を育てるなり、
或いは神父に頼んで花壇を新たに作らせて貰うなりすれば良いのではと、問われたことがあったなら]
……わたしが育てた花じゃ、きっとお姉ちゃんは喜ばないから。
[眸を伏せ、そんなことを答えるだろう]
[ヤコブが怪我を負った時>>86、自分は旅に出ていた。本人も周りの人間も多くを語ろうとはしなかったから、男が知っているのは『いない間に酷い怪我を負ったらしい』ということだけ。
それでも、すっかり抜け殻のようになってしまった幼馴染の姿を見れば心を痛め、表情が戻るまでは足しげく見舞いに通っていたのだが――
村人たちと距離を置き、ひとり離れて暮らす様子に、男もまた、どう接して良いか分らず戸惑う事もあった]
……ただいま。
今年の野菜の出来はどうだい?
[そこに成される会話は、他愛もないもの。何も知らなかった頃のように、無邪気に根掘り葉掘り聞き出せるほど……もう子供ではない。
ジムゾンの事を聞かれたら、庭の手入れをしている事を伝え、ヤコブと別れた。
肩越しにその背中を一瞥し――
ふ、と視線を外すと、パン屋へと足を向ける]
/*
双子の名前はハンスにしよう。
赤(狼かC狂)なら二重人格というか、ハンスが赤人格として出てくることにして、霊引いたらやはりそれ系で見えることにとは思うのだが。
弾かれたら素村かなぁ。
そしたら初回吊りでも狙いに行くかなー。
しかし、子供チップって吊られづらそうだな……。
[ヤコブが怪我を負った時>>86、自分は旅に出ていた。本人も周りの人間も多くを語ろうとはしなかったから、男が知っているのは『いない間に酷い怪我を負ったらしい』ということだけ。
それでも、すっかり抜け殻のようになってしまった幼馴染の姿を見れば心を痛め、表情が戻るまでは足しげく見舞いに通っていたのだが――
村人たちと距離を置き、ひとり離れて暮らす様子に、男もまた、どう接して良いか分らず戸惑う事もあった]
……ただいま。
今年の野菜の出来はどうだい?
[そこに成される会話は、他愛もないもの。何も知らなかった頃のように、無邪気に根掘り葉掘り聞き出せるほど……もう子供ではない。
ジムゾンの事を聞かれたら、庭の手入れをしている事を伝え、ヤコブと別れた。
肩越しにその背中を一瞥し――
ふ、と視線を外すと、パン屋へと足を向ける]
―農園→パン屋―
……こんにちは。
[パン屋の店内に入り、声を掛ける。
リゼットたちを出迎えたのはオットーか或いは野菜を抱えて戻って来たペーターだったか]
今日、……キルシュトルテはありますか?
それと、ラントブロートを下さい。
[そしてパメラに視線を向け他に必要なものはあるかを確認してから、注文が揃うのを待つ。その間にマフラーを緩めようとして、気がついたように]
お店、……直したんですね。
[ぽそりと呟いた。
先日、買い物にきたときは、確か隙間風が吹き込んでいたはずだ]
/*おっと、挨拶が遅くなりました。
気が付けばあなたの隣に。蕎麦です。初めましての方もお久しぶりの方も、どうぞよろしくお願いします。
今回はディーターかシモンかで迷いましたが、ディーターはガチで一度使用しているので、シモンになりました。
因みに表の発言残りポイントが893(やくざ)。というか、一人だけ三桁だと?!(他の人は全員四桁。)
[閉じ込められてしまう程に雪に見舞われるのは、初めての経験だった。この村へ赴任して初めての冬。雪が降り、一面真っ白に染まった村を見て思わず言葉を失ったのを覚えている。
ただ、雪に閉じ込められた村の生活というのは不便なもので、慣れない雪国の生活に…は四苦八苦したんだった。
シモンにも世話になってしまっただろう。その事を思い出せば、「ああ、今年も寒いんでしょうねえ。未だに慣れませんよ。」と苦笑する。]
あ……そういえば。
[隙間風が止んでいる。
オットーが直してくれたのだろうか。]
お疲れ様です。
[そういった力仕事などは、自分ではなかなか出来ない。
もっと役に立てればいいのに、と心の中で呟きながら。]
[商品を用意し終えれば、オットーの少し後ろに立って、
リゼットとパメラへと笑顔を向けた。
年の近い子供があまり居なかった為か、
いまだリゼットと話す時は少し緊張してしまう。
……とは当人の談で、実際のところは、
珍しく落ち着かない表情で彼女の様子を眺めているのだった。]
/*
はっ…
ぼさっとしてる間に色々動いてる。
んん…どこに行こうか。
多角になりそうなところは避けたい俺。多角こわい。
パン屋は絶賛多角だなあ。一回教会も行きたいけど厳しそう…?
服屋行ってみるか、それとも宿に行くか……。
[薪は大丈夫と口にしたジムゾン>>134に軽く頷いてみせる。
教会と薪小屋を往復するくらいなら大した苦労ではないが、これから天気が崩れると分かっているときに薪が切れたら難儀をするのは目に見えているからだ。]
それなら安心した。風邪をひかないよう、今夜はしっかり布団を重ねて寝た方がいいかもしれんな。
もし雪が降って困るようだったら、レジーナさんがいつも言っているようにフリーデルさんと宿屋へ来てくれて構わない。客がいない冬季の宿屋は、村の緊急避難場所になっているからな。
[村に来たばかりの頃、慣れない雪に四苦八苦するジムゾンを思い出しながら、レジーナの伝言を告げた。流石に本職には適わないが、手伝っている内にコツを掴んだので、ある程度のサービスならば提供する自信がある。]
[急いで駆け込んだもののエルナはいつもどおり元気そうで暢気な顔で。
注文の品を取りに行く、と言い数分。>>116
その数分の間。
フリーデルは延々と先ほどの声>>37について考えていたわけだが、いやしかしエルナは問題なく大丈夫そうで。
周りを見渡してみても特に何かが起きた様子は見受けられない。
とりあえずは、ほっと胸を撫で下ろす。
数分すればエルナが戻ってくる>>117。エルナから品の入った袋を受け取って]
いつもありがとうございます、エルナさん。
[品の内容、肌触りを確認。暫し思案するが、少しすれば笑顔を見せて頷く。]
うん、大丈夫そうです。
この生地なら、この冬だって大丈夫でしょう。
[そう言って、教会から持ってきた予定の代金を手渡し。]
[そうして、思い出すのは先程の声。]
……ところでエルナさん。
……失礼でないといいのですが、あの、先ほどの声は、一体……?
[やはり心配にもなるもので。
おずおずと聞いてみる。]
[パン屋から暫く離れれば、開けた道も急に狭くなる。
青年はどこへ向かおうかと思案しながら、袋から赤い果実を取り出してはがりりと齧った。]
…んーん、宿にも幾つか――…っと。
[考えることに夢中になっていれば、雪に足を取られかけて。踏み締められた雪の少なくなっていることを悟る。
雪ってぇのはあらゆるものを重くしやがる。
気分も――足も。
…だから、冬は嫌いだ。胸の裡まで凍り付いてしまいそうで。]
――…今年も宿屋に世話になろうかねえ。
[楽観的に零すのは口笛混じりの独り言。宿の裏口へと足を向ければ、勝手知ったる様子で戸口を開けた。
人気のないようなら幾つかの林檎を棚の上へと乗せて、一息。]
The front which is mine, I'd like to be the bottom?
But I'm unhappy because I can't remember now.
Please name me who works.
Be equality, and be uncrowded.
[歌を口遊み、取り出した果実達を抱えて厨房へと向かう。鍋の在り処が分かれば、ジャムでも作っておこうと、それだけ。]
[特製のパイが焼きあがるとほぼ同時、ペーターが店に戻ってきた>>128]
ん、おかえり。
[ペーターはこちらを見遣ると笑顔を浮かべ、まずは仕事と大人顔負けに、野菜を保冷庫に仕舞うのだった
彼は野菜を仕舞い終えると、近くに来て「使えるようなら」とマルメロの実を差し出してくる]
マルメロの実か……。うん、ありがたく使わせてもらうよ。
[マルメロの実を使うとなると調理に時間がかかる。でも、折角だから追加で焼くパイに使いたいとも思う]
……となると、うん。果汁でジャムを作って生地にでも練りこんでみようかな。あとは野菜も手に入ったからこれはシュトーレンの追加材料にして……。
[作るパンについて思考を進めながら、ペーターの気を遣っていそうな様子を視界に捕らえる。残念ながら、人の感情に敏い己にさりげない気遣いは通用しないのだ。
「ほら、パイならもうできているから――」と喉まで出かかったところで、しかし少女が店の中へ入ってきたのだった>>133]
いらっしゃい、リゼット。
[そう声をかけるが、ペーターが接客を始めてくれたため、年も近いことだからと指示を出しつつも傍観を決め込む
それにしてもこの少女、補強に気が付くとはなかなかどうして鋭いものだろうか
彼女からペーターへ向く視線に何故か羨望が込められているのを感じながらも、望まれないことには敢えて言及することもなく]
隙間風、これで多少は良くなったと思うんだけど。
[とだけつぶやいて応えるのだった]
あの、本当に……。
そんなことはないので、気にしないでください……。
[リゼットの首を傾げた様子に、
しどろもどろになりながら答えるのだった。]
/*
なんかあの、他の方メモだとすごく礼儀正しいんだけど俺だけとてもフランクだがいいのかこれで…
しれっと直してもいいけれども…むむむ。
[油断したら風邪を引くというシモンの言葉にふふっと笑みを零す>>142。]
ええ、ほんと。寒いところだと聞いていましたがこんなにもだとは思いませんでしたよ。
あら、貴方こそエルナさんの厚手のニットが必要なのではありませんか。
[海岸沿いの村出身だと聞いている。きっと、彼も初めて銀雪の村へ来た年は戸惑ったに違いない。
とはいえ、一面雪に染まった光景に大人げなくはしゃいでしまった姿シモンにを見せてしまったのは恥ずかしい思い出である。
話しは変わって、そろそろ戻って来る頃ではないかとニコラスに話題が移れば、]
ニコラスさんですか。
ニコラスさんでしたら、昨夜から村へ戻ってきましたよ。今頃、友人に会っていると思います。
[心配するシモンを他所にしれっと返事をした。]
[自分の問いに明らかに狼狽するペーターに思わず眼をぱちくりと瞬かせる。
そうなのかな。それなら……良いの。
ペーター君忙しいのに、変なこと、言って……ごめんね。
[謝罪の言葉を向け、小さく笑んでみせた。
彼の言葉や様子からは想像したような他意は感じない――だから、大丈夫。
そう、自分に言い聞かせると同時に、そんなことばかり考えてしまうことに、うんざりとしてしまう]
………ふいー
どうやらリデルの眼にかなう品に仕上がったようでなによりだよ。
[大丈夫そう。
その言葉の後に渡されたお代をしっかり受け取れば相好を崩す。>>143
客に品物を見て貰う瞬間というのは、たまにどうしようもなく緊張感を与えてくるもので。
眼前のシスターの心配性が移ったかのように、
ポケットに穴が開いていなかったかなどの、いらん心配をしてしまったから]
もうそろそろ雪が降り始めるんじゃないかってとこだし、
万っっっが一でもサイズが合わない等あったら早めに―――え?
