情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[カァ。
神の宮で死んだ者、そこを出て生きた者。
闘わず生きる者、闘って死ぬ者。
もう充分。
ずっと鐘楼に留まっていた鴉が軽く爪先で足場を蹴り、翼で宙を撃った。
曙光を待ち望む大気を駆って街へ戻っていく*]
/*
外だと切り替えが難しいのと、打ち込み苦手なんで文章書けないんですよねえ・・・
ログは読んでます
[ 快楽に繋ぎ止められていた身体が解かれ、中を埋めていた躍動が抜き去られた。]
あァ…、
[ もどかしいような声が漏れ出てしまう。
「入れてください」──もう一度、そう言えばいいのだろうか。
とりとめなく乱れた思考の中で、記憶を拾い集める。]
──…っ!
[ 意識がはっきりしてくるにつれ、惑乱の中で口走った言葉も思い出した。]
…あのような 卑劣なやり方で、わたしに──
[ 憤激とやるせなさが錯綜して、拳を握り締める。
距離をとろうと思う端から、背後から抱きついてくる檳榔卿の手の感触に身体の芯が熱くなった。
屈してしまったのは、夢でも嘘でもなかった。]
[ 姫の身柄について語られ、気持ちは揺れる。
それさえ保証されるのであれば、護衛として最低限の務めは果たせたと言えよう。
記憶に残らないというのも、姫にとってはきっとその方がいい。
彼女を助けるために近衛が陵辱されたと、そんな責任を背負わせて、姫を苦しめてはいけなかった。]
そう…だな。 それで、いい。
[ 努めて冷静な声で答える。
約束を守るからには、彼は愉しんだのだろう。]
あなたが去れば、わたしは修道会に入る。
あなたが、これ以上、人間に害をなすことのないように、それだけを想い願おう。
[ 街の教会が現状どうなっているか知ることなく、穢された身の処し方を選ぶ。]
── だから…っ
[ 再び彼が動き出すのを察し、身体を硬らせる。
また、あんな風にされたら、自分は、]
もう ──…
[ 伸ばした指の先が、闇に包み込まれた。*]
/*
こんにちは。(おはようはあきらめた)
避けるべきかなと思いつつ、ついつい。
やりづらかったら申し訳ないです。
シェットさんについては、最初の方に彼がついてれば姫様は大丈夫、とか書いた記憶ですね。配属は違うけど、同じ主に仕えてるみたいなイメージでした。
>アデル
ご予定了解です。
こちらも家の事しつつ、夕方までにお返事しておきますね。
― 夜明け ―
[満月は今宵の行程を終え、西の大地に口付ける。
東の空がしらしらと明らみ、夜のヴェールはしどけなく脱げ落ちようとしていた。
遙かに横たわる山の輪郭が色を取り戻しはじめ、直視を拒む光輝が木々の影を押しのけて昇ってくる。
絡んだ枝の隙間を抜け、光芒の最初の一箭が街を、そして城の窓を射貫いた瞬間、街を閉ざしていたコウモリたちが一斉に黒い霧へと変じた。
霧は空の上で渦を巻き、城へ吸い込まれていく。
一方、一部のコウモリは上空へと舞い上がり、紅い光に変わった。
時を同じくして、赤い霧の影響を受け凶暴化していた人々が、糸の切れたように倒れ伏す。
倒れた身体は紅い光となって、仲間に合流するかのように空へ飛んでいった。]
[上空を埋め尽くすかのような紅い光は、曙光を圧して街をほの赤く照らす。
高い空で一度凝集した光は、次の瞬間弾け散って街に降り注いだ。
時ならぬ赤い流星雨は、地に落ちて閃光を発する。
次々に開いた閃花が収まると、そこに人が横たわっていた。
この夜の間に命落とした者、紅い光に変わったものたちが、命落とした場所に戻っている。
身体に傷跡ひとつなく、夜を迎えた時のままの姿で、ただ眠っていた。
傍の者が身体を揺すれば、あるいは時間が経てば、自然に目を覚ますだろう。]
[目覚めたものたちに、見た目上の異変はない。
しかし彼らから、一部の記憶が抜け落ちていた。
黒いコウモリが街を覆ってから消えるまで。
すなわち、吸血鬼公の仔が処刑されかけたところから、朝が訪れるまでの記憶をなくしている。
ただ、ほんのりとした恐怖や罪悪感が残るのみ。
また、奇妙なことに壊れた街やいなくなった人間――吸血鬼に選ばれ連れ去られた者に関しては、初めから壊れていた/存在していなかったという認識を示す。
仮に霧の影響も受けずに生き残っていたものが真実を語ろうとも、夢でも見ていたのだろうと一笑に付されるだろう。]
[吸血鬼の襲来も、きっかけとなった吸血鬼の処刑も、全ては夢か幻か。
この夜の惨劇を知る者は、僅かに生き残ったものたちのみ。
やがて昇り来る太陽の下、街は昨日と変わらぬ一日を始めることだろう。*]
/*
おはよう世界。
よさげな感じだったので、夜明けを迎えておきました。
なんちゃって夢オチですかね。
皆様はお好きなタイミングで夜が明けてもらえると良いかと思います。
個人的な続きはまた後で。
/*
ナネッテは生きていますし紅い霧の影響もなかったので、現状維持かと思いますよ。あなたが吸血鬼化したあの子もそのままかと。
霧の影響から脱しているダルメシアンなんかも無事です。
仕立屋さんは、怪しいかもですね。
― 夜明けへ ―
ありがとう、アズリウ
[羽音と共に滲み現れた鴉を腕にとまらせる。
鴉の嘴から、布に覆われた籠を受け取った]
それで、如何だったかしら、オトヴァルトの子らの舞は?
[クルルと喉を鳴らす鴉に微笑んだ。
布はフードのついた丈の長いローブに。
籠は、中で眠る赤子を包む素朴な藤編み。それを、道端へ置いた。
やがて降り注ぐ流星雨。
折り重なるように眠る夫婦も、我が子が泣き出せばそのうち起きるだろう]
行きたいところがあったのだけど
ペテルと別れたから場所がわからなかったのよ
アズリウ、
陽が空の西まで支配してしまう前に案内しておくれ
[フードを深く被って歩き出した*]
/*
仕立て屋さんはじぶんのおうちに帰ってるんじゃないかなー
熱烈なキスマークが残ったままだって……?
/*
あっ ありがとうありがとう
聖女さんバイバイ!
シスターちゃんさよなら…っ!看取れなくてごめんね!
― 屋敷 ―
この先は個人的な用なの
ここまでありがとう、熱いけれど少しならば平気
アズリウもいるのだしね
[ローブの襟元からコウモリが顔を出し、そのまま飛び立つ。
途端に闇の幕が薄れ、萌し始めた朝の光芒を感じた。
厚いローブ越しにも背を灼く心地。
門を抜け、朽ちた薔薇のアーチや茂みと化したトピアリーを抜けて、屋敷の中へ。
鎖や錠を破壊する音は立っていたかも知れないけれど少しばかり行儀悪く]
[閑かだった。
蜘蛛の巣は乾燥し、埃はうず高く積もっている。
肩で鴉がくしゃみをした]
誰か来ているのね
でもきっと、丁度いいことかしら
[階段へ続く足跡>>94を見て、辿るように二階へ*]
― 教会・聖堂前 ―
[なす術もなく立ち尽くしていた人々の、足下にあった紅の円が唐突に消え失せた。
騎士と双子の吸血鬼の戦いに魅入っていた者たちも、自分たちが解放されたのに気がついた。
どさりと地面に投げ出されて、石工は失神から目覚めた。
身を起こし、呆然と聖堂を眺める。拳で地面を打ち殴り、号泣し始めた。
ふと、赤子の泣き声がした。
親を探す子供の戸惑う声が聞こえる。]
[石工が涙で濡れた顔を上げた。
赤ん坊の泣き声が近づいてくる。
しばらくして、暗い入り口に人影がぼんやりと浮かんだ。
石工の女房は、何が起こったのかまるで分からないといった顔をして、外に出て来た。赤ん坊を抱きかかえ、幼い子の手を握りしめて。]
[夜明け前の薄闇に夫を見つけた妻は、無事であるのを知って、くしゃくしゃに顔を歪めた。
滂沱の涙を流す石工が妻に駆け寄る。未だ明けぬ空の下で、夫婦は固く抱き合った。
その後ろから、子供たちがぞろぞろと出てきた。彼らは、聖堂内に親の姿がないので、探しに出てきたようだった。]
[身体を繋いでいない時の彼はやはり頑なな騎士だった。
人の世界に戻れると思っているあたり、まだわかっていない。
自分が、何に見いだされたのかを。
時間はたっぷりある。
じっくりと、彼に教えてあげよう。
夜明けも、この闇の世界では関係ない。]
どこにも行かせないよ。
私の腕の中で達くだけでいい。
[自由になった姿勢で、彼の内側をかき回す。]
ここを封じたままでは可哀想だ。
外してあげるから、存分に出してごらん。
[彼の足の間に手を伸ばし、闇に縛められた彼の分身を握る。
奥深くまで入り込んでいた闇は、柔らかく溶けて流れだした。
ここを塞いでおかずとも、彼は中で達することを覚えたはずだ。]
さあ。もっと自由に感じて。
自分が気持ちいいように身体を動かしてみて。
どうすれば良いかは、わかっているだろう?
