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一行ずつ修飾すればいけると思いますよー
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王子の中の人はマルチタスク苦手なのよ!と言いつつ。
さて、手段としましては。
御名玉璽を作成する際に、王が事前に告知し大将と尚書官長が立会いの元に作成する日時はメンバーなど記録として残す決まりがある。
「御名玉璽を使って文書を作るよー」が大事、御名玉璽の内容は知らせなくてもOK。
その記録を二枚作成し、二枚合わせた所の上部・中部・下部の三箇所に印を押してから文官・軍ともに保管をする。
そうする事で御名玉璽を作成する事によってどちらかが御名玉璽を偽造し悪用されない様に決めた法律。
[文書に異議を唱えるという事は、即ち先王の遺志に反する事に繋がる。
が、その遺志が正しいとは思えない以上、此方は異議を唱えるしかない。
何かに堪える様な面持ちを見せる弟の顔>>85、その表情はびっしりと脳裏に焼き付く。
されど、此方は真剣に見詰め決して目を逸らそうとはしなかった。
父王が自分に王太子に指名しなかったのかを問う弟>>87。
それはまるで此方に選ばれない、と見越した様な発言に思え、眉根がピクリと動く。]
軍に帰属するが故にいつ何時に命を落とすのか分からない立場である。
候補者に並び立てなければ、途中で命を落とし候補者を失った時、何も知らない新たな候補者が傀儡されるのを防ぐ、という事はお前も知らぬ事では無かろう。
[まだ言葉は続く。]
どちらも王になりうる様に国の重要な場面で我々を同席させていた。
それは跡継ぎがどちらか片方が倒れたとしても王として機能出来る様に先王陛下が考えた事だ。
候補者が王たる資質をある程度育てた後に、改めて王太子を決める、と言う話だ。
もし早くから後継者を決めて片方を後継者を育てずに、王太子が先に倒れ場合、まだ分からぬ新たな後継者を王に定めたら国が滅ぶ事に繋がる。
父上はその最悪の事態を避ける為に二人の候補者を立てたというもの。
[先王の筆跡に違いは無い、と告げる弟。
尚書官長が立ち会ったので文書の真偽に疑念を浮かばない若い弟。
筆跡は偽装は可能な上に、不正の可能性を疑わない様子に多大なる危機感を覚えた。
王の勅命と言い放ち、王の遺志と言い自分が王位継承者と告げる弟に此方は顎を引き、決して怯まず声を上げる。]
――――その勅命は真の勅命とは思えぬ!!
では私から問おう。
[恭しく弟の前に膝を付け畏まる尚書官長とその補佐>>83。
他にも何名かの貴族が弟の前で跪いているだろう。
そんな彼ら全員に問いかける様に此方から疑問を投げ掛けた。]
[此方に注意が向いている尚書官長やその補佐を射抜く様な鋭い目線を送っている。
補佐官が肩を叩かれた際に生まれた空気を此方が察知出来ぬ程鈍くはない>>82。
それを踏まえながら真っ直ぐ彼らを見詰めながら問いかけていく。]
では御名玉璽は“何時作られた物だ”?
[先ずは単純な疑問を投げ掛ける。]
御名玉璽を作る際には、王が事前に告知する法律がある。
王が予め御名玉璽を作るという告知をする事で、御名玉璽が偽造されない為に定められた決まりだ。
軍側から大将が、文官側では尚書官長が、王と共に日時と立ち会う者を取り決め、それを記録に残す事になっている。
二枚の書類に王・大将・尚書官長のサインと印を押させ並べた後、二枚合わせた所の上部・中部・下部の三箇所に印を押してから文官・軍ともに保管をするとなっている。
その際王は御名玉璽の内容は教える必要は無いが、必ず記録として残す物だ。
[国として王として、書類に纏わる事として語れば如何反応するのか?言葉を続ける。]
国の一大事に関わる後継者に纏わる文書を作るという“報告”が此方に入っていないのは何故だ?
此方としてはその書類も報告もされておらず、記録に無い。
その御名玉璽は何時作られたと申すのか?
