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さくっと戻りつつ。
ルトお帰り。
先に戻ったってことは、クララよりも先に目覚めるかこれは…。
リング見たらサクッと外に出てしまいそうだな。
仕立て屋 エルナは、/*ただいまただいま。
― クララ宅 ―
[目覚めたのは倒れた場所と同じ。
顔の近くに見慣れた黒い毛玉があった]
────リア?
[呼べば毛玉は耳を出し尾を出し、まん丸の目を男へと向けて、「みゃあう」と鳴く。
真白の前足を持ち上げて、男の顔をてしてしと突いた]
…そうか、俺は、倒れて…。
[机に両手を添え、突っ伏していた上半身を押し上げる。
少しだけくらりとした視界を支えるように額に手を当てた。
倒れる直前に感じた脱力感は既になく、眩暈も最初だけで直ぐに問題無い状態になる]
…クララに迷惑かけちまったな。
[一言声をかけてから出ようと辺りを見回したが、家主の姿は見えず。
代わりに目に入ったのは、黒仔猫の傍にあったネックレス。
二つのリングがついたそれは見覚えがあるもので]
これ、ルトの……
[何故ここに、と思うと同時、リングの一つを見て息を飲んだ]
色が違う…!?
[透き通るような水色にまで変色したリヒャルトのリング。
倒れる前に見た時も色味が違うように思えていたのだが、今の色はその時よりも顕著な変色をしていた。
連なるように転がる透明なリング。
胸騒ぎが身を襲った]
ルトっ…!
[黒仔猫を拾い上げ、二つのリングがついたネックレスを引っつかみクララの家を出る]
― 夢の中の記憶 ―
[ ルナちゃんと呼ぶと、彼女はいつも少し戸惑ったような表情になる。自分には女の子らしさとか、可愛らしさとかは無縁だと、心の中で考えているのは傍目にもよくわかった ]
[ そんなことはない、と、言葉にする代わりに、占い師は彼女をルナちゃんと呼び続けた。名前は原初の呪文だと、何かの本に書いてあったから、心をこめて、呼び続けた ]
[ 君の可愛さと優しさを知っている、繊細に縫い取られた刺繍の中に、丁寧に着る人の事を考えて仕立てられた服の中に、それは確かに宿っていると、いつか、ちゃんと伝えようと思いながら* ]
[ ララちゃん、と呼ぶと、彼女は少し照れた顔をして、それから嬉しそうに微笑みを返す。
どこか気弱な赤い花精は、本当は誰よりも広い世界を心の中に持っていて、けれど、その世界に踏み出すのをためらっているように見えた ]
[ 君の夢の後押しをしたい、と、占い師は口にしたことはないけれど、彼女が勇気をもてるように、いつもそう願っていた ]
[ まだ他の誰にも見ることのできない、美しい風景や見知らぬ世界、クララの中に息づいているその物語を目に出来る時を、本当に楽しみにしていると、手渡したお守りに宿る願いは彼女に届いていたろうか* ]
[ ナーくん、と最初に呼んだ時、彼は、それは誰のことだ?と言いたげな、不思議そうな顔をした。
けれど連呼するうちに、あっさりその呼び名を受け入れて、占い師の事も愛称で呼ぶようになった ]
[ ルト、と、呼ばれるのは、どこか懐かしくて嬉しかった。だから、誰にも話さなかったリングの記憶の話もしたのだろう。
彼が元気だと安心した。どこかで、失くした記憶と重ねていたのかもしれない ]
[ 仔猫のリアが、時々リングにじゃれついていたのは、或いは、ヴェルナーと消えてしまった誰かは違う、と、占い師に思い出させるためだったのかもしれない ]
辛いとか苦しいとか、そういう気持ちも……
なかったっていったら、嘘になりますけど。
[何をどこまで知られているかはわからないながら、そこは誤魔化さないまま告げる]
でも、本当に、みんなを助けてくれてありがとうございます。
嫌なことでもなんでも、『何もない』よりはいいと思うんです。
[病が治らないままだったら、そんな思いすら何処かに消えてしまいそうな気がして。
そうならなかったことだけは、本当に良かったと思っている]
ここがどんな場所で、あなたが何をしてるのか、正直まだよくわかってないんですけど……。
わたしがわたしとして生きてられるのって、多分、あなたのおかげなんですよね?
