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― 部隊収集・クラタエグス砦 ―
「……っ……き、貴様はどう思う!! ユーディット・ラトリエッテ・フォン・リッター!!!」
[……ああ、頭痛がする。>>326二十歳前の小娘に論破されて茹る脳なら、実践前にもう少し鍛えておけばいいのに。
顔を赤くし激昂する指揮官に、溜息を堪える。「さり気なく本名を呼ぶな、この蛸。」という一言も、ついでに堪えて。]
……私は、海戦には詳しくありません。
が。何れにせよ連日続くこの霧では、ウシャス……私の竜は、ほぼ炎を使えない物とご認識下さい。
騎竜師同士の接敵戦になれば、話は別でしょうが。
[その一言に、指揮官の顎が外れんばかりに開かれた。
ああ、>>310無茶な配備だと思いきや、案の定。「この舞台飛べる連中が多いし、河から来る船はこいつらに一掃させときゃいいや」とでも思っていたのだろうか?
……静かに首を振った。]
……当たり前です。
目標が定まらず、かつ、威力は弱い。そもそも、私の火竜は悪天候には弱いと軍に入った折にお伝えした筈です。
砦や、川沿いの罪なき集落に誤爆しても構わない、と言うのであれば。特段問題はありませんが。
[>>311投げかけられた視線に、首を振る。そもそも、訳ありの厄介者の集団をいきなり船に乗せてどうにかなる訳が無かろうに。
>>332>>336ローの意見も聞こえれば、頷いて。]
常通り、河は水練を積んだ部隊を船に乗せ固めた方が良いでしょう。そして、我々の部隊は平原か森へ。若しくは、砦で待機を。
その方が、犠牲……いや。……戦果はより多く挙げられましょう。
[犠牲は少なく、と言いかけ、言い直した。
減る物より、減らせた物に目を向けるのが、この指揮官の難点だった。]
無論、騎竜師は個々の竜の性能はともあれ、歩兵よりは機動力がある。……アリーセもですね。非常時には、その報を受けた後急行する事も可能でしょう。
[それが強み、と言い添えた。
場に居る他の将官や、他の部隊からも、同様の声がちらほらと上がり始める。
特に水練に長けた小隊は、自分の隊に河の護りを、と主張を始めたようだが。さて、軍議の行方は、どうなったろうか?
何れにせよ。部隊は、任務を全うするまでで*]
― 軍議中 ―
……いい、始末書は任せろ。
というか。
アレの指示を逐一真面目に聞いていたら、皆、死ぬぞ。
[言い切った。今回は、言い切った*]
― 交戦当日:陸戦場・上空 ―
『……ええいっ、私がそうと言えばそうなのだ! いいから全軍、指示通りに軍を配備せよ!!!』
[あ、コイツ駄目だ。
その叫びと共に、>>348全軍全部隊長が目配せを交わし。
……目配せの後。全員が、指揮官へ向き直り、頷いた。
実際の所、全部隊その命には従っておらず。
適材適所、各々慣れた場所の護りに付いていた。]
……マリエッタに感謝しなければな。
[あの時、軍議の最中に聴こえた声>>326が全部隊に傀儡の道を思い留まらせ。そして今、静かな士気へと繋がっている。
……尤も。それが正解なのかどうか、采配は未だ猫箱の中。]
[そして。
己の部隊は、陸の戦場へ。]
……聴こえた、氷竜軍だな?
[>>309前方から進み来る影から、号が飛び。
こちらも、地上でどこかの部隊が号を発した様子だ。
上空からでは、声は届かない。
通信具を手に取れば。部隊の皆に宛て、叫ぶ。
尤も。既に地上で交戦が始まっていれば、その声は届かなかったかもしれないが。]
各人、無茶はするな。
……背負う命も国も、名誉も。命有らばこその物と思え!
[それは、>>151本心を思えば、空空しい言葉ではあったが。]
――――突撃!!!
[その号に重ね、ウシャスも威嚇とばかりに翼を震わせた。
上空は、騎竜師ばかり。遠慮は要らぬと、ウシャスには伝えたが。
……元より戦が嫌いな竜の瞳は。どこか、物憂げなまま*]
/*
……あー、また読み違えてたよ、自分……orz
ごめんなさい、自隊の皆の諸々追うので精一杯でした。
[バトルは好きだけど、基本目の前の敵をぶっ飛ばせばいいやとか思ってる脳筋です、ごめんなさいorz]
― 回想:軍議 ―
[アリーセの声>>~40に溜息で返す。……ご尤もだ。]
……戦が終わったら、ウェルシュが書いてみればどうだ?
[目の前には茹った禿げ頭。飛ぶ怒号。
だが。>>~41そんな本があるなら、ちょっと読んでみたいななどと思って、つい口を挟む。
……ウェルシュの言葉の大前提が、まるで人間ではない者の言葉のようなどとは。この時は、気が付かず。直ぐに聴こえた>>355叫びに、何の気も無い呟きはすぐに掻き消えた*]
― 陸戦場:上空 ―
気を抜くなよ、コンラート。
霧の中、見通しは常よりも悪い。極力周囲は警戒するが……
[限界はある、と。>>369すれ違った風竜の主に、肉声を飛ばしたが。この高度と状況では、届かなかったかもしれない。]
……そう言えば、この辺りは……
[靄の掛かった上空に、周囲の地図を思い返す。
両軍の中央。河のやや蛇行した辺り、だったろうか。
今、河から増軍があれば事だが……そちらは、別部隊が引き受けてくれているだろう。いずれにせよ、ここから河の様子を伺うのは難しく。]
[……また。
そちらに気を払える状況でも無いらしい。]
……どうした、ウシャス?
