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[部屋の外に出て、どこへ行けばいいのかと視線をあちこちへ向ける。
何かでいっぱいいっぱいになってしまえば、他に視線が行かないのはきっと悪い癖。]
…そんなに遠くには行ってない……はず…。
[そもそも自分はこのあたりの地形をまるで理解していないことに、ようやく冷静に気付く。
そして同時に、一緒にいるといった彼の傍を今離れていることにも。]
……あ、ぅう…。
[困ったような声を一つ。
戻るべきか行くべきか迷って、おろおろとその場で悩み始める]
[通りかかった自警団員の何やってんだお前というような目に、はっと意識を取り戻した。
愛想笑いとすら呼べないようなぎこちない笑みで軽く会釈をすると、ようやく決めたのかくるりと方向転換]
……ウ、ウェルシュ…?
[そっと扉を開けて、彼の名前を呼ぶ。
シュテルンのことは勿論気になるし、探さなければならないとも思う。
けれどそれ以上に、彼との約束を一瞬でも破ったことが心苦しくて、寂しかったのだ。]
…あの、…えっと……ごめんなさい…。
[少ししょんぼりしながら、小さく謝って。
彼が煙草を吸っていても吸っていなくても、拒否されなければそっと近づいていくだろう]
[彼は気づいていないのか、此方を向かなかった。
そうっと近付いて、何かを呟いているらしい声を聴くけれど当然意味は分からず。]
…ウェルシュ?
[もう一度名前を呼んで、顔を覗き込む。
声だけでは気付かないのかもしれないと、ベッドにぽすりと乗っかった。
見下ろす形になるのは若干心苦しい気がしないでもないのだが、仕方ないと自分を無理やり納得させて。]
…一人にして、ごめんなさい。
[相変わらずしょんぼりしたまま謝って、じっと彼を見つめた]
[忘れ物かと尋ねられて、首を横に振る。
どう言えばいいのか分からず言葉に詰まっていると、膝の方にウェルシュが転がって来て。
きょとりとしている間に、彼は俯せてしまった]
……いかないわ。
[首を横に振って、ぽつりとそう呟く。]
シュテルンを探すのだって、大事だわ。
だけど、一番大事で傍にいたいのは、ウェルシュだもの。
だから、いかない。
[気付けばまた涙が零れ落ちていた。
それを気付かれないように慌てて拭う。]
……ごめん、なさい…。
[何に対しての謝罪か、ごめんなさいをもう一度口にした]
……だめ。
[何がいけないのか、だめなのかすら紡ぐことはせず。
変わらず顔は伏せたままでぎゅうと抱き着いてくるウェルシュの頭を撫でた。]
今度こそ、置いていかないわ。
捨てたりも絶対にしないわ、……ずっと傍にいるって、誓うわ。
[伝わるだろうか。
伝わらなくても、何度でも言おう。
今度は謝罪を紡ぐことはなく、しっかりと彼を抱きしめるだけで。]
…ウェルシュ、愛してる。
[羞恥なんて最早感じず、そう囁くように。]
…えぇ、ずっとずっと、一緒にいるわ。
[もう離れないでおこうと胸に秘めて、抱きしめ返す力は普段より少し強く。
瞳に浮かぶ濡れた色に、胸が痛んだ。]
貴方が望む限り、ずっと。
[いつの間にか涙は止まっていた。
彼を不安にさせたことへの申し訳なさや悲しさは変わらずあるけれど、それが涙になることはなく。
そのまま彼が満足するまで、抱きしめ続ける。]
……え、え?
[すっかりいつも通りに押し倒すなんて言ってくるウェルシュに動揺して言葉にならない声を紡ぐ。
にっこりと笑いながら唇を塞がれて、なんだかんだで安心してしまう自分は相当染まっているのかもしれないなんてぼんやりと考える。]
…あう、えと……その…
[普段なら何かしらの拒絶をするのに、今は顔を赤くしながら視線を彷徨わせるだけで。
見方によっては、良いと言っているような態度だった]
…に、逃げないわよ。
[ぽすりと横倒しに転がるウェルシュに引っ張られるように同じく寝転がる。
最後のほうの声が少し小さくなったのは、先ほど離れてしまったせいか。
目も僅かに逸れた。]
……もう…。
駄目なんて、言えるわけないじゃない…
[無意識に呟いて、赤い顔を隠す為にウェルシュの胸元にしがみつくように抱きついた。
笑顔を浮かべている彼はなんとなく見えて、自分に拒否する選択肢が消えたのを感じるのだった。]
/*
愛情ではなく子を見守るようなものと友情が絡み合ったような…!
次また離れたら監禁か軟禁あたりやられそうな気がしなくもないんだ。
[ちらと視線を戻して、ウェルシュの笑顔を見つめる。
今すぐ羞恥で顔を逸らしたいけれど、電気が消えればどのみち同じかと諦める。]
…いっぱい?
[聞き返すように呟いて、ふにゃりと笑う。]
……そうね、たくさん。
たくさん、愛し合いましょう。
[ウェルシュに、もっと夢中になるくらいに。
幸せそうな笑顔で、そう言ってもう一度ギュッと抱きついた]
[頬にキスをされたことと、今のこの状態に今になって羞恥心が襲ってくる。
けれど暗闇に慣れた目が捉えるウェルシュの笑みに、次第にそんなものはどこかに消えていって]
…ふふ。
[つられるように、またふわりと笑った。]
愛してる。
…ずっと一緒よ、ウェルシュ。
[そういうとそっと首に腕を回して、自身からも彼の頬に軽いキスを一つ。
いっそこのまま時間が止まってしまえばいいと、らしくないことを思ってしまうくらい幸せだった*]
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