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― 中央平原 南側 ―
ははあ…。面白いことを考えたねえ。
[ハリボテの騎馬隊が、その装いを脱ぎ捨てる。>>9
それを遠目に捉えて口をついたのは、素直な感嘆。面白いとすら思った。ああしたことを思いつくのは、嫌いじゃあない。]
あー…。あれは追うだけ無駄。
釣られないように。陣形を保持。
[端的な指令が発せられる。
小規模に動く軍勢を、同じく追いかけても益はない。ならばと集合を命じる間、かの隊に動きがあった。>>10]
……っと!?
[びゅん。と、重い音を立てて投げ槍が飛来する。
ここまで至る槍はほんの僅か、それでも過たず自らを襲った槍に男は瞠目した。]
───── はッ!!!
[気合い一閃、抜き放たれた剣に槍は軌道を変えて空しく地面に突き刺さる。それでも指揮官が狙われた事実に、陣が一瞬ざわめいた。]
──── うろたえるな!!!
敵は寡兵、恐るるに足らず。
弓兵、準備は。斉射せよ、騎兵隊は構え!
[寡兵ながら敵は精強だ。
投石機めがけて駆けて来る>>11、それに工兵は投石機を残したまま慌てず騒がず後退した。代わりに前進するのは、先に矢を放った弓兵が50ほど。>>21
その後ろ、100騎ほどに分かたれた騎兵隊が槍を構える。]
(しかし……)
[気に掛かるのは、北の空に上がった狼煙だ。かの方面にはメレディスが兵を率いて赴いたはず。あの狼煙は連邦軍のものではない。その意味することは、つまり。
───やがて。メレディス捕縛の報が、齎された。>>6]
/*
はあああああ
あまりの自分の至らなさに、ねこみちさんの村に行きたくないでござる病がうつったような気がしていたけど()頑張るよ。もうなんか、ごめんねえ……
― ケノワ砦 ―
[砦には、後方からの物資が集積しつつある。
ローランドの残した騎士、それは主に騎士といっても剣や槍よりも主に、情報や交渉の扱いを得手とする者らであったが、彼らの働きにより廃鉱を住まいとする者らとの交渉が纏まりつつあった。
住人らの要求は、この地の平安に食料などといったものだ。それらに可能な限りの約束をして、連邦軍は見返りに周辺の情報や僅かな薬品──山を崩すのに使うもの。などを手に入れていた。]
『……川の水位が?』
[そんな中、住人からそんな指摘があった。曰く、川の水位が下がりすぎている>>13というのだ。では最近に、あまりにも乾燥が続いていたか。いや、そんなことはない。その他では、まったくの平常なのだから。
報告を受けた騎士は、やや考え込んだ末に川からは少し物資を離しおくこと、水位に注意することなどを指示してローランドへと報告を送った。
ケノワの砦の城壁は川に対して接しており>>1:72、ゆえに多少の氾濫には耐えるものと思われる。……が、低くある廃鉱や、川の周囲に対しての話は別だろう。その上流での工作は知らず、ただ、今はそうした状況のみが伝達された。*]
― 中央平原南側 陣 ―
…………、そうか。
それで陛下は?
ご無事か、それは重畳。
[リンデマンス軍敗走の報と、メレディス捕縛の報。
それらを受け取ったローランドの対応は冷静で、一見冷たすぎるかのようでもあった。表面に見える変化はどこにもない。そのまま伝令を下がらせる。]
リンデマンス軍は後方に下がるとのことだ。
やむを得ないな。その分を我らが支える。
[麾下に放ったのは、気負いのない一言。
騎士団領の生粋の騎士たちなれば、軍を負うに不満もあるまい。]
うん、勿論。
王様の意思は尊重してあげないとね。
彼が戻った時に民が損なわれていては、可哀そうだろ。
その分は僕らが補えばいい。
美味い野菜の礼は、しておかないとね。
[野菜の分の労には報いなければならない、と。>>0:104
その気持ちには、今も変わりはないのだから。*]
/*
19日の朝7:00までに、ベネディクトへ秘話で送ってください。
wwwwwほんとーーー、に、今まさに立候補したいけど、したいけど!!!しない、出来ない。ベネちゃんもとい、うちの相方の士気は下げられない。
……………、そうだね。
[悔いを滲ませる声>>=4には、ぽつりと。
余人には見せることのなかった思いを滲ませて応える。]
でも、メレディスさんは生き残ったんだろ?