[そこまでの疑問を投げたらどの様な言い分が来るのか。
このままでは水掛け論になる危機感を抱きながら、一つの提案が出てきた>>106。
その提案をした者はシュナウザー監査官。軍との関わりのある役職が故に接する機会が多かったりする人物だ。
初めて彼を見た時、その目に宿る野心的な光を放っていた事は鮮明に覚えている。
故に個人的には警戒するべき人物だと思ってるのだ。]
[シュナウザー監査官の提案は文書の真偽の調査。
監査官側のみ行おうとする提案には此方は警戒の色を密かに強めるものであった。
本能的に監査官側のみに任せてはいけない、と察知し口を出そうとした矢先、参謀であるアレクシスである>>110。]
先王が急にご逝去されたのだ。
我々が崩御された原因を解明しなければならない使命がある。
御璽の真偽に父上の死が関わる可能性が否定できない以上、監査官のみで調査する事は荷が重過ぎる、というもの。
双方が調査する事が妥当と考えるが如何なものか?
[完全に此方が調査すると言えば監査官の瀬は立たない。
逆に監査官側に委ねてしまうのは危険が伴いすぎる。
故に落とし所も兼ね、相手の出方を伺う意思も密かに交えながら提案してみるが*]
― 幼きあの日 ―
だいじょうぶだ、お前はわるくない。
[熱を出して寝込む弟。
布団を被りながら落ち込む弟に、少年は頭を撫で一つの本を置いた。
弟が熱を出し寝込む度に本を置いているのだ。
最初は絵本、次第に段々難しい本を置いていた。
元々本を読むのが好きな弟が喜ぶ様にと思っての事。
自分の様に出来れば良いのに、と自分の無力さを嘆く弟には幼いなりではあるが励ましの言葉を告げる。]
できるようになる。
ウェルシュはぼくの弟だ、父上も母上のこどもだからできるようになるっていってたんだ。
じかんをかけて、いっぱいべんきょうすれば、ぼくもウェルシュもりっぱな大人になれるって、いってた。
[両親はよく言っていた。
「二人とも賢い子供だから、沢山の事を学び経験を得れば立派な人間になる」と。
身体の弱い弟を励ます為に言っているのだが、己もその言葉を信じ、武に励み文を学び、立派な大人になれる様に精進する。
父を助け、母も弟も民も守れる立派な大人になると心に決めて目標の為に努力を惜しまなかった。]
― 一月前、自室にて弟と語り合う ―
[コンコン、と扉を叩くと同時に侍女と弟が部屋の中に入っていく。
弟の姿を見えれば、自ずと厳つい表情が綻び微笑を浮かべ訪れた来客を温かく迎える。
ソファに誘導し二人が腰を下せば、侍女が茶と菓子を用意し下がっていく様子に一言礼を告げてから。]
いや、忙しいからこそゆっくりとした時間が必要だ。
[謝る弟にゆるりと首を振り気にするな、と伝えてから身体をソファに預け足を組む。
隣国の事を尋ねる弟の話に耳を傾けながら静かに紅茶を啜る。
愚痴交じりで語り合うのは生真面目なそれでは無く、身内の語り合い。
戦乱の兆し無し、と告げれば褒めて貰えて>>=5、此方は静かに首を振る。]
それは父上が確りと地盤を固めてくれたから、俺が軍を束ねても大丈夫だったりするんだ。
[真に父が王として鎮座し、権力のバランスを保っているから、己が軍を束ねても上手く運用出来る、というもの。
それは心から思ってる事であるので、謙遜とかでは無く事実だと告げる。]
軍事力で難しいならば、内から崩すか。
ならば、内政を整えなければならんな。
内から外に通じてる、なんて事があった日にはシャレにならない。
そうならない為にも、お前には期待してるぞ。
[再びカップに口を付け、紅い茶を含み渋みがある味と爽やかな香りを堪能してから、カップを置き弟を見遣る。
話が一度途切れ、新たな会話が生まれたと思いきや>>=6。]
[問われる事は父の後継者発表の事。
此方にとっても弟にとっても人生を決めると言っても過言ではないくらい重大な発表だ。
その発表に関して問われれば、少しだけ間を置いてから。]
父上は何方を王太子にするにしても、人の上に立つ大事さ恐ろしさを早めに学ばせようとしてると思ってる。
まだ父上がご健在である内ならば、王太子が失敗してもフォローは出来る。
