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どうしました?
まさか私の……なにを見たんです?
[焦点の合わない目の前で手を振り、そのまま顔の輪郭に手を添わせる。
心配の眼差しで彼の様子を見ていたが、途中で我慢しきれなくなって唇を寄せた。*]
[愛しい子が何を見たのか、蛇の知るところではない。
ただ、斬られた時に感じたのは、風の匂いと陽光の温かさだった。
蛇の内側に広がるのは
蛇の鱗が光さえ吸い込むような黒鱗であるのと同様、その魂もまた全てを呑み込む虚無であった。
己の虚を埋めるものを求め、己の魂を温めるものを求めて様々なものを呑む蛇は、やがては太陽すらも呑み込むだろうと予言されている。
ゆえにその名を
[ぷりぷり怒ってるところも可愛いとか、もっとなかせてみたいとか、とろとろにとけてるところも捨てがたいとか、一週間くらいずっと交わっていたいとか、スライムプールならうちの子の体力自動回復で大丈夫かなとか、いっそ中に仕込んでおけば永遠に交わってられるんじゃないかとか、もっと欲しいとおねだりさせたいとか、嫌いなのにいかされちゃうの悔しいなんて言わせてみたいとか、雑念は様々に溢れかえっているが、
ともかくも、手中にした珠に夢中だった。*]
[ アレクシスの中に見えた漆黒の空間は、以前、投げ入れられた水牢の比ではなかった。
そのあまりの果てのなさに目眩がする。
虚ろに酔ったというべきか。
立ちすくんでいると、なにやらピンクの霞が視界を埋め尽くす。
意外と子煩悩なのか?
相手を"知る"はずが、余計にわからなくなった気がした。 ]
[ 声が届く。呼びかける声。
はっと意識を取り戻せば、アレクシスの顔が近かった。
その唇の奥に牙があるのはわかっていたから、とっさに平手を飛ばす。*]
[責任の所在を言い、求めると告げた堕天使の目を暫し見つめた後、重々しく頷く。]
求めるならば、果たされよう。
人の身を得んとするならば、ぬしに宿る天の力を余に捧げるがよい。
[鷹揚な要求とともに、錫杖の先を堕天使に向ける。
先端から溢れ出したのは、黒く粘つく不定形の何かだった。
闇でもない。触手や粘体などでもない。
艶やかな黒は光を帯びながら光を拒み、液体のように波打ち飛沫を上げながら、霞のように朧でとらえどころがない。
それが、堕天使の胸に張り付く。]
[黒が脈打ち光を吸い込む。
ほんの一呼吸か二呼吸ほどの接触だった。
黒がほどけて杖に戻り、代わりにこぶし大の玉を吐き出す。
受け止めた魔王の手の中で、それは内側から透かすような金色に煌いた。]
天の使いを地に根付かせるは、そこに住むものの愛のみである。
仕上げはぬしが選んだ者に委ねよ。
これは、ぬしの力より生じた余禄である。
余の叙勲を受けぬ雛に祝いの品は授けぬが、これは持っていくがよい。
[かつて天使だった、今は何者でもないものへ宝玉を差し出す。
手を近づければ、指輪の"瞳"が開くのに気付くだろう。
宝珠は、月の魔力を備えていた。]
[魔王はうっすらと笑って告げる。]
月に一度きりでは狼とて飢える。
飢えれば狂いもしよう。
それはぬしの裡より狼王の魂呼び覚ますもの。
今少し頻繁に出してやるがいい。
酒と肉を馳走してやれば、あれも喜ぼう。
[これで終わりとばかり、錫杖をゆるりと振った。*]
ぬしも、それでよいな? 狼王よ。
[呼びかけるのは、魔空間でくつろいでいる元天使の同居人に向けてだ。]
あの二人で遊びたいなら、ぬしもうまく立ち回るがよい。
人界であまり目立てばぬしとて狩られもする。
つがいの肉体が失われては、あの雛が不憫よ。
なに。ぬしが退屈せぬよう、あれらが心尽くしてくれよう。
存分に愉しめよ。
[ 魔王が造り出したそれは、片手に収まる宝珠。
小さな月であった。]
あなたらしい采配、と言えようか。
[ 堕天使が受肉することで力を失えば、自分に宿る魔狼もまた力を失うであろうと憶測していた。
その一方で、魔狼が恒常的に優位に立つ可能性もあった。
魔王の処置は、それを諸共に回避する方法といえる。
望んだタイミングで魔狼を化現させられることの価値は、それが月に二度以上に増えても比べ様にならない。
魔狼王にとっても、悪くないトレードなのではなかろうか。]
酒を?
