情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、学芸員 フレデリカ が参加しました。
学芸員 フレデリカは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ここは、神に奉仕し神を讃える天使たちの暮らす光に満ちた天界。
昨今、この天界に魔物が紛れ込んでいるという噂が囁かれている。
折しも、人類の繁栄と堕落ぶりに、天使長たちの意見は対立していた。
いわく、「ここまで堕落した人類は滅ぼされるべきである」
いわく、「すべての人間に救いの手を差し伸べねばなりません」
いわく、「人類など放っておいて自己を高めよう」
あなたは、ここで何を欲するのだろう?
そして、天界の外へ出たとき、あなたは何を欲するのだろう?
村の設定が変更されました。
2人目、自称妖精 フェリクス が参加しました。
自称妖精 フェリクスは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[狭い檻の中、それが今の彼の居場所だった。]
ねー…何時までここに入って無きゃならないの?
[ガチャガチャと鉄格子を揺らしてもびくともしない。
それが気に入らず更に力を込めて揺らす。]
俺別に悪い事した記憶無いんだけどなー、ただ他の道を教えてあげただけだよ?
[―それにより敬虔な聖職者を数多く堕落させたが故に『悪魔』とまで呼ばれ、こうして捕虜として囚われている自覚などこの『自称妖精』の魔物には無い。
彼自身はただ自由を好み、しがらみに囚われている事すら気付いて居ない人間にその事を教えるだけなのだから。]
ねー、出してよ、お願いだから出して…。
[その声に答える者は居るのだろうか。]
*/まさかの村立てより先に飛び込み。せめてオクタヴィア(世話係)が来るまでは待ちたかったけど。
と言う訳でひっそりやったダイス神の導きにより自分ではネタ枠の妖精さんで飛び込む事になった六花です。
希望はランダム、どんと来いやー。/*
3人目、天使 エレオノーレ が参加しました。
天使 エレオノーレは、守護獣 を希望しました(他の人には見えません)。
― 聖なる泉 ―
[透明で清らかな泉のへりに座って、
気持ちよさそうに素足を浸している。
ゆるやかに目を瞑り口元に笑みを浮かべて、
小脇に抱えた竪琴を白く細い指で奏でるその姿は、
人々が思い描く麗しき天使像に近いものだったかもしれない。
但し――]
4人目、天使 アレクシス が参加しました。
天使 アレクシスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 泉のほとり ―
[ 泉のほとりに座り、本を読んでいる。
今日は人類について…―― ]
…………。
[ 天使長たちの意見が分かれる人類とはいかなるものなのか、その歴史をたどっているところである ]
……これは、興味深いかもしれません…
[ 瑣末なことに迷い、憤り、そして歓ぶ。そんな人間という生き物に興味を持つようになっていた。 ]
[自分の名を呼ぶ声が、だんだんと近づいてくる。
どうやら自分の姿を探しに来ているようだ。
演奏を中断すると、苦々しい表情で竪琴を鳴らす指を止めて]
……なんだよ。邪魔だなぁ。
下界の話しなら聞くのは御免だね。
なんでボクらが、あんな下等な奴らのことを考えなきゃいけないんだ。
[それはどうやら外見だけのことのようであった]
*/はい、設定にも書いた通り悪意無く邪悪なタイプの妖精さんです。
ピー○ーパン(見た目それっぽいから)→永遠の子供→自由と無責任の妖精、そんな感じのコンセプト。/*
5人目、天使 ウェルシュ が参加しました。
天使 ウェルシュは、呪人 を希望しました(他の人には見えません)。
他の道、ね。物は言いようだな。
神の恩寵から外れ、地の底へと堕ちていく穴の事をよくそんな表現で例えられる。
[甘い言葉に唆され、堕ちた存在も数多く目の当たりにしている。
神の意志を遵守し、秩序を保つ任に当たる天使は思わずため息を一つ漏らした。]
その場で消滅させられなかった幸運に感謝し、正しい道を歩むことは確実に求められると思うよ。
6人目、救世主候補 シグルド が参加しました。
救世主候補 シグルドは、貴族 を希望しました(他の人には見えません)。
[講堂から出てきたのは雪白の天使。
名をシグルドという。
この天界で修養を積んで、いずれ地上に降りたつ予定の救世主候補生だ。
だが、今はまだ、その背に輝く翼が天にあるべき刻を誇示していた。]
「人はパンのみにて生きるにあらず」
[先程、天使長に説かれた言葉を繰り返す。]
空腹なのに食べるものがなかったら、どうします?
[行き会った者に、その質問を投げてみようと、光る雲の道を進んでいった。**]
/*
村です…超久々の村です。
ちゃんとやれるかな…と、どきどきしつつ、吊りはガチ!表に出さないけどガチ!
一応希望は出しておいたけど、どう転んでも大丈夫なようにはしてあるのですよ。
*/
[冷ややかな視線>>7も意に介さず]
なら神様に聞いて来てくれたりしないの?
[などとずうずうしく聞いてみせる。そこに反省や悔悛の色など欠片も無い。あるのはただ閉じ込められた不満とどうしてこうなったのか理解出来ないと言う困惑の色だけだ。溜息>>8にも]
えー?他の道は他の道じゃん。俺は自由を知らなかったり自由になろうとしない人間に自由を教えてるだけだよ?
[と繰り返すばかり。―その自由に責任を取らないからこそこうなっていると言うのに。]
じゃあさ、正しい道って何?
次元が違うからこその興味でしょう。
実際に人間になりたいかと問われれば……
否、と答えるでしょうが。
[ つまりその程度の興味、ということなのだ。 ]
ところで、そろそろその人間についての話し合いがなされる頃ではないでしょうか?
わたくしも参加を求められておりますので、
エレオノーレも行くのであれば、ご一緒しますか?
[ 参加といっても、傍聴するだけであるが。
エレオノーレに尋ねて、行くといえば共に、行かないと言えば一人で会議場のほうへ向かっただろう** ]
7人目、堕天使 ゲルト が参加しました。
堕天使 ゲルトは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[黒く染まった6枚の翼を折り畳みながら、彼は静かに天界へと降り立った。]
やぁ、南の戦から帰ってきたよ。
皮肉なものだね、神に背き地へ堕ちたはずの俺が再び天使の軍勢を指揮することになるとは。
暫くは天界に滞在するつもりだ。
怨みはあるかもしれないが、俺は静かに過ごしたいと考えているよ。
[誰に向けてというわけでもなく、彼は静かに呟いた。]
― 泉のほとり ―
懐かしさを覚えるよ、ここにはよく来たものだ。
別に天界が嫌だった訳じゃない、やり方が合わなかっただけなんだ。
だが、今となってはここでの水浴びも…(目をそらす)。
少し疲れた。今日はもう休もう。
[そう言うと彼は木陰へと隠れていった。]
……で、正しい道は?神様が照らしてくれる道って言いたいの?
[返って来た答えにならない答え>>15>>16にますます不満気な声を漏らす。]
神様が照らす道が間違ってるんじゃないか、とか少しも考えないの?
そうやって自分で考えないで従うだけなんてツマラナイよ?
―考えた上でそれでも神様に従うってのなら、それはアンタの自由だから別に良いけど。
[―彼は自由意思を尊ぶが故に積極的に堕落に誘う訳では無い。神に従うも悪に堕ちるもその人間の自由意志に任せるのだ。
しかし多くの人間はそれまで知らなかった自由や快楽、禁忌に容易く溺れ堕落し、破滅する。
彼がそんな人間を助ける事もまた無いのだ。
故に彼は『悪魔』と呼ばれるのである。]
*/暇潰しにステータス、ドン。
STR:11(6x3) CON:12(6x3) DEX:13(6x3)
APP:12(6x3) POW:10(6x3) SIZ:9(6x2)+6
INT:9(6x2)+6 EDU:4(6x3)+3
(SAN&幸運:POW×5、HP=(CON+SIZ)÷2、MP=POW、アイデア=INT×5、知識=EDU×5、DB別表参照)
/*
*/総合したら前回(カジノ村ディーク)より良いでやんのwwwDBもついてるしwww
[前回との差分
STR:-1、CON:-1、DEX:+4
APP:+1、POW:-3、SIZ:+3
INT:+7、EDU:-2
総合:+8]
それにしても身体がおっきくて頭の回転が速いけど無学で精神的にやや脆いとか的確過ぎるステータス。出来ればPOWは前回並みに欲しかったけどまあ許容範囲。/*
*/ついでに職業とか技能も。
まあ職業はエンターティナー確定ですけどねー。
職業技能は…言いくるめと信用に30ずつ、残りは適当な芸術にでも振ろうかな、人間界では旅芸人として振る舞って目を付けた相手に悪魔の囁きをしてるって事で。
趣味技能は…適当にランダムしてみよう、時代的には中世だからあんま使えるの無いけど。
「応急手当」 「登攀」 「天文学」 /*
*/おお、旅に役立つ技能(天文学は星の配置で方角を知る意味で)3点セット。空気読んでるなー、面白味無いけど。
まあ天文学以外は初期値高いから30振れば十分だよね、天文学は60振ろうっと。余りは保留。水泳と跳躍で悩み中なう。
あ、職業技能やっぱ言いくるめと信用60ずつで。EDU×10と間違えてた。/*
8人目、回心した魔物 ゾフィヤ が参加しました。
回心した魔物 ゾフィヤは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
んーっ!
[立ち上がって伸びをする。]
ここはこれ位でいいかな。
[そういうと、土のついたスコップを袋に入れて、花壇から遠ざかり、
花壇や噴水といった外観の調和を確認する。]
株が大きくなれば、とってもトロピカルな感じになりそうね。
[想像して微笑んだ。]
さて、と。お昼にしようかな♪
[庭園の長椅子に座ると、お弁当箱を開いた。]
[…――数年前、人間界で悪さをしていたところを天使に拘束された。
幽閉されるとき、心細かったが、乱暴されることもなくそのまま軟禁され、丁重に扱われた。
この天界での生活と、清らかな空気に当てられるうちに、次第に魔の心を喪失して回心に至る。
今は解放されているものの、帰る場所がなく、
制限付きで天界に滞在することを許可されていて、
庭園管理の仕事をして生活をしているのだった。**]
*/俺も肩書変更しようかな、「自称妖精の捕虜」に。
[そこは「幽閉されてる捕虜」じゃないのか。]
それにしても連続でエレオとゾフィアと当たるとは思わなかった、キャラチップ的な意味で。/*
*/ゾフィアじゃないよゾフィヤだよ。
それにしても家族設定とか羽の事とか考えて無かったなー。
まあ家族なんていない(覚えてない)し羽も無いかあっても見えないほど透明な虫の羽(飛行は可能、(自称)妖精だし)だろうけど。/*
[ウェルシュがこの部屋を離れてからどのくらい経っただろうか?