[気の抜けたような笑みでさっきまで座っていたのとは別の椅子を引こうとして]
/*
青年今日は激務でねむ…
明日丸一日あって、明後日の7時開始だったよな。
弾かれ村ならまだいいけども、役職飛んできたら…がんばろう。
緊張する…
プロ中にニコラスとヤコブと話せたらいいなっと。
幼馴染縁故ありがたい…青年振るのなかなか出来なくて。
――ああ、あれね! あれ!
いやあ大したことじゃないのよ……。
村人の冬支度手伝ってばかりであたしの冬支度がまだ大丈夫じゃないってだけで……ええっと。
[手を打ち、まだ終わってない冬支度の中から、
一番心配をかけなさそうなものを瞬時に選んで告げる]
もうマフラーは飽きるほど編んだから、
今年はセーターにでも挑戦してみようと思ってたんだけど。
セーターの編み方の本、まだ借りてなくって。
それくらいよ、それくらい……。
[はは、という乾いた笑いが口から漏れた]
―パン屋―
[広場の一角にあるパン屋へとたどり着き、扉を開ける]
オットー、いるかい?
[声をかけ、店の中に店主の姿を認めれば、ほうと息をついて穏やかな笑みを浮かべる]
ただいま。元気そうで良かった。
ああ、いい匂いだ。……この匂いを嗅ぐと、村に帰ってきた気がするよ。
[香ばしいパンの香りで肺を満たし、ほかの来客に気づけば彼らにも挨拶をした。
オットーの家で暮らすペーターと、パメラの家で暮らすリゼット。まだ年若い少年少女の間にぎくしゃくとした空気を感じながら]
[フリーデル>>152に伝言を伝えておくと聞いて、帰ってきたらよろしく頼むと返事をする。そこで厚手のセーターが必要なのでは?>>153と言われて、ふむと考え込んだ。]
厚手のズボンにセーターか。
いいな、俺もエルナに注文を出してみるか。外で荷物運びするときに便利な服を。
[村に来たばかりの頃は、やっと食べていけるだけの路銀しか持っていなかったから、冬支度のほとんどは村人からの好意のお下がりで賄い、お礼に労働力を提供していた。今来ているコートも、実は袖が少し足りない。
だが宿屋で働き始めて、少しずつ給金が溜まってきている。久しぶりに自分の服を注文してみようとジムゾンの言葉で思いついた。]
嗚、ニコラスはもう戻ってきていたのか。それなら良かった、天気が崩れる前で。只でさえ村に通じる道は危ないのに、雪で視界が悪くなったら怖くて仕方ないからな。
[昨夜からいるとの話を聞くと、ほっと安堵の息を吐く。]
じゃあ、ニコラスにもレジーナさんの伝言の件をよろしく頼む。宿屋に来るなら、喉の炎症に効き目のあるマルメロの蜂蜜漬けもあるし。
[教会に来た目的はこれで果たせたので、そろそろ他の場所を回るわと話を切り上げた。
一歩踏み出したところで、突然何かを思い出した様子でくるりとジムゾンに振り返る。]
今夜たくさん雪が降っても、前みたいにはしゃいだりするなよ。もしリーザに見られたら、驚かれるぞ。
[一面の雪にはしゃぐジムゾンへ目を丸くした懐かしい思い出が、今も脳裏にありありと浮かぶ。あのときはまだ村にいなかった少女の名前を出して軽口を叩くと、手を振りながら教会を後にした。**]
― 教会→
―仕立屋―
[商品の受け渡しと、金銭の手渡しの時。
エルナの顔に走る緊張をフリーデルは見逃さなかった。
受け取り終えてから、冷静な表情で、きっぱりとエルナをこう評した]
エルナさん。
心配なさらずとも、その顔を見れば十分です。
あなたがこの仕事に真摯に取り組んだことくらいは、表情だけでわかりますよ。
[ごく僅かな微笑を浮かべて、声音には僅かな力を込めて。
それだけでも、真剣な意思で言っているのが伝わるだろう。
……さて、自分の質問に対する答えはまず、妙な表情と絶句で返ってきたわけだが。>>156]
/*
図書館という話をしてしまったが、そういえばパイが焼き上がるんだった……!
直近でパイの話をしていたのに、すぐに忘れるという……。
[―――寒村の冬は、長い。
4年前、春と呼べる時期に初めてこの村を訪れた時にはまだ雪は解けきっておらず。
やがて季節が巡り冬を迎えれば村から出ることもできなくなり。
箱入りの世界で過ごす一日は、街で過ごすそれよりずっとずっと長く感じられた。
エルナは時間を潰す術を求めた。
機会あればおしゃべりに興じ、冬になるまでは一度しか足を運ばなかった図書館にも赴き、
そうしてそこで編み物の本を勧められた。司書の女性からである。
上手くいかないうちに飽きて編み物をやめてしまった覚えがあったから最初は渋ったものの、
励まされるような形で、冬の長い時間(主に夜)を編み物に費やすことにした]
ん、ニコラスか。今日は何をお望みかな?
[なんて、ニコラスが店に入ってくると>>158、まるで久しぶりの再会とは思えないような対応をする。]
そちらこそ、元気そうだね。村に帰ってきた気がするついでに、何か食べていく?丁度、ヨアヒムから貰った林檎とヤコブからの野菜を使った特製のシュトーレンが焼きあがったところなのだけれども。
[そう告げていると、ペーターが紅茶をいれてきてくれた。今は営業中なのだけれども。そう考えつつも、特に拒む声が無ければ「たまにはこういうのも良いだろう」と休憩に入るだろうか]
ああ、図書館に行くなら気にしなくても良い。店の方は大丈夫だよ。もし良ければ、パイが焼けているから少し包んで持っていくと良い。
[と、今度こそパイが焼けたことをペーターに伝え、外出を促すのだった]
/*
全体的にロール回るのはやくておろおろしてるのと、眠気が。
んんん寝てしまおうか…、でもジャム作り終えてうろうろもしたい…
[ふと思い出したようにポケットから揃いのアミュレットを取り出し、ペーターとリゼットの手に握らせた。
世話になった巡礼先の教会で頂いた魔除けの護符。親指の爪ほどの小さなそれは、貰った時から2人に似合うと思っていたのだ]
お土産の、御守り。
ふたりとも、村の事で頑張ってくれているから。
[もらえない、と言われても、受け取るつもりはない。
穏やかな笑顔の裏、頑として譲らないだろう]
[続く言葉――「あたしの冬支度がまだ大丈夫じゃない」>>157――という言葉を聞けば、驚いた表情を見せて。その後に続く言葉は、耳に入っているのかどうかすら疑わしく。
「セーターの編み方の本……」くらいまでエルナが言ったところで、それを遮るかのような小気味よい音がカウンターから響く。
カウンターを打った右手に力を込めてそのまま身を乗り出し、エルナの眼前、下手に姿勢を崩せばおでこ同士が接触しそうな位置まで顔を近づけ。表情は真剣そのものの。]
正直に話して下さい。全部。
何が終わってないんですか。
私は何を手伝えますか。
[フリーデルの目線はまっすぐで、真剣に怒っているように見える。暢気なエルナが最初に「まだ大丈夫じゃない」と言うからには、恐らく本当に大丈夫じゃないと推測した。――フリーデルがそう考えるだろう、ということくらいは、村の者なら大抵解るはずで。]
[自然な位置まで顔を遠ざけ、異論は認めない、と言わんばかりの口調で続ける]
いいですかエルナさん。
もしエルナさんに何かあって、更に誰かの服が足りないなんてことが起きたら。その人は冬を越すのも余計に大変になるんです。わかってますか。
……教会の方は何の問題もありませんから。今日できる事は全部手伝います。
[フリーデルの表情が崩れる様子はない。こうなってくると、彼女はいささか頑固である**]
/*
渡り損ねて弱った鳥を見つけて「めきょ」ってしたいね・・・したいね・・・。
ひねり潰して、哀れな魂がひとつそちらに向かいました、ってしれっと祈りたいね・・・。
外道だね・・・。
[オットーの言葉に甘え、パイを切り分けて
少し包んで籠に入れる。]
それでは、行ってきます。
皆さん、どうぞごゆっくり。
[店内の者にそう声をかけ、一礼した後
隙間風のなくなった温かな店内から、
再び寒空の元へと身を投じるのだった。**}
[時間ならたっぷりとある。
材料なら羊の毛で作られた糸がある。
編み物針は司書の女性が譲渡してくれた。ありがたい話である。
最初は不格好だったが、3年をかけて売り物になりそうなところまで仕上げられるようになり、
3年をかけて村人の数と同数のマフラーを編んでしまった――そう、去年の冬のことだ。
店に来た者には半ば押しつけるような形でマフラーを渡したものの、
そういえばどれだけ残っているのやら]
[「丁度シュトーレンを食べたいと思っていた」と告げられる>>173と、それなら良かったと軽く相槌を打ちながら応える]
ミッシュブロートか。あるよ。不思議なことに。
[…は今朝気まぐれにミッシュブロートを焼いたことを思いだし、随分と都合の良いことがあるものだと息をつく。
ミッシュブロートと、加えて特製の林檎入りパイを包んで渡すと、今度は皿にパイを乗せてみせる]
これ、特製のパイも包んで入れておいたから。協会に持っていくのなら一緒に渡して欲しい。
あとは、余りで悪いけど良ければ食べてみて欲しい。ヨアヒムに貰った林檎を使ったんだ。
[と、その場にいる全員にパイを勧めてみるのだった**]
セーターは足りてる。
暇潰しのために編もうってだけだから。
だからそっちは大丈夫。大丈夫じゃないのは――、
[こうなればもうごまかしは効くまい。
一度深呼吸してから、言葉を続ける]
薪が足りない。
パンももうちょっと買い置きたい。
ヤコブさんがまだ作業着を取りに来てない。
そうだなあ……もしヤコブさんに会ったら、
作業着できてますよ、って、それとなく言ってくれないかな。
薪は……シモンさんを捕まえればいいかな。
オットーさんのところはあたしが行くよ。一応同じ広場にあるし。
これで……なんとかなるかな。
[申し訳なさそうに笑って提案する様は、仕立てるべき品を前にしての真剣な様とは異なるもの。
心なしか身も縮こまらせている様子だが、
話がまとまれば直ちに、常通りの思考を発揮するだろう、これでなんとかなる――と**]
[「いいな、俺もエルナに注文を出してみるか。」というシモンの意見>>164を聞けば良い案だと言わんばかりににっこりと笑った。]
そうですよ。貴方は外で仕事する事も多いんですから。見てるこっちが寒くなるんですよ、もう見てられません。
是非、エルナさんにセーターを編んで貰いなさい。
[袖が足りないコートを着ての外での作業を見兼ねてか、そう小言を零す。
ニコラスが戻って来ている事にはこくりと頷く。…もまた、神父らしい台詞と共に安堵の息を吐いた。]
ええ。その通りですね。雪が降る中、山道を歩くのは大変危険です。ニコラスさんが無事に村へ帰って来られて良かった。 ……これも、神のご加護のおかげでしょう。
[ニコラスが教会に戻ってくるか分からないが、ニコラスに会ったら伝言を伝えようとシモンの頼みを快く引き受けた>>164。
宿屋にはマルメロの蜂蜜漬けもあるし、という言葉には「……マルメロの、蜂蜜漬けですか?」と小首を傾げてみせる。貴方が作ったんですかと問いかけては、楽しみにしていますと返す。