そこからの経験から学べて次に活かせる、というもの。
――――王になれば、失敗は許されない、からな。
[王になると上の者からのフォローは無い、という言外の意味を込めつつ本音を交える。]
だからまだまだ時間が欲しいのだ。
俺が王になるにてもお前が王になるにても。
父上や他の者から沢山の事を学んだ事を生かし、国の為に尽くす。
――――それが、民を守る為に繋がると思ってる。
[民を守らなければ、と言う弟に合わせる様に民を守る意思を示し、共に進むべき道は同じだと伝えようとする>>=9。]
[何かに縋る様に此方を見てる弟は何を想うのだろうか>>=10。
口を真一文字に結び、静かに肩を一度、叩く。
幼い頃はよく頭を撫でていたが、もう成人となった弟に頭を撫でようとはしない。]
――――あぁ、大丈夫だ。
[そう、短い肯定の言葉を弟に、送った**]
[軍が事前に御名玉璽を作成されてない、という事実を明かしたら弟はすぐ様幼馴染の方に視線を向けた>>157。
何か言いたそう雰囲気を持つ弟は何も知らされてないのかも知れない、そう思えば貴族達の偽装を疑わざる得ない。
それでも弟は冷静を保ちながら二つの可能性を提示するが……>>159。]
――それは有り得ぬ話。
父上は、寛ぐ場でも公文書を見せない慎重な御方だ。
後継者を発表する時点で、「万が一」の事を考慮し御名玉璽を残し、その旨を公表なされた方が有益なのはご承知の筈。
そうする事で「万が一」の事が起きる可能性を出来得る限り抑える事も可能である上に、牽制となりうるだろう。
王太子の発表する、という意思を示して時間が経って尚報告されてないのか、強い疑念が残ると言えよう。
[軍に知らせる事が出来なかった、と言う可能性を示唆する弟に対し、此方は眉間の皺を刻まざる得なかった。
急な呼び立てが有ったと告げる幼馴染の言葉に対しては明らかに嘘だという事に気付き>>168、此方は睨み付ける。何故ならば――――。]
[後継者を誰にするか発表する旨を国内外に告示する前に>>0:5。
父が直々に御名玉璽を作る旨を此方に伝え、その準備を進めるように命じた、と聞いたからだ。]
[調査の件では武官文官双方とも話が纏まり一騒動に終止符は打たれただろう。
葬式の日時を、調査の期間を、戴冠の時期を取り決めようとする弟の提案を耳にする>>162。
期間は短過ぎる、という思いはあれど、国外からの干渉を最小限に抑える兼ね合いを考えれば致し方あるまい。]
些か短すぎて双方が納得出来る事が材料は揃うのか、という疑問があるが。
それは、監察官長と参謀総長の手腕を信じるとしよう。
此方とて王の不在を快くは思わないので、出来うる限り尽力を尽くすと誓う。
[文官側からの皮肉は全て受け流し、颯爽と、弟を見ること無く背を向け踵を返し、王の間から一人立ち去っていくのであった*]
― 先王が眠る静かな部屋で一人 ―
[軍靴を鳴らし、誰にも会う事も無く一人廊下を颯爽と歩いていく。
一際豪華な造りをしている扉を開けば躊躇いも無く入って行った。
其処は崩御された王が寛げる数少ない部屋、即ち私室である。
永久の眠りに就いている父の周りには白い花が添えられており、身の回りを世話する侍女達がその死を悼み、さめざめと涙を流し悲しみに更けていた。]
先王陛下と話がしたい、皆下がってくれ。
[此方の存在に気付き驚いた矢先に下がれと命令されてしまった侍女達。
慌てながらも頭を垂れさせ私室を後にする彼女らに一瞥もくべずに寝台の傍らまで歩み寄り、眠る父親を見下ろし堪える様な一言を漏らす。]
――……如何してですか、父上。
[胸を穿たれこの世を去った父に問うても、答えは返ってこない。]
― 時は遡って一月半 ―
[その時は夜明け近い時間帯だったのだろう。
父と息子が二人で見晴台で空を見上げ、二つ輝く暁の星を眺めていた。
近々に隣国の視察に行くという報告を父にすれば、珍しく「一緒に星を見ないか」と誘われ、共に見晴台までやって来たのだ。
自分と父と二人っきりで親子の会話をするの何時方振りか。
されど、父子との会話は固く親しみの薄いものであり距離を感じさせる得ない。]
父上、何故此処に私を誘ったのでしょうか?