檻を揺するのにも飽きてその場に寝っ転がる。
見えるのは真っ白な天井ばかり、時間を教えてくれる物なんて何も無い―最も、例え空が見えてもそれは変わらないのだけど。]
退屈だなー…お星様も見れないし。
[―人間の旅芸人一座に紛れてみたり、あるいは単独でだったりと様々だが、人間界に居た頃は人間に扮して街から街へと旅をしていた。
昼は芸で日銭を稼いだりこれはと思った相手と『お話』(天使からすれば誘惑)したり、そうして夜になれば丘の上や木のてっぺん、時々は宿の屋根の上、兎に角そんな高い場所で、こうして寝っ転がって星空を眺める事が好きだった。
―夜の無い天界では星は見れない、ひょっとしたら見れるのかもしれないけどこうして閉じ込められている以上それを知る事も出来ない。]
…本当に、どうしてこうなっちゃったんだろうな…。
[人間界に戻りたい―と、そう小さく呟きながら*形だけ目を閉じた。*]
……この地には、魔に属する存在であったが神の恩寵に触れ、正しい道を選び進むことができた者も多数存在するよ。
彼らは皆、祝福された存在として新たな日々を過ごしている。
自由で在れ、という事と、神に従うことは決して相反してはいない。
[そこまで伝えると檻の前に膝をつき、揺らしたことで綻びが起こっていないかを確認。
問題がないと判断すると、そのまま背を向け、部屋を出て行った。]
………。
[施設を出ると、明るい光が目に眩い。白い翼を出現させ、ゆっくりと空へと羽ばたく。
ただ…………
[独り言。次の言葉を紡ぐまでに、少しだけ間が空いた。]
知性持つ存在が、堕落の道を誤って選びやすい…という事は、否定できない。
何故そんな間違いを犯してしまうのか、までは私の理解の及ぶ所ではないのだが…
― 天界・収容施設 ―
[コツン、コツンと音をたてながら、彼は静かに監獄へと近づく。]
(妖精という身でありながら神の正しさを疑う…か。
フェリクスがここにいるのはどういう思惑だ…?)
[彼は座り込み、ウェルシュが戻ったら神の絶対性について問おうか、などと考えならが檻の中の彼に微笑みかけた]
檻の中は苦しくないかい?
― 会議場 ―
[ 相変わらず天使長たちの持論展開により、
平行線の会議が続いている。
意見をいうことすらできず、ひたすら会議を傍聴するのは、些か苦痛を伴うのだが、これも己を高めるためと黙って話を聞いていた。 ]
………。
[ 天使長たちは意見のぶつけ合いを楽しんでいるようにすら感じる。 ]
[ ようやく会議が終わり、開放されるかと思っていたら、
自分がどの天使長の意見に同意するのか表明させられて ]
わたくしは、皆様の意見に理があると思うので、即お答えできかねます。
[ 優柔不断な意見を正直に言ってしまったために、全天使長からこっぴどく絞られ、
次の会議までに自分を立場を決めるようにと通告されてしまった。 ]
……そんなぁ……。
[ 足取りも重く会議場を後にする。
こういう派閥は嫌いなのに、と困惑したまま、整えられた庭園の方へ向かった** ]
9人目、世話係 オクタヴィア が参加しました。
世話係 オクタヴィアは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
ありがとうございます、では行ってきます。
[厨房のカウンター。女が一人。
すっかり顔なじみとなったコックに頭を下げる。彼から受け取ったトレイにはスープとサラダ、そして焼きたてのパンとそれに付ける為のバターが載っている。
加えて搾りたてのミルクをコップに注ぎ、此処に来る前草原から摘んで来た可愛らしい花を一厘隅に置く。
捕虜用の質素な食事に、桃色の花弁が彩りを添えられた。]
これが終わったら洗濯を…、…ああ、シグルドさま。
[スープが零れないよう慎重に、冷めないよう迅速に。檻へ向かう。]
[その途中、銀と白が真冬に舞う雪を連想させる天使と行き会う。>>10
ごきげんよう、と挨拶をする間もなく、不思議な問いを投げられた。>>11
立ち止まり、視線を足下に落とす。]
[その問いの前提となった言葉を知らず、質問の意図を計りかねる。
けれども、感じたままを有りの侭に伝える事に意味があるのではないかー
考えて、顔を上げて、口を開いた。]
-………主を信じます。
[自分の優しげな風貌は、見る者に安堵を与えるという。
そうしている意識はないが、今この時も自然と微笑を浮かべているのは自覚できた。]
食べる物に限らず、私たちの身の回りにあり、生きる為に必要な物は全て。主が天から与えてくださった恵みです。
形を成した、主の慈悲と愛です。
なくなったのではなく、本来のあるべき姿に戻り、私達を心を試されている…そう考えます。
どのような苦境も、主が与えてくださった物なのです。
乗り越えた先にある光を信じ、主を信じ祈れば、飢えることは決してありません。
結果、人としての死を迎えても、真の愛を知れた幸福に包まれることでしょう。
[欠けた分は慈悲深い主が、見えない手でそっと差し伸べてくれている。
縋るのではなく、其処にあると信じ、祈り続ける。
それが彼女の信仰である。]
疑うことは悪い事ではありません。
けれど信じなければ、何も始まりません。
…では、失礼します。
[そして与えられた恵みの熱が冷める前に、その場を離れた。]
―収容施設―
[人の世の収容施設のように厳しく罰することなく、そして捕らえた者を番号で呼びあたかも物扱いをすることもない。
主の愛を信じ、善き心となるよう導く為には、罰するだけでは駄目なのだ。
一括で管理し家畜に与えるエサのように食事を配布するのではなく、その人に付いた世話係がこうして手ずから運び入れるのにも、理由がある。
自ら志願し捕虜の世話係となった彼女は、主に彼の世話を任されていた。]
お待たせしました、フェリクスさん。
[途中、彼を訪ねていたらしい天使>>26と行き合い挨拶と礼を交わす。
その背中に白く輝く翼は、自分の背にはない。
僅かに表情を曇らせたが、檻の前に立ち中にいる彼に声をかける際には片鱗も残さなかった。]
ゲルトさま。
[先客が居た。>>29
天使でありながら黒き翼を背負う天使と言えば彼しかいない。
神に背いた証である翼は、艶めいてさえいる。
けれども彼も今一度主を信じた者だ。…それでも、僅かに表情が曇る理由は彼女の心にのみ存在する。]
フェリクスさん。
どこか痛いところはありませんか?
衣服やシーツは汚れていませんか?
遠慮せず、何でもおっしゃってくださいね。
[一旦下がった方が良いかもしれないが、食事が冷めてしまうのは避けたかった。
ゲルトに一礼してから、檻の下にある差し入れ口を持っている鍵で開き、トレイを押しだす。
常と変らぬ語りかけをし、問題がなければ求められた物を取りに行き、なければゲルトとの会話を邪魔しないよう、そのまま場を辞すことになるだろう。**]
[ウェルシュを待つ最中、追憶に耽るように目を瞑る。]
絶対的な主である神、か。
[彼もかつては神に従う一介の天使だった。
少なくとも、あの悲劇までは。
熾天使として、天界の軍師と任命されて少し経った時、地上に異変が起きた。
大量の悪魔が小さな村を襲撃したのだ。
彼はすぐにでも軍を派遣し、村を救うべきだと説いた。
だが、神がその言葉に首を縦に振ることはなかった。
"規則で、手続きが必要なのだ"という言葉を理由に。
手続きが済み、地上に降り立ったとき、すでに村は壊滅していた。それどころか闇に堕ち悪魔と成り果てた人間すらいるではないか。
(軍師という立場でありながら何もできなかった。
どうしてこのような権力が役に立とうか?
神は、絶対ではないのだ。)
そう感じたとき、翼は黒く染まり、地へと堕ちていくのを感じたのだった。]
(俺を慕ってくれていた天使たちには悪いことをしたな…
だからこそ、ウェルシュとは少し話したい)
回心した魔物 ゾフィヤ が村を出ました。
9人目、天使長 シルキー が参加しました。
天使長 シルキーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―会議室―
ですから、何度も申し上げているでしょう。
[天使長の1人である金髪の女性が、苛立ったように言葉を発した。
このやり取りももう何度目か。
纏まる気配のない意見の交わし合いに疲れ果てるが、彼女は自分の意見を譲るつもりなどなかった。]
あそこまで堕落した人類など、もう滅ぼされるべきなのですわ。
放っておくならまだしも、救うだなんてこと私は賛成しかねます。
[青い瞳を細めて、救うべきだと説く天使長を睨めつける。
人類など下劣なものだし、堕落しきった人類をどうして救おうなどと思えるのか。]
[入って来た気配>>29に目を開けると天界では珍しい黒い羽。]
あー…苦しくは無いよ?人間界ではもっと酷い宿とか普通にあったし。
[田舎の安宿(すら無い場所も多い)や城下の裏通りの宿なんて満足に眠れる環境じゃ無い、屋根で寝たりしたのはそっちの方が快適だったりしたからだ。
と、少し思い出に浸ってた間に新たに入って来た見慣れた女性>>35>>36。世話係である彼女のいつもの問いにいつも通りに返す。]
痛くもなんともないよー、退屈なだけで。
*/シルキーまで来たw
さて、昨夜はちょっと入り込みすぎてたや。
あくまで独り言は守護天使、フェリクスじゃない…ない…ない…(自己暗示)/*
[弾かれたように立ち止まる彼>>41が深々と頭を下げ自分の名を呼んだのを聞き届けた後、悠々とした足取りで廊下に出た。
彼が後ろをついてきているのを確認すれば、少し歩いた後ふと振り返って]
……貴方は、どの意見にも理があると仰いましたわよね。
人類というものの存続についてを抜きに、人類をどう思っていますの?
[意見が対立しているときは頭に血が上ってまともに聞こうともしないが、こうした雰囲気の中ならば少しは冷静に他の意見を聞けるかもしれない。
そう思って、どの意見を肯定も否定もしていなかった彼を呼び止めたのだ。
それに、天使長ではない者の意見も聞いておくべきだろうと思って。
彼女に反映される可能性はほぼゼロに近いが――何といっても頑固なのだ。]
…ああ、別にさっきのように怒ったりするつもりはありませんのよ。
ただ少し気になっただけですわ。
[誤解を与えて委縮されては困ると、柔らかな笑顔でそう付け加えた。]
[オクタヴィアが去るのを見送った後黒い羽に問いを投げる。
見覚えの無い―あるいは遇った事があるかもしれないが少なくとも彼は覚えていない―存在だから、どうしても気になった。]
ねぇ、アンタ堕天使なんでしょ?なのにどうしてここにいるの?
俺みたいに捕まったのなら分かるけどそうじゃないんでしょ?
どうして戻って来る気になったの?
