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― 少し後・戦場にて ―
済まない、戻るのが遅れた。
皆、無事か? 伏兵が出たと聞き及んだが、状況は?
[自部隊の歩兵を見かけると、手短に状況を問いかける。
大まかな状況は既に>>51ローから通信が入っていたが、負傷者の搬送にも話が及んだ頃、>>93コンラートに視線を向けられ。]
そうだな……今回の被害は甚大だ。
一度拠点まで戻り、体勢を立て直すと共に。特に重傷を負った者は、容態を見ながら前線から後退させよう。
……うちの部隊は、ウェルシュの件もあるしな。
[銀髪を背に乗せた狼を見つめる。
今この状況で前線に置くよりも、負傷者を伴い幾つかの部隊で砦……最悪でももう少し後方の拠点へと戻し、前線を立て直しに集中させる方が良いのではなかろうか、と。その場に居合わせた別の部隊へも、進言し。]
…………白の戦士、か。首だけ送るには、大きすぎるな。
ああ、済まないが……頼んだ。
[と。ここで話が出るのが、アリーセの件で。]
ああ、まあ……今回の戦は【戦場ではぐれた部隊】がやたら多いからな。
正直、私はもう、何があっても見て見ぬ振りに徹しようと思っているが……アリーセ、どうする?
[……どうだ? と、自部隊に視線を向けるが。。本来ならこの部隊は今、砦に近い河沿いに居る筈なのだ。そこは皆概ね、同意なのではなかろうか。
但し。騎竜師で部隊長格、となると、この場には自分しか居ない。ウェルシュを砦に戻す事になれば、必然ウェルシュは他の隊に任せる事となるのだろうが……*]
― 戦場 ―
[>>120呼ばれた名は。いつかの昔、幼い又従妹が紡いだ、小さな声に似ていて。
>>125すぐ近く、本来ならばすぐにでも手を伸べ自陣へと連れ帰るべき彼女の事も。瞬間、意識から抜け落ちて。]
……エリーザベト。
エリーザベト……なの、か?
[不可解な点は山ほどある。
見えた光景に相違が無ければ、マリエッタと対峙していたのは、精霊師。リッターの血筋には居ないはずの、存在。
何よりも。名を呼んだ又従妹は、もう、10年も前に……。]
……どういう事なの、エリーザベト。
本当に、貴女なの?
私は……ずっと、本家から、貴女は死んだと聴かされて……。
[口調は常の物ではなく、“貴族の娘・ユーディット”の物に。
見つめる眼差しは、初めは、純粋な驚きを以て。
……けれども。徐々に、戸惑いと……疑念を帯びて。
恐らくは。正しく、亡霊を見たかの如き物に。
戦場の波の中。竜の羽ばたきは、緩く*]
/*
そう言えば。
凄く今更な話だけども、海精軍どんだけぐっだぐだなん……?
あ、えと。勿論PLがという話じゃなく、話の流れ的な意味で。
まあ、お貴族様が指揮権握って……とかってんならこんな感じなのかなー……とかなんとかもまああるけども。既にイメージはリアル軍隊ってより、某108名回収RPGの2作目冒頭辺りに出てくる少年舞台とかその大元の国とかあんなイメージになってってる件に付いて。
[後、あれだ。これ、個性派部隊多いよな、うちの軍。多分。]
― 戦場 ―
[>>118横から聴こえる声。
旧知の仲、だったのだろうか? そう言えば、本家は各地の貴族や領主とも積極的に交流を深めていた筈で。
>>137止まった足に、確信する。
……この少女は、死んだはずの又従妹だ、と。]
……何で、は、私が聴きたいわ。
一体、貴女の身に何があったの?
[事と次第に依っては、本家に戻るよう手筈を整えよう、と。
何も知らぬながらも、その傍へ向かおうとして。
……その姿は、喧噪に掻き消えた。]
…………嘘。
なら、何故……!
[>>140思い出すのは、冷たく嘲笑う瞳。
……無邪気で、幼い又従妹が、あんな顔をするなどと。]
……マリエッタ。
[>>145居合わせたマリエッタの言葉に、ちらりと目をやる。
彼女は、何か知っているのだろうか?
