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魔法学園生 ノトカーは作家 ローレルに投票を委任しています。
魔法学園生 ノトカー は 軍医少佐 シュナウザー に投票した
つっ・・・!?
[丁度、温室でローレルと二人で居た時に、アイリが温室へ来るのが見えた頃だろうか。
不意に耳に痛みが走り、思わず目をきつく閉じて顔を歪ませる。
何事だろうかとおそるおそる目を開けて・・・]
・・・なんだ、これ・・・?
[目を開けてみれば、視界一面を覆う赤、朱、紅。
まるで、赤いセロハン越しに世界を見ているかのような一面赤の空間が、そこには広がっていた。]
な、なあ、ローレルのおねーさん・・・これ、なんだ?何が起こったんだ!?
[あまりに突然の出来事に狼狽えながら、傍らにいたはずのローレルに問いかける。
しかし、赤に染まったローレルはこちらの方を向きながら語りかけてはいれど、こちらの声は聞こえている様子は無くて・・・
ふと、そこで初めて自分が「もう一人」いるような感覚を覚えた。
いや、違う・・・「世界」がもう一つあるのだと、遅れて気づく。
色を持つ今までの世界。赤一色の新たな世界。
それぞれに自分がいて・・・でも、「赤の世界の自分」だけが、「赤の世界の赤いローレル」に干渉出来ない。
どう言う事だ。この赤い世界はなんだ。どっちが本当の自分なんだ。
赤い世界の自分は怯えたように周りを見渡す。そこで、ただ一人・・・「色を持つ世界」と「赤い世界」のどちらでも、自分と同じように色を持っているアイリの存在に気がついて――]
アイリの・・・ねーちゃん・・・?オレの事、見えてるのか?わかるのか?
[赤の世界で唇に人差し指を立て、静かにするようにとこちらへ訴えかけているアイリに、不安そうに語りかけた。]**
あ…
[今度はアイリに、宥めるように抱き締められて、背中を優しく叩かれた。
ローレルと言い、さきほどからみっともない姿をよく晒してしまう。
情けないなとも思ったが、今はこの安堵感が心地よくて。されるがままに身を委ねる。
これがゲームの演出のひとつだと、終われば元に戻るのだと言われれば、少しだけ安心してひとまずは落ち着きを取り戻すことが出来た。]
…よくわかんねーし、ドロシーが誰なのかもしらねーけど…とりあえず、わかった。こんな世界に一人ぼっちじゃ、寂しいもんな。
けどさ、後でちゃんと教えろよ?この赤い世界の事とか、アイリのねーちゃんが何者だとか、オレはどうなったんだとか。その辺の事。
[言いながら差しのべられた手は取って、赤の世界の背景に溶け込むように歓談をしている自分達へと一度振り向いてから、アイリの案内に従っただろう。]**
[正直、何がどうなっているのかは未だに把握できていない。
だけどこれ以上取り乱した姿を見せるのも嫌だったから、表面上は落ち着いた様子を見せながらアイリと温室を後にする。
二人で温室を出て歩いていると、>>*8ぬいぐるみを抱いた「色付き」の少女がこちらへと向かってくる姿が見えた。
恐らくは彼女がドロシーなのだろう。一瞬、怪訝な表情を向けられたような気がしたが、アイリがこちらの紹介をしたならばにこり笑って予想した通りの名前を少女は名乗った。]
おう、ドロシーの嬢ちゃんにうーちゃんだな!オレはノトカーだ。よろしくな!
[持っているぬいぐるみの紹介まで律儀にしてくれる姿に微笑ましくなり、にかりと笑ってドロシーの差し出した手を握る。もちろん、ぬいぐるみとも。]**
[温室でローレルと過ごしている最中に、スマホが震えるのを感じ取った。
ちょっとゴメンとローレルに断り、電源を入れて新着のメールを確認してみれば、見知らぬ名の・・・恐らく男性だろう。シュナウザーという人物が船倉へ強制送還されたという旨が書かれていた。
そのメールを見て、ある事に気づく。]
(投票結果・・・シュナイザー、3票。 ノトカー、3票・・・
優先順位はわかんねーけど、船倉に送られた奴と同票だ・・・
オレ、そんな票集めるような事したか?いや、そもそもオレがここで知り合ったのはまだ3人だけ・・・
イェンスのにいちゃんはもうリタイアしてるし、オレと一緒に行動してるローレルのおねーさんが、素知らぬ顔でオレに投票したとは考えたくねーし・・・あるとしたらアイリのねーちゃんくらいか?
それでも残り2票は知らねー奴から入れられてんのか・・・
・・・んや、違うな。多分、知らないから入れられたんだ。
顔見知りに投票するのは罪悪感があるから、全然知らない人に投票した・・・それなら納得出来る。
完っ全に出遅れちまったなぁ・・・次辺り、オレの番かな、こりゃ。)
[あまり後ろ向きな事は声に出して言いたくはないから、胸中でそんな事を考えながら頭をガシガシと掻く。
とりあえず、この様子なら知り合いのアイリやローレルが暗く冷たく狭い(多分だけど)船倉にすぐに閉じ込められる事はないだろうと考えれば、少し気が楽になれた。
気持ちを切り替えようとスマホから顔を上げてひとつ大きく伸びをする。
と、>>4知った顔が温室内を歩いている姿が目に入った。]
・・・お、アイリのねーちゃんじゃん!ねーちゃんも散歩に来たのか?
[大きく手を振って、アイリに呼びかける。
もしも彼女とローレルが初対面なら、ついでに紹介でもしてやろうか。]
>>*10>>*11
[主催者ではないから自分も詳しくはわからない。
そう前置きをして始まったアイリの説明は、それでも自分にとっては初めて知る事ばかりだった。]
配役のページ?何ソレ?・・・え、嘘、こっから飛べたの!?わっかりにく!
で、えー・・・あれ!?アイリのねーちゃんとドロシーの嬢ちゃんが狼獣人!?
じゃあ、二人を投票すればオレ達の勝ちって事?
・・・へ?オレが「胡蝶」か「仮面師」?いや、オレの配役は――は、はあぁ!?
[確認しようとスマホの画面を開き、そこに表示されていた文字を見て驚愕の声を出す。]
お・・・オレの配役が変わってる!?ってか狼獣人を勝たせるのが勝利条件って何!?敵味方がまるっきり入れ替わるとかそんなのアリなの!?
[突然の事に狼狽えるが、しかし言われてみれば、この赤い世界は一人だと少々物寂しさはあるものの、こうして他の人と一緒にいる分には、案外悪くない物だと、むしろ居心地がいいとすら思ってしまっている自分もいて・・・
これはつまり、自身の何か「性質」のような物が変わってしまったからなのだと、そう考える事も出来る。]
あー、んー・・・まあでも、なんとなく、フィーリングでだけど、わかった。
・・・で、オレは何すりゃいいわけ?
[急にそう言われてもいまいちピンとは来ず、こてりと首を傾げる。
ドロシーとの挨拶の後、一度離した手を改めてアイリに取られれば、先程抱きしめられた時の事が不意に脳裏に蘇ってきて、今更気恥ずかしくなってしまう。
振りほどきはしない物の、そっぽを向いて顔を合わせようとはしないだろう。]
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あ。ってかアイリのねーちゃんと手繋いだままドロシーの嬢ちゃんと挨拶してたっぽい?
返事急ごうとして流し読んじゃあかんね・・・
投票を委任します。
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