[それはどこまでも純粋な問い、世間をロクに知らない子供のような無邪気な疑問。
―この自称妖精は、結局のところ図体ばかり大きな子供なのだ。]
[黒き翼の持ち主は目を開けると、フェリクスから投げられた質問へ、ゆっくりと言葉を返した。]
俺がここにいる理由、か。
"頼まれた"から。
神様ってのはご都合主義でね、追放した天使の力を借りたい状況もあるらしいのさ。
[彼は自嘲気味に嗤う。]
神が必ずしも正しいとは思わない。
その考え方は捨てない方がいい。
かつての天使からの、下らない忠告だけどね。
はーい、ってか頼まれたって捨てる気無いしー。
[唇を尖らせる様はますます子供っぽさを感じさせる。
一応180cmを超える長身なのだが。]
それにしても頼まれた、かー…俺にも何か頼むつもりなのかな?
[思い出すのはウェルシュの言葉>>16。
俺は神様に必要とされている?なんで?考えても思い当たる事は無い。
稀にだが環境から悪事に手を染めざるをえなかった人間の良心に訴えかけ改心させた事はある―大半は真っ当な生活に満足出来ず再び堕ちるか組織の追っ手や敵討ちを望む人間により殺されて終わるのだが―からそれでだろうか?]
10人目、御霊の声 シェイ が参加しました。
御霊の声 シェイは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―天界の空―
いと高きところでは
神に 栄光があるように
ふぅわり、天界の宙空を舞う
その天使は人の子に似ながら 人ではあり得ない姿
腰から下をもたぬ代わり、優美なる四本の腕で祈りのかたちを組んで
薄く涙の張った瞳をひとつ 瞬いた
11人目、天使 シェットラント が参加しました。
天使 シェットラントは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ 紛糾する天使長達の会議の合間に生れ出た、この天使は、全き知識を持っていたが、全くの無垢であり、創造主たる神への愛の他には、何の感情も持ち合わせてはいない ]
/*
遅くなりまして、fukaでございます。お邪魔します。
ちょっと親戚で不幸があったりしたのです。
魔物で入ろうかと思ったのですが、せっかくの天使村なので天使で...て、にゃーーー!なんかシェイさんとキャラ被るかもしんない、ちょ、ちょっと様子見。
この天使は、神である御霊を宿らせる器だという
この天使の言葉は、御霊の声そのものだという
世のすべてのはじめに"言葉"があった
その"言葉"を身に宿すという
だが、生まれいでて以来
この喉を震わせて "言葉"が発されたことはついぞなかった
ただふぅわり、翅を揺らして
天界の空を漂う
蜉蝣に似た、透明な薄い翅がゆらり**
*/シェイの決定次第で俺の運命が変わる予感。
シェットラントに色々吹き込みたい。収容施設見学はまだですか?/*
[ この生まれたての天使は、全てが薄い ]
[ 薄金の髪、薄水色の瞳、肌の色も、体つきそのものすらも薄く華奢だ ]
[ ただ2対の純白の翼だけは、大きく強くその背に広がり風を孕んだ ]
― 収容施設前 ―
>>35
聖女オクタヴィア…
[少し前の時間。施設を出る直前、女性とすれ違い挨拶を受けた。
祝福を受け、人の世界から掬い上げられた高潔な魂の持ち主。
神により召された相手なので、敬意を持って礼を返す。]
虜囚への食事の準備か?
貴方の担当は…フェリクスだったな。
私も先ほど様子を確認したのだが、まだこの地に馴染みきれないようだ。心身が安定しないのか、しきりに檻を揺り動かしていた。
檻の小窓を開ける際は、対応には気をつけて。
食事を拒否したり異変が見られるようなら、手近に居る天使に連絡を入れるように。私でも構わない。
[飛び立つ直前であった為、出したままの翼が光を纏いふわりと揺れる。相手の表情が微かに曇った事までは気付かなかった。]
12人目、天使長 ジークムント が参加しました。
天使長 ジークムントは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―会議場→天使長私室―
―――全く、無為なことだ。
[会議場を後にし、自室へと戻る途中、一人そうつぶやく。
奇遇にも、シルキーが独り言(>>39)を呟いたのとはほぼ同時であった。
彼の名はジークムント。天界にて意見を対立させる天使長のうちの一人である。
彼は常々、こう主張する。
人間が愚かだというのであれば、あるがままに滅びればよいだろう。
我々の力をそのような下らぬことに使うべきではない。
――実際のところ、滅ぼしてしまえというシルキーやその一派の主張が、完全に理解できないわけでもなく。
――あるいは別の一派、人間を救うべきだという主張が理解できないわけでもなく。
そのために力を使うということこそ、彼が同意出来ない部分であった。]
――嘆かわしい。
[そうして、彼の私室へ向かう。私室に着くまでに誰も声をかけないのならば、無為な会議のせいで遅れた天使長の職務を果たすのだろう]
人類を…で、ございますか?
[ シルキーの半歩後ろを静かについてゆき、
問いかけにしばし思案したのち、ゆっくりと口を開く>>42 ]
理知あるものでありながら、とても短い寿命。
その中で、彼らなりの幸福を求めて時に愚かな争いをし、些細な事に歓ぶ。
その姿は愚鈍であり、滑稽であり、哀愁でもあり、それでいて、慈しむべき存在であるというご意見にも頷ける部分がございます。
ですから、いずれかの意見に立場を定めることに躊躇いを感じるのでございます。
[ なるべく言葉を選んで返答する。これでも角をたてないように気を配っているつもりである。 ]
― 会議場 ―
[収容施設の入口でウェルシュの声を聞き、彼を追って。]
久しいな、ウェルシュ。
心配をかけたのは悪いと思っているよ。
少し、時間ができてな。これまでのことについて、話しておきたいと思っているのだよ。
時間があれば泉に来てくれないか?
[そういうと彼は振り返り、泉へと歩いていった。]
……そうですか。
ええ、貴方の意見も尤もなのでしょうね。慈しむべきというのは、残念ながら私には理解出来ませんが――。
[彼の言葉>>54を静かに聞き、やがて少しの間が開いた後穏やかな態度でそう返した。
彼女は天使たちを愛し慈しむ心は十分にあるのだが、その対象が人間となると一気に霧散してしまう。
交わらない天使長たちの意見。
それは一人一人の考えが偏っているからなのかと、ふと考え付く。
誰も譲る気配のない会議。
このままの状態で続けても、きっと無意味なものになるだけかもしれない。]
…貴方、名前は何と申しますの?
[小首を傾げて、今までの話とは全く関連が無いように思える問いかけを。
しかし彼女の中には名案だと思えるような方法が一つ浮かんでいたのだ。]
― 会議場 ―
………!?
ゲルト…様。お久しぶりです。
[かけられた声に密かに驚く。
先ほど、遠くを見渡して見つからなかったのも無理はない。
視線で探した相手は、予想外の至近距離に居た。]
これまでの事…ですか?
わかりました。今から向かわれるのであれば、同行させて頂きます。
[そう答えると、背中を向けるゲルトの後ろからついていく。
ゲルトが闇に堕ちて以来、声を交わす機会もなかった。
翼の色さえ違わなければ、尊敬していた熾天使の軍師そのままの姿に見えた。]
[ふと思い立ったように歩みを止めると、会議場へ戻る。]
南方での成果だが…こちら側に負傷者はなし。
無事悪魔共は全滅させてきた。
俺が人間について意見してもややこしくなるだけだろう。
"この場で話すのは"やめておくよ。
[単なる報告、といったように彼は淡々と告げた。]
-泉にて-
わざわざ付き合わせてすまない。
少し、こうなった経緯について話しておこうと思ってな。
せめてウェルシュ、君には…
私が堕天する直前、とある村が襲撃されたのは知っているかい?
あのとき私は、軍師という立場でありながら何もできなかった。
神のいう、規則というものに縛られてな。
それ以来、私は神が絶対的な主だとは思えなくなったのだ。
[思い出すように、ゆっくり、染々と。]
人間は優れた生き物だ。
神に頼りきるのではなく、自らの意思を尊重するのだから…
私はわざわざ我々が救う必要はないと考えているよ。
彼らの問題は、彼らで解決できる。我々は危険を取り除き見守っていればいいのではないか、というのが持論だ。
…と、下らない話を長々とすまないね。
しばらくは天界に滞在するつもりだ。
何かあったら声をかけてくれ。
―少し前・収容施設前―
[まだ慣れぬ呼び名>>52に返すのは、控えめな笑み。
仕事の内容と食事の運び先を問われると頷いてみせ、気遣う声には穏やかな声で返した。]
…彼は、あまりにも純粋な魂の持ち主です。
筋の通った理念や秩序は、彼を縛ろうとする蔓に思えてしまうのでしょう。
[ウェルシュの言葉だけ聞けば、まるで躾けのなっていない犬のように聞こえる。
だが実際に接しているからこそ見えるものもあった。
檻のある方を見据えながら、呟く。]
[雲の道で行き会ったのは食事のトレイを運ぶ途中のオクタヴィアだった。>>32
唐突な問いかけは純真な乙女を戸惑わせてしまったかもしれない。
しばし考える風情の後、彼女の唇から零れたのは、強き信仰の言葉。>>33>>34]
神の慈悲と愛は、いかなる時にもそこにある──
[オクタヴィアの翼を持たぬ背を見送りながら、呼び起こされた思念を呟く。]
焦らず、長い目で彼の成長を見守りましょう。
主のご自愛と御心を理解してくださるその日まで。
けれどもしものときは、よろしくおねがいします。。
[傷つくことも傷つけられることも恐くはない。
柔らかい微笑みの中に強さを秘めた眼差しを携えながら返した。]
―フェリクスの檻の前―
[ざっと牢屋内を見回しても異変が起きているようには見えなかった。
のんびりとした返答に微笑み>>40頷いて見せる。]
今度、一人でも遊べるようなものを持ってきますね。
[トランプでもあれば様々な遊びが出来てよいのではないか。思いついたそれを早速監視役の天使に提案してみようと考えて、立ちあがる。
食器やトレイは時間を見計らって取りに来るのが決まりである。
去る際、ゲルトにもう一度頭を下げてから、檻の前を離れ収容施設から一旦出ていった。*]
[オクタヴィアは自ら志願し捕虜の世話係となったと聞く。]
彼女の信仰は、捕虜にどのような影響を与えているだろう…
[気にはなったが、今は彼女を追うことなく、雲の道を進んでゆく。]
ひぃらり
清らかな命の泉を瞳に映す
背を反らせば見える天地が逆になって、翅を閉じる
水の中へ潜りゆくように
泉のほとりへ舞い降りた
シェットラントと無感情キャラ被りそうな?
やんちゃ系にしておけばよかった?!
だが、それは前村でやったばかりでなー (←
あと、ジークムントとの外見類似は触りにいくべき?
