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……!
[ふよふよする存在に気付いて手を伸ばすより早く、
ぶおんという風を切る音を立ててアルマースが動く。
直後、ふよふよではなくふらふらな欠片がツィスカの目の前を横切っていった。
それはもう簡単に捕まえることができた。
何やら自己主張激しくアルマースが鳴いている]
よーしお手柄だぞー、お前が一番偉い!
とりあえずひとまず降りるぞー。
[ぽふりと相棒の体表を撫でてから、言葉通りいったん地上へと降りていく]
[目を留めたのは大きめの欠片であった。
何かに姿を変えて迎撃してくれば捕獲のチャンスもあるかと思ったが、
あっさりと降下する氷の竜から離れて行ってしまう]
……またの機会かー?
[のんびり呟きつつ、かつての教官の姿を見かければ、
小さな真珠色の立方体を掴んだままの手をぶんぶんと振った。>>71]
メルヒオル教官殿!
ちょっくらアルマースと飛んでここの奥の方を目指してみようかと思うのですが、
どうせなら他の人も運んでいくのが良いかと思いまして。
教官殿におかれましては今後のご予定はいかがでしょうか?
[頑張ればふたりくらいは載せられそうなんだがなーと思いつつ彼のいでたちを見やる。
精霊術を用いて動きやすくしているのは見たとはいえ、
その状態だと山登りは大変だろう。
氷の道でも滑らない厚めの靴でも大変だったのは過去に経験済である]
[ちなみに修練生時代のツィスカはというと、
当初彼のことを女の人だとばっちり勘違いしていた。
事実が分かった時は、紛らわしいと逆ギレはせず、
「こういうお方もいるのですね……」とむしろ感心していた、というのは、
今となっては懐かしい話である*]
/*
騎竜師をやるからには 人を載せてとぶという実績を解除したい…
次いつできるか分かんねーというのもあるしな
おー、奥に行こうと思ってたのですか!
ならばちょうど良かったですねえ。
[先に奥へと向かった女性に何やら用事があるらしい、とは、ツィスカの知るところではないが。
嬉しそうにガッツポーズしていると、掴んだままの立方体を入れてくるよう促される]
了解ですっ!
アルマースは待機させておきますので、先に乗るなりなんなりとどうぞ!
[びしっと折り目正しい返事をしてから、改めて真珠色を離しに淵のほとりへと向かっていく]
そういえば教官殿は騎竜に同乗するのはよくやられていると思いますが一応。
風がお邪魔でしたら守りを用意はできますがっ。
[氷をあやつる竜たるアルマースは、飛んでる最中に自分の周りに氷の膜を張ることもできる。
これには騎竜師や同乗者の周りの温度が若干下がる効果もつくので、
事前の説明は必須だが。
相手が勝手知ったる教官殿ということでざっくり省いている部分はある。
その辺りどうなるかの話がまとまれば、いざ、
メルヒオルを騎竜の背に載せて飛ぶかたちになるだろうか**]
/*
若干は若干だよ(しろめ)
メルヒオルチップって男装女子も可能じゃね?という電波を受けた
思えば他のキャラセットのメルヒオルもオネエがいたり男装女子がいたりしていた
―― 風龍峡・翡翠ヶ淵>>108>>109 ――
教官殿〜、若干お待たせいたしましたー。
アルマースもちょっと待たせたなっ。
[さて、小さな欠片を淵に放ってから戻ってきてみれば、
アルマースはきりっとした表情でツィスカを待っていた。
やはり張り切っているのだろうか。
自らの提案を了承されれば、一瞬緊張の面持ちを見せつつ、宣言をする]
よ、よし……お任せください!
[氷の膜といっても、厚さは明かり取りの窓に使われるガラスくらいの厚さしかない。
膜を打ち破って攻撃をすることは一応可能だが(その後修復する)、
そうするくらいなら普段なら逃げの体勢に入る。
今回も……白いひらひらを捕まえる大事な役目はあるとはいえ目的地まで一直線と相成るだろう]
いつも乗ってる子、
……ああ、アヴァンサル教官殿のカルモのことですよねっ。
[覚えているぞ! と言わんばかりに片手をぐっと握りしめる]
わたし、旅の話を聞くのは好きでしたねえ。
……守り手の家に生まれたからには、
卒業したらあんまり自由もないなって言うのは分かってまして。
修行の旅も、さんざんごり押した結果実現いたしまして。
……それじゃあ行きますよっ!
[しみじみするのは後でもできるからね。
アルマースが翼を羽ばたかせるとともに力強く地面を蹴れば、
ふわり、と、おなじみの浮遊感とともに空へと舞いあがった。
展開された氷の膜が、陽光を浴びて宝石のごとくきらめいている]
とりあえず天龍滝まででよろしいですか?
