情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
沈黙の水晶 ヴェルザンディ は 琥珀の風刃 ジェフロイ に投票した
……たまたま履いている時にあなた達が来たんです。
あなたたちさえいなければ、ここまでしなくて済むものですし。
[むっとした顔で言い返す。
それから少し言葉に詰まった後、鼻先で笑われて顔を上気させた]
訳が分からないのは、知ろうともしないからではないですか。
知る気もなくただ散らすだけの人に、意味を問われたくありません!
[頭と胴へと迫る銃弾。弾き損なえば致命傷になると、即座に身を伏せながら身体を捻って頭からの狙いを外した。
残る銃撃は両手を重ねてかざして結晶化した右腕で受け、着弾の衝撃は大きく振り払って逃がそうとする。
こちらからの有効打を入れるには距離を詰めたいが、そのためにはもう一度体勢を直さなければいけない状況に奥歯を噛んだ**]
― 舞踏場近辺 ―
それは…。
[忌々しげな声>>4に、視線は左足から覗く赤銅色へと向いた。
異形獣か憑依体かに襲われた結果かもしれないと想像する。
それに遭遇して可能性の先に触れた自分と、そうならなかったこの女性の差は何だろう。兄のように死ななかった意味は。
思考に気を取られたことで反応遅れて、牽制の銃撃を二歩三歩と後へ跳んで避ける。
その間にハンターの影は路地の向こうへと消えてしまった]
待ちなさい!
[疑問は頭の隅に追いやって、後から路地を走り出した。
屋根の上から攻める手は限られているし、銃を自在に扱う相手にこそ利があった。土地勘を生かそうにも、相手も迷いなく路地を抜けて行くのでは効果が低い]
この辺りのことを知ってる?
距離の縮め難い場所はこっちが不利。
[あのまま進んで、銀の繭の中心だろう場所に向かう一番広い通りはどこになるか。
逆から考えて、追いかけていた足音がするのとは別の路地に踏み込んだ。完全な先回りは厳しいかもしれないが、ショートカットできそうな道を選んで駆ける]
……。
[6年前は動けなかった建物の脇を、きつい表情で駆け抜けて繭の中へと入った]
[繭の内に漂う銀の光、迷ってもそれを消されたくないと思う気持ちは強い。
励まされるように速度を上げて、赤銅の射手に迫ろうと駆け続けた*]
沈黙の水晶 ヴェルザンディは、赤銅の射手 ガートルード を投票先に選びました。
[入ってすぐ、クレステッドが誰かと至近距離にいるのが見えた。
求めていたハンターと出会えたらしい。その位置からはそれだけしか確認できなかったが]
なら、躊躇うことは何もない。
[声に出して闘志を高め、速度を上げる。
そして懐かしい場所で>>*6相手の姿を捉えた]
何度も同じには喰らわない!
[小さくない瓦礫を蹴り上げ、胴狙いの銃に向けて投げつけた。
流石に直撃までを期待してはいないが、一時的な遮蔽でいい。
頭狙いのものは結晶化した左腕で庇いながら、距離を詰めるために飛び込んでゆく]
[今までで一番距離が縮まれば、驚きの表情が浮かんだ]
似てる…?
[顔を庇っていた左手の爪を伸ばし、相手の顔に向けながら呟く]
[勢いをつけきれず払われたものの、結晶化した爪は鋭く硬い。
刻んだ筋の深さはどれだけのものだっただろうか。けれどそれより続けられた言葉に意識が向いてしまった]
私もいない。
そういう話じゃない。
[心が冷えてゆく。外に出せなかった悲しみが蘇ってくる]
そう、その声。その立ち方。
二カ所を同時に狙う戦い方。
あの時のハンター。
お兄ちゃんを殺した。
ジェフィさんを連れて行った。
[古傷を掻きむしられたように表情が歪む]
また、あなたが奪うの?
モノのように言わないで!
次なる可能性のための礎となったのよ。
[最初は受け入れられなかった。
自分がなってからはそうとでも思わなければ耐えられなかった。
なのに、相手は愚かしいと嗤う]
酷い…
それで恨む、とは言ってないわ。
またかと思ったら、苦しくなっただけ。
[ぐっと喉の奥に何かを詰まらせた]
お兄ちゃんはああなってしまったから仕方がない。
ジェフィさんも助けてはくれた。
[そのくらいの理性は残っている。けれど感謝は出来ない]
尊い犠牲だなんて、あなたは思ってもいないでしょう。
軽々しく言うのは許せない。
知らないのに、知ったように言う。
そんな人のこと、私だって知らない!
[否定する。理解して欲しいと思うことを放棄した。
闘争本能のような何かに身を任せる。
遠距離戦闘に慣れない者は銃で狙われ続けると辛い。
どうにか目をくらませようと、握った拳をプリズム化して差し込む光を顔に向け反射させた*]
[このままでは戦えない。
戦えないと、現在の自分を支えてくれるものが守れない。
理性を完全に失わないためにも、心を閉ざして]
[顔が顰められ、生まれた隙に地面を蹴る。
獣のように突進する勢いを乗せて、握った右拳を前に出した]
……。
[融合体となり上がっている膂力で腹を狙う**]
[捻られた身体に流されて、拳は目標を捉えきれなかった。
それでも多少の手応えを感じて、相手の顔を見上げる。
右の銃口は狙い甘く、一歩前に踏み出すだけで十分避けられた。
振り下ろされてくる左腕も赤銅色は覗かせておらず、首への直撃さえ避ければと身体を前へのめらせたのだが]
あぅっ!
[予想以上の硬さと衝撃が右肩から背中へと奔り、苦鳴と空気が喉をついた]
[吐き出してしまった息を鋭く吸い込む。
相手も体勢を整える必要があると横目で確認しながら]
誰が。
[前に倒れる勢いで突かれた両手と左足の三点で安定を取った。
振り下ろされた左腕の付け根、肩の辺りを狙って硬化した右足を蹴り上げる*]
[確かな重量を感じながら、壁に向かって右足を振り切る。
今度は息つく暇もなく撃鉄の起こる音が届いて、先程から何度も狙われている腹、特に足を蹴りだした後で相手に向いている右脇腹を硬化させる。跳弾し跳ね返った弾は、壁に叩きつけられた射手の間近でもう一度硬質な音を立てた]
つぅ。
[右腕狙いの銃弾は、スカートの目くらましに精度を欠いたものか、直撃コースからは僅かに外れ、身を起こすために地面から離れかけていた上腕部を掠める。
じわりと滲んだ血の色はどこか薄く、儚い色をしていた]
[痛みを堪えて身体を起こし振り返れば、壁に寄りかかるような射手が顔を上げたところだった]
ハッ。
[銃を構え切られる前に指先から折り取った爪を五本、投げつけながら地面を蹴る。
銃撃は今度はどこを狙ってくるのか。硬化でしのがずとも出来るだけ動いて避けられるように全身を緊張させながら距離を詰めようと迫った]
[連続音と共に撃ち落とされる爪。
左の銃はそれに使われ、右の銃はこちらの左腕に向いていた。
避けるために右へとステップを切る]
何を?
[相手の重心が動いたのを見るが、次の予測がつかず。
予定のまま、残った距離を縮めようと左足を蹴って飛びかかった。相手の顔、目を狙うつもりで、右人差し指と中指の爪を伸ばし、突き込む為に構える]
[突き出す前に痛みが走った。
先程の一撃を喰らっていたことで筋に負担が掛かっていたか]
クッ。
[顔から狙いが外れそうになる。
横へと薙ぐ動きに変えて、左頬へと向かっていた爪を横に振るった*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新