*/それにしても人間庇護派が少ない件について。
いや、フェリクスが言う事じゃないか。ジークムントとどっちかと言うと近い考えだし。介入はするけど人間全体に関しては「自由から目を背けている事にさえ気付かないバカな奴ら」って考えだから。
[PL視点分岐のため自キャラの呼び方も変えて見た。]/*
― 泉 ―
[清浄な水を湛える泉の前。ゲルトから告げられる内容を頭の中で整理していく。]
――はい。私は直接見ることはありませんでしたが…凄惨な状態であったと、聞いたことはあります。それに…
[あの村に赴いた天使達は、常になく高い確率で堕天していた。だからこそ、天使達の話題にも上らないわけがない。そこまでは、言うことができずに口ごもる。]
13人目、天使を騙る者 シメオン が参加しました。
天使を騙る者 シメオンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
――庭園――
[天使長達が会議場で議論に熱を込めているのとほぼ同刻。
庭園を守るよう佇むグリフォンの像の上に、ふわりと黒衣の影が舞い降りた。
人界における魔道士のような出で立ちに、背には一対の白い翼。
微かに異質な空気を漂わせているが、傍目には「天使」に見えるであろうその容姿。
僅かな間、温度のない瞳で辺りを睥睨してから、双眸を緩やかに伏せた]
「ひと」も「天使」も。
――本当に、愚かしい事です。
[囁くように落された言葉の影で。
口元を隠すよう添えられた手の裏で。
色の薄い唇が、歪に弧を描いて――嗤う]
驚くのも無理はありませんわよね、気にしなくて大丈夫ですのよ。
[素っ頓狂な声を上げた後、慌てて頭を下げた彼>>71にそう柔らかな声色で言葉をかける。
一応自覚はあったらしい。]
まあ、案外同じような者もいるかもしれませんわ?
私の方から他の天使長に提案もしてみますし。
[だからそんなに緊張なさらないで、と消え入りそうな声をしっかりと聴いた彼女はまた微笑んだ。
天使長でない者の意見も聞いてみた方が、案外他の者の意見や会議に進展があるかもしれない。
そんな淡い期待。]
……ですが、無理強いするつもりはありません。
次の会議の時までに、受けるか受けないかを決めてください。
[それでは、と優雅に白いワンピースの裾を翻して彼に背を向け歩き出す。
呼び止められなければ、そのまま廊下を進むだろう]
−天使長私室−
やあ、ジークムント。
南の戦は終わらせてきたよ。
うまい具合に天界へ呼び戻してくれて正直感謝しているよ。
君は神の命に従っただけなのかもしれないが…。
[かつての同輩に向ける笑顔は、ややぎこちない。]
このあと俺がどう動くべきか、神から聞いていないかい?
堕天した手前、完全な自由というわけにもいかないだろう?
−彼が移動する少し前、泉にて−
私も、それまでは神を疑うなど思いもよらなかったのだがな…
危険な思考と思われない程度に、多方面から物事を見ると面白いものだよ。
では、私はジークムントに挨拶してくるよ。
[そう言葉を残して飛び立ったのだった。]
―……、いつ、ですか……
[遠くの何かを見つめ、恋しむ目をした。]
神の存在を疑ってしまったことで、心の拠り所さえ無くして途方に暮れたあの日…
けれど、どんな不幸に見舞われても、生きて、動き続ける心臓がある。
死にたくなるほどの絶望に襲われても、口は呼吸をつづける。
周りを見渡せば、川がある。空気がある。果実がある。
愛や恵みは、享受する為だけにあるものではない。
泣いて喚いて助けを求め奇跡に縋るのであれば、赤子と同じ。
主からすれば我ら人は赤子同然かもしれない、けれど それだけでは駄目。
主の愛を感じ取り、受け入れ、自らの生きる糧にする。
そして自らの足でしっかりと地を踏みしめる。
それこそが主の願いであり、地に舞い降りて人々を導き、恵みを与え、試練を与え、見守り続ける理由なのだ
…と、《解釈》できた時…でしょうか。
当たり前と教えられてきたのを疑って初めて、自分と向き会えました。
たやすいことではありませんでした。
何度も自暴自棄になりかけ…けれどその度持ち直して、自らの心の中にこそ主は存在し、そして常に共に居るのだと…
なんて…自分でも、突飛で変な発想だなっていうのは自覚してます。そしてうまく説明できている気がしません。
[ふ、と見つめていた先から彼に視線を戻して、照れ笑いを浮かべた。
先程までの真剣な表情から、年頃の女性の表情に戻る。]
盲目的に信じ込めば、きっともっとずっと楽だったでしょう。
実際にそのようにしている人を何人も見てきました。
正直、あなたも…そのような存在になるのだと思ってました。…そのほうが、都合が良さそう、と。…そうではないようですね。
…貴方は、どうしますか?
[ 自分の立場を表明するより、もっと厄介なことになってしまった。
シルキーが見えなくなるまでその場に立ち尽くし、改めて庭園に向かおうと足をひきずるように会議場をあとにする ]
……………。
[ 一言中立だと言っただけであの糾弾である。
天使長でもない自分が、中立で会議で発言しようものなら格好のサンドバッグである ]
…………ぁ。
[ むしろそれが目的なのだろうかと無垢な笑顔を思い出して顔が青ざめた。 ]
― 泉 ―
多方面から、ですね。
面白い面白くないはともかく、視点を広く持つことは良い事だと思います。
…神の道からはずれぬ程度、留意致します。
[飛び立つ姿を見送る。ふっと小さく息をついた。]
あ……終わったのか?
[うとうとしている間に会議は終わったらしい。
些かバツの悪い思いをしながら、上官であるシルキーの側へと向かう。
とシルキーが、先ほど自分と話していたアレクシスを捕まえてなにやら話をしていた。
聞いていいのかなー、なんて思いながらしっかりと密談の中身を聞いていた次第である]
―草原―
[監視役の天使への報告を終え、洗濯や掃除も済ませると束の間の休息を得た。
向かうのは宮殿から少し離れた、花々が咲き乱れ心地よい風が吹く草原。その小高い丘。
天使たちが住まう都は確かに美しい。建物に限らず調度品、彼が身にまとう衣服、威厳。そのどれもが人離れしている。
いくら似せていても、彼らの背には翼があり、そして、自分たち人とは違う思考を持つ。]
…あ、四葉のクローバー。
[腰かけて左手を置いた丁度その場所に、幸運の証を見付け声を上げる。
そもそも此れが幸運の証と呼ばれる由縁も主在ってのものだ。]
[ だとすれば、自分に選択の余地などない。
さっさと立場を定めてしまうか、中立でサンドバッグかである。]
……………フフフ。
[ いっそサンドバッグになってみるのも一興かもしれないなどと考えつつ歩いていたら ]
…え、あっ… わっ、わぁぁぁっ!!
[ 周りをよく見ていなかったせいで、庭園の噴水の中に突っ込んでしまった。 ]
[実のところ。
呼び戻したのは事実だが、今日戻ってくるということまで考えが及んでおらず、会議室では彼の存在に気づいてすら居なかった、というのもまた真実であった。
そのため、部屋に戻った後、訪問した者が彼(>>79)であったということには、若干驚く――表情には出さないが]
ゲルトか。……久しいな。どうだ、天界の空気は。
立ち話もなんだ。そこに掛け給え。給仕係に酒でも出させようぞ。―――おい、誰か!私とゲルトにワインを!
[外の誰かに命じてから、かつての同輩に顔を向ける。それは無表情ではあるが、ごくごく僅かな、悲しみの色が見て取れるかもしれない]
いや、神が望まれたのは我々の力と勝利のみだ。私は天使を統べる者の一として、必要な戦力を得るために、必要な手続きを取ったに過ぎんよ。
期待通り、いやそれ以上の働き、感謝している。その手並みは些かも鈍っていないようだな。
[満足気な微笑を浮かべてそう言い、彼の疑問を聞く。神妙な表情で数度頷いてから]
どう………か。
…ただ、其処にあればいいのに。
[天使たちが人間界をどう扱うかで揉めているのは漏れ伝わっている。
その度、彼女は清らかな心に陰りが差すのを感じていた。
彼女の信仰は、主にのみ注がれている。
けれども、主が絶対、と崇める程無心でも無知でもない。
主と人に限らず、一方が一方を支配してはいけない。お互いの美点も欠点も尊重し合い、愛し合い、信じ合えばいい。
住む場所が違い、身体に差や違いがあっても、それを鼻にかけて傲慢に振る舞う天使たちを。]
…好きにはなれない。
[一人の時だけ落とすと決めている、呟き。
拾われたら、どうなるのだろうか…]
私も、神から貴殿を呼び戻す許可を受けたに過ぎぬのでな……まあ、我々に仇なすようなことをしなければ、神も貴殿を無体に扱うことはすまい。何より、貴殿は同胞の命を救ってくれたのだ。一つの罪は千の罰と善行で贖われるとも言うが……少なくとも、罪を重ねてはおるまいよ。
[それだけ言ってから、ゲルトの目を直視し、今度はこちらから、問う]
それよりも貴殿だ。
……単刀直入に聞くが、貴殿は我々の象徴たる白い翼を喪ってなお、我々に本当に協力してくれるというのか?
好きに争われると良いのです。
その方が、私も動きやすくなろうというもの。
[くすくすと、尾を引く笑い声を響かせて。
ゆるりと一歩を踏み出した。
羽ばたきもしないのに、その身は重力がない者のように、石像から緩やかに落下する。
音を立てず、舞い落ちる羽じみた動きで地面につま先をつけた。
身に纏うローブの裾が、ふわりと揺れる]
白き翼を抱きし者達よ。
自らの驕りを悔いるが良い。
[囁きは、誰の耳にも届かずに風に散る。
天使の姿を取りながら、天使とは異なる者が、その悪意でもって、清らかな庭園に一点の曇りを落とした]
まじわった視線
思念として送るのは、それでも言葉のかたちはとらない
淡く朧な映像となって届けるのは、
黒い翼を持つ熾天使の後ろ姿
そして問い掛けるような余韻
──あれは危険だと、この天使は言ったから
― 庭園 ―
[ なんとか噴水から脱出して、その場に腰掛ける ]
………。
[ 人間にここまで義理立てする必要もないのではないか?しかし人は愚かであり、天界からの助けなくしては立ち行かないのも明らかで、放置すべきとも思えず、かと言って愚かだから即殲滅すべき対象だとも思えない。]
なにが、最善なのでしょう……。
[ ずぶ濡れのまま、途方にくれていた ]
……
[不思議な動きをする精霊。両手で示す祈りの形。天を示す一本の手。]
精霊かと思ったが……天使、か。
我々の同胞だと、そう伝えたいのか。
なら、余計にあのような儚い気配では危険だな。
…小さき天使に、守りの力を。
[背中の羽を一本抜き、小声で聖句を唱える。]
あら、エレオノーレ。
[アレクシスがあらぬ方向に思考を進めていることはつゆ知らず、部下の声>>96に振り返って笑顔を向けた。
問いかけには変わらず笑顔のままで頷き]
先ほどの会話を聞いていましたのね。
ええ、それだけで会議が良い方向に進むなんて過剰な期待はありませんわ。
ただ、お互いに偏った意見ばかりですもの。
一度中立的な意見も聞いてみた方が、少しくらいは平行線もマシになるかもしれませんわ。
[エレオノーレの言葉も一理あるが、それでもこのままでは何も変わらないだろう。
自分が頑固なのも一因であるとは思わないまま]
エレオノーレはどう思いますか?
