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うっかり忘れそうなので、寝る前に遭遇率を振りましょう、そうしましょう……!
とや! 5(10x1)
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更新前のランダムでは、どう考えてもラ神に深く深く愛されていましたが、さて今度の結果はどうでしょうね!
9(10x1)/3
1(10x1)/3
2(10x1)/3
6(10x1)/3
9(10x1)/3
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3回、ですか。
割と無難な結果が出ましたね……(リアクションに困る顔)
と、独り言にネタを仕込んでいないで早く眠ってきましょう……。
――住宅街・北通り――
[チェーンソーの魔女がアヴェを討ち取った直後、ふわりという奇妙な浮遊感が襲い掛かってくる。
まだジェムでの魔力の回復を済ませていなかったセルウィンは、不意打ちのそれに思わず蹈鞴を踏んだ]
っ、いったい何です、か……。
[足元から視線を移し、顔を上げると、目の前に広がるのは先ほどまでとは一変した景色。
見覚えのある懐かしい、けれど少し記憶の中のそれとは様子の変わった住宅街に、思わず目を瞬かせる]
『“あう゛ぇ”が倒され、活動できる場所が変わったのじゃ。
ついでに、ふぃーるどの属性も変わっておる』
[“蛇”の言葉に僅かに遅れて、太陽が重たい雨雲に遮られたかのように、ふっと一帯が薄暗くなった。
それだけではなく、微妙に視界が霞みがかって見えるのは、漂う濁った色の霧の所為か]
……わざわざ場所移動まで受け持って下さるとは、ずいぶん優しい試験ですね。
[勝手に移動させられた事への意趣返しのよう皮肉って、口元に手をあてる。
けほ、と小さい咳が出て、眉間に皺を寄せた]
『そうじゃろう、実に優しい試験じゃろう。
今、この一帯は毒の瘴気の坩堝じゃぞ。
お主が持つのは水の属性じゃ、土のふぃーるどとは相性が悪い。
更に言えば、もしも今ここで変身が解ければ無事ではすむまい。
さっさと魔力を回復させるべきじゃな』
[毒、と聞いて、咳の理由に納得する。
先ほどの少女からもらった分と、最初に亡者を倒した分。
計三個の透明ジェムを自身のそれに当て、枯渇した魔力を補った]
万全とは言い難いですが、とりあえずこれで何とかしましょう。
[体を支配する倦怠感が少し和らげば、状況を確認する余裕も生じる。
ここは住宅街の北通り、今はもう既に取り壊されてしまった、夜霧 静寂の自宅の近所だ。
もし全員がこの一帯に強制移動させられたというのなら、付近に他の魔女がいるかもしれない。
運が良ければ、誰かと合流する事もできるだろう。
そう考えて、セルウィンは辺りに視線を配りながらゆっくりと歩き出す]
『そうじゃ、せるうぃん。
第二の試練の内容なのじゃが』
[おもむろに、“蛇”がそんな事を切り出したのは、少し進んだ後だった]
『今度の試練は、“生き残る事”が合格の条件じゃ。
試験を終了させるためには、人狼を全滅させるか、見習い魔女の数が人狼以下にまで減るかせねばならぬ』
[妙に不吉な合格条件より、“人狼”という単語の方が耳に付いた。
思わず足を止め、首回りにゆるく巻きつく蛇を見遣る]
『人狼の数は3人。
“あう゛ぇ”退治の前に、妾が危険な魔女の声について忠告したであろう』
[その危険な魔女達こそが“人狼”だというのか。
金色の瞳を驚きに瞠って、セルウィンは今度こそ言葉を失った]
[“蛇”の衝撃の言葉から立ち直ったのは、少し後の事である]
……あの、知らなかったのですが。
『そうじゃな』
貴女、危険な魔女としか説明しませんでしたよね?
