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[彼に“真実を”を促した結果、戻ってくる言葉は予想以上に重いもの>>91]
――っ、それは、どういう。
[次の誕生日は迎えられない。
コンラートの表情も口調も、言葉と裏腹に、まるで天気の事を話しているみたいにあっさりとしたものだ。
いつもの彼の嘘なのだろうか、と疑いたくなるほどに。
でもその様子が逆に、彼の口にした言葉が真実なのだろうと、セルウィンに知らしめる。
金色の瞳を見開いて、コンラートが続ける言葉に耳を傾けた]
[彼がまだ幼いころ、妹と共に魔女として活動していた事。
その妹が、彼の家族の魂を食べていた現場を目撃した話。
いつぞや、彼が“声”で告げた、“殺さなければならない”相手が誰なのか。
――そうして、彼の腹に宿るという彼の妹の魂の存在]
……その妹を殺せば、貴方は助かるのですか?
[全てを聞いた後で、真っ先に口から零れ落ちたのはそんな言葉だ。
彼の腹に宿るという妹の魂を殺せば、彼の命は救われるのだろうか。
それとも、彼の死後、危険な存在となった妹を野放しにするまいと、先手を打ちたいだけなのか。
彼の口ぶりから、後者なのではないかという推測は付く。
それなのに、そんな愚かな問いを重ねたのは、それが受け入れがたい事実だったから、なのだろう]
[消えてしまいたい。
“過ち”である自分が生まれなかったように、世界を正したい。
……だから、誰をどう利用しようと構わないつもりだった。
裏切っても、傷つけても、「静寂が生まれなかった」事になれば、何もかにもがなかった事になる。
誰の記憶にも残らず、静寂はすべてを放棄して、ただ静かに無に還れる。
そのはず、だったのに。
彼を死なせてしまうのは嫌だ、なんて未練が、まだ自分の中に残っていようとは思わなかった]
コンラート、どうすれば――
[貴方を救えるのですか。
涙を流す彼へと紡ぎかけた言葉が、遠ざかる気配>>95>>96を拾って途切れる。
反射的に振り向いた先、遠くに見えるのは見習い魔女二人の背中]
逃がしませ――、ッ!
[咄嗟に逃がすまじと声を張り上げ、ヴァイオリンを構えた。
けれど、その瞬間に忘れていた怪我の痛みが舞い戻り、セルウィンは息を詰まらせる]
……不覚でした、もっと先に回復しておけば良かった。
[そういえば、先ほどの悪魔の一戦で負った怪我を治療しわすれていたのだった。
自身の間抜けさを恥じながら、ジェムを7つ取り出し、全てを傷の治療に充てる。
そうしてから、コンラートの様子を窺うように彼を振り返った]
大丈夫ですか?
[逃げたシェイとイェンスを追跡したい気持ちはある。
でも、涙を流す彼を置いていくつもりにはなれない。
ようやく、そう気遣うように声を掛けて、彼の背中にそっと手を宛てた。
そうすれば、少しでも慰めになるのではないかと願って**]
/*
私たち、結婚します! とかでしょうか……?<重大なCO
と、シェイさんのメモを見て、出勤前からろくでもない事をのたまう私です。
シェイさんとイェンスさんは微笑ましいですよねぇ……!
/*
そういえば、ロールの参考にと思ってヴァイオリン動画を見てたりするのですが、「ヴァイオリンを歌わせる」って表現通りに、主旋律を担当する事が多い楽器なんですねぇ、と今更。
昨日上げた炉心融解もそうですが、基本、ヴァイオリンは「歌声」を担当してますよね、この手の動画。
……っていうことを言い出す程度にはヴァイオリン知識皆無なので、実はちょっとロールが苦しい私です。
我ながら、何故ヴァイオリニストにしたのでしょう……(
[慰めるつもりでコンラートの背中に添えた手は、逆に彼を余計に泣き崩れさせてしまうだけだった。
顔を手で覆うその様子に、セルウィンは虚を突かれて目を瞠る]
いえ、私は構わないのですが、でも――
[目に見えておろおろと狼狽えたのは、こんな時にどう対処すべきかわからなかったから。
慰めるべきか、それとも激励するべきなのか。
そもそも、どんな言葉を掛けていいのかもわからない。
途方に暮れた末にセルウィンが取る事が出来たのは、彼が座り込んだ際に浮いた手を、彼の頭に乗せる事だけだ]
『なんじゃ、気のきかん男じゃの』
[蛇が冷めた声で感想を洩らし、ジト目でセルウィンを凝視した]
(仕方ないじゃないですか、私に何ができるんです?)