[信頼する部下に、意見を仰いでみたり]
私は天界が好きなのだ。
この力で再び指揮を取り同胞の助けになるのならこれ以上ない喜びだよ。
[曇りのない笑顔で答える。]
必要ならば力を貸したい。
堕天したとてこの気持ちが鈍ることはない。
それにあくまでも神の定めた"規則"に疑問を持ったにすぎないのだ。
他でもない君の頼みなら、喜んで力を貸そうではないか。
[彼は本音から天界に戻れたこと、かつての同輩と言葉を交わしあっていることを喜んでいた。]
[明瞭に、意識の中に別の意識が流れ込む。
熾天使の、ゲルトの艶やかな漆黒の羽。]
あの方は、嘗て天使で在った者。
そして、地に堕ちたもの。
あの方自身が善良な心を取り戻しても、纏う気までは変えられない。
だから、君達のような繊細な存在が近づくと染められる可能性があり、危険なんだ。
[オクタヴィアからの答えを反芻する。
一度は神の存在を疑ったという彼女。
それでも、世界そのものに神の見えざる手を感じて、彼女は自らの足でしっかりと地を踏みしめ再び立ち上がった。
疑って初めて、自分と向き会えたと語った。]
人が神を疑うのは自分に自信がないから、
自分を掘り下げるという洗礼を経て初めて、確信をもつことができるのかもしれない。
[「貴方は、どうしますか?」と問われて、シグルドは銀の双眸を瞬かせたのだった。]
何を、ですか。
[我ながら鈍い反応だと思いながら。**]
/*
ううう、どこかへ行こうかと思ったんですが、頭痛がするので今日は寝ますね。(線香にあてられたっぽい)
明日からがんばる**
[初めて見る姿の天使が、真に儚い存在であるとは限らない。
だが、ウェルシュ自身は、最初に誤認したこともあり、相手は精霊に近いか弱い存在だと思い込んでいた。]
/* シェイさん、すっごく繊細な動きをするのでなんとなく儚いイメージだったけど、実はものすごい実力者である可能性も踏まえて */
[その瞬間だろうか。
噴水の側から、響き渡る盛大な水音>>90
ちら、と視線を流して、数秒微妙な間を保った。
目に入るのは、噴水に突っ込んで濡れ鼠になった青年だ。
身に纏う雰囲気は天使のもの。
ただし――、圧倒されるような神々しさや、神の使いらしい傲慢さの影は見受けられない。
……というか、間抜けな光景である。
天使の間で噴水の水で身を清めるという風習でもない限り、これは正直、目撃したくない類の一幕だ。
見られた方も、見てしまった方もいたたまれないという大惨事である]
貴方、何をなさっているのですか?
[自然、かろうじて脱出した彼>>98へ掛ける問いも微かに強ばる。
おかしい、何故私が罪悪感を感じねばならないのでしょう、と胸元に手を当てて自問した。
流石天界、いきなりこれとは侮れない。
なにか間違えた危機感が芽生える瞬間である]
[ゲルトの真っ直ぐな答えには、薄く笑んで、幾度か頷き]
……そうか。貴殿が再び我々に味方してくれるというならば、実に心強い。
変わらぬ活躍を期待するよ。
[本心からそう言って。下級天使の運んできたワインにて再会の乾杯を交わし、一口目を含んだ、ちょうど次の瞬間――]
―――――!?
[極めて短時間ではあったが、明確な強い悪意が、庭園から感じられた気がした(>>95)。
表情に少なからぬ疑惑の念を浮かべ、杯を置き、庭園の側を睨みつける。]
……まさかとは思うが……確かめねばなるまいか。
[苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて、小さく強く呟いた。
立ち上がり、部屋の壁に掛けてある銀製の長剣を取り、腰に据える。]
……敵とあらば斬らねばなるまい。
ゲルト。貴殿さえ良ければ、力を貸してはくれないか。
[警戒心を強め、庭園へ向かおうとする。共に向かうか一人で向かうことになるかはゲルト次第]
不思議そうに瞬く
神の最初の七日間からずっと、この口は何の"言葉"も紡がない
ただ永い間を、意志を持たず無為に漂うことに費やして来た純粋な天使は
ふわと翅を揺らめかせた
白い気配、守りの力
ひらと舞った一枚の羽を指先に宿して、 笑みを零す
[オクタヴィアの故郷は、悪魔と、悪魔に魅入られた者たちによって滅ぼされた。]
[戦争なんて国同士が行うゲームで、田舎の田舎、首都から離れたこののどかな農村には無縁のことだと、母親や近所の人たちが暢気に笑っていたのに。
闇と火の手は容赦なく、村人たちと、村人たちが守り育ててきたすべてを奪った。
戦いなんて生易しい物ではない。
少女には辛すぎる現実を突きつけられた。]
[母親が自分の身を犠牲にしてオクタヴィアを逃がしてくれなければ、そのまま果てただろう命。
けれども、村を出たことがない少女にとって、村の外は未知の世界であった。]
[座る椅子もなければ、お母さんが焼いてくれるパンもない。
牛もいないからミルクも飲めない。
見知らぬ果実を恐る恐る口にして、川の水を直に飲み、野犬に追われ―
過酷な環境の中、神を信じる心されも擦り切れ、死の中に安楽を望んだ。
神はいない。神がいたらどうしてこんなに辛い目に遭わせるのか。神は私を見捨てたのだろうか。
絶望が心を支配していった。]
[けれども、いくら絶望しようと、心臓は脈を打った。
唇は空気を求めた。お腹は減るし、喉は渇いた。
生きている、いや、何かによって…生かされていた。]
[周りを見渡せば川は流れ、果物は成り、鳥は空を飛び、大地は命を育んでいた。
ただ、其処にあり、有りの侭、命の輪を廻らせていた。
そして、気づいた。]
[主は、《其処に居たのだ》と。
視えなかったのは、自分が目を背けていたからなのだと。]
[信仰心を取り戻してからは涙も流さず生き延び歩き続け、悪魔の手に落ちていない村に辿りつき無事保護された。
主を信じ敬う心優しき人々の手により育てられた彼女に特別な力はなかったが、誰よりも強い心と信仰を手に入れていた。
後に聖女として戦争や悪魔の侵攻により傷ついた人々を導き救っていくのだが―
それより先を思い出すのはやめた。*]
[ シルキーのムチャぶりと噴水ドボンで
頭のネジもぶっ飛んだ様子である ]
だって怖いんだもん
[ そうだろうね ]
/*
というわけで、飛び入りでお邪魔させていただきました。
人間嫌いの天使で入ろうかと考えておりましたが、魔物が少なめだったのでこういう形に。
思いっきりノープランです。
設定は、これから練るといたしましょう……!(キリッ!
/*
はいというわけで紫露草でございます。
CO表ではrurikazeでしたが、同じ人です。
よろしくお願いします。
いきなりネタ発言してごめんなさい。
*/
そう、ですか。
水面が……。
[天界の水面とは自ら近寄ってくるものなのでしょうか。
もちろんそんなわけはないのだが、アレクシスの必死な様子>>111に追求も躊躇われた。
居た堪れない空気に身を浸しながら、歯切れ悪く反芻してみせる]
それは、その。
災難、でしたね。
[続ける言葉も非常にぎこちない。
つい彼を直視しかねて視線を泳がせた。
……魔性の者にも、気まずい瞬間というのはあるのである]
[とはいえ、ここでこうして天使と二人、居た堪れない空気を共有していても仕方ない。
慌てふためくアレクシスを見つめて、気を取り直すように微笑んでみせた。
『天使』らしい、柔らかく穏やかな笑みは、彼の気を緩めようという意図のもの]
でも、お怪我は無いようで幸いです。
……それほどまでに頭を悩ませる問題とは、いったいどのようなものなのですか?
[いかにも彼を気遣う風に、優しく問い掛けた]**
―天使長私室→庭園―
[共に来てくれるというゲルト(>>113)には感謝の言葉を述べ、警戒を解かずに庭園へ。
もし途中で他の天使が怯えている様子等を取るならば、念のための見回りであるため問題無いと告げ。
その足は、庭園へ。
庭園に着いたジークムントに見えたもの。
ずぶ濡れのまま途方に暮れる天使が1人(>>98 >>111)。
彼に言葉を掛ける、見知らぬ、天使と思わしき存在が1人(>>105)。
警戒態勢のまま、彼らに問う。]
同胞たちよ。
この近くにて、忌まわしき侵入者の姿を見はしなかったか?
[目の前の者(>>105)がそうであるとは気づいていない様子で問う。というよりも、今ここで見える異常事態はもっと別の――]
……というより、アレクシスよ。そなたは一体何をしているのだ?
[ということだった**]
/*
表情を変え忘れて色々と勿体無いことをしている気がします……。
いえ、はじめは設定しているのですが、修正するのに画面を戻すとデフォルトに戻っているという……。
表情、表情……。(忘れないように念じた)
[ゲルトが去って、また1人になって、ぼーっとしてた時に感じた強い気配>>95。
一瞬且つ距離があるため本来なら分からないだろう―それが天使の物なら。
だが、それはそこら中に満ちている清浄な気配ではなく、かと言って先ほどまで居た堕天使の残り香でも無く、もっと悪意に満ちた―尚且つ、見知った気配。
だから、それに気付き驚いた。]
これって―シメオンの?
