情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
― 舞踏場付近 ―
ここに出来たのね。
[規則正しく響いていた足音は、道を遮る光を前にして止まった。
銀の繭>>2の表面にそっと触れる]
今の私なら入れるけど。
[ここから動けなかった日を思う。兄が倒れた場所は繭の中。
今そこではまた別の運命が生まれているのだろうと想像すると、複雑な溜息が零れた]
/*
ご挨拶もできないまま、今夜も遅くにこんばんは。
出遅れ兎猫です。どうぞよろしくお願いします。
箱活動時間が短くなってる上、色々と掴み損ねてる感が強くて。動き鈍すぎですよね、ごめんなさい。
今日もいきなりこんな場所にいるとハンターの皆さんとは接触し損なうでしょうか。でも回想ではなく何か滲ませようとしたらこんなのしか思いつかなかったのでした。
― 舞踏場付近 ―
[抑揚のない挨拶に、ハッと振り返る]
こんにちは。
あなたは最近時々お見かけする人ね。
[相手の姿>>74を認めると、安堵の表情を浮かべた]
あまり良くはないかしら。
出会いを奪われた子達に会いやすくなってしまっているから。
― 舞踏場付近 ―
ファミルさんね。
ヴェルザンティよ。
[挨拶くらいはしたことがあったかと思う。
他の誰かから呼ばれているのを聞いたこともあったかもしれないが、咄嗟に思い出せるほど親しくはなかった]
ええ、私としては、あまり嬉しくないことだわ。
クレスさんのように求めてはいないし。
ソマリさんのように言い切ることも出来ないから。
[瞬きするファミル>>83に、自嘲するような声で答える]
― 舞踏場付近 ―
それに。
ここは可能性の場でもあるのに、お構いなしで踏み荒らしに来ている人達もいるようだから。
[続けた声にはもう少し力があった]
知らないのなら、知ってもらわないと。
知っていてなおというのなら、退場して貰わないと。
[口に出すことで意思を固めるように、言った]
― 舞踏場付近 ―
……。
[風が後れ毛を撫でて、眉を寄せた。
この場所のせいか、思い出される面影があって落ち着かない]
まあ。
中の様子も気になるのだけど。
[軽く首を振って、銀の繭を振り返る]
― 舞踏場付近 ―
余計なものが近づいてないか、少し周りを見ていってみるわ。
ファミルさんはどうする?
[返事を聞くと頷いて、建物と建物の間の抜け道へ*入っていった*]
― 舞踏場付近 ―
[これだけ舞踏場の近くにいるのに、近づいてくる異形獣の数が極端に少ない。クレステッドの気遣いは周囲に気を払う余裕がなくても会話する余裕を与えてくれた。
とはいえ、まったく遭遇しないというわけにもいかず]
可哀想に。
私よりもっと活かしてくれる人達もいるのに。
[飛び出してきた獣の牙を透き通った右手で受け止める。
振り払い、起き上がって飛びかかってくるところを今度は左足で蹴り飛ばし、壁に叩きつけ。今度は即座にこちらから飛びかかって首を踏みつけ動きを鈍らせた]
― 舞踏場付近 ―
でも、ただ散らされるくらいなら。
今の私が生きるためにも必要だから。
[耳の後ろに左手を向け、伸ばした爪を深く差し込む。
そこに埋まっていた核は抉りだされて小さく宙に飛んだ]
使わせてもらうわ。
[落ちてくる結晶を、柔らかさ取り戻していた右手で受け止めて囁く]
― 回想 ―
[慣れない仕事中に獣に襲われた。これで死ぬのかと恐怖した。
正気は手放してしまっていたから、痛くて苦しくて振り回した手が噛み千切られる前に何かを掴んだことを覚えてもいなかった。
気が付いた時には獣は消えていて、腕も無事で。
狐につままれたような気持ちで仕事を終わらせ家に戻った]
身体が軽い?
[それ以降、力仕事をするのが楽になった。
自分がどう変化したかを初めて自覚したのは、目の前で人間から変化してしまった獣を見つけた時のことだった*]
― 少し前・舞踏場付近 ―
ソマリさんが?
じゃあ、ハンターと出会ったら『斬撃の翼』の名を出して反応を探ってみるわ。
クレスさんの邪魔をしたくはないから。ありがとう。
[情報に感謝して、ファミル>>128と別れ歩いた]
― 西五区 ―
[クレステッドのように因縁の相手と向き合うには強い精神力がいる。元ハンターから聞いた新進気鋭のハンターの名は]
ジェフロイさん。
[受け止めた結晶を取り込んで、溜息と共に呟く。
あの人もいるのだろうか。自分は以前に繋がる人と会うのはとても怖かった]
/*
キャラがブレてしまって動けなさすぎる。
失敗したなあ。
ジェフロイさんにも、ガートルードさんにもごめんなさい。
ジェフィさん。
[昔の呼び方は、すぐにも風に吹き消され自分にも聞こえないよう。
小さく小さく呟くに留めた]
……それとも……やはり、ここに……?
[聞こえた声の持ち主の所在、思い起こす声もやはり小さく、誰にも聞こえることはないだろうけれど]
― 回想 ―
やだ、こないで。
なにもする気はないんだから。
[暴れる獣を避けるだけで攻撃することができなかった。
長く伸びた爪も振いはするけれど、決定打には程遠い]
お願い、やめて。
[顔を庇って腕を翳し、皮膚を硬化させる。
深手は負ってはいなかったけれど、多くの血が流れた。
息も上がってきて進退窮まりかけた時に、その音>>52は流れてきた]
― 回想 ―
[楽しげでさえあった人は死神のように見え、怖れるように一歩下がった。一方で教え諭すような言葉は、じわりと胸に沁みこんだ]
ただ消してしまうよりも有意義。
それはあなたの、私の、中に残りますか?
[それは忌避感を超えるのに十分な考え方だった。
それを頼り、過去は切り捨てられないまま、可能性を信じて力の使い方を身に着けてきた。そして今に繋がる*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新