全てを問いただしたい衝動は、一瞬。]
……上空からの様子と、通信での報告を合わせた物になるが。
[>>76視覚の情報と、軽い報告とを総合して。]
コンラートが対応し、牽制程度に場を散らしたそうだ。
……が、逃げ遅れている部隊が無いか。その報告は、未だだな。一応、海精側の流れは、拠点側に向いてはいたが……。
[そう呟けば、>>146返った返事は思いもよらぬ物。]
そうか……済まない。ならば、任せよう。
但し……無茶はするな。
[邂逅の衝撃で、機動力のある自身が、という正論は脳裏からすり抜けて。心当り、の言葉に、頷き返し。護衛の兵が要るようならば、と、撤退途中の海精軍歩兵に目を向ける。]
ああ……正直この混乱の中だ、まともに動ける隊も少ないだろう。
何かあれば、通信で。……重ねて言うが、無理はするな。
[そう告げれば、動けそうな歩兵数名に援護の指示を出し。
そのまま後を任せ、皆の元へ飛んだ。
……問いたい事は山のようにあった、が。
最善を尽くそうと、翼は風を切る。
その瞳には微かに、動揺を浮かべたまま**]
投票を委任します。
暁紅の騎竜師 ラートリーは、風の紡ぎ に投票を委任しました。
― 暫くの後:通信 ―
……そうか、生きているか。
いや、無理はするな。只でさえ、連日の霧だからな……。
[>>~0>>~1拠点へ後退した、少し後。
コンラートから状況を報告されれば、そう答える。明日の天気は解らぬが、少なくとも、それまで長く続いた霧を思えば、無理を勧めるワケはなく。
何れにせよ。白の騎士に纏わる出自の話を聴くのは、どのような形であれもう数日後の事となったろうか。
ただ、報告を受けたとて、ラートリーにはその真偽を確かめるコネクションは無い。上の駆け引きを、見守る形となっただろうが。]
……状況は……。
[そうして。それまでにあった事を、手短に伝える。
彼が経った後誰かの身に何かあれば、それも、可能な範囲で*]
― 陸戦場 ―
……え?
……あ、ああ。そうだな。
前線は今、少しの戦力も惜しい。
――――……アリーセ、ありがとう。
ただ。済まないがコンラートが戻るまでは、部隊の誰かとは行動を共にしてくれ。
[>>244思わず漏れた呟きは一瞬。珍しい、というのが本音ではあるが。今は何より、戦力が貴重だった。
アリーセはコンラートが見張っている……とは言え。逆に言えば、コンラートが居る事によってアリーセはある程度、護られてもいるのだ。当人達や周囲の認識は、また、異なったかもしれないが。]
…………。
……何か、あったのか?
[ただ。
最後に、それだけ問いかけたが。思う所がある、という言葉に、それ以上問いかける事はなく。]
…………そうか。
[頷き。負傷者たちを搬送する部隊と、それにより穴の空く布陣を、他の部隊長と相談して*]
― 後退後:拠点 ―
[結局その後。自分は、残存兵を率い拠点へと引き返し、コンラートからの報告や周囲の連絡で状況の把握に努めていた。
伏兵の被害を確認しに行ったマリエッタは、その後どうなっただろう。ただ、又従妹の件は確かめられないまま、慌ただしく時間は流れ。]
…………。
………………。
[戦場で出会った二人。“弟”に、又従妹。
同軍であればまだ良かったのだろうが……再会はどちらも、最悪の形で。]
…………護らなければならない物。か。
[皮肉にも、思い出すのは>>2:453“弟”の言葉。
物を問われれば、即答する。生家と、同腹の弟。それに……祖父母。
それだけ護れるのならば、他の覚悟はできていたというのに。
――――……今になって考え出す、その想いの正体も、掴めずに。]
……どうしろと、言うんだ。
[拠点の天幕の中。独り呟いた言葉は、響きを持って。]
― 回想:戦場・散会前 ―
……まあ、少しの間ならどうにかなるだろう。
ああ、後。部隊の“誰と”居るかは、アリーセに任せる。それは安心しろ。ただ、飛んで行かねばならない折には、必然私と同行となるのだろうが……。
[>>259任された。やはりこの男も、アリーセが置かれた状況は気にしていたようだ。
封印された竜人……というのは聴かされてはいたが、そもそも自分もこの男も常に“竜”と接する身だ。部隊の一部、今の言葉に視線を逸らした面々よりは、気負いなく受け止められるのもあるのだろうが。
アリーセとコンラートの瞳を、交互に見遣った*]
/*
ぽつり。
見返りを求めず注ぐ愛は美しく、望まれる物でもあるけども。残念ながら愛の受け皿って大概、穴開いてる物なんだよね……恐らくラートリー含めて。
ちなみに。ラートリー周りに付いて、唯一「献身」って言葉を使っていいのは、ウシャスなんじゃないかなぁとか思っているなう。
あ、らとりは愛の見返り求めすぎです。特に、ウシャスに。
と、レト戦時に思ってまとめてメモに残ってたのを今更ぽつんしてみr
― 後退後:拠点・天幕 ―
いや、有難いよ。本当に助けられた。
……そうか。武器及び防具、補充が必要な物があれば、随時北の武具庫へ向かうよう伝えてくれ。補給班には、話を付けておこう。消耗品に不足はないか?
[>>288事務的な報告に頷いて。
その後、ウェルシュの件に及べば。]
……事実はありのまま、だな。
軍法会議となれば、取られる調書は我々の物だけではない。下手に庇おうとして他の目撃者の証言と食い違えば。それだけ、ウェルシュに余計な罪科が及ぶ。
特に……ウェルシュ当人が、その嘘を貫くには、難しいのではないか?