[声に出さずにそう抗議して、セルウィンは左右に首を振る。
セルウィンの望みは、自分が生まれなかった世界だ。
それを叶えたいと思う以上、ここでセルウィンがコンラートに手を差し伸べたとしても、結局“なかった事”になってしまう。
それに、人狼である彼がどうにもできない問題を、見習い魔女でしかないセルウィンがどうにかできるとも思えない]
『まぁ、そうじゃの。
魔法は万能ではないからのぅ』
[試練に合格し、魔女になったとしても、どうにもできない現実はある。
噛みしめるように言う“蛇”に、セルウィンは緩く目を伏せた。
唇を噛んで、やり場のない気持ちを押し殺す]
……コンラート、貴方はどうしたいですか?
[ややおいて、問うのはこの試練に対する彼の意思だ]
他者を踏み躙ってでも合格したいと、本当にそう思えますか?
[思えば、彼はセルウィンとは違い、積極的に誰かを攻撃しようとはしていなかった。
彼にとって、試練の合格は、歪な形とはいえ存在している彼自身の妹を殺害する事にも繋がる]
もし、それを望まないのなら言って下さい。
――その時は、私があなたをこの手で脱落させてあげます。
[合格しても、しなくても、彼を待ち受ける運命が同じだというのなら。
彼に望まない戦いをさせるより、その方が良いのではないだろうか。
覚悟と共に言葉を紡ぎ、じっとコンラートを見つめた。
少し間をおいて、口を開く]
でも、魔女になって合格する事で、万に一つでも道が開けるかもしれないなら。
「どうせ助からない」だなんて諦めてしまわないで、共に合格できるよう戦いましょう。
[“ただの人”であるより、“魔女”であるほうが可能性は広がる。
可能性が広がれば、彼が助かる道も見出せるかもしれない。
彼の頭の上から手を下ろし、代わりにその目の前へと差し伸べた*]
/*
うーん、コンラートへの返事はものすごく頭を悩ませましたが、セルウィンとしてはこういう結論しか出ない……ッ。
ここであんまりコンラートに親身になりすぎると、心情的に襲撃に回れなくなるんですよねぇ……。
うーーーーん(苦悩)
……わかりました。
[息を詰めて彼の結論を待ったのは、どれくらいの事だろうか。
彼が導き出した結論は、生きたいというもの>>151
握られた手に、紡がれた言葉に、自然と微笑みが零れた]
試練の前の質問に、ようやく答えがもらえましたね。
[この試練が始まる前にも、セルウィンは彼に同じ問いを向けた。
あの時は、その答えをもらう前に、セルウィン自身が誤魔化した。
幸福そうな彼には、自分の考えていることなどわかるまいと、そう思ったから。
けれど今、彼はセルウィンと同じ側に立っている。
そうして、あの時の問いに是を唱えた。
そのことに、こんなに安堵するなんて思わなかった]
[もし僕が脱落しそうだったら。
コンラートが続けた言葉には、少しだけ口を噤んで思案する]
倒されるなら、私の手で。
――そういうことですか?
[他に回答などないように思うけれど、念のためだ。
確認してから、首を振った]
馬鹿な事を言わないで下さい。
……いつか、私は“声”で言いましたね。
私たちは、裏切っても裏切られても、お互いに恨みっこなしだと。
訂正します、試練に合格するまでは、私は決して貴方を裏切りません。
一緒に合格しましょう、必ず。
[彼を脱落させなどしない。
もし、が訪れる事などあり得ない。
そうきっぱりと言い切って、握った彼の手を引いた。
引っ張り上げて、立たせようとするように]
我々の敵は、試練に残った他の人狼と見習い魔女です。
彼らを倒して、それでこの試練は終わりですよ。
――さぁ、いきましょう。
[言って、振り返るのは先ほどシェイ達が逃げた方角。
見落としの悪い樹海の風景に、これは彼らの痕跡を探すのが面倒ですねと目を細めた*]
/*
取りあえず、次のレスでラスカル宅に殴り込みに行く事も可能ですが、これ本当に時間が厳しいですよねぇ……。
我々が乱入して、話がうやむやの内に乱戦に持ち込んで誰かを落とすべきか、このまま流れを見守るべきか……ッ。
――カスパル宅――
[ふと、言い争う声に混じるのは細く長く伸びるヴァイオリンの音色。
家の外より響き渡るそれは、家の中にいない見習い魔女の魔法を知るものにとっては、不吉の調べにも聞こえるかもしれない。
――その予感を肯定するよう、突如響き渡るのは轟音だ。
彼らが集まる一室の壁が一か所、外からの衝撃に破砕する……!]
