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『○家大量射殺事件犯人』 ――これか。
[富裕層、恰幅の良い独り身の男性宅で起こった突然の不幸。
レポートによれば、彼の家の窓辺では何時からか
人形のように美しい少年の姿が見受けられていたとのこと。
けれど悲劇の起こる少し前から、彼の姿は屋敷より消えたという。]
……、…これが、ベリアン?
違うな、ブロンドの少年、か。
[結局、点と点は繋がらないまま。
切り取った記事を、そのページへ挟んで棚へと戻し。
結局何も解らなかったと、不完全燃焼な心地で棚を見遣る。
奥にいけばいくほど、素人には解らぬ分野の本ばかりとなり。
其処で目にした――異国文字で記された背表紙に既視感を覚え
一冊手に取り、暫し眺める。
果たして、何処で目にしたのだったか――… 辿る曖昧な記憶が
未だ、爪も牙も持たぬヒトであった頃を揺さぶった。]
――…、ああ、
[仄かな高揚を覚える。
レトだ。リエヴルと共に、レトに逢ったあの日。
彼が手にしていた本に書かれた文字と同じ、それ。
あの時彼が持っていたものとは異なるであろうが、
妙な縁を感じて、中を開く。それは異国の御伽噺だった。
学生時代に習った事のある異国語を脳裏で丁寧に翻訳し
その物語を紐解いていく。]
[それは、遠い遠い時代の吸血種の話。
独立国家の孤島の城で、国王に召された愛妾たち。
その運命に抗う為、禁忌とされる「呪いの森」へ脚を踏み入れ
封印を解き―― 魔物を城へ開放してしまう。
ある者は、吸血種として目覚め
ある者は、孤独に身を閉ざす魔物として目覚め
ある者は、吸血種のくちづけを待つ怠惰人として目覚める。
国王は古の魔具を彼らに託し、仲間同士を戦わせた。]
――…、何処かで聞いたような話だな…
[王子は、こういった文献も入手し、
呪術を完成させていったのだろうか。
最後の頁を捲る。
仲間を犠牲に、たったひとり、城に佇む吸血種の画。
国王の息の根を止める描写で、物語は終わっていた――…**]
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今、前回のEs見直してて思ったんだが
前回は鳥の飼育してる男やって
今回は鳥殺してる男やってるんだな
そもそも狩猟趣味設定は、オズの「鳥肉料理を捧げる日々」設定見て思いついただけだったり。
オズ狩猟趣味設定?と思ってたら料理の方に重点置いてたので。
狩猟師 ギィが「時間を進める」を選択しました
/*
そういえばディーク洗礼はないんだな
フェリかソマリ…でもここ二人共鳴な気がしてならない。
ソマ洗礼なら何で非狩したってことになるし。
あれ?
洗礼どこ?レト?
やっぱりディーク洗礼かな…
/*
皆に血を吸われて血塗れのリエヴルの横で
ぐったり蹲ったまま視線だけを動かして
皆を見つめるディークを想像して
ゾクゾクしたという
― 書庫 ―
[開いたままの窓辺から夜気が滑り入る。
普段、碌に読書などしない男は、
その後腰を落ち着け書物を読み耽っているうちに
転寝をしてしまったらしい。
灯りのない、暗い室内で、夢と現の狭間をぼんやりと漂う。
血が足りないと、反動が眠気となって襲ってくるらしい。
窓から吹き込む冷えた風の温度は感じられぬものの
頬へ触れる柔らかな綿毛の擽ったさは感じられた。
先程握り殺した気がするイドが、頬の辺りでぷるぷる震えていた。]
お前は、生命体ではないからな…、
[詳しくは知らぬが、呪術を媒体に動く物質らしい。
故に感情など存在しないのであろうが…
人よりも人らしさを感じる自分のイドは、割と気に入っていた。]
悪かった、……。
[頬を摺り寄せ、慰めてみる。
そういえば… 拗ねた子供のような顔をしていた
カレルはどうしているだろう。
"仲間なんて端から誰一人居ない" 彼の言葉は尤もであったけれど
やっと彼を「必要としてくれる」主人が現れたという訳だ。
けれどその主人は彼の一番大切なものを、彼から奪った。]
――…、……。
『「あの日の続き」で一晩可愛がってやりゃあ
アンタだけの言う事聞くかもしれないぜ?』
[或いは、あれは淋しさが生んだ"カレル"の本音だったのだろう。
けれど己は、聞いていないふりをした。
そんな取引が成り立つものとは思わなかったし、それに――
裏切られるのが、怖かった。
懐へ招いたものが去っていってしまうのが、怖いのだ。]
[そして、もうひとり。
投票結果を知って、置かれた状況と事実に気づいたディークが
何を考え、何を思っているのか。
思い起こせるのはくるくると表情を変え飛び跳ねていた頃の笑顔でも
やつれた顔で団欒室へ来たつい先程の表情でもなく――
リエヴルが生贄になったあの日、眠るリエヴルの傍で動けぬまま
ただじっと、時が過ぎることを待ち、耐えていたであろう彼の…
色を無くした、虚ろな瞳。
あれを目にして、ディークを責められるものなどいないだろう。
少なくとも、自分は――…
強く瞼を閉ざし、あの光景を消し去った。]
/*
ディークのメモ:
「ダイレクトショートカットで1階に降りてます。」
wwwww
死なない身体って便利ですよね
でも痛いんだろうな…
死なない身体を演じていると、ものすごく死にたくなる。
/*
ソマリ、大変だなあww
ディークはそのままランダムの結果を待ちたかった気がしたんだけど…どうなんだろう。
ソマリは外に居たんだし、気づいて欲しかったのかな?
入っていくべきかすごい悩むけど、多分オズとフェリの出番と思うんだよなー…
― 書庫→自室 ―
[不意に、己のイドが姿を消した。
誰かの情報を拾いにいったのであろうとさして気にも留めずに。
他人事とは思えぬ、救いのない吸血種の御伽噺の本を机上に残し
男は、自分の部屋へと戻る。
個室前の廊下に人影はなかった。
ひとつひとつ、部屋番号の書かれた扉を眺め]
――…。
[淋しくなったものだ、素直にそう感じた。
それでもまだ半数は残っているのに、以前のような賑やかさは
もう、感じられなかった。
自室へ入る。
倉庫から引き上げてきた一丁の長銃は、弾丸を装填し
寝台の上へ置いてあった。]
ずっと、人体を撃ちたいと思っていたんだ。
ああ、オズワルド……、
お前の喉奥深く、こいつをぶちこんでやろう。
[今の、この憎悪とも嫌悪ともつかぬその感情を
鮮明なまま、抱いていたかった。
そうすることで自己を保ちたい。酷く傲慢な思考だった。
壁に背を委ねた寝台の上、片膝を起こして銃身を固定し
利き手は長銃の引金へと掛け、もう一方の指先で
自己の蟀谷を、二度撃ち抜いた。
消音を施した銃は、その音色を界隈へ届けることはなく。
完全回復までの数刻、男は眠りへ呑まれるのだろう。
侵入者があれば長銃を放つ心算であったが
侵入者など無いか、来ても完全回復までの虚ろな時間を
男は彷徨っているかもしれずに――*]
/*
オズワルドが大変なことになっているので
あんまり触らずゴールまで進めておきました
ディークのところに行きたかったけど…
ドラマを半端にしたくないなーというPL志向が勝る。
/*
iTuneをアンインスコして入れなおしたらさ…
「おめでとうございます。」っていわれて
イラッ★としたんだが。
お前のとこのソフトが動かねェから
入れなおしたんだよ 何で「おめでとうございます」なんだよ外人め
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