[自分が存在すること、と同時に今までのような生き方を出来たこと。
その感謝を、ただ素直に魔導師で向けた*]
― 少し変化した日常 ―
[原因不明の病が終息してしばらくして、図書館にはこれまで置かれていなかった鉢植えが一つカウンターに置かれることになった。
細い花弁を重ねた雪色の花。
かつてカウンターの奥が定位置となっていた花精の本体の写しだ。
かの司書はあれ以来、姿が見えない。
理由は分からなかったが、それが司書が選択したものだと言うのは騒動の後に知らされた。
司書が選んだ道ならば、と男はそれを素直に受け入れる]
どこ行ったか知らねぇが、ここはアイツの居場所だからな。
[いずれ図書館の管理を引き継ぐ者が現れるだろう。
そうあって尚、この花はこの場所に、と男は設置を通した。
鉢植えの傍には『棘に注意』の文字]
どっかにいるって分かってりゃ、それで良いのさ。
[目に付くところに花があれば身近に感じられるから、と**]
うわっ!
ドタン、バタン、ガシャンッ!!
[ 派手な音は、家の外にいたヴェルナーにも聞こえた筈だ* ]
/*
長に言いたいこと……って考えたんですが、現時点で認識してる範囲だとこんな感じかな、と。
今更ネガティブ方向には思考が動かないかなとも思うんで。
― 魔導師の研究室 ―
……はい? どうしました?
[呼びかけてくる赤毛の花精。>>93
綴られる言葉に、ああ、そう言えば彼女は、と思う所もあったけれど、それを改めて口にする事はせず]
……ぼくは、ぼくがやらなくてはならない事をしたまでですよ。
[告げられる感謝>>94 >>95に、滲むのは苦笑]
でも……あなたが、そう思ってくれるなら。
ぼくは、とても嬉しい……というか。
自分のしていることが、無駄ではない、と。
そう、思う事で、とても大きな力を得られます。
[自分のしている事、知りたいと願う事の意味。
それを問い続けてもいた魔導師の内に、花精の言葉は真っ直ぐ落ちて]
……ありがとう。
目覚めたあなたが、あなたの夢へ、その先へ辿りつけることを。
心から、祈ります。
[静かに告げた後、魔導師は翡翠色の光をその手に灯す。
重なる橙色は、先よりも少し弱いもの。
光が弾けた後に齎されるのは、街での目覚めの時。*]
[ 不思議な病が終息を迎え、全ては元の通りに、は戻らなかった ]
あのねミルさん、僕怒ってるんだからね。
[ 図書館の主とも呼べる司書が、自らの意思で街には戻らないと決めたのだ、とは、すでに知らされていたけれど、ヴェルナーが図書館に置いた白い花>>97を最初に目にした時、占い師はむくれた顔で、花に向かって文句を垂れた ]
結局なんにも相談してくれなかったでしょう?僕は、そんなに頼りになら...ないかもしれないけどさー。
[ まるで、その人が今でもそこに居るように、呆れたような困ったような表情で、占い師を見つめているのが見えてでもいるように ]
/*
さらっとカウンターに置かれている花と居場所云々にこんにゃろうw と思いつつ。
さくっと長殿からクララにお返しして、送り返しまで。
それでも頑張るのがミルさんらしいってばらしいけど...せめて応援くらいさせてよね。
[ 文句を続けながら、そっと花の根元に銀製のブックマーカーを置く。
湾曲したマーカーの端には、柔らかく光に揺れるムーンストーンが一つ嵌め込まれている ]
たまには、お茶して、ゆっくり休んでね?ミルさん。
[ それが可能なのかも知らないままで、それでも占い師は微笑んだ。聞こえぬ返事が聞こえたかのように** ]
私の方こそ。
…………ありがとう。
[本当に言いたい言葉は、これではないけれど。
何も言わず、分かってくれた事。
何も言わないまま、帰る事を受け入れてくれたことに感謝を返した]
……貴方とこうして言葉を交わせたことは、忘れてしまうと言われたけれど。
私は、今回のこと、可能な限り覚えていたい。
それだけは、許してもらえないだろうか。
[この願いを紡いだ時、魔導師だけでなく司書にも視線を向けたのには気付かれただろうか。
浮かべた苦笑は、翡翠と橙の光に街へと戻されるまで消える事は無かった*]
はい、頑張ります! きっと……!
