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ルーディ!俺のことはいいから...!
[ そっちこど気をつけろ、と、こちらを気にするガートルードに向けて>>+54叫び返した時、ふいににゅるりと泥人形の頭が伸びて、背後からディークの左腕にがぶりと噛み付いた ]
ぐあっ!
[ もともとバランスを崩していたこともあって、避けることもできず、更に負傷していた左腕だ、たまらず、そのまま引きずられそうになった時、クレステッドの放った風と火の弾が、泥人形達を襲う>>+58 ]
いってえ...
[ ぼろぼろと風化して崩れ落ちる泥人形達の中で、まだ起き上がることの出来ないまま、ディークは、息を吐いた ]
クレス...すまん、助かった...
[ 吐く息が熱い。恐らくあの泥人形からも瘴気の類いは湧いていたのだろう。
闇の瘴気は血に反応して傷口から入り込み、身体の内にまで影響を及ぼすのだ、と教えてくれたのは師匠だったか... ]
[ 右腕を引くクレスに頼る形で>>+60、ようやく立ち上がり、刀を腰の鞘に戻す ]
もう大丈夫だ...ヤクモと、ルーディは?
[ その頃には、ガートルード達も追いついていたろうか。
大丈夫、というディークの顔色が、とてもそうは見えない事は誰の目にも明らかだっただろう ]
無事か...良かった。
『キュィィ』
[ ガートルードに先行する形で飛んできたヤクモが、案じる声をあげる。
クレステッドに、ヤクモに乗れと促されれば頷くが>>+65、まだすぐには動く事も出来ない様子で ]
いや、ちょっと、それは...
[ 艦長代理の権限を盾に、傷を見せろと迫るガートルードに>>+66困惑して、逃げ場を探すようにヤクモの方を見るが『キュイ』と鳴いてそっぽを向かれた ]
...わかった、見せるけど、触れるなよ。
多分、瘴気の影響受けてる。
[ 最後の味方を失ったらしいことに消沈して、仕方なく左腕を縛っていた布を外してみせた。
その下に隠れていた傷は、そう深くは見えないが、腫れて熱を持ち、今もじわじわと血を滲ませていて、明らかに普通の傷とは違う様相を見せている ]
/*
ふむ、マリー落ちか、落ちてる全員と知り合いだから、こちらとしては楽っちゃ楽だねえ。
クレスが張り切りそうだし。
しかし、ユウレンに赤二人集中してるから、仕方ないけど、艦長クラスばっか落ちて、カナン様の心労が大変そうですww
[ ばか、と呼ばれれば否定はできないと、眉を下げる>>+73 ]
ヤクモの陽気の浄化で、なんとかなるかと思ったんだよ...
っ...!
[ 水滴が落ちると、沁みたらしく、顔をしかめた ]
わりい...
[ ガートルードの持つ水は、彼女の術の媒介でもあり、補充の効かない今の状況で、無駄遣いさせるのは忍びなかった...と、言えば余計に怒られそうなので、そうは言わず ]
...ありがとう、ルーディ。
[ 今度は意識して、昔の呼び名のまま、感謝を口にした ]
[ やがて、聞こえて来る不穏な音 ]
クレス...?
[ ガートルードに一緒にヤクモに乗れと促す言葉に>>+78、顔をしかめる ]
馬鹿言え、お前だけ置いていけるか!
[ 声を張り上げるが、足を一歩踏み出した途端にふらつく ]
...っくそ!
[ これでは、地上にいても戦えない、まだヤクモと共に上空から援護する方がマシなのは目に見えていて...情けなさに唇を噛んだ ]
......クレス。
[ 感じる恐怖を隠さない彼が、それでも、残って戦うと言う。それは、ディークにとって尊重すべき意志の力だった ]
判った...俺がダメでもヤクモは動ける。出来る限り援護する。
『キューイ!』
[ 騎竜師の言葉に同意するように、光の竜は鳴き、ガートルードも術による援護は請け負っただろう ]
気をつけろ、絶対に無理はするなよ?
[ 援護は任せたという言葉には、黙って頷き>>+84 ]
いくぞ、ヤクモ。
[ 地上での対峙は任せると決めたのであれば、動くのは速いほうがいい、ガートルードの手も借りて、ヤクモの背に乗り、ガートルードを後ろに乗せると、陽竜は空へと舞い上がる ]
ヤクモ...頼むぜ。あいつには借りがあるんだ...。
[ 未だ瘴気の熱に霞もうとする意識の中、己の半身たる竜にむかって、ディークは祈るように囁いた ]
『キューィ!』
[ 双頭の蛇とクレステッドの上空を旋回しながら、光竜は鋭い鳴き声をあげる。未だ攻撃を仕掛ける事はないが、蛇の意識が少しでも上空に向けば、クレステッドに集中出来なくなるかもしれない** ]
[ ヤクモの鳴き声に蛇が気を取られた隙を狙ってクレステッドが風の力を放つが>>+95、まだ蛇を倒すには至らない ]
...ルーディ、少し近付くぞ。しっかり掴まってろよ!
[ 痛みに意識を持っていかれそうになりながらの状態では、有効な援護が出来るのはこれが最後か、と、一気に高度を下げ ]
ブレス!
