情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
/*
はああああ 昨日は久しぶりに、痛くて眠れない!をやりました。ログは見ていたんだけどねええ。ちょっとした腹痛だったんで、もう大丈夫。ご面倒お掛けしました…
/*
メモがもう完全に全裸だけど気にしない
どうせまた、打ち合わせから分かってましたとか言うんでしょ!!!!びえええ
― 連邦軍野営地・天幕/少し前 ―
了解。
[それはレトが連邦軍野営地を訪うよりも前。
司令官クリフより下された命>>0:223に返ったのは、こんな気安い一言と正式な礼の仕草だった。頷き、目を見交わせば大体のことは伝わる。それだけの絆がこの、友との間にはある。]
ああ、分かった。
お土産は要るかい?
[互いを繋ぐ声に乗せたのは、了解とほんの軽口。
笑み乗せた響きに、それ以上がなければ特に何もないけど。]
ははあ、北の道から川側への備えか。ああ、分かりました。
なるほど迂回路としては有用かな…。
砦からは一望だろうけども。
[机上に広げられた地図に目を落として、ナネッテ>>0:232へと応じる。彼女の懸念は理解する、だからそれ以上を続けることはなく。]
うん、知ってる。
[メレディスからの初陣申告>>210には、さらりと頷いた。
彼には乗馬技術と一緒に、用兵についての話をしたこともある。教えたなんて言われてしまうと面映ゆいけど、しかしだからこそ、彼のことは良く知っているつもりだ。
その人となりも、戦慣れしてはいない好ましさも。危うさも。]
誰しもあることだから、あまり気負わず…だけど。
無理はしないようにね。
[軽く頭を下げた友人へと歩み寄ると、肩にとんと手を置いた。
視線が交われば、柔らかく目を撓めて。]
馬からは落っこちない。
敵を倒すよりも自分を守る。
そうすれば、周りがきちんと戦ってくれる。
そういうもんでしょ、王様ってね。
[なんて笑った。]
では行ってくるよ。お先に失礼。
[そうして一応に礼を残し、出立は早急に。
だからその後の使者の到着には行き会わなかった。
慌ただしく野営地を出立したのは、ローランドの手勢十数騎ばかり。いずれも手慣れた騎兵達だから機動力は折り紙付きだ。ごく小さな集団が、北へ向けて橋を渡った。*]
焼き菓子?
うーん、そっか。お菓子かあ。
魚なら釣れそうなんだけどなあ。
お茶に焼き魚はないよねえ。
[お土産リクエストには、これまたとぼけたようなこたえが返る。
なお、荷物に釣り竿は当然ながら入っていない。]
ま、何かあったら探してみるよ。
楽しみにしてて。
[といっても当てなど別段ないのだが。
ティータイムに毎度幸せそうな顔でお茶請けを食べている彼のことを知っている。だからと、軽く微笑む調子で請け合った。*]
― ケノワ砦へ ―
[野営地を出てより暫く、北へ馬を走らせながら、ふと懐かしい心地がした。思えばあれもこのような風景の中、いやもっと辺鄙な田舎道であったか。
あの頃はこんな風に馬を駆るではなく、暢気に馬を引いていたものだった。]
― 回想/古き旅路にて>>0:78 ―
[それは男が騎士の家を継ぐよりも前、クレメンス・マドゥーラの元で教えを請い、ナネッテ・マドゥーラに容赦なくどやされ、エリオット・マドゥーラらと競うあうようにして商売の腕を磨いていた頃の話。
思い返しても迂闊だったとは思う。
田舎道とはいえ街に程近い道、ならば問題なかろうという、それは油断だったし自ら剣を取れる自負もあった。
それでも荷を積んだ馬を引き、商財を持ち歩くなら備えは怠るべきではなかったのだ。決して。
彼と出会ったのは、そんな、思い返しても頭を抱えたくなる大失敗の折であった。]
あっちゃ〜…。
ううん…、これは流石に。参ったなあ。
[うーん困った、と。
本気で困っているのだが、どこか余裕と愛嬌があるかに見えるのは男の長所であり短所でもある。顔の造りがこうなのだから仕方がない、とは野盗相手に言って仕方がないか。]
数が多い。…ううん…。