どうしてこんなところで―
[その問いの答えは、本人か彼と接触した者からしか聞けないのだろうけど。
自分を助けに来たとも思えないしなんでここに来たのかと、少しだけ悩んだ。]
―ま、いっか。どーせ今の俺には関係無いし。
[―直ぐにやめてしまったけれど。]
[ぼーっとしてるととりとめも無い事を考えるのは人も妖精も魔物もきっと変わらないのだろう。]
人間について、か―
[―収容所には以外といろんな天使が来る。時々は人間界での生活ぶりとかを聞きに来る天使もいた。だから天使達の間で人間に対する意見が割れている事も知っていた。
殲滅・救済・不干渉、大雑把に分けて3つあるそのどれに協力する気も無いが、もし自分が回心とやらをして、そうしてどれかの意見に付かなければならなくなったら―そんな事を考えて見る。]
[―結論はすぐに出た。自分の性根が芯から変わってしまうのでなければきっと―]
一応救済派、って事になるのかなー。大抵の人間って自分が縛られてる事にも気付かなかったり気付いても目を背けるようなバカな奴らだし。
ま、だからって手取り足取り導く気なんてないけど。自分から望んで神様に従うのなら兎も角天使に言われたから従うなんて無意味だしさ。
[人の自立を促し人の手に負えない分だけを片付ける消極的救済。
―それがウェルシュやゲルトと似た意見だと言う事を彼は知る由も無い。]
―ま、妖精が天使になれるとも思えないけどねー。
[自分には天使達のような立派な羽なんてどこにも無いのだから。
空を飛ぶ力はあるけれど羽が有るか無いかすら自分自身も把握し切れていないのだ。もし有るのだとしたらそれこそ水よりも透明で絹よりも薄い、触れてもそこに有ると分からぬような代物だろう。
普通自分の事なら分からないかと聞かれた事もあるがそもそも物心付いた時から親の存在も同族も無く、自分が本当に妖精なのか、あるいは悪魔か何かなのかすら分からないのだからしょうがない。
だからこそ彼は自由を好んだ―導きを与えられなかったから。
だからこそ彼は子供だった―親に育てられなかったから。
だからこそ彼はどこまでも無責任だった―地位や法の必要性を知る事無く育ったから。
だからこそ彼は―]
あーあ、外に出たいなー…。
[どこまでも孤独だった―]
*/ちょっと語ってみた。
どこまで行っても自称妖精でしかない、シメオンやゾフィヤのような目に見える羽も持たない、天使でも悪魔でも無い(とフェリクス自身は思っている。シェイだって一応羽自体は見えるし触れられるし。むしろ「俺は自由を司る妖精」と言うのが唯一のアイデンティティでありそれに固執している)唯の魔物、だから孤独な存在。/*
/*ここから中記号修正。
簡易メモの○ってどうやって色変えるんだろ…。
横の星から発言抽出出来る事すら初めて知ったよ。*/
[とりとめの無い思考は続く。]
―そう言えば『アレ』はなんだったんだろ…。
[―ここに連れて来られたばかりの時遭遇した奇妙なモノ。
上半身だけで4本腕で虫のような羽の生えた儚げなモノ。
何時の間にか檻の向こうに浮いていて何を聞いても一言も答えなくて、気付いたら消えていた不可思議なモノ。
天使かどうか聞いたら微かに清浄な気配を漂わせたから多分そうなのだろうとしか分からないモノ。]
……あのお人形さんみたいな奴。
[―意志なんて物をまるで感じさせない、何よりも自由意思を尊ぶ彼にとって、最も不愉快なモノ。
それが最も古き天使の1人である『神の声』だと言う事など、当然知る由も無く、ただ嫌な事を思い出したと言わんばかりにシーツに顔を埋めた。**]
/*屋内含めどこにでも現れるなんてメモにあったから遇った事有る事にしてみたけど…。
意志の無い天使と自由意志を尊ぶ妖精(自称)、相性が最悪過ぎました。だから『者』じゃなくて『モノ』扱い。
尚書いてないけど薄くともちゃんと見える羽がある事への嫉妬も混ざってる様子。*/
自称妖精 フェリクスは、そのまま仮初の眠りの中へ。**
[しばらく進んだところで、そもそもの話の発端を思い出す。
「空腹なのに食べるものがなかったら、どうするか」
オクタヴィアの去り際の囁きは、シグルド自身にその問いを投げ返したものだろうと、ようやく思い至った。
だが、答えるにも彼女は自分の仕事を果たすべく、自分の足で歩み去った後だ。]
…時宜を外しては、届かぬものもある…
[戒めのように呟きつつ、白皙の面を天の高みへ向けた。]
わたし自身の問いに関する答え──
飢えているのがわたしならば、神の御言葉を糧にします。
飢えているのが群衆であるならば、奇跡を起こして導きましょう。
それが救世主たるもののやり方ではないかと考えているところです。
[会議が開かれたのだろう、天使の密度が薄まった雲の道を辿る。
人は滅ぼされるべきか救済されるべきか──その議論の場にシグルドが呼ばれることはない。
シグルドはいずれ人となる予定の存在だ。それがいつのことかはわからないが。]
神の意向が「人を滅ぼす」となれば人を滅ぼすための救世主に、
「救済」ならば守護するための救世主として──
[何かあれば、ジークムントあたりが通達をくれるだろうと思っている。
ジークムントは、シグルドの”天界での肉体”の生成に手を貸したとされる天使長だ。
確かに二人の姿は酷似しており、シグルドが目覚めた時に最初に知覚した天使はジークムントであった。]
…そろそろ、オクタヴィアが世話している捕虜の食事も終わったでしょうか。
[先程抱いた疑問>>69の答えを知るべく、捕虜が収容されている施設へと向かう。]
― 捕虜収容施設 ―
[オクタヴィアが世話している捕虜を探すのは造作なかった。
彼女が食事のトレイに載せていた花の香りが導いてくれる。]
……おやすみ中、失礼する。
[シーツと仲良くしている妖精を見つけて声をかけた。]
わたしはシグルド。
差し支えなければ、あなたの名前と犯した罪を教えていただきたい。
[調書を読むのではなく、この捕虜自身から、何を「自分の罪」と認識しているのか聞きたかった。
そして、オクタヴィアと接することで何か心境の変化はあったのかどうか。
寝ている振りをするようならば、無理強いせず立ち去るつもりだ。**]
[アレクシスの発言(>>121)を受け、まずはなぜアレクシスがこうなったのかを把握し。
まずは、短く呪文を詠唱し、アレクシスの身体に対して、軽く払うような動作で手を振る。
アレクシスの身体を濡らす水を小さき奇跡の力にて払ってから]
……不注意にも程が有るぞ、アレクシス。
思索に耽るあまりというのは、貴殿らしいといえば貴殿らしいが……
[それから、天界の現状におけるアレクシスの立ち位置について、彼の言葉を聞く。
聞き終えてから、ジークムントは顎に手を当て数秒考えこむような表情を見せてから、彼に言葉を返す]
まず、我々天使長の対立が、貴殿らのような若き天使達を混乱させてしまっている事、すまないな。
[シルキーの考え(>>63 >>76)をアレクシスから聞き、ふむ、と頷き]
シルキーめ、斯様なことを……一度、奴とも話をせねばならぬようだな………
私の考えは、無論知っておろうな。人間などに関与する必要も余裕も、我々にはない――というのが、私の持論だ。
栄えるにしろ滅びるにしろ連中の好きにさせておけばよかろうに、なぜあやつらは救うだの滅するだのと言うのかわからぬ。
然し、である。
[アレクシスを真っ直ぐに見据え――]
貴殿はあえて中道を貫きたいと考える、その考えは尊いものであろう。
であるからこそ、貴殿に問う。
[重々しくそう言うと]
アレクシスよ。
手を差し伸べなければならぬと判断した時には差し伸べ、罰せねばならぬと判断した時には罰するならば。
我々が、貴殿が、判断を間違えたとするならば。
してはならぬことをした、しなければならぬことをしなかった、そのような時。
あるいは、そうせねばならないのか、してはならないのか、判断がつかない、そのような時。
――貴殿ならば、どうする。
[普段通りの威厳を保った低い声でそう言い、アレクシスの返答を待つ]
―草原→庭園―
[炎に焦がれて命を喪した乙女がいたように。
炎に焼かれた記憶を掘り返し、今一度己の心と向き合う時間を終えた。
その手には四葉のクローバーと、彼らがその身に受けた恩恵を捧げ咲かせた白い花で作られた花冠があった。
花は心を豊かにする。フェリクスに届けようと向かうその途中―]
……?
[道行く天使たちが何かに怯えたり、落ち着きを無くしている。滅多にあることではない。
彼らの視線の先へ足を延ばすと、広々とした庭園に出た。
其処には複数の天使たちがいた。
ジークムント、ゲルト、彼はたしか―アレクシス?
そして―見慣れぬ天使。
オクタヴィアには特別な力などない。
あるのはただ強靭な精神と信仰だけであった。
だから、彼のことも最近生まれたかやってきた天使だろうと結論つけてしまった。]
[一体この場で何があったのか知るには遅すぎた。既に話題はアレクシスの悩みの元へと及んでいる。>>121>>132
そのまま去ろうとしたが、話題に昇っているのは天界を揺るがせている、人間界への干渉についてだった。
彼らの声が聞こえる位置まで近づき、丁度よく生えていた木の後ろに細身を隠した。]
…シルキー。
[ジークムントが口にした名前に柳眉を寄せる。
彼女は、オクタヴィアが最も忌避する存在であった。
ジークムントやアレクシスは彼女に賛同こそしていないものの…本質的には同じだ。]
…。
[言の葉の形にはせず、しかしそのぶん―
淀みは胸の内へと。]
― 尖塔 ―
ひら
景色は巡る
天界を貫く尖塔は高く高く
神の御座にも通ずるだろうか
その中腹に翅を休めて、雲間から天界を覗き込む
ざわつく気配
何かが怯えている
欠けたところのない美しく造られた天の世界に、
染みのような負の感情
見下ろしていちど瞬けば、零れたトパーズの涙は風に吹かれてどこかへ落ちていく
ハレルヤ。
神は祈りをしりぞけず、
その慈悲を取り去ることはない
[シーツとお友達になっていたら不意に聞き覚えの無い声>>130が聞こえた。そっちを見れば妙に表情の無い天使の姿。]
俺?フェリクスだけど…罪を犯したつもりなんて無いんだけどなー。
俺はただ、生まれた時から道を決められてて他の道なんて考えもしないか、気付いているのに「そんな事許されるはずが無い」なんてくだらない理由で無視するようなバカな人間達に自分で道を決める事を教えてるだけだよ?
なのに俺の所為で堕落したとか不幸になったとか言われてもなー、そんな事人間を堕落させるためにあらゆる手を使って意志を捻じ曲げたりとかする本物の悪魔に言って欲しいんだけど。
[悪魔の如く口車に長けている事自体は否定しないが内容自体はどこまでも本音、彼が人の信用を得る事に長けているのはそうした理由もあるのかもしれない。
さて、シグルドは彼の言葉をどう取るのだろうか。]
くるり 宙空に遊びながら
薄い輪郭に纏わりつく白い燐光を、何度も指で追いかけた
守りの力
恐らくは はじめて触れた、他の天使の力の行使
暖かい慈愛だ
眺めては不思議そうにそれへ触れ、触れれば翅を震わせて笑った
笑い声の代わりは、高音のハンドベルを奏でるようなさざめく音
ふ、と薄緑色の軌跡を残し、尖塔に沿って降下する
[―あくまでも可能性ではあるが。
―もしシグルドが彼にも例の問い>>11を投げかけたのなら、彼は少し考えた後こう答えるだろう。
「それって人間界で、だよね?なら幾つかあるよ。
一つは人里離れた場所、そんなところじゃその辺の野草や木の実、時には小動物や魚を取って食べる。
二つ目と三つ目は街中、働く場所さえ満足に与えられないような状態なら乞食になって親切な人に恵んでもらうか―他の人間から奪うか。
ま、俺は幸い二つ目と三つ目を実行するほど追いつめられたりはした事無いけど…そう言う人間も多いんだよねー、特に三つ目は「そのような罪を神がお許しになられるはずが無い」とかなんとか言って餓死を選ぶような奴も俺が「家族にも死ねって言うんだ?」って聞いただけであっさり選んだりとかするし。
で、どうしてそんな事聞くの?」
と、平然と。]
[お互いが歩み寄る姿は想像がつかないというエレオノーレ>>104に、少し苦笑した。
そして続く言葉には、こくりと頷いた後真面目な顔に戻る]
……ええ。
ですが、これ以上様子を見ても人類は変わらないでしょう。
何より、様子見の時間はもう十分取ったはずですわ。
[会議が開かれた最初の頃こそ、彼女も人類の様子を見ようという意見に頷いていた。
しかし待てども彼らが変わる気配はなく、むしろ繁栄と同時に堕落していっているようにさえ見えていて――他の天使長がどう感じたかは知らないが。]
……そういえば、エレオノーレ。
ずっと聞いてみたかったのですけれど、貴方が人類を厭う理由は何ですの?