[ クレステッドを巻き込まぬよう、蛇の尻尾の部分を狙って光のブレスが放たれた** ]
― 回想/巨大蛇出現前 ―
...さっき噛まれるまでは、ここまで酷くはなかったんだよ。
[ ガートルードの言葉>>+103には拗ねたようにそう言ったものの、やはり隠していたという事実の前に立場は弱い。
情けなさを内心で増幅させつつも、いつも助けられているという言葉には、「お互い様だ」と、笑った ]
自分勝手に国を飛び出した俺が騎竜師ヅラしてられるのは、親父さんやルーディのおかげだからな。
[ 皇家遠戚の立場にありながら国を出て、勘当され、素性の知れぬ師と騎竜を伴って舞い戻ったディークを、歓迎出来ぬとする者も軍部には多かった。
それを圧して、水軍へと引き取ってくれたのはガートルードの父であり、ガートルードが艦長代理となってからは、彼女の信頼を得ている事が、外圧への直接的な牽制になっているのだ、と、彼女自身は気付いていたか ]
[ 飛び立った騎竜の上でもガートルードに支えられ、なんとか援護の一撃を放つ事には成功した ]
やった...!!
[ クレステッドが蛇の口に向けて放った雷撃の力が、内側から蛇を灼き、その巨体が、泥の中に力を失い横たわるのを見ると>>+99、歓声をあげ ]
ヤクモ!
『キューィ!』
[ 呼ばれた名に心得たとばかりに鳴き声を返した光竜は、ゆっくりとクレステッドの傍に舞い降りる。ガートルードが彼を案じて駆け寄るのは>>+108竜の背の上から見送った ]
[ 竜の背から降りずにいたのは、まだ支障なく動ける体調ではなかったのが半分、もう半分は更なる敵が現れた場合の警戒のためだったが、どうやらそれは杞憂だったようで ]
また、精霊石か...?
[ クレステッドが大喜びで拾い集めている精霊石を見ると>>+113、ポケットに入れた巨大牛の残した精霊石を取り出して眺める ]
そういや魔法陣がある、と言ってたな...
[ ガートルードという精霊師も居ることだし、そちらを調べにいくべきかもしれない、と、考え及んだ ]
ん?ああ、そうだな。
[ 北の丘の事も気になるし、などと、すっかり考えに沈んでいたので、クレステッドの言葉を聞くと>>+117、はたと我に返り ]
クレス、お前も怪我しただろう?ちゃんと手当しろよ。
[ 傷がどこにあるかまでは、騎竜の上からは見えなかったが、とても無傷とは思えなかったので、そう声をかける。お前が言うなという話ではあったが ]
忘れてんじゃねーよ!
[ 相変わらずと言えば相変わらずのクレステッドの様子に>>+122思わず突っ込み入れた ]
とにかく戻るか。あっちなら綺麗な水もあるしな。
[ クレステッドも瘴気を受けているという事はないと思いたかったが、ともかく手当と休息は必要だと、入り江へと戻ることになる ]
[ ガートルードに与えられた水の浄化のおかげで、酷かった痛みは徐々に和らいでいる。
おかげでどうやら意識を失うこともなく、入り江に戻る事が出来た ]
船団の方は、どうなったかな...?
[ クレステッドの傷は応急手当をして、ディーク自身は相変わらず陽竜に抱え込まれるようにして休息をとりながら、ふと思い出して意識を向ける ]
ファサン殿!そちらの様子は?無事に出発出来そうですか?
[ 丁度案じていたところへ、ゲルトの呼びかけが届き>>*5、思わず問い返す形になる ]
あ、ああ、こちらは、また妖魔と一戦交えたところです。
[ 妖魔が消えた後に残された精霊石のことなども伝えて ]
やはり、この空間は何かの意図をもって造られたものかと。後で北の丘と湖の魔法陣というのも調べてみますが。
[ そう自身の予測と、先の予定を告げておく ]
[ 勢い込んで話しかけた結果、クレステッドと一部報告が被ったわけだが、それはそれとして、返ってきた返答に>>*7目を見開く ]
東海龍王の眷属?そんなものが何しに神域を出てこんなところまで...
[ 意外そうに呟く口調からは、他の者より、伝承に詳しいことが伺えるか ]
おしたお...
[ 続けて伝えられたウルズからの伝言>>116には、一瞬赤くなるものの ]
...「そんな暇あるか」と伝えてもらえますか?あと「張り切りすぎて船まで燃やすな」と。
[ 無理をするなとか無茶をするなとか、言いようは他にもあっただろうが、ウルズに対してはこんな応酬が常だったから、いつも通りの言葉を返す ]
...俺の師匠はユウレン出身の騎竜師だった...らしいので。
ヤクモも、そちらで生まれた竜です。風龍峡ではありませんが。
[ 知っているのかという言葉>>*9に、返すのはどこか微妙な事情だが、詳しく話す暇はどちらにもないだろう ]
全力使い切った、ですか。
[ ウルズの様子を聞かされると>>*10では、伝言は手遅れだったかと、小さく吐息をつく。ガートルードはもっと心配の様子を見せただろうか ]
はい、伝言はいつでも構いませんから。
そちらも無理はなさらずに。
[ アイリの事情までは知らなかったが、ゲルトがユウレンの代表として、色々と背負っているだろう事は知れたから、そう応じた ]
そーゆーことって、あのなあ...
[ クレステッドの笑顔に>>+141、こんにゃろー!と言いたそうな表情になるが、何かどっと疲れてしまって反論はそこまでになった...のは、良かったのか悪かったのか ]
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