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流浪人 ジェフロイ は 薔薇の香り ローズマリー に投票した
流浪人 ジェフロイ は、黒猫 クロイツ を護衛している。
[その彼女に災難が襲いかかろうとはその時は夢にも思わなかった。
できるだけ罠に注意しながら、城内をそぞろ歩く。]
手がかり、手がかりのう。
森で鳥や野兎の巣を見つけるんは得意なんじゃがのう。
[どうも屋内は相性が悪い。
適当に最初に見つけた扉に入ってみることにした。]
― 客室 ―
[そこは小綺麗な部屋だった。
暫く誰も使っていなかったらしく、ひいやりとして人気がなかったが、調度は埃一つなく綺麗に整備されている。
ふと見ると、テーブルの上に小さな小瓶が一つ。]
……あれ。
[激しくデジャヴュ。この部屋とても見覚えがある。いや絶対に前に一度来ている。
試しに机の上のガラスの小瓶の蓋を外して匂いを嗅いでみると、薔薇の香気が漂う。]
……やっぱしおんなじじゃ。
[一体どういう仕掛けなのだろうか。
落とし穴に落ちて下の階に下がったはずなのに、何故また同じ部屋に行き着くのか。瓶が無くなったら補充する人がいるのだろうか。
それとも同じ内装の違う部屋なのか。瓶がまたあるところを見るとその可能性が高いが。
……頭がグルグルしてきた。]
え?え??ええ???
……いや、落ち着いて考えるんじゃ。
こん瓶がまたあるちうことはじゃ、きっとこれは重要なアイテムながじゃ。
ただの香水じゃあなかちうこっちゃ。
[そうなれば気になるのは、ローズマリーの「あなたは持っておいた方が良い」という言葉。
うーんうーんと無い知恵を絞って考えて、取り敢えず舐めてみることにした。]
毒ちうことはないじゃろ…多分。
[恐る恐る一舐め。]
……こいは。
[意外と美味い。
ひとくち飲んでみる。イケる味。
気が付いたらゴクゴクと一気飲みしていた。
プハーと口を手の甲で拭った。
何となく活力が満ちてきた気がする。]
こいは栄養剤じゃったがか!
[疲れた時に飲めちうて置いてあるんじゃな、と一人合点して頷く。
……当たらずとも遠からずである。]
[取り敢えず元気いっぱいになったことではあるし、探検再開である。
ローズマリーがくれた小瓶も多分同じようなアイテムなのだろうが、彼女との友情の証として大事にとっておくことにする。]
どっちへ行こうか……こっちじゃ!
[何となく足の向いた方へ進んだ。]
/*
何処へ行ったらいいか分からんけえ、神様のお導きに従ってみるけえ。
だ・れ・に・し・よ・う・か・な♪
<<夜盲 ジャン>>
流浪人 ジェフロイは、絵本作家 ローレル を投票先に選びました。
>>93
参加資格……
そんなええもんじゃったがか?
おいには到底そう思えんけんど。
[ちょっと疑わしい目になってしまった。
自分と似たり寄ったりの酷い目に遭ってるらしい(彼らの方がもっと波瀾万丈だったが)のを考えると、参加できるのを待ち遠しく感じるようなそんな楽しいゲームとは思えないのだが。
とかやってる間に、新たに知り合ったジャンとかいう男が『緊急事態』と言って突然駆け出して行った。>>87
呆気に取られて後ろ姿を見送って]
……ほじゃのう。
後を追ってみようかい。
大変なことが起きちゅうかも知れんけえ。
[クロイツに尋ねられ>>94、取り敢えず頷いた。*]
― 廊下 ―
[ジャンの跡を追って、クロイツとともに走り出したは良かったが。
後ろ姿がいきなり金毛の狐に変わった>>99だけでなく、同行者までが黒猫の姿に>>110なったとあっては、もう目を真ん丸にして驚くしかない。]
うぇ?うええっ?!
[人間の走る速度では、四足の獣の駆けるスピードには勝てない。
ジェフロイは、吸血鬼となって以後は何度も鹿や野兎を走って掴み取りしてきたし、駆け比べには自信があったが、相手は吸血鬼が変身した魔獣である。
こいも吸血鬼の特別な能力なんか、と思うものの、どうやっても追いつけるはずがない。
たちまち引き離され、あっという間に見失った。]
― 廊下 ―
[分かれ道に行き当たった。どっちに行ったか分からない。
匂いを嗅いでも分からない。]
何で分からんのじゃ。
ついさっき通り過ぎたばかりやろに……
[途方に暮れて立ち尽くす。
時間が来ると自動で部屋や廊下の配置が組み変わっているなんてことは、当然知らない。]
おお。
おまぁこそ大丈夫やったがか?
[アルビンの手をぎゅっと握り、笑いかける。
ちょっと服装は変わっていたが、怪我はもう治ったのか、血色も大分マシになっていた。]
安心したちや。
ジャンも血相変えて走って行ったけんど、緊急事態とやらは何とかなったんか?
[一頻り二人の状況を確認したあとで]
ええと。こんお人は?
[初めて見るいかつい男――リエブルに目を向けた。]
[アルビンの状況説明は、聞けば聞くほど深刻だった。
羆が暴れているというのも凄まじいが、シルキーというジャンの連れの気配が完全に消えたというのも不安の種だ。]
戦闘能力のう……
戦えんちことはないが。
[長の旅暮らし、剣を振るって野盗相手に戦ったことも何度かある。
多少腕に覚えはあったが、ちゃんと戦士の訓練を受けたことはなく、あくまで必要に迫られて我流で身につけた程度である。]
武器が欲しいところじゃのう。
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