[手綱を彼に渡し、自分は故意に動きを押さえる。
彼の動きに合わせ、あるいは煽るために時折突き上げるのみ。*]
[がらんとした聖堂の中では、夫を探す妻、恋人の名を呼ぶ若い娘の姿があった。
鋼の矢で打ち壊された聖像と、吹き飛ばされた扉、逃げ惑う人々のせいで倒れた椅子の他は、意外に破壊されていない。
それが、彼女らに「もしかしたら」の思いに縋らせるのだ。
幼子のいる母、孕み女、十二歳未満の子供。
これらだけを綺麗に外し、その他の標的を正確に射抜いたと、誰が気付いただろうか。**]
[>>138避けるか、受け止めるか。
咄嗟に浮かんだ二択で選んだのは受け止める方。
互いの膂力が拮抗していたならば、次の一手に繋がったやもしれない。
──けれど、相手は吸血鬼。
血色の剣を受けた瞬間、嫌な音を立てる。]
──っぐ、…。
[>>139刃がぶつかる時の音ではない、軋むような、食まれるような音。
今まで添えられていなかった左手も加わり、圧倒的な力でもって剣ごと圧し切られていく。
押し返そうとはするが、相手の力の方が強く、精々が仔猫の爪を立てる程度のものでしかなかっただろう。
接している箇所から長剣のひび割れは広がっていき、]
[死にたくない、と思えた。
最後の最後まで生きる事を諦めたくないと。
街は崩壊し、騎士の務めすら果たせずにいるというのに、おかしいものだ。
けれど薄花色の双眼は、自らに迫る刃を真っ直ぐに捉えていた。
そこには逃げる事も、怯えもなく。
死ぬ瞬間まで映していようと。]
/*
リセットボタン、了解です。
騎士の装備…。
あちこちで戦って回る予定はなかったので盾は持たせなかったのですが
短剣くらいは持ってても良かったのかな、などと思ったりしました。
/*
出先からポチポチしてました。
リセットかかるらしいから、どうしても夜が明ける前にやっておきたかったんですよね。
これで一応エンド前にやろうと思っていたことが終わったかな。
/*
ぽちぽち書いていたら時間が来てしまった。
日食もそろそろ終わりでしょうかね。
また夜に参ります。**
[ 上も下も曖昧な闇に包まれた浮遊空間で、騎士の運動神経は姿勢の安定をはかろうとするけれど、中から外から掻き回され虚しく宙に架けられる。]
…や、 あァ…
[ 声は籠もり反響して、浴室での狼藉を想起させた。
あの時と同じように後ろに彼の存在を感じる。
しなやかな指が男根を握り込んでくることで、自らの熱を感じた。]
そんな 、 ところ ッ
[ 他人に触れさせるような場所ではないと、腰を引けばトロリと濡れた感触で滑り、わずかな摩擦に快感の電流が走る。
濡れた音のもとが彼の操る粘液なのか、自分の溢した体液なのか、知る由もない。]
ンあ…っ
[ 誘い誑かす言葉に、脳幹が痺れた。
拒むように首を左右に振るも、腰はもう、今し方の快感を追って、彼の指に自分の熱を擦り付けるように動いていた。]
っう、 は、ァ ── や、 出る…
[ 快楽に抗えない自分を恥じて咽び泣きながら、瞬く間に昇り詰めて、精を吐き散らす。
眠っている間に自然と起きてしまうそれとは違い、明瞭で濃縮された快感だった。
後ろめたさを覚えながらも、甘美な余韻に身を任せてしまう。
先ほどの、果てのないような痙攣とこれは、似て非なるものだ。
もしあれと合わさったら── ]
あなた も…、
[ 自分の考えの疾しさに、シェットラントは喘いで、手で口を押さえた。*]
……ん、
[そわりと感じる気配で目を覚ます。
肖像画を眺めながら眠っていたらしく、部屋の明るさに朝の気配を感じる。
一度目を擦り、窓の外へと探りを入れる。
そこに認めた姿に驚きと舌打ちをしながら部屋を後にする。]
[会話ができるのに、どこか通じてない感覚。
教会と言って、その中に避難した人々でなく建物を連想する思考。
逃げられた、と聖女は言ったんだ。シルキーというダンピールは彼女から逃げた。
正直言ってめちゃくちゃに怖かった。人とそうでないものの見分けは俺にはつかないんだ]
ん、ああ……もしそのシルキー?を見つけられたら、貴方が探していたと伝えるよ
役に立たなくてごめんなあ
[隠れていると言った彼女>>150と別れ、外へ出る。
迷ったけど、まだ年若い見習いシスターのことは振り返らなかった。
わからない、もし離れたせいであの子になにかあったりしたら、きっとすごく後悔する、けど。
あの子は聖女のことを呼んだ、聖女はあの子を助けた。
だから悪いようにはしないんじゃないかって、なんとなく]
[背後で閉まった扉から、鍵をかける気配がした。
空は白んで来ている。
もうすぐ朝だ]
……ああ、知らせないと
[もう走れるほど元気がない。けど、額にかいた汗を拭って歩き出した**]
[階段をのぼりきり、深く被っていたフードを背へ流す]
ごきげんよう、もう朝ね
[塞ぐように立っているから必然、吸血鬼はそのまま足を止め]
気に入らないとも。
……けれど、
この屋敷の主人に用があって来たの
私ももうずっと忘れていたのだけど、お前を見てようやく思い出したのだよ
どういう関係かは知らんが屋敷の主人はおらん。
[自分を見て思い出すとはどういう意味だろうと首を傾ぐ。]
父はもう死んだ。
[意識を手放してしまったらしき少女を片腕に抱いて、大広間の外に出る。>>115
空いている手で、我が仔を誘った。
広間の大階段を上り、テラスへ通じる扉をくぐる。
白みかけた夜の下、未だ鳥籠の中で嘆いている領主夫人と、夜の初めとはどこか様子の違っている領主に、優雅に一礼した。]
もうすぐ夜が明けます。
宴は終わり、私たちは街を去ります。
街は再び、貴方方の手に戻るでしょう。
[夜が明けたあと、何が起こるかを説明する。
失われた命は取り戻されること。
悲劇の記憶は取り除かれること。]
貴方方は、覚えておいてください。
教会に従い、私たちを害したときに何が起こったのか。
記憶と心に刻みつけてください。
考えてもみてください。
教会が、貴方方にしたことを。
[脅すようだった声は、いくらか柔らかくなる。]
私たちを討つよう唆しておきながら、
送ってきたのは聖女ひとりと狩人のみ。
彼らは、この街を犠牲の羊にするつもりだったのでしょう。
この街を吸血鬼の手で滅ぼさせ、
街と運命を共にした聖女を殉教者に仕立て、
報復を求める声を集めて大々的に討伐隊を組織し、
私たちを滅ぼすことで、さらに信仰と権勢を増す。
それがおそらく、今回の筋書きでしょう。
私たちは、貴方方とうまくやってきた。
そう思っているのです。
私たちは、少々血をいただきますが、
代わりに、この街を他の勢力から守っておりました。
そうでしょう?
これからも、その関係を続けていきたいと思っております。
[吸血鬼公の言葉に、夫人は複雑な表情で、領主は陶然とした顔で頷く。
一度死の淵に沈みかけ、吸血鬼の血を与えられて命を繋いだ領主は、人間でありながら吸血鬼に従う隷属者へと変じていた。]
[領主が隷属者であれば街との関係は維持されるだろう。
最初からこの道を選ばなかったのは、やはり領主には我が仔を捕らえ処刑しようとした報いを与えたかったからだった。
残念ではあるが、致し方ない。]
日が昇れば、この籠も消えます。
街は少々荒れていますが、問題ないでしょう。
もちろん、復興の資金援助はさせていただきます。
[告げる間にも、夜明けの気配が濃厚になっていく。]
それでは、私たちはこれにて失礼いたしましょう。
良い朝を。
[微笑んでコウモリの群れに姿を変え、我が仔と少女を連れて城の門へと向かった。]
― 夜明け ―
[城の中で楽しんでいた眷属らは、既に退去しているだろう。
夜明けの最初の光をファサードの深いひさしの下で待つ。
やがて街に最初の陽光が差し、コウモリらが霧と化す。
黒い霧は公の前に集まり、積み上がって馬車の形を為した。]
では、私たちも戻りましょう。
[馬と御者を備えた馬車は、重厚かつ豪奢なもの。
窓のない車体は黒塗りで、金や螺鈿の象眼が施されている。
中は外見よりもなお広く、ゆったりと寛げるスペースがあった。
少女を柔らかなソファーに横たえ、自らはゆっくりと寛いで、走る馬車の揺れに身を任せる。
馬車が向かったのは、ひとつの空き家だった。>>148]
― 空き家 ―
[窓も扉も閉ざされた空き家の戸を、御者が叩く。
返答があるまで、それは繰り返されるだろう。*]
/*
長い…(絶望
とりあえず、宴の後始末は終えたかなあと。
あと、ナネッテの顔を見ておきたい気もしました。
ゾフィヤはつつがなくおうちに連れて帰りますよ?