教会の用件は済めば、他の場所にも薪の準備はあるか聞いて回ると言う。慌ただしいシモンに…は心なし残念そうに、]
そうですか。今度教会に来た時には貴方がくれたお茶を淹れて歓迎しますから。
[時間がある時はそうする様に、お茶を飲みながら他愛無い話しでもしよう、と。その時は勿論、貴方が作ってくれたハーブティーとお茶菓子を用意するから。]
……、また。
[「また、来て下さいね。」とは言わなかった。代わりに再会を約束する挨拶をしてはシモンを笑顔で見送る。]
[だが、シモンが一歩踏み出したところで、何かを思い出した様子でくるりと…を振り返った。不思議そうに言葉を待つ…にシモンが言い放ったのはいつかの話し。]
…ッ、…別に、わたしははしゃいでなんかいないですよ。
[なんて、嘘ばっかり。一面の雪を見て子供みたいにはしゃいでしまった癖に。大人びたリーザが見たら驚きを超えて呆れてしまうのではないだろうか。…は言葉を詰まらせながらも素直にその事を認めようとはしなかった。
相変わらず空は灰色の雲に覆われている。…は、白い息をはずませながら、]
皆の心配は良いですが、貴方こそ気を付けなさい。天気が崩れてしまう前に帰って下さいよ。
そう、くれぐれも風邪をひかないように、ね。
[未だに油断すると風邪を引いたりすると言っていたお人好しの彼。何処か控えめな声でそう告げて、小さくなる背中に手を振った。**]
/*
なんかこういう
手に職を持ち容赦なく人を頼るタイプってやり覚えがあるなあははは……しかしおいしい非常においしい
独り言は無事に足りそうですね むしろ使い切れないwwww
とりあえずナカノヒトはペタリザを応援します(きりっ
/*
リゼットやペーターと同じくらいの頃に母を亡くして孤児になった。
当時、村に赴任していた神父の世話になった。
神の愛に触れ、神とのつながりを確かめる為に人と神を繋ぐ聖人たちの遺体や聖遺物を参拝する。
と言う感じか。
―教会―
ああ、ニコラス。
そろそろ戻ってくる頃だと思っていたよ。
元気そうで何よりだ。
[教会に着くと、ちょうどニコラスが出てきたところだった。>>127
近況を尋ねる彼の顔には、どこか戸惑いの色がにじんでいる。
3年前の出来事をきっかけに変わってしまった自分にどう接して良いものか、測り兼ねているのだろう。
いつものことだ。
多少の居心地の悪さは感じるものの、自分だってあれ以来うまく笑えていない自覚があるのでお互い様。
彼の様子には特に触れず、口の端をほんの少し上げながら、幼馴染との再会を喜ぶ言葉をかける。]
ああ、今年は豊作だったよ。
おかげで冬も食いっぱぐれなくて済む。
[農家の収入は収穫量に左右される。
大凶作でもない限り、売り物にならない作物を食べて飢えをしのぐことはできるが、それだけではどうにもならないこともある。
もちろんそんな時には助け合うのがこの村の風習だが、自力で賄えるのなら、それに越したことはない。]
[豊作といえば、今年は花もいい出来だった。
と思いだすと同時に、村で暮らす小さな少女のことをちらりと思い浮かべる。>>131
この時期になるといつも彼女が花を買いに来る。
いつ来ても良いよう、留守にする際にはいつも農園の片隅にある、自宅を兼ねた小屋の玄関先に「代金はいつでも構わない」という内容のメモと共に花を置いていた。
『……わたしが育てた花じゃ、きっとお姉ちゃんは喜ばないから。』
いつだったか、こんなに遠くまで買いに来るくらいなら、自分で育ててみてはどうかと、花の種を分けようとしたことがある。
しかし、少女が目を伏せながらそう答えれば、それ以上何も言えなくなってしまった。
自分に語れない過去があるように、少女にも何か事情があるのだろう。
そうか、とだけ答え、もらった代金よりは少し多めに花を渡すだけにとどめた。]
[そんなことをふと思い出しながら、再び意識を目の前の幼馴染に戻す。]
そっちは?
春になったらまた巡礼の旅とやらに出るのかい?
相変わらず熱心だねえ。
[自分もニコラスに近況を訊ね、続けて感心するように、そう漏らした。
ヤコブは神を信じない。
もともと信仰に厚いわけではなかったが、幼馴染に誘われれば、説法を聞きに教会に顔を出すこともあった。
しかし、3年前のあの日、神なんていないと悟った。
それ以来、野菜の配達などの用があるとき以外、教会には近寄らなくなってしまった。]
―教会裏庭―
ジムゾンさん、こんにちは。
野菜の配達に来ました。
[ニコラスとの話が一区切りつけば、ジムゾンの居場所を聞き、野菜の籠を抱えて裏庭に顔を出す。
そこにシモンもいたなら、シモンさんもここにいたんですね、とふさがった両手の代わりに目で合図しただろう。
信仰心のないヤコブはジムゾンを「神父様」などと呼ぶことはなく、あくまで一人の村人、農園のお得意様として接していた。
必要以上に教会に寄りつかないとはいっても、彼やフリーデルを毛嫌いしているわけではなく、世間話くらいはするし、裏庭に何か植えたいと相談を受ければ可能な限り応じた。>>95]
…見事に何もありませんね。
この季節では仕方ありませんが。
[畑のあった場所をちらりと見て、そうつぶやく。
職業柄、家庭菜園と呼ばれる規模のものであっても、畑の様子は気になる。
ましてやそれが1年前、神父から相談を受け、自分が世話したものとなるとなおさらだ。]
また、ハーブを植えますか?
土を育てる意味で、別のものを植えてみるのも手かと思いますが。
[“何もない”というのはしっかりと手入れが行き届いている証拠でもある。
そうでなければ雑草が生い茂り、知らない者が見ればそこに畑があったことすらわからないだろう。
彼なら少々手間のかかるものを植えても育てられそうだ。
実際、以前試しに味見させてもらったハーブの出来栄えはなかなかのものだった。
ジムゾンがフリーデルやニコラスのことを考えて花を植える方が良いのでは>>122>>123などと考えていることなど知る由もないが、そう提案した。]
/*
<現在地>
宿屋:ゲルト・ヨアヒム
パン屋:オットー・ペーター・リーザ・ニコラス(・パメラ?)
仕立て屋:エルナ・フリーデル
教会:ジムゾン・ヤコブ
その他:シモン
[自分が言い終えて>>171から数秒の沈黙。
フリーデルにしては鋭い視線は、その間エルナにずっとまっすぐに向けられていたわけで。
そうしているとエルナが素直に話してくれたので、暫しそれ>>180 >>182 >>183を頷きながら聞き、言い終えたところでやっと表情を崩して視線を緩める。
困ったように深く深くため息をついた後、しっかりと落ち着いた言葉を続ける]
はあ……………………………
仕事熱心なのもいいですけど、エルナさんはもうちょっと自分の心配をして下さい。
……でも、ちょっと言葉が過ぎました。驚かせたならごめんなさい。
[視線をちょっと落として、若干沈んだ表情を見せてエルナに謝罪を。
しかし、不足している冬支度はあまりにあまりと思われたのか。
軽く半眼、呆れたような表情を浮かべて]
衣食住の最初の一つ以外が見事に欠けてるじゃないですか……
しかも今これ、今日も元気にお仕事する気満々じゃないですか、もう……。
[カウンターの様子や内装の様子、階上から事前に持ってきたと思われる荷物から判断 >>50 して、エルナは今日もしっかり仕事をする心積もりだということは想像に難くなかった。]
誰も手伝いに来なかったらどうするつもりだったんですか本当に。
ただでさえこの村に年の近い女性なんてそんなに居ないんですから。
少しは自分の心配をして欲しいです。……本当に。
[と、少々口を尖らせつつも、悪意や敵意は感じさせない口調で言い放つ。
ちなみに。
シスターの性かフリーデルの個性なのかはともかく、お節介焼きは割りといつものこと。暢気なエルナに対してはそれが過剰な傾向になるのもまた同様である……それをエルナがどう感じているかは解らないが。]
[さて、エルナの提案 >>183 を聞けば、自分のするべきことも明確になる。]
分かりました。じゃあ、私はヤコブさん、シモンさんにその辺を伝えておきましょう。
神に仕える身として、同年代の友人として、きっちりやっておきますので。
大船に乗ったつもりで居てくださいね。
[最後は笑顔で言い切って。
さあ、早速動かなければならないぞ、と。
とはいえ、受け取ったズボンは早急に神父様に届けなければいけない。なくしたりしたら大変だ。というわけで、フリーデルはまずは教会に向けて動き始めた]
― →教会へ ―
―仕立て屋から教会への道の途中―
[さて。
今すべきことは2つ。
1つは、シモンさんに会って、エルナさんの所に薪が足りないということを伝えること。
もう1つは、ヤコブさんに会って、依頼していた作業着ができていると伝えること。今依頼するということは恐らく冬用ということだろう。
ヤコブさんはヤコブさんで自力で行くかもしれない。まず探すべきはシモンさん……と思っていたら。]
……あれ。
[向こうから歩いてくる人影に目を瞬かせれば、まさにそのシモンが今目の前から来ているように見えた。>>164
教会に用事でもあったのだろうか。いや、そんなことを考えている場合ではない。]
シモンさん、シモンさん!
[軽く駆け寄って見ればやはり本人で。いつものように軽くおじぎをするが、その態度と口調は僅かに切羽詰まったものを感じさせる]
……大変です。……エルナさんのところに薪が足りません。
あのエルナさん本人から直接聞きました。
[というフリーデルの表情は真剣そのもの。言外に、あの暢気なエルナが言うのだから、本当に足りないのだろうという空気を滲ませて**]
―少し前・教会―
[教会の前でヤコブと挨拶を交わす>>187。
どこかぎこちないやり取りの中、それでも今年は豊作であったと聞けば、それは良かったと心からの笑みを零す。
各地の巡礼教会に滞在する間、その土地の収穫を手伝う事もあった。しかし、凶作となった地も少なくはなかったから、幼馴染の畑の事は遠方からも気にしていたのだ]
ああ。
春になれば、また旅に出ようと思う。
[やがて近況を尋ねられれば頷き、穏やかに言葉を返す。
元々ヤコブにあまり信仰心がないことは知っているし、3年前の『なにか』以降は用事があるとき以外、教会に近づく事もなくなってしまったから>>189、今ではもう彼に告げるのは旅に出る事だけだ。
それまでは、村に帰ってくればどこで何を見て、次はどこにいくつもりなのかなどと話したものだけれど]
――…あ、
そうだ、ヤコブ。
今年はいつもより早く――そうだね。今夜にでも大雪が来るかもしれない。
目の奥がちかちか痛む時は、大抵その後に天気が崩れるから、たぶん。
[そういえば死んだ母も、そんな風に予知めいた言葉を口にしていたっけ。
なんて事を不意に思い出して]
薪や食べ物がまだ行き渡っていないようなら、僕も手伝うから声をかけてくれないか?
