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うは。ちょっと外した隙にみんな来てた!
あはは。カレルはずっと元首サマとバトルしてたもんねえ。
(直近に脊髄反射)
[窓に殆ど齧りつくようにして見ていた。
馬と馬がぶつかりそうなほどな勢いで走り出し、二人の得物が同時に繰り出される。
そして見たのはフェリクス隊長の胴を食い破る斧だった。>>4:136]
ひっ………
[悲鳴は、出なかったというより出せなかった。
あまりのことで、頭が真っ白になる。
自分が斬られた時よりも、ずっと痛い気がした。]
隊長、なんで…隊長……!
[声が出るようになれば、思い出したように嗚咽が零れた。
バルタ将軍が隊長を抱くのが見える。>>4:141
ずるい。なぜかそう思った。
隊長の身体が運ばれていくまでずっと窓にしがみ付き、風景から消えてもしばらくは黙ったまま俯いていた。*]
[気が落ち着くまでそうしていたら、なんか人が来た。>>+11
場違いな明るい声にちょっとむっとしたし、なんか、誰?とか言われた気がした。
てめこいつとか思いながら顔を上げると、知らないやつがいる。
いや。見覚えがあった。]
なんだよてめー。
さっき元首サマに負けてた奴じゃん。
[睨みつけてやったけど、若干目元が赤い。*]
[なんかよくわかんない新参者にガン飛ばしてたら――セルウィンの知り合いなのかーとだけは把握したけれど――、向こうからのんびりした声が聞こえてきた。>>+30
うん。今度のはよく知ってる声…]
えええええええ!!!
フェリクスたいちょおおおおお!!!!?
[さっき、むちゃくちゃ別れを惜しんだ(一方的に)相手が目の前にいて、思わず指差して叫んだ。*]
[知らないやつ(セルウィンがカレルって言ってた)に目が赤いとか指摘されて>>+32、今度は恥ずかしさに頬が赤くなる。]
てめうるさいなちょっと黙ってろよなんでもねえよ
くっそーおまえだって元首サマにぶっ飛ばされて死んだくせに生意気言ってんじゃねえぞ。
[悲しいのと恥ずかしいのと驚いたのとで頭がパンク状態で、既に自分が何を言ってるのかもよくわかっていない。]
…あい。すいません。
[おまけにフェリクス隊長に突っ込み入れられたので>>+37、しゅんとして黙った。]
なに言ってんだよてめー。ここに来てるってことはそういうことだろ?
てか元首サマ呼び捨てにすんなコラ
[しゅんとしおれていたのが、カレルに燃料を投下されて再び燃え上がる>>+44。
が、聞こえた言葉にピタッと止まった。]
え?
死ぬなって言われた?
なんだよ、それ…
[うらやましい、とか、思ってないぞ!]
[納得いかない感で固まっているところに、頭の上に重みを感じる。>>+46
死んでも触れるんだなとか、温かいんだなとか、妙なところが気になったけれど、自分へ向けて語られる言葉たちに胸が熱くなった。
また目元にこみあげてくるものをぐっとこらえて、顔を上げる。]
オレ、ほんの少しの間だけどケファラス隊の一員だったんで。
ブザマなことして、隊の名前に泥塗るのはできなかったんで。
[せいいっぱい顔を上げて、きりっとした顔を作る。]
最後が、フェリクス隊長の下で良かったです!
ありがとうございました!
[そして、ぴしりとゼファー式の敬礼をした。*]
[死んでない、と主張するカレルをじっと見つめる。>>+56
といっても、生前の怪我はみんな残っていないっぽいので、本当かどうかはよくわからない。
よくわからないけれど、なんかそういうことでもいいやという気がしてきた。]
十数年前…って、
そんなんまだオマエ、ガキじゃねーの。
[唇尖らせて言ったけれど、これは負け惜しみみたいなものだ。]
ふぅん…
元首サマがオマエにやって欲しいことかあ。
[想像がつかないけれど、きっとすごいことなんだろう。
そりゃだって、あの元首サマだし。]
なんだオマエ。
意外にすげぇヤツなんだな。
[悔しいけれど、ちょっとは認めてやることにする。*]
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オレも、今うちの連中が頑張ってるから応援しないと。
しっかし、バルタさんが斥候呼んでたから斥候になったけど、ここまで引っ張るとは思わなかったなぁ。
[気が付いたら、なんかめちゃめちゃ美味そうなのがテーブル一杯に並んでいた。+77
というかテーブルも拡張してないか?これ。]
うおーーー!
なんだこれ!!すげーーーー!!!!
なあ、おい、これ全部食っていいのか?
すげえなぁ!
元首…んぐ……サマの宴会でも ……あ、うめっ……こんなの、出てなかったぜ……お、こっちも美味そう!
[待ちきれずに食べながら話すので、たいそうお行儀はよろしくない。
本当に食い尽くすんじゃないかという勢いだ。]
[その手がふと止まった。]
あー…あいつらにも食べさせてやりたいな…
[ぽつ、と零して視線を落とせば、テーブルの上に小さな窓が開いている。
そこに、駆けていく仲間たちが見えた。>>80]
……ん?
[なんかひとり知らないやつがいるなぁと目を凝らす。]
うぇ?
えっ??
元首サマ???
[いったい何がどうなって、と思うけれど、咄嗟に思ったのは「あいつら羨ましいなちくしょう」である。*]
んあ?
[カレルが何か言ったが、それよりは目の前の御馳走を片付けることの方が重要事項だった。
が、どれだけ食べても、願えばまた出てくるということに気が付いて、ようやく手を止める。
少しだけ。]
オマエらんとこってさ、飯、一人で食うのか?
[ちまちま食べてるのを見つつ、気になったことを聞いてみる。]
オレらんとこはさ、みんなで一斉に食うからさー。
とっとと食わねえとすぐ無くなるんだよ。
うっかり食いそびれたら、その日一日地獄だぜ?
あんまり腹減って倒れそうになって、仕方ねーから抜け出して魚釣ってたらさー。
教官に見つかって、もう、あん時は死ぬかと思ったね!
[けらけら笑いながら、やっぱり食べている。
食い放題って最高だねぇ。*]
[フェリクス隊長に食べ方をたしなめられたけれど>>+110、隊長は食べないんですかー?くらいの顔を返して、やっぱり食べていた。
食い気はあらゆるものに勝るのだ。
カレルの話>>+122にはふうんと頷いて、そっかあとチーズをフォークで刺しながらその光景を想像した。
無くならないくらい食べ物があるとか、あまり想像できない。
今、目の前にあるのだけれど、やっぱりどこか現実離れしていた。
感想を聞けば、そうかあ?と声を上げる。]
別に大変じゃねーよ?
いつものことだし。
なんだかんだ、飯時は楽しみだったもんなー。
[訓練だらけの日常で、数少ない楽しみだったからこそ必死だったとも言える。*]
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