『まさかお主が連中と喋ってしまうとは思わなんだ』
[立て続けの追及を、蛇はしれっと受け流した。
微妙に声が固いのは、多分彼女にもセルウィンが“赤い声”を共有した者達が何なのか、言わずにいた負い目があるからだろう。
自滅したのはセルウィンである。
だがしかし、“蛇”は“蛇”で、セルウィンに正しい忠告をする事を怠った。
契約者と見習い魔女は、双方仲良く押し黙って、沈黙を共有する]
[――と、不意に遠方で響き渡るのは爆発音。
位置的には、弓道場の方だろうか。
ヴァイオリンを構え、咄嗟にそちらを振り向いた]
まぁ、いいです。
彼らが何であれ、私は私の利を求めて動くだけですから。
[これは“蛇”を追及している場合ではない、とセルウィンは意識を切り替える。
何が起きたのかは知らないが、事態が動きそうならば把握しておくに越したことはない。
……けれど、音のした方へ向かおうとする足を引き留めるように、毒の霧が目の前で濃度を増した。
視界を遮るようにふわふわと浮き上がる霧の塊は、全部で4(10x1)個。
嫌な予感を裏付けるよう、それぞれの霧の真ん中に一対の目が開く]
……邪魔されるのは、あまり愉快な気分ではありませんね。
[魔力が不十分な状態で、4体を一気に相手するのは避けたい。
形状が霧のあのディアボロス相手に、物理攻撃が通用するとは考えにくい。
とはいえ、セルウィンの魔法は発動中に無防備になる以上、単独で行動しているときに行使するのにはためらいがある。
じり、と後退しながら横目に見遣るのは、この村には珍しい洋風の住宅だ。
少なくとも、毒霧のディアボロスは機敏そうには見えない。
このままだだっぴろい道の真ん中で応戦するよりかは、障害物の多い建物の敷地の方が多少なりとも有利なのではないだろうか。
判断を下すと、セルウィンは鉄柵を飛び越えて庭の中に侵入した。
白薔薇の咲く、表札に“来島”と書かれたそこ>>70は、記憶が正しければいくつか年上の先輩の家だったはずである。
まさか、当の本人を勇者と呼ばわっていたとも知らず、ヴァイオリンの弓を握りしめた]
さぁ、僕と楽しく遊びましょうか!
[声を張り、毒霧のディアボロス達と対峙する。
その声は、家の住人に届いたろうか――?]
貴方たち、ずいぶんと楽しそうですね……。
[聞こえてきた“赤い声”が状況にそぐわないほのぼの加減だったので、思わず横から突っ込んだ。
これが人狼か、と思うと微妙に頭が痛いのは、セルウィンが神経質なのだろうか]
人狼だと知れたら大変なのは貴方たちでしょう、コンラート、カルパス。
もう少し気を引き締めた方がいいのでは?
[わざとカルパス言った。
嫌味だか忠告だかわからない言葉を最後に、言い逃げよろしく、ぶつんと“声”を断ち切るのである*]
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出現位置が被らないようにログを一巡したつもりが、思いっきりユーリエさんと被ってt(口から魂)
全力でミスったせいで機を逃した気がしますが、ユーリエさんとはちょっと合流したいんですよねぇ……!