[鞍から剣を引き抜けば、野盗相手に遅れを取るとは思わない。
だがどうするか。生半可な野盗相手に命をくれてやる気はないが、一人ですべてを守り切れるはずもなし。
荷か腕か足か、あるいは命か。いずれかを覚悟せねばならないのだろう。商人師匠の親父殿には怒られそうだが、この時ローランドは荷を捨てて斬り逃れる道をも検討していた。命あっての物種だ。
荷を捨てて命を取るなら、かなりの確率でそれは叶うだろう。
けれど商人にとって、荷を捨てるなど命を捨てるようなものだった。なんと言ってもナネッテ・マドゥーラの鉄拳が怖い。正直、死地を逃れて次の死地に飛び込むようなものだ…というのは、冗談半分本気半分として。
だから援けはまさに天の助けだった。
風の音が鳴る。>>0:79
正確で容赦のない矢が、賊たちを打ち倒していく。]
こいつはありがたい。
よ……、っと。
[若い男の軽妙な声が響いた。>>0:80
賊が色めき立って、その男へと向け殺到する。
相手にならぬと見えていたのだろう、こちらへの注意が逸れた。それを機に、剣を鞘ごと馬の鞍から引き抜いた。]
うん、悪いけど。
ちょっと倒れて貰うよ。
[助け手の技量が抜きん出ていることは、一瞬にして見て取れた。
ならばこれで充分だ。見かけによらず鋭く振り払われた剣が賊の脇腹を捉え、昏倒させる。振り返って武器を振り下ろしてきた賊を身を低くしていなし、背に強烈な一撃をお見舞いしてやる。]
ははあ……、これはお見事。
[けれど徐々に賊の数が減り、遂に向かって来る者がいなくなると、一瞬、ほんの短い間、ローランドは助け手の剣の舞に見入った。本当ならばすぐに助けに入るべきだったろう。なんせ相手は、こちらを助けるために戦ってくれているのだ。
けれど、その舞の妙。
恐るべき遣い手であろうに、未だ荒く、けれどどこか人を魅了する鮮やかさを持った剣の舞手に思わず見入った。]
……おおっと。これは失礼。
[ふと、それに気づいた賊が向かって来たのをこれまた殴り倒し。
あらかた片付いた後に、若い助け手には丁寧に礼を述べた。
この時、打ち倒された賊の数は助け手の周りにより多く。けれど殴り倒されたと見える賊の数がローランドの側に多いのも、商人としてはやや異様な眺めだっただろう。]
ありがとう。おかげさまで助かりました。
…はは。この辺りは安全かと思っていたんだけど…。
うっかりしてちゃ駄目だね。
貴方は、ええっと…この辺りの人、ではないのかな。
自警団とか。では、ない? そうか。
あー…。
図々しいとは思うんだけど、もし良かったら次の村までご一緒願えないかな。いやあ、もうここまで来たら戻って護衛を雇うわけにもいかなくて…はは。
勿論謝礼はお支払するよ。
命の恩人だ、駄目でもお礼はするけどね。どうだろう?
[彼の応えはどうだったろう。
どちらにせよ礼をして、少し話もしたのだったか。]
僕の名前は、ラルス・ローランド。
ティルカン連邦のガルニエ騎士団領の、まあ、商人…いや。商人見習いってところかな。
本当に助かったよ、ありがとう。
もし良かったら今後何かにご贔屓に。融通させて貰うからさ。
[最後にちょびっとだけ営業もくっつけて。
心からの感謝を彼に贈ったのだ。*]
― ケノワ砦へ ―
[野営地の北に架かる橋を渡り、ややもすると騎兵は数騎片手を挙げて北へと道を分かれ行く。彼らはそのまま先に小さな橋を渡り、北側を探って戻る手筈だった。
ローランド率いる一隊はそのまま砦を目指す。やや警戒はしたが、事前に聞いていた通りに今は無人である様子だった。]
さあて、使い物になるといいけど。
[砦に着けば、騎士らは砦の内部や周辺へと散って行く。
自らは砦上部から周辺を見渡そうと、内部の階段を上がった。]
うん、使者が?
そいつはまた、手回しの早い指揮官殿だ。
タラの塩漬けかあ…。
それじゃ、メレディスさんところの野菜と蒸したら美味しいかもね。
[似たような調子の応えが返る。
どうにもこの辺りは昔から変わらない性分だった。
もっともこうでなければ、商人なんて寄り道もしちゃいない。]
なるほどね?