[目の前の部下もまた、自分と同じ考えの持ち主ということは知っていた。
けれどその理由やどうしてそう思うのかということは聞いたことがなく、常々問うてみたいと思っていたのだ。
いい機会だと、突拍子もなく尋ねてみる。
彼女はとても自由だった。]
視線はまじわっただろうか
無垢に触れた思念は、言葉のかたちはとらない
淡く朧な映像となって届けるのは、広く美しい天の景観と
ざわつく気配のビジョン
惑い、畏れ、悩む心
怒りや蔑みを抱く心
御使い達と楽園の住民の間に、染みのように広がる負の感情
そして問うような余韻
──貴方は?
14人目、魔物? ユーリエ が参加しました。
魔物? ユーリエは、睡狼 を希望しました(他の人には見えません)。
ふぁ…寝すぎたかな。まぁいいか
[目を覚ます人のような存在
白く長い髪と澄んだアンバーの目
魔物だと思う者は果たして何人いるだろうか]
ご飯食べたっけ?
どうだっけ?
[いつからいるかもわからず
ぼんやりと生きているだけの生活
それでも不幸と思わずに過ごしていた]
/*
シルキーは元は普通の天使で、天使長歴は一番若い。
なので色々まだ子供っぽい部分がある。
そして変顔の可愛さが圧倒的
[ふと向かいの牢に視線をやればそこには白い少女の姿。
お兄様と呼んで来るが血の繋がりは恐らく無いし捕虜歴ではむしろ向こうの方が上である。
しかし彼はお兄様呼びを嫌がるどころか喜んでいたりする。]
ユーリエ?今日は一体何の話がいい?
[―少なくとも例えシグルドがこの場に残って居ようが無視して彼女を優先する程度には。]
[返事が返ってきて嬉しそうに微笑む
外の話をしてくれる彼のことを本当に慕っているのだ]
今日もお外のお話たくさんお話してほしいな
[彼の話は楽しいとせがむのは本当に子供のようで
彼が来てから楽しそうな様子を時々見られている]
それじゃあ今日はある国の貴族様が真実の愛を見つけ出した時のお話にしよっか。
えーと、あれは50年ほど前だったかな…。
[普通の天使からすればいかに悪魔が人を惑わし禁断の愛の果てに自滅させたかの自慢話でしか無いだろう。だが、彼にとっては楽しい思い出話であり、ユーリエを楽しませられるお話でしかない。
―幼くして閉じ込められて、それが当然だったからこそ自由が無い事に何も疑問を持たない少女に自由を教えたいと、そう思うのは彼にとって自然な事だった。だから彼は毎回話の終りにこう問うのだ。]
[いつもと同じ楽しいお話
それが天使様達に理解されないものだとしても幼い彼女には外と自由を知るものだった]
へぇ…そんなことがあったんだ
[楽しいお話が終わると
いつもと同じ最後の問いかけ]
―そっか。
[何時も通りのやり取り。
何時も通り何も変えられなかったやりとり。
彼女の事情は初めて出会った時に聞いている。
「親が悪い魔物だったから」
唯それだけで何もしていないだろう彼女が許される事も無くずっと囚われの身である事が嫌だった。
理不尽だと、神様がそれを望んでいるのなら神様は間違っていると、そう思った事はどれだけ時間が経っても忘れられやしない。
だから助けたいと、そう思っているのにその手が届かない事が、ただ哀しくて―
もし解放される時が来ても、彼女が一緒でなければ断ろうと、そう考え始めたのは何時だったろうか。]
気にしないで?フェリお兄様
私生きてるだけで幸せだよ?
[悲しそうな彼にかける言葉はわからなくて無理矢理笑う
本当はお外に行ってみたい
お外に行っていろんなものに触れてみたい
けれど、私の親が悪い魔物だったのなら
きっと世界は私を赦していない
そう純粋に考えている]
―ごめん、もう寝る。
[無理に笑う顔を見て居たく無くて背を向けてシーツに包まるのも何時も通り。
何時もと違ったのは視界の片隅に入った空の食器。
それを見た瞬間、ふいにオクタヴィアの言葉>>68を思い出した。
そう言えば1人でも遊べる物を持って来てくれるとか言ってたっけ―そうぼんやりと考えてふと思いついた。]
外に出なくても遊べるもの?
[いつもと違う言葉に少し驚いて考える]
欲しい、かな?
[一人で遊べるものは興味がある
でも、ずっと頼んだことはなかった
今だけは遊んでいいなら遊びたいと思った]
そっか…ならお兄ちゃんが頼んであげるからね。
[一緒にトランプをする光景を思い浮かべるだけで、淀んだ心がちょっとだけ浄化された気がした。]
…少し唐突すぎましたね。
[エレオノーレの様子>>158を見て、ようやっと気づいたのか申し訳なさそうにそう零す。
そしてもう一度、言葉を発した]
私は最初から人類というものを、厭っていたわけではありませんでしたの。
初めて人類というものの薄暗さや穢さを目の当たりにした時、下等生物だと思い始めたのが切欠ですわ。
エレオノーレにも何か切欠があったのかしらと思って。
[天使には色々なタイプがいる。自分のように最初は人類を庇護すべきだと思っていたが考えを変えた者、最初から厭う者、ずっと庇護すべきだと考える者――。
切欠さえあれば、考えなど変わってしまうものだ。
問いかけは単なる興味からで、浮かべられた微笑もいつもと変わらない。
エレオノーレが人類を厭う理由。
そこに切欠があったのか、それとも違うのかが知りたかった。]
[アレクシスの感謝の言葉には、気にするな、と言わんばかりの笑みを見せ。
回答(>>136)には少々意外そうな表情を見せ、わずかに考えてから、回答を]
ふむ。
……されば、だ。
[試すような笑みを浮かべて、問いかける]
そなたは、益を得られぬものを切り捨てる覚悟と、その決断をするだけの勇気があるというわけだな?
[と問いかける。だが、アレクシスがその問いに答えるより早く]
それよりも、だ……
少し前に、妙な気配をこの近くに感じたのだが。
[アレクシスと、もう一人の天使(>>116)それぞれに視線を向け]
アレクシス、そしてそこの天使、何か見てはおらぬか?それと……
[もう一人の天使(>>116)の方を凝視しつつ]
……貴殿、見ない顔だな。名はなんという?
[若干の疑念の色を表情に出しつつ]
― 捕虜収容施設 ―
[檻の中から答えがあった。>>139
フェリクスと名乗った軽妙な男は、罪の意識と悪魔であることを流れるような口調で否定する。]
なるほど──イソギンチャクは自らの毒を害悪とは呼ばないか。
[「バカな人間達」という口ぶりが高慢の気持ちの現れにも思えたが、同じ言葉は天使の間でも使われている。]
自身に罪の意識がないならば改心は望めない。
オクタヴィアのように、極限の中で神の慈愛を感じて回心することはあるかもしれないけれど。
[その流れで、パンの問い>>11を口にすれば、フェリクスは、やはり飄々と答えた。>>141]
他の食糧を探す、恵んでもらう、奪う──
あなたは、「行動する」のだな。
[「どうしてそんな事聞くの?」と風のような問いかけが投げられる。>>141]
わたしは、いつの日にか救世主たらんとする者だ。
どうすれば人を導くことができるか、学びたい。
[やはり恬淡とした表情のまま、正直に答える。]
[と、フェリクスの向かいの檻から幼げな声がした。>>145
首を傾げた少女の姿を認める。
無邪気な様子でお話をせがむ少女のお目当てはフェリクスで、フェリクスの関心もすっかり少女に移ったのを感じて、シグルドは静かに収容所を後にした。]
シルキーさまが人間を?
[シルキーの部下となってもう大分経ったつもりでいたが、少なくとも仕えはじめた頃にはシルキーはもう人類を下等だとみなしていた。
だから告げられた言葉>>160に再び驚いた顔をして。
それから。
それでは人類ごときがシルキーの考えを変えるほどに、影響力を持っていることになるのだろうかと思う]
切欠……
最初はボクも人間のことを理解しようと試みたこともあります。
ただ、人間の寿命なんて本当に短くて、産まれてすぐ死んでゆく。
その僅かな人生の合間、いくら彼らが精一杯生きようと努力しようとも、ほとんどが世界に影響を及ぼさない意味のないもので。
その意味のない生を眺めていても、どうして彼らがそれでも努力するのか考えても理解出来なくて。
理解出来ないものは、理解する必要もないのだと。
そう思うと……興味が失くなったんです。人類に。
[それはアレクシスに語ったものと、ほぼ同じ答えだった]
[話しに区切りがついたようだ。
…損得勘定。
平たく言えばそうではないだろうか。
対象が人間であることに憤ることはない、世の常でもあるのだ。そうして火とは生き延び、あるいは富を得て、あるいは貧を被ってきた。
そう、とても人間らしい感情で―
妙な気配、という単語に場の雰囲気が一変した。>>163
自分の事がバレたか、と焦り顔を半分だけ出すも、視線は見慣れぬ天使に注がれている。
どういうこと―]
…っきゃあ!
[顏をよく見ようと一歩踏み出したところに、折れた枝があり踏んでしまう。
パキ!と小気味よい音が響いたと同時に、突然の事に驚き短い悲鳴を上げながら、前のめりになる。
なんとかしてバランスを取ろうと両手を振り回すも―飛ぶ唾さなんてないから、膝から崩れ落ち、かろうじて手を着くことでそれ以上無様な姿を見せるのは避けた。
…けれど、小さな白い花で作った花冠は、彼らの方へと投げ出されてしまった。]
ええ。今となっては、あの頃の自分の考えなんて理解できませんけれど。
[再び驚いたような顔をしたエレオノーレ>>168に頷き、そんなことを言って。
知らないのも当然なのだろう。
シルキーの考えが変わったのは天使長になる前で、その突然の変わり様に堕天を心配されたこともあった]
――そう…ですか。
貴方の言う通り、人類の一生は私たちにとってほんの僅かな時間。
それなのに彼らは、あんなにも堕落してしまえる。
…生きようとする努力はいつしか、穢れを孕んでしまうのでしょうね。
[一点の陰りも淀みもない心を持つ人間などいない。
それはきっと主によって招かれた聖女と呼ばれるあの元人間にも言えることだろうと、彼女は思っていた。
興味が失くなった、そう述べるエレオノーレに。心の中で、その方がきっといいと呟いた。]
つい立ち話をしてしまいましたね。
……そうだ、良ければ後でその堅琴を聴かせて頂けませんか?