[後押しに応えようという決意の言葉。
そして、翡翠と橙の光が、自身を包むのを受け入れる]
[後に残った者たちも、順番の差だと思っていたから、あちらでの再会を疑うことなく**]
― 目覚め直後/自宅 ―
あーうー...
[ おもいっきり転んだ占い師は、駆け込んできた
ナーくん、元気そうで、よかったよー
あー、痛っ。
[ 涙目なのは、多分、頭に出来た瘤のせい、のはず* ]
─ 仕立て屋・自室 ─
[光に弾かれ、浮上した意識が先ず認識したのは、甘い匂い。
それが自分の本体─の、写しのものだとは考えずとも分かる。
戻ってきた、そう思ったと同時に身体を起こそうとして手の中、硬い何かを感じて]
これ…
[持ち上げた手の中には、指に絡む細やかな金の鎖に繋がれた黄褐色の三日月と、黄金色の太陽が在って。
眠りに落ちる前には持っていなかったこれを、持たせてくれたのが誰かなんてわかり切ったこと]
……でもお前、本当に大丈夫なのか?
これ、
[引っ掴んでいたネックレスを見せる。
透明なリングと色を薄めたリング]
何かあったんじゃねぇかと思って。
………あれ、そういや、
[ふと、自らの異変にも気付く。
目覚めてから、”声”が届いていなかったことに気付いたのだ]
…やっぱ、病って。
[リヒャルトの本体の写しをちらりと見遣る。
いくつか花弁を落とした様は、それを物語っているかのよう。
治療法が見つかったと言うからにはもう問題無いのだろうが、案ずるようにリヒャルトを見た*]
/*
探しに行ったとは書いたものの、私はリヒャルトの自宅知ってるんだろうか、で筆が止まった(
後日談先に落とすかー…
― 魔導師の研究室 ―
[送り返す直前、赤毛の花精から向けられた笑み>>109 >>110と言葉。
それらが頑なだった魔導師の内に響かせたものがあったとは、当人にも自覚はなく]
いえ……それは、ぼくの責任、ぼくのやらねばならない事でしたから。
それに……無事に皆を癒せたのは、あなたのお陰でもありますから。
こちらこそ、本当にありがとう。
[続けて向けられた言葉>>107には、笑みを持って返したものの。
その後に続いた願い>>108には、緩く瞬いた]
……先にも話した通り、『この場所の出来事』は、基本、忘れる方向で術式をかけています、が。
心に作用する術というのは、完全な形で仕上げる事は、ほぼ不可能……いえ。
本来、許されるものではない、と思っています。
……ですから、覚えていたい、と願う事を止める事は。
ぼくには、できませんよ。
[嘆息と共に吐き出したのは、遠回しの願いの肯定]
……ただ……願わくば、その記憶に潰される事のないように。
それだけは、祈らせてください。
[静かに言葉を綴った後、翡翠と橙の光をふわりと灯す。
二色の光が散り、帰還がなされた所で、魔導師は最後に残った雪色の許に佇む花精へと目をやった]
……さて、あなたで最後ですが。
……帰るおつもりは…………ありますか?
[漏れ聞こえていたやり取りからして、その意思は既に無いように思うけれど。
念のため、向けたのは短い問いかけ。*]
― 少し変化した日常 ―
[あれからしばらくして、男はこれまでと同じ日常を過ごしている]
………
[否、少しだけ、変化はあった]
だーからよ、仕事中は止めてくんね?
