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こんなにたくさんの名物を食べられて
ボクたち幸せものだねローズマリー。
『ほんとうねローレル。
この出会いに感謝だわ』
[お腹も心も満たされて双子は幸せいっぱいだ。*]
( 未練なんて今更何も無いんですけど、ね )
( だから、きっと少し迷い込んだだけです )
( ほら。光子ワームホールの生成に成功したでしょう? )
( それが混線して墓下のドアもノックしたようです )
[モニターのひとつがチカチカと明滅して、悪戯に
不安定な人影にピントを合わせたりぼかしたりする。]
( ああ僕のこと忘れたなんて )
( 寂しいこと言わないでくださいね? )
( …… )
( いいえ嘘です )
( さっさと忘れてくださって結構ですよ )
[あの時のまま…
もう時を重ねることのない顔が、モニター越しに
かつて先輩と呼んだひとの寝顔を穏やかに見つめている。]
( 新しい時代を忙しく歩んで味わって )
( “今”や、“これから”が )
( 先輩の中で数多く重なってくれる方が良いですから )
( ああ、でもこれだけは言っておきます )
( 朝と昼と夜の全部は寝すぎです )
( サボリ厳禁 )
[働き方改革だ何だと甘い顔ばかりしていたら
調子に乗るんだからこのひとは。]
( 寝すぎて見過ごさないでくださいねいろいろと )
( 見守ってますから。ときどきくらいは )
[勝手ばかりの内容の──…
これがゆうれいのみるゆめ、
*みせるゆめ*]
/*
!!!
待って。
中身ごと目が覚めたよ??
えっ。そこでそうくるのずるい。
あああ、待って待って。不意、打ちっ!
[誰かに小言を言われた気がして、少し意識が浮かぶ。]
んー。だいじょうぶだって。
全部フランツが……。
[安定の丸投げを明かして、もう一眠り。
しようとするその上を、声が包む。]
[夢かうつつか。
多分これは夢なんだろう。
だってこれは、もういなくなったひとの声だ。
あの日、虚空に咲いた花の色は覚えている。
太陽と月が重なり合って、ひらいた花のまばゆさ。
その直前、彼が送ってきた通信も、目に焼き付いている。
相手の声も、姿も、ざりざりと乱れていて、
声も途切れ途切れで。
そう。ちょうど、こんなふうに。]
―――!
[突き飛ばされるように目が覚めた。
夢じゃない。
はっとして、モニターを見る。
見たことのない風景を写すモニター群の中に、ひとつ、ひどく懐かしい人影を見つけた気がした。
影のように不安定で、おぼろげで、
でもそれとわかる影。]
ラートリー…。
[名を呼んだ声は、囁くほどに小さい。
少しでも空気を揺らせば、彼が消えてしまう気がして。]
忘れないよ。
忘れるものか。
君も、
君が手を繋いだひとも、
出会ってきた全てのひとが、
"今"の僕を作っている。
"これから"の土台になってるんだ。
[口を突いたのは、祈りのようなものだろう。
決意表明、というほどでもない。
ただ、自分の中にあるものを言葉にして、
相手を安心させたいと願うような。]
だから、忘れたりしないよ。
……ぅ。
たまには、そう。
見なかったふりをするかもだけど。
[サボリ厳禁。
そんな言葉に視線をそっと逸らしつつ。]
仕方ないな。
君に見張られていたんじゃ、おちおち昼寝もできない。
……なんて。
[最後の言葉に茶目っ気を混ぜ、
そっと立ち上がり、壁際のドリンクサーバーに向かう。
手には安物の紅茶と珈琲のカップ。
デスクの下からは、お徳用のチョコレート。]
わざわざ起こしに来てくれた君に。
どうぞ。
[珈琲の湯気をモニターに向けて、
チョコレートを二粒、カップに添えて。
混ざり合う二つの香りを楽しんだ。*]
………で。
こっちはいったいなにかなぁ。
[目が覚めてみれば、モニターの中は謎空間だ。
背景はいろいろだけれども、おいしそうなものが並んでいるのは共通している。
さっぱり理解できないなりに、乾杯の声が聞こえてきたのでプラカップの紅茶を掲げておいた。]
この先の一年が平穏でありますように。
乾杯。
**
/*
あれぇ。
何でか、こんなに、長く…。
ほら、もう、不意打ちで嬉しさが天井突破しちゃってさ。
ふう、やれやれ。(やりきった顔で逃走)**
/*
〜〜〜〜〜〜っ!!!!!
はーーーー…
幸せですね。新年から最高過ぎますね。
だからつい見守ってしまうのでしょうね。
/*
お徳用チョコレートとかね、
拾ってきてるなああああってあたりとか、もうね。
はあ… すき。
久し振りの村だけど、
この感触はやっぱり堪らないね。
/*
ほんと元村ログの残っている有難さをしみじみ。
国主様に感謝!!