レトだ。
よろしくな、ペーター。
[繋いだ手を強く握って名前を交わす。
少年が吸血鬼に狙われないというのが本当だとしても、街にはおかしくなった人間が何人もいるようだった。
怪我の深い身体で、身を隠しながらでは急ぐこともできない。
図書館にたどり着き、武器類を回収する頃には夜明け間近になっていた。]
一緒に来てくれてありがとな。
それで、おまえはこれからどうする?
[吸血鬼に連れられていた子供だ。
親がいるなら返してやりたいが。
そんなことを思いながら問いかける。*]
/*
主様!! 主様が来た!!
ところでこれ、ナネッテ仮に生き残っても殉教者にするために殺されてたんじゃなかろうか(ゲンドウポーズ)
そう
……人間はすぐにいなくなって私たちを置いて行く
[寂しいこと、と呟いて]
彼は私にとっては"共犯者"
預かっていたものがあったの
では、お前に返すことにするわ、シルキー?
[差し出すように手を伸べた。
幾重にも包んだ布を解けば、それは優美な細工の短剣と知れる。
大きく欠けて、刀身も歪んでいるが銀。つい最近も丁寧に磨き上げあばかりの輝きを保っていた]
10年前?20年だったかしら
忘れたけれど
どうしても殺したい吸血鬼を屠るため、力を借りたの
これはその時に彼が用意したもの
……大切な娘にはそんなこと聞かせていないかしら
[親であり、夫としても振舞っていたモノを殺した。
吸血鬼ですら殺す毒、毒はその血に深く巣喰い、いずれ衰弱させ身を腐らせる。
ほんの浅い一筋だけでも、毒を塗った刃で傷をつけることさえ出来れば]
彼にとっても因縁がある相手だった
[ノックの音>>171にはっと顔を上げる。空家だと思っていたが持ち主が居たのだろうかと思ったが、よく考えれば持ち主なら鍵を持っているはずである、と考えを棄却。持ち主を訪ねてきたのなら、その持ち主を呼びかける声がするはず、だがこのノックは音しかしない。違和感を感じたが、このノックが続けばいずれ付近の住人が集まってくるかもしれない。そう考えて、陽光に当たらないようそっと扉を開ける]
……はい、どちらさまですか?
[立っていたのは一人の御者。彼に見覚えはなかったが――黒塗りの馬車>>170に、誰が訪ねてきたのかはわかった]
(……主様)
[あれだけのことを言っておきながら、任務を遂行できなかった身である。これから失敗の報告をせねばならないという事実に、青い顔をして左手で弾む心臓を抑えた*]
/*
血の親としての責任は取りませんとね。
真相云々は私の推測なので実際はどうかはわかりませんが、なんとなくそんな感じなのではないかなあと。
街が滅びて聖女が生き残った場合、復讐鬼になってくれれば殺されずに済むんじゃないですかねぇ。
>>-359
これでもお金持ちですので(ドヤァ
/*
いえいえ、
こちらこそ長々とお付き合い頂いてどうもありがとうございました、と。
沢山悩ませてしまったと思うので…。
久々に同村出来て嬉しかったです。
[扉が開けば、御者が馬車の扉を引き開けた。
暗がりの奥から、白い手袋を嵌めた手が伸ばされた。]
迎えに来ましたよ、ナネッテ。
[言いつけた事柄の成否を問うこともなく、誘う。
馬車の周囲は曙光を拒む影に包まれている。
望むならば、危険なく馬車へ乗り込むこともできるだろう。*]
― 夜明け ― >>170
[ 絢爛公は街とその支配者に因果をなし、城を後にするばかりとなった。]
こんな楽しい夜は久しぶり。
[ ころころと笑った後、血親の眼前に回り、優雅にひれ伏す。]
どれだけしても、ぼくの想いは伝えきれない。
この街に来てくださって、ありがとうございます、
*
[ものものしい武具に、少年は驚いたようだった。
怯えるというよりは子供らしい興味の眼差しでそれらを見つめ]
「……僕」
[問いかけられて、その光を隠すように目を伏せた。
長い睫毛を揺らす]
「ミリアム様は、朝が来るまでに選びなさいって。
ミリアム様のおうちで働くか。
元のところに戻るか。
それか……あの、自由になるか」
[もっとマシな保護者を見つけなさいと本当は言ったのだけど]
「お兄さ──レト様はこれからは……?」
/*
わたしもいきてかえれるかしら……(ふるえ
馬車までの間だけカラスウィングで日傘をかければっ
/*
鎌倉武士?どもが馬車に乗るってまあ貴族だから乗るけど、何かイメージが。
「謎パワーそんなにない」ってことにしたんだけど、ならどうやって移動したんだろう。
やっぱり謎パワーで移動したことにしないとまずいだろうか。
共犯者…?
[眉間に皺を刻みながら包みを受け取る。
包みを開くと激しい戦闘があったことを物語る短剣。もう使用できるものでもないのに手入れが施されてあるそれを握り、目の前へと刀身を掲げた。
使い心地を確かめるよう手首をひらめかせながら吸血鬼の話に耳を傾ける。]
初耳だ。
/*
ここで未遂行の任務のためにその手を取らないという選択肢がとれないのであった。主様のいう事何でも聞いちゃうから(複数の指示があって矛盾した場合は新しい方優先)
[10年前にしろ20年前にしろもう父は5、60代だった筈で、その歳の癖によくやるものだと苦笑する。]
それで、殺せたのか?
ええ、たっぷり苦しんで死んだの
数百年、数え切れないほどの──破滅した女たちの怨嗟と男たちの悲嘆を凝らせた呪いをその身に受けてね
[にっこりと微笑んだ]
誰に返すのだったかまで忘れてしまって、困っていたの
思い出せてよかったこと。彼が亡くなったのなら、それはお前に返すわ
きっと再び記憶を閉ざすから
私が親殺しの大罪を犯した証拠は、もはや唯それひとつのみ
お前が私を憐れに思ってくれるなら、このことは他言無用よ
[望めば今ここでだって、私を滅ぼすために使えるけれど*]
/*
ちょっとお風呂をキメてきました。
お返事もりもり書かないと。
クルースニク懐かしいですね。
この村もちょっと村建ての気分が違えばクルースニク再び村でした。(村案2つありましたので)
/*
ふーんわたしも数年ぶりかな、と思っていたらメルヒオルと去年一緒だった
記憶力が2しかない
/*
ルーガルー系統は初参加でね……
一回参加登録したんだけど、開始日勘違いしてて参加し損ねてしまったという悲しい過去があった。
お仕事終わって着席して村を見たら一日目、ってあってエッってなったのは思い出したくない
思い出せておめでとうと言いたいが何故私を見て思い出したのかがわからんな。
[想像の範囲で補完することは可能そうではあるが…、と心の中で思いながら。
父とも因縁があったというが、]
父はそいつが死んで満足だったんだろうか。
[既に幾度となく頂点を極めさせた身体は、未だ燻る熱を孕んでいる。
ほんの少し後押ししてやるだけで、たちまち昇り詰めた。
最初の忌避感は、騎士としての倫理によるもの。
身体が受け入れさえすれば、後は心が付いてくる。
積極的に擦り付けられた熱を、指と掌で存分に掻き立てた。
咽びながら吐き出された快楽の証はとろりとして濃い。
散々解放を阻まれていたせいもあるだろう。
指先を濡らしたそれを口に運べば、濃密な快楽の味がした。]
[貫かれる奥深い快感を覚えた身体は、吐き出すだけでは物足りなくなっているらしい。
吐精の余韻を味わっていた彼は、「あなたも」と求めてくる。
肉の欲求と精神の自制の狭間に零れたその言葉は、なににもまして淫らだった。]
おまえが求めるのなら、
一緒に―――
[巧まぬ誘惑に身の焦がれる思いを感じながら、動きを再開する。
もっと締めて。腰を動かして。
そんな風に、彼への指示も挟んだ。
彼と己の快感を乗りこなし、手を携えて極みへ至るために。*]
再び記憶を封じると言った割には随分と大切に扱ってきたようだが、
[陽はのぼりつつある。
硝子から差しむ朝陽にその刀身は白く煌めく。]
大罪を犯した記憶を封じて永劫生き続けたいのなら。
野暮な事はせん。
私には限りもあるしな。
/*
クルースニクはログの海に溺れていた記憶しかない…ぶくぶく。
私も最近過去村のログをあさって過ごしてましたけど過去村読み返すのは楽しいですねぇ。
[この眸には鈍銀紫に映る、その色を見たから>>186]
さあ……人間の気持ちはもうよくわからないもの
彼は嬉しいとは言わなかったけれど
……銀は、磨いてある方が綺麗でしょう?