「えー、だって湖と森にいる時も来るなって言うじゃん」
「そうだよー、その上仕事中もダメだったら声かけられる時間ほとんど無いじゃん」
俺にもプライベートってもんがあるっつの。
どんだけくっついてくる気だよ。
[今まで遠巻きにしていた花精達が声をかけてくる頻度が増えたのだ。
例の騒動での一喝で離れて行った者もいるが、そこが良い、と逆に距離を詰めて来た者がいたわけだ。
この手の者達はどちらかと言うと、追っかけのような部類のようだ]
自分の仕事しやがれ。
「じゃあ仕事終わったら寄ってって!」
「とっておきの香草茶用意して待ってるから!」
「じゃあ私スコーンもってく!」
「ちょっとアンタ昨日もじゃない」
「今日は譲りなさいよー」
勝手にやってろ。
[男は呆れた表情で花精達から離れていく。
肩から後ろの方を見ていた黒仔猫もまた、呆れたように「みゃあ」と鳴いていた]
ったく、俺の都合はガン無視なんだからよ。
[愚痴のように嘆息が零れ落ちる。
誰か一人に決めれば収まるよ、なんて誰かさんは言ってたが、その前に女性不信になるとは思わないのだろうか。
なる要素は無いと言えば無かったりはするが]
相手を決める、ねぇ。
[まぁ選ぶとしたら取り巻く奴らとは真逆だろうな、とは思うところだった**]
― 魔導師の研究室 ―
[魔導師の手により、花精たちが帰っていく。
覚えていたい、というエルナの言葉と、こちらに向けられた視線には、ほんの少し苦笑するしかなかったが。
その思う所は察しがついていたから、何も言う事はないまま見送って]
……おや、お察しいただいていたか。
[向けられた問いかけ>>120に返すのは、今までとは打って変わった強気の笑み]
最初は、忘れないだけでもいいか、と思った。
あちらでやり残した事がいくつもあるからな。
けれど、ここで目覚め、あなたと言葉を交わして。
今まで知らぬままでいたもの、触れる事の叶わなかったものの存在を知った。
……その記憶を残したまま、それに二度と触れられないなんて、あんまりじゃないか。
……それに、な。
先の、エルナとあなたのやり取りを見ていて、思ったんだ。
ぶっちゃけいうが、あなたを独りで残しておいたら、結局また繰り返すんじゃないか、と。
今回のような病ではないかもしれないけれど、何か、別のトラブルが起きた時に。
抱え込み過ぎて、拙い方向に転がるんじゃないか、と。
[表情を改め、真顔で言告げる言葉に遠慮はない。
ここは多分、遠慮してはいけない場面だろう、と思うから容赦もない]
……私も、独りで物事を抱え込んで失敗する事がよくあった。
だから、かな。
尚更このままでは拙い、と思えたんだ。
[さらりと告げる言葉は自嘲混じり]
……ま、この場所から動けないのでは、できる事も大してないかも知れないが。
話し相手にくらいにはなれる。
もし、私を巻き込んですまなかった、と思うなら、この願いを聞いてはもらえないかな、長殿……いや。
ベネディクト殿。
[街の住人として長に願うのではなく、個としての魔導師に願うのだと。
そんな意思を込めて、そ、と名を口にした。*]
うん、だいじょーぶ。
[ 大丈夫かと、問われると>>116そう返すのは反射のようなものだが、ヴェルナーの手にあるリングを目にし、続く言葉を聞けば苦笑が浮かんだ>>117 ]
うん、ごめん、病の感染源は僕だったみたい。
きっとルナちゃんにもナーくんにも僕から病が伝染したんだと思うよ。
[ 一番心配だったのは、明らかに異変に巻き込まれていたエルナとヴェルナーだった。自分とヴェルナーが消えていないのだから、エルナも無事、と、思いたかったが、確信はない ]
みんなも、無事だといいけど。
[ 床に座り込んだまま、零す様子は、常より大分気弱な様子に見えただろう* ]
― 後日 ―
[全てが収束し目が覚めた後。
それまで通りに続くかと思われた日常は、しかしひとつの大きな変化を迎えていた]
え、……どう、して……。
[ファミルはこの街には戻ってこなかった。
それを知った時、赤髪の花精は堪えられず泣き崩れていた]
[確かに雰囲気が妙だったとは思う。
ファミルも、その人と言葉交わすエルナも。
けれど、その結論に至る理由を、こちらは認識していなかったから]
わ、わたし……こうなるって、知ってたら……。
[きっと、必死に引き留めていただろう。
それが叶わないまでも、他に言いたいことがたくさんあったはずだ。
ただ、ファミルが自分の意志で残ったと言うなら――
それらはきっと、彼の人を困らせていただろうとも思う]
[赤髪の花精は、今も図書館に通う。
今はその場所は無人で、誰が置いたか雪色の花の鉢植えだけがある>>97。
そのうち代わりの管理者が、この場に座ることになるのだろうか]
わたしの本、読んでもらえなくなっちゃいましたね。
[いつか図書館に並ぶような本を書きたいという願い。
今なら誰の目を通さずとも可能ではあるのだけれど、願いの本質はそこにはなかった]
――いえ、もしかしたら読める、のでしょうか?