こ、虎視眈々と機会を狙おう。虎視眈々……ッ。
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カルパスの単位がカルパス、だと……ッ!?>>*11
1カルパス2カルパス……。
駄目だ、こんなこと言ってるうちに、カスパルさんなのかカルパスさんなのか頭の中がこんがらかってきた……!(
駆け出しヴァイオリニスト セルウィンは、鎧袖一触 ローレル を投票先に選びました。
[挑発が通じたかのように、ふわりふわりと漂っていた毒霧のディアボロス達が四散した。
真正面から迫る一体へ向け、セルウィンはヴァイオリンの弓を振り下ろす。
ひゅん、と鋭く空を切って迫った弓は、けれどやはり致命傷を与えることはできなさそうだ。
薙ぎ払われて一度は拡散したものの、毒霧のディアボロスはすぐさままた濃度を高め、元の状態へと戻る]
――っ、厄介ですね。
[真横から、セルウィンの身体を取り込もうと膨らんだ二体目の攻撃を、タンと地面を蹴って回避。
だがしかし、飛び退った先の後方には、三体目の毒霧のディアボロスが待ち構えていた]
しまッ、
[ぶわっと広がる濃度の高い毒霧の中にもろに飛び込んでしまい、セルウィンは咄嗟に口元を押さえる。
毒を吸い込む前に退避しなければ、と思ったのに、まるで水の中にいるように体が重たくなって、緩慢にしか動けない。
これは拙い、と冷や汗が頬を伝う。
――瞬間、聞こえてきたのは美しい歌声>>112]
[絡み付くような感覚が消え、自由を取り戻したセルウィンは慌ててその場から飛び退いた。
油断なくヴァイオリンの弓を構えつつ、横目で振り返ったその先には、何故だろう、先ほどの勇者が……!>>108]
――貴方は、アヴェにやられていた勇者!!
[相変わらず気持ちよく誤解したまま、彼の助力に安堵する。
改めて向き直れば、先ほどセルウィンを取り込んだ毒の霧は、濃度を保てず霧散してジェムへと変わる所だった。
やはり、有効なのは魔法の方か。
セルウィンもまた魔法を行使しようとヴァイオリンを構え、弓を振り上げる]
[しかし、セルウィンがヴァイオリンの音色を響かせるより早く、残る三体も粘り強い勇者の魔法によってジェムへと変わった>>117
さすが勇者、アヴェを前にして自らの身を犠牲にするだけの愛と勇気に満ち溢れた魔女である。
今にもヴァイオリンを弾きそうなポーズで固まったまま、私の見せ場、とセルウィンは項垂れた。
一刻も早くアヴェ云々の間抜けな印象を払拭したいのに、どんどんそういうキャラとして定着しつつある事実が恐ろしい……!]
『せるうぃん、無駄じゃ。流れに身を任せよ。さすればおのずと道は開かれるであろう……』
何の道ですか!
貴女それ、重々しい事を言ってみたかっただけでしょう……!?
[流されてなるものかと声を荒げて抗議してから、ここが勇者の御前であることを思い出し、セルウィンははたと目を瞠る。
すみませんお見苦しい所をお見せしました、と勇者へ謝罪してから咳払いした]
何はともあれ、おかげで助かりました。
貴方は大丈夫ですか?
[彼が加勢してくれたおかげで、セルウィンはほとんど怪我らしい怪我もせず、魔力の消費も抑えられた。
しかし、逆に彼の方は不調そうに見える。
気遣うように歩み寄りながら、思案するのは今後の事だ。
人狼を倒すか、見習い魔女の数を減らすか。
セルウィンが願いを叶えるための力を得るには、どちらかを選ばねばならないだろう。
今後、彼と争う可能性だって十分にある。
警戒心を抱かれないように振る舞いながら、彼の魔女としての実力を見極めた方が良い。
地面の上に落ちたジェムを回収し、どうぞと彼へ差し出した。
取りあえず、当面は友好的に接しておくに越したことはない。
――なにしろ、彼は勇者なのだから]
[……けれど、至近距離で見た彼の顔に奇妙な既視感を感じて、セルウィンは目を瞬かせた。
そういえば、この家は何度か言葉を交わした事のある、ご近所さんの先輩の家だ。
他愛無い世間話をしたり、まだ音楽への熱意に満ち溢れていたころの静寂がヴァイオリンへの志を語ったりした事がある先輩である。
長い銀髪に聖職者風の魔女衣装。
変身しているため、パッと見の印象は別人のようだ。
……でも、その面差しは確かに、記憶の中のそれに重なる]
……あッ。
[まじまじと彼を凝視してから、ようやっと彼が誰なのか把握した。
この家から出てくるわけである、何しろここの住人なのだから]
[気付くや否や、パッと顔を背けたのは、自らの身バレを防ぎたかったゆえである。
中学生ほどに若返って髪や目の色が変わったとはいえ、容姿はやはり夜霧 静寂のもの。
素性が割れないとは限らない。
万が一素性が割れたら、幼くなってる的な意味でもセルウィンの方がより恥ずかしい。
それに、下手をするとシェイ達への年齢詐称がバレたり、触れられたくないヴァイオリンの話題に触れたりしそうで、色々と不都合が多い。
なるべく視線を合わせないようにしよう、と冷や汗交じりに視線を背けた先で、ひらりと鱗粉を撒き散らして蝶が踊った]
――ディアボロス!!