[ 魔王のつきあいの広さならば、あれの好みを知っていてもおかしくはないと思った。]
覚えておこう。
[ 受けた恩義、学んだ愛とともに。*]
くっく、ぐるる…
ぬしも悪よのぉ。
[ いっぺん、言ってみたかったらしい。]
ヒヨコを追跡する手間がはぶけたぜぃ
天使に憑いてアガリというのもつまらぬものだと思っていたところだ、
新たに強いヤツを食らって力を蓄えるニューゲームも愉しみよ。
[ いつかは、この魔王にも挑んでやろうかの、などとご機嫌で考えていた。*]
[痛い。痛かった。
いい音を立てて掌が頬に命中する。
その手首を捕えて押さえこみ、強引にキスを敢行した。
牙は立てない。でも舌は出す。
ちらり舌先差し込んで舐める程度の接触で、今は解放する。]
いけない子にはお仕置きですよ。
それともお仕置きされたくて、そんなことをするのですか?
可愛らしいこと。
[既に、下半身は蛇の姿に戻っていた。
機嫌良さげに尾の先がうねっている。
同じリズムを何倍かに速くして、小蛇も尾をぴたぴた振っていた。]
[とはいえ、今はお仕置きよりも別のことが頭にある。]
もうあなたは私の聖騎士になったのですから、これ以上修道院に留まる必要もないでしょう。
記念パーティーも開かれるようですが、私は早くあなたを私の棲家に連れて帰りたい。
何か持っていきたいものがあれば言ってください。
暫く人間の世界には戻りませんからね。
[そんなことを言いながら私物をまとめ始める。
尾の先端が、ウェルシュの足首にくるりと巻き付いていた。*]
[魔王の前に立って頭を上げていられたのも、影のように傍に立つひとを感じ、守護者になると誓ってくれた証の羽根を胸に差していたからだ。
魔王の視線が彼に向けば息を詰め、遣り取りを見守る。
同道を拒まれたなら。
そんな弱気もあったが、求める言葉が響き合い木霊する。
胸に灯が点る思いだった。
受肉を求めた彼がどうなるのか、人である身には理解が難しかったが、示してくれる決意が嬉しい。]
[魔王が天使の求めを了承し、錫杖を向ける。
その先端から黒いものが飛び出すさまに、息を吞んだ。
攻撃の意図を感じていたら体を張ってでも庇っただろう。
けれども禍々しくはあっても害意は感じなかったから、黒いものが蠢くさまを、拳を握って見つめていた。]
[黒が離れ、金色の珠が渡される。
魔狼を呼び出すものだという。
今でも、あれが目の前に現れることを考えると恐ろしい。
けれどもふたりで行くためには克服しなければならない。
その瞬間をこちらで決められるのなら、いくらでも覚悟できる。
ご馳走を周囲に山盛り用意したら、さすがの狼も大人しくなるのだろうか。
あの肉球の手で、グラスを持て余す姿を想像する余裕もできた。]
感謝する。
[寛容かつ思慮深い魔王の対応に、万感を込めて礼を言う。]
[そして改めて、旅路を共にすることになった彼と向き合う。
この場合、伴侶、と言うべきなのだろうか。]
これから、よろしく頼む。
[師であり守護者である彼へ、いくらかはにかみながら、抱擁を求めた。*]
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