[どこか俗世離れした気配を纏う少女に、後者を思う余地はあっただろうか?
それよりは、『結果として敵将が死ななかった』方を推す方向にしてしまおう、と。その瞳を見返して*]
/*
……ロー、ごめん。
嘘吐かせる方が「甘ったれた事言いやがって」に繋げやすい気はしたんだけど、なんか、PCウェルシュがそういう嘘吐けない→話がどんどんややこしい方向に、のコンボが……こう…………!
[反応に凄く困らせてしまった気がする!]
― 後退後:拠点・天幕 ―
……、……。……ああ、善処する。
[>>305一瞬の間は、己で自由にできる財を算段した物。いっそもう、水晶翼以外の母親の形見にも手を付けてしまうか、と。大まかな帳簿は完成する。]
だろうな……そちらも、次の出撃までには全部隊へと配備される。軟膏1つ、蹄鉄1枚に及ぶまで、隠さずに申告して欲しい。
[まあ、特殊な物でなければ……と言い添える。逆に言い換えればそれは、次の出撃までには万全な状態となるよう、早急な確認を促す物でもあったのだが。]
元より、人の口に戸は立てられん。
その後命令に従う様子を見せているのであれば、まあ……情状酌量の余地も生まれるだろう。
[>>306向き不向きは、敢えて答えない。
元より彼女の参戦動機は、人探しだ。]
何より。傭兵部隊に嘘を吐かせるワケにも、いかないだろう?
一つの成果が明日の雇用を左右するのは、皆同じ事。もし虚偽の申告が露見すれば、皆共倒れだ。
……義理の無い嘘は、誰も得をしない。
綺麗事を挟む余地など、何処にある。
[ただし。参戦したからには、自隊の兵。
ウェルシュの話は、“救う”事が前提で応じていた。]
[……だから。
次に続いた言葉>>309には、緩く首を振って。]
……我々のように納得づくで参戦した者なら、それでその通りだろうが。どうやら、そればかりでも無いようでな。
我々の砦には少ないが……領主への納税の代替として徴兵で駆り出された農民や、貴族が参戦に花を添える為の水増し人員として騙して雇った市街の貧困層。そんな兵が居る事も、確かだ。
[特に、中央が酷いらしいとも言い添える。
そんな中。氷竜の鋼鍛侯は兵にも一定の練度を求め、戦功持ちの傭兵や退役兵、血気盛んで義に厚い鉱夫らを中心に雇い入れた私兵軍を編成し、各地へと派遣したらしい……とは聴いてはいた。彼もまた、そのような傭兵の1人だったのだろう。
但し。鋼鍛侯が領地・ラヴァンは、製鋼の地。鉱山という収入源に、何よりも、良質な鉄鋼が産む武具。それを持たぬ弱小領主や底辺貴族では、到底真似のできぬ事でもあったが。]
ならば。
兵個人の覚悟がどうであれ。それを見極め用いるのが、将校の役目。と、私は考える。
ウェルシュにも、衛生兵の多い部隊への転属を勧めた方が良かったのだろう。
[それは、自隊の面々が個性豊かすぎるが故に学んだ事。この戦で掴んだ物。]
ウェルシュの行為は、本人だけを責めるべき物ではない。精霊師……当人の能力故に、適正から目を背け部隊に置き続けた将校の責任と言えよう。
……この場合は、私だな。ウェルシュの件は、これらを含めた提言として、上へ持ちかける腹積もりだ。
[緩く、首を振る。前線ばかりが兵の仕事ではない。そう、続けた。]
………………。
[……しかし。
不意に、重ねた状況に。漏らした呟きは、本当にぽつりと。]
……私とて。
もう一度、出会ってしまえば。斬れるかどうか、解らない。
[思い浮かべたのは、戦場で相見えた2人の顔。]
…………本当に護りたい者など。
いつだって。
この手から、すり抜けていく。
[戦えば戦う度、護りたい物から遠ざかる気がするのは、何故だろうか。
見つめた掌。
右手を曲げ伸ばしし、広げて、じっと見つめる。
伸ばした指の合間に。
今もまだ、>>0:110あの日の蒼天と白百合とが、見える気がした*]
― 回想:数か月前・クラタエグス砦 ―
[石造りの回廊を、独り辿る。
向かう先は。先の戦で捕えた、氷竜の傭兵達の元。]
……気分はどうだ、ロー・シェン。
[捕えたが故に、気になった。最初はそんな、報告書の記述も兼ねた様子見の積もりだった。
だから。問いかけたのは、本当に、気まぐれ。]
…………今、尚。
生きる途を、考えているか?
[>>0:468別れ際のそんな言葉が気になって。
独房、とも言うべき扉の、小さな格子越し。侮辱を跳ね除けたあの目が見えないか、と、覗き込んで**]
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