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―ヴィクトリアに声をかける前―
スノウ、スノウ! ……来てくれるかい?
[白い猫を呼び出し、姿が現れたなら]
キー・ロックシステムと、監視モニターが、
おそらくハッキングの影響で止まっていること(>>#1)を、
他の人達にも、伝えて注意を促してくれないかな?
そのついでに、俺にくれたように、
残留者の名簿を、まだ持っていない人がいればあげてくれるかな?
[白い猫を呼び出して、少し話をした後、そう頼んでみた。
おそらく、白い猫はあちこちにいる人に伝えてくれるだろう。
不要な人や、スノウに会いたくなかった人には、
伝わらないかもしれないが。]
[握りしめた手を、
ロウが柔らの手だと思ってくれているとは、
気づけないままだったけれど。
“わたし”の目に映る、
華奢な両手は――…真っ赤な血に濡れている。
この手で殺した兄と、私の犠牲にした奴隷の。
愛していたのに、殺された。
愛していたからこそ、この手で殺したいと願った。
理由が何になる?
どんなに守りたいと願っても、死によってしか守れなかったのに。
私の手は、もう人殺しの手なのに。
拭っても拭い去れない赤い血の名残香と、
焼けつくような罪悪と喪失の激しい痛みは、
きっと一生、消えることなどない。
ロウの知る、無邪気に笑っていられた少女は、もういない。]
え? 奴隷って…?
わた…いえ、俺の奴隷は……
[一瞬、驚きのあまり今の自分が、
一警備員の身であることを忘れそうになる。
自分の奴隷はもういない、といいかけて。
辛うじて思い留まり。]
ええと……何を勘違いされているかわかりませんが、
俺は普通の警備員ですよ。
とりあえず、何が何だか…。
大丈夫だから、顔を上げてください。
貴女の名前は?
どういうことか、説明をお願いできますか?
[地べたに座り震えながら頭を下げる仕草や、
どこかもの慣れない、怯え頼りなげな気配は。
たしかに、自分の知る故郷の奴隷たちを思わせたけれど…。
まさか、
母親が無理やり送り込んだのかもしれないとは、知る由もなく。
彼女の傍に片膝をついて、少しでも怯えをやわらげようと微笑む。
触れ得るなら、大丈夫というように、そっと震える肩を撫でよう。*]
―ヴィクトリアに声をかける前―
[白い猫に、名簿と
キー・ロックやモニターの伝言を頼んだ後>>240。
消えかける白い猫を、慌てて、はしっ!と掴まえた。]
―――…ま、まって、スノウ!
ひとつ、聞きたいことがあるの。
[白い猫をそっと抱き上げる。
ル・ウルタールと留学先である地球の往復で、
何度かこの船を利用してきた時には。
白い猫や愛らしい兎に、
こっそり秘密の話を聞いて貰うのが、数少ない心の慰めだった。
すっかり友達のような感覚を持つようになり、
これまでの乗船時と同じように、彼らといる時は、
口調も声も、素の“わたし”――…「サーラ」のもの。]
[『秘密』を守ってくれるという意味では、
人間よりも、よほど信じられる存在だから。
今回の身代わりの護衛計画も、
白い猫はきっと知っているだろう。]
数年前に、
この船で起こった事件のことなのだけど…
ロー・シェンという人の、お兄さんのことよ。
[この船は兄が死んだ場所だとローに聴いた時>>0:192、
ショックに瞳を見開きつつも、話が中断し、
尋ね返すこともできないままだった。
故郷から地球に留学するためにこの船に最初に乗った時.
年の離れた弟を殺そうとして、その兄が死んだ、
という噂話だったかニュースだったかを、
耳にしたことがあったような気がする。>>0:82。]
……仕事に疲れたというだけの理由だったり、
保険金目当てで、弟を殺そうとするようなお兄さんだったら
あんな風に、心から大切そうに語れるものかしら?
想い出に微笑めるものかしら…。
[“わたし”だって、自分を殺した兄の事を、
今でも愛情と…永遠に消えないだろう痛みと共に語れるのは、
兄が“わたし”を、愛してくれていたことを知っているから。
殺したのが、兄の心や意思からではなく、
脳内の寄生生物のせいだと、分かっているから。
そうでなかったなら……あんな風にローに、
大切だと、話せはしなかっただろう。]
…そういえば。
スノウには、話したことがあったような気がするわね。
ル・ウルタールの遺跡で会った男の子の話。
お別れの時に、この鏃をくれたのよって。
あれね、ローのことなのよ。
やっと――… 再会、できたの。
[嬉しいというより、切なさと苦しさの入り混じったような表情で、
ペンダントに加工したお守り代わりの2つ鏃を、
服の上から、ぎゅっと握りしめる。]
[手袋をしていない右手を引いてくれた彼の、
大きく男の人らしい手の、 ぬくもりの残る掌に唇を寄せて。
そっと、小さなくちづけを落として、希う。]
ロウ、どうか――…。
[ル・ウルタールに伝わる、大切な人の無事を願うおまじない。
どうか、貴方が人狼でも危険種でもありませんように。
無事に生きのびてくれますように、と。]
[願いながらも、“また”大切な人を失うかもしれない恐怖に、
胸の奥の深いところが鋭い爪で抉られたように痛んで、
微かに指先が震える。
兄のように、ロウを失いたくなかった。
疑いよりも、その恐怖の方が勝ってしまった。
それが自分の弱さからくる、愚かしさだと分かってはいても。
たとえそれで、また命をおとすかもしれなくとも。
“わたし”へのローの抱える相反する二つ心>>1:79や、
震えるほどの血色の興奮>>1:279には、気づける由もないまま。
誰よりも疑いたくない人への、
胸の奥を過った微かな疑念>>1:201や不安>>1:195は、
いつか開かなくてはならないかもしれずとも、
今は――…心の奥底の箱に閉じ込める。]
[握りしめた手を、
ロウが柔らの手だと思ってくれているとは、
気づけないままだったけれど。
“わたし”の目に映る、
華奢な両手は――…真っ赤な血に濡れている。
この手で殺した兄と、私の犠牲にした奴隷の。
愛していたのに、殺された。
愛していたからこそ、この手で殺したいと願った。
理由が何になる?
どんなに守りたいと願っても、死によってしか守れなかったのに。
私の手は、もう人殺しの手なのに。
拭っても拭い去れない赤い血の名残香と、
焼けつくような罪悪と喪失の激しい痛みは、
きっと一生、消えることなどない。]
警備部 カレルは、業務部 マリエッタ を投票先に選びました。
えーと、今、アリシアさんと会っているらしくて、
少し、お待ちいただくことになるかもしれませんね。
一応、ラヴィから、アレクシスさんに、
ソマリさんのことと、
待ち合わせ場所と時間を伝えてもらいましょうか。
[ソマリに、アレクシスとの
待ち合わせ場所と時間を伝え、通信を終えた。
可愛らしい茶色の兎が、キューピットならぬ
恋のラビットとなっているのかもしれないとは、
知る由もなかったが。
ラヴィは、アレクシスに、ソマリとの待ち合わせ場所を時間を
伝えてくれるだろうと思う。*]
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アデルさんメモ
俺を食べるなら、まずお腹を空かせないとね?
(襲撃の時考えてたバトルロルに付き合ってください…)
wwww
道理で、一人ドロイドバトルなさっていたわけにゃね。
/*
霧まで発生するとはw
なんだかんだで、アデルさんもローさんも
たのしんでいらっしゃりそうだから、よかった…(ほっ
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