[白く煌めく短剣の銀に眩しそうに目を細めた]
私自身を守るためよ
結局、どうあれ生きるのを楽しむことにしたの
/*
ふふ。ちょっとトラウマ的に思い出してきて辛い。
あれでも開始日ずらしてまでお待ちしていたんですよ、とか、恨み言くらいは置いておきますね。
まあ、うっかりだったなら仕方ないです。うっかりかぁ…。
[その時間に限りがあると告げる彼女に]
お前は人ではなく、私とも異なる半分
けれど"妹"であるにも等しい者
私の工房では、腕の立つ用心棒を探しているの
退屈ならいつでもいらして?
人間たちはとかく煩いけど、長い人生を過ごすには充分に賑やかだわ
[タルボシュ地方の北方隣、フェルクドラクの地名を述べて、再びフードを持ち上げた*]
[ 愛欲にまみれた言葉を、檳榔卿はそっと掬い上げて肯定する。]
──っ な…
[ 再開された侵略は、先ほどまでとはその様相を異にしていると感じてしまうのは、シェットラント自身の変化だろうか。]
わ… たしが、 求めて も、 いい …のか
[ 喘ぎに紛れた問いかけは、指示の形で戻される。
教え導く声のままに、ぎこちなく腰を揺らし、足を絡めれば、戸惑いなどすぐに蕩けてしまった。]
/*
お茶でも飲んで、気持ちを切り替えてくることにしましょう。
あ、ゾフィヤは寝ている感じで運んでいますが、いつ目を覚ましてもらっても構わないですよ。
あ、 っはぁ… あぁぁ ッ や、
おかし く、 なる…、
[ 身も心も、彼だけで埋め尽くされ、狂おしく歔欷する。
こんな自分は知らない。
けれど、いってしまう。]
あなたのもの ── です
いっぱ い く、ださい …っ
[ 呼び求める名を知らず、闇を掻き抱いた。*]
/*
思い出して悲しくなってきた……設定やらやりたいことやら台詞やら全部用意してさあプロるぞって意気揚々となっていたあのときのこと……(めそめそ)
/*
ルーガルーってあの、ポジションとか吊り襲撃順まで決まってる演劇村ですよね?悲劇すぎる
私が自分の企画する村でそんな経験したらもう信頼出来ないから今後はご一緒したくないっていう理由だけでID覚えられちゃうかもしれない
/*
戻りましたが。
うむ…。
あのシリーズはポジション周りで縁故などもがっつり結んで臨む村だと思うので、一人欠けてしまうのは同村者にとってとても痛いと思います。
― 地下墓地に通じる路 ―
[人けのない道をふたり行く。
周囲はだいぶ明るくなり、人間の眼でも遠くまで見通せるほどだ。
あともう少しで街は目覚め、息を吹き返す。喪われた命も蘇る。
それをふたりは知らぬが、仕える公の為すところであれば、何であろうとも当然と受け入れるだろう。]
今からでは間に合うまい。
公にご報告に上がれなくなってしまったな。
[夜明けはすぐそこだ。陽光を防ぐ術のないふたりには、絢爛公の元へはせ参じる時間が足りない。]
/*
やあ。戻りました。
甘いものは正義ですね。
とりあえずは他の村のことなど置いておいて、今の村を楽しむことにいたしましょう。
エピの時間も残り少ないですから。
楽しもうと思えるのならば、それでいいんじゃないか。
用心棒…、は、退屈そうだが。
[忘れたころにでも行くかもな、と続けながら鞘のない短剣を布に包んだ。]
確かに返して貰った。父にも報告しておこう。
礼を言う。
[そうしてフードを被った姉の姿を無言で見送った。**]
[朝日の最初の一欠片のすぐ後、赤い流星雨を見た。
またか、と道端で頭を抱えて身を縮めたけど、今度は何かが壊れる音がしなかった。
矢も石もなにも降ってこなくて]
…あれ
[恐る恐る、首を伸ばし。それからまた立ち上がる]
……
[何か、空気が変わっている気がした。
もう死に絶えていた街から、また誰か達の気配がするような、そんな体温のある空気。
そのままふらふら、教会へ走って行く]
[朝方の紅と薄い蒼の混ざった空を見上げる。
物置小屋へと足を向けると仕立て屋の拘束を解いてやる。まだ意識は無いようだったが、そのうち目が覚めれば自分の家へと帰るだろう。]
公はご満足なされただろうか。
[夜露に濡れた草を踏み締めて歩きながら、ぽつり呟く。
先ほど騎士と渡り合っていた時の、堂々たる態度が嘘のような、少々不安げな面持ち。
そうしていると、本当にまだようやっと少年期を脱したばかりの、外見通りの年頃の若者に見える。]
用心棒に飽いたら、磁器に描く絵付け師をやってもいいのだよ?
一人前になるのに30年はかかるけれど
ええ、さようならシルキー
私のこと忘れないでね?
[くるる、と喉の奥で笑って再び階段を下った。
鴉が大きく翼を広げ、陽を遮ってくれる**]
行ってきます。
いつまた来るか、わからないけど。
[庭の片隅。
咲き乱れる白い花の中にある古びた墓石。
その前から立ち上がると、振り返ることなく屋敷を出ていく。
墓石にかけられたばかりの十字架が微かに揺れている。]
[かつて神に仕える側だった二人を呑み込むと、馬車は音もなく走り出す。>>179
ふたりを迎え入れてもなお中は広く、立ち居する余裕もある。
従者と呼ばれた少女を一瞥したのち、ナネッテに微笑みを向けた。]
追っていった者は、どうなりました?
[問いかけておいて、さほど重視もしていないという口ぶりで別の話をする。]
貴方には、吸血鬼としての振る舞いを覚えてもらうことになるでしょう。
その後は、少し働いてもらいたいことがあるのです。
どうだろう。そうだとよいが。
[そうこうしているうちに、地下墓地への入り口がある、石造りの小屋が見えてきた。
鍵を抉じ開け、中に入る。ふたりは真っ暗な闇の中を、明かりもつけずに奥へと進んでいった。]
[常の微笑みが、僅かに質を変えた。
実に愉しそうで、酷薄な色が瞳の奥に滑り込む。]
貴方も、力を貸してくれるでしょう?
[元聖女の吸血鬼。
切り札のひとつは、既に手元にあった。*]
― 教会 ―
[自宅か教会か、どちらかだろうかと思うがひとまず人が多そうな方へと足を向けてみる。
昨日の血の祭りが嘘のように澄んだ早朝の空気は心地よい。
歩きながら肺いっぱいに大きく吸い込み、うんと伸びをする。
旧友の姿はそこにあっただろうか。
姿を見つけてもすぐに話しかけることはできず、しばし遠くからその姿を眺めている。]
…フランツ、ライナー!
[その中には青年の部下達の姿もあった。
唖然としている様子の彼等に青年は駆け寄り、肩を抱く。
彼等は生真面目な上司のただならぬ様子に目を白黒させていた。
一体何が遭ったのですか、と聞いてくる彼等には記憶はない。
その詳細を知るのはもう少し先の話。]
…いや、
お前達が生きていて良かった、と思っただけだ。
[不覚にも、声音が湿りを帯びる。
彼等は顔を見合わせて、笑った。
大丈夫ですよ。俺達は此処に居ます。
そう言いながら、上司の背中を宥めるように触れてくる。]
あぁ、そうだな。
[起きた事全てを理解するには時間がかかるのだろう。
護りたいものがこの手から零れ落ちなかった事にそっと息を吐き出した。**]
[生者には地下墓地の中は、澱んで息苦しい場所に感じるのかも知れない。遺骸が収まった棺桶が並んでおらずとも、明かりのない闇は恐ろしい。
だが双子には、少々(いやだいぶだろうか?)黴臭くて埃っぽいのが難点の他は、さして苦になるものでもなかった。
ややあって、ずらりと並んだ壁龕のなかに何も収まっていない窪みを見つけると、双子は上着を脱いで敷き、その上に横たわった。
最後に、血の力で隠蔽の秘術を施すのも忘れない。]
危ないからうかつに触るなよー。
[武器に興味を示す少年に注意はしたが、隠すようなこともせずむしろギミックなども見せてやった。
だってほら。変形合体弓とか格好いいに決まってるだろ。
この後を聞けば、きらきらとしていた瞳が落ちる。]
ふー…ん。そうか。
[既にあの吸血鬼に選択肢を与えられていたと聞いて、若干感心したような声を漏らす。
吸血鬼もいろいろだなというのが第一の感想。
狩人をしていても、あれほどの大物に出くわしたのは初めてだった。
狩りの依頼を出されるような奴らは、大抵が未だ若い、自分の力に酔って好き放題しているような馬鹿な連中だ。
長く生きている奴らは多分、そんな刹那的なことはしない。
少年をどうするつもりだったのか、もう一度彼女に会えたら聞いてみたい気もした。
二度とお会いしたくないけれど。]
― 教会 ―
[人が。多い。
外に出ていた人間達以外にも。子供もいる。なんで?
