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[額に柔らかいものが触れる感触。目が覚めきらないまま腕を伸ばせば緩く抱き返される]
ぉ、きる…
[外へ出ようと用意をしている背中に、起きる気配見せぬまま訴えれば背中に腕が回されて起き上がらせてくれる。起きようと思えば起きられるけれど、柔らかく甘やかされるのはとても心地よくて全力で甘えかかった。そして先にたって扉を潜った彼の洩らした言葉]
え、今度は何の部屋?
[増えている、という声に居間を覗き込めばたしかに昨夜まではなかった筈の扉がひとつ]
……あいされてる、ね?
[この家に住むようになって、よくあることではあるのだけれど。元神としての金貨がどれだけ神々に大事にされていたかという証明のようで、ちょっとだけ唇をとがらせた]
……。
[拗ねてそっぽ向いていれば、愛は全部自分宛だと彼は笑む。大好きな笑顔ではあるものの、拗ねた気持ちがちょっとだけ残っているせいか、視線は彼に戻したものの尖った唇はまだ少し。
唇に触れた手を抱えて離されぬよう固定して]
あなたが人に好かれるのは、嬉しいけど。あなたを一番大事に思うのも
あなたが一番大事に思うのも、両方僕でなければ、嫌です。
[半年ちょっと前には出てこなかったような我侭を口に出す。そうして相手の返事を待つようにじっと見上げ――小さくくちづけをねだるように口を開きかけるものの]
[ばたん!と派手な音をたてて扉が開けば慌てて抱えていた手を離した]
ポチ!おはよう、迎えにきてくれたんですね!
[慌てておすわりする黒犬の頭をわしわし撫でてやる。遊んでくれると思った犬がはしゃいで周りを跳ね回るのを、宥める振りで後ろは振り返らず、外へと繋がる扉へと急いで向かった。
そのうち、がいつになるのか。それは二人とも知らない**]
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おや。人が増えてる、おかえりなさい。フレデリカは風邪かな?無理せずにですよ。エピあると、つい喋りたくなるのはとても分かるのだけど!
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リエヴルのラ神が相変わらず奔放だった…
ペアでどっちが何やるかですか。うちはいくつか設定を思いつくまま出して、この設定ならどっちがこれかなみたいなのを話して決めましたね。
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おと。席外してうだうだやってたら…村建て様方、素敵企画ありがとうございます!
闇精さんとフレデリクはすれ違いです。おやすみなさいー。
で、シュテルンはおかえりー。うん。疲れやすくて眠くなるよね、この時期…
― 回想・半年前 ―
[二人と二匹、白の間では。神々の会議は長い間続いた。元・聖職者である青年は、当事者でありながら神々のルールが分からぬ故傍観するにとどめる。
記憶は相変わらずさっぱり戻らなかった為に些かなりとも己を知っている金貨に自分のことを訊ねたりはしてみたけれど、彼も青年のことをほとんど知らないらしかった。
魔界でのできごと。そして、己の名。元の世界から召喚された身であったこと。
召喚される前のことは完全に謎のまま]
― そして、一週間後 ―
「弟をよろしくね」
[そんなことを彼の姉神である杯はどこか困ったような笑みを浮かべて言う。
この世界にいる間に、彼女や彼女の兄弟が弟である金貨をどれだけ大事に可愛がっているのかは伝わっていた。下界におろすこととなった彼をどれだけ心配しているか。できるならばおろしたくはないだろう]
…え と。力の及ぶ限り、守ります。
[彼が神としての力をなくしてしまったのは自分のせいもある。自分にできることはしてあげたい。そんな決意を込めた宣言には、あっさりと手を振られた]
「いいえ。あの子には、私達がちゃんと加護を与えていますから。あなたはあの子に守ってもらえばいいのよ?」
[姉神は嫣然と笑む。彼女は知の神の一柱と聞く。どこか不器用な彼の人となりとは違う、余裕のようなものを感じるのは気のせいではないだろう]
けど、ならば私は何をすればいいのですか?
私は力も知恵も、何も持たぬ人間です。
[自虐などではない、真実そうと信じている青年の言葉に、やはり女神は笑みを向けるのみ]
「あなたは、あなたのままで。ただあの子のそばに、いてくれればいいの」
[それは自分の望むことではあるのだけれど。できるならば、忙しい中でも会いにきてくれるあの人の手助けをしたい。ただ甘やかされて大事に大事にされるだけではなく、彼と共に立てるよう]
― 現在・異界の我が家 ―
[最初は、本当に敷地面積通りの小さな家だったのだ。二人で住むならこれくらいでいいだろうと、失われた彼の神力へのお返しらしき金貨の幾枚か>>4を使って。けれど]
――…。
[半年の間にあれよあれよと扉は増え続け、野菜を植えれば規定外の大きさの実が鈴なりとなる。読みたい本があれば何時の間にかできた書室に勝手に本が増えてゆき――
たしかに便利ではある。けれど、いつまで経っても彼が神の子でしかないようで、面白くはない。拗ねる自分を彼は宥める。一番は自分だと、何度言ってもらったことだろう。
我侭だという自覚はある。しかし納得できないものはできないのだから仕方ない。甘えて抱きつけば、幾らかの安心は得られるけれど]
……。
[もういっそ襲っちゃえば独占できるんだろうか、などと不穏当なことも考えたりする元・神の僕がいたりしたとか。]
[名を呼ばれて顔を上げる。どうやら今日のお仕事は終わったらしい。
拗ねてはいてもそれはそれ、仕事をして養ってくれる彼を労わるべく、お茶の用意は自分が請け負う。お茶の用意をしている間に手早く準備された甘いお菓子と共に、二人の時間をゆっくりと過ごしていれば、疲れているのか眠そうに凭れかかってくる体]
――…。
[独占したいという気持ちはあれど、彼が求めてくれないのであれば自分勝手に進めても仕方ない。うとうととまどろむ愛しい相手の体に腕を回し、額、まぶた、唇の端と小さく唇を落として。それから、メレンゲ菓子の味のするくちづけをいつもよりも長く味わう]
これくらいなら…いいですよね?
[甘えるよう身をすり寄せて、何度かのくちづけを交わす。もっともこれ以上はどうしたらいいのかよく分からないために、襲うといってもキス止まりである]
おやすみなさい…
[まさか自分のせいで彼が手を出せなくなっているとは知らず。据え膳は満足するまで唇を重ねると、彼の腕の中、あたたかな眠りについた]
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あ。変なの挟んじゃった、ごめーん!
こう。タイミングがむつかしい…
絆村だからと甘えてあまり他に絡んでいく努力をしなくなる…そんな余裕が…
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シュテルンは言葉遣いは男性なのに、ギャップ?というかである意味この村の中でもとても女性らしい可愛いキャラだと思うのですよ…ツヴィンガーとペアだと尚更というか。
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あまり改まったご挨拶というのが苦手だったりしますが…
色々とありがとうございます、ひっそりと相方になついたり人様のログにによによしたりととても楽しんでいました。
またお会いすることがありましたら、お手柔らかにお願いします。多分、相方は暑さにやられて寝ちゃってるような気がしますので…二人分、ありがとうございました!(ふかぶか
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