[普段の冬支度を思い出し、そう声をかけて教会を後にした*]
―パン屋―
[ペーターとリゼットの嬉しそうな顔に>>175>>178、自然と顔が綻ぶ。
そしてリーザに旅の理由を尋ねられれば、少し驚いたように目を開いて、
――やがて、言葉を選ぶようにして答えた]
僕が君くらいの頃に、母を亡くしてね。僕は孤児になった。
その当時、この村に来ていた神父様――ジムゾン神父の先代にあたる方なんだけど、随分と世話になったんだ。
神の使いたる神父様への恩に報いる為、神に感謝し、その愛に触れたいと願った。神とのつながりを確かめる為に、人と神を繋ぐ聖人たちの遺体や聖遺物を参拝しているんだ。
それに――
[ひとつ、言葉を区切る。
わずかに目を伏せ、首を振った]
……いや、なんでもない。
旅をする理由は、それだけだよ。
[『おぼろげな記憶にしか残っていない、生まれ故郷が見つかるかもしれないから』
飲み込んだのは、そんな言葉だった]
こっちの包みは教会の分かな。
わかった。神父様もシスターも喜ぶだろうし、パンと一緒に届けておくよ。
[パンとパイの包みを受け取り、皿に乗せられたアップルパイとペーターが入れてくれた紅茶で、ひと時の休息をするのであった。
一口齧ると、甘酸っぱい林檎と香ばしいバターの味が口中に広がる。うまい]
僕に出来る事があったら、何でも遠慮なく言ってくれ。今更、遠慮するような間柄でもないだろう?
[お茶を頂いたら、仕立て屋に向かおう。早いうちに、外套の補修を頼んでしまいたい。
ああ、そういえばまだヨアヒムを見ていないのだけど、彼は元気にしているだろうか**]
― 教会 ―
[小言を零すジムゾン>>184へ、分かったと素直に頷く。風邪を引きやすいと言った自分を心配して言ってくれているのが分かるから、態度はごく真面目だ。大丈夫、友人の気遣いは理解できていると態度で示した。
だが思い返せば、ジムゾンが自分から頼ってくることはなかった>>134。
普段は特に気にせず、困ったことや手助けした方がいいだろう事柄が発生した際に、さりげなさを装って手伝いを申し出るようにしてはいるが。自分の身を心配されて、さらっと本音がこぼれた。]
ありがとうよ。でも俺だってお前を心配しているんだ。そのことだけは忘れるんじゃねぇぞ。
[あれこれ言葉を重ねるよりも、”何かあったら、すぐ駆けつけるからさ。”と態度で示すことで、手助けすることを言外に伝えようとした。]
マルメロの蜂蜜漬けな、レジーナさんから宿屋に代々伝わる自慢のレシピを教わって俺が作った。尤も戦場で出会った仲間が聞いたら、”お前が蜂蜜漬けぇ?”と驚かれるだろうけどな。
[少しだけ遠くを見る視線になるが、すぐ笑みを浮かべる。]
いいな。ジムゾンが淹れてくれたお茶は美味しいから。俺も楽しみにしている。近いうちに、またよらせて貰うよ。
[すぐ辞する自分に残念そうにしているように見えるジムゾンが口にした、”また”の続きのような台詞を口にした。ゆっくりする時間がなくて惜しいと思っているのは自分も同じだから。]
[ヤコブが顔を出した>>190のは、ちょうど雪にはしゃぐ話が一段落ついた直後>>186だった。
言葉を詰まらせるジムゾンへ言及されなかったのは、不幸中の幸いかもしれんと思いつつ、本人の名誉?のためにも、言葉を詰まらせるジムゾンへ軽く頷くだけに留めた。]
ヤコブは野菜の配達お疲れ様。俺はこれで用事は済んだから、もう帰るわ。
ジムゾン、気遣いありがとう。なるべく早めに宿屋に戻るようにする。風邪ひくのは勘弁願いたいし、な。
[自分にとっては意外すぎる、お人好しという評価を貰っているとは全く気付くことなく。転ばないよう慎重に教会を後にした。]
[立ち去ったシモンと入れ替わり今度はヤコブが教会を訪れた>>190。
シモンの背中に胸の前で小さく手を振っていたが、ヤコブに気が付いてそっと腕を降ろした。彼の抱えた野菜の籠を見て小さくお辞儀をした。]
あっ…、野菜の配達ですか。
いつも、美味しいお野菜を届けて下さって有り難う御座います。
[ヤコブは、こうして野菜を届けに来てくれる。小さな村だから助けってあっていかなければ生きていけない。初めは慣れずに随分と息苦しさも感じたものだけど何時しかこの村の風習も苦にならなくなった。…ははにかみながら野菜を受け取った。
それから、教会の正門から二人で裏庭に移動した。草木の生えてない裏庭を見せれば、案の定ヤコブの口からは「見事に何もありませんね。」という呟き。それを聞いて苦笑する。]
はい、頂いた助言通りに冬が来てしまう前に綺麗にしてしまいました。
[そう、冬が来る前にこれまで栽培した作物の整理した。そのお陰で裏庭には草木ひとつ生えていない。調度、その事で相談しようと思っていたところだった。
何か植えるか、という質問にこくりと頷いて、]
ええ。折角ですから何か植えてみたいと思います。
ハーブ…でなくとも、そう。厳しい冬でもこの庭で育てられる、寒さに強い品種をヤコブさんはご存知ではありませんか?
[…が花を植えた方が良かったのかもしれないと考えたのは気紛れみたいなものだった。ふと、裏庭に顔をだしたフリーデルを見てそう思っただけだ。特に今は花を植えたいと考えている訳ではなく、どうしたものかと思案顔。
何を植えたらいいだろうかと、困った顔のまま隣のヤコブに訊ねた。]
―回想・教会の前―
…そうか。
まあ、村にいる間は、ゆっくりしていけよ。
疲れが取れないようなら、宿屋の温泉にでも浸かるといい。
[自分がシモンにされたように、今度は自分がニコラスに温泉を勧めた。
その効能はよく知られていて、村のちょっとした名物になっている。
自分に信仰心がないからといって、幼馴染のしていることを否定する気はない。
村に戻ればねぎらいの言葉をかけ、村を出るときには旅の安寧を願って見送る。
ただそれだけ。
かつてのように、ニコラスが旅先で見聞きしたものを共有することはない。
訊ねたところで、信仰心のない自分には身を入れて聞けない内容がほとんどだろう。
それはあまりに失礼に思えたので、自分から訊ねることはなかった。
それでも、3年前に足しげく見舞いに通ってくれたことを含め、村に戻る度にこうして声をかけてくれるニコラスには、ヤコブなりに感謝しているつもりだ。]
―現在・教会の裏庭―
[ちょうど入れ違いで、シモンが出ていくところだった。>>203
ジムゾンがほんの少し動揺しているように見えた>>186のは気のせいだろうか。
特に深く追求することもなく、シモンを見送ると、野菜をジムゾンに渡した。]
いえ、仕事ですから。
野菜を買ってくれる人がいるからこそ僕も着るものなんかが買えるのだし、お互い様です。
[受け取りながら礼を言う彼に、なんでもないことだと首を振る。
続けて、次に植えるものの相談を受けるれば、少し考えて]
そうですね…
またハーブを育てるならミントは比較的寒さに強くて
野菜ならホウレンソウやルッコラなんかが育てやすいかと思います。
苗ならすぐにお譲りできますが?
/*
一応農夫の孫だけど農業の知識なんてねぇよ!
ググってそれっぽいこと言ってみたけど、冬野菜とはいえ冬に苗植えて育つのかしら…
しーらない(
[いっそ過剰ともいえる彼女のこのお節介焼きについて、思うところがないわけではない。
まだこの村に移り住んで日が浅い頃には言葉にもしたものだ。
――そうやって人の心配ばっかりしてさあ。
――そういうリデルはどうなの。自分の心配、してる?
とまあこんな具合である。
今となってはもうこんな言葉、口の端にも上らない。
きっと、訊くまでもない、というやつだろう。
あの時と変わらぬ態度が返ってくると信じる気持ち、その裏側で、
変わっているのを恐れる気持ちが身を潜めているのには、
気がつかない、ふりにつとめているのだけれど――]
[お互い様だと言うヤコブ>>209。
今度は…がふるふると首を振る。ごく自然に、すらすらと…の口から言葉が流れ出た。]
いいえ、そんな事は、ありません。
畑仕事を初めてみて知りました。当たり前の事ですけれども…、放っておけば勝手に育つわけではなくて、世話をする人がいてそれが育つように見守ってようやく実を結ぶのですよね。
いつも神様が私達を見守って下さるように。光をあてたりだとか、肥料をやったりだとか、一生懸命にヤコブさんが野菜を育てて下さったお陰で美味しい野菜を頂ける訳ですから。矢張り、ヤコブさんには感謝しなければ。
[主と農夫への感謝の気持ちを告げれば、にこりと笑った。]
―パン屋→図書館―
[パン屋を出て、一路図書館へと向かう。
途中見上げた空は灰色で、散歩日和とは言えなかったけど。
でも籠の中には大好きなパイが入っていて、
右の手首には、ニコラスから貰ったアミュレットが巻かれている。
向かう足取りも、軽いものだった。]
こんにちはー。
[図書館に入れば司書の女性へと元気に挨拶をし、
目指す棚へと向かう。
幼い頃、双子の片割れと一緒に読んだ本。
朧気な記憶を頼りに、似たような本を探す。]
[そして、一寸待って欲しいと断ってから教会の中へ入っていった。野菜の籠を置いて財布を持ってヤコブの元へと戻って来る。
ヤコブに野菜の分の代金を支払う。]
また、宜しくお願いします。
そうだ、今度は…、
[ヤコブをミサで見かけた事は無かった。ヤコブが教会に寄るのは野菜の配達の時だけだった。裏庭の相談に乗ってもらってからは自分の世話した畑の様子が気になるのか教会へ訪れる頻度は増えたが。
信者ではないのだろう、だけども偶にはミサに参加してみてはどうだと誘おうとして…、口を噤んだ。神を信じるのも信じないのもその人の自由だ。]
シモンがね、裏庭で取れたものでハーブティーを作って下さったんですよ。
特に用がなくとも教会へ寄って下さい。歓迎しますから。
[代わりに別のお誘いを掛けた。
それは、人付き合いの苦手な…らしくなく、少しだけ緊張した顔持ちで笑いかけた。]
[ペーターは本の好きな大人しい少年だった。
対照的に、双子のハンスは
外で遊ぶのが好きな快活な少年であった。
昼間は人に化け、夜には人を喰らうという
狼の化け物の絵本を読んで怖がるペーターを、
ハンスはからかって笑っていたものである。
今はもう得ることの出来ない、かけがえのない記憶。]
あ――…あった……。
[分野別に並べられた本の中から、
記憶にある装丁の本を取り出す。
思い出の中よりも色あせた表紙を、そっとめくる。]
……なつかしいなぁ。
[小さい頃は怖かった、人狼の絵。
今ではそれに怯えることは、もうないけれど。
……それが現実に存在しているかもと思えば、
僅かに寒気が走るのだった。]
……やっぱり、物語、だよね。
[ぱらぱらと内容を確認する。
子供が読むような絵本の内容では、
参考になるようなことは何もない。
それでも懐かしさからか、この本を借りていこうと
カウンターへ歩き出すが。]
………………ん?