殺さなかったんだろうか、と思うけど、そこにあの双子の吸血鬼や闘っていたメルヒオルの姿は見当たらず]
ええ……
[目の前にパン屋の倅がいた。
ひどく慌てた様子で、寝過ごしたって]
いやいや、お前さん
[もう開店時間過ぎてる、焼き窯も商品棚も壊れてるし大変なんだ、とそのまま走って行ってしまい]
店……?
俺?
俺は村に帰るよ。
金も手に入ったし、首長くして待ってる連中もいるし。
その後はまた仕事探しだなー。
[おまえはどれを選ぶのかと重ねて問いはしなかった。
多分、彼もずっと考え続けていることだろうから。
代わりに、自分のこれからを語り、]
ちょ、
その、様ってつけるのやめようぜ。
兄ちゃんとかにいにいとか、
別に呼び捨てだっていいからさあ。
[なんかむずむずする、と身体を捩らせた。*]
[身を寄せ合い、固く抱き合う。
包み込む闇は、母の胎内に戻ったかのよう。
口接けて乏しくなった血を分け合い、眠りにつく。
――ふたたびひとつに戻る夢を見ながら。**]
――畏まりました。
わたくしの全ては主様のために。なんなりとお申し付けください。
[主へと淑女の礼をして、同意の言葉を告げる。
もはやダンピールのことなどどうでもよくなった。今の自分の標的は教会となったのだ。
――かつての自分を裏切り、死に至らしめた憎むべき組織]
わたくしが知っている限りの教会の内情も、全てお伝えいたします。
どうか、同胞を陥れた教会に裁きの鉄槌を。
[そして、内部に居た自分だからこそ判ることもある。それら全ての情報を提供して――
主様の策略を完璧にせんとした*]
……
[声をかけられずにいたが、いざ近寄られると足元へと目線を向けてから頭をかいた。]
友人とやらは、家に帰ったよ。
[多分だけど。]
……家に帰って、寝てしまったみたいで。
気付いたら朝になってた。
何が起こったのかわからないけども…、まぁ。
[よかったのか?と周囲を見渡す。]
/*
実在の双子さんには申し訳ないが、フィクションとしての二つに分かたれた一つが再び一つに戻りたいと願って行うあれこれは浪漫はある。
…… つまりは、こういう事だ。
[言葉が浮かばなかったのか、面倒だったのか、周囲を見渡してから口を広げてみせた。
長い犬歯がのぞいている。]
「ぁ……」
[俯いたまま、高級な仕立ての服の裾を指で整える。
待っている人がいる、お金のために来たからと]
「に、 にー?」
[少し頬を赤くして言葉に詰まり、しばらくしてまた唇を開いた]
「前の旦那様は
……い、いやなことをしなきゃいけなくて。
これからお城でも、そのようにお仕えしろって」
[戻りたくない、と絞り出すような声]
「レト…お兄さんの、その、村というのは」
「……
いえ。
すみません、ミリアム様と行き……ます
[胸のところで細い指を握りしめた。
貴人の世話以外は何も出来ない、教わったこともない。見目ばかり整えられた子供だから*]
ああーそう、
もしかして皆正気に戻ったのか。よかったなあ
[うんうんと頷いて、実際俺も何が起こったのかわからないって話]
旅
そうか
[続きを待って間が空く]
そ、それはさ
もしかしてシルキーの旦那さんは吸血鬼なの?
それか、いやいやいや。
いやいや、君が……シルキー本人って話?
[ダンピールのシルキー。聖女の口から聞いたことと状況が一致して]
……
待ってなんで言ってくれなかったんだ
俺、いやいやちょっと待って、可愛いとか初恋の相手とか言っちゃった!?本人に!?
[待っ、言ってないかもしれな──今言った!ああああああああああああああ*]
[大声で牙を指差されると慌てて口を閉じて男を人気のない方へと引っ張っていく。]
…何でって、それは、
[僅かに言い淀む。]
この街を追い出されたから、
お前にも化け物だと思われるかと思ったから…
もう何十年も会ってないのに、ちゃんと名前を覚えててくれて、小さい頃の姿しか知らないのに自分だとわかってくれて、嬉しそうに話す姿を見て、
そんな、化け物だったなんて、言えんだろ…
[初恋の相手がそんなんで悪かったな、と小さくこぼす。]
[
宴が終わった今は、些事であった。
彼女が求めるなら>>210、そしてさらに磨き輝かせる糧となるならば、罰を与えるのも良い。
けれども今はそう。教会だ。]
貴方を頼りにしていますよ。
貴方の知識と、美貌と、執着を。
[手を伸ばし、頬に触れる。
指先で唇を撫で、その間に滑り込ませる。
彼女の白い牙は、白磁の淑女が与えたもの。
彼女の裡に巡る血は、我が力に塗り替えられたもの。
美しく成った彼女は、教会へ打ち込む最も鋭い毒牙となってくれるだろう。
それはとても、楽しみな想像だった。*]
/*
どうも空飛ぶ吸血鬼が部屋に入り込んだらしくて、
さっきからなんだか痒くて気が散ります……
かゆ… うま…
/*
ナネッテへのお返事はこれで〆でよかろうかなと思いますが、どこか行きたいところがあれば寄りますよ。
馬車タクシー。
ゾフィヤもウェルシュも、誰か会いたい人がいるとかあればお気軽にどうぞ。
でも、本当に嬉しかった。
自分の事なんてもう誰も覚えてないだろうって思ってた。
…だから、本当の事を隠したままでいなくなるのは申し訳ないと思った。
また、会えるかもわからんから、
[ひとけのないところに連れ込まれた。アッー]
追い出されてたのか……
それは、なんというか、ごめんなあ
[彼女がいなくなった頃の経緯はほとんど覚えてなかった。不穏な空気だとか、怒った顔の父親の顔とかが断片的に幼い思い出に混じってある。
あれから、そうだ、シルキーのことを聞いたら怒られるようになった。そんな子はいませんって。
だけどあの子の家はそこにあったし、良く遊んだ道もそのままだった。ずっと、何十年も]
いやあ、今日は化け物みたいな人に随分たくさん会ったけど。一発芸見せろとか言われたり……
人それぞれなんじゃないかい?吸血鬼とかハーフとか言っても
[言えなかったと聞けば、なるほどそういうものかと思えてくるのが不思議。
たぶん色々あったんだろう。昨日まで安穏と生きてただけの俺には想像すら難しいようなこととか]
忘れてないもんだなあ
それにもう二度と忘れる気がしないなこれ
俺はもうこんなに、おっさんになってて
君は……
来年会ってもその姿のままかね
[服の裾を弄る少年の態度には覚えがある。
貴族の農園で働いていた小さい子らと同じだ。
あいつらと同じなら、こいつも金で買われたのか。
こんな、ガキを。
絞り出すような声を聞いているうちに、知らず拳を握っていた。]
あーーーー。
もういい。やめやめ。
[消え入りそうで、苦しげで、諦めたような声を途中で遮って、ぱたぱたぱたと手を振る。]
いいか、ペーター。
ここにはおまえを殴る奴だっていないし、
金がどうのって脅す奴もいない。
あの……ミリアムっていうのか、あの吸血鬼。
あいつだって、選べって言うからにはどれを選んだって文句を言いやしないだろ。
だからさ。やりたくなきゃやらないっていえば良いし、
したいことをしたいって言えばいいさ。
[だからさー、と言いかけて、ちょっと考えた。]
いいか、ペーター。
ここにはおまえを殴る奴だっていないし、
金がどうのって脅す奴もいない。
あの……ミリアムっていうのか、あの吸血鬼。
あいつだって、選べって言うからにはどれを選んだって文句を言いやしないだろ。
だからさ。やりたくなきゃやらないっていえば良いし、
したいことをしたいって言えばいいさ。
[だからさー、と言いかけて、ちょっと考えた。]
……… 一緒に、村来るか?
