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[彼がキアラを殺したのだと思っていた。
彼が屍鬼に仕立て上げたのだと思っていた。
悔いてなどいないだろうと思っていた。
悲しむ心などないのだろうと思っていた。
殺してやろうと、思い続けていた>>3:241
自分は───…自分たちは。
何と長い迷路に迷い込んでしまっていたのだろう]
…俺たちは同じだと、言ったろう?
[彼自身の言葉>>5:237だ。
それと同じ音に違う響きを乗せて返す。
それは期せずして、かつての響きに乗った>>6:+200とも似て]
だから、
…────もういい。
[許す。と音にするのが違う気がした。
謝罪を重ねるのも、やはり違う。
だから認める言葉を、祈りと共に己が鏡像への許しへと代える]
[伸ばし続けられる手>>234
向けられ続ける、まっすぐな
怜悧な唇から紡がれる、馴染みある呪>>301]
…、気合と気持ちで生死の境が越えられるか。
俺の苦労も考えろ。
[優しい手に、憎まれ口を叩きながら思う。
よしんば身体が生きているにしろ、還るのは大変だ。
それでもやれるだろうか。行けるだろうか。
……いけるのかも知れない。
差し伸べられた手を取ろうと、ヤコブへと手を伸ばす。
その指先が重なる───直前に、動きが止まった。
声が聞こえたのだ。
懐かしい声…ずっとずっと、聞きたかったひとの声が>>224]
…… っ
[鋭く息を呑む。蒼氷色の双眸が驚愕の色を宿した。
振り返らなかった…振り返れなかった。
恐れと期待の入り混じった色が、顔の上に浮かぶ]
…────キア、…
[名を紡ぐ唇も、今は音を失って]
[シェットラントの肩が、一度揺れた。
音が次第に濡れたために>>227
咄嗟に振り向こうと揺れた肩は、続く言葉に封じられた>>228
振り向かないで、と。
それにまた呪縛されたように、懐かしい声を後ろに聞く。
次第に何かを堪えるような顔を、隠すことは出来なかった。
目の前にヤコブが居ようと誰が居ようと、もう無理だ。
表情を隠すことなど───もう出来なかった。
彼女が傍に来たように感じられたのは、一度>>-1041]
────キアラ!!!
[声>>231に、断ち切るように呪縛を破って振り向いた。
痛みを堪えるかの音、それへ向けて指先を伸ばす。
出来るかどうかなど考えなかった。
届くかどうかじゃない……届かせてみせると腕を伸ばす。
行くな!!!!!!
[指先にほそい指先が触れたと思った。握りこむ。
そう思った瞬間、腕を引いた。その先を抱きしめる。
何故、この手を強引にでも引いて連れていかなかったのだろう。
何故、一度でもこの手を離したのだろう。
そうやて後悔を重ねてきたのだ。
これまで、ずっと。
────もう、重ねたくはない]
[訴えるようにして、魔女の娘を抱きしめた。
この場が、二人きりではないと気付いたのはそれから暫くの後だ。
───ふ。と、気が付いて後ろを振り返った。
ヤコブと目が合う。見返す顔は、涙に濡れてぐしゃぐしゃだった。
氷人形、鉄面皮の面影すらない]
あ──…、ヤコブ。
[何を言っていいのか分からず、口を噤んだ。
表情が作れない。
だからそのまま戸惑ったように彼を見つめて、やがて息を吐いた。
ほんの短い間、少し俯く。
やがて上げた顔には、照れたような苦笑が浮かんでいた]
ベリアン、
[彼の紡ぐ論理魔術の呪は、祈りのようだった。
その彼へも顔を向ける。くしゃりと、眉が下がった]
…魔法の力には限界がある。
[その表情のまま、穏かな声で語りはじめた。
分かりきったことを、世界の一のことわりを]
死は───覆すことが出来ない。
喩え何があっても。
[あたかも傍らに聞かせるように言葉紡ぐ瞳は、
祈るようにヤコブ・ベリアンへと順に向けられて]
俺は既に一度、
[語ると同時に響かせる”声”
彼にだけ聞かせたい音]
だから俺はもう、この手を二度と離せない…離したくない。
それがたとえ、命を縮める選択なのだとしても。
[キアラには聞かせたくないこと。
…もう助かりはしないのだと、思わせ続けたいこと]
────すまない。
…──だから俺は戻れない。
ヤコブ。ローズマリーを連れて、戻れ。
[じ。と、思いを篭めて彼へと目を向ける。そして、]
───ベリアン、…いいな?
[もう一人へと顔を向け、祈るように短く苦い笑みを閃かせた*]
/*
ぎえーーーー
ちょっとまだヤコブに渡したいもの……
ああコミュありがたいですねそうですね。週末エピのこの惨状よww
何だか色々すみません。
あとキアラはすげえ遠いんじゃないのと思いつつ、ヤコブばりの無茶で()引っ張りこんですまないという。
/*
wwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
す、すみませ・・・
wwwwwwwwwwwww
/*
生贄(?)的意味合いでも離れていますよ!かなあと思っていたな。あとはここは生死の狭間か何かの空間ぽいから(?)完全死人のキアラは遠いんじゃないのどうなの良く分からないが!くらいの適当ささ…!
なんかさっぱりわからんが、気落ちで届く空間なんじゃないのとは思ったりした。
迷ったが、どうもここでキアラを置いていくと後悔だ。
一生後悔し続けて、また生きる…という結論を得た…
転生?
[さすがにその発想はなかった。と、声と表情に語らせてヤコブを見返す。
けれどその表情、その口調にいつもの彼を見出せば、やがて驚きは笑みに変わった]
……ふん。お前に敬語は使いたくないな。
[笑って返す、毒のない軽口一つ]
ヤコブ、ならひとつ使いを頼まれてくれ。
[面倒の駄賃だとばかり語りはじめたのは、森のこと>>3:+126
猫の恩返し>>69があったことは知っている。
だからとそのあらましを軽く彼へと語って、]
落ち着いたら、森に礼の魚のひとつも届けてくれ。
俺の名前を告げればきっと、通じるだろう。
[いいなと、ごく当然といった顔で堂々と盟主を使いにした。
そうして、ふと表情を和らげる]
───帰ったら、たまに森にでも行け。
馬鹿は悩んでも、所詮そのままだ。
[恐らく戻れば彼を様々な問題が待ちうけるだろう。
だからと、ささやかな…ほんのささやかな休息を彼に託して]
……次会うまでに老けていたら「おじさん」とでも呼ぶぞ?
[その彼の提案>>405を請合って、小さく笑った*]
/*
ヤコブに猫を託す!!!ありがとう!!!
お前ら愛してる。ほんとうにありがとーーーー
たのしかった!!!
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