[低く響く声。己の竜が、何かを訴え空気を震わせる。]
……りる・らてぃ。
むこう。おともだち、いるよ。
りるの、おともだち。かげの、けんぞく。
[……低さに似つかわぬ、嬉し気な響き。
>>374竜は、昔の邂逅を忘れていなかった。]
……影の、眷属?
[竜の言葉に、眉を顰める。
>>374竜が示す方を見やれば。霧を切るよう進む、褐色の気配を感じて。]
――――…………ああ。
……あの子、か。
[……迫りくる気配。
このままだと、確実に居合わせる事とはなるが。逃げの姿勢は取らず、一つだけ。嘆息と共に、手綱を握り直した。]
暁紅の騎竜師 ラートリーが「時間を進める」を選択しました
暁紅の騎竜師 ラートリーは、風浪の精霊師 ウェルシュ を投票先に選びました。
― 陸戦場:上空 ―
…………。
そうだな。もう、4年になるか。
[>>427願わくは“次”が無ければいい。
その思いと共に別れた、4年前。
既にコンラートの報告で、号は知っていた。
……が、敢えて。敢えて、彼の口から、聴きたかった。]
『守護者』、か。
君が戦うのは、家や故郷の為……と言った所か。
[>>428言えない。言葉にも形にも出来ぬ思いが、喉のすぐ傍まで押し寄せて。もう、その名すら呼べない。]
……、……閃影。良い号を、貰ったな。
[ただ。その号を、繰り返す。]
……私の弟も、騎竜師でな。
受けた号は、“旋光”。病弱でなければ、今君と対峙していたのも、弟だったのかもしれない。
…………まあ。
戦場には、“もしも”など不要だろうがな。
[皮肉にも、対極の号を持つ弟の竜。
武器を握る姿に、己を鼓舞するよう笑みを浮かべ、剣を抜く……が。握るのは、レイピアと短剣。その音にすら、愛竜は低く戸惑いを帯びた音で空気を震わせる。
……遠く見えた瞳は、光の加減か、青みを帯びたようにも見えて。
そういえば、“レナーテ”の瞳の色までは知らない。そんな場違いな事を、思い*]
― 通信 ―
……ウェルシュが?
[>>~45それは、どの頃合いか。
少なくとも、上で影竜と交戦していれば、応答はできた頃合いなのだろうが。]
…………。
……捕縛、までは行かないが。最善は、砦での事情聴取……軍法会議だろうな。
[……狼と共に駆ける少女に、何があったというのか。
但し、この場は戦場。【最善は】の言葉を、心なしか強める。
不可抗力、もしくは事故。最善が叶わぬケースなど、幾つも思い当たる*]
/*
あ、良かったマリエッタが居た。
というか、そうか。軍師ポジションのマリエッタに応答お任せしてしまえばよかった、の、か?
[雇い主縁故のせいか自分宛てな気がしてて「あっ今空の上 あっ(フライパン振ってる最中に鳴った電話のようなアレ」ってなったとかなんとk]
そうだな。
……難しいかもしれんが。極力、他の動揺を避けて。
[>>~49マリエッタの声が聞こえれば、同意を示す。
和らげてはいたが、詰まる所自分の言も“捕縛”だ。只でさえ、厄介払いの宛先になりがちな部隊だ。その行く先が“死”では、先の士気にも影響が出よう、と。応える声は、顰めて。
尤も。当のウェルシュの状況までは、確認できなかったのだが*]
……ああ、任せた。
[>>~50その状況での抵抗は、事実上の造反だ。
それは、もう。一息に……とした方が、むしろ彼女は楽になるだろう。
短く答えれば、通信具を離す*]
― 陸戦場:上空 ―
……そう、か。それは、何よりだ。
[>>453護りたい場所。
それは、自分に取っては、かつて少年と出会ったあの空。
しかし。護ると言えぬ今の立場に、また一つ。少年との差異を噛みしめて。
……>>454キリが無い。
引き延ばすように声を掛けた所で、何もキリは無い。
ただ、その言葉に一瞬、視線を下げて。]
――――……私としても。
部隊長が戦果無し、は、恰好が付かないのでな。
……来やれ、閃影。
暁紅の名の元、受けて立つ!
[>>455咆哮に、口元を吊り上げる。
横薙ぎの一撃は、短剣とレイピアとで受け流しを狙うが。
……受け流しで揺れた上体。
首元の鎖は揺れて、飾りの水晶翼もまた、空を舞う*]
……ああ。
…………ウェルシュ、聴こえているか?
何があったのかは、全て砦で聴こう。
[>>~53>>~54聴こえた声に頷いて。
声は聞こえなかったが、ウェルシュへ宛てて言葉を発した。
尤も。上空の一幕で、声は動揺を帯びていたかもしれないが*]
……ああ、解った。
こちらも、……少々、手が離せない。なるべく早く向かう、が……。
[>>~55時は折しも、閃影と対峙する少し前か。確約はできないまま。
聴こえた淡々とした声音に気付く余裕もなく。ただ、手綱を握りしめる*]
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