[元のところもミリアム様のところも否定したら、そうなるなー、という一種の悟り。]
良いとこだぞ。
金もなけりゃ、服だってぼろだけど。
兄弟もいっぱいいるぞ。
血は繋がってないけどなー。
[勧誘文句にしては雑だったが、その道も選べると示してやれればそれでいい。*]
/*
ねむねむ。
双子は多分もうあんまりやることないような…。
公にご報告申し上げたいようななくてもいいような。
またお昼にでも。
おやすみなさいませ。
/*
双子ちゃんは私の館に報告に来てくださればいいのです。
双子ちゃんなでなでしたい。
でも鎌倉武士にそんなことしたら怒られる。(葛藤
[新たな媾合いは、一方的に犯し、与えるだけのものではなかった。
指図する声に応える彼の動きは、最初はぎこちなく、だがすぐに滑らかで大胆なものになる。
思った通りだ。
彼はこれほどにも淫らで感じやすく、愛おしい。]
もちろんだとも。
もっと、求めて欲しい。
おまえが私のものになるということは、
私が、おまえのものになるということだよ。
[惚れた側の方が弱い、とはよく言ったもの。
全てを求め、全てを与えたい。
純粋で強欲な魔物の愛を存分に注ぐ。]
[高まりゆく彼の気を、喘ぎでも内側のうねりでも感知する。
手綱を操るがごとく快楽を御し、息を合わせて肌を擦り合わせる。
彼が切なく啼きながら至福へ駆け上がった直後、自らも後を追って頂へと至った。]
ああ……愛している、っ ……!
[求める言葉の淫猥さは、性愛に長けた魔性をも絡め取り、我を忘れさせた。
もう少し焦らしてみようとか、もっと悦びを引き出してからにしようとか、様々な思惑を振り切って、愛しさを彼の中へと注ぎ込む。
気が遠くなるほどの絶頂に駆け上がり、ともに失楽して深みに沈む。
互いの身体だけを抱いて安らぎの中を揺蕩う。
擬似的な生と死の果てに目覚め、改めて彼を発見し、深く接吻けた。]
シン、と呼んでおくれ。
[いつの間にか結合は解かれている。
それでも未だに奥深くが繋がっていると感じていた。
彼も、同じように思っていてくれるといい。
秘め事のように名を伝え、淡く笑って彼の瞳を覗き込む。]
おまえの名は―――?
[名告り、名告られるところから、改めて始めよう。*]
人それぞれ、とは言っても、大概の人間は相手をよく知ろうともせずに怖がる。
…来年?
まぁ、来年も変わらんと思うが、10年くらいはそんなに変わらんような。
[こんなにおっさんに、という言葉には小さく笑う。]
私も本当ならおばさんだよ。
…だから街には住めない。
[ たとえ闇の帳に包まれていなかったとしても、彼の他に何も目に入ることはなかったろう。
檳榔卿に抱かれ、愛され、飛翔する。
これまで生きてきて、愛のなんたるかを知らぬと言った。
これからは、彼が教えてくれることがわかっている。]
── シン …、
[ 教えられた名は、脈拍ひとつ分だけの時間を彼に捧げるものだった。]
[ これからは、その名を呼んで達くことができると思えば、歓喜が血を熱くする。
彼に噛まれた跡が繰り返し甘く疼くように、その名は魂につけられた烙印だ。
返す名前を求められ、彼の唇の横に接吻ける。]
…シェリ、と。
[ 結合を解かれ、存分に満たされた情欲が鎮まれば、恋人同士が呼び合うような、そんな愛称を伝えたことに狼狽してしまう。]
わたしは、シェットラント・アラディーンだ。
[ 取り繕うように訂正した。*]
/*
おはよ
>>-411 パパ
ぼくは〆で大丈夫ですー
名前も知らない狩人君は、朝まで生きてたにせよ、赤い光になって復活したにせよ、二度とぼくに手を出そうなんて思わないことでしょう!
[ 自信満々なパピー]
うん、まあ、そうだな
第一印象っていうのあるよなあ
[うんうん。頷いた]
旅が好きってわけじゃなくて、街に住めない?
同じとこにずっといたら……
[たしかに、変だといずれは誰にもわかるだろう。
だけどどうなんだろう。
ずっと同じところにいれば、大概の人間もシルキーのことを”よく知る”んじゃないか]
しかしなあ
シルキーはおばさんになっても可愛いだろうに、見る前に俺の寿命が来ちゃうのか
……俺も、この街、出ようかなあ
ずっと、思い出があったから離れ難かったけども
それはなんか、もう良いやって
[なんで、みんな生き返ってるのかはよくわからない、イタチにでもつままれた気分だけど]
今夜は嫌なもの、ずいぶん見ちゃったもんでさ
[何もなかったような顔で、あの仕立て屋や、鞭で叩いた人達と毎日挨拶し続けられるかって話]
……だからシルキーが今度この街に来た時、俺はいないかも
偶然ばったりってわけにもいかないし
どうだいここは一つ、取り決めしないかい
今度はいつどこで、でくわそうかって**
/*
パピーちゃんほんとうにあほっぽくて愛らしいわね!
[よしよしなでなで]
あらゆる攻撃を元気よくくらいに行くスタイル、素晴らしい
…まぁ、死ぬ迄にあと100年程はありそうだし。
吸血鬼にでもならば話は別だけども。
[可愛いなどと言われた事もなくどう反応して良いかわからず終始言葉を無視していたが、この一晩で何回も聞いたせいか既に無反応になりつつあった。]
街を出る…って、
[道中野盗にでも襲われやしないだろうかという考えが頭を過ぎる。]
まぁ、それもいいか。
[縛られるものがある生活でもアテのある旅でもない。急いで決める事もないこと。]
…腹が減った。
何か食えるところないか?
あぁ、そうだ。
[思い出したように言ったのは、どの場面でだったか。
街を歩いている最中か、食事をしながらか。]
短剣の鞘が欲しいんだ。
腕の良い職人がいたら教えてくれないか。**
/*
こんにちは。ついに今夜終了ですね。
公にお許しいただいたがで、パソに戻ったら頑張ろうと思います
/*
>シルキー お疲れさまでした&ありがとうございました。
本当に久しぶりにお会いできて良かったです。
私はもう参加するかも不明な隠居ですが、シルキーの中の人が楽しい人狼生活が送れますようお祈りいたします。
シェリ。
[明かされた名を、甘く口ずさむ。
舌先でくすぐるように軽やかに。]
――― シェリ。
[彼の方から初めて接吻けてきた。
その愛しさ嬉しさを込めて。]
[だから、熱から冷めた彼が恥ずかしがろうと、構わずそう呼び続けるだろう。
彼の本名は心に留めつつ]
私のシェリ。
もう一度、接吻けておくれ。
[そう言って抱擁するのだ。*]
/*
終わり記号間違えた。ご飯離席な。
緑はこれで終わりくらいか。堪能したよ。
シルキーはお疲れ様。来てくれてありがとう。
またいつかどこかでお会いしましょう。**
[夢を見ていた。
暗闇以外何もない空間に、黒いドレス姿で立っている私。
背後に気配を感じて振り返ると、そこには黒いワンピースを着た私が居た。
目の前の私は何も言わないし、私も何も言わない。
お互い立ち止まったまま互いを見るだけ。
そんな無言の空間で、私達は同時に口を開いた。]
『さようなら、アナベル』
『さようなら、ゾフィヤ』
[背を向けて立ち去る私の背後で、砂が崩れる音がした。]
[夢の世界から戻ると、揺られる感覚。
意識が覚醒して周りが分かるようになると、ソファに寝かされて居たことに気付き、起き上がって座る姿勢になった。]**
[ 紅の魔性ことシンが教えた名を繰り返す。恋人呼びの方を。]
わざとだな…!
[ やめろと言っても、聞く耳を持たない上に、所有格までついた。
確かに、彼のものになると言いはしたが、恥ずかしい。
実力行使されれば到底、抗えないのは経験済みだけれど、]
しばらく、その口、噤んでいてもらおう。
[ 正当な理由なしに、甘やかしたりするものか。
抱擁してきた相手の顔を、生真面目に引き寄せるのだった。*]
/*
>>-421
わんわん♪
2IDでもなければ、なかなかできないタイプのRPをやらせてもらえて楽しかったぞ。
ダルメシアンは和み枠でありながらカッコいいおっさんだったー ありがとうー
もう朝だもんなあ
俺は眠いけど
[パン屋はこれから仕込みなんだろうか]
……シルキーってどんなものが好き?血って美味いのかい
[人はともかく街はボロボロのままだ。
朝食を優雅に、ってのは難しいかもしれない]
俺の家なら、新しい卵とスープとチーズがあるよ
[おっさんの粗食だけど。
ああ、それに朝からいい酒を飲もうって約束だった。
メルヒオルはどこにいるだろう]
/*
卵が新しい、というのはたぶん大事なポイントだろう。知らんけど
シルキーおつかれさま
半目シルキーを見慣れ過ぎて、最後怒涛の半目じゃないシルキーの可愛らしさに普通にドキのムネムネする
シルキー可愛いよシルキー。ちょっとにぱー☆ってしてごらん!
[どの場面か、きっとそういうのは些細なことだ。
並んで歩いたり、向かい合って食事をしたり。
外から見たら親子みたいなんだろうなんて、気にもしなかった。もともと動じないタイプだし]
ん、鞘?