それじゃ、第一王子を立てて王妃と第二王子も一緒に暮らせばいいんじゃないかなあ…。まあ、そうもいかないから「こう」なっているんだろうけど。
[ざっくりとした説明を聞いて出てきた結論は、友と変わりのないものだ。>>=6]
王位継承となれば、利権も絡む。
それぞれの臣下も黙ってはいないだろうしね。
王がティルカン寄りになるか、マルール寄りになるか。
それに人生関わるって人間も多いだろうさ。
[特に商売を行う者ならば。
音に微かに辛辣な笑みの色が乗った。]
ふうん……?
しかしマルール軍の方は、なんというか…
一本気というか、真っ直ぐなのかも知れないね。
使者を送り込んで大義を伝え、更には戦場まで匂わせるとは。
マルール軍司令官はタイガ・メイズリーク・ユリハルシラ。
なんだったか…、そうそう。華冑公婿だ。
つまり彼がマルール王国の面子というやつだね。
妥当なところなんじゃない?
……ははあ。草原で会おう、ね。
ということは、悪戯に街を荒らすこともなさそうか。
いや、ロンジー辺りを補給拠点にされても面倒だなと思っていてね。
先んじて封鎖しておくべきかは考えていたのだけど。
[さらりと告げて、思考を置く間。]
とはいえ、そこまでの長期戦を想定はしていなそう、か。
ならばそこまでの警戒は不要、それよりもマドゥーラのおかみさんが気にしていたように、川からの水運をより警戒しておくべきかも知れないな。
OK、ではそこも含めて確認しておく。
進軍先はそれでいいと僕も思うよ。
どのみち平原に罠を仕掛ける暇は互いにないし。
騎兵を自由に動かせるのはありがたいね。
[と、最後に微笑む調子で付け加えたのは騎士の顔。
友の判断に是を置いて、言葉を切った。]
[砦は常はブリュノー王国軍が駐屯していただけあって、さして荒れてはいない。
北の山道からの小街道、西の首都からの大街道の交わる要所にあって、西からの川を見下ろすことも出来る要地であるようだった。]
まあ、充分…か。
[だが規模が小さい。
軍を丸ごと一つ入れられるような要塞ではないから、結局のところ近くに野営を置くような形にはなるだろう。けれどある程度の物資を置くことくらいは出来る。何より、見張り台としての役は充分に果たせそうだ。それで充分だろうと思われた。]
住人は? あー…、会えなかったか。
確かここ、廃坑があるはずなんだがな。
彼らに会って話が聞きたい。
何かいいものを持っているかも知れないからね。では…、
[数騎を指名してここに残らせる。
周囲の監視と、住人がいた場合の交渉役として。
そうしてローランドは手勢を纏め、野営地へと引き上げた。
ちらりと未練の視線が南に向いたけれども、ロンジーは寄り道には些か遠い。諦めるべきだろう。]
― 連邦軍野営地 ―
では僕からは、ひとつ報告をいいかな?
ケノワ砦についてだ。 まず──…
[偵察から戻り、再び軍議の席で報告するのは自ら確かめた砦の現状>>69と。それにローランド自身の見解を添えていく。]
砦北側の備えについて、小街道からの進軍を警戒するならば、この橋を押さえてしまうのがやはり簡単かな。
どちらにせよ、砦から見つからずに軍を進めて来るのは難しい。その辺りは大変優秀な立地だからね。よって、ここの警戒は見張りを立てた最小限で構わないだろうと僕は思う。
続いて北側の川、これは丁度砦が壁を接していてね。
川が砦の堀のような扱いになっている。
だから……やはり見張るには便利、というところかな。こちらから押し出すという造りではないから、そこは期待出来ないけど。
基本的にはケノワは兵站の前線集積地。
ないしは怪我人の一時収容施設といった扱いが妥当だろうね。
見張り台としての性能は申し分ないから、警戒設備としては悪くないと思う。川下りを楽しむ無謀な連中がもし居れば、上から矢を射かけるのも良いだろうしね。
[さらりと不穏なことを口にして、にこりと笑う。
そうして少し下がり、司令官の言葉>>65を聞いた。
おおよそは既に聞いていた通り、それを再び耳にして一つ頷く。
一番槍を問われ少し顔が上がった。ただ、すぐに声を発することはしない。
ちらりとナネッテが視線を向けている。>>68
それを目に映して、僅かに頬が緩んだ。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新