[ごく自然な疑問を投げ掛け父に問う。
二つ並んで輝く星を眺めながら返ってくる答えは、時期に後継者発表を告示する、というもの。
周囲には薄っすらと次期国王候補の話が出ているのは耳にしていたが、実際父からその話を持ち出されれば驚きを隠せられなかった。
その理由は人の上に立つ大事さ恐ろしさを早めに学ばせようとしてるとしている事。
父が健在である内ならば、王太子が失敗してもフォローは出来る事を踏まえたうえでの考えだと聞けば恭しく頭を垂れさせ感謝の言葉を継げる。]
私達兄弟に厚い顧慮を頂き有り難き幸せで御座います。
[ピシっとした動きで腰を曲げ頭を下げ、すぐにもとの体勢へと戻し父の話に耳を傾ける。]
[話の流れで、父は御名玉璽を作成する旨を此方に伝え、尚書官長にその手続きを踏ませるように命じたと。
何れ大将の方に話が届き、報告も有るだろうと言われたら此方とて反論をする事は無かった。
その時は大将に話を通さなかった事に疑問を抱かず、了承の態を示す。]
では、報告の方をお待ちしております。
[あの時、自分は如何して大将にも話を通してなかった事に疑問を抱かなかったのだろう?
あの時、父は如何して大将にも話を通してくれなかったのか。
一月以上時間が経ったのに、王は尚書官長に追求もせず此方にも話してくれなかったのか。
何故だ、如何してだ。如何して。如何して、如何して*]
[実は、話に続きがあった。
この一言が此方を大きく揺るがせ、己の何かが崩れそうな、自分の人生を決める様な、そんな一言。]
『次期国王は、ウェルシュにしようと考えている』
[衝撃だった。]
[これまでの慣わしでは長兄である自分が次期国王となり、やがて王座に就く筈であった。
これまで不正をせず、何度か失敗はしたもののそれでも国を揺るがす程の過失を行ってはいない。
それどころか、大きな争いを起こさせる事も無く、平穏を保つ事が出来たというのに、その功績は認められず、弟に王位を譲ろうとしているのか!]
……っ、如何してウェルシュに選ばれたのか、教えて頂けませんでしょうか?
[この時の自分の顔はどんな表情だったのか知らない。
それを唯一知る王はその表情を察してか懇切丁寧に説明をしてくれているのだが、その内容は頭の中に入ってこない。
湧き上がる情熱を目の前の人に悟られぬ様に振舞いながら、心の中では渦巻く黒い何かが必死に訴えていた。]
『如何して俺は認められないのか!』
『父上までも、弟の方が大事だというのか!』
『今まで俺がしてきた事は何だった、というのか!』
[納得しきれない想いが胸を妬く*]
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此方は先王殺害に関わってない事を確定させようとしてるけど、大丈夫だよね!!
じゃぁ如何して文書の疑いを持ち待ったを掛けたのか?
・事前に文書作るという報告も書類も無く出てきた為
・文書が真でも偽でも此方が報告受けてないとして阻害したかった気持ちが強かった。
・素直に弟を王位に就かせたくねぇよバカぁ!
これだな()
[その上唐突過ぎる父親の死はより不条理さを感じさせる。
胸を穿たれて死んでしまった父親。
如何して父は死ななければならなかったのか、自分でも分からない。
死因は明らかに射殺されたものである上、一撃で致命傷を負わせている故に素人の犯行ではないのは自分も理解できる事。
されど、先王の暗殺を命じた覚えもなければ、その命を殺めようとも思わなかった。
なのに父は逝去し、永久の眠りに就いているのだ。]
……如何して亡くなりあらせられたんだ。
[亡骸となった父に詰っても答えは返ってこず、奥歯を噛み締め沈黙の会話を暫しし。
何も言葉を発さず翻し、父の私室から立ち去っていった*]
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