[目的地を訊きつつ、
上空より風龍峡の象徴たるランドマークが見えるまで相棒の手綱を握っている*]
―― 空の旅 ――
[そういえばアヴァンサル教官殿は一緒に巻き込まれてはないのかー、
ということを今さらながら思ったりはした。>>166
懐かしさに駆られたからだ。
不思議な現象だから、法則性も何もあったものではないのかもしれないが]
そうですねえ、のびのびできるのも今くらいのものでしょうから。
とりあえずこの状況も有意義なものにできるよう、頑張りますよー!
[針路は天龍滝へ。>>167
若干ひやりとした空気に包まれながら、二人と一匹は空を往く]
[道中、メルヒオルが普通サイズのひらひらを捕まえるのに失敗すれば、うーん、と腕を組む>>169>>170]
わあ、……教官殿の力で捕獲していただければ、
わたしも少々楽ができるとは思ったのですが、
やはりそう甘くはありませんね……。
[精霊術は細やかな操作に長けているなあ、とは、騎竜師学校にいた頃から思っていたことである。
己にはとても真似ができない]
[それこそ羽虫でも叩き落すみたいな小気味よい音で叩かれたひらひらを、
改めてがっちりつかみ直すアルマース。
ちなみに氷の膜は騎乗者の周りをいい感じに覆っているので、
氷の竜の腕は問題なくぶん回せるのである]
……単純に物理の勝利か? これは。
[首を傾げる頃には、天龍滝の風景も徐々に近付いていった。
アルマースが捕まえたひらひらは到着したら滝壺に放り込むとしよう]
いやあ、いつ見てもいい景色なことよ。
[確かにツィスカは風龍峡には修行に来たことがあるが。
かつてこの地で何かが起こった時ではないので、単純に平和な光景しか知らないのだった]
誰かいる……といっても、大半翡翠ヶ淵で見かけた方々ですが。
[地上の人々にたんまり降りかからない位置を見極めて着地態勢に入りつつ、氷の膜を解除する。
風よけ代わりのそれは微細な氷の欠片となって舞い落ちる。
あるいは地上からもその様子は見えたかもしれず*]
―― 空の旅 ――
任せてくださいよ!
……問題があるとすれば、いずれ学校に遊びに行った時にアイリ後輩に会ったら、
ちょっと紛らわしい気分になっちゃうかもしれないことくらいなものですよ!
「あれ〜? でっかくなってないぞ〜?」みたいな。
[どうやらナハティガルの方にも戻るつもりはあるらしい。>>189
果たしていつになるやら、といった風情だが]
どうでしょう。教官殿の推測が正しければ、
流石のアルマースでも捕まえられないと思いますし。
[相棒の素早さは普通という認識だし、小回りが利くタイプでもない。>>190
結局メルヒオルとともに、首を限界まで傾げることになったが、]
まあそれはそれはとしてえらいぞアルマース!
ひらひらを滝に落とすのはよろしくな!
[その声にアルマースは得意げにひと鳴きするのであった]
なんやかんやと。また賑やかになりそうだな〜。
[そう呟きつつ。
手を振る姿>>195があればぶんぶんと陽気に振り返した。
氷の膜の冷気の残滓と、風龍峡の空気が混じり合って涼しげな風が吹く。
口笛のひとつも吹きたいところだ。
氷の竜が地面に降り立てば、その際の振動がおさまるのを待ってから、
おとなしくしていた様子のメルヒオルへ振り返る]
よーし、到着ですよ教官殿!
[二人ともが氷の竜の背から降りれば、
空で告げた手筈通りアルマースは欠片を持って滝壺の方へ向かった**]
―― 天龍滝 ――
おっ、アイリ後輩にココン!
わたし達も来たぞ〜!
[地面に降り立って早々アイリに手を振り返した。>>201
おもむろに辺りを見回すが、此処にもひらひらは漂っていたりするのだろうか]
[慌てて手を伸ばすが、するりと逃げられてしまった。
大きな欠片の方など、お菓子騒動の時に見かけた不思議な魔法生物と似ていて、
不覚にもちょっとかわいいと思ってしまったのだが]
ぬう。
[他の面々のひらひら集め進捗は気になるが。
それはそれとしてアイリの方も一仕事するらしい。
ココンの背に他の来訪者を載せて、崖の上を目指すんだとか]
……おー。
[空を舞うココンの姿をじっくりと見るのはここに来てから初めてだ。
改めて、いつかの未来にはでっかくなるんだなあという実感が湧く]
…………虎?
[動きやすそうな姿に変じた来訪者の一人>>187にはまじまじと見つめる目差しを送りはした。
人の血のみならず妖の血も連綿と繋がっていく。ここはそういう地だと知っているが]
おおお、なんというかっこよさ……!!
[すぐにキラキラした眼差しへと変わっていく。
こういうのを見るとなにかをつくりたい意欲が掻き立てられていく。
ここにはいないシメオン後輩もわかってくれるだろうが**]
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