誰が言い争っているのかと思えば、役者が全員お揃いとは話が早いですね。
[土煙と瓦礫の向こうに覗くのは、ヴァイオリンを構えた見習い魔女。
その傍らに、水で形作られた中型の竜を侍らせて、にっこりと一同へ微笑みかけた]
さて、まずは玄関からお邪魔しなかった不作法を謝罪しましょうか?
それとも、改めて“お邪魔します”と申し上げますか?
[彼らを煽るように言いながら、ヴァイオリンを高らかと歌わせる。
応じて吠えた水の竜が、背の翼をバサリと羽ばたかせて浮き上がった。
家主たるカスパルへと狙いを定め、壁の穴から弾丸のように一直線に飛行する。
入れ替わるように駆けてくるのは、包丁を逆手に握ったシェイの姿>>183
こちらの魔法の行使中は、セルウィンは回避行動はとれない。
だから、カスパルへの攻撃に全意識を集中させる。
あぎとを開き、鋭い牙でカスパルの腕を食いちぎらんとする竜の攻撃が先か。
それとも、シェイが逆手に握った包丁がセルウィンを斬りつけたのが先か]
――ッ!!
[確認するより先に、ヴァイオリンを支える左腕に焼け付くような痛みが走る。
ヴァイオリンが地面に転げ落ち、直後に水の竜は形を崩して床へ飛散した]
――コンラート!
[近くの青年の名を呼んで、シェイを任せるという意を送る。
フィールド効果で属性相性は軽減されるが、彼女の相手はセルウィンには相性が悪い。
尤も、わざわざセルウィンが呼ばずとも、彼はシェイへと向かったようだけれど>>193
同時に、セルウィン自身は右手に残ったヴァイオリンの弓を振り上げた。
まるで指揮でもするかのように、中空に先端を滑らせる]
万華鏡の
[声を張ると、セルウィンを取り巻くように8(10x1)つの星屑のような光が浮かぶ。
キラキラと輝くそれは、数秒後には成長して、虹のように色を変える光の花となった]
[シェイの放った拳>>196は、コンラートの援護のおかげで頬を掠めるにとどまった。
後方に転がりジェムで回復する彼女を横目に、セルウィンは地面に転がったヴァイオリンを拾い上げる。
けれど、それを構えて新たな魔法を行使するより先に、飛び込んでくるのは影の女>>204。
大きく振りかぶられたチェーンソーを、その場に佇んだまま無感情に見つめた]
――そっくりそのまま、お返しします。
[言葉に遅れて、チェーンソーの軌道に割り込むのは虹色の光を撒き散らす光の花がふたつ。
特に抵抗もなく、シャンと鈴の音のような澄んだ音を響かせて砕け散る。
一拍遅れて、影の女はカスパルの目の前へ。
セルウィンを狙ったはずの攻撃が、そっくりそのまま彼へと戻る]
/*
あ、襲撃に関しては、私が次ターンでシェイさんかローズマリーさんを狙わせて頂こうかと。
ヴァイオリンを拾ったので攻撃に回れる……!
問題はどちらを狙うかと言う話です。
/*
コンラートとカルパスのどちらが死亡フラグを立てているか、ですよねぇ……。
村側の戦力的に、コンラートが残ればローズマリーさんを、カルパスが残ればシェイさんを狙わせていただきたい気がします。
/*
あっ、コンラートが散る流れ把握しました!
ではシェイさんを狙います。
ちょっとメモに落しますね。
/*
時間がないので▼コンラート、▲シェイさんでメモを貼らせていただきました。
問題があればご指摘をお願いいたします。
[光の花の効果は魔法の反射。
あくまで敵の攻撃に対する反撃であり、それ自体は攻撃には適さない。
だから、拾い上げたヴァイオリンを再度構えると、新たに魔法を組み上げる]
操り人形の
[低く不穏な旋律に召ばれ、現れるのは水の狼。
身を屈め、唸り声を上げると、シェイ目掛けて駆け抜けてゆく。
彼女の喉笛を噛みちぎろうと牙を剥き、半ば体当たりするように飛びかかった]
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