[ある時から置かれている、銀のブックマーカー>>105を見て呟く。
何らかの手段で街の様子を見られるなら、方法はあるのかもしれない]
ううん、どっちにしろ、諦めたりしませんから!
[ファミルが掛けてくれた言葉も、エルナの応援やヴェルナー、リヒャルトの後押しも。
それから――あまりよく覚えていないけど、――今は遠い誰かにも、きっと見守られているのだと思う]
[だから一行でも先を続けるために、今日も執筆机に向かうのだった**]
/*
時間軸があれだけど書きかかったとこだけ投げておきます。
ヴェルナーさんに平穏が訪れて欲しいけど、わたしに何も出来ない感…。
とにかく、そこで座りっぱなしになってないで椅子に座れ。
それとも抱え上げられてぇか?
[最後は揶揄うように言う*]
[本来有り得なかったという長との邂逅から、どれ程経ったか。
>>119長に言われた通り、私の中のあの時の記憶は完全には消えていない。
けれど、たしかに薄れていっている。
彼の顔も声も、どんな言葉を交わしたのかも。
その内、忘れてしまったことすらも忘れてしまうのだろう。
彼の下に残った花精のことも、交わした笑みも、もしかしたら──]
…大丈夫だ。
まだ、覚えている。
[ふる、と頭を振って、止まっていた手を再度動かす。
司書について問われれば、長の下に望んで残ったのだ、とだけは答えたけれど。
あの時の全ては、誰にも話したことは無いし話すつもりもない。
真白の糸を布地に走らせながら、思い返すのは最後に向けられた長からの言葉]
……私は、潰れたりしないよ。
だから、心配はしないでほしい。
[聴こえるかは分からないけれど、宙に向けて声を紡ぐ。
あの時の記憶は、私に後悔を刻んではいるけれど。
忘れたくない、忘れてしまっても何かを残せたらと願う想いの方が強いから。
私にしか出来ない方法で、彼の花精の存在を少しでも、この街に]
………よし、出来た。
[そんな思いで、淡い菫色のクッションの上、新たにまた真白の花を一輪咲かせた**]
/*
先ず後日談をそーい。
きっと私は覚えている限りファミルの花の刺繍入れたクッションとかカーテンとかテーブルクロスとかを量産して図書館に寄贈していくんだ。
そいでもってリヒャルトの家知ってるで良いんだな。
よっしゃ突撃となりの仕立て屋さん。(
― 魔導師の研究室 ―
[投げかけた問いに返るのは、強気な笑み。>>125
それと共に綴られた言葉は元より、続いた言葉>>126は容赦なく突き刺さった]
……ははっ。
手厳しいなあ……。
[とはいえ、反論の余地はない。
とても言い返せるような内容ではないから、浮かぶ笑みはやや引きつっていた]
抱え込んでいるつもりはなかったんですけれど……傍目には、そう見えるんですかね、やはり……。
[一度大失敗をやらかした後、それを愚痴った知人にも似たような事言われたなあ、なんて思考は一瞬。
魔導師はは、と息を吐いてふる、と首を横に振る]
……わかりました。
そこまで言われて帰す、というのも、なんというか、情けないですし……それに。
知らぬものに触れて、さらにその先へ、と望む意志は、ぼくにも理解できますから。
ただ……ここに残るとなると、そのままではいられない、かな?
動けないのは不便ですし、あなたの望むものも得にくいはず……。
[なら、どうするか、と。
思考を巡らせた魔導師が辿りついたのは、ずっとやらずにいたある術式]
……ええとですね。
ぼくと、契約する意思はありますか?
[思案の後、向けたのはこんな問いかけ]
ぼくと契約し、使い魔となる事で、あなたはこちらでの実体を得ます。
『街』で眠るあなたの身体が消えて、こちらに現れる、という感じですね。
恐らく、それがこの場合の最適解だと思うんですが。
[どうしますか? と首を傾げて問う。
帰る答えは、これまでのやり取りから予測できてはいるけれど。**]
/*
と、こんな感じで。
さくさく、とこちらは〆ておきますかね。
時間が危険ですしw
― 魔導師の研究室 ―
[遠慮ない切り込みに対する様子は、どこか力ないもの。
けれど、此方の意志は確り、伝わったようで。
魔導師から返るのは、願いへの是と、それを為すための手段]
他に方法がないなら、選ぶのは決まっているだろう?