そしてあと1時間ちょいなのか…!
わあ。まったり長いようであっという間だったなあ。
[幻の向こうでは、新たな料理、新たな参加者が加わったようだ。]
お。そのモチって奴、美味そうだな。
作り方って分かるか?
[知らない美味もまだまだ世界にはあるらしい。
まさに、世界の数だけ美味いものはあるということか。]
菓子か。
悪くないな。
[ややこしい名前が聞こえてきたが、双子のところに出てきたものは、これもまたつやつやと良い色に焼けて、さくさくと音が聞こえるようなパイだ。
ここにもリンゴゼリーやアップルパイはあるが、今食べるならこれ、という気がする。]
ちょっとそれ取ってくれ。
それそれ。
フォーチュンクッキーってやつでな。
[いわゆるおみくじ的なものが入っているあれ。]
今年も美味いものと美味い戦にありつけるように、と。
[ぱき、と割ったクッキーの中からは、*大薔薇吉*の紙がころりと出てきた。]
おお。
[割った中から出たのは、なんだかきらきらしいやつだった。
よく分からないが、とてつもなく良い結果な気がする。]
今年は食いっぱぐれないらしいぞ。
[傍らの狼、ではなくてヴォルフの頭をわしわししておく。*]
/*
そういえばおみくじ引いてないなー、と思ったら国的に最高のやつ来たw
役職おみくじ的には睡狼何で、誰かに起こされると吉だな。
(赤窓が恋しい陣営)
/*
>>-24
だって。ねえ?
君と乾杯するならこれでしょう。
元村ちょっと読むだけで一気に引き戻されるな。
はぁぁ。楽しい。
占いの菓子はどこの世界にもあるようだな。
このガレット・デ・ロアにもフェーヴというラッキーアイテムが入っている。
今年のフェーブは何を象ったものかな、ルッツ ?
[彼の飛び起きた姿が、可笑しくて。
彼の紡ぐ自分の名が、懐かしくて。]
( おや。いつも寝覚めが悪いのに )
( 今日はあの台詞がないんですね )
[自然に綻んでゆく口元を、ゆうれいは隠さなかった。]
( …────はい、 )
( … …… は い、 )
[積み重なる言葉のひとつひとつが、
曖昧な存在の影の中に、
──── 確かに染みる。]
( ……… )
( まったく、先輩はほんとうに )
( ひとが欲しいと思う言葉を紡ぐのがお得意ですね )
[これ以上近づくことの出来ない、
画面の隔たりが恨めしい。]
( …、 厄介なひとたらしだ )
[今でもそう思わせる、
この有能な先輩が恨めしい。]
[用意された、懐かしい安物の珈琲とチョコレートに、]
( “これから”も傍で支えることの出来る
( やっぱり、少し羨ましいですよ )
[チリリとする胸の痛みは溶かしてしまおう…。]
( では、目覚まし時計のベル代わりにでも )
( 時々思い出してやってください )
[珈琲の湯気がモニターに映る影を揺らす。
温度差で生まれた水滴が、すこしだけ目元に滲んだ。]
( いつもの、ですね )
( 有難うございます。いただきます )
[カップに手は伸ばせない。
物理的に傍にはゆけない。
でも先輩と一緒に飲む安物の珈琲は
美味かったし、
お徳用のチョコレートは極上の味がした。
────思い出が、味の記憶を再生してくれる。]
( 僕はしあわせものですね )
( …ああ、安心してください )
( 僕は、手を繋いだひとと
自由をはばたいていますから )
[この宇宙に、
宇宙を越えた先に、
繋がる数多の世界に、
そして先輩、あなたに。]
( 今年もさいわいがありますように )
[明滅するモニターが完全にOFFになる寸前。
ゆうれいは静かに… *祈った*]
今年のフェーブは*蓮華*を象ったものだと聞いていますが、
間に合っていれば、試作艦の模型かもしれません。
[水の中を進む船のデザイン案は、最近できあがったばかりだ。]
もちろん、模型をさらに簡略化したもの、ですが。
引き当てられれば、開発が進むかもしれませんね。
[澄ました顔でガレットを切り分け、一切れ差し出した。*]
/*
おじいちゃんは、まだお仕事お忙しかったのかな…
お疲れさまだよう!!!(遠隔もふもふ)
あ っと、ごあいさつ!
大変お久し振りでした。
新年早々のお気楽ごはんパーティや刺し合い、とても楽しかったです。
ありがとうございました!!!
/*
うわぁぁん、ずるい!
ありがとう!ずるい!
うわ、ちょっとたまらないな。良い年明け…っ。
羨ましいが切ないなとか、はばたいててくれて嬉しいとか、
書き切れないよ、くそう!
はぁぁぁ、あいしてる!!!
機密の潜んだガレットか ?
ああ、新しい一歩だな。
[ にこやかにガレットをルートヴィヒの手から直接、咥えた。
これからも一緒に、だ。*]
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