[ふと、一冊の本に目を向ける。]
なんだろう……これ……。
[目に止まったのは、背表紙に書かれた
“滅びた村の記録”
という文字。
色褪せた紙をめくれば、垣間見える“人狼”という単語に、
思わず唾を飲み込んだ。]
[結局、少年は二冊の本を手に、カウンターへと向かう。
が、司書の女性が親戚の元へと向かう為に、
しばらくの間図書館はお休みとなるらしい。
借りた本をどうすればいいかと訪ねたら、
司書は人差し指をたてながら、図書館脇の植木に
入り口の鍵が隠してあることを教えてくれた。
司書の女性にお礼を言いながら、本を抱えて表へと出る。]
―パン屋―
[リゼットにとって旅とは辛いだけのものだった。
居場所を奪われ数々の辛苦に見舞われても、歩き続けなければならなかった日々の記憶を。
そして姉を失なうことになった、あの日の出来事を決して忘れることはないだろう。
だから、――少女には理解が出来ない。
どうしてニコラスは、居場所があるのに旅なんかするのだろうか。
何故、そんなにも満ち足りた貌で帰ってくることが出来るのか]
/*
どうも風邪の予感がしている青年です。
議事録伸びすぎて頭抱えてる…
でも、今晩は長めに居られそうだからエンカ出来たらなあとか。
何かニコラスが振ってくれてる…ありがたい(合掌)
村の設定が変更されました。
― 仕立て屋に向かう途中 ―
[自分の名前を呼びながら駆け寄ってくる修道服の女性、フリーデルを見かけて足を止める。
切羽詰った態度と口調に、誰かが雪かきの最中に埋まったのか、はたまた転んで怪我でもしたのだろうかと身構えたとき。]
……薪?!
[予想外の台詞を聞いて、思わず目をぱちくりさせた。]
嗚、だ、大丈夫だ。俺もちょうどそれが気になって仕立て屋に行こうとしていたところだから。
[だから落ち着いてくれな?と、真剣な表情のフリーデルに答える。]
/*
なお希望が通った場合の役職ってか判定フラグでもあr
わりと人気なさそうな職なんだけどどうなんだろうなー
過去の少人数村では出現しなかったやつなので参考資料にも乏しく
[愚かな思い>>228に囚われたせいで、折角オットーが振舞ってくれた林檎のパイも>>181まるで味がしない]
パイと紅茶、……ご馳走様でした。
[もそもそとパイを食べ終わって。
お礼を言ってから、対象の一人であるペーターが、既にどこかへ出かけてしまっていたことに気付く始末だ]
……私も、そろそろ行きますね。
パメラさん。 今日はありがとうございました。
一緒にお出かけできて、とても……嬉しかったです。
[オットーとニコラスも含めた大人たちにぺこりと頭を下げて。
エルナからの貰い物のマフラー>>179を巻き直し、姉の眠る場所へと向かった]
神様、ね…
[感謝の言葉をかけられれば、悪い気はしなかったが、そこに“神様”という言葉が乗せられると>>213少し複雑そうな顔をした。
神様なんてものは、信じていない。
いるとすれば、3年前のあの日、なぜ自分と恋人を助けてはくれなかったのだろう。
そう問うてみたい気もしたが、喉まで出かかった言葉が発せられることはなかった。
あの日のことを気安く口にできるほど、まだ心に負った傷は癒えていないのだ。]
わかりました。
いつでも農園にどうぞ。
…ええ、時間が合えば。
[後日苗を取りに来るというジムゾン>>214に、了解の意を示し、気軽に教会に寄って欲しいと言われれば、同意とも拒否とも取れるあいまいな返事を残して教会を後にした。]*
―宿屋・厨房―
[砂糖と混ぜて適当に煮詰めていれば、やがてどろりと粘性を持つジャムが出来上がったか。
誰かの気配がすれば少し顔を上げもしただろうけれど、作業に没頭しやすい青年は声をかけられでもしなければ応答しなかっただろう。]
――…ん。上出来。
何か詰めるものは……お。
[誂え向きに棚の上に幾つかの瓶が乗っているのを発見し、丁度いいやと拝借することにした。
もし、何かに使う予定だったなら後で宿の女主人に謝っておけばいいやと楽観的に。
手早く煮沸して、流し込む液体の色は――赤。
皮を剥かずに林檎でジャムを作ると、元の果実と同じ、鮮やかな色のものが出来上がるのだ。
食料の少ない冬の間は皮ですら無駄にはしたくないもの。
幾つかに分けて蓋をすれば、こいつも「お裾分け」かねえ、なんて暢気に考えていた。]
[――…唯。
窓の外に映る空の色はどんよりと重く。
こんな日は…幼い時分に母から聞いた恐ろしい話を思い出す。
人から獣へと自由にその姿形を変えて人を喰らうという化物の昔々の御伽噺。
それは本当にあったことなのか、それとも母の作り話だったのか。男は知らない。
物心着く頃に母は他界してしまって、もう聞くことは出来無くなってしまったから。
勿論、少し前に何処かで話されていたこと>>1>>27>>34なんて知る由もなく、パン屋へ戻るかどうしようかと考えながら、宿屋を後にしたのだった。
カウンターに置かれた、個室の鍵を…一つ。
通りざまに失敬すれば…かちゃり。服へと乱暴に突っ込んで。]
――宿屋→
―宿屋―
こんにちはー。
[本日二度目となる宿屋への顔出し。
果たしてその頃ヨアヒムは居たかどうか。
レジーナが不在であるということで、中へと入れば
談話室にて居眠りしているゲルトを発見した。]
ゲルトさん。
またこんなところで……風邪ひきますよ。
[そう言って笑いながら声をかける。
起き上がったゲルトの腹が鳴るのを聞けば、
笑いながらパイの包みを取り出した。
シモンが不在とわかれば、
オットーの焼いたパイを二人で食べながら、
ゲルトにこんなものを見つけたのだと本を差し出すのだった。]
いらっしゃい。
ご注文は―――……おっと危ない。
[やがてシモンがやってくれば、いつもの来客を迎える調子で声をかけようとして中断した。>>226
薪のことをフリーデルから聞きつけやってきたのかもしれないからだ。
何やら首を傾げていたがあの方向には看板くらいしかない。
もしや看板以外にも何か――。
シモンの心情知らず、そこで考えるのを止めまあいいやと流していた]
足りないです是非たらふく持ってきてくださいお願い!!
[薪、と聞けば飛びつかんばかりの勢いで叫び]
そうかー、今夜あたり雪が降りそうなんだ。
……ニコさん大丈夫かな。ちゃんと戻ってこれるといいんだけど。
[今冬、未だエルナは姿を見ていない旅人の身を案じて視線はまた外に向いた]
/*
・∀・「……あっ」
エルナ「どうした表情差分のミスかー?」
・∀・「いや、『そうかー』の辺りで発言区切ればよかったにゃーとふと。ついいつもの調子で発言詰め込んじゃうなあ」
現在今どこにいるんだ?
パン屋
どっか
ゲルト
パン屋
オットー、ニコラス(→仕立て屋)、パメラ
教会
ヤコブ、ジムゾン、リゼット
図書館
ペーター
道中
シモン、フリーデル
仕立て屋
エルナ
宿屋
ヨアヒム(→パン屋)
― 仕立て屋 ―
[たらふく、との言い回しに思わずくすっと笑みを漏らしながらも、真面目に答えた。]
了解。早めに持ってくる。薪を置く場所はいつもの通り、店の裏手でいいか?
[なるほど、フリーデルが切羽詰った口調でお願いしてくる訳だと胸の中だけで納得しながら、視線を外に向けるエルナに聞いたばかりの情報を告げた。]
ニコラスなら大丈夫だ。さっき教会に行ったとき、ジムゾンが”昨夜から村に戻っている。”って教えてくれたんだ。
―回想:仕立て屋への道すがら―
[恐らくエルナの薪は本当に、全く、ちっとも、足りてないのだろうと。
あのエルナが「ちょっと足りない」ではなく「足りない」というのだ。
蓋を開けてみれば「薪は全く残っていない」となっていても、それは別段驚くべきことではない、と。
少なくともフリーデルはそう思っていた。から。
シモンの言葉には少なからず驚いたし、これぞ渡りに船!とばかりに目を輝かせ。
シモンの手を両手でぎゅっと握り、目と目を合わせる。]
シモンさん。
[実に真剣な表情で。それはまるで嘆願のようであった]
恐らく、本っっっっっっっ当に足りないので!
……覚悟して、行ってくださいね。
………お願いします。
[極めて切実な様子で深々と礼をして。仕立て屋に向かうシモンとはそこで別れた。こちらは一路、教会へ]
― →教会へ ―
お姉ちゃん――来たよ。
[農場にヤコブは不在だったが、用意してくれていた花>>188を墓前に供える。
彼が心づくしに育てた花の鮮やかな色は、少しでも姉の慰めになれば良い]
パメラさんも神父様も、みんな、私に良くしてくれるんだ。
ほら、これ見て。
ニコラスさんがくれたんだよ。……綺麗でしょう?
[外套のポケットに仕舞っていたアミュレットを掌に載せて、墓に語りかける。
まるで、何処かで姉が見ていると信じているかのように]
きっと……お姉ちゃん、心配してるよね。
でも、大丈夫。
わたしは――変わらない。
一人だけ幸せになんて、なれるはずないから。
[それが当然であるかのように口にして、微笑んで見せた]
[すらすらと台詞を読むかのように慣れた口調で、主への感謝の気持ちを示せば。
ほんの少しだけヤコブの表情が曇った気がした>>233。
3年前。ヤコブは肩に大きな傷を負って村に戻って来た。…がこの村の教会を任されたのはそれよりも少し前。詳しい事情は聞いていない。
ヤコブの真意を図る様にじっと見つめてみたが、彼の気持ちを察する事は無理だった。
気軽に教会に寄って欲しいと声を掛けたものの、同意とも拒否とも取れる曖昧な返事に…の表情が僅かに強張った。
それでも笑顔を作ってヤコブを見送った。彼が教会を離れた後、…はひとり肩を落とした。
ヤコブと会話をしている間に小さなお客様が訪れていた事にも気付かないまま>237。]
―シモンと別れ、教会への道の途中―
[さて、エルナの薪不足の問題はとりあえずシモンさんに伝えた。
残る用事はあとひとつ、ヤコブさんへの伝言だが……農場の方だろうかと思わなくもない。
とはいえ、まずは預かったズボンを神父様に渡さねばならぬわけで。
教会へ向かうと……今度は、教会を離れて歩いているヤコブの姿が見える >>233]
あ、ヤコブさん、ちょうどいい所に。
[軽く小走りでヤコブのもとへ歩み寄り、声をかける。
先ほどシモンと遭遇した時と比べれば、フリーデルの様子は十分に穏やか。こちらは急がずとも、いずれ必要になればヤコブ自ら訪れるだろうと知っているがゆえ]
こんにちは、ヤコブさん。
先ほどエルナさんから伝言を預かっているんです。
注文の作業着がもう出来ている、と。
恐らく、今ならまだ居るかと思いますので、取りに行かれては?