[使い魔、というのがどういうものかは今一つわかってはいないけれど。
それは、これから知ればいい事、と割り切りをつけて。**]
─ 街 ─
[目が覚めて、気にかかる事は幾つもある。
もう戻らないファミルのこと。
あちらで目覚めることなく戻ったヴェルナーのこと。
何も知らぬまま目覚める事になったクララのこと。
そちらも確認に行かなくてはと思うものの、あのコエが聞こえない不安が大きすぎた。
病のせいで意識が繋がった、とは考えが及ばなかったから]
リヒャルト!
リヒャルト、無事か!?
[中に居るかどうかの確認もしないまま、占い師の自宅の扉を叩き。
鍵が開いているなら、勢い任せに飛び込んだ*]
そっか、長の通達が。なら、大丈夫、かな。
[ 齎された情報に、ほっと息をつく ]
だから、抱えるのも、背負うのも、担ぐのもお断りだってばっ!
[ 椅子に座りなおしながら、言い返すほどの元気は戻ったようで、それに従って石の色も少しずつ濃くなっているのは、ヴェルナーにも分かっただろうか* ]
運び屋 ヴェルナーは、後10分だと…。
[ 夢の中で聞いた過去からの声の記憶は今も残っている ]
[ いつか ]
[ その話も誰かにすることがあるだろうか** ]
リヒャルト、ヴェルナー…
二人とも、ちゃんと起きたんだな。
[開いた扉の中には、リヒャルトだけでなくヴェルナーの姿もあり。
二人の無事を認識すると、ほっとした息が堕ちた]
良かった…
[それから、改めてリヒャルトへと向き直ると手の中のペンダントを差し出して]
― 後日/魔導師の研究室 ―
[使い魔の契約。
選択肢がないとされて選んだそれの果てに得たのは、こちら側で動くための実体と、魔導師との寿命の共有]
ま、置いて行かずにすむというのは、利点だな。
[正直、今でもピンとこないものがあるのだが、そこはこう割り切りをつけていた]
[ともあれ、使い魔となった司書の日常は……今までと、あまり変わっていない。
膨大だが整理されていない魔導師の蔵書を整理し、管理するのが主な仕事となっていた。
その合間、お茶の時間になると、司書は街の様子が覗ける水盤の傍にそのための準備をして。
今は離れた場所の日常を眺めるのが常となっていた]
これ、ありがとう。
こんなきれいなものだとは、思っていなかったよ。
…ちゃんと受け取らないままに眠ってしまって、すまなかった。
/*
締め、そのいちと、そのに。
まあなんとなく、このこの中でもなんかは変わったかもというお話。
わー、時間ないです、みんな今回も遊んでくれてありがとー!
また遊んでくれるとうれしいですー><
それと…もう一つ。
貴方のコエを、私はずっと─…眠っている間も、聴いていたんだ。
だから、多分…貴方が、聴かせるつもりのなかったコエも、私は聞いてしまった。
[謝られても困るだろうが、と断りを入れたのち、頭を下げた]
[目覚めると、自分の身はベッドの中にあった。
誰かが運んでくれたのだろうか――と思いつつ抜け出し応接間を見れば、ヴェルナーの姿は既にない。
目が覚めた後、早々に何処かへ向かったのだろうか。
何にせよ無事は疑わず、元気そうだと安堵する]
みなさん、そろそろ目覚めてるでしょうか……?
[そうして、遅ればせながら赤髪の花精も状況を確かめるために外へ出る]
[賑やかさの戻りつつある街の様子に、やはりここに在ることができて良かったと思いながら**]
/*
よし、全部拾って、〆た!
ら、もう5分きってるだと……!
駆け足ながらご挨拶。
色々と特殊な設定やら縛りやらある企画でしたが、こうして開催に至れた事、心より感謝しています。
色々と言いたい事はありますが、何はともあれ、参加ありがとう!
と、お疲れさま!
の二言を、捧げさせていただきます!
[それから、顔を上げて]
…無遠慮なことを言ってしまったとは分かっているけれど。
貴方に言ったことは、今でも本心だよ。
[もうあのコエは使えないけれど。
こうして言葉を交わせるのは変わらないから、と。
抱え込みそうなら、いつでも話して欲しいと願った**]
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