[影のような暗色のそれは、全部で5(10x1)匹。
ヴァイオリンの弓を構えて、セルウィンは蝶達の方へ向き直った**]
[ひらりと舞い遊ぶように漂う黒い蝶達は、傍目にはさして危険そうな存在には見えない。
けれど、相手はディアボロスだ。
たかが蝶だから、と侮ると痛い目を見るだろう。
様子を窺おうと背後に視線を流せば、勇者――もとい先輩の前に二匹の蜂のディアボロス]
――どうやら、挟み撃ちのようですね。
[彼と背中合わせでディアボロスと対峙して、低く警戒に満ちた声を押し出した。
後ろの蜂は、現時点では彼に任せるしかあるまい。
代わりにセルウィンは、前方の蝶達を引き受ける]
[そんな覚悟を固めた直後、蝶達が一斉にこちらへと迫り来る。
牽制のつもりで振り払った弓は、ひらひらと自在に宙を舞う蝶達を掠めもしない]
――ッ。
[セルウィンの攻撃が当たらないのと対照的に、一匹の蝶が頬を掠め飛んできだ。
その瞬間、剃刀で切られたかのように頬に一筋の傷ができる]
これは、厄介です、ねッ!!
[傷の程度が浅いとはいえ、繰り返し切り刻まれるのはご勘弁願いたい所だ。
蝶達を撃墜すべく、セルウィンはヴァイオリンの弓で蝶を追う。
しかし、相手が蝶だけあって的が小さく、何度弓を振るってもひらりひらりと逃げられるばかり。
引き換え、セルウィンの方は蝶達の連撃で細かな切り傷を増やしている]
こういう面倒な相手を一網打尽にできる魔法が欲しかったですよ……!
[嘆きながらも幾度かやみくもな追撃を繰り返している内に、運よく一匹を切り払う事に成功した。
仲間が倒された事に警戒したのか、セルウィンを取り巻いていた蝶達は一度距離を置くよう場を離れる]
『なら、そうしてしまえば良かろう』
[いかにも他人事な“蛇”の言葉に、できたら苦労してませんとセルウィンは眉を吊り上げた。
何か言い返してやろうとして、ふと頭の中で閃いた案に目を瞬く。
少し遅れて、ヴァイオリンを構えた。
魔法を発動させるために、ヴァイオリンを歌わせる]
操り人形の
[軽やかに弾んだ音色に誘われて、水が集って人形を形作った。
今度のマリオネットは、虫取り網を持った少年。
旋律に合わせて楽しげに駆けだすと、黒い蝶達目掛けて網を振るう。
庭で蝶を追いかける少年というのは、一見非常にのどかな光景である。
けれど、子供とは無邪気であるのと同時に残酷さも持ち合わせているもの。
たちまち4匹の蝶を捕えてしまった少年は、網から蝶を取り出しては、次々と翅を毟ってゆく。
最後の蝶の翅を毟り終え、ジェムに変えた直後に、少年自身もまた形を崩して地面を濡らした。
残った魔力ギリギリで片付けられた事に安堵しつつ、セルウィンはヴァイオリンを下ろして背後を振り返る]
ご無事ですか?
[必要とあらば彼を手伝おうと、彼の様子を窺うのである*]
[セルウィンが「ご無事ですか」と声を掛けたのと、シグルドの「お疲れ様」はほぼ同時。
けれど、タイミングの被りに目を丸くしたのは束の間の事だ。
シグルドは、セルウィン自身が倒した蝶の分だけじゃなく、彼が倒した蜂の分までジェムを握らせてきた。
確かに切り傷は血が流れる分、見た目派手に負傷しているように見えるけれど、と驚きを通り越して、半ば困惑気味に彼を見上げる]
あの、いいのですか?