[と。平常通り穏やかな様子で提案する。
もしヤコブが引き止めないようであれば、彼女の足はそのまま教会へ向かう]
― 仕立て屋に向かう途中 ―
[これから仕立て屋に行くと聞いた途端に目を輝かせ、両手に力を込めて握り締めてくるフリーデルの勢いに押されて、思わず無事な右足を一歩後ろへ引いた。
エルナのことを心から心配する様子は伝わってくるのだが。いかんせん必死になった女性の勢いは、ペーターとリーザくらいの年齢で戦場入りした自分にはあまり馴染みがない。]
……。
[合わせられる視線は流石に逸らさなかったが、足りないことを力強く主張するフリーデルに、最初の内は必死でこくこくと頷くだけしかできなかった。今では元がつくとはいえ、れっきとした戦系男子なのに情けない。]
わ、わかった。俺に任せてくれ。
[深々と礼をされて、漸く返事を返す。
仕立て屋に向かう途中、未だじんじんと痺れる手を見つめながら、女性同士の付き合いというのは思っていた以上に力強く勢いがあるものなんだなと間違った認識を抱いていた。]
[宿を出れば、よく見知った少年の顔を見かけて。
声の代わりに片手を上げてみせたけれども、相手が気付いたかどうかは知らん顔。
気付かなかったならまた後でと、幾らか重さの減った袋を背負い直した。
幾許か口元が緩むのは叺が軽くなったからではなくて、オットーへと頼んだ「依頼」>>75のせい。
何時も客の期待に忠実に答える彼のことだから、きっと戻ってみれば完璧な仕事をしているのだろう。
――…それに、もしかしたらまだ今冬は顔を見ない昔馴染みの旅人もいるかもしれないから。]
…他へ顔を出すのは後回しでもいいかねえ。
[つい言い訳地味た口調になるのは、オットーの焼いたパンが食べたいと素直に口にしたくないから。
……雪を見て燥ぐ子供じゃあるまいし。]
―→パン屋―
[はてさて、足の向かう先は矢張りパン屋だったよう。
コンコンと叩くのは本日二度目。
叩きながらも戸を開けば、鼻腔を香ばしい匂いが通り抜けていった。
中には主人の他にまだ人がいただろうか。
いたのならひらりと片手で挨拶代わり。]
――…出来てる?
[もどかしく主語を欠いて尋ねれば、主人…オットーの反応はどうだっただろう。
用意が成されていたにしろいないにしろ、ついでに古馴染の旅人のことも聞いてみることにしようと心に決めていた。
返事を待つのも惜しく、目線は落ち着かずにうろうろ…うろうろ。]
もう帰ってきてるんですか!?
[そうしてニコラスがもうこの村に辿り着いているということを訊けば、
心なしかはしゃいだ声をあげ]
待てよ、神父さんから聞いたってことは、
――リデルももう知ってたってことになるじゃん!
惜しいことをしたなあ、先にリデルに訊いてたら楽しみにする時間が増えたのに……っ
[色々と独り言を零し始める。シモンがいるというのにずいぶんとでかく響かせて]
もう帰ってきてるんですか!?
[そうして。
ニコラスがもうこの村に辿り着いているということを聞けば、
心なしかはしゃいだ声をあげ]
待てよ、神父さんから聞いたってことは、
――リデルももう知ってたってことになるじゃん!
惜しいことをしたなあ、先にリデルに訊いてたら楽しみにする時間が増えたのに……っ
[色々と独り言を零し始める。シモンがいるというのにずいぶんとでかく響かせて]
/*
聞くと訊くの使い分けぇ……
[初削除である。orz]
超個人的めも
ナカノヒトはじめじめ成分を吸血鬼やった時に使い果たしたっぽい
― 仕立て屋 ―
そっか。薪小屋に行く前に、どのくらい運べばいいか確認していく。
[フリーデルの勢いが頭に浮かんで、そりを使って運ぶことも視野に入れるべきなのかと考えつつ、頷くエルナに返事を返した。]
へっ?
[そこでニコラスの帰還について意外な反応が返ってきて首を傾げる。]
楽しみって、何が?
[独り言に対して思い切り真顔で尋ねる。戦系男子には女心の機敏さなど到底理解できぬ存在なのだった。残念!
だがすぐにジムゾンに勧められたことと、ご注文はとエルナに挨拶されたこととを思い出して、そうそうと声を上げた。]
最近寒くなってきたな。
流石にそろそろ自分の体に合った服をあつらえるべきかな、と思って。厚手で動きやすい上着、作って貰えるか?
[少し袖の足りないコートを指差しながら依頼した。]
/*
多弁になれなくてなれなくて…
んんん、適当に切り上げるっていうのが出来ないなあっと。
あと、外の位置関係がいまいち分からなくて話しかけられない…
みんなどこにいるん…
― →教会 ―
[さて、エルナから依頼された件は全て済ませた。
帰り道で全て片付くとは思ってもみなかったので、これは幸運。
内心で改めて神に感謝して。
教会の広間へ入り。]
神父様ー!
ただいま戻りました、神父様!
[片手にはエルナから受け取った冬用ズボンの袋を持ち、帰還を伝える]
………あ、そういえば。
先ほど何か仰られかけたのは、一体?御用でしたら、何なりと。
[出かける前に確かに神父は何か言おうとしていたな、と。 >>108 >>109
何も言わなかったということは、戻ってから何かさせるつもりだったのかという想像もできる。]
―教会―
[墓参を終え、本堂に入ると椅子に腰掛け主の帰りを待つ。
誰もいない教会はあまりにも静かで寒くて、人を待つには辛かったけれど。
雪が本格的に降り出だせば、最低限の用事以外は家に籠もることになるだろうから、今のうちに神父とシスターに挨拶をしておこうと思ったのだが]
――……。
[無意識のうちに横座りに揃えた足をぶらぶらと揺らし、正面の十字架を見上げた]
/*
どうしてこんなに意味深な人が多いのだ…役職希望多い?
始まってから決めりゃいいかと思ってたけどそんなことは無かったなんてそんな…
もち、ヨアヒーは始まってから書けばいいやと思っていたなんて…。
―――…冷えるわね。
[空を見上げれば、どんよりとした雲が見える。
雪が降るのも、そう遅くはないだろう。
少し緩んだマフラーを冷気がこないように巻きなおすと、ひらりと白いもの。]
うん、薪少し頂いてから戻ろうか。
んー、レジーナさんに聞いてみようかしら。
いなければ、シモンさんね。
[そう呟いて、宿屋へと足を早めて歩く]
/*
火傷跡=異端者の烙印
天候が読める(気圧によるへんずつー)事から魔女と噂され、母子ともに異端審問にかけられたものの命からがら逃げ出した、というあれそれ。
真相は、父親が不義の相手とくっつくために妻と子が邪魔になったから魔女として告発したというクズっぷり。
[これだから人付き合いは苦手なのだと溜息をつく、…。
暫くして、仕立て屋に行って冬用のズボンを取って来て欲しいと頼んだフリーデルが帰って来る>>257。随分と威勢の良い挨拶に思わずくすり。
沈んだ表情ではなく笑顔で彼女を出迎えて、]
おかえりなさい、フリーデルさん。
お使い、有り難う御座いました。
[礼を言ってズボンを受け取ろうとするだろう。
受け取る間際に出掛ける前の事を聞かれれば、…は一拍の間をおいてから返事をする。]
……ああ、本当に何でもないんです。ちょっと、庭のことで悩んでいまして。
冬になる前に綺麗にしてしまったから今は何にもないでしょう。
だから、今度は何を植えようかと思ってフリーデルさんの意見を聞こうと思ったんです。
−宿屋−
こんにちは、レジーナさんいるかしら?
って、あら、ペーター君ここにいたのね。
ゲルトさんもこんにちは
[宿屋へ顔を出せば、レジーナが不在であることを知るだろうか。
ペーターとゲルトへ軽く手を振って挨拶を示す]
/*
目標が果たせてないけど、
取り敢えずオットーからお返事が来るにしろ来ないにしろ、希望の都合で一回寝ておきたいなとは思ってるから来なさそうなら巻いてもいいかなと。
いざとなったら回想という便利な手段もあるしね…
[と、教会に戻ってくれば。
自分と神父以外にもう一人の人物。 >>258]
……リーザちゃんじゃありませんか。
[この人物が教会を――厳密に言えば、その近くの墓所を――訪れることは、珍しいことではない。
経歴が自分と似ていることもよく知っているから、特別気にかけていた、と言っても嘘にはならないだろう。]
いらっしゃい、リーザちゃん。外、寒かったでしょう。
……神父様にご用事?
[そう問いかけるフリーデルの表情は、やや複雑。沈んでいるようにも見えるが、それだけでもない様子で。
何せ、ただでさえ難しい年頃の女の子相手。しかしリーザの経歴は更に特殊だ。]
[自分は、両親を失ってなお、その代わりを買って出てくれた先代の神父や、当時のシスターなどが本当に良くしてくれたから。心の重荷に自分が潰されてしまう事まではなかった。
……だがこの子はどうなのだろうか。
自分に接してくれたシスターや先代の神父様の態度には程遠いと知りつつも、親しく声を掛けねばと思うのだけれども。
……果たして自分はうまくやれているのだろうか。この子に会うたび、そういう思いが胸を渦巻く。こんな冬の日は余計に……
そういった思いが、普段よりも少し、フリーデルの表情を浮かないものにさせている]
/*
そうそう、今回は綺麗に死ぬという目標もあるんだよな。
希望が通っても通らなくても、襲撃でも処刑でもなんでもいいけれど、綺麗に墓落ちしたい。とか。
ストーリー重視の村だから、死なない場合は…うん。
リデルがすごくいいキャラで、俺は…俺は!
んーレジーナさんに聞こうと思ったのだけども・・・。
薪余分があれば、念の為程度だけれど、ちょっと頂こうかなと。
[不在ならば仕方がないように眉を下げて]
あ、酷い雪になるみたいってニコラスさんから聞いたわよ。
[知らないのでばれば、そう付け加えて言うだろう*]
/*
シモンが面白いな。戦系男子は新しい。
こういう細かいとこに面白い言葉を挟んでいけるのっていいなあ。
んん、眠気が来てるから巻くか。
あとは回想で…。
厚手で動きやすい上着……承りましたー。
ふむ……その格好だと確かに寒そう。
[かといってざっくりと大きめのサイズで作ってしまっては、
かえって動きにくいことにもなりかねない]
身長は? だいたいでいいけど。
[問いつつエルナはサイズを測るための道具を探した。
ぐるりと丸められている形でまとめられた、目盛りの書かれた帯。
特に拒まれなければ服の上から肩幅とか腕周りの長さとかを測ろうとしてみる]
/*
あっ独り言残pt222だ あっ わはー
結局いつものくせでちょっと職人ロルに精を出さんとしているあいあむ
サイズ測るだけだから! だけだから!