短剣なら革のシースか。職人はいるとも
──それか、木鞘でもいいなら俺が承けるよ、その仕事
[モノがあるなら見せてみて、とか。
少し眠そうな声で**]
― 翌夜・タルボシュ郊外にて ―
[双子が目覚めたのは、藍色の空に星が輝き始めた宵であった。
戦装束から旅装に替えて身支度を調え、まずは渇きを満たさんと地上に出る。
死にかけた街が生き返って、住民が戻っていたのは多少驚いたが、大貴族の強大な魔力をもってすれば不思議なことではないとすぐに納得した。
壊れた家の辺りをうろうろしていた男たち(双子は知らなかったが彼らは謂わば火事場泥棒の類だった)から手っ取り早く血を奪い、双子は街を出た。
人気のないところまで出ると、たっぷりと補給した血の力を使い、
急げば今夜のうちに絢爛公の居城に着くだろう。
夜も更けて月星よりは明かりのない山道を、双子は疾駆した。 ]
/*
双子さんもお疲れ様でした!本当は教会前の決闘を見届けて何かお話しできたらと思ってたけども時間がなかった…!
こちらこそ久々にご一緒できてよかったです。
私も隠居してるようなものですがまたどこかでご一緒できたらいいですね。
/*
ミリアムの事は寂しがりなお姉さんなんかなとか思ったり、いつか会いに行く事もあるでしょう。
おっちゃんには鞘を使って貰えばいいね!
たまには一緒に旅する事があっても楽しいかもしれない。
/*
4年ぶりくらいに村に入りましたが楽しかったです。村建て様はおつかれさまでした、ありがとうございました!
一緒に遊んでくださった皆様もありがとうございました!
それではこれにてー!**
/*
シルキーと旅したら、なんか武闘家とトルネコのパーティーみたいになってかわいいな??
って思ってから気づいたけどチョビおなか出てないから!!!ほんとだから!
/*
私もRP村は5年ぶりです。
そう思うとシルキーとの出会いは奇跡のようなものかなーって。
お疲れ様でしたー!!
― 絢爛公の居城 ―
オトヴァルトの子、アデルムンド、推参仕りましてござりまする。
今宵はタルボシュの次第につきましてご報告いたしたく、参上いたしました。
[旅装を解くより報告を優先した双子は、仕える貴き御方の前に深く膝を折って挨拶した。*]
― 街中 ―
[部下二人を連れて、城までの道を引き返す。
街中に破壊の痕跡は残れども、人々の顔に怯えはない。
絢爛卿の施した術によって街の大部分の人間は記憶を持ち越さず、彼らは普段通りの一日を始めようとしていた。
途中でマチスとレオンハルトと合流する事が出来、部下全員の安否を確認する。
道中で死亡者がいない事も確認済み。
まるで化かされたような気分だが、黒髪の隠す首筋にはうっすらと噛み跡が残っていた。
彼等もまた、どうして自分が早朝から街中に居るのかを覚えていない様子だった。
幸いにも今日は非番だ。
この後はどうするか、と問われて]
まずは宿舎に戻る。
取りに行かなければいけないものがあるし。
[淡く笑みを浮かべて応えれば、興味を引かれたらしいレオンハルトが問うてくる。]
……葡萄酒だ。
渡す約束をしたのでな。
[彼は覚えているだろうか、昨晩の事を。*]
/*
シルキーさんはお疲れ様でした、と。
双子さんとお話する時間が無くなってしまってすみません。
ダルメシアンさんとシルキーさんのやり取りにによによしておきます。いいなぁ、初恋の君。
/*
愛する人は出会ったそのままの姿なのに自分だけ老いていく恐れ、そしていつか愛する人を置いて逝かないといけない葛藤が。
/*
/*
>>-434
まあ、ぜひ遊びにいらして!
お姉ちゃんビーム!
私が吸血鬼やるとなぜか須らく寂しがりやになるな…
寂しがりやなのに何故かいつも全然モテないの悔しいから、
せっかくだから俺はこのNPCをお持ち帰りするぜ!と意気込んでいたのだけど
/*
ありがとうございます!
双子さんずもとっても素敵でした。
耽美でしたよ。
ミリアムさん素敵でしたよ?
吸血されるの、とっても役得でしたし。
[吸血鬼と共に、この明るい世界を出る。そして誰の記憶からも去って自由になる。
そう言おうとしてた少年の声は、遮る仕草に止まった。
そのまま、ぱたぱたぱたと動く指を見る]
「でも、僕」
[また俯く。
柔らかく整えられた白金の髪が揺れ、鴉羽色のリボンも揺れる]
「いいんでしょうか。ご迷惑では」
「僕は、そこへ行きたいと言っても…?」
[パシ、と瞬いて、男の手を握ろうとした]
「……僕にも兄弟がたくさん、出来ますか」
/*
ミリアムはあまりお持ち帰りはしない主義なのかなと思えるほどに、次々手放されていましたからね。
貴方は人間が去るのに寛容でいらっしゃるから。
― 翌夜 ―
[来客のあるを聞き、謁見室へと案内させる。
大仰なことを望まず、応接室と呼ぶに相応しい小さな部屋で双子を迎えた。]
良く来てくれましたね。
タルボシュ城制圧の際の働きは、さすがでした。
報告を受けましょう。聞かせてください。
[端的に賞賛した後、続きを促す。*]
/*
人間は健気でカワイイものだー
ぼくもいつか人間に、くっころプレイできるように頑張るぞー
[握ってきた小さな手を上から包むように握り返す。]
そりゃできるさ。
あそこじゃみんな兄弟だ。
まー。その服は売っぱらってパン代になるだろうし、
朝から晩まで水汲みだー子守だーと走り回るけどな。
楽な生活したいってんなら勧めないよ。
けど、賑やかに生きたいってんなら歓迎だ。
俺も弟が増えるのは嬉しい。
おまえが望むんなら、一緒に帰ろうぜ。
[彼にとってどっちが幸せかなんてわからないし、言ってしまえば服だって食べものだって勉強だって、あの吸血鬼のところにいた方が良いものをもらえるんじゃないかとも思える。
それでも、こういうときに手を離したりできないのが性分だった。*]
/*
監禁予告懐かしい。
あなたの羽を毟りたい、みたいな話でしたか。
ウェルシュがくっころプレイを始めたら、血のワインでも飲みながらにこにこ鑑賞したいですね。
/*
村建豆知識☆
今回の舞台である街の名前、タルボシュは、クルースニクのハンガリー版だそうです。byうぃきぺでぃあ
/*
ミリアム貴方、あの若干主人公気質のあるレト君に可愛い子を任せたりしたら、持っていかれるのはわかっていたでしょうに。
さみしくなったらいつでも会いに来てください。
私はまだ、貴方に吸われる望みを捨てていないのですからね。
― 宴の後 ―
[タルボシュ地方の北方隣、フェルクドラク。
点在する巨大な岩山の間を深い濃緑の針葉樹が埋める森に吸血鬼の住処があった。
そこは希少な陶石の産地であり、芸術の揺籃であり、魔女が統べる錬金術師の工房]
あら…あら
お休みだと言ったのに、皆仕事をしていたのかしら
[鴉羽色の馬が運ぶ馬車がファサードに滑り、吸血鬼が降り立てば。
侍従にして弟子の人間が迎えに出る。
彼女はふわりと微笑して、指先で鴉の頬を撫でた]
― 城内→城下町 ―
おはよう。
[城に近付けば、同僚達と顔を合わせる。
今日の警邏の当番に引継ぎをして、宿舎の中に入った。
宿舎内にも幾らか破壊の跡があったが、
それでも部屋に保管していた瓶は割れずに済んだらしい。
上物の葡萄酒を一本手に取ると、商店街へ引き返す。
大工の家を目指してみるが、彼は何処にいただろうか。
少女と一緒に居るようならば、ワインの瓶を渡すだけに留める心算。*]
なあに、連れの一人もいないのかって?
良いではないの。宴は一夜の夢だわ
[唇を尖らせる仕草は愉しそうに]
絢爛公にお礼状を出そうね。一番上等な紙と、例の赤金のインクを用意して
[機嫌がいい、と弟子に指摘されてくるりと喉を鳴らした]
ええ、そうなの。佳いことを思い出せたものだから
それに皆とても可哀想だったし美味しかった
でも──デザートがまだなのだよ
とびきり甘いのがいいわ
[バサリ、羽音を残して、魔女の姿は芸術の揺籃へ消えた**]
[双子はダンピールの娘との遭遇から、大聖堂の虐殺、若き騎士との決闘まで、包み隠さず絢爛公に語った。
仕える御方に誉れを戴けるよう、取るに足らぬと不興を買わぬよう、精一杯虚勢を張る様は、公にはどう見えただろうか。
鏡写しのふたつの顔、響きも全く同じ声が代わる代わる語る話は視点が交錯し、まるでその場にいたのはふたりでなくひとりであったかのように聞こえる。]
あの騎士は、見どころがありました。
かの者が研鑽を積み、円熟の境に達した時に、また立ち合いたいものです。
[双子は、最後にそう言って締めくくった。*]
/*
めっちゃ挟まった()
約束のワインだけ渡しておきたいなと思いましたが、
渡しましたって事で終わりでも良いです。
/*
タルボシュの隣だから、うちの領はクドラクなのよ!(えっへん)
最後まで可愛いと可哀想を逆に言い続けたのだわ。えいえい
>>-457
だって、ゾフィヤとああいう別れかたして彼のこの物語が終わりだなんて
指差して笑いたくなるでしょう?