そんなにひどい怪我ではありませんよ。
[魔力不足がそろそろ深刻になりつつあるのは事実だけれど、彼の方だって万全な風には見えない。
問う声には、お人好しすぎる彼を呆れる色と、この先大丈夫なのだろうかと案じる色が半分ずつ混じった]
もし大丈夫なら、有難く頂きますが……。
[とはいえ、怪我はともかく、魔力不足の方は問題だ。
彼が快諾するようなら、蝶の五つ分に合わせて、彼の倒した蜂の分も、傷の治療と魔力の回復に充てる]
[これからどうするのかと彼に問われて、一瞬浮かべるのは迷うような表情。
素性がバレることを懸念するのなら、セルウィンは彼と同行するべきではないだろう。
でも、ここですんなり別れてしまうよりかは、彼と共に行動して情報を増やした方がいい。
そんな判断を下したのは、知人である彼への情もあったのかもしれない。
そう思えば、全てを捨てるつもりでこの試練に挑んだのに、と自分自身への呆れを覚える。
僅かに目を伏せてから、意を決して彼の方へと向き直った]
契約者から、第二の試練の内容は聞きましたか?
『人狼』を全て倒すか、『人狼』と同数まで見習い魔女が減るまで、生き残らなければ試練に合格する事はできないそうです。
[それは、自分たちの置かれた状況の確認だ。
試練を勝ち抜くためには、行動しなければならない。
その事実を前提に、言葉を続ける]
きっと、人狼は見習い魔女を倒そうと動く事でしょう。
一人で太刀打ちするのが難しい相手だそうですから、私はなるべく信頼できる人間と共に行動するべきだと思います。
……私は、貴方の事は信頼できると考えています。
だから、もしよろしければご一緒させて下さい。
[その申し出は、言葉のままに受け取るのなら、彼に対する信頼の表れだ。
けれど、実際の所は人狼が誰か、知っているゆえの油断である。
――シグルドが人狼である可能性を、初めから切り捨てて考えている、という。
察しのよいものなら、その違和感に気付くだろう。
人の良い彼の場合は、はたしてどうであるのか]
そういえば、申し遅れました。
私はセルウィンです。
[遅れて足した名乗りは、彼に素性がバレませんようにと念じる緊張が混じって若干上ずったものである。
僅かに強張った笑みを浮かべて、握手を求めるように彼に手を差し出した]
[シグルドと言葉を交わす傍ら、聞こえてくる“声”>>*12>>*13>>*14に緩く目を伏せた。
彼らの会話には混ざらぬまま、仲間か、と胸の内で独白する。
セルウィンは、人狼たる彼らに協力を求めた。
けれど、それは仲間意識からではない。
試練を有利に運ぶためである。
声を共有する者達の中では唯一、コンラートにのみ共感する部分はある。
それでも、セルウィンは必要とあらば彼も切り捨てる事だろう。
何故なら、セルウィンの望みが達成されたその時には、誰をどう裏切ろうが、全て関係なくなるのだから]
[仲間という単語をもう一度反芻し、そっと左右に首を振った。
暖かい響きのその言葉は、やはりセルウィンが彼らに抱く感情とはかけ離れている。
手を取り合い、仲よくゴールを目指すつもりはないのだ。
互いに利用しあうくらいが丁度良い。
抱く共感や知人としての情はあれど、それを前面に出すつもりはない]
私も、何かあれば協力しますよ、コンラート。
きっと、それが試練を生き残る近道でしょうから。
[ユーリエの言葉に賛同するようでありながらも、確実に距離を置いた響きで。
ぽつりとそう“声”を落として、それっきり口を噤んだ。
まるで、あえて自分の立ち位置を示すように*]
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