[リゼットの耳にニコラスの言葉>>242は届いていた。
けれど少女には、彼が神の直接の行いと、神の思いを汲み行動する人の行いとを区別する理由が分からなかった]
……神父様がニコラスさんを助けたのは、
神さまの計らいじゃないのかな。
[そんなことをぼんやりと考えていると、不意に声を掛けられて現実に引き戻された。
行儀悪く揺らしていた足をぴしり揃え、声を掛けてきた人物――フリーデルに顔を向ける。>>263
神父に用事が、と問われるのには]
神父様、とシスターにも、です。
……もうすぐ雪が降って、みんな、冬仕舞いするから、その前にご挨拶をって……思って。
[エルナの返事に対し、しばし考え込んだあと、ぽんと拳で手の平を叩く。]
嗚呼!朝飯のときに、”今日の夕飯は豪華にするから!”って言われると、楽しみな時間が増えるって奴だな。
[思い切りどや顔で現金極まりない例えを言い切った。即物的であっても、これしか思いつかない残念な発想の持ち主だから仕方がない。
エルナ本人すらも全貌が掴めない感情であることなど考え付きもしないのだった。]
身長は……そうだな、軍で最後に測ったときに177センチあったな。
あんときは既に成人していたし、それで止まっていると思う。
[快く注文を受けてくれたエルナ>>268の質問に、少し考え込んでから答えた。
服の上からサイズを測ると気付くと、なるべくエルナが仕事をしやすいようにじっとしている。もし体の姿勢を指定されるなら、すぐさま言われた通りにするつもりだ。]
[リゼットの挨拶 >>270 を聞き、丁度神父も戻ってきた頃合いで。]
……なるほど、確かに。
今年の冬は本当に厳しい物になるという話も聞いています。
リゼットちゃんは礼儀を大切にするのですね。
[柔和な笑みを浮かべて、リゼットと視線の高さを合わせ。]
わざわざ来てくれてありがとう、リゼットちゃん。
来れる日は危なくない程度に、来てくれても構いませんよ?
……それと。言うまでもありませんが。
神様は、全て見ておられます。いいことも悪いことも。
あなたが、私達にわざわざ挨拶をしてくれたのは良い心がけです。きっと、良いこととなって返ってきますよ。
[ふんわりとした笑みをリーザに向け。軽く頭を撫でる]
[さて、ジムゾンに袋を手渡して、先ほど投げた質問の答えを待てば、神父様の「悩み」について聞くことになる。 >>261
なるほど、裏庭は今はずいぶんと綺麗になってしまい、寂しいと言えば寂しい。
昔の事を思い出す。
確かに昔は裏庭には花を植えていたこともあった。
春に撒けば秋ごろに青い花を咲かせていたが、それを撒かなくなったのは……どうしてだっただろう。
理由があったのかもしれないしなかったのかもしれない。このへんは、よく思い出せない。
さて、過去よりも現在を、と考えれば。
……どうしたものか。あの青い菊の花をまた植えるのも良いかもしれないが、いや、しかし。]
……神父様、提案があります。
花は心の栄養であり、未来への礎です。私達よりも未来を生きる子の意見に価値はあると思いませんか?
[そう言うと、偶然にもちょうど来ていたリゼットに視線を向けて。]
リゼットちゃん。裏庭に何を植えたらいいか、私達は悩んでいます。
何か、植えて欲しいものはありますか?
ニコラスか。こんにちは。既に村に戻ってきているとジムゾンから聞いていた。久しぶりだな。
[噂で影が何とやら、とうろ覚えの呪文?を脳裏に浮かべつつ、仕立て屋に現れたニコラスに手を振った。]
いや、大丈夫。俺は全然平気だから、エルナに頼みたいことがあるなら遠慮なくどうぞ。
[出直す必要はないだろと本気で思っているので、右手を少し動かしてどうぞと示す。
ニコラスに会えるのを楽しみに待つとのエルナの弁は、本人が直接言うのが筋だろと思っているので、勝手に口にしないだけのデリカシーはかろうじて持っていた。]
[フリーデルの声で自分と彼女以外にもう一人の人物がいる事に気が付いた >>258。
聖堂を見渡せば、椅子にちょこんと座っているリーザ。椅子の背もたれの影に隠れてしまっていて直ぐには気付かなかったのだ。]
おや、リーザ。
居たんですか。寒い中、待たせてしまいましたかね。
[建物の中だというのに空気はひんやりと冷たかった。申し訳無さそうに眉を垂らす。
…はリーザのそばに立つと、膝を折り曲げ少女との目線を合わせる。感情に揺さぶりを掛けないよう、穏やかな眼差しで少女を見つめた。出来るだけ声色は優しく。]
お姉さんに会いに行ってたんですか?
[礼儀を大切にしている良い子だと、シスターと神父に口々に言われ後ろめたい。
リゼットが礼儀を大切にするのは、相手を立てさえすれば無難に遣り過ごせると知っていたからだ]
いえ、……シスターと神父様には、いつもお世話になって、いますから。
なら、お言葉に甘えて、また寄らせて、もらいます。
[フリーデルも神父に劣らないくらい、リゼットのことを気にかけてくれているのは分かっていた。
けれど神の視線に関する言葉は、少女の心を疼かせた。
良い行いには、良い報いが返ってくるならば
当然、悪い行いには、悪い報いが待っているということ。
だから――リゼットは幸せにはなれないのだと、改めて思い知らされるのだ]
―過去の話―
[両親が亡くなったのは、数年前というものの、私自身、ショックが酷かったせいで、うろ覚えだ。
どうして亡くなったか、何が原因で亡くなったか。
正直覚えていないのだ。
仲の良い両親がちょっとした旅行へ行くと言ったのは雪も解けて春先のこと。
その時、私は一人暮らしに憧れを持っていて、家事を自分からやっていた。
色々手伝ってた成果か、ちょっと出かけてくるねと、数日開けることを告げて、家を出たのだ。
ほんの数日、少しだけ、あこがれの一人暮らし。
あれもこれもやらなきゃといつの間にか数日はあっという間に過ぎた。
そろそろ帰ってくる日だとワクワクをしてた。]
[両親は帰ってくることもなく。数日がすぎた頃、1通の封筒が来たことで知った。
亡くなったこと記された手紙
そして旅先で書いてたのであろう両親から私への手紙が数枚と共に。
それをそっと、仕舞い込んだ。
手紙を見れば思い出せるのだろうけれど、思い出したくはない.]
ん?もしかして違うのか?そりゃ申し訳ないことを言った。
[あっさり謝罪したあと、立て板に水の如くというか、しっかりと練習した上官の演説よりも調子の良いエルナの突っ込み>>280に感心した視線を向ける。
というか、この感想自体エルナが言わんとする内容とは大分外れていることにすら気付いてない。最早鈍感を通り越しているとしか言えないのは、指摘するまでもないだろう。]
そっか。
流石本職は違うな、見ただけで分かるのか。
[……などと、エルナとの会話を交えてサイズ測定を進めるうちに、ニコラスが店内に入ってきた。]
お、おう?
[途中で言い掛けた言葉が、いきなり断言口調になった>>282?と驚いたものの、大人しく指示に従う。自分の用事を済ませないと、ニコラスの依頼を落ち着いて受けられないのだろうなと解釈した。
工程が終わると、エルナがニコラスと話をしやすいように一歩下がる。]
/*
どうしようかなぁ。
喉配分も丁度いい感じにはしてあるのだけど、
でも役職弾かれそうなら狼希望に変更もしたい……。
でも、一度出るとフィルタでの抽出とか出来なくなっちゃうしなー。
うーん。悩む。
弾かれたら弾かれたで、素村なら死亡フラグがんがんたてていけばいい……かな……?
[各地を巡礼して回るというニコラスを見ると、自分は想像以上に狭い世界しか知らないことを実感する。故郷の村と戦場、そして今住んでいる白銀の村だけだ。
果たしてニコラスは、旅をしながらどんな風景を目にしているのだろうか。エルナに差し出した品から急に興味が湧いてきて、丁重にニコラスへ声をかける。]
嗚、ジムゾンからまたお茶を飲みに教会に来ないか?って誘われているんだ。もし良ければ、そのとき何処を旅してきたか、教えてもらえないだろうか?興味があるんでね。
[村に帰ってきたからには友人との逢瀬もあるだろうし、無理強いをするつもりはない。
あくまで余裕があったらでいいから、と遠慮がちに付け加える。]
[そうして、オットーと幾らか話もしただろうか。
結局…旅人の話は聞けたか。忘れっぽい青年は言いそびれてしまったかもしれないが――荷物に新たな重さが増えていれば、その足取りは軽く。
袋の奥へ沈む果実を配って歩くのはまた明日と決めて、今来た道を引き返す。
二箇所の往復だけで日を終えることも…悪くない。
冬の間は長々と動き回っていれば、疲労もことのほか溜まるのだし、元来一度に多くの仕事はしたくない性分なのだ。
だからこそ、普段はそう訪れることもない教会や仕立て屋からは足が遠のくのもまた…仕方のないこと。]
……そういや、ゲルトに声掛けそびれちまったなあ。
[宿を出た時、彼の特徴的な金色の髪が見えたような気もしたけれど、そのまま出て来てしまった。
マイペースな彼が気分を害したとは思えないが、あとで軽く謝っておくくらいはしておこうか。
そう決めれば、図ったかのように宿屋が見えてきて。
男は、矢張り慣れた体で裏口へと回り込むのだった。]
[果たして、中へ入る折には誰かとすれ違うこともあっただろうか。それが先ほどの少年であれば、同行者が誰であれ、苦笑交じりに見送ることにしただろう。
思うのは、つい先ほど顔を見合わせたばかりだというのに些か慌ただしいな…と。]
よお。
[そんな考えも、何やら古びた本を手にする>>279ゲルトが目に入れば霧散してしまったのだけれど。]
黴の生えたようなそんな古ィ本、一体全体どっから引っ張り出してきたんだよ?
[言いながらも覗き込めば、傷んだ革表紙よりは綺麗にも見える擦れた中身に所々人狼という文字を見つけて幾度か瞬きをした。
それは、何時か母の口から語られた言葉であったから。
――…異形の化物、人狼。
そんなものが本当にこの世に存在するのだとしたら?
……したら。]
…………。
[一秒。 …二秒。 ……三秒。
黙り込めば、目を細めた。
生憎と、ゲルトは本に没頭していて男の様子には気付かない様子であったから、好都合なことだなと脇見をしながら思考する。]
――…物好きも程々にしとけよ。
[揶揄うように投げる言葉は、古びた本へ意識を飲まれるゲルトに対するものか、それとも、この本を引っ張り出してきた「誰か」に対するものなのか青年にも判別はつかなかった。
言い終われば、もう用は済んだとばかりに幅の狭いやや急な階段へと足を掛け。]
――…また今年も…世話になる。
[宿へ間借りする旨を伝えれば、それ以上は振り返らずに階上へと踏み出した。]*
/*
ぐふ…、粗ロール多くて…
人と絡みにいけないんだよなあ。タイミングもあるかもしれないけども、多角に飛び込めない病…。
や、そんな気にしなくっていいって。
[比べれば案外似通っているが、かといって一緒にするのは抵抗がある。
そんな結論を己の中でつけつつ、あっさり謝罪するシモンにはいつもの調子で笑ってみせた。>>287
笑ってみせた――ものの。
シモンの口からそんな、今しがた一段階整理のついた感情が漏れやしないか、
それだけはほんのちょっと、気になっていた。
しかし現状そんなことはなく、実に心地よく時は流れている]
外套の補修ですね。承りました。
これくらいなら1日2日あれば済むかな……。
[脱いだ外套に手を伸ばし直すべきところを確認していると、>>281
また別の物が取り出されていた]
……かわいい!