人間は人間と仲良くすればいいのだわ
私、今度こそアレクシスをナンパしにお伺いするんだからっ
シェットラント・アラディーンが、
その身を賭して守り抜いた子だ。
よろしく頼むよ。
[フードの下で紅い髪が揺れ、
同じくらい紅い唇が弧を描く。
次の瞬間には、音を立てて人の形が崩れ、
残された灰の山も風が攫っていった。*]
/*
最後の宿題にメルヒオルを巻き込んでおこう。
時間もないので返事がなくても大丈夫な感じで。
>>-460
レト君はあれでちゃんと依頼料二重取りもしていて、当人的には生きて帰れれば大満足だったかと思いますが、笑いたくなるのもわかります。
なんだかんだ頑張りが空回ってましたからね、彼。
そうですね。
吸血鬼は吸血鬼同士、仲良くいたしましょう。
お待ちしておりますよ。
覚えてるクチかい?
[声を潜めるようにして聞いた。
だいたい教会前で一通り話してわかったんだが、
生き残れなかったり、狂っちゃってた人たちはこの夜のことを何も覚えてないようだった。
それと……あの見習いシスターのことは、最初からそんな子知らないと皆、口を揃えた。僅かな生き残りの人たち以外は、誰も]
じゃあ、あの双子とやりあって生きてたんだな
……いやいや、たいしたもんだ
[眠たい目でメルヒオルを見て、はは、と笑った。
くしゃくしゃに頭を撫でてやるかわりに抱きついた。左腕は手当されてるけど痛いまんまだ]
皆のために戦ってくれてありがとうなあ
[よーし飲もうぜ!割れてないジョッキをもってくるから!*]
「…………はい!」
[少年の頬に薔薇色の血色が射す。
服だけでなく、腰に提げた剣もパンと干し肉に変わるだろう]
「ミリアム様は、僕がちゃんと暮らせているか
抜き打ちで見に来るって言ってました。
彼の方に恥じないよう、水汲みも子守も励みます」
[性質の悪いアフターフォローがついてくることを花のような笑顔で告げて、繋いだ手を振った**]
「一緒に行きたいです、レトお兄さん」
/*
おつかれさまでしたtayuです
13人もいるのにPLは少人数村でしたね(困惑)
ひさしぶりにちゅーちゅー村入れてよかった!
/*
何百年前か忘れたけど
血の親は夫と子のいるミリアムを襲ってて
その結果起きた無理心中事件を吸血鬼化で逃れたミリアムは、
血の親のとこに押しかけ女房して、後でこっそり暗殺した
なのでほんというと吸血鬼という存在は好きじゃない
というほわんとした設定がクソダダかぶりしたので、もういっそ寝取り男を同一人物にしちゃおうぜみたいなムーブメントをしました
[双子が語る宴の様相に耳を傾け、微笑んで頷く。>>244
当事者の眼差しから描かれる街や人間らの様子は趣深い。
目を閉ざして声だけを聞けば、代わる代わるに語られる情景は、より臨場感をもたらすスパイスとなる。
彼らの実力を思えば誇張ではなかろうと知れるし、立ち回りを語る段は耳に心地よかった。]
貴方がたにそうまで言わせるのならば、
その騎士は相当の素質を持っているのでしょうね。
もし貴方が望むのなら、
その騎士を狩る権利を渡しておきましょう。
[特定の人間を狩る権利を持つことはすなわち、
他の吸血鬼に手出しを許さないことにも繋がる。
いずれあるかも知れない再戦を、楽しみにしておこう。]
今回の褒賞は後ほどお送りします。
それとは別に、これを。
[手渡したのは、一組の小ぶりなナイフだった。
組み合わせることで、鋏のように使うこともできる。
施された装飾は、それが観賞用に作られたことを示すが、十分実用に耐える作りでもあった。]
城で見つけたものです。
貴方がたが持つのに相応しいものでしょう。
取っておいてください。
[城でこれを見つけた時、思い浮かんだのが彼らの顔だった。
ふたつでひとつの彼らがいつか分かれることがあればどうなるか。
そんな興味をも抱いていることは、無論、内心に深く納めている。*]
/*
そして最後の最後までウェルシュに会うことはなかったのでした(ちーん)
……いや忘れてたわけじゃないんだけど、タイミングがまったくなかった。馬車の中で顔合わせぐらいはしてると思うのだけど。
/*
>>-464
たしかにガッポリ稼いで五体満足で脱出してるのだわ!
ふふ……小姑顔で押しかけてわけのわからない難癖をつけるのが楽しみ……私のペテルにちゃんと勉学させてちょうだい、ここに学校を建てるわよ!
― 城下 ―
いかにも、そうだが。
[>>245宿舎へと戻る途中、陽の上り始めた時間にあっても未だ影の色濃い場所で声をかけられる。
そこは監視の目も薄い場所だった。
インクよりも濃い黒色の外套に全身を包んだ人物は背丈と声より男性だと分かるばかり。
誰何しようとする部下を手で押さえて、青年は彼に応じる。
迷子か、或いは攫われようとしていた少女か。
黒い布より垣間見えるのは、主人の娘の髪色に似ていて。]
……分かった。
[昨夜に数人の吸血鬼と出会ったばかり、彼等に似た雰囲気…人ならざる者であるように感じた。
今は陽の差す時間。
やや緊張した面持ちで肯くと、黒布に包まれた少女の身柄を引き取った。]
/*
う、ふ。あと10分を切りましたね。
みなさま本当にありがとうございました。
久しぶりの方が多くて、とても楽しく遊ばせていただきましたよ。
またこういう賑やかな村もしたいですね。
吸血鬼村もまた建てたいものです。
次の我々の村建て予定は、夏の怪談短歌村ですかね。
気が向きましたら覗いたりロムったりしてくださいな。
[黒い布をそっと払い、眠る少女の顔を見る。
近くで見る事はないが、まさしく主の愛娘だった。]
ローレル様をお連れするぞ。
[宿舎に戻る前、
行方が知れずに城内で騒ぎになっていた渦中に
彼女を送り届けるという大役を務める事になった。
事情を聴かれても、託されたのだ、としか言いようがなかったが。*]
/*
パソコンの機嫌がよろしくないので、再起動したが、いつ止まるかわからぬ、うう @5分な
この度は短い募集期間にも関わらず、お集まりいただきありがとうございました。
場所とチップを提供してくださる薔薇の下国にもいつもながら感謝を!
― あれから ―
[殉教者ナネッテの帰天の儀式は、空の棺で恙無く行われた。彼女の亡骸は見つからなかったが、魔に対峙して死体も残らず死亡するものも存在するため、それを口実として予定通り行われる。元より亡骸が見つかれば中身を取り替えるだけだ、教会としては儀式を行うことが重要なのだから]
(……もっとも、それが実を結んだかは疑問ですけど)
[枢機卿が反吸血鬼の演説を行うことも予定通りだ。ただ、民衆はサクラこそ大げさに騒いでいるが、他の大多数の反応は芳しくない。この度のタルボシュの騒動は、教会の支配力に大きな傷をつけていた]
(さあて、わたくしも戻りましょう)
[黒い外套に身をすっぽりと隠してその様子を見ていたが、この反応を見れば十分だ。主様の言葉を賜らなければならない。未だ演説を続ける枢機卿に背を向けて、場を立ち去る]
[拠点で待つ主へ跪くと、教会の様子を伝える。主様の作戦通り、民衆の反発は高まっていた。後はこの機を逃さず、教会への復讐を果たすのみ]
主様。手筈は整いましてございます。
今こそ、わたくしめに出撃のご命令を!
[顔をあげ、主様の言葉を待つ。今このときより始まるのだ――わたくし達の時代が**]
/*
そろそろ終わりだね。
皆様、お元気で!
いつかまたお会いできたら、その時はよろしくお願いいたします。
/*
ペーターにひどいおまけが付いてくるのを見た!
でもきっと村の連中たくましいから、金持ってそうな顔で来たら、ぎぶみーちょこれーとすると思うよ!
/*
改めて、長い間ありがとうございました!
またどこかでお会いしましたらよろしくお願いします!
へ?
抜き打ち?
[マジか、の顔になるけれど、まあ良いかに変わるのもすぐだった。
あれに襲われたら村なんてひとたまりもないだろうけれど、村の連中のたくましさには向こうも驚くだろうさ。]
よし。じゃあ行くか。
[改めて少年の手を握って、街を後にした。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新