人間について考えを巡らせるより、いつものようにお喋りする方がきっと楽しいですもの。
[彼女の手にある堅琴を見つけ、そう誘ってみる。
了承を貰えれば、いつもより仕事を頑張って早く終わらせるつもりだった。]
[ 拾った花冠を手に、オクタヴィアのもとへ ]
これを作ってらしたのですね?
お上手ですね。
[ 話を盗み聞きしていたとは思わず、花冠を作るためにそこにいたのだと納得し、
放り出された花冠を手渡して微笑んだ。 ]
…ゲルト様からの話を聞いたばかりだから、心理状態が感覚を鈍らせたのだろうか。
精神の鍛錬不足だな。次に降りるまでには、万全な状態を取り戻さなければ。
[仕舞いこんでいた翼を一度出し、見える範囲で確認する。
羽の先まで、欠けることなく輝く純白。]
[天の軍勢として秩序を守る能天使達は、直接人間や悪魔と接触を持つ機会が多い。
その為か、他の任に就く天使達より堕天が発生する率も高かった。
仲間達が心を揺るがせた際、
真っ先に異変が現れやすかった箇所が、翼。
白い翼は濁り、灰の翼は黒染みが広がり…
自分の色に曇りがない事を確認し、安心して内に戻した。]
―ユーリエが声を掛ける少し前、収容施設―
[シグルドの反応>>164>>165>>166に少し驚く。てっきり奪う事や人を唆した事について嫌悪でも向けられると思っていたのに。これも救世主だからなんだろうかと思いながら少しだけ訂正する。]
別に俺だけじゃないよ?神に縋る事すら出来ないような―アンタが救済すべき「哀れな弱者」ってやつなら大抵そうやって日々を生きてるんだから。
[もう一言くらい言ってやろうかと思ったが、丁度その時ユーリエの声がして>>145そんな考えはそれこそ天より高く放り投げられた。
そしてシグルドの存在を忘れたままいつもとちょっと違うやり取りをしてそのまま偽りの眠りについたのだった。]
[ 生まれたての天使は大きな翼で悠々と空を舞う。急ぐことがないのは、その心が創造主への愛のみで満たされているからだ ]
[ だが擦れ違う天使達は、どこか落ち着かなげに見える者が多い ]
「滅ぼす」「救う」「棄て置く」
[ 三つのことばが、入り交じり、天の静謐を揺らすのは、天使が生まれた切っ掛けでもある天使長達の論争の場と同じ ]
/*/(・ω・)\<ウェルシュの背後にいる園芸天使だよ!僕と契約して、魔法エンジェルになろうよ!
自分で絆を打つ役さえこなければ、なんでもいい!という超適当理論により、一応呪人希望にしてあるのです。村側役職。占い系にしておくという手もあったなぁと、今になって思うのですが、この段階で出入りしたら後でログ読みフィルターいやんだし、ptも余っているのでこのままGO! */
ええ、きっとそうに決まっています。
[シルキーの唇から零れる>>172堕落という言葉に力いっぱい頷いた。
かつてシルキーがどう思っていようとも、自分には今の考えを持つシルキーが上官であり師であって。
その人がいうのだから間違いない。そんな思いを込めていた。
一方で、シルキーが変わるほどの何が起きたのだろう。
そんな考えがちらりと頭をもたげる。
勿論、それはシルキーに対しての興味なのだが]
先ほどのシルキーさまが変わったというお話。
今度、お時間がある時によろしければお聞かせ下さい。
[恐らくこれから仕事にいくのだろうシルキーに、少しばかりのお願いをして]
[ 遠く近く、交わされることばの、どれにも同じ無垢な視線をのみ向けて、頷くことも、首を振ることもなく、蒼天を巡る天使の視界に、やがていと高き尖塔の姿が映る>>137 ]
[ そうして、陽炎の如き薄羽根を震わせ、宝玉の涙を零す天使の姿も ]
ハレルヤ
[ 声無き天使に向かい、生まれたての天使は声に出して、か細い両の腕を差し伸べる。
白い指先に、トパーズの煌めきが転がり弾けた ]
む?
[見知らぬ天使に問うていると、後ろから木の枝の折れる音、続けて悲鳴。(>>170)
一瞬、感じた不吉な気配の主かと思い剣の柄に手を掛けるも、その姿を見て、すぐに警戒を解く。]
誰かと思えば――オクタヴィアではないか。
突然の悲鳴には驚くぞ……あまり驚かすものではない。
[不遜な態度でそう言う。
世話係一人ひとりまでは覚えていないが、彼女の名前と素性は覚えている。
天界に上り詰めることに成功する人の子など、そう多くはないため、覚えていた。
手を貸そうかと一瞬考えるが、アレクシスが彼女に歩み寄るのを見て、自分の動きは止める。
再度、視線は見知らぬ天使へ]
/*
こんばんは。
村建ては見守っています。
入村締め切り時間となりました。
本日、飛び入り希望のメッセージをくださった方はもう入っておられます?
いたらSNSメッセージか匿名メモで「入ったよ!」と教えてくださると嬉しいです。
反応なかった場合、23:20頃まで待って、参加人数を確定し、定時開始にセットします。
…あ、アレクシスさん…。
[顏を上げると見慣れた天使が声をかけてくれた。>>174
彼は天使たちの中でも稀な、傲慢ではないと思える者であった。
安堵の笑みを浮かべ、立ちあがる。
ロングスカートの、丁度膝が当たる部分に付いた土を手で払った。]
は、はい。声をかけてよいかわからなかったので…。
[変に否定しても良い結果は産まないだろうと判断し、彼の話に頷いて見せた。
拾ってくれた花冠を両手で受け取り、微笑む。]
ユーリエちゃんにあげようとおもって。
[フェリクスの向いの牢、幼き頃から捕らえられている魔物。
見た目は可憐な幼女の名を口にする。]
[ 薄水色の瞳は、柔らかに細められる ]
美しい羽根
[ 自らの純白の羽根は創造主に頂いた大切なもの。けれど薄く日に透けて震える羽根も美しいと ]
[ 耳元でこっそりと話しかける ]
あ、あの、どこから見てらっしゃったのでしょうか?
わたくしの情けない姿も…その……
[ 濡れネズミ状態から見られていたのかと、急に恥ずかしくなり顔を赤くして俯いた ]
[アレクシスの背後から届いたのは厳格な声。>>184
前へ進み出て、頭を下げた。]
大変失礼いたしました、ジークムントさま。
皆様が御集りになられているのが珍しく、声をかけることも憚れまして。
[丁寧に謝辞を述べるも、彼の関心は既に見知らぬ天使へと移っていた。
近くに来て、改めてその天使の顏を見る。]
[雲の階段に腰掛けて、細い銀糸と鉤針を取り出すと編み物を始めた。
絡み合い複雑な形を為す いと。
それは「現在」の象徴のごとく。
檻の中のフェリクスが告げた言葉を胸のうちに反芻する。>>179]
…彼は憂いているのでしょうか。
[まだ物言いたげだった顔を思い出して呟く。]
…おにいちゃん…。
[そう。
同じ村の隣の家。オクタヴィアより数年早く生まれ、まるで本当の兄と妹のように親しくしていた男の面影を、彼に感じ取った。
けれど彼は背に翼なんてないし、故郷を襲った悪魔の軍勢の餌食となってしまった筈だ。
一体どういうことだろうか。]
/*
/(・ω・)\<もうすぐ村が開始だね!
役職、何になるかなぁ…吊りはガチ、役職によってできる推理が全然変わりそう。
表に出るのは一旦休憩して、ふにふにと増えたログを読んでいるのでした。
フェリクス・ユーリエの兄妹とか、可愛いね。
[力強く頷きを返すエレオノーレ>>181に微笑んで、拒まれなければその頭を優しく数度撫でただろう。
エレオノーレのことは部下として、そして同じ考えを持つ者同士としてとても大事に思っていた。
勿論他の天使たちも大事だが、やはりどうしても違いというものは生まれてしまう。]
勿論ですわ、楽しい話かどうかかは分かりませんけれど。
[可愛らしい小さなお願いを快く了承し、にっこりと笑顔を浮かべてエレオノーレがお願いを受け入れてくれたことに顔に喜色が混ざる。]
ふふ、嬉しいです。
ありがとう、それじゃあ仕事を急いで片付けちゃいますわ。
[何だか頑張れそうな気がする。嬉しそうに微笑んで手を振り、引き止められなければ再び廊下を歩んで行っただろう]
/*
確認とれました、ご協力ありがとうございます。
ダミー抜き13名で、23:30自動開始となります。
どうぞよろしく。
「狙撃手」抜きの編成となりますので、「狙撃手」を希望していた場合は「おまかせ」希望をした扱いとなります。
希望を変更したい場合は、お手数ですが、一端、村を出て入り直してください。
(発言抽出機能はクリアされます)
23:30までに戻ってきてくださいねー
村の設定が変更されました。
…?
情けない姿、とは?
[囁きに目線を彼へ向け、逆に問い返した。
オクタヴィアがこの場にたどり着いた時には、既にジークムントによって水が取り払われた後。]
もしかして、何かしてしまってお説教されていたんですか
[天界に来てからというもの、天使たちの傲慢さに疲れていた所、出会ったのが彼だ。
彼は他の天使たちに侮られやすいが、少なくとも他の天使より好感を持てていた。
しかし焦ったり考え事をすると失敗しやすい質であるらしい。だから何かして怒られていたのかと連想して、クスッと小さな笑みを漏らした。]
神の愛は無限
[ 微笑む薄水色の瞳が、声無き問いに答えを返す
神の愛に満たされた者であり、争いの場に落とされた吐息より生まれた者であるからこその ]
神の赦しも無限
罪人を罰するも、また愛によって
[ なにひとつ、疑わぬ無垢なるこえが ]
/* 日本語が変です!ごめんなさい1
わかりづらいよみづらいからみづらいの三辛!
絶望した!そんな自分に絶望した! */
お説教ではございませんが……
[ 大失敗したことは伝えた。
なぜか、オクタヴィアと話していると自然と笑顔になれて、心地よかった。
彼女の出自を知っているからこそ、人間を切り捨てることは考えたくない、という思いが強いのは、誰にも言えないことである。 ]
ひとつ ふたつ
頷くように翅は揺らめく
木漏れ日を掴もうとするようにそうっと、腕のうちの一本を差し伸ばして
その天使の若芽のような腕へ
指先同士を触れ合わせた
/*さあ、いよいよ開始だ。
ラ神がどんな役職を持ってくるのか楽しみだなぁ…。
ユーリエ・シメオン・オクタヴィアの誰か(優先度は書いた順)が貴族の奴隷だったら笑うけど。*/
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新