[テープの可愛い模様を見て喜びの声をあげる。
ボタンも大小さまざまな取り合わせがある。
この■lightcoralのやつなんて、シモンの注文の品にも使えるのではないか。
さてテープの方は……]
…………。
たとえばニコさんの外套のほつれを補修した後、
このテープを端から端に貼ればさらなる補強に、
―――ってさすがにファンシーすぎますかねこれ。
[テープのひとつを指一本分ほど引き出して、
強度を見定めている間に浮かんだ案はいまいちだった。
珍しく眉根の寄った顔になる**]
/*
聞いてくれ
プロ中一回も見出しをつけなかったぞなんということでしょう
迷ってたけど薔薇下形式でいいかなー つまりいつも通りのダッシュ一本+空白
/*
そういえば、設定考えてる時は霊能者想定だったのにw
なんですっかり赤方面に行ったのか……。
狼好き過ぎるからかな……。
/*
さて、ナカノヒトはもうちょっとだけ起きていることになりそうだ……(テレビON
ともあれ仕事もこっちもがんばりまっしょい・∀・
あ、あとリデル超ありがとう実はこの状況かなりおいしいんです!!!
[リゼットはというと、黙り込んで何か思い出そうとしているようだった。
思い入れのある金色があるらしかった。]
何か、特別な花があるのですか。
[例えば、そう。リゼットの姉との思い出の花なのだろうか、と。
口にはしないが、金色の花の名前を思い出そうとする少女の様子にそう思った。]
/*
そうか。別に弾かれても、素村で二重人格設定とかでもいいんだな。
それで妙な発言をして、ミスリードとして吊られてもいいんだ。
ようし。そうしよう。
なら、もっと設定表に出しておこうっと。
[神の存在。これを証明するとなると、成る程これは難しい。例えば自然界に秩序や設計があることから神が存在することを導く方法を唱えるとしよう。食物連鎖の頂点に人間が立っているという構図が自然に生まれるということは、適当な文字群を並べて綺麗な文章が出来上がるのに等しい奇跡であることから、設計者たる神がいるという考え方。
確かにこれは、一見して説得力に溢れている。人間が神に愛され、神が自分に似せて生み出した存在であると言われる所以はここにあるのだろう。愛して止まない人間を自分の姿に似せ、食物連鎖の頂点に立たせているというのだ。
しかし、そもそも適当な文字群を並べるという目下の事例とこれまで形成されてきた自然界という広大な事例とでは類似として不十分であるし、そもそも人間が全ての生物の頂点に立つという考え方も怪しいものだ。人間は、偶然に形成された現在の環境に適応できているだけ。木の枝の、無数に枝分かれした先の数多の頂点の内の一つに立っているに過ぎないのだ。
更に言えば、この世には人間に辛い、人間にとって「悪」と言えるものが多く存在する。神が本当にいるのであれば、どうしてこのようなことが起こるのだろうかと。
しかし、其れに対してもまた、その悪は必要不可欠なものであり、本当には悪ではない見かけ上の存在であるとも否定できるだろうか。
神というものは、その存在について証明することも否定することも難しい。ただ一つ、自身にとって明らかなことは、神が存在するのであれば自身は必要悪を一身に受ける存在であるのだろうと。少なくとも、よく言われる全知全能の神が存在するのであるのならば、きっと“僕みたいな存在は生み出されていない”。神について、知人に考えを告げたことはただの一度もありはしないが、自身は基本的に神という存在について疑いは持っていない。ただ、信仰する気持ちがあるかと問われれば首を横に振らざるをえないだろうか。]
[他人の期待を受けることでしか行動を起こせない自分が、その期待を向けてきた相手に賞賛を受けるというのは何とも不思議なものだ]
そう。それは、少し出すのが遅くなってしまったかな?
[いつ出てくるのかそわそわしていたと言うニコラスの言葉>>199からも期待が込められているのを感じる。そう、こういった期待が無ければ、自身では何も作ることができない]
(僕には、願いや望みを抱くことができないから――)
[教会へ、パンと一緒に届けてくれるという言葉には「頼んだ」と、簡単な相槌を打つように返す]
ん、何か頼みたいことができたら遠慮なくお願いするよ――
[――そう、望まれるのであれば。
そう心中で付け加える。近頃は、自らの異常性が日を追うごとに強く感じられるようになっていた]
/*
うん。
もし素村だったら、入れ替わりという設定で。
赤持てたら今まで通り。
そうしようっと。
占い師とか狩人だったらどうしようとは思いつつw
まぁいいか……。
どちらも人気ありそうだから、大丈夫……かな?
―パメラ宅→パン屋―
[パメラの家まで薪を届ければ、挨拶をして、
その後パン屋へと戻る。]
薪をパメラさんとこにわけてもらったこと、
シモンさんに伝言をお願いしておけばよかった……。
[明日また宿を訪れて、シモンさんに話しておこう。
そんなことを考えながら、日々の雑務を終わらせ、
夜になれば自室で一人、ベッドへと座り込む。]
[いつもと違うのは、今日は懐かしい本が手元にあること。
描かれている内容は、恐ろしい人狼のことだけれども。
かつて双子の片割れと共に読んだ、思い出の絵本。]
………………懐かしいな。
[感慨を込めて呟く。
そうしているうちに、静かに夜は更けていった。]
[姿はよく似ていた。
でも、性格も振る舞いも全然違う双子だった。
ペーターは引っ込み思案。
ハンスは元気が有り余っていると言われていた。
ペーターは優しくて、ハンスはちょっと乱暴者。
ペーターは勤勉で、ハンスは面倒臭がり屋。
見かけはそっくりだけど、話をすればすぐにわかる。
そんな双子は、子供の少ない村では
周囲の大人達に優しくしてもらい、すくすくと成長していった。]
[そんな平和が壊れてしまったのは、ある冬のこと。
冬に親戚の家を訪れる事情ができ、家族は皆出かけていった。
風邪気味だったから、一人家に残っていた。
それが幸いしたのか――あるいは、不幸だったのか。
それっきり、もう二度と家族には会えなくなった。]
[一人残された少年は、
周囲の助けを借りて生活していくこととなる。
大人の真似をして仕事をするようになったのも、
それからのこと。
少しでも、皆の役に立ちたい。
それがペーターの口癖だった。]
/*
いつもの感覚でいたけど、実際一晩経過するかどうかはわからないんだった……。
どうなのだろう。
ま、まぁ、何とかなる……!(多分)
[ニコラスが旅先から持ち帰った品>>281を見て、エルナが可愛いと声をあげる>>295。
やはり若い女性は可愛いものが好きらしいと考えていると。]
・・・…?!
[ニコラスの外套のほつれに、テープを使用するとの案が出て>>296、思わずエルナとニコラスの顔を交互に見つめてしまった。
20を半ば過ぎた男性の服にこれを使うのはちと厳しいんじゃないかな、と。
しかしエルナの言う通り補強目的ならば……理解できなくもないので、専門外の自分は黙っている。そも必要不要の判断はニコラスがするものだとの考えもあるし。
手持ち無沙汰になって、窓の外に視線を向けると、既に空からちらちらと雪が舞い始めていた>>259。]
おっと、いつの間にか雪が降ってきたようだな。こりゃちと急がないといけない。
じゃあな、俺はこれで失礼する。
エルナは上着をよろしく頼む。ニコラスは無事村に戻ってこられてよかった。改めてお帰りなさい。
二人とも、レジーナさんは今留守にしているけれど、困ったことがあったら宿屋に来てくれて構わない。あそこは村に何かあったときの緊急避難場所になっているから。
[慌しく伝言を口にすると、手を振りながら仕立て屋を出た。]
[エルナに指定された木の小屋>>248を見て、足りない薪の量を確認したあと、一旦宿の倉庫に戻ってそりを取り出してから、薪小屋に向かう。まだ降り始めたばかりだし、風もあまり強くなかったから、思ったよりは簡単にそり一杯に乗せた薪を運ぶことができた。
ほぼ必要と思われる薪を補給した頃、さっきよりも大粒になった雪が、風に乗って叩きつけるように降ってくるようになった。]
うーん。
まだ回ってない家があって心配だけれど、時間もないし、無理はしない方が良さそうだな。
[今日会っていない知り合いの顔を順番に思い浮かべながら、残念だが此処で宿屋に戻ることを決めた。何せ無理に知人を訪ねて薪がないと分かったとしても、この天気では運ぶことができない。
それにレジーナの不在は兎も角、去年より前から村で過ごしている人には、既に緊急時は遠慮なく宿屋に来て構わないと伝えてあるから、大丈夫だろうと判断した。
コートのフードを被りなおして、そりをひきずりながら宿屋へと足を向ける。]
― →宿屋
[宿屋の玄関先で雪を払っていると、古びた本を手に持ったゲルトが待ち構えていたように登場した。
お腹減ったーとせっつかれて、苦笑がにじむ。]
あのな、お前は一体いくつになったと思っているんだ。俺はレジーナさんと違って、母さん役を務める気はないぞ?
……第一、ちゃんと冬支度はしてあるんだろうな?薪は十分あるか確認したか。ヤコブに頼んで、野菜を配達してもらったか。
[特大の釘を刺しつつ思いついた質問を投げかけると、ゲルトは暢気に”今夜から宿屋のお世話になろうと思っているから平気。”と笑った。]
そうか。だったらいいけどな。
じゃあ、夕飯の支度をするから、お前も手伝いしろよ。
[脱いだコートを肩にひっかけて厨房に向かうと、後ろから追いかけてくるゲルトが、そういえばヨアヒムも宿屋の世話になるって>>292と教えてくれた。]
わざわざありがとうよ。夕飯ができたらヨアヒムを呼ぶことにしよう。さて、献立は何にするか。
[呟きに対して、ゲルトが僕ねーセージ入りのソーセージ食べたい!と勢い良く答える。
その日の夕食は、ゲルトに手伝わせた分の野菜が少々不ぞろいになったものの、何とか無事整えることができた。
寒いときは左足の傷に痛みが戻るが、階段を上ることにも支障はない。ヨアヒムが借りている部屋に向かうと、ノックしながら用件を伝える。]
ヨアヒム、夕飯の支度ができたぞ。
[レジーナの不在を尋ねられたら理由>>97を説明して、もし厨房にりんごのジャム>>235を発見した場合は、そのお礼も合わせて伝えるだろう。
夕食のテーブルではニコラスの帰宅などを話題にした。]
[夜が更けるに従い雪の勢いは更に増してきた。
明日はどのくらい積もるのか、心配になってくる。
外に出ている知人は無事帰宅できているといいと祈りながら、室内にひいた温泉で体を温めてから寝ようと考えている。**]
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