マルールの指揮官が余程の暗愚ではない限り、恐らく彼の身柄は無事だ。
なら、メレディスさんはやれるだけのことをやってくれた。
僕はそれを嬉しくも思う。
もっと彼を助けられたらとも思うけど───…
仕方ないですよぉ。って、言うんじゃないかな。
彼は、きっと。
────、だからさ。
うん。僕らは彼の想いにも応えなきゃいけない。
それが精一杯、似合わない戦場に立ってくれた彼への礼だ。
やろう、クリフ。
そして…、この戦いが片付いたら。
またリンデマンスの美味い野菜をご馳走になろうよ。
[きっと、そんな未来を彼の王様も喜ぶだろう。
確信を抱いて、微笑みを乗せた声を友へと響かせた。*]
[敵の奇襲隊が馬首を返す>>52に、本陣から追手のかかることはなかった。鮮やかに身を翻し駆けてゆく様を、呆れたような感嘆と共に見遣る。]
身軽なもんだ。
[称賛のように零せば、周囲からは同意が返った。
彼らのような戦いを得手とするわけではないが、騎馬の機動力を活かした戦法に称賛を惜しまないのは同じく騎兵を主とする故か。
工兵隊は、敵騎兵が退いたと見れば再び投石機を回収にも戻ろう。]
こちらも……、かな。
[視線を西側へと転じれば、未だ騎兵隊の一軍は互いに連動をしながら波状攻撃を仕掛けている>>20
対する相手にも叩き合う戦意はある様子……、だが>>58]
決定打は望まない、か。
[完全に包囲を意図する陣形ではない。
騎兵の行く手を遮る陣形にはリスクが大きく伴うとはいえ、そうではない。その戦い方はどこか儀礼めいたような、互いの力を測らんとするような規則正しいものにも見えた。
それを見て取る感想は、期せずしてクリフと同じものとなる。>>66]
少し引いて整えるよう伝令を。
このままでは埒が明かない。
[とはいえこのままが続けば、所詮は消耗戦だ。
それは互いに望むところではなかろうから、機を見て引けば互いに合わせるだろうかとも思われた。かの敵奇襲隊を追っていた騎兵>>54が戻れば、戦力も厚くなろう。]
一旦引いて───、仕掛ける。
[中央平原の南側、騎兵隊の動きが徐々に纏まりつつある。**]
/*
お疲れさまです。
ナイジェルさんに投票をして、おきます、ね!
正直なところ自己投票したい、なんでもない。
動きの鈍さに申し訳ない限りです。
頑張るよ。頑張ろうね自分……(独り言)
連邦軍騎士 ローランドは、王国軍弓騎士 ノーラ を投票先に選びました。
― 平原南側 ―
[戦場の南では《猿》を追っていた騎兵200が合流>>84し、ティルカン側騎兵隊はその陣容を先よりも少し厚くしている。
無論負傷した者もあれば離脱した者もある。戦場は混沌として、彼我の動きは鈍りつつあるようだった。
何か仕掛けて来るか。
それはひとつの予感として、ローランドの胸にあった。
王都に程近い戦場北側、ナネッテらの率いる歩兵が奮戦する中央部に比べて戦場南側の動きは鈍い。いや、騎馬が地面を蹴立てて切り結んでいるのだから「鈍い」とは一見当て嵌まりはしないだろう。
けれど、鈍い。
どちらも決め手に欠くようでいて”それが意図ではないか”と、今この男は疑っていた。]
[ティルカンの騎兵隊は、ややその勢いを弱めて纏まりつつある。>>75それは相手にも猶予を与えようが、構わなかった。
駆け回り、些か乱れた陣形を縦列に再び整えていく。]
───…、(なに)
[それから、少し。風邪が動いた。>>113
戦場の中央より北側、ここから目に映すことは叶わぬ。次第に湿った風が背後から吹き付け始めている。その風にじっと佇みながら、鋭い視線を北側へと放った。]
[問いを投げるのは声ならざる声。
声を放っておいて、ローランドは騎乗した。
風が吹いている。
それは遠く離れた場所にある、顔も知らぬ敵司令官>>114が抱いたと似た感慨であったのかも知れなかった。]
押し出すぞ。
全騎、──── 突撃!!!
[わあっ!と、戦場の南に沸き立つような喚声が起こる。
地に響き渡る音を立て、ガルニエ騎士らによる突撃が前方の王国騎兵隊を食い破り、ひいては中央に突撃する王国軍本隊の側面を襲わんとの勢いを以て行われた。**]
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